自身の壮絶な過去を綴り、第144回芥川賞を受賞した西村賢太氏の私小説を、『マイ・バック・ページ』の山下敦弘監督が映画化した『苦役列車』から、森山未來と前田敦子の共演シーン画像が初公開された。その他の写真本作は、日雇い労働にすがる19歳の主人公・北町貫多役に森山を迎え、貫多の職場の新入りで専門学校生の日下部正二役を高良健吾、映画オリジナルのヒロイン・桜井康子役を前田が演じる。今回公開された画像は、古本屋で店番をする康子に一目惚れした貫多が、日下部の協力を得て読書好きを理由に彼女と友達になり、家を訪れた場面。中学卒業後、他人を避け、ひとりぼっちで過ごしてきた貫多だけに、公開された画像からも、康子とどう接したら良いのか戸惑う貫多の不器用さが伝わってくる。6月2日(土)より特典付き劇場前売鑑賞券が全国の劇場で発売。前売特典は、貫多が日雇い労働でもらう給料袋をイメージした“貫多の給料袋”。中には、貫多と日下部、康子の写真が入ったデザインのお札メモが入っている。『苦役列車』7月14日(土)全国ロードショー
2012年05月25日オフ・ブロードウェイで上演され、熱狂的なファンを生みだした『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』。日本でもかつて三上博史、山本耕史が演じたこの作品に、森山未來がいま、新たな命を吹き込もうとしている。8~9月の上演に先がけ、森山に現在の心境を訊いた。『ヘドウィグ・アンド・アングリー・インチ』チケット情報「声をかけていただいてまず思ったのは、この作品は音楽が素晴らしいので、そこをもっと信用してもいいということですね。だからこそ、いわゆるミュージカルという言葉で想像する形とは違ったライブ感あふれるものにできないかと思っています」。映画『モテキ』でタッグを組んだ大根仁が上演台本・演出を手がけることも、ドラァグクイーンであるイツァーク役にミュージシャンの後藤まりこを起用することも、森山の発案だ。「ライブ仕立てにするからには、できるだけ演劇の匂いがしない方がいい。大根さんは音楽の知識が豊富で、ライブやフェスに自ら足を運ぶ、生の音楽をすごく信じている人。特にパンク好きだということも重要でした。過去の作品である『ヘドウィグ』を今の人に観てもらうためにも、ある種の破壊は必要だという思いがあったので。後藤まりこさんは『モテキ的音楽のススメCOVERS FOR MTK LOVERS盤』で広末涼子さんのカバーがとてもよくて。彼女は破壊班になるかもしれません(笑)」。ヘドウィグを壊す。それは原作のジョン・キャメロン・ミッチェルの「どの時代にも、世界中にもヘドウィグという存在はいる」という言葉のとおり、2012年の日本でしかできないものを見せるということ。「いまここで僕がヘドウィグという存在を演じるのに、アメリカ人になる必要はないと思っています。まだどうなるかわかりませんが、大根さんとも『ドメスティックにしていこうか』と話し合っています」。話を聞けば聞くほど、森山未來プロデュースと謳ってもいいほどの関わり方をしている今作。しかし、本人はあくまで役者というポジションを崩そうとしない。「いま、劇作家や演出家の意図に従うように個性を抑えている役者さんが多いような気がしているんです。もちろんそのやり方も否定はしませんが、僕は役として立ちながらも森山未來でしかない、という感じで舞台に立ちたいんです」。抽象画家バーネット・ニューマンの絵との出会いやアインシュタインの相対性理論など、一見関係なさそうな話を重ねながらも「意志を持つ役者」として今作に挑む気持ちを、言葉を尽くし、様々な表現で語ってくれた森山。その思いは並のものではない。「とにかく音楽が好きで舞台に馴染みのない人にも観てほしい。スタンディングでも足腰を疲れさせないようなステージを成立させられるか、かなり悩んでいますが、楽しみです」。公演は8月29日(水)から9月10日(月)まで東京・Shibuya O-EASTにて上演。チケットは5月26日(土)より一般発売開始。その後、大阪、愛知、福岡と各地を回る。取材・文:釣木文恵
2012年05月25日俳優の伊勢谷友介が2月18日(土)、8年ぶり2度目のメガホンを取った『セイジ−陸の魚−』の初日舞台挨拶を東京・テアトル新宿で行い、主演の西島秀俊、共演する新井浩文と共に登壇した。完成までの約5年を費やした本作に「積年の思いが詰まっている」と伊勢谷監督。公開規模が決して大きくない中、「大作並みに宣伝を頑張った」と言うが、結果的に「twitterで『もっと上映しろ』って怒られた」とションボリする場面も。現在は「リバースプロジェクト」を立ち上げ、被災地となった東北の支援に奔走しており「いつか東北でも上映できるよう頑張りたい」と宣言した。辻内智貴の同名小説を映画化した本作。バブルの熱が冷め切らない時代を舞台に、夏休みを利用し自転車旅行に出かけた“僕”(森山未来)がひょんなことから訪ねたドライブインで、無口だが人を惹きつけてやまないセイジ(西島さん)や彼を取り巻く個性的な人々と交流し、“人は何のために生きるのか”という命題と向き合う姿が描かれる。西島さんにとっては「いろんな感じ方ができる作品」だと言い、「人間が生きる理由…。きっと、自分の中にある可能性を伸ばしていくことだと思います」と本作から得た思いを語った。一方、ドライブインの常連客を演じる新井さんは「夜、散歩したり、餃子祭りに行ったりした」と栃木県・日光でのロケを満喫した様子。散歩中には露天風呂を覗けるスポット(!?)も発見したと大はしゃぎだったが、「僕らも同じ場所にいたけど、見ていない」(伊勢谷監督)、「そもそも夜、散歩しない」(西島さん)と軽くあしらわれた。本作には裕木奈江が店のオーナー役で出演。実は伊勢谷監督、大学時代にドラマ「北の国から」を見て以来、裕木さんの大ファンだったのだとか。「ずっと憧れていたし、今回は大学生目線で、Hに大人の女性を見ていた」と恥じらうことなく、撮影時の“熱い思い”を告白していた。『セイジ−陸の魚−』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:セイジ−陸の魚− 2012年2月18日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd■関連記事:西島秀俊×森山未來『セイジ』で共演、役柄へとたどり着く深遠なる旅路伊勢谷友介「いい子ちゃん役者は1人もいない」西島×森山タッグに自信たっぷり!伊勢谷友介は年上の女性好き?渋谷慶一郎の暴露にタジタジ!西島秀俊×森山未來登壇!『セイジ−陸の魚−』完成披露試写会に20組40名様ご招待【TIFFレポート】西島秀俊、“力石”伊勢谷友介も認める体脂肪ゼロの役作り!
2012年02月20日俳優の伊勢谷友介が8年ぶり2度目のメガホンを取った『セイジ−陸の魚−』。辻内智貴の同名小説を映画化した本作に西島秀俊、森山未來という人気・実力を兼ね備えた2人がW主演で顔を揃えた。映画ファンならば期待せずにはいられない監督×キャストの化学反応は事実、観客の想像をはるかに超えるものとなった。伊勢谷監督からの熱烈オファーに「本当に行動力がある人」(西島さん)、「他人の巻き込み方がすごいんです(笑)」(森山さん)と応えた2人は、いかに本作と向き合い、伊勢谷ワールドの住人となりえたのか。学生最後の夏休みを利用し、あてのない自転車旅行に出かけた“僕”(森山さん)は、山道で軽トラックと衝突。手当てを受けるため連れて行かれたドライブイン・HOUSE475には、雇われ店主のセイジ(西島さん)の姿があった。物静かだが、発する言葉は不思議な力を持ち、ドライブインに集う常連客からも慕われる存在だ。「普通の人とは違った視点で生きる人間を演じてみたかった。セイジは僕らより、はるかにいろんなものを達観している人物だと思います」と西島さん。あえて演じる役柄に対し、理解や共感できる要素は求めなかった。「例えば、僕は殺人犯じゃないです(笑)。でも演じることはできる。その人物の奥底に潜む“何か”に触れてみたいという気持ちがあれば、演じられると思います」。セイジという人物に関しては、「特に彼が抱える心の闇を捕まえたかった。いや、捕まえられるという確信がありました。根拠はないんですけどね(笑)」。根拠なき確信。これぞ俳優にしか分かりえない、芝居の不可思議な魅力だ。実は西島さん、本作撮影の前後にアミール・ナデリ監督の『CUT』にも出演していた。暴力にさらされながら、自らの映画愛を狂おしいほどに貫く映画監督・秀二を演じ、肉体的にも精神的にも追い詰められた状態だったという。「本来なら、絶対に時間を空けて取り組むべきなんですけど、今回は伊勢谷監督も『連続でやったほうがプラスなんじゃないか』と言ってくれて。設定は全然違いますが、何か自分よりも大きなもの、例えば罪といったものを背負ってしまった点はセイジも秀二も似ているかもしれない。確かに『CUT』で得た狂気のエネルギーを、そのまま『セイジ』に持ってきて、違う形で広げることができたと思います」(西島さん)。一方、森山さんが演じる“僕”は、セイジと彼を取り巻く人々や環境を見つめる傍観者という立ち位置。演技にもまた、共演者との微妙な距離感が求められた。「“僕”自身、セイジが抱える背景は知らないし、ちゃんと向き合うこともしない。それに斜に構えた性格だから、セイジさんに確信的なことを言われると、しゃくに障るというか、腑(ふ)に落ちない…でも、やっぱり気になっちゃうというグルグルした感じですね」(森山さん)。そこでたどり着いた答えは「もう、ただただセイジさんや周りの人たちに振り回されればいいやって」という達観。単なる師弟の関係性で、セイジを慕うような“僕”にはしたくなかったという。もちろん“僕”はただ振り回されるだけの存在ではない。森山さんは“僕”に近づく役作りの一環として、東京からロケ地となった栃木県・日光まで役柄そのままに一人自転車を走らせ、現場入りした。「まあ、そういうのはだいたい悪ノリですけどね」と森山さん(すぐさま、西島さんが「そんなことないでしょ」とツッコミを入れた)。「確かに自転車を走らせながら、“僕”を少しずつ作り上げた部分はありますね。正直、現場に行って“スイッチポン”で役に入れるタイプじゃないので、俳優である僕にとっては、必要なことだったと思います」。役柄へたどり着く旅路は、演じる俳優にとって千差万別。「正解はないんです」という森山さんの言葉が印象的だ。果たして伊勢谷ワールドの住人となった西島さんと森山さん。シンプルでどこか牧歌的な空気が流れる前半から一転、凄惨な事件によって、すべての歯車が狂い始めると、2人の演技はより深遠に、そして予想不可能なベクトルへと歩み始める。傷ついた魂の救済を目指すセイジ、もはや傍観者ではいられない“僕”が出した答えとは?決して言葉では説明できない決断が、俳優2人の演技によってのみスクリーンに結実する瞬間は、映画ファンに苦しくも至福の喜びを与えるはずだ。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:セイジ-陸の魚- 2012年2月18日よりテアトル新宿ほか全国にて公開(C) 2011 Kino Films/Kinoshita Management Co.,Ltd
2012年02月16日俳優としても活躍する伊勢谷友介が8年ぶりにメガホンを執った映画『セイジ -陸の魚-』の完成披露試写会が10日に都内で行われ、主演の西島秀俊、森山未來と伊勢谷監督が登壇した。その他の写真本作は、太宰治賞に輝く辻内智貫の同名小説を映画化。美しい自然を舞台に、大学最後の夏休みに自転車でひとり旅をしていた“僕”(森山)と、国道沿いのドライブインで純粋に生きる男セイジ(西島)とのひと夏の日々を描く。この日集まった350人以上の観客からの大歓声で迎えられた伊勢谷監督は「5年かけた作品をみんなに観てもらえると思うと嬉しい」とあいさつ。撮影現場の話題になると、伊勢谷監督は「とにかく西島さんの体がすごくて。俺、『明日のジョー』であんだけ頑張って鍛えたのに、彼に現場で全部持って行かれました!」とチクリ。西島は苦笑しながら「セイジの役に近づくために余分なものをそぎ落として、精神的にも研ぎ澄まされた感じで演じることができました」と話し、撮影中は食事を控えるなど減量に徹したようだ。また、伊勢谷監督は「今回、自分の好きな役者さんたちを集めました。僕のつたない脚本を120%、150%以上にと高めてくれる瞬間に立ち会えたことが、たまらなかった!」と出演者を賞賛。さらに西島は森山に対し「日本で一番エグい俳優」と語ると、伊勢谷監督は森山が西島を「こんなに映画狂いな役者いないよね(笑)」「この変態!」と言っていたことを明かすひと幕もあった。最後に伊勢谷監督は「年齢によって、さまざまな捉え方があると思うので、1回観たらまた5年後に観てほしい」と締めくくり、作品をPRした。『セイジ -陸の魚-』は18日(土)より公開。『セイジ -陸の魚-』2012年2月18日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー(C)2011 Kino Films. All rights reserved.写真:内田涼
2012年02月10日太宰治賞に輝く辻内智貫の小説を伊勢谷友介が映画化した『セイジ -陸の魚-』。伊勢谷、主演の西島秀俊、森山未來という映画愛に満ちた3人が個性を競い、「マイウェイで疾走した結果、危ういバランスの作品に仕上がった(森山)」という渾身作。西島、森山が語った。その他の写真本作は、国道沿いのドライブイン"HOUSE475"を舞台に、大学最後の夏休みに自転車でひとり旅をする"僕"が、ドライブインで純粋に生きる男"セイジ"と出会い、共同生活をおくる人間ドラマ。「"セイジ"のように自然と人間の境界にいるような存在を演じてみたかった(西島)」、「伊勢谷さんが監督で、西島さんがいて、そしてバックには自然が広がっていて、すごく危ういバランスを感じました。その雰囲気を想った時に、"僕"を演じてみたいと思いました(森山)」と出演理由を明かす2人。俳優でもある伊勢谷が『カクト』以来8年ぶりに監督を務めることも大きく、「このキャスティングは伊勢谷監督が化学反応を求めてのことだったと思う(西島)」とシナジーへの期待は3人の中で共通する想いだった。やがて"僕"は抗しがたい"セイジ"の魅力に惹き込まれ、人生の意味を自問自答しながらも、仲間たちと楽しく日々を過ごす。しかし、ある日、街で凄惨な事件が起きてしまい、"人生の本質"や"救い"というテーマがシリアスな色彩に変調しながら、危うい関係の登場人物たちの葛藤によって問い直されていく。その見事な映像表現は伊勢谷によるコントロールだけではなく、「伊勢谷監督も僕も森山君も、すごくマイペースのままでよかった。基本的に自分のやり方を貫くので、3人とも同じで(笑)。それがよかったと思います(西島)」、「マイペースというか、マイウェイ(笑)。伊勢谷監督は僕らのことを"とっぽい"と言っていましたが、映画を観て監督が一番"とっぽい"なと(笑)。それが相乗効果じゃないかなという気はしました(森山)」と三者の個性が競り合った現場を回想していた。「3人が全員同じ方向へ走っているというよりは、バラバラに走って散って行って、それが結果的に作品になっている(西島)」、「マイウェイで疾走した結果、危ういバランスの作品に仕上がった(森山)」と本作の手応えを実感する2人。映画愛に満ちあふれ映画に愛された伊勢谷、西島、森山の才能が激突した『セイジ -陸の魚-』。この化学反応を見逃すな!『セイジ -陸の魚-』2012年2月18日(土)より、テアトル新宿ほか全国順次ロードショー文:鴇田 崇
2012年02月01日森山未來主演の映画『モテキ』の完成披露パーティが30日に都内で行われ、森山、長澤まさみ、麻生久美子、仲里依紗、真木よう子、リリー・フランキーと大根仁監督が登壇した。完成披露パーティの様子ドラマ『モテキ』は、もうすぐ30歳の冴えない幸世(森山)に突然訪れた“モテ期”を描いたもので、深夜ドラマにもかかわらず高視聴率を記録。映画版は原作者の久保ミツロウ自らTVシリーズ終了から1年後の設定でオリジナルストーリーを書き下ろしたもので、第2の“モテ期”を迎えた幸世が新たなヒロインの長澤、麻生、仲、真木と恋愛模様を繰り広げる。当日はミラーボールが輝き、真紅のじゅうたんが敷かれた会場にフォーマルなドレス姿のキャスト陣が登場。招待された一般客約100名からは黄色い歓声があがった。森山は「この映画で一生分モテつくしたので、もう満足。やりたい放題やらせてもらいました」とあいさつし、本作で初めてセクシー・シーンに挑戦した長澤は「恥ずかしかったのと同時に、大人になったなと感じました」と振り返り、“草食系”の幸世について「個人的には“肉食系”と“草食系”のどちらも持ってる男性が好き。映画では幸世は肉食系と感じることが多かったので、ドラマよりも成長した幸世が見られるんじゃないかな」と話した。最後にキャスト陣は巨大シャンパンタワーを囲み、映画のヒットを祈願して乾杯。森山は「どういうところから切り取っても楽しめるエンターテイメントとなってます。友達と観て、(ヒロイン4人の中の)“誰派”か話してみてください」とPRした。『モテキ』9月23日(金・祝)全国東宝系にてロードショー
2011年08月30日2010年7月からテレビ東京系で放送された森山未來主演のドラマ『モテキ』の映画版に、女性3人組ユニットのPerfumeが映画初出演を果たした。その他の写真ドラマ『モテキ』は、もうすぐ30歳の冴えない幸世(森山)に突然訪れた“モテ期”を描いたもので、映画版は原作者の久保ミツロウ自らTVシリーズ終了から1年後の設定で、オリジナルストーリーを書き下ろしたもの。第2の“モテ期”を迎えた幸世が新たなヒロインの長澤まさみ、麻生久美子、仲 里依紗、真木よう子と恋愛模様を繰り広げる。Perfumeが出演したのは、モテない男・幸世が珍しくやって来た恋に浮かれる気持ちをPerfumeの楽曲“Baby cruising Love”にのせてミュージカル風に見せるシーンで、ドラマ版でも登場した同シーンは話題となり、映画版では本人たちが登場することとなった。Perfumeと共演を果たした森山は「“4人目にならせてください!”と自らダンスに参加させてもらえるようにお願いし、結果今までの三角形というPerfumeのフォーメーションが、平行四辺形や台形になっていたのが面白かった」と話しており、実際に撮影されたシーンでは50人のダンサーとチアガールをバックに、森山はPerfumeの4人目のごとく溶けこんでいたという。また、映画初出演となったPerfumeは「スタッフの方もPerfumeの曲を愛してくれている方ばっかりで、本当にあたたかい雰囲気の現場で楽しかったです。自分たちの楽曲を未來さんと一緒に踊れて、セリフではなくいつもどおりのダンスでしたので緊張というよりも楽しく出来ました」と喜びを語っている。『モテキ』9月23日(金)公開(C)2011映画「モテキ」製作委員会
2011年08月09日森山未來主演の人気ドラマの劇場版として注目を集める『モテキ』のミュージカルシーンで、人気テクノポップユニット「Perfume」が映画初出演を果たしていることが明らかになった。原作は「イブニング」(講談社刊)に連載された久保田ミツロウによる累計発行部数180万部超の人気漫画。ドラマでは、もうすぐ30のサエない童貞男・幸世が、突然訪れた“モテキ”(一緒に数回、誰にでも訪れるというなぜかモテまくる時期)に4人の女性との恋を経て成長していく姿が描かれた。劇場版では新たな出会いもなく、“セカンド童貞”のままの幸世に二度目のモテキが!新たに彼の目の前に登場した女性や過去の女性たちの間で揺れ動きつつ、本当の恋愛にたどり着くべく奮闘する。ドラマ版では作品を彩る“祭り”として、J-POPが重要な要素に。各話のサブタイトルは実在する楽曲が元ネタになっており、カラオケシーンでは、キャスト陣が「ロックンロールは鳴り止まないっ」(神聖かまってちゃん)や B’zのメドレー、「粉雪」(レミオロメン)を熱唱するなどして大きな反響を呼んだ。中でもPerfumeの「Baby cruising Love」に合わせて幸世が踊るシーンは話題となったが、映画版ではさらにグレードアップした「Baby cruising Love」のシーンにPerfume本人が出演!Perfumeにとってはこれが映画初出演となる。劇中、幸世が珍しく訪れた恋愛チャンスに浮かれる気持ちをミュージカル風に見せるシーンで本楽曲を使用。森山さんは驚くべき早さで彼女たちのダンスに順応し、4人目のメンバーのように完全に溶け込んでいた。元々、『(500)日のサマー』でジョセフ・ゴードン=レヴィットが恋に陽気に浮かれ、歌に合わせて踊るミュージカルシーンへのオマージュとされる本作のミュージカルシーン。50人のダンサーとチアガールも加わって華やかなシーンが完成した。Perfumeからは「ドラマの『モテキ』でPerfumeの曲が流れているといううわさは聞いていましたが、今回の映画版では、出演までできて本当に嬉しいです。スタッフの方もPerfumeの曲を愛してくれている方ばっかりで、本当にあたたかい雰囲気の現場で楽しかったです。カメラチェックして、映像が綺麗でびっくりしました!映画ってすごい!さっきまで未來さんと踊っていたけど、まだ信じられないです。ちゃんとこの映画がいろんな人に観てもらえるように、私たちも宣伝します(笑)!これを全国の人に観てもらうと思うと不思議です。早く観てほしいし、私たちも早く観たいです」と興奮気味のコメントが到着した。ちなみに、Perfumeの3人は、幸世のようなサブカル好き草食男子は「大歓迎です♪」とのこと。「素敵だと思います。幸世みたいな人がPerfumeの曲を聴いてくださっていることも多いと思いますし、ライブにも来て熱い視線と声援を送ってくださっています。マンガやドラマを見ていても『なんでもっと自分を出さないの!』って歯がゆい思いをしながらも、そこが面白いなーっと思って見ていました」と明かす。森山さんは撮影当日の現場の様子について「当日現場のスタッフの“ふわふわ”具合といったらハンパなかっですね。みんな嬉しすぎて変なテンションになっていました」と証言。「最初はPerfumeが踊っているのを、僕が後ろで見ているという演出が多かったんですが、『4人目にならせてください!』という気持ちで自らダンスに参加させてもらえるようにお願いしました。結果、いままでの三角形というPerfumeのフォーメーションが、平行四辺形や台形になっていたのが面白かったですね」とふり返った。映画版ということで、ドラマ版以上の壮大な歌とダンスに期待がかかるが森山さんは「このシーンを見るだけでも1,800円払う価値があるくらい、楽しいシーンに仕上がっています。期待ください!」と自信をのぞかせる。森山さんとPerfumeのダンス勝負の軍配は?Perfumeと一緒に浮かれまくった挙句、幸世は今度こそ幸せをつかむことができるのか?『モテキ』は9月23日(金・祝)より全国東宝系にて公開。■関連作品:モテキ 2011年9月23日より全国東宝系にて公開© 2011映画「モテキ」製作委員会■関連記事:新宿コマ劇場の跡地に地上130メートルのシネコン&ホテル建設『モテキ』新キャスト発表豪華女優陣のハッピ姿に森山未來は「目のやり場に困る」
2011年08月09日宇宙へ移住か地球で暮らすか?宇宙への旅、過去や未来へ行けるタイムマシンなど、映画で見た世界を実際に体験してみたいと思ったことありますよね?リアルに描かれた未来の世界を見ていると、近い将来、本当に実現しそうで楽しみになります。そこで、20代の女性468名に、行ってみたい映画の近未来の世界を聞いてみました。>>男性編も見るQ.行ってみたい映画の近未来の世界は?(複数回答)1位『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ18.6%2位『アバター』10.3%2位『スター・ウォーズ』シリーズ10.3%3位『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズ7.9%4位『機動戦士ガンダム』シリーズ7.3%5位『20世紀少年』シリーズ6.6%5位『メン・イン・ブラック』シリーズ6.6%■『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの世界に行ってみたい!!・「やっぱり、未来は夢と希望がたくさん詰まった楽しい場所であってほしいから。行くならなおさら」(26歳/事務系専門職)・「ドクみたいな発明家も探せばいそうだし、あのタイムマシンがいかにも映画っぽくて好き!」(29歳/医薬品・化粧品/秘書・アシスタント職)・「デロリアンに乗ってみたい!ドクに会ってみたい!子どものころから大好きな映画だから」(26歳/機械・精密機器/事務系専門職)・「気軽に未来に行っていろいろなトラブルを解決してみたい」(23歳/情報・IT/技術職)・「宙に浮くスケボーに乗ってみたい」(29歳/団体・公益法人・官公庁/専門職)■『アバター』の世界に行ってみたい!!・「かなり衝撃を与えられた映画で、実際あの世界の中に身を置きたいと心から感じたため」(22歳/医療・福祉/専門職)・「めちゃくちゃきれいだった!実在する世界なら行ってみたい」(23歳/小売店販売職・サービス系)・「空を飛べるのは気持ちよさそうだから」(24歳/情報・IT/技術職)・「不思議な世界。自然と一体化できそう」(29歳/アパレル・繊維/秘書・アシスタント職)■『スター・ウォーズ』シリーズの世界に行ってみたい!!・「ライトセーバーを振り回したり、R2-D2やC-3POと話したりしたい」(24歳/医療・福祉/事務系専門職)・「宇宙をまたにかける壮大さがいい。ジェダイ聖堂は観光名所にしてほしい」(20歳/医薬品・化粧品/営業職)・「ただのSFというだけでなく、多種多様な生物や惑星があるのが魅力です」(24歳/学校・教育関連/専門職)■『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズの世界に行ってみたい!!・「怖い世界だけど、ネルフが守ってくれるならいい」(28歳/情報・IT/事務系専門職)・「圧倒的な世界観を体感してみたい」(29歳/情報・IT)・「どう考えてもシャレにならない世界だと思いますが……。やっぱり実物を見てみたい」(29歳/医療・福祉/事務系専門職)■『機動戦士ガンダム』シリーズの世界に行ってみたい!!・「ガンダムに乗れなくても、スペースコロニーで生活してみたい」(22歳/情報・IT/技術職)・「ガンダムの整備士になりたいから」(25歳/情報・IT/技術職)■『20世紀少年』シリーズの世界に行ってみたい!!・「実際こんなふうになったら嫌ですけど、怖いもの見たさでのぞいてみたいなと思います」(21歳/情報・IT/技術職)・「ちょっと怖いけど、見てみたい気がします。この映画が好きだし、"ともだち”をなんとかしたいです」(23歳/医療・福祉/営業職)■『メン・イン・ブラック』シリーズの世界に行ってみたい!!・「怖いけど、助けてくれる人がいるなら行ってみたい」(27歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「宇宙人とかかわれそうなので」(29歳/医療・福祉/専門職)■番外編:この世界に行ってみたい!!・『アイ,ロボット』:「ロボット3原則を守ればすごくいい未来だと思うから」(25歳/専門職)・『フィフス・エレメント』:「空を飛ぶ車に乗ってみたいから」(29歳/情報・IT/販売職・サービス系)・『マトリックス』シリーズ:「自分が機械に管理されていると気付かなければ、現実がどうであれ、幸せな気分で生きられそうだから」(24歳/金融・証券/販売職・サービス系)・『A.I.』:「いつかホントに訪れるかもしれないから」(25歳/金融・証券/販売職・サービス系)・『最終兵器彼女』:「人間が兵器になったら、戦場でわれに返る人もいるのではないかな」(22歳/商社・卸)総評20年以上も前に公開された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズが1位。行くなら楽しそうな未来がいい、タイムマシンに乗って過去や未来を旅してみたいという人が多数でした。同じく楽しそうな未来は、5位の『メン・イン・ブラック』シリーズ。パート3は3Dでの公開となるようなので、続編も楽しみな作品ですね。宇宙人の監視を行う秘密組織がいてくれるなら宇宙人とかかわってみたいという人も。でも秘密組織は記憶を消してしまうので、かかわった思い出は残らないかもしれません。自らの分身アバターを操り先住民ナヴィとの交流を描く『アバター』は2位。3Dでの公開だったこともあり、惑星パンドラに行ったような気分になった人もいたのでは?同じく2位の『スター・ウォーズ』シリーズについても、宇宙での生活にあこがれる人が多くいました。ライトセーバーを使ってみたいという好奇心旺盛な人も。3位の『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズと5位の『20世紀少年』シリーズについては、「怖いけどその世界を見てみたい」という意見が寄せられました。『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズは2015年とかなり近い未来を舞台にした作品。戦いに巻き込まれるのは嫌だけど、エヴァンゲリオンの実物は見てみたいですよね。4位の『機動戦士ガンダム』シリーズでは、「ガンダムの整備士になりたい」なんて現実的な意見がありました。今回のランキングでは、実際に暮らしてみたい楽しそうな未来が上位を占めました。せっかく行くなら、やっぱり楽しく過ごしたいですよね。でも、なかには戦争中の未来に行ってみたいという人も。かっこいいロボットを間近で見る魅力も捨てがたいもののようです。実際にどんな未来が待っているか分かりませんが、想像しながら待つのもいいかもしれません。 (文・飯塚雪/C-side)調査時期:2011年5月10日~5月20日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性468名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【女性編】好きなシリーズもの映画ランキング【女性編】好きなコメディ映画ランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年07月09日『その街のこども 劇場版』ペア鑑賞券プレゼント日本震災パートナーズ株式会社は、地震補償保険「リスタ」に加入した方を対象委『その街のこども 劇場版』のペア劇場鑑賞券をプレゼントするキャンペーンを実施します。キャンペーン期間は2010年12月2日~2011年1月20日、抽選で50組100名様にプレゼント。日本震災パートナーズは、映画『その街のこども 劇場版』をお客様にご鑑賞いただくことによって、地震の被害について改めて認識をいただき、ご家庭の地震対策をすすめてほしい、としています。映画『その街のこども 劇場版』阪神・淡路大震災からちょうど15年目にあたる2010年1月17日に、NHKで「その街のこども」は放送されました。その後、第36回放送文化基金賞を受賞し、さらに『その街のこども 劇場版』として上映が実現し、実際に震災を体験している森山未来と佐藤江梨子が切なくリアルに演じています。地震補償保険「リスタ」地震補償保険「リスタ」は「地震保険」とは異なり、個人向けの保険では国内唯一、2010年12月1日現在、単独で加入することのできる地震の保険です。火災、津波、土砂災害、地盤沈下等の被害も地震に起因するものであれば補償の対象となり、住まいの被害の程度(全壊・大規模半壊・半壊)によって補償額が決定され、最大で900万円の補償を受け取れます。
2010年12月10日