先日ある男性と話をしていたとき、男にとっての結婚の効果ってこういうことかもしれないと、はたと膝を打ちました。その男性は、結婚する前は、酒を飲んでは暴れていたそうです。仕事が終わるとなぜか毎晩、お酒が飲みたくなる。飲みはじめのときは、「今日こそはほどほどに飲もう」と決意する。でもお酒が進んでくると、どこかのタイミングで「ほどほど」を測る(計る?)機械がバカになって、とことん飲んでしまう。で、誰かとケンカする……自己嫌悪に陥る。でも翌日もまた……みたいな感じだったそうです。それが結婚した途端、お酒というものを毎晩欲しなくなったそうです。「とくに飲まなくても全然OK」とか「飲みたいと思わない」のだそう。で、まっすぐおうちに帰って、お酒なしで奥さんと一緒に夕飯を食べて、テレビを見て寝るそうです。子供ができたら、ますますお酒というものを日常的に欲さなくなり、また、たとえば車の運転が慎重になり、仕事では誰ともケンカしないよう理性をしっかりと働かせるようになったのだとか。*ぼくはお酒を飲んでケンカしたことはほとんどないですが(ということは少しはあるということだ)、この彼の言っていることがとてもよく理解できました。なぜなら、正月が明けてからというもの、お酒を飲みたいとまったく思わなくなったから。お酒ってほら、気持ちが荒れていたり、淋しかったりしたら、つい飲んでしまうみたいな側面も持っているじゃないですか。でもここ最近は、荒れる気持ちもないし、淋しくもないから、お酒なしで1万キロくらい歩けそうな気がしています。ぼくはよく恋愛コラムに「女子は男子より安定感がある。ゆえにすばらしい生き物だ」というようなことを書きます。安定感というのは、男子のように切れやすくないとか、けんかっ早くないとか、いかなるときも家庭的な雰囲気にさっと戻ることができるとか、なんかそういうことなのですが、結婚したらこのような女子が持つ安定感に心が侵食されていく感覚がある……言われてみればたしかにある……彼の話を聞きながら、こんなことを考えていました。それにしても以前はなぜ、あんなにたくさんのお酒が飲めたのだろう?焼酎のなんとか割を10杯飲んだら、きっと3リットルくらいでしょ?ひと晩に3リットルの水を飲めと言われたら「無理無理」ってなりますよね?なぜそんな量の水分を、みずから進んで飲めたのだろう?荒ぶる気持ち?淋しさ?今となっては昔の自分をうまく思い出すことができない。(ひとみしょう/文筆家)
2018年03月22日彼が落ち込んでいる時に、どんな対応をしたらいいか悩むことありますよね。余計なことをすると彼に嫌われそうで・・・そんなあなたに、彼の気持ちがスッと楽になる女性の対応を紹介いたします。黙って同じ空間にいること男性は、落ち込むことがあると一人の時間を欲しがる傾向にあります。かといって、なにも心配してもらえないのも寂しいと思うのが男心。そんな時は、あなたは心配そうにした表情をしてみましょう。彼の様子を気にしているけど、そっとしてあげるのです。気を使ってくれている女性に、彼は愛情を感じるのです。気分転換を自然に持ち掛ける彼をそっとさせたあと、少し様子を見て「コンビニ行かない?」とか「ゲームでもしよう!」という提案をしてみましょう。気分転換するきっかけを与えてあげられると、彼は早く元気になるでしょう。子どもの頃に泣いているとお母さんが気をそらしてくれたように思考回路を変えてあげると、彼の気持ちも楽になります。くれぐれも落ち込んで無気力な彼が面倒だと思うような提案は避けるように、準備もなく簡単にできることを持ち掛けましょう。ただ彼の味方として話を聞く落ち込んでいる時こそ、「あなたは一人じゃないよ」という態度が一番嬉しいのは男性でも女性でも一緒です。ただ男性と女性で違うのは、女性同士なら「わかる〜」と終始共感し続けて話を聞いたり、人によっては第三者の悪口大会になり兼ねないところですが、男性が求めている共感の仕方は少し違います。自分の話が終わるまで「うんうん」と相づちをしながら聞いてくれるだけで、十分満足なのが男性心理です。そして最後に「私はいつもあなたの味方だよ」とメッセージを送ることで彼の気持ちもスッと楽になります。
2018年03月18日彼氏ができた!付き合うことになった!っていつまでも浮かれてるだけじゃあダメです!大人女子たるもの「その先」を見据えた行動をしないとイケマセン!ただ漠然と付き合ってるだけだと、恋の熱が冷めると付き合うテンションがダダ下がりになったり、関係性がギクシャクしてきたりしがちだし、うまくいかなくなったときに関係の修復に時間がかかりがちだし、思いが空回りしたり、温度差ありすぎて鬱陶しくなったりもしがち!その辺を回避するためにも、「こんなはずじゃなかったのになあ・・・」ってことにならないためにも付き合い始めの「初期設定」が大事なのです!時間をかけて「自分たちの形」を作っていくと・・・付き合ってからまず必要なのは、お互いの距離感の調整です。ま、「主導権争い」とも言いますけどもwこの辺はどのカップルも多かれ少なかれ「自分たちの形」っていうか「お互いが心地いいと思える関係」を時間をかけて模索するもんだと思いますが、時間をかけて「自分たちの形」を模索すると、ハッキリ言って不本意な形に落ち着いちゃうかもだし、決定を引き伸ばして「まあそんな先の話はいいじゃないか」ってままにおくと、いつまでたっても先が見えない感じになりがちです!たとえば、忙しい彼に合わせてたら、なかなか会う機会を作れない感じになって、それどころか連絡する回数すらどんどん減っていってしまった・・・とか。自分としては、付き合ったら、将来的には結婚に向かって進んでいくんだろうなと思っていたら、いつまでたってもそんな感じにならない・・・とかね。「自分たちの形」は、なんとなーくできるのを待つんじゃなくて、2人でデザインして努力して作っていくに限ります!そもそも大人女子には回り道してる時間なんてないでしょ?そんなに時間かけてらんないでしょ?付き合い始めの時期は特別!チャンスを逃すな!ほんとほんと、「自分たちの形」のアウトラインは早目に作っとくが吉!!だってだって、付き合い始めの時期って、まだお互いがお互いのことを思っていて、相手に喜んでもらおうというサービス精神も旺盛なんで多少のムリを言っても「キミがそうしたいなら、やってみるよ!」って言ってもらえるわけです!付き合いが長くなってから、ムリ目なお願いをしようと思っても、メンドクサイ顔をされるのがオチですよwまた、二人の未来について語り合う場面でも、お互いが優しい気持ちでいられるのもこの時期だけです!付き合いが長くなってから、あらたまって未来の話なんてしようと思っても、ノラリクラリと逃げられちゃうのがオチですよwというわけで、付き合い始めの時期って、とってもとっても貴重なのです!!大人女子たるもの、、この機を逃してはイカンのです!!2人の関係を長く続けるにはどうすればいい?とはいえ、単純に主導権はアタシが握るからヨロシク!アタシはこうしたいと思ってるから協力しろよな!で、アンタはどうするつもり?なんかある?とかいうんじゃあ、いくら「貴重な時期」であっても、うまくはいかんですわなwじゃあ手っ取り早く「自分たちの形」を作るにはどうすればいいでしょう?私がオススメするのは以下の2つ!・2人のルールをつくる・2人共通の目標を持つ2人の関係を長く続けるには付き合い始めた段階から、この2つを意識しておくのが大事なんです!この2つを相手に提案しておくと、「自分たちの形」を作るための主導権を握れますし、その後の距離感の調整も容易になるのです!・・・長くなったのでまず第1回はここまで。具体的な話については次回!Written by たたた
2018年03月16日映画雑誌「キネマ旬報」が主催する「2017年 第91回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」が2月12日(月・祝)、文京シビックホールにて行われ、受賞した蒼井優、菅田将暉、田中麗奈、ヤン・イクチュン、石橋静河らが登壇した。「キネマ旬報ベスト・テン」は、アメリカのアカデミー賞よりも長い歴史を持つ映画賞で、その年を代表する作品や映画人を多面的に選び出している特徴を持つ。年齢や所属の幅も広い映画を多く観ている選出者が、当年の映画界の実勢を反映することから、最も中立的で信頼に足る映画賞という評価を業界内外からも受けている。菅田さんは『あゝ、荒野』、『火花』、『帝一の國』、『キセキ -あの日のソビト-』とそれぞれジャンルも役柄も全く異なる作品で主演としての魅力を開眼し、堂々の主演男優賞を受賞。およそ5キロ弱あるという重いトロフィーを手に、菅田さんは「まだまだ知らないこともたくさんありますし、何ができるかもわかりませんが、真摯にワンカット、ワンカット、俳優部として一生懸命やっていきたいと思います。本当にありがとうございました」と感謝を込めた。作品を観るときに思い出すことについて、「一番に出てくるのは現場の時間」という菅田さんは、「ヤンさんとの試合シーンを観ていると、その頃の記憶がいろいろよみがえってきて、熱くなれたな、とか体温みたいなものを思い出しましたね」とふり返ると、同作品で助演男優賞を受賞したヤンさんもニコニコと拍手を送った。ヤンさんは自身の受賞について、「最近、映画というものは早い速度で消費されて消えてしまっている気がします。映画という文化を記録して100年近くになるキネマ旬報から賞をいただけて、本当にうれしく思っています」と喜びを語った。そして、作品内で固く絆を結び、ゆくゆくはライバルとなった菅田さんについて、ヤンさんは「本当に菅田さんは動物的なところがあるんですね。脱いだ姿も拝見したんですけど、とても野性的な体と感性を持っている!」と絶賛し、菅田さんを呼び寄せてはチューをするふりをしつつ抱き合い、カメラマンに大サービスしていた。『彼女がその名を知らない鳥たち』で主演女優賞を受賞した蒼井さんは、下品な年上の男と暮らしながらも、8年前に別れた男の面影をいじいじと追っている自堕落な十和子を演じ、新境地を踏んだ。『フラガール』ほか(2006年度)で助演女優賞を受賞した以来の受賞となった蒼井さんは、「11年前からどれのくらい成長しているのか、なりたい役者像の何%まできたんだろうと考えていたとき、正直2%くらいだと思ったんです。これからも、できれば素敵な方々とお会いして、たくさんの方に手を差し伸べていただいて、しっかりその手を信じてあと98%を頑張りたいです」と、瞳を輝かせた。田中さんは、初主演作『がんばっていきまっしょい』(1998年度)で主演女優賞受賞して以来、母の強さや女のズルさまで出しきった奈苗を演じた『幼な子われらに生まれ』で助演女優賞に輝いた。田中さんは「主演の浅野忠信さん、娘役のおふたりと、家族皆で頑張ったで賞ということで、いただけたと思っています。家族皆で分かち合いたいと思います!」と笑顔を見せた。また、日本映画作品賞、日本映画脚本賞、新人女優賞の3冠に輝いたのは『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で、登壇した石井裕也監督と微笑みを交わした石橋さん。「これからは役を全うできるような役者になりたいと思っています」と石橋さんが受賞のコメントを伝えた。そのほか、表彰式には、日本映画監督賞の大林宣彦監督、文化映画作品賞の伏原健之監督、読者選出日本映画監督賞の岸善幸監督、キネマ旬報読者賞の立川志らくも出席した。大林監督が力強く、「あと30年は映画を作るぞ。がんごときで誰が死ぬか!」と言えば、観客からもこの日一番の大きな大きな拍手が贈られた。(cinamacafe.net)
2018年02月12日アニメ界のアカデミー賞とされる第45回アニー賞が3日(現地時間)、ロサンゼルスで発表され、ディズニー/ピクサーの『リメンバー・ミー』が長編作品賞を始め、候補になった全部門を受賞した。日本から片渕須直監督の『この世界の片隅に』と神山健治監督の『ひるね姫~知らないワタシの物語~』が長編インディペンデント作品賞にノミネートされていたが、同賞は全9部門で候補になっていた『The Breadwinner』(原題)が受賞した。受賞スピーチには声の出演をしたアンジェリーナ・ジョリーも登壇し、監督や製作者、共演者と喜びを分かち合った。米林宏昌監督の『メアリと魔女の花』は脚本賞とプロダクションデザイン賞2部門で候補になっていたが、残念ながら受賞はかなわなかった。最多11部門ノミネートで全部門を受賞した『リメンバー・ミー』。メキシコを舞台に、1年に1度だけ亡くなった家族と再会できるといわれる「死者の日」をテーマにした少年の物語で、3月4日(現地時間)発表の第90回アカデミー賞での長編アニメーション部門での受賞に向けて弾みがついた。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:この世界の片隅に 2016年11月12日より全国にて公開(C) こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会ひるね姫~知らないワタシの物語~ 2017年3月18日より全国にて公開(C) 2017 ひるね姫製作委員会メアリと魔女の花 2017年7月8日より全国東宝系にて公開(C) 2017「メアリと魔女の花」製作委員会
2018年02月04日第29回日本ジュエリーベストドレッサー賞の受賞者が決定2018年1月25日(木)、国際宝飾展 レセプションホールにおいて、「第29回日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が開催された。日本ジュエリーベストドレッサー賞は29年の歴史があり、過去1年間に「最も輝いていた人」、「最もジュエリーが似合う人」、「今後もさらにジュエリーを身に付けて欲しい人」を選出、表彰している。第29回は、10代部門が岡田結実、20代部門が菜々緒、30代部門が上戸彩、40代部門が遼河はるひ、50代部門が浅野ゆう子、60代以上部門が大竹しのぶ、男性部門は福士蒼汰が受賞。特別賞には、浅丘ルリ子と村田諒太が選出された。表書式には、受賞者が登場。宝飾関係者や政府関係者、多くのメディアが集まる中で、盛大に行われた。歴代受賞者日本ジュエリーベストドレッサー賞は、時代を彩る著名人を表彰し続けている。第28回は、福原愛、中条あやみ、石田ゆり子、桃井かおり、三浦春馬らが受賞。第27回は、市川海老蔵、松下奈緒、吉田羊、DAIGOらが受賞。桐谷美玲、宮沢りえ、吉瀬美智子、鈴木保奈美、浅野温子、松嶋菜々子、永作博美、武井咲らも、受賞経験がある。(画像は第29回 国際宝飾展より)【参考】※第29回 国際宝飾展
2018年01月31日ジュエリーが似合う著名人に贈られる「第29回 日本ジュエリーベストドレッサー賞」の表彰式が、1月25日に都内で行われた。この賞は、第1回国際宝飾展の開催と同時にスタートしたもの。毎年、「最も輝いていた人」、「最もジュエリーが似合う人」、「今後も更にジュエリーを身に付けてほしい人」を著名人の中から世代別と男性部門で選び、表彰している。今回は岡田結実(10代部門)、菜々緒(20代部門)、上戸彩(30代部門)、遼河はるひ(40代部門)、浅野ゆう子(50代部門)、大竹しのぶ(60代以上部門)、福士蒼汰(男性部門)が選ばれた。また、特別賞は浅丘ルリ子とWBA世界ミドル級チャンピオンの村田諒太が受賞。お笑いコンビ・ますだおかだ岡田圭右の娘であるタレントの岡田結実は、「夢のよう。嬉しすぎて泣きそう」と喜びを語った。菜々緒は「誕生石が好きで、天然石も集めています。今日、たくさんのブースを見てより一層欲しくなりました。また、お店の1つに私をイメージしたジュエリーがありました。悪女役が多いので、どんなジュエリーかと思っていましたが、本当にきらきらした天使のようなジュエリーで涙が出そうになりました」と笑顔。「10代の頃から、これはと思う仕事が終わると自分への御褒美としてジュエリーを集めてきました」という浅野は「昨年末、とても大切な宝物が1つ増えました」と話し、会場を沸かせた。また、福士は「海外旅行に行ったときに、2人の姉と母にピアスを買ってプレゼントしたことがジュエリーの思い出。緊張しましたが、喜んでくれました。これからも家族などにプレゼントしたい」などと話した。
2018年01月30日おそらくまんべんなく私たち2人に構ってもらいたいという、まめの気持ちがそうさせるのでしょうがまめ自身がリクエストしてくれば、よほど忙しいときでなければ断る理由もありませんので気持ちよく動かせていただいています。 まめが喋れるようになって以来いつもこんな感じなもので、私としては家事の負担が自分にかかり過ぎないので大変助かっています。 秘訣? パパ不在時に、パパのお掃除したおうちは気持ちいいとかパパはお料理も上手とかパパにごはん食べさせてもらえて幸せとかまめと一緒にパパをめちゃくちゃ褒めてたからですかねえ??
2018年01月26日あけましておめでとうございます!2018年こそ恋を成就させたい西山です。(毎年言っている気がする)昨年末のコラムで恋をしていると書きましたが、その恋は一応継続中であります。と言ってもほぼ片思いのようなもので、私が「付き合おうよ!ねえねえ!付き合おうよ!」とゴリゴリ押しても、向こうは相変わらず「不安要素がまだ多くて決断できない」と町工場の優柔不断な社長みたいなことを言ってくるのです。もう、決断できない間に倒産しちゃうわよ!と私としては思うのですが、彼いわく「今までもじっくり考えてから決めてきた」らしい。うーん、あまりにも自分と違いすぎて理解できない。私の恋愛は、出会った瞬間にアリ・ナシが分かれます。もう、これは本当に一瞬で。かといって容姿に恋をするわけじゃないので、一目惚れとは少し違う。こんなことを書くと痴女かと思われそうですが、アリ・ナシの境目って、その人とセックスできるかできないか、したいと思うかどうかなんですよね。それを会った瞬間に分別するって、もう己の動物っぷりにびっくりなんですが、狼に育てられた私としてはごくごく自然なこと。性的な魅力を感じるって男女間では大切なことだと思います。しかし私の場合、問題なのはそのアリ・ナシが絶対に覆らないこと。一度ナシと思ったら、命を助けられてもナシのままだし、逆にアリだと思ったらどんなに性格が悪くてもアリのまま。その旨を町工場の優柔不断な社長(片思い中の彼のことね)に話すと「そんなんだったから今までうまくいかなかったんでしょ?」と的を得たご意見。「だからちゃんと考えてから付き合わなきゃいけないんだ」と。うーん。でもそれって、自分を査定されている感じがして何だか面白くない。彼の家でブータレながらそんなことを話していた時、つけっぱなしのテレビに美味しそうなアイスクリームが映っているのが見えました。私が「あー、雪見だいふく食べたくなっちゃったー」とブータレたまま言うと、彼が「買ってくるよ」とすっとコンビニへ。買ってきてもらった雪見だいふくをもぐもぐしながら「優しい子だねえ」と褒めると、彼は顔色を変えることなく「だって、俺が買ってくるまで食べたい!食べたい!って言い続けるでしょ?」とな。やっだー、私の性格、ちゃんとわかってんじゃん!彼が買ってきてくれた雪見だいふくを食べながら、私は幸せな気分に浸っていたのですが、今振り返ってみると、またまた不安要素を増やしてしまったなあと思うのです。Written by 西山繭子
2018年01月25日ファッション業界にとって、2018年最初のビッグサロンとなる第93回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO93)が1月9日から4日間、イタリア・フィレンツェのフォルテッツァ・ダ・バッソで開催された。2018-19年秋冬シーズンのトレンドを占う同イベントの今回のテーマは「PITTI LIVE MOVIE」。メインパビリオンの広場は撮影所風に設えられ、会場の館のテーマを映画風にビジュアル化したビルボード、チケットブースなど“SNS映え”する会場デザインで、年2回のメンズファッションのお祭りを楽しもうという来場者の熱気はこれまで以上だ。ファッションスナップ常連のピッティピープルも地元イタリア、ヨーロッパだけでなく、今やアフリカ、オセアニア、北欧、東欧、アジアに広がり、雑誌の編集者、ブロガー、バイヤー、メーカーなど、グローバルに交流を深めるサロンへとすっかり変貌した印象を受ける(会場内のファッションスナップは追って掲載)。期間中は3日目が小雨となった以外、例年より比較的暖かな気候にも恵まれ、4日間合計でバイヤーは前年1月より2.5%増加し約2万5,000人、合計で3万6,000人の来場者を記録。特に今回ロシアとともに、ポーランド、チェコ、ルーマニアなど東欧からが大きく増加、バルカン諸国(セルビア、スロバニア、クロアチア、エストニア)の伸びも目立った。今回ゲストデザイナーに招聘され、メインプログラムとなった高橋盾(アンダーカバー/UNDERCOVER)と宮下貴裕(タカヒロミヤシタザソロイスト./TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.、以下ソロイスト)のジョイントショー(詳報は後日掲載)の影響からか日本人が前回比3%増となり、海外からの国別来場者数はドイツを抜いて1位になった。会場構成はメンズマーケットの変化に対応して、前回の6月展から既存のセクション、ブースなどの入れ替えが行われたが、今回は新たに「ATHLUVERS」というプロジェクトをスタート。イタリア・ビエラの繊維メーカーREDA社がスポンサードしてイサオラ(ISAOLA)、ダイン(DYNE)、GR1PSなどの若手ブランドと開発したアイテムを単独のパビリオンで展示。クラシックな天然繊維中心のテキスタイルからテクニカルな素材開発によるアスリートスポーツ及びライフスタイル市場への拡大に向けて、クラシコの聖地で新しい試みがスタートしている。セントラルパビリオンに出展するイタリアを代表するクラシコブランドはダブルフェイス、ガーメントダイなど手の込んだ素材や加工に取り組むことで、サルトリアーレの姿勢を明確にし、大手ラグジュアリーブランドの製品を手掛ける専業メーカーからトータルブランド化を図る動きは、依然根強い。ピッティ・ウオモがコンテンポラリーメンズのコンセプトラボとして位置づけている「FUTURE MACHILE」に継続してブースを出展しているCamoshita United Arrows、従来のスポーツウエアの枠を越えた都会的なニュースポーツウエアを集めたIPLAYゾーンにビームス(BEAMS)がチャンピオン(CHAMPION)とのコラボブランドで出展するなど、日本のセレクトショップ勢の来場が増加し、会場内でもバイヤーがスナップの常連組として注目を集めている。日本のメーカーではバルカナイズ製法のスニーカーで知られるスピングルムーブ(SPINGLE MOVE)、力織機によるオリジナルの生地と1モデル86サイズという世界に例を見ないサイズ展開でジーンズマニアに知られるリゾルト(RESOLUTE)など、メイド・イン・ジャパンを代表するアメカジブランドも継続出展が10回以上を数え、確実に同展での商談実績を重ねている。「単にメイド・イン・ジャパンということで興味を持たれたり、品質が認められるという時代ではない。日本製で他社と何が違うのかを明確に示せないと難しい。我々はシーズンごとに商品を変えず、ジーパン4モデルだけの商品展開で5年間出展しており、CODという取引条件は最初から一切変えていない。ピッティでも回を重ねて行くに従って、その条件で良いので扱いたいという専門店が増えつつある。コラボの話も多いが、今のところ一切断っている。ファッションブランドというより、工業製品としてのデニムを追求する姿勢を変えるつもりはない」とリゾルトのデザイナー林芳亨氏は話す。リゾルトリゾルトのデザイナー林芳亨氏他にも昨年6月に初出展した立体成型のメンズ下着ブランド、トゥート(TOOT)が、初日に会場内でブリーフだけをまとった男性モデルを会場内でウォーキングさせるサプライズを敢行。その様子が現地のTV番組で放送されるなど、カタカナや漢字、アニメ、和柄といった日本ブームのファッショントレンドとは違った面で話題を集めたのも新たなトピックスとなった。トゥートのゲリラショーMAKEのパビリオンに出展している香川県に本社を構える手袋の専業メーカー、KURODAは今回ピッティ・ウオモ向けにボロの刺し子の手袋を出品。インディゴやデニムからさらに深く掘り下げた商品が、ジャパンラグジュアリーとして海外に受け入れられるかどうか、各社試行錯誤を重ねているようだ。KURODAの刺し子の手袋また、「第4回TOKYO FASHION AWARD」を受賞したボディソング(BODYSONG. )、クオン(KUON)、ソーイ(soe)、ディガウェル(DIGAWEL)、チルドレン オブ ザ ディスコーダンス(Children of the discordance)、エフ シーイー(F/CE.®)の6ブランドがTOUCHのゾーンに移動。これまでサルバムや同アワードが展示されてきたUNCONVENTIONALのゾーンには中国の8ON8や台湾のIN DICE STUDIOや北欧からの若手ブランドがブースを構え、ラグジュアリーなアンダーグラウンドスタイルを提案するゾーンに、日本の新興ブランドの姿が見えないのが気がかりだ。Text: Tatsuya Noda
2018年01月15日毎年恒例となった「2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン」が発表。個人賞では『彼女がその名を知らない鳥たち』の蒼井優が主演女優賞、『あゝ、荒野』『火花』などで主演を務めた菅田将暉が主演男優賞に選ばれ、日本映画ベスト・テン1位の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』の石橋静河、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『鋼の錬金術師』と主演作が続いた山田涼介がそれぞれ新人女優賞・男優賞を受賞した。1919(大正8)年に創刊され、“世界一の歴史を持つ”映画雑誌「キネマ旬報」による「キネマ旬報ベスト・テン」。今回で91回目を迎え、あの米アカデミー賞(2018年で第90回)を超える由緒ある映画賞としても知られる。日本映画第1位(作品賞)には石井裕也監督の『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』、外国映画第1位(作品賞)にはケン・ローチ監督のカンヌ・パルムドール(最高賞)受賞作『わたしは、ダニエル・ブレイク』が選出。また、個人賞・主演男優賞の菅田さんは初の受賞となり、日本映画ベスト・テン3位に入った『あゝ、荒野』ヤン・イクチュンが助演男優賞でW受賞。ヤン・イクチュンは2010年度(第84回)の『息もできない』(外国語映画作品賞)以来の受賞で、外国人俳優の個人賞受賞は1993年度(第67回)『月はどっちに出ている』のルビー・モレノ以来となった。助演女優賞は『幼な子われらに生まれ』の田中麗奈が獲得した。蒼井優&菅田将暉から喜びのコメント到着2006年度(第80回)『フラガール』『ハチミツとクローバー』など3作品で助演女優賞を受賞して以来の受賞となった蒼井さんは、「今回の受賞を、私の周りの方々がとても喜んでくれて、ああ、多くの人にお世話になっていただけた賞なんだなと、改めて思いました。ありがとうございました」と真摯にコメント。2017年大活躍をみせた菅田さんは、「真ん中に立つことがひとつの目標だったので、こんな大きな賞をいただいたことに対して、気が引き締まります。これからもワンカットワンカット、真摯にやっていきます」と気持ちを新たに喜びを語った。■受賞結果【個人賞】日本映画監督賞大林宣彦『花筐/HANAGATAMI』日本映画脚本賞石井裕也『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』外国映画監督賞ケン・ローチ『わたしは、ダニエル・ブレイク』主演女優賞蒼井優『彼女がその名を知らない鳥たち』主演男優賞菅田将暉『あゝ、荒野』『火花』『帝一の國』『キセキ-あの日のソビト-』助演女優賞田中麗奈『幼な子われらに生まれ』助演男優賞ヤン・イクチュン『あゝ、荒野』新人女優賞石橋静河『映画夜空はいつでも最高密度の青色だ』『PARKSパークス』『密使と番人』新人男優賞山田涼介『ナミヤ雑貨店の奇蹟』『鋼の錬金術師』【2017年第91回日本映画ベスト・テン】1位『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』2位『花筐/HANAGATAMI』3位『あゝ、荒野』4位『幼な子われらに生まれ』5位『散歩する侵略者』6位『バンコクナイツ』7位『彼女の人生は間違いじゃない』8位『三度目の殺人』9位『彼女がその名を知らない鳥たち』10位『彼らが本気で編むときは、』(次点:『ビジランテ』)【2017年第91回外国映画ベスト・テン】1位『わたしは、ダニエル・ブレイク』2位『パターソン』3位『マンチェスター・バイ・ザ・シー』4位『ダンケルク』5位『立ち去った女』6位『沈黙-サイレンス-』7位『希望のかなた』8位『ドリーム』9位『ムーンライト』10位『ラ・ラ・ランド』(次点:『残像』)【2017年第91回文化映画ベスト・テン】1位『人生フルーツ』2位『標的の島風(かじ)かたか』3位『やさしくなあに~奈緒ちゃんと家族の35年~』4位『ウォーナーの謎のリスト』5位『谺雄二ハンセン病とともに生きる熊笹の尾根の生涯』6位『沈黙―立ち上がる慰安婦』7位『米軍(アメリカ)が最も恐れた男その名は、カメジロー』8位『笑う101歳×2 笹本恒子 むのたけじ』9位『まなぶ通信制中学60年の空白を越えて』10位『廻り神楽(かぐら)』(次点:『桜の樹の下』)なお、「2017年第91回キネマ旬報ベスト・テン第1位映画鑑賞会と表彰式」は2月12日(月・祝)に開催される。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PARKS パークス 2017年4月22日よりテアトル新宿、4月29日より吉祥寺オデヲンほか全国にて順次公開(C) 2017本田プロモーションBAUSわたしは、ダニエル・ブレイク 2017年3月18日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinema and TheBritish Film Institute 2016映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ 2017年5月13日(土)より新宿ピカデリー、ユーロスペースにて先行、5月27日(土)より全国にて公開(C) 2017「映画夜空はいつでも最高密度の青色だ」製作委員会彼女がその名を知らない鳥たち 2017年10月、全国にて公開(C) 2017映画「彼女がその名を知らない鳥たち」製作委員会
2018年01月11日「ドクターマーチン(Dr.Martens)」より、ロンドンの国立美術館、テート・ブリテンとのコラボレーションシューズが登場。全国のドクターマーチンストア、およびオフィシャルオンラインストアにて、2018年1月12日(土)より発売される。今回のコラボレーションでは、英国最大の風景画家の一人、JMW・ターナーの風景画がモチーフとなっている。風景画を高貴な芸術に高めた彼の絵画は、特徴的な色彩から”光の画家”として評されている。ドクターマーチンの8ホールブーツ、3ホールシューズには、テート・ブリテンに収蔵されているターナーの「Fisherman At Sea_海の漁師たち」と「Decline od the Carthaginian Empire_カルタゴ帝国の衰退」の2作が、それぞれ落とし込まれている。加えて、11インチのショルダーバッグや、Tシャツなども合わせて発売。光を通して描き出される世界が、ドクターマーチンのアイテムに配された、存在感のあるアイテムに仕上がっている。【詳細】ドクターマーチン X テート・ブリテン JMW・ターナー コレクション発売日:2018年1月12日(土)販売場所:全国のドクターマーチンストア/オフィシャルオンラインストア商品例:■FISHERMAN AT SEA・8ホールブーツ 28,000円+税・Tシャツ 9,000円+税■THE DECLINE OF THE CARTHAGINIAN EMPIRE・8ホールブーツ 28,000円+税・レザーショルダーバッグ 27,000円+税※シューズサイズはいずれもUK3-9(日本サイズで約22.0〜28.0cm)※「THE DECLINE OF THE CARTHAGINIAN EMPIRE」8ホールブーツの発売は2018年1月26日(土)
2018年01月04日気づけば年の瀬。歳をとるごとに、どんどん一年が短くなっているので、もしかしたら365日ないんじゃないのと疑っている西山です。今年も恋をしたんだかしてないんだか、よくわからないけれど、クリスマスも大晦日も一人ってことは間違いなく成就はしていないということです。そして気づけば、三十代のカウントダウンが始まりました。1月21日で、私は40歳になります。ひえー!子どもの頃に想像していた40歳と全然違う!寒くて布団から出たくなくて、無理な態勢でテレビのリモコンに手をのばして背中を痛める40歳になるなんて思ってもいなかった!そして40歳なんて、もう女としてはとっくに終了していて、恋なんてしないものだと思っていた!とっくに終了している説は真実かもしれませんが、そんなつまらない説には目をつぶり、私は40歳になっても恋をする気マンマンであります。だってこの連載が続く限り、私には『恋をする』という使命があるのです。いや、ウソ。連載のためではなくて、自分のため。だって恋をしている方が人生は張り合いが出るから。デートに向けて可愛い洋服を買ってみたり、もっと綺麗になれるようにメイクを変えてみたり、おっぱいが大きくなるようにクラランスの美容液でケアしたり、おっぱいが大きくなるように腕立て伏せをしたり、おっぱいが大きくなるように豆乳を飲んだり。(おっぱいへの執念がハンパない)毎日の努力は大変だけど、恋をした時の綺麗になりたいという想いは必ず実を結びます。だって数日前、久しぶりに会った3歳の甥っ子に「あれ?まーたん、おっぱい大きくなった?」と言われたので。ちなみに甥っ子はそのあと私に「パンはパンでも食べられないフライパンは?」というかなり難しいなぞなぞを出してきました。その甥っ子の「いとこが欲しい」というシビアな願いを叶えるためにも、これまで以上に恋をしていく所存であります。ちなみに今はですね、はい、していますよ、恋。ただ先日、その人と付き合う付き合わないの話になった時、「不安要素が多すぎるから、もう少し様子を見させて欲しい」と告げられました。んー、相変わらず雲行きの怪しい恋ばかりしているなあ。まあ、そんなことにめげる私じゃないけどね!Grapps読者のみなさん、2018年もたくさん恋をしていきましょう!Written by 西山繭子
2017年12月30日@cosmeベストコスメアワード2017ベスト美容グッズ2年連続1位ユーザーからの多くのクチコミの中から選ばれる@cosmeベストコスメアワード。実際に購入し、使用したユーザーからの投稿は信頼できるため、各分野で興味のある人たちから注目を集めることでも知られている。このアワードで、ベスト美容グッズとして2016年、2017年と2年連続で第1位を獲得したのが、ユニ・チャーム株式会社から販売されている「シルコット うるうるコットンスポンジ仕立て」だ。うるうるコットンスポンジ仕立ての特長商品名のとおり、化粧水を含ませると驚きのうるおいがパフから染み出てくる。しかも、使用する化粧水の量は従来製品の半分だ。そのため、パッティングだけではなくパックとしても使用することが出来る。特に、同製品の形状はカーブを描いているため、気になる目もとのパックにも最適だ。美容グッズの流行の変化は激しく、どんどん新商品が発表される中で、2年連続で第1位を獲得した実力は、本物だといえるのではないだろうか。受賞のもう一つの理由もともと、ユニ・チャーム株式会社の美容グッズ部門では、美容や化粧の流行に合わせながら顧客目線での商品開発を心がけているという。同賞を2年連続で受賞できたのも、そういった企業姿勢からなのかもしれない。一般ユーザーにとってはコストパフォーマンスも気になるところだが、その面からも支持を受けている商品だともいえる。まだ使用したことがない人は、これを機会に購入してみても良いかもしれない。(画像はプレスリリースより)【参考】※ユニ・チャーム株式会社 公式サイト※ユニ・チャーム株式会社 プレスリリース(@Press)
2017年12月27日@nifty温泉に掲載する12,134施設の中から選ばれるニフティ株式会社は、温泉・温浴施設情報専門サービス「@nifty温泉」にて「第12回 @nifty温泉 年間ランキング(2017)」を発表しました。同ランキングは、「@nifty温泉」に記載されている全12,134施設の中から、各施設閲覧数や利用者からの口コミ評価などにより2017年総合ランキング「TOP100」を決定しました。 集計期間は、2016年12月1日(木)~2017年11月30日(木)です。2017年人気温泉発表全国総合ランキング1位は「杉戸天然温泉 雅楽の湯(埼玉県)」となりました。同温泉は、源泉かけ流しの温泉にビュッフェレストランなど1日ゆっくりくつろげ豊富なお湯を楽しむことができる温泉です。2位は、天然温泉で岩盤浴やヨガが楽しめる「美楽温泉 SPA-HERBS(埼玉県)」、3位は、横浜駅から徒歩5分、天然温泉、源泉かけ流しカップルでのデートコースにも最適な「横浜天然温泉 SPA EAS(神奈川県)」となりました。「@nifty温泉」について全国12,134店舗(2017年11月現在)の温泉情報が集まる最大級の温泉サイトです。同サイトは、近くの日帰り温泉、スーパー銭湯、健康ランドなどを、ランキングや口コミから探すことができます。温浴施設をおトクに楽しめる割引クーポンも多数掲載しています。(画像はプレスリリースより)【参考】※ニフティ株式会社プレスリリース(PR TIMESより)※第12回 @nifty温泉 年間ランキング(2017)
2017年12月23日心配事は現実のものになるとはよく言ったもので、「こうやってヨメのことをネタに原稿を書いていたら、いつかヨメにバレて怒られるだろうな」と心配していたら、先日、本当に怒られました。「わたしのことを書くのなら、先にわたしの許可をとるべきでしょ?」とだけぼくに言ってくるのなら、まだかわいげがあるというものです。がしかし、我がヨメはあろうことか、「良妻賢母として書いてよ」と、ケチをつけてきました。いや、リクエストをしてきました。びっくりぽん!です。さて、年上の女性を取材していたら見えてくる、良妻賢母という言葉のむかしながらの解釈があります。たとえば60歳の、見るからに良妻賢母そうな女性がスナックで働きはじめたところに以前、取材中に遭遇したことがあります。彼女は言いました。「夫は弁護士で、『おれの稼ぎだけでやっていくから、お前は(!)専業主婦になれ。おれが帰宅するまで寝るな(以下、ご想像のとおり)』と、結婚当初わたしに言ったので、35年間わたしはずっと専業主婦でした。でも、最近は夫婦愛も覚めて、子供もうちに寄りつかず、ゆえに夫に内緒で、若い頃にしたくてもできなかったことをしたいと思っています。そのひとつが、スナックでバイトすることです。」35年のあいだに、外で伸ばす羽が錆びついてしまったのか、彼女は3日でスナックを辞めていきました。妻のことを「お前」と呼ぶことがすでに物語っているとおり、むかしながらの良妻賢母の解釈が、今の時代に通用しないことを物語っている、典型的な例かもしれません。では現代版「良妻賢母の解釈」とは?これは、男女平等と言われている現代の風潮にならって(?)、あるいは女性の読者の反感を買わないようにするため(?)、まずは男のことを考えてみようと思います。つまり「良夫賢父」のことを考えてみる。「良夫賢父」をなんと読めばいいのか知りませんが、パソコンで1文字ずつ打つと、こういう文字列が完成します。良き夫であり、賢い父親である…これはたとえば理性がちゃんとはたらく男であれ、ということである、という仮説がすぐに浮かびます。理性なき「良」も、理性なき「賢」も、ともに成立しないから。理性をはたらかせるためにはなにが必要か?むかしの賢者たちはこう言います。「思い込みで判断しないこと」「つねに、正しい判断とはなにかを『意識すること』」「自己愛を少なめにして真理を追究すること」などなど。すべて、かの有名なデカルトさんと、その周辺の哲学者たちの言葉および、その意訳です。夫婦はお互いに、相手を映す鏡なのだから、ダンナが「良夫賢父」であろうと努力すれば、ヨメも良妻賢母であろうと努力するかもしれない。これも一般論として言えることだろうと思います。鏡であるというのは、こういうことですよね。「そうあろうと努力する」のに必要なことは、デカルトさんたちの言葉をお借りするなら、たとえば「思い込みで判断しない」ように日々「意識すること」となります。冒頭に戻ると、我がヨメはぼくの原稿を読みながら「良妻賢母として書いてよ」と、のたまわりました。我がヨメは「ぼくが彼女のことを良妻賢母として書いていない」と、思い込みで判断し、その判断が、ヨメをしてそう言わしめたのかもしれません。もしそうであるなら、そして、夫婦の鏡の法則から判断するなら、ぼくもヨメのなんらかを思い込みで見、判断している、ということになります。あるいは、ぼくがヨメのなんらかを思い込みで見、判断しているという、ぼくが意識していない事実を、ヨメはすでに知っている、ということになります。他人が意識していないことを知り、それを相手にうまく指摘できるというのは、先人いわく「良」き人であり、「賢」い人です。「人」を拡大解釈すれば、女性の場合、妻や母という言葉と入れ替え可能でしょう。ということは、ヨメはすでに良妻賢母だということになります。びっくりぽん!です。(追伸。我がヨメよ、こんなんでええか?)(ひとみしょう/文筆家)
2017年12月20日誰もが知っているとおり、英語で1000のことをthousandと書きますが、これを、しばし迷って「象さん」と読んだ人がいて、聞いた瞬間おおいに笑ってしまいました。tho(ぞ)u(う)san(さん)d(発音しないと決める)で、たしかに「ぞうさん」と読めなくもないし、最後の「d」はべつに発音しなくったっていいし…エルメスの頭のHだって発音しないわけだし。英語の授業中の出来事で、先生に当てられた女性は、ホントの読み方は知らないけど、どうにかしなくちゃならなかったから、必死で読み方を考えたのち、象さんと読んだのでしょう。まちがっていると薄々わかっていても、期せずして英文の途中に登場した「1000」を読まないと授業を止めてしまうことになるという強い責任感が、彼女の記憶のどこかから象さんを引っ張り出してきたのでしょう(象さんもビックリしたと思う。「今、このタイミングでおれ?」ってな具合に)。夫婦のあいだにも「ホントのところは知らないけど、一応どうにかしなくちゃならないこと」があります。たとえば彼女のお母さん、つまり義理のお母さんが、ぼくらの結婚式についてどう考えているのか?ということは、ぼくは知らない。もちろん漠然と「こう思っているのだろうなあ」という推測はします。でも本当のところはよくわからない。みんなで寄り集まって話せばいいことですが、お互いに「これを言ってしまうと、こっちの家がわがままだと見られてしまうかもしれない」など、いろんな細かな感情が作用することだってあるでしょうから、お互いになかなか話を切り出せない。ゆえにホンネが見えない。結婚式のことがぼくとヨメの間でほぼ話題に上がらず、でもそろそろ場所や日程、おおざっぱな内容などを決めないと周囲の人たちがいぶかしく思うだろうなと内心焦っていたぼくは、ヨメに尋ねました。「結婚式どうする?」と。なぜなら男として、結婚式を一応どうにかしなくちゃならないという責任感があったから。ヨメは答えました。「ふつうの結婚式でいい」と。ぼくは即座に言い返しました。「ふつうでいいと言ったところで、お義母さんには『こういう結婚式にしたい』という思いがあるかもしれないから、お義母さんに相談しといてよ」と。なぜかふと、お義母さんという言葉が口をついて出てきました。言いながら「しまった」と思いました。「しまった、先にお義父さんのことを聞くべきだった」と思いました。女の子の家庭って、お父さんとお母さんどちらが娘をヨメに出すことをナーヴァスに感じているのかといえば、おそらくお父さんだから。でも「お義父さんは結婚式になにかリクエストないの?」と、ぼくはヨメに聞けなかった。同性は同性の気持ちに敏感だから。わが娘を嫁に出すお義父さんの心中を思えば…少なくともぼくはなにも言えない。お義父さんは、かわいい娘の結婚式について思うところがあるにせよ、きっとそれをまだ言語化できるところにはいないであろうと想像したら、なにも言えなかった。ましてや「知ったか」をして、「お義父さんも哀しいだろうね」とは、口が裂けても言えなかった。thousandを象さんと読むかのごときユーモアは、ぼくらの結婚式の話題においては、どこにも見当たらなかった。世界中の人々がthousandを「ぞうさん」と発音する日が来たら、5000ドルは「five ぞうさん だら~ず」となり、静岡や愛知の人はきっとうれしいのだろうなあとぼんやり考えているぼくに、ヨメは言いました。「わたし、結婚式にあまり興味がないから」。「でもお義父さんとお義母さんは、娘の結婚式のことを真剣に考えているはずだよ」ぼくはこう答えました。しばし重たい沈黙があり、会話はここで途切れました。その後も沈黙が続きました。英語の授業中に、知ったかで強行突破した「ぞうさん女」のことが、とてもまぶしく、勇気ある女性として思い出されたひと時でした。おおいに違和を感じつつも、象さんと発音しきった彼女に、たくましく生き抜いてきた胆力を感じたのです。(ひとみしょう/文筆家)
2017年12月08日先日、この連載を読んでくださっている方にはおなじみのオスカルから久しぶりにメールがきました。オスカルを知らない方のためにさくっと説明しますと、彼は私がこの春にマンチェスターで通っていた語学学校のクラスメイトであります。25歳のハンサムなフランス人青年。メールには近況報告が書いてあったのですが、そこには「I found a job as a lawyer in the French Federation of ××」とありました。え?lawyer?14歳年下のオスカルは私から見るととっても頼りなくて、社会性も身についていなくて、正直、この子ちゃんと仕事に就けるのだろうかと心配していました。そのアンドレ…じゃなくてオスカルがlawyer!?確かに本の話をしていた時「あまり小説は読まないなあ。法律関係の本ばっかり」と言っていました。その時は、何カッコつけてんだよと流してしまいましたが、ちゃんとお勉強していたのね。ちなみに日本ではlawyer=弁護士と捉えられがちですが、イギリスでは法律に関わる仕事をしている人を総称してlawyerと呼ぶようなので、オスカルが法廷で「裁判長、シュルブプレ!」と言っているわけではありません。しかしまあ若者の失業率が高いフランスで良い仕事に就けたオスカルは優秀であります。何よりも素晴らしいのは、彼が仕事のためにパリに引っ越したこと!メールにも「パリで繭子のことを待っているよ」と書いてありました。久々の甘いメールに、おばさん胸きゅん。オスカルとはしばらく連絡をとっていませんでしたが、これを機にまたメールをするようになりました。そんなある日、いつもはメールのオスカルから突然テレビ電話の着信。何事かと思って出ると、液晶の向こうにはシャンゼリゼ通りのイルミネーションが輝いていました。「ハーイ、繭子!シャンゼリゼだよ!元気出た?」数日前に送ったメールで、私はオスカルに最近何をやってもうまくいかないと愚痴モード。そして「ニュースで見たけど、シャンゼリゼのイルミネーションが始まったんだね」と書いていました。そんな私にオスカルからのプレゼント。ああ、マンチェスターのハンバーガー屋に行っても、カレー屋に行っても、メニューが決められず一番上に書いてあるのを指さしていたオスカルが何だか大人になっちゃった。「一緒に見たいから、早くおいで!」というオスカルに頷きながらも、もう寒いのがイヤで次の外国はオーストラリアの予定だよとは言えない14歳年上のお姉さんなのでした。Written by 西山繭子
2017年12月08日女優の波瑠が、「第46回ベストドレッサー賞」の芸能部門に選出され29日、都内で行われた授賞式に出席した。波瑠ファッション産業界の発展と各界の文化交流を目的に、政治、経済、学術、文化、芸能、スポーツなどの各分野で時代をリードする著名人に贈る同賞。1972年にスタートし、今年で第46回を迎える。波瑠は「すごくうれしいです。身に余る賞というか、光栄です」と謙虚にコメント。この日の衣装について「1からオーダーメイドで作っていただいた衣装で、世界に一つしかない服を着させていただいてうれしいです」と話し、また、「かかとの高い靴を履いて、久しぶりに視線が高いです」と笑った。普段の服については、「たいしたものは着てないです」と言い、「Tシャツや、冬はニットにジーンズだったり、現場に行ったら着替える仕事なので、脱ぎきしやすい着心地がいい服を着ています」と説明。「気に入りの服があるとずっとそれを着て、クタクタになってきてそろそろやめようかなと思ってやめる」とお気に入りの服を大切に着るタイプだと語った。波瑠のほか、経済部門にワコールホールディングス代表取締役社長の塚本能交、学術・文化部門にギタリストの村治佳織、芸能部門に歌舞伎俳優の尾上菊之助、スポーツ部門にスポーツキャスター・モデルの畠山愛理が選出された。
2017年11月29日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。前回は、恋愛で同じ失敗を繰り返さないために、「失敗の内容」を知り、次に生かすべしとお伝えしました。今回は、別の角度から「失敗を繰り返さないための行動」を考えたいと思います。失敗は「課題」を克服しないから実は先日、結婚相談所のベテラン相談員さんと情報交換をしていたら、彼女がつぶやいたのですよ。「婚活で失敗する人は、同じ失敗を繰り返します」と。詳しく聞いてみたところ、「婚活をしている女性でなかなかうまくいかない人は、失敗後に出会う相手が、また同じようなタイプだ」というのです。それは、女性の好みだとか、「選んでいるから」とかそういうのではなくて、「なにか人智を超えた“めぐりあわせ”のようなものを感じる」と言うのです!曰く、「大勢の男女を見てきて、最近気が付いたのですが、同じような人に巡り合うのは、その女性に与えられた課題なのかもしれません。そして、与えられた課題を克服しない限り、幸福な境地にはたどり着けないのかもしれません」…なんということでしょう。しかし当相談所に寄せられるお悩みやリポートの内容と合致するのも事実なのですよ。つまり、「同じような男性と同じような失敗をする女性たちは確実に存在する!」。巡り合うのは「課題」かもしれない「例えば、巡り合った相手に『好みでない』部分を見つけたとしましょう。最近の例でいうと、お金にだらしないタイプの男性にばかり巡り合う女性がいたのですね。で、彼女が次に選んだ相手もやっぱりお金にだらしなかった。だけど、それは最初からわかっていたことではなく、付き合って結婚を決める段階でやっとわかった事実だったんです。それで思ったのですが、彼女が最初からお金にだらしないタイプを選んでいるのではなくて、また、相手にはだらしない自覚はないので、そういうタイプからあえて選ばれてる…というのでもないのです。同じタイプの男性と、引き寄せられるように近づいて、『いいな』と思い合ってしまう。これは、なんらかの課題なのではないでしょうか。だから彼女は、その課題を克服しない限り、結婚にはたどりつけないのかもしれないと思うようになったんです」課題を克服するのは?例に出してもらった女性は、「お金にだらしない男性」と巡り合ってばかりいるわけですが、精神的にもろい男性とばかり巡り合う女性も、女性にだらしない男性とばかり巡り合う女性も世の中にはいるでしょう。いずれも、条件や見た目で男性に共通項があるわけでなく、「ふたを開けてみれば…」がほとんど。そして、「止めておこう」と身を引いてもやはり同じ問題を抱える男性に巡り合ってしまうのだとか。「だから、『違う』と思えた関係は、ストップさせるのではなくて、違うと思う部分があっても、一緒に過ごしてちゃんと課題を克服するのが女性に与えられたミッションなのかもしれません」「愛」を与える具体的には、違うと思った相手でも、「きちんと向き合うべし」だとか。愛し愛される関係を目指すために「まずは、ここが嫌だからと避けないで、彼を自分から愛する。だって避けたところで、ほかの誰かももしかしたら、何らかの問題を抱えているんです。そもそも女性自身もなんらかの問題を抱えているのに、それを見ないでいいとこどりを目指そうとしますよね。けれど、誰だってなんらかの問題を抱えている以上、少しでも惹かれるところがあって、付き合ったり、好意を持ちあったりした相手とは『ちゃんと付き合ってみなさい』ということなのだと思います」…聞いていて感じたのですが、欠けたところがある(と感じられる)男性と巡り合う私たちは、その「欠けている」と感じるのと「同じ量」だけ欠けた部分を持っているのかもしれません。そして巡り合う相手というのは、自分と同じレベル感の相手。だからこそ、「欠けた部分」を補い合うためにも、まずは相手の欠けているところを女性の愛情でカバーする意識を持つと活路が開けるのかもしれません。まとめ→●大人女性は「同じタイプの男性」と失敗を繰り返しがち。●失敗したタイプの男性は、実は向き合うべき相手。●女性から愛することで「欠点」をフォローする関係を目指そう!Written by にらさわ あきこ
2017年11月15日世の中のおとーさんたちが、お小遣い制という言葉をこよなく愛しているのか、忌み嫌っているのか知りませんが、ときどきテレビの中継で「不景気ですが、お小遣いのほうは?」と、リポーターが新橋駅前になぜかいるおとーさんに尋ね、「いや~、嫁に小遣いを減らされまして」なんて答えているのを見るにつけ、お小遣い制に内心、反対しているおと~さんも大勢いるのではないかと思います。お小遣い制度 VS 夫婦別財布お小遣い制にするのか、夫婦別財布にするのか?は、夫婦のいかなる話し合いによって決められているのか?について、ぼくは長年興味を抱いていました。だって、新橋駅前の寒空の下、缶コーヒーをすすりながらリポーターに愚痴をこぼすくらいなら、夫婦別財布にして、喫茶店に自由に入ることができる環境くらい、大のオトナとして確保したいと思うのが人情ってものでしょう。それをみすみすお小遣い制にさせられてしまうおとーさんたちって、どういう思考回路をしているのか、不思議でならなかったから。なにもおとーさんたちを批判しているわけでなく、単純にその思考回路を知りたかった。男の条件反射を刺激せよ先日、この積年の疑問が一気に解消されました。「一緒に住んだら、家賃とかどうする?」と、ヨメはぼくに尋ねました。家賃とか、の「とか」がかなり曲者だと、瞬間ぼくは感じましたが、つねに冷静沈着なヨメを前に、「とかってなに?」と言うことができず、「毎月決まった金額を渡すから、そこから払えばいいよ」と答えました。こういうのはもう、男の条件反射みたいなものです。「家賃、折半ね」と、しれっと言える反射神経が欲しかったと思っても、そんなもの、あとの祭りですよ。続けて、「わたしのお小遣いは?」と、ヨメが尋ねました。「毎月渡すお金の中から自由にとればいいよ」と、ぼくは答えました。「ということは、あなたもお小遣い制になるけど?」と、ヨメは、しれっとぼくに言いました。今度は「けど」が怪しい、なにか良からぬにおいがプンプンする、とぼくは思いました。が、長年このカラダに染みついてしまっている哀しい反射神経ゆえ、ぼくは「はい」と答えそうになりました。が、ここは踏みとどまった。新橋の駅前で、鉄でできている黒いメタリカルなSLよりカタくこわばった表情で缶コーヒーをすすっているおとーさんたちの姿が、反射的に脳裏をよぎったから。しばし沈黙がふたりを包みました。新橋のおとーさんたちが束になって、「お前、ここで踏ん張らないと、哀しい結末にしかならないぞ!寒空の下で飲む缶コーヒーもいいけど、ルノアールで居眠りこくのもいいぞ」などと、頭の中で応援してくれていました。おとーさん100人くらい?もっと?だからぼくは「小遣い制でもいいけど、おれ、個人事務所を持っているから、会社の経費とかいろいろあって…」と、思いつく限りの、かつ、ヨメが否定しづらそうな言葉を並べました。その間中ずっと、ヨメは黙ってぼくの話を聞いていました。ぼくの言い訳の言葉が尽きてもなお、ヨメは黙っていました。ぼくも負けじと黙っていました。がしかし、長年このカラダに染みついてしまっている哀しい反射神経ゆえ、気づくと「まあ小遣い制でもいっか」と口走っていました。沈黙はカネなり…!「沈黙はキンなり」という言葉をヨメは、幼い頃から「沈黙はカネなり」と読んできたのかもしれません。沈黙はカネなり…ってまあ、確かにそのとおりやなあ…と、新橋駅前にいるおとーさんたちも、物言わぬSLをぼんやりと眺めつつ、新婚当初、感心したのかもしれません。感心している場合では全然ないけど。(ひとみしょう/文筆家)
2017年11月14日先日、長年愛用していたジャケットの、片方の袖口のボタンが1つ取れました。こういうとき、世の男たちはきっと「彼女がいてよかったなあ」と思うのだろうと思います。ぼくもそう思ったし、きっと隣の部屋に住んでいる、名前も知らない不器用そうな顔をしている男も、こう感じるはずです。なぜなら世の男の多くは、裁縫はおろか、ボタン1つ付けることができないから。男子にとって"女子力"は「スゲ〜!!」裁縫のなかにボタン付けは当然含まれるはずですが、裁縫ができるというのはたとえば、「子供服を作ること」であり(最低でもランチョンマットが作れることであり)、ボタンをつけることと子供服を作る(ランチョンマットを作る)ことの間にはかなり乖離があり……しかし、ようするにもう、ボタンを付けることができる女性も、ランチョンマットを作れる女性も、子供服を作れる女性もみな、男にとってはスゲ~わけですよ。女子だって、そういうことができる女子をスゲ~と思いますよね。最近はスゲ~とは言わず、しれっと「女子力」と言うのかもしれませんが。で、その「スゲ~」を我がヨメに感じたくて、ぼくは彼女に「悪いけど、袖口のボタンが取れたから付けてもらえる?」と言いました。いついかなるときも冷静なヨメはまず、ぼくのジャケットの両方の袖口を手に取って眺めました。右の袖口に3つボタンがついてあり、左には2つ付いていることを確認したヨメは、ぼくに言いました。「ジャケットを買ったとき、スペアのボタンがあったでしょ?」と。「そんなもん、もうどっかにいった」と、ぼくはしれっと言いました。言いながら内心、「彼女にユザワヤ(手芸用品を多数取り揃えているスゲ~お店)に行かせることになって悪いな」と思いました。がしかし、長年愛用してきたジャケットに対する愛情もあります。しばし沈黙がありました(きっと彼女は、いかにしてユザワヤに行かなくて済むかを考えていたにちがいない。うちから遠いから)。ほどなくしてヨメの口から、超画期的なひと言が出てきました。さらに「スゲ〜!!」嫁の発想とは…「これさ、右のボタンを1つ取って、左右2個ずつにして、最初から2個しか付いていなかったことにすればいいじゃない」「ワイルドな発想やな」動揺しつつ、ぼくはこう答えるのが精一杯でした。ぼくの常識の中に「取れたボタンは付けるもの」というのはあっても、ボタンが取れたらさらに取るという発想はなかったから。続けてヨメは、満面の笑みでこう言いました。「ワイルドなヨメはお好き?」。ぼくはさらに動揺しつつ、気づいたら「はい」と答えていました。こんなもん、「はい」と答えるしかなかろうが。(ひとみしょう/文筆家)
2017年11月06日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。合コンや飲み会で気になる人に出会ったとき、皆さまはどうしてますでしょうか?当相談所に寄せられるのは、「気になる人がいたけど何もできなかった」というお悩みです。どのように動けば、気になる人と次回につなげられるのでしょうか?同席中に近くに行くべし「何もできなかった」という女性たちに、詳細を伺うと、「ずいぶん遠い席にいた〇〇さんが気になりました」「飲み会中に話せなかったから、話してみたいと思って」などと会合中に会話すらしてない場合が多かったのですね。さらに、お見合いパーティーでも「マッチングしなかった」という女性に話を聞きますと、「遠くにいたBさんが素敵で」「途中話ができなかったので」マッチングできなかったというのです。しかもそんな女性たちが「モテない」「人気がない」と言っているのでお伝えしますが、「気になる人とは、出会った時間内に声を掛け合うようにすべし!」です。印象のあるうちに行動を具体的には、飲み会や合コンで「気になる」人がいたのなら、その会合中に近くに行って話をするようにしないとダメ。「あとで幹事に伝えてもらえば」「またきっと会えるから」などと願いたくもなりますが、実際大人のわれらに「次の約束」はなかなか訪れません。ましてや、「顔の印象」すら持ってもらえなかった場合には、そんな「見ず知らずの人」のために時間を割く男性はいないのです。だって忙しい社会人。そうでなくても日々の仕事に忙殺されて、貴重な土日はメンテに趣味にお勉強…とやることはいっぱいなんです。特に、オトナ女子が好きになるような男性は「忙しい人たちだ」ということを心得ておきましょう。「無理目女子」は誘われない「でも、イケメンの横にべったりくっつくようなやり手女子には、とてもなれません!」というお気持ちはわかります。それに、「バレバレな行動をしたら、好きという気持ちがバレて男性に引かれるのではないですか?」という疑問もわいてくるでしょう。しかし、バレバレな行動をするくらいでないと、男性に気にしてもらえないのが現実。「この子、僕に気があるのかな?」→「可愛いな」→「誘おうかな」くらいの気持ちの変遷があるのが、昨今の男性だからです。逆に言うと、無理かも?と思われたら「男性は誘ってこない」というのも覚えておきましょう。また、「男性の横にべったりくっつく」ような行動が苦手な場合、自分から行く必要はありません。そんな時こそ、幹事やお世話焼きの人を頼りましょう。「別の人とも話してみたいです」「全員と話したいです」と言えば、たいていの幹事は席替えをしてくれるはず。「つまらない」と思った会が「つまらないまま」なのは、たいていの場合、我慢し続けるから。「つまらないこと」を表明すれば、責任感ある幹事か世話役がきっとなんとかしてくれるので、相談の姿勢で切り抜けていきましょう。近くなれなかったら挨拶をとはいえ、最後の最後まで、近くに行ったり、話したりができなかった場合もあるでしょう。そんな時には、①「帰りぎわに声をかける」②「印象のあるうちにLINEを送る」のどちらかを行いましょう。①の「帰りぎわに声をかける」は、立ち上がってみんなが帰路に就く間に「今日は話せなかったですね」とか、「お話してみたかったです」と声をかけるパターンです。たいていの男性は、そう言われたら悪い気にはなりませんから、「そうですね」と返してくれますよ。そしたら、連絡先を交換したり、グループLINEを作っているならば、「あとでLINEしますね」と宣言しておきましょう。②の「印象のあるうちにLINEを送る」は、①を踏まえて行うのがベターですが、いきなり送っても大丈夫です。連絡は「会の印象があるうちに」が鉄則です。なので、幹事に連絡先を聞いてもらったあと「一週間後」などに送るのは効果が薄いです。それよりも、会の印象が残っている翌日の夕方までに第一報は送りましょう。なお、なぜ翌日の夕方までかと言いますと、飲み会の場合だったら、「次の飲み会で記憶が消える前」という意味です。お見合いパーティーなら、翌日の昼までが現実的かもしれません。…以上、気になる人がいた場合の動きについてご案内しました。繰り返しますが「次がある」のは、時間のある学生や、同じ会社や趣味の場で出会った人の場合のみ。オトナ女子が、デイリーでない場で、気になる人と出会ったら、その日のうちに「声を掛け合う」関係になるのがスムーズであると心得ておきましょう。まとめ・「その会のうちに会話する」を目標に!・リカバーは、翌日までのLINEで。Written by にらさわ あきこ
2017年11月02日気づいたらなんとなく結婚しましょうかということになっていたので、ぼくは彼女に対していわゆる正式なプロポーズというものをしたことがありません。で、「プロポーズなしの交際とか結婚というのも、この世にあるんだなあ」と、しばし感慨にふけっていたら、彼女が「正式なプロポーズはいつでもいいからしてね」と、こうきたもんだ。「通帳を見せてください」って…先日、テレビ東京の「通帳を見せてください」という番組を見ていたら、ある日いきなり30万円引き出している彼氏の通帳を見た彼女が、「この30万円って、なにに使ったの?キャバクラ?」と言っていました(今時、キャバクラで30万円も使えないですよね…レミーマルタンの時代じゃないんだから)。実際には、彼が彼女に交際だか結婚だかのプロポーズをしたときに、指輪だかなんだかを買った費用だったらしいのですが。こういう彼氏がいるということは、「プロポーズはしかるべきお金をかけて、しかるべき手段を踏んでお願いします」と思っている女子がいるということで。そういう女性がいる一方で、正式なプロポーズなしに結婚となったぼくは、「世の中には非常にものわかりのいい女性がいるもんだな」と、なかば彼女のことを尊敬していました。結婚式やそのあとの生活を思えば、お金などいくらあっても足りないんじゃないかと思えるほどで、プロポーズが0円で済んだというのは、なんて合理的な考えの彼女なんだろう…もう少しお金をかけてもいいから、非合理的なプロポーズをしてもよかったかな。テレビ画面に映る他人の通帳を見ながら、ぼくはこう思っていました。この、ぼくの気持ちを見事に見抜いたのが、ほかでもないぼくの嫁候補。通帳を見せるから、おれの表情を見るなよな、とも言えないしね。毛を逆立てているネコのスタンプが返ってきました彼女はしれっとぼくに言いました。「できればサプライズ感のある正式なプロポーズをしてほしい」と。だからぼくはある日、彼女とLINEで何気ないトークをしているときに「結婚してください」という文章を送りました。何気ないトークのなかに「結婚してください」という一文を混ぜると、サプライズ感が出るプロポーズになりえると考えたからでした。ソッコーで、毛を逆立てているネコのスタンプが返ってきました。ネコの絵に、ご丁寧に「シャー」という擬容語がついているスタンプでした。少しばかり反省したぼくは後日、彼女への「おはようメール」のあとに「結婚してください」と送りました。しばらくして「ケンカ売ってる?」という、非常にシンプルなお返事が返ってきました。とても静かな、神聖な朝の出来事でした。ぼくにだけなんらか致命的な欠陥があるのか、世の多くの男たちにも共通する欠陥なのか、よくわからないのですが、ぼくにはサプライズを演出する方法がよくわからないのです。わかるかわからないか、で言えば、おそらく「調べるとわかる」のだろうと思います。ググればいくらでも答えが出てくる時代、「調べるとわかる」。シャー!でもどこかしら気恥ずかしいのです。サプライズってたとえば、しんとしたレストランでいきなり明かりが消えて、ハッピバースデーが流れて、火を灯したろうそくが立てられたスイーツのプレートが運ばれてきて、多くの店員さんがテーブルの周囲を取り囲み、なんならそこに居合わせたお客さんもハピバを歌って、歌い終わって店内に明かりが戻ると、ぎこちない表情になっているお誕生日の人がいるあれのことでしょ?たとえばこれがサプライズでしょ?こういうのを彼女は望んでいるのだろうか?彼女が言う「サプライズ感のある『正式な』プロポーズ」って、なんだろう?ハピバみたいに強烈なやつじゃなくとも、レストランで食事をしている途中に指輪を渡すことか?と思ったところで、彼女はかなり強烈な金属アレルギーときたものだ。こっちが毛を逆立てているネコのスタンプを送りたいくらいだ。シャー!(ひとみしょう/文筆家)
2017年10月26日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。恋をすると、「好み」とか「タイミング」とか様々な要因が結果を左右していくとわかるものですが、意外と忘れられがちなのが、「ニーズ」でしょう。ニーズとは、「どれくらいの情熱で」「どういう結果を求めているか(=目的)」ということですが、実はニーズこそが大人の恋の行方を左右しているのですよね。そこで、今回は「ニーズの重要性」とどう意識してゆけばいいかについて、お伝えしていこうと思います。結婚したいのか恋愛したいのかまず恋を左右するニーズとは何かといいますと、「結婚したい度合い」と「恋愛したい度合い」、つまり目的(結果)のニーズと、「すぐにしたいのか」「できればしたいのか」という情熱の高さに対するニーズです。それぞれが同じくらいだと、恋愛関係は成立しやすいのですが、どちらかがズレているとなかなか成立しないです。また、いったんは成立したかに見えても、「実はそれは幻だった」なんてことになりかねず、結果、女性が悲しい思いをすることになる。具体的に見ていきましょう。結婚したい男性とでないと難しいアラフォーのAさんは婚活アプリで20代の男性と知り合い、意気投合。結婚については、男性側は「意識しているが、すぐというよりはいつかは」という意識で、Aさんは「できればしたいけど、結婚ありきの恋愛はしたくなく、それよりもまずは恋愛でしょう」という意識でした。対面の日に、それぞれのニーズを表明し合ったところ、Aさんは「まず付き合うというスタンスなので付き合いたい」と言い、一方の男性は、「付き合うからには結婚を意識したい」という姿勢でしたので、結婚したい意識が不明のAさんとは微妙だったうえ、そもそも「結婚対象としては年齢的に微妙」に思えたので「楽しく話せればいいや」との印象を持ちました。しかしAさんの押しもあり、かつ「すぐに結婚を考えているわけではないから」という余白から、付き合うに至ったのですが、そのような関係にすぐに息苦しさを感じ始めました。先の見えない関係は息苦しい「この先、どうなるの?」という思いが、彼に芽生えたのですね。結局、2人はほんの2か月で別れたのですが、傷ついたのはAさんです。「まずは恋愛でしょ?」とは言いながらも、結局は、「いずれは結婚できる恋愛」を心では求めていたのです。また、35歳のBさんは、すぐに結婚したい思いで婚活を始めました。しかし好ましく思えた男性は33歳の働き盛り。恋には積極的だったのですぐに関係がスタートしましたが、「彼女を作るつもりはないし」「結婚もすぐにはしない」とわかり、Bさんは苦しい状況に。とはいえ、もう好きになっていたので、あきらめることも難しく、いつ終わるとも知れぬ関係を3年も続けているのです。大人だからこそ確認したいことAさんもBさんも、20代だったらもしかしたら、こうならなかったかもしれません。「好きな人と付き合えて」「いつかは結婚出来たら嬉しいけれど、それは流れによる」と素直に受け止めることができたかもしれません。しかし、大人になってくるとどうしても「将来はどうなるの?」という思いが心にちらつきますよね。考えないようにしようと思っても、人生設計もあるし、時間は日々、刻々と過ぎてゆきます。そんな中で、「結婚」という単語を無視することのできる女性などなかなかいないのが現実でしょう。もちろん、「しない」という選択もあり得ますし、「しない」と決めている女性たちは、のびやかに恋愛を楽しんでいます。収入と立場も関係また年収の高い女性…中でも正社員でもある女性は、もっと自由な印象です。人を養えるほどの収入があると、「シングルマザーになる道もある」し、「男性を養える」などと選択肢が増えるからです。なので、自分の収入と選択肢を一度洗いなおすのは大事ですが、その大本になるのは、やはり「自分自身がどういう人生を歩みたいか」ということに尽きます。「結婚をしたい」のか、「結婚につながる恋愛をしたい」のか、それとも単純に日々を彩る「恋愛」ができればいいのか。そして、そのニーズの度合いは「絶対に」「今すぐ」か、「できれば」「いい人がいれば」なのか。これも一緒に考えてみるといいでしょう。意識すると結果がついてくる「意識するとどうなるか」と言うと、なんと結果がついてくるのですね。なぜかというと、出会いにあたっての選択肢に迷いがなくなっていくからです。たとえば「絶対に」「今すぐ」結婚したい女性なら、先のAさんやBさんが選んだような男性には出会いません。出会いはするのですが、意識にないので目に入らなくて、結果的に「出会った」という意識に残らないのです。そして実は私たちは「出会いがない」と言いながらも、日々ありえないほどの出会いを実際には体験しています。その中から、自分の求める出会いだけが目に入り、意識に残っていくのです…。そのためにも、自分の「欲望を意識する」のは大事です。意識することで、求める男性の造形が際立ってくるからです。欲望にフタをしてはいけない実はAさんもBさんも自分の欲望はあるのに、意識にフタをしていたので、欲望の外にある「単なる好みの男性」に恋愛感情を持ってしまいました。しかし一方で、自分は「結婚したい」から、「結婚したいと思っている男性とでなければ付き合わない」と決めている女性たちは、するすると結婚相手にどこかで巡り合い結婚していっています。なぜかというと、彼女たちは、同じように「結婚したいと思っている男性」しか、選ぼうとしないからです。さあ、あなたはどんな将来を見据えて、恋愛相手を探しますか?自分の気持ちがわかると、相応な男性に巡り合ったときに「この人だ」とわかってきます。まずは、自分の気持ちにフタをせず、正直な人になりましょう。まとめ・結婚に対するニーズこそが、大人の女性の恋を左右する。・まずは自分の欲望に正直になるのが大事Written by にらさわ あきこ
2017年10月25日こんにちは、恋愛プランナーのTETUYAです。よく良くある質問で、『何回ぐらいデートしたら付き合っていいのか?』ということ。相手の男のタイプにもよりますが、僕なら、なるべく早めに決着をつけたい派です。なぜなら、2人で何度も会うこと=お互い興味があることは間違いないですからね。逆に、1回目のデートで、「あれ、想像と違うな」って思えば、2回目はないわけですし。ダラダラ回数を重ねても、時間がもったいない気もします。今回、そんな気になる部分について解説します。■3回目くらいまでには決めておきたい遅くても3回目のデートまでにどちらかが告白しないと(本当は男から言うべきもの)、そのまま「付き合いたい気持ちはあるけどなかなか言えない」という状態になってしまい、そのままダラダラと友達関係止まりになってしまいがちです。冒頭にも言ったように、1回目で、お互い、なんとな~く合うかどうかが確認できて、まだ興味が続くなら、2回目のデートにステップアップするわけです。この2回目で、更にお互いが良く知れる。本当は2回目で決めてもいいくらいです。3回目デートは言わば保険。これ以上に回数を重ねても、気持ちも盛り上がりません。最近の男も、好意はあるものの、なかなか最後のキメゼリフが言えない草食男子も増えてきています。だから、女性側から少し誘導してあげることが、今、必要なのかもしれません。■「女性からの告白」はアリか?ナシか?早めに決めておきたいところではありますが、実際に付き合い始めてからの関係を考えると、「彼が言ってくれないから」といって女子から「つきあって」と告白するのは得策じゃありません。なぜなら、「お前がつきあってって言ったから、つきあってあげたんだ。」と、その後、ずっと、何かあるたびに、言われても嫌ですし、言わないまでも何かと男を調子に乗らせる原因になります。だから、ダイレクトに女子から告白しなくてもいいですが、好意があるという意志表示は何気なくするべきです。例えば、「私、押しに弱いんだよね。」という、暗に告白されたら受け入れるという、「いい意味での隙」を見せたり。ここまで言って、告白しない男はサヨナラですね(笑)。■男性が告白をするか迷っているなら男性が告白をするか迷っているなら相手の男が、あなたに好意はあるものの、告白に迷っているならどうするか?告白しやすい雰囲気にもっていくしかありません。とは言っても唐突に女子から「告白して」「私のことどう思っている?」なんて聞くのも、告白に迷っている男には、若干の脅迫感を感じさせます(笑)。そこに一役買うのが、イベント。イベントに積極的に出向いて、男が告白しやすいムードを女性側からリードするしかありません。定番の誕生日、クリスマス、バレンタインなどのイベントから、日本の四季のイベントの一つ、花火大会などもムードが高まるシチュエーションです。■体の関係からのスタートは3回目までのデートで、体の関係を彼が求めてきたとしましょう。それを断るかどうか?頑なに、「つきあわないと、そういうのは・・・」と言うのもアリでしょう。ただ、男は、エッチをしたい、その目的のために「つき合おう」と取りあえず言うパターンもありますから、そこに「つきあう、つきあわない」の誓約はあまり関係ない気がします。むしろ、「お互いに好きなら、先にエッチしようがしまいが関係ない」。だから、彼に純粋に好意があるなら、先に体の関係から入るのもアリだと僕は思います。からだの相性も合う合わないもあるんで、それ次第では、あなたから、恋人関係にならないほうがいい選択を選ぶかもしれません。■おわりにポイントとしては、相手が自分に対して興味のある質問をしてきたら、逆にこっちから隙のあるフレーズを彼に伝えて、彼からの告白を誘導させるという流れも覚えておきましょう。そして、3回目のデートまでには決着をつけること。あまり、意味のないデートを重ねる男は、あなたから「サヨナラ」してあげてください。そうなったら、向こうから告白してくるかもしれませんね。(TETUYA/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年10月23日先日、彼女とちょっとした高級串揚げ屋に行きました。と書くと、「自慢か?」と思った人、そう早まるなって。「巻き」でデートを楽しもうと思ったわけですよあの~ですね、40歳も過ぎて結婚するとなると、どうしても「巻き」でやったほうがいいことがいくつか出てきます。食事デートもそのひとつだとぼくは考えています。20代30代のカップルであれば、これからいくらでもふたりで食事デートを楽しむことができますよね。時間はまだ、たっぷりとあるのだから。でもこれが40歳を過ぎると、どうしてもすべてにおいて発想が逆算になるわけです。「彼女とあと何回、食事デートを楽しむことができるかな」と。もちろん、何回でも楽しもうと思えばそれも可能なわけですが、40歳を過ぎるとリアルに、いわゆる定年のことが頭をよぎります。ということは、定年までにやり遂げておきたい仕事がいくつも脳裏をよぎるわけで、そうそう「今日も高級串揚げ屋でデートしました」と、インスタに写真をあげている場合ではない。ということで、3回分のデートの楽しみを1回のデートにハメこんでしまえと思って、ちょっとした高級串揚げ屋に彼女と行ったわけです。「あ、これ食べます」お酒がすすんだときのぼくのクセとして「みんなで楽しむ」というものがあります。みんなというのは、そこの店にいるみんな、つまり彼女はもとより、店員さんやカウンターの隣に座っているお客さんも含めてということ。その日はすでに遅い時間ということもあり、カウンターにはぼくたちふたりしかいませんでした。ホールにアルバイトの女子が1名。このアルバイトの女子がまた、マジメな素人とみえて、少し食べ残しているぼくらの皿を頻繁に下げに来るのです。たとえばウズラの卵の揚げたやつを1つ皿に残しておくと、「お下げします」と言って下げようとするのです。そのたびにぼくは「あ、これ食べます」と言って、下げるのを阻止していました。が、「これ、食べます」と言っても場が盛り上がらない、つまりアルバイトの女子も含めてみんなで楽しめないなと、酔っぱらいつつある頭でぼくは考えました。ぼくはふざけてなんかいない。多分。やおら、案の定、今度は箸休めに注文した「いぶりがっこ(大根の漬物のようなもの)」の最後の一切れを少し齧って皿のすみっこに置いているのを見たバイト女子が、「お下げします」とやってきました。すかさずぼくは「君、これ、食べる?食べるんやったら下げて向こうで食べてくれていいよ。でもぼくの食べかけだから、新しいいぶりがっこを頼んであげようか?なんなら一緒にお酒でも飲む?」と言いました。バイト女子は恥ずかしそうに、でも笑いながら(多分おもしろかったんだと思う)、「すみません。食べません」と言って(当たり前だ)、皿に伸ばしかけた手をぎこちなさそうに戻し、どこかに去って行きました。それを見た彼女が、半ギレ気味にぼくに言いました。「ふざけるのもいい加減にしなさい」。ぼくはふざけてなんかいない。「巻き」でデートを楽しもうと思って、みんなのことを楽しませたいと思っているだけだ!と、心のなかで叫んだところでどこ吹く風。彼女は「家に帰ったら説教ね」と、背筋を伸ばしシブイ顔をしてウーロン茶を飲み干しました。ぼくはふざけてなんかいない。多分。(ひとみしょう/文筆家)
2017年10月19日「第3回 湘南T-SITE パンまつり」が、2018年5月26日(土)・27日(日)の2日間、神奈川・藤沢の湘南T-SITEにて開催される。第3回目の開催を迎える今回のテーマは、湘南のパン屋特集。“パン屋の宝庫”と称される湘南エリアの人気店が集結し、各店自慢の一品を振る舞ってくれる。小規模ながら、その本格的な味わいから地元で愛される「マダムルージュ」や「パッパグラッセン」、ふるさと納税サイトでパン部門全国1位を獲得した「パン遊房 亀吉」、石臼で挽く小麦や20年継ぐ自家製酵母など、素材にとことん拘った鎌倉の天然酵母パン屋「カノムパン」など、約20店舗が出店する。また、都内でも連日行列を作る人気店「パンとエスプレッソと」からは、本イベント限定となる「フレンチトーストのレモン味」が登場。会場に訪れた際は、ぜひ本イベントでしか味わえない貴重な一品を堪能してみてほしい。【開催概要】「第3回 湘南T-SITE パンまつり」開催日:2018年5月26日(土)・27日(日)会場:湘南T-SITE 屋外プロムナード住所:神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1<出店者>チガヤ/パイニイ/ブレドール葉山/キビヤベーカリー/カノムパン/ウルス/ケイズパン/シールズベーカリー/マダムルージュ/パッパグラッセン/ブーランジェリーユイ/カラヘオベーカリー/パナケナケ/パナデリーヤティグレ/グリット/パン遊房亀吉/パンとエスプレッソと/haluta with FOOD&COMPANY
2017年10月13日大人のデートといえば、仕事終わりに食事というのが大抵のパターンであります。しかし先日、私はこれまでにないパターンのデートをしました。二人で行ったので、一応デートと書いてみましたが、甘い雰囲気などは一切なく、しいて言えば部活動に近かったように思います。なぜなら私たちが向かった先は住宅街にある古いバッティング・センターだったからです。当日、バイクで迎えに来てくれたY君は、家から出てきた私を見て「西山さん、ウケますね。何で家にバットあるんですか?」と爆笑。「いや、そこ笑うとこじゃないから」私の手には、小学4年生の時に母に買ってもらったミズノのバットが大切に握られていました。グリップには小学生の私の文字で『西山』と記されています。そんな子ども用のバットを手にしているのに、アラフォーおばさんはヤンキースの帽子をかぶってやる気まんまん。今でも草野球をやっているというY君ももちろんバット持参だったのですが、二人してバットを持ってバイクに乗ってるってもう完全に暴走族ですよね。この時点でデート指数がガタ落ちです。「先にメシ行きましょう」とまずY君が連れて行ってくれたのは古いちゃんぽん屋。バットを持った男女の入店に一瞬顔を曇らせた店主でしたが、私たちをカウンターの隅に案内してくれました。「ここ、うまいんですよ」と嬉しそうなY君の横でちゃんぽんをすする私。確かに美味しい!しかし量が多い!私が半分も食べ終わらぬうちにY君は完食。それを見た私は思わずうっとり。もちろんY君の食いっぷりにではなく、自分の女子っぽさに。どこまでも自分大好き、西山繭子であります。その旨をY君に話すと「いや、俺が食べるの早いだけなんで、うっとりしないでください」と全否定。なかなかやるわね。そして完食の結果パンパンに膨れた腹でバッティング・センターに到着。普通、男女で来た場合ってお互い順番に打ちつつ「や~ん、打てな~い」という甘い時間が流れるんだと思うのですが、私たちは同時に隣同士のブースへ。しかも私は右打ちでY君は左打ち。よってお互いに背を向けて黙々と打つという、まさに部活動の時間に突入したのでありました。「西山さん、ホームラン打ったら俺とつきあって下さい!」とか言われるのかなと少しドキドキしていたのですが、私の背後でY君は「ああ、呼び込みすぎた」とつぶやいたりして完全に練習モード。別れ際、家まで送ってくれたY君は「打席に入ってる西山さんのことをちらっと見た時、構えがどっしりしてて良かったです」と褒めてくれました。ああ、改めて書いてみても思うけど、これ、やっぱりデートじゃなかったんだろうなあ。Written by 西山繭子
2017年10月13日これからお相手のご両親に結婚のご挨拶に行く予定がある人は、あるいは知っておいて損はないと思いますが、堅苦しい雰囲気になることが想定される挨拶のときって、誰もが「言いづらい言葉」を胸に抱えています。ゆえに妊娠という言葉は使えないたとえば妊娠という言葉。挨拶のときに「彼女が妊娠したらすぐに、彼女と一緒に暮らしはじめたいと考えております」と言いたいシチュエーションって、まあ、ごくふつうにあります。相手のご両親だって、今後のわれわれの予定を一応であれ知りたいわけですから、「いずれ彼女と一緒に住みます」では言葉足らず。いつから一緒に住むのかを、具体的に述べようと思えば、そのタイミングを超具体的に言う必要がある。ゆえにたとえば「彼女が妊娠したら」となる。がしかし、彼女のお父様の耳に妊娠という言葉が入ってしまえば……当然「こいつはおれの娘とヤッたんだな」と想像(妄想)することでしょう。世界中でもっともかわいらしい生き物は、わが愛犬でもわが愛ネコでもなく、わが娘。こういうことを思っている彼女のお父様に、ヤバい妄想のきっかけを与えるのは得策ではない。ゆえに妊娠という言葉は使えない。「あの行為が現実のものとなれば」結婚という言葉も微妙。無論、結婚のご挨拶にうかがっているわけだから、結婚というワードが会話の端々に出ても、ちっともおかしいことではない。結婚という言葉を使うことなく、「あれが(=結婚が)」とか「あの行為が(=結婚が)現実のものとなれば」とか「ふたりがあそこ(=結婚)に到達すれば」なんてややこしい言葉を使うと、「あそこに到達するって……あそこって……あそこはあそこだろ!この変態野郎!」と怒られないとも限らない。そんな妄想をしていたらやおら、彼女のご両親のほうから結婚という言葉を口にしはじめました。ラッキー!「結婚したらどこに住む予定ですか」とか「娘と結婚したら、娘もほっとして、もっとまるい性格になると思います」とか、とにかく結婚の二文字を口にした彼女のご両親。大空に羽ばたいた瞬間ぼくはすかさず言いました。「あの~……どこに住むか、というか……もしご両親に結婚をお許しいただけるのであれば、ということがありまして……」言葉を濁しまくって、ぼくはやっとの思いで、おうかがいを立てました。彼女のお父様は、超イヤな上司ではなく、きわめて物わかりのいいステキなお父様でした。「娘があなたと結婚したいというのであれば、娘ももういい歳なのだから、結婚すればいい」お母様もいい女性でした。「結婚したらいろんなことがあると思うけど、わたしたち夫婦も、どうにかそういうことを乗り越えてやってきたのだから、あなたがたもきっといい家庭を築けると思う」。究極の状況を乗り越える方法は、下から上を見上げるかのごとく「おうかがいを立てること」。ブラック上司に毎日、心折れていた27歳の頃の思い出が、大空に羽ばたいた瞬間でした。(ひとみしょう/文筆家)
2017年10月05日