藤子・F・不二雄の人気ヒーロー漫画「中年スーパーマン左江内氏」を堤真一主演、小泉今日子、島崎遥香、ムロツヨシ、賀来賢人ら豪華キャストでドラマ化した「スーパーサラリーマン左江内氏」の第2話が1月21日(土)今夜放送される。ある日怪しい老人から“スーパーヒーロー”になれるスーパースーツをむりやり譲り受けた主人公の左江内(さえない)が、いやいやながらもスーパースーツを着て平和を守っていくという物語。平凡な妻子あるサラリーマンで中間管理職=係長の主人公・左江内を堤さんが演じ「勇者ヨシヒコ」や「アオイホノオ」、今年公開を控える映画『銀魂』も注目の福田雄一が脚本と演出を手がける。また左江内の“鬼嫁”円子を小泉さんが、左江内の活躍を結果的に手柄にする刑事の小池をムロさんが、左江内の部下・池杉を賀来さんが、左江内の娘・はね子を島崎さんがそれぞれ演じ、早見あかり、中村倫也、横山歩、佐藤二朗、笹野高史、高橋克実らバラエティに富んだキャストも物語に彩りを添える。前回放送された第1話ではいったんはヒーローになったものの嫌気が差してスーツを捨てた左江内が、娘の高校に立てこもった犯人を倒すため再びヒーローとなる…というストーリーが描かれた。放送後のネット上には「福田節がきいててとてもいい」「福田ワールドだった!」といった“福田演出”を絶賛するツイートをはじめ、ムロさんと佐藤さんの出演に「メレブと仏も出演」と沸き立つ投稿、ムロさんの出演シーンでの「呪文思いついた時の効果音がなった」や、カラオケの場面での「壁に“火曜日はハグの日”」など、福田さんが手がける「勇者ヨシヒコ」や大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」を彷彿とさせる数々のパロディに反応する投稿も多数。また“恋ダンス”に続いて話題となっているエンディングのダンスについては「Happyダンス本格的すぎてむり」とその難易度に“悲鳴”(?)を上げるファンの声や、「ぱるると早見あかりがさすがのポテンシャル」と元「AKB48」と元「ももいろクローバー」の“ダンス共演”に注目するツイートも。多くの注目を集めるなか今夜放送される第2話では、左江内の息子・もや夫がクラス対抗の合唱コンクールで指揮者に選ばれ、円子が「もや夫には音楽の才能がある!」と大喜びするなか、もや夫が学校でケガをする。円子はもや夫に嫉妬した同級生のいじわるがケガの原因だと大激怒、もや夫もすっかりふさぎ込んでしまう。一方、左江内が進めるタワーマンション建設計画にも大きなトラブルが。プライベートと仕事で問題を抱えた左江内の苦悩が描かれる。今夜もどんな“ネタ”が仕込まれているのか、一瞬たりとも目が離せない。「スーパーサラリーマン左江内氏」第2話は1月21日(土)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年01月21日北極圏アラスカを縦断する石油輸送のためのパイプライン全長1,280kmを追いかけた石塚元太良の写真展「Demarcation」が1月20日から3月26日まで、東京・港区のGallery 916にて開催する。同展では北極圏アラスカの石油輸送パイプラインを石塚元太良が追いかけた「パイプラインプロジェクト」でランドスケープを撮影した写真をメインに、アイスランド、オーストラリア、オーストリアにて撮影された30点余りの大判プリントが展覧される。大きく広がるスペースとなっているGallery 916の空間では世界中のパイプラインの写真を、Gallery 916 smallでは新作の『N/P』が発表される。【展覧会情報】石塚元太良写真展「Demarcation」会期:1月20日~3月26日会場:Gallery 916住所:東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル6階時間:11:00~20:00(土日祝日は18:30まで)料金:一般800円、大学生/60歳以上500円、高校生300円、中学生以下無料休館日:月曜日(祝日を除く)
2017年01月19日旅とグルメをテーマに出演者たちが様々な場所でロケするバラエティ「火曜サプライズ」の新春2時間スペシャルが、篠原涼子、堤真一、綾野剛ら豪華ゲストを迎え10日(火)今夜放送される。昨年は『海賊とよばれた男』が大ヒットを記録、1月から放送が開始されるドラマ「スーパーマン左江内氏」で主演を務める堤さんは、番組メインMCのウエンツ瑛士と共に番組おなじみの「アポなしグルメ旅」へと繰り出す。ロケ先の埼玉県川口では地元の人がすすめる絶品ご当地グルメが続々登場するなか、堤さんの子どもの話など貴重な家族秘話が語られる。また主演最新作『新宿スワンII』の公開を控える綾野さんは前回の鎌倉に続き今回、神奈川県の横浜で「アポなし旅」を敢行するほか、ドラマスペシャル「愛を乞うひと」に主演する篠原さんは東京の人気観光スポットでもある築地で「ぶらり旅」。築地場外ではウニが乗ったホタテの網焼きや、絶品のマグロカツを味わい、その後はマグロすき焼きの店へ。数々の築地の名店を食べ歩きながら、アイドルからダブルミリオンアーティストへと成長、大人気だった若手時代の秘話など貴重なトークが展開される。さらに夫の市村正親と行ったフレンチもんじゃの店や貝料理の専門店では、家族秘話もたっぷり聞かせてくれる。今回のゲストである堤さんが主演のドラマ「スーパーマン左江内氏」は1月14日(土)21時~日本テレビ系で放送開始。藤子・F・不二雄原作の人気ヒーロー漫画「中年スーパーマン左江内氏」を原作に、ある日むりやりスーパースーツを譲り受けてしまい、やむを得ずスーパーヒーローを引き受けることになった平凡な妻子ある中間管理職=係長の主人公・左江内(さえない)さんの姿が描かれる。堤さんのほか小泉今日子、ムロツヨシ、賀来賢人、高橋克実ら豪華キャスト陣が共演する。同じくゲストとして登場した綾野さん主演最新作『新宿スワンII』は1月21日(土)より全国にて公開。伊勢谷友介、金子ノブアキ、山田優、浅野忠信、広瀬アリス、椎名桔平ら豪華俳優陣を共演に迎え、スカウト会社のエース格となった綾野さん演じる白鳥龍彦と、横浜を牛耳るは浅野さん演じるタキの“新宿VS横浜”裏社会全面戦争が描かれる。そして篠原さんが7年半ぶりのスペシャルドラマ主演作「愛を乞うひと」は1月11日(水)21時~読売テレビ・日本テレビ系にて放送。下田治美の同名小説が原作に幼少時代に母親から凄惨な虐待を受け、愛に飢えていたひとりの女性が、本当の自分を取り戻していく物語が描かれる。篠原さんが主人公の山岡照恵とその母、陳豊子の一人二役に挑戦するのにも注目。キャストは篠原さんのほか広瀬アリス、杉本哲太、ムロツヨシら。「火曜サプライズ篠原涼子&堤真一&綾野剛…豪華ぶらり3本立て!新春2時間SP!」は1月10日(火)19:00~日本テレビにて放送。(笠緒)
2017年01月10日NHKの武田真一アナウンサーが29日、東京・渋谷のNHKホールで、総合司会を務める『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 31日19:15~23:45)のリハーサルの合間に取材に応じ、大量の撮影フラッシュに「ニュース的には映像を加工しなければいけないので、大丈夫かな?と思いました」と驚きを見せた。『NHKニュース7』のメインキャスターを務める武田アナは、今回が紅白初司会で、大勢の報道陣に囲まれて「面食らってます」と苦笑い。大量のカメラのフラッシュは、画面がまぶしくなり、ニュース映像では使えないことから「変なことを心配しました」とつぶやくと、すかさず白組司会の相葉雅紀から「職業病ですね」とツッコまれていた。この日は、出場歌手との面談を行ったが、相葉は、すべての歌手のデータを手書きでまとめる武田アナの努力家ぶりを見せられたそう。真面目な一面を見せる一方、密かにダンスの振り付けを練習していることを相葉からバラされたが、武田アナは「あまり気にしないでください…」と顔を真っ赤にした。今年は、故郷である熊本が大地震に見舞われ、「これまでもいろいろ災害報道はやってきたんですけど、自分の故郷を伝えなければいけないということが、とてもつらかった」と振り返った武田アナ。「普段ニュースにおいて、いろんな方々の苦しみや悲しみを伝える立場で、このような華やかな場に立っていいんだろうか?っていう思いは、正直完全にはなくならないんです」と前置きした上で、「出場歌手の皆さんのお話を聞いて、やっぱり歌というもので人々を勇気づけたいとか、この1年を幸せな気持ちで終えていただきたいという思いを感じたので、1人の放送人として、すごくいい機会をいただいたと思います」と決意を新たにしていた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」で、紅組23組・白組23組の計46組が出場。紅組の司会は有村架純、白組の司会は嵐の相葉雅紀で、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。昨年は、紅組が優勝し、通算の対戦成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日俳優の堤真一が、来年1月スタートの日本テレビ系ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(毎週土曜21:00~)で着用するスーパースーツ姿が22日、公開された。原作の『中年スーパーマン左江内氏』は、藤子・F・不二雄氏が唯一連載(1977~78年)した大人ヒーロー物語。日テレの連ドラ初出演となる堤演じるパッとしない中年サラリーマン・左江内(さえない)が、謎の男からスーパースーツを受け取り、しぶしぶ世界の平和を守ることになる。試着で「何て格好させるねん」とボヤいていた堤。「最初は恥ずかしいな、カッコ悪いなと思いました」というが、衣装を合わせを何度も行ううちに、「今はもう割とすんなり、慣れてしまっています」と報告。左江内は生真面目なキャラクターであることから「コメディと思ってやらずに、真面目に真剣にやっていこうと思っています。真面目にやればやるほど面白くなると思います」と語っている。このスーパースーツ姿を見た、左江内が最も恐れる鬼嫁役の小泉今日子は「もっと笑っちゃうような感じなのかなと思ったら、ビシッと似合ってて、格好良かったです」と称賛。「スーツのデザインも、機能性が高そうで、細部にこだわりがありました」と解説した。脚本・演出の福田雄一氏も「大満足です! この、絶妙に格好悪い感じ。格好いいんだろうけれど、格好悪い(笑)」と手応え。今作は、自身の家族を投影したものであることを明かし、「脚本を書くのに、こんなに困らなかったことは初めてです(笑)」と、筆が進んでいる様子を報告した。また、この他の共演者も決定。左江内が解決する事件を全て手柄にしてしまう小池役でムロツヨシ。左江内の部下・池杉役で賀来賢人、蒲田役で早見あかり。町のおまわりさん・刈野役で中村倫也、息子・もや夫役で横山歩。さらに、謎のフリーター役で佐藤二朗、左江内にスーパースーツを託した男役で笹野高史、左江内の上司・簑島役で高橋克実が登場。ほかにも福島マリコ、富山えり子、金澤美穂、犬飼貴丈が出演。プチ反抗期を迎えている左江内の娘・はね子役は、後日発表される。
2016年11月22日堤真一が主演を務め、藤子・F・不二雄原作の人気ヒーロー漫画を2017年1月期の新・土曜ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」としてドラマ化。日本テレビの連続ドラマ初出演となる堤さんがサエない中年のスーパーマンに、小泉今日子がその“鬼嫁”に扮することが分かった。平凡な妻子あるサラリーマンで、中間管理職=係長の主人公・左江内(さえない)さんは、ある日、怪しい老人から、スーパーマンになれるスーパースーツをむりやり譲り受ける。よりによって、小心者でお人好し、なにより“責任”という言葉が一番苦手な左江内さん…。最初は必死に断る左江内さんだったが、鬼嫁・円子に、娘のお弁当を昼休みまで学校に届けるよう命じられ、やむを得ずスーパーマンを引き受けてしまう!その鬼嫁といえば、うだつのあがらない旦那に手厳しいし、思春期の娘は多感な時期で扱いが難しく、父親にとってその思考回路は未知の領域。末っ子の息子にも、なんか最近舐められてる!?“家の中でさえ平和を保てないのに、世界平和なんて構ってられるかぁ!! ”なんて思うけれど、律儀な左江内さんは、スーパースーツが危険を察知するたび、仕事中でも渋々、飛び立つ。だが、たとえ左江内さんが華麗に事件を解決しても、スーパースーツを脱げば、スーパースーツを着ていた間の出来事は接した人たちの記憶から全て消えてしまう。自分がどんなに頑張ったって、世界から争いが消えることはない。それで家族に見直されることも…ない。毎回、そんな理不尽な思いを抱き、背中に哀愁を漂わせつつも、事件を解決するたび、自分と家族との間に起った問題と重ね合わせる左江内さん。そうやって家族と向き合い、知らなかった家族の心を知り、ほんのちょっとだけ、家族の笑顔を見られると嬉しくなって…渋々、平和を守ることにーー。そんな哀愁漂う中年ヒーロー、主人公の左江内さんを演じるのは、日テレ連続ドラマ初出演の堤さん。また、そんな左江内が最も恐れる鬼嫁で、子どもたち優先で旦那(左江内)は二の次の円子には、日テレゴールデンタイムのドラマでは2003年7月期の「すいか」以来、13年半ぶりの出演となった小泉さんが決定。実力派の2人がテンポの良い、息の合った夫婦役を熱演する。原作は、藤子・F・不二雄が1977年~78年に「漫画アクション」(双葉社)にて、唯一連載していた「中年スーパーマン左江内氏」。「勇者ヨシヒコ」「アオイホノオ」、映画『銀魂』『斉木楠雄のサイ難』など話題作を次々手がける福田雄一が脚本と演出を手がけ、大人ヒーロー物語を現代に蘇らせる。堤さん主演×福田監督は『俺はまだ本気出してないだけ』(’13)以来のタッグとなる。<キャスト&スタッフコメント>■堤真一日本テレビでは、初めての連続ドラマ出演になります。先日、スーパースーツを試着しました。実際に着てみて、「何て格好させるねん」と(笑)。でも、それほど嫌じゃないかもしれません。共演の小泉今日子さん、そして、福田雄一監督とのコラボでどんな作品になるのか、2017年1月の土曜ドラマを楽しみにしていてください。■小泉今日子福田雄一さんの作品を楽しく拝見させていただいていたので、今回のオファーはとても嬉しかったです。堤真一さんとは久しぶりの共演です。しかも夫婦役ということで、息を合わせ、力を合わせ、面白い作品に出来たらと思います。どうやら鬼嫁だそうです。個人的には、完全なるミスキャストだと思っています(笑)。■脚本・演出 福田雄一僕にとって、今回、藤子・F・不二雄先生の原作を実写化させていただけるということが一番の栄誉なんです。さらに、自分の部屋に一番最初にポスターを貼ったアイドル、キョンキョンとご一緒できる!これが最大の2つの幸せです!堤さんとはいつもの感じで(笑)いや、いつも以上にたくさんいじり倒そうと思います。■日テレ・高 明希プロデューサーやっと皆さまにお伝えできます。ドラマが好きな一視聴者として、ただただ観たい贅沢な座組が実現してしまいました。皆さま、平日に蓄積された疲れは、土曜の夜、このドラマを観て吹き飛ばしてください。土曜ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」は2017年1月より、毎週土曜日21時~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年10月25日俳優の堤真一と女優の小泉今日子が、1月スタートの日本テレビ系ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(毎週土曜21:00~)で夫婦役を演じることが24日、分かった。藤子・F・不二雄の原作を、福田雄一の脚本・演出で描く。原作の『中年スーパーマン左江内氏』は、藤子・F・不二雄氏が唯一連載(1977~78年)した大人ヒーロー物語。日テレの連ドラ初出演となる堤演じるパッとしない中年サラリーマン・左江内(さえない)が、謎の男からスーパースーツを受け取り、しぶしぶ世界の平和を守ることになる。先日、そのスーパースーツを試着したという堤は「何て格好させるねん」とボヤきながら、「それほど嫌じゃないかもしれません」とも。「小泉今日子さん、そして、福田雄一監督とのコラボで、どんな作品になるのか」と期待を述べている。一方の小泉は、左江内が最も恐れる鬼嫁役で、日テレのゴールデンタイムのドラマに13年ぶり出演。「どうやら鬼嫁だそうです。個人的には、完全なるミスキャストだと思っています(笑)」と、こちらもボヤきのコメントを寄せた。脚本・演出は、『勇者ヨシヒコ』シリーズなどを手がけてきた福田氏。「僕にとって、今回、藤子・F・不二雄先生の原作を実写化させていただけるということが一番の栄誉なんです。さらに、自分の部屋に一番最初にポスターを貼ったアイドル、キョンキョンとご一緒できる!これが最大の2つの幸せです!」と興奮している。
2016年10月25日アーサー・ミラーの傑作戯曲『るつぼ』が本日10月7日(金)に東京・Bunkamuraシアターコクーンで開幕する。出演は堤真一、松雪泰子、黒木華、溝端淳平ら。演出はイギリスの名門「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)」が生んだ気鋭の演出家ジョナサン・マンビィがつとめる。【チケット情報はこちら】本作は1692年にアメリカ・マサチューセッツ州セイラムで実際に起きた魔女裁判を題材に、人間が普遍的にもつ、集団心理の恐ろしさや人間の尊厳と愚かさを描いた作品。少女アビゲイル(黒木)と一夜の過ちを犯してしまった農夫プロクター(堤)は罪の意識に苛まれ、彼女を拒絶するものの、執着するアビゲイルはプロクターの妻エリザベス(松雪)を〈魔女〉として告発する。周囲の少女たちも悪魔に取り憑かれたように次々と〈魔女〉を告発していく。牧師ヘイル(溝端)は悪魔祓いのためにセイラムに呼ばれたが、自身が信じる正義のありかが揺らぎ始めていく。公演初日を迎えるにあたり、出演者がそれぞれコメントを発表した。堤「稽古の初期にワークショップを開いたり座学で作品の背景を学んだりしたので、作品の共通認識を持って稽古に臨めました。いま、ほど良い緊張感の中にいます。人間の愚かさや欲望、罪の意識や不安感といったものが透けて見えてくる舞台にできればと思います」松雪「稽古中は、ジョナサンと共にアーサー・ミラーの戯曲の世界を綿密に理解して表現する為の時間を沢山過ごしました。ジョナサンは、私達が理解し体現出来る道筋を示し導き続けてくれていました。全員でしっかりと集中力を持って、セイラムに生き、そしてこの物語の本質を届けられる様にカンパニー全員で挑みたいと思っています」黒木「ジョナサンさんの稽古は毎日学びや、発見が多く、まだまだ探している最中ですが、観に来てくださるお客さまと一緒に、色々と見つけていければと思います。アビゲイルを含めた少女達も、(黒田)育世さんの刺激的な振り付けで力強く生きています。その部分も楽しんでいただけたら嬉しいです」溝端「世界的に傑作と言われるこの戯曲は、稽古を重ねながら新しい疑問や発見が多々ありました。遠いようで凄く普遍的なテーマが詰まっていると思います。今の僕たちが今の日本の方々に誠実に届けられればと思います」演出をつとめたジョナサンも「人間とは何か・・・人を愛する気持ち、憎む気持ちは普遍的であり、言語や文化、時代を超えて共感できるものであるということを証明している作品。日本の最高の俳優達が集まったカンパニーで、彼らの才能、寛大さと情熱に圧倒されました。驚くべきほどに美しい作品を、このチームのおかげでつくることができました。皆様が今夜の公演を、そしてミラーの時代を超えた素晴らしい戯曲を楽しんでいただけることを願います」とメッセージを寄せた。東京公演は10月30日(日)まで。その後、11月3日(木・祝)から6日(日)まで森ノ宮ピロティホールにて大阪公演を行う。チケットは発売中。
2016年10月07日来年2017年は「ジャズレコード100周年」のアニバーサリーイヤー。そこで日本橋三越本店本館・新館各階では「~JAZZのある暮らし~Jazz WEEK」を9月28日から10月11日まで開催する。ジャズをテーマにした漫画『BLUE GIANT』の原画展をはじめ、ジャズにちなんだイベントやアイテムを展開する。同じ期間、ジャズを五感で楽しんでもらおうと、同店本館1階=中央ホールでは様々なイベントを用意する。28日にはジャズバイオリニストの寺井尚子、10月1日には日本人で初のブルーノート・レーベルと契約したトランぺッターの黒田卓也によるジャズライブを12時30分からで行う(無料)。中央ホールでは、期間限定でウイスキーが提供されるとあって、大人の味覚と共に生演奏に耳を傾けることができる。また2016年漫画大賞第3位を受賞したジャズをテーマにした『BLUE GIANT』の原画展(本館7階はじまりのカフェ)に加え、10月2日の12時半から作者である石塚真一によるトークショーが行われる。また、同企画では初心者に向けたプラスチック製の管楽器や、子ども向けのミニピアノなどに加え、ジャズのスコアなども用意。自ら奏でるのではなく、視覚からもジャズの持つ雰囲気を味わいたい方には、リヤドロが表情豊かに表現したジャズミュージシャンと楽器が繊細なオーナメント「レッツ・スウィング」(29万円)も展開する。さらに、今回の企画のためにジャズを愛する宮越屋珈琲の宮越社長がクールジャズとモダンジャズをイメージしてブレンドした日本橋三越伊勢丹限定ブレンドコーヒーが販売される。その他にも、ジャズを聴きに行く時の装いとして、ジャケットスタイルやドレスアップスタイル、そして和×洋の要素を象徴するデニム素材の着物などを提案する。【イベント詳細】寺田尚子ライブ:9月28日12時30分から黒田卓也ライブ:10月1日12時30分から場所はいずれも日本橋三越本館1階=中央ホール/無料
2016年09月28日綾瀬はるかと堤真一が共演する映画『本能寺ホテル』の公開日が2017年1月14日(土)に決定。併せて、本作の特報映像とチラシビジュアルが到着した。時は1582年。天下統一を目前に控えていた織田信長(堤真一)は蘭丸(濱田岳)、大塚(田口浩正)ら少数の家臣団と共に京都・本能寺に滞在している。冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たち。そんなとき、風変りな女(綾瀬はるか)が寺に迷い込んでくる。噛み合わない会話を繰り広げているが、その女・繭子は400年後の未来から来たと言う。泊まっていたホテル「本能寺ホテル」のエレベーターが1582年と繋がっていると…。繭子は自身も訳のわからぬまま信長と小姓・森蘭丸との交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。やがて繭子は、1582年の迷い込んだその日が「本能寺の変」が起きる前日である事に気づき――。興行収入16.2億円の大ヒットを記録した2011年公開の映画『プリンセス トヨトミ』。本作は、そのキャストと製作・出演チームが再集結し、京都を舞台に完全オリジナルストーリーを描く。偶然宿泊したホテルで不思議な体験をする主人公の繭子役の綾瀬さんを始め、冷酷非道ながらも人情味のある織田信長役に堤さん、信長に仕える小姓・森蘭丸役に濱田岳。そのほか、平山浩行、田口浩正、高嶋政宏、近藤正臣、風間杜夫など実力派俳優が脇を固めている。このほど到着したのは、日本の歴史上最も有名で謎に包まれた大事件である“本能寺の変”が描かれる本作ならではの、炎に覆い尽くされた本能寺や合戦のシーンなど大迫力のシーンが盛り込まれ、壮大なスケールを感じさせる特報映像。エレベーターや金平糖、胃腸薬、ぶりぶりぎっちょう…。謎のアイテムやキーワードが飛び出し、どのようなストーリーになっているのか、30秒という短いながらも期待煽る映像となっている。また、素朴な見た目ながらもどこか愛らしさ感じさせる綾瀬さん演じる繭子や、馬にまたがる甲冑姿の堤さん演じる信長など登場人物たちのビジュアルもここで見ることが出来る。さらに、併せて大迫力のチラシビジュアルも2種類が解禁!ひとつは本能寺ホテルの前に佇む繭子。そして、もうひとつは燃え盛る本能寺を眺める織田信長の後姿が描かれているビジュアル。どちらもそれぞれの時代を象徴するビジュアルとなっている。なお、本チラシは10月8日(土)より全国の劇場にて順次掲出予定だ。『本能寺ホテル』は2017年1月14日(土)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2016年09月27日NMB48の石塚朱莉が本格的な舞台に初挑戦する『メロメロたち』が7月15日(金)に大阪・HEPHALLで初日の幕を開ける。同作は京都を拠点に活動する劇団悪い芝居の新作舞台。作・演出を手がける山崎彬は、エネルギッシュでありながらどこか歪んだ切ない世界を描き出し、若い観客から支持を得ている。初日を目前に控えた石塚からコメントが到着した。【チケット情報はこちら】・悪い芝居との出会いについて「ある日スケジュールがぽかんと空いて、たまたまHEPHALLでやっていた舞台を観たんです。それが昨年の悪い芝居vol.17『キスインヘル』でした。それまでも舞台が好きでいろいろ観ていたのですが、『キスインヘル』は、これまでにないぐらい心にぐさぐさと刺さって。重くずーんと響いて、帰りの電車の中でもずっと舞台のことを考えて、この人たち凄いなあと思っていました」・今回演じる生恥(いきはじ)つづきの役について「つづきちゃんは、本当に不器用で、ストレートに本音を言えない子。凄く自分と似ているなと思います。好きなものへのハマり方などが似ていて共感します」・作品の魅力について「『キスインヘル』もポップだったのだけど、もっとポップかな。はちゃめちゃで、あっちこっちにとびまわるスーパーボールみたい。でも、ちゃんと人の気持ちがある。つづきは物語の中で変化していきます。そこも難しいですね。あと、アイドルの石塚朱莉だったら絶対に言わないセリフとか動きもあって、お客さまをドキドキさせたいですね。こんなことできるアイドルは私だけだと思うので、そこは楽しいです。演出の山崎さんは、アイドルということはお構いなく、ビシバシと新人女優・石塚朱莉として扱ってくれるのもうれしいです」・劇中歌について「可愛くてかっこいい歌で、普段はメンバーみんなで歌えるリズムがとりやすいものが多いのですが、今回は(岡田)太郎先生が私の声にあったように作ってくれて。でもそれは、劇中に登場するバンドの楽曲なので、それをどう歌うか難しい。劇中のBGM的な音楽もかっこ良くて、太郎先生の曲をもっと歌ってみたいと思いました」・お客様へのメッセージ「『メロメロたち』では、二度と見られない石塚朱莉が見られます。この舞台は見たら得するというか、いい気分になって帰ってもらえると思います。劇場から出たあとも心の中で、ずっとつづきちゃんのことを思っていてほしいです。お客さまも、小さいことでも大きいことでも、友達に謝るか謝らないか、服を買おうかどうしよかとか、いろいろと迷っていることがあると思います。舞台を観て、それが全部いい方向にいってくれたらいいですね。舞台に出るという夢は叶ったので、次は感動してくれる人をもっといっぱいいっぱい増やして、喜んでもらって、心に響く何かを持って帰ってもらいたいです」公演は7月15日(金)から20日(水)まで大阪・HEP HALL、7月26日(火)から31日(日)まで東京・赤坂RED/THEATERにて上演。チケット発売中。
2016年07月15日女優・綾瀬はるか(31)と俳優・堤真一(51)が、映画『プリンセス トヨトミ』(11年)でメガホンをとった鈴木雅之監督と再タッグを組み、映画『本能寺ホテル』(2017年公開)でW主演を務めることが24日、明らかになった。本作は完全オリジナルストーリーで、舞台に選ばれたのは、現代の京都。結婚という人生の岐路に立つ主人公・繭子は、ふとしたきっかけで戦国時代へとつながる謎のホテル"本能寺ホテル"に宿泊することになり、天下統一を目前にした織田信長と出会うが、やがて彼女は、その日が"本能寺の変"の前日であることに気づいてしまう。信長が本能寺の変を事前に知らされていたらどうなるのか、そして現代の女性・繭子は信長を救えるのかといった物語を描く歴史ミステリーとなっている。綾瀬が演じるのは、勤めていた会社が倒産し、彼氏・吉岡の両親の祝賀パーティーへ京都にやってきた繭子。堤は、秀吉の中国攻めの援軍に向かうために本能寺に滞在中、未来から来た繭子に出会う信長役を務める。メガホンを取る鈴木雅之監督や脚本を執筆する相沢友子氏をはじめ、スタッフ陣も興行収入16.2億円を記録した『プリンセス トヨトミ』の面々が再集結。キャストには新たに、濱田岳、平山浩行、風間杜夫らの姿もある。「これまでも何度かご一緒した堤さんや鈴木監督はじめみなさんと、作品を作れるということでとても楽しい夏になりそうです!」と喜ぶ綾瀬。本作を「繭子が、鳴かぬなら殺してしまえホトトギス…あの織田信長と奇想天外なやりとりをするのが見どころ」と紹介しながら、「キャスト、スタッフみんなで、笑っていただける作品をお届けできるよう頑張ります!」とアピールしている。一方の堤も「再び『プリンセス トヨトミ』のスタッフが集まり、新作映画を作ることができてうれしく思います」と、その再会に歓喜。初めて信長を演じることについては、「プレッシャーも感じます」としながらも、「今までにない新しい信長を作っていきたい」と意気込み、「誰もが知る歴史の謎に迫るミステリー映画を、この最高のスタッフとキャストで盛り上げていきたい」と力強く口にする。土屋健プロデューサーは、『プリンセス トヨトミ』チームで「『もう一度映画を作りたい』という思いから、企画がスタートしました」と製作背景を説明。また、「チームが再結集するということで、綾瀬はるかさん、堤真一さんにも出演に快諾を頂き、ストーリーを作りあげました」とも明かし、「綾瀬さんに当て書きとも言えるチャーミングな現代の女の子が、堤さん演じる織田信長に会い…何が起こるか、今からワクワク」「堤さん演じる織田信長は今まで見たこともないぐらいすてきな信長になると思います」と期待を寄せた。映画は、7月上旬から8月下旬までの撮影を予定。場所も物語に沿って、全編を京都で行う。(C)2017「本能寺ホテル」製作委員会
2016年06月24日2011年、大阪城を真っ赤に染め上げ大きな話題を生み、興行収入16.2億円の大ヒットを記録した映画『プリンセス トヨトミ』。今回は、綾瀬はるかと堤真一の強力タッグほか、その製作・出演チームが再集結し、完全オリジナルストーリーで新作映画『本能寺のホテル』を製作することが決定した。これまでの人生、何の疑いもなく流れに任せ日々を過ごしてきた倉本繭子(綾瀬はるか)。勤めていた会社が倒産し、あての無い生活を送っていたところ、彼氏・吉岡恭一(平山浩行)から、「それなら、結婚しよう」とプロポーズをされる。そんないい話はないと周りからも薦められ、流されるままに婚約。そんな時、恭一の両親の金婚式の祝賀パーティに出席するため京都を訪れる。しかし予約していたはずのホテルは繭子の手違いで泊まることが出来ず、途方に暮れた繭子がたどり着いたのは、路地裏にひっそりと佇む”本能寺ホテル”だった。「ようこそ、本能寺ホテルへ」。出迎えた支配人(風間杜夫)に導かれるように、繭子は不思議な世界へと迷い込む。そして、突如、彼女の前に現れたのは天下統一を目前とした名将…織田信長(堤真一)。繭子は自身も訳のわからぬまま“本能寺ホテル”と1582年の本能寺を行き来しながら、信長と信長に仕える小姓・森蘭丸(濱田岳)との交流を深める中で、次第に信長の人間性に惹かれていく。やがて繭子は1582年の迷い込んだその日が、“本能寺の変”が起きる前日であることに気づき――。誰もが知る「本能寺の変」を、事前に信長が知っていたらどうなっていたか?現代の女性(繭子)が、もしも本能寺の変の前日にタイムスリップしたら、どうなるのか?果たして信長を救えるのか? 本作は、現代の女の子と天下統一目前の信長が繰り広げる、時代を超える奇想天外なストーリー。また、監督には『HERO』『プリンセス トヨトミ』などを手掛ける鈴木雅之。大ヒット作品を次々に作り出してきた名監督が、“日本史上最大の謎”を劇中で描く。そして、キャストも『プリンセス トヨトミ』の強力タッグが復活した。 ヒロイン・繭子役には、『プリンセス トヨトミ』では鳥居忠子役を好演し、『海街dialy』『高台家の人々』などの話題作が続く綾瀬さん。そして『プリンセス トヨトミ』では松平元を熱演した堤さんが、自身初の織田信長役に挑戦する。今回の決定に綾瀬さんは「これまでも何度かご一緒した堤さんや鈴木監督はじめみなさんと、作品を作れるということでとても楽しい夏になりそうです!」と喜びを語り、「私が今回演じさせて頂きます繭子が、鳴かぬなら殺してしまえホトトギス…あの織田信長と奇想天外なやりとりをするのが見どころです。キャスト、スタッフみんなで、笑って頂ける作品をお届けできるよう頑張ります!」と意気込んだ。一方、連続テレビ小説「マッサン」や『日本のいちばん長い日』などに出演し、シリアスからコミカルまで多彩なキャラクターを演じ分ける堤さんは、「いまから作品の完成が楽しみ」と話し、また初挑戦の信長役については「プレッシャーも感じますが、いままでにない新しい信長を作っていきたいと思います」と気合十分に語っていた。さらに、織田信長に仕える小姓・森蘭丸役には、「HERO」や現在公開中の話題作『ヒメアノ~ル』など、ドラマに映画に引っ張りだこの濱田岳。濱田さんは「“蘭丸、お前かよ”とガッカリからスタートしているはずなので、あとは上がるだけだと思っております」と自虐しつつも、撮影への強い意欲をみせていた。またそのほか、繭子の婚約者・吉岡恭一役に平山浩行、思わせぶりな言動をする本能寺ホテル支配人役に風間杜夫が出演する。なお本作は、全編京都にて撮影予定しており、7月上旬にクランクイン、8月下旬にクランクアップを予定しているという。『本能寺ホテル』は2017年、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年06月24日タレントの石塚英彦が、15日に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』(毎週水曜19:00~19:56)に出演し、中学時代の同級生に「当時から笑いの天才」と絶賛された。学生時代から「笑いを取ることに命をかけていた」という石塚。番組には、中学時代の「缶蹴りの際に転んで鎖骨を折った同級生」がVTRで登場し、勉強ができたので一流企業で出世しているのではないか…と石塚が予想していた通り、気象庁で地震の研究者になっていた。そんな彼が、当時に石塚とやっていたというギャグを再現。さらに、石塚について「当時から笑いの天才で、体を使って笑わせたりして天性の勘を持っていた」と証言し、「ウケがイマイチだった時のリアクションまで考えていた」というエピソードも明かした。次週22日の放送は3時間スペシャルで、浅香唯、宮藤官九郎、高嶋ちさ子、高橋茂雄(サバンナ)、浜口京子の5人がゲスト。宮藤は、修学旅行先の京都で一緒にナンパしたという同級生のエピソードを明かし、あることがきっかけで絶縁してしまったという友人も登場する。
2016年06月15日タレントの石塚英彦が、きょう15日に放送されるテレビ朝日系バラエティ番組『あいつ今何してる?』(毎週水曜19:00~19:56)に出演し、学生時代から「笑いをとることに命をかけていた」と明かす。この番組は、ゲストの学生時代の同級生の"今"を調査していくもの。石塚は、学生時代から笑いに対するこだわりが人一倍強かったといい、「笑いをとることに命をかけていた」と振り返る。そんな石塚の同級生としてVTRに登場するのは、一緒にクラスで笑いをとっていたという人物。石塚がかつてやっていたというあるギャグを披露するが、石塚本人は、その思い出話を石塚が突如否定しだす。笑いに命をかけていたという石塚は「こんなクオリティのものを当時の自分がやる訳がない」と力説。同級生の思い違いだったのか、真相が明らかになる。
2016年06月15日堤真一、寺島しのぶ、井上芳雄、浦井健治らの華も実力も兼ね備えた俳優陣たちが出演する舞台『アルカディア』が4月6日(水)、Bunkamuraシアターコクーンにて開幕する。舞台『アルカディア』チケット情報物語は、英国の貴族の屋敷を舞台に、「19世紀初頭」と「現代」のふたつの時代が、時には交互に、時には複雑に交錯し合いながら進行する。一見何の関連もなさそうなふたつの世界が、「ある謎の追究」を巡り、時空の隔たりを感じさせないほど絶妙にリンクし合いながら躍動する。そんな名作戯曲に挑戦する出演者から最終通し稽古後のコメントが到着。堤真一膨大な台詞の多くは、哲学的であったり数学的な言葉なので、高尚で重苦しい文芸作品のように思われがちです。ところが、実はそういう学術的な言葉は本筋ではなく、軽やかでユーモラスに、登場人物たちの恋愛熱や研究への情熱が 200 年の時空を駆け巡ります。学術的な話が多いので、確かに台詞を喋る役者は大変(笑)。でも、そこで描かれている人間たちの姿をハッキリとお見せできれば、お客様により一層楽しんでいただけるはず。まずはその「人間ドラマ」に集中したいと思っています。寺島しのぶここに登場する人物は皆、研究なり恋愛なり、一つのことに「熱」を傾けている人たちです。私が演じる「ハンナ」も、19世紀の詩人バイロンの研究にエネルギーを燃やしていて、研究以外には全く無頓着。でも自分の研究への愛と情熱は誰にも負けない。そんな「熱」が伝えられれば、素晴らしい舞台になると思っています。栗山さんが、「これは愛の話」と仰っていたように、劇中には色々な形の愛があり、ハンナもその中で成長していきます。劇中に生まれる変化を演じられるのは、とても楽しいことですね。井上芳雄ストッパードの伝説的な作品で、それを栗山民也さんの演出で、堤真一さん、寺島しのぶさんをはじめとする憧れの役者さんたちとご一緒できる!それだけで、台本を読む前に即答で出演を決めました。栗山さんの舵取りで、皆さんと一緒に掘り下げて行った稽古は、謎解きの面白さと演劇の喜びに溢れた現場でした。間違いなく、「日本最高峰のメンバーが集結した舞台」と言っても過言ではないです!ぜひ多くの方々に観に来ていただきたいですね。浦井健治稽古初日の本読み後、思わずため息をつきながら、机に突っ伏してしまったんです(笑)。学術的な台詞が多いし、意味もよくわからないし……。それが、立ち稽古が進むにつれ、どんどん見えてくる景色も広がって、この戯曲の凄さや面白さを発見する毎日でした。栗山さんや皆さんとご一緒できる現場は、僕にはかけがえのない時間。そこから生まれる「熱」をお客様に感じていただけたら嬉しいですね。4月30日(土)まで東京・Bunkamuraシアターコクーンにて上演後、5月4日(水・祝)より森ノ宮ピロティホール(大阪府)へと舞台を移す。
2016年04月06日「マンガ大賞2016」の授賞式が29日、ニッポン放送イマジンスタジオにて行われ、野田サトル氏の漫画作品『ゴールデンカムイ』が大賞に選ばれた。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で連載中の『ゴールデンカムイ』は、日露戦争の帰還兵で、"不死身の杉元"として恐れられた青年・杉元佐一が、隠された金塊をめぐって北海道全土を舞台に繰り広げる冒険劇が描かれる。アイヌ民族の少女アシリパをはじめとした魅力的なキャラクターや、ミステリー、歴史、民俗、サバイバル技術など、多様な要素が凝縮されたエンターテインメント作品となっている。受賞のコメントを求められた野田氏は、「『ダンジョン飯』に勝ててうれしい」と、同じく「マンガ大賞2016」ノミネート作で、「全国書店員が選んだおすすめコミック2016」において1位に輝いた人気コミック『ダンジョン飯』を引き合いに喜びの第一声。本作を描いたきっかけについて尋ねられると、「主人公の杉元佐一というのは自分のひいじいちゃんの名前なんです。屯田兵として戦ったひいじいちゃんの話をいつか描きたいと思っていました」と、意外な事実とともに動機を明かした。さらに、「実際になかなか話を広げていくことができずにいた時に、担当編集の大熊さんが北海道を舞台にした狩猟小説を薦めてくれました。それがおもしろかったので、その2つをくっつけちゃえばいいやと始まりました」と説明。作品で描くものにはリアリティを出すために、知床や網走刑務所など、作中のモチーフとなった場所をはじめ、現地の猟師を取材したという野田氏。さらにアイヌ文化に造詣の深い中川裕教授がアイヌ語監修を務めるなど、あらゆる面で本物を志向している。創作へのこだわりについても野田氏は、「やはり取材で、本物を見て描くようにしています。徹底的に取材して詳細に描くことで、現地の方にも、『こいつ本気だ』と思ってもらえるんです」とコメント。授賞式に参加した担当編集の大熊八甲氏も、「野田先生は、その行動力と、情報・知識量を作品に落としこむ力がすごい」と語る。式では、野田氏が描き下ろした受賞イラストも公開された。今年ノミネートされたのは、『ゴールデンカムイ』をはじめ11作品。そのほかの順位は以下となる。「マンガ大賞2016」順位大賞 野田サトル『ゴールデンカムイ』2位 九井諒子『ダンジョン飯』3位 石塚真一『BLUE GIANT』4位 三部けい『僕だけがいない街』5位 たかみち『百万畳ラビリンス』6位 沙村広明『波よ聞いてくれ』7位 眉月じゅん『恋は雨上がりのように』8位 安藤ゆき『町田くんの世界』9位 東村アキコ『東京タラレバ娘』10位 山本さほ『岡崎に捧ぐ』11位 イーピャオ 小山ゆうじろう『とんかつDJアゲ太郎』
2016年03月29日-------------------------------------------大学1年生のみなさん! 「大学デビューのホントのところ」、知りたくないですか? 本連載は、かつて大学デビューに半分成功・半分失敗したトミヤマユキコ(ライター・大学講師)と清田隆之(恋バナ収集ユニット「桃山商事」代表)が、過去の失敗を踏まえ、時に己の黒歴史を披露しながら、辛く苦しい学生生活を送らないためのちょっとした知恵をお授けする。そんな連載です。-------------------------------------------○春休み中におすすめの本は2月頭から3月終わりまで続く大学の春休みは、長い上にこれといった宿題もないため、夏休み以上のお得感がありますよね! ちなみに、教員は採点とか入試などの業務がてんこ盛りなので、本格的な春休みはごく短いです(泣)。以前、夏休みには「とにかく本を読め!」とアドバイスしました。なので、春休みも長くて難解な本をどんどん読んで欲しいのですが、そればっかだと疲れちゃいますよね。ということで、もうすぐ新入生を卒業し「先輩」となるみなさんにうってつけの本を紹介したいと思います。なにも「こういう先輩/後輩関係が理想的」などと押し付けるつもりはありません。むしろ「いろいろな先輩/後輩がいる(いていい)」ということを知ってくれたら幸いです。○憧れの先輩との距離感が絶妙 又吉直樹『火花』(文藝春秋)漫才師として天才的なセンスを持ちながら、どこまでも不器用な先輩「神谷さん」を、後輩「德永」が観察し続ける物語。借金まみれ、恋愛も中途半端。面白さを追求する姿勢はカッコいいけれど、ときどきやりすぎて、みんなを引かせてしまう……そんな神谷さんに憧れとほんのちょっとの侮蔑を感じている德永。この「ほんのちょっとの侮蔑」というところがポイントです。德永は、先輩を盲目的に信仰したりはしないのです。先輩は神様じゃないし、先輩と自分の人生は、どれだけ密接にかかわりあっていても別物。好きだからって全肯定すればいいというものではないし、逆に、ちょっと相容れないところがあっても、それで絶縁するなんてバカげている。芸人の世界は特殊ですが、それでも、德永の人間関係調整力からは学ぶべき点がたくさんあると思います。○強引な先輩と出会ったら? ジュール=ベルヌ『海底2万マイル』(講談社青い鳥文庫)言わずと知れた少年小説の大傑作。ですが、大人になってから読むと、「とんでもない先輩に振り回される後輩の話」として読めます。潜水艦ノーチラス号のネモ艦長は、好奇心旺盛なアナンクロス教授を乗せ、世界の海をかけめぐります。が、ネモ艦長はなかなか行き先を教えてくれないし、潜水艦から逃げ出したらダメだというし、どこまでも強引。でも、アナンクロス教授が不満たらたらかというと、そうでもないんです。むしろ、これまで見たこともない光景を見せてくれた艦長に感謝している部分も。面白いのは、教授がネモ艦長との冒険旅行について「人々がこの話しを信じてくれようが、くれまいが、わたしにとって、それは、さして問題ではない」と語っていること。この承認欲求の薄さ、すごすぎ。ふつう、誰かに振り回されるとつい愚痴りたくなるし、貴重な経験をさせてくれたら、みんなに自慢したくなりそうなものですが、アナンクロス教授はあえて「自分とネモ艦長」の関係だけを見て、そこから得られるものだけを得ようとするのです。強引な先輩の言いなりかと思いきや、ひそかに経験値を上げている……アナンクロス教授、デキる男です。○人生のモチベーションを引き上げてくれる先輩 林真理子『野心のすすめ』(講談社現代新書)「低め安定」志向の若者を叱咤激励し、とにかく野心を持て、上を目指せと煽りまくってくる一冊。わたし自身「え~、そんなに頑張りたくないよ~」と思いながら読みはじめたのですが、読み終えるころには「野心、だいじ!」とすっかり考えを改めました。彼女の熱心な読者とはいえないわたしでも、こんなに心動かされるのですから、林真理子は「人生の先輩」として、かなり優秀だと思います。なんといっても、就活で40社以上から不採用を食らったところから今日の地位を築き上げ、有名になってからは数々のバッシングに耐え、仕事で結果を出し続けているのですから、説得力がハンパない!○プロ後輩になって先輩から学ぼう 石塚真一『BLUE GIANT』(小学館ビッグコミックススペシャル)本作は、一流のジャズミュージシャンを目指して奮闘する青年「宮本」の物語なのですが、彼が「プロ後輩」みたいなひとなんです。彼と関わったひとは、どういうわけかみんなイイ先輩になってしまう。それは、宮本が人間を好きで、人間を信じているから。「このひとと付き合うことにメリットがあるのか?」といったコスト感覚で人間関係を選択してしまうことってあると思うのですが、宮本にはそれがないんです。そういうコスト感覚をぶっ壊した先に、ものすごい人的財産があることを、彼は本能的に見抜いているのかも。これがプロ後輩のスキル……わたしも宮本の力でイイ先輩に仕立て上げて貰いたいものだよ……。○規格外の先輩に惚れる 加賀まりこ『純情ババアになりました』(講談社文庫)女優・加賀まりこのエッセイ集なのですが、びっくりするほど一般人の暮らしからかけ離れており、たいへん痛快です。父親の仕事の関係で小さな頃から勝新太郎と知り合いだったとか、20代で芸者あそびをしていたとか、妊娠が発覚してすぐにシングルマザーになると決めたとか、もう、人生の全てが、洒脱で、潔くて、かないません。なるべく失敗しないように、なるべくレールから外れないように生きる慎重派のみなさんにしてみれば、彼女の人生はまるで他人事かも知れません。が、わたしは本書を読むと「規格外の人生でも、なんとかなる」と感じ、なんだか安心します。人生、いくら用心していても、予想外のことが起きますが、加賀まりこマインドがあれば、もしすっ転んだとしても、ひとより早く立ち上がれる。慎重派のひとこそ、彼女を「いざという時に頼れる先輩」と思うべきだと思います。……全5作品、いかがだったでしょうか? ここから先輩/後輩関係を知るヒントをうまいこと引き出せたら、あなたの先輩/後輩力がアップするのはもちろん、読書力もアップしているハズですよ。トミヤマユキコライター・大学講師。「週刊朝日」「文學界」でブックレビュー、「ESSE」「タバブックス」でコミックレビューの連載を持つライター。早稲田大学などでサブカルチャー関連講義を担当する研究者としての顔も持っている。「パンケーキは肉だ」を合い言葉に、年間200食を食べ歩き『パンケーキ・ノート』(リトルモア)にまとめた。Twitter @tomicatomica清田隆之/桃山商事1980年、東京生まれ。失恋ホスト、恋のお悩み相談、恋愛コラムの執筆など、何でも手がける"恋バナ収集ユニット"「桃山商事」代表。男女のすれ違いを考えるPodcast番組『二軍ラジオ』を更新中。雑誌『精神看護』やウェブメディア「日経ウーマンオンライン」「messy」などでコラムを連載。著書に『二軍男子が恋バナはじめました。』(原書房)がある。Twitter @momoyama_radio
2016年02月03日堤真一が主演する舞台『才原警部の終わらない明日』が、11月30日(月)より東京・世田谷パブリックシアターで開幕する。【チケット情報はこちら】同作は、TVドラマ『勇者ヨシヒコ』シリーズ、『アオイホノオ』、映画『HK/変態仮面』、『明烏』などで知られる福田雄一が作・演出を務める、歌あり、ダンスありのコメディ。とある真夜中、政府高官の令嬢が誘拐された。身代金5億円の受け渡し期限は24時間。そこで、急遽、インターポールから最も優秀な誘拐事件のプロフェッショナルが招集された。この<サイバラズ5>と呼ばれる、一見、全く頼りにならない集団を率いるのが、伝説の警部・才原章一郎(堤真一)。24時間という短期決戦に挑む才原たち。そこにまた、新たな誘拐事件が・・・。主演を務める堤真一のほか、勝地涼、清水富美加、鈴木浩介、上地春奈、池谷のぶえ、志賀廣太郎、小池栄子という豪華な顔ぶれが脇を固める。開幕に際し、堤は「最初に、歌と踊りがあるって聞いたときは、「ふざけんなよ」って心の中で叫びました(笑)。才原本人は、いたって真面目で真剣で、そのズレ加減がおかしい男。だから僕も“カッコつけてるけどカッコ悪い”でもいいから、もう腹くくって真剣に踊りますよ!皆さんには、“演劇”と固く考えずに、年末年始、気軽に笑いに来ていただきたいですね」とコメントを寄せている。舞台『才原警部の終わらない明日』は11月30日(月)から12月28日(月)まで、東京・世田谷パブリックシアター、2016年1月5日(火)から11日(月・祝)まで、大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演。なお、東京公演は前売完売していたが、最終舞台稽古の結果、演出プラン確定に伴う追加席、見切れ席開放分の販売が決定。追加席は、オンライン販売、また当日券として劇場で開演1時間前からの発売を予定。詳細はオフィシャルホームページにてご確認を。
2015年11月30日俳優の橋本真一が主演を務める青春映画『ソングドリーマーズ☆』が2016年1月9日に公開されることが、このほど発表された。本作は、「ライブ×舞台×映画」と3つの異なる表現が連動するプロジェクトの一環。第1弾企画として行われたライブでは、「映画の主題歌を歌える権利」をかけて、さまざまなグループがパフォーマンスで争い、観客からの投票で5人組ユニット・TOKYO流星群がその権利を獲得。2015年5月に行われた、第2弾企画の舞台公演も盛況の内に幕を下ろしていた。第3弾企画が今回の映画公開で、橋本のほか山口純、野田優也、輝山立、奥山ピーウィー、大平峻也、北乃楓希、染谷俊之らも出演する。映画の主人公は、目標もなく流されるままに日常を送る清澄誠司(橋本)。清澄の唯一の楽しみは、人気男性アイドルグループ「4U(フォーユー)」の曲を聴くことだったが、ある日、4Uの所属事務所がオーディションを行うことを知り、応募を決意する。会場を訪れると、そこには同じくオーディションを受けに来た反町大介(山口)、青山実(野田)、月島京(輝山)、秋葉俊郎(奥山)、日吉孝太郎(大平)、倉前仁夫(北乃)の6人の姿が。全員合格となり、素人ながらもダンスや歌のレッスンに励む7人だったが、3週間後にお披露目をかねたライブで、アイドルグループ「ネクステージ」としてプレデビューが決まる。さまざまな思いを抱え、プレデビューに挑む7人の様を描く。主演の橋本は「夢をかなえる自信がないから、傷つく前に『夢』から逃げる。僕が演じている清澄はそんな男」と表現。続けて、「僕自身も昔はそうでした」と役柄と自身の昔の心境を重ねあわせ、「劇中の清澄は同じ『夢』を持つ仲間と出会って少しずつ変わっていき、夢への第一歩を踏み出す」と志を共にする仲間の存在について口にする。そして、「誰の人生にも必ず共感できる部分があるはずです。この作品を見て、明日への希望が少しずつでも湧いてくだされば僕は幸いです」と意気込んでいる。橋本は、1989年10月9日生まれで、大阪府出身。2014年、『テコンドー魂~Rebirth~』に相田隆盛役で出演し、銀幕デビューを飾った。TVドラマや舞台でも活動しており、本作で初の映画主演を務める。(C)「ソングドリーマーズ☆」製作委員会
2015年11月11日フジテレビで放送中のドラマ「リスクの神様」の“ファンミーティング”と称して8月17日(月)、第6話の先行上映会が開催。主演の堤真一と戸田恵梨香が登壇し、芸能人としての危機管理(?)について語った。戸田さんはこの日が誕生日。集まったファンから「おめでとう!」と声を掛けられ「ありがとうございます。27歳になりました!」と満面の笑みを浮かべた。撮影現場では数日前にキャスト、スタッフから祝福されたという。事故の隠蔽や商品の欠陥、スキャンダルから海外駐在員の誘拐まで現代の企業が抱えるリスクマネージメントの問題を描く本作。共演陣には森田剛、吉田鋼太郎、小日向文世、田中泯、古田新太など存在感抜群の重厚な面々が顔を揃えているが堤さんは「共演陣の中で、最も敵に回したくないのは誰?」という問いに、意外や「戸田恵梨香(笑)」と回答!「えー?」と不服そうな戸田さんをよそに「この人の機嫌が悪くなったら進まないなと思うので…(笑)。オジサンたちに関しては、俳優ってライバル関係に見えるかもしれないけど、実は助け合いであって“敵”と想定しにくい。その意味で気になるのは恵梨香ですね」と一番近くにいる存在だからこそ敵に回したくないという、危機管理のプロとしての分析で会場をわかせる。当の戸田さんは「全然理解できません!」と苦笑を浮かべていた。また「リスクを冒してでも手に入れたいもの、守りたいもの」という質問に、堤さんは「そもそも危険を冒さない、無理しないタイプ。戦っているイメージがあるかもしれないけど平和主義者です」と語る。それでも「唯一、子どもができて、子どもを守るのは命を懸けてでもと思います」と“父”の顔を見せる。司会者の「こんなに楽屋に子どもの写真を飾ってる人も珍しい」という指摘に戸田さんも「知らなかった!」と驚いた様子。堤さんはパソコンのスクリーンセーバーに子どもの写真を設定していることを明かし「生まれて初めて、自分より大事なものができた」と照れくさそうに語った。また、芸能人ならではの危機管理については「結婚前の若いときはマスコミに追いかけられて、おかげで車を運転するときに、つけられているかを意識するようになり、周りに注意して運転するようになった」と明かす。一方、戸田さんは「しょっちゅう、ノーメイクで出かけるし、メイクしてると友だちに『珍しいね』と言われる。適当に生きてます…(苦笑)」と女優としての危機管理に無頓着な一面をのぞかせていた。「リスクの神様」は毎週水曜日、夜10時より放送中。(text:cinemacafe.net)
2015年08月17日芝居に対しては真面目すぎるほど。でもその一方で関西人らしいユーモアも持ち合わせている、チャーミングな大人の男・堤真一さん。そんな堤さんに「大人の男」について、語ってもらいました。――今回、大人の男というテーマで取材に伺ったのですが…。大人かぁ…20歳の頃といまの自分を比べて、どんだけ大人になれているかを考えると何も変わっていない気がするんで、たまに不安になるんですけど…。――でも、若い頃は尖っていたそうですし、そういう自分を客観視できるという意味でも大人になっているのでは?当時は、必死だったんですよね。20歳過ぎて芝居に関わるようになって、何がいい芝居で何がダメな芝居なのかわからず、自分がどっちに進んでいいかわからなかった。そんななかで、どこかで聞いた理念を自分の価値観だと思い込もうとして、他を受け入れることができずに頑なになっていたんです。でも実際は、不安で怖くて、自分を守るために必死に抵抗していた気がします。そういう反骨精神が、僕の前に進むエネルギーになってもいたんですが、やっぱり年をとると、そういうエネルギーって変わってくるんですよね。――自分のなかで本当の価値観が定まってきたということではなく?というより、自分のなかにこだわりみたいなものがなくなってきたんだと思います。いままで絶対嫌だと思っていたことも受け入れられるようになって、全部がいいし、全部がスゴいって思えるようになりました。最初の頃はそのことに戸惑いもあったけれど、いまは逆に視野が広がったのかなって思っています。――きっかけは何だったんですか?やっぱり年をとったってことでしょうね。ここ5~6年くらい、気力で乗り切ろうとしても、以前のように体は頑張れなくなってきているわけです。そうなると、気持ちもノっていかなくなって、一時期は、もう芝居に対しての情熱がなくなったのかなって思って、悩んだりもしていたんです。でも最近、それが自然と楽しければいいやって思えるようになってきた。パアッと目の前が明るくなるって感じじゃないけれど、ドツボからは抜け出せたのかなって気がしてます。――読者に向けて人生の先輩からアドバイスをいただけますか。きっといろいろ迷ってる世代だと思うんです…。迷ってていいんじゃないの?って僕は思うけどな。その間は苦しいかもしれないけど、迷えるだけ選択肢があるってことは、いろんな可能性があるってことなわけでしょ。今回のドラマに「リスクはチャンスだ」ってセリフがあるんだけど、迷ったり悩んだりしている時の、人間の“変わろう”っていう力ってすごいんです。自分が大きく成長できるチャンスだと、前向きに捉えたらいいと思います。◇つつみ・しんいち1964年7月7日生まれ、兵庫県出身。主演をつとめるドラマ『リスクの神様』は、フジテレビ系毎週水曜22時より放送中。また11月末から、舞台『才原警部の終わらない明日』への出演も控えている。※『anan』2015年7月29日号より写真・天日恵美子スタイリスト・中川原 寛(CaNN)ヘア&メイク・奥山信次文・望月リサ
2015年07月23日NHK連続ドラマ「マッサン」を始め、『海街diary』『日本のいちばん長い日』など話題作の出演が絶えない俳優・堤真一を主演に迎え、偽装、隠蔽、個人情報流出などトラブルに巻き込まれた企業や個人、そしてその家族を救う、危機管理専門家たちの活躍を描くドラマ「リスクの神様」に、古田新太、志賀廣太郎、山口紗弥加ら6名のキャストの出演が新たに決定した。本作で堤さんが演じるのは、かつてのアメリカのGE社や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決、業界内で“the God of risk”(リスクの神様)とうわさされる伝説の危機管理専門家で、日本最大の商社・サンライズ物産の危機対策室長として雇われることとなった物語の主人公・西行寺智。サンライズ物産の女性総合職として電機部門で活躍、順風満帆な日々を送っていたものの、開発に携わった次世代型バッテリーのリコール問題に巻き込まれてしまい、その後、危機対策室で西行寺と共に働くことになるヒロイン・神狩かおりを戸田恵梨香が、西行寺の頼れる右腕として活躍するサンライズ物産・危機対策室渉外担当・結城実を森田剛が演じる。また今回新たに発表された追加キャストとして、西行寺がアメリカで働いていた頃からの相棒で、彼から最も信頼されており、彼の切り札として活躍するジョーカー的な存在、サンライズ物産・危機対策室調査主任・種子島敏夫に、「劇団☆新感線」の看板役者として唯一無二の存在感を示す一方で、舞台のみならず、映画、ドラマ、CM、ラジオなどでも活躍を続ける古田新太。一見さえない窓際管理職のような風貌からか、周囲からは過小評価されているものの、ごくまれにトラブル解決の糸口を期せずして発見し、西行寺たちを助けることもあるサンライズ物産・危機対策室副室長・財部栄一に、名脇役として映画やドラマに引っ張りだこの志賀廣太郎。強気な性格から上司や同僚とのトラブルを起こしがちな後輩・神狩かおりを応援し、かおりからの信頼も厚いサンライズ物産・広報部主任・橘由香に、現在放送中の「ようこそ、わが家へ」でも好演している山口紗弥加。かおりの恋人で、いつもかおりに振り回されているものの、常に彼女のことを優しく見守るサンライズ物産・薬品部主任・原田清志に、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」で注目を集めた満島真之介。アメリカから西行寺を呼び寄せ、社内に危機管理対策室を開設、辣腕を振るう経営スタイルで社内からは独裁的とも見られているサンライズ物産社長・坂手光輝に、蜷川幸雄演出作を中心に舞台で圧倒的な演技力を発揮し、ドラマでは連続テレビ小説「花子とアン」での好演が記憶に新しい吉田鋼太郎。坂手社長の経営方針に反発、社長直轄の危機管理対策室の動向を常に監視するなど、ことごとく坂手社長と対立するサンライズ物産・専務・白川誠一郎に、映画やテレビで善人から悪人まで幅広い役柄を、その確かな演技力で見事に演じきる小日向文世が扮する。すでに発表済みの堤さん、戸田さん、森田さんはもちろん、舞台で活躍しその演技力に定評のあるキャストが勢ぞろいした。さまざまな伏線が複雑に張り巡らされる本作で、この豪華キャスト陣がどのような芝居を見せてくれるのか、楽しみに待ちたい。「リスクの神様」は7月より毎週水曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月06日NHK連続ドラマ「マッサン」を始め、『海街diary』『日本のいちばん長い日』など話題作の出演が絶えない俳優・堤真一が、7月よりフジテレビにてスタートする硬派な本格社会派ドラマ「リスクの神様」の主演に決定。あわせてヒロイン役、戸田恵梨香の出演が明らかになった。主人公・西行寺智(堤真一)は、かつてアメリカのGE社や政府関連の危機管理に携わり、数々のトラブルを解決、業界内で“the God of risk”(リスクの神様)と呼ばれる伝説の危機管理専門家。その手腕を見込まれ、会社周辺、取引先などで起こる様々なトラブル、スキャンダルへの対処のため、日本最大の商社・サンライズ物産の「危機対策室長」として雇われる。一方、バリバリのキャリアウーマン・神狩かおり(戸田恵梨香)は東大卒の入社10年目で、電機部門を担当、同期で一番の出世頭。次世代型バッテリー「LIFE」を、世界的電機メーカーと共同開発し、新会社を立ち上げ出向、若くして商品開発担当役員に抜てきされ、若きリーダーとして、順風満帆な日々を送っていた。しかし「LIFE」を搭載した家電製品が相次いで発火するという事態が起き、リコール問題に巻き込まれてしまい、その後、「危機対策室」で西行寺と共に働くことに…。主人公・西行寺を演じるのは、舞台、映画、ドラマ、それぞれのジャンルでその高い演技力を評価され、枚挙にいとまがないほど数多くの受賞歴を誇る、日本を代表する俳優・堤真一。ヒロイン・かおりには、「LIAR GAME」シリーズ、「SPEC」シリーズなど、数多くの代表作を持つ戸田恵梨香が抜擢され、堤さんとは5月16日(土)に公開を控える映画『駆込み女と駆出し男』以来の共演となる。TBSにて1999年に放送された「ザ・ドクター」以来、16年ぶりの連ドラ主演の堤さん。「民放の連続ドラマは『SP』以来なので、実はいま、一番心配なのは“体力”です(笑)」と漏らしながらも、「ここまでハッキリと“企業のリスク管理”をテーマとして扱ったドラマは、これまであまりなかったと思います。 昨今のニュースを考えても、とてもタイムリーだと思いました。企業側の姿勢や意識を問いかける社会派の側面と、ドラマそのものの面白さや愉快さも味わえる、いままでにないタイプのドラマです」と真摯にコメント。共演の戸田さんについても「戸田恵梨香さんとは数年前に舞台で共演し、つい最近も映画でご一緒しましたが、ドラマでは初めて。どんどん大人の女優さんになってきたなあ、という印象です。今回、とても難しい役柄を演じられますが、彼女ならできるのは間違いないですし、そんな彼女をサポ―トできれば、と思っています。恵梨香ちゃんを始め、共演のみなさんもすてきな方々ばかりですから、まずは、気負わずに楽しい現場で、みなさんと一緒に作品づくりに取り組みたいと思っています」と語った。そんな戸田さんも堤さんについて「堤さんとは、舞台『寿歌』でご一緒させていただいたのですが、“ユニークな関西の兄ちゃん”的な存在かと思いきや、周りを俯瞰してちゃんと見ている、内に秘める鋭さを持った方だと思いました。堤さんが演じられる西行寺にも同じものを感じます。堤さんが西行寺をどう作るのか、楽しみで仕方ありません。『兄さん、ついて行きます!』」とコメントを寄せた。堤さんと戸田さんそれぞれのキャラクターをいかに作り上げ、どのような掛け合いを見せるのか…放送を楽しみに待ちたい。「リスクの神様」は7月より毎週水曜22時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年04月27日67館のスタートでスマッシュヒットを記録した『神様はバリにいる』が6月17日(水)にBD&DVD発売になることを受け、主演の堤真一と李闘士男監督のコメントが解禁になった。劇中では自称“爽やか”と言っているもまったく爽やかじゃない日本人の大富豪アニキ役を演じた堤は、「親しい仲間に囲まれて気持ち良く生きる。そんなアニキは演じていて気持ち良かった。1か月以上バリにいて、出会いの大きな作品。劇場で観た人もそうでない人も、ブルーレイやDVDでこの映画を観て温かな気持ちになってほしい」と心境をコメント。原作のクロイワ・ショウのサクセスハウツー本「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ刊)をテンポよく映像化した李監督は、「バリでの素晴らしく特別な体験が、皆さんの手元に届くことは光栄です。バリで起こった奇跡の数々が皆さんにも伝わると思います。幸せが訪れるかもしれません。やっと皆さんの家庭に、アニキが行きます!」と、感激を表現した。BD&DVDセル共通特典としては、映像特典として、「メイキング」「オフィシャルインタビュー」「イベント集」ほかを収録予定のほか、封入特典として「ブックレット」も同梱予定。ウソのような実話から生まれた開運エンターテインメントを、特典とともに堪能してみて。<『神様はバリにいる』ブルーレイ&DVD/リリース情報>2015年6月17日(水) ブルーレイ&DVDリリース!※レンタル同時スタート【セル】DVD豪華版 ¥5,200(本体)+税【セル】DVD通常版 ¥3,800(本体)+税【セル】ブルーレイ豪華版 ¥6,200(本体)+税発売元・販売元:ポニーキャニオン(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年03月20日映画『神様はバリにいる』のヒット御礼舞台挨拶が2月1日(日)に都内で開催され、主演の堤真一、共演のナオト・インティライミ、主題歌を歌う「湘南乃風」のSHOCK EYE、李闘士男監督が登壇した。事業に失敗して借金を背負い、バリ島にたどり着いた女性が、日本人の大富豪の“アニキ”との出会いを通じて人生を切り拓いていくさまを描く。堤さんは「まさかの大ヒットです(笑)」と主演でありながらも、驚いたよう。「こういう映画は…シリアスでもないし、どういう反応が返ってくるか全く予想がつかなかった」と思わぬヒットに喜びをにじませる。普段、歌手として活動するナオトさんにとっては映画のプロモーションの舞台挨拶は本作が初めての経験となるが、完成披露試写会、初日舞台挨拶に続いて、こうして3回目の舞台挨拶を迎えたことに驚いたよう。堤さんから「ヒットしないとこの3回目はない」と知らされると「嬉しいです」と語り、映画を見終えたばかりの観客の顔を見渡し「いい顔してます」と笑顔を見せた。この日の壇上でも堤さんとナオトさんは“ラブラブ”と形容しても問題ないほど仲良しぶりを見せつける。堤さんは「1か月以上、バリにいたから。出会いの大きい作品だった。尾野真千子も玉キン(=玉木宏)もそう(笑)」と語り、ナオトさんは「仲の良い友達と1か月に1回会っても年で12回出し、1回に会うのはせいぜい数時間。僕らは30日くらい一緒にいて、寝ているとき以外はほぼ一緒だった。十数年分の濃厚な時間を過ごしました。(堤さんは)アニキ肌で、映画の中と同じ“舎弟感”がある」と2人の関係性の濃さを語る。李監督はこの映画の公開、およびヒットについて、不思議な経験をしたと告白。映画を観た複数の知り合いから「映画の中にバリの神様が映ってるから、ヒットするよ」と連絡があったという。李監督はそれがどのシーンなのか分からないとのことだが、堤さんは「滝のシーンじゃない?」と指摘。「メチャメチャ寒かったんです。長い間、水に浸かってて。ガタガタ震えて『こんなロケいやじゃ!』って思ってたし、僕はあまり海外に行くと調子が良くないんですが、その日を境に体調が良くなったんです!」と撮影中の“超常体験”を述懐した。またSHOCK EYEさんは、主題歌「BIG UP」について「2013年に10周年だったんですが、メンバーが顔を合わせて1日中、歌を作るような機会が減ってきてたんです。デビューした7月30日に集まろうと僕がメンバーに声を掛けて、デビューした当時のスタジオを借りて、同じエンジニアで、1日でレコーディングまで全部やって作ったんです。リリースするつもりもなく、1回きりの横浜アリーナでのライブで演奏するために」と湘南乃風にとっても特別な思いで作られた曲であることを語った。これに、李監督が再び鋭く反応!「クランクアップの予定が一度、流れてしまって、そこで仕切り直してクランクインしたのが2013年の7月30日なんです。いま、話を聞いてゾッとして鳥肌が立ちました」と神がかり的な一致を明かし、会場はどよめきに包まれた。『神様はバリにいる』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年02月01日実在する富豪の人生訓を映画化した『神様はバリにいる』の初日舞台あいさつが1月17日に新宿バルト9で行われ、主演の堤真一をはじめ、尾野真千子、ナオト・インティライミ、菜々緒、玉木宏、李闘士男監督が登壇した。『神様はバリにいる』舞台挨拶その他の写真人生を変えるためにバリ島にやってきた元実業家の女性が、謎めいた日本人の大富豪アニキに出会い、数々の人生哲学を学んでいく姿を描く。アニキ役の堤は「別にお金持ちになる方法を描いたわけじゃなくて、テーマは人として『これだけは大切に』ということ。気楽に楽しんでもらって、元気になってもらえれば」とアピールした。一方、ヒロイン役の尾野は「バリでは、ここにいる男どもが『お前、戻ってきたんか?』『さっきまで可愛いのがおった』って…」と堤ら男性キャスト陣が“菜々緒びいき”だったと不満爆発。李監督が「現地スタッフも菜々緒さんを取り巻いていたし、菜々緒さんが帰国すると『菜々緒は戻ってこないのか』って騒ぎ出した。尾野さんが現場にいるのに(笑)」と明かすと、尾野は「もう、暴れてやる」とふくれていた。また、本作で俳優デビューを飾ったナオト・インティライミは、「サッカーの試合に例えるなら、初心者が本田や香川と一緒にワールドカップに出場するようなもの。プレッシャーだった」と胸中を告白。それでも「お芝居は難しくて奥深く、刺激的でスリリング。今後もいろんな役に挑戦してみたい」と俳優業に意欲を燃やしていた。『神様はバリにいる』新宿バルト9ほか全国にて公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年01月17日NHKの朝ドラ「マッサン」で、主人公マッサンとその妻エリーの夢と人生に大きな影響を与える“鴨居の大将”こと鴨居商店の社長役で反響を呼んでいる堤真一(50才)。1月17日(土)には、破天荒なバリ島の実業家に扮する主演映画『神様はバリにいる』が公開される。一方、昨年放送されていたユーキャンのCMで、資格取得を目指すちょっぴりお茶目なビジネスマンを演じていたかと思えば、映画『娚の一生』で榮倉奈々とW主演を務める豊川悦司(52才)は、原作コミックファンも納得のビジュアルで“海江田教授”に扮し、2月14日(土)の公開を前に早くも話題となっている。堤さんは「どんなマイナスなことも豪快に笑い飛ばす明るさ」で、豊川さんは「どこかワケ気ありな色気と優しさ」で、新年始めから少々お疲れ気味(?)の女子たちを癒やしてくれる大人のオトコ。そんな包容力たっぷりの、50代・関西出身のふたりに迫った。アメリカで演劇をみっちり学んできた「マッサン」エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスに「勉強させられた」と謙虚に語りながらも、舞台を中心に培ってきたその演技力と存在感は日本男優の中でも圧倒的な堤さん。シャーロットのみならず、「マッサン」の女性キャスト・スタッフには“鴨居の大将”ファンが多く、すでに堤さんの撮影は終えていることから、“鴨ロス”なる言葉もささやかれているとか。何はともあれ「やってみなはれ!」と背中を押してくれるのが、“鴨居の大将”らしさだったが、『神様はバリにいる』ではそんな鴨居社長とはまるで違う、ご覧のような強烈ビジュアルにコテコテの関西弁で登場。バリ島でおそらく最も有名な日本人、“アニキ”と呼ばれる実在の超大富豪を熱演する。“婚活”ビジネスに失敗し、借金を背負った女性起業家・照川祥子(尾野真千子)を、明るく、どこまでも前向きに、“爽やかに”救っていくアニキ。幼いころから優等生で来た祥子は、起業して夢を叶えたものの、初めて挫折を味わい、失意のどん底の中でアニキと出会った。堤さん演じるアニキが繰り出す「人生はドラゴン・クエストや」「ダジャレは頭の回転を早うする」「失敗したときこそ、笑うんや」など、まっすぐな情熱が詰まった数々の名言(?)には注目だ。また、豊川さんも、もとは渡辺えり子主宰の「劇団3○○」出身だけに、その演技力には定評がある。何と言っても、常盤貴子と共演し耳の不自由な画家を演じたドラマ「愛してると言ってくれ」から、寺島しのぶと共演した『愛の流刑地』まで、ダダ漏れの色気は折り紙つき。最近では映画『ジャッジ!』や数々のCMで、そのミステリアスなイメージとは180度違うコミカルな一面を覗かせている。西炯子原作の『娚の一生』では、女子大で哲学を教える大学教授の海江田醇役に。豊川さんはロマンスグレーの髪にメタルフレームの眼鏡、白Yシャツを腕まくりという、原作のビジュアルに徹底してこだわり、原作者の西さんも太鼓判を押すほどに海江田が醸す大人の色香を体現。そんな海江田は、都会で実らぬ恋と仕事に疲れ、大好きだった亡き祖母の家で暮らし始めた堂薗つぐみ(榮倉奈々)の前に、「合い鍵を預かっていた」とふいに現れる。「練習や思て、僕と恋愛してみなさい」「君のことを好きになってしもた」というドキドキのセリフも、関西弁でしれっと言い放つ力の抜け具合は、さすが酸いも甘いもかみ分けてきた大人ならでは。特に、予告編でも話題の“足キス”は、豊川さんだからこそできる究極の愛情表現と言っても過言ではないほど、エロチシズムの中に純粋な想いを伺わせている。最新作では対称的な役柄ながら、ともに独特の雰囲気を漂わせる“関西弁”ネイティブのふたり。そんな彼らから元気をもらいに、劇場に出かけてみては?(text:cinemacafe.net)■関連作品:神様はバリにいる 2015年1月17日新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014「神様はバリにいる」フィルムパートナーズ
2015年01月15日俳優の堤真一が12月10日(水)、都内で行われた主演作『神様はバリにいる』の完成披露試写会に出席した。苦労の末、バリで大富豪になった主人公を演じた堤さんは「ハタチで上京して、27歳まで家賃2万円の4畳半で暮らしていた」と駆け出し時代をふり返った。さらに「世はバブルでも、お金がなくて…。水だけで3日間過ごしたこともあった」とも語り、「さすがに痩せましたね」といまだから話せる貧乏エピソードに照れ笑いを浮かべていた。堤さんが演じるのは、自称“爽やか”ながらパンチパーマでヤクザ風という破天荒なキャラクターで、「勝手に衣装が用意されていて、いつも間にかこうなった。まゆ毛の色を抜いたのが、一番恥ずかしかった」と話していた。映画は婚活ビジネスに失敗し多額の借金を抱えた元起業家の祥子が、失意のままに訪れたバリ島で、謎めいた日本人の大富豪・アニキ(堤さん)と出会い、金持ちになるための人生哲学を学び、再起を図ろうとするが…。著者の実体験を綴った「出稼げば大富豪」(クロイワ・ショウ著)を原案に、日本映画として長編では初のバリ島でのロケを行った。完成披露試写会には堤さんをはじめ、ヒロイン役の尾野真千子、ナオト・インティライミ、玉木宏、李闘士男監督が出席。尾野さんは「まるで家族、兄弟のように仲が良かった」と現場の雰囲気を明かしたが、「実はここにいる男3人に、海に突き落とされたんですよ!」と“被害報告”も。発案者は玉木さんだと言い、「私のポーチに草をつめたのも玉木さん」とそのいたずらっ子ぶりが明かされた。一方、俳優に初挑戦したミュージシャンのナオトさんは、「僕みたいな、右も左も分からない小僧をここにいる皆さんが優しく包んでくれて、背中を押してくれた」と感謝しきりだった。『神様はバリにいる』は2015年1月17日(土)から、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月10日俳優・堤真一が、コテコテの関西弁大富豪を演じている映画『神様はバリにいる』。尾野真千子や玉木宏、映画初出演となるナオト・インティライミら豪華共演陣も登場する、本作の予告編が解禁。豪快かつ真理を突いた名言が炸裂している。大ヒットしたサクセスハウツー本「出稼げば大富豪」(KKロングセラーズ刊)を原案に、映画化された本作。物語は、神々が宿ると言われるバリ島を舞台に、“自称爽やか”な日本人の大富豪・アニキ(堤真一)のもとに、借金を抱えた元・女起業家(尾野真千子)が弟子入りしてくるところから始まり、さらに眼科医、婚活中の男――といった「今」を変えようともがく人々の悲喜こもごもを描いていく。堤さんが演じるアニキは、関西弁でまくしたてながら強烈なダジャレをかます、見るからに胡散臭そうな風貌の男。今回到着した映像でも、その胡散臭さは画面いっぱいに漂っているが、そのキャラはどこか憎めないものがある。さらに、「人生はドラゴンクエストや」「失敗した時こそ、笑え」と真理を突くような名言を次々と繰り出し、意外とすごい人なのでは…と思わせるミステリアスな魅力も。そんなアニキを演じた堤さんは、本作で初のパンチパーマにも挑戦しているとのことで、その強烈なキャラクターと併せてチェックしてみて。また、映像のバックに流れる本作の主題歌「BIG UP」は、「湘南乃風」が結成10周年のために書き下ろしたもの。「どんな辛い時でも笑顔」「出会いが人生を変える」という映画のメッセージとリンクした力強い歌声がスクリーンに響き、観る者の胸をアツくさせるはずだ。『神様はバリにいる』は2015年新春、新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月08日