アートアクアリウム美術館 GINZAは、秋イベント「生命の宿る金魚アート」を開催。「アートアクアリウム美術館 GINZA」で金魚アートを鑑賞「アートアクアリウム美術館 GINZA」は、“百華繚乱~進化するアート~”をテーマにした、金魚アートの常設施設だ。色とりどりの金魚とともに、光や音、香りの演出を施した、幻想的な空間を楽しめる。館内では、様々な色合いで輝く個性豊かな水槽作品を多数展示。光と色が交錯する水槽のなかで、金魚たちが優雅に泳ぐ、非現実的な美しい景色を堪能することができる。金魚×デジタルのアート作品秋イベント「生命の宿る金魚アート」では、芸術の秋に向けて、金魚をテーマにしたアートや伝統工芸作品を複数展示する。中でも注目なのは、「女性と金魚/鯉」をモチーフにしたデジタルアートだ。新進気鋭の様々なアーティストとコラボレーションした、幻想的なアート作品を間近で鑑賞できる。チョークで描いた金魚作品また、チョークアーティスト・Moecoによるチョークで描かれた金魚作品や、歌川国芳による金魚や鯉を描いた作品20点余りを集めた「歌川国芳コレクション」なども取り揃えている。日本の伝統を感じらえる作品そのほか、日本の伝統工芸である江戸切子の中で金魚が優雅に泳ぐ「金魚の飾り棚」や、京都の伝統的な織物・西陣織、日本の伝統芸能である能のお面、盆栽など、日本の伝統美に触れることのできる作品も用意している。とらやとのコラボ羊羹もさらに、アートアクアリウム美術館 GINZAのミュージアムショップでは、とらや(TORAYA)とコラボレーションした「小形羊羹」を販売。とらやを代表する小倉羊羹「夜の梅」を含む5種類の羊羹を、アートアクアリウムオリジナルのパッケージで提供する。【詳細】アートアクアリウム美術館 GINZA「生命の宿る金魚アート」開催日程:2022年11月1日(火)~場所:銀座三越 新館8階住所:東京都中央区銀座4-6-16営業時間:10:00~19:00(変更になる場合あり)休館日:銀座三越の休館日に準ずる ※不定期で休館の場合あり料金:WEBチケット 2,300円、当日券 2,400円【問い合わせ先】銀座三越TEL:03-3562-1111(代表番号)
2022年11月05日日本一高いビル「あべのハルカス」16階の「あべのハルカス美術館」では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2023年度は4月22日(土)から6月18日(日)まで「恐ろしいほど美しい 幕末土佐の天才絵師絵金」を開催予定です。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記の展覧会に続き、7月1日(土)から9月3日(日)まで「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」、9月16日(土)から11月12日(日)まで「安野光雅展」の開催が新たに決定しましたのでお知らせいたします。今後もより魅力的な都市型美術館として多くのお客様にお越しいただけるよう運営してまいります。「超絶技巧、未来へ! 明治工芸とそのDNA」会 期 :2023年7月1日(土)~2023年9月3日(日)共 催:MBSテレビ開催趣旨:2019年に当館で開催し、多くの観客を魅了した「驚異の超絶技巧!明治工芸から現代 アートへ」。本展はそれをさらに発展させ、明治工芸のDNAを継承しつつ多様な素材と技法を駆使して、新たな領域に挑む現代作家の新作を中心に紹介します。進化し続ける作家たちが繰り出す驚きと感動の超絶技巧を、明治工芸の逸品とあわせて、今回もぜひご体感ください。「安野光雅展」会 期 :2023年9月16日(土)~2023年11月12日(日)共 催:朝日新聞社、関西テレビ放送開催趣旨:島根県津和野町に生まれた安野光雅(1926―2020)は、半世紀以上にわたり画家、絵本作家、装丁家として多彩な活躍を続けました。その独創的な作品は国内外の高い人気 を得ています。本展では、絵本のデビュー作『ふしぎなえ』から、近年の大作『繪本三國志』まで、やさしく、美しく、ユーモアと不思議にあふれた安野ワールドを紹介します。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月02日パリ装飾芸術美術館での成功に続き、ロンドン、ニューヨークと世界を巡回してきた「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展が、2022年12月21日から東京都現代美術館(MOT)で開催されます。本展はディオールと日本との真摯かつ貴重な絆を称える特別な展覧会となります。©Yuriko TakagiOMAのパートナーである建築家、重松象平氏が日本文化へのオマージュとしてデザインした新しい空間演出に導かれ、フロランス・ミュラー氏のキュレーションにより再考案されたこの回顧展では、創設者クリスチャン・ディオールが影響を受けた芸術から、彼の庭園に対する愛、豪華な舞踏会の魔法、ディオールのコレクションに最初から影響を与えていた日本の豊かな創造性への魅力など、素晴らしい発見を伴う75年を超える情熱にスポットが当てられています。ユニークなコラボレーションと相互への賞賛によって結ばれたこの揺るぎない友情は、ほとんどが初公開となる貴重なアーカイブ資料によって映し出されます。「ニュールック」の永遠の象徴である「バー」スーツをはじめとした、過去から現在までのアクセサリーやオートクチュール モデルの数々。クリスチャン・ディオール、そしてイヴ・サン=ローラン、マルク・ボアン、ジャンフランコ・フェレ、ジョン・ガリアーノ、ラフ・シモンズ、マリア・グラツィア・キウリといった後継者である歴代のクリエイティブ ディレクターたちが考案した作品のひとつひとつが公開されています。本展では、東京都現代美術館が所蔵する貴重な作品や、日本人写真家・高木由利子氏が本展およびポスターのために撮り下ろした写真など、魅力的な作品が展示されます。また、クリスチャン・ディオールの先見性を受け継ぎ、「ディオール レディ アート」や、「レディ ディオール アズ シーン バイ」などで再解釈されたバッグ「レディ ディオール」、「ミス ディオール」、「ジャドール」といった、フレグランスの世界など、ディオールの歴史と絶え間ない創意工夫の賜物である、斬新なアイコンも展示されます。<展覧会概要>会期:2022年12月21日(水)- 2023年5月28日(日)休館日:月曜日(1月2日(月)、1月9日(月)は開館)および12月28日(水) - 1月1日(日)、1月10日(火)開館時間:10:00 - 18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F / 地下2F 〒135-0022 東京都江東区三好4-1-1主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都現代美術館特別協力 : クリスチャン ディオール クチュール【お問合せ先】東京都現代美術館050-5541-8600(ハローダイヤル / 9:00-20:00 年中無休)/ 03-5245-4111(代表)
2022年10月13日ベルリン国立ベルクグリューン美術館が所蔵する20世紀美術の名品が紹介される展覧会『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』が、国立西洋美術館で10月8日(土)に開幕した。ドイツからやってきた97点の作品のうち、76点が日本初公開となる注目の展覧会だ。ドイツ生まれの美術商、ハインツ・ベルクグリューン(1914〜2007)は、パリで画廊を経営する傍ら、自分の気にいった作品を集め、世界有数の個人コレクションを作り上げていた。彼のコレクションを収蔵・展示しているのがベルリン国立ベルクグリューン美術館だ。同展はベルクグリューンが重点的に収集していたピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティを中心に、国立美術館所蔵の作品や資料も合わせて展示するものだ。見どころは、なんといっても第一級のピカソコレクションが鑑賞できる点だ。ベルクグリューンは画家本人とも交流を深め、コレクションを拡大させてきた。同展出品作も約半数がピカソの作品で、日本初公開の作品は35点に及ぶ。また、展覧会を構成する全7章のうち、3つの章がピカソを紹介する内容となっている。ベルググリューン画廊展覧会カタログ国立西洋美術館研究資料センター蔵1章「セザンヌ──近代芸術家たちの師」では、ポール・セザンヌに着目する。ベルクグリューンは、1990年代までセザンヌをはじめとするポスト印象派の画家たちの作品をコレクションしていた。晩年、コレクションの対象を20世紀美術に特化するために売却されたものの、20世紀美術の祖となるセザンヌの数点の作品は最後まで留められていたという。《セザンヌ夫人の肖像》もベルクグリューンが手放さなかった作品の一つ。実は、この作品をジャコメッティはかつて模写していた。同展では2つの作品を並べることで、画家同士の個性に着目することができる。セザンヌ夫人の顔立ちは若干面長になっているところにジャコメッティの特長が現れている。左:ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》1885〜86年頃油彩・キャンヴァスベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右 アルベルト・ジャコメッティ《左:セザンヌの模写―セザンヌ夫人の肖像、右:レンブラントの模写ー窓辺で描く自画像》1956年国立西洋美術館蔵(皆川清彦氏より寄贈)続く2章から4章まではピカソにスポットを当てた章となる。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」では、青の時代に描いた親友の肖像画《ジャウメ・サバルテスの肖像》や、バラ色の時代に好んで描いたアルルカンを描いた《座るアルルカン》など、ピカソのその当時の特徴がよくわかる作品を揃え、キュビスムに向かうピカソを追っていく。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」展示風景続く3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」では、第一次世界大戦末期から1920年代初頭にかけて古典主義に回帰していったピカソが、シュルレアリストたちの刺激を受け、画風をさらに変化していく過程について、素描を中心にたどっていく。3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」展示風景4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」では、1936年に描かれた《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》、1939年に作られた《黄色のセーター》、1942年制作の《大きな横たわる裸婦》と、2つの世界大戦の間で激しく変遷を重ねたピカソの女性像について着目していく。4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」展示風景5章、6章ではクレーとマティスを紹介展覧会の後半は、クレーやマティスの作品を紹介していく。5章「クレーの宇宙」では、ベルクグリューン美術館が所蔵する約70点のパウル・クレーの作品のうち34点を展示する。作品ごとにタッチやモチーフを大きく変えるクレーの作品は、ピカソからも大きく影響を受けているという。5章「クレーの宇宙」展示風景左:パウル・クレー《植物と窓のある静物》1927年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右:パウル・クレー《ネクロポリス》1929年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:パウル・クレー《暗い扉のある部屋の透視図法》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:パウル・クレー《夢の都市》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンはマティスの蒐集も非常に重要視した。6章「マティス──安息と活力」では躍動感や生命力に満ち溢れたマティスの作品を見ていく。デッサンや油絵、晩年の切り絵など、その展示作品はバラエティ豊かだ。6章「マティス──安息と活力」展示風景左:アンリ・マティス《レースの襟の絵馬》1915年国立西洋美術館蔵右:アンリ・マティス《家に住まう沈黙》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:アンリ・マティス《雑誌『ヴェルヴ』第4巻13号の表紙図案》1943年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託中央:アンリ・マティス《植物的要素》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:アンリ・マティス《ドラゴン》1943-44年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託最終章となる7章「空間の中の人物像―第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」では、第二次世界大戦後に評価を確立したピカソとマティス、そしてこの時代に円熟期を迎えることとなったジャコメッティの作品で空間を構成する。ベルクグリューンが直接交流を持った3人の作品が一堂に会する空間を体験することで、彼の追求した美がどのようなものかを感じ取れるはずだ。7章「空間の中の人物像 ― 第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」展示風景より左:アンリ・マティス《ロンドン、テートギャラリ−の展覧会(1953年)のためのポスター図案》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵 右:アンリ・マティス《縄跳びをする青い裸婦》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンの審美眼で選びぬかれた良作ばかりが並ぶ同展は、日本初公開の作品も多く、新しい発見と感動に満ちている。芸術の秋にぜひ訪れてみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)、国立西洋美術館にて開催()
2022年10月12日近年、テレビなどのメディアにも多く出演し、今年は神戸ファッション美術館やそごう美術館(横浜)で展覧会を開催するなど、めざましい活躍を続ける新進気鋭の現代アーティスト「光彫り作家 ゆるかわふう」の個展を2022年10月13日(木)より、KONMASAビルにて開催いたします。ゆるかわふう個展背後からLED照明を透過させた建築用断熱材に凹凸をつけることで光の陰影を表現する世界初のオリジナル技法「光彫り(ひかりぼり)」。その技術を駆使して制作した暗闇で美しく光り輝く作品群を展示いたします。本展では、これまでの技法をさらに改良して制作した空や宇宙の風景を描いた新シリーズ「In the beginning」を中心に多くの新作を発表予定。小さな額縁の向こう側に、光に満ちた世界が奥行きをもって広がります。展示のタイトルは「はじまりの日」。額縁の向こう側には、この世界が始まった日の壮大な風景が広がります。パーテンションで小さく区切られたスペースに静かに佇み、鑑賞者それぞれが暗闇に開いた内なる宇宙(そら)の風景を感じて頂ければ幸いです。東京藝術大学で建築と庭園を学んだ作家ならではの視点から生み出される作品は、まるで大自然の風景を小さなフレーム内に収めた枯山水庭園のようにも見え、お寺の片隅から庭園をただじっと眺めているような不思議な感覚を覚えます。まさに現代の枯山水庭園ともいうべき、光の世界をぜひご体験ください。また、11月27日(日)にはライブ制作イベントを開催します。「断熱材」を彫るたびに光が立ち現れてくる制作現場の臨場感を間近でご観覧ください。【光彫り作家 ゆるかわふう個展「はじまりの日」概要】開催日時:2022年10月13日(木) - 2023年1月4日(水) 11:00-18:30 (水曜定休)入場料 :¥500(年末年始・年内12月27日(火)まで通常営業・年始1月1日(日)から通常営業)■会場KONMASA The Art Building名古屋市緑区有松1905 KONMASAビル■アクセス・電車でお越しの方名鉄名古屋本線 有松駅から徒歩約1分。・お車でお越しの方名古屋第二環状自動車道、有松インターチェンジより東へ約1分。Tel : 052-825-3477HP : Mail : art@konmasa.com Instagram: @konmasa■ライブ制作イベント 臨場感あふれる制作現場を間近でご観覧ください。11月27日(日)12時~ 15時~ 18時~ (予約制)各回定員7名所要時間 :約1時間参加費 :¥1,500(入場料込)ご予約Tel:052-825-3477■作家紹介光彫り作家 ゆるかわふう・1980年 大阪府出身・2005年 東京藝術大学美術学部建築科卒業・2008年 同大学院芸術学(美術解剖学)修了・-2011年 同大学院美術研究科教育研究助手発泡断熱材『スタイロフォーム」を使用した世界初のオリジナル技法「光彫り」を考案。神奈川県湯河原町を拠点に作品を制作。・2022年1月-3月 神戸ファッション美術館・2022年11月12日~12月25日 そごう美術館(横浜)・2023年5月-7月 福岡アジア美術館日テレ「ヒルナンデス」、読売テレビ「ミヤネ屋」NHK「おはよう日本」、フジテレビ「めざましテレビ」など、テレビ出演多数。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月11日ガラスメーカー「ハリオ(HARIO)」の直営カフェ「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」が、軽井沢の美術館「軽井沢安東美術館」内に、2022年10月8日(土)にオープン。ハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、アクセサリーなども販売する。「ハリオ カフェ」軽井沢安東美術館内にオープン1921年の創業より多くのコーヒー器具を作ってきたガラスメーカー「ハリオ」の直営カフェが新オープン。画家・藤田嗣治の作品だけを常設展示する日本初の美術館「軽井沢安東美術館」の中に併設される。カフェでは、「ハリオ」の器具で淹れたスペシャリティコーヒーや紅茶を味わえる他、コーヒー・ティー器具を直に手に取って購入することも可能。「ハリオ カフェ」オリジナルアイテムも店頭に並ぶ。限定ガラスアクセサリーも販売また、「ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店」はハリオ ランプワークファクトリー(HARIO Lampwork Factory)のサテライトショップとして、ガラスアクセサリーも販売。職人の手仕事で仕上げた、表情豊かなガラスアクセサリーが揃う。乳白色のブラック、ホワイトカラーが上品なフープピアスやイヤリング、澄んだフラワーモチーフのネックレス、ピアス、メガネを象ったユニークなデザインのブローチなど、限定アクセサリーが展開される。【詳細】ハリオ カフェ 軽井沢安東美術館店※ハリオ ランプワークファクトリー サテライトショップオープン日:2022年10月8日(土)場所:軽井沢安東美術館 館内住所:長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43-10TEL:0267-46-8066営業時間:4月~10月 10:00~17:00/11月~3月 10:00~16:00休日:年末年始※オープン記念として、会計が税込2,200円以上の人にオリジナルグラスをプレゼント。■限定アクセサリー・フジタのフープピアス 乳白色ブラック(ピアス/イヤリング) 各10,780円・フジタのフープピアス 乳白色ホワイト(ピアス/イヤリング) 各10,780円・ネックレス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 6,270円・ピアス 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・イヤリング 平和の聖母礼拝堂 フラワー 8,360円・ブローチ フジタのメガネ ゴールド 4,950円・ブローチ フジタのメガネ ロジウムカラー 4,950円
2022年10月10日企画展「鹿児島市立美術館 名品展」が、長野の松本市美術館にて、2022年10月8日(土)から11月27日(日)まで開催される。鹿児島市立美術館所蔵の名品を一挙紹介「鹿児島ゆかりの画家たちの作品」、「19世紀末から現代につながる西洋美術」、そして「郷土の風土に取材した作品(桜島コレクション)」などの収集方針のもと、約4,350点の作品を所蔵している鹿児島市立美術館。企画展「鹿児島市立美術館名品展」では、鹿児島市立美術館が所蔵する日本や西洋の近代美術の名品を紹介する。日本の近代美術では、黒田清輝や藤島武二、和田英作をはじめ、東郷青児、海老原喜之助などの洋画家の作品を展示。また、夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』(初版本)の装幀を手がけた橋口五葉の多方面にわたる画業も紹介する。一方、西洋美術では、黒田清輝などの洋画家がパリで師事した画家ラファエル・コランに始まり、モネ、セザンヌ、ピカソ、マチス、そしてダリなどの作品を通して、印象派の時代から現代に至る流れを通覧する。展覧会概要企画展「鹿児島市立美術館 名品展」会期:2022年10月8日(土)〜11月27日(日)会場:松本市美術館 企画展示室住所:長野県松本市中央4-2-22開館時間:9:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)観覧料:大人 1,200円、高校生・大学生・70歳以上の松本市民 800円、中学生以下 無料※障がい者手帳の携帯者およびその介助者1名無料※20名以上の団体は各200円引き※高校生、大学生・70歳以上の松本市民は、観覧当日、証明書(学生証、免許証など)の呈示が必要※画像の無断転載を禁ずる。【問い合わせ先】松本市美術館TEL:0263-39-7400
2022年10月09日ニューヨークの四大美術館の1つであるニューヨーク近代美術館(以下MoMA)。この世界的に有名な近現代美術の殿堂で、小室眞子さんが目撃されたのは9月下旬のこと。MoMAは、ピカソの『アヴィニョンの娘たち』やゴッホの『星月夜』など美術史に残る多くの作品を所蔵しており、現在は著名な写真家であるヴォルフガング・ティルマンスの回顧展も開催中で、日々、多くの観客が足を運んでいる。しかし眞子さんの、この日の目的は、そうした超有名作品群の鑑賞ではなかったようだ。彼女は個々の作品よりも、むしろ展示スペースのレイアウトなどに目を配っていたという。何か思いついたことや、疑問に感じたことがあるたびに、同行者らと声を潜めながらも活発に意見を交わしていたのだ。実は眞子さんと一緒にいたのは、彼女がつながりを持っているメトロポリタン美術館(以下MET)のスタッフたちだった。眞子さんが夫・小室圭さんと渡米してから11カ月。ついに学芸員としての仕事を本格的に始動したようだーー。このMoMAでの目撃情報をキャッチする以前から、NYの美術関係者への取材を進めてきたが、眞子さんがほぼ同時期に複数の美術館を“視察”していることが判明した。NY在住の日本人ジャーナリストはこう語る。「ホイットニー美術館やブルックリン美術館にも、眞子さんは訪れていました。いずれもNYでも有数の美術館です。この2カ所にも1人ではなく、METのスタッフたちが同行していたのです。両美術館の職員たちも、眞子さんの顔で気づいたというより、METのスタッフがチームで動いていたので印象に残っていたそうです。同行スタッフたちは、“年下に見える”眞子さんにかなり気を使っている様子だったとか」また眞子さんが現れたのは有名美術館だけではなかった。NYの有名ギャラリーや、美術関係者の会合、または食事会などにも顔を出すようになっているという。■美術館スタッフたちは“プリンセス・マコ”と呼んでいて実際に眞子さんと会ったNYの美術関係者は、彼女の印象について次のように語った。「小柄で、若々しく、礼儀正しく、笑顔が美しいチャーミングな女性という印象を受けました。日本では皇族として、どのように人々と接していらしたのか……、そんなことも考えさせられました。ただ失礼ながら、眞子さんがNYで道を歩いていたとしても、ほとんどの人が“日本のプリンセス”とは気がつかないと思います。世界的大富豪、超人気スポーツ選手に映画スター……、それだけNYには著名人があふれているからです」だが、そんな“一見ふつうの”眞子さんに、世界三大美術館の1つであるMETが、常に複数のスタッフをつけ、“大名視察”をサポートしているのも事実なのだ。その破格の待遇と理由についてMETの関係者はこう明かす。「METスタッフの間では、彼女は“プリンセス・マコ”と呼ばれることもあります。彼女は半年以上前にMETが所蔵する日本画の解説文を書いていますが、当時はいかにも“見習い”といった存在でした。METが彼女に、いわゆる英才教育を施すため、“チーム・マコ”を結成したのはこの夏のことです。チームのメンバーのなかには日本美術部門のトップで、解説文の“翻案”を務めたキュレーターのジョン・T・カーペンター氏もいます。現在、眞子さんはNY中の美術館の視察を行っています。それはどんな展覧会にどのような人々が訪れているのか?などを肌感覚で知ってもらうためです。またスタッフたちも人脈を駆使して、自分が知る美術関係者に眞子さんを紹介しています。それだけ彼女の“将来性”にMETは期待しているのです」眞子さんは日本では博物館に勤務していたが美術館職員の経験はない。だがこの関係者によれば、「将来的に、眞子さんには日本の美術品の買い付けや、企画展の開催を担当してもらいたいというMETの思惑があるのです。眞子さんは、元内親王であり、日本の人間国宝たちを中心に組織されている日本工芸会の元総裁です。その肩書は、日本での買い付けや美術品の借り出しの際にも威力を発揮すると、METは考えているのです」また、この全面支援の陰には眞子さん自身の変化もあるようだ。「“名門美術館の顔”となり、展覧会を開催するためには、パーティや食事会などに出席することも必要です。渡米当初、眞子さんはそうした生活を送ることに躊躇していたようですが、最近は“美術館職員としてNYで生きていく”ことの覚悟を決めたようなのです」夫・小室さんの司法試験の合格発表は10月下旬だが、その結果を待たずに仕事を本格的にスタートしていた眞子さん。“もう夫はアテにしない”という意思表示にも思えるが、彼女の決断は今後の小室夫妻のNY生活をどう変えていくのだろうか。
2022年10月07日ピッチ上のカオスを「一枚の絵」で表す株式会社カンゼンはカタール・ワールドカップを前に、 これまで現代のフットボールの最先端の現代サッカーを"異端用語"を駆使して「一枚の絵」で解いてきた異端のアナリスト庄司悟氏によるフットボール批評の骨太連載を『現代フットボールの主旋律ピッチ上のカオスを「一枚の絵」で表す』というタイトルで待望の書籍化‼『現代フットボールの主旋律』書影これを読まずして現代サッカーを語ってはいけない“異端のアナリスト”庄司悟はこれまでピッチ上で起こる様々な「主旋律」を、誰もが一目でわかる「一枚の絵」で表してきた。「2軸」「非対称」「皿と団子」「同期・連動」「連動→連鎖→連結→連続」「志・智・儀」といった“異端用語”を駆使しながら、ペップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、ユリアン・ナーゲルスマン、ハンス=ディーター・フリックたちが標榜する世界最先端の現代サッカーを「一枚の絵」で明らかにする。サンプルページ「一枚の絵」の変遷「現代フットボール」の時系列Op.1 第4楽章 90分のコンセプトを「一枚の絵」で表すOp.2 第1楽章皿と団子Op.2 第3楽章修正→構築→継続目次目次Ouverture〈序曲〉はじめにPraludium〈前奏曲〉・起源・クロップ魔法陣Op.1〈第1楽章〉ゲーゲンプレス2.0〈第2楽章〉複数で突っ走る〈第3楽章〉「レコード」は「データ」にあらず〈第4楽章〉90分のコンセプトを「一枚の絵」で表す〈Zugabe〉木を見て森を見ずPause〈休憩〉Jの主旋律Op.2〈第1楽章〉皿と団子〈第2楽章〉有効性か効率性か〈第3楽章〉修正→構築→継続〈第4楽章〉情報≠知見〈Zugabe.1〉志・智・儀〈Zugabe.2〉ハイブリッド型0局面Das Finale〈終曲〉おわりにプロフィール庄司悟(しょうじ・さとる)1952年1月20日生まれ、東京都出身。1974年の西ドイツワールドカップを現地で観戦し1975年に渡独。ケルン体育大学サッカー専門科を経て、ドイツのレコード配信会社IMPIRE(現Sportec Solutions、ブンデスリーガの公式データ、VARを担当)と提携し、ゴールラインテクノロジー、トラッキングシステム、GPSをもとに分析活動を開始。著書に『サッカーは「システム」では勝てないデータがもたらす新戦略時代』(ベスト新書)。書誌情報書名:現代フットボールの主旋律ピッチ上のカオスを「一枚の絵」で表す著者:庄司悟ISBNコード:978-4-86255-664-6定価:1,980円(本体1,800円+税)判型:四六判ページ数:248P発売日:2022年10月17日出版社:カンゼンamazon : Rakutenブックス : 商品情報 : 【この件に関する問い合わせ先】株式会社カンゼン営業部担当:伊藤真TEL:03-5295-7723MAIL: ito@kanzen.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月05日「TOKYO ART BOOK FAIR 2022(東京アートブックフェア 2022)」が、2022年10月27日(木)から30日(日)までの4日間、東京都現代美術館にて開催される。「TOKYO ART BOOK FAIR 2022」東京都現代美術館で開催開催12回目を迎える「TOKYO ART BOOK FAIR 」は、日本で初めてアート出版に特化したブックフェア。2022年は、独創的なアートブックを出版する出版社やギャラリー、ZINEを制作するアーティストなど、国内外から約200組が出展する。恒例企画「Guest Country」ではフランスの出版文化に焦点特定の国や地域の出版文化を紹介する恒例企画「Guest Country」では、世界の中でも独立系の書店や出版社の数が多いフランスを特集。優れた慧眼を持つことで知られるギャラリスト、イヴォン・ランベールの活動を通してフランスのアートブックシーンの歴史を学ぶ展示、パリの風物詩のひとつとして愛されるブキニスト(古本やポスターを販売する屋台)を模した什器に並ぶアートブックやポスターなどを通して、その魅力に迫る。ボッテガ・ヴェネタの特別展、リソグラフ特集など様々な企画このほか、ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)や資生堂(SHISEIDO)による特別展、昨今のアートブックシーンで注目を集めるリソグラフ作品を紹介するプログラム、フランスと日本の絵本を自由に読むことができる初の子ども向けコンテンツ「Kids’ Reading Room」、ゲストを招いて行われるトークショー&ワークショップなど、アートブックの今を知ることができる様々な企画が用意されている。開催概要「TOKYO ART BOOK FAIR 2022(東京アートブックフェア 2022)」開催日時:・2022年10月27日(木)17:00〜20:00・2022年10月28日(金)〜30日(日) 10:30〜19:00会場:東京都現代美術館(東京都江東区三好4-1-1)入場料:一般 1,000円※事前予約制。チケット販売は10月半ばよりスタート予定。詳細は公式WEBサイト(、SNSにて告知。
2022年09月25日2021年8月から改修工事のために休館していた宇都宮美術館が、9月25日(日)より、約1年ぶりに展覧会活動を再開する。改修後の初の展覧会『これらの時間についての夢』は、開館25周年を記念して、1997年の開館時から現在までに収蔵された名品を「時間」というテーマで多角的に紹介するもの。全館を使った、大規模なコレクション展となる。宇都宮美術館は、20世紀以降の美術・デサイン作品を中心に約6,800点を収蔵し、例年3回のコレクション展を様々な切り口で開催してきた。今回は、同館の25年の企画展ポスターをまとめた年譜を導入部とし、記念すべき第1回コレクション展の再現展示で誕生時を振り返る。続く展示もまた、コレクションの特徴をよく伝えるものだ。時間という目に見えないものに色と形を与えてデザインした時計やカレンダーの作品群は、デザインを収集の軸のひとつとしているこの館ならではのもの。また自然との調和を重視する館らしく、充実した風景画コレクションが一堂に会する。また館を代表する作家マルク・シャガールの生涯を特集する展示も楽しみだ。時間というテーマを設定したことで、これまでにない組み合わせの作品群と出合えるのも魅力だ。たとえば、世界が戦争の恐怖に包まれた両世界大戦間の25年間に制作された日本とドイツの作品を並べて見ることで、新たな気づきが生まれることだろう。コレクションから約200点を精選して展示する同展のもうひとつの呼び物は、大巻伸嗣、髙橋銑、力石咲という現役アーティスト3名が、同展のための新作を発表することだ。外光が差し込む吹き抜け空間でインスタレーションを展開する大巻、同館での下見から着想した映像、写真、彫刻を出品する髙橋、色鮮やかな毛糸でオブジェや建物を編み包む従来を発展させ、糸をほどく様子も見せる新作を構想している力石。三者が三様に、宇都宮美術館の歴史に新たな視点をもたらしてくれるに違いない。力石咲《ニット・インベーダー in 常陸多賀》2016年撮影:木奥恵三 ©︎KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭髙橋銑《Cast and Rot No.25》2022年Photo by Ichiro Mishima, Courtesy of LEESAYAペーター・ベーレンス《電気時計「シンクロン」》1907~08年高橋由一《中洲月夜の図》1878年清水登之《丘に憩う》1933年【開催概要】開館25周年記念全館コレクション展『これらの時間についての夢』会期:2022年9月25日(日)~ 2023年1月15日(日)会場:宇都宮美術館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜(10月10日、1月9日は開館)、10月11日(火)、11月4日(金)、11月14日(月]~ 18日(金)、12月29日(木)~1月3日(火)、1月10日(火)料金:一般1,000円、大高800円、中小600円公式サイト:
2022年09月16日ふくやま美術館にて、特別展「福山城築城400年記念事業 リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」を開催します明治期の日本は近代化する過程において西洋由来の新たな写実表現を受容していきました。これは、既存の写実方法や感性を新たに上書きする、もしくは書き替える作業であったことと思われます。今、日本においては、写実ブームが到来し、現代の作家が手がけた作品に先祖返りのような要素が見受けられます。これは、旧来の伝統的な写実が息づいている証であり、連綿と続く写実の流れが、いわば間歇泉の様に、息吹となって彼らの作品を介して噴出しているといえるでしょう。また、彼らの作品の中には近代的なものと伝統的なものが拮抗し、新たな写実を模索している姿勢も見出せます。このような傾向は、江戸末期から活躍した高橋由一まで遡ることができます。この時代は、明治期に西洋からもたらされたリアリズムが、日本古来の迫真的な表現と出会い、化学反応を起こし、日本独自の写実が誕生したのです。本展は、明治期の松本喜三郎らの生人形作品を導入として、日本を代表する福山ゆかりの彫刻家、平櫛田中の彫刻作品から、現代作家の平面、立体作品群まで、日本の近現代美術における写実表現のありようを紹介するものです。また、城下町福山においては、幕末から明治期に京都で学んだ画家を多数輩出しており、写実(作品)に対する意識が高いといえます。出品作から、現在の美術の動向などへの興味・関心をさらに深めていただくとともに、写実の多様性を広く知っていただくことを願って開催します。展覧会詳細展覧会名特別展「福山城築城400年記念事業 リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち 生きること、写すこと」会期2022年9月23日(金・祝)~ 11月20日(日曜日)月曜休館 ※10月10日(月・祝)は開館、10月11日(火曜日)は休館開館時間9:30~17:00※11月11日(金曜日)、12日(土曜日)、18日(金曜日)、19日(土曜日)は19:00まで開館観覧料一般1,000円(800円) 高校生以下無料*( )内は前売りまたは有料20名以上の団体料金特別展「福山城築城400年記念事業 リアル(写実)のゆくえ 現代の作家たち生きること、写すこと」 - 福山市ホームページ : 主催・制作協力主 催:(公財)ふくやま芸術文化財団 ふくやま美術館、福山市、中国新聞備後本社制作協力:NHKエンタープライズ中部関連イベント※新型コロナウイルス感染拡大等により変更があった場合は、ホームページや美術館公式Twitterでお知らせします。1)記念講演会1「リアル(写実)のゆくえについて」講 師:江尻 潔(足利市立美術館 学芸次長)日 程:9月23日(金・祝)14:00~15:30会 場:ふくやま美術館1階 ホール定 員:100名 *事前応募不要・先着順・聴講無料2)ギャラリートーク講 師:江尻 潔(足利市立美術館 学芸次長)日 時:9月24日(土曜日)10:00~11:00会 場:ふくやま美術館1階 企画展示室、ギャラリー*事前応募不要・特別展観覧券が必要3)記念講演会2「江戸・明治工芸にみるリアルの追求」講 師:原田 一敏(当館 館長)日 時:10月15日(土曜日)14:00~15:30会 場:ふくやま美術館2階 多目的室定 員:50名 *事前応募不要・先着順・聴講無料4)ワークショップ(ファミリー・アート教室)「金箔を貼る!自分だけの箸づくり」本展出品作家である若宮隆志氏が率いる漆芸アート集団「彦十蒔絵」より講師をお招きします。日本の伝統工芸のひとつ「輪島塗」の箸に、自分で漆を塗って金箔を貼る体験ができる貴重な機会です。作業は簡単なので、低学年のお子様でも気軽にチャレンジできます。完成した箸は持ち帰って、食卓で使えます。家族で協力しながら、あなただけの箸をつくってみませんか?講 師:高 禎蓮(たか ていれん)(漆インストラクター 彦十蒔絵マネージャー)日 時:10月8日(土曜日)(1)15:30 ~ 16:3010月9日(日曜日)(1)11:00 ~ 12:00、(2)14:00 ~ 15:00会 場:ふくやま美術館2階 工芸版画室定 員:小中学生とその保護者 各回6組 *応募者多数の場合は抽選参 加 費:1人 3,500円*材料費込み締 切: 9月18日(日曜日)必着応募方法:往復はがきまたは市HP電子申請システムに「住所」「電話番号」「参加される方の名前(保護者・子ども)」「子どものみ年齢・学年」「参加希望の時間」を記入し、ふくやま美術館「ファミリー・アート教室」係まで電子申請URL_QRコード↓電子申請往復はがきでの応募先〒720-0067 広島県福山市西町二丁目4番3号 ふくやま美術館福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、今年築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月31日ふくやま書道美術館にて、夏の所蔵品展2「かなの美 -現代のかな表現」を開催中概要1948年(昭和23年)、日展に書分野が新たに加わり、かな書の世界に変化が起こりました。従来の巻子や帖を主体とする机上の芸術から、屏風や額によって壁面で鑑賞する芸術へと発展した「大字かな」の出現です。それにより、平安朝の古筆に学び、かな特有のたおやかで優美な線を追求する世界から、広い紙面に気迫に満ちた闊達な筆力で表現される「新しいかな」が広がっていきました。本展では、古筆を中心とする伝統に立脚しながら、時代の流れに応じて作家の新しい感性と表現が加えられた多様な「現代のかな表現」を紹介します。展覧会名福山城築城400年記念協賛事業 夏の所蔵品展2「かなの美 -現代のかな表現」会期2022年8月26日(金曜日)~10月10日(月曜日・祝日)開館時間午前9時30分~午後5時※ただし、9月2日(金曜日)、3日(土曜日)、9日(金曜日)、10日(土曜日)は午後7時まで開館。休館日月曜日※ただし、9月19日(月曜日・祝日)と10月10日(月曜日・祝日)は開館、9月20日(火曜日)は休館。会場ふくやま書道美術館(広島県福山市西町二丁目4番3号)常設展示室、展示室観覧料一般150円(120円)、高校生以下無料※( )内は有料20名以上の団体料金福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、今年築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月31日軽井沢のセゾン現代美術館では、「セゾン現代美術館コレクション展Art belongs to everyone」を、2022年9月3日(土)から11月23日(水・祝)まで開催する。セゾン現代美術館のコレクションを紹介1981年8月に開館し、2021年に40年を迎えたセゾン現代美術館。建築の設計は菊竹清訓によるものであり、庭園全体のプランは戦後を代表する彫刻家・若林奮が制作した。広大な庭園には、数々の彫刻作品が点在している。「セゾン現代美術館コレクション展Art belongs to everyone」では、20世紀初頭から現代に至るセゾン現代美術館のコレクション作品を紹介。ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレー、マルセル・デュシャン、マン・レイ、ジャクソン・ポロック、加納光於、中西夏之、横尾忠則、宇佐美圭司、大竹伸朗などの作品を展示予定だ。展覧会概要「セゾン現代美術館コレクション展Art belongs to everyone」会期:2022年9月3日(土)〜11月23日(水・祝)会場: セゾン現代美術館住所:長野県北佐久郡軽井沢町長倉芹ケ沢2140開館時間:10:00〜18:00(11月は17:00まで)※入館は閉館30分前まで休館日:木曜日(11月3日(木・祝)は開館)入館料:入館料 一般 1,500円(1,400円)、高校・大学生 1,000円(900円)、小・中学生 500円(400円)※( )内は20名以上の団体料金■出品予定作家ワシリー・カンディンスキー、パウル・クレー、マルセル・デュシャン、マン・レイ、ジョアン・ミロ、マーク・ロスコ、ジャクソン・ポロック、ロイ・リキテンスタイン、ジャン.ティンゲリー、イヴ・クライン、アンディ・ウォーホル、ジャスパー・ジョーンズ、アンゼルム・キーファー、菅井汲、堂本尚郎、加納光於、中西夏之、横尾忠則、荒川修作、宇佐美圭司、山本富章、大竹伸朗、中村一美、小林正人 ほか※出品作家は変更となる場合あり【問い合わせ先】セゾン現代美術館TEL:0267-46-2020
2022年08月22日ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)の現代美術を展示するスペース「アトリウム ギャラリー」では、パリを拠点に活動する村上華子の個展『HIRAKU Project Vol.13村上華子「du désir de voir写真の誕生」展』が、9月17日(土)より開催される。2019年にアルル国際写真祭新人賞にノミネートされるなど、近年特にヨーロッパで注目されている村上華子は、初期から一貫して、網膜に映る像を他者と共有するための技術とその歴史、そして目の代替物として像を焼き付けるもの、その物質性に関心を持ち続けている。ダゲレオタイプのような古典技法による写真、100年前の未開封のガラス乾板に自然発生したイメージをとらえる作品、金属の活版を用いた作品、さらに詩作や映像作品など、その表現方法は多岐にわたる。それらはいずれも、歴史を往来する緻密なリサーチと卓越した言語感覚に支えられたものだ。ポーラ美術振興財団の助成を受けた作家の活動を紹介するシリーズ「HIRAKU Project」の第13弾となる展覧会で、村上は、現存する世界最古の写真を残したとされる、ニセフォール・ニエプス(1765-1833)の足跡をたどる。「写真」というニエプスの画期的な発明の裏にあった数え切れないほどの「失敗」。村上は、ニエプスの言葉を丁寧にひもとき、検証を重ねながら、そのいくつもの失敗を再現することを試みる。ニエプスのまなざしと、作家のまなざし、そして鑑賞者のまなざしが重なり合うとき、鑑賞者の目には何か写るのか。見るということの根源に迫る、村上の作品世界に注目したい。村上華子Photo:Nobuhiro Shimura【開催情報】『HIRAKU Project Vol.13村上華子「du désir de voir写真の誕生」展』9月17日(土)~ 2023年1月15日(日)、ポーラ美術館1Fアトリウム ギャラリーで開催
2022年08月05日画家、熊谷守一の旧宅跡地に建つ豊島区立 熊谷守一美術館で、同館のある池袋エリアにアトリエを構える画家・現代美術作家の松井えり菜が新作絵画作品を発表。ミニ展覧会『画家のおたく』を8月16日(火)より開催する。変顔をした自画像や自身の分身ともいえるウーパールーパーをモチーフにした作品を制作する松井は、2004年に自画像《エビチリ大好き》で「GEISAI ♯6」金賞を受賞。同作品はパリ・カルティエ現代美術財団のコレクションに収蔵され、これまで、カルティエ現代美術館(フランス)や大原美術館、鹿児島県霧島アートの森など、国内外の美術館で作品を発表。精力的に活動を続けている。約90年前、池袋には「池袋モンパルナス」と名付けられたアトリエ村が存在。松井は近年、そこからインスピレーションを受け、過去と現在の観念が混ざり合う作品を制作している。昨年、松井が在籍する芸術家ユニット「パルナソスの池」の作品公開制作イベントが熊谷守一美術館の近くで開催され、同館スタッフがそのイベントを見にいったことから交流がはじまり、今回展示を開催することとなったという。同展では、生前に熊谷守一が45年間暮らし、制作を行っていた旧宅跡地に建つ熊谷守一美術館を舞台に、新作絵画作品を公開。守一や松井が実際に使用した画材や松井のおもちゃコレクション、お気に入りの雑貨なども展示される。【アーティストステートメント】かつて家族団らんがあった熊谷邸跡地に建つ特異な存在である熊谷守一美術館。本展では、家族をテーマにした新作絵画作品に加え、守一さんと私が実際に使用している画材やモチーフのおもちゃなど、私が思わず集めてしまう家族に似ている”何か”を展示いたします。8月20日(土)、27日(土)に開催するワークショップは、名村大成堂さんの筆をモチーフに行います。同社は、かつて『池袋モンパルナス』と言われた地域の一部(雑司ヶ谷)に創業しました。ここ数年で何種類もの天然毛を素材とした筆が動物保護条約等により使えなくなりました。ハブとマングースのショーでお馴染みだったマングースも世界的に保護が進められています。その一方で、奄美大島では外来種として殺処分されています。人間の介入によりバランスを崩した生態系はじわじわと私たちの生活に影響を及ぼしつつあります。使える毛がどんどん少なくなっていく中で、いろいろな動物の毛を配合して理想のこしに近づける様子は、小さな筆の中に見たことのない動物を創り上げているように見えました。それではその動物はどんな姿でしょう?想像して描いてみましょう!!!身近なところから環境問題を考え、何気ない絵筆にも沢山の工夫が込められおり、大切に使ってみようという想いを込めています。近隣作家によるミニ個展とワークショップ、どうぞお気軽にお立ち寄りください。【開催概要】松井えり菜meets豊島区立熊谷守一美術館 ミニ展覧会&ワークショップ『画家のおたく』会期:2022年8月16日(火)~2022年8月28日(日)会場:豊島区立 熊谷守一美術館 3Fギャラリー時間:10:30~17:30(入場は17:00まで)休館日:8月22日(月)料金:無料(常設展観覧の場合は一般500円)公式サイト: ※ワークショップは定員に達しました。 キャンセル等による空きが出た場合は、美術館公式Twitter アカウント にてお知らせします
2022年08月04日千葉市美術館は、企画展「とある美術館の夏休み」を2022年7月16日(土)から9月4日(日)まで開催する。“日常と非日常のあわい”という視点から美術館を捉え直す誰にとってもいつもと少し違う時間に出会い、ささやかで特別な経験ができる「夏休み」。企画展「とある美術館の夏休み」は、まるで夏休みのような“日常と非日常のあわい”という視点から美術館そのものを捉え直していく展覧会だ。現代美術家の作品と所蔵作品を一緒に展示会場では、“美術館をときほぐす”“作品と出会い直す”“日常で表現する”という3つのテーマのもと、現代美術家やクリエイターなどの作品と、彼らが選んだ千葉市美術館の所蔵作品を展示。伊藤若冲、田中一村、河原温、杉本博司などの所蔵作品を、現代美術家、編集者、デザイナー、雑貨店などさまざまな表現者たちの目を通して紹介していく。中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子も参加たとえば、中﨑透、ミヤケマイ、清水裕貴、津田道子の4名の現代美術家は、展示ケースや学芸員、監視員といった普段展覧会であまり意識されることのない存在を新作インスタレーションに組み込みつつ、千葉市美術館の所蔵作品と一緒に展示。作品そのものだけでなく、美術館をとりまく要素に着目し、美術館という場所を捉え直す。小川信治や目[mé]の新作インスタレーションまた、2017年と2019年に千葉市美術館で個展を開いた小川信治と現代アートチーム目[mé]は、その際に美術館に所蔵された自身の作品と再び対面。自身の作品と向き合いながら、新たなインスタレーションを制作する。日常生活の中で生まれる表現にも注目さらに、企画展「とある美術館の夏休み」では、日常生活の中でも多様な表現が生まれていることに注目して作品を紹介。日々の生活や感覚を日記で表現するきぐう編集室や、毎日決まった時間にコピー機に自分の顔や手を押し付けてプリントする井口直人、場所・時間・記憶を匂いという切り口で捉えて表現する井上尚子、長谷川義太郎が手掛ける雑貨店・文化屋雑貨店が参加し、日常の表現を見つめ直すことに繋がるような展示を実施する。展覧会概要企画展「とある美術館の夏休み」会期:2022年7月16日(土)~9月4日(日)休館日:8月1日(月)※休室日は7月25日(月)、8月15日(月)開館時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場受付は閉館の30分前まで会場:千葉市美術館住所:千葉県千葉市中央区中央3-10-8観覧料:一般 1,200円(960円)、大学生 700円(560円)、小・中学生、高校生無料※障害者手帳所持者とその介護者1名は無料※( )内は前売り、市内在住65歳以上の料金※ナイトミュージアム割引:金・土曜日の18:00以降は観覧料半額※本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」も鑑賞できる【問い合わせ先】千葉市美術館TEL:043-221-2311 (代表)
2022年08月01日東京都美術館で7月23日(金)より『ボストン美術館展芸術×力』が開幕、10月2日(日)まで開催されている。芸術を自らの力を示すため利用してきた、古今東西の権力者たち。「力」とともにあった芸術の歴史を約60点で振り返る。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年に中止となっていた展覧会だが、このたびようやく開催の運びとなった。第1章展示風景より左:アンソニー・ヴァン・ダイク《メアリー王女、チャールズ1世の娘》1637年頃右:ロベール・ルフェーヴェルと工房による《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年第1章展示風景より、左:長船長光《太刀 銘長光》13-14世紀右:来国俊《短刀 銘来国俊》13世紀後半第5章展示風景より狩野山雪《老子・西王母図屏風》17世紀前半ボストン美術館は50万点以上もの作品を有する世界有数の美術館。同展では、約10万点と膨大なコレクション数をほこる日本美術のほか、エジプトやヨーロッパ、インド、中国など世界各地の作品から「芸術と力」をテーマに約60点をセレクトし展示。その半数以上が日本初公開の作品となる。ロベール・ルフェーヴェルと工房 《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》1812年ボストン美術館蔵展覧会は5章構成。第1章「姿を見せる、力を示す」では、権力者の力を誇示するために制作された作品が展示される。《戴冠式の正装をしたナポレオン1世の肖像》は、マントを羽織い、月桂樹の冠をかぶるナポレオンを描いた肖像画。その身にまとった服やポーズ、周囲に描かれた調度品など、すべてが権威を示す物だ。《ホルス神のレリーフ》 紀元前1971-紀元前1926年ボストン美術館蔵権威を示す手法は地域や時代によって大きく異る。ホルス神はエジプトの最も重要な神のひとりで、ハヤブサやハヤブサの頭部を持った男性の姿で表される。そして、現世に生きるエジプト王はホルスの化身とされていた。《ホルス神のレリーフ》はカイロから50キロほどはなれた場所にあるピラミッド複合体で見つかったものだ。《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》部分 13世紀後半ボストン美術館蔵同展のハイライトともいえる二大絵巻のひとつが《平治物語絵巻 三条殿夜討巻》。平安時代末期、上皇と天皇の対立から巻き起こった「平治の乱」を描いた本作は、日本に残されていれば国宝に指定されていただろうと考えられている。注目点は、この動乱で重要な役割を担う後白河院が画面には一切登場せず、牛車でその存在を暗示するにとどまっていることだ。権力者の姿を威風堂々と描くヨーロッパとは異なり、天皇を描かない日本ならではの慣習によるものといえる。地上の統治者たちは、しばしば「神の代理人」としての役割を果たした。また、宗教的な儀式を行うことや、その地の宗教の支援を行う事もあった。第2章の「聖なる世界」では、権力者たちと宗教美術とのかかわりを扱う。ブオナッコルソの《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》は、金箔をふんだんに使い、照度を落とした展示室でも光り輝く祭壇画だ。ニッコロ・ディ・ブオナッコルソ《玉座の聖母子と聖司教、洗礼者聖ヨハネ、四天使》1380年頃ボストン美術館蔵エル・グレコの《祈る聖ドミニクス》はドミニコ会を創設した修道士聖ドミニクスを描いた作品。聖ドミニクスの敬虔さがドラマティックな構図で描かれている。エル・グレコ《祈る聖ドミニクス》1605年頃ボストン美術館蔵《大日如来坐像》は平安時代に制作されたもの。当時、権力者たちに広く受け入れられていた仏師、定朝の様式を踏襲して作られている。様式は、権威を表す機能も果たしていたのだ。《大日如来坐像》1105年ボストン美術館蔵続く第3章「宮廷の暮らし」では、統治者たちの暮らしぶりが垣間見える絵画や宝飾品などを紹介する。《灰色の枢機卿》は、現在もパレ=ロワイヤルとして現存するパリの宮殿の大階段が舞台の作品。カラフルな服を身にまとい、うやうやしくお辞儀をする貴族たちを、修道士は気にもとめず読書をしている様子が描かれている。修道士は、当時フランスの大権力者であったリシュリュー枢機卿のブレーンの一人。フランス王国の力関係がドラマティックな構図で描かれている。ジャン=レオン・ジェローム《灰色の枢機卿》1873年 ボストン美術館蔵《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》は、統治者であるサングラーム・シングが郊外の宮殿を訪れたときの様子が描かれている。サングラーム・シングは画面上部と下部に描かれており、上部の屋上から妻とともに広大な領土を眺める様子や、下部の侍女を従えながら宮殿に入っていく描写から、その絶大な権威を見てとることができる。《モンスーンを楽しむマハーラージャ、サングラーム・シング》1720-1725年頃ボストン美術館蔵第4章「「貢ぐ、与える」、第5章「たしなむ、はぐくむ」へ統治者は、ときに他の統治者や家臣に贈り物をすることもある。第4章「貢ぐ、与える」では、権力者たちによる贈答品、あるいは権力者への貢物などを紹介していく。狩野永徳によるものと伝わる《韃靼人朝貢図屏風》は、韃靼人(モンゴル系騎馬民族)の一行が、位の高い人物に謁見するために、貢物を持って向かう様子が描かれている。この画題は中国の皇帝に謁見するために様々な民族が貢物を持って向かう「王会図」という画題に傚ったものだ。伝狩野永徳《韃靼人朝貢図屏風》16世紀後半 ボストン美術館蔵《銀の水差しと水盤》はイングランドの女王、エリザベス1世への贈り物、あるいは女王からの贈り物であったと考えられている。水差しと水盤の両方に歴代国王の略系図が彫り込まれ、水差しにはさら旧約聖書の物語も表されている。《銀の水差しと水盤》1567−68年ボストン美術館蔵そして、クライマックスとなる第5章「たしなむ、はぐくむ」では、芸術家のパトロンとしての権力者に焦点を当てる。同展で里帰りを果たした二大絵巻のひとつ、《吉備大臣入唐絵巻》は、全期を通して4巻揃って展示。奈良時代を代表する学者で官僚、遣唐使だった吉備真備と、唐で亡くなり、鬼となって現れた阿倍仲麻呂との物語が描かれる。現代の感覚ではかわいらしくユーモラスにも感じる内容だ。《吉備大臣入唐絵巻》展示風景《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵《吉備大臣入唐絵巻》(部分)12世紀末ボストン美術館蔵展覧会の最後を飾るのは、同展のために修復が施され初の里帰りを果たした増山雪斎の《孔雀図》。雪斎は江戸時代に伊勢長島藩を治めた大名でありながら、画技にも秀でた文人大名だった。修復を経て色鮮やかに蘇った精緻な表現をじっくりと鑑賞して欲しい。増山雪斎《孔雀図》1801年ボストン美術館蔵はるか昔から密接に関わり合ってきた「芸術」と「力」。時代や国によって異なるさまざまな「力」の表現に注目しながら、権力とは何か、ということについて改めて考える機会ともなりそうだ。構成・文:浦島茂世【開催情報】『ボストン美術館展芸術×力』7月23日(土)~10月2日(日)、東京都美術館にて開催※日時指定予約制
2022年07月26日ヨコハマトリエンナーレ2023が、2023年12月9日(土)から2024年3月10日(日)まで、横浜美術館、プロット48ほかで開催される。「ヨコハマトリエンナーレ2023」初めて冬の時期に開催ヨコハマトリエンナーレは、神奈川・横浜市で3年に1度開催される現代アートの国際展だ。2001年開催の第1回から2020年の第7回まで、国際的に活躍するアーティストや新進のアーティストを広く紹介してきた。第8回目となる今回は、初めて冬の時期に開催。また、海外からアーティスティック・ディレクターを招き、これまでと一味違った新たな視点で現代アートにフォーカスを当てる。アーティスティック・ディレクターを務めるのは、リウ・ディンとキャロル・インホワ・ルーの2人組。2007年より共同キュレーションを開始し、北京を拠点に、ヴェネチア、光州、イスタンブール、釜山など、世界の国際展で活躍している人物だ。【詳細】「ヨコハマトリエンナーレ2023」アーティスティック・ディレクター:リウ・ディン(刘鼎)<アーティスト、キュレーター>、キャロル・インホワ・ルー(盧迎華)<美術史家、キュレーター/北京インサイドアウト美術館 ディレクター>開催期間:2023年12月9日(土)~2024年3月10日(日)会場:横浜美術館(横浜市西区みなとみらい3-4-1)、プロット48(横浜市西区みなとみらい4-3-1)ほか※横浜美術館は大規模改修工事に伴い休館中。「ヨコハマトリエンナーレ2023」でリニューアルオープン予定。
2022年07月15日本物そっくりの精巧なクリームやキャンディ、フルーツなどを用いて現代アート作品を制作する作家渡辺おさむの作品「Sanctuary かえる」が大原美術館(岡山県倉敷市)内、「この1点」のコーナーにクロード・モネの「睡蓮」と共に10月3日まで展示されています。大原美術館展示作品「Sanctuary かえる」大原美術館「この1点」展示風景■モネの睡蓮から飛び出したお菓子のかえる作品を展示公開樹脂を用いて様々なものにお菓子のデコレーションをする現代美術作家、渡辺おさむの作品「Sanctuary かえる」が、大原美術館学芸員がおすすめする「この1点」のコーナーに10月3日まで展示公開されています。この作品は2012年に大原美術館で開催された個展「AM倉敷 vol.10 渡辺おさむ OHARA-DECO」に於いて、クロード・モネの睡蓮をイメージして制作された作品で、同年大原美術館へ収蔵されています。今回、同じ展示室内にはクロード・モネの「睡蓮」も展示されておりそちらとも見比べていただけるようになっています。また2021年11月におもちゃ王国(岡山県玉野市)内にオープンした「大原こども美術館」には、渡辺おさむによる全長3mのスイーツのドラゴンの作品「Sweet Dragon」が常設展示されています。こちらも併せてお楽しみください。大原こども美術館展示作品「Sweet Dragon」■大原美術館について大原美術館は、倉敷を基盤に幅広く活躍した事業家大原孫三郎が、前年死去した画家児島虎次郎を記念して昭和5年に設立した、日本最初の西洋美術中心の私立美術館です。日本美術のコレクターでもあった孫三郎は、親しい友人虎次郎の才能と、美術に対する真摯な姿勢を高く評価し、三度にわたる渡欧をうながします。虎次郎は、そこで制作に励むかたわら、孫三郎の同意のもと、日本人としての感覚を総動員してヨーロッパの美術作品を選び取るという作業に熱中します。明治の気骨を持つ虎次郎の選択は、東洋の感覚と西洋美術の精華との真剣勝負でした。彼は、エル・グレコ、ゴーギャン、モネ、マティス等、今も大原美術館の中核をなす作品を丁寧に選び、倉敷にもたらします。同時に進めた中国、エジプト美術の収集にも、東西の狭間で悩みつつ文化の源流に迫ろうとした虎次郎の心情が伺い知れます。大原美術館は、その後も、倉敷の地にあって活発な活動を続け、西洋の近代から現代の美術、日本の近代から現代の美術、民芸運動にかかわった作家たちの仕事等にコレクションを広げ、日本人の心情に裏打ちされた独特の個性を発揮するユニークな民間総合美術館として世界に知られるようになりました。■開催概要会場 : 大原美術館〒710-8575 岡山県倉敷市中央1-1-15作品展示期間: 2022年7月5日~10月3日入場料 : 一般 1,500円高校・中学・小学生 500円開館時間 : 本館 9:00~17:00(最終入館 16:30)休館日 : 毎週月曜日・冬季休館あり休館日が祝日、振替休日と重なった場合は開館7月下旬~8月、10月は無休詳しくは大原美術館のホームページをご覧ください。 ■大原美術館サテライトパビリオン『大原こども美術館』についてエル・グレコ、モネ、ルノワール、ゴーギャンなど、有名な西洋の名画や日本近代・現代美術など約3,000点の美術品を収蔵している日本初の西洋美術中心の私立美術館「大原美術館」とのコラボパビリオンとして2021年11月5日におもちゃ王国内にオープン。本パビリオンでは、現代美術作家 渡辺おさむの作品展示のほか、大原美術館所蔵の有名 絵画の人物になりきって写真が撮れる写真スポットなどを設置しています。■大原美術館サテライトパビリオン『大原こども美術館』会場 :〒706-0153 玉野市滝1640-1(おもちゃ王国内)入場料:『大原こども美術館』の入場にはおもちゃ王国の入場券が必要です。おとな(中学生以上) 800円こども(2歳以上) 600円おもちゃ王国開園時間:10:00~17:00(16:45まで入園可)詳しくはおもちゃ王国のホームページをご確認ください。 大原こども美術館外観■大原美術館学芸員 長谷川祐里氏コメント2012年、大原美術館は、「AM倉敷 vol.10 渡辺おさむ OHARA-DECO」を開催しました。この展示は、ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌ《幻想》などの所蔵作品や、大原孫三郎が辰年生まれであることにちなんだ龍のモチーフなど、大原美術館に関係する様々な要素と渡辺のフェイククリームアート作品がコラボレーションして構成されました。その中で、《Sanctuary かえる》は、かつて大原美術館の学芸員が、モネ《睡蓮》を鑑賞中の4歳の男の子に「何が描かれている?」と尋ねたとき、男の子が「かえるがいる」と答えたというエピソードを元に、モネの《睡蓮》から抽出した色で、かえるの作品を制作したものです。また岡山県玉野市の「おもちゃ王国」内のパビリオン「大原こども美術館」にも渡辺おさむによる、たくさんのスイーツでデコレーションされた、全長3mにも及ぶ龍の作品《Sweet Dragon》も展示されています。まずは、かわいい!美味しそう!から。アートを楽しむきっかけになればと願っています。■渡辺おさむについてスイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者として「東京カワイイTV」(NHK)や「徹子の部屋スペシャル」(テレビ朝日)等、多くのメディアに取り上げられてきました。その作品は、国内はもとより海外でも注目を集め、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、アメリカ、韓国などでも個展が開催され、話題を呼びました。また作品集や著書が出版されたほか、大原美術館や笠間日動美術館など国内8ヶ所の美術館に作品がコレクションされています。渡辺おさむホームページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月13日日本一高いビル「あべのハルカス」16階の「あべのハルカス美術館」では、日本美術や西洋美術、現代アートなど多彩な展覧会を開催しています。2022年度後半は9月より「楳図かずお大美術展」、12月より「アリスーへんてこりん、へんてこりんな世界ー」の開催を予定しています。(既報のとおり。詳細は別紙参照)上記の展覧会に続き、新たに2023年度に開催する展覧会が決定しましたのでお知らせします。「幕末土佐の天才絵師 絵金」会 期:2023年4月22日(土)~2023年6月18日(日)共 催:読売新聞社開催趣旨:謎の天才絵師とも呼ばれる土佐の絵師・金蔵は、幕末から明治初期にかけて数多くの芝居絵屏風などを残し、「絵金さん」の愛称で、地元高知で長年親しまれてきました。同時代のどの絵師とも異なる画風で描かれた屏風絵は、今も変わらず夏祭りの数日間、高知各所の神社等で飾られ、闇の中に蝋燭の灯りで浮かび上がるおどろおどろしい芝居の場面は、見るものに鮮烈な印象を残しています。本展は、高知県外の美術館で開催する初の大規模展です。幕末の土佐に生き、異彩を放つ屏風絵・絵馬提灯などを残した「絵金」の類稀なる個性と、その魅力について、代表作の数々で紹介します。※上記1~3の画像データは貸出が可能です。ご希望の方はお問合せください。また、事前に原稿の確認が必要になります。(画像の使用は、本展覧会をご紹介いただく媒体に限ります。ご使用後は破棄をお願いします。)※画像掲載の際は、作品名と所蔵者を必ずご掲載ください。(スペースがあれば「二曲一隻屏風 紙本彩色」もご掲載ください。)※開催1ヶ月前を目処に詳細なプレスリリースを皆様のもとへお送りします。別紙: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月28日公益財団法人岡本太郎記念現代芸術振興財団 岡本太郎記念館・川崎市岡本太郎美術館は、第26回岡本太郎現代芸術賞への応募作品を7月15日から9月15日まで募集いたします。第26回岡本太郎現代芸術賞1954年、岡本太郎43歳のときに出版された『今日の芸術』。この本には、「時代を創造する者は誰か」というサブタイトルがつけられていました。1996年、岡本太郎没、享年84歳。その直後、岡本太郎記念現代芸術大賞(2006年 岡本太郎現代芸術賞に改称)、通称「TARO賞」が創設されました。彼の遺志を継ぎ、まさに「時代を創造する者は誰か」を問うための賞。今年は第26回をむかえます。「時代を創造する者は誰か」――この半世紀前の太郎の真摯な問いかけを胸に刻んで、創作活動に邁進する方々の、幅広い応募を呼びかけたいと思います。応募規程に沿う作品であれば、その形状、技法等はまったく自由。美術のジャンル意識を超え、審査員を驚かす「ベラボーな」(太郎がよく使った言葉です)作品の応募を期待しています。◆賞及び賞金◆・岡本太郎賞 200万円 1名・岡本敏子賞 100万円 1名(上記受賞者2名には岡本太郎記念館にて作品展示の機会が与えられます)・特別賞 総額50万円 若干名◆入選作品の公開◆入選並びに入賞作品は、様々な機会をとらえて公表するとともに、2023年2月中旬~4月中旬(予定)に川崎市岡本太郎美術館で開催予定の「第26回岡本太郎現代芸術賞展」に展示されます。なお会期中には、来館者による入選作品の人気投票も行います。上位の方には記念品を贈呈いたします。詳細は、川崎市岡本太郎美術館HPをご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月16日青森・十和田市現代美術館のサテライト会場「space」では、大岩雄典の展覧会「渦中のP」を、2022年7月1日(金)から9月4日(日)まで開催する。インスタレーション・アートを手がける大岩雄典が個展開催アーティストの目[mé]が1軒の空き家をホワイトキューブへと改装した作品《space》を、十和田市現代美術館のサテライト会場として展開する「space」。2022年7月にオープンに合わせてた初展示では、インスタレーション・アートを主に手がける大岩雄典を紹介する。1993年生まれの大岩雄典は、空間の多層性に着目しつつ、物語やせりふといった言葉を用いる作品の制作に加えて、研究や執筆なども幅広く手がけてきた作家だ。自身が関心を持つ、物語論や言語哲学、フィクション研究、ゲームスタディーズなどの領域ばかりでなく、戯曲、話芸、漫才、あるいはホラーといった多彩な言語の形式を独自の視点から空間に組み込み、鑑賞者に情動的な感覚を喚起する空間作品を制作している。美術館での初の作品発表となる本展では、市街地の一軒家にホワイトキューブの空間を埋め込んだ目[mé]の作品《space》への応答を展開。展示会場であるとともに作品でもある「space」と、その周辺の十和田市街の空間が有する性質に着目し、大岩が関心を抱いてきたドラマ(劇)、鑑賞者の行為や動線、そして展覧会の制度との関係性を重ね合わせることで、言葉遊びのような空間操作を繰り広げてゆく。展覧会概要大岩雄典「渦中のP」会期:2022年7月1日(金)〜9月4日(日)会場:space住所:青森県十和田市西三番町18-20開館時間:10:00〜17:00休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)※8月1日(月)・8日(月)・15日(月)は開館観覧料:無料【問い合わせ先】十和田市現代美術館TEL:0176-20-1127
2022年06月03日熊本市現代美術館では、展覧会「不思議の森に棲む服ひびのこづえ×KUMAMOTO展」を、2022年7月2日(土)から9月19日(月・祝)まで開催する。ひびのこづえによる不思議な衣装の世界NHK Eテレ「にほんごであそぼ」のセット衣装をはじめ、広告、演劇、ダンス、バレエ、映画、テレビなどで幅広く活躍するコスチューム・アーティスト、ひびのこづえ。近年は、コスチューム制作者としてひびの自らが働きかけ、ダンサーや作曲家とともにダンス・パフォーマンスを行なっている。ひびののコスチュームや衣装は、地球上に存在するあらゆる生き物、現象、そして人工物を着想源としており、その作品の多くは、人がそれを身にまとって動くことで、一瞬ごとにその表情を変えてゆく。ひびの自身、「あり得ないことがあり得て、かたちを持たないものにかたちを与える」ことの面白さから、30年以上にわたって衣装の仕事を手がけてきたと語っている。展覧会「不思議の森に棲む服ひびのこづえ×KUMAMOTO展」では、深い森の中でさまざまな生き物がざわめくような不思議な世界を、会場全体で表現。最先端のARによる動画や映像、試着体験なども通じて、動いては形を変えてゆくひびのならではの作品の魅力を紹介する。また、会期中には、ひびの主宰のダンス・パフォーマンスも開催。何重にも重ねられた衣装を1枚ずつ脱ぐことで、その度ごとに別の生き物に返信してゆく《ROOT:根》と、マンモスの生きた時代から現代までの長い歴史を、ダイナミックかつ繊細なダンスで表現する《MAMMOTH》を披露する。ダンサーの身体表現、ひびのの衣装の動き、そして舞台を盛り上げる音楽を楽しみたい。展覧会概要展覧会「不思議の森に棲む服ひびのこづえ×KUMAMOTO展」会期:2022年7月2日(土)〜9月19日(月・祝)会場:熊本市現代美術館 ギャラリーI・II住所:熊本県熊本市中央区上通町2-3開館時間:10:00〜20:00(展覧会入場は19:30まで)休館日:火曜日観覧料:一般 1,300円(1,100円)、シニア 1,000円(800円)、学生(高校生以上) 800円(600円)、中学生以下 無料※( )内は、前売や20名以上の団体などの料金※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者健康手帳などのを提示者と付添者1名は無料■ダンス・パフォーマンス・ナイトタイム・ダンス・パフォーマンス その1《ROOT:根》(ひびのこづえ×アオイヤマダ×小野龍一)日時:7月2日(土) 20:00〜20:30場所:展覧会場内※定員150名、要事前申込(抽選制、 6月1日(水)から6月17日(金)まで受付)※要展覧会チケット(未使用、ないし当日入場の半券)・ナイトタイム・ダンス・パフォーマンス その2《MAMMOTH》(ひびのこづえ×藤村港平×川瀬浩介)日時:8月26日(土)・27日(日) 20:00〜20:30場所:展覧会場内※定員150名、要事前申込(抽選制、 7月25日(月)から8月14日(日)まで受付)※要展覧会チケット(未使用、ないし当日入場の半券)【問い合わせ先】熊本市現代美術館TEL:096-278-7500
2022年05月30日『スコットランド国立美術館THE GREATS美の巨匠たち』が東京都美術館(台東区)で開催中だ。1859年に開館したスコットランド国立美術館は、世界でも指折りの西洋絵画コレクションを有する。本展は、そのコレクションの中から、ラファエロ、エル・グレコ、ベラスケス、レンブラント、ブーシェ、スーラ、ルノワールなど、ルネサンス期から19世紀後半までの西洋絵画史を彩る巨匠たちの作品を展示。そのほか、ゲインズバラ、レノルズ、ブレイク、コンスタブル、ターナー、ミレイといったイングランド出身の画家に加え、日本ではなかなか見ることのできないレイバーン、ラムジー、ウィルキー、ダイスなどスコットランド出身の代表的な画家たちの名品も。油彩画・水彩画・素描約90点を通じ、西洋美術の流れとともに、ヨーロッパ大陸と英国との文化交流から、英国美術がはぐくまれた様子を紹介している。展示構成は、スコットランド国立美術館の建物や館内の様子を描いた作品を紹介する「プロローグ」から始まり、アンドレア・デル・ヴェロッキオ(帰属)《幼児キリストを礼拝する聖母(「ラスキンの聖母」)》やエル・グレコ《祝福するキリスト(「世界の救い主」)》などが並ぶ「ルネサンス」、ディエゴ・ベラスケス《卵を料理する老婆》、レンブラント・ファン・レイン《ベッドの中の女性》といった「バロック」と続く。英国のコレクターたちが美術品の購入や文化的教養を深めるために大規模なヨーロッパ旅行をした「グランド・ツアーの時代」では、フランソワ・ブーシェの晩年の作である《田園の情景》やジョシュア・レノルズ《ウォルドグレイヴ家の貴婦人たち》などが見られる。「19世紀の開拓者たち」では、フランシス・グラント《アン・エミリー・ソフィア・グラント(“デイジー”・グラント)、ウィリアム・マーカム夫人(1836-1880)》、クロード・モネ《エプト川沿いのポプラ並木》などを紹介。「エピローグ」では、フレデリック・エドウィン・チャーチ《アメリカ側から見たナイアガラの滝》という圧巻の作品で締め括られる。本展は7月3日(日)まで(休室日は月曜日)。開室時間は午前9時30分〜午後5時30分※金曜日は午前9時30分~午後8時(入室は閉室の30分前まで)。展示室の混雑を避けるため、日時指定予約制。一般1900円、大学生・専門学校生1300円、65歳以上1400円。天海祐希がナビゲーターを務める音声ガイドとのセット券は2400円(5月8日入場分までの期間限定)。なお、7月16日(土)〜9月25日(日)は神戸市立博物館、10月4日(火)〜11月20日(日)は北九州市立美術館 本館でも開催される予定だ。取材・文・撮影:五月女菜穂
2022年05月06日展覧会「ワニがまわるタムラサトル」が、東京・六本木の国立新美術館にて、2022年6月15日(水)から7月18日(月・祝)まで開催される。現代美術家・タムラサトルの個展タムラサトルは、1972年生まれの現代美術家だ。「ワニがまわるタムラサトル」では、代表作である「まわるワニ」のカラフルな彫刻を、約12mの巨大なワニを中心に、大型インスタレーション作品として展開する。タムラサトルが「まわるワニ」の作品を手がけるようになったのは、大学3年の秋のこと。「電気を使った芸術装置」という課題に対して、電気に関する知識のなかったタムラは、プランを発表する前夜、朝起きて最初に思いついたものを作ると決めて就寝、そして翌朝、「ワニがまわる」というイメージが浮かび、それを作るようにしたのだった。その際に制作されたのは、4.5mのワニが毎分30回転をするという作品であり、タムラ自身そのわけのわからなさに強烈な興奮を覚えたという。その後、「ワニがまわる」意味を考えながら作品制作を続けるが、「ワニがまわる」ことに意味があるのではなく、「よくわからないが、なぜかワニがまわっている」という状況こそが作品の面白さの本質をなしているのだと気づくに至った。本展では、そのようにユーモアに満ちたタムラの作品を通して、新しい視点から「アートとは何か」という問いについて考えることができそうだ。展覧会概要展覧会「ワニがまわるタムラサトル」会期:2022年6月15日(水)〜7月18日(月・祝)会場:国立新美術館 企画展示室1E住所:東京都港区六本木7-22-2開館時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで休館日:火曜日観覧料:無料【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2022年04月16日アーティゾン美術館が年1回、「創造の体感」を体現する展覧会として企画している、石橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」。その第3弾となる展覧会『石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』が4月29日(金)より開催される。日本各地のダムやコンクリート擁壁などの構造物のある風景を大型カメラで撮影する柴田敏雄と、一貫して「見ること」への問題意識に基づき、熊野、サント=ヴィクトワール山、桜、雪、花、ポートレート、水面等のテーマをもって撮影する鈴木理策。両作家の写真作品には、人間がものを見て表現するという、近代絵画に共通する造形思考が感じられる。「ジャム・セッション」の第3弾となる同展は、両作家がその活動の初期より関心を寄せ続けていたポール・セザンヌの作品を起点に、現代の写真作品と絵画の関係を問う試み。セザンヌのほか、柴田は藤島武二やアンリ・マティス、ピート・モンドリアン、鈴木はギュスターヴ・クールベやクロード・モネ、ピエール・ボナールといった絵画の視点を織り交ぜた「写真」を、柴田・鈴木両名の新作・未発表作品約130点を含む約240点と、石橋財団コレクションより約40点、計280点を超える作品で構成する。柴田・鈴木にとって、セザンヌの自然に即しながら自己の視覚的感覚を実現することを果敢に試みた芸術家としての態度とその革新的な作品は、活動の初期より重要な参照であり続けたという。絵画と照らし合わせることにより、両作家が写真を通じて提示する作品の特異性とその魅力を感じとることができるだろう。柴田敏雄《高知県土佐郡大川村》2007年 東京都写真美術館蔵ポール・セザンヌ《サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール》1904-1906年頃 石橋財団アーティゾン美術館蔵柴田敏雄《栃木県那須塩原市》2020年作家蔵鈴木理策《りんご 21, P-13》2021年作家蔵ピート・モンドリアン《砂丘》1909年 石橋財団アーティゾン美術館蔵【開催概要】『ジャム・セッション石橋財団コレクション×柴田敏雄×鈴木理策 写真と絵画−セザンヌより 柴田敏雄と鈴木理策』会期:2022年4月29日(金・祝)~2022年7月10日(日)会場:アーティゾン美術館 6階展示室、4階展示室内ガラスケース)時間:10:00~18:00、金曜(4月29日を除く)は20:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜日料金:当日1,500円/WEB予約1,200円※学生無料(事前WEB予約が必要)※『Transformation 越境から生まれるアート』、『石橋財団コレクション選特集コーナー展示ピカソとミロの版画—教育普及企画—』も同時開催展覧会公式サイト:
2022年04月14日4月23日(土)より目黒区美術館にて、板橋区立美術館、渋谷区立松濤美術館、練馬区立美術館など都内区立美術館10館が所蔵する、猫をモチーフとした作品を紹介する『東京・区立美術館ネットワーク連携事業東京の猫たち』が開催される。2018年から都内の区立美術館11館が協働し、「東京・区立美術館ネットワーク」として連携活動を続けている。その活動の一環として開催される同展には、木下晋《シロ 1》、柴田是真《猫鼠を覗う図》や朝倉文夫《たま(好日)》といった各館自慢の猫たちが集結。猫は、単に可愛らしいだけでなく、画家にとっては繊細な毛を、彫刻家にとってはしなやかな身体のラインを表現できるモテーフ。また、多くの芸術家にとって、猫は社会にとらわれない自由な存在としての憧れや共感の対象でもある。各館のコレクションの特徴を反映した、身近で親しみやすい猫を取り上げることで、展示をとおして、多彩な東京の区立美術館の活動についても紹介する。朝倉文夫《たま(好日)》1930年台東区立朝倉彫塑館川端龍子《眠猫》1933年大田区立龍子記念館柴田是真《猫鼠を覗う図》1884年板橋区立美術館木下晋《シロ 1》1988年 目黒区美術館【開催概要】『東京・区立美術館ネットワーク連携事業東京の猫たち』会期:2022年4月23日(土)~2022年6月12日(日)会場:目黒区美術館時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜料金:一般800円、大高・65歳以上600円美術館公式サイト:
2022年04月07日展覧会「Human and Animal 土に吹き込まれた命」が、岩手県立美術館にて2022年5月28日(土)から7月3日(日)まで開催される。人間、動物をテーマにした現代陶芸作品約100点展覧会「Human and Animal 土に吹き込まれた命」では、「陶芸」の分野で長らく親しまれてきた“土”という素材に着目。陶芸のみの領域にとどまらない、“土”という素材が生み出すことのできる造形、表現の可能性に焦点を当てる。会場では、古くからモチーフとされてきた人間、動物をテーマに、現代陶芸作品など約100点を展示。世界各地で活躍する5人の作家達にフォーカスし、陶芸や関連作品を紹介する。奈良美智やステファニー・クエールなど5人の作家に着目子どもや動物たちの作品を多数手がけている奈良美智や、ドーバー ストリート マーケット ギンザ店頭の象のオブジェを手がけたことでも知られるステファニー・クエールをはじめ、躍動感のある細やかな造形が目を引くベス・カヴェナー、陶芸とポップカルチャーの融合を試みるキム・シモンソン、表情豊かな動物たちの作品が魅力のスーザン・ホールズの陶芸作品が一堂に集結。土と対話し、命を吹き込むことで生き物の形を生み出す陶芸作品の数々を通して、土の持つ力や、土による表現の最先端に迫る。【詳細】Human and Animal 土に吹き込まれた命会期:2022年5月28日(土)~7月3日(日)会場:岩手県立美術館住所:岩手県盛岡市本宮字松幅12-3開館時間:9:30~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日観覧料:一般 1,000円(800円)、高校生・学生 600円(500円)、小学生・中学生 400円(300円)※( )内は、前売料金、もしくは20名以上の団体料金。※当日券の販売は岩手県立美術館のみ。※療育手帳、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳を提示した人、およびその付き添いは、当日券が半額。※岩手県子育て応援パスポートによる割引もあり。※学生は学生証または生徒手帳を提示。※企画展観覧券でコレクション展も観覧可能。前売券販売所:岩手県立美術館・岩手県民会館・指定プレイガイド カワトク/アネックスカワトク/フェザン/イトーヨーカドー花巻店/東山堂書店/さわや書店本店/江釣子SCパル/いわて生協 ※一部店舗を除く/岩手県庁生協/Cyg art gallery/ローソン (Lコード:21928)/セブン‐イレブン (セブンコード:093-181)※前売券販売期間は4月9日(土)~5月27日(金)
2022年04月03日現代社会で再生産され続ける情報のイメージを、フィギュアや雑貨を用いリズミカルに展開させる彫刻家・金氏徹平の個展が、4月16日(土)より千葉・市原湖畔美術館にて開催される。近年、文学や演劇など、ますます多様な領域を横断し、さまざまなコラボレーションに取り組んできた金氏。同展では、あらためて “彫刻” に向かいあう「S.F.」シリーズの最新作《S.F.(Something Falling/Floating)》を公開するほか、ニューヨークのジャパン・ソサエティで好評を得た日本初公開となる《Smoke and Fog (Roadside Noguchi)》、市原市内を巡り収集した使用済みのコンクリートや石など、自然と人為の狭間にある素材、物質をコラージュした新作などを展示。「切断」することによって新しい「接続」へと向かおうという意欲的な取り組みを立体、平面、約50点で展観する。人工湖のほとりにたたずむ、バブルの遺産建造物から誕生した美術館を舞台に展開する、金氏徹平の “S.F.ワールド” を体感したい。《Smoke and Fog (Roadside Noguchi) 》,2019(Japan Society NY での展示風景)《Smoke and Fog (City of Stones and Noodles) 》,2020《ボイルド空想(マテリアルの ユーレイ)》,2017高橋龍太郎コレクション《Smoke and Fog (マテリアルのユーレイ)》,2021【開催概要】『金氏徹平 S.F. (Something Falling/Floating)』会期:2022年4月16日(土)~2022年6月26日(日)会場:市原湖畔美術館時間: 10:00~17:00、土曜・祝前日9:30~19:00、日祝9:30~18:00(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合は翌平日休)料金:一般1,000円、大高・65 歳以上800円美術館公式サイト:
2022年03月28日