『クラッシュ』『コンクリート・アイランド』のJ・G・バラードの小説を映画化した『ハイ・ライズ』が今週末から公開になる。本作のプロデューサーを務めたのは英国人ジェレミー・トーマスで、1975年に原作小説が出たときから映画化を模索し続けてきたという。その他の画像ジェレミー・トーマスは、ケン・ローチ監督のスタッフとして映画界に入り、『戦場のメリー・クリスマス』『ラスト・エンペラー』『裸のランチ』など数多くの名作を手がけてきた映画製作者で、バラードの小説『ハイ・ライズ』が出版された段階から映画化を希望していたという。「本が出た当時は、別の人間が映画化権を持っていました。しかし、長い時間をかけて、10年ほど前に映画化権を得ることができました」本作の舞台は、美しい外観の高層マンション(ハイ・ライズ)で、理想のライフスタイルを求める人々が集い、毎晩のようにパーティを開いては新生活を楽しんでいたが、ささいな事件をきっかけに住人の問題が顕在化し、マンションは内部から崩壊していく。現在社会の実像を鋭くえぐる題材で、トーマスは「『クラッシュ』同様、この小説は映画化するのは難しい題材で、脚色には長い時間をかけましたが、なかなかうまくはいきませんでした」と振り返る。プロジェクトに転機が訪れたのは「エージェントをしている息子から電話がかかってきた時でした」とトーマスは語る。「息子がベン・ウィートリーという監督がこの企画をやりたいという内容でした。私はすでにベンの映画を観ていましたから、ベンとバラードの世界は完璧な組み合わせだと思ったのです。私は生前のバラードさんと交流がありました。彼は『クラッシュ』の完成前に亡くなってしまいましたが、映画化に対して熱心に取り組んでくれましたし、完成前ですが映画を気に入ってくれていました。もし、彼が生きていたら『ハイ・ライズ』の映画もきっと気に入ってくれたと確信しています」これまでに数々の名作を手がけてきたトーマスは「いつも“真にオリジナルな映画”を作りたい」という。「J・G・バラードはいつも、私たちのために、私たちが考えられないようなことを考えてくれていました。いつだって芸術は人生を模倣しますから、映画製作時にはそんなことを考えてもいなかったのですが、結果的にこの映画は英国がEUを脱退することのメタファーになりました。この映画はエンターテイメントではありますが、緊張感にあふれた映画です。最近の大作映画はパジャマのままで観に行けるような映画ばかりですが、この映画は靴を履いて、緊張感をもって楽しんでほしいです」『ハイ・ライズ』8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開
2016年08月04日ディズニーの超大作映画『ジャングル・ブック』が11日(木・祝)から公開になる前に、本作のメイキング映像が公開になった。主人公の少年以外は、動物もジャングルもすべてCGで描かれた驚異的な映像の“裏側”に迫った貴重な映像だ。『ジャングル・ブック』/メイキング映像本作は、ジャングルで黒ヒョウとオオカミに育てられた人間の少年モーグリが、人間への復讐に燃えるトラに出会い、ジャングルの脅威だといわれたことから、壮大な冒険に出かけ、自身の進むべき道を見つけ出していくまでを描いたアドベンチャー大作。スタッフは初期の段階から、主人公モーグリの演技を実写で撮影し、残りをすべてデジタルで描くことを決め、徹底したリサーチと準備を重ねた。現在ではブルーやグリーンの幕の前で俳優を撮影し、後から背景やキャラクターをデジタルで加工することは一般的になったが、映画全編をこの手法で描くのは異例だ。このほど公開になったメイキング映像では、ブルーの背景の前で主演のニール・セディが演技する映像と、完成した本編映像が交互に登場。スタッフは事前に完成予想図を作成し、俳優の演技、カメラの動き、光の変化を完璧に把握。何もない空間で演技するセディのために、ジョン・ファヴロー監督が演技指導している場面も登場する。さらに映像には、本物と見分けがつかないほど精巧でありながら、“言葉をしゃべる”表情豊かな動物たちについて、スタッフや監督が語る場面も登場。短いメイキングながら、なぜ本作の製作陣が、ロケ撮影を選ばず、予算も時間も労力もかかるこの撮影手法に挑んだのかが伝わってくる内容になっている。『ジャングル・ブック』8月11日(木・祝) ロードショー(C)2016 Disney Enterprises. Inc. All Rights Reserved.
2016年08月03日8月5日(金)より公開されるケイト・ブランシェットとロバート・レッドフォードが共演する映画『ニュースの真相』の本編映像の一部が解禁になった。本作は全米ネットワークのCBSで起こった実話を基に、真実を追う報道関係者の姿を描いたドラマで、クライマックスともいえる重要なシーンが映し出されている。『ニュースの真相』/本編映像が解禁映画は、ジョージ・W・ブッシュ米大統領が再選を目指していた2004年に、CBSの看板番組イブニング・ニュースで、メインキャスターのダン・ラザーが、ブッシュ大統領の軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを放送し、全米にセンセーションを巻き起こした報道の真相を描いていく。本作は、CBSニュースのプロデューサー、メアリー・メイプスの自伝『大統領の疑惑』が原作で、ドラマはすべて実名で再現されており、プロデューサーのメアリーをブランシェットが演じ、伝説のキャスターと呼ばれるダン・ラザーをレッドフォードが演じている。(※ダン・ラザーは世界で最も有名な伝説的ジャーナリストのひとり。1981年に『CBSイブニング・ニュース』平日版の3代目アンカーマン兼編集責任者に就任し24年間務めた。)イブニング・ニュース渾身のスクープだったはずの大統領の兵役逃れ疑惑は、報道の翌日、保守系のブロガーから“偽造”だと糾弾されたことで一転。メアリーやダンら番組スタッフをはじめCBSは猛烈な批判の矢面に立たされる。同業他社の批判報道も大きくなり、ついに上層部は内部調査委員会を設置する。このほど公開になった本編映像の一部は、そんな中で不祥事の責任を取る形で番組を降板することになったダンが、そのことを視聴者に告げるシーンだ。彼が真摯に語る言葉の中には、報道に対する信念があり、そして「真実を報道することでリスクを冒すジャーナリストたち…」と、窮地に立たされているメアリーや番組スタッフへ向けた思いが込められている。本作は、たとえ困難な状況に追いやられても、自らの仕事に誇りと信念を持ち、仲間への忠誠も失わない“勇気”あるプロフェッショナルたちの姿を赤裸々に描いた人間ドラマになっている。『ニュースの真相』8月5日(金)TOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次ロードショー(C)2015 FEA Productions, Ltd. All Rights Reserved.
2016年08月03日ルーカスフィルムとLEGOが共同製作した、3DCGアニメーションシリーズ『LEGO スター・ウォーズ』の最新作『Lego Star Wars :The Freemaker Adventures(原題)』のパネルディスカッションが “スター・ウォーズ・セレブレーション”で行われ、監督とプロデューサーが本シリーズの秘密に迫った。その他の写真本シリーズはコメディタッチのオリジナル・ストーリーがうけて、『スター・ウォーズ』ファンやLEGOファンだけでなく、幅広い層から人気を集めている。最新作の舞台となるのは、『…帝国の逆襲』と『…ジェダイの帰還』の間の時代。宇宙戦争で銀河に広がった宇宙ごみを探し回り、廃品回収業を行っている家族の冒険物語が描かれる。本作のアイディアは2014年のコミコンに行った時に生まれたそうで、Bob Rothプロデューサーは「LEGOは家族みんなで遊ぶものだから、本家がそうであったように、本作もまた“家族”がキーになってくる。古い宇宙船を壊して新しいものを作るという今回の物語がLEGOのコンセプトにも似ていると思った」と振り返った。既にあるキャラクターを翻案して3Dにする過程で、意識したことについて聞かれると、Michael Hegner監督は「ユーモアのセンスが大事! あとは技術。LEGOを使ってこの世界でしか出来ないこと、本物の世界では出来ないことをするという、ある意味“遊べる”要素があった」とコメント。「特にLEGOは角ばっていて、動きという意味ではものすごい制約がある。でも、制約があることが逆にLEGO版を魅力的にしているのだと思う」と語った。ちなみに、“スター・ウォーズ・セレブレーション”の会場にもLEGOブースがあり、子供連れの家族などで連日賑わっていて、LEGOの人気の高さを改めて認識。組み合わせ方次第でどんなものでも思いのままに形作ることが出来るLEGOは、見ているだけで想像力を掻き立てられる。本シリーズが様々な世代から支持されているその所以もそんなところにあるのかもしれない。なお本シリーズでは『…ドロイド・テイルズ』と『…ニュー・ヨーダ・クロニクル』のDVD(デジタルコピー付き)が8月10日(水)に発売に。『…ドロイド・テイルズ』は、アンソニー・ダニエルズ本人が声を演じるC-3POの案内で、エピソード1から6、そしてアニメシリーズ『…クローン・ウォーズ』や『…反乱者たち』を楽しくおさらいする全5話を収録。『…ニュー・ヨーダ・クロニクル』は ヨーダが語り部となって、ルークとダース・ベイダーが直接対決する全4話が収録されている。『LEGO スター・ウォーズ/ドロイド・テイルズ』8月10日(水) 発売同日デジタル配信開始『LEGO スター・ウォーズ/ニュー・ヨーダ・クロニクル』8月10日(水) 発売同日デジタル配信開始
2016年08月03日メル・ギブソンとショーン・ペンが、『The Professor and The Mad Man』で共演することになった。ギブソンが演じるのはタイトルにある教授のほうで、ペンの役は狂った男のほうだ。その他の情報映画は、1857年にオックスフォード英語辞典が作成され始めた時の実話を描くもの。大学教授ジェームズ・マーレー(ギブソン)のほかに、狂人と思われて精神病棟に入れられていたウィリアム・チェスター・マイナー博士(ペン)も、大きな貢献をした。ギブソンは原作本の映画化権を20年ほど前に取得しており、今作ではプロデューサーも兼任する。監督は、ギブソンの『アポカリプト』でギブソンと脚本を共同執筆したファラド・サフィニア。撮影は10月にスタートする。ギブソンの最新作は、この秋北米公開予定の監督作『Hacksaw Ridge』。第二次大戦を舞台にしたアクションドラマで、アンドリュー・ガーフィールドらが出演する。ペンの最新作は、カンヌ映画祭で上映された監督作『The Last Face』。文:猿渡由紀
2016年08月03日ルーカス・フィルムとLEGOが共同製作する『LEGO スター・ウォーズ/ドロイド・テイルズ』『LEGO スター・ウォーズ/ニュー・ヨーダ・クロニクル』のDVD発売を記念し8月2日、都内でPRイベントが行われ、子どもたちが全高約2メートル40センチ、約9万個のLEGOブロックを使用した巨大R2-D2を製作。“親子で楽しむスター・ウォーズ”にちなみ、アニマル浜口、京子親子が応援に駆けつけた。その他の写真アニマルは「気合いを入れて応援したら、みんなスピードアップしていたね。忍耐強く、よく頑張った」と目を細め、身長よりはるかに高いR2-D2と対面した京子は「すごい。みんなよく頑張ったね」と子どもたちをねぎらった。親子そろって「スター・ウォーズ」の大ファンだといい、シリーズ最新作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』も家族で鑑賞し「好きなキャラクターは、主人公のレイ。困難にぶち当たっても、あきらめずに戦う姿に勇気をもらいました」(京子)、「レイちゃんは京子に似ているね。いろんな困難を乗り越えてきたから。僕はハン・ソロのファン。渋くてカッコいいし、大冒険も最高ですね」(アニマル)と魅力を語った。また、LEGOブロック版について、京子は「動きが可愛らしいし、セリフもクスッと笑えるものが多い。子どもの頃からLEGOでよく遊んでいましたし、引き込まれました」とアピール。アニマルは得意の“気合いだ”10連発に代わり、“フォースだ”10連発で気合いを注入し、イベントを盛り上げていた。C-3POとR2-D2が活躍する『LEGO スター・ウォーズ/ドロイド・テイルズ』は、アンソニー・ダニエルズ本人が声を演じるC-3POの案内で、過去の「スター・ウォーズ」シリーズをおさらいする冒険ストーリー。『LEGO スター・ウォーズ/ニュー・ヨーダ・クロニクル』はヨーダを語り部に、ルークとダース・ベイダーの対決などをコミカルに描いている。『LEGO スター・ウォーズ/ドロイド・テイルズ』8月10日(水) 発売同日デジタル配信開始『LEGO スター・ウォーズ/ニュー・ヨーダ・クロニクル』8月10日(水) 発売同日デジタル配信開始『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』MovieNEX発売中デジタル配信中取材・文・写真:内田 涼
2016年08月02日チャニング・テイタムが、リメイク版『スプラッシュ』に主演することがわかった。相手役はジリアン・ベル。1984年に公開されたオリジナルは、トム・ハンクス演じる人間の男性が、人魚の女性(ダリル・ハンナ)を恋してしまうという物語だった。だがリメイク版では、テイタムが人魚という設定らしい。その他の情報オリジナルはロン・ハワードの監督としての初期作品でもある。この後、ハワードとハンクスは『アポロ13』『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』で組んだ。この秋北米公開となる『インフェルノ』でも、またもやチームワークの良さを見せてくれそうだ。テイタムは、最近『ヘイトフル・エイト』『ヘイル、シーザー!』などに出演。現在は『キングスマン』の続編を撮影している。文:猿渡由紀
2016年08月02日“キング・コング”誕生を描く『コング:スカル・アイランド』(原題:KONG:SKULL ISLAND)の公開が、来年3月25日(土)に決定し、場面写真が解禁になった。コングはいかにしてキングになっていくのか? その起源が描かれる。その他の情報コングがスクリーンに初登場したのは、美女を片手にエンパイア・ステート・ビルで大暴れした1933年の映画『キング・コング』(メリアン・C・クーパー監督)。その後、ジョン・ギラーミン版、ピーター・ジャクソン版と3度映画化され、日本の『ゴジラ』シリーズには2度登場している。新たに製作される『コング:スカル・アイランド』は、2014年公開の『GODZILLA ゴジラ』を手がけたレジェンダリー・ピクチャーズとワーナー・ブラザースが再びタッグを組み、新シリーズとして今後“ゴジラ”と対決することが発表されている。このほど公開になった場面写真には本作に出演する、トム・ヒドルストン、ブリー・ラーソン、サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・C・ライリーが登場。神話の中だけに存在すると思われていた島“スカル・アイランド”が実際にあることがわかり、遠征隊として派遣された彼らが、巨大なスカル(髑髏)の前で、緊迫した表情を浮かべている。人間にとっては驚異と危険に満ちた“楽園”で、明らかになるコングの真実とは? 本作は大自然の真の“キング”を新たな視点で描くスペクタクル大作になるという。『コング:スカル・アイランド』2017年3月25日(土)全国ロードショー(C)2016 WARNER BROS.ENTERTAINMENT INC., LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年08月02日「ぴあ」調査による2016年7月29日、30日のぴあ映画初日満足度ランキングは、老夫婦のつつましくも愛にあふれた日常を捉えたドキュメンタリー『あなた、その川を渡らないで』がトップに輝いた。2位に前人未到の挑戦を実話を基に描いたヒューマン・ドラマ『ヒマラヤ~地上8000メートルの絆~』、3位に『ヱヴァンゲリヲン』シリーズの庵野秀明が総監督を務めた『シン・ゴジラ』が入った。その他の写真1位の『あなた、その川を渡らないで』は、小さな村で暮らす98歳のおじいさんと89歳のおばあさんの愛情あふれる日々を丁寧に映し出した作品。おそろいの洋服を着て手をつなぎ、山や市場へと出かけるふたりの日常や、互いの健康や周囲の出来事に心を悩ませる姿を描き出していく。本作は2014年に韓国で公開されるとたちまち口コミが広がり、480万人を動員する大ヒットを記録。さらに世界各国の映画祭でも観客賞を多く受賞するなど注目されたが、日本の観客からも「点数を付けられないくらい感動。言葉が見つからない」「涙がおさえられなかった」「愛の素晴らしさを感じた」「自分も今後どう生きていくか考えさせられた」などの声があがった。2位の『ヒマラヤ…』は、死んだ仲間の亡骸を探すため、記録には残らない過酷な遠征を行った“ヒューマン遠征隊”の軌跡を描いたドラマ。観客は、「登山家の友情や絆を感じられた」「仲間を思う言動にぐっときた」などの声が聞かれた。また「待っている家族の辛さが伝わった」「(仲間を助けに行きたい一方で)断ってしまう人の気持ちもわかる」「仲間のために諦めなければならないことがある」といったコメントも寄せられており、極限状態に置かれた人間だけでなく、それを取り巻く人々のドラマも高い評価を集めたようだ。(本ランキングは、7/29(金)、30(土)に公開された新作映画7本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2016年08月01日『リトル・ミス・サンシャイン』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・ダノが、監督デビューを果たすことになった。作品は1990年に出版された小説の映画化『Wildfire』。主人公はティーンエイジャーの男の子。家族とともにモンタナに引っ越した頃から、両親の関係が崩れ始める。その他の情報脚本は、ダノと恋人のゾーイ・カザンが共同執筆。ダノとカザンは、カザンが脚本を書いた『ルビー・スパークス』で共演したが、今作には、ダノもカザンも映画に出演はしない模様だ。ダノは最近、『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』や『グランドフィナーレ』などに出演。また、BBCが放映した4回からなるミニシリーズ『戦争と平和』にも出演している。現在は、ポン・ジュノ監督の『Okja』を撮影中。共演はリリー・コリンズ、ジェイク・ギレンホール、ティルダ・スウィントン。文:猿渡由紀
2016年08月01日8月11日(木・祝)公開の映画『ペット』と同時上映される短編アニメーション『ミニオンズ:アルバイト大作戦』の新たな予告映像が解禁になった。相変わらずマイペースすぎる彼らのハチャメチャぶりと黄色いおしりに、思わず笑みがこぼれる内容になっている。『ミニオンズ:アルバイト大作戦』』/予告映像が解禁バナナが大好きな謎の生物ミニオンは、本作でお小遣い稼ぎのためにガーデニングサービスのアルバイトに挑戦する。しかし、いつでもどこでもハプニングを起こしてきたミニオンたちは、ここでもちょっとした騒動になってしまう。新たな予告映像では、芝刈り機やホウキ、ブロワ―を使って仕事をしている(?)ミニオンたちが登場する。彼は無事にアルバイトをやり遂げることができるのか? そもそもミニオンたちがお小遣いで買いたいものとは何か? アルバイト大作戦はどんな結末を迎えるのか? 想像のふくらむ展開になっている。『ペット』同時上映『ミニオンズ:アルバイト大作戦』8月11日(木・祝)全国ロードショー
2016年07月29日90年代に放映され、人気を集めたSFドラマ『バビロン5』にレギュラー出演したジェリー・ドイルが亡くなった。60歳だった。その他の情報ラスベガスの自宅で息を失っているのが発見された。死因はまだ解明されていない。ドイルはニューヨーク生まれ。パイロット、ストックブローカーなどを経て、30代で俳優に転向。『バビロン5』に5シーズン出演したほか、ブルース・ウィリスのコメディ番組『こちらブルームーン探偵社』『ビバリーヒルズ青春白書』『NYPD BLUE~ニューヨーク市警15分署』などにゲスト出演した。1995年に『バビロン5』の共演者アンドレア・トンプソンと結婚するが、2年で離婚。その後、再婚はしていない。トンプソンの間に、子供がひとりいる。文:猿渡由紀
2016年07月29日ジェイン・オースティンの名作に“ゾンビ”要素を足し、200万部を越えるベストセラーとなった人気小説を映画化する『高慢と偏見とゾンビ』が、9月30日(金)に公開されることが決まり、予告映像とポスタービジュアルが解禁になった。解禁された予告映像オースティンが1813年に発表した小説『高慢と偏見』は、18世紀イギリスの片田舎を舞台に、誤解と偏見から起こる恋のすれ違いを綴った物語で、恋愛小説の金字塔と称賛され、近年ではキーラ・ナイトレイが主演した『プライドと偏見』など、これまでに何度も映像化されきた。本作は、小説の舞台を謎のウィルスに感染した終末世界に置き換えるという大胆な試みで注目を集めたオースティンとセス・グレアム=スミスによる著書を映画化するもの。予告映像では、18世紀イギリスの片田舎で暮らすベネット家の5人姉妹という設定はそのままだが、謎のウィルスが蔓延し、感染したものはゾンビとなって人々に襲いかかるという要素が加わり、得意のカンフーでゾンビと戦う日々を送りながらも裕福な人との結婚を夢見ている姉妹たちの姿が登場する。主人公のベネット家の次女エリザベスを演じるのはリリー・ジェームズ(『シンデレラ』)。エリザベスとすれ違いながらも惹かれあう大富豪の騎士ダーシー役は、サム・ライリー(『マレフィセント』)。そのほかジャック・ヒューストン、ベラ・ヒースコート、ダグラス・ブース、マット・スミスら若手から重鎮まで多彩な英国俳優が集結。『セブンティーン・アゲイン』のバー・スティアーズが監督・脚本を手がけている。中世・イギリスの紳士淑女たちが真実の愛を求めるラブロマンスに“ゾンビ”が登場するとどのような化学反応が起こるのか? 公開が楽しみになる予告映像になっている。『高慢と偏見とゾンビ』9月30日(金)よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国ロードショー
2016年07月29日テレビで、ここまで知的なことができたのか。昨年アメリカで放映が開始された『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』は、テクノロジーや経済に触れる時事的な要素、細かいところまで考え尽くされた筋書き、新鮮で魅力的なキャスティングで、社会現象にまでなった。今年1月のゴールデン・グローブ賞は、TVドラマ部門と助演男優部門で受賞。9月のエミー賞にも6部門でノミネートされている。その他の写真このドラマの大成功で突然スターの仲間入りをしたのが、主人公エリオットを演じるラミ・マレク。昼間はサイバーセキュリティの会社に勤め、夜はハッカーとして活動する彼は、鬱に悩み、社交性が大きく欠如している。そんな彼が、ある秘密の革命運動に巻き込まれていくのだ。「脚本を読んだ時、『大胆だなあ。本当にこういうのを作ろうとしているのかな?』と思った。次に、『まさかね。やっぱり実現は無理だった、ってなるんだろう』と思ったよ。幸運にもUSAネットワーク(アメリカのケーブルチャンネル)がゴーサインを出してくれた。第1話を撮っている時にも、僕は、このドラマはすごく特別になると感じたけど、見てくれる人がいるかどうかは疑問だった。うれしいことに、人々の反響は、すぐに伝わってきたよ。そして、このドラマは、ただ娯楽を与えるだけじゃなくて、人々にさまざまなことを考えさせるものなんだと、あらためて実感したんだ」舞台はニューヨーク。外ロケも多い。番組がヒットするにつれ、街でファンに声をかけられることも多くなった。「(双子の)弟と一緒の時に誰かが声をかけてくると、弟が、『こいつはエリオットだぞ。近寄ると怖いぞ』と脅したりする(笑)。あるいは、『もしかして、今ここで、あの番組を撮影しているのかな』と、カメラやクルーがどこかにいるか、見渡す人もいるね(笑)」第1シーズンの盛り上がりに自信をもったUSAネットワークは、第2シーズンを全話いっぺんに撮るという、テレビ界ではありえない撮影をすることに決めた。経済的な効率は良いが、同じ日に第3話と第8話のシーンを撮ったりするのだから、演じるほうにとっては、かなり大変なことだ。「第2シーズンでは、いろんなことが明らかになる。この革命の発想がどこから来たのかなどね。ほかにも数々の答を見つけることができるよ」『MR.ROBOT/ミスター・ロボット』シーズン1Amazonプライム・ビデオにて見放題独占配信中シーズン2本日よりAmazonプライム・ビデオにて見放題独占配信取材・文:猿渡由紀
2016年07月29日1982年製作の名作『ブレードランナー』の続編が、来年11月に日本で公開されることが決定し、コンセプト・アートが公開になった。前作に続いてハリソン・フォードが出演し、『プリズナーズ』『ボーダーライン』のドゥニ・ヴィルヌーヴが監督を務める。その他の情報『ブレードランナー』は近未来を舞台に、過酷な労働に従事するために誕生するも、人間に反旗を翻すようになった人造人間“レプリカント”を逮捕・処刑する捜査官“ブレードランナー”のデッカードを主人公にしたSF大作。フィリップ・K・ディックの小説を基に製作され、斬新な映像や未来観、単なるアクション映画に終わらない重厚なドラマは後続の作品群に大きな影響を与えた。さらに劇中に登場する描写やセリフは、繰り返し観賞した熱狂的なファンによって検証、研究され、日本での劇場公開時のバージョンとは異なる版(ワーク・プリント版、アメリカ公開版、ディレクターズ・カット、ファイナル・カット)が登場する度に大きな話題になった。現在も熱狂的なファンを世界中にかかえる『ブレードランナー』の続編のウワサはこれまでに繰り返しのぼり、前作の続きの設定の書籍が発行されるなど、注目を集めては実現には至らないまま30余年が過ぎた。しかし、ヴィルヌーヴ監督のメガホンでついに続編の製作が本格的に始動。前作の脚色を手がけたハンプトン・ファンチャーとマイケル・グリーンが、ディックの小説の世界観を踏襲し、前作から数十年後の物語を執筆したという。前作に続いてフォードがリック・デッカードを演じるほか、ライアン・ゴズリング、ロビン・ライトが出演。前作を監督したリドリー・スコットが製作総指揮を務める。公開時にケベック州の映画館で『ブレードランナー』を観たというヴィルヌーヴ監督は「あの音楽、2019年のロサンゼルス、スモッグ、ダークな雰囲気。あの映画を見て、映画監督になりたいという思いが芽生えたんだ」とコメント。“金字塔”や“伝説的”とも称される作品の続編だけに、ファンの期待と不安は大きいが、30余年を経てついに登場する新作は、全世界から最大級の注目を集めることになりそうだ。今後、公開に向けてストーリーの概要や、新たなキャストなど、新情報が明らかになっていくことが予想される。
2016年07月29日8月10日(水)にデジタル配信がスタートし、同月24日にブルーレイやDVDが収録されたMovieNEXが発売になるディズニーの大ヒット作『ズートピア』の特別映像が公開になった。劇中に登場する魅力的なキャラクターを作り上げたスタッフが集まって、本作の製作秘話を語った貴重な映像だ。公開された特別映像『ズートピア』は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語。全世界で大ヒットを飛ばし、日本でも愛らしいキャラクター、最後までワクワクできる物語、その背後にある深いメッセージが大きな反響を呼び、大ヒットを記録した。このほど公開になったのは、ジュディの声を演じたジェニファー・グッドウィンが案内役を務めるスタッフの対談映像だ。常に前向きで、夢に向かって決して諦めないウサギのジュディとグッドウィンの活き活きした声は見事にマッチしていたが、彼女は「演技の半分はアニメーターに託される」という。一方、本作に参加したアニメーターたちは対談の中で、グッドウィンや、ニックの声を演じたジェイゾン・ベイトマンの声がアニメーションを制作する上で大きな助けになったと語り、「あの声を聞けば、自然とニックの姿が浮かぶ」という。映画は、映像をつくるアニメーターたちと、声を演じるキャストが互いに良い影響を与え合いながら作られたようで、映像ではスタッフたちが本作を振り返る場面や、グッドウィンやベイトマンが声を収録している時の様子などもたっぷりと収録されている。『ズートピア』8月10日(水) デジタル先行配信開始8月24日(水) MovieNEX発売 4000円+税
2016年07月29日公開中のディズニー/ピクサー最新作『ファインディング・ドリー』では、短編『ひな鳥の冒険』が同時上映されている。なぜ、ピクサーは超大作の『…ドリー』を製作しながら、さらに短編も手がけたのだろうか?『ファインディング・ドリー』/その他の画像『ひな鳥の冒険』の主人公は、生まれて間もないシギで、初めて巣を出たひな鳥が迫ってくる波、初めての海岸線におびえながら、少しずつ環境に慣れ、成長を遂げていく姿を愛らしい表現を交えて描いている。監督を務めたアラン・バリラーロは、1997年からピクサーで活躍してきた精鋭スタッフのひとりで、アニメーターとして活躍する一方で、自分たちの映画づくりがより柔軟に進められるよう技術チームとタッグを組んで、アニメーション作製ツールの開発にも取り組んできた。そこでバリラーロは初監督作を手がけるにあたって“ストーリー”も“技術”も妥協しない映画づくりに挑んだ。しかし、新しい技術を投じて新しい短編をつくることは、手間も予算もかかる。プロデューサーのマーク・ソンドハイマーは「短編はお金が儲からないどころか、逆にお金を失うんだ」とハッキリ言う。しかし、彼は「ピクサーとジョン・ラセターは、短編を作ることにとてもコミットしている」と語る。なぜだろう? 「それはアランのような人々に、ストーリーを語り、学ぶ機会を与えるからだ。この映画の仕事をした多くの人々は、普段彼らがやっていることとは違うことをトライしてみる新しい機会を与えられた。それは、本当に僕らのためなんだ。アーティストが本当に学んで、成長するためにね」振り返れば、短編『晴れ ときどき くもり』を手がけたピーター・ソーンは後に『アーロと少年』を、短編『ワンマンバンド』を手がけたマーク・アンドリュースは後に『メリダとおそろしの森』を監督した。短編を制作する過程で彼らは多くを学び、長編映画を手がけるための“基盤”を築いたのだろう。訪れたスタジオ内には、現在もいくつかの作品の制作が進められており、まだここには書けない“あの作品”のイメージ画や、メモが飾ってあった。ピクサーの未来はいつも“映画を生み出す人”と共にあり、彼らはこれからも失敗を恐れずに挑戦し、新しい領域を開拓していくのではないだろうか。『ファインディング・ドリー』公開中
2016年07月28日ディズニーが企画中のライブアクション版『くるみ割り人形』の主演に、マッケンジー・フォイが決まった。フォイは、クリストファー・ノーランの『インターステラー』で、マシュー・マコノヒーの娘の幼い時代を演じて注目された。その他の情報正式なタイトルは『The Nutcracker and the Four Realms』。監督には、ラッセ・ハルストレム(『サイダーハウス・ルール』『ショコラ〈2000年〉』『HACHI 約束の犬』)が決まっている。フォイは『インターステラー』で放送映画批評家協会賞にノミネーションされた。最近はアニメ『リトルプリンス 星の王子さまと私』に声の出演もしている。同作品は、アメリカではもともとパラマウントが劇場公開する予定だったが、公開予定日直前に取りやめ、来月5日に、Netflixがストリームを開始する予定になっている。文:猿渡由紀
2016年07月28日怒りんぼうの鳥レッドと仲間たちが活躍する映画『アングリーバード』の日本語版で、三森すずこが人気者バードのステラの声を演じることが発表になった。その他の画像『アングリーバード』はフィンランド生まれのモバイルゲームで2009年にリリースされ、世界各地で大ヒットを記録している。映画は、ゲームに登場するキャラクターが登場するアニメーションで、怒りんぼうのレッド、チャックとボムが、いじわるなピッグたちに盗まれた大切な“たまご”を取り返すために冒険を繰り広げる。三森は、『探偵オペラ ミルキィホームズ』で結成されたミルキィホームズや、『ラブライブ!』のμ’s(ミューズ)のメンバーでもある人気声優で、本作では主人公レッドが住むバードアイランドで暮らす、明るい女の子ステラの声を演じる。三森は「可愛くてしっかり者なステラのキャラクターがよりいきいきとなるように演じてみました」と収録を振り返り、「バードアイランドの仲間たちはもちろん、侵略してくるブタさんたちもみんなとっても可愛くて、しかもとっても笑えます♪ぜひ楽しみに待っていてください♪」とコメントしている。『アングリーバード』10月1日(土)全国ロードショー
2016年07月28日先日ロンドンで開催され、大盛況のうちに閉幕した『スター・ウォーズ』公式ファンイベント“スター・ウォーズ・セレブレーション”。その初日に行われたコスプレチャンピオンシップに出場していた唯一の日本人、Yuki Shibauraさん(ペンネーム)に話を聞いた。その他の写真Yukiさんがコスプレをしているキャラクターは、ジェダイ騎士のオビ=ワン・ケノービ。アナキンとルークの二世代の主人公に師としてフォースの道を教えた、シリーズの中でも重要な人物だ。オビ=ワンの衣装は10年かけて改良を重ね、今着ているものは4代目。特にジェダイローブにこだわっているそうで、見た目や材質はもちろんのこと、アクションシーンの演技などで動いた場合の布の翻り方や、歩いた時の靡き方なども劇中と近くなるよう、DVDを何度も観て、何年も研究改良を重ねてきたという。今年のコスプレチャンピオンシップは4つのカテゴリーがあり、各カテゴリーからTOP3まで計12名の入賞者が発表に。そこから4名に絞られ、更なる審査の末、チャンピオンが決定する。Yukiさんは過去に4回コスプレ大会に出場しており、今回は惜しくも入賞を逃してしまったが、過去4回のコンテストではすべて、部門内で入賞しているそうだ。「ヨーロッパのコスプレコンテストは、キャラクター再現率を重視した方が多く、参加しているだけでもとても楽しいです。特にプリンセスの方々の衣装はドレスの刺繍やビーズ装飾など、おそらくコンテストの舞台では細かすぎて見えないような部分も丁寧に作られており、どれもすばらしかったです」と今年のコンテストを振り返った。『宇宙戦艦ヤマト』など小さい頃からどちらかというと男の子が好むものが好きだったというYukiさん。小学生の時、エピソード4を映画館で観たのをきっかけに、スター・ウォーズファンに。「小学生の自分にとって“ふつうの青年だった主人公がかっこいい騎士になってお姫様を救う”という、童話にもあるようなわかりやすいお話の中に、宇宙戦闘機と宇宙要塞のかっこいい戦闘シーンが加わったスター・ウォーズは、のめり込むには十分な作品でした。日本でも『…フォースの覚醒』が公開されてからは、親子や家族で楽しむ方が増えてきたなと感じています。子供の頃にスター・ウォーズにハマった世代が親になり、子供にもその面白さを教えることができ、同じ目線で同じように楽しむことができる。そんなところも魅力なのではないでしょうか。 “家族”が絡んでいることも、みんながそれぞれの世代で楽しめる大きな理由なのかなと思います」。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』MovieNEX発売中デジタル配信中
2016年07月28日クリント・イーストウッド監督が手がける映画『ハドソン川の奇跡』の公開前に、主演のトム・ハンクスと共演のアーロン・エッカートが9月に来日することが発表になった。予告編本作は、2009年にマンハッタンで起きた航空機事故を題材にしたC.サレンバーガーの著書『機長、究極の決断「ハドソン川」の奇跡』(静山社文庫)が原作。全エンジンが完全に停止し制御不能となった旅客機を、目の前に流れるハドソン川に着水させるという究極の決断をし、奇跡の生還を果たすも、殺人未遂の罪に問われることになった男が辿る運命が描かれる。機長を演じたハンクスの来日は約3年ぶりで、副機長を演じたエッカートの来日は約8年ぶり。ふたりは9月14日(水)に来日し、ジャパンプレミアや記者会見に出席する。また、本ニュースとあわせて本作の予告編が公開になった。映像は、サレンバーガー機長が航空機事故を回想するシーンから始る。乗客の命を救い、ニューヨーク市内に墜落するかもしれないという未曽有の危機を回避した機長は、瞬く間に国民的英雄として称賛される。だが、その裏側では機長の判断をめぐり、国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われていた…。誰が“奇跡”を裁くのか? 奇跡の裏側に隠されたある真実を突きつける内容になっている。早くも2017年度のアカデミー賞有力候補として注目を集める本作。巨匠イーストウッドと初タッグを組んだハンクスからどのような話が聞けるのか? 来日に期待が高まる。『ハドソン川の奇跡』9月24日(土) 新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー『機長、究極の決断 「ハドソン川」の奇跡』発売中C.サレンバーガー著静山社文庫刊
2016年07月27日『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のポール・フェイグが、ファッション雑誌Elleに出た記事を映画化することになった。タイトルは『Supermodel Snowpocalypse』。フェイグはプロデューサーにとどまり、監督はしないようだ。その他の情報登場人物は、高級デパートのカタログ撮影のためにチリを訪れたモデル、カメラマン、広告関係者。一行が到着した時、すでに大雪が降っていたが、彼らはスタジオで撮影することにし、1週間、電話もつながらず、外から遮断された場所に閉じ込められることになる。そのうち、ついに、アメリカ人のクルーが脱出作戦を考えつくという物語だ。フェイグの最新作は、女性キャストでリブートした『ゴーストバスターズ』。映画は公開前から相当な論議を呼んだが、北米公開初週末に、フェイグとメリッサ・マッカーシーのキャリア最高オープニング記録を打ち立てている。文:猿渡由紀
2016年07月27日ルーカスフィルムのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターであるダグ・チャンをはじめ製作スタッフたちが“スター・ウォーズ・セレブレーション”に集結。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の悪役カイロ・レンのキャラクター作りについて、これまで公にされてこなかった初期のアイディアスケッチなどとともに製作秘話を明かした。その他の写真『…フォースの覚醒』は『スター・ウォーズ』シリーズの7作目で、現在MovieNEXが発売中。J.J.エイブラムスがメガホンを執り、“エピソード6“から30年後を舞台に、新たな物語が紡がれる。カイロ・レンのキャラクターはもともと、ダース・ベイダーのように外見的に損傷があるイメージがあったそうだが、行き過ぎだという判断になり、さらにアイディアを練ることになったという。「カイロ・レンのアートワークについては、アーカイブにフォルダが12もあるんだ。中にはすごくいいアイディアもあるんだけど、なかなかこれというものが見つからず、試行錯誤した。J.J.はとにかく今まで見たことのない、他にはない新しいものを求めていた」と振り返る。その後、シンプルだけどインパクトのあるものを考えた結果、あるアイディアに到達し、それがJ.J.の琴線に触れたという。「J.J.は何度も言っていた。子供が立ち上がりそうな勢いで『ママ、あれ何?』って叫ぶようなものが欲しいって。それで、新しく作ったものをJ.J.に見せたら『これだ!』って。ただ、黄色については『どうかな?』という感じだったけれど、アイディアは気に入ってくれた。最初のシーンでは、火が多く使われるから、火をイメージした。黄色はその反射だということになって、僕のイメージが火の重要性を高めたんだ」。この過程について、レイン・ロバーツは「ストーリー部門とアートワーク部門はそれぞれ別のものを求めていて、結局デザインがストーリー作りに貢献したというわけだからとても興味深い」と分析。「ストーリーの必然性としてデザインの過程は始まるけれど、製作しているうちに独自のロジックが生まれ、アートワークとストーリーが同時に同じところに着地する。全てが繋がっているのね」と続けた。最後に会場にいたファンから「たくさんアイディアを出しても、90パーセント以上使われないのは寂しくないですか?」という質問が飛ぶと、「そうだね、頑張るしかないよね」とスタッフたちも苦笑い。「自分の仕事の過程というのは、答えを探すようなものだと思う。でも、その答えは何であるかは全くわからない。結局アイディアやイメージを形にする鍵が何なのかを探すことが僕たちの仕事なんだ」と語った。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』MovieNEX発売中デジタル配信中
2016年07月26日毎年、コミコン会場で日本発のコンテンツで何が注目されているかもチェックポイントのひとつだ。その他の画像セーラームーンは相変わらず人気で大きなブース展開をしていた。またツムツムのブースも賑わっていた。ここはゲームというより、ぬいぐるみやグッズ販売で長蛇の列になっており、特に『スター・ウォーズ』やマーベルがツムツム化したことで、コミコンに来るファンにとってもぐっと身近なコンテンツになった。他にも日本発でアメリカで“加工”され人気となった『パワーレンジャー』、『トランスフォーマー』、『ボルトロン』(日本のアニメ百獣の王ゴライオン)。『パワーレンジャー』は来年新たに映画化、『トランスフォーマー』も新作映画が公開、『ボルトロン』はNetflixでの新作が決まり盛り上がっていた。『ボルトロン』は映画『デッドプール』でもネタにされており、『デッドプール』も好きな日本が誇るコンテンツ、キティちゃんも会場のいたるところで目にした。しかし今年1番目立っているのはポケモンの感がある。日本発のコンテンツと言えば、2014年にハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』が封切られた年は、ゴジラのTシャツやグッズを見つけたファンを多数見かけた。またゲームで言えば、2011年の『ストリートファイターII』20周年のときは、“ストII”キャラのコスプレイヤーがいっぱいだったが、今年はポケモン関係のコスプレ、コーディネートおよび雑貨(ピカチュウのぬいぐるみやモンスターボール)を身につけたファンが多い!ポケモンが20周年という記念すべき年でもあるのだ。そして新作リリースのタイミングでもあり、そして『ポケモンGO!』を楽しんでいる!なんと『ポケモンGO!』のパネルが急きょホールHで行われることになったのだ!!当初、7月22日(現地時間)に480人ほどのキャパの部屋でパネルが行われるハズだったが、あまりの人気に24日(現地時間)、13時45分からホールHで行われることになった。ゲームのパネルがホールHで行われることは史上初だという。プレゼンテーターはこのソフトを任天堂とともに開発したNianticの創設者ジョン・ハンク。これは突然の決定だったので、コミコンの印刷されたガイドブックには載っていない。今回のSDCCでは映画『ノースデン』のパネルでオリバー・ストーンがこの現象についての持論を語ったことでも話題になっているが、今年のSDCCはある意味『ポケモンGO!』で始まり『ポケモンGO!』で終わったといったも過言ではない。とにかく会場の中・外でピカチュウを見ないことはほとんどない。面白いのはポケモンの世界を自分なりにアレンジしてみな楽しんでいるということ。筆者はこの“デッドプール×ピカチュウ”、“キャプテン・アメリカ×ピカチュウ”に吹き出し、そしてポケモンのキャラをこれだけセクシーなキャラにアレンジしたこの2人組に脱帽した。取材・写真 BY 杉山すぴ豊
2016年07月26日日本でも人気を集めた『冬の小鳥』のウニー・ルコント監督の新作映画『めぐりあう日』の冒頭映像が公開になった。不安そうな表情をした女性エリザが、港町ダンケルクで“ある人”のことを知ろうとする場面が描かれる。 生みの親を知らずに育った女性が、出生の秘密を求めて港町で暮らす中で、自身の進むべき道を見つけ出していく様を描いた感動作だ。『めぐりあう日』/冒頭映像が解禁本作の主人公は、産みの親を知らずに育った理学療法士の女性エリザ。このほど公開になった映像のエルザは、列車に乗り込み、何かを想いをはせている。ナレーションやセリフはないが、彼女の顔に落ちる影が、彼女の内面と今後の展開を予感させる印象的なカットだ。続くシーンでエリザは、自身の出生の秘密について専門の機関から調査の結果を聞かされる。その機関はエリザの生みの親と思われる人物を突き止めるが、その女性は名前を公表したり、エリザに会うことを拒んでいる。エリザはただ自分の生みの母について知りたいだけだが、匿名出産をした女性は法律で守られており、エリザはそれ以上、知ることができない。やがて彼女は、息子とダンケルクの町で暮らしながら、生みの親の行方を探し始める。そんな中、エリザは息子の通う学校で働く中年女性アネットに出会い、これまでの人生や、母に対する想いを見つめなおしていく。公開された映像は冒頭部分だけだが、本作は全編に渡って、俳優の表情や風景、光の動き、音響が考え抜かれており、物語や登場人物の感情を画面から読み取りながらじっくりと楽しめる作品に仕上がっている。『めぐりあう日』7月30日(土)より 岩波ホールほかにて全国順次ロードショー
2016年07月26日ベネディクト・カンバーバッチが主演を務めるマーベル・スタジオの新作映画『ドクター・ストレンジ』が来年1月27日(金)に公開されることが決定し、映像が公開になった。魔術を駆使して戦うドクター・ストレンジが主人公の超大作で、観客の常識を覆す摩訶不思議な映像世界が描かれる。『ドクター・ストレンジ』/新映像本作でカンバーバッチが演じる主人公は、天才的な脳外科医だった。彼はすべてが完璧で、時に人を見下すような態度すらとるプライドの高い男だったが、不慮の事故に遭い、医師としての能力、信用、財産のすべてを失ってしまう。このほど公開になった映像は、すべてを失った主人公が“どんな傷でも治癒できる魔術師”に会いに行く場面から始まる。人間の常識を覆し、いま見えているものが“すべて”ではないと知った主人公は、医学を学んだのと同じように、魔術を学び、実践し、“ドクター・ストレンジ”として成長していく。これまでのマーベル作品同様、本作の主人公も驚異的な力を持ちながら、欠点があり、失敗を重ねながら自ら進むべき道を見出していく“人間らしい”ヒーローだ。さらに映像では彼の前に立ちはだかる強大な敵とのバトルも登場。魔術を駆使したバトルでは現実の世界が人間の想像を超えるレベルで変化し、天地が転倒する。しかし、医師であるドクター・ストレンジは敵を傷つけることができないため、アイアンマンやキャプテン・アメリカとはまったく違った種類の戦いを繰り広げることになる。本作にはカンバーバッチだけでなく、レイチェル・マクアダムス、マッツ・ミケルセン、ティルダ・スウィントン、キウェテル・イジョフォーら演技派俳優が集結。このほど公開になった映像では彼らの重厚な演技を捉えた映像や、緊張感高まる場面をフッとやわらげるユーモアあふれるシーンも収録されている。映像は、これまでのマーベル作品よりも謎に満ち、アッと驚かされるシーンの連続で、完成した映画はどんな内容になるのか? ドクター・ストレンジがアベンジャーズのメンバーに合流することはあるのか? など想像がふくらむ内容になっている。『ドクター・ストレンジ』1月27日(金) 全国ロードショー
2016年07月26日公開中のサバイバル・アクション映画『ロスト・バケーション』の本編映像が公開になった。凶暴なサメが、ブレイク・ライブリー演じる主人公の目の前でサーファーを襲う衝撃的な映像だ。『ロスト・バケーション』/戦慄映像が公開本作は、秘密のビーチで休暇を楽しんでいた医学生のナンシー(ブレイク・ライブリー)が突然、凶暴なサメに襲われ、足を負傷し、近くの岩場に上陸し、何とか生き延びようとする姿を描いたサバイバル・アクション。周囲に人はおらず、岸は目の前に見えているのに、海ではサメが旋回している危機的状況に立ち向かう主人公の不屈の精神が描かれる。このほど公開になったのは、負傷したナンシーが岩場に倒れていると、岸からふたりのサーファーがやってくる場面。ふたりは海にサメがいることを知らず、陽気に波に乗ろうとしており、ナンシーは岩場から声をあげて警告する。危険を感じてナンシーの隣で鳴き声をあげるカモメ、陽気なサーファー、迫る中……緊張感が高まった瞬間、海からサメが姿を現す!劇中に登場するカモメは、ナンシーの精神状態と、彼女の変化を現すための重要なキャラクターで、製作陣はあえてCGではなく本物のカモメを出演させている。『ロスト・バケーション』公開中
2016年07月26日『バットマン』や『スーパーマン』のDCコミックスの作品に登場する悪役たちがチームを組んで活躍する『スーサイド・スクワッド』のキャストが、米サンディエゴで開催されたコミコンの会場に集結し、集まった6500人のファンから大歓声を集めた。『スーサイド・スクワッド』/その他の画像本作は、死刑や終身刑を宣告された悪役たちが、減刑と引き換えに、自殺に等しい任務を遂行するため“スーサイド・スクワッド(自殺団)”を結成し、極悪なまま、“悪人にしか倒せない敵”に挑む様を描くもの。本作を手がけたデイヴィッド・エアー監督がコミコン会場に登場し、キャストを呼び込むと歓声の中、マーゴット・ロビー、ウィル・スミス、ジャレット・レト、アダム・ビーチ、ジェイ・ヘルナンデス、ジェイ・コートニー、アドヴェール・アキノエ=アグバエ、ヴィオラ・デイヴィス、ジョエル・キナマン、カーラ・デルヴィーニュ、スコット・イーストウッドが登場。「いつも子どもたちには、僕の役を全然かっこいいと思ってもらえないんだ」というスミスは、本作では伝説の暗殺者デッドショットを演じており、「今回はほんとにかっこいいと思ってもらった。この役のおかげで、息子たちは2、3か月僕の言うことを聞いてくれるね」と満足そうな表情を浮かべ、ハーレイ・クイン役のロビーは「監督からはとにかくなるべくスタントは使わないでやってって言われていたわ。でもその分楽しかった。物から飛び降りたり、あっちこっちで爆発していたり、とてもすごかったわ」と撮影を振り返った。「子供の頃からコミックブックが大好きで、ずっとキャラにフォーカスした映画を作りたかった」というエアー監督は本作ついて「普通は善と悪が対立するけど、今回は悪(bad)対悪(evil)。理由があって悪人になっているんだけど、僕たちはもう悪いことをしすぎているから信じてもらえないんだ。でも悪だから相手を痛めつけることが楽しくなったりして、悪(bad)と悪(evil)の境目がなくなってしまうところも注目だよ」と語り、観客の本作への高い期待をさらに煽った。『スーサイド・スクワッド』9月10日(土)全国ロードショー
2016年07月25日ブリー・ラーソンが『キャプテン・マーベル』に主演することが発表された。ラーソンとマーベルの間で交渉がなされていることは、先月にも報道されていたが、ついに正式に決まったようだ。その他の情報キャプテン・マーベルことキャロル・ダンバーズは、マーベルで最も愛されている女性のスーパーヒーロー。脚本は現在、ニコール・パールマンと『インサイド・ヘッド』のメグ・レフォーヴが執筆している。監督は決まっていない。北米公開は2019年3月。ラーソンは『ルーム』で今年のオスカー主演女優賞を受賞した。次回作は来年3月北米公開予定の『コング・スカル・アイランド(原題)』。共演はトム・ヒデルストン、サミュエル・L・ジャクソンら。現在は『ザ・グラス・キャッスル(原題)』を撮影している。共演はナオミ・ワッツ、ウディ・ハレルソンら。文:猿渡由紀
2016年07月25日『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の新たな映像が、サンディエゴで開催されたコミコン・インターナショナルの会場で披露された。本作で大きな役割を果たす“魔法動物”が次々に登場する映像だ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』新映像本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した魔法使いのドラマで、1926年のニューヨークを舞台に、英国人で魔法動物学者のニュート・スキャマンダーの運んでいたトランクに入っていた“魔法動物”がカバンの外へ逃げ出したことから、大混乱が起こる様を描く。コミコンの会場には、ニュート・スキャマンダー役のエディ・レッドメイン、キャストのキャサリン・ウォーターストン、アリソン・スドル、ダン・フォグラー、エズラ・ミラー、コリン・ファレルらキャストと、デイヴィッド・イェーツ監督が登場。集まった約6500人にファンと初解禁の映像を観賞した。このほど公開になった映像は、スキャマンダーがアメリカに運んできた“魔法動物”を描いたシーンがふんだんにもりこまれており、飛ぶと嵐を呼ぶビーストや、アフリカで生まれた体重が1トンもある巨大なビーストなど、サイズや動き、種類は本当に多種多様だ。イェーツ監督は監督は「ハリー・ポッターで我々が大好きだった魔法の世界が、新しいキャラクターや新しい設定、そしてニューヨークが舞台というもっと広がった形で生み出せるのは、とってもエキサイティングな冒険でした」と語り、レッドメインは「想像以上の規模だね!とても興奮しているし、特別な思いでいっぱいだよ」とコメント。会場に集まったファンは、圧倒的な映像に歓声をあげた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年07月25日