東日本高速道路(NEXCO東日本)では、NEXCO東日本管内の高速道路において、今年に入ってから死亡事故が激増しているとして、注意を呼びかけている。NEXCO東日本によると、今年に入ってから、NEXCO東日本管内の高速道路において44件の死亡事故が発生し、60人の命が失われている(8月8日現在、NEXCO東日本調べ)。この状況は、件数で前年同期比+15件(151%)、死亡者数で同+27名(182%)という同社発足以来、例のない深刻な状況になっている。同社では、こうした状況を受け、夏の交通混雑期を控え、死亡事故を減少させるため、今後さらなる交通安全啓発の取り組みを強化していく。死亡事故の要因としては、下記のキーワード・傾向が上げられるという。人と車の事故 : 事故発生時など高速道路上で、人が後続車に轢かれるケース停止車両 : 故障、渋滞後尾など、停止している車両へ衝突するケース車外放出 : シートベルトの未装着により、車外へ放出されるケースこれらに起因する死亡事故は、ドライバーのほんの少しの注意と行動で、死亡事故に至らずに済むケースも考えられるため、NEXCO東日本は、ドライバーに再度、注意して利用するよう呼びかけている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月15日JAF(日本自動車連盟)では、この夏の帰省最盛期を前に、同団体のWebページで「高速道路で事故や故障が発生したらどうすればいいのですか?」というノウハウページを公開中。JAFの公式サイト内「クルマなんでも質問箱」では、クルマと運転に関するノウハウを豊富に掲載している。渋滞や事故、故障が頻発するお盆時期に向け、事前にノウハウを学んできたい。記事では、高速道路で事故や故障が起き、クルマが停止してしまった際の、絶対に忘れてはならない避難手順などが解説されている。動画解説もあり、初めて高速道路を利用する人にも分かりやすい。詳細は「高速道路の事故や故障」解説ページへ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日高速道路を走っていると、普通自動車のほかに、重機などを積載した大型トレーラーや観光バスなど、さまざまな車両を見かけます。しかし、高速道路は一定の規格で作られているため、どんな車両でも自由に通行できるわけではありません。道路構造物を守り、交通の危険を防止するため、自由に道路を通行できる規格(幅、長さ、高さ、重さ等)の限度値(一般的制限値)が道路法の政令「車両制限令」により定められているのです。一般的制限値を超えてしまった車両(車両制限令違反車両)の通行は、道路に大きな損傷を与えたり、事故の際に重大な結果を招く危険性があります。そのため、やむを得ず、一般的限度値を超過する車両の通行には、事前に道路管理者に申請を行い、特殊車両通行許可が必要になります。車両制限令違反をすると、NEXCO各社より命令書が発行されます。さらに、命令書が発行された3カ月間で違反を繰り返すと、ペナルティ(ETC割引停止などの措置)が発生します。こうした罰則があるにもかかわらず、法令に違反した状態で道路を通行している車両が後を絶たないのが現状です。NEXCO東日本関東支社管内を例に挙げると、2010年度に取締で検問した約5800台のうち、車両制限令違反で措置命令されたのは約1800台に上り、その約半数は違反車両「総重量違反」でした。過去には総重量93tの車両が68t超過(一般的制限値25t)で車両制限令違反の措置命令を受けたケースもありました。NEXCO各社は、積荷を落下する恐れのある”積載不適当車両”の指導取締役も行っており、落下物による事故等を防ぐように努めています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月26日日本自動車連盟(以下、JAF)は、同連盟ホームページ内のWEBコンテンツ「JAFがおしえる運転のニガ手克服1・2・3」に高速道路の内容を追加し、このほど公開した。JAFは苦手運転を克服するための実技講習会、「JAFセンスアップ・ドライビングスクール」を全国で実施している。WEBコンテンツは多くの初心者ドライバーが苦手とする運転シーンを想定し、講習会を受講できない人にも手軽にコツをつかめるように制作。スムーズで安全に運転するポイントを3つに絞り、分かりやすく動画で解説している。今回は昨年公開した一般道路での運転シーンに加え、高速道路を利用する時の“ニガ手”ポイントである「合流・車線変更・ETCゲート」について詳しく紹介している。今回、レッスンを担当するのはJAFの実技講習会などでも講師を務めるベテランインストラクター。撮影はNEXCO中日本の協力を得て、開通前の新東名高速道路で実施したという。実際の高速道路を走行するドライバーの視点で撮影されたシミュレーションムービーとなっており、周囲の車との距離感や速度感などがつかみやすくなっている。このほか、車庫入れ・縦列駐車のコツを紹介するWebコンテンツ「JAFがおしえる車庫入れ・縦列駐車のあいうえお」も公開している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月12日NEXCO中日本とレンタルバイク事業を運営する「レンタルバイク キズキ」は、全国で初めて、高速道路の休憩施設でバイクをレンタルできる店舗「レンタルバイク NEOPASA清水」を期間限定で2012年7月21日にオープンする。「レンタルバイク NEOPASA清水」は、「レンタルバイクキズキ」のFC店としてNEXCO中日本が運営する。「昔乗っていたが手放してしまった」「新車購入前に一度試乗してみたい」「自宅からツーリングするには遠すぎる」などのニーズに応えるためのバイクの貸し出しサービスで、手ぶらで利用が可能。清水パーキングエリアのぷらっとパークに貸し出し・返却施設を設置し、受付はテナントとして店舗を構えるバイク用品の「KUSHITANI PERFORMANCE STORE」にて行う。NEOPASA清水は日本の中心に位置するため、各方面へのツーリングのスタートに便利な場所。関東はもちろん関西エリアからの集客、さらには海外からの需要にも応えていくという。「レンタルバイクNEOPASA清水」ではハーレーやドゥカティなど、さまざまな国内外の車種を20台用意。料金は車種によって異なり、4時間8,640円(HONDA VTR250の場合)から。営業期間は2012年7月21日~2012年11月30日まで(予約開始日は2012年6月29日)。営業時間は9時~20時。詳細はNEXCO中日本ホームページを参照。現在、電話(レンタルバイクNEOPASA清水 0120-819-147)で予約した先着10名に、レンタルバイク基本料金を50%OFFにするオープニングキャンペーンを実施している。※新東名高速道路より清水パーキングエリアに駐車しての利用は不可。一般道からぷらっとパーク利用。
2012年06月29日NEXCO東日本(東日本高速道路株式会社)は、2月13日から15日にかけて東日本地域(当社の営業エリア)の1都1道14県に住む1,000名を対象に、「高速道路のマナーに関する意識調査」を実施した。最も気になるマナー違反の第1位は「急な車線変更」という結果になった。最も気になるマナー違反についての質問では、「急な車線変更」と回答した人が26.2%で第1位。その後「無理な追越」(22.7%)、「あおり運転」(22.5%)と続く。性別と年齢別で詳しく見ると、男性では全年齢層で「急な車線変更」と「あおり運転」をあげる人が多く、「無理な追越」については60歳以上の方が35.5%と、他の年齢層を15ポイント近く上回った。女性では、「急な車線変更」が男性を10ポイント以上上回り、特に50歳代では44.2%と性別、年齢層別でも高くなっている。他人の行動ではなく、自分自身の行動について「思わずしてしまったマナー違反」についての質問では、第1位は「追越車線を走り続ける」の28.4%。この答えを選択した人の性別ごとの年齢構成をみると、男性の50歳代では43.1%、30歳代で38.5%の方が追越車線を走り続けるということが明らかに。女性では、「追越車線を走り続ける」を上げた人は男性と同様に各年齢ともに多いが、男性ほど顕著な傾向ではないという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日日本ユニシスはこのほど、新東名高速道路に設置される「電気自動車用急速充電システム」に充電インフラシステムサービス「smart oasis」(スマートオアシス)を提供すると発表した。同社の電気自動車(EV)、プラグイン ハイブリッド車(PHV)向け充電インフラシステムサービス「smart oasis」は、すでに東名高速道路の海老名サービスエリアなどに設置された電気自動車用急速充電システムに提供されている。これは国内初の事例となる課金、決済を含む運用サービスだ。4月14日に開通した新東名高速道路では、浜松、静岡、駿河沼津の各サービスエリアに電気自動車用急速充電システムが設置されたが、ここでも「smart oasis」が提供された。同システムは東名高速道路のほか、名神高速道路の多賀サービスエリアなど、これまでに15カ所で運用されている。新東名高速道路では前述のサービスエリアの上り、下りそれぞれに設置されているため、全国の設置数は21カ所まで拡充された。同システムを利用するには「利用者カード」の事前申込みか、「おサイフケータイ」「FeliCaカード」の事前要録が必要。「smart oasis」によって利用者認証や充電サービス管理、充電サービス利用料の課金、決済、ユーザーサポートサービスが可能となる。日本ユニシスでは全国の充電インフラの構築拡大をめざすとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月22日田畑の作物、民家や庭園、高速道路などを動物から保護する商品「ウルフピー」を輸入している有限会社エイアイ企画は、同商品の販売出荷量が6,000リットルを突破したことを発表した。同商品は、「動物は天敵の臭いのある場所に近づかない」という習性を利用し、田畑の作物、民家や庭園、高速道路などを動物から保護する目的で開発されたもの。約10ccから30㏄ずつ小型容器に小分けにし、動物から守りたい場所をブロックするように設置する。人にはわからない臭いだが、動物はそこに「オオカミがいる」と勘違いして近づかなくなるという。動物の本能に天敵の存在をはたらきかけるため、既存の忌避材に比べて動物が臭いに慣れにくいのも特徴とのこと。現在までに、農業関連だけでなく、全国のNEXCOやJR等で獣害対策の手段として多く活用されている。同商品はオオカミを捕食者とする、猿、イノシシ、鹿、タヌキ、ハクビシン、犬など被害をもたらすほとんどの哺乳類に対して効果が確認されているとのこと。また、食の安全に対する意識の高まりを受け、農林水産省JAS認定機関であるアファス認証センターより、「JAS有機適合資材」としての確認を受けている。動物対策の切り札として評価を受け、平成21年1月に全国販売開始以来、現在までに累計出荷量6,000リットルを突破したという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月19日郊外に足を延ばすと、のんびりした風景に似つかわしくない巨大な高速道路に出くわすことがよくあります。狭い日本ではありますが、この国土の中に総延長9,126.8kmもの高速自動車国道が整備されています。おおざっぱではありますが、東京からロサンゼルスまで直線距離で約8,800km。これよりも長い距離になります。この高速道路……、どれぐらいのお金があればできるものなのでしょうか?※国土交通省道路局■高速道路にかかるお金高速道路の建築コストはおおよそ「1kmあたり53億6千万円」(平成17年国際建設技術協会の調査)と試算されています。建築コストには、「工事費」と「用地費」が含まれているもの。山地が多く人口密度の高い日本の建築コストは、諸外国と比較して高いと言われています。1kmの高速道路を建設するのに必要な費用が53億6千万円と聞いてもあまりピンときませんが、日本人の人口を1億2,800万人とした場合、国民一人が42円ずつ出し合えば1kmの高速道路ができるという計算になります。とは言え個々の高速道路によって事情は異なるもの。ちなみに2,012年4月14日に一部開通する新東名高速道路、御殿場JCT~三ヶ日JCT間(約162(18))の総工費は約2兆5,000億円。1kmあたり154億円。国民一人ずつがお金を出すとしたら1kmあたり約120円必要になります。また、平成9年に開通した東京湾の中央部を横断する「東京湾アクアライン」は延長約15kmながら、建設費は約1.4兆円。コストが高いのは、日本一長い橋「アクアブリッジ」(4,424m)と海底トンネル、2つの人工島から構成されているため。少し乱暴ですが1kmの建設費は国民一人あたり729円に換算されます。■橋、トンネルにかかるお金多くの高速道路がそうであるように、山、川、海に囲まれた日本の高速道路を建設するには、橋やトンネルが欠かせません。長大トンネルの一つ「関越トンネル」(11,055m平成3年全線開通)は建設費が630億円、「飛騨トンネル」(10,710m平成20年開通)が約1,000億円。また、本四連絡橋にかかるそれぞれの橋にかかった建設費は・明石海峡大橋(平成10年開通)5,000億円・瀬戸大橋(昭和63年開通)8,200億円・来島海峡大橋(平成11年開通)2,800億円これほどの規模ではありませんが、東京の「レインボーブリッジ」は1,281億円、横浜の「ベイブリッジ」が800億円と言われています。参考:JB本四高速:お問い合わせ:本州四国連絡橋について百、千、万、単位のお金であれば現実感もありますが、億、兆の単位になると想像力すらかきたてられにくいものです。とは言え税金が投入される公共事業。日常生活には縁遠い単位であっても億、兆という単位の数字に日々接することによって、その規模感が少しずつ養われていくかもしれません。(文/森眞奈美)■執筆者 プロフィール森眞奈美(もりまなみ)サンダーバード国際経営大学院にて国際経営学修士号取得後、米国系再保険会社に入社。退社後ライター業をしながら、AFPを取得。現在は「保険」、「クレジットカード・電子マネー」、「ライフプランニング」などマネーに関するコラムを雑誌やWebで執筆中。
2012年03月31日昭文社は15日、二輪ライダー向けの道路地図「ツーリングマップル」の全日本版を発売する。これまでは地域版のみで、全国版を発行するのは初めて。遠方へのツーリングでも複数の地図を持つ必要がなくなる。ツーリングマップルは発売から20年余りになる道路地図の定番で、ライダーだけでなく自動車や自転車で旅行をする人にも圧倒的な支持を受けている。掲載されているすべての道路をバイクで実走して取材し、コメントやおすすめコース、絶景ポイントなどを記載しているのが特徴だ。情報量が多いだけにこれまでは北海道、東北、関東甲信越といった地域ごとに分けて発行されていたが、ロングツーリングではこれらの地域をまたぐことも珍しくなく、複数の地図を持たなければならなくなる欠点があった。初の全国版では地図の縮尺を40万分の1にすることでコンパクトなサイズのまま全国をカバーした。また、地図だけでなくベテランライダーが選定した「全国おすすめツーリングコース100」を掲載。旅行のプランニングに役立つ。また、各地域版のマップルと連動して使えるよう、各図の左右にそのページがどの地域版の収録範囲であるかが一目でわかるようになっている。「ツーリングマップル全日本」は地域版より一回り小さいA5版でページ数は232ページ。巻末に全国高速道路網図、高速料金検索QRコード、長距離フェリー運賃表を収録。価格は1,680円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月14日安全の運転のためには見過ごすことのできない、道路標識。車の免許を持っている方なら、一度は自動車教習所で習ったのではないでしょうか(まぎらわしい標識もあったりで苦労したものですが……)。もちろん日本だけではなく、世界にもたくさんの標識があります。きっとその国独自の標識があるはず!というわけで、どんなものがあるのか、ちょっと見ていくことにします。手書きイラストでご紹介いたします。【拡大画像を含む記事】■(1)中国(速度落とせ)漢字の「慢」が中央にドーンと描かれています。辞書などによれば、この「慢」とは「心がゆるんでいる」とか、「他と比較して思い上がる」といった意味があるとか。「俺はこんな狭い道だって、ぐんぐんスピード出せちゃうくらいのテクを持ってるぜ!スゴいだろ~?」なんて、いうのは必要のない考えですよ、ということ言っているワケですね。まさに、心に語りかけてくる道路標識です。■(2)フランス(国立公園)ぐるぐると何かが渦を巻いています。「国立公園」という意味を知れば、大自然のうねり(雄大さ?)を表現しているようにも思えてきますが、一見したところは何かのイタズラ書きか、抽象画のようにも。芸術の国フランスということで、道路標識もアートだったりするのでしょうか。けっして、「鳴門海峡のうずしお」ではないです(念のため)。■(3)オランダ(事故の危険)このまま横転してしまいそうです。パッと見て、「危ない!」と思える、良い標識ではないでしょうか。もちろん、これは「事故の危険」を意味する標識で、「カースタント中」でもないし、「凄腕ドライビングテク」でもないです、ハイ。■(4)香港(風に弱い車両通行禁止)一方、分かりにくいのがこの標識。「風に弱い車両通行禁止」を意味する香港の標識なのですが、これはもはや「ただそこにある車」。「風に弱い車両」を完全な無風状態で描いているところがある意味、前衛的です。逆にこういう標識の方が、一度覚えたら忘れないのかもしれませんが。■(5)インド(フェリーが川を横断する場所)これは「フェリーが川を横断する場所」を意味する標識。インドと言えば、ガンジス川。渡るんでしょうね、ガンジスを、ここから、スイスイと。インドのフェリーはこの手漕ぎボート的なものを指すのでしょうか。車を載せたら、ブクブクと水に沈んでしまいそうなところが気になります。またこれは、「ようかんをいただきます」とかでもありません。そもそも、「ようかんをいただきます」が標識であるはずがないじゃないですか(もうこの話はやめましょう)。■(6)スイス(発砲音に注意)昔ながらの砲台が描かれています。軍事演習などが行われるような地域にあるんでしょう。けっして、「耳かきをしている人がいます」とかではないので、間違えないようにしてくださいね(間違えないか)。標識の意味が分からないと、事故の危険性も高まります。海外で運転をする方はもちろん、国内の運転でも、意味を取り違えて事故を起こしてしまわないよう、あらためて標識のアレコレをおさらいしておくのもいいかもしれません。また、運転に慣れてくると、「保険に入っているし大丈夫!」なんて、つい気を緩めてしまいがち。教習所で標識の勉強をするように、まずは保険も基本から見直しておくことが大切です。何ごとも万全の状態にした上で、快適なドライブを楽しみたいですね。(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】彼の車が●●だったら。女子に聞いたテンション上がる車ランキング!!クルマor電車?モテる旅行プランはどっち?美味しすぎるガソリンスタンドの使い方とは?
2010年09月17日