自主映画のコンペティションを中心に、“新しい才能”を発見、紹介、育成する「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」のラインナップ発表会見が8月9日、会場となる東京・国立映画アーカイブで行われた。第1回から続く自主映画を対象とした日本初の本格的なコンペティション「PFFアワード」をメインプログラムとし、招待作品部門では、今年から新たにスタートする企画(2028年の第50回に向けた5年連続企画)の第1弾「イカすぜ!70~80年代」や、27年ぶりにPFFに帰ってくるフランスの名匠、アルノー・デプレシャン監督特集など、映画祭でしか観ることのできない上映企画、映画講座を予定している。「第45回PFFアワード2023」には557作品がエントリーし、22作品が入選。PFFディレクターの荒木啓子氏によると「例年に比べ、中編・短編が増えている」といい、「今の時代は、映画を作ることがとてもカジュアルになっている。インターネットで俳優、スタッフ、機材を見つける監督も多く、映画を撮るスタートラインが開かれている」と現状と傾向を語った。なお、最終審査員を務める5名に関しては、後日アナウンスされる予定だ。特別プログラム「イカすぜ!70~80年代」の一環として、『あみこ』で脚光を浴びた山中瑶子監督が、強く影響を受けたアレハンドロ・ホドロフスキー監督の『ホーリー・マウンテン』(1973年製作)、アンジェイ・ズラウスキー監督の『ポゼッション』(1980年製作)の上映も。会見に出席した山中監督は、前者について「映画監督というものは、作家なのであると突きつけられた」と強い思い入れを示していた。同プログラムでは、『あみこ』と、テレビ放送用に製作した『おやすみ、また向こう岸で』も特別上映される。また、第29回PFFスカラシップ作品『恋脳(れんのう)Experiment』がワールドプレミア上映されることになった岡田詩歌監督も来場し、「普段は一人でアート・アニメーションを制作しているので、初めての実写作品を、スタッフや俳優の皆さんと一緒に作り上げるのは、すごく新鮮で、楽しいことだった」と振り返った。岡田監督は『Journey to the 母性の目覚め』でPFFアワード2021審査員特別賞を受賞。現在、『恋脳(れんのう)Experiment』はPFFでのお披露目を目指し、最終的な仕上げの段階だという。取材・文・撮影:内田涼<開催情報>「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」ポスタービジュアル【東京】日程:2023年9月9日(土)~23日(土) ※月曜休館会場:国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)【京都】日程:2023年10月14日(土)~22日(日) ※月曜休館会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)【企画紹介】<コンペティション部門>(1) PFFアワード2023<招待作品部門>(2) イカすぜ!70~80年代・大森一樹再発見・斎藤久志再発見・日比野幸子プロデューサー再発見・山中瑶子『あみこ』への道・塩田明彦監督がみつめる相米慎二の少年少女・アルノー・デプレシャン監督『女囚701号 さそり』を語る・驚異のデビュー作・『陽炎座』4Kデジタル完全修復版ワールドプレミア上映(3) アルノー・デプレシャン監督特集(4) ピーター・バラカン氏による音楽映画シリーズ「ブラック&ブラック」(5) 特別企画・生誕120年 小津安二郎が愛したふたり・20代監督の衝撃作!(6) 第29回PFFスカラシップ作品『恋脳(れんのう)Experiment』(岡田詩歌監督)関連リンクPFF公式サイト:「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」公式サイト:
2023年08月09日一般社団法人 ACC(英文名:All Japan Confederation of Creativity、東京都港区、理事長:小郷 三朗)は、第4回「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION(ACCヤングコンペ)」を実施いたします。本プログラムは、30歳以下の方々を対象としたもので、与えられた課題に対し、その解決策となるアイデアを企画・提案していただくコンペティションです。第4回となる今年は、「若者の地元離れと離職を防ぐコンテンツと情報発信」をテーマに、株式会社 福島民報社(以下、福島民報社)の協賛を受け実施いたします。またあわせて今年より、新プロジェクト「YOUNG TALENT SHOWCASE こんな若手がいたなんて」を実施いたします。本取り組みは、クリエイティブ業界で働く35歳以下の個性的な若手の方を募集し、2023年11月1日(水)~2日(木)に開催するオンラインイベント「TOKYO CREATIVE CROSSING」内で紹介するものです。第4回「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION」および第1回「YOUNG TALENT SHOWCASE こんな若手がいたなんて」についての詳細は、以下の通りです。【第4回「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION」概要】URL: 第4回「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION」■参加資格・1992年11月3日以降に生まれた方(公開プレゼン時に30歳以下)。・個人、もしくは3人以下のチーム。複数チームに所属することはできません。・学生の応募も可能です。ただし、チームの代表者は会社に所属、もしくはフリーランスとして活動している社会人であること(学生のみの応募は認められません)。・チーム全員が同じ会社であることは条件としません。・ファイナリスト5組は、2023年11月2日(木)に開催のオンラインイベント「TOKYO CREATIVE CROSSING」にて公開プレゼンをしていただくので、そこに参加する意思のある方。■応募方法8月28日(月)10:00より、ACCサイト内「ACC YOUNG CREATIVITY COMPETITION」ページにて応募フォームを公開します。■スケジュール・応募期間 :8月28日(月)10:00~9月1日(金)18:00・書類一次審査 :9月後半・二次審査 :10月初旬・ファイナリスト発表:10月中旬・プレゼン審査 :11月2日(木) ※電通ホール(東京都港区)にて実施します。■エントリー料金・チームにACC会員社の方が1名以上いる場合は無料です。・チームの中でどなたもACC会員社に所属していない場合は、非会員協賛金3,300円(1作品につき)が必要となります。■ブリーフ<テーマ>「若者の地元離れと離職を防ぐコンテンツと情報発信」ご多分に漏れず、福島県でも若者の地元離れや離職が地域課題となっています。この課題を解決するために、若者に対して効果的な情報コンテンツや情報伝達方法を大募集します。一度福島を離れてもまた戻って来たい、福島に魅力を感じ住んでみたい。そう思ってもらえるよう情報で若者たちをつなぎとめておきたいのです。また、この課題は若者が地方で明るい未来を想像することができる企業の少なさやビジネスの少なさが一因とも言えます。私たちは新聞社ですが、福島の将来を担う若者が希望を持って働ける新しいビジネスを作り出したいと思っています。そんな未来を照らす新しいビジネスモデルを大募集します。■審査基準(1) 若者のインサイトを捉えているか(2) 問題を解決する効果が期待できるか(3) 「クリエイティビティ」にあふれているか(4) 福島民報社が実施すべき内容か※以下のようなものは審査の過程で選ばれない可能性があります。・費用対効果が低いと想定できるもの。・安易なコラボレーションで、コラボ先の企業や団体のベネフィットが計算されておらず、実施が難しいもの。・実施した時に、特定の人々、団体を傷つけるなど、リスクマネジメント観点でふさわしくないもの■各賞紹介・グランプリ:当該企画は、今後、福島民報社において実施の検討を行うことを予定しております。トロフィー1体、賞状1枚が贈られます。・準グランプリ:トロフィー1体、賞状1枚が贈られます。・ファイナリスト:賞状1枚が贈られます。一次書類審査、二次審査を経てファイナリストに選出されたアイデアは、2023年11月2日(木)に開催のオンラインイベント「TOKYO CREATIVE CROSSING」にて公開プレゼン(最終審査会)を行っていただき、グランプリ、準グランプリを決定します。■審査委員選出されたプロフェッショナルと、クリエイティビティのエキスパートが務めます。※8月28日(月)に発表いたします。■主催:一般社団法人 ACC■協賛:株式会社 福島民報社本コンペティションの詳細はACCホームページにてご覧ください。 【初開催「YOUNG TALENT SHOWCASE こんな若手がいたなんて」個性的な若手に光を!】第1回「YOUNG TALENT SHOWCASE こんな若手がいたなんて」「YOUNG TALENT SHOWCASE こんな若手がいたなんて」は、クリエイティブの業界で働く35歳以下の個性的な若者に光を当てる、ACC初の取り組みです。昨今業界では、若手の嗜好や活動が多様化し、既存の型にはまらない個性を持った人々が増えています。一方で、ニッチなスキルや偏愛を仕事で活かしきれていないという声も聞かれます。これらの才能に光を当て、業界のクリエイティビティを拡張したい…そんな思いを持ったACC賞 クリエイティブイノベーション部門 審査委員長の中村 洋基氏、ブランデッド・コミュニケーション部門 審査委員長の尾上 永晃氏の発案により、当プロジェクトが立ち上がりました。この取り組みでは、個性溢れる若手クリエイターを募集し、その後審査を経て10組を選出、2023年11月1日(水)~2日(木)に開催のオンラインイベント「TOKYO CREATIVE CROSSING」内で、特別プログラムとして1組ずつ紹介します。プログラム内では、ACC賞の審査委員から選抜された経験豊富なクリエイター2名がメンターとなり、対話を通じて若手の方の個性を深掘りするとともに、クリエイティブの仕事に活かすためのディスカッションを行います。特設サイトと応募フォームは、8月下旬のオープンを予定しています。応募形式は、自薦他薦を問いません。業界関係者約2千人が視聴するACCのイベントで、個性ある若手の才能を紹介いたします。【「YOUNG TALENT SHOWCASE こんな若手がいたなんて」概要】■応募資格・対象:個人または10人以下のチーム・条件:広告またはクリエイティブ業界にお勤めの35歳以下の方で、「TOKYO CREATIVE CROSSING(2023年11月1日(水)/2日(木))」に出演可能な方※顔や所属を隠すことも可能です。※自薦他薦を問いません。同僚、コンペ仲間、上司・部下の方も奮ってご応募ください。■応募方法2023年8月下旬に特設サイト、応募フォームを公開いたします。募集は2023年9月30日(土)中までを予定しています。■エントリー料金無料■メンター調整中■運営ACC YOUNG TALENT SHOWCASE 運営チームSCD:PARTY 中村 洋基CD :電通 尾上 永晃PL :博報堂 小島 翔太AD :CHERRY 大橋 謙譲PR :プラップジャパン 丸山 優河【ACCとは】ACCは、よいCMの制作と放送の実現に寄与することを目的として、1960年に活動を開始。広告主・広告会社・制作会社・メディアの4業種のメンバーを中心に構成され、業種の枠を超え、グローバルな視点から日本のクリエイティビティの発展に貢献すべく活動しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月08日ウィルベース株式会社(本社:東京都中央区、代表者:田中 裕樹)は、2023年8月18日(金)から8月20日(日)まで東京ビッグサイトで開催される「第23回JAPANドラッグストアショー」に出展いたします。【展示会概要】名称:第23回JAPANドラッグストアショー 会期:2023年8月18日(金)、19日(土)、20日(日)会場:東京ビッグサイト 東5ホールストア&ファーマシーソリューション ブース番号【5-43】入場:一般の方は事前登録不要(ビジネス商談の方は以下より事前登録必要) 当社ブースでは、今春より提供開始した、生活者の方がご自身でOTC(市販薬)を選んでいただける新サービス『CureBell(キュアベル)』を体験できます。また、アバターによるOTC販売・接客のデモンストレーションを実施します。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。CureBellイメージ※『CureBell』サイト: ■ 『CureBell(キュアベル)』の特長(1) 効能のほか、既往歴等で簡単かつ正確に検索が可能妊娠・授乳中でも服用できるもの、小児用、さまざまな既往歴がある場合等でも服用できるもの等、簡単かつ正確にOTCを見つけることができます。(2) 効能や価格等で複数商品を簡単に比較効能の有無や対応レベル、価格や特徴等で複数のOTCを比較でき、選定が容易にできます。検索・比較画面(3) 近隣のドラッグストアを地図表示、ネットショップ連携クリック一つで近隣のドラッグストア・薬局を簡単に確認することができます。また、外部のネットショップと連携を試行しており、選んだ商品を簡単に購入することができます。店舗表示・EC連携画面なお、搭載するOTCは、さまざまな市場データから今売れているもの、ニーズがあるものを選定し、随時入替をおこなっています。また利用者である生活者の声を聞きつつ、搭載商品や機能の拡充を図っておこなっています。【CureBell SNS公式アカウント】● Facebook : ● Instagram : ● X(旧Twitter): ● LINE : LINE 二次元バーコード【ウィルベースについて】ウィルベースは、小売業・ヘルスケア関連企業がマーケティングや販促活動の効果・効率を最大限高めることを支援しています。業務支援システムの提供に加えて情報システムの活用、DX推進に関するコンサルティングを行い、小売業・ヘルスケア関連企業の各社がこれからの時代にフィットした売り方、働き方への転換を行なうことを支援しています。設立 : 2016年12月所在地 : 東京都中央区日本橋小舟町8-6 H1O日本橋小舟町5F資本金 : 5,300万円企業URL : 事業内容: ヘルスケア商品選定支援ツール「CureBell」「Dカウンセラーneo」、販促DX支援システム「RetailForce(リテールフォース)」等の開発・提供、経営コンサルティング 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月08日優勝作品は後日SCRAP店舗にて開催予定! 第3回大会も2024年夏に開催決定!株式会社SCRAP(本社:東京都渋谷区代表:加藤隆生)は、全国の高校生および高専生を対象にリアル脱出ゲームのNo.1高校生クリエイターを決める大会、全国高校生リアル脱出ゲーム制作選手権(通称「リアル脱出ゲーム甲子園」)を開催し、第2回優勝チームが「NAZO NEVERLAND」(渋谷教育学園渋谷高等学校)制作の『ある自動販売機からの脱出』に決定したことを発表いたしました。■「リアル脱出ゲーム甲子園」特設サイト 株式会社SCRAPは、謎解きを通じての「物語体験」を提供する会社として、リアル脱出ゲームを15年以上制作してきました。そして、その歴史と共に各地の高校の文化祭などでも脱出ゲームが数多く作られるようになりました。弊社が提供する物語体験がきっかけとなり、全国にいくつもの脱出ゲームと、それを制作する生徒たちの物語が生まれたことへ感謝を込めて、この度その作品に光が当たる場所を作りたいと思い本大会を企画しました。全国高校生リアル脱出ゲーム制作選手権「リアル脱出ゲーム甲子園」は、全国の高校生および高専生を対象に、誰が1番面白いリアル脱出ゲームを制作できるかを競う大会です。本大会は予選と本選で構成されており、予選では各高校の生徒が発案したリアル脱出ゲームの企画書を審査。さらに予選を勝ち抜いたチームは本選に進みます。本選では実際に生徒が運営するリアル脱出ゲームを審査員が体験し、厳正な審査基準のもと、どのリアル脱出ゲームが最も優れていたかを決めます。第2回大会では、予選を勝ち抜いた6校による本選が、8月5日(土)、6日(日)に学校法人 井之頭学園 藤村女子中学・高等学校にて行なわれました。高校生だけでのリアル脱出ゲーム準備、そして実際にお客さんを入れての運営は大変なこともあったかと思いますが、どの団体も最大限に良い公演にしようと時間ぎりぎりまで公演の準備やリハーサルを行なっていました。今回は審査員とは別に一般の参加者も公演を体験しており、緊張もひときわの様子でしたが、各団体の特色を活かしたバラエティ豊かな公演とクオリティの高さで、会場はリアル脱出ゲームならではの興奮と熱気に包まれました。そんな2日間の本選の末、最終日である本日結果発表が行われ、栄えある第2回大会優勝校が「NAZO NEVERLAND」(渋谷教育学園渋谷高等学校)に決定いたしました。 「NAZO NEVERLAND」が制作した『ある自動販売機からの脱出』は、自動販売機の中の人として仕事をするという斬新な設定と、そのシステムから導き出される大謎の納得感が高い評価を得て、見事優勝となりました。審査員であるSCRAP代表の加藤からも「リアル脱出ゲームの醍醐味である謎解きとひらめきが体現された素晴らしい公演だった」と講評されました。本作品は大会事務局バックアップのもとSCRAP店舗にて開催予定です。また、準優勝は「なわもんどき」(名古屋大学教育学部附属高等学校)が受賞。「なわもんどき」が制作した『体育倉庫からの脱出したくない!』は、『体育倉庫からの脱出』というリアル脱出ゲームに参加しているプレイヤーが、“幼馴染と閉じ込められている状況から脱出したくない”と思い、何とか脱出しないようにするという縛りプレイを行う作品。設定とシステムをしっかり結び付ける実装力が評価を得て受賞が決定しました。第2回も大盛り上がりの中大会が終了した「リアル脱出ゲーム甲子園」ですが、早くも2024年夏に第3回の開催が決定。さらなる詳細発表は後日発表予定。続報をお待ちください。<リアル脱出ゲーム甲子園 第2回大会優勝団体「NAZO NEVERLAND」><リアル脱出ゲーム甲子園 第2回大会準優勝団体「なわもんどき」><リアル脱出ゲーム甲子園 第2回大会の様子>+++【「リアル脱出ゲーム甲子園」第2回大会公演概要】++■イベント特設サイト ■形式エントリー生徒が制作するリアル脱出ゲームの企画書をフォームより提出。予選企画書をもとに、SCRAPが本選に残る団体を選出。本選本選会場にて実際に生徒がリアル脱出ゲームを開催。審査員がプレイして、どのリアル脱出ゲームが面白かったかを審査。■本選詳細会場:学校法人 井之頭学園 藤村女子中学・高等学校 南館(〒180-8505東京都武蔵野市吉祥寺本町2-16-3)日程:2023年8月5日(土)/8月6日(日)本選進出団体:『おかしなハッピーエンドからの脱出~童話『ヘンゼルとグレーテル』より~』/クイズ研究同好会/成田高等学校(千葉県)『AntiClockWise - 戻りゆく時間からの脱出』/もっちりコンパクト/栄光学園高等学校(神奈川)『光なき終の世界からの脱出』/Calette/東京都立産業技術高等専門学校(東京都)『体育倉庫からの脱出したくない!』/なわもんどき/名古屋大学教育学部附属高等学校(愛知県)『ほしぞら図書館の秘密の夜』/Polaris/福岡県立修猷館高等学校(福岡県)『ある自動販売機からの脱出』/NAZO NEVERLAND/渋谷教育学園渋谷高等学校(東京都)+++++【以下補足情報】+++++■リアル脱出ゲームとは2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのままに現実世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されている。07年に初開催して以降、現在までで1090万人以上を動員している。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントである。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。公式サイト: ツイッターアカウント:@realdgame■SCRAPとは2008年、株式会社SCRAPを設立。遊園地やスタジアムを貸し切ってリアル脱出ゲームを作ったり、本やアプリ、TV番組にも謎をしかけ、企業の謎解きプロモーション企画をお手伝いしているうちに、すっかり謎イベントの制作会社として世間に認知されてしまった京都出身のフリーペーパー制作会社(しかもフリーペーパーは絶賛休刊中)。勢いに乗ってファンクラブ「少年探偵SCRAP団」も結成。テレビ局・レコード会社などともコラボレーションを行い、常に新しいエンターテインメントを生み出し続けています。公式サイト: ツイッターアカウント:@scrapmagazine 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月06日今のシーン、次のシーンを切り取るオムニバスライブイベント『CLAPPERBOARD -Enjoy the weekend-』の第12回が、7月25日渋谷WWWXで開催された。今回の出演は、Ryu Matsuyama、SennaRin、ヒグチアイの3組。バンドで、ソロでと形はちがえども各自の音楽を追求する3組の共演は、それぞれのファンにとって新しい発見にもなった。各ステージ短い時間ではあったが、その魅力を伝える一夜になった。トップバッターとして登場したのは、まるで個人名のようだが、イタリア生まれイタリア育ちのRyu(Piano/Vo)、Tsuru(Ba/Cho)、Jackson(Ds/Cho)というピアノトリオバンド、Ryu Matsuyama。ライブはRyuの力強いボーカルとピアノではじまる「Thinking Better」からスタートした。軽やかで変則的なビート、歌に寄り添いながらアクセントをつけるベースラインと、TsuruとJacksonのコーラスで繊細なハーモニーを織り成すメロディ。シンプルな音の構成でいて、そこにはロック、フォーク、ソウル、ジャズやダンスミュージック要素など複雑に溶け合ったサウンドが刺激的で、何より白昼夢的な美しさを持ちながら郷愁を帯びたメロディが心をとらえる。Ryu(Ryu Matsuyama)続く「Domus」で、Ryuが美しいファルセットでフォークロアなメロディを紡ぎあげ、冒頭の2曲で観客を桃源郷へと連れ立っていった。ステージから心地よい風が吹いてくる感覚で、観客はその甘美なアンサンブルを全身に浴び、3人に大きな拍手を送る。多幸感の中でプレイされた5月にリリースした最新シングル「I am here」は、よりアンセミックに、熱を帯びたメロディで、フロアを静かに確かに高揚させていった。Tsuru(Ryu Matsuyama)改めて自己紹介をし、FUJI ROCK FESTIVALなど近々のライブ出演のアナウンスをしたRyu。今年11月18日には約2年ぶりとなるワンマンライブ『ATOMS』の開催も予定している。そんなMCの後にプレイしたのは、どこか北欧的な凛としたハーモニーと、ベースのグルーヴが効いた「snow」を披露した。連日、体温越えの猛暑を更新し続けている今夏だが、このフロアだけはひんやりとした、澄んだ空気をまとった感覚だ。Jackson(Ryu Matsuyama)そしてこの音楽を通しての旅も、早くも終盤。ラスト2曲は、昨年リリースしたアルバム『from here to there』から披露された。「大切な人を思いながら聴いていただければ」(Ryu)という言葉でスタートしたのは「hands」。コロナ禍を経験したことでより鮮明になった何気ない日常や人との繋がり、当たり前にあると思っていたものの儚さなど、この数年が織りなした心の機微とエバーグリーンな尊さを綴ったアルバムの中でも、日本語詞で語りかけるように歌う「hands」。そして力強い鼓動のようなビートをクレッシェンドしていく「yet」で、この先に続いていく旅を祝福するようなエネルギッシュな歌を響かせて、そのステージを終えた。Ryu Matsuyama続いて登場したのは、作曲家・澤野弘之(数々の映画やドラマ、アニメ『機動戦士ガンダムUC』『七つの大罪』『進撃の巨人』などの劇伴を手がける)プロデュースで昨年デビューを果たしたSennaRin。10代の頃より自身のYouTubeチャンネルでカバー動画などを発表してきた新世代シンガーであり、国内だけでなくSennaRin from SawanoHiroyuki[nZk]としてサウジアラビアやベトナムでのイベントにも出演し、この『CLAPPERBOARD』直前にも上海でライブを行うなど国内外で活動をするアーティストだ。今回のステージでは、同期音源での歌唱のほか新たなスタイルでそのボーカルや音楽の魅力を伝える、試みのあるセットとなった。「Dignified-IN」が流れ、歓声や拍手に迎えられ登場したSennaRin。照明に浮かぶブルーヘアが神秘的で、静かに息を吸い込んでスタートしたのは「透明な惑星」。打ち込みのビートにスモーキーな声が映える抑えたボーカルから、サビで大きく広がって躍動していく歌声に、フロアはゆらりと体を揺らし、また手を左右に振って応える。SennaRin「SennaRinです、今日は楽しんでいきましょう!」の声に続いたのは「Limit-tension」のグルーヴィなダンスチューン。躍動するベースの低音と絡み合うようなリズミカルなボーカルがハンドクラップを起こし、エモーショナルに熱を帯びていく歌声にフロアのテンションも高まっていく。低音ではハスキーで柔らかさがあって、高音になるほどに透明感や輝きを増していく声は、曲の物語を引き立てる。自己紹介の後に歌ったバラード「melt」では、そのふくよかな表現で観客を酔わせ、続くアッパーな「BEEP」では晴れやかな歌で、観客を揺らしていった。後半は、昨年10月、この渋谷WWWXで行った初のワンマンライブでのサポートメンバーも務めたギタリスト伊藤ハルトシを迎え入れ、アコースティックギターと歌という編成でのステージとなった。こうしてギターと一対一で行うライブは初だという。観客が息を呑む中で奏でたのはアニメ『機動戦士ガンダムUC』のサウンドトラックに収録された「Sternengesang」のカバーであり、SennaRinが日本語詞の作詞を手がけた「yet.」。YouTubeチャンネルでは澤野弘之によるピアノと、伊藤ハルトシのギター&チェロという編成によるスタジオライブが公開されているが、それともまた一味ちがう歌心が冴える。ギターと歌とで、魂をぶつけ合うようなプレイに圧倒されたのは、続く「Till I」。美しい緊張感があるSennaRinのブレスに、観客の心拍がシンクロしていくような濃密な空間が生まれ、フロアがその歌の世界へと飲み込まれた。そしてラストはTVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』のエンディングテーマでも話題となった「最果て」。オリジナルはシンセが印象的なダンサブルなサウンドだが、このアコースティックバージョンは物語の叙情性がフィーチャーされ、またメロディや自由なフェイクが聴き手にパーソナルに語りかけるものとなった。ステージでは、今年10月7日(1007=センナの日)に2度目となるワンマン『SennaRin 2nd ONE MAN LIVE“Qv(キューブ)”』を渋谷SPACE ODDで開催することをアナウンスしたSennaRin。新たな試みでも魅せた今回のライブで、また新たなファンも掴んだステージとなった。この日、最後にステージに立ったのは昨年人気アニメ『進撃の巨人』The Final Season Part2エンディングテーマ「悪魔の子」で、その存在を国内外にも一気に知らしめることになったシンガー・ソングライター、ヒグチアイ。ピアノ弾き語りやバンドセットなど様々な形態でライブを行っているが、今回はピアノ弾き語りによるステージであり、さらに多くの新曲を交えたスペシャルなセットとなった。ピンスポットに照らされたっぷりと前奏を奏で、フロアのひとりひとりにその歌を語るようにスタートしたのは、2020年に発表した「東京にて」。このWWWXがある渋谷の光景、ちょうど東京オリンピック開催を控えて刻々と変化していく街並みと、そこで人々が織り成す暮らしを綴ったこの曲。コロナ禍にも突入してどこか根無し草になったような感覚を味わいながらも、そこで踏ん張って生きていく姿を淡々と見つめるように、また時に讃えるように歌うメロディが優しい。心の底に触れるような鋭利な視点で綴った歌と、キャッチーな言葉の奥に渦巻くドラマを饒舌にすくいあげるピアノの音色が感情をかきたてて、自分の内にある何かを引っ張り出される感じがある。いつの間にかその歌と一心同体となったようで、観客は言葉のひとつひとつをかみしめステージに食らいついているようだ。ヒグチアイそんな緊張感を解くように、「暑かったですね、今日」とフロアに柔らかな笑みを向けたヒグチアイ。そして今日は新曲もたくさん演奏するので、それぞれの楽しみ方で見ていってほしいと伝えると、早速新曲「自販機の恋」を披露した。発売日は未定だが、この秋公開の映画主題歌になっている「自販機の恋」は軽やかなポップさで観客を揺らす。そこに続くのはリリースされたばかりのラブソング3部作第1弾「恋の色」だ。名付けようのない心の動きをドラマティックなメロディで歌い上げる曲には拍手が上がり、またそこに続いた「悲しい歌がある理由」は一転して、静かにその歌に耳をすます。5分ほどの曲の中に編み込まれた不器用な人生のあれこれが、胸にしまっておいた苦い思いや古傷を呼び覚ますが、その歌は毛羽立った心をさらりと癒す。前半からめまぐるしい感情のジェットコースターに乗った気分だ。そして後半にも、こちらもこれから公開の映画に書き下ろされた新曲「この退屈な日々を」を披露した。リズミカルなピアノで描いていく、長く一緒にいるからこそのふたりの空気感が心地よい。みんなが楽しそうにしている夏が好きだとMCで語ったヒグチアイ。「夏が短いと感じてしまうのは、きっと何もしなかったからだと思い、夏だからこそのことをどんどんやってほしいし、今年しかできないこともどんどんやってみてください」と語ると、最後は「やめるなら今」をアグレッシヴに、パーカッシヴに鍵盤を打ち鳴らして力強い歌声を遠くまで響かせていった。この夏は、8月12日の神宮外苑花火大会でのステージのほか、9月10月にはバンドセットによるワンマンライブ「HIGUCHIAI band one-man live 2023“産声season2”」を東京と、故郷である長野で行う。3組、3様のステージとなった『CLAPPERBOARD -Enjoy the weekend- vol.12』だが、それぞれにこの先大きなステップを踏んでいくだろう予感と期待を、たっぷりと音楽で表現した一夜となった。Text:吉羽さおりPhoto:新保勇樹<公演情報>『CLAPPERBOARD -Enjoy the Weekend!- vol.12』7月25日(火) 東京・WWW XSET LIST■Ryu Matsuyama01. Thinking Better02. Domus03. I am here04. snow05. hands06. yet■SennaRin01. Dignified-IN02. 透明な惑星03. Limit-tension04. melt05. BEEP06. yet.07. Till I08. 最果て■ヒグチアイ01. 東京にて02. 自販機の恋(新曲)03. 恋の色04. 悲しい歌がある理由05. この退屈な日々を(新曲)06. やめるなら今『CLAPPERBOARD』オフィシャルX(Twitter):
2023年08月04日第2回東京パークガーデンアワード参加希望の方は必見です!!第2回東京パークガーデンアワード@神代植物公園の開催に伴い、第1回の入賞者による座談会を行います。応募書類の紹介や植物の調達から造園、代々木公園でのガーデン制作の様子など第2回のご参加を検討いただいている方へのヒントとなる話題もお届け予定です。オンラインでの配信なので、お気軽にご参加ください。入賞者の“ナマ”の声を無料で聴けるこの機会をぜひお見逃しなく!!!開催概要配信日2023年8月10日(木)15:00~16:30(予定)14:45(開場)オンライン視聴(ZOOMにて配信)内容入賞者5名による、経歴、ガーデニング経験や応募動機、デザイン画などをご紹介します。畑や かとうふぁーむ様西武造園 永江晴子様GreenPlace様鈴木学様平間淳子様参加費無料申し込み方法下記URLよりお申し込みください。 東京パークガーデンアワードとは公益財団法人東京都公園協会が2022年から実施している新しいコンセプトのガーデンコンテストです。テーマは宿根草などを多用した「持続可能なロングライフ・ローメンテナンスなガーデン」で、1回の審査で優勝が決まる従来のコンテストとは異なり、ガーデンの美しさはもちろん、2023年4月から約半年間、3回の審査で季節ごとに彩られる景色の変化を審査されます。第1回東京パークガーデンアワードは代々木公園で開催中です。現在、書類審査で選ばれた入賞者による5つの個性あふれるガーデンとガーデンデザイナーでコンテストの審査員でもある吉谷桂子氏のモデルガーデン「the cloud」をオリンピック記念宿舎前のコンテスト会場にて楽しむことができます。第2回東京パークガーデンアワード@神代植物公園への参加者を募集中!!神代植物公園で開催される第2回東京パークガーデンアワードへの参加者を現在募集中です!舞台となる神代植物公園は、武蔵野の面影が残り、広大な敷地を有する、日本を代表する植物公園です。その “おもてなしの顔”となる正門手前プロムナード(無料区域)に、コンテストガーデンを制作いただきます。2回目を迎え、ますます注目が集まる新しいガーデンコンテスト「東京パークガーデンアワード」にみなさま奮ってご応募ください!【応募締め切り】2023年9月1日(金)必着応募方法などの詳細情報は下記URLをご覧ください お問い合わせ先東京パークガーデンアワードキャンペーン事務局メール: info@tokyopark-pr.com 平日 10:00~18:00(土日祝日は除く)※ご来園前に公式ホームページ・公式 Twitterにて最新情報をご確認ください。東京パークガーデンアワード特設ホームページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月27日東京都最大級のウォーキングイベント第2回東京ベイサイドツーデイマーチは、2023年10月21日(土)・22日(日)にお台場・東京湾岸エリアを中心に開催します。今回は、ウォーキングに加えて、なぞ解き、抽選で当たる豪華景品、様々なアクティビティの開催が予定されおり、今までになかった新しいスタイルのウォーキングイベントとなっています。開催概要メイン会場は、東京都潮風公園太陽の広場、コースは、1日目と2日目が異なる6コースがあり、歩く距離も20㎞、10㎞、5㎞と3種類あり、自分にあったコースを選べます。参加費については、2日間の場合は、一般が3,500円、JWA個人正会員が3,000円、中高生が1,500円、小学生以下が無料です。1日間の参加は、一般が2,000円、JWA個人正会員が1,800円、中高生が1,000円、小学生以下が無料、当日の申し込みも可能です。グループ、子供、女性向けの様々なイベント開催同時開催として、約2.5kmの周回コースをリレー方式で10kmつなぐ「ウォーク& ジョグ」、女性のためのウォーキングレッスン「Womens Lesson Walk」、キッズウォーク「おかしな宝箱をゲットせよ!」の開催されます。(画像は公式サイトより)【参考】※「第2回東京ベイサイドツーデイマーチ」の公式サイト
2023年07月26日公益社団法人インテリア産業協会(所在地:東京都新宿区、会長:檜木田 敦)は、第41回インテリアコーディネーター資格試験(2023年度)について、2023年7月18日(火)から受験申込の受付を開始しました。今年度より、一次試験の実施方法はCBT (Computer Based Testing)方式に変更となります。資格試験の実施概要は次の添付資料のとおりです。資料1 第41回インテリアコーディネーター資格試験の実施について資格試験の詳細については、協会ウェブサイト をご確認ください。資料1 第41回インテリアコーディネーター資格試験の実施について公益社団法人インテリア産業協会(会長:檜木田 敦)は、住空間のインテリアの普及を促進し、住まい手の住生活の質的向上を目指して、第41回インテリアコーディネーター資格試験を下記概要のとおり実施します。受験申込受付は7月18日(火)より開始しました。<インテリアコーディネーター資格認定試験の目的>住まいのインテリアに関する企画を適切に提案・助言できる能力を有する方を資格者として認定することを通じて、主として住宅における住空間のインテリアの普及を促進し、国民の住生活の向上に寄与することを目的としています。<インテリアコーディネーターとは>インテリアコーディネーターは、省エネ・環境、経済性、安全性等を考慮した快適な住空間を提供するため、インテリア(家具、照明、カーテン、住宅設備等)の適切な選択や配置について具現化して、一般生活者に提案・助言を行うプロフェッショナルです。多様なインテリアに関する幅広い商品知識と感性が求められます。◇インテリアコーディネーター資格試験実施概要◇●受験資格年齢・性別・国籍・学歴・職業・経験は問いません。●一次試験 (今年度より試験方法がCBT方式へと変更になります)試験科目: 学科試験試験日 : 2023年9月15日(金)~10月15日(日)の中から希望日時を一つ選択試験地 : 全国47都道府県(株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズのウェブページに掲載されているテストセンター) ●二次試験 (筆記式)試験科目: プレゼンテーション・論文試験日 : 2023年12月3日(日)試験地 : 北海道・岩手県・宮城県・群馬県・東京都・愛知県・石川県・大阪府・広島県・香川県・福岡県・沖縄県の全12地域※試験会場の確保状況により、近隣の都府県に試験地を設定する場合があります。●受験区分と受験料(1)基本タイプ(同一年度内に一次試験と二次試験の両方の受験を希望する方) 受験料:14,850円(税込)(2)一次試験<先取り>タイプ(一次試験のみの受験を希望する方) 受験料:11,550円(税込)(3)二次試験<一次免除>タイプ(免除制度対象者で二次試験の受験のみを希望する方) 受験料:11,550円(税込)●一次試験免除制度一次試験(学科)のみに合格した方は、次年度から3年間、受験申込時に一次試験の免除申請(合否判定通知に記載された一次試験免除通知番号を所定欄に記入)をすることで一次試験が免除され、二次試験のみ受験できます。なお、3年間の免除期間が過ぎた場合は再度一次試験(学科)からの受験が必要です。●受験申込期間(一次試験・二次試験共通)2023年7月18日(火)~8月31日(木)まで●受験申込手続き資格試験のお申し込みは、株式会社シー・ビー・ティ・ソリューションズのインテリアコーディネーター資格試験ページにアクセスし、「受験申込の流れ」をご確認の上、お申し込みください。(スマートフォンからもアクセスできます)。●お問い合わせ資格試験運営事務局(受験サポートセンター)■電話03-5209-0553(受付時間:9:30~17:30 年末年始を除く)■問い合わせメールフォーム 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月20日このたび、第 58 回東京都公園協会賞について、次のとおり入賞作品 12 点が決定したのでお知らせします。今回は 28 点の応募があり、このうち、野鳥の生息場所としての公園の重要性や樹林地環境との関係を提言した作品が最優秀賞を受賞しました。東京都公園協会賞とは東京都公園協会賞は、東京市の公園課長であり当協会の2代目理事長である(故)井下清氏 の寄付を基金として、 1964 年(昭和39年)に制定されました。1965 年4月に第1回贈呈式が行われて以来、毎年実施してきました。東京を緑豊かな都市にするため、「緑と水」の普及啓発等に参加・貢献した個人または団体を対象に、「技術」「論文」「実施記録及び報告」「ボランティア・社会貢献活動」の4部門に分けて作品を公募し、優れた作品を表彰しています。最優秀賞受賞作品(写真:片倉城跡公園、画像提供:八王子・日野カワセミ会)入賞者および入賞作品※情報は2023年3月31日現在最優秀賞1点【論文部門】八王子・日野カワセミ会(都市公園研究委員会)「八王子市内の都市公園が野鳥の生息環境として果たしてきた役割と保全に関する提言 ~市民団体による30 年間の調査結果から~」30 年という長期にわたり八王子市内の3 公園において野鳥の生息状況を継続的に記録。鳥類の生息場所としての公園の重要性や樹林地環境との関係を明らかにしたことは高く評価できる。市民が参加しやすいマニュアルやルートの統一などの工夫も随所に見られ活用できるデータとなっている。優秀賞3点【論文部門】(1)島津 匠吾 (千葉大学 園芸学部 緑地環境学科)「都立公園における直翅目に配慮した草地の現状と適切な管理に関する研究~都立光が丘公園を例に~」直翅目(ちょくしもく)の昆虫に配慮した草地の管理方法を研究。現地でバッタ類の生息調査を実施し、生息地としての公園の効果を明らかにするだけでなく、バッタ類の生息に資する草地管理の方法を整理したことは高く評価できる。【ボランティア・社会貢献部門】(1)小金井公園桜守の会(会長:小林 満)「小金井公園でサクラを育てる!!~育成から植樹まで~」開園後70 年近くが経過し、サクラの高齢木が増加する中で、枯死したサクラの植替のため、接ぎ木の苗を育成し、公園に移植する活動を続けている。本格的に移植を初めて10 年以上350 本の移植を行っており、約60 種あるサクラのうち、38 種類以上の保存が進んでいることは高く評価される。(2)すぎなみ 炭焼き塾 くろすけ(代表:長尾 晴人)「都市公園での炭焼き体験会と公園竹林の循環再生」杉並区という都心の公園で竹林の炭焼き活動を基軸としながら、コロナ禍を機に活動5 年で培った竹垣などの技術を公園の整備に活用するなど、公園の魅力を高めている活動は高く評価される。市民参加のイベント、リーフレット作成など竹林の循環再生の普及啓発にも貢献している。奨励賞8点【論文部門】(1)板谷 俊太郎(千葉大学 園芸学部 緑地環境学科)「市街化による緑地の雨水浸透機能の変化に関する研究~石神井川中流域を対象として~」(2)高野 盛信(千葉大学 園芸学部 緑地環境学科)「オフィス街における街区公園と公開空地の利用者行動に関する研究 ~港区虎ノ門ヒルズ駅周辺を例に~」≪実施記録及び報告部門≫(1)高野 季樹(筑波大学大学院 生物学学位プログラム)「東京都立葛西臨海公園鳥類園における水生甲虫目・半翅目とその生息環境」≪ボランティア・社会貢献活動部門≫(1)金山調節池ワークショップ (代表世話人:今泉 安広)「洪水調節池における平常時の管理として、ビオトープを保全する取り組み」(2)空堀川を考える会(代表:小倉 安洋)「空堀川清掃活動を中心にした“いい川づくり”、“いいまちづくり”による持続可能社会の実現」(3)小金井公園 花の会(代表:海野 清澄)「小金井公園「花の会」(ボランティア)」(4)つくし野ビオトーププロジェクト(代表:小池 常雄)「身近な環境で子供と親が学ぶ、市民主体の体験的環境学習17 年の継続」(5)特定非営利活動法人トッピングイースト(代表:清宮 陵一)「シニアと子ども、地域をつなぐトッピングイースト花守活動「はなもりん」」ご案内東京都公園協会 緑と水の市民カレッジ事務局にて発行の「都市公園 239号」にて受賞者紹介を「都市公園240号」以降にて順次作品の詳細を掲載いたします。また、本年は上野グリーンサロン内「東京パークスギャラリー上野」にて8月2日から8月24日まで受賞作品のパネル展示をいたします。本件に関する問い合わせ先公益財団法人 東京都公園協会緑と水の市民カレッジ事務局TEL:03-5532-1346緑と水の市民カレッジについて緑と水の市民カレッジ講座緑と水に関する知識が学べる講座を実施し、多くの方々にご参加いただいています。講座はカレッジ講座教室のほか東京都内の公園や緑地、河川などのフィールドでも行っています。 みどりの図書館東京グリーンアーカイブス動植物や環境、公園、庭園、都市計画等に関する図書、雑誌だけでなく、東京を中心とした公園に関する貴重な古写真、図面などを所蔵している緑の専門図書館です。 窓口では、図書、資料探しのお手伝いをするレファレンスサービスや資料複写(有料)、図面資料等のデータ貸出を行っています。その他所蔵している貴重な資料の一部を特別公開する所蔵資料紹介コーナーを設置しています。またインターネット上から資料を検索することができます。 E-mail : green-archives@tokyo-park.or.jp HIBIYA PARK BIZ公園の中のマイルームとして、ワーク&スタディにご利用ください。緑と水の市民カレッジ開館時間内にご利用いただけます。・カウンターテーブル席(電源あり)18席・ソファ席7席・丸テーブル席6席 【開館時間】 9時~ 17時【休館日】日曜・祝日・年末年始(12月29日~ 1月3日)【住所】千代田区日比谷公園 1-5【交通】・東京メトロ丸ノ内線・千代田線・日比谷線霞ケ関駅下車B2 C1出口徒歩3分・都営地下鉄三田線内幸町駅下車徒歩 5 分・JR山手線有楽町駅下車徒歩 15分【入館料】無料【問い合わせ先】緑と水の市民カレッジ事務局TEL:03-5532-1306地図 : 緑と水の市民カレッジHP : 緑と水の市民カレッジTwitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月18日第75回エミー賞のノミネーション発表が、日本時間7月13日(木)0時30分(現地時間7月12日)より行われ、日本ではU-NEXTにて配信中の「メディア王~華麗なる一族~(Succession)」が最多27部門ノミネートと強さを見せ、同じく「THE LAST OF US」が24部門にノミネート、続いて「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」が23部門ノミネートとなった。「THE LAST OF US」また、シーズン2の製作が発表されているNetflixオリジナルシリーズ「ウェンズデー」はコメディシリーズ部門作品賞や、ティム・バートンの監督賞、ジェナ・オルテガの主演女優賞などに12ノミネート。ディズニープラスの「スター・ウォーズ」オリジナルドラマからも「キャシアン・アンドー」「オビ=ワン・ケノービ」は作品賞など主要部門に複数ノミネートされた。日本時間9月19日(火)に行われるレッドカーペット及び授賞式の模様は、U-NEXTにてリアルタイムで生中継。その後も見放題でアーカイブ配信される。■第75回エミー賞主なノミネート■ドラマシリーズ部門作品賞「キャシアン・アンドー」「ベター・コール・ソウル」「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」「メディア王~華麗なる一族~」「ザ・クラウン」「THE LAST OF US」「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」「イエロージャケッツ」「ベター・コール・ソウル」主演男優賞ジェフ・ブリッジス「ザ・オールド・マン~元CIAの葛藤」ブライアン・コックス「メディア王~華麗なる一族~」キーラン・カルキン「メディア王~華麗なる一族~」ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」ペドロ・パスカル「THE LAST OF US」ジェレミー・ストロング「メディア王~華麗なる一族~」ペドロ・パスカル、ベラ・ラムジー「THE LAST OF US」主演女優賞シャロン・ホーガン「バッド・シスターズ」メラニー・リンスキー「イエロージャケッツ」エリザベス・モス「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」ベラ・ラムジー「THE LAST OF US」ケリー・ラッセル「ザ・ディプロマット」サラ・スヌーク「メディア王~華麗なる一族~」コメディシリーズ部門作品賞「アボット エレメンタリー」「バリー」「マーダーズ・イン・ビルディング」「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」「一流シェフのファミリーレストラン」「マーベラス・ミセス・メイゼル」「ウェンズデー」「アボット エレメンタリー」主演男優賞ビル・ヘイダー「バリー」ジェイソン・シーゲル「シュリンキング:悩めるセラピスト」マーティン・ショート「マーダーズ・イン・ビルディング」ジェイソン・サダイキス「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」ジェレミー・アレン・ホワイト「一流シェフのファミリーレストラン」「一流シェフのファミリーレストラン」主演女優賞クリスティーナ・アップルゲイト「デッド・トゥ・ミー~さようならの裏に~」レイチェル・ブロズナハン「マーベラス・ミセス・メイゼル」クインタ・ブランソン「アボット エレメンタリー」ナターシャ・リオン「Poker Face」(原題)ジェナ・オルテガ「ウェンズデー」ジェナ・オルテガ「ウェンズデー」リミテッド/アンソロジーシリーズ部門作品賞「BEEF/ビーフ~逆上~」「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」「バツイチ男の大ピンチ!」「オビ=ワン・ケノービ」TV映画部門作品賞『Dolly Parton’s Mountain Magic Christmas』(原題)『ファイアー・アイランド』『ホーカスポーカス2』『プレデター:ザ・プレイ』『Weird:The Al Yankovic Story』(原題)『プレデター:ザ・プレイ』主演男優賞タロン・エジャトン「ブラック・バード」クメイル・ナンジアニ「チッペンデールズへようこそ!」エヴァン・ピーターズ「ダーマーモンスター:ジェフリー・ダーマーの物語」ダニエル・ラドクリフ『Weird:The Al Yankovic Story』(原題)マイケル・シャノン「George & Tammy」(原題)スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ~逆上~」スティーヴン・ユァン「BEEF/ビーフ~逆上~」主演女優賞リジー・キャプラン「バツイチ男の大ピンチ!」ジェシカ・チャステイン「George & Tammy」(原題)ドミニク・フィッシュバック「キラー・ビー」キャスリン・ハーン「ちょっとステキな物語」ライリー・キーオ「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃」アリ・ウォン「BEEF/ビーフ~逆上~」ドミニク・フィッシュバック「バックキラー・ビー」(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年07月13日蚤の市「パスザバトン マーケット(PASS THE BATON MARKET) Vol.12」が、2023年7月15日(土)・16日(日)の2日間、コクヨ東京品川オフィス「ザ・キャンパス(THE CAMPUS)」にて開催される。一風変わった蚤の市「パスザバトン マーケット」パスザバトン(PASS THE BATON)やスープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)で知られる株式会社スマイルズが企画する「パスザバトン マーケット」は、倉庫に眠る規格外品やデッドストックのアイテムに焦点を当てた、⼀⾵変わった蚤の市。第12回目を迎える今回も、ファッションやインテリア、雑貨、食品など、様々なジャンルの企業とブランドが掘り出し物を出品する。夏を快適に乗り切る、老舗の帽子やサンダル季節的にも注目したいのは、日差しが強く暑い夏の季節を乗り切るためのアイテム。たとえば1897年創業の老舗帽子ブランド「石田製帽」からは、ヴィンテージの材料や受け継いできた素材を使った、様々な種類の帽子がラインナップする。このほか、富山県高岡市から出展する「能作」の風情豊かな風鈴、アウトドアシーンと日常の両方で活躍するキーンのサンダル、「新江戸染 丸久商店 ⇄ TEWSEN」のアウトレット浴衣や伝統染のシャツなど、夏を快適に楽しむためのアイテムの数々が会場に並ぶ。全国の“おいしい”が集まる定番企画「パスザバトンの食料品店」また、全国各地の“おいしい”が集まる恒例の人気企画「パスザバトンの食料品店」ではカレーを特集。「カレー甲子園」をテーマに、「パスザバトンの食料品店」の企画者が推したい全国各地のレトルトカレーを中心に紹介する。ワークショップも充実「パスザバトン マーケット」で定番のワークショップも、過去最大のラインナップを用意してバージョンアップ。招き猫や紅茶のオリジナルブレンド、レザーの廃材をつかったキーケースづくりなど、子ども向けから親子で楽しめるものまで、様々なものづくり体験が楽しめる。開催概要「パスザバトン マーケット(PASS THE BATON MARKET) Vol.12」開催日:2023年7月15日(土)・16日(日)時間:11:00〜19:00(最終日は18:00終了)※最終入場は終了時間30分前まで/雨天決行。場所:コクヨ東京品川オフィス「ザ・キャンパス(THE CAMPUS)」(屋内・屋外)住所:東京都港区港南1-8-35入場料:300円 ※小学生以下無料
2023年07月07日9月に東京、10月に京都で開催される『第45回ぴあフィルムフェスティバル2023』のコンペティション部門「PFFアワード2023」の入選作品が発表された。「PFFアワード」は、1977年にスタートした世界最大の自主映画のコンペティション。世界で活躍する黒沢清、塚本晋也、佐藤信介、李相日、荻上直子、石井裕也監督など、これまでに180名を超えるプロの映画監督を送り出してきた。今年は、557本の応募作品の中から22作品が入選。入選作品は、東京会場で2回、京都会場で1回、スクリーン上映を行うほか、DOKUSO映画館、U-NEXTでオンライン配信される。■「PFFアワード2023」入選作品※50音順。年齢、職業(学校名)は応募時のものです。『移動する記憶装置展』71分監督:たかはしそうた(31歳/神奈川県出身/東京藝術大学 大学院映像研究科映画専攻)『うらぼんえ』28分監督:寺西 涼(27歳/神奈川県出身/フリーター)『完璧な若い女性』65分監督:渡邉龍平(22歳/東京都出身/武蔵野美術大学 造形構想学部映像学科)『こころざしと東京の街』10分監督:鈴木凜太郎(21歳/東京都出身/東京工芸大学 芸術学部)『サッドカラー』24分監督:髙橋栄一(33歳/岐阜県出身/フリーランス)『じゃ、また。』52分監督:石川泰地(27歳/東京都出身/フリーター)『Sewing Love』8分監督:許 願(27歳/中国出身/多摩美術大学 グラフィックデザイン学科)『ただいまはいまだ』28分監督:劉 舸(28歳/中国出身/会社員)『ちょっと吐くね』20分監督:大野世愛(22歳/北海道出身/会社員)『逃避』57分監督:山口真凜(22歳/栃木県出身/フリーランス)『鳥籠』66分監督:立花 遼(21歳/大阪府出身/京都芸術大学 芸術学部)『肉にまつわる日常の話』4分監督:石川真衣(22歳/愛知県出身/名古屋学芸大学 メディア造形学部)『ParkingArea』9分監督:増山 透(29歳/茨城県出身/武蔵野美術大学 造形構想学部映像学科 助教)『ハーフタイム』30分監督:張 曜元(33歳/中国出身/東京藝術大学 大学院映像研究科 博士課程)『不在の出来事』11分監督:川口淳也(29歳/三重県出身/フリーランス)『Flip-Up Tonic』26分監督:和久井 亮(22歳/東京都出身/東京大学 教養学部)『ふれる』56分監督:髙田恭輔(21歳/茨城県出身/日本大学 芸術学部)『ホモ・アミークス』42分監督:馬渕ありさ(27歳/東京都出身/自営業)『また来週』36分監督:ハインズ麻里子(21歳/東京都出身/早稲田大学 文化構想学部)『USE BY YOUTH』51分監督:高木万瑠(20歳/東京都出身/武蔵野美術大学 造形構想学部映像学科)『リテイク』110分監督:中野晃太(35歳/神奈川県出身/NPO職員)『リバーシブル/リバーシブル』77分監督:石田忍道(34歳/愛知県出身/映像作家・障害福祉従事者)<入選作品データ>【入選数】22本【年齢】平均:26.1歳最年少:20歳最年長:35歳【上映時間】平均:40.0分最短:4分最長:110分<応募全体データ>【応募数】557本【年齢】平均:31.5歳最年少:12歳最年長:72歳【上映時間】平均:36.5分最短:1分最長:172分<「PFFアワード2023」入選作品発表にあたって>■ディレクター 荒木啓子ご応募ありがとうございました。「PFFアワード2023」入選作品が決定致しました。近年では最多の22作品の入選となりました。4分の短編から、110分の長編まで、長さもバラバラですが、内容も多彩。セレクションメンバー15名との長い討議ののちに決定した22作品は、いずれも弱点がありますが、そこを補う魅力を持つ原石です。9月9日からの『第45回ぴあフィルムフェスティバル』では、9つのプログラムを構成し、2回ずつの上映を行います。「PFFアワード」は、「自主映画」のためにありますので、どんなことを映画で試みてもOKです。魂を奪われるような体験をした映画をまるごと真似しても大丈夫です。真似しても真似しても別物になってしまうのが、創作のスタートラインです。真似することで身につく技術も重要です。どんどん真似して欲しい。そして、テーマもサブジェクトも完全に自由です。規制はありません。自主映画は商品ではない、個人の創作ですから、ただただ創作に没頭し、すごい映画世界をみせて欲しいと願っています。本年のセレクションを振り返ると「似ている」という印象が立ち昇りました。物語、演出、撮影、リズム、とても似ている。それはなぜ……と考えていると「ジャンル映画の消滅」が、長い年月に渡り、じわじわと効いてきた結果なのかも、と思い当たりました。海外の映画祭―カンヌ含む―がいつも探しているジャンル映画。しかしみつからない日本のジャンル映画……映画の豊潤さを構成するワンピースであるジャンル映画の欠落が及ぼすものを考えています。それは、本年の招待作品企画に反映されることとなるでしょう。改めまして、557作品の応募に御礼申し上げます。ここに応募されていない作品も想像すると、いまも毎日数本、数十本の自主映画がどこかで生まれているのだと、そのことを感じるだけで、心が躍ります。映画という手間暇かかる創作に挑戦する皆様に、深い敬意を表し、本年『第45回ぴあフィルムフェスティバル』を創って参ります。<イベント情報>『第45回ぴあフィルムフェスティバル2023』■東京9月9日(土)~23日(土) 国立映画アーカイブ ※月曜休館■京都10月14日(土)~22日(日) 京都文化博物館 ※月曜休館公式サイト:
2023年07月07日歌舞伎座新開場十周年『七月大歌舞伎』が、7月3日(月) に東京・歌舞伎座で開幕。その初日レポートが到着した。昼の部は、スペクタクルな展開で描く忠臣蔵の後日譚『菊宴月白浪(きくのえんつきのしらなみ)』。歌舞伎の三大名作のひとつ『仮名手本忠臣蔵』をもとに鶴屋南北により独創性豊かに描かれた本作は、文政4(1821)年に初演されたのち、昭和59(1984)年に実に163年ぶりに三代目猿之助(現・猿翁)によりスペクタクルな要素を盛り込み復活上演され、「三代猿之助四十八撰」のひとつにも選ばれた。『忠臣蔵』では憎まれ役として描かれる斧定九郎がお家再興を目指す忠義者として登場するのも大きな特徴となっている。舞台は塩谷の浪士が高野師直を討って1年余、塩谷家、高野家の御家再興が取り沙汰される「禅覚寺」の場面から始まる。主君の敵討ちを果たした四十七士は義士として讃えられるなか、斧定九郎(市川中車)は、敵討ちに加わらず不義士の汚名を着せられた父・斧九郎兵衛(浅野和之)に代わり、せめて自分は亡君への申し訳を立てたい忠義の心をもっている。しかし御家再興のために必要な家宝が盗まれたことが判明し……。家宝を奪い返すため、定九郎は父九郎兵衛から斧家に伝わる忍術秘法を記した秘書こふさきの忍びの一巻を授かり、忍術を手に入れると“暁星五郎”と名のり、仲間とともにお家再興に立ち上がる。お家再興を巡り、それぞれの思いが入り乱れ、塩谷家、高野家それぞれの家宝はさまざまな人々の手を渡っていき……。『仮名手本忠臣蔵』の大序の場面を“兜改め”ならぬ“宝改め”として表現した冒頭の「禅覚寺」の場面をはじめ、五段目の鉄砲と猪の代わりに花火と角兵衛獅子を出すなど、随所に『忠臣蔵』のパロディ要素が散りばめられ、名場面の数々を彷彿とさせる構成、細かな趣向が観客を楽しませた。個性豊かな登場人物たちともに南北らしい奇抜な展開を見せる物語に引き込まれていくうち、舞台は注目の“両宙乗り”に。観客の熱い視線が注がれるなか、花道上を大凧が悠々と飛んで行ったかと思うと、たちまち反対側から本舞台へ向かって傘で舞い降りる中車演じる定九郎。劇場空間をいっぱいに使った大掛かりな演出に場内の盛り上がりも最高潮に。さらに、大屋根での大立廻りなど一瞬たりとも目が離せない怒涛の展開が続く。三代目猿之助(現・猿翁)が復活させた本作に挑むにあたり、「父の熱い思いを受け継ぎ、力を込めて勤めます」と意気込み見せた中車は、「令和のエンターテインメント作品として楽しんでいただけるよう、澤瀉屋一門をはじめ、共演の皆様の胸を借り、力を合わせて臨みます」と筋書の聞き書きで語った通り、気迫あふれる舞台を勤めあげ、客席からは割れんばかりの拍手が贈られた。夜の部は、平賀源内が「福内鬼外」の名で描いた義太夫狂言『神霊矢口渡(しんれいやぐちのわたし)』から。舞台は、褒美の金欲しさに新田義興の命を奪った強欲者・渡し守の頓兵衛(市川男女蔵)の家。ある日、義興の弟義峯(市川九團次)が恋人の傾城うてな(大谷廣松)と一夜の宿を乞いに偶然にも頓兵衛の家を訪れる。頓兵衛の娘のお舟(中村児太郎)は、気品あふれる義峯に一目ぼれ。全身で恋する乙女を体現するお舟の様子が微笑ましく描かれる。しかし、父頓兵衛が義峯の命を奪おうとすると一転、愛しい人を守ろうと決意したお舟は恋と孝との板挟みで苦しみ、物語は後半の見せ場である父と娘の立廻りの場面へ。純粋な娘と極悪非道な父の姿が対照的に描かれる。今回がともに初役となるお舟役の児太郎と頓兵衛役の男女蔵。児太郎は、恋に身を焼く切なくも情熱的なお舟で観客を魅了し、男女蔵は、徹底的な悪役でありつつも歌舞伎らしい品を失わない頓兵衛を勤めあげた。続いては、江戸っ子の生き様を鮮やかに描く『神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ)』。通称「め組の喧嘩」と呼ばれる、江戸風俗をたっぷりと味わえる世話狂言の傑作だ。め組の鳶頭・辰五郎(市川團十郎)は、品川の遊廓でのめ組の鳶と四ツ車大八(市川右團次)ら力士たちの喧嘩を収めるが、その後も喧嘩が再燃し……。「喜三郎内の場」では力士への仕返しを心に決めた辰五郎と、辰五郎を案じる兄貴分の喜三郎(中村又五郎)とのやり取りが印象的に描かれ、続く「辰五郎内」では辰五郎の苦悩と、愛する妻お仲(中村雀右衛門)と幼い子との別れが竹本を巧みに用いて繊細に表現される。公演に向けた取材会で「気持ちを収めなければならないけど、収まりきらない。そこに男の心意気、色気がある」と辰五郎について語った團十郎は、背中で語る男の魅力を全身で体現。力士との喧嘩へ向かっていく鳶たちを率いる姿は、まさに粋でいなせな江戸っ子そのもの。今回は若い鳶のひとりとして市川新之助も出演。喧嘩へ向かう鳶たちの水杯、鳶と力士の豪快な大立廻りも心地よく、活気あふれるひと時となった。夜の部を締めくくるのは、趣向を凝らした迫力あふれる舞踊『鎌倉八幡宮静の法楽舞(かまくらはちまんぐうしずかのほうらくまい)』。劇聖と謳われた九世團十郎が制定した「新歌舞伎十八番」のひとつで、平成30(2018)年に新たな着想により復活上演された本作を、九世團十郎没後120年という節目の年に上演する。夜な夜な物の怪が現れるという鎌倉の荒れ寺に、風とともに現れたのはひとりの老女(市川團十郎)。怪しげな空気が漂うと、次々と物の怪たちが現れ、提灯(市川新之助)は軽やかに、三ツ目(市川ぼたん)はかわいらしくそれぞれの舞をみせる。團十郎は冒頭の老婆に始まり、狐の白蔵主、油坊主、船頭と次々と鮮やかに早替りを披露。そこへ町娘(ぼたん/二役目)、若船頭(新之助/二役目)も現れ、一同は賑やかに踊り始める。やがて老女が在りし日の静御前(團十郎)の姿になってやってくると、幻の源義経(團十郎)も現れ、連舞となる。しかし、静御前に魑魅魍魎が憑依すると、その姿は恐ろしい化生に。河東節、常磐津、清元、竹本、長唄囃子とだんだんと音が重なり合い豊かな五重奏が響き渡る中、化生と僧たちとの立廻りに。恨みのあまりの大きさに僧たちも圧倒されるところへ、花道より満を持して登場したのは二宮姫(ぼたん/三役目)と竹抜五郎(新之助/三役目)。ふたりは團十郎演じる化生を本舞台へと押戻す。「我らが父十三代目にさも似たり」と趣向を凝らしたセリフでも観客を沸かせ、九世團十郎の没後百二十年に相応しい豊かな音楽性とエンターテインメント性あふれる華やかな一幕となった。『七月大歌舞伎』は7月28日(金) まで歌舞伎座で上演される。『七月大歌舞伎』の詳細はこちら:チケット購入リンク:※公演期間が終了したため、舞台写真は取り下げました。
2023年07月04日一般社団法人日本麺類業団体連合会(所在地:東京都千代田区、会長:田中 秀樹)・全国麺類生活衛生同業組合連合会(所在地:東京都千代田区、理事長:田中 秀樹)は、『第13回 全国高校生そば打ち選手権大会』を2023年8月2日(水)に東京都立産業貿易センター 浜松町館にて開催いたします。前回大会の様子1「全国高校生そば打ち選手権大会」は、日本の伝統食「そば」の食文化継承と手打ちそばの更なる発展・普及を目指し、全国の高校生が「二八そば」1kg(そば粉800g、つなぎ(小麦)粉200g)を制限時間内にいかに仕上げるかを競う競技となっております。当日は全国から22校の生徒たちが日頃の練習の成果を発揮します。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、無観客開催となりましたが、今回は会場にお越しいただき、観戦いただけます(ただし、会場内が混乱すると判断した場合には入場制限を実施する場合もありますのでご了承ください)。前回大会の様子2前回大会の様子3前回大会の様子4■大会の趣旨「そば」は日本の伝統食文化であり、健康食として、また、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されるなどの影響もあり、「そば」がマスコミ・テレビ等で取り上げられ、そば打ちに取り組む人も多い。高校においても授業や部活動でそば打ちに取り組む学校が増えています。このようなそば打ちに取り組む高校生を対象に、日頃の練習の成果を発表し、そばを通じて全国の仲間と交流する機会として、「第13回 全国高校生そば打ち選手権大会」を開催し、「そば」の伝統と食文化を継承し、食育や農産振興、そば打ち文化の更なる発展と「そば」のさらなる普及を目指すことを開催の目的としています。【開催概要】大会名称: 第13回 全国高校生そば打ち選手権大会主催 : 一般社団法人日本麺類業団体連合会全国麺類生活衛生同業組合連合会後援 : 農林水産省、東京都、一般社団法人全国農業協同組合中央会、一般社団法人日本蕎麦協会協力 : 一般社団法人全麺協開催場所: 東京都立産業貿易センター 浜松町館 4階北側 参加資格: そば打ちの技術習得に取り組んでいる高校生で、学校長又は所属団体長が推薦する者参加校数: 22校北海道幌加内高等学校岩手県立盛岡農業高等学校宮城県岩出山高等学校仙台大学附属明成高等学校福島県立小野高等学校茨城県立太田西山高等学校宇都宮短期大学附属高等学校栃木県立栃木農業高等学校群馬県立安中総合学園高等学校群馬県立利根実業高等学校埼玉県立杉戸農業高等学校埼玉県立秩父農工科学高等学校新渡戸文化高等学校(東京都)長野県塩尻志学館高等学校長野県下高井農林高等学校長野県長野吉田高等学校戸隠分校福井精華学園啓新高等学校福井県立丸岡高等学校中津川市立阿木高等学校(岐阜県)島根県立出雲農林高等学校広島県立西条農業高等学校大分県立高田高等学校予定 : 12:00~ 開会式12:40~ 第1組 競技・審査14:00~ 第2組 競技・審査15:20~ 第3組 競技・審査17:00~ 閉会式<開催規程>(1)そば粉の量は、そば粉800g、つなぎ(小麦)粉200gの計1,000gとし、打粉は400gとする。(2)競技時間は40分とする。(3)4人一組とし、作業順番を決め、水回し・ねり・のし・切りの全行程を4分毎に交代で作業を行い、麺を完成させる。準備・片づけは全員の共同作業とする。(4)原則として高等学校ごとに1チームの申し込みとする。(5)申込時にエントリーする生徒の予備者として、補充員を2名まで登録することができる。(6)エントリーの変更は、原則1回のみとし、期限は7月7日(金)までとする。(7)リレー方式で行うため、ゼッケン番号(エントリーNo.)順に作業を行うこと。当日の変更は、特別な理由がない限り認めない。(8)そば打ちの方法は指定しない。(9)競技方法・審査方法等は、一般社団法人全麺協が定める、「素人そば打ち段位認定制度審査基準規程」、「全国審査員統一見解」等を準用する。■主催団体について一般社団法人日本麺類業団体連合会代表者 : 会長 田中 秀樹所在地 : 東京都千代田区神田神保町2-4URL : 全国麺類生活衛生同業組合連合会代表者 : 理事長 田中 秀樹所在地 : 東京都千代田区神田神保町2-4URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年07月03日若手音楽家の育成・支援を重要な活動の一つとする公益財団法人ソニー音楽財団は、2023年8~10月に開催する「第13回 国際オーボエコンクール・東京」の出場者を決定し、7月1日(土)より第2次予選、本選、及び「入賞者&審査委員コンサート」のチケットを発売いたします。コンクール本選翌日には入賞者と審査委員らによるコンサートを開催1985年より開催しているオーボエの国際コンクール、第13回目となる今回は28の国と地域から、当コンクール史上最多となる231名の応募があり、2023年4月~5月に行われた予備審査の通過者48名が動画審査による第1次予選に進みます。10月3日(火)より東京都の武蔵野市民文化会館にて第2次予選および本選が開催され、世界各国から参加したオーボエの実力者たちによる熱戦が繰り広げられます。本選・表彰式翌日の10月9日(月・祝)には、前日に決定した入賞者と、世界に名だたるオーボエ奏者である審査委員全員が出演する「入賞者&審査委員コンサート」が行われます。この機会にしか聴くことのできない、豪華出演者によるプログラムをお届けします。コンクールの第2次予選は武蔵野市民文化会館 小ホールで開催、チケット価格は1,000円(自由席・税込)。本選は大ホールで開催され、チケット価格は2,500円(自由席・税込)です。「入賞者&審査委員コンサート」は大ホールで開催され、チケット価格はS席5,000円、A席3,000円(全席指定・税込み)。各日、25歳以下の方が半額以上割引になるU25チケットも販売します。【「第13回 国際オーボエコンクール・東京」概要】●日時第1次予選 :8月31日(木)~9月11日(月)※動画審査第2次予選 :10月3日(火)・5日(木)・6日(金)本選・表彰式:10月8日(日)※本選では、ご来場の皆さまの投票により「聴衆賞」が決まります。ヤマハミュージックジャパンpresents入賞者&審査委員コンサート:10月9日(月・祝)15時開演●会場武蔵野市民文化会館(東京都武蔵野市中町3-9-11)※第2次予選以降●チケット情報発売日:7月1日(土)10:00<料金【税込、未就学児入場不可】>・第2次予選(自由席)一般1,000円(アルテ友の会 900円)U25:500円※各日毎にチケットが必要です。・本選(自由席)一般2,500円(アルテ友の会 2,250円)U25:1,000円※表彰式はどなたでも入場いただけます。・ヤマハミュージックジャパンpresents入賞者&審査委員コンサート(指定席)S席:5,000円(アルテ友の会 4,500円)A席:3,000円(アルテ友の会 2,700円)S席 U25:2,500円A席U25:1,500円※U25チケットは公演当日25歳以下の方が対象。公演当日、年齢を確認させていただく場合がございます。<プレイガイド>・ソニー音楽財団オンラインチケット・武蔵野文化生涯学習事業団 文化事業部0422-54-2011※発売初日はインターネット及び電話のみ受付。窓口での販売は、発売日翌日以降、残券がある場合のみです。※アルテ友の会価格は武蔵野文化生涯学習事業団のみでの取り扱い。・チケットぴあ・イープラス課題曲や出演者、審査員などは公式サイトをご確認ください。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年06月29日LGBTQ+などのセクシュアル・マイノリティをテーマとした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクションして上映する「第31回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」。7月15日(土)から開催する今年の上映プログラムが決定した。第31回を迎える今年の映画祭ではスパイラルホール(青山)とユーロライブ(渋谷)の2会場で、計6日間にわたり、全11プログラム21作品を上映。21作品のうち11作品が日本初上映(ジャパン・プレミア)であり、本映画祭でしか観ることのできない貴重な作品も多い。今年の幕開けとなるオープニング作品は、釜山国際映画祭やサンフランシスコ国際映画祭にも出品された韓国映画『孔雀』。家族や故郷の人々と絶縁しているトランスジェンダー女性の物語。『孔雀』今年のベルリン国際映画祭をはじめ、サンダンス映画祭やシアトル国際映画祭などで受賞つづきの『マット』にも注目。主人公の運のない24時間を描いた閉塞感のある映像に加え、主人公のトランスジェンダー男性を演じる新星リオ・メヒエルが圧倒的。デンマークから届いたレズビアン映画『ヴィーナス・エフェクト』は、美しい自然の中で様々な形の人間関係や愛、家族を描いた北欧発のドラマ。『ヴィーナス・エフェクト』オーストラリア映画の『ローンサム』は、ゲイアプリで知り合ったふたりのセクシュアリティと孤独、心の傷を探求した野心作。昨年、2本の長編が大好評だった日本作品では、今年は長編に『幸運の犬』が選出。ほかにも、コメディやドキュメンタリー、ショートフィルムなど、多岐にわたる充実の上映ラインアップとなる。さらに、今年は上映後のイベントが目白押し。『孔雀』では、来日予定のピョン・ソンビン監督とのトークイベントや、『秘密を語る方法』ではショーン・ダン監督とのオンライントークイベントを予定(※いずれもスパイラルホールのみ)。また、2017年(第26回)以来、6年ぶりとなる「レインボー・リール・コンペティション」の開催が決定。日本人の映像作家たちによる渾身のショートフィルム7本を上映し、観客投票によりグランプリ作品が決定する。「レインボー・リール・コンペティション」でもキャスト・監督たちによる舞台挨拶が予定されている。近年日本では、6月に福岡地裁が「同性婚を認めないのは違憲状態」という判断を示し、前進しつつある一方で、「LGBT理解増進法案」を巡る様々な議論や反発などもあり、LGBTQ+を取り巻く状況は一進一退を繰り返している。そのような中、セクシュアル・マイノリティを取り巻く“いま”をリアルに切り取った世界中の珠玉のヒューマンドラマやドキュメンタリーに触れることができる機会となりそうだ。<上映プログラム>『クリッシー・ジュディ』★日本初上映クリッシーとジュディは親友同士。今年こそドラァグクイーンとして大ブレイクを目指すジュディだったが、コンビの相棒であるクリッシーが恋人と同居するため街を離れることに。1人取り残されたジュディは、30代にして恋愛・就職・孤独といった現実的な問題と向き合わざるを得なくなる。製作・監督・脚本・主演のトッド・フラハティが、親友と離ればなれになるという普遍的な痛みをモノクロ映像で物哀しくも優しく描いたコメディドラマ。『エッグヘッド&トゥインキー』★日本初上映ある朝、17歳のトゥインキーは両親に同性が好きだとカミングアウト。その勢いのままプチ家出をし、ネット遠恋中の彼女(?)にリアルで会うために親友の男子エッグヘッドが運転する車でテキサスへの旅に出る。ところが、道中はトラブル続きで…!?テンポの良い会話とフレッシュなキャラクター、アニメーションなどを使った映像演出が楽しいキュートでカラフルな青春ラブコメディ。『秘密を語る方法』★アジア初上映21歳でHIV陽性と判明したロビーは、5人の元交際相手に連絡を取る。その1人が本作の監督ショーン・ダンだった。このことをきっかけに、ショーンはHIVと共に生きる人々からヒアリングした経験談を再構築し、俳優が演じる舞台、ドラァグアーティストのストリートパフォーマンス、当事者同士が語り合うワークショップといった多彩な手法で「秘密を語る方法」を表現。言葉の力が魂を震わせるハイブリッド・ドキュメンタリー。★上映後にトークイベントを実施予定『ココモ・シティ』★日本初上映アトランタとニューヨークでセックスワーカーとして働く4人の黒人トランスジェンダー女性たち。彼女らの生の感情を捉えたインタビュー映像から、性労働の実態と構造的差別の存在が皮肉を交えて赤裸々に暴かれる。粗い白黒の映像やエネルギーに満ち溢れた演出が話題を呼び、世界中の映画祭で観客賞を受賞した異色のドキュメンタリー。なお、本作に登場するココ・ダ・ドール(本名ラシーダ・ウィリアムズ)は今年4月に銃殺された。『ローンサム』★日本初上映田舎町でスキャンダルに巻き込まれたケイシーは、ヒッチハイクで大都会シドニーへ向かう。金も寝床もない彼は、ゲイアプリを通じて知り合ったティブの家に居候しながら仕事を手伝うことに。セックスを通じて2人の距離は縮まり、互いに心を開くようになるが、どちらにも抱えきれない暗い過去があった。初長編『Teenage Kicks(原題)』(2016)でオーストラリア映画界にその名を知らしめた気鋭のクィア映画監督クレイグ・ボアハムが、セクシュアリティと孤独、心の傷を探求した野心作。『マット』★日本初上映ニューヨークに暮らすトランスジェンダー男性のフェーニャのもとに、性別移行をして以来疎遠になっていた相手が次々と舞い戻ってくる。ノンケの元カレ、13歳の妹、そして外国に住む父親の登場に戸惑いながらも、フェーニャは過去の関係と折り合いをつけようとする。人種とジェンダーの狭間で生きる主人公の最も運のない24時間を閉塞感のある映像で描く。フェーニャを演じる新星リオ・メヒエルの演技に釘づけになること必至。『孔雀』★日本初上映家族や故郷の人々と絶縁しているトランスジェンダー女性のミョン。性別適合手術の費用が必要な彼女は、賞金目当てにワッキングダンスの大会に出場するが、優勝を逃してしまう。そんな時、ミョンは父の訃報を受け、「四十九日の法要で伝統舞踊のソゴチュム(小鼓舞)を踊れば遺産を渡す」と父が遺言を残していたことを知る。短編『神の娘のダンス』(2020)で世界に注目された実力派ピョン・ソンビン監督が、同作主演のヘジュンと再びタッグを組んだ長編デビュー作。プロダンサーであるヘジュンの迫力あるダンスも見どころ。★上映後にトークイベントを実施予定『ヴィーナス・エフェクト』★日本初上映20代のリウはデンマークの田舎町で両親が営む植物園に勤め、平凡ながら穏やかな生活がずっと続くものと思っていた。しかしある日、エキセントリックで不思議な魅力を持つレズビアンのアンドレアと出会い、リウの日常は一変。2人の恋は燃え上がる一方、それぞれのライフスタイルがぶつかり合い、リウの家族にまで思いも寄らない影響が生じる。美しい自然の中で様々な形の人間関係や愛、家族を描いた北欧発のドラマ。『幸運の犬』精力的にゲイ映像作品を続々と制作しているちくわフィルム。その長編映画第3弾『幸運の犬』が満を持して、今年のレインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~の大スクリーンに登場する。仕事も全くうまくいかず、46年間一度も彼氏ができたことがないヒゲポン。「クソみたいな人生だった。1回くらい『GOGO BOY』みたいなイケメンとキスしたかった」と嘆きながら自殺を図るヒゲポンの前に、突然1匹の「犬」が現れる。何気にその犬を連れて行きつけのバーに行くと、隣に居合わせた超絶イケメンのTENから「かっこいい方ですね。嫌なことは忘れましょう」と熱いハグをされ、人生最大級の幸運にすっかり舞い上がるヒゲポン。だがその犬が起こす奇跡は、まだ始まったばかりだった。ちくわフィルムで監督としても活躍するヒゲポンを恋の虜にする“TENくん”には、「GOGO BOY」のTENが起用され、演技の才能も開花。ほかにも、バーのマスター役に「GOGO BOY」の千葉優人や、ちくわフィルムの名俳優・雄太が“TENくん”の兄役で好演するなど、魅力的なキャストが出演。★上映後に舞台挨拶を実施予定FANTASTIC ASIA!~アジア短編プログラム~アジアの短編映画を集めたプログラム。ファンタジー、SF、ミュージカル、コメディなど、様々なジャンルの異色作が勢ぞろい。クィア映画の可能性を広げる“ファンタスティック”な作品揃い。『孤独な王子』インド映画『孤独な王子』は日本初上映、彫刻家を宮廷に招き、芸術作品を作らせる孤独な王子。彫刻家が大理石の塊を彫っていくうちに、王子もまた新たな自分を発見していく。壮大な世界観と映像美が見どころのファンタジー・ロマンス。同じく日本初上映『U・ラブズ・ユー』は、『ロザリンドとオーランドー』(第30回上映)のチェン・ホンイー監督による近未来的でポップなSFロマンス。配達ロボットのUが在宅勤務の映像編集者リンミンに恋をする。しかし、ロボットと人間の交際は禁じられていて…。『U・ラブズ・ユー』そのほか、インドネシア『マカッサルはサッカーファンの街』、台湾『タンクフェアリー』、韓国『ティンダー時代の愛』(海外初上映)を上映。レインボー・リール・コンペティション2023★上映後に舞台挨拶と表彰式を実施予定いまのショートフィルムも傑作揃い。観客投票でグランプリを決定する。『Veils』小さな書店経営者・谷あゆみと、会社員・村上紗香は同棲中のカップルだ。日々、LGBTQ当事者としての息苦しさを感じつつも、2人には交際5年の節目に結婚写真を撮る楽しみが待っていた。ある日、紗香はフォトサロン検索サイトで「LGBTQ対応可」の文字を見つけ問い合わせるが、返答に落胆と怒りを隠せない。抗議に行くあゆみと、それを止める紗香。ベテランスタッフの大島に、あゆみの言葉は届くのか。そして、2人の幸せが満たされる場所はあるのか。『カゾクノキョリ』紗香とあゆみは交際7年目のカップル。ある朝、大寝坊した2人…果たして、どうなる?2022年に国内外の映画祭で約50ものノミネートを果たした短編映画『Veils』(上記)の後日譚。『チェンジマイノリティ』異性愛者がマイノリティの世界で暮らす、サラリーマンの優紀。女性のパートナーがいて結婚を考えているが、異性婚が認められていない社会で、法的な家族になれない苦しさが続いている。同性愛が当たり前とされる社会で、家族へのカミングアウトや、職場での同性愛規範の押し付けに、日々悩み苦しみながら生きつつも、本来の自分を取り戻していく。『変わるまで、生きる』NPO法人パープル・ハンズで行われている中高年の性的マイノリティによる持ち寄り食事会を取材したドキュメンタリー。偏見や法制度の不備など、様々な要因で孤独に陥りやすい性的マイノリティの老後。不安に感じている当事者も多い。「実際の“プラチナ世代”の当事者たちが楽しく過ごす様子を知ることで、将来への不安が少しでも和らぐと嬉しい。また彼らの経験談から、性的マイノリティに対する社会の眼差しが少しずつ変わってきたことを知り、より良く変わってゆく未来への想像へとつなげて欲しい」との監督の思いで制作された。『フツー』春。“フツー”のレズビアンカップルである愛美と杏子。2人は約束された幸せな未来をともに過ごしていくはずだったが、事態は一転する……2人の“フツー”を桜が見届ける愛の物語。『GMT+9』カップルとして新たな生活を始めようと、ベルリンへやって来たマキとユイ。新しい土地に降り立ち、家族の支援を受けながら自由奔放に生きるマキ。その一方で、東京で生活しているかのように偽り、テレビ電話越しに映る母親に嘘をつき続けて生きるサキ。仕事を辞めて日本を離れた彼女は、チャット・レディの仕事でひとまず生計を立てようと、部屋に閉じこもり日本時間で生活する。そしてその時差と次第にベルリンで生きる目的を失っていく……。『ストレンジ』塾に通い、勉強漬けの日々を過ごす内気な高校生のオデコちゃん(荒木飛羽)が出会ったのは、夜の公園で涙を流す、ドラァグクイーン姿のクマさん(ドリアン・ロロブリジーダ)だった。交流を重ねるうち、もがきながらも自分に正直に生きようとするクマさんの姿勢は、次第にオデコちゃんにも変化を与え――。「第31回レインボー・リール東京 ~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」は7月15日(土)~17日(月・祝)スパイラルホールにて、7月21日(金)~23日(日)ユーロライブにて開催。(シネマカフェ編集部)
2023年06月28日ユニ・チャーム株式会社(代表取締役 社長執行役員:高原豪久)が推進している「使用済み紙おむつの水平リサイクル」が、第50回「環境賞」(国立環境研究所・日刊工業新聞社共催、環境省後援)において「優秀賞」を受賞したことをお知らせします。uc_01■受賞テーマ「使用済み紙おむつの水平リサイクルへの挑戦」について当社は、「SDGsの達成に貢献する」ことをパーパス(Purpose:存在意義)と定め、事業活動を通じて環境問題や社会課題の解決、地域社会に貢献することを目指しています。このパーパスに基づき、当社では、2010年より『使用済み紙おむつのリサイクル』の開発に着手し、「もう一度、紙おむつの原材料に使用できる衛生品質のリサイクル」を目標に、独自技術である「オゾン処理による滅菌技術」を確立しました。2016年からは鹿児島県志布志市、大崎町と共同で、「そおリサイクルセンター」の敷地内に実証実験設備を設置し、回収からリサイクル、そして資源化を一元化した実証実験を開始しました。2022年5月には、リサイクルしたパルプを原材料に使用した商品を南九州エリアの一部の介護施設様や病院様に向けて製造・販売しました。今後も、社会課題であるごみ処理問題や、環境問題の解決に影響する持続可能な社会への貢献を目指し、地球環境保全と経済的成長を両立する事業活動を推進してまいります。■受賞理由「使用済み紙おむつの水平リサイクル」は、生理用品や紙おむつ市場において高いシェアを有する当社が、「究極の衛生管理である使い捨て」商品の利便性はそのままに、社会課題であるゴミ問題や資源循環へ対応し、社会的責任を果たそうとする取り組みであるとの評価がなされました。また、推進にあたり複数の自治体や団体と協働し、持続可能性への貢献と事業としての経済合理性を確立している点が評価されました。■当社が「使用済み紙おむつの水平リサイクル」の推進を通じて貢献する「SDGs 17の目標」本活動は、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」(SDGs:Sustainable Development Goals)で定めた17の目標のうち、下記の3つに貢献すると当社では考えております。12. つくる責任 つかう責任 13. 気候変動に具体的な対策を15. 陸の豊かさも守ろう 17. パートナーシップで目標を達成しようこれからも、商品やサービスの提供といった事業活動を通じて、環境問題や社会課題を解決し、SDGsの達成に貢献することを目指します。(関連サイト)ユニ・チャーム サステナビリティサイト Kyo-sei Life Vision 2030サイト ユニ・チャーム 紙おむつの未来を考えるnote ■会社概要社名 :ユニ・チャーム株式会社設立 :1961年2月10日本店 :愛媛県四国中央市金生町下分182番地本社 :東京都港区三田3-5-27 住友不動産三田ツインビル西館社員数 :グループ合計16,308名(2021年12月)事業内容:ベビーケア関連製品、フェミニンケア関連製品ヘルスケア関連製品、化粧パフ、ハウスホールド製品、ペットケア関連製品、産業資材、食品包材等の販売 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月28日新橋演舞場シリーズ第10回記念公演 東京喜劇『熱海五郎一座』が、2024年6月に上演されることが決定した。お客様が心の底から本当に面白いと思える東京の喜劇“軽演劇”を上演しよう、“東京の笑い”を継承しようと、2004年に伊東四朗座長のもとに三宅裕司を中心とした第一線で活躍中の喜劇人たちが集結し旗揚げした「伊東四朗一座」。伊東が参加できない時も思いを引継ぎ、2006年に三宅が座長となり「熱海五郎一座」を旗揚げした。劇団名は三宅の発案で“伊東ならぬ熱海”“四朗ならぬ五郎”という洒落で命名。毎年新作を上演し続け、2014年に新橋演舞場へ初登場するとシリーズ化され、豪華なゲストを迎えた抱腹絶倒で華やかなステージが毎年届けられてきた。旗揚げから20年を経て、演舞場シリーズ第10回記念公演として上演される今回は、ついに伊東がゲスト出演。伊東が演舞場の舞台に立つのは初となる。そしてもうひとりのゲストとして、2016年公演にも出演した松下由樹が再び登場する。■伊東四朗 コメント毎年、満席の新橋演舞場で熱海五郎一座の公演を観ています。実にいいものです。あれは何年前の観劇の時か、前の席のご夫婦が、「結局、熱海五郎という人はどこに出てきたの?」と話していました。説明しようと思いましたが、止めときました。今回、シリーズ10回記念ということで三宅さんが、私を呼んでくれました。来年にむけてハツラツと過ごします。どうなるか責任はもてませんが。■松下由樹 コメント私は、2016年の新橋演舞場シリーズ第3弾『ヒミツの仲居と曲者たち』のゲストとして熱海五郎一座に参加させていただきました。軽演劇という笑いがテーマの舞台は、初めてで緊張しましたが、三宅さんをはじめ一座の皆さんに温かく迎え入れていただきました。喜劇のお芝居だけでなく、立廻りやタップダンスにも挑戦しまして、お客様の反応が嬉しくて演じることが楽しい、あっという間の1カ月でした。いつか機会があれば、もう一度と願っていましたが、シリーズの10回目にお声がけいただき、本当に光栄です。しかも私が出演したドラマ『想い出にかわるまで』で私のお父さんだった伊東さんとご一緒できるなんて。たいへん嬉しく思っております。■三宅裕司 コメント東京の軽演劇をなくしてはいけないという思いで伊東四朗一座を旗揚げし、熱海五郎一座になって来年で20年。演舞場シリーズも10回目。前回大好評だった松下由樹さんにも参加して頂き、ついに最後の東京喜劇人・伊東四朗さんの登場。面白くしなかったら喜劇の神様に怒られる。<公演情報>新橋演舞場シリーズ第10回記念公演 東京喜劇『熱海五郎一座』2024年6月 新橋演舞場作:吉高寿男出演・構成・演出:三宅裕司出演:渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博(交互出演)、深沢邦之(交互出演)ゲスト出演:伊東四朗、松下由樹詳細はこちら:
2023年06月26日若手音楽家の育成・支援を重要な活動の一つとする公益財団法人ソニー音楽財団(所在地:東京都千代田区、理事長:水野 道訓、英文名称:Sony Music Foundation)は、2023年8~10月に開催する「第13回 国際オーボエコンクール・東京」の出場者を決定し、7月1日(土)より第2次予選、本選、及び「入賞者&審査委員コンサート」のチケットを発売いたします。第13回 国際オーボエコンクール・東京1985年より開催しているオーボエの国際コンクール、第13回目となる今回は28の国と地域から、当コンクール史上最多となる231名の応募があり、2023年4月~5月に行われた予備審査の通過者48名が動画審査による第1次予選に進みます。10月3日(火)より東京都の武蔵野市民文化会館にて第2次予選および本選が開催され、世界各国から参加したオーボエの実力者たちによる熱戦が繰り広げられます。本選・表彰式翌日の10月9日(月・祝)には、前日に決定した入賞者と、世界に名だたるオーボエ奏者である審査委員全員が出演する「入賞者&審査委員コンサート」が行われます。この機会にしか聴くことのできない、豪華出演者によるプログラムをお届けします。コンクールの第2次予選は武蔵野市民文化会館 小ホールで開催、チケット価格は1,000円(自由席・税込)。本選は大ホールで開催され、チケット価格は2,500円(自由席・税込)です。「入賞者&審査委員コンサート」は大ホールで開催され、チケット価格はS席5,000円、A席3,000円(全席指定・税込み)。各日、25歳以下の方が半額以上割引になるU25チケットも販売します。「国際オーボエコンクール」公式WEBサイト: 【「第13回 国際オーボエコンクール・東京」概要】●日時第1次予選 :8月31日(木)~9月11日(月)※動画審査第2次予選 :10月3日(火)・5日(木)・6日(金)本選・表彰式:10月8日(日)※本選では、ご来場の皆さまの投票により「聴衆賞」が決まります。ヤマハミュージックジャパンpresents入賞者&審査委員コンサート:10月9日(月・祝)15時開演●会場武蔵野市民文化会館(東京都武蔵野市中町3-9-11)※第2次予選以降●チケット情報発売日:7月1日(土)10:00<料金【税込、未就学児入場不可】>・第2次予選(自由席)一般1,000円(アルテ友の会 900円) U25:500円※各日毎にチケットが必要です。・本選(自由席)一般2,500円(アルテ友の会 2,250円) U25:1,000円※表彰式はどなたでも入場いただけます。・ヤマハミュージックジャパンpresents入賞者&審査委員コンサート(指定席)S席 :5,000円(アルテ友の会 4,500円)A席 :3,000円(アルテ友の会 2,700円)S席 U25:2,500円 A席U25:1,500円※U25チケットは公演当日25歳以下の方が対象。公演当日、年齢を確認させていただく場合がございます。<プレイガイド>・ソニー音楽財団オンラインチケット ・武蔵野文化生涯学習事業団 文化事業部 0422-54-2011※発売初日はインターネット及び電話のみ受付。窓口での販売は、発売日翌日以降、残券がある場合のみです。※アルテ友の会価格は武蔵野文化生涯学習事業団のみでの取り扱い。・チケットぴあ: ・イープラス : ●コンクール課題曲/コンサート演奏曲・出演者別紙参照 ●コンクール公式伴奏者ピアノ :石野 真穂 江口 雅子 大野 瑞穂 岡 純子チェンバロ:會田 賢寿 桑形 亜樹子 ※桑の[木]の上は[又]ではなく[十]弦楽伴奏 :毛利 文香(ヴァイオリン) 田原 綾子(ヴィオラ)水野 優也(チェロ)指揮 :山下 一史管弦楽 :東京フィルハーモニー交響楽団●審査委員会・審査委員長ハンスイェルク・シェレンベルガー(オーボエ奏者、指揮者、マドリッド・ソフィア王妃高等音楽院 教授)・審査委員古部 賢一(新日本フィルハーモニー交響楽団 特任首席オーボエ奏者/東京音楽大学 教授)ゴードン・ハント(ロンドン室内管弦楽団 首席オーボエ奏者/元フィルハーモニア管弦楽団 首席オーボエ奏者、指揮者)ラモン・オルテガ・ケロ(バイエルン放送交響楽団 首席オーボエ奏者)ドワイト・ペリー(シンシナティ交響楽団 首席オーボエ奏者)辻 功(オーボエ奏者、洗足学園音楽大学 教授・学部長補佐)吉田 將(読売日本交響楽団 首席ファゴット奏者)●主催/後援/協賛/協力・第13回 国際オーボエコンクール・東京主催:公益財団法人ソニー音楽財団後援:外務省、文化庁、武蔵野市、日本オーボエ協会協力:公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団、日本ダブルリード株式会社、公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団、株式会社ヤマハミュージックジャパン協賛:ソニーグループ株式会社、ヤマハ株式会社、東京メトロポリタンテレビジョン株式会社・ヤマハミュージックジャパンpresents入賞者&審査委員コンサート主催:公益財団法人ソニー音楽財団後援:外務省、武蔵野市、日本オーボエ協会協力:公益財団法人武蔵野文化生涯学習事業団、公益財団法人東京フィルハーモニー交響楽団協賛:株式会社ヤマハミュージックジャパン【国際オーボエコンクールとは】「国際オーボエコンクール」は、オーボエの素朴でやさしい音色を愛し、オーケストラのクオリティを決定づける楽器としてその重要性を唱えた初代財団理事長大賀典雄(1930-2011)の発案の下、1985年より公益財団法人ソニー音楽財団が3年毎に開催しています。第13回は新型コロナウイルスの影響で延期とし、2023年に改めて開催いたします。その目的はオーボエの真価を広めると共に、優れた人材の発見、育成に努め、日本及び世界への活躍の場を広げ、国際的な視野をもって音楽文化の発展に寄与することにあります。当コンクールは世界のオーボエ奏者の登竜門として今や広く世界に認知されるまでとなり、世界で活躍する優秀な人材を輩出しており、世界でも珍しいオーボエに特化した国際コンクールとしての地歩を確固たるものとしています。国際音楽コンクール世界連盟会員。【財団概要】名称 : 公益財団法人ソニー音楽財団(Sony Music Foundation)理事長: 水野 道訓設立 : 1984年10月2日所在地: 〒102-8353 東京都千代田区六番町4-5 SME六番町ビルTel : 03-3515-5261 (平日10時~18時)URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月23日東京都福生市では、7月8日(土)・9日(日)の2日間で東京・西多摩地域最大級のイベントである「第73回福生七夕まつり」が4年ぶりに開催されます。今年で18回目となる「七夕織姫コンテスト」や西多摩地域で初開催の「スポGOMI大会」など、さまざまなイベントが開催されます。今年は、「復活 福生七夕まつり 祝70回目 そして新時代へ」をコンセプトに、コロナ禍における3年間の中止を経て昭和26年に始まった福生七夕まつりの『70回目の開催』を祝した七夕まつりの形を実現します。令和を祝う「たっけー☆☆」の七夕飾り■東京・西多摩地域最大級のイベント!来場者は約40万人!昭和26年に仙台七夕まつりをモデルとして開催された福生七夕まつりは、今年で73年目を迎える西多摩地域を代表するお祭りであり、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響で3年連続中止となる以前は、市内外から約40万人が来場し賑わいました。今年は、3年間の中止を経て、昭和26年に始まった福生七夕まつりが『70回目の開催』となることから、「復活 福生七夕まつり 祝70回目 そして新時代へ」をコンセプトに商店街の各店舗などが工夫を凝らして作成した豪華で色とりどりの竹飾りが飾られ、街中が七夕一色になります。また、米軍横田基地が隣接している特色から、七夕まつりではアメリカンなイベントや装飾も多くみられ、伝統的な日本文化と異文化の交わりを表現した「福生らしい」七夕まつりとして毎年賑わいを見せています。■七夕まつりならではのイベントが盛りだくさんの2日間!主なイベントは、初日となる8日(土)のオープニングセレモニー前に行なわれるオープニングアクトとして「アップアップガールズ(2)」が登場し、祭りのスタートを盛り上げます。また、七夕まつり初日の恒例イベント「七夕織姫コンテスト」は、今回初めて市役所丘の広場特設ステージにて公開審査を行い、18代目の織姫を決定します。なお、HIKAKIN氏のそっくりさん「ニセキン」が司会者として登場し、会場を盛り上げます。2日目となる9日(日)は、お笑い芸人の「レギュラー」と「バンビーノ」によるステージショーや仮面ライダーギーツショー、迫力満点のサンバダンスなど、老若男女が楽しめるイベントが盛りだくさんです。さらに、新イベントとして、スポGOMI大会を開催します。スポGOMI大会とは、チームで力を合わせ制限時間内に定められたエリア内でゴミを拾い、その質と量をポイントで競い合う地球に最もやさしいスポーツで、4年ぶりとなる七夕まつり開催に合わせ、スポーツ感覚でゴミ拾いを楽しみながら、福生七夕まつりへの参加を促進し、会場内一帯のゴミ問題を解決することを目的に行います。また、福生のご当地グルメ「福生ドッグ」をはじめとする、45店舗におよぶ市民による模擬店や、15台ものケータリングカーが会場中心部に連なっており、お祭りに欠かせない屋台グルメを堪能できます。■開催期間【期間】7月8日(土)・9日(日)午後1時~9時まで ※雨天中止●主なイベント一覧〈8日(土)〉・「オープニングセレモニー」午後2時~2時30分・「七夕織姫コンテスト」午後2時30分~5時00分・アメリカ空軍太平洋音楽隊「ファイナル・アプローチ」午後7時20分~8時00分〈9日(日)〉・お笑い芸人「レギュラー」「バンビーノ」によるステージ(1)午後2時00分~3時00分 (2)午後5時00分~6時00分・仮面ライダーギーツショー(1)午後1時10分~1時40分 (2)午後4時10分~4時40分・サンバダンス(1)午後3時10分~3時25分 (2)午後6時10分~6時25分・福生七夕まつり×スポGOMI大会午後6時00分~9時00分頃〈8日(土)・9日(日)〉70回目記念 オリジナルミニタオルの配布(1)午後3時00分(2,000枚)~ (2)午後6時00分(3,000枚)~※先着順 各日5,000枚ずつ■アクセス【電車でお越しの場合】JR青梅線「福生駅」または「牛浜駅」下車すぐ・JR新宿駅より中央線「青梅特快」43分・JR立川駅より青梅線(青梅・奥多摩方面)17分【車でお越しの場合】・中央自動車道、八王子I.C.より国道16号線沿いに約10km・圏央道、日の出I.C.より福生方面へ約5km■市公式キャラクター、「たっけー☆☆」の紹介2004年(平成16年)に市民公募により七夕祭りのマスコットキャラクターとして「たっけー☆☆」が誕生。たけかざりの妖精で、ちょっとやんちゃで活動的。「たっけー☆☆」は2013年3月21日、市公式キャラクターへ就任し、特別住民票を授与されました。「たっけー☆☆」とハイタッチすると願いが叶うと言われており、子どもたちに大人気のキャラクターです。今年の七夕まつりも「たっけー☆☆」が全力で盛り上げます。■その他【福生七夕まつり公式ホームページ】 【福生市観光協会webサイト】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月14日日本時間6月12日(月)、アメリカ演劇界で最も権威のあるアワードとして知られる「第76回トニー賞授賞式」が開催された。日本でもWOWOWで生中継・ライブ配信され、世界のトップスターたちの歌とダンスのパフォーマンスを含め、華やかな授賞式の模様が伝えられた。受賞結果のオフィシャルレポートを紹介する。今年は全米脚本家組合のストライキにより台本がない異例の事態に。そして会場もミュージカル『イン・ザ・ハイツ』の舞台となったニューヨーク市マンハッタン区ワシントンハイツのユナイテッド・パレスで初めて開催された。ミュージカル作品賞を受賞した『キンバリー・アキンボ』の面々写真:AP/アフロミュージカル主演女優賞を受賞したヴィクトリア・クラーク(『キンバリー・アキンボ』)写真:AP/アフロミュージカル助演女優賞を受賞したボニー・ミリガン(『キンバリー・アキンボ』)ミュージカル部門では、常人の数倍の早さで老いていく16歳になる女子高生を描いた『キンバリー・アキンボ』がミュージカル作品賞、ミュージカル主演女優賞(ヴィクトリア・クラーク)、ミュージカル助演女優賞(ボニー・ミリガン)など最多5冠を獲得。最多12部門13ノミネートの『お熱いのがお好き』は、ミュージカル主演男優賞(J・ハリソン・ジー)など4冠で続いた。演劇助演男優賞を受賞したブランドン・ウラノヴィッツ(『レオポルトシュタット』)写真:AP/アフロ演劇作品賞を受賞した『レオポルトシュタット』の面々。中央がトム・ストッパード写真:AP/アフロ演劇部門ではトム・ストッパード作、ユダヤ人一族の四世代にわたる物語を描いた『レオポルトシュタット』が演劇作品賞、演劇演出賞、演劇助演男優賞(ブランドン・ウラノヴィッツ)、衣装デザイン賞(ブリジット・ライフェンシュトゥール)の4冠に輝いた。なおストッパードの作品が作品賞に輝くのは5度目となり、85歳にて自らのもつ最多記録を更新し、壇上で喜びのコメントをした。演劇主演女優賞を受賞したジョディ・カマー(『プライマ・フェイシィ』)写真:AP/アフロ演劇主演女優賞はドラマ『キリング・イヴ/Killing Eve』や映画『最後の決闘裁判』のジョディ・カマーが一人舞台の『プライマ・フェイシィ』でブロードウェイデビューにして見事授賞。法律と社会が抱える矛盾に直面する若き弁護士を演じ、オスカー女優のジェシカ・チャステインを退けた。そしてJ・ハリソン・ジー(『お熱いのがお好き』)とアレックス・ニューウェル(『シャックト』)が、性自認を明言していないノンバイナリーを公言している俳優として初めてノミネートされていたが、それぞれJ・ハリソン・ジーがミュージカル主演男優賞、アレックス・ニューウェルがミュージカル助演男優賞に輝き歴史的な回となった。ジェイ・ハリソン・ジー(『お熱いのがお好き』)写真:AP/アフロアレックス・ニューウェル(『シャックト』)写真:AP/アフロ鮮やかな青いドレスで登壇したJ・ハリソン・ジーはトロフィーを手に「“見られてはいけない”と言われてきたみなさん、これはあなたたちへの贈り物です」とマイノリティのコミュニティに向け呼びかけた。アレックス・ニューウェルも「私は、ノンバイナリーの、太ったマサチューセッツ出身の人間としてここにいます。『無理だ』と思うみなさんに目を見て伝えたいと思います。心を込めれば何でもできます!」と力強く呼びかけ、喝采を浴びた。昨年に続き司会を務めたアリアナ・デボーズ(中央)オープニングパフォーマンスより(c)Getty Images今年は全米脚本家組合(WGA)によるストライキが行なわれていることを受け、ショーを支える脚本家への敬意を表する形で、授賞式は台本なしという異例の形式で進行した。昨年に続き、アリアナ・デボーズが司会を務めたが、オープニングの映像では、台本を開いたアリアナが、その中身が白紙であることに呆然とするという演出で始まり、1930年代に建てられた絢爛豪華なユナイテッド・パレスを存分に使ったオープニング・パフォーマンスは音楽とダンスのみでセリフや歌詞は一切なし! それでもアリアナらが圧巻のパフォーマンスを見せ、会場はスタンディングオベーションで称えた。功労賞を受賞したジョエル・グレイ&ジョン・カンダー写真:AP/アフロまた功労賞は『ニューヨーク・ニューヨーク』『キャバレー』『シカゴ』など数々の傑作で知られる作曲家ジョン・カンダー、そして『キャバレー』のMC役で舞台ではトニー賞、映画ではオスカーを受賞した俳優ジョエル・グレイが受賞。96歳と91歳のふたりが健在な姿を見せ、アリアナ・デボーズとジュリアン・ハフが『シカゴ』の「Hot Honey Rag」の華麗なパフォーマンスで祝福した。『シカゴ』パフォーマンスより、アリアナ・デボーズ(右)写真:AP/アフロ台本がないことで今年はノミネート作品以外のパフォーマンスも多く、歌手ニール・ダイアモンドの伝記的ミュージカル『ビューティフル・ノイズ』から大ヒットナンバー「Sweet Caroline」が披露され会場が一丸となり大合唱。リン=マニュエル・ミランダがノリノリで歌う姿も印象的だった。そしてリア・ミシェルは『ファニー・ガール』から「Don’t Rain on My Parade」を熱唱。名古屋市出身の岩井麻純、ハワイ出身のキャンディス・ハタケヤマもパフォーマンスを行った。『ファニー・ガール』パフォーマンスより、一番左が岩井麻純写真:AP/アフロ『ファニー・ガール』パフォーマンスより、中央リア・ミシェルの右後ろがキャンディス・ハタケヤマ写真:AP/アフロ日本のスタジオは昨年に続き、井上芳雄、宮澤エマがナビゲーターを務め、スタジオゲストとして俳優の市村正親、平方元基、三浦宏規、影山雄成(演劇ジャーナリスト)、柏木しょうこ(映像翻訳者)が出演。オープニングでは井上と宮澤がスタジオで「New York, New York」を生で熱唱し、三浦がダンスパフォーマンスを披露。授賞式終了後のスタジオでは、平方がミュージカル『生きる』より、自身が演じる小説家の楽曲「⼈⽣の主⼈になれ」を生歌唱した。第76回トニー賞受賞結果一覧『パレード』より写真:AP/アフロ★演劇作品賞『レオポルトシュタット』★ミュージカル作品賞『キンバリー・アキンボ』★演劇リバイバル作品賞『トップドッグ/アンダードッグ』★ミュージカル・リバイバル作品賞『パレード』★演劇演出賞パトリック・マーバー『レオポルトシュタット』★ミュージカル演出賞マイケル・アーデン『パレード』★演劇主演男優賞ショーン・ヘイズ 『グッドナイト、オスカー』★演劇主演女優賞ジョディ・カマー『プライマ・フェイシィ』★演劇助演男優賞ブランドン・ウラノヴィッツ『レオポルトシュタット』★演劇助演女優賞ミリアム・シルヴァーマン『ザ・サイン・イン・シドニー・ブルースティーンズ・ウィンドウ』ショーン・ヘイズ『グッドナイト、オスカ ー』写真:AP/アフロミリアム・シルヴァーマン『ザ・サイン・ イン・シドニー・ブルースティーンズ・ウ ィンドウ』写真:AP/アフロ★ミュージカル主演男優賞J・ハリソン・ジー『お熱いのがお好き』★ミュージカル主演女優賞ヴィクトリア・クラーク 『キンバリー・アキンボ』★ミュージカル助演男優賞アレックス・ニューウェル『シャックト』★ミュージカル助演女優賞ボニー・ミリガン『キンバリー・アキンボ』★ミュージカル脚本賞デヴィッド・リンゼイ=アベアー(『キンバリー・アキンボ』)★ミュージカル装置デザイン賞ベオウルフ・ボリット(『ニューヨーク・ニューヨーク』)★演劇装置デザイン賞ティム・ハトリー & アンジェイ・ゴールディング(『ライフ・オブ・パイ』)★ミュージカル衣装デザイン賞グレッグ・バーンズ(『お熱いのがお好き』)★演劇衣装デザイン賞ブリジット・ライフェンシュトゥール(『レオポルトシュタット』)★ミュージカル照明デザイン賞ナターシャ・カッツ(『スウィーニー・トッド』)★演劇照明デザイン賞ティム・ラトキン(『ライフ・オブ・パイ』)★ミュージカル音響デザイン賞ネヴィン・スタインバーグ(『スウィーニー・トッド』)★演劇音響デザイン賞キャロリン・ダウニング(『ライフ・オブ・パイ』)【ミュージカル・演劇 共通部門】★オリジナル楽曲賞「キンバリー・アキンボ」(作曲:ジャニーン・テソリ作詞:デヴィッド・リンゼイ=アベアー)★振付賞ケイシー・ニコロウ(『お熱いのがお好き』)★オーケストラ編曲賞チャーリー・ローゼン & ブライアン・カーター(『お熱いのがお好き』)(事前発表受賞者)★功労賞ジュエル・グレイ/ジョン・カンダー★地方劇場賞パサディナ・プレイハウス★イザベル・スティーヴンソン賞ジェリー・ミッチェル★名誉賞リサ・ドーン・ケイヴ/ヴィクトリア・ベイリー/ロバート・フリード★演劇教育活動賞ジェイソン・ゼンバック・ヤング<番組情報>『第76回トニー賞授賞式』[字幕版]2023年6月17日(土) 21:00〜 [WOWOWライブ] [WOWOWオンデマンド]※「第76回トニー賞授賞式 プレショー」を含む。※WOWOWスタジオパートは編集版として一部含む。※視聴方法等の詳細は下記番組公式サイトにてご確認下さい。番組公式URL:『第76回トニー賞授賞式』[同時通訳]※スタジオパートも全て含む。WOWOWオンデマンドにて配信中 ※6月17日(土) 20:59迄
2023年06月13日東京ディズニーリゾートでは6月13日(火)より、パークのメニューを思いきり楽しめる「シーズナルグルメチケットセット」を販売する。この「シーズナルグルメチケットセット」とは、メニューが購入できるフードバウチャー(お食事券:2枚(1枚¥500))や、ポップコーン(1枚)やドリンク(2枚)と交換できるチケットが付いてくるほか、チュロスなどお好みのメニューに掛けて味の変化を楽しめるシーズニング、そして40周年の記念デザインが描かれたスーベニアチケットホルダーも付いてくるセットのこと。スーベニアチケットホルダーこの「シーズナルグルメチケットセット」の販売は3シーズンに分けて行われ、内容はシーズンごとに変わる。第1シーズンとなる今回は、40周年のカラフルな衣装に身にまとったミッキーマウスと仲間たちの描かれたフードバウチャーなどのチケット、掛けることで味わいに深みが加わるスモーク風味のシーズニングと、ふくよかな甘さが広がるメイプルシュガーなどのセットを販売する。スモークシーズニング・メイプルシュガー販売価格は4,000円(税込)で、販売店舗は東京ディズニーランドではリフレッシュメントコーナーほか、東京ディズニーシーではザンビーニ・ブラザーズ・リストランテほか。第1シーズン分の販売日は、6月13日(火)~8月31日(木)を予定している。この期間しか手に入らないシーズナルグルメチケットで、お気に入りのパークのメニューを満喫して。※取材時の状況に基づいて記事化しています。紹介したイベント、メニューなど、すべての掲載情報は、予告なく変更になる場合があります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2023年06月12日2023年5月29日(月)、雨が降る中、多くの人々が下北沢CLUB Queに集まった。トンボコープ、Hwyl、東京少年倶楽部が三種三様の音楽を奏で、心に訴えかけるライブを披露した。トンボコープしっとりとしたピアノのメロディと風の音がざわつくSEが流れ、それがすっと静まると、雪村りん(Gt/Vo)の弾き語りから『鼾』が始まる。じんわりと響くバラードで、雨の中を歩いて疲れた心を休めることができた。雪村はフロアを見渡し、その光景を噛み締めながら歌っていた。曲の最後、徐々にかき鳴らしの音が大きくなっていく中で、雪村は「雨でちょっと嫌な気持ちも一緒に飛ばしていきたいと思います!」と叫び、それに合わせてドラムの4カウントが勢いよく鳴った。メンバー全員が満面の笑みで歌い出したのは『ストーリーモンスター』。観客もその勢いに引き寄せられ、拳を高く上げた。そらサンダー(Gt)が前に出て弾くギターソロに観客が手を伸ばす。元気良さが溢れ出す曲の疾走感に、前のめりになるような感情を引き出してくれた。次の曲『サクラ偽客』は林龍之介(Dr)のドラムによる軽快な繋ぎから始まった。キレのあるリズム、雪村とそらサンダーが息を合わせるギターリフ。正確に揃えて決める、かっこいい演奏に目を奪われる。4曲目の『嘘だって』では、少し掠れた声と強弱のついたギターバッキングで雪村が感情を表現する。全体的にはゆったりとした優しいロックであるが、それぞれが鳴らす音はしっかりと芯があるものに聞こえた。終わるとそのまま『過呼吸愛』に入る。キャッチーなメロディを自然と口ずさんでしまう。ステージの両端にいるそらサンダーとでかそ(Ba)はお互いを見合って笑顔で演奏していた。曲が終わると、静かで綺麗なアルペジオが始まった。『信号花火』だ。ロックに歪んだ音の中にポップなメロディが鳴る彼らの音楽は聴く人の心を明るくした。笑顔を見せた観客は高く拳を上げた。少しずつ歪んでいく音に次の曲を匂わせる。曲が始まると手拍子が自然と起こった。その曲は最近SNSでも話題になった『Now is the best!!!』だ。アップテンポで楽しげなリズムに乗っかって観客が飛び跳ねる。フロア全体が彼らの作り出す明るさに包まれた。最後の曲は『むかしむかし』。でかそとそらサンダーが自分の持つ楽器を高く持ち上げ、気持ちの昂りを見せる。スピード感のあるこの曲を駆け抜けるように演奏した。彼らは笑顔に溢れたステージを見せてくれた。Hwylベーシストのタケマトモヤが加入し、あきたりさ(Gt/Vo)、クマダノドカ(Gt)との3人体制となったHwyl。そこにサポートドラマーを加えてGrasshopperに臨んだ。彼女たちが登場した瞬間から指笛が高らかに鳴り、観客がメンバーを迎え入れたようだった。SEの後ろからギターのノイズがじわじわと存在感を表す。「Hwyl始めまーす、よろしくお願いします」と脱力感のある言い方であきたが挨拶をすると、それに応えて観客が声をあげる。1曲目は『SIREN』。鳴り出す音楽に没入するように、体を動かしながらギターを弾くクマダのプレイに目を惹きつけられる。よく伸びる気持ち良い音、ぽろんと優しく鳴る音、ざらざらと歪んだ音。どれも非常に耳触りが良い。続くのは『オマエアレルギー』。あきたの感情をあらわにした、表現力ある歌声が目立った。あきたが「毎日お疲れ様です。この曲をあげます」と声をかけると『暮らし』が始まった。ぽつぽつと静かに鳴る音に対して、耳の感度が高くなっていく。全体的に脱力した雰囲気が漂う音楽の中に、あきたの力強い歌声が浮いて響く。観客はそのコントラストに引き込まれ、食いつくようにステージを見つめた。その後ドラムの4カウントから『わからないよな』が始まる。クマダが気持ちよさそうに上を向いて軽やかにギターを弾いた。ギターやドラムが軽やかな音が鳴らす中で、重みのあるベースの音はより存在感を増す。気持ちの良い歌声にサビでは拳が上がった。続く『現在地』は、静かでおしゃれな曲だ。張り詰める空気の中、クマダとタケマが向かい合い、息のピッタリとあった演奏を披露した。タケマはステージの前に出てベースのソロを気持ちよく弾き切った。『i don’t know』はあきたの静かな歌から始まり、深く揺らぐような輪郭のない低音がフロアを包んだ。初めは感傷的な気分に浸らされたが、途中からテンポアップし、メンバーが動き回って楽しそうに演奏しているのを見て、観客も気分を上げる。そしてそのまま『戯れ言』になり、観客が自然と手拍子を起こす。あきたの顔には汗が滴っていた。前髪をかきあげ、ラストスパートに向けてより一層気持ちをこめて歌った。そして、「最後に『Treasure』という曲を!」と叫んだ。あきたの歌とブリッジミュートに対して、観客が手拍子で応える。彼らは熱量を上げていき、サビでは高く拳を突き上げた。クマダがしゃがみ込んでギターをかき鳴らし、それに呼応してステージもフロアもグッと熱くなった。指笛が鳴り響いた空間に、最大限の「ありがとうございました」を叫んで、 Hwylはステージを終えた。東京少年倶楽部演劇の幕が上がるようなブザー音が鳴り響く。美しいピアノクラシックにノイズが加わった怪しげな音楽の中から東京少年倶楽部のメンバー3人が登場した。讃美歌のような合唱から始まったのは『mesmerism』だ。音なのか、ざわめきなのか。輪郭を失った不思議な音が空間を支配する。その中に少年のような高らかでクリアな歌声が確かに聴こえていた。歌を歌っているのは金髪に白シャツを着た松本幸太朗(Vo/Gt)だ。彼のオルタナティブな音楽性とキャッチーかつまっすぐなキャラに惹きつけられる。次に演奏した曲は『Aventure』。ギター、ベース、ドラムそれぞれがズシンと重みのある音を鳴らす。一音一音が空間を揺らし、観客の身体を震わせた。叫びのようにも聞こえる歌声に惹き込まれた観客が高く拳を突き上げていた。照明で赤く染まった松本は両手を上げ、全身でステージを盛り上げた。続いて弾き出したのは耳に残るギターリフ。三好空彌(Ba)は松本と背中を向け合い、情熱的なプレイを見せた。その曲は『夢中飛行』。徐々に疾走感が増していく曲構成にアウトロまで突き上げた観客の拳が下がらない。それくらい大きな熱気を生み出した。「ちょっと偏ってるけどこの音楽性で、既存のテンプレから脱したところで、ど真ん中のクリティカルヒットを打ちたい」そうまっすぐに語る彼の言葉を深く受け止めた。その後の曲も彼らの語る音楽性を体現するものであり、『ばいばい』では今までで一番の爆音を轟かせた。どよめく音の中から、メンバーのまっすぐなシンガロングがしっかりと心に届いてくる。「一発頼む!」と大声で叫んだ松本に応えて、多くの観客が手を上げていた。「誰も想像してなかったところに行こうと思っておりますんで、今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました」と、自らが持つ夢を一つ一つ自分の言葉で紡ぎ出した松本の気持ちを、観客はじっと見つめて受け止める。細いギターの音が重なって幻想的な空気を生み出す。この『1998』という曲は少しずつ力強いバラードに変貌した。その熱さに応えて、ステージを見上げながら一緒に歌う観客の姿があった。その観客たちに対し、松本は両手を上げ、優しい言葉で感謝を伝えた。アンコールには『踏切』を。松本が17歳の時に作曲したという。イントロから轟音が炸裂する曲だ。17歳の頃からずっと、まっすぐに自分自身の音楽性を信じて走ってきたのだろうかと思いを馳せる。松本はオレンジの照明に照らされながら、暖かさに溢れたこの曲を歌いきった。彼らのまっすぐさが曲に力強さと説得力を持たせ、鳴らす音楽に現れた熱さを証明していた。Text by らいれいなPhoto by 稲垣ルリコ<リリース情報>トンボコープ New Digital Single「噓だって」発売中配信リンク:トンボコープ – 嘘だって (Music Video)★ 『Grasshopper vol.14』() は6月26日(月)下北沢DaisyBarにて開催!イベント公式サイト
2023年06月08日第48回菊田一夫演劇賞の授賞式が7日に東京・東京會舘にて行われ、TBSテレビ 代表取締役社長 佐々木卓、ホリプログループ会長 堀義貴、天海祐希、パルコ エンタテインメント事業部 演劇事業担当ゼネラルプロデューサー 佐藤玄(坂本昌行代理)、ワタナベエンターテインメント代表取締役社長 渡辺ミキ(望海風斗代理)、瀬戸山美咲、渥美博が登場した。同賞は、演劇界の巨星・菊田一夫氏の名を冠し、大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した芸術家(作家、演出家、俳優、舞台美術家、照明、効果、音楽、振付、その他のスタッフ)を表彰する賞。演劇賞を受賞した天海は関係者への感謝を表し、さらに「劇場に足を運んでくださったたくさんの皆さん、色々と難しい時期でありましたけれども、皆様足を運び下さったことを心から感謝しています」と観客に対してのメッセージも。「演劇って生ものですから、生の人間が演じ、そして生の人間が客席で観てくださるというものになります。大変な時期もございました。今も色々と大変なこともまだまだあると思います。何もできない自分に対しての絶望感はもちろん感じました。しかし、人間の可能性、そして舞台の可能性を、たくさん感じることもできました。そこに希望を持って千秋楽まで走ることができました。その舞台二つでこのような素晴らしい賞をいただけたこと、心から感謝しています。そして、まだまだ自分でも精進して行きたいと思いますし、たくさんの方に楽しんでいただける舞台を作っていきたいなと心から思います」と思いを表した。この日スケジュールの都合により欠席だった坂本からは「この度はとても名誉ある賞をいただき、喜びと驚きで胸がいっぱいです。大先輩の東山(紀之)さんからいただいた『頑張っていれば、人は必ず見てくれている』という言葉を胸に、作品づくりをしてきました。まさにまさに今、現実となりました。この賞に恥じぬよう、これからもお客様に、より良い作品をお届けできるよう邁進してまいります」とコメントが届く。また、新型コロナウイルス罹患により欠席となった望海も「この度は素晴らしい賞をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。授賞式に出席したら実感が湧くのだろうと、この日を楽しみにしておりましたが、残念ながら出席が叶わずとても悔しいですし、申し訳ない気持ちでいっぱいです。『ネクスト・トゥ・ノーマル』のダイアナ、『ガイズ&ドールズ』のアデレード、『ドリームガールズ』のディーナ、どの役も1人で作りあげたのではなく、カンパニーのみなさんのおかげでそれぞれの人物を息付かせることができたのだと思います。皆様に感謝申し上げたいです」とコメントが代読される。そして「ここからは個人的な話になりますが、私は小学生の頃に初めて宝塚歌劇を見に行って、天海祐希さんに一瞬で恋に落ちました。天海祐希さんみたいな男役になりたいと夢見て、今から20年前に宝塚で初舞台を踏みました」という言葉に、会場にいた天海も照れ笑い。「私をこの世界に導いてくださった憧れの方と、今日同じ場所に出させていただけるなんて信じられない、という思いが強すぎたのかもしれません。こんな大事な時に健康管理ができない自分がとても情けないのですが、この悔しさをバネに、そしていただいた賞を支えに、これからも一つ一つの作品、役に真摯に向き合い続けたいです。ありがとうございました」と締めくくられた。○受賞者一覧・菊田一夫演劇大賞舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」上演関係者一同・演劇賞天海祐希(『広島ジャンゴ2022』ジャンゴ役、『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』アンヌ役)坂本昌行(『THE BOY FROM OZ』ピーター・アレン役、『凍える FROZEN』ラルフ役)望海風斗(『ネクスト・トゥ・ノーマル』ダイアナ役、『ガイズ&ドールズ』ミス・アデレイド役、『ドリームガールズ』ディーナ・ジョーンズ役)瀬戸山美咲(『スラムドッグ$ミリオネア』『ザ・ビューティフル・ゲーム』上演台本、演出)・特別賞渥美博
2023年06月07日5月16日から27日にかけて開催された第76回カンヌ国際映画祭は、実力派監督たちの新作が期待に応え、日本映画も受賞するなど、今年も多くの話題を提供した。有名監督作が多いカンヌだが、実は若手監督の発掘にも余念が無い。有名監督を称揚しつつも、若手監督の応援にこそ映画の未来がかかっていることは自明だからだ。そして今年はアジアの若手が目覚ましい結果を残しており、そのいくつかを紹介してみたい。カンヌ映画祭には、「コンペティション」を始め、「ある視点」、「監督週間」、「批評家週間」といった並行部門が存在し、作品賞や監督賞などの各賞はその部門内で行われるのが通常である。例外となるのが新人賞の「カメラドール」で、各部門の新人監督作品が横串で対象となる。言い換えれば、新人監督作品(長編1本目)は、どの部門に入っても「カメラドール」候補となる。そして2023年の「カメラドール」を受賞したのが、「監督週間」に出品されたベトナムの『Inside the Yellow Cocoon Shell』という作品である。ティエン・アン・ファム監督は1989年生の男性で、ホーチミン市で情報工学の学位を取得した後に映画作りに転じたとのことだが、長編第1作は抒情と詩情と謎に満ち、特異な美しさに溢れている。ティエン・アン・ファム監督 Photo by Kristy Sparow/Getty Images義姉の事故死を知った青年が、彼女の棺を故郷の村に届けに行くことになる。その旅は、義姉の失踪した元夫である青年の兄を探す旅でもあった…。という物語。青年が都会からベトナムの辺境地へと入っていく過程を描くロードムービーであり、荘厳な景観にしばしば息を飲む。しかし、息を飲むのは景観の美しさだけでなく、義姉の故郷の村に根付くキリスト教信仰を描く際の繊細さであり、摩訶不思議な登場をする動物たちの描写であり、そして兄や昔の恋人など、失われた者たちとその理由を掴もうとする青年の心象風景を映し出すキャメラの見事な動きである。『Inside the Yellow Cocoon Shell』(C) APOLLO非常にゆっくりとした進行のリズムが、本作の大きな特徴となっている。ワン・ビン監督やラヴ・ディアス監督など、一般的な映画の上映時間を超越した「スローシネマ」を手掛ける監督がアジアで強い存在感を放っているが、3時間超の本作はそれら監督たちの影響下にあると見てもいいかもしれない。物語はある程度リニアな形で進行するものの、途中でベトナム戦争を戦った老兵士の語りが入ったり、主人公青年の過去の経験のフラッシュバックが一瞬それとは分からない形で挿入されたり、ドキュメンタリー的なパートや神秘的なパートなどを交えながら作品は自在に脱線する。確固たる現実と揺れる魂とが拮抗し、静かで緩やかな大河のようなスケールを備えた作品だ。豊かな詩情や、アジアの森の奥に漂う神秘性や、純度の高いアート性などから、アピチャッポンやラヴ・ディアスの後継となり得る存在がベトナムから出現したという印象を強く抱かせる。納得の「カメラドール」受賞である。カンヌの「批評家週間」は、長編2本目までの監督を対象とする若手の登竜門的部門であるが、この部門内の長編コンペで作品賞を受賞したのが、『Tiger Stripes』というマレーシアの作品。アマンダ・ネル・エウ監督は1985年クアラルンプール生まれの女性で、ロンドンで映画を学び、短編で経験を積んでから初めて手掛けた長編が本作であるとのこと。アマンダ・ネル・エウ監督Photo by David M. Benett/Jed Cullen/Dave Benett/Getty Imagesマレーシアの田舎に暮らす12歳の少女が初めての生理を経験し、そこから体に異変が起きてくる。しかしそれは第二次性徴のそれとは異なっており、剛毛が生えたり爪が剥がれたりするなど、どうやら獣化しているらしいのだ。学校の友人関係も悪化し、やがて生徒間では謎の集団ヒステリーが発生し、その「呪い」を鎮めるための専門家が連れて来られる…という物語。『Tiger Stripes』(C) APOLLOかなりユニークな内容なので、要約は難しいというか、野暮だろう。ダンス動画を撮るなど現代的で活発だった少女に異変が起きていく様子は、学園ものとホラーと少しコミカルな要素も交じり、映画がどこに向かうのか安易な予想を許さない面白さがある。そして、本作には現在の映画が最も重視する数々の主題が隠喩として込められていることが明白だ。12歳という自我が芽生える時期を背景に、女性の体と意思を巡るアイデンティティの問題が語られ、様々な抑圧からの叫びが獣化を通じて発せられる。この重要なイシューをエンタメ要素もあるユニークな寓話に盛り込んだ監督の技量は実に頼もしい。女性の監督による作品を積極的に紹介しようという動きは、ここ数年の世界の映画祭において顕著である。1960年代から活動するジェーン・フォンダは、カンヌのクロージング・セレモニーに登場し、今年の最高賞「パルムドール」が女性のジュスティーヌ・トリエ監督作品『Anatomy of a Fall』に授与されたことを祝福し、女性の監督による作品がカンヌで増えてきた事実を(60年代からは考えられない)喜ばしい変化だとスピーチで強調した。ジュスティーヌ・トリエ監督Photo by Kristy Sparow/Getty Imagesアジアでもその動きは活発となるべきだろうし、マレーシアのアマンダ・ネル・エウ監督の受賞は刺激になるだろう。そして「監督週間」部門では、中国から女性の新人監督作がエントリーを果たしている。96年生のカン・ジハン(Zihan Geng)監督による『A Song Sung Blue』は、受賞こそならなかったものの、15歳の少女を主人公とする苦くも普遍的な思春期の終わりを鮮やかに描き、アジア映画の若き勢いがここでもはじけていた。『A Song Sung Blue』(C) APOLLOベトナム出身のフランス人、トラン・アン・ユン監督が『青いパパイヤの香り』で「カメラドール」を受賞したのが1993年。その30年後となる2023年、トラン・アン・ユン監督はコンペで監督賞を受賞した。その同じ年にベトナムの監督が「カメラドール」を受賞したことに不思議な巡り合わせを感じてしまう。Photo by Pascal Le Segretain/Getty Imagesアジア映画のプレゼンスが必ずしも高いわけではないカンヌにおいて、今後も若いアジア映画人の台頭が続くことを期待せずにいられない。(矢田部吉彦)
2023年06月06日ヘレン・ミレンが第37回アメリカン・シネマテーク・アワードを受賞することが分かった。同賞は非営利文化芸術団体アメリカン・シネマテークが1986年から毎年、映画芸術に多大な貢献が認められる特別なアーティストに贈る賞。昨年はライアン・レイノルズ、過去にはスティーブン・スピルバーグ、マーティン・スコセッシ、トム・クルーズ、スカーレット・ヨハンソンらが受賞している。同団体の会長ニック・リシータは、ヘレンについて「オスカー、トニー、エミーと演技賞三冠を達成し、俳優たちの中でも比類なきアイコンとして存在しています。彼女は女王役から誘う女の役まで、並外れた技術で新鮮さと魅力を失うことなく演じてきました」「ヘレンに第37回アメリカン・シネマテーク・アワードを贈ることを誇りに、光栄に思います」とコメントした。俳優として50年以上活躍してきたヘレン。150以上の映画・テレビ作品に出演し、2007年にエリザベス女王2世を演じた『クィーン』でアカデミー主演女優賞を獲得した。最近では『ワイルド・スピード』シリーズや『シャザム!~神々の怒り~』でアクションシーンを披露。公開待機作には『バービー』などがある。第37回アメリカン・シネマテーク・アワード授賞式は11月4日、ロサンゼルスのザ・ビバリー・ヒルトンにて開催される。(賀来比呂美)
2023年06月06日NPO法人生涯学習サポート兵庫は、2023年8月13日(日)~20日(日)の7泊8日で行う「第17回無人島学校 一週間自給自足生活挑戦」(以下 無人島学校)の参加者の募集を開始いたしました。過去の開催時の様子(1)2007年から毎年夏休みに実施している無人島学校には、主に小中学校の子どもたちが、のべ1,000人以上参加しています。持ち込む食料は水とお米と調味料のみ。食材となる魚や貝を捕獲しないと、まともな食事にありつけません。人工的な建造物といえば、汲み取り式トイレのみ。電気もガスもないので、調理は火おこしから始めます。このような話をする「サバイバルスキルを身につける学校なのですが?」と聞かれたりします。それはあくまで副産物のようなもの。本当の目的はほかにあります。本当のねらい、それは、無人島で子どもたちに自立する力を身につけてほしいということです。山崎清治著『自立をはぐくむ「無人島式」子育てメソッド』より一部抜粋書籍の詳細はこちらから ご確認ください。過去の開催時の様子(2)【参加対象】概ね15歳まで※2008年4月2日以降生まれで8月13日時点で下記のすべてに当てはまる子どもたち□自分で無人島学校 一週間自給自足生活に挑戦したいと思った□3分以上水に浮かんでおくこと、25m泳ぐことができる(どちらもライフジャケット・浮き輪使用可)□参加当日までに、家庭でワークブックの課題に取り組むことができる□着替え、荷物整理、和式トイレでの排泄、常備薬の服用など生活面の自己管理ができる□自分の命はもちろん、他人の命や心も大切にすることができる、または大切にしたいと思っている□どんな時でも最後まで、仲間の中での自分の役割を探し続けることができる、または探し続けたいと思っている過去の開催時の様子(13)【日程】無人島学校本番:8月13日(日)~20日(日) 7泊8日他に事前セミナーや事後個別コーチングなど用意しています。【場所】松島(兵庫県立いえしま自然体験センター管理:姫路市家島西島)【定員】60名【参加費】■割引利用なし :143,000円(税込)■ひとり親家庭・就学援助世帯応援価格:99,000円(税込)ご利用可能枠があります。申込み多数の場合抽選。※別途渡船代、無人島利用料要(6,000円程度)詳しくは無人島学校HP をご覧ください。【協力】兵庫県立いえしま自然体験センター【共催】株式会社EDUCAMP【後援】兵庫県・兵庫県教育委員会・兵庫県青少年本部・兵庫県青少年団体連絡協議会・姫路市・姫路市教育委員会・明石市教育委員会・加古川市教育委員会・神戸新聞 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月06日フライベントの企画制作を行う株式会社アロハ・ラボラトリー(所在地:東京都渋谷区、代表取締役:篠原 健仁)は、第2回となる全世代向けフラコンペティション「カ・ピリナ・フラ・フェスティバル2023」を2023年5月5日、6日に開催しました。全国から集まった55組のパフォーマンスを、ハワイから招聘した審査員4名が審査しました。■カ・ピリナ・フラ・フェスティバルとは?2022年に始まった「カ・ピリナ・フラ・フェスティバル」。「ピリナ」とはハワイ語で「つながり」を表す言葉で、コロナ禍でつながりの重要性が見直される中、誕生しました。「時代や世代、場所にとらわれず、ハワイの伝統であるフラを通してつながる」ことをコンセプトとしています。フラのコンペティションを軸としてプログラムを構成し、コンペティション結果やワークショップ等から知識や踊りを学び、多くの人が楽しんでいただけるイベントです。今年は全国11都府県から、8歳~72歳の200名を超えるフラダンサーが集まりました。競技会とワークショップを開催■コンペティション5月5日(金)はケイキ(6歳~小学校6年生)、オピオ(中学1年生~高校3年生)、ワヒネ(19歳~49歳)のソロ部門が開催。合計26名のソロダンサーが参加しました。ソロ部門優勝者5月6日(土)はグレイシャス(50歳~)ソロ部門、ケイキ(6歳~12歳)、ワヒネ(13歳~49歳)、グレイシャス(50歳~)団体部門が開催。合計7名のグレイシャスソロダンサー、合計22団体が参加しました。団体部門優勝チーム■あちこちで生まれる“つながり”アンケートやSNS投稿では「素敵な出会いがあった」「温かい大会だった」等とポジティブな声を多く頂きました。去年の大会や当社の別大会の出場者がボランティアスタッフとして大会を支えていたり、出場者同士がお互いをたたえ合っていたりと、通常緊張感に包まれがちなフラコンペティションですが、本イベントでは温かい空気感が流れていました。一体となった会場■ワークショップコンペティションの審査員を務めたクムフラ(フラマスター)によるフラワークショップを5月4日(木)と7日(日)の2日間、開催しました。クムフラによる曲の紹介、解説から始まり、振り付けの教授がありました。終始和やかな雰囲気で、受講者とクムフラ、さらに所属する教室の垣根を越えた、受講者同士のつながりもできました。ハワイのフラを日本で学ぶワークショップも満員御礼■ボランティアスタッフも大活躍大会当日には、たくさんのボランティアスタッフに協力していただきました。スタッフの多くは、フラダンサー。昨年の「カ・ピリナ・フラ・フェスティバル」出場者や、当社主催の「カレッジフラコンペティション」の過去の参加者など、世代を超えて、一緒にコンペティションを作り上げることで、新たなつながりを作ることができました。フラダンサーボランティアが運営を支える■カ・ピリナ・フラ・フェスティバル2024開催決定!来年度もパルテノン多摩で開催が決定いたしました。詳細は今後公式サイトで告知します。2024年4月27日(土)2024年4月28日(日)■結果発表()内は教室の所在地【ケイキソロ部門】1位レイ フラ スタジオ 霜 七緒(東京都豊島区)2位スタジオ マーラマ カウルマヌ 谷口 帆夏(神奈川県鎌倉市)3位フラ オ プアリノ 澤 美乃莉(神奈川県相模原市)【オピオソロ部門】1位ハーラウ オ ケアラククイマイケカヒキナ 横田 愛茉(神奈川県座間市)2位カ パー フラ オ アーネラ ラニ 小熊 莉々葉(東京都江東区)3位カヴァイウラオカラー イアーパナ ハーラウ カヴァナアオ 深谷 有沙(東京都多摩市)4位フラ ハーラウ カ ポリ オル オ マカナ 久保 花菜(神奈川県茅ヶ崎市)【ワヒネソロ部門】1位ナー フイ オ カ パリウリ アロハ 家村 花帆(大阪府大阪市)2位レイ リコ カ プア マナ 生田 莉子(愛知県日進市)3位ハーラウ オ ケアラニ 八尾 咲(群馬県前橋市)4位ハーラウ オ マオポポ アロハ 田中 いろは(千葉県船橋市)5位ハーラウ オ カオハカヒキナオナプアククイ 横尾 瑛里花(兵庫県神戸市)【グレイシャスソロ部門】1位カ パー フラ オ アネラオカラー 中本 多恵子(兵庫県神戸市)2位カ パー フラ オ アーネラ ラニ 齋野 君枝(東京都江東区)3位フラ ハラウ ケオラロアオカレフアプアケア 平井 宝子(富山県高岡市)【ケイキ団体部門】1位ヒイレイ ナ マヌ イヴァ ナ プア ハラ オ チガサキ 村松 直美(神奈川県茅ヶ崎市)2位レイ フラ スタジオ 高橋 玲(東京都豊島区)3位ハーラウ オ カ プアメリア メリア フラ スタジオ 稲坂 真利子(千葉県八千代市)【ワヒネ団体部門】1位ハーラウ ナ レフア オ ラウレア 高橋 敬子(千葉県いすみ市)1位ハーラウ オ カオハカヒキナオナプアククイ 西村 陽子(兵庫県神戸市)3位ナー プア オ カ ホークー フラ スタジオ 金子 麗子(埼玉県戸田市)4位カヴァイウラオカラー イアーパナ ハーラウ カヴァナアオ 黒岩 有子(東京都多摩市)5位ハーラウ フラ カウ カ マカ 藤田 雅子(神奈川県茅ヶ崎市)※1位は同点のため、審査員による協議の結果、2組優勝といたしました。【グレイシャス団体部門】1位ハーラウ オ カマルウルオカラーアウククイ 鈴木 すなお(神奈川県横浜市)2位カノエラニ三谷フラスタジオ 三谷 和子(東京都練馬区)3位ナー フイ オ カ パリウリ アロハ 家村 悦子(大阪府大阪市)■会社概要株式会社アロハ・ラボラトリー・本社 : 東京都渋谷区西原3丁目20-3 紅谷ビルII 2A・代表 : 篠原 健仁・事業 : 1. イベント企画・運営2. 旅行関連事業3. 人材派遣4. コンテンツ制5. 研究協力・公式サイト: ・Facebook : ・Instagram : 会社公式 カ・ピリナ・フラ・フェスティバル公式 ・Twitter : ・YouTube : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月02日そごう大宮店では、2023年5月31日(水)から6月7日(水)までの期間で「第8回 パンフェスタ」を開催する。そごう大宮店「第8回 パンフェスタ」全国各地から人気ベーカリーが出店する、そごう大宮店恒例の人気企画「パンフェスタ」。「ほおばる幸せ、アップデート。」をテーマに掲げる今回は、初出店11ブランドを含む約36ブランドが出店。気分に合わせて選べる多彩なパンが販売される。「<シュシュズベーカリー(福岡)>小雪あんバター」たとえば、福岡の「シュシュズベーカリー」からは、看板商品のキューブ型生食パンをアレンジしたスイーツパン「小雪あんバター」が登場。まろやかで優しい甘みのこしあん、風味豊かなバター、しっとりとした生食パンが織りなす、絶妙なハーモニーが魅力だ。「<アンドアールグレイ(兵庫)>ハワイアンスコーン」また、兵庫のアールグレイ専門店「アンドアールグレイ」は、コクのあるクリームチーズや多彩なフルーツを合わせたハワイアンスコーンを提案。アールグレイ&オレンジや抹茶&あんこ、ブルーベリーなど多彩なフレーバーが楽しめる。熟成肉のステーキサンド、イタリア人パティシエが作るアップルパイこのほか、多くの世界大会で優勝しているイタリア人シェフパティシエが手がける「<IGATTI(神奈川)>アップルパイ」、金沢発の新感覚フレンチトースト「<パパンガパン(石川)>フレンチトースト」、熟成和牛のステーキを豪快にサンドした「<旬熟成(東京)>熟成和牛の贅沢ステーキサンド」など、各店自慢の一品が用意されている。開催概要そごう大宮店「第8回 パンフェスタ」開催期間:2023年5月31日(水)〜6月7日(水)会場:そごう大宮店 7階=催事場※最終日6月7日(水)は当会場のみ17:00にて閉場。イートイン営業時間:10:30~19:30※最終日は16:30まで。※ラストオーダーは各日閉場の30分前。出店数:約36ブランド(内、初出店11ブランド)
2023年06月01日横浜・八景島シーパラダイスは、「第23回八景島あじさい祭」を2023年6月3日(土)から6月25日(日)まで開催する。“県内最大級”2万株のあじさいが見頃に初夏になると神奈川県内最大級を誇る2万株のあじさいが咲き誇る八景島。「セイヨウアジサイ」や「ガクアジサイ」、八景島のオリジナルあじさい「八景ブルー」など、色とりどりのあじさいを鑑賞できる。そんなあじさいが見頃になる時期に行われる「第23回八景島あじさい祭」期間中は、あじさいの見どころスポットを散策できる「あじさい八景めぐり」を開催。あじさい坂や、あじさいとバラのコラボレーションを楽しめる丘の広場・ブルーパラダイスなど、見どころスポット全8か所を巡ることができる。横浜・八景島シーパラダイスのあじさいイベント横浜・八景島シーパラダイス館内でも、あじさいにちなんだ多種多様なイベントを実施する。たとえば、国内最多飼育数5万尾のイワシが音楽や照明に合わせ乱舞する演出「スーパーイワシイリュージョン」は、梅雨やあじさいなどをイメージした期間限定のライティングに。降りそそぐ雨のようにイワシがキラキラと輝く、幻想的でダイナミックなパフォーマンスを楽しめる。水族館・ふれあいラグーンでは、「ケープペンギンのお花見パレード」を開催。あじさいに彩られたパレードロードを、ケープペンギンたちが“ぺたぺたよちよち”と歩く。詳細「第23回八景島あじさい祭」期間:2023年6月3日(土)~6月25日(日)場所:八景島内丘の広場周辺時間:平日8:30~21:30、土日8:30~22:30■横浜・八景島シーパラダイス館内イベント住所:神奈川県横浜市金沢区八景島・「スーパーイワシイリュージョン~RAIN~」場所:アクアミュージアム1、3階時間:1日3~4回・「ケープペンギンのお花見パレード」場所:ふれあいラグーン内パレードルート時間:1)13:30~、2)16:30~(約5分間)
2023年05月29日