近畿日本ツーリスト(以下KNT)の関西国際交流センターは、オンライン英会話運営会社のレアジョブと業務提携し、英語教育サポート事業をスタートする。KNT関西国際交流センターは、KNTの国際交流の専門セクション。国際理解教育とキャリア教育をテーマに、良質の経験(感動)と新しいコミュニケーションの形を開発・提供している。このほど、レアジョブと提携し、スカイプを利用したオンライン英会話レッスンを提供するレアジョブのコンテンツを販売。小学校から大学までの各教育機関に対し、海外語学研修の事前ブラッシュアップなど英語教育プログラムを提案。単なる海外渡航サポート業務から、教育サポート事業への展開を目指していくという。レアジョブは全てのレッスンが外国人とのマンツーマンレッスン。講師はフィリピンの最難関フィリピン大学の現役卒業生、関係者(研究者など)を中心とした優秀なスタッフが務める。平日深夜や土日に自宅でレッスンを受けられ、25分あたり129円からという格安のレッスン料も特長となっている。また、KNT特別サイトを開設し3カ月継続で4カ月目受講料全額キャッシュバックといった特典も提供していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日英語でこれに匹敵する言葉は”quack”。アヒルの「ガーガー」も英語では”quack, quack”って言うんですけど、やぶ医者の”quack”の由来は、昔、薬の行商をしていた人のことを”quacksolver”と呼び、その人たちが「これ一つでなんでも治りますよ!」など、大風呂敷を広げていたことから、今ではそれが転じ「腕の悪い医者、質の悪い医者」ときには「偽医者」を、こう呼ぶようになったと言われてます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月18日英語・語学書の出版などを行っているアルクは、「グローバル英語」シリーズ新刊「キクタンビジネス Super」を8月11日に発売する。定価2,310円(CD2枚付)。同書では、通じればいいというレベルを超えた、ビジネス英語を操るために欠かせない784の単熟語を収録。ビジネスシーンで頻出の語句の中でも、より専門的で洗練された会話をするために必須の英単語・熟語を、楽しく聞いて身につけることができるという。1つの見出しを「単語」「頻出フレーズ」「分かりやすい例文」の3つの形で提示。単熟語は経済・景気/仕事・人材/製造・製品/販売・流通/金融・不動産/IT・通信/法律・税制の分野に整理されているため、自分の仕事とも関連づけしやすくなっている。また、国内海外のビジネス表現集のコーパスデータ(言語資料)を徹底分析。1日16見出し×49日間、分野別7チャプター構成の「スケジュール学習」や、1日最短2分(最長6分)3種の「モード学習」が行えるように構成されているのが特長とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月11日オンライン英会話スクール「QQイングリッシュ」を運営しているキュウ急便は、2012年5月よりフィリピンへの「セブ留学」を実施している。ハイレベルな語学留学が、欧米留学の3分の1程度の費用で行えるという。同社によると近年は英語公用語世界第3位の国、フィリピンへの語学留学が注目されている。格安の人件費で優秀な講師を雇うことで、良質な英語教育を安く提供することが可能なため、日本も今年中に10校程度を開講する予定だ。英語の取得が優良企業就職への条件である韓国では、すでに韓国人経営によるスクールが約200校以上あり、同国への留学は一般化しているという。同スクールのフィリピン「セブ留学」は、1週間という短期期間からの留学が可能。教材開発には英語教育コンサルタントでTOEIC満点講師の、三代澤義人先生が参加している。学校はgoogleなどがあるITパーク特別経済区に立地。セブ島でも特に治安のいい場所にあるため、子どもの語学留学にも適している。また、フィリピンに精通したベテランスタッフや卒業生のインターンなど、日本人スタッフも10人以上在籍しているため安心。なお、2012年の冬からは家族留学も開始予定となっている。「セブ留学」は費用の面でも、欧米留学の3割程度で済むなどメリットも多い(留学ジャーナル2012年8月号「短期留学人気15」の記事を参考に換算)。例えばアメリカ(ニューヨーク)に1週間レッスンした場合の費用は23万6,000円(グループレッスン)なのに対し、セブ留学は5万4,800円。1レッスンは45分で、高い語学力を持った講師によるマンツーマンレッスンが受けられる(セブ島4週間コースは現在プロモーション価格で、本来の金額より2万円引き)。また、留学から帰国しても、同社のオンライン英会話[「QQイングリッシュ」で時間や場所を問わず継続して英語を学ぶことにより、さらなる英語力アップが可能。毎日7時から25時まで開講しており、月額2,980円から学習可能(各種料金プランあり)。講師は全て世界レベルで承認されている英語教授法資格「TESOL」を保持している。また、同スクールはオンライン英会話スクール唯一のカランメソッド正式認定校(通常の1/4の速さで英語学習する学習方法)となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日英会話イーオンは、7月18日に同スクール17年ぶりとなる英会話書籍「イーオンのTOEICテスト満点教師11人が教える「超」勉強法」を発売した。同書は、現在全国各地のイーオンに在籍する77人のTOEICテスト満点教師の中から選ばれた11人の人気教師が、これまで授業でしか教えていなかった勉強法を公開しているという。英語に自信がない人や伸び悩んでいる人、満点を目指している人でも、レベルに関係なく活用することができる。CD付き、224ページで価格は1,500円。同スクールでは新刊書籍発売にあわせ、『イーオンに入学して、英語「超勉強法」本をもらっちゃおう』キャンペーンを実施。8月1日~10月2日までの期間に、北海道~沖縄に展開する同スクール251校において、指定のレギュラーコースに入学した高校生以上の人を対象に同書をプレゼントする(期間・エリア限定で行う「おためし英会話レッスン10回」での入学者には、おためし後に継続更新でレギュラーコースに手続きした場合にプレゼント)。また、マイナビニュース読者を対象に、同書を抽選で3名様にプレゼントする。応募は下記ボタンから。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日英語学習のパイオニアでもあるアルクにて、長年にわたり教材編集に携わる大塚編集長。TOEICテスト対策のみならず、ビジネス英語において幅広い知識を持つ大塚編集長に、ズバリTOEICスコア伸ばすポイントを伺った。――TOEICテスト対策について悩む人が多いのですが……。TOEIC対策について悩む人には、2種類のタイプがあると思います。一つ目は、英語検定準1級を取得しているのに、TOEICで点数が取れないパターン。この場合、英語力はあるわけですから、TOEICの問題形式に慣れていないのが原因でしょう。二つ目は、そもそも英語力が全くないパターン。その場合、まず力をつけましょうとアドバイスします。まず、自分がどちらのタイプか判断をしないと、そもそもの攻略法の入り口から間違ってしまうのです。目標に対して今の自分は何点ぐらいなのかを冷静に判断してみてください。もちろんそのためには、まずTOEICを受験してみるのが最適でしょう。そのうえで自分に足りないのはリスニング力なのか、リーディング力なのか、それとも語彙(ごい)力なのかを把握し、弱点を埋めていくことです。――「アルクのTOEICテスト対策コース」を、どのように使えば点数は伸びますか?アルクのTOEIC対策コースには全部で7講座あり、内容によって「スタンダードコース」「テクニックコース」、さらに「スペシャルコース」とカテゴリーに分かれています。「スタンダード」は、総合的な英語力をつける内容になっています。「英語力をつけたら、自然とTOEICスコアも伸びた」という感じです。きちんと学習していただければ、それに伴ってスコアもアップするでしょう。また、最初にお話ししたように、英語検定準1級を持っているのにスコアが思わしくないような方であれば、「テクニック」が良いでしょう。『奪取550点 TOEIC(R)テスト解答テクニック講座』『奪取730点 TOEIC(R)テスト攻略プログラム』などは、ある程度英語が話せて、直近で海外赴任が決まっていて、決まった期間内にスコアを取らねばいけない方などに向いています。まさしく攻略法を磨くためのテキストです。「スペシャル」は、主に900点超レベルを念頭においている方向けです。このコースでは、実際に英語圏で生活しているかのようなタスクが用意されています。例えば、会議があるので場所を設定しろと上司から命令される、条件が提示される、それをスムーズに実行するにはどうしたらよいか、のような具体的なタスクを全て英語で行います。ですから、受講生の方のから「勉強している感じがしないまま、楽しみながら終わりました」というご感想をいただきます。もちろん、ある程度の英語力をお持ちだからだとは思いますが、文字通り「使える英語」を身につけていただいています。――社会人のための英語教材作りにおいて工夫した点を教えてください。内容はもちろん、こだわりは細部にあるのですが、実は、テキストの表紙デザインも、かなり追究して制作しています。通信講座のテキストって、タイトルが分かればいいじゃないかぐらいの表紙が多いと思います。でも、アルクの場合はビジネスマンの方も意識し、電車の中で開いても、何の本なのかすぐに分からないようなおしゃれなデザインにしています。例えば470点レベルだと、電車の中で「あの人470点レベルの教材をやっているのか」と分かるのはイヤですよね。「使いやすいテキスト」とは、そういう面も意識して作成しています。それから、楽しみながら勉強が進められることにもこだわりをおいています。誰でもモチベーションが下がってしまうときがあると思いますが、アルクの講座では、楽しんで勉強する仕掛けがたくさんあります。その一つに「アルコムワールド」という英語学習者のためのコミュニティーサイトがあるのですが、書き込みを読んでいるだけでもためになりますよ。行き詰まったときの悩みや、学習者の日記など読んでいるだけでも励みになります。登録は誰でも可能なので、英語を学習されている方は、ぜひのぞいてみてください。――上手に講座を活用する方法はありますか?まず、TOEICテストというのは英検と違って、初心者用に問題がやさしくなっているわけでもなければ、上級者用に難しくなっているわけでもありません。つまり試験本番では、スコアの高低関係なく同じテストを受験しているわけです。ですから、まずは自分の実力と「自分に何が必要なのか」を把握し、それを補強できるコースを選ぶのが良いと思います。各コースは、そのスコアを目指すにあたって一番補強すべき点に重点を置いてカリキュラムが組まれています。ですので、そこをクリア・増強するのが目標スコア到達への近道と言えます。コース名に「470点」とついていても、あくまでも目安であり「470点しか取れません」というものはなく、さらに高いスコアが取れる方が何人もいらっしゃいます。ぜひ、ご自分の補強点と目指すスコアに合ったコースをご選択ください。お電話やメールで講座選択のアドバイスもしておりますので、もし迷われたらお気軽にご連絡いただければと思います。また、WEB採点サービス「テストコ」がおすすめです。テストコでは、テストを提出するだけでなく学習管理もできるようになっています。学習プランやテスト提出日のリマインドメールも受け取れ、スケジュールを立てて学習しやすくなっています。また、従来の郵送方法ではどうしてもテスト結果がお手元に届くまでに時間がかかってしまい、「ここはどうしてAを選んだんだろう」と忘れてしまうこともあると思いますが、「テストコ」ならウェブでテストを提出すればすぐに正誤が分かるので、ご自分の記憶が新しいうちに復習ができます。一部機能は制限されますが、iPhoneやiPadからもアクセスできるようになっているので、場所を選ばずに確認ができるのも便利ですよ。さらに先ほどご紹介した、コーチやほかの学習者と話せたりするコミュニティー(=アルコムワールド)にもつながっていますので、通信講座の「孤独な戦い」というイメージはなく、もっと便利に楽しく学んでいただけると思います。――最後に、読者へメッセージをお願いします。まず、「夢を持ってほしい」と思っています。アルクが提供しているのは教材ではなく「英語力」です。だからこそ「勉強をしてください」ではなく「夢を持ってください」。英語力の先に自分は何を求めているのかというところを、常に見ていただきたいです。ぜひ、アルクで身につけた英語力という「成果」をフル活用して、夢を実現してください。個人的には、学習された方が英語力をつけて世界観を広げ、ご自身のライフスタイルをより充実させていただけたら、本当にうれしいですね。■お話を聞いた人アルク 英語教材編集部編集長 大塚智美 同社タイムマラソン編集部、留学編集部、イングリッシュジャーナル編集部などを経て現職。「英語が分かった、通じたという喜びを一人でも多くの方に」が編集信条。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月17日海外旅行の醍醐味といえば、日本とは異なる文化を体験すること。言語の違いが最も分かりやすい異文化体験で、特に英語を使う機会が多いのではないだろうか。ということで、マイナビニュース会員の男女848名に、海外で使うことが多い英語は何かアンケートを実施した。Q. 海外旅行で使うことが多い英語を教えて下さい。(複数回答)1位 Excuse me.(すみません) 55.1%2位 Thank you.(ありがとう) 47.5%3位 How much?(いくらですか?) 25.0%4位 その他 12.7%5位 Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?) 7.3%それぞれ、いろんな場面で役立ちそうなフレーズだが、「使ってみたものの困ってしまった」ということもよくあるようで……。■Excuse me.(すみません)・「話しかけたはいいがその後の言葉が出てこず、ジェスチャーでごまかした」(30歳男性/情報・IT/技術職)・「発音が悪くて通じずに、何度も聞き返された」(36歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「親切な人過ぎて、長くしゃべられてなんていっているのかわからなくなった」(28歳女性/金属・鉄鋼・化学/営業職)■Thank you.(ありがとう)・「なんでもかんでも、これですませてしまう」(30歳女性/金融・証券/技術職)・「不適切な場面で使い、一瞬会話が止まった」(34歳男性/学校・教育関連/専門職)・「とりあえず言っとけばOK的な感じ」(31歳男性/情報・IT/技術職)■How much?(いくらですか?)・「その言葉は使えても、その後値下げしてと言えないので、ベトナムで値切り交渉に失敗した」(23歳女性/生保・損保/営業職)・「聞いたはいいけど、早すぎて返しがわからない」(27歳男性/建設・土木/技術職)・「けちって言われた」(49歳男性/情報・IT/技術職)■その他・「thの発音がなかなかできない」(18歳女性/学生/その他)・「海外に行っても日本語で対応してくれるから英語を使わない」(30歳女性/学校・教育関連/秘書・アシスタント職)■Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?)・「カメラの使い方が分からなくてブレてしまい、もう一回とお願いしづらかった」(29歳女性/印刷・紙パルプ/技術職)・「写真を撮ってほしかったが、その人が中に入って自分がとる羽目になった」(29歳女性/自動車関連/営業職)■番外編: 「マンガ」は世界に通用する!・「日本人であることを伝えたら、マンガの話ばかりされたこと」(27歳男性/その他/技術職)■総評最もよく使う英語は「Excuse me.(すみません)」だった。会話の入り口として使うことが多いため、当然といえば当然の結果だろう。ただ、話しかけたのはいいが、その後の会話が続かないという声が多かった。2位は「Thank you.(ありがとう)」。ほとんどの国で意味を理解してもらえることから、困ったときにとりあえず言っておく、という意見がいくつか寄せられた。3位の「How much?(いくらですか?)」は「Excuse me.(すみません)」と同様に、話しかけたのはいいけれど返された言葉を理解できないという意見が多かった。4位の「その他」は海外に行ったことがない、という意見が圧倒的に多い結果に。5位は「Could you take a picture?(写真を撮ってくれませんか?)」で、「無視された」という意見もあった。撮影を頼む際には、優しそうな人に声をかけるといいのかもしれない。後は、カメラを渡した途端に猛ダッシュで走り去っていったなんて話も耳にするので、注意したいところだ。全体の傾向として、英語に自信がないから声が小さくなり、余計に伝わらないことが多いようだ。英語が苦手でも、ジェスチャーなどを加えながら元気に話せば、相手に伝わることも多いだろう。せっかくの海外旅行なのだから、現地の人々とのコミュニケーションも楽しまなければもったいない。(文・アリウープ 高橋賢司)調査時期: 2012年6月19日~2012年6月21日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性381名 女性467名合計848名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月11日あなたの英語は、きちんと伝わりますか?著書『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』でおなじみデイビッド・セイン氏は、おかしな英語を話す日本人をたくさんみかけると言います。25年以上日本に住み、東京の下町で英会話教室を経営するデイビッド・セイン氏に、実用的な“生きた英語”を習得する上で日本人がつまずきやすいポイントと、効果的な勉強方法について伺いました。――英語を習得するにあたり、日本人が苦手とするのはどんなことなのでしょうか?実際に、英語で話すことはできるけど、リスニングは苦手だという日本人は多いと思いますね。でも、英語を話す能力だけを伸ばして、聞いて理解できる範囲を広げないと、不自然な英会話しかできなくなってしまいます。本来であれば、聞いて理解できるのが10だとすると、アウトプットできる、つまり話せるのはせいぜいその2~3割です。だから、理解している部分を伸ばさないと、話せる範囲も伸びないのです。――では、リスニングが苦手な原因はどこにあるのでしょうか?そうですね、まずは、その言葉の意味を理解していないということが一つ。そして、もう一つは、発音が崩れると聞き取りできなくなることがあげられます。教材で聞く英語は、ゆっくり丁寧に話された英語が多いのです。でも、実際の会話では、スピードはずいぶんと速くなります。また、速く話そうとすると、音が消えたり、混じったり、発音が崩れてきますから、余計に聞き取りが難しくなり、苦手に感じてしまうのです。――リスニング能力を上げるためにはどうすればいいのでしょうか?読んで学ぶことが一番効果的だと思っています。今までの生徒さんを見ていると、英語を読んで理解できるのに、話せなかったり、聞き取れなかったりする人を見たことがありません。だから、英語学習全般において一番重要なのは、「読んで理解できる範囲を広げること」だと思っています。ここで私のとっておきの勉強法をお教えしましょう。英字新聞でも、洋書でも、ネットの情報でも、何でもいいのでとにかく読むんです。ただし、ネットの情報ならプリントアウトして読んでください。それから、ここがポイントなのですが、速さを意識すること。辞書で分からない単語をいちいち調べながら、じっくり読むのはとてもつらい作業です。例えば、どんなにおもしろい映画でも、2時間のものをスローで、8時間かけて見るとつらい映画になりますよね。実際、辞書で意味を確認しながら、ゆっくり読むと1分間に50ワードくらいしか読めません。確かに、受験勉強ではこれがベストです。でも、生きた英語を身につけたいと思うなら、1分間で160ワードくらいを読めるように意識するといいと思います。ネイティブが英語をすごく早口で話すと、だいたい1分間で200ワードくらい話しています。通常の会話でも、1分間で160ワード話そうとするとまだ早口な印象ですね。ゆっくり話す人なら120~100ワードくらいで話します。そうやって速く読むことで頭に入ってくる発音もネイティブに近づきます。例えば、「that」と書いてあったとします。ゆっくり読むと、「that」と最後の「t」までしっかり読むでしょう。でも、速く読もうとすると「tha」と読んでしまいます。速く読むことで、英単語がどのように崩れるか分かるので、リスニングの上達につながっていくのです。意味が分かっても分からなくても、とにかくそのスピードで読むんです。そして、ここがまた重要なのですが、そのときに、分からない言葉は例えば赤ペンなどでマルで囲みながらチェックして読むんです。初めて見た単語を調べて覚えようと思ってもなかなか覚えられません。それに、中にはネイティブも覚えていないような、一生使わないと思われる単語が出てくることもあります。いちいち調べるのではなく、分からない単語にはとにかく○印をつけて、先に読み進めていくようにします。同じ単語がほかのところにも頻出するようであれば、大事な単語ということが分かります。あるいは、文脈から、「こういう意味かな」と推測することもできます。そこまで分かってから単語の意味を調べればいいのです。「推測した通りだな」と思えばそれでいいし、「いや違ったようだな」でもいいんです。大事なのは、正しいか正しくないかではなく、推測すること。こうすることで、単語をただの単語としてではなく、気持ちと結びついた言葉として覚えることができるんです。また、目にする単語は理解度によって「I know I know」=よく理解している単語 「I know I don’t know」=見たことはあるが、意味は理解していない単語 「I don’t know I don’t know」=見たこともないし、意味も分からない単語 の3つに分類されます。「I don’t know I don’t know」からいきなり、「I know I know」になることはありません。「I know I know」になるためには「I know I don’t know」を通らなければなりません。だから「I know I don’t know」、つまり、先ほどの勉強法でいう、○で囲んだ言葉を増やすことがまずは大事なんです。――いろいろな文章を読んで、単語を増やした方がいいのでしょうか。おすすめなのは、1つの分野について深く覚えることです。簡単な単語を広く覚えることよりも、どこかに深いトピックがあるほうが英語は上達します。何でもかんでも話せるようになる必要はありません。実は、金融関係の言葉でも100単語くらい知っていれば、深いところまで話せるんです。それに、ある分野で覚えたことは、ほかの分野でも必ず役立ちますよ。また、単語リストを使うのはあまりおすすめできません。文脈の中での単語の使われ方を知らなければ、実際の会話では使えないからです。英文を読みながら単語を調べていけば、どんなシーンでどんな単語を使うべきか自然と身に付いていくんです。また、TOEICなどのために語彙(ごい)を増やそうと勉強される方もいますが、私はTOEICのスコアを上げるためだけの勉強はあまりおすすめしません。点数を上げる勉強方法はもちろんありますが、高得点を取ったからといって実際に使えるようになるわけではないのです。TOEICはあくまで能力を測るためのツールだと考えてください。それに、自分が興味のある分野の英語を勉強しているだけでも、TOEICの点数は自然と上がるんですよ。――よく、日本人独特のあいまいな表現は外国人に嫌われると言いますが、それについてはどう思いますか?私は、日本人はそこまであいまいじゃないと思っています。考え方が全然違うということをあまり意識しないほうがいい。アメリカ人でもストレートに「Yes」「No」を言うと嫌がられることもあります。また、英語にも回りくどい表現はありますし、ストレートに言ってはいけないこともあります。国民性があると思うのですが、ほかのアジアの国の人は、英語を使う時にすごくキツい表現をします。それもあって、アメリカでは、アジアの女性のことを「dragon lady」と呼んでいるんです。これは「恐ろしいアジアの女性」という意味。あまり、ストレートに話をしようということばかり考えていると、日本の女性も「dragon lady」と呼ばれてしまうかもしれないですね。――ビジネスシーンでの、日本人の英語の失敗エピソードを教えてください。Aさんがクライアントの外国人を爆発的に怒らせてしまったことがありました。クライアントの支払いが遅れていて、Aさんはメールで「早く支払ってください」と英語で送ったんです。それを見たクライアントは大激怒。でも、Aさんにはなぜそんなに怒っているのか分からないんです。わたしは、文面を見せてもらって「なるほど」と思いました。「I demand you pay by Friday.」と書いてあったんです。「demand」とは強い要求の言葉なんです。「支払え!」と聞こえたんですね。本当なら、「request」や「ask」を使うべきでした。しかも、メールだったというのが悪かったですね。対面で顔を合わせていたら、相手もAさんの表情や英会話の習熟度から推し量って、「間違えたな」と思ってもらえたと思います。この失敗は、「demand」を使うときの感情を知らずに使ったから、つまり、気持ちから切り離された単語として覚えていたからこういう間違いになってしまったのです。でも、私は失敗してもいいと思っています。だって、この失敗された方は絶対に「demand」の使い方を忘れないでしょう。最近は、英文で書かれたメールをたくさん読まなければいけないという方も増えていると思います。その場合は、どんな使い方を送ってきた方がしているのかを学ぶんです。例えば、届いたメールの一文を、エクセルでデータベース化しておくのもいいですよね。ある程度データがたまってきたら、送る前にデータベースをチェックして、そこにない文章や単語を発見したら、送信する前にもう一度見直した方がよいですね。――英語を勉強している人へ、メッセージをお願いします。英語を使って会話するなかで、ミスして、それを指摘されたり、笑われたりして自然と覚えていくというのが、英語を覚える一番の近道だと思います。だから、失敗することを恐れないで欲しいんです。「自信がないから話せない」なんて言っていたら、一生英語を話すことはできません。なぜなら、10年やっても20年やっても自信がつくということはないんですから。自信をつけるのはあきらめましょう!私も、日本語を勉強して30年たちますが、一度も自信をもったことなんてありません。「自信がついたら話す」ではなくて、自信がなくても話せばいいんです。「英語を話せるようになったら海外に行きたい」ではなく、行けばいいんです。これを読んでくれた皆さんには、自信のなさが、英語を覚えるのを妨げる壁にならないようにしてほしいです。●お話を伺った人デイビッド・セイン先生米国生まれ。カリフォルニア州アズサパシフィック大学で社会学修士号取得。証券会社勤務を経て来日し、翻訳・通訳など多岐にわたって活躍。豊富な教授経験を生かし、数多くの英語関係書籍を執筆。日英翻訳した作品には、世界的ベストセラーの翻訳などもある。英会話本の執筆をしながら、東京・文京区にあるエートゥーゼット英語学校の校長も務める。●著書『爆笑! 英語コミックエッセイ 日本人のちょっとヘンな英語』アスコム『mini版感動する英語!元気がでる英語!』アスコム『ネイティブに伝わるビジネス英語の書き方』アスコムなど多数 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日ベリーは7月4日、英語・英会話学習者のためのサポートツール「myBerry(マイベリー)」の新バージョンVer.1.7を公開した。同ツールは、”解決する”、”学習する”、”継続する”をテーマに、英語や英会話学習者をサポートするため、英語学習・情報に特化したポータルとSNS機能を統合し、ワンストップで提供している。現在はβ(ベータ)版での公開で、無料登録メンバーを募集中とのこと。同バージョンでは、ボキャブラリー学習をサポートするための英単語登録機能である「My Vocabulary」をリリースした。メンバーは、同機能を活用し、日々の英語学習において遭遇した、単語およびフレーズの「ボキャブラリーリスト」を作成。英会話スクールや自宅等のさまざまな場所で学習した単語や表現を集約し、効率的に復習することによって、学習効果を高めることができるという。ほかにも、英語学習に関する問題を解決するための知識「About English」、英語学習に関する疑問をほかのメンバーに質問できるQ&Aコミュニティ「Q&A」、効率よく英語学習を進めるための教材「StudyLife」、学習を継続的に行うためのサポートツールとしてのブログ「EnglishLog」、ほかの学習者とコミュニケーションを図るためのグループ機能「Groups」などのコンテンツを展開している。登録は無料。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月06日神田外語グループの佐野学園と旺文社グループの教育測定研究所は、高校生のための英語学習と英検対策をサポートするWEBサイト「英語のチカラ」上で7月2日、ラーニングゲーム「英単語タイピングマスター」の提供を開始した。英検2級と準2級のレベルが用意され、ユーザーは無料で楽しむことができる。同サービスは、出題された英単語を素早くタイピング入力し、現れる敵を倒してゴールを目指すラーニングゲームだ。ゲームを楽しみながらタイピング能力を向上させることができる上、正確なスペルの暗記と語彙の増強にも役立つという。もし正解がわからない場合でも、5秒経つと解答が1文字表示されるため、そのヒントをもとに正解にたどり着くことができる。次々とランダムに出題される英単語は全50問。出題内容には、旺文社の「英検2級・準2級単語・熟語600」を採用している。キャラクターは、ポケットモンスターやムシキングで知られる漫画家、イラストレーターの姫野よしかず氏が担当。また、同サービスは月別、総合別のランキング機能付き。最速タイムはリアルタイムでホームページ、Fecebook、Twitterに掲載され、ユーザーのやる気をかきたてる仕組みとなっている。YouTubeでは、プロモーション動画を公開中。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月05日6月29日、「楽天の社内公用語英語化 正式スタート」に関する記者会見が行われた。同社では2年間にわたる準備期間を経て、ついに7月1日より、社内公用語の英語化が正式にスタートするという。今回の会見では、これに踏み切った背景や移行期間の成果などが、同社代表取締役会長兼社長・三木谷浩史氏から英語で報告された。現在同社では、海外にも子会社を構える。海外企業買収は13カ国にもおよび、さらに展開させる予定とのこと。新卒採用の30%以上は外国人で、日本の大学で学んだ外国人はもちろん、海外の大学生や中途採用の外国人も多いという。同社が急速にグローバル化を進める背景には、日本のGDP比率の低下も一因だと三木谷氏。2006年には日本のGDP比率は約12%だったが、2050年には3%にまで落ち込むことが予想されているという。GDP比率が高かった時代は国内サービスのみでもよかったが、今後は世界に目を向ける必要があると語った。その際、英語は必須であり、ビジネスにおいては英語でコミュニケーションができなければならない。また、海外の子会社の従業員たちとやりとりをするために通訳を使うのは非効率的であり、日本語だけでは海外の子会社が孤立する可能性もある。これを避け、ともに成長するためにも、社内共用語を英語にする必要があったという。また、携帯電話を例に挙げ、優秀な技術を持っていても、それをグローバルスタンダードに設定できなかったのは、英語力が問題ではないかと指摘。英語力がないから製造業が苦しみ、ガラパゴス化が進んでいるとも語った。もちろん、従業員たちに英語を勉強させ、コミュニケーションを習得させるには、さまざまなハードルがあることは予想できる。しかし、三木谷氏は自身の体験に後押しされて社内公用語の英語化に踏み切ったそうだ。「外国人従業員たちは、採用時には日本語が話せない。しかし彼らは速やかに日本語を学び、3~6カ月も経つと、流ちょうな日本語を話せるようになる。それなら日本人も同じことができるのではないか。十分な時間をかけて、習熟すればできるだろう」しかし、社内公用語の英語化を決定後、従業員たちが英語を勉強する時間がないという悩みを抱え、それがストレスになっていることに気づいたという。そこで、無料の英語クラスを提供し、勉強する時間を与えたそうだ。このような取り組みもあり、2010年10月にはTOEICの平均スコアは526.2点だったが、2012年5月には687.3点に。161.1点もアップさせることに成功している。また、同社では、役職レベルに応じてターゲットスコアを設定。その達成率を下からレッド、イエロー、オレンジ、グリーンのカラーでゾーンごとに色分けしているという。達成率の推移はスライドで紹介された。それによれば、ターゲットスコアを達成したグリーンゾーンは、2011年3月には29%だったのに対し、2012年5月には79.5%にも上るという。それに伴いレッドゾーンも2.2%にまで減少している。「日本人は英語をとても難しいものだと思い込んでいる」と三木谷氏。英語の習熟レベルに関係なく、勇気を持って自分自身を英語で表現しようとするガッツが重要だという。三木谷氏は海外の会議で3,000人を前に話すことがあるそうだ。その経験をもとに、「スピーチのなかで文法を間違えることがあっても、自分自身の言葉でスピーチすることが重要。おそれずに、多くの人の前で話す機会を設けてほしい」と語った。また、英語を中学から大学まで3,000時間以上勉強しているのに話せないのは時間の無駄だと指摘した。同社の社内公用語の英語化によって、日本の英語教育プログラムを”使える”形にかえられるよう、刺激したいという。さらに、この取り組みが成功すれば、同社がロールモデルとなり、他企業が追従することで日本のビジネス界の目を覚ますことになるとも語った。なお、同社の取り組みについては、三木谷氏の著書「たかが英語!」(講談社刊・本体価格1,000円)で詳しく紹介されている。収益は東日本大震災の寄付にあてられるという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月02日世界最大級のオンライン英会話スクールEF Englishtown(EF イングリッシュタウン)は、米国のプロダクトレビューサイト「TopTenREVIEWSTM」(TechMediaNetwork社運営)にて、グローバルオンライン英語学習サイトの中で最も優れたサイトとして2年連続で金賞を受賞した。EF イングリッシュタウンはApple社とのコラボレーションから始まった、革新的な学習メソッドをもつ世界最大級の24時間オンライン英会話スクール。現在120カ国に1,500万人以上の会員を有し、1,200社以上のグローバル企業に語学研修プログラムとして利用されている。また、同スクールを評価した米レビューサイト「TopTenREVIEWSTM」は消費者の購入プロセスをシンプルにするために、各カテゴリーで一番優れたサービス・商品を評価・推薦するサイト。同サイトにおいてのオンライン英語学習サイトカテゴリーの評価基準は4つで、「教師や学習ツールの良さ」「学習エクササイズ、ゲームなどのバラエティーさ」「コミュニティーやソーシャルメディアとの連携性」「使い勝手の良さ」からなっている。金賞受賞の理由としては、オンラインを通じての優れた指導や総合的な英語学習コース、バラエティーに富んだ学習オプション、音声認識テクノロジーや24時間利用可能なライブレッスン、また他の生徒とつながることができる機会を提供しているなど、各カテゴリーから最も優れたサービスと高く評価されたことが挙げられる。獲得点数は10点満点中9.78得点という高得点だった。同スクールの金賞は2011年に引き続き、2年連続となる。
2012年06月29日親子に人気の「ディズニーの英語システム」が、今年35周年を迎えた。ディズニーキャラクターを採用し、楽しく遊びながら、しっかりと英語力を身につけられる乳幼児向け英語プログラムとして、これまで80万人もの子供たちに愛され続けている。このたび35周年を記念して、タカラトミー社の「ディズニーの英語システムのディスクが楽しめる、おやすみホームシアター」を抽選で350名様にプレゼントするキャンペーンがスタート!(2012年6月15日~8月31日まで)「おやすみホームシアター」とは、タカラトミーが1996年から現在までにシリーズ累計70万個を販売している人気商品。音楽と共に天井いっぱいに明るく色鮮やかな映像が楽しめ、まるでファンタジーの世界に入り込んだ感覚を味わえる。お子さまの寝かしつけ習慣作りに最適なアイテムだ。さらに今回のバージョンは、現在は店頭では手に入れることができないキャンペーン先行商品。気になる方は応募してみてはいかがだろうか。■賞品(当選人数)ディズニーキャラクターズ スペシャル英語ディスク付 天井いっぱい!おやすみホームシアター 350名様■応募期間2012年6月15日(金)~8月31日(金)インターネット応募締切り:締切日の23:59まで■応募資格2012年8月31日の時点でマタニティ、0~4才までのお子様をお持ちの保護者■応募方法PCキャンペーン専用サイト( )にアクセスの上、必要事項をご入力いただきエントリーボタンをクリックしてご応募ください。■抽選・当選発表・厳正な抽選のうえ当選者を決定し、賞品の発送を持って発表にかえさせていただきます。・当選された方はお子様の年齢を確認する証明書を提示していただく場合がございます。お問い合わせ:ワールド・ファミリー コンタクト・センターフリーコール:00777-85-8894平日9:00~19:00 /土9:00~17:00受付期間 2012年6月15日~2012年8月31日※当選結果に関するご質問は受付ておりません
2012年06月15日スカイプを使ったオンライン語学レッスン「E-com英語ネット」を提供しているイーコミュニケーションは7日、時差を活用した「朝英語レッスン」のサービスを強化することを発表した。同レッスンでは時差を利用し、早朝から海外講師とスカイプでオンラインレッスンを行う。講師は、アメリカ、カナダ、イギリスなど、日本の早朝時間に合わせて遠隔で英語のレッスンを提供する。同社は、電気料金の値上げなどにより、今後さらに朝活の需要が高まると予想し、2012年末までの6カ月間で、海外在住の講師人員を倍増。早朝レッスンの割合を2倍まで拡大していく予定だ。同校でも、4時台、5時台に受講する”ヨジラー”、”ゴジラー”が2、3年前に比べ増えてきており、4時から出勤前の9時まで受講する生徒の割合は、25%近くを占めているという。また、朝活支援のサイトを7月中に開始。総合的に「朝活」や「朝英語」をプロデュースしていくという。レッスン料金はポイント制。30分クラスで1.5point、60分クラスで3point、90分クラスで4.5pointとなっている。1pointは、おおよそ平均1,300円程度。まとめて購入すると安くなる。現在、英語のほかに中国語、フランス語など、20カ国語の遠隔語学レッスンを提供している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日ビジネスシーンにおいて、「英語力が必要だ」と感じている人は多いのではないだろうか。2010年にユニクロを運営するファーストリテイリング、楽天が英語の社内公用語化を決定したことが話題になったように、これからはますますグローバル化が加速すると予想されている。この流れを受けるかのように、2011年度から、小学校高学年の英語教育が義務化された。彼らのような教育を受けた世代が社会人デビューする前に、英語力を身につけることは、さらに求められるだろう。このような状況下において、社会人はどのような英語学習をしていけばいいのだろうか。はじめに、英語力のニーズが高まる現在、ビジネスパーソンは英語力について、どのように考えているのかをみていこう。クロス・マーケティングが実施した「英会話スクールに関する調査」によれば、日本のビジネスパーソンは、普段、ビジネスで英語を使う機会は少なく、ビジネスレベル以上の英語力を自覚している人は、1割程度にとどまるという。ただし、ビジネスシーンにおける英語力のニーズは高く、現在ビジネスで英語を使用していない人でも、その4割は「仕事の場で英語を使ってコミュニケーションができるようになりたい」と回答。今後、日本はグローバル化し、英語でのコミュニケーションが必要になるという漠然とした危機感から、英語力をつけたいと思っている人も多いようだ。同社では、すでに英語力を身につけている人たちにも、そのスキルについて調査している。その結果、日常レベルの英語力があると自覚している人でさえ、6割が「言いたいことが言いきれない」「会話のスピードについていけない」など、実際のコミュニケーションでは英語力が不十分だと回答。現在、すでにビジネスにおいてある程度のコミュニケーションがとれる人ですら、半数近くが「自分の言いたいことが全部言いきれていない」という悩みを抱えているという。英語の上級レベル者においても、実際のコミュニケーションシーンでは、議論の流れに即した発言や、主導権を握るコミュニケーションができるとはいえない実態が浮き彫りになった。このように、英語力が必須であると感じている人が多い反面、実際に英語力を身につけている人は少ないことがわかった。また、対話力やコミュニケーション力を身につけなければ、ビジネスシーンにおいて英語を「話せる」とはいえないようだ。前述のとおり、ビジネスシーンで「使える」英語力を習得するには、「対話力」と「コミュニケーション力」がキーになるといえそうだ。それを実現する場として、ニチイ学館が「COCO 塾」という、一風変わった英語のスクール事業を開始した。“COCO”は「Communication Competence(伝達能力)」の頭文字。外国語でのコミュニケーションスキルを磨くために絶対不可欠な3つの能力を養い、「使える英語」とその先の「対話力」が身につくスクールにしたいとの思いが込められているという。この3つの能力とは、「Linguistic Competence(言語能力)=音声・単語・文法を習得してセンテンスをつくる能力」、「Discourse Competence(談話能力)=センテンスをつなげ、会話にする能力」、「Sociolinguistic Competence(社会言語能力)=社会的に適切な言語を選択して使える能力」のことだ。この能力を高めるために、大手英会話スクールでは例を見ない、2インストラクター制によるきめ細かい指導によるグループレッスンを中心としたコースを設定。「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの語学能力を養うという。さらに、異文化や国際的なテーマなどを「英語で考え、英語で学ぶ」ことで、国際人として必要な知識や教養も同時に身につけ、真の「対話力」を磨くことを目標としている。コンセプトは「英会話から英対話へ」。英語で聞いた内容を、日本語に訳してから理解するのではなく、英語で考え、発言できる能力を養成するためのレッスンを展開している。また、英語を単なるコミュニケーションツールとして学ぶのではなく、異文化や国際的なテーマなどを英語で学ぶことにより、必要な知識や教養も同時に身につけ、真の国際人としての「対話力」を磨くことができるという。すでに、新宿校、川崎校、松戸校など、24校を開校(※6月5日現在。順次開校予定)。順次、開講教室数・エリアを全国に広げ、初年度は92校の開講を予定しているそうだ。このように、ただ英語を話すだけではなく、対話力が求められている現在、ビジネスパーソンにはどのような英語学習が有効なのだろうか。英語学習におけるポイントについて、社会人を対象とした英語学習の通信講座を企画制作している、株式会社デルタプラス・代表取締役の湯川彰浩氏に話をうかがった。同氏は「社会人のための97%失敗しない最後の英語学習法」(エール出版社)という著書を上梓している。「加速する国際化に伴い、昇進の条件としてTOEICでもある程度のスコアが求められることも多いですね。したがって、社会人における英語学習者の割合は、年々増加の一途をたどっています。ただし、単純な英語力だけが求められるケースの方がまれです。コミュニケーション力や文章力なども実際の現場では必要ですし、こうした対話スキルは、普段用いる日本語の使い方と相関している部分が大きいものです。当社の通信講座の受講生は、大学院受験を目指す社会人が多いのですが、入試で出題される問題は和訳や英訳がほとんど。つまり、英文を読解して日本語でまとめたり、逆に複雑な日本語をわかりやすい英語に変換したりする力が試されているわけです。英語学習というと『英会話』と考える方も多いかもしれませんが、目的によって求められる英語力はさまざま。英語に加えて日本語の使い方も意識して、英語を使った現場でも生かせる対話スキルを磨いてほしいですね」同氏の言うように、英語力を高めるためには、「対話スキル」の向上も必然的に求められている。そのためには、日本語についても見直す必要があり、これから英語を学習する人にとっては無視できないだろう。これからは、対話力という視点で、英語だけでなく、日本語も含めて見直してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日株式会社アンフープが運営する、無料通話ソフトSkype(スカイプ)を利用したオンライン英会話スクールhanasoは、「夏先取りキャンペーン2012」を実施。6月1日~7月1日に入会する新規会員登録者全員は、初月の月額料金が半額になる。同キャンペーンの期間内に新規で入会した人は全員、初月の月額料金(3,800~9,800円)が半額となる。さらに抽選で合計5名に、JTB旅行券10,000円が当たるという。応募方法は、無料体験レッスン受講後、入会により応募完了となる。同スクールは、2010年1月26日にサービスを開始。従来の通学型英会話スクールに比べて、格安(1レッスン100円台~)でマンツーマンの英会話レッスンができる。講師は、フィリピンの有名大学卒業生が中心だ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月04日約700名のフィリピン人講師たちによる、Skypeを利用したオンライン英会話レッスンぐんぐん英会話は29日、累計レッスン100万回到達を目前に、サービスWEBサイトを大幅にリニューアルした。同レッスンは、2009年9月にサービスを開始。約3万人(2012年5月時点)の登録会員に対し、独自の「楽しみながらアウトプット英語を身につける」英会話レッスンを提供している。フィリピンの首都マニラと経済特別区クラークで、業界最大のコールセンターを運営。管理の行き届いた高品質のレッスンを提供することで、個人会員に対するレッスンだけでなく、上場企業や外資系企業の社員英語研修プログラムとしての導入や、講師やシステムを企業にOEM提供するなど、幅広い英会話サービスを展開している。コールセンターに講師を集め、一元管理のもとレッスンを提供することで、レッスンの質や講師の勤務体制を徹底管理。1回のレッスンは25分。月額6,000円で毎日2レッスンまで受講可能。英語初心者から上級者までの幅広いニーズに対応し、講師をベストマッチさせているという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日アルクは25日、初級レベルのやさしい単語を組み合わせたフレーズで多様な会話ができるようになる本「究極のビジネス英語フレーズ Basic」を発売する。価格は2,100円。同書は、「ビジネスシーンにおけるネイティブの会話を聞き取れるようになりたい」、「英語で自然に会話できるようになりたい」と願う人のためのトレーニングブック。ネイティブは、難しい単語よりやさしい単語を組み合わせたフレーズを好んで使う傾向があり、彼らがよく使うフレーズをしっかり覚えることで、英語のリスニング力やスピーキング力が向上するという。同書は、同社独自の語彙リスト「標準語彙水準12000」の初級レベルに相当する、LEVEL1~3のやさしい3,000語のみで構成。難しい単語に惑わされることなく、フレーズの聞き取り・読解に集中できるとのこと。同僚との雑談や電話での会話など、25の会話例を収録。会話例を題材に、リスニングクイズや翻訳、クイックレスポンスなど、さまざまなタスクで効率よく学べるという。TOEIC(R)テスト対策としても活用可能とのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日MedTalk Inc.は、医療英語に特化した、マンツーマンオンライン英会話学習ができるサービス「MedTalk(メドトーク)」の提供を開始した。無料通話ソフトスカイプを利用し、月額固定7,800円で医療英語が学べるという。同サービスは、無料通話ソフトスカイプを利用したマンツーマンオンライン英会話学習サイト。講師には、フィリピン看護師国家資格保有者かつ、外国人に英語を教えたことのある経験者のみを採用し、本格的な医療英会話が学べるとのこと。月額固定7,800円で、1回50分の授業を月(30日間)に12回、好きな曜日・時間に受けることができる。また、日常会話やクラスのフォローアップはもちろん、難解な医学英語や、医療現場で日常的に使われるメディカルイングリッシュ(医療英語)を学ぶことも可能。海外の医療業界で活躍したい人や留学を目指している人に適した内容となっている。詳細は MedTalk(メドトーク)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日英語学習ポータルSNSサイトの運営や英語学習コンテンツの配信を行う株式会社ベリーは、英語・英会話学習者のためのコミュニティーサイト「myBerry(マイベリー)」の運営を開始する。「myBerry(マイベリー)」は、「解決する・学習する・継続する」をテーマに英語・英会話学習者をサポート。英語学習・情報に特化したポータルとSNS機能を統合し、ワンストップで提供する。英語学習者にとっても利便性が高く、より充実した学習が可能になるという。“解決する”では、学習方法・資格・教材・スクールなど311種類のカテゴリにわかれた情報ページ「About English」と、英語に関する疑問を直接質問できるコーナー「Q&A」を設定。学習者が英語に関連した情報を得ることができ、学習する上の疑問解消に役立つ。“学習する”では、新たな気づきや知識が得られる学習コーナー「StudyLife」で、世界中から厳選した英語素材を配信する。“継続する”では、同じ目標や興味のあるトピックでつながるコミュニティー「Groups」と、学習内容を記録し進歩を確認できるブログ「EnglishLog」を設定。他のメンバーの学習方法を参考にしながら自身の学習方法を確立できる。同サイトでは、英語を勉強したくても勉強の方法が分からない人や、自分の勉強方法が正しいのか不安な人など、英語学習上の悩み解決や学ぶ楽しさの提案などを目指すという。TOEIC受験者のみならず、英語に興味があるすべての人に向けたサービスと言えそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日モンスタークリフは、英語教室や英会話スクールの運営に参入しようとしている個人事業主や企業に対して、スムーズに運営・スタートアップができるようウェブと実運用の双方からサポートするサービス[Start English School(を開始した。小学校での英語教育必修化、企業での英語公用語化等をはじめ、英語の重要性が日々大きくなっている現在、英会話教室のニーズも高まっている。同時に、英語学習に熱心なデジタルネイティブといわれる若い世代にとっては、旧来のようなクチコミによるものではなく、ソーシャルネットワークやウェブを用いた形で自分にマッチした英会話教室を探す方法が一般的となってきた。そこで、同サービスは、英語教室や英会話スクールがスムーズに運営・スタートアップができるよう、ホームページ制作をはじめとしたウェブサービスの提供、および最新の手法と取り入れた教室運営・集客方法のコンサルティングを一元化して提供。オリジナルホームページ制作及び更新方法のサポート(ALL IN ONEコース)、オリジナルブログ制作、Facebook等のページおよびコンテンツ制作、Google プレイス代行登録、教室運営・設営コンサルティング、生徒の集客方法アドバイス、オリジナル名刺デザインなどのサービスを用いてサポートする。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日英語がしゃべれるようになりたいなあ……と思いますよね。英語がしゃべれたら、もっと世界が広がります。ビジネスでできることも増えるでしょう。社内の公用語が英語になっちゃった会社もありますし。読み書きはひとまず置くとして、せめて日常会話に不足のないレベルにまでなれないだろうか。英会話をこなせるようになる? を聞いてみました。調査期間:2012/1/25~2012/2/3アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 826件(ウェブログイン式)■まず、英会話ができる人はどのくらいいるのかを調べました。あなたは英語をしゃべれますか(日常会話が過不足なくこなせるレベルですか)?はい:14.8%いいえ:85.2%※有効回答数:826約15%の人が英会話がいけるそうです! これは意外と多いのではないでしょうか。義務教育、高等教育、大学の教養学年、通年で数年も英語教育を受けているにも関わらず15%しかいない!と嘆く人もいるのでしょうが……。■英語がしゃべれないと答えた人に「英語をしゃべれるようになりたいか」聞いてみました。はい:81.3%いいえ:18.7%※有効回答数:707うーん。やっぱり約8割の人が「しゃべりたい」んです。■英会話ができる、と答えた人にその勉強方法について聞きました。「あなたはどうやって英語を勉強しましたか?」という質問です。独学で学習した:37.8%留学して学習した:35.4%英語学校に通った:31.5%そのほか:17.3%ラジオの英語講座で学習した:15.8%英語教材を買って学習した:12.6%テレビの英語講座で学習した:9.4%通信講座で学習した:6.3%家庭教師を頼んで学習した:0.8%※有効回答数:127一番多いのが独学です! 次が留学ですね。その次に英語学校がつづきます。独学でもなせばなるのだ、と思うと勇気がわきます。■しゃべれるようになるまでにかかった時間を聞いてみました。半年未満:16.5%半年~1年未満:14.2%1年:7.9%2年:10.2%3年:7.1%4年以上:44.1%※有効回答数:127半年未満でなんとかなった人が16%もいます! これはスゴイ。人間やってやれないことなんかありませんよ(笑)。ただ4年以上かかった人が44%で一番多いのです。これぐらいは覚悟しないといけないようです。■英語がしゃべれると答えた人に、「英語を身につける上で一番役立ったもの(or役に立ったことこと)はなにか」を聞いてみました。■留学。話さないといけない環境に身を置くことが一番手っ取り早いと思う(東京都/女性/29歳)やはり留学は効果的なんですね。留学は計9回答でした。■ラジオ講座を毎日聴く(鳥取県/女性/25歳)ラジオ講座は計4回答。毎日きちんとやればちゃんと効くようです。■積極性(神奈川県/女性/27歳)英語を話そうという気持ち、これも大事ですね。一番役立ったもの、という質問だったのですが、「もの」ではなく……、■外国人の友達を作る(千葉県/女性/31歳)英語を話す相手を作ることが大事なようです。■実際に会話すること。Skypeなどでその旨を書いてSkype me状態にステータスをすること(大分県/男性/25歳)Skypeがそんな風に使えるとは知りませんでしたよ。■英語がしゃべれると答えた人に質問しました。これから英語を学習する人にアドバイスがあるとしたらどんなことでしょうか?この回答では、みなさんの言ってることはほぼ同じでした。■毎日少しでよいのでやり続ける(兵庫県/男性/25歳)■地道にしゃべる、聞くを繰り返す(東京都/男性/27歳)■語学は毎日、聞いたりしゃべること。現地では毎日日本語と同じように使われているのだから(広島県/女性/28歳)毎日コツコツ少しずつでいいので、とにかく続けることをアドバイスされています。それが一番難しいんですが。■話せるようになりたいなら話さないといけない、アタリマエのことだが、正しい文法や語彙(ごい)よりも自分の知っている単語の中でいかにわかりやすく伝えられるかの実践を積まないことには結局、伝わらない(神奈川県/女性/22歳)■英語は言語でありコミュニケーションなので、間違ってもいいからいろんな人と英語でしゃべってみてください(千葉県/女性/25歳)文法的に正しいか? などを気にして引っ込み思案になるのではなく、間違っててもいいからしゃべること、コミュニケーションをとろうとすることが大事だと。最初はなかなかうまくいかないかもしれません。しかし、■最初は伸びずに挫折しそうになりますがそのうちできそうになります(大分県/男性/25歳)とのことです。継続は力なり。遠い道のりに見えても、実はそれが一番の近道であるようです。コツコツですか。不肖・谷など、それがもっとも苦手なのでありますが……トホホ。「なにか楽ちんは方法はないですかね?」と聞きに行って、「バカモン!」と一喝されたような感じでございます。(谷門太@dcp)
2012年05月13日巷にあふれる英語教材。スクールから通信講座までいろいろ調べてはみたけれど、どれも続ける自信がない……。とはいえ、夏には彼女とグアム旅行も企画しているし、仕事で英語を使う機会も増えてきた。そろそろ観念して勉強をスタートさせなければいけないようだ。そこで、自分が無理なく続けられる学習方法はないかと考えたところ、いつも開いているパソコンや、必ず身につけているiPhoneを利用するやり方であれば、時間も有効に使え最短で英語が身につけられるのではと判断。基本的にオンラインでの学習になると思うが、一番効率的なプログラムはどれだろうか。ネットを見ながら教材をいろいろと試してみた。検索してすぐに表示されたのが、「Yahoo!英語学習」サイト。目的に合わせて聴いたり読んだりもできるし、なんといってもお金をかけずに進められるコースが多い。『デイリーイングリッシュ今日のフレーズ(無料)』『こんなとき何て言う?(無料)』など、日常の英会話にフォーカスされているので、入りやすそう。例えば、デイリーイングリッシュでは、毎月テーマがたてられ、その内容にそった英文がピックアップされる。ちなみに5月は「五月病」。「Did I make the right decision to start working at this company?」など、例文レベルはかなり高め。次に試したのが、『e-TOEIC』。TOEICのeラーニングサイトとの説明があり、無料で使用できる。ズバリTOEICのスコアを伸ばしたい人向け。実践演習には、短文穴埋め、長文穴埋め、読解問題、写真描写問題、応答問題、会話問題、説明文問題と問題量も豊富。それぞれのセクションを選び、テストボタンを押すと、TOEIC対策の問題がスタートする。ログインすれば、単語テストの順位も残る。英語力というよりは、TOEICを受ける際にはぜひ活用したいサイトだ。次は英字新聞社ジャパンタイムズによる「週刊ST」にアクセスしてみた。時事ニュースであれば、他のニュースサイトにより内容がわかっているので、英文も読みやすい。名言やことわざ、英語のフレーズなどがリスニングできるのだが、音声を開くと別ページが開いてしまい、英文を確認しながら音声を聞くということは、別タブを開くなど、工夫しなければできない。まあ、無料なので仕方ないとは思うが、自分なりにこの内容をどうやって咀嚼(そしゃく)していくか、考えて使わなければいけないだろう。今度は、ロゼッタストーンにアクセス。家電量販店や書店で黄色のパッケージを目にしたことはあったが、どんな教材なのかは未体験。なんでも全世界500万人以上のユーザーが語学を習得しているそう。取りあえずメールアドレスを登録し、無料体験をスタートしてみた。体験できるのは、発音チェック、語彙レッスン、文法レッスン、リスニング、スピーキング。レベルも1から3、一部は5まで体験できるらしい。無料なのに驚きのサービスだ。ページの「次へ」を押していくと、自動的にパソコンのシステムチェックが開始された。ソフトのダウンロードが終わると、いよいよスタート。種類もイギリス英語とアメリカ英語が選べるようになっている。マイクを設定して始めると、いきなり「Hello!」と呼びかける声が。まねして発音。単純に楽しい。問題は30問もあり、発音を繰り返すものから、話された内容について正しい画像を選ぶものまでバリエーションも豊富。画像がキレイなので飽きることなく楽しめた。今度は「リスニング」を選択。こちらも写真を見ながら、音声にあわせて画像を選択していく。1問目や2問目はサラサラと解けるのだが、終わりに近づくに連れて、だんだんと難しくなる。ラストの問題では、真剣に聞いているのに「The girls are reading」の複数形が聞き取れず、少女一人の画像をクリックしてしまった。レッスン1なのに39%という成績。自分のリスニング力の低さをあらためて痛感した。無料体験版だが、何度でも繰り返し聞き直せるので、もう一度復習してみる。すると、だんだんと耳が慣れてきたせいか、違いが区別できるようになった気がした。次は、レベルをアップし挑戦してみる。レベル3では、「It’s easy to repair this bicycle.」など日常よく使用されるような文章が例文として出てくる。音声にあわせて文章をマイクに向かってスピーキング。自分の発音が間違っていると先に進めない。音声のスピードについても、「最も遅い、遅い、普通」と調整が可能。何度でも繰り返すことができる。英語を聞きながら文章を打ち込んでいくライティングについても、文の構成が複雑になってきた。声はネイティブのものなので、音声スピードが速く聞こえ、正確に書き取るのはなかなか難しい。さらに調子に乗って、レッスン5に進む。方法は変わらないが、基本的な文法だけでなく、会話を利用しながら定型的な表現も覚えることができる。画像は会話に沿って文章を作り上げていく問題。答えは「I’m transporting apples in my delivery van」。ちゃんと考えて答えていかないと、会話が全く成立しなくなってしまう。まあ、このレベルが完ぺきにできれば、通常の英会話は何の問題もなくなるだろう。しかしながら、無料体験でここまで学習できるのはスゴイ。ちなみに、無料で体験できるのは、「聞いて、話す」を徹底的に繰り返すトレーニングができる「Rosetta Course」のみだが、購入すると実際にネイティブと会話のできるレッスンや、ほかのユーザーと外国語を使ってチャットやゲームができるサービスもついている。また、学んだ英語をアウトプットできる場も用意されているようだ。ちなみに日本人のために開発されたという「ReFLEX」にも無料体験がついている。日本人の苦手な”L”と”R”の違いなど聞き取りの難しい発音を徹底的にトレーニングしたり、自分のレベルにあわせ日常会話をロールプレイングしたりすることもできる。また、驚くことにパソコンを通して本物のネイティブコーチとの会話レッスンも受けられる。それも24時間アクセスできるらしく、これなら帰宅後や出社前の早朝に勉強することも可能だ。自分が無理せずに続けられる英語教材を探してみたが、やはり相手がいて、ある程度プログラムが整っているものの方が、長続きする気がする。今回試したなかでは、ロゼッタストーンが、内容がかなり充実しており、無料版だけでも十分に英語力がつけられる内容だった。無料とはいえ、スピーキングもできるのでマイクの準備が必要。レッスン1からといっても、すぐにレベルがあがっていくので油断は禁物。英語に少し慣れるまでは、しばらくこれでやってみようと考えている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月11日株式会社アルクは、アルクの「グローバル英語」シリーズ新刊『グローバルビジネス英会話 Advanced』を刊行した。A5版216ページ、CD1枚(約73分)付き。価格は1,890円。自分とは異なる文化の人たちと英語でビジネスをするとき、物事を日本の「常識」で見ると判断を誤ってしまうことがある。ビジネスで成果を上げるためには「相手や状況をどう見るか(=グローバルマインドセット)」と「どんな言い方をするか(=発信力)」がカギを握る。この2つのカギを解説の柱に位置づけ、同書は多様でリアルな20のケースを題材に、日本人のための実践的なビジネス英会話力を鍛える内容としている。例えば「早口の英語でまくしたてる、イスラエルのIT企業の営業を、どんな表現でこちらのペースに持ち込むか」、「合意事項の変更をかたくなに認めようとしないドバイの役人と、どうやってWin-Winの関係を作っていくか」、「遅刻が常習化しつつあるフィリピン子会社のデキル社員を、どうやってやる気にさせるか」、「完成予定日1週間前に『間に合わない』と報告してきた中国子会社のチームリーダーにどう対処するか」など。これらのような状況で、どのような言い方が効果的か、それはなぜなのか、をケーススタディー形式で学習する。また同書籍は、明星大学教授でビジネス社会における英語でのコミュニケーションの研究を専門とする田中宏昌氏、明星大学准教授で社会言語学、日中異文化コミュニケーションの研究を専門とする張暁瑞(ジャンシャオルイ)氏の共著となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日オンライン英会話サービスを提供する合同会社E-Spaceでは、Androidスマートフォンを使った英会話のマンツーマンレッスンを提供する新サービス「83円オンライン英会話スクール」を開始した。このサービスは、インターネットを介した無料通話システムSkypeを利用し、プロの外国人講師から英会話レッスンを受けるというもの。アプリケーションはGoogle Playストアより、無料でダウンロードできる。レッスン料は、月額5,000円。1回25分のレッスンを1日2回まで毎日受けられ、1回あたり83円という超低価格設定ながら、レベル別、コース別のカリキュラムを用意。初心者から上級者まで安心して受講できる内容となっている。サービス開始を記念して、4月30日までに申し込みをした人に限り、最初の1カ月のレッスン料を2,500円とするキャンペーンを実施している。同社のサービスは、会員登録なしで体験レッスンを受けられる。また、フリートークを中心とするカリキュラムの格安英会話レッスンとは異なり、超低価格でもレベル別、コース別と受講者がスキルから選べるカリキュラムを用意。TOEIC対策やビジネス英会話の上達など、目的に合わせた学習が可能だ。また、子どもには専用のジュニアコースを別途提供し、英会話を楽しく学べる工夫がされている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日日本で言われる「ビジネス英語」とは「普通の英語が80~90%、それに各分野に属する専門用語が10~20%ほど足されたもの」がその実態。そこで皆さんに知ってもらいたいのが“jargon”と“shoptalk”という言葉。“jargon”は文字通り業種、職種別に存在する「専門用語」、“shoptalk”は「その職場、現場のみで話される言葉」ということで専門用語のことなんです。そしてこれらは総じて「ビジネス用語」とも呼ばれます。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月30日レビアエデュケーションは、昨年末に開校したオンライン英会話スクール「3年ぶりの英会話」において、初心者向けに中学英語のみで構成された「楽々英会話4学期プログラム」を開発。1年間4学期でTOEIC470点を目標に、業界に先駆け4月1日に開講する。「楽々英会話プログラム」は、インターネットを利用した自習スタイルのeラーニングとマンツーマンオンライン学習を組み合わせたプログラム。通学する必要はなく、都合のよい時間に学習を進めることができる。英語専門研究所所長、石田正先生による監修で、eラーニングによる発音練習と中学英語で学んだ文法を無理なく復習できる英作文、そしてSkypeを活用した英会話のマンツーマンオンラインレッスンの3部で構成されている。オンラインレッスンで利用するSkypeの利用に不安のある受講者には、メールサポート以外にも電話サポートも行っている。パソコン初心者でも安心だ。また、4学期間の修了後、2か月以内に受験したTOEICのスコアが395点に満たなかった場合には、無償で補習コースを1カ月分提供。来春にはTOEIC600点を目指す中級編を開講予定と、受講後のフォローアップも充実している。レッスンプランは、4学期通年コースで92,400円、各学期通年コース26,400円×4回、各月通年コース9,800円×12回、4学期終了後の補習コースは9,800円(いずれも税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日アライアンスは、フィリピン人講師と楽しみながら英会話を学ぶことができるオンライン英会話サイト「BIG★EASY(ビッグ・イージー)」のサービスを開始した。「伝わる、英会話を。」をコンセプトに、普段の生活の中で、無理なく使えるオンライン英会話サービスを目指して企画された「BIG★EASY(ビッグ・イージー)」。主な特徴として、「1日最大150分のレッスンで、月額4,000円から利用可能」「早朝から深夜までの営業で、自身の都合に合わせて利用する事ができる」「たくさん聞いて、たくさん話すことで効率的に英会話を習得」「年齢制限が無く、子どもからシニア層まで安心してご利用可能」「レッスンを受ける際に複数のシチュエーションを選択できる」「さまざまなキャリアを持つ講師が多数在籍」などが挙げられるという。講師は有名大学生や英会話講師経験者、学校教員経験者など英語が堪能なフィリピン人でSkype(スカイプ)を使用したマンツーマンのオンライン英会話レッスンとなる。年中無休で、朝7時~深夜1時(最終予約は0時30分)まで受付可能。料金は、1日当たりの最大レッスン時間を150分(1レッスン25分を6レッスン分)、月間(30日)総レッスン数が60回のプランの場合、月額(30日)利用料は7,500円(税込み)で、1レッスンあたりの単価は125円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月27日世界最大級のオンライン英会話スクールEF Englishtownを運営するEFイングリッシュタウン株式会社は、通常の一般英語学習・グループレッスンコースに「ビジネス英語コース」を追加した新たなコースを開講させたと発表した。利用料金は一般コース、ビジネス英語コースのいずれも月額8,900円だが、申し込み後30日間は100円での利用が可能。一般コースでは英語のレベル判定テスト、オンライン学習教材、ネイティブ講師とのグループレッスン、TOEIC/TOEFL対策テスト等を利用できるが、ビジネスコースではこれらに加え、会議、交渉、プレゼン、電話対応、等のビジネスシーンを想定した教材をベースに学習を進めることができる。実践的なビジネス英語がより効果的に、短期間で習得できるよう工夫されており、翌日すぐ使えるフレーズが満載だ。英語に抵抗はないが、ビジネス英語となるとどうも…という人も、お試し期間に一度利用してみてはいかがだろうか。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日これを英語で言うなら“It’s an unexpected windfall.”か“Pennies from heaven.”。前者の“windfall”は木から自然に落ちてくる果物などのイメージが元で、それに「予期せぬ」といった意味の“unexpected”を足したもの。後者は「天国から降ってくるお金(pennies)」という意味です。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月20日