TTR能プロジェクト主催、TTR能プロジェクト企画公演「和魂IX~『観世流vs金剛流』流儀大解剖!」が2023年9月3日 (日)に湊川神社能楽殿(兵庫県神戸市中央区多聞通3-1-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 人気シリーズ「和魂」の第9弾!シテ方流儀競演の第二弾!今回は「観世流」と「金剛流」の比較競演!TTRならではの徹底解剖をぜひお楽しみください!能を分解して、多角的に楽しむ人気シリーズ「和魂」。前回大変好評だった「観世流VS宝生流」シテ方二流比較公演の第二弾。それぞれの流儀には謡、型いずれにおいても特徴があり、今回は「観世流」と「金剛流」の特徴にスポットを当てる。出演は観世・宝生それぞれ20代・30代・40代そして現在の中心となっている世代を集めた。最大勢力であり、ベースと捉えられることの多い観世流に対し、「舞金剛」と言われるように金剛流は舞の面白さ、型の多さが特徴である。一方で観世流は上掛、金剛流は下掛でありながら、謡には共通点も多く、違いの大きさだけでなく意外な共通点も取り上げて二つの流儀の魅力を紐解く。観世流からは円熟期に入り、次々と秘曲・大曲に挑んでいる浦田保親を軸とし、金剛流からは次期宗家・金剛龍謹を中心とした、20代・30代・40代の若手競演もお楽しみいただく。TTR能プロジェクト『TTR能プロジェクト』は、関西をベースに活動する小鼓方幸流・成田達志と大鼓方大倉流・山本哲也の、囃子方による「能」プロデュース・ユニット。門閥や所属地域を超えた妥協のない配役と魅力的な選曲により、東西にわたり注目を集め続けている。TTR能プロジェクトとして、平成29年度大阪文化祭賞受賞。個々としても、山本は「文化庁芸術賞優秀賞」を、成田は「芸術選奨文部科学大臣新人賞」を受賞している。2022年、結成20年を迎えた。公演概要TTR能プロジェクト企画公演「和魂IX~『観世流vs金剛流』流儀大解剖!」公演期間:2023年9月3日 (日)13:00開場/14:00開演会場:湊川神社能楽殿(兵庫県神戸市中央区多聞通3-1-1)■出演者観世流:浦田保親、大江信行、齊藤信輔、笠田祐樹、大槻裕一金剛流:金剛龍謹、豊嶋晃嗣、宇高竜成、宇高徳成、山田伊純笛:斉藤敦小鼓:成田達志大鼓:山本哲也太鼓:前川光範■スタッフ丸尾拓、ささき永都子■チケット料金S席:6,000円A席:5,000円B席:3,000円正面桟敷席:10,000円(全席指定・税込)<カンフェティ限定>1,000円割引!A席 5, 000円 → カンフェティA席4, 000円!(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月20日『井筒』観世 喜之・『船橋』観世 喜正・『文荷』野村 萬斎・『松風』桑田 貴志深川能舞台『桑田貴志 能まつり「松風」』が2023年6月17日 (土)に二十五世観世左近記念観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 銀座で、能を鑑賞桑田貴志 能まつり第十三回は能楽屈指の人気曲「松風」【番組】仕舞『井筒』/観世 喜之、『船橋』/観世 喜正狂言『文荷』/野村 萬斎能『松風』/桑田 貴志「熊野、松風に米の飯」と言われるほど「松風」は屈指の人気曲。何度見てもおもしろい、能「熊野」「松風」をどんなお惣菜にも合い、飽きが来ないコメに例えた言葉です。在原行平と須磨の浦で出会った、松風との悲恋の物語。1200年続くラブストーリーに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。前半、旅の僧の前に若い海女の姉妹が現れ、汐を汲む所作を見せます。この段落は後に歌舞伎や日本舞踊の「汐汲(しおくみ)」など様々な芸能に取り入れられるほど、よく出来た名場面です。能の中程、旅の僧に在原行平との恋を語るうちに松風は恋慕の念が押し寄せてきます。行平の形見の烏帽子と舞装束を取り出して情感的に抱きしめたかと思うと、やがてそれを身にまとって狂おしく舞います。この舞が後半の見せ場です。男性の衣装を着て舞うということは男装の舞です。日本の芸能には、白拍子舞など男装の舞というジャンルはたくさんあります。現代でも宝塚歌劇団にそのスタイルは受け継がれています。男性である桑田が女性の松風を演じる。そしてその松風は男装の舞を舞う。この二重の変身によって作り出される艶やかな雰囲気が、この能の最大の見せ場です。仕舞は、観世喜之師の「井筒」と観世喜正師の「船橋」です。どちらも恋物語を描いた舞です。「井筒」は在原業平を思う紀有常の娘の懐旧の舞で、幼馴染が結ばれる純愛物語です。「船橋」は、親に反対されたことによって非業の死を遂げた男女の情熱的な舞。能版「ロミオとジュリエット」です。狂言は当代を代表する人気狂言師の野村萬斎師が「文荷」を演じて下さいます。「文荷」は恋文(ラブレター)を巡るやり取りが見せ場です。萬斎師は能楽堂以外にもTVドラマや映画などでも大活躍していることで知られます。活動の数々で培った経験から萬斎師は現代的な視点をもつ狂言師と言われ、比類なきものとして高い評価を得ています。無上の狂言「文荷」を、存分にお楽しみください。桑田貴志プロフィール観世流能楽師シテ方桑田貴志1971年生。観世喜之に師事。(公社) 能楽協会会員。重要無形文化財総合認定保持者。観世九皐会、緑泉会をはじめ、多くの舞台に出演し、新作、海外公演にも多数携わる。「道成寺」・「望月」・「安宅」を披く。下町・深川に「深川能舞台」を構え、江戸三大祭の一つである「深川八幡祭り」にて「能奉納」を行うなど、演能活動、能楽普及活動に努める。2010年より自主公演「能まつり」を主催。謡曲仕舞教室「茉莉会」主宰。能楽入門講座「能楽サロン」主宰。明治大学能楽研究部師範。シンガポールの演劇学校「Intercultural Theatre Institute」能楽講師公式ホームページ 深川能舞台チャンネル 「松風」見どころ紹介 - YouTube公演概要深川能舞台『桑田貴志 能まつり「松風」』公演期間:2023年6月17日 (土)会場:二十五世観世左近記念観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者桑田貴志観世喜之観世喜正野村萬斎■公演スケジュールご挨拶 14:00仕舞14:10狂言14:25休憩14:50能15:05※開場は、開演の60分前です。■チケット料金S席(正面):7,500円、A席(脇正面・一部中正面):6,500円自由席(中正面):5,500円、学生席(中正面):3,000円(全席指定・税込)※学生席は26歳未満・要学生証、未就学児入場不可<カンフェティ限定>1, 000円割引!S席 7,500円 → カンフェティS席 6,500円!(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月30日ゴディバ(GODIVA)と鶴屋吉信(tsuruyayoshinobu)がコラボレーションした新作「京観世 チョコレート」が登場。2023年1月18日(水)より近鉄百貨店8店舗で先行発売された後、2023年夏頃より順次、全国のゴディバ限定ショップにて数量限定販売される。「京観世」の白餡דカカオ72%”ビターチョコレート1803年創業の老舗和菓子屋・鶴屋吉信の代表銘菓「京観世」とコラボレーションして誕生した「京観世 チョコレート」。ベルギー産カカオ分72%のダークチョコレートを使用し、白餡そのものの味を活かした甘さが口の中に広がる。柚子ピールを入れることで、濃厚なショコラの中に爽やかさを感じられる。「京観世」の伝統にチョコレートが融合した味わいだ。龍の伝説が基となった“渦巻き模様”なお、「京観世 チョコレート」は、ゴディバが日本各地のシェフとともに開発する「ゴディバ マンスリー シェフズ セレクション」の新作。チョコレートの形状も和菓子「京観世」を忠実に再現している。鶴屋吉信本店近くで伝わる龍の伝説から生まれた“渦巻く観世水の文様”が特徴だ。パッケージにもこの“渦巻く観世水の文様”をゴディバ風にアレンジしたデザインが施されている。【詳細】京観世 チョコレート発売日:2023年1月18日(水)/19日(木)取扱店舗:近鉄百貨店8店舗(近鉄四日市店、近鉄草津店、近鉄上本町店、あべのハルカス近鉄本店、近鉄生駒店、近鉄奈良店、近鉄橿原店、近鉄和歌山店)にて先行販売※無くなり次第終了。※2023年夏頃より、全国の一部ゴディバショップ限定にて販売予定。価格例:2023年1月18日(水)~京観世 チョコレート 648円2023年1月19日(木)~京観世 チョコレート(2個入) 1,566円【問い合わせ先】ゴディバ ジャパン株式会社TEL: 0120-116811(受付時間10:00-18:00)
2023年01月20日観世流能楽師の浅見慈一、馬野正基、北浪貴裕によって2017年発足の会花乃公案第8回公演『第8回花乃公案』が2022年12月25日 (日)に国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 ★枚数限定割引チケットあり銕仙会公式ホームページ 公案を極めたらん上手は、たとえ能は下がるとも、花は残るべし(『風姿花伝』第三 問答条々より)花乃公案(はなのこうあん)は、能楽の大成者として知られる世阿弥が書き残した『風姿花伝』の一節をもとに命名された会です。公案とは本来、禅問答において「難問」を意味します。しかし世阿弥はそれを「工夫」の意に転用し、能における美しさを花に喩え、真(まこと)の花を残すことの重要性を説きました。観世流能楽師の浅見慈一、馬野正基、北浪貴裕の3名によって2017年に発足し、第8回目を迎える今回は古来、「熊野、松風に米の飯」といわれるくらい飽きの来ない味わい深い名曲として知られる「松風」と、歌舞伎十八番「勧進帳」の元にもなった能きっての人気曲「安宅」を上演!今まさに円熟期を迎える役者と、当代随一の顔合わせによる番組で能楽ファンのみならず、演劇ファンからも注目の公演です。2022年の掉尾を飾るにふさわしい、注目の能楽公演にどうぞご期待ください。【上演演目】●舞囃子「養老 水波之伝」シテ:浅見 慈一●能「松風」シテ:北浪 貴裕●能「安宅 勧進帳 酌掛 延年之舞」シテ:馬野 正基●狂言「布施無経」シテ:山本東次郎能演目あらすじ●能「松風」(まつかぜ)旅僧(ワキ)が津の国須磨の浦を訪れ、浦人(アイ)から磯辺の松が在原行平の寵愛を受けた海人の姉妹、松風と村雨の旧跡だと教えられる。旅僧は二人を弔い、近くの塩屋に宿を取ろうとすると、汐汲を終えた女たちが帰って来る。旅僧は弔いを上げたことを述べ、行平の和歌を口ずさんだところ彼女たちは涙を流し、自分たちが松風(シテ)と村雨(ツレ)であることを明かして行平との恋物語を語り出す。やがて、松風は形見の烏帽子などを身に付けて舞を舞い、松に行平の姿を重ねて狂乱の様子を見せるが、僧に我が身の供養を頼み、夜明けとともに消え失せるのであった。●能「安宅 勧進帳 酌掛 延年之舞」(あたか かんじんちょう しゃくがかり えんねんのまい)源頼朝との不和のため、源義経(子方)は家臣の弁慶(シテ)たちとともに奥州に向かっていた。その報せを受け、加賀の国安宅では関守の富樫(ワキ)が通行人を詮議していた。そこで弁慶は、義経を強力姿に変えて関を突破することを企てる。自らを東大寺勧進山伏であると偽り、巻物を一巻取り出して即興で勧進帳を読み上げその場を凌ぎ、義経の姿を見咎められると金剛杖で打ち据える知略の数々によって一行は関を通過する。その後、富樫が酒を携えてやって来て先刻の非礼を詫びて酒宴となるが、弁慶は舞を舞いながらも終始気を許すことはなく、早々に陸奥へと下るのであった。公演概要『第8回花乃公案』公演日時:2022年12月25日 (日)12:00開場/13:00開演会場:国立能楽堂(東京都渋谷区千駄ヶ谷4-18-1)■出演者舞囃子「養老 水波之伝」シテ:浅見 慈一能「松風」シテ:北浪 貴裕能「安宅 勧進帳 酌掛 延年之舞」シテ:馬野 正基狂言「布施無経」シテ:山本東次郎他■チケット料金S席:10,000円A席:8,000円B席:6,000円(全席指定・税込)<カンフェティ限定>3, 000円割引!S席:10,000円 → S席カンフェティ席:7,000円!(全席指定・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月18日観世九皐会『2月定例会』が2022年2月13日(日)に矢来能楽堂(東京都新宿区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売開始予定です。カンフェティにてチケット発売中! 公式ホームページ YouTubeページ Twitter 【第一部】仕舞『巴』桑田貴志仕舞『車之段』観世喜之仕舞『鍾馗』中森貫太能『白鬚』観世喜正■出演者【第1部】: 観世喜正、奥川恒成、石井寛人、金子仁智翔、大日方寛、御厨誠吾、野口琢弘、中村修一、竹市学、田邊恭資、柿原孝則、小寺真佐人、観世喜之、桑田貴志、中森貫太、ほか【第2部】: 野村万作、岡聡史、月崎晴夫、新井麻衣子、福王和幸、村瀬慧、矢野昌平、内藤連、高村裕、清水和音、柿原光博、梶谷英樹、ほか■ タイムテーブル2月13日(日)第1部12:30第2部15:30※開場は、開演の30分前※2部入れ替え制■ チケット料金正面席:5,500円脇・中正面席:4,400円学生席:2,200円(全席指定・税込)■ 団体概要能の団体、観世流の一派「観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)」。東京・神楽坂の「矢来能楽堂(やらいのうがくどう)」(国の登録有形文化財)を所有する、能楽観世流の演能団体。当主は観世喜之(かんぜよしゆき)。約100年以上の歴史を持つ団体で、毎月第二日曜日に矢来能楽堂にて定例公演を行っている。【第二部】狂言『鐘の音』野村万作(人間国宝)能『船辨慶』新井麻衣子■出演者【第1部】: 観世喜正、奥川恒成、石井寛人、金子仁智翔、大日方寛、御厨誠吾、野口琢弘、中村修一、竹市学、田邊恭資、柿原孝則、小寺真佐人、観世喜之、桑田貴志、中森貫太、ほか【第2部】: 野村万作、岡聡史、月崎晴夫、新井麻衣子、福王和幸、村瀬慧、矢野昌平、内藤連、高村裕、清水和音、柿原光博、梶谷英樹、ほか■ タイムテーブル2月13日(日)第1部12:30第2部15:30※開場は、開演の30分前※2部入れ替え制■ チケット料金正面席:5,500円脇・中正面席:4,400円学生席:2,200円(全席指定・税込)■ 団体概要能の団体、観世流の一派「観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)」。東京・神楽坂の「矢来能楽堂(やらいのうがくどう)」(国の登録有形文化財)を所有する、能楽観世流の演能団体。当主は観世喜之(かんぜよしゆき)。約100年以上の歴史を持つ団体で、毎月第二日曜日に矢来能楽堂にて定例公演を行っている。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年01月28日株式会社Global能楽社(東京都中野区)主催による『ひとつのはな#8「国栖」』『ひとつのはな#9「葵上」』が2021年12月17日 (金)に観世能楽堂(東京都中央区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中ひとつのはな#8「国栖」 ひとつのはな#9「葵上」 公式ホームページ #8「国栖」より#9「葵上」より2018年に訪日外国人の観光オプションとして始動した「ひとつのはな」は、都市部に少なかった夜間エンターテインメントとして、旅行客はもちろん、国内のビジネス層にも話題となった「初めての能楽鑑賞」を楽しめる公演です。2020年からは、新型コロナウイルス感染症の流行により、能楽堂公演の代わりに、リアルタイム配信にこだわり、「生(なま)」の舞台をそのままにネット配信していました。今回は初めて、お客様をお入れして、リアルタイム配信も同時に行います。ひとつのはな花という言葉は、さまざまな形の「魅力」を象徴する意味を持ち、能楽の世界では特に大切にされてきました。日本には、あふれるほどの「魅力」が古より受け継がれ、今もなお息づいています。能楽堂で見る真の能楽公演はそのひとつ。決して色褪せることのない「魅力」を時空を超えて伝えてくれます。▼「ひとつのはな」イメージ動画(演目:「羽衣」)※本記事の掲載画像は、本事業に関する記事又は紹介の為のイメージ使用は許可しております。その他の目的の転載・転用等は禁止です。Global能楽社日本が誇る文化の宝庫である伝統芸能 能楽。その確固たる芸術性を我が国の宝として、守り、伝え、広げることを目的とした新会社です。約700年もの間、変わらずに続く能楽を、さらに次の700年へ伝承するために現在出来ることを思案し、弊社では“伝統を守り伝えるマネージメント事業”と、“新たなチャンネルから伝え広げるプロデュース事業”に取り組みます。国や地域を問わずに世界中で一人でも多くの人が能楽を観たことがあるという未来を目指しています。公演概要ひとつのはな#8「国栖」公演日時:2021年12月17日 (金)16:30開場/17:00開演会場:観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者シテ: 清水義也 / ツレ: 坂井音隆(前ツレ)、武田祥照(後ツレ) / 子方: 清水義久 / ワキ: 福王和幸 / アイ: 高澤祐介(間狂言) / 地頭: 武田志房 / 笛: 藤田貴寛 / 小鼓: 田邊恭資 / 大鼓: 亀井洋佑 / 太鼓: 林雄一郎■スタッフ総合プロデューサー: 清水美穂子 / ディレクター: 白鳥勇輝■チケット料金前売:3,900円当日:4,400円(全自由席・税込)公演概要ひとつのはな#9「葵上」公演日時:2021年12月17日 (金)19:30開場/20:00開演会場:観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1GINZA SIX 地下3階)■出演者シテ: 鵜澤光 / ツレ: 高梨万里 / ワキ: 江崎欽次朗 / アイ: 高澤祐介 / 地頭: 武田志房 / 笛: 藤田貴寛 / 小鼓: 田邊恭資 / 大鼓: 亀井洋佑 / 太鼓: 林雄一郎■スタッフ総合プロデューサー: 清水美穂子 / ディレクター: 白鳥勇輝■チケット料金前売:3,900円当日:4,400円(全自由席・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年12月09日展覧会「無形にふれる」が、2020年1月18日(土)から2月16日(日)まで、東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスにて開催される。いにしえから伝わる型を学び、時代を超えて受け継がれてきた「伝統文化」。それは“もの”としての形はないながらも、日本の歴史と風土に培われた感性と技術を通して、人びとの美意識を宿し、伝えてきた。「無形にふれる」では、伝統芸能・伝統工芸・民俗芸能という伝統文化の3つのカテゴリーをもとに、能楽界を牽引する観世清和や金工作家・中川衛らの作品や資料を紹介。さらにそうした従来的な区分を解体し、“デザイン”というモダンな視点から作品やパフォーマンスへと光をあてる。手がかりとなるのは、視覚や触覚などの五感に、さらに高次の感覚を加えた神秘思想家ルドルフ・シュタイナーのアイディア「十二感覚」だ。古きより受け継がれてきて、まさにこの“いま”にも宿る伝統文化へと、“見る”のみならず、複数の感覚を研ぎ澄ませて迫る展示となる。【詳細】ポーラ伝統文化振興財団40周年記念展「無形にふれる」会期:2020年1月18日(土)〜2月16日(日) ※会期中無休会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階開館時間:11:00〜20:00(入場は19:30まで)入場料:無料【問い合わせ】ポーラ ミュージアム アネックスTEL:03-5777-8600
2019年11月29日銀座エリア最大の商業施設、ギンザ シックス(GINZA SIX)が開業1周年を記念し、4月2日から5月6日までの期間、「GINZA SIX 1周年プロモーション」を展開。≪ Like a flock of starlings work in situ ≫ Daniel Buren 2018 ※イメージ© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226ギンザ シックス建物中央の象徴的な大きな吹き抜け空間では、50年以上にわたり世界を舞台に活躍するフランス人アーティスト、ダニエル・ビュレン(Daniel Buren)が、銀座の新たな顔となる新作インスタレーションを担当。彼のトレードマークである、8.7センチの赤と青のストライプ模様の旗、計1,500枚がアトリウムを彩る。なお、開業時より同館を象徴するアート作品として親しまれてきた、前衛芸術家の草間彌生によるオープニングインスタレーション「南瓜」は、3月21日まで展示期間が延長される。また、彼の作品は銀座の街へも飛び出し、全長約1,100メートルの目抜き通りである中央通りをアートジャック。ギンザ シックス中央吹き抜けのインスタレーションと連動した90枚のフラッグが、4月2日から5月6日まで街を彩る。《半円から円へ:色彩の旅》 展示風景、ボコタ近代美術館、ボコタ、コロンビア、2017年© ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2018 G1226ダニエル・ビュレンは、フランス生まれの美術家。1965年から自身の論理に基づいた8.7センチ幅のストライプ模様の作品を数多く制作。その作品は絵画、彫刻、壁面、建物など幅広いメディアに展開され、いままでに数千点以上の作品を制作してきた。1986年にはフランス代表としてベネチア・ビエンナーレに参加し「金獅子賞」を受賞。また、2007年高松宮殿下記念世界文化賞受賞(絵画部門)。近年では、2016年にフランク・ゲーリー設計のフォンダシオン ルイ・ヴィトンの美術館建築をジャックし、話題となった。日本でも横浜トリエンナーレ2005、茨城県北芸術祭(2016年)など数多くの芸術祭や恒久設置を行っている。「GINZA SIX親子能体験教室」※イメージ「GINZA SIX 薪能特別公演」と題し、能楽最大流派である観世流の能の世界を堪能できる場として、初の試みとなる薪能特別公演を屋上のGINZA SIXガーデンにて開催。5月4日の公演では、観世清和(二十六世観世宗家)が出演する。同日には日本の伝統芸能である能を身近に感じることのできる「GINZA SIX 親子能体験教室」も開催。能面などに実際に触れ、親子で謡や舞いの稽古が受けられる参加型のワークショップ。現代アーティスト・小松美羽同館内の店舗では、1周年を記念した限定商品の展開や、国内外のアーティストとブランドがコラボレーションし、特別なイベントや展示を実施。4階のOKANOでは、現代アーティストの小松美羽が1周年を祈念し「小松美羽 GINZA SIX 1周年祈念ライブペイント」を開催。1周年イベント開催期間中は、4階の店舗では、小松の狛犬の作品をOKANOの佐賀錦織で表現した「五徳狛犬」のタペストリーの限定販売も実施される。2階のDELVAUXでは、4月29日と30日に、同ブランドのスカーフデザインや商品案内のブックレットなどのイラストを手掛けるヴァレンティン・デ・コートによる「ライブドローイング」を実施。ライフスタイルや趣味、家族構成などから、その場で一人ひとりのパーソナルに合わせた唯一無二のイラストに仕上げてプレゼントする。6階の銀座蔦屋書店では、4月中旬から下旬に“日本のデザイン”をテーマとしたアートイベントを開催。各分野のコンシェルジュがセレクトした書籍やアイテムを販売する他、トークイベントも開催予定。World Footwear Gallery5階のライカGINZA SIX店では、3~6ヶ月周期で、様々な写真家がライカで撮影した作品を展示、販売。3月20日からは柏木龍馬氏による作品を展示。同じく5階のWorld Footwear Galleryでは、4月2日から5月6日まで“COLOR”をテーマに、アーティストとアルチザンに焦点を当てた展示を開催。アート作品としては、草間彌生の版画ではない本物の絵画作品と、故人で草間彌生の元パートナーであるジョゼフ・コーネルの作品等を展示し、入札方式での販売も予定している。また、アルチザンによるディスプレイでは、革靴への色染めを行う国内のカラリストの第一人者による色染めのオーダーメイドの紳士靴や、オーダーメイド靴を手がける職人によるアーティスティックなレディース靴や漆を使用した様々な色彩のヒールの展示を予定、実際に商品をオーダーすることも可能。開業1周年を記念し、ワールドクラスクオリティのブランドが限定となる特別商品も展開。ファッションアイテムの他、ライフタイル、ビューティー、そしてグルメなど様々なブランドが限定商品を販売する。CARVENまた、限定ポップアップショップもこの期間に合わせて開催。3階のカルヴェン(CARVEN)では、3月28日から5月1日まで、2018年春夏コレクションよりクリエイティブ・ディレクターにセルジュ・ルフューを迎えた新生CARVENのポップアップショップを開催。フローラルバードプリントやパームプリント、ストライプなど、プレイフルでユーモア溢れるパッチワークプリントに仕上げたキャンバストートバッグをギンザ シックス限定カラーで発売。4階では、クレ・ド・ポー ボーテ 「ア ラディアント デイ」と題し、3月28日から5月1日まで、シーンや気分に合わせて自分自身をエンパワーする最高のリップアイテムに出会えるポップアップストアをオープン。名入れしたリップアイテムをスペシャルボックスに入れた特別なギフトも販売する。地下2階のコンフェクション(Qonfection)では4月3日から29日まで、3階のステート オブ エスケープ(STATE OF ESCAPE)、4階のヘザーブランウンギャラリー(Heather Brown Gallery)では5月2日から29日までそれぞれ限定ポップアップストアをオープンする。開業から1年が経ち、文化の発信地“銀座”の新たなランドマークとして定着してきたギンザ シックス。2年目を迎え、これからもさらに、身近にアートと触れ合える機会を創出し、ここでしか味わえない上質な体験を届けていく。
2018年02月20日大阪生まれで同志社大学文学部に在学中、9月に20歳になったばかりの観世流能楽師・大槻裕一。文字を書くより先に謡(うたい)を謡っていて、初舞台は2歳。中学3年生の時にシテ方観世流能楽師で人間国宝の大槻文蔵の芸養子となり、グングン成長して、今や若手の注目株だ。師父・文蔵と「大槻文蔵裕一の会」を主催し、2014年には移動式能舞台を大阪城の本丸に設置、天守閣をバックに薪能も企画した。15年に続き、今年も10月7日(土)~9日(月・祝)に二十六世観世宗家の当代・観世清和や狂言師・野村萬斎らを迎えて開催。能の未来を切り拓き、広く一般に親しんでもらえるよう果敢に挑戦する若き能楽師が、大槻能楽堂でまた新たなイベントをスタートさせる。それが『能×アート奇跡のセッションシリーズVOL.1BORDERLESS』。第1回目のゲストには、元宝塚歌劇団宙組初代トップスター・姿月あさとを迎える。ふたりの思いを聞いた。「BORDERLESS」チケット情報「2歳からずっと能だけをやってきて、ほかの分野の方や自分とは違う一芸を極めている方とセッションしてみたいと思っていたんです。能楽堂のステキな空間を生かしながら、芸の世界で生きる辛いことや楽しいことのお話ができればと。お客様にも知っていただき、またこの企画によって、自分が新たに能を再確認することの意味も大きいと思っています」と裕一。彼は、母親がファンだった姿月の宝塚現役時代のDVD『ミーアンドマイガール』を見て「その時のかっこ良かった姿月さんの姿が忘れられなくて。ダメもとでオファーしました。1回目から大きな挑戦です」。その姿月は今年、宝塚で初舞台を踏んでから30周年。様々なコンサートやイベントを自らプロデュースし、開催している。「その一環としても、こういう形のイベントが出来るのはうれしいですね。これまで、お三味線の方とのコラボはありますけれど、お能や狂言、歌舞伎の方たちといった古典芸能の方とは初めて。退団してから17年。誰と出会うか、どんな仕事と出会うかは運だと思うので、すごく楽しみです」。今回、姿月はソロで歌も歌い、裕一は能のダイジェスト版ともいえる舞囃子を舞う予定。さらにふたりのセッションやトークショーも企画されている。「日本人として、知らないことがいっぱいある」という姿月は、お能はまったくの初心者だ。「自分も含めて、これまでお能を知らなかった方に知っていただくきっかけになれば」。裕一は「“極める”という思いを持って進んでいる人は、全然違う分野でも一緒、きっと繋がる部分があると思います。今後も続けていきたいですね」。能楽堂から発信する、若き能楽師の挑戦を応援したい。公演は、11月26日(日)大阪・大槻能楽堂にて開催。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2017年11月08日東宝と松竹によるイベント、『ショービズ ☆(スターズ)in 銀座』が25日、二十五世観世左近記念 観世能楽堂で行われた。同イベントは銀座・丸の内・日比谷地域のさらなる活性化・街づくりを見据えて、エンタテインメント企業の東宝・松竹がジャニーズ事務所の協力を得て連携し、PRを超えた理念を発信するために開催。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、同地域が「日本エンタテインメントの街」となることを目指すという。毎年9月に東宝主催・製作により帝国劇場、松竹主催・製作により日生劇場にて行われるジャニーズ公演、及び他月に新橋演舞場・シアタークリエでも公演が行なわれている。9月には帝国劇場で『ジャニーズ YOU&ME アイランド』、日生劇場で『少年たち ~Born TOMORROW~』が上演される。両舞台の出演者として、Mr.KINGの平野紫耀、永瀬廉、高橋海人、Princeの岸優太、神宮寺勇太、岩橋玄樹、HiHi Jetの橋本涼、井上瑞稀、高橋優斗、東京B少年の那須雄登、佐藤龍我、金指一世、SixTONESのジェシー、髙地優吾、京本大我、松村北斗、森本慎太郎、田中樹、Snow Manの岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平のジャニーズJr.24名、そして東宝 取締役 池田篤郎、松竹 取締役副社長 安孫子正が登場した。松竹 我孫子副社長は「ジャニー喜多川さんと色んな話をし、日本の伝統的なエンタテインメントの場所である銀座地区をこれからも華やかにしていきたい」と説明。「東宝さんとも両座で公演があるときに、一緒に記者会見をしたらいいなということで実現しました」と今回の趣旨について語った。日生劇場『少年たち』に出演するSixTONES、Snow Manは羽織袴で登場。ジェシーは、緊張のためかマイクをオンにするのを忘れるハプニングもありつつ、今回の会見を「僕たちのショービズへの決意表明」と表し、日本の伝統芸能をショーの中で表現していくと語った。一方、『ジャニーズ YOU&ME アイランド』陣は白スーツで決め、平野は「2020年の東京オリンピック、パラリンピックに海外からも多くのお客様がいらっしゃいます。僕たちにしかできないエンタテインメントをお届けしたいと思います」と宣言した。ジェシーは「もしかしたら、東宝さんのMr.KINGなど色んな方が、『少年たち』に遊びに来る可能性があるかもしれないですし、僕たちが帝国劇場さんに遊びに行く可能性も」と公演中の交流を示唆。永瀬も「帝劇でもJr.だけの公演を行うのも初めてのことなので」と頷き、ジェシーは「もしかしたら。できるかもしれない。タイミングが合えば、行きたいです」と希望を述べた。また、2020年の活躍について話が及ぶと、那須は「金指君は13歳で、これからどのような才能が生まれてくるかわらかないので、期待して欲しいです」と紹介した。金指が「がんばります」と語ると、ファンからは悲鳴が漏れる。さらにチャレンジしたいことを聞かれた金指が、「チャレンジ、なんだろう」と悩むと、岩橋が耳打ち。金指が「ファンのみんなを幸せにすることです」と言うと、ファンからは大きな歓声が上がり、周囲のメンバーたちもガッツポーズで喜んでいた。最後に平野は改めて「3年後のオリンピックに向けて、いろんなところで協力して、一丸となって盛り上げていきたいです」と意気込みを語った。
2017年08月25日和洋菓子製造販売を行う岐阜の栗菓子専門店「恵那川上屋」はこのほど、恵那市特産の栗を使った夏限定の夏栗きんとん「栗観世(くりかんぜ)」を販売開始した。○夏限定の、冷やして食べる栗きんとん同商品は、同店の主力商品である栗きんとんを岐阜県美濃白川「麦飯石の水」を使用して作る「水生地」で包んだ、柔らかな食感のお菓子。一般的には秋のイメージが強い「栗きんとん」だが、同商品は夏季限定で発売される人気の栗きんとんとなる。"山奥の渓谷、清流が岩に砕かれて白い泡沫となる涼しげな風景、そして絶え間ない瀬音。すくった川の水に沿う、蛍の姿"。そんな情景をお菓子に映し、開発を行った。柔らかな水生地は餅とくずの中間のような食感で、口の中でひんやりぷるんとした食感と上品な甘さを堪能できるという。5個入りで、価格は1,080円(税込)。販売場所は、恵那川上屋各店およびオンラインショップにて。
2015年07月06日ミュージカルや現代劇のみならず、赤坂大歌舞伎や坂東玉三郎特別公演、「志の輔らくご in ACT」など伝統芸能も上演してきた赤坂サカスのACTシアターで初めて、文楽公演が行われる。それも、能の最大流派・観世流を率いる二十六世宗家の観世清和が能『翁 日吉之式』を舞った後、『翁』から生まれた文楽『二人三番叟』、そして、夫婦愛を描いた文楽『壺坂観音霊験記』を上演するという、他に類例のない演目だてだ。この「赤坂サカス文楽」公演に先駆けて、その観世清和と、文楽太夫・豊竹英大夫、文楽三味線の鶴澤清介、文楽人形遣いの豊松清十郎が出席しての制作発表会が行われた。赤坂サカス チケット情報冒頭には、英大夫の語りと清介の三味線、清十郎・吉田玉佳・吉田玉路の人形で『三番叟』の一部が披露され、清十郎による人形解説も。三人で動かす人形の鮮やかな動きに、記者席からも感嘆の声が漏れた。この公演を支えるのは、能と文楽のお互いへの敬意と、観客の裾野を広げたいという思いだ。英大夫が「ユネスコの無形文化遺産に、日本で最初に認定されたのがお能、その次が文楽です。お能は能楽堂を、文楽は国立劇場を離れ、アウェイである赤坂サカスで共演するのは、日本文化史においても奇跡的なこと。世界に通じる伝統芸能を、現代が息づくこの赤坂サカスでぜひご覧ください」と言い、清和も「英大夫先生からお声をかけていただき、大変光栄です。私ども能の世界で一番大事にしております神聖な『翁』を勤めさせていただき、常ですと狂言方が受け持つ『三番叟』を文楽の先生方が演奏なさるのは画期的。近代的な劇場で、古い能と文楽を、気軽に楽しんでいただきたい」とうなずいた。さらに清介も「お能も文楽も、生まれてから何百年か経っていますが、今でも日本人のDNAには脈々と、能や文楽を理解し、共感をもって泣き、笑い、感動する精神があります。一度でもご覧になっていただければ、必ず琴線に触れるものがございます」、清十郎も「お能の演目をアレンジして文楽や歌舞伎にしている演目は多い。そのお能の観世流のお家元と一緒に舞台に立たせていただくのは光栄です。華やかな赤坂な地で、新しいお客様も来ていただけるのではないかと期待しております」と述べた。『翁』は「能にして能にあらず」と言われる神聖な演目。その後の『二人三番叟』では、客席に降りるという、通常はない演出もあるという。「『翁』を上演する前には精進潔斎をして臨みます。天下泰平と国土安穏への祈りを感じ取っていただき、文楽の『三番叟』に繋げていければと」(清和)、「能の『翁』は神の領域。それを、江戸時代は将軍家に庇護されていたお能の観世流のご宗家がなさり、庶民の芸能だった文楽へと移行し、人形が客席にも降りて行く。特別な空間ができると思っております」(英大夫)公演では、詩人の高橋睦郎氏による能と文楽の解説、文楽技芸員による太夫・三味線・人形の解説もあり、従来のファンは勿論、初めての観客も楽しめそうだ。公演は3月24日(火)より。取材・文:高橋彩子
2015年03月06日アニメーション映画『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』の完成披露試写会が5月11日(水)、都内劇場で開催され、ボイスキャストを務めた吉永小百合、堺雅人、能楽観世流二十六世家元の観世清和、吉岡秀隆、黒谷友香、観世三郎太、尺八演奏者で、本作のメインテーマを手がけた藤原道山に森下孝三監督が上映前の舞台挨拶に登壇した。巨匠・手塚治虫による仏教の祖・ブッダの歩みを描いた名作漫画をアニメ映画化した本作。シャカ国の王子として生まれ、後のブッダとなるシッダールタ(吉岡さん)、奴隷の身分から強国・コーサラの将軍へと上りつめたチャプラ(堺さん)らが、迷いや挫折、苦悩を抱えつつも混迷の時代を生きていく姿が周囲の人々の人間模様と共に描かれる。舞台挨拶ではまず、尺八演奏家の藤原さんが登場し、オリジナル曲である「東風」とメインテーマを続けて演奏。荘厳な尺八の音色に観客は酔いしれた。続いて、ボイスキャストが登場。チャプラの母の声とナレーションを担当した吉永さんは隣の堺さんを見やり「素敵な息子と一緒にワクワクしながらスクリーンを見つめていました」と笑顔で挨拶。この日の舞台挨拶の模様は、衛星中継で北海道から鹿児島まで全国の劇場にも届けられており、その中には震災で被災した福島(福島県)、名取(宮城県)の映画館も含まれる。実は、吉永さんは2日前に名取を訪れたばかりだそう。被災地に映像が届けられることを喜びつつ「まだ信じられない光景がありました。もっともっと長くサポートしていかなくてはと感じています」と継続的な支援を訴えた。堺さんも「みなさんにご挨拶ができて嬉しい」と笑顔で語りかけ、「いろんな意味で第一歩になる作品だと思っています」と思いを語った。シッダールタの父の声を担当した清和さんは、能以外のジャンルでの仕事は初めて。「普段は稽古をつける側ですが今回は先生に稽古をつけていただき、なんとか収録に臨みました」とふり返った。さらに「能は鎮魂の舞台と言われています。(この映画は)生と死という普遍をテーマにした能と通じる作品だと思います」と真摯に語った。清和さんの息子・三郎太くんは、声優として父子共演を果たし「良い思い出になりました」とニッコリ。黒谷さんも声優は初挑戦となったが「スタッフやキャストのみなさんのお力を借りて務めることができました」と充実した表情を見せた。吉岡さんは、“ブッダ”という存在の大きさにやや弱気。「こんな僕にブッダができるのかと、いまでも恐れ多い気持ちです。先ほども、裏で控えていたらスタッフと間違えられまして…」と苦笑交じりで明かすと、会場は笑いに包まれた。監督は、今年の4月まで絵コンテを描くなど実質6年かかって映画を完成させたと明かし「やっと終わったという感じ」とホッとした様子。本作は3部作を予定しており「体力が…」と少し不安そうな表情も。とはいえ、出来上がった作品については「ブッダを中心に生きる人々を描いた命のドラマ。観終わったらお釈迦さまとの距離が近くなったと感じてもらえると思います」と自信をのぞかせた。最後に再びマイクを握った吉永さんは「私は、子供の頃から映画に励まされ、感動して生きてきました。スポーツや音楽と共に映画が傷ついた方々のお心を癒すことができたらと切に願っております」と改めてその想いを語り、会場は温かい拍手に包まれた。『手塚治虫のブッダ−赤い砂漠よ!美しく−』は5月28日(土)より全国にて公開。■関連作品:手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 2011年5月28日より全国にて公開© 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会■関連記事:堺雅人ほかボイスキャスト登壇『手塚治虫のブッダ』完成披露試写会に15組30名様ご招待工藤静香渾身のブッダの絵を披露「何ができるか考え、ひとつずつやっていきたい」堺雅人が声優で参加!『手塚治虫のブッダ』試写会に10組20名様ご招待『手塚治虫のブッダ』漫画無料配信、主題歌担当のX JAPAN全米デビュー決定!X JAPANアニメ版『ブッダ』の主題歌で壮大な手塚ワールドを表現!
2011年05月11日発行部数2,000万部を誇る手塚治虫の最高傑作と称えられる漫画「ブッダ」が3部構成で映画化。5月28日(土)には、若きシッダールタ(のちにブッダとなる男)の恋と戦いの葛藤を描いた第1部『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』が公開となる。この映画の公開を記念して、週刊で手塚治虫の漫画作品が配信される電子書籍「週刊:手塚治虫マガジン」にて、映画の第一部に相当する原作パートが21週にわたり掲載されることが決定した。2月8日(火)よりi-Phone、Android、Windows mobileなどのスマートフォン及びPCにて無料で配信される。映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は、声優陣に吉永小百合、堺雅人、観世清和、吉岡秀隆といった大物俳優、能楽師を起用しているほか、主題歌を「X JAPAN」が担当していることも話題になっている。X JAPANはこれまでにも「ENDLESS RAIN」、「Forever Love」、「Tears」、「I.V.」などの楽曲を主題歌として提供しており、今回は手塚作品の永遠のテーマである“いのちの尊さ”や“いまを生き抜く力”に寄り添ったバラード「Scarlet Love Song」をYOSHIKIが書き下ろしている。また、X JAPANはEMIミュージックの米法人と3年契約を締結し、3月15日(火)にリリースされるシングル「JADE」で全米デビューを果たす。北米EMIミュージック副社長のドミニック・パンディシアは「X JAPANと仕事をすることに興奮を抑えきれない。彼らはアメリカで本当のファンを作り上げているが、彼らと共に、もっとたくさんのファンを作っていきたい」と熱く語り、新アルバムの促進に向けて、2011年の間は大々的にツアーを行う予定であることも発表した。さらに、アメリカで2,000万人を超える登録者数を持つ衛星ラジオ「Sirius XM Radio」にて、YOSHIKIがホストをつとめるラジオショー「YOSHIKI RADIO」も開始予定。Sirus XM Radioの社長であるスコット氏は「YOSHIKIの音楽はヘビーメタルからバラード、オルタナティブロック、交響楽と幅広く、リスナーはSirusXMで彼の選ぶ先駆的な音楽世界を楽しめるはず」とコメントしている。手塚治虫の最高傑作「ブッダ」と日本史上最も成功しているロックバンドX JAPAN──日本はもとより世界から注目をあびているこの2つが、映画『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』でどんなコラボレーションを見せてくれるのか、大きな期待が寄せられる。『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は5月28日(土)より全国にて公開。YOSHIKIツイッターサイト:(photo:Japan Music Agency)■関連作品:手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 2011年5月28日より全国にて公開© 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会■関連記事:X JAPANアニメ版『ブッダ』の主題歌で壮大な手塚ワールドを表現!手塚治虫の「ブッダ」初の映画化!声優陣に吉永小百合、堺雅人ら
2011年01月28日日本漫画界発展の礎を築いた巨匠・手塚治虫。その数ある作品群の中でも最高傑作と称えられ、発行部数約2,000万部を誇る大ベストセラー「ブッダ」をアニメーション化した『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』の主題歌を「X JAPAN」が担当することが決定した。2,500年前のインドを舞台に全三部作で綴られるが、第一部となる本作では、後に仏教の祖・ブッダとなるシッダールタ王子の誕生と青春の日々が描かれる。声優陣に吉永小百合、堺雅人、観世清和、吉岡秀隆といった大物俳優、能楽師を起用していることでも話題となっている。主題歌を決定するにあたり、メガホンを取った森下孝三監督は、この世界観を音楽で表現できるのは世界に誇るX JAPANのYOSHIKIさんのほかにいない」と考え、熱烈なオファーを送ったとのこと。YOSHIKIは「もともと、子供のときからアニメーションは大好きだったので、今回このような仕事ができてとても嬉しいです」とコメントを寄せてくれた。X JAPANにとって久しぶりのバラードとなる本作の主題歌「Scarlet Love Song」。その美しく、壮大なバラードは手塚作品の永遠のテーマである“いのちの尊さ”や“いまを生き抜く力”と相まって、物語に深い余韻を与えている。『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は2011年5月28日(土)より全国にて公開。※X JAPANの主題歌も入った予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 2011年5月28日より全国にて公開© 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会■関連記事:手塚治虫の「ブッダ」初の映画化!声優陣に吉永小百合、堺雅人ら
2010年12月21日巨匠・手塚治虫が10年の歳月を費やして世に送り出した名作「ブッダ」が『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』として、全三部作のアニメーションで映画化されることが決定。吉永小百合、堺雅人、吉岡秀隆らが声優陣として参加することも発表された。原作は日本国内で約2,000万部が発行されており、英語、フランス語をはじめ各国語に翻訳され、海外でも出版されており、コミック界のアカデミー賞と称されるアイズナー賞最優秀国際作品部門において、2度にわたって受賞。仏教の祖・ブッダの生涯を、説話に基づいてではなく、独自のドラマを構築して大スケールで描き切っている。これまでにも映像化のオファーは何度かあったものの、原作の壮大さから実現に至らなかった。今回、東映アニメーションと手塚プロダクションがタッグを組む形で、初の映像化が実現することになった。第1部では、のちにブッダとなるシャカ国の王子、ゴータマ・シッダールタの誕生、そして、当時の厳しい階級社会の中で、身分の低い人間たちが、自らの運命を変えようともがくさまが描かれる。シッダールタは、最下層の身分の人々との交流の中で、人はなぜ生きるのか?なぜ苦しまなくてはならないのか?という問いに向き合い、その答えを見つけるために旅立ちを決意することになる。堺さんが演じるチャプラは、第1部の物語の鍵となる登場人物で、奴隷の身分を隠して軍人として出世の道を歩んでいく。そのチャプラの母の声と本作のナレーションを務めるのが吉永さん。吉永さんは物語を「のちにブッダとなるシッダールタ王子を光とすれば、その対極にある、影とも言える奴隷少年・チャプラの栄光と破滅の物語。奴隷の身分を隠し、軍人として国家の英雄にまで上り詰めた少年が、奴隷の母親を『母さん』と呼んでしまったがゆえに、母と子は、破滅への道へむかいます」と説明し「大好きな手塚作品に参加できましたこと、とても嬉しく思っております」とその喜びを語る。堺さんは「アクションが多く、低い身分からスーパーヒーローに上り詰めるというスケールの大きい役だったので、楽しんで演じました」とふり返る。録音は別々ながら、堺さんは吉永さんの声を聞きながら演じたそうで「心に染み入るようなお芝居で、ご一緒させてもらい光栄です」と語った。そして、シッダールタの声を演じるのは吉岡さん。「22〜24歳くらいのときに(手塚さんの)『ブッダ』、『火の鳥』、『アドルフに告ぐ』、『ブラック・ジャック』などをすがるように読んだ記憶があります。人間の根底を描くそれらの作品に救われました」と明かし、「2,500年前のブッダの教えが現代まで受け継がれていることは素晴らしいことです。昔、『ブッダ』を読んだ大人の方たちが子供連れで劇場に来てもらえれば嬉しいです」と語った。ほかに、シッダールタの父・スッドーダナ王の声を能楽観世流二十六世家元・観世清和が、マリッカ姫を黒谷友香、シッダールタが心を通わす盗賊の少女・ミゲーラを水樹奈々が演じることも発表された。『手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく』は2011年5月28日(土)より全国にて公開。© 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会■関連作品:手塚治虫のブッダ 赤い砂漠よ!美しく 2011年5月28日より全国にて公開© 2011「手塚治虫のブッダ」製作委員会
2010年07月07日