米ミズーリ州セントルイスで、元中学校長が不倫関係にあった教師を殺し屋に依頼し殺害させた事件の裁判が行われた。KMOVなどが報じている。中学校の校長を務めていたコーネリアス・グリーン被告は’16年、小学校教諭のジョセリン・ピーターズさんの殺害を友人のフィリップ・カトラーに依頼。既婚者だったグリーン被告はピーターズさんと不倫しており、’15年にピーターズさんが妊娠したことをきっかけに彼女を始末する計画をカトラーと練っていたという。’16年3月7日、グリーン被告はカトラーに報酬の2500ドルを郵送。同月22日にシカゴへ移動しアリバイを作った上で、翌日カトラーにピーターズさんを射殺させた。この日の夜、グリーン被告はピーターズさんのアパートに立ち寄って遺体を“発見”し、警察に通報。それから約6年後の’22年3月、グリーン被告とカトラーはピーターズさんと胎児の命を奪った嘱託殺人罪及び嘱託殺人の共謀罪で逮捕、起訴された。今年2月末に連邦裁判所で行われた裁判で、グリーン被告は両方の罪を認め、検察側と弁護側も終身刑で合意したという。判決は後日言い渡される。
2024年03月04日映画『ティル』が2023年12月15日(金)に公開される。「エメット・ティル殺害事件」を初めて劇映画化映画『ティル』は、1955年8月28日にアメリカ合衆国ミシシッピ州マネーで実際に起きた「エメット・ティル殺害事件」を初めて劇映画化した作品。アフリカ系アメリカ人による公民権運動を大きく前進させるきっかけとなった事件をベースにした、息子を愛する一人の母親の愛と正義の物語だ。「エメット・ティル殺害事件」とは?そもそも「エメット・ティル殺害事件」とは、14歳の黒人少年・エメットが白人女性に対して「口笛を吹いた」という理由で拉致され、激しいリンチを受けて殺されたあげく、遺体は川に投げ捨てられた……という衝撃的な事件。愛する息子を失うという底知れぬ絶望に直面したエメットの母・エイミーは、多くの黒人の生活を脅かす当時のアメリカ社会においてたった一人で立ち向かうのだった。その大胆な行動力は人々に勇気を与え、キング牧師らが率いた公民権運動を一気に加速させる原動力にも。そして21世紀に入り、白人警官が路上で黒人男性の首を9分29秒間、膝で押さえつけ死亡させた2020年の事件「ジョージ・フロイド殺害事件」を契機に、アフリカ系アメリカ人コミュニティから始まった社会運動「BLM(ブラック・ライヴズ・マター)運動」がアメリカ国内のみならず、SNSを通じて日本を含む全世界に拡大。多くの人々が声を上げたこの大規模な抗議運動は、2022年3月に成立された、人種差別に基づくリンチを連邦法の憎悪犯罪(ヘイトクライム)とする「エメット・ティル反リンチ法」へと繋がっていくのであった。豪華なスタッフが集結そんな「エメット・ティル殺害事件」をベースにした映画『ティル』の製作には、黒人俳優として世界的な人気を誇る『天使にラブ・ソングを…』のウーピー・ゴールドバーグや、『007』シリーズのスタッフなど一流陣が集結。キャストには、本作でゴッサム・インディペンデント映画賞やナショナル・ボード・オブ・レビュー、サテライト賞など数々の映画賞で女優賞を総なめにしたダニエル・デッドワイラーをはじめ、ジェイリン・ホール、ヘイリー・ベネットらが名を連ねる。メイミー・ティル…ダニエル・デッドワイラー夫が戦死して以来、空軍で唯一の黒人女性職員として働いている。一人息子を陰惨な事件で失うまで、平穏な日々を送っていた。エメット・ティル…ジェイリン・ホール14歳の青年。愛称ボボ。初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇が起こる。キャロリン…ヘイリー・ベネットエメットが旅先の飲食雑貨店で出会う白人女性。映画『ティル』あらすじ舞台は1955年、イリノイ州シカゴ。空軍で唯一の黒人女性職員として働くメイミー・ティルは、一人息子のエメットと穏やかな日々を送っていた。そんなある日、エメットが初めて生まれ故郷を離れ、ミシシッピ州マネーの親戚宅を訪れた際に悲劇は起こる。エメットが飲食雑貨店で白人女性キャロリンに向けて「口笛を吹いた」ことで白人の怒りを買ってしまったのだ。そして1955年8月28日、彼は白人集団にさらわれ、壮絶なリンチを受けた末に殺されて川に投げ捨てられてしまう。我が息子の変わり果てた姿と対面したメイミーは、この陰惨な事件を世に知らしめるため、常識では考えられないある大胆な行動に出る……。【作品詳細】映画『ティル』公開日:2023年12月15日(金)製作:ウーピー・ゴールドバーグ、バーバラ・ブロッコリ監督・脚本:シノニエ・チュクウ出演:ダニエル・デッドワイラー、ウーピー・ゴールドバーグ、ジェイリン・ホール、ショーン・パトリック・トーマス、ジョン・ダグラス・トンプソン、ヘイリー・ベネット配給:パルコユニバーサル映画© 2022 Orion Releasing LLC. All rights reserved.
2023年08月26日TikTokのインフルエンサー“マヤ“として知られるメヘク・ブカリ(23)と、その母親アンスリーン・ブカリ(46)が、昨年2月にサキブ・フサイン(21)を殺害した事件の裁判が行われていると、英Mirrorなどが報じている。英Mirrorによると、既婚者だったアンスリーンはフセインと約3年間に渡り不倫関係にあったという。別れを切り出したアンスリーンにフサインはひどく執着し、「別れるならお前の夫と息子にセックステープを送ってやる」と脅迫。アンスリーンは娘と共謀し、イギリスのレスターシャーでフサインの車を執拗に追いかけて路肩の木に激突させ、フセインを殺害した罪に問われているという。24日にレスター・クラウン法廷で始まった裁判では、フサインが死亡する直前に警察へ通報した際の音声が公開された。「車2台に追いかけられてる!包囲しようとしてるんだ。警察署には行けない。今すぐ助けてくれ!」「奴らは俺のすぐ後ろにいる。目出し帽を被っている」「俺を殺そうとしてる!車にすごいスピードで突っ込んでくる!お願いだ!死んじまう!」悲鳴の後に激しい衝突音が聞こえ、音声はそこで途切れた。車を運転していたのはフサインの友人で、彼も同時に命を落とした。また、事件のおよそ1カ月前には娘のメヘクが「今年はあなたが死んじゃう年ね。残念だわ、サキブ」とメッセージを送っていたことも法廷で明かされ、検察側はフサインと友人の死因が単なる交通事故ではなかったと主張しているという。The Sunは、不倫の暴露はアンスリーンと夫の結婚の破綻だけでなく、12万人以上のフォロワーを持つメヘクのインフルエンサーとしての評判も貶める可能性があったため、フサインの謀殺を計画したと見られていると報じている。母娘と、彼女らに協力した6人の被告は揃って容疑を否認している。
2023年04月25日米ジョージア州ラウンズ郡で、Facebookで夫婦ゲンカの様子をライブ配信していた女が夫を殺害し逮捕されたと報じられた。The Dispatchによると、25日に家庭内暴力の通報を受けたラウンズ郡保安官事務所のエディ・ホーキンス保安官が現場に急行すると、ジェレミー・ブラウンさん(28)が銃で撃たれ死亡していた。保安官はブラウンさんの妻カデジャ・ミシェル・ブラウン(28)をその場で逮捕。夫婦は激しい夫婦ゲンカを繰り返し、DVでの通報履歴も1度や2度ではなかったという。事件当日は、妻カデジャが口論の一部を音声のみではあるがFacebookでライブ配信しており、保安官によると配信していた携帯電話が投げ捨てられた直後に銃声が聞こえたという。妻は殺人罪で起訴され、今も拘留されている。
2023年03月27日’21年、米フロリダ州で13歳のトリスティン・ベイリーさんが殺害された事件の公判が6日に開かれ、陪審員の評決が出る前に被告人自身が有罪を認めたと、WJXT-TVなどが報じた。ベイリーさんは’21年の母の日、森の中で刺殺体となって発見された。遺体には114カ所もの刺し傷があり、そのうち49カ所が手や腕に集中していた。咄嗟に体をかばった際の防御創だったと見られている。遺体発見の翌日に逮捕されたのは、被害者の同級生で当時14歳だったエイデン・フッチ被告。計画的で残忍な犯行であることから、フッチ被告は未成年ながら成人として第一級殺人罪で起訴され、法の裁きを待っていた。捜査の過程で、フッチ被告の自室から血まみれになった裸の女性を描いたノートなどが見つかり、事件前には友人に「誰かを森に連れて行って刺し殺してやりたい」と語っていたことがわかったという。New York Postによると、友人の1人は捜査官に、「エイデンはずっと暴力や殺人について妄想していました。カッとなって、同級生をターゲットに選んだのだと思います」と話している。また現場近くの防犯カメラには、ベイリーさんとフッチ被告が一緒に歩いて去って行く様子が映っていたが、戻ってきたときの映像ではフッチ被告が1人だったことも確認されたとNew York Postは伝えている。ベイリーさんを心配した家族が、隣人の協力を得て捜索活動を行っていた頃、フッチ被告の母親であるクリスタル・レーン・スミスは、息子の衣類についていた血液を必死に洗い流していたという。後日、浴室のシンクとフッチ被告のデニムから血液反応が出たため、スミスは逮捕され、第三級重罪にあたる証拠改ざんの罪で起訴された。フッチ被告は刑務所に収監されている間、他の受刑者に犯行を自慢するように語ったり、職員や受刑者を脅したりと問題行動が多く報告されているという。犯行当時14歳だったため死刑は免れるが、終身刑が言い渡される可能性があるとWJXT-TVは報じている。4月までに行われる判決公判で量刑が確定する。
2023年02月08日英国で乳児7人の殺害、および10人の殺害未遂の罪に問われた看護師の裁判が10月11日に始まった。ルーシー・レトビー被告(32)は、勤務先のカウンテス・オブ・チェスター病院の新生児病棟で2015年から2016年にかけて、入院していた複数の赤ちゃんに空気やインスリンを注入して死に至らしめた罪で起訴されている。Sky Newsによると、事件を担当するニック・ジョンソン検事は、被害者“E”のケースを挙げ、陪審員にこう語りかけたという。「2015年8月3日の夜、Eの母親が病棟を訪ねてきました。その時、息子のそばにいたルーシー・レトビーの前に割り込んだそうです。Eは明らかに苦しんでおり、口から血を流していた。レトビーは『私を信じて、私は看護師よ』と言い、母親を病室から追いだしたのです。我々は、被告が母親を騙し、はぐらかしたと考えています」大量の出血が止まらず、Eは翌日未明に亡くなった。ジョンソン検事によれば、担当医が「赤ちゃんにこれほどの出血は見たことがない」と話していたという。さらにレトビー被告はその翌日に、Eの双子の弟であるFに対してインスリンを投与して殺害。また被告は、Eが亡くなった後やクリスマスに、その家族をソーシャルメディアで何度も検索していたとジョンソン検事は明かした。The Washington Postによると、新生児たちが毒殺されたとされる時間帯にレトビー被告は必ず勤務しており、被害者の容態が悪化した時にも必ず立ち会っていたとジョンソン検事は裁判で断言したという。一度で赤ちゃんの命を奪えなかったケースでは、3回も殺害を試みていたといい、明かされた被告の異常性に法廷内は静まりかえったと同紙は伝えている。レトビー被告は22の罪状について、全て無罪を主張しているという。
2022年10月12日2020年10月にリーガン・シモンズ=ハンコックさん(当時21)を殺害したテイラー・レネ・パーカー被告(29)の裁判がテキサス州で行われている。PEOPLEによると、妊娠7カ月だったシモンズ=ハンコックさんは自宅で100回以上刺された上、メスで子宮を切り開かれた状態で発見された。お腹にいた赤ちゃんは連れ去られていた。その後、スピード違反で警察に止められた車に乗っていた女が「さっき道端で産んだばかりの赤ちゃんが息をしていない」と主張。女と赤ちゃんは病院に運ばれたが、女は診察を拒否した。この女こそがパーカーであり、連れていた赤ちゃんはハンコックさんのお腹から取り出された胎児だった。赤ちゃんは病院で亡くなってしまったという。なぜパーカーはこのような凶行に及んだのか。その理由が、裁判が進むにつれて少しずつわかってきたと、PEOPLEは伝えている。地方検事補のケリー・クリスプは、陪審員に次のように語りかけたという。「被告は最上級の“女優”です。ボーイフレンドを引き留めておくために、10カ月以上もの間、嘘をつき続けていたのですから」パーカーは妊娠したとボーイフレンドに伝えた後、超音波検査の写真を偽造し、性別発表パーティーを開き、ソーシャルメディアで妊娠していることについて投稿し続けていた。出産予定日は否が応でも近づいてくるーー。犯行の直前、パーカーは35週で早産した乳児のビデオを何度も見ていたとCBS NEWSは報じている。彼女の友人だったシモンズ=ハンコックさんも妊娠35週だった。嘘の上塗りのために、パーカーは母親を殺害し、赤ちゃんを盗み取ることを企てたのだ。パーカーは殺人と誘拐の罪に問われているが、無罪を主張している。PEOPLEによると、有罪となれば死刑は免れないという。
2022年09月15日1996年のクリスマスの日、米コロラド州ボールダーで美少女コンテストの常連だったジョンベネ・ラムジーちゃん(6)が何者かによって殺害された。この事件は米国だけではなく日本でも大々的に報道されたことから、記憶に残っている方も多いだろう。当初はジョンベネちゃんの両親に疑いの目が向けられていたが、現在は故人となったルー・スミット刑事が外部からの侵入者による犯行説を提唱。2008年のDNA検査で家族は潔白であると証明されている。事件から26年目の今年、スミット刑事の娘であるシンディ・スミット=マーラさん率いるボランティアの捜査チームが、ジョン・アンダーソン刑事と共に、3つの重要な証拠に最新のDNA検査をするべきだと主張した。US版Sun紙によると、その証拠とは「下着」「レギンス」「切り取られた爪」だという。ジョンベネちゃんの遺体には性的暴行の痕跡があり、犯人のDNAが残されていた。「我々は、レギンスの検査を行った研究所が、最新の技術を用いてより多くのDNAマーカーを同定し、混入したDNAを分離して鑑定し直すことを当局に要請しています」とスミット=マーラさんはUS Sunに語る。彼女のチームはこれまでにボールダー警察の捜査官と地方検事に二度面会し、DNA鑑定を要求したが、警察はこれまでにまったくアクションを起こしていないという。あるTwitterユーザーが痺れを切らし、先月末に「ジョンベネのDNA鑑定をもう1回やれよ!なんで犯人を刑務所に入れたくないんだ?あんたらが問題なんだよ!」とボールダー警察のアカウント宛てにリプライを飛ばした。警察側はこれに対し、「あなたの情報は正確ではありません。ボールダー警察はこの捜査に関して、民間の研究所、FBI、CBIなど複数の機関と定期的に会合を開いています」と反論。この後も同様のリプライが寄せられると、同じ回答を貼り付けて機械的に処理している。ジョンベネちゃんの異母兄にあたるジョン・アンドリュー・ラムジーさんは自身のTwitterで「こりゃ驚いたな!ボールダー警察はずいぶん盛って言ってるけど、僕の感触は全然違うんだよね。これまでのどうしようもない実績は言うまでもないしね。まあ、そういうことにしておくか」と警察の怠慢を皮肉る投稿をした。
2022年08月08日米ジョージア州で29歳の男が祖母の殺害を自供したが、その内容の陰惨さが話題となっている。NORTHWEST GEORGIA SCANNERなどが報じている。フロイド郡警察署の発表によれば、捜査員が82歳のドリス・カミングさんが行方不明になっているとの情報を得て、失踪前に同居していた孫のロバート・キース・ティンチャー(29)を事情聴取したところ、犯行を自供したという。昨年12月、自宅で転倒し負傷した祖母のカミングさんをティンチャーは手当をせず、そのまま祖母をビニール袋に入れた上で大型冷凍庫に押し込んだと、Fox 5 Atlantaは伝えている。ティンチャーは、このときに彼女の背骨が折れた音がしたと供述。冷凍庫の中で祖母がどのように動いていたかを微に入り細に入り話したという。今年4月14日、冷凍庫の中から遺体が発見された。NORTHWEST GEORGIA SCANNERは、カミングさんは冷凍庫に入れられた時点でまだ息があり、そのまま凍死したという郡警察の発表を報じている。ティンチャーは、カミングさんが転倒した際に救急車を呼ばなかった理由について、Facebookメッセンジャー経由で殺し屋を雇い、妻を殺そうとした容疑で逮捕状が出ていたためだと語ったという。彼は殺人の共謀罪で起訴されるも裁判所に出頭せず、重罪の逮捕状が発行されていた。Fox 5 Atlantaの報道によると、ティンチャーは取り調べの中で「彼女は僕に必要な礼儀と愛情を与え、気にしてくれた唯一の人だった」と、祖母への愛情を口にしていたそうだ。
2022年04月18日45年もの間、刑務所に入っていた男性は潔白だった。米オハイオ州クリーブランドで、1974年に妻を殺害した容疑で逮捕され服役していたイザイア・アンドリューズさん(83)の2度目の陪審員裁判が10月19日に行われ、10月27日に証拠不十分で無罪判決が下されたと、地元テレビ局のWOIO-TVなどが報じている。1974年9月18日、イザイアさんの妻レジーナさんはホテルで11回刺され、遺体はベッドリネンに包まれて、クリーブランド市内にあるフォレスト・ヒル・パークに遺棄されていたという。イザイアさんは逮捕当時から一貫して無罪を主張。New York Daily Newsによると、これまでに冤罪で投獄された人30人以上を釈放に導いてきた「オハイオ・イノセンス・プロジェクト」の支援で、2020年にようやく再審請求が認められ、イザイアさんは仮釈放されていた。1975年に開かれた裁判では、別の男が容疑者として捜査線上に浮上していたことが陪審員たちには知らされていなかったと、Cleveland.comは伝えている。現場で発見された証拠が、この別の男が事件に関与していたことを示唆するものであったにも関わらず、クリーヴランド警察の担当捜査官が捜査資料を隠匿していたことをオハイオ・イノセンス・プロジェクトの弁護士が見つけ、裁判所に指摘していた。再審で陪審員は、イザイアさんを殺人に結びつける証拠はないと判断し、無罪の評決に達したという。イザイアさんは現在がんを患い、車いす生活を強いられている。無罪の判決を受けて「やっと全ての重荷から解放された。私は自由だ」とWEWS-TVの取材に対して、喜びを語った。なお再審で裁判所に提出された資料によれば、捜査線上に浮上していた別の男は2011年に死亡していると、前出のWEWS-TVは報じている。
2021年10月28日10月16日、1人の殺人犯の仮釈放が認められた。エリック・M・スミス(41)は1994年、当時4歳だったデリク・ロビーくんを殺害した罪で13歳から27年間服役している。AP通信などが報じた。スミスは11回目の仮釈放委員会に出頭。ニューヨーク州矯正局により申請が認められ、早ければ11月17日、27年ぶりに釈放されるという。1994年、13歳だったスミスは近所に住むデリク・ロビーくん(当時4)を自宅近くの森に誘い出し、石で殴って殺害。遺体に性的虐待を加え、第二級殺人罪で起訴された。弁護士はスミスに精神疾患があるとして無罪を主張したが、評決は有罪となり服役していた。被害者であるデリクくんの両親は、スミスの釈放を阻止するために長年反対運動を続けてきたとAP通信は伝えている。両親は仮釈放が検討されるたびに声を挙げ、暴力犯罪者の公聴会が開かれる間隔を現行の2年から5年に拡大するよう働きかけてきた。2012年にデリクくんの両親は、「彼が私たちの息子にしたことは、彼を閉じ込めておく理由として十分でしょう」と13WHAMに語っている。2014年の仮釈放申請を棄却する際、同委員会は「あなたは前向きに矯正プログラムに取り組み、服役記録もクリーンですが、あなたの行動が引き起こした命の損失を軽減するものではありません」とスミスに対してコメントしていた。AP通信によれば、今回の決定について、デリクくんの両親はコメントを拒んでいるという。
2021年10月18日2021年2月7日、バラエティ番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、お笑いコンビ『おぎやはぎ』に殺害予告をした男性が逮捕されたというニュースを取り上げました。その際、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんは、自身も同じような殺害予告の被害に遭っていたと告白。一部の報道に触れ、「時期も似ているんですよ。文言もほぼ似ているので可能性は高いけれど、まだこの段階で『はっきりした』とは警察のほうからいわれてはいないので何ともいいがたい」と話しています。松本人志、殺害予告で1番腹が立ったのは?逮捕された男性は、ほかにも複数のお笑いコンビをはじめとする芸能人やテレビ局などに、脅迫や爆破予告を100件以上投稿したとのこと。松本さんはこの件に対し、怒りを感じたことをつぶやいています。僕が1番腹が立ってるのは、なんでダウンタウンだけ俺やねん。なんでみんなコンビやのに。むしろ浜田オンリーでいけよ。ワイドナショーーより引用ほかのお笑いタレントはコンビで脅迫をされるなか、なぜか『ダウンタウン』については松本さんのみだったとか。松本さんの冗談を交えた不満は、スタジオの笑いを誘っていました。ネット上では、「笑った。みんな浜ちゃんだけは敵に回したくないのかも」「最後、笑いに転じられる松本さんはさすが。しかしこんなことをして、何が満たされるのか」といったコメントが寄せられています。芸能人に対する、ネット上の脅迫や誹謗中傷は絶えることがありません。見ず知らずの人からいきなり殺害予告が届いたら、どんなに恐ろしいことでしょう。芸能人は生身の人間であり、こうした行為は犯罪だということを、しっかり認識してほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年02月08日2020年6月26日に、高校生にしてプロ棋士の藤井聡太七段に対し、出身地である愛知県瀬戸市役所を通して寄せられた、脅迫めいた殺害予告。サンケイスポーツによると、脅迫の電話は24日にかかってきており、市は25日に県の警察署へ通報。同署は26日に新幹線移動をする藤井七段を警護した結果、トラブルはなかったとのことです。同月28日に行われた、『第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負』の第2局で、藤井七段は普段通りの冷静さと勝負強さを見せ、完勝しました。加藤一二三が殺害予告について反応しなかったワケ同日、元プロ将棋棋士で、タレントとして活躍する『ひふみん』こと加藤一二三さんは、藤井七段が勝利を収める瞬間を見ていたのでしょう。自身のTwitterで、藤井七段の勝利を祝福するとともに、今後の対局について期待を寄せました。 #将棋 #藤井聡太 藤井聡太七段の完勝でした!万全なる事前研究のもと大舞台に臨まれており非の打ち所がないことに感嘆するばかり。将棋界の歴史をいとも容易く塗り替える予感に満ち溢れた17歳。ストレート奪取を期待します。— 加藤一二三@中央公論新社『天才の考え方〜藤井聡太とは何者か』絶賛発売中! (@hifumikato) June 28, 2020 加藤さんは、数々のテレビ番組などでも藤井七段の快挙についてコメントを寄せており、その内容が「適格だ」「さすが」と話題になっています。しかし、対局中、藤井七段に寄せられた脅迫まがいの電話について、いっさい語らなかった加藤さん。藤井七段の勝利を見届けた後、次のようなコメントをTwitterに投稿しました。なお殺害予告の件については過剰反応を示すことは犯人の思う壺ではないかとの考えから、また藤井七段の鋼のメンタルを顧みるに本局への影響は皆無との信頼感から、敢えてコメント致しませんでした。万全の対策で両対局者を護り恙無く対局を終えてくださいましたすべての関係者に深く感謝申し上げます。— 加藤一二三@中央公論新社『天才の考え方〜藤井聡太とは何者か』絶賛発売中! (@hifumikato) June 28, 2020 加藤さんは、脅迫電話に対し、過剰な反応を示すことを避け、あえて沈黙を守ったといいます。そこには藤井七段への信頼や、犯人を刺激する危険を回避する意図があったのです。加藤さんの投稿に対し、共感やその姿勢を称賛する声が上がっています。・ひふみんのこういう姿勢が大好きだし、心から尊敬する。・藤井七段への信頼感はもちろん、運営側の配慮にも丁寧に礼をいうところにグッときた。・自分も同意見。藤井七段が対局に集中できるよう、周囲が気遣っていて安心した。万全の対策で挑んだことはもちろん、藤井七段が集中できるような環境を作ったうえで、無事に対局を行った運営スタッフに対しても、丁寧に感謝の想いを寄せた加藤さん。そのメッセージは、きっと多くの人に届いたに違いありません。[文・構成/grape編集部]
2020年06月29日米ミネソタ州ミネアポリスでアフリカ系アメリカ人のジョージ・フロイドさんが白人警官デレク・ショーヴァン(45)により殺害されてから約1週間。人種差別への抗議デモは全米に拡がり、暴動にまで発展するケースが多発している。首都ワシントンD.C.におけるデモの激化を受け、トランプ大統領は軍を派遣すると表明。まさに一触即発の状態が続いている。そんな中、ショーヴァンの妻、ケリー・メイ・ショーヴァン(44)さんが離婚を申請したことがわかった。NBC NEWSなど複数のメディアが報じている。ショーヴァンは手錠をかけたフロイドさんを地面に押し付け、ポケットに手を入れたまま膝でフロイドさんの頸部を8分以上に渡り強く圧迫。「息ができません」と何度も訴えるフロイドさんを死に至らしめ、第3級殺人罪及び、第2級過失致死罪に問われている。ミネアポリス警察は、フロイドさんの死に関わったとされる、ショーヴァンを含む4人の警察官を既に解雇。TMZによると、ケリー・メイさんは「ミセス・ミネソタ」にも選ばれた才媛で、過去には不動産業を営む実業家でもあったという。離婚申請の理由は「修復しがたい夫婦関係の破綻」とし、配偶者手当の受け取りも支払いも拒否。また、ショーヴァン姓から旧姓に戻すことも望んでいる。
2020年06月02日米アラスカ州アンカレッジで、18歳の女子学生が親友を殺害した罪で裁判にかけられたことをFOXら複数の海外メディアが報じている。報道によると、被告のデナリ・ブレマー(18)は、ネット上で「タイラー」と名乗る自称富豪に取引を持ちかけられたという。「900万ドル(約9億7,480万円)支払うから誰かを殺し、殺害の様子を動画と写真に撮って送ってほしい」とメッセージを受け、ブレマーは親友のシンシア・ホフマンさん(19)をターゲットに選んだ。ホフマンさんの遺体は今月4日、エクルートナ川沿いの土手で見つかったという。裁判では、ブレマーの計画的な犯行の一部始終が明らかとなった。まず、ブレマーは高額な報酬を提示し、実行部隊としてケイデン・マッキントッシュ(16)とケイレブ・レイランド(19)を雇った。殺害当日、ブレマーはホフマンさんを誘い出し、レイランドが借りたトラックでエクルートナ川沿いへハイキングへ。サンダーバードの滝の近くでトラックを止め、ホフマンさんの手足と顔にダクトテープを巻き、マッキントッシュが背後から彼女の頭を銃で撃ち抜いた。ブレマーは「タイラー」の依頼どおり、スマートフォンで犯行を撮影し、律儀に送信していたという。ホフマンさんの遺体は川に投げ入れられ、2日後に警察によって発見された。この「テイラー」なる人物の正体は、インディアナ州に住む21歳のダーリン・シルミラーという名の若い男で富豪などではない。シルミラーはブレマーに、別件で未成年のレイプと撮影を依頼していた形跡があり、余罪があるとみて捜査が進められている。現在シルミラーは児童ポルノ容疑で連邦政府の監視下にあり、間もなくアラスカに引き渡されることが報じられている。
2019年06月18日モーガン・フリーマンの義理の孫娘エディナ・ハインズさん(享年33)を殺害したラマー・ダヴェンポートに、懲役20年の判決が下った。「TMZ.com」などが報じた。2015年8月16日、ラマーは当時交際していたエディナさんを25回も刃物で刺して殺害。事件は2人が住んでいたアパートの外で起き、ラマーは「愛してる。常に愛していたよ。神がこれを望んでいるんだ」と叫びながらエディナさんを何度も刺した。目撃者は「まるで悪魔祓いのように刺していた」と語っている。ラマーは第2級殺人で起訴されたが、弁護側は当時ラマーが幻覚剤のPCPでハイになっていたと主張。計画的でもなく意図的に傷つけようとしたわけでもないことが認められ、殺人罪から故殺罪が適用された。そして木曜日(現地時間)、裁判官が懲役20年を言い渡したところ、ラマーの母親が大声を上げて裁判所から連れ出されたという。「Page Six」によれば、ラマーの母親は「モーガン・フリーマンがエディナに性的虐待をしたからこうなったのよ!モーガンのせいなの。あの子(ラマー)は無実。あれは事故なんだから」と記者に向かって叫んだそうだ。モーガンは血縁のないエディナさんと過去に肉体関係があったと報じられたことがある。(Hiromi Kaku)
2019年01月18日水曜日(現地時間)、ジョン・レノンの殺害犯マーク・チャップマン受刑者(63)の仮釈放申請が却下された。これで10回目となる。「New York Daily News」などのメディアが報じた。チャップマン受刑者は1980年12月8日、ジョンの自宅であるマンハッタンのダコタ・ハウスの外でジョンを銃殺。第2級謀殺の罪で有罪となり20年から終身までの無期刑を言い渡された。無期刑では服役後、20年が経つと仮釈放を申請することが可能になる。チャップマン受刑者は2000年から現在まで10回の仮釈放申請を行ってきたがすべて却下された。次に再び申請できるようになるのは2年後だ。ニューヨークの仮釈放委員会によれば、チャップマン受刑者の仮釈放を却下した原因は、「ジョンのファンなどからのチャップマン受刑者への報復の懸念、社会の福祉と安全への影響を考えて」とのこと。現在チャップマン受刑者は、ニューヨーク西部のウェンディ刑務所に服役している。仮釈放の審議会が行われた水曜日、ジョン・レノンの記念碑(ストロベリー・フィールズ)があるセントラルパークに、ジョンのファンや政治家が集結。チャップマン受刑者の仮釈放の却下を求め、抗議デモを行った。(Hiromi Kaku)
2018年08月24日リアーナがSNSで衝撃的な事件をシェアした。クリスマスに会ったばかりといういとこが殺害されたというのだ。「安らかに眠ってね…信じられない、昨日の夜、あなたを腕に抱いたのに! あれが最後になるだなんて想像もしなかった。あなたの温もりをいまだに感じるわ。ずっと愛しているからね」と悲しみを語っている。また、「#endgunviolence」(銃による暴力を終わらせよう)というハッシュタグを添え、銃規制も訴えた。「Us Weekly」によれば、26日(現地時間)、わずか21歳の若さだったいとこのタヴォンさんが、リアーナの故郷バルバドスの自宅近くの路上で近寄ってきた男から何発もの銃弾を浴びて殺害されたという。現在、地元当局が犯人を捜索中。リアーナとタヴォンさんはとても仲が良かったようで、今年2月のリアーナの誕生日にはタヴォンさんがSNSで心温まるメッセージを贈っていた。「毎日、ぼくらの人生にきみがいることを幸せに感じるよ。お誕生日おめでとう、リアーナ。大好きだよ。きみの存在はぼくの喜びと幸せの源だ。大好きないとこの夢と願い事が叶いますように」。今年バルバドスでは特に銃に関連した事件が多発。司法長官のアドリエル・ブラスウェイト氏は、警察がこの問題を効果的に解決するために動いているとコメントしていた。(Hiromi Kaku)
2017年12月28日歌手のテイラー・スウィフトとその有名人の友人たちが、殺害脅迫を受けているという。TMZによれば、テイラーをはじめ、ジジ・ハディッドやカーラ・デルヴィーニュなど有名人の友人たちに向けて同一人物による脅迫メッセージがネットに投稿されていることを受け、現在警察が調査中だそうだ。テイラーに向けては「お前たちの誰かを殺してやる」といったメッセージが送られており、カーラには「お前の友達を殺してやる。興奮するよ」と書かれていたほか、ジジには「人が死ぬんだ。あいつらなんて死んでしまえ!死ね!死ね!死ね!」といった過激な投稿がされていたと言われている。警察側はテイラーの友人であるジェイミー・キングの夫カイル・ニューマンが同じようなメッセージが妻に送られていると通報したことから今回の脅迫事件に着手し始めたと、内部関係者が同サイトに明かしている。その後警察はソーシャルメディアに対して捜索令状を取ったそうだ。また、およそ5週間前に第1子を出産したばかりのクリッシー・テイゲンもターゲットにされているようで、「1発みまってやるけど、たぶんお前の友達を殺すことになるだろうな」というメッセージを受け取っていたという。テイラーは頻繁に脅迫の標的となっており、2014年10月には過去6年間自分で運転したことはなく、安全のために常にボディガードが必要となっている状態だと自ら明かしていた。「私の自宅や母の家に突然現れる人や、私を殺すとか誘拐すると脅迫してくる人、それに結婚すると言い続ける人の数を考えると仕方がないの」と話していた。先月にもテイラーの自宅付近で侵入者とみられる人物がテイラーの警備員によって発見され、警察に通報される事件があった。その人物がテイラーに対して脅迫的発言をしたか、または自宅内に実際に侵入していたかについては明らかになっていない。(C)BANG Media International
2016年05月24日