漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第14回アクマの辞典パ行【パ】▶「パパ活」(ぱぱかつ)…何重にもオブラートをかぶせた援助交際今回のテーマは「パパ活」である。「パパ活」とは簡単に言うと、飯を奢ってくれたり何か買ってくれたり、お小遣いをくれたりするパパ的存在のおっさんを捕まえることだ。しゃらくさい言い方しやがって、結局援助交際じゃねえかと、と思うかもしれないが「パパ活」は、実際はどうあれ、「あくまでおっさんに払う対価はデートやトークだけ」なのである。つまり「大3枚で一発」※みたいな世界観ではないのだ。果たして世の中に、女に高い飯を奢ってトークだけで満足する男がいるのだろうか、という疑問も湧くが「男の奢りは全部セックス目的」と断じてしまうのは「女のオシャレは全て男にモテるため」と言うぐらい失礼な話だろう。ともかく、今出会い系にはこの「パパ活」をしている若い女が多いと言う、もちろん成人同士が合意の元でしていることなら、とやかく言うことではないが、両者に「思惑の違い」があるとトラブルになりやすい。女のほうは、本当にトークとデートだけで援助してもらいたい、と思っているのに、男のほうは「そうは言っても交渉次第でワンチャン」と思っている場合である。逆に「大3枚で一発、渋るようなら2枚で妥協、それでもダメならせめて口でゲーセン」と思っている女が「若い女の子と楽しくおしゃべりしたい」と思っているおっさんとミートするのも不幸な事故である。しかし、最初は本当にデートだけのパパ活をしようと思っていた女でも、目の前に「大」をちらつかされたら、少し触らせるぐらいなら、とズルズル行ってしまうかもしれないし、しゃべるだけで満足しようと思っていたおっさんも、いざ若い女を前にすると変な気を起こさないとも限らない。「パパ活」というライトな言葉を使っていても、やはり身元不明の人間と出会うことには変わりないので、リスクはあるのだ。ところで実際「パパ活」の相場はどのぐらいなのだろう、飯を奢ってもらうにしても、サイゼリアだったら一人で食ったほうがマシなはずである。そこで早速「パパ活 相場」で検索したところ、トップに「体ありでパパ活するといくらもらえる?」というページが出てきた。やっぱり体ありなのかよ、とミラノ風ドリアをひっくり返して帰るところだったが、読んでみるとやはり「パパ活は体なしが原則」とは書かれており、高くても3万、安くなると5千円の場合もある、という。だが「体なし」を前提としながらも、もし体ありにするなら「最低3万はとれ」と書かれている、やはり「大3枚」の世界だったようだ。逆に体ありで3万も出せないような男は「パパ」を名乗る資格はないから切ったほうが良い、という。パパになっても金がなくなれば唾を吐かれて切られる、ということだ。男も女も「パパ活だから大丈夫」などということはない、と肝に銘じたほうが良いだろう【パ】▶「パパ活」(ぱぱかつ)…何重にもオブラートをかぶせた援助交際【ピ】▶「ピラニア女」(ぴらにあおんな)…金持ち男の子どもを妊娠し養育費をせしめる女日本だと養育費を取り立てるシステムがグダグダなので真似しないほうが良い【プ】▶「プチ整形」(ぷちせいけい)…プチだけに気付かれず、ついつい自ら整形カミングアウトしがち【ペ】▶「ペタジーニ」(ぺたじーに)…友達の母親と結婚という生きるエロマンガ、だが離婚したらしい【ポ】▶「ポイズン」(ぽいずん)…言いたいことも言えない世の中、というネタが通じなくなってきたことがポイズン※大3枚=3万円の意味プロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年08月06日漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第14回アクマの辞典バ行【バ】▶「バックハグ」(ばっくはぐ)…痴漢の得意技でもあるので使用には細心注意が必要今回のテーマは「バ行」から「バックハグ」だ。新しい体位かな?と思ったら、あながち間違いではなかったようで「後ろから抱きしめること」を指し、男女ともに「キュン」とくる行為として今アツいようだ。このような「ときめき体位」は「壁ドン」「顎クイ」のように定期的に爆誕するが、こういったものが「これをやれば女はみんな落ちる」「男は全員喜ぶ」といった風に拡散してしまうのは危険な気がする。上目使いや、アヒル口のような単独行動ならいい。ミスっても「ウンコ我慢してんのかな」と思われるぐらいで済む。ただ相手に何かする行為というのはどれも「※ただし交際相手に限る」と注釈をつけた方がいいものばかりである。「壁ドン」とか、交際相手以外にやられたら、不快を越えてただ恐怖である、自分より力の強い男に壁に追いつめられたら怖いに決まっている。体に触れる顎クイやバックハグなど言わずもがなであり、男だっていきなりよく知らん女に後ろから抱きつかれたら、ときめくより「妖怪だ」と思うだろう。つまり「ときめき体位」は「好きな人へのアプローチ」ではなく「カップルの前戯」だと思っておかないと大変なことになる。しかし、こう言うと必ず「でも相手がイケメンなら喜ぶんだろ」もしくは「美人なら何されてもいいんだろ」という者が現れる。「※ただしイケメンに限る」という秀逸すぎる注釈が生まれてしまったばかりに、女はどんなセクハラ行為でもイケメンなら許すし喜ぶという誤解が生まれてしまったのである。そんなことはないのだ。欧米のほうでも美人女優にキスされたティーンの男子が「ファーストキスは好きな人としたかった」と怒っていた、というのだから、女も男も相手の顔が良くても嫌なものは嫌なのだ、嫌じゃないのはイケメンとか美人とかではなく「相手に好意を持っているとき」だけだ。例え「イケメンなら何でも嬉しい」と豪語している女がいても、その女が考えるイケメンとは「ドウェイン・ジョンソン」かもしれないのだから、ジャニーズ系がおいそれと触っていいものではないのである。やはり、他人の身体に触る、というのはリスキーな行為なのである。女も「さりげないボディタッチ」が男を喜ばせる鉄板モテテクとして、旧石器時代あたりから語り継がれてきたのだと思うが、そろそろ平成も終わるし、見直しが必要なのではないか。男は女以上にそういう行為に異議を唱えにくいのだ。ちなみにバックハグの効果だが、男の場合は「相手を守りたい」女の場合は「相手に甘えたい」という気持ちが伝わる、とのことだが、女の場合単純に「乳が当たる」という効果もある。だがそれも、好意を持っている女の乳だから価値があるのだ。【バ】▶「バックハグ」(ばっくはぐ)…痴漢の得意技でもあるので使用には細心注意が必要【ビ】▶「ビッチ」(びっち)…ビッチと言われて喜ぶ女は「小悪魔」の意だと思っている正しくは「ヤリマン」【ブ】▶「武勇伝」(ぶゆうでん)…大体が過去の犯罪自慢なので、賢い奴は黙ってるバカはSNSに書く【ベ】▶「ベッキー」(べっきー)…1周回って応援するフェーズがなかなか来ない【ボ】▶「ボトックス」(ぼとっくす)…顔面に菌を打ってまで小顔を求める、明日を捨てた戦士プロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年07月20日漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第13回アクマの辞典ダ行【デ】▶「DT」(でぃーてぃー)…恥ずかしいことではないが「逆にカッコいいものにする」作戦は止めた方が良い今回のテーマはダ行から「DT」だ。「DT」とは、いろんな意味があるようだが、このコラムに出てくるぐらいだから「童貞」のことだろう。童貞とは、セックスしたことがない男のことを指し、風俗のみで経験がある男のことは素人童貞、という。処女が今でも「価値があるもの」という気持ち悪い考えが消えないのに対し、童貞は一貫してバカにされがちなものであった。厳密に言うと「童貞シブい」という文化もあったようだが、局地的なものである。しかし、今では「処女云々」がド級のセクハラなのと同じように「童貞いじり」も立派なセクハラだと言われるようになった。考えて見れば当たり前のことなのだが、女へのセクハラでさえここまで野放しにされていたのだから、男へのセクハラなど、まだ問題にすらされていない問題の段階である。ともかく女だろうが男だろうが他人のセクシャリティを笑いにするのはセクハラなわけだが、それ以前に、セックスしていたら何が偉いのか、という話である。確かにその昔、ジョージ秋山御大により「おセックス様」と表され、崇め奉られてきた、セックスだが、男というのは全員セックスしたがっている生き物であり、男の価値はいかに早く女の股間にチンコをツッコむかの「早セックス選手権」で決まる、というのは先日炎上した「女の価値はバッグで決まる」どころではない、失礼な偏見である。俺様の大事なモノをそんな得体の知れない物体Xに預けられるか、と言われたらこちらはぐうの音も出ない。百歩譲って「早セックス選手権」を開催するなら、全員したがっている男を集めるべきだろう、それなら「1位が偉い」はまだわかる、それをもともとセックスに興味がない男を捕まえて「童貞なんだ」とバカにするのは、彼氏とか全然欲しくない女に「そんなんじゃカレシできないよ~」と言うのと同義である。しかし若いころは「セックスしたら偉い」と勘違いしがちである。これは男だけでなく女もだ。逆に女の方が「男に性的対象に見られることがモテ」と勘違いしたりするので危険である。もちろんヤリマンが悪いわけではない、セックスは健康にいいと言うし、安全に気を付ければ「趣味はジョギング」と言うのと変わらないだろう。ただ、自分に自覚があってヤリマンをやるのは良いが、自分じゃ「モテガール」のつもりで男からは「ヤリ田マン子さん」と呼ばれているのは悲しすぎるし、幸せになれない。このように、セックスしていたからと言って大して偉くもなく、むしろヤリすぎたことにより己の価値を下げたり、家庭裁判所にいくことになる者もいたりするのだから、それの経験の有無で人をバカにするというのは、自分のバカを露呈するようなものだろう。【ダ】▶「ダーリン」(だーりん)…一貫して「うちのダァ」と言っておけば男が変わっても気づかれない。【ヂ】▶「地頭」(ぢあたま)…「地頭は良い」というのは「悪い奴じゃない」と同じで良いわけでもない【ヅ】▶「ヅカ」(づか)…沼にハマりやすいオタが、怖くて近づけないもの【デ】▶「DT」(でぃーてぃー)…恥ずかしいことではないが「逆にカッコいいものにする」作戦は止めたほうが良い【ド】▶「毒舌」(どくぜつ)…本当に舌に毒を仕込んでいる奴しか、名乗れないようにしろプロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年07月06日九星別、仕事運&金運の展望を開運学研究家・オペラ沢かおりさんが占います!2018年後半の四緑木星(しろくもくせい)、五黄土星(ごおうどせい)、六白金星(ろっぱくきんせい)の運勢は果たして…。四緑木星(1960年生、1969年生、1978年生、1987年生、1996年生)当たり運が体内ですくすく成長、徐々にふくらむ高額当せんの夢。【基本の仕事運と金運:風のように東奔西走する情報通。】会社とは「社会の役に立つ」「営利を追求する」を目的とする団体組織であり、なかよしクラブではありません。大事なのは気が合う、合わないよりもチームワーク、協調と和合の精神です。…という真実を誰よりも心得ているのが、中立的な立場でものごとを俯瞰できる四緑です。「とかく乾燥しがちな社内の潤滑油になれたら」。ピースフルなヒューマニストの四緑は、ヒマさえあれば総務経理営業食堂給湯室ほか各部署の垣根を乗り越え、そよ風のように社内を飛び回ります。「シロ子くんはどこで油を売っているんだ!?」。上司が怒っても四緑はあまり気に留めません、「そうだよねーわかる」「気にしちゃだめ!」と人間関係の調停役として今日も忙しく東奔西走します。人脈が豊かな四緑のもとには、人間関係の裏事情だけでなくさまざまな金融情報も集まります。話題の金融商品、注目株の銘柄、銀行支店別・定期預入時にもらえる粗品の種類など、生きた情報がオンタイムで入ってくるでしょう。「もっといい預け先がある」と聞けばすぐに乗り換えたくなるのが四緑の性(さが)ですが、少しでも迷いがあるならやめたほうが正解。特に気をつけたいのは「成功者の講演会に行かない?」「大金持ちになれる方法知りたい?」「仮設テントで羽毛布団の激安即売会やってるよ!」などの儲け話。そもそもこのご時世においしい話なんてあるわけないですし、それが本当なら今ごろ全員大金持ちです。まずは地道に貯金して、投資は富豪になってからやりましょう。【’18年後半の仕事とお金の展望:イライラしたら宝くじ売り場へGO!】四緑の頭の中にはバーチャルなキャッシュ&フロー計算書が格納されていて、財布を開くたびそれが起動して「やめとけ」「買ってよし」の見きわめができるシステムになっています。だから衝動買いとはほぼ無縁、普通に働いていれば食べるのに困ることはありません。今後もそのまま平穏に…と申し上げたいところですがちょっと待った、’18年初頭から四緑の体内には宝くじ運が芽生え、今この瞬間も成長して7月には最盛期を迎えることになっています。7月といえばサマージャンボ。当てるコツは「イライラしたときに買う」「鬼軍曹(六白か七赤)と一緒に買いに行く」。感情が荒々しく波打つとき、人は日常の殻を突き破って非日常の世界にジャンプしやすくなるのです。もし当たったら「誰にも言わない」「従来の暮らし方を変えない」と心して、財産をキープしましょう。五黄土星(1959年生、1968年生、1977年生、1986年生、1995年生)いたずらに動き回るより、座してお金を貯めるが勝ち。【基本の仕事運と金運:度胸と義侠でてっぺんを目指す。】「姐(ねえ)さん」、それが職場における五黄のミドルネームです。普段はもの静かに電卓に指を這わせていても、書類に不備を発見するやいなや背中に真っ赤な火炎を立ち上らせ、目をカッと見開いて鬼の形相に一変します。「この出張経費精算書を提出したのは誰や」。あわてて参上した顔面蒼白の社員を前に、五黄は啖呵を切ります。「経理課をなめんなや!」その場にいる全員が震え上がるほどの迫力でミスを是正する五黄ですが、その根底には熱い責任感と正義感が流れています。困っている人を見ると放っておけずひと肌脱いでしまう義侠心もあるため、同僚や後輩からは頼りにされ、慕われるでしょう。いるだけで職場の空気がきりりと締まる、なくてはならない重鎮的存在です。五黄にとって大事なのはお金のある・なしよりも「信念を貫き通す」「相手が誰でも間違っていることは間違っているとはっきり言う」「自分の言動に責任を持つ」。プライベートはもちろん職場でもそのポリシーを遺憾なく発揮するため、「筋が通ってる」「見上げた度胸」「決着(けじめ)をきっちりつけるやつ」と上司から評価され、出世の確率はかなり高くなります。収入は地位と一緒に上がるので、たとえ若いうちはお金がなくても、年を重ねるにつれてお金回りがよくなるでしょう。「若いうちの苦労は買ってでもしとき」「人生は大器晩成がトクなのや」。タワマンの最上階に仲間を呼んで極上ステーキをフランベするその姿に、「カッコいい!」と憧れる人は少なくありません。【’18年後半の仕事とお金の展望:10年に一度の貯め期が到来。】職場ではミス連発で上司やクライアントからヤキを入れられ、さらに敵対勢力がのしてきて内部抗争勃発の予感。…大変ですね、たしかに今年に入ってからの五黄は少々しんどいかもしれません。でも考えてみてください、人間が成長できるのって、楽しいときより「つらい」「苦しい」ときではないでしょうか。そう考えると少しは気が楽に…なりませんか。ではいいことを教えましょう、仕事運は今ひとつでも貯蓄運は絶好調、これから10年に一度の貯め期が到来します。こういうときは下手に外で暴れてパワーを消耗するより黙って静かに内側を充実させる、つまりお金を貯めて人生基盤をがっちり固めるといいのです。ストレスが溜まったときは三碧や四緑と雑談を。「カットオフデニムにほつれ止め塗ってる?」。とりとめのないどうでもいい話に気がまぎれ、平常心に戻れます。六白金星(1958年生、1967年生、1976年生、1985年生、1994年生)点検と補修で運を立て直せば、やがて秋の実りの大収穫祭へ。【基本の仕事運と金運:お金を引きつける驚異の吸引力。】「仕事とはおのれの人生に仕えること」「職場で起こることはすべて偶然ではなく必然」「力の大きさ×移動させた距離=仕事量」「社食と名物にうまいものなし」六白の広大な脳内宇宙には常にそのような哲学的な命題がビッグバンのように浮かんでは消え浮かんでは消えしています。頭脳明晰でものごとの本質を大局からつかむのが得意、失敗を恐れずダイナミックに行動する、細かいことにこだわらないなどの特徴から、周囲からリーダー役として持ち上げられることも多いでしょう。責任感と正義感の強さは五黄と互角ですが、五黄が「姐さん」なら六白は「ワンダーウーマン」。弱きを助け強きをぶっ飛ばす勇敢で心やさしい戦士として周囲から慕われ、希望の星となるでしょう。金星=金の性質を持つがゆえにカキーンと打てばスコーンと響く六白は「ウソがない」「頭の回転が速い」「常に沈着冷静」と目上からその特性を高く買われ、どこにいてもすぐに頭角を現します。出世運に加えて金運にも恵まれており、ガツガツしなくても向こうから自然にお金が寄ってくる超強力な吸引力の持ち主。ダイナミックともいえる驚異の集塵パワーでお金をくまなくかき集めて吸い込み、気づいたときにはダストカップもとい通帳にたっぷりお金が貯まっていることでしょう。ただし「入るものも大きいが出るものも大きい」がこの星の特徴。「どうせ買うなら一流品」というポリシーを持つため、予算オーバーの大金がどかんと出ていく可能性が。自制心を育てましょう。【’18年後半の仕事とお金の展望:運の再生まであともうひと踏ん張り。】現在、六白の仕事運は10年に一度の大規模修繕工事中です。前半は経年劣化による補修箇所がいくつも見つかり、その対処に追われて大忙しだったのでは?後半もこの流れで何かと忙しくなるでしょうが、ここで音を上げずにタイル浮きやヒビ割れ、水漏れ、剥げた塗装などを一気に補修しておけば、仕事運と連動して金運もグングン上がります。面倒くさいかもですが、根性を入れてもうひと踏ん張りしてください。頑張る人には天からのごほうびとして積立保険の満期金や印税収入、家賃収入、溜まったポイントによる豪華賞品などが降ってきます。名づけて「不労所得の収穫祭」。臨時収入は癒し上手の一白につき合ってもらって洋服やグルメなどでパーッと使い、厄を落として身も心もピカピカになりましょう。工事が終わって足場がはずれるまで、もう少しのガマンです。※九星気学では「立春から新年が始まる」と考えるので、1/1~節分(2/3頃)生まれの人は前年の本命星になります。オペラ沢かおりさん開運学研究家、作家。女性誌などで活躍中。「占いは快適な人生の友」がモットー。ブログ「PINKIE’S EYE(ピンキーズアイ)」で毎月の九星別運気と吉方位などを発信中。※『anan』2018年6月27日号より。イラスト・いぬんこ監修・文・オペラ沢かおり(by anan編集部)
2018年06月26日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第12回アクマの辞典ザ行【ザ】▶「雑魚モテ」(ざこもて)…雑魚すら寄ってこない漁場も多数ある今回のテーマはザ行から「雑魚モテ」である。この言葉、私は知らなかったのだが、おそらく知らないまま死んだほうがマシな言葉な気がしてならない。だが仕事上そうもいかないので調べたところ「どうでもいい男にばかりモテる女」という意味だそうだ。つまり、低スペック男=雑魚である。人様がキンタマを痛めて生んだご子息を雑魚とは思い切ったことを言うな、と思うが、こちらが男を雑魚扱いしている時、男もこちらを雑魚と見ているという深淵の法則があるのでお互いさまかもしれない。だが、実際「雑魚モテ」というか、合コンにいたら爆弾処理班がフル装備で出動しだすような男にばかりモテる女というのは存在する。そういう女はまず自動魚選別機能が故障している場合が多い。その機能が発達している女なら、瞬時に相手が雑魚なのかサバなのか本マグロなのか、選別しそれに見合った態度をとる。当然、塩対応どころか「雑魚対応」された男はよほど鈍くない限りそれ以上その女に近づかないだろう。普通の女でも「こいつ絶対アニサキス持っている」という男には距離を置いた態度をとるだろう。それがぶっ壊れている女というのは、男を見ても全部「お魚さんだ」としか思えないか、雑魚と本マグロの見分けはついても、対応を変えることができず、全部刺身についてるしょうゆで食ってしまうのだ。つまり悪い意味で「わけへだてない」前にも書いたが、モテない人間というのは、異性からの好意どころか「普通に接してもらう」ことにすら慣れてないため、過剰に警戒するか、すぐ好きになってしまうかの二択になってしまいがちなのだ。選別機能がない女は、そういう男にも普通に接してしまうため、出会って4秒で好きになられて、あっという間に雑魚サーの姫になってしまう。そして本人自身も自分に自信がないタイプだと「こんな私を好きって言ってくれるんだし」とそのまま雑魚とつきあってしまうそうだ。結果、雑魚しか回ってこない回転ずしの皿を重ねることになってしまう。こう見ると「自分に自信がない」というのは、百害しかない。満々過ぎるのも良くないが、なさすぎると、ちょっと優しくされただけで「す…好き!」となってしまったり、緑色に変色したマグロを「せっかくだし…」と食ってしまったりする。「生きてるだけで丸儲け」と同じぐらい「息しているだけで偉い」という思想が我々には必要なのかもしれない。【ザ】▶「雑魚モテ」(ざこもて)…雑魚すら寄ってこない漁場も多数ある【ジ】▶「地雷」(じらい)…いきなり「それ私の地雷なんですけど」と怒り出す女は大体の人間にとって地雷【ズ】▶「ズボラ女子」(ずぼらじょし)…つまり衛生観念が低い女なので、手料理などには注意【ぜ】▶「絶食男子」(ぜっしょくだんし)…セックスしなきゃ死ぬ男のほうが生物として弱いと思う【ゾ】▶「ぞっこん」(ぞっこん)…「こいつ俺にぞっこんなんで」と言った瞬間ぞっこんじゃなくなるプロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。★オフィシャルサイト★Twitter
2018年06月20日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第11回アクマの辞典ガ行【ガ】▶「外国人彼氏」(がいこくじんかれし)外国人と付き合うのがステータスと思っている女もいるようだが、自慢のカレシも祖国ではクラスで変なあだなをつけられてたタイプかもしれない。今回のテーマは「ガ行」から「外国人」だ。私もこう見えて実は日本語がしゃべれるのだが、何故か同じ日本語を話す日本人ともコミュニケーションを取れたことがなく、よって外国人とコミュニケーション、まして恋愛なんてとても考えられない。しかしよく考えれば、私がいつも追っている画面から出てこない系の男子は国どころか次元が違う。二次元と三次元の垣根に比べたら国境なんぞもはやないも同然だろう。ところで「日本人は外国人にモテる」という説を、みなさんも1回は聞いたことがあるのではないか。真実なら朗報だと思うが「外国人」というのがあまりにザックリしすぎている、ここをどこかハッキリさせてくれないと「いっちょモテてみっか」とボスニアに着いた瞬間「モテるのはセルビアです」と言われても困る。それとも、日本の男以外なら全世界でモテるということだろうか、日本から出る予定がない女にとっては無意味すぎるし、逆に全世界にブスと言われてもいいから日本で美人と言われたかった。調べてみたが、諸説ありすぎて「この国なら確実にモテる」というのは見つからなかった上、逆に悲報を見つけてしまった。「日本の女が外国人にモテるのは簡単にヤラせるからである」Oh…ガッドムファッキンシット…思わず知っている英語が全部出てしまった。つまり、外国人の間では「日本の女はイージー(すぐヤラせる)」なことで有名なため、見つけたらとりあえず声をかけてみる、それを日本人女が「モテた!」と勘違いしている、という構図らしい。さらにそういう女は大体「日本でモテた経験がない女」だそうだ。ジーザス…クライスト…また新しい英語を覚えてしまった。全ケースそれ、というわけではないだろうが、確かになくはない話である。自分もそうなったら勘違いする自信があるからだ。これは「モテないあるある」だが、あまりにも人、特に異性などから好意を向けられ慣れていないと、たまに好意を向けられた時、必要以上に「舞い上がる」か「疑う」かの二択になってしまうのだ。前者は「イージー」で後者は「私に声をかけるなんて、こいつネズミ講か宗教だな?」と思う奴である。しかし、ねこ歩きで有名な岩合さんに一度だけお会いした時「かわいい猫よりそうじゃない猫に声をかける、すると猫も『えっ私?』となる」と言っていた。生まれた瞬間「カワイイ」が約束されたおキャット様でもそうなってしまうのだ、それより下の人間がそうなるのは当然なのである、これからも、たまのモテ(た風)に心からはしゃいでいこう。【ガ】▶「外国人彼氏」(がいこくじんかれし)外国人とつきあうのがステータスと思っている女もいるようだが、自慢のカレシも祖国ではクラスで変なあだなをつけられてたタイプかもしれない。【ギ】▶「擬人化」(ぎじんか)やると「擬人化すればオタクが喜ぶと思って!」と怒り出すオタクが必ず現れるジャンル【グ】▶「愚痴」(ぐち)SNSがこればかりだと嫌われると言うが、景気良いことばかり言っていても嫌われる【ゲ】▶「解せぬ」(げせぬ)「なんであんなブスがモテるか全然わかんない」多分そういうことを言わないからだ【ゴ】▶「ご縁」(ごえん)これがないことを理由に、交際、結婚、就職、全部断っていいプロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年06月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第10回アクマの辞典ワ行【ワ】▶「ワンナイトラブ」(わんないとらぶ)ラブってそんなに価値ねえな、と気づかせてくれる今回はわ行から「ワンナイトラブ」だ。字面だけ見ると、バーでの出会い、カクテルドレスのミステリアスな美女、「良かったら思い出を作りにきて」と渡される最上階のスイートルームの鍵、などを連想しがちだが、実際は未だにババアが鍵を手渡ししてくるラブホで行われていたりもする。つまり「一夜限りのセックス」を、考え得る限りしゃらくさく言ったのが「ワンナイトラブ」だ。ただしこれは、行きずりとは言えお互い合意が前提であり、酔わせて連れ込もうとするのは「犯罪」。片方がワンナイトラブで、片方がつきあってもらえるつもりでいたら「スパーク一発ヤリ逃げ」となる。しかし、そんな文字通り、使いきりコンタクト感覚でパツイチかました経験がある女というのはどのぐらいいるものなのだろう。いつも通り真偽不明のネット情報によると20~30代の女100人に聞いたら3~4割が「ある」と答えたそうだ。なぜヤッたかというと、その多くが「酒の勢い」また「失恋のヤケクソ」など「カッとなってヤッた」としか言いようがない「強く当たって後は流れで」のような、相撲の八百長の如き理由である。したことがない、またやりたいとも思わない者の意見としては「好きにならないと無理」という純粋なものから「酔ってヤッていいことなし」という「せやな」としか言えない真っ当なもの、「翌朝、戦国自衛隊の夏八木勲なってるから」という「次の日の服やメイクのことが気になるから無理」というタイプもいる。真面目なことを言えば一夜限りの関係なんて虚しいし、危ないからやめなさいとなるが、誰かが知らない男と一発ヤるごとにトキが1匹死ぬというわけでもない。フリーの大人の女が、合意の上で、その後巻き起こる面倒やリスクを理解した上でヤッているなら止めようもない話である。また男向けに「女をワンナイトラブに持ち込む方法」を指南しているページも見つけた。そこに書かれている「ビッチと噂されるのを嫌がるから、口が堅いことをアピール」ぐらいはまだわかるが「体目当てではないとアピール」はいただけない。ワンナイトラブでこれをやると「俺は君の体目当てではない。内面も評価した上でヤリ捨てたいんだ」ということになってしまう。嫌がっている相手に関係を迫るのは下の下だが、ワンナイトラブで誠実さを見せるというのも下策な気がする。それこそ相撲感覚で、1回ぶつかって。いい汗かいたら解散ぐらいでいいのではないだろうか。【ワ】▶「ワンチャン」(わんちゃん)「1回チャンスがある」より「可能性がある」と言う意味で使われがち、ただセックスだけ前者の意味が使われる【ヲ】▶「ヲタク」(をたく)自らを「ヲタク」と自称するオタクに会ったらオタクの中でも面倒な奴なので関わるな【ン】▶「んめー」(んめー)辞書を作るとき、「ん」はいつも俺たちを悩ませる、そんな女になりたいプロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年05月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第9回アクマの辞典ラ行【ロ】▶「ロミオメール」(ろみおめーる)恋人と別れたことによりポエムの才能に目覚めたならプラスと言える今回のテーマはラ行から「ロミオメール」だ。ロミオメール、というのを皆さんはご存知だろうか、主に何故か別れた瞬間、ポエムの才能に目覚めてしまった元カレから送られてくる、自分に泥酔しているメールのことを指す。逆に元カノから送られてくるのは「ジュリエットメール」である。「ロミオ」と称される通り、大体別れた原因は己の浮気やギャンブル癖だったりするのだが、何故か彼の中では「運命に引き裂かれた」というようなストーリーになっており「俺は愛の翼広げて待っているから、いつでも帰ってきていいんだよ、素直になりな」と、いつのまにか許す側に回っているため、こちらは「も、もしかして私たち(立場が)入れ替わっちゃってる~!?」と驚愕するしかない。こんなメールを、愛情が残っていない相手から送られてきたら、怒りと不愉快さで爆発必至であり、すぐさま消去されるものがほとんどだろう。しかし、ロミオメールはポエムとしての完成度は高いのだ。この作品を、怒りに任せて、ゴミ箱に捨ててしまうのは、大きな文化の損失である。そんな己の感情より「文化財の保存」を優先してくれた者たちのおかげで、今でも多くのロミオメールが現存している。ちなみに保存方法は「ネットに晒す」である。ロミオメールのみならず、どれだけ心を込めたメールでも、相手から「どうでもいい奴」と思われていたら、全て「爆笑メール」として、晒していいものとされてしまうのだ。逆に好きな相手からなら、タイトル欄に「りょ」としか書かれていないメールでも、保護る、そんなものである。そんな、人の無慈悲さのおかげで、今でも「ロミオメール まとめ」などで検索すれば、多くの文化遺産を鑑賞できる。昔は私もこの美術鑑賞を趣味としていた時期があるが、今はもう見られない。人間関係、特に他人の恋愛のいざこざを笑って見られるのは、心身ともに元気がある若い時だけなのである。だから今はもう、ロミオメールは胃にもたれてしまい、見ることができず、「ギャンブルの借金で困っている人」など、あっさりしたものしか鑑賞することができない。「老後の楽しみ」という言葉もあるが、若い時にしか楽しめないものも、歴然と存在するのだ。そうなった時後悔がないよう、今のうちにロミオメールを鑑賞しておくといい。【ラ】▶ラブレター」(らぶれたー)昔は回し読みぐらいで済んだが、今は写真でネットに晒される、読んだら爆発する機能がない限りは、出さない方がいい【リ】▶「理系男子」(りけいだんし)メガネで細身の白衣が似合う賢いイケメン以外はただの理系【ル】▶「ルイボスティー」(るいぼすてぃー)何にでも効く、女にとっての進研ゼミ的存在つまりやっていてもそんなに効かない【レ】▶「レンタル彼氏」(れんたるかれし)「デートの練習などに」と書かれているが、彼氏にレンタル彼氏でデートの練習をしたと知られたら別れそう【ロ】▶「ロミオメール」(ろみおめーる)恋人と別れたことによりポエムの才能に目覚めたならプラスと言えるプロフィールカレー沢薫漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年04月06日俳優の佐藤流司が29日、主演舞台『御茶ノ水ロック-THE LIVE STAGE-』の公開ゲネプロに登場し、染谷俊之、崎山つばさ、荒木宏文と共に取材に応じた。同作は、すれ違ってしまった兄弟の絆を中心にバンドにかける男たちの青春を描くオリジナル企画で、TVドラマ化、舞台化、漫画化が決定している。2017年にドラマ化&舞台化された『男水!』に続く、ポリゴンマジック企画・制作によるドラマ&舞台連動企画の第二段となる。劇中では、吹き替えなしの生演奏も存分に披露。客席の関係者も立ち上がって盛り上がるなど、ライブハウスさながらの雰囲気となった。佐藤は「皆様にしっかりと受け取ってもらうために、ドラマよりさらに元気になっています。すごくテンションの高い、明るい舞台になっていると思います」と自信を見せた。染谷も「生演奏が一番の見所かなと思ってる」と語り、「役者が演奏をしているので、音楽も芝居の部分もひっくるめて楽しんでいただける」と太鼓判。また、舞台版から出演しキーパーソンとなる荒木は「波を立てることによって、さらに絆や音楽の大切さ、新しい道を見つける。そのための火薬として、みんなの背中を押せるような悪役をしっかり演じたいと思います」と意気込んだ。出演者の絆について聞かれた佐藤が、「じゃんけんで負けた人が弁当の残りを片付けたり、自販機に行って全員分のジュースを買ってきたり、というイベントがある」と明かすと、「毎日!?」(染谷)、「そんなことしてたんだ!?」(荒木)、「それ絆!?」(崎山)とツッコミが飛び交う。佐藤が「今日はARASHI役の砂(原健佑)くん。結構年上なんですけど」と笑顔を見せると、荒木は「フラットな関係だね」と感心していた。また、佐藤のライバルバンドのボーカル役だった崎山は「メンバーで集まってスタジオに入ってバンド練習もした」と振り返る。「音を合わせるだけなんですけどすごく楽しいし、会話しているような感覚、味わったことのない仲間意識が芽生えて、関係性として出せたらいいな」と舞台への展望を語った。佐藤は「演じている側としても、毎回毎回同じことができないくらい素早く進んで行く。新鮮な気持ちで演じることができる舞台なので、観に来る皆様も、舞台とライブの生のパフォーマンスを感じていただけたらと思います」とメッセージを贈った。公園はAiiA 2.5 Theater Tokyoにて3月30日〜4月15日。
2018年03月29日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第8回アクマの辞典ヤ行【ヤ】▶「やけぼっくい」木の燃えカス、お前らのモトサヤ恋愛はそんなに美しいものではないと教えてくれる今回のテーマはヤ行から「やけぼっくい」だ。今まで「松ぼっくり」のようなものをイメージしていたが正しくは「木杭」と書き、文字通り木の杭や切り株などを指す。だからと言って、延々と木の燃えカスについて話せ、という意味ではないはずだ。むしろそれで1000文字書ける奴の方が怖い。おそらく「やけぼっくいに火がついた」の方について書け、ということだろう。逆にこの慣用句以外でやけぼっくいという言葉を聞いたことがない。「やけぼっくいに火がついた」とは「過去に関係があった者同士は、一度縁が切れても元の関係に戻りやすい」というたとえだ、特に男女に使われることが多く、簡単に言えば、よりを戻す、モトサヤだ。だが、元に戻りやすい、と言うが「男の恋愛はフォルダ別保存で女は上書き保存」と言われるように、男は昔の女をいつまでも覚えているが、女は次の男ができたら前の男のことはさっさと忘れる、とも言われている。つまり、女は一度好きでなくなった男を、もう一度好きになることはあんまりない、ということだ。しかし、現にモトサヤカップルは存在する、では一体どういう時に「やけぼっくいに火がつく」のか。一番美しいのは「別れて初めてお互いの大切さに気づいた」だろうが、それはTim Tamぐらいソースイートだ、確かに口ではそう言うかもしれないが、実際はもっと打算があるはずである。まず、別れた相手がアップグレードしていた場合だ。わかりやすく言うと「別れたヒモバンドマンがミュージックステーションに出てた」時である。同じデータをもう一回保存する気にはなれなくても、新しいデータになっているなら話は別ということだ。しかしこの段階で「あなたの大切さに気づいた」などと言っても、相手も馬鹿ではない、型落ち機に再インストールされてくれることは希で、すでに別のハイスペック機のものになっている場合がほとんどだ。次は「上書きしたデータの方がクソだった」バージョンアップが全て「改善」とは限らない、「改悪」の場合もままある。あとでじっくり鑑賞しようと「ファボ」しておいた破廉恥画像が、何故かフォロー先のタイムラインに表示されてしまう機能等、ツイッターがよくやるやつである。そんな時、誰しも思うだろう「前の方が良かった」と。つまり「別れて大切さに気づいた」のではなく「新しい男がクソすぎて前の男のマシさがわかった」パターンである。最後に「衰え」だ。年を取ってから、新しいゲームより、昔のゲームのリバイバルの方に魅力を感じることが多くなった。懐かしさもあるが、そういうゲームの一番の利点は「もう大体知っている」ことだ。つまり、もう新しい相手と一から関係を築いていく元気も時間的猶予もなく、それよりは性感帯の位置まで把握している相手ともう1回付き合うほうが手っ取り早いし楽、という時だ。以上のことから、例えに「木の燃えカス」が使われているのはこれ以上なく正しい、昔の人は偉大である。【ヤ】▶「やけぼっくい」木の燃えカス、お前らのモトサヤ恋愛はそんなに美しいものではないと教えてくれる【ヰ】▶「ヰキペヂア」何かと思ったらウィキペディアのこと、私のコラムはこれの知識のみで書かれている【ユ】▶「ゆるふわ」頭、もしくは股につけられる形容詞【ヱ】▶「ヱヴァ」かつて彼らと同年代が今35歳【ヨ】▶「欲求不満」金で解決するのが一番安全プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。著書『ブスのたしなみ』(太田出版)も発売中。
2018年03月06日人気コミック『聖☆おにいさん』の実写化が、2018年10月18日(木)より、動画配信サービス「ピッコマTV」にて公開される。また、10月12日(金)より立川シネマシティ・イオンシネマ他にて2週間限定で上映される。監督は福田雄一、製作総指揮は俳優・山田孝之が務める。ブッダとイエス・キリストの生活を描くギャグ漫画を実写に『聖☆おにいさん』は、『荒川アンダー ザ ブリッジ』の原作者としても知られる中村光によるギャグ漫画。ブッダとイエス・キリストを主人公に、世紀末を無事越えた二人が東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫する物語だ。講談社「モーニング・ツー」で2006年より連載され、コミックの累計発行部数は1,600万部を誇る。イエスは松山ケンイチ、ブッダは染谷将太今回の実写化作品では、イエス役に『ユリゴコロ』や『関ヶ原』での演技が記憶に新しい松山ケンイチを起用。そしてブッダ役には、『空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎』『ポンチョに夜明けの風はらませて』などにも出演した染谷将太が抜擢された。また、高熱でうなされるブッダを問診する医者役は、『斉木楠雄のΨ難』や実写版映画『銀魂』シリーズなど福田作品の常連である佐藤二朗が、主人公2人が暮らすアパートの大家役は山野海が担当する。山田孝之×福田雄一がタッグを組んで製作陣に監督は、『銀魂』『銀魂2』『斉木楠雄のΨ難』も手掛ける福田雄一が務め、製作総指揮には、『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』『闇金ウシジマくん』などで活躍し、『50回目のファーストキス』にも出演する、俳優の山田孝之を迎える。山田孝之は、2018年公開の『デイアンドナイト』もプロデュースするなど、近年は製作陣としても活躍する。実写化に向け、製作総指揮の山田孝之は主演の松山ケンイチ、染谷将太に対し「既に悟りを感じさせるお二方の存在感は正にブッダとイエス。」とコメント。また、「演出は福田雄一監督ですのでタダでは済まないことは容易に想像できます。アーメン。」とも語っている。一方、監督・脚本の福田雄一は、「今まで何度も何度も出演をお願いして叶わなかった松山くんと染谷くんで、連載当初から念願だったこの原作を実写化出来ることが、ただただ幸せです!こんな幸せな作品を任せてくれた山田孝之プロデューサーに感謝します!全力でユルく臨みます!」と意気込みを見せた。記念すべき第一話が、You Tubeで無料先行配信動画配信サービス「ピッコマTV」での独占配信は、10月18日(木)12時よりスタート。記念すべき第1話「ブッダの休日」は、原作第1巻収録のその1の内容を描いたストーリーで、下界でバカンスを楽しむイエス役の松山ケンイチと、ブッダ役の染谷将太のほほえましいやり取りを楽しむことができる。なお動画配信に先行して、第1話に限り、You Tubeにて映像を無料公開。第2話以降の視聴からは、「ピッコマTV」アプリ内の「待てば0円」にて、10月18日(木)12時より視聴が可能となっている。六本木ヒルズで、オリジナルグッズの先行販売も動画配信同日時より、複製原画展「ブッダとイエスの仏賛展」が、東京・六本木ヒルズにて開催。イエスとブッダが下界で着用しているTシャツをモチーフにした「下界用デイリーTシャツ」や、2人をモチーフにしたキーホルダーなど、ドラマオリジナルグッズ7種が先行で販売される。詳細『聖☆おにいさん』実写化公開時期:2018年10月18日(木)12:00~「ピッコマTV」にて公開※10月12日(金)より立川シネマシティ・イオンシネマ他にて期間限定ロードショー(2週間限定)製作総指揮:山田孝之監督・脚本:福田雄一出演:松山ケンイチ、染谷将太、山野海、佐藤二朗原作:中村光(講談社「モーニング・ツー」連載)製作:パンチとロン毛 製作委員会■複製原画展「ブッダとイエスの仏賛展」開催日時:2018年10月18日(木)12:00~会場:カーテンコール住所:東京都港区六本木6丁目10-2六本木ヒルズけやき坂コンプレックス内アイテム例:・下界用デイリーTシャツ 7種セット 9,800円(税込)・豪華な食卓Tシャツ(半袖) 4,000円(税込)・徳が高くなるアクリルキーホルダー 全2種 各1,000円(税込)※一般のグッズの予約受付は、10月19日(金)10:00~全国のローソン・ミニストップ店頭LoppiとHMV&BOOKS onlineで実施予定
2018年02月23日松山ケンイチ(32)と染谷将太(25)が人気漫画を実写化したドラマ「聖☆おにいさん」に出演すると、各メディアで報じられた。 原作は累計発行部数1,600万部を誇る「モーニング・ツー」(講談社刊)に連載中のギャグ漫画。主人公は、ブッダとイエス・キリスト。世紀末を無事越えた2人が、都内でアパートをルームシェアしながら下界のバカンスを満喫するという内容だ。 松山がイエス役、染谷がブッダ役。さらには製作総指揮を俳優の山田孝之(34)がつとめ、監督を「銀魂」「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田雄一氏(49)がつとめるという。 「ドラマ化するものの、テレビではなく今年新たに立ち上がる動画配信サービスで配信予定だそうです。新規参入するということは、かなりの資金力を持ち話題になりそうなコンテンツもすでに仕込んでいることでしょう。原作ファンも満足いくような作品になりそうだと注目されています」(芸能記者) 松山といえば、12年のNHK大河ドラマ「平清盛」に主演。大河主演で俳優としての格がアップし、その後の出演作がことごとく注目されていた。そんななか16年には、カルト的な人気を誇ったギャグ漫画「珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-」の実写化に挑戦し話題を呼んだ。 「松山さんが原作の大ファンということもあり、主人公・山田太郎のリアリティをとことん追求しました。原作ではおなじみの全裸や尻出しにも、果敢に挑戦。ところがあまり周囲の評価は高くなく、松山さんはへこんでいました。そのため今回、『珍遊記』の“リベンジ”だと意気込んでいるようです」(映画業界関係者) キャストのみならずスタッフも話題になる面々が集結しており、完成作品が注目される。
2018年02月20日俳優の松山ケンイチと染谷将太が、ドラマ『聖☆おにいさん』に主演することが20日、わかった。松山がイエス、染谷がブッダを演じる。同作は中村光による人気ギャグ漫画を実写化。世紀末を無事越えたブッダとイエス・キリストが、東京・立川でアパートをルームシェアリングしながら下界のバカンスを満喫している様を描く。2013年には森山未來、星野源を声優に迎え、アニメーション映画が劇場公開された。大人気漫画のドラマ化というだけでも話題だが、今回は俳優の山田孝之が製作総指揮を務め、福田雄一が監督を務めることでも注目を受ける。2018年、新たに立ち上がる動画配信サービスにて配信を予定している。イエス役の松山は「福田さんがキリスト役の事は熟知してるので色々聞いて頑張りたいなと思っています」と一言。ブッダ役の染谷は「いつか実写でみたいなと思っていた聖☆おにいさんにまさか参加するとは思ってもみませんでした。しかも、ブッタ役で」と驚きを表す。「松山さん演じるジーザスとどんな掛け合いになるのか、想像するだけでニヤケてしまうのは俺だけでしょうか? まだ撮影もしていないのに、皆様に届ける日が楽しみでなりません」と期待を語った。製作総指揮の山田は「想像しただけでも失禁しそうです。 (少し出てますが)」と"うれション"。「既に悟りを感じさせるお二方の存在感は正にブッダとイエス。日頃の激務に追われる天界での生活から離れ、下界での生活をごゆるりとお過ごし頂きたく思いますが演出は福田雄一監督ですのでタダでは済まないことは容易に想像できます。アーメン」と祈った。監督・脚本を務める福田は「今まで何度も何度も出演をお願いして叶わなかった松山くんと染谷くんで、連載当初から念願だったこの原作を実写化出来ることが、ただただ幸せです!」と気合十分。原作の中村は「松山さんのアガペー溢れるお顔と、染谷さんのアルカイックスマイルが見られるのを、今から楽しみにしています」と期待を寄せた。
2018年02月20日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第7回アクマの辞典マ行【マ】▶「魔性」(ましょう)容姿に優れない女が「個性」と同じぐらい欲しがるもの今回のテーマはマ行から「魔性の女」だ。人間的に良くない意味なのはわかる、しかし女として生まれたからには一度は言われてみたい、男だったら「エクスカリバー」に匹敵する「一度は授けられてみたい称号」であることは否定できない。では魔性の女と呼ばれるにはどういう要素が必要なのか。まず、容姿である。妖艶な美女にこしたことはないかもしれないが「特別容姿が優れているわけではないが、不思議な魅力に抗うことが出来ない」みたいな、群馬県人がデフォルトで持っている力を持っている女、というのも中二心的に魅かれる。つまり魔性の女たるもの、男にはモテなくてはいけない。まずこの時点でハードルが高い気がするが、尺が足りないので、3分クッキング方式で「もうモテている」ことにして話を進めるだが、ただモテて男が切れないだけではダメだ、魔性の女という称号がもらえると思ったら勲章に「ヤリマン」と彫られている恐れがある。つまり魔性の魔性たる所以「関わった男、及びその周りが破滅」しなければいけない。しかしここでポイントなのは魔性の女はその破滅に巻き込まれてはいけない、相手や周りだけ破滅させて、自分は無傷でそれを眺めて笑う、これこそが魔性の女だ、キマッた、カッコイイ。よって、不倫相手の家庭を崩壊させたが、自分もバッチリ慰謝料を請求された、では魔性の女としてダサすぎる。自分が倒した木の下敷きになる木こりと大差ない。よって、不倫はやめた方がよい。マジレスすると魔性の女と言えど、民法は敵に回さない方がいい、今まで「調停が不思議な力で覆った」という判例は聞いたことがない。自分の魔性を過信しすぎないのもデキる魔性の女だ。既婚者でなくても「人のものに手を出す」というのは破滅に巻き込まれる可能性が高くなる。そういうことをするのが魔性の女ではないか、と思われるかもしれないが、今は21世紀だし平成も終わる「リスク対策ができる」のが、現代の魔性の女だ。つまり、人のものでない男を相手にするのが良い。以上のことをまとめると「普通につきあった男が全員おかしくなる女」になる。いらない。魔性の女の称号いらない。純粋に、男を破滅させるのが好きで、意図的にそれをやっているなら良いが「自分では制御できない」という、中二垂涎の力で「魔性」な女はどうすれば良いのか。それも「破滅」などと言ったらまだカッコイイが、その内訳が「つきあった男が全員ラバープレイに目覚める」かもしれない自分もそういう趣味なら良いが「自分には全くその気がないのに、相手はそうなる」可能性も大いにある。「不思議な力」というのはそういうものだ。「魔性」持ってないから、良いものに見えるだけな気がしてきた。【マ】▶「魔性」(ましょう)容姿に優れない女が「個性」と同じぐらい欲しがるもの【ミ】▶「ミステリアス」(みすてりあす)褒め言葉と思い込みがちだが、他人はそのミステリ部分に対して興味がない【ム】▶「ムダ毛」(むだげ)日本では生えてる女に人権がない【メ】▶「メンヘラ」でも大体彼氏がいる【モ】▶「喪女」(もじょ/もおんな)「モテる」と自称しても叩かれるが「モテない」自称も叩かれる。日本では「女の自称」が法律で禁じられているプロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスのたしなみ』(太田出版)を2017年12月7日に発売。
2018年02月06日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第6回アクマの辞典ハ行【ヒ】▶「一目惚れ」(ヒトメボレ)した場所が重要、ハローワークなどだったら要再考。今回のテーマはハ行から「一目惚れ」だ。これが、乙女ゲーなら、一列に並んだ5、6人のイケメンキャラを一瞥して「お前に決めた(この間0.2秒)」となるのは良くあること、というか、いつものことだ。しかし、現実世界で一目惚れ、というのはなかなかないだろう、むしろ世の中には、一目惚れする奴としない奴がいて、する奴は何度でもするし、しない奴は絶対しないものだろうと思う。一目惚れなど絶対ありえない、と思っている人間からすると、一目惚れする人間というのは「なんで見た目だけで決められるんだよ」「もっと慎重になれよ」「虫かよ」と、非常に浅慮で短絡的な人間に見えるかもしれない。しかし、外見という一要素で決めてしまっているという点では「初デートでサイゼリアに連れて行かれたから、この男はない」と、即切りしてしまうのと、そんなに変わらないのではないか。むしろ、結婚するとしたら顔は一生見るのだから結構重要だ、その点サイゼリアには住むわけではないだろう。よって「新居探しでサイゼリアに連れて行かれた」というならその男はない、と言って良いかも知れないが、ただ1回のデートがサイゼだったからといってなしと判断するのは、顔で判断するより浅慮ではないか。そして「サイゼリアの男はない」以前に「そもそもサイゼリアがない県」に謝罪を要求する。しかし、ここで言う浅慮とは「世間や婚活コンサルの人が、初デートがサイゼリアの男はないと言っているから、ない」と判断してしまうことだ。相手が自分をどうでもいいと思っているからサイゼリアなのか、長く付き合いたいから最初からカジュアルな場所にしたのか、相手の態度を見て自分で判断し、その結果「ない」と思ったら「初デートでサイゼリアだったからなし」というのも短慮ではない。「デート経験がなく、イタリアンと言ったらサイゼリアしか思いつかなかった」という理由も一見マイナス要素だが「女慣れしてない」というのをマイナスに見るかプラスに見るかも自分次第である。「丸亀製麺」「さくら水産」「サイゼリア」で迷って、サイゼリアにしたというなら「センスは悪くない」「のびしろがある」と考えることができるし、逆に「さくらだったら即決だった」という場合もあるだろう。つまり完璧な人間など存在しないのだから、一つの要素で決めずに多方面から見てトータルで決めた方が良いのではないだろうか。…と、もっともらしい終わり方をしたいところだが、見た目一点買い、出会って4秒で合体したカップルは4秒で別れて、結婚相談所に高い金を払って丸4年精査を重ねて結婚したカップルは末永く暮らすかというと、そうでもなかったりするのである。結局、重要なのはきっかけや条件ではなく、続くように努力すること、あとは運、なのかもしれない。【ハ】▶「パンケーキ」今一番。写真だけ撮られて捨てられてると思われている食べ物、実は完食されている。【ヒ】▶「一目惚れ」(ヒトメボレ)した場所が重要、ハローワークなどだったら要再考。【フ】▶「不倫」(フリン)日本ではミサイル発射より先に取りあげるべき大事件。【フ】▶「変顔」(ヘンガオ)男に気どらない自分をアピールするテクと思われがちだが、実は同性に嫌われないようにするテク。【フ】▶「ぽっちゃり」男と女で、定義に30キロぐらい誤差があるプロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスのたしなみ』(太田出版)を2017年12月7日に発売。
2018年01月06日昨年アンアンマンガ大賞を受賞した、かわかみじゅんこさん『中学聖日記』の第3巻は、もうチェック済みだろうか。「まだ好き」はいつまで続く?女教師と生徒の恋のゆくえ。中学3年生のイケメン男子・黒岩くんが、25歳の新米教師・聖(ひじり)ちゃんに恋心を抱くラブストーリーは、第2巻の途中から高校生編に突入。ちょっぴり大人になった黒岩くんに、萌えた人も多いハズ。「個人的には、黒岩くんの少年ぽさが減ってしまって残念なのですが、自分の興味ないことには無神経、みたいな残酷さは消えないように気をつけています」思春期の男子が年上のおねえさんに恋をする物語は、マンガに限らず“禁断の恋”の王道といえるが、それでもあえてこのテーマで描いてみたかったことを尋ねると……。「思春期特有のアンバランスながら妙に芯の通っている感じと、年上とはいえ未熟な女性キャラという、ふたつの色気と迷走感ですかね。すみません、今考えました」高校生になった黒岩くんは、少々落ち着いたように見えるものの、何を考えているのかよくわからないたたずまいと、いつ何をしてもおかしくないような危うさは健在。「逆に今っぽさはあまり意識しないようにしています。私は今、海外に住んでいて、日本の今どきの子たちの話している言葉とかそぶりが自然と聞こえてきたり、目に入ってきたりするような状況がなく、わからないことはやっぱりわからないので。それでも普遍的な部分は必ずあるような気がするので、黒岩くんを描くときはそこを大事にしています」最新刊の見どころは、同窓会で再会した黒岩くんと、るなちの関係。中学時代は聖ちゃんに夢中で、るなちのひたむきな思いなどほぼ眼中になかった黒岩くんだが、その辺りの変化にも時の流れを感じさせる。そしてやっぱり一番気になるのは、黒岩くんと聖ちゃんの行く末。「大真面目に恋愛モノに挑戦しているつもりです。私としては黒岩くんが暴走しているときと、聖ちゃんの体を描いているときが楽しいのですが(笑)、キャラクターそれぞれの恋愛感情に振り落とされないように頑張ります。誰が最初に泣くか、予想しながら読んでいただけたら!」それってかなり気になるコメントだが、最新刊も胸キュンが止まらないことだけは保証します!かわかみじゅんこ『中学聖日記』3ある事件から2年後を描いた最新刊。先生に恋をした黒岩くん、生徒に恋をされた聖ちゃん、黒岩くんを思い続けるるなち、どの立場も切ないラブストーリー。祥伝社680円(C)かわかみじゅんこ/祥伝社フィールコミックスマンガ家。’95年デビュー。『パリパリ伝説』『銀河ガールパンダボーイ』『少女ケニヤ』『あかずのふみきり』など著書多数。本作で第7回ananマンガ大賞を受賞。パリ在住。※『anan』2017年12月13日号より。写真・水野昭子(本)インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2017年12月09日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第5回アクマの辞典ナ行今回は「ナ行」から「寝取り」である。みんな、寝取ったり、寝取られたり、または自分が「単身赴任中に貞淑な妻が知らないおっさんの肉便器にされてました」の肉便器側になったことがあるか。寝取られ経験については気づいてない可能性もあるが、少なくとも私は、寝取りと肉便器はやったことがない。エロゲーの世界では「晴れのち曇り」ぐらいよく起こることだが「寝取り」というのは現実でやるには意外と高度なことなのである。まず「寝取る」とはどういう意味なのか。【寝取る】他人の配偶者や恋人と情を通じて、自分になびかせること。文字通り寝ただけではなく、その行為により気持ちまで奪わなければならない。よって、寝るビフォア時点では相手にとってはただの浮気かもしれない、だがアフターには「俺、こいつのこと彼女より好きかも」と思わせないといけないのだ。つまり、かなりセックスにかかっている。貞淑な妻を肉便器に変える知らないおっさん力が求められるのである。寝さえすれば、こちらに情がうつるはずなどと思うのはおイッヌ殿の発想であり、それではいつまでもセカンド、サード、ホームに戻って1点入ってしまうぐらいの、予備扱いだ。そもそもセックスしているという条件は、正妻も同じだし、むしろ向こうのほうがメチャクチャセックスしている、条件が同じそれどころか数の利が相手にあるなら、質で勝負するしかあるまい。黒ヒョウがいても気づかぬような暗室で行われる旦那との週一正常位しか知らなかった貞淑な人妻に、パロスペシャル※みたいな体位をかまして「もうあなたなしじゃ生きていけない」と言わせなければならぬのだ。つまり寝取りが出来るというのは、かなりのモブおじさん力、万人にわかるように言えば、セクシャリティな能力、魅力が高いということである。こんな誰でも持っているわけではない力があるというのに、わざわざ「セックスで心が左右しちゃう男」と付き合うなんてもったいないことである。仮に自分が「寝取り」に成功して、その男と付き合いだしたとしても、もうその時点で相手は、浮気をするタイプであることがわかっているし、さらにセックス如何で心まで動くタイプだと大判明しているのだ。自分が取ったということは、もっとスゴ技の女に取られる可能性があるし、逆に拙い女に魅力を感じてそちらにいくこともある、とにかくセックスで取った男はセックスで取られることがあるし、その男はセックス如きで取れる男なのだ。もったいない。どうせ男と付き合うのなら、知らないおっさん側ではなく、貞淑な妻にパロスペシャル※をかけられる旦那、の地位を目指したほうが良いだろう。※パロスペシャルとは、プロレス技のひとつ。【ナ】▶「ナース服」(なーすふく)仕事内容人間関係のハードさがトップクラスな戦場で生きぬき、また収入的に男いらず、離婚暦があるものが多い戦闘集団が着ているユニフォーム【ニ】▶「苦手な女」(にがてなおんな)周囲に言質を取られる危険性を考慮した上で表現された「嫌いな女」のこと、「悪い人じゃないけど苦手」等さらに逃げ道を作った言い方もある。【ヌ】▶「沼」(ぬま)所在地が二次元か三次元かで幸、不幸が真逆【ネ】▶「寝取り」(ねとり)武勇伝と勘違いしている者もいるが、逮捕歴と同じぐらい言わないほうがよい【ノ】▶「惚気」(のろけ)別れたとき周囲に爆笑されるための前フリプロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年12月07日ミュージカル「刀剣乱舞」などで人気を博す佐藤流司や、映画『逃げた魚はおよいでる。』の染谷俊之らが出演し、バンドに挑戦する若者たちを描く「御茶ノ水ロック」。このたび、メインキャスト10名のソロビジュアルが解禁、TVドラマの放送スタートが1月10日(水)に決定した。「男水!」のポリゴンマジック企画・制作によるTVドラマ&舞台連動企画の第2弾となる本作。メインキャストは TVドラマと舞台両方に出演し、キャストが吹き替えなしでバンド演奏に挑戦!舞台でも、当て振りなしの生バンド演奏に挑むことでも話題を呼んでいる。今回解禁されたビジュアルは、佐藤さんに、崎山つばさ、前山剛久、松本岳、宮城紘大、砂原健佑、Chiyu、夛留見啓助、谷水力といった、バンド「ダイダラボッチ」やライバルバンドのメンバー、染谷さんの音楽プロデューサーの姿をとらえたもの。力強い眼差しでこちらを見ながら歌う佐藤さん演じる始や、若手プロデューサーらしい佇まいの染谷さん演じる亮の姿が収められており、それぞれのバンドメンバーもライブシーンを切り取ったかのような躍動感ある仕上がりに。バンドマンたちの熱い青春ストーリーを感じさせるビジュアルが完成した。あらすじ「いつか武道館に立ちたい」――。子どもの頃、片山始(佐藤流司)と片山亮(染谷俊之)の兄弟は同じ夢を掲げるも、母親の死をきっかけに別々の道へ。数年後、始の作ったバンド「ダイダラボッチ」のメンバー5人は、待望のライブが決まる。しかし、彼らのライブはガラガラで散々な結果に。ライブの大トリは、話題の実力派プロデューサー・片山亮がプロデュースする「ヘブンズドア」。彼らが登場すると、さっきまでガラガラだったライブハウスが観客でいっぱいに。そんな中、「ダイダラボッチ」のボーカルが突然辞めることに。翌週にはライブが控えている。不在のボーカルの代わりにギターの始が歌うことになるが…。兄貴にまた認めてもらいたい。始はその想いを胸に自分のバンド「ダイダラボッチ」で武道館ライブを目指す――。「御茶ノ水ロック」ドラマは2018年1月10日(水)深夜2時35分より放送開始。配信サイト「あにてれ」にて配信。舞台は2018年3月末より上演。漫画は12月15日(水)より「月刊コミックジーン」1月号にて連載開始。(text:cinemacafe.net)
2017年12月06日山本耀司とアディダス(adidas)による画期的なコラボレーション「ワイスリー(Y-3)」より、2018年春夏コレクションの第1章として2足の新作スニーカーが登場。非常にスリークなデザインの新作スニーカー「スベロウ(Suberou)」は、ネオプレンとレザーという異素材使いの履きやすいスリッポンシューズ。夏にぴったりの大胆なスタイルで、クッション性に富んだ快適な履き心地と、タンにあしらったワイスリーのグラフィックが特徴。「バショウ(Bashyo)」は、厚いラバーソールなどの意表を突く大胆な要素と、今シーズンのシグネチャーである鮮やかなコントラストのロゴグラフィックを採用。ストレッチキャンバス地のアッパーに、ラバー製のトウキャップとアウトソールを組み合わせ、ワイスリーのロゴをあしらったバッジをヒールにプラスし、ミッドカットスタイルを一新している。3つの章からなるワイスリーの2018年春夏コレクション。第1章のキャンペーンビジュアルは、アレッシオ・ボルゾーニ(Alessio Bolzoni)が撮影、マウリシオ・ナルディ(Mauricio Nardi)がスタイリングを手がけ、スポーツウエアとファッションが交差するニューヨークのストリートで撮影された。リアルでインダストリアルな都市を背景に、モダンな力強さと優雅さを表現するモデルたちを捉えた、詩情とパンク・スピリットが出会うものに仕上がった。新作スニーカー「スベロウ」と「バショウ」は、12月15日より国内のワイスリー取り扱い店舗にて販売。
2017年12月05日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第4回アクマの辞典タ行【タ】▶「玉の輿」乗った女は全人類から転落を祈られる今回のテーマはた行から「玉の輿」だ。今は「ハイスペ婚」と呼ばれるのだろうか、今も昔も変わらぬ女の夢である。…などと言うと物言いがつく世の中になった。もちろん「相手が低学歴低収入だろうと愛があれば幸せになれる」などという、スイーツ二郎レンニュウマシマシみたいな思想が今更はびこりだしたわけではない。男に依存した人生は危険であり、ハイスペ男に気に入られる自分磨きよりも、自分一人でも生きていけるスキルを身につける方が肝要である、という考え方である。確かにハイスペ婚をしたはいいが、浮気、モラハラ、果てはDVを受け、かといって自分に生活力がないから離れることもできない、というハイスペ婚不幸話は事欠かない。むしろあまりにもそういう話ばかりで、ハイスペ婚は百発百中不幸になるようにすら思えてくる、犬と結婚した方がまだ幸せになれるのではないか。しかし、本当にハイスペ婚は不幸なのか。そんなことはないだろう、必ず幸せになっている奴はいる。つまり、ハイスペ婚は不幸になる。ではなく「俺たちがハイスペ婚女を不幸にしたい」のだ。俺たち、とは「ハイスペ婚♪」と聞いた瞬間、口内にタンが充填されてしまうタイプのことである。そのメンバーは主にハイスペじゃない男、ハイスペ婚を狙っているのに上手くいかない女そして、「ハイスペ婚♪」と口にしただけで蜂の巣にされる系女子である。そんなイカれたメンバーたちが「よし今日は、ハイスペ婚した専業主婦の習い事とエステ、ペット、外食記録のみ書かれているブログを読破するぞ」などとはまず思わないのである。何が見たいかというと、ハイスペ婚、と調子をこいていた女が旦那の浮気やモラハラで苦しむ姿だ。幸せな女の記事はシャットアウトして不幸な女の記事ばかり見ているのだから、そりゃ「ハイスペ婚は不幸」という結論になってしまう、というか、そういう結論にしたいのだ。もちろん私も、自動タン充填マシンなので、そういう記事を見てプギャーっと喜んでいたのだが、結局自分が望む「ハイスペ婚の末路」を選んで見ていただけだと気づき、このテーマで書くなら、嫌だけど一度、ハイスペ婚でサクセスした女も見ておくかと思い、「ハイスペ婚 幸せ」でググって見た。トップに出てきたのは「ハイスペ婚したけど幸せじゃない」という記事だった。オーケー、俺の調べ方が悪かった。よって「ハイスペ婚 幸せになった」でググりなおしたところ今度は「ハイスペック男性と結婚した女性の苦労話4選」が出てきた。どうした、グーグル先生、反抗期か?その後「ハイスペ婚 成功」などで調べてみたが出てくるのは「ハイスペ婚失敗談」である。どうやらグーグル先生もハイスペ婚女が大嫌いのご様子である。おそらく実際はハイスペ婚で不幸になった女より、幸せになった女の方が多いのではないかと思う。しかし世間からは妬み嫉まれ、グーグルにまで嫌われる存在であることは確かなので、したとしても自分から「ハイスペ婚しました」とは口が裂けても言わない方がいい。【タ】▶「玉の輿」乗った女は全人類から転落を祈られる【チ】▶「血祭り」女に起こる月に1度の祭祭中に不用意な発言をした男も血祭りになることで有名【ツ】▶「釣った魚」俺の金で知らない間にエサを買って食っている【テ】▶「天然」自分でそう名乗る女は養殖【ト】▶「友達」「わかる」だけ言ってくれる人間プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年11月06日今注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回登場してくれたのは、女優の白石 聖さんです。コンプレックスの塊だけど、演じると忘れられるんです。CMやドラマでの活躍が目覚ましい白石さん。今夏には「午後の紅茶」のCMで、友人に恋のライバル宣言をする女の子を演じて注目を集めた。「TVに映る自分にまだ慣れなくて。私、コンプレックスの塊なんです。演じる時は『今は別人!』って自分に言い聞かせる(笑)。でも、最近は気持ちに余裕が出てきて、仕事をしている時が幸せって思います」。今してみたいことは、髪を派手な色にすること。「そういう役をやってみたいんです。真面目な役を演じることが多いので、ぶっ飛んだ役に興味アリ!」友達のSNSアイコン用似顔絵を描きました♪友人の子供の頃の写真をイラストにしました。絵を描くの、好きなんです。暇な時はもっぱらスマホでゲーム。「うたの☆プリンスさまっ♪」というリズムゲームにハマっています。小学生の頃から飼っている愛猫モウちゃん。育児放棄されているのを発見し、家族になりました。実物は更にカワイイ。しらいし・せい1998年生まれ。高校2年生の時に原宿でスカウトされ、芸能界入り。今月スタートのドラマ『先に生まれただけの僕』(日本テレビ系)や来年公開の映画『栞』に出演。※『anan』2017年10月18日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2017年10月14日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第3回アクマの辞典サ行【セ】▶「セッ◯ス」ないと人類が滅亡するが、あると戦争が起こり死人が出る今回はサ行だが、そんなものは「セッ◯ス」一択に決まっている。むしろ「さしすせそ」と言えば「さてセ〇クス、してセッ〇ス、すわセック〇、セ〇〇ス、そして〇ックス」だ。先日、セッ◯スの雄「an・an」の方に会ったが、何故「セッ◯ス特集」が長年支持されているかというと「みんなセッ◯スの話がしたいし、聞きたいのだ」という。つまりセッ◯スというのは「武勇」なのだ、武功を立てたなら誰かに語りたいものだ、聞く方も「俺も昔はワルで」という話なら開始一秒で腹痛を理由に席を立つが、セッ◯スの話とあらば「いざ鎌倉」である。もちろん興味ない人も嫌いな人もいるだろうし、そういう人が「セッ◯スが嫌いな奴はいない」という暴論が元のセクハラ被害にあっているのは由々しきことだが、ただ多数決で言うと興味がある人間のほうが多いし、人類史始まって以来、セッ◯スの支持率が過半数を割ったことはない、だから今まで人類は滅亡しなかったのだ。しかし、人類の半数以上が「セッ◯スが好き」、と言っても全員が同じ視点で好きなわけではない。例えば、全世界で2兆部売れている漫画があるとしよう。その漫画を好きな人間が多いことは疑いようがない。しかしどう好きかは人によって全然違う。ストーリーが好きという人もいればキャラが好きという人もいるだろう。キャラが好きという人の中にもBL視点で好きな人も入れば、キャラと自分の恋愛を夢想する夢視点な人もいる、またBL視点だとしても「○○×△△」というカップリングが好きで逆に「△△×○○」は許せない、という人もいる。つまり「セッ◯スが好き」と言っても、自分の嗜好に合わぬ逆カプの如きセッ◯スは、苦痛でしかないのだ。むしろセッ◯スほど細分化されているジャンルはないのではないだろうか。また、漫画の気に入らないカップリングなら徹底的に避けることができるが、セッ◯スはそうはいかない。一応、配偶者やパートナー以外としてはいけないことになっているのに、その相手と「セッ◯スに関してどうにも解釈違い」であることに悩んでいる人間、特に女は多いそうだ。その悩みの深刻さは、解釈違いもそうだが、それを「ごめん、私それ地雷なの」と相手に告げられない点にある。言うと相手が気分を害す恐れがあるからだ。よって「我慢」という形で、逆カプ同人誌を読むかのようなセッ◯スをしているのだ。よって「an・an」のセッ◯ス特集は、全てが痛快セッ◯ス武勇伝ではない。そこには上手くいっていないセッ◯スの悩みも多数掲載されている。ただし、ほとんどの答えが「そのことをパートナーにちゃんと話しましょう」というものになってしまうし、事実そうなのだが、言えぬという気持ちもわかる。自分が腐女子や夢女であることを人に告げるときは少なからず勇気がいる。己の嗜好を晒すというのは、どんなことでも恥ずかしいものなのだ。ジャンルと言うのは規模が大きければ大きいほど揉め事が起こりやすくなる。最大手「セッ◯ス」であれば、毎日どこかで戦争が起きているのだ。【サ】▶「再会」3年間何も良いことがなかったクラスの同窓会になぜ良いことがあると信じて行ってしまうのか【シ】▶塩対応婚活の場で年齢か年収を言った途端されはじめるもの【ス】▶すっぴんなぜかわざわざSNSに載せられるもの、フォトショは化粧に入らない【セ】▶セクシー他人から見ればセクハラ【ソ】▶相思相愛利害が一致している状態例「体目当てと金目当て」プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年10月06日カリスマ脚本家・野島伸司によるHuluオリジナル連続ドラマ「雨が降ると君は優しい」で、佐々木希がセックス依存症の女性を演じる。ピュアなイメージのある彼女にとって、大きな、大きなチャレンジだ。なぜ衝撃的な題材に飛び込む勇気が持てたのか聞いてみると、「野島さんの脚本が素晴らしかった」と佐々木さん。一方の野島さんも、ヒロインを佐々木さんに託せたことに“運命”すら感じていた。本作は、心から愛し合いながらも、“妻のセックス依存症”という究極の試練を与えられた新婚夫婦・信夫(玉山鉄二)と彩(佐々木さん)の苦悩を描く悲劇的な純愛ドラマ。「高校教師」などタブーを打ち破るような作品から、人間の苦しみやそのなかでも愛することの美しさを描いてきた野島さん。彼が「本当に描きたかったもの」と熱を込めるのが本作だ。企画が本格的に始動するまで3年もの歳月を要したというが、野島さんは「コンプライアンス的に、地上波では難しいテーマなので。時間がかかってしまった」と打ち明ける。「『お蔵入りか?』と思ったことが3回くらいありました。アルコールもそうだし、“依存”というテーマがもうNGなんです。実際に苦しんでいる人たちがいるのに、地上波だとそういうものはやらないでと言われてしまう」。「僕はNG作家になってきている」と苦笑いを見せる野島さん。地上波では難しいものも、可能にするのが動画配信サービスだ。本作もHuluとタッグを組むことにより、追い風に乗った。「Huluでなければ描けなかった。そういう時代なので、いつまでも地上波でと言っていても仕方がない。世界的にはペイチャンネルなどの方がブレイクするものが作られてきています。僕としては良いソフトが残ればいいと思っているので、どこの媒体であれ、ソフトを残せる場所があってよかったなと思っています」と描きたいものをぶつけられる場所を得た喜びを語る。その熱意を聞いた佐々木さんは「この作品と役に出会えて本当にうれしい」と微笑む。役を受け取ったときには「戸惑いはありました」と言うが、「彩という女性が愛おしくてたまらなかった。守ってあげたい、なんとかしてあげたいと思った」と愛情を感じたそう。「依存症を抱えた役ですので、大きなチャレンジになるとは思いました。でもそれと同時に、やりがいも感じて。とにかくこの夫婦がどうなっていくのか見届けたかった」。野島さんの脚本に魅了され、一歩を踏み出した。佐々木さんのイメージを覆す役となるが、野島さんは「ぴったりだと思った」とにっこり。「当初から、彩のキャスティングが一番難しいとは思っていて。自分のやっていることに罪悪感を感じ過ぎても暗くなってしまうし、だからといって開き直っても感じが悪い(笑)。チャーミングさも持ち合わせなければいけないし、その絶妙なバランスがものすごく難しい」というように、彩という女性は病気と愛する人の間で悩み、もがく難役だ。しかし運命的な出会いが、佐々木さんと彩を結びつけた。「佐々木さんとは、とある会で初めて会って。立ち姿を見たときに、この感じだ!と思ったんです。ようやくHuluがこの企画をやってくれるということで、ちょうどキャスティングの段階に進んでいるときだったんです」と野島さんは、佐々木さんを一目見てビビビときたのだとか。佐々木さんは「そんなに挙動不審でしたか?」と笑いながら、「あまりにすごい方々ばかりが集まっていて。ドキドキしていたんです。そんななか、『希ちゃん、野島さんだよ』と紹介していただき、あの野島さんですか!?と驚いてしまって。緊張もしているし、なんだかふわふわとしてしまって。私、変な感じだったと思います」と瞳を輝かせながらふり返る。理想的ヒロインと相思相愛、奇跡的な巡り合いを果たした。撮影がスタートし、その抜擢は確信へと変わる。野島さんは「撮影が始まったら、その破壊力はすごいですよ。イメージがジャストフィットだと思った以上に、クリエイティブに役に寄り添っている。ものすごく頭のいい子だと思いました」と太鼓判。「うれしい!」と笑顔を弾けさせる佐々木さんは、「やっぱりとても難しい役。信夫といるときとクリニックにいるときはまったく別の顔を見せる。感情も不安定で、激しい。病気についてもいろいろ調べました」と作品にのめり込んでいる。セックス依存症という題材を通して、一体どんな愛が浮かび上がるのか?野島さんは「一途な愛」だと話す。佐々木さんも「玉山さんとも『もし自分の相手がそうだったら、それを背負えるのか?』という話をしていて。最後まで愛し抜く力や精神が、私にはあるのか?できるのか?と考えてしまいました」と愛について熟考するきかっけともなったそう。野島さんは「ラブストーリーというのは、『ふたりをハッピーにしない枷を作る』というのが、物語を作る上での基本。その枷として、考えうる最高難度のものを作った」と着想のきっかけを吐露し、「現実でも、自分をすごく好きになってくれた彼女が、別れたらすぐに次を見つけてしまったりする(笑)。あれはなんだったんだろうと思うことがあるけれど、本作のヒロインはそうではなくて。信夫に捨てられたら、ほかの男を見つけるという回路はない。別れてしまえば苦しまないで済むのに、別れられない。二人にとって、依存ってなんだろう?ということを描きたいと思っていました」と“描きたかった愛”について語る。野島さんの話を聞くにつれ、「野島さん作品は、のぞいてはいけない世界をのぞいているようなドキドキ感がある」と女優魂に火がついている様子の佐々木さん。女優・佐々木希が野島伸司のもと、新たな扉を開く――。「覚悟を持って、最後まで頑張ります!」と意気込むその笑顔は驚くほど輝き、彼女自身がその扉の向こうを楽しみにしているよう。描かれる愛の行く末とともに、佐々木さんの新境地に胸が高鳴る。(text:Orie Narita/photo:Nahoko Suzuki)
2017年09月14日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラム「アクマの辞典」このコラムは、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!■第2回アクマの辞典カ行【コ】▶「告白」言ってすっきり、相手どんより。今回のテーマはカ行から「告白」である。これは、年代によって受け取り方や意味が全く異なる言葉だ。中高生だったら「愛の告白」以外に思い浮かばないかもしれないが、私にしたら「今年になってソシャゲにつぎ込んだ金額」である。若いころは甘酸っぱい言葉だったかもしれない、それが加齢と共に酸っぱさオンリーになっていき、特に結婚した後は「良い意味での告白」はほぼ皆無になる。10代の頃は、打ち上げ花火を下から見るか横から見るかで悩めたかもしれないが結婚後は「借金告白、直接言うか、LINEで言うか」みたいな告白しかなくなるのである。また「愛の告白」にしてもティーン、とサーティンでは全く趣が違う。ティーンの告白というのは、とにかく交際がゴールだろう、中には好きと伝えられただけで満足という場合もあるかもしれない。しかし大人になると、このような言いっぱなしジャーマンでは終われない、ビジネスで言うと「好きだ」という「報告・連絡」で終了しているのだ。いい年をして「ホーレンホーレンホーレンホーレン ホーレンホーレン(合いの手)」とソーラン節調で言い逃げしていくのは社会人のすることではない。むしろ重要なのは「相談」部分だ。交際をしたいという明確な意思表示が必要だし、相手も三十を過ぎていたら、その交際が結婚を視野にいれたものか提示すべきだろう、さもなければ相手に無駄な時間を過ごさせる恐れがある。また結婚前提なら結婚した場合のビジョンも示さなければいけない。このように「告白」は年を取るにつれ「カミングアウト」から「プレゼン」になっていくのである。よって「何のとりえもない私だけど」みたいな告白は愚の骨頂だ、何のとりえもない商品を顧客に勧める奴があるか、という話だ、逆にとりえがなくても、プレゼン段階ではあるように言うべきだ、何だったらパワーポイントで資料を作ってもいい。ただ年収のように明確な数字が出ているものを偽るのは、4バイトしかない商品を4テラですと言って売るようなものなので、詐欺罪に問われないためにも、そこに自信がない場合は内面とか、ぼんやりした部分をアピールしたほうが良いだろう。メリットだけを言い、デメリットは聞かれない限り答えないのもビジネスである。また告白する際にはリスクヘッジも必要だ。ティーンなら、フラれても、失恋ソングを聴きながら、砂糖入りホットミルクをカブトムシみたいに舐めて3日ぐらい部屋に閉じこもれるかもしれないが。大人には仕事他、日常業務がある、失敗後のダメージ計算は不可欠だ。ダメージを減らすために「告白」という明確な手段はとらず「流れ」での交際を目指す大人は非常に多い。また同じ会社の人間相手に失敗した場合はその後の業務に支障が出る可能性がある。よって「職場内の人間は避ける」など。逆にリスクから相手を選ぶという方式をとっている人間もいるのだ。このように、社会人になったあたりから、告白からロマンはどんどん消えていく。しかしガッカリしなくても良い、最初に言ったとおり、結婚後は「隠し子発覚」など、告白は「プレゼン」から本来の「カミングアウト」の意味に戻り、ドキドキも復活する。ただ何度も言うが「悪い意味」でである。【カ】▶「顔」「内面で勝負」と言っても、まず内面を見てもらえるかがここにかかっている【キ】▶「キュン」浮気をしたのはパートナーにこれが足りなかったせいで自分のせいではない【ク】▶「クズ(男)」顔も年収もいいくせに自分を好きになってくれない男【ケ】▶「結婚」崩壊した神話。ハルマゲドンのはじまり。プロフィールカレー沢薫OLであり漫画家、コラムニスト。1982年生まれ。2009年に『クレムリン』(講談社)で漫画家デビューを飾る。秀逸な言語感覚で繰り広げられる切れ味鋭い世界観が人気。こよなく猫を愛し、猫が登場する作品も多数。最新著作『ブスの本懐』(太田出版)を2016年11月16日に発売。
2017年09月04日裏社会を描いた人気シリーズの最新作、青木玄徳を主演に描く『闇金ドッグス7』から、この度予告編とポスタービジュアルが到着。あわせて、青木さんと逢沢りなのキスシーンを始め、本作の場面写真が公開された。山田裕貴と青木さんのコンビで裏社会を描いてきた人気シリーズ『闇金ドッグス』の最新作となる本作は、現在公開中の山田さん主演『闇金ドッグス6』と連続公開となる。『闇金ドッグス7』では、パート3・5に続き、青木さんが主演を務め、逢沢さん、加藤歩(ザブングル)、藤田記子、前山剛久、ムートン伊藤、佐藤貢三、山田さんが脇を固める。公開された予告編では、半ケツ姿でお腹を鳴らし横たわる司が映し出されスタート。逢沢さん演じるNo.1ホステスのエマや、加藤さん演じる悪質顧客、そして安藤忠臣役の山田さんら登場人物が登場している。さらに同時に、「愛は罪か?銭は罪か?」というコピーが書かれたポスタービジュアルも到着。司とエマの2ショットと共に、その下には登場人物たちが写し出されている。『闇金ドッグス7』は9月2日(土)よりシネマート新宿ほかにて公開。(cinemacafe.net)
2017年08月30日アンソロジー(ANTHOLOGIE)デザイナーの小川圭司がセレクトしたアイテムを取り揃えるセレクトショップ「ART(アート)」が、2017年8月26日(土)に渋谷にオープンする。ファッションアイテムを中心に、強いこだわりを持って表現された作品を小川圭司が厳選し、「作る人、着る人の感性を表現する場」として発信。渋谷2丁目にファッションの新たな空気感を生み出すセレクトショップとして営業する。biscuithead、UNSLACKSなど、独自の世界観を表現するブランドをセレクトして取り扱う。小川圭司がコム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)での経験を経て設立したブランドであるアンソロジーも販売。アンソロジーは取扱店舗を絞り、「ART」が都内唯一の展開店舗となる。店舗にはアーティストの木村浩一郎によるアート作品を内装に取り入れ、ショップ空間そのものが表現を発信する場になるように演出されている。オープンに際して、特別商品や一点ものの販売を行う。また、シーズンに捉われず、不定期で新しいブランドやアート作品を展開していく。【詳細】セレクトショップ「ART」オープン日:2017年8月26日(土)住所:渋谷区渋谷2-8-2 2F営業時間:12:00-20:00
2017年08月28日OL兼漫画家として活躍するカレー沢薫さんの連載コラムがリニューアルして登場!日常にあふれる様々なワードをカレー沢さん独自の視点で解釈していきます。女の本性をあぶりだす新しい言葉の定義をとくとご覧あれ!第1回アクマの辞典このコラムは「アクマの辞典」と題し、ア行からワ行まで、女や恋愛に関する様々なワードを取り上げる、というコーナーだ。今回はさっそく「ん」だと言ったらやる気のねえ、しりとりみたいで面白いが当然「ア行」からだ。お題の方は担当がピックアップしてくれた、まずアがこちらだ愛、愛情、朝、明日、アスパラ、頭、新しい、アップル、熱い、暑い、厚化粧、アクアリウム、悪意、悪妻、悪魔、悪女、後味、天の邪鬼、アラサー、アラフォー、アルコール、慌てる、泡アだけでこれだ、これがオまで続いている、多すぎて逆に全く選べない、むしろ1個しか選ばれないのに、よくこれだけ出してきたと思う、当然来月はカ行に移行し選ばれなかったア行の数十個は藻屑と化す。しかしすでに、トップに避けては通れない、ワードが出て来てしまっているではないか、アスパラではない「愛」だ。【ア】▶「愛」即効性がなく 効果は個人差あり 保険外みんな、誰かを愛しているか、もしくは愛されているか?答えはどうでもいい、何故なら愛は完全に自己申告制だからだ。彼とはラブホどころか、最近は自分の軽自動車の後部座席でしか会わないし、そのたびに財布から2、3枚抜かれるが愛されている、もしくは、俺は働かないし、あいつの為に指一本動かすつもりはないが、愛している、と言われたら、そうかとしか言いようがない、目に見えぬもの故そういう相手を論破するのは難しいし、時間がもったいない。でも、ないよりはあった方がいいだろう「愛」しかし、中高生ならまだしも、大人になると愛だけで相手を選べなくなるのは確かだ。相手の年収や職業を気にするのは、さも悪のように言われるが、良い年して全く気にしていない女は正直、詐欺師の懐に自ら飛び込んで行くカモみたいなものだ。その状況って怖くないだろうか。愛があれば金なんてというか逆だ、自分に金があれば、相手の年収なんて気にしなくていい、そして持っている金が多ければ多いほど、相手が金のかかる趣味を持っていようが、ギャンブル狂だろうが関係なくなる、つまり金があれば愛だけで結婚することができるのである。しかし、愛があれば金なんて、が全くなりたたないわけではない、金はあるが、愛のない相手に一生モラハラを受けて暮らすなら、金はなくても愛がある相手と結婚した方が幸せかもしれない。しかし、金がないのはないのでやはりツライことだ、よって、それが愛でカバーできることなのかちゃんと考えておくべきだろう。しかし、ここで想像する貧乏像を「食うものがない、電気を止められる」等、漠然としたテンプレ貧乏にするのは危険だ。漠然とした貧乏像であるがゆえに、愛という漠然としたもので乗り切れるような気がしてしまうからだ。よって、水や食い物等、万人が必要とするものではなく、自分にとっての必需品が買えない、または節約しなければいけない状態を考えた方が良いだろう。私なら、ロキソニンと便秘薬だ。わかる人にはわかるだろうが、わからない奴には全然わからない物だ。確かに命に別状はない、だがこれがないと、苦痛で不愉快な時間を月に数度確実に耐えなければいけないのである。そして苦痛かつ不愉快な状態で、隣には、その原因の一端を担うパートナーがいる、持続できるだろうか、愛を。しかも自分にとっての必需品なので相手にわかってもらえない可能性も高い「ウンコぐらい根性で出せ」と根性論を持ち出されたら、そこでライフイズオーバーだ。この人と一緒なら、電気水道止められても平気、みたいな極論で考えると逆に想像力が働かなくなってしまうのだ。「この人と一緒ならコンタクトの保存液買えなくても平気」とか、もっと身近なもので考えてみた方が良いだろう。【イ】▶「いい男」顔や年収だけではなく、家事能力も求められる『女がなにもしなくて‘いい男’』のこと【ウ】▶「占い」今の不調を自分以外の何かのせいにしてもらいにいくところ。
2017年08月12日聖路加国際病院(以下・聖路加)の名誉院長・日野原重明さんが、7月18日に105歳で逝去した。聖路加国際病院の内科医となったのは1941年。以来半世紀以上に渡り、聖路加の顔として活躍してきた。じつは、そんな日野原さんには最後まで知らされなかった“ある事実”が。医療ガバナンス研究所理事長で内科医の上昌広さんが語る。 「全国でも屈指のブランド病院ですが、現在、深刻な経営難と、ブラック企業ぶりが問題となっています。表面化したのは、昨年5月に同院に労基署による監査が入ったことです。月平均95時間を超える超過勤務と、残業代などの不払いが問題となりました。病院幹部と労働組合の話し合いも長引き、ボーナスが遅配される事態になったんです」 聖路加国際病院のA医師が、院内の様子を教えてくれた。 「超過勤務は深刻で部署の報告会では『労務状況が改善されなければ現院長(福井次矢氏)の逮捕もありうる』と聞かされたほど。オーバーワークは常態化していて、医師によっては100時間、200時間にも。ところが聖路加はそれほど給料が高くはない。それでも働きたいのは履歴書に“聖路加”と書けるのがキャリアになること、トップレベルの医療技術を勉強できること、そして日野原先生のようなカリスマによる求心力があったことです」 上さんは「聖路加のOBの話では過労で倒れた医師が労災申請をしようとしたとき、院内で『日野原氏の名誉を傷つけるのか』と声があがったと聞きます。黙っていても研修医は集まるので奢りがあったのかも」と指摘。別の病院に勤務する産婦人科医C医師は語る。 「10年に自然の営みで起きる出産を応援するため、日野原先生肝いりで設立したというのが聖路加の助産院。『通常の助産院に比べると1.5倍くらいと高額』という理由で利用者が非常に少なかったそうです。今では助産院では分娩が不可能になったと聞きました。せっかく助産院に入院しても、わざわざ通りを挟んだ本院に移動して出産。状態がよければ産後4時間ほどで助産院に戻らされるそうです」 高級志向、富裕層向けのサービスが、ことごとく裏目に出ているという声は多い。 「大手町には、富裕層向けの健康サポートを提供するクリニックがあります。ところが、入会金180万円、年会費60万円(それぞれ税別)とあまりに高額です。そのため、会員は目標数の4分の1~3分の1程度しか集まらなかったみたいです」(前出・A医師) 実際、聖路加の経営は厳しい。今回、聖路加は労基署に指摘された数十億円とも言われる不払いの時間外手当を支払った。同院の財務報告を見た税理士が分析する。 「15年度の資料を一見すると、健全な経営に見えます。ところが収入の部門には、解散した研究所の資産譲受などの“特別収入”が多い。これはその年度限りのもの。それらを差し引くと、おそらく年間の赤字額は8億円にも上ると思われます」(前出・税理士) 前出の上さんはこう語る。 「聖路加は6月から、34の診療科で行っていた土曜外来を14に大幅縮小しました。まずは採算が取れない外来から手をつけたのではないでしょうか。今後、救急や小児科など不採算を生みやすい部門にもメスが入れられることは十分に考えられます」 聖路加国際大学広報室は土曜外来の診療科が大幅縮小されたこと、助産院で出産できなくなったことは認めたが、その理由や指摘された経営危機などについては「内部の事情となりますので、お答えしかねます」と回答。別の現役医師が語る。 「現場には聖路加ブランドをはき違えて“一見さんお断り”の銀座の老舗料亭のように、患者さんを選ぼうとする医師がいるのは事実です。今回の“危機”が、それを見直すチャンスになってほしい。富裕層ばかりに目を向けず、本来の“弱者”に寄り添う日野原先生が守ってきた聖路加らしさを取り戻してほしいです」
2017年07月28日大麻取締法違反の疑いで逮捕され、不起訴処分となった元KAT-TUNのメンバー田中聖(31)が1日未明に自身の公式ブログを更新。ファンや関係者に向けての謝罪文を掲載した。 田中は「ファンの皆さま、関係者の皆さまへ」と題したブログを投稿。「この度は、応援してくださるファンの皆様、関係各位の皆様に甚大なるご心配、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。」とし、「今後は自らの行動に自覚を持ち、社会人としての責任を持って行動して行くよう反省いたします。 ご心配、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした。」とつづった。 また、田中が所属するロックバンドINKTのオフィシャルブログも「ファンの皆さま、関係者の皆さまへ」と題して更新され、「今後のINKT、田中聖個人の活動に関しましては、今回の司法判断を受けて、メンバーとスタッフで協議し、また改めてご報告させて頂ければと思っております」と報告。「田中聖にはアーティストとしての自覚はもとより社会人としての自覚と責任を改めて指導してまいります。」としている。 これに対しファンは「おかえり、待ってたよ!」「これからも変わらず応援していきます」「聖くん頑張って!」「待っているファンは沢山いますよ」「また歌っている姿見たいな」「早期のINKTの再開願っている」などのメッセージを送っている。
2017年07月01日6月7日、午前10時過ぎに渋谷警察署から釈放された田中聖(31)。関係者の車で千葉県内の実家に帰った田中は詰めかけた報道陣に一礼すると、中へと入って行った。 5月24日、東京都渋谷区の路上に止めたワンボックスカー内で乾燥大麻を所持していたとして現行犯逮捕された田中。尿検査で大麻の陽性反応が出たという報道があったが、東京地検は処分保留のまま、釈放した。 田中の釈放にTwitter上では歓迎と疑問の声が渦巻いている。 「おかえり、聖」「あなたが心配で、ただただ幸せであってほしいと願ってるんだよ」と田中を労う声があるいっぽう、「尿から大麻の陽性反応が出たのに、どうして処分保留で釈放されるの?」「陽性なのに処分保留?おかしい」と釈放への疑問の声も多かった。ちなみに大麻取締法に使用の罰則はない。 今回の逮捕時、元KAT-TUNという肩書きで紹介されていた田中。「元KAT-TUNの表記はもうやめてほしい」というファンの声をどう聞くのか。
2017年06月07日