群生するカタクリ殿ヶ谷戸庭園は、都内では目にする機会が少なくなっている貴重なカタクリをお楽しみいただけるスポットです。春の訪れを告げる花として古くから親しまれているカタクリの見ごろにあわせ、3月18日から26日まで「カタクリを詠む」及び「クイズで学ぶ殿ヶ谷戸」を開催します。園内に群生するカタクリや庭園に咲く春の花々とあわせて、殿ヶ谷戸庭園でのひと時をお楽しみください。殿ヶ谷戸庭園の「カタクリ」タンポポシデコブシミツマタ1.カタクリを詠む■日時令和5年3月18日(土)~3月26日(日)9時~17時■場所展示室■内容カタクリにちなんだ俳句を短冊に書いていただきます。お書きいただいた俳句は、展示室で期間中のみ展示します。■参 加 費無料(入園料別途)■参加方法展示室にて自由参加過去の展示の様子2.クイズで学ぶ殿ヶ谷戸■日時令和5年3月18日(土)~3月26日(日)9時~17時■内容入園券販売窓口でクイズ用紙を受け取り、ヒントを頼りに園内を巡りながら、クイズの答えを探してください。同日程で下記当園Twitterでも「クイズで学ぶ殿ヶ谷戸」を行います。遠方の方もぜひWEB上でお楽しみください。■参 加 費無料(入園料別途)■そ の 他・国分寺崖線上に造られた当園は高低差10メートル以上の起伏に富んだ庭園です。お客様の安全を考慮し、小学生以下のお子様の入園の際は、保護者の方の付添をお願いしております。・天候等により、実施状況に変更が生じた場合は下記当園Twitterにてお知らせいたします。ご不明な場合は当園サービスセンター(042-324-7991)までお問い合わせください。【殿ヶ谷戸庭園Twitter】 過去の開催時の様子園内MAP3.新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から庭園を利用する際のお願い・園内の混雑状況により、入園をお待ちいただく場合がございます。・こまめな手洗いや消毒をお願いします。・体調がすぐれない時は来園をお控えください。4.その他・新型コロナウイルス感染拡大等の状況により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。ご来園前に公式ホームページ・公式Twitter にて最新情報をご確認ください。・来園者の方々へお知らせです。本庭園は、皆様の安全に配慮しながら、節電して営業しています。電力を「へらす」「つくる」「ためる」HTTに、ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。都立殿ヶ谷戸庭園について所在地東京都国分寺市南町二丁目開園時間午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)入園料一般 150円65歳以上70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)※団体料金や年間パスポート等詳細はHPをご覧ください。地図 : 庭園ガイドのお知らせ○本園は、下記日時に庭園ガイド(無料)を行っています。土曜日、日曜日と祝日:午前11時と午後2時の2回※ ※気象状況等により急遽中止する場合があります。当日の実施状況につきましては、殿ヶ谷戸庭園サービスセンターへお問い合わせください。アクセスJR中央線、西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺」下車徒歩2分お問い合わせ殿ヶ谷戸庭園サービスセンター185-0021東京都国分寺市南町2-16TEL 042-324-7991(受付時間:午前9時から午後5時まで)〒185-0021東京都国分寺市南町2-16殿ヶ谷戸庭園公式HP : 殿ヶ谷戸庭園Twitter : 都立9庭園のInstagram始まりました!都立9庭園Instagram : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年02月15日鎌倉紅谷がバニラビーンズ(VANILLABEANS)とコラボレーション。「ショーコラクルミッ子」などのスイーツが2023年1月27日(金)より、鎌倉紅谷の一部直営店舗ほかにて発売される。鎌倉紅谷×バニラビーンズがコラボレーション神奈川県鎌倉市の「鎌倉紅谷」と、横浜市に本店を構える「バニラビーンズ」はコラボレーション商品「ショーコラ クルミッ子」を販売する。「ショーコラ クルミッ子」は、「鎌倉紅谷」の自家製のキャラメルにクルミを詰めバター生地で挟んで焼き上げた“クルミッ子”と、とろける生チョコレートをバタークッキーでサンドした“ショーコラ”を組み合わせたもの。「クルミッ子」のクルミと、ショーコラに合わせてアレンジした自家製キャラメル入りのガナッシュを、ホワイトチョコレートでコーティングした。やさしい甘さのチョコレートを「ショーコラ」のバタークッキーで挟み、リッチな味わいに。イチジク&チーズの新商品も2023年バレンタインに向けた新商品として「ショーコラ フィグフロマージュ」も登場。甘いイチジクと濃厚なパルメザンチーズがマッチしており、イチジクの種のプチプチ食感も楽しめる。また、クルミッ子&フィグフロマージュが2個ずつ入った「ショーコラ クルミッ子×フィグフロマージュ2種 4個入」も発売される。【詳細】鎌倉紅谷×バニラビーンズ コラボレーション商品発売期間:2023年1月27日(金)~2月上旬取扱店舗:鎌倉紅谷 八幡宮前本店、Kurumicco Factory The Shop、横浜高島屋店、伊勢丹新宿店、阪急うめだ本店、大丸東京店、日本橋三越本店の催事(2月1日~14日)、鎌倉紅谷公式オンラインショップ価格例:・ショーコラ クルミッ子 単品 486円・ショーコラ クルミッ子 4個入 1,944円・ショーコラ フィグフロマージュ 単品 486円・ショーコラ クルミッ子×フィグフロマージュ2種 4個入 1,944円※数量限定※なくなり次第終了【問い合わせ先】お問合せ窓口TEL:0120-15-9635 (平日10:00~16:00)
2023年01月25日1月15日(日)よる11時15分から放送の「情熱大陸」は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演し話題となった俳優・中川大志が登場する。1998年6月14日東京都生まれ。小学4年生のときに原宿でスカウトされ、「わたしが子どもだったころ」(’09)で俳優デビューした中川さん。「家政婦のミタ」で一家の長男を演じて注目を集め、携帯電話会社のCMでのコミカルなキャラクターや、第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した『坂道のアポロン』『覚悟はいいかそこの女子。』など話題作に出演。昨年は、自身初となる主演舞台「歌妖曲~中川大志之丞変化~」に挑戦した。シリアスからコミカルまでその演技の幅は広く、畠山重忠を演じた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」では、小栗旬との一騎打ちが「神回」と注目を集めた。「芝居やパフォーマンスに関しては負けないと思っている、ただ同世代が爆発的に人気になっている中、自分は爆発的に人気が出た自覚はない、もっと結果が欲しい…」と話す中川さん。芝居に愚直で貪欲、そして野心家でもある中川さんとはどんな人間なのか?今回カメラは、大河ドラマの殺陣ができ上がるまでの様子を撮影。自分の信じる芝居への強いこだわりが明かされる。そして、初舞台にして初座長を務めた「歌妖曲~中川大志之丞変化~」。日々行われる稽古、先輩や仲間の俳優たちに置いていかれているのではないか。本当に自分の芝居は正しいのか。自問自答を繰り返し、眠れない日々が続いたという。初日の幕が上がるとき、果たして成長した姿を見せることはできたのか。取材に対し、実直に本音を語る中川さんが、もがきながらも新たな一歩を踏み出す姿を映し出す。「情熱大陸」は毎週日曜日MBSほかにて放送中。(cinemacafe.net)
2023年01月15日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で圧倒的な存在感を見せた俳優・小栗旬が魅せるシェイクスピア演劇、『ジョン王』が上演されている(東京公演:Bunkamuraシアターコクーンにて1月22日まで、埼玉公演:埼玉会館 大ホールにて2月17日~2月24日)。同作は1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズの最後を飾る作品となる。2017年12月、シリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎が演出する『アテネのタイモン』でシリーズが再開され、2019年2月に『ヘンリー五世』、2020年2月に『ヘンリー八世』を上演し、『ジョン王』が、完結目前の第36弾として2020年6月に上演予定であったが、緊急事態宣言の影響で敢え無く中止に。2021年5月に上演された第37弾『終わりよければすべてよし』でいったんのシリーズ完結を迎えたが、『ジョン王』を上演しないことにはシリーズは終われないという吉田の強い想いから、改めて上演が決定した。小栗が演じるのは、生命力とユーモアにあふれ世の中をシニカルに見つめる若者“私生児”。16年ぶりにシリーズに復帰で、本作がシリーズ4作品目の出演となる。東京公演ではタイトルロールの“ジョン王”役に吉原光夫、演出も兼ねる吉田鋼太郎がジョン王と敵対する“フランス王”役で出演する中で、小栗が何を感じているのか、話を聞いた。○■『鎌倉殿の13人』が終わってすぐ稽古に――大河ドラマの撮影が終わってすぐ『ジョン王』の稽古に入られたとのことで、率直にどういう気持ちで臨まれていたんですか?全然、やりたくなかったです(笑)。でもやるしかないから頑張っています。もちろん上演を渇望していたところだったんですけど、やっぱり『鎌倉殿の13人』の撮影が終わって2週間ぐらいで稽古開始だったので、さすがにきついなあ! と。もうちょっと、ぼ〜っとしてたかったんです。1週間ぐらいしかゆっくりできず、次の週からすぐに準備を始めなきゃいけなかったので、どうしても「もうセリフを覚えたくない……」という気持ちはありました。――ちなみに今の髪型は役に関係あるのでしょうか?2年間ずっと黒髪で伸ばしていたので、イメチェンしたかっただけです(笑)――『鎌倉殿の13人』もシェイクスピア劇に近いと言われていましたが、共通するものは感じましたか?たしかに三谷さんがシェイクスピア劇と重なる部分があるとおっしゃってました。例えば実朝と和田義盛の関係が『ヘンリー四世』のハル王子とフォルスタッフみたいだということとか。どこかでシェイクスピア劇の中での人物像を、鎌倉に置き換えられていると思うんです。でも言葉も全然違うし、演じる方としては、とにかくシェイクスピアは基本的にセリフが長いんだと実感しています(笑)――たしかに、戯曲を読み込むのも一苦労ですよね。ただそこは演出の鋼太郎さんが素晴らしい読み解き方をされていて、鋼太郎さんの説明によって自分たちの中でも輪郭が見えてくるんです。セリフを覚えながら台本を読んでた時には「これ、なんなんだろう」と思っていたような箇所が、減っています。ある意味、もしコロナで中止にならず2年前にこの公演をやっていたら、こういう読み解き方とか受け取り方って、僕らもたぶんしなかっただろうなと思うんです。やっぱりコロナというもので、1度中止になり、そこから自国ではないにしろ戦争というものを身近に感じているわけで、改めて思うのは『ジョン王』は戦争をテーマにした物語だということです。正直そのまま読んでいくと、物語に対してどうしてこうなるんだ、と思うところもあるんですが、演じてみると思った以上に群像劇のようにみんなに見せ場があって、常軌を逸した状況の中で人間らしさみたいなものが浮き彫りになってくる。自分は演じる“私生児”というキャラクターにある種の客観性も持たせながら話を進めていって、客席と作品の世界をつなぐ存在みたいな感じだと思っています。作品を通して、結局戦争ってあまりに人の人生を変えるものなんだということを、お客さんに近い形で受け取ってもらえるようになっているのではないかと思っています。ここまでエネルギーのある芝居は、最近なかなかないんじゃないかなと思うんですよね。例えるとすると、”ラーメン二郎”みたいなことだと思います。コッテリ味に全部のせ、みたいな感じなのにもう1度食べたいと思わせるみたいな。○■「勉強」は客に見せる手前の段階――小栗さんは蜷川幸雄さんから「古典をやろう」と言われたことがあったそうですが、実際に俳優としてシェイクスピアのような古典演劇をやる意義は、どのようなところにあると思いますか?古典って、何百年経っても作品が残り、それでいて今でも必ず上演されていると思うと、やっぱりすごいパワーを持っているんですよね。結局、数百年前から人間ってさして変わらないんじゃん! みたいな。新作が生まれても、結局どこかで古典を踏襲していたり、オマージュであるということがつきまとう世の中で、原点に還ると思うと面白いですし、特にシェイクスピアってとにかくしゃべらなきゃいけない、しゃべって人を面白がらせる戯曲なので、なかなか現代劇では同じようなものはないと思うんです。それを楽しんでできるのは、本当にやる意義があることだなと思います。――若手の俳優の方も「挑戦したい」と言うこともあるかと思いますが、そこについてはどう思われますか?それはもう……やりたい人だけやればいいと思います。今やお芝居の形も、やれることも、本当にいろんな方向がありますからね。わざわざ無理して古典をやる必要もないと思うし。僕が昔から非常に思ってることは、ある時から、若い子たちがみんな舞台に出ることを「勉強」みたいに言ってるんじゃないか、と。いやいや、お客さんがいる時点で勉強なんかしてる場合じゃないよ、と思っている自分もいるんです。――確かに! 小栗さん自身はそういう感覚はないまま挑まれていたのでしょうか?僕はいつのまにか蜷川塾みたいなところに入って、勉強したくもないのに無理矢理勉強させられたみたいなところがあったのかもしれません(笑)。本当にノウハウも教えてもらったし、今となったら財産でありがたいことだなと思っています。でもどうしてそういうことになるのかというと、結局現代に生きる僕たちが、あまりに演劇に対する素養がなさすぎるというか、素地がないというか、そういう状況だから、どうしても「勉強します」という環境になっちゃうんだろうな、と。もちろん学ぶ場所は探せばどこにでもあって、舞台で学ぶこともたくさんありますけど、でもやっぱり「学ぶ」って、お客さんに見せる手前の段階だと思うんです。だから演劇を学びの場だと思ってるなら、違うんだぞ! といつでも考えてはいます。――一方で、客席で観る方としてもあまり素養がないのかも…と感じてしまうこともありますが…。でも、観た方はどんな風に受け取ってもいいと思うんですよね。別に何かを知ってなければいけないとか、ない。単純に観た人にとって面白いか、面白くないかで判断すればいいだけだと思うんです。だからたとえば時代背景とか、この表現にある種のオマージュがあるとか、時代に対するアンチテーゼなんだとか、そういう意図は作ってる側が意識するだけでよくて。観て面白いと思ったら、違う枝葉が生まれて興味が広がっていくと思うので、そこを楽しんでもらえればいいと思います。今は演劇もいろんな視聴方法がある状況で、全てはお客さんに委ねられていて、僕たち作り手はそこに迎合するしかない環境の中にいるんです。でも演劇ってやっぱり足を運んでもらって、一緒に空間を共有するということが素晴らしい体験だと僕は思っています。演じる僕らもそうですけど、集まったお客さんのエネルギーがすごいパワーをもってくるし、僕たちはそれを上回るパワーでいなきゃいけないと思っているんです。だから、その気持ちをしっかり受け取って帰ってもらったらうれしいです。■小栗旬1982年12月26日生まれ、東京都出身。98年、ドラマ『GTO』で連続ドラマレギュラーデビュー。03年、蜷川幸雄演出の舞台『ハムレット』に初出演し、以降は蜷川作品の常連となる。主な出演作はドラマ『花より男子』シリーズ(05~07年)、『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(07年)、『信長協奏曲』(14年)、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(17年)、『日本沈没-希望のひと-』(21年)、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(22年)、映画『クローズZERO』シリーズ(07/09年)、『銀魂』シリーズ(17/18年)、『人間失格 太宰治と3人の女たち』(19年)、『罪の声』(20年)、『キャラクター』(21年)など。
2023年01月12日女優の尾碕真花が昨年12月5日、東京・明治記念館で行われた、オスカープロモーション所属のタレントが集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」に出席。NHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』など様々なドラマに出演した2022年を振り返った。――尾碕さんは今回、4年連続の晴れ着撮影会参加となりましたね。そうなんです! すごくありがたいですし、嬉しいです。――昨年、他の参加者の皆さんとの会話で「発してくださる話題に乗っかりました(笑)」とおっしゃっていましたが、今年はいかがでしたか?今年もあんまり変わらずかもしれないです(笑)。でも今年は「X21」というアイドルグループ時代から仲が良い川口ゆりなちゃんが初参加だったので、いつもより少しリラックスできていたような気がします。(小芝)風花ちゃんとは『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』(テレビ朝日系)で共演させていただいたので、前よりたくさんお話をさせていただきました。お着物の話もそうなんですが、“「一緒にごはん行こう」詐欺”をお互いにずっとしていて……(笑)。――「一緒にごはん行こう」と言うも、なかなか具体的な日程が決まらないと(笑)。今日も「2023年こそは……!」という話をしていました(笑)。――2022年はどんな年でしたか?2022年は色々な映画やドラマに参加させていただき、スタッフさんとのご縁作りができた年だったのかなと思います。――大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも出演されました。撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?お部屋のセットがすごくて、カメラの台数も多いですし、独特な雰囲気でしたね。「大河ってやっぱりすごいな」と思いました。同世代の役者さんがいなくて、小栗旬さんをはじめ、先輩方ばかり……そんな作品に参加させていただき、とても貴重な経験をさせていただきました。――小栗さん演じる義時の異母妹役でしたが、現場で北条家の方たちとコミュニケーションは取られましたか?もう恐れ多くて……! 何も話せなかったです(笑)。皆さんがお話されているのを聞かせていただいて、「へー、そうなんですね!」と相槌を打つだけで精一杯でした(笑)。――晴れ着撮影会に際し、「今年はアニメに救われた一年だった」とコメントされていましたね。そのアニメというのは、何か特定の作品ですか?ザ・王道の定番で、みんなが知っている作品なんですが……『ONE PIECE』です(笑)!映画『ONE PIECE FILM RED』ももちろん観たのですが、以前アニメを観ていた時に途中で止まってしまっていたので、また続きから観ようと思って。せっかくだから、アニメを一話から全部見返したんです。――それは長い道のりですね!長い道のりでした(笑)。でも、1カ月半ぐらいで一話から最新話まで全部観ることができました。――すごい集中力が試されそうです(笑)。では最後に2023年の抱負を教えてください。2023年は、2022年よりもお芝居に触れる時間を長くしたいのはもちろん、私自身が自分のことを一番好きな年にして、自分のいいところを一つずつ見つけていけたらいいなと思います。■プロフィール尾碕真花(おさき・いちか)2000年12月2日生まれ。高知県出身。スーパー戦隊シリーズ『騎士竜戦隊リュウソウジャー』(19・テレビ朝日系)にてリュウソウピンク・アスナ役を務めたほか、2022年は、舞台『六番目の小夜子』、『妖怪シェアハウス-帰ってきたん怪-』(テレビ朝日系)、『警視庁ゼロ係SP』(テレビ東京系)、ショートフィルム『If I stay out of life…?』、WOWOW『早朝始発の殺風景』等に出演した。
2023年01月03日鎌倉プリンスホテルでは、期間限定のアフタヌーンティーセット「いちご×Neo 和菓子のアフタヌーンティー」を、2023年3月3日(金)までの期間限定で提供する。鎌倉プリンスホテル“Neo和菓子”いちごアフタヌーンティー相模湾の水平線を望む絶好のロケーションで、季節の移ろいに合わせて変わる様々なアフタヌーンティーが楽しめる鎌倉プリンスホテル。毎年人気のストロベリーアフタヌーンティーの第1弾となる今回は、いちごをふんだんに使った「Neo和菓子」をアフタヌーンティースタイルで提案する。いちご尽くしのスイーツ&セイボリースタンドを彩る「Neo和菓子」は、和菓子の伝統を大切にしつつモダンなエッセンスを加えた新感覚の和菓子。パフェの食材を大福で包み込んだ「パフェ大福」、ハート形の最中でクリームチーズといちごをサンドした「いちごクリームチーズ最中」、ほのかに柚子が香る「いちごの柚子寒天」など、見た目にも華やかなスイーツの数々が並ぶ。このほか、フレッシュいちごの食べ放題、抹茶風味のパン生地でいちごをサンドしたフルーツサンドや、甘酸っぱいベリーソースで楽しむ牛サーロインソテーなど、いちご尽くしのメニューが用意されている。詳細「いちご×Neo 和菓子のアフタヌーンティー」提供期間:2022年12月26日(月)~2023年3月3日(金)※12月30日(金)~2023年1月3日(火)は予約不可。時間:11:30~15:30(L.O.15:00)※土・休日、催事開催時は120分制。※平日は時間制限なし。場所:鎌倉プリンスホテル レストラン ル・トリアノン(ホテル棟2F)料金:1名 6,200円<メニュー内容>■スイーツ 13種いちご、パフェ大福、練乳ブランマンジェといちごジュレ、いちごチョコレートようかん、いちごの柚子寒天、和三盆クリスピーいちご、いちごクリームチーズ最中、3色スノーボール、いちごクッキー、ホワイトチョコといちごのレアチーズムース、いちごミルフィーユ、いちごミニコーン、いちごムース■セイボリー 4種ベリーソースのサーロインステーキ、いちごと抹茶のフルーツサンド、豆乳といちごのカクテルサラダ、いちごとビーツのスープ仕立て■ドリンク 11種コーヒー(HOT/ICE)、カフェオレ(HOT/ICE)、紅茶(HOT/ICE)※ホットティーは以下「Art of Tea」6種類の茶葉より選択。(オーガニック イングリッシュ ブレックファスト、アッサムゴールド、オーガニック アールグレイ、ガーデン オブ エデン、オーガニック フレンチ レモンジンジャー、チョコレート モンキー)【予約・問い合わせ先】TEL:0467-32-1111受付時間:10:00〜17:00
2023年01月01日大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に主演した小栗旬が、年末放送の「第73回NHK紅白歌合戦」にゲスト出演することが分かった。今月18日に最終回を迎え、北条義時の衝撃の最期が話題となった「鎌倉殿の13人」。そんな本作で、1年に渡って主人公・北条義時を演じた小栗さんが、今回の紅白に登場。司会を務める大泉洋は、物語前半で源頼朝を演じ、その冷徹なキャラクターが話題に。その大泉さんと共に、小栗さんが本作への思いを語る。また番組では、脚本・三谷幸喜からスペシャルメッセージも放送される。「第73回NHK紅白歌合戦」は12月31日(土)19時20分~NHK総合、BS4K、BS8K、ラジオ第1にて放送。(cinemacafe.net)
2022年12月27日「オンエアが始まって、この作品を愛してくれている皆さんがいたお陰で、僕たちも最後まで走りきることができました。『鎌倉殿の13人』はとうとう終わりを迎えましたが、この作品が、この先も皆さんに愛してもらえたら嬉しいなと思います」12月18日、こう語ったのは俳優の小栗旬(39)。この日、小栗が主人公・北条義時を演じた大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)が最終回を迎えた。神奈川県鎌倉市では、そのフィナーレを小栗や北条政子役の小池栄子(42)といった主要人物を演じた俳優7名とともにパブリックビューイングで楽しむというイベントが行われており、小栗の発言はここでのものだ。’20年1月に制作が発表され、主演を小栗が、’04年『新選組!』や’16年『真田丸』といった大河ドラマを手掛けてきた三谷幸喜(61)が脚本を務めた『鎌倉殿』。人気俳優と名脚本家のタッグは放送前から注目度が高く、初回の視聴率は17.3%を記録。以降も根強い人気を誇り、さらに最終回で描かれた義時の壮絶な最期に、SNSでは《まごう事なき大傑作!》《1話から欠かさず観て、心の底から面白かった最高傑作の作品》といった声も上がっている。『鎌倉殿』のクランクアップ時、「この1年5ヵ月で、RPGで言えば8レベルぐらい上がった感じ」と語っていた小栗。さぞかし、感慨深いだろう。「撮影を終えた小栗さんは『これまでの作品で経験してきたこととは違う感覚。まだまだ続けていきたい気持ちと、終わってホッとする気持ちが両方ある』と話していました。小栗さんは『鎌倉殿』の登場人物たちを愛しており、“彼らの魅力を最大限に生かすためにはどうすればいいのか”を常に考えていましたからね」(制作関係者)小栗は座長として作品に向き合い、現場づくりにも貢献してきたという。「共演者の佐藤B作さん(73)からは『芝居が完璧。セリフも全て頭の中に入っていて、台本を撮影現場に持ってきているところをみたことがない』と“完璧俳優ぶり”を大絶賛されていました。また小栗さんは、現場では俳優やスタッフらのよき協力者でもありました。例えば源実朝が暗殺される鶴岡八幡宮の大階段のセットは、局内のスタジオで組まれたものです。小栗さんは大掛かりなセットに感嘆し、スタッフの気合に応えようと、自分の出番がないシーンでもリハーサルに立ち会っていました。それだけでなく実朝役の柿澤勇人さん(35)や源仲章役の生田斗真さん(38)、公暁役の寛一郎さん(26)に“どう動くか”というアイデアも提案。“仲章や実朝の死に際をどうするか”という話し合いにも参加していました」(前出・制作関係者)■大河の合間にちょんまげ姿で公園遊び大河の主役として奮闘してきた小栗だが、いっぽうでどれほど多忙なときでも家族との時間で手を抜くことはなかった。本誌は5月下旬、小栗が我が子と公園で遊ぶ姿を目撃している。小栗は『鎌倉殿』で北条義時を演じるにあたり、極力カツラを使わず地毛で演じることをモットーとしており、クランクイン前からほとんど散髪していなかった。そのため本誌が公園で目撃した際も長く伸びていた髪を後頭部で“ちょんまげ”のように束ねていたので、子供たちと走るたびに束ねた髪がピョコピョコと揺れていた。その後、公園で遊び終えると小栗は手慣れた様子で2人の子供を前後のチャイルドシートに乗せていた。自転車を漕いで、帰路につく様子は“俳優・小栗旬”とはまた違う頼もしい姿だった。そんな現場でも家庭でも全力の小栗を支え続けたのは、妻の山田優(38)だ。小栗は12月19日に放送された『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)で、山田について「人生を一緒に生きていても、俺よりすごい才能を持っているのになと思う」と“リスペクト”を明かしている。2人は小栗が主演を務めた’08年のドラマ『貧乏男子 ボンビーメン』(日本テレビ系)での共演をきっかけに交際がスタートし、’12年3月に結婚。本誌はそんな2人のアツアツ現場をゴールイン前から目撃してきた。’11年9月、小栗の主演舞台の公演初日を観劇に訪れていた山田は、終演後にしゃぶしゃぶ店で行なわれていた打ち上げにも参加。深夜3時過ぎに打ち上げが終わると、酔った小栗はかなりごきげんな様子。そして雨が振りしきるなか、人目も気にせず路上で山田を後ろからハグしていたのだ。また夫婦は’14年10月と’17年1月に子供が誕生したと報告。その後の‘18年10月、2人が都内の高級スーパーで「この肉超美味しそうじゃん?」と言い合いながら買い物を楽しむ様子を本誌は目撃している。■妻をねぎらって、多忙でも一日パパ業に精を出すさらに本誌は’19年7月5日、山田と彼女の実母を目撃している。この日は山田にとって35回目の誕生日で、小栗は仕事に育児に大忙しの山田に“1日ママ休業”をプレゼントしたという。「小栗さんは前年から年明けにかけて、ハリウッド映画出演に向けて大忙しでした。撮影だけでなく、現地との交渉や語学学習のために何度も渡米していたため、お子さんのことは日本にいる山田さんと彼女のお母さんに任せきりになっていたそうです。ですが、ちょうど仕事がひと段落したとき、山田さんが誕生日を迎えることに。お礼の意味を込めて、小栗さんは当日お子さんの相手をすることにし、自宅で一日中“パパ業”に精を出していたといいます」(芸能関係者)その後、一家は小栗のハリウッド進出のため一時LAに移住。そして’20年4月に現地で第3子が誕生し、帰国後の今年7月にも第4子が誕生していたと「NEWSポストセブン」が報じている。『突然ですが占ってもいいですか?』では「世界に羽ばたく俳優になりたいとは思っています」と宣言していた小栗。大役を終えた今、家族に見守られながら夢に向かって一直線だ。
2022年12月25日「僕、たぶん(『鎌倉殿の13人』の)最終回に、徳川家康が出るんじゃないかなって10月くらいのYouTubeで上げてたんです。松潤が出るんじゃないか?『花より男子』の関係で。小栗旬さんとの関係もあるし…。最後、『吾妻鏡』を読んでいたんじゃないかな?って言ってたんですよ!」12月23日、松村邦洋(55)がラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)に出演。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の最終回を的中させていたと明かした。「『鎌倉殿の13人』最終回の冒頭では、松本潤さん演じる、来年の大河ドラマ『どうする家康』の主人公・徳川家康が、鎌倉時代の歴史書『吾妻鏡』を読むシーンが描かれていました。この場面は、事前にメディアに知らされることのない“サプライズ”シーンだったのです」(テレビ誌ライター)松村は同ラジオで、YouTube配信後に三谷幸喜(61)から直電がかかってきたというエピソードを披露。「松ちゃん、1カ所当たってるんだけど、誰から聞いた?」と尋ねられたという。「松村さんは“誰かに聞いたわけではなく、適当に言ったら当たった”と真面目に返答したら、三谷さんから『これからは言わないで』と釘をさされたそうです」(演芸関係者)実は松村と三谷の付き合いは10年来におよぶ。「いまから9年前、歴史通の松村さんがメインパーソナリティーを務めるラジオ番組『DJ日本史』(NHKラジオ第1)に三谷さんが出演。大河ドラマ好きな2人は初対面で意気投合したんです。その直後、三谷さんが原作・脚本・監督を手掛けた映画『清州会議』(13年)の感想を聞きたいと松村さんに連絡。同作のDVDには三谷さんと松村さんの対談が副音声で収録されました。三谷さんが手がけた大河ドラマ『真田丸』(16年)では、松村さんは『真田丸』のPR企画の一環としてNHKが制作したスピンオフ『ダメ田十勇士』の一人として出演。その役柄のまま、『真田丸』の最終回にも出演していました」(NHK関係者)■大河ドラマに登場した役者に扮し、歴史をわかりやすく語れるのは松村だけ松村は昨年末に著書『松村邦洋『鎌倉殿の13人』を語る』(プレジデント社)を出版している。「芸能界ナンバー1の歴史通が半年にわかって書きあげた“わかりやすい鎌倉時代の歴史解説書”とじわじわと評判になり、3刷の人気に。松村さんには大河関連のオファーが次々に舞い込んでいるといいます」(メディア関係者)実際、11月には『どうする家康』にちなみ、静岡県浜松市の『大河ドラマ館』予定地でおこなわれた『浜松家康公トークショー』イベントに松村が出演している。「この日のイベントでは、松村さんは『葵 徳川三代』(00年)で主役・徳川家康を演じた津川雅彦さんに扮し、得意のモノマネを披露。同作に登場した秀忠役の西田敏行さんもモノマネで演じて“共演”させ会場を爆笑の渦に巻き込みました。大河ドラマに登場した役者さんに扮し、歴史をわかりやすく語るーーまさに松村さんの独壇場でした」(前出・演芸関係者)来年は松潤主演だけあって、さらに大河ドラマが盛り上がると予想されている。「12月14日、名古屋観光コンベンションビューローなどによれば、『どうする家康』放送による愛知県内の経済効果は約393億円にのぼると試算されています。当然、松村さんも恩恵を受けるでしょうね」(前出・NHK関係者)さらに、松村への追い風は大河ドラマだけではない。「松村さんは大の阪神ファンでも有名。来年は岡田彰布監督が15年ぶりに指揮をとり、セ・リーグの優勝候補筆頭ともいわれています。岡田監督は優勝を“アレ”と称したり、“そらそうよ”“おーん”など、独特のフレーズで阪神ファンを楽しませています。松村さんは岡田監督のモノマネも大の得意。来年、阪神が38年ぶりに日本一になれば、全国的な社会現象となることも見込まれ、松村さんへのオファーは殺到することでしょう」(スポーツ紙記者)所属事務所HPによれば、『アッコにおまかせ!』(TBS)など、すでにテレビ・ラジオのレギュラーを6本抱える松村だが、来年は、あの『進め!電波少年』(日本テレビ系)を凌ぐ爆発的な人気となるかーー。
2022年12月24日先日最終回を迎えた「鎌倉殿の13人」と、来年放送予定の「どうする家康」、それぞれで主演を務める小栗旬と松本潤が、大河ドラマについて語り合うスペシャル対談が実現。12月25日(日)20時に両公式サイトにて公開されることが分かった。「鎌倉殿の13人」で北条義時を演じた小栗さんが、いまだからこそ話せる感想、「どうする家康」で徳川家康を演じる松本さんが、放送を直前に控えた心境など、旧知の関係だからこそ、率直に語り合える2人。最終話に家康役で登場した松本さん。その舞台裏を含め、主演を演じる上での役への向き合い方、プレッシャー、チームとの関係づくり、そして大河ドラマの魅力について語られる。今回、そんな飾り気のないトークを無人カメラで撮影。映像は20分程度となっている。大河ドラマ「どうする家康」は2023年1月8日(日)より放送開始(初回15分拡大)。※総合テレビ日曜日20時/BSプレミアム・BS4K日曜日18時(cinemacafe.net)
2022年12月24日「撮影を終えた小栗さんは『これまでの作品で経験してきたこととは違う感覚。まだまだ続けていきたい気持ちと、終わってホッとする気持ちが両方ある』と感慨深げに話していました」(制作関係者)大河ドラマ『鎌倉殿の13人』最終回は鎌倉市内で出演者が集結するグランドフィナーレイベントが行われるほどの盛り上がりをーー。1年5カ月にわたり北条義時役を演じた主演・小栗旬(39)本人も“鎌倉殿ロス”に陥るほど、今回の大河は彼にとって“理想の職場”だったようだ。「小栗さんは三谷幸喜さんが作り上げた『鎌倉殿』の登場人物たちを愛しており、彼らの魅力を最大限に生かすためにはどうすればいいかを常に考えていました」そう話すのはNHK関係者だ。「たとえば、源実朝が暗殺される鶴岡八幡宮の大階段のセットは、局内のスタジオで組まれたものです。小栗さんは大掛かりなセットに感嘆し、スタッフの気合に応えようと、自分の出番がないシーンでもリハーサルに立ち会っていました。実朝役の柿澤勇人さん、源仲章役の生田斗真さん、公暁役の寛一郎さんの動き方にアイデアを出していました。仲章、実朝の死に際をどうするかまで話し合いに一緒に参加して、座長として現場を引っ張ったのです」クランクアップから約1カ月、複数メディアのインタビューで小栗はこんな本音を口にしている。「どんなにしんどかったとしても、やはり今の日本の環境で、どこを探してもここまでの長期間ノンストップで一人の人物を演じられる機会はないですからね。今回ある種の成功体験というものをさせてもらいました。またいつか大河ドラマの主演をもう一回やりたいと思っています」前出のNHK関係者によれば、小栗が大河再主演を意識するようになったシーンがあるという。「最終回の一つ前の放送で、朝廷から討伐の宣旨の対象となった義時が満足げな笑みを浮かべて《平相国清盛、源九郎判官義経、征夷大将軍源頼朝と並んだのです。北条四郎の小倅が。面白き人生でございました》と語る場面があります。小栗さんの頭には後鳥羽上皇(尾上松也)とともに後白河法皇(西田敏行)の顔が浮かんでいたはずです」■小栗が頼った大河界の“レジェンドたち”西田敏行(75)は過去、大河ドラマ14作品に出演しており、『翔ぶが如く』『八代将軍吉宗』『葵徳川三代』の3作では主役を演じている。前出の制作関係者はこう語る。「西田さんは50年以上のキャリアがありながら『挑戦をやめれば役者は終わり』だと常に意欲的。『新・平家物語』(72年)では北条義時役を演じていたこともあり、『鎌倉殿』での共演の際、小栗さんは義時役について意見を伺いに行ったそうです」大河のレジェンドから触発されたところは大きかったはずだ。「『鎌倉殿』の撮影の前半戦では、西田さんをはじめ、松平健さん、佐藤浩市さん、草笛光子さんなどベテランが多く、シーンによっては小栗さんが最年少になることもありました。大先輩たちの熱演を見て『毎日が勉強です』と話すことも多かったと聞きます。しかし、大泉洋さん演じる頼朝が亡くなって義時が“闇落ち”する後半戦では、座長として若い出演者たちを鼓舞する頼もしい姿がよく見られるようになりました」(前出・制作関係者)小栗の成長の背景には、心強い味方がいたようだ。「公私ともに仲がいい渡辺謙さんに、折に触れて相談していたようです。小栗さんはハリウッド映画初出演となった『ゴジラvsコング』(21年)では、同シリーズ前2作で渡辺さんが演じた芹沢猪四郎博士の息子役を演じました。その際、クランクイン前に渡辺さんと一緒に食事してアドバイスを求めたそうです。渡辺さんに『いつもどおり、やってくれればいいんだよ』と言われ、気が楽になったと聞きました。大河ドラマでも、小栗さんは出演8作目となりますが、初の主演。渡辺さんは『独眼竜政宗』と『炎立つ』の2作で主演しており、座長としての立ち振舞い方を聞いていたそうです」(芸能関係者)『鎌倉殿』のクランクアップ時、小栗はこう語っていた。「この作品に参加できたことで、ある意味で演じるということを超えて、人間を表現するということがわかった気がしました。この1年5カ月で、RPGで言えば8レベルぐらい上がった感じ。使えなかった魔法が2つぐらい増えたような……」12月26日には不惑を迎える。40代を見据えた小栗の新たなる野望とは――。「小栗さんは『俳優のための労働組合を作りたい』と提言するなど、若手俳優たちを牽引するリーダーシップを発揮してきました。また近い将来、自らの所属事務所社長から、その座を“禅譲”される予定だともいわれています。これまで大河の主役を複数回経験した俳優たちのデータを見てみると、主演は4~5年ごとが多い。小栗さんも5年後には再登板の可能性が十分あると思います。大河主演と事務所社長という前代未聞の重責を担うということもあるかもしれません」(前出・NHK関係者)2度目の主演で、小栗が演じたい役柄はあるのだろうか。「小栗さんは誰もが知る歴史的人物より、できれば今回の義時のように、まだあまり一般には知られていない歴史上の人物で主役を演じたいそうです。『まだ色のついていない人物のほうが芝居していて楽しいから』と聞きました」(前出・NHK関係者)同じ義時を演じた西田の背中を追って、小栗は2度目、3度目の大河主演を目指すーー。
2022年12月19日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合・20時~ほか)がいよいよ大団円!戦にも政治にも関心のない純朴な青年だった義時の姿はどこへやら。終盤にかけてその冷酷さが強調されていった義時にもいよいよ最期のときが。出演者一同が「スゴい!」と口をそろえるラストシーンを迎える前に、義時の人生を名ゼリフとともに振り返ってみよう。■第1回「大いなる小競り合い」〈何がそんなに不満なんですか?〉兄・宗時(片岡愛之助)らが流罪人の頼朝(大泉洋)をかくまい打倒平家に燃えている。伊豆の国でのんびり暮らしていた義時(小栗旬)は、兄の姿が不思議でならなかった。■第4回「矢のゆくえ」〈なんとかします!〉挙兵を決断した頼朝の一党だが、兵の数がまったく足りない。不安を口にする頼朝に楽観的な宗時ら。両者のつじつまを合わせていく義時。この言葉によって頼朝の信頼を得た。■第13回「幼なじみの絆」〈私は好きなのです八重さんの笑っている姿が〉初恋の相手・八重(新垣結衣)へ魚やきのこを届け、思いを伝える義時。まだまだピュアでうぶな義時がこのときにはいた。表情も無邪気。■第25回「天が望んだ男」〈私にだけ大事なことを打ち明けてくださいます〉八重と結婚し、息子が生まれたが、八重は川で亡くなる……。人生の辛酸をなめ、頼朝の側近として重責を担い、渋みと貫禄が出てきた義時。頼朝は第26回で退場となった。■第29回「ままならぬ玉」〈おなごというものはなだいたいきのこが大好きなんだ〉若いころから“女性はきのこが好き”と信じていた義時。八重にも、後に妻になるのえ(菊地凛子)にもきのこを贈り、息子の泰時(坂口健太郎)へもアドバイスとして伝えた。■第32回「災いの種」〈千鶴丸と何が違う〉頼家(金子大地)の長男・一幡(相澤壮太)を暗殺するよう、善児(梶原善)に告げる義時。善児の「できねぇ」に対して一言。冷酷な義時のダークな面が濃くなってきた。■第40回「罠と罠」〈消えてもらうか〉すっかりダークサイドに落ちた義時。画面の色調も気づけばかなり暗い……。第1回から登場していた義盛(横田栄司)の存在がいよいよ疎ましくなり、恐怖の一言を。■第46回「将軍になった女」〈おかしなことを言っているのはお前たちのほうだ〉実の妹・実衣(宮澤エマ)の首をはねると言いだす義時。泰時は「人の心が離れていく」と大反対するが、そんな言葉が響かないほど、義時は変わってしまっていた。
2022年12月17日「小栗旬さんと坂口健太郎さんが参加した先月の『鎌倉殿の13人スペシャルトークin一宮市』には応募者が殺到し、倍率なんと71倍。今月7日には東京・NHKホールで小栗さんや新垣結衣さんたちが登場するファンミーティングがあり、最終回が放送される18日には鎌倉女子大学で小栗さん、坂口さんに小池栄子さん、宮沢りえさんら豪華キャストがそろうグランドフィナーレが行われます。近年の大河ドラマで、これほど大掛かりなイベントが行われたことはありません。応募倍率は100倍以上でしょう」(NHK関係者)最終回まで残り2回となった話題の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。いよいよ尼将軍・北条政子の名演説で知られる承久の乱が描かれる。「承久3年5月、後鳥羽上皇(尾上松也)が執権・義時(小栗)追放の官宣旨を出します。朝廷との戦いに動揺する御家人たちの目の前で政子は、夫・頼朝の恩義を説いて鎌倉の一致団結を呼びかけます。それが功を奏し、上皇は敗れ去るのです」(ドラマライター)前出のNHK関係者は言う。「クランクアップ直後、小池さんは『もう政子になれないのが悲しい』と言って号泣していました。スタッフも皆、もらい泣きしたほどです」11月24日、小池は約1年半の撮影を振り返り、複数メディアのインタビューでこう語っている。「自分が想像していたよりも北条政子という人物を愛してしまって、もう一回初めからやり直したいと思えるほど魅了されました(略)。課題もたくさん見つかりました。恥ずかしくて言えませんが、演出の方からたくさんダメ出しもいただきました。多くの先輩方とご一緒してやはり気持ちだけでは残れない仕事なんだということを痛感しました」■三谷は《女性を描くのが下手な脚本家》と自虐をいまや実力派女優の小池がこれほどダメ出しを受けることになった背景には、脚本家・三谷幸喜(61)の強いこだわりがあったという。「歴史マニアの三谷さんは昔から鎌倉時代に興味があり、“日本三大悪女と称される北条政子は本当に悪女だったのか?”という疑問を常に感じていたそうです。三谷さんは18歳のとき、大河ドラマ『草燃える』の岩下志麻さん演じる北条政子を見て、“いつか政子を描きたい”と願っていたといいます」(前出・NHK関係者)それから40年以上がたち、三谷はついに政子に挑む。だが、『鎌倉殿の13人完結編』(NHK出版)でこんな本音を語っていた。《僕は、女性を描くのが下手な脚本家として知られているので、今回こそは汚名返上したいと思い、女性スタッフの声を聞いて、『女性はこんなこと言わない』など、意見をなるべく取り入れさせてもらいました》三谷が描いたのは、これまでの既成概念を覆す北条政子像だった。「夫の源頼朝が死んだ後、弟・義時が闇落ちして独裁化。政子の長男・頼家が義時の刺客に暗殺され、次男・実朝も殺されるなど、愛する息子が次々に亡くなります。“冷徹な政子”を描くのが従来の演出法ですが、三谷さんは尼御台としての威厳を保ちながら母として抱えたであろう大きな苦しみを描く必要性があると考えたのです。そのため、感情的になりすぎず要所要所で怒りや悲しみ、葛藤をこらえる政子の姿を求めたといいます」(前出・NHK関係者)小池は前出のインタビューで自身が受けた“ダメ出し”の一部についてこう語っている。 「今回ご一緒したチーフ演出の吉田(照幸)監督からも『ちょっとなー、今のつまんないなー』と言われることもありました。なかなかそう言ってくださる監督もいらっしゃらないので、吉田監督との出会いも私にとってすごく大きなものになりました」制作関係者は言う。「1年間、出演し続けた主要キャストは小栗さんと小池さん、あとは実衣役の宮澤エマさん、三浦義村役の山本耕史さんの4人です。なかでも三谷さんが強くこだわった政子を演じた小池さんには制作側が注文を出す回数が結果的に多くなってしまったんです。基本的に三谷さんは現場に来ないので、台本を読んで迷ったら小栗さんも小池さんも三谷さんに直接メールして意見を聞いていました。小池さんは『緊張で眠れない』と三谷さんに悩みを打ち明けることもあったそうです」■撮了後、三谷は「小池栄子さんの政子がいちばん本物に近い」ダメ出しを受けた小池の反応はというと――。「監督に意見する役者さんも少なからずいますが、小池さんの場合はすぐに『すいません』と頭を下げて毎回指示に従っていました。本心では思うところがあるのかもしれませんが、収録時間が押してほかの出演者やスタッフに迷惑をかけないよう、すぐ切り替えて撮影しています。その姿は本当にプロだと思います」(前出・NHK関係者)小池を20代から知る舞台関係者は、こう語る。「グラビアから女優に転身して間もないころ出演した舞台で、『お前の下手な演技のせいでチケットが売れない』と制作側に文句を言われ、“いつか役者として見返してやろうと思った”と話していました。小池さんは叱咤をバネにできる役者さん。『鎌倉殿』のスタッフの方々も彼女の気質を理解しているからこその“愛あるダメ出し”だったのだと思います」本人が苦労してきたからだろう、小池は大河初出演の役者がクランクインすると、さりげなく近づき、緊張をほぐしていたという。「新垣結衣さんや金子大地くんらに対してもそうでした。大勢の出演者やスタッフに囲まれてこわばる姿を見ると、『今日の屋台のカレーはおいしかったわよ~』などと明るい笑顔で話しかけていました」(前出・NHK関係者)三谷はクランクアップ後、「これまで描かれてきたどんな北条政子よりも、小池栄子さんの政子がいちばん本物に近いのではないかと僕は勝手に思っています」と断言。ダメ出しを受け続けた“女王”小池のクライマックスの演技から目が離せそうにない。
2022年12月06日コロナ禍での中止を余儀なくされた、彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』が、ついに2年半越しの上演を決定!大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も話題の小栗旬が、主演を続投する。もちろん演出を担うのは、故蜷川幸雄から本シリーズのバトンを受け継いだ吉田鋼太郎。さらに吉田はフランス王(東京公演)、ジョン王(愛知・大阪・埼玉公演)も演じる。1998年からスタートした本シリーズも、ついに今回で本当の最後。作品について、小栗について、シリーズについてなど、たっぷりと吉田に語ってもらった。世相の変化により演出プランは白紙に――コロナ禍による全公演中止から2年半。ついに『ジョン王』の上演が決定しました。現在の率直なお気持ちは?この10月、同じく2年半前に一部の公演が中止になった『ヘンリー八世』の再演が無事に終わり、心からホッとしているところです。ただもちろんコロナ禍がおさまったわけではありませんし、今回こそ最後まで出来ればいいなと、ドキドキハラハラしている状態。ただロシアのウクライナ侵攻が始まったり、この2年半の間にだいぶ世の中が変わってしまいましたから。前回予定していた演出プランなどは、一度すべて見直さないといけないなと。今の世の中でどんなお芝居をやっていけばいいのか、どういうお芝居を作っていけば人の心に響くのか、そういったことをかなり慎重に考えていかなければいけない。つまり改めてやれる喜びと、果たしてそんな芝居が出来るのかという不安と、両方が入り混じっている感覚です。――その演出プランについて、現段階ではどのような構想が?やはり戦場が舞台の芝居なので、お客様の中には現在進行形で行われている戦争ってものが絶対にちらつくと思うんです。そして自分の中にもあるその問題意識を、どうやって吐露するのか。だから恐らくわりと激しい芝居になるのではないかと思います。俳優としては「これちょっとやりたくないぞ」と思うくらいの、そんな仕掛けになるような気がしています。――作品のキーパーソンとなる私生児を演じるのは、吉田さんとのおつき合いも長い小栗旬さんです。俳優として、どういった魅力を持った方だと思いますか?僕とかはわりとその役になり切ってしまう、憑依型の俳優なんですが、小栗くんっていうのは必ず客観性があって、それが良さでもある気がするんです。ただ今回に関しては、この役が目の前で起こっている出来事に対してのめり込んでいくように、小栗くん自身ののめり込んでいく姿が見えるといいなと。だから最終的には髪の毛を振り乱して、もう涙でぐちゃぐちゃになっている小栗くんが見たいと思っています。――小栗さんと言えば、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での好演も話題ですね。小栗くんももう40歳になりますからね。大人の色気や力強さみたいなものも見せてほしいわけで。ただそれはある程度『鎌倉殿~』でも見せてきた部分だと思うので、そこを土台に、さらに成長した姿をお客様に見せつけて欲しいなと。大河のあとにシェイクスピアなんて、なかなかこんな機会ないですから。――大河での経験を、すべてこの『ジョン王』に注げるわけですね。そうそう。ある意味、こっちは得してるって感じです(笑)。この作品、蜷川さんならどうしますか?――「彩の国シェイクスピア・シリーズ」は、彩の国さいたま芸術劇場の芸術監督であった、故蜷川幸雄さんによって1998年にスタートし、蜷川さん亡き後の2017年からは、吉田さんが演出を担い、跡を継がれています。この壮大なシリーズも、ついに本作をもって真の完結を迎えますね。役者として脂が乗り始める時期の20年、40代から50代後半にかけてはシリーズ一色でやってきた感がありますからね。感慨というよりは、まだずっと続いているような感覚があります。蜷川さんはすでに亡くなられているとはいえ、(片手を少し挙げながら)いつもこの辺にいるわけで(笑)。「鋼太郎、それでいいのか?」と常に問われているような感じ。だから終わってホッとしているとか、ちょっとセンチメンタルになる、みたいなことはありませんね。――俳優として、さらに演出家としても携わることで、ご自身にどんな変化や成長をもたらしてくれたシリーズだったと思いますか?俳優ってどうしても心が折れがちなんですが、このシリーズで長い時間を過ごすことで、ものすごい胆力、底力みたいなものはついたと思います。「自分に高いハードルを課さなければ、人を感動させるものなんて作れない」ということは、蜷川さんに嫌と言うほど教えられましたが、心が折れそうになった時でも、いやもうひと頑張りしよう、もうひと頑張り出来るんじゃないか、と自分に言い聞かせられるようになりました。諦めない、みたいなね。それは蜷川さんからもらった、とても大事なものだと思っています。――とはいえ今回の『ジョン王』は、一筋縄ではいかない作品ではないでしょうか?蜷川さんに言いたいです。よくぞこの一番ややこしい、面白くない芝居を残して逝ってしまわれましたね、と(笑)。蜷川さんならどうしますか?と。まぁ稽古前の今(インタビュー時)の状況ではまだなんとも言えないですが……、すごくわかりやすい、シンプルな話ではあるんですよ。ただシンプルだからこそ、ちゃんと演出を加えないと、「なんだったんですか、これ?」と言われてしまう。ただそれがまた楽しくもあるんですけどね。シェイクスピアはこちらがいかようにしようとも、それを許してくれますから。まぁシェイクスピアの中では駄作なんて言われている作品ですが、絶対にそんなことはないですし、本当にレアで面白い舞台にします。たぶん今後40年は上演されない作品だと思いますので(笑)、くれぐれもお見逃しなきよう。取材・文=野上瑠美子撮影=You Ishiiぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★吉田鋼太郎さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』■東京公演2022年12月26日(月)~2023年1月22日(日)会場:Bunkamuraシアターコクーン■埼玉公演2023年2年17日(金)~2023年2月24日(金)会場:埼玉会館 大ホールチケットはこちら:
2022年11月30日「ブラック義時が怖すぎる!」と話題の、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合・20時~)も残すところあと5回。源頼朝(大泉洋)と出会ったことで人生が一変、頼朝の死後に頼朝以上の非情さを見せる北条義時(小栗旬)。ライバルの比企能員だけでなく、災いの種になりそうな頼朝の血を引く一幡や頼家、かつてともに戦った畠山や和田まで続々と退場させている。義時の最期が描かれるであろう最終回を占ううえでも欠かせない、義時が退場させてきた人物をおさらいしてみよう!■義時の非情「誅殺&退場者リスト」【第31話】比企能員(佐藤二朗)全成(新納慎也)を死に追いやった比企に、義時は宣戦布告。能員を討ち取り、比企一族は滅亡した。【第32話】一幡(相澤壮太)頼家(金子大地)の長男で比企の血を引く一幡。義時は善児(梶原善)のもとへ足を運び殺害を命じる。【第33話】源頼家(金子大地)後鳥羽上皇(尾上松也)に北条家追討の院宣を受ける計画が露見。義時の命令により修善寺で殺害された。【第36話】畠山重忠(中川大志)時政とりく(宮沢りえ)の理不尽な行動によって畠山は窮地に。義時は戦を回避するつもりだったが一騎打ちに。【第38話】北条時政(坂東彌十郎)りくとともに平賀朝雅を新たな将軍にしようと陰謀をたくらみ、義時によって鎌倉から伊豆国に追放された。【第38話】平賀朝雅(山中崇)義時は時政とりくを追放したのち、実朝から鎌倉殿の座を奪おうとしたとして朝雅の殺害を命じる。【第41話】和田義盛(横田栄司)義盛は反北条の旗頭となり「和田合戦」が勃発。実朝(柿澤勇人)の説得で降参した瞬間、だまし討ちに。
2022年11月24日鎌倉はんこは、鎌倉十三仏大祭(浄光明寺:文殊菩薩建立)に合わせて、「鎌倉彫御朱印」26体の「御奉納式」が浄光明寺にて執り行われることをお知らせいたします。また、11月29日から5日間、一般の方に一堂に集まった鎌倉彫御朱印をご覧いただけるよう「展示会」も開催いたします。彫刻された特別御朱印新型コロナの猛威が世界を震撼させる中、社会や経済は混乱を極めました。鎌倉においても観光客が激減し、神社や寺院に参拝する方も少なくなりました。また、鎌倉彫や印章に関わらず多くの職人達の活動が難しい中、職人たちが「コロナ復興祈願の特別御朱印」の制作に取り掛かり始めました。この御朱印はコロナで苦しまれた方への哀悼の意を表すると共に、疫病退散や世界平和への思いが込められています。800年前の鎌倉時代から脈々と受け継ぐ鎌倉彫技術と、日本の象徴とも言える印章の彫刻技術が融合した最高峰の御朱印です。このプロジェクトは鎌倉市商工業元気アップ事業として、伝統鎌倉彫事業協同組合、鎌倉十三仏の寺社仏閣、鎌倉はんこが共同で取組み、鎌倉市(商工業元気アップ事業)、鎌倉市観光協会(マッチング支援)、鎌倉商工会議所(事業計画作成支援)などのご支援を受け、オール鎌倉で取り組んでおります。■鎌倉十三仏詣りとは十三仏は、初七日から三十三回忌までの回忌法要にかかわる「巡礼」。明王院、浄妙寺、本覚寺、壽福寺、円応寺、浄智寺、海蔵寺、報国寺、浄光明寺、来迎寺、覚園寺、極楽寺、成就院の寺院から成る。その寺院でお使いになる御朱印の御奉納式と展示会が実施されます。<鎌倉彫御朱印の奉納式>鎌倉十三仏大祭にて日程 :11月27日(日)13時~15時半予定場所 :浄光明寺ご奉納品 :鎌倉彫御朱印 26体参列者 :鎌倉彫職人・印章彫刻士・関係者 15名前後一般参加 40名前後式辞(予定):ご法要、奉納式、ご挨拶、座談会、メディア対応*詳細時間が決まりましたらご連絡いたします<鎌倉彫御朱印の展示会>日時 :11月29日(火)~12月3日(土)10時半~16時半場所 :鎌倉彫工芸館展示品 :鎌倉彫御朱印 26体参加対象:一般の方 入場無料主催 :鎌倉彫工芸館・鎌倉はんこ後援 :鎌倉十三仏詣実行委員会【メッセージ】<松尾 鎌倉市長のご挨拶>*鎌倉市商工業元気アップ事業鎌倉市長の松尾 崇です。鎌倉彫御朱印展示会の開催、誠におめでとうございます。鎌倉彫御朱印は、鎌倉はんこ代表の月野様の素晴らしい発想から始まり、日本の伝統的工芸品である「鎌倉彫」と、寺社仏閣の「御朱印」という鎌倉の歴史と文化、伝統を繋ぐ新たな名品を生み出す事業として、令和3年度に鎌倉市のビジネスコンテストである「鎌倉市商工業元気アップ事業」に認定させていただきました。そして、令和4年6月21日に鶴岡八幡宮にて、鎌倉彫御朱印の奉納式が行われたことにより、多くの皆様に発信され、大きな反響がございました。今後も、素晴らしい発想とその行動力で鎌倉を盛り上げていただくとともに、ますますのご活躍をご期待申し上げます。ともにオール鎌倉で頑張りましょう!<鎌倉市観光協会のご挨拶>*マッチング支援「鎌倉彫」と「御朱印」という鎌倉観光の中で欠かすことのできない2つの資源をマッチングした素晴らしい試みが実現しました。コロナ禍で観光のあり方が見直される中、これまで受け継がれてきた歴史的遺産を今後10年、50年、100年先まで継承する新たな文化として磨き上げることが重要だと捉えています。鎌倉市観光協会としては、この特別御朱印の取り組みを社寺の参拝客の皆さまにお伝えするとともに、観光の発展に寄与できればと思います。<鎌倉十三仏札所事務局 第一番札所 明王院 住職>仲田 晶弘この度は、大変貴重なご縁を頂きありがとうございます。十三仏は、人が亡くなったのちにお世話になる仏様たちのことで、初七日から三十三回忌までの回忌法要にかかわる仏様です。毎月、希望者を募って、僧侶がご案内して十三仏札所をお参りしながら歩いて回る「巡礼」もすっかり定着してまいりました。鎌倉彫御朱印のお話をいただいた時には、大変驚きました。鎌倉彫といえば、格式のある高級な芸術品。「実用するからこその鎌倉彫なのです。」という情熱に感動しました。仏像、仏具を制作する技術だけでなく、この先何百年と大切に使われるものを作成するという心意気が込められた御朱印、鎌倉彫作家さんだけでなく、鎌倉はんこさん、そして、このプロジェクトを支えてくださった皆様のお気持ちも含めて、末永くその役目を果たしていただくよう大切に使用いたします。コロナ禍で、世情不安定な日々ですが、深く感謝申し上げます。<伝統鎌倉彫事業協同組合理事長>三月 一彦御朱印を共同で制作させて頂き、伝統鎌倉彫事業協同組合としてこれまでにない素晴らしい取り組みとなりました。職人達が特に注力したのは、神社や寺院に相応しい植物や鳥、紋様などの図案を鎌倉彫で表現することでした。職人同士で仕上がった作品を鑑賞し意見交換することで、鎌倉彫に対しての技術の研鑽を図ることもできました。更に、御朱印制作を通して、小箱などの新たな分野の作品づくりにもつながっています。鎌倉彫工芸館では、鎌倉彫をより身近に感じて頂けるよう展示会やイベントの開催を定期的に実施しております。「鎌倉彫の魅力」を市民の方、観光の方も含めより多くの方にお伝えしたいと考えております。今回、このようにオール鎌倉でご連携させて頂いたことに感謝しております。<鎌倉はんこ>月野 允裕・千恵子新型コロナの猛威が世界を震撼させる中、社会や経済は混乱を極めました。鎌倉においても観光客が激減し、神社や寺院に参拝する方も少なくなりました。また、鎌倉彫や印章に関わらず多くの職人達の活動が難しい中、皆様のご協力を得ながら「コロナ復興祈願の特別御朱印」の制作に取り掛かり始めました。この御朱印はコロナで苦しまれた方への哀悼の意を表すると共に、疫病退散や世界平和への思いが込められています。800年前の鎌倉時代から脈々と受け継ぐ鎌倉彫技術と、日本の象徴とも言える印章の彫刻技術が融合した最高峰の御朱印です。最後に、ご協力頂きました皆様には深く感謝申し上げます。歴史文化、伝統を大切にしながら、鎌倉の発展に微力ながら寄与できればと思います。【共同企画】鎌倉十三仏詣実行委員会、伝統鎌倉彫事業協同組合、鎌倉はんこ【支援】鎌倉市(商工業元気アップ事業)、鎌倉市観光協会(マッチング支援)、鎌倉商工会議所(事業計画作成支援) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月22日「放送は残り1カ月ですが、公暁は終盤のキーパーソンの一人です。3代目鎌倉殿・実朝の暗殺に深く関わっていきます」(テレビ誌記者)物語も佳境に入った大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)。公暁を演じて話題になっているのが、佐藤浩市(61)の長男・寛一郎(26)。本作が大河ドラマ初出演だ。公暁は北条家の刺客によって殺された2代目鎌倉殿・頼家の息子。“父の仇討ち”に執念を燃やす。「浩市さんも『鎌倉殿』に上総広常役で出演。頼朝の粛清で殺された悲劇の武将の役でした。“父の仇を討つ”役どころを寛一郎さんに与えるのが、脚本家の三谷幸喜さん(61)の憎いところですよね」(前出・テレビ誌記者)故・三國連太郎さん(享年90)を祖父にもつ寛一郎。幼少期には三谷との親子三代の逸話もある。「寛一郎さんが小学校を卒業する際、謝恩会で保護者が出し物をする機会があったそうです。そこで浩市さんと三國さんが2人で朗読劇をやったそうなんですが、その脚本を書いたのが三谷さん。浩市さん自らお願いをしたそうです。なんとも豪華ですが、寛一郎さんは“恥ずかしいから、やめてほしいと思っていた”と話していました」(スポーツ紙記者)20歳で俳優デビューし、新人賞を受賞するなど着実にキャリアを積んできた寛一郎。しかし佐藤はデビュー前には厳しい言葉をーー。「浩市さんは寛一郎さんに“お前は愛情を受けているから役者はダメかもな”と言ったことがあったそうです。愛情に恵まれていないほうが深い表現ができるのではないか、という考えがあったためです。そのせいで、寛一郎さんはギリギリまで役者になりたいという夢を言い出せなかったといいます」(芸能関係者)佐藤は“甘い父親”ではない、と彼の事務所関係者も語る。「仕事に関して、浩市さんは息子のために何かをするということはありません。親子で別々の事務所に所属したのも互いの甘えを許さないため。いち役者として切磋琢磨しようという意識があるんです」息子に干渉しないという方針の一方で、“芝居”が父子の共通の話題になっているともいう。「2人で映画を見に行くこともあるとか。寛一郎さんはふだんの浩市さんとの会話から自然に俳優としての在り方を学んでいるようです。現場に台本を持ち込まないようになったのも、浩市さんを見習ってのことだと話しています」(前出・スポーツ紙記者)『鎌倉殿』は“入れ違い共演”だが、佐藤は息子との共演に前向き。「’19年には映画で同一シーンで共演していました。浩市さんは、三國さんとの共演回数が少なすぎたと後悔しており、寛一郎さんとは数年に一度くらいは共演してもいいと考えているようです。浩市さんは、寛一郎さんの出演作を見ているとも話していましたよ」(前出・芸能関係者)これから数週間は“上総介”もテレビの前で鎌倉殿への“仇討ち”に見入っていることだろう。
2022年11月20日生田斗真主演、濱田岳、橋本環奈らが共演する映画『湯道』に、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の梶原善や、お笑いコンビ・ラバーガールの大水洋介らが出演することが発表された。さらに生田の後ろ姿がクールな“牛乳ビジュアル”も公開された。『おくりびと』の脚本を手がけ、大人気ご当地キャラクター“くまもん”の生みの親でもある小山薫堂が2015年に提唱した“湯道”。日本の文化“お風呂”について、精神や様式を突き詰めるこの“湯道”について小山自身がオリジナル脚本を手がけ、『HERO』『マスカレード』シリーズの鈴木雅之が監督を務めて映画化する。亡き父が残した実家の銭湯「まるきん温泉」を畳み、マンションに建て替えようとする建築家・三浦史朗を生田、銭湯を守る史朗と犬猿の仲の弟・悟朗を濱田、「まるきん温泉」で働く看板娘・秋山いづみを橋本が演じるほか、常連客役で戸田恵子、寺島進、厚切りジェイソン、浅野和之、笹野高史、吉行和子、ウエンツ瑛士、朝日奈央、吉田鋼太郎、夏木マリ、柄本明が出演。さらに湯の道に魅せられたもうひとつの舞台となる「湯道会館」の人々に、小日向文世、角野卓造、生見愛瑠、窪田正孝と豪華俳優陣が勢揃いする。この度、本作を盛り上げるさらなる共演者が発表となった。史朗(生田)にマンション建設の話を持ちかける不動産屋コンビに、梶原善と大水洋介(ラバーガール)、アドリアン(厚切りジェイソン)のフィアンセ・紗良に森カンナ、その母・由希子を堀内敬子が演じる。また、横山(小日向)の妻・雅代にはドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の藤田朋子、史朗(生田)の元同僚・細井幸恵に、映画『カメラを止めるな!』でヒロインを演じた秋山ゆずき、超辛口の温泉評論家・太田(吉田)が訪れるホテルの支配人におかやまはじめ、銭湯「まるきん温泉」の常連客で眼鏡の男を酒井敏也が演じる。この超個性豊かなキャスト陣が、さまざまな人間模様を描いた本作をさらにかき回していくとのこと。その活躍に注目だ。そして今回、ひと風呂浴びた生田の後ろ姿がクールな“牛乳ビジュアル”も公開された。「いいお湯でした。」という言葉とともに、生田が小指を立てながらぐびぐび牛乳を飲む。湯上りのスッキリ爽快な雰囲気を感じさせるビジュアルとなっている。「まるきん温泉」を巡って反発し合う兄弟や、事情を抱えつつ明るく働くヒロイン、まるで湯気のように立ち上り、湯のように流れていく常連客など、さまざまな人間ドラマを心あたたまる笑いと涙で描く本作。幸せ気分がほっこりと整うような“お風呂エンタメ”は、来年2月23日(木・祝)に公開となる。『湯道』2023年2月23日(木・祝)公開Ⓒ2023映画「湯道」製作委員会
2022年11月17日あの作品のあの役の…と思い浮かべる役柄は、見る人によってきっと十人十色。最近では、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の平賀朝雅か、連続テレビ小説『ちむどんどん』の田良島か。あれもこれも…と浮かんでくるほど、あらゆるドラマや映画でお馴染みの俳優が山中崇さんだ。――まずは、稽古中の舞台『歌わせたい男たち』のお話から。初演の2005年に読売演劇大賞最優秀作品賞を受賞した作品ですが、今の稽古の様子を伺えますか?この作品って、Aの意見を持った人とBの意見を持った人が、意見を戦わせていくという展開なんですね。ただ17年前と同じ言葉の攻防戦を見せる演出で、この作品で本当に描きたかったことは果たして今の観客に伝わるんだろうかということを作・演出の永井(愛)さんがおっしゃっていて。台本を時代に合わせて書き換えるのではなく、今のお客さんに届く別の見せ方を探ることはできないだろうかと、今はそのチャレンジを稽古場全員で試している段階です。なかなか高いハードルですが、チャレンジさせてもらえる場があることがありがたいですよね。――実際、稽古はどんなふうに進んでいるんでしょう。永井さんは戯曲の言葉…セリフを大事にされる演出家なので、この言葉は相手に何を伝えたいのか、相手の気持ちをどう変えたいと思っているのかってことを、ひとつひとつ丁寧に読み解きながら進めている印象です。そういう言葉のキャッチボールこそ演劇や映像…ドラマの基本だと思いますが、そこってわりとすっ飛ばされてしまいがち。でも永井さんは、登場人物たちのキャラクターを作るより前に、この場面でどういう会話がおこなわれているか、相手がどんな思いで発するセリフなのかという部分に重点を置いて、丁寧に進めている印象です。――今その挑戦は、どのくらいできています?昨日の稽古で、セリフなんだけどセリフとして言ってないというか、自分の言葉として言えてるなって瞬間が多かったんです。最初は、このセリフで相手をムカつかせるにはどういう言い方をするかとか、展開を先読みして役を作っていたんですが、気づいたら、どう言おうかを考えることなく目の前の会話に集中できていて…。これは面白いライブになっていくんじゃないかって思えました。――『歌わせたい男たち』は、どんな作品になりそうですか?誤解なく捉えてほしいんですけど、稽古の初日、演じながらちょっと虚しくなる瞬間があったんですよ。僕は、“君が代を歌いません”って意志をわりと強い言葉で主張する役なんですが、ギャーギャー騒いでいるだけの遠吠えのようで、どこにも届いてない感じがしてしまって。それは永井さんも同じようなことを感じたみたいで、例えば最近は、誰かの発した意見が右寄りだとか左寄りだと感じた瞬間、聞く耳を持たず、そっちのポジションの意見ねって括って、耳をふさいで話し合いを終わりにしてしまう人が増えている、とおっしゃっていました。でも、自分と違う意見とか、少数派の声を流してしまっていいんだろうかって思うんですよ。例えば、ネットニュースで「視聴者総ツッコミ」と書かれたりすると、それがすべてみたいに見えるけど、それってじつはすごく怖いことですよね。みんなとか世間が果たして正しいかはわからない。拡大解釈かもしれないですが、みんなが「戦争の何が悪いの?」って言い出したら…って考えちゃうんです。見逃されがちな小さな意見に耳を傾けることも大事だと思うので、それをすごく考えさせられる作品です。――舞台に立つということに対しては、どう考えていますか?これは個人的な想いですけど、自分が俳優を続ける限り、舞台は続けるべきだと思っています。目の前にお客さんがいて、反応がダイレクトに返ってくるって怖さしかないんですが、それでもそこは避けてはいけない気がしています。あと舞台って、こうやって1か月間、作品や自分の役についてすごく考える時間を与えてもらえる。それは本当に贅沢だと思っています。やっぱり稽古の時間にいろんなチャレンジをするって、映像ではなかなか難しいんです。時間的な制約もありますし。ただ、映像でそういう時間が持てないということは、本番までの間に自分でできる限りの準備をしておくという意味でもあると思うんですよね。僕の場合は、舞台で身につけたものを映像に還元できたらっていう感じですかね。舞台の良さは何度も何度も稽古することで、セリフが自分の言葉になっていくこと。逆に映像は、そのときの天気や気温、周りの環境や状況によって、自分から出る言葉や空気感が変わってくる。どっちも良さがあるから。いいところを使えたらなと思っています。やまなか・たかし1978年3月18日生まれ、東京都出身。劇団・青島レコードの看板俳優として活躍し、NODA・MAPなどにも出演。映画『松ヶ根乱射事件』で注目を集め、クセのある役から好青年の役まで幅広く演じる。近作に、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』平賀朝雅役、連続テレビ小説『ちむどんどん』田良島甚内役などがある。ジャケット¥63,800パンツ¥41,800シャツ¥35,200(以上suzuki takayuki)シューズ、メガネは本人私物舞台・二兎社公演『歌わせたい男たち』は、11月18日(金)~12月11日(日)まで東京芸術劇場シアターイーストにて上演後、全国へ巡回。とある都立高校の保健室を舞台に、卒業式当日の教師たちの国歌斉唱をめぐる攻防を描く。2005年の初演時、大きな話題となり数々の演劇賞を受賞した話題作。共演にキムラ緑子、相島一之ほか。二兎社 TEL:03・3991・8872※『anan』2022年11月16日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・momoヘア&メイク・佐伯憂香インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年11月11日山本耕史は、いま最も多忙な俳優の1人ではないだろうか。絶対にタダ者ではない、何を考えているのか読めず、とことん胡散くさい…。そんな、なぜか気になるキャラクターがやけにハマる今旬俳優・山本耕史に迫った。“黒崎”平野紫耀と相反する“シロサギ”に…「クロサギ」TBS金曜ドラマ「クロサギ」は、詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎が「詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ」となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。原作漫画は2013年に全42巻で完結しており、今作はいわば“「クロサギ」完全版”としてのドラマ化となる。平野紫耀(King & Prince)がこれまでにないダークな背景を持つ“クロサギ”の黒崎を演じている。山本さんが演じるのは、個人の金銭は狙わず、腐った大企業のみを標的とする“シロサギ”・白石陽一。人たらしで、詐欺師に最も必要な“人から信頼される”スキルがずば抜けているものの、実際は何を考えているか分からない、まさに“クセ者”のキャラクター。第3話から本格的に登場するようで、強敵シロサギ・白石との騙し合いで黒崎が初めて敗北を喫する波乱の展開が予想される。第9話あらすじ黒崎(平野紫耀)は牛山(山口紗弥加)から、宝条(佐々木蔵之介)には“宝条帝国”と呼ばれる裏金作りのための資金源がいくつもあるという情報を得る。そして、その中のひとつである医療法人をターゲットに定めた。理事長を務める宇佐美孝也(津田健次郎)はひまわり銀行の元行員で宝条の後輩に当たる人物。赤字だった病院を立て直した救世主だ。黒崎は、宝条帝国とそこに君臨する宝条を喰うことを“独断”で決意し動き出す。宇佐美に近づくためにその妻・怜華(高田里穂)に接触を図る黒崎。彼女好みの金持ちなホスト風の男に扮し、あっという間に怜華の心を掴んだ黒崎は、怜華に「金が欲しいんでしょ?いい方法があるよ」と持ち掛ける。同じ頃、宝条の元にひまわり銀行へ潜入した時の黒崎の防犯カメラ映像が届けられていた。ひょんなキッカケでその写真を見た宝条の甥・鷹宮(時任勇気)は、そこに写るのが黒崎ではないかと察知する。一方、桂木(三浦友和)は黒崎の動向を邪魔するように、新たなシロサギの情報を黒崎に売り、北海道へ行ってこいと命じる。自分を宝条から遠ざけようとしていると勘づいた黒崎は、桂木に逆らい続けることに対して危機感を募らせる。そんな矢先、氷柱(黒島結菜)はプライベートで甘味処「かつら」を訪れていた。それを知った黒崎は、これ以上桂木にも自分にも関わるなと突き放し・・・。金曜ドラマ「クロサギ」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送中。舞台からドラマ、映画へ幅広い活躍東京都出身、1976年10月31日生まれ。先日46歳の誕生日を迎えたばかりの山本さん。アラフォー以上の世代ではドラマ「ひとつ屋根の下」(93-97)の末っ子役で知る方も多いだろう。舞台、TVドラマ、映画などで幅広く活躍し、特に舞台は「レ・ミゼラブル」(87、88)の日本初演時にガブローシュ少年を演じ、2003年にはマリウス役を演じた。「RENT」のマーク役や、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」のヘドウィグ役でも知られ、「劇団☆新感線」による「髑髏城の七人Season花」などにも参加、トニー賞4冠を獲得している名作ミュージカル「メンフィス」(2017)では自身で演出を手掛けたこともある。TVでは、「鎌倉殿の13人」の三谷幸喜が初めて手掛けた大河ドラマ「新選組!」(2004)の土方歳三役で人気を博し、続編スペシャルドラマ「新選組!! 土方歳三 最期の一日」が制作されたほど。波瑠主演の連続テレビ小説「あさが来た」(2015)では大河当時と同じ衣装、同じカツラで土方歳三を再演、大河と朝ドラで同じ俳優が同じ役を演じるのは異例として話題を呼んだ。『映画刀剣乱舞』その後、三谷氏の「真田丸」(2016)では石田三成役に。「陽炎の辻~居眠り磐音 江戸双紙~」シリーズの坂崎磐音役、『映画刀剣乱舞』(2019)では織田信長役も演じた。また、現代劇では「トットちゃん!」(2017)で黒柳徹子の父のヴァイオリニスト・黒柳守綱役、「植木等とのぼせもん」(2017)では植木等役にも挑んでいる。香取慎吾主演「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」(2021)では「新選組!」からの友人・香取さんと対立するような役どころとなった。実写映画『鋼の錬金術師完結編 復讐者スカー/最後の錬成』(2022)では、鍛え上げた身体に自信のあるアレックス・ルイ・アームストロング少佐役を演じるという変化球も。同役の特殊メイクにかかった時間は、2時間半~3時間にも及ぶという。こうしたジャンルをまたいだ縦横無尽の作品出演で培った経験は、山本さんが得意とする、物事を常に俯瞰で見ているような“動じない”キャラクターの動力となってきたはず。ただ、「きのう何食べた?」(2019・テレビ東京系)の小日向大策あたりからだろうか、柔和な役柄も増えてきた。「恋つづ」として親しまれた「恋はつづくよどこまでも」(2020・TBS系)では、佐藤健演じる天堂の過去を知る先輩医師・小石川六郎役で登場。同枠の「この恋あたためますか」にも出演し、“理想の上司”としてのイメージもついた。劇場版『きのう何食べた?』「恋つづ」キャスト発表時には「こういう時間帯の連続ドラマは、実は割と久しぶり」と言いながら、「40歳を過ぎるとちょっとしたスパイス的に登場することも多い」と自ら語っていたが、特に2022年は、まさにスパイス的な役回りで大躍進を見せた。『シン・ウルトラマン』ビジネスライクな宇宙人、メフィラス星人で大注目を浴びた本作。現代日本を舞台に展開する物語で、「私の好きな言葉です」「私の苦手な言葉です」と巧妙に使い分けるメフィラスは、いかにも“いま”の悪役っぽい。「クロサギ」の白石はそんな彼が“シロサギ”として地球に住み着いた、のかも!?『シン・ウルトラマン』は11月18日(金)0時~Amazon Prime Videoにて独占配信。「競争の番人」7月期のフジテレビ月9ドラマ「競争の番人」は、公正取引委員会を取り上げた稀有な作品。公取委の第六審査、通称“ダイロク”の天才・小勝負(坂口健太郎)と元刑事の新人職員・白熊(杏)が追及する「ホテル天沢」専務・天沢雲海を演じると、「黒幕はメフィラス星人!?」「カルテルの親玉はメフィラスか」とメフィラス星人を連想する視聴者が続出。実写版『ピノキオ』トム・ハンクスがゼペット役を演じ、『フォレスト・ガンプ/一期一会』のロバート・ゼメキスが監督を務めて名作アニメーションを実写化。ピノキオに振り回されながらも、“良心”として善悪を教えるコオロギのジミニー・クリケット役の声を好演。『ピノキオ』はディズニープラスにて配信中。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」小栗旬演じる北条義時の盟友で冷静沈着な知恵者にして、何気にクセ者…な三浦義村(平六)は山本さんにぴったり。最終章へと突入したいま、山本さん演じる義村がオープニングクレジットの“トメ”となったことで、ますます目が離せない存在となっている。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は毎週日曜20時~NHK総合ほかにて放送中。ドラマ10「大奥」よしながふみ原作の「大奥」を豪華キャストでドラマ化。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還までを描くなか、5代将軍・徳川綱吉(仲里依紗)に寄り添う大奥総取締・右衛門佐役は期待しかない!ドラマ10「大奥」は2023年1月、NHK総合にて放送開始。Netflixシリーズ「離婚しようよ」宮藤官九郎と大石静の共同脚本によるオリジナルストーリーのホームコメディ。松坂桃李が温室育ちの三世議員を、その妻のブレイク女優を仲里依紗が演じる注目のシリーズ。松坂さん演じる主人公・東海林の対立議員候補で、演歌と話が上手い想田豪役に扮する。もちろん、胡散くさいに違いない!?Netflixシリーズ「離婚しようよ」は2023年、全世界配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-劇場版「きのう何食べた?」 2021年11月3日より全国東宝系にて公開©2021 劇場版「きのう何食べた?」製作委員会鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー 2022年5月20日より公開©2022 荒川弘/SQUARE ENIX©2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成 2022年6月24日より公開©2022 荒川弘/SQUARE ENIX©2022 映画「鋼の錬金術師2&3」製作委員会
2022年11月04日映画『ブラックナイトパレード』(12月23日公開)のクリスマス出発式(製作報告会)が1日に都内で行われ、吉沢亮、中川大志、渡邊圭祐、福田雄一監督が登場した。同作は中村光による同名コミックの実写化作。受験失敗・就活失敗・彼女無し、コンビニで3年間アルバイト生活をしていた日野三春(吉沢)が、突如北極にあるサンタクロースハウスに誘拐され、世界中の子供たちにプレゼントを配る、ブラックサンタとして働く事になる。三春の同僚で、天才的なハッキング能力を持つ北条志乃(橋本環奈)、テンションアゲアゲでDQNなチャラ男・田中カイザー(中川大志)、何かと三春の事を気にかけてくれるが一切笑わないイケメン・古平鉄平(渡邊圭祐)ら個性的なキャラクターと共に、世界中の子どもたちへ幸せを届けるために奮闘する。大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に 畠山重忠役で出演していた中川は、今作も同時進行で撮影が進んでいたという。中川は「(『ブラックナイトパレード』で)コンビニで廃棄弁当食べるシーンをやって、そのまま戦に行くみたいな流れをやってましたね」と苦笑。「原作も読ませていただいて、カイザーというキャラクターが原作ファンの方にも愛されている、ものすごくぶっ飛んだキャラクターなので、できるかなというプレッシャーは相当ありました」と明かした。福田監督は「僕も心配でしたもん。中川大志がこんな役できるのかなという」と同意し、中川も「何で俺にカイザーの役が来たんだろうと思いながら」と疑問だったそう。中川は「決まって吉沢さんに連絡して『次、一緒ですね。やばいです、超プレッシャーですよ』と相談したんですよ。そしたら吉沢さんから『いや、カイザーに全てかかってるからな』と、すごいプレッシャーかけられて、相談する相手を間違えた!」と訴え、「『大丈夫だよ』とか、『一緒に頑張ろうぜ』みたいなみたいな言葉をくれるかなと思ったんですけど」と語る。吉沢が「カイザーがおもしろくなかったら終わりなので」と改めて説明すると、中川は「クランクインの1週間前とかドキドキして寝れなかったですね」と振り返った。
2022年11月01日トイミスト・エンネ主催、『鎌倉の小さな音楽祭 Vol.3』が2022年11月13日(日)に鎌倉・佐助サロン(笹野邸)(神奈川県鎌倉市佐助1丁目2-9)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ チェリスト水谷川優子が、鎌倉で小さな音楽祭をはじめて3回目。今回の初日はNY、ベルリン、パリから集まったピアノ三重奏団「トリオ ソ・ラ」の特別公演!(第17回鎌倉芸術祭参加)2014年の東京デビュー公演で『才色兼備の閨秀演奏家によるピアノ三重奏』『名手3人のノリのいい名演はまた格別」 』『素晴らしく錬れた名演』と、各音楽誌で絶賛を受けた3人組が鎌倉に登場。【プログラムについて】溢れる才能に恵まれながら1918年に24歳で没したフランスのブーランジェ、グラミー賞とピューリッツァ賞のW受賞に輝きアメリカを代表するアーティストとなったヒグドンという2人の女流作曲家の作品、そして巨匠ベートーヴェンの名作「大公」というオリジナリティ溢れるプログラムでピアノ三重奏の魅力を存分に味わっていただきます。佐助サロンにて撮影佐助サロン(笹野邸)プロフィールトリオソ・ラ(ピアノ・トリオ)Trio SolLa/Piano Trio2013年4月に東京でベートーヴェンのピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲のソリストとして出逢った3人の奏者が意気投合して組んだピアノ三重奏「Trio SolLa(トリオ ソ・ラ)」。1年後に東京でデビュー公演を果たし、「才色兼備の閨秀演奏家によるピアノ三重奏」「名手3人のノリのいい名演はまた格別」「素晴らしく錬れた名演」と、各音楽誌で高い評価を受けた。メンバーそれぞれがニューヨーク、パリ、ベルリンの三都と東京に活動の拠点をもつソ・ラは、それを特色にしたプログラミングへのこだわりを持ち、スタンダードなピアノ三重奏曲のほかに歴史に埋もれかかった作品に光を当てたり、2016年には日本の若手作曲家を代表する山根明希子に作品を委嘱するなど、オリジナリティに溢れる活動を行っている。現在トリオは主にフランスと日本で活動しており、東京以外では大阪のザ・フェニックスホールに招聘されて公演を行うなど、ピアノ三重奏の新しい世界を切り開きながら、ヨーロッパの伝統を継ぐものとして、稀有なバランス感覚をもつ、音楽界でも存在が際立つグループとなりつつある。(SolLaは3人の名前のイニシャルSKY=空とフランス音名のソとラに因み、―三都に離れていても大空のもとで音楽が繋がっているように―との願いをこめて命名された。)水谷川優子(Yuko Miyagawa)「勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色」(東京新聞)「心をノックするチェロ」(毎日新聞)などと称される水谷川は5歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了、同時期にローマのサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースにて研鑽を積みながらヨーロッパでの演奏活動を開始。第6回東京国際室内楽コンクール優勝、併せて齋藤秀雄賞とアサヒビール賞受賞、イタリア・ピネローロ国際室内楽コンクール2位、バロックザール賞など多数受賞。現在は日本とドイツに拠点を置いて各国でソリスト、室内楽奏者として活動。日本ではラジオやテレビ出演も多く、2018年は1年間ラジオ番組のパーソナリティをつとめ、出演・演奏したNHK FM「長崎・祈りの音色」が平成30年度文化庁芸術祭 優秀賞受賞。2020年秋にアメリカのレーベルよりリリースした最新アルバム「Black Swan」が翌月のNY Public Radioでベスト新譜に選ばれるなど好評を博している。公演概要『鎌倉の小さな音楽祭 Vol.3』公演日:2022年11月13日(日)13:30開場/開演14:00(※上演時間:約2時間)会場:鎌倉・佐助サロン(笹野邸)(神奈川県鎌倉市佐助1丁目2-9)■出演者谷川かつら(ピアノ) / 瀬川祥子(ヴァイオリン) / 水谷川優子(チェロ)■スタッフトイミストエンネ■チケット料金一般:4,000円学生:3,000円(全席自由・税込)※学生の方は学生証をご提示ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月31日10月16日放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)の冒頭、女中役で約40秒間、サプライズ出演した長澤まさみ(35)。「大河出演はヒロイン・きりを演じた『真田丸』(’16年)以来、6年ぶり。両作とも長澤さんが“恩師”と慕う三谷幸喜さんの脚本です。本来はナレーションだけでしたが、視聴者からのラブコールに応えるため、役名なき“特別出演”となりました」(NHK関係者)長澤の“サプライズ”は大河だけではない。その翌日、長澤主演の連ドラ『エルピス』(関西テレビ・フジテレビ系)も、日本での放送に先駆け、仏カンヌの国際映像コンテンツ見本市「MIPCOM」で世界初上映された。本誌は9月中旬、同ドラマの撮影に臨む長澤の姿を目撃していた。朝から強い日差しが照りつけていた東京・港区内の公園。黒いキャップをかぶり、黒いリュックを背負って、長袖のジャンパーを着こんだ姿で何度も繰り返し走る。監督からOKが出ると、首筋に制汗剤をスプレーして、満足そうな表情でクールダウンしていた。「主演映画『コンフィデンスマンJP』シリーズが3作とも興行収入30億円台を記録するなど、長澤さんは“計算できる役者”として非常に評価が高いのです。長澤さんの出演作選びの基準は『自らが本当に面白いと思うか』。そのポリシーは三谷さんから習ったと聞きました」(映画関係者)2人の出会いは’14年、三谷作の舞台『紫式部ダイアリー』。評価され『真田丸』に起用される。「長澤さんはまだ20代半ばで、忙しすぎて気持ち的にいっぱいいっぱいのときだったといいます。そんな彼女の心境を察した三谷さんは、『人生は意外と短いから、自分のやりたいことをやったほうがいい』とアドバイスしたそうです。三谷さんは当時、前立腺がんを患って手術しただけに、命の重みがこもっていたのでしょう。長澤さんの心に非常に響いたそうです。以来、長澤さんは人生の節目節目で、三谷さんのその言葉を思い出すそうです」(制作関係者)三谷からの金言など、長澤は自分にとって大事なことを日ごろからノートに書きためているという。実際、最近の取材にもこう告白。《やりたいことがいっぱいあってメモしてあるんですけれど、そろそろ実行に移さないとなって》(『LEE』’22年11月号)長澤のノートには今、どんなことが書かれているのか。「最近オンラインで英語のレッスンも受けているそうなので、彼女の心は世界に向いているんだと思います」(前出・映画関係者)三谷の“命の言葉”が、長澤の新たな道を切り開いていくーー。
2022年10月26日現在放送中の三谷幸喜作・大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が、本日10月25日(火)におよそ1年5か月にわたる撮影が終了した。昨年6月のクランクインから主人公・北条義時を演じきった小栗旬は「今はまだ終わった実感がないというのが本音です」と現在の心境を明かし、「これだけ時間をかけて“一人の人物を生き抜く”ということをさせてもらえたことは本当にすごい財産で、今後の自分にとって糧になる経験でした」とコメント。また、長きに渡った本作の撮影。「途中からは、芝居について『ここはどうしようかな』と考えることが減っていって、『自分の歩んできた義時だったらこうするだろうな』ということをただただ淡々とやってきた」と語り、「今現在は悔いが残っていないというところまで来られたことは俳優として大きな喜びです。そういう現場を過ごしてきて、いま、こういう自分がいるという状態ですので、それを最後まで見届けていただけたら幸いです」と話している。鎌倉御所・執務室にて泰時から京の情勢報告を聞く義時/最終回(第48回)そして番組の制作統括は「小栗さん最後の撮影となった最終回のラストシーン。もはや小栗旬ではない北条義時の、手負いの獣のような姿に、見ていて窒息しそうになりました。『もう政子になれないのが悲しい。』小池栄子さんはそう言って泣きました。スタッフみんなも泣きました。誰一人クランクアップしたくない作品でした」と撮影の様子を明かした。なお、本作の放送は12月まで続く。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回(第48回)は12月18日(日)20時~NHK総合にて放送予定。※15分拡大版(「鎌倉殿の13人」紀行を含む)後6時~(BSプレミアム・BS4K)(cinemacafe.net)
2022年10月25日大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で壮絶な討ち死にシーンを演じ切り、役者としての評価がうなぎ上りの中川大志(24)。仕事だけでなく、プライベートも“絶好調”な姿を、本誌は目撃した。橋本環奈(23)と“おうちデート”を楽しんでいたのだ。10月中旬の午後6時半ごろ、橋本が自身の自宅にも近い中川の自宅マンションを訪問。その約30分後、黒い愛犬を両手に抱えて出てきたのだ。愛犬を預けるほど、中川を信頼している様子がうかがえた。また、数日後の朝10時ごろ、本誌は再び橋本が中川のマンションから出てくる様子をキャッチ。事務所車がエントランスに到着すると、橋本は慌ただしく乗り込んでいた。すると約1時間後、今度は中川が黒ずくめの服装でマンションのエントランスに登場。彼は迎えにきたタクシーに乗ると、仕事先へと向かっていった。2人の馴れ初めについて、ある芸能関係者が明かす。「もともと’14年のドラマ『水球ヤンキース』(フジテレビ系)で共演経験のある2人ですが、同作では役柄の設定上、からみはほとんどありませんでした。しかし、今年の6月に再共演作である映画『ブラックナイトパレード』の撮影がスタート。夏の終わりまでロケが続くなか、次第に仲を深めていったといいます」“おうちデート”で橋本との愛を育む中川。本誌’21年7月20日号で、理想の恋愛についてこう語っている。「スリリングな恋よりも、穏やかな恋のほうがいいかなあ。自分のペースや生き方を持っている女性が理想で、尊重し合える関係が最高だと思います。ただ、僕だってイチャイチャはしたいですよ(笑)。でも、ずっとイチャイチャだとちょっと……とも思います(笑)」「自分のペースや生き方を持っている女性が理想」という中川にとって、橋本は“理想”にぴったりのお相手といえそうだ。「橋本さんはもともと動じない性格。初主演映画である『セーラー服と機関銃 -卒業-』では、薬師丸ひろ子さん(58)や原田知世さん(54)、長澤まさみさん(35)といった名だたる先輩女優たちが演じてきた“星泉”役でしたが、製作発表会見では『重圧を封印します!』と笑顔で宣言。その堂々とした姿に、周囲も驚いていました。また今年8月13日に『クランクイン!』が公開したインタビュー記事では、橋本さんは『先を考えて“ああしたい、こうしたい”といったことは考えていません。とにかく誠実に積み重ねていくだけです』とも語っています」(芸能関係者)橋本の芯の強さに、中川も惹かれているのだろう。
2022年10月25日大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の公式サイトが更新され、最終章ビジュアルが公開された。2枚公開された今回のビジュアル。1枚目は、源仲章(生田斗真)と後鳥羽上皇(尾上松也)、義時(小栗旬)や泰時(坂口健太郎)、政子(小池栄子)、時房(瀬戸康史)、三浦義村(山本耕史)といった、クライマックスとなる“鎌倉VS上皇方”のキーマンたちが対峙している。また2枚目では、義時の青年期から、二代執権の座に上り詰めるまでの変遷が追われている。なお、先日放送された「ウラ話トークSP」が、視聴者からの熱い声に応え、45分の放送ではカットされてしまったトークを盛り込み、60分の拡大版を18日(火)に放送することも決定している。「『鎌倉殿の13人』応援感謝!ウラ話トークSPディープバージョン」は10月18日(火)午前2時11分~NHK総合にて放送(※月曜深夜)。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」最終回(第48回)は12月18日(日)20時~NHK総合にて放送予定。※15分拡大版(「鎌倉殿の13人」紀行を含む)後6時~(BSプレミアム・BS4K)(cinemacafe.net)
2022年10月14日明治座×東宝×ヴィレッヂによる「三銃士企画」の第2弾が決定。作演出を倉持裕が手がけ、『リチャード三世』をベースに、昭和の歌謡界を舞台にした復讐劇が繰り広げられる。主演を務めるのは、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で畠山重忠を演じ、その圧巻の演技で大きな話題を呼んだ中川大志。『歌妖曲~中川大志之丞変化~』という自身の名を冠した作品で、初の座長に挑む。そこで稽古開始を直前に控えた中川に、舞台と芝居にかける熱い想いを語ってもらった。エネルギッシュさと残酷さを併せ持つ――シェイクスピアの『リチャード三世』をベースにした倉持裕さんの新作ですが、どんなところに魅力を感じましたか?舞台を昭和の歌謡界に移すということで、最初はどうなるのか想像もつきませんでした。ただ『リチャード三世』という作品自体はハードでディープですが、昭和の頃の芸能界はとてもエネルギッシュ。僕みたいな世代からすると、ファッションや音楽などとても色鮮やかに映りますし、逆に新鮮なことがたくさんあって。そこにあの時代の芸能界の仕組みであったり、表には見えない、裏の部分が復讐劇とともに描かれていく。そういった意味でものすごくエネルギーを感じる脚本でしたし、内面の深い部分がえぐられるような残酷さもあり、それらを持ち合わせた面白い作品だと思いました。――中川さんは今回、醜い風貌と不遇な宿命を背負った鳴尾定と、美貌を手に入れた定が、スターへと昇りつめていく桜木輝彦というふたりの男を演じます。それぞれどういった人物として捉えていますか?そもそも定と桜木は同じひとりの人間ですから、僕の中では、二役を演じるというイメージではないですね。定は大きな芸能一族に生まれながらも、そこから排除されてきた人間。暗く、冷たい、閉じ込められた時間が長かった男なので、そういった幼少期からの経験や記憶というのは、きっと潜在的に刻まれているものがあるんじゃないかなと。人との距離感であったり、定自身、自覚していないところで無意識に反応してしまうようなことが。そんな定が、姿かたちを変え、スター歌手として成り上がっていく、それが桜木輝彦だと思います。強く影響を及ぼし合う“光”と“闇”――定と桜木は真逆の人物ですね。僕はこの作品の大きな軸になっているのが、表舞台である“光”と裏の世界である“闇”だと思っています。そしてこのふたつは、反するように見えてお互い強く影響を及ぼし合っている。劇中に「表をきれいにすればするほど、裏も汚さなくちゃいけない」という台詞があるのですが、これこそ僕は本作のテーマをよく表していると思っていて。それは桜木と定にも言えることで、桜木としての時間が定としての時間に影響を及ぼし、その逆も然り。そのお互いにエネルギーを与え合っていく、みたいな部分は大事に演じていけたらと思います。――役を構築していく上で、最初の手がかりになりそうなのはどんなことだと思いますか?これはどんな役にも言えることですが、例えそれがわずかであっても、やはり自分との繋がりにしか、役との懸け橋はないと思っています。今回桜木輝彦、鳴尾定を演じるに当たっては、自分自身のトラウマであったり、思い出したくない過去や記憶に触れていかないといけないのではないかなと。自分のこととして役を知る、という意味では、それがすごく大事になってくると思うので。もちろん非常にきつい作業ですし、暗いトンネルを進むような時間が長く続くかもしれません。ただ自分を利用しながら役へと昇華させていく時間というのは、大変であればあるほど、やりがいも感じられると思います。演劇人の先輩から学んだ俳優の強み――本格的な舞台への挑戦は今回が初となりますが、これまで舞台に対してどんなイメージを持たれていましたか?3歳からダンスをやっていて、当時から年に1、2回、舞台に立つ機会はありました。その時はただ楽しくやっていただけだと思いますが、やっぱり照明を浴びて、アドレナリンを出しながら、お客さんから拍手をもらう記憶は鮮明に残っていて。このお仕事を始めてからも舞台はやりたいと思い続けていたので、このような機会をいただけてとても嬉しいです。――畠山重忠役の好演が光った大河ドラマ『鎌倉殿の13人』ですが、名コンビだった和田義盛役の横田栄司さんなど、共演者には演劇人がとても多かったと思います。そういった方々から、アドバイスや本作に向けてなにかお話はありましたか?皆さん「楽しみにしてるよ」とおっしゃってくださいました。大河の現場には確かに演劇の先輩方が多く参加されていて、俳優としての強さ、みたいなものを身を持って体感させていただきました。映像の現場は時間も限られていて、何度もリハーサルをしていろいろなパターンを試す、ということがなかなか出来ない。ただそういった中でも先輩方は、思いもよらないアイデアをたくさん持っていらして。もちろん僕も脚本を読み、こういう感じかな、とイメージを膨らませて撮影に臨むのですが「そんなアプローチの仕方があったのか!」と意表を突かれることが多くて。非常に多面的に人物を捉え、シーンに対していろいろな可能性を探る。その姿に毎回感銘を受けていましたし、僕自身もそうありたいと思いました。――大作への出演が続き、俳優として飛躍の年になったかと思いますが、今後の展望について教えてください。これは十代のころから変わらないのですが、常に新しいことをやり続けたいと思っています。やっぱり心が動くこと、ワクワクすること、そのエネルギー源が枯れてしまったら、出来ない仕事だと思うので。この舞台も大きな挑戦だと思いますし、新しいことをこれからもやり続けて、見ている方を驚かせたいですし、自分で自分にも驚きたいなと思います。取材・文:野上瑠美子撮影:川野結李歌ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中川大志さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★アプリユーザー限定!『歌妖曲~中川大志之丞変化~』大阪・新歌舞伎座公演の先行抽選受付中!※10月18日(火) 迄お申込みはこちら()<公演情報>『歌妖曲~中川大志之丞変化~』【東京公演】2022年11月6日(日) ~11月30日(水)会場:明治座【福岡公演】2022年12月8日(木)~12月12日(月)会場:キャナルシティ劇場【大阪公演】2022年12月17日(土)~12月25日(日)会場:新歌舞伎座チケット情報はこちら:ぴあアプリでは中川大志さんのアプリ限定カットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=26fd672c-5dd5-477b-b989-76ce8d72f9ff&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。
2022年10月13日NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』のトウ役で話題の女優・山本千尋が、Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン2(2022年12月 全世界独占配信)に出演するこいとが8日、発表された。2020年に配信されたシーズン1が世界的な大ヒットとなっている『今際の国のアリス』の続編。元の世界に帰るために“今際の国”の謎を追いかけるアリス(山崎賢人)とウサギ(土屋太鳳)が黒幕と出会い、前作を上回る難易度の“げぇむ”に挑んでいく。山本は「絵札のカード」スペードのクイーンであるリサ役を演じる。リサは、ドラマオリジナルの体力勝負の肉体型の“げぇむ”「ちぇっくめいと」で洗練された美貌を持ちながら、身体能力が高い強敵でアリスとウサギを追い詰めていく。『今際の国のアリス』はシーズン1から、随所で繰り広げられるアクションも見所のひとつ。山本は、アクションを得意とし、ベストアクション女優賞を受賞した経歴を持つ。今回の“げぇむ”はドラマオリジナルで体力勝負の肉体型、激しい戦いが予想される。数々の作品で圧倒的なアクションシーンをこなしてきた山本の動きにも注目だ。山本がコメントを寄せた。【アリス出演が決まった際の率直な感想】必ずまたご一緒させて頂きたいと願っておりました「キングダム2 遙かなる大地へ」の佐藤信介監督、そして念願の下村勇ニアクション監督とご一緒させて頂ける喜びは、やっとこの目標が叶ったと感謝してもしきれない瞬間でした。シーズン1から世界観に引き込まれ、まさに寝不足一気見をした作品でしたので、今回その一部として携わらせて頂けることに非常に楽しみでなりませんでした。【役の印象】リサはこの世界に生き甲斐を感じ、自由奔放に"げぇむ"楽しんでいるゲームマスターです。知的で孤高で洗練された無駄のない技術を持ち、心に剣を持つような生き方はまさに"スペードのクイーン"。自分史上最もヒールな役に挑戦させて頂けたように思います。佐藤監督が“今際の国”の世界に、さらに人間の残酷さとその中に光る美しさを注ぎ込んで下さったのでシーズン1から、よりパワーアップした"げぇむ"をお届け出来たらと思います。【撮影の様子】“げぇむ”「ちぇっくめいと」はアクション部の皆様の決死の覚悟と努力あっての回です。身を削って支えて下さるアクション部さんの想いにどれだけ私は応えられるか、求められるベストなパフォーマンスが出来るかと取り組ませて頂きました。昼夜逆転、騒音、高所と中々スリリングな現場でしたが、過酷な中だからこそ一致団結して生まれるチームワークがあり、そんな貴重な経験をさせて頂けた事、共に高め合えるチームの皆様に出会えた事に改めて感謝しております。【視聴者へのメッセージ】約半年の期間に渡り、アクション部の皆様、土屋太鳳さんとパルクール・肉弾戦に特化したトレーニングをしてきました。シーズン2のオリジナルの“げぇむ”となっておりますが、原作ファンの方やシーズン1からご覧になられている方、そして世界配信という有難い環境の中、世界共通で魅せられる"アクション"と言うジャンルでお届け出来る事に感謝と自信を持って、ドラマでしか観られない"げぇむ"を是非楽しんで頂きたいです。(C)麻生羽呂・小学館/ROBOT
2022年10月08日クライマックスへ向け、ますます注目が集まる『鎌倉殿の13人』。ユニークなキャラでドラマを盛り上げる“北条家の父”が、ドラマのヒットと自身のハマり役の舞台裏を明かす。「ドラマを見ている家族からは『ふだんと変わりないじゃない』なんて言われてます。『ああ見えて、俺はちゃんと芝居してんだよ!』と言い返してますけどね」こう笑うのはクライマックスに向け盛り上がるNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で小栗旬(39)演じる主人公・北条義時の父、北条時政を好演中の坂東彌十郎(66)。戦前、映画でも人気を博した歌舞伎俳優・坂東好太郎(享年70)の三男。‘73年、歌舞伎座『奴道成寺』で初舞台を踏んで以降、およそ半世紀にわたって敵役から老け役まで幅広い役柄を演じてきた大ベテランだ。だが今日のように、お茶の間に名前と顔が広く浸透したのはおそらく初めてのこと。「数年前に、三谷幸喜さん作・演出の歌舞伎(三谷かぶき『月光露針路日本 風雲児たち』)に出演させていただいて。そのとき彼に聞かれたんです。『映像作品に出る気はないんですか?』と。私は『機会があればやってみたいです』と答えましたけど……」それから数年、今作のオファーの際、三谷からは「彌十郎さんの名前で世間をアッと言わせましょうね」と声をかけられたという。「それを聞いて、楽しく仕事させてもらえるのかな、とは思っていましたが、まさかここまでいい役をいただけるとは。驚いています」北条家を中心としたホームコメディ的要素が強かった物語序盤、ドラマ人気を牽引したのは、おちゃめでちょっとドジな時政だった。本人いわく「本当の家族のような温かみのある撮影現場」で、6月には「長い俳優人生でも初めて」というサプライズも経験した。「スタジオでカメラテストが終わったとき、宗時役の片岡愛之助さんが走ってきて、私を呼ぶんです。『父上、こっちこっち』って」いぶかしく思いつつ、愛之助を追ってスタジオ前室に行くと……、そこには義時役の小栗旬、政子役の小池栄子(41)、実衣役の宮澤エマ(33)の、“北条家”が待ち構えていた。「皆さんから『父の日、おめでとうございまーす!』と拍手で迎えられ、赤ワインのプレゼントをもらって。いやぁ、うれしかったですね。ちょうどそのとき、頼朝役の大泉洋さんが通りかかって『僕は入れないの?』と聞いたんです。すると、小池さんが『北条家のお祝いだから』と。そこにいた全員が大爆笑でした」そんな“家族”から愛され慕われる父上だが、“息子”小栗の座頭ぶりには舌を巻いたと話す。「小栗さんは、出演者はもちろん、大勢のスタッフ一人ひとりの名前をキッチリ覚えていて、誕生日にはお花をプレゼントしていました。自分が主役なのに、あれだけ周りの人たちに神経を使えるって、本当に素晴らしいなと思いました」その気配りは、父上に対しても。「映像に不慣れな私のことも、いつも気遣ってくれるんです。私が『いまの場面、大丈夫だったかな?』なんて、ちょっと不安に思っただけで、誰よりも早く察知してスーッと近寄ってきてくれて。『父上、もう一回やらせてほしいって言っても、大丈夫ですよ』なんて声をかけてくれる。いやぁ、大した“孝行息子”です」■“ダークな時政”が現れると俳優仲間に怒られる(笑)コロナ禍まっただ中の撮影。現場では、さまざまなことに腐心する必要があったという。「スタジオの中では全員、常にマスクをしたまま。本番直前に衛生班と呼ばれる人たちがやってきて、出演者全員のマスクを回収。本番が終わると、また新しいマスクを配ってくれるんです」そんな苦労のかいあって、ドラマは大好評。歌舞伎界の役者仲間にもファンが多いそうだ。「時政のダークな面が現れてくると、歌舞伎座の楽屋ですれ違う俳優さんたちに『なんですか、昨晩の時政は!』と怒られたり(笑)」冒頭のコメントにあるとおり、彌十郎家でも毎週欠かさず“時政チェック”が行われている。時政が、宮沢りえ演じる策略家の後妻・りくと抱擁するシーンが流れると……。「『まったく!若い女房にメロメロなんだから!』なんて。それをカミさんから言われるんですから、おかしいでしょ。私は真面目に芝居しているだけなのに(笑)」9月25日放送の第37回「オンベレブンビンバ」では、久しぶりに北条ファミリーの一家団欒のシーンが描かれた。意味不明な回のタイトルは、家族間の対立が深まるなか、それでも家族を何より大事に思う時政が唱える“いいことがあるおまじない”のこと。かつて“孫”の大姫に教わったものだったのだが。「正解は『オンタラクソワカ』なんですが、時政はそれを『オンベレブンビンバ』と覚え違いをしていて。訂正しようとする政子も義時も、全員が間違ったおまじないを唱える。リハーサルでは皆、噴き出してました(笑)。じつに愉快な場面ですが、でも、それが悲しく切ないんですよね。自分でもあの放送を見て、泣きましたよ」史実ではこののち、鎌倉を追われ伊豆で余生を送ることになる時政。ドラマ終盤、私たちにどんな姿を見せてくれるのだろうか。「追放後の時政の暮らしぶりが、チラッとでも映るとうれしいんですけどね……。はたしてどんな結末を迎えるのか、乞うご期待です」
2022年10月08日現在放映中のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』。俳優たちのハマり具合に加え、回を追うごとにディープさを増す展開、そして三谷幸喜の脚本の巧みさが話題になっているが、このドラマの中で視聴者の癒しポイントとなっていたのが、頼朝の異母弟・阿野全成。残念ながら8月中の放送で壮絶な最期を遂げたが、その全成を演じていたのが新納慎也だ。これまでにも数々の三谷作品に出演し、三谷の信頼も厚い彼が、大河ドラマに続き舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』に出演する。『ショウ・マスト・ゴー・オン』は三谷が率いる劇団、東京サンシャインボーイズが1991年に初演した傑作舞台。大物俳優が主演するシェイクスピア劇の舞台裏で起こる大小さまざまな事件を時に解決し、時に強引に片付け、時に一層大事件を引き起こしてしまったりしながらも、なんとか無事に公演を続行させようとする舞台スタッフたちの騒動を描くバックステージものだ。今回は最後の上演(1994年)から数えてなんと28年ぶりに、三谷自ら手掛けるリニューアル版として上演される。キャストは新納を含め鈴木京香、尾上松也、ウエンツ瑛士、シルビア・グラブ、浅野和之ら、豪華俳優16名。『ショウ・マスト・ゴー・オン』への出演を控える新納に、この作品の魅力はもちろん、『鎌倉殿の13人』について、三谷幸喜との仕事について、そしてコロナ禍でショウをゴー・オンすることに対する思いについて、話を聞いた。『鎌倉殿の13人』全成の反響は予想の倍以上! 今も可能な限りリアルタイムで観ています――全成さんの最期は圧倒されました。大きな話題にもなっていましたね。大河ドラマへのご出演は3回目ですが、今回の『鎌倉殿の13人』の反響をご自身ではどう感じていますか。『真田丸』(2016年)の時の方が、反響という意味では跳ね方は凄かったのですが、あの時は「あの俳優、誰?」というのも含め、話題にしていただいたと思うんです。今回は「『真田丸』で豊臣秀次をやっていた新納さんね」とわかって観てくださる方も多いだろうから、前回ほど話題にはならないだろうと思っていたのですが……自分の想像の倍ではきかないくらいの反響をいただき嬉しい限りです。全成の最期の回ではまた“全成ロス”なんてことも言っていただいて、本当にありがたいですね。――全成さん、可愛らしかったです。なんだかずっと、“あわわ、あわわ”していましたね(笑)。――秀次も全成も、歴史上のキャラクターとしてはどちらかというと黒いイメージの人ですが、ずいぶんチャーミングに描かれていました。三谷さんの中の新納さんのイメージが“優しい人”なのかな、新納さんが演じるからこそこういう描かれ方になったのかなと思ったのですが。ははは(笑)。三谷さんも最初は、全成さんは腹黒いタイプの男として考えていたようなんです。でも、そうじゃない方に勝手に筆が進んでいったと三谷さんがコラムで書かれていて。新納さんがやっている全成を見ているとこっちの方向ではないなと、思っていたのとは違う方向に新納さんが連れていってくれたとおっしゃってくださいました。僕も最初は色々と企みも張り巡らすタイプの男だと説明受けていたし、「秀次とは真逆のイメージ」と言われていたのに、来る台本来る台本、どんどんコメディみたいになっていくんです(笑)。「おいおい三谷さん、聞いていたのと違うぞ(笑)」と思ったのですが、三谷さん曰く「そういう風になっちゃった」だそうです。ただ、全成さんが眠るお墓がある静岡県の大泉寺の住職さんがその記事を読んで、「もしかしたら本物の全成さんが、僕は世で言われているような悪い人じゃないんだと、三谷さんと僕を“真実の阿野全成像”に導いたのではないか」とおっしゃっていて、そうだったら素敵だなと思っています。――宮澤エマさん演じる実衣さんとのご夫婦像も印象的でした。宮澤さんとはそれ以前から舞台共演もありますが、どんな相手役さんですか。三谷さんの『日本の歴史』で兄妹の役を演じています。昨年再演もありましたが、この初演(2018年)がエマちゃんとの初共演。この作品を初演から一緒に作り上げた、同志というか戦友。彼女には絶大な信頼を持っています。そんな間柄だから、夫婦と言われて照れくさいなと思ったのは最初の1シーン目くらいだけですね。相談せずとも「こういう夫婦像だよね」と方向性がバシっと見えたのは、長らく舞台を一緒にやってきたからこそだな、と思っています。今回の現場が初共演だったら、あの空気感は出せなかったんじゃないかな。――ちなみに今、『鎌倉殿の13人』はご覧になっている?観てます、観てます。可能な限りリアルタイム視聴していますよ!――どんな心境で、実衣さんのことを見ているのですか?ドラマ全体的には、もう一視聴者として見ているんです。全成退場後の台本ももらっていないから、話の展開も知らないですし。でも実衣ちゃんに関しては自分の妻だと思って見ています(笑)。まさにあの世から下界を見守っている心境。「赤が似合うね」「赤を着てくれ」と言ったけれど、そんな血みたいな赤じゃないんだよな~とか、そんな怖い顔しないで~「誰も恨んじゃいけないよ」って言ったでしょ、とか。「ちょっと、実衣ちゃーん!」って、ハラハラ心配しています(笑)。――素敵なエピソードです! そして新納さんは、三谷作品が続きます。次回出演舞台『ショウ・マスト・ゴー・オン』は脚本・演出ともに三谷さん。東京サンシャインボーイズの名作として知られていますが、作品はご存じでしたか。僕、たぶん28年前に観ている……と思います。ただこの作品、テレビで劇場中継をしているんですよね。だからテレビで観た記憶を劇場で観たと勘違いしている可能性もなきにしもあらずですが……でも観ているのは確かです。宝物のように大事にしている三谷幸喜からの言葉――28年前って、新納さんは何をされていた時期ですか。大学生でした。僕は演劇科だったので、芝居を観に行くことは今以上にしていたんです。当時は第三次くらいの小劇場ブームで、演劇好きとしては三谷さんの作品や東京サンシャインボーイズは絶対観たいものだった。大学は大阪なのですが、たしか仕事でちょうどその時期に東京に行く予定があったから、チケットを取った記憶もうっすらある。でもそれは別の記憶とごっちゃになっていて実はテレビで観たのかも、そのへんの記憶は曖昧ですが(笑)、でもわりと中身は覚えていて、ずっと笑い続けていたな、という印象です。――その作品を28年ぶりにリニューアル上演しますと出演のオファーがあった時の心境は。「まじですか、やったぜ!」ですね(笑)。あの作品に僕が出ていいの!? という感じ。自分が何役なのかといったことも考えずに、ただ嬉しかったです。――そして新納さんが演じるのが……。初演で梶原善さんが演じていた、小道具作りの名人です。梶原さんの役だというのは、すごいプレッシャーです。僕も一演劇好きとして、大好きだった前回上演を観た記憶を塗り替えたくない! と思うこともよくあるんですよ。だからそう思う方もいらっしゃるだろうなというのはよくわかりますし、比べられてしまうことは、仕方ないですね。ただ、とにかく参加できることが嬉しいので、「やらせていただけるんですか、ラッキー!」という気持ちです。――三谷さんとは、何か話をされていますか?していないです……あ、ちょこっとだけメールはいただきました。「次、『ショウ・マスト・ゴー・オン』よろしくお願いします。あ、梶原善さんがやっていた役ですよ」とだけメールが来て。「はい、知っています」で会話が終わりました(笑)。ドラマの時は「あの時のあの役のような感じで」とか「新納さんのこういう部分を出してほしい」というざっくりした情報はくださるのですが、舞台はわりといつも事前情報は“無”ですね。別の方が監督するドラマと違って、舞台は現場に三谷さんがいらっしゃるので、稽古に入ったら好きなだけディスカッションもできますから。――新納さんから見た三谷さんは、どういう方ですか。僕が今までやってきた演出家さんの中でも、穏やか度ではかなり上位に入ります。三谷さんの現場はいつも穏やかで笑いが絶えなくて楽しい。あと、三谷さんが選ぶ役者さんって、性格がいい人が多いんです(笑)。だから現場で揉めたりすることもなく、穏やかに時間が過ぎていく。でも三谷さんご本人は、もちろんとても頭がいい方なのですが……お葬式で笑い出しちゃう人っているじゃないですか。そういう方だと思います(笑)。頭の中でずっと、やっちゃいけないこと、言っちゃいけないことを考えていて、自分の中で可笑しくなっちゃう人なんだろうなと感じます。楽しい方なんですが、ちょっとブラックなところもある楽しさなんです。――三谷作品への最初の出演は舞台『恐れを知らぬ川上音二郎一座』(2007年)でした。この時からご自身が三谷さんに「ハマった」自覚はあったのでしょうか。ないです! まったくありませんでした。三谷さんが僕の芝居を見て爆笑しているようなこともあまりなかったし、僕もそこまでの手応えはなかった。千秋楽の日に「三谷さんの作品に出るのはこれが最初で最後だろうな」と思った記憶があります。実際、そういう方もいっぱいいるでしょ、1回出て次がない俳優さん(笑)。自分もそういう感じだと思っていました。でも2回目、3回目と呼んでいただいて。何作目かで初めて「僕のどこを評価してくださっているんですか?」とお聞きしました。それも恐れ多くてなかなかお聞きできなかったんです、ずっと「たまたま続いて呼んでもらっただけかも」と思って。――三谷さんは何と?「僕は新納さんの中にある悲しみが好きなんです。あなたの悲しみを抱えた感じと、繊細さが好きなんです」と言っていただいて。嬉しかったですね。僕はよく悪役やエキセントリックな役、女装する役柄を振られがちなんですが、三谷さんは「新納さんを飛び道具みたいにだけ使う演出家やプロデューサーは、あまり信用しない方がいいよ」とおっしゃっていた(笑)。「本当の新納慎也を見ている人は、悲しみを表現する役を回すはずだ」とおっしゃってくれた言葉を、僕は宝物のように抱きしめています。――それがあの、全成像に繋がっていくんですね。……さて『ショウ・マスト・ゴー・オン』ですが、この言葉は演劇人にとってはとても大切な言葉であり、さらにこのコロナ禍の数年は、多くの演劇人がこの言葉について考えた期間でもあったかと思います。この時期に、このタイトルの作品を上演すること自体にメッセージがあるようにも感じました。僕もまさに、最初に『ショウ・マスト・ゴー・オン』をやると主催のシス・カンパニーさんからご連絡いただいた時に「この時期だし、すごくいいと思う!!」と言いました!3つの“ショウ・マスト・ゴー・オン”『ショウ・マスト・ゴー・オン』チラシ――“ショウ・マスト・ゴー・オン”という言葉について新納さんが思うことを教えてください。今、3つの“ショウ・マスト・ゴー・オン”があると思っています。この劇中で言う“ショウ・マスト・ゴー・オン”は、幕が開いたら絶対に途中で下ろしてはいけないということ。これは僕らは演劇を始めた第一歩から叩き込まれたことです。“ショウ・マスト・ゴー・オン”は何があっても死守するというのが当たり前にあります。それから、当たり前だったこの言葉に改めて向き合った最初の出来事は3.11の東日本大震災。この時は地震があり津波があり、1・2日ですが劇場をいったん閉じざるをえなかった。その後も電力の問題などがあり様々な葛藤がある中でも演劇界は「こんな時こそ、今こそエンターテインメントをやらなければ」と“ショウ・マスト・ゴー・オン”という言葉を合言葉のようにみんなが口にしたし、この言葉の意味を深く感じていました。そしてこのコロナ禍では、この言葉はまた少し違う意味合いを持ってきています。こんな時こそエンタメの力を……という気持ちはもちろんあるんだけれど、人を集めてはいけない、人が集まることが害になるという状況になり、“ショウ・マスト・ゴー・オン”とは言っていられなくなってしまった。その無力感を僕たちは経験した。今は2020年の緊急事態宣言下のような状況よりは緩和されて劇場は動いていますが、それでも現在の第七波ではバタバタと公演が中止になっていて、まともに予定通りの形で上演できる舞台の方が少ないくらいです。それでも必死で僕たちは幕を開けようと、1カ月半とかの稽古をする。実際に一回も上演できずに終わる舞台もたくさんあるのに、“ショウ・マスト・ゴー・オン”の気持ちで次から次へと作品を作っている。その“演劇への愛”みたいなものを、この言葉に重ね合わせています。舞台人が舞台にかける思いを痛感している今だからこそ、この物語で描かれている「幕を降ろさないために演劇人たちがどんなに必死に舞台を作っているか」は、お客さまにもリアルなものとして伝わるのではないでしょうか。それに、ここで描かれているエピソードはめちゃくちゃなことなんだけど、意外とありえないことじゃないんですよ。実際、盆が止まらなくなってぐるぐる回り続けた俳優さんも僕は知っている(笑)。まだ劇場では声を出すことは控えていただいている状況ですが、でも少しずつ世の中も、屋外だったらマスクを外していいんじゃないかとか、コロナ対策を見直す方向になってきていますよね。声を出して劇場で笑える時期も近付いてきていると思う。すべてにおいてこの『ショウ・マスト・ゴー・オン』の上演がピタッとはまるタイミングなんじゃないかな、と思います。取材・文:平野祥恵撮影:源賀津己ヘアメイク=田中エミ(Rapport81)スタイリスト=津野真吾(impiger)衣装=ジャケット 価格未定(ZARNY / ZARNY.K.K TEL 03-4577-8515)・その他(スタイリスト私物)ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★新納慎也さんのサイン入りポラを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★10月10日(月・祝)よりチケット一般発売開始!
2022年10月01日