先日、公開45日間で興行収入275億円を突破し、『タイタニック』(1997年)を抜いて日本の歴代興行収入2位に躍り出た『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』。12月5日・6日(日)の週末で累計観客動員2152万5,216人、累計興行収入288億4887万5,300円となった。2019年に放送が開始されたTVアニメ「鬼滅の刃」の劇場版として、“無限列車”を舞台に主人公の竈門炭治郎たちの新たなる任務が描かれ、社会現象化している本作。12月5日(土)は観客動員:22万5,976人、興行収入:3億1901万3,550円、12月6日(日)は観客動員:23万9,874人、興行収入:3億3650万5,700円となり、公開8週目、52日間で累計観客動員2152万5,216人、累計興行収入288億4887万5,300円を達成、圧倒的強さを見せている(全国413館、IMAXシアター38館含む)。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 2020年10月16日より全国にて公開©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2020年12月07日102年前の史実「米騒動」に基づく“大痛快”エンタテインメント映画『大コメ騒動』より、主演・井上真央のクランクアップ時のコメント映像とメイキング写真が公開された。到着したコメント映像では、実際に撮影してみて「自分が想像してた以上の力強さがあって、すごい楽しみになりました」と完成に期待。また、「なかなか、あまり女優陣が真っ黒(日焼けメイク)になることがないくらい真っ黒になったけれど、一つ一つ楽しみながらできました」とふり返っている。メイキング写真からも、気合の入ったふん装、表情からも、女性たちの結束の力強さが感じられる。そして、富山弁で撮影されている本作。富山出身の室井滋は「関西の言葉とも東北の言葉とも違って難しい」と話しており、発音が独特な方言。本木克英監督は「井上さんは直すところがなかった」と絶賛しており、予告編でも少し見ることができる。本作は、富山出身の本木監督が約20年温め続けてきた題材から誕生。きっかけは、富山県黒部市出身の岩波ホールの総支配人・高野悦子(故人)から、「米騒動を映画化しなさい」と話しを持ちかけられたことだったそうで、また2008年に富山県で行われた「日本女性会議」で、本作にも出演している室井さんと対談した際には、富山が舞台の映画製作について背中を押されたという。さらに昨年、立川志の輔の寄席へ行った際、「私で良ければ協力させてほしい」という言葉をもらったそうで、まさに、“富山の縁”が結集。本編には室井さんと立川さんをはじめ、西村まさ彦、紫田理恵、左時枝、内浦純一ら富山県出身キャストが集結している。『大コメ騒動』は2021年1月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。※1月1日より富山県で先行公開(cinemacafe.net)■関連作品:大コメ騒動 2021年1月8日よりTOHOシネマズ日本橋ほか全国にて公開©︎2021「大コメ騒動」製作委員会
2020年12月07日現在公開中の稲垣吾郎&二階堂ふみW主演映画『ばるぼら』より、2人が演じる美倉とばるぼらの新場面写真が到着。本作の台湾公開も決定した。到着した場面写真は、荒れた部屋に佇む稲垣さん演じる美倉、別の顔を持つ二階堂さん演じるばるぼらの姿がそれぞれ切り取られている。11月20日よりR15+作品で79劇場での公開ながら、観客動員は3万人を突破し、初週の国内興行ランキング11位、実写作品としては4位の成績となった本作。イタリアのファンタ・フェスティバル最優秀作品賞の受賞に続き、プエルトリコのカリビアンファンタスティク国際映画祭にて監督賞を受賞。公式読本は重版が決定、予告編は約2か月で再生回数約180万を突破するなど、国内外で躍進を続けている。そんな中、12月18日より台湾上映が決定。手塚眞監督は「『ばるぼら』に会いに劇場へ来てくださった多くの皆さん、ありがとうございます。何度も足をお運びいただいている方々には頭が下がります。観客の皆さんこそが映画のミューズとして、この作品に幸運と大きな価値をもたらしてくれています!」と感謝を述べ、「いよいよ台湾を皮切りに、海外での劇場上映が動き出しています。『ばるぼら』のパワーでコロナを吹き飛ばせるように祈りつつ、世界の女性に捧げるこの”究極の純愛ファンタジー”をさらに楽しんでいただけることを願っています」とコメントを寄せている。『ばるぼら』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ばるぼら 2020年11月20日よりシネマート新宿、ユーロスペースほか全国にて公開Ⓒ2019『ばるぼら』製作委員会
2020年12月05日完結編となる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開に先駆けて、1998年に劇場公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』の期間限定上映が決定した。本作は、『シト新生』(1997年3月15日公開)と『Air/まごころを、君に』(1997年7月19日公開)、その両作を組み合わせて1998年3月7日に再公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』本来の形ともいえる作品。「EVANGELION:DEATH(TRUE)2」は、TVシリーズの第壱話から第弐拾四話を再構成、一部新作を加えた総集編となっており、また「Air/まごころを、君に」はTVシリーズ最終2話を本来の形とした劇場用新作。近年では、2014年の東京国際映画祭特集上映「庵野秀明の世界」内でイベント上映されたが、初上映から23年経ったいま、改めて映画館で蘇る。なお、上映は「新世紀エヴァンゲリオンBlu-ray BOX NEON GENESIS EVANGELION Blu-ray BOX」に収録されたHDマスターを元にしたDCP上映となる。『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に』は2021年1月8日(金)~22日(金)全国5大都市ほかにて期間限定上映。『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は2021年1月23日(土)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シン・エヴァンゲリオン劇場版 2021年1月23日より公開
2020年12月04日菜々緒や渡辺直美が参加することでも話題の前後編2部作連続で公開される劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』。この度、6戦士の変身シーンを集めた特別映像が到着した。特別映像では、月野うさぎがスーパーセーラームーンへ変身する場面をはじめ、スーパーセーラーマーキュリー(水野亜美)、スーパーセーラーマーズ(火野レイ)、スーパーセーラージュピター(木野まこと)、スーパーセーラーヴィーナス(愛野美奈子)、スーパーセーラーちびムーン(ちびうさ)といった、セーラー6戦士たちが美しく変身!冒頭、「みんなを守ってみせる。私たちが戦わなくちゃ」と決意するうさぎとちびうさ。映像内では、それぞれの胸に秘めた“夢”が語られる。普通の女の子として叶えたい夢と、セーラー戦士として果たしたい夢――。それぞれがひとつになったとき、より一層パワーアップしたセーラー戦士へと変わっていくのだ。そして名シーンのラストは、スーパーセーラームーン&スーパーセーラーちびムーンの「月にかわっておしおきよ!」の決めポーズも収められている。劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』《前編》は2021年1月8日(金)より全国にて公開。劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』《後編》は2021年2月11日(木・祝)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」前編 2021年1月8日より全国にて公開©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会劇場版「美少女戦士セーラームーン Eternal」後編 2021年2月11日より全国にて公開©武内直子・PNP/劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」製作委員会
2020年12月04日12月4日(金)本日公開を迎えた、秦建日子の小説を佐藤浩市、石田ゆり子、西島秀俊、中村倫也ら豪華キャストたちで映画化した『サイレント・トーキョー』。この度、公開初日記念として、邦画史上類を見ない大規模撮影の様子が映し出された特別映像が到着した。クリスマス・イブの東京を舞台にした本作。未曽有の衝撃的な事件が、空前のスケールで描かれていく。今回到着した映像では、足利市に建設されたほぼ原寸大のオープンセットで総勢1万人のエキストラを動員して行われた渋谷スクランブル交差点の撮影の様子が映し出されている。実際のセットはグリーンバックに囲まれており、交差点周辺の街並みは全て合成。この渋谷スクランブル交差点のシーンをはじめ、クライマックスとなるレインボーブリッジでのシーンのCG合成が施される様子も確認することができる。広瀬アリスは「セットが大き過ぎてびっくりしました」と驚きをみせ、中村さんは「エキストラさん延べ1万人以上参加していただいた方々が裏主役」と話す。また佐藤さんは「自分が想像していた以上」と語り、西島さんはエキストラを含め「みんなでイメージして、共有して撮影していたんです」と撮影をふり返っているなど、キャスト陣の貴重な証言も盛り込まれている。『サイレント・トーキョー』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:サイレント・トーキョー 2020年12月4日より全国にて公開Ⓒ2020 Silent Tokyo Film Partners
2020年12月04日南勝久の人気漫画を、岡田准一主演で映画化する第2弾『ザ・ファブル殺さない殺し屋』より、見どころを60秒にぎゅと詰め込んだスペシャル映像が公開された。今回到着した映像は、劇中シーンはもちろん、メイキングやキャストインタビューをも盛り込んだ、まさにスペシャルな1本だ。「“日本映画では見た事ない画”がテーマ」と語る岡田さんが、ファイトコレオグラファーとしてアクションシーンの殺陣を自ら作り出し、日本映画の限界を超える数々のアクションを展開。団地をまるごと貸し切って作り出した「団地パニック」や、壁と壁の隙間で繰り広げられる超難関アクション、暴走車とのカーアクションに、フィジカルバトルと盛りだくさん。さらに、前作ではなかった相棒・ヨウコ(木村文乃)の本格的アクションも本作では登場しており、岡田さんから指導を受けた木村さんが「100回くらい”セクシーに”と言われました」と話す、凄腕の殺し屋・鈴木(安藤政信)とのバトルも見逃せない。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル殺さない殺し屋 2021年2⽉5⽇より全国にて公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会
2020年12月04日主演・佐藤健×監督・大友啓史のタッグで贈るシリーズ最新作『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』がついに再始動!『The Final』が来年4月23日(金)、『The Beginning』は6月4日(金)から公開されることが決定した。最終章となる今作は、7月3日、8月7日に公開される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、5月に公開延期を発表。その際、“2021年ゴールデンウィークに2部作連続で公開”とアナウンスされていた。そんな本作の新公開日がついに決定。2021年、本作は完結を迎える。さらにこの決定と合わせて、新映像“特報2”が到着。大勢の敵の前で見せる剣心の壁走りや、シリーズ最恐の敵・縁との一騎打ちのシーンも登場しており、短いながらも強烈なインパクトを与える映像となっている。また、“未来はここから始まる”というコピーが書かれた新たなポスタービジュアルも公開され、『The Final』で描かれる“未来”、十字傷の謎に迫る『The Beginning』で描かれる剣心の“原点”と、2部作で描かれる本作の始まりと未来が表現された。いまの日本にも剣心たちと同様、この先にも道が続くことを感じてもらいたい、これから始まる新たな未来を仲間と共に作り上げたい、という思いが込められている。『るろうに剣心 最終章 The Final』は2021年4月23日(金)より全国にて公開。『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は2021年6月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2021年4月23日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2021年6月4日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2020年12月04日主演の大泉洋ほか、松岡茉優、宮沢氷魚、池田エライザ、斎藤工、中村倫也、木村佳乃、小林聡美、佐藤浩市ら超豪華キャストの共演で話題の『騙し絵の牙』。公開が延期されていた本作の新公開日が2021年3月26日(金)に決定、大泉さん自身の口からそれを伝えるスペシャル映像「未来で待つ男」も到着した。主人公の雑誌編集長・速水役には、本作の主人公としてあてがきされた国民的人気俳優の大泉洋。大泉さんと映画初共演で吉田組には『桐島、部活やめるってよ』以来となる松岡茉優のほか、佐藤浩市、宮沢氷魚、池田エライザ、中村倫也、佐野史郎、木村佳乃、和田聰宏、坪倉由幸、斎藤工、塚本晋也、リリー・フランキー、小林聡美、國村隼など日本を代表する超豪華俳優陣が大集結。それぞれがクセモノ揃いのキャラクターを見事に演じ、崖っぷち出版社を舞台に繰り広げられる仁義なき騙し合いバトルが誕生した。さらに新たな公開日の決定を告知するため、大泉さんを主演に、吉田大八監督の企画・演出ほか本作のスタッフが再集結して撮影された超贅沢なスペシャル映像「未来で待つ男」が完成。▼スペシャル映像「未来で待つ男」暗い映画館の座席に座っている大泉さんはスポットライトが当たると立ち上がり、カメラ目線で「大泉洋です。ちょっとだけ未来に来ています」と語り始めると、「色々とあって公開が遅れましたが、ご安心ください。1年熟成でちょうど今が食べごろです。私はここ3月26日でみなさんをずっとお待ちしております」と、未来の大泉さんが観客に公開日に待っていると語りかける、という内容。短いものの、緊迫感に満ちピリッとした雰囲気を漂わせ、本編同様に一杯食わされたような気持ちにもなる仕上がりになっている一方、最後には大泉節が炸裂している。撮影は、全10カットをテストと本番を重ねながらの順撮り。立ち位置、目線、話すスピード、タイミングなどを確認しながら進められ、大泉さんはセットチェンジ中にもセリフの練習を重ね、監督はモニターと大泉さんの間を何度も行き来して相談&指示し、時にカメラマンからも目線の指示が飛ぶなど、緊張感漲る中、約2時間をかけて丁寧に繊細に行われた。撮影を終えた後の大泉さんは「久しぶりの監督の緻密な演出にピリッとした(映画本編)撮影中を思い出しました。久々に相当細かく言われました(笑)」と吉田監督の緻密な演出に対して、早速ぼやき!?「俺も自分で良くやったなと思います」と自分の頑張りを笑いを交えながらふり返った。一方の吉田監督は、「なんとか僕たちの気合いを形にしたくて大泉さんと相談した」と明かし、「誰も気づかないでしょうが勝手にTENETも意識しつつ」1年ぶりに大泉さんを演出した撮影はスムーズに進んだとコメント、納得の仕上がりになった様子だ。▼新予告『騙し絵の牙』は2021年3月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:騙し絵の牙 2021年、公開©2020「騙し絵の牙」製作委員会
2020年12月04日深田恭子主演で現在放送中のドラマ「ルパンの娘」が、来年映画化されることが決定した。本作は、横関大の同名小説を原作に、深田さん演じる泥棒一家“Lの一族”の娘・三雲華と、瀬戸康史演じる警察一家の息子・桜庭和馬の禁断の恋を描く物語。昨年夏にドラマ第1弾が放送され、今年10月から続編が放送中。波乱の新婚&子育て生活に、新たに橋本環奈演じる名探偵一家の娘・北条美雲も参加し、盛り上がりを見せている。また12月10日放送回では、スペシャルエピソードとして「ルパンの娘~愛の物語~」と題して、華の幼なじみ・円城寺輝(大貫勇輔)とその父(市村正親)の秘められた愛の物語が放送される。今回の映画化では、深田さんと瀬戸さんをはじめ、探偵道具を駆使して華たちを追う美雲役の橋本さん、そのほか小沢真珠、栗原類、どんぐり、小畑乃々、藤岡弘(特別出演)、大貫勇輔、信太昌之、マルシア、我修院達也、麿赤兒、渡部篤郎といったお馴染みのキャストも続投。監督と脚本は、それぞれドラマに引き続き武内英樹監督と、脚本家・徳永友一が担当。撮影は12月中旬のクランクインを予定しているという。プロデューサーは「この『ルパンの娘』はとっても映画向きの企画だと思っていました。いや、正直言うと映画になってくれ~と念じながら企画したことを覚えています。武内監督や脚本の徳永さんとも『映画にできたらいいね』と立ち上げの時から話していました」と序盤から映画化の話も出ていたと明かし、「コロナ禍で疲れた方々の心を少しでもホッとさせたいという思いで制作に挑んでいます。幸いスタッフ・キャストのチームワークは抜群に良いので、どんなことでも乗り切れそうです」とコメントしている。『ルパンの娘』は2021年公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ルパンの娘 2021年公開予定
2020年12月03日岡田将生&志尊淳のW主演で贈る『さんかく窓の外側は夜』より、平手友梨奈が演じる“呪いを操る女子高生”非浦英莉可の圧倒的な存在感が感じられる場面写真が公開された。今回到着した場面写真は、未解決事件の調査を進めるうちに非浦英莉可にたどり着いた霊が視える男・三角(志尊さん)と英莉可が、初めて接触するシーン。またもう一枚は、刑事・半澤(滝藤賢一)に事件について問われ、慌てた英莉可が半澤に呪いをかけようとする場面だ。そんな平手さんについて岡田さんと志尊さんは、「普段はシャイでお茶目な女の子ですが、お芝居では“目が合うと離せなくなる”力強さもありました」、「強くて、ナイーヴで、愛があるところが、英莉可にリンクしていると思います」と絶賛し、監督の森ガキ侑大も「集中力がすごいし、瞬発力、目力みたいなものがエリカに合っている。芝居として見てもゾクッとする」とコメントしている通り、今回公開された写真でも、その鋭い目線と存在感が印象的に写し出されている。また、英莉可について「ほとんど全部共感した」と語る平手さんは、今回の役作りにおいて、あえて英莉可の部分しか台本を読まずに挑んだという。ほかの登場人物の動きや感情、物語の展開を知り過ぎてしまうと、演じる上で面白さが無くなり、新鮮味も無くなってしまうためだったそう。そんなこだわりが活かされ、劇中ではよりリアルで見応えのあるものが完成している。『さんかく窓の外側は夜』は2021年1月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:さんかく窓の外側は夜 2021年1月22日より全国にて公開©2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会©Tomoko Yamashita/libre
2020年12月03日“SNSの裏アカウント”を題材にした映画『裏アカ』の新たな公開日が来年4月2日(金)に決定した。瀧内公美が主演を務める本作は、裏アカウントを通して出会う男女の姿から、現代に生きる者が抱える葛藤や欲望、そして性への衝動を赤裸々に描き出す人間ドラマ。主人公を翻弄する相手役には若手俳優の神尾楓珠が抜擢されたほか、市川知宏、SUMIRE、田中要次、神戸浩、松浦祐也、仁科貴、ふせえりらが出演。新型コロナウイルス等の影響により、公開延期が発表されていた本作だが、ついに新たな公開日が決定し、主演の瀧内さんは「『裏アカ』は、長年助監督を務め、映画界を支えてきた "これからの映画作家" として活躍していかれる加藤監督のデビュー作品です。撮影前から、加藤監督と何度も何度もミーティングを重ね、話し合い、時に停滞しながらも、納得がいくまで作品作りを行なってきた、愛おしい作品です」と作品への思いを語り、「皆さまに完成したものを見て頂くことによって、初めてこの作品の価値が生まれていくと思っていたので、公開延期、未定となったときは一緒に作品を作りあげたスタッフさん・キャストさんの顔が浮かび、なんとも言えない気持ちになったことを覚えています」と延期発表時をふり返る。そして「製作陣ほか沢山の方々のご尽力により、来年の4月に劇場公開させて頂けることが決まりました。やったぁ!皆様の元にお届けするまでもう少々お時間頂きますが、公開時にお逢いできることを楽しみにしています。『裏アカ』よろしくお願い致します」と公開日決定を喜ぶ。また神尾さんは「約2年の月日を経て、ようやく『裏アカ』公開できることを嬉しく思うのと同時に安堵も感じてます。決して明るい話ではないですが、現代のSNSだったり、何か届くものがあると思うのでぜひ劇場に足を運んでもらえると嬉しいです!」とコメント。監督の加藤卓哉は「現場では、瀧内さんと神尾くんが文字通り渾身の力で演技をしてくれました。特に瀧内さんは、準備段階から他の仕事をすべて断って、主人公・真知子になり切ろうと一緒にもがいてくれました。そして、スタッフ全員が、初監督である僕をあらゆる面で支えてくれました。その分思い入れは強くなり、世の中も自分自身も様々なことが変わりましたが、この映画では変わらない人間の本質を描いたつもりです。作品に込めたメッセージが、長い年月を経て来春、観客の皆さんにどのように届くのか、期待と不安の入り混じった気持ちで初日を待ちたいと思います」と話している。『裏アカ』は2021年4月2日(金)より新宿武蔵野館、池袋HUMAXシネマズ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:裏アカ 2021年春、全国にて公開予定©2020映画『裏アカ』製作委員会
2020年12月03日ドラマ「バイプレイヤーズ」シリーズや、映画『アズミ・ハルコは行方不明』『アイスと雨音』などの松居大悟監督が、成田凌を筆頭に高良健吾、若葉竜也、浜野謙太、藤原季節、目次立樹を迎えた映画『くれなずめ』が2021年ゴールデンウィークに公開されることが決定した。成田さんらが演じるのは、高校時代、帰宅部でつるんでいた6人の仲間たち。友人の結婚披露宴で余興(赤フンダンス!)をやるべく5年ぶりに再結集、久しぶりに出会った彼らは、余興の後の“披露宴”と“二次会”の間の妙に長い“狭間”の時間を持て余しながら昔の思い出に想いを馳せる。「しかし吉尾、お前ほんとに変わんねぇよな。なんでそんなに変わんねぇの? まあいいか、そんなのどうでも」。自分たちはいまも友達で、これからもずっとずっと友達でい続けるのだろうと思っていた。そう、たったひとりを除いては…。そして、この微妙な“狭間”の時間に起こったある出来事は、見る者の予想を超えていくーー。かつて松居監督自身の実体験をモチーフに書かれた完全オリジナルの舞台劇を映画化。先日放送が開始されたNHK連続テレビ小説「おちょやん」でもメインキャストとして出演する気鋭俳優らを含め、個性的かつ実力派の豪華俳優が勢揃いした。物語の主人公・吉尾和希に扮するのは、ドラマ・映画・CMなど数多くの人気作品に出演する成田凌。舞台演出家として活動する藤田欽一役には、映画、ドラマ等で数多く主演を務め、出演作が途切れたことがないほどの目覚ましい活躍を続ける高良健吾。欽一の劇団に所属する舞台役者・明石哲也役には、昨年大ヒットを記録した『愛がなんだ』続き成田さんとの再タッグが実現、次期日本映画界を担うホープ・若葉竜也。さらに、仲間内の後輩で唯一家庭を持つサラリーマンの曽川拓(ソース )役には、ミュージシャン・俳優としてマルチに活躍し唯一無二の存在感を放つ浜野謙太を起用。同じく学生時代の後輩で会社員の田島大成役には、『his』で難しい役どころを見事に演じ上げ、先日公開した映画『佐々木、イン、マイマイン』では主演を務めるなど、いま最も勢いのある若手実力派のひとり・藤原季節が登場。また、仲間内で唯一地元に残ってネジ工場で働く水島勇作(ネジ)役には、本作の舞台版でも同役を演じ、「劇団ゴジゲン」の全作品に出演するなど松居監督から絶大な信頼を得る目次立樹を配し、劇団が掲げる「あやふやで曖昧で中途半端な時間だから滲み出てくる色や匂いや想い」をスクリーンでも見事に体現。個性溢れる唯一無二のキャストが集結し、この6人でしか成し得なかった愛おしい笑いに溢れた物語を織り成す。久々に集まった高校時代の旧友たちが歩く、結婚式の【披露宴から二次 会までの狭間】を描いた物語。しょうもないことで笑っていたあの頃があるから、いまの自分があることを思い出させてくれる。誰もが経験したことのある、あの太陽が沈みそうで沈まない、えも言われぬ「暮れなずむ」瞬間に名前をつけてくれるような、愛おしい作品。松居監督ならではの「仕掛け」も用意されている。タイトルは「暮れなずむ」を変化させ、命令形にした造語。日が暮れそうでなかなか暮れないでいる状態、転じて、前へ進もうとするけれど障害があってうまく進めないでいる状態を形容している。松居大悟監督は、本作を「しょうもない友だちに向けて作った物語」と表現し、「昼と夜の狭間の、形容できない時間が好きで。曖昧にこそ真実が宿ると信じていて。またこんな小さな世界を描いてって言われても、この小さな感覚に救われてきたし、そんな些細なことで世界なんて変えられるんじゃないかと思っています。 話が大きくなってしまいましたが、友だちみたいな映画です。コイツに会いに来てください。なんてことない夕暮れの下で、一緒にへらへら笑いましょう。遠慮はいらないぜ!」とコメントを寄せている。成田凌/吉尾。高校時代、清掃委員から明石に誘われて演劇に挑戦暮れなずまない時間、暮れなずんでくれない時間、暮れなずまさない時間。彼らの選択を笑ってやってください。すごいのできました。高良健吾/欽一。東京で劇団を主宰している。今回皆を招集今でもこの現場で過ごした日々はたまらなく愛しくて、大切なものです。クランクアップの日はなにかが溢れ出しそうで、皆んなと目を合わせたくなかったです。 この現場が好きでした。現場の皆んなでバカしながら、褌一丁になりながら精一杯やりました。1人でも多くの方々に観てほしいです。若葉竜也/明石。欽一が主宰する劇団で役者をやっている松居大悟監督の映画は全て観てますが、一番好きです。自分が出演しているからではなく、観客として、一番好きです。「どうすっか?このあと」そんな映画です。浜野謙太/ソース。高校時代お調子者だった後輩。6人の中で唯一結婚しているマネージャーから話が来る前に高良くんから電話があって「はまけんさん、映画の台本読みました?めっっちゃ面白いです!マジ楽しみです!」高良くんてホント最高だなと共に、これは成功させるしかないと興奮で始 まりました。松居監督の映画はほぼ観ていて、念願叶ってご一緒の現場は彼に翻弄され尽くし、悩み、笑い、泣かされ、あっという間の稽古&撮影期間でした。つまり、きっと良い作品なので観てください。藤原季節/大成。東京で会社員をやっている後輩キャラ映画の撮影がこんなにも楽しかったのは初めてです。また、自分の出演作を観てこんなに楽しめたのも初めてです。こんなに楽しくて良いんだろうか。「ハッキリさせようとすんなよ」。そんな台詞に心が救われた気がしました。僕も、沈まない夕日の中にいつまでも暮れなずんでいたいです。 映画の中でくらい、そうしていたいです。目次立樹/ネジ。地元のネジ工場勤務。吉尾と仲が良い舞台版から同じ役で続投させていただきました。この作品が小劇場から全国の映画館へと広がるなんて思ってもみませんでした。改めて不思議な魅力に溢れた作品だと実感してます。忘れてはならないのは、この作品は舞台版の役者やスタッフ、お客様の協力なくして生まれていなかったです。深く感謝を申し上げます。最後に両親へ。作業着の似合う男に産んでくれてありがとう『くれなずめ』は2021年GW、全国にて公開予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月03日公開延期となっていた劇場版24作目となる『名探偵コナン 緋色の弾丸』の公開日が2021年4月16日(金)に決定。江戸川コナン役・高山みなみからコメントも到着した。今作では、世界を巻き込んだ未曽有の大事件を解決するために、劇場版には20作目の『純黒の悪夢(ナイトメア)』以来の登場となる“FBI捜査官で射撃の名手”である赤井秀一、赤井の弟である“7冠を達成したプロ棋士”羽田秀吉(吉は上が土)、妹である“女子高生探偵”世良真純、そして3人の母親で“領域外の妹”と名乗る謎に包まれた女性・メアリーが集結。江戸川コナン役・高山さんは「大変お待たせいたしました!」と語り、「24年目にして初めての公開延期…正直言うと大ダメージでした。でも、毎年楽しみにしてくださっている皆様と一緒に危険な波が過ぎ去るのを待とうと、気持ちを切り替えていました。まだ完成した作品は観ていないので、ここから改めて、公開までのワクワク感を高めていきたいと思っています」「『緋色の弾丸』RELOAD開始!」とコメント。その言葉の通りに、今回、来年4月の公開に向け「再装填(リロード)プロジェクト」と冠された新プロジェクトが始動。到着したプロジェクトムービーでは、止まってしまった時計の針と「2020年4月『緋色の弾丸』公開延期決定―」という文字が浮かび上がるところからスタート。そして続々と劇場版『名探偵コナン』過去作23作品のタイトルと共にリボルバーに再装填されていく“12発の弾丸”。全ての弾丸が再装填された時=時計の針が一周した時、いったい何が起きるのか?プロモーションの展開が気になる映像となっている。『名探偵コナン 緋色の弾丸』は2021年4月16日(金)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:名探偵コナン 緋色の弾丸 2021年4月16日より全国東宝系にて公開©2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
2020年12月02日山田洋次監督が手掛ける、松竹映画100周年の記念作品『キネマの神様』の公開日が2021年4月16日(金)に決定。これまで、主演に決定していた志村けんさんの逝去、新型コロナウイルスによる撮影中断などに直面しつつも、志村さんの代役として沢田研二を迎え再始動した本作から、初の本編映像となる特報映像が解禁となった。今回初めて解禁された映像は、若き日のゴウ(菅田さん)がカチンコを片手に映画製作に奮闘していた頃、北川景子演じる銀幕スター・桂園子が主演する作品を、現在、白髪姿になったゴウ(沢田さん)が懐かしさと寂しさ溢れるまなざしで鑑賞する、という2人の姿が重なるシーンから始まる。映画製作に全身全霊を傾け、夢を追い駆ける若きゴウ。その一方で、妻・淑子(宮本信子)から指摘されるまで思い出せなかったほど、現在のゴウはかつての情熱と輝きを失っていた。この対照的な2人を中心に、ゴウを支える若き日の淑子(永野芽郁)や映写技師のテラシン(野田洋次郎)ら家族・友人たちが映し出されていくエモーショナルな映像だ。かつての映画青年に何があったのか?そしてゴウの人生に起こった奇跡とは?“映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起きる奇跡の物語であることが分かる特報に仕上がった。公開日決定に至るまで2020年1月に映画化を発表した山田監督最新作『キネマの神様』は3月1日にクランクイン、撮影を進めていたが、ちょうど半分を撮り終えた3月末にW主演である志村さんが新型コロナウイルスによる肺炎の悪化で逝去。突然の訃報に、山田監督をはじめとするキャスト、スタッフは動揺した。ほどなくして日本政府による緊急事態宣言が発出し、撮影は長期中断を余儀なくされた。この時点で「再開するのは無理だろう」といった声が世間では数多く上がっていたが、この作品を無事完成させることが、志村さんへの一番の供養になると信じた製作陣は、コロナ禍の終息が見えない中、撮影が再開できる日を想像し、志村さんが演じる予定だったゴウのキャスティングを開始。そして、かつて同じ事務所に所属し、先輩後輩同士で非常に仲が良く、「8時だョ!全員集合」や「ドリフ大爆笑」などの番組、共同のラジオ番組「ジュリけん」やコントなどで志村さんと多く共演した沢田さんが出演を決意。「志村さんのお気持ちを抱き締め、やり遂げる覚悟です」と、志村さんから沢田さんに魂のバトンが渡り再始動した。撮影再開後もコロナ危機と常に隣り合わせで数々の困難があったが、それを一つずつ乗り越え、ようやく公開日が決定。コロナ禍の影響を大きく受けた映画として、コロナ禍に限らず、様々な苦境に立たされた全ての人と一緒に乗り越えたい、そして無事に公開を迎えることで、勇気と希望を与えたい。きっといる“映画の神様“を信じて――。そんな思いが本作には込められている。『キネマの神様』は2021年4月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年4月16日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2020年12月01日宮崎駿監督作『となりのトトロ』が、「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」で上映されることが決定。“日本映画人気投票”の結果も明らかになった。東京都調布市で来年2月5日(金)~28日(日)に行われる、映画の作り手にスポットを当てた映画祭「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」。今回、2018年2月の「さよなら日劇ラストショウ」以来の劇場興行となる『となりのトトロ』は、スタジオジブリが製作当時の35ミリフィルム初号試写に限りなく近づけて作成したDCOでの上映となる。さらに、上映劇場となるシアタス調布の最大スクリーン526席のシアター10、幅約20メートル大型スクリーンで迫力満点の映像と音響で楽しむ、至高の上映環境だ。チケットは、2021年1月16日(土)より販売される(e席リザーブ0時~/劇場窓口8時~)。そして、フェスティバル開催に先立ち募集した「日本映画人気投票」により、上位作品の中から選りすぐりの7作品を、調布市文化会館たづくり くすのきホールにて上映。ラインアップは、片渕須直監督の『この世界の片隅に』に新たに新規シーンが付け足され、「さらにいくつもの人生」が描かれたアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』をはじめ、直木賞と本屋大賞のW受賞を果たした恩田陸の小説の映画化『蜜蜂と遠雷』、中村倫也が1人7役に挑戦する『水曜日が消えた』、佐藤浩市主演で東日本大震災時の福島第一原発事故を描く、今回投票1位を獲得した『Fukushima 50』など。監督や映画賞を受賞した技術スタッフなどの上映前後のトークショーも予定されており、ゲストは1月中旬に発表となる。なお、チケットは2021年1月21日(木)に発売される。▼投票結果(投票総数:6,302票)1位『Fukushima 50』2位『記憶にございません!』3位『楽園』4位『マチネの終わりに』、5位『コンフィデンスマンJP プリンセス編』、6位『蜜蜂と遠雷』、7位『カツベン!』、8位『水曜日が消えた』、9位『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』、10位『映画ドラえもん のび太の新恐竜』、11位『今日から俺は!!劇場版』、12位『惡の華』、13位『男はつらいよお帰り寅さん』、14位『ひとよ』、15位『MOTHER マザー』、16位『宮本から君へ』、17位『糸』、18位『最高の人生の見つけ方』、19位『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』、20位『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』、20位『人間失格 太宰治と3人の女たち』『となりのトトロ』は2021年2月20日(土)~28日(日)イオンシネマ シアタス調布スクリーン10ほかにて上映。「映画のまち調布 シネマフェスティバル2021」は2021年2月5日(金)~28日(日)調布市文化会館たづくり、調布市グリーンホール、イオンシネマ シアタス調布にて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:この世界の(さらにいくつもの)片隅に 2019年12月20日より全国にて公開© 2018こうの史代・双葉社 /「この世界の片隅に」製作委員会記憶にございません! 2019年9月13日より全国東宝系にて公開©2019フジテレビ東宝となりのトトロ 1988年4月16日より公開カツベン! 2019年12月13日より全国にて公開©2019「カツベン!」製作委員会蜜蜂と遠雷 2019年10月4日より全国にて公開(C)2019 映画「蜜蜂と遠雷」製作委員会惡の華 2019年9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©押見修造/講談社©2019映画『惡の華』製作委員会Fukushima 50 2020年3月6日より全国にて公開© 2020『Fukushima 50』製作委員会水曜日が消えた 2020年6月19日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020『水曜日が消えた』製作委員会
2020年12月01日綾野剛が山本英夫の伝説的カルト漫画「ホムンクルス」の実写映画化で主演を務めることが分かった。原作「ホムンクルス」は、2003年~2011年まで「ビッグコミックスピリッツ」で連載していた累計発行部数400万部超えの人気漫画。記憶も社会的地位もなくした主人公が、頭蓋骨に穴を開ける禁断の実験「トレパネーション」を受けて以来、左目には人間の心の歪みが異形として見えるようになり、自らの記憶に隠された衝撃の真実と共に狂った運命の歯車が動き出していく、<人間の正体>がリアルに映し出される衝撃的サイコミステリー。「呪怨」シリーズで知られる日本ホラー界の巨匠・清水崇監督と綾野さんの初タッグ作品となる今作は、劇場公開に加えて、「Netflix」での全世界独占配信も決定している。主演の綾野さんは「全てが初めてでした。世界観も、表現も、生き方も。僕が山本英夫先生の漫画の世界に初めて触れた時、今までに出会った事のない感覚や悍ましさ、人間の奥底に眠る境地がそこにありました。映像作品となる本作にもその世界は確かに存在しました」と印象を明かし、「世界は瞳に映るモノ、見えているモノが全てでは無いという事実をお届けします」とコメント。清水監督は「どこのどんな文化圏の人にも通じる“人の脆さ”や“距離感”、その“交差”や“生きる価値観”などを本作で少しでも見つめ直したり、共有してもらえたら」と思いを明かし、原作者の山本さんは「10年経った今、、まさか実写映像で見られるとは・・・・・・とっても嬉しいです!!」と喜びのコメントを寄せている。なお、撮影は昨年12月から今年1月、物語のスタート地でもある東京新宿の高層ビル群がそびえ立つ西新宿を含む東京都内などで行われたという。『ホムンクルス』は2021年4月2日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ホムンクルス 2021年4月2日より全国にて公開(C)2021 山本英夫・小学館/エイベックス・ピクチャーズ
2020年12月01日松村北斗と森七菜がW主演する、“2人なのに三角関係”という前代未聞の新感覚ラブストーリー『ライアー×ライアー』。この度、本作の主題歌を「SixTONES」が担当することが決定。主題歌「僕が僕じゃないみたいだ」も挿入された本予告映像と本ポスタービジュアルも併せて公開された。デビューシングルがわずか発売3日でミリオンを達成というジャニーズグループ最速の快挙を遂げた彼らの4thシングルとなる今回の主題歌。実は先日、映画公式SNSにアップされた意味深な動画に主題歌のインストが使用されており、今回答え合わせとなるような仕掛けとなった。本作で主演を務め、「SixTONES」のメンバーでもある松村さんは「曲を通してこの作品とさらに深く関われることを本当に嬉しく思います。ストーリーを踏襲した、心を切なく締め付ける強い想いを感じる曲に仕上がりました。この一曲により、作品もSixTONESも、今まで見たことのない顔を見ることができました」と自信を見せている。そんな主題歌「僕が僕じゃないみたいだ」が使用された予告編では、湊(森さん)といるときのツンとした態度からは一変し、JK・みな(森さん)といるときの健気で一途なデレる透(松村さん)がギュッと詰まっている。また、堀田真由演じる親友・真樹の助言に悩む湊の姿、さらなる波乱を予感させる小関裕太演じる湊の初恋の人・烏丸や、七五三掛龍也(Travis Japan/ジャニーズJr.)演じる透の友人・桂も登場している。さらに、戸惑う湊と不愛想な透が写し出されたブルーの背景のカットと、それとは対照的にピンクの背景に笑顔で寄り添う“みな”と透が写るカットが使用された本ポスタービジュアルも公開された。『ライアー×ライアー』は2021年2月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ライアー×ライアー 2021年2月19日より全国にて公開(C) 2021『ライアー×ライアー』製作委員会(C)金田一蓮十郎/講談社
2020年11月30日社会現象となっている『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が、公開7週目となる先週末、累計で観客動員2000万人、興行収入は275億円を達成した。TVアニメ「鬼滅の刃」の主人公・竈門炭治郎(かまど・たんじろう)とその仲間たちが、“無限列車”を舞台に新たなる任務に挑んでいく本作。公開7週目となる週末の興行成績は、11月28日(土)で観客動員:39万2,017人、興行収入:5億5644万3,300円、29日(日)で観客動員:32万31人、興行収入:4億4806万450円を記録。10月16日(金)から11月29日(日)までの公開45日間の累計興行成績及び累計観客動員数は、全国414館(IMAXシアター 38館含む)で2053万2,177人、275億1243万8,050円に。引き続き数字を伸ばし続けている。『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 2020年10月16日より全国にて公開©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
2020年11月30日門脇麦と水原希子の共演で、都会の異なる環境を生きる2人の女性が人生を切り拓く姿を描いた『あのこは貴族』。この度、門脇さん演じる華子と水原さん演じる美紀が偶然の出会いをきっかけに、自分の階層の中で幸せを模索していく姿が描かれた予告編と、大島依提亜デザインの本ポスタービジュアルが解禁となった。「結婚=幸せ」と信じて疑わない箱入り娘の華子は、両親に言われるがままお見合いをするなど、お相手探しに奔走。終始うつむきがちで、感情が見えない表情の華子は、目の前に現れた良家の生まれで弁護士の青木幸一郎(高良健吾)にひと目惚れ。やっと見つけた私の幸せとばかりに顔をほころばせるのだが…。一方、地方出身者の美紀は名門大学に進学するも家庭の事情で学費を自分で稼ぐこととなりアルバイトに明け暮れ、次第に心と体はすり減っていき、中退を余儀なくされる。しかし、小言のうるさい父親や停滞する地元から抜け出したい気持ちから、その後も東京で働き続けていた。出会うはずのなかった華子と美紀の人生が、幸一郎をきっかけに突然交錯。同じ東京に暮らしながら、互いに自分の生きる世界とは全く違う世界があることを知り、同時に自身の階層の狭さも、その中にあった自由にも気づかされる。そこで友人になるわけではない、忘れられない出会いを糧にして人生の新しい扉を開いていく2人の姿は、先日開催された第33回東京国際映画祭で「これまでになかったジャンル」と喝さいを浴びた。予告の前半では年齢や性別、出身地など社会の中で選別され続ける生きづらさを華子と美紀の視点を通して映し出しながら、終盤には友人の逸子(石橋静河)とはしゃぐ華子の姿や友人の平田(山下リオ)と笑顔で談笑する美紀の姿を確認することができ、明るく変化する彼女たちの表情から、未来に微かな希望があることを気づかせてくれる映像となっている。また、併せて解禁となったのは、『ミッドサマー』や『万引き家族』などを手掛ける大島さんデザインによる本ビジュアル。黒のタートルネックにネックレスというお嬢様の装いの華子に対し、上下紺のパンツスーツを着こなす美紀の対照的な2人が並ぶ。互いに近くにいるのに別世界に生きる華子と美紀の人生が交錯した瞬間を切り取り、この出会いをきっかけに変化を見せていく2人の後が気になるビジュアルとなっている。『あのこは貴族』は2021年2月26日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あのこは貴族 2021年2月26日より全国にて公開©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会
2020年11月30日「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載中の堀越耕平による大人気コミック「僕のヒーローアカデミア」を原作とするアニメシリーズの劇場版第3弾が、来年夏に公開されることが決定した。総人口の約8割が超常能力“個性”を持って生まれる世界で、“無個性”で生まれてしまった主人公・緑谷出久(デク)が一人前のヒーローを目指して成長していく姿を描く「僕のヒーローアカデミア」。2014年7月より連載が始まり、既刊28巻のコミックスのシリーズ累計発行部数は2800万部を突破。これまでにTVアニメ1期~4期が放送され、来春からは第5期の放送も控えている。また映画は、2018年夏に第1作目『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~』が公開、興行収入17.2億円を記録し、翌年冬公開の第2作目『僕のヒーローアカデミア THE MOVIEヒーローズ:ライジング』は興行収入17.9億円のヒットとなった。そして今回、続く劇場版第3弾の公開が決定。今作でも堀越さんが総監修・キャラクター原案を務め、オリジナルのストーリーが展開される。堀越さんは「映画第3弾をやってもらえる運びとなりました!デクたちを応援し続けてくれてありがとうございます!」と感謝を述べ、「第2弾発表の時に『もう映画は無いでしょう』的なコメントを出していたのですが、ありました。多くの方に支えられております。もうどの方角にも足を向けて寝られないので逆立ちで寝るしかない」とコメントしている。そんな喜びと感謝のコメントと共に、デク&爆豪&轟の直筆イラストが到着。さらに、早くも今作のビジュアルが初公開。原作やアニメでも登場していない、黒を基調としたオリジナルコスチュームに身を包んだデクと、クラスメイトの爆豪と轟の姿が描かれ、「HE WILL MEET THE THREE MUSKETEERS」という意味深なコピーも添えられている。なお、本作の物語の舞台やストーリーなど詳細はまだベールに包まれたままだ。『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE3』(仮題)は2021年夏、全国東宝系にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:僕のヒーローアカデミア THE MOVIE3(仮題) 2021年夏、全国東宝系にて公開予定©2021「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 ©堀越耕平/集英社
2020年11月30日昨年公開された岡田准一主演の笑撃大ヒット映画『ザ・ファブル』待望の第二章『ザ・ファブル殺さない殺し屋』より、今作からシリーズに参加する堤真一、平手友梨奈、安藤政信、黒瀬純らの新場面写真が公開された。今回公開された場面写真に写るのは、ファブルへの復讐を企てる因縁の敵・宇津帆一派。佐藤アキラという偽名を使い、一般人のフリをして平和に暮らす伝説の殺し屋“ファブル”(岡田さん)の最狂の敵は、アキラの暮らす街でNPO団体「子供たちを危険から守る会」代表として活動するも、裏では綿密な計画で過保護な若者を消す、堤さん演じる宇津帆。かつて、ファブルの標的になりながら唯一逃げ切るも、ある事件をきっかけにファブルへの復讐に燃えており、ファブルにとっても因縁が残っている人物だ。そして、平手さんが演じるのは、ある事件でファブルが救えなかった車椅子の少女・ヒナコ。なぜか宇津帆と行動を共にしており、何かに絶望し心を閉ざしている様子。安藤さんが演じるのは、宇津帆の相棒としてファブルを着実に追い詰めていく凄腕の殺し屋・鈴木。ファブルの相棒ヨウコ(木村文乃)との緊迫感MAXの交戦も見どころだ。黒瀬さんが演じるのが、新しく宇津帆一派に入ったチンピラ・井崎。下品な言動などからヒナコに嫌われている。彼らが揃う写真では、ワインを片手に一家団欒(?)な風景が切り取られ、それぞれ一筋縄ではいかないことがうかがえる。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル殺さない殺し屋 2021年2⽉5⽇より全国にて公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会
2020年11月30日松坂桃李主演、今泉力哉監督で、「神聖かまってちゃん」の元マネージャー・劔樹人による「ハロプロ」への熱い愛を描いた自伝的青春コミックエッセイを実写映画化する『あの頃。』が2021年2月19日(金)に公開決定。“推し”に出会って“仲間”ができた、松坂さん演じる主人公を映し出した予告編とポスタービジュアルが解禁された。今回解禁となった予告編は、「いつも見てます、ずっと好きです、ずっと応援してます」と、呆然とした表情で迫ってくる主人公・劔こと松坂さんのかつてない姿から始まる。うだつの上がらない日々を過ごしていた劔だったが、ひょんなことから“あやや”こと松浦亜弥の「桃色片想い」のMVを目にしたことで、その人生は大きく変わってしまう。軽快なリズムで曲が流れ始めると思わず弁当を食べていた箸を止め、心を奪われ食い入るようにブラウン管を見つめる劔。次第に、その瞳から涙が溢れ出すという、まさに雷に打たれたような"推し"との出会いのシーンは必見だ。また、“ミキティ”こと藤本美貴推しの仲野太賀演じるコズミンが神妙な面持ちで「藤本さんのルックスは素晴らしい」と褒め称える姿や、劔が「あややはスターなんだから!いつも松浦亜弥なのが当たり前じゃないですか」と真顔で熱弁する姿など、“推し”への溢れ出す愛を感じさせる映像が続いていく。中盤からは、世代を超えて愛される「モーニング娘。」の大ヒット曲「ザ☆ピ~ス」に合わせ“ハロプロの名曲たちが彩る笑いと涙の青春エンターテインメント”というテロップが躍り、「恋愛研究会。」の仲間たちで集まって銭湯でワイワイと過ごしたり、部屋で訳の分からないイタズラをし合ったり、気になる女の子との出会いがあったり…。生きる支えである“推し”との出会いを通して、大切な仲間と自分の居場所を見つけ、遅れてきた青春を全力で謳歌する劔たちが、くだらなくも愛すべき日々を全力で楽しむ様子が伝わる予告編となっている。同じく解禁となったポスタービジュアルは、「恋愛研究会。」と描かれたキャップを被った”ハロヲタ”松坂さんが真顔でこちら見つめる写真が印象的。下部には、仲野さんら仲間たちと肩を組む笑顔の写真や、彼らの“推しと過ごした青春の日々”を切り取った写真があしらわれ、「”推し”に出会って “仲間”ができた。」というキャッチコピーをそのまま表現する。『あの頃。』は2021年2月19日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:あの頃。 2021年2月19日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2020『あの頃。』製作委員会
2020年11月30日岡田将生と志尊淳がバディを組む除霊ミステリーエンターテインメント『さんかく窓の外側は夜』より、岡田さんと志尊さんのメイキング映像と場面写真が到着した。幼い頃から幽霊が視える特異体質に悩まされていた三角(志尊さん)は、除霊師・冷川(岡田さん)と出会い、除霊作業の仕事を共にすることになる。今回到着したメイキング映像は、除霊の仕事を終えた2人が、焼肉店で正式にバディとなる契約を交わす、心霊探偵バディ誕生の瞬間を捉えたもの。劇中ではほかにも焼肉を食べるシーンが度々登場し、謎を追うごとに2人の関係性も変化していく。そして、連続殺人事件に潜む呪いの謎を追う姿を収めた場面写真も公開。冷川の事務所で事件について話す刑事・半澤(滝藤賢一)との3ショットや、呪いを操る女子高生・非浦英莉可(平手友梨奈)と対峙する姿などが切り取られている。『さんかく窓の外側は夜』は2021年1月22日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:さんかく窓の外側は夜 2021年1月22日より全国にて公開©2021映画「さんかく窓の外側は夜」製作委員会©Tomoko Yamashita/libre
2020年11月29日「E-girls」石井杏奈主演映画『記憶の技法』の監督を務めた、巨匠・黒沢清監督の愛弟子である気鋭女性監督・池田千尋が、劇場公開前のいまの心境を語った。『東南角部屋二階の女』で長編デビューを果たし、『クリーピー偽りの隣人』や『空に住む』では共同脚本で携わった池田監督。本作は、吉野朔実の同名漫画が原作となっており、作品との出会いについて池田監督は「初めて読んだのは20代半ばです。吉野朔実さんという作家に惹かれて手に取ったのですが、テーマが自分の描きたいことや関心を持っていることにあまりにも近しく、初めて他の方が紡いだ作品を映画化したいと思いました」と語る。また具体的には「何よりも衝撃的だったのは、主人公が自分自身の存在に向き合うことで世界に対峙し、自身を乗り越えて他者をまで抱きしめられるようになるまでの過程の鮮烈さです。それを映画で見てみたいと思いました。同時に、記憶について描かれている点に興味を持ちました。私自身、記憶というものについて考えていた時期があり、大学生の頃にそのような内容の短編を撮ったことがあります。記憶とは自分という内部がそれを記憶しているのではなく、ただ他者や場所という外部に記憶されているに過ぎないのではないか?人は記憶を通して他者の世界に存在する自分を意識するのではないか?この考えの先を発見したかったわけです」と話し、さらに「“残された人たち”の物語であることにも惹かれました。たとえば事件が起きると、犯人や被害者の事件に至った経緯などはよく語られますが、それ以外の残された人たちの声は聞こえてきません。残された人たちは、大きな喪失や辛い記憶を抱えながら、そのことにどのように向き合っていくのか?ということを描きたいと思いました」と本作への思いを明かす。そして本作の主人公で、両親が本当の親ではないという衝撃の事実に直面した女子高校生・華蓮を演じた石井さん、華蓮の旅のパートナーとなり、自らも心に葛藤を抱える孤独な少年・怜を演じた栗原吾郎について印象を聞くと、「石井杏奈さんは、『ソロモンの偽証』などで見て何かを抱えた役を体現できる人だという印象があり、彼女なら華蓮という難しい役を演じられるに違いないと思いました。栗原吾郎さんは、お芝居の経験はあまりなかったのですが、面接の時の少し感情が抜けたような喋り方が印象的で、原作の怜のような雰囲気を纏った人だと感じました」とふり返る。撮影の序盤は、「不器用で頑なな監督が、不器用で頑なな主役の心をずっとノックし続けているような状態でした」と言い、「実は最初、二人ともなかなか心を開いてくれず、苦労しました。劇中の華蓮と怜は頑ななキャラクターで、その頑なさは世界と対峙し始める10代後半から20代にかけての年代に特有のものだと思います。石井さんと栗原さん自身にもその頑なさがあり、自ら心を縛っているように見えました」と語っており、2人が心を開いて反応し始めるようになったのは、福岡に行ったあたりからだったそう。「『やっと動いた!』という手応えがありました。劇中、華蓮が何かを決意する瞬間がいくつかありますが、石井さんの顔がそのたびに強くなっていったんです。最初は自信なさげで頼りなかった華蓮が一人で立てるようになっていく過程を、現場でまさに生きてくれました。同じように栗原さんも、金魚屋とのシーンなどを通して変わっていき、ラストシーンでは『これを見たかった!』という顔を見せてくれました。原作は漫画ならでのキャラクター表現も多く、映画内のリアリティをどこに設定するのかを見極めるのが難しい作品ではありましたが、主演の二人が悩みながら日々役を生きてくれたことで、生きた映画のキャラクターになったと思います」と撮影の日々を思い返す。最後に、特に本作を観て欲しい人について監督は「幅広い層に共感してもらえる作品だとは思いますが、世界というものに対して怯えや恐れを抱いていたり、他者との関係がうまく行かないと感じている若い人に観ていただきたいです」と言い、「華蓮のように勇気を出して扉を開きさえすれば、そこに真っ暗なトンネルが続いていたとしても、いずれ出口にたどりつきます。トンネルを通り抜けて世界と対峙した時に、必ず自分を抱きしめられるようになるはず」とコメントしている。『記憶の技法』は11月27日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:記憶の技法 2020年11月27日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開© 吉野朔実・小学館 / 2020「記憶の技法」製作委員会
2020年11月27日今年10周年で映像化が続く人気作家・中山七里のクライム・サスペンス小説・犬養隼人シリーズを綾野剛主演、北川景子共演で映画化した『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』。公開以降、2週連続実写映画NO.1のヒットとなっている本作から、これまで名前が伏せられていた柄本明、木村佳乃の出演が明らかになった。9月に最終回を迎えた「半沢直樹」で“ラスボス”と称された箕部幹事長を怪演した名優・柄本さんが演じるのはホームレスの男・寺町亘輝。そして、ドラマや映画と多方面で活躍する木村さんが演じるのは養鶏場で働く雛森めぐみ。犬養(綾野さん)&高千穂(北川さん)の警視庁捜査一課No.1コンビがドクター・デスの正体が掴めない中で、捜査線上に挙がったのが寺町と雛森の2人。出演情報と併せて解禁となった映像では、取り調べを受ける2人の怪演を捉えられている!犬養を挑発し不気味に泣き出す寺町に、自身の潔白を主張する雛森といずれも迫真の演技で観る者を圧倒する。その場にいるだけで観るものに緊迫感を与える柄本さんの存在感、歪な感情表現で不安を煽る木村さんの演技はまさに怪演と呼ぶに相応しく、百戦錬磨のベテランが本作を支えている。深川栄洋監督は「お二人とも本当か嘘かわからない演技をする人だという印象がありました」と柄本さん、木村さんの印象について語り、「二人とも共通することが、叩いてみないと分からない楽器です。僕に狙いがあって演出するのですが、狙った音がなるとは限らない。そういう役者だと感じています。もちろん僕はそういう楽器が大好きですけど」と絶賛のコメントを寄せている。雛森を演じた木村さんは、「私は、根っからのサスペンスホラー好きなので、雛森の様な役柄を頂くと戦慄が走ります!」と語りながらも嬉しそう。「今回は、メイクに随分助けられました!あるシーンで雛森は顔全体に染みをかき、眼を落ち窪ませて…そしてあるシーンでは、不気味な感じを出す為、黒目を大きくさせてます」とコメントしているように、演じるにあたってシーンによってメイクを使い分けたという徹底した役作りを見せている。『ドクター・デスの遺産−BLACK FILE−』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・デスの遺産-BLACK FILE- 2020年11月13日より全国にて公開©2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会
2020年11月27日岡田准一が再び主演し、ファイトコレオグラファーも務める映画『ザ・ファブル殺さない殺し屋』。この度、岡田さん演じる“伝説の殺し屋”ファブルが一般人“佐藤アキラ”として働くバイト先【デザイン会社・オクトパス】の山本美月、佐藤二朗、好井まさおといった前作から続投する仲間たちの新場面写真が到着した。ボス(佐藤浩市)から「一年間、誰も殺すな。一般人として“普通”に生きろ」と命じられたことから、佐藤アキラという偽名を使って相棒・ヨウコ(木村文乃)と共に暮らしているプロの殺し屋・ファブル。そんなアキラが“プロの一般人”を極めるべくアルバイトを始めるが、デザイン会社・オクトパスの仲間たちもまた強烈そのものだった!アキラの同僚で、素直で優しい幸薄ガール・ミサキ(山本さん)は、前作のロング姿からショートカットへとイメージチェンジを果たし、可愛らしさ倍増。アキラの天才的なセンスで描かれたイラストについて優しくフォローしながらも、無自覚にも辛辣なツッコミをいれる姿や、クセ強な社長との絶妙な掛け合いからは脅威のポテンシャルを感じさせている。佐藤さん演じる脱力系タコ社長・田高田は、世間とはズレた感性を持つアキラを良き理解者(?)として温かく見守りながらも、自身もクセの強さが溢れ出てしまうキャラクター。そして、ミサキと同じく同僚のオクトパス社員・貝沼(好井さん)は、ミサキに惹かれており、なにかとアキラを敵対視する不気味な男。本作では彼の存在も、事件に巻き込まれる鍵となっている。『ザ・ファブル殺さない殺し屋』は2021年2月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ザ・ファブル殺さない殺し屋 2021年2⽉5⽇より全国にて公開©2021「ザ・ファブル殺さない殺し屋」製作委員会
2020年11月27日天才に敗れ棋士になる夢をあきらめた主人公がAI将棋のプログラミングに新たな夢を見出し、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語『AWAKE』。この度、棋士VSコンピュータの世紀の対決がいままさに始まろうとしている瞬間を切り取った冒頭映像が解禁された。解禁となった映像は、若葉竜也演じる浅川陸七段が美しい指し手、ロボットアームは精密な動きで、それぞれ王と玉の駒を配置する対比的なシーンから始まる。「まもなく、人間対コンピュータの世紀の対決が始まろうとしています」と、リポーターが話す姿が映るパソコン画面には、“始まるううううううう”、“キタキタキタキター”などのコメントが映し出され、対決を待ちわびる観客の盛り上がりと熱量が感じられる。「コンピュータなんかに人間は負けないから」と棋士の勝利を信じる子どもたち、「いよいよこの日がやってきてしまいました…」と複雑な心境を語る将棋解説者、そして“人工知能が人類を超える日”と大々的に報じるマスコミも。今年は、AIが6億手を読んで導き出した最善手を、18歳の藤井聡太二冠がわずか23分で導き出し「AI超え」と話題になったが、2015年当時はAIの“人類超え”が話題になっていたことが分かる。さらに、かつて互いに切磋琢磨したライバル・清田英一(吉沢亮)と、“棋士VSソフト開発者”として再び相まみえることとなった心境を聞かれた陸は、「(開発者が元ライバルであることは)特に意識はしてません。僕が闘うのは…あくまで彼が作ったコンピュータソフトなので」と冷静沈着に答える。それぞれの思惑が交錯する中、英一の思惑は冒頭では明かされない。一度は棋士の夢をあきらめた英一が、なぜ将棋界に戻ったのか?また、自分の地位が危ぶまれる、コンピュータ将棋との対局を陸はなぜ受けたのか!?この世紀の対決にいたるまでの物語に期待が膨らむ冒頭映像となっている。『AWAKE』は12月25日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:AWAKE 2020年12月25日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ
2020年11月27日テレビ東京で放送された「バイプレイヤーズ」シリーズの映画が来年春頃公開されることが決定。さらに、1月からはTVドラマも放送することが分かった。遠藤憲一、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研、そして故・大杉漣さんと、日本の映画・ドラマ界に欠かせない名脇役が本人役で出演する「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」、「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」が放送され、大きな話題を呼んだ本シリーズ。今回は完全新作シリーズとして、ドラマ24での放送&待望の映画化が決定。田口さん、松重さん、光石さん、遠藤さんをはじめ、超主演級キャストから超曲者役者まで老若男女合わせて総勢100名以上が本人役で出演。ドラマ&映画第1弾キャストとして、今回は元祖バイプレイヤーズのメンバーを含め41名を一挙発表!阿部亮平、安藤玉恵、石丸謙二郎、宇野祥平、柄本時生、大倉孝二、小沢仁志、尾美としのり、勝村政信、加藤諒、金子大地、北香那、近藤芳正、佐々木希、宍戸美和公、志田未来、杉野遥亮、醍醐虎汰朗、高杉真宙、滝藤賢一、田中要次、津田寛治、寺島しのぶ、長谷川京子、濱田岳、林泰文、原田龍二、ふせえり、堀内敬子、観月ありさ、向井理、村田雄浩、本宮泰風、森下能幸、りょう、六角精児、渡辺いっけいと、若手からベテランまで、豪華な顔ぶれだ(※50音順)。舞台は、都会からはなれた森に囲まれた大きな撮影所“バイプレウッド”。ここに各局の連ドラや映画作品が一気に集まってしまったことで起きる大騒動が描かれる。田口さんは「今回はゴージャスすぎる顔触れの’’バイプレイヤーズ・フェスティバル"!これはもう贅沢を超えた空前絶後のミラクル・キャスティングです!逆に、コロナ禍でみんなスケジュールが空いていたから実現出来た!?大変な時期ですが、この奇跡的な顔触れ&内容のネクスト『バイプレイヤーズ』で、新たな面白さと癒しをお届け出来ればと思います」と新たなキャストについてコメントし、松重さんは「若い方から年寄りまでいろんな俳優さんが次々に出てきます。『俳優名鑑』というハンドブック片手にご覧いただければ、好みの役者の名前を覚えて、出演作を辿る。そんな愉しみ方があるかも知れません」と新たな愉しみ方を提案。光石さんは「バイプレイヤーズは、漣さん抜きでは考えられません。漣さん抜きでは成立しないと思ってました。でも漣さんなら『俺出ないけど、やってよ研ちゃん』って仰るんじゃないかと思いました。漣さん、バイプレイヤーズを愛していたから。今回、同じ意志を持った、あんな人もこんな人も集いました!」と思いを明かす。遠藤さんも「はじめは大杉漣さんのいないバイプレはどうなっちゃうのかなと思いましたが、ものすごい人数の俳優さん達がワイワイガヤガヤ楽しんで参加してくれて、漣さんも笑って見ていてくれているんじゃないかなと言う気がしています。自分の役はフィリピンに憧れて、向こうでデビューしようと奮闘します」と語っている。映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画をつくったら~』は2021年春、公開予定。ドラマ24「バイプレイヤーズ~名脇役の森の100日間~」は2021年1月、テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年11月27日藤原竜也&竹内涼真共演で2021年3月5日(金)に公開される映画『太陽は動かない』から、約7分にも及ぶ冒頭映像が解禁。ブルガリアの市街地を封鎖した壮絶なアクションや極限のカーチェイスシーンが明らかになった。世界を股にかけ暗躍するトップエージェントたちが所属する秘密組織「AN通信」。物語は、組織のトップエージェントである鷹野一彦(藤原さん)と、相棒の田岡亮一(竹内さん)が、東欧ブルガリアの古いアパートに監禁されている同僚エージェント・山下(市原隼人)の救出へ向かうシーンから幕を開ける。AN通信のエージェントたちは24時間ごとに本部への定期連絡をしなければ、心臓に埋め込まれたチップの起動装置が発動、解除の申請ができなければ5分で爆死する。監禁されていた山下も起爆装置が発動し、爆死までのタイムリミットが刻一刻と迫っていた。極限状態の中で繰り広げられる壮絶なアクション、市街での激しいカーチェイス…鷹野と田岡は死が目前に迫った仲間を救うことができるのか!?冒頭から壮大なスケールで描かれる数々の映像は、実際にブルガリアにて約1か月にも及ぶロケを敢行して撮影された。ロケットランチャーを撃ちこまれて車が横転、爆破するダイナミックなシーンは、大統領官邸前という都市中心部の道路を何百メートルも封鎖。日本では、実現不可能ともいえる超異例づくしの大規模な撮影が、本作の壮大なスケール感を創出した。また、『MOZU』などを手掛ける羽住英一郎監督の強い希望により、キャスト自らがスタントマンなしでアクションシーンも熱演。冒頭から屈強な男たちと対峙する壮絶なアクションをみせた藤原さん、本作が初の本格アクション挑戦となる竹内さんは半年に及ぶトレーニングで肉体を作り上げて撮影に挑み、山下役の市原さんもバイクに引きずられるハードなアクションに挑戦。キャストたちのエネルギッシュな力演もまた、観るものを惹きつけている。さらに、世界を股にかけたスケールの本作には、韓国のみならずハリウッド進出も果たした人気女優のハン・ヒョジュ、そして同じく韓国映画・ドラマ界で一躍スターダムを駆け上がってきたピョン・ヨハン、邦画界を牽引し続ける名優・佐藤浩市をはじめ、豪華俳優陣の競演も実現している。『太陽は動かない』は2021年3月5日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:太陽は動かない 2021年3月5日より全国にて公開©吉田修一/幻冬舎 ©2020 映画「太陽は動かない」製作委員会
2020年11月26日