「クランクアップを迎えて『おつかれさまでした』って声をかけられたとき、思わずワンワン泣いちゃったんですよ」――。それは東出昌大というひとりの俳優が誕生した瞬間だった。10代の頃からモデルとして活躍し、3度にわたってパリコレのランウェイを歩くなど世界の舞台で戦ってきた。そんな彼が23歳にして俳優に転身し、初めて臨んだのが映画『桐島、部活やめるってよ』である。初めての演技の中で24歳のルーキーは何を感じ、何を手にしたのか?映画の公開を前に胸の内を語ってくれた。俳優としての道、その“覚悟”「小説すばる新人賞」を受賞した朝井リョウのデビュー小説を映画化した本作。学校の人気者・桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡り、友人、カノジョ、果ては桐島と全く接点のなかった者まで様々な視点で青春が切り取られていく。東出さんが演じたのは桐島の親友の宏樹。多くの役がオーディションとワークショップで決まったが、中でも宏樹は最も多くの候補者が集められた役でもあった。そんなこととはつゆ知らず、当時まだモデル事務所に所属していた東出さんは軽い気持ちでオーディションに足を運んだという。「最初からあきらめていたというのも変ですが、『まさか自分が役者なんて』という気持ちが強かったんです。マネージャーが先方に『東出は芝居をしたことないし、できないですよ』と伝えていたくらいで、そんなやりとりがあった後だったので興味を持っていただけるとも思ってなかったんです」。1次選考で吉田大八監督と初めて顔を合わせ「すごく面白い方で、この人と仕事ができたらいいなぁと思った」と言うが、それでもまだ「まさか」という気持ちの方が勝っていた。だが選考が進むにつれて自身の中での気持ちが変化していくのをひしひしと感じていた。「モデルの場合、オーディションはあっても2次までなんです。だから3次選考に呼ばれたと聞いて『マジで?これはもしかするかも…いやいやいや!』って感じでしたが(笑)、だんだん躍起になっていき、その次になると『ここまで来たからには絶対に受かりたい』という気持ちになってました。そこで、また次があることを聞かされて、その頃にはほかの俳優のみなさんとのセリフのやりとりもあったりして、ハードルがどんどん上がっていくんです。意地もあったし、やりがいも感じたし、できないことも増えていったけどそれを面白いって感じるようになってましたね」。最終選考が終わったとき、吉田監督に改めて「これから役者一本で腹を括れるか?」と俳優の道に進む“覚悟”を問われたという。「別室に呼ばれて監督に『どうだった?』と聞かれて素直に『精一杯でした』と答えたんです。『いま、宏樹役を東出くんで考えてる』と言われたんですが、宏樹は原作でも中心人物の一人だったし出番も多い。現場に入ってから心が折れて『やっぱりできません』というわけにはいかないので、あのとき監督は覚悟を決めて『できます』と言える人にしか役は与えられないと最後に確認したんだ思います」。その言葉通り、“元パリコレのモデル”という肩書もプライドもかなぐり捨てて、撮影を通じて「とにかくできることは全てやろうという気持ち」で喰らいついていった。「監督からは『(宏樹がつるむ)帰宅部のみんなで一緒にご飯に行ってこい』と指令が出されたんですが、そういうところで『俺、今回が本当に初めてで』と最初から自分を全てさらけ出したんです。みんな年下ですが、本当にしっかりしてるし『いいものを作ろう』っていう情熱が伝わってくるんです。だから恥ずかしいとかそういう気持ちを抱くことなく『芝居ってどうしたらいいの?どういう風に考えてどう役作りしていくの?』ってどんどん聞いて、台本の読み方を教えてもらうところから始まり、勧められたことは全てやりました」。宏樹はかわいい彼女と陽気なクラスメイトに囲まれた“上”のグループの学生。放課後は帰宅部の仲間とバスケに興じるなどワイワイと高校生活を過ごしつつも、心のどこかに自分でもよく分からない不安やいら立ちを募らせている。それは映画のクライマックスでの映画部の前田(神木隆之介)とのシーンへと帰結していく――。東出さんはかつて高校時代に自身が感じた感情を引き出しつつ、宏樹の内面を作り上げていったと明かす。「僕自身、どちらかというとうるさいグループで『お前なんて悩みないだろ』って思われてたかもしれないけど、確実にモヤモヤした気持ちは抱えてました。モデルの仕事をしてはいたけどそれで一生とは思ってなくて、漠然と大学行くのかなとか。そういうときに美術部や軽音部の連中から『美大に行く』『音楽で生きていく』なんて話を聞かされると雷に打たれたような衝撃を受けたり。それはまさに宏樹と前田のやりとりですよね。限界に近づいていた宏樹が、カッコつけつつも最後の最後で心の声に正直になった結果があのシーンなのかな、と思うとすごく理解できました」。俳優業は「マイペース」、女性には「甘えさせてほしい」オーディションで覚悟を固めた東出さんだが撮影、そしてクランクアップ時の“号泣”を経て、俳優を一生の仕事とするという思いはますます強くなっているようだ。「これまで仕事のことで泣いたことなんてなかったし、ましてや23歳(当時)にもなって自分がそんな反応を示すなんて思ってなかったんですが…(苦笑)。その後、ロケ地の高知から東京に戻って年が明けてもふと『あぁ、もう『桐島』の撮影はないんだな』という思いがよぎってポカンとしてしまうこともあって…。それだけこの仕事にのめり込んでたんだなというのを改めて強く感じました。理想の役者像ですか?人間性を伴った俳優でありたいと思っています。身近なところでいいから幸せになって、それが反映されるような役者になれたらいいですね」。最後に映画ともこれまでの話とも全く関係のない自身の恋愛観についての質問を投げかけると、少しだけ頬を緩めつつこんな答えを返してくれた。「俳優の仕事って“勉強”という一言で片づけちゃうけど、釣りに行ったり慣れないボウリングをやったり、寄席や演劇に行くことも読書も全てが仕事なんですよね。だからそういう部分を理解してもらえないと付き合えないかなと思います。あと良くも悪くもマイペースでないとやっていけない部分もあると思うので柔軟に甘えさせてくださる方がいいですね(笑)」。(photo/text:Naoki Kurozu)特集:年下のカレ■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月06日松田聖子の再々婚に、今までの松田聖子なら結婚記者会見をしているはず松田聖子の再々婚に不倫疑惑が持ち上がっている。22日、朝日TV「おはよう朝日です♪」に出演した芸能レポーター井上公造 が、これまでと異なる聖子ちゃんの態度に納得いかないとコメントした。井上は以前、松田聖子に関しての著書を出版したことがあるほど聖子ちゃん通の一人で、今までの結婚・離婚の全てを見てきたという。聖子ちゃんはフラッシュを浴びるのが大好きこれまでの聖子ちゃんなら結婚・離婚・さらには郷ひろみとの破局会見も一人で記者会見するなど、自分に対しフラッシュが一斉にたかれるのが大好きだという。前の歯科医との離婚会見の時も多くの記者が集まり、フラッシュがたかれると、大変嬉しそうに「わぁ、凄い!」と上機嫌だったことを間近で見たという。「何故記者会見しない?納得いかない」“井上公造 語録”今回の再々婚で、井上は一点、どうしても引っかかっている事がある。それは何故、聖子ちゃんが記者会見をしないのか?大きな記者会見が大好きな聖子ちゃんなのに納得いかないという。そう言われてみると、記者が多く集まり注目を浴びるのが大好きなはずの聖子ちゃんが今回の結婚だけは、全く記者会見しないのが不可解にも思える。元の記事を読む
2012年06月23日井上公造が松田聖子の3度の結婚を徹底分析!17日、読売TV「クギズケ!」に出演した芸能レポーター、井上公造が再々婚をした松田聖子の隠された驚きの結婚の法則をレポートした。井上は以前、松田聖子に関しての著書を出版したことがあるほど聖子ちゃん通の一人。結婚発表のタイミング結婚相手の河奈裕正氏は今年3月に准教授になったばかりで一つの発表タイミングになった。河奈氏は井上独自の取材によると、一昨年離婚をしているという。昨年の年賀状から、これまでの家族写真では無くなったという。大変腕の良い歯科医でTVの嘱託医としても勤めている。結婚発表は必ずコンサート前井上は「聖子ちゃんはマスコミが沢山集まるのが大好き」と話し、「結婚発表をコンサート前にするのは聖子ちゃん一流の計算がある。」とも...。聖子と郷ひろみの結婚、離婚は順番に郷ひろみとの別れの会見の時の名言「生まれ変わったら一緒になろう」も、名古屋で会見を見ていた当の本人の郷は、思わず「そんなことは一度も言っていない」と思ったという。二人の別れから、互いに結婚、離婚を繰り返すが、必ず順番に起きているという。その都度、ファンは聖子と郷が赤い糸で結ばれていると信じたがっている。そして50代に突入している二人は今も輝き続けている。井上は「聖子ちゃんは多くのスキャンダルがあっても一つも曇らない」とコメントを締めくくった。元の記事を読む
2012年06月18日公式サイトで一般男性との入籍発表松田聖子さん(50)は6月13日、所属事務所ファンティックによる公式サイト“Seiko Matsuda Official Web Site”で、6月13日に大学准教授の一般男性と入籍したことを発表した。ファンティックによると、この件についての本人の会見や取材等は予定していないとしている。全国ツアー“Very Very”では大歓声?松田聖子さんは、1985年6月に俳優神田正輝さんと結婚。1997年1月に離婚後、1998年5月に歯科医と結婚、2000年12月に離婚し、今回が3回目の結婚となる。1986年10月神田正輝さんと間に沙也加さんが生まれ、神田さんとの離婚後、沙也加さんをひきとるが、婚氏続称により神田姓。紅白での「上を向いて歩こう」の親子デュエットは話題を呼んだ。現在、最新アルバム「Very Very」を冠した全国ツアー「SEIKO MATSUDA CONCERT TOUR 2012 Very Very」を、6月10日より開催中。聖子さんが作詞し歌う「Very Very!」の曲が特別な意味をもつことだろう。元の記事を読む
2012年06月13日福岡ソフトバンクホークスの松田宣浩選手が、7日、「夢をささえる食卓~がんばれニッポンのスポーツ人~」(BS日テレ)という番組に出演する。松田選手は、一時期はスランプかとみられていたが、昨年ごろから絶好調ぶりが注目されている。福岡ソフトバンクホークスの公式ページでも、2011年2月時点で「今季から試合で導入されるボールは『飛ばない』と言われており、選手たちからは『詰まった時は失速する』『反対方向の本塁打は激減する』との言葉が聞かれました」「その意味で松田選手の3アーチ、中でもライトへの一発は驚異的と言っていい」(※編集部要約)と、松田の快進撃がつたえられていた。今年は、今年12球団一番乗りとなる本塁打を放った後、開幕から6試合連続安打をマークするなど、ますます絶好調。その裏にあるのが2008年に結婚したKBC元アナウンサーの柴田恵理さんの存在だ。柴田さんは結婚後、退社して松田選手を献身的にサポート。野菜ソムリエの資格をとるなど、率先して夫の健康管理に努めたという。同番組は、「ひたむきにスポーツに打ち込む才能」をもつスポーツ人と、それを「ささえる人」との絆を追うドキュメンタリー。7日は17時30分より30分間、松田選手をささえている人々と、その絆の一環としての「食」にもスポットをあてたものが放送される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月06日松田聖子のCMで人気のアスタリフトを試すチャンスフジフイルムからのスキンケアシリーズ・アスタリフトが好評だ。松田聖子のCMでおなじみのジェリーアクアリスタ<ジェリー状美容液>0,5g×2包を含むハリ肌トライアルキットが通販限定で購入できる。今、フジフイルム化粧品が一押しのジェリーアクアリスタはフジフイルムの技術の結晶。世界最小クラスまで小さくした「ヒト型セラミド」をたっぷり配合。感想に悩む肌へ、すっとジェリーが浸透し、うるおう肌に導くという。ハリ肌トライアルキット1,260円(送料無料)セットの内容は●クレンジングオイル 3mL、クレンジングジェル 3g、モイスチャーフォーム 2g、リキッドソープ 2.2mL、ローション 30mL、エッセンス 5mL、クリーム5g、エマルジョン 1.5mL、デイプロテクター 7g、アスタリフト ジェリーアクアリスタ<ジェリー状美容液>0,5g×2包1,000円(送料無料)の内容は●ローション 30mL、エッセンス 5mL、クリーム5g、デイプロテクター 0.7g×2包、アスタリフト ジェリーアクアリスタ<ジェリー状美容液>0,5g×2包詳細及びお申し込みは下記の外部リンクまで元の記事を読む
2012年02月17日藤原竜也が『青い春』、『空中庭園』の豊田利晃監督の次回作『I’M FLASH!』に主演。松田龍平と共演を果たしていることが明らかになった。豊田監督と言えば松田さん主演で松本大洋の漫画を映画化した先述の『青い春』が激賞され、その後も『空中庭園』、『蘇りの血』と異彩を放つ個性的な作品を発表。今年のゴールデンウィークには瑛太主演で窪塚洋介らも出演する、アメリカの爆弾魔“ユナボマー”をモチーフにした『モンスターズクラブ』の公開も控える日本映画界の“異端児”。以前より監督の作品のファンで、数年前より親交もあった藤原さんは、インタビューなどでもたびたび豊田作品に出演したいという思いを吐露しており、今回、念願かなって主演を務めることとなった。藤原さんが演じるのは、新興宗教団体“ライフイズビューティフル”の若き三代目教祖・吉野ルイ。そのカリスマ性でマスコミにもたびたび取り上げられ、注目の的となっていたが、ある夜、ミステリアスな美女・流美を乗せて車で飛ばしていたところ、バイクとの接触事故を起こしてしまい、流美は植物状態に…。若きカリスマが起こした事故にマスコミは群がり、ほとぼりが冷めるまでルイはやくざ崩れの3人のボディガードと共に南海の孤島に避難することになる。そこでルイはある決断を下すが、それは教団の陰謀を明らかにすることに…。やがて魔の手が忍び寄り、ボディガードたちをも巻き込み衝撃の結末を迎える。3人のボディガードを演じるのは松田龍平、永山絢斗、仲野茂。松田さんにとっては『ナイン・ソウルズ』以来、8年ぶりの豊田作品出演となる。永山さんは初の豊田組参戦。兄の瑛太さんは豊田作品の常連だが、永山さんが独特の空気感を放つ豊田作品でどんな存在感を放つか楽しみなところだ。ほかに教団内で強い権限を誇る、ルイの母を大楠道代、教団を継がずに性転換したルイの兄を北村有起哉が、そしてルイの母に絶対服従の秘書を『ナイン・ソウルズ』にも出演している板尾創路が演じている。『蘇りの血』に続いてスタイリストを伊賀大介が務めており、衣裳も注目を集めそう。「今回の作品は僕にとって豊田利晃監督と出会ってからの念願でした」と語る藤原さん。「撮影期間や撮影環境は本当に大変なものでしたが、スタッフ・キャスト不眠不休で走り抜けました。いまこの時代にオリジナル脚本で勝負できる喜びや、豊田組常連であり同世代の俳優としてぜひ共演をしてみたかった松田龍平くんと対峙できる喜びを噛みしめながら全身全霊で挑みました。また、俳優としてもいままでの経験を根底から覆されるくらいの壁にもぶつかりました。不安な反面で出来上がりがとても待ち遠しいですし、きっと新しい藤原竜也が観られると思います」と作品への強い思い、己の新たな一面について語ってくれた。松田さんは「久しぶりの豊田組でしたが、楽しんで撮影が出来ました。藤原くんを始め、今回が初めての共演になるキャストの方も多かったので、より新鮮な気持ちがしました。アクションシーンも見応えのあるものになっていると思います」と自信をのぞかせる。そして豊田監督は「竜也とはいままでずっと映画を撮りたいとお互いに話し合ってきました。2011年の3月、震災から一週間後ぐらいに呑んだときに『グダグダ言ってないで、とにかく年内に一本、一緒に映画を作ろう』と約束しました。その約束を果たすことが出来ました。竜也の新しい魅力を引き出せたのではないかと思っています。それをご覧いただけたらうれしく思います。龍平とは8年ぶりの映画でしたが、時間が経った気がしませんでした。ついこの前、一緒に仕事をしたような居心地の良さがありました。たぶん、僕と龍平との距離感が会ったときからいままで変わっていないのかもしれません。龍平は映画に向かう姿勢が以前よりもストイックになってきたと思いました」と2人について語る。撮影は昨年の9月、10月に全編沖縄ロケで行われた。完成は4月を予定。辰年に藤原“竜”也、松田“龍”平のコラボレーションが実現!また『I’M FLASH!』というタイトルが意味するところは?『I’M FLASH!』は9月、公開予定。■関連作品:モンスターズクラブ 2012年GW、ユーロスペースほか全国にて公開© GEEK PICTURES■関連記事:瑛太が「おれを出せ」と直談判!豊田利晃監督が最新作の秘話を明かす
2012年01月10日松田翔太主演のバイオレンス・アクション『ハードロマンチッカー』が第24回東京国際映画祭の特別招待作品として10月26日(水)に上映され、松田さんを始め、共演の永山絢斗、遠藤要、渡部篤郎、主題歌「13 new ache」を歌う「黒夢」の清春と人時、メガホンを握ったグ・スーヨン監督が舞台挨拶に登壇した。物語の舞台は潮の香りと退廃のムードが漂う山口県・下関市。在日韓国人2世の主人公・グー(松田さん)が、後輩の起こした殺人事件をきっかけに暴力団の抗争や暴走族、不良たちの暴力の連鎖に巻き込まれていくさまを激しい暴力と痛みと共に描き出す。歓声を浴びて登場した松田さんは「こういった刺激的な作品を発表できて嬉しい。下関に住んでいる在日韓国人という役柄ですが、社会への反抗といった社会的メッセージというよりは、こういう純粋に暴力を全面に出した作品を世に出す、という点が気に入りました」と本作への強い思いをうかがわせる。主演であるにもかかわらず「(観客に)女性の方が多いですけど、あんまり良くないと思ったら(劇場を)出て行っちゃっていいと思います。バイオレンスを感じてください」と語り、会場の笑いを誘った。永山さんも「最近、なかなか観ないような男臭いかっこいい作品。10代の頃の煮え切らない感じ、悶々とした言葉では言えない空気感が台本にあって、こういったストーリーにはこれまで参加したことなかったので、自分にとっても挑戦で楽しかった」と撮影をふり返った。下関の刑事役の渡部さんは「唯一、私がまともな役でした(笑)」とアピール(?)。「いまもワケの分からないタイトルですが、意味を感じ取ってほしい」と語り、さらに出演のきっかけを問われると「若い人たちと会いたくて…。翔太とは家が近所でよく会うんだけど(笑)」とユーモアたっぷりに明かした。清春さんは「主題歌を手がけた初めての映画がかっこよくて良かった。バイオレンスな作品と聞いていたので、曲もバイオレンスに」と楽曲に込めた思いを語ってくれた。東京国際映画祭は10月30日(日)まで六本木ヒルズほか都内各所で開催中。『ハードロマンチッカー』は11月26日(土)より全国にて公開。特集「東京国際映画祭のススメ2011」■関連作品:ハードロマンチッカー 2011年11月26日より全国にて公開© 2011「ハードロマンチッカー」製作委員会■関連記事:金髪&傷だらけの松田翔太!『ハードロマンチッカー』衝撃的ポスターが到着
2011年10月26日映画『探偵はBARにいる』が9月10日(土)に公開を迎え、主演の大泉洋に松田龍平、小雪に西田敏行、橋本一監督が舞台挨拶に登壇した。先日、松山ケンイチとの間の第一子の妊娠を発表した小雪さんは、発表後、初めて公の場に姿を現し、大泉さんらが笑顔で祝福。妊娠5か月で少しだけふっくらしたお腹に手をやり「最近、蹴り始めました」と順調な経過を報告した。札幌の繁華街・ススキノを舞台に、ある依頼を受けた探偵(大泉さん)が相棒・高田(松田さん)の助けを得て、ススキノ一帯で事業を展開する男性・霧島(西田さん)の殺害事件と、その妻で謎めいた美女の沙織(小雪さん)の秘密を解き明かしていく。会場は2階席まで満席!大歓声に迎えられた大泉さんは「感無量です!」と感激した面持ちで喜びを語った。完成した作品を子供に例えて「僕は3か月の子供を育ててますが、みなさんもこの映画を育ててほしい」と挨拶。さらに小雪さんのお腹を指して「ここにも新しい子供がいます!」と興奮気味に小雪さんの妊娠を祝福した。「もう動くんですよね?」という大泉さんの言葉に、小雪さんは「最近、蹴り始めました」とニッコリ。客席は温かい拍手に包まれた。その小雪さんは「この作品を通して札幌という街が好きになりました。また行きたい」と語り、小雪さんと夫婦役を演じた西田さんは「妻というと、いままで泉ピン子さんとかが多かったので、まさか小雪さんとは…」と共演の喜びを語った。小雪さんが「衣裳がすごくてピンヒールのときもあったんですが、西田さんが歩幅を合わせてくださったり気を遣っていただきました」と感謝を口にすると、西田さんは「お腹の子が自分の子のように思えてきました」とユーモアたっぷりに感激を表した。松田さんは大泉さんとの初共演に「あんまりこういう人、見たことなかったので勉強になりました」と語ると、大泉さんがすかさず「“いい意味”で言ってるんですよ!」と自ら注釈。続編について問われると大泉さんは「ここまでのアクションはもうやりません」とコリゴリといった表情を見せた。客席から「やって!」という声が上がると「あんたたちは簡単に言うけど…」と頬を膨らませていたが、「かっこよかったよ」という声にはデレデレ。「うまいこと言うなぁ。やりましょう!体をまた鍛え上げて全編、裸でやります」とノリノリだった。『探偵はBARにいる』は全国にて公開中。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:格好いい男を特集『探偵はBARにいる』Tシャツ&マスコミ用プレスを3名様プレゼント大泉洋×松田龍平インタビュー探偵と相棒、互いの存在は「妙に落ち着く」大泉洋、松田龍平と小雪に挟まれ「ヘタしたら司会者に見える」とボヤき大泉洋の登壇も!『探偵はBARにいる』プレミア試写会に5組10名様ご招待大泉洋&松田龍平インタビュー白銀の撮影現場で語った信頼とゆるさが生んだ手応え
2011年09月12日聖子ちゃん、大河ドラマ『平清!!40歳を超えて、ますます美しく輝いている松田聖子が13日、第51回NHK大河ドラマ「平清盛」に初出演することがわかった。松田は、伊東四朗演じる白河法皇の愛妾(あいしょう)として、ちょう愛を受け、清盛の成長を見守った祇園女御(ぎおんにょうご)を演じる。2011年1月より50回放送予定だ。松田演じる祇園女御は平安時代の歌姫で、平清盛に影響を与える重要な人物だ。今回の役どころについて、松田は台本を読ませていただき、今回、お話しをいただいた祇園女御という役に、そして物語にすっかり魅せられてしまいました。初めて大河ドラマに出演させていただきますが、全力で祇園女御という素晴らしい役を演じさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。と、決意を語った。松田聖子の清らかな歌声が重要ポイントにNHKチーフ・プロデューサーの磯智明氏は乙前と名を変えた祇園女御が松田翔太 が演じる後白河天皇の歌の師匠として登場するため「印象的な歌声の持ち主であるというのは、キャスティングするうえでの絶対条件でした」「聖子さんの清らかで日本人のハートに響く歌声は時空を超えて、平安時代末期の夢中で生きた人々の生きざまを時に優しく、時に華やかに包み込んでくれると思います」「いつも凛(りん)としていて、いつまでも輝きを失わない女性であり、その意味でも聖子さんはぴったりだと思います。」と、松田への期待を語った。また、松田は9月1日から放映のCM、FUJIFILM スキンケア化粧品「アスタリフト ベースメイクシリーズ」に出演する。元の記事を読む
2011年08月30日11月公開の松田翔太主演映画『ハードロマンチッカー』のポスター画像がこのほど解禁され、キズ・アザを負った金髪姿の松田の姿が公開された。その他の写真『ハードロマンチッカー』は、山口県下関市を舞台に、高校中退のフリーター・グー(松田)が、後輩の起こした事件を機に暴力の連鎖のなかに巻き込まれていく姿を描いた作品。『偶然にも最悪な少年』のグ スーヨン監督が自作小説を基に監督し、松田のほかに永山絢斗、柄本時生、金子ノブアキ、石垣佑磨らが出演する。このほど公開されたポスターは、金髪オールバックで顔中にキズを負った松田が、口元のキズを確かめながら鋭い視線を己に投げかけている瞬間を捉えたもの。その周囲には血によってつけられた手形のような模様がデザインされており、荒々しい暴力描写が登場する本作の“痛み”を表現した内容になっている。松田は、これまでも『ワルボロ』や『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』などの作品で、閉塞感の中で自らの進むべき道を求めて疾走する若者を演じ、高い評価を受けており、無軌道に生きる若者たちを描いた本作での演技も注目を集めそうだ。『ハードロマンチッカー』11月26日(土) 全国ロードショー(C)2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
2011年08月25日松田翔太主演の『ハードロマンチッカー』の“傷だらけ”のポスター画像が解禁。金髪で血まみれの松田さんの衝撃的な姿が明らかになった。グ・スーヨン監督が自ら書き上げた青春小説を映画化。暴力とセックスとクスリがあふれる下関のディープタウンを舞台に、ケンカに明け暮れる若者たちの無軌道な青春を鮮やかに描き出す。松田さんが演じるのは、ディープタウン育ちで高校中退のフリーター・グー。誰ともつるまずにこの街で生きてきたが、後輩が起こした事件をきっかけに暴力の連鎖に巻き込まれていくことに…。昨年公開された主演作『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』でも息が詰まるような現実から抜け出そうともがく若者を好演した松田さん。今年は本作のほかに『スマグラーおまえの未来を運べ』にも出演し、さらに来年公開の『アフロ田中』では巨大なアフロのかつらを装着して話題を呼んだが、本作では渋みのきいた金髪をオールバックにして、強がりと暴力を寄る辺に青春を駆け抜ける主人公を熱演している。今回、解禁となったポスターでは、その自慢のオールバックが乱れ、顔は傷だらけ、片目は腫れてほとんどふさがった状態で鏡を見つめる痛々しい姿が…。まさにこの映画の本質をそのまま伝えるようなポスターに仕上がっており、これが映画館に貼り出されれば大きな話題を呼びそうだ。共演陣には永山絢斗、柄本時生、遠藤要、渡部豪太、川野直輝、金子ノブアキ、落合モトキ、遠藤雄弥、石垣佑磨など才能ある若手俳優から、淡路恵子、白竜、真木蔵人、渡辺大、芦名星、真木よう子、中村獅童、渡部篤郎といった実力派の大人たちまで豪華かつ渋い面々が顔を揃えている。暴力の連鎖の中で傷だらけの松田さんが行き着く先は――?『ハードロマンチッカー』は11月26日(土)より全国にて公開。■関連作品:ハードロマンチッカー 2011年11月26日より全国にて公開© 2011「ハードロマンチッカー」製作委員会
2011年08月25日東直己の探偵小説を映画化した『探偵はBARにいる』の完成披露試写会が17日に都内で行なわれ、主演の大泉洋、松田龍平、小雪と橋本一監督が舞台あいさつに立った。その他の写真本作は、北海道を舞台にした東直己(あずまなおみ)の小説『バーにかかってきた電話』を映画化したもの。札幌市の歓楽街ススキノで何でも屋として働く私立探偵(大泉)が、“コンドウキョウコ”と名乗る謎の女性から仕事を依頼されたことで、相棒(松田)と共に事件に巻き込まれていくハードボイルド。小雪は曰くのありそうな高級クラブの美人ママとして登場している。北海道で絶大な人気と知名度を誇り、現在も活動の拠点を北海道に置いている大泉は「北海道で産声を上げた僕が探偵というキャラクターで帰ってきたことに感無量です。現場での小雪さんはオーラがすごすぎて! 主演俳優とヒロインに見られているかな、大丈夫かな、僕、司会者に見えてない?」と語りかけ、小雪は「お人柄がにじみ出ている温かい現場で幸せな時間でした。アクション、笑い、ストーリーにホロッとするいろんな要素が詰まった作品です」とコメント。ほとんどのアクションシーンをスタント無しでこなしたことについて松田が「アクションを練習する時間がなく、雪の中での撮影だったので、滑ってケガをしないようにと大変だった」と振り返ると、大泉はすかさず「続編はいっさい僕はアクションをしていない、オールスタントで!」と提案し、観客の笑いを誘った。舞台あいさつの最後には、“冬のススキノ”をイメージし、会場に雪が降り、それを登壇者が巨大なうちわで扇ぐというパフォーマンスが行われ、集まった客席からは大きな歓声があがった。『探偵はBARにいる』9月10日(土)全国ロードショー
2011年08月18日映画『探偵はBARにいる』の完成披露試写会が8月17日(水)、都内で開催され主演の大泉洋に松田龍平、小雪、橋本一監督が舞台挨拶に登壇した。東直己の「ススキノ探偵」シリーズの一篇を実写化した本作。札幌の歓楽街・ススキノを舞台に、とある依頼を受けたことから命を狙われることになった探偵とその相棒が、真相究明のために奮闘する姿を描く。北海道ロケも行われた本作。主演として故郷・北海道に凱旋した大泉さんは「探偵役でススキノでロケができるなんて思いもしなかったです。16年ほど前、僕はススキノで、ラクダのももひきと黒いトックリのセーターで“元気くん”というキャラでキャバクラのレポートをする仕事で役者として産声を上げました。探偵として帰ってこられて感無量です」と感慨深げに語った。そんな大泉さんと初めて共演した小雪さんは「(大泉さんは)人柄が現場でもにじみ出ていて、いちスタッフとしてそこにいるようでした。温かい現場でした」と感謝の思いを口にした。この言葉に大泉さんは「一応、主演俳優としていたわけで…(苦笑)」と複雑な表情を浮かべ「小雪さんはオーラがすご過ぎです。一度、携帯のブログのために一緒に写真をお願いしたんですが、どう見ても大女優と普通のファンのオッサンでした。これじゃ上げられないともう一度お願いしたんですが、やっぱり大女優とTV局の編成部長みたいで、主演とヒロインという感じにならなかった」と苦笑交じりに明かしてくれた。この日も、大泉さんは小雪さんと松田さんに囲まれて「ヘタすると司会者に見えるんじゃないか?」と心配そう。松田さんも「北海道での撮影で、いろんなところのご飯を教えてもらいました。いろいろ頼らせてもらった」と大泉さんに感謝。だがここでも大泉さんは「とにかくごはんの世話をしたんですが、寿司やジンギスカンと外食っぽいものが続いたので『龍平くん、今日はおふくろの味を食べに行こう』って言ったら、龍平くんは『はぁ…。どこの国のおふくろの味ですか?』って(笑)。よく分からない感じで大変でした」と劇中の探偵(大泉さん)と相棒の高田(松田さん)さながらの関係を明かしてくれた。橋本監督は大泉さんをはじめとするキャスト陣について「この作品の中の世界を生きている感じで、僕は何もしていません」と絶賛。特に大泉さんと松田さんは、アクションに関してもかなり高いレベルを求められたようで「大変なことばかりやらせて申し訳ない」と監督は改めてこの場で謝罪したが、大泉さんは「もし続編が作られることになったら、オールスタントで!それをウリにします」とこりごりの様子だった。『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:大泉洋の登壇も!『探偵はBARにいる』プレミア試写会に5組10名様ご招待大泉洋&松田龍平インタビュー白銀の撮影現場で語った信頼とゆるさが生んだ手応え探偵・大泉洋に聞いてみよう!『探偵はBARにいる』突撃クエスチョン大募集小雪がウェディングドレス姿を披露!相手は松山ケンイチではなく…BARに佇む大泉洋&松田龍平の“探偵コンビ”ポスター先行解禁!
2011年08月17日来年のNHKの大河ドラマ「平清盛」で松田聖子が、白河法皇の寵姫にして、清盛の成長を見守る祇園女御(ぎおんにょうご)役で大河ドラマ初出演を果たすことが明らかになった。主演に松山ケンイチをはじめ、節目となる大河ドラマ50年目を煌びやかに壮大に描き出すべく日本を代表する俳優陣の出演が明らかになっている本作。つい先日、岡田将生が最年少で源頼朝を演じることが発表されたばかりだが、さらにもうひとり、重要な役どころで大物スターの参加が明らかに!松田さんが演じるのは、清盛の実の父である白河法皇(伊東四朗)の寵愛を受ける祇園女御。長く法王の傍らで過ごす中で、そう遠くない未来にこの国の仕組みが大きく変わることを予見。平忠盛(中井貴一)の武勇に目をつけ、同じく白河法皇の愛人である舞子(吹石一恵)が身籠った子・清盛を忠盛が育てることを後押しする。その後、清盛の成長を見届けて都を去るが、乙前(おとまえ)と名を変え、歌舞音曲の名手に。そのうわさを聞きつけた後白河天皇(松田翔太)の強い誘いで、今様(※当時の流行歌)の師として京に戻り、清盛とも再会。清盛や後白河天皇の良き相談相手となる。祇園女御と乙前を同一人物とするのは、本作の脚本を務める藤本有紀によるオリジナル。清盛や白河法皇、後白河天皇という男たちにとって、母親のようであり、時に師であり最も愛される存在でもある彼女。歌舞音曲の名手という設定のため印象的な歌声に持ち主であることがキャスティングの絶対条件だったが、磯智明チーフ・プロデューサーは「聖子さんの清らかで日本人のハートに響く歌声は、時空を超えて、平安時代末期の夢中で生きた人々の生き様を時に優しく、時に華やかに包み込んでくれると思います」と語り、「ドラマのテーマ曲とも言うべき今様の一節『遊びをせんとや生まれけむ(子供が遊ぶように夢中で生きたいという意)』を聖子さんの声で聞けることは本当に楽しみです。いつも凛としていて、いつまでも輝きを失わない女性であり、その意味でも聖子さんはぴったり」とその歌声と存在感に期待を寄せる。今回の出演決定に対し松田さんは「台本を読ませていただき、今回、お話しをいただいた祇園女御という役に、そして物語にすっかり魅せられてしまいました。初めて大河ドラマに出演させていただきますが、全力で祇園女御という素晴らしい役を演じさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします」と意気込みを語る。華麗な平安装束を身にまとい、大河初出演となる松田さんがどんな輝きを見せてくれるのか?松山さんや松田翔太さんら若手キャストとの掛け合いも楽しみなところだ。松田さんは1月の第1回放送から登場の予定。NHK大河ドラマ「平清盛」は2012年放送開始。■関連作品:うさぎドロップ 2011年8月20日より渋谷シネクイント、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011『うさぎドロップ』製作委員会矢島美容室 THE MOVIE 〜夢をつかまネバダ〜 2010年4月29日より全国にて公開© 矢島美容室プロジェクト■関連記事:浴衣の芦田愛菜からの手紙に松山ケンイチ感激!「そこらへんの女優よりセクシー!」松山&芦田、話題の2人が共演『うさぎドロップ』試写会に25組50名様ご招待芦田愛菜の関西弁&キュートなダンスに“保護者”松山ケンイチもメロメロPUFFY動画メッセージ到着「うさぎドロップ」を熱烈オススメも「独占したい!」松山ケンイチ、中国初上陸!サプライズ舞台挨拶に上海のファン熱狂
2011年08月13日2月の北海道。札幌から車をしばらく郊外へと走らせたところにある街の、ほぼ見渡す限り雪の平原の中に大泉洋と松田龍平はいた。初共演作『探偵はBARにいる』で彼らが演じているのは主人公の探偵とその相棒。見るからに“異色のコンビ”といった感じだが、派手なアクションの中でも2人は息の合った、そしてクスリと笑える絶妙なやり取りを見せている。このときはまだ撮影が始まって数日。激しいアクションをこなしつつ、役柄を探りつつといった具合だが、そんな2人が撮影の合間を縫って現場で作品、役柄、そして2人の関係性について語ってくれた。初日から激し過ぎるアクションの連続!札幌在住の作家・東直己の「ススキノ探偵」シリーズの一篇が原作。アジア最北の大歓楽街・札幌のススキノを根城にする探偵(大泉さん)が、とある女からの電話をきっかけに事件に巻き込まれていく。この現場で撮影されたのはメインのアクションシーン。雪の中、屋根の上での大立ち回りに銃撃、スノーモービルと次々とド派手なアクションが展開する。大泉さんは渋い顔で「左足首に太もも、右脇に親指の付け根…」と湿布が貼られた箇所を列挙。「いや、もうボロボロです、初日から(苦笑)。この映画、こんなにアクションシーンあったんだ?と若干意外でした」。ここまで激しいアクションは初めて。大泉さん自身、元々アクションに挑戦してみたいという思いがあったのかと思いきや…「いや、そういう意気込みは全くないんです(笑)。弱音ばかり吐いております。『なんでおれがこんなアクションを?』、『コメディ俳優なんだよ、おれは!』と(笑)。脚本には準備稿の段階から話し合いに参加してましたが、いよいよ決定稿になったときに(アクションシーンが)とんでもない膨らみ方をしていて、待て待て!増えてるぞって」。一方の松田さんは、探偵のクールな相棒・高田役だが、空手の有段者という設定。この日、撮影された“殴り込み”のシーンでは、屋根の上から敵を蹴落とし、スノーモービルを運転して逃走する、という主演の大泉さんを食うような大立ち回りを見せている。ほぼスタントなし!大泉さん同様、松田さんも「まさかここまでやるとは…」と苦笑まじりに首をひねる。「(屋根の上でも安全用の)紐とか一切なくて、当たり前のように『松田さん、ここでアクションです』と(笑)。スノーモービルなんて初めて乗ったのに上級者みたいな走りをリクエストされてデコボコ道をジャンプしたり。事故があってはいけないので、結構削りましたよ。心を(笑)。最初こそ驚きましたけど、こういう現場なんだと分かってから楽しくなりましたね。攻めの注文をしてくる現場なので、僕自身が安全を考えて無理なら止めよう、と。安全を意識し過ぎてそれが足枷になって、もったいないことになるよりは、攻めて行って、役者が『無理』と言う方が面白い。『劔岳点の記』もそうでしたけど、監督が『そこで撮る』と言って周りが『死んじゃいますから!』って止める(笑)。あのときと同じスタッフも何人かいて、周りは雪なので時々、『あれ?ここどこだ?』という気分になりますね」。相棒役を地で行く、ユルすぎる松田の空気が「絶妙!」(大泉)酒好き、女好きの探偵はコミカルな要素を持ちつつも、ベースの部分はハードボイルド!これまでにないタイプの役柄を大泉さんも楽しんでいるようだ。「探偵という職業もそうですし、男なら誰もが憧れる部分ではありますよね。好きなヒーロー像です。決してカッコよすぎないところがカッコいい。肝心なところで何もできなかったり。結構、(探偵は)ダーティなところもあって、悪いこともいっぱいしてるんですよね。そうした部分も含めて憧れますね」。探偵と高田。否応なしに周囲のドタバタに巻き込まれていく男とウルトラマイペースな男。全くタイプは違う2人の関係性、掛け合いも大きな見どころだ。大泉さんは「高田をそのまま地でいってる」と松田さんを絶賛する。「一緒にやってみたら実に面白い。これまで、どちらかというとテンポの良い掛け合いで笑いを作るということが多かったのですが、ここまでテンポの違う人との絡みは新鮮で面白かったです。(松田さんは)マイペースで淡々とした雰囲気が魅力的だけど、実際に見てみたら絶妙(笑)!」この日、撮影された緊迫したアクションシーンの中に、スノーモービルを操る高田が探偵に「乗れ!」と声を掛ける場面があるのだが、そのときの松田さんの口調は大泉さんの“ツボ”だったよう。「どんだけ抜いてセリフ言うんだ!って(笑)。あのシチュエーションであの『乗れ!』はミラクルです。僕にはない発想でした。ああいうキャラを作れるっていうのは素晴らしいですよね。高田の役も途中から龍平くんにアテ書きですね。ボーっとした浮世離れした感じが高田とかぶっていて。掛け合いがすごく面白いし、リアルにイラッとさせてくれるんですよ(笑)」。なぜこの2人が友人?男2人が醸し出す奇妙な空気とコンビネーションその松田さん曰く高田は「無口でシンプルな男」。激しいアクションとは裏腹にその“まったり”感が魅力である。「高田と探偵の、ストーリーに絡まないところでのやり取りが、休憩というか“一息ポイント”になってるんです(笑)。事件はすごいスピードで進行するんだけど、それに比べて探偵と高田のやり取りはのんびりしてるんです」。また、今回、初めてコンビを組んだ大泉さんにはすでに信頼している様子。「(バディムービーは)相手があって、自分がいるというのが成立しないとやりづらいけど、そこは大泉さんに助けていただいていますね。初めての共演ですが、大泉さんが壁を乗り越えてこちらに来てくれるので。阿吽の呼吸が成立してる2人だから、そこは重要だったしやりやすいです」。ルパンと次元――。コメディ要素が織り込まれたアクションシーンも含め、製作当初より2人の関係はそう評されてきた。大泉さんは「子供の頃から『ルパンに似てる』って言われたこともあります」ということでまさにハマり役と言えそう。「まあ顔が長くてサルみたいでヒョロッとしてるってことですが(笑)。確かに子供の頃から似てると言われてました。空中で服を脱いで、そのまま『不二子ちゃーん』って抱きついたりはできませんけど(笑)」。そういえば、同じくこの日、撮影された2人が年代物だがおんぼろの車で逃走するシーンも「ルパン三世」そのままといったところ。事件の真相はもちろんだが、2人のアクション、そして噛み合っているのか合ってないのか?という掛け合いもお見逃しなく。(photo/text:Naoki Kurozu)特集「『探偵はBARにいる』/探偵さんに聞いてみよう!」■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月10日より全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:探偵・大泉洋に聞いてみよう!『探偵はBARにいる』突撃クエスチョン大募集小雪がウェディングドレス姿を披露!相手は松山ケンイチではなく…BARに佇む大泉洋&松田龍平の“探偵コンビ”ポスター先行解禁!大泉洋の探偵っぷりが徐々に明らかに?小雪は“謎の女”で登場!特報が到着大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!
2011年07月20日人気ギャグ漫画の実写版として注目を集める『アフロ田中』に主演する、松田翔太の衝撃の巨大アフロヘアーの画像が解禁!また、「インパルス」堤下敦、田中圭、遠藤要、駒木根隆介らが、田中の仲間たちを演じることも明らかになった。原作は、のりつけ雅春のシリーズ累計で360万部を誇る人気漫画。2002年の「高校アフロ田中」の連載開始を皮切りに、「中退アフロ田中」、「上京アフロ田中」、さらに「さすらいアフロ田中」と変遷しつつも現在も連載が続くが、今回の映画では、ノリで高校を中退し、上京した田中(松田さん)の姿が描かれる。ガチガチの天然パーマのアフロ野郎・田中広、24歳。東京で自由を満喫するはずが肉体労働で汗を流す日々を送っているが、学生時代の仲間の結婚の知らせである“約束”を思い出し…。今回、公開されたのは漫画そのまま、いや原作以上とも言える巨大アフロ姿の松田さん。口元に笑みを浮かべているのは演技か?それとも思わず自分でも笑ってしまったのか?クールなイメージの強い松田さんが、あのとことん濃厚なダメ男・田中をいったいどのように演じているのか?映画化決定および、松田さんの出演が発表されたときから何よりまずビジュアルがどうなるのか注目を集めてきたが、原作以上のアフロっぷりに原作ファンも納得!?加えて、田中を語る上で欠かせない地元の仲間に、堤下さんをはじめ、個性豊かな面々が決定。オリジナルキャラクターで、なぜか田中に好意を寄せるヒロインを演じる佐々木希と共に、彼らのビジュアルや独特の掛け合いも楽しみなところだ。次々と人気漫画の実写映画化が発表されているが、ビジュアルの衝撃度は1、2を争うこと間違いなし!『アフロ田中』は2012年2月、全国にて公開。■関連作品:アフロ田中 2012年、全国にて公開© 「アフロ田中」製作委員会■関連記事:松田翔太がアフロに?人気漫画「アフロ田中」実写化!佐々木希がヒロイン役に
2011年06月24日大泉洋主演の『探偵はBARにいる』のポスターが完成!週末からの劇場への掲出に先駆けてシネマカフェに画像が到着した。自身、札幌出身の作家・東直己が長年にわたって手がけてきた「ススキノ探偵シリーズ」の2作目にあたる「BARにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)を、北海道出身の大泉さんを主演に迎えて映画化した本作。「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」という電話での依頼を受けたがために命を狙われるハメになった探偵(大泉さん)が、事件の真相、そしてその裏に隠されていた救いようのないある“愛”の存在を明らかにしていく。本作の製作が報じられたころから、大泉さんと並んで注目を集めてきたのが“相棒”の高田を演じる松田龍平の存在。映画では初めてとなるメガネを着用し、空手の達人という設定でどこか無気力でつかみどころのない空気を醸し出しつつ、探偵をサポートする。今回、解禁となったポスターは、タイトルにもあるBARでのショット。革ジャン姿でカウンターに佇む探偵の脇にはウィスキーのグラスが。隣に立つ高田はジーンズでちょっと気だるそうにこちらを見つめている。ポスターの真ん中にある「何かあったら電話してくれ」とは、探偵があちこちで知り合った人に名刺を差し出しつつ言う決めゼリフ。タイトルの脇にはなぜか、探偵がたむろするこのBAR「KELLER OHATA」の紋章が見える。プロデューサー曰くこの2人のコンビは「ルパンと次元」のイメージとのことだが、ポスターの2人が醸し出す雰囲気はドンピシャ!?アクションに丁々発止の掛け合い、“女”が絡んでのドタバタなど、どんな探偵コンビぶりを見せてくれるのか楽しみに待ちたい。『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:大泉洋の探偵っぷりが徐々に明らかに?小雪は“謎の女”で登場!特報が到着大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年05月13日大泉洋が“地元”を舞台に、松田龍平と大暴れ!これまでにない探偵映画、バディムービーとして注目を集める『探偵はBARにいる』の特報映像が到着。大泉さんと松田さんの活躍はもちろん、“謎の女”として革のコートを羽織った小雪の姿も!東直己の手による「探偵」シリーズの第2作にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)を映画化した本作。“コンドウキョウコ”と名乗る謎の女から「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」というごく簡単な依頼を受けた探偵(大泉さん)だったが、ここから彼は何者かに命を狙われるハメに。高田と共に事件の背景を探る探偵だったが、浮かび上がってきたのは2つの事件。そこには救いようのない愛が…。探偵が手を縛られたまま巨大な穴に落とされ、雪で埋められる、という過酷なファーストシーンで撮影が開始されたという本作。これまでに、大泉さんと松田さんが敵の本拠地に殴り込みをかける激しいアクションシーンの一端などが紹介されてきたが、今回の特報は探偵の根城とも言える「BAR KELLER OHATA」のシーンからスタート!最近では見かけない黒電話で「パジャマ?」、「何色よ?」、「いやらしいね」と実のなさそうな話に花を咲かせ、名刺を差し出し「何かあったらここに電話してくれ」と決める探偵。毛皮を着こんだ事件のカギを握る“謎の美女”役の小雪さんに、西田敏行演じる、シャンパングラスを持った白いスーツの“大物実業家”と役者は揃った?頼りの“相棒”・高田(松田さん)はボーっとしつつも空手の達人。この特報でもスノーモービルを操り「乗れ」と気のない一言。とぼけた調子で探偵をサポートする。この実力派俳優陣が織りなす“空気感”だけでも必見。さてさて、物語はどこへ向かうのか――?アジア最北の大歓楽街ススキノを舞台に男たちの欲望、女たちの想いが入り乱れる。『探偵はBARにいる』は9月10日(土)より全国にて公開。※こちらの特報映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:大泉洋&松田龍平の探偵コンビの壮絶アクションシーンの撮影現場に潜入!イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年05月02日大泉洋と松田龍平のコンビによる探偵映画として先日、製作が発表された『探偵はBARにいる』。いまだ撮影が続く本作だが、北海道で行われた撮影現場に潜入!大泉さん&松田さんの激しいアクションシーンの一端が明らかに…。東直己による「ススキノ探偵」シリーズの第2作「BARにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)を原作に、ある依頼を受けたことから命を狙われるハメになった探偵(大泉さん)が、相棒の高田(松田さん)と共に事件の裏に隠された真相に迫る本作。大泉さんにとっては、地元・北海道を舞台にした邦画メジャー初主演作品となる。雪に覆われた屋根の上でハイキック!撮影が行われたのは2月下旬、場所は札幌から車を北へ少し走らせた石狩市。海に面し、それ以外は一面が雪に覆われた平原に立つ、ログハウス仕立ての喫茶店を、チンピラたちが集う“道場”に変身させ、探偵と高田の2人が乗り込んで行くというシーンが撮影された。特にこの日と翌日で撮影されたのは、道場での“用事”を済ませた2人が、チンピラたちともみ合い、彼らを倒しながらこの場を脱するという、映画の中でも最も激しいアクションのシーン。撮影現場に到着してまず目に飛び込んできたのは、屋根の上にいる、怪しい制服姿のチンピラまがいの男たち。空手の達人である高田が、華麗な技の数々で男たちを倒していく。雪で覆われた屋根の上、という不安定な足場にもかかわらず、身軽にアクションをこなす松田さん。フワリ飛び跳ねてチンピラのひとりにキックをお見舞いすると、男は屋根の上から地面に真っ逆さま!初心者の域を超えたスノーモービルさばき続いて、リーゼント風の頭に革ジャンという、これまでにないいでたちで登場した大泉さんのアクション。男たちに押さえつけられ、地面を転がりつつも相手を蹴り上げ、さらには雪の壁に相手を叩きつけ、殴り殴られ…とまさに大乱闘が展開する。と、そこに登場したのは、スノーモービルに乗った高田!松田さん自身「ここまでスタントなしでやるとは…」と苦笑いを浮かべてふり返っていたが、一部を除いてスノーモービルも自ら運転している。「初心者のコースじゃない!」(松田さん)との言葉の通り、このシーンで求められる運転技術はかなりのものだったが、普段からモトクロスのバイクに乗っている松田さんだけあって、さすがのハンドルさばきを見せていた。「地で演じてる(笑)」大泉洋が松田龍平を絶賛!このスノーモービルのシーンで、大泉さんが横で見ながら楽しそうに笑っていたのが、高田が探偵に「乗れ!」と声を掛けるときの松田さんの口調。男たちをなぎ倒し、追われ…という緊迫したシーンにもかかわらず、どこか常人離れした“空気”を身にまとう高田の、ちょっぴり気の抜けた「乗れ」というセリフに、大泉さんも「『どれだけ抜いて台詞を言うんだ!』という感じ。地で高田を演じてますね」と大絶賛だった。さらに、やっとのことで高田の愛車にたどり着いた2人だったが、なかなかエンジンがかからず、追手はブルドーザーで後ろから車を持ち上げようとする。実際、大泉さんと松田さんが乗った車が目の前でガクガクと縦に揺らされる様子は見応えたっぷり!夕方近くになると風の影響もあってかなり冷え込んできたが、念入りにテストを繰り返しつつ、様々な角度から同じシーンを何度も撮り直す。共演陣の中には、半そで姿で雪原の中で座り込まなくてはいけなかったり、雪の道を自転車で走り、転げ回る、などなどアクションの部分以外でもかなり過酷な要求がなされたが、チーム一丸となって、あたりが暗くなるまで撮影は続けられた。先述したようなハードボイルドな容貌の大泉さんに、クールなスタイル&映画でメガネを掛けるのは初めてという松田さんにオールドタイプの愛車など、ファッションや美術、小道具も見どころ。どこかルパンと次元のような2人の掛け合いにも注目だ。『探偵はBARにいる』は現在も関東近郊にて撮影中。公開は9月を予定。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会■関連記事:イメージはルパンと次元?大泉洋と松田龍平が『探偵はBARにいる』で探偵コンビ!
2011年04月04日大泉洋と松田龍平が現在撮影中の映画『探偵はBARにいる』で、探偵とその相棒という役柄で初共演することが明らかになった。原作は、2001年に「残光」で日本推理作家協会賞を受賞した東直己が長年手掛けてきたススキノ探偵シリーズ(これまでにシリーズ10巻刊行)の2作目にあたる「バーにかかってきた電話」(ハヤカワ文庫刊)で、物語の主な舞台はアジア最北の大歓楽街・札幌のススキノ。酒好きで美人に弱く、街と仲間を愛する主人公の探偵を大泉さんが、そして彼の相棒であり、北海道大学農学部助手で、華奢な見た目ながら空手の達人で寝るのが趣味というマイペースの相棒・高田を松田さんが演じる。物語の始まりは探偵(大泉さん)の元に届いた“コンドウキョウコ”と名乗る女性からの電話。「ある男に会い、彼にひとつ質問してほしい」――簡単な依頼のはずだったが、直後に探偵は命を狙われるハメに!自分の命を狙った奴らを探すべく、高田と行動を開始した探偵。そこで浮かび上がったのはススキノで起きた2つの事件。コンドウキョウコに翻弄されつつ、事件の核心に迫り、真相を解き明かそうとする探偵の活躍が描かれる。須藤泰司プロデューサーは、自身も札幌育ちであり、16年ほど前に原作を読んで以来、ずっと映像化を志していたという。今回の映画化にあたり、主演に大泉さんを起用した経緯について「原作は札幌が舞台ですから、東京の人を連れてきて撮るっていうのは考えられなかったんですよ。そんなときに、たまたまスタッフに勧められてあるDVDを見たら、むちゃくちゃ面白くて!それが『水曜どうでしょう』です。それから中毒のようにはまって…『もしかしたら、この人…』と思うようになったんです。それが8年以上前ですかね。その頃からこの企画は大泉さんありきで考えてました。だから、大泉さんが東京に出てきたら…と思っていたら、あっという間に売れてしまって(笑)。そしたら、逆に頼んでOK出るまで時間かかってしまいました…(笑)」と明かす。さらに、大泉さんと松田さんの探偵コンビについては「探偵と高田のコンビのイメージは、ルパンと次元といえば1番分かりやすいかも知れません」とも!大泉さんは主演としての地元凱旋にも、力むことなくマイペース。「北海道で映画を撮ってくれるだけで嬉しいです。次の日のロケ地を言われても、東京だと分からなかったりするんですが、地元なのですぐ分かるんです。『あ、あそこなら何分で着くな』みたいなね(笑)。地元ならではといえば、僕は北海道では、すごく身近な存在なので『洋ちゃん、お疲れ!』みたいな感じで、普通に声をかけられるんです。あまりに自然だから、もしかしたら知り合いの方かな?と思い『あ、どうも』って挨拶するんですけど、結局、知らない人だったりするんですよ(笑)」。また、松田さんとの初共演についても「龍平くんに最初にお会いしたとき、淡々とした空気を持っていらっしゃって、ものすごく魅力的だったんです。なので、一体、どんな高田をやってくれるんだろうって、楽しみにしていました。実はクランクイン前に、監督から、高田との掛け合いのテストや本読みの話もいただいていたんですけど、練習をしない方が、龍平くんとの絡みはなんとなく良いような気がしてやらなかったんです。その上で、実際、現場で一緒に演じてみたら、絶妙に面白い!緊迫した状況で『どれだけ抜いて台詞を言うんだ!』っていうような演技をするんです。あれは僕にはない発想ですね。徹底してキャラクターを作り上げるのは素晴らしいと思います。でもそれがとても自然で、龍平くんは高田を地でいってるんじゃないかと思うぐらいです。掛け合いもすごく面白くて、探偵は高田と話していたら、こんなふうにイラッとするだろうなと思いながら演じています(笑)。2人の絡みは最高に面白いですよ」と楽しんでいる様子。一方の松田さんも「一緒にやってみて、すごくあったかい人だなと思いますね。芝居面も初めて共演させてもらうんですけど、大泉さんが壁をうまいこと超えてくれるから、とてもやりやすいです」と大泉さんの印象を語る。空手の達人ということでアクションにも果敢に挑戦しているようだが「雪もありますし、そこが不安でもあり楽しみでもある。どうなるのかな?と。アクションは奥が深いですよね。やればやるほどそう感じます。実はアクション練習はそこまでびっちりはやれてないんです。でもまさかここまでスタントを使わずにやるとは、思ってなくて(笑)」とその激しさをうかがわせる。ちなみに、今回解禁となった写真を見ても分かるように、高田はメガネをかけている。実は、松田さんが役でメガネをかけるのは初めてのこと。「喧嘩が強いんです。こんな風貌ですけど(笑)」と語るが…見た目とのギャップも楽しみなところだ。北の大地で結成された新たなコンビに期待!2人の掛け合いやいかに?『探偵はBARにいる』は3月末にクランクアップを予定。その後、9月、全国にて公開。■関連作品:探偵はBARにいる 2011年9月、全国にて公開© 2011「探偵はBARにいる」製作委員会
2011年03月07日松田翔太主演の映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』のオリジナルフォトストーリーブックが25日(土)に発売され、その中で松田が俳優になる前に交わした“ある約束”について語っている。その他の写真『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』は、施設で育ったケンタ(松田)とジュン(高良健吾)、そしてジュンがナンパしたカヨちゃん(安藤サクラ)の3 人が、ケンタの兄が収監されている北海道・網走に向けて旅する姿を描いた作品。本作のプロデューサー、孫家邦氏が松田と出会ったのは、2002年に兄・龍平が出演していた映画の打ち上げの席だという。その後、19歳の松田は俳優になることを決心し、孫氏と「テレビできちんと頑張ります。人気者になることを目指し、帰ってきて、自分がいることで映画が盛り上がるような俳優になります」との約束を交わした。それから5年後、松田は約束を守り、映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』に主演。本作にかける意気込みは多大なもので、本作がベルリン映画祭に出品された際には自ら渡独するなど、「この映画だからこそ」との想いが強いという。これまで、『花より男子』の茶道の家元の跡取り息子・総二郎役や『ライアーゲーム』の天才詐欺師役・秋山役など、クールなイメージの役柄が続いた松田だが、本作では息苦しい日常にイラ立ち、すべてを捨てて旅に出る男ケンタを熱演。松田は自身の役を「愛情が足りなくて心がスカスカしているんだけど、細かいところから幸せを見つけて生きていて、自分の世界がある男」と分析している。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』6月12日(土) 新宿ピカデリー、渋谷ユーロスペース、池袋テアトルダイヤ他全国ロードショー
2010年05月26日大泉洋が4月3日(土)、東京・シネセゾン渋谷で行われた出演映画『半分の月がのぼる空』(深川栄洋監督)の初日舞台挨拶で、同日迎えた37歳の誕生日を主演の池松壮亮、ヒロイン役の忽那汐里ら共演者らからサプライズで祝福された。登場するなり、熱烈なファンから「洋ちゃんおめでとー」の大声援を浴び、「37歳になってしまいました」と照れくさそうに頭を垂れたが、男性ファンから「洋ちゃん、かわいい!」の野太い声援が飛ぶと、「ありがとうございます!かわいさだけは、汐里ちゃんに負けたくないです」と愛嬌タップリ。タイトルに因んだ月の形の特大ケーキが登場し、盛大に「おめでとー」と客席からコールされると「何年か前は、行きたくもないジャングルに行き、好きでもない男3人に誕生日を祝ってもらったことがありましたが、37歳はいいスタートが切れました」と大喜び。だが司会者から同作のテーマ、“ずっと愛し続ける”についてどう思う?の質問が飛ぶと、「明らかに僕だけ難しい質問ですよね、さすがに舞台挨拶職人の僕でも…」と答えが見つからずトレードマークのモジャモジャ頭を何度もかきむしる仕草。「37歳になりましたが、精神的には小学校高学年なもので『屁が臭い』で笑い転げたりしていますから」と開き直り、満場の観客を笑わせた。同作は心臓病を患った少女(忽那さん)と男子高校生(池松さん)のラブストーリーで、大泉さんは少女の入院先の医者役。池松さんは「(同日公開の)『ソラニン』よりこっちを選んで正解です。昨日の夜、眠れず、夜道を散歩していたら半分じゃない月を見つけてしまいました。あれ? 何でこんな話をしているんだか…」と初日を迎えたことに興奮気味。忽那さんは劇中で披露した白無垢姿について「(角隠しなどの衣装の)あまりの重さにビックリしました」苦笑いを浮かべていた。『半分の月がのぼる空』はシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:忽那汐里、始球式登板!池松壮亮がしっかりと“愛のボール”を受け止める池松壮亮×忽那汐里インタビュー伊勢の街で、2人でひとつずつ積み上げた想い大泉洋×深川栄洋監督インタビュー怖いもの見たさ?純愛映画で開いた“新しい扉”ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」
2010年04月03日演劇ユニット“TEAM NACS”の活動を拠点に映画、ドラマ、バラエティと活躍の場を広げ、人並み外れた人気を誇る大泉洋。多彩な役をこなす演技派であることは周知の事実だが、コメディを演じられる役者ゆえコミカルさが目立ってしまうのが玉に瑕。そんな大泉洋の違う一面を人々の記憶に刻みたいと気鋭の若手監督として注目を浴びる深川栄洋が名乗りを上げた。彼の最新作『半分の月がのぼる空』で新たな魅力を開花させた大泉洋、そして大泉洋を唸らせた深川栄洋監督の素晴らしき演出とは──。「TVやスクリーンから見えてくる大泉さんはいつも“面白い人”。でも、面白いだけじゃないだろうなと思っていて(笑)。彼の面白さ以外の扉を開けてみたかったんです。年を重ねるほどに男性の魅力が出てくる人だと思ったので、その年輪の最初の部分に触れてみたかった」という深川監督の言葉に「怖いもの見たさですか?」と苦笑する大泉さんだが、新しい扉を開いてもらったことは役者としてこの上ない喜びだったはず。しかもこれまでにはない純愛映画のオファーに彼の胸は高鳴った。「マネージャーが『ついに純愛映画のオファーが来ました!』とずいぶん仰々しく言うので、ついに来たか!と楽しみに台本を読んだんです。そうしたら純愛をしていたのは若い2人だった(笑)。物語自体はすごく面白いと思いました。若い2人の純愛だけでなく、映画らしいトリックが仕掛けられているのもいいなと」。これまでにドラマ「救命病棟24時」で看護師役を経験済みの大泉さんだが、本作『半分の月がのぼる空』で演じる夏目先生は、医者でありながらも妻を救えなかった悲しい過去を背負う役どころ。今年37歳を迎える彼にとって「そういう重みのある役を演じる年齢になってきたのかな」と、やり甲斐があったと話す。一番気にかけたのは妻を亡くした男が歩んできた6年の歳月をどう表現するのかだった。「奥さんを亡くしてしまっているけれど子供を育てていかなければならない。悲しんでばかりはいられないんですよ。妻への想いをどのくらい引きずればいいのか、そのさじ加減が難しかったですね」。手助けとなったのは監督との綿密な話し合いだった。「監督は僕よりも若いのに、一体どんな経験をしてきたんだろう…ってこっちが心配するくらい、細やかな演出をなさる監督でした」。その言葉からも深川監督がいかに丁寧な演出をする監督であるのか容易に想像がつく。そして「どのくらい引きずればいいのか」という問いに監督はこう答える。「妻の死を引きずってないと思いながら生きているのか、ただ単に触れられたくないだけなのか、もしも触れられたらどういう反応をするのか──ということを逐一話しながら夏目先生像を創っていきました」。さらに、過去を引きずっている夏目先生の気持ちを「分かる」と大泉さん。実は結構引きずってしまうタイプなのだとか。「次から次へといろんなものを引きずっている、重たくて仕方ない人間なんです。例えば、僕、ゴルフが好きなんですけど、ミスショットをすると延々と引きずります(笑)」。こういう“笑い”の差し込み方はなんとも大泉さんらしい。また、原作の舞台であり原作者の故郷でもある三重県の伊勢という情緒ある街並みがもうひとつの主役であると大泉さん。「伊勢の街、ほんわかしていて僕は好きですね。何がすごいって伊勢神宮のある街ということ自体がすごい。地元の人たちは伊勢神宮に尊敬の念を持っているんです。神様よりも高い建物は建てないとか神様が寝た後は騒がないとかね。実際、飲食店は21時には閉まっていました。料理はどの料理も美味しかったけれど、伊勢うどんの名店には3回も行ったなぁ(笑)」。すっかり伊勢の魅力にはまったようだ。そんな温かで素朴な伊勢の街だからこそ、主人公の2人の若者の純愛はより愛おしく、過去を引きずる夏目先生の純愛はより切なく感じられるのかもしれない。大泉さん自身も完成した映画を観て「気がつくと涙がポロッと落ちていた」と、涙なしでは観られないラブストーリーだと太鼓判を押す。その純愛を堪能してもらうために「できるだけ何も考えずに映画館に足を運んでほしい」と言葉に力を込める深川監督。「1時間20分ぐらいのところでこの映画がどういう映画かというのが分かる瞬間が訪れます。その瞬間にみなさんがどういう反応をするのか、それを楽しみに作りました」。その“瞬間”をぜひ劇場で味わってほしい。(photo/text:Rie Shintani)■関連作品:半分の月がのぼる空 2010年4月3日よりシネセゾン渋谷、池袋テアトルダイヤほか全国にて公開© HANBUN NO TSUKI GA NOBORU SORA.ALL RIGHTS RESERVED■関連記事:ポッキーガール忽那汐里が『半分の月がのぼる空』でしっとり白無垢花嫁姿を披露!大泉洋が池松壮亮、監督とパーマ三兄弟結成!五輪での世界デビューには「不本意」池松壮亮&忽那汐里のオススメ伊勢スポットは?映画ロケ地巡りスタンプラリー実施池松壮亮&忽那汐里がお伊勢参り『半分の月がのぼる空』“聖地”で決意新たに注目の歌姫・阿部真央、主題歌を歌う池松壮亮×忽那汐里のラブストーリーにキュン!
2010年03月26日先日開幕した第60回ベルリン国際映画祭で2月13日(現地時間)の夜、松田翔太主演の『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』が上映され、松田さんは大森立嗣監督と共に舞台挨拶、および上映後のQ&Aに参加。上映終了後にコメントを求められ、亡き父・松田優作への思いも口にした。本作が出品されたのはフォーラム部門。映画祭の規約により招待枠で現地に赴くのは監督のみということで、松田さんは自費で現地入りしており、この一件からだけでも本作への並々ならぬ思いがうかがえる。この日のベルリンはマイナス6℃で雪もちらついたが、会場は約800席がほぼ満席状態。黒のスーツで決めた松田さんを観客は温かい拍手で迎えた。監督の演出について尋ねられた松田さんは「いまはこんな(話しやすい感じ)ですが、現場では近付けない感じで、自分の心の中を見られているようだった。だから、なるべく自分が台本に近づけるように頑張った」とふり返った。イベント終了後には、本作にまつわる様々な思いを吐露。「この映画の撮影をしていた去年頃から、不思議なタイミングで、僕の周りや僕の中でいろんなことが始まったり、なくなったりしています。僕の気持ちの中で、ある種“父親像”がなくなって、“形”を追いかけていたことが経験と知識を含めた別のものへと始まりかけた年なんです。ベルリンの壁の崩壊と父親の死(共に1989年)から、たまたま20年という年が、自分にとってのそういう“始まりのタイミング”の年であったことの偶然に驚いています」と自身の中での父親・松田優作の存在の変化に言及。さらに今回の映画祭への参加について「芸術的なことと商業的なこととか、自分が俳優としてやっていくこと、演技とは?俳優とは?ということなどと向かい合い始める良いスタートだと思っています。でも、この始まりの感じをあまり意識し過ぎないようにしたいとも思います。これまでの自然な流れがあって、あるべくしてある“現在”だと思っています」と俳優として自身の進むべき道と重ねつつ、思いを語った。現地の観客からは「とても好きになった。俳優も良かった」という声も聞かれた『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』。日本での公開は6月12日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて。■関連作品:ケンタとジュンとカヨちゃんの国 2010年6月12日より新宿ピカデリー、ユーロスペースほか全国にて公開© 2009「ケンタとジュンとカヨちゃんの国」製作委員会■関連記事:若手実力派女優、安藤サクラがアジアのアカデミー賞に助演女優賞にノミネート!松田翔太×高良健吾、国境の“壁”壊す!最新主演作がベルリン国際映画祭に出品松田翔太&高良健吾の真剣ムードに、安藤サクラ「お通夜みたい(笑)」松田翔太×高良健吾タッグ作の特報解禁!東京フィルメックスにも出品決定松田翔太&高良健吾が競演!孤児院育ちの荒削りな若者演じる青春ムービーが来春公開
2010年02月15日