ファッション・テキスタイルブランドのミナ ペルホネン(minä perhonen)と、デザイナーの皆川明にクローズアップした展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が、11月16日から2020年2月16日まで、東京・清澄白河の東京都現代美術館にて開催。デザイナーの皆川明が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきた。皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張。展覧会の会期中である2020年には25周年を迎える。今回の展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」では、作り手と使い手の双方に価値を生み出すデザインを基本とする皆川とミナ ペルホネンの思想や活動を紐解きながら紹介していく。“pur”2018-19→AW photo: Mitsuo Okamoto展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものだが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもある。多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、会場では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示される。建築家・中村好文と皆川による新たな「宿」のプロトタイプも展示される他、現代美術家・藤井光がミナ ペルホネンの世界を撮り下ろした映像作品が誕生。展示構成は田根剛、グラフィック・デザインは葛西薫が担当する。会期中には、各界で活躍するクリエイターやアーティストと皆川によるクロストークを多数開催。詳しい情報は展覧会特設サイト()にてチェック。“one day”原画 2018-19→AW photo: sono (bean)前売券は、10月1日より販売中。皆川が朝日新聞のコラム「日曜に想う」のために描いたイラストのポストカード(非売品)3枚がセットになった「ポストカードセット前売券」も数量限定で販売されている。私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらしてくれる「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」 にぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】ミナ ペルホネン/皆川明 つづく会期:11月16日~2020年2月16日会場:東京都現代美術館 企画展示室 3F住所:東京都江東区三好 4-1-1時間:10:00~18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)料金:一般1500円(1300円)、大学生・専門学校生・65歳以上1000円(800円)、中高生600円、小学生以下無料 ※( )内は前売券料金。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付添いの方(2名まで)は無料。20名以上の団体購入は当日券料金から2割引(東京都現代美術館で購入の場合のみ)休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、12月28日~2020年1月1日、1月14日
2019年10月07日京町家をリノベーションした京都の宿泊施設「京の温所(おんどころ)」は2019年10月1日(火)、京都・西陣エリアに「京の温所 西陣別邸」をオープンする。皆川明ディレクション、京町家をリノベーションした宿泊施設ワコール(WACOAL)が運営する「京の温所」は、京町家をベースに、“住まいとしての心地よさ”を追求した空間デザインを特徴とする一棟貸しの宿泊施設。5軒目の“温所”となる「京の温所西陣別邸」は、2軒目の「京の温所 釜座二条」と同様に、ミナペルホネン デザイナーの皆川明と建築家の中村好文がディレクションを手がけている。西陣織の商家が建てた築約95年の町家をベースに施設のベースとなっていのは、元々は西陣織を生業とする商家がゲストをもてなすために建てた、築約95年の京町家だ。普通自動車2台が停められる専用ガレージ付きの2階建てで、部屋は和室2室とベッドルーム2室の計4室に最大8名が宿泊できる。まるで“暮らす"ように生活することで、京都滞在に新たな喜びを現代生活に寄り添ったリノベーションが施された空間には、まるでそこに暮らすように生活することで、京都に滞在する喜びに繋がるような、様々なアイデアが盛り込まれている。吹き抜けのキッチンや中庭を臨むヒノキ風呂例えば、1階には、ワインセラーを備えた使い勝手のよいキッチンと町家の構造を活かした吹き抜けの広々としたダイニングを設置。これには、現地で京の食材を選び、自ら料理し、食べるという、「京の温所」ならではの体験をして欲しいという思いが込められているという。そのほか、中庭を臨むヒノキ風呂や太陽光が降り注ぐシャワールーム、暮らしを豊かに彩る皆川明セレクトによるアートピース、ミナペルホネンのファブリックを活かしたベッドルームなど、各所にディレクションを手がけた2人のこだわりが詰め込まれている。また、他の「京の温所」と同様に、スーツケースなどの荷物の預かり、運搬サービスといった一般的なホテルサービスに加え、季節ごとの京都での過ごし方を提案する「暮らしの提案帖」の提供、京都の味が楽しめる調味料セット付プランなど、本施設ならではの付帯サービスも用意されている。施設情報「京の温所(おんどころ)西陣別邸」オープン日:2019年10月1日(火)予約開始日:9月2日(月) ※一部先行予約サイトあり住所:京都府京都市上京区浄福寺通今出川下る堅亀屋町265-1アクセス:京都市営地下鉄「今出川」駅 徒歩19分/京都市バス停「今出川浄福寺」 徒歩1分延床面積:196平米間取り:・普通自動車2台が停められる専用ガレージ・1階 キッチン&ダイニング、カフェスペース、和室2室、中庭、お風呂、洗面、トイレ、庭・2階 ベッドルーム2室、ライブラリールーム、シャワーブース、洗面、トイレ料金:一泊 150,000円+税定員:最大8名チェックイン:16:00〜(ワコール新京都ビルでのフロント受付は10:00~17:00)チェックアウト:11:00【問い合わせ先】ワコールお客様センターフリーダイヤル;0120-307-056(平日 9:30~17:00)
2019年08月29日ミナ ペルホネン(minä perhonen)のデザイナー皆川明とイタリアの老舗陶磁器ブランド「リチャード ジノリ(RICHARD GINORI)」がコラボレーションしたテーブルウェア「フロレンティア(FLORENTIA)」が、2019年5月15日(水)より発売される。“花の都”フィレンツェが着想源新作テーブルウェア「フロレンティア」は“花の都”イタリア・フィレンツェが着想源。280年もの長き歴史を刻むリチャード ジノリの設立地となった、縁ある場所に思いを馳せ、舞うように咲く柔らかな花々を皆川明が描き出した。料理を考えて配置された「碧の花々」中心から外側に向かい開いていくようにあしらわれた、フラワーモチーフは、料理が盛られた時の景色を想定して、一つ一つ配置場所を変えた。長方形皿、サラダボール、パスタプレートなど、料理を盛り付ける位置を配慮して、皆川明が花のモチーフを位置を決めている。カラーは、リチャード ジノリのアーカイブを想起させる、爽やかなブルーを起用。リチャード ジノリの熟練技が光る皆川がデザインしたモチーフは、リチャード ジノリのマスターペインターたちの技術によって、陶磁器に落とし込まれる。薄紙に花々を写し取り、ニードルで小さな穴をあけ、白磁タイル板の上にそれを敷き木炭でこする。浮かび上がってきた点線にあわせ、丹念に碧の顔料をのせた。筆先から生まれた、濃淡の繊細さが温もりを感じさせてくれる。「フロレンティア」コレクションからは、マグカップ、ティーカップ&ソーサー。プレート、ケーキトレイなど、バリエーション豊富なアイテムが揃うので、デイリー使いはもちろん、友人を招いたホームパーティーなど、様々なシーンで活躍してくれそうだ。【詳細】新作テーブルウェア「フロレンティア」発売日:2019年5月15日(水)取扱店舗:全国主要百貨店<アイテム例>・マグカップ 350cc 8,100円・ティーカップ&ソーサー 10,800円・プレート 22cm 6,480円・パスタプレート 24cm 7,020円・サラダボウル ラウンド 16,200円・ケーキトレイ 31cm 16,200円※価格はすべて税込み。【問い合わせ先】リチャード ジノリ・アジアパシフィック株式会社TEL:03-3222-1735
2019年03月21日およそ280年の歴史を持つイタリアの老舗磁器ブランド、リチャード ジノリ(Richard Ginori)は、皆川 明デザインによる新コレクション「フロレンティア(FLORENTIA)」を5月15日より発売する。Photo_Norio Kidera Styling_Fumiko Sakuhara「フロレンティア」は、2017年に発表した「スぺランツァ(SPERANZA)」、2018年の「ガイア(GAIA)」に続く、皆川 明デザインによるグローバルコレクション。フィレンツェの語源にもなった“花の女神の都”の意味を持ち、リチャード ジノリを代表するベッキオシェイプに、新しいジノリブルーで皆川が描いた枝と小花の可憐なデザインが施されている。中心から外側に向かい開いていく空間は、料理が盛られた時の景色を想定して描かれ、筆先から生まれた濃淡の繊細さが温もりを感じさせてくれる。Photo_Norio Kidera Styling_Fumiko Sakuhara皆川氏は、「今回のテーマ『Florentia』ではまさにリチャード ジノリのある街フィレンツェをイメージして、花がお皿の中に泉となって湧き出るような世界を創りました。お皿ごとに料理を盛り付ける位置を想像しながら、食の空間をやわらかな躍動感や爽やかな風を感じさせるように絵柄を配置していきました」とコメント。主なアイテムの価格は、マグカップ 350cc(税込8,100円)、フタ付きコーヒーカップ&ソーサ―(税込1万2,960円)、ティーカップ&ソーサ―(税込1万800円)、ティーポット 600cc(税込2万4,840円)、シュガーポット 120cc(税込1万9,440円)、クリーマー 110cc(税込1万4,040円)、プレート 22cm(税込6,480円)、フルーツソーサー 15cm(税込4,320円)、サラダボール ラウンド(税込1万6,200円)。エレガンスの中に爽やかな風を感じさせる新たなコレクションで、食卓を彩ってみては。
2019年03月21日展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が、2019年11月16日(土)から2020年2月16日(日)まで、清澄白河の東京都現代美術館にて開催される。「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」では、ファッション・テキスタイルブランド、ミナ ペルホネン(minä perhonen)と、そのデザイナーである皆川明を特集する。長年着用でき、創造的で普遍的な価値を持つ「特別な日常服」を提案するミナ ペルホネン。生地産地と深いコミュニケーションを重ねながらものづくりを行い、作り手と使い手の双方に価値を生み出すデザインを発信している。本展では、皆川明とミナ ペルホネンの思想・活動を紐解きながら、現代におけるものづくりの意味とデザインの社会的役割を考察していく。【詳細】展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」会期:2019年11月16日(土)~2020年2月16日(日)場所:東京都現代美術館住所:東京都江東区三好4-1-1(木場公園内)TEL:03-5245-4111(代表)※平日 9:30~18:00ハローダイヤル:03-5777-8600 ※年中無休 8:00~22:00
2019年01月11日広瀬アリス、柳楽優弥らがゲスト声優を務めることでも話題の『映画ドラえもんのび太の月面探査記』。この度、新たに声優・皆川純子の出演が決定。併せて、最新予告映像とポスタービジュアルが公開された。月面探査機が捉えた白い影が大ニュースに。のび太はそれを「月のウサギだ!」と主張するが、みんなから笑われてしまう…。そこでドラえもんのひみつ道具<異説クラブメンバーズバッジ>を使って月の裏側にウサギ王国を作ることに。そんなある日、不思議な少年・ルカが転校してきて、のび太たちと一緒にウサギ王国に行くことに。そこでのび太は偶然エスパルという不思議な力を持った子どもたちと出会う。すっかり仲良くなったドラえもんたちとエスパルの前に謎の宇宙船が現れる。エスパルはみんな捕えられ、ドラえもんたちを助けるためにルカも捕まってしまい――。『映画ドラえもん』シリーズ39作目となる本作は、直木賞作家の辻村深月が映画の脚本に初挑戦。太古から人類を魅了して止まない神秘的でロマン溢れる“月”を舞台にした、「ドラえもん」史上最大のSF冒険ファンタジーとなっている。今回到着した予告編では、ひみつ道具の<異説クラブメンバーズバッジ>が登場。楽しそうな夢のウサギ王国や、今作のカギを握る謎の転校生・ルカの姿も映し出されている。このルカを演じるのは、「テニスの王子様」の越前リョーマ役、「魔法先生ネギま!」雪広あやか役、「暁のヨナ」ユン役などでお馴染みの皆川さん。実力派声優がより本作を盛り上げる。さらに映像では、広瀬さんが担当する月の裏側に住んでいる謎の美少女・ルナや、のび太たちの前に立ちはだかる侵略者・ディアボロ(吉田鋼太郎)、その部下・ゴダート(柳楽さん)のキャラクターボイスも解禁された。予告編と同時に解禁されたポスタービジュアルでは、のび太たちのほかにも、不適な笑みを浮かべるディアボロや部下のゴダート、ルカとルナといった登場キャラが勢揃いしている。『映画ドラえもんのび太の月面探査記』は2019年3月1日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2018年12月14日京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所釜座二条」が、2018年8月1日(水)に京都・二条城東エリアにオープンする。ミナペルホネン皆川明が手がける京宿市内観光の起点として便利な二条城近くに位置する「京の温所釜座二条」は、推定築150年の京町家を、現代生活に寄り添う住空間としてリノベーションした宿泊施設。ミナペルホネン(minä perhonen)のデザイナーである皆川明がディレクションを手がけ、建築家の中村好文が設計を担当している。“住まいとしての心地よさ”を追求宿泊施設でありながら、「住まいとしての心地よさ」を追求した空間デザインが本施設最大の魅力だ。現地の食材を自分で調理して楽しむことができるキッチン、高野槇の心地よい香りが漂う浴室、中庭に面した約200冊の蔵書を収めたライブラリーなど、まるでこの場所に暮らすように時間を過ごすことで、京都に滞在する喜びに繋がる様々なアイデアが盛り込まれている。間取り一棟貸しとなる本施設は2階構成。1階にはキッチン&ダイニング、トランクルーム、浴室、トイレ、庭、ライブラリー、2階にはベッドルーム、6畳の和室が設けられている。各所に設置されている写真や立体作品などのアートピースは皆川明によりセレクトされたもので、日々の暮らしを豊かにしてくれる、アートの住空間への取り入れ方も合わせて提案している。そのほか、スーツケースなどの荷物の預かり、運搬サービスといった一般的なサービスに加え、季節ごとの京都での過ごし方を提案する「暮らしの提案帖」の提供、京都の味が楽しめる調味料セット付プラン、施設を運営するワコールのパジャマ付プランなど、本施設ならではの付帯サービスが用意されているのも魅力の1つとなっている。施設情報「京(きょう)の温所(おんどころ)釜座二条(かまんざにじょう)」オープン日:2018年8月1日(水)※7月7日(土)より公式サイトにて宿泊予約受付中住所:京都市中京区釜座通二条下ル上松屋町690-2アクセス:地下鉄 烏丸御池駅より徒歩7分料金:一棟60,000円~100,000円+税(人数と時期により変動)間取り:・1階 キッチン&ダイニング、トランクルーム、お風呂、トイレ、庭、ライブラリー・2階 ベッドルーム、和室(6畳)定員>最大4名チェックイン:16:00〜(ワコール新京都ビルでのフロント受付は10:00~17:00)チェックアウト:〜10:00【問い合わせ先】株式会社ワコール お客様センター フリーダイヤルTEL:0120-307-056(平日:9:30~17:00)
2018年07月13日⾹川県・豊島に、ミナ ペルホネン(minä perhonen)のデザイナー皆川明がディレクション、SIMPLICITY代表の緒⽅慎⼀郎が設計を手がけた宿泊施設「ウミトタ」が、4月14日に開業した。ウミトタは、宿泊者それぞれのリズムやスタイルで、豊島の素朴な⾃然を感じながら滞在できる⼀棟貸しの宿泊施設。南側の棚⽥、北側の瀬⼾内海とを結ぶテラス、海を眺めるロフトや浴室、暖炉を備えたライブラリーなど、訪れた季節や天候、⽬的に合わせて、⼀つの⺠家の中に様々な⼼地よい場所を⾒つけることができる。また、時期に応じて⽥植えや稲刈り、野菜の収穫などを体験したり、広く機能的なキッチンで調理を楽しんだり、よりアクティブな滞在も可能。宿の外壁に彩りをあたえる螺鈿細⼯は、皆川と豊島住民や関係者が、ワークショップとして1万枚にもなる貝殻のピースを壁面に散りばめたもの。宿の内装は、ミナ ペルホネン(minä perhonen)のファブリックが施されるなど、選び抜かれた品々が特別な滞在を演出する。ウミトタのロゴデザインも皆川が手がけた。ウェブサイト()にて、宿泊予約を受け付けている。【施設情報】ウミトタ住所:⾹川県⼩⾖郡⼟庄町豊島家浦423-2開業:4月14日 ※3月9日から宿泊予約受付客室数:1室(⼀棟貸し)定員:1〜6名料金:8万6,400円〜(2名利用の合計/1泊夕朝食付き)
2018年04月14日2年前に上演され、大好評だったあの舞台が帰ってきた!皆川猿時さんと荒川良々さんという芸達者2人組が、次々とあぶない目に遭う、くだらなくもおもしろいこの舞台「さらば!あぶない刑事にヨロシク」。二人があぶない目に多々遭うので、それをゲラゲラ笑ってください。演出を手がける細川徹さんは、題材は本当にバカバカしいが、この二人との仕事は戦いに等しいと語ります。「二人は本当に芝居が上手い。例えば“あぶない”と一口に言っても、“ドーベルマンが迫ってくるあぶない”と、“銃口を向けられるそれ”は、異なる“あぶない”ですよね。そのニュアンスの違いを、コントにせずに、セリフの中にこまやかな感情を落として、芝居として出せるんですよ。そんな実力派の二人だからこそ僕も緊張感がありまして。稽古初日に台本を全部書き上げて持っていったんですが、演じてもらったら役者のおもしろさに負けてまして…。すぐに全部書き直しました(笑)」前回と比べ、あぶなさはより一層強くなっているそう。「この二人って、すごく強い人に見えるじゃないですか。肉体的に強そうだから、少々のあぶない目に遭ってもかわいそうに見えないんですよね。舞台上では、ひどい目に遭えば遭うほどおもしろくなる。だから『あぶない刑事にヨロシク』の世界観は、この二人じゃないと成立しないんです。本家の舘ひろしさんと柴田恭兵さんがスズメバチに2回も刺されたら、かわいそうじゃないですか……って、いや、意外とイケますね、カッコよくあぶない目に遭ってくれる気がしてきた(笑)。でもたぶん、村杉蝉之介さんは刺されたら死ぬと思うし、池津祥子さんは、刺されないように立ち回るタイプだと思います。皆川さんと荒川くんが、あぶない目に遭っても大丈夫に見えるのは、スターだからだってことにしておきましょう(笑)」今回も、前回好評だった、観客全員がクラッカーを鳴らして皆川さんを殺す、というような、観客参加型のタイミングも何回かあるそう。どんな“あぶない”が出てくるのか、お楽しみに~!3月16日(金)~4月1日(日)下北沢・本多劇場作・演出/細川徹出演/皆川猿時、荒川良々、池津祥子、村杉蝉之介、近藤公園、上川周作、早出明弘、本田ひでゆき(本田兄妹)、河原雅彦全席指定5800円(税込み)大人計画TEL:03・3327・4312(月~金曜11:00~19:00)ほそかわ・とおる脚本家、演出家、映画監督。1971年生まれ、東京都出身。‘16年には映画『オケ老人!』を監督。映画、アニメ、ドラマ、ラジオなど、幅広く活躍中。※『anan』2018年3月21日号より。写真・土佐麻理子(by anan編集部)
2018年03月14日『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に続いて田村真が主人公ティ・チャラ/ブラックパンサーの声を務めるほか、津田健次郎、森川智之、皆川純子、中井和哉らが日本語吹き替え版で声を担当する『ブラックパンサー』。このほど、「ももいろクローバーZ」のリーダーとして活動する百田夏菜子が、ティ・チャラの妹であり、ワカンダNo.1の天才科学者“シュリ”の声を務め、ハリウッド映画の声優に初挑戦する。連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロイン(芳根京子)の親友役を務め、映画&舞台『幕が上がる』に「ももクロ」メンバーで出演するなど、女優としても期待を集める百田さんは、ハリウッド映画で声を担当するのは本作が初めて。本作で百田さんが演じる、ワカンダの国王ティ・チャラ/ブラックパンサー(チャドウィック・ボーズマン)の妹シュリ(レティーシャ・ライト)は、ブラックパンサーのスーツをはじめ、劇中に登場する数々の最新ガジェットを開発した科学者。そのスーツには“衝撃を全て吸収し自らの攻撃に転換できる”パワーがあり、そのパワーの源になっているのが、ワカンダ王国でしか採取されない貴重な鉱石 “ヴィブラニウム”。世界を崩壊させることができるほどのパワーを秘めたヴィブラニウムから様々なテクノロジーや武器を生み出す唯一無二の存在として、兄であり国王であるティ・チャラを支える重要なキャラクターとなっている。“リーダー”としてブラックパンサーの「気持ちがわかります」今回、才気にあふれた王女でありながら、天真爛漫で兄思いの元気なキャラクターが、百田さんの“見る人の気持ちを明るくさせる元気なイメージ”に合うことから抜擢されたことを受け、百田さんは「たくさんのファンがいらっしゃる作品に今回から初参加するプレッシャーもありました。でも素直に嬉しい!やりたい!と思いました。シュリという女の子になりきれるよう頑張りましたので、私の声が届いたら嬉しいな」と喜びのコメント。また、「国王」と「ブラックパンサー」という2つの大きな使命をもった主人公に対して、「私自身も、突然『ももいろクローバーZ』のリーダーになるように言われたので、主人公の気持ちがわかります。私は、メンバーをはじめ、たくさんの人に助けられながらやってきたので、きっとティ・チャラも周りの人に助けられて、成長するのだと思います」と語り、リーダーとしての自分の姿と重ね合わせた様子だ。結成10周年にして、グループとしても、百田さん個人としても新章に突入する2018年、ハリウッド映画声優初挑戦に臨んだ百田さんの活躍には注目が集まること間違いなし!また、百田さんは2月5日(月)に実施される本作の韓国プレミアにも参加することが決定。初めての海外レッドカーペットに「いまからドキドキしています! これまでは、レッドカーペットの様子をみる側だった憧れの場所。自分が歩いているのは想像できないけれど、その場を楽しみたいと思います」と抱負を語る。王族の1人でありながら、発明家らしい既存の枠にとらわれない自由な考え方を持ち、科学者としてブラックパンサーの戦いをサポートするだけでなく、国王としての重責に悩む兄を精神的にも支える現代的な女性を演じる百田さんに、期待していて。『ブラックパンサー』は3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月25日ワコール(WACOAL)は、京町家をリノベーションした宿泊施設「京の温所(おんどころ)」を2018年4月末、京都・岡崎エリアにオープンする。施設のコンセプトは「ひとつの旅が暮らしの深呼吸のように感じられるひととき」。京都という文化や環境、コミュニティと繋がる場を提供することで、日常の安堵感と旅の開放感、特別な体験ができる宿。滞在する人たちの「もう一つの日常」となることを目指す。また、京都の都市景観を特徴づける建築物である京町家の価値や特性を活かしながら、現代生活が共存する住空間としてリノベーションされた宿泊施設は、京都に息づく様々な文化やコミュニティと繋がる場を創出し、より印象深い滞在体験として提供する。同施設のネーミングやコンセプトの設定、町家のリノベーションプランを始めとする、全体のディレクションはファッションブランド・ミナ ペルホネン(minä perhonen)のデザイナー・皆川明と、住宅設計や家具デザイナーとしても活動する建築家・中村好文が担当。ロゴマークの制作やコミュニケーションデザインには、アーティストの望月通陽とデザイナーの山口信博を迎えた。オープンに先駆け、11月30日にはディレクションを担当する皆川明と中村好文によるトークイベントを、東京・表参道の「ラウンジアンクルハット」で開催。宿泊事業の概要や皆川明と中村好文の対談、質疑応答など、「京の温所」が考える、五感をほぐす、京都滞在のあたらしい形について、現在進行中のプランなども交えたトークを展開する。なお、トークイベントの参加は20名限定、応募が多数の場合は抽選制となる。詳しい参加方法はこちら()をチェック。【イベント情報】『京の温所(おんどころ)』──京都で体験するあたらしいもうひとつの日常。(仮称)会期:11月30日時間:13:00〜15:00場所:ラウンジアンクルハット スパイラル8階住所:東京都港区南青山5-6-23
2017年11月09日イデー(IDEE)では、「POOLとしょうぶ学園」の展示会を10月13日より3店舗で開催中。しょうぶ学園プール(POOL)とは、ミナ ペルホネン(minä perhonen)の皆川明を監修に迎え、2015年からイデーが行っている取り組み。無印良品のものづくりの過程で発生するハギレや端材、流通の過程で発生するキズ・汚れ等で販売できなくなった商品をためておき、さまざまな企業・クリエーターとつながりながら、新たな価値のある商品に再生させる。ラオストートバッグ S 4,320円、L 7,560円 ※写真はイメージしょうぶ学園は1973年に設立された鹿児島県市北部郊外にある知的障害者支援施設。広い敷地には大きな木がのびのびと育ち、その合間をさまざまなデザインの建物が佇んでいる。まるで町のようにリズムを持った気持ちの良い場所で、約130名ほどの利用者と100名ほどのスタッフが日々生活をしている。しょうぶ学園には木、土、布、紙の工房があり、野菜も育てている。園内にはパン屋、カフェ、蕎麦屋もオープンし、誰でも利用できるので県外からも多くの人がやってくる。Everyday Handkerchief (全7種)各486円今企画では、しょうぶ学園の利用者が日々行う活動のなかで生まれた作品や、彼らの作品とプールがコラボレーションをしたプロダクトを作り、3つの店舗で一堂に展示販売する。写真左から時計回りに)白磁 丼・大 1,404円、白磁 丼・小 972円、白磁 皿・中 1,188円、白磁 皿・大 1,728円、白磁 ティーポット 3,780円、マグカップ 1,296円、白磁 皿・小 756円 ※写真はイメージ【イベント情報】POOLとしょうぶ学園会期:10月13日~11月6日会場:イデーショップ 自由が丘店/イデーショップ ヴァリエテ 渋谷店/イデーショップ 梅田店
2017年10月15日デンマークのテキスタイルブランド・クヴァドラ(Kvadrat)が、16年4月にミラノサローネで発表した、デザイナー皆川 明によるテキスタイルコレクション「Akira Minagawa for Kvadrat」及び、インスタレーション「FOREST COMES HOME.」を10月26日から11月7日まで、東京・南青山にあるクヴァドラショールームにて特別展示する。クヴァドラは、多くのインテリアブランドや世界の美術館、ホテルなどが家具の張り地やカーテン、ラグ等で採用しているテキスタイルブランドであり、これまでに様々な分野で活躍するデザイナーたちとテキスタイルを開発してきた。16年4月のミラノサローネでは、「ミナ ペルホネン」のデザイナーとしてよく知られる皆川明とコラボレーションしている。同展では、皆川明の手掛ける繊細かつ深みのあるテキスタイルを展示。「FOREST COMES HOME.」=“森が家にやってくる”と名付けられたインスタレーションは、自然と暮らしの共存をテーマにはかない夢のような展示となっている。【イベント情報】「Akira Minagawa for Kvadrat in Tokyo」会場:Kvadratショールーム住所:東京都港区南青山3-4-6 AOYAMA 364 #103会期:10月26日~11月7日時間:9:00~18:00
2016年10月22日武内直子の大人気漫画を、現代の映像表現で新たに描き出し話題を呼ぶアニメ「美少女戦士セーラームーンCrystal」。現在、第3期「デス・バスターズ編」が放送中の本アニメから、「ももいろクローバーZ」による主題歌第3弾オープニング曲「ニュームーンに恋して」と、野島健児演じるタキシード仮面によるエンディング曲のノンテロップ映像が公開された。未来での戦いも終わり中学3年生になったうさぎたちは、つかの間の平和な日々を取り戻していた。そんな折、予知夢をみる衛とレイ。不穏な気配が漂い始める中、東京湾の埋立地に立てられた新設の私立無限学園に通う生徒が、次々に怪物に襲われる先祖返り現象が起こる。早速うさぎたちは偵察を開始。私立無限学園は既に新たなる敵“デス・バスターズ”の支配下に…。さらには新たな2人のセーラー戦士が出現しとまどう、うさぎたち。私立無限学園で出会った天才レーサー・天王はるかに、ドキドキが止まらず惹かれていくうさぎ。一方、ちびうさは無限学園創設者の娘、土萠ほたると知り合い、親しくなる。やがて土萠ほたるの隠された秘密が明らかになっていく…。TOKYO MX、BS11ほか全国6局で放送中の「美少女戦士セーラームーンCrystal」には、合計3パターンのオープニングテーマ曲「ニュームーンに恋して」が存在。第1弾をやくしまるえつこ、第2弾を堀江美都子が担当し、5月30日放送の第35話放送分から第3弾がスタート。歌唱するのは、本シリーズの第1期&第2期オープニング「MOON PRIDE」を歌い上げた「ももいろクローバーZ」。今回は、第1弾、第2弾と異なるアレンジになっており、「ももいろクローバーZ」の愛らしい歌声が特徴的な仕上がりに。映像も一部リニューアルしている。そして、第3弾エンディング曲には、第1弾のセーラーウラヌス(CV皆川純子)、セーラーネプチューン(CV大原さやか)、第2弾のちびうさ(CV福圓美里)に続き、タキシード仮面演じる野島さんが歌唱する「永遠だけが二人を架ける」。本楽曲はタキシード仮面のキャラクターソングとなっており、映像も一新。キャラクターが全面に出た映像には、放送時から「斬新すぎる!」と大きな反響が寄せられており、ファン必見の内容だ。「ニュームーンに恋して」ももいろクローバーZ/「永遠だけが二人を架ける」タキシード仮面は、6月22日(水)よりリリース。(text:cinemacafe.net)
2016年06月06日稽古場の一角のワクワクさせる2ショットは、大人計画の皆川猿時さんと荒川良々さん。しかも、ふたりが共演する舞台のタイトルが『あぶない刑事にヨロシク』だ。脚本・演出を手掛けるのは「男子はだまってなさいよ!」でバカバカしい笑いを作り続ける細川徹さん。…で、どっちがタカで、どっちがユージなの?共演のお二人にお話を聞きました。***荒川:皆川さんがユージで僕がタカって聞いてたんですが…台本を見たら関係なくなってました(笑)。皆川:まあ、僕の役は『あぶ刑事』に憧れているっていう設定にはなってるんですけど。荒川:逆に僕は『あぶ刑事』を知らないっていう設定で、皆川さんがビデオを貸してくれるっていう。あと、一応、横浜署の刑事ってことにはなってます(笑)。皆川:そんなふたりが、事件を追ううちケンカしたり仲直りしたり(笑)。荒川:ふたりでお茶して終わり、ってことはないと思います。皆川:まあでも、どこまでいまの台本のままいくか、わからないよね。そもそも細川さんの舞台で稽古初日に台本が上がっているってことが珍しいし。荒川:だからか、稽古2日やって、ちょっと違うなって思ったんでしょうね。3日目の稽古は、稽古着のジャージに着替えて皆でただ雑談だけして、私服に着替えて帰りました。皆川:いつもは台本がないから、稽古序盤は雑談だけして帰る!みないな感じだからね。でも、昨日の雑談でお互いにどんな人かよく知っておくのって、本当に大切なんだなって改めて思ったよ。まあ、普通に稽古した後に居酒屋でやれよって話なんだけど(笑)。でもさ、映画を観ると、今回は明らかに人数が足りてないんじゃないかなあ。荒川:あの映画では、敵が嘘みたいに大勢でてきてましたから。皆川:その状況のなかでふたりきりだから“あぶない”わけで(笑)。荒川:そもそも皆川さんの役は、あぶない目に遭いたくない人なのに…。皆川:あぶない目に遭わないようにしているのに、相棒の荒川君のせいでどんどんあぶない目に遭っていく(笑)。しかし…見事に何も残らない舞台だなぁ。荒川:その何も後に残らないのが細川作品の面白さ。何も考えずに笑えるから、子供でも楽しめるし。皆川:だから頭の中だけで作った台本じゃなく、稽古場での雑談から生まれる面白い何かを大事にしてるんだろうね。でも、そういう笑いって、何が面白いのかわかんなくなっちゃうんだよ。松尾(スズキ)さんや宮藤(官九郎)さんの作品は、ある程度お客さんを突き放した笑いだけど、細川さんのホンは、お客さんを巻き込んでいくタイプの作品だから難しいよね。荒川:お客さんが入ってから完成するようなところはあります。皆川:そういう意味でも、荒川君は頼れる相棒です(笑)。荒川:それはお互いさまです。皆川さんなら、どんな球を投げても返してくれる安心感がありますから。◇みながわ・さるとき(写真左)1971年生まれ、福島県出身。’94年より大人計画に参加。グループ魂の港カヲルとしても活躍。出演映画『TOO YOUNG TO DIE!』が6月25日公開。あらかわ・よしよし1974年生まれ、佐賀県出身。’98年より大人計画に参加。現在、連続ドラマ『重版出来!』(TBS系)に出演中。出演映画『TOO YOUNG TO DIE!』は6月25日公開。◇4月14日(木)~24日(日)下北沢・本多劇場作・演出/細川徹出演/皆川猿時、荒川良々、池津祥子、村杉蝉之介、近藤公園、上川周作、早出明弘、本田ひでゆき(本多兄妹)生演奏/TUCKER前売り・当日5800円ヤング券3500円(22歳以下)大人計画TEL:03・3327・4312(月〜金曜11:00~19:00)※ 『anan』2016年4月20日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ
2016年04月18日史上初のオフィシャルファンクラブの発足が決定した「美少女戦士セーラームーン」。4月からスタートとなる本作品新シリーズの第3期<デス・バスターズ編>主題歌アーティストが追加発表された。すでに発表され、注目を集めているオープニング・エンディング主題歌(「ニュームーンに恋して」やくしまるえつこ/「eternal eternity」セーラーウラヌス(cv. 皆川純子)×セーラーネプチューン(cv. 大原さやか))だが、オープニング・エンディングともに3作品ずつ発表されることが明らかとなり、そして3部作連続CDシングルのリリースも同時に発表された。オープニング曲は3作品すべて、やくしまるえつこプロデュースの楽曲「ニュームーンに恋して」となり、やくしまるえつこに続き、堀江美都子、ももいろクローバーZが歌唱を担当する。やくしまるが全バージョンのトータルプロデュース&アレンジも行っており、3バージョンそれぞれの楽曲世界を楽しむことができる。エンディング曲は3作品すべてキャラクターソングとなり、セーラーウラヌス(cv. 皆川純子)×セーラーネプチューン(cv. 大原さやか)のほかに、ちびうさ(cv. 福圓美里)が歌う「乙女のススメ」、タキシード仮面(cv. 野島健児)が歌う「永遠だけが二人を架ける」というラインナップになる。そして、堀江美都子・ももいろクローバーZ・野島健児は、4月10日(日)に東京体育館にて開催予定のPretty Guardians2016-2017「美少女戦士セーラームーン」20周年記念オフィシャルファンクラブ発足記念イベントへの出演が決定。このイベントでは、やくしまるえつこ「ニュームーンに恋して」のフルコーラスアニメ映像も初公開され、さらにこの日初披露となる、堀江美都子や野島健児が歌う主題歌を、イベント参加者は誰よりも早く生で聴くことができる。イベントほか各詳細については、ファンクラブサイトや「美少女戦士セーラームーン」20周年オフィシャルサイトなどをチェックしてほしい。(C)NaokoTakeuchi(C)武内直子・PNP・東映アニメーション・講談社
2016年03月23日こんにちは。婚活応援ライターの大宮です。なぜ「ご挨拶」から書きはじめるのかといえば、「30人ぐらいが参加しているサークルのメンバーに一斉送信のメールを送るような気持ちで原稿を書きたい」と最近の僕は思っているからです。みなさんも、顔見知りの39歳男性からメールを受けとったような気分で読んでくださいね。今回の恋愛相談者は、商社で総合職として働いている森岡純子さん(仮名、35歳)です。編集部が予約してくれた東銀座の居酒屋に赴くと、約束の時間よりも10分以上前に純子さんは座って待っていてくれました。黒いブラウスにパールのネックレスが似合う、クールビューティな女性です。でも、なぜか無表情。緊張しやすい僕は何をいっていいのかわからなくなってしまいそうです。■人見知りのせいで冷たい人だと思われてしまうとりあえず、お酒で場を温めようと思ったのですが、純子さんは明日会社の健康診断を受けるためにアルコールは飲めないとのこと。それは仕方ないですね。気まずい沈黙が続きます。純子さんは、東京出身の東京育ち。30歳のときに母親の反対を押しきって、ひとり暮らしをはじめたそうです。当時は、「3年後ぐらいには寿退社しているだろう」と思っていたことや、会社まで近い場所に住んでいるけれど9時始業で終電近くまで仕事していること。そして、現在は気になる人すらいないことなどを少しずつ伺いました。30分以上たっても表情がかたい純子さんですが、僕のことを嫌がっているわけでも早く帰りたがっているわけでもなさそうです。「人見知りなので、打ちとけるまでに時間がかかります。黙っていると冷たい人だと思われがちなので、打ちとけてからのギャップがすごいとよくいわれます」人見知りではあっても人嫌いではないので、食事に誘われたら、予定がない限りは付きあうそうです。会社では「50代以降のおじさん」層から人気を博しています。「若い子には声をかけにくいので、私ぐらいの年齢はちょうどよいのだと思います」初対面では高飛車な女性だと思われそうな純子さんですが、じつは自己評価は低めなのだとわかります。まちがっても「私は美人なので年上男性からモテて当然」という評価にはなりません。かといって、謙虚で親しみやすい雰囲気というわけでもないのです。下手をすると、周囲の男性から「何を考えているのかよくわからない暗い人」と思われかねません。人見知りの表現方法でかなり損をしている女性だと感じました。長く付きあっていれば、ざっくばらんな人柄が見えてくるのでしょう。美人でもあるので、20代のころは恋愛の機会に恵まれていたようです。■相手から少しでも振りむかれるとうれしくなってしまう恋愛体質ではないと自覚している純子さんですが、穏やかで仕事もできる「吉田栄作似」の男性と出会うと3分後ぐらいには好きになっていました。「まったく相手にしてくれなければいいのですが、ちょっと振りむいてもらうとうれしくなって、時間を費やしてしまいます。私の気持ちは相手に十分に伝わっていると思うのですが…。でも、結局はうまくいきません。20代後半に好きになった人は、一緒に飲みに行って3回ぐらいその人の家に泊まったのに何にも起こりませんでした。共通の知りあいが多かったので、手を出しにくかったのかもしれませんが…」その男性にはずっと好きな女性がいたけれど、付きあうべきかを迷っていて、その間に自分のことを慕ってくれる純子さんともデートをしていたようです。終電がなくなって困っている後輩の純子さんを自宅に泊めることはしたものの、欲望に任せてセックスをしたりはしなかったのでしょう。常識的な人なのだと思います。ならば、純子さんのほうからアプローチするべきだったのかもしれません。「私から口説く? そんなの、無理です」うーん。確かに無理そうですね。それでいて純子さんは「自分のほうから好きにならないと恋愛できない」タイプです。最後にお付きあいしたのは3年前のことでした。■元カレは、優しそうな雰囲気の料理人「相手は、ハロウィンパーティで知りあった料理人さんでした。その場ではあまり話しませんでしたが、優しそうな雰囲気にハッとしましたね。友だちづてに彼の連絡先を聞いて、私のほうから連絡をして、2か月後には付きあいはじめました」しかし、大企業の社員である純子さんと飲食店勤務の恋人とは生活のリズムが合わず、デートもままならない日々が続きました。10か月後に早くも別れのときがやってきます。「彼のおじさんが神奈川県の山奥でお店をやっていて、その店を彼が引きつぐことになったんです。一緒に来てくれないかといわれたのですが、東京を離れるのは無理だと思って別れてしまいました」恋愛体質ではなく、ごくたまにしか男性を好きにならないという純子さん。今後の参考までに僕自身の体験を聞いてください。■ライター・大宮の結婚エピソード僕は埼玉県所沢市生まれの東京都東村山市育ちです。大学を卒業するまで実家にいて、社会人になってからのひとり暮らしも杉並区でした。つまり、30年以上も東京の西北部にあたる西武新宿線およびJR中央線沿線で暮らしつづけたのです。東京のほかの地域にすらアウェイ感を抱いていました。最初の結婚相手は、実家が西武新宿線の沿線にありました。それも親近感を覚えた理由だったのですが、実際に結婚してみると生活観や家族観で食いちがうことが多くて、わずか1年で離婚をしてしまったのです。1年半後に再婚した相手は、愛知県の海沿いで家業を継いでいる女性でした。彼女は毎日通勤しなければならないので、愛知県外に住むのは無理があります。僕は東京を離れるのが本当に怖かったのですが、勇気を出して愛知県蒲郡市という聞いたこともない小さな自治体に住むことにしました。半年もたつと、気候も穏やかで農産物も海産物も豊富な土地が大好きになり、気のあう友だちもできました。妻や義理の両親との相性はよくて、大人として適度な距離感を保ちながらも助けあい、それぞれが気持ちよく暮らしています。慣れ親しんだ土地や人間関係から物理的に離れるのはエネルギーが必要ですが、移住先でも意外なよろこびが待っている可能性は大きいのだと僕は知りました。もちろん、結婚相手を心から愛していることが大前提です。健康な大人ふたりが力を合わせれば、たいていのことは乗りこえられると思います。純子さん、次の機会があれば東京以外に住むことも考慮に入れてみてください。選択肢は多く持っておいたほうがいいですよ。「自分から好きにならないと、付きあえない」という純子さんには、ちょっとしたジレンマもあります。相手を好きになりすぎると何もいえなくなってしまい、ありのままの自分でいられないことです。結婚をしてしばらく共同生活をすれば、よくも悪くも地が出てくるものなのであまり心配はいらないと思いますが、自分の魅力を伝えられないまま別れてしまうようならば確かに問題ですよね。「友だちから恋愛に発展したり、相手のほうから私を好きになってもらってからお付きあいしてもいいかな、とようやく思いはじめています。でも、最近はまったく出会いがありません。どうしたらいいのでしょうか…」30代半ばになると、学生時代や会社の同期はすでに結婚している人が多くなり、合コンなどの機会が減っていくもの。でも、気持ちを軽く保っておけば、出会いなどは街中にころがっています。純子さんの場合は、第一印象をよくすることのほうが大事だと僕は思います。「薄口アドバイス」をご覧ください! 「大宮冬洋の薄口アドバイス」「30歳を過ぎたら短所を根本的に直すことは難しいので長所を伸ばすことを考えよ」とビジネス書で読んだことがあります。恋愛でも同じです。むしろ、短所を長所に転じるぐらいの気構えが必要です。純子さんは人見知りを克服するのではなく、「愛嬌(あいきょう)のある人見知り」を目指せばいいのだと思います。ポイントは、人見知りを開示すること。「緊張しているので表情がなくなっています。気の利いたこともいえません。ごめんなさい。でも、今日はあなたにお会いできてとてもうれしいです」という趣旨のことをできるだけ早い段階で相手に伝えましょう。メールやLINEでもいいし、友だちに言い添えてもらうのもありです。あなたの気持ちが伝われば、相手の男性は「かわいい人だな。守ってあげたい」と思うことでしょう。純子さん、短所と長所は表裏一体なんですよ。試してみてくださいね。
2016年02月14日今春よりオンエアされる「美少女戦士セーラームーン Crystal」第3期「デス・バスターズ編」に出演する新キャスト発表会見が1月27日(水)、東京・文京区の講談社で行われた。会見には三石琴乃(セーラームーン/月野うさぎ役)をはじめ、この日情報解禁となった新キャストの皆川純子(セーラーウラヌス/天王はるか役)、大原さやか(セーラーネプチューン/海王みちる役)が出席し、第3期への意気込みやアフレコ現場秘話を披露。会見の模様はニコニコ生放送で中継され、34,559人が視聴した(タイムシフト含まず)。すでに新キャストを迎えたアフレコが順調に進んでいるといい、三石さんは「新しく参加される皆さんの緊張を、もともとのメンバーが優しく解している感じ。私はその様子を『いい雰囲気だなあ』とビッグダディ目線で(笑)で見守っています」と目を細め、「20年の歴史あっての新作ですが、あくまで新しい物語なので遠慮せずにドンと来てください」とエールを送った。「決まった瞬間、うれしくて鳥肌が立った。同時にプレッシャーもハンパなかったですが、とにかく一生懸命演じたい」(皆川さん)、「伝説の作品で大役を演じられるうれしい。でも同じくらい怖さも感じました。こんな経験は初めて」(大原さん)と新キャスト陣は決意も新た。会見が行われた1月27日は、天王はるかの誕生日ということで、大原さんが皆川さんにサプライズで誕生日プレゼントを手渡す、微笑ましい場面もあった。また、会見には参加できなかった藤井ゆきよ(土萠ほたる/セーラーサターン役)はVTRコメントを寄せ、「まだ、正直信じられないですが…、セーラームーン20周年プロジェクトということで、愛され続けてきた作品に携われるので誠心誠意頑張らせて頂きます!」と意気込んでいた。第3期となる「デス・バスターズ編」は、武内直子による原作コミックス完全版第5巻&第6巻を映像化!セーラー戦士と、謎の組織“デス・バスターズ”との戦いが描かれ、セーラームーンやセーラーちびムーンといったおなじみのメインキャラクターに加えて、セーラーウラヌス、セーラーネプチューン、セーラーサターンら人気の高い外部太陽系戦士を含めたセーラー10戦士がついに勢揃いする。<キャスト>月野うさぎ/セーラームーン役:三石琴乃水野亜美/セーラーマーキュリー役:金元寿子火野レイ/セーラーマーズ役:佐藤利奈木野まこと/セーラージュピター役:小清水亜美愛野美奈子/セーラーヴィーナス役:伊藤静ちびうさ/セーラーちびムーン役:福圓美里冥王せつな/セーラープルート役:前田 愛天王はるか/セーラーウラヌス役:皆川純子海王みちる/セーラーネプチューン役:大原さやか土萠ほたる/セーラーサターン役:藤井ゆきよタキシード仮面/地場衛役:野島健児ルナ:広橋涼アルテミス:大林洋平ダイアナ:中川翔子カオリナイト:よのひかり土萠教授: 桐本琢也ファラオ90:土師孝也<ウィッチーズ5>ミメット:長久友紀ユージアル:たかはし智秋ビリユイ:本泉莉奈テルル:大空直美シプリン:庄司宇芽香「美少女戦士セーラームーンCrystal」第3期「デス・バスターズ編」は今春スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年01月28日現在、コミックブレイドにて『あまんちゅ!』を連載中の天野こずえが描いた未来形ヒーリングコミック『ARIA』。その完全新作アニメーションとして制作された『ARIA The AVVENIRE』の初日舞台挨拶が、2015年9月26日、新宿ピカデリーにて行われた。初日舞台挨拶には、灯里役の葉月絵理乃、藍華役の斎藤千和、アリス役の広橋涼、アリシア役の大原さやか、アリア社長役の西村ちなみ、晃役の皆川純子、そして、佐藤順一監督が登壇。2007年に開催された『ARIA The OVA ~ARIETTA~』の発売記念イベント以来、約8年振りにARIAキャストが勢ぞろいした。イベントでは、長い月日この作品に関わってこれたことに対する想いが各キャスト・監督より語られた。ここでは登壇者によって語られたメッセージを紹介しよう。■葉月絵理乃(水無灯里役)灯里のプリマの成長部分をこんなにも描かれているとは思わなかったので、台本を受け取った時は、嬉しいと同時にどう先輩としての灯里を表現すればいいのか気になっていました。でもいざ始まってみると皆がいてくれて、すぐネオ・ヴェネツィアの空気になって、無理に大人っぽくするのではなく、自然と成長した姿を演じられたかなと思います。10年前にスタートしてこんなに長く続くとは思わなかったです。また再会出来たのはファンの皆さんが愛してくれて繋げてくれたおかげですので、この先もずっとARIAを大事にしてくださると嬉しく思います。■斎藤千和(藍華役)今作では後輩ができましたが、ARIAの世界では先輩との関係性が完璧でしたので、最初はどうなるのかと思いました。ですが、後輩ができても何の違和感もなく、不思議な感覚でした。今日は舞台挨拶に劇場に訪れてスクリーンに入った瞬間、アフレコ現場と同じように不思議なくらい居心地が良くて、ARIAの空気はここにもあるのだなと感じました。大好きなモノがいっぱい詰まった作品ですので、また会いに来てください。いつでも劇場で待っていますので、また是非AIRAの世界でお会い致しましょう。■広橋涼(アリス役)本編で初めてアーニャという後輩ちゃんが出来ましたのが、アテナさんがいて、アリスがいて、アーニャがいてオレンジプラネットの流れを、アーニャ役の茅野愛衣さんも上手く表現してくれ、こうやって受け継がれていくのだなと思いました。ARIAの仲間は、私含めよく泣きます。お客さんも同じ気持ちなのかなと思いますし、こうしてたくさんの人が同じ場所で、同じ感覚を共有できるのは凄く不思議で、凄い奇跡だし、幸せに感じます。今作に関われて素晴らしい先輩や後輩と出会えて、観てくださる方がいる限り作品は残っていくので、何度でも楽しんで味わって頂ければと思います。■大原さやか(アリシア役)ARIAの収録では通常テスト時に音楽を流して、ARIAの空気を感じて臨むのですが、今回は(音楽を聴くと皆泣いてしますからという理由で)流されず。楽しみにしたので、「監督にいけずされた」と言いたいです(笑)。グランマの台詞はすごく好きで、「叶わなかった願いの種は胸の中に潜んで希望の光を放ち続けている」というのは、スタッフやキャスト含め、待っていてくださったファンの方にもすごくシンクロするなと思いました。そして、その後の台詞で「叶わないと思っていた願いも姿・形を変えてひょっこり顔を出すこともあるから、それが楽しみよね」というのも今回の作品につながっているので、本当に奇跡だと感じております。本日はミラクル記念日だと思っております。■西村ちなみ(アリア社長役)アフレコは嬉しい気持ちがいっぱいで、1日で録り終えるのがもったいないと感じていました。スタジオ現場では灯里の第一声の声でやさしい気持ちに包まれ、みんなの声を聴くと昔に戻れました。初日を迎えるのは大変喜ばしいことですが、少し淋しい気持ちもあります。最後のグランマの願いの種のエピソードにありますように、ARIAを愛してくださいましたみなさんひとりひとりの想いの種が7年という長い時間、愛情を掛けて、花が咲いたのだと思います。ARIAを愛する気持ちは本当にみなさまと変わらないし、月日が流れてもずーと待ってくれた皆さんが愛おしくてたまりません。一緒にこの日を迎えられて幸せです。みなさんの心の中にいつまでもARIAがいてくれたら嬉しく思います。■皆川純子(晃役)アフレコに向けて気を付けた点は、泣かないことです。家でリハーサルをする際も、泣いて泣いて一回もうまく出来なかったので、本番では大丈夫だろうと臨んだのですが、スタジオに入った時点で泣いてしまいました。今日もパンフレットを見たら泣いてしまうとのことで、周囲からパンフを見るのを止められました(笑)。みなさんARIAと出会ってくれて、愛してくれてありがとう。また素敵な奇跡が起きたらみんなに会えるんじゃないかなと思っております。その時までみなさんお元気で。またお会い致しましょう。■佐藤順一監督今回ARIAの世界の音楽を5.1chにリミックスしたのですが、世に出ていない歌を本編に生かすことができたことが、キセキだと思います。この作品を私にオファー頂いて今改めて感謝の気持ちでいっぱいでいます。そして今作を愛してくれて、大事にしてくれたファンの皆さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にキセキのようなこの機会をめいっぱい楽しんで、しばらくの間このネオ・ヴェネツィアの世界を楽しみましょう。『ARIA The AVVENIRE』は、新宿ピカデリーほかにて公開中。公開館の詳細については公式サイトなどをチェックしてほしい。
2015年09月26日天野こずえ原作による未来形ヒーリングコミック『ARIA』が、完全新作アニメーション『ARIA The AVVENIRE』として9月26日にイベント上映されることが決定し、特報映像とキャラクター設定、最新場面カットが公開された。『ARIA』は、前身作『AQUA』(2001年)から漫画誌『月刊ステンシル』(エニックス)にて8年かけて連載。単行本は累計420万部、関連書籍は累計60万部とシリーズ累計480万部を記録している。2005年のTVアニメ『ARIA The ANIMATION』から、2006年に2ndシーズン『The NATURAL』、2007年に『The OVA ~ARIETTA~』、2008年には3rdシーズン『The ORIGINATION』が放送され、多くのファンを獲得。惑星改造により生まれた水の惑星「アクア」の観光都市ネオ・ヴェネツィアを舞台に、ゴンドラを操りウンディーネと呼ばれる水先案内人として働く少女たちの日常を描いている。1stシーズンから10年目を迎える2015年、10周年記念プロジェクト「蒼のカーテンコール」として本作の制作が発表され、メガホンをとるのはTVシリーズを手がけた佐藤順一監督。脚本も同様にTVシリーズを担当した吉田玲子氏という「ARIA」シリーズの制作陣が再集結している。本作は、アニメ化されなかった原作のエピソードにオリジナルストーリーをプラスした内容にとなり、原作者の天野こずえがデザインした新キャラクターも登場するという。公開された特報映像では、TVシリーズのメインキャラクターである、プリマ・ウンディーネの灯里と、新米ウンディーネとして働くアイの姿も。同時に、灯里とアイのキャラクター設定も公開されている。個人経営の水先案内店・ARIAカンパニーを切り盛りする、マンホーム出身のプリマ・ウンディーネである灯里は、すてきな物事に対する感受性が人一倍強く、これまでアクアのさまざまな魅力を発見する。通り名は「遙かなる蒼(アクアマリン)」。一方、かつて旅行中に灯里のゴンドラに乗ったのをきっかけに、アクアとウンディーネの魅力に開眼し、ARIAカンパニーに入社したアイは、まだシングルの身でありながら、先輩である灯里のサポートをてきぱきとこなすしっかり者という役どころとなる。灯里を演じる声優の葉月絵里乃は、「私がひとつひとつのお仕事が初めての連続だったので、芝居ひとつにしてもコメントひとつにしても、合っているのかダメなのかさえもわからない、いつも不安であたふたしていました。そんな自信のなさ加減からほわほわな灯里が出来上がっていったのだと思います」と当時を回想。そして新作の公開にあたり、「この10年でそれぞれいろんな事があったと思います。そんな自分の足跡を少し振り返りながら、もう一度ネオ・ヴェネツィアの世界に浸ってください。変化した事もしていない事も、また新たな発見があると思います」と呼びかけている。『ARIA』のことを"忙しい日常の中にぽっかり浮かんだ優しいオアシス"と語る、アイ役の水橋かおりは、「アリシアさんの想いを灯里ちゃんが継いだように、アイちゃんも早く一人前になって、灯里ちゃんの想いを受け継いでほしいなあと思っています」と、アイの成長に期待を寄せている。アリスを演じる広橋涼は「まさかまさかの完全新作です。みなさま以上に驚いています。またARIAのみんなに会える、演じられる、こんなにすてきな奇跡はありません。とにかく"でっかい"楽しみです」と喜びをあらわに。アリシア役の大原さやかは、「ときどきイライラしたり、自分を見失いそうになったときに、アリシアさんの『あらあら、うふふ』を思い出してみたり、日常のなにげないものの中にすてきなものを見つけると、アリシアさんならなんて言うかなあと考えたり……。いつも笑顔で、誰かの心にスッと寄り添える人。私にとって、すてきな大人の代表であり、憧れの女性です」とアリシアの魅力を語っている。そして、晃を演じる皆川純子は「アフレコしている時も号泣、オンエアを見る時も号泣、こんなに制御が効かず泣くなんて、役者失格なんじゃないかと自分で心配になるほど泣きました」とアニメ放送当時を振り返り、「新作が出ると聞いた時はそれはもううれしくて変な声が出ました」と明かし、「みなさんに『やっぱりARIAが大好き』と思ってもらえるように、思いをこめて晃を演じたいと思います」とコメントした。(C)2015 天野こずえ/マッグガーデン・ARIAカンパニー(C)2015 Kozue Amano/MAG Garden・ARIAcompany All Rights Reserved
2015年04月07日西麻布のギャラリー「ル・べイン」で12月9日より「雪の器」展が開催されている。今年が4回目の開催となる皆川明と安藤雅信のコラボレーション企画展では、“雪の器”をテーマに鍋や器などを展示する。皆川明はファッションブランド「ミナ ペルホネン(mina perhonen)」のデザイナーで、家具やテーブルウエアなどのインテリアデザインも手掛ける。一方、安藤雅信は日常食器と茶胴部、彫刻的な作品も製作するアーティスト。今回発表された作品は皆川が安藤の工房に直接出向き、耐熱性の生地に雪をモチーフとする文様を描いた。また、オリジナルのキャンドルスタンド、ガラス食器などのアイテムも展示される。食卓で冬を楽しむヒントが見つかるかもしれない。併設の茶房「souen」では期間中、雪景色をイメージした茶菓子や、冬に咲き誇る花畑をイメージした飲み物を提供。またミナ ペルホネン特製の巾着とブレンド茶も販売される。【イベント情報】皆川 明+安藤 雅信 「雪の器」展会期:12月9日から24日まで会場:ギャラリー ル・べイン住所:東京都港区西麻布3-16-28時間:11:00から19:00料金:無料休館日:月曜日
2014年12月10日11月17日、「IMA CONCEPT STORE」にて、「ミナ ペルホネン」 デザイナーの皆川明、写真家・上田義彦、ブックデザイナー・菊地敦己によるトークイベントが開催される。同イベントは、年2回発表されている、ミナペルホネンのコレクション世界観を表現したイメージブック『紋黄蝶』の最新号発売を記念したもので、上田、菊地はそれぞれこの本の写真と装丁を手掛けている。『紋黄蝶』14-15AWのシーズンテーマはコレクションと同じく「結晶」。悠久の時間を経て形をなす「結晶」に、ミナペルホネンの未来の姿を重ねて作り上げられることによって生まれたコレクションだ。カメラを手にした上田が切り取るのは、光や鉱石、霜のベールを纏う花など、時を繋いで輝く結晶の数々。トークイベントでは、「結晶」に対する3名それぞれの解釈、想いについても伺い知ることができるだろう。料金は1,389円。雑誌『IMA』定期購読会員は、1,111円で参加できる。【イベント情報】 “ミナ ペルホネンの「紋黄蝶」ができるまで”場所:IMA CONCEPT STORE住所:東京都港区六本木5-17-1AXISビル3階日時:11月17日19:00から21:00
2014年11月14日9月2日、家具メーカーのマルニ木工が、同社東京ショールームで、プロダクトデザイナーの深澤直人と、「ミナペルホネン(mina perhonen)」デザイナ-の皆川明による初のコラボレーションプロジェクト「ふしとカケラ・マルニコレクション・ヒロシマ・ウィズ・ミナペルホネン(MARUNI COLLECTION HIROSHIMA with mina perhonen)」の発表会を開催。深澤、皆川両氏登壇により、トークセッションが行われた。同プロジェクトは、今秋開催の「三越伊勢丹デザインウィーク(ISETAN MITSUKOSHI DESIGN WEEK 2013)」のメインコンテンツ。深澤デザインのイス「HIROSHIMA(ヒロシマ)」などマルニ木工のイスにミナペルホネンの"カケラ"(残布)のパッチワークを組み合わせた商品や、端材を使ったテーブルなどのオリジナル家具が期間限定で発売される。皆川氏は、「2011年に西麻布のギャラリーで初めて"HIROSHIMA"を見て、その横姿の美しさに感動した。"カケラ"とは、洋服を仕立てる際に出る、端切れなどの余り布のこと。余り布も他の生地と同じように手間暇かけて作られるのに、廃棄されてしまうのはもったいないと常々感じていた。そんな余り布に“ピース=カケラ”としてもう一度生命を与えようというのが今回の試み。毎年発表してきたミナペルホネンのコレクションラインで使われたアーカイブ生地を組み合わせることで、タイムレスな魅力が感じられるものになったと思う」と語った。今回、皆川氏は使い続け生地が擦り切れると、織り込まれた別の色が見えてくる生地をイスの座面用に提案。「使い込む内に現れる経年変化を楽しめるようなイスを作りたいと考えた。この生地は2色の糸が互いの色を干渉し合わないようにしながら高密度で織り込んで作られており、表地と裏地が時間の経過と共に歩みよってくるような仕掛けになっている」と話す。また深澤氏は、「人はモノを買う時、”傷がなく奇麗な商品が欲しい”と思うのが正直なところ。だが、このプロジェクトで、"ふし"(がある木材)や"カケラ"を使ったモノであっても、"自分にしか手に入れられないもの"という価値がそこに存在する、という新しい考え方を提供できたのが大きな意義だと思う。プロダクトデザイナーとして、これまでは美しくクオリティーの高いものを目指してモノ作りを行ってきたが、今回そこに”無駄にしない”という意識を持ち込むことができた」と語った。同プロジェクトは、伊勢丹新宿店1階ザ・ステージで10月23日から29日まで開催されるイベントで公開予定。
2013年09月06日「minä perhonen(ミナ ペルホネン)」のデザイナー皆川明さんと、陶芸家の安藤雅信さんによる「はねの器 ハナの器」展が、西麻布のギャラリー「le bain(ル・ベイン)」にて開催されている。安藤雅信さんは岐阜県多治見市に「ギャルリ百草(ももぐさ)」を構え、活動する陶作家。皆川明さんとのコラボレーションによる器づくりは、2年前よりスタート。安藤さんの定番の器に、「minä perhonen」ならではの蝶々がスタンプされたものは、人気の高い作品となっている。今年は新たに、羽の形をした器が登場。日常で使いやすい器をテーマに作られた“はねシリーズ”は、2つ並べると蝶々のようになり、模様を描くように盛りつけが楽しめる。絶妙な色合いの器は重ねて使っても。またデザインから2人で考え、皆川さんが自ら絵付けした花や蝶の模様の器やカップなど、さまざまな種類が並ぶ。なかには、家のお守りにもなるなべ敷き「Roomori(ルーモリー)」や、見ると元気になれる愛らしい人形「Hope(ホペ)」といったユニークなものもあり、選ぶのに悩んでしまいそうだ。上下を変えると、顔の表情が変わる「Roomori(ルーモリー)」。向かいにあるギャラリー「MITATE(ミタテ)」では、「minä perhonen」による「BLUE ときどき YELLOW」展を同時開催。青と黄色をテーマにセレクトされた、ハンカチやバッグ、コースター、バッジ、カップなどのオリジナル商品を販売している。オーガニックコットンとリネンのタオルは、今回初登場。ハンカチ、タオルなどがある。ブルーと黄色で揃えられた、スタッキングできるカップ「pudding/」さらに併設の和菓子店「ori HIGASHIYA(オリ ヒガシヤ)」は、会期中、「minä café」に変身。皆川さんによるレシピで作られたカレーやサンドイッチを今回発表の器で食べられるという、とても贅沢なカフェ。アイス最中やかき氷などの甘味、ドリンクも自家製ジンジャーエール、コーヒーや煎茶のほか、シードルや自家製サングリア、ワインなども揃っている。玄米ごはんのカレー(¥1,000)と、今回のために考案されたアボカドとベーコン、マスカルポーネとナッツの2種が愉しめる「minäサンド」(¥800)。初日にはオープン前から行列ができるほどの人気。充実した展示となっているので、ご興味のある方はぜひお早めに。皆川明+安藤雅信「はねの器 ハナの器」展minä perhonen「BLUE ときどき YELLOW」展※同時開催「minä café」会期:開催中~7月18日(水)営業:11:00~19:00 月曜日定休場所:ギャラリーle bain/ギャラリーMITATE/ori HIGASHIYA 東京都港区西麻布3-16-28お問い合わせ:03-3479-3842 取材/赤木真弓
2012年07月10日