7月18日公開の映画『海のふた』のプレミア試写会が6月30日、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、菊池亜希子、三根梓が出席した。本作は、よしもとばななの同名小説を、安達祐実のオールヌードで話題を集めた『花宵道中』の豊島圭介監督が映画化。寂れた西伊豆の小さな町を舞台に、そこでかき氷店を始めたまり(菊池亜希子)とお店を訪れたはじめ(三根梓)の交流を描く。菊池は劇中で演じたまりについて「自分と重なり過ぎたので役作りをする必要はありませんでしたが、自分と向き合わなければいけない感覚で演じました」と振り返り、「この映画は自分が好きなことをしていくことの苛酷さを本質的に描いています。パステル系ではなく色彩の強い作品になっているので、そういうイメージを受けてもらえたらと思います」とアピールした。完成した本作を一緒に試写で見たという2人だが、菊池は「胸いっぱいになりながら見てましたが、私は裸を見られているような恥ずかしさが写っていましたねす」と感想を述べれば、見終わった後に泣いてしまったという三根は「色々思い出すことがありました。上映が終わった後によしもとばななさんが『2人とも可愛かったよ』と言ってくださったことに感動し、思わず泣いちゃいましたね」と明かした。そんな2人は本作で初共演。お互いの印象を聞かれ、菊池が「実際にも歳が離れているので何を話そうかと戸惑いましたが、現場に入ったら持っている空気のテンポみたいなものが近くて居心地が良かったですよ」と賞賛すれば、三根も「私の中ではカッコイイお姉さんのイメージで現場でも頼もしいお姉さんでしたが、一緒に温泉に入った時に一生懸命話しかけているのに目をつぶっていて、『寝ちゃったのかな?』と思いましたよ(笑)。そんな菊池さんがとても可愛らしく、ますます好きになってしまいましたね」と好印象の様子だった。映画『海のふた』は、7月18日より新宿武蔵野館ほか全国公開。
2015年07月01日よしもとばななの小説を実写化した『海のふた』のプレミア試写会が6月30日(火)に開催。主演の菊池亜希子と共演の三根梓が揃って上映前の舞台挨拶に登壇した。東京から地元へと戻り、かき氷屋を始めたまりと、大切な人を亡くし、心と顔に傷を負ったはじめちゃん。過疎が進む田舎を舞台にもどかしさや葛藤を抱えながら進むべき道を模索する女性の姿を描き出す。2人とも元々、よしものばななさんのファンだったとのことだが、特に菊池さんは原作に目を通して「文体や言葉の選び方や考え方が、この年齢の私が日々、考えていたことがストレートに描かれていて、他人事じゃないザワザワした感じになった」と振り返る。だからこそ、映画の中のまりは菊池さん自身でもあり「役作りはいらなった」と語るが、一方で演じる上では「見たくない感情があったり、自分と向き合わないとやっていけなかった」と苦労があったよう。完成した映画を見た時も「裸を見られているみたい!」という感想を漏らしたという。一方、三根さんは心と体に傷を負ったはじめちゃんになりきるのに、これまでの作品とは違う難しさがあったよう。「感性をはじめちゃんに落とし込むのが難しかったです。原作と台本を何度も読み込んで、“はじめちゃんノート”を作ることから始めて、気づいたことを箇条書きにしていきました」と語る。2人は今回が初共演となったが菊池さんは「年齢差があるので、最初は何を話そうかと無駄に考えて(笑)、2人とも漫画が好きなので漫画の話をしたりもしたけど、方向性が全然違うんです!興味の方向がまりとはじめちゃんのように全く違っていて、戸惑ったんですが、でも趣味趣向は違うのに持ってる空気のテンポ感が同じ感じがして、居心地が良くて、一緒に座敷で昼寝してたりしました」とニッコリ。この日も三根さんのことを「はじめちゃん」と呼んで、まさに劇中のまりとはじめのような、絶妙な距離感をうかがわせた。三根さんは、自転車をこいで急な坂を駆け上がるシーンで、菊池さんの脚力の強さに驚愕したそう。以前から菊池さんは自身で「スポーツが得意」と明言していたが、三根さんは菊池さんが文化系女子でスポーツは苦手なのではと疑っていたようで「疑ってすいませんでした(笑)」と謝罪。菊池さんは「自転車がないとやっていけない」という田舎で育ったということで「立ちこぎに関してはプロ!」と誇らしげに語り、笑いを誘っていた。『海のふた』は7月18日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月30日元ヤクザ、お人好しのシングルファーザー、キレ者の司法書士という3つの顔を持つ男を若手実力派の田中圭が演じ、好評を博した深夜ドラマの映画化『劇場版 びったれ!!!』。11月に全国公開される本作から、待望の特報映像が解禁となった。「カバチタレ!」「極悪がんぼ」「ダンダリン労働基準監督官」などを生み出してきた田島隆が原作を務める“司法書士”漫画の新シリーズが、連続TVドラマ化に続き、劇場版としてよりパワーアップして帰ってくる本作。「びったれ」とは、小心者を意味する広島弁だ。司法書士事務所に勤務する、お人好しで頼りないシングルファーザーの伊武努(田中圭)が、「切れ者の司法書士の顔」、そして法的な手段でも動じない輩には「元・極道の顔」という、3つの顔で理不尽な目にあう庶民を助け、人の温かみと厳しさを突き付ていく痛快な裏リーガルドラマ。連続ドラマは、tvkほか全国10のローカル局で始まるも、“地元”・広島では同時間帯の視聴率6.3%(チャンネル占拠率33.5% ※第8話)、福岡では視聴率4.3%(チャンネル占拠率36.7% ※第7話)と大好評を博し、その勢いのまま映画化が決定した。今回解禁となる30秒特報では、庶民を助けるはずの主人公・伊武を襲う数々の困難が描かれていく。極道時代の過去をネタに中傷を受けたり、家族の絆に亀裂が入ったり、足を洗ったはずなのに大乱闘…。果ては、ライバル弁護士・霧浦(山本耕史)からは痛烈な批判を受け、そして宿敵の実父・伊武制覇(竹中直人)からも宣戦布告されている。ドラマ版に引き続き、本作の主題歌を担当するのは、関西出身のアイドルパンクDJユニッ「あゆみくりかまき」。6月24日にメジャー2ndシングル「蜜蜜蜜(ハニーハニーハニー)」をリリースしたばかりの彼女たちが、この劇場版のために書き下ろした新曲「森森森(もりもりもり)」もこの特報映像の中で解禁されている。広島発の超庶民派・司法書士は、理不尽なことばかりの社会に風穴を開けることができるのか?まずはこの特報映像を覗いてみて。『劇場版 びったれ!!!』は11月、全国にて公開。ドラマ「びったれ!!!」DVD-BOX(発売元・販売元:キングレコード)は7月8日(水)よりリリース予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月25日愛らしく、“へなちょこ”なテディベアが主人公となるパペット映画『クーキー』。このほど、日本での公開日が8月22日(土)に決定。併せて予告映像が解禁され、本作が生まれたチェコに縁の深い女優・菊池亜希子からコメントが到着した。主人公のクーキーは、ぜんそく持ちの男の子・オンドラと、小さなころからずっと一緒にいるテディベア。しかし、オンドラのぜんそくへの影響を心配した母親は、ある日、クーキーをゴミと一緒に捨ててしまう。街から遠く離れたゴミ捨て場から、間一髪で逃げ出したクーキー。果たして、次々と立ちはだかる邪魔者を乗り越え、無事にオンドラの待つ家にたどり着くことができるのか!?本作は、第69回アカデミー賞「外国語映画賞」を獲得した映像作家ヤン・スヴェラーク監督と、世界的にも有名なゲームクリエーター兼デザインチームの「アマニタ・デザイン」という、チェコを代表するクリエーターたちが生み出した作品。チェコ伝統のマリオネットによるパペット映画でありながら、スタジオを飛び出して実際の森の中にロケセットを組み、パペットの世界と実写を融合。撮影に費やした時間は、なんと予定の3倍となる100日にも及んだという。スヴェラーク監督は、「とにかく本物らしい作品にしたかったので、撮影も極力本物の自然の中で行うようにしました」と、本作へのこだわりを語っている。今回解禁された予告編で目にすることができる、キャラクターたちが森の中を動きまわる様子も、まるで命を吹き込まれたかのよう。クーキーが持ち主の少年オンドラのもとへ帰るため繰り広げる、スリリングなカーチェイスのシーンに登場する車は、乗用車と同じくガソリンで走る、本格的な“おもちゃの車”になっているというから驚きだ。チェコに縁が深く、エッセイ「みちくさ」(小学館刊)も執筆している女優の菊池さんも、ひと足早く本作を鑑賞し、本作の世界観に魅了された様子。「ずっと一緒だよと約束したあの子といつどうやってお別れしたのか、私は思い出すことが出来ない。クーキーの眩しい未来を見つめながら、私のあの子を思って、ちょこっと泣いた」とコメントを寄せている。チェコの伝統文化と最新の技術のコラボレーションによって生み出された、イマジネーション豊かでキュートな大冒険を、まずはこちらの映像から堪能してみて。『クーキー』は8月22日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(椎名あい)
2015年06月10日現在放送中の井上真央主演のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」に、田中麗奈が出演することがこのほど明らかとなった。本年度1月4日より放送中の大河ドラマ「花燃ゆ」は、明治維新で活躍した志士を育てた吉田松蔭を育てた杉家が、幕末の動乱の中での困難を乗り越えていく姿を描いている。主人公・文を演じる井上真央のほか、吉田松陰を演じる伊勢谷友介、大沢たかお(小田村伊之助)、東出昌大(久坂玄瑞)、高良健吾(高杉晋作)、劇団ひとり(伊藤博文)、佐藤隆太(前原一誠)など豪華キャストが名を連ねている。このほど、本作への田中麗奈の出演が決定。田中さんが演じるのは、長州藩最後の藩主・毛利元徳の正室・毛利安子(銀姫)。尚、田中さんは、「平清盛」以来二度目の大河ドラマ出演となる。今回の出演決定に際して、田中さんからは「奥のお姫様の役ですが、形式とかしきたりとか、通常の枠からはみだしている人で、すごく刺激的な役だなと思っています。文さんとのやりとりを大切にし、それによって安子の人物像が出ていくように演じていきたいと思っています。文さんとの共演が楽しみです」とコメントしている。田中さんが演じる毛利安子について、チーフ・プロデューサーである土屋勝裕氏は「毛利安子は、とても聡明な女性で、明治時代には女子教育に力を注ぎました。幕末、戦場に向かった夫の元徳の身を案じて、侍女たちよりも先に行動するなど活発な一面もあった姫。美和と名を変えた文とともに奥御殿の古いしきたりを変えていきます」とコメントしている。さらに、田中さんの抜擢に対して「爽やかで貴婦人のように凛とした雰囲気を持ちながら、一方で、時代の先陣をきっていく力強さを感じさせてくれる田中麗奈さんが、今回の『花燃ゆ』の安子役に相応しいと思い出演を依頼しました。豪華絢爛な奥御殿でのドラマを盛り上げてくださることを期待しています」と語っている。田中麗奈さんが出演するのは、7月12日放送の第28回目から。「花燃ゆ」は、NHK総合にて毎週日曜日8時~8時45分放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月27日東京都・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリーは、田中一光氏のポスター作品を用いて、グラフィックデザインの抽象的な工程を明確に言語化する企画展「ライゾマティクス グラフィックデザインの死角」を開催する。会期は6月5日~6月27日(日・祝休館)。開館時間は11:00~19:00(土曜は18:00まで)。入場無料。同展は、日本を代表するグラフィックデザイナーである田中一光氏のポスター作品を徹底的に解析し、従来のデザインフローとは違う新たなグラフィックデザインのプロセス、グラフィックデザインの死角に迫る企画展。デザイン、アート、建築、数学、工学など、様々なバックグラウンドを持つ個性豊かなクリエイター、エンジニアからなる少数精鋭のプロダクション「ライゾマティクス」によるもので、デジタル技術を中心に、既存の枠組みを越えた多様なジャンルのクリエイションを切り開いてきたライゾマティクスは、同展においてグラフィックデザインに含まれる感覚的・抽象的な行程を明確に言語化し、従来のデザインフローとは違う新たなグラフィックデザインのプロセス、グラフィックデザインの死角に迫るということだ。なお、会期中にギャラリートークの開催が予定されている。詳細は後日Webページにて告知される。
2015年05月22日お笑い芸人の田中光が20日、同日発売となった脱力系1コマ漫画の書籍化第2弾『サラリーマン山崎シゲル ~THE SWORD OF GALAXY~』のサイン会を、東京・ブックファースト新宿店で行った。『サラリーマン山崎シゲル』は、とあるサラリーマン・山崎シゲルが、部長相手に繰り広げる異常な日常を、シュールな一コマで描く1コママンガ作品。脱力系のほのぼのした作風が話題を集め、女優の二階堂ふみや、ミュージシャンの吉田山田など、多くの著名人がファンを公言し、第1弾は11万部を超えるベストセラーとなった。同日、報道陣の取材に応じた田中は、現状の漫画家と芸人の仕事の比率を「9.5と0.5くらい」と、ほとんどが漫画家としての作業で占められていることを告白。芸人の仕事は、月1回程度だといい、事務所の先輩であるサンドウィッチマンからは「もう芸人辞めろよ」とまで言われていることを明かした。漫画家として多忙になっていく中で、芸人としてのネタ作りの時間が確保できないため、現在は「大喜利ライブやトークライブ的な準備が必要のないものは、積極的に出ています」という。芸人としては、ライブで腕を磨いて、テレビ出演というのが出世コースだが、「自分はタレントに向いていないと、お笑いを始めた頃から思っていたので、(芸人として売れなくて)すごく楽になった」と自虐的に語り、報道陣の笑いを誘った。前作分の印税は、これまでため込んだ貸しへの返済などでほとんど消化してしまったというが、キャラクターのLINEスタンプの売り上げは「如実に給与明細に反映されているので、すごく気持ちがいい」とニケやる田中。今後、コミック化やグッズの販売も決定しており、さらには「動画や絵本など、手を出せるものは出していきたい」と野望を語った。
2015年05月20日「お出かけフレーム」を手がけた、モデル『田中里奈』さん!株式会社インターメスティックから6月初旬に発売される「お出かけフレーム」(3型計12種)をプロデュースしたのは、人気のあるモデルの『田中里奈』さん!田中さんはモデル活動のほかにも、ブランドや企業とのコラボで企画を行い、ヒットアイテムを誕生させトレンドメーカーとして才能を発揮している。田中さんが手がけたフレームの特色は?お出かけフレームは、だてメガネにも利用でき、メタル使いと今年風のシェイプが特色のコンビネーション シリーズで、レトロ風の3タイプが用意されている。肌になじみやすいグラデーションや、人気のあるべっ甲模様およびブラック系など、ヘアメイクに適応しやすい気楽に利用できるカラーで仕上げられているという。また軽めの素材使用でデザインを細くすることでフレームを軽くし、さらに布地やアイテム両端の飾りなどにもこだわりが感じられる。そのうえメガネ跡を軽減させるなど、女性が気持ちよく身につけられるように工夫されている。キュートで利用しやすい商品には、“日頃メガネを身につけて外出しない人にも、メガネの楽しさを経験してほしい”という田中さんの願いが込められているという。田中里奈さんについて大学生と時からファッション誌の読者モデルとして活動する。さらに秀でたセンスにより、ブランドや企業との協同アイテムを数多く手がけ、そのうえ書籍の出版など幅広い才能を生かして活躍中。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社インターメスティック プレスリリース (PR TIMES)・メガネ通販のZoff オンラインストア・田中里奈オフィシャルブログ
2015年05月13日KDDIが12日に開催した2015年3月期決算説明会で、記者団からSIMロック解除の義務化が及ぼす影響について聞かれた同社の田中孝司代表は、市場の縮小につながる懸念について述べた。携帯電話のSIMロック解除の義務化は、総務省の指導のもとで開始された新しい制度。KDDIとNTTドコモでは、5月1日以降に発売された携帯電話・スマートフォンについて、無料でSIMロックの解除を行うと発表している。しかし、両社ともSIMロック解除の手続きを受け付けるのは「購入日から180日経過後」としており、実際に本制度が施行されるのは、最短でも今年の11月以降となる見込み。質疑応答でSIMロック解除の義務化の影響について聞かれた田中社長も「現時点ではまだ始まっていないので、なんとも言えない」と回答している。囲み取材でも、同様の質問があがった。田中社長によれば、業績面での影響はそれほど大きくはならないという認識だという。経営に与えるインパクトという点では、SIMロック解除の義務化よりも“MVNOの流行”を強く懸念しているとのことだった。もっとも、KDDIが提供する端末にかかっているSIMロックを解除したところで、NTTドコモ、ソフトバンクの展開するネットワークでは利用できないケースもある。これは対応する通信方式が異なるためだ。田中社長も「そもそも、うちのスマートフォンはSIMロックを外したところで国内の他社さんの電波では使えなかった」と話す。田中社長が心配するのは、SIMロックの解除が市場の縮小につながるのではないか、という点だ。同氏は「(異なる会社の間でスマートフォンが融通できるようになることで)中古市場が活性化される。すると、新規で販売されるスマートフォンの数が減る。そのことで、製造メーカーに影響が出る。やがて、端末の総販売数が減る」と見立てた。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月13日KDDIが12日に開催した、2015年3月期 決算説明会で、囲み取材に対応した同社 代表取締役社長の田中孝司氏は「MVNOは増えてほしくない」と本音を漏らした。説明会では、営業利益が2期連続2桁成長に達するなど、同社の好調ぶりが伝えられた。しかし囲み取材で、業績の先行きを問われた田中社長が漏らしたのは、意外にもMVNOの存在だった。「はっきり申し上げると、MVNOの利用者は予想以上に増えています」と田中社長は切り出した。続けて同氏は、「MVNOが提供するサービスは、モバイル市場のトピックとしてメディアでも取り上げられている。そのため、興味を持つユーザーも増えているようだ。今後も、ますます増えていくと思う」と所感を述べた。KDDIとしては、ユーザーがMVNOに流出する懸念がある。同社でも、子会社としてauのネットワークを利用するMVNOの「KDDI バリューイネイブラー」を運営している。このため、一部の収益はKDDIに還元されるという。しかし、それを差し引いても、MVNOの流行は同社の経営にある程度の影響を及ぼしているようで、田中社長は「あまり増えないほうがいいな、と思う」と苦笑いしていた。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月12日女優の菊池亜希子が主演する、よしもとばなな原作の映画『海のふた』(7月18日公開)の予告編とポスタービジュアルが公開された。原作は、よしもとばななが初の新聞連載小説として2003年11月から2004年5月まで読売新聞にて連載されていた同名小説。2006年に刊行され、"よしもとばななの世界観の集大成ともいえる最高傑作"とファンの間でも高く評価されている。伝説的なインディーズ・ミュージシャン、原マスミの名曲にインスパイアされたこの小説は、作者が毎年夏に家族で訪れ続けてきた西伊豆の海岸が舞台。都会の喧騒を離れ、故郷で"かき氷"の店を開き、新しい人生を踏み出そうとする主人公・まりを菊池が、一緒に暮らしていたおばあちゃんを亡くし、まりの実家に預けられる女性・はじめを女優の三根梓が演じる。公開された予告編は、まりが「かき氷屋始めることにする」と宣言する場面からスタート。家族と共に店を手作りするまり。そんな時、彼女の家に大切な人を失ったはじめがやってきて、母親から「はじめちゃんのこと頼んだからね」と託されてしまう。糖蜜とみかん水など、まりが頑固にこだわった魅力的なかき氷たちが、はじめたちを笑顔にしていく。(C)2015 よしもとばなな/『海のふた』製作委員会
2015年04月22日ドラマ「問題のあるレストラン」や映画『深夜食堂』での演技で注目を集め、『グッド・ストライプス』の公開を控えた人気モデル・菊池亜希子が主演を務める『海のふた』。よしもとばななの名作を映画化した本作の公開が、7月18日(土)に決定。併せて予告編とポスタービジュアルが解禁された。海も山も人も寂れてしまった、西伊豆の小さな町にある実家に帰ったまり(菊池亜希子)。ささやかな夢と故郷への想いを胸に、大好きなかき氷の店を始めることにする。この町にやってきた、大切な人を亡くしたばかりのはじめちゃん(三根梓)と一緒に…。原作は、よしもとばなな初の新聞小説として、2003年11月から2004年5月まで読売新聞で連載されていた「海のふた」。ファンの間では“よしもとばななの世界観の集大成”と人気が高い作品で、伝説的なインディーズ・ミュージシャン、原マスミの名曲にインスパイアされたことから生まれたことでも知られている。このたび解禁となったポスタービジュアルは、レトロでおしゃれなお店の中で、まりがはじめちゃんにかき氷を提供し見守る様子をおさめた、優しさあふれる可愛らしい仕上がりに。その一方で、どこか寂しさも漂うスローな空気の流れる予告映像では、独特の存在感を放っているのは主演を務める菊池さん。モデルとして活躍し、最近では女優としてもフィールドを広げる菊池さんが、都会を離れて生まれ故郷でかき氷のお店を開き、新しい人生を踏み出そうとする主人公・まりを、原作の世界観そのままに体現している。そして、そんなまりとともに過ごす女性“はじめちゃん”を『シグナル~月曜日のルカ~』で初主演を果たした三根梓が演じ、顔に火傷のあとが残り心に傷を抱えながらも、まりと徐々に心を通わせる難役に挑戦している。また、本作で大事なキーアイテムとして登場するのが、“かき氷”。近年テレビや雑誌などでも特集が組まれ、本格的なブームが起こりつつある代表的“和のスイーツ”だが、本作でまりが作るかき氷は「真冬でも行列ができるかき氷屋」で話題の「埜庵(のあん)」石附浩太郎氏が監修しているとのこと。予告映像の中でも何度も登場する、丁寧に仕込まれた糖蜜やみかんのシロップや、美しく美味しそうなかき氷には、思わず釘付けになってしまうはず。ひと足早い海からの贈り物のような、まりのかき氷が周囲のみんなの心をじんわりと溶かし、癒していく様を、まずはこちらの映像からご覧あれ。『海のふた』は7月18日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(椎名あい)
2015年04月22日4月25日公開の映画『王妃の館』の完成披露イベントが16日、東京・品川のグランドプリンスホテル高輪で行われ、主演の水谷豊をはじめ、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、中村倫也、尾上寛之、野口かおる、石橋蓮司、石丸幹二が出席した。映像化不可能とまで言われた浅田次郎の同名小説を、水谷豊主演で映画化した本作。日本映画史では類を見ないフランス・ベルサイユ宮殿など名だたるパリの観光地でロケを行い、パリの一流ホテル"シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ"を舞台にいわくつきのツアーに参加した天才小説家・北白川右京(水谷)をはじめ、個性揃いのツアー客たちが巻き起こす人間模様を描く。この日行われたイベントには、"シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ"を模した会場に水谷豊をはじめキャスト陣がドレスアップして登場。田中麗奈、吹石一恵、安達祐実とともに馬車に乗って登場した水谷は「3人の女性と結婚した気分ですよ」と満足げ。続けて「ツアーはポジとネガの2組のツアーがあり、ネガツアーをやっている時は我々ポジは空き時間があり、美術館に行ったりと色んな所に行きました。藤田嗣治画伯が住んでいたアパートに入ったり普通では考えられないことができましたね」とパリでの思い出話に花を咲かせると、この日登場したキャスト陣で唯一フランスロケに行かなかった石丸幹二は「今こうしてお話を聞いていると、非常にうらやましいですよ…」と残念がった。水谷豊扮する北白川右京とともにポジツアーのメンバーでもある田中麗奈は、劇中で倒産寸前の旅行会社社長、朝霞玲子役を演じている。イベントには胸元が開いたセクシードレス姿で水谷ら男性陣を悩殺して「ヴォージュ広場という素敵な公園での撮影では、雨が降っていて、水谷さんが『雨のシーンにしちゃおうか』と仰り、急遽傘を買って相合傘で水谷さんと歩いたのが印象的でした。『パリの天気と女性の心は変わりやすい』という台詞も付け加えて下さり、本当に良くない状況でも発想の転換で最高のモノに変えていく水谷さんの魅力にやられちゃいましたね」と水谷を褒め称えていた。映画『王妃の館』は、4月25日より全国公開。
2015年04月17日ワコールは、『ヌメロ・トウキョウ(Numero Tokyo)』編集長の田中杏子をディレクターに迎え、期間限定ショップ「WACOAL made in Japan mode in Japan」を伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージで15日から21日の期間限定でオープンする。ダンスユニットのアヤバンビ(AyaBambi)をイメージモデルに起用し、下着をモードに高めるワコールの姿勢を体感してもらう考え。同ショップでは、日本ならではの物作りへのこだわりを感じてもらおうと、日本製の商品の中から田中杏子がセレクトした下着をブランドミックスで提案。また、注目のダンスユニットAyaBambiがワコールの縫製を行う北陸の工場で撮影したオリジナルムービーを披露。このムービーは、ミシンの音がBGMに使われるなど物作りの躍動感を感じられる仕掛け。会場内では、ワコール創業時のブラパットや工場で使用されているミシンが展示される他、下着文化を捉えて表現してきたワコールの斬新な広告コピーをグラフィカルに展示する。15日、18日、19日には、「ワコール ディア(WACOAL DIA)」のクリエイティブスタッフがランジェリー作りのテクニックを実演で披露。20日には田中杏子によるスタイリングトークショーも予定されている。
2015年04月11日ブランジスタは8日、女性のマネーライフを応援する電子雑誌『美人財布』vol.7を公開した。価格は無料。今回のテーマは「ライフステージに合わせた お金の"育て方"」。表紙・巻頭グラビアには、最近では昼の帯ドラマ『花嫁のれん4』(フジ系)に出演し、話題となった女優の矢田亜希子さんが登場。小学生の息子さんの教育費が意外にかかることに驚き、"お金"についての考え方が変わったなど、等身大のマネー観を語っている。また、自身のビューティーケアについてもインタビューしている。このほか、ライフステージに合わせた保険の選び方を学べる「失敗しない! 転ばぬ先の保険の選び方」、投資信託をわかりやすく紹介する「"NISA"がある今こそ 投資信託を始めましょ!」、SBIホールディングスの北尾吉孝社長がキャリア女性に向けてアドバイスを行う連載コラム、ウェディング業界のトップ企業テイクアンドギヴ・ニーズのフラワーデザイナー、原奈允子さんにインタビューした「"よくばり美人"の堅実ライフ」など、女性のためのマネー術を特集している。現在、機能ボールペンや、保湿成分ALA(アミノレブリン酸リン酸)を配合したSBIアラプロモの全身用保湿クリーム「アラプラス ボディクリーム アラピ」が当たるプレゼントキャンペーンを実施中。応募期間は2015年7月7日まで。
2015年04月09日小学館はこのほど、女優・モデルの菊池亜希子さんが構成、文、絵、モデルをつとめるムック『マッシュ』の世界観を体現したリアルショップをPARCOが運営するセレクトショップ「ミツカルストア」(渋谷パルコ/東京都・渋谷)と「ワンスアマンス」(福岡パルコ/福岡県福岡市)に初展開する。期間中、店内にはこれまでの『マッシュ』で登場したブランドの洋服や雑貨、書籍などのほか、特別商品として老舗鞄ブランド「PORTER」とのコラボ商品の予約販売のほか、菊池編集長のオリジナルイラストグッズなどがそろう。期間は「ミツカルストア」(渋谷パルコPART1 1階)が4月10日~5月21日、「ワンスアマンス」(福岡パルコ本館1階)が4月20日~5月21日。また4月30日には、ショップオープンを記念して渋谷パルコパート1・6F「2.5D」で菊池編集長を迎えてのトークショーも開催。詳細はパルコホームページで確認できる。
2015年04月08日TANAKAホールディングは4月6日、田中貴金属グループの製造事業を展開する田中貴金属工業が、2015年4月から、イットリウム系超電導線材用の銅配向金属基板の専用生産ラインを構築し、量産体制を確立したことを発表した。今回の取り組みは、同社が中部電力、鹿児島大学との共同開発により2008年よりサンプル出荷を行ってきた超電導線材の「銅配向金属基板」の、製造設備条件の最適化を図ることで長尺基板製造が可能になったことを受け、国内外の需要に迅速に対応することを目的に実施されたもの。これにより、長距離大容量送電系統の安定化が求められる送電ケーブルや、高磁場を必要とする磁気共鳴画像装置(MRI)、核磁気共鳴分析機器(NMR)、大型船舶のモーターなどの分野での活用が見込めるようになるという。なお田中貴金属工業では、2020年までに年間12億円の売り上げを目指すとしている。
2015年04月07日「問題のあるレストラン」『深夜食堂』などで女優としても注目を集める人気モデル、菊池亜希子と、「花子とアン」で白蓮の若き恋人を演じて脚光を浴びた若手俳優・中島歩のW主演で贈る映画『グッド・ストライプス』。このほど、本作の予告編映像が解禁、“結婚”がゴールではなく、スタートになった2人の新感覚ラブストーリーが明らかになった。自由奔放な文化系女子の緑(菊池亜希子)と、優柔不断なおぼっちゃまの真生(中島歩)。交際も4年経ち、それぞれがウンザリしていたころ、ある日、緑の妊娠が発覚!お互い、“別れ”すら考えていたのに…。結婚することを決めた2人だが、生まれも育ちも、こだわりも全く違い、音楽、服装、インテリアなど、一緒に住み始めるにも揉めてばかり。それでも結婚の準備を進めるうち、それまで知ることのなかった相手のルーツを辿っていくことに――。思わぬ妊娠が発覚し、流れで結婚することになったマンネリカップルの“結婚”までの半年間を、リアルな視点で描く本作。独自の世界観を持ち、若手クリエーターたちからも人気を集める菊池さんが大人になりきれない文化系女子を演じ、美輪明宏に見出され「花子とアン」で一躍注目を集めた中島さんが、いまどきの草食男子を好演、新たな魅力を開花させている。予告編では、破局寸前の2人が一転、結婚に向かう様子がテンポよく、ポップに描かれる。そのリアルなキャラクター描写には、思わず「こういう人いる!」「わかるわかる!」と共感してしまうこと必至。さらに、本作の岨手由紀子監督からの熱烈オファーで実現した大橋トリオが歌う主題歌が心地よく、映像を爽やかに盛り上げている。また、2人の結婚式の写真が使用されたビジュアルには、ストライプが周りにあしらわれている。どこまで行っても“交わらない平行線”の2人。彼らの“結婚”は、果たしてどうなるのか、まずはこの映像をご覧あれ。『グッド・ストライプス』は5月30日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月17日女優の菊池亜希子が、よしもとばなな原作の映画『海のふた』(夏公開予定)に主演することが12日、明らかになった。原作は、よしもとばなな氏が初の新聞連載小説として2003年11月から2004年5月まで読売新聞にて連載されていた同名小説。2006年に刊行され、"よしもとばななの世界観の集大成ともいえる最高傑作"とファンの間でも高く評価されている。伝説的なインディーズ・ミュージシャン、原マスミの名曲にインスパイアされたこの小説は、作者が毎年夏に家族で訪れ続けてきた西伊豆の海岸が舞台。映画化に際して、よしもと氏は「私の第二のふるさと・土肥が美しく撮られていて、いつも家族で歩いた場所ですばらしい人たちが真摯に演技をしている、それだけでもう幸せ!」とコメントを寄せている。都会の喧騒を離れ、故郷で"かき氷"の店を開き、新しい人生を踏み出そうとする主人公・まりを演じる菊池。作品について、「この映画は、女の子の夢物語なんかでは決してなく、日々の営みに対する賛歌のような映画です」と語る。「見たらきっと、体の中にある大切な何かがキンと響くはず。かき氷を食べたときの、染みるけどいとおしいような、あの感じ。ぜひ、味わいにきてください」と呼びかけた。一緒に暮らしていたおばあちゃんを亡くし、まりの実家に預けられる女性・はじめを演じる女優の三根梓は、役柄について「少女のような、大人のような、いろんな顔をもつ女の子で、そんな魅力的な役に挑戦できることがうれしく、気合が入りました」と明かす。「土肥の穏やかな空気感が作品全体に流れていて、そっと寄り添ってくれるようなやさしい作品」に仕上がったという。また、本作では主人公まりが作る"かき氷"にもこだわっており、「真冬でも行列のできるかき氷屋」として話題の"埜庵"石附浩太郎氏が監修。豊島圭介監督は、「石附さんが道具から削りの指導から内容面に至るまで全面的に協力してくださったおかげで、本当においしそうなかき氷を写すことができました。現場中、お昼時にふるまってくださったかき氷の味は忘れられないです」と撮影を振り返った。西伊豆の小さな町は、海も山も人も寂れてしまっていた。実家に帰った主人公・まりは、ささやかな夢と故郷への想いを胸に、大好きなかき氷の店を始めることにした。メニューは、糖蜜とみかん水だけ。大切な人を亡くしたばかりの女性・はじめと共に、自分らしく生きる道を探すひと夏の物語が始まる。(C)2015 よしもとばなな/『海のふた』製作委員会
2015年03月12日2015年シーズンのJ1が、いよいよ3月7日に開幕する。初めてJ1の舞台に立つ松本山雅FCの精神的支柱・DF田中隼磨は、永遠にその背中を追いかけ続ける故・松田直樹さんの魂を引き継ぎ、経験の少ない仲間に伝えながら、J1のピッチで体現していく決意を固めている。○初めてのJ1で求められる松田さんの意志パソコン内に収めてあるデータのなかには、消去するのが忍びないものが少なくない。4年前の夏。急性心筋梗塞に倒れ、34歳の若さで天国へ旅立った松田さんを生前にインタビューしたときの音声データもそのひとつだ。取材当時は横浜F・マリノスでプレーしていた松田さんは、自身のサッカー人生をこう振り返っていた。「相手にビビったり、相手に名前負けして試合に臨んだりしたことは一度もないですね。アトランタオリンピックでブラジル代表に勝ったときもそうでした。これは自分の誇りでもあるんです」。故人が貫き通した気概が、初体験のJ1に挑む松本山雅FCにも求められる。現時点の所属メンバーで、J1を経験している選手は数人しかいない。その一人である32歳の田中は、いまこそ松田さんの意志を実践すべきだと力を込める。「アトランタのブラジル戦は、僕もテレビで見ていました。もちろん経験は必要だけど、あの試合で見せていた姿勢や気持ちといったものがすごく大事なんです。J1が初めてという仲間が大勢いるけど、ひるむことなく、相手をリスペクトして戦えばJ1でも絶対に結果を出せる。名前負けするとか、そういうことを考えるレベルにはまだ到達していないチームなので」。○若手にあえて厳しい言葉を投げかける理由名古屋グランパスから契約を更新しないと告げられた2013年シーズンのオフ。J1で通算355試合に出場した田中のもとには複数のオファーが届いた。田中はあえてJ2の松本山雅FCを選んだ。生まれ育った長野県松本市に誕生したJクラブであることと、理由がもうひとつあった。マリノス時代にプロの生きざまを教えてくれた松田さんが「絶対にJ1へ導く」という壮大な志を抱き、移籍したクラブが当時JFLだった松本山雅FCだった。「僕自身、若いころはマリノスでマツ(松田)さんをはじめとする偉大な選手の背中を見ながら、いろいろなものを教わった。同じように山雅のチームメイトたちに、経験や厳しさを伝えていかないといけない」。松田さんは時に怒りを前面に押し出しながら、若手を忌憚(きたん)なく叱咤(しった)激励した。故人の役割を担うと決めた田中は、まだ道半ばと真剣な表情で打ち明ける。「本当に死に物狂いで戦わないとJ1では結果を残せない。その意味では、ぬるま湯につかっている選手がまだ多い。ただサッカーをしているだけの選手や、僕の気持ちが伝わらない選手はプロとしてまだ甘い。厳しい言い方になりますけど、そういうことに対して平気でいられるところが僕は許せないんです」。○背負った「3」番に秘められた覚悟と故人の魂田中自身も覚悟を決めて移籍した。松田さんが死去した後は空き番となっていた背番号「3」を、松田さんの家族の後押しもあって引き継いだ。「山雅の『3』は特別な背番号だし、マツさんの魂や気持ちを抱いて戦わなければ背負う資格はないとも思ってきた。『3』をつけることでいろいろな人の想いや願いを背負いましたけど、だからといってこの番号が重たいとは一度も思いませんでした」。昨年5月のジュビロ磐田戦で右ひざ半月板損傷の大けがを負った。痛みとチーム状態を鑑みた結果、首脳陣以外にはひた隠しにして試合に出場することを決めた。豊富な運動量で右サイドを支配し、正確なクロスと1対1における強さでチームけん引した。11月1日のアビスパ福岡戦で勝利し、悲願のJ1昇格を決めるまで全39試合に先発フル出場した。「天国の松田さんに笑われたくない」―。この一念が174cm、64kgの体を支えた。「昇格を決めた次の日から、今シーズンの開幕へ向けてリハビリを積んできました。開幕前の合宿でもフルメニューで練習してきたので問題ありません」。2月21日に日産スタジアムで行われたマリノスとのプレシーズンマッチ。0対0で迎えた試合終了間際に生まれた決勝点の起点となったのは、攻撃参加した田中が送ったクロスだった。○天国から見守る松田さんに認めてもらうためにこのオフにチーム得点王のFW船山貴之(現川崎フロンターレ)、堅守を支えた犬飼智也(現清水エスパルス)と多々良敦斗(現ベガルタ仙台)の両DFが抜けたが、戦い方は変わらない。マリノス戦のように土俵際で踏ん張り続けて、最後にうっちゃる。「走れない選手は使わない」と宣言し、猛練習を課してきた3年間でチームを屈指のハードワーク軍団に変貌させた反町康治監督は不敵に笑う。「外から見ると鈍臭く映るかもしれませんけど、我々はずっと真剣な思いとともにサッカーに取り組んできましたから」。指揮官の青写真をピッチ上で体現する役目も担う田中は、マリノス戦後にこう語っている。「この程度じゃマツさんは褒めてくれない。もっと、もっと熱いプレーをして認めてもらわないと」。誰よりもサッカーを愛し、究極の負けず嫌いを自任していた松田さん。パソコン内には、声を大にしてこう宣言している音声データが残っている。「サッカーが大好きというヤツには、絶対に負けたくないんですよ」。どちらがサッカーを好きなのか――。競い合う機会は永遠に訪れなくなったが、だからこそ田中は1分1秒を無駄にすることなく突っ走ると心に誓っている。「僕自身もサッカーに対する思いは強い。すべてをピッチの上で表現していきたい」。時の流れとともに、松田さんの薫陶(くんとう)を直接受けた松本山雅FCの選手は3人となった。それでも彼らと、そして田中を介して故人の魂は引き継がれる。2015年3月7日。豊田スタジアムで午後2時にキックオフを迎える古巣グランパス戦から、田中と松本山雅FCの新たな歴史が幕を開ける。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年03月05日俳優の田中圭が、ドジでお人好しのシングルファーザー、切れ者の司法書士、元ヤクザの裏の3つのキャラを演じ分ける、深夜TVドラマシリーズ「びったれ!!!」が最終話を待たずして映画化が決定!本日(3月3日)発売の「別冊ヤングチャンピオン」4月号の誌面で明らかになった。主人公の伊武努(田中圭)は、普段は司法書士事務所に勤務するお人好しのサラリーマン。しかも、ちょっぴりドジなシングルファーザー。だが、彼は、弱者が強欲な輩のせいで理不尽な目に遭っているのを見過ごすことが出来ない、誰よりも熱い男だった…。「びったれ」(※小心者を意味する広島弁)という言葉を聞くと、法的な手段で庶民を守る“切れ者の司法書士の顔”に、そして、法的な手段でも動じない至極悪徳な輩に対しては、誰にも見せられない“脅威の裏の顔”に変身するのだ。原作は、「カバチタレ!」「極悪がんぼ」「ダンダリン 労働基準監督官」の田島隆。現在、司法書士漫画の新シリーズとして「びったれ!!!」を別冊ヤングチャンピオンにて連載中。田島さん自身、法律実務に身を置くことから、今回の映画化に際し、オリジナル脚本を共同執筆&全面監修!メガホンをとるのは、社会派からピンク映画まで自由に行き来する名監督・金田敬。キャストには、現在放送中のドラマ「残念な夫。」(フジテレビ)では倉科カナ扮する知里の元カレを爽やかに演じ、「徒歩7分」(NHK・BS)では根暗なストーカーを、さらに10月に続編が公開される『図書館戦争』では、岡田准一演じる堂上の隣で優しく見守る教官を演じるなど様々な役柄を好演する田中さんが、TVドラマシリーズに引き続き主人公・伊武努役を務める。そして、ドジな主人公を叱責しながらもサポートし、どこか好意を抱くツン系ヒロインを、8年ぶりに映画化される『HERO』、5月には『パトレイバー』、冬には『レインツリーの国』と話題作に続々と出演が決まっている森カンナが続投する。毎回放送コードぎりぎりのセリフで繰り広げられるドラマ版。劇場では遥かにそれを超えた田中さんが繰り広げる激しい“舌戦”に期待だ。映画『びったれ!!!』は2015年、秋公開予定。(text:cinemacafe.net)
2015年03月03日NTTファシリティーズ、オートデスク、トプコンは2月14日、「田中絹代ぶんか館」の愛称で知られる山口県下関市の「下関市立近代先人顕彰館(旧逓信省下関電信局電話課庁舎)」の3Dモデルと同市唐戸地区の3Dモデルマップを同館1階ロビーおよびインターネットで一般公開した。「田中絹代ぶんか館」は大正時代特有の設計、装飾が多く現存し下関市有形文化財に指定されている。NTTファシリティーズらは同館の建物竣工90周年、「田中絹代ぶんか館」オープン5周年の記念事業として、BIMの手法を用いて建物全体を3Dモデル化するプロジェクトを2014年5月から進めてきた。三社は「近代建築資料を後世に残すという目的のほかに、2Dの図面データと比べて建物内外の詳細が分かるため効率的に建物の修繕・保全が可能となる」とコメントしている。
2015年02月16日矢田亜希子、“花嫁のれん”着物姿披露現在人気の昼ドラといえば“花嫁のれん”。1月より第4シリーズの放映が開始され、新たにキャストに加わった矢田亜希子に注目が集まっている。彼女のオフィシャルブログをのぞいてみると、撮影の合間に投稿された記事がずらりと並ぶ。同ブログ2月6日付けの記事「着物」では素敵な着物姿を披露。ドラマで使われる着物だということで、春らしい淡い黄色が彼女にぴったりだ。リフレッシュにはアロマ撮影は急ピッチで行われているようで、少々お疲れ気味の彼女だが、リフレッシュに活用しているのがアロマだ。同ブログ2月6日付けの記事「アロマ効果」では、ほんの少しの隙にでも楽屋にアロマを嗅ぎに行くと告白。喉や鼻が気になる時には、ユーカリやティートゥリーをマスクにつけて使用し、夜はラベンダーでゆったりとリラックス。アロマの効果を絶賛している。ビューティー加圧トレーニングを絶賛トレーニングはあまりしない彼女だが、体の重さを感じるとすぐに行動をおこすのはさすが。同ブログ1月26日付けの記事「トレーニング」で紹介しているのは、ビューティー加圧トレーニングだ。トレーニングなのに疲れにくく、体も軽くなり「やっぱりすっきりしたー。」とその効果に大満足のコメントをよせている。【参考】・矢田亜希子 オフィシャルブログ
2015年02月10日ヤンキース・田中将大選手が1月29日、東京都・六本木ヒルズで開催されたイベント「ウブロ チャリティ "ウブロ×田中将大 アイアン・アーム・チャレンジ"」に参加。寒空の中でも針の穴を通す投球を披露し、スプリングキャンプに向けて万全な仕上がりをアピールすると共に、マーリンズへの移籍が決まった元同僚・イチロー選手との対戦を熱望した。スイスの時計ブランド「ウブロ」が主催した同イベントは、一般の参加者が挑戦可能な「ピッチングスピードチャレンジ」と田中選手による「ターゲットチャレンジ」によって構成されている。一般参加者が投げたボールのスピード×100円の金額と、田中選手が投げ当てた的に書かれている金額の合計がチャリティーとして寄付されるというものだ。この日は、六本木ヒルズのアリーナに特設された"マウンド"で投球を披露するとあって、「僕も六本木ヒルズで投げるなんてないですから」と上機嫌で「ターゲットチャレンジ」に臨んだマー君。ただ、自分の投球次第でチャリティー金額が変わってくるだけあって、いざチャレンジが始まると真剣モードに突入。全9球の"勝負"に全力を注いだ。初球に右打者のインローにあたる10万円の的を射抜いたのを皮切りに、針の穴を通すコントロールで次々と寄付金をゲットしていく。圧巻は、硬球の実寸大の大きさという100万円を射抜いた瞬間。美しいフォームから投じられた1球は、糸を引くかのような球筋で見事、ボードのど真ん中に配置された100万円の的を射抜いた。渾身の一球に、「一番集中力を高めて投げたけど、うまく当たってくれてよかった」とご満悦だった。結局、的の近くをかすめたボールも「OK」とカウントされたこともあり、9球で290万円のチャリティー金額を稼いだマー君。「ピッチングスピードチャレンジ」では、一般の参加者とキャッチボールをしたり、会話をしたりする一幕もあり、「MLBに行って前よりも(日本の)ファンの方と触れ合う機会が少なくなっていたので、こういうイベントができて良かった」と笑顔で話した。「(イベントでの投球を)見てもらったら分かるように(体の仕上がりは)ばっちり」と話す田中選手は、オフにトレーニングをしっかりと行い、キャンプに向けて順調な様子。ただ、「今回のオフはチームがプレーオフに出られず、レギュラーシーズンで終わってしまったので長いオフになってしまった」。オフにしっかりと練習が「できてしまった」ことにもどかしさも感じている。それだけに、「今シーズンに結果を出して、今回よりも短いオフにしなくてはいけないなと思います」と、ポストシーズン出場に意欲を見せた。ただ、ポストシーズンへ進む上で貴重な戦力となりうるはずだったイチロー選手と黒田博樹選手の両選手は、新天地で今シーズンを迎える。関西出身のマー君だけに、イチロー選手への思い入れも強いようだ。「僕が兵庫県出身なので、(イチロー選手は)オリックスの時代からすごい雲の上の存在の方だった。野球人として同じチームでプレーできるというのは、これ以上ない(至福の)時間だったと思いますし、イチローさんの野球に対する姿勢というものを間近で見られたことが、ぼくにとってはすごく大きかったと思う」。ただ、勝負となれば話は別。イチロー選手が所属するマーリンズとは、6月に対戦する可能性がある。「それ(対戦)も今年はすごい楽しみ。WBCのときはシート打撃で対戦したことはあるが、試合の緊張感の中での対戦はないので、ぜひ対戦したい」と、「対イチロー」を熱望した。「チームの中で自分が存在感を示していけるようにやっていきたい」。2013年に日本で24勝無敗の大記録を打ち立てた右腕は、メジャー2年目の今季にヤンキースの中心選手として活躍することを誓っていた。なお、イベントによって得られた合計金額396万7,100円は、日本の児童保護施設の21世紀型の学習法や新しい生活スタイルをサポートするNPO法人「リビングドリームス」に寄付される。
2015年01月30日俳優・水谷豊が主演を務める映画『王妃の館』(4月25日公開)で、田中麗奈、吹石一恵、安達祐実、安田成美、緒形直人ら総勢13人の追加キャストが21日、発表された。原作は、作家・浅田次郎の同名小説。フランス・パリの王妃の館(シャトー・ドゥ・ラ・レーヌ)に集まった"ワケあり男女"10人のツアー客と1人の小説家との人間模様が描かれる。天才小説家・北白川右京を水谷が演じ、彼に"降りてくる"物語が、問題を抱えていたツアー客たちを幸せへと導いていく。メガホンを取った橋本一監督は本作を「キャラ合戦」と捉え、「意外性」をポイントにキャスティングした。倒産しかけの旅行会社「パン・ワールド・ツアー・エンタープライズ」の女社長・朝霞玲子を演じるのが田中麗奈。"ポジ・ツアー"と"ネガティブ・ツアー"の二重売りを発案した張本人で、"ポジ・ツアー"の引率者。一方、その部下で"ネガティブ・ツアー"を引率するのは、尾上寛之演じる添乗員・戸川光男。二重売りのプレッシャーに耐えられず、ツアー中は常にお腹を下し続けている。"ポジ・ツアー"参加者は、北白川右京のほか、傷心の美人OL・桜井香(吹石一恵)、成金実業家・金沢貫一(緒形直人)、クラブのホステス・ミチル(安達祐実)の4人。二重売りが発覚してしまうために、決して鉢合わせしてはならないネガティブ・ツアーには、熱血警察官・近藤誠(青木崇高)、ショーパブの女装スター・クレヨン(中村倫也)、ベテラン文芸編集者・香取良男(山中崇史)、文芸編集者・早見リツ子(野口かおる)、元詐欺師・丹野二八(石橋蓮司)の5人が参加している。新作小説執筆のため、ツアーに参加した右京は、パリに来てから何度も"小説の神"が降り、順調に筆を進めていく。その劇中小説の登場人物で、ルイ14世の愛を一心に受けた寵姫・ディアナ役には安田成美。ルイ14世を石丸幹二、その間に生まれた息子のプティ・ルイを山田瑛瑠がそれぞれ演じる。今回の撮影を「パリを舞台に時にコミカルに、時に感動を誘う芝居を、素晴らしいキャストの皆様と一緒に作り上げることが出来ました」と振り返る水谷。小説の登場人物を演じた3人を「フランス人を見事に演じてくれております。まるで絵画の世界のような美しいシーンの連続ですよ」と絶賛し、「ヴェルサイユ宮殿での撮影は俳優人生の中でも、夢のような贅沢な瞬間でした」と感慨深げに語った。また、女社長を演じた田中は、「浅田次郎さんの原作 王妃の館を10年前程に偶然にも読んでいました」と巡り合わせを喜び、「当時は、とっても面白くこんな大作の娯楽作品、映画化なんて無理だろうなと思っていました。ですが、今回実現しました」と感激。「実現させた制作チーム、そしてパリで力強く堂々と撮影した現場チーム、本当に凄いと思います」と撮影スタッフをたたえた。(C)浅田次郎/集英社(C)2015「王妃の館」製作委員会
2015年01月21日スイスの時計ブランド・ウブロは1月29日、チャリティイベント「ウブロx田中将大 アイアン・アーム・チャレンジ」を六本木ヒルズアリーナにて開催する。「アイアン・アーム・チャレンジ」とは、アメリカのメジャーリーグベースボール「ニューヨーク・ヤンキース」の田中将大選手のもつピッチング最高速度156kmの記録に挑戦するチャリティイベント。参加対象は、小学生以下と女性各20人、中学生以上40人の3部門で先着80人が挑戦できる。予選では、同選手に挑む強い"気持ち"を叫び、1人1投でピッチングスピードを競う。決勝では、予選で3部門中で最速記録上位となった3人(計9人)が再度、同選手の記録に挑戦する。優勝者にはウブロウォッチ(100万円相当)と同選手サイン入りグローブ、準優勝者にはウブロアラームクロック(27万円相当)と同選手サイン入りグローブ、3位および一番強い"気持ち"を叫んだ人にはMVP賞として、同選手サイン入りグローブを商品として贈呈する。また、先着50人には予選参加賞も用意している。さらに、決勝後には同選手が金額の書かれた的を目がけて投球する「ターゲットチャレンジ」(9球を投球予定)も実施。同選手が投げ当てる的の数を予想するクイズを行い、正解した人の中から抽選で1人に、同選手のサイン入りグローブをプレゼントする。同イベントでの挑戦者のピッチングスピード記録×100円の総額、同選手が投げ当てた的の合計金額は、NPO法人「リビングドリームス」に寄付される。同法人は、日本の児童保護施設における生活スタイルの新しいスタンダードを築くために活動している。なお、同イベントはテレビや新聞などマスメディアに紹介される可能性もあり、各部門の先着順人数は状況により変更になる場合もあり。参加にあたっては身分証明書が必要となる。天候やその他の事由により、内容が変更または中止になる場合もあり。予選参加者には、田中将大選手の「ターゲットチャレンジ」の観覧エリアを案内する。同イベントの受付開始時間は15時30分~、予選開始16時30分~、決勝開始18時30分~。
2015年01月21日富士通は1月19日、現執行役員常務の田中達也氏が代表取締役社長となり、現代表取締役社長の山本正已氏が代表取締役会長となる役員人事を発表した。ともに、6月22日開催の定時株主総会および臨時取締役会後に正式決定される予定だ。富士通の社長が、パーソナルビジネス本部出身の山本氏から、産業ビジネス本部出身の田中氏に変わる。両氏の略歴は下記の通り。田中氏は、1956年生まれで1980年に富士通に入社。2009年より産業ビジネス本部長代理(グローバルビジネス担当)、2012年より執行役員 産業ビジネス本部長、2014年より執行役員常務 Asiaリージョン長を務めていた。なお、1月19日付けで田中氏は執行役員副社長に就いた。山本氏は、1976年に富士通に入社、2002年にパーソナルビジネス本部長代理、2005年に経営執行役に就いた後、経営執行役常務、執行役員副社長、執行役員社長を経て、2010年より代表取締役社長を務めていた。
2015年01月19日富士通は1月19日、 山本 正已社長が6月22日付で会長に退き、田中常務が社長に昇格する人事を内定したと発表した。6月22日開催予定の定時株主総会および終了後の臨時取締役会を経て正式決定される。なお、田中氏は1月19日付で、執行役員副社長(執行役員常務)に昇格する。カッコ内は現職。6月22日付の人事予定は次のとおり。代表取締役会長 山本 正已氏 (代表取締役社長)代表取締役社長 田中 達也氏(執行役員常務)新社長に就任する田中氏の略歴は以下のとおり。生年月日 : 1956年9月11日職歴 : 1980年4月 富士通株式会社入社2000年4月 同社 産業営業本部産業第二統括営業部プロセス産業第二営業部長2003年4月 富士通(上海)有限公司2009年12月 富士通株式会社 産業ビジネス本部長代理(グローバルビジネス担当)2012年4月 富士通株式会社 執行役員(兼)産業ビジネス本部長2014年4月 富士通株式会社 執行役員常務(兼)Asiaリージョン長(現在に至る)
2015年01月19日1998年に公開された『がんばっていきまっしょい』で主演デビューし注目を集め、それから一歩一歩、女優としてのキャリアを丁寧に積み重ねてきた田中麗奈。現在、34歳。映画、ドラマ、CM…数多くの作品を経て“大人の女性”へと成長した彼女にとって、2015年の皮切りとなるラブサスペンス・ドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」(TBS)は“新しい”女優・田中麗奈の魅力を目にする作品となった。演じるのは、現在の彼女と同じ年齢、34歳のOL・西田りか。3年間の不倫に終わりを告げ、いわくつきの結婚に向かおうとするヒロインだ。ドラマのプロデューサーに求められたのは、田中さんが本来持ち合わせている“可憐で可愛らしく儚い”イメージに、大人の女性の“色気”と“迫力(無意識の魔性性)”をプラスすることだったそうだが、あからさまな色気を放つのではなく、りかという女性を「身近な存在」として感じてもらうことで表現している。そこが、田中麗奈が演技派と言われる凄さでもある。「台本を読んだときに、りかってリアルだなって思ったんです。りかを取り巻くキャラクターが刺激的な人ばかりということもあって、だからこそ生活感が漂うような、ドラマを見ている人が『こんな女性いるよね』って感じてもらえるような、友人みたいな女性にできたらバランスがいいんじゃないかなと。なので、私自身はりかは魔性の女ではないと思っているんです。自分の生活の延長でたまたま好きなった人が家庭のある人で不倫をしてしまったり、感情面でも、ちょっとカッとして相手の反発に乗ってしまうという女性なので、もともと魔性ではないんです」。第1話では、不倫相手の壮太(村上弘明)との関係が彼の妻・美津子(若村麻由美)の策略 によって終わりを迎え、その事実を知ったりかは美津子に立ち向かうことを決意。仕掛けてきた罠を逆手に取り、美津子に想いを寄せる圭一(青柳翔)と結婚を前提に付き合うことを選ぶ。火花を散らせ女の闘いはスタートした。田中さんは「回を重ねるごとに複雑になっていくんです」と、演じる立場でも物語がどう展開していくのか楽しみだと期待を寄せる。りか、壮太、美津子、圭一の4人のラブサスペンスにさらにさまざまな女性キャラクターが絡んでくるのも面白い。「りかは登場するキャラクターすべてに(罠を)仕掛けられるような感じなんです(苦笑)。美津子だけじゃなく他の女性たちも動き出してくるので、それぞれが自分の幸せを貫くために手段を選ばない状況になっていきます。りかと圭一さんの関係ももっと深くなっていくし、壮太との関係も変わっていきます」。このドラマの魅力は単なる復讐劇ではなく、女性はどう輝き、どう散っていけば果たして幸せなのか? 幸せを追い求める女たちの必死さが中心に据えられている。だから共感が生まれる。田中さんはりかの幸せをどう捉え、演じているのだろうか。「幸せになりたい、という気持ちですね。りかは決して周りと闘いたい女性ではないんです。多くを求めてもいない。“欲しいのは彼の心だけだ”というナレーションがあって、それは 実は大きな欲求かもしれないけれど、彼女にとってはそれだけでいい、それ以外のことは求めていないんですよね。そんなりかのブレない気持ちを大切に演じています。いろんな人たちに翻弄されて、その都度いろんな感情や空気が彼女のなかに生まれるけれど、りかにとっての幸せは何か? それをブレさせない。ただ、りかは負けず嫌いな性格でもあるので、突発的に感情的になることもあって。でも、そこが愛すべきところでもある。私自身は平和主義で闘う気ゼロで、コツコツ真面目に小さな幸せが積み重なっていけばいいっていうタイプ。…やっぱり、りかと似ているのかな(笑)。そういう性格が今回の役を引き寄せたのかもしれないですね」。自分の性格をしっかりと受け止めることができるのは年齢もあるだろう。また、田中さんには可憐さ、可愛らしさの中に想像以上の強さがあり、その強さが女性としての魅力に繋がっていく。彼女は言う。女性として生まれたからこそ、自分を含め世の女性たちは「常に綺麗でいたいし、相手を大切にしたいしされたいし、愛したいし愛されたい。そういう気持ちが強い生き物だと思うんですよね…」と。そんな女性ならではの繊細な感情がこのドラマに もぎゅっと詰まっている。そして、引き寄せられる。もちろんそれを表現できるのは、田中さんが女性らしさを大切に今を生きているから──。「仕事も自分自身も日常も、全部を同じくらい愛せるようになってきていて、何だか不思議な空間にいる感じです。以前は仕事に対してばかり愛情を注いでいたけれど、年々、自分自身に対しても愛情をかけられるようになってきました。自分自身を大切にしてこそ、いい状態で仕事に臨めることを知ったので。だから、心も体も自分をケアしている時間は好きです。肌の調子がいい日はそれだけで幸せになるものだし、日々の健康状態に女性は左右されると思うので…」。穏やかに強く今を生きる彼女が「美しき罠 ~残花繚乱~」でどんな女性の変化を見せてくれるのか、期待せずにはいられない。(text:Rie Shintani/photo:Nahoko Suzuki)
2015年01月15日まもなくTBS系列で放送開始となるドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」に主演する田中麗奈をはじめ、若村麻由美、青柳翔(劇団EXILE)、村上弘明というメインキャスト4名が撮影中の都内スタジオのセットにて記者会見を行い、本作の魅力を語った。岡部えつの小説「残花繚乱」を原作に、「101回目のプロポーズ」、「素顔のままで」など話題作を手がけてきた光野道夫をチーフ演出、「ラブジェネレーション」、「大奥」の浅野妙子を脚本に迎えて木曜ドラマ劇場にて放送となる本作。3年におよぶ不倫の末にいわくつきの結婚に向かう30代半ばのOL・りか、不倫相手である上司の柏木荘太、その妻で夫の不倫を知り、りかへの怨念に燃える主婦の美津子、彼女が“罠”として、りかの結婚相手に仕込んだ年下の青年・圭一の4人を中心に愛憎や欲望が入り乱れる。2008年の「猟奇的な彼女」以来、実に7年ぶり民放の連続ドラマ主演を果たす田中さんは、りかを「ごく普通の真面目な女性」と説明。「たくさんの方に罠を仕掛けられていきますが、苦しみながらもがく姿をリアリティをもって伝えられたら」と意気込みを語る。若村さんは、りかに様々な罠を仕掛ける美津子を演じるが、制作プロデューサーの「(本作は)ラブサスペンス」という言葉に、「サスペンスだったんだ?」と驚いた表情を見せつつ「サスペンスの要因は私なんだな…と今日、実感しました」とニヤリ。この日、会見が行われたのは柏木家の立派なリビングだったが、若村さんはここを「美津子にとっての城」と表現。「お城を守るために、主婦のプライドと意地をかけて戦います!」と宣戦布告する。回を追うごとに罠は「加速します」とも語り、「美津子は最初、美しく装ってますが、だんだん壊れていき、哀れでかわいそうなところが見えてくるようになれば」と楽しそうに語っていた。村上さんが演じる、りかの不倫相手の荘太は仕事では野心家ながら、女性に真の愛情を抱いたことがないという男。村上さんはこれまでに演じてきた男とはひと味違う荘太という男に若干の戸惑いを覚えているよう。「いままでやって来たのは、自分や男性の監督や脚本家の方から見て『どうやったらカッコよく素敵に見えるか?』ということでしたが、女性の目線ではそれは必ずしもカッコよく見えないみたいで…男と女の垣根を感じてます(苦笑)。こちらが良かれと思ってやって来たことが、女性から見てカッコよくなかったんだな、と…」と哀愁を漂わせつつ(?)、しきりに首を傾げて笑いを誘っていた。会見が終わりに近づいても、村上さんはなおも未練たっぷりに「私が…いや、荘太が(笑)浮気をしなければ、このドラマは始まらなかったんですよね…。いや、浮気をしたとしても、バレなければ(何も起こらずに)よかったのに、ワキが少々甘いんですね。(浮気を)するときは絶対にバレないようにしないといけない!…ということを荘太に提案したい。それから、責任は妻にもあると思います。夫婦の交流がうまくいってなかったから…」とあくまで村上さん個人の意見としてではなく、役柄の荘太の立場で熱く語り、現場は“バレない浮気のススメ”に笑いに包まれた。ドラマ「美しき罠 ~残花繚乱~」は1月8日(木)21:00~TBSにて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2015年01月07日