写実絵画専門美術館として知られるホキ美術館所蔵の主要作家による作品展『超写実絵画の襲来ホキ美術館所蔵』が、Bunkamura ザ・ミュージアムにて5月11日(月)まで開催されている。現在、ブームとも言える盛り上がりをみせる写実絵画。写実絵画とは、見たままをそのまま忠実に描くことを基本にした絵画作品のこと。画家が表現したい想いが込められた作品は、ただ細密に描かれているだけでなく、写真や映像とは違った存在感を醸し出している。同展では、“写実絵画の殿堂”と呼ばれるホキ美術館が所蔵する、現在の写実絵画を代表する作家たちの選りすぐりの人気作品約70点を紹介。戦後の抽象絵画全盛の中で写実絵画を描き続け、セピアトーンに包まれた独自の世界を創り上げた森本草介。日本写実絵画界の牽引者にして、その作風は“魂のリアリズム”と呼ばれる野田弘志。伝統的な写実技法を基に、多様なテーマや技法にチャレンジする五味文彦。美しい絵肌と魅惑的な女性像で人気の高い生島浩など、個性豊かな凄腕の作家たち約30人によるバラエティに富んだ作品がずらりと並ぶ。本物とみまごうほどの超写実技法に驚かされるだけでなく、作品脇に付けられる解説や、特に作家自身のコメントに接することで、作家が作り出した独特の世界に入り込んでしまうはず。ホキ美術館選りすぐりの人気作品をまとめて見ることのできる貴重な機会。日本の写実絵画の醍醐味を、存分に味わってほしい。【開催情報】『超写実絵画の襲来ホキ美術館所蔵』5月11日(月)まで Bunkamura ザ・ミュージアムにて開催【関連リンク】Bunkamura ザ・ミュージアム( )森本草介《未来》2011年油彩・キャンバス野田弘志《聖なるもの THE-Ⅳ》2013年油彩・パネル・キャンバス五味文彦《いにしえの王は語る》2018年油彩・パネル石黒賢一郎《存在の在処》2001~2011年油彩・パネル・綿布島村信之《籐寝椅子》2007年油彩・キャンバス島村信之《幻想ロブスター》2013年油彩・キャンバス島村信之《オオコノハムシ‐擬態‐》2014年油彩・キャンバス青木敏郎《レモンのコンフィチュール、芍薬、染付と白地の焼物》2013年油彩・キャンバス原雅幸《ドイル家のメールボックス》2012年油彩・パネル
2020年03月26日府中市美術館では、敦賀市立博物館所蔵の江戸絵画を紹介する『春の江戸絵画まつりふつうの系譜京の絵画と敦賀コレクション』が5月10日(日)まで開催されている。府中市美術館で毎年恒例の「春の江戸絵画まつり」。今回は、江戸時代から近代にかけて300点を超える絵画コレクションを誇る敦賀市立博物館の協力を得て、選りすぐりの作品およそ100点が展示される。近年は、伊藤若冲や曽我蕭白など「奇想の画家」が話題になることが多い江戸絵画だが、同展で焦点を当てるのは、メインストリームで「きれいなものづくり」に情熱を傾けた画家たち。平安時代に生まれた「やまと絵」を受け継ぐ土佐派や住吉派、中国伝来の水墨画を展開させた狩野派、そして、西洋画の影響を受けた円山応挙をはじめとする円山四条派といった、江戸絵画を牽引した画家たちの仕事が紹介される。奇想の作品のようにあっけにとられるような衝撃はないけれど、「ふつう」の作品からは、きらきらした美しさや穏やかな夢心地が味わえるはず。日本絵画特有の絵の具の鮮やかさ、墨による表現の雄弁さ、豊かな表情を捉えた動物絵画など、江戸絵画が到達した「きれいなもの」を堪能してほしい。【開催情報】『春の江戸絵画まつりふつうの系譜京の絵画と敦賀コレクション』5月10日(日)まで府中市美術館にて開催【関連リンク】府中市美術館()円山応挙《狗子図》(前期展示) 敦賀市立博物館岸駒《猛虎図》(後期展示) 敦賀市立博物館松村景文《月・山桜小禽・山茶花鴛鴦図》(前期展示) 敦賀市立博物館
2020年03月25日特別展「香のいろは─道具とたどる香文化」が、大阪の中之島香雪美術館にて、2020年4月4日(土)から5月31日(日)まで開催される。尚、中之島香雪美術館は2020年4月8日(水)より臨時休館していたが、5月20日(水)から再開。香道具から知る香の“いろは”日本で花開き、脈々と受け継がれてきた“香文化”。「香のいろは─道具とたどる香文化」は、香道具の使い方を切り口に、香の魅力を紹介する展覧会だ。多彩な香道具仏を供養するための道具から、かおりを衣服や室内にくゆらせるための道具、数種の香木を聞き分けて遊ぶための道具まで、香道具は目的に合わせて多彩な展開を見せる。本展では、「沢瀉紋散山水花鳥蒔絵十種香箱」や、蒔絵などの技法で飾られた香道具を、その役割とともに紹介する。絵画にみる香文化また、伝菱川師宣《美人聞香図》や菱川師直《美人焚香図》など、香のかおりを楽しむ姿を描いた江戸時代の絵画も展示。屋内で寝そべりながら香を焚いたり、髪の毛に香のかおりを移していたりする様子からは、元来、香文化が日常の生活に根差したものであったことが見てとれるだろう。香木の展示もさらに、伝統的な香料やかおりの源である香木を展示するなど、古来より親しまれてきた香文化を身近に感じることができる展覧会となる。展覧会概要特別展「香のいろは─道具とたどる香文化」会期:2020年4月4日(土)〜5月31日(日) ※会期中に一部展示替えあり※2020年5月20日(水)より展示を再開。※最新情報は、中之島香雪美術館公式ウェブサイト、もしくは電話にて確認を推奨。会場:中之島香雪美術館住所:大阪市北区中之島3‐2‐4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト 4階TEL:06‐6210‐3766休館日:月曜日開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)料金:一般 1,000(800)円、高大生 600(400)円、小中生 300(150)円※( )内は前売り(一般のみ)、および20名以上の団体料金
2020年02月23日展覧会「フランス絵画の精華ールネ・ユイグのまなざし」が、2020年5月26日(火)から8月16日(日)まで、大阪市立美術館で開催される。フランス絵画で最も華やかな3世紀を辿る「フランス絵画の精華ールネ・ユイグのまなざし」では、フランス絵画の中で最も華やかとされる、17世紀の古典主義や、18世紀のロココ、19世紀の新古典主義に渡る300年の名品を展示する。本展のために約80点もの展示品が、ヴェルサイユ宮殿美術館や、オルセー美術館、大英博物館など、フランスやイギリスの代表的な美術館から集められた。17世紀の「大様式」の形成まず最初に紹介するのは、17世紀のフランス芸術に多大な影響を及ぼした大様式の形成過程だ。特に、フランス芸術の新しいページを開いたとも言われるシモン・ヴーエやジャック・ブランシャールらの名品を展示し、大様式のはじまりを紹介していく。彼らによってイタリアからフランスへと持ち込まれた、快活で抒情的、そしてバロック的な作品群は、フランス「大様式」の種子となっている。また、古典主義に最も重要な役割を果たしたとも言われるプッサンの作品にも注目する。彼の活躍で、色彩よりもデッサンを重視する大様式が完成し、彼亡きあと、その作風は王立美術アカデミーを創設する若い画家たちの手本となったと言われる。こうしたフランス古典主義を代表する作品として、《コリオラヌスに哀訴する妻と母》も海を渡って日本へやってくる。ヴァトーとロココ美術17世紀のフランス古典主義に代わって、18世紀に全盛期を迎えたのが、優雅で装飾的なロココ様式。ジャン=アントワーヌ・ヴァトーは、個人の幸福への願望を描いた最も独創的な画家として知られ、アカデミー様式とは異なる新たなジャンルを切り開いたことから、ロココ美術の創出者のひとりとされる。その後、ロココ美術は、フランソワ・ブーシェらによって18世紀半ばに最高潮に達するものの、特有の官能性や軽薄さに対する批判がはじまり、再び古典主義的な回帰へと向かうこととなる。本展では、こうした流れを、ロココ様式を代表する画家ジャン=アントワーヌ・ヴァトーの役割に注目しながら辿っていく。新古典主義の発展さらに本展では、19世紀に活躍した画家たちの作品にも焦点が当てられる。ロココ芸術を筆頭にした装飾美の強い芸術に対して、否定的な価値観を表した「新古典主義」、そしてその後に登場した「ロマン主義」は、フランス絵画の転機とも言える。特に今回取り上げるのが、フランス革命や、ナポレオンによる対外戦争などが当時の芸術作品に与えた影響。ジャン=ドミニク・アングルやウジェーヌ・ドラクロワなど、当時を代表する画家たちの名画によって紹介していく。展覧会概要展覧会「フランス絵画の精華ールネ・ユイグのまなざし」開催期間:2020年5月26日(火)~8月16日(日)※ 当初2020年4月11日(土)〜6月14日(日)の会期を予定していたが、開幕日を延期。会場:大阪市立美術館住所:大阪市天王寺区茶臼山町1-82(天王寺公園内)開館時間:9:30〜17:00 ※入館は16:30まで休館日:月曜日(8月10日は開館)、6月16日(火)、6月17日(水)※災害などにより臨時で休館となる場合あり。料金:一般 1,400(1,200)円、高大生 900(700)円※( )内は20名以上の団体料金※当面の間、団体での入館は不可。※中学生以下、障がい者手帳など持参者(介護者1名を含む)は無料(要証明) 。※大阪市在住の65歳以上の人も一般料金が必要。※来館の際は公式サイト上の注意事項を確認。【問い合わせ先】大阪市総合コールセンター なにわコールTEL:06-4301-7285(年中無休:8:00〜21:00)
2020年02月21日「木梨憲武展 Timing ー瞬間の光りー」が、長崎県美術館で2020年3月7日(土)から4月9日(木)まで開催される。なお、当初の予定を変更し、東京・上野の森美術館では2022年6月ごろの開催、福井市美術館の日程は中止となる。とんねるずだけでなく、アーティストとしても活躍する木梨憲武とんねるずとして活躍する一方、アトリエを持ち画家としても活動している木梨憲武。1994年に「木梨憲太郎」名義で愛知県名古屋市で開催した初個展「太陽ニコニカ展」からはじまり、日本国内では今回をあわせて9度の個展を開催している。また、アメリカ・ニューヨークとイギリス・ロンドンで開催した海外個展でも成功を収めた。現在、各地で開催している「木梨憲武展」は、2018年7月の大阪会場を皮切りにスタートし、国内20会場を巡るもの。自身2度目の全国美術館ツアーとなり、その15ヵ所目の会場として東京・上野の森美術館が選ばれた。新作を中心に約150点以上を展示多忙の中でも作品制作の手をやめることのない木梨は、巡回展中にも新作を追加したり、既存の作品を手直ししたりと、展覧会開催ごとにブラッシュアップに余念がない。本展でも新作を多数お披露目するという。その中には、2015年のニューヨーク個展を契機に制作を始めた「OUCHIシリーズ」と、2018年のロンドン個展で初披露した「REACH OUTシリーズ」の最新作が含まれる。また、2014年6月、上野の森美術館でわずか20日間で約10万人を動員した「木梨憲武展×20years」で人気を博した作品も登場。絵画だけでなく、ドローイング、映像、オブジェなど作品150点以上を展示する。木梨本人が展示するライブ感ある会場“木梨憲武流”の展示方法も「木梨憲武展」が楽しい理由のひとつ。すでに観た人も、初めて観る人も楽しめるよう、ライブ感たっぷりに木梨本人が作品を展示しており、会場ごとに異なる雰囲気を楽しめる。【詳細】木梨憲武展 Timing ー瞬間の光りー■東京会場以下日程での開催は中止。2022年6月頃に再度開催の予定。会期:2020年5月29日(金)~6月21日(日) ※会期中無休会場:上野の森美術館・東京会場 前売券払い戻しに関して東京会場での開催中止にともない、購入済チケットはすべて払い戻し対応となる。詳細は公式HPを参照のこと。払い戻し対応期間:4月17日(金)〜5月28日(木)■その他巡回情報・福岡会場会期:2020年1月26日(日)~3月1日(日)会場:福岡アジア美術館 企画ギャラリーA、B、C住所:福岡県福岡市博多区下川端町3-1リバレインセンタービル7F時間:9:30~18:00(金・土は20:00まで、最終日は17:00まで、入室は閉室時間の30分前まで)休館日:水曜日入場料:一般 1,300円(1,100円)、中・高校生 700円(500円)※小学生以下、入場無料(但し、保護者同伴)※20名以上の団体、満65歳以上(シルバー手帳等の年齢を証明できるものを提示)、外国人(パスポート、在留カードなど国籍の証明できるものを提示)は上記前売割引料金で入場可。※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳(以上の手帳を提示した人の介護者1人を含む)及び特定医療費(指定難病)受給者証、特定疾患医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証を提示の場合は無料。・長崎会場会期:2020年3月7日(土)~4月9日(火)※4月12日(日)までの予定だったが期間短縮。時間:10:00~18:00(金・土は20:00まで、入館は閉館時間の30分前まで)会場:長崎県美術館 県民ギャラリー住所:長崎県長崎市出島町2-1入場料:一般 1,100円(1,000円)、中・高校生 800円(700円)※小学生以下、入場無料(但し、保護者同伴)※15名以上の団体は前売料金で入場可能。※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の保持者および介護者1名は5割減額。・福井会場以下日程での開催は中止。詳細は「FBC福井放送ホームページ」にて確認。会期:2020年4月18日(土)~5月17日(日)会場:福井市美術館[アートラボふくい]
2020年02月03日東京都美術館では、『ハマスホイとデンマーク絵画』展が1月21日(火)より開幕。デンマークを代表する画家、ヴィルヘルム・ハマスホイの作品約40点とともに19世紀デンマークの名画が、3月26日(木)まで紹介されている。柔かな光が差し込む、静まり返った室内。開け放たれた扉、控えめで上品な家具、後ろ向きの女性——。デンマークの画家、ヴィルヘルム・ハマスホイ(1864〜1916)は、音と光が閉じ込められたような静謐な室内世界を描いたことから、「北欧のフェルメール」と称される。ハマスホイとデンマーク絵画()
2020年01月22日渡辺おさむのスイーツデコアート展「お菓子の美術館」が、長崎・ハウステンボスにて、2020年1月17日(金)から3月2日(月)まで開催される。スイーツを樹脂で表現する現代アート渡辺おさむは、本物そっくりのクリームやキャンディ、フルーツを用いて様々なスイーツデコアートを制作する現代美術作家。樹脂を用いて様々なものにお菓子のデコレーションを施している。「パレス ハウステンボス」にアート200点以上が集結スイーツデコアート展「お菓子の美術館」では、オランダの宮殿をモチーフにした会場「パレス ハウステンボス」に、200点以上のアート作品を集結させる。全長約2mのお菓子のユニコーンをはじめ、オランダにまつわるゴッホやフェルメールのデコレーションアートも展示。展示は、オランダの絢爛豪華な宮殿を忠実に再現した内装を生かしたものであり、お菓子の美術館、お菓子の晩餐会、お菓子の森、スイーツアクアリウムなど11のエリアで構成。会場内は全て写真撮影が可能で、各所にフォトスポットが設置されているのも嬉しい。ワークショップも開催また1月17日(金)から1月19日(日)の3日間は、渡辺おさむ本人によるワークショップも開催。実際の作品にも使用している材料で自分だけのオリジナルクッキーチャームを作ることができる。【詳細】渡辺おさむのスイーツデコアート展「お菓子の美術館」会期:2020年1月17日(金)~3月2日(月)会期中無休会場:パレス ハウステンボス(長崎県佐世保市ハウステンボス町1-1)時間:ハウステンボス営業時間に準ずる。入館料:パスポート対象 ※ハウステンボスのパスポート持参者のみ入場可能。詳細はハウステンボスホームページを確認。■ワークショップ「渡辺おさむとクッキーチャームを作ろう!」開催日:1月17日(金) (1)11:00~12:00 (2)15:00~16:001月18日(土) (1)11:00~12:00 (2)15:00~16:001月19日(日) (1)11:00~12:00※各日所要時間約30分、各日各回先着20名参加費:1,000円(税込)申し込み方法:各日随時会場にて受付。
2019年12月13日「親愛なる友 フィンセント~動くゴッホ展」が日本各地を巡回。全国展開に先駆けたプレ展が、長野県・松本市の信毎メディアガーデン1Fホールにて、2019年12月20日(金)から2020年1月10日(金)まで開催される。「親愛なる友 フィンセント~動くゴッホ展」は、オランダを代表する画家フィンセント・ファン・ゴッホが、弟テオに送った900通にも及ぶ手紙の内容に着目した展覧会。ゴッホが手紙に綴った“本当に描きたかった情景”に最新のデジタルアート技術で迫る。会場に並ぶのは、ゴッホが描いた実物の絵画ではなく、最先端のデジタル技術によって命を吹き込んだデジタルファインアート。約860点の“動く”絵画を通じて、後に近代美術の父と呼ばれた短くも色濃いゴッホの数奇な画家人生を体感することができる。映像制作を手掛けるのは、デジタルアートスタジオ「MDK」。『映画版バイオハザード』をはじめ、アメリカ・ハリウッドを中心に50作品を超える映画の3DCGアニメーションやVFK(特殊効果)を提供してきた異才のデジタルアートスタジオだ。全国に先駆けて長野県・松本市で開催される「親愛なる友 フィンセント~動くゴッホ展(プレ展)」では、展示物を厳選し、縮小した内容の特別公開を行う。【詳細】「親愛なる友 フィンセント~動くゴッホ展(プレ展)」会期:2019年12月20日(金)~2020年1月10日(金) 10:00~18:00※12月31日(火)、1月1日は休館 ※金・土曜日は19:00まで ※最終日は16:00まで会場:信毎メディアガーデン1Fホール(長野県松本市中央2-20-2)入場料:一般・大学生1,000円(前売券900円)、中学・高校生500円ペアチケット(一般・大学生 2枚/前売券の販売のみ)1,600円※小学生以下は無料。※障害者手帳提示(本人のみ)入場無料。※消費税込価格。※前売券の販売は12月19日(木)まで。前売券購入先プレイガイド:・信毎メディアガーデン1F まちなか情報局(9:00~19:00)・セブン-イレブン(セブンチケット)割引サービス(当日券100円割引):facebook、Instagram、Twitterの投稿画面提示、指定のハッシュタグをつけて投稿。 ※割引サービスは併用不可。注意事項:・展覧会はデジタルファインアートであり、本物のゴッホ作品は展示に含まれていない。・約1時間のコンテンツが含まれている。入場時間に注意。【会場に関する問い合わせ】信濃毎日新聞松本本社まちなか情報局TEL:0263-32-1150
2019年12月08日企画展「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」が、2020年1月2日(木)から2月16日(日)まで、東京都江戸東京博物館にて開催される。徳川将軍と江戸文化約260年の長きにわたり続いた江戸時代。天下泰平の世をもたらした歴代将軍は、たとえば初代徳川家康が書画をたしなむのみならず印刷事業の育成も手がけたように、自ら文化人であると同時に、文化を育む側面も持ちあわせていた。「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」では、德川宗家に伝わる歴代将軍の書や絵画をはじめ、幕府御用絵師であった狩野派が描いた絵画作品など、江戸時代の豊かな文化を示す作品を展示。芸術・学問などにおける将軍の果たした役割に光をあてる。狩野派絵画などを展示三代家光は、参勤交代制度や外交の体制などを整えて幕政の基礎を確立するだけでなく、絵画や漆工など多彩な分野にわたる芸術家を支援・育成した。狩野派の絵師が活躍したのはその1例だ。本展では、一行書《雪月花》や狩野探幽の筆による《武州州学十二景図巻》などを展示し、江戸美術と将軍の関わりを紹介する。儒学や科学の振興江戸時代を通して儒学思想や科学の振興に注力した歴代将軍。とくに、五代綱吉は「生類憐みの令」を発布するなど儒学を政治へと積極的に反映させ、八代吉宗は享保の改革の一環として実学を奨励し、科学の発展へと繋げた。そうした儒学思想と科学の発達が、一行書《思無邪》などからうかがえるだろう。過去へのまなざし十一代家斉は約半世紀にわたって世を治め、その平安のうちでは町人文化の最盛期である「化政文化」が花開いた。この時代には、『東照宮御実紀』をはじめ幕府公式の史書や、古宝物図録集『集古十種』などの編纂が始まる。会場の終盤では、そのような過去を顧みる事業にゆかりの深い《徳川家斉像》や『集古十種』を展示する。詳細企画展「天下泰平~将軍と新しい文化の創造~」会期:2020年1月2日(木)~2月16日(日)会場:東京都江戸東京博物館住所:東京都墨田区横網1-4-1時間:9:30~17:30(土曜日は19:30分まで) ※入館は閉館の30分前まで休館日:1月6日(月)・27日(月)、2月3日(月)・10日(月)観覧料:一般 600円(480円)、大学生・専門学校生 480円(380円)、中学生(都外)・高校生・65歳以上 300円(240円)、中学生(都内)・小学生以下 無料※ 企画展は常設展観覧料で観覧可※いずれも税込※( )内は20名以上の団体料金※1月2日(木)・3日(金)は常設展観覧料が無料【問い合わせ先】東京都江戸東京博物館TEL:03-3626-9974(代表)
2019年12月07日フランス近代絵画の流れを一望できる『印象派からその先へ世界に誇る吉野石膏コレクション展』が、三菱一号館美術館にて開幕。2020年1月20日(月)まで開催されている。「吉野石膏コレクション」は、石膏建材メーカーである吉野石膏株式会社が、1970年代から本格的に絵画の収集を開始したコレクションで、今では日本有数の近代西洋美術コレクションを形成。1991年に、その多くが創業の地である山形県の山形美術館に寄託された。同展では、そんな「吉野石膏コレクション」より選りすぐられた名品72点が集結する初めての機会。「印象派、誕生」「フォーヴから抽象へ」「エコール・ド・パリ」の3章で構成され、19世紀後半から20世紀前半まで、フランスの近代絵画をたどることができる。三菱一号館美術館()
2019年11月02日17世紀バロック絵画の開拓者として活躍した画家カラヴァッジョを紹介する展覧会『カラヴァッジョ展』が、名古屋市美術館で本日10月26日から12月15日(日)まで開催される。劇的かつ生々しい表現で、宗教画や神話の世界を描いた、イタリアの巨匠カラヴァッジョ。その38年間の人生で残した作品は非常に少なく、また、イタリア国外への貸出は非常に厳しいとされている。今回の展覧会では、そのうち約10点(帰属作品を含む)と同時代の画家たちの作品約30点が展示される。3章で構成される会場は、カラヴァッジョの人生そのものを表しているといえよう。第1章では、1600年前後のローマで活躍した、青年期のカラヴァッジョと同時代の画家たちの作品が並ぶ。続く第2章では、カラヴァッジョと17世紀のナポリの画壇を紹介。光と闇の表現を体感できるだろう。そして第3章では、晩年のカラヴァッジョと彼に影響を受けた画家たちの作品を見ることができる。中でも、カラヴァッジョの晩年の作品で、名古屋市美術館のみの公開となる《ゴリアテの首を持つダヴィデ》は旧約聖書を元にした絵画。写実的でありながらドラマティックに描かれている。カラヴァッジョを大きく取り上げた展覧会は、日本で3度目、東海地方では18年ぶり、名古屋では初となる。カラヴァッジョの斬新な画風は、同時代の画家に多大な影響を与え、レンブラントやラ・トゥールが登場する下地をつくったともいえる。栄光と狂乱に満ちた、カラヴァッジョの激動の画家人生を本展でたどってみてはいかがだろうか。【関連リンク】 展覧会特設サイト( )ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《リュート弾き》1596-97年頃 個人蔵ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《メドゥーサの盾(第一ヴァージョン)》1596-98年頃 個人蔵ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《法悦のマグダラのマリア》1606年 個人蔵ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ《洗礼者聖ヨハネ》1609-10年 ローマ、ボルゲーゼ美術館蔵(c) Ministero per i beni e le attività culturali – Galleria Borghese
2019年10月26日「色彩の魔術師」と呼ばれたラウル・デュフィ。彼は20世紀のパリを代表するフランス近代絵画家のひとりで、アンリ・マティスやアンドレ・ドランなどと並び野獣派と呼ばれる画風を志向した人物。野獣派とは、原色を多用した、平面的で強烈な色彩と激しいタッチが特徴の絵画だ。『ラウル・デュフィ展絵画とテキスタイル・デザイン』が開催中。「まるで音楽が聞こえてくる」と称されたデュフィの鮮やかな世界。1877年、ノルマンディの港町に生まれたデュフィ。音楽好きで教会の指揮者兼オルガン奏者だった父と、ヴァイオリン奏者の母の間に生まれたため、音楽と海はとても身近なモチーフで創作の原点となってゆく。18歳から美術を学び始めた彼に、転機が訪れたのは32歳の時。当時“豪華王”と呼ばれたファッション・デザイナーのポール・ポワレと知り合い、版画でテキスタイルデザインを創り始めると、その鮮やかな色彩と大胆なモチーフの布地は、上流階級の女性たちを魅了し大評判に。これを機にデュフィは本の挿絵や舞台美術、タペストリーや陶器の装飾、『VOGUE』の表紙を手掛けるなど時代の寵児へと駆け上がってゆく。本展ではそんな彼の画業とテキスタイル、2つに注目。特にテキスタイルは草花や昆虫のモチーフ柄から、ダンスホールの風景やスポーツをする人々など、時代を映したモダンデザインまで充実の115点を展示する。また会場には、クリスチャン・ラクロワやオリヴィエ・ラピドスがデュフィデザインの布地を使用した艶やかなドレスや、豪華な舞台衣装も登場。当時の洗練されたモード界の息吹を感じられるはずだ。《ニースの窓辺》1928年 油彩/キャンバス島根県立美術館蔵A.《花と蝶〔デザイン原画〕》1916‐28年頃 インク/紙デュフィ・ビアンキーニ蔵B.《夏〔デザイン原画〕》1925年 グワッシュ/紙デュフィ・ビアンキーニ蔵C.《ヴァイオリン》1989年(デザイン1914‐20年頃) 毛織物デュフィ・ビアンキーニ蔵D.《幾何学模様の構図〔デザイン原画〕》1919‐28年頃 グワッシュ/紙デュフィ・ビアンキーニ蔵A.花と蝶を図案化したテキスタイル。B.特にバラはデュフィが好んだモチーフで、様々なバリエーションが残っている。C.ヴァイオリンと楽譜は音楽好きのデュフィが一生のモチーフにしたもの。D.幾何学模様をテキスタイルにいち早く取り入れたのもデュフィだった。『ラウル・デュフィ展絵画とテキスタイル・デザイン』パナソニック汐留美術館東京都港区東新橋1-5-1パナソニック東京汐留ビル4F開催中~12月15日(日)10時~18時(11/1、12/6は~20時、入館は閉館の30分前まで)水曜休一般1000円ほか TEL:03・5777・8600(ハローダイヤル)※『anan』2019年10月16日号より。文・山田貴美子(by anan編集部)
2019年10月10日華やかで明るい色彩と軽妙な筆致で、現代でも多くの人々を惹きつける画家、ラウル・デュフィ(1877~1953)。初期から晩年までの絵画作品16点に加え、テキスタイル・デザインや関連作品135点を紹介する『ラウル・デュフィ展絵画とテキスタイル・デザイン』が、パナソニック汐留美術館で12月15日(日)まで開催されている。同展は、デュフィが絵画とテキスタイル・デザインというふたつの表現媒体を軽やかに越境しながら生み出した作品群を展覧しながら、彼が目指した表現の本質と、その装飾性の意義に迫るもの。会場は、絵画にフォーカスした第1章と、テキスタイル・デザインをそのモティーフに注目する第2・3・4章で構成されている。 パナソニック汐留美術館()
2019年10月10日「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」が、2019年12月15日(日)から2020年4月5日(日)まで、神奈川・箱根のポーラ美術館にて開催される。シュルレアリスムの変遷と拡大を辿る約100点シュルレアリスム誕生から100年が経つ2019年。フランスで誕生したシュルレアリスムは、理性を中心とした意識では捉えきれない新しい現実を表現することを目指して始った、20世紀の芸術に最も大きな影響を及ぼした運動の1つだ。「シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の『シュール』」では、この100年間で変化を遂げたシュルレアリスムの展開と、フランスから日本、アメリカ、アジアにいたるまでのシュルレアリスムの広がりを約100点の絵画、版画を通じて辿っていく。サルバドール・ダリ、マックス・エルンスト、古賀春江、三岸好太郎、瑛九、吉原治良など多岐にわたる作家の作品が登場する。詩・思想から絵画へ元々は、フランスの詩人アンドレ・ブルトンが中心となってを推し進められたシュルレアリスム。理性を中心とする近代的な考え方を批判し、精神分析学の影響を受けて理性の支配の及ばない“無意識の世界”に「超現実」を求める前衛的な詩作を繰り広げ、1924年に「シュルレアリスム宣言」を発表した。ダリも独自の理論を展開そこから、ドイツ出身の画家、マックス・エルンストによる実験的な作品に美しさを見出すなど、 シュルレアリスムは詩や思想だけではなく絵画の分野にも拡大。スペインからシュルレアリスム運動に加わったサルバドール・ダリは、「偏執狂的=批判的」方法という独自の理論にもとづいて絵画を制作し、美術のみならずファッション界をも巻き込む大きな流行を作り出す。日本の「超現実主義」と「シュール」こうした動向は同時代の日本にも伝えられ、1930年代を通して「超現実主義」という訳語のもと、最新の前衛美術のスタイルとして一大旋風を巻き起こした。しかし、日本では次第に「無意識の探究」という本来の目的を離れ、現実離れした奇抜で幻想的な芸術として受容されるようになる。徐々に東洋的な思想と混ざり合いながら、独自の絵画表現や「シュール」という感覚が生み出されていった。併設レストランでは特別メニューもまた本展に合わせて、併設レストラン「アレイ」では特別コースメニュー「スペインの風」を提供。ダリの故郷であるスペインの郷土料理をアレンジした、風味豊かなメニューが揃う。前菜には魚介のスープとパスタを使ったパエリアを用意。メインディッシュのイベリコ豚のローストには、いんげん豆のピュレを添えた。そしてデザートには、スペイン風クリームブリュレ「クレマ・カタラーナ」を、オレンジ風味で提供する。詳細シュルレアリスムと絵画 ―ダリ、エルンストと日本の「シュール」会期:2019年12月15日(日)~2020年4月5日(日)開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)休館日:無休(展示替えのための臨時休館あり)場所:ポーラ美術館所在地:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山 1285TEL:0460-84-2111入館料:・個人大人 1,800円(税込)、シニア割引(65歳以上) 1,600円(税込)、大学・高校生 1,300円(税込)、障害者手帳持参者及び付添者(1名まで) 1,000円(税込)・団体(15名以上)大人 1,500円(税込)、シニア割引(65歳以上) 1,500円(税込)、大学・高校生 1,100円(税込)、障害者手帳持参者及び付添者(1名まで) 1,000円(税込)※中学生以下無料。※シニア割引、障害者手帳持参割引は、他の割引との併用は不可。■「シュルレアリスムと絵画」展 特別コースメニュー「スペインの風」提供場所:ポーラ美術館併設レストラン「アレイ」時間:11:00~16:00(L.O.)価格:3,040円(税込)
2019年09月27日東京都美術館にて開催中の『コートールド美術館展魅惑の印象派』では、イギリス・ロンドンにあるコートールド美術館のコレクションを中心に、印象派・ポスト印象派の絵画・彫刻約60点を紹介。12月15日(日)まで開催されている。ロンドンの中心部を流れるテムズ川のほとり、サマセット・ハウスの一角にあるコートールド美術館は、イギリスが世界に誇る印象派・ポスト印象派の殿堂だ。フランスで花開いた印象派・ポスト印象派の作品に魅了された実業家のサミュエル・コートールドが、母国イギリスの人々にその魅力を紹介するために収集したコレクションを中核として1932年に設立。マネ、ルノワール、ドガ、セザンヌ、ゴーガンら、巨匠たちの傑作がずらりと並ぶ。コートールド美術館展魅惑の印象派()クロード・モネ《アンティーブ》 1888年 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)ポール・セザンヌ《大きな松のあるサント=ビクトワール山》 1887年頃 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)エドゥアール・マネ《草上の昼食》 1863年コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)右:アメデオ・モディリアーニ《裸婦》 1916年頃 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)中央:オーギュスト・ロダン《ムーヴマンA(拡大策)》 1911年頃 コートールド美術館 (c)Courtauld Gallery(The Samuel Courtauld Trust)
2019年09月10日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまこんにちは、ぴなぱと申します。現在5歳と1歳の姉妹を育てている私ですが、長女を妊娠するまでは絵画教室で講師として働いており、幼児、小学生、美大受験生のクラスを受け持っていました。今回はそんな私が親になって子どもの制作にどういう姿勢でいるかというお話です。あくまで個人的な意見ではありますが、そのつもりで読んでいただければ幸いです。まず、幼児の場合の褒めポイント。言葉にしてあげることで、子どもも「私〇〇が描けるようになったんだ!」と認識し、自信が持てます。子どもは思うがまま、あるいは自分に見えたままに絵を描いているので、例えば手を描くようになっても「人間には手があるのが当たり前だから描かなくちゃ」と思って描いているわけじゃないことがあります。娘の場合手を描き始めた時に話を聞いたら「妹と手を繋いでるところを描きたかったから、手がないと繋げないと思って描いた」と言っていました。私が気を付けているのは、子どもが自発的に描くようになるまで〇〇が足りないよ?とか、〇〇はこうじゃないでしょ?とかは言わないこと。あくまで自発的に描いたら褒めるのスタンスでいます。事実は事実として知る時が来るし、子どもには子どもにしか見えない世界があり、それを一般的な先入観を与えることで潰してしまうのはもったいないと思うからです。先入観についてこんなことも。星型がダメということではありません。でも星型じゃないからって間違いではありません。だって本物の星は星型じゃないし。太陽だって実際見たら形なんてわからないんだから、どんな風に描いてもいいんです。知識もなにもない状態でよく知らないものを描くこと自体がすごい!幼児期に限らず、自分で考えた物の描き方は絶対にその子の肥やしになります。色彩についても、口出しはしません。今より小さい頃、長女はいつもありったけの色を使って絵を描いていました。だけどそれはあくまで家での話。幼稚園や保育園に通うようになると、自然とそれは変わっていきます。周りが段々と「正しい色」を知っていくと、いつの間にかそれにならっていくんですよね。もちろんそれは悪いことではないんですが、少し残念ではあります。「正しい色」はあくまで子どもの絵としてのもので、必要な知識ではあるしどこかでそれにならうタイミングはくるものの、もし絵を続けていくとしたらいずれ邪魔になることもあると思うからです。どんな色も本物は写実的に描こうとしたら一色では表せないし、その先の独創性となると髪は黒、空は青なんて決まりごとは一切ありません。ここまで結局特に親は何もしないで子どもの好きにやらせてるだけじゃん!という感じなんですが、その通りで、結局は幼児期は好きにやらせるのが一番だと私は思っています。ただ、唯一それっぽいことを挙げるなら、我が家では絵の具を早くからやらせていました。自分で色を作るということ、色は無限に作れるということ、手の動かし方、道具の使い方、道具を大切に扱うということ、塗りたくるだけじゃなく時には引き算も必要なこと。絵の具から学べることはとても多いです。特に道具は絵を描く上で相棒とも言える大切な存在だと思っているので、準備から片付けまで初めにしっかり教えました。元々の性格もあるとは思いますが、初めは力を入れすぎて筆をボサボサにしてしまっていた長女も現在は道具の扱いがとても丁寧で、園で使う画材などでもクレヨン一本折らずに使っています。それから絵の具を使うときは、できるだけ大きい紙を用意してそれがいっぱいになるまで描かせるようにしています。子どもの絵って、年齢があがるにつれて段々とこじんまりしてくることがあるんです。細かいというのとは違って、画面に対して被写体が小さくて余白ができてしまうんですね。一度小さく描く癖が付くとなかなか抜けないので、腕を大きく動かして描く癖や余白を埋める癖をつけるためにも大きな紙で描く機会は大切だと思っています。最後に、褒めるだけなら私が勤めていたような幼児期の絵画教室には意味がないのでは?と思われるかもしれませんが、そんなことはもちろんありません。その子の伸ばすポイント、直した方がいいポイントを的確に指導してもらえるでしょうし、今回の話は家庭での姿勢のことなので教室となるとまた少し話は違ってきます。私は個人的には今のところ自分の子どもに本格的な絵をやらせようとは思っていないですが、もし将来やりたいと言った時のために、今持っている感性は潰さないでおきたいなと思っています。
2019年09月07日『くまのプーさん』の絵画展示販売会「HUNNY展」が、東京・大阪・福岡・愛知の4か所で開催。2019年7月31日(水)からの東京会場を皮切りに、8月26日(月)まで順次大阪・福岡・愛知会場を巡回する。「HUNNY展」は、“はちみつの日”である8月3日に合わせて開催する、会場中を“プーさん”の絵画で埋め尽くしたファンには堪らないイベント。ディズニー公認アーティストたちが描いた最新のオリジナル原画を含む約40点の“プーさん”作品が集結する。作品では、あどけない表情やおっちょこちょいな姿、キュートな仕草などを見せる様々な“プーさん”をはじめ、“ティガー”や“ピグレット”や“イーヨー”といった仲間たちも登場。愉快なキャラクター達の生き生きとした愛らしい表情を楽しむことが出来る。また、会場には『くまのプーさん』の世界をさらに感じることが出来るオリジナルフォトスポットも。是非この機会に“プーさん”尽くしの空間に足を運んでみて。【詳細】HUNNY展■東京会場会期:2019年7月31日(水)~8月5日(月)時間:11:00~19:00(初日は14:00開場、最終日は18:00閉場)会場:新宿アイランド B1階 アクアプラザ住所:東京都新宿区西新宿6-5-1■大阪会場会期:8月9日(金)~12日(月)時間:10:00~19:00(初日は13:00開場、最終日は18:00閉場)会場:グランフロント大阪 北館 地下2階 ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター ホールC住所:大阪府大阪市北区大深町3-1■福岡会場会期:8月16日(金)~8月19日(月)時間:11:00~19:00(初日は14:00開場、最終日は18:00閉場)会場:レソラ天神 5階 レソラホール住所:福岡県福岡市中央区天神2-5-55■愛知会場会期:8月22日(木)~26日(月)時間:11:00~19:00(初日は14:00開場、最終日は18:00閉場)会場:ナディアパーク 3階 デザインホール住所:愛知県名古屋市中区栄3-18-1©Disney
2019年08月01日展覧会「見える自然/見えない自然 ロイス・ワインバーガー展」が、東京・ワタリウム美術館で開催される。期間は、2019年7月13日(土)から10月20日(日)まで。自然と人工物の対比を表現するアーティスト、ロイス・ワインバーガー。自然の生態や環境に対する根本的な疑問を投げかける彼の作品は、植物を素材とした絵画、写真、彫刻、映像、文章など多岐にわたり、世界各地で展覧会が行われている。ワタリウム美術館は、1999年開催の「エンプティ・ガーデン展」でロイス・ワインバーガーの初期作品を紹介。それから20年の歳月を経た本展では、現在彼が取り組む「見えない自然」をテーマとした絵画、写真、彫刻を中心に120点を展示する。ロイス・ワインバーガー作品の特徴は、アクティビストのような鍛え上げられた思想が背景にありつつ、どこか自由な発想とユーモアを持ち合わせている点にある。最初は、自身で荒地植物や絶滅種の植物を育てて各地に植えるというフィールドワークからスタート。そして90年後半には、除草剤を取り除いて線路を庭にした《植物を越えるものは植物と一体である》や、アスファルトを剥がして庭をつくった《燃焼と歩行》など、自然を人間の干渉から解放するという独自の表現を展開してきた。今回取り上げる「見えない自然」とは、都市の緑地化といった目に見える形ものではなく、人間1人ひとりの中にある“精神の自然”。ロイス・ワインバーガーは、目に見える自然を用いて、どうやって自然の如くダイナミックで自由な“精神の自然”を表現しているのだろうか。ぜひ会場に足を運び、自身の目で確かめてみてほしい。【詳細】展覧会「見える自然/見えない自然 ロイス・ワインバーガー展」開催期間:2019年7月13日(土)~10月20日(日)時間:11:00~19:00(毎週水曜日は21:00まで)休館日:月曜日(7月15日、8月12日、9月16日、9月23日、10月14日は開館)会場:ワタリウム美術館(東京都渋谷区神宮前3-7-6)TEL:03-3402-3001 入館料:大人 1,000円 / 学生(25歳以下) 800円
2019年07月13日猫の合同写真展&物販展「ねこ休み展」のスピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in 夏祭り」が、東京・浅草のギャラリー「TODAYS GALLERY STUDIO」にて開催される。期間は2019年7月26日(金)から9月1日(日)まで。「まるごとホイちゃん展」は、人気の甘えん坊猫“ホイップ”こと、通称“ホイちゃん”にフォーカスするもの。今回は、「夏祭り」をテーマに新作展示やグッズを展開する他、国内外で活躍するペインティングアーティスト・チョーヒカルが描くホイちゃんのトリックアートも登場する。また、来場者には先着特典としてヨーヨー釣りチケットがプレゼントされる。会場では、「ねこ休み展」ゆかりの作家陣とのコラボレーショングッズも販売。アップルココが制作した「ホイちゃんキーホルダー お座りver」や、marucoro chanの浴衣をまとった「ホイちゃんこけ)」など、夏祭り限定バージョンでラインナップする。【詳細】ねこ休み展スピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in 夏祭り」開催日時:2019年7月26日(金)〜9月1日(日)11:00〜19:00休館日:毎週月曜日※ただし8月12日(月)は開館、振替休日なし会場:TODAYS GALLERY STUDIO(東京都港区東新橋1丁目8台東区浅草橋5-27-6 5F)入場料:500円/3歳以下は入場無料※東京ドームシティで開催中の「ねこ休み展 夏 2019」のチケット半券持参で、オリジナルポストカードプレゼント。※本展覧会のチケット半券を「ねこ休み展 夏 2019」で提示すると、入場料200円引き。※上記は予定のため、内容は変更になる可能性がある。グッズ例:・<アップルココ>ホイちゃんキーホルダー お座りver 1,900円・<marucoro chan>ホイちゃんこけし(浴衣) 2,500円・<空木>ホイぺろ新作ポーチ 2,350円※限定グッズは数量限定で無くなり次第終了。【問い合わせ先】株式会社BACONTEL:03-5809-3917
2019年06月29日「あの名作がジュエリーを纏って永遠に輝く 世界で唯ひとつのジュエリー絵画展」が、東京・銀座のIDC OTSUKA銀座本店にて2019年6月22日(土)から6月30日(日)まで開催される。ジュエリー絵画とは?ジュエリー絵画とは、輪郭の線画以外はすべてに宝石を用いたラグジュアリーで優雅な絵画のこと。熟練した職人が一つ一つ手作業で宝石を敷き詰めて制作しており、細かい部分は宝石を砕き、パウダー状にして貼り付けている。ジュエリーカミネの登録商標となっている。人気キャラ約80点の作品を展示販売会場では、人気キャラクターをモチーフにした約80点のジュエリー絵画を展示・販売する。その中でも目玉となるのが、手塚治虫『リボンの騎士』のサファイア姫が身に着けたものをイメージした「サファイア姫の王冠」。ジュエリーカミネの自社鉱山で採掘された、時価3億円67カラットのスターサファイアから製作されている。なお、同作品は今回が東京圏初披露となり、土日限定で特別展示される。また、同展示にあわせて「サファイア王冠ネックレス」、池田理代子直筆サイン入り「ベルサイユのばらジュエリー絵画」を数量限定で販売する。そのほか、手塚治虫作品としては、『リボンの騎士』『鉄腕アトム』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『ジャングル大帝』を展開。さらにハローキティやマイメロディなどのサンリオキャラクター、『うる星やつら』や『らんま1/2』、『犬夜叉』などの高橋留美子作品も登場予定だ。これらは全て、色褪せない天然石を使用しているので、時を経ても輝きを失わない唯一無二の逸品。各絵画ともサイズ展開も豊富なので、この貴重な機会にお気に入りの1枚を探してみては。【詳細】あの名作がジュエリーを纏って永遠に輝く 世界で唯ひとつのジュエリー絵画展日時:2019年6月22日(土)~6月30日(日)営業時間:10:30~19:00会場:IDC OTSUKA銀座本店1階■「サファイア姫の王冠」特別展示日時:2019年6月22日(土)、23日(日)、29日(土)、30日(日) 4日間限定展示■作品詳細・池田理代子作品 全12種(SS/SR/XS/S/M/L/XL3) 29,800円~1,680,000円+税※サイズにより価格は異なる。※(有)池田理代子プロダクション監修。すべての製品に保証書付き。※XSサイズ以上の製品に世界限定のシリアルナンバー付き。・手塚治虫作品 全33種類(SS/SR/XS/S/M/L/XL3/XL7) 29,800円~6,000,000円+税※サイズにより価格は異なる。※手塚プロダクション監修。すべての製品に保証書付き。※全ての製品に世界限定のシリアルナンバー付き。・サンリオキャラクター作品 全31種類(SS/SR/XS/S/M/L/XL3) 29,800円~1,480,000円+税※サイズにより価格は異なる。※サンリオ監修。すべての製品に保証書付き。※XSサイズ以上の製品に世界限定のシリアルナンバー付き。・るーみっくわーるど 高橋留美子作品 全18種類(SS/SR/XS/S/M/L/XL3) 29,800円~1,350,000円+税※サイズにより価格は異なる。※XSサイズ以上の製品に世界限定のシリアルナンバー付き。・ジャポニズム作品 全13種類(SS/SR/XS/S/M/L) 29,800円~980,000円+税※サイズにより価格は異なる。※すべての製品に保証書付き。※全ての製品に世界限定のシリアルナンバー付き。
2019年06月22日大宮エリーの絵画展「Peace within you(ピース ウィズイン ユー)」が、2019年5月30日(木)から6月15日(土)の期間で、六本木・小山登美夫ギャラリーにて開催される。大宮エリーは、作家業、舞台の作演出、ドラマ・映画監督、映像制作、ラジオのパーソナリティと様々なジャンルの活動を行う人物。絵画制作に関しては2012年からスタートし、これまで東京、青森、福井など様々な地で個展を開催し、好評を博している。「Peace within you」では、大宮の新作ペインティングと、旧作を展示。新作は、香川のイサム・ノグチ庭園美術館にあるノグチの作品『エナジー・ヴォイド』からインスピレーションを得た『イサム・ノグチの手紙』の2点や、瀬戸内の伯方島を描いた『瀬戸内の海、朝5時43分』『瀬戸内の海 夕方5時32分』といった、大宮が2018年に瀬戸内を旅して描いた作品が登場する。なお、絵画展のタイトル「Peace within you」は、『エナジー・ヴォイド』から大宮が感じた、“おだやかで、ちいさな、かけがえのない平和”といったイメージや、友人と宿から瀬戸内海の平らな水面を見て、平和を感じた体験から名づけられたもの。日常の喧噪や慌ただしさで忘れがちな、大切なものを思い出させてくれるような作品が集まる会場にぜひ足を運んでみては。【詳細】絵画展「Peace within you(ピース ウィズイン ユー)」会期:2019年5月30日(木)~6月15日(土)開廊時間:11:00~19:00会場:小山登美夫ギャラリー住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 2階休廊日:日、月曜日および祝日料金:入場無料【問い合わせ先】小山登美夫ギャラリーTEL:03-6434-7225©Ellie Omiya, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
2019年05月19日アザラシの合同写真展&イラスト展&物販展「あざらしラッシュ!!展」が、名古屋のTODAYS GALLERY STUDIO NAGOYAで2019年6月29日(土)から7月21日(日)まで、静岡パルコで2019年7⽉21⽇(⼟)から8⽉12⽇(⽉・祝)まで開催される。アザラシと言えば、アニメにもなって人気を博した"ゴマフアザラシ"や水族館でも見ることができる"アゴヒゲアザラシ"を思い浮かべる人も多いだろう。諸説あるが、実は全世界には18種のアザラシが存在するとも言われている。「あざらしラッシュ!!展」は、そんなアザラシにフォーカスした合同写真展&イラスト展&物販展。写真とイラストの融合展示や立体物販物、アニメーション作品などを楽しむことができる。出展する写真作家は、カナダなどでアザラシの赤ちゃんを撮り続ける動物写真家・小原玲など。会場では小原玲が過去30年間撮り溜めた作品を厳選して展示する予定だ。見るものを圧倒するほど美しく、愛らしいアザラシの姿を目にすることができる。イラストレーションは、インスタグラムでフォロワー数3万人を誇るぽんたによる“流氷からアザラシたちが昇り立つような大型作品”をはじめ、癒し系イラストが人気を博す植月えみりによる新作展示、初のアニメーション作品も公開予定。また、静岡会場では特設ブースを設置し、植⽉えみりの会場限定アニメーションやほわころくらぶのほっこり映像を公開する。約1,000種以上のグッズ販売にも注目。日本キャンドル協会認定キャンドルアーティスト作家による「流氷ごまキャンドル」、羊毛フェルトハンドメイドの「アザラシさんのパンケーキタワー」、食べ物とアザラシがコラボレーションした「あざらし寿司マスキングテープ」などが展開される。会場限定の新作グッズも並ぶのでファンは要チェックだ。【詳細】あざらしの合同写真展&イラスト展&物販展「あざらしラッシュ!!展」■名古屋開催日時:6月29日(土)~7月21日(日) 11:00~18:00休館日:月・火曜日(但し、7月15日(月)海の日は開館、17日が振替休日)会場:TODAYS GALLERY STUDIO NAGOYA(愛知県名古屋市中区新栄1-17-12-1F)入場料:600円/3歳以下は入場無料出展者:25組※来場者には先着2,000名限定で、イラストレーター・ぽんたが無数のアザラシを描いた特製オリジナルポストカード「ぎゅうぎゅうあざらし」をプレゼント。■静岡開催日時:2019年7⽉27⽇(⼟)〜8⽉12⽇(⽉・祝) 10:00〜20:00休館⽇:なし会場:静岡パルコ 3階特設会場(静岡県静岡市葵区紺屋町6-7 静岡パルコ3F)⼊場料:400円/⾼校⽣以下300円/ペア⼊場700円/3歳以下⼊場無料出展者:23組※来場者には先着1,000名限定で、⾬宮菜々⼦特製のオリジナルポストカード「ぽよざらしのポストカード」をプレゼント。グッズ例:・流氷ごまキャンドル 1,600円+税・アザラシさんのパンケーキタワー 2,500円+税・あざらし寿司マスキングテープ 580円+税・コッペパン列車マスキングテープ 580円+税<新作・会場限定>・あざらしクリームソーダトートバッグ 1,600円+税<新作・会場限定>
2019年04月27日「伊庭靖子展 まなざしのあわい」が、東京都美術館 ギャラリーA・B・Cにて、2019年7月20日(土)から10月9日(水)まで開催される。眼とモティーフの“あわい”(間)伊庭靖子は、画家の眼とモティーフの“あわい”(間)にある世界に魅せられ、触れたくなるようなモティーフの質感やそれがまとう光を描くことで、“あわい”の世界を表現し続けてきたアーティスト。自ら撮影した写真をもとに、空間や風景を生かした絵画や版画などを制作している。「伊庭靖子展 まなざしのあわい」は、伊庭靖子が美術館で開催する、10年ぶりの個展。東京の美術館では初の個展となる。新作や近作に繋がる作品を中心に、東京都美術館で撮影した写真をもとにした絵画や版画を紹介する他、新たな試みとして、映像作品も発表する。人の眼と見る対象との間にある、光、大気、雰囲気など、様々なものに対する関心を、「立体視」を用いた作品で表現する。会場となるギャラリーには、建築家・前川國男が設計した吹き抜けの大きな空間が広がっている。前川國男がこだわった、つり壁やぶら下がりの天井照明、打ち込みタイルなどが独特の空気感を演出。雰囲気も相まって、伊庭靖子の、光に満ちた静かな作品をより感覚的に楽しめそうだ。【詳細】伊庭靖子展 まなざしのあわい会期:2019年7月20日(土)~10月9日(水)場所:東京都美術館 ギャラリーA・B・C住所:東京都台東区上野公園8-36休室日:月曜日、8月13日(火)、9月17日(火)、9月24日(火)※8月12日(月・休)、9月16日(月・祝)、9月23日(月・祝)は開室開室時間:9:30~17:30 ※入室は閉室30分前まで夜間開室:金曜日 9:30~20:00 ※入室は閉室の30分前まで※ただし、7月26日、8月2日、9日、16日、23日、30日は9:30~21:00観覧料:一般 800円/団体(20名以上) 600円/65歳以上 500円/大学生・専門学校生 400円※高校生以下無料■サマーナイトミュージアム割引7月26日(金)、8月2日(金)、9日(金)、16日(金)、23日(金)、30日(金)の17:00~21:00は、一般600円、大学生・専門学校生無料(要証明)※7月20日(土)、21日(日)、8月17日(土)、18日(日)、9月21日(土)、22日(日)は、「家族ふれあいの日」により、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は、当日一般料金の半額(要証明)※8月21日(水)、9月16日(月・祝)、18日(水)は「シルバーデー」などにより、65歳以上は無料(要証明)。当日は混雑が予想される。※10月1日(火)は「都民の日」により、誰でも無料※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳持参者とその付添い(1名まで)は無料(要証明)※都内の小学・中学・高校生に準ずる者とその引率の教員が学校教育活動として観賞するときは無料(要事前申請)■アーティスト・トーク日時:2019年8月3日(土) 11:00~11:45/2019年8月24日(土) 11:00~11:45登壇者:伊庭靖子場所:展覧会会場内※聴講無料。ただし、本展観覧券が必要。【問い合わせ先】TEL:03-3823-6921
2019年04月19日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。今回は、「奇想の系譜展江戸絵画ミラクルワールド」のご紹介です!■「奇想の系譜展江戸絵画ミラクルワールド」東京都美術館にて4月7日まで開催中美術史家・辻惟雄氏が’70年に記した書『奇想の系譜』をもとに、江戸時代を中心に活躍した画家たち(岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳)に白隠慧鶴、鈴木其一を加えた8人の代表作が会したのが本展。自由かつ斬新な発想に満ちた江戸絵画の知られざる魅力にふれることができます。なんでもこの「奇想の系譜」で取り上げられた6人は、葛飾北斎など江戸時代のそうそうたる画家と比べ“その他大勢”として語られていたのだとか。辻氏の本が出版されてからはそれぞれが注目され、徐々に評価が高まり、その結果のひとつとして’16年に開催された「若冲展」につながったというわけです。このときは待ち時間が最大4時間とその人気ぶりが話題になりました。さて、肝心の本展。平日に訪れたものの混雑していて「若冲ブーム」「江戸絵画ブーム」「日本美術ブーム」を実感することになりました。8人もの画家のそれぞれの筆使い、色使い、画風などが楽しめて、見どころ満載。写実的で緻密な描写の若冲作品、ポップで遊び心のある芦雪作品、極太の線でユーモラスな白隠作品……など、自分なりの解釈と楽しみ方ができます。奇想天外な発想で現代人をも驚かせてしまう江戸の職人たちの技をぜひご堪能ください!
2019年03月25日兵庫県立美術館で、2019年度 コレクション展Ⅰ 特集「境界のむこう」が開催される。会期は2019年3月16日(土)から6月23日(日)まで。「境界」をテーマに約140点を展示兵庫県立美術館では、1年を3期に区切り、収蔵品を横断的に紹介する「コレクション展」を実施。2019年度の第Ⅰ期として開催されるのが、「境界」をテーマとした展覧会だ。私たちの身の周りに存在する様々な境界は、緩やかに変化し、移動し、新しく生まれて消えることもあるが、無くなることはない。事物を区分する境界は、時に乗り越えることが困難であり、時に不可能なこともある。一方で、境界の存在ゆえに守られているものもあれば、境界による線引きがあるからこそつながりを再認識し、相互の濃密な結びつきが生まれる可能性もある。この展覧会では、そんな多様な性質を持つ「境界」をキーワードに、兵庫県立美術館の収蔵品約140点を展示。近代から現代までの絵画、写真、版画、彫刻など幅広いジャンルの作品を、「領域」「線をひく」「東/西」「生/死」「他者/自己」「現実/非現実」の6つのテーマに沿って、紹介していく。「東/西」「現実/非現実」などをキーワードにたとえば第3章「東/西」では、表現を通してさまざまな境界を越えていく作家たちにフォーカス。森村泰昌による《セルフポートレート女優/ビビアン・リーとしての私1》などを展示する。明治維新以降に洋画を志し、西洋の技法や主題を学んだ日本人画家たち、そして、東洋的な要素と西洋的なものの融合を試みる現代作家たちの作品を観ることができる。第6章「現実/非現実」では、夢か現実かわからないシュルレアリスムの作家の作品をはじめ、自然の描写の中に現れた不思議な光景など、境界線の曖昧な世界が描かれた作品を紹介。浅原清隆の《海を見た》などが展示される。【詳細】2019年度 コレクション展Ⅰ 特集「境界のむこう」会期:2019年3月16日(土)~6月23日(日)※前期展示3月16日(土)~5月6日(月・休)/後期展示5月8日(水)~6月23日(日)休館日:毎週月曜日および5月7日(火)※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・休)は開館会場:兵庫県立美術館常設展示室(1階、2階)住所:神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1TEL:078-262-0901(代表)開館時間:10:00~18:00(特別展開催中の金・土曜日は20:00まで)※入場は閉館の30分前まで観覧料金:一般500(400)[300]円/大学生400(300)[200]円/70歳以上250(200)[150]円/高校生以下 無料※()内は20名以上の団体料金/[]内は特別展とのセット料金※障がいのある人(70歳以上を除く)は各観覧料金の半額(4/2からは75%割引)、その介護者1名は無料※毎月第2日曜日は公益財団法人伊藤文化財団の協力により無料
2019年03月19日17世紀のオランダ絵画の黄金期を代表する画家ヨハネス・フェルメール作品が6点展示される、西日本では過去最大規模となる展覧会『フェルメール展』が2月16日(土)より5月12日(日)まで、大阪市立美術館にて開催される。それに先立ち、2月14日にオープニングイベントが行われ、展覧会ナビゲーターで音声ガイドのナレーターを務めた石原さとみが来場した。フェルメール展 <大阪展>チケット情報石原は、「大阪でしか展示されないフェルメール作品をどうしても観たかったので、今回はわがままを言って、来させていただきました。大阪展のみの展示となっている「恋文」は、のぞき見しているような感覚に陥る作品でした。実物を観る前に画集などで観ていたんですが、印象が全く違って、驚きと発見がたくさんありましたし、どんどん想像が膨らんでストーリーが浮かんできました。そして、「手紙を書く女」は特に好きな作品です。恋に焦がれている様子や切なさ、儚さが想像できるので、どんどん引き込まれていきました。また、日本初公開となる「取り持ち女」にはすごく迫力を感じました。コントラストの強さや彫の深い表情などが、いろんなメッセージを伝えているように感じて、圧倒されました」と語った。最後にフェルメールの魅力について石原は「私は、美術館に行くと必ず音声ガイドを付けて、歴史や文化などその絵の背景を聞くことで想像を膨らませながら観るのが好きです。また、私はお芝居の仕事でカメラの前に立つことが多いので、モデルの女性たちはフェルメールからどういうオーダーを受けたんだろうか、どのぐらい静止していたんだろうかと考えながら観たりするんですが、歴史を知らなくても、ただ好きか嫌いか感じるだけでもいいと思いますし、どんな見方でも正解だと思うので、ぜひ足を運んでいただいて本物に触れてほしいと思います」と語っていた。本展覧会では、初来日となる「取り持ち女」や大阪展のみの展示作品「恋文」以外にも、「手紙を書く女」などフェルメール作品6点に加え、ハブリエル・メツーら17世紀オランダ絵画39点も展示されている。『フェルメール展』は、2月16日(土)より5月12日(日)まで大阪市立美術館にて開催。取材・文:華崎陽子
2019年02月15日猫クリエイターによる合同写真展&物販展「ねこ休み展」冬の本祭が、2019年1月25日(金)から2月24日(日)まで、東京・浅草橋のTODAYS GALLERY STUDIOにて開催される。これまで55万人以上を動員してきた、人気の猫クリエイターによる、ねこの合同写真展&物販展「ねこ休み展」。SNSで人気のスター猫の写真をはじめ、キャットモチーフのグッズ販売などを行っている。「ねこ休み展」冬の本祭では、過去にふーちゃん、うらちゃん、ホイちゃんなどのスター猫を描き下ろした福嶋吾然有が、無防備な寝姿で人気の猫“どんぐり”とコラボレートした作品を展示。サイン・シリアル⼊りの複製ポスター、ミラー、マウスパッドなどのグッズも限定販売される予定だ。また、北海道で過ごすスター猫「ももとみらい」も初参戦。北国の四季の移り変わりとともにのびのびと過ごす猫たちの自由な姿を映した写真を展示予定だ。開催期間中の2月22日(金)の“猫の日”には、営業時間を22時まで延長。19時よりから「ミッドニャイトパーティー&ワークショップ」として、Mai Yamamotoによるオリジナルザビエルの作り方を初公開。通常つけていない鈴やリボンなどのデコレーションも、最大2個まで施すことができる。【詳細】「ねこ休み展」冬の本祭開催期間:2019年1月25日(金)~2月24日(日)11:00〜19:00※2月22日(金)猫の日のみ、22:00まで開館。会場:TODAYS GALLERY STUDIO住所:東京都台東区浅草橋 5-27-6 5F休館日:月曜日入場料:500円※3歳以下は入場無料出展者 : 34組■ミッドニャイトパーティー&ワークショップMai Yamamoto<オリジナルザビエルの作り方>参加費:1,800円+税日時:2月22日(金) 19:00〜 先着30名
2019年01月21日ねこの合同写真展&物販展「ねこ休み展」のスピンオフ企画「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」が、ルクア大阪にて開催。期間は、2019年1月16日(水)から21日(月)まで。「ねこ休み展」史上初の単独展開催となる本展。記念すべく第1回目の主役に選ばれたのは、「ねこ休み展」で⼈気の⽢えん坊猫“ホイップ”こと、通称“ホイちゃん”だ。まるで「チクワ」のようなユニークな模様の毛並みを持つホイちゃんは、その愛らしい姿からSNSで25万人超えのフォロワーを持つアイドル猫でもある。今回は、そんなホイちゃんに焦点をあてた新作や未公開作品を展示。また2.5メートルを超える超巨⼤化したホイちゃんと写真が撮れるフォトスポットも設置予定など、会場全体がホイちゃん一色に彩られる。ファンにはたまないグッズコーナーには、「ねこ休み展」ゆかりの作家陣とのコラボレーションアイテムも登場。<灯さかす>とタッグを組んだステッカーや、<marucoro chan>とコラボレートした「ホイちゃんこけし」など、会場でしか手に入らない限定グッズが並ぶ。さらに期間中は、先着入場者1000名に、ホイちゃんの姿を捉えたオリジナルポストカードを配布する嬉しい特典も用意。なお1月19日(土)と20日(日)には、ホイちゃんの飼い主である“ホイ主”も在廊する予定だ。【詳細】「まるごとホイちゃん展 in ⼤阪」期間:2019年1月16日(水)~21日(月)10:00〜21:00 ※最終⽇のみ19:00閉場休館日:なし場所:ルクア大阪 9階 LUCUAホール住所:⼤阪市北区梅⽥3-1-3⼊場料:300円 ※3歳以下無料※上記は予定の為、内容が変更になる可能性有り■アイテム例<灯さかす>ステッカー 2種 各700円<0313>オリジナルトートバッグ 2,400円<marucoro chan>ホイちゃんこけし 2,500円■入場者特典先着入場者1000名に、ホイちゃんのオリジナルポストカードがプレゼント
2018年12月28日箱根のポーラ美術館にて、絵画に描かれた「時間」の表現に焦点を当てる「名画の時間」展が、12月8日から2019年3月17日まで開催される。黒田清輝《菊》1912年(大正元) 油彩/カンヴァス絵画作品は時間と共に変化することも動き出したりすることもない。しかし、絵画に描かれた世界にはいくつもの「時間」が表現されている。わずかな時間を閉じ込めた「瞬間」だけでなく、同時代のモティーフを取り入れることで表される特定の「時代」や、文学作品と交わることで生まれる「物語性」など、その表現方法はさまざま。形を持たない「時間」とは、絵画においてどのように表現されるのか。また、近代において大きく変化した時間の概念は、人々の生活だけでなく画家たちの表現にも影響を及ぼしている。同展では、「瞬間」の情景や「時代」の空気、「永遠性」など、絵画における「時間」をテーマに、ポーラ美術館の1万点のコレクションから選んだ珠玉の作品約80点を展覧。形をもたない時間を描くために、画家たちがどのようにモティーフや表現方法を選んだのか、西洋絵画、日本の絵画、版画と幅広いジャンルの作品を通して探る。東信《Drop Time-菊-》2018年 ビデオ ©AMKKまた、特別企画として、フラワーアーティストの東信が、ポーラ美術館収蔵の花の絵画とコラボレーションした映像作品『Drop Time』シリーズを展示。同作は、黒田清輝の『菊』、ピエール・オーギュスト・ルノワールの『アネモネ』、秋の花々を思わせるオディロン・ルドンの『日本風の花瓶』の3点を生花によって再現。さらにその花々を数週間にわたり撮影し花の命の移ろいを記録することで、こぼれ落ちていくような時間を表現した映像作品だ。絵画に描かれた「時間」の表現を、東信によるコラボレーション作品を交えて体感できる機会となっている。【展覧会情報】「名画の時間」展会期:12月8日〜2019年3月17日会場:ポーラ美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285時間:9:00〜17:00(入館は16時半まで)入館料:大人1,800円 シニア割引(65歳以上)1,600円 大高生1,300円 中小学生700円
2018年11月27日宇野亞喜良展「言語的絵画」が、銀座三越7階・ギャラリーにて、2018年11月21日(水)から12月4日(火)までの期間開催される。「言語的絵画」は、銀座の地で3回目となる宇野亞喜良の個展。「言語的絵画」のために描き下ろされた、言葉と絵画が調和した原画30点が集結する。中国や日本の掛け軸などに見られる、絵画と書を一緒に存在させる様式をベースに制作された原画には、幻想的に描かれた少女や動物と、言語・文章がコラージュされている。異なる次元の要素が組み合わせられた、宇野亞喜良ならではの耽美でミステリアスな世界観を楽しめる。会場には、原画の他、版画や、銀座三越先行販売の2019年イヤープレートも揃える。また、12月1日(土)には、宇野亞喜良が来店し、サイン会が開催される。【詳細】宇野亞喜良展「言語的絵画」会期:2018年11月21日(水)~12月4日(火) ※最終日は18:00閉場場所:銀座三越7階 ギャラリー住所:東京都中央区銀座4-6-16■レセプション日時:11月23日(金・祝)17:00~19:00■作家来店サイン会日時:12月1日(土)14:00~16:00※サイン会対象品は、会場にて購入した原画、イヤープレート
2018年11月22日