中田裕二の2023年は、言葉を選ばずに言えば、騒々しかった。12作目のソロアルバム『MOONAGE』を4月にリリースし、全国ツアーへ。そしてそのツアーファイナルですでに解散した伝説的なバンド椿屋四重奏のデビュー20周年を記念した夏季限定の活動を発表。フェス、ツーマン、ワンマン、追加公演と各地ソールドアウトの盛り上がりとなった。この一連の活動を3枚のBlu-rayと2枚のCDにコンパイルした作品『花舞う宵に月仰ぎ見て-TOUR 23 “MOONAGE SYNDROME” FINAL IN TOKYO/椿屋四重奏二十周年記念公演 “真夏の宵の夢”-』を4月17日(水) にリリース。過去を振り返るだけではない、未来にまで一直線につながる2023年の活動について目下制作中というニューアルバムの情報なども交えて話を聞いた。その日いいライブができたので、いい気持ちで椿屋四重奏二十周年の活動につなげられるなって思いました――まずは全体の流れを振り返りたいと思うのですが、4月に12作目のオリジナルアルバム『MOONAGE』がリリースされ、そのツアー「MOONAGE SYNDROME」が行われました。Disc 1に収められているのがそのツアーのファイナルが行われたEX THEATER ROPPONGIでのライブなのですが、バンドでのツアーが4年ぶりだったんですね。コロナの影響が大きかったというのもあるんですけどね。なかなか環境的にフルバンドでツアーするというのが難しかったので、かなり久々の感覚でした。変則的に3人とか2人で、というのはやっていたんですけどね。――振り返ってみて「MOONAGE SYNDROME」ツアーはどのようなものになりましたか?ものすごく手応えのあるツアーになりました。素晴らしいミュージシャンの方々と一緒に演奏ができること、そしてそれを目の前のお客さんにきちんと届けること――この当たり前のことをやれているっていうのがシンプルにうれしかったですね。純粋に音楽を楽しんでいるっていう気持ちでやれたツアーでした。――心の内面を繊細に音で表現した、より中田さんらしいライブだなと、改めて映像を見て感じました。ありがとうございます。ソロになってからは、どっちかっていうと普段悩んでいたり、苦しみを抱えている大人の人に向けて歌っているところがあるので、自分もそれなりに年齢を重ねて、そういう表現がしっくりくるようになったというのはあるかもしれませんね。勢いだけではない音楽表現をライブでいかに見せていくかっていうのはテーマとしてあって、そういう意味でも「MOONAGE SYNDROME」は、よりそのあたりを深く表現できたのかなと思います。またそれをバンドとして形にできたことが大きかったですね。皆さんそれぞれがすごいミュージシャンではあるのですが、意識としてひとつになっていたという感覚がありました。――そしてこのEX THEATER ROPPONGIでのライブ終了後に「椿屋四重奏二十周年」の夏限定でのライブ活動がサプライズで発表されました。準備としては、アルバムとツアーと並行しながらということだったのでしょうか?そうですね。2022年の年末には決まっていました。――Disc 3の「椿屋四重奏二十周年 DOCUMENTARY : 06/24/2023 - 09/04/2023」のなかにもあったのですが、きっかけはスタッフの方の説得だったんですよね。周年だから執念で説得されました(笑)。――中田さん的には2023年が椿屋四重奏の二十周年というのは、すっかり抜けていた感じですか?もうまったく抜けてましたね(笑)。だし、最初はやる気もなかったんですよ。もちろん今はやってよかったなって思ってます。一度だけ、ソロの10周年のときに2曲だけ同窓会的にやるっていうのはあったんですけど、活動として短期間でもきちんとやるっていうのは今回が初めてでした。――椿屋四重奏は解散ツアーを行わなかったんですよね。はい。ただ、解散というのはもう決まっていながらのツアーだったりシングルのリリースだったりっていう感じではあったんですけどね。それを経ての12年ぶりの邂逅となりました(笑)。――ソロとして活動を続けていくなか、椿屋四重奏というバンドを振り返ることはありませんでしたか?なかったですね。とは言え、スタッフの方やお客さんから「椿屋四重奏、好きでした」って言われることも多かったので、それはそれでありがたいなって思っていました。逆に不思議な感じがしたというか、そんなに聴いてくれてたんだって。――スタッフの方に、2023年の椿屋四重奏二十周年で限定的に活動することを提案されたとき、最初気乗りしなかった理由はなんですか?自分のソロの活動がまだまだ自分のなかではやりきれていないというか、道のりの途中というイメージなので、そっちがもっと形になってからかなという感じでは思ってたんですけど、まあでも、それも自分だけの勝手なこだわりだったのかなって、なんか、だんだんそういうふうに思わせるように囲われていったっていう感じですね(笑)。――なるほど(笑)。で、メンバーと再会して話していくなかで、「裕二が本当にやりたいかどうかの気持ちを確認したい」って言われて。僕がそこに向かって気持ちをどう持っていくかっていうのに少し時間がかかりましたね。あとは単純に歌えるのかっていうのが心配でした。二十代の自分の曲を歌うのは結構パワーがいることではあるので。「MOONAGE」を制作するまでに自分の歌い方も研究して、少しずつ固まりつつあったので、これだったら(椿屋四重奏の曲をやっても)いけるかなっていう感覚はありましたけど、やっぱり準備は時間がかかりましたね。――今追求している音楽と二十歳の頃に作っていた椿屋四重奏の音楽はぜんぜん違うものですか?少し矛盾した言い方にはなってしまうんですけど、まったく違うけど一緒というか。基本的には同じ人間が作っているので根本は変わらないです。ただ、フォーマットが違うという感じですかね。どっちも俺だなっていうところまで今は捉えられるようになりました。ギターにしても、あんな歪んだギター弾けるかなって思ってたんですけど案外すらすら弾けて、ぜんぜん憶えてるな身体がって(笑)。というか当時より楽に弾けるんですよ。それはやっぱりソロになって12年くらい、一生懸命やってたことがちゃんと役に立ってるんだなっていうことがわかってうれしかったですね。――それにしても、サプライズで発表された会場はものすごい絶叫がこだましてましたね。袖で見てたんですけど、すごかったですね。まだあの時期って、声出しは解禁されたけど、みんなマスクもしてたし、そこまで声を出す感じでもなかったんですよね。それがどうだいっていう(笑)。――あの瞬間に感じたことはどういうことでしたか?それだけ喜んでくれるんだっていうことが驚きでしたし、うれしかったですね。椿屋四重奏というバンドがみんなのなかに根付いていたんだなって。その日のライブがすごい良くて、個人的には今までの集大成くらいの感じだったんですけど、椿屋四重奏二十周年のことが発表されたら全部吹き飛んだみたいになったので、半分悲しかったです(笑)。――(笑)。でも、いいライブがあっての、ということですから。そうそう。その日いいライブができたので、いい気持ちで椿屋四重奏二十周年の活動につなげられるなって思いましたね。ホッとしました。そこまで自分の過去と向き合わされるっていう経験はなかった――椿屋四重奏二十周年のメンバーは、中田さんと小寺良太さん(Ds)のオリジナルメンバーを中心に、奥野真哉さん(Key)、隅倉弘至さん(Ba)、カトウタロウさん(Gt)といった、ソロでの活動でもおなじみのメンバーが揃ったということもあって、単純にバンドの再結成というよりも、中田さんのソロ活動も含めた新しいものという感じがしました。まさにそうですね。あのメンバーだったからこそより楽しんでやれたのだと思いますね。――この5人で演奏する椿屋四重奏の曲からフィードバックされるものはありましたか?昔のままの演奏じゃないんですよね、やっぱり。しなやかさがそこにあったりとか。自分なりにも解釈をして、振り返りじゃないんですけど、いったいどういうところが武器でどういう個性があったのかなっていう部分を改めて自分で認識しながら、そこに今の何を加えてどういう形にしていくかっていうことを考えましたね。――椿屋四重奏の楽曲をご自身で分析するというのは初めてだったんですか?そうですね。客観的にそうやって向き合うのは初めてでしたね。自分の曲なので、ソロになってからも何曲かは歌っているんですけど、オリジナルメンバーもいたなかでっていうのはまたぜんぜん違いましたね。そもそもそこまで自分の過去と向き合わされるっていう経験はなかったですから。どっちかと言えば避けてきた部分でもあったので。自分の考え方的にも過去にあんまり執着してはいけない、とにかく今現在とその先に進むんだっていう意識の方が強い人間なので最初は戸惑いもありましたけど、意外にこれもいいものだなと。過去をヒントにまた閃くものがあるなと。――では、かなりポジティブだったんですね。やる直前までは不安だったんですけど、やっていくうちにどんどん身体が応じてくれるんですよね。むしろ自分の今の曲の方が歌いづらいんじゃないかっていうときがあったくらいでした(笑)。そういう意味でも、いろいろと得るもの、気づきがありましたね。――逆に言えば、ソロになってやってきたことが、その前の過去に今向き合うことで証明されたというところもあるのでしょうか?ああ、そうですね。だからあえて振り返らずにやっていたのも良かったのかなと思いました。バンドからソロになる場合って、結構バンドを引っ張ったりすることもあるじゃないですか。で、結局戻っていっちゃう人もいるので。僕的にはそれが一番嫌だったんですよね。――曲作りにおいて、椿屋四重奏とソロとでは決定的に違うところというのはあるんですか?昔は基本的にはギターとかベースとか、弦楽器しか弾けなかったので、引き出しは少なかったと思います。今はピアノも弾いたりするし、いろんなジャンルの音楽を学んできたので、そこの違いですかね。ただ作り方は同じだと思いますね。自分が今思っていることとか納得のいっていないこととかを歌にしているという点においては変わらないですね。――バンドの場合は、作った曲を演奏するのがバンドであるという点で、言ってしまえばそこが制約にもなるわけですよね。そうですね。その制約があるからこそ自由があるとも言えて、自分たちでしか演奏できないからこうしようとか、それだからこそ生まれるマジックはありますよね。そこを今回の5人でやるとどうなるのかというのが一番興味深かったですよね。あの編み込まれた曲たちをいかに楽にやるか(笑)。僕はもちろんですけど、メンバーにとってもそこは挑戦だったと思います。隅倉くんなんか「おい、なんでこんな難しい曲作ったんだよ」って言ってました(笑)。――当時の意識としてはどうでしたか?難しくしようと思っていたのでしょうか?はい。難しくしようと思ってました。若気の至りというやつですね(笑)。難しい方がかっこいいと思ってたので。でも結構ギリギリのところで止めてはいたなっていうのもあるんですよ。あんまり技術ばかりが聴こえてくる音楽だと聴き手の入り込む余地がなくなるじゃないですか、そこはうまくバランスをとってたんだなって今回やって発見しました。あ、難しいことやってるけど、意外といいところで抑えてるなって。――そしていざ椿屋四重奏二十周年の活動が始まると、最初はフェス、そしてツーマン、最後がワンマンと徐々に馴らしていくような感じでしたね。演奏もまさにそんな感じでしたね。――最初にフェス(北海道「JOIN ALIVE」)に出たときの反響はいかがでしたか?あの日悪天候だったんですよ。土砂降りで。運良く僕らのステージは屋内だったので助かったんですけど。結構盛り上がってくれてましたね。――Disc 4+5(CD)に収録されている大阪の追加公演で、初めて椿屋四重奏のライブに来たというオーディエンスの方がものすごく多くて驚かされました。当時中学生とか高校生くらいだった人たちが、自分のお金でライブを見に行けるようになったときには椿屋四重奏は解散してしまっていて、それで今回ようやく見れたという人たちとか、解散してから後追いで知ったっていう人も多かったですね。若いなと思って、お客さんが。特に大阪は。――仙台のTHE YOUTHとのツーマンライブとDisc 2に収録されている昭和女子大学 人見記念講堂でのワンマンライブのチケット申し込みがものすごい数だったために大阪での追加公演が実現したんですよね?そうなんですよ。それは僕から提案したんですけど、もともと関西では予定がなかったので、やった方がいいんじゃないかなということで。――ちょっと前後してしまうんですけど、人見記念講堂のアンコールでは、もう音楽活動から引退されたオリジナルメンバーの永田貴樹さん(Ba)が加わって、3人での椿屋四重奏が実現しました。あの頃のまんまでした(笑)。やっぱり当時の自分たちのことを思い出しましたしね。下北とかでやってた頃の。時代を見ながらも時代に乗らないっていう感覚を大切にしています――この映像作品にコンパイルされている2023年の一連の活動が、「MOONAGE SYNDROME」から始まっているというのが、ただ過去を振り返るだけのものではない現在進行形のものになっているのかなと思います。そうですね。ちゃんと過去、現在、未来がシームレスにつながっている感じがしますね。――そうなることを予期されていなかったわけですもんね、スタッフの方から提案をされるまでは。だから人生って何があるかわからない、偶然が重なって自分にとって大切なものになったりする場合があるから面白いですよね。今の問題だけに囚われて、「あー、もうダメだ……」ってなってしまいがちですけど、そういうときに自分の過去と対話してみたりするのもいいのかもしれないですよね。悩みの真っ只中にいるとなかなかそこから抜け出すヒントって見つけられないものですから。――特に椿屋四重奏二十周年の活動を通じて、これからのヒントはありましたか?ありましたね。歌への向き合い方とか歌唱法自体もいい形でソロへ還元できそうだなと感じています。普段動かしてなかった筋肉や神経を刺激してもらったのもあって、もうすぐ新しいアルバムができるんですけど、去年1年間やったことが全部生かされた作品になりそうですね。僕も去年のことを経験して思ったのは、ひたすら無心にやっていくっていうことが大事なんだなっていうことですね。もちろんこだわることは大切なんですけど。そこのバランスというかコントロールは、よりうまくできるようになるような気がしていますね。時間を重ねること、年齢を重ねることはすごくいいことなんだと思います。――中田さんが音楽を作る上で大切にしているのはどんなことですか?世間とか世の中にはあまり囚われないという感覚ですね。そのときに「いい」って言われているものがあっても時間が経てばその価値観は変わってくるものだし、だから何が最も普遍的で大切なものなのかっていうことを表現者というのは一番意識しなければいけないと思うんですよ。もちろん時代も見なければいけないんですけど、時代を見ながらも時代に乗らないっていう感覚を大切にしていますね。でもそれは椿屋四重奏をやっていた頃からそういう意識ではあったんですよ。そうだったからこそ、去年あんなふうにみんなが覚えていてくれたり、新しい若い人たちが見にきてくれたりしたのかなと思うんですよね。――新しいアルバムがもうすぐできるというお話をされていましたが、5月からのツアー「MASTER OF SHADOWS」が発表されていますけど、それと関わってくる作品ということですか?そうです。――どんなアルバムになるんですか?参加ミュージシャンが僕ひとりの作品です。全演奏を自分ひとりでやっています。――なぜその方向へ行こうと思ったのですか?昨年の活動を経てそっちに行こうと思ったんです。本質にグッと入っていこうと。以前からアイデアとしてはあったんですよ。でもまだちょっと技術的に無理かなとか、モチベーションがそこまでいかないかなっていう感じだったんですけど、スライ&ザ・ファミリー・ストーンの『暴動』とか、プリンスの初期のアルバムとか、そういうものをいつかは作ってみたいなと。たくさんの人を巻き込んでの去年1年間だったので、今度は巻き込まないスタンスで(笑)。今ならできるぞっていうスイッチがようやく入ったんですよ。――新しいツアーも含めてアルバムも楽しみにしています。今日はありがとうございました。はい。ありがとうございました。Text:谷岡正浩Photo:石原敦志動画コメントぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★サイン入り色紙を3名様にプレゼント【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<リリース情報>中田裕二「花舞う宵に月仰ぎ見て - TOUR 23 “MOONAGE SYNDROME” FINAL IN TOKYO / 椿屋四重奏二十周年記念公演 “真夏の宵の夢” -」2024年4月17日(水) 発売価格:22,000円(税込)【収録内容】DISC 1(Blu-ray)TOUR 23 “MOONAGE SYNDROME” FINAL IN TOKYO(2023/06/24 EX THEATER ROPPONGI)DISC 2(Blu-ray)椿屋四重奏二十周年記念公演 “真夏の宵の夢”(2023/08/27 昭和女子大学 人見記念講堂)DISC 3(Blu-ray)椿屋四重奏二十周年 DOCUMENTARY : 06/24/2023 - 09/04/2023(ドキュメンタリー映像)DISC 4&5(CD)椿屋四重奏二十周年記念公演 “続・真夏の宵の夢”(2023/09/04 GORILLA HALL OSAKA)※完全生産限定盤※5枚組 [3Blu-ray(映像)+2CD(音源)]※ブックレット / 三方背ケース予約リンク:ニューアルバム『ARCHAIC SMILE』2024年5月15日(水) 発売価格:3,300円(税込)詳しくは、中田裕二公式サイト( )まで<ライブ情報>中田裕二 TOUR 24 “MASTER OF SHADOWS”5月18日(土) 北海道・札幌 PENNY LANE 245月26日(日) 大阪・梅田クラブクアトロ6月1日(土) 神奈川・横浜ベイホール6月9日(日) 愛知・名古屋クラブクアトロ6月15日(土) 宮城・仙台 Rensa6月23日(日) 東京・品川インターシティホール6月28日(金) 福岡・DRUM Be-1メンバー:平泉光司(Gt) / 隅倉弘至(Ba) / 張替智広(Ds) / sugarbeans(Key)チケット情報:()公式サイト:
2024年04月17日俳優の間宮祥太朗が主演を務める日本テレビ系4月期日曜ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』(毎週日曜後10:30※初回は90分拡大、後10:00~)が、きょう7日からスタートする。今回は、間宮が演じる主人公・織田照朝(おだ・てるあさ)を紹介する。間宮が演じる照朝は、幼いころ、母親を事故で亡くし、日本有数の総合商社・織田グループを経営する父親と2人で生きてきたが、その父親は「悪魔の鍵」と呼ばれる古びた鍵を照朝に託した直後、目の前で正体不明の男に殺害された。敬愛する父の言葉を生きる指針として、父の死の真相に関わる「悪魔の鍵」の秘密を探るため世界を放浪していたが、謎の財産譲渡事件が相次ぐ日本に帰国。99本集めると、この世のすべてを手にすることができると言われる「悪魔の鍵」を賭けて争う、命がけの「アクマゲーム」に翻弄(ほんろう)されながらも、鍵の謎に迫っていく。今作は、2013年から2017年に『週刊少年マガジン』(講談社)に連載された、原作・メーブ氏、作画・恵広史氏による同名漫画を超大型プロジェクトとして、完全実写化する。
2024年04月07日今年秋、12年ぶりの新作映画が公開されると発表された、大人気刑事ドラマ『踊る大捜査線』(フジテレビ系)。YouTubeで公開された予告編では、織田裕二(56)演じる青島俊作と柳葉敏郎(63)演じる室井慎次の過去の名場面の数々が。そして「あなたはまだ室井慎次の全てを知らない」というメッセージが流れる。予告編のコメント欄には《10年ぶりに映画館いっちゃおっかな。こんなに心踊ったのは久しぶりです》《最高すぎて早く秋になってほしい》《映画楽しみにしてます》との声が続々と寄せられている。ファンの期待値はすでに高まっているようだ。『踊る大捜査線』を筆頭に老若男女問わず、ドキドキハラハラの展開に魅了される刑事ドラマ。そこで今回、本誌は40〜50代の男女300人を対象に刑事ドラマの中でも、「面白かった」と思う名作を調査した。まず3位に選ばれたのは『相棒』(テレビ朝日系)だ。’02年から連続ドラマとしてスタートし、現在シーズン22までが制作されている超人気作の同作。水谷豊(71)演じる警視庁の特命係である刑事の杉下右京と、その相棒たちが数々の事件を解決していくというストーリーだ。また杉下の相棒役は寺脇康文(62)から始まり及川光博(54)、成宮寛貴(41)、反町隆史(50)と変遷し、現在は再び寺脇が務めている。同作人気の要因は、杉下のキャラクターにあるようだ。いつも冷静沈着に難題を解決しながらも、どこかユーモラスな杉下についてアンケートでは《主人公が面白い》《右京さんの人柄が楽しい》《右京さんがかっこいいので》との声が。また輿水泰弘氏や古沢良太氏、太田愛氏など著名な脚本家が参加していることもあり、《ゲストが豪華なのと、シナリオがすごくよいと思うので》《社会情勢などをうまく取り込んで問題提起をうまくする内容のものが多いので》《何度見ても飽きないです》とストーリー展開に惹かれているファンも多いようだ。息の長い同作だけに過去の登場キャラクターの再出演も見どころで、水谷は《こうやって“懐かしいメンバー”が出てくるのは『相棒』ならではですよね。これだけ長く続けてきたからできるんだなと思いました》(「テレ朝POST」’24.03.12)と語っている。これからも様々な事件やキャラクターの人間模様に期待したい。続いて2位は『あぶない刑事』(日本テレビ系)。’86年にスタートした同作は舘ひろし(73)演じるタカこと鷹山敏樹と柴田恭兵(72)演じるユージこと大下勇次の破天荒な活躍を描いた刑事ドラマ。格闘戦シーンだけでなく、ファッショナブルな演出でも魅せる。また映画版も続々と制作されており、今年5月には第8作目となる『帰ってきた あぶない刑事』の公開を控えている。サングラス姿がトレードマークのタカとユージ。ハードボイルドな見た目にも関わらずチャーミングな一面もあるため、アンケートでは《たかとゆうじの掛け合いが面白く、ふざけていると思ったら、アクションがかっこいいシーンが出てくるのでドキドキワクワクしながら見ていた》《役者はもちろんコミカルを織り交ぜていて面白かった》《主役二人の掛け合いが毎回笑えた》との声が。また《事件性と出演者のバランスが良い》《いかにも刑事ドラマと言う感じではなくコミカルな所がある所》とストーリーを讃える声も上がっていた。舘は新作『帰ってきた あぶない刑事』の撮影時を回想し、《大変ですよ、やっぱりハアハア言いますし、走れと言われてもそんなには走れませんし。今回のあぶない刑事はなんとか参加するのに必死で、周りも見ていられなかったという感じです》(「NHK」’24.01.04)と明かしたという。しかし、その奮闘ぶりも見どころと言えそうだ。そして、1位は『踊る大捜査線』だ。先述のように新作映画が秋に公開予定の同作。警視庁と警察署の関係性を軸にし、脱サラして警官になった青島を筆頭に個性豊かな刑事たちの“サラリーマン的な日常”を描くという群像劇だ。’97年にスタートした『踊る大捜査線』はスペシャルドラマに加え、映画版も4作制作されている。なかでも’03年に公開された『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』は興行収入173.5億円を記録するほどの大ヒット作となった。同作はキャラクターが好評のようで、《織田裕二がかっこよかった》《出ている俳優さん全員のキャラクターが良かった》《多くの個性あふれるキャラクターが魅力的で、毎回胸が熱くなるからです》との声が。さらに《刑事の熱意が伝わって、ストーリーもとても楽しめたから》《刑事ドラマになのにコミカルの部分もあり、泣ける部分もありよい》とストーリーに言及する声や、《刑事ドラマはあまり見ないですけどこれは全て真剣に見たので踊る大捜査一択でした》と絶賛する声も寄せられた。『踊る大捜査線』の制作当初を回想し、織田は《プロデューサーの亀山(千広)さんが、今までにないドラマを作りたいって言ってたんです。ちょうどフジテレビが台場の新社屋に引っ越すときで、時代がガラッと変わる気がしました。というより、時代を変える気なんだって》(「GQ JAPAN」’12.12.19)と明かしている。その革新性こそが、今でも人気が続く理由の一つなのかもしれない。
2024年03月31日間宮祥太朗主演の新ドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」に、諏訪部順一、坂本真綾、中村悠一、花澤香菜が参加することが決定した。日本有数の総合商社・織田グループの御曹司だった織田照朝(間宮さん)は、父・清司(吉川晃司)を正体不明の男(小澤征悦)に殺され、全てを失った。犯人の目的は、清司が持っていた1本の古びた鍵。その鍵を手に入れた者は、集めた鍵の数だけ運気が上がり、99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれる悪魔の鍵。父から悪魔の鍵を託された照朝は、海外に脱出。そして父の無念を晴らすため。13年ぶりに日本に戻って来た照朝は、悪魔の鍵を狙うライバルたちとの命懸けの頭脳バトルアクマゲームに巻き込まれていく――。本作は、高度なVFXによる数々のキャラクターも大きなみどころ。悪魔の鍵で召喚され、ゲームを執りしきるゲームマスターの悪魔たち、悠季(古川琴音)の開発した次世代コミュニケーションAI・おろちに命を吹き込む声優陣が今回発表。本作に登場するアクマゲームを執りしきるゲームマスターの悪魔は3体。牛のような巨大な角を持つ巨大な悪魔ガドを演じるのは、「呪術廻戦」両面宿儺役、「僕のヒーローアカデミア」相澤消太役の諏訪部さん。ガサツで短気なところがあり、人間が己の欲望のために争い命を落とすのを見るのが愉快でたまらないキャラクターだ。CV諏訪部順一 ガド白いフクロウのような姿を持ち、気高く冷静なコルジァを、「黒執事」シエル・ファントムハイヴ役や歌手としても活躍する坂本さんが演じる。どこまでも上から目線で、人間たちを冷静に観察しながら馬鹿にしてよく笑っているキャラクター。CV坂本真綾 コルジァ目玉の怪物のような異形の悪魔エルヴァを、「呪術廻戦」五条悟役、「僕のヒーローアカデミア」ホークス役の中村さんが演じる。空中にフワフワと浮き、長い茨の蔦が触手のようにクネクネと動く、その見た目に反して性格は穏やかかつ慇懃無礼な物言いで、人間に対しても様を付けて呼ぶ紳士ぶりだが、興奮すると荒ぶった口調になることも。CV中村悠一 エルヴァ誰の鍵がどの悪魔を召喚するのかもみどころのひとつとなっている。また、悠季の相棒ともいえるおろちは、「鬼滅の刃」甘露寺蜜璃役、「呪術廻戦」祈本里香役の花澤さんが演じる。まだインプットの途中で、人間の感情の機微も勉強中のため、時には場の空気はお構いなしに、無邪気な発言をする場面にも注目だ。CV花澤香菜 おろちキャストコメント・諏訪部順一私が担当するガドは、作品のキービジュアルにも登場しているミノタウロスのような姿をした悪魔。冷徹にゲームのジャッジを行いますが、感情的になることもあるのが面白いですね。物語に深みを与える、圧ある存在として表現できるよう努めております。ぜひ御覧ください!・坂本真綾コルジァの気高さや、威厳のある雰囲気を大切にしたくて、どんな声でどんな話し方をするのかいろいろと試しながら収録を進めていきました。ひょこひょことした可愛らしい歩き方や、「Ho-Ho!」という独特な笑い方が気に入っています。コルジァの登場を楽しみに待っていていただけたら嬉しいです。・中村悠一初めまして中村悠一と申します。今回演じさせていただく「エルヴァ」というキャラクター…なんと「丸」です、「球体」。動きも不明ですし、そもそも動くのか?など考え出すとキリがないのですが、何はともあれ楽しい作品になるよう全力で努めさせていただきます!皆様も楽しみにお待ちください!・花澤香菜ドラマオリジナルキャラクターということもあって、監督とのやりとりの中で喋り方や年齢感をいくつも試しながら作り上げていきました。おろちの魅力は、1話ごとに色んなことを学習して人間味が出てくるところです。ノリがよくてお茶目で頼りになる子なので、視聴者の皆さまに好きになっていただけたら嬉しいです!「ACMA:GAME アクマゲーム」は4月7日22時~放送開始(※30分拡大)、毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月16日東京・六本木のサントリー美術館で、「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」が開催されています。天下人・織田信長の13歳下の弟として生まれた織田有楽斎(うらくさい、1547-1621)。本展では、茶人としても活躍した有楽斎の人物像を名品などにより紹介。展示風景や学芸員さんのお話などレポートします!戦国を生き抜いた男!展覧会入り口※本記事の写真は、主催者の許可を得て撮影しています。【女子的アートナビ】vol. 325本展では、織田有楽斎とゆかりの深い寺である京都・建仁寺塔頭 正伝永源院(しょうでんえいげんいん)の寺宝を中心に、有楽斎にまつわる茶道具や手紙などの資料を展示。多彩な作品をとおして、彼の生き方に触れられる展覧会です。有楽斎は、もともと織田長益(ながます)として活躍していた武将でした。長益(有楽斎)は、信長の長男・信忠に仕えていましたが、1582年に起きた「本能寺の変」で信長は自害。さらに、信忠が二条御所で抗戦した末に自害したのにもかかわらず、長益(有楽斎)は脱出して生き延びました。これにより、人々から「逃げた男」と揶揄され、今でもそのイメージで戦国ドラマに登場することもしばしばあります。プレス内覧会に登壇された建仁寺塔頭正伝永源院第24世住職真神啓仁さんは、本展開催のきっかけについて、次のように語っています。真神さん当院は、鎌倉時代の文永年間に創建された寺でしたが、戦禍により荒廃していました。その寺の再興にあたったのが、織田有楽斎です。彼は「逃げの有楽」という不名誉なイメージがつけられていましたが、それを改めて問い直せないかと思い、本展の発案となりました。有楽斎は正伝院を再興し、晩年には現在国宝に指定されている茶室「如庵」を創設しました。茶の湯をとおして、大名や僧侶たちと交流をはかった人物でもあります。彼の想いや美意識を本展で感じていただきたいです。有楽斎がお出迎え…!《織田有楽斎座像》江戸時代17世紀正伝永源院蔵【通期展示】では、展示の見どころをピックアップしてご紹介。最初の展示室に入ると、まず目に入るのが有楽斎の生前のお姿を表した座像です。本作品について、サントリー美術館・主任学芸員の安河内幸絵さんは次のように解説。安河内さんこの像では、有楽斎が僧の姿をしていますが、実際には僧籍があったわけではありません。千利休のように、茶人の姿としてこのような格好をしていたという説もあります。この有楽斎の像は、遠くをまっすぐ見つめる視線で、人の心の中を見透かしてしまうような、本質を見極めるような目をされています。本能寺の変で焼けた…!《本能寺跡出土瓦》桃山時代16世紀京都市蔵【通期展示】第一章では、有楽斎が織田家の一員であることや、武将としての一面をうかがい知ることができる歴史資料などを見ることができます。例えば、織田信長の一代記として知られる「信長公記」では、主要な武将のひとりとして長益(有楽斎)がいたことが記されています。また、本能寺跡から出土した瓦の一部も展示されています。この出土品について、安河内さんは次のように解説。安河内さん明智光秀の謀反により、信長は49歳で亡くなります。本能寺の跡から出土した瓦は、鬼瓦や軒瓦のほか、表面が変色した瓦も含まれています。展示されている橙色の瓦は熱を受けて変色したもので、激烈な火災であったことがうかがえます。伊達政宗とも交流!展示風景より、写真手前:織田信長像江戸時代18世紀正伝永源院蔵【通期展示】第二章では、有楽斎宛ての手紙や彼自身の手紙などの資料をとおして、茶人として活躍した有楽斎の姿が紹介されています。例えば、伊達政宗から有楽斎に宛てた手紙なども展示。政宗と有楽斎は茶を通じて親交があり、如庵での茶会に招かれたという話も残されています。手紙には現代語が掲示されているものも多いので、内容を理解しながら鑑賞を楽しむことができます。有楽斎の交友について、安河内さんは次のように解説。安河内さん有楽斎は武将たちのみならず、堺や博多の有力茶人や高僧、公家などとも幅広く交友し、茶の湯をとおして親交を深めていました。茶の湯が政治のツールとして使われ、茶会が政治の中で必要不可欠なコミュニケーションとなっていた当時、茶の湯に巧みで広い交友関係をもつ有楽斎は、豊臣や徳川家をはじめ、多くの人々から頼りにされたことが想像されます。圧巻の襖絵は必見!《蓮鷺図襖》狩野山楽江戸時代17世紀正伝永源院蔵【通期展示】三階のギャラリー空間では、有楽斎が再興した正伝院の客殿を飾った《蓮鷺図襖》16面すべてを展示。圧巻の見ごたえです!つぼみのハスや咲き始めたハスの姿、咲き誇る姿、そして枯れかけた姿もあり、ハスの生命や季節のうつろいが大変美しく描かれています。第四章と第五章では、織田有楽斎が晩年に再興し終の棲家とした建仁寺正伝院ゆかりの寺宝を紹介。茶道具や織田家ゆかりの蒔絵作品などを見ることができます。有楽町の由来という説も…!ちなみに、東京の千代田区にある「有楽町」という地名は、織田有楽斎が由来という説もあります。千代田区の公式サイトによると、有楽斎は関ケ原の戦いのあと徳川方に属し、数寄屋橋御門の近くに屋敷を拝領。その屋敷跡が「有楽原」と呼ばれていたことから、明治時代に「有楽町」と名づけられたそうです。(※諸説あります)武将や茶人として戦国時代を生き抜いた織田有楽斎の展覧会は、3月24日(日)まで開催。会期中、展示替えもあります。※参考サイトInformation会期:2024年1月31日(水)~3月24日(日)※作品保護のため、会期中展示替を行います。開館時間:10:00~18:00(金・土は10:00~20:00)※2月22日(木)、3月19日(火)は20時まで開館※いずれも入館は閉館の30分前まで休館日:火曜日※3月19日は20時まで開館観覧料:一般 ¥1,600、大学・高校生 ¥1,000、中学生以下無料
2024年02月18日間宮祥太朗主演ドラマ「ACMA:GAME アクマゲーム」が、4月より放送決定。究極のデスゲームが超VFXで実写化される。日本有数の総合商社・織田グループの御曹司だった織田照朝(間宮祥太朗)は、13年前、父・清司を謎の組織に殺され、全てを失った。犯人の目的は、清司が持っていた1本の古びた鍵。その鍵を手に入れた者は、集めた鍵の数だけ運気が上がり、99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれる悪魔の鍵だ。殺される直前の父からこれを託された照朝は、海外に脱出。以来、世界中を渡り歩いて知識と経験を積んでいった。そして父の無念を晴らすため、13年ぶりに日本に戻って来た照朝は、悪魔の鍵を狙うライバルたちとの命懸けの頭脳バトル・アクマゲームに巻き込まれていく…。本作は、「週刊少年マガジン」(講談社)で連載されていた同名漫画の完全実写化。多彩なキャラクターが登場し、異形の悪魔が仕掛ける独創的で規格外のアクマゲームが、多くのコアファンを生み出し熱烈な支持を集めた。日本テレビ系GP帯連続ドラマ初主演となる間宮さんが演じるのは、99本集めると、この世の全てを手にすることができるといわれる悪魔の鍵を賭けて争う、命懸けのアクマゲームに翻弄されながらも鍵の謎に迫っていく主人公・織田照朝。幼い頃、母親が事故死し、日本有数の総合商社・織田グループを経営する父親と2人で生きてきたが、父は悪魔の鍵を照朝に託した直後、目の前で謎の男に殺害される。鍵の秘密を探るため、世界を放浪していたが、謎の財産譲渡事件が相次ぐ日本に帰国、鍵を狙う人物が現れ、アクマゲームに挑むことに。原作を読み「ゲーム自体の面白さ・緻密さに引き込まれました」と話す間宮さんは、「今回映像化するにあたり、原作では高校生だった照朝の年齢設定が27歳の青年になっています。ですが、父親を殺されたという原作の設定や、照朝の人となりなどは変わっていないので原作ファンの方も安心して見ていただけたらと思います」とコメント。ゲームについては「悪魔の鍵を持つプレイヤー同士がゲーム開始を宣言するとゲームマスターの悪魔が現れて、その時に初めてゲーム内容が明かされます。ゲームも毎回違うもので、いろいろなゲームが出てきます。なかには、皆さんがやったことがあるような遊びに似たものもあれば、全く新しいゲームもありますが、それぞれ特殊な仕掛けやルールが加えられたオリジナルゲームになっています」と説明。加えて「さらに、一度ゲームに勝ったプレイヤーには『悪魔の能力』という、ゲームを有利に運ぶための特殊能力が与えられます。その能力も一人一人違っていて、強力なものもあれば、『使いどころが難しいな』というものもあって、自分の能力をいかに有効に使うかはもちろん、相手がどんな能力を持っているのかを推理しながら戦っていくというのもポイントになっています」と語っている。また、本作の大きな特徴である、ゲームを支配する悪魔を実写化するにあたり、日本最高峰のVFX技術を誇るCG制作会社「デジタル・フロンティア」が参画。『デスノート』シリーズや「今際の国のアリス」のVFXを担当し、日本のみならず世界からも熱視線を集める同社が、最新のテクノロジーを駆使した迫力ある超VFXで悪魔を描き出す。「ACMA:GAME アクマゲーム」は4月期日曜ドラマにて放送予定(毎週日曜よる10時30分~日本テレビ系)。(シネマカフェ編集部)
2024年01月11日サントリー美術館では、2024年1月31日(水)より、『四百年遠忌記念特別展大名茶人織田有楽斎』が開催される。織田信長の弟として戦国の世を生き、晩年は茶人として大成した織田有楽斎(1547-1621)という人物を、ゆかりの「正伝永源院」の寺宝を中心に紹介する。信長の13年下の弟として生まれた有楽斎こと織田長益は、織田家の有力な武将であった。しかし、天正10年(1582)、明智光秀のクーデターによる本能寺の変で、兄の織田信長が自刃。当時、長益は、信長の息子で甥にあたる信忠と共に二条御所で応戦したが、自害した信忠とは対照的に、城を脱出して生き延びた。その後長益は豊臣秀吉、徳川家康という天下人に仕え、茶人としても活躍。大阪夏の陣を前に、京都、建仁寺塔頭「正伝院」(明治時代に「正伝永源院」となる)を再興するとここに隠棲し、古田織部、細川三斎、伊達政宗といった武将や、高僧や町衆など京都の文化的有力者と茶の湯を通じて交流した。正伝院に茶室「如庵」を造営し、茶の湯三昧の生活を送った有楽斎。彼が生前に集めた茶道具の多くが正伝院に寄進されたが、現在、それらの行方はほとんどわかっていないという。ただし日本各地に、かつて有楽斎が所蔵していたと伝えられる茶道具が伝来しており、それらを一堂に紹介することで、「有楽好み」の特徴を明かに見ることができるだろう。また、現在は愛知県犬山市の有楽苑に移築されている国宝の茶室「如庵」と重要文化財の「書院」を、裸眼で立体視できる「空間再現ディスプレイ」により、3D展示で紹介。「逃げた男」と揶揄されながらも茶人として大成した有楽斎が愛し、格式張らずに客をもてなしたその空間から、彼の人生哲学を感じることができるかもしれない。講演会や有楽流の特別呈茶席など、展覧会関連プログラムも予定されている。詳細および最新情報は、同館ホームページで確認を。<開催概要>『四百年遠忌記念特別展大名茶人織田有楽斎』会期:2024年1月31日(水)~3月24日(日)※会期中展示替えあり会場:サントリー美術館時間:10:00~18:00、金土、2月11日(日・祝)、22日(木)、3月19日(火)は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:火曜(3月19日は開館)料金:一般1,600円、大高1,000円公式サイト:
2024年01月10日「司会をさせていただいた『オールナイトフジ』、連続ドラマ初挑戦だった『東京ラブストーリー』、そして『振り返れば奴がいる』(すべてフジテレビ系)。私は、フジテレビに育ててもらったようなものです」こう振り返るのは、千堂あきほさん(54)だ。織田裕二(55)と2度目の共演作となる『振り返れば奴がいる』は、大病院を舞台に、織田演じる孤高の天才医師・司馬と、石黒賢(57)演じる人望のある医師・石川のライバル関係が描かれている。「撮影以外の時間でも対照的なお二人でした。石黒さんは明るく、ムードメーカー。スタッフとも和気あいあいと雑談していました。テニスに誘っていただいたり、オフの日に、ハンバーガーを買い込んで、友達も呼んでドライブに行ったりしたことも」一方、織田は撮影現場で笑う姿を見せることはなかったという。「私は朝、スタジオ入りしてから、メーク、スタッフや共演者の方とお茶を飲みながら雑談しているうちに、役になる準備をしていたのですが、織田さんは撮影現場では常に“司馬”。ご挨拶するのもためらわれるほどでした」覚えた台本が、急遽書き換えになることもあった。「織田さんから『司馬は、ここではこう言うんじゃないのか』と提案があるんです。だから前の晩にせっかくセリフを覚えても、翌日にスタジオ入りすると別紙を渡されて、新しいセリフを覚えなければいけない。ベテランの鹿賀丈史さんでさえ、書き換えられた長ゼリフに苦しめられ、『何回かに分けて撮影してくれ』と頼んでいたことも」このように、織田は作品に対し妥協をしなかった。「いろいろなアイデアが出るから、どうしてもテイクが増えます。夜中になって『もう一回、やらせてください』となると、正直、“もう、勘弁して!”って思ってしまったり(笑)」だが、そのこだわりがあったからこそ、完成度が高められた。「最終回で司馬が刺されてしまう象徴的なシーンも、急遽決まったそうです。織田さんが『やっぱり、最後はオレ(司馬)、死にたい』と言いだし、三谷幸喜さんが西村雅彦(当時)さんに『じゃあ、お前が刺しちゃえよ』と言って、本を書き換えたと聞いています」撮影現場では、終始、厳しい表情の織田だったが、打ち上げではさまざまなプレッシャーから解放されたようだ。「司会も買ってでるほど、ノリノリ。景品に、ハワイ旅行を提供していました。私の姉にサイン色紙を書いてくださったのが、何よりの思い出です」
2023年11月25日吉沢亮×宮崎あおいW主演Netflix映画『クレイジークルーズ』が現在配信中。この度、配信を記念して、制作の裏話が盛りだくさんな座談会映像が公開された。主演の吉沢さんと宮崎さん、脚本の坂元裕二が揃った今回の座談会。吉沢さんは、乗客の理不尽なクレームに土下座も厭わず対応するバトラー・冲方優を、宮崎さんは出航直前に切羽詰まった様子でクルーズ船に乗り込んで来る乗客・盤若千弦を演じており、坂元さんは2人に実際に会うのが今回初めてだという。坂元さんは2人が演じたキャラクターについて「執事という職業に以前からとても興味があり、我慢している仕事だと思うのですが、耐え忍んでいる姿から滲み出るユーモアみたいなものを描きたいと思いました」、「宮崎さん(のイメージ)が盤若千弦っぽくないじゃないですか。(本人は)ソフトな印象ですが、盤若千弦って(名前が)すごく硬い。ちょっとめんどくさそうな名前で、そのバランスの悪さが面白いなと思いました。50年代~60年代ぐらいのハリウッドのラブストーリーみたいなテイストを目指していたところがあって、そこに出てくるヒロインは、大体謎めいたよくわからない人として現れます。(本作でも)この人がどんな仕事をしていて、 どんなところで生まれて、どんな生き方をしてきたのかというのは、意識して描かなかったので、狙っていた通りよく分かりませんが、とてもユニークで愛せる女性になったと思って嬉しいです」とコメント。これに2人は、「坂元さんの脚本でいつかお芝居したいというのが僕の夢だったので、 すごく嬉しかったです。演じた役も本来は主人公の立場にいない男が、今回は真ん中に立っているっていうのが、ちょっと不器用な感じがして、とても愛おしくて僕はすごく好きでした」(吉沢さん)、「本当にユニークなセリフがたくさんあるし、"この世で最も愚かな人間は店員さんに偉そうな人だ”という一言でも、すごい彼女の正義感というか、真っ直ぐな想いみたいなものが随所に散りばめられていたので、とても楽しかったです」(宮崎さん)とそれぞれ語る。一方で“バトラー”の正しい発音が言えなかったという宮崎さんは「吉沢さんが"マヨラーです”と教えてくれて、やっと言えるようになったというのを思い出しました。初日からとても助けていただきました。セリフがやっぱり楽しいので、覚えるのも楽しいし、それをまた吉沢さんとテンポよくやっていくというのは本当に楽しい作業でした」とエピソードが明かされた。そんな坂元さんの書く印象的なセリフ作りの裏話にも映像では触れている。また、予告編に登場し、配信前から話題となっていた冲方と盤若の胸キュンカットも公開された。Netflix映画『クレイジークルーズ』はNetflixにて独占配信中。※宮崎あおいの「崎」はたつさきが正式表記(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月18日吉沢亮&宮崎あおい主演のNetflix映画『クレイジークルーズ』より、クセ強めなキャラクターが勢揃いしたキャラクター予告&場面写真が到着した。坂元裕二が脚本を手掛ける本作は、豪華クルーズ船・MSCベリッシマを舞台に、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディ。個性的なキャラクターにフォーカスした今回の映像では、富裕層の乗客からの無理難題に、無心で仕えるバトラー・冲方優(吉沢さん)が、頭を下げた勢いでソフトクリームに突っ込んでしまう姿や、土下座をするシーンなど、彼の人柄が伝わる。また、ある目的のためにクルーズ船に乗り込んだ謎の女性・盤若千弦(宮崎さん)は、冲方にお互いの恋人が密会していることを告げ、新人船長・矢淵初美(吉田羊)は「わたしのマイウェイだから!」、映画プロデューサー・保里川藍那(菊地凛子)は「私の好きな言葉、貸し切り・打ち上げ・エイベックス!」と、強烈な一言を放つ様子が。ほかにも、安田顕&高岡早紀扮する総合病院院長と院長夫人の何かを企む怪しい姿や、泉澤祐希演じる萩原組元組員・湯沢龍輝と、蒔田彩珠演じる萩原組組長の娘・萩原汐里が、豪華客船ではしゃぐ姿も見られる。さらに場面写真でも、沖方の寝顔や豪華客船に相応しいエレガントな装いの盤若など、気になる場面が切り取られている。Netflix映画『クレイジークルーズ』は11月16日(木)よりNetflixにて世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年11月07日9月12日(火)今夜最終回を迎えるドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」より、伊藤沙莉、中島健人、織田裕二がクランクアップした際のコメントが到着した。本作は、執行官をテーマに描くポップなお仕事ドラマ。約4か月におよぶ撮影を終え、迎えたクランクアップ。初めてのゴールデン帯連続ドラマで主演を務めた伊藤さんは、大きなプレッシャーも抱えていたようで、時おり涙を見せながら、「小さいですが地味な戦いを勝手に1人でやったりしながら、いろいろもがくこともありました」と撮影をふり返り、「本当に皆さんのお人柄と優しさにいつも支えられていました。現場に来るのが本当に楽しみでした。楽しかったです、ありがとうございました!」と挨拶。伊藤さんとは何度も共演経験があり、常に「幼なじみのような存在」と語っていた中島さんは、「“沙莉座長”のもとしっかり作品に参加できたことが、本当にうれしかったです」と笑顔。「すごく学べた日々でした。本当にレベルの高いチームで、日々制作のクオリティーが高く、テンポも良く、もっと頑張らないといけないなと思えた撮影期間でした。織田裕二さんをはじめとした“生きる伝説”たちとも一緒にお仕事ができてよかったです」とコメント。織田さんは「『もういい歳なんで、そろそろ老兵は…』なんて思っていたら、逆に楽しくて新しい道が見えてきたような気がして…また暴れたいと思います(笑)」と確かな手応えを語りつつ、今後にも大いなる期待を抱かせるコメントを寄せた。そして今回の最終話は、執行官の仕事の中で最も難しいと言われる事件、“子の引き渡し”に挑む。また、「いつか執行官になりたい」と決意表明をしたひかりがこの先歩む道も、最終回の大きな見どころのひとつ。もちろん、司法試験の予備試験に臨んでいた栗橋の合否結果、その先の進路にも注目だ。最終話あらすじ小原樹(織田裕二)たちの前で「いつか執行官になりたい」と、重大な決意を明かした吉野ひかり(伊藤沙莉)。室長の日野純二(勝村政信)らに現実的な厳しさを説かれる中、小原だけは自分の決断を喜んでくれるのでは、と思っていたひかりだったが、小原からも「勧める自信はない」と言われてしまう。そんな中、小原のもとに「子どもの連れ去り」という、執行官の仕事の中で最も難しいと言われる事件が舞い込む。娘の碧唯(小野井奈々)と愛犬を連れ、黙って家を出てしまった夫の興津大輔(福士誠治)に対し、「子どもの引き渡し」を求める仮処分の申し立てをしていた妻の凪咲(佐津川愛美)。家庭裁判所はすぐに引き渡しの判決を出したものの、大輔側がその決定に従わなかったため、子どもを直接強制、つまり「碧唯を執行」し、凪咲のもとに連れ戻す、という事件。凪咲本人と弁護士の串木田克子(堀内敬子)の希望もあり、自ら志願してこの事件に執行補助者として協力することになったひかり。子どもを執行するということに心を痛めていると、案の定小原から「そんなデリケートなハートで執行官なんかなれるか」と言われてしまう。そんな中、大輔が栗橋祐介(中島健人)の大学の先輩だということが判明。栗橋が大輔から聞いていた話と、凪咲が裁判所で話した内容にあまりにも違いがあったため、不安を抱えながら執行当日を迎える小原たちだったが、想定外の出来事が発生し、小原はショックを受けてしまう――。「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年09月12日昨年に引き続き中田裕二を迎えた『LIVE in the DARK tour w/中田裕二』の開催が決定しました。今年は11月1日(水)にプラネタリウム天空(東京)、11月11日(土)にバンドー神戸青少年科学館(神戸)の2会場を巡るプラネタリウムツアーとして開催します。東京・神戸を巡るプラネタリウムツアー『LIVE in the DARK tour w/中田裕二』開催決定!卓越したソングライティングと、オリジナル、カバー問わず巧みに自身の世界を表現するボーカルワークで、業界内外からも厚い支持を集める中田裕二を迎え、東京・神戸を巡る『LIVE in the DARK tour w/中田裕二』を開催します。昨年11月に開催した『LIVE in the DARK tour』のチケットは早々に完売し、プラネタリウムライブとの親和性を改めて示した中田裕二。さらにその東京公演の模様はニューアルバム「MOONAGE」のボーナスディスクとして音源化されリリースされるなど大きな話題を集めました。今年もプラネタリウムに合わせた特別なセットリストと共に、星々と中田裕二の音楽が共鳴する唯一無二の空間をお楽しみください。▼特設サイト 『LIVE in the DARK』とはプラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時をぜひ。●チケット販売に関して●■中田裕二オフィシャルファンサイト「CLUB PATHOS」会員先行受付(抽選)期間:2023年8月19日(土)10時00分~8月27日(日)23時59分※「CLUB PATHOS」プレミアム会員/一般会員の方が対象となります (スマートフォン専用サイト)■一般販売(先着)期間:2023年9月9日(土)10時00分~※予定枚数に達し次第受付を終了します ※ticket board先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください。※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です。※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい。●『LIVE in the DARK tour w/中田裕二』東京公演 概要●出演:中田裕二 / サポート:sugarbeans (Key.)、四家卯大(Vc.)日程:2023年11月1日(水)時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)料金:一般シート:7,500円(税込) / 三日月シート:17,000円(税込) ※2名掛け/各公演3席限定会場:コニカミノルタプラネタリウム天空 in東京スカイツリータウン(R)●『LIVE in the DARK tour w/中田裕二』神戸公演 概要●出演:中田裕二 / サポート:sugarbeans (Key.)、四家卯大(Vc.)日程:2023年11月11日(土)時間:19:00開演(18:30開場)料金:一般シート:7,500円(税込) / リラックスシート:17,000円(税込) ※2名掛け/各公演4席限定会場:バンドー神戸青少年科学館ドームシアター(プラネタリウム)【イベントに関する注意事項】※本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい※イベントの延期/中止を除き、感染症を含む個人的な体調不良や周辺環境等の理由による払い戻しは行いませんので、ご了承の 上チケットをお買い求め頂きますようお願い致します※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております※本イベントは時節に応じた感染症防止対策を行い実施いたします※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません●中田裕二(なかだゆうじ) プロフィール●1981年生まれ、熊本県出身。2000年にロックバンド「椿屋四重奏」を結成、フロントマンおよびすべてのレパートリーのソングライターとして音楽キャリアをスタート。2011年のバンド解散直後からソロとしての活動を開始。コンスタントなオリジナル作品の発表&全国ツアーの開催、オリジナル/カヴァー不問の数多くのレパートリーの中からその場でセットリストを決めていく弾き語りライブツアー《中田裕二の謡うロマン街道》、カヴァーアルバム『SONG COMPOSITE』のリリース、さらには他アーティストへの楽曲提供やサウンドプロデュースなど、精力的に音楽活動を展開している。確かな歌唱力に裏打ちされた艶のある歌声、幼少時に強く影響を受けた70-80年代の歌謡曲/ニューミュージックのメロディセンスを核に、あらゆるジャンルを貪欲に吸収したバラエティに富むサウンドメイクと様々な情景描写や人生の機微をテーマとした詞作によるソングライティングが幅広い層に支持されている。この夏、椿屋四重奏デビュー20周年を祝した「椿屋四重奏二十周年」としての期間限定でのライブ活動も話題に。中田裕二 HP: ●株式会社HERE.(ヒア)●代表土井昌徳。プロジェクションマッピングやVR360°ドームパノラマ映像の制作に特化した少数精鋭のビジュアルデザインスタジオ。プロジェクションマッピングでは、百貨店の常設やホテル、アーティストのライブ等、大規模案件の実績も多数。時代を捉えた演出と高い技術に裏付けられた良質なコンテンツ提供に定評がある。また、次世代のVR ドームシアター向け素材販売サイト「Shout!360」も運営、動画制作に役立つTipsも連載中。【Shout!360詳細 www.shout360.xyz】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月18日10月JAZZBILLY feat 織田哲郎のデジタルリリース&11月JAZZBILLYのCDリリースも発表!80~90年代のネオ・ロカビリー史に大きな足跡を残すバンド、MAGIC結成から35年。元メンバーの上澤津孝が率いるJAZZBILLYが、MAGICのカヴァーアルバム『Rock’a Beat Days』のリリースを記念して、「JAZZBILLY SUPER LIVE 2023“キャットストリート・ストーリーズ”」を開催した。会場はロカビリーの聖地・キャットストリートのピンクドラゴンにほど近いライブハウス、渋谷近未来会館。カヴァーアルバムに参加した、MAGICとも関わりの深い織田哲郎の出演も事前にアナウンスされている。レジェンドたちが集う、歴史的な一夜になる予感がする。いかした革ジャン、リーゼント、銀のバックルにエンジニアブーツ。「行くぞ!」と一声吼えると、ガイコツマイクをひっつかみ、1曲目「ロカビリーカーニバル」からぶっ飛ばす上澤津。フロアを埋めたオーディエンスに笑いかけ、拳を振り上げ、「東京バーニングタウン」「傷だらけのパラダイス」とアップテンポのMAGICナンバーを畳みかける。ホーン隊を含む7人のバンドメンバーは凄腕揃いで、疾走感とスウィング感を兼ね備えたご機嫌なサウンドで後ろからガンガン煽る。「JAZZBILLY、見たことあるよという人?今日初めての人?ようこそ。こんな感じでやってます、よろしくね」オリジナルメンバーの三浦理(Key)、石井洋介(G)、選抜メンバーの大槻敏彦(Dr)、奥野 翔太(B)、ホーン隊の向井志門(Sax)、山縣賢太郎(Tp)、スヤマ・エンリケ・ヨシオ・ファイアス(Tb)。頼れるメンバーを紹介すると、ライブ初披露だという「泥まみれのSPEED STAR」、ポップなモータウンビートの「SEASIDE WALK」、激しいアクションで魅せる「ブラッディマリーの夜」へ。「ブラッディマリーの夜」は、昨年公開された映画『OLD DAYS』の主題歌になった。青春の輝きと痛みをみずみずしく描く、MAGICのエヴァ―グリーンな楽曲は時を超える。「ここまでは、MAGICの初期メンバーの曲。ここからは、後期メンバーの曲も混じり始めます」軽快なカントリー調の「Highway Bus」から、フロアにマイクを向けて盛り上げる「Darlin’Darlin’」、そして切ないロッカバラード「ひまわり」。MAGICの曲は、特に後期はロカビリーだけではない、J-POPとして聴いて「いい曲だな」と思える、素敵なメロディがいくつもある。上澤津の歌はどんな曲調でもまっすぐに熱く、特に「ひまわり」の気持ちの入ったボーカルは圧巻だ。ここから3曲はホーンがお休み。弓弾きのウッドベースが活躍する「ジェニー」、アコースティックギターの見事なソロが聴ける「Still…」、エレクトリックベースに持ち替えた「Summer Rose」と、メンバーのプレイヤビリティの高さを見せる多彩な楽曲が続く。メロディアスで優しい「ジェニー」の歌声もぐっと沁みる。MAGICのナンバーにはどれもロマンチックな青い春の物語があって、ついノスタルジックな気分に誘われてしまう。「ここから後半戦です。MAGICの代表曲がどんどん続いていくので、思い出が重すぎて、体も心も泣きだしそうになるかもしれないけど、一緒に突っ走ってくれますか?キャットストリートに一緒にタイムスリップしましょう」夏だというのに革ジャンで決めてきたのは、「気持ちが引き締まるから」。ステージ衣装にもMAGICへのオマージュを乗せて、ラスト6曲はノンストップで一気に突っ走る。シリアスでハードな「再会」から、明るくハッピーな「Golden Summer」「天使のジェラシー」へ。上澤津のキレのいいツイストダンス、ウッドベースの軽快なスラップ、ヴィンテージのテネシアンの艶やかな響き、ホーン隊のお茶目なステップ。バンドのバランスは最高だ。「ラスト、飛ばしていくぜ!」と、観客と共に自らを鼓舞しながらなだれ込む最終セクション。「Crazy For Your Love」はマイクを客席に向け、「さらば青春の光」は拳を振り上げ、一体感と熱気がどんどん高まる。ラストを飾るのは「MAGIC~俺たちのGlory Days~」だ。だからもう一度、旅に出よう。30年近く前に書かれた言葉が年を経ても、いや年を重ねたからこそ意味が深く聴こえる。MAGICはノスタルジーではない、現在進行形だ。「今夜は僕のスーパースターをお呼びしています。JAZZBILLYのアンコールはありません。ここからは、JAZZBILLYフィーチャリング織田哲郎という、別のユニットのライブになります」アンコール。盛大な拍手で迎えられたのは、MAGIC後期メンバーによる『あの夏が聴こえてくる』をプロデュースした織田哲郎だ。颯爽とテレキャスターを構え、この日のために買ったという、アーミング奏法を足元で操るビグスビー・ペダルを踏む。嬉々としてギターを弾きまくる姿は、日本を代表するスーパープロデューサーというよりは、一人のギターキッズだ。織田の作曲した「パステルカラーに染めてくれ」「あの夏が聴こえてくる」を歌いながら、弾きながら、アイコンタクトを交わし合う、そこにはきっと二人だけにわかる何かがある。さらに近藤房之助&織田哲郎による1992年のヒット曲「BOMBER GIRL」は、織田がリードボーカルを取って上澤津が息の合ったハーモニーをつける。残すはあと1曲。「来月、配信を1曲行います。JAZZBILLYフィーチャリング織田哲郎の、ビッグバンドサウンドでお送りします。その曲は、この曲です」最後に披露されたのは「東京ストリートロッカー」。原曲はもちろんBLACK CATSで、MAGICが1992年にカヴァーし、『Rock’a Beat Days』にも収録された、織田哲郎が作曲とプロデュースを手掛けた1曲。JAZZBILLY初期メンバーの羽毛田耕士が手掛けたという、ゴージャスなビッグバンドの最新アレンジがかっこいい。「No.1」の指さしポーズを、歌いながらみんなが真似てる。すべてが終わって時計を見れば、なんと演奏時間は2時間20分。ステージ前に全員集合、写真撮影に応じるメンバーたちの笑顔が最高だ。「今夜はありがとうございました。おやすみなさい」JAZZBILLYの次のライブは未定だが、おそらく今冬に。近く『Rock’a Beat Days』のCD盤リリースも予定されているという。ゆったりとマイペースの活動だが、こんなにあたたかい観客が会場を埋めて声援を送る限り、バンドは素晴らしい音楽で応えてくれるだろう。キャットストリートの物語は終わらない。MAGIC、上澤津孝、JAZZBILLYのヒストリーはこれからも続いてゆく。テキスト:宮本英夫/PHOTO:堀 清香<公演概要>JAZZBILLY SUPER LIVE 2023「キャットストリート・ストーリーズ」2023年7月22日(土)渋谷近未来会館OPEN17:30 / START18:00<リリース&LIVE情報>■JAZZBILLY feat 織田哲郎「東京ストリート・ロッカー」10月デジタルリリース予定■JAZZBILLY「Rock’a Beat Days」11月CD発売予定CD■DISC :Rock’a Beat Days■織田哲郎 LIVE TOUR 2023 【兎に角40周年感謝祭!】10月28日(土) 名古屋 ReNY limited10月29日(日) 大阪 BIG CAT11月4日(土) EX THEATER ROPPONGI前売り:全席指定 9,000円 (税込) *別途ドリンク代各プレイガイド先行:7/24(月)〜7/31(月)一般チケット発売:8/5(土)〜発売中東京公演チケット情報ディスクガレージ 【PROFILE】JAZZBILLY歌謡曲÷(ロカビリー+ビッグバンドジャズ)=”JAZZBILLY”のキャッチコピーをかざし2003 年 8 月に17人の超ビッグバンド編成で登場、現在は上澤津 孝が主幹するバンド。オフィシャルサイト: 上澤津孝Instagram: 織田哲郎シンガーソングライター、作曲家、プロデューサー。オフィシャルサイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月17日伊藤沙莉、織田裕二、中島健人が出演するドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」が、8月1日(火)今夜放送の第4話から、第2章が幕を開ける。本作は、知られざる執行官(=各地方裁判所に所属する裁判所の職員で、裁判で出された結論が実現されない場合に、それを強制的に実現するのが仕事)の仕事を描くポップなお仕事ドラマ。ある日突然、執行官の世界に飛び込んだ主人公・吉野ひかり(伊藤さん)は、犬担当の執行補助者として様々な事件や人々に関わりながら、その人たちの人生のリスタートを手助けしていく。そんな耳慣れない職業をテーマにした本作は、執行の世界、執行官の仕事が回を追うごとに明らかになっていき、次々と描き出される知られざる世界には、「執行官ってお仕事は全然知らなかったから、ドラマ内で色々教えてもらえるのも嬉しい」「執行官の仕事も興味深い。コミカルに描いてるけど、考えさせられる内容だ」といった感想が寄せられている。織田さん演じる執行官の小原に請われ、犬担当の執行補助者として現場に同行していたが、人間の極限状態に直面することがあまりに多く、胸がざわざわしてしまうひかり。第3話ラストでは、執行補助者の役目を一旦終えることを小原に告げた。第2章のスタートとなる今夜は、ひかりが新たな気持ちでもう一度小原と対峙し、再び物語が動き始める。そして、ひかりの住むアパートに引っ越してきた栗橋祐介(中島さん)の過去が明かされ、執行には私情は挟まない小原の変化が、とんでもない事態を招くことに。前回、協力しながら地上10mでの決死の執行に挑んだ、犬好き女子・ひかりと犬が苦手な執行官・小原の凸凹バディー。2人の間に生まれそうな友情は、この先どんな展開を見せていくのか注目したいところ。▼第4話あらすじ(8月1日放送)小原樹(織田裕二)から執行官に対する思いを聞いた吉野ひかり(伊藤沙莉)。人の人生の極限状態に向き合い続ける現場に胸がざわざわしてしまったひかりは、これっきりで執行補助者の仕事を辞めたいと打ち明けるが、小原は「その心は執行に大事なものなのではないかと思う」と話し、「気が向いたらまたざわざわしよう」と言い残して、立ち去っていく。程なくして、ひかりが住むアパートの空き室に、執行官室事務員・栗橋祐介(中島健人)が引っ越してくる。その頃、小原はシングルマザー・山家佳菜江(さとうほなみ)の執行に向けて調査を進めていた。佳菜江の所在がなかなか掴めず、さらには立会人の須賀川悟(モロ師岡)が現場に来られないと聞いて途方に暮れていた小原の前に、大きな犬を連れたひかりが現れる。「もう少し執行官の仕事を知ってみたい」という言葉に、天にも昇る気持ちになった小原は、ひかりを今回だけ特別に立会人として、佳菜江の執行の現場に連れていく――。「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年08月01日ライブ配信アプリ「17LIVE(イチナナ)」が、ラジオ関西の『ラジドラ☆パラダイス』内で放送予定の異世界ファンタジー作品 『悪役令嬢は織田信長に憑依される』の声優選出オーディションイベント「ラジオ関西ボイスドラマ『悪役令嬢は織 田信長に憑依される』声優オーディション」を、31日より開催している。『悪役令嬢は織田信長に憑依される』は、大人気漫画『パリピ孔明』の原作者が贈る異世界ファンタジー作品。漫画やラノベを原作にしたラジオドラマを放送するラジオ関西『ラジドラ☆パラダイス』にて、ボイスドラマとして放送されることに際し、「17LIVE」で声優オーディションイベントの開催が決定した。同オーディションは、「17LIVE」で活動中もしくは活動予定で、イベント終了日までに18歳以上であれば、誰でも参加が可能。上位に入賞したライバーの中から、見事最終オーディションで選ばれた2名は、今年8月下旬以降に放送されるラジオドラマ『悪役令嬢は織田信長に憑依される』に、グランプリ受賞者は本ストーリーのヒロインキャラクター、準グランプリ受賞者はサブキャラクターの声優として出演することができる。なお、同イベントの開催期間は、7月31日15時から8月14日23時59分まで。
2023年07月31日「7月23日に放送されたNHK大河ドラマ『どうする家康』で、岡田さん演じる織田信長が、本能寺で自害しました。徳川家康(松本潤)の乗り越えるべき“壁”である信長を演じきった岡田さんを絶賛する声が、SNS上で多数あがりました」(テレビ局関係者)『どうする家康』で信長を好演した岡田准一(42)。7月16日には信長が拠点とした安土城址がある滋賀県近江八幡市で、『どうする家康』のトークショーに登壇し、役作りについて語っていた。「家康にとって信長は兄のようで、師匠のようで、壁でもある。さらに『この人は急ぎすぎて(天下取りは)無理だった』と感じさせなきゃいけないので、すごく圧を出すことを注意してやっていました」1月15日に放送された『どうする家康』第2回『兎と狼』で、幼少期の家康を『兎のようだ』といい、相撲をとっては一方的に投げ飛ばし、威圧感を発揮していた岡田。以降もブレずに家康と対照的な狼・信長を演じ続けてきた秘訣とはーー。「格闘技の師範資格を持つ岡田さんは、毎朝サンドバッグ打ち100発などのトレーニングをしているそうです。“アクション俳優もアスリートと一緒で、常に練習していないと現場で力が出せない”という考えからだとか。こうした努力が“信長の怖さ”を生み出しているのでしょう」(芸能関係者)前出のトークショーでは、滋賀のイメージを「ジビエの有名なお店もある」と言い、「1年に1回はプライベートでも旅行で訪れる」と話していた岡田。訪れているジビエ料理店とはーー。前出のテレビ局関係者が明かす。「グルメな有名人たちがこぞって足を運ぶ名店です。県内の山奥にあり、猪や鹿などのジビエ料理を食べられます。なかでも冬の期間限定で出される数万円のコース料理の熊鍋が評判だとか。猟師が獲ったツキノワグマを味わうことができます。薄くスライスした熊のお肉を、お醬油をベースに蜂蜜で甘さが感じられるようにしたおだしでしゃぶしゃぶにして食べます。どんな食通も舌鼓を打つ絶品だとか」“最強&最怖”にこだわる岡田。これが功を奏したようで、’23年1月8日に「シネマトゥデイ」で配信されたインタビューで、松本潤(39)は、岡田のことを「怖いですね」といい、「一生頭が上がらない存在という意味では、劇中の信長と家康の関係に似ていると思います」と明かしていた。熊の力を借りて、“狼の信長”が生まれていた!?
2023年07月26日是枝裕和監督×脚本・坂元裕二×音楽・坂本龍一による映画『怪物』の興行収入が20億円を突破したことが25日、明らかになった。同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作で、第76回 カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。6月2日より全国341館で公開した同作は、7月24日に興行収入20億を突破(動員:1,455,470人 興行収入:2,000,920,610円)。是枝裕和監督作品で興行収入20億を超えたのは、第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した『そして父になる』(13/福山雅治主演)、第71回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドール受賞し、第91回アカデミー賞外国語映画賞ノミネートも果たした『万引き家族』(18/リリー・フランキー、安藤サクラ主演)に続き3本目となる。公開後は40~50代の映画ファンや20代カップルを中心に幅広い層の観客が劇場を訪れ、映画レビューサイトでも高評価が続くなど好評を得ている。2度3度と鑑賞するリピーター客も多くみられ、鑑賞後に感想や見解について語り合いたい、確かめ合いたいという声も多く届き、各地で計12回実施しているティーチイン付き上映も、活況を呈しているという。すでに公開を迎えたアジア各国の成績も好調で、香港ではすでに『万引き家族』の最終成績を塗り替えるなど、世界的にも話題を呼んでいる。現地時間9月7日 ~ 9月17日の期間で開催される第48回トロント国際映画祭スペシャルプレゼンテーション部門への出品も決定し、北米プレミアを迎える。是枝監督作品のトロント国際映画祭への出品は、2019年の『真実』、22年の『ベイビー・ブローカー』での同部門出品に続くものとなり、最高賞にあたる観客賞の選考対象となる。(C)2023「怪物」製作委員会
2023年07月25日伊藤沙莉主演の“執行官”をテーマに描くポップなお仕事ドラマ「シッコウ!!~犬と私と執行官~」の第2話が、7月11日(火)今夜放送される。とある事情から、執行官(=各地方裁判所に所属する裁判所の職員で、裁判で出された結論が実現されない場合に、それを強制的に実現するのが仕事)の世界に飛び込んだ主人公・吉野ひかりが、“犬担当”の執行補助者として事件や人々に関わりながら、人生のリスタートを手助けしていく本作。第1話が放送されると、トレンド1位を獲得し、「栗橋君」「喫茶納税」「織田裕二」などのワードがトレンド入りする盛り上がりを見せていた。第2話では、勤めていたペットサロンの社長が夜逃げしたことで突然職を失っていた、伊藤さん演じるひかりのもとに、執行官の小原(織田裕二)が現れ、犬担当の執行補助者として自分を守ってもらいたい、と提案。そして、まだよく分からないながらも、人気EXtuber・ハットこと轟木羽人(細田善彦)の自宅へ向かうことに。元相方・ブケショこと山田史嗣(内野謙太)からの動産執行の申し立てにより、差し押さえの執行手続きを開始するが、現場を生配信されたり、「全額払うから深夜に出直してこい」と言われたり、無茶苦茶な要求を繰り返される。ついに、新たな世界へと足を踏み入れるひかり。小原や事務員・栗橋(中島健人)らとどんなチームになっていくのか、その第一歩となっている。また、テレビ朝日公式YouTubeほかにて、キャストが撮影現場を直撃する映像が配信中。第1話終了後から配信しているvol.1では、伊藤さんが執行官室で働くメンバーに、撮影現場の様子をインタビュー。そして、第2話放送直後から配信されるvol.2では、ファーストサマーウイカが現場を直撃。伊藤さんをはじめ、板谷由夏、駒井蓮、中川紅葉と、犬たちとの撮影秘話や「差し押さえられて一番困るものは?」というテーマで大盛り上がり。織田さんから語られる撮影エピソードや、中島さんのバースデーサプライズの模様、犬と触れ合うほのぼの映像なども公開する。「シッコウ!!~犬と私と執行官~」は毎週火曜日21時~テレビ朝日系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年07月11日「ボクがこれまで50歳という年齢に持っていた印象は“人生の終わり”。織田信長の《人生五十年》という言葉をどこかに意識していました。でも、今わかったのは《人生五十年》って、50年しか生きられないという意味ではなくて、50になる前にどれだけのことができたのかということなのかと。もう30代や40代には戻れないですし。それまでどれだけ全力で走っていけるのかが、人生でいちばん大事だと思うようになりました。かつてのボクのなかでは、30歳までに自分がどれだけできるのかという思いがあり、余生が50歳で終わりというイメージで。だから正直今思うことは、まだなぜか生きてる…よくここまで生きたな…そんな感じです」7月4日に50歳の誕生日を迎えたGACKT。待望の主演映画『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』の公開も11月23日に決まった。年齢非公表だった彼が、初めて年齢を明らかにしたのは’09年、主演舞台『眠狂四郎無頼控』の制作発表でのことだった。その真意を聞くと――。「年齢公表するかしないかは意識していませんでした。でも、そのとき、もうそろそろ年齢を言ってもいいんじゃないか、と思ったんです。ファンも知らなかったし。たまたま、そのときのプロデューサーが『年齢言うのはどう?』と提案してきた。だから『いいよ』って。別に隠したいことでもなかったですし。だからそこで『え、俺より年下だったの?』と思った人いっぱいいると思います。『あんなに態度でかいのに』って(笑)。自分の年齢を隠した理由はひとつだけ。ボクは20歳のとき上京して音楽始めたとき、周りがみんな先輩だったんですよ。だから年齢を言うと、すぐさま後輩扱いされてこき使われる。先輩後輩って年齢で勝手に決まるでしょう?そうすると年上の相手はなめてくるから、当時のバンドメンバー以外には、年齢は一切言わなかったんですよ。448歳とか適当に言っていました。『あいつ絶対俺より年下だよな。なめた態度とってきたから潰すか』みたいな感じになったら『じゃ、やる?』って。バンド時代は、そんなことばかりでしたから」■例年、GACKTは誕生日にプライベートパーティを開くという「7月4日はだいたいライブと誕生日イベントがあって、それが全部終わって疲れ果てた後にプライベートのパーティがあります。300~400人集まるから、お酒も大量に用意してますよ。最初はワインだったけれど、ここ12~13年前からはテキーラになりました。一人1分話しても400人いたら400分、約7時間。ワインをそんな飲み続けるのはキビしいでしょう?だったら、みんな参加型の“テキーラ生き残り”パーティにしようかと。常に覚悟のある人だけ来てくれと連絡しています。入口で誓約書も書かせます。ここで何が起きてもすべて自己責任だと。誕生会が始まると、仲間たちがステージ上に来て、すぐテキーラを10杯飲むから、キツイですよ(笑)。だからみんなどんどん消えてく。最後に残るのが30人ぐらい。最後はみんなベロベロで帰ります。残された後はひたすら孤独。完全にハイになって眠れないから、朝からみんなにメッセージ打ってます。当然、誰も返ってこない。昼過ぎになって、ようやくポツポツと『大丈夫ですか?』と返信が来て。『ずっと朝からメッセージ打ってたよ。孤独だな』と返すんですよ。そのとき思ったのが『もしかしたら戦場って、こんな感じなのかな』って。戦争で生き残って帰ってきた人たちって、また戦場に戻るっていいますよね。精神的に日常の生活が受け入れられなくて、虚無感があって。みんなもう飲みたくないって言うし、ボクも飲みたいわけではないんだけど、極限状態にまた返ってしまう気持ち、わかるなって。そんなこと考えているからおかしいとか言われるんでしょうね(笑)。ただ、体調不良で活動を休止してから酒は弱くなりました。昔みたいにテキーラを5~6本とか飲めなくなりました。この前の誕生日のときは3本ぐらいかな」■財産、愛犬のこと。遺書20通書きましたGACKTは昨年末、本誌のインタビューで’21年秋からの約1年間の活動休止期間中、遺書を書いたと語っていた。50歳を前に、終活を考える契機があったようだ。「遺書はね、20通ぐらい書きました。『財産はこういうふうに分けて、車は清算して』とかね。愛犬は姉だったり、スタッフに託したりとか、そういうことを書きました。ボクの墓のことも姉に伝えています。『沖縄の海に散骨してくれ』と。墓なんていりません。昔からそうなんですよ。墓に来てもらいたくないですよ。海を見て手合わせてくれるぐらいで十分。身内のお墓を買ったり、いろんなことをやったとき思ったんです。ここ(墓)にいたくないなって。ボクは毎年、沖縄に戻って実家の墓を掃除してるんですよ。今はボクの役目になっていて。最低20人から30人のスタッフを連れて墓掃除に行ってます。20代後半からお墓の掃除を手伝っていましたが、一族の人たち皆、年をとってやり手がいなくなってしまったんですよ。沖縄の門中墓(むんちゅうばか)って、もともとサイズが大きい。うちの墓は山奥にあって、古かったから建て直したんですが、今も(今回撮影した)このスタジオぐらいの大きさはありますよ。もともとは、もっとデカかった。覚えているのは6歳のとき。サトウキビ畑を車で抜けて、あぜ道を抜け山の中歩いて、たどり着くまでも大変で。大きな墓に苔も生えるし草も生えるし、汚れも全部掃除しないといけない。ハブの出ない時期に行くようにしてました。お墓だけではなく祭壇もあって、お墓と祭壇が沖縄の別々の場所にあって。うちの先祖のルーツは沖縄の南部エリア。お墓は南部にあって、ひいじいさんが北部で町を作ったから祭壇は北部にあるんです。だからお墓と祭壇の掃除は日帰りでは行けなくて。いちばん最初は6人で行ったんだけど、終わらなくて墓掃除だけで2日半かかって。ボクの後の世代には、そんな嫌なことをさせたくない。死後、毎年管理しなきゃいけない状況が続くとしんどいでしょう?だからボクは散骨でいい。海を見に来てくれて『ここにいるんだな』っていうぐらいでちょうどいい。そのうち誰も来なくなっても、誰も困らないでしょう」ヘアメイク:奥川哲也(dynamic)スタイリスト:Rockey衣装:HARAJUKU VILLAGE
2023年07月04日吉沢亮と宮崎あおいがW主演、脚本家・坂元裕二による新作Netflix映画『クレイジークルーズ』から場面写真が初解禁。坂元さんとNetflixは5年間に渡り、新作シリーズ・映画を複数製作し、独占配信していくことが発表された。本作は、エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船・MSCベリッシマを舞台に、お客様からの注文に無心で仕えるバトラー・冲方優(うぶかたすぐる/吉沢亮)と、ある目的のために客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦(ばんじゃくちづる/宮崎あおい)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディ。坂元作品史上最大のスケールと語る、豪華エンターテインメント作品となる。先日、坂元さんが脚本を手掛け、是枝裕和監督がメガホンを撮った映画『怪物』は、第76回カンヌ国際映画祭にて日本映画では史上2度目となる脚本賞を受賞。そのほか、興行収入38億円超えの大ヒットを記録した映画『花束みたいな恋をした』(21)を始め、社会現象を起こした「東京ラブストーリー」(91)、世界各国でリメイクされ世界的ヒットとなった「Mother」(10)、「最高の離婚」(13)、「カルテット」(17)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(21)など数々の話題作を手掛けてきた坂元さん。坂元裕二今回の契約締結に際して、Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント・坂本和隆は、「『Mother』『それでも、生きていく』『最高の離婚』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』『花束みたいな恋をした』など、社会派作品から、軽快なコメディ、そしてラブストーリーと多種多様な傑作を、時代をこえて生み出し続けている坂元裕二さん。私を含め多くの方が、坂元さんの描く物語に心を動かされ、登場人物とともにその世界に深く没入していったことと思います。何よりも坂元さんの作品を待つ人は、日本のみならずグローバルにも多く存在します」とコメント。そして「未だ語られていないストーリーを見つけ、全世界に届けていくことはNetflixのミッション」として、「坂元さんが生み出すオリジナリティ溢れるストーリーテリングを、最高の制作環境で具現化し、世界中の視聴者にお届けできることを楽しみにしております。Netflixは国内実写制作での更なる魅力的で充実したラインナップを目指してまいります」と自信を込めて語っている。『クレイジークルーズ』を皮切りに、脚本家・坂元裕二とNetflixはシリーズと映画を通して新たな物語を届けていく。Netflix映画『クレイジークルーズ』は2023年、世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年06月29日Netflixは29日、脚本家・坂元裕二氏との5年契約の締結を発表。今後は坂元氏が手掛ける脚本の新作シリーズや映画を複数制作し、独占配信していく。世界各国でリメイクされ、世界的ヒットとなった『Mother』(10)、『最高の離婚』(13)、『カルテット』(17)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(21)など、数々の名作を生み出してきた坂元氏。是枝裕和監督がメガホンを取った映画『怪物』の脚本を担当し、第76回カンヌ国際映画祭にて日本映画では史上2度目となる脚本賞を受賞したことも記憶に新しい。Netflixで、坂元裕二脚本の第1弾となる映画『クレイジークルーズ』の配信も控えている中での今回の発表。Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデントの坂本和隆氏は、「私を含め多くの方が、坂元さんの描く物語に心を動かされ、登場人物とともにその世界に深く没入していったことと思います。何よりも坂元さんの作品を待つ人は、日本のみならずグローバルにも多く存在します。そして、未だ語られていないストーリーを見つけ、全世界に届けていくことはNetflixのミッションです。坂元さんが生み出すオリジナリティあふれるストーリーテリングを、最高の制作環境で具現化し、世界中の視聴者にお届けできることを楽しみにしております。Netflixは国内実写制作でのさらなる魅力的で充実したラインナップを目指してまいります」とコメントを寄せている。
2023年06月29日第76回カンヌ国際映画祭にて日本映画で史上2度目となる脚本賞を受賞した『怪物』の脚本家・坂元裕二とNetflixが5年間に渡り、新作シリーズ・映画を複数製作し、独占配信していくことが決定。その第1弾で、吉沢亮と宮崎あおいがダブル主演を務める『クレイジークルーズ』の場面写真が解禁された。本作は、エーゲ海に向かう巨大な豪華クルーズ船・MSCベリッシマを舞台に、客からの注文に無心で仕えるバトラー・冲方優(うぶかたすぐる/吉沢亮)と、ある目的のために客船に乗り込んできた謎の女性・盤若千弦(ばんじゃくちづる/宮崎あおい)が、船上で起きた殺人事件の謎に迫っていくミステリー&ロマンティックコメディ。自身が手がけた作品史上最大のスケール、と坂元は語っており、年内の配信が予定されている。今回の契約締結に際して、Netflixコンテンツ部門バイス・プレジデント坂本和隆は、「『Mother』『それでも、生きていく』『最高の離婚』『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』『花束みたいな恋をした』など、社会派作品から、軽快なコメディ、そしてラブストーリーと多種多様な傑作を、時代をこえて生み出し続けている坂元裕二さん。私を含め多くの方が、坂元さんの描く物語に心を動かされ、登場人物とともにその世界に深く没入していったことと思います。何よりも坂元さんの作品を待つ人は、日本のみならずグローバルにも多く存在します。そして、未だ語られていないストーリーを見つけ、全世界に届けていくことはNetflixのミッションです。 坂元さんが生み出すオリジナリティ溢れるストーリーテリングを、最高の制作環境で具現化し、世界中の視聴者にお届けできることを楽しみにしております。 Netflixは国内実写制作での更なる魅力的で充実したラインナップを目指してまいります」とコメントを寄せた。※宮崎あおいの崎は立つ崎(たつさき)が正式表記。Netflix映画『クレイジークルーズ』(クレイジークルーズ)2023年 Netflixにて世界独占配信制作プロダクション:日活/ジャンゴフィルム企画・製作Netflix脚本:坂元裕二監督:瀧悠輔音楽:村松崇継撮影:谷川創平美術:花谷秀文照明:李家俊理V F X:牧野由典スタイリスト:BabyMixヘアディレクター:松浦美穂助監督:李相國エグゼクティブプロデューサー:岡野真紀子プロデューサー:有重陽一/深津智男
2023年06月29日世界中で話題沸騰のAIチャットサービス“chatGPT”。インターネット上にある膨大な情報をもとに、質問に対してチャット形式で回答をしてくれる高度な技術を持ったサービスをご存知ですか?mamagirlでは「実験」と銘打って、噂のchatGPT活用に挑戦!非現実的な質問から、噂の都市伝説、今さら聞けないあんなコトやこんなコトをドシドシ投げかけちゃうコーナーを設置しました♪回答文はchatGPT原文をそのまま掲載。いったいどんな回答を出してくるのか、ぜひ読んでみてくださいね。商業や芸術を中心に都市が発展したかも!?斎藤道三が天下統一を達成した場合、彼の独自の政策や人間性が日本全国に影響を及ぼしたことでしょう。その場合、日本は以下のような形状になるかもしれません。政治面:1.合理的な領地管理:斎藤道三は、織田信長にも影響を与えた「知行一致」の政策を推進した人物です。その政策は領地の効率的な管理を可能にし、さらには農民の生活を安定化させる可能性があります。全国統一した日本全体でこの政策が適用されれば、経済的な安定と発展がもたらされるでしょう。2.積極的な外交政策:斎藤道三が外交に積極的であったならば、それは他国との交流を通じて新たな技術や文化を取り入れ、それを全国に広める可能性があります。これは日本全体の発展に寄与するでしょう。3.中央集権制の強化:斎藤道三が天下統一を達成した場合、そのリーダーシップの下で中央集権制が強化されるかもしれません。それにより国内の混乱が収束し、安定した政治体制が形成される可能性があります。文化面:1.茶道文化の発展:斎藤道三は、茶の湯を愛したことで知られています。彼が天下を統一していれば、茶道文化が全国的に普及し、より深化・発展した可能性があります。2.宗教の自由:斎藤道三は、自身が浄土真宗の信者であったことから、信教の自由を重視していた可能性があります。それが全国に広まれば、宗教の多様性と寛容性が広がった可能性があります。3.都市の発展:斎藤道三は、彼の本拠地である美濃国の大垣城周辺を発展させ、商業都市として栄えるようにしたとされています。このような斎藤道三の都市開発の視点が全国に広まれば、全国的に都市が発展し、商業や芸術が繁栄した可能性があります。美術品や工芸品の製作に関心が向けられ、より一層の文化的繁栄をもたらすかもしれません。まとめ:斎藤道三が天下統一を達成していた場合、政治面では効率的な領地管理、積極的な外交政策、中央集権制の強化など、日本全国の安定化と発展に寄与する可能性があります。また、文化面では茶道文化の普及、信教の自由の推進、都市の発展という形で日本の文化的多様性と繁栄が促進されるかもしれません。これらはあくまで推測に過ぎませんが、斎藤道三の天下統一が日本に与えた可能性の影響を考える一助となるでしょう。※chatGPT原文をそのまま掲載しています。突飛な質問にも真面目に答えてくれるchatGPTどうでしたか?突拍子もない質問はもちろん、どんな問いにも具体的な答えをくれるところはさすがAIですよね!今後も面白い質問を編集部からchatGPTに投げかけていくので、乞うご期待です♪
2023年06月27日5月の仙台からスタートした最新作『MOONAGE』を引っさげての全国ツアー”MOONAGE SYNDROME”が本日の東京公演で幕を閉じた、中田裕二。最終公演が行われた、東京・EX THEATER ROPPONGIでのライブ終了後の会場にて、”椿屋四重奏ライブ”を、この夏限定で行うことがサプライズ発表された。椿屋四重奏は、中田自身が20歳の時に仙台で結成したロックバンド。2011年1月のバンド解散まで、歌謡曲のエッセンスを取り込んだ強烈なオリジナリティを誇るロックサウンドで熱心なファンを多く獲得した。今回の期間限定活動は、2003年8月27日のミニアルバム「椿屋四重奏」でのデビューから今年で20年を迎えるのを記念して行われるもの。2021年4月にLINE CUBE SHIBUYAで開催された中田のソロ10周年記念ライブのアンコールで、オリジナルメンバー3人による2曲のみ演奏の一夜限りの復活が大きな話題を呼んだが、今回は、「椿屋四重奏二十周年」という名の下、中田のほか、音楽活動を引退している永田貴樹(Bass)は不参加ながら、オリジナルメンバーの小寺良太(Drums)、さらに2011年以降の中田のソロ活動を支えてきた、奥野真哉(Keyboards/ソウル・フラワー・ユニオン)、隅倉弘至(Bass/初恋の嵐)、カトウタロウ(Guitar)という、デビュー20周年を祝うにはこれ以上ない強力なラインナップでステージに臨む。このメンバーによるライブは、中田裕二としてすでに出演が発表されている北海道の音楽フェス「JOIN ALIVE 2023」を皮切りに、バンド結成の地・仙台で、同期デビューでバンド同士懇意にしていたロックバンド「THE YOUTH」とのツーマン、そして、デビュー日に当たる8月27日(日)の東京:昭和女子大学 人見記念講堂でのワンマンの、計3本を予定している。●アーティスト名椿屋四重奏二十周年 (中田裕二/小寺良太/奥野真哉/隅倉弘至/カトウタロウ)● ライブスケジュール7月15日(土) 北海道:「JOIN ALIVE 2023」8月11日(金) 宮城:SENDAI GIGS(「椿屋四重奏二十周年 と THE YOUTH ”伊達男頂上決戦”」 ※同期デビューのロックバンド「THE YOUTH」とのツーマン)8月27日(日) 東京:昭和女子大学 人見記念講堂(「椿屋四重奏二十周年記念公演 “真夏の宵の夢”」 ※デビュー記念日ワンマン)その他詳細は、中田裕二オフィシャルサイト( )まで。Yuji NAKADA OFFICIAL WEBSITE : 中田裕二 / IMPERIAL RECORDS : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月24日中田裕二が、今夏限定で椿屋四重奏ライブを開催することをサプライズ発表した。椿屋四重奏は、中田が20歳の時に仙台で結成したロックバンド。2011年1月のバンド解散まで、歌謡曲のエッセンスを取り込んだオリジナリティを誇るロックサウンドで熱心なファンを多く獲得した。今回の期間限定活動は、ミニアルバム『椿屋四重奏』でデビューしてから20周年を記念して行われる。本公演は、「椿屋四重奏二十周年」という名の下、音楽活動を引退している永田貴樹(B)は不参加ながら、オリジナルメンバーの小寺良太(Ds)、2011年以降の中田のソロ活動を支えてきた奥野真哉(Key/ソウル・フラワー・ユニオン)、隅倉弘至(B/初恋の嵐)、カトウタロウ(G)という強力なラインナップでステージに臨む。同メンバーによるライブは、中田裕二としてすでに出演が発表されている北海道の音楽フェス『JOIN ALIVE 2023』を皮切りに、バンド結成の地・仙台で同期デビューのロックバンド「THE YOUTH」とのツーマン、そしてデビュー日に当たる8月27日(日) の東京・昭和女子大学人見記念講堂でのワンマンの計3本を予定している。<ライブ情報>『椿屋四重奏二十周年』『椿屋四重奏ニ十周年』ビジュアル7月15日(土) 『JOIN ALIVE 2023』北海道・いわみざわ公園8月11日(金) 『椿屋四重奏二十周年とTHE YOUTH “伊達男頂上決戦”』※同期デビューのロックバンド「THE YOUTH」とのツーマン宮城・SENDAI GIGS8月27日(日) 『椿屋四重奏二十周年記念公演 “真夏の宵の夢”』※デビュー記念日ワンマン東京・昭和女子大学 人見記念講堂■出演アーティスト中田裕二(Vo&G)小寺良太(Ds)奥野真哉(Key/ソウル・フラワー・ユニオン)隅倉弘至(B/初恋の嵐)カトウタロウ(G)中田裕二オフィシャルサイト:テイチクエンタテインメント:
2023年06月24日監督・是枝裕和、脚本・坂元裕二、音楽・坂本龍一による映画『怪物』から、坂元作品の常連俳優・永山瑛太が不気味さと親しみやすさの二面性を巧みに表現した“保利先生”の本編映像が到着した。舞台となるのは大きな湖のある郊外の町。シングルマザーの早織(安藤サクラ)は、息子・湊(黒川想矢)の告白により、担任教師である保利(永山瑛太)からモラルハラスメントを受けていることを知り衝撃を受ける。早織は学校に説明を求めるも、学校はまともに真相を確かめようとせず、また保利は「あなたの息子さん、イジメやってますよ」とまで言い放つ。息子を守りたい一心で、懸命に学校に訴え続けるが…。この度解禁となった本編映像で映し出されるのは、永山さん演じる担任教師・保利の登校シーン。桜が舞い散る木漏れ日の中、児童たちと談笑しながら登校する平和な日常が切り取られている。保利が歩いていると、後ろから男子児童が集めた桜の花びらを投げつけるが、保利は花びらにまみれながらも笑顔で応え、子どもたちから親しまれている様子がうかがえる。少し歩くとカバンを道に投げ出し、脱げてしまった靴を履き直す星川依里(柊木陽太)の姿が…。依里を見つけるとすぐに「星川、どうした?」と心配そうに声をかけ、カバンを拾って渡す姿からは“児童思いの教師”の姿が垣間見える。「僕が俳優を続けている限り、一生お付き合いしたい」本作の主人公の1人である保利の不気味さと親しみやすさの両面を見事に表現したのは、本作で脚本を務めた坂元裕二作品に常連といっていいほど数多く出演してきている永山さん。2000年代の連続ドラマ「リモート」、「男湯」シリーズなどをはじめ、主演ドラマ「それでも、生きてゆく」や「最高の離婚」、コロナ禍でリモートでの制作が話題となったドラマ「Living」など、坂元作品には欠かせない存在となっており、本作の保利役は永山さんにあて書きされたことも明かされている。その一方で、是枝作品には初参加。是枝監督は永山さんについて、「以前からご一緒したいと思っていました」と語り、インタビューなどでその表現力を絶賛している。坂元裕二と是枝裕和、2人の巨匠による夢のような座組への参加について永山さんは、完成披露舞台挨拶で「坂元さんとは、二十代の前半からいろいろお付き合いさせてもらい、数々の素晴らしい脚本を書いてもらいました。僕が俳優を続けている限り、一生お付き合いしたいと思っています」とコメント。そして「是枝さんは、僕が俳優をはじめてから、自分なりにこの人が日本映画を変えていくのだろうと感じて、全作品を拝見してきました。そのお二人の座組に自分が入れたことを幸せに感じています」と語り、喜びを露わにしている。『怪物』は全国にて公開中。(シネマカフェ編集部)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2023年06月15日東京・早稲田大学で10日に行われた授業「マスターズ・オブ・シネマ」で映画『怪物』がテーマとなり、是枝裕和監督、坂元裕二、岡室美奈子教授(聞き手)が登壇した。同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作で、この度、第76回 カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。シングルマザー・早織(安藤サクラ)の息子・湊を演じた黒川想矢、同級生・依里を演じた柊木陽太の演技も話題となっている同作。是枝監督作品では、子役が撮影現場で口伝えでセリフを言っていく手法でも知られているが、今回は大人の役者と同じ手法を使ったという。是枝監督は「この2人は圧倒的に読んできた方が上手だったの。それも決め手の一つではありました。マンホールに耳を当てて『さけどころうえだの自販機でコーラ買ったことある?』というやりとりをやってもらって、1カ月くらい過ぎて2回目のオーディションに呼んだ時に、事前に告知せずに『前やったところをもう1回やってもらっていい?』とやってもらったんですけど、柊木くんはほぼ完璧に覚えてたんですよ」と明かす。さらに「『いつも覚えてるの?』と聞いたら、台本をもらったら頭の中で写真に撮るんですって。撮って覚えてるので、それを頭の中で引っ張り出す。『いつもこんなふうに覚えるの?』と聞いたら『すぐ忘れちゃう台本もありますね』と言って、彼の中でも坂元さんの台本は特別だったんだと思うんだけど。時々いるんですよ、ある種の特殊能力を持っている子」と感心。「耳から覚えた方が覚えやすいという子もいて、学校の授業でなかなか教科書が読めないけど、音の理解は早くて的確だったりする。通常のやり方だとそういう子の方が僕の演出に馴染むので。今回は全く違うアプローチの仕方でした」と説明した。
2023年06月12日東京・早稲田大学で10日に行われた授業「マスターズ・オブ・シネマ」で映画『怪物』がテーマとなり、是枝裕和監督、坂元裕二、岡室美奈子教授(聞き手)が登壇した。同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作で、この度、第76回 カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。同作で第76回 カンヌ国際映画祭 脚本賞を受賞した坂元だが、「監督が書いたセリフがところどころにあって、それがオセロをひっくり返すように素晴らしい。それがなかったら全然違う印象を受けたんじゃないかというシーンがいくつかあって、中でもジャングルジムに登りながら宇宙が破裂する話をしていて、最後の締めに『じゃあ準備をしなきゃね』というのが後から足したセリフなんですよ。あるかないかで、映画の面白さ全然かわるんですよ」と絶賛。「僕がハッとして、『あのセリフめちゃくちゃすごいですね』という話をしたんですけど、どれだけ違うのか考えてもらえると」と映画の道を志す学生にアドバイスする。さらに坂元は、是枝監督が足したセリフについて「『神崎先生はいい先生でした』というところとか、ないと学校に対する見方も変わる。監督から『足したい』と書かれていて、なんでかなと考えたんだけど、上がってみたもの見ると、『このセリフ大事だったな』とはすごく思いましたね」と感心。是枝監督は「校長室にいる先生たちの中でも濃淡があった方がいいなと思ったんですよ。セリフを足すというよりは目配せだけでお芝居をしてて、神崎先生が褒められている、それを校長先生と教頭はお前だけ褒められやがって的な目で見て、褒められてるのに逆にいたたまれない感じは、台本ではなくて。あの空間の中で台本を触らずにやる演出で、そういうのが好きです」と明かした。坂元は「監督はそんなに注文出されなくて『ここがいいよね』とお手紙をくださるんですけど、意地悪な言い方をすると、手のひらの上に乗せられているというか、『ちょっとここのボタンを押すだけでお前の書いたものは変わるんだぞ』とマジックを見せられたような気分でやっていました。『ここもここも直せ』というのって、誰でもできるじゃない。でも『ちょっとここに塩を入れればいいんだよ』『あ、うまくなってる!』みたいな、そういうのが1番すごい」としみじみ。「是枝さんを語る時に『ドキュメンタリータッチ』とか『即興』ということが言われるんですけど、僕はこんなに日本一脚本がうまい映画監督はいないと思ってて、何冊も台本を読んだことがあるんですよ。ハリウッド脚本術みたいなセットアップがきっちりとあって、教科書的なものが全て網羅されていて、こんなにしっかりとした脚本はないんですよ。現場で作られてるにしても、前もって書いてあるにしてもこんなにも脚本がいい映画はない。それを何もかも現場でアドリブで作ってるドキュメンタリータッチだというのは、ご本人がやって誘導してるのか、世間の誤解なのか僕が思ってる実態とは違うなと思ってる」と主張する。是枝監督は「ありがとうございます」と照れつつ、「たぶん、映画で見て自然だと思われることほど、裏で不自然なことをやらないと自然に感じないんですよ。子供達が自然に見えるのはしっかり演じているから。『好きにしてね』と言って自然に見えるかというと、絶対にそんなことはない」と語った。
2023年06月10日東京・早稲田大学で10日に行われた授業「マスターズ・オブ・シネマ」で映画『怪物』がテーマとなり、是枝裕和監督、坂元裕二、岡室美奈子教授(聞き手)が登壇した。【※この記事は作品の結末についての記述を含みます】同作は是枝裕和監督と脚本家・坂元裕二によるオリジナル作で、この度、第76回 カンヌ国際映画祭で脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した。大きな湖のある郊外の町に存在する、息子を愛するシングルマザー(安藤サクラ)、生徒思いの学校教師(永山瑛太)、そして無邪気な子供たち(黒川想矢、柊木陽太)。そこで起こったのはよくある子供同士のケンカに見えたが、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した。これまでの脚本作などについて触れながら今作について話が及ぶと、坂元は「どうすれば自分が加害者になって、お客さんに加害者の主観になって体験してもらうことができるだろうか、そんなことをずっとぼんやりと十何年考えてたんです。どのように落とし込めば、お客さんに体験してもらうことができるるだろうか。その形として、自分が加害者としての主観を持ったものを作りたかったのが、このお話の構造なんです」と明かす。「三部構成がそうなんですが、初めはシングルマザーである安藤サクラさんの早織という役が『自分の息子がいじめられてるんじゃないか』と動き出すんですけど、瑛太くん扮する保利先生からはまた違ったように見えて、それぞれに自分が見えないままで誰かを傷つけていたという物語の構造ということですね」と説明した。「横断歩道で前のトラックが動かないからクラクションを鳴らしたら、実はトラックが車椅子の歩行を待っていた」という経験談も交えながら話す坂元。今作を描くにあたって「勇気がいったのでは」という岡室教授の質問には、「加害者の話も、彼らの話も僕は自分の経験をベースに作っているので、とにかく自分の中にあるものを『この人に届けたい』という1人の人を想定してその人に向かって届ける、それがすべて。自分の中では嘘はついていないし、子供の頃に感じた感情、いくつかの出来事、友達との関係、全て思い返しながら書いたので、勇気というよりは自分のことをいつものように書いていました」と語る。また、是枝監督は「最初にプロットを渡された時に、(坂元作品の)どの系譜に連なるものだろうかとは考えました。僕の中では『わたしたちの教科書』かもしれない。『世界を変えることはできますか』という問いが重要なものとして出てくるでしょう。この映画にはそのセリフは出てこないけど、多分そういう問いかけがあの2人を通してこちら側に投げかけられているんだろうなと考えたんですよ。台本の中にセリフにすることはないけれども、ページを開いたところに『世界が生まれ変われるか』という一文を咥えさせてもらったんです。その一言を、作り手である自分に常に問いかけよう、というのがスタンスの一歩目でした」と振り返った。同作の結末について「子供2人は死んでしまったのではないか」という説があることに対しては、坂元が「これは最終意見じゃなくていちスタッフの意見だけど、全然、一択。彼らはこのまま生きているとしか僕は思えなかったですし、映画を見た時に別の世界に行ったとは受け取らなかった。フジテレビの人からメールが来て『彼らは生きてますよね?』と言われた時に、何を言ってるんだろうと思ったくらい一択でした」と感想を述べる。是枝監督も「彼らが自分たちの生を肯定して終わろうとは、台本の段階から共通認識としてもっていました。多様な読みを否定するつもりはないし、そういう悲劇を見たいという人もいるだろうし、見ようとすると光に満ちてることがやや現実から離れて見えるのはわからなくはないので、目くじら立てるつもりはないんだけど」と同意。さらに是枝監督は「最後に光につつまれるものを、もう少しおさえましょうかみたいな意見はなくなかったんですよ。現実だと思われなくなるのではないかと。でも2人の心象風景だと思ったらあそこは嵐の中で光に満ちていた方がいいだろうと僕は考えました」と演出意図を明かす。「坂本龍一さんの『Aqua』という曲を使わせていただいて、火で始まって水で終わる話だと思ってたんですよ。あの曲は映画とは関係ないかもしれないけど、何かを寿いでいる歌で、子供達がもう一度自分たちとして生き始めることを祝福して終わる話だと思った。祝福されてる子供達の世界から、僕らは置いていかれるということだと思ったんです。嵐の中に残されてるけど、子供達は光に包まれたところに走り出したというものにしようかと思ったから、2人にはちゃんと伝えました。とにかく叫んでくれて構わない、喜びで叫んでくれ。でもなかなか叫べない。恥ずかしかったりもするから、『もっとやっていい』『もっと跳ねていい』と言って、結構撮り直していました」と振り返った。一方で、最後の子供達の姿が是枝監督&坂元に重なり「2人で次のステージに行く」姿に見えたという指摘も。2人は照れつつ、坂元は「妻にも言われました」と告白する。大人にも救いがあるかという問いには、坂元が「大人の希望というか、早織という母にも、保利という先生にもどこか罪があって、その罪について気付き考えていく時間がここから生まれるわけなので、それは見た方にも伝わるといいなと思ってるんですけどね」と語った。授業では学生からの質問も飛び出し、「社会的なメッセージのある映画をプロパガンダにしないためにはどうすればいいか」という質問には、是枝監督が「どんな映画も社会的なメッセージを持っていると思う」と回答。「まず作り手が考えて、僕もこの脚本をもらって一緒に考えてみる。この2人の幸せを阻害しているのはなんかのか、作品の世界ときちんと向き合ってみないと。作品の世界と登場人物と向き合う前に、作品が孕んでいるだろう社会的なメッセージを世界に向かって投げかけても、多分届かない。よくない態度かなと思います」と語り、坂元も「まあ社会派ではないんですが、メッセージを生み出していないとも思っていない。作品はメッセージをはらんでしまうんですよ」と頷いていた。
2023年06月10日第76回カンヌ国際映画祭にて坂元裕二が脚本賞を受賞、さらにクィア・パルム賞にも選ばれた映画『怪物』。母親役・安藤サクラと担任教師役・永山瑛太が学校で対峙する本編映像が解禁となった。6月2日に封切られ、公開日を含む週末3日間の興行収入が3億2,541万9,020円を記録する大ヒットスタートを切った本作。是枝裕和監督の作品としては『海街diary』(2015年6月13日公開/興収16.8億円)の公開3日間の興行収入対比111.8%を記録している。本作の物語の舞台となるのは、大きな湖のある郊外の町。息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子どもたちが平穏な日常を送っていたが…。今回解禁されたのは、麦野早織(安藤サクラ)が、息子の湊(黒川想矢)へ暴力をふるいながらも謝罪しようとしない担任教師の保利(永山瑛太)と対峙するシーン。怒りが収まらない様子の早織に対して、これ以上の保利との接触は逆効果だと判断し保利を隠そうとする教員たち。自分を追いかけてくる早織を見て、保利は職員の制止を振り切り「どうもすみませんでした」と深いお辞儀とともに謝罪の言葉を述べる。早織は「こんな学校がいる先生に…こんな先生がいる学校に子供預けられないでしょ、この人辞めさせてください」と思わず言い間違えをするほど、怒りを通り越して呆れた様子で訴える。しかし、保利は早織に対して、唐突に不敵な笑みを浮かべる。「私何か面白いこと言ったかな、私何かおかしいこと言ったかな」と早織が保利に詰め寄ると、「あなたの息子さん、いじめやってますよ」と保利。周りの教員たちが慌てふためくなか、火に油を注ぐような発言をした保利を早織が「何言ってんの? 何でたらめ言ってんの?」と睨みつける場面で、映像は終わる。2人の迫真の演技に思わず引き込まれるシーンとなっているが、この2人のキャスティングには是枝監督と坂元さんの思いが込められている。早織を演じる安藤さんといえば、『万引き家族』に引き続き、2度目の是枝作品への出演。是枝監督は「安藤さんは底知れない女優さんですよね。『万引き家族』のとき、自分はまだこの人のいちばん深いところにタッチできていないと思ったので、もう一度お仕事できるチャンスを狙っていました」と、さほど時間の空かぬうちに再タッグを望んだ経緯を語る。一方の保利を演じる永山さんは、「それでも、生きてゆく」「最高の離婚」「anone」など、坂元裕二作品に多数出演してきた。是枝監督は「保利先生は彼に対して当て書きされた役ですが、坂元さんが書いたドラマ『最高の離婚』で彼が演じた役柄もそうだったように、どこか気持ち悪いと思われてしまうあの感じを、きちんと理解したうえで魅力的に表現できる人は、他にいないと思います。坂元さんが書く脚本の理解力がとても高いんですよね」と、永山さんが坂元脚本に愛される所以を明かした。本作は、映画ファンにはたまらないタッグとなった是枝監督と坂元さんがそれぞれ再タッグを望んだ俳優陣と創り上げ、俳優陣たちも圧巻の演技で期待に応えた作品となっている。『怪物』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:怪物 2023年6月2日より全国にて公開©2023「怪物」製作委員会
2023年06月08日