MONO NO AWAREが3月3日(日) に東京・新宿MARZで開催した自主企画イベント『ウェルカム』にてベースの竹田綾子が復帰。併せて、約3年ぶりとなる全国ツアーの開催が発表された。『ウェルカム』は開催の約2週間前に急遽アナウンスされたイベントで、MONO NO AWAREが初めて企画イベントを行った会場である新宿MARZで開催された。満員の観客が見守る中、当日暗幕が開くとそこには昨年5月から体調不良のため無期限バカンス中だった竹田がステージに立っていた。当日ライブが生配信される中、バンドは約3年ぶりとなる全国ツアー『アラカルトツアー』を発表。6月7日(金) の東京・Spotify O-EAST公演を皮切りに、福岡、広島、神戸、名古屋、高松、大阪、札幌、仙台、新潟、金沢での全国11都市に加えて、6月28日(金) には台北THE WALLでの台湾公演を含む、全12公演でのツアーを行う。チケットはオフィシャル先行受付を3月11日(月) まで実施中。■竹田綾子 コメント砂浜でマンゴージュースを飲んでいるとお伝えしておりましたが、実際には6畳の和室で風鈴の音を聞きながら麦茶を飲んでバカンスしておりました。バカンス中、サポートをしてくれた清水くんありがとう。待っていてくれたメンバーやスタッフ、皆さんもありがとう。心配かけてごめんなさい!ただいま!<ツアー情報>MONO NO AWARE『アラカルトツアー』6月7日(金) 東京・Spotify O-EASTOPEN18:00 / START19:006月14日(金) 福岡・福岡BEAT STATIONOPEN18:30 / START19:006月15日(土) 広島・広島CAVE-BEOPEN18:00 / START18:306月16日(日) 兵庫・神戸月世界OPEN18:00 / START18:306月21日(金) 愛知・名古屋CLUB QUATTROOPEN18:00 / START19:006月22日(土) 香川・高松TOONICEOPEN18:00 / START18:306月23日(日) 大阪・梅田CLUB QUATTROOPEN17:30 / START18:306月28日(金) 台湾・台北 THE WALLOPEN19:00 / START20:007月6日(土) 北海道・札幌 Bessie HallOPEN18:00 / START18:307月12日(金) 宮城・仙台MACANAOPEN18:30 / START19:007月14日(日) 新潟・新潟GOLDEN PIGS BLACKOPEN18:00 / START18:307月15日(月) 石川・金沢GOLD CREEKOPEN18:00 / START18:30オフィシャル1次先行(抽選):3月11日(月) 23:59まで()オフィシャルサイト:
2024年03月04日『新婚さんいらっしゃい!』で初の同性婚カップルとして話題になった竹田純さん(34)、クリスさん(34)。竹田さんは床バレエ・エクササイズの考案者としてYouTubeや著書で人気のバレエダンサー。その彼が恋に落ち、結婚したのは、クリスさん、男性だ。二人はどこにでもいる、新婚さん。フランスで正式に結婚したカップルだ。彼らは仲睦まじく、ごく自然にゆったりと、誰の目も気にせず、腕を組んで寄り添って歩くーー。(全3回の第1回)「それでは、最初の新婚さん、お呼びしましょう。新婚さん、いらっしゃーい!」MCによる恒例のフレーズで始まった、6月4日放送の『新婚さんいらっしゃい!』。観覧席からの盛大な拍手に迎えられ、スタジオに登場した二人はラブラブな雰囲気で、見ているほうが気恥ずかしくなるほど仲睦まじい。なれそめや日常生活などについてそれぞれが語りながら、手を繫いだり互いの体に触れ合ったり。ときにはMCからツッコミを入れられ、観覧席や視聴者の笑いを誘う。その姿は、番組に出演するいつものカップルたちと、なんら変わらない。ただ一つ、違ったことといえば……。この日、出演した“新婚さん”竹田さんとクリスさん、二人がともに男性だということ。竹田さんはバレエダンサー。「上品にボディメークができる」とSNSや動画サイトで話題の「床バレエ」の日本での第一人者だ。「美尻王子」の異名を持ち、10年ほど前から床バレエのエクササイズ本を何冊も出版。今年4月に出版した『マネしたらやせた! 30秒だけ床バレエ』(講談社)も好評を博している。いっぽうのクリスさんは、リトアニア出身。国内外で活躍する、建築やインテリアのデザイナーだ。フランス在住の二人は今年3月、パリから南に列車で2時間ほどの距離にあるブロワ市で、結婚した。彼らが暮らすフランスでは、ちょうど10年前の’13年から、同性婚が正式に認められている。放送のなかで竹田さんは、今回出演が叶った番組への憧れを、笑顔で語った。「小さいときから見ていたので、すっごい嬉しいです」半世紀を越す長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』に同性婚カップルがスタジオ出演するのは初めてのこと。それゆえか、この二人の出演は、放送前からインターネットを中心に大いに注目を集めていた。■年齢も育った国も違う二人が感じた「周りの子と違う自分」竹田さんは’82年、静岡県で中華料理店を営む両親のもとに生まれた。「両親が共働きで、私と2歳上の姉は家で留守番か、父方のおばあちゃんに預けられることが多くて。バブル期でお店もすごく忙しくて、とにかく親の愛情に飢えている、私はそんな子でした。いま思えば、そこまで欲しかったわけでもないのに、きっと愛情を確認したかったんでしょう、お母さんと買い物に出かけたりすると『あれ欲しい!』と泣き喚いて困らせる、そんな子どもでした」竹田さんの話を聞きながら「僕はもっといい子だった」とほほ笑んだクリスさんは’88年、リトアニア第二の都市・カウナスに生まれた。「欲しいもの、買ってもらえなくても『しょうがない』って思える、そういう子だった。だから、そういうことで泣いたり、もちろんパニックとか絶対にならない。両親からしたらめっちゃラッキーな、いい子じゃない?(笑)」年齢も育った国も違う二人。だが、それぞれが「周りの子と違う自分」を感じながら、少年時代を過ごしてきた。クリスさんは言う。「幼いときから『自分はなんか周りの人と違うな』と思ってた。人を好きになるなら、皆と同じように女性じゃなきゃいけないと思ってたけど、僕はそれができなかった。だから、僕は“表向きの自分”という殻を作って、ずっとその中にいたし、家族とは少しずつ距離を取るようになった」いっぽう、竹田さんは自身の幼少期をこう振り返った。「厳密に、どこで自分が『周りの人と違う』と気付いたかは定かじゃないです。でも、保育園のとき『いいな』と思う人がいて。その人、見た目がボーイッシュな女の子だった。女性と気付いてすぐ『あ、違う』って思い直したんですけど(苦笑)。そのころかもしれないですね、自分は違うんだと気付いたのは」朗らかな口調で、思いの丈をまっすぐ語る現在の竹田さん。だが、少年期の彼はそうではなかった。「お習字も水泳もサッカーも、何をやっても中途半端。というのも“皆とは違う”と気付いた瞬間から、ずっと心にあったのは『自分は決して成功する人間ではない』という思いでした。何をするにも、いつも端から諦めてしまっているというか。幼いときから教え込まれたこの世の中の“普通”、男性と女性というスタンダード。翻って自分を見れば『私は違うんだ、ダメなんだ』という気持ちに、どうしてもなってしまっていた。だから、本当の自分なんて出したくても出せない、出しちゃいけないっていう感覚がずっとありました」そんな竹田さんが唯一、諦めることなく、没頭したものがあった。「中学生のとき、当初はダンスでした。ジャネット・ジャクソン、それにスパイス・ガールズ……。テレビで見て『すごい!』って思って、振付をまねして、家で踊りまくって。そしたら、姉に『うるさい!気持ち悪い!』って怒られ、蹴りまで飛んできて(苦笑)。それで、家で踊ることは諦め、電話帳で見つけたジャズダンス教室に通うようになったんです」竹田さんにとって踊ることは、全身を使って本当の自分を表現することに、ほかならない。「2年ほど通うと、ダンス教室の先生から『あなたはバレエのほうが向いている』と勧められ、17歳でバレエ教室に。バレエはダンスのように、好き勝手には踊れないんです。足の出し方一つにも、制約がたくさんある。でも、それすらも面白くなって、どんどんバレエにハマっていきました」やがて高校3年生になった竹田さんだが、進路にあれこれ悩むことはなかった。目の前にあったのはバレエダンサーへの道、一択。「自分の将来とか、あんまり真剣に考えてこなかったんです。でも、そのときバレエ教室の先生から『東京バレエ団のオーディション、受けてみたら』って言ってもらって。考えるより先にまず行動するタイプの私は、言われるまま受験して、入団が決まっちゃった」キャリア、わずか2年足らずで、国内有数の名門バレエ団の一員になるという快挙を成し遂げた。「入ってみたら、当然ですが私がいちばん下手。でもそれで、一気にやる気が強火になった(笑)」日本屈指のバレエ団。環境にも恵まれていて、海外のバレエダンサーの姿も身近なものに。「彼らを見ていたら、自分も海外でやってみたいと思うようになっていきました。『下手な私が上達するには、ゼロからちゃんと学び直さなきゃ』と思って、フランスの国立バレエ学校に行こうと決心して。それに、まったく違う世界に飛び込めば、本当の自分をもっと受け入れてもらえるかもしれない、そんな淡い期待もありました」竹田さんは20歳で渡仏。ところが、目指した国立バレエ学校は通常、15~18歳が通うところで……。「それ、知らなかったというか、調べてもなくて(苦笑)。年齢を理由に、何度も門前払いされましたけど、めげずに通ったら、4回目ぐらいに窓口の人が根負けしてオーディションを受けさせてくれて、無事合格(笑)。以降、15歳の子たちとレッスンに励みました」基礎から学ぶこと4年。’06年には難関といわれる国際コンクール「Concours International de Danse Classique de Biarritz」で銅メダルを獲得。フランスのリモージュ歌劇場など多くのバレエ団で活躍した。そして’09年、竹田さんは27歳のときに日本に帰国することに。「帰国後、収入を得るためにバレエの指導者になろうと。でも、ただの先生では面白くない。そこで思いついたのが、フランスで『バーオソル』と呼ばれる床バレエでした。それはバレエをベースにした床に体をつけたまま行うエクササイズ。フランスではバレエ経験の有無にかかわらず、美しい筋肉が手に入るととてもポピュラーなもの。私自身、日ごろ床バレエをやってきたことで、けがから早期回復できた実体験もあり、多くの人に勧めたい、日本でも広めたい、そう思ったんです」【中編】床バレエで人気の“美尻王子”が同性婚!〈2〉ゲイである自分を押し殺していた2人の運命的な出会いと葛藤へ続く
2023年10月22日時短で美味しいパン作りを提案する「日々のパン」(所在地:神奈川県横浜市、代表:吉永 麻衣子)はパン作りを通して「家族のコミュニケーションを増やす」をモットーに2022年から活動しています。同年9月より幼稚園・保育園での無料パン教室をスタート、2023年6月末までに61園、延べ約2,000人の親子が参加しています。より多くの親子にご体験いただき、家族の笑顔を増やすべく、2023年7月7日(金)から8月7日(月)まで、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にてプロジェクトを実施いたします。日々のパンURL: ■日本中の親子に体験していただける日を目指して「日々のパンの教室」は、育児や仕事に日々奮闘する子育て世代を対象に全国の幼稚園・保育園で親子向けのパン教室を無料で開催しています。パン作りをきっかけに、家族のコミュニケーションと笑顔を増やし、毎日をポジティブにしたいと活動しています。URL: ■延べ2,000人超が参加、全国に300人の講師課題選考と面接を通過し、日々のパンの理念と思いが合致した「日々のパンの講師」が全国に300名ほど在籍、ご依頼をいただいた保育園・幼稚園へ伺います。2023年6月末までに61園、延べ約2,000人の親子が体験しています。今後も全国の幼稚園・保育園で無料のパン教室を開催し、手作りの楽しさや大切さ、親子のコミュニケーションを通じて家族の幸せづくりに貢献してまいります。アフターレポート: 目指す未来■オーブンがなくてもOK!フライパンで、トースターで「日々のパン」難しそう・手間がかかりそうと敬遠されがちなパン作りも、「日々のパン」オリジナルレシピなら作業時間最短15分(※)と時短で負担になりません。ご自宅にある道具とシンプルな材料を使用し、オーブンがなくてもフライパンやトースター、魚焼きグリルなどで焼くことができます。「日々のパン」は気軽で美味しいパン作りを通じて、子育てや仕事、家事などに日々追われる忙しいママ・パパの気持ちを少しでもポジティブにし、手作りの大切さや楽しさ・お子さんへの愛情を伝えます。※冷蔵庫の発酵時間は除く日々のパンレシピ: パンを作る楽しさ■クラウドファンディング リターン一例応援プラン :支援金全額をプロジェクトに利用2,000円(支援記念画像)、10,000円(+お礼メール)、100,000円(+お礼のお手紙)パン作りプラン:材料一式/+オンラインレッスン/+パン作りにまつわる道具など4,000円~18,000円100,000円 :日々のパン公式webサイトへの記名400,000円 :吉永 麻衣子レシピ開発600,000円 :社内むけオンライン講座の開催800,000円 :オリジナルレシピ開発&社内むけオンライン講座の開催※価格は全て税込ですリターン■代表・吉永 麻衣子プロフィール1981年生まれ。小学生・幼稚園生の3人の男児を育てる現役ママ。専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げなどを経験し、2010年、自宅にてパン教室をスタート。2016年、冷蔵庫で長時間発酵しトースターやフライパンで簡単に焼ける「おうちパン」レシピを確立。全国に約6,000人の「おうちパンマスター」が誕生。現在までに約20冊のレシピ本を出版、総発行部数は60万部を超える。2022年より「おうちパン」改め「日々のパン」としてやりたいことを見つめなおし、保育園や幼稚園での無料パン教室を中心に活動中。レシピ開発や雑誌へのレシピ提供等 幅広く活躍。日々のパン代表 吉永 麻衣子Instagram: 「パン作りは子育てに似て正解がないもの。でも焼き上がったパン、喜ぶみんなの顔を見ると、とても充実感があります。忙しいママの気持ちを少しでもポジティブにする“日々のパン”をスタートいたしました」■日々のパン概要名称 : 日々のパン(株式会社ミンナ)代表 : 吉永 麻衣子設立 : 2021年3月■HP日々のパン: ■Instagram日々のパン 365日焼きたてパン 吉永 麻衣子 ■YouTubeチャンネル ■TikTok 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月07日Days of Delight(ファウンダー&プロデューサー:平野暁臣)は、87歳にしてシーンの第一線で活躍するジャズギタリスト・竹田一彦のニューアルバム『St.Louis Blues』を2023年3月9日に発売します。1950年代後半から65年にわたって現場の第一線で活躍してきた竹田一彦は、日本を代表するギタリストにして関西ジャズ界の重鎮。8年ぶりのリーダー作に選んだのは、長年にわたって共演を重ねてきたベーシスト・神田芳郎とのデュオでした。気心の知れたふたりのマエストロが、歌心あふれる極上のブルース&バラードを紡いでいきます。「レコーディングでは、ふたりはあえてブースに入らず、小さなクラブでのギグとおなじ距離感でプレイ。ライヴのように一気に録音しました。竹田さんはいつもどおり、なにも考えず、なにも諮らず、自分のなかに湧きあがる音をナチュラルに、鼻歌のように歌っています。一粒一粒が深く、何度聴いても飽きることのない竹田一彦の音、デビュー以来65年を生き抜いたギタープレイをどうぞご堪能ください」―――Days of Delight ファウンダー&プロデューサー 平野暁臣竹田一彦『St.Louis Blues』JacketDOD-033 竹田一彦『St.Louis Blues』【演奏者】竹田一彦 Kazuhiko Takeda guitar神田芳郎 Yoshiro Kanda bass【収録曲】1. Summertime2. St.Louis Blues3. The Guitar Man4. Sonnymoon for Two5. They Say It's Wonderful6. The Man I Love7. Under a Blanket of Blue8. You Don't Know What Love Is9. Poor Butterfly10. Sandu(2022年6月2日 京都録音)【商品概要】レーベル:Days of Delight型番 :DOD-033JAN :4582530660450定価 :¥2,500(税込 ¥2,750)発売日 :2023年3月9日 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月16日竹田優哉監督『暮れる』は、“真実の映画”だ。映画監督への登竜門と呼ばれる自主映画のコンペティション、ぴあフィルムフェスティバルの「PFFアワード」は、1977年から続く歴史の中で、黒沢清監督や諏訪敦彦監督など日本映画界を牽引する映画監督を数多く輩出してきた。今年開催されたPFFアワード2022で京都会場のグランプリ「京都観客賞」を受賞したのが『暮れる』だ。主人公は祖母と愛犬と暮らす無職の青年。将来への不安を抱えながら静かな日常をおくっている。ある日彼は犬の散歩中に原因不明の腹痛に襲われ、犬のリードを離してしまう。迷子になってしまった犬を探して辿り着いた自然の中で、彼はキャンプ中の男性と出会い、そこで一夜を過ごすことになる。痛みは、湖の水面や火の音と同じように、全てリズムなのだ。少し掴みづらいリズムもあるというだけだ。世界に隠された優しい真実を見せてくれた竹田監督は、どのような眼差しで世界を見つめ、映画にしたのだろうか。竹田監督が本作に込めた思いを伺った。――『暮れる』を製作した経緯を教えてください。大学院で長期間留学に行く予定だったんですが、コロナで中止になってしまって1年間ほど空き時間ができたというのが大きな理由です。どうせなら何かやろうと思って、友達と2人でアイディアを発表する会を立ち上げました。そのとき僕の頭の中にあったのが『暮れる』のような映画をつくることでした。その会を開いていた場所が友達の家族が所有していた山の近くにある空き家だったんですが、そこの環境がすごく良くて、この場所で友達と一緒に映画をつくりたいという思いが徐々に湧き、プロットを書き始めました。そのとき一緒に会をやっていた友達が『暮れる』の主演の子です。スタッフも大学の後輩や先輩や友達などを集めて撮りました。――『暮れる』は少し俯瞰的な視点から日常を描いているように感じました。そこは意識されていますか?映画の視点というのは常に意識しています。ある映画監督から、「監督の重要な仕事のひとつは、カメラポジションを最良の位置に持ってくることだ」という言葉をいただいたことがあります。それから「最良のカメラポジション」ってなんだろう…とずっと考えていました。僕は登場人物の主観やモノの肌触りを感じるような作品が好きだったので、当初は人間の目線に近い画角を意識して撮ろうと考えていました。だけど同時に、必要以上に物語に入り込みたくないという気持ちもありました。だから、手持ちカメラなどとは別のやり方で、普段感じていることを映画で表現してみようと思いました。脚本を書いたのは僕ですが、それに必要以上に縛られるとわざとらしくなってしまいます。そうならないために今回使った手法は、リハーサルを繰り返して、セリフを役者が言いやすいように変えたり、役者の普段の立ち振る舞いをもとに脚本を考えたりすることでした。撮影もどこからか眺めているような映像を目指してつくりました。――葛藤の末に生まれた視点だったのですね。PFFアワードで入選したことはやはり嬉しかったですか?めっちゃ嬉しかったです(笑)。自分が考えていることを自分なりに映画にしたら、10人中9人はつまらないと言うけど、1人くらいの心には届くんじゃないかなという期待はありました。PFFアワードの審査員の中にそういう方が1人くらいいたら、もしかしたら…と思っていたら、そのもしかしたら起きました(笑)。積極的に賞をとりにいった作品ではなかったのですが、せっかく本気でつくった映画なので、誰かに届いてほしいという思いはありました。だから入選したときは本当に嬉しかったです。――主人公が月に一度襲われる原因不明の腹痛や迷子になってしまう犬など、印象的な描写がありますが、これは竹田監督の経験に基づいたものでしょうか?腹痛は僕自身の経験です。人はコントロールできない何かとどういう風に折り合いをつけていくのかということにずっと興味がありました。それを考えているときに映画づくりでピックアップしたのが、まず自分にとって身近な腹痛、つまり身体です。犬や自然というのも、人間のコントロールから外れてしまう存在として入れました。――どうしてコントロールできない存在との関係性に興味を持ったのですか?僕はコントロールできないものとうまく折り合いをつけることができないから、興味を持ったんです。うまく生きていくことができないなとずっと思っていました。たぶんそういう人はたくさんいると思うんですけど、そういう人たちの中でもすごく楽しそうに生きている人はいるじゃないですか。彼らはどうやって楽しく生きているんだろうというのを探っていくと、やっぱり彼らなりの工夫がたくさんあることがわかりました。僕も折り合いをつけて楽しく暮らしていきたいので、そのためにまず人の生き方を観察したいという思いがありました。大学院ではそういうことを研究していました。――主人公の青年が歌う開放的なシーンがありましたが、あれは折り合いのつけ方のひとつでしょうか?あれは単純に、自己主張が苦手な青年がきっかけを与えられたことで自分を表出するというシーンを撮りたかったんです。でも、言われてみれば折り合いのひとつかもしれませんね。主演の子は歌がすごくうまかったので、これを活かさない手はない、と思っていました。もし彼が走るのが得意だったら、走らせていたかもしれないですね(笑)。――竹田監督の映画観についてお聞きしたいのですが、竹田監督にとって映画はどのような存在ですか?映画は僕にとって一番馴染みのあるメディアですし、元気をもらえたり、自分の人生を見つめ直すきっかけになったりもします。でも映像をつくる一番の理由は、考えていることを言葉でうまく伝えられないからだと思います。言葉をうまく操ることができなくても、映像だったらできそうだなと思うんです。僕はどこか自分の気持ちを隠してしまう癖を持っているので、それと向き合うためにも映画づくりが必要でした。――最後に、『暮れる』を通してどのようなメッセージを伝えたいですか?あえて言うとすれば、「みんないろいろ背負っていると思うけど、大丈夫。そのまま生きていけばいい」ということかもしれません。でも僕は、何かメッセージを伝えたいというよりは、ひとつの自律した世界のような映画を生み出したいという気持ちの方が強いです。映画を観終わったあとも、映画の世界や人物が動いているのではないかと思えるような映画をつくりたいです。そんな映画を観ると、たぶん自分を見つめ直すきっかけになるんじゃないかなと思います。僕自身、そうやって今まで映画に救われてきました。『暮れる』も、別の誰かの人生を見ることで自分の人生を考えなおす鏡のような存在になればいいなという思いでつくりました。今後もそのような映画はつくっていきたいです。そして、何かで悩んでいる人たちの考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。「PFFアワード2022」は2023年1月13日(金)まで「スカパー!番組配信」にて配信中。※視聴には、スカパー!のいずれかの有料チャンネル、プラン・セット(一部有料PPS放送を除く)のご契約が必要です。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【映画祭】ぴあフィルムフェスティバル 2013年9月14日〜20日、渋谷シネクイントにて開催
2022年12月27日「日々のパン」(所在地:神奈川県横浜市、代表:吉永 麻衣子)は時短で簡単に焼ける美味しいパン作りを通じて忙しいママの気持ちをポジティブにし、家族の笑顔を増やすことを掲げて活動しています。このたび、第一三共ヘルスケア株式会社が販売する敏感肌向けスキンケアブランド「ミノン」の協賛により、ブランドメッセージ「肌とやさしさのあいだに。」のもと、グルテンフリー、乳・卵不使用、米粉100%使用の「ミノンパン」を開発、「皮膚の日」である2022年11月12日(土)にレシピを無料で公開いたします。11月26日(土)「いい風呂の日」にはオンライン講座を実施、今後もパン作りを通して手作りの楽しさや大切さ・家族の幸せづくりに貢献してまいります。米粉100%でグルテンフリー・アレルギー対応のミノンパンとミノン日々のパン: ■すべての方に寄り添う、レンジでチン!の「ミノンパン」小麦アレルギーがある方でも食べられるグルテンフリー、米粉100%の「ミノンパン」。ミノンの「どんな方も見過ごさない、敏感肌にかかわるすべての方の悩みに寄り添いたい。」といった想いに共感し、その想いを表現したパンです。今まで食パン・サンドイッチを通常のように食べることができなかった方も、気にすることなくお楽しみいただけます。米粉を使ったパンの中でも、「混ぜて、一晩おいてレンジでチン!」の工程は前代未聞、手軽さと美味しさの両立が特徴の吉永 麻衣子・日々のパンならではのレシピです。ミノンパンレシピ ※11月12日(土)公開URL: ミノンパンオンラインレッスン ※インスタライブ日時 : 2022年11月26日(土)午前11時より配信URL: 参加費 : 無料■毎日をポジティブに変える「日々のパン」とは「日々のパン」は「(1)保育園・幼稚園での無料のパン教室、(2)パンにまつわるECサイト、(3)手づくりパンのオンラインレッスン」の3つの柱で活動を展開しています。一見難しそう&敷居が高く感じるパン作りも、「日々のパン」オリジナルレシピなら、作業時間最短15分(※)と時短で負担も少なく、ご自宅にある道具とシンプルな材料を使用し、オーブンがなくてもフライパンやトースター、魚焼きグリル等で焼くことができます。今後も「日々のパン」ならではのパン作りによって、子育てや仕事、家事などに追われる毎日を少しでもポジティブにし、手作りの大切さや楽しさ・お子さんへの愛情を伝え、家族みんなの笑顔を増やすことを目指して活動いたします。※冷蔵庫での発酵時間は含まず■代表・吉永 麻衣子プロフィール日々のパン代表 吉永 麻衣子1981年生まれ。専門学校講師、カフェキッチン、日本ヴォーグ社ハッピークッキングの立ち上げなどを経験し、2010年、自宅にてパン教室をスタート。2016年にトースターで簡単に焼ける「おうちパン」レシピを確立。全国に約5,000人の「おうちパンマスター」が誕生。2022年より「おうちパン」改め「日々のパン」に変更し、全国の保育園や幼稚園での無料パン教室を中心に活動中。3人の子育てをしながら、簡単かつ美味しいパン作りを探求、約20冊のレシピ本を出版、総発行部数は60万部を超える。企業のレシピ開発や雑誌へのレシピ提供等 幅広く活躍。「ミノンのご担当者様と話す中で、1人でも多くの方に寄り添いたいというお気持ちに心から共感し、それをアレルギー対応の米粉パン(グルテン、乳、卵不使用)という形で表してみました。家庭で手作りだからこそ可能な、グルテンフリーだけではなくアレルギー対応のパン。1人でも多くのお子様、そしてご家族に作る幸せ、一緒に食べる幸せを感じていただけたら嬉しいです。」■ミノンブランドサイトURL: ■日々のパン概要名称 : 日々のパン(株式会社ミンナ)代表 : 吉永 麻衣子設立 : 2021年3月URL : Instagram: YouTube : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日女優業とともに現在、スウェーデンの小物を中心に扱う雑貨店を都内で営んでいる川上麻衣子さん(55)。『3年B組金八先生』第2シリーズ(’80〜’81年・TBS系)の生徒役で脚光を浴び、以降ドラマや映画を中心に活躍している。川上さんは『3年B組金八先生』の第1シリーズ最終回で、卒業式で送辞を読む中2の生徒役を射止めた。「“たのきんがいる!”なんてワクワクしながら出番を待っていたのですが、けっきょく私のシーンはカットになってしまって。『1年B組新八先生』(’80年・TBS系)のオーディションにも『ちょっと老けているから、中1役は無理だ』と落ちてしまったのですが、『金八先生』の第2シリーズには出られることになったんです」同級生役の中で、輝きを放っていたのが、沖田浩之さんだった。「竹の子族として原宿で踊っていて、ティーン誌でも取り上げられていたから顔は知っていたけど、実際に会ってみると“スターってこういう雰囲気なんだ”と思うくらい目立っていました。でも、プライベートでは気さくで明るくて、三枚目キャラでしたね」’81年に『白夜の世代』で歌手デビューも果たしていた川上さん。「プールサイドで水着姿で歌うのも“やりたくない”なんて言っていられない状況でした。知名度を上げるために必死の時期で、“朝ドラに出られる”と感動に浸っている余裕はなかったですね。でも、やっぱり『おしん』(’83〜’84年・NHK)の影響はすごかった。以前、仕事で2週間ほどベトナムにロケに行ったときのこと。宿泊先がものすごく豪華なホテルだったんですが、『あの女優はおしんに出ていたらしい』と、従業員さんたちが興奮して大騒ぎとなりました(笑)」■尾崎豊くんは腰が低かった女優として飛躍した川上さんは、仕事を通じ、さまざまな出会いに恵まれた。「柏原芳恵ちゃんとは『復讐はワイングラスに浮かぶ』(’85年・フジテレビ系)という単発ドラマで共演し、年が近いこともあって、すごく仲よくなりました。撮影現場の移動のとき、芳恵ちゃんの車に乗せてもらったり、実家に遊びに行って、お母さまからお好み焼きをご馳走してもらったりしました」深夜ドラマ『トライアングル・ブルー』(’85〜’86年・テレビ朝日系)では、とんねるずや可愛かずみさんと共演。「前田耕陽くん(後に男闘呼組)はみんなの弟扱い。カバンの中身を全部出させられて、『たばことか吸ってないだろなー』って“貴さんチェック”されたりしていました(笑)」’90年代の初めにかけては、尾崎豊さんとの交友もあったという。「最初に尾崎くんの曲を聴いたとき、独特の歌い方をしていたし、じつは苦手なタイプじゃないかと思っていたんです。ところが20代のときにライブビデオを偶然見る機会があり、興味を持ったんです。それで共通の友達だった戸川京子ちゃんに紹介してもらいました。尾崎くんは世の中に出ているイメージとはまったく違い、腰が低く、『はじめましてー』と、やわらかい雰囲気でした。よく遊びに行っていたんですが、カラオケが好きで、自分の歌を熱唱していましたね。寂しがりやで、眠るまで誰かと一緒にいたいタイプだったんじゃないかな。’80年代に築いたこうした出会いは、その後の私の人生の、大きな糧になっていると思います」
2021年11月08日米倉涼子主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」3話が10月28日オンエア。杉田かおる演じる蝶子と川上麻衣子演じる久美子の“対決”には「3年B組金八先生」を連想したという声が、小籔千豊演じる鍬形の「すべらない話」にも多くの反応が寄せられている。フリーランスの外科医・大門未知子の活躍を描いてきた本シリーズ。今シーズンでは100年に1度のパンデミックによって感染治療と内科を最優先し、不要不急の外科手術は延期する方針となった日本最高峰の大学病院「東帝大学病院」を舞台にストーリーが進行する。「いたしません」「私、失敗しないので」という名セリフでおなじみの未知子には米倉さん。未知子の影響でフリーランスとなったシングルマザーの麻酔科医、城之内博美に内田有紀。未知子が師匠と慕う「神原名医紹介所」の所長、神原晶に岸部一徳。また内科部長に躍進した蜂須賀隆太郎に野村萬斎。外科副部長、加地秀樹に勝村政信。看護師の大間正子に今田美桜。内科副部長の鍬形忠に小籔千豊。広報室長の三国蝶子に杉田かおる。NYから日本に“逃げ帰ってきた”興梠広に要潤。外科部長の海老名敬に遠藤憲一。外科分院長、蛭間重勝に西田敏行といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。蝶子と厚生労働事務次官・神部八尋(宮川一朗太)が高級レストランから出てきたところが写真週刊誌に撮られ、“科研費をめぐる接待疑惑”として報じられる。収拾を計ろうと会見する蝶子だが、その途中で倒れる。検査すると“ストレス心筋症”とも呼ばれる「たこつぼ心筋症」であることが判明。未知子は「ナメない方がいいよ。死ぬかもしれない」と忠告するが、蝶子はすぐに仕事復帰しようとする。そんななか蝶子の病室に神部の妻・久美子(川上麻衣子)が現れ、夫と蝶子が不倫しているのではないかと怒鳴りつけてくる…というのが今回のストーリー。杉田さん演じる蝶子と、川上さん演じる久美子の“対決”に「今日のドクターXが3年B組の生徒対決な件w」「杉田かおるvs川上麻衣子 金八女子生徒対決やんw」「桜中学OGで坂本金八先生の教え子たちがもめてます」などの反応が続々。また、蝶子と神部が不倫してることに気づいた鍬形が外科に「すべらない話をしに来ました」と乗り込んでくるのだが、このシーンにも「すべらない話って、番組がちがう」「ドクターX観てたらなんかすべらない話始まって草」「小藪が来てすべらない話するとか言い出したらそれはもう小籔千豊なのよ」といった“ツッコミ”が次々と投稿されている。(笠緒)
2021年10月28日天明麻衣子さんは東京大学文学部を卒業後、NHK仙台放送局契約キャスターとして活躍。スペインに1年弱移住しながら、一般企業勤務を経て2014年に結婚。帰国後はフリーアナウンサーとして幅広い活躍をおこなっています。また、2021年の4月からは東京大学の大学院に入学し、現在は第一子を妊娠中。7月にご出産を控えています。 今回はそんな天明さんに、妊娠についてお話を伺っています! 初めて妊娠したときの気持ちについてや、不妊治療をされていたということで、不妊治療についてもお話を聞いてみました。 第一子の妊娠は、サプライズ的な驚きはなかった画像出典:天明麻衣子さんのInstagramより ー2021年7月にご出産予定で、現在は体調のほうも良好とのことですが、妊娠初期のつわりなどはいかがでしたか? 天明さん:つわりと言うと吐き毛がしたり、匂いがダメとか、特定の物が食べられなくなることをイメージしていたのですが、そういうのは特になかったです。食べる量も変わらなかったし、特定の物だけをすごく食べたいとかいうのもなくて。ただ、あえて言うなら眠気が強かったような気がします。あと、集中力が落ち気味だったかなぁと思いますね。 ーそうだったのですね。ご自身の妊娠がわかったときは、どのようなお気持ちでしたか? 天明さん:実は不妊治療をしていたので、サプライズ的な驚きというのはなかったんです。ただ、今まで自分が妊娠できるということをイメージできていなかったので、一番始めに妊娠検査薬で陽性の結果を見たばかりのときは、どこか現実的ではない感じがしましたね。 ー不妊治療をされていたとのことですが、どれくらいの期間をされていたのでしょうか? 天明さん:病院に通ったのは1年ちょっとくらいです。タイミング法から始めたのですが、最初の体外受精で妊娠しました。 ー体外受精で妊娠されたのですね。ちなみに、妊娠報告を聞いたときのパパの反応はいかがでしたか? 天明さん:私が不妊治療を頑張っていたのを見ていたので、喜んでくれましたが、「まだまだ何があるか分からないしね」といった感じで、抑えめな喜び方をしていましたね(笑)。 無排卵月経がキッカケで通い始めたレディースクリニック画像出典:天明麻衣子さんのInstagramより ーお二人とも「子どもは欲しい」という考えだったのでしょうか? 天明さん:私が今年32歳で夫が39歳になるので、「お互い30代のうちに子どもが生まれたらいいね」という話は、なんとなく話していました。 ー初めてレディースクリニックに行かれたのは、何がキッカケだったのでしょうか? 天明さん:25歳のときに結婚して、妊活は30過ぎくらいから始めようかなぁとぼんやり考えていたんです。ただ、朝早い仕事をしていたのもあって、1回レディースクリニックで体をみてもらったほうがいいとは思っていて。それで、30歳くらいのときに初めてレディースクリニックに行ったんです。そのとき、内診をしてもらったんですが、それがキッカケでほかの検査も受けてみようということになり、不妊治療に進んでいきました。 ー不妊治療を進めていくにあたり、新しいレディースクリニックを探されたりしたのでしょうか? 天明さん:初めて行ったのは、家の近所の小さいクリニックだったのですが、本格的にみてもらおうかなと思ったときには、ちゃんとまた調べ直して体外受精までおこなっているところを探しました。 つらいときはアピールして、ストレスを溜めないように…ー不妊治療をおこなう際ですが、パパはどのようなサポートをしてくれましたか? 天明さん:そうですね。「金銭的なことは全然気にしなくていいよ」とは言ってくれました。ほかには、薬を飲むと結構しんどいなぁと思うこともあったんですが、そういうときには家事を変わってくれましたね。ただ、言わないと伝わらないだろうなぁと思ったので、何かあれば結構自分から言うようにしていました。 ー不妊治療中はわりと女性側、男性側で温度差が生まれたりだとか、パパがつらさを分かってくれないなど、結構治療中につらい思いをされる女性が多いと聞きます。天明さん自身は、不妊治療に悩まれたり、つらい思いをされたことはありましたか? 天明さん:私は結構しんどいなぁと思ったらアピールするほうなので、そこまでストレスは溜めなかったです。ただ、やっぱり病院もすごく混んでいるし、毎月治療のために予定を調整していくのはしんどかったので、これは精神的にもあんまり長く続けるとキツイんだろうなぁとは思いました。なので、どんどんステップアップして、なるべく早く結果を出したいなと自分で思っていました。 ーそうですか。不妊治療中は言いたいことがなかなか言えず、モヤモヤしてしまう女性も多いと聞くので、お互いなんでも言えるご夫婦の関係って素敵ですね。 天明さん:私の場合、「今月はダメだったから、パーッてお酒飲むわ~」って言ったり、「今日は疲れたからお寿司買ってきたー! 」というような感じでやっていました(笑)。夫婦でおいしい物を食べたり、一緒にお酒を飲んだりと、2人で楽しめる気晴らしをしながら、治療中は過ごすようにしていましたね。 ー不妊治療に関しては、パパは協力的だったのでしょうか? 天明さん:そうですね。ただ、注射とかは苦手なんで、採血とかはちょっと嫌がっていましたけど(笑)。ただ、近所の病院だったのもあり、「この日は空けておいて」と言うと、都合をつけて来てくれたりと協力してくれていました。 ー不妊治療が保険適用化されるといった話題が出てきていますが、天明さんはどのようにお考えでしょうか? 天明さん:自分もやってみて驚いたのですが、不妊治療ってすごくお金がかかるんですね。本当は妊娠できるのに、お金がないから諦めるというのはもったいないと思うので、私は保険適用してもらえると助かるなぁと思っています。ただ、難しい問題なんですが、その予算も限られていると思うんです。そうすると、同じ財源であったら薄く広くではなく、年齢を絞って手厚くしたほうが出生率は上がる気はしますね。 インタビューを聞いていて、自分の思いを素直に伝えられる関係性は、とても素敵だなぁと感じました。不妊治療についてもいろいろ伺いましたが、真摯に答えてくださり、ありがとうございました! さて、インタビュー2回目となる次回は、コロナ禍での妊娠についての考え方や、妊娠中に大学院を受験したときのお話などを伺っています。次回の配信もぜひお楽しみに! PROFILE:天明麻衣子さん東京大学卒業後、NHK仙台放送局契約キャスター、大手外資系金融機関といった経歴を持つフリーアナウンサー。著書として「圧倒的な勝ち組になる効率のいい考え方と仕事の仕方」「東大・NHK・外資系金融で学んだ、ビジネスで成果を出し続ける本物の勉強法」「時短勉強術」などを出版。2021年4月から東京大学の大学院に入学。第一子を妊娠しながら大学院生活を送っている。
2021年07月08日令和へと持ち越された、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。明治天皇の玄孫で作家の竹田恒泰さんは、お二人の結婚に「反対」だという。その理由とは?■小室さんには早く諦めてほしいと思っています。眞子さまとの結婚には、完全に反対です。いくら個人の意思が尊重される時代とはいえ、皇族方はご存在そのものが公的なのです。上皇陛下がどれだけ公のためにお尽くしになったか、眞子内親王殿下もよくご存じだと思います。そのため秋篠宮殿下がおっしゃったように《多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況》が大切になってくるのです。小室さんが1月22日に公表した文書は、彼を応援していた人まで絶望させたのではないでしょうか。金銭トラブルの発覚から1年以上も問題を放置し、秋篠宮殿下に《それ相応の対応をするべき》と求められた末に、あの回答。一方的に「解決済み」と説明したあの文書で、少しでも状況が進展すると思ったのでしょうか?当初は金銭トラブルが解消するのかどうかが焦点でしたが、もはや多くの国民が、小室さんの人間性や対処能力、誠実さに疑問を抱くようになりました。もし、あの時点で和解を成立させてトラブルを解消していれば「なかなかやるな」と多くの人が評価したかもしれません。それなのに小室さんは、ピンチをチャンスに変えることができず、オウンゴールしてしまいました。あの文書を公表してしまうような世間との感覚のズレは、内親王殿下を口説いてしまう常識のなさに通じているように思えてなりません。小室さんはロースクール留学にあたって、奨学金を得るために「眞子さまのフィアンセ」という肩書きを利用したという疑惑まであります。小室さんが本当に眞子内親王殿下のことを幸せにしたいと思っているのであれば、今の秋篠宮家の状況をどう考えているのでしょうか。小室さんとのご結婚問題で秋篠宮家の親子関係には大きな溝が生まれたといわれています。そのような状況になっても結婚を辞退しない小室さんは、自分たちさえ結婚できれば、相手の家族がどうなってもかまわないと考えているように見えてしまうのです。愛する人が大切にしている人たちを含めて幸せにするというのが、本当の愛ではないでしょうか?眞子内親王殿下や秋篠宮皇嗣同妃両殿下の心の痛みや苦しみを想像できていないように見えます。小室さんには、眞子内親王殿下を幸せにしたいという気持ちよりも、ただ眞子内親王殿下が欲しいという自分中心の気持ちしか感じられないのです。国民にとっても、それが大きな違和感になっているのだと思います。
2019年05月03日東京・池袋の古代オリエント博物館で7月29日(土)~9月10日(日)の期間中、夏の特別展「魅惑のランプ―古代地中海からヨーロッパ、アジアまで―」が開催されます。貴重なランプ展示のほか、ナイトミュージアムやワークショップも実施予定。子どもから大人まで楽しめる展示内容、イベントをご紹介します。「魅惑のランプ―古代地中海からヨーロッパ、アジアまで―」の見どころ特別展では、世界各地のさまざまな種類のランプが紹介されます。火を使用していた古代からランプに至る変遷、古代ギリシアやエジプト、近現代の南アジアとヨーロッパのランプも展示。ランプの歴史をたどります。もちろん日本のランプ、明かりも見られますよ。目玉は、ローマ時代のシリア、パルミラ遺跡の墓の復元した展示「古代の墓室をのぞいてみよう」です。光を遮断した墓の中で灯す炎の明るさを再現、体感しましょう。イベントに参加してもっとランプに詳しくなろう●夏休み製作教室「自分のランプをつくってみよう!」粘土を使い、LEDライトを灯すランプを作りましょう。陶芸教室の講師が教えてくれるから、だれでも楽しく作れます。先着50名、事前申込をお忘れなく。開催日時:8月 5日(土)13:30~15:00会場:サンシャインシティ 文化会館ビル7階会議室 710室料金:1,000円(材料費・焼成燃料費込、送料別)※古代オリエント博物館とは別会場のため入館料は不要。※事前申込(先着50名):●夏休み製作教室「エジプトの護符つくり」エジプトの護符をオーブン粘土で再現!技法は古代と同じ「型作り」です。事前申込不要なので、気軽に参加しましょう。開催日時:8月1日(火)〜9月3日(日)13:30~ ※16:00受付終了会場:古代オリエント博物館料金:100円※別途入館料が必要。●子ども向けワークショップ「ワークブック制作」ワークショップ「夏休みの宿題はおまかせ!古代オリエントをたのしむワークブックを完成させよう!」は、展示内容を見ながらワークブックを制作します。参加すると24ページオールカラーのワークブックがもらえますよ。夏休みの自由研究にピッタリです。事前申込制、先着30名なので早めのお申込をおすすめします。開催日時:8月19日(土)14:00〜16:00会場:古代オリエント博物館参加費:無料※別途入館料が必要。※事前申込(先着30名)●講演会「魅惑のランプ(1):死者を送った古代のランプ」シリアの古代の墓から出土したランプを例に、津村 眞輝子氏(古代オリエント博物館研究員)が「シリア、ユーフラテス川流域の墓におさめられたランプ」、西藤 清秀氏が(奈良県立橿原考古学研究所技術アドバイザー)「パルミラの墓にみるランプと死者について」の講演をおこないます。開催日時:8月11日(金)13:30~15:30会場:サンシャインシティ 文化会館ビル5階会議室 502室料金:500円※友の会の方及び博物館入館チケットの半券を提示すれば無料。※古代オリエント博物館とは別会場のため入館料は不要。●講演会「魅惑のランプ(2):会期終了間近!見どころトーク」特別展の会期終盤に、3人の講師が改めて見どころを解説。すでに観賞した人も、これから観賞する人も要チェックです。開催日時:8月26日(土)13:30~15:30講師:下釜和也氏、津村眞輝子氏(古代オリエント博物館)、竹田麻衣子氏(横浜ユーラシア文化館)会場:サンシャインシティ文化会館ビル5階会議室 710室料金:500円※友の会の方及び博物館入館チケットの半券を提示すれば無料。※古代オリエント博物館とは別会場のため入館料は不要。●ナイトミュージアム通常17:00の閉館を20:00まで延長(入館は19:30まで)。19:00から約40分のギャラリーツアーをおこないます。夜の博物館で、いつもとは違う雰囲気を味わいましょう。日時:8月9日(水)、8月24日(木)19:00~20:00ランプの温かな光、幻想的な明かりに癒されること間違いなし。ぜひお出かけください。開催概要「魅惑のランプ―古代地中海からヨーロッパ、アジアまで―」開催期間:2017年7月29日(土)~9月10日(日)時間:10:00~17:00 ※最終入場は終了30分前会場:古代オリエント博物館(東京都豊島区東池袋3-1サンシャインシティ文化会館ビル7階)入館料:一般 900円、大学・高校生 600円、中・小学生 400円TEL:03-3989-3491URL:
2017年07月05日女優の川上麻衣子(50)が、26日に放送された日本テレビ系バラエティ特番『誰も知らない明石家さんま 初のロングインタビューで解禁!』(19:00~20:54)にVTR出演し、お笑いタレントの明石家さんま(61)の女性遍歴を暴露した。川上は、1995年に『恋も2度目なら』(同局)でさんまと共演して親しくなるも、翌年にタレント仲間らを招いて開催した30歳の誕生パーティーにさんまを招待せず。その理由について、「私と仲のいい女性の友達6人がさんまさんとお付き合いして、パーティーにそのうちの4人の女性を招待していたので、さんまさんには招待状を出さなかった」と打ち明けた。川上はまた、交際していた友人の1人がキャリーバッグに入れられ、体が硬くて入らなかったら、さんまが「おかしいな。(さんまの元妻・大竹)しのぶの時は入ったのに…」とつぶやいたというエピソードを披露。「すごいショックを受けていた」と話した。さらに、その女性たちはさんまのことを「悪魔くん」と呼んでいたことも明かした。さんまは、「その4人が麻衣子ちゃんと知り合いって知らん。偶然」と釈明。また、大竹と交際していた時も「スキーバッグに入れて、タクシーにつんで」と、マスコミにバレないように大竹を荷物として移動させていたと語った。
2016年11月26日2006年にインディーズデビュー、8年の時を経て2014年にメジャーに進出したシンガーソングライター・藤田麻衣子さんの2ndアルバム。12編のラブソングが収録されたこの作品は、ずばり『恋愛小説』と名づけられました。女性の共感を呼ぶラブソング・応援ソングに定評がある藤田さん。ライブ会場は7割が女性という、女性シンガーソングライターとしては珍しい現象が起きるほど、女性からの支持率が高いアーティストです。女性目線のリリックと、ちょっと懐かしさを感じさせるメロディラインが組み合わさり独特の世界観が生み出されているこのアルバムは、基本的にミディアム~スローテンポの曲で構成されているため、まさに『恋愛小説』を読んでいるかのような感覚で聞き進めていくことができます。そのどこかに、特に共感できる部分が隠されているはずです。初回限定盤はハードカバー書籍のようなデザインになっているなど、遊び心も満載の1枚です。リリース情報:『恋愛小説/藤田麻衣子』(2015.12.2発売/¥3000(tax out)/VICL64480)※初回限定盤(¥5300(tax out)/VIZL913/DVD+グッズ付)も同時発売
2015年12月15日フリーアナウンサーの天明麻衣子が、BSジャパンの朝の経済ニュース番組『日経モーニングプラス』(毎週月曜~金曜6:39~7:50)に、28日の放送からサブキャスターとしてレギュラー出演することが24日、明らかになった。天明は、東大卒業後、NHK仙台放送局に入局し、その後大手外資系金融機関に勤務したという異色の経歴。8月24日放送のテレビ朝日系『Qさま!!3時間スペシャル 学力女子No.1決定戦』では、初出演にもかかわらず初優勝を果たし、鮮烈な印象を残した才女だ。今回、自身のアナウンサー人生で、初めて帯のレギュラー番組でキャスターを務めることになる。天明は、1年間にわたるスペイン留学も経験から、「外から見た日本は他の国より少し元気がない」と実感を語る。その上で、「国の元気の源泉は経済だと思います。経済は一部の投資家だけに関係のあることではありません。今日の日本の調子はどうかな? 元気がないとすればどの辺かな? そんなことに留意しながら、朝の限られた時間の中でも経済の動きがすっと頭に入るよう、『硬そうな経済ニュースを柔らかく』伝えたいです」と意気込みを示している。同番組は、出勤前のビジネスマンをはじめ、資産運用に関心のあるシニア層や主婦をターゲットに、最新のニュース・マーケット・マネーの情報を発信。天明は、メインキャスターの榎戸教子とタッグを組む。
2015年09月24日「天空の城」「日本のマチュピチュ」の呼び名で数多くのメディアに紹介され、雲海に浮かんだ幻想的な絶景が見られることで注目を集めている竹田城(兵庫県朝来市)。2006年に日本城郭協会が選定した「日本100名城」に選ばれたことや、2012年公開の高倉健さん主演の映画『あなたへ』のロケ地になったことが話題を呼び、昨年度には年間入城者数が50万人を超えた。全国でも指折りの絶景が見られる城として、城ファンのみならず多くの観光客が足を運ぶ人気スポットとなっている。だが、実はこうした絶景が見られるのは竹田城だけではない。全国各地には知られざる天空の城が他にもあるのだ!○雲海に浮かぶ唯一の現存天守・備中松山城城を天空の城たらしめる重要な要素が雲海だ。雲海は秋から冬にかけてのよく晴れた早朝、寒暖の差が激しい日に発生することが多い。あたり一面が雲海に包まれることで、雲の上に浮かんでいるかのような幻想的な城が姿を現す。雲海を事前に予測することは難しいため、見られるかどうかは運によるところも大きいという。そのため、天空の城を見るために何度も城に足を運ぶ人もいる。必ず見られるわけではないことも、人々が天空の城に魅せられる理由のようだ。岡山県高梁市にある備中松山城も、そんな雲海に浮かんだ絶景が見られる城のひとつ。日本に12棟しかない現存天守を持ち、さらにその中でも唯一の山城という点で、非常に貴重な存在である。備中松山城には1683年(天和3)に、備中松山藩の藩主・水谷勝宗(みずのやかつむね)が3年がかりで修築した天守が当時の姿のまま残っている。石垣のみが残り、どこか無国籍な情緒を漂わせているのが竹田城の魅力だとすると、備中松山城の魅力はこの現存天守にある。雲海に浮かんだ現存天守は、この備中松山城でしか見ることができない。幻想的な雲海を眺めながら、連綿と続く日本の歴史に思いを馳(は)せてはいかがだろうか。雲海に浮かぶ備中松山城は、山中にある大松山展望台から見ることができる。展望台へは車でのアクセスとなるが、積雪により道路が閉鎖されることもあるので気をつけよう。○滅多に見られない「幻の天空の城」・越前大野城福井県大野市にある越前大野城も、天空の城として近年注目を集めている城のひとつだ。JR越前大野駅から徒歩約30分という、市街地からほど近い場所に位置するにも関わらず、条件さえ整えば美しい天空の城が姿を現す。越前大野城は1576年(天正4)、金森長近が4年の歳月をかけて築城した城。資料館となっている現在の天守は戦後に作られた模擬天守だが、石垣や堀の一部が当時のまま残っている。竹田城や備中松山城で雲海の城が見られるのは月に10日ほどだが、越前大野城では年に10日ほどしか観測されない。しかし、滅多にお目にかかれないぶん、観測できたときの喜びはひとしおだ。越前大野城で雲海がもっともよく観測されるのは11月。「幻の天空の城」を見に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。越前大野城の撮影スポットへは、現在3つのコースが用意されている。犬山城址を越えていく、起伏が多くもっとも難易度の高いみくら清水コース、犬山城址と飯降山を繋ぐ山道を通る中級者向けのほたるの里コース、そして新設されたもっとも登りやすい洪泉寺コースだ。だが、洪泉寺コースでも山道なので決して簡単とは言えない。野生動物に遭遇したり崖から落ちる危険もあるので、万全の準備をしてのぞもう。○壮大な風伝おろしとの共演・赤木城跡三重県熊野市にある赤木城跡も、天空の城として脚光を浴びつつある城だ。赤木城跡は竹田城や備中松山城のように雲海に浮かぶ城ではないが、朝霧に包まれた姿はまさに天空の城と呼びたくなるような趣がある。築城の名手・藤堂高虎が一揆を鎮圧するために築いた赤木城は、中世山城の要素と近世城郭の要素の両方を持ち、築城当時の遺構がよく残っていることから、1989年に国の史跡に登録されている。昔から、この地域では秋から冬にかけて峠から霧が滝のように流れ落ちる「風伝おろし」と呼ばれる現象が地元の人々に親しまれていた。真っ白で分厚い霧が流れ落ちる様子は写真愛好家からも人気が高く、この時期になると毎年大勢の人が詰めかける。赤木城跡があるのは、風伝おろしが見られる隣町の御浜町尾呂志地区から少し離れた場所。比較的高度の低い場所に位置し、秋シーズンは月に10日程度、理想的な朝霧が発生する。霧に包まれた赤木城跡は県道熊野矢ノ川線の沿道から見ることができる。一番綺麗に観測できるスポットは県道から少し高所にあるが、それでも軽乗用車で気軽にたどり着ける場所だ。朝霧に包まれた赤木城跡の姿は、竹田城に勝るとも劣らないほど。霧が散らない風のない朝を狙って、風伝おろしとともに楽しみたい。(文・かみゆ歴史編集部 小沼理)○筆者プロフィール : かみゆ歴史編集部歴史関連の書籍や雑誌、デジタル媒体の編集制作を行う。ジャンルは日本史全般、世界史、美術・アート、日本文化、宗教・神話、観光ガイドなど。おもな編集制作物に『一度は行きたい日本の美城』(学研パブリッシング)、『日本史1000城』(世界文化社)、『廃城をゆく』シリーズ(イカロス 出版)、『日本の寺完全名鑑』(廣済堂出版)、『大江戸今昔マップ』(KADOKAWA)など多数。また、トークショーや城ツアーを行うお城プロジェクト「城フェス」を共催。「かみゆ」「城フェス」
2014年11月10日