猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展」の秋の巡回展が、愛知県のトゥデイズ ギャラリー スタジオ ナゴヤ(TODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA)にて、2021年9月18日(土)から10月10日(日)に開催される。「ねこ休み展」が1年ぶりに名古屋で1年ぶりの開催となる名古屋での「ねこ休み展」。今回もプロ・アマ問わず人気の猫クリエイターが一堂に会し、猫の可愛さがたっぷり詰まった写真の展示や猫モチーフのグッズ販売を行う。今回登場するスター猫たちのトータルSNSフォロワー数は驚異の300万人越え。展示作品のほとんどは新作となり、SNSに未公開の作品も多く展示される予定だ。スター猫たちの“癒し”作品を展示新たなスター猫には、3匹の猫と暮らすふわふわの「Hana」や、むっちりボディとつぶらな瞳がチャーミングな「ぐっぴー」らが仲間入り。名古屋会場初登場する。また、インスタグラムのフォロワーが14万人を超えるスター猫「寅次郎」の妹猫「小梅」の作品も初展示。生後幼い小梅が、寅ちゃんと少しずつ距離を縮める可愛らしい姿を見ることができる。名古屋限定グッズの発売も会場内の特設ブースでは、キュートな猫だるまが人気のクリエイター「marucoro chan」とのコラボレーションイベントを開催。「さるかに合戦」や「一寸法師」など日本の“昔ばなし”をテーマにした立体作品を展示するほか、数量限定グッズの販売も行う。名古屋会場限定の新作グッズにも注目。ぬいぐるみやキーホルダー、アクセサリーまで、ここでしか手に入らないオリジナルグッズが集結する。なお、来場者特典として6周年記念ポストカードの配布も行われる予定だ。見ているだけでもほっこりと癒される「ねこ休み展」。この機会に是非、足を運んでみては。【詳細】猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展 秋 2021」開催日時:2021年9⽉18⽇(⼟)〜10⽉10⽇(⽇) 11:00〜18:00休館日:毎週⽉曜⽇・⽕曜⽇※但し、9月20(⽉)祝⽇は開館 9月22(⽔)は振替休⽇会場:TODAYS GALLERY STUDIO.NAGOYA住所:愛知県名古屋市中区新栄1丁⽬17-12入場料:600円/3歳以下は⼊場無料※内容は変更になる可能性あり■グッズ例:・⼀⼨法師の猫こけし 1,650円・<灯さかす>ましまろうオリジナルぬいぐるみ 各2,145円~・ツートン猫ピアス 各2,750円
2021年08月30日日本でも屈指の西洋絵画コレクションを誇るポーラ美術館から、特に人気の高いモネ、ルノワール、シャガールといったフランスで活躍した画家たちを紹介する展覧会『ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス』が、9月18日(土)よりBunkamura ザ・ミュージアムにて開催される。同展は、時代を映すファッショナブルな「女性像」、近代化によって大きく変貌する「パリ」、画家たちが旅先で出会った風景や、南仏など重要な制作地をめぐる「旅」の3つをテーマに構成。フランスが芸術的に輝いていた19世紀後半から20世紀前半にかけて、甘美なるフランス(La Douce France)は、絵画のなかでどのように表現されたのか?印象派からエコール・ド・パリの時代にフランスで活躍した画家28名による絵画74点が紹介されるほか、アール・ヌーヴォーとアール・ デコの化粧道具12件を展示。都会的洗練による上質な生活や豊かな日常、そして風光明媚な土地が描かれ作品群で、画家たちに時代や様式を超えて受け継がれる美意識を浮き彫りにしていく。クロード・モネ≪睡蓮≫1907年アンリ・マティス≪襟巻の女≫1936年エミール・ガレ≪女神文香水瓶≫1884年【開催概要】会期:2021年9月18日(土)~11月23日(火・祝)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム時間:10:00~18:00、金土は21:00(入館は閉館30分前まで)※金・土の夜間開館につきましては、状況により変更になる可能性あり。休館日:9月28日(火)、10月26日(火)料金:当日一般1,700円、大高1,000円、中小700円/前売一般1,500円、 大高800円/ 中小500円公式サイト: ※会期中のすべての土日祝および11月15日(月)~11月23日(火・祝)は【オンラインによる入場日時予約】が必要
2021年08月25日絵画の見方が変わる!クローン文化財で創作の秘密に迫る、「東京藝術大学スーパークローン文化財謎解き『ゴッホと文化財』展つくる文化∞つなぐ文化」が開催!会場にずらりと並ぶゴッホの傑作、オルセー美術館が誇るセザンヌやゴーギャンの名画の数々……実はこれらはすべて複製品。東京藝術大学のチームが最新テクノロジーを使って作品を分析、色の配合からテクニックまで再現した「スーパークローン文化財」と呼ばれるもの。とはいえ、なぜ、こうした高精細複製品が作られることになったのだろう?そもそも世界中の文化遺産、芸術作品のうち、博物館や美術館に収蔵、保護されているのはごく一部。古代遺跡や石仏などの中には、自然災害や盗難、最近では紛争による破壊などで失われたものも少なくない。一方、収蔵されている作品でも、展示による劣化を防ぐため、保存を優先し一般公開されない例もあるとか。こうした実際に目にすることが困難な文化財も含めて、その価値を広くシェアするためにスーパークローン文化財が注目されているのだという。本展の見どころは、なんといっても複製技術の高さ。ゴッホを中心にしたオリジナルのDNAを受け継いだ“クローン”を見比べる面白さに加え、ゴッホ独自の波打つような筆のタッチ、厚塗りの技法を3Dで再現した展示を見れば、作品の秘密により迫ることができる。そのほか歌川広重らの浮世絵をCGでアニメーション化したり、マネの《笛を吹く少年》を立体的に再現したり。浮世絵の世界が動き出し、絵画から登場人物が原寸大で飛び出してくるのは新鮮な驚き。作品鑑賞に新しい体験を吹き込んでくれるクローン文化財の数々と、ぜひリアルに向き合ってみて。作者の試行錯誤が浮かび上がる!?左・ゴッホは色を混ぜず並べて描くことで、網膜上で色彩が混じり、鮮やかに見える「視覚混合」を狙っていた!右・歌川広重の《名所江戸百景 亀戸梅屋舗》をトレース。完全に重なり合うゴッホの模写。左・フィンセント・ファン・ゴッホ《自画像》(再現)原本所蔵オルセー美術館原本年代1889年右・フィンセント・ファン・ゴッホ《ジャポネズリー梅の開花》(再現)原本所蔵ファン・ゴッホ美術館原本年代1887年名画の登場人物が三次元に。左・印象派の先駆者といわれるマネの油彩画《笛を吹く少年》を、平面で複製。右・オリジナルの絵画を計測してデータ化、三次元で再現。等身大の少年が飛び出してきたかのよう。左・エドゥアール・マネ《笛を吹く少年》(再現)原本所蔵オルセー美術館原本年代1866年右・エドゥアール・マネ《笛を吹く少年》(立体再現)原本所蔵オルセー美術館原本年代1866年「スーパークローン文化財」とは。伝統的な模写・模造技術と最先端のデジタルテクノロジーを組み合わせ、高精度に複製された文化財のこと。例えば壁画を再現する場合は同じ素材を用い、質感の表現はもとより、技法も元の様式に則って再現。時代背景やスピリットまで反映させるという。芸術家の専門知識と感性が必要とされるプロセスである。大正時代に実業家が購入。1945年、神戸空襲で焼失したゴッホの幻の作品、通称“芦屋のひまわり”がスーパークローン文化財として甦る!東京藝術大学スーパークローン文化財謎解き「ゴッホと文化財」展つくる文化∞つなぐ文化そごう美術館神奈川県横浜市西区高島2‐18‐1そごう横浜店6F開催中~8月31日(火)10時~20時(入館は閉館の30分前まで。8/18は19時閉館。※そごう横浜店の営業時間に準じ、変更になる場合あり)会期中無休一般1100円ほかTEL:045・465・5515※『anan』2021年8月11日‐18日合併号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2021年08月14日特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」が、滋賀の佐川美術館にて、2021年9月14日(火)から11月7日(日)まで開催される。なお、鹿児島市立美術館では9月5日(日)まで開催される予定であったが、8月19日(木)をもって終了。フランス近代絵画の充実したコレクションスイス・ジュネーブに1968年に開館したプチ・パレ美術館は、19世紀後半から20世紀前半にかけて芸術の都・パリを中心に制作された、フランス近代絵画を主としたコレクションを所蔵する美術館。1998年以降は休館しているものの、充実した所蔵コレクションから、国外の大規模美術展に継続的に出品協力を行っている。日本では30年ぶり、鹿児島では初となるコレクション展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」は、プチ・パレ美術館の主要コレクションが来日する、日本では30年ぶり、鹿児島では初となる本格的なコレクション展だ。印象派のルノワールからナビ派のモーリス・ドニ、フォーヴィスムのヴラマンク、キュビスムのアンドレ・ロート、エコール・ド・パリのユトリロ、スタンラン、藤田嗣治まで、38作家による油彩画65点が一堂に集結する。19世紀後半に“光の描写”に挑んだ印象派が現れて以来、フランスでは画家たちによって次々と革新的な絵画が生み出されてきた。「プチ・パレ美術館」では、時代を象徴する巨匠の作品のみならず、その他多数の優れた周辺作家の作品も所蔵。実験的な精神に満ちた画家たちによる多彩な作品を通して、時代の活況を見て取ることができる。印象派からナビ派/ポン=タヴァン派、新印象派、フォーヴィスム、キュビスム、そしてポスト印象派やエコール・ド・パリに至るまで、フランス近代絵画の全体像とダイナミックな時代の潮流を体感できそうだ。【詳細】特別企画展「スイス プチ・パレ美術館展―珠玉のフランス近代絵画―」会期:2021年9月14日(火)~11月7日(日)場所:佐川美術館住所:滋賀県守山市水保町北川2891開館時間:9:30~17:00 ※最終入館は16:30まで。休館日:月曜日(9月20日は開館)、9月21日入館料:一般 1,200円、高大生 800円(要学生証提示)、中学生無料 ※ただし保護者の同伴が必要。※専門学校・専修学校は大学に準じる。※障害者手帳の持参者(手帳の提示が必要)、付添者(1名のみ)は無料。■終了した会場・鹿児島市立美術館会期:2021年7月23日(金・祝)~8月19日(木)※当初は9月5日(日)までの会期を予定していたものの変更(チケットの払い戻しについては、後日美術館ホームページにて案内)住所:鹿児島県鹿児島市城山町4-36問い合わせ先TEL:099-224-3400
2021年07月09日東京・しながわ水族館で、夏の特別展『にょろにょろ展』が2021年7月17日(土)から9月26日(日)まで開催される。“なが~い”生き物が集結!『にょろにょろ展』『にょろにょろ展』は、「長い」から連想する“にょろにょろ”に特化した12種約50点の生き物を鑑賞できる夏の特別展。青と黄色のコントラストが美しいハナヒゲウツボやインパクト抜群のチュウゴクオオサンショウウオ、ヌタウナギの仲間、ハイギョの仲間など、“にょろにょろ”した生き物が集結する。期間中は、飼育スタッフによる生き物解説トーク「にょろにょろトーク」やにょろにょろクイズラリー「~~ワードを探せ」などが行われるほか、レストランでは“にょろにょろ”にちなんだ“なが~い”アナゴ天丼を発売。さらに、グッズコーナーでは、オオサンショウウオやハイギョなどのユニークなぬいぐるみも販売される。“小さな狩人”コツメカワウソの初展示もまた、2021年7月17日(土)からは、しながわ水族館で“初めて”コツメカワウソを展示。チャーミングなルックスとは裏腹に、小魚や甲殻類などを捕食する“小さな狩人”コツメカワウソの姿を間近で鑑賞できる。【詳細】夏の特別展『にょろにょろ展』開催期間:2021年7月17日(土)~9月26日(日)展示場所:しながわ水族館地下1階クマノミルーム内他、館内住所:東京都品川区勝島3-2-1 しながわ区民公園内営業時間:10:00~17:00※最終入館は16:30※2021年8月11日(水)~15日(日)は9:30開館休館日:火曜日(春・夏・冬休み、ゴールデンウィーク、祝日は営業)、1月1日入館料金:大人(高校生以上)1,350円、こども(小・中学生)600円、幼児(4才以上)300円、シルバー(65才以上)1,200円※状況により内容が変更になる場合がある。※画像はイメージ。■アナゴ天丼販売場所:レストランドルフィン価格:1,350円■グッズオオサンショウオ 8,800円ハイギョ 1,100円プラナリア携帯クリーナーストラップ 330円■新コーナー「カワウソ”小さな狩人“」公開日時:2021年7月17日(土)~【問い合わせ先】しながわ水族館TEL:03-3762-3433
2021年07月04日江戸東京博物館で企画展「発掘された日本列島2021 調査研究最前線」が2021年6月5日(土)から7月4日(日)まで開催される。土偶や土器と共に“発掘調査研究の最前線”を紹介企画展「発掘された日本列島2021 調査研究最前線」は、縄文時代の土偶や弥生時代の線刻絵画土器など多彩な時代の埋蔵文化財を紹介する展覧会。今回は、約630点の資料を交えながら“発掘調査研究の最前線”についても紹介する。展覧会は、全国の発掘調査の成果を速報する「新発見考古速報」、地域研究の成果を展示する新企画「我がまちが誇る遺跡」、特集展示「記念物100年」の三部から構成。日本では、年間約9,000件に及ぶ発掘調査が行われているが、その成果に実際に触れる機会は極めて限定されているため、貴重な企画展となりそうだ。“鹿”が描かれた線刻絵画土器「新発見考古速報」では、近年発掘された遺跡や成果がまとまった18遺跡について速報展示。“鹿”が描かれた線刻絵画土器や“船形の髷(まげ)”の表現が印象的な「ミミズク土偶」などを通じて、次々と解き明かされている新たな史実を紹介する。千葉の遺跡群に関する調査研究も「我がまちが誇る遺跡」では、縄文時代の貝塚の“約3割”が集まる千葉県の遺跡群や海上交通の重要拠点として栄えた広島・福山などに関する調査研究の成果をわかりやすく展示。 さらに「記念物100年」では、文化財保護法によって「史跡」「名勝」「天然記念物」に指定された全国各地に所在する“記念物”をテーマに、多様な魅力を発信する。大名屋敷にまつわる“金色に輝く瓦”が集結会期中は、地域展「江戸の金箔瓦」も同時開催。会場内には、江戸城下に立ち並んだ大名屋敷の“金色に輝く瓦”が並ぶ。【展覧会詳細】企画展「発掘された日本列島2021 調査研究最前線」会期:2021年6月5日(土)~7月4日(日)開館時間:9:30~17:30※入館は閉館の30分前まで休館日:毎週月曜日※展覧会会期や閉館時間等の最新情報は、公式ホームページ、Twitterで確認。会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室 5F企画展示室住所:東京都墨田区横網1-4-1観覧料:一般 600/大学・専門学校生 480円/高校生・中学生(都外)・65歳以上 300円/中学生(都内)・小学生以下 無料※企画展は常設展観覧料で鑑賞できる。■地域展「江戸の金箔瓦」会場:東京都江戸東京博物館 常設展示室内 5F企画展示室前
2021年06月04日書籍『366日 物語のある絵画』が、2021年4月22日(木)より発売される。書籍『366日 物語のある絵画』は、ギリシア神話、聖書物語、中世の騎士物語、世界の伝説からシェイクスピアなどの文学世界、おとぎ話のフェアリーペインティングまでを西洋絵画とそのストーリーで“1日1話”ずつ辿れるアートブック。西洋文化を知る上で欠かせない教養も身につけられる。例えばギリシア神話を伝えるのは、オーストリアを代表する画家 グスタフ・クリムトやルネサンス期のフィレンツェ派を代表する画家 サンドロ・ボッティチェッリ、同じくルネサンス期に活躍したドイツの画家 ルーカス・クラナッハらの絵画。また聖書物語の世界は、ピーテル・ブリューゲルやベルナト・マルトレルらの作品、イギリス物語絵の世界ではジョン・エヴァレット・ミレー、ジョン・コリアらの作品を並べる。【詳細】『366日 物語のある絵画』2,860円(税込)発売日:2021年4月22日(木)仕様:B5判変型(228×175mm)/ソフトカバー/416ページ(Full Color)ISBN:978-4-7562-5490-0 C0071著者:海野弘発売元:パイ インターナショナル
2021年04月23日世界三大美術館のひとつであり、創立150年の歴史を持つニューヨーク・メトロポリタン美術館。同館が誇る珠玉の西洋絵画コレクションから選りすぐりの名品65点が来日。しかもそのうち46点が日本初公開というかつてない展覧会が11月に大阪市立美術館、2022年2月に東京・国立新美術館で開催されることが決定した。出品予定の作品は、ラファエロ、ティツィアーノ、カラヴァッジョ、レンブラント、フェルメールから、 マネ、モネ、ルノワール、ゴッホなど。誰もが知る巨匠たちの名画で、ルネサンスから19世紀まで、西洋絵画史の500年をたどる。展示内容の詳細は6月頃に発表される予定。楽しみに待ちたい。カラヴァッジョ(本名 ミケランジェロ・メリージ)≪音楽家たち≫1597 年 メトロポリタン美術館Lent by The Metropolitan Museum of Art, Rogers Fund, 1952カジョルジュ・ド・ラ・トゥール≪女占い師≫おそらく 1630 年代 メトロポリタン美術館Lent by The Metropolitan Museum of Art, Rogers Fund, 1960オーギュスト・ルノワール ≪ヒナギクを持つ少女≫1889 年 メトロポリタン美術館Lent by The Metropolitan Museum of Art, The Mr. and Mrs. Henry Ittleson Jr. Purchase Fund, 1959【開催概要】『メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年』大阪会場:大阪市立美術館会期:11月13日(土)~1月16日(日)東京会場:国立新美術館会期:2月9日(水)~5月30日(月)
2021年04月16日鼻ぺちゃ犬の合同写真展&物販展「鼻ぺちゃ展」が、調布パルコにて2021年7月16日(金)から7月25日(日)まで開催される。“鼻ぺちゃ犬”の合同写真展&物販展「鼻ぺちゃ展」は、フレンチブルドッグやボストンテリア、シーズーなど鼻の短い犬種“鼻ぺちゃ犬”に特化した合同写真展&物販展。話題のプロ写真家から、SNSで人気のカメラマンまでの作品が集結し、間近で鼻ぺちゃ犬の“ぶひ可愛さ”を堪能できる人気イベントだ。今回は、Instagramで不動の人気を誇る「たらちゃん&ふねちゃん」やシーズー犬の「denim618」、チワワの親子「maika」などが参加。キュートな鼻ぺちゃ犬たちの姿を生の写真を通して体感できる。また、作品展示だけでなく、ショッピングも楽しめるのが「鼻ぺちゃ展」の醍醐味。シーズー漫画で話題の「AUNITEM」による新作・限定品や、愛犬のお土産にもぴったりなハーネスやリードといった犬グッズも発売される。【詳細】■鼻ぺちゃ犬の合同写真展&物販展「鼻ぺちゃ展 in 調布」開催日時:2021年7月16日(金)~7月25日(日) 10:00~20:00※館の営業時間に準ずる。※当初は2021年4月29日(木・祝)~5月6日(木) 10:00~20:00で開催予定だったが延期となった。休館日:なし会場:調布パルコ 5階 催事場住所:東京都調布市小島町1-38-1<会場限定&新作グッズ>■AUNITEM・おさんぽてんぽ1,430円・ミニタオル・HANAPECHA LOVE605円■アイムボストン・ボストンdeブートニエール2,200円・アイムボストン ボストンセレブローチ3,000円■naonao・くたパグ3,080円・パグ風船プリントトートバッグ2,750円※上記は一部の発売予定アイテム。取り扱い状況は会場により異なる。※すべて価格は税込。【会期終了】■鼻ぺちゃ犬の合同写真展&物販展「鼻ぺちゃ展 in 横浜みなとみらい」開催日:2021年4月16日(金)~4月25日(日) 11:00~19:00(最終入館18:45)会場:MARK IS みなとみらい 5階 特設会場住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1
2021年04月12日2021年はオランダ人画家、ピート・モンドリアンの生誕150周年。これを記念した展覧会『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』が、SOMPO美術館で開催されている。オランダのデン・ハーグ美術館が所蔵するモンドリアンの作品約50点のほか、国内外からの作品約20点で、モンドリアンの足跡をたどる展覧会だ。水平、垂直の直線と、赤・青・黄色の三原色を組み合わせた「コンポジション」シリーズで知られているモンドリアンだが、誰もが知るこれらの作品にたどり着く前も、さまざまな作風で絵を描き、1944年にニューヨークでその生涯を閉じるまで、自分なりの「純粋な美」を追求しつづけていた。本展では、そんなモンドリアンの制作スタイルの変遷をたどっていく。1872年にオランダ中部、アメルスフォールトで生まれたモンドリアンは、アムステルダム国立アカデミーで絵画を学ぶ。当初は自然主義的な風景画を描いていたモンドリアンは、アムステルダムの地で印象派やハーグ派の影響を受けていく。ハーグ派とは写実主義に影響を受け、くすんだ色味を多用していた、主にオランダの都市ハーグを拠点に活動していた画家たちを指す。渡仏前のゴッホも強く影響を受けていたという。写真左から《干し草と農家屋》1894‒97年頃、《干し物のある農家》1897年頃、《田舎道と家並み》1898‒99年頃その一方で、モンドリアンは象徴主義の画家ヤン・トーロップと1908年に出会い、また神秘思想のひとつ、神智学会に興味を抱き、1909年には神智学協会に入会。オランダの風景や、風車、砂丘などを神秘的な色合いで描くようになっていく。写真左《ウェストカペレの灯台と雲》1908年 、写真右《ウェストカペレの灯台》1909年写真左:《砂丘Ⅲ》1909年写真右:《砂丘》1909年しかし、1911年にピカソやブラックによって創始されたキュビスムの存在を知ったモンドリアンは、彼らの絵に感銘を受けパリへ拠点を移し制作活動を行うようになり、建物や樹木、境界などを抽象化させた独自の作風へと変化させていく。《色面の楕円コンポジション2》のようにモチーフを抽象化させ、画面の周囲を楕円形にぼやかす手法は、当時のキュビスムの画家たちが積極的に行っていたものだ。写真左:《コンポジション木々2》1912-12年写真右:《色面の楕円コンポジション2》 1914年そして、1917年には友人で建築家のテオ・ファン・ドゥースブルフたちとともにグループ「デ・ステイル」を結成。同名の雑誌において、垂直と水平の直線、三原色と無彩色の組み合わせから構成される美しさについての理論「新造形主義」を強く主張していく。この新造形主義は、後の絵画や彫刻だけでなく、建築やグラフィックデザインなどにも強く影響を及ぼしている。この理論にのっとり、モンドリアンは1920年より水平線、垂直線、三原色を組み合わせた作品を制作し、「コンポジション」シリーズとして発表。以降、生涯に渡って幾何学的な抽象画を描き続けていく。写真左から《大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション》1921年、《赤、青、黒、黄、灰色のコンポジション》1921年、《コンポジション no.1》1929年本展では、モンドリアンの作品のほか、リートフェルトのアームチェアシリーズなど、同時期の作家たちによる関連作品なども展示。モンドリアンの理念が幅広い世界へ浸透したことも提示している。ヘリット・トーマス・リートフェルトアームチェア 1918年日本国内でモンドリアンの展覧会は23年ぶり。この貴重な機会に彼の芸術をしっかりと楽しんでみよう。展示風景より取材・文:浦島茂世【開催情報】『モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて』3月23日(火)~6月6日(日)、SOMPO美術館にて開催
2021年04月09日妖艶であったり、グロテスクであったり、ときにはエロティックであったりと、心に不穏なさざ波を立たせる絵を集めた展覧会『あやしい絵展』が、東京国立近代美術館で開催されている。人々の心を引きつける「あやしさ」の魅力とはどのようなものだろうか?この世には、単なる「美しさ」という言葉だけでは語れない美術作品が数多くある。同展はそのような作品のなかから「あやしい」という概念に着目。幕末から昭和初期に制作された絵画、版画、雑誌や書籍の挿図などからあやしい作品を取り上げ、紹介していくものだ。展示会場冒頭で展示されているのは生人形(いきにんぎょう)。幕末から明治期にかけて、主に見世物小屋のコンテンツの一つとして制作されていたリアリティあふれる人形だ。展示されている安本亀八の《白滝姫》も、憂いのある表情が人々をひきつけている。このほか、1章の「プロローグ 激動の時代を生き抜くためのパワーをもとめて」では、幕末〜明治時代に描かれた「無残絵」なども展示されている。安本亀八《白滝姫》1895年頃続く第2章「花開く個性とうずまく欲望のあらわれ」では明治から大正の「あやしい」絵が立て続けに紹介される。合わせて、当時の芸術家たちに多大な影響を与えたアール・ヌーヴォー、そしてラファエル前派の作品など、西洋の絵画も展示されている。(左)アルフォンス・ミュシャ《ジスモンダ》1895年、(右)ダンテ・ガブリエル・ロセッティ《マドンナ・ピエトラ》1874年(手前)与謝野晶子『みだれ髪』藤島武二 装幀 1901年明治に入り、加速する近代化・西洋化は芸術面にも大きな影響を与えた。宗教画や神話画など伝統的な手法と技法で表現すること、人々のごくごく個人的な体験や感情を表現することなど、西洋では数百年かけて発展してきた表現の技法や考え方は、まとまって一気にもたらされ、芸術家たちはそれぞれの表現を模索するようになっていく。そして時代は進み、明治30年以降になると、印刷技術の発展により絵葉書やポスターが普及。「美人」のイメージが大衆に共有されるようになる。この流れのなか、芸術家たちは本質的な美とはなにかを追求。それぞれの手法で、魅力を持つ女性たちを描きはじめるようになっていった。展示風景例えば、甲斐庄楠音は、女性の表情の奥底にある感情まで見えるような絵を描き、島成園は顔に痣のある女性が持つ、強い意思を描こうとしている。甲斐庄楠音《畜生塚》(1915年)左から甲斐庄楠音《幻覚(踊る女)》1920年頃、《舞ふ》1921年、《横櫛》1916年頃島成園《無題》1918年岡本神草の《拳を打てる三人の舞妓の習作》は、展覧会に間に合わせるため中央部分のみトリミングした作品だ。そのため、中央部分の女性の顔立ちまわりだけ緻密に描かれており、周囲とのコントラストが印象的な作品となっている。岡本神草の《拳を打てる三人の舞妓の習作》1920年北野恒富《道行》1913年「あやしい」は、妖しい、妖しい、奇しいなど様々な漢字を充てることができ、さまざまな形で解釈が可能な言葉だ。会場にはこのほかにも、上村松園《炎》(東京会場のみ4月4日まで展示)や、鏑木清方《妖魚》など、さまざまなあやしい作品が揃っている。会場を訪れて、自分の好きな「あやしい」絵を見つけだしてほしい。取材・文:浦島茂世【開催情報】『あやしい絵展』3月23日(火)~5月16日(日)、東京国立近代美術館にて開催
2021年04月01日ポール & ジョー アクセソワ(PAUL & JOE ACCESSOIRES)の2021年春夏コレクションから、新作エコバッグが登場。猫の“ヌネット”柄&絵画風“メダイユ柄”エコバッグポール & ジョー アクセソワの新作エコバッグには、ブランドのシグネチャーである猫“ヌネット”柄や小花柄がラインナップ。様々な動物たちを絵画のように描いた、どこかレトロなムードのメダイユ柄も揃う。デザイン性だけでなくエコバッグとしての機能性にも優れており、軽量で、コンパクトに折りたためるパッカブル仕様。猫のフェイス型にくり抜いたパッケージデザインも魅力で、ギフトとしても活躍してくれそう。同デザインのソックスもまた、エコバッグとお揃いのメダイユ柄ソックスも新登場。表糸にオーガニックコットンを使用しており、サスティナビリティも考慮している。【詳細】ポール & ジョー アクセソワ 2021年春夏コレクション新作※2021年2月下旬現在発売中販売店舗:全国百貨店、他アイテム:・エコバッグ 各2,500円+税・ソックス 各1,400円+税【問い合わせ先】ワグ インクTEL:03-5791-1501
2021年02月25日銀座三越 本館7階 ギャラリーでは、2021年2月17日より『~新しい風~ 中島 潔 絵画展 』を初めて開催します。本絵画展では、新作を含む直筆絵画と越前和紙を使用したレフグラフファイン版画を約30点の展示販売、直筆絵画・版画をお買い上げのお客さまに限り「直筆サイン色紙(落款入り)」のプレゼントを行います。どこか懐かしく、日本人の心の中にある「ふるさと」の心象風景であり、世代を超えてみる方をその世界観に引き込む魅力を持つ、中島潔氏の作品をぜひお楽しみください。■会期:2月17日(水)から2月23日(火)※最終日午後6時まで■会場:本館7階 ギャラリー郷愁を誘う童©中島 潔「春の風」レフグラフファイン版画(画寸30.2×43cm)16万5,000円(税込)©中島 潔「新しい風」レフグラフファイン版画(画寸40.5×59.2cm)30万8,000円(税込)©中島 潔「早春の陽だまり」ケント紙に水彩(49×71.5cm)352万円(税込)©中島 潔「ふるさとの小道」ケント紙に水彩(24.5×33.5cm)99万円(税込)©中島 潔「花の音色」レフグラフファイン版画(画寸46.3×32.8cm)19万8,000円(税込)儚げな女性©中島 潔「モンサンミッシェル」レフグラフファイン版画(画寸24.3×36.9cm)11万円(税込)カレンダー・画集©中島 潔<カレンダー 表紙>©中島 潔<カレンダー 中>2021年カレンダー「新しい風」 1,320円(税込)©中島 潔画集「“今”を生きるーそして伝えたいこと」 2,860円(税込)中島 潔氏 プロフィール1943年、佐賀県生まれ。高校卒業後上京し独学で絵の勉強を続ける。広告会社に就職し、アートディレクターとして数々の賞を受賞。その後、フランス・パリの美術学校で絵を学んだ後独立しフリーになる。1982年、NHK「みんなのうた」のイメージ画を手掛け、1987年、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞を『木霊みょうと』で受賞。2010年には、京都 清水寺成就院に46枚の襖絵を奉納図る。現在も全国各地で個展を開催。作品を発表し続けている。会場概要中島 潔 絵画展会期:2021年2月17日(水)~2月23日(火) ※最終日午後6時まで会場:銀座三越 本館7階 ギャラリー住所:東京都中央区銀座4-6-16TEL:03-3562-1111(大代表)営業時間:午前10時~午後7時(会期中)■※コロナウイルス感染拡大予防の観点から、ご入場を制限させていただく場合がございます。※諸般の事情により、営業日・営業時間などが変更となる場合がございます。詳しくは、銀座三越ホームページをご確認ください。※本イベントの内容は、都合により変更または中止となる場合がございます。予めご了承ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月12日エルメス(HERMÈS)は、「輝板膜タペータム」落合多武展を銀座メゾンエルメス フォーラムにて開催する。期間は、2021年1月22日(金)から4月11日(日)まで。「輝板膜タペータム」落合多武展「輝板膜タペータム」落合多武展は、ドローイングやペインティング、彫刻、映像、パフォーマンス、詩など多種多様な表現方法を用いて制作活動を行う落合多武の個展だ。落合多武は、人物や物事に内在する経験を掘り起こし、隠された意味や偶然の関係性を提示するだけでなく、詩的な響きを持つ言葉が複雑に反響する、自在な世界へと繋がっていくような作品を制作している。本展では、四半世紀にわたる作家活動を通して制作されたいくつかのシリーズ《M.O.》、《Everyone Has Two Places》、《ashtray sculpture(灰皿彫刻)》、《Itinerary, non?》、《Chopin,Op.97(ショパン、97分間)》などを紹介する。展覧会のタイトルに掲げた「輝板膜タペータム(Tapetum Lucidum)」は、夜行性動物の眼球内にある構造物・輝板(タペタム)を参照している。暗闇の中で僅かな光を捉えて反射する機能を持つ輝板は、日頃、特に意識していないものから光を集め、一瞬の反射光を放つ、まさに落合多武の作品のようだ。本展でも、ペインティング、立体、写真、映像など、様々な表現の作品群を組み合わせながら、それぞれの作品が導き出す事柄の連鎖や断絶の中にある"自由な遊歩"を提案する。鑑賞者それぞれが自由に想像できるような、"余白"のある展覧会となりそうだ。【展覧会概要】「輝板膜タペータム」落合多武展会期:2021年1月22日(金)~4月11日(日)時間:月曜〜土曜 11:00〜20:00(最終入場 19:30)、日曜 11:00〜19:00(最終入場 18:30)※不定休(エルメス銀座店の営業に準ずる)入場料:無料会場:銀座メゾンエルメス フォーラム 8階・9階住所:東京都中央区銀座5-4-1TEL:03-3569-3300
2020年12月14日19世紀のフランスでは、都市の近代化が進み、人々の生活も大きく変化します。市民は自由に郊外や地方に出かけて、旅行を楽しむことができるようになりました。そのような社会の変化が芸術家にも大きな影響を及ぼします。実際に経験する身の周りの自然や生活、現実をありのままに描き出そうとするコローやクールベといった画家たちがあらわれたのです。パリ郊外のバルビゾン村に移り住み、風景や田園生活を描いたバルビゾン派を代表するジャン=フランソワ・ミレーは、大地に根づいた農民の日々の営みを描き出します。明治時代の初期に日本で紹介されて以来、ミレーの描く真摯に働く人々の姿は私たちに深い感銘を与えました。歴史画が正統派絵画とされていた時代に風景を主題として描いたバルビゾン派の画家たちの革新的な試みは、モネ、ルノワールなど光や色彩を追求した印象派の画家たちに引き継がれました。印象主義のスタイルが広く普及した19世紀末、ポスト印象主義の時代に絵画は多彩な広がりをみせました。ドニやボナールなど印象派以降の画家たちは、20世紀絵画への道筋を切り拓いてゆきます。本展では、自然主義や写実主義から印象派やポスト印象派を経て、ナビ派へといたる19世紀のフランス絵画の系譜を、フランスとイギリスの美術館から出品された珠玉のコレクションを中心に辿ります。ジャン=フランソワ・ミレー《冬、薪集め》1868-75年(C)Amgueddfa Cymru – National Museum Wales開催概要会 期 2020年12月19日(土)~2021年1月24日(日)*会期中無休会 場 そごう美術館(横浜駅東口・そごう横浜店6階)開館時間 午前10時~午後8時*12月31日(木)は午後6時閉館 *1月1日(金・祝)は午前9時―午後7時*入館は閉館の30分前まで *そごう横浜店の営業時間に準じます。料 金 一般 1,300(1,100)円、大学・高校生 800(600)円、中学生以下無料*消費税含む。*( )内は前売料金。*ミレニアム/クラブ・オンカード、セブンカード・プラス、セブンカードのいずれかをお持ちの方はカード提示で( )内の料金にてご入館いただけます。*障がい者手帳各種をお持ちの方、およびご同伴者1名さまは無料でご入館いただけます。*前売券は、12月18日までそごう美術館またはセブンチケット、ローソンチケット、イープラス、チケットぴあにてお取り扱いしております。*新型コロナウィルス感染予防に関する対応につきましてご理解・ご協力を賜わりますようお願い申しあげます。*展覧会の中止や延期、一部内容が変更になる場合がございます。*最新情報は、そごう横浜店・そごう美術館ホームページをご覧ください。作品紹介ジャン=フランソワ・ミレー《慈愛》1858-59年(C)Musée Thomas Henry, Cherbourg-en-Cotentinジャン=フランソワ・ミレー《雷雨》1847年頃(C)Musée Thomas Henry, Cherbourg-en-Cotentinジャン=バティスト・カミーユ・コロー《カステル・ガンドルフォ、アルバーノ湖畔で踊るチロルの羊飼い》1855-60年(C)Amgueddfa Cymru – National Museum Walesポール・セザンヌ《プロヴァンスの風景》制作年不詳(C)Amgueddfa Cymru – National Museum Walesクロード・モネ 《睡蓮》 1906年(C)Amgueddfa Cymru – National Museum Wales 企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年12月14日ブルーブルーエの「オリジナル絵画ウォッチ」に新デザイン・モネの『睡蓮』が仲間入り。2020年11月21日(土)からブルーブルーエ各店舗で発売される。“アート鑑賞気分が楽しめる”「絵画ウォッチ」ブルーブルーエの「オリジナル絵画ウォッチ」は、その名の通り、名画をモチーフにしたアート好きにはたまらない腕時計だ。額縁のようなゴールドのスクエアフレームを採用しているので、文字盤はまるで絵画のよう。時間を確認するたびに、絵画鑑賞気分が楽しめる。新作は、クロード・モネの『睡蓮』がモチーフだ。ゴッホ・フェルメール・ミュシャモデルが再販また、新デザインの発売にあわせて、完売していた人気モデルも復刻。フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』、ヨハネス・フェルメール『真珠の耳飾りの少女』、ミュシャ『黄道十二宮』の3種類が好評を受けて、再販となる。文字盤には、バーインデックスを並べ、12時位置・3時位置・6時位置・9時位置にはアラビアン数字をあしらった。シンプルなデザインなので、どんなコーディネートにもマッチ。ベルトは、レザーのカラーベルトがセレクトされている。【詳細】オリジナル絵画ウォッチ 2,300円+税発売日:2020年11月21日(土)※新作:モネの『睡蓮』※再販:フィンセント・ファン・ゴッホ『星月夜』、ヨハネス・フェルメール『真珠の耳飾りの少女』、ミュシャ『黄道十二宮』取り扱い店舗:ブルーブルーエ各店舗および公式オンラインストア※店舗によって取り扱いアイテムは異なる。※実際の商品と仕様が異なる場合あり。※アイテムがなくなり次第終了する場合あり。
2020年11月23日絵画、映像、彫刻、大規模インスタレーション、パフォーマンスなど、多彩で力強い作品の創作を続けている女性アーティストを紹介する『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人』が、2021年4月22日(木)から9月26日(日)まで、森美術館で開催される。彼女たち16人のアーティストは、現在71歳から105歳まで、全員が50年以上のキャリアを持つ。その出身地は世界14カ国、現在の活動拠点も多岐にわたる。展示された作品の幅広さだけではなく、作品のバックグラウンドやアーティストの生き方、考え方の多様性も見て取れよう。展示作品は、彼女たちの初期、つまり戦後動乱期の1950年代から1970年代から、この展覧会のための新作まで、幅広く見ることができる。フェミニズムや移民の歴史などの世界が抱える問題や事象、美術史のさまざまな解釈なども見えてくる。また、アートマーケットや美術館に注目されがちなアートシーンにおいて、アーティストたちが置かれた環境や時代の変化のなかで、彼女たちは自身の信念を貫いて創作を続けている。展覧会では、こうした彼女たちのこれまでの活動、人生の軌跡、共通点などにも触れていく。長いキャリアの中で、ひたむきに挑戦してきたアーティストの歩みを感じ取れるはずだ。会期中は、展覧会のコンセプト、彼女たちの「アート+ライフ」をより良く理解するためのレクチャーやアーティスト・トークも予定されている。カタログは、2人のキュレーターの主論考に加え、世界各地の専門家による論考16本という構成だ。展覧会場に足を運ぶだけではない、多角的にアーティストたちの「アナザーエナジー」を知ることができる。【開催情報】『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人』2021年4月22日(木)から9月26日(日)、森美術館にて開催リリ・デュジュリー《無題(均衡)》1967年鉄サイズ可変展示風景:「時間の折り重なり」ミュ・ゼー(ベルギー、オーステンデ)2015年撮影:Dirk Pauwelsベアトリス・ゴンザレス《インテリア・デコレーション》1981年キャンバスにスクリーンプリント269 × 1,958 cm撮影:Mathias Voelzkeカルメン・ヘレラ《赤い直角》2017-2018年塗料、アルミニウム109.7×153.7×26.4 cmCourtesy: Lisson Gallery三島喜美代 《作品 19-C5》2019年シルクスクリーン印刷した陶に手彩色、鉄サイズ可変Courtesy: Taka Ishii Gallery宮本和子《ブラック・ポピー》1979年黒い糸、釘274×183×213 cmCourtesy: Exile, Vienna, and Take Ninagawa, Tokyo展示風景:A.I.R.ギャラリー(ニューヨーク)1979年ロビン・ホワイト+ルハ・フィフィタ(共同制作)《大通り沿いに目にしたもの》(「真っ直ぐな道 2013-16」シリーズより)2015-2016年顔料、草木染をしたバーククロス2,400×380 cm展示風景:「大通り沿いに目にしたもの」ビクトリア国立美術館(メルボルン)2016年撮影:Michael Fudakowski
2020年10月29日タグスワーキングパーティープロダクションズ(TAGS WKGPTY PRODUCTIONS)とゴッホ美術館がコラボレーション。ゴッホの絵画をモチーフにしたウェアやグッズを、ディストリクト ユナイテッドアローズ、ユナイテッドアローズ オンラインストア、トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウンにて2020年10月2日(金)より販売する。タグスワーキングパーティープロダクションズは、グラフィックカルチャーをモチーフにしたデザインを展開するブランド。ウェアから雑貨まで、オリジナルのグラフィックを落とし込んだアイテムを幅広く取り揃える。タグスワーキングパーティー×ゴッホ美術館“大胆”グラフィックプリントのTシャツ今回第2弾となるゴッホ美術館とのコラボレーションでは、ゴッホのコレクションの中でも通好みとされる「Sprig of Flowering Almond in a Glass」、「The Yellow House」、「Sunset in Montmartre」、「Tree Roots」から着想を得たアイテムが登場。白地のTシャツやシャツをキャンバスのように見立て、グラフィックを大胆にプリントした。ゴッホの手紙モチーフ「The Letters」Tシャツから新色もまた、コラボレーション第1弾で発売されたTシャツの限定カラーも展開。ゴッホの手紙「The Letters」を、現代風にアレンジしたグラフィックデザインが印象的だ。ブラック×ホワイトのトートバッグゴッホのメッセージが入ったトートバッグは、黒地に白の文字が映えるシンプルなデザインで、どんなスタイルにも合わせやすそう。コラボレーションならではのスペシャルなアイテムを、ぜひこの機会に。【詳細】タグスワーキングパーティープロダクションズ×ゴッホ美術館発売日:2020年10月2日(金)※一部の商品は10月2日以降の発売取扱店舗:・ディストリクト ユナイテッドアローズ住所:東京都渋谷区神宮前5-17-9 2FTEL:03-5464-2715・トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウン住所:東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウン ガレリア1FTEL:03-6804-6607・ユナイテッドアローズ オンラインストア〈アイテム例〉・The Yellow House Tシャツ13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Tree Roots Tシャツ 13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Sprig of Flowering Almond in a Glass Tシャツ 13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Sunset in Montmartre Tシャツ 13,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL・Tree Roots シャツ 25,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL※ディストリクト ユナイテッドアローズ オンライン限定・Sprig of Flowering Almond in a Glass シャツ 25,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL※ディストリクト ユナイテッドアローズ オンライン限定・ゴッホ メッセージ トートバッグ 8,000円+税カラー:ブラック(2デザイン)※ディストリクト ユナイテッドアローズ限定・パレット Tシャツ 15,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL※トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウン限定・サイン Tシャツ 15,000円+税カラー:ホワイトサイズ:M・L・XL・XXL※トレーディング ミュージアム コム デ ギャルソン 東京ミッドタウン限定
2020年09月28日東京国立近代美術館で10月11日(日)まで開催中の『ピーター・ドイグ展』は、アートファンだけでなく映画ファンにも心底見てほしい展覧会だ。「画家の中の画家」としてリスペクトされる、1959年スコットランドのエジンバラ生まれのピーター・ドイグは、大の映画好き。絵画への影響のみならず、自ら映画上映会を行ってそのポスターも自由に描いてしまう。そんな楽しげな油彩ドローイング40点が、展覧会のラスト、第3章「スタジオのなかで−コミュニティとしてのスタジオフィルムクラブ」に展示されているのだ。ドイグは、ロンドンの他にもう一つ、ポート・オブ・スペイン(トリニダード・トバゴ)の旧ラム酒蒸留所の建物の一角にスタジオを設けている。この街にはロンドンのような名画座やミニシアターがないため、ひと頃は毎週木曜日に友人作家のチェ・ラブレスと映画上映会「スタジオフィルムクラブ」を開催していた。誰でも無料で参加でき、上映後はお酒を呑みながら映画について話したり、音楽ライブが始まったり。絵画を黙々と描くばかりでなく、時にはスタジオを開放し、文化サロン的な交流の場にしていたというわけだ。『ピーター・ドイグ展』展示風景。左から2番目が『ブルーベルベット』のポスター例えば、デヴィッド・リンチ監督『ブルーベルベット』の耳(!)の絵の横に「5月1日、今晩」とあるように、これらは近隣住民に告知するため手早く描かれたもの。公式ポスターとは違い、ドイグの着想も楽しめる。フランソワ・トリュフォー監督『突然炎のごとく ジュールとジム』はロートレック風、ジョン・シュレシンジャー監督『真夜中のカーボーイ』はバスキアみたいなタッチ。『熱いトタン屋根の猫』のエリザベス・テイラー似ているなあ。と思えば日本映画もあって北野武版『座頭市』にはグフフ。『ピンポン』のペコとスマイルが描かれたラケットには爆笑。先日逝去した大林宣彦監督の初期ホラー『HOUSE ハウス』もあるが、脱力系で微笑ましい。《突然炎のごとくジュールとジム》2003年油彩、紙、57.5×72.5cmヴィーホフ・コレクション《座頭市》2004年油彩、紙72.5×57.5cmリンギア・コレクション《ピンポン》2007年油彩、紙84×59cmリンギア・コレクションジム・ジャームッシュ監督『ストレンジャー・ザン・パラダイス』、写真家ラリー・クラーク監督作『KIDS/キッズ』など懐かしのインディペンデント映画も。近作では、種族や性別を超えるヴァンパイアと少年の痛切で美しいスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』が雪景色にカラフルな文字で。ゴダールにブレッソン。27歳で早世した歌姫エイミー・ワインハウスの伝記映画もある。《ストレンジャー・ザン・パラダイス》(「スタジオフィルムクラブ」より )2011年、油彩・紙、93.5×61.5cm、マイケル ヴェルナー ギャラリー蔵 (c)Peter Doig. Courtesy Michael Werner Gallery, New York and London. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019《KIDS/キッズ》2005年油彩、紙73×57.5cmリンギア・コレクション10代の頃のドイグは、友人とスキーやスケボーに興じ、古本屋や洋服屋、レコードショップや映画館に出入りしたりするのが好きだったそう。ロンドンの美術学校「セント・マーティンズ・スクール・オブ・アート」で学んでいた80年代には、すぐ近くの映画館に通っていたという。同時期に映画科にいたアイザック・ジュリアンの『ルッキング・フォー・ラングストン』も描いている。そんなドイグの絵画は、美術史も多様なカルチャーも血肉としたコラージュのようだ。都市と地方の格差、思春期、孤独、自然など、希望と絶望が表裏一体の現実を描いた映画がけっこうあり、人柄も感じる。『ピーター・ドイグ展』展示風景。左《エコー湖》(1998)、《カヌー=湖》(1997-98)さて、展覧会のメインである大型絵画は、影響を受けた二つの土地ーーカナダの森と湖を第1章、トリニダード・トバゴの海辺や町を第2章で紹介。1章には、『13日の金曜日』の最後に出てくる、湖に小舟が浮かび、人物が横たわるシーンにインスピレーションを受けたという《のまれる》《エコー湖》といった絵画がある。《エコー湖》にはムンクの《叫び》のイメージも含まれている。ちなみに3章に登場する『カビリアの夜』(監督:フェデリコ・フェリーニ)も湖が象徴的だ。また、第2章には、小津安二郎監督『東京物語』の静けさを念頭に置いた《ラペイルーズの壁》という絵画がある。熱海の防波堤なのかもしれないが、イメージはかなり飛躍している。《のまれる》 1990 年、油彩・キャンバス、197×241cm、ヤゲオ財団蔵 (c)Peter Doig. All rights reserved, DACS & JASPAR 2019 C3006《ラペイルーズの壁》 2004 年、油彩・キャンバス、200×250.5cm、ニューヨーク近代美術館蔵 (c)Peter Doig. The Museum of Modern Art, New York. Gift of Anna Marie and Robert F. Shapiro in honor of Kynaston McShine, 2004. All rights reserved, DACS& JASPAR 2019 C3006ドイグが描きたくなるシーンとは、動の中の「静」を感じたときなのだろうか。構図や色彩など、2、3m級のペインティングにも映画好きが垣間見えるし、これから映画の見方も変わりそうな、映画ファンもワクワク、ニマニマとしてしまう展覧会だ。文:白坂由里
2020年09月28日東京ステーションギャラリーで現在開催中の展覧会、「もうひとつの江戸絵画 大津絵」(11月8日まで)。大津絵とは、江戸時代初期より、東海道の宿場である滋賀県・大津周辺で量産されたお土産用の絵のこと。わりやすく面白みのある絵柄を、合羽刷りという型抜き版画で描き、庶民の間で気軽なお守りとして人気を博して大量に販売されたが、江戸時代の終焉とともに徐々に衰退し、姿を消してしまったという。東京ステーションギャラリー( )
2020年09月24日東京・岡本太郎記念館では、企画展「対峙する眼」を、2021年3月14日(日)まで開催する。ふたつの“いのち”の対峙岡本太郎は洋画家としてキャリアをスタートさせたが、しかし通常の洋画家とは大きく異なっていた。つまり、裸婦画や人物画、風景画、そして静物画など、一般的な西洋画題をまったく取り上げなかったのだ。岡本が描いた内容は一見しただけでは判然としないものの、それでもほぼ必ず現れるモチーフが「眼」、何かしらの生きものの“いのち”であった。なかでも頻出するのが「対峙する眼」であり、向かいあうふたつの“いのち”が、語りあい、睨みあい、笑いあい、そして見る者を睨みつけるかのように表現されているのだ。企画展「対峙する眼」では、対峙する生きものが描かれた作品を一堂に集めて紹介。《にらめっこ》をはじめ、生命力にたぎる岡本の作品世界にふれられそうだ。展覧会概要企画展「対峙する眼」会期:2020年9月30日(水)〜2021年3月14日(日)※1月31日(日)までの会期を予定していたが延長会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19TEL:03-3406-0801開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30)休館日:火曜日(祝日の場合は開館)、年末年始(12月28日(月)~1月4日(月))観覧料:一般 650円、小学生 300円
2020年09月20日スウェーデンが誇る奇才ロイ・アンダーソン監督最新作『ホモ・サピエンスの涙』から、映画ファン&アートファンも必見の絵画のような場面写真9点が一挙解禁された。本作は、野外撮影ではなく、自身の所有するスタジオにセットを組み、構図・色彩・美術...細部にまで徹底的にこだわり、5~6年の歳月を費やして作品を生み出すことで知られるロイ・アンダーソン監督。今回、著名な画家マルク・シャガール、イリヤ・レーピンなどからインスパイアを受けて生まれたシーンを含むものばかり。唯一無二の世界観がクセになる!ぴあフィルムフェスティバルで特集上映本作の公開に先駆け、9月12日(土)~26(土)に開催される第42回ぴあフィルムフェスティバルでは「ロイ・アンダーソン・コンプリート特集」を実施。デビュー作から日本未公開作品、そして最新作の本作までアンダーソン監督の魅力を余すことなく堪能できる幅広いラインナップ。最新作の公開前に、アリ・アスターやアレハンドロ・G・イニャリトゥ、ダーレン・アロノフスキーなど名だたる映画監督たちをも魅了してきた奇才の過去作もチェックできる機会となっている。『スウェーディッシュ・ラブ・ストーリー』(1970)あどけない少年少女の恋を描いた、初長編監督作品。郊外の祖父を訪れたペールは、アニカという美しい少女に出会い、恋をする。恋する2人をよそに、大人たちは複雑な事情を抱え ていて...。純愛映画にして、霧の中に迷い込んでゆく不思議な物語。ラストシーンが印象的。ベルリン国際映画祭で4冠。『ギリアップ』(1975)※日本初上映港町のホテルを舞台に描く、哀愁漂うクライムムービー。ウエイターとして静かな港町のホテルに雇われたよそ者の男。気難しいオーナーや美しきアンナら個性豊かな人々と共に働き始めたが、同僚に持ちかけられた犯罪に手を染めることに...。日本未公開、異色の犯罪映画。カンヌ映画祭監督週間出品。『散歩する惑星』(2000)後のスタイルを確立したリビング・トリロジー第1作。とある惑星に住む人々に降りかかる不条理な出来事。スタジオセットを作り、全て固定カメラで撮られたワンシーンワンカットが、まるで絵画のような雰囲気を生み出している。唯一無二の世界観で描かれる世紀末映画。カンヌ映画祭審査員賞受賞。『愛おしき隣人』(2007)架空の街を舞台としたユーモラスな人類観察映画。前作同様の手法で、北欧の街の人々の生活の断片を描く。対人関係も仕事も、誰も上手くはいかないけれど、それでも街には音楽が響き、バーは明日もある、はず...?ままならない日常の愛しさと哀しさの詰まった作品。カンヌ映画祭ある視点部門出品。『さよなら、人類』(2014)いつの時代でも愚かな人々への、壮大で奇妙な人間讃歌。おもしろグッズを売り歩く2人組のセールスマン。彼らの行く先々で出会う、時空間も現実も超えた真面目でおかしな人々の人 生と死の物語。ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞した、壮大なトリロジーの完結作。短編プログラム『息子を訪ねて』『自転車を取りに』『10月5日土曜日』『何かが起きた』『ワールド・オブ・グローリー』(1967~1991)。貴重な学生時代を含む初期短編5本を日英字幕で上映。日常のスケッチのようなタッチの学生時代の作品から、エイズ予防の啓発映画『何かが起きた』、そして「リビング・トリロジー」のプレリュードといわれる『ワールド・オブ・グローリー』まで変遷を見るのも興味深い。『ホモ・サピエンスの涙』は11月20日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホモ・サピエンスの涙 2020年11月20日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開©Studio 24
2020年09月13日あなたが撮った写真をモチーフにアーティストが1点物の絵画を制作し、プレゼントいたします。前代未聞のプレミアムでスペシャルな体験をお届けします。日本最大の絵画のサブスクを展開する『Casie(カシエ)』は累計投稿写真800万枚を誇る日本最大の植物・お花好きが集まるSNSアプリ『GreenSnap(グリーンスナップ)』とタイアップフォトコンテストを開催します!Casie(カシエ)グリーンスナップ)タイアップフォトコンテスト参加はGreenSnapのアプリを無料ダウンロードし、フォトコンテストのテーマ「おうちを彩る花」にそった写真を投稿して「おうちを彩る花」のタグを選択するだけ!本フォトコンテストでは2つのスペシャルコンテンツをご用意しています。あなたの撮った写真が絵画になり、プレゼントされる→優秀賞10名様には、Casieに所属するアーティスト10名が写真をモチーフとした完全オリジナルアートを制作します。写真の世界観が10名のアーティストの解釈によって、絵画となり誕生します。※プレゼント作品は0号(18cm×14cm)を予定しております。※アーティストの指定はできません。あなたの撮った写真から新たな絵画が誕生、 Casie内で誰もがレンタル可能に→優秀賞10名様に写真から、Casieに所属するアーティストがインスピレーションを得て、新たな絵画を創作します。新たに誕生した10作品はCasieのサービスの中で誰もがレンタル可能に!※誕生した絵画の著作権はCasieに帰属いたします。プレゼントはいたしかねますのでご了承ください。※アーティストの指定はできません。参加アーティスト一覧レトロ可愛いお花のアートに、植物の持つ生命のパワーを込めて。華やかな色づかいと、ダイナミックかつ迫力のある世界観で描く作品に注目。どこか切なく、愛おしい。感情を揺さぶるアートが人気のアーティスト。切なさは人生のスパイス。そんな「儚い美しさ」をテーマに制作中。日常の中で見つけた美しいものを大切に描く、繊細かつ奥深い作品が魅力。きらきら、わくわく。この世にある綺麗なものだけを閉じ込めて、アートに。まるで宝石箱みたいに、女の子の憧れを詰め込んだ「理想郷」を描く。気軽に飾れるアートをテーマに、カジュアルでキュートなアートを。感じたままをアートに。個性溢れる色彩と質感を楽しむアート。それぞれのモチーフが持つ、ポジティブなエネルギーを込めたアート。開催概要■開催期間2020年9月2日(水)〜2020年10月4日(日)■開催場所GreenSnapGreenSnap■審査期間2020年10月上旬を予定■受賞作品の発表2020年10月中旬を予定※受賞者にはGreenSnapのアプリのお知らせとメールにてご連絡をし、商品送付先の情報をアンケートフォームにてご入力いただいております。※メールアドレスが未設定の場合は、「アカウント設定」より設定をお願いいたします。会社概要■株式会社Casie購入はちょっとハードルが高いと感じられやすい一点物の原画を、作品や画家の知名度などに関係なくレンタルできるサブスクリプションサービスを運営しています。簡単な要望伝えるだけで、プロがあなたに合う絵を選んで届けてくれ、毎月1回までなら交換も可能です。季節感や好みに合わせて選んだ絵が空間を彩ってくれます。また、売上金額の35〜60%をアーティストに還元しているため、絵を飾ることで、毎日の暮らしをより多彩で豊かにするたけでなく、アーティストの支援にも繋がっています。所在地:京都市下京区堺町通五条上る俵屋町218代表者:代表取締役社長CEO藤本翔設立:2017年3月30日事業内容:定額制絵画レンタルサービス「家族ととことん楽しむ暮らしを届ける」というビジョンを掲げ、現代アートのサブスクリプションサービスを展開資本金:18,098万円(資本準備金含む)「株式会社Casie」公式サイト企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年09月08日展覧会「クールベと海 展──フランス近代自然へのまなざし」が、東京のパナソニック汐留美術館にて、2021年6月13日(日)まで開催される。なお、4月28日(水)から臨時休館していたが、6月1日(火)より再開する。近代と自然──海へのまなざし19世紀フランスで活躍したギュスターヴ・クールベは、“前衛的”な画家として知られる。対象を理想化したり想像上のものを描いたりする伝統的な美術に反発したクールベは、自らの目で見た「あるがまま」の現実を描く“写実主義”の絵画を手がけ、そして時に政治体制の批判などを含む作品を発表し、人びとの注目を集めたのだった。その一方でクールベは、故郷であるフランシュ゠コンテ地方の森や、フランス北部のノルマンディーの海を繰り返し取り上げた。展覧会「クールベと海 展──フランス近代自然へのまなざし」では、クールベが手がけた海などの風景画とともに、モネやミレーといった画家の作品も含めた約60点を通して、クールベの作品の独自性と同時代性を浮き彫りにする。クールベが描く“海”フランスとスイスの国境に広がる渓谷で育ったクールベにとって、海は身近なものではなかった。しかし、1841年に初めて海を目にし、広大で、また変化してやまないその姿に魅了され、そして1860年代のノルマンディー地方・エトルタ滞在以後には、海の情景を多数描くこととなる。本展では、《波》や《エトルタ海岸、夕日》など、躍動感に満ちた多彩な海の絵画を展示する。自然・動物へのまなざし18世紀ごろまでの西洋絵画において、風景画は、古代ローマを思わせるイタリアの風景など、理想化された情景を扱ってきた。しかし19世紀に入ると、画家は身近な風景を描くことを試みた。クールベはその代表的な存在であり、故郷の自然や狩猟を主題に作品を多数残した。《フランシュ゠コンテの谷、オルナン付近》や《狩の獲物》などの作品からは、いきいきとした自然に注がれるクールベのまなざしを感じられるだろう。モネやブーダンによる“海”の作品も伝統絵画において、海は物語や比喩と結びつけられ、あるいは人の力の及ばぬ存在として扱われた。しかし19世紀に入ると、海の捉え方も変化した。19世紀半ばに鉄道網が発展すると、ブーダンの《浜辺にて》などに見るように、海はレジャーの場としても描かれることとなる。本展では、モネ《アヴァルの門》といった海の絵画を展示することで、伝統絵画とも同時代のほかの画家の作品とも異なる、クールベ独自の視点に光をあてる。展覧会概要展覧会「クールベと海 展──フランス近代自然へのまなざし」会期:2021年4月10日(土)〜6月13日(日)※4月28日(水)〜5月31日(月)は臨時休館会場:パナソニック汐留美術館住所:東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック 東京汐留ビル 4階TEL:050-5541-8600 (NTTハローダイヤル)開館時間:10:00〜18:00※6月1日(火)以降の土・日曜日は9:30開館、6月5日(日)〜6月13日(日)は19:00閉館※入館はいずれも閉館30分前まで休館日:水曜日(ただし6月1日(火)以降は水曜日も開館)、臨時休館期間入館料: 一般 1,000円、65歳以上 900円、大学生 700円、中・高校生 500円、小学生以下 無料※障がい者手帳の提示者、および付添者1名まで無料※予約サイトにて日時指定の予約をした人を優先的に案内、事前予約の予定数に空きがあれば予約していない人も入館可(詳細は美術館サイトを確認)※最新情報については美術館サイトを確認のこと■終了した会場・山梨県立美術館会期:2020年9月11日(金)〜11月3日(火・祝)住所:山梨県甲府市貢川1-4-27・ふくやま美術館会期:2020年12月19日(土)〜2021年2月21日(日)住所:広島県福山市西町2-4-3
2020年08月01日ヨーロッパの名画を網羅する「ロンドン・ナショナル・ギャラリー」の大規模所蔵作品展が、3カ月の延期を経て開催中!絵画の“大きさ”に注目すると、また違った見え方が。同展の監修者・川瀬佑介さん(国立西洋美術館主任研究員)に、お話を伺いました。■大きさが求められた教会の宗教画「古い時代、絵画の注文主は特権階級の人たちでした。特に教会が依頼した宗教画は、大きなサイズのものが多い。広い公共のスペースに展示され、遠くからも見えないといけなかったからです」(川瀬さん・以下同)女子修道院のために描かれた、カルロ・クリヴェッリ『聖エミディウスを伴う受胎告知』(1486年)は207×146.7cm。建物の装飾や宝石の光沢にも注目だ。■巨大肖像画は王族・大貴族のもの「同じく大きな絵を依頼していたのが、王族やそれに次ぐ有力貴族。18世紀まで、肖像画といえば彼らを権威づける、等身大の全身像が多かったのです」本展最大の、ルカ・ジョルダーノ『ベラスケス礼賛』(1692-1700年ごろ)は205.2×182.2cm!王を務めたスペイン人大貴族のファミリーポートレートだ。■個人宅にも入る小さなオランダ絵画「17世紀のオランダでは、受注生産ではなく、画家が描いた絵画を顧客が買う市場が確立されました。顧客は主に市民階級で、彼らのさほど大きくもない家にも入るようにサイズも小さめ。肖像画も、バストアップが主流です」小さな絵で知られる、ヨハネス・フェルメール晩年の名作『ヴァージナルの前に座る若い女性』(1670-72年ごろ)は51.5×45.5cm。市民にとって身近な主観や風俗画が好まれたのもこのころの特徴。■革新的な印象派絵画、サイズは無難!?「19世紀半ば以降、絵画とは画家の思想を表現するものと捉えられ、サイズも画家の意図に基づいて決められるように。ただ、当時社会からあまり理解されなかった印象派は市民の邸宅に入る無難なサイズにせざるをえなかったようです」フィンセント・ファン・ゴッホ『ひまわり』(1888年)はゴーガンと住む家の寝室に飾ることを想定した92.1×73cm。部屋に複数飾ることを考えて何枚も描いた。「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」国立西洋美術館にて10月18日まで開催中(日時指定制)。※開館時間/9時30分〜17時30分(金・土は〜21時)、休館日/月曜日(7月13日、27日、8月10日、9月21日は開館)、9月23日。料金/一般1,700円ほか。国立西洋美術館では本展のチケット販売は行いません。事前に入場券をご購入ください。詳細は展覧会公式サイトにて。11月3日より大阪でも開催。「女性自身」2020年7月7日号 掲載
2020年06月29日6月2日(火)より再オープンとなる東京都江戸東京博物館では、特別展『奇才—江戸絵画の冒険者たち—』が、会期を変更して6月21日(日)まで開催される。“奇才”と言えば、近年人気が急上昇した伊藤若冲をはじめ、長澤蘆雪、曾我蕭白、歌川国芳ら、過激で強烈な個性を放つ江戸時代の絵師たち。しかし、江戸絵画史において“主流派”として語られてきた尾形光琳や円山応挙らもまた、斬新で個性的な絵画表現を追い求めて既成の枠を打ち破ってきた。同展は、北は松前から南は長崎まで、有名・無名にかかわらず、全国から“奇才”絵師たちの絵画を一堂に集めて紹介するもの。伊藤若冲による「鶏図押絵貼屛風」をはじめ、狩野山雪「寒山拾得図」(重要文化財)、葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 女浪」といった有名絵師たちの名品から、洋風陰影法を駆使した蠣崎波響の「御味方蝦夷之図 イコトイ・ションコ」や、独特の造形が目を引く髙井鴻山「妖怪図」といった、今もその土地で愛されている絵師たちの作品まで、鮮烈なインパクトを残す作品を見ることができる。全国各地で気を吐いた奇才の画家たちの作品が一堂に見られる貴重な展覧会。開催期間が短いのでお見逃しのないように!<開催情報>『特別展「奇才—江戸絵画の冒険者たち—」』6月2日(火)〜6月21日(日)まで東京都江戸東京博物館にて開催関連リンク: 奇才—江戸絵画の冒険者たち—()重要文化財 狩野山雪「寒山拾得図」一幅 京都・真正極楽寺 真如堂蔵円山応挙「淀川両岸図巻(部分)」一巻 東京都・アルカンシエール美術財団蔵伊藤若冲「鶏図押絵貼屛風(左隻・部分)」個人蔵祇園井特「公卿と官女図屛風」二曲一隻千葉市美術館蔵展示期間6/2-6/7中村芳中「人物花鳥図巻(部分)」一巻 長野県・真田宝物館蔵葛飾北斎「上町祭屋台天井絵 女浪」一面 長野県・小布施町上町自治会蔵(北斎館寄託)歌川国芳「水を呑む大蛇」一幅 個人蔵蠣崎波響「御味方蝦夷之図 イコトイ・ションコ」一幅 函館市中央図書館蔵 ※東京展ではイトコイのみ展示髙井鴻山「妖怪図」一幅 個人蔵 撮影=大屋孝雄片山楊谷「竹虎図屛風」(画像は左隻)六曲一双 鳥取県・雲龍寺蔵 右隻 展示期間6/2-6/7、左隻 展示期間6/9-6/21絵金「伊達競阿国戯場 累」二曲一隻 高知県・赤岡町本町二区蔵
2020年06月02日展覧会「西洋絵画400年の旅─珠玉の東京富士美術館コレクション─」が、大分県立美術館にて開催される予定。※なお、当初は、2020年7月22日(水)から9月6日(日)までの予定だったが、現在調整中。今後中止になる恐れもあり。400年にわたる西洋絵画史を一望東京富士美術館は、日本画、彫刻、工芸の他、16世紀のイタリア・ルネサンスから20世紀の近現代美術まで、およそ400年にわたる西洋絵画史を一望できる作品を所蔵する。「西洋絵画400年の旅─珠玉の東京富士美術館コレクション─」は、その中からモネやゴッホ、ルノワールといった画家の作品約80点の珠玉の作品群を紹介する展覧会だ。近代以前の絵画をジャンルごとに紹介2部構成の展示の第1部では、近代以前の絵画を、“ジャンル”や“ランク”に着目して紹介。ジャック=ルイ・ダヴィッド(工房)のナポレオン像を描いた作品など、神話や歴史を主題とした作品を展示する。また、ヴァン・ダイクの《ベッドフォード伯爵夫人 アン・カーの肖像》など、王侯貴族をモデルにした肖像画の数々も目にすることができる。一方、宗教画や歴史画に比べて低いランクとされた風俗画や風景画、静物画も取り上げる。元々人やモノの背景としての風景描写が主題へと発展した風景画からは、ヴェネツィアの都市を描いたカナレットの《ヴェネツィア、サン・マルコ広場》などを紹介する。既成の価値規範を逸脱しようとする近現代絵画続く第2部では、アカデミックな美術における既成の価値観や技法から離れ、新たな表現を開拓していった近現代絵画に注目。ターナーの海景画や、ルノワールの女性像など、風景のダイナミズムや光を捉え、現実の人物の息吹に迫った作品を展示する。一方で、マグリットの作品などシュールレアリスム絵画からは、現実を超えた世界へと向かった画家の挑戦が見られるだろう。さらに、セザンヌの《オーヴェールの曲がり道》や、蓮の花と水面の表情を巧みにうつしとったモネの《睡蓮》など巨匠たちの作品を通して、近代以降の画家たちの意識の変化をたどる。展覧会概要展覧会「西洋絵画400年の旅─珠玉の東京富士美術館コレクション─」会期:未定※当初は、2020年7月22日(水)から9月6日(日)までの予定だったが、現在調整中。今後中止になる恐れもあり。会場:大分県立美術館 1F 展示室A住所:大分県大分市寿町2-1TEL:097-533-4500開館時間:10:00〜19:00(金・土曜日は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで観覧料:一般 1,400(1,200)円、大学・高校生 1,000(800)円、中学・小学生 500(300)円※( )内は前売および20名以上の団体料金※ 大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI 無料(同伴者1名半額/2回まで)、TAKASAGO 無料(2回まで)、UME 団体料金※障がい者手帳などの提示者とその付添者1名は無料※会期中に限り、本展の半券提示でコレクション展を無料で観覧可
2020年04月23日世界屈指の西洋絵画コレクションを誇る美術館、ロンドン・ナショナル・ギャラリーから名作61点が初来日。『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が国立西洋美術館で開催される。新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕日は未定だが、内覧会で公開された展示の様子をレポートする。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、1824年に英国議会によって創立された市民のための美術館。13世紀後半から20世紀初頭までのヨーロッパ絵画を約2,300点所蔵し、年間の来場者数約600万人を誇る世界屈指の美の殿堂だ。ロンドン・ナショナル・ギャラリー外観photo: Phil Sayer, (c)The National Gallery, London同館はまとまった数の作品を貸し出すことに慎重で、イギリス以外で所蔵作品展が開かれるのは200年近い歴史の中で初めて。そんな貴重な機会となる同展では、すべて日本初公開となる傑作61点が集結する。展示構成は、「イタリア・ルネサンス絵画の収集」「オランダ絵画の黄金時代」「ヴァン・ダイクとイギリス肖像画」「グランド・ツアー」「スペイン絵画の発見」「風景画とピクチャレスク」「イギリスにおけるフランス近代美術受容」の全7章立て。“イギリスとヨーロッパの大陸交流”という視点から、西洋絵画史を俯瞰していく内容だ。第1章では、19世紀半ば以降のイギリスで再評価が進んだ初期の「イタリア・ルネサンス絵画」を紹介。15世紀イタリア・ルネサンス初期の画家、クリヴェッリによる《聖エミディウスを伴う受胎告知》や、16世紀ヴェネツィア派のティツィアーノが、復活したキリストとマグダラのマリアが出会う場面を描いた《ノリ・メ・タンゲレ》など、地域の優れたコレクションが並ぶ。展覧会場入り口カルロ・クリヴェッリ 《聖エミディウスを伴う受胎告知》 1486年ティツィアーノ・ヴェチェッリオ 《ノリ・メ・タンゲレ》 1514年頃第2章で焦点を当てるのは17世紀のオランダ絵画。レンブラントによる《34歳の自画像》や、フェルメールの《ヴァージナルの前に座る若い女性》といった巨匠たちの傑作をはじめ、イギリスで特に人気の高かった風俗画や海洋画も併せて展示される。レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《34歳の自画像》 1640年ヨハネス・フェルメール 《ヴァージナルの前に座る若い女性》 1670-72年頃第3章では、17世紀前半から18世紀のイギリスで重要な画家を多数輩出した肖像画の分野にスポットを当てる。フランドル出身で、ルーベンスに師事した後イギリスの宮廷画家として活躍したヴァン・ダイクや、ロイヤル・アカデミー初代院長を務めたレノルズなど、多彩な肖像家の作品を見ることができる。アンソニー・ヴァン・ダイク 《レディ・エリザベス・シンベビーとアンドーヴァー子爵夫人ドロシー》 1635年頃ジョシュア・レノルズ《レディ・コーバーンと3人の息子》 1773年第4章の「グランド・ツアー」とは、18世紀にイギリスで流行した、上流階級の子息たちによるイタリア遊学旅行のこと。ヨーロッパの文化や歴史を学ぶために同地を訪れた人々の姿や、彼らが持ち帰った都市景観図などが紹介される。カナレット(本名ジョヴァンニ・アントニオ・カナル) 《ヴェネツィア:大運河のレガッタ》 1735年頃第5章で注目されるのはスペイン絵画。19世紀初め、イギリス軍がスペイン独立戦争に参戦したことをきっかけに、スペイン絵画がイギリスにもたらされ、評価が確立していったという。ここでは、風俗画が高く評価されたムリーリョ、スペインの宮廷画家、ベラスケスなどの作品を見ることができる。バルトロメ・エステバン・ムリーリョ 《窓枠に身を乗り出した農民の少年》 1675-80年頃ディエゴ・ベラスケス 《マルタとマリアの家のキリスト》 1618年頃第6章では風景画を紹介。18世紀後半からイギリスでは、「絵のような(ピクチャレスク)」と言われる不規則で荒々しい自然を描いた風景画が流行した。コンスタンブルやターナーというロマン主義風景画のふたりの巨匠の作品をはじめ、イギリス風景画の隆盛をたどる。第6章会場風景ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 《ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス》1829年最終章となる第7章では、19世紀フランスで進んだ近代絵画の改革とイギリスとの関係に着目。アングルから印象派を経て、ゴッホ、ゴーガンに至る流れを、イギリスの視点からひも解いていく。ポール・セザンヌ《プロヴァンスの丘》1890-92年頃クロード・モネ 《睡蓮の池》 1899年ピエール=オーギュスト・ルノワール 《劇場にて(初めてのお出かけ)》 1876-77年同章のラストを飾るのはゴッホの《ひまわり》。これは、ゴッホが共同生活を送る畏友ゴーガンのために制作した4点のうち、最後に描かれた作品だ。先に描かれた作品では背景が青い色だったのに対し、この絵の背景は明るく淡い黄色。輝くばかりの色彩を、その目で確かめてほしい。フィンセント・ファン・ゴッホ 《ひまわり》 1888年レンブラント、フェルメール、ルノワール、モネ、ゴッホなど、巨匠たちの名画がずらりと並ぶ同展。贅沢かつ、唯一無二の西洋絵画史の旅を体験してみてはいかがだろうか。【開催情報】『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』開幕日未定〜6月14日(日)国立西洋美術館にて開催※新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕延期。開幕後も混雑対策のためチケットの販売方法や展示室への入場方法が変更となる場合あり。最新情報は展覧会公式サイト()にて確認を。【関連リンク】
2020年04月21日写実絵画専門美術館として知られるホキ美術館所蔵の主要作家による作品展『超写実絵画の襲来ホキ美術館所蔵』が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて5月11日(月)まで開催されている。現在、ブームとも言える盛り上がりをみせる写実絵画。写実絵画とは、見たままをそのまま忠実に描くことを基本にした絵画作品のこと。画家が表現したい想いが込められた作品は、ただ細密に描かれているだけでなく、写真や映像とは違った存在感を醸し出している。同展では、“写実絵画の殿堂”と呼ばれるホキ美術館が所蔵する、現在の写実絵画を代表する作家たちの選りすぐりの人気作品約70点を紹介。戦後の抽象絵画全盛の中で写実絵画を描き続け、セピアトーンに包まれた独自の世界を創り上げた森本草介。日本写実絵画界の牽引者にして、その作風は“魂のリアリズム”と呼ばれる野田弘志。伝統的な写実技法を基に、多様なテーマや技法にチャレンジする五味文彦。美しい絵肌と魅惑的な女性像で人気の高い生島浩など、個性豊かな凄腕の作家たち約30人によるバラエティに富んだ作品がずらりと並ぶ。本物とみまごうほどの超写実技法に驚かされるだけでなく、作品脇に付けられる解説や、特に作家自身のコメントに接することで、作家が作り出した独特の世界に入り込んでしまうはず。ホキ美術館選りすぐりの人気作品をまとめて見ることのできる貴重な機会。日本の写実絵画の醍醐味を、存分に味わってほしい。【開催情報】『超写実絵画の襲来ホキ美術館所蔵』5月11日(月)まで Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催【関連リンク】Bunkamura ザ・ミュージアム( )森本草介《未来》2011年油彩・キャンバス野田弘志《聖なるもの THE-Ⅳ》2013年油彩・パネル・キャンバス五味文彦《いにしえの王は語る》2018年油彩・パネル石黒賢一郎《存在の在処》2001~2011年油彩・パネル・綿布島村信之《籐寝椅子》2007年油彩・キャンバス島村信之《幻想ロブスター》2013年油彩・キャンバス島村信之《オオコノハムシ‐擬態‐》2014年油彩・キャンバス青木敏郎《レモンのコンフィチュール、芍薬、染付と白地の焼物》2013年油彩・キャンバス原雅幸《ドイル家のメールボックス》2012年油彩・パネル
2020年03月26日府中市美術館では、敦賀市立博物館所蔵の江戸絵画を紹介する『春の江戸絵画まつりふつうの系譜京の絵画と敦賀コレクション』が5月10日(日)まで開催されている。府中市美術館で毎年恒例の「春の江戸絵画まつり」。今回は、江戸時代から近代にかけて300点を超える絵画コレクションを誇る敦賀市立博物館の協力を得て、選りすぐりの作品およそ100点が展示される。近年は、伊藤若冲や曽我蕭白など「奇想の画家」が話題になることが多い江戸絵画だが、同展で焦点を当てるのは、メインストリームで「きれいなものづくり」に情熱を傾けた画家たち。平安時代に生まれた「やまと絵」を受け継ぐ土佐派や住吉派、中国伝来の水墨画を展開させた狩野派、そして、西洋画の影響を受けた円山応挙をはじめとする円山四条派といった、江戸絵画を牽引した画家たちの仕事が紹介される。奇想の作品のようにあっけにとられるような衝撃はないけれど、「ふつう」の作品からは、きらきらした美しさや穏やかな夢心地が味わえるはず。日本絵画特有の絵の具の鮮やかさ、墨による表現の雄弁さ、豊かな表情を捉えた動物絵画など、江戸絵画が到達した「きれいなもの」を堪能してほしい。【開催情報】『春の江戸絵画まつりふつうの系譜京の絵画と敦賀コレクション』5月10日(日)まで府中市美術館にて開催【関連リンク】府中市美術館()円山応挙《狗子図》(前期展示) 敦賀市立博物館岸駒《猛虎図》(後期展示) 敦賀市立博物館松村景文《月・山桜小禽・山茶花鴛鴦図》(前期展示) 敦賀市立博物館
2020年03月25日