「貯金術」について知りたいことや今話題の「貯金術」についての記事をチェック! (9/9)
「よそはよそ、うちはうち」と思っていても、自分と同じくらいの年代や年収の人にどれくらいの貯蓄があるのか、気になるものですよね。貯蓄額は、生活の状況や、これからどのような生活をしていきたいかによってそれぞれに違っていてよいものですが、世の中の相場も参考として知っていて損はありません。そこで今回は、気になるみんなの平均貯蓄額をさまざまな視点から詳しくご紹介します。毎月の貯金額の目安やお金が貯まる貯金の考え方などもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。※記事内のデータはすべて、総務省統計局の2015年「家計調査報告」によるものです。貯蓄額の「平均値」と「中央値」について総務省統計局が毎年5月に発表している「家計調査報告」によると、2人以上の世帯における2015年の平均貯蓄額は18,050,000円でした。これは、通貨預貯金や定期預貯金のみではなく、生命保険や有価証券などの金融資産も加えた金額です。また、前年と比較すると0.4%、金額にして70,000万円の増加であり、2012年から考えると、3年連続の増加という結果になります。平均の貯蓄額が18,050,000円と聞くと、「我が家の貯蓄額は遠く及ばないけれど、大丈夫?」と心配になる人も少なくないでしょう。それもそのはず、貯蓄額ごとの世帯分布図を見てみると、全体の約7割は平均貯蓄額を下回っています。つまり、貯蓄額が多い一部の富裕層が、全体の平均値を押し上げているかたちとなっているのです。「平均値」という言葉を聞くと、たとえばテストの平均点といったように、全体のおおよそ真ん中に位置する値を想像します。けれども金融資産を考える場合は、このように必ずしも真ん中の値に近くならないことが多くあります。そこで参考にしたいのが、「中央値」です。中央値とは、小さい値、あるいは、大きい値から順に並べたときに、ぴったり真ん中にくる値のことを指します。2015年の家計調査報告でいえば、平均貯蓄額は18,050,000円ですが、貯蓄額の中央値は10,540,000円となっており、大きな差があることが分かります。また、総務省統計局が発表している分布図には貯蓄額が0の世帯は含まれておらず、貯蓄していないと答えた世帯を含めると、中央値の金額は9,970,000円とさらに低くなります。さらに、貯蓄がない世帯を除く全体の11.1%は1,000,000円未満の貯蓄額であり、ほとんど貯蓄をしていない世帯やまったく貯蓄をしていない世帯が一定数あることも、考慮に入れる必要があるでしょう。分布図から考えると、貯蓄がない世帯を除く全体の約半数は貯蓄額が10,000,000万円以下ですから、10,540,000円の中央値のほうが現実的で実感が湧くという人は多いでしょう。金融資産を評価するうえでは、平均値よりも中央値のほうが、より実際に即していると考えられています。しかしながら、アメリカでは金融資産に関わる統計において中央値が最重要視されている一方で、日本では金融資産に関する統計資料において、中央値が言及されることはほとんどありません。最近ではメディアが実感値として中央値を取り上げることも増えてきましたが、まだまだその重要性が認識されているとはいえないでしょう。以下、2015年の家計調査報告をもう少し深く掘り下げていきますが、平均値と中央値の違いを理解したうえで読んでいただくと、より参考にしやすいのではないでしょうか。また、ネットなどで中央値を取り上げたデータを見つけた際には、ぜひ注目して見てみてください。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年代別編~さてここからは、2015年の家計調査報告をより具体的に見ていきましょう。まずは、2人以上世帯における年代別の貯蓄額です。<年代別平均貯蓄現在高>40歳未満6,080,000円40歳以上50歳未満10,240,000円50歳以上60歳未満17,510,000円60歳以上70歳未満24,020,000円70歳以上23,890,000円60代までは、年代が上がるにつれて貯蓄額も増えていることが分かります。50代では多くの人で子どもが独立しはじめ、60代では退職手当などのまとまったお金が入ってくるため、60歳以上になると平均貯蓄額は20,000,000円を超えるという結果になりました。また、貯蓄額の一定の目安となるのが、10,000,000円。上記の結果から考えると、40代のうちに10,000,000円には到達しておくように貯蓄計画を立てることが、ポイントになるといえそうです。さらにここで、「純貯蓄」についても見ていきます。純貯蓄とは、貯蓄から負債を差し引いた、実質的な貯蓄のことを指します。たとえば、10,000,000円の貯蓄があったとしても、未返済の住宅ローンなどが10,000,000円残っていれば、純貯蓄は0円となります。<年代別平均負債現在高>40歳未満9,420,000円40歳以上50歳未満10,680,000円50歳以上60歳未満6,450,000円60歳以上70歳未満1,960,000円70歳以上830,000円<年代別平均純貯蓄額>40歳未満-3,340,000円40歳以上50歳未満-440,000円50歳以上60歳未満11,060,000円60歳以上70歳未満22,060,000円70歳以上23,060,000円負債の中で多くの割合を占めているのは、住宅や土地の購入に関わる費用です。そのため、住宅ローンなどの支払いが多く残っている30代・40代では負債額が大きくなっています。加えて、教育費など子どもにかかる費用もまだまだ高額なため貯蓄額も伸びず、純貯蓄額はマイナスという結果になりました。ただし、このような傾向は毎年大きく変わることはなく、年代が上がれば貯蓄額が増えて負債額が減るため、純貯蓄も増えていきます。注意したいのは、上記は負債がないと答えた世帯も含むデータであるということです。全体の割合でいえば負債なしの世帯のほうが多く、負債があると答えた世帯は4割に満たない数です。そこで、負債がある世帯のみの結果も以下に記しておきます。<年代別平均貯蓄現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満5,280,000円40歳以上50歳未満8,600,000円50歳以上60歳未満13,240,000円60歳以上16,540,000円<年代別平均負債現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満17,960,000円40歳以上50歳未満16,530,000円50歳以上60歳未満11,810,000円60歳以上7,080,000円<年代別平均純貯蓄(負債がある世帯のみ)>40歳未満-12,680,000円40歳以上50歳未満-7,930,000円50歳以上60歳未満1,430,000円60歳以上9,460,000円70歳以上のデータはありませんが、負債ありの世帯だけで見ると、平均貯蓄額はどの年代でも低くなっていることが分かります。また、30代・40代の負債額を他の年代と比較すると、負債なしの世帯を含めた平均値と同様特に高額になっており、純貯蓄額も大幅なマイナスです。さらに着目してほしいのは、50代・60代でもかなりの額の負債が残っているということ。会社勤めの場合は退職金の一部を返済に充てることもできますが、自営業や自由業の場合は、年代が上がっていっても、毎月の定期的な収入以外は期待できないでしょう。また、近年は晩婚化の影響により、子どもの養育費や教育費、住宅ローンの返済、老後の資金準備といった負担が、40代・50代で一気に重くのしかかってくる傾向にあります。20代・30代のうちから、将来を見据えて貯金をしていくことの重要性がうかがえる結果だといえるのではないでしょうか。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年収別編~続いて、2人以上世帯における平均貯蓄額などを、年収別に見ていきましょう。<年収別平均貯蓄現在高>第1階級(3,390,000円)7,710,000円第2階級(5,070,000円)9,160,000円第3階級(6,540,000円)11,840,000円第4階級(8,250,000円)13,960,000円第5階級(12,200,000円)22,780,000円<年収別平均負債現在高>第1階級(3,390,000円)3,450,000円第2階級(5,070,000円)6,360,000円第3階級(6,540,000円)8,270,000円第4階級(8,250,000円)9,810,000円第5階級(12,200,000円)9,850,000円<年収別平均純貯蓄>第1階級(3,390,000円)4,260,000円第2階級(5,070,000円)2,800,000円第3階級(6,540,000円)3,570,000円第4階級(8,250,000円)4,150,000円第5階級(12,200,000円)12,930,000円総務省統計局の家計調査報告では、かっこ内の平均年収別に5つの階級に分けて結果を記載しています。内容を分析してみると、年収が高くなるにつれて貯蓄額も増えていますが、同時に、負債額も増えていることが分かります。そのため、貯蓄額から負債額を差し引いた実質的な貯蓄となる純貯蓄額では、第5階級を除けば、最も年収が少ない第1階級で最多という結果です。さらに、それぞれの平均年収から貯蓄額の倍率を算出すると、第1階級で2.27倍、第2階級で1.80倍、第3階級で1.81倍、第4階級で1.69倍、第5階級で1.86倍です。年収を考慮すれば、第5階級を抜いて第1階級が最も多く貯蓄ができていることになります。また、最も倍率が低かった第4階級が、平均年収8,000,000円程度と比較的裕福であるにもかかわらず、生活に余裕があることでかえって無駄な支出が増えていることを示しているともいえるでしょう。収入がないから貯金ができないわけではなく、支出をコントロールできないからお金が貯まっていかないのです。1ヶ月当たりの貯金額の目安は?定年退職後も再就職をせず、年金と貯金だけで安定した老後の生活を送りたいと考えるならば、老後の資金として30,000,000円貯めておくことがひとつの目安になります。もちろん、土地などの保有資産の有無、持病の有無、家族構成、年金受給額などは人それぞれですから、誰にでもあてはまる金額とはいえません。あくまでも目安として参考にしてください。【退職金がある場合】退職金10,000,000円を老後の資金に充てるとすると、必要な貯金額は20,000,000円です。60代でこの金額を貯めておくためには、年収の金額によっても異なりますが、保険料や税金を差し引いた給料の手取り分のうち、毎月10~15%程度を貯金しておくとよいでしょう。【退職金がない場合】自営業や自由業、勤務先に退職金制度がない人の場合、退職金がもらえないため、30,000,000円全額を貯金でまかなう必要があります。単純に20歳から60歳までの40年間働くとすると、1年間に必要な貯金額は750,000円です。しかし、20代のうちは収入が少ないことも多く、手取りを20万と考えれば、毎月給料の約30%を貯金しなければならない計算になります。しかし、生活費をどうにかやりくりしながら給料の30%を貯金することは、なかなか容易ではありません。そこで、30代、40代と年代が上がるにつれてキャリアやスキルを積み、毎月の給料もアップすると考え、20代で年間500,000円、30代・40代で年間750,000円、50代で年間1,000,000円の貯金を目指せば、毎月手取りの約20%を貯金に回せばよいことになります。20%程度であれば、コツコツと節約を積み重ねるなどの工夫で可能な範囲だといえるのではないでしょうか。働く世代が将来にお金を残すための貯金の考え方家計調査報告や、老後に安定した生活を送るための毎月の貯金額の目安から考えると、20代・30代の若い年代からしっかりと将来を見据えて貯金をしていくことの重要性が認識できます。では、将来にまとまったお金を残すには、具体的にどのような計画を立てていけばよいのでしょうか?最後に、年代別のお金に関する考え方や貯金への取り組み方をまとめます。【20代】給料1ヶ月分からはじめよう家族を養う必要がない独身時代はお金の貯めどき。一人暮らしなら毎月手取りの10~15%、実家暮らしなら30%が貯金の目標額です。ただし、これまで貯金経験のない人がいきなりこの金額を貯めようと思っても、後々生活をやりくりするのが苦しくなって、貯金に失敗する可能性もあります。まずは、臨時の出費に対応できるようにするくらいの感覚で、1~2年で給料の1ヶ月分を貯めることを目標にしてみましょう。最初の目標が達成でき、貯金のクセがついてきたと思ったら、少しずつ毎月の貯金額を伸ばしていきます。【30代】「使うお金」と「貯めるお金」を明確にしよう20代後半から30代にかけては、自分の魅力に磨きをかけ、仕事人としてもスキルアップを目指すべき重要な時期。一定の金額を貯めつつ、必要なところにはお金をかけるメリハリが必要です。将来の資金として貯めていくべきお金は別口座に入れ、どんなにお金が貯まっても、その口座は切り崩さないようにします。貯金用の口座に入れないお金は、必要であれば自己投資のために使っていきましょう。30代後半になってきたら、お金の勉強もかねて、少額を投資信託などに充てるのもおすすめ。ただお金を貯めるのではなく、資産運用で効率よくお金を増やしていく術を学びましょう。【40代】マイホームの買い時はココ!40代でこれまで積み上げてきた貯金がしっかりとあるならば、貯金の一部をマイホームの購入に充ててもよいでしょう。貯金が習慣になっていれば、貯蓄残高が多少少なくなっても、今後の収入から老後の資金まで捻出することは難しくないはずです。40代後半から50代にかけては、30代で得たお金のノウハウを生かし、少し高額の資産運用にチャレンジしてみてもよいかもしれません。まとめいかがでしたか?平均貯蓄額といってもそれぞれに生活の状況は違うので、「必ずいくらの貯金をしておかなければならない」ということではありません。しかし、ある程度の目安として、老後も含め、今後どのような生活を送りたいか、将来設計をどうするか、といったことを考える際には役立ちます。ぜひ参考にしてみてください。
2017年03月30日お金はいくらあっても困らないものですし、将来の備えのためにも誰もが少しは貯金しておきたいと考えるでしょう。けれども、これまで貯金をしてこなかった人がいざトライしてみると、なかなか思うようには貯金が増えていきません。一方で、上手にやりくりしながら毎月一定の金額をコツコツと貯めている人もいます。そこで今回は、貯金ができる人に学ぶ10の貯金術をお教えします。■お金が貯まる貯金のコツとは?収入がそんなにないから…」と貯金をあきらめていませんか?実のところ、収入が少ない=お金が貯まらないわけではありません。毎月の収入が少ないながらその中で生活費をやりくりし、さらに毎月一定の貯金額を捻出している人も多くいます。では、お金が貯まる人とそうでない人の差はどこにあるのでしょうか?お金をコツコツと貯めていける人が実践している3つのコツをお教えします。【貯金額を先取りしよう】貯金ができない人がついついやってしまいがちなのが、毎月の余ったお金を貯金にあてようとすることです。しかし、「毎月○円貯金したいから絶対に使わないようにしよう!」と決めていても、お金が手元にあるとどうしても使ってしまうもの。結局は月の収入を使い切り、「あらかじめ決めていた貯金額が残らなかった」という経験がある人も多いのではないでしょうか?毎月コツコツとお金を貯められる人は、給料が入った時点でそこから貯金額を差し引き、残ったお金で生活をやりくりしようとします。まずは、給料が振り込まれたら生活費が引き落とされる前に貯金額を引き出し、別に貯金用の口座を開設してそこに移すようにしましょう。加えて、貯金用の口座からお金を引き出しにくくすることもポイントです。あえて遠方の銀行に口座を開設するなどの工夫しましょう。また、「毎月貯金額を引き落としたり、別口座に移したりするのが面倒で続かない…」という人には財形貯蓄の利用がおすすめ。財形貯蓄とは、給料から天引きしたお金を企業が代わりに貯蓄してくれる制度です。貯金額が差し引かれた状態で入金されるので、強制力があるという点で「なかなか貯金できない」という人には大きなメリットがあります。加えて財形貯蓄を利用すると、税金が優遇されたり融資を受けられたりすることもあります。勤務先が財形貯蓄を取り入れていない場合は、銀行やネットバンクの自動積み立てを活用しましょう。手続きの手間はかかりますが、一度給料日の翌日に積立金が差し引かれるように設定しておけば、その後は自ら貯金しようとしなくても毎月一定額を貯めていくことができます。【少ない金額からはじめよう】お金を貯めるために大切なことのひとつが、継続していくこと。「今日から貯金をはじめるぞ!」と意気込んで、いきなり50,000円や100,000円といった大きな金額を貯めようとする人がいますが、毎日の生活に無理がある金額を貯蓄しようとしても長くは続きません。たとえ貯金額を先取りしたとしても、生活費が足りなくなれば結局は貯金を切り崩して生活することになるからです。はじめは少ない金額から、生活に支障のない範囲で貯金額を設定するようにしましょう。目安は収入の1~1.5割程度だと言われていますが、今まで貯金が続かなかった人は3,000円や5,000円といった継続しやすい金額からスタートするのがベター。毎月3,000円を貯金していったとすると、1年では36,000円貯まります。5年経てば180,000円ですから、家族旅行を計画しても十分な金額です。たった数千円の貯金ですが、このように考えればバカにならない金額だと思いませんか?慣れてきて毎月の貯金が習慣化してきたら、少しずつ金額を上げてみましょう。【貯金の目的を明確にしよう】貯金も受験勉強やダイエットと同じで、長くコツコツ続けていくためにはモチベーションを保つ必要があります。ただなんとなく貯金するのではなく、お子さんの入学費に充てるため、家族旅行に行くため、車を購入するためといったように、貯金の目的を明確にしましょう。モチベーションが高まり、ちょっとした節約も苦に感じず続けていくことができますよ。もちろん、特に目的などなく「お金があったほうが、将来が安心」という理由で貯金をする人も多いことでしょう。そのような場合は、貯金の目標金額を設定しましょう。このとき、大きな目標から逆算して目の前の小さな目標も設定することが成功のポイントになります。たとえば、1年で100,000円貯めたいなら1ヶ月では約8,500円、1日では約300円を貯金できれば目標を達成できます。1日300円程度なら、仕事の日はお弁当を作って持っていく、水筒を持参して飲み物は購入しないなどのちょっとした工夫で貯金額を捻出することができますね。■家計の支出を把握し、無駄を見直そうここまでお金が貯まる貯金のコツを3つご紹介してきましたが、貯金を成功させるためにはもう1つ大切なことがあります。それは家計の支出を把握することです。毎月一定のお金を貯めるためには、給料から貯金額を差し引いたお金でいかに生活費をやりくりしていくがポイントになります。そのために、何にいくらのお金を使っているのか確認し、無駄な出費をできるだけ減らしていくようにしましょう。家計の支出には、家賃や水道光熱費、食費、通信費、保険料、医療費などさまざまなものがありますが、このうち削減しやすいのは食費と通信費です。それぞれについて、効果的な節約の方法を見ていきましょう。【食費を節約する2つのポイント】1つ目のポイントは自炊を増やすことです。仕事の日はコンビニで昼食を買っているという人は、月20日の出勤時に毎回500円使っているとしたら、1ヶ月では昼食代だけで10,000円も消費していることになります。夕食の場合はさらに高くなりがちで、外食するとなればたった1回の食事で数千円を使ってしまうことも少なくありません。食材にかかる費用や水道光熱費を考えても、自炊したほうがずっと低く食費を抑えられることが分かります。もちろん、「仕事や家事で疲れているし、今日は外食で済ませたい…」という日は誰にでもありますし、そもそも自炊する習慣がない人もいるでしょう。毎日無理して自炊をする必要はないので、まずは週に1回お弁当の日や家で夕食を食べる日を決めて、少しずつ自炊の回数を増やすようにしましょう。2つ目のポイントは、買い物はコンビニではなくスーパーを利用することです。最近ではコンビニに野菜や果物が売られている場合もあり、調味料なども充実しているので、特に1人暮らしの場合であればコンビニだけで必要なものを一通りそろえることができます。しかし、「季節限定」や「期間限定」商品の誘惑も多いコンビニでは、醤油1本だけを買うつもりでも、ついでに飲み物やお菓子、スイーツも…とついついいらないものまで買ってしまいがちです。また、コンビニで手に入るものはスーパーではもっと安く売られている場合も少なくありません。食費の無駄をなくしたいならば、コンビニの利用回数を減らしていきましょう。【通信費を節約する2つのポイント】1つ目のポイントは、無料通話アプリをフル活用することです。頻繁に通話をする人は、通信費が全体的に高くなりがち。最近ではスマホの利用率も高くなり、LINEやSkypeといった無料通話アプリも増えているので有効に活用しましょう。ただし、無料通話アプリを利用した通話はデータ通信を利用するため、仕事での通話が多い人にとっては、通信が不安定になると通話が途切れたりする可能性があることは不安点になるかもしれません。月に50分以上の通話時間がある場合は、通話し放題のプランに変更することで、月額料金を抑えられる可能性があります。ネット上で変更することも可能なので検討してみてください。2つ目のポイントは、不必要なオプションを解約することです。携帯電話やスマホの契約時には、通信費を割り引く代わりに様々なオプションへの加入が条件となっていることがほとんどです。1つのオプション料金は数百円程度ですが、これが3つ、4つと増えていくと、オプションだけで月1,000~2,000円ほどもかかっている場合があります。オプションは、各キャリアのサポートへ電話で問い合わせれば15~30分ほどで解約できます。契約内容をよく確認し、不必要なオプションを契約したままになっていないか確認してみましょう。【水道光熱費の節約はどうする?】毎月一定の支出がある固定費の中で削減しやすいのは、前述の通信費と保険料です。保険を契約した当時と現在ではライフスタイルが変わっていることもあり、契約プランを変更する、あるいは契約する保険会社自体を変える方法で、月の費用が大幅に安くなる可能性があります。一方、固定費の中でなかなか削減しにくいのが水道光熱費。水道光熱費を抑えるには、電気代の場合は契約アンペアを落とす方法もありますが、基本的にはコツコツと小さな節約を積み重ねていくしかありません。けれども、シャワーヘッドを節水仕様のものに交換する、給湯器のスイッチをこまめにオンオフする、使わない家電製品はプラグから抜くといったような節約を、一度に続けていくのはよほどマメな人でない限り難しいでしょう。そこで、水道・ガス・電気の中でも特に料金が高いもの1つに絞り、無理のない範囲で節約するようにしましょう。まずは毎月の明細を確認し、それぞれにいくらかかっているかを把握するところからはじめてみてください。■貯金成功のために身につけたい習慣とは?貯金ができる人には、自然と無駄遣いをしない習慣が身についているものです。もちろん、以下にご紹介することを一度に習慣化するのは難しいでしょうから、まずは取り組めそうなものを1つ選んで実践してみましょう。お金に対する考え方も、少しずつ変わっていくはずです。【明細を見る習慣をつけよう】毎月の水道光熱費、通信費、保険料などの明細に目を通す習慣をつけましょう。また、お金が貯まる人は支出だけでなく、収入についてもきちんと把握しています。口座の入金額だけでなく、会社からもらう給与明細も確認していますか?毎月の給料から税金などがいくら引かれているかも気にしてみるとよいです。また、貯金ができる人の多くはレシートをもらう習慣を身につけています。もらったレシートをもとに家計簿をつけられればベストですが、まずは買い物をしたら必ずレシートをもらうようにするだけでOK。時間があるときにレシートを確認し、無駄な出費はなかったか、あったとしたらいくら使っていたのかを目で見て意識するようにしましょう。【衝動買いをなくそう】貯金ができる人は、何かを欲しいと思ってもその場ですぐに購入することはしません。これは欲しい気持ちを我慢しているのではなく、一度その場から離れることで、本当に今必要なものなのか、どうしても欲しいものなのか考える時間を作っているのです。自宅に戻ってから考えてみると、「やっぱりそんなに欲しいものではなかった」となることは珍しくありません。衝動的に欲しいと思ったら、まずはその場から離れてみることを徹底しましょう。「そうはいってもついつい買ってしまうから”衝動買い”なんだ!」と思う人もいるかもしれません。どうしても購買意欲が抑えられないときは、コンビニなど誘惑が多い場所へは出向かない、ネットで買い物をする機会が多いならばパソコンを開く回数を減らすなど、無駄な消費が発生しそうな場所との接触を物理的に断ってしまうのが効果的です。【クレジットカードを整理しよう】貯金ができる人の多くは、クレジットカードを持っていても極力使わないようにしています。クレジットカードは、「たまたま手持ちがなかった」などの非常事態には持っていると助かるものですが、大金を持ったような気になってしまい、収入を超える大きな支出になってしまうことも珍しくありません。「リボ払いできるから大丈夫」と思っている人もいるかもしれませんが、それは今月分の支払いを来月以降に繰り越しているに過ぎません。いわば、マイナスの貯金をしているのと同じなのです。クレジットカードをたくさん持っている人は、1枚か多くても2枚のカードに支払いをまとめ、極力現金で支払うことを心がけましょう。【臨時収入からも貯金額を差し引こう】「ボーナスが入ったから自分へのご褒美を買おう」「家族でおいしいものを食べに行こう」そのように考えること自体はよいことです。しかし、だからといってもらった臨時収入を全部使い切ってしまうと、せっかくの貯金のチャンスを逃してしまうことになります。ボーナスなどの臨時収入も毎月の給料と同様、先に貯金額を差し引いて残ったお金を楽しみに使うようにしましょう。今後臨時の支出がないとも限らないのですから、そのときに貯金できないかもしれない分を今貯金していると考えてみてください。■まとめいかがでしたか?貯金を習慣化すれば、そのうち意識しなくてもお金が貯まっていくようになります。そして、お金が少しずつ貯まってくるのを見ると自然とモチベーションも上がり、無駄な出費を抑えようという意識が働くようになります。できることからコツコツはじめていきましょう。
2017年03月27日いま、老後の蓄えに不安を持つ人が増えています。貯金があればその不安が和らぐのかといえばそんなことはなく、総合マーケティング支援を行う株式会社ネオマーケティングが全国の60歳以上の男女1,000人を対象に行ったアンケートでは、貯金額「2,000万円以上」の人が26.3%もいるのにもかかわらず、「1か月に自由に使えるお金の平均額」については全体の過半数にあたる53.8%が「3万円以内」と答えています。2,000万円といえば、退職金があり年金も自営業者よりも多めに受け取れる会社員や公務員ならば、最低限これだけ蓄えておけば安心ともいわれる金額です。なかでも、これまで安定の代名詞のようにいわれることも多かった公務員の間に不安が広がっています。それには理由があります。これまで公務員に適用されてきた、国民年金プラス「共済年金」「職業加算」の年金制度が昨年、大きく変わったのです。そこで、節約アドバイザーのヨースケ城山さんに、公務員が年金を増やす方法について伺いました。公務員の方、公務員を目指す若い方は必見です。■1:新たな制度「年金払い退職給付」で年金を増やす平成27年10月、職業加算が廃止され、共済年金が厚生年金に統合されました。「職域加算」とは、公務員の年金の“3階”に当たる部分。すべてが終身年金でその分の保険料(掛け金)はなし、という魅力的なものです。しかし、それゆえに官民格差を指摘する声も多く、今回の廃止に至りました。これから受給できるのは、統合前の期間(平成27年9月まで)をもとに算出された分のみ。27年10月以降に公務員になった人は、受け取ることができません。「えっ!急に3階が2階になってしまうの?」と驚いた公務員の方もいるかもしれません。じつは、そのかわりに新設された制度があります。「年金払い退職給付」です。年金払い退職給付はすべての公務員に適用されます。半分が終身年金で、もう半分は支給期間が10年または20年(一時金に変更することも可能)の有期。ほかの年金と同じように、自分の保険料を積み立てて退職後に受け取る積み立て方式となります。すべての公務員に適用されるので“増やす”という観点からは外れますが、半分が有期であるということも併せて、よく頭に入れておくことをお勧めします。■2:公務員もOKになった「個人型確定拠出年金」で年金を増やすもうひとつ、公務員の年金に関する大きな制度改革があります。平成29年1月から実施される年金制度改正で、企業年金加入者(一定の条件あり)や公務員、第3号被保険者(専業主婦等)も「確定拠出年金(個人型)」に加入できるようになるのです。といっても、専業主婦(主夫)の場合は所得控除できるほどの所得がない方がほとんどで、あまりメリットは大きくありません。この制度改正でメリットを得るのは、企業年金加入の会社員、そして公務員です。公務員の場合は、年額14.4万円まで確定拠出年金(個人型)に拠出できるようになります。「少額ですが、これにも加入するとしないでは大違いです。職域加算が廃止となり、年金払い退職給付の半分が有期年金となったからこそ自分で年金を作るという発想が必要となってきます」と城山さん。確定拠出年金は60歳から受け取れるため、60歳で退職した後の収入源にできるのも魅力です。■3:会社員以外でも加入できる「財形年金貯蓄」で年金を増やす財形貯蓄は、給与からの天引き(賃金控除)で行う貯蓄制度。「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3つがあり、会社が社員の給与から毎月一定額を天引きし、これを財形貯蓄取扱金融機関に払い込むものです。「財形年金貯蓄」と「財形住宅貯蓄」合わせて元利合計550万円までが非課税となるなど、税制上のメリットも見逃せない財形貯蓄ですが、じつは公務員も利用できるのです。財形貯蓄が適用される“勤労者”の条件は「勤労者=事業主に雇用される方すべて」。労働基準法が適用されない国家公務員・地方公務員・船員の方も含まれます。55歳未満であれば利用可能で、毎月の給料や夏・冬のボーナスから天引きで、5年以上の積み立てが条件。受け取り期間は満60歳以降5年以上20年以内です(保険商品の場合、終身受け取りもできます)。積み立て終了から年金受け取り開始まで、5年以内の据え置き期間を設定することも可能。「60歳以降に少しでも生活費が欲しいという方は検討しておいた方がいいでしょう。年金が支給されない60歳から65歳までの期間の自分への“仕送り”と考えれば、加入するメリットは充分です」と城山さん。*年金は“自分でつくる”時代になりました。公務員も例外ではありません。「月1万円」でも、働いて収入がある今と退職して収入源がなくなってからでは、その価値は大きく変わってきます。老後に使えるお金を少しでも増やすために、いま、行動を起こすことが大切です。(文/よりみちこ) 【取材協力】※ヨースケ城山・・・節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、AFP、住宅ローンアドバイザー、年金アドバイザー。著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』にもまとめられている。ブログ『節約アドバイザーヨースケ城山ブログ』では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。 【参考】※シニアのお金に関する調査―株式会社ネオマーケティング
2016年04月22日家計を上手にやり繰りするうえで気になる、毎月の貯金額。給料のうち、いくらを貯金にまわせばいいのか知りたい人も多いのではないでしょうか。貯金の目安は目的に応じて異なりますが、今回は「目的に関係なく、毎月決まった額を貯蓄するための目安」についてご紹介したいと思います。■「余ったら貯金」はNGよくありがちな「余ったら貯金する」という考えですが、これはあまり好ましくありません。貯蓄上手は、貯金する分は口座から引き出さず、もしくは貯蓄専用の口座に移し、預金したままの状態にします。こうしておくことで毎月一定額が貯金され、貯金分のお金には手をつけないでおくことができます。貯金分を「もともと無かったもの」として考え、差し引いた金額でやり繰りできるというわけですね。■貯金は給料の○%が目安では、その目安はいくらでしょうか。毎月貯金する額は、家族構成に応じて変わってきますし、共働きなのか専業主婦なのかによっても異なります。 ●ケース1 共働き夫婦で子どもがいない場合・・・給料の20%~30%が目安●ケース2 共働き夫婦で子どもがいる場合・・・給料の15%~20%が目安●ケース3 専業主婦で子どもがいない場合・・・給料の15%が目安●ケース4 専業主婦で子どもがいる場合・・・給料の10%が目安 「え、こんなに?」と高い比率に感じる方もいるでしょう。でも、やり繰りに慣れてくれば自然と一定額を貯める感覚が身についてきます。そのためには、「余ったら貯金」という考えを捨て、先に決まった額を給料から差し引いて手をつけず口座に残しておくことが重要なのです。家賃や水道光熱費、携帯代金といった固定費の見直し、食費や雑費などのやり繰りは、妻としての腕の見せどころでもあるでしょう。あまり節約しすぎて家族に苦痛を強いるのは好ましくありませんが、家計簿を見直せば「無駄な出費」が見えてくるはずです。「塵(ちり)も積もれば山となる」の精神で、やり繰り上手&貯蓄上手を目指しましょう。まずは、毎月の給料から一定額を貯金する習慣を心がけてみてはいかがでしょうか。「備えあれば憂いなし」です。いつ、どのタイミングで急な出費が必要になるかなんて誰にもわからないこと。今のうちから貯金に対する意識を高めておきたいですね。
2016年04月21日ゆうちょ銀行は4月1日から、通常貯金や定額貯金などの合計の預入限度額を現行の1,000万円から1,300万円に引き上げる。○限度額の引き上げは25年ぶりこのたび、4月1日から限度額が引き上げることになったのは、3月25日に限度額引き上げのための政令が公布されたことに基づく措置。通常貯金や定額貯金、定期貯金などの合計の預入限度額はこれまで1,000万円としていたが、4月1日から1,300万円に引き上げる。ゆうちょ銀行は「限度額の引き上げは、1991年11月に700万円から1,000万円に引き上げられたとき以来25年ぶり。1,300万円までに引き上げられることで利用者の利便性は高まる」としている。マイナス金利の影響については「市場金利の状況を鑑みると、限度額の引き上げによって貯金残高がそれほど大きく増えることはないと見ており、預入限度額の変更が業績に与える影響は軽微である」と予測している。なお、預金保険制度による貯金の保護の範囲には変更なく、保護されるのは預金者1人当たり元本1,000万円までとその利子。ただし、1,000万円を超えていても、金融機関の財産状況に応じて、超過分についても支払われる場合がある。
2016年03月28日みなさんは毎月、ちゃんと貯金をしていますか?『とらばーゆ』の調査によると、20歳から39歳までの女性の毎月の平均貯金額は4.5万円。なんと、10.9%は毎月10万円以上も貯金しているのだとか。しかも、金額は年齢には比例していません。年齢や収入よりも、個人の努力によるところが大きいようなのです。では、どうすれば貯金は増えるのでしょうか?アメリカの女性向け情報サイト『BUSTLE』を参考に、20代の女性が貯金するための6つの習慣をご紹介します。■1:毎月の予算を立てる毎月の自分の収入がどれくらいで、そのお金がなんに使われているか、きちんと把握していますか?毎月使うお金を、食費、交際費、趣味のための費用などに分け、それぞれ予算を立てましょう。毎月その予算をオーバーするようなら見なおしが必要です。最近は、簡単に使える家計簿アプリがたくさんあります。まずはそれらを利用して、自分がなににどれだけのお金を使っているかを知りましょう。■2:カードは毎月きれいに清算するカードの支払いは、必ず毎月きれいに清算しましょう。支払いを先延ばしにしたり、分割払いを多用したりしてはいけません。余分な手数料を取られるだけでなく、支払いが滞ると、大きな買い物をしてローンを組むとき、アパートを借りるとき、また、仕事を探すときにも影響することがあります。カードの支払いは借金と同じ。毎月きっちり清算しましょう。■3:ちょっとした節約をする節約は、あまりストイックにやりすぎると長続きしません。大切なのは、続けられそうな倹約をすること。たとえば、週4回の外食を2回に減らして自炊する、友だちと飲むときはバーだけではなく、たまには自宅でパーティーをしてみるなど。ドラッグストアなどのポイントカードを活用するのも手です。ちりも積もれば山となる。ちょっとした節約を続けてみましょう。■4:借金を早く払い終える金額はさまざまですが、借金をしている人は意外と多いもの。奨学金の返済なども含めれば、かなりの人数にのぼります。どのような支払いでも、基本はできるだけ早く返済を終えることです。一度に返すのは大変ですが、毎月決まった額を返すようにすれば必ず払い終える日は来ます。ただし、クレジットカードの返済だけは利子が高いので、なにをおいても支払いを最優先にしましょう。■5:とにかく貯金をはじめるお金は貯めはじめないことには増えません。まずは貯金専用の口座をつくりましょう。そして、「緊急用」の貯金をはじめます。貯金のモチベーションはなかなか上がりにくいものですが、困ったときに自分を助けてくれるお金だと思えば貯められるはず。当面の目標は6か月分の生活費です。万一職を失うようなことがあっても、とりあえずなんとかなります。これを達成できれば自信になります。そのあとは自分の好きなことのために貯金しましょう。■6:老後のことを考えるいまは若くても、人はいつか必ず年を取ります。そのときに暮らせるお金がありますか?年金だけでは生活が苦しいかもしれませんから、そのときは貯金を使うしかありません。年をとって働けなくなる日はいつか必ず来ます。そのときを具体的にイメージすれば、自然に無駄遣いは減るでしょう。*当たり前ですが、貯金をすれば必ずお金は増えます。目に見える成果を楽しみながら、コツコツ貯金をはじめましょう!(文/スケルトンワークス) 【参考】※6 Habits Every Woman Should Have In Her 20s To Be More Financially Stable-BUSTLE※働く女子のリアルマネー事情:1ヶ月の貯蓄-とらばーゆ
2016年03月07日貯金といえば、まっさきに思いつくのが銀行への定期預金ではないでしょうか。給料日の翌日などに引きおとし日を設定しておけば、お金を使う前に、自動的に積みたてることができて便利です。でもじつは、銀行に預けるよりもっとお得な貯金の方法があるって、ご存じですか?意外と知られていない貯金の裏ワザを、シニアライフプランナー有資格者でマネーライターの かわなかりささん に教えていただきました。■貯金は「銀行」、「投資」、「保険」の3つで考えよう!「貯金は“銀行”、“投資”、“保険”の3つの柱で考えるのが、マネー業界での常識なんです」と、かわなかさん。銀行での貯金は定番としても、投資に保険…どちらも知識が必要そうだし、ちょっとややこしそう。ややハードルが高い「投資」についてはまた別の機会にするとして、今回は、「保険」での貯金がお得なワケをかんたんに解説します。■貯金に向くのは「貯蓄型」の「終身保険」ひと口に保険といっても、その種類はさまざまで、どれを選んだらいいか迷うものです。目的を「貯金」にしぼるのであれば、「貯蓄型」の「終身保険」がオススメです。その理由が以下のふたつ。「払いこんだ金額」+「プラスアルファのお金」が解約時に戻ってくる生命保険をかねているため、万が一のときには保険金を受けとれる掛けすてタイプの保険だと支払った保険料は消費になりますが、貯蓄型の終身生命保険の場合は、平たくいえば「お金をためながら、いざというときにも備えられる」わけです。では、30歳から毎月2万円ずつ、30年間貯金した場合、銀行の自動積立定期預金と貯蓄型保険でどのようにちがいが出るかを比較してみましょう。<銀行の自動積立定期預金>720万円(預けるお金の総額)×毎年0.025(金利)=約722.6万円<貯蓄型の終身保険>720万円(保険料として支払うお金の総額)×117%(解約時の変戻率)=842.4万円※1 ※2その差はなんと、約120万円! 解約時の変戻率は保険会社、商品によって異なりますので、高い変戻率のものを選べば、解約時により多くお金が増えてかえってくる、というわけです。数字だけ見るととても魅力的ですが、保険の場合は早期に解約すると、戻ってくるお金が支払総額より減ってしまうことも。そのため、結婚資金や引っ越し費用など、近い未来のための貯金は、自分のタイミングで引きだせる「銀行」で、老後の備えなど長期的な貯金は「保険」にすると、無理なく効率的に貯金ができます。■「保険で貯金」がもっとお得になる、秘密にしておきたい裏ワザ長期目線での貯金なら、保険を上手に利用するとよいことをご紹介しました。さらにもうひとつ、マネーライターならではの、耳寄り情報も教えていただきました! それが、貯蓄型の終身保険を「短期払いこみ」する方法です。たとえば、60歳までを払いこみ期間とし、総額500万円支払うとします。30歳から30年間積みたてたとすると毎月の保険料は約1万4千円。この払いこみ期間を15年間に短縮すると、単純に計算して月々の保険料は約2万8千円と倍になりますが、45歳の段階で、すでに元本の500万円がたまることになります。ここで払いこみはストップしますが、じつは、保険会社がこのお金を運用し続けてくれます。運用といっても加入時に約束された「予定利率」で行われるので、減ることはなく、増えつづけます。元本がたまってから解約までの期間が長いほど、解約時の変戻率は増え、場合によっては140%に達することもあるのだそう。もし140%の返戻率になったとしたら、解約時には700万円に! つまり、200万円もプラスになるわけです。保険会社や商品、加入年齢などさまざまな要素で異なってきますので、誰もがこの方法で絶対得をします! と一概にはいえませんが、これから保険への加入を考えている人は「賢くためる方法」のひとつとして、どうぞご参考に。 ※1 金利は大手銀行、解約時の変戻率は一般的な保険商品を参考にしています。銀行や保険商品、時期によっても変わります。※2 複利で計算、税金は控除してありません。
2016年02月18日みなさんは10年後、20年後の家計をイメージできていますか?「いまは貯金できないけど、もっと収入が上がれば貯金ができるようになるはず!」そう思っている人もいるかもしれません。実際、たとえば夫婦ともに正社員の共働き世帯ならば、世帯年収1,000万円はそれほど非現実的な数字ではありません。しかし、そんな幻想を覆す驚きのデータがあります。年収1,000万円~1200万円未満で貯蓄のない世帯・・・10.8%年収1,200万円以上で貯蓄のない世帯・・・11.8%なんと、高収入世帯の1割は貯蓄ができていないのです。金銭的に余裕があるにもかかわらず、貯金ができない。そんな共働き世帯が、いま増えています。そこで、節約アドバイザーのヨースケ城山さんに「年収1,000万円でも貯金0円世帯の要注意な習慣5つ」を教えていただきました。年収が上がっても、こういったことはしないように気を付けていきましょう。■1:毎月の支出をお互いが把握していない「お互いにいくら使っているのか、把握していない家庭がけっこう多いんです。共働きで世帯年収1,000万円以上に多いケースです」と城山さん。いわゆる“別財布”で、家賃は夫、食費は妻と分担を分けてお互いに負担しあうケース。それぞれが自分の小遣いを好きなように使い、手元にお金が残らないパターンです。さらに、妻(または夫)が専業主婦(夫)でも、誰も家計を管理していないケースも。それでも家計が回ってしまうのが高収入の怖いところなのです。毎月の支出を把握することは、収入額に関わらず貯金をする上で必須といえます。■2:無意識のうちに生活水準も上げている次が、生活水準全体を上げてしまうケース。現在、日本の給与所得者4,645万人のうち、年収1,000万円以上は全体の3.9%にあたる約169万人。城山さんは「毎月の収入額と『自分は上位4%だ』という意識が、高価なマンションや車などの購入意欲をくすぐるのです」と指摘します。子どもの教育費についても同様。早ければ幼稚園から私立の学校へ進学させ、オール私立コースならば文系でも約1,500万円、理系だと2,000万円を超えることも。「子どもにはいくらお金をかけてもかまわない」という親心が支出に拍車をかけるため、いくら1000万円稼いでいても貯金が0円という状況が続いてしまうのです。■3:子どもにお金をかけすぎている家計全体の水準に合わせ、子どもの携帯電話の料金、お小遣いも高額になっていきます。「『子どものため』と欲しがるだけ与えていると、その金銭感覚が子どもに確実に伝わります。すると、子どもが成人しても家から出ていかない。働かないということも。結婚にしても、生活レベルの低下につながる結婚というものが想像できず、現実的には結婚にはいたりません。もし結婚したとしても実家からの援助がないと成り立たない家庭が生まれます」その結果、貯金が0円世帯となってしまうというのです。■4:人より多く飲み代やご祝儀を払っている「異業種交流会やセミナーなど、つきあいの幅が広いのも年収1,000万円以上の層の傾向」と城山さん。必要経費として割り切っていて、支出カットに意識がいきにくい費目でもあります。年収相応に職場での地位も高く、上司として部下を飲みに誘った場合の支払いもかさみます。「自分の収入が多いのだから」とお店のランクも上がりがちで、部下3~4人と飲みに行って支払いが5万円、ということも。部下や親せきのご祝儀に多く包まなくてはいけないという義務感も芽生えます。さらに、専業主婦の妻にも避けて通れない交際費が。「子どもが私立の幼稚園、小学校に通えば、ママ同士の集まりに参加する必要が出てきます。するとランチ1万円というような食事会があることも」(城山さん)その結果、年収が高くても貯金が増えにくくなってしまうようです。■5:知り合いの怪しげな儲け話を断らない「そして年収1,000万円以上になると、いろいろな人たちが近づいてきます」と城山さん。不動産投資や未公開株の購入話、外国為替取引のお誘い、保険の新規加入の案内などがそう。「近づいてくる人はその人の収入が目当てです。『儲かりますよ』といってくる人はうそつきです。そんなオイシイ話があれば人に勧めるはずがありません。しかし収入が多い人は、いまある収入を活かして財産形成を図りたいと思っていることが多く、そこにつけ込んで『儲かりますよ』と言葉巧みに取り入るのです」最初は「もし負けても生活に支障はないから」と月に3万円程度の投資から始まり、気がつくと生活の大きな負担になっているということに。お金持ちほど借金もしやすいので、気をつけないといけません。*収入アップに伴って、支出額も上がっていくもの。10年後、20年後の家計のため、今から「いくら支出しているか把握する」、「貯蓄分を先に取り分けて、残った分で生活する」を習慣づけることこそが、貯金できる家計への王道といえそうです。(文/よりみちこ)【取材協力】※ヨースケ城山・・・節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、AFP、住宅ローンアドバイザー、年金アドバイザー。著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』にもまとめられている。ブログ『節約アドバイザーヨースケ城山ブログ』では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。【参考】※「家計の金融行動に関する世論調査」(2014年)―金融広報中央委員会「知るぽると」※平成25年分民間給与の実態調査結果―国税庁(長官官房企画課)※平成26年度子どもの学習費調査―文部科学省※教育費負担の実態調査(平成26年)―日本政策金融公庫
2016年01月23日お金がなかなか貯められない人は、「貯金は大変」というイメージを持っているのではないでしょうか。ところが、本書『ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法』(飯村久美著、アスコム)では、のっけからこんな一文が登場します。「お金を貯めるのは簡単です」しかも、「収入の多さと家計の健全さは必ずしも比例しない」というのです。そうはいっても、なにから手をつけていいのかわからないという人もいるでしょう。そんな方は、以下の項目をチェックしてみるべきかもしれません。■1:仕組みを変える精神論や気合いでお金が貯まれば苦労しませんが、そういったやり方は逆にストレスがたまりますし、ダイエットと同じで挫折やリバウンドしかねません。しかし著者は、「お金が自動的に貯まる仕組みをつくればいい」といいます。紹介されるテクニックはとてもユニーク。たとえば、銀行口座を「使う口座」と「貯める口座」に分けて、2つ持ちます。貯める口座のキャッシュカードは持ち歩かず、簡単に引き出せないようにしておきます。そして、勝手に貯まっていく預金の方の通帳を週に1回、眺める……。増えていく一方の通帳を眺めることは、脳に快感を与えます。脳はさらに残高の数字を増やすようにと指令を出し、それは毎日の消費行動に反映されていくそうです。著者はこれを「眺めるだけ貯金」と名づけています。■2:マインドを変えるまた、お金を貯めるには、お金のありがたみを知ることが重要で、そのためには現金払いが一番だと著者は断言します。なんでもクレジットカードで払っていると、気づかないうちにちょこちょことお金を使うことになります。それを防ぐために、まず「1万円以下の買い物は現金で」と著者は提案しているのです。そうすると、お金が減っていくのが手に取るようにわかるため、お金を使うことに慎重になってくるそうです。さらに、1ヶ月分の給料をすべて現金化することも効果的。そんな金額を手にすること自体、普段あまりないでしょうから、お金のありがたみが実感できて、無駄遣いが確実に減るということです。■3:「捨て上手」になるまた、「部屋にものが少ない人ほど、無駄使いをほとんどしていません」と著者。たしかに昨今の「断捨離」ブームで、ものを持たない方がスタイリッシュでかっこいいとされる時代になりました。捨てるのはものだけに限りません。コンビニに立ち寄る習慣、ポイントを貯める習慣、不要なオプションがついたままになったスマホ代の自動引き落としまで、無駄なものは全部捨ててしまいましょう、と著者は提案します。無駄を省き、お金の流れを把握することで、いつのまにか「貯め体質」になるとのこと。*本書で紹介される37のテクニックに共通するのは、ストレスなし、手間なし、そして続けやすいという点です。それはつまり、やっていて楽しい、ということ。なんでも楽しくなければ続きませんよね。お金は目的ではなく手段である、だから人生を豊かにするために使うよう、著者は本書の終わりで呼びかけています。(文/Kinkiii)【参考】※飯村久美(2015)『ズボラでもお金がみるみる貯まる37の方法』アスコム
2015年09月03日毎月、「貯金しよう」と思っているのに、気がつけば貯金予定の分までキレイに使ってしまっている。急な出費があり、やむなく貯めていたお金で支払っていたら、結局全然貯金ができない――そうしたお金の悩みを抱えているのは、自分だけではないようです。株式会社マネーフォワードが実施した 家計簿に関するアンケート調査 によると、アンケートに答えた女性の過半数が「貯金に悩んだ経験がある」と答えていたことがわかりました。半数以上の女性が、貯金をうまくすることができず、悩んだ経験アリ「貯金をうまくすることができず、悩んだ経験はありますか」という質問に対し、「悩んだ経験がある」と答えた人は、男女合計で45.3%。男女別に見ると、男性では41.7%、女性では55%で、女性のほうが、貯金ができずに悩んでいる割合が高いことが判明しました。「私が貯金できない理由」ベスト4貯金ができない原因として挙げられていたのは、大きく4つ。浪費癖がある貯金の仕方、予算の立て方がわからない急な出費収入が少ない、借金があるおもなコメントを見てみると、「貯金する!」と目標を掲げると、ある程度までは貯金できるのですが、しばらくすると、ほしいものができたり、無駄遣いがかさんで、貯金を使い果たしてしまう……の繰り返し子供の学費が想像をはるかに超え、それまでの蓄えを吐き出してしまった毎年収入に波があり、前年の収入が良いと税金だけで収入を使い果たし、貯金を切り崩してしまうリボ払いに頼りすぎ、貯金をしても普通預金がいつもほとんどなかったなど、自分にも当てはまるエピソードが多く、耳が痛い結果に。「貯金をしたい」という気持ちはあるものの、フタを開けると全然貯まっていない…。そんな自分が情けなくなっていたけれど、同じ悩みを抱えている人がほかにもいるとわかったことで、少し気持ちがラクになった、という私のような人もいるのではないでしょうか?お金を貯めるにはどうすればいいのか?とはいえ、不測の事態や老後など、何かあった時に備える蓄えがあったほうがよいのは事実です。一体どうすれば、お金を貯められるのでしょうか?そのヒントが、この記事に書かれていました。 確実にお金が貯まる貯蓄術 (貯まる家計の作り方特集2)| Woman.excite ママ 確実にお金を貯めるには、給与が入ってから生活費として使う前に取り分ける『先取り貯蓄』が鉄則です。お金は、残ったら貯めようと思っても貯まりませんどうやら、「お金は、残ったら貯めようと思っても貯まらない」性質のよう。確実にお金を貯めたいのであれば、まずはしっかりと先取り貯蓄を始めることが大切、ということですね。なお、前述の記事のよると、1ヵ月あたりの貯蓄額の目安は、手取り月収の1割だそう。手取りが20万円の場合は2万円、30万円の場合は3万円を目安に貯蓄額を設定するとよいようです。今月からさっそく先取り貯蓄をして、お金コンプレックスを早めに払拭しましょう。
2015年06月29日諫山創原作の人気アニメ『進撃の巨人』に登場する超大型巨人が貯金箱となった『進撃の貯金 超大型貯金箱』の予約受付が、6月26日13時より「プレミアムバンダイ」にてスタートする。2015年9月発送予定で、価格は25,920円(税込)。『進撃の貯金 超大型貯金箱』は、人類の防壁を破り巨人たちの侵入の引き金となった巨人「超大型巨人」の形をした超ビックサイズの貯金箱。サイズは、推定60mといわれる「超大型巨人」の約100分の1スケール(全長約60cm)で、人類の防壁を破ったシーンをそのまま立体化している。貯金箱には1円、5円、10円、50円、100円、500円硬貨を100枚投入可能(合計金額:66,600円)。商品価格は25,920円(税込)で、「プレミアムバンダイ」の予約締切は、2015年8月31日23:00。商品の発送は、2015年9月を予定している。(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
2015年06月26日彼氏もいないし、出会いもない。キャリアも貯金も全然ない。この先、私、大丈夫かな……?働く女子が抱える悩みは、一度はまるとなかなか抜けられない迷宮。いや、イマドキは男子すらもが同じかもしれない。この本はゼロから再出発したおひとりさま女子の闘いの軌跡を通して、仕事と恋と幸せの関係を考えるリアルな自分探しがテーマ。現役FXトレーダーの実体験を元に描かれた物語である。○幸せになりたくて会社を辞めたら――30歳目前、女友達の結婚が次々と決まる現実に焦りを覚えたサラは、勤めていた貿易会社を退職。遠距離恋愛中の彼との仲を進展させるために、彼の住むミラノへと飛ぶ。そして、久しぶりの再会で、自分もミラノに移住することを提案する。帰国後、彼女に届いたのは別れのメール。彼氏も収入も失いゼロからの再出発となる……。そんなどん底で彼女が未来を賭けるのが、イタリア滞在中に彼から教わったばかりのFXトレード。素人知識とパソコン1台を武器に資金30万円からの闘いが始まる。○不安から脱出するために必要な勇気増える貯金で埋まることはない女心。いや、むしろ増えるにつれて遠くなっていくように感じる幸せへの道。稼ぐ女子、特に彼女のような女子トレーダーへの世間の風当たりは、思った以上に冷たいというのが切ない。それでも、襲い掛かる厄難に立ち向かい続け、幸せを探すこのおひとりさま女子の姿に「私にもまだできることがあるはず」と信じる勇気をもらう読者も多いはず。人生設計において、大切なのは「自分自身」。そして、一歩踏み出す行動力が、漠然とした不安から脱出する鍵を握ることをこの作品は教えてくれる。○変わり行く人生設計と新しいライフスタイル働く女子の中には、男子との競争や、ただ毎日繰り返されるラッシュアワーの通勤と葛藤しつつも、逃れられずに心が疲れてしまっている子も多いはず。FXと言えば「ギャンブル」「ハイリスク」とダークなイメージが強く、まだまだ誤解が多い。だが、場所を選ばず、自由な時間に稼ぐというトレードの特性は、会社という組織のしがらみから解き放たれ、マイペースに生きるという新しいライフスタイルのひとつの形でもある。就職という形にとらわれない収入源という意味で、主婦、リタイア後などあらゆる生活環境にもマッチする。彼女の地道な日々のトレードの様子を見れば、FXへのイメージはきっと変わる。これを読んでいるあなたは、本当にそのままで大丈夫?もし、少しでも迷いがあるなら、ぜひこの一冊に勇気をわけてもらうことをオススメします。不安から抜け出して一歩前進するヒントをくれる物語です。「わたし、すっぴんジャージで『億』を稼いでます」著者プロフィールSarah(サラ)外国為替取引で生計を立てるFXトレーダー。2005年アパレル貿易会社退社後、人生を模索中にFXに出会う。FXや暗号通貨(リップル)のトレーダー、九星気学のコラムニストとしてメディアで活躍。自著に「FX 7つの成功★レッスン」宝島社刊がある。
2015年03月17日「貯金がうまいか?」と聞かれたら、わが家は「へた」だと思う。アリとキリギリスならキリギリス。すべての楽しみを我慢してまでコツコツとためられない。つい、うまいものを食べに行っちゃうし、「ひたすらため続けるのってツラい」と思ってしまう。そんな倹約がヘタくそなわが家でもお金をためられるサービスが登場した。サンフランシスコのスタートアップDigitによる貯金箱サービス「Digit」だ。初めてDigitのことを耳にした時、銀行口座にお金が入ったり、使う予定のないお金があったら勝手に貯金に回してしまったりするサービスと聞いたので「それ、ないわ~!」と思った。でも、先にベータサービスを体験した人の話だと、「とても楽しく貯金できる」という。楽しくためられるなら「貯金=ツラい」で貯金できないわが家としてはスゴいことである。Digitに登録すると普通預金口座のようなDigitアカウントが作られる。そして、自分が普段の生活に使用している銀行口座とDigitをリンクさせる。すると、Digitが口座の残高のモニタリングを始める。残高の水準、入金の規模、生活費の規模、入金と出金のサイクルなどを把握し、それをもとにDigitが貯金を開始する。2~5日おきに1回、5ドル(約595円)から50ドル(約5950円)程度。過度の引き出しを行わない保証はしていないが、ユーザーの生活レベルに合わせて、ユーザーが十分に許容できる範囲に収めるそうだ。自分の口座間とはいえ、誰かが勝手にお金を移すのは気分の良いものではない。でも、実際に試してみると、そんなに悪い気分ではないのだ。毎回「持っていかれた……」と思うものの、喪失感を覚えるような額ではないから「今日はランチに出掛けるのを止めて自分で作ろう」とか、「ラテじゃなくて、普通のコーヒーにしておこう」とか、そのたびごとにポジティブに倹約する気持ちになれる。これが、例えば1回1ドルのような少なすぎる額だと、なかなか貯まらないし、それぐらいなら倹約せずに見過ごそうという気持ちになってしまうだろう。ちゃんとお金が貯まるけどネガティブにならない、毎回いいあんばいで持っていくものだと感心する。Digitのもう1つの特長が連絡や操作が基本的にテキストメッセージであること。例えば、ボーナスが入金されたり、いつもより出るお金が少なかったりした場合、Digitが「口座残高が○ドルを超えましたよ。何ドルぐらい貯金に回しますか?」と尋ねてくる。「○ドル」と返信すると、銀行口座から○ドルがDigitの口座に移る。現金が必要になった時も「○ドル引き出して」とテキストでメッセージを送ったら、翌営業日には銀行口座に指定した金額がDigitから送られている。お金を移すのはちょっとした手間だが、これならサクっと完了できる。正直、最初はお金を移したという実感を持てなかったほどだ。自動的に貯金されるのを止めたい時は「Pause (一時停止)」とテキストで指示すると、Digitが「どのくらいの間?」と聞いてくるので期間を返す。すべてがテキストメッセージでのやり取りなのだ。だから手軽だし、貯金のアシスタントがいるような感じでためようという気分が萎えない。何かをやってくれた時に「ありがとう」と送信したら、ちゃんと「どういたしまして」と返ってきた。「今年はスマートウォッチがくるか?」とか、「Appleが電気自動車事業に参入か?」などと騒がれているが、IT企業の力を最も信じている米国の若い層が最も"変革"の実現を期待している分野は金融である。1981年から2000年に生まれた10万人以上からデータを集めた「The Millennial Disruption Index (MDI)」によると、ミレニアルズ世代はリーマンショックとその後の不景気、就職難を体験しているだけに「銀行大手」に不信感を抱いている。相変わらず銀行大手は高所得者の資産運用の手助けは熱心で、それ以外の人たちからは何かにつけてサービス料を取るばかり。だから「信頼できるパートナー」というような感覚を抱けない。おじさんの1人である私は最初「テキストメッセージで貯金」なんて危なっかしいと思ったが、ミレニアルズたちは顧客本位のサービスを提供する金融機関が登場したらリスクよりも変化に期待するのだろう。現時点でDigitユーザーの平均年齢は27歳だ。ベータサービスでは全体で100万ドルを超える貯金を達成したそうだ。これはユーザー全体の収入の5.5%程度だという。大きな規模ではないし、Digitアカウントには利子がつかないので資産は増えない。貯金箱のようなサービスだ。でも、普通の人たちが普通の目標をクリアするのを無理なく、自然と手助けしてくれるサービスの登場は注目に値する。
2015年02月23日500円玉貯金をしたことはありますか? 「チリも積もれば山となる」という言葉の通り、いつの間にか、“あれ? こんなに貯まっている!”という経験ができるのが500円玉貯金です。筆者もしていて、過去にはそのお金で一眼レフのカメラを購入したり、海外旅行に行ったりした経験も。しかも、いつの間にか貯まっていたおかげで、なんだか得した気分になり、二重にハッピーな気持ちに。今回は、そんな筆者の貯金マイルールを紹介します。■500円玉専用の貯金箱を用意するまずは貯金箱の用意です。500円玉を手に入れたら、必ずこの貯金箱の中にいれましょう。貯金箱は透明なケースなど、貯まっている様子がわかるほうが貯めていて楽しくなるので、おすすめ! また貯金額を記録できるスマホの無料アプリも多数あるので、そちらも一緒に使うと、今いくら貯まっているのかがわかるので、楽しく貯金できますよ。■そのほかの小銭用の貯金箱も用意する小銭貯金は、貯金することを習慣化させないと貯めるのが難しいです。しかし毎日500円玉を用意することは難しいですよね。そこで500円玉以外の小銭貯金箱も用意しましょう! 毎日、帰宅後に財布の中身を確認し、小銭を貯金箱にいれます。筆者のマイルールは、100円玉だけ財布に残し、あとは全て貯金箱に入れるようにしています。このとき一緒にレシートを整理し家計簿をつけたり、財布のなかに入っているお札の枚数を数えたりしています。これで財布を整理する習慣もつきますよ。■お会計はなるべくお札から払う筆者は、500円玉欲しさになるべくお札からお会計しています。またストイックに貯金したい人は、おつりが500円ちょうどになるように計算して、お会計をしてもいいですね。■財布は、小銭ポケットに仕切りがあるものを使う買い物中などに、お札がくずれ500円玉をゲットした際は、お財布の中でも区別してとっておきましょう。筆者は小銭ポケットに仕切りがあるものを使っており、500円玉は右側に入れ、それ以外の小銭は左側に入れるようにしておきます。財布のなかでも区別しておくことで、“500円玉貯金をするんだ”という意識づけがされますよ。以上が、筆者の貯金のルールですが、まずは“貯金箱に入れた小銭はもう使ってしまった”ということにして、目標額が貯まるまでは、取り出さないようにしましょう。■1ヵ月1万円ペースで貯金できました! 筆者は、マイルールを守りながらものんびり実行。それでも1ヵ月1万円ペースで貯金できました。もちろんこの貯まる額は、お金を使う額によって変動してきます。貯金箱に入れた小銭は使ってしまった感覚だったので、なんだか得した気分に。最初に目標額を設定し、貯まったら何に使うかを決めておくと、継続して貯金ができると思いますよ。また小銭貯金をしていることを友人に話したら、旅行のお土産やプレゼントに貯金箱をもらうようになりました。■貯まった小銭は郵便局に持っていくのがおすすめ貯金ができたものの、小銭を大量に持っていても使いづらいですよね。ここでおすすめしたいのが、郵便局です。郵便局に持っていくと、小銭の枚数を機械で計算してくれ、それを口座に入金することができます。その後、口座からお札で引きだして使います! または、小銭貯金用の口座を作って、貯金してもいいですよね。もちろんしっかり貯金するならば、毎月の給料から定期預金などをするべきです。この小銭貯金は、それにプラスで行うものです。また最初にも書いた通り、上記は筆者のマイルールです。継続できるよう、自分に合うマイルールを作って、実践してみはいかがでしょうか。
2014年11月24日シャインは、同社が販売している貯金箱「いたずらBANK みけねこ」が、ニューヨーク近代美術館の「MoMA DESIGN STORE」において「Cat in Box Bank」の名称で販売開始されたと発表した。MoMA DESIGN STOREで取り扱いが開始されたのは、「いたずらBANK」の6種類の中の「みけねこ」。みかん箱の上に硬貨を乗せると、箱の中から子猫が顔をのぞかせ、手を伸ばして「ニャーン」と泣きながら硬貨を持って行くという、とてもキュートな仕掛けが用意されたアイデア貯金箱だ。同シリーズは「みけねこ」、「とらねこ」、「チャトラ」、「アメショ」、「くろねこ」、「パンダ」の6種類がラインナップされ、2009年の発売以来、日本国内で30万個の販売実績を誇る人気商品となっている。海外でも高く評価されているが、人気の上昇に伴い類似品も多く出回っているという。MoMA DESIGN STOREはあくまでも「本物」を取り扱いたいという趣旨から、同商品をセレクトしたとのことだ。なお、「MoMA DESIGN STORE」は、米国・ニューヨーク市に本拠を置くニューヨーク近代美術館(「the Museum of Modern Art」、略称:「MoMA」)のキュレーターにより、世界中から厳選されたデザイン性に優れたアイテムを取りそろえるショップとして知られる。「いたずらBANK みけねこ」は「Cat in Box Bank」の名称で、ニューヨーク市内にある3つのMoMA DESIGN STOREにて同時期に展開されている。
2014年11月05日毎月、お給料日前になると残高が気になってしかたがないという人もいるかもしれませんが、やっぱり貯金はしたいですよね。ずっと欲しかったバッグや海外旅行、結婚資金などのために、今から貯金にチャレンジしては? ちょっとしたコツをつかめば、きっと貯められるはず。 ■今年こそ貯め体質に 成功する貯蓄計画の立て方 漠然と貯金しなければと思っているだけでは、お金は貯まりません。具体的に行動していくことが大切。まずは貯蓄計画を立てましょう。実行可能な計画を立てれば、あとはそれを実行していくだけ。 ■これなら続けられる カンタン家計簿のコツ 貯金をするためには、まず家計簿をつけて自分の収支を理解しないといけませんよね。でも、すぐに挫折してしまいがちなのが家計簿。簡単に続けられるコツを知って、これから金を使いましょう。 ■支出を抑えたいなら見直すべきはココ! ストレス知らずの節約法とは 貯金するお金を捻出するには、やはり節約が必要。でもいろいろなものを我慢してストレスでいっぱいになるなんて、絶対にイヤですよね。では、どこを見直せばいいのでしょうか? ぜひ参考にしてみて。 ■貯まる仕組みを作る 定期預金のメリットとは 少しずつATMから普通預金のお金を下ろしているうちに、気づいたら残高が残念なことになっていることはありませんか。そんな人にオススメなのが定期預金。今まで普通預金しか使ったことがないという人はぜひこれを読んで、定期預金を始めてみては? それを貯金の第一歩にして。 ■チケット代や旅行代金が返ってくる? ユニークな保険まとめ 日頃から貯金を意識していても、何が起きるかわからないのが人生。飼っていた大切なペットが病気になったり、楽しみにしていたコンサートに行けなくなってチケット代が無駄になったり。そんなときのための保険があるのを知っていましたか? 転ばぬ先の杖はいくらあってもいいもの。知っておいて損はありません。 ■貯蓄体質になる クレジットカードとの上手な付き合い方 クレジットカードはとても便利なものですよね。でも、一歩間違えるとお金の使い過ぎの原因になる場合も。どんなところに注意すれば、上手にクレジットカードを使いこなせるのでしょうか。よく研究してみましょう。お金のことばかり考えるようなギスギスした暮らしはイヤだけれど、やっぱり忘れてならないのがお金のこと。大切なものだからこそ、真面目に考えて、無駄使いをやめて、しっかり貯金していきましょう!
2014年03月01日竹書房はこのほど、書籍『まだ間に合う30代からの貯金改革』を発売した。著者は漫画家のマキヒロチ氏とファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏。価格は1,155円。人気漫画『いつかティファニーで朝食を』の著者のマキヒロチ氏を、ファイナンシャルプランナーの大竹のり子氏が指南。「『自分にとって大切なもの』をあきらめずに、まずは"100万円"貯める方法」を伝授する。家計の簡単な把握&見直し方法をはじめ、30代の年収の現状、税金との上手な付き合い方、自分に合った銀行の選び方、損をしない保険の選び方など、「貯金体質」になるために必要な方法を紹介している。マキヒロチ氏は第46回小学館新人コミック大賞入選。『ビッグコミックスピリッツ』にてデビュー。『CANCAM』『SEDA』『コミックバンチ』『女性セブン』『本当にあった笑える話』などで活躍している。著書に『旅する缶コーヒー+』(実業之日本社)などがある。大竹のり子氏はエフピーウーマン代表取締役、ファイナンシャルプランナー(CFP認定者)。出版社の編集者を経て、2005年4月に女性による、女性のためのお金のクリニック・エフピーウーマンを設立。雑誌、講演、メディア出演も多数行っている。
2014年01月30日手取り18万円以下の極貧OLでも簡単に貯められる!“節約と貯金のコツ”アベノミクス効果で景気は回復基調と言っても、まだまだ不景気な世の中。でも、収入が少ないからと言って貯金ゼロでは、何かの事情で働けなくなれば、即ピンチに。しかもスキルアップを目指そうにも、勉強のための費用さえも準備できません。安心のためにも、未来のためにも、貯金は必要!ということで、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんに、収入が少なくてもできる、節約と貯金のコツをうかがいました。●整理されたスリムなお財布で浪費とサヨナラ!雑誌の企画などで、若い女性の家計相談を受けることが多い花輪さん。「18万どころか手取り月収13万円など少ないお給料で頑張っている人は珍しくありません。そこから貯金をするのは大変ですが、ちょっとした工夫で、悲壮感なく貯金ができますよ」お給料天引きで貯金に回す、家計簿をつけるといった基本ワザは以前ご紹介した「200万の借金女からゆうゆう貯金女に!浪費家のための貯蓄術」に記載した通りですが、それに加えて日々の支出を抑える上でぜひやっておきたいのが、お財布の整理だそう。「レシートやポイントカード、お守りなどでお財布がパンパンの人は、決まって貯金ができていません。まず、必要ないものはお財布から出しましょう。レシートは毎日出して家計簿に記録して。ポイントカードはお得にみえて、実は消費を誘発するものです。たくさん持っていると、ついあちこちのお店でお金を使ってしまいますから、どこでも使えるものとよく行くお店のもの、5~10枚に厳選して持ちましょう」パンパンのお財布は見た目もカッコ悪いですよね。スリムなお財布をさっと取り出す自分を想像すれば、お財布の整理も頑張ることができるはず!●まずは家賃&通信費を抑えよう花輪さんによれば月々の生活費を抑えるために、まず見直したいのが住居費&通信費なんだそう。「1人暮らしの女性の場合、家賃が月収の半分以上になっていたり、収入が少ないのに携帯代が月1万円以上という人が結構います。この2つを抑えるだけで、ぐっとお金が貯まる暮らしになりますよ」と花輪さん。「家賃は月収の1/3までに。おしゃれな街に住みたい、新しい物件が良いなどのこだわりがあるのはわかりますが、妥協点を見つけて、安くて良い物件を探しましょう。例えば、人気のエリアでも駅から少々遠ければ、家賃は下がります。遠い分は歩けばいいし、その方が健康的。築年数は古すぎなければ(昭和56年以前の建物は新耐震基準に対応していない)問題ありません」最近人気のシェアハウスもオススメだそう。では、通信費は?「何が何でもスマホにする必要はあるのでしょうか。通信費は、携帯代とインターネット代を合わせて月収の5%に抑えたいもの。ネットやメールは自宅ですると割り切って、携帯はPHSなどで通話専用にすると節約できます。どうしてもスマホがいいなら、自宅にインターネット回線は引かないという選択もありますね」●ちまちま節約より、ポイントを絞ってがっつりカット!このように、自分なりのポイントを決めて譲れる場所は大胆にカットするのが、スマートな節約の秘訣のよう。「例えば、光熱費を節約するにしても、すべての家電の主電源をいちいち落とすよりも、節電効果の大きいエアコンや冷蔵庫、照明やテレビに絞って対策をとる方が効果的です。食費を減らしたいならカップ麺や売れ残りの値引き弁当で暮らすより頑張って自炊スキルを磨いた方が、食費を抑え、なおかつ豊かで健康的な食生活を送ることができますよ」何から何まで少しずつ節約ではなく、メリハリが大切なんですね!「そうですね。そういう視点で節約に取り組めば、日々の生活に対する満足感もアップします。収入は少なくても、楽しくお金を貯めることができるはずです」<文:市川裕子取材協力:ファイナンシャルプランナー花輪陽子>
2013年11月19日生きていくうえで貯金が必要であることは誰もが理解しているはず。でも、実際にいくら貯めたらいいのか、あるいは、毎月いくら貯金すればいいのか、よくわからないという人も多いでしょう。そもそも、なんのために貯金するのでしょうか。貯金の目的は2つあります。1つは、急にお金が必要になったときに備えるため。人生には病気やケガ、事故や自然災害など、いろいろなことが起こります。そんなとき、すぐに使えるお金がないと困ります。もう1つは、将来の夢や目標をかなえるため。資格を取る、留学する、起業する、結婚する、マイホームを買うなど、人生にはまとまったお金が必要なイベントがいくつもあります。その資金を一度に用意するのは難しいので、貯金して少しずつ準備するわけです。2つのうち優先すべきは、第1の目的のほう。何かあったときに備えるための貯金です。金額の目安は、手取り月収の3カ月分。それだけあれば、何かあっても当座はしのげるし、収入が途絶えても3カ月は生きていけるということになります。月収の10%を毎月貯金すれば2年5カ月、15%なら1年7カ月で貯まります。それが確保できたら、第2の目的のための貯金を始めましょう。こちらは、お金が必要なイベントがいつあって、いくら必要なのかを見積もり、毎月いくら貯めればいいのかを逆算します。例えば、3年後に80万円必要だとすれば、80万円÷3年÷12カ月≒2.222となり、毎月2万2000円ずつ積み立てていけばよいことがわかります。もし、毎月の貯金やボーナスを使ってもこの金額を準備するのが難しければ、目標額を下げるか、イベントの時期を遅らせます。当面、お金が必要なイベントがないという人は、100万円を目標にしてはどうでしょうか。それだけ貯められれば貯蓄体質が身についているはずなので、次のステップへも進みやすいでしょう。貯金というと、ほとんどの人は毎月の収入からお金を使って、残ったら貯金しようとするのですが、それでは計画的に貯めることはできません。着実に貯めるには、「先取り貯金」が大切。収入からまず貯金をして、残りを支出するのです。さらに、それを自動的に行えるようにします。もし勤務先で財形貯蓄が利用できるならぜひ使いましょう。給与天引き貯蓄なので、貯蓄された分は”なかったもの”として貯まっていきます。銀行の自動積立定期預金でもかまいません。給与が振り込まれる口座から、毎月決まった額が引き落とされ、定期預金として積み立てられていきます。引き落とし日を給料日の翌日にしておけば、天引きに近い形で貯められます。どちらの場合も、毎月の貯金額はムリのない範囲にしておくことがポイント。そうでないと途中で挫折してしまいます。最初は少なめの金額からスタートして、少しずつ金額をアップしていくのがお勧めです。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年01月28日40代以上のほとんどの人が、貯金箱を使っていた経験があるだろう。その昔は貯金を促すために、いろいろな金融機関がオリジナルの貯金箱を作成して配布していたものだ。鉄人28号や月光仮面といったキャラクターの貯金箱などは、お宝鑑定番組などに登場することもあるので、30代以下でも見たことがある人は多いはず。そもそも、貯金箱の起源はいつなのか?実は、中国で発見された約2100年も昔のものが最初のものだと言われている。その後、日本でも多くの企業がノベルティとして配布していたが、最近ではそうしたサービスはめっきり減ってしまった。ところで、そんな貯金箱のことを紹介している博物館が、兵庫県にあるのをご存じだろうか?「尼崎信用金庫世界の貯金箱博物館」は阪神尼崎駅の南側にある。館長の石山朋幸さんいわく、「うちには日本はもちろん、欧米やアジア、中東などの国で作られた貯金箱までがそろっています。生産国は全部で62カ国、点数は1万3,000点以上にのぼります」とのこと。もちろん、この数字は世界最大級。「貯金箱には、それらが作られた時代背景が色濃く反映されていますから、貯金箱を見ると時代の移り変わりを知ることができます」(石山さん)。尼崎信用金庫では昭和40年代はじめ頃から、貯蓄と人々の暮らしの関わりを示す貴重な文化資源として貯金箱の収集を続けてきた。そして昭和59年(1984)、「昔の貯金箱博物館」の名称で博物館をオープンさせた。「貯金箱は貯蓄と人との関わりを示す文化資料として価値の高いものですが、加えて、芸術品としても十分鑑賞に値することが分かってきました。そこで、“文化の器”を作る目的でこの博物館を開館することにしたんです」と石山さん。開館後、コレクターからの寄贈があったり、欧米のコレクターが所属していたもの約4,000点を購入したりするうち、所蔵点数はさらに増加。そして平成2年の暮れ、創立70周年記念事業の1つとして本店が移転した際に、現在の「世界の貯金箱博物館」へと改称した。貯金箱は貯金箱の歴史をはじめ、外国らしい貯金箱や昔懐かしい貯金箱、ICが組み込まれたハイテク貯金箱など、12のテーマごとに展示されている。「中でも、直接手に触れることができるカラクリ貯金箱のコーナーは人気があります」(石川さん)。博物館では常時2,500点ほどの貯金箱を展示しているが、所蔵しているものを順次見せるために、年間スケジュールで特別展も行っている。2012年は「招き猫貯金箱展」や「世界の珍品貯金箱展」などを企画し、10月は「貯蓄の日貯金箱展」を開催している。数ある貯金箱の中でも注目したいのは、アンティークなもの、そして、日本では思いつかないような素材で作られたものだ。日本では、ブリキなどの金属やプラスチック製のものがほとんどである。しかし世界には、ヤシの実や毛布、紙、ゴム、ガラス、竹など、思いもかけないようなもので作られた貯金箱もあるのだ。貯金箱はただお金を預けるだけの道具だと侮っていた人は、ぜひこの博物館に足を運んでもらいたい。世情やお国の特性などが、これら貯金箱を通しておしはかることができるのだ。実物に触れ、ちょっと懐かしいマネーなひと時を楽しんでみるのも面白そうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日ゆうちょ銀行はこのほど、長期間、預入や払戻しなどの利用がない貯金の取り扱い概要を、ホームページで発表した。2007年9月30日以前に預け入れした定額郵便貯金、定期郵便貯金、積立郵便貯金については、満期後20年2カ月を経過しても払戻しの請求などがない場合は、旧郵便貯金法の規定により権利が消滅する。ゆうちょ銀行では、満期の際には早めに手続きをするよう呼びかけている。2007年9月30日以前に預け入れした通常郵便貯金、通常貯蓄貯金については、2007年9月30日の時点において、最後の取扱い日から20年2カ月を経過していない場合は、そのほかの金融機関と同様、最後の取扱い日から10年が経過すると「休眠口座」として預かり、利用者から払戻しの請求があれば支払う。なお、2007年9月30日の時点において、最後の取扱い日から20年2カ月を経過している場合は、旧郵便貯金法の規定により既に権利は消滅している。また、2007年10月1日以後に預け入れした貯金については、最後の取扱い日または満期日から10年が経過した場合は「休眠口座」として預かり、払戻しの請求があれば支払うとしている。ゆうちょ銀行では、上記に心当たりがある場合は、早めに近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口で払戻し等の手続きをするよう呼びかけている。なお、取扱いの状況によっては、手続きに日数を要する場合があるという。また、住所や名前に変更があった場合には、満期の際などに案内が届かないことがあるので、早めに近くのゆうちょ銀行または郵便局の貯金窓口に変更の届出を行う。詳細は同行Webサイトまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月27日いつもケチケチしていて、趣味や娯楽にすらお金を使わない同僚を見つけると、「アイツ、いくら貯金しているんだろう?」と意地悪な気持ちを抱いてしまいませんか?そもそもみんなはどのぐらい貯金しているのでしょうか?自分の貯金額って人にあまり知られたくないと思いますが、無記名でアンケートをとってみました。598人の20代、30代の社会人男女(男性212人、女性386人)に、短刀直入に聞いてみました!調査期間:2010/9/9~2010/9/13アンケート対象:COBS ONLINE会員有効回答数 598件(ウェブログイン式)【ぶっちゃけた話、貯金っていくらぐらいありますか?】・0円。まったくなし……38人・1円~50万円……145人・51万円~100万円……75人・101万円~200万円……109人・201万円~300万円……61人・301万円~500万円……83人・501万円~700万円……34人・701万円~1,000万円……25人・1,000万円以上……28人「1円~50万円」、「101万円~200万」に回答が集中し、全体の6割の方の貯金額は「200万円以下」ということでした(一安心)。この不況の世の中ですから、貯金をしようと思ってもなかなかたまらないのが現状ですよね。しかし、少数ではありますが「1000万円以上」というツワモノも。これが世に言う格差社会ってやつでしょうか。1000万円もあったら、口座の残高を見るのが楽しくなりそうですね。「金は天下の回りもの」とも言いますし、あまり貯金にこだわってケチケチしてしまうのもアレですが、正直に言ってうらやましいです。続いて、「あなたにとって貯金とはどんなものですか?」と聞いたところ、「いざというときに必要」、「安心」、「将来のためのもの」、「老後の資金」などの答えが多く聞かれました。保険のようなものでしょうか。私たちは無意識のうちに、貯金したお金で未来への安心感を買っているのかもしれませんね。具体的な使い道としては「結婚資金」、「マイホーム購入資金」などが挙がりました。また、「趣味」という回答も多く見られました。以前「貯金が趣味」と言っていた女友達が、「増えていく貯金残高を見ながらニヤニヤするのが至福の時間」なんて言って笑っていたことを思い出しました。彼女はちょっと変わり者かもしれませんが。そのほか、「一種のステータス」、「どんどんためていきたいけど減る一方のもの」、「やりたいことを実現させてくれるもの」、「我慢のたまもの」、「自由に生きるためのツール」、「生命線」などという答えも。中には、「デフレだからためても意味がない」なんて貯金に否定的な回答もありましたが。この方の貯金額は、もちろん「0円。まったくなし」ということでした。いろんな意見がありますね。皆さんの人生観や環境によっても「貯金」の意味は変わってくると思いますが、やっぱり「あるにこしたことはない!」というのが大多数一致の意見のようです。さて私も、無駄遣いを減らして貯金を頑張ろうっと!(桜まゆみ+プレスラボ)【関連リンク】【ランキング男性編】毎月の貯金額ランキング【コラム】20代の貯金額は「20万円未満」が21.8%、「200~500万円」が20.1%と二極化【コラム】結婚準備ができてない男って、どうなんですか?20代女性緊急座談会
2010年10月09日結婚・育児・老後……将来に向けコツコツためる女性多し将来のことや、大きな買い物をしたいときのことを考えて、まとまった金額の貯金をしておきたいと思っている社会人は多いのではないでしょうか。しかし、限られた収入の中でどれだけ貯金に回わすかというのは思案のしどころ。今回は女性451名に、毎月の貯金額と今考えている貯金の使い道について尋ねてみました。>>男性編も見るQ.毎月の貯金額を教えてください(単一回答)1位3万円~5万円未満21.3%2位1万円~3万円未満20.0%3位5万円~7万円未満17.3%4位貯金していない9.5%5位7万円~9万円未満 8.0%5位9万円~11万円未満 8.0%■将来の生活のための貯金派……・「結婚式のためのお金」(23歳/公益法人/総務)・「子どもの将来のため」(29歳/金融/財務)・「将来、年金だけで生活できるかどうか不安だから」(27歳/商社/秘書・アシスタント)・「仕事が途切れたり病気にかかったときのため」(23歳/マスコミ/マーケティング)・「万が一結婚できなかったときのため」(23歳/法務/秘書・アシスタント)・「早く仕事を辞めて、貯金で生活したい」(28歳/損保/営業)■自己投資のための貯金派……・「資格取得や趣味など」(27歳/食品/その他)・「留学資金やスキルアップのため」(25歳/広告/財務)・「将来、結婚・育児が落ち着いたときに自分の好きなことをできるように」(26歳/金融/秘書・アシスタント)■夢に向けての貯金派……・「喫茶店開業」(27歳/鉄鋼/総務)・「マイホームや車などの購入のため」(26歳/機械/総務)・「親を海外旅行につれていく」(24歳/IT/SE)・「海外移住。ヨーロッパで生活したい」(24歳/医療/秘書・アシスタント)■ためることに生きがいを感じる派……・「貯金することそのものが目的。特に使い道は決めていない」(23歳/金融/金融系専門職)・「貯金が趣味。お金がないと生きていけないから」(25歳/金融/営業)総評毎月3~5万円程度をコツコツためていくというタイプが最も多く、使い道で「結婚のため」と答えた女性は男性よりも多く見られました。また、「将来、年金だけで生活できるかどうか不安だから」という回答もあり、現行の年金制度の存続に疑問を投げかける声もありました。一方で、約10人に1人は貯金をしていない、あるいは貯金ができていないことも発覚。生活費で手一杯となってしまう給料の少なさを嘆く声も聞かれました。(文・大谷連太)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性451名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコレって自分だけ?気になる他人の価値観を知りたい方はコチラ「今から始めないとマズい?20代の結婚とお金の真実」【女性編】20代のうちに貯金しておきたい金額ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年08月05日明るい未来へ希望を託す一方、将来に対する不安から貯金する男性も……厚生労働省が2007年に行った調査によると、20代世帯主の平均貯蓄額は約181万円でした(厚生労働省平成19年国民生活基礎調査より)。個人によりバラつきはありそうですが、あまり景気の良くない今の世の中、毎月コツコツ貯金をしている人も多いのではないでしょうか。今回は男性188名に、毎月の貯金額と貯金の使い道について聞いてみました。>>女性編も見るQ.毎月の貯金額を教えてください(単一回答)1位3万円~5万円未満22.3%2位1万円~3万円未満20.2%3位5万円~7万円未満16.5%4位貯金していない11.2%5位9万円~11万円未満9.6%■買い物や消費のために……・「海外旅行」(26歳/IT/SE)・「車を買う」(22歳/自動車関連/エンジニア)・「新築一戸建てを現金で購入するため」(28歳/ソフトウェア/プログラマー)■結婚・老後のために……・「結婚と、その後の生活」(22歳/金属/エンジニア)・「新婚旅行」(23歳/電気/営業)・「結婚に向け必死で貯金してます」(27歳/情報/プログラマー)・「老人ホームに入る」(26歳/IT/研究開発)■投資・借金返済のために……・「株式投資」(24歳/電気/財務)・「将来事業をしたいのです。夢の夢ですが」(28歳/教育関連/営業)・「借金返済」(24歳/建築/人事)・「親に返す」(24歳/教育関連/研究開発)■万が一のときのために……・「失業したときに食いつなぐ資金」(26歳/機械/マーケティング)・「親兄弟が病気になったときに使う」(24歳/精密機器/設計)■漠然とした将来のために……・「とりあえずためておいて損はないという感覚」(23歳/学校/システム)・「なんとなく不安だからためている」(28歳/土木/研究開発)総評毎月の貯金額は男女ともにほぼ同じ結果となりました。結婚資金にするという声も多く見られましたが、それに劣らず多かった意見がマイホームの購入。現金一括払いからローンの頭金までとプランはさまざまですが、多くの20代男性が「持ち家」に憧れているようです。夢のある目的が並ぶ一方で、「なんとなく不安だから」という意見も多数あり、明確な目的はなくても余ったお金は保険のつもりでためておくという傾向も見られました。(文・大谷連太)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性188名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコレって自分だけ?気になる他人の価値観を知りたい方はコチラ「今から始めないとマズい?20代の結婚とお金の真実」【男性編】20代の内に貯金しておきたい金額ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年08月05日貯金していそうなのは、都会出身者&北国出身者金銭感覚は人それぞれ。皆さんの周りには、ブランドものや流行ものが大好きな浪費家もいれば、無駄なものは一切買わないという倹約家もいるのではないでしょうか。倹約家のあの人は、一体どのくらい貯金があるのだろう?そんな風に思っても、なかなか聞けるものではありませんよね。では、あくまでもイメージとして、貯金している人が多そうな出身地はどこなのでしょうか。20代女性676名に聞いてみました。>>男性編も見るQ.貯金している人が多そうな出身地を教えてください(複数回答)1位東京都17.5%2位大阪府13.9%3位青森県13.8%4位北海道13.2%5位愛知県12.0%■「東京都」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「給料が高い=貯蓄が多いというイメージがあるから」(20歳/小売/販売)・「大企業が集まっているので、会社経営者などのリッチな人も多いはず」(25歳/アパレル/販売)・「物価が高いので、金銭的に余裕のある人が集まっていると思う」(22歳/IT/経営・コンサルタント)・「給料が高いと思うので、その分たくさん貯金できそう」(28歳/医療/その他)・「マネー管理への意識が高そう」(26歳/IT/プログラマー)■「大阪府」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「値切るのがうまく、貯金に回せそう」(21歳/官公庁/その他)・「金銭感覚がしっかりしてそう」(22歳/IT/SE)・「商人の町だから、お金に厳しそう」(24歳/金融/営業)・「『儲かりまっか』という言葉から連想して、節約家のイメージがある」(26歳/電気/研究開発)■「青森県」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「遊ぶ場所が少なさそう」(22歳/金融/秘書・アシスタント)・「なんとなく真面目なイメージ。お金に対しても、きちんとしていそう」(25歳/金属/秘書・アシスタント)■「北海道」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「知り合いが実際にそう。若いのにビックリするくらい貯金している」(27歳/不動産/秘書・アシスタント)・「土地が広く、地主とかたくさんいそう」(24歳/小売/販売)■「愛知県」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「見栄っ張りでお金持ちのイメージがある」(22歳/生保/営業)・「金の使いどころを心得ていて、そのために貯めるイメージがある」(22歳/小売/販売)総評貯金していそうな出身地として多くの20代女性があげたのは、「東京都」、「大阪府」などの都会でした。「東京都」は単に「お金持ち」のイメージが強いようでしたが、「大阪府」については「商人気質」を理由とする回答が多く見られました。また、都会以外に多かったのは「北海道」や「青森県」などの北国でした。厳しい自然環境と倹約思考は関係があると考える人が多かったようです。今回の調査は、あくまでも20代女性のイメージを尋ねたものですが、“女の勘”は鋭いもの。大いに参考になるのではないでしょうか。(文・高木亮介)調査時期:2010年5月26日~6月4日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性676名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクユニークで“おいしい”和牛オーナー制度って?【女性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング飲み会でいちばん会話が盛り上がるのは「○○県出身者」!?完全版(画像などあり)を見る
2010年07月08日「もともとお金持ち」、「収入が多そう」な都会出身者は貯金してそう目立った趣味もなさそうだし、酒もタバコも口にせず。一体何にお金を使っているのか不思議になってしまう。そんな、いかにもたくさん貯金していそうな人は、周りにいませんか?そういう人には是非とも貯金額を聞いてみたいものですが、よほど親しい友人でもない限り、聞けない場合が多いですよね。では、想像する限りにおいて、どの都道府県出身者が一番貯金していそうでしょうか。今回は、貯金していそうな人の出身地について尋ねてみました。>>女性編も見るQ.貯金している人が多そうな出身地を教えてください(複数回答)1位東京都22.7%2位大阪府13.3%3位富山県10.2%4位愛知県9.8%4位北海道9.8%■「東京都」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「高収入の人が全体的に多いように感じる」(29歳/医療/その他)・「地価がすごく高いのに住んでいるということは金持ちが多いと思う」(29歳/運輸/総務)・「地方と比較して、東京の人はお金に余裕がありそう」(27歳/卸/営業)・「現実的な人が多そう」(23歳/精密機器/総務)・「都心は、ある程度お金持ちでないと住めない気がする」(23歳/金融/営業)■「大阪府」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「値切りの文化があるので、その分お金も貯まりそう」(24歳/IT/SE)・「お金に対してシビアな考え方をもっている人たちが多そう」(26歳/官公庁/その他)・「大阪人は、良い意味でも悪い意味でもお金に細かいところがあるので貯金もしていそう」(26歳/IT/サービス)・「節約家のイメージがある」(29歳/団体/その他)■「富山県」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「一戸建てを建てて貯金もしっかりしているイメージ」(27歳/その他/クリエイティブ)・「持家率や貯蓄率が高いと聞いたことがある」(23歳/学校/その他)■「愛知県」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「結婚式にたくさんお金を使うそうなので、そのために貯金しているはず」(23歳/IT/営業)・「堅実派が多いと思う」(23歳/運輸 /その他)■「北海道」出身者の金銭感覚or金銭状況に対するイメージ……・「寒いから家にこもってお金を使わなさそう」(26歳/農業)・「娯楽が少なく、お金を使わなさそう」(26歳/自動車関連/研究開発)総評貯金していそうな人の出身地としては、「東京」や「大阪」などのいわゆる都会をあげた人が多かったようです。その理由を見てみると、「もともとお金持ち」、「収入が多そう」といったイメージが強いようでした。また、都会とは逆に「北海道」などの自然豊かな地方出身者をあげた人も少なくありませんでした。理由としては、「出費が少なさそう」といった意見が多数見られました。全体的には、あくまでもイメージとして解答した人が多かったようですが、3位の「富山県」については「持家率」や「貯蓄率」という客観的な理由をあげる人もおり、それなりに信ぴょう性はありそうです。(文・高木亮介)調査時期:2010年5月26日~6月4日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性264名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクユニークで“おいしい”和牛オーナー制度って?【男性編】「付き合ったら楽しそう!」な人の出身地ランキング飲み会でいちばん会話が盛り上がるのは「○○県出身者」!?完全版(画像などあり)を見る
2010年07月08日今までに、「節約貯金をしたことがあるか」を聞いたところ、「ある」と回答したのは31.3%だった。なお、ここでは金融機関以外のタンス貯金などの貯金を「節約貯金」として聞いた(図1)。図1:節約貯金をしたことがありますか?以下、「節約貯金をしたことがある」という312名の回答をまとめた。どんな貯金をしているかを聞いたところ、最も多かったのは「小銭貯金」で中でも「500円玉貯金」を挙げる人が多かった。方法としては、「500円玉を見たら即貯金」、「お釣りをなるべく500円玉でもらえるようにする」など意識的に500円玉を集める人が多かった。また、それ以外の小銭では「寝る前に、財布の中の50円以下の小銭を貯金箱へ入れる」や「気づいた時に財布にある小銭を貯金」といった回答が多く、「500円よりも無理なく続けられる」という声が多く見られた。その他の節約貯金の方法では、交通機関を使わず移動してその分の交通費を貯める「交通費貯金」や、飲み物を買ったつもりなどで、貯金する「つもり貯金」が多く、中には、偶然新札が財布に入ったら貯金する「新札貯金」といったユニークな貯金もあった。節約貯金でいくら貯められたかを聞いたところ、最も多かったのは「10万円以上」で26.0%、次いで「1万~3万円未満」24.7%、「3~6万円」20.5%となった。最も多く貯めた人は「600万」だった(図2)。図2:節約貯金でいくら貯めましたか?最後に、節約貯金をして良かったこと、悪かったことをそれぞれ聞いた。良かったこと実家に帰る際の、交通費に使えたので良かった。(女性/25才/年収300~400万円未満)節約する習慣が身についた。(女性/28才/年収200~300万円未満)お財布の中身を把握できるようになった。(女性/22才以下/年収200万円未満)少しずつでも地道に続ければ結構貯まるので嬉しくなる。(女性/29才以上/年収200万円未満)貯金に対する意識ができたこと。自分が今までかなり浪費していたのを再確認させられた。(女性/26才/年収300~400万円未満)財布の中にお金がなくても、家の中にお金があるので、深夜に気軽にコンビニに行ける。(女性/29才以上/年収300~400万円未満)大きい金額になったらそれを貯金に回して貯蓄額が一気に増えるのがうれしい。(女性/28才/年収200~300万円未満)急な出費でも安心して支払えた。(女性/25才/年収300~400万円未満)500円玉貯金をして3カ月で5万溜まったが、全く貯金をしている感覚はなく負担がなかった。(女性/25才/年収200~300万円未満)すでに使ってしまったものとして気づかないうちに貯まっているので貯金をするときに臨時収入の気分になること。(女性/28才/年収400~500万円未満)悪かったこと500円を無理やり集めたために、逆に金欠になった。(女性/24才/年収200~300万円未満)貯金重視になりすぎて、普通に使えるお金が減った。でも貯金のペースは崩したくないと思って無理をしてたら、お金がないから遊ばなくなり、つまらない生活になってしまった。(女性/28才/年収200~300万円未満)貯金箱に入れすぎて、財布がスカスカになってしまいお店で会計に困ったことがある。(女性/26才/年収200~300万円未満)家計簿をつけたところ、お金を節約しようとしすぎて買い物自体が苦痛になってきた。(女性/25才/年収200万円未満)あと数円あれば小銭で支払えたのに、前日に貯金してしまっていたのでお札を出すことになる、ということが多々あった。(女性/26才/年収200~300万円未満)本当にお金がないときにすぐにそこからお金を使ってしまって貯まらなくなったとき。(女性/28才/年収400~500万円未満)ここまで貯めたんだからと、使わないようにする意識が働き、折角貯めたのに何を買うのにも使えなくなった。(男性/22才以下/年収300~400万円未満)COBS ONLINE会員アンケート「節約貯金についてのアンケート」より抜粋(期間:2009年10月14日~10月21日、節約貯金している:312名)完全版(画像などあり)を見る
2009年11月11日COBS ONLINEの男女会員1,020名に対して、2009年7月14日から7月24日にかけて「積み立て貯金に関するアンケート」を実施した。「現在、積み立て貯金を行っているか」を聞いたところ、「はい」と回答した人は全体の34.2%で349名で、男女比は男性87人、女性262人であった。以降、「現在、積み立て貯金をしている」と回答した349名の回答を調査する。「毎月いくら積み立てているか」と聞いたところ、「5~10万円未満」が一番多く26.6%、次いで「3~5万円未満」が22.6%となった。一方、「10万円以上」と回答した人も6.6%存在した(図1)また、「何の積み立てをしているか」を聞いたところ(複数回答)、「貯蓄型の積み立て(定額貯金)」が40.7%、「会社の積み立て(財形貯蓄)」が37.1%と2つ合わせて全体の77.8%を占める結果になった(図2)。「どのくらいの期間積み立てをしていますか?」について聞いたところ、「0~1年未満」が27.2%と一番多く、次いで「1~2年未満」が22.1%となった。また、「5年以上」と回答した人も13.2%いた(図3)。一方、「現在、総額いくら貯まっているか」と聞いたところ、「100~300万円未満」と回答した人が24.1%、「0~20万円未満」が30.4%となった(図4)。「今後、その積み立てを続けるかどうか」については「はい」と回答した人が圧倒的に多く90.0%となった(図5)。「今後、その積み立てを続けるかどうか」について「はい」と回答した人にその理由を聞くと下記のような回答が得られた。実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)/投信型の積み立て(株式累投など)住宅財形は税制上の優遇があるから。残ったお金で生活することは、自身の自立意識を促すことにつながるから(男性/O型/26歳/年収:500万円以上/茨城県/事務系専門職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)貯金では無理かと思い財形貯蓄にしました。安心できるので自分に合った方法だったと思います。(女性/O型/27歳/年収:400万~500万円未満/東京都/事務系専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)/会社の積み立て(財形貯蓄など)給料天引きだと、給料の初期値が低くなり、それに対応できるような生活を送るようになるので、結果、お金が良くたまると思うから。(男性/B型/24歳/年収:200万~300万円未満/岡山県/事務系専門職)実施している積み立て:保険の積み立て(養老保険など)/貯蓄型の積み立て(定額貯金など)/会社の積み立て(財形貯蓄など)/投信型の積み立て保険は、貯蓄もできるよう掛け捨てではなく満期にお金がほぼ戻ってくるものにしました。投資信託は日経が低いときに積み立てを開始。財形は天引きで貯蓄しやすいからしています。貯蓄は、普通預金においておくともったいないので。(女性/A型/24歳/年収:200万~300万円未満/京都府/営業職)実施している積み立て:投信型の積み立て(株式累投など)当時は株式バブルで余剰資金を投資するのがはやっていたから。定期預金もそれほど利率がよくなかったので選択肢に入れなかった。とはいえ個別の銘柄に投資するのは銘柄を勉強する時間がないから投信にした。(男性/B型/29歳/年収:300万~400万円未満/東京都/事務系専門職)実施している積み立て:デパートの積み立て1年で満期になってボーナスがもらえるので。その後も同じように貯めていけるけど、満期後の分のボーナスは出ない。(女性/O型/26歳/年収:400万~500万円未満/大阪府/技術職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)解約するのも面倒だし、良い制度だと思うので。今更、個人で選ぶより、会社の積み立てに乗っかった方が楽だと思うし、お得だと思うから。(女性/B型/27歳/年収:400万~500万円未満/東京都/技術職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)財形以外のお金は旅行や日々の生活費として消えていくので、財形だけは解約せず貯金し、将来いざという時のためにためておきたいから(女性/A型/23歳/年収:200万~300万円未満/大阪府/専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)とりあえず年金が心細いので、老後の資金にするから。また将来は海外へ移住する予定なので、その資金にも充当する予定。(男性/O型/30歳以上/年収:500万円以上/東京都/経営・コンサルタント系)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)具体的に何に使うか決めてないけど、仕事をやめるにしても転職するにしても、職を失ったとしても、結婚するにしても300万はためておきたいと考えているから。(女性/B型/26歳/年収:300万~400万円未満/千葉県/専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)将来留学をしたいため、毎月定期の貯金をすることにしている。手元に置いておくと使ってしまうし、銀行に預けることが安全だと判断した。(女性/O型/24歳/年収:200万円未満/岡山県/専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)春に引っ越し費用工面のために2年分の積み立てを解約したので、残高が一気に減ってしまった。そこで、これからはせめて50万円たまるまでは解約しないように続けていきたい。(女性/AB型/23歳/年収:200万円未満/千葉県/販売職・サービス系)実施している積み立て:投信型の積み立て(株式累投など)使う予定のないお金だから、ないものとして考えているため。もし相場が良くなれば、一部解約するかもしれない。(女性/A型/26歳/年収:400万~500万円未満/千葉県/専門職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)もともと会社の財形貯蓄を利用する気は無かったが、最低1口は必ず入らないといけないため、入ってます。(女性/A型/25歳/年収:300万~400万円未満/兵庫県/営業職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)年数指定定期なので(現在2回目)来年の期限が切れるまでは続ける。続けないと、解約金が発生してしまうので、もったいない。(女性/A型/27歳/年収:200万円未満/愛知県/事務系専門職)実施している積み立て:貯蓄型の積み立て(定額貯金など)使う予定もないので、知らないうちにたまっていき、たまに記帳してみると「たまってる」とうれしくなるので。(女性/B型/23歳/年収:200万~300万円未満/福岡県/専門職)実施している積み立て:会社の積み立て(財形貯蓄など)/デパートの積み立て利率がよかったから。自分が毎月一定の額を貯蓄しているとすぐに引き出してしまったので自分で安易に引き落とせないシステムにした。(女性/B型/27歳/年収:400万~500万円未満/愛知県/事務系専門職)COBS ONLINE男女会員へのアンケート「積み立て貯金に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年7月14日~7月24日、集計人数:1,020名のうち「現在、積み立て貯金をしている」という質問に「はい」と回答した349名)完全版(画像などあり)を見る
2009年08月07日COBS ONLINEの会員に対して、2009年6月2日から6月12日にかけて「貯金額」に関するアンケートを実施した(N=1,000)。■貯金をしている層は二極化傾向「現在の貯金額はいくらですか?」という質問をすると、「20万円未満」という回答が21.8%ともっとも多い結果となった(図1)。続いて「200~500万円未満」20.14%、「100~200万円未満」18.4%となり、貯金をしている層としていない層の差があることが分かった。なお、今回の結果では「家族と同居」と「一人暮らし」ではそれほど大きな差が出なかったが、「社宅・寮」に住んでいる人の方が「200~500万円未満」の枠を筆頭に、100万円以上の貯金額がある人計65.1%がもっとも多かった。一方、「友人等との共同生活」をしている人の貯金額は50万円未満の割合が計54.6%と多いが、これらの人々は金銭的余裕がないからこそ、ルームシェアをして家賃の負担を減らしているようである(図2)。毎月の貯金額を尋ねると、「4~6万円未満」が21.5%、「2~4万円未満」が20.4%とボリュームゾーンとなっている(図3)。また、まったく貯金していないと答えた人も11.0%いた。また、「目標とする貯金額はありますか」との問いには、61.0%の人が「ない」と答えている。(図4)。■貯金をする目的は、「いざというときのため」貯金をしている理由を尋ねると、「理由はとくになし」、「なんとなく」、「いざというときのために」などの表現が多く、漠然とした目的を挙げる回答が目立った。その他、具体的な目的を挙げた回答の中で多かったのは、「結婚資金」198件、「家を買う」61件等、「旅行」59件、「マンションを買う」10件、「留学」8件、などがあった。貯金をする目的をコメントで一部紹介する。●結婚資金。親に借りてまで結婚式をするのであれば、ちゃんと自立したことにならないと思っているため。(女性/25才/200~300万円未満)●将来、今より暮らし向きや給与がよくなるという確信が持てないから、何かあったときに困らないよう貯金をしている。あとは、結婚資金として。(女性/25才/400~500万円未満)●家を建てたいので、とりあえずの頭金くらいは作りたい。ただ、実際の費用がわからないので目標金額は適当に決めた。(女性/26才/200~300万円未満)●老後のバカンスのため。(男性/25才/500~600万円未満)●都内にマンションもしくは一軒家を買いたいから(女性/26才/700万円以上)●ちゃんとした生活を心がけようという自制心と、たまっていく感覚がうれしいから。(男性/24才/200~300万円未満)●マンションなどの大きな買い物をしたり、海外へ行ったり、ゆとりのある生活を幸せに過ごすため。(女性/23才/300~400万円未満)COBS ONLINE会員アンケート「貯金に関するアンケート」より抜粋(期間:2009年6月2日~12日、集計人数:1,000名)完全版(画像などあり)を見る
2009年06月24日