2024年12月に上演されるシアタートラム・ネクストジェネレーション vol.16 -演劇-くによし組『ケレン・ヘラー』 の出演者が発表された。世田谷パブリックシアターでは、次代を担うアーティストの発掘と育成を目的として、2008年より「シアタートラム・ネクストジェネレーション」を実施。白井晃芸術監督が就任した2022年以降、節目となるvol.15でリニューアルし「演劇」と「フィジカル」の2ジャンルに分割。リニューアル後、初の演劇部門のアーティストとして選出されたのが「くによし組」だ。『ケレン・ヘラー』は、くによし組主宰・國吉咲貴の作・演出により、2018年に初演。SNSが浸透し刺激的なコンテンツが増えた社会で、面白いと不謹慎の境目は一体どこなのか、面白さを追求するあまり禁断の領域に踏み込み、転がり落ちていくお笑い芸人を描いた作品となっている。初演時は、「周囲が見えなくなっていく主人公目線で戯曲を執筆した」という國吉だが、今回の上演にあたり「主人公を過激な行動に走らせたのは何者か、盲目なのは誰なのかを新たなるテーマに据え、物語を改訂しました。コンテンツの発信者だけではなく、受け取る側の判断や反応により、時に美しいものを醜く、醜いものを美しくも変えてしまう社会や、その中で奔走する主人公の姿を描きたい」と語っている。主人公でお笑いコンビのネタ担当・アフロ子を演じるのは中井千聖。宮藤官九郎作・演出舞台『もうがまんできない』の出演者オーディションで多数の応募の中から選出されて2020年に俳優デビューし、近年では大人計画の作品をはじめ、数々の舞台や映像作品で活躍している。アフロ子が過激化した姿の悪アフロ子を演じるのは、モダンスイマーズやタカハ劇団などでの好演が記憶に新しい名村辰、アフロ子の相方・ケイト役には、ロロや贅沢貧乏をはじめとする気鋭の劇団や演出家からの信頼が厚い大場みなみを迎える。名村と大場は白井演出作『メルセデス・アイス MERCEDES ICE』(2023) 以来の世田谷パブリックシアター主催公演への出演となる。そのほか、くによし組の立ち上げメンバーのひとりである永井一信を筆頭に、これまでにもくによし組の作品に出演し國吉の演出意図をくみ上げ表現してきた俳優陣が作品を支える。クロムモリブデン劇団員として活躍しこれまでも数々のくによし組の作品に携わってきた花戸祐介、コンプソンズや画餅などでも独特の存在感を放つ佐藤有里子、いいへんじや劇団スポーツなど幅広い作風のなかで好演を続けるてっぺい右利き、ザジ・ズーや中野坂上デーモンズなど多様な場所で活躍する柿原寛子、そしてカムカムミニキーナや劇団チョコレートケーキなどで重要な役を演じてきた谷川清夏がくによし組に初参加する。■世田谷パブリックシアター芸術監督・白井晃:選出コメント國吉さんの作品は、いつも虚実が隣り合わせにある。隣り合わせと言っても、普通の距離感の隣り合わせではなく、本当に隣接していてくっつくように存在している。むしろ虚実がめり込んで存在していると言っても良い。だから一見不条理劇のようにも見えるが、不条理劇ではない。むしろ、國吉さんの世界の登場人物はとても条理にかなっているものだから、これが今の私たちの現実だと思い知らされる。そして、彼らの会話を通して、私たちを取り囲む不条理な世界が浮き上がって見えてくるのだ。上演予定の、コロナ禍の前に書かれた作品が、改めてシアタートラムの空間の中でどのように現出されるのかとても楽しみだ。もしかしたら、私たちはもっともっと不条理になった世界の中で、國吉さんの世界の清々しさを感じることなるかもしれない。<公演情報>シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.16 -演劇-くによし組『ケレン・ヘラー』12月 シアタートラムにて上演シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.16 -演劇-くによし組『ケレン・ヘラー』 ビジュアル作・演出:國吉咲貴世田谷パブリックシアター芸術監督:白井晃【出演】中井千聖、名村辰、大場みなみ花戸祐介、佐藤有里子、てっぺい右利き、柿原寛子、谷川清夏、永井一信
2024年05月01日SPAC-静岡県舞台芸術センターが毎年ゴールデンウィークに開催している「ふじのくに⇄せかい演劇祭」。「ふじのくに(静岡県)と世界は演劇を通してダイレクトにつながっている」というメッセージを込めたこの演劇祭は、前身となるイベントから数えて20年以上も続く、静岡で世界中のアーティストが出会う機会。今年も4月27日(土)〜5月6日(月・休) の10日間にわたって、さまざまな芝居が上演される。『友達』24年3月稽古より(C)Hirao Masashi舞台芸術公園では鳥取市を拠点に活動する劇団「鳥の公園」の中島諒人が演出を務め、SPACと鳥の劇場との共同制作で安部公房の『友達』が上演される(4月27・28日)。かつてSPACに在籍していた中島が、野外劇場に凱旋するかたちだ。『友達』作:安部公房演出:中島諒人|ふじのくに⇄せかい演劇祭2024また、映画やドラマの脚本も手掛けるミナモザ主宰の瀬戸山美咲は深沢七郎の『楢山節考(ならやまぶしこう)』を上演(4月27~29日)。こちらは2023年に富山県・利賀芸術公園「利賀山房」にて初演されたもので、今回は楕円堂という漆黒の舞台をもつ空間で上演。『楢山節考』SPAC芸術監督である宮城聰は駿府城公園の特設会場で『白虎伝』を(5月3~6日)。また、ドイツの演出家、トーマス・オスターマイアーが率いるシャウビューネはチェーホフの『かもめ』を上演する(5月3~6日)。「ベルリンでは、象徴的な大木がそびえ立ち客席を覆うように葉が茂っていたが、今回は大木のかわりに雄大な景色が目の前で描かれてゆくスペシャル版」だという。SPAC『白狐伝』チラシ『つばめ』より(C)Gianmarco Bresadolaいずれも、東京では見られない作品ばかり。とくに野外劇では、目の前で繰り広げられる演劇空間が、ゴールデンウィークの静岡のちょうどよい気候から、日が暮れるにつれて少しずつ涼しくなる体感とともに忘れられない記憶となるだろう。「ストレンジシード静岡2024」で上演される BONG n JOULE 『The Road to Heaven』「ストレンジシード静岡2024」では三浦直之(ロロ)が街を舞台に市民参加劇を創作するオムニバス・ストーリーズ・プロジェクト『パレードとレモネード』も上演(撮影:阿部章仁)5月4〜6日は、静岡駅周辺で「ストレンジシード静岡」も同時開催される。この時期は、静岡の街を歩いていると演劇やパフォーマンスに遭遇するという、演劇ファンにとってこのうえなく贅沢な時間を過ごすことができる。文:釣木文恵★ラインアップ発表会見の模様はこちら()ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイトストレンジシード静岡 公式サイト
2024年04月25日静岡市内の各所でゴールデンウィーク中に開催される「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」のプレス発表会が3月15日に開催され、主催の「SPAC-静岡県舞台芸術センター」の芸術総監督を務める宮城聰らが出席し、今年のラインナップの詳細が発表された。「ふじのくに(静岡県)と世界は演劇を通じてダイレクトに繋がっている」というコンセプトの下、国内外の舞台芸術を届けてきた同演劇祭。今年も国内外の先進的な演劇作品、パフォーマンスアートがプログラムされている。鳥取市を拠点に活動する劇団「鳥の劇場」とSPACの初の共同制作による作品では、生誕100年を迎える安部公房が1967年に発表し、自ら“黒い喜劇”と呼んだ『友達』を上演。隣人愛を盾に近づいてくる集団に飲み込まれていく青年を描く本作について、演出を務める「鳥の劇場」の中島諒人は、現代の日本社会を覆う「息苦しさ」に言及しつつ「何でこんなに集団やコミュニティが苦しいものになってしまったのか? 中にいるとわからないけど、芝居を通じて外から見ると、現在の社会の課題、時代について考えられるのではないか?」といま、上演することの意味を語る。「鳥の劇場」中島諒人(中央)(撮影:F4.5牧田奈津美)また、瀬戸山美咲が演出と上演台本を手がけ、昨年、利賀芸術公園「利賀山房」で創作初演された「楢山節考」を、舞台芸術公園内の屋内ホール「楕円堂」にて上演。姥捨て山の物語=棄老伝説を瀬戸山が独自の解釈でエネルギッシュに描いた本作だが、今回、3人の俳優に加え、チェリストの五十嵐あさかによる生演奏も加わる。2018年の同演劇祭にて「民衆の敵」を上演し、観客を魅了した演出家トーマス・オスターマイアーと彼が率いる「シャウビューネ」は今回、チェーホフの「かもめ」を上演する。ベルリンでの上演では、象徴的な大木が舞台美術として客席にそびえ立っていたというが、今回は大木の代わりに、オスターマイアー自身の発案により、雄大な景色を観客の目の前で描いていくというスペシャル版演出で上演する。SPAC『白狐伝』チラシSPACの新作公演では、日本およびアジアの美を世界に知らしめた智の巨人・岡倉天心が晩年に英語で執筆したオペラ台本『THE WHITE FOX』を宮城が新たに台本化し「白狐伝」として上演。白狐と人間が織りなす幻想的な愛の物語だが、宮城はこの作品について「天心の近代への絶望がにじみ出ているんですが、本当に絶望していたなら、こんな戯曲は書かない――死後何十年か先への“希望”が埋め込まれている」と語る。このほか、カメルーン生まれで、パリで大人気のダンサー・振付家のメルラン・ニヤカムが、アフリカの神話にもとづく摩訶不思議な世界を肉体で表現する「マミ・ワタと大きな瓢箪」、誰もが知る童話「カチカチ山」を、観客が参加する“回遊型”の間食付きツアーパフォーマンスとして描く「カチカチ山の台所」など、創意工夫に富んだ多様な企画が盛りだくさんとなっている。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督・宮城聰(撮影:F4.5牧田奈津美)宮城は会見で最近、気になることとして「日本の人たちが自己完結型となり、他者との関係に興味を持たず、期待もしない――『人はどうせ変わらない』という意識でいる」と指摘。「関係の中で成長していくというイメージを信用しなくなった風潮の中で、演劇はそれでもなお人は変わりうる、成長しうるということを実感させてくれるもの」と語り、「目の前の利益をとりあえず確保する、5年先に損しないようにする…という意識ではなく、『20年後を考えて、いまこっちをチョイスしていく』という意識、20年後の物差しをもうひとつのポケットに入れること提唱したい」と演劇の意義、そして演劇祭を通して訴えたい思いを語った。「ふじのくに⇄せかい演劇祭2024」は4月27日(土)より5月6日(月・休)まで静岡市内各所で開催。取材・文:黒豆直樹ふじのくに⇄せかい演劇祭2024 上演全ラインアップ■『友達』[SPAC×鳥の劇場]共同制作ジャンル / 製作都市(国):演劇 / 静岡・鳥取(日本)演出:中島諒人作:安部公房2024年4月27日(土) 〜4月28日(日)会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」『友達』■『楢山節考(ならやまぶしこう)』演劇 / 富山(日本)上演台本・演出:瀬戸山美咲作:深沢七郎2024年4月27日(土)〜4月29日(月・祝)会場:屋内ホール「楕円堂」『楢山節考』■間食付きツアーパフォーマンス『かちかち山の台所』回遊型演劇 / 静岡(日本)演出:石神夏希2024年4月27日(土)〜4月29日(月・祝)会場:舞台芸術公園ほか『かちかち山の台所』■『かもめ』※日本初演演劇 / ベルリン(ドイツ)演出:トーマス・オスターマイアー作:アントン・チェーホフ2024年5月3日(金・祝)〜5月6日(月・休)会場:静岡芸術劇場『かもめ』 ©︎ Gianmarco Bresadola■『マミ・ワタと大きな瓢箪(ひょうたん)』※日本初演ダンス / パリ(フランス)演出・振付・出演:メルラン・ニヤカム〜グランシップこどものくに連携事業〜2024年5月5 日(日・祝)会場:グランシップ 交流ホール『マミ・ワタと大きな瓢箪』 ©︎ Peggy Riess<駿府城公園で同時開催>ふじのくに野外芸術フェスタ 2024 静岡■『白狐伝(びゃっこでん)』※SPAC新作演劇 / 静岡(日本)演出・台本:宮城聰作:岡倉天心(『THE WHITE FOX』)音楽:棚川寛子2024年5月3日(金・祝)〜6日(月・休)会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場同時開催:ストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡2024」ストレンジシード静岡に初参加する三浦直之(ロロ)(右端)(撮影:F4.5 牧田奈津美)<コアプログラム>ストレンジシード静岡がプロデュースする作品を含む、まさにフェスティバルのコアとなるプログラム。■オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト『パレードとレモネード』※新作演劇 / 静岡(日本)テキスト・演出:三浦直之(ロロ)2024年5月4日(土・祝)~5月6日(月・休)会場:青葉シンボルロード B3(野外上演)移動型パフォーマンス■『The Road to Heaven』※新作インターナショナルコーディネーター:チョ・ヨンスン2024年5月4日(土•祝)〜5月6日(月・休)会場:静岡県庁前〜駿府城公園<オフィシャルプログラム>ストレンジシード静岡とタッグを組んだアーティストが、ストリートシアターの魅力を最大限に引き出す作品を上演するプログラム。■サファリ・P『おちゃのじかん』パフォーマンス・ダンス / 京都(日本)■劇団 短距離男道ミサイル『オチャー・ウォーズ エピソード4/新たなる茶坊 OCHA WARS -EPISODE Ⅳ A NEW HOPE-』演劇 / 宮城(日本)■ワワフラミンゴ『タヌキのへそくり』演劇 / 東京(日本)■お寿司『にぎにぎしく逃逃』パフォーマンス / 京都(日本)<オープンコールプログラム>公募により選ばれた、ストリートシアターの可能性に挑戦するアーティストによるプログラム。■ほころびオーケストラ『恋するロボット』演劇 / 東京(日本)■鈴木ユキオプロジェクト『風景とともに』ダンス / 東京・山梨(日本)■浅川奏瑛×演劇空間ロッカクナット『ビトゥイーンズ・パーティー』パフォーマンス / 福岡・埼玉・東京(日本)■のあんじー『待たない!』演劇 / 東京(日本)■第二次谷杉 ≒ ミミトメ『すべての主人公はこの通りで』演劇インスタレーション / 東京(日本)■Co.SCOoPP『まちなかサバイバル!』パフォーマンス / 京都(日本)他、演劇祭期間中は関連企画も開催。関連企画の詳細や各公演の最新情報は、公式特設サイトにてご確認ください。◆ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイト:◆ストレンジシード静岡 公式サイト:◆SPAC公式サイト:
2024年03月19日SPAC-静岡県舞台芸術センターで、今年もゴールデンウィーク(2024年4月27日〜5月6日)に「ふじのくに⇄せかい演劇祭 2024」が開催される。「ふじのくに⇄せかい演劇祭」は、 “ふじのくに(静岡県)と世界は演劇を通じてダイレクトに繋がっている”というコンセプトのもと、国内外の最先端の舞台芸術を静岡で広く体験できるイベント。前半は舞台芸術公園で、初の[SPAC×鳥の劇場]共同制作となる『友達』を野外劇場で上演。後半は、トーマス・オスターマイアーが率いるベルリン・シャウビューネの最新作『かもめ』が静岡芸術劇場に堂々登場。駿府城公園では SPAC 芸術総監督・宮城聰が岡倉天心の幻のオペラを今に蘇らせる新作『白狐伝』が野外上演される。また、ストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡 2024」では、三浦直之(ロロ)が街を舞台に市民参加劇を創作。劇場で、公園で、街で、パフォーマンスに「心みひらく7日間」となる。現在発表されているラインナップは以下。今後、3月上旬に、この他のラインナップが解禁される予定。<ふじのくに⇄せかい演劇祭 2024 上演ラインアップ [一部]>■『かもめ』※日本初演ジャンル / 製作都市(国):演劇 / ベルリン(ドイツ)演出:トーマス・オスターマイアー作:アントン・チェーホフ2024年5月3日(金・祝)〜5月6日(月・休)会場:静岡芸術劇場『かもめ』 ©︎ Gianmarco Bresadola■『友達』[SPAC×鳥の劇場]共同制作演劇 / 静岡・鳥取(日本)演出:中島諒人作:安部公房2024年4月27日(土) 〜4月28日(日)会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」『友達』■『マミ・ワタと大きな瓢箪(ひょうたん)』※日本初演ダンス / パリ(フランス)演出・振付・出演:メルラン・ニヤカム〜グランシップこどものくに連携事業〜2024年5月5 日(日・祝)会場:グランシップ 交流ホール『マミ・ワタと大きな瓢箪』 ©︎ Peggy Riess<駿府城公園で同時開催>ふじのくに野外芸術フェスタ 2024 静岡■『白狐伝(びゃっこでん)』※SPAC新作演劇 / 静岡(日本)演出・台本:宮城聰作:岡倉天心(『THE WHITE FOX』)音楽:棚川寛子2024年5月3日(金・祝)〜6日(月・休)会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場ストレンジシード静岡 2024 コアプログラム■オムニバス・ストーリーズ・プロジェクト『パレードとレモネード』(仮)※新作演劇 / 静岡(日本)テキスト・演出:三浦直之(ロロ)2024年5月4日(土・祝)~6日(月・休)会場:青葉シンボルロード B3移動型パフォーマンス■『The Road to Heaven』※新作インターナショナルコーディネーター:チョ・ヨンスン2024年5月4日(土•祝)〜6日(月・休)会場:静岡県庁前〜駿府城公園他、ストレンジシード静岡 2024 オフィシャルプログラムではサファリ・P、劇団 短距離男道ミサイル、ワワフラミンゴ、お寿司の作品を上演。公募により選ばれた、ストリートシアターの可能性に挑戦するアーティストによるプログラム「オープンコールプログラム」では、ほころびオーケストラ、鈴木ユキオプロジェクト、浅川奏瑛×演劇空間ロッカクナット、のあんじー、第二次谷杉≒ミミトメ、Co.SCOoPPが出演する。あわせて、SPACの2024年度年間上演ラインアップも発表された。宮城聰構成・演出の『イナバとナバホの白兎』、別役実の『象』をEMMA(旧・豊永純子)が演出する新作、今井朋彦演出の『メナム河の日本人』ほかの上演を予定している。※最新情報は、公式特設サイトにてご確認ください。◆ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイト:◆ストレンジシード静岡 公式サイト:◆SPAC公式サイト:
2024年02月22日NHK Eテレ「おはなしのくに」では、青木崇高、もう中学生、荒川良々が一人芝居する新作3本を放送する。読み聞かせや読書の楽しさを伝える、幼稚園・保育所から小学校3年生向けの番組「おはなしのくに」。2月~3月には、新作となる「ごんぎつね」、「注文の多い料理店」、「一休さん」を放送。「ごんぎつね」『犯罪都市 NO WAY OUT』『ミッシング』の公開を控える青木さんが今回一人芝居する作品は「ごんぎつね」。演じるのは、いたずら好きなキツネの“ごん”、“ごん”にうなぎを盗まれる男・兵十(ひょうじゅう)。2人のすれ違いから、自分の気持ちを伝え、相手に理解してもらうことの大切さと難しさを伝える。「ごんぎつね」さらに、宮沢賢治の名作「注文の多い料理店」をもう中学生さんが案内。もう中学生さんのイラストで創り出される世界観にも目が離せない。一休さんの大人時代と子ども時代を荒川さんが演じる「一休さん」は、「つの字問答」と「ついたての虎」のとんち話2本となっている。▼NHK Eテレ「おはなしのくに」放送日程・青木崇高×「ごんぎつね」放送予定:2月8日 (木)午後4:50~5:00再放送予定:2月26日 (月)午前9:15~9:25・もう中学生×「注文の多い料理店」放送予定:2月22日(木)午後4:50~5:00再放送予定:3月4日(月)午前9:15~9:25・荒川良々×「一休さん」放送予定:3月7日(木)午後4:50~5:00再放送予定:3月11日(月)午前9:15~9:25(シネマカフェ編集部)
2024年02月01日「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』が、2024年1月18日(木) に東京・東京芸術劇場シアターイーストで初日を迎えた。本公演は、文化庁新進芸術家海外研修制度において、イギリスで研修、研鑽を積んだ劇団印象の鈴木アツトが、成果を発表すべく書き下ろした戯曲。壮一帆、岡千絵、土居裕子のベテラン俳優陣が、架空の国「グラゴニア」の言葉を巡って翻弄される女性たちを演じる。公演は1月21日(日) まで。■鈴木アツト コメント私は、これまで物語の舞台を外国にした作品をたくさん書いてきた。インド、タイ、ドイツ、フランス、イギリス、チェコ、ロシア等々。当然、資料を読まなければ書けないし、その国に住む人の生活を肌感覚で知るためには、現地の人が書いた文章を読むのが、一番いい。想像力と創作意欲が刺激される。つまり、それらの「良い翻訳」があるかどうかは、私の劇作の仕事にとっては死活問題なのである。ただ、その「良い翻訳」の充実度は、国によって濃淡があるというのも事実だ。インドが舞台の戯曲を書いた時は、その題材の日本語の資料がほとんどなく、とても苦労した。反対にイギリスが舞台の戯曲を書いた時は、資料がありすぎて読み切れないほどだった。こうしたことを繰り返す中で、「翻訳者」の存在を大事に思うようになってきた。それも、私が興味を持つようなある種マイナーな題材の、英語圏以外の情報を翻訳してくれている翻訳者の存在を。実は、私自身も恥ずかしながら、イタリア語の翻訳者を目指していた時期があった。全然物にならなかったのだけれど。あのイタリア語を必死に独学で勉強していた時の想いも、この『みえないくに』に詰め込んでいる。<公演情報>「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』作・演出:鈴木アツト【出演】壮一帆、岡千絵、井上一馬(イッツフォーリーズ)、玉置祐也(演劇集団円)田中愛実(イッツフォーリーズ)、大川永(イッツフォーリーズ)、森山真衣(イッツフォーリーズ)/土居裕子2024年1月18日(木) 〜21日(日) 東京芸術劇場シアターイーストチケット情報:()詳細はこちら:
2024年01月18日ブルーベリー味+清涼感のノンシュガーのど飴バイオ技術を応用した製品を販売する株式会社GEウェルネスは、『ブルーベリー教授のくにさと35号のど飴 ブルーベリー味』を発売した。同社の通信販売サイト「びおらいふ」のほか、Amazon・楽天市場の各種公式サイトや取扱店で販売中。新商品は、2021年11月発売の『ブルーベリー教授のくにさと35号のど飴』の愛用者から“ブルーベリー味で程よい清涼感のものが欲しい”という要望に応えて開発した。のどのケアと同時にポリフェノールも摂れる『ブルーベリー教授のくにさと35号のど飴 ブルーベリー味』は、同社と宮崎大学との共同研究の成果によって誕生した。ブルーベリー「くにさと35号」、「エキナケア」、「バンランコン」、独自の乳酸「KA-18」、ビタミンCを配合している。「くにさと35号」は、宮崎大学と宮崎県が共同で育成したブルーベリー品種。ポリフェノールの王様と呼ばれるプロアントシアニジンやクロロゲン酸、ルチン・キナ酸が多く含まれている。「エキナケア」は、北アメリカ原産のキク科の植物。アメリカ先住民に愛用され、“ネイティブアメリカンのハーブ”と呼ばれて欧米を中心に人気の西洋ハーブである。「バンランコン」は、南ヨーロッパ・西アジア原産で、アブラナ科のホソバタイセイの根。東洋では、古くからお茶等で飲用されたハーブであり、中国では、寒い時期の健康維持に欠かせないとされている。乳酸菌「KA-18株」は、1gあたり2000億個以上(1粒あたり10億個以上配合)に培養した乳酸菌。他の乳酸菌と比較して、1菌あたりの免疫賦活力が高い。販売価格は、1袋15粒入りで、410円(税込み)。「びおらいふ」では、6袋入りや12袋入りでお得な定期購入も用意。詳細は、同サイトで確認を。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社GEウェルネス※びおらいふ
2023年11月27日木南晴夏が主演を務める「セクシー田中さん」の6話が11月26日に放送。これまで数々の失礼な発言を披露してきた笙野が田中さんを助けようと奮闘する姿に「泣くことになると思わなかった」や「胸が熱くなりました」などの声が上がっている。人気漫画家・芦原妃名子の同名漫画が原作の本作は、登場人物たちが出会ったことでポジティブな化学反応を起こしていく物語。ベリーダンサーとして活動する主人公・田中さんを木南晴夏、田中さんの同僚で彼女を全力で推す倉橋朱里を生見愛瑠、女性に対する偏見が強かったものの田中さんと出会って少しずつ変わっているサラリーマン・笙野浩介を毎熊克哉、笙野の同僚で朱里を好きな小西を前田公輝、田中さんの憧れの人でサバランの店主・三好を安田顕、ベリーダンススクールの講師・Miki先生を高橋メアリージュン、田中さんが憧れるベリーダンサー・愛子先生を未唯mie、朱里の元友人・進吾を川村壱馬が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。田中さん(木南晴夏)の憧れのベリーダンサー・愛子先生(未唯mie)のショーが、「Sabalan」で行われることに。田中さんと一緒に店を手伝うことになった朱里(生見愛瑠)と笙野(毎熊克哉)は、想定を超える客の集まりに驚く。また、田中さんは愛子先生が自分を覚えてくれていなかったことに、少し落ち込んでいた。しかし、舞台に立った途端に場の空気を変えてしまう愛子先生のダンスに、一瞬で魅了される。そして休憩中、ハーブウォーターを差し入れてくれた田中さんを見て彼女がSaliだと気づいた愛子先生は、一緒に踊りたい!と田中さんをステージへいきなり引っ張り出す。いつもの舞台とは違って、私服ですっぴんの状態ながら「このままでは、一生愛子先生に追いつけない」と心を決めた田中さんは、愛子先生に導かれるままにステージ上で自分を解放する。しかし、愛子先生とダンスした時の動画が拡散され、田中さんがベリーダンスをしていることが会社でも広まってしまい――というのが6話の展開。同僚たちが自分のことを好奇の目で見ていることに耐えられなくなった田中さんは、お腹が痛くなり出社できなくなってしまう。子どもの時は、何か言われても周囲の声に耳を塞ぐことで何とかしてきた田中さん。そんな田中さんにもいまでは両親以外の味方ができ、心配した朱里や笙野が田中さんを訪ねてくる。そして笙野は「みんなと同じように振る舞うのが苦手で私の存在が人を不快にしてるんだと思います」と言う田中さんに、「もし本当に会社で馬鹿にされたり、ネタにされてるならそれは田中さんの怠慢だと思います」「ズバリ宣伝不足です」「田中さんをちゃんと知れば、みんな田中さんを好きになりますよ。今もし好かれていないと思うなら、それは田中さんが自分を見せてないからですよ」と叱咤激励。時々失礼な発言が飛び出すものの、田中さんのことを慕い、心から励ます姿にSNSでは「めっちゃ面白かった。田中さんが頑張ってる姿が響いて笙野と朱里ちゃんが変われて、逆に二人からまた田中さんが変わる力を貰えてる関係尊いよね」や「笙野相変わらず失礼だけど良い事言うね~」、「笙野クソ不器用だけど良い奴だな…って思ってきた。最低男だと思ってたのに凄い」といった声が。その後、田中さんは教室のミニパーティーでトリを務めることに。しかし、会社の同僚たちの登場で田中さんはお腹が痛くなり舞台に立てなくなってしまう。舞台に穴を開けるわけにはいかず、Miki先生たちもオロオロするが、そんな窮地を救おうとダブラッカを習い始めた笙野が突然演奏を始める。さらに師匠である三好(安田顕)も加わり、パーティーは無事に終わるのだった。そんな田中さんの窮地を救おうと奮闘した笙野の姿に、「失礼だが最高だわ!ダブラッカの演奏で泣くことになると思わなかった」や「笙野と三好先生のアンサンブルに胸が熱くなりました」などの声が上がっている。また、同僚たちも田中さんを冷やかしにきたわけではなく、朱里に田中さんのダンスの魅力を聞いて実際に見てみたいと興味を持って来ていたことが判明。その後、笙野に言われた「自分を見せてない」という言葉を思い出した田中さんは、同僚たちを追いかけ次の舞台に誘ったり、翌日は他の同僚にも自分から挨拶をするなどの変化を見せており、次回以降も登場人物たちがどんな化学反応を引き起こし変化していくのか目が離せない。【第7話あらすじ】小西(前田公輝)と手をつないでマンションに帰った夜、進吾(川村壱馬)と鉢合わせしてプチパニックになった朱里は、自分の知らない間に進吾と小西が意気投合して飲みに行くことになったことを知り、動揺のあまり小西を傷つけるようなことを言ってしまう。その後、予定通り進吾と飲みに行くことにした小西は、朱里とケンカしたことを打ち明け、チャラさの影で昔から心にわだかまっていた悩みを告白。そしてそんな小西に共感した進吾は、朱里へのある伝言を託すのだった。また同じ頃、田中さんの家に押しかけた朱里も、小西へのモヤモヤした思いをぶちまけていた。そして小西に謝ることにした朱里は、小西の本音と進吾からの伝言を聞き心が揺れる。一方、笙野から「オリエンタルディナーショー」に誘われた田中さんは、朱里から「デートを楽しんで」と言われて、想定していなかった展開に脳内が爆発。笙野も同僚から、田中さんとの関係を「羨ましい」と言われて妙に意識してしまい――。「セクシー田中さん」は毎週日曜22時30分~日テレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月27日「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』が、2024年1月18日(木) から21日(日) に東京芸術劇場シアターイーストで上演される。本作は、文化庁新進芸術家海外研修制度において、イギリスで研修・研鑽を積んだ劇団印象の鈴木アツトが、成果を発表すべく演出した書き下ろし戯曲。鴨橋真由は、日本ではマイナー言語であるグラゴニア語を独学で学んだグラゴニア語研究のパイオニア。彼女の夢は、『グラ日・日グラ辞典』という辞書を日本で出版すること。小さな出版社「月銭社(げっせんしゃ)」の編集者・重山朝子に、ダメもとで出版を提案したところ、定年間近の重山は、退社前に意義のある本を出したいと思っていたこともあり、乗り気になる。そして社内会議でOKをもらえたところまでこぎつけたのだが、そこへグラゴニアが隣国に侵攻したというニュースが飛び込んでくる――。出演者は、壮一帆、岡千絵、土居裕子といったベテラン俳優陣が名を連ねた。チケットは12月1日(金) より一般発売がスタートする。■作・演出:鈴木アツト コメントイタリア語には「Traduttore, traditore」(トラドゥットーレ・トラディトーレ)という、ことわざがある。「翻訳には誤訳がつきもの」という意味だが、直訳は「翻訳者は裏切り者」(この語は、ヴェネツィア共和国とオスマン帝国の関係の中で生まれたという説がある)。ロシアとウクライナの戦争が起こり、「ロシア語」それ自体が悪者のようになり、ロシア語の翻訳者たちも、「裏切り者」のように扱われた時期があった。ふたつの言語を行き来することができる翻訳者という存在は、危機が起こると、どちらの側からも敵側にいるように見え、板挟みになってしまう。これは、古くから繰り返されてきたことなのだと思う。本作では、翻訳者の中でも、マイナー言語の翻訳者を題材にした。遠く、馴染みの薄い、異国の物語や状況を日本語に翻訳してくれる存在が、僕らに何をもたらしてくれているのか。そのことに思いを馳せてみたかったのだ。■壮一帆 コメントこの度『みえないくに』に出演いたします、壮一帆です。久々のストレートプレイでこの作品が持つメッセージ性や奥深さを、今の私がどこまで表現できるのか。多少の不安はありますが、まっさらな気持ちで挑み、演出の鈴木アツトさん色にどっぷり浸かってしっかり染まっていきたいと思います。短い公演期間ではありますが、しっかり集中してこの作品の中に根をおろして立つことができるよう頑張ります。■岡千絵 コメント『みえないくに』の脚本を読んでから聞こえてくる言葉、ニュース、が全て新しいものに感じます。みえないものをみようとする事を怠っていた自分やみえているものに安心し頼って生きている自分にハッとさせられる日々でもあります。作、演出の鈴木アツトさんはじめ、土居裕子さん、壮一帆さんほか、素晴らしいスタッフキャストの皆様と、この作品を作り上げて行ける事に、とても興奮しています。■土居裕子 コメントみえないくに。この舞台のお話をいただいてから、世界が目まぐるしく変わっていっている気がします。どんどん加速している!大丈夫??作者であり演出をなさる鈴木アツトさんは、こんな今を、どこか頭の片隅に想像していたのだろうか?すごいぞ!そんな中で、「言葉」という、人が持つ最大で最高のコミュニケーションツールを大切にしている。これもすごいな。共演のみなさんも魅力溢れる方ばかりでとても楽しみです。テーマである「言の葉」をいっぱい繁らせて、心をひとつにして、皆様に届く作品にしていきたいなと。まだ稽古前ですが漠然と考えています。<公演情報>「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』「日本の演劇人を育てるプロジェクト」文化庁 海外研修の成果公演『みえないくに』作・演出:鈴木アツト【出演】壮一帆、岡千絵、井上一馬(イッツフォーリーズ)、玉置祐也(演劇集団円)田中愛実(イッツフォーリーズ)、大川永(イッツフォーリーズ)、森山真衣(イッツフォーリーズ)/土居裕子2024年1月18日(木) 〜21日(日) 東京芸術劇場シアターイースト詳細はこちら:
2023年11月24日木南晴夏が主演を務める「セクシー田中さん」の5話が11月19日に放送。田中さんの両親の登場に、「親のかがみだわ」や「こんな親に私もなりたい」などの声が上がっている。人気漫画家・芦原妃名子の同名漫画が原作の本作は、正反対なタイプの女性たちが出会いポジティブな化学反応を起こしていく物語。ベリーダンサーとしての生きがいを見つけた主人公・田中さんを木南晴夏、田中さんの同僚で彼女を全力で推す倉橋朱里を生見愛瑠、女性に対する偏見が強かったものの少しずつ変わっているサラリーマン・笙野浩介を毎熊克哉、笙野の同僚で朱里を好きな小西を前田公輝、田中さんの憧れの人でサバランの店主・三好を安田顕、ベリーダンススクールの講師・Miki先生を高橋メアリージュンが演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。思いがけず、田中さん(木南晴夏)の恋心を踏みにじるような発言をしてしまった笙野(毎熊克哉)に対し、怒り狂う朱里(生見愛瑠)は怒涛の勢いで怒りのメッセージを送りつける。一方、小西(前田公輝)は、田中さんから返事が来ず落ち込む笙野に、正論をぶつける。そして笙野は、自分が何に対してモヤモヤしているのかわからないまま、三好(安田顕)の店「Sabalan」へ向かうのだった。数日後。小西に誘われて「Sabalan」に向かった朱里は店の前で田中さんに遭遇し、3人で店へ。するとそこには、三好からダラブッカを教えてもらう笙野の姿が。田中さんが好きになったモノをもっと知りたいと照れながら打ち明ける笙野。頑固で固定観念に囚われた笙野の価値観すら変えてしまった田中さんと、自分は何が違うのか。落ち込みそうになった朱里は、ベリーダンスに集中しようとする。そんな中、三好に頼まれて故郷の松戸でショーに出演することになった田中さんは、勢いで「見に行く」と宣言した笙野、そして朱里と小西と共に松戸に遠征することになり――というのが5話の展開。推しの田中さんが青春時代を過ごした聖地に降り立った朱里は、大興奮。ひたすら写真を撮り、妄想を楽しむ。しかし3人が会場に着くと、そこにはひとり落ち込んでいる田中さんの姿が。実は四十肩のせいで本調子ではないため、不安になっていた。三好パワーも効かない田中さんを前に、オロオロする朱里だが、そこに田中さんの両親が。不安でいっぱいの田中さんを「失敗したって良いじゃないか。僕たちはね、上手に踊る京子を見にきたんじゃないんだよ」「そうよ、頑張って一生懸命練習して、逃げ出したいのに逃げ出さずにここにいる今日の京子を見にきたの」と言って励まし、ステージへと送り出すのだった。そんな田中さんの両親にSNSでは「セクシー田中さんのご両親の言葉に泣ける!最高だ。こんな親に私もなりたい」や「田中さんちのご両親素晴らしすぎない?親のかがみだわ、、、」、「田中さん親から愛されてて涙出る、良かったねぇ」などの声が上がっている。その後、3人は田中さんの両親にお呼ばれし、お父さんお手製のちらし寿司をご馳走になることに。さらにそのままお泊まりまでさせてもらうことになり、朱里は布団敷きを、笙野と田中さんはお皿洗いを手伝う。そんな田中さんの好きなものを知ろうとし、かつては自分の実家で座ったままだった笙野のどんどん変わっていく姿に「どんどん変わっていく笙野さん微笑ましくなってきた」や「笙野が癒され枠になってしまった」の声が。また親との嫌な記憶に落ち込む朱里とそんな彼女に寄り添う小西のキス寸前の場面に遭遇し、憧れだった友達との恋バナもした田中さんは眠れなくなってしまう。そんな田中さんの姿に「自分の恋バナじゃないのに眠れないトコ、可愛い」や「恋バナでテンション爆上げの田中さん可愛すぎるw」などの声が上がっている。【第6話あらすじ】田中さんの憧れのベリーダンサー・愛子先生(未唯mie)のショーが、「Sabalan」で行われることに。田中さんと一緒に店を手伝うことになった朱里と笙野は、想定を超える客の集まりぶりにてんやわんや。また、田中さんは愛子先生が自分を覚えてくれていなかったことに、少し落ち込んでいた。しかし、舞台に立った途端に場の空気を変えてしまう愛子先生のダンスに、一瞬で魅了される。そして休憩中、ハーブウォーターを差し入れてくれた田中さんがSaliだと気付いた愛子先生は、一緒に踊りたい!と田中さんをステージへいきなり引っ張り出す。いつもの舞台とは違って、私服ですっぴんの状態ながら「このままでは、一生愛子先生に追いつけない」と心を決めた田中さんは、愛子先生に導かれるままにステージ上で自分を解放する。しかし、愛子先生とダンスした時の動画がプチバズり、田中さんがベリーダンスをしていることが会社で広まってしまい――。「セクシー田中さん」は毎週日曜22時30分~日テレ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月20日講談社から7月10日、「オトナの週末旅行」をテーマに撮影した田中圭さんの写真集が発売されます。■ 田中さん30代最後の誕生日に発売する写真集同写真集は、田中圭さんの30代最後の誕生日となる2023年7月10日に発売予定。VOCE本誌で二年目を迎えた大人気連載「#オトナの休日」のスペシャル版として、オトナの週末旅行がテーマとなっています。行き先は田中さんの発案により、北海道になったのだとか。「もし田中圭と旅をしたら……?」と二人旅気分を存分に満喫できる内容。観光したり、おいしいものを食べたり、ドライブをしたり、時にはバッチリスーツスタイルで素敵なホテルに泊まったり、一緒に朝を迎えるなど、さまざまなシチュエーションの田中さんの姿を堪能できますよ。「こんな田中圭見たことない!」が詰まった一冊、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。■商品情報<通常版>発売日:2023年7月10日予定定価:3,410円発行:講談社<特別版>発売日:2023年7月28日予定定価:8,800円特典:ロケのメイキング映像を収録したDVD(1枚)、オリジナル紙製ケース入り、台紙付きサイン入り生写真(1枚/サインはプリントです)※カバー・表紙は通常版と異なります※写真集の内容は通常版と同一です※受注生産商品(フォルサ)
2023年05月18日毎年ゴールデンウィークに開催され、世界各国から優れた舞台芸術作品を招聘・紹介するSPAC‐静岡県舞台芸術センターによる「ふじのくに⇄せかい演劇祭2023」が今年は4月29日(土・祝)から5月7日(日)まで開催される。去る3月15日に発表された、同演劇祭と駿府城公園をはじめとする静岡の市街地各所にて同時開催される「ふじのくに野外芸術フェスタ2023静岡」の全プログラムを紹介する。開幕を飾るのは中国・フランスを代表する演出家の日本初演作まず注目したいのが、開幕日に上演される2作品。ひとつ目は、せかい演劇祭としては13年ぶりの中国からの招聘作品となる、中国を代表する演出家、孟京輝(モンジンフイ)による『アインシュタインの夢』。アインシュタインが残した手紙や会話の記録などからインスピレーションを得た実験的な作品で、演出の孟京輝は中国で最も歴史ある中国国家話劇院に演出家として所属する傍ら、小劇場の運営や国内の複数の演劇フェスティバルのディレクターを務めている。スピーディな対話や歌唱・生演奏、恋愛メロドラマなどその多彩な作風で若者の共感を得ており、中でも『恋愛的犀牛』(’99年初演)は2,500回の公演を重ね、中国国内で「現代の恋愛バイブル」として知られるなどブームを巻き起こし、観劇がステータスになるほど若者の熱狂的な支持を集めている。『アインシュタインの夢』『アインシュタインの夢』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:演劇 / 北京・中国公演日時:4月29 日(土・祝)13:30、30日(日)13:30上演時間:75分(途中休憩なし)会場:静岡芸術劇場そしてもうひとつが2014年から2022年までアヴィニョン演劇祭のディレクターを務め、2月に、パリ・シャトレ座のディレクター就任が発表されたばかりのフランスを代表する劇作家・演出家オリヴィエ・ピィによる『ハムレット(どうしても! )』。アヴィニョン演劇祭の市民参加型シリーズ企画として翻訳・演出し、俳優や一般市民、俳優学校の学生らとともにリーディング形式で2021年に上演、大きな評判を呼んだ本作は全10作に及び、そのエッセンスを凝縮したエピソード11が『ハムレット(どうしても!)』として上演される。ピィの演劇を貫くのは「ことばの力が世界を変える」という信念。傑作戯曲を新たな視点で体感できそう。『ハムレット(どうしても! )』(C) Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon『ハムレット(どうしても! )』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:演劇 / アヴィニョン・フランス公演日時:4月29日(土・祝)17:00、30日(日)17:00上演時間:140分(途中休憩なし)※各回開演25分前よりプレトークありテキスト:ウィリアム・シェイクスピアに基づく翻訳・演出:オリヴィエ・ピィ会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」バラエティ豊かな韓国発の3作品若手演出家の新たな視点による作品から巨匠による意欲作まで、バラエティ豊かな作品が揃った韓国からの招聘作品も見逃せない。韓国の社会問題を細やかに描くスタイルで知られるチョン・インチョルよる演出の『XXLレオタードとアナスイの手鏡』。――大学入試を控えたジュノ。彼はレオタードを着ると幸せを感じるが、友人やガールフレンドには絶対に言えない。ところがある日、レオタード姿の男性の自撮り写真が流出、同級生たちが写真の人物を特定しようと騒ぎはじめた…...。一体誰が、何の目的で拡散させたのか? ――。2014年のセウォル号沈没事故をきっかけに、事故の犠牲となった高校生たちが暮らしていたアンサン市の協力を得て制作され、2015年の初演以来上演を重ね2022年にはロンドンでも上演され話題を呼んだ。「いま」を生きる若者たちの心の機微をポップに描き出す作風に注目だ。『XXLレオタードとアナスイの手鏡』(C)kisoul『XXLレオタードとアナスイの手鏡』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:演劇 / アンサン・韓国公演日時:5月3日(水・祝)14:00、4日(木・祝)13:00上演時間:90分 ※各回開演25分前よりプレトークあり、5月3日(水・祝)公演終演後アーティストトークあり演出:チョン・インチョル作:パク・チャンギュ会場:静岡芸術劇場ひとりの歌い手が太鼓(プク)のリズムに乗せ、独特の節回しで喜怒哀楽を語る朝鮮の民俗芸能「パンソリ」。その技能保持者でもあるパク・インヘが州(チェジュ)島に伝わる〈家の神々の起源譚〉を、6人の“群唱”による叙情豊かな音楽劇に仕立てた『パンソリ群唱 ~済州島 神の歌~』。伝統芸能よりも創作手段としてのパンソリに注目し、活動するパクが、伝統的な家のあり方を映す神話を家族がコミュニケーション不全を乗り越え再生していく物語として昇華する。演劇祭最終日の7日にはパンソリの代表的な曲目や民族楽器の実演など、パンソリへの理解が深まるレクチャーも開催される予定。『パンソリ群唱 ~済州島 神の歌~』(C) NA Seungyeol『パンソリ群唱 ~済州島 神の歌~』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:音楽劇 / ソウル・韓国公演日時:5月5日(金・祝)12:30、6日(土)13:00上演時間:95分 ※各回開演25分前よりプレトークあり演出・作・音楽監督:パク・インへドラマトゥルク:イ・ギョンファ会場:舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」「ふじのくにせかい演劇祭2023」最終日に上演されるのが“韓国のピナ・バウシュ”とも評され、2002年FIFAワールドカップオープニングセレモニーの振付を務めるなど、長年にわたり国際的に高い評価を受ける振付家・アン・ウンミ振付・演出の『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』。アン・ウンミが故郷を巡る旅で出会ったグランマたちが自由に踊る姿を記録した映像と、鍛え抜かれたカンパニーのダンサーの身体とが化学反応を起こしポジティブなエネルギーが満ちる本作を、今回は静岡に暮らす“グランマ”たちと共演するスペシャルバージョンで上演する。会見でSPAC芸術監督の宮城は「そんなところにダンスはないよと思われるようなところにわざわざ出向いて、そこにダンスを発見していった。自分とは異なるものの中にリスペクトすべき文化を発見し、それを理解しようとする。アン・ウンミさんの仕事は今非常に重要な仕事じゃないかなと思っています」と称えた。劇場がダンスフロアと化すこと必至の演劇祭フィナーレをぜひ見届けたい。『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』(C)Young-Mo Choe『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』※日本初演ジャンル / 製作都市・国:ダンス / ソウル・韓国公演日時:5月7日(日)14:00 / 19:00上演時間:90分 ※各回開演25分前よりプレトークあり振付・演出:アン・ウンミ会場:静岡芸術劇場駿府城公演で上演される『天守物語』、注目アーティストの作品を身近に楽しむ「ストレンジシード静岡」演劇祭と同時開催される、広場や公園、路上など、身近な場所でアートに出会える「ふじのくに野外芸術フェスタ」では今年、宮城演出の代表作『天守物語』が上演される。1996年の初演以来、日本国内のみならずインド、パキスタン、中国、韓国といったアジア各地やヨーロッパなど世界30都市で上演を重ねるうちに、「アジアの文化がいかにダイナミックに交流してきたか。そして地下水のように共有しているものがあるということが実感としてわかってきた」(宮城)という本作を駿府城公園で上演する。宮城演出の特徴である「俳優による生演奏」と「二人一役の手法(ひとつの役を“台詞”を担当する俳優「語り手」と“動き”を担当する俳優「動き手」のふたりで演じる)」をはじめ、アジアの多様な演劇の伝統を現代の新しい創作につなぐ趣向が散りばめられた“祝祭音楽劇”。SPAC公演ならではの特徴として、「時間の感覚だけは現代の人間の時間間隔にマッチするよう意識した」(宮城)というあたりにも注目したい。なお、2日には「東アジア文化都市2023静岡県」春の式典でも上演され、5月27・28日には浜松城公園での野外上演も決定している。『天守物語』(c)MIURA KoichiSPACレパートリー『天守物語』ジャンル / 製作都市・国:演劇 / 静岡・日本公演日時:5月3日(水・祝)、4日(木・祝)、5日(金・祝)、6日(土)※各日18:45開演上演時間:65分 ※各回開演35分前よりプレトークあり演出:宮城聰作:泉鏡花音楽:棚川寛子会場:駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場【ストレンジシード静岡2023全ラインアップ】5月4日(木・祝)~6日(土)に開催されるストリートシアターフェス「ステレンジシード静岡2023」では、「ストリートシアターってなんだ?」をテーマに掲げ、「日本では定着していない“ストリートシアター”について参加アーティストと共に考えたい」(ストレンジシード静岡フェスティバル・ディレクター:ウォーリー木下)という今年、一部海外作品を除き、国内アーティストは全て新作を発表。駿府城公園周辺の市民の憩いの場となっている駿府城エリア、静岡の街の中心地となっている市役所エリア、個性あふれる店舗が並び発展をし続けている人宿町、毎日江崎ビルエリアを舞台に、ストレンジシード静岡がプロデュースする作品を含むまさにフェスティバルの核となる「コアプログラム」、ストレンジシード静岡とタッグを組んだアーティストがストリートシアターの魅力を最大限に引き出す作品を上演する「オフィシャルプログラム」、公募により選ばれたストリートシアターの可能性に挑戦するアーティストによる「オープンコールプログラム」の3つのプログラムで展開する。コアプログラムでは、「本物の空、本物の風が起こってる中で、どうやって観客の想像力を使った演劇が作れるかということを試してみたい」と語る、フェスティバル初のウォーリー演出による作品も上演される。[コアプログラム]・『χορός/コロス』(日本)※新作『χορός/コロス』ギリシャ演劇で生まれた「その他大勢」と「殺す」というふたつの意味を持つタイトルで、自身の記憶に今でも残っているという1985年の豊田商事会長の刺殺事件を下敷きにした作品を想定しており、演劇祭ならではの祝祭感のなかにほんの少し毒が入ったような作品になりそうとのこと。公演日時:5月4日(木・祝)~6日(土)※各日11:00開演上演時間:約40分作・演出・構成・美術:ウォーリー木下振付・演出・出演:いいむろなおき、金井ケイスケ、黒木夏海、冨田昌則音楽:吉田能出演:いいむろなおき / 金井ケイスケ / 黒木夏海 / 冨田昌則 / 公募で選ばれた出演者会場:フェスティバルgarden(駿府城公園 東御門前広場)・『Woman with Flower』(韓国)『Woman with Flower』空中パフォーマンスに特化した韓国のカンパニーが、江崎ビルをキャンパスに、ゴッホの絵を手がかりに、ダンサーが空中パフォーマンスにより壁面で絵を描く。公演日時:5月4日(木・祝)、5(金・祝)、6(土)※時間未定上演時間:約30分演出:アン・ウィスク振付:キム・ジジョン / アン・ウィスクテクニカルディレクター:ファン・ソンタクテクニカルアシスタント:キム・ミンテプロデューサー:イ・ランヒ出演:キム・ジジョン / パク・ジェヒョンコ・ギョンミン / イ・ミニョン会場:毎日江﨑ビルきゅうかくうしお、江本純子、マームとジプシーらが静岡の街で創作[オフィシャルプログラム]・きゅうかくうしお『素晴らしい偶然をつないで』ダンサーの辻本知彦、森山未來が立ち上げた、さまざまなジャンルのアーティストで構成される「きゅうかくうしお」。2022に城崎国際アートセンターで創作した作品「醸す」を、人宿町全体にインストール(街をジャックする形で展開)する。メンバーが作品を展開するポイント(店舗や劇場、倉庫、道路等)を辻本と森山が踊りながら繋いでいくパフォーマンス。※辻本知彦の「辻」のしんにょうは点1つが正式表記・江本純子『おでミずむ(仮)』劇団「毛皮族」主宰の劇作家・演出家・俳優、江本純子が、ストレンジシードでは初めて本格的な夜のプログラムを創作。1月から静岡の街をリサーチしており、フェミニズムなど社会的なテーマを扱った、歌などを伴った作品を想定しているとのこと。・マームとジプシー『break-fast』岸田國士戯曲賞や読売演劇大賞優秀演出賞を受賞した藤田貴大が作・演出を務めるカンパニー。公園内の芝生や木々に囲まれたなかで寝泊まりしてそこで朝食を作り、食事をするといったキャンプの形を利用した物語を計画しているとのことで、今後の海外展開も想定したポータブルな新作をプロトタイプで上演する。・tupera tupera(ツペラ ツペラ)いえやすんぷ プロジェクト 『フラワー家康といっしょに ちょんまげ行列』絵本作家としても活躍するユニット。駿府城をつくった徳川家康にちなんで、家康が実はガーデニングを愛していたというエピソードから着想したワークショップを開催する。・エンニュイ『平面的な世界、断片的な部屋 ストレンジシードver.』お笑いコンビ・クレオパトラのメンバーとしても活動する長谷川優貴が主宰する劇団。児童公園を舞台に、公園の風景の中の人たちを切り取って、同時多発的に起きてるものを捉え普段とは違う景色に見せてくれるという。[オープンコールプログラム]・TACT(TAkasaki Community Theater)『スパイダー糸の件』・DANCE PJ REVO『STUMP PUMP SHIZUOKA』・安住の地『わたしが土に還るまで』・ダンスカンパニーデペイズマン『ギガ超獣ギガ』・お寿司『怪獣回しし』ラインアップ発表会見より、左から)草野冴月(ストレンジシード静岡コミュニティディレクター)、宮城聰(SPAC芸術総監督)、ウォーリー木下(演出家・ストレンジシード静岡フェスティバルディレクター)、若林康人(ストレンジシード静岡プログラムディレクター)撮影:平尾正志そのほか関連企画として日本・中国・韓国の演出家たちが自由に語り合う「スペシャルトーク」(4/30)、宮城聰とアーティスト・論客たちが駿府城公園の開放的な空気のもと自由に語らう「広場トーク」(5/5)、舞台芸術公園の入口にオープンする「せかいの劇場ミニミュージアム『てあとろん』」、お茶摘み体験なども開催予定。各公演チケット発売中!※詳細は特設サイトにてご確認ください。◆ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイト: ◆ストレンジシード静岡 公式サイト:
2023年03月27日毎年ゴールデンウィークにSPAC-静岡県舞台芸術センターが開催している「ふじのくに⇄せかい演劇祭」が、今年も4月29日(土・祝)〜5月7日(日)に開催される。世界中から優れた演劇・ダンス・人形劇・映像などの舞台芸術作品を静岡に集めて開催される同演劇祭。今年は静岡県が「東アジア文化都市」※に選ばれたこともあり、演劇祭にも中国や韓国の話題作がラインアップ。フランスからはオリヴィエ・ピィの注目作が日本初演される。また、駿府城公園エリアでは「ふじのくに野外芸術フェスタ2023 静岡・日本」と「ストレンジシード静岡」を同時開催。SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督で演出家・宮城聰の代表作『天守物語』やウォーリー木下が作・演出・構成・美術を手がける新作が上演される。この新作『χορός / コロス』(仮)では現在出演者を含む参加者を募集中だ(2月28日募集〆切)。※「東アジア文化都市」: 2023年、静岡県は中国の成都市・梅州市、韓国の全州市の3都市とともに、日本の東アジア文化都市に選ばれた。2023年の1年間で、様々な文化交流を図る。【ふじのくに⇄せかい演劇祭 2023 上演ラインアップ】会期:4月29 日(土・祝)〜5月7日(日)『アインシュタインの夢』※日本初演『アインシュタインの夢』演劇(北京・中国)演出:孟京輝会場:静岡芸術劇場『XXL レオタードとアナスイの手鏡』※日本初演『XXL レオタードとアナスイの手鏡』(C) kisoul演劇(アンサン・韓国)演出:チョン・インチョル、作:パク・チャンギュ会場:静岡芸術劇場『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』※日本初演『Dancing Grandmothers 〜グランマを踊る〜』(C) Young-Mo Choeダンス(ソウル・韓国)振付・演出:アン・ウンミ会場:静岡芸術劇場『ハムレット(どうしても!)』※日本初演『ハムレット(どうしても!)』(C) Christophe Raynaud de Lage / Festival d’Avignon演劇(アヴィニョン・フランス)<ウィリアム・シェイクスピアによる>翻訳・演出:オリヴィエ・ピィ会場:舞台芸術公園『パンソリ群唱〜済州島 神の歌〜』※日本初演『パンソリ群唱〜済州島 神の歌〜』(C) Na Seungyeol音楽劇(ソウル・韓国)作・演出:パク・インへ会場:舞台芸術公園ー駿府城公園で同時開催!ー■ふじのくに野外芸術フェスタ2023 静岡・日本「東アジア文化都市」春の式典上演作品『天守物語』『天守物語』(C) K. MIURA[SPAC作品]演劇(静岡・日本)演出:宮城聰、作:泉鏡花■「ストレンジシード静岡 2023」コアプログラム『χορός/コロス』 (仮)※新作『χορός/コロス』 (仮)演劇 (静岡・日本)作・演出・構成・美術:ウォーリー木下振付・演出・出演:いいむろなおき、金井ケイスケ、黒木夏海、冨田昌則※公演日時等の詳細は公式サイトにて順次発表。◆ふじのくに⇄せかい演劇祭 特設サイト: ◆ストレンジシード静岡 公式サイト:
2023年01月26日貸切プライベートサウナ「こどものくにサウナパーク」が、2023年1月下旬より、宮崎・日南海岸国定公園に位置するこどものくに内にオープンする。絶景とともにサウナを楽しむ「こどものくにサウナパーク」「こどものくにサウナパーク」は、自然豊かな“こどものくに”の前に広がる広大な太平洋と、国定公園を一望するルーフトップサウナだ。サウナは、公園のエントランスに位置するルーフトップバルコニーに設置。宮崎産杉材でできた本格フィンランド式のバレルサウナだ。パノラマ仕様のため、右手には青島、左手にはシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートまで、サウナに入りながら海岸線と太平洋を一望できる。サウナ室温は、7~80度前後。セルフロウリュにより体感100度近くまで上昇するため、まろやかに温まることができる。サウナで温まった後は、水風呂と外気浴で“ととのう”体験も可能だ。なお、「こどものくにサウナパーク」は、時間制、完全貸切のため、男女ともにグループでサウナを楽しめる。【詳細】「こどものくにサウナパーク」オープン日:2023年1月下旬場所:こどものくにサウナパーク住所:宮崎県宮崎市大字加江田7275-1料金例:90分プラン 8,000円~(最大8名まで利用可能)
2023年01月10日貸切プライベートサウナ「こどものくにサウナパーク」が、2023年1月下旬より、宮崎・日南海岸国定公園に位置するこどものくに内にオープンする。絶景とともにサウナを楽しむ「こどものくにサウナパーク」「こどものくにサウナパーク」は、自然豊かな“こどものくに”の前に広がる広大な太平洋と、国定公園を一望するルーフトップサウナだ。サウナは、公園のエントランスに位置するルーフトップバルコニーに設置。宮崎産杉材でできた本格フィンランド式のバレルサウナだ。パノラマ仕様のため、右手には青島、左手にはシェラトン・グランデ・オーシャンリゾートまで、サウナに入りながら海岸線と太平洋を一望できる。サウナ室温は、7~80度前後。セルフロウリュにより体感100度近くまで上昇するため、まろやかに温まることができる。サウナで温まった後は、水風呂と外気浴で“ととのう”体験も可能だ。なお、「こどものくにサウナパーク」は、時間制、完全貸切のため、男女ともにグループでサウナを楽しめる。【詳細】「こどものくにサウナパーク」オープン日:2023年1月下旬場所:こどものくにサウナパーク住所:宮崎県宮崎市大字加江田7275-1料金例:90分プラン 8,000円~(最大8名まで利用可能)
2023年01月01日~12月10日 名古屋⇔福井県三国地域を結ぶ「名福ライナーみくに号」が運行開始~◎出発式を行います!12月10日(土)運行初日、名古屋駅新幹線口バスターミナル2番線で出発式(7:45~8:00)を執り行います。中部運輸局愛知運輸支局:白木 広治(しらき こうじ)支局長、福井県名古屋事務所:岩下 美樹(いわした みき)所長、休暇村越前三国:松本 清司(まつもと せいじ)総支配人、弊社代表取締役社長:清水 紀宏(しみず のりひろ)の4名がテープカット等を行います(同日のみ2番線からから出発)〔予定〕①7:45 出発式 開始②愛知運輸支局長スピーチ③弊社社長スピーチ④テープカット⑤8:00 出発合図で発車(弊社 安保名古屋支店長が出発合図)※司会など当日のスタッフは 越前がに の被り物を被って運営します♪名古屋駅新幹線口バスターミナル2番線(名古屋市中村区椿町4番1号)◎バスを三国の子供たちが書いた絵でラッピング!!福井県坂井市立三国北小学校の¨全校生徒¨が描いた絵やメッセージ、及び「第15回こどもが描くふるさと坂井絵画展」の入賞作品をシールにしてバス車体にラッピングし、期間中運行します。画像はイメージです。ラッピングバスのお披露目は当日の出発式となります。◎三国駅でも歓迎セレモニーが開催!運行初日(12月10日)、坂井市・三国地域の皆様がえちぜん鉄道三国駅前バスターミナルにて、同バスの到着(11:00予定)に合わせた歓迎セレモニーを行います。三国駅(イメージ)パンフレット(表)パンフレット(裏)商品概要名称:名福ライナーみくに号「えちぜん満福バス」運行開始日:2022年12月10日予約開始日:2022年11月10日 10時より運賃:3,500円(片道)予約:高速バスネットから(URL) ★JR東海バスホームページ お問い合わせ先ジェイアール東海バス株式会社お客様お問合わせ先:0570-048939★公式ツイッター・インスタグラムでも情報展開中!⇒公式ツイッター ⇒公式インスタグラム 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年12月05日フリーアナウンサーの田中みな実が29日、都内で行われた「エアウィーヴ新商品発表会」に出席した。寝具メーカーのエアウィーヴが、10年ぶりに新作の枕「ピロー スリム」を新発売。同商品は田中みな実と共同プロデュースで生まれたもので、田中のアドバイスのもと薄く幅も広い自然な寝返りができる実用的な枕で、一般販売は12月20日から予定している。生活の中で睡眠を最も重要視しているという田中。かねてよりエアウィーヴのベッドマットレスを愛用しており、エアウィーヴに枕を作らないかと持ちかけたそうで「1年かけて開発していただき、色んなことを言わせていただきました。全て思った以上に叶えてくださいました。私が一番重要視していたのが枕の高さです。あまり低いと頭がマットレスに近づいている感じがするので、いかに浮いて低い枕を作れるのか、と思いました。寝返りをしやすいように」と枕の微妙な高さをリクエストしたという。出来上がった商品を手にしながら「まさか自分がずっと愛用している寝具メーカーさんから枕を出していただけるなんて思ってもいなかったので感慨深いですね」と満足そうで、「試作の段階からどんどん良くなっていって、早く世に出して欲しいという商品がようやく出来ました。今、寝具を見直したい方にはこれを手に取っていただきたいと思います。かなりの自信作なので試していただきたですね」とアピールした。イベント中には睡眠の大切さを説いた田中。「きちんと睡眠が取れてない方が自分の実感で9割ぐらい。時間が取れていても良質な睡眠なのかというところが1番のポイントで、睡眠の直前までお仕事をされていたり(パソコンやスマートフォンの)ブルーライトを浴びながら寝る直前まで続けていると頭が休まりません」としながら、「私は寝る2時間前ぐらいに全部オフにと心がけています。良質な睡眠のために生きていると言っても過言ではありませんよ」という田中は寝室でスマートフォンの充電をせずベッドだけで電子機器は持ち込まないという。印象的だった夢については「人の夢の話って興味ないと思うんですが」と断りを入れながらも「良い夢は覚えてなくて、嫌な夢なんですけど自分が舞台に出ることになって、その通し稽古の時に『次、田中さんからです』と私は歌えないのに歌のパートがあるなんて聞いていなくて汗びっしょりで起きました(笑)」と明かしていた。
2022年11月29日お笑いコンビ『アンガールズ』の田中卓志さんが、2022年6月12日に自身のInstagramを更新。島根県を訪れていた時に、珍しいタクシーに出会ったそうです。その写真がコチラ。 この投稿をInstagramで見る アンガールズ田中卓志(@ungirls_tanaka)がシェアした投稿 お嫁さんが角隠しつけた時に、天井に当たらないようにタクシーに乗れるようになってる数少ないタクシー。島根県に走ってます。ungirls_tanakaーより引用タクシーの後部座席に座る、田中さんの頭上をご覧ください。頭がぶつからないよう、上部が開く構造になっています!実は、白無垢を着た花嫁が被る、角隠しがぶつからないように作られた『花嫁タクシー』なのだとか。※写真はイメージ田中さんは、身長が188cmあるため、タクシーに乗りこむ時には頭をぶつけないよう、気を付けなければならないでしょう。しかし、この日は身体をかがめることなく、楽々乗り込めたようです。【ネットの声】・そんな素敵なタクシーがあるとは知りませんでした!優しいタクシーだな。・すごい!花嫁だけじゃなく、身長が高い人にもありがたい構造。・田中さん専用のタクシーかと思ってびっくりしました!見てみたい!花嫁のために作られた、特別なタクシー。街中で偶然乗車できた時には、ラッキーな気持ちになれそうですね。[文・構成/grape編集部]
2022年06月19日俳優の田中圭が「女子高生に殺されたい」と不穏な台詞を口にする展開が注目されている、映画『女子高生に殺されたい』(公開中)。漫画家・古屋兎丸氏による同名コミックを実写化した同作は、女子高生に殺されたいがために高校教師になった男・東山春人(田中)の9年間に及ぶ、前代未聞の “自分”殺害計画を描く。今回は、主人公の春人を演じた田中と、春人の計画に巻き込まれる女子高生・佐々木真帆を演じた南沙良にインタビュー。「伸び代しかない」南たちを教師役の立場から見ていた田中は、若い役者たちの姿から刺激を受けていたという。○■演技を見て「すごいじゃん」――今回の共演でお互いの印象はいかがでしたか?南:私は幼い頃から田中さんのことをテレビで拝見していたので、明るくて無邪気でかわいらしいイメージが強かったんですけど、実際お会いしてお話ししてみてその印象は変わらなかったです。優しい方ですし、無邪気でかわいらしいです(笑)田中:本当に!? 現場で無邪気さ出してなかったよ! 隠していたはずなのに、恥ずかしいな(笑)。他のキャストがすごく若かったというのもあるし、コロナ禍で本当にお話ができなかったから。スタンバイ中や楽屋でもみんなソーシャルディスタンスをとっていて、本を読んでる人もいれば、休んでる子もいるし、コミュニケーションが取りにくくて。南:そうでしたね。田中:僕からの印象は、とにかく静かで「絶対、人見知りだ」というところからの初対面でした。僕はコロナ禍じゃなければガンガンしゃべりかけるタイプですが、世代の差もあったし今回はあまりしゃべりかけられなくて「一緒にお仕事をしていて申し訳ない」くらいに思っていました(笑)。でも、お芝居に対しての取り組み方は本当にかっこいい。難しい役だったので、現場で沙良ちゃんのお芝居を見た時にプロデューサーと一緒に「すごいじゃん」という話をしていました。素敵な女優さんで、今後が楽しみだな、と。――南さんはどんどん色々な作品にも出られていますが、その勢いも感じましたか?田中:感じました。ちょうど撮影の時にも賞を獲られていて。南:嬉しいです。褒めていただけて恥ずかしいですけど……光栄です。難しい役なので自分でもどうやってお芝居をしたらいいのか掴むのが大変でしたが、田中さんがすごく狂気に満ちていたので、私も感情を引き出されて、感謝しています。――今回演じられたキャラクターには強さを感じる一面もありましたが、お二人が自分で「ここは強い」と思うのはどのようなところでしょうか?南:人見知りがすごい強くて……。2人:(笑)南:いつも、人と打ち解けるのに時間がかかります。田中:別に人見知りでもいいじゃないか、とも思うよ。打ちとければ、しゃべるんでしょう?南:なんとなくは。田中:なんとなくでいいんですよ。南:でも、夜は強いです。あまり眠くならなくて、いつまででも起きていられるので、遅い撮影とかも大丈夫です。田中:僕は……何ですかね? 基本的に強い!2人:(笑)田中:いや、わからないな……たとえばメンタル面で色々と気にしないという強さはあると思うのですが、もちろん羞恥心も持っているし。実は誰が強くて誰が弱いのか、見た通りではないこともある。ただ、僕も夜は強いです。なんなら撮影が終わるワンシーン前とかが1番元気です。終わりが見えてきたらすごい元気になります(笑)○■高校生の時は「推しを…」「ちょっと不真面目」――ちなみに、タイトルにもなっている「女子高生」時代はどのように過ごされていましたか?南:私は、常に“推し”をおっかけて生活していました(笑)。女子高生時代に限らず、小さい時から今も変わりません。中学生の時に初めてコミケに行って、そこから毎年行っています。――アニメなどがお好きなんですよね。“推し”は誰なんですか?南:ヒプマイ(ヒプノシスマイク)の白膠木簓と、B-PROJECTの阿修悠太が大好きで、かわいいし存在だけで元気をもらって「私も頑張ろう」という気持ちになれます。――田中さんの高校時代はいかがでしたか?田中:僕が高校の時は勉強もドロップアウトしていたし、バイトしながら仕事のオーディションに行って、彼女と過ごして、青春をしているようなしていないような日々でした。――その時からの夢を今叶えているということでしょうか?田中:夢と言えるほどの夢でもなかったかもしれません。ここまでずっとこのお仕事をするようになっていくなんてまったく思っていなかったし、すごく普通の高校生でした。でも、普通の人よりは、ちょっと不真面目だったかな(笑)。楽しかったし、今回も僕は沙良ちゃんをはじめとした若いキャストの姿を見て、毎日「いいな」と思っていました。伸び代しかないじゃないですか。これからいくらでも作れるし、壊せる。ある程度年齢を重ねると、自分が積み上げたものを一度壊すのも大変なんです。今回キラキラしている皆さんとお仕事できて、役者云々ではなく刺激をもらっていました。――ありがとうございます。改めて、今作での見どころも教えてください。南:もともと原作を読ませていただいていたので、私自身完成した作品を見るのが楽しみでした。先の読めない展開で、色々なところから色々なものが飛んでくると思うので、楽しんでもらえたらなと思います。田中:変わった願望を持っている春人が9年間を使って練った「自分殺害計画」が、緻密な脚本になり、先の読めない展開の面白さになっています。加えて映像もすごくかっこいいので、その2つはぜひ見てください。あとはぜひ複数回見て、2回目は僕のセリフに注目してみると、実は笑えるところもあると思います。■田中圭1984年7月10日生まれ、東京都出身。ドラマ『WATER BOYS』(03年)で注目を集め多数の映画、ドラマに出演。2018年の主演ドラマ『おっさんずラブ』で大ブレイク。主な出演作にドラマ&映画『図書館戦争』シリーズ(13、15年)、『相棒シリーズ X DAY』(13年)、『スマホを落としただけなのに』(18年)、『劇場版 おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜』(19年)、『mellow』(20年)、『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』(21年)、『総理の夫』(21年)、『そして、バトンは渡された』(21年)、『あなたの番です 劇場版』(21年)などがある。■南沙良2002年6月11日生まれ、東京都出身。映画『幼な子われらに生まれ』(17年)で女優デビュー。初主演映画『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』(18年)で、報知映画賞、ブルーリボン賞他、数々の映画賞を受賞し、その演技力が高く評価される。その他、映画『居眠り磐音』(19年)、『もみの家』(20年)、ドラマ『うつ病九段』(20年)、『六畳間のピアノマン』『ドラゴン桜』(21年)、映画『太陽は動かない』(21年)、Netflix映画『彼女』(21年)など、出演作多数。2022年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』や、ZIP!朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31 Days』などに出演。映画『この子は邪悪』(22年)では主演を務める。
2022年04月06日『ディア・ピョンヤン』『かぞくのくに』のヤン ヨンヒ監督の最新作『スープとイデオロギー』から予告編が解禁、映画監督パク・チャヌク、ヤン・イクチュン、「82年生まれ、キム・ジヨン」の翻訳家・斎藤真理子、フォトジャーナリストの安田菜津紀のコメントが到着した。年老いた母が、娘のヨンヒにはじめて打ち明けた壮絶な体験ーー。1948年、当時18歳の母は韓国現代史最大のタブーといわれる「済州4・ 3事件」の渦中にいた。朝鮮総連の熱心な活動家だった両親は、「帰国事業」で3人の兄たちを北朝鮮へ送った。父が他界したあとも、“地上の楽園”にいるはずの息子たちに借金をしてまで仕送りを続ける母を、ヨンヒは心の中で責めてきた。心の奥底にしまっていた記憶を語った母は、アルツハイマー病を患う。消えゆく記憶を掬いとろうと、ヨンヒは母を済州島に連れていくことを決意する。予告編では、失われつつある母の記憶を描いたア二メーションや、『お嬢さん』『タクシー運転手 約束は海を越えて』などの音楽を手がけるチョ・ヨンウクの楽曲も一部使用され、ドラマチックな映画を彩っている。映画界からジャーナリストまで、コメント到着パク・チャヌク(映画監督『JSA』『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』『お嬢さん』)人々はヤン ヨンヒについて「自分の家族の話をいつまで煮詰めているのだ。まだ搾り取るつもりか」と後ろ指をさすかもしれません。しかし私ならヤン ヨンヒにこう言います。「これからもさらに煮詰め、搾り取ってください」と。彼女の作品たちは、単純に、ある個人についての映画ではありません。普通は対立すると思われる二つのカテゴリーの関係について問い続ける映画です。その目録はとても長い。個人と家族、個人と国家、韓国と北朝鮮、韓国と日本、資本主義と共産主義、島と陸、女と男、母と父、親と子、新世代と旧世代、21世紀と20世紀、感情と思想、そして何よりもスープとイデオロギー。ヤン ヨンヒの母親、この老いた女性一人の顔を見つめながら、私たちはこれらすべてについて省察することができます。映画『スープとイデオロギー』は、ヤン ヨンヒのこれまでの作品のように、私たちがいつまでも噛み締めなければいけない思考の種を与えてくれます。ヤン ヨンヒは引き続き煮詰め搾り出し、私たちはこれからも噛み締めなければなりません。ヤン・イクチュン(俳優・映画監督『息もできない』『かぞくのくに』『あゝ、荒野』など)オモニ(母)のレシピ通りにつくったあのスープの中には、どんな言葉でも語り尽くせないすべてが込められている。斎藤真理子(翻訳家)この映画は記憶に関する映画でもある。一人の人が持ちつづけた記憶も、持ちきれずにあふれた記憶も歴史になる。歴史は一杯の巨大な器に入ったスープなのかもしれない。一人ひとりがその中に溶けているのか、一人ひとりの中にその器があるのか。どちらであるにせよ、このスープを大切に飲んで、飲んだことを記憶しよう。安田菜津紀(認定NPO法人Dialogue for People副代表/フォトジャーナリスト)オモニは少しずつ、「忘れて」いく。押し込めてきたあまりに凄惨な記憶を、誰かと分かち、託していくほどに。「もう忘れてもいいよ」と言えるほど、オモニの、人々の背負ってきた歴史を、私は知らなかった。そして、「知らなかった」で終わらせたくない。『スープとイデオロギー』は6月11日(土)より【東京】ユーロスペース、ポレポレ東中野、【大阪】シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スープとイデオロギー 2022年6月11日よりユーロスペース、ポレポレ東中野、シネマート心斎橋、第七藝術劇場ほか全国にて公開© PLACE TO BE, Yang Yonghi
2022年04月03日株式会社東平商会(所在地:静岡県駿東郡長泉町、代表取締役:山本 雅弘)は、2021年11月26日に授賞式が行われた「ふじのくに新商品セレクション2021」エントリー108商品の中で、当社商品「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」が最高賞である「最高金賞」を受賞したことをお知らせします。ぎゅっとまるごとにんじんジュース■本リリースのポイント1. 当社商品「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」が108商品の中で最高金賞受賞!2. パッケージにもひと工夫、三島のにんじんを使った安心・安全の機能性表示食品3. にんじんジュースを通して、地域食材の魅力と、豊かで健やかな生活を届けていきます■当社商品「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」が108商品の中で最高金賞受賞!当社は1957(昭和32)年、東レ三島工場の協力会社として発足。現在は5つの事業を営んでいます。その中の食品部門は1962(昭和37)年に発足し、ホテル、旅館、レストラン、学校給食などに業務用の食品を販売しています。また近年は、地元の食材を使った商品開発に力を入れており、「みしまコロッケ」「長泉あしたかつ」「牛乳たっぷりクリームコロッケ」「いとうナゲット」「伊豆半島さば缶」など、地域に根付いた商品展開をしています。中でも「みしまコロッケ」は日本大学三島高校・中学の企画で「食べ物を同時に食べさせ合った最多人数」でギネス記録樹立の立役者として使用され、当社はコロッケの提供(1,990組3,980個)も行い、地域と食文化の発展に貢献してきました。収穫する当社代表の山本当社が2014年から提供してきた「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」は、箱根西麓三島野菜の代表格でもある「三島にんじん」を100%使用したジュースです。三島にんじんは、箱根西麓の標高50メートル以上の斜面に広がる畑で栽培される、甘み成分が豊富なにんじんです。契約農家の指導の下、畑作りから当社の社員が携わりました。真夏に種をまき、真冬の収穫まで当社社員が丁寧に育て上げたにんじんは年間およそ20トン。販売開始から現在までのべ37万缶出荷されるベストセラーとして人気を誇っています。社員による収穫風景当社のにんじんジュースが最高金賞を受賞した「ふじのくに新商品セレクション」は今回で12回目の静岡県の農林水産物を加工した商品を対象にした審査会。審査項目には「商品としての魅力」はもちろんのこと「販売戦略」「郷土色」「デザイン」「安全安心の取組」などが評価対象として扱われています。本商品は「野菜果汁100%ながら機能性表示食品であるということ」「人参という苦手意識の強い野菜のイメージを塗り替えるほどの飲みやすさ」などが審査員全員の高い評価につながりました。授賞式の様子■パッケージにもひと工夫、三島のにんじんを使った安心・安全の機能性表示食品今回受賞した「ぎゅっとまるごとにんじんジュース」は、昨年12月に機能性表示食品としてリニューアルいたしました。1缶190g中にGABAが20mg含まれており、GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。3本パッケージまたパッケージもひと工夫を加えました。それまで1缶・9缶・15缶・30缶のパッケージで販売していましたが、今回の機能性表示食品リニューアルの際に、新しく縦長の3缶ギフトセットを用意。お土産やギフトとしての活用を期待しています。■にんじんジュースを通して、地域食材の魅力と、豊かで健やかな生活を届けていきます本商品の販売を通じて当社は、三島にんじんなど地産食材の魅力を高め、地域の食文化を発信していきます。また使用頂く皆様にとって「安心・安全」の商品を提供することで、より豊かで健やかなライフスタイルを提案していきたいと思います。当社代表の山本のインタビューはもちろん、もうすぐ収穫時期のにんじん畑での密着取材にも対応いたします。どうぞ取材のご検討いただければと思います。■受賞記念セールを実施中!現在、東平商会オンラインショップ「東平屋」では、最高金賞受賞記念として、通常1,944円(税込み)で販売している9本セットをおよそ30%オフの1,360円(税込み・別途送料)での販売セールを実施しております。この機会にぜひ最高金賞を受賞したにんじんジュースをお試しください。(セールは12月31日までを予定しています)東平屋ぎゅっとまるごとにんじんジュース販売ページ ■商品概要商品名 :ぎゅっとまるごとにんじんジュース原材料名 :濃縮にんじん(国内製造)、にんじん、レモン内容量 :190g/本賞味期限 :製造より2年間届出表示 :本品にはGABAが含まれています。GABAには高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。届出番号 :機能性表示食品 F1341日摂取目安量:1日1本(190g)を目安にお飲みください。販売価格 :216円/缶(税込)販売店 :自社のECサイト「東平屋」、イトーヨーカドー三島店、リトルマーメイドサントムーン柿田川店、キヨスク(三島駅構内4店舗)、山本食品、伊豆村の駅、郵便局のふるさと小包(静岡県東部地域)他 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月01日公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団主催による、くにたちデビューコンサートvol.14坂本光太ソロリサイタル『チューバで聞く音楽の4世紀』が2022年2月26日 (土)にくにたち市民芸術小ホール(東京都国立市富士見台2-48-1 )にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて11⽉30⽇(火)より発売開始です。カンフェティで11⽉30⽇(火)9:00よりチケット発売開始 公式ホームページ 古典派、ロマン派、20世紀、そして現代の音楽をチューバ演奏で巡る、坂本光太のソロリサイタル。公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団と国立音楽大学との連携によるコンサートです。【曲目】ベートーヴェン:ホルン・ソナタ Op.17クララ・ヴィーク=シューマン:3つのロマンスジェニファー・グラス:ソナティナ久保田翠:委嘱新作出演:坂本光太(チューバ)/杉山萌嘉(ピアノ)坂本光太プロフィールチューバ 奏者・即興演奏者。現代音楽・実験音楽。リサイタルに『暴力/ノイズ/グロボカール』、『無伴奏チューバの半世紀』など。共著『音楽で生きる方法 』(青弓社)。助教(任期付)、博士(音楽)。開催概要くにたちデビューコンサートvol.14 坂本光太ソロリサイタル「チューバで聞く音楽の4世紀」開催日時:2022年2月26日 (土)14:00/17:00※開場は、開演の30分前会場:くにたち市民芸術小ホール(東京都国立市富士見台2-48-1 )全席指定:1,000円(税込)主催:公益財団法人くにたち文化・スポーツ振興財団協力:国立音楽大学 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月30日シーンに合わせて選べる、3つのフロア島の大自然が育む“ご馳走”をお皿の上に厳選ワインや近隣の日本酒、地元産のソフトドリンクもシーンに合わせて選べる、3つのフロア開放感あふれる、ナチュラルな外観。入口のすぐそばには、海を臨むテラス席が神戸三宮から高速バスで洲本高速バスセンターへ渡り、そこから徒歩10分。淡路島洲本市にあるイタリアンレストラン【L’ISOLETTA】は、イタリアの伝統的技法を使いながらも、独自のアイデアにあふれる皿を堪能できるお店です。程よい脂身と筋肉のバランスが絶妙な「淡路牛」、地元で採れる新鮮野菜など、お店で使用する食材は全て淡路島産。料理を通じて島の豊かな自然を満喫することができます。肩の力を抜いてリゾート気分を満喫できる南国風フロア店内には、3種類の違ったテイストが楽しめるフロアがスタンバイ。赤い絨毯が敷き詰められたシックなフロア、コンクリート打ちっぱなしのモダンなフロア、リゾート気分を満喫できる南国風フロアから、シーンに合わせて選ぶことができます。さらに、オーシャンビューのテラス席も用意されており、南国の風に吹かれながら、リゾート気分を満喫できます。島の大自然が育む“ご馳走”をお皿の上に瀬戸内海の速い潮で育つ、よく身の締まった鯛を使ったひと皿「食を通して、島全体を楽しんでいただければ」と井壷幸徳シェフが語る通り、こちらでは、地元淡路島で育まれる食材が次々とお皿の上に。但馬牛や松阪牛の元牛となったブランド牛「淡路牛」を主役にしたものなど、上質なメニューが揃っているので、家族が集う日や特別な記念日に、ぜひ利用したい一軒です。ここからはその中でも、お店オススメのメニューを3品ご紹介します。『手延べスパゲッティ』細いながらもモチモチとした食感が癖になる『手延べスパゲッティ』「日本三大素麺産地」の1つである淡路島で、素麺職人が作ったスパゲッティが『手延べスパゲティ』です。のど越しのいい細さながらも、モチモチとした食感が癖になることうけあい。新鮮な魚介を使い、アジア風にアレンジを加えたソースは、最後まで飽きの来ないおいしさです。『淡路牛モモ肉の炭火焼、玉ねぎのパウダー添え』程よくジューシーで、噛むほどに旨味があふれる『淡路牛モモ肉の炭火焼、玉ねぎのパウダー添え』甘味が強く、肉そのものの旨みを堪能できる『淡路牛モモ肉の炭火焼』は、炭火でじっくり焼くことで、淡路牛の上質な旨味を逃さずその身に封印。噛むほどに、程よくジューシーな肉汁があふれて舌を魅了します。ほのかな塩味と甘味を含んだタマネギのパウダーが、美味をさらに引き立てる名アクセント。『真鯛の”しゃぶしゃぶ”と大根のマリネ』濃厚な「鯛」の味わいを堪能できる『真鯛の”しゃぶしゃぶ”と大根のマリネ』『真鯛の”しゃぶしゃぶ”と大根のマリネ』は、身が締まって脂の乗った瀬戸内の鯛を、しゃぶしゃぶにしていただく贅沢なひと品。鯛の濃厚な風味を余すところなく実感できるひと皿です。ミディアムレアに仕上げた、まるでお肉のような食感にご期待ください。厳選ワインや近隣の日本酒、地元産のソフトドリンクもソフトドリンクの材料まで地元産というこだわりよう。飲み物でも淡路島を味わってドリンクは、厳選したイタリア産、国産ワインをはじめ、近県から取り寄せた日本酒も提供しています。また『ジンジャーエール』や『レモンソーダ』などのソフトドリンクの材料は、地元産のものを使用。飲み物でも淡路島を満喫できます。料理人プロフィール:井壷幸徳(イツボユキノリ)さん1967年兵庫県生まれ。中学生の時に食べたカルボナーラの味わいに衝撃を受け、イタリア料理に目覚める。高校卒業後【パスタ壁の穴】、【コロッセオ】などに勤務後、92年渡伊。ミシュランガイド2つ星店で修行を積む。帰国後は、美術館「ガレリア・プロバ」併設レストランに勤務。2000年3月独立し、故郷淡路島にて【L’ISOLETTA】をオープン。L’ISOLETTA【エリア】淡路島【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】2500円【ディナー平均予算】8000円※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください
2021年11月05日「田中圭チャレンジしよ!」ほにゃぴ(@honyaoO)さんは、弟さんからこのように誘われたといいます。『田中圭』とは、もちろん俳優の田中圭さんのこと。では、『田中圭チャレンジ』とは何を指すかというと…。弟が田中圭チャレンジしよ!って言ってきて何かと思ったらあみじゃがで田中圭の文字に合わせてかじってくらしいwwwww pic.twitter.com/2epY89HFmG — ほにゃぴ (@honyaoO) October 20, 2021 すごい!でも『田中圭』…じゃなくて『田中主』…!ほにゃぴさんが弟さんに聞くと、お菓子の『あみじゃが』を、『田中圭』の文字に合わせてかじったのだとか。もともとのお菓子の形は、網模様をした円形。それを、文字に合わせてかじった…器用でないとなせない技といえます。しかし、『圭』になるには、一画足りていません。弟さんが鍛錬を重ねた結果、成功した『田中圭』がこちら!やっと!田中圭チャレンジ成功しました #田中圭チャレンジ #あみじゃが pic.twitter.com/K3cXUZHNO8 — ほにゃぴ (@honyaoO) October 21, 2021 これで『田中圭』の完成ですね!器用にかじりながら、田中圭さんのことを想う弟さんの姿が目に浮かぶことでしょう。『田中圭チャレンジ』に、「天才の発想ですね」「ほほえましい…。このお菓子を買ってやってみようと思います」と、多くの人が反応してました。田中圭さん本人がこのチャレンジを知ったら、どのような反応をするか…楽しみにしておきたいですね![文・構成/grape編集部]
2021年10月21日常陸国出雲大社では、このたび完成を迎えた「モクモクフー ひたちのくにのもりのなかまたち」について、常設展示として一般公開を開始しました。モクモクフー ポスター2019年3月~2020年5月にかけて、境内にある“米蔵”(林彩館)を展示兼アトリエとして、約一年間におよび『モクモクフー ひたちのくにのもりのなかまたち 伊藤遠平×常陸国出雲大社 特別公開制作』を行いました。会期中には伊藤氏の制作の様子をご覧いただき、誕生したキャラクターたちを探しに、たくさんの方にお越しいただきました。その後、完成したモクモクフーたちみんなで蔵を飛び出し、宇都宮美術館へお出かけしたり、グッズや御朱印帳、境内の看板としても活躍してるようです。そして今回いよいよ全員がそろってお披露目できることになりました。常設展示として、子供から大人まで楽しめる新たな神社の過ごし方、地域の観光スポットとして末永くよろしくお願いいたします。大変おまたせしました!!くれぐれもびっくりさせたり、こわがらせないようにご鑑賞お願いします。さあ!全員みつけられるかな!林彩館の様子1林彩館の様子2■伊藤遠平氏の詳しい情報及び、滞在制作の様子は神社HPからご覧ください。<モクモクフー 特設ページ>茨城県の縁結びなら常陸国出雲大社( )■展示概要モクモクフー ひたちのくにのもりのなかまたち伊藤遠平(現代アーティスト)×常陸国出雲大社 一般公開会場 :常陸国出雲大社 林彩館開催日時:開館日は変動いたします。事前にHP内「モクモクフーカレンダー」をご確認ください。入館料 :一般330円/学生220円/子供(6歳未満)無料制作風景 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月13日俳優・田中圭は、愛される天才だと思う。9月17日から配信がスタートする痛快ミステリードラマHuluオリジナル『死神さん』。そこで田中圭が演じたのは、「死神」と呼ばれる曲者刑事・儀藤堅忍。誰とも群れず、誰からも愛されない孤高のダークヒーローだ。けれど、田中圭自身は、儀藤とは正反対。人なつっこくて、あっという間に距離を縮め、周囲の心を掴んでいく。どうして田中圭は愛されるのか。彼自身の信条から、その理由が見えてきた――。台詞覚えは地獄です(笑)ウェーブのかかった髪に、大きなホクロ。そして、独特の喋り口調。これまでたくさんの役を生きてきた田中圭だが、その多数のフィルモグラフィの中でも儀藤堅忍は極めて独特だ。特徴的な台詞回しや前のめりの姿勢など、外側の部分に関しては、監督の堤幸彦からもらったアイデアをベースにつくり上げていったという。「息継ぎのポイントや抑揚のつけ方が独特で、完成したものを家で観ているときに、『これ、どうやって練習したの?』って聞かれました。それぐらい特殊なキャラクターではありますが、僕自身は全然何も意識していなかったというか。難しいと感じることもあまりなく、自然に、何も考えずにやっていたら、ああなりました」唯一苦戦したのは、長台詞。思えば、8月に上演された舞台『もしも命が描けたら』でも、前半はほぼ一人芝居と言ってもいいくらい膨大な台詞量だった。忙しい毎日の中でどうやって覚えているのかと聞いてみたら、コツは「ない!」ときっぱり言い切った。「特別なことはやってないです。本当に1文字ずつ覚えているだけ。基本は黙読です。黙読で覚えて確認で声を出すという感じ。でもひとりでやっていても覚えているかどうかわからないので、現場に入るまでいつも不安なんです」と言いつつ、今作でも台詞が飛んでNGを出すことはほぼなかったそう。「自分でもわかりませんが、なんとかできているみたいで。でも台詞覚えは苦行です。地獄です(笑)。台詞を言うということは、それを覚える作業が必要ですけど、その覚える時間を事務所もスタッフも考えてくれていない。そこはどうにかしてくれと思っています(笑)」こんな人いそうだな、と思いました。これまで多くの作品で多くの役を生きてきた。どちらかと言うと、日常の延長線上にある題材が多く、その役がどこかで本当に生きていると感じさせる人物造形を得意としてきた田中圭にとって、儀藤堅忍というキャラクター性の強い役は新鮮な印象もある。「新鮮は新鮮ですけど、やっぱりどこまで行っても僕だなと。良くも悪くもキャラクターが立ちすぎていないというのは、自分で見て感じました。僕がやるとフィクションになりきらないというか、実際こんな人いそうだなってなるんですよね」そう答えてから、付け加えるようにこう続けた。「それは日頃から自分の武器だと捉えてはいますが、ここまで強烈な役をやってもそうなるのかと。だったらもっと大げさにやってみても良かったかなと思ったので、できれば続編というか、もう1回、儀藤をやりたいです」自分に対するジャッジは常に厳しめ。簡単に及第点をつけないから、俳優・田中圭の進化は止まらないのだ。ペットボトルの分別をしない人は許しません芝居に対しては一切妥協を許さないが、素の人柄はどこまでも親しみやすい。「逃げ得は許しません」が儀藤の決め台詞。では、田中圭が許せないことと言えば何だろうか。「結構ありますよ。ペットボトルのラベルを、明らかにみんな外して捨ててあるところに、取らずに捨てる人を見ると腹立ちます。見たらわかる!っていう(笑)。別にそんなに分別にうるさい方とかではないですけどね。ちゃんとキャップもラベルも分けているところに、そのまま捨てていく人を見ると、『いやいやどうして?気づかなかった?』ってなります(笑)」また、今作は各話ごとに儀藤の相棒が替わるのも見どころのひとつだ。「毎話相棒が替わるからこそ感じる刹那的なものがある。短い時間の中でもお互いの間に一瞬でも生まれる何かが確実にあって、演じていてもすごく楽しいです。お芝居の達者な方々が勝負しに来てくれているので、僕自身、迎える立場として、来てくれている人に儀藤を楽しんでもらえるようにいようとは毎回思っていました」ちなみに、田中圭自身の相棒を聞いてみると…?「嫁です。嫁しかいないです(笑)。物で言ったら、結構いろいろあるかも。ケータイとか財布とか、あとは目薬とか、今だったら蜂蜜味ののど飴も。カバンの中には、これは手放せないっていうものがいつも入っています」“楽しんでいるやつが一番強い”と思うんです堤幸彦監督とは、2007年に公開された映画『包帯クラブ』以来のタッグ。こうした再会が、田中圭の原動力のひとつとなっている。「お互い違う現場で吸収したり修行したりして、またどこか別の現場で再会する。それが、僕がこの仕事が好きな理由のひとつです。仲が良いからつながっていくのではなくて。何て言うんだろう。久々に再会したときに、そこで『この会っていない何年間の間に何をしてきた?』っていうのをやり合えることがうれしいんです。それはスタッフもそうだし、俳優同士もそうだし」そう語る言葉の温度がぐっと上がる。好きなことを話しているときの田中圭は、ものすごく素直な顔をしている。「堤さんとも、さすがに14年も空くと、ほぼ初めましてと変わらないみたいなところもありましたが。それでも懐かしさみたいなところもあったし、自分自身もあのときとは違いますよと。いい意味で新鮮で、刺激的で、チャレンジな毎日を過ごすことができました」今から約14年前。あの頃の田中圭はどんなことを考えながら日々現場に立っていたのだろうか。「何を考えていたんですかね、あの頃の自分は。みんなすごいなあと思いながらやっていました。それこそ石原さとみちゃんが監督から急に今までと違うオーダーをもらって、でもそこですぐに芝居を切り替えて涙を流しているのを見て、『すごい、こうやって泣けるんだ女優さんって』って思ったりとか。基本的に過去のことを覚えていない人なので、14年も前となるとより覚えていないですけど、考え方も、蓄積しているものも、全然違うんだろうなとは思います」積み重ねた時間の分だけ俳優として成長した。久々の再会でそれを感じると同時に、あの頃と変わっていないものも見つけることができた。「堤さんの、監督自ら第一線で楽しそうに現場にいてくれるところが僕はすごく好きで。何だろうな、合うんですよ、自分とベースの部分が」そう言って、田中圭が話しはじめた信条は、彼自身の魅力がたっぷりつまったものだった。「そもそも自分の考え方で、“楽しんでいるやつがいちばん強い”というものがあるので。撮影中ってしんどいことが押し寄せてくると思うんです。というか、生きているだけでしんどいこととか山ほどあるし。でもその中で、まずは楽しむ。その姿勢が、周りの士気を上げてくれる。堤さんはそういう人で。そんな堤さんを見て、僕も楽しもうと思ったし、もっと監督を楽しませたいなって思いました」ここ数年、ドラマ、映画、舞台と出演作が切れ目なく続く。傍目から見ていても、時々心配になるほど多忙な日々を送っている田中圭が、それでもまるで色褪せないのは、どんな状況でも楽しむ気持ちを忘れないから。ハードなスケジュールも、膨大な台詞量も、「まじか…」と言いつつ、最後は楽しんで乗り切ってしまう。そんな姿に人は惹かれていく。「そう考えたら、『包帯クラブ』をやっているときも、監督から無茶振りをいっぱいされて、それに応えると監督がケラケラ喜んでくれて。監督が喜んでくれるから頑張ろうと思っていたなって、今思い出しました。そこは今もあの頃も変わらないかも。ただ、あの頃とはっきり違うのは、無茶振りされるたびにイヤ~なプレッシャーはあるけど(笑)、当時はただのイヤなプレッシャーだったのが、今は監督の無茶振りに乗った上で、そう来るならこう動いていいですよねって自然な流れでそこから派生する動きや感情を出せるようになった。この『死神さん』は、そうやって『あのときの自分とは違うぞ!』って自分を鼓舞しながらやれた現場でした」この取材が行われたのは、9月7日に生配信された記念イベントの後。ひっきりなしに続く取材の最後で、時間はすでに22時をまわっていた。それでも田中圭は疲れなんて感じさせないように、カメラの前でおどけたポーズをとる。それを受けたカメラマンが「元気ですね」と声をかけると、「空元気っす」と笑った。これもまた楽しむことを大切にする田中圭らしい一コマだ。ピンチも、プレッシャーも、疲労すら、楽しむ。だから、田中圭は愛されるのだ。ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント田中圭さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!Huluオリジナル『死神さん』は9月17日(金)より配信スタート撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明
2021年09月17日稲垣吾郎、吉田羊らが出演する、リアルと虚構が入り交じるまったく新しいドラマ、よるドラ「きれいのくに」のメインビジュアルが公開された。美容師の恵理(吉田さん)と税理士の宏之(平原テツ)は再婚同士の夫婦。気になることと言えば、わずかな容姿の衰えと、最近セックスレスなこと、そして子どもを持つことを諦めたことくらい。結婚生活に不満はまったくない…はずだった。しかし、謎の女(蓮佛美沙子)が宏之の前に現れ、夫婦は不可解で信じがたい出来事に遭遇する。同じ高校に通う誠也(青木柚)、凜(見上愛)、れいら(岡本夏美)、貴志(山脇辰哉)、中山(秋元龍太朗)は幼なじみ。仲は良いが、最近は異性や容姿を意識し、ときどきちょっとぎこちない。ごく普通の高校生だが、唯一違うのは、彼らの周囲の大人のほとんどが“同じ顔”をしている国に暮らしているということ。街を歩く大人はみんな同じ男(稲垣吾郎)と女(加藤ローサ)の顔をしているそんな世界で恋をする。ある日、凜と恵理は映画館で出会い――。好きな人の、好きな顔になりたい――。そんな容姿へのコンプレックスを物語の中心にすえ、ドラマではほとんどの大人が“同じ顔”をした斬新な世界が描かれていく。今回到着したのは、稲垣さん、吉田さん、蓮佛さんらメイン出演者の顔を分割して重ね合わせるという、新しいドラマを予感させるモノクロのビジュアル。さらに、NHKのサイトでは、映像制作の裏側や、何役も演じた稲垣さんのコメントを収録した5分動画も公開されている。よるドラ「きれいのくに」は4月12日より毎週月曜日22時45分~NHK総合にて放送(全8回)。(cinemacafe.net)
2021年04月02日2021年3月29日、お笑いコンビ『アンガールズ』の田中卓志さんは、Instagramを更新。母親から届いたという実家の映像を投稿しました。「長旅、ご苦労様です」という言葉とともに、アップされたのは…。 この投稿をInstagramで見る アンガールズ田中卓志(@ungirls_tanaka)がシェアした投稿 家の中に、ツバメのファミリーが…!田中さんの実家では、家のダイニングで毎年ツバメが巣作りをしています。昨年は、Instagramにヒナたちが飛行訓練する様子が投稿され、話題になりました。アンガールズ田中の投稿に、心温かくなる人続出「実家のダイニングがカオス」田中さんのお母さんは、ツバメたちを迎えるため、壁に新聞紙を貼っておいたり、天井からハンガーを吊るしたり準備をしていたようです。「どう?今年の仕上がり具合は?」とツバメたちに声をかけているのがほほ笑ましいですね。投稿を見た人たちからは、ツバメが無事に戻ってきたことを喜ぶ声が相次いでいます。・今年もツバメさんファミリーを見れて嬉しいです!かわいいですね。・田中さんの実家を、安心して子育てができる場所と認識してるのでしょうね。・季節の風物詩!待っていました。今年も成長を楽しみにしています。・もうそんな時期なんですね。お母さんが優しくて素敵です。これから誕生するヒナが元気に巣立つまで、田中家でお世話になるツバメたち。その成長の様子は、多くの人の心を和ませることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年03月30日フリーアナウンサーの田中みな実が出演するNTTコミュニケーションズ「OCNモバイルONE」のスペシャルムービー「田中みな実、新しい生き方のゆくえ」と、新WEB CM「新しい生き方に、のりかえよう。砂浜」編、「新しい生き方に、のりかえよう。最新端末」編が1日、公開された。「新しい生き方に、のりかえよう。」というキャッチコピーのもと、田中の本音をドキュメンタリータッチで描写したWEB CMシリーズ第2弾となる今作。夕暮れ時の海辺、一面が幻想的な雰囲気になるマジックアワーでロングインタビューを行ったスペシャルムービーでは、まだ何者でもなかった「昔の田中みな実」が、いかにして「新しい田中みな実」に変わっていったのかを、当時の出来事や価値観、世界を広げてくれた新しい出会い、未来への決意を交えながら赤裸々に語る。人生の“正解”について「今この場に身を置いていて、誰かに求めてもらえてるんだったら、きっとそれは正解だったんだと思います」と、話す田中の胸の内とは。さらに、美しい景観をバックに「1歩を踏み出すことで新しい景色が見えてくる」と人生観を語る「砂浜」編、インタビュー中に突然虫が飛んできて悲鳴を上げてしまうも、その田中らしいりアクションが本編に採用された「最新端末」編にも注目だ。
2021年02月01日2021年1月20日、お笑いコンビ『爆笑問題』の田中裕二さんが頭痛を訴え病院に搬送後、くも膜下出血、脳梗塞と分かりました。田中さんは、早めに異変に気付き処置をできたために、大事には至りませんでしたが、1週間の入院と1か月の休養をするそうです。所属事務所『タイタン』の代表取締役社長で、相方の太田光さんの妻である太田光代さんは同月21日にTwitterを更新。田中さんの病状について報告しています。お騒がせしております。色々と、ありがとうございます。先程、田中と電話で話せました。痛み止めの点滴に血圧を下げる投薬を受けておりますが、滑舌も良く、いつもの田中です。奥さんの手料理が恋しいことを遠回しに言いました。心配性の田中の本質が垣間見れ、これは回復していると安堵しました— 太田光代 (@ota324) January 21, 2021 田中さんは順調に回復をしているようで、滑舌もよく、妻の手料理を食べたがっていたとのこと。元気そうな様子に、ネット上でも安堵の声が相次ぎました。・ニュースを見た時は驚きしかなかったです。元気とのこと、ひとまずは安心しました。・無事でよかった。田中さんが戻って来るのを楽しみにしています。・こういう近い人からの報告を聞くと安心しますね。1日も早い回復をお祈りしています。2020年8月には新型コロナウイルス感染症に感染した田中さん。病気が続くと、心身ともにストレスや不安が積み重なってしまうこともあるでしょう。焦らずに、ゆっくり静養をしてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月22日