伊勢丹新宿店本店3階イーストパーク/リ・スタイルギフトでは10月15日から28日まで、ロンドン発ドールブランド「ボビーダズラー(BOBBY DAZZLER)」のポップアップショップをオープンする。本イベントは今年のハロウィン企画の一つで、昨年に続き登場のボビーダズラーから新しく「着ぐるみシリーズ」がお目見え。昨年は動物がマントをまとったシリーズが登場したが、今年は同店限定の「カボチャの着ぐるみを着たおじさん」(1万4,000円)といったユニークなアイテムをラインアップ。また他にも帽子やマントが取り外し可能な、ハロウィン以外でも活用できる縫いぐるみも登場する。「縫いぐるみの製作段階で伊勢丹側からは大まかな要望は伝えているが、デザイナーの2人は生地をベースにインスピレーションで作り上げるため、まったく新しい斬新なものが出来上がってきた。今年は“もっとハロウィンを楽しもう”という意味も込めてより踏み込んだ内容にしようと企図していたため、満足のいく仕上がりになっている」と、担当バイヤーは話す。ボビーダズラーは、フミエ(Fumie Kamijo)とロージー(Rosie Short)の女性2人が手掛けるロンドンのドールブランド。「リサイクル」を標語に掲げ、古着などのビンテージ素材や洋服・雑貨の生産過程で不要になった残反を再利用して、ハンドメイドで作品を製作。一つひとつ仕上がりに個体差があるのが持ち味となっている。ポップアップショップでは約90体の縫いぐるみを取りそろえ、さらに日本橋三越本店にオープンした「リ・スタイルレディ」にも10体が置かれる予定だ。
2014年10月15日東京駅が開業100周年を迎えるにあたり、東京ステーションシティ運営協議会、三越伊勢丹、大丸松坂屋、高島屋、三井不動産の5者は共同で東京と日本橋エリアを回遊するイベントを10月11日にスタートした。会期初日には5者によるオープニングセレモニーが行われた。このイベントは、今年12月20日に東京駅が開業100周年を迎えるにあたり、八重洲・日本橋エリアへの玄関口として整備が進められていた八重洲口駅前広場が全面使用開始されたことを記念した企画で、東京駅から日本橋間が気軽に散策できるほど身近な距離であることを体感してもらうことが趣旨。12月20日まで行われる。「あるこう!東京駅―日本橋百年散策」と題された当イベントは、東京駅および、大丸東京店、日本橋高島屋、日本橋三越本店、日本橋案内所(コレド室町)の5ヶ所において、東京駅から日本橋間の散策マップと限定ノベルティーである記念レプリカ硬券が無料で配布される。散策マップには、東京駅・八重洲と日本橋エリアの江戸・大正および現在の地図と、老舗店舗や歴史的見どころが掲載され、参加者は歴史を旅する感覚で散策を楽しむことができる。会期初日に行われたオープニングセレモニーでは、各企業のアテンダントによって大判記念レプリカ硬券が披露され、JR東日本東京駅長の江藤尚志による指差歓呼および出発合図も行われた。セレモニー終了後には配布される記念レプリカ硬券に、元駅員が入鋏(にゅうきょう)するイベントも行われた。来月11月4日から11月30日には、各者を代表するキャラクターが東京駅に集合するイベントが開催される。三越からは設置されてから100年を迎える「三越ライオン像」、JR東日本からは「Suicaのペンギン」、大丸・松坂屋からは「さくらパンダ」、高島屋からは「ローズちゃん」が東京駅の改札内地下1階「銀の鈴」待ち合わせ場所で一堂に展示される。
2014年10月12日日本橋三越本店は、パリにあるセレクトショップ「メルシー(merci)」の期間限定ショップ「メルシーリュバン(merci ruban)」をオープンした。同店本館1階中央ホールで10月14日まで。会場では2014年4月から新しいデザインに変更した三越ショッピングバッグ柄のトランクも販売する。19世紀から20世紀にフランスのサンテティアン地方の基幹産業であったリボンにフォーカス。会場では、当時のリボンの見本が貼り付けられた台帳や大型カタログなど約2,000シートを展示・販売している。これらは当初、サンテティアンに当時のままの資料として残存していたがメルシーが入手、2014年2月パリでのイベントを開催するまでは市場には出回っていなかったという。日本橋三越本店での販売は日本初であり、販売価格は1,500円から数万円。この他、メルシーの定番人気であるオリジナルメダルや麻のトートバッグ、スカーフ、リボンメダルをそろえる。また、三越のショッピングバッグ柄マスキングテープやトランク(大1万3,000円、小1万1,000円)など、三越日本橋本店とのコラボレーションアイテムも展開する。同バッグは、友禅作家で人間国宝の森口邦彦が三越の原点でもある着物のために作られたデザイン「白地位相割付文 実り(しろじいそうわりつけもん みのり)」で、2014年4月1日より同店の新しい柄のショッピングバッグとして使用されている。メルシーは2009年に子供服ブランド「ボンポワン(Bonpoint)」の創業者コーエン夫妻によって創業され、ファッション雑貨、文房具、リビング用品など幅広いジャンルを扱う。リュバンはフランス語でリボンの意味。
2014年10月10日ドスパラはこのほど、東京・秋葉原のドスパラパーツ館と大阪・日本橋のドスパラ大阪なんば店にて、NVIDIAとGIGABYTEによるグラフィックスカード新製品の発売記念イベント「NVIDIA × GIGABYTE Roadshow in Autumn」の開催を発表した。秋葉原では10月11日の13時からと16時から、日本橋では10月18日の13時からと16時からイベントを行う。イベントではNVIDIAのGeForceシリーズに搭載する最新技術の解説や、GeForce搭載のGIGABYTE製グラフィックスカードの紹介を行う。イベント後アンケートに答えた参加者にはもれなくGIGABYTEの特製ノベルティグッズをプレゼントするほか、賞品を用意したじゃんけん大会も予定している。このほか、秋葉原のドスパラパーツ館でのイベント詳細はこちら、日本橋のドスパラ大阪なんば店でのイベント詳細はこちらを参照してほしい。
2014年10月09日日本橋三越本店で10月15日から、織物の美の象徴である絹にスポットを当てた「純国産『宝絹』展」が開催される。期間は21日まで。近年、国産の繭・生糸の生産量が極めて少なくなり、このままでは消滅が危惧されているという。同展では「蚕が生み出す、唯一無二の風合いを次世代へ」という思いを込め、日本が誇る絹を消失させないために、養蚕や純国産の絹で作られた質の高い品々や、繊細な生産工程などから魅力を紹介する。メイン会場となる本館1階中央ホールに展示されるのは、三越伊勢丹オリジナルブランド「三煌(さんこう)」。同ブランドは、良質な絹に着目して、細く強いしなやかな品質を追求し、長野の養蚕家や群馬の製糸場のほか、染色、製織、販売に至るまでそれぞれの専門家とともに開発した。同展では希少な反物から小物類まで、幅広い製品を展示する。その他にも、三煌に使用される繭を始めとする様々な蚕品種や生きた蚕の展示、6月21日に世界文化遺産登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」に関する模型や各種パネルによる展示、「純国産『宝絹』~奇跡の糸ができるまで」と題された、絹作りを支える職人にクローズアップし、蚕が純国産絹製品になるまでをドキュメントタッチで追った映像上映なども行われる。また、会期中は同店本館1階中央ホール・4階呉服売場にて毎日イベントも開催される予定。実演型ワークショップとして、財団法人蚕糸科学研究所による、日本の製糸のルーツと言える“座繰り”の実演を行う。参加型ワークショップには、東京・人形町の和装小物を製造販売する「龍工房」の福田隆を招き、絹糸を組んで作られる“組紐”の技術を使ったブレスレット作り体験を開催。参加型ワークショップは1日3回開催され、時間は11時、13時、15時から。各回約30分で定員は6名。応募予約は10月8日10時より電話にて受け付ける。【イベント情報】純国産「宝絹」展場所:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール、4階呉服売場住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1会期:2014年10月15日から10月21日時間:10:00から19:00入場無料
2014年10月01日三井不動産は10月11日~11月13日、東京都中央区・日本橋地区において、日本橋地域の秋のイベント「ハレEDO日本橋 2014 ~こころ躍る、秋まつり~」を初開催する。○子供向け体験型縁日や、老舗の食体験ワークショップが楽しめる今秋、日本橋室町東地区開発計画は、福徳神社の社殿再建完了をもって全体の完成を迎える。同イベントは、同神社の社殿再建に伴う日本橋エリアの"ハレの舞台"を祝い、初開催される。当日は懐かしい縁日や体験ゲームが楽しめる子供向けイベント、食をテーマとしたワークショップ、ライトアップや大暖簾、提灯の掲出など、さまざまな企画が楽しめる日本橋の秋イベントになるという。11月1日~3日、8日~9日には、懐かしい縁日や、体験ゲームが楽しめる子供向け縁日「ハレEDOキッズ縁日」を実施。「輪投げ」「射的」といった縁日ブースを設置する。10月16日~20日は、「人形市」(10月16日~18日)、「薬祖神祭」(10月17日)、「べったら市」(10月19日~20日)など、日本橋秋まつりをめぐる「『日本橋の秋まつり』スタンプラリー」を実施。いずれかの祭事会場でスタンプを押印し、台紙を日本橋案内所に持参すると日本橋の老舗が提供する粗品をプレゼントする。10月25日~11月24日までの土日祝日には、11月24日の"いい日本食"(「和食」の日)にちなんだ、「『和食の日』×おいしい日本橋老舗のワークショップ」を開催。日本橋の食の老舗9店が提供する「だし」「海苔」「茶」といった日本の食文化や家庭で手軽に楽しめるアレンジレシピや試食を体験できる。また、10月11日~11月13日、日没~22時30分には、「ライトアップ・大暖簾・提灯」を実施。三井本館をはじめ、周辺商業施設を橙色にライトアップする。各店舗入口には大暖簾を掲出し、コレド室町の仲通りでは、日本の伝統模様を施した提灯を掲出する。そのほか連携イベントとして、10月11日~28日に今年で8回目となる「TOKYO KIMONO WEEK 2014 ~きもの・和・日本橋」を開催、着物文化を発信し街ににぎわいを創出する。恒例の「日本橋 橋上」で行われる「きもの大集合写真」(10月26日開催)をはじめ、着物のレンタル・着付けがリーズナブルに体験できる「きものレンタル・着付け」、「きものステーション」を和室レンタルスペース「橋楽亭」にて実施する。
2014年09月30日東京・日本橋の三越本店にて、クリスマスケーキのプレス向け内覧会が9月26日に開催された。クリスマスシーズンにそろう計65型の内、会場には約30種が登場。一際異彩を放っていたのが、表参道のアイスケーキ専門店「グラッシェル」が三越日本橋店限定で提供する「ボノムドネージュ」(限定100点、7,000円)。帽子をかぶった雪だるまがマスカルポーネシャーベットとアーモンド生地で形作られ、中にはイチゴのコンポートとバニラのアイスクリームが詰まっている。三越伊勢丹限定の「ノエルサパンルージュ」(限定100点、8,000円)は、シャンパンとイチゴのシャーベットが織りなす大人のフレーバー。グラッシェルの百貨店出店は今回が初となる。「ドゥボーヴ・エ・ガレ&アニバーサリー」による、大きなリボン型の砂糖菓子が飾られた「マリーアントワネットのケーキ」(30点限定、8,000円)、「マドモワゼルC」が手掛けた軽やかな味わいのバラ型ショートケーキ「テークマイハート(Take my heart)2014」(20点限定、1万2,000円)、「パティスリー西洋銀座」のピラミッド型「クリスマス和栗モンブラン」(80点限定、4,500円)なども三越日本橋店限定で登場する。若年層への訴求力が高いスタイリッシュなケーキが数多くそろう一方、家族皆で楽しめる昔ながらのショートケーキも健在。三越日本橋店第1位の売上を誇る「ホテルニューオータニ パティスリーサツキ(SATSUKI)」の「スーパークリスマスショートケーキ」(100点限定、1万2,000円)を始め、「日本橋 千疋屋総本店」の「ストロベリーキャロル」(50点限定、1万円)などの食べ応えがあるラインアップはリピーターも多い。世代を超えて様々なニーズに応じられる点が、三越日本橋店におけるクリスマスケーキの強みと言えそうだ。予約受付は10月7日から12月15日まで。
2014年09月29日「レスポートサック(LeSportsac)」が、日本橋三越本店 本館1階 スペース#1に期間限定ショップをオープンした。10月7日まで。ベーシックながらエレガントな日本限定プリントを始め、ゴールドのロゴプレートやスリムなストラップで高級感を出した「Signature(シグネチャー)」コレクションなどがそろう。また期間中は、税込1万800円以上するとブランド生誕40周年を記念したポーチがプレゼントされる(無くなり次第終了)。初日より、コンパクトながらも収納力の高いミニショルダーバッグ「Small Jenni」や「Small Cleo Crossbody Hobo」に人気が集まっているという。また10月1日からは、人気の日本限定の新作「Monogram Chestnut(モノグラム チェスナット)」やファン待望の「Glitter Series(グリッター シリーズ)」も販売予定。
2014年09月24日銀座三越7階に、9月10日から23日まで、「銀座三越シューズバー(GINZA MITSUKOSHI SHOES BAR)」がオープンする。コンセプトは「男女を酔わせる紳士靴コーナー。」銀座三越は銀座の街に根付くバーに着目し、東京都中央区銀座3丁目の「バー・エバンス(bar Evans)」の澁谷貴光と独自の染色技術で注目を集める「ユハク(YUHAKU)」の仲垣友博にカラーの提案を依頼。二人が考案したカラーを澁谷はカクテルで、仲垣は「チェントフェリーナ(CENTO FELINA)」「フレジーノ(FREGINO)」へのカラーリングで表現した。この二つのシューズは、各4色展開で販売される(チェントフェリーナは4万1,000円、フレジーノは3万3,000円)。サイズ展開はいずれも24.5cmから26.5cm。また、9月13・14日には仲垣による手染め実演が店頭で行われる。ユハク最大の特徴は、同氏自らが考案した染色技術とされるだけに、ファンならずとも一度は見ておきたいところ。色付けは100%染料で行われ、複数の色を手作業で染め重ねる技法は、革本来の表情を美しく浮かび上がらせるので、使いこむほどに味わいが増し、経年変化を楽しむことができるという。
2014年09月10日三越伊勢丹オリジナルバッグブランド「アンミマユス(AMMIMAJUS)」の、14-15AWコラボレーションモデルが発表された。今回のコラボレーションにあたって白羽の矢が立ったのは、スタイリストの地曳いく子、デザイナーの佐原三重子の2名。ファッション誌『eclat』や『croissant』の他、テレビ番組でも活躍する地曳は、「持つだけで気分があがるバッグ」をコンセプトに、伊勢丹新宿店が長年信頼を寄せている日本のファクトリーと共に、洗練された大人の女性に似合う3型を作りあげた。トートやショルダーとしても使える3wayのボストンバッグ(3万9,000円)、荷物が多い日のサブバッグとしても活躍するボストンバッグ(3万4,000円)、スタイリングの要として使いたいバックパック(4万円)は、いずれも美しい色使い。一方、佐原は、三越伊勢丹オリジナルシューズブランド「ナンバートゥエンティワン」でも活躍するデザイナー。柔らかなイエローレザーにネイビーテープを合わせて遊び心を加えたバックパック(4万4,000円)、まるみを帯びたフォルムが印象的なハンドバッグ(3万8,000円)、トレンドカラーのホワイト×ブラックを配したスタイリッシュな雰囲気のトートバッグ(5万2,000円)を完成させた。同プライベートブランドは、ブランドイメージを固定させず、常に新しい試みに挑戦し続けていく姿勢。今後も、信頼の置けるファクトリーと二人三脚でよりよいものを生み出していきたいという。地曳いく子、佐原三重子の両氏とアンミマユスのコラボレーション商品の販売は9月10日から。いずれも三越伊勢丹限定で販売する。
2014年09月04日日本橋三越本店は、お盆休みの帰省客や国内外の観光客に向けた“日本橋ならでは”のみやげ物をこの夏、期間限定で紹介する。8月18日まで。東京・日本橋は、本年3月に新商業施設「コレド(COREDO)室町2」「コレド(COREDO)室町3」がオープン、施設内には人気飲食店やシネコン(複合映画館)も入居し、開業以来、日本橋を訪れる人はカップルや家族連れなど、前年には見られなかった客層まで拡大している。日本橋三越の宣伝担当者によれば、同店を訪れる客数は、コレド室町の開業との相乗効果もあり、前年比115%だという。同店では、このような顧客への日本橋みやげ、夏の帰省みやげの需要を見込み、同店限定の菓子や雑貨を提案する。今夏、同店では、昨年50万人を動員し、累計300万人の来場者を突破した水中アート展「アートアクアリウム」(コレド室町三井ホール)に着目し、「目にも涼しい、夏の粋」と題して、“金魚”をテーマにしたみやげ物を推奨する。「宗家 源吉兆庵」の金魚(2,000円)は、涼感あふれる“和風ゼリー”で、フルーティーな香りのゼリーの中には涼しそうに金魚が浮かぶ。「亀屋良長」の夏まつり(750円)は、金魚が漂う水景色を琥珀羹で表現。「KITAYA六人衆」のあかいべべ(900円)は、赤い金魚が今にも泳ぎだしそうに水中を佇んでいる。また、「ROKKAN」のぽいぶみ(520円)は、暑中お見舞いのメッセージカードで、金魚すくいの“ポイ”の紙と、透明の袋をイメージした封筒がセットされている。このほか同店では、“日本橋ならでは”“三越ならでは”をテーマにした、日本橋三越限定のみやげ物も紹介する。「槌谷」の威風百々(各1個325円)は、三越のライオン像を3Dプリンターで再現。金箔入り琥珀羹、紅羊羹、ホワイトチョコ羊羹、小豆羊羹、抹茶羊羹など、5種類の味を用意する。「サザエ食品」の道路元標おやき(1個/131円)は、豆乳クリームとカスタード風味のクリームを入れたおやきに、“日本国道路元標”が焼印されている。「新宿中村屋」の月餅日本橋詰合せ(1,100円)は、スマイルライオン(小豆餡)、道路元標(木の実餡)、日本橋(パイナップル餡)の絵柄の月餅がセットで販売される。
2014年08月01日日本橋三越本店は7月16日より、畳、木、竹、和紙などを利用した伝統的な夏の過ごし方を提案するイベント「涼と出会う夏」を開催している。22日まで。開催にあたってイベント担当者は、「日本橋三越本店が日本文化の発信拠点となれたらと思っている」とコメント。来場者に、日本各地の風土に育まれた素材や製法によって生み出された品々に触れてもらうことで、日々の生活の味わいを見つめ直してもらうことが狙いだ。会場では、「風土から生まれた生活の知恵」並びに「手間暇をかけた職人の技」を五感で感じてもらうための五つのカテゴリーを紹介。一つ目は、千葉県銚子市で四代続く「青柳畳店」制作の畳を体験できるスペースで、履物を脱いで足裏で畳を感じたり、畳を使った縁側に腰掛けて涼を堪能したりすることができる。さらに、畳表(=イグサの茎などと麻糸とで織ったござ)を使用して作成した寝ゴザや財布なども紹介。これらは、通常の畳のサイズに育ち切らなかった90cm以下のイグサや畳製作時の端材を活用して作られている。4代目店主の青柳健太郎氏は、「廃棄処分になっていたイグサも、通常のものと同じ愛情をかけて育てられたのだから、いい形でステージにあげてあげたかった」と話す。二つ目は、金具を使わず、組木で作り上げる家具を製作し続けている東京の「コマ(KOMA)」による家具や小物のディスプレイ。職人の亀井敏裕氏が、「使うことで気分があがるような家具作りをモットーとしている」と語る通り、腰掛けることで心がほっと和むイスを始め、触覚で楽しめる良品ぞろいだ。男女がそれぞれ逆方向を向いて座り、キスするシーンを想定して製作された「Kiss Chair」など、見た目の美しさに加えてユーモアのセンスが光る品も多数お披露目されている。三つ目は、味覚で涼を楽しむ「榮太樓」。創業150年余という日本橋の老舗が作るかき氷は、昔ながらのザクザク感にこだわり、日本の夏を彩る。かき氷の種類は、宇治、イチゴ、金時など計14種類で、価格は810円から918円。四つ目は、視覚で涼を狙ったスペースで、日本橋で360年商売を営んでいる和紙の老舗「小津和紙」の美しい和紙の数々を楽しめる。今回の展示では、古来より、ふすまや障子など生活に密着したかたちで使われてきた和紙の中から、見た目の涼しさが際立つ「落水紙」(レース状の和紙)をバリエーション豊富に紹介する。最後は、会場上空から降ってくる涼しげな音。富山県高岡市の鋳物メーカー「能作」と、東京都中央区の「中越パルプ工業」がタッグを組んで製作した作品で、竹紙製の短冊とともに100個の風鈴が吊るされている。会場となる本館1階中央ホールでは、連日、日替わりのワークショップも催される。16日から18日は小津和紙による和紙染め(500円)、20・21日は、青柳畳店による、「藺草(いぐさ)を使用したコースター製作」(1,000円)、KOMAによる「落ち葉差しサンドペーパーフィニッシング」(1,000円)など。また、中越パルプ工業の「バンビューン(竹トンボ)製作キット」「竹紙ハガキ」の配布も行われる(どちらも無料。無くなり次第終了)
2014年07月17日東京・日本橋で江戸をテーマにした納涼イベント「ECO EDO 日本橋 2014 ―五感で楽しむ、江戸の涼―」が開催される。期間は7月11日から9月23日まで。今年で7回目となる同イベントは、電気がなかった江戸時代の暮らしをヒントに、涼をとる知恵や工夫を現代風にアレンジして楽しむもの。「浴衣」や「舟遊び」「打ち水」、食べて味わう「涼メニュー」、見て涼を感じる「アートアクアリウム」など、五感で涼が取れる催しが行われる。今年は新たに“耳で”涼を感じる「風鈴」を日本橋地域の約170店の商店や商業施設の軒先に飾り、街中に風鈴の音色が溢れる「日本橋 風鈴めぐり」も実施される。また期間中、コレド室町5階の日本橋三井ホールでは恒例の「アートアクアリウム2014 ―江戸・金魚の涼&ナイトアクアリウム―」を開催。また8月1日から3日、8日から10日、22日から24日、29日から31日には、江戸時代創業の老舗和紙専門店による「老舗体験ワークショップ」を実施。金魚など夏の風物詩をモチーフとしたちぎり絵を使ったうちわ作りなどが体験出来る。日本橋三越本店や日本橋高島屋などでは、「日本橋金魚すくいグランプリ」の予選が7月12日から8月3日に掛けて開催され、その決勝戦が8月31日に日本橋 滝の広場で行われる。他にも、人間国宝・一龍斎貞水による怪談噺(かいだんばなし)や、江戸時代の手品“手妻”の体験イベントなどを予定。更に期間中の日中には日本橋の上などで打ち水も実施。一方で、夜になると三井本館やコレド室町などが涼を感じさせる青色でライトアップされ、入り口には江戸の町並みをイメージさせるような大暖簾が設置される。コレド日本橋では「ゆかたステーション」も設置。浴衣の着付けなどのサービスが提供される。金魚のデコレーションをした観光船も出船しており、隅田川をクルーズしながら川風を浴びて涼を取ることが出来る。
2014年06月24日日本橋三越本店は5月28日、中元ギフトセンターをオープンした。会場での受け付け会期は8月4日まで。今年は三越に食品フロアが誕生して100年を迎えたことから、同店は今年の中元テーマを「食のクロニクル(年代記)」と題し、今までの歩みを振りながら、同店と銘店がコラボレーションした商品を紹介する。100年前、三越食品フロアには「鰹節(かつおぶし)部」があり、この誕生時からずっと店頭に並ぶ「山政(やままさ)」の鰹節にフォーカスした。今回販売する鰹節は、1本釣りの鰹を天日で干して旨みを引き出した後、5回カビ付けを行い、約半年を掛けて仕上げた逸品。縁起が良いとされる「雄節と雌節」を「削り器」とセットで販売(1万5,000円/限定300個)する。担当バイヤーによれば「鰹節は家庭での使用は減少しているものの、うどんやそばをはじめ、和食に多用されており生産量は伸びてきている。『本物の味わい』を知っていただきたい」と語る。また、明治41年に三越の専属図案化になった画家・杉浦非水(すぎうらひすい)とサントリーのザ・プレミアム・モルツとのコラボレーションも注目だ。ビール缶には100年前に非水が描いた三越呉服店新館落成のポスター画が印刷されている。モダンなアールヌーボーの絵を見ながらビールを楽しめるビールの詰め合わせのセットで、価格は3,000円から5,000円。夏の味覚、素麺(そうめん)にもこだわった。担当バイヤーによれば、「手延べ素麺は通常、細ければ細いほど高級とされ、高級素麺と言われるものは、10g約80本から100本の細さの素麺という。今回紹介するのは、素麺技能士の本多賢一郎が手掛ける島原の手延べ素麺(1万5,000円)。日本名水百選の地元・有馬の湧水にて作り上げたこの素麺は、10g約300本という格段に細い素麺で、喉越しも良く、つゆにしっかりと馴染む」そうだ。素麺が入った箱は、涼を感じられるデザインで、こちらも非水が描いた。「日々是食楽(ひびこれしょくらく)」シリーズは、食事の際に配慮が必要な人や、食と健康に関心のある人にもすすめる商品をセレクトし、全20点をそろえる。おのざきの煮魚詰合せ(5,000円)は、6種類の煮魚(金目鯛、ぶり、さば、さば味噌、なめたかれい、むきがれい)がセットされ、塩分は控えめながら醤油や味噌の風味がしっかりと感じられる味わいで、箸でも簡単にほぐせるという。この他食品以外では、「親子で楽しめるサマーギフト」として、親子のふれあいを深める時間として、一緒に思い出をつくれるようなギフトを24点そろえる。「恐竜の本と最新のCGアニメーションDVD+ビスケット」(5,000円)や、「短編映画を見ているような新感覚の動く絵本+ゼリー」(5,000円)など、絵本にお菓子をプラスした贈り物も充実。「今年はギフトセンター会場にもこだわった」と担当者。天井からは三越の暖簾やちょうちんが下げられ、江戸時代の越後屋をイメージさせるような造りだ。また、会場での待ち時間をより楽しくするために、同店では初めて、プリクラコーナーを会場に設け、そこで撮影した写真をメッセージカードに貼り、中元と共に贈ることもできるユニークなサービスも実施する。また、ギフトセンター会場での購買特典として、「三越オリジナルトートバッグ」「ペットボトルホルダー」「ライオンのぬいぐるみ」を用意している。
2014年05月28日日本橋三越本店は5月21日、本館屋上にビアガーデン「日本橋」をオープンした。9月19日まで。同ビアガーデンは今年で開設10年目。都内のデパートでは最大級の700席を用意する。同ビアガーデンでは、料理30種類以上、ドリンク20種類以上をそろえる。食べ放題バイキングの料金は、成人男性3,901円(飲み放題付き)、成人女性3,401円(飲み放題付き)。高校生3,401円、中学生以下1,601円。乳児無料。三越ビアガーデン担当者は「今年は和食メニューを強化し、売り上げ前年比105%を目指す」と意気込む。担当者によれば、同ビアガーデンの利用客は日本橋のオフィスワーカーが多く、胃にやさしいヘルシーな料理、家庭の味を求める声が多いという。同ビアガーデンはこのような需要に応えるため、今年は「和食」をメインにメニューを開発。初登場の和食メニューとして、ひじきと野菜の彩煮、大根なます、高菜ごはん、五穀米入りひじきご飯、炭火焼とりつくね、蒸し鶏のワサビソース、わらびもち、抹茶プリン、生どらやきなどを用意した。また、今年初めて「ケーキ持ち込みサービス」を導入する。これは同店食品売り場でケーキを購入後、ビアガーデン受け付けでこれを預け、指定した時間にスタッフが席まで持参するというもの。この他に「ビアガーデンで祝うアニバーサリー」と題し、誕生日会や記念パーティー場としてビアガーデンを利用する提案を行う。今年3月には商業施設「コレド(COREDO)室町2・3」が同店向かいに開業し、客層の幅が広がってきているという。担当者は「初めて日本橋を訪れた方にも気軽に、当ビアガーデンを利用していただきたい」と語る。営業時間は17時半から21時半まで。
2014年05月21日日本橋三越本店では、5月11日の母の日を前に全館キャンペーンを展開し、様々なギフトの提案をしている。会期は11日まで。母の日の定番ギフト「花」では、同店本館5階インテリア雑貨コーナーにあるプリザーブドフラワーショップ「ベル・フルール」の大輪のバラをあしらったオールラウンドアレンジ(5,400円)を紹介。同コーナーでは3日と5日、フラワーデザイナー今野亮平によるフラワーアレンジワークショップを開催し、自分で作ったアレンジメントを贈る提案を行った。近年、花に代わるギフトとして注目が集まる「スイーツ」では、ピンクのストロベリークリームで仕上げ、ありがとうの気持ちを込めたマーガレットと苺を飾り付けた紅茶が香る「フォーナム・アンド・メイソン」の母の日限定ロールケーキ(1,200円)、透き通った錦玉羹に羊羹を合わせ、カーネーションを表現した「両口屋是清」の「贈る花」(700円)など、お花をモチーフにした可愛らしいスイーツを取りそろえる。また、母の日を親子でゆったりと過ごせるよう「東京会館」では、お重の中に料理を彩りよく盛り付け、刺身や蕎麦椀、鮑の陶板焼き、芋羊羹がセットになったお弁当「母の日御膳」(各日15食限定/5,400円)を期間中限定で用意。三越伊勢丹グループは、昨年から「母の日は家族写真記念日。」と題して母の日キャンペーンを展開。今年3月にオープンした「はじまりのカフェ(Hajimarino cafe)」では母親を中心とした家族写真を撮影し、オリジナルタブロイド判フォトブックを作成するサービス(1冊6万2,000円、3冊11万2,000円)を提供している。また、「エヌティティドコモ(NTT docomo)」とコラボレーションして「イエ・ラブ・ゾク写真展」も開催している。
2014年05月07日銀座三越は、ゴールデンウィークを迎えるにあたり、帰省客や国内外の観光客に向けた銀座のみやげ物を紹介している。5月6日まで。銀座は国内外の有名ブランド店を始め、老舗和洋菓子店や劇場などが立ち並び、ゴールデンウィーク期間中は帰省客や国内外からの観光客が多数訪れる。銀座三越担当者によれば、2014年4月の外国人観光客の買い上げは前年比180%の伸びがあり、外国人顧客へのみやげ需要も見込まれるという。同店ではこのような顧客に対するみやげ需要を見込み、同店限定の和洋菓子、雑貨などを取りそろえる。赤坂柿山の歌舞伎柄ぽちおかき(24枚入り2,500円)は、歌舞伎にちなんだ和紙のぽち袋に入った赤坂柿山のおかき。東銀座駅前に位置する歌舞伎座は、再開場1周年を迎える。銀座ふるやの団八詰合せ(1,200円)は、求肥をどら焼きの皮で包み、羊羹(ようかん)でコーディングした銀座三越オリジナル商品。しょうが、ごま、季節の味の3種類の詰め合わせ。もちっとした求肥の食感と羊羹がハーモニーをなす。デセール・テ ケーク カヌレ(1,100円)は、熊本県産の米粉を使用し、しっとりと焼きあげたカヌレ型のケークは、女性客に人気だという。デセール・テは、紅茶に合わせて楽しめるオリジナルスイーツを展開する銀座三越オリジナルスイーツブランド。フードだけでなく、銀座ならではのアイテムもある。ルサックアダム ハンドバッグ(1万8,000円)は、歌舞伎の定式幕(黒・柿・萌黄)をモチーフにしたハンドバッグ。和装にも合うボックス型のシルエット。現代美術家・山口晃作の「新東都 名所東海道中 日本橋 改」(1点限り25万円)は、日本橋を描いた「現代の浮世絵」。首都高速に太鼓橋の日本橋が架かり、江戸時代に魚河岸として栄えた同所を思わせる魚売りの姿もビルの間に見える。同店8階ギャラリーでは29日まで「Japanese Avant-grande NEO-UKIYOE展」を開催している。
2014年04月28日三越は4月1日、今年日本初の「デパートメントストア宣言」から110年を迎えるのを機に、57年ぶりにショッピングバッグを一新し、日本橋三越本店本館1階ライオン口正面入り口にてお披露目記念セレモニーを行なった。「デパートメント宣言から110年。そして、次の100年をスタートするにあたり、ショッピングバッグリニューアルを決めた。友禅をデザインに採用することでショッピングバッグ自体がアート作品となり、世界一のショッピングバッグであると自負している。単なる紙袋としてではなくアート作品として眺めて欲しい」と中陽次・三越日本橋本店長。セレモニーでは、これからの新しい未来への門出を祝い、江戸消防記念会第一区の団員達が木遣りを歌いながら登場。ショッピングバッグお披露目を祝う木遣りの他に、纏ふり、江戸時代からの伝統を受け継ぐ、はしご乗りの演技を披露。ポスターにも採用された「腹亀」のポーズをはじめ、八艘・腕だめ・月流しなどの演技を次々と行ない、演技が決まる度に観衆から感嘆の声が上がり、拍手が送られた。ショッピングバッグのデザインを手掛けたのは友禅作家で人間国宝の森口邦彦。森口が着物のためにデザインした「白地位相割付文 実り(しろじいそうわりつけもん みのり)」を元に、立体的な構造を考慮した上でデザインの配置を再設計した。バッグの4面に描かれた幾何学模様の黒い部分が少しずつ変化し柄が動いているような、躍動感のある表情を見せる。森口氏は「40年以上一点ものの着物を作り続け、その一点を好きになってくれる人のためを思って着物を作ってきた私にとって、何千万人という人が持ち歩くものを作るというのは新しい挑戦だった。依頼をいただいた時、正直戸惑いはあったが、伝統文化を身近に感じてもらえるまたとない機会だと思い引き受けた。日本橋を始め、三越のある町がこのショッピングバッグで埋め尽くされることを想像すると緊張と喜びの気持ちでいっぱい」と語る。
2014年04月02日3月19日、「ギンザ ファッションウィーク(GINZA FASHION WEEK)」(以下、GFW)が開幕した。6回目を迎える今回のテーマは「銀座を楽しもう」。銀座三越では、”ギンザ レトロ モダン”をテーマに、多数のイベントや企画を紹介する。同イベントは銀座の街をステージに、銀座三越と松屋銀座、プランタン銀座がタッグを組み、ファッションで銀座の街を元気にすることを目的に開催。銀座三越では2020年の東京オリンピック開催を受け、1964年東京オリンピック開催時に遡り、銀座発のものが流行した60年代をフィーチャー。当時流行した“アイビールック”と“みゆき族スタイル”のデザインをベースに、現代の感性を融合したこだわりのアイテムを提案する。9階には、日本アイビーブームを巻き起こした「ヴァン(VAN)」の期間限定ショップが出現。銀座三越限定品や復刻版を含む、ウエアやグッズなどをラインアップ。ヴァンがマイケルジャクソンに贈った限定デザインのスタジャンを復刻させ、そのジャケットに付いていたワッペンを3種類セットで販売(1万290円)。6個入りジッポセット(5万円)、エンブレムセット(4万円)、ロゴ入りトレーナー(1万6,800円)などを復刻させ、60年代当時流行したヴァンの紙袋をそのまま再現した、ヌメ革のクラッチバッグ(2万5,200円)も登場。売り場には、64年創刊の男性誌『平凡パンチ』のクロニクルも展示している。そして3階ウィメンズフロアでは、ヴァンと「ダブル スタンダード クロージング (DOUBLE STANDARD CLOTHING )」がコラボレーションした期間限定ショップがオープン。60年代アイビールックを現代風に可愛くアレンジしたアイテムをそろえる。スウェット素材のスタジャン(33,600円)が銀座店限定で登場し、ストライプやカモフラージュのフレアスカートを並べる。7階のメンズ特設会場では、64年に誕生し50周年を迎える「ニューヨーカー(NEWYOKER)」が、“2014 NEWアイビー学”をテーマに現代版アイビーファッションを提案。銀座店限定のウール素材の赤いブレザー(7万4,520円)や、50周年記念のストライプ柄ブレザーを販売する。アーカイブも展示され、ジャケットは実際に手に取って見ることができる。3階ウィメンズフロアの「ルプレイス(Le PLAYCE)」では、みゆき族のセンスを今風にアレンジしたルックを提案。「カオン(Kaon)」はレース仕立てのドレスと共布のシュシュのセット(9万300円)を、「ミュラーオブヨシオクボ(muller of yoshiokubo)」は切り替えドレス(5万1,450円)と共布のヘアターバン(8,400円)を、「ラウラ(Laula)」は異素材ミックスドレス(4万4,100円)をそれぞれ銀座店限定で販売。その他、「ラドロー(LUDLOW)」や「トリア(triaa)」からも、60年代風にアレンジしたワンピースが銀座店限定で登場する。19日には、ファションショーやロシアの歌姫エカテリーナによるミニコンサートが開かれ、雑誌『ギンザ(GINZA)』編集長の中島敏子によるトークショーも行われた。中島氏は、「銀座という街は一見敷居が高く見えるかもしれないが、新しいもの好きで刺激を求める人たちが多く集い、あらゆる世代が楽しめる場所。新しいものと古いものが共存しているところが魅力であり、雑誌ギンザもそこを体現できるものにしていきたい。インターナショナル誌にはない“東京発”であることが誇り」と述べた。GFWにおける銀座三越のテーマには、「20から50年代のものは秋冬にもリバイバルするので、みゆき族の復活はタイムリーで面白いと思った。洋服をコンパクトにして、ヘッドアクセサリーやクラッチバッグでアクセントをつけたアレンジが手軽にできておすすめ」と話した。GFWの会期は31日まで。同店では、21日にはテリー伊藤氏のトークショーを、22、29日にはファッションショーが開かれる。
2014年03月21日三越のシンボル・ライオン像が設置されてから100年を迎える2014年。日本橋三越本店は、「三越ライオン像 100歳の誕生日」を祝う企画として、ライオンにちなんだ商品の販売やイベント、展示などを開催する。会期は、4月1日から8日までの一週間。メイン会場となる本館1階中央ホールには、同じく100周年を迎えた「森永ミルクキャラメル」とのコラボレーションカフェが期間限定でオープン。お菓子作りのワークショップやデジタル・サイネージ(電子展示)による三越ライオン像100年の歴史紹介ビデオ上映なども行う。各食品ブランドからは、ライオンにちなんだ和菓子や洋菓子、弁当の数々。クッキーやマカロンにキャンディ、上生菓子、どら焼きと、ライオンの顔をモチーフにした可愛らしい商品が特別販売。デザインやパッケージにも凝った、こだわりの商品だ。期間中に食品フロアに登場するライオンモチーフのアイテムは総数3,000頭以上となり正に“ライオンづくし”の祭典となる。食品以外のフロアでも、ライオンをモチーフにしたアイテムを多数用意。「トリンプ」による「ライオン像ブラジャー」を始め、180万円相当の純金製のライオン親子や、「リチャード・ジノリ」の陶器といったインテリア雑貨、子供を対象としたライオンを探すスタンプラリーや、屋上ではライオン姿に扮した飼い犬と参加できるショー形式のイベントなど、館内全体が”ライオン一色”となる。期間中、同店の地下倉庫で保管されている5体のライオン像が、銀座線口や中央ホールなどに一斉にお目見え。熊本「お菓子の香梅」製作によるチョコレート製の等身大ライオン像や、森永ミルクキャラメルのパッケージで作られたピクセルアートのライオンオブジェ、金箔のライオン像も登場する。三越伊勢丹常務執行役員の日本橋三越・中陽次本店長は、「日本橋はいまや海外でも観光スポットとして注目され、日本のカルチャーをしっかりと発信していく場所となっている。『コレド(COREDO) 』のリニューアルもあり、街全体で楽しめる要素が増える。4月の増税対策も含めた“ライオンづくし”の催しで、当初は企画イベントで十分だと思ったが、従業員の気持ちが一つになったことで予想を遥かに上回る大規模な祭典になった。縁起の良いライオンの100周年をぜひ皆さんで祝って楽しんで頂きたい」と述べた。青銅製の2体のライオン像が同店に設置されたのは、1914年(大正3年)。本館完成に合わせて、当時経営トップだった日比翁助が「勇気と気品、度量の象徴」として設置。関東大震災や、太平洋戦争も乗り越えてきたライオン像は、三越の守り神として現在も愛され続けている。
2014年03月18日日本橋三越本店は、石川県の能登・金沢・加賀の名店約50社が出店するイベント「いしかわ百万石物語展」を3月5日から10日まで、同店本館7階催物会場にて開催する。創業天保元年、代々加賀藩の御膳所でお料理方として仕え、伝統ある加賀料理を今に伝える老舗料亭「大友楼」。鶏肉と金沢名物の「すだれ麩」や椎茸を煮込んだ加賀料理を代表する治部煮を始め、おめでたい席には欠かせない伝統料理「鯛の唐蒸し」が楽しめる会席御前をイートインで提供する。また、きんつばで有名な「中田屋」を始め、加賀藩御用達の老舗和菓子店「森八」、藩政から親しまれている生姜が効いた煎餅で人気の「柴舟小出」など、有名和菓子店が実演を行う他、高級魚のどぐろの旨さを引き出した「舟楽」の棒鮨や、名物の甘海老やウニ、鮪がどんぶりになった「金澤玉寿司」の百万石こぼれ寿司など、日本海の新鮮な海の幸を堪能できる。その他、北陸のご馳走を一層引き立てる石川県の地酒を特集。「車多酒造」の天狗舞や「福光屋」加賀鷲といった希少性が高い地酒を始め、「小堀酒造店」の萬歳樂 加賀梅酒17年熟成が同店先行で販売される。また、加賀友禅や輪島塗、九谷焼など、工芸の名店も多数出品。ブルゴーニュ用のワイングラスに、九谷焼伝統の絵付技法「青粒(あおちぶ)」の第一人者、仲田錦玉の加飾による壮麗なステム(脚)が付けられた「九谷ワイングラス」など、伝統とモダンが融合した逸品がそろう。
2014年03月05日日本橋三越本店は、「スープと主食」をテーマに4人の料理家が考案した曜日別レシピと共に、朝食の時間と空間を彩る器や道具をクローズアップしたイベント「朝食は王様のように 7DAY'S RECIPES」を3月5日から18日まで、同店本館5階キッチン雑貨コーナーにて開催する。本イベントは、アメリカの栄養学者、エイデル・デヴィスによる格言「朝食は王様のように、昼食は王子のように、夕食は貧者のように」という言葉のとおり、一日の始まりとして重要なエネルギー源である朝食を豊かに楽しんでほしい、という思いから企画されたもの。今回のために、20名の作家がスープ用のボウルをオリジナルで製作。三浦愛子や池田優子、シモヤユミコなど、現在、注目を集める人気作家の作品が一堂にそろう(各10点限定)。ボウルは、春の朝食をイメージしたデザインで、1人前のスープの量(=約200ml)が美しく収まるサイズになっている。更に、ワンプレートでコンパクトに朝食を楽しめるようデザインされた、スープと主食を乗せるディッシュトレイを用意。料理を美しく見せるために、仏像の顔や建築、生け花など、日本古来より用いられている美の指標「大和比(1:1.4)」と、料理と器の余白として最適と言われる「7:3」の比率を基に算出されたサイズ(=25×35cm)のトレイを、高塚和則ら4名の作家が特別に製作している(50点限定)。また、スープなどスロークッキングに最適な調理器具も紹介。「ストウブ」「ルクルーゼ」「シャスール」の鋳物ホーロー鍋やフライパンを展開する他、先月、数年ぶりにスペックが改良されたハンディ・フードプロセッサー「バーミックス」の新商品が登場する。レシピを考案したのは、坂田阿希子、フルタヨウコ、渡辺有子、なかしましほの4名。ファッション誌や広告など、第一線で活躍する料理家達が、旬の春野菜を使用して、曜日別の気分に合わせたオリジナルレシピを提案する。会期中、「朝食とすてきな暮らし」をテーマにクッキングトークショーも開催。3月8日/坂田、9日/フルタ、15日/渡辺、16日/なかしまによるデモンストレーションと試食が楽しめる。時間は各日13時から14時まで。
2014年03月04日銀座三越は2月25日、フレグランスコーナーを地下1階へ移設しリニューアルオープンした。同店では、百貨店での取り扱いが少ないヨーロッパの香水専門業者や調香師が手掛けたメゾンフレグランスを10ブランド200種類以上そろえる。また、7.5から15mlの”バッグインサイズ”(小さなバッグにも入りやすいサイズ)のフレグランスコーナーも新設された。昨秋日本に初上陸した「アトリエ・コロン(Atelier Cologne)」の「コロン・アブソリュスプレイ」(全3種、各7.5ml/3,150円)や、世界で初めてイチジクをテーマに香りを創造するなど独創的な香りで顧客を魅了する老舗メゾン「ラルチザン パフューム(L’Artisan Parfumeur)」のベストセラー「ミュール エ ムスク」と「プルミエ フィグエ」のオードトワレ(15ml/4,200円)のバッグインサイズを数量限定発売。英国王室御用達ブランド「ペンハリガン(PENHALIGON’S)」からは、本物のオールドイングリッシュローズを贅沢に使用した「エリザベッサン ローズ」と、オリエンタルかつフレッシュな香りが印象的な「エンディミリオン」がバッグインサイズになって数量限定発売。リニューアルオープンを記念して、限定キットが7種、購入者向けプレゼントが3種用意されている。また、3月5日からは、フランスのナチュラルコスメブランド「シゲタ(SHIGETA)」から同店のために特別にブレンドしたパフュームオイル「ギンザ ストーリー(Ginza Story)」(10ml/6,495円)も登場。ビターなシトラス系とジャスミンのフローラルな香りがミックスしたエレガントな香りで、持ち運びに便利なロールオンタイプ。銀座の街を歩く大人の女性をイメージして作られたという。同ブランド主宰チコ シゲタ(Chico Shigeta)がパフュームオイルをプロデュースしたのは初となる。同店の担当者によると、香りはファッションの最後に纏うものという印象だったが、最近はメイクに合わせて香りを選ぶという顧客も増えてきたため、買いまわりしやすいように化粧品と同じフロアへの移設することになったという。国内外、メゾンフレグランス、ファッションフレグランスを含めて250を超えるフレグランスが並び、香りのスペシャリスト、パルファム ソムリエールがお客様の好みやライフスタイルに合わせた香りを提案する。「以前から同店ではアトマイザーを同時購入するお客様が多かった。お客様はフレグランスを持ち運ぶ習慣があると感じ、そのニーズに応えるために、メゾンブランドを中心にバッグインサイズを特別製作した。メゾンブランドの香水でバッグインサイズは少なかったが、香水がドラッグストアでも購入できる時代だからこそ百貨店ならでは品ぞろえにこだわった。感度の高い客層に向けて香水を身につける文化を広めて行きたい」と三越伊勢丹婦人雑貨統括部化粧品の入月雅子バイヤー。
2014年02月28日フランスの高級レザーブランド「カミーユ・フォルネ(Camille Fournet)」のパターンオーダー会が、2月26日から3月4日まで、伊勢丹新宿店メンズ館1階バッグプロモーションで開催されている。オーダー会では、カーフ4種、リザード、パイソン、オーストリッチに加え、今回、新たにアリゲーターが登場。アイテムは、最も人気が高いラウンドファスナー長札入れを始め、カードケース、小銭入れ、パスケース、ビジネスバッグや女性用のトートバッグを展開。カラーは全部で約60種用意されており、レギュラーのアイテムでは展開されていないカラーも本イベントではオーダーが可能となる。会期は、3月12日から18日まで銀座三越、3月26日から31日まで日本橋三越本店でも順次開催される。同ブランドは、1945年、馬具職人だったカミーユ・フォルネによってパリ・ピカデリー地方で創設。以来、「カルティエ」「パテック・フィリップ」「ショパール」を始めとする世界の高級ブランドの革ベルトを製作している。クロコダイルやオーストリッチ、リザードなど、エキゾチックレザーは最も良い部分のみを使用。職人による一貫した手仕事により、丈夫でステッチを活かした美しいフォルムを実現。その高い品質と技術により、現在も多くの一流時計ブランドがカミーユ・フォルネの時計ベルトを採用している。1980年代に入ると、世界で初めて時計ベルトにカラーを採用。時計ベルトをファッションアイテムとして提案した初のブランドとして知られており、現在は時計ベルトだけでなく、バッグやスモールレザーグッズなど展開アイテムを拡大している。
2014年02月27日日本橋三越本店は、本館1階中央ホールで写真家山村善太郎の写真展「暮らしの中の ー御神木ー 日本人のこころ」を2月5日から11日まで開催する。入場無料 。日本全国にある御神木の写真を展示。写真家の山村が北は北海道、南は沖縄までの15都道府県を約2年半の歳月を掛けて撮りためた貴重な写真がそろう。樹齢数100年以上とも言われ、威厳と風格を持ち神のようにあがめられている巨木「御神木」。古来より日本人は四季折々の自然に対して畏敬の念を抱き、そこに神様を信仰するようになったと言われている。本来なら神社の境内や参道に存在している御神木だが、ここ100年の文明発展、都市化が進むに連れ元々あった神社境内などが脅かされ、神社は無くなったが御神木だけが残っている場所もあるという。そのような一風変わった御神木も含め、約100点の写真を披露する。
2014年02月04日山田洋次監督の最新作『小さいおうち』の公開を記念して8日から、東京・日本橋三越本店本館にて映画の世界観をイメージした「昭和モダンカフェ」が期間限定オープンした(1月28日(火)まで)。割烹着姿の店員が出迎える店内では、懐かしの昭和スイーツや飲み物が味わえるほか、撮影で使用された小道具や着物、赤い屋根の“小さいおうち”オブジェが展示されている。その他の画像オープンを記念して、山田監督と本作に出演する女優の黒木華が来場。「少年時代、三越に行くのは年に1、2度の大きなイベントで大変うれしかったことを覚えている。こうした場所を設けてもらい、とてもありがたい」(山田監督)、「私も来てみたい」(黒木)と喜んでいた。中島京子氏の直木賞受賞小説を原作に、昭和初期、東京郊外に建つ赤い三角屋根の“小さいおうち”に暮らす若奥様・時子の秘められた恋愛模様が、女中のタキ(黒木)の視点から描かれる本作。主人公・時子を『隠し剣 鬼の爪』以来9年ぶりに山田監督作品に出演した松たか子が演じている。山田監督は「小説には昭和10年代の生活が『そうそう、そうだった』と思えるほど生き生きと描かれていた。僕もぜひ、こんな映画が作りたいなと思った」と本作への熱い思いをコメント。「当時は、今の人たちが思う以上に皆がおしゃれだった。背景には戦争が近づいている暗い世相もあるんだけど、どこか平和で穏やか。暮らしの文化というものが確かにあった」としみじみ語っていた。黒木は“山田組”に初参加し、「最初はすごく緊張しました」。それでも「監督がとても優しくしてくださって、安心しました。現場に通うのが楽しみになりました」と振り返った。女中という役どころに「着物や割烹着での生活は、なかなか機会がないもの。女中さんの仕事を毎日やっているように見せるのが難しかったです。とても勉強になりました」と話していた。『小さいおうち』1月25日(土)全国ロードショー取材・文・写真:内田 涼
2014年01月08日三越伊勢丹のチャリティーキャンペーン「メリー グリーン クリスマス」が12月4日より三越伊勢丹グループ・協力店計37店舗で開催される。2006年より始まった同キャンペーンは今回で8年目を迎え、昨年度までに1億6,500万円あまりがグリーンサンタ基金を通じて、子供達への国産木材製品の寄贈や森作りなどの活動に寄付されている。今年もチャリティーアイテム「ベアサンタBE@RBRICKストラップ」(各300円・内100円がチャリティー金)を販売。生き物達が集う緑の森を意識させるフォレストグリーン、ストロベリー、ミントグリーンなどのカラーバリエーションで3種類のアイテムを展開する予定。スマートフォン対応のイヤホンジャックピン付き。また伊勢丹のクリスマスキャンペーンのイラストレーションを手掛けるフィンランドのアーティスト、クラウス・ハーパニエミのイラストと物語をおさめた「ワンダークリスマスチャリティブック」(各300円・内100円がチャリティー金、一部店舗を除く)の販売も始まっている。
2013年11月28日三越伊勢丹と三井不動産は21日、再開発が進む日本橋にて三井不動産が手掛ける高級賃貸レジデンス「パークアクシスプレミア日本橋室町」において、両社が連携した初めてのサービスをスタートさせると発表した。「パークアクシスプレミア日本橋室町」は、低層部に「COREDO室町2」「TOHOシネマズ日本橋」がオープンする複合ビル、「室町古河三井ビルディング」の最上階4フロア(18~21階)を占める54戸のラグジュアリー賃貸住宅。最上階4フロア(18F~21F)屋上庭園やロビーラウンジ、最高3.0mの住戸内天井高、エネルギーマネジメントのスマート化など、「パークアクシス」の中でも最高水準の居住性能を誇る。居住者向けの新サービスは三越日本橋本店によって提供される。住宅専属コンシェルジュと三越との連携により、買物の相談やお手伝いをはじめ様々な要望にきめ細かく答える「日本橋三越御用聞きサービス」がその中心。家事代行・お食事宅配・オーダーメイド旅行企画など上質な暮らしに便利なコンテンツを取り揃えた有料サービスメニュー、カルチャーサロン入会優待や三越劇場優先予約等のサービスなども提供される。
2013年11月23日三越伊勢丹の基幹3店(伊勢丹新宿店、日本橋三越本店、銀座三越)で、「三越伊勢丹デザインウィーク2013(ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK 2013)」が23日よりスタートした。注目は、伊勢丹新宿店のメイン企画で、「マルニ木工」と「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」の初コラボレーションとなる「ふしとカケラ」(本館1階ザ・ステージ)。深澤直人がデザインしたマルニ木工のアームチェア「HIROSHIMA」に、ミネ ペルホネンの余り布でパッチワークした生地や、使い込む内に擦れたところから別の色が現れ経年変化が楽しめる新作ファブリックを使用したオリジナルチェアが登場。100脚限定生産とレアな逸品を目掛けて開店前より行列ができていた。イベントでは「HIROSHIMA」の座面の形をしたミナ ペルホネンの限定バッグも3種用意。会期は29日まで。本館5階リビングフロアでは、「マリメッコ(Marimekko)」の限定品や廃盤になったファブリック、食器、ステーショナリーなどがそろうマーケット「マリカウッパ(MARIKAUPPA)」がオープン。新作「ウエザー・ダイアリー(Weather Diary)」の食器を始め、人気のプケッティ柄を使用した伊勢丹限定カラーアイテムが数量限定で登場。会期前より問い合わせが殺到しているという。その他、北欧デンマーク家具の代名詞ともいえる「フリッツ・ハンセン(Fritz Hansen)」のセブンチェアに英国ファブリックブランド「デザイナーズギルド(DESIGNERS GUILD)」の生地を張ったコラボチェアや、家具デザイナー・尾方新一の「ビーン・スツール(BEAN STOOL)」、陶芸家ルーシー・リーに影響を受けた若手陶芸家(青木良太、田村一、竹村良訓、田中信彦)をフィーチャーした「ライフ・イズ・アート(LIFE is ART)」、漫画『へうげもの』とコラボし茶道具を集めた「Chanoyu Oribe-tique」など多彩なイベントが開催されている。また、日本橋三越本店では、絵本作家・いちかわともこが手書きで描いた限定のマトリョーシカが29日まで展開。銀座三越ではifs未来研究所所長・川島蓉子による空想デパート「川島屋未来百貨店」がオープンしている。三越伊勢丹では「HAND MADE BY/FOR ME(私による私のためのハンドメイド)」をテーマに、11月5日までの会期中、全30を超えるイベントが予定されている。
2013年10月23日今年で7回目となる「TOKYO KIMONO WEEK 2013―きもの・和・日本橋―」が10月17日にスタートした。同日にオープニングセレモニーが開催され、TOKYO KIMONO WEEK実行委員長の桟敷正一朗氏、三井不動産日本橋街づくり推進部長の新原昇平氏に加え、初の連携企画を実施する三越日本橋本店長の中陽次氏と高島屋日本橋店店長の亀岡恒方氏が登壇した。「TOKYO KIMONO WEEK 2013」は、日本橋地区の約90店舗が参加する。歌舞伎俳優の市川海老蔵や中村獅童によるトークショーや恒例の日本橋での「きもの大集合写真」など多数の企画が29日まで予定されている。三越日本橋本店と高島屋日本橋店はイベントに合わせ同時期に着物催事「三越のきものフェスタ」と「高島屋きものウイークス~伝統と美の継承~」を開催し、両店連携のスタンプラリーも実施。三越では仕立て上がりの着物を中心とした次世代着物ショップ「華むすび」を10月23日にオープン。高島屋では23日から29日まで日本伝統の織物文化を紹介する「川島織物展」を予定している。初めて羽織袴に袖を通したという三越日本橋本店の中店長は、「三越は日本橋本町1丁目に第一号店を開いてから340年間呉服屋をやってきた。日本橋の両百貨店は今でも日本一の規模と情熱で呉服売り場を作っている。着物文化はもっと進化させ、成長させるべきもの。この秋も新しい着物の可能性を狙って売り場に手を入れ、着物を着る場を創造していきたい」と語った。高島屋日本橋店の亀岡店長は、「(着物文化の)イノベーションのためには、守って育てて継承していくことを決め、それ以外を変えていくべき。日本橋という土地、呉服、着物に携わるすべての方々の気持ちを大切にして、新しい店や会社を作っていきたい」と話し、スタンプラリーの景品として三越と共同でデザインした手ぬぐいを披露した。
2013年10月18日