黒澤明監督の名作『七人の侍』と、リメイク作『荒野の七人』を原案にした新作映画『マグニフィセント・セブン』の予告編映像が公開になった。オスカー俳優デンゼル・ワシントンが主演を、ワシントンと3度目のタッグを組むアントワン・フークアが監督を務める作品で、予告編には個性的な7人の男たちのアクションシーンがたっぷりと収録されている。公開された予告編映像このほど公開になった予告編は、善良な人々が虐げられ、家を追われる悲しいシーンから始まる。そこにやってきたのは、賞金稼ぎ、ギャンブラー、スナイパー、ハンター、暗殺者、流れ者、戦士の7人。彼らは“正義”を貫くために復讐という手段を選択。映像には強烈な個性をもった7人の男たちの活躍シーンが次々に登場。軍隊を相手にたった7人で立ち向かう決戦シーンの一部も登場する。ワシントンのほか、クリス・プラット、イーサン・ホーク、イ・ビョンホン、ヴィンセント・ドノフリオ、ピーター・サーズガード、ヘイリー・ベネットらが出演。予告編にもそれぞれの見せ場が用意されており、完成した作品も7人それぞれのキャラクターがきわだつ、ひと味違ったアクション映画になりそうだ。『マグニフィセント・セブン』2017年1月27日(金) 全国ロードショー
2016年09月06日『ストレイト・アウタ・コンプトン』にも登場するN.W.A.のマネージャー、ジェリー・ヘラーが、米西海岸時間2日(金)、心臓発作で亡くなった。75歳だった。その他の情報映画の中で、ヘラーの役は、ポール・ジアマッティが演じている。映画はアメリカで絶賛されたが、ヘラー本人は、自分の描かれ方が気に入らず、ユニバーサル・ピクチャーズ、F・ゲイリー・グレイ監督、アイス・キューブ、ドクター・ドレーらプロデューサーを相手に、名誉毀損の訴訟を起こしていた。今年3月に、裁判所は、裁判を進めることを許可したが、6月にはほとんどの訴えが棄却されている。ヘラーの死を受けて、この裁判はこのまま終了になると見られている。ヘラーの弁護士は、この訴訟が彼の命を縮めることになったと語っている。文:猿渡由紀
2016年09月05日『バットマン』や『スーパーマン』をおくりだしてきたDCコミックスの作品に登場する悪役たちがチームを組んで活躍する『スーサイド・スクワッド』の公開を記念して、先ごろ、恋愛中毒で凶暴なキャラクター“ハーレイ・クイン”を演じたマーゴット・ロビーが来日した。『スーサイド・スクワッド』/その他の画像映画は、死刑や終身刑を宣告された悪役たちが、減刑と引き換えに、自殺に等しい任務を遂行するため“スーサイド・スクワッド(自殺団)”を結成し、極悪なまま、“悪人にしか倒せない敵”に挑む様を描いたアクション・エンターテインメント。どんな難敵でも撃ち殺す超冷酷なスナイパー“デッド・ショット”や、ワニのような皮膚をもつ怪力男“キラークロック”、人間発火装置“エル・ディアブロ”など強烈なキャラクターが次々に登場する。本作でロビーが演じた“ハーレイ・クイン”は、ハーリーン・クインゼルという犯罪者専門の精神科医だったが、凶悪な犯罪者“ジョーカー”に出会ったことで人生が一変。劇中では悪党集団のバトルと平行して、野心に満ちていた医師ハーリーンが、凶悪な美女“ハーレイ・クイン”になるまでも描かれる。「デイヴィッド・エア監督は、キャラクターのもつ“幅”を見極める時間をしっかりと用意してくれましたし、それぞれの登場人物に命を吹き込んでくれました。本作にはたくさんのキャラクターが登場しますが、弱点や、何を証明したいのか、何を恐れているのかがキャラクターごとに表現されています。そのすべてをちゃんとわかった上で演じることができたのは、監督のおかげですね」中でも、ハーレイ・クインはとりわけ多面的で、様々な表情をもつ予測不可能な女性だ。ロビーは「自然発生的で、次に何をするかわからないところに人々は魅力を感じている」としながらも、「その瞬間、瞬間でリアクションしているだけのキャラクターではない」という。「彼女は、かつて精神科医だったという背景があるので、実は戦略的な側面があります。彼女は、精神的な病についての理解がありますし、人間の性格やクセ、犯罪者の傾向も理解しているので、自然発生的に行動しているように見えても、常に計算している部分があり、いつもその瞬間に何が起こっているのかを見極めて、その場から逃げ出す方法や、相手を操る方法について考えているんです」。ロビーの解説を頭の片隅に置いて映画を観ると、確かにハーレイ・クインは天真爛漫に振舞っているように見えて、相手の様子を観察したり、ワザと隙を見せて相手をコントロールしようとしているのがわかるはずだ。とは言え、劇中の彼女の行動は“凶暴”そのもので、ロビーは「演じるのはすごくすごく爽快だった!」と、満面の笑みを見せる。「いまは役者として、みなさんの前に出ることが多いので、行動に気をつかわないといけないし、外出する時には自分の発言や格好を気にしないといけないので、演技とは言え、気をつかわずに、現実の世界ではなかなかできない行動ができる役を演じるのは、本当に爽快でした!」『スーサイド・スクワッド』9月10日(土)全国ロードショー
2016年09月05日クリント・イーストウッド監督がトム・ハンクスを主演に迎えた最新作『ハドソン川の奇跡』の特別映像が公開になった。公開された特別映像本作の主人公は、飛行機に乗ることに人生のすべてをかけてきたサリー機長。2009年に彼はいつものように乗客を乗せて空港を飛び立つがマンハッタン上空でエンジンが完全に停止してしまい、制御不能に。そこで彼は機をハドソン川に着水させ、乗客155人の命を救うが、このほど公開になった映像では彼のとっさの判断が問題視され、サリー機長は、乗客の命を危険にさらした“容疑者”になってしまう。映像は30秒と短いが、突然のエンジン停止、混乱する観客、巨大な飛行機の着水シーンなど緊迫した場面が次々に登場する。『ハドソン川の奇跡』9月24日(土) 新宿ピカデリー 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2016年09月02日マーベルの人気キャラクターを二分する禁断の戦いを描く『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のデジタル配信が7日(水)から始まり、ブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが16日(金)に発売されるのを記念して、本編映像の一部が公開になった。公開された本編映像本作は、未曾有の危機を何度も救うも、その度に甚大な被害をもららせてしまったアベンジャーズを国際的な組織の管理下に置くプランが出たことから、メンバーの意見が対立。さらに世界的なテロリストの処遇も絡み、キャプテン・アメリカとアイアンマンが対立せざるをえない状況になってしまう。このほど公開になったのは、直接的な対立や戦いを避けてきたキャプテン・アメリカたちと、アイアンマンたちが空港で激突する場面。それぞれのキャラクターが個性を活かした方法で攻撃し、防御する迫力のある映像になっている。現在、本作の公式サイトではTwitterをつかったキャンペーンを実施しており、“#キャプテンアメリカ派に投票”あるいは、“#アイアンマン派に投票”のタグをつけて応援メッセージをTweetすると、抽選で映画オリジナルグッズのつめあわせがプレゼントされる。キャンペーンは10月16日(日)まで開催。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』9月7日(水)より先行デジタル配信開始9月16日(金) MovieNEX発売
2016年09月02日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の3Dブルーレイが収録された“3Dコレクターズ・エディション”が11月22日(火)に発売されることが決定した。このアイテムだけのスペシャルなジャケットで、新たなボーナスコンテンツが30分以上収録される。その他の画像『…フォースの覚醒』は昨年末に全世界で一斉に公開され、世界各地で記録的な興行収入をたたき出し、新たなサーガの幕開けを告げた。すでにリリースされているブルーレイやDVDも圧倒的な売り上げを誇っており、満を持して自宅で3D版が楽しめるセットの発売が発表された。“3Dコレクターズ・エディション”は、3D版のブルーレイ、2D版のブルーレイ、新たなボーナスコンテンツを収録したブルーレイ ボーナスディスクの3枚組で、デジパック仕様で豪華なアウターケースにおさめられている。新たに収録されるボーナスコンテンツは8つで、いずれもファンにはたまらない内容になっている。また、すでに発売されている『…フォースの覚醒』のMovieNEXの購入者は、同日から“STAR WARS MovieNEXワールド”で、ブルーレイ3D本編(1枚組)を2000円+税で購入できる。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』MovieNEX発売中、デジタル配信中“3Dコレクターズ・エディション”11月22日(火)発売価格:7000円+税(数量限定商品)※新たなボーナスコンテンツ・未公開シーン:レイアとレジスタンス、アンカー・プラットがマズの城へ、追いつめられたハン・ソロたち・効果音:語る音・レジスタンスの音・銀河系の衣装・武器工房の裏側・デイジー・リドリーとジョン・ボイエガの挑戦※デジタルコピー、MovieNEX ワールドは付属いたしません。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』12月16日(金) 全国ロードショー『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』2017年12月15日(金) 全国公開
2016年09月02日実写とアニメをミックスして映画化される『ピーターラビット』に、『ブライズメイズ史上最悪のウェディングプラン』のローズ・バーンが出演することになった。その他の情報ほかに、ジェームズ・コーデンが声の出演をすることが決まっている。監督は、『ステイ・フレンズ』『ANNIE/アニー』のウィル・グラッグ。ソニー・ピクチャーズが製作配給する。撮影は来年1月にオーストラリアでスタート予定。『ピーターラビット』は、イギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターによる絵本シリーズ。これまでに全世界で1億5000万部が売れている。2006年には、レネ・ゼルウェガーが、『ミス・ポター』で、原作者の半生を演じている。バーンはシドニー出身で、最新作は『X-MEN:アポカリプス』。文:猿渡由紀
2016年09月02日『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が11月から公開になる。“ハリポタ”の主人公はメガネをかけた純粋な少年が主人公だったが、新シリーズの主人公は精悍なルックスからは想像もできない少し“おっちょこちょい”で人見知りな学者で、魔法の世界だけでなく、人間の世界も救うために奔走するという。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。日ごろ、魔法動物は魔法使いが見えないように魔法をかけているため、人間には見えないが、ニュートは彼らを心から愛し、その実態を調査している。物語は、1926年のニューヨークで、ニュートの運んでいたトランクに入っていた魔法動物がカバンの外へ逃げ出したことから始まる。人間の世界に魔法動物が放たれたため、街はパニックに。ニュートは、ティナとクイニー、人間のジェイコブの協力を得て、このパニックに立ち向かう。“ハリポタ”シリーズは基本的に魔法の世界での出来事を描いてきたが、新シリーズの“ファンタビ”でニュートは魔法の世界だけでなく、人間の世界の危機も救わなければならないようだ。ちなみに主人公のニュートは、“愛すべき変わり者”で、魔法動物についての知識を持ち、様々な魔法を使えるが、人間とよりも魔法動物と一緒にいる方が気が楽だそうで、本作を手がけるデイビッド・イェーツ監督は「ニュートはビーストに夢中で、ビーストに関する事実を集めているんだ。僕もカメラとレンズに夢中になったから何かに夢中になる人の気持ちを理解できる」という。ニュート・スキャマンダーが一体、どんな人物かは映画が完成するまでわからないが、カッコいいのにツッコミどころのある、オクテなのにヒーローの素質がある愛すべきキャラクターになりそうだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー(C)2015 WARNER BROS ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED
2016年09月01日FBIに実在する行動分析課(通称BAU)のエリートプロファイラーたちが、全米各地で発生する凶悪事件に挑んでいくTVシリーズ『クリミナル・マインド』。全米では2005年からスタートし、犯罪捜査ドラマのジャンルでは今やダントツの人気を誇っている。その人気を牽引するキャラクターのひとり、スペンサー・リード役のマシュー・グレイ・ギュブラーが番組プロモーションのため来日した。その他の写真今回の来日は5年ぶり、3回目になるギュブラー。劇中では3つの博士号を持ち、IQ187の知能でオタクキャラのリードをシリアスタッチに演じているが、素顔の彼はとても人懐っこくておしゃべり。「もう10年以上、リードを演じている。最初の頃はリードの外見やファッションは普段の僕そのものだった。でも、だんだんプライベートでもリードと同じなのがイヤになって、今じゃ全く違う。特に、ヘアスタイルはシーズンごとに違うからね(笑)。服装も今のリードはクールな大学教授のイメージだよ」モデルとして活躍後に俳優デビューした彼は、元々ニューヨーク大学で映画製作を学んでいるだけあって監督志向が強い。現在も長編映画のために脚本を執筆中で、「ロマンティックコメディなんだけど、全然ロマンティックでもなければ面白くもない。だけど、それがスーパーグッド!」と茶目っ気たっぷりに話す。監督としてはこの『クリミナル…』でも、過去にいくつかのエピソードを担当。「脚本家たちは僕がダークなものが好きということをよく知っているから、一番クレイジーで一番変わったものを振ってくるけど、僕はそれを毎回、クビになる覚悟で撮っている」という。日本では9月6日からWOWOWにてシーズン11がスタートするが、第18話を演出している。さて、そのシーズン11では、女性司法心理学者のタラ・ルイス(アイシャ・タイラー)が加入するなど、新しい動きが見られる。「観客にはタラの目を通して、BAUをフレッシュに見ることになるのでとてもいいと思うよ。それにファンにとっては、(人気メンバーだった)エミリー・プレンティスも戻ってくるから楽しみも多いんじゃないかな。僕が演じるリードとしての見どころは、第11話の「エントロピー(原題)」で自分自身の運命を変えるような出来事が起きる。それから、恋もする……。おっとこれ以上はスーパーシークレット!(笑)」。全米ではすでにシーズン12の制作も決定し、ギュブラーはまだまだ忙しい。最後にそんな彼のリフレッシュ法を尋ねてみると、なんと「お風呂」。しかも、「前に来日したときに京都で見た露天風呂が気に入って、ヒノキの風呂を庭に置いているんだ」という。こんな日本大好きなギュブラーが演じるDr.リードの活躍を楽しみにしたい。『クリミナル・マインド11 FBI行動分析課』9月6日(火)よりWOWOWプライムにて放送二カ国語版:毎週火曜夜11時字幕版:毎週水曜深夜0時(第1話無料放送)取材・文:前田かおり
2016年08月31日『男と女』『愛と哀しみのボレロ』などで知られる仏監督クロード・ルルーシュの新作『アンナとアントワーヌ愛の前奏曲』が今週末から公開になる。インドを舞台に、立場も境遇も異なる男女が偶然に出会ったことから始まるドラマで、ルルーシュ監督は「愛はこの映画の唯一のテーマだ」と力強く語る。その他の画像10月にデジタルリマスター版で再公開される名作『男と女』や、冬季オリンピックの記録映画『白い恋人たち』、様々な家族のドラマを交錯させて描く『愛と哀しみのボレロ』など、ルルーシュ監督は多くの傑作を発表しており、彼の作品に出演したい俳優は多い。『ずっとあなたを愛してる』などで知られるエルザ・ジルベルスタインと、『アーティスト』でオスカーに輝いたジャン・デュジャルダンも、監督との仕事を熱望していたようだ。「私が別のプロジェクトをやっていた時、ふたりから電話をもらったんだ。ふたりはただ、私と仕事がしたいと思っていることを知らせたかったという。彼らとお互いに考えていることを話していくうちに、私好みのラブストーリーが浮かんできた」そこでルルーシュ監督は急いで脚本を執筆。フランス大使の美しい妻アンナと、映画音楽の作曲家のアントワーヌがインドで偶然に出会い、共に旅を続けていく中で“恋の予感”がめばえていくドラマを描き出した。「愛はこの映画の唯一のテーマだ。私にとって愛とは、あらがうことのできない麻薬のようなものだ。私の作品や人生でも女性たちが重要な役割を担ってきたが、彼女たちのおかげで、今の私がある。これはいつも言っていることだが、成功した男というのは女たちが作っているんだ」。劇中のアンナとアントワーヌはお互いを知るために語り合い、時に駆け引きをしたり、迫ってくる相手をブロックしたり、逆に相手の心の奥底に入りこもうとする。「私はボクシングが好きだから、この映画を15ラウンドの試合のように作った。出会いというのは、すべて試合のようなものだ。むろん、穏やかで親しみがこもったものだけどね」そんな男女の駆け引きを美しく彩っているのが、『男と女』でもタッグを組んだフランシス・レイが手がける音楽だ。「この映画では音楽も非常に重要な位置を占めている。映画音楽作曲家というアントワーヌのキャラクターを通して、本作では、幸運にも私が一緒に仕事をすることができた、すべての偉大な作曲家たちを称えている。この作品で喜びの再会を果たしたフランシス・レイはもとより、ミシェル・ルグランやクロード・ボリンもそうだ」完成した映画について、ルルーシュ監督は「50年間の私の思いを盛り込んだ」と語る。「この年になって世界チャンピオン戦のリングに返り咲くことができるとは思っていなかった。だが自分のデビュー作のように、存分に楽しんで作ったことは確かだよ」『アンナとアントワーヌ愛の前奏曲』9月3日(土)より Bunkamura ル・シネマほかにてロードショー
2016年08月31日リチャード・リンクレイターの次回作に、スティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンらが主演することになった。タイトルは『Last Flag Flying』。その他の情報原作はダリル・ポニックサンが2005年に出版した本で、1970年の『The Last Detail』の続編に当たる。『The Last Detail』は、『さらば冬のかもめ』として、ジャック・ニコルソン主演、ハル・アシュビー監督で、1973年に映画化された。リンクレイターは、『さらば冬のかもめ』の主要キャストを呼び戻すことも考えたらしいが、最終的に、新しいキャスティングにすると決めたようだ。リンクレイターの最新作は、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』。カレルの最新作は、ウディ・アレンの『カフェ・ソサエティー(原題)』。クランストンは『トランボハリウッドに最も嫌われた男』で今年のオスカー主演男優部門にノミネートされた。文:猿渡由紀
2016年08月31日今年12月に千葉県の幕張メッセで開催されることが発表されている“東京コミックコンベンション 2016(東京コミコン)”の概要を説明する記者会見が8月30日(火)に都内で開催され、実行委員会の名誉会長を務める山東昭子参議院議員らが来場した。その他の画像コミックコンベンション(コミコン)と言えば、カリフォルニア州サンディエゴで毎年開催され、現在では15万人以上を動員するほどの規模を誇る“コミコン・インターナショナル”などが有名。漫画やアニメ、ポップカルチャーのファンが集い、ハリウッドのスターの登壇や多くの企業の出展などで注目を集める一大カルチャーイベントとなっている。今回の東京コミコンは、今年3月にシリコンバレーで開催されたイベントの姉妹イベントとして開催される。オリジナルのシリコンバレーのイベントは「テクノロジーとポップカルチャーの融合」を掲げ、マーベルコミックの原作者スタン・リー、アップル共同創始者として知られるスティーヴ・ウォズニアックがプロデュースする形で6万人を動員した。東京コミコンは、上記のテクノロジー、ポップカルチャーにさらに日本独自の“クール”な要素として、日本の漫画やアニメ、食文化なども融合させたイベントとして行なわれる予定。12月2日(金)から4日(日)の3日間で、3万人の来場、参加企業は約100社、ブース数は約200を見込んでいるという。山東議員は、海外のコミコンでも当たり前の光景となっている来場者によるコスプレにも言及し「大きな見どころにしたい!」と期待を口にし、経産省、農水省、内閣府など各分野の担当省庁に「できる限りのバックアップをしていただく」と語った。また、開催地の千葉県の森田健作知事とも既に意見交換をしていると明かした。『バイオハザード:ザ・ファイナル』の衣裳や小道具の展示が予定されており、この日の会見では、主演のミラ・ジョヴォヴィッチのビデオメッセージも上映された。『バイオハザード』をはじめとする映画の展示が予定されているほか、ハリウッドスターの来日も含めたゲストによるトーク、一般来場者参加型のコスプレのイベントなどが企画されている。この日は、スペシャルゲストとして、先日まで都内で開催されていた“ハリウッド・コレクターズ・コンベンション”のために来日していた、『ロード・オブ・ザ・リング』の冥王サウロン役で知られるサラ・ベイカーも来場し、東京コミコンへの期待を口にし、エールを送った。『東京コミックコンベンション2016』12月2日(金)から4日(日)まで幕張メッセにて開催『バイオハザード:ザ・ファイナル』12月23日(金) 世界最速公開
2016年08月30日『夢のチョコレート工場』のウィリー・ウォンカなどで知られるハリウッドのコメディアン、ジーン・ワイルダーが、米東海岸時間26日(月)、コネティカット州の自宅で亡くなった。83歳だった。ワイルダーは、アルツハイマーを患っていた。その他の情報1933年、ミルウォーキー州生まれ。アイオワ大学で演技を学び、61年、オフブロードウェイの『Roots』でプロの俳優としてデビューを果たす。舞台での活躍ぶりがメル・ブルックスの目に止まり、『プロデューサーズ〈1968年〉』に出演し、オスカー助演男優部門にノミネートされた。ブルックスとは、その後も、『ブレージングサドル』(74年)、『ヤング・フランケンシュタイン』(74年)などで組んでいる。ほかに『ウディ・アレンの誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくいSEXのすべてについて教えましょう』(72年)、『スター・クレイジー』(80年)などに出演した。75年の『新シャーロック・ホームズ/おかしな弟の大冒険』では監督デビューを果たし、以後もいくつかの作品を監督している。テレビでも活躍し、2003年には『ふたりは友達? ウィル&グレイス』でエミー賞を受賞している。3度目の妻ギルダ・ラドナーは、89年に42歳の若さで、卵巣ガンのため死去。91年にカレン・ボイヤーと4度目の結婚をしている。文:猿渡由紀
2016年08月30日ケーブルテレビやBS・CS放送で楽しめるディズニーチャンネルが9月16日(金)に、『ハイスクール・ミュージカル』の放送10周年を記念して、キャストが再集結した特別同窓会映像を放送する。おなじみのキャストが集まり、撮影時について語るもので、このほど、メイキング映像が公開になった。『ハイスクール・ミュージカル』特別映像『ハイスクール・ミュージカル』は、アメリカにある架空の高校“イースト高校”に集う若者たちを主人公にした大ヒットミュージカル。名匠ケニー・オルテガが監督を務め、本作から人気俳優が続々と誕生。翌年には続編が放送され、さらに完結編『…ザ・ムービー』も製作され、日本でも人気を集めた。ディズニー・チャンネルでは、シリーズ開始10周年を記念して全3作品を放送。9月16日(金)19時30分からの『ハイスクール・ミュージカル』本編内で、ヴァネッサ・ハジェンズ(ガブリエラ役)、アシュレイ・ティスデイル(シャーペイ役)、ルーカス・グラビール(ライアン役)、コービン・ブルー(チャド役)、モニーク・コールマン(テイラー役)の5人が再集合した同窓会映像を放送。当日、来ることができなかったザック・エフロン(トロイ役)のビデオメッセージも登場する。『ハイスクール・ミュージカル』9月16日(金) 19時30分~ほか『ハイスクール・ミュージカル2』9月16日(金) 21時30分~『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』9月17日(土) 25時~ディズニーチャンネルで放送
2016年08月30日スカーレット・ヨハンソン主演の『Rock That Body』に、デミ・ムーアが共演することがわかった。その他の情報結婚式を控えた女友達を祝うべく、マイアミのビーチハウスをレンタルした女性たちが、思わぬトラブルに巻き込まれるというコメディで、『ゴーストバスターズ』のケイト・マッキノン、ゾーイ・クラヴィッツ、ジリアン・ベル、テレビ『モダン・ファミリー』のタイ・バーレルも出演する。監督はルチア・アニエロ。北米公開予定は来年6月。ヨハンソンは、先日発表されたForbesの“世界で最も稼ぐ女優”リストで、3位を獲得した。ヨハンソンの昨年1年の収入は2,500万ドル。1位はジェニファー・ローレンス、2位はメリッサ・マッカーシーだった。ヨハンソンの次回作は、来年3月北米公開予定の『ゴースト・イン・ザ・シェル(原題)』。文:猿渡由紀
2016年08月29日『リトル・ボーイ小さなボクと戦争』を明日から公開する東京の映画館、ヒューマントラストシネマ有楽町で明日27日(土)から31日(水)までの5日間、小学生と中学生が本作を無料で観賞できるキャンペーンが実施される。『リトル・ボーイ小さなボクと戦争』/その他の画像映画は、メキシコ最大の映画賞“ルミナス賞”で作品賞、監督賞、新人賞に輝いた作品で、第二次世界大戦中のアメリカ西海岸の小さな町を舞台に、8歳の少年ペッパーが、戦争にいってしまった父を呼び戻そうと奔走する中で、街で暮らす日本人と心を通わせていくドラマを描く。キャンペーンは、ヒューマントラスト有楽町で行われ、小学生は自己申告、中学生は学生証を提示すると本作を無料で観賞できる。『リトル・ボーイ小さなボクと戦争』8月27日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ユーロスペースほか全国順次公開(C)2014 Little Boy Production LLC.All Rights Reserved.
2016年08月26日レゴブロックから生まれたオリジナルアニメ『LEGO(R)ムービー』に登場した“レゴバットマン”が主人公の新作映画『レゴバットマン ザ・ムービー』が来年4月1日(土)に公開されることが発表になった。『レゴバットマン ザ・ムービー』/その他の情報アメリカで4週連続1位の大ヒットを記録した『LEGO(R)ムービー』は、日本でも2014年に公開され注目を集めた。バットマンはこのとき、ワイルドガールのボーイフレンドとして登場しており、実写版とは異なるお茶目なキャラクターで人気を集めた。本作では、ジョーカーの敵意むき出しの乗っ取り計画からゴッサム・シティを守るために奮闘する。監督は『LEGO…』でアニメーション共同監督と編集に携わったクリス・マッケイ。バットマンの声は引き続きウィル・アーネットが演じる。マッケイ監督は「バットマンは『LEGO(R) ムービー』でも主要登場人物のひとりでした。作品の中でもかなり人気のあるキャラクターだったし、本編でも『これは映画になるぞ』とバットマンが10回くらい言っているし、このチャンスを使って、作り手たちを窮地に追い込んで、バットマンのシリーズを作らざるを得ない状況にしようと思ったのさ(笑)」と制作秘話を明かす。アーネットは「バットマンは孤児で孤独な男だから、何においても自分を頼りにするしかない。だからいろんな葛藤を抱えている。これは監督と話していたことなのだけど、この映画はバットマンが敵をやっつけるだけの映画ではなく、自身の中にある葛藤を克服する話でもある。あれだけ虚勢を張っている男は、たいがい何がしかの性格的な欠点を補おうとしている」とコメントを寄せている。新作には相棒のロビンや、予想もしないスーパーキャラクターも登場するといい、オルカ、ドクター・フォスフォラス、カブキ・ツインズ、ザ・マイム、さらにフランク・ミラー原作のコミック『バットマン:ダークナイト・リターンズ』に登場するミュータント・リーダーなど、バットマンの世界の登場人物たちがこぞって出演する。『レゴバットマン ザ・ムービー』2017年4月1日(土)全国公開(C)The LEGO Group.TM&(C)DC Comics.(C)2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
2016年08月26日デンゼル・ワシントンが、『Inner City』への主演を検討している。『ナイトクローラー』で監督デビューを果たしたダン・ギルロイが書き下ろした法廷ものだ。その他の情報ワシントンが演じることになる主人公は、企業弁護士。ストーリーは明らかにされていないが、ポール・ニューマンの『評決』のような感じの映画になりそうとのことだ。物語の舞台はロサンゼルス。ワシントンの次回作は、来月北米公開される『マグニフィセント・セブン』。今作はヴェネツィア映画祭のクロージング、トロント映画祭のオープニングを飾る。また、12月には、ワシントンが主演と監督を兼任する『Fences』が控える。ワシントンとヴィオラ・デイビスがブロードウェイで演じて絶賛された舞台劇の映画化で、映画でも再びデイビスと共演する。文:猿渡由紀
2016年08月26日目に見えるものだけを信じる医師と、見えないものこそ信じる神父。ひょんなことから出会った正反対のふたりが巻き起こす騒動を描いたイタリア映画『神様の思し召し』の本編映像の一部が公開になった。本作は昨年の東京国際映画祭で観客賞を受賞したヒューマン・コメディだ。『神様の思し召し』/本編映像の一部公開医師として“人々を救ってきた”天才心臓外科医のトンマーゾと、神父として“人々を救ってきた”ピエトロ神父。ある日、医大に通うトンマーゾの息子が「神父になりたい」と言い出したことをきっかけに、彼らは出会うが、何から何まで真逆のふたりは対立する。このほど公開になった本編映像の一部は、トンマーゾが息子をそそのかしたピエトロ神父の正体を暴こうと教会を訪れるが、気づくと教会の修繕を手伝わされているというシーン。トンマーゾ役は『赤いアモーレ』のマルコ・ジャリーニ、ピエトロ神父役は『ローマ、恋のビフォーアフター』のアレッサンドロ・ガスマンと、それぞれイタリアを代表する演技派が演じている。医師としての腕はピカイチだがプライドが高く、歳を重ねるうちに傲慢で毒舌になり、周りからはケムたがられていトンマーゾと、前科者で型破りなピエトロ神父。住む世界の違うふたりに芽生えたまさかの友情の行方は? 本作は陽気で素敵な人生賛歌になっている。『神様の思し召し』8月27日(土)シネマカリテほか全国順次ロードショー
2016年08月26日『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督の新作映画『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』の予告編映像が公開になった。80年代のヒット曲に乗せて、若者たちの超おバカなやりとり、恋のはじまりなど、青春時代を凝縮したようなシーンが描かれる映像だ。公開された予告編映像本作は、1980年の夏を舞台に、野球推薦で大学に入学することになったジェイクの新学期直前の3日間を描いた作品で、大学生活への不安や期待、パーティ、ナンパ、仲間との他愛もない会話がギッシリとつまった青春映画になっている。このほど公開になった予告編は、ザ・ナックの『マイ・シャローナ』の軽快なビートに乗せて、主人公ジェイクが野球部の寮に向かう場面からスタート。そこで暮らす野球部の先輩&同僚は超個性的な面々で、彼らは初練習で新人の“洗礼”を受け、当然のようにカワイイ娘には声をかけ、パーティで大騒ぎし、間もなく始まる新学期までの日々を過ごす。リンクレイター監督は、何げない日常のワンシーンを練りに練った会話を駆使して魅力的なシーンにすることに長けており、このほど公開になった予告編でも、思わずニヤリとするやりとりや、公開が待ち遠しくなる“味のあるキャラクター”が次々に登場。特別なことは起こらないが、観終わった後もずっと記憶に残る映画になりそうだ。『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』11月、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほかにてロードショー
2016年08月25日ディズニーのアニメーション映画『ズートピア』のMovieNEX発売を記念し8月24日、はるな愛とチュートリアル・福田充徳がトークイベントに出席した。その他の写真全世界で興行収入1千億円超、日本でも今年の邦画・洋画No.1の76億円を稼ぎ出したヒット作が、DVD、ブルーレイ及び、デジタル配信でも楽しめるMovieNEXで登場。動物たちの理想の都市・ズートピアで、体の小さなウサギであるハンディをものともせずに警察官になる夢をかなえたジュディとキツネのニックのコンビが未解決の事件の解決のために奮闘する。ふたりは共に猫とキツネの付け耳で登場! はるなはジュディの警察官の制服だが「メンズサイズです(苦笑)。着こなすよねー!」と語り、そのままの勢いで、6月に結婚したばかりの福田を「ハッピーオーラが出てる! ピンクのオーラが!」とイジるが、福田は改めて「実は結婚いたしまして(笑)」と報告し「テレくさい! 申し訳ない」と大テレ! それでも、映画の感想を問われると「独身で見るのと、結婚して見るのでは違いますね」と余裕の表情を見せ「奥さんと見たんですが、うちの奥さんは(劇中の)カワウソの奥さんの『カーディガン、本物みたいだね』と(笑)。食いつくところが違うんです。そんなところに気づくんだぁって(笑)」とノロケっぱなしだった。一方、はるなは、逆境でも夢をあきらめないジュディに自らを重ねたよう。「私も、小さい時につらい思いもしたし、見る人それぞれにハマるシーンがあると思う」と語り、ウサギが警察官になることを心配する両親の懸念を振り切り、ジュディが夢に突き進むさまについて「父親との関わりという部分で、親の思い描いてた人生とは違うかもしれないけど、(ジュディは)自分で生きる道を探していき、最終的には親も認めてくれる。自分と重なりました。親って心配するものですから」としみじみと語った。さらに、これからの夢を問われると、はるなはニューヨークへのレッスンに毎月、通っていることを話し「海外にチャレンジしたいという思いがある。(本名の)大西賢示くんはもう44歳だけど、いくつになってもチャレンジしていたら夢は開けるはず!」とジュディそのままの姿勢でオーディションやレッスンに臨んでいることを明かした。『ズートピア』デジタル先行配信中MovieNEX発売中 4000円+税
2016年08月24日全世界でシリーズ累計3700万本以上を販売した人気ゲームの世界観を基に、新しいキャラクターとストーリーを描くアクション大作『アサシン クリード』が来年に公開されることが決定し、予告編映像が公開になった。遺伝子操作によって祖先の身体に送り込まれた暗殺者(アサシン)が歴史の謎に挑むミステリー・アクションだ。その他の情報/予告編が公開本作の主人公カラム・リンチ(マイケル・ファスベンダー)は死刑囚で、刑が執行され、その生涯を終えたはずだったが、謎の施設に送り込まれ、遺伝子操作によって自分の祖先の記憶を追体験する。彼の祖先は、ルネサンス期(14~16世紀頃を指すことが多い)のスペインで、テンプル騎士団(十字軍から誕生した騎士の集まりで、聖地エルサレムを防衛するために活動するも14世紀に壊滅)に立ち向かう暗殺者であり、禁じられた秘宝“エデンの林檎”のありかを知る人物だった。映像は、ルネサンス期のスペインに送り込まれたカラムが華麗なアクションを披露するシーンが次々に登場。カニエ・ウェストの『I Am A God』が鳴り響き、カラムが街を駆け抜け、大空を舞う。映画は息をのむアクションと、歴史に隠された謎に迫るミステリアスなドラマが描かれるそうで、来年の注目作のひとつになりそうだ。『アサシン クリード』2017年 TOHOシネマズ 日劇ほか全国公開
2016年08月24日Forbesが、毎年恒例の“最も稼ぐ女優”ランキングを発表した。1位は昨年に続きジェニファー・ローレンス。ローレンスは昨年1年で4,600万ドルを稼いだが、昨年より600万ドル減っている。その他の情報2位はメリッサ・マッカーシーの3,300万ドル。3位はスカーレット・ヨハンソンで2,500万ドル。以下は、ジェニファー・アニストン(2,100万ドル)、ファン・ビンビン(1,700万ドル)、シャーリーズ・セロン(1,650万ドル、)、エイミー・アダムス(1,350万ドル)、ジュリア・ロバーツ(1,200万ドル)、ミラ・クニス(1,100万ドル)、ディーピカー・パードゥコーン(1,000万ドル)と続く。トップ10の女優たちが稼いだ総額は、2億500万ドル。2,000万ドル以上稼いだ女優は4人で、昨年よりひとり増えている。文:猿渡由紀
2016年08月24日『バットマン』や『スーパーマン』をおくりだしてきたDCコミックスの作品に登場する悪役たちがチームを組んで活躍する『スーサイド・スクワッド』の特別映像が公開になった。これまで様々な作品でヒーローを演じてきたウィル・スミスが冷酷な狙撃手“デッド・ショット”に扮した過激な映像だ。公開された特別映像映画は死刑や終身刑を宣告された悪役たちが、減刑と引き換えに、自殺に等しい任務を遂行するため“スーサイド・スクワッド(自殺団)”を結成し、極悪なまま、“悪人にしか倒せない敵”に挑む様を描いたアクション・エンターテインメント。恋愛中毒で凶暴でとにかくカワイイ“ハーレイ・クイン”やワニのような皮膚をもつ怪力男“キラークロック”、人間発火装置“エル・ディアブロ”など強烈なキャラクターが次々に登場する。このほど公開になった映像に登場する“デッド・ショット”は、金のためならどんな難敵でも撃ち殺す超冷酷なスナイパー。銃の腕は超一流で、あらゆる重火器に精通しており、狙撃の精度は極めて高い。そんな彼の弱点は、“愛する娘”だ。彼は非情な手段でターゲットを葬りながらも、愛する家族のために“良き父親”でありたいと願っており、冷酷でありながら、人間らしい側面も持ち合わせている。これまで軽快で善人を演じることが多かったウィル・スミスは、本作で“クールな極悪人”を演じるため、撮影前に入念にリハーサルを重ね、米海軍出身のデヴィッド・エア監督の訓練プログラムに耐え、役について徹底的に話し合った。スミスは「デヴィッドのリサーチはとてもすごい。デッドショットが映画の中でやっているようなことも、実話を参考に教えてくれるんだ。そうした彼とのやりとりで答えは見つかっていった」と振り返る。宇宙人を素手で殴る男、サングラス姿で相手の記憶を消す男、酔っ払いのスーパーヒーロー、早々に負傷して主役を息子に譲る男……スミスはこれまでに数々の役どころを演じてきたが、デッド・ショットはそれらのイメージを軽々と吹き飛ばす強烈なキャラクターになりそうだ。『スーサイド・スクワッド』9月10日(土)全国ロードショー
2016年08月23日ディズニーの超大作映画『ジャングル・ブック』が日本でも高い評価を集めている。本作は最新の映像技術を駆使して、主人公の少年以外はすべてデジタルで描かれており、壮大な映像が注目を集めているが、観賞した観客が最も印象に残るのは“物語”のようだ。その他の画像『ジャングル・ブック』は、ジャングルで黒ヒョウとオオカミに育てられた人間の少年モーグリが、人間への復讐に燃えるトラに出会い、ジャングルの脅威だといわれたことから、壮大な冒険に出かけ、自身の進むべき道を見つけ出していくまでを描いたアドベンチャー大作。本作は主人公モーグリが複雑に入り組んだジャングルを疾走し、言葉を話す動物たちと会話し、歌い、共に大冒険を繰り広げるドラマをこれまでにないクオリティで描いており、すでに観賞した観客からは「ジェットコースターに乗っているみたいにずっとドキドキできる」「動物たちがカワイイくてほっこりする」などの声が集まっているという。また、多くの観客が映像には圧倒的な迫力を感じているようで、公開前に行われたモニター試写では「映画を観ると、すべてがCGで描かれている理由がわかった」「動物だけでなく、ジャングルの様子もドラマと共にこまかく変化するなど映像のクオリティが高い」などの感想が寄せられたという。一方で、モニター試写会のアンケートでは“物語”を評価する参加者が最も多かったという。本作の主人公モーグリは、幼い頃からジャングルで動物に育てられ、自分以外の人間と過ごしたことはないが、トラに「人間は脅威だ」といわれ、愛する家族のもとを離れて冒険を繰り広げる中で、“動物の群れの中で動物として生きる”でも“ジャングルを離れて人間として暮らす”でもない自分だけの道を見つけていく。単なる主人公の成長ドラマではなく、物語を通じて自分の中にしかない力を発揮して、新たな道を見つけていくドラマは多くの観客の心をとらえたようで、先のモニター試写会では「自分らしく生きるということの大切さに気づかされました」など声があがっている。本作の製作を務めたブリガム・テイラーは「ひとりの少年が自分の本当の居場所を見つける……いつも、この芯からブレないようにしましたし、不要なストーリーは削除して、どれだけ最新のデジタル技術であっても、この物語をよく見せるためのツールなんだという考えを常に持つようにしました」と語っており、作り手の想いが観客にしっかりと届いていることが伺える。『ジャングル・ブック』公開中
2016年08月23日Netflixとカナダのテレビ局CBCが、『赤毛のアン』をテレビドラマ化すると発表した。タイトルは『Anne』。脚本は、『ブレイキング・バッド』でエミー賞を受賞したモイラ・ウォーリー=ベケットが執筆する。その他の情報全部で8話からなるミニシリーズで、初回は2時間。初回は『クジラの島の少女』のニキ・カーロが監督する。カナダではCBCが放映し、それ以外の全世界ではNetflixがストリーミングする。放映およびストリーミング開始は来年。撮影は来月、カナダのオンタリオ州でスタートする。原作が出版されたのは1908年。以後、カナダやイギリスなどで、何度もテレビドラマ化や映画化がされてきた。今年11月には、アメリカのPBSチャンネルが、カナダのテレビが製作した別のテレビ用映画『赤毛のアン』を放映する予定だ。文:猿渡由紀
2016年08月23日明日24日(水)にブルーレイやDVDがおさめられたMovieNEXが発売になる『ズートピア』の未公開シーンが公開になった。子どもの頃から夢見ていた警官になったウサギのジュディが、サイやゾウなど身体の大きな同僚が集まる警察署で事件解決に向けて奮闘するシーンだ。公開されたシーン『ズートピア』は、一人前の警官になることを夢見るウサギのジュディと、キツネの詐欺師ニックが、ズートピアの運命を左右する大事件の解明に挑む物語。物語の舞台ズートピアは、大きさ、タイプの違う動物がみんな快適に暮らすことができる理想の都市だが、街で動物たちが立て続けに失踪する事件が発生。新米で、身体が小さいウサギのジュディは事件の捜査を任せてもらえなかったが、ある出来事をきっかけに、カワウソの失踪事件を任される。このほど公開になったのは、捜査の手がかりを掴もうとするも、自分のPCを持っていないジュディが、たまたま休みだった同僚のボブのPCを借りる場面。ジュディは行方不明になったオッタートンのデータを集めようとするが、ボブはジュディよりもはるかに身体の大きいゾウのため、彼が使うPCも同じぐらい巨大だ。キーボードを打つには全身でジャンプ、ショートカットキーにもひと苦労するほどの大きさで、ジュディが必死になってPCを扱う姿に思わず笑みがこぼれるシーンになっている。ちなみに、本作ではキャラクターの大きさを、映画のためにデフォルメせずに“実際の動物の大きさ”で描いており、身体の大きさの差がとてもあるキャラクターたちが同じ街で暮らし、共に行動できる工夫が随所に登場。ブルーレイやDVDで繰り返し観ることで、劇場では気づかなかった“スタッフのこだわり”が発見できそうだ。『ズートピア』デジタル先行配信中8月24日(水) MovieNEX発売 4000円+税
2016年08月23日「ぴあ」調査による2016年8月18日、19日のぴあ映画初日満足度ランキングは、第87回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされた感動作『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』がトップに輝いた。2位に土屋太鳳、竹内涼真共演の青春ドラマ『青空エール』、3位に松原智恵子が主演を務め、夫婦の絆と別れを描いた『ゆずの葉ゆれて』が入った。その他の写真1位の『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』は、アイルランド神話を基に、妖精の母親と人間の父親との間に生まれた兄ベンと妹シアーシャの冒険を描くアニメーション。シアーシャの誕生と同時に母が姿を消したことで、傷つき、すれ違う兄と妹の絆が物語の大きな位置をしめており、出口調査で「妹思いの兄の行動が素敵」「壊れた家族の復活の物語に涙が出た」「家族の心あたたまる物語でほっこりできた」などの感想があがった。本作は、絵本のような美しい映像で人気を博し、アイルランドでは“ポスト・スタジオジブリ”と称される“カートゥーン・サルーン”が手がけた作品で、観客からは「水彩画のような色彩感にあふれた作品」「絵に親しみやすさがあった」「海に浮かぶ模様や、海を泳ぐクジラが美しかった」「1枚の絵のようにきれいだった」など、圧倒的な映像に驚きと賞賛の声があがった。さらに「最後の歌のシーンが印象に残った」など音楽に関するコメントも多く聞かれた。本作の音楽は映画音楽を数多く手がける作曲家ブリュノ・クレと、アイルランドのケルト音楽をベースとしたバンド“KiLA”が、日本語版テーマソングはEGO-WRAPPIN’の中納良恵が担当しており、日本盤サウンドトラックも発売されている。(本ランキングは、8/19(金)、20(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『ソング・オブ・ザ・シー海のうた』公開中
2016年08月22日『ハリー・ポッター』の新シリーズ『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の新たな映像と画像が公開になった。主人公の魔法動物学者ニュートのトランクから逃げ出した“魔法動物”たちの姿に迫る映像だ。公開された映像本作は、ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した英国人で魔法動物学者のニュート・スキャマンダーが主人公。1926年のニューヨークで、彼の運んでいたトランクに入っていた“魔法動物”がカバンの外へ逃げ出したことから、大混乱が巻き起こる。新シリーズには個性豊かな“魔法動物”が次々に登場するそうで、このほど公開された映像にも、自分のすむ木に危険が迫ると鋭い指で襲いかかるボウルトラックや、キラキラ光るものが大好きなニフラー、脅されると姿を消してしまうデミガイズ、飛ぶと嵐を呼ぶサンダーバードなどが登場。愛らしい姿をしているビーストもいれば、扱いを間違ってしまうと人間や魔法使いに危険がおよぶビーストもいるようだ。ちなみに、主人公ニュートは魔法動物についての知識を持ち、様々な魔法を使えるが、人間とよりも魔法動物と一緒にいる方が気が楽らしい。ニュートを演じたエディ・レッドメインは「映画が進むにつれて、ニュートが少しずつヒーローに見えてくる」と語っており、ビーストだけでなく、少し変わり者だが魅力あふれるニュートも人気を集めそうだ。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』11月23日(水・祝) 全国ロードショー
2016年08月22日キーラ・ナイトレイとアレクサンダー・スカルスガルドが『The Aftermath』で共演することになった。リドリー・スコットがプロデュースする。監督はジェームズ・ケント。その他の情報舞台は第二次大戦後のハンブルグ。イギリス人大佐ルイスは、この崩壊した街を立て直すよう任命され、妻レイチェルも、ここに住むことになる。だが、ルイスは、彼らの新居に、元のオーナーであるイギリス人男性とその娘を住ませると決める。スカルスガルドの最新作は、現在公開中の『ターザン:REBORN』。ナイトレイは、12月北米公開予定の『Collateral Beauty』に出演する。共演はウィル・スミス、ケイト・ウィンスレット、エドワード・ノートン、ヘレン・ミレン。監督は『プラダを着た悪魔』のデビッド・フランケル。文:猿渡由紀
2016年08月20日