2022年11月3日、『「真白の恋」〜世界で最も美しい湾〜朗読劇』が東京・竹芝ニューピアホールで開幕しました。本作は、2017年に富山県射水市(新湊)を舞台に、軽度の知的障がいのある主人公・真白(ましろ)の初恋を描いた映画を原案に朗読劇化。様々な問題に直面しながらも前向きに人生を歩んでゆく人々の姿を描きつつ、富山の魅力も伝える珠玉の感動作です。朗読劇の脚本は、映画でも原作・脚本を務めた北川亜矢子がふたたび担当し、土田英生が演出を担当。主人公・真白 役には初めての朗読劇となる早見あかりが主演し、真白にとって初恋の相手となる・油井景一役には浦井健治と廣瀬智紀によるダブルキャスト、さらには愛加あゆ、西村まさ彦、と豪華出演陣を迎えてお届けします。今回、初日前日に行われたゲネプロが公開され、キャスト全員がこの心温まる作品を上演するにあたって、コメントが寄せられました。コメント<早見あかり>つい先日稽古が始まり、もう本番です。朗読劇特有の流れの速さに少しドキドキしています。今回わたしが演じる真白は、名前の通りとっても真っ白な女の子です。彼女が油井と出会い、今までの自分の常識を飛び越え、成長する様、そして氷見の良さをきちんと皆さまに伝えられたらと思います。劇場でお待ちしています。<浦井健治>今回の戯曲から、とても心地よく、穏やかで、自然の豊かさや包み込まれるようなぬくもりと、真っ白に澄んだ空気を吸い込むときに似た感覚を覚えました。この物語は、感動、などと簡単に言ってしまうのも違うような気がします。真白の周りにいる人達の葛藤や苦悩、やるせなさや、人間とは、価値観とは、守るとは、と、様々な視点から考えさせられる作品だと感じます。先入観、固定観念、自己防衛、他者の排除、共存、愛。大切にする、とは何か、を、劇場空間で考える時間を、共有しながら過ごせたら嬉しいです!<廣瀬智紀>とても純粋で、それが故にほろ苦く、胸がキュッとなることもありますが、登場人物の心がちゃんと見えて、色んな愛の形がある、あたたかなお話です。人を想うということを改めて考えさせてくれる作品になっています。また、富山の自然や土地の素敵な描写もあり実在する場所が沢山出てきますので、より作品を身近に感じていただけたらなと思います。観に来てくださる皆様の心にちゃんと残る作品をお届けしたいです。<愛加あゆ>『真白の恋』いよいよ開幕します!富山で生まれ育った私が、富山を舞台にした作品に関わることが出来、とても嬉しいです。また、この作品のテーマはとても繊細です。映画から朗読劇へ。舞台ならではの味わいを感じて頂きたいと共に、真白や真白をとりまく人たちの思い、そして温かい何かが、皆様の心に中に残りますように…。素晴らしいキャストの皆様と心を込めてつとめます。是非、劇場まで観にいらしてください。お待ちしております。<西村まさ彦>朗読劇『真白の恋』の原作は富山県のクリエイターさん達が富山で作った映画です。ただし今回は朗読劇なので原作映画のように富山の景色はなく言葉のみでお届けします。地域性は薄れますが、かえって東京のお客さまにも物語がフラットに届くのでは、とも。きっと今後は、東京のみならず日本全国で上質なコンテンツが作られ、各地で楽しまれるのではないでしょうか。素敵な変化だと思います。そういう未来に向けて氷見市が踏み出した一歩に参加するつもりで努めさせていただきます。<ストーリー>渋谷真白は、生まれてからこれまで、家族とともに富山・氷見で暮らしている。見た目にはそれとわからないが、真白にはごく軽度の知的障害がある。日常生活には支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番をしたり、飼い犬の世話をしたり、元気に暮らしている。ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、東京からやってきたフリーのカメラマン、油井景一に出会う。真白の、初めての恋。応援する人、心配する家族。その中で真白は何を感じ、どう成長していくのか・・・。海が美しく自然豊かな富山・氷見に暮らす、一つの家族の、「優しさ」と「葛藤」を描く。<公演概要>タイトル:「真白の恋」〜世界で最も美しい湾〜朗読劇公式HP: 脚本:北川亜矢子演出:土田英生プロデューサー:河出洋一(氷見市文化振興財団)共同プロデューサー:高成麻畝子出演:(渋谷真白) 早見あかり、(油井景一) 浦井健治(Wキャスト:出演11/3,4東京公演)廣瀬智紀(Wキャスト:出演11/5東京公演、11/26氷見公演)(渋谷雪菜) 愛加あゆ(渋谷晴臣、愛犬タモ) 西村まさ彦〇東京公演会場・期間:竹芝ニューピアホール2022年11月3日(木祝)~11月5日(土)計4公演料金:全席指定6,800円※未就学児入場不可※当日券販売あり主催:TBSテレビ、TBSラジオ、朝日新聞社、プロマックス、ディスクガレージ後援:世界で最も美しい湾クラブ、美しい富山湾クラブ、富山県、BS-TBS、企画・制作:氷見市文化振興財団・チューリップテレビ協賛:清水建設株式会社氷見市制施行70周年記念事業、松翁記念財団助成事業問い合わせ:ディスクガレージ050-5533-0888(平日12:00~15:00)〇富山・氷見公演会場・期間:氷見市芸術文化館2022年11月26日(土)昼夜2公演料金:大人5,500円高校生以下1,500円※未就学児入場不可主催:氷見市、氷見市文化振興財団、チューリップテレビ後援:世界で最も美しい湾クラブ、美しい富山湾クラブ、富山県、BS-TBS、北日本新聞社、富山新聞社、北國新聞社、北陸中日新聞、FMとやま、北陸放送企画・制作:氷見市文化振興財団・チューリップテレビ協賛:清水建設株式会社氷見市制施行70周年記念事業、松翁記念財団助成事業問い合わせ:(一財)氷見市文化振興財団0766-75-4072、0766-30-3430(8/15~) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月03日2022年秋、東京・富山で『「真白の恋」~世界で最も美しい湾―朗読劇』の上演が決定しました。「真白の恋」は2017年に富山県射水市(新湊)を舞台に映画化。港町を舞台に、軽度の知的障がいのある主人公・真白(ましろ)の初恋を描いたこの作品は、様々な問題に直面しながらも前向きに人生を歩んでゆく人々の姿を描きつつ、富山の魅力も伝える珠玉の感動作となっています。2022年、多くの評価と感動を得た「真白の恋」を原案に朗読劇化されます。映画でも原作・脚本を務めた北川亜矢子がふたたび脚本を担当し、土田英生が演出を担当、主人公・真白 役には初めての朗読劇となる早見あかりが主演。真白にとって初恋の相手となる・油井景一役には浦井健治と廣瀬智紀によるダブルキャスト、さらには愛加あゆ、西村まさ彦、と豪華出演陣を迎えてお届けします。「普通ってなんだろう」ただ“普通の恋”のはずなのに、誰もがその恋に涙した「真白の恋」の朗読劇化にご期待ください。「真白の恋」~世界で最も美しい湾―朗読劇公演概要公式HP: 脚本:北川亜矢子演出:土田英生プロデューサー:河出洋一(氷見市文化振興財団)共同プロデューサー:高成麻畝子出演:(渋谷真白)早見あかり(油井景一)浦井健治(ダブルキャスト11/3,4東京公演)廣瀬智紀(ダブルキャスト11/5東京公演、11/26氷見公演)(渋谷雪菜)愛加あゆ(渋谷晴臣、愛犬タモ)西村まさ彦〇ストーリー渋谷真白は、生まれてからこれまで、家族とともに富山・氷見で暮らしている。見た目にはそれとわからないが、真白にはごく軽度の知的障害がある。日常生活には支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番をしたり、飼い犬の世話をしたり、元気に暮らしている。ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、東京からやってきたフリーのカメラマン、油井景一に出会う。真白の、初めての恋。応援する人、心配する家族。その中で真白は何を感じ、どう成長していくのか・・・。海が美しく自然豊かな富山・氷見に暮らす、一つの家族の、「優しさ」と「葛藤」を描く。〇東京公演詳細会場・期間:竹芝ニューピアホール2022年11月3日(木祝)~11月5日(土)計4公演料金:全席指定6,800円※未就学児入場不可オフィシャル抽選先行予約:8月3日(水)14:00~8月15日(月)23:59にて実施受付URL: 一般発売:2022年9月3日(土)10:00より主催:TBSテレビ、TBSラジオ、朝日新聞社、プロマックス、ディスクガレージ後援:世界で最も美しい湾クラブ、美しい富山湾クラブ、富山県、BS-TBS、企画・制作:氷見市文化振興財団・チューリップテレビ協賛:清水建設株式会社氷見市制施行70周年記念事業、松翁記念財団助成事業問い合わせ:ディスクガレージ050-5533-0888(平日12:00~15:00)〇富山・氷見公演詳細会場・期間:氷見市芸術文化館2022年11月26日(土)昼夜2公演料金:大人5,500円高校生以下1,500円※未就学児入場不可一般発売:2022年9月3日(土)10:00よりプレイガイド:チケット for LINE(電子チケット)、ハッピータウン、プラファ※大人チケットのみ販売、アーツナビ、チケットぴあ、アスネットカウンターほか主催:氷見市、氷見市文化振興財団、チューリップテレビ後援:世界で最も美しい湾クラブ、美しい富山湾クラブ、富山県、BS-TBS、北日本新聞社、富山新聞社、北國新聞社、北陸中日新聞、FMとやま、北陸放送企画・制作:氷見市文化振興財団・チューリップテレビ協賛:清水建設株式会社氷見市制施行70周年記念事業、松翁記念財団助成事業問い合わせ:(一財)氷見市文化振興財団0766-75-4072、0766-30-3430(8/15~)〇出演者・脚本・演出からのコメント<早見あかり(渋谷真白)>初めての朗読劇です。新たなチャレンジへの期待と同時に〝声〟や〝言葉〟だけで何かを伝えることの難しさに不安も抱いています。とにかく真摯に芝居に向き合って、真白と共に自分も成長できたらと思います。ぜひ劇場にお越しください。<浦井健治(油井景一/ダブルキャスト)>まずは、今回、早見あかりさんと久々にご一緒出来るのが光栄です!現場やスタッフさん、そしてお客様のことを常に考えていて、その持ち前の明るさに助けられたのを覚えています。舞台となる富山は何度か公演で訪れた事がありますが、自然豊かで食事や温泉、楽しく過ごした記憶があります。そんな富山を舞台としたこのような朗読劇に参加させて頂けることの有り難さと共に、富山の魅力をお届けできる時間になるよう大切に、読ませて頂ければと思います。<廣瀬智紀(油井景一/ダブルキャスト)>油井を演じさせていただきます廣瀬智紀です。素敵なキャストの皆さんとご一緒できること、今からワクワクしております。全幅の信頼を寄せる皆さんと繊細であたたかいこの物語を大事にお届けします。物語の舞台(富山)にも行かせていただきます。とても楽しみです。<愛加あゆ(渋谷雪菜)>このお話を頂いた時、私の愛するふるさと富山が題材という事でとても興味深く、その富山での公演もあるので私自身も今からとても楽しみにしています!心温まるストーリーですので、是非沢山の方に観に来て頂きたいです。劇場にて心よりお待ちしております!<西村まさ彦(渋谷晴臣、愛犬タモ)>氷見市芸術文化館のオープニングシリーズに、お声がけくださいまして誠にありがとうございます。この新たな一歩は、氷見市、富山県に留まらず、広く文化芸術に寄与されることと思っております。微力ながら私も、お客様に喜んでいただける作品作りのお役に立てればという思いです。<北川亜矢子(脚本家)>これまでの人生で、私が最も影響を受けた人物は、軽度知的障がい者である、実の弟です。自分の運命を受け入れ、足るを知り、粛々と生きる彼をモデルに、8年前、映画「真白の恋」を書きました。この大切な物語を、朗読劇として、再びお届けできる機会を頂き、大変光栄に思っております。楽しんで頂けると幸いです。<土田英生(演出家)>朗読劇のイメージがつかめない方も多いと思います。しかし、れっきとした舞台のジャンルで、最近ではその魅力がようやく認められてきました。氷見を舞台とした「真白の恋」が朗読劇としてどのようになるのか?ご期待ください。〇応援コメント<坂本欣弘監督(映画監督・映画「真白の恋」監督)>真白は元気にしているのかな。あの自転車屋でちゃんと店番しているのかな。元気にタモの散歩をしているのかな。冬になるとそんなことばかり考えてました。久しぶりに真白に会えると思うと嬉しくて涙が出そうです。<佐藤みゆき(女優・映画「真白の恋」渋谷真白 役)>真白がまた別の世界線で生きているなんて…そしてそれがこれから各地で繰り広げられていくだなんて!どんな景色が待っているのか、どんな物語として立ち上がるのか、堪らなく楽しみ。まずは氷見で生きる彼女を、すでに『真白の恋』を知るあなたにも、これから知るあなたにも出逢ってほしい。<立川志の輔(落語家)>私が大変感動した映画「真白の恋」、これをアレンジして初めて上演する朗読劇ということで皆さん、ご期待ください。<新田八朗(富山県知事)>映画「真白の恋」が、市制施行70周年を迎えた氷見市を舞台に朗読劇として生まれ変わり、上演されますことをうれしく思います。「世界で最も美しい湾クラブ」に加盟する、類まれな美しい眺望が広がる富山湾の魅力が、朗読劇を通して県内外の多くの皆様に伝わることを期待しています。<高木繁雄(美しい富山湾クラブ会長)>「真白の恋」世界で最も美しい湾―朗読劇の上演を通じて、様々な問題に葛藤しながらも成長していく若者達の姿とともに、背景となっている世界で最も美しい富山湾の魅力も知って頂けましたら幸いです。<ブルーノ・ボダード(世界で最も美しい湾クラブ事務局長)>「世界で最も美しい湾クラブメンバーである美しい富山湾での物語、朗読劇「真白の恋」が素晴しい評価を得られることを心待ちにしています。」 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月03日「Sexy Zone」の中島健人と小芝風花が初共演&W主演する「彼女はキレイだった」の4話が7月27日放送。親知らずが腫れたうえプロレス技までかけられてしまう里中に「可愛すぎ」などの声が続々。また中島さん演じる宗介の笑顔にも多くの反応が集まっている。パク・ソジュン主演で話題となった韓国の大ヒットドラマ「彼女はキレイだった」をリメイクした本作。キャストには世界的ファッション誌「ザ・モスト」日本版の副編集長兼クリエイティブディレクターとなって愛の前に現れる長谷部宗介に中島さん。幼少期は優等生美少女だったが今では自分に自信をなくしてしまい、親友の家に居候させてもらいながら「ザ・モスト」編集部で働くことになる佐藤愛に小芝さん。愛に惹かれる「ザ・モスト」編集部員の樋口拓也に赤楚衛二。愛になりすまして宗介と親しくなっていく桐山梨沙には佐久間由衣。編集部の心優しい弟分的存在の里中純一には高橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)。編集部員の須田絵里花には宇垣美里。宮城文太に本多力。岡島唯子には片瀬那奈。編集長・池沢蘭子にLiLiCoといった顔ぶれも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。雨の中で起きたバイク事故を目撃して、母が亡くなった時の状況がフラッシュバック。動けなくなってしまった宗介を愛は介抱する。宗介はかつて幼い愛が同じように寄り添ってくれたことを思い出し、思わず彼女をみつめ「愛」とつぶやく…。一方、好きな人をあきらめたいという梨沙の頼みで婚約者のフリをすることになった樋口は、待ち合わせ場所で梨沙の隣に宗介がいるのを見かけ、梨沙が愛に成りすましていたことを理解する。そんななか里中の親知らずが腫れ、会社を休むことに。彼に代わって愛が宗介と一泊二日でロケハンに行くことになる…というのが今回のストーリー。顔が腫れ何をしゃべっているかわからない状態の里中に「顔が真四角になってる里中くん愛した」「親知らずで顔が…笑笑里中くんつぼります」「親知らずシーンめちゃ面白かった」などの声が続々。その後歯を治療して出社した里中だが、宗介と愛が2人でロケハンに行ってることにイライラを募らせていた赤楚にプロレス技をかけられてしまう。その様子に「里中くん親知らず治ってルンルンで出勤したのにかわいそすぎワロタ」「親知らず抜いた里中くんもどつかれまくる里中くんもさすがに可愛すぎた」といった声も。そんな里中に代わりロケハン旅行に出た愛だが、旅先で幼い頃と同じように笑う宗介を見て、彼が昔と変わらない自分の大好きだった頃のままだと気づく…大人になった愛の前で初めて心からの笑顔を見せる宗介にも「宗介の優しい笑顔も思いっきり笑う顔も最高すぎる」「ツンデレ宗介の優しい笑顔で切なくなっちゃうな…」「愛ちゃんに徐々に心許し始めた時の少年みたいな笑顔凄い好き」などの反応が次々と投稿されている。(笠緒)
2021年07月28日舞台『KYOTO SAMURAI BOYS』の公開稽古が24日に都内で行われ、【椿】福澤侑・飯塚大夢・NUY・山縣悠己・竹迫祐貴、 【桔梗】里中将道・Lil Noah・RANMA・BISKE・神谷亮太・品川翔、【若葉】泰江和明・Rayshy・R-NE・飯田寅義・下田壮良・河島樹来、構成・演出の植木豪、ネルケプランニング代表取締役会長 松田誠が登場した。同作は、オーディションで選抜された18人の若きサムライが、チームに分かれて公演を行う。日々何気なく過ごしていた現代の若者たちが、ある日ゲームの世界に入りこんでしまい、同じくゲームの世界に取り込まれた人達を元の世界に戻す使命を課せられる。強大な敵とぶつかり、修行を経て、【侍の心】を思い出していく。平安神宮敷地内にある KYOTO SAMURAI THEATER(京都・時代祭館 十二十二内)で上演され、ネルケプランニングが全面プロデュースを行う。3チーム18人の中から、混合で9人ずつが公演に登場。公開稽古では福澤、山縣、里中、Lil Noah、泰江、下田、RANMA、竹迫、R-NEがパフォーマンスを行い、他のメンバーは観客エリアから応援する。なお、【椿】メンバーの山口晃生は怪我のため欠席となった。今回は物語の序盤、ゲームの世界に入り込んだ時のバトルシーンである「SAMURAI BATTLE」と、終盤のライブシーンの1曲「侍 Brotherhood」を披露した。各チームのリーダー3人が仮衣装を身につけ、他のメンバーは「1番いい稽古着で」という指示に従ったという。松田会長は「このプロジェクトは絶対に勝てると思っている。1番最初にパフォーマンスを見た方々が、最終的には『あのとき最初に見た』と自慢してもらえるように頑張る」と意気込んだ。演出の植木は「プロジェクションマッピングやレーザーを操る場面もあるし、まだ日本であまりない"ホロヘルメット"というパフォーマンスがあったり。そういう中にみなさんのフィジカルをどんどん入れていく」と展望を明かす。出演者については「作品に対する姿が真摯で、あと20年遅く産まれたらみんなと出たかったなと思うくらい素敵な作品になっています」と絶賛。「侍になれそうな華」や、「オーディションに対する態度」など、一緒に応援していけるようなメンバーを選んだという。それぞれのチームについての印象を聞かれると、【椿】の福澤は「熱い人たちがたくさんいる。まだ出会ってそんなに日も経ってなくて、稽古に集中しているけど、良い意味で全員が目立ちたいと言う思いがあって。チームで切磋琢磨しながらいい仲間でありライバルで成長していけそう」と語る。【桔梗】の里中は「テンションが高い子が多くて、一見チャラそうだけど、一人ひとりが負けず嫌い。一人で残って端で練習しているような子たちで、芯のあるメンバーです」と紹介。【若葉】の泰江は「名前の爽やかなイメージの通りで、取り組み方も一人ひとりが真面目だと、稽古を通して思いました。みんなを笑顔にさせてくれるようなそれぞれの良さがあると思う」とそれぞれの印象を明かした。メンバーは京都の地に住み込んで、ロングランを予定しているが、里中は「かけがえのない1年になるのは間違いない」と確信。植木は「このパッケージですぐ持っていけるように作って、先のことも色々できたらいいなという展望は持っています」と今後の展開も示唆し、「オーディションで見たときとは全く別人で、侍になりかけている。あとはみなさんの応援とパワーで本当の侍になっていくと思う」と期待を表した。
2019年07月24日第4回なら国際映画祭にて、インターナショナルコンペティション部門観客賞を受賞した『真白の恋』。そして、クラウドファンディング「MotionGallery(モーションギャラリー)」にて、映画カテゴリー歴代7位となる大きな支持を集めた『スプリング、ハズ、カム』。いま、出会いと別れ、心境や環境の変化が近づく春に向け、親の愛が心に温かくしみる2作品が連続で公開されている。『真白の恋』は、軽度の知的障がいをもつ主人公・渋谷真白(佐藤みゆき)が、東京からやってきたカメラマン・油井景一(福地祐介)に初めての恋をする物語。監督は冨樫森、呉美保らのもとで助監督経験を積み、本作で長編映画デビューとなった坂本欣弘。脚本は、自身も軽度の知的障がいのある実弟をもつ北川亜矢子によるオリジナル作品となっている。生まれてからこれまで、家族と共に富山で暮らしている真白。ごく軽度の知的障がいがある。日常生活に支障はなく、父・晴臣(長谷川初範)の営む自転車店の店番をしたり、飼い犬の世話をしたりと、元気に暮らしている。ある日、真白は兄の結婚式場でカメラマンの油井景一と出会った。油井を街案内することになった真白は、代わりにカメラを教えてもらうことに。共に時間を過ごすことで、真白は徐々に油井へと恋心を抱く。真白が東京からやってきた男と会っていることを知った両親は、不安になり、油井と会うことを禁止する。真白が恋をすることに厳しく当たってしまうにはある理由があった――。本作に登場する真白の母・夏江は娘が知らない男と恋をしていることを知り、不安にくれる。そして父の晴臣は真白を守るため、油井と会うことを断じて許さず、外出することを禁止してしまう。真白のことを大切に思うあまり、家に縛り付けてしまうのだ。本作では、娘の初めての恋に反対してしまう親の葛藤に迫っている。一方、落語家・柳家喬太郎と「E-girls」石井杏奈のW主演という異色の組み合わせで贈る『スプリング、ハズ、カム』は、大学進学とともに上京することになった娘の住居を探すため東京を散策しながら、父と娘がお互いの想いを感じていくヒューマンストーリー。東京の大学に通うため、広島から上京して一人暮らしをすることになった璃子は、2月のある日、シングルファーザーの肇と2人で部屋探しに歩く。そこで出会う人々とのふれあいが2人の心にかけがえのない記憶を焼き付けていく。娘にとっては、ぶっきらぼうだが人情味あふれる父の愛を知り、亡き母が愛した1人の男性として父を見直す旅でもあり、父にとっては、少女から大人の女性へと成長する娘への「さようなら」を覚悟する旅であった…。『スプリング、ハズ、カム』に登場する父・肇は、『真白の恋』とは対照的に娘を手離そうとする。娘の璃子は父が1人になってしまうことを心配し、地元の大学への進学を希望していた。だが、肇はその娘の優しさを知りつつも、1人立ちするよう東京の大学を勧める。本作では、娘を大切に想うからこそ、寂しくて離れたくない想いを抑え、娘を手放し成長を願う父の愛が描かれている。わが子を愛すればこその親の愛情、そして葛藤を描く2作品を、見比べてみては?『真白の恋』はアップリンク渋谷ほか全国にて順次公開中。『スプリング、ハズ、カム』は新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年03月05日『あん』『淵に立つ』など、国内外から高い評価を受ける作品を送り出すエレファントハウスが配給する新作映画『真白の恋』が、2017年2月11日よりロケ地の富山にて先行公開、その後、全国にて順次公開することが決定。「第4回なら国際映画祭」インターナショナルコンペティション部門で観客賞を受賞した本作から、場面写真も解禁となった。渋谷真白は、生まれてからこれまで家族と共に富山で暮らしている。真白には、ごく軽度の知的障がいがある。日常生活に支障はなく、現在は父の営む自転車店の店番をしたり、飼い犬の世話をしたりと、元気に暮らしている。ある日、兄の結婚式で神社を訪れた真白は、東京からやって来たフリーカメラマン・油井景一に出会う。真白の生まれて初めての恋。応援する人、心配する家族。その中で真白は何を感じ、どう成長していくのか…。“日本のヴェネチア”とうたわれるほどの絶景、自然豊かな富山県射水市を舞台に、ひとつの家族の“優しさ”と“葛藤”を描く本作。監督は冨樫森(『あの空をおぼえてる』『おしん』など)、呉美保(『そこのみにて光輝く』『きみはいい子』など)らのもとで助監督経験を積み、本作が初の長編作品となる坂本欣弘。脚本は軽度の知的障がいのある実弟をもつ北川亜矢子が手がけたオリジナル脚本。軽度の知的障がいをかかえる女の子・渋谷真白には、舞台を中心に活躍し、三浦大輔の「愛の渦」フランス公演や福原充則・作「墓場、女子高生」などに出演してきた佐藤みゆきが映画初主演。真白が想いを寄せるカメラマン・油井景一には、シンガポールで活躍中のポスト“ディーン・フジオカ”との呼び声高い福地祐介。真白を大切に思うあまり、過保護になってしまう父を長谷川初範が演じる。解禁された場面写真は、佐藤さん演じる真白と福地さん演じるカメラマン・油井の海辺での2ショットが。真白は兄の結婚式で訪れた神社で、撮影のために東京からやってきた油井と出会う。真白は地元住民だけが知っている絶景撮影スポットへ油井を案内する代わりに、カメラを教えてもらうことに。無邪気にカメラを構える真白と無邪気な真白につられて笑顔を見せる油井の2ショットは、撮影前日に奇跡的に降り積もった雪によって、より本作を象徴するような魅力的なシーンとなった。また、12月5日に結婚したことを自らのブログで報告し、世間を賑わせた及川奈央が、真白の兄と結婚する美咲役を演じ、自身初となる白無垢姿を披露している。富山県出身の坂本監督による富山オールロケで行った本作。真っ白な心で初めての恋をした少女と、彼女を大切に思う人たちの思い、温かさを、この冬に感じてみて。『真白の恋』は2017年2月11日(土)より富山県にて先行公開、2月25日(土)よりアップリンク渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月16日『リップヴァンウィンクルの花嫁』の初日舞台挨拶が3月26日(土)、都内で行われ、主演の黒木華、共演する綾野剛とCocco、岩井俊二監督が出席。綾野さんは劇中のキーアイテムである“ねこかんむり”という被り物で、素顔を隠して登場し、ファンの笑いを誘った。結婚早々、夫に浮気された挙句、家を追い出されてしまった派遣教員の皆川七海(黒木さん)が、「なんでも屋」の安室(綾野さん)と出会い、月給100万円という破格の住み込みメイドの仕事を紹介される。派遣先で破天荒なメイド仲間の里中真白(Coccoさん)と意気投合するが…。岩井監督が12年ぶりに実写長編の日本映画に取り組んだ。黒木さんにとって、岩井監督は「高校時代からずっとあこがれていた存在」だといい、念願の初タッグに「幸せでしかなかった」「幸せの限界が来そう」「本当に幸せという言葉しか思い浮かばない」と、あふれる思いを抑えきれない様子。一方の綾野さんも、大好きな岩井作品のタイトルを次々と挙げて、「ずっと“この世界”にいたいと思わせてくれる監督。本当に岩井組に参加できて、とにかく嬉しかった」とこちらも喜びを爆発させていた。「この20年、自分なりに音楽をやってきたご褒美のようなもの」と今回の出演を語るCoccoさん。やはり「楽しいだけの撮影だった」と笑顔でふり返り、「明日から、自分がやるべき音楽を粛々とやっていこうと思う」とミュージシャンとしての決意を新たにしていた。そんな出演者を幸せにした岩井監督は、「自分の作品が手を離れるのは感無量。特にこの作品は、大事な娘を嫁に出すようなものなので(笑)、ぜひ皆さんに新郎になってもらえれば。ふつつかな娘ですが、よろしくお願いします」とファンに感謝を述べていた。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年03月26日大河ドラマ「真田丸」に出演し、連ドラ初主演の「重版出来!」も控える女優・黒木華がウエディングドレス姿を披露することでも話題の岩井俊二監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』。このほど、本作から黒木さん、綾野剛、そしてCoccoの役柄が記された、それぞれ表情の異なるWEB用ポスタービジュアル9種類が新たに解禁となった。舞台は東京。派遣教員の皆川七海(黒木華)はSNSで知り合った鉄也と結婚するが、結婚式の代理出席をなんでも屋の安室(綾野剛)に依頼する。新婚早々、夫の浮気が発覚すると、義母から逆に浮気の罪をかぶせられ、家を追い出される。苦境に立たされた七海に安室は奇妙なバイトを次々斡旋する。最初はあの代理出席のバイト。次は、月100万円も稼げる住み込みのメイドだった。破天荒で自由なメイド仲間の里中真白(Cocco)に七海は好感を持つ。ある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出し――。これまで、数少ない劇中写真しか解禁されていない中、初めて役柄を示した主要キャスト3人のビジュアルが披露された本作。映画の内容についても、謎に包まれた部分が多かったが、ポスターに書かれたそれぞれのキャラクターの名はその内容を解き明かす重要なヒントとなっている。これら9種類のポスターは、デザインからコピーまで、すべて岩井監督が考案し、手がけたもの。実は、本作のポスターやチラシ・予告編も、岩井監督が自らの手で制作している。特にチラシのデザインは好評で、現在、チラシがなくなる映画館が後を絶たず、チラシを求めてさまざまな映画館をさまよう人もいるほど。また、日本に先駆けて公開されている香港・台湾でも、本作は大きな盛り上がりを見せており、ミニシアターを中心に立ち見が続出。アジアで最大級の映画マーケットとなる “香港フィルマート”では、掲出していた7枚のポスターが全て盗まれてしまう、という前代未聞の事態も起こっているという。ますます期待が高まる本作。3者3様のキャラクターが描かれた今回のポスターから、あなたの想像を膨らませてみて。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は3月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月22日『小さいおうち』で第64回ベルリン国際映画祭において最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞し、日本アカデミー賞では史上2人目となる最優秀助演女優賞の2年連続受賞を果たした女優・黒木華を主演に迎えて贈る、岩井俊二監督の待望の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』。公開を目前に控えた本作から黒木さんの美しいウエディングドレス姿が印象的な劇中カットがシネマカフェに到着した。舞台は東京。派遣教員の皆川七海(黒木華)はSNSで知り合った鉄也と結婚するが、結婚式の代理出席をなんでも屋の安室(綾野剛)に依頼する。新婚早々、鉄也の浮気が発覚すると、義母・カヤ子から逆に浮気の罪をかぶせられ、家を追い出される。苦境に立たされた七海に安室は奇妙なバイトを次々斡旋する。最初はあの代理出席のバイト。次は月100万円も稼げる住み込みのメイドだった。破天荒で自由なメイド仲間の里中真白(Cocco)に七海は好感を持つ。真白は体調が優れず、日に日に痩せていくが、仕事への情熱と浪費癖は衰えない。ある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出す――。今回届いたビジュアルは黒木さん演じる七海がSNSで知り合った男性と結婚式で誓いのくちづけを交わすシーン。幸せを手に入れ、これから新たな第一歩を踏み出す彼女にとって大事な場面でもある。もう一枚は結婚式を控え、緊張しながらヴァージンロードを歩くのを待っている黒木さんと七海の父を演じる金田明夫の姿が映されたビジュアルだ。そんな本作はタイトルに花嫁とあるように“ウエディングドレス”が登場する場面が多々ある。19日(土)には渋谷に大勢の“花嫁”姿のねこかんむりをかぶった女性が登場するというゲリライベントが行われ、多くの人が止まって写真を撮ったり、SNS上でも「かわいい」「しあわせな気持ちになった」などのコメントや、岩井監督自身もSNS上にイベントの様子をアップし、注目を集めていた。渋谷の「nano・universe The Oak Floor」では本作のコラボレーションメニューを展開しており、BGMは本作のサントラを使用し、店内の特大ビジョンではここでしか観ることのできない映像が流れるという。目と耳と舌で本作の世界を味わってみては。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は3月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月20日黒木華、綾野剛ら実力派俳優を迎え、『花とアリス』などで知られる岩井俊二監督が描く最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』。この度、初めて本作の劇中映像を収めた最新予告編がひと足先にシネマカフェに到着した。舞台は東京。派遣教員の皆川七海(黒木華)はSNS で知り合った鉄也と結婚するが、結婚式の代理出席をなんでも屋の安室(綾野剛)に依頼する。新婚早々、鉄也の浮気が発覚すると、義母・カヤ子から逆に浮気の罪をかぶせられ、家を追い出される。苦境に立たされた七海に安室は奇妙なバイトを次々斡旋する。最初はあの代理出席のバイト。次は月100万円も稼げる住み込みのメイドだった。破天荒で自由なメイド仲間の里中真白(Cocco)に七海は好感を持つ。真白は体調が優れず、日に日に痩せていくが、仕事への情熱と浪費癖は衰えない。ある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出す…。『Love Letter』『スワロウテイル』などを手掛け、女優たちの新たな魅力をスクリーンへと昇華させてきた岩井監督が務める本作。主演には『小さいおうち』で「第64回ベルリン国際映画祭」において最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞し、「天皇の料理番」(TBS)や現在公開中の『母と暮せば』の好演が記憶に新しい女優・黒木さん。そして共演には、昨年放送された「コウノドリ」(TBS)で主演を務めた綾野さんが演じる。そのほか歌手のCoccoや原日出子、地曵豪、夏目ナナ、りりィなど俳優陣が脇を固めている。これまでに、本作の映像として公開されていたのは、劇中から引用された意味深な台詞音声に乗せて流れる「ねこかんむり」をかぶった女性の映像のみだった。そして今回の予告編も、前回に引き続いて、監督自らが制作。本作にも登場するCoccoさんの歌う楽曲に乗せた「ねこかんむり」の映像に加えて、「皆川七海さんは何て呼んだらいい?」「そんな虫のいい話を仕事にするのが、僕の仕事」など前回は音声だけだった部分に初の劇中映像がインサートされている。「どこへ行けばいいですか?」と話し涙する黒木さんが意図することとは…。監督独自の映像美と衝撃的な内容をイメージさせる映像となっている。3月の日本公開に先駆け、韓国を皮切りに、香港、台湾において実写邦画作品では初となる、アジア3か国での先行公開も決定している本作。こちらの予告編から岩井監督ならではの映像美や、黒木さん、綾野さん、Coccoさんといった個性豊かな役者が演じる印象的な台詞にも注目してみて。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は3月26日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年01月15日『スワロウテイル』『花とアリス』を手掛け、女優たちの新たな魅力をスクリーンへと昇華させてきた岩井俊二監督の最新作『リップヴァンウィンクルの花嫁』の公開が決定。この度、本作の主演を女優・黒木華が務め、共演には現在ドラマ「コウノドリ」で活躍中の綾野剛、歌手のCoccoらが出演していることが明らかになった。舞台は東京。派遣教員の皆川七海はSNSで知り合った鉄也と結婚するが、結婚式の代理出席をなんでも屋の安室に依頼する。新婚早々、鉄也の浮気が発覚すると、義母・カヤ子から逆に浮気の罪をかぶせられ、家を追い出される。苦境に立たされた七海に安室は奇妙なバイトを次々斡旋する。最初はあの代理出席のバイト。次は月100万円も稼げる住み込みのメイドだった。破天荒で自由なメイド仲間の里中真白(Cocco)に七海は好感を持つ。真白は体調が優れず、日に日に痩せていくが、仕事への情熱と浪費癖は衰えない。ある日、真白はウェディングドレスを買いたいと言い出す――。『小さいおうち』でベルリン国際映画祭・銀熊賞(女優賞)を受賞、ドラマ「天皇の料理番」の好演も記憶に新しい女優、黒木さんが今回演じるのは、結婚相手からも突き放され、新たなバイトに没頭する皆川七海。そんな七海に奇妙な仕事を勧めるなんでも屋の安室には『そこのみにて光輝く』『新宿スワン』『ピース オブ ケイク』に出演する綾野剛。そのほかキャストには、七海のバイト仲間となる里中真白役のCoccoを始め、原日出子、地曵豪、毬谷友子、和田聰宏、佐生有語、夏目ナナ、金田明夫、りりィら個性派俳優陣が顔を揃える。本作を手掛ける岩井監督は「ともかく書き上げてはみたものの、これは一体何の話なんだろう、それが自分でもよく分からなかった。ただ描きたかったことはあった。それがこの物語のどこかに描けた気はする。ならばひとまず、それでよしとしようと思った。かくしてずっと悶々と向き合って来たこの原稿を締めくくることにした。311直後から取り組みはじめて、気がつけば四年半が過ぎていた」とコメント。そんな岩井監督作の出演を熱望していたという黒木さんは、「岩井俊二監督の長編映画に出られる日が来るとは、3年前、『マイリトル映画祭』のオーディションで出逢ったときには想像できませんでした。脚本、撮影、音楽、時間、全てのものを、愛おしく思います。観てくださる皆さんに、その幸せを少しでもおすそ分け出来たら嬉しいなと思います」と喜びを語った。黒木さんは岩井監督の作品でどのような輝きを魅せるのか。『シャニダールの花』で共演していた綾野さんとの息の合った演技にも注目したい。『リップヴァンウィンクルの花嫁』は2016年3月26日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日