台湾の電源・電子デバイスメーカーの大手・デルタ電子(デルタ)の日本法人が野菜を育てる"水耕栽培機"の受注生産を始めることで話題となっている。ODM生産が中心の企業がコンシューマ向け商品を手掛ける狙いはどこにあるのだろうか。「foop」の名でローンチされた製品は、幅498×奥行き320×高さ326mmの丸太のようなデザインで、中に種を撒いて照明などをコントロールしながら、室内で葉物野菜などを育てる電子プランターだ。デバイスメーカーであるデルタ電子が手掛けるだけあって、一般的な水耕栽培機に比べると、中は最新のテクノロジーが集結。Wi-FiやBluetooth Low Energyにより通信し、スマホやクラウドと連携するまさにIoT化ど真ん中のプロダクトでもある。同社では以前から植物工場の研究に向けた産業用水耕栽培機を手掛けている。しかし、本製品は完全コンシューマ向け。デルタ日本法人では子会社のアドトロンテクノロジーがモバイルプロジェクター「QUMI」などを展開する"Vivitek"というブランドがあるが、本製品は新たに"C’ESTEC"というブランドを立ち上げ、ビジネスをスタートする。○テクノロジーで野菜栽培をもっと楽しくプロジェクトの中心人物は、デルタ電子IoT事業開発部のゼネラルマネージャーのシェ・ユンホウ(Y.H. HSIEH)氏。「デルタのミッションはエネルギー効率の向上に寄与し、エネルギー消費を削減すること。そのミッションに沿ったIoT製品が当社の技術で実現できないかと考えた」と開発の経緯を説明する。そこで目を付けたのが"野菜栽培"。地球環境にも大きく関係する植物の1つである野菜。しかし、育てるには手間と時間がかかる。そこで「テクノロジーで効率化できればもっと楽しくなるのではないか」と水耕栽培のアイディアに辿り着いたのだという。foopの開発は2014年8月にスタート。設計にあたり、特にこだわったのはデザインだ。デザインは、コクヨの「カドケシ」などのデザインで知られる、プロダクトデザイナー/アートディレクターの神原秀夫氏が担当した。丸い筒状の本体は、外から中が見やすくするために選択された形状で、虫などが入らないよう密閉構造の透明アクリルカバーを側面に採用している。両サイドには飛騨の無垢のスギの木の板が使われているなど材質にもこだわる。また、生活空間に溶け込むようにボタンなどは極力撤廃し、機能はスマートフォンに集約されている。栽培機を制御する仕組みとして、照度をはじめ、水位、温度湿度、CO2のセンサーを備えるが、いずれも非接触型のセンサーでコード類を一切排除し、見た目をスッキリさせるとともに、手入れもしやすいように配慮したという。シェ氏は「曲線的なデザインにするのが特に難しかった。LEDをそのまま付けることができず、通気性の面でも課題があった。デザインに木を使うのも非常に苦労した。テクノロジーとデザインを両立させるのが簡単ではなかった」と振り返る。foopはBluetooth経由でスマートフォンとつながり、Wi-Fiでサーバーにアクセスし、クラウドデータとも連携する。専用のアプリで生育状況を確認できるほか、栽培中の野菜を選択すると最適な環境を自動設定したり、収穫やお手入れ時期、温度調節などのアドバイスを行う。○開発にはFabCafeも協力開発は複数のスタートアップ企業などとの協業で行われている。その中心的存在を担うのが、Webやイベントなどのデザインまわり全般を手掛けるロフトワークが2012年3月に渋谷にデジタルものづくりカフェとしてオープンした「FabCafe」だ。2015年3月にFabCafe内で「Let’s meet foop」と題したイベントを開催。プロトタイプ機を施設内に設置し、興味のあるユーザー層などのマーケティングをFacebookと連動して行ったのに続いて、女性向けのワークショップなども開き、商品化に向けたニーズやデザイン、コンセプトなどのアイディア出しに協力し、パートナーの紹介も行ったという。その結果、foopに最も興味を示したのは25~40歳ぐらいの野菜に興味がある女性。しかし一方で「家庭用水耕栽培機はあまり市場が大きくない。そしてIoT・水耕栽培装置はまだ成功していない」とシェ氏。その理由は、技術面でもデザイン面でも参入が難しく競争相手が少ないからと分析し、「だからこそむしろイノベーションに繋げたい」と話す。FabCafeに集められた要望で製品化に活かされた例のひとつに"ネットワーキング"もある。栽培の様子をSNSでシェアして、遠方に住む家族や友人たちとのつながりのきっかけをつくるというものだ。製品名の「foop」も"food to people"が由来のひとつになっているとのことだ。foopは4月中旬から受注生産の予約をオンラインで開始する予定。まずは日本市場でのトライアルとなり、調達・製造も国内で行い、受注後3~4カ月で注文者に届ける。ターゲットはインタラクティブでプレミアムな製品が好きな女性層。今後はカメラとの連携機能や各foopが連携して、チャットや会話をしたり、インフォメーションを自ら発信するインタラクティブな機能も追加していく計画だ。最後にシェ氏は「技術的にはソフトウェアとハードウェアを融合するイノベーションの方向で展開したい。IoT製品としての実験的なもので売上はあまり重要視していないが、foopを核とするサービスは段階的に拡大していきたい」と今後の展望について明かした。
2016年03月09日オリンピア照明は11月4日、水耕栽培器「灯菜(アカリーナ)」シリーズから、壁掛けでも使用できる「Akarina15」を発表した。発売は11月中旬。直販価格は税別7,800円。Akarina15は、植物の成長に合わせてLEDライトの高さを調節できる水耕栽培器。壁に掛けて、インテリアとして飾ることも可能だ。照明の明るさは4段階で調節でき、LEDライトを毎日16時間、植物に照射するタイマー機能も持つ。本体サイズはW175×D120×H450mmで、満水時の重量は1.2kg。消費電力は6Wで、1日あたり16時間点灯した場合、1日にかかる電気代は2.6円(1kwhにつき27円で計算)。培地スポンジ10個(3回分に相当)、約20粒のサラダ菜の種、液体肥料50mlなどが付属する。
2015年11月05日岡山大学は7月31日、「人類最古の農業」で収穫されていたと考えられている栽培オオムギの起源を解明したと発表した。同成果は、農業生物資源研究所農業生物先端ゲノム研究センター作物ゲノム研究ユニットの小松田隆夫 上級研究員と岡山大学資源植物科学研究所の佐藤和広 教授らの研究グループと世界6カ国の研究機関の共同研究によるもので、7月31日付(現地時間)の科学誌「CELL」に掲載された。野生オオムギの実は成熟すると落ちるため、収量が少なくなってしまう。人類が収集した野生オオムギの中に実が落ちない突然変異が起きたオオムギがあるのをみつけ、それを植え始めたことが「人類最古の農業」の始まりだと考えられており、イスラエルやシリアなどでは野生オオムギに栽培オオムギが1割以上含まれた1万年前ころの遺跡が発見されている。岡山大学ではこれまでの研究で、野生オオムギの実が落ちることに2つの遺伝子が関わっており、それらが野生オオムギの自生地の西と東で集められた栽培オオムギ品種で異なっていることを発見していた。今回の研究では、ゲノム情報、遺伝学的解析および分子生物学的な証明を組み合わせることで、この2つの遺伝子のDNA配列を決定。さらに、多くの野生オオムギと栽培オオムギについて、2つの遺伝子のDNA配列の変化を比べたところ、栽培オオムギの祖先となった野生オオムギが、約1万年前に南レバント(イスラエル)で突然変異し、その後、北レバント(北西シリアから南東トルコ)で別の突然変異が起こったことを突き止めた。現在、栽培オオムギの品種は大きく2つのグループに分類されており、両突然変異の子孫を利用して、「人類最古の農業」が始まったと考えられるという。さらに、実が落ちることに関わる 2 つの遺伝子の進化の起源を調べるために、オオムギの同遺伝子とイネ科の類似遺伝子を比較。その結果、同遺伝子の進化がムギ類に特有で、数千年前に起きたことがわかった。また、2つの遺伝子が、穂の軸の節でのみ働き、細胞壁を薄くもろくする役割を持つことも判明した。南北レバントで別々に生まれた栽培オオムギの子孫は互いに性質が異なっているため、今後、それぞれの子孫の品種グループにない性質を積極的に交配することで、多様性が生まれるなど、品種改良の効率が加速することが期待される。
2015年07月31日いちごカンパニーはこのほど、LEDを使った植物工場で栽培した夏イチゴ「とろける香りいちご」の出荷を開始した。○夏に、大粒で甘いイチゴを生み出す栽培技術を確立同社では、今まで不可能だったという"夏に大粒で甘いイチゴを生み出す世界初の栽培技術"を確立。同商品は、現在販売をしているレギュラーサイズ(一般のイチゴの2Lサイズ)よりさらに大粒の40gという大粒を実現し、甘さと香りで最高レベルのイチゴを実現したとのこと。特許取得済の専用の宙吊り式のパッケージにて配送する。同商品は温度・湿度・CO2濃度などを自動制御システムで栽培管理した次世代型植物工場で生産。天候を安定化させることによって最高レベルの栽培結果を実現しており、最高糖度は20度を超えるものもある。また病害虫発生をコントロールすることにも成功し化学農薬を使っていないため、洗わずにそのまま食べられる安心・安全のイチゴが可能となり、イチゴ本来の香りと味を楽しめるという。1年中栽培が可能になったイチゴを、お中元やお歳暮などの贈り物や誕生日・結婚記念日などのプレゼントに利用してほしいとのこと。希望小売価格(夏イチゴ価格)は、レギュラーサイズ 700円/個、4個、12個パックのセット販売(税・送料別)。プレミアムサイズ 1,000円/個、6個パックのセット販売(税・送料別)となる。
2015年07月23日ファミリーマートはこのほど、「フリルレタスのハムたまごサンド」を、首都圏を中心としたファミリーマート店舗で発売した。○植物工場で水耕栽培された"フリルレタス"を使用したサンドイッチ同商品は、国内の植物工場で栽培された野菜を使用したサンドイッチ。植物工場野菜は、外気の影響を受けない室内環境で人口光・空調などを使い、植物にとって理想的な環境で水耕栽培した野菜。やわらかく、苦みが少ない、おいしい野菜で、栽培中には農薬を使用しない。クリーンな室内、密閉型の環境で栽培されている。今回は、植物工場で水耕栽培された"フリルレタス"を使用したサンドイッチとなる。耳付きの全粒粉入り食パンで、フリルレタス、ボンレスハム、たまごサラダをサンドした。価格は298円(税込)。
2015年05月15日ロイヤルホストはこのほど、有機栽培のコーヒー豆のみを使用したホットコーヒー、アイスコーヒー、カフェラテ、エスプレッソを全国の店舗で販売開始した。カフェラテ、エスプレッソは一部店舗のみの販売となる○食事との相性にこだわりコーヒーを刷新同社では、「食事の前、食事とご一緒に、食事の後、どんな時でも美味しく、何杯でも楽しめるコーヒー」をテーマに、食事との相性にこだわった香りや味わいが豊かな有機栽培コーヒー豆を導入。昨年12月からドリンクバー設置店舗で、2015年4月からテーブルサービスの店舗で有機栽培のコーヒー豆のみを使用した新たなブレンドに変更しており、このたび全国226店全店舗に導入した。有機栽培のコーヒー豆のみを使用。ホットコーヒーは従来どおりアラビカ種100%のコーヒー豆を使用。ペルーとコロンビアの豆で香り高く、またコロンビアの重厚感とマンデリンの柔らかさをバランス良く配合し、全体的に柔らかく余韻の残るコーヒーにしたという。
2015年04月26日東京メトロとメトロ開発は4月6日、共同運営している完全人工光型植物工場で栽培した野菜のブランド名を「とうきょうサラダ」に決定し、東西線沿線の飲食店舗を中心に販売すると発表した。共同運営している工場は、東西線西葛西-葛西の高架下に設置されている。「とうきょうサラダ」は植物工場で育てられているため、農薬や土、虫が付着しておらず、袋を開けたら洗わずにそのまま食べることができる葉物野菜となっている。2015 年1月に栽培が開始され、特定の品種の安定した栽培が可能となり、収穫した野菜は安全性を確認できたことから、販売が開始される。フリルレタス、サンチュ、ロメイン、レッドマスタード(ベビーリーフ)、バジル、)、チコリー(ベビーリーフ)、ロロロッサ(ベビーリーフ)、エンダイブ(ベビーリーフ)などの栽培が可能だという。
2015年04月07日ダスキンは4月6日より、土を使わず家庭で野菜を育てられる水耕栽培セットのレンタルサービス「水耕生活」を順次、全国で提供開始する。○簡単、新鮮、無農薬で安心同商品は、水耕栽培器本体をレンタル。栽培スポンジ、種、液体肥料からなる栽培キットを4週間ごとに届けるサービス。定期的に栽培キットが届くため、手軽に水耕栽培を楽しむことができる。生育できる野菜は、「サンチュ」や「サラダ菜」などの葉物野菜や、「スイートバジル」などのハーブ、全12種類。摘みたてで新鮮な無農薬野菜となるため、安心して食べることができる。また、子どもと一緒に育てた野菜を料理の食材として利用することで、"食育"としても活用することができる。野菜の生育方法は、間引きと液体肥料や水を補充するだけ。土耕栽培に比べて生育に手間がかからない。また、太陽光代わりの白色LEDをタイマーで制御しているほか、エアポンプで空気を循環させるため、根腐れの心配もないとのこと。4週間標準価格(税込)は、初年度が、本体使用料1,620円と、栽培キット1,058円で、2,678円。2年目以降は、栽培キットの1,058円のみとなる。なお、1年未満での解約する場合、解約違約金が発生する。
2015年03月25日自家農園で有機栽培有限会社アフロディアは3月9日、オーガニック化粧水「天海のしずくオーガニックローション」の販売を3月7日に開始したと発表した。同製品はユーザーに安心して使ってもらうため、原材料の種選び、土づくりから自社で手掛けたオーガニックコスメを開発したいとの思いから誕生したもの。主原料となっているのは高知県南国市にある有機JAS認証(2013年9月)自家農園で社員が栽培するグァバ、ヘチマで、天然原料100%、全成分中オーガニック原料92%の完全ケミカルフリーで、オーガニック原料配合比はエコサート基準の9倍以上となっている。シミ予防に高い効能また、自家農園で栽培したグァバ葉から抽出するグァバエキスにはシミを防ぐチロシナーゼ阻害活性が一般的な美白剤(β-アルブチン)の約20倍含まれており、肌の老化を防ぐ活性酸素等除去効果やシワたるみを防ぐヒアルロン酸・エラスチン分解酵素阻害作用もあることが高知大学土佐FBCの研究で実証されている。さらに、植物の力を最大限に引き出すため、医療用漢方の承認を得た研究所での独自処方を行い、合成界面活性剤・合成防腐剤・タール色素等の合成着色料、合成香料を一切使わず、植物が持つ天然の乳化作用や防腐効果、天然色素・天然精油の自然な色や香りを活かした無添加処方を実現した。(画像はプレスリリースより)【参考】・国産オーガニック化粧水「天海のしずくオーガニックローション」
2015年03月11日エスキュービズム・エレクトリックは3月9日、自社の水耕栽培植物工場「オレンジファーム」のノウハウを活かした家庭用水耕栽培キット「ピッコラ」を発表した。屋内で野菜などを栽培できる。発売は3月上旬で、価格は12,800円(税別)。エスキュービズム・エレクトリックは、商用の植物工場をセミオーダーメイド化した「オレンジファーム」を展開しており、土地・空間の有効活用や、野菜の組み合わせ栽培などを提案している。同社がこのたび発売する家庭用水耕栽培キット「ピッコラ」は、このオレンジファームで培ったノウハウを家庭向けに活かした製品だ。ピッコラのトレーに備わる4本の足は着脱式になっており、LED光源と芽の距離を調整可能だ。特に、発芽から1週間ほどは芽をしっかり光に当てないと、茎だけがひょろひょろと伸びて根元から倒れてしまう"徒長"という現象に見舞われうるが、足の長さを調節することで徒長を防げる。また、光源には白色LEDに加えて赤色LEDを搭載。より太陽光に近い光源を再現し、植物の発育を促す。さらに、栽培する植物の大きさや成長段階、あるいは栽培密度に応じて、苗床の穴を開けたり塞いだりできる着脱式発泡スチロールを採用し、穴と穴の間隔を調整できる。発泡スチロールが水面に光が当たるのを防ぐので、藻の発生も抑えられる。トレーは2つに分割でき、それぞれで異なる植物を育てたり、収穫のタイミングをずらしたりといったことも可能だ。一方のトレーにのみ足を付けて高さを変えることで、発芽をずらすこともできる。本体サイズはW295×D200×H300mm。一般的な家庭用コンセントに接続して使用する。デザインは収穫や手入れがしやすいよう、前面開放型を採用。消費電力は1時間あたり約7.1wで、1日10時間の使用で1カ月の電気料金は約46.8円(全国平均の料金換算、同社調べ)となっている。お試し用種のルッコラの袋×1、ミニポット×12、苗床トレー×2、トレー高さ調節用足×8、専用液体肥料(15ml入り)2種類×各1、水耕プレート×2、苗床スポンジ×1(24個分)が付属。
2015年03月09日NECソリューションイノベータは10月29日、「果菜栽培向け営農指導支援システム」販売を開始すると発表した。「果菜栽培向け営農指導支援システム」は、多数の農家に栽培技術や経営の指導を行う営農指導員の業務を効率化し、果実や野菜の園地・農地での現場指導を充実させるというもの。農業協同組合や大規模農業生産法人に向けて販売する。営農指導の現場では、農家が現地での生産指導を期待する一方、指導員は事務作業に時間をとられ、現地での指導時間を十分に確保できていない。同システムは、味や見栄えなどの品質が売価に影響する果菜を対象とし、園地情報や生育状況、出荷評価データなど営農指導に必要な情報をクラウドで一元管理してデータを可視化する。これによって事務作業の効率化だけでなく、データを活用した生産指導も可能となるという。なお、「果菜栽培向け営農指導支援システム」は11月20日、11月21日に東京国際フォーラムで東京国際フォーラムにて開催される「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」において展示される予定。同社は、同システムの他、水産養殖物の陸上飼育をICTで支援する「NEC 養殖管理ポータル」など一次産業を支援するサービスを開発、「これからも強い農林水産業づくりに貢献するソリューションを提供していく」とコメントしている。
2014年10月29日サンワダイレクトは17日、室内で簡単に野菜を育てられる水耕栽培器「グリーンファーム CUBE UH-CB01GW」を発売した。直販サイト「サンワダイレクト」での限定販売で、価格は税込9,800円となっている。UH-CB01GWは、室内で野菜を育てられる、土いらずの水耕栽培器。UH-CB01GWが野菜の生育に最適な時間で点灯するよう、LED照明をコントロールする。ユーザーは種をまき、運転ボタンを押したら、時々注水するのみでよい。LED照明の発する熱を逃し、ケース内に新鮮な空気を送り込むファンも搭載。野菜は種まきから約30日で収穫できる。根の成長具合を観察できるように、苗床パネルは1カ所、苗ごと持ち上げられるようになっている。サイズはW225×D225×H285.5mm、養液(付属の液体肥料を使用)満水時の重量は約4kg。レタスや葉物野菜は4株、ベビーリーフやハーブ類なら9株を栽培可能だ。育てた野菜を収穫し終わったら、苗床パネルを洗浄・乾燥させ、繰り返し使える。スイートバジルの種子が付属。なお、種子キットは専用のもののみに対応する。
2014年09月24日ユーイングは、室内で野菜の水耕栽培が楽しめる家庭用水耕栽培器「Green Farm」の姉妹品として、「Green Farm Cube」と「Green Farm TRI-TOWER」の2機種を新発売する。○30日で新鮮野菜を収穫できる同商品は清潔な半密閉構造のケースに、育てたい種子と水・液体肥料・栽培スポンジをセットするだけで準備は完了。あとは運転ボタンを押すだけで、野菜の栽培がスタートする。日光の代わりとなる省電力の白色LED照明とケース内に新鮮な空気を取り入れるファンを搭載しているので、毎日水やりをしなくても野菜を約30日で育てられる。栽培できる野菜は、レタスやルッコラ、スイートバジル、ミニトマトなど、合計23種類(レタス・葉もの野菜系10種類、ベビーリーフ系7種類、ハーブ系5種類、ミニトマト1種類)。なおミニトマトはGreen Farm TRI-TOWER最上段での育成専用で、種まきから収穫まで、約3カ月かかるとのこと。○「私の小さな野菜畑」と「どっさり収穫できる三段畑」コンパクトモデルの「Green Farm Cube(グリーンファーム キューブ)」は、"私の小さな野菜畑"がテーマ。選べる3つのカラー(ホワイト、レッド、グリーン)で、インテリア感覚で野菜を楽しめるモデルとなっている。幅225×奥行225×高さ285.5mm。「Green Farm TRI-TOWER(グリーンファーム トライタワー)」は、どっさり収穫できる三段畑。自家栽培をとことん楽しめる、大容量&多品種育成モデル。カラーはブラック。いずれも価格はオープン。詳細は「Green Farm」Webサイトで案内している。
2014年02月28日デザイナー津村耕佑によるセミナー「モードとテキスタイルファッションとは逸脱の美学である」が11月20日、東京国際フォーラムで開催された。「JFWジャパンクリエーション2014(JFW JAPAN CREATION 2014)」の「JFW-JC FORUM」で行われたもの。「テキスタイルは服の素材であると共に、空間を構成するマテリアルである」という考えの下、ファッションとテキスタイルについて、検証した。セミナーで津村は、ファッションの過去と現在について、モッズコート、アランセーター、ダッフルコート、トレンチコート、ミリタリールックなどを例に「ファッションはもともと貴族のものだった。しかし、若い人がファッションをリードするようになり、塹壕(ざんごう)に入るためのトレンチがファッションになるなど、本来の機能や意味とは別の文脈を持つものになった。最近ではコスプレとコレクションの境界線がなくなっている。スマートフォンなどのITツールを使ったコミュニケーションやゲームがファッションが持っていたつまらない日常を楽しくするという役割を果たし、着飾ることよりも楽しい時代になっている。また、パンクファッションは特別なスキルはいらない、誰でも表現できることを示したが、ここ数年、アートでもアーティストが構図を決め、自分の内面を表現するというやり方ではない自動変換のようなものもあるし、3Dプリンターによって誰でも服を作ることができるような時代も、そう遠くないだろう」と分析する。「ファッションデザイナーも環境とファッションの関係性を考えるべきだ。ファイナルホームを作った翌年の阪神淡路大震災や東日本大震災などをきっかけに、服の機能だけでなく、ファッションは人を元気にするものであり、たとえ非常時でも華やかな服、心の支えになるようなものが必要であると感じた。服を着たいというのは気分や暖かさ、情報を着たいということでもある。着ていないような軽い服だけではなく、着ることで身体を鍛える重い服があってもいい」など独自の考えを紹介した。また、「おむつのデザインを依頼され、高齢者用に内部構造が「おむつ」のようになっているボクサートランクスを作ったが、その時には若い人達用に紙のタンクトップとTシャツを作成した。若い頃から紙を着てもらうという長期的な取り組みによって、紙のパンツを穿くことに抵抗がなくなれば良いと思っている」という話や、プチプチ(R)でできたパズルパーツを使ったワークショップ、10月にウズベキスタンのタシケントで開催されたショーの様子などを交えて、同ブランドの活動を紹介。その上で、「プロダクトデザインは問題を解決するものであり、流通も含めて、完成されていなければいけない。だが、ファッションは芸術でもあり、完成していないことも魅力になる。テキスタイルを服の素材だけと捉える必要はない。場面を変えることで生き返ることもできるし、時代やプレゼンテーションによって10倍、100倍価値のあるものに変化する。固定観念にとらわれないようにする訓練も必要だ」などと話した。
2013年11月25日雪国まいたけは、バングラデシュ人民共和国でもやし種子である緑豆の大規模栽培に成功し、収穫した緑豆を10日に初輸入した。同社では、栽培地の多様化によって緑豆を安定的に確保すると共に、バングラデシュのBOP層(年間所得3,000ドル以下)の所得向上を目指し、2011年7月に日本企業として初めて合弁会社「Grameen Yukiguni Maitake Ltd.」を設立。貧困層が多い同国の農村地区において、緑豆栽培を通じ、貧困や環境などの社会的課題をビジネスを通じて解決する、ソーシャルビジネスの実現に取り組んできたという。同社にとっては、バングラデシュにおいて自社管理下で緑豆を栽培することにより、農業・土壌汚染などのリスクが排除され安全で高品質な緑豆を安定的に確保することが可能となる。また、同国の農民にとっては、高品質の緑豆を栽培するための技術を習得することで、単位あたりの緑豆の収穫量・品質を向上させることができ、結果として所得の向上につながる。現在は、約7,500人の契約農民が雇用されており、今後も雇用数が伸びることが期待されるという。収穫した緑豆の6割は合弁会社が日本向けに輸出し、同社が購入するが、残りの4割は同国の農民に低価格で販売され、現地の人々の栄養改善にも貢献する。さらに、合弁会社の利益はすべてバングラデシュのソーシャルビジネスの推進や貧困層の農民支援に活用される予定となっている。日本に向けて輸出された緑豆は、来春には、もやし商品となって発売される。また、来年度は、さらに規模を拡大して栽培を行う予定であり、日本にとっては緑豆の安定確保につながり、バングラデシュではより多くの農民が同取り組みの恩恵を受けることが期待されるとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月18日阪神ステーションネットは15日より、阪神電気鉄道の鉄道高架下の工場「阪神野菜栽培所」で無農薬栽培されたレタスをフレッシュジュースとして販売開始する。阪神野菜栽培所は、阪神電車が都市部の高架下土地の活用策として大物~杭瀬駅間の高架下に開設された。完全人工光型の植物工場で、水耕式無農薬栽培を行っている。今回発売されるのは、同工場で栽培されたレタスのほかにアボガドとグレープフルーツを使ったスムージー感覚のフレッシュジュース。ビタミンやミネラルが豊富で、食欲がなくなりがちな夏の時期にもおいしく栄養補給ができるという。価格はRサイズが300円、Lサイズが350円。阪神梅田駅、阪急西宮ガーデンズ、なんばウォークの3カ所にある「ジュースデリマメカ」各店で販売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月14日15日に日米同時公開され、大ヒット上映中の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。その快進撃の陰で、大麻所持で逮捕されたキャストの1人が裁判で大麻栽培の事実を認めた。シリーズを通して、主人公・ハリーと敵対するドラコ・マルフォイの子分、ヴィンセント・クラッブを演じているジェイミー・ウェイレットだ。21歳のウェイレットは4月に大麻とナイフ所持で逮捕され、ロンドンにある母親宅の家宅捜査の際にベッドルームから大麻が10鉢押収された。大麻栽培の罪に対しては、最長14年間の実刑判決が下される場合もあるが、21日に開かれた審問でウェイレットに言い渡されたのは120時間の地域奉仕活動を行うことだった。警察の捜査に協力的だったこと、売るためではなく自分で吸うためだけに栽培していた点が考慮された温情判決になったようだ。(text:Yuki Tominaga)7月16日、ロンドン・ウェストミンスターの治安判事裁判所に出向いたジェイミー。© Rex Features/AFLO■関連作品:ハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:100億見えた!『ハリポタ』6日間で22億円全世界でもオープニング新記録樹立体感!ロンドン新名所グニャリ… 『ハリー・ポッター』3D版はナンボのもんか?あのハリーのライバル来日決定!『ハリー・ポッター』初日3億円突破で好スタート『ハリー・ポッター』プロデューサーが激白。シリーズを同じ俳優で続ける意味と成長少年から大人へ…男・ハリーの成長ぶりが随所に『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
2009年07月22日