お店であまり見かけることのない青いバラ。青いバラはその開発までのストーリーから、今では前向きな意味合いを持つ花として人気を博しています。本数で変わるバラの花言葉を学んで、ロマンチックに想いを伝えてみてはいかがでしょうか。『青いバラ』について※写真はイメージ古来よりバラにはさまざまな色がありましたが、青いバラだけはどんなに交配しても作り出すことができなかったそうです。なぜならバラの花弁には青色の色素を作り出す遺伝子が含まれていなかったから。青色の花を咲かせるには、『デルフィニジン』と呼ばれる青色の色素を持っている必要がありましたが、バラにはもともとこの色素がないうえ、交配を繰り返してもこの色素を含むバラを作ることができませんでした。人々は、青色のバラがあればと願いながらも、それを実現することは叶わず、いつしか物語や絵画の中でしか見ることのできないものだと思われていたそうです。青いバラはどうやって生まれたのか時が進み、バイオテクノロジーの分野が進歩するにつれ、世界中で青いバラの開発に熱が注がれるようになりました。この時、世界中の例に違わず青いバラの開発に挑戦したのが、日本でも有名な飲料メーカーのサントリーホールディングス株式会社(以下、サントリー)です。サントリーのウェブサイトによると、1990年、オーストラリアの企業と共同で青いバラの開発に着手したのだとか。その研究はなかなかうまくいかなかったようですが、ある時、青色のバラに先駆けて『青色のカーネーション』を作り出すことができたそうです。そんな中、研究員を勇気付けたのが「青いカーネーション」でした。バラではうまくいかなかったペチュニアの青色遺伝子によってカーネーションの花色を青く変化させることに成功したのです。カーネーションで色が変わったなら、バラでも変わらない理由はないはず。あともう少し、いつか必ず青いバラができると、強く信じることができたのです。そしてこの時に誕生した、青色色素を持つカーネーションは「ムーンダスト」と名づけられ、1997年からは日本でも販売しています。サントリーウェブサイトーより引用そしてとうとう、2002年に世界初の青いバラを咲かせることに成功。このサントリーが作り出した青いバラは『サントリーブルーローズ アプローズ(以下、アプローズ)』と名付けられ、この世で唯一の、着色ではなく花弁に青色色素を持つバラとして世界中に衝撃を与えました。名前に『アプローズ』すなわち『称賛』が含まれることからも、青いバラが生まれたことや、青いバラを咲かせることができたサントリーの功績を称えた当時の様子がうかがえますね。『青いバラ』の花言葉※写真はイメージ多くの研究者たちが挑戦しては失敗に終わった青いバラの開発。いくらチャレンジしても叶わないことから、青いバラには『不可能』『存在しない』という花言葉がつけられていました。希少さと、どこか後ろ向きな印象が含まれる花言葉だった青いバラですが、サントリーが『アプローズ』を開発してからは、その花言葉が変わったのです。『夢 かなう』『奇跡』『神の祝福』長年にわたってたくさんの人々が挑戦しては実現できなかった青いバラを誕生させた功績は、研究者のみならず多くの人々を感動させました。その結果、悲願の末に生み出された青いバラには『夢 かなう』『奇跡』『神の祝福』といったポジティブな花言葉が新しく与えられたのです。一度与えられた花言葉すらも変えてしまうほど、青いバラの誕生は驚きと称賛に満ちていたのでしょう。バラの本数ごとに花言葉が変わる?※写真はイメージ不可能だと思っていたことが可能になったことで、青いバラの花言葉が変わりましたが、バラはそもそも、本数ごとに花言葉が変わる花といわれています。本数ごとの意味も知っていると、より深い意味を込めてプレゼントすることができそうですね。本数ごとの花言葉基本的に花言葉は花ごとに与えられていることが多いですが、バラの花は1本単位で花言葉が変わるようです。バラ自体がもつ、愛にまつわる花言葉をベースにして、本数ごとに伝えたいメッセージや、想いの深さなどを表現できるので、バラをプレゼントする際はぜひ参考にしてみてくださいね。1本 「ひとめぼれ」「あなたしかいない」 2本 「この世界にあなたと私2人だけ」 3本 「愛しています」 4本 「死ぬまで気持ちは変わりません」 5本 「あなたに出会えてよかった」 10本 「あなたは完璧な人」 12本 「付き合ってください」 99本 「永遠の愛」 100本 「100%の愛」 108本 結婚してください青いバラの心理的効果は?※写真はイメージ花はそもそも、色や形や香りで見る人へいろいろな心理的効果を与えるといわれています。中でも青いバラは、鮮やかな青色の見た目から『落ち着き』や『信頼感』『爽快感』という印象につながりやすいです。また、『真面目』といったイメージもあるので、知的で賢い印象を与えるのもまた、青いバラが与える効果といえるでしょう。青いバラのおすすめシーン※写真はイメージクールさや冷静さのイメージがありつつも、不可能を可能にするという前向きな花言葉を持つ青いバラ。華やかな見た目をもつバラは、1本のみ贈っても素敵で、たくさん束ねて花束にしても喜ばれるでしょう。青いバラを贈るのにおすすめしたいシーンをいくつかご紹介します。誕生日『夢が叶う』などの意味を持つ青いバラ。夢や目標に向かって頑張っている人に向けての誕生日プレゼントとしてもピッタリです。応援の意味を込めて花を贈ってみるのはいかがでしょうか。プロポーズプロポーズには108本の赤いバラ、というイメージを持っている人も多くいるかもしれませんが、あえて青いバラで贈ってみるのはいかがでしょうか。『奇跡』といった意味合いを持つ青いバラでプロポーズをすれば、『あなたと私の出会いは奇跡』だと伝えているようなものです。とてもロマンチックでお相手をときめかせそうですね。結婚式・結婚祝い結婚において古くからいい伝えられている『サムシングブルー』。すなわち、「花嫁が青いものを身に着けると幸せになれる」といういい伝えと青いバラは、とても相性がよいと思いませんか。青いバラには『神の祝福』という花言葉もあるので、これほどまでに結婚式にマッチする花はないといえそうです。サムシングブルーのいい伝えから、結婚式会場に青色をアクセントで使用する会場もあるようなので、ぜひ結婚式や結婚祝いに取り入れてみてください。結婚記念日プロポーズや結婚式以外にも、毎年の結婚記念日にも青いバラはおすすめです。本数で花言葉が変わるというバラの性質を生かして、4本(=死ぬまで気持ちは変わりません)や、5本(=あなたに出会えてよかった)などを贈ると、より絆を深める結婚記念日になりそうですね。出産祝い青いバラが持つ『奇跡』や『神の祝福』という花言葉は、結婚の場面だけでなく、出産というめでたい日のお祝いにもよく合います。記念すべき赤ちゃんの最初の1日を、神の祝福を表す青いバラとともに祝福してあげると、これからの人生の始まりを素敵な思い出にすることができるでしょう。送別送別の場面では『夢叶う』という花言葉を持つ青いバラがピッタリです。夢を追って新天地へ旅立つ人へのエールとして青いバラを送るなんて、とても粋なプレゼントになると思いませんか。そもそも自室に花を飾ることには、『リラックス』や『癒し』の効果が期待できるとされています。青いバラであれば、見た目からも落ち着きの効果を感じられそうなので、新しい環境へ旅立つことで、不安を抱えている友人などへ贈るのにも最適でしょう。『青いバラ』の花言葉※写真はイメージ古来からどんなに手を尽くしても生み出すことができなかった青いバラ。不可能を可能にしたことで『奇跡』や『夢叶う』という前向きなイメージの花言葉を与えられた青いバラを、ぜひ大切な人にプレゼントしてみてください。[文・構成/grape編集部]
2024年04月30日俳優の榮倉奈々(36)が、1日発売の『STORY』(光文社)2024年6月号に登場する。14歳でデビューし、モデル、俳優として20年以上のキャリアを持つ榮倉。そんな榮倉が、昨年10月にアパレルブランドを立ち上げ、そのCEOになることを発表。3歳と6歳の子どもの母であり、俳優としての仕事に加え、さらにCEOとなることを決意した理由とは? 新しい挑戦に踏み出した"多スク"な榮倉さんの毎日と、それを応援する家族の新しいカタチに迫る。また、今号のファッション大特集は、「ムダ買い先生」に教わる“最高の一着”。生活費も教育費も上がっていく一方なのに「買物の失敗」が止まらない。あの「ムダ買い」さえなければ、本当に必要なモノ・コトにお金が回せたのに。そんな後悔は、実はオシャレのプロたちも経験してきている。そこで、『STORY』スタイリスト陣を始め、タレントの潮田玲子、野呂佳代……大草直子×中山まりこの対談まで。最短でオシャレになるヒントを届ける。「超絶男子図鑑」には、河合郁人が登場。昨年A.B.C-Zを卒業し、今年からソロ活動を開始した河合。誰よりもアイドルを愛する男と言われる彼が、主戦場をバラエティー番組に移すという決断には衝撃が走った。1人で闘い始めて4ヶ月。今の率直な思いと今後の展望について語る。
2024年04月26日アナ スイ(ANNA SUI)は、南国の花「ティアレ」モチーフの新作アクセサリーを発売。南国の花「ティアレ」の新作アクセサリー純白の花を咲かせ、花言葉に「清らか・幸福」という意味を持つ「ティアレ」をモチーフにした、ネックレスやピアス、ブレスレットなどが登場する。アクセサリーには、「ティアレ」の中でも特に幸福をもたらすといわれる、8枚の花びらの「ティアレ」の花を装飾。アナ スイのアイコニックな蝶やバラのモチーフと組み合わせ、上品に仕上げている。華奢なチェーンのネックレスには、涼しげなホワイトの「ティアレ」の花と大きな蝶のモチーフをフィーチャー。チェーンにはパールを組み合わせ、さりげない華やかさをプラスしている。ピアスやイヤリングは、パールの粒が揺れる可憐なデザインが魅力。肩耳には「ティアレ」を飾り、もう一方の耳には蝶のとまっているバラをあしらった。この他、バレッタやイヤーカフ、リングなども揃う。【詳細】アナ スイ「ティアレ」モチーフ アクセサリー発売日:2024年4月中旬取扱店舗:全国百貨店アナ スイ アクセサリー売場、アナ スイ 公式オンラインストア 他アイテム例:・ブレスレット 12,100円・ピアス(イヤリング) 13,200円・ネックレス 27,500円
2024年04月22日「なんかすごい格好ですね。いつもこんな感じなんですか?(笑)」――爽やかな笑みを浮かべながら静かに登場した松下洸平は、着席後のトークでも、キャプテン・オオサワに冗談を交えつつ優しく語りかけ、現場を温めた。その時の松下の全身からは、明らかに優しさがこぼれ落ちていた。そんな松下の思いやりで満たされた空気のなか、この日も顔出しNGの敏腕ライターが、注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ(日本テレビ系/毎週日曜深1:25)』がスタートした。■アーティストの素の表情や本音を聞き出したい松下は、放送中の音楽番組『with MUSIC』(毎週土曜後7:56~)でアーティストナビゲーターを担当。MCの有働由美子とともに、毎週豪華なアーティストの楽曲を紹介し、トークを披露している。番組タイトルの「with」をテーマに、様々な企画でアーティストの魅力を深掘りする内容だ。音楽の楽しみ方が多様化する今だからこそ「テレビで楽しむ音楽」を追求し、アーティストと歌の魅力を最大限に感じることができる、全く新しい音楽番組。松下は、アーティストナビゲーターという立場での出演。オファーがきたときの感想について聞くと「2回びっくりしました」と目を丸くしながら語る。「まず、大役をいただき驚きました。ただ、重要な役回りであることは何となく理解していたのですが、いまいちピンときてなかったと言いますか。MCに有働さんがいらっしゃり、日本テレビさんにとって34年ぶりとなるゴールデン帯の本格音楽番組で、しかも毎週土曜夜8時という時間帯。家に帰って改めて考えたら、なんだかいろいろ凄すぎて、改めてびっくりしたという感じです(笑)。ただ時間の経過とともにそういったことはあまり意識せず、自分らしく楽しくやろうと切り替えることができました」コンビを組む有働とは今回が初共演。印象を聞くと「ある意味、裏切られました」と意味深な言葉を口にする。「ニュース番組や紅白の司会など、多くの大舞台でMCをされてきた偉大な方という印象が強く、おそれ多いといいますか、横に立つのが自分でいいのかと悩みました。でも実際にお会いしたらすごく気さくな方で。一緒に番組を作っていこうという有働さんのお気持ちが僕を救ってくださったと言いますか『僕も有働さんの船に乗って一緒に頑張っていいんだ』と思えるような、大らかで優しいオーラのある方でした」豪華なゲストも本番組の魅力の一つだが、アーティストナビゲーターとして、ゲストに対する接し方で心がけていることはあるのだろうか。「毎回、この番組でしか聞けないことを聞かなきゃとは思っています。自分もアーティストとして音楽番組に出演させていただく機会があるのですが、そのときに緊張して、素の自分を見せられないことがあったんです。そういう経験から出演されるアーティストの方には、とにかくリラックスしていただき本音が引き出せるように臨んでいます。次回(4月27日放送)はUVERworldのみなさんとのトークがあるので、ぜひ期待していただきたいです」アーティストとして、自身に多大な影響を与えたミュージシャンについて聞いた。口をついて出たのは70〜90年代に流行したアメリカの音楽が中心のラインナップ。「母親の趣味で、アース・ウィンド・アンド・ファイアーやスティービー・ワンダー、ボーイズIIメンなどをよく聴いていました。家の中ではディスコやソウルミュージック、R&Bがつねに流れていたこともあってか、大好きですし、自分が制作する楽曲もそういったジャンルの曲が多い気がします。日本のアーティストだと玉置浩二さんや桑田佳祐さん。これも母の影響ですが(笑)、どの曲からもたくさんのパワーをもらいましたし、いまもよく聴いています」初めて購入したCDは、H Jungle with Tの「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~」。小学生だった松下少年にしては渋いセレクトだが。「浜田さんがテレビで歌っている映像を見て『なんて元気の出る歌なんだろう!』と感動し、親にねだって買ってもらいました。惹かれた部分はメロディーとリズム、あと歌詞ですね。当時は子どもだったこともあり、言葉の意味は100%理解できていませんでしたが、独特の高揚感や胸が躍る感じは、それまで聴いた曲にはないもので衝撃を受けました。大人になったいまもよく聴きますが、これがまたいいんです。歌詞のわかりみが深すぎて(笑)」■自身にとってもう一つのエモ曲は、ミスチルのあの名曲そんな松下にとって音楽は”常にそばにあるもの”。「その時の自分のメンタルや気分によって聴くものは変わりますが、いつも一緒です。例えば自分のライブの出番前など、気持ちを鼓舞したい時はヒップホップやR&B、ブラックミュージックを爆音でかけたり、逆にちょっとエモい気持ちに浸りたい時はMr.Childrenとか」Mr.Childrenの楽曲、特に「HERO」は、前述の「WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~」と同じく、自身にとって大事な一曲になっているという。「“どうやったらあんな曲できるんだろう”と思うくらい素敵な曲。高校生の時に初めて聴いたのですが、今聴いても色褪せない愛の歌と言いますか、大切な人に向けて歌う楽曲としては『HERO』に勝る歌はないと思うくらい、ストレートな愛のメッセージが込められていて。曲から物語が見えるし、共感性が高くて大好きです。歌詞もそんなに難しい言葉を使っているわけではないけど、すごく刺さる。自分もいつかああいう楽曲を生み出したい気持ちです」ちなみに、『HERO』を初めて聴いたときに、友達との間でひと悶着あったそう。微笑ましいエピソードを披露してくれた。「当時はサブスクもなかったので、ジャケ買いや深夜のテレビなどを通じて、かっこいいバンドや素敵な曲を見つけたら友達同士で共有していたんです。いい曲に出会ったら我先に言いたくて仕方なかったのですが、『HERO』は、自分が最初に見つけて友達に教えた曲だと自負しています。あの頃、友達に「『HERO』って曲、知ってる?」って、ドヤ顔で言っていました。懐かしいな(笑)」そんな松下が番組を通して伝えたいこととは。「音楽の楽しさを改めて感じて欲しいです。番組のコンセプトでもありますが、いまの時代、音楽を聴くならスマホやタブレット、あとはサブスクなどのサービスもあり、音楽へのアクセスがすごく身近なものになっています。だからこそ『with MUSIC』を観る際は、イヤホンを外して家族みんなで素晴らしい音楽を共有しつつ、トークパートでは人気アーティストが抱く音楽観やアーティストとしての思いを知っていただきたいです」最後に、番組の見どころをフリップにしたためてもらった。書かれたメッセージは”オリジナリティ”。「『with MUSIC』でしか見られない映像と、ここでしか聞けない豪華ミュージシャンの本音トークを、ぜひ堪能していただきたいです。ほかの音楽番組では見られない、オリジナリティ溢れる番組にしていきたいと思っています」松下自身のオリジナリティも炸裂するのではと水を向けると、破顔しながら。「そうですね(笑)。すでに何度か収録もさせていただいて、僕自身も徐々にリラックスして臨めるようになり素の自分を出せるようになってきているので、この調子で頑張ります。僕のオリジナリティもぜひ期待してください(笑)!」(取材・文/キャプテン・オオサワ)※取材の模様は、21日放送の『ライターズ!』(日本テレビ 日曜深夜1:30)でもご覧いただけます。
2024年04月21日生見愛瑠主演ドラマ「くるり~誰が私と恋をした?~」にともさかりえ、高野洸、村方乃々佳が出演することが分かった。本作は、ある事故で記憶喪失になった、生見さん演じる主人公・緒方まことが、手元に残された男性用の指輪を手掛かりに“恋の相手”と“本当の自分”を探していくラブコメミステリー。記憶を失くし、困惑するまことの前に、指輪がぴたりとはまる3人の男性が現れることで、謎が謎を呼ぶ、恋の四角関係が繰り広げられる。記憶を失ったまことが持っていた唯一の手掛かり、本作のキーアイテムとなる指輪。これを作った指輪職人の立川杏璃を演じるのが、「おやじの背中」以来、約10年ぶりのTBSドラマ出演となるともさかさん。指輪という人生に寄り添うアクセサリーを作る自分の仕事に、誇りを持っている凛とした女性だ。また、杏璃と同じリングショップで働くスタッフ・早瀬類を、「ようかい体操第一」で一躍有名になった「Dream5」のメンバーで、現在はソロ活動を行う傍ら、舞台作品に出演し、俳優としても活躍の幅を広げている高野さんが演じる。本作は、ジュエリーブランド「gram」が全面協力し、「gram」の実店舗が名前もそのままに劇中に登場。リアルな店舗でのシーンも見どころのひとつとなる。そのほか、自称まことの元彼・公太郎(瀬戸康史)を“推し”と慕い、記憶を失う前からまこととも仲が良く、まことにとっては「一番若い友達」である豊田美緒役で、地上波ドラマ初出演の村方さんも出演する。「くるり~誰が私と恋をした?~」は4月9日より毎週火曜日22時~TBSにて放送。(シネマカフェ編集部)
2024年03月24日SABON(サボン)から、花々や果実が香る入浴剤「バスボール」が新登場する。“花々や果実が香る”入浴剤「バスボール」「バスボール」は、ミネラル豊富な死海の塩を配合した入浴剤。お湯の中に入れると小さな泡がシュワシュワと湧きあがり、その心地よい音と、花々や果実の豊かな香りで癒しのバスタイムを演出してくれる。とろりとしたお湯に約14分間つかれば、ぽかぽかと身体が温まり、まるで死海に浮かんでいるかのような優雅な気分を楽しめるはずだ。新たに配合したオーガニックアーモンドオイルが肌をやわらかくほぐしながら深い潤いを与え、バスタブから出た後もしっとりと肌を保湿してくれるのもポイント。香りは、気分に合わせてセレクトできる全5種類を揃える。全5種の香りデリケート・ジャスミン:清潔感あふれる凛としたクリーンフローラル。月明かりの下の澄んだ空気を感じさせる。パチュリ・ラベンダー・バニラ:甘く魅惑的なパウダリーノート。エキゾティックで神秘的な世界へと誘う。グリーン・ローズ:新鮮な自然の息吹のような、咲きたてのフレッシュローズ。春先に田舎道を駆け抜けるような、豊かな緑を感じさせる。ホワイトティー:心安らぐ優美なシトラスハーモニー。麗らかな陽だまりに佇む心地よさに包まれる。ローズティー:バラの紅茶から立ち上がる、柔らかなフルーティローズ。甘く芳醇な香りが心の隅々まで温かく満たす。ギフトに最適な詰め合わせボックスもまた、ギフトにおすすめの詰め合わせ「バスボール トリニティ」も登場。清潔感あふれる「デリケート・ジャスミン」、甘く神秘的な「パチュリ・ラベンダー・バニラ」、みずみずしくフレッシュな「グリーン・ローズ」の3種の香りをセットにした。【詳細】「バスボール」 全5種 各990円<新製品>発売日:2024年3月1日(金)「バスボール トリニティ」 2,750円<新製品>発売日:4月4日(木)【問い合わせ先】SABON JapanTEL:0120-380-688
2024年03月07日"開花"がコンセプトの日本限定ロゼ・シャンパーニュ優雅に咲き誇る可憐な日本の花々にインスパイアされた「ペリエ ジュエ ベル エポック フロレサンス2015」。"開花"を意味する「フロレンス」の名を冠して誕生したシャンパーニュは、軽やかでフレッシュな味わいでありながら、芳醇な花々が香り立つ。生命エネルギー感じる特別パッケージフランスのアーティストであるガランス・ヴァレが"開花"をコンセプトに手掛けた、フロントラベルとギフト箱も見逃せない。有機的な形状で構成されたデザインは、“鉱物・動物・植物”を抽象的に表しているのが特徴だ。また縦方向のグラデーションは、生命体の連続性を連想させる。【詳細】ペリエ ジュエ ベル エポック フロレサンス2015 ギフト箱入り取扱場所:全国主要酒販売店価格:49,005円(編集部調べ)内容量:750ml熟成期間:最低7年【問い合わせ先】ペルノ・リカール・ジャパン株式会社TEL:03-5802-2671
2024年02月03日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演を務めたドラマ「いちばんすきな花」の公式メモリアルブックが、1月22日(月)本日発売された。本作は、年齢も性別も過ごした環境も違う4人の友情と愛情の物語。発売中のメモリアルブックは、ドラマの世界を一冊に完全パッケージ。「『その人がどう見てるかでいんだよ』というセリフは共感できたし、すごく綺麗な言葉だなと感じました」(多部さん)、「不器用な椿を守ってあげたいと。こういう経験は初めてですね」(松下さん)、「4話のお母さんとの電話のシーンでは、感情のスイッチが入って映像以上に泣いていました」(今田さん)、「紅葉は純粋で、気を使える人。あの3人と出会えて本当によかったです」(神尾さん)など、役への想いや心に残っているシーンについてインタビューした様子や、プロデューサー・村瀬健が語る本作ができるまで、秘蔵写真、制作秘話満載の各スタッフインタビューなどを収録している。「いちばんすきな花 公式メモリアルブック」商品概要・発売日:2024/1/22・定価:定価2,090円(本体1,900円+税10%)・判型:B5判80ページ・ISBN:978-4-594-62145-2(シネマカフェ編集部)
2024年01月22日※このコラムは『いちばんすきな花』11話までのネタバレを含んでいます。■一人では得られなかった幸せ引っ越しを目前に控えた椿(松下洸平)の家に、最後に皆で住むことに。「お風呂沸かしてあるよ」とか、椿の好きなパンを買って帰るとか、それぞれが相手を思い遣って生まれる行動の数々は一人では感じられなかった幸せです。みんなを生き辛くしていたはずのコンプレックスがあったから、こうやって友情が生まれ、一時的とは言え一緒に住めるまでの関係になりました。最初の頃からは想像もつかない多幸感あふれるシーンに、視聴者の心も幸せでいっぱいに満たされました。そして巡り巡って催されることとなったサブキャラ食事会。サブキャラ一同が椿の家に会し、カレーを食べることに。その中にはもちろん、ゆくえ(多部未華子)の元親友・赤田(仲野太賀)の姿もありました。■友達0人になったら4人に増えたその帰り、赤田はゆくえを連れ出し、二人で話すことに。ゆくえも最初は少し気まずそうにしたものの、息ぴったりの元大親友はすぐに意気投合。話の流れで赤田に子どもができたと勘違いし、ゆくえは自分のことかのように大喜びします。それを見て赤田も、ゆくえは結婚も自分のことのように喜んでくれたことを思い出し、「女だから(友人だと言っても心配になる)ってのは分かる。でもゆくえはこんな人だっていうのを嫁に伝えた」と話してくれます。「イチ女友達」ではなく、ゆくえという一人の人間として見てくれたことで、二人の友情は復活することになりました。しかし、赤田の結婚や嫁ブロックによる友情の終焉が来なければ、ゆくえにはこの3人の最高の親友はできていなかったし、友人は今でも赤田だけだったはずです。唯一の友達がいなくなったと思ったら、気づけば4人に増えていたゆくえ。最悪なことが起こっても、人生の長い線で見れば一つの点でしかなく、その先にはたくさんの幸せが待っているかもしれないのだと、勇気をもらえるストーリーでもありました。自分の居場所を決めつけて固執しなくても、実は自分が花束の一つとして輝ける場所はきっといくらでもあるのです。そして、赤田と奥さんのやりとりで、奥さんもゴミ袋の入っていた袋を、ゴミ袋として再利用するくだりがありました。これはゆくえと全く同じ。もしかすると近い将来、ゆくえが「赤田の女友達」ではなく、赤田の奥さんも含めた「赤田家の友人」として関係が広がっていくことの示唆かもしれません。■マグカップの色に込められていたメッセージ4人の友情の証の一つである色違いのマグカップ。この色にもメッセージが込められていました。赤は女性のもの、などとつい思ってしまいがちですが、椿が赤、ゆくえが水色、というように、あえてそういった固定観念にとらわれない色を当てはめることで、男女の型にはめて決めつけたりせず、自分の好きを優先して、心地良いものを選んでいったらいいよ、という意味が込められていたのではないでしょうか。そして、彼らはあえてこのマグカップは持ち帰らず、美鳥(田中麗奈)の家に置いていくことを選びました。美鳥はこれを見て、まるで4人が「おかえり」と出迎えてくれているような気持ちになったかもしれません。「いちばんすきな花に好きな理由はいらないし、いちばんすきな人は一人じゃなくていい」そう語る美鳥のいちばん好きな花・ガーベラが、最後に4本花瓶に生けられていたのも、この大好きな4人を暗喩しているのだと思うと、ここもグッと胸が熱くなるシーンでしたね。■その伏線回収まであったとは!「まさかそこの伏線回収まであったとは!」と驚いた方も多いのが、力士の場面ではないでしょうか。ちびっこ相撲大会で、皆が勝利を予想していた体の大きい子を体の小さな子が負かしたお話。皆は番狂わせを巻き起こした、小さな子の勇姿に感動していたけれど、ゆくえは皆の期待に応えられなかった大きな子の気持ちを心配していました。そのどちらかが立派な力士となり「今までの経験や感情、全てに意味があった」とインタビューで答えたことで、あの時の経験が辛いもので終わらず、プロとしてここまでくるための糧になったのだと分かり、ゆくえの心配が杞憂となりました。まさかこんな小さなストーリーまで伏線として拾ってくれるとは。このドラマの伏線回収があまりに多すぎて……!きっとまだまだ小さな伏線が隠れていそうで、通しでもう一度見たいものです。■出会いと友情が嫌いな自分を変えてくれた心を許せる相手がいなかったこの4人が、ひょんな出会いから一緒に暮らせるまでの関係を築き、今や、「椿の家」という彼らをつなぎ止めていたものがなくとも、いつでも会える強固な友情ができ上がりました。最初の頃、話す相手が欲しくてタバコを吸わないのに喫煙所に行っていたり、友達ではない相手を友達だと自分にいい聞かせて、無理して一緒にいたり、誤解されて友人ができなかったり、そもそも二人組が苦手だったり。自分の嫌いな自分を理解しつつ、内に隠して生きてきた4人。今では、付き合いの結婚式には無理して出席しないし、みんなの目を気にして受けていた同窓会の幹事役もやめ、グループLINEを抜けました。美容院だって2回連続で同じところに行き、関係を築けるようになった。それぞれが「無理していた自分」から少しずつ変わり、ありのままの姿を外でも出せるようになってきたのも、この4人の出会いと友情がさまざまな気づきをくれ、自分に自信を持たせてくれたからなのでしょう。これからも幸せな未来しか見えないこの4人+1人。私たちにとっても「たくさんのいちばんすきな花」となった登場人物たちの幸せを願いながら、終わりにしたいと思います。連載を読んでいただきありがとうございました。(やまとなでし子)
2023年12月28日先日、最終回を迎えた多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠のクアトロ主演ドラマ「いちばんすきな花」が、ディレクターズカット版でBlu-ray&DVD化される。本作は、社会現象になった「silent」の村瀬健プロデューサーと脚本家・生方美久が再タッグを組み、“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに、年齢も性別も過ごした環境も違う4人の友情と愛情の物語を描く完全オリジナルストーリー。主人公を演じる多部さん、松下さん、今田さん、神尾さんのほかにも、齋藤飛鳥、臼田あさ美、仲野太賀、田中麗奈らが出演した。今回のリリースでは、特典映像にとしてメイキングほかを収録予定。内容は未定だが、封入特典もあるようだ。「いちばんすきな花 -ディレクターズカット版-」商品情報2024年6月14日(金)発売・Blu-rayTCBD-1542価格:35,035円(税込)/31,850円(税抜)・DVDTCED-7273価格:28,600円(税込)/26,000円(税抜)レンタル全6巻同時リリース発売元:フジテレビジョン販売元:TCエンタテインメント©フジテレビジョン(シネマカフェ編集部)
2023年12月24日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演を務めるドラマ「いちばんすきな花」が、12月21日の昨日、最終回を迎えた。この度、サプライズで登場した藤井風のコメントが到着した。最終話では、主題歌を務める藤井さんが登場するという粋な演出が用意され、ドラマの中で主題歌を弾き語りで披露。このシーンの撮影には、「FNS歌謡祭」「MUSIC FAIR」などを手掛けるフジテレビが誇る音楽番組制作チームが全面協力した。セット内に飾られた時計が、現実と同じ時間を刻んでいたが、弾き語りシーンの撮影はなんと、最終話放送当日に行われていた。主題歌が発表されていた際、「この物語の主人公達(たち)は、人生の色んな答えを探している気がしました。彼らに自分を重ねることのできる人はとても多いと思うし、僕も勝手に彼らの仲間になったつもりで、一緒に答えを探しにいこうと思いました」と話していた藤井さん。ラストエピソードでその仲間として出会う瞬間が訪れた。最終話放送当日、藤井さんは早速、主演の4人と顔を合わせると温かい拍手で出迎えられ、互いに「不思議な感じがしますね」と話しつつもすぐに意気投合した様子。5人は“椿ハウス”のセットへと移動すると、これまではソファが置かれていたスペースに、藤井さんが普段からライブで使用しているピアノが置かれており、リラックスした様子で藤井さんが手始めにメインテーマを演奏してみせ、セットの片隅に並んで座って聴いていた4人から歓声が上がった。一気にドラマの空気感で満たされたあと、まるでずっと仲間であったかのように撮影もスムーズに進行し、無事に本作のクランクアップを迎えた。収録後、4人からそれぞれのキャラクターをイメージした色の花束が藤井さんに手渡され、花束を受け取った藤井さんは「人ごととは思えないくらい、ずっと存在してきたかのような温かい空間で弾かせていただいて、そして迎え入れていただいて幸せでした。さみしいですが、“椿ハウス”は永遠です」とコメントした。今回の試みについて村瀬健プロデューサーは、「奇跡のようなエンディングを作ることができました。言ってみるものです(笑) 藤井 風さんが椿の家で歌っていたら最高だな、そして、その向こうに、この場所で過ごしていた頃のゆくえ、椿、夜々、紅葉4人の日常の姿が見えていたら最高だな、という、ふと思いついたアイデアを実現させてしまいました。大好きなアーティストが、大好きな曲を、大好きな場所で、大好きな役者さんたちをバックに歌っている。文字通り、夢のような時間でした」と語っている。(シネマカフェ編集部)
2023年12月22日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務めるドラマ「いちばんすきな花」の最終話が12月21日に放送。「silent」チームが再結集した本作は、小さい頃から二人組が苦手な男女4人による友情と愛情を描いた物語。塾で数学を教えている潮ゆくえを多部未華子、出版社で働く春木椿を松下洸平、美容師の深雪夜々を今田美桜、ゆくえの幼なじみでイラストレーターの佐藤紅葉を神尾楓珠、4人の知り合い美鳥を田中麗奈、ゆくえの友人・赤田を仲野太賀、椿の元婚約者・純恋を臼田あさ美が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ゆくえ(多部未華子)の提案で引っ越しまでの短い期間、椿(松下洸平)の家で一緒に暮らすことになった4人。ゆくえと夜々(今田美桜)は同じ部屋で、椿はリビングのソファで眠る。翌朝、遅刻ギリギリの夜々が家を出ようとすると、深夜バイトを終えた紅葉(佐藤紅葉)が「ただいま」と帰ってくる。そして「いってらっしゃーい」と夜々を見送った紅葉がリビングに行くと、ゆくえと椿はのんびりコーヒータイム。紅葉は思わず「夫婦みたいだね」と笑うが、ゆくえからは懐かしいツッコミが。その夜、ゆくえ、椿、紅葉はカレー作り。そこに登場した夜々のTシャツを見た紅葉は、Tシャツに描かれたイラストが自分の作品だと気づく。夜々はネットで買っていたが、どうやら紅葉のイラストが盗用されたらしく、夜々は犯罪に加担したとしょげる。そして食事は自分が作ると言うも、ゆくえと椿がかばうのだった。イラストが気に入って3人と知り合う前に買ったと話す夜々。紅葉は友達だからという理由じゃないなら「むしろ嬉しい」と言って、結局、カレーは4人で仲良く作る。出来上がったカレーを食べ出す4人だが、量を多く作りすぎたため、椿は弟の楓(一ノ瀬颯)を、ゆくえは妹のこのみ(齋藤飛鳥)を呼ぶことに。しかし、このふたりを呼んだことで意外な展開になり――というのが最終話の展開。知り合いを呼んでいいと言われた楓とこのみは、なぜか椿の元婚約者・純恋(臼田あさ美)とゆくえの元親友・赤田(仲野太賀)を呼んでいた。楓、このみ、純恋、赤田の4人がいつもの机でカレーを食べているところに後から合流した夜々と紅葉は、驚きを隠せない。その後、話の流れから赤田を駐車場まで送っていくことになったゆくえ。久しぶりのゆくえ・赤田コンビの会話にSNSでは「ゆくえちゃんと赤田、2人で会える許しが出て良かったです。2人の掛け合い好きすぎ」、「赤田とゆくえちゃんの関係性好きだなー」などの声が。その後、椿は引っ越しをするが、ゆくえ、椿、夜々、紅葉の4人はカラオケやカフェ、インテリアショップなど様々な場所で会うように。そんな引っ越しても変わらずに続く4人の関係に「あのおうちじゃなくても4人いればどこでもたくさん話せてあのおうちの雰囲気になれるからこれからも4人の関係は続くね。良かった、バラバラにならなくて」や「4人がいる場所が帰れる場所になったんだ。いいな最強だ」、「他の場所でも集まれる4人。素敵ね」などの声が上がっている。また、最終回を迎えた本作に対し「最終回凄かった!!伏線とも言えないような所まで全部回収してくれて良かったし、4人で住むのも超楽しそうだったし、美鳥ちゃんが無事帰って来れて良かった!何度でも見返したい!」や「こんなあたたかく様々な角度から人の価値観を大切に表してくれる素敵なドラマに出会えて本当に良かった。4人の空気感が心地よかったです」、「最終話良かったなぁ。エンディングで泣けてきちゃった。皆んな色々あるけど、彼氏彼女とか親友とかそういう名前がある関係だけじゃなく、誰かがいてくれるって思えるだけで前向いて生きていけるよね、ってそう思えたドラマでした」など賞賛の声が上がっている。(シネマカフェ編集部)
2023年12月22日※このコラムは『いちばんすきな花』10話までのネタバレを含んでいます。■4人の名前が四季にちなんでいたわけ春木椿(松下洸平)、潮ゆくえ(多部未華子)、佐藤紅葉(神尾楓珠)、深雪夜々(今田美桜)、この4人がそれぞれ春夏秋冬にちなんだ名前である理由も今回明らかになりました。ゆくえと椿の会話で「春が春なのは桜が咲くからじゃない。一年中春の花が咲いていたら春は春じゃなくって、他の3つの季節があるから春は春」という言葉がありました。この4人も、それぞれ全く性格や気質が違うから椿は椿だし、ゆくえだし、紅葉だし、夜々なのです。みんな同じじゃ四季はこない。個性があるからそれぞれの季節のいいところが際立つのだと。そんな風に、一人一人の個性を生きづらさや悩みも含めて、まるっと受け入れてくれるのがこのドラマがじんわり心に染みる理由ですよね。それを私たちに伝える表現の一つとして、彼らの名前が四季にちなんでいたのですね。■4人が美しく映える、人間関係の花束椿の弟が花束を作りながら言っていた「大事なのは組み合わせ。好きな花だけ集めたからっていい花束にはならない」という言葉。この4人もそう。人間関係に難を抱え、誰かの好きな花にはなれず、選ばれることの少なかった人生だけど、そんな4人が集まることで、最高の花束が生まれました。きっと今が人生で一番楽しくて、一番輝いているに違いありません。自分の居場所が見つからない人も、理想や好み、思い込みから目を外してみたら、自分が思ってもいなかった場所に、そんな風に自分が生き生きと輝ける組み合わせの可能性が隠れているのかもしれませんね。■夜々がフラれることこそ夜々の理想椿に一度フラれた夜々でしたが、今回再度アプローチをしていました。しかし夜々はいつも直情的で、ちょっぴりタイミングが悪い。前回も時期尚早なタイミングで気持ちを伝えていましたが、今回は手料理を作り、一口食べたタイミングで「私って可能性ないですかね?」とアプローチ。こんなに答えを急がずとも、もう少し長い目でアプローチしてもいいのに。あとは、答えは変わらないにしても、せめてご飯を食べ終わった後で気持ちを伝えたらいいのになぁと。もちろんうまくいけばいいですけど、そうじゃなかった時、違う気持ちや気使いが頭をぐるぐる回り、せっかく作ったご飯なのに味だけを素直に楽しめなくなってしまいます。空気は持ち直していましたが、「ない」というはっきりとした椿の答えにより、改めて夜々の恋はしっかりと終わりました。美人がゆえに、外面だけ見て中身を見ようとしない男性から好意を受け続けてきた夜々の恋がこんな風に終わるのは、椿がちゃんと夜々の内面を見て判断をしてくれたという証明です。夜々がフラれることは、ある意味夜々の求めていた理想の自分の一つでもあるのが皮肉ですね。■とうとう終わった二つ目の恋一方の紅葉もゆくえにとうとう気持ちを伝えました。しかしこちらも玉砕。「弟みたいな感じ?」と紅葉が聞くと、「紅葉は紅葉って枠でしかないよね」と答えます。これも、人を無理やり型にはめるような、一方的にカテゴライズすることを嫌うゆくえらしい答えだな、とほっこりしました。紅葉という人間をしっかり見てくれているからこそ、弟っぽいとか、幼馴染とか、画一的な表現には当てはめられないし、ゆくえにとっては「紅葉は紅葉」でしかないのでしょうね。■自虐フルスロットルな慰め方のクセその結果、恋愛でバランスが崩れることもなく、親友として引き続き、関係を続けていくこととなった4人。そんな中、紅葉は小説の表紙のイラストを手がけ、みんなが喜んでたくさんの本を買ってくれる一方で、イラストに対するネットでのコメントに心を痛めていました。「小説の内容と合っていない」などといった、イラストそのものに悪意はないであろう感想。しかしそれは紅葉の心にはグサグサと刺さります。そんな紅葉に、「婚約指輪は(婚約破棄で)ゴミになった。だから他人の指輪見ると指にゴミつけてんなーって思う」「ポイントカード忘れたことを後悔する人もいるのに、ゴミ箱に捨てる人(椿)もいる」と、同じ物でも人によって受け取り方や価値はそれぞれ、ということを自虐フルスロットルで伝えてくれる椿と夜々。2人らしい優しさに加え、その後同じ話で慰めようとしてくれるゆくえ。この小気味いい会話のテンポの良さもこのドラマの見どころですよね。■私たちの固定観念をぶっ壊してくれるドラマ「他人の価値観を否定するのはダメだけど、受け入れなきゃいけないってこともない」「話し合えば分かり合えるなんてうそ」「間違いはとことん排除しようとして、その間違いだってその人の価値観でしかない」これらは全て、紅葉を慰める椿たちの言葉です。これらって、私たちが幼い頃に教わってきたことを否定する言葉なんですよね。「人は話し合えば分かり合える」「価値観や多様性を受け入れ、相手を理解しましょう」と、道徳の授業なんかで「人としてこうあるべき」と教えられてきたような理想論。こんなものに縛られず、無理な時は無理だし、そういう人もいるとだけ認めて、価値観を全て受け入れる必要はないのだと、理想と建前でガチガチに固められてきた私たちの心と頭をすっとほぐしてくれるような価値観をバンバンぶつけてくれる。愛とか恋とか、惚れた腫れたの話とはまた違う、日常に隠れる小さな感情や、ちょっとした違和感にスポットライトを当てて、私たち一人一人の生き方全てを肯定しながら視点をやさしく変えてくれる、今までにないタイプのドラマです。次回はとうとう最終回。最後に椿の家に住むことになった4人に何が起きるのか。家の近所にある、美しい桜は見れるのか。どのような形で幕を閉じるのか、楽しみです。(やまとなでし子)
2023年12月21日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務めるドラマ「いちばんすきな花」の10話が12月14日に放送。紅葉のことを下げる発言ばかりする同僚たちに対し、反撃する夜々の姿に「夜々ちゃん最高」「よくやった」などの声が上がっている。「silent」の脚本家・生方美久とプロデューサー・村瀬健がタッグを組んだ本作は、小さい頃から二人組が苦手な男女4人による友情と愛情を描いた物語。塾で数学を教えている潮ゆくえを多部未華子、出版社で働く春木椿を松下洸平、美容師の深雪夜々を今田美桜、ゆくえの幼馴染みでイラストレーターの佐藤紅葉を神尾楓珠、4人の知り合い美鳥を田中麗奈が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。北海道に戻る美鳥(田中麗奈)を見送ったゆくえ(多部未華子)は、その日の夜、いつものように春木家に集まった自分以外の3人に美鳥からの伝言を伝える。一通り伝え終わると夜々(今田美桜)と紅葉(神尾楓珠)はそれぞれリビングを出ていくが、その様子を確認したゆくえは椿(松下洸平)に「そこの公園、桜が咲くから春まで住んでみて欲しかった」と美鳥に言われたことを話す。夜々と紅葉が聞いたら「じゃあ、春まで」と言い出しかねないと、ふたりがいる前では言わなかったのだ。ある日、夜々と紅葉が美鳥のことなどを話しながら居酒屋で飲んでいると、近くの席で飲んでいた紅葉のバイト先の同僚、園田拓真(世古口凌)と松井隼人(川本光貴)に声をかけられる。園田たちは、夜々を紅葉の恋人と勘違いしてからかい始めるが、夜々が応酬し始めて――というのが10話の展開。夜々は、紅葉のことをよく知りもしないくせに彼のことを下げる発言を繰り返す園田たちに反撃。さらに止まらない夜々は、紅葉に店から連れ出されるが「バーカ」と何度も叫ぶのだった。そんな夜々の姿に、SNSでは「夜々ちゃん最高wwww」や「夜々ちゃん!笑笑 かっちょいいと思ったらバカ連呼。笑笑 よくやった!」、「今日の夜々ちゃんめっちゃ好きだわ」といった声が。また椿にもう一度、可能性がないか尋ねてはっきりないと意思表示された夜々。そんなふたりのやりとりに、「夜々ちゃんの告白シーンは、さすがにつらかった。椿さんの大人の対応 椿さんらしい優しさかなぁ…」や「椿さんの言い方は冷たく聞こえるけどハッキリ断るのは大事な人への誠実さなのかな」、「ちゃんと気持ち伝えた夜々ちゃんかっこよかった」などの声が上がっている。【最終話あらすじ】ゆくえが最後に春木家でしたいこととして「ちょっと住みたいです」と提案したことで、4人は椿の家でしばらく一緒に住むことに。ゆくえと夜々は同じ部屋で、椿はリビングのソファで眠る。翌朝、目を覚ました夜々が出勤のために出て行こうすると、深夜バイトを終えた紅葉が「ただいま」と帰ってきた。そして「いってらっしゃーい」と夜々を見送った紅葉がリビングに行くと、ゆくえと椿はコーヒーを飲んでのんびり。それを見た紅葉は思わず「夫婦みたいだね」と笑ってしまうのだった。その夜、ゆくえ、椿、紅葉はカレー作り。そこに登場した夜々のTシャツを見た紅葉は、Tシャツに描かれたイラストが自分の作品だと気づく。夜々はネットで買っていたが、どうやら紅葉のイラストが盗用されたらしく、夜々は犯罪に加担したとしょげる。そして食事は自分が作ると言うも、ゆくえと椿がかばうのだった。イラストが気に入って3人と知り合う前に買ったと話す夜々。紅葉は友達だからという理由じゃないなら「むしろ嬉しい」と言って、結局、カレーは4人で仲良く作ることに。出来上がったカレーを食べ出す4人だが、量を多く作りすぎたため、椿は弟の楓(一ノ瀬颯)を、ゆくえは妹のこのみ(齋藤飛鳥)を呼ぶ。しかし、この2人を呼んだことで意外な展開になり――。「いちばんすきな花」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年12月15日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務めるドラマ「いちばんすきな花」の9話が12月7日に放送。帰りたかった家で、美鳥が疎外感を感じるシーンに「よくわかる」や「切ない」など共感の声が上がっている。「silent」の生方美久が脚本を務める本作は、小さい頃から二人組が苦手な男女4人による友情と愛情を描いた物語。塾で数学を教えている潮ゆくえを多部未華子、出版社で働く春木椿を松下洸平、美容師の深雪夜々を今田美桜、ゆくえの幼馴染でイラストレーターの佐藤紅葉を神尾楓珠、4人の知り合い美鳥を田中麗奈、ゆくえの元親友・赤田を仲野太賀が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。椿(松下洸平)の家に行った紅葉(神尾楓珠)が、自分が表紙のイラストを手がけた小説を渡そうとすると、椿は大きなダンボール箱を開けていた。「荷造りですか?」と聞く紅葉に、椿はニコニコしながら箱の中を見せる。するとそこには、紅葉が表紙を描いた大量の本が。実は椿は全部自腹で買っており、とても嬉しそう。一方、ゆくえ(多部未華子)は美鳥(田中麗奈)と会うことに。すると、美鳥は突然「こっちいるうちに、会いたい人いて」と切り出して――というのが9話の展開。ふたりが待っていると、赤田が登場する。そしてカラオケに行きたくなったゆくえと赤田は遠回しに美鳥を説得し、3人はファミレスからカラオケに移動することに。そんなゆくえと赤田の息の合ったやりとりに、SNSでは「赤田とゆくえちゃんによる美鳥ちゃんをカラオケに誘導する流れが狂おしいほど好き。このバディ感がたまらない」や「誘導するゆくえちゃんと赤田くんのコンビさすがだ」の声が。一方で3人になった時の美鳥のぎこちない様子に「美鳥ちゃんの感じてるちょっとした疎外感、ぎこちない感じがリアル。特にファミレスの赤田とゆくえと3人のシーン、どんな面白いコントになるんだろうと期待してたら、気まずい間があって特に何も盛り上がらない。こういう対比のさせ方が上手」や「美鳥ちゃん、めっちゃ顔に出るから、ファミレスでも椿の家でも疎外感を味わってるのが伝わってくる」といった声が上がっている。また、ふたりで会うのではなく、椿の家で4人と食事をすることになり戸惑う美鳥の姿に、「今日のは苦しかったなあ…みどりちゃんの気持ちがよく分かる…疎外感というかなんかね…」や「あの独特の疎外感、まさに「途中から入る交換ノート」だな……なんちゅう表現」、「美鳥ちゃんが4人を見て疎外感?を感じてるの切ないな。自分の帰りたい家なはずなのに」などの声が上がっている。【第10話あらすじ】北海道に戻る美鳥を見送ったゆくえ。その夜、4人はいつものように春木家に集まる。そしてゆくえは椿たちそれぞれに美鳥からの伝言を預かったと切り出し、報告。一通り伝え終わると夜々と紅葉はそれぞれリビングを出ていくが、その様子を確認したゆくえは椿に「そこの公園、桜が咲くから春まで住んでみて欲しかった」と美鳥に言われたことを話した。夜々と紅葉が聞いたら「じゃあ、春まで」と言い出しかねないと、ふたりがいる前では言わなかったのだ。ある日、夜々と紅葉が美鳥のことなどを話しながら居酒屋で飲んでいると、近くの席で飲んでいた紅葉のバイト先の同僚、園田拓真(世古口凌)と松井隼人(川本光貴)に声をかけられる。園田たちは、夜々を紅葉の恋人と勘違いしてからかい始めるが、夜々が応酬し始めて――。「いちばんすきな花」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年12月08日※このコラムは『いちばんすきな花』8話までのネタバレを含んでいます。■美鳥と椿の過去仲良し4人組、ゆくえ(多部未華子)、椿(松下洸平)、夜々(今田美桜)、紅葉(松尾楓珠)の新たな共通点として突如浮上してきた美鳥ちゃん(田中麗奈)の存在。今回はいくつかの過去が明かされることで、見えなかった4人の新たなつながりが浮き彫りになりました。椿と美鳥は中学の同級生。学校にはあまり来ず、登校すればいつも怪我をしており、クラスメイトからは「荒れている」「ケンカをしている」と、腫れ物のように避けられ、嫌われていた美鳥。しかし、ある日美鳥が椿の実家の花屋の前を通りかかり、怪我をしていたところを手当してあげたことから友情が始まります。ケガについて美鳥が「これケンカだから」と椿に言い放つと、「本当にケンカしてるんだ」と椿はさらりと返します。「みんな言ってるけど、見た人は多分いないし、志木(美鳥)さんから直接聞いた人はいないし、ただの噂話かなと」この一言で居場所のなかった美鳥の心が救われるのです。■美鳥が唯一心を許せた場所家にも学校にも居場所がなく、勝手な噂と憶測ばかりが広まって、本当の自分を見ようとしてくれない人々ばかりの中で、椿は真偽不明の噂に惑わされず、自分が直接見て、聞いて、感じた正しい情報だけで、まっすぐ美鳥を見ようとしてくれたのです。それをきっかけに美鳥はその後もふらりと椿の元に現れるようになります。ケガの本当の理由や、美鳥の事情を追求されることもなく、椿の母や椿と心を許して過ごせる時間は、彼女にとってやっと生まれた居場所だったに違いありません。しかし、子どもは自分で居場所を決めることができません。家庭環境が良くても悪くても、親に全てを委ねなくてはならないという、子どもの理不尽なさだめにより、ある日突然どこかへ転校してしまい、二人の関係は終わりを告げました。ゆくえが、塾でこんな話をしていました。「(不登校女子を)みんなが嫌いだから嫌いって人もいる。(気にかけてくれる転校生の男の子が)みんなにならなかったのはすごい」美鳥にとっても椿はそんな存在だったのでしょう。突然消えた美鳥を今でも気にかけていた椿。美鳥の「昔の友達に会って回ったり、家を自分で買ったり、そういうの一人でできるようになった」「もうケガしてない」という言葉に安堵していた姿が印象的でした。もう親に振り回されず、自分の足で、好きな場所で生きていけるのだと分かって、心配していた原因がすっと消えたのではないでしょうか。■美鳥がくれたそれぞれの「好き」美鳥の過去が明らかになることで、4人だけでは見えてこなかったさまざまなつながりが明らかになりました。母に抑圧され、本当は将棋が好きなのにそれを隠してきた夜々。実は夜々にその将棋を教えたのが美鳥でした。中学の頃、椿が美鳥に将棋を教え、黙々と将棋を打つことで関係が育まれていったわけですが、ひょんなことから習うことになった将棋が、美鳥から夜々に受け継がれ、夜々の大好きなものの一つになりました。つまり間接的に夜々に将棋を教えたのは椿、ということです。逆にいうと、美鳥の家庭環境の悪さがなければ、美鳥も夜々も将棋を習うことはなかったのですから、運命は色んなところでつながっています。そして現在、夜々は椿と将棋を打って、椿を負かしているわけで、自分は気づいていないところで本当の師匠を超えていた……とか、なんだか少年漫画みたいな展開です。私たちの「好きなもの」も、実は見えないところで色んな運命が絡みあって、今この手にあるのかもしれません。今回、美鳥は数学教師だったことも分かりました。ゆくえが数学が好きで、数学の先生になったのも、憧れだった塾の数学の先生である美鳥の影響かもしれません。そして、美鳥の描いた未来の家の絵や、電話をしながら描いていた花の落書きがとても上手でした。紅葉も絵を描くことがとても好きですが、もしかするとその好きを活かしてイラストレーターを目指そう、ということになったのも、美鳥ちゃんが何らかの影響を与えているのかもしれませんね。これからのエピソードにも期待です。■美鳥と4人の関係の時系列家庭での何らかの問題を抱えていたことから、親戚中にたらい回しにされ、疎まれ、居場所がなかった美鳥。夏休みの間は夜々の家に身を寄せることとなり、美鳥と夜々の関係が深まりました。幼いがゆえに事情が分からず、美鳥のことを「大好きなお姉ちゃん」として純粋に接する夜々の存在もまた、美鳥にとっては救いだったのでしょう。この時は椿から教わった将棋の指し方をすでに知っているので、桜新町で椿と出会った後の美鳥の行き先が、九州の夜々の家なのでしょう。その後、新潟に引っ越して行った、ということなので、ゆくえ、紅葉との出会いにつながっていくのでしょうか。桜新町では、美鳥は毎日のようにケガを負っていましたが、夜々の家に来てからは無傷。やはりあのケガの原因は家族なのでしょう。それは母なのか、兄なのか。母は美鳥を疎ましいと思っていたようですが、母親と兄は北海道にいながら、美鳥だけが一人新潟に行く理由や、ケガのはっきりとした理由などはこれから明かされるのでしょうか。にしてもケガレベルが骨折とか、ちょっと見ていられないほど重症ですよね。それがもし家族から、となればどれほどまでに辛い思いをしてきたのでしょうか。■みんなが幸せを願っていた美鳥の今子どもの頃はずっと一人で孤独に戦ってきた美鳥。「家が欲しい。自分の家。帰りたい家」と椿に夢を語っていましたが、久々に訪れた自分の昔の家である椿家で漏らした「なんか違う家みたい。でもなんか帰ってきた感じある」という言葉。これを聞いてしまったら、もう椿は家を譲らないという選択肢はないでしょう。美鳥に、大切な家、帰りたい家ができることは椿の願いですから。次回は美鳥と紅葉との再会でしょうか。また次回の答え合わせを期待しながら放送を待ちましょう。(やまとなでし子)
2023年12月07日昨年大好評を得た『演劇ドラフトグランプリ』 が今年も開催!プロデューサーの荒牧慶彦さんと、座長を務める七海ひろきさん、高野洸さんに“演劇”への想いを伺いました。『演劇ドラフトグランプリ』とは…座長に選出された数名の俳優たちが、ドラフト会議によって演出家や共演する俳優を自らドラフト指名してチームを結成。上演時間や舞台形式などのルールにのっとり、クジで決まったテーマに沿って演劇作品を創作し、公演当日に作品を披露。審査員と観客の投票によりグランプリを決定するイベント。荒牧慶彦さんが発案し、その企画・プロデュースで昨年6月に第1回が開催され好評を得た。高野 洸×荒牧慶彦×七海ひろき荒牧慶彦:「演劇ドラフトグランプリ」を初めて開催した去年は手探り状態で、始まるまでは不安でいっぱいだったんですけど、いざやってみたら本当に面白くて!これは絶対に続けた方がいいということで、今年も開催することになりました。高野 洸:今年もお声かけいただいて嬉しいです。去年の「演劇ドラフトグランプリ」は役者一人ひとりのパワーがとんでもなかった(笑)。僕もそれを間近で感じることができて嬉しかったですし、1日でいろんな作品が観られるのは面白いですよね。七海ひろき:私も去年は配信で観ていたんですが、役者の情熱も、舞台を見守るお客さんの集中力もひしひしと伝わってきて、全部ひっくるめて“演劇”だなあと感動しました。荒牧:今年は七海さんと演出家の三浦香さんという新しい風が加わってくれました。(高野)洸とはもともと仲がいいので信頼関係があるし、若い座長がいてほしいという思いもあって去年に引き続きお願いしました。他チームの座長である玉ちゃん(玉城裕規)も染くん(染谷俊之)も、僕が尊敬する先輩としてオファーさせていただきました。高野:去年声をかけてもらったときも思ったんですけど、正直、僕でいいんですか?という思いはあるんですよね(苦笑)。荒牧くんは僕がめちゃくちゃリスペクトしてる先輩なので、この人が言うのならついていこうと思ってはいるんですけど。七海:私も同じ気持ちです。でも、こんな機会はもうないと思うので、出させていただけるのであれば精一杯がんばります!荒牧さんとは、舞台『ゲゲゲの鬼太郎』でご一緒したのが初めてだったけど、お芝居が大好きなんだなというのが伝わる熱い人。すべてに情熱を持って臨んでいて、どうしたらもっといい舞台になるかをつねに考えていらっしゃる。荒牧:いやー…(照)。僕は、僕にはないものを持ってる人が好きなんですよ。例えば洸はアーティストとしてライブをやっているし、七海さんは宝塚歌劇団出身で、今は声の仕事もされている。お互いが自分のスキルを提示し合いながら、より高め合える仲間だと僕は思っていて…。仲間でありライバルであり、この業界を一緒に盛り上げてくれる同志であると思ってるんですよね。高野:でも、チームのメンバーを決めるドラフト会議では、僕と荒牧くんが同じ役者を指名して、僕が負けてしまいました(笑)。荒牧:そうだったね(笑)。高野:僕は出演者の中で一番付き合いが長い(福澤)侑(ゆう)くんをまっ先に指名したんですけど…。荒牧:僕のチームのテーマが“アイドル”だったから、振り付けができる侑が欲しかったんだよね。それに侑とはいろんな作品で共演してるから、チームにいてくれたら心強いと思って。七海さんのチームはすごいメンバーが揃いましたよね。七海:個性的なチームになりました(笑)。唐橋充さんは一度共演してみたいと思っていたんですけど、玉城さんと指名が重なってドキドキしました。幸い、クジの引きが強くて、最高のメンバーが揃いました。荒牧:うちも“アイドル”というテーマにふさわしく、動けるメンバーが揃いました。顔もいいですし(笑)。高野:僕はドラフト1巡目で侑くんが取れなかったので逆に吹っ切れました。去年は最年少座長として新しいことをやろうとダンスを取り入れたりしたので、今年はまた違ったことに挑戦しようかなと。荒牧:今年、洸が選んだメンバーは意外だったかも。2年目の覚悟が見えたよね。七海:ドラフト会議はすごく緊張しました!自分が選ぶ立場であることにも震えましたが、私たちがいた会場も、実際に野球のドラフト会議をする場所なんですよね。荒牧:おふざけは本気でやる、というのが「演劇ドラフトグランプリ」のテーマなので(笑)。もちろん、演劇の素晴らしさを届けたいという気持ちはありますが、ある意味お祭りでもあるので、ファンの方に一緒になって楽しんでもらいたいんですよね。“グランプリ”と銘打つ以上、勝ち負けは出てしまうけど、僕は全員が一番星だと思っているし、ぜひ自分の推しだけでなく、この人の演技が好きだなという人を見つけてもらいたいです。高野:豪華なキャストが揃っていますし、みんなの新たな一面が発見できる場でもありますよね。僕としては配信も盛り上がってほしいんですよ。自宅でスポーツ観戦するように、少しでも演劇に興味のある人に観ていただけたら嬉しいです。七海:この1回の舞台のためだけにみんなとものを作る、という時間を大切にして本番を楽しみたいです。この「演劇ドラフトグランプリ」が“演劇を観た!”と感じてもらえるような、心動かされる時間になったらと願っています。(写真中央)あらまき・よしひこ1990年2月5日生まれ、東京都出身。2012年に、ミュージカル『テニスの王子様』2nd seasonでデビュー。2.5次元舞台を中心に、舞台『刀剣乱舞』『ヒプノシスマイク‐Division Rap Battle‐』Rule the Stageなどで人気を博す。’22年にはドラマ『たびくらげ探偵日記』で主演を務めるなど活躍の幅を広げている。ジャケット¥82,500シャツ¥23,100パンツ¥33,000(以上ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿 TEL:03・3470・6760)イヤカフ、上¥9,900下¥12,100リング¥33,000(以上ライオンハート/シアン PR TEL:03・6662・5525)その他はスタイリスト私物(写真右)ななみ・ひろき1月16日生まれ、茨城県出身。2003年に宝塚歌劇団に入団し、男役スターとして人気を博す。’19年の退団後は、俳優、歌手、声優など幅広く活躍。昨年にはドラマ『合コンに行ったら女がいなかった話』に主演。今年、舞台『THE MONEY』のプロデュースも手がけた。’24年放送開始のアニメ『戦国妖狐』千夜役で声の出演。ジャケット¥72,600(ラッド ミュージシャン/ラッド ミュージシャン 原宿)シャツ¥41,800(ガラアーベント/サーディヴィジョンピーアール TEL:03・6427・9087)右手のリング¥24,200左手のリング¥15,400(共にライオンハート/シアン PR)その他はスタイリスト私物(写真左)たかの・あきら1997年7月22日生まれ、福岡県出身。2009年よりDream5メンバーとして活動し、’14年に「ようかい体操第一」でNHK紅白歌合戦出演。活動終了後は俳優としてミュージカル『刀剣乱舞』膝丸役で人気を博し、今年は舞台『キングダム』で主人公・信を演じた。’19年にソロCDデビューも果たし、’24年1月30日に新曲『ex‐Doll』がリリース。ジャケット¥64,900シャツ¥23,100パンツ¥31,900ベルト¥13,200(以上ラッド ミュージシャン/ラッドミュージシャン 原宿)その他はスタイリスト私物『演劇ドラフトグランプリ2023』12月5日(火)17:00開演日本武道館総合演出/植木豪総合司会/山寺宏一特別審査員/中川晃教楽屋レポーター/髙木俊アシスタントレポーター/田中涼星【劇団『一番星』】座長/荒牧慶彦演出/川尻恵太出演/木津つばさ、高橋怜也、福澤侑、松井勇歩【劇団『びゅー』】座長/高野洸演出/松崎史也出演/北川尚弥、高木トモユキ、古谷大和、松島勇之介【劇団『国士無双』】座長/染谷俊之演出/中屋敷法仁出演/糸川耀士郎、椎名鯛造、鳥越裕貴、長妻怜央【劇団『恋のぼり』】座長/玉城裕規演出/私オム出演/石川凌雅、小西詠斗、萩野崇、服部武雄【劇団『品行方正』】座長/七海ひろき演出/三浦香出演/加藤大悟、唐橋充、後藤大、廣野凌大アリーナ席・1階席1万3500円2階席1万1500円3階席9500円Mitt TEL:03・6265・3201(平日12:00~17:00)※『anan』2023年12月6日号より。写真・宮崎健太郎スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・車谷 結(荒牧さん)塩田勝樹(七海さん、高野さん)取材、文・尹 秀姫構成、文・望月リサ(by anan編集部)
2023年12月06日現在放送中のドラマ「いちばんすきな花」のスピンオフが、「FOD」にて配信スタートした。「いちばんすきな花」は、“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに、くすっと笑って、ふわっと泣けるドラマ。多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が演じる主人公がある日、それぞれの日常の中で“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面、ふとした出来事を機に巡り会い、“友情”と“愛情”というテーマに自然と向き合っていくことになる。「いちばんすきな花-みんなのほんね-」と題して配信がスタートしたスピンオフドラマは、本編と同じく、生方美久が執筆。本編では出会っていない登場人物たちが巡り会うストーリーで、いままで描かれることのなかった、それぞれの心情もすくい上げた作品に仕上がっている。本編で出てきた印象的なシーンにおいて、登場人物たちが「あのときどのように思っていたのか?」が垣間見え、本作の世界をより深く楽しめる内容になっている。なおすでに、「TVer」で「条件」というエピソードが配信中。「FOD」では、「価値観」、「信憑性」、「説得力」、「親近感」、「実用性」が順次、配信。多部さん、松下さん、今田さん、神尾さんらが出演する。木曜劇場スピンオフドラマ「いちばんすきな花-みんなのほんね-」は「条件」TVerにて配信中、「価値観」「信憑性」FODにて配信中、「説得力」「親近感」「実用性」は12月12日(火)9時~FODにて配信。「いちばんすきな花」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。【スピンオフドラマ概要】■タイトル:「いちばんすきな花-みんなのほんね-」■配信:TVerにて「条件」配信中FODにて「価値観」「信憑性」配信中12月12日(火)9時~FODにて「説得力」「親近感」「実用性」配信■出演:「条件」:齋藤飛鳥 泉澤祐希/多部未華子 他「価値観」:田辺桃子 山谷花純 杏花/仲野太賀「信馮性」:一ノ瀬颯 臼田あさ美「説得力」:白鳥玉季 黒川想矢 菅原大吉「親近感」:神尾楓珠 一ノ瀬颯 美保純/松下洸平「実用性」:齋藤飛鳥 一ノ瀬颯 ハマカワフミエ/今田美桜(シネマカフェ編集部)
2023年12月05日2023年11月30日、俳優の榮倉奈々さんがInstagramを更新。夫で俳優の賀来賢人さんとの『夫婦ショット』を公開し、反響を呼んでいます。榮倉奈々&賀来賢人の夫婦ショットに「世界一お似合い」同年10月に、アパレルブランド『newnow(ニューナウ)』を立ち上げ、それに伴い設立した新会社のCEOに就任したことを報告していた、榮倉さん。ブランドの企画が始まってから1年が経ったとのことで、「2024ssのコレクションラインが幕を閉じようとしています」とつづりました。榮倉さんによると「想い出を振り返る隙のない1か月」だったようで、多忙な日々を振り返りながら、受注会での写真を複数枚投稿しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 榮倉奈々(@nana_eikura)がシェアした投稿 榮倉さんは、会場での様子を写した6枚を投稿。一番最後には、榮倉さんと賀来さんが肩を寄せ合い満面の笑みを浮かべる『夫婦ショット』がおさめられていました!メインビジュアルに、夫婦のツーショット写真が掲載されたことでも話題を呼んだ、同ブランド。榮倉さんの『ブランド立ち上げ』という新たな挑戦を、賀来さんは一番近くで支えてきたのでしょう。写真で見せる自然体な笑顔からも、夫婦の仲のよさが伝わってきますね。貴重なショットに、ファンからは絶賛のコメントが相次いでいます。・なんて素敵なご夫婦なのでしょう!写真の破壊力がやばい。・最後がいい写真すぎてびっくりした。世界一お似合いな夫婦。・妻のやりたいことを応援してくれる夫って素敵。同ブランドはすでに次のシーズンの企画が進み、「『newnow』の未来がますます楽しみになるような…現在そんな道のり」と期待を寄せた、榮倉さん。これからも賀来さんと支え合いながら、素敵な洋服を世に送り出していくのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年12月02日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務めるドラマ「いちばんすきな花」の8話が11月30日に放送。美鳥を通して椿と夜々に実は表立って見えていない繋がりがあった事実に「鳥肌たった」や「椿さんはじまりだったのね」などの声が上がっている。「silent」の生方美久が脚本を務める本作は、小さい頃から二人組が苦手な男女4人による友情と愛情を描いた物語。塾で数学を教えている潮ゆくえを多部未華子、出版社で働く春木椿を松下洸平、美容師の深雪夜々を今田美桜、ゆくえの幼馴染でイラストレーターの佐藤紅葉を神尾楓珠、4人の知り合いであることが発覚した美鳥を田中麗奈、ゆくえの妹・このみを齋藤飛鳥が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。春木家の以前住人の名前が“志木美鳥”だと判明し、4人それぞれ“美鳥”という知り合いがいることもわかる。しかし、名字が違っていたり、印象も違うなど、どうもそれぞれの想像した人物像が重ならない。そこで唯一連絡先を知っていたゆくえ(多部未華子)がLINEを送るが、なかなか返事は返ってこなかった。そして、春木家からの帰り道、ゆくえのスマホに美鳥(田中麗奈)から着信がかかってくる。また、椿(松下洸平)も仕事帰りに実家に寄り、家族に同級生の美鳥について聞いてみると、鈴子(美保純)も楓(一ノ瀬颯)も美鳥のことを思い出し――というのが8話の展開。それぞれが抱いていた印象は違ったものの、美鳥が同一人物だとわかったゆくえは、一足先に美鳥とふたりで会うことに。「その人の前だけの自分ってあるしね」「久しぶりは2人で会いたかったんだよね」と言うゆくえ。一方残された3人も、同じような会話をしていた。そして二人組が苦手な4人が美鳥と2人の思い出を振り返るシーンに、SNSでは「2人組が苦手な4人にも、2人ずつで正解って感じさせる美鳥すごい。それぞれ深くて優しい時間」や「4人の席じゃなく、ソファーを勧める椿さん。美鳥さんとは5人では無くて4人それぞれが2人になれる」、「居心地いいと部室にまでなる家もとを辿れば みんなのみどりちゃんが居たとこ。みんなのみどりちゃんにしか見せない2人の時の顔や思いがあるからだから居心地よかったんだよね」などの声が。また、夜々(今田美桜)の美鳥との思い出であるロールキャベツや将棋が元々は美鳥が椿の家で習っていたという事実に、「美鳥ちゃんが作ってくれた肉巻きロールキャベツ?、椿さんのお母さんが教えてくれていたやつじゃん~それを食べて「お母さんよりお母さんの味!」っていう夜々ちゃん…繋がっているんだな」や「夜々ちゃんの昔の夢だった将棋の棋士も、お母さんよりお母さんと感じる味も、椿さんはじまりだったのね…!」、「夜々ちゃんに将棋を教えたの、実は美鳥ちゃん経由で椿だったっていうのに鳥肌たった。ドラマあるあるの“実の兄弟だった”みたいな衝撃の事実」などの声が上がっている。美鳥の登場で、4人の新たなつながりが次々と明らかになっている本作。「こんな陳腐な表現ではとても言い表せないとは思うけども毎話神回で毎話ピークを更新し続けている」や「ねぇ、いちばんすきな花、最高すぎませんか?最高の4人に最高の1人。田中麗奈が本当に素晴らしくて心がキュッとなる」と言う声も上がっており、次回以降も目が離せない。【第9話あらすじ】椿の家に行った紅葉(神尾楓珠)が、自分が表紙のイラストを手がけた小説を渡そうとすると、椿は大きなダンボール箱を開けていた。「荷造りですか?」と聞く紅葉に、椿はニコニコしながら箱の中を見せる。するとそこには、紅葉が表紙を描いた大量の本が。実は椿は全部自腹で買っており、とても嬉しそう。さらにゆくえと夜々もすでに自分で本を買っていた。そしてゆくえ、椿、夜々が紅葉を褒めて、一緒に読もうと誘うと照れた紅葉は2階に行ってしまう。紅葉がいなくなったことを確認した椿は、ゆくえに紅葉と美鳥が2人で会えたのか質問。ゆくえは、「約束はしたみたいですよ」と答えるのだった。そんなある日、ゆくえは美鳥と会うことになり、美鳥が東京に戻ることになった経緯を聞かされる。すると、美鳥は突然「こっちいるうちに、会いたい人いて」と切り出して――。「いちばんすきな花」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年12月01日現在放送中の多部未華子&松下洸平&今田美桜&神尾楓珠主演ドラマ「いちばんすきな花」の公式SNSに投稿されている、キャストたちの撮影の裏側をとらえたメイキング映像が話題となっている。本作は、潮ゆくえ(多部さん)、春木椿(松下さん)、深雪夜々(今田さん)、佐藤紅葉(神尾さん)という4人の主人公がある日、それぞれの日常の中で“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面し、ふとした出来事を機に巡り会い、友情と愛情に自然と向き合っていく物語。SNSにアップされているのは、みんなが集まるお馴染みの春木家で、親指を使ったゲーム「ちっちーの〇」をしたり、「ほうれん草ゲーム」をしたり。仲良くおしゃべりをしたりと、どれも大盛りあがりで楽しそうな様子が垣間見える。そんなわきあいあいとした様子に視聴者も「ほっこり~」、「観ていてこちらまでニコニコです」、「かわいい皆さんに癒されました」、「楽しそーー」、「どんな話で盛り上がってるのか知りたいけどとっても楽しそう」、「4人の笑顔を見てると自然と笑顔になっちゃう」、「ずっと続いて欲しい」、「見てるだけで、ほっこりします」、「なんてすてきな現場」などと反響を呼んでいる。▼第8話(11月30日放送)春木椿(松下洸平)の家に以前住んでいた人の名前が“志木美鳥”だとわかった。おのおのが“美鳥”という知り合いがいるという話になるが、どうもそれぞれの想像した人物像が重ならない。ということで、本人に直接確かめてみようと、唯一連絡先を知っている潮ゆくえ(多部未華子)が連絡をしたが…。椿は仕事帰りに実家に寄り、家族に聞いてみるのだが、鈴子(美保純)も楓(一ノ瀬颯)も転校した後の“志木美鳥”には心当たりが無いようで――。「いちばんすきな花」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月29日俳優の倉悠貴が主演を務める映画『OUT』(11月17日公開)の本編映像が、公開された。○■達也(倉悠貴)、丹沢敦司(醍醐虎汰朗)から「斬人」に勧誘され……映画『OUT』本編映像今回公開されたのは、達也(倉)と暴走族「斬人」の総長・丹沢敦司(醍醐虎汰朗)が“2ケツ”でバイクを飛ばすシーンの本編映像。保護観察中で次喧嘩をしたら一発でアウト、さらに好きな単車を乗り回すことも制限されている達也(倉)を、丹沢(醍醐)が2人乗りに誘い出す。出所以来、斬人メンバーと通じ合い親しくなっている達也は、半グレ集団「爆羅漢(バクラカン)」と激しい抗争を繰り広げ、決戦の刻が近づく斬人の状況を案じつつも、自分のため、そして自身をあたたかく見守ってくれる家族のために、手を出すわけにはいかないと思い悩んでいた。そんな心のうちを知りながらも、達也の実力を認める丹沢は、総長として達也を斬人に勧誘する。メガホンをとった品川ヒロシ監督も、「倉くんは目の奥に何か得体の知れないモノが潜んでいるんだけどナイーブな部分もあって、キレている時は危ない目、傷ついている時はナイーブな目、優しい時は優しい目、目でお芝居をしてくれる」と印象についてコメント。さらに「醍醐くんも、かわいさと狂気の使い分けがバッチリだった。とにかく若いキャストのエネルギーが詰まった作品。ヤンキー映画なんだけど、更生しなければいけない達也の葛藤も描かれています」と2人が表現したキャラクターと距離感に太鼓判を押した。【編集部MEMO】映画『OUT』は、品川ヒロシの自伝を小説化した『ドロップ』の後日談で、累計600万部超えの人気コミック『OUT』(秋田書店)の実写化作。少年院から出所した17歳の井口達也(倉)は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなったが、出所初日に暴走族・斬人副総長の安倍要(水上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意。2人は交流を深め、達也の壮絶な更生生活が始まっていく。倉悠貴が主演を務めるほか、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司、與那城奨(JO1)、大平祥生(JO1)、金城碧海(JO1)らが出演。11月17日より全国の劇場で公開されている。
2023年11月27日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演するドラマ「いちばんすきな花」第7話に、田中麗奈が登場。主人公たちとの繋がりを匂わせる展開となった。本作は、潮ゆくえ(多部さん)、春木椿(松下さん)、深雪夜々(今田さん)、佐藤紅葉(神尾さん)がある日、それぞれの日常の中で“友情”や“恋愛”にまつわる人間関係に直面し、ふとした出来事を機に巡り会い、友情と愛情に自然と向き合っていく物語。第6話の無料見逃し配信は放送後1週間で308万再生を獲得している(※配信数はビデオリサーチにて算出。TVer・FODの合計値)。第7話のラストでは、ゆくえが高校時代に通っていた塾の先生・志木美鳥役として田中さんが登場。これまで、ゆくえの電話の向こう側にいる人“みどりちゃん”としてのみ描かれてきており、どういったキャラクターなのか一切描かれて来なかっただけに、美鳥の突然の登場は話題となった。この美鳥が、これまで4人がそれぞれに語ってきた共通の美鳥で同一人物なのか、同姓同名の別人なのか?この新たな展開に注目が集まっている。第8話あらすじ潮ゆくえ(多部未華子)や深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)が集まる春木椿(松下洸平)の家に以前住んでいた人の名前が“志木美鳥”だとわかった。おのおのが“美鳥”という知り合いがいるという話になるが、名字が違っていたり、印象も違うなど、どうもそれぞれの想像した人物像が重ならない。唯一連絡先を知っているゆくえが連絡をしたが、電話に出なかったため、「春木椿、深雪夜々、佐藤紅葉、この人たち知ってる?”」とLINEでメッセージを残すことに。一方、紅葉は高校の友人に“小花”美鳥の近況を知っているかとLINEをしてみたが、 「誰だっけ?」とつれない返信。夜々も実家の両親に電話で美鳥のことを聞いてみるも、近況は知らないと言われてしまう。椿も家族に聞いてみるのだが、鈴子(美保純)も楓(一ノ瀬颯)も転校した後の“志木美鳥”には心当たりが無いようで…。「いちばんすきな花」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月24日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠がクアトロ主演を務めるドラマ「いちばんすきな花」の7話が11月23日に放送。夜々が椿に告白した際の椿の返事に「予想外」「凄く良かった」などの声が上がっている。「silent」の脚本家・生方美久とプロデューサー・村瀬健がタッグを組んだ本作は、小さい頃から二人組が苦手な男女4人による友情と愛情を描いた物語。塾で数学を教えている潮ゆくえを多部未華子、出版社で働く春木椿を松下洸平、美容師の深雪夜々を今田美桜、ゆくえの幼馴染みでイラストレーターの佐藤紅葉を神尾楓珠、ゆくえの元親友・赤田を仲野太賀、ゆくえの妹・このみを齋藤飛鳥が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。椿(松下洸平)の家で、ゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)が、初めて4人で自炊した鍋を楽しもうとしていると、椿が突然「引っ越すことにしました」と切り出す。家を売りに出していたのか尋ねるゆくえに、椿は前の住人が買い戻したいと言ってきたと明かす。前の住人の行動を我がままに感じ、いまいち納得がいかないゆくえと夜々。一方、前の住人を知る紅葉は、前の住人が一方的に悪者扱いされることに納得がいかない。そして、夜々と紅葉はお互い不満をぶつけ合う。アパートに帰ったゆくえがこのみ(齋藤飛鳥)に椿の家での出来事を話すと、このみは「なんでお花屋さんが引っ越すだけでそんなギスギスするの?」と不思議そう。そしてゆくえは、自分の部屋に3人を誘ったところをイメージするも全くしっくりこず――というのが7話の展開。椿の家に遊びにきた夜々は、椿が家を売るのを止めようとした流れで「私が純恋さんの代わりになるってありますか?」と告白してしまう。そしてそれを受けた椿は、「3人とも…同じかな、同じくらいみんな、同じように好き」と返事をするのだった。そんな夜々の告白にSNSでは「夜々の告白シーン、あの表情、泣けてくる」や「今はまだ無理なのわかってるからこそ、精一杯無表情で冗談ぽく色々理由つけて、でも言わずにはいられなかったのがいじらしくて…」などの声が。一方、椿の返事に対しては「夜々ちゃんから告白された椿さんの態度が予想外。もっとあたふたするかと予想してたけど大人だったな」や「椿さん、いつもいろいろな場面ですぐ「ごめんなさい」って謝るのに、夜々ちゃんの告白には「みんな同じくらい好き」って言ってて謝られるより素敵な答えだと思うし、椿さんらしい誠実さがあって良かったな」などの声が上がっている。またその後、ゆくえの友人、椿の同級生、夜々の従姉妹、紅葉の先生、そして春木家の前の住人が“美鳥”であることが判明。「4人の繋がりが美鳥ちゃん。そーきたかー!」や「美鳥さん役が田中麗奈さんなの、配役絶妙だな」などの声が上がっており、美鳥の登場で4人の関係がどのように変化するのか次回以降も目が離せない。【第8話あらすじ】春木家の以前の住人の名前が“志木美鳥”だと判明し、4人それぞれ“美鳥”という知り合いがいることもわかる。しかし、名字が違っていたり、印象も違うなど、どうもそれぞれの想像した人物像が重ならない。そこで唯一連絡先を知っていたゆくえがLINEを送るが、なかなか返事は返ってこなかった。そして、春木家からの帰り道、ゆくえのスマホに美鳥から着信がかかってくる。一方、紅葉は高校の友人に教師だった“小花”美鳥の近況を知っているかとLINEをしてみたが、 “誰だっけ?”とつれない返信。夜々も実家の両親に電話で従姉妹の美鳥について聞いてみるも、近況は知らないと言われてしまう。椿も仕事帰りに実家に寄り、家族に同級生の美鳥について聞いてみるのだが、鈴子(美保純)も楓(一ノ瀬颯)も転校した後の “志木美鳥”には心当たりが無いようで――。「いちばんすきな花」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月24日「ほんとに癒し」「可愛くて永遠に見ていられる」など、SNSに随時アップされるメイキング映像にそんな声が上がっている木曜劇場「いちばんすきな花」の松下洸平。劇中ではおにぎりを「おむすび」、カタツムリを「デンデン虫」と呼ぶ、花屋の息子で出版社に勤める春木椿として、多部未華子、神尾楓珠、今田美桜と“クアトロ主演”の一角を担っている。「silent」(2022年10月期)の村瀬健プロデューサーと脚本・生方美久の再タッグのもと「男女の間に友情は成立するのか?」をテーマにした、“2人組が苦手”な4人の友情と愛情の物語は、松下洸平が醸し出す優しさと可愛らしさがいっそう際立つドラマだ。「いちばんすきな花」春木椿は、松下洸平史上最高のハマり役「いちばんすきな花」で、松下さんは地上波連続ドラマ初主演。演じるのは、出版社「白波出版」に勤め結婚を間近に控えた36歳の春木椿。子どもの頃から2人組になれなかった椿だが、夫婦という2人組になろうとしていた矢先、婚約者の小岩井純恋(臼田あさ美)を“男友達”にとられてしまう。純恋と暮らすはずだった中古の一戸建ては、ふとしたきっかけから知り会った潮ゆくえ(多部未華子)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)が自然と集まる、部室のように居心地のいい場所となっていた。人からは嫌われないように、「わかりました。大丈夫です」と言い続けてきたことで、会社の女性社員たちから「いい人、なんだけど…」それ以上にはならない、どこか不憫な人として陰口を言われるのとは対照的に、ゆくえや夜々からは「自分がカワイイことに自覚がない」と言われている。「スマホは、ポッケにいるよ」という言い方をしたり、仲良しカップルかのように、紅葉に対してごく自然に「今夜うち来る?」という言葉が出て思わず照れてみたり、紅葉のアルバイト先のコンビニに「授業参観みたいに」ダッフルコート姿で手を振って現れたり、4人でゲームセンターで遊んだ帰りには夜々や紅葉に寄りかかられながら嬉しくてたまらないといった表情をしたりと、自分が求めていた“友達”に癒されている椿…を演じている松下さんの可愛らしさに毎回SNSが賑わっている。「自分らしく生きようともがく4人の不器用な今がとても愛おしくて、少し切なくて。恋愛ドラマのようだけど、それだけではないし、複雑な話に見せかけて、とてもシンプルなことで笑い合うし、なんとも可愛らしい登場人物たち」と、自身でもコメントしていた通りだ。椿の花といえば、彼が選んだマグカップのように赤い花が代表的だが、その花言葉には「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」といった意味があるという。まさしく彼にぴったり。椿が丁寧に入れてくれる珈琲が香るあの家だから、椿がつくり出す控えめな優しさに溢れた空間だからこそ、ゆくえや夜々、紅葉がそれぞれくつろげていたが、その優しさゆえになかなか切り出せなかった引っ越しを決めたことで、またひと波乱起きそうな予感がする。【第7話あらすじ】春木椿(松下洸平)の家で、潮ゆくえ(多部未華子)、深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)は、4人で初めて自炊した鍋を楽しもうとしていると、椿が突然「引っ越すことにしました」と切り出す。家を売りに出していたのか尋ねるゆくえに対して、椿は前にこの家に住んでいた人が買い戻したいと言っていると不動産屋から聞かされたことを明かす。「なんか、わがままですね」と、思わず口にしてしまうゆくえに対し、椿は想定外に一人になってしまったのでちょうどいいと思ったと説明するが、この決断に夜々も納得がいかない。そして、この家の前の住人を探していた紅葉といがみ合う。アパートに帰ったゆくえが、このみ(齋藤飛鳥)に椿の家での出来事を話すと、このみは「なんでお花屋さんが引っ越すだけでそんなギスギスするの?」と不思議そう。ゆくえは、この4人だから、あの場所が良いということもあると言うのだが…。2023年は3クール連続で民放ドラマ出演松下さんは、2018年の舞台「母と暮らせば」で第73回文化庁芸術祭の演劇部門新人賞を受賞。翌2019年、NHK連続テレビ小説「スカーレット」で戸田恵梨香演じるヒロインの夫となる陶芸家、十代田八郎役を演じて“八郎沼”にハマる視聴者を続出させ、一躍話題となった。以降も、波瑠主演「#リモラブ~普通の恋は邪道~」(20)の“檸檬さん”こと青林風一役や、スペシャルドラマ「東京タラレバ娘2020」に登場した吉高由里子演じる主人公・鎌田倫子の結婚相手(?)朝倉理一役などで注目を集め、吉高さんと再共演したTBS金曜ドラマ「最愛」にて、忘れられない初恋と連続殺人事件を追う刑事としての立場に板挟みになる宮崎大輝役で人気を不動のものに。合わせて、バラエティ番組「ぐるナイ/ゴチになります22」にレギュラー出演を果たし、お茶の間の認知度が格段にアップ。ドラマ「やんごとなき一族」や「アトムの童」(22)など話題作に相次いで出演し、今年はカンテレ・フジテレビ系「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(4月期)、日本テレビ系「最高の教師 1年後、私は生徒に□された」(7月期)、そして「いちばんすきな花」(10月期)と3クール連続で民放ドラマ出演を果たしている。また、ヴェネチア国際映画祭4冠のイギリス映画『おみおくりの作法』を基にした阿部サダヲ主演映画『アイ・アム まきもと』(22)では、主人公・牧本を誰よりも理解し、最後まで見守り続けた刑事・神代亨役も印象深い。『アイ・アム まきもと』さらに、「母と暮せば」の再演や、音楽劇「夜来香ラプソディ」、「闇に咲く花」などコンスタントに舞台作品にも出演し、エッセイの寄稿や、お笑い芸人とのタッグなどマルチな才能を発揮。年明けにはアーティストとして、全国ライブツアー「KOUHEI MATSUSHITA LIVE TOUR 2024 ~R&ME~」が控えている。wacciと「THE FIRST TAKE」にも登場そんな松下さんが演じる、優しくて、どこか可愛らしくて、あまり生き上手とはいえないキャラクターを堪能できる作品に迫った。吉高由里子と初共演「東京タラレバ娘」吉高由里子、榮倉奈々、大島優子の共演で東村アキコの人気同名コミックを連続ドラマ化し、2017年に放送された「東京タラレバ娘」の3年後を描いたスペシャルドラマ。「いちばんすきな花」では結婚直前で破談となる役柄だが、今作ではなんと結婚式の途中で、元カノが登場し…。一見地味めながら、図書館で働く本好きで穏やかな朝倉理一も松下さんにはピッタリ。だが、朝倉のあり得ない選択に当時のSNSは騒然となった。Huluにて配信中。ジャルジャルと共演「ちゃんと尾行する奴」シリーズKDDIと吉本興業による映像コントシアター「ポンヌフ」にて、「ジャルジャル」の後藤淳平、福徳秀介と「ちゃんと尾行する奴」シリーズに出演。一見ハードボイルドな雰囲気の探偵「木 几」(き・き)として登場した。夫の浮気調査、息子の塾サボり調査、会社の横領調査に挑んでいるが、松下さん自ら「めっちゃゲラです」と告白するとおり、そのNG集といえる「ゲラな松下洸平って奴」では必死に笑いを堪えるゲラな松下さんの姿を目撃できる。YouTubeチャンネル「ジャルジャルアイランド」にて配信中。変装も話題に「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」探偵といえば、天海祐希と共演し、「孤狼の血」の柚月裕子による原作をドラマ化した「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」の貴山伸彦役も記憶に新しい。今作は、不条理な社会に蔓延るあり得ない敵をあり得ない手段で葬っていく痛快エンターテインメント。IQ140の頭脳と合理的な思考を持つ謎多き相棒を好演。ストーリーのテンポ感、2人の丁々発止の掛け合いも楽しく、バディドラマとして人気となり、1つ1つの事件に加えて貴山が抱える秘密、涼子に対する複雑な感情を抱えた様子も視聴者から注目を集めることに。カジノに出入りする3ピーススーツのリッチな男性、マッシュームカットの物理学者、エレキギターを操るバンドマンなどの変装や、上水流涼子の格闘技の動きを完コピしたアクションシーンなど、実に多彩な姿を見せた松下さん。続編を待ち望んでいるファンも多そうだ。FOD・Hulu・Netflixなどにて配信中。夫婦の絆に注目「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」松岡茉優主演ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」では、時を遡って1年前の世界に舞い戻り、決死の覚悟を決めて生徒たちに向き合う高校教師・九条里奈(松岡さん)の夫・九条蓮役で登場。里奈の2度目の人生で、離婚することなく里奈の告白を真摯に受けとめ、卒業式の日まで里奈の挑戦を支え続けた蓮に対しては、最終回放送後、Xで「最高の旦那」とトレンド入りするほど。ディレクターズカット版も必見だ。Huluにて配信中。業界初の試み「潜入捜査官 松下洸平」人気俳優・松下洸平には、人には言えない、警視庁の潜入捜査官という顔があった。絶対に目立ってはいけない。間違っても有名になってはいけない。それなのに…あろうことか、彼は売れてしまった!在京民放5局(日本テレビ、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビ)が制作協力として参画した、TVer初のオリジナルドラマ。松下さんが芸能界に潜入して探るマフィアの重要人物で“憧れの役者”を佐藤浩市が演じるほか、「やんごとなき一族」で共演した馬場ふみか、「合理的にあり得ない」の天海祐希、事務所の先輩・古田新太らが本人役で登場。「ぐるぐるナインティナイン」や「全力!脱力タイムズ」などにも“出演”するなど、松下さんの魅力がたっぷりつまったミニドラマシリーズとなっている。TVerにて配信中(全5話)やんごとなき一族の弁護士に!映画『ミステリと言う勿れ』昨年、月9枠で放送された菅田将暉主演の連続ドラマの劇場版。菅田さん演じる天然パーマがトレードマークの大学生・久能整が、「僕は常々思うんですが――」という言葉から始まる膨大な知識と独自の価値観による持論を淡々と述べるだけで、事件の謎が解かれていく新感覚ミステリー。映画では、原作コミックス2巻から4巻で描かれている通称“広島編”が映像化。広島で狩集家一族の遺産相続の謎に巻き込まれた整が出会う、狩集家お付きの弁護士の孫・車坂朝晴に扮した。“やんごとなき一族”の影の部分となってきた、“いい人”ではない役柄は珍しいかも!?全国にて公開中。「最愛」共演再び!大河ドラマ「光る君へ」脚本・大石静×主演・吉高由里子のタッグにより、「源氏物語」を生み出した紫式部の物語を描く「光る君へ」で大河ドラマに初出演することが発表されたばかり。演じるのは、宋の見習い医師・周明(ヂョウミン)で、吉高さん演じる紫式部/まひろに宋のことばを教え、親しくなっていくという役どころ。史実にはいない大河オリジナルの役であり、「吉高さんとは約2年ぶりの共演になるので、またご一緒できるのが今からとても楽しみです」と再共演に期待を寄せている様子。さらに、藤原道長(柄本明)の兄・藤原道隆役で井浦新の出演が決まっており、「最愛」ファンも沸いているところだ。大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)20時~よりNHK総合にて放送。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アイ・アム まきもと 2022年9月30日より全国にて公開©2022 映画『アイ・アム まきもと』製作委員会ミステリと言う勿れ 2023年9月15日より全国東宝系にて公開Ⓒ田村由美/小学館Ⓒ2023 フジテレビジョン 小学館 TopCoat 東宝 FNS27社
2023年11月23日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠という4人の俳優が主演を務める新しい形の“クアトロ主演”ドラマ、木曜劇場「いちばんすきな花」。この度、齋藤飛鳥主演のスピンオフが完成、脚本・生方美久が“もう一つの物語”を紡ぎ出す。初回放送から「男女の間に友情は成立するのか」をテーマにSNS上でも投稿者による持論が展開されたほか、物語に登場するキャラクターへの共感の声があふれるなど、放送中には「#いちばんすきな花」のほか、ドラマに関連するワードがXにおいて常にトレンド入りを果たしている。さらに先週放送された第6話では、「引っ越し、決めました」も話題に。4人が関係を築いてきた家から、突然引っ越しすることが宣言され、この先どうなってしまうのか?ますます目が離せない展開に、今夜11月23日放送の第7話にも注目が集まっている。主演・齋藤飛鳥が本編では出会っていない泉澤祐希とラーメン屋で遭遇!多部未華子も登場性別も年齢も育った環境も異なる4人の主人公たちが交わり、多くの共感を呼んでいる本作。その物語とともに、同じ時の流れの中で紡がれるスピンオフドラマ「いちばんすきな花-みんなのほんね-」・「条件」がTVer独占で配信決定。脚本は、木曜劇場「いちばんすきな花」と同じく、生方美久が執筆。本編では出会っていない登場人物たちが巡り会うストーリーで、いままで描かれることのなかったそれぞれの心情もすくい上げた作品に仕上がっている。セリフの魅力はもちろん、このスピンオフドラマで、本編で出てきた印象的なシーンにおいて、登場人物たちが「あのときどのように思っていたのか?」が垣間見え、「いちばんすきな花」の世界をより深く楽しめる内容となっている。今回の「条件」は、ゆくえ(多部さん)の妹・このみ(齋藤さん)と相良大貴(泉澤祐希)の出会いから描かれていく作品。ゆくえの性格とは違い、子どもの頃から落ち着きがあって常に冷静で、物事を達観しがちなこのみと、好意を寄せた相手にはぐいぐい突き進み、自分の意見をまっすぐに伝える相良。そんな性格も考え方も違う2人が、ある日思いがけない出会いを果たす。2人の会話から、このみが姉・ゆくえのことを大切に思う姿や、奇跡的に出会ったゆくえ、椿、夜々、紅葉の4人のことをどう見ているか、さらには相良が抱えた夜々への思いなど本編では描かれてこなかった主人公を取り巻く人たちの思いに触れることができる“もう一つの物語”。さらに主人公の1人・ゆくえも登場するなど、本編とも密接にリンクした作品となる。なお、4人の主人公たちからますます目が離せない木曜劇場「いちばんすきな花」は、現在TVer・FODにて第1話から第3話までと、最新第6話を無料配信中となっている。「いちばんすきな花-みんなのほんね-」・「条件」あらすじある日、一緒に暮らしている姉・ゆくえから「椿さんちでご飯食べる」「一人で好きにして~」と連絡を受けたこのみ。ここのところ一緒に食事をする機会も減っていたこともあり、少し不機嫌な思いになりつつも、近所のラーメン屋で食事をすることに。すると、そこに夜々(今田美桜)が働く美容院の同僚・相良(泉澤祐希)がやって来る。面識のなかった2人だが、相良はカウンターに座るこのみが気になるようで、一方的に話しかけるのだが…。木曜劇場スピンオフドラマ「いちばんすきな花-みんなのほんね-」・「条件」は11月23日(木・祝)22時54分(第7話放送終了後)~TVerにて配信開始。木曜劇場「いちばんすきな花」は毎週木曜日22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月23日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠が主演を務める、現在放送中のドラマ「いちばんすきな花」のシナリオブック完全版<上巻>が、11月20日(月)に発売される。フジテレビ系木曜10時ドラマとして放送中の本作は、大ヒットした「silent」の村瀬健プロデューサーと脚本・生方美久がタッグを組み、クアトロ主演というスタイルで描く、年齢も性別も過ごした環境も違う男女の友情と愛情の物語。第1話から第5話の現時点での無料配信における総再生数は、1844万6,898回を記録している話題作だ(※配信数はビデオリサーチにて算出。TVer・FODの合計値。11月13日時点)。今回発売が決定したシナリオブックの完全版は、本編でカットされたセリフも収録。カバーには、ドラマ本編の撮影を担当しているフォトグラファー・市橋織江の花の写真をデザインした。なお、下巻の発売は、12月下旬を予定している。「いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(上)」は11月20日(月)発売。※「いちばんすきな花 シナリオブック 完全版(下)」は12月下旬発売予定「いちばんすきな花」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月18日多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠の4人が主演を務めるドラマ「いちばんすきな花」の6話が11月16日に放送。多部未華子と松下洸平、仲野太賀が繰り広げた友情による修羅場に「初めて見ました」や「声出して笑ってました」などの声が上がっている。「silent」の生方美久が脚本を務める本作は、小さい頃から二人組が苦手な男女による友情と愛情を描いた物語。塾で数学を教えている潮ゆくえを多部未華子、出版社で働く春木椿を松下洸平、美容師の深雪夜々を今田美桜、ゆくえの幼馴染みでイラストレーターの佐藤紅葉を神尾楓珠、ゆくえの元親友・赤田を仲野太賀、ゆくえの塾の生徒・希子を白鳥玉季が演じている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。春木椿(松下洸平)の家で、潮ゆくえ(多部未華子)と夜々(今田美桜)、紅葉(神尾楓珠)がリビングを掃除していると、キッチンで洗い物を終えた椿が「ゴミ袋の袋、ゴミ袋にしたの誰?」と言い始める。明らかにサイズが小さい袋をセットしたことについて言い合う椿とゆくえ。そんなふたりのやり取りを見ていた夜々と紅葉は、目が合ってお互いの思っていることを理解した様子。また、別の日の春木家では、1人暮らし向けの物件情報を見ていた椿が、リビングでくつろいでいる3人に、この家にいるのも飽きるだろうと切り出す。しかし、ゆくえ、夜々、紅葉はそれぞれに居心地の良さを口にして、なかなか椿の思いが伝わらない様子。そこで椿は4人でバーベキューでもしないかなどと提案するが、ゆくえたちは家から離れたがらない。後日、椿の家に思わぬ人が訪れ――というのが6話の展開。椿の家を訪ねてきたのは、保険の営業マンとして働く赤田(仲野太賀)。持ち前の営業スキルで家の中に入った赤田は、帰り際に椿の家にやってきたゆくえと遭遇する。あまりに突然のことに驚いた赤田は、椿とゆくえの関係に口出し。「寂しさ紛らわすために潮のこと利用すんのやめてもらえます?」や「ゆくえさんて、下の名前で呼ばせて」など余計なことばかり口にする。さらに帰り際には「潮の恋愛遍歴全部知ってますけど、春木さん全然潮のタイプじゃないですよ」と捨て台詞まで。もちろん、ゆくえも言われっぱなしではなくしっかり言い返しており、そんな恋愛感情皆無な3人組による突然の修羅場にSNSでは「三角関係じゃない三角関係!!初めて見ました」や「このシーン見てる時声出して笑ってました。恋愛感情じゃない友情の嫉妬、あると思います」、「やっぱ仲野太賀さん最高でした!多部ちゃんの舌打ちも最高でした!」などの声が。その後、椿は紅葉とふたりきりの時に前の住人の話を聞くことに。学生時代、ずっとイライラしてて不機嫌で皆から嫌われていた先生だったものの、本当の自分のことを理解し「またおいで」と言ってくれる人だったことを知った椿は、今の家を手放す覚悟を決め、突然3人に告げるのだった。あまりの急展開に「椿さんが引っ越すってなってえーって4人があの家に居られたらいいのに」や「最後紅葉とのやりとりから椿が引っ越すって決めたのビックリした!」など驚きの声が上がっており、今後の展開からも目が離せない。【第7話あらすじ】椿の家で、ゆくえ、夜々、紅葉が、初めて4人で自炊した鍋を楽しもうとしていると、椿が突然「引っ越すことにしました」と切り出す。家を売りに出していたのか尋ねるゆくえに、椿は前の住人が買い戻したいと言っていると明かす。納得がいかないゆくえに夜々。そして、前の住人を探していた紅葉といがみ合う。アパートに帰ったゆくえがこのみ(齋藤飛鳥)に椿の家での出来事を話すと、このみは「なんでお花屋さんが引っ越すだけでそんなギスギスするの?」と不思議そう。ゆくえは、この4人だから、あの場所が良いということもあると言うのだが――。「いちばんすきな花」は毎週木曜22時~フジテレビ系にて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月17日現在放送中の多部未華子、松下洸平、今田美桜、神尾楓珠主演ドラマ「いちばんすきな花」。本作では、多部さん演じる主人公・ゆくえと、仲野太賀演じる“元トモ”赤田とのやり取りが話題となっている。本作は、“男女の間に友情は成立するのか?”をテーマに描く、くすっと笑って、ふわっと泣ける物語。多部さん、松下さん、今田さん、神尾さんが、ひょんなことから出会う主人公を演じている。主人公のひとり、学習塾講師のゆくえは、女友達にあまり本音を出すことができず居心地が悪い思いをしてきていた経験から、子どもの頃から二人組をつくるのが苦手だが、学生時代から1人だけ気さくになんでも話せる男友達がおり、唯一頑張らなくていい関係だったが、「もう会えない」と言われてしまう…。そんなゆくえの男友達が、仲野さん演じる赤田だ。高校時代に通っていた塾で知り合い、恋愛感情は一切無いが、付き合っていた彼女と結婚することになったのを機に、「もう会えない」と言い出す。そんなこともあり、先週の第5話に、赤田が再登場した際は、話題となった本作。SNSにも「太賀再登場嬉しすぎる」「赤田君再登場嬉しい!」などと視聴者から歓喜の書き込みが。赤田はゆくえと再会を果たしたが、そんな中で繰り広げられた会話の中でのメイキング映像も公開され、「お二人の絶妙な掛け合いが大好きでツボです」「ここ好き。こんなにいっぱい『やめろ』言ったんですねw」「このふたりのシーン、大好きです」「いいなあこの掛け合い」と反響も。今夜放送の第6話の予告編でも赤田は登場しており、「ちょっとゴタつきそう」「どうなるかハラハラ…ソワソワ…」「おぉ、部室に赤田が現れた~」「赤田とこのみがいよいよどんなふうにかき乱すかも楽しみ」と期待が寄せられている。第6話ストーリー(11月16日放送)春木椿(松下洸平)の家で、潮ゆくえ(多部未華子)と深雪夜々(今田美桜)、佐藤紅葉(神尾楓珠)がリビングを掃除していると、洗い物を終えた椿が「ゴミ袋の袋、ゴミ袋にしたの誰?」と言い始める。どうやらゴミ箱にゴミ袋を包んでいる袋がセットされているのが気になるらしい。別の日の春木家では、1人暮らし向けの物件情報を見ていた椿が、リビングでくつろいでいる3人に、この家にいるのも飽きるだろうと切り出すが、ゆくえ、夜々、紅葉はそれぞれに居心地の良さを口にして、なかなか椿の思いが伝わらない。そこで椿は、4人でバーベキューでもしないかと提案するが、ゆくえたちは家から離れたくないようだ。また後日、椿の家には思わぬ人が訪れ――。「いちばんすきな花」は毎週木曜日22時~フジテレビにて放送中。(シネマカフェ編集部)
2023年11月16日※このコラムは『いちばんすきな花』5話までのネタバレを含んでいます。■椿、お前は一流のホテルマンの素質がある!いつの間にか、椿(松下洸平)の家に自然に入り浸るようになったゆくえ(多部未華子)、夜々(今田美桜)、紅葉(松尾楓珠)。その中でも男友達として、椿と紅葉は二人で会うことも多いよう。ある日、紅葉が椿の家に泊まった朝のホスピタリティがエグすぎました。紅葉が起きた瞬間、ごはん、コーヒー、お風呂、これから紅葉が欲するであろう全てを嫌味なく自然に先回りして準備し、提供する神サービス。ホテルマンとしても大成するであろう、星のやもびっくりの居心地の良さ。引っ越しを検討しているようですが、ぜひ考え直して民宿として開業してほしいです。泊まりに行きます。しかし、椿の家すごいですよね。桜新町という立地であの広さ。あれだけの広さの平地を確保することすら難しいこのご時世で、家としての価格もなかなか高そうです。椿は普通のサラリーマンで、実家は花屋ですし、元嫁の実家が極太だったのか?(ゲス目線)■紅葉の抱える闇一見友人が多く誰からも好かれ、明るく優しいという、印象の紅葉。それだけ聞くと悩みなどなさそうに見えますが、実は、クラスのヒエラルキートップの面々から、顔が良いことをいいように使われ、ナンパの声かけ係をやらされたり、文化祭委員など面倒なことを押しつけられたりしてきました。それを笑顔で文句ひとつ言わずに引き受け続けることでどんどんと舐められ……紅葉は好かれたい一心でやっているのに、逆に扱いが悪化していく負のループ……。今話はそんな紅葉の本当の心の内と理由が明らかになる回でした。紅葉はある日、イラストレーターとして大口の仕事を依頼されます。鳴かず飛ばずだった彼にとって、そのオファーは困惑するほど良い条件。依頼主に会いにくと、そこにはかつての高校時代のクラスメイトがいました。■鶴の恩返しならぬぼっちの恩返し「クラスの中心人物であり人格者」と認識されていた紅葉は、一人ぼっちになっているクラスメイトがいると、積極的に声をかけに行っていました。そんな彼の優しさに救われた、ぼっちだったクラスメイトの1人が紅葉をインスタで見つけ、一緒に仕事をしようと声をかけてくれたのです。絵のテイストは違えど2人とも絵を描くことが好きで、公園で一緒にスケッチをするなど、クラスメイトの中では紅葉の存在は素晴らしい思い出の一つになっていました。昔助けてもらった御恩を返すために、自分の正体を明かさずに恩返しする様子はまるで鶴の恩返しならぬ、ぼっちの恩返し。その情とエピソードに心が温まります。■紅葉が最低な本音を暴露した理由ですが、そこでなぜか紅葉がせきを切ったように最低最悪な本音を話し出すのです。「お前らみたいな余っている奴がいるとありがたかった。そういう奴は裏切らない。俺なんかでも一緒にいてくれて、うれしそうにしてくれて。(紅葉のことを友人がたくさんいると認識しているようだけど)本当は友達なんかいなくて、いいように使われているだけだし、優しいふりをしていただけ」本当は一人ぼっちのクラスメイトのためなんかじゃなく、自分のために声をかけたのだと、話す必要のなかった本音をなぜここで突然吐露し始めたのでしょうか。自分より下に見ていた人間が、同じアートという土俵で自分よりも大成していた劣等感から?ぼっちだと思って救いの手を差し伸べ、もう一人の孤立しているクラスメイトを紹介したら仲良くなってしまい、本当のぼっちは自分だと思い知らされたから?その中でも1番のとどめとなったのはおそらく、自分の絵の才能を認めてくれた人がいたのだと期待していたら、実は自分の人柄への恩返しとして舞い込んだ仕事だったことにがっかりしたから、なのでしょう。だから、恩返しを理由に貰った仕事なのであれば、自分はそんな恩返しなど受ける資格のある人間ではないと、クラスメイトが「恩義を感じていた行動」について、本当の理由を伝えてしまったのでしょうか。■紅葉の本当の友達はぼっちのクラスメイトだった友達ってなんなのでしょう。心の奥底では本当の友達ではない、と紅葉も分かっていつつ、ナンパの客よせパンダとして利用してくる人間のことを「今もこうやって必要としてくれている友人」として夜々に話していましたが、実は本当の友人はこのぼっちのクラスメイトだったんですよね。高校時代、紅葉のことをリスペクトして、心から思って、慕ってくれていた気持ちは本物ですから。二人でスケッチをした思い出の公園を、作品として絵に描いてくれていたほど、紅葉を本当に思ってくれていたのに。今からだって友人として再会して、また一人大切な友人ができるかもしれないところだったのに。ぼっちくんも本当はこの公園の作品を見せて、「あの時二人でスケッチした公園を立派な作品にしたよ」と懐かしい話に花を咲かせたかったはずなのだと思うと、胸がギュッと苦しくなります。■紅葉の「友達」像が歪んでいる理由紅葉には「クラスの中心にいたいという」自分の理想の姿があって、その像になんとかしがみつくために、本当の友達とは何なのかを見失ってしまったのでしょう。紅葉の本当の問題は、「友人ができない」のではなく、「友人となる相手を間違えていた」なのだと思います。高校の時、相手を間違えなければ、今頃きっと二人は親友だったに違いありません。ゆくえがラストで言っていました。絵を見て見た人が「優しい絵だ」と、感想を抱いた時、描いた人が実際どういうメッセージを込めたかは(どうでも)いい、見た人がどう思うか。絵を見て、「優しい」と思った人には「優しい」でいい。まさに、クラスメイトが紅葉のことを「優しい」と思ってくれていたのならそれでよかった。手を差し伸べた紅葉の本心がどうだったかなんか関係なかったのです。この言葉を、クラスメイトと紅葉が再会する前にゆくえから聞いていたかった。■やっと紅葉にできた信頼できる友人感情でぐちゃぐちゃになる紅葉を支えてくれたのは椿の存在でした。仕事中だったために「駅まで話聞くよ?」と受けたはずの電話も、紅葉のただならぬ雰囲気を察し、駅に着いてもそれを伝えずに紅葉の感情を受け止め続ける優しさ。一人にしちゃいけないと、夜に牛丼を2つ買って帰る約束をする愛情深さは本当にいい男です。「何かやっとくことはないか」と聞く紅葉に「お茶碗2つ分お湯沸かしといて」とお願いする椿。この「2つ分」にじんわりと心が温められる紅葉の様子がかわいかったですね。椿という本当の友人ができたことを噛み締めているのでしょう。椿は夜に帰ってくるのに、まだ日も暮れてないうちから電気ケトルに水を入れ出す紅葉には笑いました。早すぎだろ。何時間沸かす気だ。お湯蒸発しきって消えるぞ。2人に慣れていない紅葉は結局適量が分からず、4人分沸かしてしまうのですが、椿の機転でゆくえ達も集まり、4人分でピッタリ!結果オーライ。■無念!神尾楓珠、インキャ系クズだった男性に嫌でも好意を抱かれ続けてきた夜々がアプローチしても、全く気づく様子のない椿。逆にそれくらいの方が夜々も信頼できるのかもしれませんね。神尾楓珠は前作の『真夏のシンデレラ(フジテレビ系)』で、喧嘩っ早く短気で自己中な、分かりやすい輩だったのですが、今作はやっと平和で温厚な男になってひと安心、と思いきや、今回の本音の吐露によって、内にクズと歪んだ承認欲求を秘めた男だということが分かりました。純粋ないいやつとしてイケメン楓珠を楽しみたかったので、どうかここからこの気持ちを挽回させるエピソード供給求む!このままじゃ純粋に応援できない……。そして赤田(仲野太賀)とゆくえのやりとりのテンポの良さが好きすぎて、個人的にはこの二人にくっついてほしいのですが、次回はまた赤田が再登場する模様!何が起きるのか、期待大です!(やまとなでし子)
2023年11月16日