演出家の宮本亞門氏(63)が東京オリンピック・パラリンピックを厳しく批判した。その発言が波紋を呼んでいる。宮本氏は6月20日、『日刊ゲンダイDIGITAL』にアップされた記事で“コロナ禍で世界的な格差が進んでいるため、選考もフェアでない状況が生まれている”とコメント。「五輪憲章が言う『人類の尊厳や平和な社会の模範』とは、正反対の強引な弱肉強食で強権的な状況です」と指摘し、こんなエピソードを語っていたのだ。「東京の招致決定後、あるトップの方とお会いした時、招致が決まった会場で、裏でいかに大金の現金を札束で渡して招致を決めたか、自慢げに話してくれたのです。驚いた私は『それ本当の話ですか?』と言ったら笑われました。『亞門ちゃん若いね。そんなド正直な考え方で世の中は成り立ってないよ』」「五輪憲章に反するのでは」といい、裏金の存在も示唆した宮本氏。ネットでは、こんな声が上がっている。《そんな当たり前に「裏金」って言うてた人がおったんか。それが当たり前だったんか》《五輪憲章に照らした問いはシンプルだが重い》《本当に誰のための五輪なんだろう》■「復興五輪も架空だった」…宮本氏の悔恨17年、東京五輪の公式イベントで演出を担当した宮本氏。しかし今年3月、『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)では東京五輪に対して「日本から中止の意思を表明するべきだと思います」と発言。そして、こう話している。「オリンピックは日本だけのものでなく、世界のものであり、先進国だけでなく、後進国のものでもあります。今の感染状況の世界を冷静に見てて、インド、ブラジルを含めて……。皆さん切り裂かれちゃうんですよ、国民の気持ちが」さらに5月には『東京新聞』の取材に対し、「招致決定当初、『世界一お金がかからない五輪』や『復興五輪』といった発言を信じようとした」と明かしながらも「大会経費は倍以上に膨れ上がり、福島第一原発事故の後処理も進まない、全て誘致のための架空のものだった」「悲惨な現実を見て『何ということに加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれました」と悔恨を明かしている。Twitterでは宮本氏の言動に対し《今更そんな話されても信じるかよ?卑怯者の裏切者にしか見えんよ》《もっと早くに云えよ》との声も上がる。そのいっぽうで《オリンピック開催の裏側に行って尚倫理観を持ち続けられた亞門さんを尊敬します》《よりたくさんの人に亞門さんの言葉を知ってほしいと思います》との声も。大事なのは“いま何を考え、どうするか”ではないだろうか。
2021年06月21日公明党の山口那津男代表(68)の東京オリンピック・パラリンピックを巡る発言が物議を醸している。各メディアによると、17日の党中央幹事会に出席した山口代表は、開催中止を求めている一部の野党に対して、こう強く批判した。「オリンピック中止をさけんでいた政党もありますが、極めて非現実的な主張であり、また国民の不安をあおりかねない主張であると思います」いっぽうで、「国民に説得力のある情報提供を強く迫って参りたい」と政府に対して強気な姿勢を見せてもいたという。自民党との連立与党・公明党のトップである山口代表。オフィシャルサイトで掲げているモットーには次のような言葉が並んでいる。「生活者の声日本の政治の真ん中に」「まごころを貫き通すということは、時代が変わろうと、人間としてなすべきことだと思うからです」「公明党の理念である生命・生活・生存を最大限に尊重する人間主義を追求するところに、平和はあります」20日に7都道府県で緊急事態宣言が解除されるものの、第5波も懸念されている日本。そんな状況で、開催中止を求める声を一蹴した山口代表には批判の声が相次いだ。《これまで幾度となく安心安全を確保できず感染拡大を招いた政府が、多くの規制緩和と人手を想定できる五輪を安心安全にできる方が非現実的》《国民が納得いく説明が必要なんて完全傍観者、他人事を言う為に会見したんでしょうか?》《何故「非現実的な主張」なのか説明していただきたいです》山口氏のオフィシャルサイトには「東京の未来を開く」というスローガンも掲げられているが、果たして“開催強行”の先に待つ未来とはーー。
2021年06月18日東京オリンピック・パラリンピックの名誉総裁をお務めの天皇陛下は、昨年のお誕生日会見で世界的なスポーツの祭典が「つつがなく成功裡に終えられることを願っています」と述べられた。雅子さまも同じ思いで、双方の大会に臨まれる予定となっている。そんな、両陛下の五輪への思いを、秘蔵写真とお言葉で振り返る。■’64年・東京五輪当時4歳の天皇陛下は上皇ご夫妻とご観戦。陛下にとって、幼少時「記憶に残っている最初の大きな出来事」だそう。《各国選手団が国ごとではなく、混ざり合って仲良く行進する姿を目の当たりにすることができたことは、変わらず持ち続けている、世界の平和を切に願う気持ちの元となっているのかもしれないと思っております》――天皇陛下(’20年)■’72年・札幌五輪冬季オリンピックを観戦するため、秋篠宮さまと千歳空港にご到着■’96年・アトランタ五輪選手結団式壇上の田村亮子(当時)選手、谷口浩美主将を見守られる両陛下■’98年・長野五輪長野オリンピックでは、雅子さまのお好きなアイスホッケーの対フランス戦を観戦し、笑顔をお見せに。《多くのことを乗り越えてこられた選手一人一人に、心からの拍手を贈りたい気持ちで一杯になりました》――雅子さま(’98年)《オリンピックの場で得られた友情というものは、(中略)国境を越えた人と人との相互理解を深める上で、大きな役割を果たすものだと思います》――天皇陛下(’98年)■’16年・リオ五輪選手結団式結団式で吉田沙保里主将、右代啓佑選手らにエールを送られた。■’18年・園遊会平昌パラリンピック金メダリストの村岡桃佳選手とお話を。《日本の社会に新たな活力をもたらし、個々の人々の可能性を一層開花させるとともに、日本と世界の交流や相互理解が深められていく機会となることを願っております》――雅子さま(’18年)■’18年・パラリンピック選手とご伴走リオパラリンピック銀メダリストで目の不自由な道下美里選手を赤坂御用地に招き、伴走をお務めに。《オリンピック・パラリンピック大会を通して、特に若い人たちに、世界の人々への理解を深め、平和の尊さを感じてほしいと願っています》――天皇陛下(’20年)ご成婚以来、両陛下は長野オリンピック・パラリンピックの競技をご覧になったのをはじめ、オリンピック選手団の結団式・壮行会にも出席され、五輪に深く関わってこられた。しかし、この夏の大会は世界的なコロナ禍もあり、今も開催が危ぶまれている。いずれにせよ両陛下は、東京での大会が無事に終わり、平和の輪が広がることを願われていることだろう。
2021年06月16日菅義偉首相(72)が6月4日、東京オリンピック・パラリンピックを開催する目的などについてコメントした。しかし、その内容に厳しい声が相次いでいる。先月28日の記者会見で質問できなかった報道機関が寄せた質問に文書で回答した菅首相。時事通信によると、改めて“オリンピックの目的”を尋ねた質問に対して、菅首相は書面で「世界最大の平和の祭典であり、国際的な相互理解や友好関係を増進させるものだ」と回答。さらにこう続けた。「安全、安心な大会を実現することにより、希望と勇気を世界中にお届けできるものと考えている」菅首相は「国民の命と健康を守っていくのが開催の前提」ともつづったという。しかしその前日、新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(71)は国会で『パンデミックのなか、オリンピックを開催することは普通ではない』と指摘している。「尾身会長は『開催するなら、主催者であるIOCや政府には強い覚悟が必要だ』と釘を刺しています。つまり、感染症の専門家が“安全な大会の実現”を疑問視したわけです。開催ありきで話が進む“平和の祭典”。大きなリスクを背負って届けられる、希望や勇気とは一体どんなものでしょうか」(全国紙記者)ネットでは、菅首相の発言に失笑する声が上がっている。《ここでいう「勇気」とは何なのか?パンデミックの最中に国民の命を賭けて五輪を開くことが「勇気」なんかじゃ絶対ない》《力のない勇気は無謀である。現実を見ない希望は絶望である》《希望と勇気はアンパンマンで十分伝わってる》《希望と勇気かー 菅さん現実みよ。うん》
2021年06月06日5月26日発行の朝日新聞に東京オリンピック・パラリンピックの中止を求める社説が掲載された。この提言について賛否が分かれている。社説は『朝日新聞DIGITAL』上でも公開されており、そのタイトルは「夏の東京五輪中止の決断を首相に求める」。序盤、開催に向けて国民の不信感が募っていることに触れたうえで、《冷静に、客観的に周囲の状況を見極め、今夏の開催の中止を決断するよう菅首相に求める》と提言。続けて、強行を主張するICOや医療体制の不備について指摘していき、最後にはこう結んでいた。《そもそも五輪とは何か。社会に分断を残し、万人に祝福されない祭典を強行したとき、何を得て、何を失うのか。首相はよくよく考えねばならない。小池百合子都知事や橋本聖子会長ら組織委の幹部も同様である》26日に同社は『朝日新聞DIGITAL』上にて、中止を提言した背景についてのコメントを発表。今後もパートナーとしての活動は続けていくとしたうえで、次のように綴っている。《一方、2016年1月に大会組織委員会とオフィシャルパートナー契約を結んだことをお伝えした際、「オフィシャルパートナーとしての活動と言論機関としての報道は一線を画します」とお約束しました。朝日新聞が五輪に関わる事象を時々刻々、公正な視点で報じていくことに変わりありません。社説などの言論は常に是々非々の立場を貫いています。今後も引き続き紙面や朝日新聞デジタルで、多角的な視点からの議論や提言に努めます》東京オリンピックのオフィシャルパートナーを務めている朝日新聞が、はっきりと開催中止を提言するのは今回が初。それだけに、今回の社説の意義は大きいとある全国紙記者はいう。「朝日の社説は通常2本掲載されますが、今回の提言は2本分のスペースをまるまる使ういわゆる”一本社説”。これは社として大きなメッセージを発信する際に、使う手法です。大手新聞社でパートナーでもある朝日が思い切った提言をした影響力は大きいでしょう。今後、オフィシャルパートナーを務める他の新聞社が続く可能性もあるでしょう」元東京都知事の舛添要一氏(72)は26日に自身のTwitterを更新し、《今朝の朝日新聞、社説に東京五輪中止を掲げた。主要紙で初めてだと思う。常識的な判断だ》と評した。ほかにもSNS上では称賛の声が相次いだ。《朝日新聞の社説が出ました。強く支持します》《社説として朝日新聞社がハッキリ書いたことを勇気のある一歩として評価したい》そのいっぽう、東京オリンピック開会式まで2カ月を切ったタイミングでの提言に“遅すぎる”と批判する声も少なからずあった。《朝日新聞は五輪開催反対の社説出しても遅すぎるでしょう》《電子版で実際に見たけど、今更感が否めない。本気で中止にさせたいのであれば、築地の本社の玄関にあるマスコット人形を撤去するとか本気さを見せてほしい》
2021年05月27日『東京2020オリンピック』に臨むメンバーが見えてきた。5月20日、『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選を戦うSAMURAI BLUE(日本代表)のメンバーとともに、オーバーエイジ3人を含むU-24日本代表のメンバーが発表されたのだ。日本サッカー協会・反町康治技術委員長と日本代表・森保一監督、U-24日本代表・横内昭展代行監督がオンライン記者会見に出席。まずは反町委員長と森保監督がA代表の活動について抱負を語った。「最初のミャンマー戦はインターナショナルマッチデーではなく、国内の選手を呼べないので海外で戦う選手での活動となる。次の試合からはJリーグで活躍する選手が合流する形となった。我々は2次予選突破に向けていい位置にいるが、ミャンマー戦で勝点3を取って次に備えないといけない。このコロナ禍で活動ができること、みなさんへの気持ちをピッチで表現したい。最終予選へ向けていい強化をしたい」(反町委員長)「コロナ禍の大変な中活動させてもらい非常にありがたく思う。まずは目の前のミャンマー戦に勝って、2次予選の突破を決めたい。その後の2試合もしっかり勝利して最終予選へ向かっていきたい。ジャマイカ、セルビアという素晴らしい相手を迎える『キリンチャレンジカップ』も選手の成長、チームの成長につなげるとともに勝利を前提に戦いたい。すべての試合一戦一戦ベストを尽くして戦いたい」(森保監督)『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選・ミャンマー戦に臨むSAMURAI BLUEのメンバーは以下の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)【DF】長友佑都(マルセイユ/フランス)、吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、菅原由勢(AZ/オランダ)【MF】原口元気(ハノーファー/ドイツ)、遠藤航(シュツットガルト/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、橋本拳人(ロストフ/ロシア)、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)、久保建英(ヘタフェ/スペイン)【FW】大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(-)6月シリーズに臨む日本代表のメンバーは次の通り。【GK】川島永嗣(ストラスブール/フランス)、権田修一(清水)、シュミット・ダニエル(シントトロイデン/ベルギー)、中村航輔(ポルティモネンセ/ポルトガル)【DF】長友佑都(マルセイユ/フランス)、佐々木翔(広島)、谷口彰悟(川崎F)、昌子源(G大阪)、山根視来(川崎F)、室屋成(ハノーファー/ドイツ)、植田直通(ニーム/フランス)、中谷進之介(名古屋)、小川諒也(FC東京)【MF】原口元気(ハノーファー/ドイツ)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)、橋本拳人(ロストフ/ロシア)、南野拓実(サウサンプトン/イングランド)、古橋亨梧(神戸)、守田英正(サンタ・クララ/ポルトガル)、川辺駿(広島)、鎌田大地(フランクフルト/ドイツ)、坂元達裕(C大阪)【FW】大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)、浅野拓磨(-)23日間で5試合という長丁場の活動のポイントを問われた指揮官は、こう答えた。「まずベースの部分の確認作業をしっかりやりたい。どんな相手にも高いレベルで実践できるよう準備したい。ミャンマー戦から3週間の活動、なかなか集中を保つのも大変。選手には一戦一戦100%の集中と100%パフォーマンスを発揮してもらいたい。トレーニングを詰め込むのではなく、選手がフレッシュな気持ちで取り組めるよう練習や、オフザピッチの時間を過ごしてもらう工夫をしていかないといけない。メンタル面で疲労・疲弊があると体が動かない、トレーニングしても吸収することもできない、ケガのリスクも増える。日々のリフレッシュを念頭に置いて3週間の活動を考えていきたい」ドラガン・ストイコビッチ監督率いるセルビア代表との対戦について質問が飛ぶと、ふたりはこのように返答した。「この時期『EURO』が開催される。我々としてはヨーロッパのチームと戦いたいという希望があり、『EURO』に参加しない中で、最も強豪であるセルビアと交渉してきました。そうした中で、セルビアも監督が代わり、日本のことを熟知している監督ということで話が早く進んだ。日本のストロングもウィークも、十分にわかっている監督なので、拮抗したゲームになると思う。非常に楽しみにしている」(反町委員長)「ストイコビッチ監督とはJリーグで何度も対戦し、選手時代の華麗なプレーを覚えている。監督になってからも選手にプレーの美しさと勝利へ貪欲に戦う姿勢を求めていると感じていた。ストイコビッチと日本で再会するのもうれしいし、お互いに国を代表して戦えるのも非常にうれしい。非常に力を持っているのがセルビア。その中でまず我々がしっかりと結果を出すこと。世界のトップトップの選手もたくさんいるので、選手たちには個々の局面で上回っていくこと、これからの成長につながるような経験を得てもらいたい」(森保監督)また無所属で参加する浅野について、反町委員長は「日本にいて代表に備えている。我々としては代表に欠かせない選手という視点で選出している。代表活動には全力を尽くすことは約束してもらうし、彼のパーソナリティから考えて全力を尽くしてくれると思う。活躍してほしい選手のひとり」と期待を寄せた。続いてU-24日本代表の活動について、反町委員長と横内代行監督がこのように語った。「本大会が迫っている。今回の活動が最終選考という意味合いが強い。この期間に有意義な活動をしなければならない。横内代行監督には2試合を有意義に本大会につなげてもらいたいと強く思う。SAMURAI BLUEよりも活動期間は短いがその分色濃く、それがメダル獲得につながるように期待している」(反町委員長)浅野拓磨(C)スエイシナオヨシ「今回3月に引き続き、コロナ禍の難しい状況の中の試合を開催でき、感謝している。五輪まで日がないが、親善試合を無駄にしないよう、今回の活動が本戦に必ずつながるよう準備していきたい」(横内代行監督)U-24ガーナ戦、ジャマイカ戦に臨むU-24日本代表のメンバーは以下の通り。【GK】大迫敬介(広島)、沖悠哉(鹿島)、谷晃生(湘南)、鈴木彩艶(浦和)【DF】吉田麻也(サンプドリア/イタリア)、酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、町田浩樹(鹿島)、旗手怜央(川崎F)、古賀太陽(柏)、冨安健洋(ボローニャ/イタリア)、橋岡大樹(シントトロイデン/ベルギー)、菅原由勢(AZ/オランダ)【MF】遠藤航(シュトゥットガルト/ドイツ)、板倉滉(フローニンゲン/オランダ)、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、相馬勇紀(名古屋)、三好康児(アントワープ/ベルギー)、三笘薫(川崎F)、遠藤渓太(ウニオン・ベルリン/ドイツ)、堂安律(ビーレフェルト/ドイツ)、食野亮太郎(リオ・アヴェ/ポルトガル)、田中碧(川崎F)、久保建英(ヘタフェ/スペイン)【FW】林大地(鳥栖)、前田大然(横浜FM)、上田綺世(鹿島)、田川亨介(FC東京)吉田、酒井、遠藤航のオーバーエイジの3人はメンバー確定か問われると、森保監督はこのように返した。「基本的にはこの3人のオーバーエイジでいきたいと考えている。しかし何が起こるかわからないので、その時は臨機応変に対応する。オーバーエイジの選手はすべてのポジションでリストアップし、本人の意向を確認し、クラブとの交渉もした。オリンピックエイジは最後まで競争があるが、オーバーエイジの枠は競争ではいけないと思っている」さらにオーバーエイジの3人について、森保監督は「誰がというわけではなく、3人とも絶対的な戦力。プレーで貢献できる、経験の浅い選手に影響力もある。プレー以外でも、オンザピッチでもオフザピッチでも背中で行動を示し、若い選手とコミュニケーションを取りながら彼らの成長を促してくれる選手だと思っている」と評価し、「A代表でレギュラークラスでやっている選手ならば、五輪世代に入れば活躍できるという中、今回の3人は試合を安定させることができる。GKから攻撃を仕掛ける時、攻撃を支えることもできる。攻守両方ができる。安定してリーダーシップを取ってくれて、安定してプレーしてくれるということで五輪世代が落ち着かせてくれる」と信頼感を口にした。また森保監督はキャプテンについて「A代表のキャプテンがU-24に参加するので、そこは基本として考えたい。これまで中山雄太がキャプテンとして引っ張ってくれたので、中心として支える、まとめる役割を考えていきたい」と明かし、18名の最終メンバーについても「本大会に向けての選手は今回の活動メンバーが選考の場と考えている。オーバーエイジを含めた強化の場と考えている。すべてここで決められるという状況ではない場合もあり得るので、その場合はラージグループから選手を呼ぶという考え」と語った。横内代行監督は仮想・南アフリカ戦となるガーナ戦について聞かれると「アフリカ勢とぜひやりたいとリクエストし、本大会前にガーナとできるのは意味がある。アフリカの選手は想定外のプレーがある。海外でプレーする選手はアフリカの選手とやる機会も多いが、国内の選手はまだまだ少ない。そういう意味でいいシミュレーションになる」と答え、選手の起用法について質問されると「競争は常にある。今回だけではなく、常に競争はある。この2試合で確実に出られる保証はない。(国内組のFW4人は)自分のチームでしっかり活躍している、自分の良さを出している4人。この国際親善試合を自分の良さをどれだけ出せるか見たいし、期待している」とコメントした。吉田麻也(C)スエイシナオヨシA代表の『FIFA ワールドカップカタール2022』アジア2次予選兼『AFCアジアカップ中国2023』予選・ミャンマー戦は5月28日(金)・フクダ電子アリーナ、タジキスタン戦は6月7日(月)・パナソニックスタジアム吹田、キルギス戦は15日(火)・パナソニックスタジアム吹田にてキックオフ。『キリンチャレンジカップ2021』ジャマイカ戦は6月3日(木)・札幌ドーム、セルビア戦は11日(金)・ノエビアスタジアム神戸にて開催。U-24日本代表の『国際親善試合』U-24ガーナ戦は6月5日(土)・福岡スタジアム、ジャマイカ戦は12日(土)・豊田スタジアムにて実施する。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年05月21日医療現場の逼迫が連日のように報じられるなか、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会(以下、組織委員会)からは“出勤”要請が。現場の看護師たちに話を聞くと、「五輪どころではない」窮状が明らかにーー。“第4波”が都市部に押し寄せてきた4月初旬、組織委員会は日本看護協会に対し、競技場や選手村に配置する看護師約500人の確保を依頼する要請文を送っていたことが発覚した。組織委員会はコロナ禍以前から約1万人の医師や看護師の協力を募っていたが、要請文によれば《新型コロナウイルス感染症等の感染拡大に伴い、看護職の確保が不十分な状況に至った》ため、あらためて500人の看護師確保の要請に踏み切ったという。本誌は、日本看護協会から各都道府県の看護協会長に宛てた要請文を入手。参加条件は早朝深夜も含め《原則5日以上》、活動条件は《1日9時間程度》と書かれている。交通費は近距離の場合《一定額支給》で、遠距離からの場合は《一往復のみ支給》される。さらに、コロナ禍にもかかわらず、宿泊場所は《複数人部屋の可能性あり》。しかし、肝心の“報酬”については記載がなく、昼食は《調整中》とだけ。要請文には、あまりに“厳しい条件”が並んでいた。開催地である東京都内の私立病院で、コロナ患者の看護に当たっている看護師のBさんは、強い“怒りの声”を挙げる。Bさんは、コロナ禍が始まる以前に五輪の参加を志願・登録していた。しかし、感染拡大の状況や、組織委員会の対応を踏まえて「辞退した」と明かす。「コロナ患者のいる病棟で働いている私がいま現場を離れていいのか、と疑問を感じるようになったんです。それに、このまま黙っているのは“看護職の倫理綱領”に反しているんじゃないか、と思って」看護職の倫理綱領とは、日本看護協会が定める行動指針のこと。「この綱領の中に、『看護師は、人々の生命と健康を守るため、さまざまな問題について社会正義の考え方をもって社会に発信しなければならない』という趣旨の定めがあります。私たちは、目の前の救わなければならない命をなにより優先しなければならないのです」(Bさん)がん・感染症センター東京都立駒込病院の看護師で、東京都庁職員労働組合病院支部の書記長も務める大利英昭さんも、現場の看護師たちの“苦悩”を目の当たりにしている。「もともと五輪の医療スタッフに登録していた看護師たちは、『語学力を磨いて、さまざまな国の人々の健康に貢献したい』という志を持って希望していました。しかし、五輪に派遣されれば、救えるはずの命が失われてしまう可能性がある。間に立たされて、よけいにつらいのではないでしょうか」さらにこう続ける。「五輪が開催されることになれば、関係者から陽性者が出るという前提でベッド空けておくよう組織委員会から都立病院に対して要請が来るはずです。実際、昨年11月に東京で体操の国際競技会が開かれたときは、〈陽性者が出たら絶対に断らないで入院させること〉という通知が東京都から病院に来ていました。たとえ大阪のようにひっ迫していてもベッドを空けなくてはならない。そうなると、救えるはずの都民の命が救えません」毎日多数の死亡者が出ている大阪府の病院で働く看護師のCさんも、つらい胸中を明かした。「毎日、コロナに感染した患者さんが救急搬送されてきます。しかし、受け入れられないことも多くて申し訳ない気持ちでいっぱいです。空いているベッドはありますが、医療従事者が足りないから受け入れられない。現場は五輪どころじゃない。命を優先してほしい」医療現場を支えるスタッフたちの怒りを無視してまで、五輪を開催する必要はあるのだろうか。「女性自身」2021年6月1日号 掲載
2021年05月20日延長される緊急事態宣言、迫る東京オリンピック・パラリンピック、そんななかでも遅々として進まないワクチン接種。日本では感染者数が増加しているが、世界を見渡すと、先進国は着実にコロナ禍を乗り越えつつあるようだ。【イギリス】「猛威を振るった変異株をも克服へ」接種回数(人口100人あたり):75.46回ピーク時の今年1月には1日6万人以上が新規に感染していたが、ワクチン接種が進むにつれ減少が続き、現在では2,000人ほどに。医療資格のないボランティアに研修を施してまで接種したという決死の対応に、はっきりと効果が表れた。【アメリカ】「バイデン新政権でスピードアップ!」接種回数(人口100人あたり):74.62回7月4日の独立記念日までに、大人の70%が少なくとも1回のワクチン接種を済ませるという目標を発表したバイデン大統領。ワクチン接種が進んだのも同時期ではあるが、政権交代後のアメリカの新規感染者数減少スピードは目覚ましい。【イスラエル】「世界に先行したワクチン実験が大成功」接種回数(人口100人あたり):121.11回米ファイザー社に新型コロナウイルスワクチンの実験データを提供したことで、世界最速で接種が進んだ。すでに人口の半数以上が2回の接種を完了し、マスクなしでの散歩やパブでの歓談を楽しむ光景が広がる。【中国】「経済は爆上がりだが、感染者数には疑問も!?」接種回数(人口100人あたり):20.12回今年1~3月期のGDPが前年比で18.3%増え、5月の連休中のホテル予約数はウイルス流行前比でも40%以上増加するなど、活発な経済活動が戻る中国。最初にコロナ禍に見舞われた武漢では音楽フェスも開催された。【インド】「二重変異株がもたらす悪夢の日々」接種回数(人口100人あたり):11.59回人口に比して感染者数が少なかったインドだが、ここにきて状況は激変。今や世界最悪のパンデミックの現場となってしまった。インドを苦しめる新たな二重変異株にはやや効果が下がるともいわれているが、それでもワクチン接種こそ喫緊の課題だろう。【韓国】「ITを用いた感染の抑え込みにも限界が」接種回数(人口100人あたり):7.58回社会的距離規制や追跡システムなどで感染者数の増加を抑えるが、ワクチン接種では遅れている韓国。一方、接種を条件にしたグアムツアーの登場や、先月中旬からはワクチン接種証明スマホアプリが導入されるなど、前向きな取り組みも多い。【日本】「菅首相は何をやってる?」接種回数(人口100人あたり):3.03回五輪を意識するばかりか半端な政策が続き、国民感情は悪化の一途。観光、飲食業界が期待したGW特需も3回目の緊急事態宣言で泡と消え、繁華街では閉店も目立つ。菅総理が急ぐワクチンの大規模接種会場設置もこれから。五輪開催までに高齢者の接種を終えるのも難しそうだ。■本誌が見た!埼玉イオンでのワクチン接種会場医療従事者への先行接種が始まった2月中旬から遅れること2カ月、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスのワクチン供給がついに全国でスタート。菅首相は1日100万回の接種を目標にすると表明したが、3,600万人もの高齢者への接種が完了するのは東京オリンピックよりも後、お盆期間までかかるともいわれている。そうした中、本誌では商業施設のワクチン接種会場ということで注目が集まった埼玉県のイオンモール春日部を取材した。会場に入ると、受付け後にスタッフが医師のもとまで誘導、そこで問診を受けてから、看護師によってワクチンを打たれる。会場の規模は想像より小さく、受付や待機場所のほか、問診と接種のスペースが各2カ所ずつのみ。1日の定員が60人かつ事前予約制だから混雑がないのもうなずけるが、これでは焼け石に水ではないかと思ってしまう。ここにきてようやく東京に続き大阪でも大規模接種会場が決まったが、高齢者のワクチン接種が始まった途端に予約のための電話回線がパンク、市役所で予約できるという誤情報で行列が発生してしまうなど、想像以上にその前途は多難だ。京都大学の山中伸弥教授も「終息に向かわせようとすると、7,000万、8,000万人は接種を完了させないと、目に見えた効果はないと思う」と朝日新聞の取材で回答している。そんななか河野大臣は職場や学校でのワクチン接種、「ワクチン接種証明書」導入を検討する考えを示したが、集団免疫を獲得して、“日常風景”を取り戻せる日はいつになるのか――。※ワクチン接種回数、1日あたりの新規感染者数は5月7日現在までの最新データ。英国運営サイト「アワー・ワールド・イン・データ」より「女性自身」2021年5月25日号 掲載
2021年05月17日タレントのイモトアヤコが22日、5月に鳥取県で予定していた東京オリンピック・パラリンピック聖火ランナーを辞退した理由について、インスタグラムに投稿した。同県の発表を受け、イモトは「#聖火ランナーについて」「#いろんな言葉が出まわってるなぁと感じたので」「#少し自分の言葉でお話させてください」の書き出しから、「今回『鳥取県実行委員会からの感染拡大の懸念により著名人の公道走行は御遠慮頂きたい』と要請があったこともあり、このような決断させて頂きました」と報告。「『県外から鳥取を訪問することを懸念して』が主な辞退理由にされておりますが私は不用不急ではない県外への訪問は普段からお仕事でさせてもらってます。もちろん1日ごとに変わる状況に配慮し人が集まらないという対策をしながら出来るかぎりの中でベストを尽くしてます」とし、「自分の気持ちとしては自意識過剰ながら私が公道をランナーとして走ることで人がたくさん集まってしまうのではないかということがわたしの一番の懸念点です」と補足説明を加えた。「この混沌とした前例も正解もない状況の今、五輪を目指すアスリートの皆さまはじめ関わってらっしゃるたくさんの方々がそれぞれの『最適解』を出しながら一つ一つ決断されていると思います」とアスリートにも寄り添い、「さまざまの個の考え方があって良いんじゃないかなあと私自身は思うのです」と結んだ。最後には、「#日々鍛錬されているアスリートの皆さまへの尊敬の想いを込めてみたく」「#そんなことを自分の言葉で伝えてみたく」と書き添えている。
2021年04月22日WANIMAが東京2020 NIPPON フェスティバル主催プログラム『わっさい』に楽曲「和心」を提供した。同曲は世界中の老若男女誰もが親しみと温かみを感じ取れるような普遍的なメロディーが特徴的で、WANIMAとしては珍しく和楽器を使用したサウンドアレンジがオリエンタルな世界観を創り上げている。東京2020 NIPPON フェスティバルは4月頃から9月頃にかけて行われる東京2020大会の公式文化プログラム。日本が誇る文化を国内外に強く発信するとともに、共存社会の実現を目指して多様な人々の参加や交流を生み出すことや、文化・芸術活動を通して多くの人々が東京2020大会へ参加できる機会をつくり、大会に向けて期待感を高めることを目的としている。その中のプログラム「わっさい」は、"世界はもういちど、「わ」になれる。"をコンセプトに日本時間の7月18日18時からオンライン上で行われるお祭り。同プロジェクトの公式サイトでは「和心」に乗せ、アオイヤマダ氏と高村月氏が振り付けを担当したダンス動画が公開されており、前衛的でありながらも皆が笑顔になるような馴染み深い内容になっている。「わっさい」公式サイト:■KENTA(Ba/Vo) コメント「和心」を東京2020 NIPPONフェスティバル「わっさい」に提供できる事となり非常に嬉しく思っております。日々状況が変わる生活の中ではありますが変わらず日本に溢れる和の心を大切にしたいと思いました。少しでも和を感じて頂けるように和楽器奏者の皆さんの力をお借りして曲が出来上がりました。「和心」と「わっさい」で生まれる「和」が世界の皆さんに届き、大きな「輪」になるよう歌えたら幸いです。<イベント概要>東京2020 NIPPONフェスティバル主催プログラム『わっさい』『わっさい』キービジュアル開催日時:7月18日(日)日本時間18:00~(予定)開催方法:バーチャルなオリンピックスタジアムを舞台としたオンライン生配信(一部収録)視聴方法:組織委員会公式チャンネルを通して配信を計画中参加方法:事前にイラストを投稿すると、イラストが当日「わっさい」に登場します【コンセプト】世界はもういちど、「わ」になれる。オリンピック ・パラリンピックで交流するのは世界中のアスリートだけではありません。子どもたちを始め、誰もが文化交流できる場所。それがオンラインで開催される特別なお祭り「わっさい」です。みんなでバーチャルに「わ」になり歌って踊って、一生モノの思い出をつくりましょう。全人類に、祝福を。【イラスト投稿サイト】・日本語サイト:・英語サイト:応募期間:4月19日(月)~6月20日(日)それぞれが思い描く架空のいきものを描いて、その描いたイラストを写真またはスキャンにて、応募フォームよりアップロード。必要事項を記入の上、ご応募ください。既存のキャラクターと同一のものや類似したイラストは、応募無効となりますのでご注意ください。※プログラムの詳細や視聴方法、当日の出演者等の詳細については、決定次第お知らせします。東京2020 NIPPONフェスティバル特設ページ: オフィシャルHP:
2021年04月19日「これ以上とても無理だということだったら、スパッとやめないといけない」4月15日、テレビ番組の収録で東京オリンピック・パラリンピックの開催について、こう言及したのは自民党の二階俊博幹事長(82)だ。各メディアによると、番組司会者から「中止の選択肢もあるのか」と問われた二階氏。すると、「当然だ。オリンピックでこの感染病をまん延させたら、何のためのオリンピックか分からない」「その時の(感染状況)の判断で良い」と答えたという。今年1月5日には記者会見で、「自民党として開催促進の決議をしても良いくらいに思っている」「開催しないという考えを聞いてみたいくらいだ」と強調していた二階氏。だがその3日後には、緊急事態宣言が首都圏1都3県に発出されるなど感染状況は深刻化している。現在も宮城県、大阪府、兵庫県、東京都、京都府、沖縄県に「まん延防止等重点措置」が実施されている状況だ。さらに15日には、大阪で1,208人と過去最多の新規感染者も報告された。わずか3カ月で一転した二階氏の発言は、ネットでも波紋が広がっている。《何を今更。判断遅すぎ。今から考えるの?》《今更!?もう100日しかないのに何がしたいのか……》《言うの遅すぎですよ。聖火リレーもう各地でやってるんだから》《早く決断を。変な期待を持たせないで》オリンピック開催まで、14日で残すところ100日を切った。NHKの報道によるとIOCのコーツ調整委員長は、「大会は必ず開催され、7月23日に開幕する」と予定通り執り行うことを強調。3月25日に福島県から出発した聖火リレーも継続されており、各競技では五輪内定者が続々と選出されている。着々とセレモニーや選考大会が進められるいっぽう、国外でも懸念は広がっているという。「米紙ニューヨーク・タイムズは、ワクチン接種が遅れていることから開催を考え直すよう訴えています。英BBC放送も、感染力の強い変異ウイルスの感染拡大を懸念しています。公益財団法人『新聞通信調査会』は、昨年12月から今年1月にかけて5カ国世論調査(アメリカ、フランス、中国、韓国、タイ)を実施。各国約1,000人の回答を得た結果、五輪を『中止・延期すべきだ』という回答は70%を超えました」(全国紙記者)“五輪中止の選択肢”発言が大きく波紋を呼んだ二階氏。同日中に「自民党として安全、安心な大会の開催に向け、しっかり支えていくことに変わりはない」と釈明文書を発表し、改めて開催の意向を強調した。果たして、オリンピックは確実に実施されるのだろうかーー。
2021年04月15日メダルを目指すのであれば、避けて通れない相手である。U-24アルゼンチン代表。これまで金メダルを2度、銀メダルを2度獲得し、『東京五輪南米予選』を1位突破してきた世界トップクラスの強豪である。今回はオーバーエイジのGKヘレミアス・レデスやパワフルなFWアドルフォ・ガイチなど、フェルナンド・バティスタ監督のもと本気のメンバーが来日した。横内昭展代行監督は強豪との2連戦に向けて「アルゼンチンに対していいゲームできるようスタッフ・選手一同いい準備をしたい。もう一度このチームでやるべきことを共有したい。まず選手個々が持っているものをすべて吐き出してほしい。そうすることで初めて色んなものが見えて来る」と語り、今回のメンバーについて「各クラブでしっかりポジションを取った選手がほとんど。(2019年11月の)コロンビアの時よりも個々がかなり成長して集まっている」と期待を寄せた。3バックか4バックか問われると、指揮官はこう答えた。「このチームは3バックを長くやり、昨年末から4バックをやった。どちらでもできるよう準備している。選手を見てどちらが合っているか考えたい。あんまり3バック、4バックと言うよりも選手がどうか。今クラブで光っている選手を呼んできているので、その特徴を生かせる形でやりたい」川崎フロンターレで活躍する左ウイング三笘薫と左サイドバック旗手怜央に期待することを質問されると、このように返答した。「薫には川崎でやっているプレーをそのまま代表でも出してほしい。今回はJリーグとはまた異なる相手と対峙することになる。そういう中で彼がどんなプレーを見せるのか私も楽しみにしている。旗手もクラブで今季、非常にチームへの貢献度が高いプレーをしている。今季は運動量が伸び、もともとアタックキングゾーンでいいもの持っているし、守備もフィジカルも上がってきている。両面できる選手、期待している」出場機会が少ない欧州組のアタッカー陣・久保建英、三好康児、食野亮太郎の現状をどう見ているのか聞かれると、横内代行監督は次のようにコメントした。「その3人は所属クラブでは難しい状況に置かれている。プレー時間も少ない。彼らはこれまでの実績もあるし、今どんなコンディションにあるのか見てみたい部分もあり呼んだ。彼らもハングリーな状態で来ている。楽しみにしている。三好も思ったよりもコンディションは悪くなかった」キャプテンを務めるボランチ中山雄太はチームでまとまる重要性を説いた。「メンバーに入らないといけないという個人の野心を感じるし、僕自身も持っている。ただその野心が強く過ぎるとひとりでプレーする感覚になってしまう。その野心を同じベクトルに向ける作業をキャプテンとして促していければ。同じベクトルに向けば、組織力としてもより強くなると思うし、その働きかけを僕自身発信してきているし、まだ時間があるので向上させていければなと思っている」オランダで確固たる地位を築いているセンターバック板倉滉と右サイドバック菅原由勢は金メダルへの強い気持ちを口にした。「僕たちが目指しているのは金メダル。もちろんアルゼンチンは強くていいチームだと思うが、今後そういう相手を倒していかなくてはならない。短い期間でチームメイトとコミュニケーションを取ってチームをいい状態にして、アルゼンチンを倒せるようにしたい」(板倉)「このチームが始まった時から金メダルを目指してきた。海外へ行って勉強できることや学べることは学んできたつもり。より一層チームに貢献できるんじゃないかと思っている。同時に金メダルへの思いは今も昔も強いので、金メダルを取るために大事な2試合になる」(菅原)三笘薫 (c)JFA初めてコンビを組む三笘と久保は次のように抱負を語った。「僕のスタイル的に周りのサポートがなくても突破できるので、その特徴を生かしたいし、周りの選手の特徴も生かしたい。まだまだ自分は五輪代表の中では下だと思っている。スタートと言うか、今回の招集でどれだけできるか示す場。色んな人からの目も変えていくチャンス」(三笘)「個人的にと言うよりもチームとしての精度を高める時期に入ってきているので、積極的にコミュニケーションを取りながらチームとしてやりたいサッカーを統一して、完成度を高めることが一番大事。相手が格上とか格下とか関係なく、やるべきことをやっていかないといけない」(久保)また、ふたりはそれぞれコンビを組むことを楽しみにしていた。三笘が「久保選手が小学生の時にジュニアユース、ジュニアで1試合やって、小さくてうまかった印象がある。一緒にプレーしたことはないですけど、トレーニングもやったのでコミュニケーションは取りやすい。同じ前線、シャドーなので、うまく連係して力になれると思う」と言えば、久保も「三笘選手は交流があったのでコミュニケーションは取りやすい。僕がこんなこと言う立場にないが、Jリーグを見ていてもちょっと抜けている。見ていて楽しい選手。早く一緒にプレーしてみたい」と歓迎した。国内組の選手たちも自分のアピールとともにチームの勝利を誓う。「FWなので得点にこだわっていくのが一番のアピールになるかなと思う。タケ(久保)がしっかりボールを持てる選手なので任せつつ、いいところに顔を出して起点になることが自分の仕事。ゴール前に入っていってワンツーとかしっかりやっていきたい」(田川亨介)「1年ちょっとぶりの活動で、自分のよさを出してアピールしていきたいし、試合なので勝ちにもこだわっていきたい。川崎で1年プレーし、優勝もして自信になった。とくに攻撃のクオリティは上がっていると思う」(旗手怜央)「CFにデカい選手がいる。強くて速い選手と聞いている。そういった選手を抑えられることが五輪に向けても大事。しっかり止めて、自分たちの流れを作ることが重要になって来る」(渡辺剛)U-24アルゼンチン代表戦に臨むU-24日本代表メンバーは以下の通り。【GK】1大迫敬介(広島)、12沖悠哉(鹿島)、23谷晃生(湘南)【DF】4板倉滉(フローニンゲン / オランダ)、5渡辺剛(F東京)、15町田浩樹(鹿島)、19原輝綺(清水)、20古賀太陽(柏)、22瀬古歩夢(C大阪)、6菅原由勢(AZ / オランダ)、21中野伸哉(鳥栖U-18)【MF】3中山雄太(ズウォレ / オランダ)、14相馬勇紀(名古屋)、10三好康児(アントワープ / ベルギー)、7三笘薫(川崎F)、2田中駿汰(札幌)、18旗手怜央(川崎F)、17田中碧(川崎F)※、16渡辺皓太(横浜FM)、11久保建英(ヘタフェ / スペイン)【FW】8林大地(鳥栖)、9食野亮太郎(リオ・アヴェ / ポルトガル)、13田川亨介(F東京)※田中は3月26日(金)の第1戦のみ出場停止。【GK】1ヘレミアス・レデスマ(カディスCF / スペイン)、12ホアキン・ブラスケス(CAタジェレス)【DF】4エルナン・デラフエンテ(ベレス・サルスフィエルド)、3ミルトン・バレンスエラ(コロンバス・クルーSC / アメリカ)、6ナサレノ・コロンボ(エストゥディアンテス)、2ネウエン・ペレス(グラナダCF / スペイン)、15ブルーノ・アミオネ(べローナ / イタリア)、14トマス・レカンダ(リバープレート)【MF】8サンティアゴ・コロンバット(クラブ・レオン / メキシコ)、5サンティアゴ・アスカシバル(ヘルタ・ベルリン / ドイツ)、7フェルナンド・バレンスエラ(ファマリカン / ポルトガル)、10マティアス・バルガス(エスパニョール / スペイン)、16ケビン・マク・アリステル(アルヘンティノス・ジュニアーズ)、17ルーカス・ゴンザレス(インデペンディエンテ)、13アレッサンドロ・ベルナベイ(ラヌース)、20サンティアゴ・エッセ(ウラカン)【FW】18フアン・ブルネッタ(パルマ / イタリア)、9アドルフォ・ガイチ(ベネべント・カルチョ / イタリア)、21エンソ・カブレラ(ニューエルス・オールド・ボーイズ)、11ベンハミン・ロレイセル(リバープレート)、19アグスティン・ウルシ(CAバンフィエルド)『SAISON CARD CUP 2021』U-24日本代表×U-24アルゼンチン代表は本日3月26日(金)・東京スタジアム、そして29日(月)・北九州スタジアムにて開催。東京開催のチケットは発売中、北九州開催分は予定枚数終了。試合の模様は26日(金)はTBS系列、29日(月)はBS朝日にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)SAISON CARD CUP 2021』U-24日本代表×U-24アルゼンチン代表のチケット情報
2021年03月26日4カ月後に開催を控える東京五輪にまつわる“失態”が後を絶たない。2月に東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長(当時)の森喜朗氏(83)が女性蔑視ととれる発言で会長職を辞職。3月17日には『文春オンライン』で、同五輪で開閉会式の演出を統括するクリエイティブディレクター・佐々木宏氏(66)が、お笑い芸人の渡辺直美(33)に対して侮辱的な演出案を提案していたことが報じられた。同サイトによると、昨年3月、佐々木氏は開閉会式の演出案を検討するメンバーのグループLINEで、渡辺を豚に見立てた案を提案。しかし、すぐに他のメンバーから「理解できない」などと強く非難され、提案は撤回されたという。同日、佐々木氏は《オリンピック開会式のアイデアフラッシュを仲間うちでやり取りする中で、私のアイデア及び、発言内容に、非常に不適切な表現がありました》と報道を認め、《渡辺さんにはどのようにお詫びをしてもしきれないと思っています》と謝罪。そして、総合統括の座を辞する意向を表明した。一連の出来事はすぐさま海外でも報じられるなど、大きな波紋を広げることに。そんななか、報道翌日の18日、渡辺は所属する吉本興業を通じてコメントを発表。冒頭、開会式への出演オファーを受けるもコロナ禍で白紙になっていたことを明かしたうえで、《最初に聞いていた演出とは違うこの様な報道を受けて、私自身正直驚いております》と今の胸中を告白。続けて、こうつづっていた。《表に出る立場の渡辺直美として、体が大きいと言われる事も事実ですし、見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております。私自身はこの体型で幸せです。なので今まで通り、太っている事だけにこだわらず『渡辺直美』として表現していきたい所存でございます。しかし、ひとりの人間として思うのは、それぞれの個性や考え方を尊重し、認め合える、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております》それぞれの個性を尊重し合うことの大切さを呼びかけた渡辺。かねてから渡辺はこうした姿勢を貫き続けてきた。「テレビ番組でも自らの体重を公表するなど、渡辺さんはずっと“ありのままの自分”を大切にしてきました。様々な体型の女性がファッションを楽しめるようにと、サイズ展開の幅広いファッションブランドもプロデュースしています。そうした渡辺さんの姿が、多くの女性から共感を集める理由なのでしょう」(ファッション関係者)かつて渡辺はファッション誌のインタビューで、こうメッセージを送っている。《(世の中の人が)自分の体を否定せず好きになってほしいと思う。それは太りたくても太れない人でも背が低い人でも同じ。どんな体形も素敵なんだと発信し続けたい》(19年4月29日『ハーパーズ バザー』公式サイト)今回の騒動に対しても、変わらぬ姿勢を示した渡辺にSNS上では称賛の声が相次いだ。《渡辺直美さん、かっこいい!尊敬しちゃうなぁ。ますます好きになった》《素敵なコメントでちょっと泣けた》
2021年03月19日東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)が2月12日、辞任を表明した。しかし、「“何が問題なのか”を理解していないのでは」と疑問視する声が相次いでいる。さかのぼること2月3日。日刊スポーツによると森会長はJOCの臨時評議員会で、元JOC会長の竹田恆和氏(73)や現会長の山下泰裕氏(63)について「(竹田氏は)立派な方なので自分で何か意思をおっしゃることはなかった」「(山下氏は)しゃべり方だけではなく、理路整然と1つ1つしっかりした話をされてました」と“男性の話し方”についてコメント。その後、こう語ったという。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかります」「女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね」「必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります」「私どもの組織委にも、女性は何人いますか。7人くらいおられるが、みんなわきまえておられる」その「女性は話が長い」とする一連の発言に対して“女性蔑視だ”との非難が上がり、森会長は4日に「発言を撤回したい」と会見を開いた。しかし記者が質問を重ねるにつれ、「面白おかしくしたいから聞いてんだろ?」と凄むなど傲慢な振る舞いを連発。そのため“逆ギレ会見”と揶揄されることに。そうして発言は日に日に世界規模で問題視され、9日にIOCは「森会長の発言は極めて不適切で、IOCが取り組む改革や決意と矛盾する」との声明を発表する事態にもなった。そんななか12日、東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の臨時会合で辞任を発表した森会長。しかし辞める理由について「私の不適切な発言が原因で、大変混乱を致してしまいました」「五輪を開催するための諸準備に、私がいることが妨げになるということであってはならない」といい、さらに報道の仕方について苦言を呈した。「これは解釈の仕方だと思うんですけれども、そういうとまた悪口を書かれますけれども、私は当時そういうものを言ったわけじゃないんだが、多少意図的な報道があったんだろうと思いますけれども」■「女性を蔑視する気持ちはない」というが……続けて、森会長は五輪での自身の取り組みを回想。「女性と男性の比率をできるだけ同じくしようということで、ほとんどの競技団体にもお願いして、ほぼ完璧な仕上がりができたなと思っております」といい、「そういう風に私自身は女性を蔑視するとか、そういう気持ちは毛頭ありません」とコメント。そして、こう謝罪した。「私自身の不注意もあったのかもしれませんが、長い83年の歴史の中で本当に情けないことを言ったもんだなと思って、皆さんに大変ご迷惑をおかけしたということになりました」「五輪の妨げになるから辞める」といい、自身の発言について「解釈の仕方による」「意図的な報道があった」と弁明した森会長。「女性を蔑視する気持ちはない」というがーー。ネットではこんな声が相次いでいる。《一般的に蔑視とされる状態を蔑視と自身で認められないの根本的にマズい。問題を自認できていない》《例の発言が女性蔑視に繋がると思ってなくナチュラルに出たものだから叩かれてるのに。わかってないねぇ》《差別の気持ちを持って差別する人はほぼいない。自然、当然、常識、正義だと思ってるそれが差別だったりするから、なくすことが難しいのよ》《何にもわかってない感ありあり》また15分にわたって辞意を表明したため、《話が長いのは本人》《会見がめちゃくちゃ長くて「女性は話が長い」の一つの反証になってて笑う》《森さん 話長いです…》と皮肉の声も。“辞任したから終わり”とは、ならないかもしれない。
2021年02月12日東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(83)による女性蔑視発言。森会長は2月4日、「発言を撤回する」と会見を開いたものの、横暴な振る舞いから“逆ギレ会見”とも揶揄された。世界中から非難が相次いでおり、その余波はいまだ収まりそうにない。森会長の発言を受け、約390名が五輪のボランティアを辞退するというニュースが流れた8日。森会長を擁護したのが、自民党・二階俊博幹事長(81)だ。毎日新聞によると二階幹事長は森会長について「撤回を既にしたことだし、問題はない」とコメント。さらに「今後、発言、行動に対して十分留意なさると聞いている。それ以上のことはない。冷静に見守るのが一番いいと思う」と話したという。しかし、「撤回」とは何だろうか。近年、政治家の口からたびたび「言葉を撤回する」というフレーズを数多く聞くようになった。しかし、撤回しても発言したという事実は変わらない。五輪憲章の「オリンピズムの基本原則」には、性別などを理由にした差別を否定するという旨が書かれている。つまり、五輪とは「性差別をなくす」ことを理念としている。しかし、森会長は組織委員会のトップにもかかわらず、自ら五輪憲章に反することをしたのだ。にもかかわらず、「今後、発言や行動に留意するから問題なし」とした二階幹事長。ネットでは「撤回って何?」と非難が相次いでいる。《放った言葉を撤回で済んだら、人生苦労しねぇんだよ》《「撤回する」と言いさえすれば、何かが消えたり、何かが変わったりするのか?》《一回言葉にしたんだから責任持つのが普通やろ!》《撤回ってシステム何?》東京五輪の組織委員会は7日、公式サイトで「会長自身も発言を撤回し、深くお詫びと反省の意を表明致しました」とコメント。さらに東京大会について「最もジェンダーバランスの良い大会」といい、「大会後の社会の在り方にもレガシーを残すように取り組んで参ります」としている。しかし、大会後ではなく「いま」を見つめるべきではないだろうか。
2021年02月09日東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会の森喜朗会長(83)は2月4日、自身の発言を撤回するべく会見を開いた。しかし、傲慢な振る舞いを連発。さらに同会見を受けてIOCが「森会長は謝罪した。この問題は終了と考える」とコメントしたため非難が殺到。火に油を注ぐ形となっている。2月3日、森会長はJOCの会合でこう話した。「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」「女性っていうのは競争意識が強い」「私どもの組織委員会にも女性は何人いたっけ?7人くらいか。7人くらいおりますが、みんなわきまえておられて。(中略)我々は非常に役立っております」女性への偏見だけでなく、「わきまえる」「役立つ」といったフレーズもあり、「女性蔑視だ」との指摘が殺到。さらにJOCメンバーは森会長の発言に“笑っていた”とも報じられており、組織全体に厳しい声が相次いでいる。そして4日、会見を開いた森会長は「発言については撤回したい」「おわびを申し上げたい」と口を開いた。ところが記者の質問を遮るシーンや、「オリンピック精神に反する人が会長を続けるのは適任か?」との問いに「さあ?」「あなたはどう思いますか?」と返答。さらに記者が問いを重ねるにつれ、「面白おかしくしたいから聞いてんだろ?」とすごむシーンもあった。森会長の会見に、ネットでは《ビックリするくらいひどい会見だった》《偉そう。質問に対して、失礼な!みたいな感じにすぐ切れるしひどい会見だった》《世界に日本の恥を晒した謙虚に受け止めるような態度でもない》との声が。一部では“逆ギレ会見”とも揶揄されている。そんな会見を受けて、朝日新聞はIOCにメールで取材を行った。同紙によるとIOCの広報担当者は「ジェンダーの平等はIOCの根本原則で、将来を見据えた五輪ムーブメントの長期計画、アジェンダ2020でも重要な柱に据えてきた」とコメント。しかし、こう続けたという。「森会長は発言について謝罪した。これでIOCはこの問題は終了と考えている」“終了”としているが、それでいいのだろうか?そもそも五輪憲章には、こうある。「男女平等の原則を実践するため、 あらゆるレベルと組織において、スポーツにおける女性の地位向上を奨励し支援する」(第1章2-8)また憲章には「オリンピズムの基本原則」として、性別などを理由にした差別を否定するという旨も書かれている。つまり、五輪とは「性差別をなくす」ことを理念としているのだ。しかし、“逆ギレ”とも非難される会見を受けて「この問題は終了」としたIOC。ネットでは厳しい声が相次ぎ、さらに「五輪憲章とは?」と疑問視する声が相次いでいる。《オリンピック憲章に反してるのに、それでいいんだ。なら、オリンピック憲章も、アジェンダ2020も書き換えたほうがいいんじゃね?》《IOCの態度にもかなり問題があるんじゃない?オリンピック憲章って知ってる?》《オリンピック憲章って何だ》これまでも、様々な問題が取り沙汰にされてきた東京五輪。コロナ禍にもかかわらず、「ここで五輪を開催するのしないのって躊躇している問題じゃない(1月19日二階俊博幹事長)」など、政治家の強弁も目立つ。はたして国民はIOCとJOC、そして政治家の振る舞いをどう見ているだろうか。
2021年02月05日「やるのは7月でしょ。今、オリンピックの準備は、ほとんど全部できている」「(新型)コロナ(ウイルス)がどういう形であろうと(東京五輪・パラリンピックを)必ずやる」これらの発言主は東京オリンピック・パラリンピックの森喜朗会長(83)。これまで数々の問題発言を繰り返してきたことでも知られる森会長から、またもや“失言”が飛び出した。3日に行われた日本オリンピック委員会(JOC)の臨時評議員会に出席した森会長。各メディアによると森会長は、冒頭挨拶で、コロナ禍によって開催が危ぶまれている東京五輪について「どんなことがあってもやります」と改めて宣言。その後、JOCの女性理事の比率について話題がうつることに。現在IOCの女性理事は25名中、5名。スポーツ庁は競技団体の適切な運営指針である「ガバナンスコード」を策定し、2020年度から運営が開始されている。「ガバナンスコード」に沿う形で、JOCも女性理事の比率を40%以上にすることを目標としている。そんな背景があるなか、朝日新聞によると森会長は「女性理事を選ぶというのは、日本は文科省がうるさくいうんですよね」と前置きしたうえで次のように語ったという。「だけど、女性がたくさん入っている理事会は、理事会の会議は時間がかかります。これは、ラグビー協会、今までの倍時間がかかる。女性がなんと10人くらいいるのか?5人いるのか?女性っていうのは競争意識が強い。誰か1人が手をあげていうと、自分もいわなきゃいけないと思うんでしょうね。それでみんな発言されるんです」さらに森会長は、続けて「女性を必ずしも数を増やしていく場合は、発言の時間をある程度、規制をしていかないとなかなか終わらないで困るといって。そんなこともあります」とも発言。“女性が多い会議は時間が長いので発言時間の規制が必要”という持論を展開した森会長。だが、会議時間の長さを根拠なく性差によるものとした森会長の発言にはSNS上で、批判が殺到した。《老害以外の何物でもない》《日本でのオリンピック、永遠に中止という処罰、誰かしてくれないものか。ここは、女性が安心して自分の意見を言うこともできない国らしいです》《いわゆる「言葉尻」を捉えた記事かな、と思って読んだら全然違う。ぜひ全文を読んでみてください。このような発言が国際社会で許されるはずもない。五輪開催の責任者として極めて不適任で、即刻辞任の案件だと思います》
2021年02月03日Tempalayが、昨年11月に開催された『TOUR 2020』新木場STUDIO COAST公演より、「大東京万博」のフル尺ライブ映像を公開した。このライブ映像は、昨夜放送されたテレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』の人気企画「音楽のプロが選ぶ2020年の年間ベスト10」にて、蔦谷好位置の選ぶ”マイベスト10曲”の2位に、「大東京万博」がランクインしたことを受け、急遽公開されたもの。クリエイティブクルーPERIMETRON所属の映像ユニット・Margt による映像演出も印象的で、“東京”を感じさせる夜景が移り変わっていく映像をバックに、ライブならではの一体感を感じさせる映像になっている。なお、昨夜放送されたテレビ朝日『関ジャム 完全燃SHOW』は民放公式テレビポータル「TVer」にて見逃し配信中。今ならどなたでも無料で見ることができる。リリース情報Tempalay 配信シングル「EDEN」2020年12月9日(水)配信スタート配信URL: VIDEO関連リンクTempalay Official Site Twitter Instagram
2021年01月18日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。米倉涼子、柴咲コウなど多くの芸能人が独立を発表した2020年。演技派若手俳優として注目を集めている高杉真宙もその一人だ。新天地を求め決断をくだした高杉だが、実は誰もが羨む朝ドラを出演辞退していた。まさかの辞退に隠された驚きの真相とはーー(以下、2020年12月1日・8日掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま「来春放送の朝ドラ『おかえりモネ』の主要キャストとして、高杉さんの出演が決まっていました。ところが、急遽、高杉さん本人の強い意向で降板。スキャンダルや体調以外での自主降板は朝ドラ史上初で、ディレクターも唖然としています」(NHK関係者)21年度前期放送の連続テレビ小説『おかえりモネ』。主演は『なつぞら』(19年)でヒロインの生き別れの妹を演じた清原果耶(18)。気象予報に向き合う仕事を通じ人々に幸せな未来を届ける物語だが、登場予定だった高杉真宙(24)が突如、出演を辞退したというのだ。テレビ局関係者はこう語る。「高杉さんは09年にデビューし、12年に映画初主演後、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍しています。今回の朝ドラは、清原さんや『King&Prince』永瀬廉さん(21)などフレッシュな顔ぶれで話題です。NHKも脇を固めるために“演技派”の彼にオファーして、いったん受諾したのですが……」実は高杉は同時に“大きな決断”を下していたという。「先日、彼は10年以上所属した事務所に対し、『アイドル的な役者と僕は違います。やはり共演したくないです。これからは役者の道を極めたい』と強く訴えて退所を申し入れたそうです。その背景には、彼をデビュー初期から育てた個性派マネージャー・Aさんの影響もあるようです。選ぶ仕事に極端に偏りがあり、いわゆるメジャー作品よりも、単館の映画や舞台など、アート志向の作品を好む考え方を受け継いだのかもしれません。誰もが願う朝ドラ出演まで断ってしまったのですから……」(別のテレビ局関係者)高杉の所属事務所といえば、年初にマネージャーが次々と退社する“お家騒動”が一部で報じられた。前出のテレビ局関係者は言う。「高杉さんを溺愛していたAさんも退社し、高杉さんなりに思うところがあったのでは……。新事務所は芸能界と関わりのない幼馴染がサポートするそうですが、Aさんも関与するのでは……という話も。所属事務所は彼に“せめて朝ドラが終わるまでは”と強く慰留したのですが、彼の頑強な意志は変わらず、来春の退所と朝ドラの降板が受け入れられたそうです」制作関係者によれば、“同世代へのライバル心”も今回の決断の大きな要因なのではないかと語る。「高杉さんは今夏、横浜流星さん(24)主演ドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)に出演。2人は同学年なのですが、横浜さんの躍進ぶりに胸中穏やかではなかったようです。もう一人、高杉さんが意識している俳優がいるんです。それが、現在の所属事務所の“後輩”である岡田健史さん(21)。話題作に続々と名を連ねる岡田さんの活躍を目の当たりにして“なぜ岡田くんばかり……”と、嫉妬が募るようになったようです」高杉の所属事務所は16日、退社についてコメントを出し、「高杉真宙より“裸一貫”から活動してみたいという思いの申し出があり、弊社としましても、その男の夢とロマンを応援していく所存でごさいます」と語った。高杉もコメントを出し「13歳だった私をスカウトし俳優として育ててくれたスウィートパワーですが“裸一貫”からやってみたいという私の希望に対して、温かく送り出してくださる運びとなりました。深く感謝しています」と綴り、今後は「恩返しの気持ちを胸に俳優として精進していく所存です」と明かしていた。前代未聞の朝ドラ降板劇。高杉を待ち受ける“未来の雲行き”は果たしてーー。
2020年12月31日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。緊急事態宣言中に沖縄でゴルフを楽しんだ結果、新型コロナに感染した石田純一。身勝手な行動は日本中から非難を浴び、仕事も激減することに。自らの行動で窮地に追い込まれた石田だが、彼には愛する妻と3人の幼い子どもが。家族を守るために石田が下した“決断”とはーー(以下、2020年7月14日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま長「先日、葉山で石田さんをお見かけしたんです。退院されてからあまり時間もたっていなかったので『もう大丈夫なのかな』と心配になりました」(地元住民)沖縄滞在中に体調が悪化し、4月15日に都内の病院で新型コロナウイルスの感染が発覚した石田純一(66)。5月12日に退院を果たしたものの、月末にはさっそく夜の街へ繰り出す姿を本誌が目撃。都内の飲食店で仲間たちと“快気祝い”を楽しむと、最後には千鳥足になっていた。さらに写真週刊誌『FLASH』でもイタリア料理店での飲み会が伝えられるなど、波紋を呼んだ。いっぽう、石田は仕事でも苦境に立たされている。MCを務める『石田純一のサンデーゴルフ』(テレビ東京系)は6月28日で終了。また彼自身、5月の本誌インタビューでこう語っていた。「お先真っ暗ですね。入っていたイベントや講演会は、秋までの分が全て飛んでしまいました。今はまだ、将来のことは想像もできない状態です。また経営している沖縄のお店も、1日の売り上げがわずか1万円ほどになってしまいました。それでも光熱費や家賃、人件費などで毎月100万円以上はかかりますからね」コロナ禍により、金銭的にも厳しい状況に置かれている石田。そんななか、“ある決断”を下していたという。「石田さんは、神奈川県葉山町にリゾートマンションを所有していました。海岸沿いに建てられた物件で、相模湾を見晴らせる絶景がウリ。ほかにも芸能人が所有していて、知る人ぞ知る“人気物件”です。それを最近、売却したそうです」(地元関係者)不動産関係者によると、「’08年に建てられた物件で、現在の平均売却価格は8千万円ほど」とのこと。石田は新築でこのマンションを手にしていた。「翌’09年には東尾理子さん(44)と結婚。その後、3人の子どもにも恵まれました。葉山は東京から車で1時間ほどですし、海も近いので子どもたちにとっても格好の遊び場。一家にとっても思い出深い別荘だったはずですが……」(芸能関係者)冒頭の目撃談は、石田がマンションの荷物を整理するために訪れた際のものだったという。所属事務所はこう語る。「決して困窮したから売却したというのではなく、たまたまこのタイミングで買い主さまが見つかったと聞いております」コロナ禍の外出のため、非難が続いていた石田。別荘売却で、しばらくはステイホームとなるか!?
2020年12月31日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。沢尻エリカの逮捕、コロナ禍での撮影休止など数々の困難に見舞われたNHK大河『麒麟がくる』。現場を懸命に引っ張る座長の長谷川博己(43)を支えているのが、10年来の恋人である鈴木京香(52)だ。たびたび結婚が噂される2人だが、本誌はその“決定的な準備”の証拠を掴んだーー(以下、2020年2月11日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま長谷川博己(42)が主演を務めているNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。その視聴率は初回が19.1%、第2回が17.9%と、好スタートを切っている。「昨年11月に帰蝶役の沢尻エリカ(33)が逮捕され、代役の川口春奈さん(24)は時代劇初挑戦。そのため“座長”の長谷川さんが所作や話し方など、川口さんにできる限りのアドバイスをしたのです。当初予定されていた撮影に加えて撮り直しもあり、長谷川さんは過密日程に苦しんでいますが、そんな彼を支えているのが鈴木さんなのでしょう」(NHK関係者)鈴木京香(51)と長谷川が交際を始めるきっかけになったのは、’10年放映のドラマ『セカンドバージン』(NHK総合)の共演だった。2人を知る芸能関係者が語る。「長谷川さんとしては“大河主演”をしっかりと務め上げることで、長い春にけじめをつけ、鈴木さんとの結婚生活を始めたいという思いもあるようです。そんな事情もあるため、長谷川さんと鈴木さんとの“結婚発表”は、撮影が終了した今年秋以降になると聞いています」実は京香も“新しい生活”に向けて、ひそかに準備を続けているという。京香の知人は言う。「京香さんのお母さんで所属事務所の取締役でもあるA子さん(78)は、4年前に宮城県から東京に転居しました。すでに’02年にお父さんは逝去されていますし、空き家になっていた実家を昨年9月に取り壊しているのです。いっぽうで京香さんは、都内に高級マンションも購入しています」本誌が取材を進めると、京香が都心の一等地にある物件を購入したのは3年ほど前であることも判明した。ちなみに広さは150平方メートルほど。「都心であるにもかかわらず閑静な住宅街にあり、セキュリティもしっかりしていますし、ドアマンも駐在しています。(京香が購入した)その部屋ですと、4億円以上になると思います」(地元の不動産業者)3年も前に購入したのに、京香はいまだ転居していない。その理由について前出の知人が語る。「京香さんは、そのマンションを“新婚生活を始める場所”と、考えているようです。長谷川さんとの結婚を公表した後に、引っ越しをするのだと思います」
2020年12月31日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。長瀬智也が来年3月末のジャニーズ退所し、残る3人は屋号を守ることを決断したTOKIO。山口達也元メンバーの脱退、音楽活動休止など数々の困難に見舞われながらも、前を向き続けた4人。メンバーが初めて明かす、22年前に迎えた“危機”とはーー(以下、2020年8月11日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま「節目、節目にいろんな話をするんですね、われわれTOKIOっていうのは。その会議の中で自分がやってみたい方向性の話は随時聞いていたものですから、今年頭に(長瀬から退所と)言われたときにはもう、『そんなこと言うなよ』って感じではなかったです。たぶん、時間をかけて彼なりに丁寧にゆっくり、説得してたのかな。説明してくれたのかな。あのコすごいやさしいヤツなんで。俺たちを傷つけないように考えて動いていたと思うんです」本誌に神妙に語るのは、TOKIOの松岡昌宏(43)。7月22日、メンバーの長瀬智也(41)が、来年3月末でジャニーズ事務所を退所すると発表した。退所後は芸能界から次の場所へ、クリエーターに転身するという。残る城島茂(49)、国分太一(45)と松岡の3人は、故・ジャニー喜多川氏からもらった「TOKIO」の屋号を守っていくため、来年4月からジャニーズ事務所の関連会社として「株式会社TOKIO」を設立。リーダーの城島が社長に、国分と松岡が副社長となり、国分が企画、松岡が広報を担当する。国分「僕らのタレントイメージって、手作りの印象が強いと思うんです。モノづくり、いろいろなものを作っている。それなら会社も作ってみようかと。それで、全国の町おこしを手伝うとか。僕でいうとキャンプが大好きなので、キャンプ場をプロデュースするとか。職人さんを応援する場所を僕らの会社から配信していく、そんなことができたらと考えています」松岡は、元メンバーの山口達也(48)にも長瀬の退所と新会社設立を21日に報告したことも明かしてくれた。長瀬の来春退所を受け、城島・国分・松岡が本誌だけに語ったTOKIO26年間の本音ーー。デビューから26年、城島、国分、松岡の3人によれば、ここに至るまで「TOKIOの危機は結構あった」と口をそろえる。国分「1人1回くらいはあるんじゃないですか。辞めたいとかもう解散したいとか。僕もデビュー5年目くらいで“もうちょっとヤだな”って思ったときもありました。全速力でずっと仕事をしていると、追いつかないときもあるんですよ。僕ら幸せなことに若いころからピンの仕事もやってたりするので、そこのバランスの取り方がわかんないままやって。そんなことを繰り返して26年続いてきたので」松岡「僕も20代前半のときかな。いつもいることが当たり前なものがナアナアになってきたことへのイライラが。夫婦もそうだと思うんですけど(笑)。決して大人になれてなかったので、『ふざけんな、そんなん俺ができるわけねーだろ!』と思いながらやってました」国分「俺、それ覚えてる(笑)」城島「当時、10代の人間もいたり、自分も20代前半だったり、みんなヤンチャだったんで、ルール作っても守れるわけないっていう考えもあって。ただ5人集まったときにルールに縛られるようなグループじゃないほうがいいなっていう思いはちょっとありました」松岡「言い方を変えると、26年、よく続いたなって……」最初の“解体危機”から22年、5人それぞれの不満が噴出するたびにTOKIOは調整を繰り返してきた、と3人は訴える。松岡「そのたびに溝を埋め合うんですよ。二十数年やって、それで今回彼(長瀬)の中で脱退という形になったのは、やはり彼が40歳を超えたっていうところが1つのキッカケだったとわれわれも聞いてますし。『このままTOKIOをやっていくのも楽しいけど、もう1個チャレンジしたいことがある』って。そのチャレンジが何かはわれわれにも教えてくれないんです。それは後で結果でわかるよっていう……」ほかのメンバーにも知らせなかった長瀬のやりたいこととは……。ある音楽関係者はこう語る。「近年は音楽に加え、洋服のデザインにも携わり、映像作品、DJ、バイク、車にも凝っていました。仲間たちと海外から輸入してきた部品でクラシックカーやバイクを組み立て、一点物として業界誌などからも注目されていた。裏方として事務所やTOKIOの枠組みを超えた、新しいモノづくりをしたいということのようです」
2020年12月30日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。今年6月に離婚を発表した西村まさ彦。不遇時代から支え続けた糟糠の妻との別れを決断した西村だが、そこには“裏”が。これまで幾度も女性トラブルが報じられながらも信じ続けた元妻に西村が行った“仕打ち”を知人が怒りの告発ーー(以下、2020年7月14日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま“円満離婚”とも報じられていますが、実情はまったく異なります。夫妻を知る関係者たちは、記事に驚いていますよ」そう語るのは、俳優・西村まさ彦(59)と、“元妻”であるA子さんの古くからの知人だ。2人の離婚がスポーツ紙に報じられたのは6月23日。「記事によれば、夫妻は10年ほど別居しており、今年6月に入って離婚調停が成立したそうです」(芸能関係者)西村は24歳のときに劇団文化座に入り、すでに俳優生活も35年。最近ではNHK大河ドラマ『麒麟がくる』で、主人公・明智光秀(長谷川博己・43)の叔父・明智光安を演じて、好評を博した。「『古畑任三郎』シリーズでブレークしましたが、20代のときは“食えない時期”もあったのです。そんな彼を経済的に支えていたのが2歳年下のA子さんでした。当時の彼女は劇団員で、’90年ごろにはラジオのパーソナリティも務めていました。A子さんの妊娠がわかり、2人が入籍したのは’94年だったと思います。男の子にも恵まれましたが、残念ながら結婚生活は平穏とは言いがたかったのです」(前出・古くからの知人)結婚したころから、西村は俳優として注目を浴び始めたのだ。またそのいっぽう、スキャンダルも報じられるようになる。「’99年に車を運転中に接触事故を起こし、その場を立ち去ってしまったのですが、実は助手席にある女優が同乗していたと報じられています。また同じく’99年には、別の愛人女性を事務所の社長に就任させたという報道もありました」(前出・芸能関係者)当時、妻・A子さんとの別居も取り沙汰されていたが、西村本人は週刊誌の取材に対し、こう答えている。「(郊外にある自宅とは別に都内に)マンションを借りているんです。女房子供のことは大切に思っているし、9時~5時の仕事だったら毎日帰りますよ。でもそんな仕事じゃないですからね」西村の不倫報道を目の当たりにし続けたA子さんの心境について、前出の知人はこう語る。「もちろんA子さんも夫のスキャンダル発覚には悩んでいました。しかし彼女は俳優としての西村氏のことは尊敬していたでしょうし、敬虔なクリスチャンでもあったため、“離婚”という選択肢はなかったのです」’01年、A子さんは女性週刊誌の取材にこう答えていた。「(夫があまり帰宅しないのは)仕事がありますから、それも仕方がないことだと思っています。いろいろな女性と噂も立てられたこともありましたが、私は夫を信じていますから……」また前出の知人によれば、西村とA子さんは、スポーツ紙に報じられたようにずっと別居したきり、というわけではなかったという。「別居10年と書かれていた記事も読みました。しかし事実は異なります。たとえば’14年に西村氏は、“家族で暮らすために”と、事務所名義で世田谷区内に新築マンションを購入しています。A子さんも、『これで夫婦もやり直せるかも』と、思っていたようです。しかし、その生活も長くは続きませんでした。西村氏が別の部屋を借りて、また出ていってしまったからです。さらに’17年ごろからは、『(世田谷区の)マンションから出ていけ』と言うようになったり、弁護士を立てて強硬に離婚を迫るようになったのです……」それでもクリスチャンであるA子さんは、当初は離婚に応じる気はなかったという。だが1年ほど前に転機が訪れた。A子さんが乳がんに侵されていることが判明したのだ。「手術を受けなければいけない状態にあることがわかり、A子さんは夫からの離婚宣告に抵抗する気力を喪失してしまいました。ついには彼女も調停に応じることになりましたが、西村氏が非情にもA子さんが闘病中で気弱になっていることを利用した形です。A子さんが手術を経て、ようやく退院することができたのは6月24日、離婚報道翌日です。西村氏の事務所関係者は“円満に話し合い、離婚が成立した”と、取材に語っていますが、A子さんは病室で離婚報道を知ったとき、どんな思いを抱いたことでしょうか……」そこで離婚の経緯について西村に取材を申し込むと、女性マネージャーが代わりに彼のスタンスについて説明することになった。「西村は不器用で、コミュニケーションが苦手な面があります。特に芝居の仕事を抱えているときは、周囲とほとんど口をきかなくなることもあるのです。そんな彼が60歳を迎える前に、俳優という仕事をより充実させるために、自分らしく生きるために離婚という人生の決断を下したのです。離婚については、ずいぶん前から話し合いをしてきたと聞いています。その結果、A子さんの乳がん闘病の時期と、離婚成立の時期が重なっただけです」ーー西村さんはA子さんの乳がん闘病を知っていたそうですが、治療が落ち着いてから離婚届を提出するという選択肢は検討しなかったのでしょうか?「(西村は)病気のことは聞いていました。だから医師の診断書を提出するように、こちらの弁護士が先方に要請したこともありましたが、診断書を見せてもらうことはできませんでした。A子さんも調停の場には出席していましたし、もし闘病中だから離婚の時期を延ばしたいというのであれば、A子さん本人がそう主張すべきだったと思います」ーーもともとの夫婦別居の原因は、西村さんの女性関係だったという報道もありますが?「近年で私が知る限りでは、西村にそういった女性関係はなかったと思います。別居や離婚は夫婦の問題ですから、はたから見ているだけではわからない事情などもあったのではないでしょうか」確かに夫婦の事情は、他人には理解しがたいこともあるだろう。だが西村のマネージャーの説明を聞いても、“円満離婚”という印象を持つことはできなかった。
2020年12月30日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。昨年、ジャニーズ事務所を退所し、裸一貫での再スタートを切った錦戸亮。ソロアルバム発売、化粧品メーカーのアンバサダー就任など順調な滑り出しを見せた錦戸が次に挑戦したのは配信ライブ。リアルタイムのライブ感を期待したファンの思いとは裏腹に、実はあるからくりがあってーー(以下、2020年10月27日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま《日本武道館にて2日間行った配信ライブ、無事?なんとか終わりました。これからも精一杯精進して行きたいと思います》Twitterにそうつづったのは、錦戸亮(35)だ。10月7日と8日、錦戸は日本武道館初と銘打った渾身の無観客配信ライブ「錦戸亮 ONLINE LIVE“不撓不屈”at 日本武道館」を開催。7日はファンクラブ限定の前夜祭で、1人きりの弾き語り。8日はバンド形式で、圧巻のパフォーマンスを披露した。「事前にチケット購入することで、当日19時半からの配信ライブを見られるシステム。3,900円という価格設定にもかかわらず、多くのファンが申し込んだようです。7日の前夜祭はシステム障害でスタート時刻が大幅に遅れたものの、最終的には絶賛の声が上がっていました」(芸能関係者)たしかに、Twitterでも《これが生配信ってほんとすごいよ》《生配信に感動しました》などの声が続出していた。だがこのライブ、実は生配信ではなかったのだ。7日のお昼すぎ、事務所車に乗って日本武道館に姿を見せた錦戸。関係者の姿もあり、これから始まるライブに向けて緊張感が漂う。だがスタート時間から30分後の20時すぎ、事務所車が早くも会場を後にしてしまった。その後はスタッフの姿も見えず、完全撤収状態になっていた。さらに翌日、錦戸の姿は一度も見られなかった。前日と違って、スタッフの姿も最初からなし。武道館関係者に話を聞いたところ、こんな答えが返ってきた。「会場は、もぬけの殻でしたよ。無観客どころか、錦戸さん本人も不在。ステージも完全に片づけられていました……」そこで本誌は、事務所に問い合わせた。担当者は初日のトラブルについて《チケットをご購入頂いた方々へ、改めてこの場をお借りして謝罪申し上げます》としたうえで、こうコメントした。《今回のオンラインライブは、予定していたスケジュールからの大幅な変更や当日雨天の関係もあり、当初より生放送ではなくディレイ放送という形を取らせて頂いております。通常のコンサートでは不可能な、ライブ配信ならではのカメラワークや照明の演出が可能になり、クリエイティブな観点からもご覧頂いた方にはご満足頂けたかと思っております》つまり放送事故などを防ぐ目的から、事前に撮り貯めた映像を配信していたということ。生ではなかったものの、高いクオリティを見せた錦戸。試行錯誤の日々はこれからも続きそうだ。
2020年12月30日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。個性派俳優として不動の地位を築くも、女性への暴行事件によってすべてを失った新井浩文被告(41)。今年10月には懲役4年の実刑が言い渡され、判決が確定。昨年12月初頭には地方裁判所の懲役5年の判決に即日控訴していた新井被告だが、その直後に楽し気に飲み会に参加する姿を本誌は目撃していたーー(以下、2020年1月21日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま昨年末の23時過ぎ。都内にある隠れ家バーに入るマスク姿のMEGUMI(38)が。20分ほど滞在すると自転車に乗って帰っていった。「この日は彼女の夫・Dragon Ashの降谷建志さん(40)が共同経営するバーの10周年記念パーティだったんです。芸能関係のお客さんも多かったですね」(常連客)深夜0時過ぎ、今度は帽子を目深に被った眼鏡の男性が店に入っていった。新井浩文被告(40)だーー。新井被告は18年7月に派遣型マッサージ店の女性従業員へ強制性交をした容疑で、19年2月に逮捕された。同月に保釈されたが所属事務所(当時)も解雇されている。「昨年9月の初公判で彼は女性に謝罪したものの『合意があった』と無罪を主張。第2回公判では自ら出演する事件当日の“再現ビデオ”を提出して無罪を訴えました。しかし、昨年12月2日に懲役5年の実刑判決が下りました。新井被告はその判決を不服として即日控訴。現在は保釈金750万円で再保釈されています」(政治部記者)新井被告はなぜ、この店に?「彼は昔からDragon Ashのファン。約十年前、メンバーの桜井さんを通じて降谷さんと初対面した時は緊張で手が震えたほどでした。それがいまや共通の友人たちの結婚式の2次会を仕切るなど、降谷さんから信頼される親友になったんです」(音楽関係者)前出の常連客も言う。「これまでも降谷さんの誕生日を祝うなど、このバーは仲間たちの“憩いの場”なんです。ただ降谷さんはこの日、大阪でライブがあったため不在でした」事件当日は「酒に酔っていた」と供述していた新井被告だが、保釈中も懲りずに仲間の酒場へ……。1時間ほど“憩いの場”に滞在した新井は10人ほどの友人らに囲まれながら店から出てきた。新井被告は笑みを浮かべながら手を振るとタクシーを拾って乗り込んだ。「彼は事件後も犯行現場となったマンションにしばらく住んでいました。一部では“恩師”の某女優の世話を受け軽井沢に隠遁中と報じられていますが、実は都内の別のマンションを拠点に生活していると聞いています」(映画関係者)今後の裁判はどうなるのだろう。「高裁の判決が覆される可能性は非常に低いと思います。強制性交等罪の法定刑下限は5年なので、実刑5年が重すぎるとは思えません。もしも被害女性と高額で示談した場合、実刑4年程の減刑になる可能性はありますが、執行猶予の可能性は非常に低いです。早ければ判決は夏ごろと思われます」(神田お茶の水法律事務所・上谷さくら弁護士)判決の日まで、新井被告が“改心”することはあるのだろうかーー。
2020年12月29日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。今もお笑い界のトップを走り続けるビートたけし(73)。そんなたけしは今年、大きな決断をくだしていた。かねてから交際していた恋人・Aさんとの再婚を発表したのだ。結婚中も別から自由奔放なたけしだったが、約40年連れ添った前妻・幹子さんが贈った言葉は意外なものでーー(以下、2020年3月3日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま「(別居期間が)長かったですから……。2人の子供たちもすでに心の整理がついていると思います。(たけしの)今回の結婚も、子供たちは報道で知ったと言っていましたね」2月13日、顔なじみの記者にこう語るのはビートたけし(73)の前妻・幹子さん(68)だ。その表情は明るいが、数々の苦悩に苛まれた結婚生活だったーー。昨年6月に幹子さんとの離婚を発表したたけし。そして、2月8日にはかねてから交際していた18歳年下のAさんとの再婚を発表。たけしが15年に設立した個人事務所「T.N.ゴン」の役員を務め、仕事上のパートナーでもあるAさんだが、幹子さんの心境は複雑だった。「もともと幹子さんは漫才師だったこともあり、2人は“同志”でもありました。’80年の結婚直後からたけしさんは、月に何度か一緒にご飯を食べるとき以外は家にいない“別居婚”状態でした。それでも2人の絆は強く、夫婦仲はとてもよかったです。しかし、’13年にたけしさんがAさんとの交際をスタートさせてから関係は一変。たけしさんはテレビ番組で『俺の彼女を食事に連れていった』とAさんとの仲を公言するようになりました」(スポーツ紙記者)幹子さんは、これまで何度も本誌に怒りを打ち明けていた。’18年にたけしは前事務所「オフィス北野」から独立。一部で“背景にAさんの存在がある”と報じられていたことについて尋ねると、幹子さんは冷たく言い放った。「もしそうであれば、その人(Aさん)が思ういい展開になると思っているんじゃないですか?」さらに、テレビ番組でたけしが「離婚調停は終わっている」と発言した’19年1月には「あきれた。調停なんて、絶対ないですから」と離婚をキッパリ否定。“本妻の意地”を見せていたのだ。そんな幹子さんは元夫の再婚に何を思うのかーー。冒頭での発言に続いて、幹子さんは語る。ーーたけしさんの再婚についてどう思いますか?「おめでたいことですからね。だから『結婚おめでとう』でいいんじゃないですか」あっけらかんとした様子で、たけしの結婚を祝う幹子さん。愛人と報じられたAさんへの“複雑な感情”について聞くと……。「今はそんな気持ちはこれっぽっちもありませんよ。それより第二の人生を明るく楽しく。いつも笑って生きていきたいですね」これまでになく晴れやかな表情で答える幹子さん。その原動力は残された家族だという。「昨年、長男に子どもが生まれて孫ができたんです!家族たちの成長を見守りたいです」かつて「オフィス北野」の関連会社の代表を務め、現在は大手広告代理店で働く長男の篤氏。“幼少期の父との記憶がほとんどない”という複雑な思いを抱きながらも、ともにたけしを支えてきた息子の幸せは、幹子さんにとっても何よりも喜びだろう。幹子さんが変心を見せた裏には、こんな思いがあったようだ。「幹子さんは、下積み時代からたけしさんを支えてきた自負があったので、Aさんとの交際を聞いても『絶対に離婚しない』と決めていたといいます。しかし、次第に『いい年なんだし、彼の幸せを私も応援しよう』という気持ちになっていったそうです」(テレビ局関係者)そして、そんな幹子さんの愛情にたけしも“返信”をしていた。「たけしさんは、昨年の『NHK紅白歌合戦』に第70回を祝う特別ゲストとして出演。見習い時代の思い出が詰まった『浅草キッド』を披露しましたが、そこには幹子さんへの思いもあったといいます。昨年は、39年連れ添った幹子さんとの離婚を迎えた“節目の年”。誰もが注目する紅白で『浅草キッド』を歌うことは、ずっと支えてくれた幹子さんへのたけしさんなりの“感謝状”なのだと思います」(前出・テレビ局関係者)最後に、幹子さんにたけしへのメッセージを聞くとーー。「だから残りの人生、彼にも健康で、幸せになってほしいですね……。これからも元気で仕事をしてくださいって。願いはそれだけ」袂を分かっても、たけしと幹子さんの“絆”は消えなかったーー。
2020年12月29日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期ーー。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。コロナ禍で先行きの見えないなか、長年伴走してきた所属事務所の退所を決断した米倉涼子(45)。Netflix作品での主演など挑戦の日々を送る米倉には、新たな“伴走相手”がいた。それは自身が通うタンゴ教室の教師でもあるアルゼンチン人ダンサー。本誌が目撃した2人の情熱的すぎる恋とはーー(以下、2020年2月11日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま離婚以降、決定的な熱愛スクープは出ていなかった米倉涼子(44)。そんな彼女の新恋人が、本誌の取材で明らかになった。1月下旬、都内の高級スーパーに米倉の姿があった。かたわらには、外国人男性の姿が。ジョニー・デップ(56)を彷彿させるイケメン。米倉と並んでも見劣りしないスラリとした長身で、姿勢のよさがさらにスタイルを際立たせている。左手中指には、ハートのついた指輪が輝いていた。買い物を終えた2人は、米倉の車に乗り込む。向かった先は、都内にある彼女の自宅マンション。そしてこの日、彼が建物から出てくることはなかったーー。米倉といえば、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』や『リーガルV〜元弁護士・小鳥遊翔子〜』(ともにテレビ朝日系)などで高視聴率をたたき出してきた視聴率女王。いっぽうプライベートでは、’16年12月に会社経営男性(42)との離婚を発表していた。そんな米倉について、本誌に驚きの情報が飛び込んできた。「半年ほど前のことです。米倉さんに、真剣交際している男性がいると聞いたんです!しかも、お相手は外国人だそうです」(芸能関係者)その相手こそ、本誌がツーショットを目撃した外国人男性だったのだ。気になる新恋人の正体は、ショーダンサーや振付師として国内外で活躍するアルゼンチン人ダンサー。米倉の通う都内のアルゼンチンタンゴ教室で講師もつとめている。最初にツーショットを目撃したのは、1月中旬。2人をスーパーで目撃した日からさかのぼること数日、都内の交差点近くに米倉の車が停車していた。しばらくすると男性が助手席に乗り込む。向かったのは彼女が通うアルゼンチンタンゴ教室。だがなぜか、スタジオの少し手前で車が停車。そして彼を降ろすと、わざわざ“別々”に教室へと向かったのだ。またその数日後に冒頭のスーパーで目撃した日も、米倉は彼とダンス教室にいた。その日、アルゼンチンタンゴのスケジュールはすべて「休講」となっていた。しかし、米倉は彼のプライベートレッスンを受けていたようだ。熱烈な練習は、2時間に及んだ。だが、2人の時間はこれで終わりではなかった。レッスン後、いったんビル内にある部屋へと戻った男性。着替えをすませると、再び米倉の車へ。そして冒頭のスーパーに寄り、そのまま米倉のマンションへと向かったのだったーー。“情熱の一夜”が明けた、翌日のお昼すぎ。彼がひとりで米倉の自宅マンションから出てきた。驚いたのは、その服装。コートが、前日にスーパーで着ていたものとは違っていた。彼女の自宅に着替えの洋服を置いておくほど、親密な関係になっているようだ。米倉の自宅を出た彼は、再びダンススタジオへ。だが、その後も“意外な展開”が待っていた。「この日、スタジオでは彼のためにパーティが開かれました。米倉さんは、そこにも再び駆けつけていたのです。お泊まりして、別れた後もすぐ会いにいく。それほど彼女にとって大切な存在になっているようです」(別の芸能関係者)
2020年12月29日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期――。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。2020年を代表するドラマといえば、やはり7月クールから放送された『半沢直樹』(TBS系)。回を追うごとに、キャストの演技はヒートアップし、視聴率もうなぎのぼり。令和でも再び“半沢旋風”を巻き起こしたわけだが、その撮影現場は過酷そのもの。主役の堺雅人(47)もの疲労も当然、とてつもないもので――(以下、2020年9月22日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま「この日に撮影したシーンは、約1週間後の9月6日に放送されると聞いていました。相当ギリギリのスケジュールなんだなと思ってはいたのですが……」(芸能関係者)8月最後の週末、本誌は都内のあるビルから出てくる堺雅人(46)の姿をキャッチした。『半沢直樹』(TBS系)のシーン収録を終えて、車に乗り込んで去っていくところだった。表情には、どこか疲れの色がにじんでいるようにも見えた――。今季、視聴率トップを独走するドラマ『半沢直樹』。本誌が収録現場を目撃した9月6日放送予定の第8話は、13日に延期となってしまった。コロナ禍により、撮影に大幅な遅れが生じたためだ。ギリギリのスケジュールのなか、早朝から深夜までハードな撮影の毎日が続いていたというが、特に主演の堺の負担は相当なものだという。「帰宅後も子供の寝顔を見てからセリフを覚えていると聞きました。堺さんは現場でNGを出さないことで有名です。その緊張感がほかの出演者にもよい影響を与えて、現場が引き締まるのです。セリフ覚えは朝方近くまでかかることもあり、さらに早朝からまた撮影。睡眠時間2時間ほどで撮影に向かうこともあるようです。たまの撮休のときは、泥のように寝ているそうですよ」(制作関係者)逼迫したスケジュールのなか、思わぬ訃報もあった。8月16日放送回に出演した女優の階戸瑠李さんが28日、持病のため亡くなったのだ。31歳の若さだった。「やる気がなく、半沢に社長の居場所をペラペラ話す女性社員という役柄でした。出演は短時間でしたが、放送直後から彼女の演技がSNSで話題になったんです。堺さんをはじめとした共演者やスタッフも大変なショックを受けています……」(前出・制作関係者)そんな苦境続きでも、現場の堺には数少ない癒しの瞬間もあったようだ。7年前の前作にも出演した、金融庁の担当検査官・黒崎役の片岡愛之助(48)は、半沢の“宿敵”として今作にも再登場しているが……。「撮影の合間に、堺さんが椅子に座って携帯電話を見ていると、愛之助さんがやってきて、連絡先を交換しようと声をかけたようです。電話番号は前に交換していたけれど、メールアプリのIDを聞きたかったみたいですね。堺さんは携帯の操作が不慣れなのか、愛之助さんに『どこ押せばいいんでしたっけ?』と聞きながら交換していたみたいですよ」(別の芸能関係者)最終回まであとひと踏ん張り。堺はドラマさながらに逆境を“倍返し”すべく、奮闘している――。
2020年12月28日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期――。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。着々とご結婚への道を進まれる眞子さまと小室圭さん。ご結婚が延期になったそもそもの原因は、一部で報じられた小室さんの母・佳代さんとその元婚約者X氏の金銭トラブルだ。雲隠れを続ける佳代さんだが、昨年12月、本誌はついにその姿をキャッチ!しかしそこで目撃した佳代さんの左手薬指にはまさかの――(以下、2020年1月28日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま秋篠宮家の長女・眞子さまの結婚延期が発表されてから、今年2月で丸2年となる。小室圭さんはニューヨークで留学生活を続けている。一方、小室さんの母・佳代さんは、結婚延期の発端となった金銭トラブルの当事者だが、何らかの説明をするどころか、その所在さえ不明となっている。“消えた母”佳代さんの姿を本誌がキャッチしたのは、昨年12月20日の午前5時ごろのことだった。小室さん母子の自宅マンションのエントランスに佳代さんが現れたのだ。周囲を深い闇が包む中、マンションの前には佳代さんが呼んだタクシーが止まっていた。本誌が取材を申し込もうとすると、佳代さんはストールで顔を覆い、マンションへと引き返していった。佳代さんの左手薬指には、ピンクのダイヤモンドのような宝石が入った、真新しい指輪が光っていた。過去の佳代さんの写真を見返しても、左手薬指に指輪をしているものはない。おそらく亡くなった夫・敏勝さんから贈られた指輪ではないだろう。いったい、この指輪は誰から贈られたものなのか――。謎はもう一つある。佳代さんは現在、どのように生計を立てているのかという点だ。X氏と婚約していたころから、佳代さんは都内の洋菓子店で働いていた。一時、休んでいた時期もあったが、’18年夏ごろまでは出勤する姿が確認されている。しかし、本誌があらためて洋菓子店に佳代さんの勤務状況を聞くと「もうウチは関係ないので、電話をかけてこないでください」との返答だった。X氏によると、洋菓子店勤務時の月収は12万円ほどだったというが、その収入がなくなったいま、誰が佳代さんの生活を支えているのだろうか。疑問は尽きないが、本誌は再び佳代さんの動きをキャッチする。12月24日、クリスマスイブの早朝4時のことだった。マンションの前にワンボックスカーが停車。するとマンションから佳代さんが現れ、車に乗り込んだ。運転席には50代ぐらいとおぼしき小柄な男性が座っていた。そして走り去ったワンボックスカーは、夜になってもマンションに戻ってくることはなかった。彼女が早朝に出かけていくのは、マンション住人たちにも自分の存在を知られたくないからなのか。そこまでして姿を隠していた彼女が、直前に本誌の取材を受けながらも外出を強行したのは、どうしてもクリスマスイブをその男性と一緒に過ごしたかったからだろうか。実は、夫・敏勝さんが亡くなったあと、佳代さんが交際した男性は元婚約者のX氏だけではない。『週刊女性』(’18年2月6日号)によると、佳代さんはX氏と婚約する前、数年間にわたり付き合っていた恋人がいた。現在70代で、金属のアクセサリーなどを装飾する“彫金師”として働いていた男性だという。クリスマスイブに現れた男性は佳代さんの新恋人なのだろうか。X氏は以前、本誌の取材にこう語っていた。「変な話ですが、婚約中に佳代さんとはキスすらしたことがないんです。彼女のほうから『そういう仲にはなりたくない』と言われていました。私も若いわけではないので、相手が望まないのであればそれでもいいと考えていましたが、いま振り返ってみると、私は財布代わりだったのかもしれません」X氏には、電話やメールで何度も金銭的援助を求めていた佳代さん。洋菓子店勤務の収入がなくなった現在、X氏のように生活を支援してくれる男性をまた見つけたのか――。
2020年12月28日マスクが生活必需品となり東京オリンピックも延期――。新型コロナウイルスによってありとあらゆることが激変した2020年。芸能界もかつてないほど激動の1年を迎えていた。本誌が目撃してきた数々の“異変”のなかでも、特に反響が多かったものを改めて紹介する。02年に一時は芸能界を引退するも、その後『ドクターX』(テレビ朝日系)、『ディア・ペイシェント』(NHK)など数々の人気ドラマで女優としてめざましい活躍を遂げる内田有紀(45)。21年にもドラマ『華麗なる一族』(WOWOW)への出演が決まった内田だが、多忙な彼女を支える存在が。長らく交際を続けている柏原崇(43)だ。柏原は俳優活動をセーブし、内田の“マネージャー”として献身的に寄り添っていた――(以下、2020年8月11日号掲載記事)※日付、肩書、年齢等は掲載時のまま蒸し暑い夜となった7月下旬のある日。東京都内の歩道橋で、ドラマの撮影が行われていた。階段を駆け上がっていったのは内田有紀(44)だ。何度も上り下りを繰り返す。リハーサルをしているようだ。顔には“新しい撮影様式”ではお決まりとなったフェースシールドをつけている。いよいよ本番に入るのだろう。マネージャーらしき男性が近づいていく。男性は、彼女がはずしたフェースシールドを慣れた様子で受け取った。黒いTシャツにチノパンという“裏方”らしい装いながら、くっきりとした目元でマスクをしていてもわかるイケメンぶり……。彼の正体は、なんと内田の恋人・柏原崇(43)だった。「撮影していたのは今秋放送予定のスペシャルドラマ。別の日にも、内田さんの現場マネージャーのような立場で柏原さんが同行しているんです。現場入りも彼の運転する車で来ています」(ドラマ関係者)俳優であるはずの彼がサポートをしていることに、はじめはスタッフも驚いていたというが……。「ただ、2人の関係性があまりに自然なのでもう慣れたそうです(笑)。柏原さんは腰が低く、かいがいしく彼女の身の回りの世話をしています。俳優の経験があるからこその視点や気づきもあるようで、内田さんも助かっているみたいですね」(前出・ドラマ関係者)「出会いは’95年のCM共演。恋人になったのは’09年末。ツーショットも何度か報道されています」(スポーツ紙記者)冒頭の撮影後は、帰路につく2人を見送るスタッフに対して柏原が何度もお辞儀をし、運転席に乗る直前にも深々一礼。最後まで“マネージャー”そのものだった。「柏原さんは、近年、クリエーターとして映像作品を手がけたりもしています。また中国での人気は根強く、中国最大のSNS・Weibo《微博》ではフォロワー97万人を誇るほど。しかしここ数年、表だった俳優活動はしていません」(テレビ局関係者)一方で内田は、近年、朝ドラや大河ドラマ、『ドクターX』(テレビ朝日系)など引っ張りだこ。現在もドラマ『ディア・ペイシェント』(NHK総合)に出演中だ。多忙を極める彼女を柏原が支える決心をしたのかもしれない。「コロナ禍での撮影は出演者が負担を強いられる場面もあります。気心が知れた彼がそばにいるのは心強いのではないでしょうか」(前出・ドラマ関係者)今後は“公私”ともに――。パートナー関係は長く続きそうだ。
2020年12月28日