お笑い芸人の渡辺直美(31)が4月23日、自身のブログを更新。22日夜に都内でタクシーと接触事故を起こしたことを報告した。渡辺は『ご報告』と題するブログを投稿。「4月22日夜 都内で接触事故を起こしてしまいました」と報告。「停車しているところから、車線変更で徐行しながら右折しようとしたら、タクシーと接触してしまいました。お互い徐行していたので、お互い怪我もなく、車もこすり傷が付いたくらいだったので、大事には至りませんでした」と事故の経緯を説明。「接触したタクシーの運転手さんと、私も接触事故が、はじめてのことだったので、あたふたしてしまい気が動転してしまっていました」と初めてのことに困惑したことを明かした。新人ドライバーが運転していたタクシーに同乗していたベテランドライバーが警察を呼び「タクシーの運転手さんたちも、私も怪我なく、車も大きな破損も無かったので、現場検証は40分くらいで終わり、本当に、不幸中の幸いで終わりました」と現場検証もつつがなく終えたと伝えた。渡辺は改めて「相手のタクシー運転手の方々、接触事故のせいで営業の邪魔をして申し訳ございませんでした。そして、事故当時、少し渋滞が起きてしまって、沢山の方にご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。そして「今後は、もちろん今まで以上に安全運転で、しっかり注意していきたいと思います」と表明し最後に「報道等はされていないのですが、このブログでご報告させていただきました。突然のご報告失礼しました」と締めくくった。コメント欄には「大丈夫でしたか?双方、怪我が無く不幸中の幸いでしたね。これからも気を付けて運転して下さいね」「お互い大事で良かったね~何か起きるか分からないから気をつけて~」と渡辺を心配し気遣うコメントが殺到。また、「報道されず、自身のブログで報告されたこと、潔いと思いました」「報道よりも先に自分の言葉で報告をしてくれた直美ちゃんには感心するばかりです」「自ら告白してくれる直美さんの誠意は皆さんにも伝わったかと思います」と自ら事故の報告をしたことについて称賛に声が上がっていた。
2019年04月24日ステージ2の前立腺がんを患っていることを公表した演出家の宮本亜門氏(61)が12日、自身がプロデュースする「Hibiya Festival」オープニングショー(4月26日・27日)の稽古前に囲み取材に応じ、演出家としての思いを改めて語った。宮本氏は「自分に自信がない男で、自分こそ生きる価値がないと思って自殺するべきだと思っていたくらい自信がなくて」と打ち明けた上で、「演出家になって、みなさんが喜んでくれたり、感動したと言ってくれると、『ああ、俺は生きている価値があるんだ』ってやってきた30年間があった」と演出家になって生きている価値を感じられたと告白。だからこそ「今ここで終わらせたくないという思いがあります」と語った。また、2年前に受けた検査の結果でPSAの数値が高く、「もしかしたら前立腺のがんなどの可能性もあります」と書かれていたことを告白。だが、緊急を要するものではないと思い、「稽古の始まりのほうで中断したら舞台が上演されなくなるんじゃないか」と舞台のほうが心配だったという。「3年先まであって、いつも演出のことを考えていて、病院に行く時間は僕にはないと思っていた」と話した。がんと診断されてからも演出家として大忙しの宮本氏だが、「全然大丈夫」ときっぱり。「みなさんに救われて演出家をさせていもらってきたなとわかったので、その恩返しをますますしないといけない」と言い、「でも検査はちゃんと受けます」とにっこり。さらに、「人生二度なし。こんな幸せな国に生まれて、僕みたいなものが演出家になれて、人が喜んでくれるなんて、こんな幸せない。死ぬ瞬間まで演出をしたい」と演出家としての強い思いを語った。宮本氏は、TBS系『名医のTHE太鼓判!』で受診した人間ドックで前立腺がんが発覚した。番組では、前立腺の全摘出手術を受けることに合意、5月下旬を予定しているが、会見では、セカンドオピニオンを検討していることを明かした。
2019年04月12日ステージ2の前立腺がんを患っていることを公表した演出家の宮本亜門氏(61)が12日、自身がプロデュースする「Hibiya Festival」オープニングショー(4月26日・27日)の稽古前に囲み取材に応じ、心境を語った。TBS系『名医のTHE太鼓判!』で受診した人間ドックで前立腺がんが発覚した宮本氏。「緊張するな~」と笑顔を見せながら会見場に登場し、報道陣が元気な姿に驚くと「落ち込んでいる場合じゃない。1人でいるときは落ち込むときもあるんですが、だからってプラスになることはないので元気に。むしろ今まで以上に充実しているというか生きている感じがします」と語った。そして、「まさか、腫瘍があると聞いたときの驚きと、それが自分の耳に入ったときに『えっ』という感じで、先生の深刻な顔、そのあとにがんだと言葉にしたときに、きたかーと思いました」と告知されたときの心境を告白。「番組でやっていたこともあって、表情を絶対暗くしないぞという気持ちがあった」と言い、「心の中は一瞬めまいがするような。思わなかったですからね、自分がね」と振り返った。また、転移していなかったと聞いたときの心境も「なんて幸せ者なんだって。自分なんかがまだ生きていていいんだと言われたみたいな」と告白。「がんになったというよりもそれ以上にもっと幸せで、いろいろ感じることができた。感謝しかない」と語った。番組では、前立腺の全摘出手術を受けることに合意。5月下旬を予定しているが、会見では、セカンドオピニオンを検討していることを明かした。
2019年04月12日お笑い芸人の渡辺直美(31)が4月7日、自身のブログを更新。ニューヨーク生活を本格的にスタートさせたことを報告した。渡辺はブログの冒頭で「実は去年末にアーティストビザ、いわゆる3年間アメリカで仕事できるビザを取得しまして、ちょこちょこ行ってました。この度、本格的にこの4月からNY生活がスタートしましたー!」と報告。最近たびたびNYに行っていたのは「ソーシャルセキュリティーナンバー取得、NYの家の契約、アメリカの携帯の契約アンド銀行の契約 etc…」と新生活の準備ためだったと明かした。当分は日本とNYを往復する生活になるとし、「特にこの2019年の1年間は、日本と海外のお仕事を半分にしました」とつづった。それでも、レギュラー番組については隔週収録以外の番組は卒業することに。ブログを通じて「各番組スタッフの皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました!」と感謝を伝えた。今回の決断について「ナオミってなにがやりたいの、なにしてんのかわかんない、どうなりたいわけ?って思う方。わかりますwそうです、あたすもわからない!w」と自虐的にコメント。「でも未来って誰にも分からないじゃん!分からないこそ、動かないより動いた方が、未来が見えてくるかもって思ったよ!」と自身の考えを明かした。そして「いつも応援してくれてる方々、本当にありがとう」と改めて感謝を述べ、「ダサいこと言っていい?www『“生き様が、芸人”でありたい』みんなの作ってる道がいい道になりますように」と締めくくった。ファンからは「面白くてカッコよくて最高です!」「応援してます!弾けてきてください」「みんな味方だから!」「ナオミさんの生き方、大好き!」と応援のコメントが寄せられている。
2019年04月08日演出家・宮本亜門(61)が4月2日、前立腺ガンであると公表した。勇気ある発表にネットではエールが上がっている。宮本は自身のTwitterで《先日、人間ドックで前立腺ガンと診断されました》と報告し、《宣告されたとき「なんで自分が」と目の前がクラっときました。この年齢で演出がますます面白くなり、100歳まで続けると考えていただけにショックでした》と心情を吐露。いっぽう《仕事に影響無く治療できるようです》と明かし、《僕を支えてくれた全ての人に感謝しつつ、生きている喜びを噛み締め、日々精一杯生きていきます》とつづった。宮本の発表にTwitterでは《うちの父も同じ前立腺ガンになりましたが、重粒子線治療で完治しました!めっちゃ元気になりました!応援してます!》《無理なさらずに、どうか亜門さんらしく、日々ご自愛ください》といった声が上がった。また先月30日に千秋楽を迎えたミュージカル「プリシラ」に出演したLead・古屋敬多(30)からも《亜門さんとの出会いは僕にとっての宝です。いつも明るくエネギッシュな亜門さんが大好きです。回復を心よりお祈りしております》と応援のリプライが。他にも宮本にゆかりのある俳優たちから多数エールが上がった。「宮本さんは俳優たちからの信頼が特に厚い。というのも『そういうキャラクターじゃないから』と、稽古場で宮本さんは絶対に怒らないんです。かつてある俳優に叱ってほしいといわれたそうですが、『悪いけど、僕は最後まで怒らないよ』といったほど。ギスギスした雰囲気のなかでの稽古より、1人1人とのコミュニケーションを大事にしたいと考えているそうです。宮本さんの舞台には演技経験の少ない俳優も出演します。ですが、そうした“宮本メソッド”に触れることで皆さん最終的には『参加してよかった』といいます」(舞台関係者)宮本といえば01年バンコクで交通事故に遭ったこともあった。16年11月に出演したテレビ番組では当時を回想し、頭を50針縫ったと発言。さらに「パッカリ頭割れて血を噴いて……。完全に意識なくなって、すごいキレイな白い世界を見た」「こんなに悩みがなくて幸せならこのまま逝っちゃおうかと思った」とも明かしていた。「事故から生還した宮本さんは『なんで僕は生きてるんだろう』と自問するようになったといいます。しかし仕事で訪れたチベットで仏教徒の少年の祈り続ける姿や美しい自然に触れ、『生きていていいんだ。生きている全ての人に価値があるんだ』と悟ったそうです。前立腺ガンも当然ショックが大きいでしょうが、彼ならきっと新たな生きるヒントを見つけてくれるはず。そしてそのヒントを、また素晴らしい舞台作りへと繋げてくれると思います」(前出・舞台関係者)4月26日に開幕する「Hibiya Festival」のプロデュースや、7月の「氷艶 hyoen2019―月光かりの如く―」と10月のオペラ「蝶々夫人」の演出を控えている宮本。自分のペースで体と向き合ってほしい。
2019年04月03日元NMB48の渡辺美優紀が17日、大阪・京セラドーム大阪で開催されたファッションイベント「KANSAI COLLECTION 2019 SPRING & SUMMER」(関コレ)でゲストMCを担当。ファッションステージにも出演した。2016年8月にグループを卒業した後、2年の充電期間を経て芸能活動を再開し、4月3日には1stソロアルバム『17%』を発売する渡辺。これまでも関コレに出演したことはあるものの、MCは初挑戦となった。冒頭で「頑張って盛り上げたいと思います」と意気込みを語った渡辺は、おっとりとした口調で落ち着いて進行。さらに、モデルとして複数のファッションステージにも登場してランウェイを彩り、「Rady」ステージでは“みるきースマイル”で観客を魅了した。「KANSAI COLLECTION」は2011年2月に大阪で誕生し、年に2回開催している日本最大級のファッションイベント。17回目となる今回は、「誰とでも何とでも簡単につながれてしまう時代だからこそ、今そこにある本当のつながりをもっと大切にして欲しい」という思いを込めて「It’s a Small World」をテーマに掲げた。
2019年03月17日毎年恒例の「AKB48選抜総選挙」が今年は見送りになったことを受け、SKE48の須田亜香里が13日、ツイッターを通じて心境をつづった。昨年の「第10回AKB48世界選抜総選挙」で15万4,011票を獲得し、自己最高の2位になった須田。ツイッターでは、見送りが発表された公式ブログを引用しながら、「皆!今年選抜総選挙ないって!」と呼びかけた。そして、「AKB48選抜総選挙がないアイドル人生は初めて」と明かし、「賛否の声もあるイベントだったかもしれないし私は選挙シングル以外はライトの当たらないポジションにいる期間も長くてファンの方を何度も悲しませたはずなのにそれでもよじ登ろうとする私を見て投票で力を貸してくれた全ての方へ改めて感謝しています!」とファンへの思いを記す。「では皆様、心置きなくもう一年 AKB48世界選抜総選挙2位の須田亜香里です!って言わせていただきますね!笑」と明るく振る舞い、「私たちアイドルに出来ること 私がしたいことは前向きに頑張る姿を見せる。それだけです」と一連のツイートを締めくくっている。須田の思いはファンにも届き、「流石の心構え」「強い心のメッセージ」「これに尽きる」「いつも元気をもらってます」「言葉の重みが違います」「それしかねえよな!」「ファンはそれを応援する!」など感動の声が寄せられている。
2019年03月14日ダンス&ボーカルグループ・EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐が4日、東京・渋谷ヒカリエで開催された「Samantha Thavasa 25周年キック・オフプレ発表会」に出演した。白濱は、白いスーツ姿で登場し、大歓声を浴びながらさわやかな笑顔を見せながらランウェイ。その後のトークでは、CMソングに「Love You More」が起用されたことがきっかけでスタートしたGENERATIONSとサマンサタバサのコラボレーションを振り返り、「ハートのステージでパフォーマンスをしたのが印象に残っています」と話した。また、MCから夢を聞かれると「GENERATIONSのリーダ―をやらせていただいているので、日本を代表するアーティストになって、さらに世界でも活躍できるようなアーティストにしたいというのが僕の一番の夢です」と力強く語った。同イベントは、今年3月にサマンサタバサが25周年を迎えることを記念して開催。抽選で選ばれた1,000人を招待し、25周年イヤー特別プロジェクトの発表をはじめ、豪華ゲストによるトークショーやライブパフォーマンス、ファッションショーなどを実施した。撮影:蔦野裕
2019年02月05日映画『生きてるだけで、愛。』(11月9日公開)の完成披露上映会が20日に都内で行われ、趣里、菅田将暉、仲里依紗、西田尚美、石橋静河、織田梨沙、関根光才監督が登場した。同作は、本谷有希子による芥川賞・三島賞候補作となった同名小説を実写映画化。過眠症で引きこもり状態な上に、自分をコントロールできず理不尽な感情にさいなまれる寧子(趣里)と、出版社でゴシップ記事の執筆に明け暮れるも、やりがいを感じられずに日々をやり過ごす津奈木(菅田)は同棲を続けているが、津奈木の元カノが現れ、2人の関係にも変化が訪れていく。津奈木のエキセントリックな元カノ・安堂を演じた仲は、膝上のミニスカートで登場し、スラリとした美脚が輝く。最近はドラマ出演が多かったというが、久々にどっぷり映画の世界に浸かったという仲。フィルム撮影という手法に「NGが出せない。セリフ長いし、フィルム高いしなあというプレッシャーで、結構パニックになってました」と振り返った。また、作品にちなみ「誰かと分かり合えた瞬間」について聞かれると、夫である中尾明慶とのエピソードを披露。「旦那さんが仕事終わる頃かなと思って、『終わった?』と送るのと同時に、LINEで『終わった』って、シュッと」と、見事なシンクロっぷりに、共演者や観客からもどよめきが起こる。「そういうのが結構あって、わかり合えてる。あと、『今日は何食べたい?』と送って、返事が来なかったからハヤシライスを作ってたら、『ハヤシライス食べようと思ってた!』って。まあ、嘘かもしれないですけどね」と夫婦の絆を見せていた。
2018年10月20日渡辺直美がプロデュースするファッションブランド「プニュズ(PUNYUS)」より、『美少女戦士セーラームーン』とコラボレーションしたコレクション第2弾が登場。2018年9月14日(金)より発売される。プニュズ×『美少女戦士セーラームーン』第2弾!キャラクターもパワーアップ世代を超えて今なお愛され続ける伝説的なアニメ『美少女戦士セーラームーン』。2017年4月のコラボレーション企画に続く今回は、キャラクターの種類もパワーアップ。プニュズの世界観が加わった、ポップな色合いと共に、秋冬の装いに彩りを与える。渡辺直美が「セーラーちびムーン」に⁈キャラクターの中で最も注目したいのは、渡辺直美が「セーラーちびムーン」に扮した奇跡のコラボレーションキャラクター「ちびなおみムーン」。アイコニックなピンクのツインテール&セーラ姿で登場する“イラスト版”渡辺直美は、ぽってりとした赤リップがチャーミング。キャラクターカラーをイメージした、淡いピンクのスウェットワンピースの中心に、しっかりとポーズを決めた姿が刺繍であしらわれている。袖にはフリルをたっぷりとあしらって、ガーリーな印象に仕上げた。多彩なキャラクター「セーラーウラヌス」「セーラーネプチューン」もアイテムには、もちろん主人公「セーラームーン」や、その相棒である黒猫「ルナ」といったお馴染みキャラクターも登場。また『美少女戦士セーラームーン』シリーズで人気の「セーラーウラヌス」「セーラーネプチューン」や「ブラック・レディ」「エリオス」など、滅多にお目にかかれない多彩なキャラクターもコレクションに仲間入りする。キャラクターに合わせた豊富なカラー展開展開されるのは、Tシャツやタートルネックセーター、スカジャンなどウェア全8型と、小物1型。サイズはフリーサイズから6Lまで豊富に取り揃えている。各キャラクターをイメージしたという色とりどりのアイテムは、ダークトーンで纏めがちな秋冬のコーディネートに、ブランドらしいハッピーな雰囲気を添えてくれそう。【詳細】プニュズ×美少女戦士セーラームーン 第2弾予約開始日:2018年8月31日(金)発売日:2018年9月14日(金)展開店舗:プニュズ 渋谷109店、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、ルミネスト新宿店、名古屋パルコ店、あべのキューズモール店、札幌パセオ、横浜ジョイナス、PUNYUSオンラインストアサイズ:フリーサイズ~6Lアイテム例:・刺繍スウェットフリルワンピース 全6色 各7,990円・刺繍スカジャン 全3色 各9,990円・プリントリンガーTシャツ 全6色 各3,990円・タートルネックセーター 全3色 各6,990円
2018年09月29日「AKB48グループ 第2回ユニットじゃんけん大会~空気を読むな、心を読め!~」が23日、東京・蒲田の片柳アリーナで行われ、SKE48の須田亜香里は、後輩の浅井裕華と相川暖花と組んだ3人組ユニット・未年姉妹として出場した。ひつじ年生まれの須田と、1回り年下の浅井と相川による同ユニット。3人はひつじをイメージした衣装を身にまとい、須田は後輩2人とは違った美腹筋あらわなセクシーな“黒ひつじ”衣装で登場した。3人は、1回戦でNamba twinklesと対戦。相川が代表してじゃんけんに挑むも、溝渕麻莉亜との勝負に敗れ、未年姉妹は初戦敗退となった。須田は「負けちゃいましたが、私9年アイドルやってて、じゃんけん大会の本選に出るの初めてなんです。ここに来られたのも、後輩たちがいいくじを引いてくれて、じゃんけんで勝ち進んでくれたおかげで。後輩たちに夢を見させてもらっている」と浅井と相川に感謝。「私がSKEに入った時に5歳だったメンバーが、今こうやって一緒に活動しているという、SKEの層の厚さを見せられていたら目標達成じゃないかなと思います」と語り、「これからも応援してください!」と呼びかけた。AKB48グループのじゃんけん大会は2010年に始まり、2016年までは個人戦で行われてきたが、昨年よりユニット対決に。メンバー同士で相談して好きなユニット(ソロを含む)を結成し、予備選を突破した48組が本選に出場。今年は、AKB48研究生・多田京加とHKT48研究生・松田祐実によるドラフト3期生コンビ・Fortune cherryが女王の座に輝き、12月19日にCDデビューすることが決定した。撮影:宮川朋久
2018年09月23日SKE48の須田亜香里、小畑優奈、古畑奈和、惣田紗莉渚、松村香織が20日、東京・有明の東京ビッグサイトで行われたイベント「愛知デスティネーションキャンペー ン」に出席した。愛知県と愛知県の市町村、そしてJRグループは、共同で大型観光キャンペーン「愛知デスティネーションキャンペーン」を10月1日から12月31日の期間に実施。それに先駆けて行われた同イベントでは、SKE48を起用した同キャンペーンのPR動画やポスターなどがお披露目された。PR動画で愛知県の観光スポットを訪れたメンバーたち。松村が「すごく楽しかったですよ。SKE48になって旅行に行く機会も正直減ったので、お仕事とはいえほぼプライベートみたいな形でやらせていただき、自然な私たちの姿が見られると思います」とアピールし、お酒好きという古畑は「みんな大人メンバーだったので、昼間からお酒が飲めて楽しかったですね(笑)」とニンマリ。また、23日に開催される「AKB48グループじゃんけん大会」が迫っているということで、登壇したメンバーで唯一本戦に進出する須田亜香里が、大村秀章愛知県知事とじゃんけんをすることに。須田が「勝ったら1日副知事に就任してもいいですか?」とおねだりすると、大村知事が二つ返事で承諾。結果、見事に須田が勝利して「勝ち取りました! ガチですよ!」と強調するも、「知事は優しいので、負けても副知事をやらせてくれたと思いますよ」と大村知事の人柄を称賛していた。「AKB48グループじゃんけん大会」の話題が飛ぶと、須田は「本戦に出場するのはすごく難しくて狭き門。私はもうすぐ活動10年を迎えますが、初めて本戦に出場します。もしかしたら今は運を持っている時期だと思うので、この勢いで優勝できるように頑張ります!」と力強く宣言。また、先日行われた『SKE48 リクエストアワー セットリストベスト100 2018~メンバーの数だけ神曲はある~』で、時期は未定ながら卒業を発表した松村は「発表した通り、卒業は未定です」と話しつつ、「もし副知事になったらいつでも伸ばせます。県のバックアップも受けられるしどうしても権力が欲しいですから。ちょっと考えたいですね(笑)」と笑いを誘う場面も。そんな彼女たちが在籍するSKE48は、エースの松井珠理奈が復帰したばかりで、須田は「皆さまが想像してくださっている通り、少しずつ元気になっているので、みんなでしっかりと支えたいと思っています」と力を込めていた。
2018年09月21日モデルの紗栄子が1日、さいたまスーパーアリーナで開催された「マイナビ presents 第27回 東京ガールズコレクション 2018 AUTUMN/WINTER」(以下TGC)に出演した。今回、“8歳の天才ドラマー”として話題のよよかが、全国大会3年連続金賞を受賞している京華学園のマーチングバンドとコラボレーション。その豪華コラボ演奏の中、紗栄子は赤×黒のチェック柄のドレスで登場した。そして、オーラを放ちながらランウェイを歩き、先端では演奏に合わせて軽やかなダンスを披露した。紗栄子は、よよかのドラムに「びっくりしちゃって。息子が同い年なんですけど、トンもたたけない」と感心。MCの小藪千豊は「ウエスト細いですね。ビビるわ」と紗栄子のウエストの細さに驚き、共にMCを務めた田中みな実アナウンサーも「細いですねえ」とそのスタイルに魅了されていた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。27回目となる今回は「FOREVER GIRLS(女の子の“カワイイ”は永遠!)」をテーマに、女の子の“好き”を詰め込み、未来へ続くTOKYOの最先端トレンドを発信。ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開し、会場には約3万2,700人の観客が詰めかけた。撮影:宮川朋久
2018年09月01日モデルの紗栄子が25日、神戸・ワールド記念ホールで開催された「神戸コレクション 2018 AUTUMN/WINTER」でトップバッターを務めた。「神戸コレクション 2018 AUTUMN/WINTER」でトップバッターを務めた紗栄子神戸コレクション初出演の紗栄子は、今回のために制作されたお腹あらわなデニム素材のドレスに、カラフルなフラワーをヘアアレンジに用いたファッションで美スタイルを披露。「ガールズイベントの老舗の老舗と言われる神戸コレクションのランウェイを歩かせてもらえてとても嬉しいです。すごく緊張したけど、みんな温かく迎えてくれて本当に感謝です」と笑顔で語った。そして、「ファッションは私にとって自己表現の一つ。子供がいるので普段は動きやすい服装が多いけど、例えば真っ赤なヒールの靴やパンダ型のポシェットなど、見るだけでもキラキラした気持ちになれる小物を取り入れて楽しんでいます」と自分なりのファッションの楽しみ方を紹介した。「神戸コレクション」は、阪神・淡路大震災後の神戸の街を元気にしたいという想いのもと、2002年にスタート。33回目となる今回は「FASHION=MY LIFE」をテーマに開催。人気モデルをはじめ、アーティストやスペシャルゲストなど総勢111人がランウェイに登場し、1万2,174人の観客が駆けつけた。
2018年08月26日俳優・渡辺大が、9月3日と10日に2週にわたって放送されるニッポン放送『磯山さやかのGoodナイト!Goodトーク!』(毎週月曜 19:40~)にゲスト出演し、父・渡辺謙からかけられた言葉を明かす。渡辺大は映画『ウスケボーイズ』の主演として、「マドリード国際映画祭」に続き、「アムステルダム国際フィルムメーカー映画祭」でも外国語映画部門の最優秀主演男優賞を受賞した。「マドリード国際映画」を終え、帰国直後に収録に臨んだ渡辺大が、同番組に出演するのは昨年6月以来2度目。前回は「今度ワインの映画に出るんですよ」と話していたが、その作品での受賞とあって、番組はお祝いムードに。受賞の瞬間については、映画祭が長かったこともあり、ワインを飲みながらほろ酔い気分の時に名前を呼ばれたという。しっかりスピーチを用意していなかったため、「ボケきれなかった」と苦笑いする場面も。さらに父・渡辺謙に直接報告をしたところ、「おめでとう」と祝福されるとともに「40歳まではもうちょっと必死に頑張っていい作品を作って欲しい」と言葉をかけられたことを明かし、「いつもは俳優の先輩として接していて、褒められることがあまりないので、今回はちょっと親父っぽい感じがした」と振り返ってた。
2018年08月23日『どもる体』は医学書院のシリーズ「ケアをひらく」の新刊として2018年6月1日に刊行。「話しにくさ」という表面的なことで語られがちな吃音ですが、体の中では何が起きているのか。吃音当事者に丁寧にインタビューしながら「どもり」に迫る1冊です。自らも「隠れ吃音」であるという、著者の伊藤亜紗さんに、ある時期に「話しにくさ」を感じていたという発達ナビ編集長の鈴木悠平が研究の裏側を聞きながら、「どもり」という現象について本音を語り合いました。Upload By 発達ナビ編集部東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。研究のかたわらアート作品の制作にもたずさわる。主な著書『目の見えない人は世界をどうみているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)など。コントロールできない体のおもしろさUpload By 発達ナビ編集部鈴木: 伊藤さんは、吃音について研究する前は、視覚障害のあるアスリートへのインタビューなどを通して、「目の見えない人」の世界について研究されていましたね。いずれも、障害というものに対して、本人の身体感覚からアプローチされていることが印象的でした。そうした、身体的な現象に関心を持たれたのはなぜなんでしょうか?伊藤: まず、私たちの体って「選べない」ものなんだというところが出発点にあります。生まれたときや成長の過程でどうしようもなく与えられているこの体を、どう使っていくかが「生きていく」ということだと考えるならば、その課題や可能性は全人類にとって共通のものだと思ったんです。一方で、学問には「身体論」というジャンルがあるけれど、そこで語られる体というものは、どこか楽観的な感じがしていたんです。選べない、不自由な体の現象に言葉を与えながら、うまく体と付き合う方法を見つけていけないかと思って、研究をしています。鈴木: いわゆる標準的で、”五体満足”な体を想定した身体論とは違うところから、体というものを探っていきたいと思った、と。伊藤: そうですね。私自身の経験としては、出産をしたときの体の変化がとても大きくて。そもそも自分の中に別の人間が存在しているという物理的にも大きな変化があるし、妊娠中は急にジャズが聴きたくなったりして、身体感覚が全然違ってくるんですよ。「自分の体はこういうものだ」と思っていた体の輪郭から、自分が完全に外れていく感覚でした。障害とは違うんだけど、ある種、”体を失う”という経験だったと言えます。鈴木: なるほど…自分でコントロールできない方向に体が動いたり変化したりするという点で見てみると、障害と妊娠、一見別の現象にも共通点があるのかもしれませんね。今のお話は、『どもる体』の序章で書かれていた、「コントロールのきわ」に分け入っていくという表現につながっているように思いました。いわゆる五体満足であっても、自分の体を完全にコントロールできてる人なんて、そもそもいないと思いますが、目の見えない人や、吃音のある人など、障害があるゆえに体をコントロールできない度合いが大きい人たちが、どのように世界を見て関わっているかを探ることは、そうではない人にとってもきっと本質的な発見があるのだろうと思います。「聞けば聞くほど”発見”が”混乱”に…」吃音当事者としての研究の難しさUpload By 発達ナビ編集部鈴木: 本のあとがきで、伊藤さんご自身にも吃音があることを告白されていましたね。吃音といってもそれほど症状が重くはなく、日常生活や仕事は問題なくこなすことができる、だけど自分としてはどこか「体がどもる」感じがする…いわゆる「隠れ吃音」タイプである自分の体を抱えながら、今回、吃音をテーマにした取材・研究をされたわけですよね。それっていったい、どんな感覚だったんでしょう。伊藤: 今回は、話を聞けば聞くほど発見がそのまま混乱につながって。めちゃめちゃ大変でした、書くの(笑)。視覚障害をテーマにした研究のときは、わりと自分と相手の違いを相対視しながらオートマチックに書けた感覚があるんですけど。大変だった理由の一つは、吃音という障害の複雑さ。視覚障害は感覚の障害ですが、吃音は運動の障害でもありながら、社会的、心理的な障害でもあるという、複雑な要素が絡み合って起こる障害です。ずっと同じ症状が出ているわけではなくて、瞬間、瞬間に起こるものだから、吃音がある本人たちも振り返って分析するのが比較的難しい障害だと思います。もう一つは自分も当事者だから。自分のことでもあるからか、”ひらめき”がやってこないんですよ。吃音は視覚障害について書いたときの5倍くらい時間がかかりました。いろんな人から聞く一つひとつの話にいい距離がとれていなかったというか、いちいちボディーブローを受けたみたいにアザが残る感じで。鈴木: 傷だらけ(笑)。伊藤: 自分が当事者であることについて研究するのってこんなに難しいんだなって思いました。運動は、「相手からもらうもの」でもある鈴木: 本を読んでいて印象的だったのが、「連発」型の吃音があった人が、「難発」型の吃音を後天的に獲得するというお話です。周囲の人からのフィードバックなどを通して、自分の吃音が特殊であるという価値判断を内面化し、相手からの見られ方を意識して一言目が発しにくくなる、という…。伊藤: 運動って人からもらうものでもあるんですよ。自分の体ではあるんですが、周りのフィードバックを受けるなかでいろいろ調整がかかって、今この状態が成り立っているんだと思うんです。Upload By 発達ナビ編集部私、1年間フランスに住んでいたんですが、帰ってきてこういうポーズをよくするようになっていたんです。フランス人、よくこのポーズしますよね。それがうつっちゃって(笑)考えることとか、しゃべることの一部になっちゃってるんですね。周囲からのフィードバックを、自分の中に組み込んでいくなかで、どんどん運動が変化していく…もちろん、難発の場合には、周囲のネガティブな反応が引き金になることが多いので、単に「うつる」のとは違いますし、本人を傷つけるような関わりは言語道断ですが、本質的に、運動というのは他者との関係のなかで形作られていくものなんですよね。鈴木: その感覚、わかります。海外の大学院に留学していたときに仲良くなった日系アメリカ人の友人がいるのですが、彼と2人で話しているときは、英語と日本語のチャンポンなんですね。で、日本語を使うときは彼の日本語のたどたどしさに合わせて、僕のボキャブラリーも減るという(笑)相手の影響って知らず知らずのうちに受けているなあって。伊藤: ありますね。特に会話は共同作業なので相手に合わせるというのがある。それも単に相手と同一になるというよりカップリングしてうまくなるようにしますよね。新しい環境への変化に、「体が暴れる」ということ鈴木: 今回のテーマで取材をしていくころには、もう伊藤さんご自身の症状は「隠れ吃音」と言えるぐらいには目立たなくなっていたとのことですが、より症状が大きかった頃の吃音経験をお聞きしてもいいですか。伊藤: 子どもの頃から吃音はありましたが、あまり悩んだりはしなかったんですよね。小学校3、4年のころは、クラスのやんちゃな男子とかに真似されるようなことはあったけど、普通に言い返していましたし。しゃべりにくい感じはあっても、吃音という言葉も知らなかったので、他人と比較してどうこうじゃなく、自分のしゃべりは「そういうものだ」ぐらいに思ってました。むしろ、大学で教職について最初のころの方がきつかったです。就職して半年は「東京工業大学の伊藤です」という自己紹介がうまく言えなかったんですよ。それはきっと、就職するとか、組織に入るっていうことに納得していなかったんですね。自己紹介すらポジショントークに思えるっていう(笑)身体の研究をしているのに、就職するとこんなに自分の体を持っていかれるのかって思いました。多分、変化があるとちょっと暴れるんですよ、体が。Upload By 発達ナビ編集部鈴木: あー、それ、わかります!自分の所属とか立ち位置にしっくり感が足りないとき、自己紹介がすごく難しくなるんですよね…。そのくせ、環境に慣れてくるころには飽きてきちゃって、また新しい環境に飛び込もうとする、みたいな我ながらめんどくさい習性も持っているんですけど(笑)伊藤: 飽きちゃうんですね(笑)でも、私もそれまでの「スタンダード」を変えてみるということは好きです。絶対食べなかったものを食べてみるとか、聴いている音楽を変えるとか…。あえて自分から変化を起こして体の状態を変えるんです。変化に弱い部分と、変化をさせるのが好きという部分があるのは不思議ですね。鈴木: 変化する・しないの二者択一ってことではなさそうですよね。会社で働いていると、自分で提案・希望して仕事を勝ち取る側面と、「これ、やってみてよ」と他人から仕事が振られる側面と、両方ありますよね。で、他人から、つまり自分の「コントロールの外側」から仕事がやってくるときって、最初は「えー、できるかな…」と不安になったり、それこそ体が暴れたりすることもあるんですけど…伊藤: ええ。鈴木: 自分をよく見てくれている人がくれる仕事って、自分の枠を広げるのにちょうど良いチャレンジだったりすることも往々にあって。「やだなぁ」って思いながらやってみたら、だんだん楽しくなってきたり、「あれ、もしかして向いてるかも?」と新しい自分を発見できたりもするんですよね。だから最近では、変化すること自体への恐れは薄れてきたように思います。暴れるフェーズと馴染むフェーズ、振り子みたいに振れている自分を楽しむような感覚です。吃音があることの良さをあえて挙げるなら、それは「誠実さ」から逃れられないことUpload By 発達ナビ編集部伊藤: 鈴木さん自身も「しゃべれない」経験があったとお聞きしましたが、それはいつごろだったんですか。鈴木: 僕の場合は…「吃音」と言えるほどの症状か微妙なラインなんですが、話そうと思ってもなかなか言葉が出ない、人と「うまくしゃべれない」という時期がありました。大学卒業前後かな、ちょうど東日本大震災が起こった年と重なるんですけど。あのころ、社会全体も大きく揺れていた時期でしたが、それと同じタイミングで、僕の中でも、人と向き合う上でのありようの地殻変動が起こっていたというか、まぁちょっと色々こじらせていたんですけど(笑)。伊藤: こじらせてたんですね(笑)。鈴木: 要するに当時、震災と大学卒業のタイミングが重なって、同級生は就職とか、それぞれの選択をして進んでいったわけですが、僕はうまく決められなくて立ち往生しちゃったんですね。しっくりこなかったというか、それでしゃべれなくなっちゃった。いま思えば暗い時代です(笑)。伊藤: ”しっくり感”に対する感度が高くなりますよね、吃音だと。うまくしゃべれないというときに「言い換え」はしていましたか?鈴木: どうでしょう…そんなにしている感覚はなかったのですけど。伊藤: 私は結構しているんですよ。Aと言いたい、でも難発になりそうだからBに換えたというときに「Aだったらしっくりきてた」「Bだったからしっくりこなかった」というのがすごい残るんです。しっくり感に対する感度は私にとって言い換えで育まれた感じがしています。鈴木: なるほど。伊藤: 本の最後でも触れたんですけど、吃音があることの良さ…をあえて言うとしたら、それは「誠実」さから逃れられないことなのかもしれません。どうしても体の方が「ちょっと待て」とひっかけてきたりするので、立ち止まらざるを得ない。私、大学の講義も3年で内容を全部変えているんですよ。”立て板に水”みたいに話せるようになってきちゃうと、学生に対して申し訳ない気持ちになるし、苦しい。新しいものにしてたどたどしくしゃべらないと伝わってない気がするんです。鈴木: 仕事に慣れてくるとしゃべりが上手になってきますよね。同じことを繰り返し言っているようで…。単純に労力対効果でいったら効率よくなっているからいいことなはずなのに、逆に「このままでいいんだろうか」って思っちゃいます(笑)。伊藤: 自分の輪郭を更新したくなるような感じですね。形成されてきたパターンや枠…ある種、自分の枷にもなっているものがずれたときが楽しいし、生きてる感がある。鈴木: そういえば、うまくしゃべれない時期に出会った人に「君は、ちゃんとどもれるところがいい」って言ってもらったことがあって。どもっている時間は、自分が相手や言葉と誠実に向き合っているサインだというようなニュアンスでした。その言葉をもらったことが、僕にとってだいぶ救いになりましたね。でもまぁ…「誠実」であることって、燃費悪いですよね。なかなか楽にならない(笑)。手放しの肯定なんてできないけれどUpload By 発達ナビ編集部鈴木: 言葉の”しっくり感”に関するお話をしましたが、そういった感度も含めて、吃音であることが、何かその人らしい表現やコミュニケーションのリズムを形作る面もあると思います。とはいえ、いざ日常生活を送っていくうえでは、やっぱり吃音があることは”不便さ”と隣り合わせだったりする。この点、伊藤さんはどう考えられていますか?伊藤: 連発や難発になったときに、「じゃあどう対処したら正解か」という答えはやっぱりないですね。生身のコミュニケーションをしていて、その波が狂うっていうのは結構大きいことですから。波がない状態や、またはポリリズムな複数の波がある状態みたいなものも許容するような会話ができたらいいんだろうなって思います。鈴木: 周りの人たちに許容性があって、待ってもらえる空間や関係性だと、どもることに対する心理的安全感が高まるかもしれません。伊藤: そうですね。でも、ここが一番、私自身の当事者性が出るところで…。自分のしゃべりで波を壊してしまった経験があるので、明るく言えないんですよ。周りの人も感じている軽い”痛み”みたいなものを、簡単には肯定できない。鈴木: 確かに、仮に周りが「気にしなくていいよ」と言ったとしても、たとえば10秒間「たたた…」と連発状態になっている本人からしたら、気にしない方が難しいですよね。伊藤: インタビューをした吃音当事者の方々でも、「どもること」に対する捉え方はさまざまでした。「言い換え」などの工夫を身につけて、傍目には吃音だとわからないぐらいに話し方をコントロールできるようになったけれど、どもらなくなったことで、「本当の自分」を出せていない感覚がして、どこに行ってもどもりたくなってしまう人。どもらずに話せるようになって、どこか”嘘っぽく”生きることも含めて自分だと受け入れて、吃音と付き合っている人。「吃音当事者であること」と「その場その場でうまくやり過ごして生きていること」が、微妙に両立しないことがあるんです。Upload By 発達ナビ編集部鈴木: どちらが良い悪いといった話ではなく、個人の生き方の問題になってきますね。伊藤: ええ、そうなんです。たとえばどもる自分が「本当の自分」だと考える人にも理由があって、どもらないで話すなかで、「本当の自分が出せていない」と感じる経験が重なったからこそだったりするんですよね。鈴木: 吃音とどう付き合っていくのか、その人が自分の価値観を形成していくまでの物語がある。伊藤: その物語というのも、今後また変わっていくかもしれないんです。今は落ち着いていても、これから違うタイプの吃音症状が出るかもしれません。人間関係や生活環境などの影響も受けながら、吃音との付き合い方も変わっていくのだと思います。鈴木: たとえ今、自分なりに吃音というものの付き合い方が整理できていても、いつまたその前提が揺さぶられるかわからない…。伊藤: みなさんそれぞれ、「こんなときに自分はどもる」とか「自分の吃音の原因はこれだ」と分析して理屈を立てているんですが、結局、100%説明できる合理的な理由なんてものはないんです。立てたところで、すぐその理屈を裏切られてしまうから、常に自分の体に敗北宣言している感覚です。結局、個々人が自分の人生の中に吃音を意味づけてつくった「物語」も、長い時間軸で見たら体が全部飲み込んでいくんですよ。うまくしゃべろうとするとどもるとか、どもらないようにすると難発になるとか、吃音って、努力すれば確実に実る、というような分かりやすい話じゃないんですよね。…なんだか、明るいメッセージが出てこないですね(笑)。鈴木: そうですね(苦笑)。ま、それも「どもる人」としての誠実さということで…Upload By 発達ナビ編集部撮影:鈴木江実子
2018年07月30日「水森亜土のカワイイ世界展」が、神奈川・上大岡の京急百貨店にて開催される。会期は2018年7月19日(木)から24日(火)まで。「水森亜土のカワイイ世界展」では、未発表書き下ろし新作版画4作品を披露するほか、原画30作品、版画40作品の計70作品を展示・販売する。キュートなイラストを通じて、水森亜土の"カワイイ"世界観を満喫することができる。会場では、イラストを配したバッグやTシャツ、ノートなどのステーショナリーといったグッズも販売。また、特別企画として、携帯やスマートフォン用の公式待ち受け画像も配信する。さらに、版画や原画を購入した人には、水森亜土の直筆サイン色紙がプレゼントされるなど、ファンにはたまらない内容となっている。【詳細】「水森亜土のカワイイ世界展」会期:2018年7月19日(木)~24日(火) ※最終日24日(火)は17:00まで場所:京急百貨店 7階催事場住所:神奈川県横浜市港南区上大岡西1丁目6番1号【問い合わせ先】京急百貨店TEL:045-848-1111(代表) ※受付時間は営業時間内10:00~20:00
2018年07月15日2016年8月にNMB48を卒業した渡辺美優紀(24)が12日、自身のインスタグラムを更新し、公式サイトとファンクラブ開設を報告。また、9月に開催するライブを告知した。渡辺は「ご報告です!応援してくださる皆さん、本当にお待たせしました公式ホームページ、ファンクラブが出来ました」と報告。続けて、誕生日の9月19日にZepp東京、9月21日になんばHatchで「1st LIVE TOUR 2018 ~Milky Landだよね~」を開催することを発表した。「皆さんが見たいなと思ってくださっているものを届けたい気持ちでいっぱいです、、そんなステージにします溢れる思いはその時まで、、」とつづり、「9月19日、9月21日、お会いできることを心から楽しみにしています」と呼びかけた。
2018年07月12日読み終えた時、きっとあなたの中で何かが変わっている。そう断言したくなるのは、蛭田亜紗子さんの新作長編『エンディングドレス』。「3~4年前から自分で洋服を作るようになったので、洋裁の話を書きたいなと思っていました」夫を病で亡くし、後を追うつもりの麻緒(あさお)は偶然見つけた「終末の洋裁教室」に通いはじめる。最終的に死に装束の製作を目的とした教室だ。「夫と二人だけで完結していた世界が壊れてしまったことにより、もう一度周囲と関わり直していく、という面もあるのかなと思いました」そこにいたのは寡黙な先生と、3人の年配のご婦人の生徒たち。「実際に手芸店で布を選んでいる年配の方たちをよく見かけていて、素敵だなと思って。登場する3人はそれぞれ違う印象になるよう、おっとりした人、ちゃきちゃきした人、ミステリアスな人と書き分けました」麻緒たちは〈はたちのときにいちばん気に入っていた服〉〈十五歳のころに憧れていた服〉といった課題に臨む。きっと読者も、自分ならどんな服を作るか考えるはず。「服によって過去が想起される課題を考えました。他の生徒のおばあさんたちも、90代、80代とそれぞれ年齢が違うので、作る服もまったく異なってくるだろうと思いました」課題をこなし完成品を披露しあうたび、それぞれの人生が浮かび上がる。麻緒も夫との過去を振り返ることになるが、そこには後悔や罪悪感も含め、複雑な心情が含まれる。「後悔なども抱えて人は生きていくものだから、清廉潔白な主人公にはしたくなかった。きれいなおとぎ話にはせず、あえて厳しい面も書きたいと思いました」教室での人生模様だけでなく、家族や旧友との関わりも描かれ、さらにはファストファッションのあり方など現代的な問題も垣間見える。丁寧に針を運んで縫ったかのような繊細な細部の設定、巧みな仕上げ方。エンディングドレスの製作についても、思わぬ展開が待っている。「洋裁は手順通りやればいつかは出来上がるし、作れば作るほど上手くなる。それは服作り以外にも影響する部分があると思いました」何かを作ること、着ること、人と関わること。かけがえのないものがいくつも見えてくる一冊だ。ひるた・あさこ1979年、北海道生まれ。2008年「女による女のためのR‐18文学賞」大賞を受賞、’10年『自縄自縛の私』でデビュー。著作に『凜』など。写真の洋服はご自身で製作したもの。病気で夫を亡くし後を追うことにした麻緒は、死に装束を作る洋裁教室に通いはじめる。だが、課題をこなすうちに心に変化が……。ポプラ社1500円※『anan』2018年7月4日号より。写真・水野昭子(蛭田さん)大嶋千尋(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2018年07月02日ダンス&ボーカルグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐、片寄涼太、小森隼が1日、『ウタモノガタリ-CINEMA FIGHTERS project-』内の『アエイオウ』舞台挨拶に登場した。同作は6つの詩から生まれた6つの新たな楽曲を6編のショートフィルムで描くオリジナル作。白濱は、安藤桃子監督『アエイオウ』の主演を務め、主題歌「何もかもがせつない」を同グループが担当した。主演の白濱は「音楽からショートフィルムが生まれるってLDHらしいプロジェクトだと思った」と語る。「台本を読んでいて、『これってどういうことなんですか?』と監督と話す機会が多かったので。見れば見るほど自分なりの答えが見つかってくる作品だなと感じました」と作品について振り返った。パフォーマーの小森は「改めてこの並びで、なんでお前なんだ感半端ない!」と苦笑。「グループのメンバーですけど、ボーカル(片寄)は歌って、亜嵐君は主演して。僕は曲聴いて『いいな』、映画観て『ちょっと難しいな』って。考えた時、どっちかというとこっちなんじゃないかな?」と客席側に立とうとする。片寄も「隼の存在意義みたいなのは、5日くらいかけて話してるんですよ」と明かした。主題歌にかけて最近あった「何もかもがせつない」エピソードを聞かれると、片寄は「小森の存在」とさらに小森いじり。小森は「SNSで僕の名前が出た時から、何もかもがせつない! 景色がすべて曇って見える」と嘆く。白濱は「隼の状況もそうなんですけど、こないだ(関口)メンディー君が始球式を投げて、133km/hで話題になったじゃないですか。すぐ樽美酒さんに抜かれましたね」と、それぞれメンバーのせつなさに注目していたようだった。また、作品にちなみ「ア・エ・イ・オ・ウ」のカードに書かれた質問に答えることに。「メンバーに感謝したこと、されたこと」という質問を引いた片寄は「もう、毎日っすね」と答え、会場からも感嘆の声が上がる。小森が「久々に会ったけどね」と言うと、片寄は「そんなことないでしょう。昨日会わなかっただけじゃない?」と指摘。小森は「1日会わなかったら久しぶりな感じするよね。今日朝、おはようって言うの緊張した」と告白し、白濱も「お前今日俺に言わなかったからね、『おはよう』って!!」と訴え、小森は「声が出なくて! なんかわからないけど亜嵐くんを見つめるだけの状況になった」と説明した。さらに小森は「昨日この登壇が心配すぎて、深夜に涼太くんに連絡したんですよ。なおさら挨拶しづらい」と複雑な心境を吐露。片寄が「感謝されてる感じはした。昨日LINEしてよかったでしょ?」と尋ねると、小森も「ちょっと心がほっこりした」と振り返った。
2018年07月01日吃音当事者のインタビューからまとめた『どもる体』を伊藤さんが語るUpload By 発達ナビニュース2018年6月に刊行された『どもる体』は医学書院のシリーズ「ケアをひらく」の新刊。著者の伊藤亜紗さんは、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授で、これまでに『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)など視覚障害に関する著書も手がけています。吃音を題材とした今回は、伊藤さんが吃音当事者8人に丁寧にインタビューし、調査したことなどをまとめています。「しゃべりにくさ」という目や耳でとらえられる表面的なことで語られがちな吃音ですが、「連発」「難発」などの症状がある時、体の中では何が起きているのか。「治る/治らない」という考え方から離れ、これまでとはまったく違う身体的なアプローチで「どもり」の背景に迫ります。今回のイベントは、刊行から間も無く開催されたため、「予習なしでもOKなゼミ」と銘打って開催されました。会場は満員です。前半は、書籍の内容に沿って、吃音の症状とその時に体や心の中ではどんな動きがあるのかをインタビューした当事者の声を交えて紹介しました。しゃべりにくさという表面の問題だけではない、根っこの深い「吃音」Upload By 発達ナビニュース伊藤さんが考える「しゃべる」ための要素は、「自分の体」「言葉」「社会(環境)」の3つがあり、その中心に「しゃべるわたし」がいて成り立っています。伊藤さんは、自身に「母親」や「大学の教員」としての人格があることに触れ、「みんななんらかの人格があって、それぞれの社会的な要因の上で、演技をしてしゃべっている」と話していました。それは、本当は言いたくないことでも、立場上言わなければいけなかったりすることで、「自分と言葉にギャップが生まれる」ということです。さらに重要なのは「ギャップはできるけど、本当の自分の確固たるものが存在するのでなく、ギャップとともに自分が形成されていくというのがしゃべるということ」なのだと言います。これは吃音のある人に限らず、誰にでも当てはまることです。吃音については、代表的な症状として最初の音を連続して言う「連発」、最初の音が出ない「難発」があることを解説。「難発」は息が詰まるような苦しさが体にあるのに対し、「連発」はとても楽な状態だといいます。しかし、会話をする上ではいずれも困りごとの原因です。「連発」を避けようとする"対処"が最初の音が出てこない「難発」を誘い、その後、出てこない言葉を別の言葉に置き換える「言い換え」を習得する人も少なくないそうです。こうした過程が、幼少期には20人に1人と言われる吃音が成人では100人に1人まで少なくなる要因ではないかと考えられます。しかし、「言い換え」は工夫であって表面的に流暢に話すことができているだけに過ぎません。言葉を常に探していたり、「この言葉は言えないからこれにする」というパターンを追っている状態で、体の中はどもり続けているのです。さらに、言い換えによって生じる「本当に言いたいことを言えない自分」を受け入れられる人と、そうでない人に分かれます。伊藤さんがインタビューした当事者の中には、言い換えをやめ、再び連発になってでも「本当の自分」を取り戻した、と語る人もいました。言葉の問題と思われがちな吃音ですが、その根っこは、もっと深いところにあるようです。「そのしゃべりやすさの理由は?」──和やかに議論が飛び交ったゼミ後半はゼミ形式で参加者が議論しました。参加者に配られた紙には、次のような質問が並んでいました。Q以下のそれぞれの選択肢のうち、どの状況がいちばんしゃべりやすいですか。また、なぜそう感じるのか、理由も教えてください。[1]指名されて発言/指名なしで発言[2]台本あり/台本なし[3]対面/電話/スカイプ[4]30人の前で話す/1台のカメラに向けて話す[5]開会のあいさつ/演劇[6]パワポでプレゼン/アバターで実況中継みなさん、自分の「しゃべる」ことについて真剣に考えていました。そして、伊藤さんによるゼミが開始。それぞれの設問で当てはまる回答に参加者が手を挙げ、伊藤さんが「それはなぜ?」と質問していきます。[1]で「指名なし」を選んだ男性は「指名されて発言するときは『ストライクを投げないといけない』感じ。指名なしだとみんなで一斉にやる『玉入れ』みたいな。外れても構わない感覚がある」と例えていました。[3]でスカイプ派だという女性は「まずいことがあっても何か飛んでくることがない。テレビみたいな遠い世界を見ている感じ」と話していました。「声」は目に見える形としては存在しません。一人ひとりの中に感覚としてあるしゃべりやすさの条件がとてもユニークに語られていきました。伊藤さんは「なるほど!」「面白い」と意見を汲み上げながらも、最後には「理由を聞いてはみたけど、みんな合理的じゃない」と言い放ち、会場は笑いの渦に。「その人の何年分ものしゃべりの蓄積の結果論であって、普遍性がない世界」、「みんな言っていることが違う。多様であることをのっける枠組みはつくれるけど正解はない。身体を研究するというのはこういうことだなってつくづく思った」と研究のエピソードを語って締めくくりました。会場にいた人たちの声Upload By 発達ナビニュース伊藤さんが「リズムがあって、かっこいい連発なんですよ」と紹介した八木智大さん(25)。『どもる体』にも登場していて、この日のイベントに駆けつけました。八木さんにとって連発は、次の言葉に繋がる音を手探りしている感覚だそうです。会場からは「吃音の人と会話をしたことがなくて。最後まで話したいことを言うのを待っていたらいいですか」と質問があがりました。それに対し八木さんは、「ほとんどの人は自分が言い切るのを待ってくれる。吃音の本にもそれがいいと書いていることが多い。でも僕は言えないでいる時は、待たずに『こういうこと?』って言って欲しい」と回答。しかし、八木さんも最初からそう思っていたわけではありません。高校生のころまでは、先に言われてしまうと「言えなかったションボリ感」があったそうです。大学生になり、吃音で悩まなくなってから心境も変わったといいます。「どもる」こと自体は変わらなくても、吃音との距離感が変わっていった八木さん。最後まで待ってほしい人と、言葉を汲んでほしい人がいる訳でなく、同じ人の中でもその時々によって変化していくようです。八木さんの言葉の一つひとつに、参加した人達は耳を傾けていました。伊藤さんのデビュー作から読んでいるという細江幸世さん(53)。本に登場する1人の吃音当事者の方から「インタビューを受けて、自分がこんなふうに考えていたんだって分かった」と言われて興味を持ち、イベントに参加しました。仕事では子ども向けの本をつくっていて、言葉と体について考えることも多いそうです。「伊藤さんがどんなふうに研究をしているのかも分かって面白かった。本の中でインタビューを受けていた方の幼少期のことなど考えを広げながら、新しい知見を仕事にも生かしたい」と感想を話してくれました。まとめUpload By 発達ナビニュース特に来場者が自分の考えを率直に語ったゼミの時間は、「へえー」「あるある」といった相槌もあれば、吃音当事者の思わぬ本音に笑いが起こることも。「吃音」という一つの障害をテーマに語る場としては意外なほど、穏やかで温かい空気に包まれていました。「しゃべる」ということはそこにいる全員に共通する身体運動であるということが、吃音のある人、ない人の距離を埋めてくれているのだと思いますが、本来、障害やコンプレックスを話すときにはこれくらいの空気感がいいかもしれないと思わずにはいられない時間でした。「治る/治らない」という議論ではなく医学的、心理的とも違った新しいアプローチで吃音に迫った『どもる体』。障害のある人や障害が身近でない人をつなぐ架け橋のヒントになるようなイベントでした。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。専門は美学、現代アート。生物学者を目指していたが、大学3年次より文転。東京大学大学院人文社会系研究科美学芸術学専門分野博士課程修了(文学博士)。研究のかたわらアート作品の制作にもたずさわる。主な著書『目の見えない人は世界をどうみているのか』(光文社)、『目の見えないアスリートの身体論』(潮出版社)など。
2018年06月21日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優、モデルの岡崎紗絵さんです。女優としても、モデルとしても。もの作りの現場にいることが幸せ。雑誌『Ray』の専属モデルとして活躍しながら、女優としても邁進中。現在はドラマ『ブラックペアン』に出演している。「初の医療ドラマということで緊張していましたが、楽しい現場です。研修医役同士仲がいいですし、ベテランの先輩方の演技を間近で見るのは勉強になります。今後出てみたいのは、時代物。所作を学びたくて、茶道を習う予定なんです」。将来の夢は、家庭を持つこと。「なんて言いながら、現段階では想像すらできません。今は仕事に打ち込みたい。いつかきっと…ですね(笑)」実家で飼っている愛犬のレオくん♪家族とアルバムアプリで画像を共有していて、しょっちゅう眺めています。お菓子代わりにドライフルーツを。小腹がすいた時用にいつも携帯。イチジクは美容にいいし、味も好き。カラーサングラスにハマっています!最近よくかけるのがピンク。肌なじみがよく、さらりとかけられますよ。おかざき・さえ1995年生まれ。2012年にミスセブンティーングランプリ獲得。現在はRay専属モデルを務める。ドラマ『僕たちがやりました』(フジテレビ系)など出演作多数。※『anan』2018年6月20日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年06月18日誰でもすぐに「美尻・美脚・美腹チャレンジ」6月2日、誰でもすぐに始められるトレーニングにより、美しいヒップや脚、ウエストを手に入れようという新刊「美尻・美脚・美腹チャレンジ」が発売された。著者はパーソナルトレーナー、フィットネスモデル、栄養士、食育インストラクターの角田聖奈氏である。発売は扶桑社からで、価格は1,100円(税別)である。「初耳学」などで話題の大食いトレーナー1994年、香港に生まれた角田聖奈氏は2016年のミス・ワールドジャパンのファイナリストとなっている。テレビ番組ではTBS系列「初耳学」や、フジテレビ系列「出川哲朗とバリバリウーマン!」などにも出演。角田氏は大食いトレーナーとして知られており、焼き肉は2人前が当たり前だという。また、元々運動は苦手だったとも語り、新刊「美尻・美脚・美腹チャレンジ」では、そんな著者が理想の体型を目指す上でたどり着いた方法がまとめられており、食事では「タンパク質&野菜の手作りレシピ集」も掲載されている。自分のレベルに合わせ毎日ではなくても同書では食べても太らない体を作るべく、まず12のエクササイズを紹介。特に下半身には大きな筋肉があり、ここを鍛えることでスリムな脚になるだけでなく、基礎代謝量がアップし、痩せやすい体に変えていく。また、腹部やウエストのための6つのエクササイズを掲載。さらに、いつもはあまり使われない脚の裏の筋肉を鍛えることで、美しいバックラインを手に入れることができる。同書では、トレーニングは自分のレベルに合わせることができ、毎日行わなくてもいいから続けやすいはずだとしている。(画像はAmazonより)【参考】※美尻・美脚・美腹チャレンジ(扶桑社)
2018年06月14日5月17日に渡辺謙(58)との離婚を発表した、女優の南果歩(54)。2人はドラマの共演がきっかけで友人関係になり、渡辺の前妻との離婚成立後の05年に結婚。おしどり夫婦として知られていたが、昨年3月に元ホステスでジュエリーデザイナーの女性と渡辺との3年に及ぶ不倫が『週刊文春』で報じられた。離婚発表後、彼女は自身のツイッターに《これからは曇りのない笑顔で、私らしく歩んで参りたいと思います》と綴っているが――。 「果歩さんは周囲を心配させまいと明るく振舞っています。でも13年も連れ添った夫婦ですから、平気なわけがありません。不倫はいけないことですが、謙さんだって果歩さんのことを心から愛していました。彼女の乳がん闘病も謙さんは献身的に支えていましたし。離婚という結論に至ったとはいえ、果歩さんは今でも謙さんに感謝しています」(南の知人) そんな彼女の複雑な気持ちとは裏腹に、離婚発表後は南が受け取る“多額の慰謝料”について複数の記事が出た。5月23日発売の『女性セブン』は、“渡辺が南に支払う慰謝料は10億円”と報道。記事によると2人は“婚前契約”を交わしており、渡辺側に何らかの不都合があって離婚することになった場合、“夫婦の財産はほとんど南に譲る”という取り決めがあったというのだが――。前出の南の知人は、この記事に真っ向から反論する。 「婚前契約なんて、2人はまったく交わしていませんよ。婚前契約について尋ねられた果歩さんは、あまりに根も葉もない記事に呆れていたそうです」 こうした憶測が飛び交うなか、当事者である彼女はいま何を思うのか――。離婚発表から1週間が経った、5月下旬。六本木の一流ホテルに到着した南に記者は声をかけた。何度も取材してきた顔なじみの記者だったからか、離婚後はノーコメントを貫いてきた南が、困惑しつつも初めて口を開いてくれた。離婚したばかりとは思えないほど明るい口調だったが、“慰謝料10億円”報道についてたずねると表情は突如として曇ってしまった。 「どうしてこんな記事が出るんでしょうか……」 驚き呆れた表情の南は頭を横に振りながらこう続けた。 「10億円なんて、とんでもない。全部嘘です!だって、(渡辺には)借金しかなかったんですもの……」 ――え!?借金ですか? 「はい。でも、そんな記事にいちいち反論していても仕方ないですからね(苦笑)」 さらに、南は慰謝料の報道以外にも心を痛めていることがあるようで――。 「うちの母が『(離婚は)私のせいじゃないか』ってひどく傷ついているんです」 実は、南の実母と同居していたことで、息が詰まる生活を強いられた渡辺が“不倫に走った”と、これも一部では報じられてきたのだ。 「同居が不仲の原因と言われていますが、そんなことはないと思うんです。というのも、もともと私たち家族が住んでいた家に向こう(渡辺)が入ってきた形なので、母との同居はいまに始まったことではないんですよ。でも母は『自分が出ていけば何とかなるんじゃないか』と思ってしまったみたいで、騒動後はあの家から引っ越していきました。母とはいまも一緒に住んでいませんし、住民票まで移したんです。もう80歳を過ぎた母にそんなことをさせてしまって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいなんです……」 悲痛の真相を明かした南。最後に、今後の人生についても聞いてみた。 「いまは何も考えられない状態なんです。女ひとりの人生って、心細いですよ。でも、これが私の人生ですからね、負けずにしっかり歩いていきたいと思います。頑張っていきますから、これからも応援よろしくお願いいたします!」
2018年05月29日女優の仲里依紗が出演する大塚製薬の特定保健用食品「ファイブミニ」の新プロモーション動画「仲里依紗のキレイをつなぐ1週間」が15日、公開された。このWEB動画は、「キレイは近道をゆるさない。」をテーマに、さまざまなトレーニングとともにファイブミニを毎日飲むことでキレイを磨く1週間を描いたもの。プライベートでも日頃からトレーニングをしている仲が、美腹筋も魅力的な引き締まったボディで、三点倒立やボクシングなどを披露している。また、動画内で流れるロシア民謡の「一週間」のメロディーにオリジナルの歌詞をつけた挿入歌も、仲本人が歌唱。可愛らしい歌声にも注目だ。そのほか、動画撮影時の仲のオフショットが楽しめるメイキング映像と、独占インタビューも公開。インタビューでは、撮影の感想や、プライベートでキレイになるために実践していることを語っている。今回の撮影で一番大変だったシーンについて、仲は「ボクシングをやるシーンは結構フォームとかが結構細かく指導があり、はじめてのボクシングだったので、すごく撮影の時は大変だったなぁという思い出があります」とコメント。また、キレイを保つための秘訣を聞かれると、「食べないと元気が出ないし、表情も暗くなってしまうので、やっぱりちゃんと食べてちゃんと運動するっていうのが、私のキレイを保つための秘訣かなあと思います」と明かした。
2018年05月15日こんにちは、猫ライターの乙美亜十です。皆様は産休育休を取っていますか?現代では半数近くの夫婦は共働きをしていると言われていますから、現在産休育休中だというママも多いのではないでしょうか。そんなママ達が心配になるのは 、産休復帰後の仕事事情ですよね?「以前のようにバリバリと仕事ができるのか?」「同僚から冷たい目で見られないだろうか?」産休に入ったばかりのママも、もうすぐ復帰だというママもそんな不安でモヤモヤしているのではないでしょうか。実は私も、産休、育休から仕事に復帰をするときに不安を抱いていた一人 でした。ですが、実際に産休、育休から復帰をしたところ、予想以上に大変だったのはもちろん、思いもしない 落とし穴 が待ち受けていました。今回はそんな、私の実際の体験談をお話ししたいと思います。産休から復帰するときの不安私は某大手美容業界の内勤として働いていました。勤務している会社は福利厚生もしっかりしていて、ありがたいことに産休、育休から復帰して働いているママも多い職場だったため、復帰するのにはとても恵まれている会社でした。しかし、そんな恵まれた会社であっても産休、育休から復帰してわずか半年程で辞めていった先輩ママ も数多くいました ので、どことなく不安な気持ちになっていました。「もしかしたら、私の知らないところで産休、育休から復帰した人はいじめ に合っているのではないか?」「子供の病気で欠勤、早退をすることに不満をぶつけてくる人がいるのではないか?」「1年以上も仕事を離れていて、すぐに会社に馴染む ことができるのか?」そんな不安を悶々と抱えていました。しかし、そんな不安などまだまだでした。実際に産休、育休から復帰をしてみると、自分の考えがいかに 甘かったのか を思い知らされることになったのです。予想以上に大変だった産休復帰後の仕事産休育休から復帰をして、まずぶち当たったのは 1年以上空いた仕事へのブランク でした。当時、私は内勤の仕事だったためパソコンで自社システムを使った作業を行っていたのですが、産休前は使えていたはずのシステムの操作方法がうろ覚えになっていました。さらに、1年以上ブランクが空いていたため、システムが所々変わっていました。おそらくシステムが変わったのは少しずつなのでしょうが、私からすれば大幅な変更となっているのですから一から覚えなおさないといけません 。くわえて、保育園に通いだしたばかりの子供はしょっちゅう熱を出す ため急な欠勤や、保育園からの呼び出しも頻繁 でした。産休、育休から復帰してからの半年間は月の半分もまともに出社できていない 状態 でした。そんな状態ですから、必死に新しい仕事やシステムを覚えたくても思うように覚えることもできず、しょっちゅう子供の事で欠勤や早退を繰り返していたので、申し訳ない気持ちと、仕事が以前のようにこなせない不甲斐なさから、完全に心が折れそうになっていました 。極めつけは子供 の事です。保育園に通い始めた直後から治まっていたはずの夜泣きが再開 し、保育園に預けるときも「嫌だ!」と泣き叫び、迎えに行ったときも泣き叫びながら私にしがみつき泣きじゃくる子供の姿を見て罪悪感でいっぱいになりました。そして、産休、育休復帰から半年がたった時、限界を感じた私は仕事を辞める 決意をし、上司に相談することにしたのです。私があと半年間頑張れた理由私の直属の上司は、女性で現在中学校1年生のお子様を育てておられました。当然、私と同じように産休、育休から仕事を復帰した経験を持つ女性 でした。そのため、普段から子育てのことを相談している仲だったため、「欠勤や早退が続いて周りに申し訳ない」「仕事がついていけずにツライ」「子供に無理をさせているような気がしてツライ」という、私の話も親身になって聞いてくれました。そしてこのようなことを言ってくれました。「産休、育休から復帰した1年間はとっても辛いよね。その気持ちは私も経験したからよくわかる。でも1年間を超えたら、子供も保育園に慣れてくるし仕事の感覚も戻ってくる 。だからあと半年間 、産休、育休復帰後1年間は騙されたと思って頑張ってみて!」そう言ってくれた上司の言葉に、同じ立場を経験した人の言葉だからか、不思議とあと半年間だけ頑張ろうという気になれました。その後、上司はこのような話もしてくれました 。「この会社は、子育て経験をした女性が多い会社だから子供の事情による欠勤や早退に対して寛容に受け止めてくれる人も多いけど、実際にあなたがしなければいけなかった仕事や作業を代わりにやってくれている人がいる 。」「その人たちに誠心誠意お礼を言って 、出勤できる時は、その人達の仕事を手伝うくらいの気持ちで誰よりも真面目に仕事をしてください。そうすれば子供の事で欠勤や早退をしても、多少仕事のことで足を引っ張っても快くフォロー してくれるはずだよ。決して子供のことで早退欠勤をするのが当たり前にならないように注意してね」そう上司にアドバイスを頂きました。それ以来、上司の言葉を胸にとにかく出勤をした時は誰よりも真面目に働き、誰よりも動くことを心掛けました。さらに、もっとも大切な、「欠勤や早退をした時に、代わりに仕事をしてくれた人にお礼を誠心誠意言う」ことを徹底しました。また、以下のような事 も可能な限り実行するようにしていました。・みんなが嫌がるような作業や雑務を率先して行う・旦那様との兼ね合いで可能なら残業を引き受ける・旦那様に子供を任せられそうなら休日出勤をする・急な出勤にも可能なら対応する・とにかくいつも笑顔で元気よく過ごす・早退、欠勤をした時は同じチームの人に謝罪と感謝を述べるこのような事を心掛けながら、少しずつ会社に溶け込んでいくことができました。----------いかがでしたか?その後、あれだけ保育園を嫌がっていた子供は今ではすっかり保育園大好きで、休日でも「保育園に行きたい!」 というまでになりました。一方、私は何とか仕事にも慣れて以前のようにとはいきませんが、必死にやればこなせる程度までには回復しました。現在も子供の熱などで、急に欠勤や早退をすることはありますし、同僚がいい方たちで文句を言われることもないのですが、とても申し訳ない気持ちになってしまいます。しかし、そんなときは仕事を代わりにして頂いた方に誠心誠意お礼を言うことや、他の人が嫌がる仕事を進んで行って何とか埋め合わせをしています 。これから、まだまだ問題は出てくるかもしれませんが上司に言われたアドバイスを胸にこれからも精一杯働きたいと思います。●ライター/乙美亜十●モデル/貴子
2018年05月09日女優の仁村紗和が、資生堂「マキアージュ」とユニクロがコラボする大型広告にイメージモデルとして起用され、美背中を大胆に露出しているポスターが19日、公開された。仁村紗和が資生堂「マキアージュ」とユニクロのコラボ広告に登場仁村は、1月から配信されたAbemaTV初のオリジナル連続ドラマでヒロインを演じ、巫女をテーマにした広瀬アリス主演映画『巫女っちゃけん。』や、4月期の日本テレビ系ドラマ『Missデビル』にも出演するなど、注目を集めている。今回の大型コラボ広告での起用に、仁村は「選んでいただいたときは、正直わたしは背中に自信があまりなかったので不安がありました。実際に自分の背中ってケアするのが難しいですし。でも女性も活躍する今の世の中で働く女性の強さ、そしてそれを支えるマキアージュさんの下地とユニクロさんのインナーの魅力を表現できたらいいなと思って撮影に挑みました」とコメント。また、「ほんとに素敵に綺麗に撮って頂いて嬉しかったです」と仕上がりを喜び、「素肌に触れるものは気持ちいいものであってほしいので下地も下着も大事だと思います。背中を見せながら顔を見せるという体制は結構キツかったですが、肘の角度・顔の角度とか色々こだわりました。この広告を見ていただく方がどう感じて頂けるかとても楽しみです!」と期待している。なお、同広告は、4月20日から5月20日の期間、全国のユニクロ店舗とマキアージュ取り扱いのある全国ドラッグストア・大型スーパーなどで展開される。
2018年04月19日西村紗也香先生のプチトレレッスン2018年5月19日(土)、外苑前アイランドスタジオにおいて、Awesome Morning「朝活で燃焼スイッチON。美ボディを作る簡単習慣。西村紗也香先生のプチトレレッスン」が開催される。ダイエットコーディネーターの西村紗也香先生が、少し身体を動かすだけで燃焼スイッチをONにする方法を伝授。代謝アップの方法が知りたい人や、美ボディを目指したい人にオススメだ。開場時間は9:00。開催時間は9:30から11:30まで。参加費は1,000円。定員は30名。持ち物は、動きやすいウェアとタオル(汗拭き用とヨガマット代わりに使う大きめサイズのもの)。西村紗也香先生は1989年10月14日生まれ、神奈川県出身。2016年のミス・ユニバースジャパンで第4位に輝いた経験をもつ。プチトレレッスンは、Peatixにて申し込みを受け付けている。Awesome MorningとはAwesome Morningは、忙しくても、"自分への思いやり"を大切にしたい女性向けのコミュニティ。BEAUTY、BODY、FOOD、LIFESTYLEなどをテーマにした、多彩なイベントを開催する他、Facebookグループにて、充実した朝を過ごすための情報を発信する。(画像はPeatixより)【参考】※Peatix※Awesome Morning
2018年04月15日アイドルグループ・欅坂46の渡辺梨加が31日、横浜アリーナで開催された「マイナビ presents 第26回 東京ガールズコレクション 2018 SPRING/SUMMER」(以下TGC)に出演した。欅坂46の渡辺梨加渡辺は「CECIL McBEE」のステージで、赤いミニスカートに白のトップス、黒のロングカーディガンというコーディネートを披露。スラリとした美脚をのぞかせながらランウェイを歩き、先端ではキャスケットを手でつかんでキュートなポーズを決め、観客を喜ばせた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年8月から年2回開催されている国内最大規模のファッションイベント。26回目となる今回は「BE YOURSELF(あなたらしく)」をテーマに、多様化する日本のガールズカルチャーを発信。ファッションショーをはじめ、アーティストライブやスペシャルステージなどを展開し、会場には約3万2,200人の観客が詰めかけた。撮影:蔦野裕
2018年04月01日バランスが難しい「渡辺」を上手に書こう日本人に多い名字の上位にランクインする「渡辺」。画数が多い「渡」とシンプルな「辺」の組み合わせは、上手に書くのに苦労する人も多い漢字です。特に「辺」に使われるしんにょうは、書く人の個性が出やすい部分。しかし、逆に考えるとしんにょうを上手に書くコツを習得できれば、大人びた美しい「辺」になります。ポイントをおさえれば、バランスの取りにくい「渡辺」が見違えるほど上手に書けるようになるでしょう。「渡」はさんずいで決まるさんずいを書く際は、2画目を左側に出すように意識してください。1~3画目の出だしが全て同じ位置の場合、それはNG。それぞれの画をつなげると三角形が出来るのが理想です。1画目と2画目の間隔は小さく、2画目と3画目の間隔を大きく取るとかっこよく決まります。1画目と2画目の間、2画目と3画目の間が1対2のバランスになるように書いてみましょう。最後の払いは右にまっすぐつくりの「度」は、横線同士、縦線同士がそれぞれ平行になるようまっすぐ書きます。6画目の払いは、左に長く払ってください。中の「廿」は小さめ、「又」を大きめに書くと全体のバランスが良くなります。「廿」で出来た口の部分と、「又」と「廿」の間を同じくらい空けましょう。近くに出来たすき間を等間隔に揃えると、全体的に整って見えます。最後の右払いは、まっすぐの方向を意識してください。「辺」の刀は向きを揃える「辺」の書き出しとなる「刀」。後でしんにょうを書くことも考えて、やや右上をイメージして書いてください。同じ向きに揃えることで美しい文字に見えます。2画目を書き始めは、1画目の横線の真ん中からスタートしましょう。このとき、少し角度をつけて入ると大人っぽい雰囲気になります。また長方形をイメージして、全体的にやや細長く書くとよりスマートな印象を与えます。しんにょうを上手に書くコツしんにょうは、上手に書けないと悩む人が多い部首のひとつ。特に注意が必要です。3画目は「刀」よりも高い位置から書き始めます。しんにょうを上手く書くコツは、4画目を上下に離して分けるように書くこと。最初の出っ張り部分は上向きに、次の出っ張り部分は下向きに書いてください。ここが同じ向き、同じ角度になると、子どもっぽく幼稚な印象になってしまいます。最後の払いは上向きがポイントしんにょうの3画目は下からスタートさせ、緩やかな山を書くようなイメージで書きましょう。最後となる払い「渡」ではまっすぐ右に払いますが、ここでの払いは違います。若干上向きに上げて払いましょう。角度がつくことでメリハリが生まれ、スマートでバランスの取れた「辺」が完成します。「刀」の画数が少ない分、「辺」はしんにょうとの距離感が重要。刀としんにょうの間に、広すぎず狭すぎない絶妙なすき間を意識してください。「渡」は最初のさんずいの間隔や位置を注意して、「辺」はしんにょうにメリハリをつけることを意識するだけでも、立体感のある大人の美文字に近づきます。特に「辺」は中心を取りづらい字形ですが、「渡」をバランスよく書くことで中心を捉えるヒントにもなるはず。しんにょうのコツが掴めると、他のしんにょうがつく漢字にも応用できるので、ぜひマスターしましょう。監修:myMOJI萩原季実子(ペン字講師・美文字マインドクリエイター)
2018年03月26日