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ミュージカル作家・作曲家育成プログラム「Musical Theater Writing Program」が、昨年に引き続き今年も開催されることが決定した。「Musical Theater Writing Program」は、日本ミュージカル界の長きにわたる課題であるミュージカル作家・作曲家の育成と日本のミュージカルの底上げを目的として東宝が企画・制作を担い、「日本の映画・演劇・映像文化の発展と向上」を定款に掲げ、ワークショップ事業などを展開する一般社団法人映画演劇文化協会が主催するプロジェクトだ。講師を務めるのは、昨年同様、韓国芸術総合学校音楽劇創作協同課程教授チェ・ジョンユンと、同大学講師であり韓国を代表するミュージカル専門作家であるハン・ジョンソク。今年は、ミュージカルの経験は問わず、創作経験の人を対象とした「ベーシックコース」と、昨年の「Musical Theater Writing Program」の参加者を対象とした「アドヴァンスコース」のふたつの育成プログラムを開催する。どちらのコースも7月~8月にかけて行い、最終日には成果発表会を予定している。さらに、今年冬には、昨年好評だった1日限りの特別な公演『Songwriters’ SHOWCASE』も開催予定となっている。「Musical Theater Writing Program」プログラム概要【講師】チェ・ジョンユン(作曲『マリー・キュリー』『ゴーン・トゥモロー』)ハン・ジョンソク(脚本『レッドブック』『女神様が見ている』)【受講期間】2025年7月20日(日)~8月20日(水) 予定ベーシックコース 全6回(週1回~2回程度)各回2時間半~3時間程度アドヴァンスコース 全2回 各回1時間半程度 個別講義【参加費】無料※受講場所までの交通費・宿泊費は各自のご負担となります【応募資格】1. ベーシックコース・18歳~45歳前後まで・日本語で創作可能な方・演劇、映画、ドラマ、漫画、小説、ゲームなどを書いたことがある方(ミュージカルの経験は問いません)・ミュージカルを観たことがある方・ミュージカルを創作したい意欲を持つ方・パートナーとのコラボレーションやチームワークを重視する方・全日程参加及び課題提出が可能な方2. アドヴァンスコース・昨年のプログラム参加者のみ応募可能・創作奨励金あり【募集人数】8名(※ベーシックコース)■応募フォーム※ベーシックコースのみフォームより応募可能です。【応募締め切り】2025年5月2日(金) 18:00公式サイト:
2025年04月10日首都・東京には、多くの外国人が訪れ、また外国人の居住者も増えています。グルーバル人材の育成は、日本が注力するテーマの一つ。「東京は国際都市として、世界の大都市と競争できる人材育成を進めたい」という小池百合子東京都知事に、東京都が進めるグローバル人材育成について伺った。お話を聞いたのは…小池百合子 東京都知事1952年兵庫県生まれ。92年参議院議員初当選、93年衆議院議員初当選。以降、環境大臣、内閣総理大臣補佐官(国家安全保障問題担当)、防衛大臣、自民党総務会長など歴任後、2016年東京都知事当選(現在、3期目) >>都庁総合HP「知事の部屋」 ―グルーバル人材の育成について、どのようにお考えですか。小池百合子都知事:世界は広いです。英語はもちろんのこと、他の言語ができれば、情報量も増えます。そして人脈も増えます。ビジネス一つとってみても、そのチャンスが、2倍、3倍、4倍へと広がっていくのです。日本国内1億2千万(人)よりも、世界80億(人)のマーケットを目指した方がいい。そういう考えで進めてきました。世界を舞台にビジネスチャンスを増やす機会も、東京で作られているとお聞きしました。小池百合子都知事:スシテック東京(SusHi Tech Tokyo)という国際イベントの中で、スタートアップカンファレンスを開催しました。東京発のイノベーションの創出と未来の都市モデルを発信する国際イベントで、当然、英語ベースでの開催です。昨年は82の国と地域から参加者が集まり、434社のスタートアップが出展するなど、開催わずか2年目でアジア最大級にまでなりました。―スシテック(SusHi Tech)というネーミングも面白いですね。小池百合子都知事:Sustainable(サステナブル=持続可能)な都市をHigh Technology(高度な技術力)で実現するという意味です。昨年のスタートカンファレンスでは、参加者は倍増、商談件数は3倍弱など、初開催の2023年に比べ、実績を大きく伸ばしています。社会人に限らず、学生が主体となってセッションやピッチコンテストを運営するなど、様々な方による出会いや交流がありました。―まさに、海外に目を向けるとチャンスが増える、という実績を東京都が示しているということでもありますね。小池百合子都知事:次は、今年5月に「SusHi Tech Tokyo 2025」を開催しますが、スタートアップが海外都市との交流や投資家との商談を行う機会を一層充実させたいと思っています。東京は、国際都市としてロンドンやニューヨークなど、世界の大都市と競争しています。その競争の舞台で活躍できる人材を育てていく必要があります。若者たちが夢に向かってチャレンジでき、グローバルに戦える土壌づくりが重要です。世界を舞台に活躍できる英語力、そして教養を身につける後押しをしっかり進めたいですね。―英語力は当然としても、それだけではない、主体性や多文化への理解なども、グローバル人材としては大事ということですね。都は、「TOKYO GLOBAL GATEWAY(体験型英語学習施設)」の設置や都立高校生の海外派遣研修なども進められています。小池百合子都知事:体験型の英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」については、都内2か所(江東区青海、立川市)に設置し、大変多くの学校で利用されています。その他にも、都内の公立中学校の3年生を対象とした「英語スピーキングテスト」を2022年度から始めました。都立高校の入試で、この結果を活用しています。みなさん、(英語の)読み書きはできるけれども、話す方はちょっと、とおっしゃいますが、英語のスピーキング力の向上はとても大事なことです。昨年から、高校の授業料を所得制限なしで実質無償化しましたが、重要なのはそこで何を学び、成長するかです。自ら未来を切り拓く力の育成など、人間としての総合力を高めていくことが、日本の強さになると確信しています。グローバルで活躍する人材の育成もまた、「自己実現ができる都市」と言える。首都であり国際都市である東京の強みを最大限活用したグローバル人材育成策の推進を期待したい。取材・文/政治ジャーナリスト 細川珠生政治ジャーナリスト 細川珠生聖心女子大学大学院文学研究科修了、人間科学修士(教育研究領域)。20代よりフリーランスのジャーナリストとして政治、教育、地方自治、エネルギーなどを取材。一男を育てながら、品川区教育委員会委員、千葉工業大学理事、三井住友建設(株)社外取締役などを歴任。現在は、内閣府男女共同参画会議議員、新しい地方経済・生活環境創生有識者会議委員、原子力発電環境整備機構評議員などを務める。Podcast「細川珠生の気になる珠手箱」に出演中。
2025年01月15日18日、元プロ野球選手・元楽天監督の田尾安志と、北海道日本ハムファイターズコーチの八木裕がYouTubeで対談し、北海道日本ハムの若手選手の育成について語った。【画像】「希望に満ちた仲間を加えファイターズの大航海は続きます」日本ハム・新庄監督が新入団選手たちに期待を寄せる!田尾は「選手一人ひとりの特性を引き出す指導が鍵」と述べ、八木も「自信を持たせる成功体験が成長を加速させる」と指摘した。対談では、具体例を交えながら、育成におけるチーム方針や課題についても議論。特に若手選手に焦点を当てた指導の重要性が強調された。二人の経験と知見が示す育成論は、ファンや指導者にとって示唆に富む内容となった。視聴者からは「ファイターズ打線は長打打てる打者が多くて、観ていて楽しくなる。」「ファイターズの未来が楽しみ」といったコメントが寄せられ、熱い議論が注目を集めた。
2024年12月20日群馬県では、「クリエイティブの発信源」の実現のため、デジタルクリエイティブ人材育成に取り組んでおり、国際的に評価の高いアルメニアのTUMOセンターの人材育成プログラムを導入したアジア初のデジタルクリエイティブ人材育成施設TUMO Gunmaを2025年夏頃Gメッセ群馬4階に開設します。このたび、TUMO Gunmaの知名度向上及び理解促進のため、俳優の藤崎ゆみあさんに「TUMO Gunmaアンバサダー」を委嘱します。委嘱式の概要は下記のとおりです。一般観覧も可能ですので、ぜひお越しください。※藤崎ゆみあ さんの「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。藤崎ゆみあ1 日時令和6年12月10日(火)15時00分から2 場所群馬県庁32階官民共創スペース「NETSUGEN」3 委嘱するTUMO Gunmaアンバサダー藤崎ゆみあ さん (俳優)4 内容・委嘱状の交付・キービジュアル及びPR動画発表・トークセッション など5 藤崎ゆみあさんプロフィール2008年生まれ(16歳)。広島県出身。俳優として活躍中。第102回全国高等学校サッカー選手権大会19代目応援マネージャー。映画やドラマ、CMなど多数出演中の現役高校生俳優。【主な出演歴】映画 :Netflix「パレード」ドラマ:日本テレビ系「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」CM :大塚製薬「オロナミンC」、東京メトロ、個別指導塾スクールIEMV :菅田将暉「ユアーズ」、SHE'S「Cloud 9」■報道機関の皆さま・取材を希望される場合は、12月9日(月)までに以下リンクから申込のうえ、お越しくだい。 ・取材中は、必ず自社腕章を見えやすい位置に着用してください。■観覧を御希望の皆さま・観覧を御希望の方は、12月9日(月)までに以下リンクから申込のうえ、お越しくだい。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年12月05日韓国の大手事務所HYBEの新人発掘や育成プログラムの裏側に迫るNetflixのドキュメンタリーシリーズ「ポップスター・アカデミー:KATSEYEになるまで」から本予告が解禁された。本作は、「BTS」らが所属するHYBEとアメリカの大手レコード・レーベルGeffen Recordsが、昨年9月から11月に開催したグローバルオーディション番組「The Debut:Dream Academy」(通称:ドリアカ)で、K-POPの育成メソッドを用いて結成された史上初のグローバル・ガールズグループ「“KATSEYE”(キャッツアイ)」が誕生するまでの裏側を、約1年にわたって深掘りし追いかけるドキュメンタリー作品。この度解禁となったのは、その「ドリアカ」の裏側、そして「KATSEYE」誕生までの裏側を映し出した予告編。そこにはHYBEによる、グローバルで活躍するガールズグループを輩出するための“知られざるトレーニングや育成プログラム”の一部が垣間見える。K-POPの人気をけん引してきたHYBEと、スター級のアーティストを擁して数々のヒット曲を送り出してきたGeffen Recordsによるオーディション番組の熾烈な競争を勝ち抜いた6人のメンバーは、「KATSEYE」として先日6月28日にファースト・シングル「Debut」をリリース。本作では、そんな彼女たちを含む応募者12万人の中からK-POPメソッドで選抜された20人の練習生たちを、約1年にわたって前例のないほどの深度で密着取材を敢行。解禁された予告編では、HYBEとGeffen Recordsの知られざるトレーニングや練習生の育成プログラムから、デビューへの切符を掴むためダンスやボーカルを評価するいくつもの課題に挑戦し、切磋琢磨する練習生たちの姿、あどけない素顔など、オーディションでは明かされなかった貴重な舞台裏が次々と映し出されていく。グローバルで活躍する音楽アーティストになるにはどのような要素が必要なのか?どのような過程で唯一無二のガールズグループ「KATSEYE」が誕生したのか?そしてベールに包まれた“育成プログラム”とは?監督はエミー賞4部門にノミネートされたNetflixドキュメンタリー映画『マイ・ストーリー』を手掛けたナディア・ハルグレン。HYBE、Interscope Films、Boardwalk Picturesがプロデュースする。「ポップスター・アカデミー:KATSEYEになるまで」は8月21日(水)より世界独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年08月05日東宝株式会社が、8月にミュージカル作家・作曲家育成プログラム「Musical Theater Writing Program」、12月に育成プログラムの成果と世界の若き才能を披露する公演「Songwriters’ SHOWCASE」を企画・開催することを発表した。本企画は、日本ミュージカル界の長きにわたる課題であるミュージカル作家・作曲家の育成と日本のミュージカルの底上げを目的として東宝が企画・制作するもの。ワークショップ事業などを展開する一般社団法人映画演劇文化協会が主催として加わり実現する運びとなった。「Musical Theater Writing Program」は、ニューヨーク大学大学院ミュージカル創作科で学んだチェ・ジョンユンと、韓国を代表するミュージカル専門作家であるハン・ジョンソクを韓国から講師に招聘。初心者も対象とした「基礎コース」と、創作経験者向けプログラム「クリエイターズコース」のふたつの育成プログラムを3週間にわたり開催する。どちらのコースもミュージカル作品創作の経験のない人も応募できる。「Songwriters’ SHOWCASE」は12月にシアタークリエにて開催。日本のみならず、韓国、イギリス、アメリカの各国から選抜された若手作家・作曲家がシアタークリエに集結し、それぞれが手がけた楽曲を日本、韓国で活躍するプロのミュージカル俳優によって上演する。<プログラム概要>「Musical Theater Writing Program」講師:チェ・ジョンユン(作曲『マリー・キュリー』『ゴーン・トゥモロー』)ハン・ジョンソク(脚本『レッドブック』『女神様が見ている』)期間:8月6日(火)~8月28日(水)参加費:無料 ※受講場所までの交通費・宿泊費は各自のご負担となります。募集人数:「基礎コース」「クリエイターズコース」ともに若干名詳細はこちら:「Songwriters’ SHOWCASE」日時:12月場所:シアタークリエ開催日時、出演者ほか詳細決定次第、ホームページにて公開いたします。
2024年05月14日普段はみんなを盛り上げるような声も出せて、プレーでも周りから頼りにされる選手だけど、急にイライラ仕出しチームメイトに酷い言葉を投げかける選手。チームメイトもコーチも腫れ物に触るように接している。思春期だから?このような選手への接し方に悩む。というご相談をいただきました。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上のあらゆる年代の子どもたちを指導してきた池上正さんが、海外視察で目にしたエピソードやご自身の体験を踏まえてアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<相手のラインを崩し、スペースを作って前に運ぶ動きコンビネーションを理解させるにはどうしたらいい?<お父さんコーチからの質問>池上さんのコラムなどをいつも拝見しており、日々の活動の参考とさせていただいております。今回は当少年団に所属するU-12の選手の件でアドバイスをいただきたく、ご連絡をいたしました。この選手は調子のいいときはみんなを盛り上げられるような声も出し、よく走り、点も決めてくれる、選手たちからは頼りにされる選手です。私たち指導者も非常に楽しみな選手なのですが、気分の浮き沈みが激しい選手です。(試合、練習関係なく元気だったにも関わらず急にイライラし始めたり、チームメイトに気に入らないことをされると急激に不機嫌になり、倫理に反するような行動、言葉を投げかけるなどがある)。直接の担当コーチはその選手の機嫌をとるような言葉をかけたり、チームの雰囲気が悪くなっていてもその選手を試合で使い続けるなど、腫れ物に触るような対応で私からすれば「そこまで気をつかわないといけないかな?」と思う対応をしています(効果については不明)。私がその学年に帯同した場合は、その選手が倫理的に問題がある行動の場合は本人とその件について話を個別でする(怒るのではなく、そのことがいい行動かどうかを考えさせるようにしています)などの対応をしています。また、試合や練習中にイライラしたり、不貞腐れ始めると一旦、冷静にさせるためにメンバーから外し、少しその選手1人の時間をつくるなどさまざま試しているのですが、効果があるのかどうかが不明です。一旦乱れ始めると周りの選手もとても気を遣っている姿があります。何とかしていい方向に持っていきたいのですが、どうすればよいでしょうか。年齢的にも思春期の入り口にいると考えられますし、難しい年齢であることも理解しています。私としてはサッカーを存分に楽しんでほしいですし、仲間たちからも調子のいいときは頼られているだけに残念でなりません。これまでいろんな年代の選手に指導してきた池上さんなら、このような選手にどう接しますか?アドバイスをお願いいたします。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。小学6年生は「前思春期」という時期ではありますが、この選手の行動を思春期が原因としてよいかどうかは意見が分かれるところでしょう。■ドイツで目にした、相手選手へのイラつきを鎮めさせる方法要因がどこであれ、このようにすぐキレてしまう癖は子どものうちに早く直したほうがいいでしょう。このような事象を、イングランドなどの指導者たちは「bad habit」(バッド・ハビット=悪癖)と呼び、見つけたら早々に修正するようです。昨夏に訪ねたドイツで、こんな場面に遭遇しました。小学生の試合を視察したときのことです。プレーしている中でとても上手いセンターバックの子がいました。危ない場面では必ず相手を止めていました。ボールを取られた相手はまた奪い返そうとしますが、そのCBはボール扱いが上手く視野もあるのでできません。相手は徐々にイライラして、激しくチャージし始めたのです。ファウルを取られてもおかしくないようなマークが続くなかで、そのCBはとうとうやり返しかけました。その瞬間、コーチが大きな声でその子の名前を呼びました。ベンチのほうに来るよう手招きし、やってきた子をくるりとコート側に向けさせると、その背中を抱きしめながら試合を見せました。しゃがんで頬を近づけ、指差ししながらアドバイスもしていました。10秒ちょっとの短い時間です。その子が落ち着いたと見極めたのでしょう。コーチは「さあ、行っておいで」というように背中をトントンとたたいて、コートに送り出しました。私は感心しました。なるほど。後ろから抱きしめるのかと。とてもいいものを見せてもらった気がしました。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■年齢にかかわらず良くない振舞いは指導者がきちんと伝えた方が良いさて、ご相談者様の話に戻りましょう。小学6年生であれば、自分のサッカーキャリアを思い描いたり、目標を持てる年齢です。より高みを目指せるよう、やってはいけないこと、良くない振舞いなどを指導者がきちんと伝えましょう。それは思春期だからとかではなく、対象が低学年でも同様に対処してください。■対応方法:1on1で個人的な話として伝えることでは、どうするか。前述したような話を1on1でしっかり伝えましょう。みんなの前で言うのではなく、その子と二人になれるところで、あくまで個人的に話します。そのような時間を確保してください。もちろんすぐには修正できないでしょう。その後、試合中や練習中に同じように感情的になったり、我を忘れる姿を見かけたら、呼び寄せます。そこで「今やっていてどう?」「今どんな感じ?」と話しかけます。それでその子には伝わるはずです。コーチの短い言葉が「今、君はどんな状態ですか?それで良いですか?」という問いだと、その子は受け止めるはずです。そこで気持ちが落ち着いたら、またコートに出ていけばいいのです。■話すときに気を付けること「絶対ダメ」など頭ごなしに否定しない選手と話すときにもっとも気をつけて欲しいのは、「絶対ダメ」などと頭ごなしに言わないことです。ありがちなのは「キレるなら試合に出さない」と罰則規定を作ることですが、それもよくありません。試合に出たいからキレないようにするのは、道理が違います。冒頭でお話ししたドイツのコーチのような姿を、日本では残念ながら見かけません。選手が感情を抑えられなくなると、「もう出ろ」と試合から外すことが多いようです。もしくはそのままプレーさせながら「落ち着け」と声を掛けます。なかにはコーチも同じように感情的になっている場合もあります。■腫れ物に触るような扱いは不要小学生年代に特別扱いしないこともしくは、逆に腫物に触るように遠慮がちに言うか、黙ってみていることもあります。ご相談者様が書かれている他のコーチの方々と同じです。このような態度は、その子にとっても、他の子どもたちにとっても決して良くありません。よくない扱いのツケはあとできます。小学生のときにチームの中心で活躍していた子どものなかには、上述したような扱いを受けてしまい、天狗のまま中学生になります。私はそんな子たちを数多く見てきました。そういう中学生を変えるのはとても大変です。よって、どんなに上手でも、チームの中心であっても、小学生時代に特別扱いしてはいけません。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■変化を促すために、撮影して本人に見せるのも一つの手(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)以前、すごいドリブラーに出会ったことがあります。そこで中学生とやらせました。すると1か月もすると、中学生のディフェンスを抜けなくなりました。小学生のうちにそういうことを体験させる必要があります。小学生のチームだと自分ひとりでやってしまい、フリーの子にパスしない子どもをよく見かけます。そんなときはこんな話をします。「フリーの子にパスしたら?そうすれば、みんな嬉しいよ。サッカーはチームでやるものだよ」そういった上手い子は、ミスした子を責めることもあります。そのときも「みんなでやるスポーツだ」と言い続けることが重要です。それがチームのスローガンになれば、パスしなかった子も変わっていきます。その子の様子をビデオで撮って見せるのもいいでしょう。胸でトラップするとき、手を広げてトラップしようと伝えるのですが、どうしてもできない中学生がいました。注意しても「僕は手を広げてる」と言い張ります。パスを出さずひとりでドリブルする子でした。手を広げないと審判からはハンドに見えることがあるので習得してほしい技術です。よってビデオに撮って見せました。観念したような様子でしたが「これは僕じゃない」と言いました。そんな子でも、少しずつ変わっていき、次第にパスができるようになりました。指導者によって選手は変わります。子どもを伸ばしてあげてください。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年05月10日2024年4月18日、アイドルグループ『AKB48』の元メンバーでタレントの、板野友美さんがX(Twitter)を更新。同年5月から新たな取り組みを始めるようです。板野友美「芸能界で輝きたい次世代をバックアップ」板野さんといえば、2005年に『AKB48』の1期生として14歳で芸能界入り。在籍中にはファンからの人気投票で選ばれる選抜メンバーとして、長きにわたって同グループを支えてきた1人です。またソロデビューも果たすなど、2013年の卒業まで活躍を続けてきました。卒業後はソロ活動に加えて、ファッションやコスメブランドをプロデュースするなど多岐に渡っています。そんな板野さんが、新たに手掛けるのはこちらです。この度、アイドル育成レッスンスクールを開校します詳細はこちら⇒ pic.twitter.com/e4irMWbyUM — 板野友美 (@tomo_coco73) April 17, 2024 自身がプロデュースするグループ『RoLuANGEL(ロールエンジェル)』のレッスン動画をSNSで発信した板野さん。すると視聴者から「一般公募してほしい」「娘がアイドルを目指していて受けさせたい」といった多数の要望を受けたと、開校の経緯をつづっています。またレッスン生に対して「ご自身の夢に向けて、1歩踏み出してみてください」とエールを送っています。板野さんの新たな取り組みについて、たくさんのコメントが寄せられました。・ステージで輝く板野さんに教えてもらえる子供たちがうらやましいです!・夢を追いかけたい女の子たちの願いを叶えてあげようとしているなんて、まさに『神対応』!・ファッションやコスメブランドもプロデュースしている板野さん。魅力あるものを見る目に長けているので、頼もしいですね。自身が培った経験を、次世代のために還元しようとしている板野さん。未来のスターの誕生が今から楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2024年04月19日みなさんはお子さんのサッカーで一番期待することは何ですか?とにかく上達してほしい、試合に勝たせたい、プロになってほしい、など技術や成果に期待することもあるでしょう。もちろん上手くなれば本人も楽しいし、試合に勝てば嬉しいもの。ですが、育成年代である小学生の保護者の皆さんには「勝たせたい」「上達させたい」の前に、大事にしてほしいことがあります。サカイクでは、サッカー歴や上手い下手、チームの強弱に関わらずすべてのサッカー少年少女の保護者に大事にしてほしい親の心得として「サカイク10か条」を発表しています。ページをDLしてチームの保護者に配布することもできるので、入団時に配布しているチームもあります。今回はサカイク10か条を保護者に配布したチームに、その後の変化などを伺いました。写真はサカイクキャンプサカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>■卒団式、保護者会で10か条配布これまでサカイクの理念に共感いただき、チームでもその考えで育成に携わっているという野登SC(三重県)の堀口さん。保護者の皆さんにも知っていただきたいと、昨年の保護者会で10か条を配布し、オンラインでサカイクキャンプの菊池健太コーチからサッカー少年の親としての在り方をお伝えする機会を設けました。保護者に10か条を伝えて約1年、チームには変化があったようです。■保護者に10か条を教えたいと思った理由堀口さんが「保護者会での10か条説明」に応募したきっかけは、親御さんたちに「子どもファースト」とはどんな応援のスタンスなのかを知って欲しかったからだそう。昨今は、保護者の応援マナーや親の方が熱くなってしまいわが子を潰してしまうケースについての情報を目にすることもあり、サッカーをする子どもを応援したいけど、どんな風にするのが良いのかわからない......。と感じている方も多いもの。そういった保護者のみなさんに、10か条のチラシをお渡しし、どうしてそれが大事なのかをサカイクのコーチが説明することで「なるほど、そういう感じなんだ」と理解いただくことが出来たようです。「今では声のかけ方なんかも含め、10か条の考えをベースに子どものサッカーを見てもらえているのかな、と思います」と堀口さんは嬉しそうに教えてくれました。■親も子どものサッカーを楽しもう子どもがサッカーを始める時は、ただ純粋に楽しんでくれればいい、サッカーを通じて幸せになって欲しいと思っていたはず。それなのに、気づくと「自主練しない」「やる気が見えない」「ケガで休んでる間みんなから遅れるのが不安」など、どんどんイライラや焦りが出てきて子どものサッカーが楽しめなくなることもよくあります。子どもの方も、保護者の過度な期待や焦りを感じてしまうとサッカーを心から楽しむことが出来ませんよね。小学生年代はまだまだ育成の入り口。「サッカーが楽しい」という気持ちを育てることが、その後の成長にもつながるのです。そのためには、親御さんももっと気を楽にして子どものサッカーを楽しむことが大事なのです。それをサカイク10か条ではお伝えしています。この新チームがスタートしたタイミングで、保護者のみなさんと共有していただければ幸いです。【4/12(金)まで】希望チームへの10か条配布を受け付けていますお申し込みはこちらから>>サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!>>
2024年04月09日会社やチームの成長のために、大切な後輩の育成。しかし、指導の仕方がわからないと悩む方もいるでしょう。そこで今回MOREDOORでは、「後輩の育成を任されたときに、大切にしていたこと」について実際に経験した投稿者の声をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。ゴールや道筋を示すこと質問しやすい環境をつくる相手のペースに合わせてあげる相手の気持ちに配慮して……後輩の育成を任されたときに、大切にしていたことを3つ紹介しました。皆さんは、どんな工夫をしていますか?またこれまで「この人、すごく仕事しやすいな」と感じた先輩は、どんな人でしたか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年03月21日としな歯科医院 院長の年名淳(としな・じゅん)は、『辞めない 揉めない 理念が根づく「クリニック人材育成」の教科書』(セルバ出版)を11月15日に刊行しました。この書籍では、職場において問題となりがちなマネジメントの部分を、男性経営者でありながら部下は皆女性という環境で、男女の違いや特性を活かした形でマネジメントを成功させた事例をもとに、スモールビジネスを回すための考え方やメソッドを丁寧に解説しています。『辞めない 揉めない 理念が根づく「クリニック人材育成」の教科書』表紙<本書の特徴>厚生労働省が出している令和2年度の「新規学卒就職者の離職状況」によれば、医療福祉分野における就職後3年以内の離職率は、新規高卒就職者46.2%、新規大卒就職者38.6%と、全体の数値よりも5~7ポイントほど高くなっています。これは、決して現場が過酷というだけではなく、スタッフと運営方針とのミスマッチ、リーダーとスタッフ・もしくはスタッフ同士の人間関係も大きな理由と考えられます。とくにクリニックでは、「男性経営者ひとり・女性の部下が複数」という職場環境による人間関係のトラブルも少なくないと言われています。本書では、当時「青天の霹靂」と言えるほど衝撃を受けたスタッフからの「クーデター」により、著者が大変な思いをしたことを赤裸々に告白。この「事件」を通じ、著者は「これはもう、変えなければいけない」と思い立って改革を進めました。具体的には、リーダーのビジョン、ミッションを体現するクレド(行動指針)を策定し、クレドにコミットさせる流れを考慮した採用ステップの構築を行ったのです。その結果、採用や育成が改善し、離職率がぐっと減ることに。離職が減ったことによる採用コストの削減、そしてクレドにコミットしたスタッフの対応による患者さんの増加は、クリニックの利益に大きく寄与しています。本書には、このクレドの作成手順と採用ステップ、そして著者が深い考察のもと実践している女性スタッフとの関係構築法が、わかりやすく書かれています。実際、クレドを作成する同業者へのコンサルティングは、悩める多くの医院の経営者の大きな助けとなっています。<執筆に至った背景>本書で紹介しているメソッドを活用して、部下たちが自発的に働く職場風土をつくり、リーダーもスタッフもお客様もしあわせになるスモールビジネスが展開できることを心から願い、本書は執筆されました。とくに、「男性経営者ひとり・女性部下が複数」という環境でお困りの男性経営者やリーダーの方は、スモールビジネスを回していくために、本書のノウハウや考え方をお役立てください。【著者紹介】年名淳(としな・じゅん)著者:年名淳(としな・じゅん)としな歯科医院 院長(大阪府泉大津市)クリニックの人材育成コンサルタント歯科衛生士のためのオンラインコミュニティ主宰1963年生まれ。1988年朝日大学歯学部卒業後、埼玉医科大学附属病院(口腔外科)、一般の歯科医院勤務を経て、1998年にとしな歯科医院を開設。歯科衛生士が担当制で患者をサポートする、予防メインテナンス型診療をベースにした歯科医療サービスを展開している。開業当初からスタッフの育成や指揮に悩み、“本業の足を引っ張られる”想いから、試行錯誤の末に「クレド(行動指針)」を策定。それをベースにした緻密な採用手順や女性の心理に寄り添うコミュニケーションを模索しながら、院内トラブルゼロやスタッフが辞めないクリニック経営を実現。その実績を活かし、小規模歯科医院や歯科衛生士向けセミナーなどに多数登壇、親身に耳を傾ける相談スタイルが絶大な支持を得ている。著書に『なぜあの歯科医院は歯科衛生士が長く働き続けているのか』(デンタルダイヤモンド社)がある。【書籍情報】書名 : 『辞めない 揉めない 理念が根づく「クリニック人材育成」の教科書』著者 : 年名淳(としな・じゅん)定価 : 1,650円(税込)発売日 : 2023年11月15日出版社 : セルバ出版ページ数: 144ページ販売先 : <目次>第1章 過去の失敗から学んだこと突然の「青天の霹靂」転機となったスタッフの「クーデター」「事件」以来変えたこと など第2章 複数の女性部下を持つ男性リーダーの悩みと、改善のヒントリーダーの悩みは多く、根深い採用に悩むリーダーと、その勘違い待遇面も悩ましい問題 など第3章 クレド(行動指針)をつくるクレド(行動指針)は行動のありようを「見える化」するものクレドの存在意義こんなクレド作成は失敗する など第4章 適正人材採用の5ステップ小規模事業所における採用のポイント採用ステップ1/5 絶対に外せない! 書類選考採用ステップ2/5 一次面接と事前アンケート など第5章 「女性部下中心のスモールビジネス」を回すために大切なこと「学歴差」から来るギャップを受け入れるスモールビジネスに必要な人材組織のメンバーの価値観を認め合う など 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月15日日本クラブユース連盟(JCY)所属のジュニアユースクラブには、トップレベルを目指すだけでなく選手の人間的な成長にフォーカスして育成しているチームもあります。そのひとつが千葉県千葉市を拠点に活動するアベーリャス千葉FCです。より良い選手を育成するために、様々な角度からアプローチする、アベーリャスの育成方針を紹介します。(取材・文鈴木智之)アベーリャス千葉FCジュニアユースの選手たち写真提供:アベーリャス千葉サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■チーム名に込められた想いアベーリャス千葉FCは2010年、ブラジルサッカーにルーツを持つ、古川亮介さんが中心となり、創設されたクラブです。クラブ名の「アベーリャス」はポルトガル語で「みつばち」を意味する言葉。古川さんは名前の由来を、次のように説明します。「みつばちは人間が生まれる前から地球に存在しています。なぜ長い間、生き残れたかというと、それぞれが役割分担をしっかりしているからだと言われています。アベーリャスという名前は、みつばちの持つチームワークとブラジル代表のカラーでもある黄色からイメージしてつけました」みつばちは仲間とコミュニケーションとる際に、8の字ダンスをします。8の字ダンスは、ブラジルサッカーのキーワードでもある"ジンガ"の動きに似ているほか、8の字を横に倒すと"∞"(無限)になります。古川さんは「子どもたちの可能性は無限なんだという意味も込めています」と穏やかに語ります。■育成を考えると受験のためにサッカーをしない約1年の空白は見過ごせない代表の古川さんがサッカーの指導を始めたのは、大学生のとき。当時の恩師がブラジルと深い関係を持っており、大学時代に2週間のブラジル指導者研修に参加。その後、教員を経て、サッカー指導の勉強をしに、再びブラジルのサンパウロに渡ったと言います。「私がブラジルにいた1990年前後、日本の中学年代は部活が盛んでしたが、3年生中心で1年生はあまり試合ができませんでした。夏の総体予選が終わると、高校受験のために引退することもあり、3年のうち1年程度はサッカーをしていないことに気がつきました」学校制度にサッカーが紐づいている日本ならではの文化ですが、サッカー選手の育成を考えると、3年間でおよそ1年間の空白を見過ごすことはできません。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは■ブラジルには「4つのグラウンドから選手が生まれる」という言葉があるアベーリャス千葉FCの砂のコートサラサラして足につかない写真提供:アベーリャス千葉FCその課題を解消するために、古川さんはブラジルから帰国後、サッカークラブ(ジュニアユースのチーム)を立ち上げることにしました。それがFCクラッキス松戸です。「私が指導していた頃、篠崎隆樹(元フットサル日本代表、湘南ベルマーレ、ペスカドーラ町田でプレー)や原一樹(清水、京都、北九州等でプレー)がいました。当時からブラジルの指導スタイルを取り入れていたので、幼稚園のグラウンドに小さなビーチコートを作り、裸足でサッカーをしていました。ブラジルからたくさん良い選手が生まれる背景には、子どもの頃からフットサルとビーチサッカーをやっていることが影響していると感じたので、その2つは取り入れました」その後、2010年に立ち上げた、アベーリャス千葉でも、ビーチサッカーを取り入れ、2021年と2022年にはビーチサッカーの関東大会で優勝。翌2022年には、自前のグラウンド『カンポ ド マルシマ』に、人工芝グラウンドのほか、ビーチコートを持つに至りその直後の2023年3月にはビーチサッカー全国大会優勝。「カタールW杯でブラジルのリシャルリソンがすごいオーバーヘッドを決めていましたが、子どもの頃にそのような動きを経験しているかは、ものすごく大きいと思います。ブラジルの選手が浮き球の処理が上手なのは、ビーチサッカーで培ったところもあるのではないでしょうか」ブラジルには「4つのグラウンドから選手が生まれる」という言葉があります。4つのグラウンドとは、芝、土、硬いコート(ストリートやフットサル)、そしてビーチです。アベーリャス千葉では、自前の人工芝のグラウンドに加えて、体育館でのフットサル、ビーチサッカー、中学校のグラウンド(土)と、あらゆる環境でボールを蹴ることを大事にしています。■畑作業などサッカーを通じた様々な体験も重視また、サッカーを通じて様々な体験を積ませることも重視しており、2010年から"畑サッカー"というイベントを開催しているそうです。「千葉県の特産は落花生です。子どもたちに土の中から抜いて収穫させて、茹で落花生にして食べたり、畑の空いているスペースでサッカーをするイベントをしています。昔はうちのチームだけだったのですが、最近は『畑サッカーがやりたい』と、千葉の柏や松戸、流山、茨城のつくばなど、様々なところから来てくれています」中学生になると、イベントを運営する側に回るそうで、落花生の他にさつまいもを収穫して、焼き芋にして食べたりと、サッカーを通じた経験の場をたくさん作っています。「みつばちは花粉を運ぶ生き物です。彼らの活動によって、果物や野菜に実りをもたらします。アベーリャスには『人と人をつないで、人生に実りをもたらせるよう』にという思いも込められているんです」■ジュニアからオーバー40まで何歳でもサッカーができる環境があるアベーリャスはジュニア、ジュニアユース、トップチーム、オーバー40のチームを持つほか、親子サッカーやビーチサッカーなど、地域の人達がサッカーを中心につながることのできる活動を続けています。近年はジュニアの選手がJクラブのジュニアユースに声をかけられたり、ジュニアユース出身の選手が、千葉県の強豪校で活躍するなど、個の育成面でも成果を出しつつあります。サッカーだけでなく、様々な経験ができるアベーリャス千葉FC。このようなクラブが増えることは、日本サッカーの土壌を芳醇にする一因になるでしょう。次回の記事では、アベーリャス千葉のサッカー面での取り組みを紹介します。サッカーする子どもを伸ばす親の心得「サカイク10か条」とは
2023年09月25日次世代リーダーを育成する一般社団法人常陸frogs(代表:菅原 広豊)は、2023年3月より人財育成スキルの向上を目指す方向けに、「教えない・気づかせる」育成手法を中心としたイノベーター育成者ライセンス講座を提供開始します。体験型ワークショップを含む2日間の人財育成講座【新しい時代を切り拓くイノベーターが求められる日本】目まぐるしく変化する現代では、これまでにない方法で社会課題を解決するイノベーティブな人財が求められています。一方で、終身雇用や年功序列が根強い日本では、イノベーションが生まれにくいと言われてきました。政府の発表した総合経済対策では、人への投資支援を5年間で1兆円に拡充すると発表。政府は今後、リスキリングを支援する企業への助成金を引き上げるなど具体的な支援を取りまとめる方針です。しかし、知識習得だけではイノベーションは創造されません。行動力やリーダーシップなどの社会的スキル、仮説分析のための思考力を持ち合わせた人財が求められています。この度常陸frogsでは、イノベーターを育成する人財を増やすことに焦点をあてて、2023年3月よりイノベーター育成者ライセンス事業に着手します。【15年で100名以上のイノベーターを輩出してきたFrogs】常陸frogsの母体となる琉球frogsは、中学生から大学院生までの学生を対象に、アントレプレナーシップを身に付けた次世代リーダー育成する、6ヶ月間のプログラムを15年間提供してきました。テクノロジーを使って社会課題の解決法を考える機会を与えることで、“自分で課題を見つけて仮説検証する行動力”と、“解決方法を生み出すための思考力”を持ったイノベーターを100名以上輩出しています。起業が目的ではないFrogs、卒業生はそれぞれの分野で活躍しています【成長機会を奪わない、「教えない・気づかせる」人財育成】このような人財を育成する背景には、メンター陣の徹底した「教えない・気づかせる」姿勢にあります。Frogsが育成を図るのはOECD(経済協力開発機構)が提言する非認知能力。例えば、“疑問を持つ”成長機会をつくるためには、本人が疑問を持つ前に周囲が答えを与えることはせず、質問が生まれるまで待つ。イノベーター育成者ライセンス講座では、15年間の活動でFrogsが蓄積してきた様々なケーススタディをもとに、実践的な人財育成手法を身に着ける機会を提供します。テスト段階での受講者からは、「今後必要とされるテクノロジーやその活用方法を知る機会になった。」「年を重ねるにつれて若い世代の感覚に触れる機会が減ってしまうが、Z世代が今注目しているサービスを知ることでインサイトを知ることができた。」という評価をいただいています。部下のモチベーションをあげて主体的な成長を促したいマネジメント層、次世代の感覚に置いて行かれないように、これからの時代に必要なスキルを身に付けたい方に受講いただきたいです。【イノベーター育成者ライセンス講座概要】場所 : 茨城県内、またはオンライン時間 : 2日間(両日とも13時~18時)価格 : 55,000円(税込)申込方法: 特設サイト/申込フォームより日程調整 講座内容: 合計12時間の実践形式ワークショップ事前学習: 動画教材(未来人財として必要とされているスキル、“メンタリング”とは)1日目 : 常陸frogsのプログラムから得た事例紹介地域課題解決ワークショップ2日目 : 常陸frogsの人財育成方法(メンターの14の心得)地域課題解決ワークショップ3分間ピッチ・フィードバック体験疑問解消・リフレクション【常陸frogsとは】 常陸frogsは、「茨城の持続的かつ発展的な経済自立の実現のために、世界と地域をつなぐグローカル志向の若手イノベーター人財を発掘・育成する」という理念のもと、2019年にスタートしました。PBL(Problem/Project Based Learning)手法を中心としたカリキュラムを通して、「セルフコントロール」や「忍耐力」「クリエイティビティ」といった非認知能力を育成します。私たちは、一人でも多くの若者が、限られた狭いコミュニティに中で生きる「井の中の蛙」から脱却し、世界という「大海」視点で考動できる未人財として磨かれ、どの分野でも活躍できる「アントレプレナーシップを身に付けたハイブリッドイノベーター」に変化成長できる社会を目指しています。各国の起業家とつながるグローバル研修海を背景に、日立駅で行う社会課題解決ワークショップ活動の集大成となるLEAPDAY、選抜生は英語でサービスプレゼンをする 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月14日"誰でも応募可能"人気TikTokerの道を歩む育成プロジェクト第一期生の募集を開始いたします。唯一無二の価値提供をコンセプトにマネジメント事業やインフルエンサーマーケティングなどを行うレオマネジメント株式会社(東京都渋谷区、代表取締役:荻原 聡志)は、自社ノウハウを活かした全面サポートによりTikTokの運用をイチからサポート、マネジメントする【TikToker育成プロジェクト第一期生の募集】の開始をお知らせいたします。▼ご応募はこちらから 現在TikTokは国内SNS市場において急成長を遂げており、広告体制なども変わり今後はさらに多くの企業が広告や商品PR目的としてTikTokへの広告案件の需要が高まります。今からでもTikTokへのチャレンジは遅くありません!多くのインフルエンサー育成の実績を持つ弊社の全面サポートにより人気TikTokerへの道を共に歩みましょう!【審査の流れ】※応募フォームから順次審査をし合格者にのみ最終審査(弊社代表らによる面接)へのご案内のご連絡をいたします。▼ご応募はこちらから ♦レオマネジメント株式会社について唯一無二の価値提供をコンセプトにインフルエンサー育成やインフルエンサーマーケティング、NFT、メタバース事業を行う。◇会社概要社名 :LeoManagement株式会社代表取締役社長: 荻原 聡志所在地 :東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア39階お問合せメール info@leo-mgmt.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月28日受験料無料。未経験でもOK。全年齢型育成AD開催!プロダクション・エースでは現在、下記3つの世代に分けてADを開催中です!‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥16歳~35歳程度の方演技研究所部門【オーディション優秀者特典】2023年5月期よりプロダクション・エース所属演技研究所入所費用の一部免除本オーディション合格者は、2023年5月期よりプロダクション・エース演技研究所に研究所生として入所することができます。また、本オーディション優秀者には「エース賞」※1 や「優秀賞」※2 が授与されます。※1 エース賞2023年5月期よりプロダクション・エース所属※2 優秀賞演技研究所入所費用の一部免除【2次審査開催日程】①2月4日(土)②2月18日(土)【応募資格】・2023年5月時点で16歳以上35歳程度までの健康な方・2023年5月時点で他事務所、他養成所、専門学校に所属していない方・未成年者は保護者の方の同意、承諾が必要となります【応募方法】詳しい内容・お申込は下記サイトをご覧ください。ご応募お待ちしています!AD詳細はこちら : ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥高校生の方高校生部門【オーディション優秀者特典】2023年5月期よりプロダクション・エース所属演技研究所入所費用の一部免除『無料体験レッスンも開催中!』本オーディション合格者は、2023年5月期よりプロダクション・エース演技研究所に研究所生として入所することができます。また、本オーディション優秀者には「エース賞」※1 や「優秀賞」※2 が授与されます。※1 エース賞2023年5月期よりプロダクション・エース所属※2 優秀賞演技研究所入所費用の一部免除【2次審査開催日程】①3月11日(土)②3月26日(日)【応募資格】・2023年5月時点で高校1年生~高校3年生の健康な方・2023年5月時点で他事務所、他養成所、専門学校に所属していない方・未成年者は保護者の方の同意、承諾が必要となります【応募方法】ADや体験レッスンの詳細・お申込は下記サイトをご覧ください。ご応募お待ちしています!AD、体験レッスンの詳細はこちら : ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥小学生・中学生の方キッズ声優養成所YOUボイス『無料声優体験レッスン開催中!』相手に伝わる「自己紹介」の仕方、大きな声、小さな声はなぜ出すの?距離感を体験してみよう、相手に「言葉」を渡す。セリフで大切なことなど…最後にはとっておきのプレゼントも!身体を動かしながら声を出す楽しい体験レッスン1時間です!【応募方法】体験レッスンの詳細・お申込は下記サイトをご覧ください。ご応募お待ちしています!体験レッスンの詳細はこちら : 会社概要株式会社プロダクション・エース住所:〒150-0021東京都渋谷区恵比寿西2-3-16 CATビル6FTEL:03-5728-2217FAX:03-5728-5517交通:JR恵比寿駅西口改札を出て駅前ロータリーから徒歩約7分/東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番出口から徒歩約7分お問い合わせ先株式会社プロダクション・エース湯浅・飯野Email : info@production-ace.co.jp TEL :03-5728-2217FAX :03-5728-5517 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月27日国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学 高等研究院は、一般財団法人三菱みらい育成財団の助成事業「先端・異能発掘・育成プログラム」の採択を受け、『岐阜大学アントレプレナー育成プログラム ~野心よ集え~』を2022年8月20日(土)に実施いたします。本プログラムでは、野心的な受講生を対象に、視野拡大・意識改革を促す「マインドセットステージ」から、自ら発案した革新的事業アイデアの具現化・事業化・起業化に向けた取組みを行う「社会実践ステージ」までをシームレスに実施し、卓越的起業人材を育成・輩出します。このたび、本プログラムのキックオフシンポジウムを以下の通り開催いたします。キックオフシンポジウムチラシ(1)キックオフシンポジウムチラシ(2)【キックオフシンポジウム開催概要】 <スケジュール等>●タイトル :『岐阜大学アントレプレナー育成プログラム ~野心よ集え~』キックオフシンポジウム●日時 :2022年8月20日(土) 12:30~15:10●場所 :岐阜商工会議所 大ホール+オンライン配信(岐阜商工会議所所在地:〒500-8833 岐阜県岐阜市神田町2丁目2)●対象 :岐阜・愛知・東海地域の大学生・高校生・その他学生・社会人※新型コロナウイルス感染症の影響により、実施方法や来場人数に変更が生じる可能性があります<お申込み方法>●公式サイト: より応募フォームへ<プログラム>●12:35~13:50講演(1):鶴田さん(どんぐりピット社 CEO、大手自動車メーカー エンジニア、MBA)講演(2):長曽我部さん(岐阜大学発認定ベンチャーFiberCraze株式会社 代表取締役社長、岐大院生)講演(3):夏目さん(Artkake代表、岐大生)●13:50~14:05岐阜大学アントレプレナー育成プログラム 概要紹介※オンライン配信はここまで●14:20~15:05起業家8名と来場学生との座談会「起業家と本音で語り合う45分!」●15:10閉会●15:10~16:00来場者交流会(任意参加)<主催・協力>●主催:国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学 高等研究院●協力:岐阜大学公認 起業部、Tongali(参画18大学)【三菱みらい育成財団の助成事業『先端・異能発掘・育成プログラム』に東大・京大ほかと並び採択】岐阜大学は、一般財団法人三菱みらい育成財団による、未来に向かう子供・若者の応援と、社会の未来を育むことに寄与することを目的とした助成事業「公募カテゴリー3『先端・異能発掘・育成プログラム』」において、「岐阜大学 アントレプレナー育成プログラム ~野心よ集え~」が採択されました。本学は以前よりアントレプレナーシップ教育に力を入れており、起業関連授業(アイデア発案・仮説検証)、ビジネスコンテスト出場支援、学生ベンチャー創設支援等、独自の体系的起業家育成プログラムを構築し進めてきました(令和3年10月7日 学長記者会見にて既報)。今回の採択を受け、岐阜・東海地域の大学生や高校生を対象に本プログラムで取組みの拡充や、内容の充実化を行うことにより、製造業の集積地である東海地域において革新的な事業を創出・持続的に発展させ従来の産業構造を変革し得る「卓越的起業人材」を発掘・育成していきます。なお、カテゴリー3「先端・異能発掘・育成プログラム」の助成金額は、年間1,000~2,000万円程度(岐阜大学は1,600万円/2022年度)で、取組みの定着を目的に原則3か年まで継続助成されます(同規模の助成金額で採択されたのは東大・京大・東北大・早稲田大)。【岐阜大学 アントレプレナー育成プログラムの概要】●名称 : 岐阜大学アントレプレナー育成プログラム ~野心よ集え~●プログラムマネージャー: 岐阜大学 高等研究院 上原 雅行●URL : アントレ育成プログラム概要【岐阜大学概要】●名称 : 国立大学法人 東海国立大学機構 岐阜大学●代表者: 機構長 松尾 清一●所在地: 〒501-1193 岐阜県岐阜市柳戸1-1●URL : *****************************************岐阜大学と名古屋大学は法人統合し令和2年4月1日から国立大学法人 東海国立大学機構となりました。***************************************** 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月10日イングランドでタレントを生み出す育成システムの基盤を作ったリチャード・アレン氏が、今シーズン横浜FCのシニアフットボールエグゼクティブ・テクニカルアドバイザーに就任。前編では、リチャード氏が考える日本の課題、日本サッカー発展のために必要な要素を伺いました。後編では、日本で「良い選手が生まれる仕組み」をどう作ればいいのかをお送りします。(取材・文:KEI IMAI)リチャードさんが語る、良い選手を育てるシステムとは<<前編:「日本で最高のアカデミーをつくる」横浜FCアカデミーアドバイザーのリチャード・アレン氏に聞いた日本サッカー発展のヒント■プレミアリーグでは自国人が試合に出られてない、という課題――イングランドは選手育成において、どんな課題があったのでしょうか、その課題をどのように解決してきたのでしょうか。プレミアリーグは世界各国のトップ選手が集まるため、非常にレベルが高いリーグです。イングランド人が試合に出られる割合は28~32%、チャンピオンズリーグになると22%ほどになるというデータがあります。つまり3割以下のイングランドの選手は、よりレベルの低いリーグでプレーしているということになります。この状況を変えるために、まずイングランドDNAというプロジェクトを立ち上げました。ホームグロウンプレイヤー(イングランド出身のトッププレイヤー)を増やすための取り組みです。そのフィロソフィーとして、1.WHO WE ARE 私たちは誰で2.HOW WE PLAY どのようにプレーして3.HOW WE COACH どのようにコーチをして4.将来的なイングランドの選手を5.スポーツ科学を取り入れて、DNAを育むという5つの柱で取り組んでいます。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■自国出身のトッププレイヤーを育てるシステムエリートプレイヤーズパフォーマンスプラン(EPPP)というプレミアリーグと共同で運営しているものがありますが、これもホームグロウンプレイヤー(イングランド出身のトッププレイヤー)を量と質の両面で増やすことが目的です。そしてアカデミーシステムへの投資も行っており、プレミアリーグから評価されアカデミーにはその評価によって異なる助成金が分配されます。分配されたお金は、ホームグロウンプレイヤーの質と量を上げるために、施設や指導者の確保など育成のために使われます。この育成システムを客観的に評価する必要がありますが、これを外部の専門機関に委託しています。育成資料の検証とヒアリング、トレーニング内容や試合の分析を通じて育成組織を評価するシステムが欧州にはあります。チームの「フィロソフィー」や「カリキュラム」「メソッド」「選手評価」などのシステムが幅広く評価、査定されます。これらのシステムが機能しはじめてから、ジェームズ・サンチョ、フィル・フォーデンなどのホームグロウンプレイヤーが出てくるようになりました。マンチェスターシティ、ユナイテッド、チェルシーなど世界のトッププレイヤーが集まる中でプレーできる選手を育成するためにはシステムを変える必要があったのです。■選手育成においては、コーチが子どもたちにオーナーシップを持たせることが重要――育成システムの構築と同時に、指導者のレベルアップも必要になると仰いました。日本の育成年代のコーチへアドバイスをいただけないでしょうか。コーチはとても重要な存在です。デモンストレーションできるスキルがないといけませんし、コーチングの知識も必要です。子どもたちのことを知ることも重要で、学習プロセスもそうですが、何を感じ、何をしようとしているのかもしっかりと把握しなければなりません。そしてなにより、子どもたちが自分達で問題を解決する力を養うことがとても大切なことです。そのために子どもたちにオーナーシップ、権限を持たせてあげてほしいと思います。育成システムが機能する上でコーチが担う役割はとても重要なのです。■横浜FCでのビジョンとエリートプログラムについて――横浜FCでのビジョン、エリートプログラムについてお聞かせください。ビジョンとしてはまず、日本で最高のアカデミーにすることです。質の高いサッカーを体系的に学べる環境をつくりたいと思っています。しかしながら、すべての選手がプロになれるわけではないので、サッカーをコーチングすると同時に、それ以外に一人ひとりの適正を踏まえて最適な道を提案できるようなアカデミーにしたいと思います。エリートプログラム開設の狙いについてですが、世界で活躍するために必要な5つの要素を落とし込んでいきます。・効果的な仕事ができる・高い技術をもっている・理解度に優れている・運動能力に優れている・人間性に優れているこれらを養うために、エリートプログラムでは選手をスカウト、セレクトします。そして世界で戦うために必要なレベルの高いトレーニングを行います。海外遠征にも行きます。国外のチームとの試合経験を重ねながら育成することが非常に重要だからです。選手個々の成長プロセスを定期的に評価し、適切なレベルでのプレー機会を提供することで選手の成長機会を担保していきます。横浜FC「エリートプログラム」開校のご案内>>リチャード・アレン氏プロフィール2005年~2012年トッテナム・ホットスパーFCアカデミー部門採用最高責任者2012年~2014年QPR FC アカデミー統括最高責任者2014年~2017年FA(イングランドサッカー協会)タレントID(才能発掘及び育成)最高責任者2018年~2021年ラフバラ大学フットボール統括ダイレクター2022年~横浜FCシニアフットボールエグゼクティブ テクニカルアドバイザーサッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年08月05日2022年3月、横浜FCのシニアフットボールエグゼクティブ・テクニカルアドバイザーに就任したリチャード・アレン氏。イングランドでフィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)やジェイドン・サンチョ(マンチェスター・ユナイテッド)といったタレントを生み出す育成システムの基盤を作った人物です。日本という国で育成年代を育むために必要なことはなにか、フットボールに必要な要素を育成年代で見出すために必要なことを、詳しく伺いました。(取材・文:KEI IMAI)横浜FCのアドバイザーに就任したリチャード・アレンさんイングランドではタレントを生み出す育成基盤を作った■日本サッカーの課題、日本らしいサッカーとは――日本人の特性を踏まえて、どのようなアプローチが必要と考えていますか?また、日本サッカーの課題についてご意見を伺いたいです。サッカーには原理原則というものがあります。それは国や社会に関係なく存在します。もちろん日本人とイングランド人の特性はそれぞれあります。それらを踏まえて最適なプレースタイルを模索していかなければなりません。イングランドの場合は、育成年代では個の技術力を重点的に高めることを重要視しています。そのための育成プログラムが確立されています。日本はまだこれからですね。そこを構築していく段階だと思います。――個人の能力は日本も上がってきていると思います。東京五輪の時に、田中碧選手が「2対2だったり3対3だったりになったときに相手はパワーアップするけれど、自分たちは何も変わらない」というコメントをしました。つまり、個人では戦えるようになってきたけれど、グループになるとまだ勝てないという趣旨だと思います。個人よりもグループでのプレーに課題があるかと思うのですがいかがでしょうか?(出典:2021年8月7日配信GOAL.com「世界では「自分たちのサッカーが選べない」。U-24日本代表MF田中碧が東京オリンピックで実感した"11人対11人"で勝つという意味」)もちろん、日本の選手たちの個人技術は上がってきています。しかしながら、チームのルールに縛られて、その能力を発揮できないことが多いように思います。育成年代で何のための個人技術なのかが整理しきれていないこと、適切な状況で個人技術が表現できるような指導ができていないように思います。例えばボールポゼッションのための技術は上がったかもしれません、でも個人がリスクを追ってチャレンジし、状況を打開するための技術はまだまだ高められます。リスクを負ってチャレンジできるようにしないと、自由を与えられてもチャレンジするべき時に判断できません。サカイクの最新イベントやお得な情報をLINEで配信中!■どんなに才能があっても、試合に出ないと成長しない――日本の育成年代をどのように見ていますか?育成システムは改善されてきていると思いますが、ファシリティ、コーチングの部分はまだまだ発展させていかなければならないと思います。つまり指導者のレベル向上です。また、日本は島国ということもあって、海外での経験が足りていません。異国のチームとの試合経験だけではなく、異文化を知る経験です。選手だけでなく指導者もそういった意味でも経験が足りていない。自分達のサッカーを知るためには、海外のサッカーを知る必要があります。世界で戦っていくには、そのような経験を通じて成長していく必要があるということです。また、日本ではサッカーがNo. 1スポーツではではありません。イングランドやドイツではサッカーはNo. 1スポーツです。なぜかというとサッカーに親しみやすい環境があるからです。お金を払わないとサッカーができなかったり、サッカーをプレーするハードルが高いのはとてももったいないことです。ここから変えていかなければならないと思います。そして18歳からトップチームに上がるまでの期間をどうするかということも考える必要があります。日本の場合は大学サッカーもありますが、高いレベルでプレーできる環境は限られます。ユース以降の環境を整備していくことが重要です。若くポテンシャルのある選手が適切なレベルでプレーする機会があれば、もっと若いタレントが出てきます。Jリーグを見ていると、年齢が高い選手が多いですよね。もっと若くていい選手が出てこなければいけませんし、伸び代のある選手をもっと起用する機会をつくる必要があると思います。どんなに才能がある若手も試合に出ないと成長しません。イングランドでもマーカス・ラシュフォードなどは、マンチェスターユナイテッドで若くしてデビューしてから数試合後にはすぐに代表に呼ばれてプレーしました。その他、若い将来有望な選手たちは、所属チームが強すぎて出場機会が得られなければ、欧州5大リーグの中堅クラブで試合に出る機会を模索します。日本だと久保建英選手のように、レアル・マドリードで試合に出ることは難しいけれど、スペインリーグの中堅クラブで試合に出て成長を求めるなど、クラブとして積極的に行っています。レベルの高いリーグで、試合に出ることがとても重要なのです。――どうすれば、若い選手が出場機会を得られるようになったのですか?当然、若手を起用しても結果を出さないといけません。3連敗もすれば監督も立場が危うくなる世界です。そんな厳しい環境の中でも結果を出せる若い選手の育成が重要になります。だからこそ育成システムに投資が必要なんです。若手の育成には、ハード面の環境、仕組み以外にも優秀な指導者の育成も重要になります。フランク・ランパードなどは選手引退後に指導者としてすぐにトップレベルで指導する一人ですが、良い選手が生まれるためには、良い指導者が必要です。そのための指導者育成の仕組みも非常に重要なのです。日本も同様にこのようなサイクルが生まれるための仕組みが必要でしょう。後編は、その仕組みについて伺います。リチャード・アレン氏プロフィール2005年~2012年トッテナム・ホットスパーFCアカデミー部門採用最高責任者2012年~2014年QPR FC アカデミー統括最高責任者2014年~2017年FA(イングランドサッカー協会)タレントID(才能発掘及び育成)最高責任者2018年~2021年ラフバラ大学フットボール統括ダイレクター2022年~横浜FCシニアフットボールエグゼクティブ テクニカルアドバイザーサッカー少年の親が知っておくべき「サカイク10か条」とは
2022年08月04日ボランティアで捜索救助犬の育成を行うHDS K9は、捜索救助犬の育成費募集をクラウドファンディングサイト「READYFOR」にて2022年5月30日(月)に開始いたしました。災害での活動「READYFOR」クラウドファンディングサイト ■HDS K9についてHDS K9(エイチディーエス ケーナイン)は警察犬の養成経験を持つ代表の平井 智也と杉原 久依が人命の捜索活動や地域の防災・災害対策意識を高めるとともに犬とのかかわり方を社会に広めることを目的として、2018年11月1日愛知県豊橋市に発足しました。犬との共存・共生の社会を伝えられる捜索救助犬活動チームを目指しています。メンバーは現在8名で普段は会社員など一般的なお仕事をしておりますが、時間を調整しながら捜索救助犬の育成をボランティアで行っております。また災害時には東海地方だけでなく、全国的に広く活動しております。■クラウドファンディングの目的災害の支援活動、行方不明者の捜索など、捜索救助犬の需要は高まっていますが多くの資金、時間、人員などが必要です。特に資金の面では厳しい状況にあり、訓練費用、交通費、設備装備費、施設維持費がかかります。また訓練もさまざまな場所、シュチュエーションで行う必要があります。現在はメンバー間で調整しながら費用を出し合っていますが、常時捜索救助犬がベストなコンディションで稼働できるようにするためには、年間約150万円ほどの費用がかかります。今回はそのうちの50万円をご支援いただき、プロジェクトに近づけていきたいと思っております。■リターンについて3,000円 :・プロジェクト終了時、心を込めて感謝のメールをお送りいたします。・年に1回、年間活動報告をお送りさせていただきます。・HPにお名前を掲載いたします。5,000円 :・プロジェクト終了時、心を込めて感謝のメールをお送りいたします。・年に1回、年間活動報告をお送りさせていただきます。・HPにお名前を掲載いたします。10,000円:・プロジェクト終了時、心を込めて感謝のメールをお送りいたします。・年に1回、年間活動報告をお送りさせていただきます。・HPにお名前を掲載いたします。※活動報告書は毎年、HDS K9が解散しない限り送付させていただきます。■プロジェクト概要プロジェクト名: 捜索救助犬の育成費を集めたい期間 : 2022年5月30日(月)10:00~6月23日(木)23:00URL : 集まった資金は捜索救助犬の育成費用に充てさせていただきます。■会社概要商号 : HDS K9代表者: 代表 平井 智也設立 : 2018年11月URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】HDS K9 お客様相談窓口(担当 山本)TEL:052-211-8740 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月02日育成で様々な取り組みをしているサッカー先進国の一つドイツ。実際にブンデスリーガの育成アカデミーでは育成をどのように捉え、それぞれの子どもたちとどのように向き合っているのでしょうか?ブンデスリーガの育成アカデミーではプレー面を担当する監督・コーチのほかにいろんなジャンルの専門家を正規雇用することが義務付けられています。フィットネスコーチ、ビデオ分析、栄養士と並んで興味深いのが「教育担当」スタッフです。育成指導者は数が多いので、ブンデスリーガの育成アカデミーでもみんながみんな正規雇用というわけにはいきません。教育担当スタッフは各クラブの規模にもよりますが、チーフスタッフを含め数名の正規雇用スタッフが重鎮しています。なぜ育成アカデミーに教育担当スタッフが必要なのか、どんな役割を担っているのかについて、丁寧な育成で定評があるマインツ育成アカデミーで「教育担当スタッフチーフ」として日々子供たちと向き合っているヨナス・シュースターさんにお話を伺いました。(取材・文・写真:中野吉之伴)歴代所属選手のユニフォーム■学校が一番大事でサッカーはその次。学校の成績表を提出してもらうシュースター「私たち教育担当スタッフの仕事は多岐にわたります。その中でまず大事なポイントとなるのが学校との関係を最適にすること。子どもたちがサッカーのことだけではなく、学校のことを忘れないようにアプローチすることです。FSVマインツにとって学校が持つ意味はとても大きいんです。それこそ選手には『学校が一番大事。サッカーはその次』とはっきり伝えています。私たちはプロサッカークラブであり、もちろんサッカーのことはとても大切なのですが、学校はそれよりも大事です。プロクラブとして目をつぶってはならないのは、どれだけの選手が将来的にプロ選手になれるのか、という事実から考えることだと思っています。数字として見れば一目瞭然ですが、極めて少ない確率ですよね。だからこそ、選手に対してはサッカーだけではなく、2本目の立ち足を考えることの大切さを常に伝えています。選手には成績表を提出してもらいますし、学校にはマインツと連絡を日々取り合っている担当者がいますので、何かあったらすぐに連絡をしてもらえるようになっています。何が順調で、どこに問題があるのかを日々確認します。例えばある選手がある科目で問題を抱えていたりして補修や家庭教師が必要でしたら、そのためのオーガナイズもします」■U-19までアカデミーに残れても、プロになれるのは毎年1人か2人ブンデスリーガ育成アカデミーでU-19まで残れたとしても、そこからプロ契約がもらえる選手は毎年1人か2人。1人も昇格できない年もあります。セカンドチームでステップアップするチャンスをもらえる選手もいますが、そこからクラブを離れざるを得ない選手のほうが圧倒的に多いわけです。だからといって保険をかけるという消極的な理由で勉強をすることを促すのもよろしくありません。学校で学ぶことと真摯に向き合うことの大切さを伝え、学ぶ喜びを知り、そして自分にポジティブなものをもたらしてくれると実感してもらえるようにアプローチすることが大切になります。そのために重要なスタッフがシュースターさんになるわけです。シュースター「私は元々学校の先生だったんですね。ドイツ語、スポーツ、政治の教員資格を持っています。ギムナジウム(中等教育機関)の先生でした。同時にマインツで長年指導者もやっていたんです。現在トップチーム監督であるボー・スベンソンがU16監督をやっていた時のアシスタントコーチでした。先生として、そして指導者としての経験があるので、このポストにおいて必要な要素を兼ね備えていると思います。私が個人的に彼らの勉強につきあうこともあります」■大切なのは成績が悪くなったときにサポートすることではないそんなシュースターさんが気を配っているのは子どもたちとの距離感や空気感だと言います。「教育担当スタッフ」なんて名前が堅苦しく響いてしまって、「あの人は学校の成績が悪い時だけ話に来る」みたいな捉えられ方をされたら、それはどちらにとっても望ましいことではありません。子どもたちにとって大切なのは成績が悪くなったとか、私生活がうまくいっていないときだけサポートすることではなく、いつ、いかなる時でも子どもたちのそばにいて、受け止めてくれる大人がいること。シュースター「普段からちょっとしたたわいのない話を楽しくするようにしています。学校のことを語るとか、趣味について口にするとか、そんな風に私とコミュニケーションを取るのは『心地いい時間』と思ってもらえるような関係性が大切だと思います。そういった意味でも私がサッカー指導者もやっていたという背景は助けになっていますね。ここでサッカーをする子どもたちは、プロサッカー選手になりたいという夢を持っているわけです。だから頭の中はサッカーのことだけでいっぱいというのが彼らにとっては普通なんです。サッカーのある生活の日常を知らない教育専門家が来たら、それこそ理論だけの関わりになってしまうこともなくはないのです。『サッカーのことなにもしらないくせに』という反感を持たれてしまうことだってあるんです」子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えようサッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」>>■大人の価値観を押し付けるのではなく、子どもの価値観を受け止めること子どもたちに大人の価値観を押し付けるのではなく、彼らの価値観を受け止めてあげることはとても重要です。彼らはサッカーのことを話したいし、知りたい。そこをないがしろにするのは賢明ではないのではないでしょうか。それを受け止めた上で、学校の話とか、私生活の話をしないと彼らには響かないというのを大事にしたいですね。子どもがサッカーを楽しむことを最優先に考えようサッカー少年少女の親の心得「サカイク10か条」>>
2022年05月16日J1リーグ所属のFC東京は、トップチームの強化に加えて、サッカーの普及や育成に力を入れています。幼児から小学6年生(一部会場で中学3年生まで)までのスクールが都内に23箇所あり、通常スクールと、セレクション合格者のみが入会できるアドバンスクラスがあります。そして2022年4月、「スクール選抜クラス」が開校しました。このクラスはスクール生の中からコーチの推薦を受けた方のみが参加することができるもので、通常スクールとアドバンスクラスの中間に位置し、レベルに応じたプレー環境を提供することを目的に作られました。様々な形で子どもたちの育成、サッカーの普及を行うFC東京。今回はクリニックマスターの中村淳コーチに、FC東京が考える「サッカーの普及と育成」について話を聞きました。(取材・文鈴木智之)■『サッカーをしたい!』と思ったときに、受け入れられる場所でありたい昨今、子どもたちを取り巻くサッカー環境は変化しつつあります。公園や路地でボールを蹴る機会は減り、小学校の体育において、サッカーは必修ではなくなりました。中村コーチは「サッカーと出会う機会が減少する中で、子どもたちが『サッカーをしたい!』と思ったときに、受け入れられる場所でありたい。『サッカーって楽しいんだ』と思える場を提供したいです」と、優しいまなざしで話します。「スクールの目的は、サッカーの楽しさを知ってもらうことです。当然、サッカーが上手くなってほしいですし、人間性の向上も目的としていますが、まずは楽しさを感じてもらうことが大切だと考えています」サッカーと出会い、サッカーの楽しさを知る場として、スクールを活用してほしいと話す中村コーチ。スクール生の中には、「周りの子と比べて、サッカーを始めたのが遅いので、うまくできない」などの理由から、一歩を踏み出せない子もます。そのようなスクール生、保護者に対して、中村コーチは次のように語りかけます。「保護者の方にサッカー経験があり、サッカーを小さい頃から始める子が増えています。そのような状況で、『うちの子は小学3年生なのですが、今からでも間に合いますか?』と聞かれることがあります。そのときは『まだこれからですよ。お子さん、9歳じゃないですか。このタイミングでサッカーを始めなければ、一生サッカーに出会えないで終わってしまうかもしれません。それはすごくもったいないことですよ』という話はさせてもらっています」サッカーを始めたばかりの頃は、レベルに差が出やすいです。そのことからFC東京のスクールでは、レベルに応じたグループ分けや要求する内容を調節するなどして、その子の成長段階にあった指導を心がけているそうです。「子どもたちの成長段階を見ながらグループ分けなどもしているので、保護者の方には『ご安心ください』とお伝えしています。同じ年齢でも、その時点での技術や習得しているレベルは違いますからね。個々の成長段階に応じた声かけを心がけています」■子どもが『できた!』と思った瞬間を見逃さないように中村コーチは、サッカーを楽しみながら上達する上で「成功と失敗のバランスが重要だと考えています」と話してくれました。「その子にとって、できるかできないか、ぎりぎりの要求をすることで、それができたときに成長につながります。その為には拮抗したレベルの中で切磋琢磨できる環境が必要と考えております。今回の選抜クラスの新設についてもその様な考えに基づいております。また我々指導者として大切なのは、子どもが『できた!』と思った瞬間を見逃さず、褒めてあげること。褒められると実感が2倍、3倍になるので記憶に残りやすく『またチャレンジしよう』という気持ちになってくれます」スクールでサッカーを始める子が多い昨今。FC東京のスクールには幼児から小学生・中学生でのカテゴリーがあり、最初はボールと触れ合うことや体を動かすことなど、将来的にサッカーを続ける上で必要な、動きの土台づくりからスタートするそうです。「スクールは人工芝のグラウンドと、一部は天然芝で行っています。芝の場合、転んでも痛くないし、ウェアも汚れません。その意味で、いまの子たちは恵まれた環境ですよね」FC東京のスクールでは、子どもたちが楽しそうにボールを追いかけ、その様子を保護者が見守っています。中村コーチは保護者に対して「温かい目で見守ってあげてください」と語りかけます。「上手くできたか、できなかったかは、子ども自身が一番よくわかっています。だから、『どうだった?』と聞いてあげて、できたことをまず褒めてあげてほしいと思います。そうすると『あの場面が上手くいかなかった』など、子どもの方から話すようになるので、しっかり聞いて、寄り添ってあげるのがいいのかなと思います」■「青赤キッズの心得」とは?サッカーを通じて、子どもたちの自立を始め、心の成長にも重点を置いており、スクールでは、子どもたちにわかりやすいように「青赤キッズの心得」を掲げているそうです。「FC東京のチームカラー、青赤(あおあか)に当てはめて、「あいさつ」、「おもいやり」、「あきらめない」、「かんしゃ」の4つを大切にしています。まずは、あいさつがしっかりできているか。そして、相手の立場に立って考えるなど、思いやりの心を持てているか。最後まであきらめずにプレーしているか。サッカーができることに感謝しているか。これらはアカデミーも含めて、大切にしていることです」FC東京のスクールを経てプロになった選手は多く、波多野豪、安部柊斗、橋本拳人、武藤嘉紀、三田啓貴、権田修一など、日本代表を経験した選手もたくさんいます。彼らをめざし、競技力向上にフォーカスした「アドバンスクラス」に加え、「スクール選抜」を新設することで、アドバンスクラスに入ることができない子達にも、高いレベルで切磋琢磨できる環境を用意するなど、普及と育成の両輪でサッカーを楽しむ環境づくりを進める、FC東京サッカースクール。随時、体験会を行っているので、興味を持った方はこちらにアクセスしてみてください。きっと、新たなサッカーの楽しさに出会えることでしょう!
2022年04月15日大注目!カープ道的のススメ週水曜日深夜に放送中の『カープ道』、今回は育成選手にスポットを当てます。番組内容由宇、大野に暇さえあれば足を運び、カープの2軍選手を細かくチェックするカープ芸人のゴッホ向井ブルーが、今シーズン大注目の若鯉の魅力を熱く語ります。出演者中島尚樹ゴッホ向井ブルー吉弘翔(HOMEアナウンサー)カープを知らない、興味ない、乗っかりたい人必見のカープ学習番組【毎週水曜深夜放送中】番組ホームページはこちら▼ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月14日株式会社CURIOUS WORLDは、学校教育機関向けのグローバル人材育成ソリューション「CURIOUS WORLD for Education」の提供を開始しました。コロナ禍で海外留学が困難な今、多くの教育機関でオンライン国際交流の導入がはじまっています。CURIOUS WORLD for Education「学習×実践」もっと「グローバル」を身近に感じて欲しい。私たちは海外を気軽に体験できる環境づくりをサポートします。[CURIOUS WORLD for Education] ■コロナ禍で留学の見通しが立たない現在…コロナ禍のいま、多くの学校で生徒様の海外留学の見通しが立たない状況が続いています。英語の学習自体は国内でもできるものの、実際に海外現地の人とコミュニケーションを行い、その生活や文化に触れることは留学でしか体験できないものです。そんな中で、いま海外留学の代替策として注目されているのが、オンラインを活用した国際交流です。ビデオチャット、SNS、クラウド、メタバース…オンラインツールが飛躍的に進化する現在、自宅にいながら質の高い国際交流を体験することが可能です。CURIOUS WORLDでは、同社の海外現地とのネットワークを活かした国際交流機会の提供、また、それを実現するためのオンライン環境の導入をサポートします。■CURIOUS WORLDの想いCURIOUS WORLDは、オンラインやVR(仮想空間)上で海外現地の学生や生徒と気軽に国際交流できる環境づくりを実現しました。また、自社で英語講師も抱えておりますので「学習」と「実践」をシームレスに行う事が出来ます。私たちは国境や国籍関係なく「ボーダーレス」に活躍できる人材育成に寄与します。■私たちが提供するプログラム『オンライン語学留学』オンライン上でフィリピン留学を体験。イングリッシュキャンプとしても活用可能。『オンライン国際交流』オンライン上で海外現地の学生や生徒と気軽に交流。PBLやCOIL学習も可能。『VRを活用した学習』VR(仮想空間)上でシチュエーション別に英語を学習したり国際交流を実施。■私たちのソリューションの強み・教員免許保持のスタッフによる徹底サポート。・教育機関や先生の「想い」を実現するためのオーダーメイドプログラム。・大手企業では真似できない最低価格保証の料金体系。・海外現地に根付いた繋がりを活かした企画づくり。・TESOL修了者によるプロフェッショナルな英語レッスン。2022年3月現在の導入実績約41校、教育者の皆様にもご納得いただける内容となっています。■プログラム例・実施期間:5日間・内容 :COIL式SDGsプログラム・費用 :38,500円/1名オリエンテーションからはじまり、現地生徒との国際交流、SDGs授業、国際貢献、発表資料作成、発表までを5日間で実施します。国際交流は、日本人生徒4名、海外現地生徒1~2名、フィリピン人講師1名(ファシリテーター)にて、オンラインを活用して実施します。SDGs授業、発表資料の作成では、クラウドを活用しながら、グループで協働で作成し発表を行います。■利用者インタビュー『至学館高等学校様』「オンライン語学留学」を導入いただいた、愛知県名古屋市の至学館高等学校様に導入の経緯や利用してみた感想をお伺いしました。[記事] 『大阪電気通信大学様』「オンライン国際交流」を導入いただいた、大阪府寝屋川市の大阪電気通信大学様に導入の経緯や利用してみた感想をお伺いしました。[記事] 『英理女子学院高等学校様』「オンライン語学留学」を導入いただいた、神奈川県横浜市の英理女子学院高等学校様に導入の経緯や利用してみた感想をお伺いしました。[記事] 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月09日東証一部上場企業株式会社内田洋行グループであり、企業研修30余年の実績を持つ株式会社ウチダ人材開発センタは、2022年4月より「DX人材育成コース」を新規開講いたします。“社内業務のデジタル化・自動効率化を推進したいが、DX推進できる人材が社内にいない”という企業の悩みを解決するために、業界業種問わず、1社1名様からご参加いただける新卒社員向けの短期集中コースです。詳細URL: DX人材育成コース株式会社内田洋行グループ 株式会社ウチダ人材開発センタは、製造業や物流業、食品メーカーなど多くの企業様からのご要望を受け、社内のDX化を推進できる新卒社員を育成する『DX人材育成コース』を新規開講します。【『DX人材育成コース』新規開講の背景】株式会社電通デジタルが実施した2020年度のDX調査[※1]によると、「DXに着手している企業は全体の74%である」という数字が出ています。DXに着手済み・着手予定をあわせると、約87%の企業がDX推進を図っておられます。しかし、DX推進をしたいが、思ったように進んでいないと感じている企業様も多いのではないでしょうか。その原因の一つには、社内のITリテラシーの低さやDXに関する知識や経験、スキルが不足しているというご相談が弊社には寄せられてきました。「社内のITリテラシーが乏しく意思疎通が難しい」「情報システム部門だけでは社内変革が進まない」IT情報通信業の企業様では、IT技術やリテラシー能力や関心の高い人材が集まりやすい一方、製造業や物流業、メーカー等、IT業種ではない企業様からは「社員のITリテラシーや意識改革を向上させられないか」「デジタルネイティブ世代の新入社員や若手にDX推進を担って欲しい」というご要望を頂戴しておりました。そこで、株式会社ウチダ人材開発センタは、DX推進や社内変革を担う人材育成に貢献するため、1社1名様からご参加いただける『新卒社員向け・DX人材育成コース』をご提供いたします。本コースでは、テクノロジーがビジネス・業務にどう影響を与えうるのか?これをインプットとともにハンズオンにより体験・体感するコースです。体験学習を組み入れ、“なるほど”の連鎖・積み重ねでカリキュラムを構成しております。2022年4月~5月の受付社数には限りがございます。すでに募集受付を開始しておりますので、ご興味をお持ちいただける企業様は「DX人材育成コース提案希望」と記載の上、お問い合わせください。URL: 【ウチダカレッジ『DX人材育成コース』の概要】・デジタル技術の基礎知識を学ばせたい・DXとは何かを学ばせたい・AI、データをプログラムから利用させたい・DX企画プロジェクトを体験させたい新卒社員様向けの『DX人材育成コース』では、社内のIT技術リテラシーや意識改革など、DX推進の原動力となる基礎知識とスキルを短期集中トレーニングできます。新卒社員に必要なビジネスマナーから始まり、コンピュータ、ネットワーク、クラウド、セキュリティの基礎知識、プログラミングやアルゴリズムを学び、アジャイル方式による模擬プロジェクト開発に取り組みます。<DX人材育成コース概要>日程:5/19(木)~6/17(金)[22日間]価格:500,000円(税抜)、550,000円(税込)・ICT基礎 [7日間]・Pythonプログラミング [3日間]・DX技術ハンズオン [3日間]・DXプロジェクト企画 [3日間]・DXプロジェクト開発 [6日間]DX推進を求められる日本全国の企業様のお役に立てるカリキュラムです一社一社様ごとのご要望に合わせたカスタマイズ、オーダーメイドも可能です。まずは、「DX人材育成コース提案希望」とお問い合わせください。URL: 認証ラベル※株式会社ウチダ人材開発センタが提供する新入社員研修「ウチダカレッジ」は、DX人材育成コースを含め、すべてのコースで独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開した「iコンピテンシ ディクショナリ」(iCD)認定をiCD協会より取得しております。※厚生労働省が実施している「人材開発支援助成金特定訓練コース」の「若年人材育成訓練【Off-JTのみ】」「特定分野認定実習併用職業訓練【Off-JT+OJT】」2種類の助成金が活用できます。申請までのお手続きに関してもご相談をお受けしています。[※1] 出典:日本における企業のデジタルトランスフォーメーション調査(2020年度)/株式会社電通デジタル■会社概要商号 : 株式会社ウチダ人材開発センタ所在地 : 【本社】〒130-0015 東京都墨田区横網1丁目6番1号国際ファッションセンタービル7F(受付・研修室)8F(研修室)9F(研修室)TEL : 03-6658-5260FAX : 03-5608-2701代表 : 冨田 伸一郎設立日 : 1996年(平成8年)4月12日株主 : 株式会社内田洋行(100%出資)売上高 : 30億7000万円(2021年7月期実績)事業内容: ・一般労働者派遣事業・有料職業紹介事業・ヒューマンスキル教育、IT技術者教育・eラーニング事業・アウトソーシング受託URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月07日毎日のようにエンタメニュースを賑わせている「NiziU」を生んだ「Nizi Project」をはじめ、グローバルグループを育成、誕生させる大型プロジェクトが相次いでいる。アーティストのみならず、舞台・映画の主役の座を勝ち取るための若手俳優育成オーディションバトル「主役の椅子はオレの椅子」もスタート、出演者19人から次々に脱落者が決定しており、回を追うごとに注目度が上昇中。最初は何となくからでも、見始めてみると彼らの思わぬ魅力にハッとしたり、その成長ぶりに胸がアツくなったりと、いつの間にか夢中になってしまうのがオーディション番組。配信で気軽に観られるものから、いまこそ観たい必見作をピックアップ!ABEMA:「主役の椅子はオレの椅子」19人の若手俳優が人生をかけて挑むミュージカル「テニスの王子様」「刀剣乱舞」など2.5次元ミュージカルを数多く手掛ける「ネルケプランニング」と、数々の人気オリジナルコンテンツを持つ「ABEMA」がタッグ。若手俳優たちがサバイバル共同生活をしながら、「劇団鹿殺し」の演出家・丸尾丸一郎によるオリジナル舞台、そして『望み』「TRICK」シリーズなどの堤幸彦が監督する映画の“主役” を勝ち取るために、人生をかけてオーディションに挑む。舞台への出演権が与えられるのは、主役含め10人のみ。脱落してしまった者は「出演はせず舞台の裏方に回る」or「完全に番組を降りる」の二択から選ぶ、という残酷とも呼べるルールがある。共同生活で友情を育みながらも「体力審査」や「歌唱審査」などの結果により、毎回1人が脱落していくという“リアル”…。それにも関わらず、限界まで耐え続けた仲間に肩を貸す姿やお互いを励まし合う姿は思わず応援したくなり、見ている側もいつの間にか勇気づけられている。なお、番組放送終了まで期間限定で参加者たちによるブログも公開中で、彼らの人間味にさらに触れることができる。ABEMA:BTSの後輩・次世代グローバルK-POPアーティスト誕生「I-LAND」毎回ワールドトレンド入りし、世界中の注目を集めながら9月18日にデビューメンバー7人が決定した「I-LAND」。「BTS」らが所属するBig Hitと「Produce」シリーズのCJ ENMによるサバイバルオーディションは、日本を含む各国から集まった23人が「トレーニング」「生活」「ステージ」を可能にするハイテクシステムの巨大建築物の中で切磋琢磨し、数々の名ドラマを生み出した。独立した場所でのサバイバルオーディションは自主性や練習態度なども重んじられ、共同生活やトレーニングの様子が公開されることで1人1人への愛着がより増すことに。現在デビューが決まった7人は「ENHYPEN」(エンハイフン)として活動を開始、2020年内のデビューが予定されているが、その誕生プロレスは涙あり、笑いあり、感動あり。デビューが叶わなかった練習生でも、ファン有志によりN.Y.タイムズスクエアに誕生日記念広告が出されるなど、日韓を超えて世界のファンを獲得している。Hulu:「NiziU」プレデビューでも新記録続々!社会現象化した「Nizi Project」2020年を代表するトレンド「Nizi Project」は日本のソニーミュージックと韓国のJYP Entertainmentの合同オーディションプロジェクト。応募者1万人による地域予選から東京合宿(Part1)、韓国合宿(Part2)を経て選び抜かれた9人で構成されたグローバル・ガールズグループ「NiziU」誕生までを追うことができる。夢に向かう10代の少女たちのひたむきな姿や、互いに励まし合い、それぞれに足りないところを補い合いながら成長し、輝きを増していく姿は多くの人の心をとらえた。また、「Nizi Project」の仕掛け人にして、自身もアーティストであるJ.Y.Parkの審査コメントやJYPが目指す「真実」「誠実」「謙虚」の理念にも共感し、背中を押される人が続出。その人材育成術も注目されている。「NiziU」のプレデビュー曲「Make you happy」はMVがYouTube再生回数1.4億回を突破、ストリーミング1億回再生など数々の記録を更新。12月2日に正式デビューする。Netflix:自分を愛することを伝える「ル・ポールのドラァグ・レース」Netflixからは“TV界のアカデミー賞”エミー賞を受賞した、人気リアリティーショーシリーズ「ル・ポールのドラァグ・レース」をオススメ。米ドラァグ・クイーン界の大御所ル・ポールが主催する勝ち抜きコンテストで、「アメリカズ・ネクスト・ドラァグ・スーパースター」を目指して我こそはという参加者が集結。これまで12シーズンが製作されている。参加者たちがテーマごとの衣装に身を包み、ランウェイショーのためにフルメイクを完成させながら、ドラァグを始めた理由や家族との関係、差別の体験、トラウマなどを包み隠さず語る姿は胸を打ち、「カリスマ、個性、度胸、才能」を審査するステージは高揚感でいっぱいに。「まずは自分自身を愛すること」というル・ポールの力強いメッセージも含めて、明日への活力をもらえるはず。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2020年10月16日日本映画の商業監督育成プロジェクト「ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019」の製作実地研修により完成した短編映画3作品の上映が東京でスタートし、21日に監督たちによる舞台あいさつが行われた。本プロジェクトは、選抜された若手監督がプロのスタッフの指導を受けながらオリジナル脚本の開発を行い、35ミリフィルムで新作短編を制作。現在、多くの映画がデジタルで撮影される中、本ワークショップはフィルムでの撮影を通じて、現場での演出やスタッフとのやりとり、仕上げ作業のノウハウを丸ごと学ぶことができる貴重な企画といえる。2019年度は自主映画で注目を集める川崎僚監督の『あなたみたいに、なりたくない。』、広告映像やPVなどを手掛ける島田欣征監督の『Le Cerveau – セルヴォ -』、『あみこ』が第68回ベルリン映画祭に招待された山中瑶子監督の『魚座どうし』が上映された。舞台あいさつには3監督が登壇し、『あなたにみたい…』を手がけた川崎監督は「伊丹十三監督作品が大好きで、こんな世界があるんだということを映画で見せてくれるところがすごいと思います。この作品も“婚活”ってこういうものなんだと、情報映画としても、みなさんに伝えられればと思って作りました」と語り、『Le Cerveau…』の島田監督は「デヴィッド・リンチやクリストファー・ノーラン監督が好きで、今回手がけた作品もSFでサスペンスフルなものを作ろうと思いました。エンドロールであれってこういうことだよねと見終わった後に振り返って考えるような作品にしたかった」とコメント。『魚座どうし』の山中監督は「子供の映画を撮りたくて、キアロスタミ監督やショーン・ベイカー監督の作品を参考にしました。自分の人生が狂ったなと思ったのが小学校4年生の時で、そのころ何があったのかを書き出して、脚本にも反映しました」と振り返った。舞台あいさつは観客との質疑応答が行われるなど盛況。角川シネマ有楽町では27日(金)まで上映が続いており、連日、ゲストと監督のトークイベントも開催される。また、3月6日(金)から名古屋のミッドランドスクエア シネマで、3月13日(金)から大阪のシネ・リーブル梅田で上映される。ndjc:若手映画作家育成プロジェクト2019『あなたみたいに、なりたくない。』『Le Cerveau – セルヴォ -』『魚座どうし』27日(木)まで角川シネマ有楽町で開催中
2020年02月22日育児も仕事も楽しむママを紹介するシリーズ。今回は、2016年にニューヨークで人材育成会社『New York Career Academy』を起業し、留学支援、キャリア支援、国際研修支援、講演活動などを展開しているグローバルキャリアカウンセラーの大澤直美さんを取材。群馬県で生まれ、海外とは無縁の家庭に育ったにもかかわらず、独学で高い英語力(TOEIC満点)を身につけた努力家でもあります。直美さんにキャリア、子育ての信条、仕事との両立などについて話を聞きました。長女5歳、長男3歳のときに「今しかない」と会社を設立小学生の時に、原爆の写真集を目にしたり、戦争の話を聞いたりしたことがきっかけで、「社会をよくしたいと思った」という直美さん。高校卒業後は、国際平和のために国連で働くことを目標に、ニューヨークの大学に進学し、国連やNGO、NPOでインターンを経験。国連本部での内定もいただいたそうですが、「働き方が自分に合わないかもしれない」と感じ、コンサルティング会社に就職しました。日本企業や教育機関のアメリカ進出を手伝うプロジェクトに携わった縁で、その後、マイナビUSAの現地責任者に就任。グローバルキャリアカウンセラーとして全米150以上の大学をまわり、日本の就活の現状について講演をするなど活躍し、やりがいを感じていたそうです。2011年に長女を、2013年に長男を出産したのちも、子育てへの理解を示してもらえる恵まれた環境だったそうですが、組織の中でできることに限界を感じた直美さん。「キャリア支援の幅を広げ、母親業もより充実させるために、もっと自由になりたい」という気持ちが高まり、2016年に『New York Career Academy(NYCA)』を起業。その時、直美さんは32歳、子どもは5歳と3歳。「今アクセルを踏まないと、独立の機会を逃すかも」と思ったとか。そのうえ、独立1年目からさっそく小学校の役員を引き受けてしまい、ビジネスが軌道にのるまでは、睡眠時間を削る生活だったそう。それでも独立したからこその自由を感じられたそうです。子育て優先。でも、子育てを言い訳にはしない「子育ても仕事もとても好きなのですが、いま優先するのは子育て」と直美さん。「とはいえ、ビジネスに『子どもがいるから』という言い訳は通用しませんから、クライアントさんに迷惑をかけないように仕事量を調整したり、体調管理にも気を配っています」。直美さんは子どもの頃から、時間の使い方を工夫してきたそうで、高校生の時は、通学時間に英語を独学。進学したニューヨークの大学では、英語教授の推薦をうけ、アメリカの学生に英語ライティングの指導をしていたという驚きのエピソードも!「確かに、ムダな時間はあまり過ごしていないと思います。隙間時間には体幹トレーニングをしたり、SNSもタイミングを決めて活用するようにしています。リラックスする時は思い切りリラックス!それぞれの時間を全身で享受し、すベての時間に意味をもたせるようにしています」とのこと。参考にしたいですね!自分の人生をしっかりと歩める子にそんな直美さんはどんな子育てをしているのでしょうか。驚いたのが、お子さん達の習い事の多さ。「子どもたちが『やりたい』と思うことを大前提に、自分のコアになるものを極めつつ、興味があることはなるべく体験させたい」とのことで、長女はバレエを中心にピアノや水泳、書道、ガールスカウトなど、長男はテコンドーをコアに、バレエ、水泳など、アメリカ人のご主人と手分けして、送り迎えに励んでいるそうです。「その年齢でしか吸収できないことがあるので、習い事はたとえ借金をしてでもさせる価値があると思っています」と直美さん。また、直美さんご自身が、幼少期に母親と図書館に通っていたことから、同じように「世界観を広げてほしい」と、寝る前の読み聞かせは欠かさないそうです。バイリンガル育児を実践しているため、直美さんは日本語の本を担当、ご主人が英語の本を担当。本は、「愛や道徳、正義など人として大事にしてほしいことをメッセージとして伝えてくれるものを中心に選んでいる」とのこと。「子ども達の心の健康がとても大事だと思っているので、出張前は直筆の手紙を渡し、出張中は、毎日1分であっても、ビデオ通話で顔を見るようにしています。子どもには、愛されていることをなによりも実感してもらいたいです」。母としての愛があふれる直美さん。子どもには、どんな人に成長してほしいのでしょうか。「人は幸せになるために生まれてきたと思っています。私が考える幸せとは、お金や名声、人との比較ではなく自己実現。生きたい人生を生きられるよう、コミュニケーション力や情報収集力を養い、本当の意味で幸せな人生を送ってほしい」。いずれは2拠点生活で、故郷への恩返しがしたい夏休みには、子ども達を連れて実家のある群馬県に戻り、地元の保育園や小学校に通わせている直美さん。故郷・群馬への愛も深く、『ニューヨーク群馬県人会』の代表を務めるなど、故郷の活性化活動にも積極的です。「私を育ててくれたのは両親、学校の先生たち、そして群馬県の人々と自然です。子育てが一段落したら、2拠点生活にシフトし、もっともっと故郷への還元活動がしたい」と語ってくれました。最後に、日本のママにメッセージをもらいました。「日本のママは特に、自己犠牲というか、ひとりで抱えて頑張っている人も多いかもしれません。ぜひ、もっと”マイタイム(自分時間)”をもってみてはいかがでしょうか。マイタイムをもつための調整だけでも大変ですが、ママがリフレッシュできると、家庭や仕事にもよい影響が期待できて、全体的に上手くいくことが多いように思います。また、世間体や固定概念から抜け出せず、自分が本当に求めていないことにエネルギーを使ってしまっているママも多いようです。しっかり自分と向き合い、自分が本当は何をしたいのか、どんな子育てをしたいのか、見極めながらママとしての人生を謳歌していきましょう!」。New York Career Academy, Inc. ホームページ<文・写真:フリーランス記者鯰美紀>
2019年04月05日美容を楽しむための3つのポイント2018年7月22日、肌育成スペシャリストの川上愛子は、「母が美容を楽しむということ & 3つのポイント」というタイトルで、自身のオフィシャルブログを更新。子育てや家事などで忙しいママが、美容を楽しむためのポイントを明かした。1つ目のポイントは、美容を習慣化すること。歯磨きや顔を洗うのと同じように習慣化することを推奨している。2歳児のママでもある川上は、子どもと一緒にお風呂の中でフェイスマッサージをしたり、子どもをお腹に乗せた状態で、遊びながら腹筋やヨガのポーズなどを行ったりしているという。2つ目は、判断する知識をもって、コストパフォーマンスの高い化粧品を選ぶこと。子どもがいると、美容代よりも教育費を優先しがち。だからこそ、知識をもって選び、化粧品を無駄に買わなくて済むようにしたい。3つ目は、食事アプリをフル活用すること。アプリを活用することで、「最近たんぱく質が不足している」、「脂肪分を摂りすぎている」などの問題点が見えてくるという。家族の健康のためにつくっている食事が、結果として、自分の美容と健康にもつながるとしている。肌育成スペシャリスト 川上愛子川上愛子は、一般社団法人 爪肌美容検定協会の代表理事を務め、肌育成スペシャリストとして活躍。2児の母親であり、母親歴は20年を超える。コスメ薬事法管理者、日本スキンケア協会認定講師、スキンケアカウンセラーなど、美容に関する多くの資格を保有する。(画像は肌育成スペシャリスト 川上愛子「素肌力向上委員会」より)【参考】※肌育成スペシャリスト 川上愛子「素肌力向上委員会」※一般社団法人 日本爪肌美容検定協会
2018年07月27日新発想!微生物を育てて保湿株式会社FILTOM(フィルトム)は、唇に住む「プロピオン酸菌」に着目して開発した『微生物育成リップ』の発売を開始した。プロピオン酸菌は皮脂を分解し、保湿成分であるグリセリンと有機酸を作り出す。微生物を育てることで唇に潤いを与えるという、新発想のリップとなっている。常在菌で唇を健康にグリセリンや有機酸を作り出すプロピオン酸菌は、唇に住む常在菌。この菌のおかけで、唇は健康な状態を保つことができるが、常在菌は乾燥や疲労によってバランスを崩してしまうことがある。ヘルペスやカンジダ菌の繁殖による、口唇ヘルペスや口角炎の原因は、こうした常在菌バランスの乱れにあるため、プロピオン酸菌にとっての栄養成分を含んだ『微生物育成リップ』でバランスを整え、唇の潤いを守るという発想だ。開発背景について『微生物育成リップ』の開発には、クリエイター・コヤナギユウ氏が関わっている。取材により世界中を飛び回るコヤナギ氏は、常に唇の乾燥にさらされていた。FILTOMが行ったコヤナギ氏へのインタビューの中で唇の乾燥が話題になったことをきっかけに開発が進み、試作品は宮古島やチェコ共和国、アイスランドなどで効果を確認。その結果、過酷な環境下でも微生物を育て、唇に潤いを与えてくれる『微生物育成リップ』の商品化に成功したのだ。唇を乾燥から守るために常在菌を育てるという、全く新しい発想の元に開発されたリップを、この冬、ぜひ試してみてはいかがだろうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社FILTOMのプレスリリース
2017年12月19日パソナと日本マイクロソフトは1月28日、企業のデータ分析や可視化に携わる「BI(ビジネス・インテリジェンス)人材」の育成において協業すると発表した。両社は、日本マイクロソフトが提供するクラウド型データ分析ツール「Microsoft Power BI(Power BI)」に習熟したトレーナー人材を育成するため、上級レベルのOAスキルを有するパソナのエキスパートスタッフ(派遣登録社員)を対象に「Power BIトレーニングカリキュラム」を年12回程度開催し、年間300人のトレーナーを育成していく。また、Power BIのトレーナーがさらなるBI人材を育成するための場として、会員制スキルアップコミュニティサイト「POWER BI FORUM」を開設した。サイトでは、Power BIの実技講座を受講したトレーナーが会員の質疑応答に対応するコミュニティ機能のほか、Power BIのスキルチェック機能、データ活用に関する最新情報を提供する。これにより、OAスキルを活かして働くパソナのエキスパートスタッフのスキルアップやBI人材の育成につなげ、派遣先企業におけるデータ活用を促進する。昨今、ビジネスを取り巻く環境が目まぐるしく変わる中で、ビジネスの現場では迅速かつ合理的な意思決定を行うため、さまざまな指標やデータの活用を進めている。これまでよりも簡単に誰でも抽出されたデータを加工、可視化することができる無償ツール「Power BI」などへの有効性の認識も高まっている。こうした背景を受け、大量のデータをビジネスの意思決定のために迅速に加工し、有益な情報として可視化することのできるBI人材のニーズが拡大している。従来からExcelなどのOAスキルを駆使して就業している派遣社員には、それらのスキルがより求められているという。今回、両社はパソナのエキスパートスタッフに対するBI人材の育成を通して、データ活用の裾野を広げ、企業の生産性向上や変革、およびエキスパートスタッフのスキルアップやキャリアチェンジによる雇用創出に取り組む方針だ。
2016年01月28日