大人気マンガシリーズ、今回は作者のじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第33話です。 母の介護の負担が減ったことで、部活にも入部できるようになったのじさんでしたが…?#33 高校生で親の介護を体験した話出典:instagram父がいないと…?出典:instagram私のとっての、おふくろの味は…出典:instagram父がいる時だけしか料理を作ってもらえなかった、のじさんの幼少期。トラ美おばさんの料理を食べれる日々がきて、本当によかったですね…!次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年02月08日「結婚、出産、育児と同じように、介護も“ライフステージの一つ”と考えるといいと思います。介護は自分1人で抱え込まずに、上手にプロの助けを借りることが大切。“おトク”な行政のサービスはフル活用したいですね」そう語るのは、お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつさん。芸能界で活躍する彼女だが、ヘルパー2級の資格の持ち主でもある。じつに20年にわたり介護の現場に携わってきた。2月25日には、安藤さんと介護・暮らしジャーナリストの太田差惠子さんの共著『知っトク介護 弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』(KADOKAWA)が発売予定だ。安藤さんと介護との出合いは、中学時代に遡る。「伯父が小規模の介護施設を運営していて、週末に手伝っていたんです。おむつ交換のほか、トイレ・入浴・食事の介助などをしていましたが、お手伝い感覚だったので『介護は大変』という先入観なく、介護業界に足を踏み入れました」(安藤さん・以下同)いまも介護に携わり続ける背景には、施設の利用者との心のふれあいがあった。「中学生のころ、日曜になると介護施設で認知症のおばあちゃんの着替えの手伝いをしていました。でも、なかなか着替えてもらえず、ようやく脱いだパジャマをまた着ていたり……。さすがに『もうムリ』と思い始めていました。ところがある日、私のことを認識してくれたのか、パッと着替えてくれて。心が通い合ったという感じがしてとてもうれしかった。介護は大変なことも多いですが、喜びもあると教わった瞬間でした。ヘルパーの資格を取った後に夜間の訪問介護でトイレのお手伝いをしていたおじいちゃんから、折り鶴をプレゼントしてもらったのも忘れられない思い出です」もちろん、厳しい現実を目の当たりにすることも。「介護を受ける人の洋服が何日も取り換えられていなかったり、ちゃんとお風呂に入れてもらってないのではないかと思うこともありました。介護する人の負担が家族の1人に集中していて、時間やお金、精神的な余裕がない、というケースも少なくないと思います」現場を見続けてきた安藤さんだからこそ、“頼れる専門家”の知恵と“使える制度”には十分に頼ってほしいと話す。「介護はチーム戦。共同作業、分担してやれるということを知ってほしいです。ケアマネジャーや介護福祉士など介護のプロとチームを組んでケアをしていきます。いつまで続くかわからない介護を1人でやれといわれたら、重たすぎますから。親も子もお互いの生活をきちんと確保することが何より大切です」■申請を怠らずに制度をフル活用したい介護が必要となる瞬間は突然訪れるもの。だからこそ“心の準備”が欠かせない。いまは介護に関わっていない人でも知っておくべきポイントを教えてもらった。「高齢の親の様子が『おかしい』と思ったら、親が住む地域にある自治体の『地域包括支援センター』に相談しましょう。親の状況をきちんと伝えることで、専門家の視点から対応策を幅広く提案してくれます」いざ介護が必要となったら、要介護認定の申請をすることになる。「市区町村の調査員が自宅を訪問し、介護の必要度がどれくらいかを調査します。このときは仕事を休んでも立ち会いたいです。介護休暇の制度を活用しましょう。条件を満たせば、パート勤めの人でも当日の申請で取得できます。親は他人の前だと張り切って元気な様子を見せようとしてしまいがちですが、そうすると正しい認定がもらえません。親のプライドも大切に、親の現状のメモを手渡すなどして、ありのままを伝えましょう」要介護度の認定を受けたら、ケアマネジャーに相談して介護のケアプランを作成してもらう。「要介護度と所得に応じて使えるサービスの上限額があるので、その中で必要なサービスを組み合わせてもらいましょう。介護は“オーダーメイド”です」多くの人にとって有用となりうる制度・サービスをまとめたものが図の表だ。「医療費が一定額を超えたときに戻ってくる、いわば“過払い金”のような高額療養費制度もあります。ただし、これらの制度には申請が必要。経済的な負担を軽くするためにも、申請についてもケアマネジャーなどプロに相談を。自治体から届く要介護者への通知も見落とさないよう注意しましょう」やはり大きな問題となるのがお金に関すること。いきなり切り出すのは気が引けるかもしれないが、親・家族が元気なうちに話し合っておくことが大切だ。「共倒れにならないよう、親が使える介護保険の上限を考慮して、ケアマネジャーに適切なプランを組み立ててもらいましょう」今後は介護福祉士の資格取得を目指すと語る安藤さん。目指す先にある景色とはーー。「マイナスイメージのある介護の先入観が取り払われ、複雑と思われがちな制度が広く活用されて、介護を取り巻く空気が『みんなでやっていこう!』というふうになってくれたらうれしいですね」けっして人ごとではない介護の問題。いざその場面を迎えたときに慌てることのないよう備えておくことが、介護される・する側双方にとってのメリットとなるのだ。
2022年02月07日「私の育児は絶対に正しい」と自信をもって娘の教育に励んでいた投稿者さん。熱心に取り組んだ甲斐あり、娘は勉強のできるいい子に育ったはずなのに、頭が真っ白になるような言葉を投げかけられるのでした。私の教育は間違っていたの!?■優秀なはずの娘がついた嘘私は朱音。小5の娘・結衣がいます。そして、同じ町内に私の妹・紗枝の家族も住んでいて、紗枝の娘の莉子ちゃんも、結衣と同じ小学5年生です。私は結衣の将来のために、幼い頃からしっかりと教育をしてきました。一方、妹の紗枝の家では莉子ちゃんがあまり勉強が得意ではないらしい上に、紗枝も「うちは子どものやりたいことをやらせるって決めている」と言い放つ始末。そんなある日、小学校の個人面談がありました。結衣は、学校のテストはほぼ満点だったため、担任の先生の言葉は、信じがたいものばかりでした。まさか、今まで良い点数のテストだけを私に見せていたなんて…。結衣に嘘をつかれていたことがわかり、私はショックで、家に帰るなり結衣を問い詰めました。結衣の将来のため――そう思った私は、翌日から放課後は遊ばせず、塾のない日は家でもっと勉強するよう言いました。娘の勉強量を増やした一週間後。満点に喜んだのも束の間、結衣の答案をよく見ると、式が間違っているのに答えだけあっているものや、唐突に正しい答えが書かれているものがたくさんあったのです。勉強を頑張っていると思っていた結衣が、実は解答をカンニングしていることに気づいた私は、まず夫の弘毅に相談することにしました。「娘のため」と夫は言うけれど、ずっと「結衣のため」だけを考えてきたのは私。それなのに私の育て方が悪かったかのように言う夫に怒りがおさまらず…。私の育児は絶対に正しいと確信したかった私は、妹の家を訪ねることにしました。■結衣の言葉に頭が真っ白に結衣の家を訪ねた帰り。莉子ちゃんが成績が上がらないのは、やっぱり親が見ていないからだと思いました。でも、成績のことをあんなに楽しそうに話すなんて、うちでは考えられない…。自分とは真逆の育児をしている妹の家のほうがいいなんて…。私は結衣の言葉に、頭が真っ白になってしまいました。そして、莉子が珍しく泣いて訴えた姿に、これまでの育児が間違っていたんだともわかりました。でも、一体何がどう間違っていたのか、いくら考えてもわからなくなってしまいました…。このストーリーに読者の反応は…?■主人公の心の葛藤に共感して涙勉強のできるいい子に育っていたとばかり思っていた娘からの涙の訴えで、自分が毒親になってしまっていたことに気付いた朱音。読者の方からの感想をご紹介します。・毒親離れって本当に大事だと思いました。毒親の呪いは物理的に離れても解くことができなくて、自分から考えを変えていかないと本当の意味で開放されないなって思いました。・これはママのケアも同時進行でやらないと意味がない。子どものケアだけしても、ママの母親への気持ちを満たしてあげないと根本的な解決にはならない。・主人公は本当の意味での勉強ができていたわけではないのではと感じました。自分は間違っていないと主張し、「疑う」「深く考える」ということができていないので、正解が1つに決まる問題を解いて点数になるような勉強だけを勉強だと思っているのではないかと思います。本来、答えが幾つにもなるものを考えるのが学問なのに、この厳しさでは娘さんの人生も豊かにならないですし、受験でも困りそうです。それ以前に娘さんの心の傷が心配ですし、親戚を落ちこぼれと断じる姿勢が歪みを植え付けていないか心配になりました。・こんな親、絶対嫌だ。勉強は大切なのは大きくなった後になって思うけど、勉強が全てではないし、こんなに縛られてたらそりゃこうなるよねーっていう状況な気がする。朱音と同じような経験をした方からの感想も届きました。・私も40前のいい大人なのに、いまだに母親に好かれたい気持ちがあるので、この主人公の心の葛藤に共感して泣いてしまった。・うちの親もそうやって気づいてくれたら良かった…。・この手の呪縛は一生この子に取り付く。「大丈夫」「もう平気」「うん、わかった」と言っても それは母親を安心させるため、すべて嘘。毒親が子供の頃にかけた呪いは一生続くんだ。・全く同じ毒親持ちです、お陰で人間不振、人間嫌いになりました。・私も母の呪縛とともに育った長女です。主人公の気持ち、内容は違うけどわかる。私の場合は毒だけじゃなく愛情もかけてもらっていたので、呪縛があったことに気づいたのは結婚して実家を出て数年経ってからでした。・この連載記事で描かれているほどではないけれど、私の実家もかなり似た傾向がある家庭だったので、結衣ちゃんの気持ちが手にとるように理解できてしまいました。暴力や性的虐待、あるいは不倫や酒・ギャンブル依存等ほどわかりやすく重大な不和状態ではなくとも、その後の人格形成や人生に大きな悪影響を及ぼし得るものなのだということが、他の読者の方にも伝わればいいなと思いました。教育に熱心になりすぎるのは、子どものためなのか親自身の問題はないのか考える必要がある…。そんなことを思わされるエピソードでした。ウーマンエキサイトでは、親子関係はどうあるべきかをテーマにした漫画を多数紹介しています。▼漫画「子どもを縛るママと尊重するママ」
2022年02月06日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、「自分は毒親かも」と思った方に向けてお話ししています。どんなことをしてしまうと毒親なのかを詳しく解説!子どもをしっかりした子に育てたい、勉強のできる子に育てたい。大切なわが子の将来を思うからこそ、子どもにさまざまなことを期待し、教えたくなりますよね。教えなければという思いから、ついつい子どもに対して口うるさくなってしまう親は多いものです。でも、それが“毒親”としての一歩だったとしたら……。毒親にならないために、どのようなことに注意すればよいのでしょうか。 そもそも“毒親”とは?最近、ニュースなどで見かけるようになった「毒親」という言葉。毒親とは、暴言や暴力、しつけという名の過干渉をする親について使われる一方、自分の都合を優先し、子どもを放置したり、かまわない親についても使われる言葉とされています。また、親の過干渉から生じることとして、子どものキャパシティ以上に勉強をさせることを“教育虐待”とも言われるようになりました。 もしかしたらその対応は“毒親”の一歩かも暴言や暴力はもちろんしていない、ネグレクトもしていない、だから私は毒親ではない、と思っている人はもしかしたら危険かもしれません。誰でも毒親への一歩に足を踏み入れている可能性があります。お行儀よく食べさせよう、お片付けができるようにさせよう、電車の中でじっとしているように教えよう、これらはどれも当たり前に子どもに教えたいことだと思います。もちろん、お子さんがきちんと社会で過ごせるように教えたほうがいいことでもあります。けれど、子どもの成長に合わせず急ぎすぎて教えてしまうことは、毒親への第一歩を進めてしまうことにつながるかもしれません。 期待をかけすぎないようにブレーキを親としては、ついつい先回りしてお子さんにいろいろと教えこませたくなります。でも、まだまだ小さいときにお行儀などを教え過ぎることが、その後の“教育虐待”にもつながっていく恐れがあります。 根底にあるのは、こうなってほしい、こうあるべき、という子どもへの期待。しかし、小さなお子さんのキャパシティは、まだまだ小さいものです。それが本当に“今”教えたほうがいいことなのか? 子どものキャパシティを超えた親の「期待」がかかっていないか?を考えてみましょう。もし、ちょっと子どもにうるさく言い過ぎているかも……と思ったら、友人やご自身の親御さんに自分の対応が過干渉になっていないか聞いてみてください。自分の子どもに責任を持っていない、ある意味「無責任」な意見が、自身の毒親への一歩を止めてくれるブレーキになることがあります。 大切で愛するわが子のためだからこそやっていることであり、お子さんによってできる範囲も受け止め方もさまざまなため、どこからが毒親への一歩となるのかは、本当に難しいところです。うるさく言い過ぎているときに、「子どものため」という理由からであればちょっと立ち止まってみて、お子さんの気持ちが後回しになっていないか考えてみるといいかもしれません。 イラスト/マメ美 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2022年02月01日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第22話です。母がけいれんを起こした理由が、なんと”薬の飲み忘れ”…!それを知ったのじさんは…?#22 高校生で親の介護を体験した話出典:instagram一人残されたのじさん出典:instagram少し呆れていると…?出典:instagramしかし、強がってしまい相談できず出典:instagram帰っていいよと言われ…?
2022年01月27日大人気マンガシリーズ、今回はのじ(@noji09noji)さんの投稿をご紹介! 「高校生で親の介護を体験した話」第21話です。介護して、救急車まで呼んだのにのじさんを罵る母。ショックを受けたのじさんは…?#21高校生で親の介護を体験した話出典:instagram発作も落ち着いてきた様子の母出典:instagramまさかの忘れていた母
2022年01月25日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第15話です。無事母親が退院し、自宅でいつも通りの生活がはじまると思ったのですが…?母が退院してからの生活は…出典:instagram手伝ってあげるけど…出典:instagram自分の時間が持てない
2022年01月09日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第13話です。先生からの話のあと、母の元へ向かうのじさんですが…?【#13】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram余命の事お母さんは知ってるのかな?出典:instagram副作用は落ち着いた様子出典:instagramでも今は…出典:instagram母の余命宣告を告げられたあと、不思議と涙は出なかったのじさん。少しでも母を安心させたくて、残酷な言葉をかけるしかなかったようです…。 毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月07日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第12話です。前回、先生から母の病状と余命を告げられたのじさんですが…?【#12】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagramあと半年だなんて…出典:instagram約1年前…。出典:instagram余命より3年も…出典:instagram絶対ウソだ!
2022年01月06日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第11話です。看護師さんに連れられて主治医の先生のもとへ行くことになったのじさん。そこで告げられた残酷な真実とは…?【#11】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram先生のもとへ…出典:instagram思わず身構えてしまうのじさん。出典:instagram肺がん…余命半年。
2022年01月05日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第10話です。前回、母親の辛そうな姿を見て思わずナースコールのボタンを押したのじさんでしたが…?【#10】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram必死なのじさん…。出典:instagram抗がん剤の副作用で…出典:instagram何か話があるようで…?
2022年01月04日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第9話です。前回、薬の副作用で辛そうな母の姿を見て、ショックを受けてしまうのじさんでしたが…?【#9】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagramそんな母を見て…出典:instagramナースコールを…。
2022年01月03日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第8話です。母親のお見舞いに来たのじさん。でも実際に会った母親はとても苦しそうで…?【#8】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagramとても辛そうな母。出典:instagram心の準備が…出典:instagramとても苦しそうな母…。出典:instagram薬の副作用で辛そうな母の姿を見て、ショックを受けてしまうのじさん。この先も辛いことが待ち受けているのでしょうか…。毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月02日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第7話です。新しい生活になんとか順応しようとするのじさん…そんな中、母親の見舞いに行くことになり…!?【#7】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram頭の中にはいつも…。出典:instagramお母さんにやっと会える!出典:instagram病院に到着出典:instagramそこには苦しそうな母の姿が…
2022年01月01日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第6話です。迎えに来てもらった母の友人の車に乗ったのじさん。母の状態について尋ねてみると…?【#6】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram今日から抗がん剤の治療を…出典:instagram今週の土日にお見舞いに…。出典:instagramそんなことを考えているうちに…出典:instagram旦那さんと二人暮らししているため…出典:instagram母親は抗がん剤治療を始めることに…。まみちゃん家では2人に嫌われないように生きようと決めるのじさんでしたが…?次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年12月31日歯磨きの大切さを子供が学ぶには、ある程度の時間がかかります。幼い時には歯磨きの意味が理解できず、自分で磨かないどころか、親に磨いてもらう際に暴れてしまう子も。人によっては、「子供の抵抗に疲れてしまった」という経験もあることでしょう。おちゃやま(@otyaym)さんも、息子さんが歯を磨かず、困っていました。その相談を歯科医院ですると、ハッとするひと言をいわれたのです!1y5m-1y9m はみがきものがたり #本当に言われた漫画みたいな一言 pic.twitter.com/nk5IXh0ziI — おちゃやま1y (@otyaym) December 28, 2021 「だったら、誰が磨くんですか?」歯科医師の言葉で意識が変わった、おちゃやまさん。本当に子供のためを思うからこそ、本人が嫌がっていても流されず、大人としてキッチリ対処するようになったのです。おちゃやまさんの頭には、いつも歯科医師の言葉が浮かんでいるため、決して気持ちは揺るぎません!同じ悩みを抱える親から反響が上がったエピソード。漫画に対し、コメントが多数寄せられました。・やだ…私も甘えていました!頑張ります!・我が子は、歯磨きに慣れるまで3年かかりました。・子供のために頑張る親は、みんな素敵だなあ。・ギャンギャンと泣かれることに罪悪感がありましたが、そうですよね…!・我が子の大切な歯が虫歯になってしまうことを思えば、無理やり磨くことなんてなんでもないよ。子供が不快にならない歯磨き方法があれば、親の誰しもが知りたいところ。ですが、見つかるか分からない理想の方法を探し続けるよりも、覚悟を固めたほうが前進できる場合もあります。「ほかならぬ自分がやることだ」と思ったら、気持ちを切り替えてみるといいかもしれません![文・構成/grape編集部]
2021年12月30日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第5話です。母が入院するため、母の友人宅に居候することになったのじさんでしたが…?【#5】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram病院に連れてってもらえるみたい…出典:instagramこうして…出典:instagramあっという間に…出典:instagram新しい生活が…!
2021年12月30日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第4話です。友人のまみちゃんの家に行くことになったのじさん。不安からか、母にこんな質問をします…。【#4】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagramまみちゃんとは…出典:instagram「ねぇお母さん。」出典:instagram明るく話す母…出典:instagramあと4年しか…。
2021年12月29日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第3話です。学校から帰宅すると、神妙な面持ちで待っていた母。検査結果はどうだったのでしょうか…?【#3】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram大丈夫だよね…?出典:instagram信じられない…出典:instagram信じられなくて、話が入ってこない…出典:instagram毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年12月28日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第2話です。前回、母から体の不調を告げられたのじさんでしたが…?【#2】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram母の心配をする私出典:instagramきっと大丈夫なはず!出典:instagram今日は寄り道せずに帰宅出典:instagram大事な話…?
2021年12月27日「手相占いに誘われたら宗教勧誘だった話」が大人気の、のじ(@noji09noji)さんの新漫画をご紹介!<高校生で親の介護を体験した話>の第1話、のじさんがまだ学生だった頃のお話です。【#1】<高校生で親の介護を体験した話>出典:instagram平凡な暮らしが一転…?出典:instagram母の体調がおかしい…?出典:instagram今日行くとのこと。出典:instagram母から体の不調を告げられた、高校1年生ののじさん。病院に行くとのことですが、何やら不穏な予感がしますね…。毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@noji09noji)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2021年12月26日TOKIOの松岡昌宏が出演する、スクウェア・エニックス「WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争」の新CM「人生の選択 松岡昌宏」編が、22日(15:00〜)より放送される。新CMのテーマは「人生の選択」。「人生は、選択の連続だ」から始める松岡の言葉とともに、気持ちを揺るがす様々な選択が映し出される。そして、強い覚悟でそれらを振り払い、最終的に自分で決めた「第3の選択」をするというストーリーが描かれ、「その人生と向き合う覚悟はあるか」と語る松岡の声で締めくくられる。なお、CM放送に合わせて、スクウェア・エニックスの公式YouTubeチャンネルでは、メイキングとインタビュー動画も公開される。CM撮影を終えた松岡に当日の感想を聞くと、「このセット、よくビルの中でお作りになったなと思うととても贅沢な空間。みなさん一人ひとりの方がプロフェッショナルでいらっしゃるから、そこにすごく感動いたしました」と制作チームに敬意を示す。またCMの見どころについて、「空気感と世界観じゃないですか。監督の頭にあったであろうプロットと、スタッフ一人ひとりがそれぞれのカットに時間をかけて撮っていましたから、プロフェッショナルの塊みたいなものがこの幻想的な世界観を作ったと思うので、その空気感はすごいことになったと思いますよ」と語った。ゲームのストーリーに関して印象を尋ねると、「忙しい合間にゲームの世界観に入れる作品だと思う。どうなっていくか引き込まれる魅力があるのでとても楽しみ」と回答。作品のテーマである「人生の選択」については、「後悔した選択もあるのでしょうが、ないことにしています。失敗なくして今の人生はない。失敗が人生の良いエキスになると信じているので後悔はしていない」と述べた。また自身における最高の「人生の選択」は「1989年10月26日にこの世界に入ったとき」と即答。「先代の社長から『来てくれ』と電話で言われたとき、すべての人生が変わった」と振り返った。さらに自分が決断した一番大きな「人生の選択」も同じく「この世界に入ろうとしたこと」とし、「小学校のときかな。この世界に入ろうと考えてすぐに送りました。その決断が今ここに座っている自分を作っている」 と話した。続けて、もしもゲームの主人公のように一国の国王になったら、平和でのどかな国か、戦闘的で領土拡大を狙う国かのどちらにしたいかを尋ねると、「その日のぼくの気分で決めます」と無邪気に自身の政策方針を宣言。「今日は国民で飲みましょう。今日はみんな寝ましょう。今日はそろそろ働きましょう」と、型にとらわれない松岡らしい第3の選択肢を選んだ。そして最後に、自身のファンとゲームのファンに向け、「このシリーズ、松岡がやらせてもらう新しい扉を開けることになると思いますので両方楽しんでいただけたらと思います」とメッセージを送った。
2021年12月21日■前回までのあらすじ「人に嫌われた」と思うと、「自分の存在価値そのものが否定された」と思っていたハム子。でもその考え方の歪みに気づいて、自分で修正できるようになってきたとき、「私は私で良い」と思えるようになっていき…。■多くの人が「生きづらさ」に悩んでいる…私だって、できればこんな経験したくありませんでした。整形なんてさせられず、感情を抑圧することもせず、あるがままの自分を受け入れてほしかった。自分らしく生きていきたかった。…でももう過去はいくら嘆いても、自分や誰かを責めても、変えることはできないし消し去ることもできません。だから『過去は変えることも消すこともできない』を受け入れて、『じゃあどうすればいいのだろう?』と考え始めた時、私はまた前に進み始めました。たしかに経験したくなかった過去ですが、そんな過去からも得たものはあります。こんな経験をしたからこそ得られたものは、私の中で今でも心のお守りになっているのです。→次回いよいよ最終回!※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。
2021年11月18日離れて住む親と会えない人が続出したコロナ禍。介護認定を受けながらも、一人富山の自宅で暮らす母を持つ柴田理恵さんに、“遠距離介護”を成功させる秘訣を聞いた--。「コロナ前は、お正月とお盆、それから富山の伝統行事で9月に行われる『おわら風の盆』の年3回、母が一人で暮らす富山に帰省していました。けれど、今年はお正月以降、会えませんでしたね」そう話すのは92歳の母・須美子さんの遠距離介護をする、柴田理恵さん(62)。10月20日には、須美子さんとの思い出をつづった絵本『おかあさんありがとう』(ニコモ)を出版した。小学校教員だった須美子さん。もともとは、勝ち気で厳しい人だ。「お箸の持ち方などしつけのことは、あまり言われなかったのですが、私が『あれ買って』って泣くと、お母さんは『めんどくさいから泣くな!』とぴしゃり」実家が旅館の須美子さんは料理が苦手。晩ご飯は柴田さんと祖父が作っていたという。「あるとき学校の宿題がたくさんあって『今日はお手伝いできん』と言ったんです。そしたら母は『お手伝いもできんような人間は宿題なんかせんでいい!』って。学校の先生なのに(笑)」怖い母親だったが、優しい一面も。柴田さんが高校生のころ、小学校時代に須美子さんが担任だった男の子と同じクラスになった。「彼は早くにお母さんを亡くしていて、おばあちゃんと暮らしていました。あるときその子に『ばあちゃんが倒れて遠足の弁当を作れなかったときに、担任だったお前の母ちゃんが代わりに作ってきてくれたんだ。本当にうれしかった』って言われて。この話を聞いたときは、ちょっと泣いた(笑)」照れ笑いする柴田さんだが、お母さんの話をする際、目にはうっすらと涙が浮かんでいた。■母が洗濯物を出さない意外な理由そんな母・須美子さんの介護が始まったのは’17年10月のこと。柴田さんのもとに、須美子さんから「高熱が出た」と連絡が入った。「近くに住む従弟(いとこ)に母を病院に連れていってもらうと、腎盂炎(じんうえん)と診断され、入院することに。慌てて駆けつけ『お母さん、わかる?私だよ』と話しかけても、意識がもうろうとして『あ~あ~』と言うばかり。お医者さんから終末期医療に関する話もされ、そのときばかりはこのまま認知症になって亡くなるのかなと思いました」気丈な母の弱った姿は、さすがの柴田さんでもこたえたという。「しばらくして少し回復した母に、『お母さん!』って声をかけたら、私のことがわかったんです。それで『何か目標を持とう。何したい?お正月私に会いたいよね?』と聞いたら『会いたい』って。『正月一緒に酒飲みたいよね?』の質問には『飲みたい』と即答。だから『よし!酒飲めるように頑張ろう!』って励ましながら、リハビリをはじめました」入院した当初に受けた介護認定調査で要介護4と判定されていた須美子さん。しかし、必死の頑張りで、みるみるうちに回復。お正月には、一時帰宅してお酒を飲み、その後無事退院を果たした。当初、柴田さんは、須美子さんが再び一人暮らしをすることに不安を抱いていたという。「母に“東京に来て一緒に住む?”って聞きました。そしたら『友達もいるし、富山にいたい。それに、施設に入るとお茶や謡(うたい)の稽古ができなくなるから施設には入りたくない』って」確かに母の大切なものは、みんな富山にある。それを無理やり奪うのは、かわいそうだった。「雪が多くて危ないので、春までは施設に入所してもらって、その後から自宅での一人暮らしを再開しました。そんなうちに、要介護も1に下がったんです」須美子さんの一人暮らしを支えたのは、現地で生活を支援してくれるホームヘルパーやデイサービス、従弟などのサポートだ。だが、彼らにまかせっきりにせず、遠くからでも連携を取ることが、遠距離介護のポイントだと柴田さん。「母とは毎日電話をしていますが、ケアマネさんたちにも定期的に連絡をしています。『親がこういうふうに言ってるんですけど、どう思われますか?』って相談したり、逆に『ウチの親が何か困ったことはしてませんか?』と聞いたり」そうやって連絡を取り合っていると、あるとき「実は、須美子さんが服を全然着替えないんです」とケアマネジャーから報告を受けた。きれい好きの母が着替えないのはおかしいと思った柴田さんは、早速須美子さんに理由を聞いた。「母は私の従弟のお嫁さんに洗濯をしてもらっているのですが、“そのお嫁さんは子どもを2人育てていてとても忙しいのに、自分の分まで洗濯をしてもらうのが申し訳ない”って言うんです」その後柴田さんは、須美子さんに「お嫁さんが、私の洗濯の仕方が嫌だから洗濯物を出さないんじゃないかと、心配してたよ」と、遠慮なく洗濯物を出せるよう、間を取り持ったという。介護サービスを受けていると、ケアマネジャーやヘルパーが踏み込めない部分や、須美子さんも彼らに言いづらいことが出てくる。そういうときに、遠くにいる柴田さんが間に入ることで、円滑に物事が進むようになるのだ。■「覚悟があるなら母の意思を尊重したい」今年の春、須美子さんの腎臓の数値が悪化。入院の後、現在は弱った足腰を鍛えるために、一時的に介護施設で暮らしている。「たまに『家に帰りたい』とこぼすんです。だから母に『家に一人で帰って倒れて、誰にも発見されんで死んでも、それはあんたの責任だからね』ってくぎを刺したら『わかった』って。覚悟があるなら、お母さんの人生だから本人の意思を尊重したいと思っています」ただ、コロナ禍の今年は、年末年始の一時帰宅でさえ、ハードルが上がったという。「今は私がPCR検査で陰性でも、母と会って1カ月間は介護サービスを受けられなくなるんです。もちろん、施設にも戻れません」大雪の中、母を家に一人きりにしたくはない。しかし--。「本人は家に帰りたがっているし、もう92歳。来年会えるかどうかもわかりません。だから、今回も正月に家で会おうと思っています」家に帰るために、奮闘する須美子さんの姿に、柴田さんは感謝の思いを抱くことがあるという。「母がこう生きたいという目標を立てて、リハビリを頑張っているのを見ると、年をとってからの生き方を教えてくれてるんだなぁって、思うんです」教師だった須美子さんが柴田さんに、身をもって教えるのは、最期へと向かう生き方かもしれない。(取材・文:インタビューマン山下)
2021年11月12日親の前でも暴言、暴力をふるう監督。役員をしているから自分の子を出してという親の子や、監督に贈り物を送る親たちの子を試合に出すえこひいきも酷い。もちろんそれを良く思っていない親もいるけど、通える範囲に移籍できるチームがなくて、みんな黙っている。わが子は小6だから最後まで所属するつもりだけど、何か親としてできることはない?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、スポーツ現場における暴力暴言指導の取材経験も豊富な島沢優子さんが、お母さんの相談にお答えします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<他の親にわが子を注意されてイラっとする。監督に相談すべきか問題<サッカーママからのご相談>こんにちは。息子はもう最終学年でスポ少活動も残り少ないので、このままチームに居続けると思いますが、どうにかこの監督の事を相談したくてご連絡しました。3年生からスポ少に入っていて、スポ少以外にサッカースクール2つに入って練習していますが、他で教わっているのが気に入らないのと親がサッカー経験者なのが気に入らないのか、監督に試合に出してもらえず、親の前でも酷い暴言、軽い体罰などが見られます。特に監督に直接個人的に贈り物などをしている家庭や、親がスポ少役員をしているから試合に出してくれと相談している保護者がいて、その子たちが優遇されています。えこひいきがひどいです。歴代の卒団者の子ども達、保護者に聞いたところ、昔からこうみたいです。当然良しとしない方もいますが、移籍先がないので我慢していたようです。辞めさせたくても、他に移籍できるスポ少はなく、今からクラブチームにも行けず、子どもたちが可哀想です。他の学年の子たちはこの環境が続くわけで、環境改善のために何かできることはあるでしょうか。息子もそうですが、暴言や叩かれるなどの体罰で委縮しているようでサッカーを本心から楽しめていないようです。そんな子どもたちへのフォローの言葉などもあれば知りたいです。<島沢さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。ジュニア期は、子どもにサッカーの楽しさを伝え、主体性を重んじて自分で考え行動できるよう育ててほしい。そんな願いをもって、少年サッカーの育成環境が進化するよう働きかけてきました。暴力や暴言、パワーハラスメント的な指導は少しずつ薄らいできましたが、まだまだ残存するのが現状です。今回のご相談は、そのことを思い知らされる内容で、思わずため息が出てしまいます。これまで保護者の皆さんからの相談をたくさん受けてきましたが、およそ7割は不適切な指導をするコーチへの対応でした。そのなかでも、今回ここに書かれている指導者のふるまいが事実だとしたら、看過できるものではありません。お母さんにとって厳しい言い方になるかもしれませんが、ご理解いただけるとうれしいです。■少年サッカーの現場で起きている暴力の例まず、体罰があるのは大きな問題です。ご相談文に「親の前でも酷い暴言、軽い体罰」とあります。「軽い体罰」とはどんなものでしょうか?スポーツや教育界が2013年に暴力根絶宣言を行って以来、少年サッカーの現場で私が見聞きした暴力は以下のようなものです。1)頭を平手でバシっとたたく。2)頭をげんこつでゴツンと殴る。3)頬をバシッとビンタする。4)お尻をボコッと蹴る。5)拳で胸をガツンと強く衝く。6)ボールを至近距離から頭や体にドスンとぶつける。7)ペットボトルをさかさまにして、キャップのへりの部分で頭をゴツンと小突く――。これらは皆、親御さんによっては「軽い体罰」と表現されていました。例えば、7番目に挙げたペットボトルでの殴打。暴力指導を知った私はすぐに保護者を取材しました。が、その親御さんは「大した暴力ではない。いいコーチなんです」と庇っていました。その保護者と話した時、「頭を平手でたたくこともあると、他クラブのコーチから聞きましたよ」と話したら、その方は最初「(手を)パーでペシッとやるくらいですよ。大したことありませんよ」とおっしゃいました。■叩くコーチを容認していた保護者が数か月後に......さまざま話すなかで、私が「感情的になったり、ひどく怒ったときはどうですか?」と聞いたら「まあ、そりゃ少し力が入りますよね。(頭を平手で)バシッとやる(たたく)こともあります」と言ったのです。「バシッとやるんですよね。暴力ですよ。ペシッとたたいていれば、感情が高ぶるとバシッになるし、さらに進めば拳で殴って、よけた子どもを失明させたりしますよ」(私はこの件を経験して以来「バシっとたたく」というように、「バシッと」「ゴツンと」といった擬音をなるべく入れるようにしています)保護者の方は一瞬黙って「は?そんなん、仮定の話でしょ?」と焦ったようにおっしゃいました。ところが、その方は数か月後、ご自分から私に電話をかけてきました。コーチの暴力によって、お子さんは鼓膜が破裂したそうです。鼓膜破裂は自然治癒しましたが、その子はその間中耳炎になり長くサッカーも運動もできなくなった。結局チームを辞めたということでした。■「大したことではない」親が暴力やパワハラを容認する理由親御さんたちは「少年サッカー(少年スポーツ)例外主義」になっていないでしょうか。暴力もパワハラも「サッカー(スポーツ)の現場では仕方がない」と考えているようです。それは親御さん自身が、部活やスポーツの指導で暴力やパワハラを受けていることも影響しています。特に、そのようなひどい環境を生き抜いた方は、暴力等を潜在的に「大したことではない」と受け入れがちです。自分も耐えられたから大丈夫、と軽く考えてしまう。これは「生存者バイアス」と呼ばれるものです。仮に、1から7のような暴力(体罰)が、もし通う小学校の担任によるものだったら、どう対応されるでしょうか。担任に贈り物をしている家庭や、親が学校の役員をしているからと、担任が通知表に良い点を付けたり、劇の主役にされるなど優遇されたら、どんな気持ちになるでしょうか。保護者の方によく言われるのが「学校の先生ではなく、何も勉強していないボランティアでコーチをしている方にそこまで求められません」というものです。一見すると「まあ、そのくらい勘弁してあげようよ」と寛容に見えますが、ボランティアで指導しているコーチの方々に失礼な気がします。■暴力暴言、えこひいきはやってはいけない。今すぐ親にできる対策は(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)お母さんは「子どもたちへのフォローの言葉などもあれば知りたい」と書かれています。でも、そんな言葉はありません。「コーチは暴力をふるうけど、あなたのことを思ってやっているのよ」などと絶対に言ってはいけません。暴言も、暴力も、えこひいきも、やってはいけないこと。本当にフォローしたい(支えたい)のならば、チームはすぐにやめさせましょう。中学生までもう少しです。サッカースクールがあるのなら、そこでの活動のみに絞り、楽しく真剣に続け中学校でまたチームに入ればよいのではないでしょうか。そして、コーチの暴言や暴力、理不尽な運営の仕方については、日本サッカー協会の相談窓口にきちんと報告しましょう。暴力等根絶相談窓口★窓口の取扱対象となる範囲は下記のとおりです。1)対象となる行為者本協会に登録する個人(指導者、チーム代表者、審判、選手、本協会又は加盟団体の役職員)2)対象となる行為登録されたチームにおけるサッカーの活動現場で生じた対象者による暴力行為(直接的暴力、暴言、脅迫及び威圧等)3)窓口を利用できる人原則として、対象行為によって被害を受けた者又はその家族、関係者、代理人若しくはこれに準ずる者島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年11月10日年老いていく両親を見るたびに、不安に思うのは介護のこと。じつは介護にかかる費用って、人によって違うのです。はたして、あなたの場合はいくらかかるのか--。「思いもよらずに親の介護が始まったときに、金銭的な不安を抱えてしまうことが多くあります。介護費用を事前に知っておくことも大切です」そう話すのは、「公益社団法人認知症の人と家族の会」副代表理事の花俣ふみ代さん。「介護のありようは百人百様です。仮に介護保険のサービスを利用しても、どのサービスを利用するかで介護費用は大きく変わってくる。また介護のお金は親の年金や貯金でまかなうのが基本です。ところが介護の期間は10年以上になるケースもあり、年金だけでは足りなくなったり、預貯金が不足したりすることも少なくありません」(花俣さん・以下同)これから介護を迎える人がおおよその費用がわかるように、チャートを作成した(画像参照/拡大版はこちら)。要介護度(要支援1~2、要介護1~5)によって、サービスを使える金額の上限は変わる(画像内「介護サービス費利用限度額」参照)。この金額内であれば、利用者の自己負担額は収入によって1~3割になる。それをはみ出た部分は全額自己負担となる。今回は年金収入280万円未満の自己負担率1割を想定した。「介護保険サービスには、自宅で受けられるサービスと施設を利用するものがあります。自宅で介護する場合は、ヘルパーが自宅に来てくれる訪問介護や施設に通うデイサービスから始まるのが一般的。さらに訪問看護や短期入所生活介護(ショートステイ)などを組み合わせて、利用限度額を超えないようにプランを立てます」訪問介護を週3回(月12回)、デイサービスを週2回(月8回)利用した場合、利用者の自己負担額は1万5,000円程度になる。ここに医療費などが加わる。家庭の事情や両親の状態によって、最初から介護施設での入所となることも。「費用が比較的安い『特別養護老人ホーム』は原則要介護3以上と条件が厳しく、比較的入所しやすい『介護付有料老人ホーム』は、数百万円以上の一時金に加え、利用料金が月20万円を超えることも。それぞれの施設の特徴をとらえながら選ぶ必要があります」別の負担も忘れてはならない。「親が離れて住んでいる場合には、往復の交通費がかかる。また認知症の進行が進むと、1日に何度も電話をかけてくるなど、通話料数万円を毎月支払っているという家族もいました」※介護保険の自己負担率は年収280万円未満が1割負担、280万円以上340万円未満が2割負担、340万円以上が3割負担(いずれも同一世帯の65歳以上の人数が1人の場合)
2021年11月05日「介護施設では、月14万~15万円ほどの費用がかかると思いますが、私の場合は在宅介護で、介護費用は月1万5,000円ほどでした。その代わり365日24時間、母のことは常に頭にある状態。同居する兄や夫の協力がなければ、母の希望どおり、自宅で看取ることはできませんでした」こう語るのは、今年3月に母のひで子さん(享年92)を亡くし、6年半に及ぶ在宅介護生活をつづった『悔いなし介護』(主婦の友社)を出版したばかりの新田恵利さん(53)。介護費用の内訳を聞くと--。【1カ月にかかった介護のお金】介護用品のレンタル料:3,000~4,000円/月おむつ代:5,000円/月デイサービス費:7,000円/月月の合計:1万5,000~1万6,000円※いずれも自己負担額「もともと母は、年金加入期間が足りなかったため、無年金生活。介護前から兄が消耗品や食費を負担。私の家には母や兄が同居していたし、高価な衣料品や入院などのイレギュラーな出費を負担していました」■バリアフリー工事を自分で行ったひで子さんが骨粗しょう症による圧迫骨折で歩けなくなり、要介護4と認定されたのは14年秋。その後、認知症も患った。「すぐに手配したのが、介護ベッド、防水加工されたマットレスカバー、ベッドの上で食事するためのテーブル、車椅子、玄関の段差をなくすためのスロープです。レンタル料は月3,000~4,000円ほどで、母が亡くなるまでレンタルしていました」おむつは行政から、毎月1パックを無料で支給されたが、それではとても足りず、最低5,000円分くらいは必要だった。「やる以上はしっかりやりたいので、おむつフィッターの資格を取るために、1泊2日の研修を受けました」しばらくは週2回の訪問のリハビリと週1回の入浴サービス(1カ月4,000~7,000円ほど、自己負担額、以下同)を利用していたが、症状が落ち着くと、訪問リハビリと入浴サービスをやめ、週2回のデイサービスに。「デイサービスは、約5年続けました。月に何度かはサボっていたので、1カ月の費用は7,000円ほどでしたね」ひで子さんの自室は畳なので、車椅子の移動も難しく、リフォームすることにした。「バリアフリー工事などは、自治体から補助もありますが、私は複雑な申請が苦手なんです。だったら自分でやればいいと、近所のホームセンターに行きました」畳を外して断熱材を敷き、高さを確保するためにベニヤ板を重ね、タイルカーペットを敷き詰めた。「材料代は2万5,000円ほどで、工賃はタダ。隙間ができたり、イビツになるのも、“ハンドメイドの味”です(笑)」亡くなる半年前も、週2回のデイサービスを、訪問看護に切り替えた(入浴サービスは再開)。さらに車椅子の母が病院などに行く際には、ストレッチャー付きの介護タクシーが1回1万円、亡くなる前の数カ月間は、1回6,000円の訪問医療費用が別途かかったという。「在宅介護は大変でしたが、母の喜ぶ顔がモチベーションになりました。最期、声にならない声で『ありがとぉ』と言ってくれたことで“後悔のない介護ができた”と実感できました」
2021年11月05日一時金や保険料を自分で組めることが魅力の民間の介護保険だが種類がたくさんあり選びづらい!できるだけ手厚く、損しないためにはどうすれば?そんな悩みに、専門家が解説しますーー。「最近、物忘れが激しくて」「老後、寝たきりになったらどうなる?」若いころは健康自慢だったのに、アラフィフから急速に衰えを感じて「将来が不安」という人は多い。要介護認定を受ける人は近年、じわじわ増え続け、いまや650万人を超えている。「要介護状態になったら介護度に応じて、かかった費用がカバーされる公的介護保険を使えます。自己負担はかかった費用の1割負担ですみます。ただし老後の身体状態によって在宅なのか、施設に入居するかで費用は雲泥の差があります。健康に不安があるなら、蓄えがないとかなり苦しくなることを想定しておかないとなりません」こう話すのは『商品名がズバリわかる!保険 こう選ぶのが正解!』(実務教育出版)の著者であるファイナンシャルプランナーの横川由理さん。生命保険文化センターの調べでは、要介護状態になったときかかる介護費用月平均は7.8万円。ただし在宅の場合で施設に入ると最低平均13万円必要という試算もある。「特別養護老人ホームに入居できればこの金額でカバーできますが、待機待ちは当たり前です。有料の老人ホームだとこの倍は必要でしょう」(横川さん・以下同)■一時金をもらえる保険がおすすめ!そこで検討したいのは民間の介護保険だが……。「老後資金は預貯金で蓄えたり、投資信託で運用して準備できるならいいでしょう。しかし私の相談者の中には、どうにも預貯金や運用がうまくいかない人もいます」そこでセレクトするのが「要介護」と診断されたら一時金で受け取れるタイプの介護保険。「一時金の使い道は自由です。要介護になっても、旅行へ行くなど生きがいにつながる使い方も可能。一度は行ってみたかった国を訪れるのもよし。世界一周クルーズをして『元気になっちゃいました』となれるならいいですね」さっそくセレクトしてくれたのが次のベスト5だ。「それぞれ個性があります。一時金のみを一度だけ受け取るシンプル設計の商品や、特約で一時金を付帯するものまで。注意すべきは若いころの月額保険料は安くとも年齢に応じて上昇するタイプのもの。85歳、90歳まで(一度も介護認定を受けず)元気で払い続けたら支払総額がいくらになるか試算することは鉄則です」これを踏まえ、おすすめの保険を横川さんとともに見ていこう!(※月額保険料は女性で試算)■人によって選択肢は多様!懐ろ事情と相談を【1】朝日生命「あんしん介護」〈保険料〉40歳加入:1,698円/50歳加入:2,580円〈一時金がもらえる介護度〉要介護3以上〈試算要件〉介護一時金のみ200万円〈払込み期間〉終身払い〈診断一時金上限(最高いくらまで入れるか?)〉60歳以下:5,000万円以下/61歳以上:3,000万円以下〈概要〉要介護1以上になると保険料払込み免除となる。要介護3以上になると一時金が受け取れる。そのほかに、要支援2以上の認定で保険金を一時金で受け取れる「あんしん介護要支援保険」もある。※いずれも加入にあたっては所定の要件があります。「一時金のみで加入できるシンプルな設計となっているため、月額保険料が安く、ずっと保険料が変わらないのが特徴です。要介護1以上になると保険料が払込み免除になるのも“あんしん”ですね」いまは元気だが、蓄えがないので少し心配という人はこのくらいなら負担にならないかも。【2】SOMPOひまわり生命「健康のお守り」〈保険料〉40歳加入:2,846円/50歳加入:4,124円〈一時金がもらえる介護度〉要介護1以上〈試算要件〉介護一時金200万円、入院日額3,000円(限度額60日)、手術・先進医療あり〈払込み期間〉終身払い〈診断一時金上限(最高いくらまで入れるか?)〉500万円〈概要〉医療保険を主契約として介護一時金を特約で付帯することができる商品。加入可能年齢は15歳から80歳。要介護度別認定者数で最大の割合を占めている、要介護1以上と認定された場合、最大500万円の一時金が受け取れる。保険金額の設定は最低10万円より可能。一定の条件のもと、一時金を年金で受け取ることも可能。「医療保険を主契約として、特約で介護一時金を付帯する商品です。公的介護保険の要介護1以上でもらえるのが最大の特徴です。入院給付金を3,000円に設定すると月額保険料を抑えることができます」一時金を年金で受け取ることも可能なので使い勝手もよさそうだ。【3】東京海上日動あんしん生命「あんしんねんきん介護R」〈保険料〉40歳加入:1万270円/50歳加入:1万2,590円〈一時金がもらえる介護度〉要介護2以上等〈試算要件〉介護年金(主契約)30万円(10年有期年金)介護一時金特約100万円、認知症一時金特約100万円〈払込み期間〉終身払い〈診断一時金上限(最高いくらまで入れるか?)〉200万円〈概要〉契約時に定めた年齢までに要介護2以上等に認定されなければ、支払った保険料のうち主契約部分が還付される。主契約は年金であるため初期費用に備える「介護一時金特約」や、認知症や軽度認知障害(MCI)と診断された場合に備える「認知症一時金特約」が付帯可能。なお、特約保険料は健康還付給付金の対象にならない。「介護保険は、生涯介護認定を受けることがなければ月額保険料は掛け捨てになります。ですが、この商品は契約時に定めた年齢までに要介護2以上と認定されなければ主契約のみの払った保険料が戻ってくるというのが最大の特徴です。還付を受けたあと、保険を継続するにはこれまでと同じ保険料を支払うことになります」掛け捨てに抵抗があるという人は検討の余地ありだ。【4】アスモ少額短期保険「介護その時に」〈保険料〉65歳加入:770円/75歳加入:3,077円〈一時金がもらえる介護度〉要介護2または3(※1)、要介護4または5(※2)〈試算要件〉重度介護保険金200万円、軽度介護保険金30万円、加入可能年齢65〜84歳〈払込み期間〉100歳まで自動更新〈診断一時金上限(最高いくらまで入れるか?)〉300万円〈概要〉充実・お手頃・ちょこっとプランから選べる。上記は「お手頃プラン」で試算した保険料。(※1)要介護2または3と診断されたら一時金が30万円、その後さらに(※2)要介護4または5と診断されたら一時金200万円が受け取れる。70歳以降は1年ごとに保険料が上がる。「こちらはいまはやりの少額短期保険で65歳から加入できる商品です。重度介護保険金と軽度介護保険金の段階があり、要介護2または3と診断されると一時金がもらえ、その後要介護度が4以上になると再度受け取れるというもの。加入を検討するなら、細かい試算にはなりますが90歳まで元気でいた場合の総支払額も押さえておきましょう」【5】コープの介護保険〈保険料〉40歳加入:80円/50歳加入:210円〈一時金がもらえる介護度〉要介護2以上〈試算要件〉介護一時金200万円、傷害死亡保険金100万円、コープ組合員であること。5年ごとに保険料が上がる〈払込み期間〉月払い(保険期間1年・更新型)〈診断一時金上限(最高いくらまで入れるか?)〉700万円※満80歳以上は300万円コース以下で継続となる〈概要〉5年ごとに保険料は上がる。参考として80〜84歳になると月額保険料は1万510円となる。90歳以降の補償はない。「40代で加入すると80円ととても保険料が安い。これは5年ごとに保険料が上がりますから、こちらも介護認定を受けず元気で払い続けた場合に、総額いくらになるか試算しておくことは鉄則です」結局、介護保険とは、70代くらいの若いうちに介護認定を受けるとお得なのだ。90歳、100歳までピンピンおばあちゃんになれるのか?自分の健康状態はどうなのか見極めることが大事だ。
2021年10月20日■前回までのあらすじ好きなことをやれる我が子に嫉妬する、心の中にいる幼い頃のハム子。「でも過去の私が強ければこんなことにならなかった」と思う自分も。しかしこれこそが自分で自分を傷つけている原因だと気付き…。■私のツラい人生は過去の自分のせい?この時、ようやく過去の自分を許すことができました。よく本などで「ありのままの自分を受け入れよう」とか、「等身大の自分を愛そう」という言葉を目にしてはいましたが、今まではそれがいまひとつピンと来ることがありませんでした。でも、この時「ああ、こういうことか…」と、ストンと腑に落ちたのです。→次回に続く※この物語は私の経験を基に、一部編集しています。
2021年09月24日「遠距離介護をしている方のお金の相談をたくさん受けてきました。急な帰省の交通費や実家の修繕費などの出費が痛いとよく聞きます」こう話すのは、人気イラストレーター・上大岡トメさん著『マンガで解決親の介護とお金が不安です』の監修をしたファイナンシャルプランナー・黒田尚子さん。「私自身、親は遠方在住です。高齢になっても住み慣れた実家暮らしを希望する親に対して、子どもも自分の暮らしを維持しながら、遠方からサポートするというのが、現在の介護の現実だと思います」そんな遠距離介護にかかるお金を、黒田さんが寄せられた相談を例に解説してくれた。【ケース1】鹿児島在住の父を地元の介護施設に入れる場合、いくらかかる?〈Q〉認知症がすすんだ鹿児島在住の父(82)を娘の私(65)が東京都内の自宅そばの施設に呼び寄せて介護を検討中。看取りまでおおよそどのくらい費用を見積もればよいでしょうか?〈A〉目安の金額は1,857万円「まず介護の期間ですが、生命保険文化センターによる平成30年度の調査結果では、認知症などが顕在化してから看取りまでの平均期間は約4年7カ月(54.4カ月)となっています。お父さんを都内の介護付き有料老人ホームに入所させる場合、施設利用料が月18万円+介護保険の自己負担分月5万円(要介護3、2割負担の場合)+日常生活費7万円で試算すると月30万円×54.4カ月=1,632万円かかります。これに、東京までの呼び寄せ交通費等(鹿児島⇔東京を飛行機で移動10万円、引越し代10万円)20万円。鹿児島の実家の不用品整理30万円がまず必要です。そして肝心なのが、実家の不動産価値。持ち家でも、不動産価値がなく、空き家として管理しなくてはならないとすると、不在になった実家の維持費として、固定資産税(都市計画税)10万円や水道光熱費(基本料金)5,000円が4.7年分、その間の家の修繕費100万円などで、合計約225万円を計上。前記の介護費用などをすべて総合すると1,857万円になります。この金額から、お父さんの貯金や毎月の収入(年金など)を差し引いた金額を子どもたちで負担すると覚悟してください。ただし、親の実家に不動産価値があり、売却できるとなると、金額は大きく異なります。もし1,000万円で実家が売却できれば、その金額を介護費用に充てられ、しかも維持費の225万円が不要になります。実家を売却できるか、そのまま維持かで、大きく子どもの負担が変わってくるので、まず親の実家の不動産価値を調べることから始めるとよいと思います。親が元気なうちに、一緒に調べておくのもオススメです」【ケース2】北海道の母の介護施設費は?〈Q〉札幌に実家で一人暮らしをしている母(87)が、このところ、足腰が弱り、施設への入居を検討しています。母に札幌の介護施設に入ってもらい、名古屋に住む娘の私(58)が遠距離介護をする場合、母を看取るまでの間に、いくらくらい必要ですか?〈A〉目安の金額は1,497万円「札幌市内の介護付き有料老人ホームの入居費用はもちろん施設によってさまざまですが、入居一時金500万円の施設だとして、全国の平均値として生命保険文化センターが出している介護費用月11.8万円×看取りまでの期間4年7カ月で計算すると総額は1142万円(施設での介護費用は要介護度で異なる。要介護度が上がるほど高くなり、上記は要介護2相当の場合)。これに、札幌での宿泊を実家でできるとして、4泊5日で面会に行く交通費(名古屋⇔札幌の航空運賃往復10万円)年3回4年7カ月分として130万円。もし実家でなく、交通の便のよいホテルを利用するとなると、さらに1回の帰省で2万円程度負担増です。そして【ケース1】の225万円から交通費を引いた額205万円を同じく実家の維持費として計上すると、総額は1,477万円に。ただし【ケース1】と同じで、実家を売却できるケースや、お母さんの年金額や貯金の有無によって、あなたの負担は大きく変わることになります」■親に年金額、貯金額、不動産価値の確認を「ひとくちに遠距離介護といっても、親の年金額や貯金、また要介護度によって、さまざまです。基本的に、私は“親の介護費用は親のお金で”という考え方。実際、遠距離介護している親子の多くは親のお金でまかなっています」しかし、要介護度が高くなり介護施設に入居を検討するとなると、負担は子どもにも重くのしかかる。「【ケース1】は鹿児島の父が東京に住む子どもの近くの施設に入居した場合。平均的な介護期間である4年7カ月で試算すると、費用の総額は1,800万円を超えます」逆に【ケース2】は実家の近くの介護施設に親が入居し、子どもがときどき会いに行くときの試算。こちらは1,400万円程度に抑えられる。「やはり首都圏は介護施設の入居費用が高くなりがちです。お金だけを考えたら、まずは地元周辺で介護施設をさがし、希望するような施設が見つからない場合に、子どもの住む都市部の施設をさがす順番にするほうがよいと思います」ただ年に数回、長期休暇をとり、長距離移動をする子ども側の負担は思いのほか大きい。「とくに急に親の具合が悪くなったときに、遠距離をかけつけるのはたいへん。その場合、子の近くの施設に入居してもらうと楽です」いずれにせよ、介護が必要になる前に、帰省した折に、親ときちんと年金額、貯金額、不動産価値などを確認しておくことがもっとも肝心といえそうだ。
2021年09月22日