2021年10月26日、正式にご結婚された秋篠宮ご夫妻の長女である眞子さまと小室圭さんが、そろって会見に臨みました。眞子さま現在、新型コロナウイルス感染症の影響が続き、大変な思いをされている多くの方々にお見舞いを申し上げます。そして、困難の中にある人を助け、私たちの生活を支えてくださっている方々に、深く感謝申し上げます。本日、みな様にお伝えしたいことがあるため、このような場を設けました。私が皇族として過ごしてきたなかで抱いてきた感謝の気持ち、私たちの結婚を心配し、応援してくださった方々への感謝、これまでの出来事のなかで私たちが感じてきたことや結婚への思いなどについて、お話ししたいと思います。この30年間、 たくさんの方々に助けられ、見守られ、支えられてきました。心を込めて私と一緒に仕事をしてくださった方々に、心から感謝申し上げます。訪問した先々では、たくさんの方々が優しい言葉と笑顔で迎えてくださいました。直接お目にかかる機会のあった方も、お目にかかることのなかった方も、私に温かい気持ちを向けてくださったすべての方々に、心から感謝申し上げます。数々の出会いが私にとってどれほど大切であったか、到底いい表すことができそうにありません。これは、今後も決して変わらない思いです。私と圭さんの結婚について、さまざまな考え方があることは承知しております。 ご迷惑をおかけすることになってしまった方々には、大変申し訳なく思っております。また、私のことを思い、静かに心配してくださった方々や事実にもとづかない情報に惑わされず、私と圭さんを変わらずに応援してくださった方々に、感謝しております。私にとって圭さんはかけがえのない存在です。そして、私たちにとって結婚は、自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択でした。小室圭さん私は眞子さんを愛しております。一度きりの人生を、愛する人とともに過ごしたいと思っています。これまで幸せな時もそうでない時も、さまざまな気持ちを2人で分かち合い、励まし合ってきました。この度の結婚に関してご迷惑をおかけしてしまった方々には大変申し訳なく思っております。いろいろなことがありましたが、眞子さんと一緒に人生を歩みたいという思いを持ち続けられたのは、眞子さんと、これまで周りで私たちを支えてくださった方々のおかげです。心から感謝申し上げます。会見では、小室さんの留学や、小室さんの母親と元婚約者との件についても語っています。眞子さま本日まで、私が公に発言する機会は限られてきました。そのために生まれてしまった誤解もあったと思います。一部の方はご存知のように、婚約に関する報道が出て以降、圭さんが独断で動いたことはありませんでした。例えば、圭さんのお母様の元婚約者の方への対応は、私がお願いした方向で進めていただきました。圭さんの留学については、圭さんが将来計画していた留学を前倒しして、海外に拠点を作ってほしいと私がお願いしました。留学に際して私は一切の援助をできませんでしたが、圭さんが厳しい状況のなか努力してくれたことを有り難く思っています。圭さんのすることが、独断で行われていると批判され、私の気持ちを考えていないといった一方的な憶測が流れる度に、誤った情報がなぜか間違いのない事実であるかのように取り上げられ、いわれのない物語となって広がっていくことに恐怖心を覚えるとともに、つらく悲しい思いをいたしました。厳しい状況の中でも、圭さんを信じ続けてくださった方々に感謝しております。小室圭さん私の母と元婚約者の方との金銭トラブルといわれている事柄について、詳しい経緯は本年4月に公表したとおりです。元婚約者の方には、公表した文書でも書いたように、これまでも折に触れて私と私の母からお礼を申し上げており、今も感謝しております。本年4月に解決金をお渡しすることによる解決をご提案したところ、母と会うことが重要であるというお返事をいただきました。しかし、母は精神的な不調を抱えており、元婚約者の方と会うことにはドクターストップがかかっています。そのため、私が母に代わって対応したいと思い、母の代理人弁護士を通じてそのことをお伝えしました。元婚約者の方からは、元婚約者の方の窓口となっている週刊誌の記者の方を通じて、前向きなお返事をいただいています。解決に向けて、私ができる限り対応したいと思います。 解決金を受け取っていただきたいという気持ちは変わっていません。この数年間、誤った情報があたかも事実であるかのように扱われ、誹謗中傷が続いたことにより、眞子さんが心身に不調をきたしたことを、とても悲しく思います。私の母も心身に不調をきたし、仕事を辞めざるを得ない事態にまで追い込まれましたし、身の危険を感じながら過ごしています。このような苦しい状況にあった私たちを助けてくださった多くの方々に、大変感謝しております。会見の最後に、2人はそろって今後の生活について改めて思いを明かしました。小室圭さん私は眞子さんと、あたたかい家庭を築いていきたいと思います。同時に、これからもできる限りのことをして、眞子さんをお支えしていきたいと思います。幸せな時もそうでない時も寄り添い合える、かけがえのない存在であり続けたいと考えております。眞子さま私たちは2人で新しい生活を始めることになります。これから生きていくなかで、また違った形での困難があると思います。しかし、これまでもそうであったように、2人で力を合わせてともに歩いていきたいと思っています。これまで私たちが自分たちの心に忠実に進んでこられたのは、お互いの存在と、励まし応援してくださる方々の存在があったからです。今、心を守りながら生きることに困難を感じ傷ついている方が、たくさんいらっしゃると思います。周囲の人のあたたかい助けや支えによって、より多くの人が、心を大切に守りながら生きていける社会となることを、心から願っております。今回の会見の前には、赤坂御用地を去る際に妹である佳子さまとの熱い抱擁も交す姿が目撃された眞子さま。眞子さまお見送り時の、佳子さまの行動に涙「涙が出た」「美しい光景」今後、眞子さまは皇室を離れることになりますが、新たな人生が素敵なものになることを秋篠宮ご夫妻と、佳子さまをはじめ、多くの人が願っているはずです。[文・構成/grape編集部]
2021年10月26日2021年10月26日、秋篠宮ご夫妻の長女である眞子さまが、小室圭さんと婚姻届けを提出され、正式にご結婚しました。同日、眞子さまと小室さんは、都内のホテルでご結婚についての会見を実施。眞子さまが複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)との診断を受けられたことから、当初予定されていた質疑応答は行わないことに。結婚についてのコメントを眞子さまと小室さんが述べる形での進行となりました。眞子さまの『お見送り』で、佳子さまが姉妹の抱擁これからは『小室眞子』というお名前で、新たな人生を歩むことになる、眞子さま。赤坂御用地を去る際、眞子さまは秋篠宮ご夫妻と、妹である佳子さまとお言葉を交わしました。その際、佳子さまは眞子さまに歩み寄ると、熱い抱擁をしたのです。眞子さまは皇室を離れることになるため、今後はご家族に会うことが難しくなってしまうかもしれません。血のつながった姉妹だからこそ、分かることもあるはず。姉である眞子さまを抱きしめる佳子さまには、きっといろいろな想いがあるのでしょう。お2人の『姉妹の熱い抱擁』はネットでも話題になり、多くの人から「涙が出た」「なんて美しい光景」といった反響が上がりました。秋篠宮ご夫妻と佳子さまは、きっと誰よりも眞子さまの新たな人生がよいものであるよう、祈っていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年10月26日秋篠宮家の長女・眞子さまが“小室眞子さん”となる日が、刻一刻と近づいている。婚約内定会見で互いの関係を「月と太陽」にたとえたロマンチックな若き2人に、日本中が一躍歓迎ムードとなったのが17年9月のこと。しかし、わずか3カ月後に小室圭さんの母・佳代さんの金銭トラブルが判明。そこから結婚にいたるまでの道のりは決して平坦なものではなかった。結婚延期など、異例づくめの事態に報道と国民感情は過熱。紆余曲折を乗り越えて、10月26日にようやく晴れの日を迎えられる。信念を貫き通した眞子さまだが、その意思の強さはご自身のきょうだい構成に由来するのではないかと、作家・心理カウンセラーの五百田達成氏は指摘する。『不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たち』『察しない男 説明しない女』シリーズを著した氏に、眞子さまと小室圭さんの相性やそれぞれの性格について、 “生まれ順”をもとに考察してもらった。■長子ゆえの「道を切り拓く」パイオニア精神「眞子さまは昨年11月に『結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です』とお気持ちを表明なさっていますが、このお言葉をはじめとして、『長子』の特徴のひとつである“パイオニア精神”が全面的に出ている方だと思っています。『長子』は親にとって一人目のこどもであるため、上にきょうだいがいる『中間子』『末っ子』以上に親から全力の愛情を注がれやすく、その結果、愛された自負ゆえの“全能感”を持っている人が多い。この全能感に下のきょうだいたちへの“責任感”が合わさることで、『私が道を切り拓いていくんだ』といったパイオニア精神が芽生えるのです。だから、お小遣いの金額交渉といった“面倒ごと”を進んで引き受けるのは決まって『長子』で、『中間子』や『末っ子』は空気を読みつつタダ乗りするというのがよくある構図です。反面、どのきょうだい属性よりも“家”を守っていく意識も高くなるのが『長子』ですが、眞子さまの場合は事情が少し特殊です。父である秋篠宮さまは現在では皇子継承順位1位であられますが、もともとは兄と妹に挟まれた『中間子』。“お世継ぎ”の意識は希薄で、眞子さまたちにも“自由で現代的”な教育方針を与えられていました。くわえてご結婚後には苗字を獲得し、皇室を離脱するのが女性皇族の習わし。だからこそ眞子さまには、“家を守る”意識や親につき従う性質よりも、妹や弟の今後を思う“パイオニア精神”の方が強く性格に表れやすいのでしょう」■マイペースさが表れた “ストライプスーツ”一方、夫となる圭さんは「一人っ子」。「長子」以上に親の愛情を独占できるわけだが、どのような特徴があるのだろうか。「『長子』と同様な自己肯定感を持ちやすいのですが、きょうだいがいないぶん性格はきわめてマイペースになりやすいのが『一人っ子』です。新卒入社した三菱UFJ銀行を辞めてパラリーガルになったエピソードも、実に『一人っ子』らしいですね。秋篠宮ご夫妻へご挨拶に行った際も、物議をかもしたロン毛は散髪したものの、着用していたのは“ストライプ”のスーツ。ただ、単純に『常識がない』のではなく、周囲の空気を読むこと自体に、そもそもあまり価値を見出していない部分がありそうです。また『一人っ子』は親、特に異性の親とはべったりとした関係になりやすいのも特徴ですが、それは親自身も同じ。ですから佳代さんがどんな風に振る舞ったところで、圭さんがぞんざいに扱うことは今後もまずできないでしょうね」■眞子さまと圭さんの結婚相性は良好!似た部分があるという「長子」と「一人っ子」だが、2人の相性について五百田氏はこう分析する。「親にとって一人目の子供である『長子』と『一人っ子』は、自分の親や家のことを考えるもの同士なので、恋愛や結婚の相性は基本的に良好です。その上で結婚生活を円満に築くためにポイントとなりそうなのは、眞子さまが家庭の主導権を握ること。眞子さまは『長子』らしい責任感で、“自分たちの家庭”へのビジョンをはっきりと描かれていらっしゃるかと思います。一方で、いきなりNYに行ってしまうような『一人っ子』らしい圭さんは、おそらく家庭や将来の絵図は明瞭ではないのかなと。また『長子』にはひとたび腹をくくれば“ファイティングポーズ”ともいえるような意思の強さを発揮しますが、こうした傾向は眞子さまもお持ちのはず。だからこそ圭さんが適度に眞子さまの“尻に敷かれる”スタイルが、2人にはしっくりきそうです」結婚後は渡米する2人。皇室を出て、慣れない土地で新生活を始められる眞子さまに対し、世間では不安の声も大きいが、氏からは意外な反応があった。「皇室のなかにはまだまだ守旧的な価値観も根強いのに、眞子さまは東京大学総合研究博物館の特任研究員として働かれるなど、“現代的で自立した”女性でいらっしゃいます。たしかに現在は心配する国民も多いでしょうが、強い芯をお持ちの眞子さまですから、“家を離れる”選択は、ご本人に合った決断だといえるのではないでしょうか。さらにここで眞子さまが前代未聞の“一時金辞退”や結婚後すぐの海外移住をなさることで、佳子さまや愛子さまの未来をも拡げることになっているはず。まさに“パイオニア”ですね」一挙手一投足に注目を浴びながらもけっして諦めることなく、ついに思いを遂げられる眞子さま。その芯の強さは、渡米後の新婚生活でも発揮されることだろう。【PROFILE】五百田達成(いおたたつなり)米国CCE, Inc.認定 GCDFキャリアカウンセラー。東京大学卒業後、角川書店、博報堂・博報堂生活総合研究所を経て「コミュニケーション心理」「社会変化と男女関係」「SNSと人づきあい」「ことばと伝え方」をテーマに執筆・講演。11月9日に『超話し方図鑑』を上梓する。
2021年10月24日小室圭さんとの結婚を前に、10月23日、秋篠宮家の長女・眞子さまは30歳の誕生日を迎えられる。上皇ご夫妻の初孫として期待に応えてきた眞子さまが、前代未聞の騒動の当事者となってしまったのはなぜなのか……。秘蔵写真とともに振り返る。眞子さまが高等科1年生のとき、弟の悠仁さまがご誕生。女性天皇容認の議論はストップし、眞子さまは“将来の天皇の姉”になられたのだ。高校生のうちに海外ホームステイや単独ご公務も経験され、皇室一の“優等生”とみられるようになっていく。大きな転機となったのは国際基督教大学(ICU)への進学だった。学習院を離れ、自ら別の環境を選ばれた眞子さま。ICU入学から2年ほどで同級生の小室さんとの交際がスタート。自由を求めた決断によって、小室さんと出会ったのは必然だったのか。そして2度のイギリス留学で周囲の目を気にせずに過ごす解放感を味わった眞子さま。このころにはもう、小室さんとの海外生活を思い描かれていたのかもしれない。‘17年9月、ツーショットでの婚約内定会見。眞子さまは「小室さんは私を温かく励ましてくださる存在でございます」「最初に惹かれたのは,太陽のような明るい笑顔」と、笑みを浮かべてお答えになった。小室さんとの幸せな未来を信じて疑わなかったはずだ。しかし同年12月、小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルが発覚し状況は一変。結婚延期という苦渋の決断を下された。金銭トラブルが未解決のまま小室さんが単身渡米したのは、一刻も早く弁護士資格を取得し眞子さまとのニューヨーク生活を実現させるためだったのか。結果的にこの選択が騒動を長期化させ、眞子さまは精神的に追い詰められていった……。《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》と、眞子さまが譲れない気持ちを文書で示された‘20年11月、秋篠宮さまも結婚を認めると明言された。それから10カ月、弁護士事務所への就職を決めた小室さんは満を持して帰国した。儀式なし、一時金辞退という異例の結婚となるが、2人にとってそれ以外の選択はなかったのか……。皇室、そして日本からも離れ、眞子さまは小室さんとの幸せを追い求める。
2021年10月22日秋篠宮家の長女・眞子さまは10月23日、30歳の誕生日を迎えられる。信念を曲げることなく、ついに小室圭さんとの結婚を成就される眞子さま。“まっすぐ”に歩んだ30年を秘蔵写真とともに振り返る。「かわいい顔して……。私に似て」眞子さまご誕生の翌朝、秋篠宮さまはお顔をほころばせた。‘91年10月23日に誕生されたご長女に、秋篠宮ご夫妻は「眞子」と命名された。「眞」には「自然のまま、ありのまま」の意味があり、秋篠宮さまは「自然に飾ることなく、人生を歩まれる」ことを願って名付けられたという。眞子さまが1歳くらいのころ、秋篠宮家の夜の日課はおやすみの挨拶回りだった。ナマズの水槽の前で紀子さまと「ナマズさん、おやすみなさい」と一緒におじぎ。カメや庭のハニワにまで「おやすみなさい」をして眠りにつかれていたという。“生あるものに対するいつくしみの心を育んでいこう”という、秋篠宮ご夫妻のお考えだったそうだ。初孫の眞子さまを、美智子さまはとくにかわいがっていらした。眞子さまが学習院初等科3年生のときに、ご養蚕について伝える手紙を綴られ《おととし眞子ちゃんは、このまゆかきの仕事をずいぶん長い時間てつだって下さり、ばあばは眞子ちゃんはたいそうはたらき者だと思いました》とお褒めになっている。心優しく真面目に、すくすくと成長された眞子さまは、皇室の“優等生”と呼ばれるほど熱心にご公務に取り組まれるようになる。そんな“まっすぐさ”は、幼少期の秋篠宮ご夫妻の教育、美智子さまを始めとする皇室の方々との交流のなかで育まれたのかもしれない――。
2021年10月22日10月26日、小室圭さんとご結婚予定の秋篠宮家の長女・眞子さま。ご結婚に伴い、皇族から一般国民となられることで、眞子さまのご生活はこれまでと一変する。「最も大きく変わるのは、戸籍を持たれることでしょう。皇族には戸籍がありません。その代わり、歴代の天皇・皇后、そして皇族の身分や系譜を記録した『皇統譜』があります」(皇室記者)婚姻届を出すときには戸籍謄本が必要だが、眞子さまの場合、皇統譜の謄本を提出されるという。「婚姻届が受理されると、眞子さまには新たな戸籍が作られ、名字を持ち『小室眞子』となり、皇統譜からも除籍されます。戸籍や免許証などの“本籍地”は小室圭さんと同じものになるでしょう」(皇室ジャーナリスト)今後はこれまでなかった選挙権も得られると語るのは、皇室制度に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科・河西秀哉准教授。「ご結婚により、一般国民となられますので参政権を得ます。ただ、実際に眞子さまが選挙権を行使されるかどうかはわかりません」(河西准教授)選挙権を持っていても、選挙で投票するには、市区町村の選挙管理委員会が管理する名簿に登録されていなければならない。名簿に登録されるためには、基本的に3カ月以上、その市区町村の住民基本台帳に記録されている必要があるため、今回の衆議院選挙での投票はできなそうだ。■眞子さまならではのよからぬ“変化”も皇籍に残る両親との関係性は、通常、皇族が民間人になってもそれほど変わらないという。「皇室を離れられても、秋篠宮ご夫婦と親子関係であることは変わらないので、宮邸を訪れることはできます。高円宮家の次女・典子さんもご結婚後、島根県の出雲から東京に来られる際に、赤坂御用地内の高円宮邸に宿泊されることもあるようです」(皇室ジャーナリスト)河西准教授は、宮中晩さん会など、皇室のパーティにも出席可能だと語る。「上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんも宮中晩さん会に出席されています。とはいえ、多くの国民からの祝福を受けていない現状、公の場へはご本人も出席しづらく、宮内庁側も呼びづらいのではないでしょうか。里帰りも自制される可能性があります」(河西准教授)一方で“お金の流れ”は厳しく監視される。女性皇族が民間に嫁ぐ際に支給される「一時金」(約1億4,000万円)を辞退された眞子さま。しかし今後、金銭的に困っても、秋篠宮家が援助することは不可能だという。「皇族が国から支給される皇族費は“皇族としての品位保持の資に充てるため”のものと法律で規定されています。たとえ親子でも、皇族費を民間人に分与することは許されません。孫が生まれておもちゃを贈るぐらいなら許されるでしょうが、生活費の仕送りはできないのです」(河西准教授)また、民間人となられても、しばらくは警護が付きそうだ。「黒田清子さんの場合、結婚後も数年間SPが付いていました。皇籍を離脱されたとはいえ、当時の天皇・皇后両陛下の一人娘です。眞子さまも皇位継承順位第1位の秋篠宮殿下の長女ですから、警護対象になって当然でしょう。日本から、お住まいになるニューヨーク市警に、警備をお願いする可能性もあります」(皇室記者)皇籍離脱で、最も変わるのは周囲の人間関係かもしれない。河西准教授は次のように懸念する。「日本よりニューヨークでのほうが平穏な生活が送れるとは限りません。自由になった2人に、いろんな人たちが近寄ってくるでしょう。なかには、元皇族というブランドを使ってビジネスをしようとする人も出てくるかもしれません」今年3月、イギリスのヘンリー王子&メーガン妃夫妻が、アメリカCBSテレビのインタビューで、王室の内情を暴露して大きな波紋を呼んだばかりだ。「今後、皇室の権威を日本以上に利用しようとする人たちが出てくるんじゃないか……。そういう心配があります」小室さんとの結婚で、眞子さまが得るものは果たしてーー。■【図解】眞子さま皇籍離脱で変わること
2021年10月21日駐日パラグアイ大使を迎え、並ばれた秋篠宮さまと眞子さま。10月5日、父娘でパラグアイ政府からの国家功労勲章伝達式に臨まれたのだ。勲章を受け取られる際にはほほ笑まれたお二人。だが皇室担当記者はこう語る。「今回の伝達式は、最後の父娘でのご公務になるようです。しかし公開された映像からは、ぎこちない印象を受けました。特に眞子さまが緊張されているようにお見受けしました……」ご結婚発表と同時に、眞子さまが“複雑性PTSD”と診断されたという事実が公表されたことは、国民だけではなく、令和の皇室にも衝撃を与えた。皇室担当記者が続ける。「10月7日には天皇皇后両陛下の側近である侍従次長が、『両陛下も心配されている様子とお見受けします』と、語りました」眞子さまの病名が診断された時期は明確にされていないが、宮内庁関係者は次のように語る。「紀子さまは’18年11月の会見で、眞子さまのご体調の異変についてこう言及されています。『長女は大丈夫だろうか、どのような思いで過ごしているだろうかと、私は、大変心配でした』。その後、皇室医務主管に相談され、精神科医の秋山剛氏による眞子さまのご診察にいたったのだと思われます。しかし今回の病名公表で私が気になったのは、診断結果が秋篠宮家の側近に伝えられるまで、かなりの時間差があったと思われることです」秋篠宮ご夫妻の側近トップ、加地隆治皇嗣職大夫は10月1日の会見でこう漏らしているのだ。「(ご結婚の日程が)なぜ、10月26日なのかということをいろいろお聞きしている中で、そういう話が出てきたものですから、びっくりしたところでございます」この発言について、前出の宮内庁関係者は首をひねる。「センシティブなご体調の問題ですから、秋篠宮ご夫妻も伏せていらしたのかもしれません。しかし側近トップにさえ、ごく最近までまったく知らされていなかったという事実にとても驚いています。ご病名公表がもっと早い時期であれば、ここまで長期間、眞子さまが国民の批判の矢面に立たされることもなかったのではないでしょうか。以前から秋篠宮さまは、事前に宮内庁職員と相談せず、独自に判断される傾向がおありでした。これまでの皇族のご結婚に関しては、お相手やその家族について、宮内庁が事前に綿密に調査していたのです。しかし、眞子さまの場合は事前の調査を行っていません。それは秋篠宮さまのご意向だったといわれています」ご自身の判断について秋篠宮さまがどうお考えになっているのかはつまびらかにされていない。しかし小室家が金銭トラブルを積極的に解決する姿勢を示さないなか、秋篠宮さまは“破談作戦”ともいえる動きを見せられるようになったのだ。「1つは“多くの人が納得できる状況にならないと納采の儀は行えない”とし、ご結婚のハードルを上げられたことです。秋篠宮さまとしては、時間をおくことで、眞子さまがお考えを改めるのではないか、というご期待もあったでしょう。また、さらに積極的に関与されたこともありました」(前出・宮内庁関係者)’18年に小室さんはニューヨークのフォーダム大学に入学。同大学のサイトでは小室さんのことを「日本のプリンセス・マコの婚約者」と紹介していたが、その後、削除されたのだ。「宮内庁が『内親王と小室氏は、まだ正式に婚約していない』と、フォーダム大学に指摘したのです。実はこれは秋篠宮さまのご指示だったそうです」(前出・宮内庁関係者)■秋篠宮さまは2つの立場の間で苦悩を続けられてしかし、小室さんが留学した3年の間、秋篠宮さまが期待された“眞子さまの心変わり”はなかった。そして眞子さまはご家族、小室圭さん母子やご自身に対するバッシングの期間も長期化したことで、複雑性PTSDを発症され、破談を目指されていた秋篠宮さまは“自滅”してしまうことに……。立教大学教授で精神科医の香山リカさんは次のように解説する。「複雑性PTSDの主な症状としては『自分の価値がないと思い込んでしまう』などがあります。眞子さまの自己肯定感が減少している状況ですので、ご結婚できないとなると、症状が悪化する可能性があることを医師は説明したと思います。ご家族としても、結婚を認めることで、自己肯定感を回復してもらおうと、お考えになったのではないでしょうか」皇嗣と父親という2つの立場の間で、秋篠宮さまは苦悩され続けてきたという。秋篠宮家に近い関係者は、こう明かす。「『私だって苦しい……』、そんなお気持ちは明らかでした。一時は一目でわかるほどお痩せになって、私もご心配申し上げました。いまも皇嗣殿下のお立場としては眞子内親王のご結婚に反対されています。しかし内親王がご結婚の儀式も一時金も辞退し、一人の女性として結婚すると決断された以上、憲法で保障されている結婚を反対されることはできないのです。もちろん父親として娘の体調を憂慮するお気持ちもあったでしょう。多くの国民の祝福を得られる結婚を実現できなかった、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下にご心配をおかけしてしまった……、秋篠宮殿下はそんな懺悔の念にもかられているご様子です」“もっと早く宮内庁と協議していれば……”、秋篠宮さまは、そんな自問自答を繰り返されているのだろうか。
2021年10月14日2017年9月に大学時代の同級生・小室圭さんとの婚約内定が発表された、秋篠宮ご夫妻の長女である眞子さま。しかし、お代替わりの一連の儀式が終わる2020年までご結婚は延期に。その後も、関連する儀式の延期が行われています。そんな中、2021年10月1日に宮内庁は、眞子さまが医師から複雑性PTSD(心的外傷後ストレス障害)との診断を受けられたと発表しました。眞子さまの病名公表を受け、カズレーザーが報道のあり方に苦言同月4日に放送された情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、眞子さまの病名公表について報道。宮内庁によると、眞子さまはご自身やご家族、小室さんなどに対する誹謗中傷と感じられる出来事が続き、ストレスを感じていたといいます。コメンテーターであるお笑いコンビ『メイプル超合金』のカズレーザーさんは、今回の件に対して持論を展開しました。複雑性PTSDということで、長期間にわたっていろんな心労が続いた結果…みたいなのを最近拝読したんですけれども。これって小室さんの自宅とかまで我々(マスコミ)はカメラ持ってって、張ってたりしてたじゃないですか。それが多分ピークになって…まあ今は張ってないとは思うんですけれども。こうやって眞子さまの話をするってなって、「眞子さまはこういう症例、病状です」っていう原因として、「我々にも(原因が)あるんじゃないの?」って話は、やっぱするべきなんじゃないですかね。めざまし8ーより引用週刊誌やマスコミによって小室さんや一時金の件だけでなく、プライベートな話題や、真偽不明な情報まで拡散された眞子さま。それらの報道によって、ネットからはご結婚に関する話題が拡散され、いろいろな意見が飛び交うようになりました。カズレーザーさんは、「眞子さまの心労の原因が自分たちマスコミにもあるとして、今回の件に向き合うべきではないか」と真剣な表情でコメント。続いて、司会である俳優の谷原章介さんも、「報道のこれからの姿勢が問われると思います」とカズレーザーさんの意見に同意しました。情報番組に出演する立場でありながら、マスコミに反省をうながすコメントをしたカズレーザーさんに、ネットでは称賛する声が上がっています。・ちゃんと客観視して、報道のあり方について指摘するのは素晴らしい。・マスコミの報道を無視せず、あえて触れたのはえらいと思う。・正論。今回の件に関する報道や誹謗中傷は、あまりにも醜かった。今回の件に限らず、著名人を報道する際のプライバシー侵害には多くの人が疑問を呈しています。カズレーザーさんがいうように、報道に関わる人たちが問題視し、考えることが重要なのではないでしょうか。カズレーザーさんに関する記事はこちら[文・構成/grape編集部]
2021年10月04日2021年10月1日、宮内庁が、秋篠宮ご夫妻の長女・眞子様が同月26日に婚約内定相手の小室圭さんと結婚されるとして、正式に発表したことが分かりました。産経ニュースでは、今回の宮内庁の発表に関して、以下のように伝えています。宮内庁は1日、秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さまが26日に婚約内定相手の小室圭さん(29)と結婚されると正式に発表した。眞子さまは同日、小室さんとともに記者会見に臨まれる。眞子さまのご意向も踏まえ、一般の結納に当たる「納采(のうさい)の儀」など結婚に関連する儀式は行わず、結婚で皇籍を離れる皇族に支給される一時金も支給しない見通し。眞子さまは小室さんとの婚姻届を自治体に提出した後、パスポートやビザを取得して米国で生活されるとみられている。産経ニュースーより引用2019年9月に婚約が内定していたものの、宮内庁は翌2020年に結婚に関連する儀式の延期を発表していました。延期が発表された後、小室さんはアメリカのニューヨークにあるロースクールに留学するため渡米。2021年9月27日に、約3年ぶりに帰国しました。今後、会見も行われる予定とのことで、小室さんと眞子様のコメントにも注目が集まります。[文・構成/grape編集部]
2021年10月01日車の窓から沿道の人々に、2度、3度と会釈される眞子さま。マスクに隠れて目元しか見えないにもかかわらず、ご表情からは幸せのオーラがあふれ出ていた――。秋篠宮家の長女・眞子さまは9月23日、皇居・宮中三殿での宮中祭祀「秋季皇霊祭・神殿祭の儀」に臨まれた。皇室に関するお務めで外出されるのは、これで最後となるかもしれない。「9月1日に読売新聞が『年内に結婚』と報じてから、新聞・テレビ局各社が結婚の段取りを次々に報じていますが、いまだに宮内庁からの正式発表はありません。まったく説明のないまま結婚に向けた準備が進んでいることに、違和感を抱いている人も多いと思いますが……。結婚が既成事実として報じられていったことで、世論も反対というより、もはや“諦め”に変わりつつあるように感じます。宮内庁は緊急事態宣言の解除を待って、10月1日にも結婚を正式発表するとみられています」(皇室担当記者)眞子さまの結婚について、国民の意見は意外にも拮抗している。毎日新聞と社会調査研究センターが9月18日に実施した世論調査では、眞子さまと小室さんの結婚を「祝福したい」が38%、「祝福できない」が35%だった。『女性自身』がウェブ上で実施したアンケートでは約7割が結婚に反対だったものの、20代以下では過半数が賛成意見だった。本誌アンケートには《お互い好き同士で運命だから結婚するしかないと思う》《本人たちが愛し合ってるならそれでいい》といった応援の声も見られた。少なからず見られるようになった祝福の声――。だが、近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんは「本来ならば7割以上が賛成、祝福しているのが自然ではないか」と語る。「そもそも、内親王の結婚という慶事に強く反対するというのは、よほどの理由が必要で、賛成と拮抗するほど反対の声があることが、重大な事態といえます。眞子さまにとって結婚はゴールではなく、一般人として生きる人生の始まりです。いままでの小室家に関する報道が本当であるのなら、眞子さまが“小室家の一員”となられることを祝福することは、なかなかできません。これからの日本を築いていくのは若者ですから、彼らの意見は尊重したいところです。ただ、皇室が日本社会に果たしてきた役割、果たしていくであろう役割についてどこまで真剣に考えているのか、この結婚の背景にある問題をどこまで理解しているのか、気がかりです。皇族という存在も一般市民と同じようにすべての権利をフリーで許されるとなってしまえば、天皇を中心とした皇室が、国民の象徴としての役割を果たせなくなっていくと懸念します。皇室と国民の壁が完全になくなってしまうと、皇室が必要以上に特権を持っているとして批判の対象になることも危惧されます」眞子さまと小室さんの婚姻届は、眞子さまの30歳の誕生日である10月23日までに提出されるとみられている。小室さんにとっての懸案は記者会見だけではない。秋篠宮ご夫妻とも3年ぶりに対面することになる。「結婚自体は婚姻届を提出すればいいだけなので、手続き上は小室さんが帰国する必要はありませんでした。それでも帰国したのは、秋篠宮さまからの“呼び出し”があったからでしょう。ご夫妻は、眞子さまがニューヨークで新婚生活を始めること、そして小室さんや佳代さんが眞子さまをトラブルに巻き込まないか、たいへん心配されています。しかし、それ以上に心配されているのは皇室の未来です。平成から令和にかけての重要な時期に、小室さんを巡る問題が皇室への敬愛の念を大きく損なわせる結果となりました。これ以上皇室には関わらせない、皇居や赤坂御用地にも二度と立ち入らせない―― 。秋篠宮さまは面前でそう“最後通告”をするおつもりだといいます」(前出・宮内庁関係者)
2021年09月28日「眞子さまのご結婚は、これからの皇室のあり方に大きな影響を及ぼすと考えられます」そう語るのは、近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さん。眞子さまの“年内結婚”報道について、宮内庁長官はいまだに口を閉ざしているが、前代未聞の事態に波紋が広がっている。小田部さんは次のように語る。「1つ目の影響は、国民の声を無視して結婚してしまう眞子さまと、それを止められなかった秋篠宮家への不信感の増大です。将来の天皇となられるであろう秋篠宮殿下とその長男の悠仁さまに対する信頼の低下は、令和以後の皇室に対する国民の敬意を損ねる危険があります。2つ目に、愛子さまへの信頼の高まりです。天皇家の長女として模範的な生き方をされている愛子さまに将来の天皇になっていただきたい、そう期待する国民の声は高まるでしょう」眞子さまの結婚をきっかけに、“愛子さまを天皇に”という機運が高まる可能性はあるのか――。だが、宮内庁関係者は首を横に振る。「愛子さまの将来は“宙ぶらりん”のままです。今年12月には20歳を迎えられるというのに、将来設計を定めることもままならない状況に、天皇陛下と雅子さまは深く懊悩されています」女性天皇容認に約8割が賛成という世論調査に反し、すでに愛子さまが天皇になられる道は閉ざされつつあるのだ。《天皇陛下の長女愛子さま(19)が天皇ご一家に残り、秋篠宮家の次女佳子さま(26)が秋篠宮家を継ぐことを念頭に置く》共同通信が「天皇ご一家と4宮家存続の構想政府、女性皇族が継ぐ案を想定」と報じたのは、悠仁さま15歳の誕生日当日となる9月6日だった。■愛子さまが皇室に残るのは“悠仁さまを支える”ため?眞子さまの年内結婚に絡んで、皇族数確保のために天皇ご一家と現存の4宮家を存続させる構想が政府内にあることが判明したという。女性皇族が結婚後も皇室にとどまれるようにするが、皇位継承権は認めない。常陸宮、三笠宮、高円宮も後継者がいなくなるため、旧宮家男子との養子縁組を模索するとの想定だ。その狙いは《皇室の「現体制」を保ち、秋篠宮家の長男悠仁さま(15)の即位後も皇室全体で支えられるようにする》ことだという。前出の小田部さんは、この構想に疑問を呈する。「“支える”といっても、愛子さまをはじめ内親王方や女王方はみな悠仁さまより年長です。年下の天皇を年長の方々が支援するという不自然な形で、次世代まで見据えた案とは思えません。さらに養子縁組などをめぐって常陸宮家や三笠宮家、高円宮家まで巻き込んでしまうと、皇室全体の大きな変革となります。当事者の意思も尊重する必要があり、さまざま意見の介入で皇室のあり方が根底から揺らぐ危険を感じます。ただ、どのような方向に改革するにせよ、愛子さまは政府の決定に対応されるでしょう。それだけに、政府は愛子さまの未来に大きな責任があると考えます」小室さん問題の影響で、皇族方の結婚相手に向けられる国民の視線は厳しくなると予想される。また、愛子さまが結婚後も皇室に残るとなれば、お相手にもそれを受け入れてもらわなければならない。「陛下はさまざま困難を乗り越えて、ご自分の意思で雅子さまと結婚されました。愛子さまのご結婚が、皇室の事情や眞子さま問題の影響で難しくなってしまうことを懸念されているのです。皇統の問題は棚上げされ続け、陛下も雅子さまも愛子さまをどうお育てになるべきか、20年も悩まれてきました。愛子さまが成人されるいまになって、“悠仁さまを支えるため”というあいまいな理由で、結婚して皇室を出る選択肢すら奪われてしまう可能性が浮上しているわけです。皇位継承権あるいは宮家当主など、きちんとした立場も認められないまま、“人生を犠牲にする”という愛子さまの将来は、両陛下にとって納得し難いものだと思います」(前出・宮内庁関係者)■河野太郎氏も“女系天皇容認論”を封印菅義偉首相の退陣表明で、事実上、次の総理を選ぶことになる自民党総裁選に注目が集まっている。有力候補の河野太郎行政改革担当相は過去に女系天皇を容認する趣旨の発言をしていたが……。「一部保守派からの反発は強く、ネット上でも河野氏は“左翼”などとレッテル貼りされています。女系容認の主張は総裁選への足かせになると判断し、完全に封印したようです。愛子さまは“男系女子”ですが、女性天皇を認めれば女系天皇容認につながり男系が途絶えるとの見方から、一部には女性天皇にも強い反発があるのです。自民党政権で女性天皇が実現する可能性は低いですが、男系男子だけで皇統をつなぐのは困難です。愛子さまは悠仁さまのサポートというより、男系男子での継承が難しくなった場合に備えて皇室に残るというほうが的を射ているのかもしれません」(皇室担当記者)眞子さまの“暴走婚”により、皇室に残る女性皇族の負担はさらに増したといっていい。「皇室への信頼を回復するために、国民の意見に耳を傾け、応えていくことが求められるでしょう。ただ、愛子さまに関しては、天皇家の娘でありながら皇位継承権はないという非常に難しい立場になります。“悠仁さまより愛子さまのほうが天皇にふさわしい”という声が高まれば、国民に分断が生じかねないのです。“支える”といっても、悠仁さまより目立つことは避けなければなりません。愛子さまは非常に窮屈な立場に置かれることになるでしょう」(前出・宮内庁関係者)愛子さまの未来がはっきりと見えるのはいつになるのか――。
2021年09月18日宮内庁の正式発表を待たずに、眞子さまの“年内結婚計画”の詳細が次々に報じられている。共同通信は9月8日、「眞子さま10月にも婚姻届宮邸離れ、渡米の準備」と報道。なんと眞子さまは、小室圭さんとの婚姻届を10月に提出されると同時に秋篠宮邸を出ていかれ、マンションなどに転居されるというのだ。「眞子さまは渡米のためにパスポートとビザを取得する必要がありますが、小室さんとの結婚を先に済ませて、一般人になられてからでないと手続きができないのです。一日も早くニューヨーク行きを実現させるために、婚姻届の提出を急いでいらっしゃるのでしょう。ただ、驚いたのは秋篠宮邸から引っ越しされる計画のことです」(宮内庁関係者)皇族のための住居である宮邸に、一般人の“小室眞子さん”が滞在されることは、渡米までの1~2カ月であっても許されないのか。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんに聞いた。「眞子内親王殿下の婚姻届が受理されると、“小室眞子”としての戸籍や住民票が新たに作られることになります。たしかに、厳密に言うと宮邸や御用邸などに皇族以外の者が住むことはできません。しかし、ご結婚後に地方にお住まいになっている元皇族が、祭祀などで実家の宮邸に里帰りされ、泊まっていかれることもありますし、昭和天皇の外孫である一般国民が、昭和天皇のご静養中に御用邸に遊びに来て、泊まっていかれることもありました。ご家族であっても、短期の宿泊すら許されないという考えだと、こういったこともダメだとなります。また、“小室眞子さん”が一般のマンションにお住まいになると、その家賃は自己負担になりますが、現状を鑑みれば、警視庁などはかなり厳重な警備体制を敷かざるを得ないでしょう。警備費用でまた公金を使っていると批判されるのは目に見えています。1カ月程度であれば、今のまま秋篠宮邸にいらっしゃればいいのではないでしょうか」■警備費用は2カ月で2千万円超か上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんも、新築の分譲マンションへの引っ越し前に約半年間、夫の慶樹さんと新宿区のマンションに“仮住まい”していた。芸能人も住む強固なセキュリティの物件で、50平方mほどの1LDKで家賃は20万~30万円だったといわれる。約1億4千万円の一時金も辞退し、ニューヨーク生活に金銭面で不安があるなか、余計な出費は避けたいはず。なぜ眞子さまは秋篠宮邸から出ることにこだわるのだろうか。しかも、日本にいらっしゃる間の警備費用は公金で賄われることになる。黒田清子さんが仮住まい中、スーパーへ買い物に出かけた際には宮内庁の女性職員が付き添い、清子さんが到着する30分以上前から20人近い私服警官たちが店内を厳重にチェックしていた。「眞子さまは、一般人となる以上、秋篠宮邸で世話になるわけにはいかない、とお考えなのかもしれません。しかし、警備の負担を考えれば宮邸にいてくださったほうがいいのです。警備は警視庁や県警が担うことになるでしょうが、1日20人が2カ月間投入されるとすれば、費用は2千万円を超えるでしょう。まったくトラブルもなく結婚された清子さんでさえ警備に大人数が割かれたのですから、眞子さまへの注目度を考えれば、さらなる人員が必要になってもおかしくありません」(前出・宮内庁関係者)
2021年09月14日眞子さまと小室圭さんが年内に結婚することが報じられた。小室さんの母・佳代さんの金銭問題が発覚し、混迷していた結婚の行方。この間に、秋篠宮ご夫妻、眞子さま、佳子さま、小室さんからさまざまな言葉が公にされてきた。そんな、お言葉で振り返る4年の攻防――。【’17年9月】婚約内定会見お二人は終始笑顔で視線を合わせながら記者の質問にお答えに。プロポーズは’13年だったという。《私の心は決まっておりましたので、プロポーズはその場でお受けいたしました》(眞子さま)《内親王様をお迎えすることは、非常に責任が重いことと思い、真摯に受け止めております》(小室さん)【’17年12月】小室圭さんの母・佳代さんの金銭トラブルが発覚!佳代さんと元婚約者の金銭トラブルが報じられると、世論は“結婚反対”に傾いた。【’18年2月】結婚延期を発表結婚の延期が発表された3日後、眞子さまは「現代女流書100人展」へお出かけに。【’18年8月】小室さんはNYへ留学ニューヨーク州の弁護士資格を取得するため、米国のフォーダム大学に3年間の留学へ。《二人で結婚についてより深く具体的に考えるとともに、結婚までの、そして結婚後の準備に充分な時間をかけて、できるところまで深めて行きたい》(眞子さま)【’18年11月】秋篠宮さまが婚約への条件を提示秋篠宮さまと紀子さま、おそろいでの最後のお誕生日会見。秋篠宮さまは厳しいお言葉を述べられた。《多くの人に納得してもらい喜んでもらう状況を作る、それが「相応の対応」の意味です》(秋篠宮さま)【’19年3月】佳子さまが眞子さまを応援国際基督教大学ご卒業にあたり、佳子さまは文書で眞子さまの結婚に賛成する姿勢を示された。《姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています》(佳子さま)【’19年11月】父娘の距離は開き…お誕生日会見で、眞子さまに対し結婚延期から2年たつので何か発表すべきとのお考えを。《何らかのことは発表する必要があると私は思っております。(中略)結婚のことについては話をする機会はありません》(秋篠宮さま)【’20年11月】眞子さまがお気持ち発表昨年10月のお誕生日の翌月に、小室さんとの結婚の意思を明確に公表された。《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》(眞子さま)【’20年11月】秋篠宮さま“結婚容認”発言昨年の会見で、秋篠宮さまは眞子さまの結婚について憲法に基づき「認める」とお述べに。《結婚と婚約は違いますから、結婚については本当にしっかりした確固たる意志があれば、それを尊重するべきだと私は思います》(秋篠宮さま)【’21年2月】天皇陛下も言及を…天皇陛下は今年のお誕生日会見で、眞子さまの結婚問題について異例のご発言を。《秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております》(天皇陛下)【’21年4月】小室圭さんが文書を公表小室さんは28ページにわたり金銭問題について説明したが、多くの人に理解されなかった。《私と眞子様の気持ち、そして結婚に対する思いに変わりはありません》(小室さん)眞子さまも、小室さんが文書を発表した翌日、側近を通じてコメントを公表された。《今回発表された文書を読まれて、いろいろな経緯があったことを理解してくださる方がいらっしゃればありがたい》(眞子さま)婚約内定から4年。秋篠宮さまの親心届かず、小室さんと異例の“駆け落ち婚”へ。眞子さまは皇室の儀式を経ずに、米国にいる恋人の元へ旅立つ。
2021年09月11日一時金辞退の意向を示されていると報じられている眞子さま。しかし3つの事情があり、一時金なしでの憧れのニューヨーク生活は厳しいものになるという――。小室家の金銭トラブルが発覚してから3年9カ月、眞子さまのご結婚に関する議論には、常に経済的な問題がつきまとってきた。「小室圭さんが“眞子さまの一時金目当て”で結婚を決めたのではないかという疑念を抱いた人もいました。1億4千万円ほどになるという一時金の財源は税金です。小室圭さんや母・佳代さんの人間性に対する反発から、“国民が認めていない結婚を強行するのならそんな大金を支払うべきではない”という声も多数上がっています」(皇室担当記者)眞子さまも、そうした声にはずっと悩んでいらしたのだろう。’19年末からは周囲に、一時金を受け取らない意向を示されるようになったというのだ。「読売新聞を皮切りに、各メディアがこぞって眞子さまの“一時金辞退の意向”についても報じましたが、ご結婚への拒否反応が弱まったとはいえません。インターネット上では『アメリカでの生活費が足りなくなったら秋篠宮家が陰で援助するのではないか』『現地での警備費に日本国民の税金がつぎ込まれるのではないか』といった声も渦巻いています……」(前出・皇室担当記者)年内結婚が決まった理由の1つが、小室さんがニューヨーク州の法律事務所で就職する見通しとなり、眞子さまと現地で生活する基盤が整ったことだという。小室さんの収入によりニューヨークではどのくらいのレベルの生活が可能なのだろうか?ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんは次のように語る。「ニューヨーク州弁護士の1年目の年収は、1千800万~2千万円ほどでしょうか。2千万円を得られるのは、それなりの規模の法律事務所に就職した、将来を期待されている新人ということになります。そういった弁護士たちが好むのは、セントラルパーク(※マンハッタンにある都市公園)のそばや、ダウンタウンの金融街で、家賃は40万~50万円ほどが相場。物価が高いニューヨークでも、年収2千万円なら十分生活できるでしょう。ただニューヨークは日本人が多く住んでいます。現地の日本人からの好奇の目を逃れたいのであれば、隣にあるニュージャージー州の戸建てに住むという選択肢もあります。日本人はほとんどいなくなりますが、家賃はマンハッタンの高層マンションに住むのと同じくらい高額になります」■高額な警備費用がネックに…“ふつうに暮らす”ことは一時金なしでも可能なようだ。しかし「眞子さまと小室さんには3点の特殊事情もありますからね」と語るのは皇室ジャーナリスト。「1点目は小室佳代さんも渡米して同居する可能性があることです。佳代さんは現在、長年働いてきた老舗洋菓子店と労災などを巡ってトラブルになっています。今後も日本で生活するつもりであればトラブルを避けるのがふつうです。すでにニューヨーク生活を思い描いているのかもしれません。2点目は、小室さん自身の“借金”です。フォーダム大学の学費の多くは奨学金でまかなわれたそうですが、1年間に約300万円かかるという生活費は、日本での勤務先だった奥野総合法律事務所から貸与されています。今後、1千万円以上を返済していかなくてはならないとみられています。3点目は警備費用。皇族女性が結婚し、皇籍を離脱した場合でも、ある程度の期間は警備がつきます。実際、過去には元皇族女性の誘拐未遂事件が発生したこともあります。黒田清子さんの新婚時代は近所のスーパーに出かけただけでも、所轄署も含めて十数人の警察官が出動していました。しかしアメリカで生活される眞子さまを日本の警察が守ることはできません。警備費用は“自腹”ということになります」 英王室と“縁を切った”ヘンリー王子とメーガン妃がアメリカでテレビ番組に出演し、批判を受けたことも記憶に新しいが、年間3億円にもなる警備費用を捻出するためだったとも報じられている。警視庁で6年間SPを務め、現在は「身辺警護SP学院」で講師を務める伊藤隆太さんはこう語る。「ご結婚からすぐに海外生活を送られるという前例のないケースですから、どういった事態が発生するか想像もできません。また土地勘がない人間が警護を担当することもできないでしょう。アメリカにはシークレットサービスの会社も多いのですが、その質はまちまちです。一流の会社に依頼するとなれば、1人を1カ月間雇うだけでも100万円以上は必要です」1年なら1千200万円。小室さんの年収の半分以上となる。■一時金受け取り拒否の規定はない明治天皇の玄孫で政治評論家の竹田恒泰氏も《そもそも一時金は、主に警備費用の前払いであり、必要性があって出されるもの》とツイートしているが、一時金を辞退してのニューヨーク生活はかなり厳しいものになりそうだ。実は驚くべきことに、眞子さまが希望されている“一時金辞退”は撤回される可能性が高いのだという。「皇室経済法第六条では、一時金について《皇室経済会議の議を経て定める金額とする》と、規定されています。法律では皇籍離脱とともに一時金が支払われることになっており、受け取りを拒否するための規定はありません。眞子さまのご辞退を認めるためには法律を改正しなくてはならず、今回それはありえないのです。また一時金を支払わず、その結果、眞子さまに不測の事態が生じた場合に誰が責任を取るのか、という問題もあります。眞子さまに残されているのは、いったん一時金を受け取られた後、寄付されるという方法ですが、寄付先に“税金が流れた”という批判が集まる可能性もあり、その詳細を公表することも難しいと思います」(宮内庁関係者)小室さんにとっては“あてにできないと思っていた一時金”が支払われるという“棚ボタ”展開となるようだ。
2021年09月07日眞子さまが年内にも小室圭さんと結婚される方向で調整が進んでいると、9月1日に報じられた。読売新聞によるとお二人は年内に婚姻届を提出し、結婚後はニューヨークで新生活を始められるという。結婚が前進した背景には小室さんの就職の見通しが立ったことだけでなく、《世論の風当たりが強い中でも眞子さまが一貫して結婚の意思を貫かれてきたこと》もあると報じられている。結婚延期の原因となった小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルが未解決だったことから、眞子さまと小室さんの結婚は世間からの反対意見が絶えなかった。眞子さまはそういった国民感情を配慮されたのか、皇室を離れる際に支給される約1億3,700万円の一時金を辞退される意向だという。また結婚や婚約に伴う全ての儀式も行わない方針だという。昨年11月に公表された文書で眞子さまは、《私たちにとっては、お互いこそが幸せな時も不幸せな時も寄り添い合えるかけがえのない存在であり、結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》と強い意志を示されていた。「一般の結納にあたる『納采の儀』や天皇皇后両陛下にお別れのあいさつをする『朝見の儀』などの儀式が行われないのは、戦後の皇室で初めてのこと。“異例中の異例”となります。多くの人に反対されても眞子さまが“身一つ”で嫁ごうとするのは、小室さんへの並々ならぬ愛情ゆえなのでしょう」(皇室ジャーナリスト)■眞子さまの“一途な愛”に共感の声も眞子さまと小室さんの出会いは、国際基督教大学(ICU)時代に遡る。大学1年生のころに知り合ったお二人は、’12年に交際をスタート。約10年にわたって愛を育んでこられた。‘17年9月に行われた婚約内定会見では、眞子さまは小室さんについて「結婚につきましては当初より念頭にございました」とも語られていた。「交際して約1年が経ったころ、小室さんから眞子さまにプロポーズをしました。その後も一般人のカップルと同じように、様々な場所でデートを重ねてこられました。貴重な青春時代を共に過ごした小室さんは、眞子さまにとってかけがえのない大切な存在なのです。同い年のお二人は今年10月に30歳を迎えます。長引く結婚の延期に、眞子さまは思いを募らせていました。ようやく小室さんの進路も定まりつつあり、30歳という大きな節目を迎える今秋に結婚を間に合わせたいとお考えだったようです」(前出・皇室ジャーナリスト)いかなる逆風にさらされても、決して途絶えることのなかった小室さんへの一途な愛。そんな情熱的な眞子さまに共感する人もいるようで、SNS上ではエールが広がっている。《眞子さま、お金のことはよく分からんけど、ここまで駆け落ち同然の結婚するほど愛し合ってるのはすごいなと純粋に思う》《眞子さま、これだけ反対されて結婚するのすごい。なかなかできないよ。意志が強いね。幸せになってほしい》《眞子さま〜4年間も貫いた愛マジで凄い。アメリカでのびのびと過ごしてほしい》《私の想像が及ばないたくさんの苦難を乗り越え、遠距離恋愛も乗り越え、現代にこんな一途な恋愛が、まだあるんだって、めっちゃ感動と尊敬してます》《なんか眞子さまのニュース見てると、真実の愛って感じがする。ここまでして、愛せる人に出会えるのも素敵だなぁ》
2021年09月01日9月1日、秋篠宮家・長女の眞子さまが、婚約が内定している小室圭さんと年内に結婚されることが明らかになった。読売新聞によると、小室さんが米国ニューヨーク州の法律事務所へ就職する見通しが立ったことで、経済的基盤が整いつつあると判断されたためだという。小室さんは7月28日、29日に同州の司法試験を終えており、12月中旬までに合否が発表される予定だ。また秋篠宮さまも結婚を認められており、お二人は年内に婚姻届を自治体に提出される予定とのこと。眞子さまは結婚によって皇室を離脱され、小室さんと一緒にニューヨークで新婚生活を始められるという。その一方で婚約や結婚の儀式は行わない方向で調整されており、女性皇族が民間に嫁ぐ際に支給される一時金についても、眞子さまは辞退される意向だと伝えられている。’17年9月3日に婚約内定会見が行われてから、約4年越しでゴールインされる眞子さまと小室さん。お二人の門出にネット上では《おめでとうございます!》や《お幸せに》など祝福の声が上がっている。しかし結婚延期の原因となった小室さんの母・佳代さんの金銭トラブルについては、未解決のままだというのだ。小室さんは4月8日に金銭トラブルについての説明文書を発表した。また小室さんは文書発表後に代理人弁護士を通じて、佳代さんの元婚約者に解決金を支払う意向があると表明していた。しかし佳代さんの元婚約者の代理人は9月1日、『めざまし8』(フジテレビ系)の取材に「解決金の提案のあと、説明をいまだ受けていない」と語ったという。金銭トラブルを解決しないまま結婚が進められることに、ネット上では否定的な声も上がっている。《なぜ解決しないの?》《納得できる理由・説明がない限り、おめでとうと私は思わない》昨年11月に公表された文書で、《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》と記していた眞子さま。果たして「多くの人が納得している」とは言えない状況のまま、日本を離れてしまうのだろうか――。
2021年09月01日秋篠宮家の長女・眞子さまが、小室圭さんと年内にも結婚される方向で調整が進んでいることがわかった。読売新聞は9月1日の朝刊で《関係者によると、秋篠宮さまは結婚を認められており、お二人は年内に婚姻届を自治体に提出される》と報じている。「秋篠宮ご夫妻が結婚を容認されているといっても、決して賛同されたわけではありません。事実上の”駆け落ち婚”といっても過言ではないでしょう」(皇室担当記者)眞子さまは昨年11月に文書で、結婚は《自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択》とのお気持ちを示されていた。秋篠宮さまはそれを受けて、昨年11月の会見で《結婚を認める》と発言。一方、小室さんの母の金銭トラブルが未解決であることなどから、《決して多くの人が納得し喜んでくれている状況ではない》と苦言を呈されていた。眞子さまと小室さんの結婚については、SNS上でも疑問を呈する意見が目立ち、国民の反発の声は根強いまま。そういった状況を考慮してか、眞子さまは約1億4千万とされる一時金の受け取りを辞退する考えだという。また、結婚に関する儀式はすべて行われない見通しだという。’18年11月の時点で秋篠宮さまは、多くの人が結婚に納得し喜んでくれる状況にならなければ《いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません》と明言していた。だが、納采の儀だけでなく、天皇皇后両陛下にあいさつする「朝見の儀」なども行われないことになる。「一時金も儀式もいっさいなしというのはもちろん前例がなく、異例の対応です。秋篠宮さまとしては、この結婚は皇室が認めたものではないと示そうとされているのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)眞子さまは’10年4月、インターナショナルスクール出身の小室さんは’10年9月に国際基督教大学に入学。大学1年のころに知り合い、’12年に交際をスタートさせた。約10年にわたって2人は愛を育んできたことになる。ニューヨークで小室さんとの新婚生活を始められる眞子さまだが、“元皇族”としてどんな人生を送られることになるのだろうか――。
2021年09月01日「小室さんはもう、日本で生活を送るつもりはなく、眞子さまをニューヨークへ呼び寄せようとしているのです。それが秋篠宮さまの願いを踏みにじる行為だとわかっているのでしょうか……」そう語るのは皇室担当記者。7月30日、小室さんがニューヨークの法律事務所に就職する見通しが立ったとNHKが報道。しかも、小室さんは今後の生活の基盤を引き続きニューヨークに置きたいと考えているという。一方、秋篠宮さまは’13年11月の誕生日会見で、眞子さまや佳子さまの結婚について質問を受け《娘ですので、近くにいてくれたら》《物理的にそれほど離れてない所にいたらいいな、という気持ちはあります》とおっしゃっていた。「ただでさえ小室さんとの結婚に反対なのに、ニューヨーク移住となれば、眞子さまと顔を合わせる機会もほとんどなくなってしまいますし、悠仁さまのサポート役も任せられなくなります。秋篠宮さまは昨年11月の会見で『結婚を認める』と発言されたように、一度は眞子さまに大きく歩み寄られました。それは、眞子さまと小室さんが真剣に国民の声に向き合うことを期待されたからでした。しかし小室さんはただただ長い説明文書を発表しただけ。期待を完全に裏切られ、秋篠宮さまは再び強硬な反対派になってしまわれました」(前出・皇室担当記者)’17年9月の婚約内定から、まもなく4年がたとうとしている。「秋篠宮ご夫妻の反対を覆すのはもはや不可能でしょう。しかし眞子さまは、これ以上は待てないという思いが強く、“最終手段”を準備されているといいます。それは、結婚をしないままに眞子さまが渡米し、ニューヨークで小室さんとの“事実婚”を始めてしまうという方法です」そう語るのは宮内庁関係者。いったいどういうことなのか?「眞子さまがニューヨークの大学への留学や、博物館での研修といった名目で渡米を申し出れば、止めるのは難しいのです。眞子さまが皇籍を離脱して民間人となってから小室さんとの婚姻届を提出するという“駆け落ち婚”という可能性も取り沙汰されていますが、それよりはるかに簡単に、小室さんとの生活を始めることが可能です」■結婚の許可を待たずに小室さんのもとへ…そんな“フライング渡米”は本当に可能なのか。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは次のように解説する。「眞子内親王殿下が皇族のお立場のまま、ニューヨークに留学や研修のために行かれるのは私的なことで、法的には問題ありません。以前は皇族の外国ご旅行は、私的でも閣議で報告することになっていましたが、’15年11月に絢子女王殿下(当時)が大学院の海外研修の一環でスウェーデンに旅行されたときには、閣議報告が省略されました。以後、私的な外国ご旅行についてはケースバイケースで対応することになっています。小室さんとの結婚問題がなければ、眞子内親王殿下がたとえば研修のためにニューヨークの博物館に行かれても違和感はありません」眞子さまはすでに2度、イギリスのエディンバラ大学とレスター大学大学院に留学されている。日本から宮内庁職員や皇宮警察官が派遣されることはなく、留学中は一般の学生と同じくらい自由な生活ができる。2度目の留学時には、小室さんが眞子さまに会うためにイギリスを訪れたこともあったという。つまり、眞子さまはニューヨーク行きさえ実現させれば、現地で小室さんとの生活を始めることも可能なのだ。前出の山下さんは「皇族のパスポートは宮内庁を通じて外務省に依頼しますので、ご本人が直接、外務省に依頼しても発行されないでしょう。秋篠宮殿下と宮内庁が了承するかどうかですね」と語る。だが、眞子さまがあくまで「学業のため」と主張されたならば、秋篠宮さまといえども拒否するのは難しい――。この方法では眞子さまが約1億4千万円の一時金を受け取れないというデメリットがあるものの、小室さんは“現役皇族の事実上の夫”という肩書が得られるというメリットもある。昨年11月に公表された文書で眞子さまは《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》と記されていた。揺るぎない意思で小室さんとの未来を描く眞子さまが、そのためにどんな選択をされても不思議ではない――。
2021年08月26日小室圭さんは7月27日と28日、ニューヨーク州の司法試験を受験するとみられている。一方、眞子さまは博物館の研究員としての勤務を続けられている。実は、ご勤務先の博物館・インターメディアテクのWEBサイト上には研究者によるリレーコラムが掲載された“ブログ”が存在し、眞子さまも執筆陣に加わっているのだが――。7月15日、眞子さまは10カ月ぶりにコラムを投稿されたのだ。今回の題名は「三足蟾蜍」。蟾蜍(せんじょ)とは、ヒキガエルのこと。眞子さまは、江戸時代後期の医師、本草学者である栗本丹州(くりもとたんしゅう)が著した『千蟲譜』という書物から、三本足のヒキガエルの標本が描かれたページを掲載したうえで解説をなさっている。《このページに描かれている「三足蟾蜍」は、三本足のヒキガエルの標本である。この三本足の蛙は、宝暦(1751-1764)のときに下野州都賀郡田所村(現在の栃木県)で採集され、薬水で満たした硝子壜におさめられ保存された》《液浸標本は今となっては良く知られた保存形態であるものの、江戸時代当時は西洋から伝わった最先端の知識であった》イギリス留学で博物館学の修士号を取得されている眞子さまは、これまでも同コラムで「毒キノコの模型」「ウシの解剖模型」「ゴカイの模型」などについてマニアックな内容を綴られていた。一方で、コラムの内容が”匂わせ”ではないかと話題を呼んだことも。前回、’20年9月に投稿された「休館日の小旅行」というコラムには、《まるで時計の針が再び動き出したかのような感覚》とのフレーズが綴られていた。「この2カ月後、眞子さまが小室さんとの結婚が『必要な選択』だと表明する“お気持ち文書”が公表され、続いて秋篠宮さまが会見で『結婚を認める』と発言されました。逆算すると、コラムが投稿された時期に、秋篠宮ご夫妻と眞子さまとの間で結婚についての協議が決着し、まさに『時計の針が再び動き出した』状況だったのでしょう」(皇室担当記者)では、今回のコラムにはどんなメッセージが隠されているのか。カエルといえば、日本では「福がカエル」「無事にカエル」などの語呂合わせから、縁起のよい生き物とされている。小室さんがニューヨークから無事に帰ってこられるように、との願いを込められたのだろうか。だが、皇室担当記者は別のメッセージが込められているのではないかと語る。「実は、“三本足のカエル”は金運を呼ぶシンボルにもなっています。中国の言い伝えで、幸運を招く力と財を四方八方から集めて財運をよくする力があるといわれており、金色の『三足蟾蜍』が商売繁盛の置物として販売されているほどです。小室さんは、金銭トラブルの“解決金”という負担だけでなく、アメリカ留学中の生活費も日本の弁護士事務所からの貸与といわれています。金銭トラブルが円満に解決し、新婚生活の金銭的な不安がなくなるように、との願いをこのコラムに込められたのかもしれません」前回のコラム投稿と同じく、今回も結婚問題が大きく動き出す前触れなのか――。
2021年07月20日「ご婚約おめでとうございます!」「お幸せに」「小室さんによろしくお伝えください」眞子さまは祝福の声に、恥ずかしそうに口に手をあてながらも、笑顔で応えられて――。これは、’17年9月に眞子さまが岐阜県を訪問された際の一場面。小室圭さんとの婚約内定会見を終えてから初めてのご公務が「国際陶磁器フェスティバル美濃」へのご出席だったのだ。今年、4年ぶりに開催される同フェスの名誉総裁は、再び眞子さまに依頼されることになった。本来であれば、’18年には小室さんと結婚して皇室を離れ、ご公務に携わることもなくなっていたはずの眞子さま――。小室家の金銭トラブル発覚を境に、秋篠宮ご夫妻、そして国民の多くが結婚に反対することになり、いまだに眞子さまの願いはかなっていない。「眞子さまと小室さんは今年10月、ともに30歳の誕生日を迎えることになります。それまでに結婚されるとなれば準備期間もありませんが、眞子さまは結婚に関する儀式を執り行わずに前代未聞の“駆け落ち婚”もいとわない姿勢です」(皇室担当記者)眞子さまはそのお気持ちを《結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です》と、昨年11月に公表した文書に綴られていた。周囲からどんなに反対されても、自らが選んだ相手との結婚を――。実は、62年も前に眞子さまと同様の選択をした“元女王”がいた。その名前は久邇通子さん(87)。香淳皇后の兄にあたる久邇宮朝融王の第三王女で、かつては久邇宮通子女王殿下と呼ばれていた。久邇宮家は戦前に11あった宮家の一つで、東京・渋谷の邸宅は2万坪超の敷地を誇った。しかも、彼女は“もうひとりのミチコさま”と呼ばれていたこともある。上皇陛下とは、いとこ同士で学習院幼稚園の同級生。そんな縁もあって、お妃候補として名前が挙がったことがあったのだ。だが、通子さんが選んだ相手・Nさんはまったくの“平民”だった。本誌「シリーズ人間」(’79年11月1日号)に登場した当時46歳の通子さん。お相手とのなれそめについて次のように語っている。《わたくし、学習院短大を卒業したあと、大学の英文科の聴講生になって、週に2回、大学へかよったんです。その教室で知りあった彼と、交際がはじまって……》■駆け落ち婚を妹だけが応援学習院大学に通っていたNさんではあったが、父親は平凡なサラリーマン。元皇族との境遇の差は大きかった。通子さんは、父や叔父、叔母にも取り合ってもらえず、結婚の許しが出ないまま月日が過ぎた。家族の中で唯一の味方はすぐ下の妹たった一人だったという。大学で出会った一般人男性と恋に落ちるも、家族からは結婚に反対され、味方は妹だけ――。佳子さまの応援だけが頼りといういまの眞子さまの境遇とぴったり重なってくるのだ。近現代の皇室に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。「通子さんは戦後、皇籍を離脱したとはいえ香淳皇后の兄の娘という天皇家に非常に近い存在でした。一方で、そうした特権的な世界に育ったことに戸惑いや窮屈感を覚えていたようです。当時は、結婚は親や周囲の大人たちのすすめで決めることであり、双方の家の経済的地位や格式などのバランスが強く求められていました。そうした中で通子さんは、個人の自我や自立を求めて行動した稀有な女性といえます」猛反対を受けていた通子さんだが、転機となったのは父の危篤だった。病室に駆けつけると、婚姻届を渡された。やっと結婚の許しが出たのだ。Nさんと出会ってから約6年の月日がたっていた。新居は東京・飯田橋の2部屋しかないアパート。ほとんど身一つ、家族からの援助も受けずに2人の新婚生活は始まった。父が通子さんと親交があったという旧華族の女性はこう述懐する。「私の父が通子さんのことを話していたことを覚えています。結婚するときに通子さんは『家名を汚した、二度とこちらに戻ってくるな』『連絡もしない、手紙も書いてこないように』と言われたのだそうです。お金の無心をするなという意味だったのでしょう」通子さんは結婚前から始めたタイピストの仕事をしながら、なれない炊事や洗濯をする生活を楽しんでいたという。だが、結婚生活は長くは続かなかった。たった4年ほどで2人は別れることになってしまったのだ。通子さん自身は本誌に《憎みあって別れたのではないんです》と、多くを語ってはいない。一方、当時本誌はお相手だったNさんにも話を聞いている。《わたしはね、久邇家の親族すべてに反対されながら、それを押し切って嫁入りした彼女を、どうしても幸福にしなければ、と思ったんです》Nさんは懸命に働き、1カ月で174時間の残業をしたこともあったという。2万坪の宮邸には及ばなくてもそれなりの邸宅を建ててあげたい――。Nさんはそんな“野心”を抱いて仕事に打ち込み、超猛烈社員になってしまったそうだ。■結婚生活は4年で終わりを迎えて…だが、通子さんは物質的な豊かさを求めていなかった。《別れましょう。あなたは社会人としては優秀ですけど、夫としては失格です》と告げ、通子さんは家を出た。あれほど周囲の反対にも負けず、結婚の意志を貫き通したにもかかわらず……。2人の結婚生活、そして10年ほどにわたる純愛は終わりを迎えてしまったのだ。「小室さんを運命の相手だと疑わない眞子さまですが、一緒に結婚生活を始めてから、意外な価値観の相違に気づくことになるかもしれません。弁護士になるという夢を追い続ける小室さんが、どのくらい家庭を大切にしてくれるのかも、気になるところです」(前出・皇室担当記者)実は、通子さんの物語には続きがある。32歳のとき、通子さんは職場で出会った6歳年下の男性・Sさんと再婚するのだ。Sさんの実家は牛乳宅配店で庶民的な家庭だった。2人は東京郊外の団地で50年以上も一緒に暮らしている。本誌が訪ねると、通子さんは体調が優れないということだったが、夫のSさんが応対してくれた。夫婦仲は変わらないようだ。皇室に生まれ育ち、自らの意思で結婚相手を選び、家族に猛反対されても意志を貫き通す――。共通点の多い通子さんと眞子さま。ただ、前出の小田部さんは、大きな違いもあると指摘する。「眞子さまは結婚にあたり、約1億4千万円の一時金を受け取ることが法的に確約されています。一方、通子さんの場合は、いっさいの経済的援助はなく、タイピングなど自活の道を模索していました。通子さんは結婚をゴールとせず、人生を自らの力で切り開いていくことに意義を見いだしていたのでしょう。だからこそ、1度目の結婚がうまくいかなくても幸せをつかみ取れたのではないでしょうか。眞子さまは、小室さんとの結婚生活に挫折したらすべてが終わりとなってしまうのではないかと危惧されます」結婚後は小室さんと一緒にニューヨーク移住か、ともいわれる眞子さまだが、通子さんのように“しみじみ味わう幸せ”を見つけることはできるのか――。
2021年07月13日6月16日、眞子さまは香淳皇后の命日に東京都八王子市で行われた山陵例祭の儀に皇室を代表して臨まれた。眞子さまの皇居以外への公的な外出は、1月7日の昭和天皇の命日に武蔵陵墓地へお出かけ以来、約5カ月ぶりのこと。香淳皇后の眠る武蔵野東陵への拝礼を終えられた眞子さま。今回の昭和天皇のお妃・香淳皇后の陵墓へのご参拝で、今年は曽祖父母の両墓前にお参りされたことになるが、早ければ晩秋とも言われている小室圭さんとのご結婚についての奉告などもされたのだろうか。車でお帰りになるときのまなざしには、何かしらの決意が秘められているようだった。この日は皇居・宮中三殿でも香淳皇后例祭の儀が行われ、天皇皇后両陛下をはじめ、皇族方が参列された。
2021年06月25日「眞子内親王殿下の結婚の意志は固く、秋篠宮殿下も宮内庁も止められないと判断しているのでしょう。眞子内親王殿下は10月23日に30歳の誕生日を迎えますので、その前後に結婚される可能性が高いと思っています」そう語るのは、元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さん。小室圭さんは5月、留学先のロースクールを卒業。7月にはニューヨーク州の司法試験を受験するという。小室さんも眞子さまと同じく、10月に30歳の誕生日を迎えるため、二人にとって“人生の節目”になる。眞子さまが結婚とともに皇室を離れ、「小室眞子さん」という一人の民間人になるのも時間の問題となっているのだ。一般の結婚とは異なり、眞子さまは皇族から民間人へと、結婚に伴って立場が大きく変わることになる。小室家に嫁いだあと、眞子さまはいったいどんな生活を送ることになるのか。専門家に取材し、検証してみた。「皇室を離れれば、眞子さまも一般国民と同じように参政権を手にし、年金や健康保険にも加入されます。上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんは結婚後すぐに、スーパーで買い物をしたり、自ら車を運転して外出したりしています。眞子さまもすでに運転免許を取得しています。婚約内定は4年前ですし、民間で暮らす準備はしっかり整えていらっしゃることでしょう」(皇室担当記者)現在は東京大学総合研究博物館の特任研究員として勤務されている眞子さまだが、結婚後は職業選択もまったく自由になる。「山階鳥類研究所のフェローを務める黒田清子さんのように学術的な仕事につかれるのが元皇族としては好ましいと思いますが、昭和天皇の皇女である島津貴子さんはホテルの取締役をされていました。このように元皇族が民間企業に就職されても、起業されても法的には問題ありません」(山下さん)上皇陛下の姉・池田厚子さんは夫・隆政さんと岡山県の池田動物園を経営。’12年に隆政さんが亡くなると園長に就任している。元皇族であっても、会社を経営することはできるのだ。小室さんはベンチャー企業に関わる法律についての論文も書いている。眞子さまと夫婦で起業という選択肢もありえなくはない。また、島津貴子さんは銀行員だった夫・久永さんの転勤でワシントンやシドニーに住んだこともある。上皇陛下のいとこ・近衞甯子さんは国際赤十字社に勤めていた夫・忠煇さんの仕事の関係でスイスのジュネーブに住んでいた。眞子さまが小室さんのいるニューヨークに移住することも、もちろん自由だ。■秋篠宮ご夫妻からの金銭的援助はNG!収入面ではどうだろうか。女性皇族が民間に嫁ぐ際には「皇族であった者としての品位保持の資に充てるため」として、一時金が支給されると皇室経済法で定められている。その金額は眞子さまの場合、1億3千725万円になるとみられている。小室さんは弁護士としてニューヨークで就職できれば、初年度から年収1千万円超えが確実ともいわれている。何かと制約の多い皇室を離れ、“Let it be”を信条とする小室さんと自由を謳歌する日々――。眞子さまは新婚生活が“バラ色の未来”になることを思い描いているだろう。しかし、民間人になることは“自立”を求められるということでもある。眞子さまには成人になられてから年間915万円の皇族費が支給されていたが、もちろんこれはなくなる。さらに、実家からの金銭的な支援も難しいのだという。「皇族が国から受け取る皇族費は、品位保持のためと皇室経済法に規定されています。使い道に法的な制約はありませんが、たとえ親族であっても宮家の外の人にお金を渡すのは、税法上の問題はなくとも、好ましくありません。もっとも、お年玉や小遣い程度の額なら問題にはならないでしょう」(山下さん)一般家庭とは違い、秋篠宮ご夫妻から眞子さまへの仕送りはNGなのだ。また、大きな課題となるのが安全面だ。上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんは、セキュリティの厳重な都内の“億ション”を新築時に購入。清子さんの一時金だけでなく、夫・慶樹さんがローンを組んで費用を負担している。眞子さまと小室さんが日本で生活するなら、住居にはこだわる必要がある。皇族の歴史に詳しい静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。「島津貴子さんは結婚後、2度の誘拐未遂事件の標的になっています。皇族方を標的にするのは困難であるため、一般社会に溶け込んでいた元皇族が狙われた事件といえます。こういった事情を鑑みると、国内よりむしろ海外のほうが生活しやすいともいえます。ただ、国内のしがらみからは自由になる一方で、海外でも自立して生活できる経済的基盤が不可欠になるでしょう」
2021年06月12日「眞子さまの意向が大きかった」4月9日、秋篠宮家の側近である加治隆治皇嗣職大夫は記者会見で、金銭トラブルについて「報道が出たときから眞子さまが小室さんの相談に乗ってきた」と明かした。さらに小室さんの対応方針は「眞子さまの意向」が大きかったと話したのだ。金銭トラブル交渉“泥沼化”の背景には、眞子さまの関与があった――。この新事実が、大きな波紋を呼んでいる。「これまでは小室さんの対応に批判が集まってきましたが、その背景に眞子さまのご意向があったとなれば、話は変わってきます。このまま二人の結婚を進めれば、秋篠宮家、さらには皇室にも不信感が広がりかねません」(皇室担当記者)だが、これ以上眞子さまのご結婚を阻止し続けることは難しい。秋篠宮さまも昨年11月の会見で「やはり両性の合意のみに基づくということがある以上、そうでないというふうには私はやはりできない」と発言されている。「婚姻の自由は憲法で保証された権利です。秋篠宮さまが結婚に反対し続けることは、憲法の精神に反する行いになってしまいます。さらに、複雑な経緯を理解していない海外メディアから“人権侵害”との批判を浴びる可能性も否めません」(前出・皇室担当記者)眞子さまと小室さんの結婚を止めることはできない、しかし、皇室への不信感を広げるわけにはいかない――。この難題を解決する策はあるのか。「眞子さまには皇室と“無関係”になっていただくほかありません。すでに皇室全体として、その方向に動き始めているようです。皇嗣職大夫が眞子さまの“関与”を公にしたのも、そうした動きの一つでしょう」そう語るのは宮内庁関係者。なんと前代未聞の“内親王外し”ともいえる事態が進行中だというのだ。いったいどういうことなのか。小室さんの文書が発表された翌日、宮内庁長官は会見で「非常に丁寧」と、文書を評価した。また、皇嗣職大夫によれば秋篠宮ご夫妻も「いろいろな対応が見える形になるように努力したもの」と受け取めているという。国民からの強い反発に対し、あまりに温度差のある宮内庁長官と秋篠宮ご夫妻の反応――。しかし、この不自然すぎる“高評価”の裏には、水面下の動きがあるというのだ。「すでに宮内庁と秋篠宮ご夫妻、そして眞子さまは、結婚までの段取りを決めていらっしゃるのでしょう。小室さんへの苦言が出されなくなったのも、そのためです。結婚容認と引き換えに、眞子さまはある“条件”を受け入れなければならなかったのです。それはずばり、結婚前の“皇籍離脱”です」(前出・宮内庁関係者)■約1億4千万円の一時金は眞子さまの手に秋篠宮さまは昨年11月の会見で「結婚と婚約は違いますから」と述べられていた。「眞子さまが皇族として結婚されるなら『納采の儀』をはじめとする皇室行事を行う必要があります。ただ、そうすると眞子さまと小室さんの対応を皇室が認めたことになりかねません。この事態を回避するには、眞子さまがまず“一般人”になるしかないのです。女性皇族は結婚に伴って皇籍を離脱することになっていますが、実は独身のまま、ご自身の意思で皇室を離れることも認められています」(前出・宮内庁関係者)昭和の時代にも、皇籍を離脱しようと試みた皇族がいらっしゃった。“ヒゲの殿下”として親しまれた故・寬仁親王殿下だ。このときは皇族方が集まって説得され、皇籍離脱が実現することはなかった。皇籍離脱にあたっては皇室会議の議を経ることになっているが、「眞子さまはそもそも、結婚されれば皇室を離れるお立場。皇籍を離脱するのが数カ月早くなるだけのことですから、反対意見は出ないでしょう。眞子さまの願いをかなえるには、これこそが唯一の方法といっても過言ではありません。30歳を迎える今年10月までに結婚したいという強いご希望をお持ちの眞子さまは、その選択肢を受け入れられたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)ただ、それでも約1億4千万円の一時金は、眞子さまに支払われる可能性が高いという。「一時金は、皇室を離れた元皇族が“品位を保つため”に支払われるものであって、結婚のお祝い金ではないのです。そのため、独身のまま皇籍を離脱されたとしても原則的に支払われます」(前出・宮内庁関係者)小室さんがこの一時金目当てで眞子さまを選んだのでは、といった臆測も飛び交っている。小室さんの代理人は「“一時金目当て”のような声に圭さんは心を痛めています。(小室さんは一時金に)関与もしないし、その必要もありません。そもそも(一時金を)当てにしているというような見方は的外れです」と、本誌の取材に明言。小室さんは今後、金銭トラブルだけでなく、弁護士資格取得後の将来設計などについても説明を求められることになるだろう。昨年11月、秋篠宮さまの誕生日に合わせて宮内庁から公開されたのは、秋篠宮家の5人全員による、笑顔の家族写真だった。この写真は、結婚を待たずに皇室を去ることになる眞子さまへの、せめてもの餞別だったのだろうか――。「女性自身」2021年5月4日号 掲載
2021年04月21日「今年も、ひときわ注目を集めたのは眞子さまが詠まれた歌でした。昨年に続いて、小室圭さんとの結婚を望むお気持ちが滲み出ている歌だったからです」そう語るのは皇室担当記者。3月26日、皇室の新年行事「歌会始の儀」が、皇居・宮殿「松の間」で行われた。コロナ禍により2カ月遅れでの開催となった今回。会場でもアクリル板などの感染防止策がとられ、天皇皇后両陛下、皇族方もマスクを着用。モニター越しにオンラインで参加した入選者もいた。厳かな空間で、披講諸役により朗々と歌い上げられることになる皇族方の歌。昨年、眞子さまが発表されたのは次の歌だった。《望月に月の兎が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな》月にうさぎが棲んでいるというおとぎ話を信じるほどの純粋な心を持ち続けたい、という思いの和歌だが、意味深だったのは2度も使われた「月」だ。「小室さんは婚約内定会見で、きれいな月を見つけると眞子さまに電話をしてしまう、というエピソードを話しました。これは、夏目漱石が『I LOVE YOU』を『月がきれいですね』と和訳したという俗説をなぞったものと考えられます。つまり眞子さまと小室さんの間で『月』は、『愛してる』を意味するキーワードといっても過言ではないのです」(前出・皇室担当記者)そして今年のお題は「実」。注目された、眞子さまの歌は――。《烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に》宮内庁が発表した文書には《眞子内親王殿下は、幼い頃から烏瓜の美しい色合いがお好きでした。季節が深まるにつれて烏瓜の実が秋の色に染められていくように見える様子をお詠みになりました》との解説が添えられている。歌人の梅内美華子さんに、この歌を解説してもらった。■今秋、眞子さまと小室さんは30歳に「烏瓜の実の鮮やかな朱色を『冴ゆる』と表現されたのは、眞子さまがその色にはっとして立ち止まり、眼差しを向けられたと想像させます。凜とした韻律と、抑揚の利いた美から、眞子さまが大人になられたと感じました」では眞子さまはなぜ、「烏瓜」を歌に詠まれたのだろうか。「実は、烏瓜には『よき便り』という花言葉があります。烏瓜の種子の形が結び文に似ていることからついた花言葉です。その烏瓜が秋の色に染まる……。つまり、秋によい便りが来るようにと願われた歌なのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)今年の秋といえば、10月に眞子さまと小室さんがお二人とも30歳の誕生日を迎えるタイミング。そして、ニューヨーク州弁護士を目指す小室さんは7月下旬に予定される司法試験を受験するとみられているが、その結果が出るのも10月下旬ごろになる。「結婚延期が3年以上も長引き、眞子さまは早く結婚したいというお気持ちを募らせています。小室さんの留学も区切りがつき、30歳という大きな節目を迎えるこの秋に結婚を間に合わせたいと以前からお考えだったようです」(宮内庁関係者)眞子さまは歌会始の儀の和歌が注目されているのを知りながら、あえて“結婚への思い”を新しい歌に込められたのだ。この秋に結婚を実らせるための準備は進んでいるのだろうか。小室さんが置かれている状況について、ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんはこう解説する。「7月に行われるニューヨーク州の司法試験に向けて、小室さんは5月の大学卒業後は試験勉強に追われることになります。試験勉強に集中するため、小室さんは前もって就職先を決めている可能性が高いです。ニューヨークの法律事務所の平均年収は約1千500万円とされています。日本ではその3分の2ほどですし、アメリカの大学院で学んだ強みを生かすならば、やはりアメリカで実務に携わるのがよいと思います」この秋、眞子さまに「よき便り」は届くのか――。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日《烏瓜その実は冴ゆる朱の色に染まりてゆけり深まる秋に》3月26日に皇居・宮殿「松の間」で開催された歌会始の儀。眞子さまは「実」というお題に、このような歌を詠まれた。宮内庁が発表した解説では《眞子内親王殿下は、幼い頃から烏瓜の美しい色合いがお好きでした。季節が深まるにつれて烏瓜の実が秋の色に染められていくように見える様子をお詠みになりました》とのことだが……。「実は、烏瓜には『よき便り』という花言葉があります。烏瓜の種子の形が結び文に似ていることからついた花言葉です。その烏瓜が秋の色に染まる……。つまり、秋によい便りが来るようにと願われた歌なのではないでしょうか。今年の秋といえば、眞子さまと小室さんは10月に30歳の誕生日を迎え、小室さんはニューヨーク州弁護士の司法試験の合否も明らかになるころ。眞子さまは大きな節目となる今秋までに結婚したいという強い思いがあるようです」(皇室担当記者)眞子さまは歌会始の儀の和歌が注目されているのを知りながら、あえて“結婚への思い”を新しい歌に込められたのだ。それに対し、父・秋篠宮さまが詠まれたのは次のような歌だった。《夏の日に咲き広ごれる稲の花実りの秋へと明るみてくる》奇しくも眞子さまと同じく、「実」から秋に実をつける植物を連想されたのだ。「稲穂が黄金色に垂れる秋の実りに思いを馳せ、豊穣を願われる思いが『明るみてくる』の言葉に込められていると思います」(梅内さん)ただ、宮内庁関係者は秋篠宮さまの歌にも隠された意味があるはずだと語る。「昨年、秋篠宮さまは眞子さまの“愛の歌”にたいへん驚かれたことと思います。今年は眞子さまの姿勢を諭すべく”返歌”となる歌を詠まれたのではないでしょうか」■控えめであるがゆえに、秋に実る古式ゆかしい宮中行事の水面下で激しい“親子バトル”が展開されていたというのだ。秋篠宮さまの歌について、宮内庁が発表した解説はこうだ。《普段はあまり気にとめることはない稲に咲く花をよくご覧になると、いかにも奥ゆかしく開いていることに気付かれました。そして、見方によっては、控え目であるが故に秋に撓に実る準備をしているようにもお感じになったそうです》控えめであるがゆえに、秋に実る――。それは、眞子さまと小室さんへのメッセージにほかならないと宮内庁関係者は語る。「眞子さまの10月までに結婚したいとのご意向をお聞きになっていた秋篠宮さまは『ならば生き方を改めるように』との訓誡を込められたのでしょう。秋篠宮さまはすでに昨年11月の会見で、お二人の結婚を『認める』と明言されています。これ以上の延期は憲法が定める婚姻の自由を侵害しかねないと、秋篠宮さまは判断されたのだと思います。ただ、お気持ちとしては、いまもお二人の結婚に大反対なのです。それゆえ、結婚への“最終条件”を歌で示されたのでしょう」金銭トラブルについての説明を求められていた小室さんだが、いまだにその動きは見えてこない。「眞子さまと小室さんに足りないもの、それを一言で言えば『謙虚さ』ではないでしょうか。とくに小室さんは、国際弁護士という自分の夢を追い求める一方、金銭トラブルの説明は後回しになっています。また眞子さまも、ご自身の結婚への思いを吐露されるばかりで、国民感情に向き合おうとされていません。秋篠宮さまは、『公』より『私』を優先しすぎるお二人の姿勢を疑問視されてきました。控えめに咲く稲の花のようにもっと謙虚になりなさい、ときには稲穂のように素直に“頭を垂れる”べき――。秋篠宮さまはそのように、生き方を改めることを厳命されたのでしょう」(前出・宮内庁関係者)宮中行事をも巻き込んだ、結婚をめぐる父と娘の駆け引き。眞子さまは父の切実な思いに応え、小室さんと“実りの秋”を迎えることができるのか――。「女性自身」2021年4月13日号 掲載
2021年04月02日「眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」天皇陛下は2月の誕生日会見で、眞子さまに結婚への課題を突きつけられた。秋篠宮さまに続いて陛下も「多くの人が納得し喜んでくれる状況」が必要だと明言されたのだ。「もはや金銭トラブルだけが、小室さんとの結婚を祝福できない理由ではありません。秋篠宮さまや宮内庁長官の要請に応えて、小室さん側がトラブルについて説明したとしても、世論が大きく変わるかどうか……。追い込まれた眞子さまはすでに、“皇籍離脱”という道も考え始めているといいます」(皇室担当記者)実は、皇室典範第十一条に《年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる》とあり、皇室会議の議を経るといったハードルはあるが、眞子さまは独身のまま皇室を離れることができるのだ。ちなみに、昭和の時代には故・三笠宮寬仁親王が「皇族の身分を離れ、身障者問題などに打ち込みたい」として、宮内庁に皇籍離脱を申し出る騒動があった。このときは皇族方が総出で説得し、寬仁親王は考えを改められたという。当時、皇太子だった上皇陛下は、この件について、記者会見で次のように話していた。「やはり、皇族は天皇に一番近い立場にある。要するに、象徴に一番近いところにいるわけですから、象徴にふさわしいような生き方をしなければならないと思うわけです。そして、そういうことによって天皇をお助けしていくのが皇族のつとめではないかと思うわけです。また、子供達にも、そういうふうに話している。やはり、象徴にふさわしいということは、国民が望む意向に沿っていく、もちろんそういうことも含まれているわけですけれども」天皇陛下も秋篠宮さまも、上皇陛下の教えを胸に刻んでいたのだろう。“国民が望む意向”とはますます逆行されている眞子さま。小室さんとの結婚のために皇籍を離脱したいと宣言したとしたら、何人の皇族方が引き止めてくださるだろうか……。「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月16日「天皇陛下のお言葉は、まったく予想外のものだったそうで、眞子さまは非常に大きなショックを受けていらっしゃるといいます」そう語るのは宮内庁関係者。先月行われた誕生日会見で、天皇陛下は眞子さまの結婚について初めて言及された。その余波はいまだに収まっていない。「眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」天皇陛下はこのように、秋篠宮さまと同意見であることを強調され、眞子さまに結婚への課題を突きつけられたのだった。眞子さまは11月に発表された文書で、天皇皇后両陛下が《私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっている》と記されていた。しかし陛下のお言葉には、そのように眞子さまを応援するニュアンスはまったくなかった。いったいなぜ、このような食い違いが生じてしまったのだろうか?「実は、眞子さまは両陛下に直接お会いして結婚の意思を報告されたわけではないようなのです。身位が異なる皇族同士は、公的な活動についてのやりとりを、すべて宮内庁職員を通じて行います。職員を通じたやり取りでは、両陛下の真意は眞子さまに伝わらなかったと思われます。眞子さまの意思に反して結婚を止めるのは両陛下であっても難しいこと。ただ、両陛下がお伝えになった考えは決して“賛成”を意味するものではなかったはずです。眞子さまは両陛下から“お墨付き”を得たつもりでいらしたのかもしれませんが、実際にはまったく違い、両陛下は眞子さまの結婚に強い懸念を抱かれていたのです」(前出・宮内庁関係者)そして、先の会見で天皇陛下は「上皇陛下や秋篠宮とは適宜連絡を取るようにしております」とも発言されていた。ただし、その詳細は明かされなかった。「コロナ禍という前例のない事態に対処するためだけでなく、眞子さまの結婚問題についても協力して対応するための連絡なのではないでしょうか。実は雅子さまも、美智子さまや紀子さまと、今までより連絡を取られることが増えたといいます。もともと、眞子さまの結婚についてほかの宮家の女性皇族から懸念の声が上がっているといわれていました。危機感を強められた女性皇族方は、皇室全体で対応するべく連携を図られているといいます」(前出・宮内庁関係者)■眞子さまに残された逆転の道は“皇籍離脱婚”窮地に陥った眞子さまに、逆転の道はあるのだろうか。「実際のところ、眞子さまと小室さんが『多くの人が納得し喜んでくれる状況』を実現するのは、不可能に近いと言わざるをえません。もはや金銭トラブルだけが、小室さんとの結婚を祝福できない理由ではありません。秋篠宮さまや宮内庁長官の要請に応えて、小室さん側がトラブルについて説明したとしても、世論が大きく変わることはないでしょう。追い込まれた眞子さまはすでに、“皇籍離脱”という道も考え始めているといいます。両陛下は、眞子さまには結婚後も皇室を支えてほしいとお考えでした。しかし小室さんと結婚すれば、国民の反発は避けられず、眞子さまが皇室の公務や行事に関わることは難しくなります。小室さんとの結婚に固執することは、両陛下との決別にほかなりません」(前出・宮内庁関係者)実は、内親王である眞子さまは自らの意思で皇室から離れることができる。眞子さまが皇籍を離脱して一般国民になってから、小室さんと結婚されるという選択肢があるというのだ。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんによれば、「仕組み上は、そういった選択も可能です。皇室典範第十一条に《年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる》とありますので、眞子さまはその意思で皇族の身分を離れることができます。ただし、皇室会議の議を経なければならないので、そこでどのような判断がくだされるかという問題はあります。もし眞子さまが皇籍を離脱して一般人になられれば、どなたと結婚するかという条件はまったくありません。憲法二十四条に《婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し》とあるように、眞子さまが望まれるお相手と結婚することが可能です」ところで、眞子さまが結婚される際には1億4千万円近い一時金が支払われることになっているが、この一時金はどうなるのだろうか。「皇室経済法では、独身での離脱でも婚姻による皇籍離脱と同額の支給が可能になっています。ただし、国民の反発は避けられません。もしもそういった“法の抜け道”を利用した結婚で、一時金まで支給されるということになれば、余計に国民の反発を生みかねません」(小田部さん)一時金も皇室も捨てるという選択肢しか、いまの眞子さまには残されていないのだろうか――。「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月15日「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」誕生日会見で天皇陛下は、眞子さまの結婚問題について初めて言及された。「陛下も秋篠宮さまと同じく、眞子さまの意志を受け止めつつも、現状ではまだ小室さんとの結婚に“賛成”はできないとの認識なのではないでしょうか。お二人への“苦言”といっても過言ではないご発言でした」(皇室担当記者)結婚に向けて「多くの人が納得し喜んでくれる状況」を実現するという“宿題”に、しっかり向き合わなければならなくなった眞子さまと小室さん。しかし、ヨーロッパの王室に詳しいジャーナリストの多賀幹子さんは「お二人にはまだチャンスがある」と語る。眞子さまと小室さん以上に絶体絶命の状況から、結婚を成就させた例がいくつもあるというのだ。「ヨーロッパの王室では、本人や家族の過去の言動などを理由に、国民から結婚を反対された例がいくつもあります。しかし、辛抱強い努力によって、その多くは結婚を成就させているのです。たとえば、ノルウェーのメッテ=マリット王太子妃。シングルマザーで子供の父親は麻薬常習者、さらには本人も麻薬パーティに参加していたことまで明るみに出て、国民から批判を受けました。しかし彼女は、婚約発表会見の場で『過去は変えられないが、未来は変えられる』と涙ながらに訴えました。その場にいた記者まで泣いてしまったほどで、彼女の誠実な思いは国民の心に響いたのです。結婚後も王妃は薬物依存症の治療を受ける人たちを支援する団体のパトロンを務めるなど、会見での言葉を裏切らない活動を続けており、国民からたいへん信頼されています」■結婚のため“肉親と決別”の覚悟も小室さんは母・佳代さんの金銭トラブルにより結婚延期に追い込まれたが、比較にならないほどの大問題で批判を浴びたのがオランダのマキシマ王妃だ。「アルゼンチン人のマキシマ王妃の父は、大量虐殺を行ったアルゼンチンの軍事政権で大臣を務めた人物。国民からは結婚に猛反発が起こりました。しかし、数カ月でほぼ完璧に習得したオランダ語を披露した婚約会見で、世論は一変。そして結婚式には父親を招待しませんでした。父と決別し、オランダ国民のために生きていく覚悟を示したのです。結婚を問題視する国民のほうをしっかり向いて、自分に都合の悪いことでも包み隠さず誠実に向き合う姿勢が、反発していた国民の心を動かしたのではないかと思います」(多賀さん)ただ、これらの例はあくまで、王族の結婚相手の努力によって逆境をはねのけた例だ。眞子さまお独りだけでピンチを脱する方法はあるのだろうか。「オランダのヨハン・フリーゾ王子は、マフィアの麻薬王の元愛人とされる女性と結婚するために、王位継承権を放棄しました。同じように、王位を捨ててまで結婚を選んだ人物といえば、イギリスのエドワード8世も有名です。アメリカ人のシンプソン夫人と不倫の末、国民の反発を押し切って国王を退位してまで結婚することを選びました」(多賀さん)王族としての地位や権利を放棄するという“代償”を支払うことで、結婚を成就させることができたというわけだ。一方、眞子さまはこの王族たちとは違い、もともと結婚によって皇室を離れる立場ではあるが、結婚に際して1億4千万円近い一時金を受け取ることになっている。「一時金の減額や辞退を申し出ることも一つの選択肢といえます。ただ、もっとも大切なことは、小室さんとの結婚を不安視し、反対する声に、眞子さまがきちんと耳を傾けることでしょう。問題を解決しないまま“強行突破”しようとしてきた姿勢を改めて、会見でご自身の思いを誠実に伝えれば、心を動かされる国民も少なくはないと思いますが……」(前出・皇室担当記者)「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月03日「秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか」天皇陛下の61歳の誕生日を前に開かれた記者会見。眞子さまの結婚に関する質問が投げかけられると、会場にピンと張り詰めた空気が漂った。柔和な陛下のご表情が引き締まる。そして、陛下はこうお答えになった。「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」陛下が、眞子さまの結婚問題について初めて言及された瞬間だった。この回答に、宮内庁関係者は驚いたという。「秋篠宮さまの言葉を引用されながら、現状では“多くの人が納得し喜んでくれる状況”には程遠いとの認識を示されたといえます。陛下は、現時点でこの結婚には心から賛成しているわけではない、ということを示唆されたのだと感じました。事前に雅子さまにも相談されたうえでのご回答のはずですから、雅子さまも陛下と同じお考えではないでしょうか」歴史学者の河西秀哉・名古屋大学大学院准教授は、陛下の「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております」とのお言葉に注目すべきだと語る。「天皇陛下は、国民のなかに反対論や疑念があることを十分に認識されているということです。象徴天皇制は国民の支持なくしては存立しえないものですから、現状では結婚を認めることはできないと考えているのでしょう。“多くの人が納得して喜んでくれる状況”に近づけるためには、やはり本人たちが国民の前にきちんと出てきて、疑念を生んでいるトラブルについて説明し、自分たちの気持ちを伝える必要があるでしょう。そうすることで、強硬的になっている人々の考えも変わってくるのではないかと考えます」■小室さんが帰国しない場合、単独で会見の可能性も’17年9月の婚約内定会見以来、お二人からは文書での説明こそあったものの、会見は開いていない。皇室担当記者は「今回の陛下の発言で、会見を開催する必要性が高まった」と話す。「陛下が求める“多くの人の納得”を得るためには、単に小室家の金銭トラブルについて説明するだけでは不十分といえます。眞子さまは、事態を打開するために小室さんと二人で会見を行う必要性をお感じになっているのではないでしょうか」だが小室さんは現在、ニューヨークに留学中。しかも、5月にロースクールを修了し、7月にはニューヨーク州の司法試験を受験するとみられている。金銭トラブルへの対応も、代理人弁護士に一任している状態だ。「もし、会見のために帰国するとなれば、出入国のための隔離期間も生じます。弁護士資格取得のために猛勉強を続ける小室さんにとっても大きなロス。しばらく帰国の予定はないようです。これまで秋篠宮さまから説明を求められても十分に応じず、逃げ続けてきた小室さんに、天皇陛下からの発言の“重み”が伝わっているかどうかも疑問です。天皇陛下の“問題解決指令”に焦燥感を抱いていらっしゃる眞子さまとは、深刻な温度差が生じているのではないでしょうか……」(前出・皇室担当記者)小室さんがあくまで帰国しないという選択に固執するならば、それは眞子さまにとって“釈明会見を開くなら独りで”という非情な宣告に等しいものだ。「眞子さまと小室さんは10月には30歳の誕生日を迎えます。コロナ禍もあって断念されましたが、眞子さまは昨年中に入籍する計画を練っていたほど。どうしても20代のうちに結婚したいという願望をお持ちのようです。眞子さまは、小室さんが帰国しないのならば独りでも会見を行うおつもりもあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)ただ、すでに結婚延期決定から3年もの月日がたっている。ここから国民の評価を覆すのは並み大抵のことではないだろう――。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月03日2月23日、61歳の誕生日を迎えられた天皇陛下。2月19日に行われた記者会見では、眞子さまの結婚についてもお答えになった。「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、御両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」会見では、事前に提出される質問のほかに、その場で記者からの問いかけに答える「関連質問」もある。「多くの人が納得し喜んでくれる状況になるためには何が必要とお考えか」との関連質問に、陛下は「先ほど申し上げたこと以上のことは、今はお答えは差し控えさせていただきたいと思います」と、言及を避けられた。「女性の皇族方のなかには、『大反対』という意見の方もいらっしゃるそうです。天皇陛下まで巻き込む大問題になってしまったことを、眞子さまはどう受け止められているのでしょうか……」そう眞子さまに苦言を呈するのは、旧華族の女性。一方で、眞子さまと小室さんを応援する声もある。旧皇族の男性は次のように話す。「小室さんはかなり社会に揉まれてきた青年。眞子さまは“箱入り娘”で純真無垢。いい組み合わせではないですか。無責任な言い方かもしれませんが、仮に結婚生活がうまくいかなくても、お二人ともまだ若いんだからいいのではないでしょうか。お二人が初心を貫くことが何より大事ですよ」皇室の周辺でも、賛成と反対で割れる意見――。ただ、結婚はすでに確定的なのだという。元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんは「年内の結婚もありうる」と語る。「秋篠宮殿下が結婚を認められたことでお二人の結婚は確定したといえます。また、昨年11月に発表された眞子内親王殿下のお気持ちを踏まえると、お二人が30歳を迎える今年10月までに結婚される可能性が高いと思われます」ようやく結婚確定にこぎ着けたことで、眞子さまは新婚生活の準備を始められているという。「年内に新婚生活がスタートするとなれば、新居探しも始めなければなりません。眞子さまはすでに物件選びを開始されているといいます。その候補に挙がっているのは、都心部のタワーマンションのようです」(宮内庁関係者)■お二人とも職場は東京駅近辺に小室さんとの新生活に向けて“フライングスタート”を切られたという眞子さまだが、最近になって、今後の生活設計が明らかになり始めている。東京駅前のビル内にある博物館・インターメディアテクにお勤めの眞子さまは、今年3月で契約期限を迎えて“失職”の可能性が取り沙汰されていたのだが――。「実は秋篠宮家に仕える皇嗣職大夫が、眞子さまはすでに“契約更新”していたと明らかにしたのです。眞子さまは最長で’24年3月まで博物館に在籍できることになりました」(皇室担当記者)一方、小室さんが「国連で働くのではないか」との報道もあった。秋篠宮家の宮務官に着任した元国連職員の女性が、小室さんが国際機関へ就職する筋道をつけるというのだ。「ただ、小室さんは渡米前に勤めていた奧野総合法律事務所から、留学費用を支援されているといいます。ニューヨークでの生活費として、日本で働いていたときと同じように給料が支払われているそうです。帰国後は法律事務所に戻って働く約束になっているのではないでしょうか」(前出・皇室担当記者)法律事務所は中央区の京橋にある。つまり、眞子さまも小室さんも東京駅近辺のエリアで働く可能性が高いのだ。「眞子さまはすでに運転免許を取得されています。電車通勤は安全面で不安があるでしょうし、小室さんを乗せて“マイカー通勤”されることも視野に入れていらっしゃるでしょう」(前出・宮内庁関係者)眞子さまの新婚生活の参考になるのは、同じく内親王だった上皇ご夫妻の長女・黒田清子さんの例だろう。■黒田清子さんも“タワマン暮らし”を清子さんは豊島区のマンションに黒田慶樹さんと二人暮らし。新居は1億円超で購入した新築物件だった。メゾネットタイプの3LDKで床面積は約110平方メートル。また、この物件は“大使館並み”といわれるほどのセキュリティを誇っている。「清子さんは、決して豪華な新居をお望みではありませんでした。 ただ、過去には一戸建てに住んでいた昭和天皇の五女・島津貴子さんが誘拐未遂事件に遭ったこともあります。万全のセキュリティを求め、結果的に“億ション”を選ぶことになったのです。清子さん夫妻は、新築マンションが完成するまでの数カ月間、新宿区の24階建てのタワーマンションで仮住まいをしていました。眞子さまの場合、警備のしやすさを考えても、お二人の職場から近く、セキュリティのしっかりした物件を選ぶことは必須。おのずと選択肢は、千代田区・中央区・港区といった都心のタワーマンションに絞られてくるのです」(前出・宮内庁関係者)小室さんの母・佳代さんは、愛車の真っ赤なアウディで幼稚園の送り迎えをし、圭さんには3歳からバイオリンを習わせていた。そんな“セレブ志向”を受け継いだ小室さんにとって、タワマン生活はまんざらでもないだろう。ただ、お二人がタワマンを買うことは、現実的に可能なのだろうか?清子さん夫妻の場合は、3分の2を清子さんがキャッシュで支払い、慶樹さんが約3分の1を負担しローンを組んでいる。清子さんには結婚に伴って1億5千250万円の一時金が支給され、マンションの購入に充てられたようだ。「眞子さまの場合は、一時金は約1億4千万円になるとみられます。小室さんも、ニューヨーク州の弁護士資格を取得して帰国すれば給与もアップするでしょう。ローンを組んで、マンション購入費の一部を小室さんが負担することは十分に可能ではないでしょうか」折しも、来年春には約33億円をかけた秋篠宮邸の改修が終わり、ご一家は“新居”に引っ越される見通し。眞子さまと小室さんは、一足先に東京の街を見下ろす“愛の巣”での生活を始めることになるのか――。「女性自身」2021年3月9日号 掲載
2021年02月25日