11月に第二子を出産したばかりのHugMug編集部 PR担当の杉本えりこさんが、出産前に準備してよかったものをご紹介。日々さまざまなことにアンテナを張り、もの選びにこだわりがある杉本さんが準備したアイテムは、いずれもセンスが光るデザインや、機能的なものばかり。マタニティママ、ベビーのママは要チェック!profilename:杉本えりこさんjob:HugMug編集部 PRInstagram:@_erierieHugMugのPRを担当。11月に第二子の女の子を出産し、7歳差の兄妹のママに。旦那さんも育休中のため、育児と家事を夫婦で分担してゆったり赤ちゃんとの生活を満喫中。4人家族になってから特に意識していることは、小一の息子と遊ぶ時間をつくること。また、妊娠中に増量したのでヘルシーで栄養満点なごはんのレシピも研究中。出産前に準備してよかったもの『Design Dua(デザインデュア)』のクーファンと『WE ARE KNITTERS(ウィーアーニッターズ)』の編み物キット <『Design Dua』のクーファン>「『PUPPAPUPO(プッパプーポ)』のクーファンスタンドも追加して高さを出して使っています。このクーファンの中で赤ちゃんが寝ている姿が本当に可愛くてたまりません。頭の方が高くなっているタイプなので、窓からの日差しも向きを変えると避けられ、眩しくなさそうです。クーファンを卒業してもオモチャを入れたりして遊んでくれたらいいなと思っています」<『WE ARE KNITTERS』の編み物キット>「ピマコットンの毛糸と編み針がセットになったキットで、ベビーブランケットをつくりました。産休に入ってすぐに編み始めて、生まれるまでに完成! 退院の時にこれで包んで帰りました。生まれてくる赤ちゃんのために自分で編んだものなので、思い入れも充分。特別なブランケットになりました」出産前に準備してよかったもの『Snuggle me(スナグルミー)』 のベビーネスト 「ソファーの上に置いたり、ベッドではベッドインベッドにしたり、『Design Dua』のクーファンの中に入れたりしています。いろいろな場所で寝かせられてすごく便利。包まれる感じで寝心地もよさそうです」出産前に準備してよかったもの『Rinē(リネ)』の吸水ブラと『fitkeep(フィットキープ)』の骨盤ベルト <『Rinē』の吸水ブラ>「同僚にプレゼントしてもらったのですが、産後にすごく使えます。母乳で育てていると、授乳以外のときにも母乳が溢れてしまうので、普通はブラジャーに母乳パットを付けるのですが、これなら1枚で使えてストレスがないです」<『fitkeep』の骨盤ベルト>「産前から骨盤付近が痛かったので、産前から使えるものを早めに買いました。産後もすぐに使えてよかったです! こちらはパンツ型で、ベルトタイプのものより動くし、ずれにくいので使い心地がいいです」出産前に準備してよかったもの『アイリスオーヤマ』のケトル 「インテリアにも馴染む電気ケトルを新調。母乳にミルクを少し足し、混合であげています。このケトルはすぐに湧いて温度調節もできるので、ミルクをつくるときに一度沸騰させておいた水を再度沸かしなおしたりでき、とても便利。重宝しています。注ぎやすい細口なので、哺乳瓶に注ぐのにもちょうどよかったです」出産前に準備してよかったもの『ストッケ』のフレキシバス&ニューボーンサポート 「新生児の時期だけに使用するつもりだったので、編集部のママが貸してくれました。折りたたみ式のため、省スペースで収納でき、スマートな見た目が気に入ってます。少しの時期しか使わないものはレンタルしたり、中古を購入したり、賢く準備するのも今どきの子育てのポイントだと思います」\\こちらの記事もおすすめ!//【おしゃれで素敵なマタニティライフ】 HugMug編集部・杉本えりこさんの場合
2021年11月27日現在妊娠10ヵ月のHugMug編集部 PR担当の杉本えりこさん。マタニティ期もファッションを自分なりに楽しんだり、着心地のいいインナーや体にやさしい飲み物などを取り入れたり……。トレンドをキャッチするのが上手な彼女が、日々大きくなる愛おしいお腹のベビーと過ごすマタニティライフに密着しました。name:杉本えりこさんjob:HugMug編集部 PRInstagram:@_erierie7歳の息子さんと旦那さんとの3人暮らし。7歳差の出産&赤ちゃんとの生活に今からドキドキ。一人目のときにはなかった便利なグッズやお手頃で可愛い服も見つけていきたい! 2021年11月出産予定。CONTENTS1.マタニティファッションのこと2.マタニティ期のおしゃれのこと3.マタニティインナーのこと4.ベビーアイテムのこと5.ボディケアのこと6.マタニティ期におすすめの飲み物と食べ物7.マタニティフォトのこと8.出産までにやりたいことMaternity life #01体に沿うシルエットも楽しむ<マタニティファッションのこと> < Coordinate_01 >明るいカラーで気分転換!「マタニティのサロペットスタイルって可愛いなと思い、<ROKU>で購入したピンクのサロペットを少しお腹が目立ってきた5、6ヵ月の頃によく着ていました。つわりもあったので、明るいピンクを着ることで気持ちが明るく気分転換になっていました。1枚でストレスフリーに着れるのもよかったです」< Coordinate_02 >好きなものを取り入れるのがマイルール「ここ最近はビッグサイズのトップスばかり着ていましたが、チビTが気になって<Peate>のTシャツを購入。お腹が出ていてもあまりそのことを気にせず、着たいものはいつものように着てみる精神で(笑)。妊娠前からずっと私の定番アイテムとして着ていた古着のベロアスカートは、臨月までずっと重宝しています」< Coordinate_03 >マタニティならではのシルエットを楽しむ「コットン100%の着心地抜群のワンピースは、<Miller for ADAM ET ROPE’>のもの。ぴったりすぎないけど、体に沿うシルエットで、友人にもお腹ぽっこりのシルエットが可愛いと褒められました。ワンアイテムで完成するスタイルのときは、<R.ALAGAN>の星座モチーフのネックレスをポイントにしてラフすぎないように意識しています。このネックレスはお守り感覚でつけています」Maternity life #02気分に合わせて自由に!<マタニティ期のおしゃれのこと> 着心地重視! アクセントは小物で「今回のマタニティ期は、一人目のときよりもより自然体に着たいものを着る姿勢で、アイテムは自分の気分に合わせて自由に楽しんでいました。お腹のラインが出ても体にフィットするものを選ぶなど、とにかく自分の着心地重視で。でもシューズはスリッポンタイプのスニーカーを履いたり、トレンドのものでも安全で履きやすいものを選んでいました。着心地重視でコットンのカットソーなどが多かったので、ミニバッグやネックレス、帽子など、アクセントになる小物は意識して合わせています」Maternity life #03デザイン&機能性を重視<マタニティインナーのこと> 産後も使えるものをセレクト「フェムテックブランド<Rine>の授乳期用の吸水ブラをプレゼントしてもらい、ベージュとブラックを使っています。まだ授乳期本番では試していませんが、肌触りがよく締め付けないのでマタニティ期から活躍中。<fitkeep>の骨盤ベルトは、妊娠後期から坐骨神経痛のような症状になり、立ったり座ったり寝返りなどが痛くて、妊娠中から使える骨盤ベルトを購入しました。パンツ型でずれないのでとてもいいです。出産後の骨盤の調整にも使えたらいいなと思っています」Maternity life #04こだわりブランドが勢揃い!<ベビーアイテムのこと> 素材やデザインにもこだわりを「<Little maddie>で購入したコットンニットのロンパースと<Jamie Kay>のラップトップ、<SILLY Silas>のベビータイツ、1Yサイズで着られるのはまだ先ですが、<Uhr>のセットアップなどのベビー服を購入しました。パジャマや肌着は<H&M>や<ユニクロ>でお手頃にGET。写真の洋服のほかにも、ベッドインベッドにしたり、リビングでのお昼寝などに活躍してくれたらいいなと思い<Snuggle Me>のベビーネストを購入。息子のときには知らなかったアイテムで、寝つき抜群と口コミで見たので便利そうだなと期待しています。<Design Dua.>のクーファンは、可愛くて欲しいなと思いながらも……、ほんの少しの時期しか使わないので購入を躊躇していたのですが、なんと編集部のみんなからプレゼントしてもらいました。クーファンに合わせて<PUPPAPUPO>のクーファンスタンドも購入したので、その上で過ごさせるのが楽しみです」Maternity life #05万能なボディオイルを愛用<ボディケアのこと> 妊娠線対策&リフレッシュにぴったり!「妊娠線対策としてお風呂上がりに<Aesop>のブレスレス(ボディトリートメント)を妊娠初期からお腹中心に塗っています。乾燥肌にもおすすめの潤いリッチな質感を選びました。オレンジのようなさっぱりとした香りで、ずっと気に入って使っています。手足や髪の毛のスタイリングにもささっと使えるので便利です。写真左は、「気」を整える発想に着目したリトアニア発のエッセンシャルオイル<YOU&OIL>のアロマオイル、HAPPYという香り。ベルガモットやラベンダー、オレンジのナチュラルな香りで、足のむくみのマッサージに使ったり、気分転換に手に塗ったり、少量の瓶なので香りでリフレッシュしたいときに使っています」Maternity life #06体にやさしいものを取り入れる<マタニティ期のおすすめの飲み物と食べ物> 松陰神社にある<This_>の<タビラコ>薬膳ジンジャーシロップ「生姜、桂皮、枸杞子、大棗、丁香、当帰、甘草、陳皮、など数種類の薬膳入り。結構辛めで、一口飲むだけで身体があたたかくなります。このシロップとレモンと蜂蜜でジンジャーレモネードにしたり、紅茶に入れたりして飲んでいます。マタニティ期は果物がすごく食べたくなって、最近は柿を切ってこのシロップでマリネして食べるのにはまっています」<LEBENSBAUM>とらさんのルイボスミントティー「ノンカフェインのルイボスミントティーは、ルイボスとペパーミントに、レモングラスやオレンジピールを合わせたブレンドですっきりする味。パッケージも可愛いし、味もおいしくてよく飲んでいます」Maternity life #07自分好みのテイストで撮影!<マタニティフォトのこと> リラックスしたいつもの姿を記念に「家族3人は最後だなという記念で家族写真として撮影してもらいました。なんとなくフィルムで撮ってもらいたく、Instagramのハッシュタグで検索して好きなテイストの写真を撮っている方を見つけて依頼しました。自宅に来てもらったので、リラックスしたいつもの姿を撮ってもらえて満足です」Maternity life #08今しかできないことを!<出産までにやりたいこと> 3人の時間を大切に非日常を体験「家族3人の最後の時間をいろいろ楽しみたいなと、近場ですがホテルステイを何度かしました。息子が小さな頃からたくさん旅行をしたので、3人での少しだけど非日常の時間がとてもいい思い出になりました」\\こちらの記事もおすすめ!//マタニティパンツ、みんな買ってる? 上手な選び方&おすすめ最旬20選おしゃれに残そう! マタニティ&ニューボーンフォトの人気出張カメラマン
2021年11月01日年齢差は21歳。ふたりの関係は「師匠と弟子」であると同時に「友達」だという。2019年に公開された映画『ザ・ファブル』のシリーズ第二弾となる『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』で初共演を果たした岡田准一と平手友梨奈。岡田が前作に続いて、激しく華麗なアクション、どこか感覚が世間とズレた殺し屋という役柄で味のある演技を見せる一方、平手は物語のカギを握る、足と心に傷を負った少女という難役に果敢に挑み、存在感を放っている。新型コロナウイルスの感染拡大による撮影中断をはさみつつ完成、そして公開にこぎつけた本作について、ふたりに話を聞いた。――岡田さんが演じる佐藤アキラ(※ファブルの偽名)は一流の殺し屋である一方で、どこか抜けていて、これまでに岡田さんが演じてきた役柄とはややタイプが異なるように思います。アキラを演じる面白さをどんなところに感じていますか?岡田:コメディという部分に関して、若い頃はよく演じていましたけど、最近は重い役柄を演じさせていただくることが多くて…。でも、自分のパブリックイメージにおけるその“重さ”が、アキラを演じる上ではコメディとのズレという意味でちょうどいいんだと思います。ただ、アキラはちょっと浮世離れしていて、掛け合いで楽しくできるわけではなく、話を振られているのに聞いてなくて「おいっ!」と突っ込まれる側なので、正直なところ楽しく演じられる役というわけではないんです(苦笑)。――あくまでもアキラ自身は真面目に生きていて…。岡田:そうなんです。その真面目にやっているのがズレていて(見ている側は)面白いという役なので、掛け合いには乗れないんです。ただ、面白さという意味では、オクトパス(※アキラが勤めるデザイン会社で、佐藤二朗、山本美月が同僚役を演じる)でのコメディ部分もあれば、平手さん、堤(真一)さんを相手にした真面目なドラマシーンもあるし、激しいアクションのシーンもあって、言ってみれば3つの現場を行き来しているような感じで演じることができるんです。撮影現場としては違う作品に入っているのかというくらい、テンションが違って、そういう意味で面白いですね。――平手さんが演じたヒナコは、つらい過去であったり、様々なことを抱えつつも口数は少なく、役として難しかったかと思います。特にヒナコの内面に関してどのように捉え、表現されたんでしょうか?平手:自分の中でもまだわかっていないというか「(演じたシーンで)ヒナコってどんな感情だったんだろう?」という感じで、いまだに掴み切れてないんですよね。もしかしたら、映画を見てくださる方も(映画で答えが提示されるのではなく、想像に委ねられて)同じように「ヒナコってどういう感情だったの?」という感想を持つかもしれないです。――クライマックスでは、そんなヒナコが感情をあらわにするシーンもありました。あのシーンはどんなことを考えて臨まれたんでしょう?平手:何だろう…? 現場のみなさんが作ってくださった雰囲気もありましたし、私は相手がほぼ堤さんだったので、堤さんのお芝居を見ながら、いろんな周囲の方たちのお力を借りてできたんじゃないかと思っています。――劇中のアキラとヒナコは、互いの存在を気にかけつつ、アキラはヒナコをこっそり見守ったり、微妙な“距離”を保っていますが、現場でのおふたりの関係性、距離感は?岡田:一応、僕、“師匠 兼 ともだち”なんで(笑)。平手:“弟子 兼 ともだち”です(笑)。岡田: 20歳離れてますけど友達です(笑)。彼女は難しいシーンも多かったし、(アキラとヒナコが)会うところは、僕は嫌われているという設定もあって、距離感があるし、最後の森のシーンも雨で大変でした。コロナ禍の影響で撮影自体が途中で延期になって、気持ちをつなげるのも大変だったでしょうし、(平手は)堤さんと同じシーンが多かったから、堤さんのことを憎めなくて困ってたり(笑)。ひとつひとつ、気持ちを紡ぎながら芝居をしていくだろうから…。僕としては、彼女のこれまでの歩みも含めて共感できる部分がたくさんあるし、そういう意味で、すごく気になる存在でもありましたし、頑張ってほしいなと思う存在なので師匠になりました(笑)。(平手に)仲良くやってたよね…?平手:あんまり真剣な話をしたというより、たわいもない話をしてた記憶がありますね。岡田:お芝居についてはあまり話してないですね。――映画冒頭のヒナコが車の中にいる状態でのカーアクションが凄まじいですね。岡田:現場で(平手が)見ててくれましたね。上着を持ってきてくれる係をやってくれたよね? (待ち時間が長くて)ひま過ぎて(笑)。平手:暑かったので、カットがかかったら扇子であおぐ係をさせてもらいました(笑)。岡田:弟子なんでね(笑)。――今回、敵役となる宇津帆を堤真一さんが演じていますが、あんなに悪そうな役を演じている堤さんを見る機会はなかなかないですね。岡田:堤さんはとてもお世話になっている俳優さんで、(『フライ,ダディ,フライ』、『SP』シリーズ、『海賊とよばれた男』など)僕にとって大事な作品に出てくださっている俳優さんです。そんなに現場でお話を沢山するような関係性ではないんですけど、画で映った時の相性がすごく良い方だと勝手ながら感じていて。そんな俳優さんがいてくださるのは、僕にとってはすごく宝なので、今後も大事な役柄、大事なシーンでお会いするのかなと思っている方ですね。そういう人と平手さんがずっと一緒にお芝居をされていたというのは、彼女にとってすごい財産になると思います。楽しそうというか、うらやましいなと思って見ていました。できれば若い頃の堤さんに会ってほしかったですね。怖いというか…いまのような優しい雰囲気ではなかったよ(笑)。平手:えーっ(笑)!?――平手さんは2018年の『響-HIBIKI-』以降、着実に様々な役柄にチャレンジされていますね。平手:この現場に限らずですが、毎回、新しい現場を経験させていただくたびに学ぶこと、知らない間に吸収させてもらっていることも多いです。――今回の現場で特に思い出深かったこと、印象に残っていることは?平手:コロナで中断する前の話なんですけど、スタッフさんたちがみんな、ドクロのマークの入った革ジャンを着ていたり、坊主頭だったり、いかつい男性のスタッフさんが多くて、ちょっと怖くて…(笑)。この現場で私は打ち解けられるのか…? という不安しかなかったです。最終的にはすごく良くしていただいて、いい現場だったんですけど。(岡田に)怖くなかったですか?岡田:前作から知ってる人たちだからね。――それは『ザ・ファブル』という作品に合わせて、みなさんそういうスタイルに…?岡田:いやいや、それは江口(カン/監督)さんの好みですね。カメラマンさんも、江口さんがいつも一緒に仕事をしてる方なんですけど、そのチームはいつもみんな軍服を着てたりするんですよ、サバゲーにハマってて(笑)。(平手に)映画業界のスタッフの中でも個性的な人たちだから、映画の世界がみんなそういうふうってわけじゃないよ(笑)。江口監督も見た目は怖いですけど、とても優しい方ですよ。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』公開中(C) 2021「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」製作委員会取材・文・写真:黒豆直樹
2021年06月18日女優の杉本彩が19日、インスタグラムを更新し、舞台『YOSHITSUNE 廻』の降板理由を明かした。5月26日から東京・北千住天空劇場で上演の同作に出演予定だった杉本。同作の公式ツイッターが18日、「このたび、常盤御前役の杉本彩さんにおきまして、誠に残念ではございますが、昨今の諸事情から、降板が決定となりました。代役は、石井美絵子さんをお迎えいたします。大変申し訳ございませんが、この度の変更についてご了承くださいますよう、お願い申し上げます」と発表していた。杉本はインスタグラムで、「皆様にお知らせがございます」の書き出しから、「一年延期となり、5月26日より公演の舞台『YOSHITSUNE 廻』に出演を予定しておりましたが、現在のコロナ蔓延によるさまざまな状況を憂慮し、出演を降板させていただくことになりました」と報告。「私の出演を楽しみにしてくださっていた皆様には大変残念なお知らせとなってしまいますが、何卒ご理解いただけますようよろしくお願いいたします」と記し、「『YOSHITSUNE 廻』の舞台のご成功を心よりお祈りしております」と結んだ。一方、代役を務める石井はツイッターで「『YOSHITSUNE 廻』常磐御前役で出演させていただきます。1年以上ぶりの舞台です。気合いがから回らないように気をつけつつ舞台上に存在している意味をしっかりと…」と意気込み、「よろしくお願い致します」と呼びかけている。
2021年04月19日「どの師弟関係も個性的で、似たような関係が二つとない印象です。もともと棋士は個性が強く、その個性同士の組み合わせですから、唯一無二の関係になるのは当然かもしれません」そう語るのは、3月16日に著書『絆棋士たち師弟の物語』(日本将棋連盟発行・マイナビ出版販売)を発売する野澤亘伸氏。18年の著書「師弟棋士たち魂の伝承」(光文社)でペンクラブ大賞文芸部門の大賞を受賞した筆者が、満を持して世に放つ将棋棋士の師弟物語の続編である。今回は8組の師弟に取材している。もはや国民的棋士となった藤井聡太二冠と師匠・杉本昌隆八段の特別対談も収録している。「杉本八段と藤井二冠の対談において、藤井二冠は質問に対して一つ一つ真剣に考えて答えてくれます。将棋でいうところの『長考』のような感じがしばしば見られます。やはり早くからメディアに注目され、自身の発言に責任を持っているのでしょう。今回は杉本師匠との対談ということもあり、リラックスして素に近い気持ちになれたのではと思います。二人に対して質問をすると、師匠が先に答えてくださり、藤井二冠にトスを渡すような場面が何度かありました。途中からは砕けた感じのやりとりも見られ、藤井二冠が会見で見せる応答とは違った18歳らしい一面が見られました」将棋界は歌舞伎や落語のように、師匠と弟子で技術が受け継がれていく面がある。その師弟関係はさまざまで、そこには十人十色のドラマがあった。「本書の取材で、特に印象に残った師弟は、中田功八段・佐藤天彦九段、畠山鎮八段・斎藤慎太郎八段でしょうか。この二組はとても対照的な師弟で、中田八段は放任主義で佐藤九段を育て、遠巻きにその成長を見守ってきました。畠山八段は自分が持てるものを全てを斎藤八段につぎ込んで、自分を超えさせていきました。中田、畠山は『昭和の棋士』であり、タイプは違いますがともに無頼な男たちです。弟子の佐藤、斎藤は小学生時代から将棋への特別な才能、集中力を見せ、将来を嘱望されてきました。この二人にとって、それぞれの師匠が運命的に相性が良かったことは間違いないでしょう。棋士は洞察力に優れ、その子の長所、短所を見抜く。そして普段は言葉を交わすことは少なくても、いざ師の力が必要になれば親身になって対応していきます。将棋界の取材をしていくと『才能があったけども、周りの影響でダメになっていった子がたくさんいた』という言葉を何度も聞きました。幼少時から「天才」と呼ばれる子たちには注目が集まり、特別な存在として扱われることは、思い上がる気持ちを生みやすい。指導者は本人だけでなく、その両親の子どもへの対応からも、プロになれる資質を見極めるといいます。杉本八段は、藤井二冠のご両親がとてもしっかりした方であると話しています。藤井二冠の礼儀正しさ、謙虚さは、家庭環境や師匠の姿から習得されたものかと思います。才能は根を張る環境に大きく左右されることを、師弟の関係を見つめる中で強く感じました」■将棋界の師弟は無償の愛で結ばれた関係将棋界ならではの師弟関係を表す言葉として、「恩返し」という表現がある。これは、弟子がプロ入り後の公式戦の対戦で師匠に勝利することを意味する。「『恩返し』が弟子が師匠に勝つこととして語られるのは、将棋界独特の慣習のように思われていますが、実際にはどの師匠も『そんな恩返しはいらない』と言っています(笑)。多くの師匠が言う“真の恩返し”とは、師匠が勝てなかった相手に弟子が勝ってくれることだと。中田八段は弟子の佐藤が羽生善治から名人位を奪取する姿を、一人自分の部屋で中継を観ていました。自分が追いきれなかった羽生の背中を、愛弟子が捉えようとしている――。立ち上るタバコの煙を見上げながら、夢を見ているようだったと言います。畠山八段は斎藤八段が四段昇段したときに、『これからは戦う相手になるので、もうアドバイスしてあげられるものはない』と言いました。畠山と斎藤は、これまでに何度か師弟戦を戦っています。師である畠山が、上を目指す弟子の斎藤を本気で倒しにいく姿は、将棋界独特の凄みを感じました。どんなに手塩にかけた弟子でも、プロになれば一人のライバルになる。その勝負に親しみや馴れ合いは一切存在しないことを、二人の姿は伝えていました。将棋界の師弟とは、師と弟子であり、同時にライバルでもあり、無償の愛で結ばれた関係だと思います」将棋の師弟関係はサラリーマンの「上司」「部下」とは全く違うものだという。「私は会社員をやってことがないので『上司』と『部下』の関係はあまりわからないのですが(笑)、将棋界の師弟関係は、自分たちに人生を与えた『将棋』への感謝から来ていると感じます。先ほど『恩返し』という言葉がありましたが、師にとって道を継ぐ者を育てることが、将棋界への恩返しなのだと思います。弟子は自分一人の夢を継ぐのではなく、棋界の未来を担うものとして育てられる。弟子たちは、師の想いと指し継がれてきた将棋の定跡を学ぶ中で、自分の一手に宿る歴史を感じ取ってきたのではないでしょうか」いまやほとんどの棋士が将棋の研究にコンピューターを導入している。師弟関係にも変化が生まれているのだろうか。「今後の師弟関係については、正直わからないですね。若手棋士の実力が拮抗して競争が激しくなり、10年後、20年後にはベタラン棋士の引退が早くなるとも言われています。また現在の若手は過去の棋譜を並べず、AIでの最新研究に没頭してるようです。これまでの将棋界の慣習や、棋譜を並べるといった勉強法は見られなくなりつつある。人から人に受け継がれる伝統は、薄れていくかもしれません。寂しいことですが、それはすべての文化の継承にも言えることではないでしょうか」藤井二冠の大活躍で、将棋界に興味を持ち始めている人々が増えている。師弟関係に触れることが、その楽しみの一助になれれば、と野澤氏も言う。「将棋はわからなくても、棋士たちの生き様を見つめることも観戦の楽しみです。棋士は一般社会では出会えないようなピュアな存在であり、棋士と棋士の友情は子どもの頃からこの世界で生きていくと決めた者たちの、深い絆です。そして、親しい相手であっても、一切の私情を排して勝負に臨んでいく。棋士とはそんな存在です。是非、将棋の世界を覗いてみてください」
2021年03月18日「志村さんが僕のことを“先生”とか“師匠”と呼んでくださったりしていたので、一緒に飲みに行ったりすると『あの志村さんが師匠と言うんだから』と周りの人から気を使われ、困りました(笑)。実は志村さんは人から指導を受けるのがあまり好きではなかったらしく、珍しいことだったようです」そう神妙に語るのは、故・志村けんさん(享年70)の津軽三味線の“師匠”上妻宏光さん(47)だ。今年3月に急逝した志村さん。8月22日に放送される『24時間テレビ』(日本テレビ系)でも志村さんを題材にしたドラマが企画されるなど、志村さんの生きざまが改めて人々を引きつけている――。《ライブに参加したり、CMで共演したり、僕の演奏をCDに収録していただいたり色々な事がありました。(中略)上妻師匠にはとても感謝しております。ありがとうございます。今後ともご指導宜しくお願い致します》志村さんが逝去する約1カ月前の2月に、ソロデビュー20周年を迎えた上妻さん。志村さんからはこんなお祝いのメッセージが贈られていた。当時を思い出し、上妻さんはそっと目頭を押さえる。「最後に直接お会いしたのは昨夏、舞台『志村魂』の稽古でした……」2人の付き合いは16年前から。志村さんのラジオ番組に上妻さんが出演したのがきっかけだった。「実は、お会いしたのはそのときが最初じゃないんです。子どものときに、『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』(TBS系)の特番にいろいろな特技を持った20人くらいの子どもが出演したことがあって。僕も三味線で出たんですよ。ご縁があったんですね」以前から志村さんは上妻さんのCDを持っていたそうだ。ラジオ番組で共演した際、上妻さんは自ら作曲した『紙の舞』をリクエストされ、披露。放送終了後に、志村さんから「この後、どうですか?」と食事に誘われたという。「そのとき『三味線やりたいんだよね』とお話しされていたんです。僕は弟子をとらないので『よかったらどなたか紹介しますよ』と伝えたのですが、『いやあ、『紙の舞』を演奏したいからなぁ……』と。ただ、お酒の席でしたし、本気ではないだろうなと思っていたんです。しばらくして、今度は志村さんのテレビ番組のゲストに呼んでいただいて、その収録後に『本当に三味線をやりたいので、連絡先を交換しませんか』とおっしゃるので真剣なお話だとわかったんです。それからは週に2~3回、稽古をやっていました。休みは入りますが、だいたい2時間くらいです」志村さんは持ち前の集中力と努力でたちまち演奏できるようになっていったという。「もともとギターを演奏されていらっしゃったので、とても耳がいい方でした。それに加え、練習も重ねていたと思うんです」志村さんのセンスと努力を物語る一つのエピソードがある。稽古を始めてまだ半年くらいしかたっていないころ。テレビ番組の企画で志村さんの三味線に、ビートたけし(73)がタップダンスを合わせることになった。上妻さんがその収録に付き添うと――。「本番前に三味線を練習し始めた志村さんを見たたけしさんが『そんなに弾けるのか』と驚かれて。たけしさんも楽屋でタップの練習をし始めたんです。若手の芸人さんたちがそれを直立不動で見ていましたね。たけしさんは長くタップをやられていると思うのですが、あの短期間の練習で、たけしさんをも本気にさせるというのはすごいことだと思いました」4年前、上妻さんのアルバムの発売を祝して、志村さんがコメントを寄せたこともある。そのなかには、《お稽古の時間より呑んでいる時間の方が長かったかもしれませんが(笑)》というくだりも。「お稽古のあとに連れていっていただいていたんです。だいたい夕方の3時、4時くらいから稽古をはじめて、2時間くらい稽古をしたあと、食事をして飲みに行って、朝5時くらいまで。そこでダチョウ倶楽部の上島竜兵さんや、嵐の相葉雅紀さんのような、志村さんと番組で共演されている方と一緒になったり。1対1で飲むときもありました。基本的に静かな方なので、お酒を飲んではしゃぐようなことはありませんでした。いつも笑顔で飲んでいらっしゃって、誰か後輩が来るとまたいろいろと気を使われて、お酒や食べ物を勧めたり。志村さんは人が楽しんでいるのを見るのが楽しかったんだと思います」 師匠と弟子。2人で飲むときの話題はやはり“芸事”について。「音楽や映画の話が多かったです。何をアイデアの源にするか。モチベーションをどう保つか……」ときには上妻さんが、志村さんに悩みを相談したこともあった。「今の自分の生き方や、音楽のアプローチの仕方について不安になるときがあって。志村さんとお話をさせていただいたときに、『誰もやらない、そういうことを上妻先生はやってきたわけなんで、自信を持ってください!俺が言うんだから、間違いないですよ』と。独自の世界観を第一線で創ってきた方にそういうふうに言っていただいたというのは、生涯の宝ですね。僕にとっても子供のときから見ていた方ですから……」「俺、夜あまり眠れないんだよね」と呟いていたという志村さん。上妻さんは、志村さんの毎晩の習慣にも強い芸人魂を感じたという。「志村さんは、朝まで飲んでどんなに泥酔していても、自宅に帰ると就寝前に必ず1本は映画を鑑賞していたと聞きました。創作のヒントを絶えず探していたのではないかと思います。志村さんには、才能があるうえでの、たゆまぬ努力をまざまざと見せつけられました。これから僕は、志村さんの芸事の“覚悟”を背負いながら、天国で聴いて喜んでいただける曲を作っていきたいと思っています」志村さんが見せた芸道への執念は師匠にも影響を与えていた――。「女性自身」2020年9月1日号 掲載
2020年08月20日展覧会「飄々表具─杉本博司の表具表現世界─」が、京都の細見美術館にて開催。臨時休館に伴い休止していたが、2020年5月26日(火)から再開し、会期を延長して9月6日(日)まで開催する。杉本博司が見せる“表具”の世界《ジオラマ》《劇場》《海景》といった写真シリーズで知られる現代美術作家・杉本博司。その活動は写真だけにとどまらず、建築や庭園、古今東西の古美術の蒐集など多岐にわたる。「飄々表具─杉本博司の表具表現世界─」は、京都市京セラ美術館オープンに伴う連動企画。杉本の視点から、“表具”をテーマとした展示を行う。表具とは、布や紙、織物の骨董“古裂(こぎれ)”などを用いて作品を掛軸などに仕立てることだ。表具は美術品を保護し、引き立てるのみならず、古裂それ自体も鑑賞されるものとして愛好されてきた。杉本は古裂を用いて自身の作品や蒐集品を表具に仕立てており、これらは「杉本表具」と呼ばれている。写真や蒐集品を「杉本表具」として展示そうした表具を取りあげる本展は、全2部での構成。第一部では、《華厳滝図》をはじめとする自身の写真を、掛軸や屏風、額といったさまざまなフレームで飾った作品を展示する。続く第二部では、細見美術館の所蔵作品と「杉本表具」をあわせて紹介。 白髪一雄の《墨筆抽象画》やアンディー・ウォーホールの《罐鈴汁缶》などを、杉本ならではの感性で表具へと仕立てた作品を、細見コレクションとともに楽しめる。展覧会概要展覧会「飄々表具─杉本博司の表具表現世界─」会期:2020年5月26日(火)再開~9月6日(日) ※会期延長※当初、2020年4月4日(土)〜6月21日(日)を予定していたが、4月9日(木)から5月25日(月)まで全館臨時休館。5月26日(火)より再開。※展示再開後は、引き続き前期展示。展示替えスケジュールは、細見美術館公式ホームページにて告知。※細見美術館再開に伴い、アートキューブショップ、カフェキューブも5月26日(火)より営業再開。営業時間は10:00~16:00(L.O. 15:30)。※茶室「古香庵」・トラットリアenは、当面の間臨時休業。会場:細見美術館住所:京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3TEL:075-752-5555開館時間:10:00〜16:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日入館料:一般 1,400円、学生 1,100円※団体受付は不可。
2020年03月07日Jリーグを代表するビッグクラブ・浦和レッズのFW・杉本健勇選手にインタビューしました。恋愛観からご両親のこと、仲がいい選手についてや将来の夢まで、知られざる素顔をたっぷりと語ってくれました。とろけそうなショットとともにご堪能ください!写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子女性も嬉しいけど、男性に応援されたいです澄んだ青空に陽光が穏やかに差し込む昼下がり。普段よりやや長引いた練習を終えて、汗を滲ませた浦和レッズの選手のみなさんが続々とクラブハウスへ戻っていきます。そのなかで、練習見学のファン、サポーターの方々からひと際視線を注がれていたのが、今季セレッソ大阪からレッズに移籍したフォワード(FW)の杉本健勇選手。187cmの長身に爽やかなルックス、多くの女性がメロメロになるのも頷けます。ーーどこからどう見てもカッコいいですね。モデルさんのようです。いえいえ、「モデルをやれるでしょ」と言われることもありますが、もっとカッコいい人は世の中にたくさんいます。女性に応援していただけるのも嬉しいですけど、正直言えば、男の人から言われるほうが嬉しいです。僕、子どもの頃は太っていたんですよ。小3の時に交通事故で大怪我をしてしまい、長い入院生活ですっかり運動不足になってしまったんです。それで、ダイエット目的でサッカーを始めました。いざやってみたら楽しくて、そこから今に至ります。だから、僕がぽっちゃりした体型じゃなかったら、サッカーに出合えていなかったですね。ーーいまのスラリとしたスタイルからは想像もできません。これまで東京ヴェルディや川崎フロンターレでプレーされた時期もありましたが、セレッソ大阪の下部組織からそのままトップチームに行かれ、長年セレッソ大阪で活躍されていました。今季、クラブも環境も激変しましたが、いかがですか。関西から関東ということで、最初は慣れるのに大変でしたけれど、今はもう大丈夫です。浦和レッズのサポーターのみなさんはとても情熱的で、いつも支えてもらっていると感謝しています。大阪ももちろんいいですが、こちらにはこちらの良さがありますね。クリスマスは南野と扇原の3人で食事をしていましたーー練習後はどう過ごされていますか?基本的に体のケアに努めています。ジムでトレーニングして、ほぼ毎日、めっちゃ大好きなお風呂やサウナに行きますね。こっちに来てからいろいろ巡って、お気に入りを見つけたんですよ。一般の方が僕を見て驚かれることもありますが、なんせ毎日行っているので、多くは顔見知りのおじさんです。あとは、SNSでファンの方々とやり取りもさせてもらっています。ーー個人でおやりになっている会員制のSNSですよね。はい、改めて応援してくれているかたの存在に助けられています。その部分は、SNSをやる前よりもすごく感じられますね。サッカー選手としての僕も、その冠を取っ払った「杉本健勇」も応援していただけるのが嬉しいです。まだ始めたばかりで、いろいろなご意見をいただくのは仕方ないと思っています。ただ僕は、入会してくださっている方々のありがたみをすごく感じていますね。ーーピッチ上では時に感情を爆発させる姿も拝見しますが、普段はとても物腰柔らかな印象です。せっかくなので、ananwebでも素顔の「杉本健勇」を見せてください。まずは、交友関係から。仲良しの選手は?クラブで言ったら、後輩の橋岡大樹選手や岩武克弥選手、先輩だと長澤和輝選手とよく一緒にいますね。クラブ以外ですと、小林祐希選手(ベフェレン所属)とはヴェルディの頃一緒に住んでいたこともあり、昔からの友人です。ーー以前取材した横浜F・マリノスの扇原選手も仲がいい選手に杉本選手を挙げられていましたが?あ~(笑)。あの記事はたまたま読みました。彼は僕より1歳年上なんですが、僕は「扇原」と呼び捨てにしているくらい仲がいいです。小5、6のときに出会って、セレッソでも一緒にプレーをしていました。先輩ですけれど親友ですね。去年のクリスマスは、中学の頃から遊んでいた南野拓実選手(ザルツブルク所属)と会う約束をしていたのですが、そこに扇原も呼んで3人で食事をしました。好きな女性には尽くすタイプですーー豪華な3人ですね! 何を話していたのですか?クリスマスなのに3人で過ごすのって何か変だねって(笑)。あとは、サッカーのことはもちろん、懐かしい話や恋愛の話題もしたり。扇原は僕からしたら、むちゃくちゃ天然なんですよ。でも、そう言うと、僕のほうが天然と返されるんです(笑)。ーー北川航也選手(ラピド・ウィーン所属)からは「南野選手は意外と天然でモテると思う」とお聞きしたことがあります。となると、3人揃って天然!?南野はちょっと違うかもしれないです。彼のことを僕はクレバーと呼んでいるくらい、けっこう頭がキレると思いますね。彼がセレッソにいた頃は、女性といるところなんて想像できなかったですが、いまは……どうなんでしょうね(笑)。ーー南野選手も、すごくモテそうなイメージです。いや、「女性ファンが多い=モテる」ではないですよ。あれだけ素晴らしいプレーをするのだから、サッカーを知っている人からモテるのは当然なんです。別のところでモテるのが真のモテだと思うんですよね。僕が女性だったら、南野と付き合いたいかどうか?……言葉を濁しておきます(笑)。ーーではズバリ、当の杉本選手はどうなのでしょうか?僕は、彼女にめちゃ尽くしますよ。何事も思いやりが大事だと思っていて、ちょっとしたサプライズをするのが好きなんです。1日1回、普段やらないことをやってみるんですね。例えばマッサージをしたり、洗いものをしたり。でも、こう言うといつもは何もやらない男と思われそうですけど(笑)。とにかく、彼女の喜ぶ顔が見たいんです。ーー理想のデートコースは?おもろないかもしれないですけど、相手の行きたい場所に連れていってあげたいです。だから、彼女の行きたいところが理想のデートコースですね。ーーサプライズといい、果てしなく優しいですね。昔から、父に「女性に優しくしてあげなさい。絶対に手を上げるな」と言われていました。実際、父も母に優しかったですし、そうやって小さい頃からすりこまれていたので、男は女性に対して紳士であるべき、と思っています。結婚はすぐにでもしたいけど、彼女は…ーー昨年2018年に放送された『日本サッカー新時代 ~2018年への旅~』(テレビ朝日)では、「おかんの料理が1番」とおっしゃっていました。母親は大好きです。シンプルに感謝しかないですし、一番大事な存在であり、反抗期もなかったので、昔から何でも話してきました。ーーそう思ってはいても、恥ずかしくて言葉に出せない男性も多くいそうです。そこまで断言されると、恋人をお母さまと重ねて見てしまいそう?おかんみたいな人がいい、とは思わないです。そこは全然関係ないですね。僕は、いろいろな経験をしてきている女性に惹かれます。なので、年上の人に魅力を感じることが多いです。でも、絶対こういう人がいい、というこだわりはないですね。ただ、僕はふたりきりの時間も大切にしたいですが、友人、後輩や家族と過ごす時間も大好きなので、そうした場に快く行ってくれる社交的な女性がいいですね。ーー結婚願望は?結婚はずっとしたいと思っています。子どもが大好きなので、子どももほしいと思いますし、相手さえいればすぐにでもしたいです。ーーそれはつまり、いまお相手はいない、ということですね! ファンの方は大喜びしそうです。ほんまですか(笑)。でも、死ぬまでともに過ごすことを考えると……結婚はもちろんしたいですが、多分僕はできないタイプだと思うんですよ。細かいことを言ってしまうと、妻となる人に料理を作ってもらうとして、味が好みじゃなかったとしてもそれはかまわないんです。僕、温度にめっちゃうるさいんです。熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいままで食べたいんです。ここに母親を出してしまうのですが、おかんは手際がものすごく良くて、僕が食べたいと思ったときにできたてをパッと出してくれるんです。だから、僕は料理ができたらすぐに食べたい。でも、家族ができて、僕だけさっさと食べるのなんて、おかしな話ですよね? だから、そんなことを言っているうちは、結婚は無理かなと(笑)。絶対的な選手になります!ーー杉本選手といえば、ファッションリーダーとの呼び声も高いです。最近は見られませんが、かつてはInstagramで私服を公開されていましたね。服はすごく好きですね。雑誌を見て、カッコいいと思うファッションをマネしています。だから、きれいめなモノからイタリアっぽいスタイル、モード系とジャンルを問わず着ています。さらに好きなのは、眼鏡です。眼鏡は、形や色など、それによって違う自分を表現できると思います。眼鏡ひとつで印象がガラリと変わるから、いろいろな自分を見せたいと思いますね。あと、肌のお手入れをけっこうしているので、スキンケアが趣味でもあります。ーーおしゃれといい、スキンケアといい、美意識の高さに驚きです! では、そんなイケメンすぎる杉本選手から見てカッコいいと思う選手は?川崎フロンターレの家長昭博選手ですね。顔もプレースタイルもカッコよくて好きです。僕はどちらかというと男くさいタイプが好みです。ーー杉本選手や家長選手を見るために観戦するのもいいですよね?僕のことは置いておいて、女性は基本カッコいい選手から入っていいと思います。サッカー選手は男前が多いですからね。だから、女性のみなさん、顔からガンガン入ってください! そこからサッカーを好きになってもらえればありがたいです。ーー観戦に行ったら、杉本選手のどんなプレーに注目すべきですか?攻撃的なポジションなので、ゴールに直結するプレーを観ていただきたい。特に、ヘディングには自信があります!ーー最後に、夢を教えてください。年単位でいっぱいあるんですよ。そのためには、目の前のことをクリアしないといけません。まずは、「浦和の漢になる」ですね。いろいろな意味を込めて、このクラブで活躍して、絶対的な選手になりたいです。もちろん、日本代表になることも目標です。前回のW杯も悔しい思いをしましたし、その時から次も出たい、と強く思っています。「浦和の漢になる」は杉本選手だけの願いではなく、チームメイトやサポーター、浦和レッズを取り巻く多くの方々の想いでもあります。重圧を追い風にして、炎のごとく赤く熱いプレーを見せてください。今後のさらなるご活躍をいっそう楽しみにしています!
2019年12月01日女優の杉本有美(30)が、今年7月に離婚していたことを、写真家・萩庭桂太氏の公式サイト「萩庭桂太 YOUR EYES ONLY」を通じて発表した。杉本はサイトに掲載されたインタビュー内で、「実は今年7月、離婚しました」と報告し、「今回このYEOに出していただいたのも、離婚という事実をちゃんとファンの皆さんにお伝えしたかったからです」と同サイトでの発表に至った経緯を説明。「相手が一般の方なので、大々的に発表するわけにもいきませんし、事務所と何度も話し合った上で、この場をお借りして皆さんにお伝えすることにしました」と補足し、「今後、このことについては、何もお話する予定はありません。ご理解いただけるとありがたいです」と呼び掛けている。また、インタビューでは女優に転身した際に「いくら頑張っても、グラビアアイドルがやっているとしか思ってもらえない」と悩んでいたことを告白。自信を失った結果、事務所を離れ、結婚を機に人生初のアルバイトも経験したという。その後、舞台のオファーがあったことをきっかけに、フリーランスを経て、昨年4月に新事務所に所属。女優としての決意を新たにすると共に、「今の私にしかできない形で、やっていければ」とグラビアにも意欲を示している。杉本はファッションモデル、グラビアアイドルとして活躍し、『炎神戦隊ゴーオンジャー』(08~09・テレビ朝日系)をはじめ、月9ドラマ『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』(09・フジテレビ系)、連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』(10)、大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』(11・NHK)に出演するなど女優としても活躍。2016年12月に一般男性との結婚を発表していた。
2019年10月28日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、女優の杉本愛里さんです。リアリティ番組で、本気で恋愛できるとは…想定外でした!『セブンティーン』専属モデルとして活躍し、AbemaTVの人気番組『オオカミちゃんには騙されない』にも出演。ますます注目の存在に。「出演が決まった時は“カメラの前で素でいられるかな”なんて思ったけど、気付いたら普通に恋愛していました(笑)。街でよく声をかけてもらうようになり、インスタのフォロワー数は10倍も増えたんです!多くの人に見ていただいたことを日々実感しています。目標は幅広い役を演じられる女優になること。サイコパスのような、ヤバい役にも挑戦したいです」毎日でも余裕で食べられます。ラーメンが大好物。なかでも、『一蘭』の細麺の豚骨がドンピシャ!写真が趣味。カメラは気分で使い分けます。デジタルとフィルム両方使用。カメラ友達がいて、よく撮り合っています。マーベルに激ハマりしてしまいました!アイアンマンを見つけて嬉しくて駆け寄ったら、腕に激突しました(笑)。すぎもと・あいり2000年生まれ。「ミスセブンティーン2016」グランプリ獲得。デジタル写真集「PROTOSTAR杉本愛里vol.2」発売中。近況はInstagram(@12_airiyade_21)で。※『anan』2019年10月30日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2019年10月26日“パンケーキ王子”杉本悟プロデュースのパンケーキショップ「ベリーファンシー(VERY FANCY)」が表参道に新店を2019年9月11日(水)オープンする。なお、同店舗は2020年5月までの期間限定店となる。日本全国から海外まで、年間200軒以上のパンケーキを食べ歩き、“パンケーキ王子”の愛称で知られる杉本悟。パンケーキの魅力を知り尽くした彼がプロデュースするパンケーキ専門店「ベリーファンシー」では、自家製チーズを練りこんだ風味豊かな生地を1枚1枚丁寧に焼き上げた、ふわふわ半熟の新食感パンケーキを味わえる。メニューは、既存のパンケーキメニューをベースに表参道ならではのオリジナルレシピメニューを追加。さらに様々なコンテンツとのコラボレーションも展開予定だ。オープンに際して、9月26日(木)から10月15日(火)まではMILKFED.と、10月17日(木)から11月10日(日)まではSUPER☆GiRLSとコラボレーションする。なお、表参道店では、「ベリーファンシー」初の事前予約制のオンラインシステムを導入し、“行列の出来ないパンケーキ店”を目指す。【詳細】ベリーファンシー 表参道オープン日:2019年9月11日(水)※2020年5月までの期間限定店住所:東京都渋谷区神宮前5-3-8 AF Lohas St.Bidg 2FTEL:080-3113-5135営業時間:11:00〜22:00定休日:不定休価格帯:1,000~1,999円席数:46席
2019年09月08日今季、J1に昇格した松本山雅FCの若きストライカー・杉本太郎選手にお話をうかがいました。2016年までいた鹿島アントラーズとの違いやご自身の性格、恋愛観まで杉本選手の知られざる素顔に迫ります! 見るほどに溜息が漏れる美しいお顔と合わせてたっぷりとご堪能ください。写真・黒川ひろみ 文・伊藤順子華麗なテクニックでボールを操る杉本太郎選手!俊敏な動きかつ巧なドリブルで活躍中のミッドフィールダー(MF)・杉本太郎選手。間近で拝見すると、日本人離れした端正なマスクに瞳がとても美しく、ス~ッと吸い込まれてしまいそう。(笑いながら)全然かっこよくないです、僕、純日本人ですよ。ーーいま笑顔を見られてホッとしています(笑)。噂によると、取材はあまりお好きではないとか?相手によりますが、話すことがあまり好きじゃないんですよね。仲がいい人といても、話を聞くことのほうが多くて自分のことはあまり話しません。ですが、性格は控えめなほうではないです。かといってクールでもない。単にマイペースで人見知りなだけで、いろいろ話しかけてくれたり、いじってくれたりするのは好きですね。ーーでは、バンバンお聞きします! いじられキャラということですか?そういうことでもないです(笑)。でも、以前いた鹿島アントラーズでは、バーベキュー中にプールに落とされたりと、みんながすごくいじってくれたんです。でも、松本山雅では、この(人見知りな)性格もあってあまり話さないので、みんな近寄ってきてくれないですね……。ーーちょっと寂しそうな気も……。別に寂しくないですよ(笑)。僕がこういう感じなので、それはそれでいいと思っています。ーー今季移籍されたばかりですし、もう少し時間が経つと関係性が変化してくるかもしれませんね。……仲良しの選手をお聞きしてもいいでしょうか?若手の選手と一緒にいることが多いです。1年目の榎本樹選手(取材後、ザスパクサツ群馬に期限付き移籍)や山本龍平選手らと家でよくUNOをしています。恋愛絡みの話題も出ますね。変わらず自分のことは話しませんけど、よく聞いています。告白もデートも、男がリードするものーーならば、ご自身の恋愛について教えてください。好きなタイプは?僕がひねくれているというか、わかりづらい性格をしているので、素直な子がいいですね。好きな子には、自分から告白しますよ。男がするものじゃないですか?ーーそうしてほしいですが、言いたくても女の子の反応が怖くて、状況をうかがい続ける男性も多いみたいです。何回かデートを重ねるということは、気持ちがあると僕は確信するので、そこではっきりと告げますね。付き合ってからのデートの内容や場所なども、僕がリードしますよ。それは男がやらないとと思っています。ーーカッコいいです! では杉本選手と2回以上デートできたら、進展ありと女子は思ってしまっていいのでしょうか。そうとも限らないです(笑)。過去に複数回デートをしても、ちょっと違うのかもしれないと思い、告白を留まったことがあるので。女の子に関しては、何回もデートに付き合ってくれるということは僕の印象はいいのかなと解釈しますが、自分の気持ちは絶対とは言えないかもしれないです。(笑)ーーそういうところに、マイペースな性格が影響しているのかもしれませんね。「(付き合うなら)お前とは絶対嫌だ」と男性の友人に言われます(笑)。自分でも、僕に合わせるのは大変だなと思いますよ。モテ期を問われたら、中学時代ですね。当時学年で一番かわいい子と付き合うことはできましたけれど、自分の性格に難ありなので(笑)、いまは全然モテません。それでも、結婚願望はあるので、理解してくれる人がいればいいですね。有村架純さんのような女性らしい雰囲気の人が好きーー好みのルックスは?井川遥さんや柴咲コウさん、長澤まさみさんが、キレイだな~と思います。いつまでも変わらぬ美しさでいてくれる人がいいですね。ーーすべて年上の女性ですね。同世代でいうと、少し年上になりますが、有村架純さんかな。愛らしいお顔も素敵ですが、女性らしい体つきというか雰囲気に惹かれます。昔はスリムな子が好きでしたが、最近は健康的なスタイルの人が魅力的に感じますね。ーー理想のデートコースを教えてください。お昼にカフェで待ち合わせをして、ランチを食べて、映画を観て……いや、映画はやめます(笑)、海へ行って夕焼けを見て、夜飯を食べて、最後は星空を見に行きます。長野には、阿智村という星がきれいに見える名所があるんです。そこで、ゆったりと満天の星を眺めたいですね。ーー最高すぎるデートプラン! 女の子はメロメロになりそうです。では逆に、杉本選手がキュンキュンする女性のしぐさなどは?汗をかいて何かを頑張っている姿にグッときます。テレビで高校野球をやっていて、マネージャーの方が映っているのを見て思いました(笑)。あと、小さい子の面倒を見ているときの女性が好きですね。でも、わざとらしいのは残念に思ってしまいます。(笑)日本代表を狙っていますーーサッカーを始めたのは、小1の頃にお姉さんのお友達から、学校のサッカークラブに誘われたことがきっかけなのだそうですね。運動神経がいいほうだったので、初練習でも手ごたえがあったというか。褒めてもらえたりもしたので楽しいと思って始めました。サッカーの魅力は、体を張ってゴールを決めて、体を張ってゴールを守ること。そのせめぎ合いがやる側も観る側も楽しいと思うんです。また、広大なコートでやるスポーツであり、動きも激しいので、爽快感や躍動感を味わえるのも醍醐味だと思います。ーーサッカーは11人でやるものですが、そのなかでも、改めて杉本選手が担う役割を教えてください。僕の強みは、小柄を活かして、狭いところでパスをもらっても、すぐ前を向きドリブルで仕掛けられること。そこから、ゴールに結びつくパスを出したり、時には直接ゴールをしたりと、チャンスメイクを求められています。着実に結果を出していきたいですね。ーーその先にあるのは?最近、若い選手が海外のクラブから注目されて移籍するケースが多く出てきました。僕もタイミングが合えば、いずれは海外で挑戦したい思いはありますね。そして、もちろん日本代表になることも狙っています。そのためにはやっぱり結果が大事。いま活躍中の代表クラスの方々は、Jリーグで数字を残して海外へ行き、そこでも数字を残されている人たち。なので、僕も結果を意識して引き続き頑張っていこうと思います。ーー心に残っている言葉をお聞きしたら、「え~、なんやろ。“ない” でいっか」と即答した杉本選手。それでも、その後の撮影中にずっと考えていてくれたようで、取材の終わりに「『自信と慢心は紙一重』でお願いします」と答えてくれました。自信を持ってもおごり高ぶらない。その言葉を胸に、今後もより大きなステージへステップアップされていくことでしょう。麗しい瞳の先に描いている景色を私たちにも見せてくださいね!
2019年08月31日お笑いタレントの明石家さんまが、2日に放送されたMBSラジオの番組『ヤングタウン土曜日』(毎週土曜22:00~)で、先月22日に老衰のため93歳で亡くなった師匠・笑福亭松之助さんについて語った。23日に大阪市内で舞台『さんま・岡村の花の駐在さん』に出演したさんま。「そのリハの時に師匠が亡くなって。そのまま稽古やって、本番やって、お通夜に行って。次の日が偶然なのか1日空いていて、お葬式もちゃんと出れて」と振り返った。続けて、「不思議なことに、うちの父親、おじいちゃん、お母さん、師匠の奥さん、師匠、全部俺が大阪行って次の日がオフの日なんです。呼ばれているのか何なのかわからない偶然がずっと続いて、近親者とかそういう人のお葬式は一応出れてるんですよ」と明かし、「偶然にしちゃ5回連続続くとすごい」と驚いた。また、「本当は2年前に師匠がダメだっていうのが1回あって。俺も半分気持ちを決めてたんですけど。そこから2年」とさんま。「去年の10月に再入院して『もう長くはありません』って医者から言われて、12月に『今年いっぱいで絶対無理です』って言われて。すごいのは、俺と(師匠の)息子は『これまだ生きはるで』って。素人3人の手応えの方が正しかったんです」と話した。そして、「生きる強さね。『俺は生きるんだ』っていうのを改めて教えてもらったね」としみじみ。「生きようとする力。2年も生きようとすれば生きられるっていうのは、最後に師匠に教えていただいた」と語った。
2019年03月03日フランス・ヴェルサイユ宮殿の現代美術プロジェクトとして、日本の現代美術作家・杉本博司の展覧会「SUGIMOTO VERSAILLES 展(仮)」を、10月16日から翌2019年1月20日まで開催する。©château de Versailles Thomas Garnier Vue arienne du Temple de l’amour au domaine de Trianon2008年より、ヴェルサイユ宮殿では年一回、国内外のアーティストによる展覧会を企画。2008年にジェフ・クーンズ(Jeff Koons)、2009年にグザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)、2010年に村上隆、2011年にベルナール・ヴネ(Bernar Venet)、2012年にジョアンナ・ヴァスコンセロス(Joana Vasconcelos)、2013年にジュゼッペ・ペノーネ(Giuseppe Penone)、2014年にリー・ウーファン(Lee Ufan)、2015年にアニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)、2016年にオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)、そして2017年にはグループ展「Voyage d’Hiver/冬の旅」を開催し、それぞれの作品とヴェルサイユ宮殿、庭園との間に独自の対話を生み出してきた。第11回目となる、2018年の招聘作家に選ばれた杉本博司は、かつて王族のプライベートな場所として用いられていたトリアノン離宮を選び、主にプチ・トリアノンのフォリー(装飾的建築)および庭園にて作品を発表する。ルイ14世によって作られたこの区域には、グラン・トリアノンと呼ばれる大理石の宮殿が建てられた。その後、ルイ16世王妃、マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿での窮屈な生活から逃れるため、この区域を改造し、プチ・トリアノンを隠れ家として用いるようになり、この地にフォリーや劇場、そして村里まで有するロマンティックな庭園を作らせた。杉本博司は、ヴェルサイユを象徴する場所のひとつであるこのトリアノン離宮を初めて使用し、アート、建築、ライブパフォーマンスで構成される展覧会を行う。Versailles Sugimoto 9434 ©Tadzio「ヴェルサイユに杉本博司を招聘することは、この偉大なる日本人アーティストの特異性を形成する折衷主義を迎え入れることでもあります。ルイ14世からナポレオン、マリー・アントワネットからオルレアン公へと受け継がれ、それぞれの時代の創作を生み出してきたトリアノン離宮が初めて使用され、杉本博司が現代的な解釈をもたらします。『ジャポニズム 2018』が開催される今年、ここヴェルサイユにて、杉本は日本とフランスの文化的関連性を明示するのです」と、ヴェルサイユ宮殿美術館館長カトリーヌ・ぺガールは語っている。杉本博司は、「私のアーティストとしての活動は2次元を扱う写真から始まった。その後使いにくい美術館空間での展覧会という難行苦行を重ね、自らが望む3次元空間を創出する為に建築家となった。3次元空間が出来てみると、その空間に時間の要素を加えた演劇に興味が向いていった。私のアーティストとしての一生は予定調和へと向かわずに支離滅裂へと向かっているようだ。この与えられた機会に感謝し、私自身を整理して、私の活動をどのように統合できるかを検討することにした」とコメントしている。キュレーションは、ヴェルサイユ現代美術展キュレーターであるアルフレッド・パックマン(Alfred Pacquement)と、パリの現代美術館パレ・ド・トーキョーの館長であるジャン・ド・ロワジー(Jean de Loisy)が務める。また本展覧会情報は、CHÂTEAU DE VERSAILLES公式HPでも確認できる。【展覧会情報】SUGIMOTO VERSAILLES 展(仮)会期:10月16日〜2019年1月20日会場:CHÂTEAU DE VERSAILLES
2018年08月02日それぞれのスポーツで鍛え抜かれた、アスリートの勲章ともいうべき肉体美を、フォトグラファーが独占シューティング!披露してくれたのはセレッソ大阪のフォワード・杉本健勇さんです。カラダと向き合ったら、結果がついてきた。「カラダで一番自慢できるところ?身長ですね。家族の中でも俺ひとりだけ飛び抜けてデカい。子供の頃、めっちゃ、飯、食ってたからですかね!?」どんだけ食べてたんですか!?と思わず、ツッコミたくなる杉本健勇選手は、身長187cm。FIFAワールドカップ ロシアを来年に控え、ついに日本代表に名乗りをあげた、フィジカルの強さとテクニックを兼ね備えた貴重な大型ストライカーだ。そのサッカーキャリアは、カラダの話抜きには語れない。そもそも、競技にハマったきっかけが、「小学生の時、サッカーをやって痩せたから」。そして、ここ1~2年の目覚ましい進化の要因が、まさにそこにある。生来のマイペースが災いしてか、同世代の活躍を横目になかなか結果が出せない中、自分を変えるべく、本格的なトレーニングを始めたのが、2年半ほど前。「3か月ぐらい経った頃から、徐々に自分のプレーで違いを感じられるようになって。カラダのキレであったり、相手ディフェンダーを背負った時の強さだったり……。そう感じるのと同時に、結果もついてくるようになった。“早く、やっといたら”とも思いますけど、それもまた、自分らしいんで。ただ、カラダづくりの大切さは、後輩にも伝えていきたいと思っています」今では、カラダに敏感になり、トレーニングの過不足が、プレーしていてもわかるほど。「ほんとは上半身も、もっとゴリゴリに鍛えたいんですよ。でも、サッカーをやるうえで、筋肉がつきすぎてもいい結果は出ないので。だから、引退したら、もっとごっつくしますよ」えっ、目指すは、選手よりマッチョな指導者ですか!?「今は、ですけど、指導者になることは考えていなくて。サッカーしかしてこなかったので、燃え尽きるまでサッカーをやったら、一度離れて全然違う世界も見てみたい。ファッション関係にも興味がありますし」実は、おしゃれ男子ひしめく蹴球界でも有数のおしゃれ好き。「服と靴と時計は、めっちゃこだわりがあります。靴は50 ~60 足。服はものすごくたくさんあります。結婚したら?やめないですよ。絶対、無理。その分、俺が稼ぐからって言います」愛嬌のある話しぶりに気さくな人柄がのぞく。私服姿もモデルもかくや、のカッコよさだけど、「試合になると人が変わる」という闘志たぎるフィールドでの雄姿には敵わない。このカラダをキープして、ワールドカップの舞台でも吠える姿をぜひ!すぎもと・けんゆう1992年11月18日生まれ、大阪府出身。セレッソ大阪のユースからプロ入りし、現セレッソ大阪のフォワード。昨季14得点を挙げ、チームのJ1 昇格に貢献。キリンチャレンジカップ・ハイチ戦で代表初ゴールを決める。日本テレビが毎年11月に実施している「カラダWEEK」キャンペーン。その企画の一つとして、昨年に引き続きトップアスリートたちの「カラダ写真展」を開催。今年はananが撮影した、「筋肉美」がテーマの“アスリートのカラダ”が、大きな写真で鑑賞できます。「なりたいカラダ」「理想のカラダ」「憧れのカラダ」に触れれば、カラダのために何かしたくなるかも!日程/2017年11月6日(月)~11月17日(金)時間/10:00~18:00※月~金曜のみ開催場所/汐留・日本テレビタワー2階ロビー料金/入場無料※『anan』2017年11月1日号より。写真・わたなべよしこインタビュー、文・齋藤優子(by anan編集部)
2017年10月31日「2018ミス・インターナショナル日本代表選出大会」が30日、都内で行われ、兵庫県出身で東京大学の3年生・杉本雛乃さん(20歳)が日本代表に選ばれた。ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並び世界3大ミス・コンテストの一つに数えられるミス・インターナショナル。来年行われる世界大会への出場権を賭けた日本代表選出大会がこの日行われ、書類審査および予選会を勝ち抜いた32人の候補者たちが華やかなステージに登場。着物・水着・ドレス姿でアピールして美しさを競い合い、現役東大生の杉本雛乃さんがグランプリを獲得した。名前を呼ばれて、うれしさのあまりに涙をこぼした杉本さん。開口一番「まずはこのような素敵な賞をいただき、それと同時にこのような素敵な場所に立たせていただき、本当に感謝しています」と喜びを語り、「一緒に頑張ってきたファイナリストのみんな、セミナーを支えてくださったスタッフの皆さん、この大会をよりよくさせるために本当にたくさんの方の力があったと思っています。私から代表してお礼を言わせてください。また、誰よりも私を支えてくれた両親には本当に感謝しています」と話した。同コンテストに応募した理由については「もうすぐ社会に出ていく中で、何か1つ自分の限界に挑戦したいというか、努力して絶対に1位を目指してやり続けることを学生時代の最後に出来たらと思い、この大会に応募しました」と説明し、来年開催される世界大会に向けて「これから1年間、たくさんのサポートを受けながら精一杯努力し、来年の世界大会では誰よりも輝けるように努めたいと思います」と意気込んだ。杉本さんは現在、東京大学の3年生で、物理工学を専攻しているという。「今は教室で基礎力をつけて物理の基本を学んでいます。4年生から研究室に配属されると思いますよ」と明かしつつ、将来の目標を「大学院に進学し、研究に進みたいと思っています」と回答。気になる芸能界への進出には「今のところ考えていません。(東大卒の)菊川怜さんは本当に素敵な方だと思いますが、私は違った形で私らしさを出せたらなと思っています」と否定的だった。なお、2015準ミス・インターナショナル日本代表には、第2位に東京都出身の藤田絵梨さん(22歳)、第3位に埼玉県出身の高橋かなさん(23歳)、第4位に神奈川県出身の齋藤コスモ(25歳)、第5位に東京都出身の森井ステファニー彩さん(21歳)さん、特別賞のビューティースキン賞に大分県出身の赤星佳奈さん(25歳)、ハッピースマイル賞に沖縄県出身の冨士京香さん(21歳)、WEBジェニック賞に神奈川県出身の笹田華純さん(20歳)をそれぞれ選出。また、グランプリの杉本さんはパーフェクトボディ賞のダブル受賞となった。
2017年10月31日冬至光遥拝隧道 / ©小田原文化財団/Odawara Art Foundation写真家であり伝統芸能や古美術にも造詣が深い現代美術家の杉本博司が、私財を投じた一大プロジェクト「小田原文化財団 江之浦測候所」が、構想から施工まで20年を経て、10月9日から一般公開をスタートした。相模湾を一望する丘の上に広がり、写真作品や古美術品を展示するギャラリー棟や茶室、光学硝子舞台など複数の建築を持つ「江之浦測候所」の見どころを紹介しよう。丘の斜面から迫り出すように設計され、客席からは硝子舞台が水面に浮いているように見える「光学硝子舞台」の壇上に上がった杉本は「ここから見える海の景色は、子どもの頃に見た私の原風景です。江之浦測候所は、“世界や宇宙と自分との距離を測る場所”という意味を込めて「測候所」と名づけました。ここには、私が個人的に集めてきた古美術品を多数展示していますが、そうすることで“古代的な感性”を現代によみがえらせることができたらと思っています」と語った。「光学硝子舞台」に設置されたローマ円形劇場の遺跡を再現した観客席からは、水平線をバックに風を感じながら舞台を観ることができ、さらに、そのすぐそばには、冬至の日の出の軸線に合わせてつくられた約70メートルの隧道(「冬至光遥拝隧道」)が通っている。江之浦測候所には、このように自然と芸術が織り成す絶景が“観測”できる作品(装置)が点在しているのだ。「冬至光遥拝隧道」と対を成すコンセプトで造られた「夏至光遥拝ギャラリー」は、自立する37枚の硝子板を窓に使用した建築で、夏至の朝、海から登る太陽光が数分間に渡ってこの空間を駆け抜けるよう設計されている。100メートルのギャラリー内には、杉本の代表作である「海景」シリーズが展示され、先端部には相模湾を見渡せる展望スペースが併設されている。江之浦測候所に移築・再建された建造物や石塔、石などはすべて杉本の蒐集品であるが、杉本曰く「江之浦測候所を造っていく過程で、物が自ずから自分の置かれるべき場所に集まってきた」のだそうだ。室町時代に建てられ、東京の根津美術館から寄贈・再建された「明月門」、江戸城石垣に使われていた巨石を据えて造った「石舞台」。また、茶室「雨聴天」の庭にある「石造鳥居」は、山形県小立部落にある重要文化財指定のものに準じて作ったものだという。開館直前に手に入れた法隆寺の若草伽藍礎石など、造園の隅々にまで杉本の美意識が徹底されているので見逃せない。歴史的遺物と最新の建築技術が融合されて完成した「小田原文化財団 江之浦測候所」は、これからも進化していくことだろう。この空間をどのように運営していくか、との質問に対し杉本は「使っていきながらどうするかを考えます。寿命と資金が続く限り、より多くの作品を造っていきたいです」と子供のように無邪気な笑顔を浮かべて語った。【施設情報】小田原文化財団 江之浦測候所住所:神奈川県小田原市江之浦362-1開館:4~10月=1日3回(10:00、13:00、16:00)/11~3月=1日2回(10:00、13:00) ※定員制休館日:水曜日(2018年2月より、火・水曜日休館に変更)料金:3,000円(中学生未満入館不可)入館方法:完全予約制(公式サイトより予約)
2017年10月14日杉本彩(女優・49以下、杉本)「お久しぶりです!夏先生とは、頻繁にメールでやり取りをしていますけれど、実際にお会いするのは、連載が決まったとき以来ですね」 夏緑(漫画原作者以下、夏)「そうですね。『しっぽの声』の反響も大きいそうで、少しほっとしています」 ネコノミクスなど、いまもペットブームのさめやらぬ日本。特にペットショップで販売されている子猫の価格は高騰しており、希少種になると100万円以上の値がつくという。だがその陰で、売り物にならなかったり、売れ残ったりした犬や猫たちは人知れず処分されている。 そうした愛玩動物たちの現実を生々しく描いて話題を呼んでいるのが漫画『しっぽの声』(小学館『ビッグコミックオリジナル』連載中)だ。原作担当は夏緑、作画担当は、ちくやまきよし。小栗旬主演でドラマ化された漫画『獣医ドリトル』も手がけたコンビだが、今回はさらに動物愛護活動に長年尽くしてきた杉本彩も協力している。 夏「杉本さんは小さいころから、動物といっしょに生活していたんですよね?」 杉本「そうですね。捨てられた猫を引き取って飼い育てることを続けていました。だから、本当に家族同然だと思っています。大人になってからも、猫の保護活動を続けていたのですが、あるいたましい事件が起こって……」 夏「『ひろしまドッグぱーく』(’05年に経営破綻で閉園した犬のテーマパーク)ですね」 杉本「たくさんの犬たちが衰弱した状態で発見され、また敷地には40匹以上の死骸が埋められていたんです。報道にショックを受け、すぐに広島に飛びました」 動物たちを襲っているさまざまな問題を知った杉本は、活動を広げていき、’14年2月には公益財団法人動物環境・福祉協会Evaを設立した。’15年には、協会の代表として、動物愛護の啓発イベントで講演したが、その姿を見ていたのが現・ビッグコミックオリジナル編集長の中熊一郎氏だったのだ。 夏「中熊編集長もかなりの愛犬家なんです」 杉本「中熊編集長には、『動物たちの現状を改善するために何か新しい企画をやりたいと考えているので、そのときは協力してほしい』と、おっしゃっていただきました。そして昨年、新しくスタートする漫画のなかで殺処分問題なども取り上げたいので、原作に協力してほしいというお話があったんです」 夏「ちょうど13年間続いた『獣医ドリトル』の連載が終わっていたこともあり、私たちが『しっぽの声』を担当することになりました」 本誌記者「杉本さんは具体的にはどのように漫画制作に携わっているのですか?」 杉本「私たちが持っている資料写真を提供したり、現場で見聞きした情報や、受けた相談例などを夏先生にお話ししたりしています」 夏「そのお話をもとに、私が原作を書いています。テレビドラマでいえば、脚本のようなものですね。特に、実際に動物保護に携わっている方たちのエピソードを伺っていると、どんどんストーリーが広がっていきます。杉本さんのおかげで、かなり早い段階でキャラクターも固まりました。実は杉本さんご本人をモデルにしたキャラもいるんですよ(笑)」 杉本「え!誰ですか?」 夏「主人公の1人の天原士狼(※動物保護シェルターを運営している男性)です」 杉本「うれしいです!いつも士狼に共感しながら読んでいるんです。すごく芯の強い男性ですよね」 夏「初めて杉本さんにお会いしたとき、あまりにおきれいなので驚きました。でもそのいっぽうで、動物のことを話しているときは、笑顔なのにそれがとても怖いのが印象的で……。『そうか。この人は、動物たちを取り巻いている環境をすごく怒っているんだな』って感じたんです。そういった“怒り”を漫画でも表現していきたいです」
2017年09月03日「弟子が真打になるときには師匠が口上を述べるよね。いま弟子は10人いるけれど、弟子をとるときには、『このコが真打になるとき死んでちゃあいけない』って覚悟を決めるから、それが元気の秘訣にもなってるかな」 こう話すのは、落語家・林家木久扇(79)。’76年からは『笑点』(日本テレビ系)にレギュラー出演中。’07年に木久蔵の名を長男にゆずり、木久扇に。漫画家、ラーメン店経営など多才ぶりも知られる。そんな木久扇師匠が、’87年に林家木久蔵(当時)に入門し、’01年秋には、東京の女性落語家としては4人目の真打昇進を果たした、弟子の林家きく姫(47)と語り合った。 きく姫「師匠はいつも飄々としていますよね。ほかの弟子が、『落語家をやめて忍者になる』と言ってきたときも、『そうか、(忍者は)伊賀か甲賀か』って。ふつうやめる理由を聞くでしょう!師匠のおかげでいつも場が和むんです。私もいまでも師匠のお宅に入り浸ってます」 木久扇「ウチのすぐ近くに住んでるしね」 きく姫「私はおかみさんにもとても感謝しているんです。私は9歳のときに母をすい臓がんで亡くしているので、おかみさんは私にとって、母のような存在です。礼儀作法や女性としてのたしなみなど、すべておかみさんから教えていただきました。私が悩んで困っているときには、本当に温かい言葉をかけてもらって、精神的に支えてもらいました。恋の相談もしていたんです。いまはひとりが楽しくて仕方ない!『シングル イズ ベスト!』です」 落語界に入って57年の木久扇師匠。40代で腸閉塞、61歳で胃がん、そして’14年の77歳のときに喉頭がんを経験している。 木久扇「3年前、医師から宣告されたときは、目の前が真っ暗。頭の後ろから棒で殴られたような衝撃を受けて、『後頭(喉頭)ガーン』って」 きく姫「あはは!」木久扇「僕は小学1年生のときに日本橋で東京大空襲を経験したんです。そのとき、祖母の手を引いて防空壕に入って、『もうダメか、明日の命はあるのか』というギリギリの経験をしています。あの空襲により、たった一晩で10万人以上の人が死んだ。それを思うと『がんなんて自分ひとりの事件。たいしたことねーや』って」 きく姫「師匠はいつも明るくて生命力が強い方なので、胃がんのときも喉頭がんのときも、私たち弟子は、『師匠は必ず戻ってくるだろう』という安心感をどこかに持っていました」 木久扇「タダ飯を食わせてくれる人がいなくなったら困るしね」 きく姫「いえいえ」 木久扇「喉頭がんのときには、自分の体に向かって毎日こう叱っていたね。『またがんが入ってきたけど、どういうことなんだ。15年前に君は私の体に来たろう。あのときも大変だったんだ。もう出てってくれ。私はやることがいっぱいあるんだから』って。治療中、声が出ないことで焦る気持ちもありましたが、もともと漫画家だったので、療養中も絵を描いたり、本を出版したり、落語以外の仕事で稼がせてもらった。ちなみに僕のいちばん好きな言葉は『入金』です」 きく姫「師匠は私にも落語以外にもいろんなことやれと勧めてくださるのですが、本当に大切なことだと思います」 木久扇「僕は57年間、芸能界を見ているけれど、特に年をとってから芸能界で生き残ることって、とっても難しいんです。僕には漫画があったし、ラーメン店を開店したり、いろんなことをやってきたことが役立っています。きく姫もいろいろなことに挑戦を続けて、それを芸に生かしてほしいね」
2017年07月07日東京・恵比寿の東京都写真美術館が総合開館20周年を迎え、9月3日にリニューアルオープンした。これを記念し11月13日まで「杉本博司ロスト・ヒューマン」展を開催中。現代美術作家・杉本博司による、人類と文明の終焉という壮大なテーマを掲げたインスタレーションを展開する。約2年にわたる大規模改修工事を経てリニューアルオープンを遂げた東京都写真美術館。英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字を取った「トップミュージアム(TOP MUSEUM)」を新愛称に、以前よりも明るく開放的に生まれ変わった1、2階のエントランスや、2階エントランスへの映像・音響機器の新規導入、1階には美術館初出店となるカフェ「メゾン・イチ」もオープンした。リニューアル後第1回目に開催されている「杉本博司ロスト・ヒューマン」展では、世界初発表となる新シリーズ〈廃墟劇場〉に加え、本邦初公開の〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉、新インスタレーション〈仏の海〉の3シリーズを会場2フロアにわたって展示。綺麗に改装されたばかりなのに申し訳ないと杉本が語るのは、本展コンセプトが “この世の終わり”であるという所以だ。〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉は、2014年にパリのパレ・ド・トーキョーで開催された同テーマの展覧会を、東京開催に合わせて日本版として再構築。3階の展示室を埋め尽くす錆びた塗炭は、その殆どがパリで集められたものだという。文明が終わる33のシナリオに付随するのは、自身の作品や蒐集した古美術、化石、書籍、歴史的資料など。シナリオはすべて一人称で描かれ、「理想主義者」「養蜂家」「世界保健機関事務局長」などその立場は実に様々。空想めいた物語は時に滑稽でありながら、展示物が歴史的背景を色濃く映し出し現実味を帯びてくる。2階の展示室は大きく2つにセパレート。仄暗い空間の中に足を踏み入れると、世界初公開となる写真作品〈廃墟劇場〉が姿を現す。1970年代から杉本が制作している〈劇場〉が発展した新シリーズで、廃墟と化したアメリカ各地の劇場を訪れ、自らスクリーンを貼り直し、持ち込んだプロジェクターで災害や天変地異、核戦争などを描いた“ディザスター・ムービー”を上映、映画1本分の光量で長時間露光した作品だ。写真の中のスクリーンはまるで内側から蛍光灯を当てたかの如く白く輝き、朽ち果ててゆく劇場の華やかな装飾を隅々まで露呈する。そして最後に登場するのは、10年以上にわたり杉本が取り組んできた〈仏の海〉。文明の終わりを感じさせる本展を、「最後は仏様の救いで締め括ってほしい」という杉本の意図が込められた構成だ。これは京都の蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を、創建当時の理想的な光で見てみたいとの想いから誕生した作品であり、夏の10日間、早朝5時半より3時間の入堂許可のもと撮影を遂行。朝日を浴びて輝く千本仏は想像を絶する美しさだったといい、輝く仏像に囲まれひとり佇んだとき、「死とはこのように訪れるものなのだ」と予感したという。モノクロに映し出された千本仏は、蛍光灯の光に晒され肉眼で見るそれよりも、ずっとリアルで厳かである。杉本は本展を、「写真からもアートからもはみ出した展覧会になったと思う」と話す。「〈今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない〉は、こうなってはいけないという警鐘を鳴らす意味を持つ。学者が論文で発表するのとは違った形で、アーティストとして、“モノ”に語らせアートとして表現することで問題を提起したかった。シナリオを33で構成したのは、〈仏の海〉の三十三間堂との関連で仏教的数字と絡めたから。いわゆるネガティブ・プレゼンテーションだが、人類と文明が遺物となってしまわないよう、みなさんに考えてもらうきっかけになれば」とコメントしている。【展覧会情報】リニューアル・オープン 総合開館20周年記念「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展会場:東京都写真美術館2階・3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:9月3日~11月13日時間:10:00~18:00※木、金曜日は20:00まで(ただし9月9日、10日は21:00まで))※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,000円、学生800円、中高生・65歳以上700円休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館し、9月20日、10月11日は休館)
2016年09月07日2003年に「2ちゃんねる」で発表され、現在もWeb上で延べ113作品以上を発表し続けているオカルトホラー小説「師匠シリーズ」。この度、8月よりファン待望となるオフィシャルラジオドラマの放送が決定。併せて若手注目俳優の高杉真宙、人気声優の関智一、 朴ロ美らが出演することも分かった。田舎から出てきた大学1年生の主人公「僕」が、サークルで出会った霊感を持つ先輩「師匠」と個性あふれる仲間に導かれ、様々な都市伝説や心霊現象を体験していくオカルトホラー。謎が謎を呼ぶ重層的な物語の果てには、未体験の世界が。世界に足を踏み入れたとき、もうあなたは日常に後戻りできない――。「師匠シリーズ」は、「2ちゃんねる」で発表されて以来、2013年からは「ヤングキングアワーズ」(少年画報社)でコミカライズの連載を開始、2014年には双葉社で書籍化。先を読ませない奇抜なストーリー展開と、作中に盛り込まれた妖しげでオカルティックな仕掛けで、発表から10年以上経ついまもなお伝説的な人気を誇っている。今回放送が決定したラジオドラマは、シリーズより「三人目の大人」、「黒い手」、「貯水池」をオムニバス形式で全3話放送、50分番組となっている。出演者には、昨年「師匠シリーズ」プロジェクトの企画発表時にイメージキャラクターも務めた、若手注目俳優の高杉さんが主人公でオカルト好きの僕役を好演。そして、重度のオカルトマニアで“僕“の先輩・師匠役には、「ドラえもん」の骨川スネ夫や現在放送中の「甘々と稲妻」などに出演する人気声優の関さん。”師匠“の思い出話に登場する”師匠“の師匠・加奈子役を、「∀ガンダム」や「鋼の錬金術師」シリーズなど数々の主演を演じる朴さんが担当する。今回がラジオドラマ初挑戦、初主演となる高杉さんは「嬉しかったです。緊張しましたが、頑張ってやり切りました。自分の演じた役がどんな風に皆さんに届くのかなというワクワクとドキドキがあります」と話し、「僕みたいに霊感がない人はこのラジオドラマで心霊体験をしていただけたらいいなと思います。僕もラジオで霊体験を感じてみたいと思います。ぜひ楽しんでください」とコメント。また、関さんは「ずっと応援してくださっているファンがたくさんいる作品ということで、みなさんのイメージがあるかと思いますが、私の『師匠』はいかがでしたでしょうか? 僕も怖がりなんですが、ホラー映画を突っ込みながら見るのは好きでして。今年の夏は猛暑だといいますが、『師匠』シリーズのラジオドラマでヒヤッとして、環境にも優しく涼しく過ごしていただければと思います」とメッセージを寄せた。そして、都市伝説や怖い話はすごく怖がりでもありすごく好きと語る朴さんは、「とても嬉しくて、やるぞ! という気持ちになりました。また、智一くん演じる『師匠』の“師匠”ということで、とてもやりがいを感じましたし、一緒にやれる喜びでいっぱいでした」と話していたが、「1ページ目からすでに怖くて、家で台本を読むのが嫌になるくらいでした(笑)。カバンの中に台本を入れておきたくないなと思うくらい怖かった」とコメント。「皆さんもビクビクしながら楽しんで聞けるお話だと思いますので、精一杯怖がって冷や汗をかいていただきたいなと。その後お手洗いやお風呂に行くのが怖くなっていただけたらなと思います」とアピールしていた。さらにスペシャルゲストとして、怪談界のカリスマアイコン・稲川淳二が”本人役”で登場するほか、鶴見辰吾、比企理恵、ニコニコ動画で人気のまことなどが出演。大学生たちのオカルト騒動と都市伝説の検証という身近な題材を、謎が謎を呼ぶ重層的な物語と一流キャスト陣の語り口で、未知の世界へと誘う…。本ラジオドラマは、FM岩手・秋田・福井・高知・沖縄…など全国順次オンエアとなっている。日にちや時間などは地方で異なるので公式ウェブサイトで確認してみて。JFN夏特番ラジオドラマ「師匠シリーズ」は8月よりJFN系列で全国順次オンエア。(cinemacafe.net)
2016年08月05日女優の杉本彩(48)が、28日に放送されたテレビ東京系トーク番組『じっくり聞いタロウ』(毎週木曜24:12~)にゲスト出演し、過去に自殺未遂をしていたことを告白した。「芸能界に入るつもりは全然なかった」という杉本。「子どものころ、家が結構複雑になりまして……」と思い返し、「自立して仕事して生きていかないとあかん」と心に決めて15歳のころにモデルの仕事をはじめたという。年齢的にどこも雇ってくれなかったことから、モデルという選択肢しかなかった。杉本の運命を変えた"複雑"な事情とは、「父が友人の借金の保証人になった」こと。結局、父がすべての借金を背負うことになり、自宅まで手放すことに。両親は夫婦喧嘩を毎日繰り返し、金銭的にも苦しい生活が続いた。母は毎晩酒を飲み、悲しみや怒り、愚痴を長女である杉本に吐き続けた。必死に受けとめようとしていたがある日、精神的に追いつめられて限界に。遺書を書き、ついには手首を切ってしまう。かなり深い傷だったが、ちょうど帰宅した母がすぐに病院に連れて行き、なんとか一命を取り留めた。「本当に耐えられなくなっちゃってたんだと思うんです。『死んでしまいたい』となっちゃって」と当時を振り返る杉本。「本当に」と言いながらうつむき、「本当に生きていて良かったと今は思います」と晴れやかな表情を見せる。杉本の"自立"には、そんな背景があった。
2016年07月29日「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展が、9月3日から11月13日まで、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催される。1948年に東京に生まれた杉本博司は、アメリカ・カリフォルニア州のアートセンター・カレッジ・オブ・デザインで写真を学び、「ジオラマ」「劇場」「海景」シリーズなどの大型カメラで撮影された精緻な写真作品を制作して、国際的に高い評価を確立した写真家で現代美術家。その作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やニューヨーク近代美術館(MoMA)、ロンドンのテート・ギャラリーなど世界中の美術館に所蔵されている。また、近年は活動の範囲を広げ、執筆や設計も手掛けている杉本は、2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を建築家の榊田倫之と設立。これまでに静岡のIZU PHOTO MUSEUMや東京・六本木のLondon Galleryの内装を担当している。来年の2月には、展示室の改装を手掛ける静岡のMOA美術館がリニューアル・オープンするほか、同年秋には、ランドスケープ全体を設計した神奈川の小田原文化財団 江之浦測候所の開館が予定されている。杉本の世界観や歴史観に迫る本展では、2014年にパリの美術館、パレ・ド・トーキョー(Palais de Tokyo)で開催された「Lost Human Genetic Archive」展のインスタレーションを東京ヴァージョンとして新たに展開。人類の死滅を想定し、遺物となった歴史や文明について、「比較宗教学者」「宇宙物理学者」といった33の視点から考察する。会場では、「今日 世界は死んだ もしかすると昨日かもしれない」「廃墟劇場」「仏の海」の3シリーズを展示。今回、世界で初めて公開される「廃墟劇場」は、1970年代から制作しているシリーズ「劇場」が発展したもので、実際に廃墟と化した劇場で杉本が自らスクリーンを貼り直して映画を投影し、作品1本分の光量で露光した作品だ。また、「仏の海」は、10年以上にわたって杉本が取り組んできた、京都の蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)の千手観音を撮影したシリーズで、今回は同シリーズの大判作品による新たなインスタレーションが展示される。なお、本展は、大規模改修事業を経て9月3日にリニューアル・オープンする東京都写真美術館の総合開館20周年を記念して行われるもの。同館では、「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展の開催を皮切りに、総合開館20周年を記念した展覧会やワークショップ、イベント、国際シンポジウムが行われる予定だ。また、同館では、総合開館20周年にあわせて新しいシンボルマークとロゴタイプを制作。シンボルマークは、アーティストデュオ・ネルホル(Nerhol)として活動中の田中義久が手掛け、ロゴタイプは、文字に関わるデザインの企画や制作を手掛ける字游工房が担当した。さらに、新たに同館の愛称が、英語館名「Tokyo Photographic Art Museum」の頭文字から「トップミュージアム」に決定した。東京都写真美術館 シンボルマーク【イベント情報】リニューアル・オープン 総合開館20周年記念「杉本博司 ロスト・ヒューマン」展会場:東京都写真美術館2階・3階展示室住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内会期:9月3日~11月13日時間:10:00~18:00※木、金曜日は20:00まで※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,000円、学生800円、中高生・65歳以上700円休館日:月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館し、9月20日、10月11日は休館)
2016年06月29日女優の土屋太鳳が5日(火)、俳優の鈴木亮平ら“心の師匠”と仰ぐ3人の名を明かし、それぞれに対する思いをブログにつづった。土屋さんは3日に日本テレビ系で放送された特番「DASHでイッテQ!行列の出来るしゃべくり日テレ系人気番組No.1決定戦」に出演した際に撮ったタレントのイモトアヤコとのツーショット写真を公開し、「もうめっちゃめちゃ嬉しい!!!印刷して家の玄関に貼りたい!」と大感激。「世界の果てまでイッテQ!」で活躍するイモトさんの姿を学生時代から見続け、「爆笑とか面白さだけじゃなく元気とか勇気とか、時には感動をもらって育ってきた」と明かした。また、同番組に準レギュラーとして出演するお笑い芸人の出川哲朗についても「自分が心が折れそうだったり迷うことが多い時期に、笑いと一緒にたくさんの勇気を頂いた」とし、イモトさんらと並んで“心の師匠”なのだと明かした。特に出川さんについては「一生懸命な姿と同時に、言葉が本当にかっこいいんです」という土屋さん。出川さんから授かった「カメラは待つものじゃない。映りにいくものだ(引き寄せるものだ)」という金言は、女優としての自分に大きな影響を与えていると明かした。そしてもうひとりの“心の師匠”が2012年にTBS系で放送されたドラマ「黒の女教師」で共演した鈴木さんだ。同ドラマに出演する前、別の作品で演じた「台詞がない時の演技」に納得がいかず、どうしたら良いのか分からず悩んでいたという土屋さん。そんな時期に同ドラマで出会った鈴木さんから、「台詞が割り当てられてる人が演技をすると思いがちだけど、現実の教室では全員に感情があるでしょ?だからメインの生徒だけじゃなく周りの生徒がどう演じるかが凄く大事だと思うんだけど、台本には台詞もト書きも全員分なんて書かれてないよね。だからこそ役として感じて、思いきり演じるといいと思うよ」と、自身の経験も踏まえたアドバイスをもらったという。その鈴木さんのアドバイスと、丁度その頃に授かった出川さんの金言が土屋さんの心に刺さり、結果として同ドラマは自身にとって「すごく大きな節目」になったとつづった。4月16日(土)より日本テレビ系で放送されるドラマ「お迎えデス。」でも鈴木さんと共演する土屋さん。「背伸びせず自然に生きることは大切だけど、オーディションでも現場でも全力であがくことはすごく必要だったし大事なことだったから、これからも心の師匠を追いかけていきたい」と、3人への尊敬の念をつづった。(花)
2016年04月05日現代美術作家・杉本博司の個展「Hiroshi Sugimoto“In Praise of Shadows”」が、12月12日から16年2月28日までコスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)の青山旗艦店にて開催される。杉本博司は、哲学に基づいた考察と精緻な写真技術によって“時間”、“光”、“モダニズム”をテーマにした数々の名作を生み出してきた世界的に著名な現代美術作家。これまでに、毎日芸術賞や、ハッセルブラッド国際写真賞を受賞した他、紫綬褒章やフランス芸術文化勲章オフェシェも受勲している。同展では、蝋燭の一生を撮ったシリーズ作品「陰翳礼賛」が展示される。同シリーズは、和蝋燭に火を灯し、火が燃え尽きるまでシャッターを開いたまま長時間露光することによって撮影されたもの。火は風に煽られて揺れ動き、常に形を変えていく。燃える蝋燭に合わせてゆらめく幻の蝋燭となった写真が、仄暗い闇の中で現実との境界を曖昧にしていく。【イベント情報】「Hiroshi Sugimoto“In Praise of Shadows”」会場:コスチューム ナショナル青山旗艦店住所:東京都港区南青山5-4-30会期:12月12日~16年2月28日時間:11:00~19:00
2015年12月10日現代美術家の杉本博司による大規模展「杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作」が、10月28日から12月23日まで千葉県の千葉市美術館にて開催される。同展は、千葉市美術館の開館20周年を記念して開催されるもの。1996年に開館記念展の第2弾として開催された「Tranquility -静謐」展の招待作家の1人であった杉本博司を迎え、現代美術の枠を超えたアプローチを行う「趣味と芸術」と、代表作3シリーズを展示する「今昔三部作」の2構成で展開される。展示室7階の「趣味と芸術」では、『婦人画報』で連載中の「謎の割烹 味占郷」の中で杉本が、各界の著名人をもてなすためにそのゲストにふさわしい掛軸と置物を選んで構成する床飾りを再現。平安時代から江戸時代までの古物を始め、西洋伝来の品物や昭和の珍品など、杉本が趣味として集めていた名品・珍品を組み合わせて自らが27の床のしつらえをつくりあげる。8階の「今昔三部作」では、80年代から90年代初頭にかけて世界的な名声を得るきっかけとなった、杉本博司の代表作とも言える3つの写真シリーズ、「ジオラマ」、「劇場」、「海景」の大判プリント16点を展示。これらのシリーズは90年代中頃以降も撮影され続けており、同展では、幅4mを超えるジオラマシリーズの最新作「オリンピック雨林」や、縦版型による劇場シリーズの最新作「テアトロ・デイ・ロッツィ、シエナ」などの日本初公開作品を含む初期作から最新作までが一挙に展開される。【イベント情報】「杉本博司 趣味と芸術-味占郷/今昔三部作」会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8会期:10月28日~12月23日時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,200円、大学生700円、高校生以下、及び障害者手帳の保持者とその付添1名は無料 ※11月3日は開館20周年記念日につき観覧無料休館日:11月2日、12月7日
2015年10月18日廣済堂出版は3月3日、動物愛護団体を立ち上げた女優・杉本彩さんの著書「ペットと向き合う」を発売した。著者の杉本さんは、女優として活動を続ける中、2014年に一般財団法人 動物環境・福祉協会「Eva(エヴァ)」を立ち上げた。2015年2月には、同団体は公益財団法人として認定。杉本さんは団体を立ち上げる前から、飼い猫「さくら」の介護の様子をつづったブログで情報発信をするなど、様々な動物愛護活動を行ってきた。同書は、犬猫2,500万頭の飼い主に向けて贈る、杉本さんからの熱いメッセージと介護やペットロスへの具体的指南書。たくさんの命と向き合い、見送った経験を持つ杉本さんは「ペットたちが教えてくれたのは、愛すること。生きること。受け入れること。本当の家族のように"命"と向き合うこと」と語っている。空前のペットブームと言われている中、高齢化するペットやペットの介護など課題も多い。同書ではペットの高齢化とともに、ペットロスの悲しみにどう向き合えばいいのかにも触れている。同書はAmazonにて、1,512円(税込)で販売している。
2015年03月20日東京都・銀座のギャラリー小柳では、「UNSOLD - 杉本博司/ソフィ・カル/青柳龍太」を開催している。開催期間は2015年1月31日まで(日月祝と12月13日は休廊、12月27日~1月12日は冬季休廊)、開場時間は11:00~19:00、入場無料。同展では、奇妙な縁で出会った杉本博司、ソフィ・カル、青柳龍太というアーティスト3人が2013年3月17日、秘密裏に靖国神社の蚤の市に参加し、そのときの売れ残りをそれぞれ陳列し、ギャラリー空間にインスタレーションとして再現している。"ソフィの陳列は、中古品で構成され、由来書きは無く、「本当の話」のエピソードを書き、それにリンクした物を並べた。10点を108,500円で売り、13点は売れ残った。杉本の陳列は、本物の古物と彼の作品ひとつで構成され、それぞれに由来書きを付けたが、それはまゆつばの由来ばかり。4点を67,000円で売り、12点は売れ残った。龍太の陳列は、彼が蚤の市でいつものように扱っている骨董ともインスタレーションとも思えるスタイルで、それにまつわる説明は全く無し。9点を740,000円で売り、10点は売れ残った。午後になって、グループを引き連れたアメリカ人のガイドが私たちの前を通りがかり言った。「ここは、見る価値はなさそうだ」"なお、杉本博司やソフィ・カルといえば国際的に活躍する著名な現代美術作家だが、本人たちの弁によるいつもとは少し変わったプロフィールを紹介しておこう。「杉本博司は1948年、台東区御徒町生まれ。1970年、美術家を志し渡米。1978年、名門ソナベント・ギャラリーに属すれど食えず、1980年に骨董屋「みんげい」を始める。当時、日本全国の蚤の市を巡る。1995年のメトロポリタン美術館での個展以後、作品で食えるようになるも長年の習性はぬけず古物を買い漁り今に至る。ソフィ・カルは1953年、フランス・パリ生まれ。10代の終わりから7年もの間、放浪生活を送り、26歳でパリに戻る。その頃より制作を始め、1980年より展覧会へ出品。自らの体験をもとに事実とフィクションを織り交ぜ、テキストと写真、映像を組み合わせたインスタレーション作品を制作している。青柳龍太は1976年、大阪生まれ。ラサール高校卒業後、美術家を志し多摩美術大学に進学。2005年よりコンセプチュアルなインスタレーション作品の発表を開始。2010年より神楽坂にて骨董、ガラクタ、オブジェを展示、販売する店を始める」
2014年12月25日あなたがもし恋愛に悩んで苦しいのなら、ラブの化身・杉本彩様のお言葉は、辛い今を抜け出す足がかりになるかもしれません。恋愛に迷う原因はひとえに「自分の恋愛観」が確立されていないから。彩様の声にそっと耳を傾け、自分の進むべき道を選びましょう。■1.彼氏と別れる心構え「私は一度別れた彼と戻ることは絶対にありえない。1%でも可能性があるなら、それに賭けて別れずに頑張るから。だから別れるときは、0%になったとき」元彼とのズルズルした関係は精神安定上もっともいけません。「もうこの人と二度と付き合うことはない」と自分で納得し、意志を固めてから別れないと、いつまでたっても過去に縛りつけられてしまいます。■2.他の女子を羨んでいませんか?「人の真似をしていたのでは、いつまで経っても、その人は越えられないでしょう。他人に目を向けるよりも先に、まずあなた自身を受け入れることが必要です。そうすれば、あなたなりの魅力を引き出すことができ、真の美しさが芽生えることでしょう」どんなに望んだって他の女子にはなれないのだから、まずは「自分らしさ」を突き詰めてみましょう。私に合う化粧・似合う服・・・。あなたなりの魅力を手に入れれば、あなたにぴったりの自然な恋愛が出来るはず。周りと比較して落ち込む必要はありあません。■3.過去を引きずらないためには「こうなったのはあの人のせい」 と、自分が幸せじゃないことを、ずっと男のせいにして引きずっていてはいけない。そんな足踏みしている状態では、決して前に進めない。人を恨んでいると、その険しい思いは顔の表情にまで蓄積し、必ず醜くなってしまう」前に進むためにはとにかく後ろを振り返らないこと。今の自分を形づくるすべての経験に感謝をして、次に生かしましょう。ひたすらにでも歩き始めたら、「そんなこともあったなあ」といつか笑える日が来るものです。■4.まず自分が愛することを一番に「皆、愛されたいって思い過ぎてるの。愛されたい、理解されたいって。愛されることばかりを求めすぎて、愛することを疎かにしてるの。傷ついても、失っても、この人の人生のために何ができるのか?って自分が愛することを一番にすれば、全て解決するのよ」「愛されること」を目的にしていると、満たされない欲求に支配されてしまします。「愛すること」を徹底し、自分の気持ちに責任を持ちましょう。そうすれば、例え裏切られたとしても相手を恨むことはないし、いつでも前を向くことができます。■5.つい意地を張ってしまう女子へ「恋愛において男性と張り合っても、 何一つ良い事はない。心の中で”何言ってんの”って思っても最後まで男性の話すことを聞いてから自分の考えを伝え、とにかく可愛く男性を立てなきゃダメ」意地や素直になれない感情が邪魔して、男性を立てられない女子に送る名言。自分の意見が正しいという自信があると、相手の話を聞けずについ意地になって、頭ごなしに否定などしてしまっていないですか?そのままだと、お互いの考え方の深い部分がわからないままです。まずは相手の言い分から聞いて、彼を立てましょう。その上で自分の考えを伝えて、意見をすり合わせることで、二人の関係を進めていくことができます。■おわりにいかがでしょうか。恋愛が苦しいときは視野がとっても狭い状態。現状を嘆いて否定し決めつけるのは止め、彩様のように「自分を受け入れ、自分の気持ちに責任を持つ」恋愛観を持てば、無理のない恋愛を楽しめるようになるでしょう。(倉持あお/ハウコレ)
2014年11月03日(画像はプレスリリースより)商品コンセプトに共感!キューサイの、食べるスムージー「Saiby(サイビー)」のPRアドバイザーに杉本彩さんが就任しました。杉本彩さんは、キューサイの販売する、「ケール青汁」を10年以上愛用していて、TVや雑誌で自身の健康法として紹介されていました。そこで、キューサイが杉本彩さんに「Saiby」を試食してもらったところ、「いつまでも若々しく美しく、スタイリッシュであり続けていただく」という、商品のコンセプトに共感され、PRアドバイザーに就任する運びとなりました。杉本彩さんは、「Saibyは可愛くておしゃれ、味も美味しく、7種類あるので、飽きずに食べれる、安心安全なものを口にすることがどれだけ大切かが、年を重ねていくと特に感じるようになり、体の中からケアして美しくなるのが大切だと思います。」と語っています。7色パックで販売「Saiby」は、48種類の果実や野菜の種子や皮の部分まで、可能なかぎりすりつぶして使用、水や添加物は一切入っていないので、30代から40代の美容や健康意識が高い女性から、支持を集めています。内容量は、90g入りが7パック入り、通常価格2,850円(税込み、送料込み)、初回お試し価格は1,900円(税込み、送料込み)となっています。【参考】・キューサイ株式会社プレスリリース/PRTIMES
2014年08月03日