10月14日(日)、埼玉県羽生市では今年20回目となる「コスモスフェスティバル」が行われる。時間は10時00分から14時00分まで。会場は、清掃センター南側(羽生市大字三田ヶ谷地内)にある約2.5ヘクタールのコスモス畑。ここでしか見られないさまざまな種類のコスモスが美しく咲き乱れる。コスモスの花の見ごろは10月中下旬ごろなので、「コスモスフェスティバル」の前後も楽しめる。なお、コスモスの摘み取りは、イベント当日から10月31日(水)まで自由にできる。コスモスの咲き具合は羽生市コスモスフェスティバルで確認可。当日は、地元野菜の販売、焼きそばや綿あめなどの模擬店、バルーン搭乗体験のほか、スタンプラリーでは、参加者にすてきな特典も用意されている。また、今回のイベントではコスモス畑に市のキャラクターが登場する予定だ。翌日10月15日(月)から19日(金)の10時00分から12時00分の間、コスモス畑の真ん中で「コスモス軽トラ市」を開催。地元で採れた新鮮野菜を農家が販売。埼玉県が育成したお米品種「彩のかがやき」の新米の販売もある。さらに、今年も「コスモス写真コンテスト」を開催する。テーマはコスモスフェスティバル会場内に咲くコスモスで、参加賞および優秀作品賞(数点)が授与される。応募作品は、11月15日(木)から20日(火)まで「イオンモール羽生」2階のイオンホールに展示する。入賞者には別途通知のうえ、表彰する。応募にあたっては四つ切りか四つ切りワイドのサイズで、1人3点まで応募が可能。10月26日(金)までに、羽生市役所農政課・コスモス写真コンテスト係に送付するほか、農政課窓口直接受け付ける。「コスモスフェスティバル」会場へのアクセスは、車の場合、東北自動車道羽生ICより約2キロメートル。平日(祝日を除く)は羽生駅・南羽生駅から循環バス(あい・あいバス/羽生市福祉バス)ムジナもん号が4本運行。清掃センターで降りて南側に進むと、会場となるコスモス畑がある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日福岡県福岡市天神の複数のストリートステージでライブが繰り広げられる「ミュージックシティ天神」が開催される。開催期間は9月29日(土)、30日(日)の2日間。「ミュージックシティ天神」は、「音楽産業都市・福岡」をめざして2002年からスタートしたイベント。音楽を愛する人が集まり、文化的刺激にあふれる街に福岡を育てていきたいという願いがこめられている。主催は福岡市と天神の事業者、福岡のメディア各社により組織された「ミュージックシティ天神実行委員会」。開催場所は、福岡市役所西側ふれあい広場(メインステージ)、ソラリアプラザゼファSTAGE、岩田屋本店本館前STAGE、イムズSTAGE、天神地下街一番街ステージ、パサージュ広場STAGE、TSUTAYASTAGE、キャナルシティ博多サンプラザSTAGE、MCTin博多駅STAGE他。ライブハウスなどで行うライブサーキットは有料だが、天神の町に設置した特設ステージで行うストリートステージは無料。オーガナイズイベントなどは招待券が必要な場合もあるので事前に確認が必要。多くの参加アーティストから一部を紹介すると、「サンキュー!!」、「少年ハート」、「サルビアのつぼみ」など多くのヒット曲をもつ3人組みHIPHOPユニット「HOMEMADE家族」。ジブリ作品の「ゲド戦記」、「コクリコ坂から」の主題歌を担当し、地元福岡県出身の「手嶌葵」。さらに幼なじみ5人組で結成した本格派ダンス・ボーカルユニット「DancingDolls」。「ROCKINJAPANFESTIVAL」や「COUNTDOWNJAPAN」に主演した「溝渕文」。映画「はやぶさ/HAYABUSA」の主題歌や、アニメ「BLEACH」エンディングテーマを歌った福岡県出身の「fumika」。メジャーデビューシングル「宝物」がリリースされた「GOLDRUSH」。ミニアルバム「cue」が10月3日に発売予定の「タオルズ」などが出演する。また、9月は「MUSICCITYMONTH」として、さまざまなジャンルのアーティストが、週末の天神の街角で音楽を奏でている。イベント詳細はミュージックシティ天神のHPで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月27日山口県宇部市は同県萩市と地域活性コンサルティング会社の五穀豊穣と連携して、魚介類を扱うアンテナショップ「Bucch-ine(ブッチーネ)」を開業する。ショップは9月27日、築地場外市場の一角にオープンする。店舗名の「Bucch-ine(ブッチーネ)」は、山口弁の「ぶちいいね(とてもいいね)」をイタリア語風にもじったもの。宇部市および萩市の地元漁師や鮮魚店関係者が、日本の魚食文化や両市の地魚を次世代に伝えていこうと立ち上がり開業に至った。宇部市の名産「小エビ、クルマエビ、アナゴ、タコ」、萩市のブランド魚「萩の真ふぐ、萩のあまだい」など、山口の魚の消費拡大を目指すという。同店では魚を販売するのみならず、魚の食べ方や特徴、生産や加工の想いも消費者に届けていくという。さらに、消費者のフィードバックも吸収・反映し、「販売する側」「購入する側」両方のコミュニケーションのある店舗を目指すという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月25日千葉県東金市の八鶴湖畔を手作りキャンドルで飾る催しが行われる。「光」を作ることを通じてエコロジーや自然について考えようというもの。開催日は9月30日(日)、キャンドルの配置は15:00~、点灯は18:00~20:00の予定。手作りキャンドルと灯籠は事前に市民が制作したもの。2リットルサイズのペットボトルや、砂、廃油、不要になったクレヨンなどを集めて材料としている。灯籠となるペットボトルには障子紙を巻き付け、俳句や川柳、思いや願い事、絵など思い思いに書かれたものが湖畔に配置される。竹灯籠も市民の協力を得て竹林から伐採したものから作られる。まさにエコロジーに配慮した催しだ。八鶴湖はJR東金線の東金駅から約500m、徒歩約10分というアクセスの良い場所に位置している。周囲約800mの人造湖だ。湖の歴史は古く、徳川家康が鷹狩の際に宿泊した東金御殿があり、その建設の際に元来その場所にあった「とき池」という小さな池を広げ、現在に姿になったと言われている。周辺には大正、昭和初期の雰囲気を色濃く残している「八鶴亭」があり、国の登録有形文化財(建造物)に指定されている。八鶴亭本館は木造2階建て、入母屋造りの古風な建物。各部屋は入口に差掛け屋根を付け、床の間や棚に銘木を使うなど建物内部の作りにも意匠を凝らしている。「八鶴亭さくらホール」はキャンドルや灯籠作りに使用された場所でもある。八鶴湖にほど近い安国山最福寺の「大黒天像」もみどころの一つ。鎌倉時代の彫刻家、運慶の作と伝えられている。運慶は奈良東大寺の金剛力士立像(国宝)、興福寺の弥勒仏坐像(国宝)、円成寺の大日如来坐像(国宝)など、現在国宝、重要文化財に指定されている多くの仏像を制作した人物として知られる。キャンドルナイト開催日には、名月を見ながら音楽を楽しめる「湖畔の観月会」、さらに「大黒様の縁日」も行われる。なお、キャンドル内とは雨天の場合10月27日(土)に順延となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日福岡県久留米市のB級グルメ、「久留米焼きとり」を一層楽しめる「久留米焼きとりパスポート」が発行中だ。パスポートの有効期間は2012年9月8日~2013年9月7日までの1年間。JR久留米駅観光案内所、西鉄久留米駅観光案内所、久留米観光コンベンションなどで入手できる。「久留米焼きとりパスポート」は、久留米焼きとりを一層楽しく、便利に味わってもらおうというもの。パスポートには焼きとり店のデータや地図が収録されている。また、注文する際にパスポートを提示すれば、パスポートに記載されている特典を受けられるお店もあるのでお得だ。特典内容は生ビール1杯無料など、店により違いがある。久留米焼きとりは、品数の多さが特徴。鶏肉はもちろん、馬肉、豚バラ肉、牛肉、魚介類のほか、タマネギなどの野菜、巻物、ダルム(豚の大腸、小腸)や、センポコ(牛の大動脈)などの内臓ものを串刺しにし、炭火でじっくりと焼き上げる。さらに久留米でしか味わう事ができず、柔らかい歯ごたえが特色の「久留米さざなみどり」は地元ならではの一品。久留米市は「やきとり店密集度日本一」と言われている。そのゆえんは、2003年に人口1万人あたりの焼きとり店の数が全国で一番多いことから、久留米市ふるさと文化創生市民協会(カルキャッチくるめ)が「焼きとり日本一」を宣言したことによる。2005年に市町村合併により久留米市の人口は増加したが、「焼きとり日本一を宣言した街」としてPRを続けている。久留米市の焼きとり店の歴史は高度成長時代にさかのぼる。大手ゴム会社3社の工場が久留米市にあったことで町は賑わっていた。ゴム工場で働く人々が開店前から焼きとり屋台に並んでいたと言われている。焼きとり店の最古参は1963年開業した屋台だ。さらに、仕入れを支える食肉を扱う業者が久留米に多かったのも、焼きとり店が栄える一因となった。現在、久留米市で焼きとりを出す店は約200店舗にも及ぶ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日鳥取県倉吉市で地元産業の因州和紙を使用したあかりイベント、「山陰KAMIあかり」が開催される。日時は11月10日(土)18:00~21:00まで。場所は「山陰の小京都」と言われる倉吉市内の赤瓦・白壁土蔵群一帯。「山陰KAMIあかり」は地域の伝統的産業である「因州和紙」を「あかり」の活用により引き立たせようというもの。さらに、イベントやワークショップを通じて地元住民の意識を醸成し、「白壁土蔵群」など、町並みの保全につなげる狙いもある。打吹玉川(うつぶきたまがわ)沿いに立ち並ぶ「白壁土蔵群」は江戸時代末期から昭和前期に至るまでの伝統的な町並みで、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、「美しい日本の歴史的風土100選」や、「かおり風景100選」にも選ばれている。「白壁土蔵群」の特徴は、赤い石州瓦を葺いた屋根に、白い漆喰壁、黒の焼き杉板をほどこした美しいコントラスト。打吹玉川にかかる石橋が落ち着いた雰囲気をかもしだす。「山陰KAMIあかり」はそのような古風で風情のある街を舞台に行われる。イベント内容は、因州和紙を使用したあかりの作品を全国公募し、その作品を町並みの中で展示、審査する「あかりアートコンテスト」。倉吉在住の造形作家によるあかりのモニュメントの展示「KAMI像(かみかたち)」。ほかにも和紙作家監修のもとで製作された因州和紙の25mにも及ぶトンネル「福のKAMIトンネル」や土蔵の白壁をスクリーンにして映像を映す「白壁スクリーンアート」がある。ステージイベントや屋台も出店する。イベントで使用される因州和紙の歴史は古く、正倉院の文書の中に因幡の国の和紙が使われていると推測されているほか、平安時代の延喜式の記録にも因幡の国から朝廷に紙が献上されたと記述がある。時代は下り江戸時代以降は藩の御用紙として使用されるとともに、庶民が利用する紙としても生産された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日神奈川県の湯河原町立湯河原美術館では、「もみじライトアップ&ナイトミュージアム2012」を11月23日(金・祝)~12月2日(日)(16時30分~20時30分)開催。庭園のもみじをライトアップし、美術館の新たな魅力を限定公開する。なお、11月23日~25日の3日間は、”ナイトミュージアム”として美術館展示室を夜間も開館する。万葉の時代より知られた温泉地であり、この地を愛した画家や文学者たちも多い湯河原。町立湯河原美術館は、1998年(平成10年)に竹内栖鳳や安井曾太郎、三宅克己などの湯河原にゆかりのある作品を集め、老舗旅館を改装して「湯河原ゆかりの美術館」として開館した。2005年(平成18年)10月、日本画壇の第一線で活躍する画家・平松礼二の作品を展示する「平松礼二館」を新設し、収蔵品を展示する「常設館」と併せ、館名を「町立湯河原美術館」に変更してリニューアルオープン。湯けむり漂う温泉街の小さな美術館として、美術愛好者に親しまれている。また、美術館に隣接する約800平方メートルの日本庭園では、自然の山々に囲まれ、桜、新緑、紅葉など四季折々の景色を楽しめる。加えて庭園の池では、平松がモネ財団から譲られた貴重な「モネの睡蓮の株」を育成しており、6月から9月ごろまで花を咲かせる。秋には”イロハモミジ”をはじめとする大小様々なモミジが色づく庭園。この庭園をライトアップするのが「もみじライトアップ&ナイトミュージアム」だ。色鮮やかなモミジと、園内の常緑樹とのコラボレートが美しいと、好評だった昨年に引き続いての開催となる。庭園のモミジは、旧旅館時代に植栽された樹齢100年以上と思われる古木から、数年前に植えたまだ若いモミジまで、様々。池を包み込むようにモミジが茂る様は、まるでモミジの森。山の沢から自然水を引き入れている池には鯉が優雅に泳ぎ、和の雰囲気を作り出している。また、美術館の展示室の夜間開館中は、展示室内の展望休憩室からもライトアップを見ることができる。幻想的な光に包まれた庭園のモミジと美術鑑賞。秋の夜長、昼間とは一味違った美術館が楽しめる。モミジの見ごろは例年11月下旬から12月初旬にかけて。美術館1階を休憩スペースとして無料開放してくれるので、寒い日でも安心して楽しめる。1階には「喫茶やまもも庵」を併設。営業日は問い合わせを。美術館1階(ミュージアムショップほか)と庭園は入場無料。美術館展示室の観覧料は大人600円、小中学生300円。水曜休館。ただし11月28日についてはライトアップは実施。無料駐車場もある。なお、ライトアップする照明は、環境面に配慮してLED照明を使用(一部)している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月20日恒例の「ぶどうEXPO2012」が山梨県笛吹市で9月1日からはじまった。11月30日までの開催期間中、市内各所でさまざまな関連イベントが行われる。イベントのひとつが”ウェルカムフルーツ”だ。JR石和温泉駅改札で11月3日(土)までの土曜、日曜、祝日の15時00分と16時00分、特急停車時間に合わせて、山梨県産の旬のぶどうやぶどう100%ジュースが観光客に無料でふるまわれる。9月のイベントとしては、JAZZの生演奏をワインとともに楽しむ「ザ・いさわJAZZ」が9月22日(土)13時00分から、20時00分のラストステージまで石和温泉で行われる。ミュージックチャージ&入場料は500円で、ワイン(1杯300円)やフランクフルトソーセージ、焼きそば、焼き鳥、カレーなどの屋台が出店される。ライブのタイムスケジュールは、13時00分からBBBビッグバンド、15時00分からSwing-Bird-JAZZオーケストラ、19時00分から大坂昌彦クインテット1st、20時00分から大坂昌彦クインテット2nd。一流のジャズプレイヤーの生演奏がワンコインで楽しめる。また、9月30日(日)まで、宿泊券・ぶどうが当たる抽選会を開催。御坂町観光協会フルーツ部会加盟の各観光農園で、ぶどう、ワインなどを購入した人が対象だ。10月中旬には当選者に賞品が発送されるという。秋のワインと言えばヌーボー。ボージョレ・ヌーボーは11月第3木曜日解禁だが、山梨県産ワインの新酒「やまなしヌーボー」の解禁日は11月の第1土曜日。11月2日(金)22時から翌日3日(祝)1時00分まで「ヌーボーde乾杯!カウントダウン」が行われる。0時00分の解禁に合わせてカウントダウンを行い、参加者全員で「やまなしヌーボー」で乾杯するというもの。会場は、「石和源泉足湯ひろば」。地元笛吹市産のワインが多数用意されるほか、ワイン足湯、郷土料理、ステージイベントなどお楽しみが盛りだくさん。入場は無料だが、飲食コーナーは有料となる。晩秋の山梨を彩るイベントとして首都圏のワイン愛好家の間で人気の高い、ワイナリーの周遊イベント「ワインツーリズムやまなし2012」は、11月17日(土)、18日(日)8時30分~17時30分に開催が決定。これは、エリア内を巡回するバスをうまく利用して、お目当てのワイナリーを訪ねるというもの。ワイン好きにはたまらないイベントだ。ルートは17日が”一宮ルート”、”勝沼ルート”、”塩山ルート”で18日が”石和・御坂・八代ルート”、”甲府ルート”の予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日新潟県糸魚川市の平成27年開業予定の北陸新幹線高架橋で「北陸新幹線レールウォークin糸魚川」と題したウォーキングイベントが開催される。高架橋を歩けるチャンスは今年が最後だ。開催日時は10月28日(日)。高架橋の他、工事中の新幹線の駅もコースに入っており、富山や長野の山々の自然風景と英知の結晶である新幹線工事を同時に見ることが出来る。悪天候などの理由により中止となる可能性もある。参加費は無料。申し込みは往復ハガキで、糸魚川市北陸新幹線対策協議会事務局:都市整備課・新幹線推進係まで。コースは、寺島工事用昇降階段(糸魚川警察署裏付近)から北陸新幹線糸魚川駅に至る約1.5kmの「標準コース」と、須沢工事用昇降階段(国道8号と青海通り線交差点付近)から北陸新幹線糸魚川駅に至る3.2kmの「健脚コース」に分かれる。参加対象は「標準コース」は小学生以上、「健脚コース」は小学校4年生以上。ただし、健脚コースは距離が長いので体力に自信のない人は「標準コース」が無難。いずれのコースも小学生は保護者の同伴が必要。「標準コース」のウォーキングは3回実施される。スタート時間は1回目8:30受付、9:00出発、2回目12:00受付、12:30出発、3回目13:00受付、13:30出発。「健脚コース」は2回実施され、1回目9:30受付、10:00出発、2回目は10:30受付、11:00出発となる。おのおの市役所前で受付を行い、バスでウォーキング開始位置まで移動する。参加定員は各コース1回につき50名。「標準コース」は3回で150名、「健脚コース」は2回で100名となる。北陸新幹線は、現在営業している長野駅から、上越、富山、金沢、福井を経由して大阪に至る構想で、東京からの総延長距離700キロになる。平成27年に開業を予定しているのは、長野から金沢までの区間だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日香川県高松市で飲食店44店舗のグルメやお酒を割安な価格で楽しめる「高松あじのみ物語2012秋祭り」が開催中だ。「たかまつ食と文化のフェスタ事業」の一環で、主催は高松まちなかおもてなし推進協議会。開催期間は9月1日(土)~10月31日(水)の毎日17:00~23:00まで。ただし、店舗ごとに開催日、時間が異なるので事前の確認が必要。イベントは、高松に初めて訪れる観光客にお酒やグルメを楽しんでもらい、高松市のイメージアップを図ろうというもの。行ったことのないお店や、敷居の高そうなお店は入りにくいものだが、イベントに参加することで、気軽にお店に入れるようにする役割もある。出店する店舗はカクテルバー海鮮居酒屋、寿司、串揚げ、割烹などバラエティ豊かだ。イベントに参加するには事前にガイドブックを100円で購入。利用したいお店に入り、イベント参加者であることを伝えると、1,500円以上の「おもてなしメニュー」が1,000円(現金)で楽しめる。ただし、ラウンジ、スナック、バーでの飲食は30分位の利用となる。追加、延長の場合は追加料金が発生するので店舗のスタッフに確認が必要。さらにスタンプラリーも同時開催されており、購入したガイドブックの裏面にスタンプを押し、必要事項を記入の上、ホテル福屋か最後に利用した店舗に渡すと、抽選で賞品が当たる。高松市には四国八十八カ所のうち5カ所があるほか、源平の合戦で有名な「屋島の古戦場」がある。1185年、都を追われ屋島を拠点としていた平家が勢力を盛り返したため、源義経が急きょ出撃して戦いとなった。源氏方の武士である那須与一が、平家方の船に掲げられた扇を鏑矢(かぶらや)で射落とした見せ場は「平家物語」や、薩摩琵琶曲「扇の的」などで今に語り継がれている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月17日兵庫県丹波市のJR福知山線石生駅、黒井駅の周辺で、たんば鉄道イベント実行委員会主催による鉄道に親しむイベントが開催される。継続的な利用者増とマイレールウェイ意識の醸成のため行われる催しだ。9月22日(土)はJR福知山線石生駅、12月22日(土)はJR福知山線黒井駅周辺、各日10:00~15:00の開催となる。開催場所は、9月22日(土)はJA丹波ひかみ生郷支店駐車場、および生郷交流会館(石生駅徒歩2分)。12月22日(土)はハートフルかすが(黒井駅より徒歩1分)での開催。参加費は無料だ。会場周辺には駐車場が無いため、公共交通機関の利用が無難。たんば鉄道イベント実行委員会では、平成21年9月から毎月22日を「たんば鉄道の日」と定め、市民への周知、駅前市営駐車場の一日無料利用や、マスコット「ちーたん」「はばたん」による駅前ミニイベントなどを実施している。今回は9月と12月のたんば鉄道の日に合わせてミニSL・ミニ新幹線の運行や、JR制服の試着・記念撮影会、鉄道模型の運行・運転体験(9月22日のみ)、おいしい屋台等の出店(9月22日のみ)が行われる。なお、ミニSL・ミニ新幹線の乗員数には限りがあるため、当日先着で整理券を配布する予定だ。また、鉄道模型の運転体験も先着順に受け付けとなる。鉄道で来場した場合、駅構内に設置してあるスタンプをイベントのチラシ裏側に押して会場に行くと、イベント限定ちーたんカンバッチ等がプレゼントされる。12月にイベントが行われる黒井駅周辺には、「丹波の赤鬼」として勇名をはせた戦国大名、赤井直正の居城黒井城がある。赤井直正は、織田信長の丹波征討の際、織田軍大将の明智光秀を打ち破った事で知られる勇猛な武将。赤井直正の死後、黒井城は落城したと伝えられている。現在、石垣、空堀、郭跡、堀切、土塁等が残っており、国の史跡に指定されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日今年区制85周年を迎えた横浜市磯子区。9月30日(日)、区内各所で「第36回磯子まつり」が行われる中、磯子センター体育館では「いそご梅の種飛ばし大会」(開催時間11時30分~14時00分)と「『うますっぱ顔』自慢大会」が開催される。江戸時代から明治時代にかけて、梅の開花シーズン中には、遠くからも多くの観梅客が訪れにぎわった杉田地区(現磯子区)。梅干しの生産も盛んだった。歌川広重の浮世絵「武州杉田の梅林」には元禄年間で杉田に3万株あったといわれる梅が描かれているほど、梅の名所として知られていた。その名残は区内の岡村梅林、洋光台西公園、根岸森林公園など各所で見ることができる。こうした背景もあり、梅の木は、1987年の区制施行60周年を機に、磯子区の木に制定。区の木である梅をもっと区民に親しんでもらおうと、昨年初めて開催されたのが「いそご梅の種飛ばし大会」だ。この大会のルールは極めて簡単。梅干しを食べて、種を口から「ぷぅ!」と飛ばす。その距離を競うもので、誰でも参加できる。昨年は男性、女性、子どもの3部門に計33人が出場した。記録は男性の部(中学生以上)12メートル41センチ、女性の部(中学生以上)6メートル52センチ、キッズの部(小学生以下の男女)7メートル03センチだった。各部門の優勝者と準優勝者には記念メダルと宮城県塩竈市から直送の生マグロなどを詰め合わせた「復興応援詰め合わせギフト」が贈呈される。また、パフォーマンス賞が用意されている。なお、参加者全員に、「杉田梅の梅干し」がプレゼントされる。募集は各部門20名で、参加希望者は9月28日までに、氏名・年齢・電話番号・性別・ニックネームを明記の上、磯子区役所区政推進課企画調整係(is-kikaku@city.yokohama.jp)へ申し込むこと。定員になり次第締め切り。同時開催される「『うますっぱ顔』自慢大会」は、梅干しを食べたときの『うますっぱ顔』の応募写真を展示し、当日、来場者の投票で一番の『うますっぱ顔』を決定する。優勝者には「いそっぴグッズ」が贈られる。さらに、当日、同会場では「『磯子の逸品』うまいものフェア」が11時00分から15時00分まで開催。2011年に区内の地域経済の活性化を目的に、区民モニターの評価で選び認定した区内のおいしい飲食店(27店のうち19店参加予定)が、一同にあつまりフードコートを開催する。なお、コップ、タンブラー、マイボトル、水筒などを持参すれば、冷たい飲み物が無料で提供される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日福井県勝山市で9月8日(土)から「勝ち山おろしそば手形」の利用がスタートした。江戸時代の通貨、「寛永通宝」をデザインしたコインを3枚づつ紐に通したもので、質感も銅銭そのものというこだわり様だ。市内10カ所のそば処で使用でき、1セット3枚で1,500円。そばは一杯600円相当なので100円お得だ。手形の使用期限は購入時から無期限。ただし、使用できなかった場合、現金と交換はできないので注意。使用できる店舗は、めん工房きふね、越前そば処勝食、食庵おり田、手打ちそば八助、のむら屋、やく志屋、手打ちそばどうせき、中村屋、勝山温泉センター水芭蕉、石挽きそば好太郎、の計10店舗となる。「勝ち山おろしそば」は2012年度から勝山市が全国に情報発信、ブランド化を図っている。芸能界で食通として知られる俳優の中尾彬、池波志乃夫妻が「勝ち山おろしそば」の観光特使に就任し、メディア等でPRしている。「勝ち山おろしそば」は、市麺類組合などと協議し、そば粉8、つなぎ2の二八そばで手打ちであること、勝山産のそば粉を使用していること、食べる人が大根おろしを入れただしを自分でかける、以上の条件を満たして認定される。登録店舗には登録証と「勝ち山おろしそば」ののぼりがあるので、それが目印だ。勝山市にはこのほか、白山信仰の開祖泰澄大師により開山され、境内の苔が美しい「平泉寺」、天守閣の形をした「勝山城博物館」、全長17mの「越前大仏」がみどころの大師山清大寺など観光地が多い。さらに、かつやま恐竜の森(長尾総合公園)には、「福井県恐竜博物館」がある。40体もの恐竜骨格、千数百もの標本、大型復元ジオラマなどが展示されている。恐竜に関する博物館としては国内最大だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月12日日本のビール産業発祥の地、横浜でビール祭り「横浜オクトーバーフェスト2012」が開催される。場所は横浜赤レンガ倉庫、開催日は9月28日(金)~10月14日(日)。平日12:00~21:30、土日祝日は11:00~21:30まで。初日28(金)のみ17:00~21:00の開催。荒天、強風の場合は休業する可能性もある。入場料200円、飲食代は別途。「オクトーバーフェスト」の元祖はドイツ、バイエルン州のミュンヘンで毎年開催される600万人以上が参加する世界最大規模の祭り。200年以上もの歴史があり、本来はビール醸造シーズンの幕開けを祝う意味がある。現在では観覧車などのアトラクションやお化け屋敷などの出店もある。「横浜オクトーバーフェスト2012」は今年で11回目。ビールの種類は過去最多。ミュンヘンのオクトーバーフェスト公式ビール4種類をはじめ、ドイツから45種類、地元神奈川県の地ビールなども含めて、80種類を超える。フードも本場ドイツのソーセージなどがラインナップされる。さらにドイツ人の楽団「WOHO&KALENDARBAND」の生演奏、踊りもあり雰囲気を盛り上げる。横浜とビールは歴史的に深い関係がある。鎖国政策の崩壊により1859年、横浜港は開港された。横浜に居留していた外国人は、当初ビールをイギリスから輸入して飲んでいた。しばらくその状態が続いたが、開港から10年後の1869年、アメリカ人のローゼンフェルトが横浜に日本初のビール会社「ジャパン・ヨコハマ・ブリュワリー」を設立したのが横浜とビールを結びつけた。さらに1870年にアメリカ人醸造技師、コープランドが「スプリング・バレー・ブリュワリー」を設立する。作られたビールは横浜の外国人だけではなく、神戸や長崎、函館、東京にも出荷され、上海、サイゴン、香港へも輸出するほどの規模だったと言われている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月11日宮崎県日南市の油津で復元された帆船「チョロ船」の乗船体験が実施される。日時は9月15日(土)13:30~15:30。開催場所はサピア日南ショッピングセンター横の堀川運河。料金は無料。なお、天候によっては中止の可能性もある。日南市の油津は大正末期から昭和16年頃まで東洋一と言われたマグロ基地として栄えた。「チョロ船」はマグロ、カジキマグロ、シイラ漁を主体にした小型帆走木造船で、時には200キロを超すマグロを釣り上げることもあったと言われている。チョロ船は全長約8m、幅約2.4mで、大小2本のマストを持つ。船首部分には1畳ほどの空間があり、漁の合間に休憩することもできる構造だ。船体には地元特産の飫肥(おび)杉が使われている。飫肥杉は油分を多く含んでいるため、水に強く、腐りにくい。また粘り気が強く衝撃に強い、弾力がある、軽量といった特徴を持っているため、古くから造船に使われてきた木材だ。昭和初期には50隻を超えるチョロ船が油津周辺で活躍していたが、エンジン船の普及により廃れてしまった。そんなチョロ船が、平成13年に「チョロ船を復元する会」により復元された。また、「日南市産業活性化協議会」により2隻目のチョロ船が復元。平成21年にも1隻復元され、祭りや乗船体験などに活用されて地域活性の重要な役割を果たしている。油津は飫肥杉を使った「夢見橋」や、「堀川資料館」、「油津赤レンガ館」、明治36年に架けられた石組みの橋「堀川橋」は、映画「男はつらいよ寅次郎の青春」のロケ地になったことで知られている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月10日神奈川県横浜市の10月6日(土)、7日(日)は各地でイベントが開催される。「野毛大道芸2012オータム・フェスティバル」、「ワールドフェスタ・ヨコハマ2012」、「横濱JAZZPROMENADE2012」の3つのイベントを紹介する。「野毛大道芸2012オータム・フェスティバル」は昭和61年に地元商店街の呼びかけで始まったイベントだ。大道芸はその名の通り道路上で披露する芸。車道を交通規制して、ジャグリング(西洋風お手玉)やマジック、パントマイム、アクロバット、けん玉芸、アコーディオンを弾きながらのバランス芸などが楽しめる。開催場所は野毛地区一帯の路上。山下公園で行われる「ワールドフェスタ・ヨコハマ2012」は、「食べて・遊んで・世界の旅」がテーマ。メインの「世界の野外大レストラン」では普段食べる機会が無い各国の食べ物やドリンクが出される。さらに今年のテーマである「スパイシー&HOT」に基づき、オリジナルのスパイシーな料理が紹介される。そのほか、各国の民族衣装をその国の音楽に合わせて紹介するファッションショーや、世界のインテリア小物、衣料品、民芸品などを販売するワールド・バザールも出店される。ステージでは世界の踊りと音楽が披露される。「横濱JAZZPROMENADE2012」ではプロ、アマチュアを含め実に2,000名ものミュージシャンが横浜の街を背景に演奏するイベントだ。会場は横浜市開港記念会館、関内ホール、ランドマークプラザ、横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜みなとみらいホール大ホール、そのほか、市内ジャズクラブなど約50カ所で行われる。日本人初の「国際ジャズ殿堂」入りを果たしたジャズピアニスト、穐吉敏子が横浜みなとみらいホールで演奏。ランドマークプラザでは、ブルースカイ他、横浜市開港記念館では大野俊三クインテット他、関内ホール(小ホール)では竹内直カルテットほかが出演する。150を超えるプロのステージはフリーパスチケットで自由に入場できる。街角ライブは無料だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日岩手県宮古市の浄土ヶ浜で秋の味覚まつり「浄土ヶ浜さんまフェスタ」が開催される。開催日は9月22日(土)、23日(日)の2日間。料金はサンマなど食材がセットになって1,000円。ただし、協賛宿泊施設に泊まった場合は半額の500円となる。開催場所は浄土ヶ浜レストハウス前。セットとなっている食材は宮古湾で水揚げされた新鮮なサンマやホタテ、エビ、丸干しサンマ、すり身汁、甘露煮、ウニご飯、そしてサンマの刺身だ。サンマやホタテ、エビは自分で塩焼きにして、眼前に広がる浄土ヶ浜の景色を見ながら味わえる。その中でも「サンマのすり身汁」はすり身がふっくらとしていると好評だ。その他、産直施設「ひきめの里」が提供する、かぼちゃを練り込んだひっつみ汁、「ひきめ里っこ鍋」が23日(日)、250人に無料でふるまわれる。両日ともに11:00にサンマづくしセット販売開始で幕を開け、サンマつかみ取り抽選と続く。12:00から抽選に当たった10人がサンマのつかみ取り、13:00からサンマつめ放題(先着40名、500円)が行われる。23日のイベントはシーカヤック体験試乗会(無料)が11:00と13:00の2回。歌謡ショーは11:00~12:00。12:30からはマグロ解体ショーが行われる。マグロの切り身をかけた選抜クイズが13:30から行われて閉会となる。イベントは天候により内容が変更されることがある。シーカヤック体験試乗会は雨天の場合は中止。浄土ヶ浜は、「日本快水浴場100選」、「国指定名勝」にも選ばれているほどの有数の景勝地。東日本大震災では被害を受けたが、現在がれきはきれいに取り除かれ、美しい景観を取り戻している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月07日茨城県つくば市は今年市制25周年を迎えた。これを記念して、つくばの有名ラーメン店と全国の有名店が競演する「つくばラーメンフェスタ2012」が10月6日(土)~8日(祝)の3日間、つくばエクスプレス「研究学園都市」駅前公園で開催される。開催時間は10時00分~19時00分。入場無料で、1杯700円のチケット制。全国のセブンイレブンで前売り券が発売中だ。当日は、様々なラーメンを味わえるほか、アイドルユニット「AeLL」や石塚美咲さんのステージイベントも用意されている。参加店は、地元つくばから6店、他県から5店の全11店。公園敷地内800名対応の屋根付き飲食エリアで味わえる。参加店は次のとおり。北海道からは北の大地に生まれた札幌味噌ラーメンの麺匠・真武咲弥(しんぶさきや)。富山県からは東京ラーメンショー3年連続売上数1位の「富山ブラック」の名店麺家いろは。東京都からは2店が参加。前島司のせたが屋は、東京世田谷、行列のできるらーめん屋。麺屋宗はロース合鴨スープの塩ラーメンが名物で、東京ウォーカーで『2009年激戦区東京殿堂入り』東京都のトップ10に入る人気店。長野県は、気むずかし家が参加。鶏ガラや丸鶏を長時間煮込み、コラーゲンが乳化して白濁したスープが特徴だ。地元つくばから6店が参加する。スタミナラーメンがむしゃは、茨城県水戸発祥のスタミナラーメンの本家『松五郎』の直系の味。環七ラーメンてらッちょ。は、我孫子に本店がある。「土佐っ子」の流れをくむ店で、濃厚な豚骨背脂ラーメンが特徴だ。横浜家系ラーメン清六家総本山は、横浜家系の豚骨醤油ラーメンを提供。麺や小五郎feat.麺や松辰は、鶏ガラ+魚貝のWスープで、澄みきった塩ラーメンが人気。常勝軒総本店つくばは、茨城大勝軒グループ。16時間煮込んだスープに魚介ブレンドしたこくのあるスープが魅力。らーめんけいすけ北海道宿場は、東京都内を中心に店舗展開する「けいすけ」のつくば店。けいすけ流にアレンジした北海道三大ラーメンを提供。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日兵庫県姫路市の夢前町玉田の水田をキャンパスに、色とりどりの稲で「姫路城」を描き出す「ひめじ田宴アート(ひめじでんえんあーと)」。刈り取りの10月20日(土)まで、書写山から展望可能だ。大修理中の姫路城と合わせて楽しむ観光拠点として、また広く農業の理解を得る都市農村交流活動として2006年にスタートした「ひめじ田宴アート」。5回目となる今年も巨大な「姫路城」がすくすくと成長した稲により、完成した。今年は、公募で最優秀賞品に選ばれた神戸芸術工科大学の山中愛(めぐみ)さんの作品をデザインに採用。6月16日~17日の2日間、姫路市夢前町玉田地区の約1.6ヘクタールの水田に田植えを行った。古代米を含む数種類の異なる品種の稲苗を植えた姫路城の絵は、7月中旬に図柄が浮かび上がった。その後、季節によって色が変化し、市民や観光客を楽しませてきた。現在は稲穂が色づき始め、緑から赤と図柄に変化が出ており、9月いっぱいまでが見ごろとなる。「ひめじ田宴アート」の一番の展望ポイントは、西国三十三観音霊場第27番札所の圓教寺がある書写山だ。「書写山ロープウエイ」から全景が見渡せる。書写山は西播丘陵県立自然公園に含まれており、兵庫県の鳥獣保護区(特別保護地区)に指定されているほか、「ひょうごの森百選」、「ふるさと兵庫50山」に選定されている風光明媚(めいび)なスポットでもある。10月20日(土)に予定されている収穫祭には、一般参加者を交えて、稲刈りや種取り作業を行うほか、ひめじ田宴アート実行委員会によるもちつきや、枝豆の振る舞いなどが計画されている。また、姫路の新しい名物「やっさバーガー」や、美味しいと評判の姫路駅名物「えきそば」の販売も予定している。収穫したお米は、このイベントに協力している夢前夢工房が「夢の舞姫」(6種類の古代米の玄米)という名で販売予定だ。現地までのアクセスは、JR神戸線・山陽電鉄「姫路駅」から「書写ロープウェイ行」の神姫バス約25分「終点」下車、徒歩10分。書写山ロープウェイ料金(往復)は、大人900円、小人450円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日9月中旬~10月下旬にかけて、福井県小浜市で「平成24年度秋の文化財特別公開」が実施され、小浜市内および、おおい町地域の寺院、施設が管理する貴重な文化財を拝観することができる。公開場所は小浜市12カ所、おおい町1カ所の計13カ所。公開日、公開時間は寺院によって異なる。また、各寺院が定める拝観料が必要となる。福井県小浜市の歴史は古く、大和朝廷の時代からの港町だ。江戸時代には鯖など海産物の水揚げ基地としても知られ、鯖街道の起点となった。そのため、古い寺院や奈良時代、平安時代の仏像も多く残る文化財の宝庫でもある。加茂神社為星寺では平安時代前期に作られた重要文化財、「木造千手観音立像」が9月15日~17日、33年に一度の公開。また、若狭おばま観光協会主催の文化財めぐりバスツアーでも特別に公開する。瑞傳寺の「木造地蔵菩薩坐像」は鎌倉時代前期の作で福井県指定文化財。高成寺の「木造千手観音立像」は等身大の仏像で、平安時代前期の作。新指定重要文化財だ。正法寺は鎌倉時代後期の作で福井県指定文化財、「銅造如意輪観音半跏像」が公開。栖雲寺の福井県指定文化財、「木造阿弥陀如来坐像」は平安時代後期のもの。小浜藩主、酒井家の墓所がある空印寺では「八百比丘尼像、人魚の図」が公開される。おおい町地域の意足寺からは平安時代後期の作、「木造千手観音立像」。この仏像はかつて台風の被害で土砂に埋まり、拾い集められて復元されたという逸話がある。飯盛寺の「木造薬師如来坐像」は鎌倉時代後期の作で、像の中から経巻や中国宋王朝時代の貨幣などが発見されたという貴重な仏像。竜前区薬師堂の重要文化財、「銅造薬師如来立像」は鎌倉時代前期の仏像だ。若狭歴史民俗資料館の「木造聖観音立像」は平安時代前期の作、「木造十一面観音菩薩立像」は鎌倉時代前期の仏像で、ともに福井県重要文化財に指定されている。正林庵の奈良時代後期に作られた重要文化財、「銅造如意輪観音半跏像」は文化財めぐりバスツアー限定で公開。これは若狭地方で最古となる仏像で、過去4回も盗難に遭いつつも無事に戻ってきたと言われる仏像だ。そのほか、極楽寺の「木造阿弥陀如来坐像」(鎌倉時代前期の作で福井県指定文化財)、誓願寺の「木造聖観音立像」(福井県指定重要文化財で平安時代後期の作)が文化財めぐりバスツアーのみの公開となる。文化財めぐりバスツアーは9月15日から10月14日の土日祝日に実施される。詳細は福井県ブランド営業課HPまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日伊勢原市地域婦人団体連絡協議会主催による「婚活バーベキュー」が開催される。テーマは「待つより探す、新たな出会い」。開催日時は9月29日(土)、10:30~15:00まで。開催場所は日向ふれあい学習センター(伊勢原市日向2191)。募集人数は独身男女30人ずつ計60名。先着順となる。参加費は男性2,500円、女性2,000円、当日会場にて支払い。申し込み締め切りは9月20日。25日以降にキャンセルした場合、全額支払いとなるので注意。伊勢原市には観光名所も多い。代表的な場所は関東百名山の一つ、大山(1,252m)。大山は通称「雨降り山」とも言われ、古くから山岳信仰で栄えた。江戸時代には大山詣と江ノ島詣が庶民の娯楽だったと言われる。名物は山麓に流れる良質の水から作られる手作り豆腐だ。大山山麓には新鮮な豆腐を味わうことのできるお土産屋や宿、食事処が立ち並ぶ。大山の中腹に位置する大山寺は、関東の三大不動の一つに数えられる。珍しい鉄造の不動明王、二童子像があり、国の重要文化財に指定されている。さらに登ると源頼朝が信仰したと言われている大山阿夫利神社下社があり、いずれも大山ケーブルカーで行くことができる。日向(ひなた)には、716年行基が開山したという古寺、日向薬師がある。みどころは阿弥陀如来、四天王像、十二神将などで、国の重要文化財9件をはじめとする文化財の数々。本尊は鉈彫り(なたぼり)の薬師三尊像で、見ることができるのは本尊特別開扉の時のみ。わらぶき屋根の本堂、薬師堂も国の重要文化財だが現在は平成の大工事中だ。花の名所も多く、9月中旬頃からは里山の田んぼのあぜ道などに彼岸花が咲く。桜の名所では下糟屋の太田道灌の墓がある大慈寺、東富岡のふじやま公園、善波の三島神社のしだれ桜がある。4月中旬には上谷地区を流れる渋田川の河畔の芝桜、6月には歌川の河畔の200種類に及ぶあやめがみどころだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月04日三井住友カードは27日、宮城県気仙沼市で活動するジュニアジャズオーケストラ「スウィングドルフィンズ」に対して、保有する楽器15台を26日に寄贈したと発表した。「スウィングドルフィンズ」は、気仙沼地方の音楽家が子供たちに音楽の素晴らしさを伝えるとともに、音楽活動を通じて郷土を愛する心を育てるために結成された音楽バンド。小学5年生から中学3年生までの学生で編成されている。8月26日に宮城県気仙沼市で行われた寄贈式では、寄贈した楽器を用いて演奏会が行われた。寄贈した楽器は、三井住友カードが社内クラブ活動で以前使用していた楽器をメンテナンスしたもので、子どもたちに長く愛用してもらえるようにという思いも込め、メンテナンス用品や楽譜も併せて寄贈。このたびの寄贈が、より充実した「スウィングドルフィンズ」の活動の一助となり、東日本大震災被災地に活気を取り戻せることを願っているという。寄贈楽器は、クラリネット×2本、ホルン、ドラムセット、アルトサックス×2本、トロンボーン×2本、スネアドラム×2本、テナーサックス、ユーフォニアム、バスドラム、トランペット、テューバ。同社では他にもCSR活動の一環として、東日本大震災の被災地復興支援に向けた取り組みを行っている。2012年6月にはカード会員向けポイントサービス「ワールドプレゼント」のポイント交換景品として復興支援景品を追加。今後も被災地の復興支援をはじめとしたCSR活動を継続して行っていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月31日神奈川県は24日、利用者の利便性を高め、サービスの充実・向上を図るため、上下水道料金の支払いにクレジットカード払いを導入し、10月から申し込みの受付を開始すると発表した。カード払いの申込受付開始は10月1日13時からで、パソコンまたは携帯電話(からインターネットを通じて「Yahoo!公金支払い」を利用しての申込みとなり、24時間いつでも手続き可能(申請書による受付は行わない)。申込みにあたっては、「上下水道使用量のお知らせ」または「上下水道料金のお知らせ兼領収書」(8月検針分以降のもの)に記載されている、「使用者番号」および「お客様番号」を入力する。申込受付後に行った検針分に係る料金から、クレジットカードによる収納を開始する。利用可能なクレジットカードは、VISA、MasterCard、JCB、ダイナース、American Expressのいずれかのロゴマークが入ったクレジットカード。事前に登録し、継続的にクレジットカードで支払うことになり、1回の料金請求ごとにその都度支払いの申込みを行うわけではない。また、窓口などでクレジットカードを提示して支払う方法も行わないという。具体的な手続きなどの問い合わせは、神奈川県営水道お客さまコールセンター(電話0570-005959)で案内している。カード払いの対象地域は、相模原市(緑区の一部を除く)、平塚市、鎌倉市、藤沢市、小田原市(一部)、茅ヶ崎市、逗子市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、綾瀬市、葉山町、寒川町、大磯町、二宮町、箱根町(一部)、愛川町(一部)の12市6町の県営水道の給水区域。逗子市は対象外となり、開始時期については改めて告知される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日東広島市は、「ART in 酒蔵」と題して広島県東広島市の酒造通りで、美術を学ぶ広島の3大学学生の作品を展示する。「ART in 酒蔵」は地域資源活用トライアル事業の一環として行われるアートイベントで、尾道市立大学、広島大学、広島市立大学で美術を学ぶ学生の有志が参加する。開催日時は9月15日(土)~23日(日)、10:00~16:30まで。場所は東広島市西条本町の酒造通りにある酒蔵や、くぐり門。入場は無料。テーマ「宴-UTAGE-」に沿って、9つのイベントが用意されている。メインとなるイベントは学生の作品展示だ。油絵、日本画、デザイン、彫刻、現代表現、陶芸、グッズなどが酒蔵の雰囲気との調和を考えて展示され、また販売も行われる。そのほかに、9つの酒蔵をめぐりながらお酒の知識を深めるスタンプラリー、色とりどりのスタンプや色紙を使う蔵バッグ作りのワークショップ、廃棄となる酒ビンを利用するキャンドル作り、茶碗やぐいのみ、おちょこの絵付けができるワークショップなど体験型イベントが豊富だ。さらにモザイクアートでは日本酒のキャップをキャンパスに貼(は)り付けて絵を完成させるライブアートも見学できる。西条の酒作りは江戸時代に遡ると言われ、灘、伏見と並ぶ「日本三大銘醸地」で知られる。味を支えているのは町の北側の龍王山から流れる西条独特の中硬水と、良質な米、発酵、熟成、貯蔵に適した気候風土によるもの。現在でも酒作りに使う水は龍王山の伏流水を水源とする井戸からくみ上げられている。西条酒蔵通りの景観も美しく、瓦地に白いしっくいをかまぼこ状にクロスさせるように貼(は)り付ける工法の「なまこかべ」や、レンガつくりの煙突が立ち並ぶ姿は、古き日本の姿を現在に残しており、美術を鑑賞する環境としても整っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月28日島根県出雲市の「しまね花の郷」で観月の演奏会、お茶会が催される。日時は9月1日(土)、2日(日)の18:00~21:00。参加にはお月見券が必要。料金は前売り500円、当日700円、各日400枚の販売。雨天の場合は隣接の「朱鷺(とき)」会館での開催となる。お茶会では月明かりの下、三斎流さくら会によるお点前とお茶を楽しむことができる。三斎流は千利休の高弟の一人、豊前小倉藩主細川忠興を祖とする伝統的な茶道の一派だ。1日(土)には世界最古のオーケストラと言われる雅楽の演奏会が行われる。雅楽は、貴族の間で伝えられてきた1,300年以上の歴史をもつ日本の伝統音楽だ。演奏は「こころ音」雅楽会によるもので、19:00~と20:00~の2回行われる。曲は「越殿楽」など。2日(日)は「さだ須佐太鼓」の演奏会がある。これも1回目19:00~、2回目20:00~の2回演奏。さだ須佐太鼓は日本神話で有名なスサノオノミコトが鬼を退治した伝承に由来した演奏方法をとり、鬼の能面をつけて和太鼓をたたく。そのスタイルから「鬼面太鼓」と言われている。出雲に伝わる神話は多い。スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治して櫛名田比売を救った物語や、大国主命が国作りをした神話でも知られている。まさに神話の舞台となった場所でのスサノオノミコトにちなんだ演奏だ。一般的に10月の事を神無月というが、10月になると全国の神様が出雲に集まることからそう言われているという説がある。逆に出雲は、旧暦の10月には出雲大社などで「神在月」の神事が行われるほど、古くから人々の信仰を集める場所でもある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日静岡県磐田市で地元の名物、豚足をカレーの具にした「おもろカレー」を味わうスタンプラリーが開催されている。「おもろ」とは静岡県西部地方で豚足を指す言葉。おもろはコラーゲンを多く含み、肌の美容に良いとされており、女性の人気も高まりつつある食材だ。開催日は8月17日(金)~10月31日(水)。スタンプカードは取扱店のほかに、磐田市商工観光課、磐田市観光案内所、磐田市情報館でも入手できる。景品は、スタンプ3個で全国共通食事券5,000円分が3名に、スタンプ2個で3,000円分が3名に抽選で当たる。なお、応募の締め切りは10月31日まで。磐田市のおもろカレー取扱店は富岡のR食堂、駒場のしおさい、上野部のなかや(要予約)、池田のよねやま、新島のアンジェロ(要予約)、中泉の昭和製氷株式会社(持ち帰りのみ)、ふじまさ、大原の肉のむらかみ(持ち帰りのみ)、二之宮のラ・カンティーナ、グルッぺちぐさ(要予約)、見付の天広、中和泉西新町のイワタライスランド本店および見付店の計13店舗だ。いずれも主要道路や磐田駅からのアクセスも良い。メニューは欧風のおもろカレーや三色おもろカレー、おもろカレー春巻き、自家野菜のおもろカレー、磐田カレー鍋など、店舗により具や味付けもバラエティに富んでいる。磐田市とカレーをつなぐ歴史は幕末にさかのぼる。日本で初めてカレーを食べた人と言われている赤松則良。1860年、勝海舟の指揮の元、咸臨丸で渡米したほか、倒幕後は明治新政府の海軍で活躍。横須賀造船所長、佐世保鎮守府の初代長官などを歴任し、後に日本造船の父と呼ばれたことでも知られる。晩年、磐田市に移り住んだ事が磐田市とカレーを結びつけた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日鳥取県境港市で、さかなと妖怪の町ならではの味と文化を楽しみながらウォーキングコースをめぐる「境港さかな・妖怪ウォーク」が開催される。その行程は6.6km、12.8kmの2コース用意がされている。開催日は9月30日(日)。参加コースごとに集合時間が異なり、12.8kmコースの参加者は9:30、6.6kmコース参加者は10:30に境港駅前広場に集合。参加料は高校生以上の一般1,000円、当日現地申し込みの場合は1,500円、小中学生の小人は500円、当日現地申し込みは1,000円となる。12.8kmコースはJR境港駅前広場~境港市民会館~正福寺~夢みなとタワー~大漁市場なかうら~境漁港~境台場公園~海とくらしの史料館~水木しげる記念館~水木しげるロード~JR境港駅前広場。6.6kmコースはJR境港駅前広場~境港市民会館~境漁港~境台場公園~海とくらしの史料館~水木しげる記念館~水木しげるロード~JR境港駅前広場。イベントにはとっとり健康づくり大使の佐々木えるざさん、吉本芸人のユウトさんも参加する。ユウトさんは、「よしもと鳥取県住みます芸人」で地域の情報や笑いを全国に発信する活動をしている。みどころは水木しげるロードを始め、承久の乱に敗れた後鳥羽天皇が隠岐に流罪にされる途中で立ち寄ったとされる「皇の松」、漫画家水木しげる氏の原点とされる「六道絵」がある「正福寺」、美保湾の景観が美しい「海浜公園」、日本有数の水揚げ量を誇る「境漁港」、白い灯台が美しい「境台場公園」、日本一のはく製水族館「海とくらしの史料館」などがある。水木しげるロードは鬼太郎やネズミ男、目玉のおやじをはじめとするお馴染みのキャラクターに加え、猫娘、一反もめん、ぬりかべなど「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフとした139もの妖怪ブロンズ像が設置されており、独特の空間を演出している。「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれている人気の観光スポットだ。イベント参加者には「海とくらしの史料館」のプレゼントを始め、「カニ汁」がふるまわれる。完歩者には「完歩証」が渡される。イベント詳細・申し込み方法など 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日新潟県十日町市で織物の町にちなんだ「きものの街のキルト展」が開催される。「きものの街のキルト展」の開催日は9月15日(土)~30日(日)まで。時間は10:00~17:00となる。会場は、十日町市民体育館のほか、市街地の各商店街など街中に展示されるのが特色だ。展示されるキルトは会期前に募集された作品。応募者全員のキルトが展示される。また、高田デザイン企画ルームの「美しい日本の四季キルト展」と題した特設展示も催される。ヴィクトリアンキルトで知られる園部美知子氏の講習会もあり、リボン刺しゅうのテクニックで作るヴィクトリアンのきんちゃく型ポーチ作りを体験できる。日時は15日(土)14:00~16:00、場所は十日町市民体育館だ。定員は11名、講習料は材料費込みで6,000円。十日町市の着物文化の歴史は古く、1,500年以上前の遺跡から織物の痕跡がついた土器が出土している。中世から江戸時代にかけて「越後布」と呼ばれる麻織物産業で栄え、その後絹織物に転換した。現在、十日町明石ちぢみ、十日町がすりは伝統工芸品に指定されており、十日町市の織物を代表するブランドとなっている。十日町市は、歴史の教科書などでおなじみの「火炎型土器」で有名な笹山遺跡があることでも知られる。笹山遺跡は縄文時代中期・後期(約5,300年~4,500年前)の遺跡で、十日町市指定史跡だ。1999年に「火炎型土器」、「王冠型土器」などがほぼ完全な姿で出土し、その原始的造形の美しさから、新潟県初の国宝に指定された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日千葉県鴨川市郷土資料館では、収蔵資料展「万祝(まいわい)~海の男の晴れ着~」を開催中。期間は9月9日(日)まで。鴨川市郷土資料館で展示中の「万祝」は、江戸時代の房総半島の漁村が発祥と言われる漁師の晴れ着で、和服の一種。大漁の祝いに網主や船主が網子や船子たちに反物を配り、それをおそろいの着物に仕立てて着て、神社仏閣にお参りに行ったのが始まりとされている。そもそも大漁時の祝宴を「まんいわい」と言い、次第に祝着そのものを「まいわい」と呼ぶようになったと言われている。この房総半島の風習が、青森県から静岡県にかけての太平洋沿岸地域に広がった。その呼び名は「まいわい」が一般的だが、東北地方の一部では「長バンテン」、「大漁バンテン」、「カンバン」とも呼ばれていた。また、「万祝」の大漁祝いは、普通の大漁とけた外れの大漁をさす。普通の大漁の場合は手ぬぐいを出し、けた外れの大漁の時だけに作ったのが「万祝」だ。「万祝」の絵柄は、背型と腰型に分けられ、背型には多くの場合鶴を背景にして、注文した家や船印、船名が描かれる。すそ模様に当たる腰型には、松竹梅・鶴亀・七福神などの縁起物や、浦島太郎・桃太郎などの昔話を題材にしたもの、マグロ・カツオ・クジラなど漁獲物をあらわすものなど、バラエティーに富んでいるのが特徴だ。その鮮やかさは「漁民民芸の結晶」と呼ぶ人もいるほどで、生地は、通常は木綿が使われるが、まれに絹が使われた事例もみられる。この染色技法は、現在でも各地に継承されて、民芸品などに活かされている。「万祝」の注文が1回に20~100反くらいあったというほどの大ブームもあった。房総地方では、一般的に紺屋は生活着からあつらえ品の「万祝」まであらゆる品の製造販売を行う「万(よろず)染物店」が普通だったが、「万祝」の需要が高まったころは、「万祝」中心の生産体制をとる店が現れたほど。しかし、その後、需要がなくなり、多くが「万染物店」に戻るか、廃業・商売替えをするようになり、現在では鴨川市内にわずか2軒を残すだけとなっている。和服の常として、古くなったものはほどいて仕立て直したり、ぼろとして消費されたため、古い「万祝」はほとんど現存していない。今回の展示では、郷土資料館に収蔵されている「万祝」9点、「型紙」8セット、万祝を着た当時の写真5点が紹介されている。海の男の粋な晴れ姿を鑑賞できる貴重なチャンスだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日知多半島と渥美半島に挟まれ、三河湾に面した愛知県西尾市一色町の諏訪神社で8月26日・27日、「三河一色大提灯まつり(みかわいっしきおおぢょうちんまつり)」が開催される。「三河一色大提灯まつり」は、約450年もの長い歴史を持つ由緒ある祭りだ。会場となる諏訪神社は、愛知県指定民俗資料(有形民俗)文化財である。永禄(えいろく)年間(1558~69年)に、長野県の諏訪大社から御分霊を勧請(かんじょう)し、一色の諏訪大明神として祭ったことが起源と伝えられている。当時、毎年夏から秋にかけて海魔(かいま)が現れ、田畑を荒らし、人畜に危害を加えていた。そこで村人たちは神前に魔鎮(ましずめ)の剣を供え、大篝火(かがりび)をたき、海魔退散の祈祷大祭を行い、それ以降被害がなくなった。これが大提灯まつりの起源だ。この神事は100年ほど続いたが、江戸時代初期の寛文年間(1661~72年)に、篝火をたくことが不便だということで、提灯を献灯するようになった。当初は普通の提灯を立てていたが、やがて各組がその大きさを競うようになった。現在「三河一色大提灯まつり」で使われる大提灯は、一番大きいもので長さ約10メートル、直径5、6メートル、ローソクの長さは1.2メートル、重さ80キログラムにも及ぶビッグサイズだ。ひとつ一つの大提灯には神話や歴史の場面が描かれている。こうした大提灯6組12張りが諏訪神社境内に掲げられる。26日、8時から各組の提灯が順次つり上げられていくことから祭りは始まる。そして、19時、いよいよ祭りのクライマックスである献灯祭だ。拝殿にて神火を頂き、大提灯に火をともす。大提灯に灯がともった後の神社の境内は、淡いオレンジ色に包まれ、幻想的な雰囲気となる。夜通し献灯され、翌日午後5時のあげ神楽終了後に降納され、2日間の神事は終わる。なお、26日には神楽や太鼓の奉納、27日には相撲や弓道の奉納などの神賑行事もある。会場までの行き方は、車の場合、知多半島道路半田ICを降りて約30分、衣浦海底(きぬうらかいてい)トンネルを利用し、国道247号を一色方面へ行くと諏訪神社がある。当日は、周辺道路に交通規制がかかるため、案内表示に従い、臨時駐車場に駐車を。電車の場合は、名鉄名古屋駅より吉良吉田行き急行で西尾駅まで約50分、西尾駅バス停から名鉄東部交通バスに乗車し、三河一色のバス停からすぐ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日