来月5月発売の新海誠監督作『天気の子』のBlu-ray&DVDリリースに先駆け、Blu-rayコレクターズ・エディションに収録される特典映像の一部が公開。製作の裏側を覗ける映像となっている。今回到着した映像は、映像特典<メイキングドキュメンタリー>の中から、作画や美術背景の制作現場、主題歌や劇伴のレコーディング風景など、アニメーション製作の裏側に迫る映像の一部。<メイキングドキュメンタリー>では、映画『天気の子』が完成するまでの約1年間の製作過程を追う。企画書から脚本、ビデオコンテまでを新海監督が作成し、それを設計図に作画や美術背景、CG、撮影、音楽など各セクションの作業が進められていった。新海作品に以前から参加したかったと話す作画監督の田村篤は、個性的な脇のキャラクターの誕生秘話などを明かし、美術監督の滝口比呂志は、美術背景を描くにあたり「キャラクターの性格や生い立ちを大切に、いつも以上に細部にまでこだわった」と語っている。さらに、今作の主題歌のうち「祝祭」「グランドエスケープ」にボーカルとして参加した三浦透子との顔合わせやレコーディングの様子、新海監督も同席して行われた劇伴のストリングスのレコーディング風景なども映し出されている。ほかにも、メイキングドキュメンタリーには白熱する打ち合わせの様子や新海監督の自宅作業風景、キャストとスタッフらによるビデオコンテ上映会、キャストたちのアフレコ模様など、約1時間半というボリュームで収録。さらにこのコレクターズ・エディションの映像特典には、ほかにも新海監督によるビデオコンテ、醍醐虎汰朗×森七菜×RADWIMPSによるビジュアルコメンタリー、国内や海外での舞台挨拶を記録したイベント記録映像集などファン必見の映像ばかりが詰まっている。『天気の子』Blu-ray&DVDは5月27日(水)リリース。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2020年04月12日俳優の瀬戸康史(31)が11月15日、急逝した俳優・滝口幸広さん(享年34)を追悼した。瀬戸と滝口さんは06年から07年、「ミュージカル テニスの王子様」でそれぞれ菊丸英二と大石秀一郎として共演。ダブルスのペアを演じていたため、ファンはその在りし日を偲んでいる。同日、滝口さんの公式ブログを通じて所属事務所は「誠に突然のことでございますが、弊社所属の滝口幸広が2019年11月13日未明、突発性虚血心不全のため永眠致しました」と発表した。そして「これまで温かく応援してくださったファンの皆様ならびにお世話になった関係者の皆様へ、ご報告致しますとともに厚く御礼申し上げます」と結んでいる。すると瀬戸は訃報が報じられた直後、Twitterアカウントにこう投稿した。《タッキー…大石…ご冥福をお祈りします》タッキーという滝口さんの愛称とともに、役名でも追悼した瀬戸。2人の黄金コンビぶりを讃える声が上がっている。《滝口さん演じる大石の隣で笑う菊丸が大好きでした。早過ぎます…》《ゴールデンペア 大好きでした。瀬戸さん、『大石!』の分まで楽しんでください。そして報告してあげて下さいね》《心中お察しいたします。ご冥福をお祈りするとともに、瀬戸くんの心が穏やかでいられますように》悲しみは、各界にも波及している。滝口さんは「あさイチ」(NHK総合)で料理コーナーのアシスタントを担当していたため、近江友里恵アナウンサー(31)は番組の冒頭で滝口さんが亡くなったことを伝えた。しかしそのあまりに突然で早すぎる死に「私たちもまだ心の整理がついていませんが……」と動揺している様子で、Twitterでも《えっ…滝口さんて、あさイチのお料理コーナーで上手いこと回してたあの方…!?》《あさイチで3シェフの面倒を見てくれてた滝口さんが……》《滝口さんと華大さんで一緒に口笛吹いてた。楽しそうだったの蘇ってきた。どうぞ安らかに》といった声が上がっている。さらに滝口さんは浜名湖自動車学校のCMに出演し、静岡県民にとってお馴染みの存在だった。同学校も公式サイトで「このたび、弊社浜名湖自動車学校のイメージキャラクターとしてご出演いただいておりました、滝口幸広様の突然の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます」「このような悲報を受けるとは思いもよらず、まだ信じられない想いでおります」と投稿している。ネットでは《浜名湖自動車学校のCMに出てる人で、数年前からかなりの頻度で放送されてるので、名前は知らなくても静岡県民にはおなじみの人なんですよ…》《「浜イン!」のCMでお馴染みのお兄さんが急死…。すごく爽やかでコミカルでかっこよかったのに》《今日の新聞広告にも彼の元気な笑顔が載っていてなんとも切ない気分です》といった静岡県民の悲しむ声も上がっている。多くの人に親しまれた滝口さん。その爽やかな笑顔はこれからも人々の記憶で輝き続けるだろう。
2019年11月15日世界的に注目されるアニメーション監督・新海誠監督の最新作『天気の子』が、来年7月19日(金)より公開されることが決定。ポスタービジュアルも到着した。■ストーリー「あの光の中に、行ってみたかった」高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らす少女・陽菜。彼女には不思議な能力があった。「ねぇ、今から晴れるよ」。少しずつ雨が止み、美しく光り出す街並み。それは祈るだけで、空を晴れに出来る力だった――。■新海監督最新作は生き方を“選択”する物語『ほしのこえ』、『雲のむこう、約束の場所』、『秒速5センチメートル』、『星を追う子ども』、『言の葉の庭』、そして『君の名は。』――。叙情的な男女の物語を、美しい色彩と繊細な言葉で紡ぎ出す新海ワールドは、国内外問わず多くの人に愛されている。そして、社会現象となった『君の名は。』から3年。昨年2月より企画開発が始動したという待望の最新作は、天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄される少年と少女が自らの生き方を“選択”する物語。東京にやってきた家出少年の帆高と不思議な力を持つ少女・陽菜。ふたりの恋の物語は、美しく、切なく、新たな時代を迎えるあらゆる世代、そして全世界へのメッセージとして描かれる。■キャスト決定離島から家出し、東京にやってきた高校生・森嶋帆高役には、「兄に愛されすぎて困ってます」「先に生まれただけの僕」、舞台「弱虫ペダル」では主人公・小野田坂道役に抜擢、来年『セブンティーンモータース』の公開が控える醍醐虎汰朗。また帆高が出会うことになる、小学生の弟と2人だけで暮らし、“祈る”ことで空を晴れに出来る不思議な力を持つ少女・天野陽菜役には、「東京ヴァンパイアホテル」で女優デビューし、『心が叫びたがってるんだ。』「獣になれない私たち」に出演、「3年A組-今からみなさんは、人質です-」『Last Letter』への出演も決定している森七菜が抜擢された。なお、キャラクターデザインは『君の名は。』ほか『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『心が叫びたがってるんだ。』などの人気作を手掛ける田中将賀。作画監督は田村篤、美術監督は滝口比呂志が手掛ける。『天気の子』は2019年7月19日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:天気の子 2019年7月19日より全国東宝系にて公開(C)2019「天気の子」製作委員会
2018年12月13日アイドルグループ、dropの滝口ひかりが26日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で1st写真集『tackey,lucky ducky!』(発売中 2,300円税抜き 講談社刊)の発売記念イベントを行った。日本ツインテール協会プロデュースの5人組アイドルグループ、dropのメンバーとして活躍している滝口ひかりは、「2000年に1人の美少女」というキャッチフレーズでアイドルファン以外からも注目を集めている大人気アイドル。初の写真集は、漫画誌『ヤングマガジン』で応募したクラウドファンディングで450万円の資金を集めて制作され、ロケ地となるハワイで恥じらいのビキニ姿となってセクシーショットを披露するなど、意欲に充ちた1冊となっている。滝口は「撮影自体が大好きなんです。だから今回は写真集ということでいっぱい撮影ができたのでうれしかったですね」と初の写真集に満足げ。自身が企画したチョコレート風呂の撮影を「中川翔子さんがちょっと前にやっていて、私もそれを見た時に死ぬまでには1回やりたいと思っていたので、やることができてうれしかったです」と笑顔を見せ、「夢を叶えて下さったファンの皆さんには本当に感謝しています。これからも色々と挑戦してきたいと思うので、見守ってくれたらと思います」とクラウドファンディングで資金を出してくれたファンに感謝しきりだった。dropのメンバーとして活動している時は、笑顔でキャピキャピしているという滝口だが、同写真集ではこれまで見せたことがない大胆なショットにもチャレンジ。お気入りは黒の下着を着用したセクシーな写真といい「あんまりこういうのを着ないので、セクシーな滝口ひかりを見せられたと思います。セクシーなところを見せたらちょっとはドキっとする人もいるのかな?(笑)」とアピール。「今後はdropとして大きな舞台に立ちたいので、アリーナツアーもやりたいし、個人的には今回の写真集みたいに撮影も色々とやっていきたいですね」とグラビアにも意欲を見せていた。
2016年11月27日第154回芥川賞を受賞した滝口悠生氏と本谷有希子氏が19日、東京・日比谷の帝国ホテルで会見に臨み、それぞれが出身地に対してクールな思いを語った。滝口氏は『死んでいない者』で2回目の候補にして受賞。埼玉県育ちで、地元テレビ局のテレビ埼玉から「作品を作る上で育った場所が何か影響を与えたということはあるのでしょうか?」と質問が飛んだが、「えーと、あんまりないと思います」とつれない答えで会場の笑いを取った。質問者はさらに「埼玉県への思いを聞かせてもらえますか?」と食い下がるも、滝口氏は「ないですね」とバッサリ。しかし、これで終わってはいけないと思ったのか、「埼玉好きですよ。嫌いな訳ではないです」とフォローを入れていた。一方、『異類婚姻譚』で4回目の候補にして受賞した本谷氏は「頭が真っ白」と感想。石川県出身者で初めての芥川賞受賞となり、地元紙の北國新聞から「石川の生活が今の執筆活動に与えている影響は?」と質問を受けた。滝口氏と同様の質問に、本谷氏はそのやり取りを思い出して苦笑い。「これだ、と言うこともできるんですけど、全部ウソっぽくなる」とけん制しながら、「自分がどういう人たちに囲まれていたかということは、ものの考え方とかにすごく影響してるだろうなと思っています」と難質問を乗り切った。ほかにも、滝口氏は「喜びを誰に伝えたいか?」という質問に「だいたいもう伝わってると思います(笑)」、受賞作に登場する歌手、テレサ・テンが好きなのかを尋ねられると「えっと、そんなに、別に…」とつれない答えで会場を笑わせ続けたが、今回の受賞については「ヤバいと思ってます」と事の大きさを実感している様子。本谷氏は、かつてアニメ『彼氏彼女の事情』で声優を務めたこともあるが、「あまりの棒読み加減に絶望したので、もう(声優をやることは)ないと思います」と断言。また、受賞の電話を受けた時は「(ここでは)言えないような変なことをしていて…」と謎の行動をほのめかしたり、受賞を聞いてから10分後に家を出発したため、「あ、間違った」と気づきながら、左右別の靴下を履いてきてしまったりと、不思議な一面を見せていた。同日に発表された第154回直木賞を受賞したのは『つまをめとらば』の青山文平氏。同氏は会見で、歴代2番目の高齢(67歳)での受賞に触れ、「候補に選んでいただいた時は、ああこれで3年は食えると思いました。3年食えると死ぬ時期も近づいてくるので…」と自虐的に喜びを語りながら、「書く以上は、常に今よりいいものを書きたい」とさらなる意欲を示した。
2016年01月20日第154回芥川賞・直木賞が19日に発表され、芥川賞は滝口悠生氏の『死んでいない者』と、本谷有希子氏の『異類婚姻譚』がダブル受賞、直木賞は青山文平氏の『つまをめとらば』が受賞した。芥川賞を受賞した滝口氏は、1982年東京都生まれ。今回、2回目の候補で受賞となった。本谷氏は4回目の候補で受賞。1979年石川県生まれで、同県出身者の芥川賞受賞は、史上初めてとなる。直木賞を受賞した青山氏は、1948年生まれで神奈川・横浜市出身。2度目の候補で受賞となった。この後、東京・帝国ホテルで受賞会見を開催。いずれの賞も、賞金100万円、賞品として時計が贈られ、2月末に都内で贈呈式が行われる。
2016年01月19日劇場3部作のアニメーション映画として公開される『亜人』から、制作を務めるメインスタッフ陣によるコメントが公開された。本作の原作である、漫画家・桜井画門氏が手がける漫画作品『亜人』は、漫画誌『good!アフタヌーン』(講談社)にて、2012年7月より連載。決して死なない新種の人類"亜人"と、それを追う日本政府の戦いを描いた物語で、事故死から謎の蘇生を遂げた高校生・永井圭ら亜人の緻密な心理描写も話題になり、コミックの累計発行部数は320万部を突破している。『シドニアの騎士』などを手がけ、本作で総監督を務める瀬下寛之氏は「原作面白いですね。引き込まれました」と絶賛。気になるキャラクターには佐藤を挙げ「主人公の圭を飲み込む程の圧倒的な存在感を持つ。その行動と戦闘力は恐怖を通り越し、憧れすら感じる」と表現している。また、本作については「彼らの活躍、息もつかせぬサスペンスやアクションを、アニメならではのダイナミズム・臨場感で再現します」と伝えている。『シドニアの騎士第九惑星戦役』に引き続き、瀬下氏とタッグを組む安藤裕章氏は、「疾走感と迫力あふれる絵と音で、原作の魅力を削ぐことなく映像化したい」とコメントを寄せ、「突然の運命に翻弄される圭と助ける海斗。社会の先鋒として亜人たちを追う戸崎たち。そしてそんな両者をもてあそぶ巨敵の亜人佐藤。三つどもえの状況で現代っ子に等身大な圭が、どう運命にあらがっていくのかをぜひ見てください」と呼びかけた。シリーズ構成の瀬古浩司氏は、シナリオの指針について「大勢の男たちが憧憬を抱いたハリウッド製アクション映画を、現代の日本を舞台にしてやる、というものです」と大胆な構想で臨むことを明かす。それに応えるように、美術監督の滝口比呂志氏は「美術的には空間の使い方がハリウッド映画的でとてもスケール感のある作品だなと思います。映像化にあたってはこの美術チームでできる最大限の工夫を凝らしてます」と説明。造形監督の片塰満則氏も、「動いたときに魅力や説得力を持ったキャラクターになるように、との思いをこめて、3Dモデルの造型演出に取り組んでいます。現代物なので、細かい部分もウソが無いように、見てくださる皆さんに"信じるに値する"と思っていただけるような造型を目指しています!」と意気込みを語った。本作ではほかにも、プロダクションデザイナーに『シドニアの騎士』、『もののけ姫』の田中直哉氏、キャラクターデザイナーに『シドニアの騎士』、『ストリートファイター×鉄拳』の森山佑樹氏、色彩設計に『シドニアの騎士』、『シドニアの騎士 第九惑星戦役』の野地弘納氏、演出を『トランスフォーマー プライム』の鹿住朗生氏と井手恵介氏、『夜桜四重奏』のりょーちも氏が務め、音楽を『PSYCHO-PASS サイコパス 2』、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』の菅野祐悟が担当するなど、豪華なスタッフ陣によって制作される。(C)桜井画門・講談社/亜人管理委員会
2015年07月10日明治座でわずか3回公演のみの、時代劇ショーが上演される。主演は有名占い師・ゲッターズ飯田から「2014年ブレイク必至!」と断言された若手俳優、滝口幸広。その占いを後押しすべく(?)、主演をがっちり支える共演者が登場。滝口演じる徳川家光と恋に落ちる、ヒロイン・たまに実に10年ぶりの舞台となる大河内奈々子。敵役・森宗意軒を演じる山崎銀之丞。家光を心配し夜な夜な化けて出る徳川家康(大和田獏)と愉快に戦う土井利勝役の村上ショージに話を聞いた。「大先輩方とご一緒させていただくので初心に戻ってがんばります。お着物がもともと好きなので、衣裳として着せていただくのが楽しみです。なにより村上ショージさんのファンなので、ご一緒できることがうれしいです」(大河内)「裏でうごめく悪役のおもしろさをどう演じるか、今から考えています。僕らがまず楽しんで、お客さまにはそこに乗っかって楽しんでいけたらと思います」(山崎)「僕はこれまで吉本新喜劇という演技の浅瀬にいたので(笑)、こういった深みや重みを経験できることをありがたく思っていて、いろいろと学びたいと思います」(村上)第一部は時代劇、第二部はエンターテインメントショーという王道の構成に、若手俳優も多く参加することで新たな意気込みも感じているという。「私にとって時代劇は、幼いころはTVをつけると必ずどこかで放送しているとても身近なものでした。それが舞台になることで若い世代の方々が楽しんでくださることがすてきだし、その空気が私たち役者にもいい影響を与えてくれるのでわくわくしています」(大河内)「時代劇を知らない方々が新たなエンターテインメントになることで興味を持ってくれて、明治座のような歴史ある大劇場に足を運ぶ機会ができることはすばらしいことだし、生の舞台に引き込まれて心ごとわしづかみにされてしまう……といった経験をしていただけたら最高です。僕らはそのために役者をやっているようなものなので、観てくださった方がなにかを持って帰ってくれたらと願います」(山崎)「刺激を与えたり、もらえたりすることで、さらにおもしろいことができるようになるんじゃないかなと思って、もう年寄りですが(笑)ドキドキしています」(村上)わずか三回公演なので見逃さないでほしいとも。「観ておけばよかったと思ってもらえる舞台を目指します」(大河内)。「それぞれの色があって持ち込むものも角度もちがうので、いろいろなエネルギーがぶつかりあう舞台になると思っています」(山崎)。「炎上する(笑)座長に付いていきます!」(村上)。舞台は5月29日(金)、30日(土)の2日間、東京・明治座で上演。取材・文:おーちようこ
2015年05月28日5月29日(金)・30日(土)に東京・明治座で舞台『滝口炎上』が上演される。【チケット情報はこちら】同作は、時代劇が下火となりつつある昨今、時代劇ブーム再来と次世代の時代劇スターを輩出すべく、明治座と、多くの時代劇を創ってきた「る・ひまわり」がタッグを組んで始動。作品の舞台は江戸時代、若くして将軍となった徳川3代将軍家光が主人公。家光が、幕府転覆を狙う者たちの反乱、江戸城の幽霊騒ぎなどの問題解決に向かって奔走する姿や、街娘と身分違いの恋に落ちる恋愛模様を描く。上演に先がけて2月に行なわれた会見では、キャストが同作についての意気込みをコメント。今回主演に抜擢され、自身の名前が公演名にもなっている俳優の滝口幸広は「嬉しいのと同時に凄くプレッシャー。母に伝えたらテンションが上がったのか“良かったじゃん!有終の美飾ろうね”と言われました(笑)。まだ終わるつもりはないので、“有終”を取って美を飾れるように頑張りたい」とコメント。家光が恋に落ちる街娘、お玉役を務める大河内奈々子は「舞台は10年ぶり。しかも明治座に立たせていただくのは今回が初めて。初心に帰って稽古から気を抜かないようにやりたい。家光役の滝口さんとは身分違いの恋ということですが、こうして並ぶと年齢の違いも感じます・・・(笑)。ファンの方には申し訳ないですが、2日間滝口さんと恋に落ちるのを楽しみたいです」と語った。家光を心配し、幽霊として出てきてしまう徳川家康役を務める大和田獏は「滝口くんとは何度か仕事をした事があって、稽古場や楽屋ではユニークな会話で楽しませてくれた。舞台では時々ドキドキさせられましたが(笑)、凄く二枚目で、自分の体に自信があるのか、楽屋ではいつも上半身裸でした(笑)。滝口くんに皆さんが寄せる期待というのは大きいと思うので、本当に炎上してしまわないように、一緒に頑張っていきたい」と話した。報道陣から同作のコンセプトのひとつ“次世代の時代劇スターの輩出”について問われると、滝口は「時代劇スターになりたいと思っています!」と力強く宣言。「これまでのお芝居とは違ったアプローチで向き合っていかないと行けないと思っています」と語った。演出の板垣恭一は「昔見ていたような時代劇をもう一度作ろうと動き出した企画なので、往年の時代劇にリスペクトを込めた演出をしていきたい。シリーズ化したいとは思っていますが、滝口君でシリーズ化とは決まっていないので(笑)、頑張ってもらえればと思います」と発破を掛けた。舞台『滝口炎上』は5月29日(金)・30日(土)に東京・明治座で上演。チケットの一般発売は3月28日(土)午前10時より。なおチケットぴあでは、一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施。受付は3月14日(土) 昼12時から19日(木)昼12時まで。
2015年03月13日岩井俊二監督が初めて手がける長編アニメーション映画『花とアリス殺人事件』の新ポスターが公開になった。その他の画像本作は、岩井監督が花(鈴木杏)とアリス(蒼井優)の日常、友情、そして恋に揺れる姿を瑞々しく描いた『花とアリス』の前日譚を描くもので、鈴木と蒼井が花とアリスの声を演じるほか、相田翔子、平泉成、キムラ緑子、木村多江、勝地涼、黒木華、鈴木蘭々らが声のキャストを務める。このほど公開されたポスターは、画像奥に見える中学校に転校してきたアリスと、不登校の花の姿を描いたもの。本作は、『009 RE:CYBORG』を手がけた石井朋彦が岩井監督と共同で企画とプロデュースを手がけ、『東のエデン』の片山由美子が色彩設計を、『言の葉の庭』の滝口比呂志が美術監督を担当するなど、豪華なスタッフが集結している。『花とアリス殺人事件』2月20日(金) 新宿バルト9ほか全国ロードショー
2015年01月16日