2月11日(金・祝)より、プライム会員向けに世界同時配信される、長尾謙杜(なにわ男子)主演の Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』から、物語で重要な役割を果たす人物たちの場面写真が公開された。森絵都の名作小説『カラフル』を実写映像化した本作は、一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る(ホームステイする)ことになった魂・シロが100日間という期限の中で、真の“死の真相”を探ってゆく感動のミステリー。Amazonが製作する初の邦画作品となる。今回公開されたのは、主人公のシロ / 真(長尾謙杜)、謎の管理人(濱田岳)、真の幼馴染・晶(山田杏奈)、憧れの先輩・美月(八木莉可子)と父・治(佐々木蔵之介)、母・早苗(石田ひかり)、そして兄の満(望月歩)の小林家を映し出した6枚。青空の下、爽やかな笑顔を覗かせるのがシロ。死の淵から目覚めたシロは、全く見ず知らずの高校生小林真の身体に乗り移り、さらに自分が置かれた状況を理解する間もなく、半ば強制的に“真が死んだ本当の原因を100日以内に突き止めなければ死”という究極のクイズを課されることに。陽気で明るい性格のシロは、繊細で内気な真になりすますことに戸惑いながらも周囲の人に別人だとバレないよう少しずつ真の死に隠された真相に近づいていく。制限時間を告げる砂時計を片手に怪しい笑みを浮かべるのが、“管理人”。シロの前に突然現れて、正解したら転生、不正解なら即死という究極のクイズをあっけらかんと告げる謎の管理人は、今回公開された看護師だけでなく、様々な人物に姿を変えてシロの前に現れる。血も涙もない冷徹な部分を見せながらも、行き詰ったシロにたびたびヒントをくれるなど、真相を解き明かすためには必要不可欠な存在となっている。ひとり物憂げな表情を見せるのが、真の幼馴染の晶。真に対していつもそっけない態度をとりながらも、実は真のことを気にかけている晶は、家族すら気が付かないような真の変化に唯一気が付く人物。途中で正体がバレたらクイズ終了となってしまうシロにとっては、気を付けなければいけない相手だが、シロが本当の真の姿を知るためにも欠かせない存在となっている。橋の上で電話をしながら笑顔を見せるのは、真の学校の先輩・美月。内気な真にも分け隔てなく接する美月に、密かに憧れを抱く真。そんな明るくて友達も多い、まさに学校の人気者である美月は、真の高校生活の中における希望の光のような存在で、真の死に隠された真相を握る重要な人物。シロはそんな美月との関わりを通して、真が知りえなかった大切なことに気付くこととなる。そして、ひと際何か思いつめた表情を見せるのが、シロが乗り移った真の家族。仕事が忙しく、なかなか家族との時間がとれない父・治と、小林家を一人で切り盛りする母・早苗、そして兄の満は、真が元気に学校に通うようになったことに安堵しつつも、どこかぎこちない態度をとる。シロは少しずつ膨らむ疑念を胸に秘めながら、やがて真の部屋で“真の記憶の断片”と思しき重要な発見をすることに……。映画初主演ながら、難しい役柄に挑戦した長尾は、「シロは自分自身、そして真のことは大親友のような存在だと思って演じました。そうすることで真が傷つけられると本当に腹が立つし悲しみを感じるようになり、役を演じようとするのではなく、自然と役が近づいてきてくれました」と、役を演じる際に意識したことを明かしている。感受性豊かな高校生の心の旅路をユニークな視点で描き、普段気付くことのできない人の想いや絆の大切さを綴った、本作の一端を垣間見れる場面写真となっている。Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』2月11日(金・祝)より世界同時配信
2022年01月29日主演・松本潤「となりのチカラ」第2話が1月27日放送。託也を演じる長尾謙杜に賞賛の声が上がるとともに、チカラが拗ねるシーンのナレーションに「キレてる時の心の声は自分の声」「幼稚なチカラくんだけ潤くんナレーション」などの声が上がっている。脚本・遊川和彦の松本さん演じる思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な“中腰の男”中越チカラを中心とした社会派ホームコメディーとなる本作。小説家志望だが今はゴーストライターとして著名人のエッセイなどを代筆している中越チカラを松本さんが演じ、優柔不断な夫とは対照的に明るく快活なチカラの妻・灯に上戸彩。チカラの痛いところをズバリ突いてくる小学6年生の娘・愛理に鎌田英怜奈。前回得意の手旗信号でお隣の好美を救った小4の息子・高太郎に大平洋介。祖母の清江と暮らす高校3年生で、小学校の頃に震災で両親を失い、それ以来祖母の清江に育てられてきた柏木託也に長尾謙杜(なにわ男子)。託也と2人で暮らしているが、数年前から“異変”が起き始めている柏木清江に風吹ジュン。前回娘を虐待していることが判明した木次学に小澤征悦。その妻・達代に映美くらら。木次家の長女・好美に古川凛。数人の女性同士でルームシェアしているマリアにソニン。凶悪少年犯罪事件の真犯人「少年A」という噂のある上条知樹に清水尋也。占いにハマっている道尾頼子に松嶋菜々子。また浅野和之、夙川アトム、勝地涼らも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。上の部屋の「助けて」という声を聞き、チカラが503号室に行くと清江が「うちに知らない男がいるの。きっと強盗よ」と訴えてくる。しかしそこにいたのは孫の託也…。託也は強盗のふりをして部屋を出て行くが、直後に今度は託也がいないと騒ぎだす清江。清江は認知症が進み、孫の顔がわからなくなったのだ。震災で両親を亡くし清江の世話を続けてきた託也…。力は清江と託也を助けたいと考え、2人を家に招こうとする。その後、買い物を忘れてしまった清江と灯が偶然会い、そのまま中越家で夕食をとることになるが、そこでチカラが清江の介護に関する資料を手渡そうとすると、清江にも託也にも「余計なお世話」だと言われてしまう…というのが2話の展開。託也の姿に「しょっぱなから辛すぎる」「優しい子すぎて泣ける…」「託也くん、切ない、観てて胸が苦しい」「むりむりしんどい託也くん、、幸せになって」といった反応が上がるとともに、託也を演じる長尾さんにも「長尾くんの演技、瑞々しいな」「演技うまい。普段の元気オーラはどこいった。完全に消してる」とその演技に触れたツイートも多数。一方、愛理から“人の問題に首突っ込むことで、自分の問題から逃げてる”と痛い指摘を受けたチカラは拗ね、心の中に噴出した言葉をパソコンに入力してしまう…拗ねるチカラに「めっちゃ不機嫌な力くん可愛い」「すごいブラインドタッチwww」などの投稿が。またこのシーンではナレーションも松本さんが担当しており「キレてる時の心の声は自分の声なの可愛い(笑)」「幼稚なチカラくんだけ潤くんナレーションなの笑う」などの声も寄せられている。(笠緒)
2022年01月27日長尾謙杜(なにわ男子)主演で森絵都の名作小説「カラフル」を実写映像化したAmazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』から、不思議な運命に翻弄される主人公・シロを映し出す本予告とキービジュアルが解禁された。本作は、一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る(ホームステイする)ことになった魂・シロが、100日間という期限の中で真の“死の真相”を探っていくミステリー。Amazonが製作する初の邦画作品の主演を務めるのは長尾さん(なにわ男子)。さらに、出演作が相次ぐ注目の山田杏奈と八木莉可子を共演に迎え、瀬田なつきが監督を務める。解禁された映像では、小林真の身体に乗り移り、真が死んだ原因を突き止めるよう告げられたシロ(長尾さん)が戸惑いながらも楽しく高校生活を送る様子が映し出される。真のことをいつも気にかけている幼なじみの晶(山田さん)や、密かに憧れている学校の先輩の美月(八木さん)と共に“ホームステイ”生活を楽しんでいたシロだったが、真の部屋にしまい込まれていた写真や日記を見つけたことで物語の雰囲気は一変。真として過ごす中で、シロは家族がひた隠しにする秘密や真の過去を知っていくことに。真が死んだ本当の理由とは一体何なのか。そしてシロがたどり着く、真自身も気づくことのできなかった真相とは?シロが体験するミステリアスな運命を予感させる映像だ。本作の注目は、シロとして、別人格の真の人生を歩むという難役に挑んだ長尾さん。繊細で少し内気な真の身体に乗り移った明るく陽気なシロは、周囲の人々に正体がバレないように真の死の真相を探らなければならなかった。さらに、山田さんが演じる真の幼なじみ・晶と、八木さんが演じる真の憧れの先輩・美月は、それぞれシロが真の死の真相を解き明かすために欠かすことのできない2人。シロは、自分では気づけない本当の真の姿を、晶と美月を通して発見していくことになる。併せて公開となったキービジュアルには、笑顔を見せるシロと、遠くを見つめる晶と美月の意味ありげな表情が写し出されている。さらによく見ると、シロの窓ガラスの映り込みには、もの悲しい表情をみせる真の姿が。1枚のガラスを隔て、明るく元気なシロと繊細でちょっと内気な真という対照的な2人を1枚の画に写し出した、印象深いビジュアルが完成した。主演を務める長尾さんは、「僕も思い返してみると、自分が知らないところで人が傷ついていたり、誰かが陰で助けてくれていたりすることがあったなと実感したし、共感できる点がとてもたくさんありました。僕と同じくらいの年齢の方はもちろん、誰が見ても共感できる作品でありながら、若い世代と大人では、感じ方が異なるような物語にもなっていて、奥の深い作品です。ぜひ多くの方に見ていただきたいです」とコメントしている。『HOMESTAY(ホームステイ)』は2月11日(金・祝)よりPrime Videoにて世界独占配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:HOMESTAY(ホームステイ) 2022年2月11日よりPrime Videoにて配信©2022 Amazon Content Services, LLC OR ITS AFFILIATES. All Rights Reserved.
2022年01月26日アイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める、Amazon Original映画『HOMESTAY』(2月11日よりAmazon Prime Videoにて世界独占配信)のキービジュアルと予告映像が公開された。同作は、小説家・森絵都氏の小説『カラフル』の実写映像化で、Amazon初制作となる日本映画。死んだ魂として、突然同じく死んでしまった高校生・小林真に乗り移る主人公・シロを演じるのは、映画初主演となる、なにわ男子の長尾。真に恋心を抱く幼馴染・藤枝晶を山田杏奈、真が密かに憧れていた先輩・高坂美月を八木莉可子が演じ、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)でデビューを飾った瀬田なつき監督がメガホンをとる。シロ(長尾)は「管理人」と称する謎の人物に、死んでしまった高校生・小林真の体を借りてホームステイ生活を送ることを告げられる。そして管理人からは、真が死んだ原因を100日以内に見つけられない、もしくは真の中身がシロだとバレてしまったら、本当の死が訪れると宣告されてしまう。やさしい幼馴染の晶(山田)や、真が憧れていた先輩・美月(八木)と関わる中で、徐々に真の死の真相に近づいていくシロ。真の身体を通して様々な体験をするシロに、誰もが生きる勇気をもらえる感動作だ。今回公開された予告映像では、真の体に乗り移ったシロが、戸惑いながらも晶や美月と高校生活を楽しむ様子が映し出される。しかし真の部屋にしまい込まれていた写真や日記を見つけたことで雰囲気は一変し、白は家族がひた隠しにする秘密や真の過去に迫っていく。白がたどり着く、真自身も気づかなかった真相とは何なのか。最後には感動を予感させる映像になっている。また、あわせて公開されたキービジュアルは、笑顔を見せるシロと意味ありげな表情で遠くを見つめる晶と美月が描かれており、もの悲しい表情の真の姿も窓ガラスに写し出されている。一枚のガラスを隔て、明るく元気なシロと繊細でちょっと内気な真という対照的な2人を表現した。コメントは以下の通り。■長尾謙杜僕も思い返してみると、自分が知らないところで人が傷ついていたり、誰かが陰で助けてくれていたりすることがあったなと実感したし、共感できる点がとてもたくさんありました。僕と同じくらいの年齢の方はもちろん、誰が見ても共感できる作品でありながら、若い世代と大人では、感じ方が異なるような物語にもなっていて、奥の深い作品です。ぜひ多くの方に見ていただきたいです。
2022年01月26日ずっと真夜中でいいのに。の新曲「袖のキルト」が、2022年2月10日(木)に配信リリース。なにわ男子・長尾謙杜主演の映画『HOMESTAY(ホームステイ)』の主題歌となる。ずっと真夜中でいいのに。新曲「袖のキルト」ずっと真夜中でいいのに。は、作詞・作曲・ボーカルをACAねが務める音楽バンド。2月16日(水)には、1年ぶりのCDリリースとなる最新ミニアルバム『伸び仕草懲りて暇乞い』を発売予定だ。そんな『伸び仕草懲りて暇乞い』の収録曲の1つである新曲「袖のキルト」が、映画『HOMESTAY(ホームステイ)』の主題歌に。ACAねが映画を鑑賞し、そこから生まれるイメージをもとに書き下ろした。なにわ男子・長尾謙杜主演の映画『HOMESTAY(ホームステイ)』主題歌なお、映画『HOMESTAY(ホームステイ)』は、森絵都の名作小説「カラフル」を実写映像化したAmazon Original作品。一度死んでしまった高校生・小林真の身体に乗り移る=ホームステイすることになった魂・シロが、100日間という期限の中で真の“死の真相”を探ってゆく感動ミステリーだ。なにわ男子・長尾謙杜が主演を務めるほか、山田杏奈、八木莉可子が出演し、瀬田なつきが監督を務める。<ACAね(ずっと真夜中でいいのに。)コメント>原作の『カラフル』は学生の頃、強く影響を受けた小説のひとつでしたので今回映画『HOMESTAY』として主題歌を担当させて頂きとても嬉しかったです。シロのおかげで編み出された感情がありました。話せた喜びもうまく話せない蟠りも、全部ひっくるめて、耐久も保温も強めな僕の意志です。当時思い悩んでた覚束ない自分にも観せたい作品でした。是非曲も合わせてごらんください。【詳細】ずっと真夜中でいいのに。新曲「袖のキルト」配信日:2022年2月10日(木)20:00※2月16日(水)発売の最新ミニアルバム『伸び仕草懲りて暇乞い』にも収録。※映画『HOMESTAY(ホームステイ)』主題歌。■Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』配信開始日:2月11日(金)出演:長尾謙杜(なにわ男子)、山田杏奈、八木莉可子、望月歩、眞島秀和、渋川清彦、阿川佐和子、篠井英介、渡辺大知、濱田岳、石田ひかり、佐々木蔵之介 ほか原作:森絵都『カラフル』(文春文庫)脚本:菅野友恵、大浦光太音楽:mio-sotidoクリエイティブプロデューサー:三木孝浩監督:瀬田なつき
2022年01月20日「田辺弁慶セレクション2020」にて上映され、4日間ほぼ連日満席となった、藤原季節、長尾卓磨出演映画『中村屋酒店の兄弟』が、3月より全国公開されることが決定した。数年前、家を出て一人東京で暮らす和馬(藤原季節)は、親が経営していた酒屋を継いだ兄・弘文(長尾卓磨)の元へ帰ってくる。年齢を重ね、変わってしまった母の姿に戸惑いながらも、そのときを受け入れ過ごしていく和馬。相手を思うほど、和馬、弘文は少しずつズレていったお互いの距離を感じていた。和馬の抱える秘密を知る弘文、それを知る和馬。お互いが前に進むためとった選択には、純粋に相手を思う辛さと難しさがあった。そして、2人は朝を迎える――。藤原さんと長尾さんが兄弟役を演じた本作は、俳優としても活動する白磯大知監督が、独学で脚本を書き始めて初監督した、現代の町の酒屋にスポットを当て、兄弟を通じ家族の距離を描いたヒューマンドラマ。45分の中編ながら、熟成された醸造酒のような味わい深い佳作が誕生した。なお本作は、第13回田辺・弁慶映画祭(TBSラジオ賞)をはじめ、第30回東京学生映画祭(グランプリ)、第11回下北沢映画祭(観客賞)、門真国際映画祭2019(最優秀J:COM賞)など、数々の国内映画賞を受賞した。▼コメント・藤原季節監督の白磯大知は映画「中村屋酒店の兄弟」を撮り終えてから、ロケ地の中村屋酒店さんの閉店を追ったドキュメンタリーを撮った。中村屋酒店が無くなったとしても、決して無くならない"何か"を撮りたかったんだと思う。撮れたんだと思う。撮れたから、こうして劇場公開まで伝わったんだと思う。ここまで尽力してくださった皆様に感謝しかありません。僕は長尾卓磨さんと兄弟を演じましたが、今では白磯大知を含めて三兄弟だと思ってます。ウチの末っ子の大切な作品、よろしくお願いします。・長尾卓磨『中村屋酒店の兄弟』は失われゆく古き良き酒屋さんの姿を残したいという監督の想いから始まった映画でした。実際、撮影で使わせていただいた中村屋酒店は撮影後閉店し更地になりました。今またこうして上映の機会をいただき、その佇まい、店の匂いがたちのぼってくることを、そして多くの皆様にご覧いただける機会をとてもうれしく思います。映画の佳さを体感していただける白磯大知初監督作品です。どうぞよろしくお願い申し上げます。・白磯大知監督初めて撮った映画『中村屋酒店の兄弟』が今改めてスクリーンで上映出来ること、とても光栄に思います。映像のない真っ暗な状態でのスピンオフラジオドラマから始まる、物語。映画館だからこそ、ここまで作品に没頭出来るのだと思います。今とは違うあの頃の感覚、あの頃のスタッフ、キャスト、映画という残り続けるものの良さを噛み締めながら、多くの方々に届くことを祈っております。是非スクリーンでご覧ください。『中村屋酒店の兄弟』は3月4日(金)より渋谷シネクイントにてレイトショー先行公開、3月18日(金)より全国にて順次公開。(cinemacafe.net)■関連作品:中村屋酒店の兄弟 2022年3月18日より全国にて順次公開©『中村屋酒店の兄弟』
2022年01月11日森絵都の名作小説「カラフル」を実写映像化し、長尾謙杜(なにわ男子)が主演を務めるAmazon Original 映画『HOMESTAY(ホームステイ)』より、物語の真相に関わる重要なキャラクターを演じる豪華な共演者たちが解禁された。今回解禁されたは、長尾さん演じる主人公のシロが、真の死の真相を解くために重要となる人物を演じる9名のキャスト。真の父・小林治役には、これまで数多くのドラマや映画、そして舞台で主演を務め、日本アカデミー賞をはじめ数々の受賞歴を誇る佐々木蔵之介。大手総合商社に勤める本部長で、仕事で留守がちな治は家族と向き合う時間がなかなかとれず、更に真面目で口数の少ない性格が災いして真や家族との間に深い溝が出来ていく。佐々木蔵之介真の母・小林早苗には、多くの時代を代表するヒットドラマ・映画で主演を務めてきた日本を代表する俳優の石田ひかり。カフェレストランでパートをしながら家族の面倒を見る献身的な母という役どころ。死の淵を彷徨った真の体調を気にかけながらも、変わらず忙しい毎日を送る早苗は非協力的な夫・治に不満を募らせている。石田ひかりまた真の兄・小林満は『ソロモンの偽証』での怪演以降、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」や大河ドラマ「麒麟がくる」「消えた初恋」など立て続けに話題作に出演し続けている望月歩。満は法曹界を目指し勉強に勤しむ大学生で、病院から退院してきたばかりの真に、何故かよそよそしく素っ気ない態度をとる。望月歩一見真を気に掛けているようにみえながら、何かを隠しているように思える小林家の面々に対し、シロは真と家族との関係を通じて、死の真相の糸口を探っていく。そして管理人を名乗る謎の人物には、常にドラマや映画などの話題作に出演し、確かな演技力に定評のある濱田岳。魂となったシロが初めて出会う人物で、物語のきっかけを作るキーパーソンを演じる。他人の死の理由を100日以内に答えられなかったら消滅という究極のクイズを、あっけらかんと陽気に伝える管理人はその後様々な姿で現れシロを導くことに。濱田岳さらにシロの行く先々に都度、姿を変えて現れる管理人の姿を演じる眞島秀和、渋川清彦、阿川佐和子、篠井英介、渡辺大知の出演も明らかになった。豪華キャストの発表に加え、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』など多くの作品を手掛ける青春映画ヒットメーカー監督である三木孝浩がクリエイティブプロデューサーとして本作のプロデュースに関わることが発表された。脚本には『浅田家!』や『陽だまりの彼女』などで知られる菅野友恵と「FOLLOWERS」や「サイレント・ヴォイス」の大浦光太が名を連ねる。さらに『きみの瞳(め)が問いかけている』『陽だまりの彼女』などの楽曲を手掛けたmio-sotidoが本作の音楽も担当するなど、日本のエンターテインメント業界を牽引するスタッフ陣も集結する。▼新キャストコメント・佐々木蔵之介思春期の学生の、夢を追いながらも揺れる想い。社会に揉まれ現実と格闘する大人の思い。それぞれに分かるよなぁ...なんて考えながらシナリオを読みました。元気で朗らかな長尾謙杜くんは、現場をいつも明るく愉快に、作品を飛びきりカラフルにしてくれました。あらゆる国の、あらゆる世代の方々に観ていただきたい作品です。・石田ひかりAmazon のオリジナル映画だと聞いた時、これから始まる「新しい何か」にとてもワクワクしました。クランクイン当初はまだあどけなさが残っていた謙杜くんの眼の輝きや顔つきが変わっていくのを目の当たりにできたことは、わたしにとっても幸せなことでした。いよいよこの作品を世界中の方々に観ていただける日が来る事を、とても嬉しく思っています。・望月歩僕自身「兄」というキャラクターをあまり演じたことがなかったのですが、長尾さん演じるシロがとても魅力的で、兄役としてとても楽しめました。そんなシロがどんな旅をするのか、なんのために旅をするのかが見どころだと思います。たくさんの方に届きますように。・濱田岳私が演じた管理人は、この物語のキーパーソンになる役柄で、僕にとってはチャレンジングな役でした。この作品は誰もが楽しめて、同時にいろいろと考えさせられる作品だと思いますので、ぜひご覧ください。『HOMESTAY(ホームステイ)』は2022年2月11日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2021年12月23日「なにわ男子」長尾謙杜が映画初主演、山田杏奈、八木莉可子を共演に迎えたAmazon Prime Videoオリジナル映画『HOMESTAY(ホームステイ)』が2022年2月11日(金)より世界同時独占配信が決定し、3人の初々しい制服姿の特別ビジュアルが解禁。森絵都の名作小説「カラフル」の実写映画化で、Amazonが製作する初めての日本映画となる。本作は、高校生の身体に乗り移った魂が、家族との葛藤や淡い恋を通し、人との絆や生きる意義を見出す青春映画。本作の主人公シロは、「管理人」を自称する謎の人物に、突然、死んだ魂として同じく死んでしまった高校生・小林真の体を借りてホームステイ生活を送ることを告げられる。同時に、管理人から小林真が死んだ原因を100日以内に見つけられなければ、もしくは、真の家族や友人に中身がシロだとバレてしまったら、そのときには本当の死が訪れると宣告される。シロは状況が分からずに混乱しながらも、周囲の人たちに正体がバレないように小林真としての日常生活を送ることに。真の家族はもとより、やさしい幼なじみの晶や、真が密かに憧れていた先輩・美月などと関わる中で、シロは徐々に真の死の真相に近づいていく――。主人公シロを演じるのは長尾謙杜。「なにわ男子」のメンバーとしてデビューを控え、本作が映画初主演。これまでも俳優としては日本テレビ系連続ドラマ「俺のスカート、どこ行った?」でドラマ初出演を果たし、容姿を気にしてマスクを外せない高校生・若林優馬役を好演していた。本作では、自身の記憶を失くし、他人の家族や友人らと関わりながら別人格・真の人生を歩み、そして成長していくという難しい役どころに挑戦、繊細な演技力で俳優として飛躍する姿に期待が高まる。<長尾謙杜コメント>初の主演作品ということで、不安や緊張と楽しみが混ざっています。世界配信というのは、実感が湧いていないですが、世界の皆さんに知ってもらえるチャンスですし、『HOMESTAY(ホームステイ)』が良い作品だなと世界の方に感じていただけるように頑張っていきたいと思います。真の幼なじみ・晶役を演じるのは、初主演を飾った映画『ミスミソウ』で壮絶ないじめを受ける難役を演じ切り、『小さな恋のうた』や『樹海村』に続き、『ひらいて』『彼女が好きなものは』などの話題作に続々出演し、進境著しい若手実力派・山田杏奈。本作では真に淡い恋心を抱く幼なじみ役を演じる。<山田杏奈コメント>私が中学生の時、原作を国語の先生に薦められました。生きる上で大事にしたいなと思うことに気づかせてくれる作品だと思います。普遍的なテーマを描いたこの作品が多くの人に届くのは素晴らしいことだと思います。同時に、 いろんな人の目にとまると思うと緊張しますが、ワクワクもしています。さらに、真が密かに憧れていた高校の先輩・美月役を演じるのは、八木莉可子。新人の登竜門といわれる「ポカリスエット」のCMで一躍ブレイク。2021年に雑誌「Seventeen」の専属モデルを卒業し、ドラマ「僕たちがやりました」「アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~」などに出演し注目を集めている。<八木莉可子コメント>作品の見どころは共感性の高さにあると思います。いわゆるハッピーエンドのお話ではなくて、社会の矛盾や色んな人の想いが交差する世の中を嘘なく描いている作品なので、すごく共感する部分が多いと思います。ファンタジー要素やミステリー要素をポップに描いているので、楽しんでいただきたいです。そして本作の監督を務めるのは、新進気鋭の女性監督として注目を集める瀬田なつき。2011年、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』で商業映画作品の監督デビューを飾り、映画『PARKS パークス』や山田さん出演の『ジオラマボーイ・パノラマガール』、ドラマ「セトウツミ」のほかTVCMやウェブドラマなど様々な作品を手掛けている。<瀬田なつき監督コメント>長尾謙杜くん、山田杏奈さん、八木莉可子さん、眩しく新鮮なコラボレーション、そして、スタッフ・キャスト、みなさん の、力や知恵を合わせて、多彩な要素、感情をぎっしり詰めこんだ作品になりました。自分自身も、この作品を通して、主人公のシロのように、新たな発見や挑戦の多い、忘れられない旅を体験できた気がします。そして、この旅が、世界中のいろいろな場所で見てもらえることが嬉しく、ドキドキしています。たくさんの人に届きますように。さらに、感受性豊かな高校生の心の旅路と再生をユニークな視点で描いた本作が、日本のPrime Video初のオリジナル映画となることに、Amazonスタジオ アジアパシフィックの責任者エリカ・ノースは、「キャストには実力派の若手俳優たちが集結し、老若男女問わず誰もが共感できる素晴らしい作品を日本Amazonスタジオ初製作の映画として世界中に届けることができ、とても嬉しく光栄に思います。主人公のシロが体験するミステリアスで驚きに満ち溢れた物語は、必ずや皆様の心を打ち、勇気を与えてくれるはずです」と語っている。『HOMESTAY(ホームステイ)』は2022年2月11日(金)よりPrime Videoにて世界独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2021年11月09日アイドルグループ・なにわ男子の長尾謙杜が主演を務める、Amazon Original映画『HOMESTAY(ホームステイ)』が、2022年2月11日からAmazon Prime Videoにて世界同時独占配信される。同作は、作家・森絵都氏の小説『カラフル』の実写化で、Amazon初制作となる日本映画。亡くなった高校生・小林真に“死んだ魂”として乗り移る主人公・シロを演じるのは、今作が映画初主演となる、なにわ男子の長尾。真に恋心を抱く幼馴染・藤枝晶を山田、真が密かに憧れていた先輩・高坂美月を八木が演じ、『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(11)で商業映画デビューを飾った瀬田なつき監督がメガホンをとる。シロ(長尾)は、「管理人」と称する謎の人物に、突然、死んだ魂として同じく死んでしまった高校生・小林真の体を借りてホームステイ生活を送ることを告げられる。同時に、管理人からは、真が死んだ原因を100日以内に見つけられない、もしくは真の家族や友人に中身がシロだとバレてしまったら、本当の死が訪れると宣告される。やさしい幼馴染の晶(山田)や、真が憧れていた先輩・美月(八木)などと関わる中で、徐々に真の死の真相に近づいていくシロ。真の身体を通して様々な体験をするシロに、誰もが生きる勇気をもらえる感動作となっている。コメントは以下の通り。■長尾謙杜初の主演作品ということで、不安や緊張と楽しみが混ざっています。世界配信というのは、実感が湧いていないですが、世界の皆さんに知ってもらえるチャンスですし、『HOMESTAY(ホームステイ)』が良い作品だなと世界の方に感じていただけるように頑張っていきたいと思います。■山田杏奈私が中学生の時、原作を国語の先生に薦められました。生きる上で大事にしたいなと思うことに気づかせてくれる作品だと思います。普遍的なテーマを描いたこの作品が多くの人に届くのは素晴らしいことだと思います。同時に、いろんな人の目にとまると思うと緊張しますが、ワクワクもしています。■八木莉可子作品の見どころは共感性の高さにあると思います。いわゆるハッピーエンドのお話ではなくて、社会の矛盾や色んな人の想いが交差する世の中を嘘なく描いている作品なので、すごく共感する部分が多いと思います。ファンタジー要素やミステリー要素をポップに描いているので、楽しんでいただきたいです。■瀬田なつき監督長尾謙杜くん、山田杏奈さん、八木莉可子さん、眩しく新鮮なコラボレーション、そして、スタッフ・キャスト、みなさんの、力や知恵を合わせて、多彩な要素、感情をぎっしり詰めこんだ作品になりました。自分自身も、この作品を通して、主人公のシロのように、新たな発見や挑戦の多い、忘れられない旅を体験できた気がします。そして、この旅が、世界中のいろいろな場所で見てもらえることが嬉しく、ドキドキしています。たくさんの人に届きますように。
2021年11月09日情報が頭の中で書き変わる、集中している対象以外の情報が脳に届かないUpload By 発達ナビ編集部牟田暁子LITALICO発達ナビ編集長(以下――)小島さんはご自身にADHDの特性があると公にされていますが、ご自身の特性を感じるエピソードについて教えていただけますか。小島慶子さん(以下、小島):今日も、リアルの取材だってわかっていたのに、家で原稿を書いているうちに、オンライン取材だと頭の中で予定が書き変わっていたんです。昼過ぎにマネージャーから「15時から中目黒での取材、頑張ってくださいね」と連絡が入って、「あ!リアル取材だった!」と思い出してあわてて支度するという。スケジュール管理が難しくて、何重にもリマインダーを用意しておかないと、こんな風に情報が書き変わったり、抜け落ちたりするんです。――それは子どものころからですか。小島:そうです。なんで間に合わないんだろう、どうして勘違いしたんだろう、これは魔法?と思うくらい。情報がすぐ書き変わってしまうのはもしかしたら、ワーキングメモリーが弱いからかもしれません。そして、過集中になっているときには、集中している対象以外のことについて横から何か言われても、脳に届かない状態なんです。ただ、過集中のときも、私はどうやらリアクションは普通らしくて、何か言われると「わかりましたー!」と返事をしている。それで相手はこれで伝わったと思っているけれど、私の頭には入っていないという具合です。見たもの聞いたものが目と耳で止まっていて、脳まで届いていない感覚です。――今はスマホなどでさまざまなリマインダーがありますが、子ども時代や学生時代はどうされていましたか。小島:大事なことは紙に書いて壁に貼ったり手に書いたりしていましたけど、それでもうまくいかないこともありました。私が子どもだった1970年代から80年代当時、まだ発達障害はほとんど知られていなかったので、とにかく困った子どもだと思われていました。面白そうなことを見つけると、後先考えずにそっちに行ってしまったり、不用意な発言で友達を傷つけたり、場がシーンとなっちゃったり。いわゆる空気が読めない子どもだったから、いじめのターゲットになったこともありました。もちろん、いじめは発達障害の特性があったからというだけでなく、転校生だったことや背が高いことなど、複合的な要因によるものだと思いますが。そうした経験があって、「どうやら、思いついたことをそのまま言ってはいけないらしい」などと、うまくやっていくための工夫を、傷だらけになりながら学習してきました。「助けて」と言えない環境だった子ども時代――そんな小島さんは、家庭の中でどんなふうに育てられたのでしょうか。小島:私の親は1930年代生まれで、子育てしていたのは1960~90年代。発達障害のことなんて知られていないし、私みたいな子どもを育てるのはほんとに大変だったろうと思います。だけど、あとから思うと、子どもが発達障害であろうとなかろうと、「なんで普通にできないの?」と聞かれるのはかなり重たいことでした。私は、“わがままでひねくれていて、すぐご機嫌ななめになってしまう子ども”。母は、「どうして慶子はこんなに育てにくいのかしら」と悩んだのでしょう。よく「なんで普通にできないの」と言っていました。母も苦しかったでしょうし、両親を責めることはできませんが、適切な言葉がけではなかったと思います。子どもの私にしてみたら話を聞いてほしいのに、「ひねくれている」といわれて話を聞いてすらもらえなくて、ますます機嫌が悪くなるという悪循環でした。――「普通」って重い言葉ですよね。小島:今考えると、両親が「普通」と呼んだものは青い鳥みたいなものでした。多分、みんながニコニコ笑っていつも仲良く、何のトラブルもない家庭を「普通」とイメージしていたんだと思います。両親は東京の貧しい家庭に育ち、家族との関係でも苦労していました。戦争で空襲や疎開を経験し、戦後は日本の経済成長とともに、一歩一歩豊かになってきた人たちです。あんなに貧しかった自分たちが、マイカーやマイホームを手に入れることができたという喜びがあったのだと思います。だからこそ、ホームドラマに出てくるような絵になる素敵な家庭への憧れが強くあって、あの時代の集団幻想みたいなものを「普通」と呼んだのかもしれません。暗黒の中学時代、生まれ変わろうとした高校時代Upload By 発達ナビ編集部――中学校、高校時代は、どのように過ごしてこられましたか。小島:人間関係がうまくいかなかった中学3年間は、暗黒時代でした。自分も世界も全部消えればいいのにと思っていました。私が通っていたのは私立の中高一貫校で、当時はいわゆるバブル全盛期。とにかく周りのみんなが眩しく見えたんです。お金持ちのうえに、可愛くておしゃれで成績もよくて、あげくに性格もいい、そんな子たちが羨ましくて。授業中に前に座る友人のセーラー服の四角い襟をジーっと見つめて、じっとり鬱々としていました。「妬ましい…」って。でも、中学3年生になるころには妬むのに疲れちゃって。一貫校だったんですが、高校になったら校舎も移るし、「よし、生まれ変わろう」と決意しました。で、人に好かれる友人の会話をじっくり観察したんです。ほほう、このタイミングで笑うんだ、ここでそういうリアクションするんだ…と学習しました。高等科になって、学習したことを実践。まずは挑戦しやすそうな、“無口な人”になる。生来のおしゃべりである私にとっては新鮮な体験でした。とにかく黙る。誰かに話を振られるまでは口を開かない、ニコニコしてただ「おもしろーい」と言うだけ。たった1ヶ月、無口チャレンジをやったところで、「慶子ちゃん、おとなしいよね」なんて言われるようになったんです。中等科3年間の私のトンガリぶりを見ていたはずの同級生たちが、たった1ヶ月で私を「おとなしい子」だと信じてしまう。人はこんなに簡単に、評価を変えるものなのかと思いました。そこで次に、笑い方や発声、リアクションも変えてみました。古典芸能と同じ。「型」から入って、次第に自分のものになっていくのですね。あとから思うと、これは衝動性をコントロールするためのひとつの効果的な方法だったんじゃないかと思います。無口な人とかふわふわした人とか、どの型もうまくいくようになって、そうか、相手や状況によって使い分ければいいんだ!と学びました。1年が終わるころには、いちいち考えずに今と同じように普段の自分を出しても、トラブルが起きなくなって、友人たちに受け入れてもらえるようになりました。自分の特性をコントロールするコツをつかんだということかもしれません。働き始めて、自分と向き合う――働くようになってからはどうでしたか。困っていたことだけでなく、認めてもらった経験についても聞きたいです。小島:私が選んだアナウンサーという仕事は毎日が変化に富んでいて、単調な仕事が苦手な性分に合っていました。油断すると喋りすぎるという特性については、アナウンサーの研修や現場での失敗を経験して、過剰な部分を刈り込んでととのえて調整することができるようになりました。テレビやラジオの仕事は、自分がしゃべる姿や声を後で客観的に観察できるので、特性を把握するのにとても役立ちました。当時はスマホなんかないですから、自分の姿を画面で見る機会があるのは、せいぜいホームビデオくらい。テレビ画面で客観視することで改善すべき点がわかり、だんだん人への伝え方が洗練されていきました。勤めていたTBSには、テレビだけでなくラジオがあります。声だけのメディアでは、台本ナシでもとめどなくおしゃべりができるという、いわば過剰な部分がかえってプラスになりました。ラジオで「この人おもしろい」と認められて自信をつけるという経験をもとに、映像がある場合のしゃべり方、つまりテレビでは何を言葉で伝え、何を仕草や表情で伝えるといいのかを研究しました。最初は荒削りだし、面白いけど弾け過ぎとも言われましたが、それを大目に見てくれたりアドバイスしてくれたりする人がいました。放送局には極端な人がたくさんいましたし、それを面白がるおおらかな空気もありました。アナウンサーという仕事は、自分の特性をプラスに転化しやすい環境だったのですね。とても幸運だったと思います。――アナウンサーになろうと思ったのはいつごろですか。小島:大学1年生まではいわゆる“玉の輿”に乗るつもりでいたんです。でも、当時付き合っていた年上の彼氏にふられて大失恋しました。銀行に内定していた人だったんですが、気づいたら「どうしよう、次は商社の人かな、広告代理店かな」と相手の肩書きばかりを気にしている自分がいて、浅ましさにうんざりして。じゃあ、年収と社会的信用は、男の人に頼らず自分で手にしよう!と思ったんです。それなら思い切り純粋に恋ができると(笑)そこで、当時はまだ少なかった女性が男性と対等に働けるマスコミ業界、その中でも学科試験より実技試験重視のアナウンサー、という選択になりました。テレビに出るのは楽しそうでしたしね。いちばんの理由は経済的自立でしたが、子どものころから国語の音読が好きで、学芸会のナレーターをやったら楽しかったという理由もあります。目立ちたいけど主役は恥ずかしいという、屈折した自己顕示欲ですね(笑)自己嫌悪感の強さから病気を経験し、それが発達障害の診断を受けるきっかけに――そんなふうに活躍されていた小島さんが、発達障害の診断を受けようと思うまでのことを教えてください。小島:私は長い間、摂食障害という病気でした。親の過干渉がしんどくて15歳ごろから始まり、18歳の失恋で悪化。もともと自己肯定感が低かったのが、さらに自己嫌悪が強くなってしまった。一人でいるときは、つい自分のことを考えてしまうでしょう?それは嫌いな人とずっといるのと同じこと。それで、自分を忘れるために食べてしまう。食べていると無心になれたんです。過食で太り、これではアナウンサーの試験も受けられないと思って、今度は吐くようになった。過食嘔吐を繰り返しながら、アナウンサー試験を受け、就職後も食べ吐きしながらテレビに出ていました。給料は食費に消え、そんな自分に嫌気がさしてますます悪化。今思うとあれは、自分と折り合いがつかない生きづらさをやり過ごすための自傷行為でした。アナウンサーの仕事を選んだのには、実はもうひとつ理由があります。アナウンサーになって有名になって、たくさんの人に褒められるようになったら、自分のことを好きになれるかもしれないと思ったんです。見た目も性格も、自分で自分を好きになることは無理だけど、他人が好きになってくれたら認めてやることができるんじゃないかと。でも、人前に出れば出るほど自分がすり減っていくのです。仕事では、メンタルの渇きを癒すことはできませんでした。30歳で出産してからは、過食嘔吐している暇がなくなって摂食障害はおさまりました。でも、育児の過労や仕事復帰の不安、実家との関係、夫婦関係などが積み重なり、33歳で不安障害という病気を発症しました。そのときからお世話になっている精神科の主治医からは、摂食障害も不安障害も根っこにあるものは同じだと言われました。平たく言えば、生まれ持ったさまざまな特性に加えて、安心できる居場所がない中で育ったことが影響しているということでしょうか。人間は複雑な生き物ですよね。不安障害の症状がほぼ寛解してからも、折に触れて主治医のカウンセリングを受けていました。主治医は発達障害が専門でもあったことから、生育歴などを話すううちに「もしかしたら」と気付いてくださったんです。それで、最終的に41歳のときに診断を受けました。――周りの人にもオープンにしようと思ったのはどうしてですか。小島:家族やマネージャーには、初めから話していました。自身の障害についてエッセイで書いたのは、発達障害という言葉がなんだか雑に使われているなと感じたからです。発達障害という言葉が世の中に広まるにつれ、「うちの子のクラスに発達障害の子がいるんだけどね」と眉をひそめる人や、「うちの子がそうだったらどうしよう」と不吉なことのように恐れる人に出会うことが多くなり、かと思うと自己診断で、発達障害は天才の証拠!みたいにアピールする人もいて……。なんだか“雑”だなあと思ったのがきっかけです。発達障害の一つであるADHDにもいろいろな人がいる。私の場合はこうだけど、みんながみんな私みたいではない。10人いたら10人違う発達障害を、不吉なものとか天才とか極端な話で括らないでほしい、と。そうしたら、思いのほか反響が大きかったです。Upload By 発達ナビ編集部大人になって上手になった、助けを求めること――小島さんが、今のように強く生きられるようになったのは、どうしてでしょうか。小島:けっして強くはなっていないですよ。私は大嫌いな自分が許せなかったけれど、もうしょうがないと思うようになって、それで折り合いをつけたのです。嫌いな自分、すぐ死にたがる自分と友達になったというか……、ずっと二人三脚です。今も、ずいぶんいろんな人に頼って、話を聞いてもらっています。いちばん話を聞いてくれるのは夫。カウンセラーや友人、子どもたちもよく話を聞いてくれます。「今日さあ、どんよりしちゃって、元気ないんだ」とか「また時間を間違えちゃったんだよ」なんてこぼすと、励ましてくれます。大人になって、助けを求めることが上手になりました。不安障害になったときに、臨床心理士さんや精神科医の先生に恵まれて、たくさん助けてもらった経験から、つらいときには「頼れば誰かが助けてくれる」と学習したのです。頼っていいんだな、って。子どものころの方がつらかったですね。家族の中では、相談して弱みをさらして受け入れてもらうという関係は難しくて、根っこのところでは誰にも頼れなかったから。ネガティブ思考の沼に落ちたときときは、「こんな状況で思いっきり不幸な未来ばかりを思い描いているんですけど」と誰かに言ってみる、すると「それは認知がゆがんでいますよ」と返してくれる。そうかなあ、この人がそう思うだけかもしれないぞと思って、違う人にも相談してみると、「ちょっと妄想に振り回されてない?」と言われる。何人かから同じようなことを言われるうちに自分を俯瞰する視点を得て、沼から這い上がれる。こういうことの繰り返しです。――SOSを出せるのは大事なことですよね。小島:本当にそうですね、助けてと言えばちゃんと助けてくれる人っているんだ、という経験から学んだことです。もし今つながっている人が助けてくれなくても、ほかの人は信用できるかもしれない。一つずつは何気ない言葉でも、いろいろな人の言葉がだんだん集まって、自分を支えてくれることもある。一人のスーパー救世主に頼るのはその人に完全に依存することになってしまうので共倒れのリスクがあるけれど、気軽にちょっとずつ頼れる人をたくさんつくると、生きやすくなるのだそうです。「自立とは依存先を増やすこと」という言葉を、今悩んでいる人には伝えたいです。頼っていいんです。生身の人間でなくても、本や映画や音楽の中にも、ちょっとずつ自分を支えてくれる言葉は見つかるはずです。――子どもも「助けて」のサインを出せるようになることが大事かなと思います。小島:そうですね。息子たちには、「助けて」と言える技術を伝えてきました。親はいつも全力で子どもたちの力になりたいけれども、思春期の子どもなどは、親には言いたくないこともあるでしょう。だから、「つらいときはつらいと言っていいんだよ。私たちはいつでも力になるけど、もし親以外の人がいいときは、学校の先生でも友達の親でもいい、スクールカウンセラーや、この人だったらと思える信頼できる大人に、相談していいんだよ。お医者さんもいる。必要ならいつでもつなぐよ」と伝えてきました。――うちの息子はすぐに私を頼ってくるんですが、それは息子のいいところだったのかもしれないですね(笑)。私は恥ずかしくて親に頼ることはできなかったから、余計にそう思います。小島:素晴らしい!信頼されているんですね。安心して弱みを見せられる場所って、子どもにも大人にも必要ですよね。読者には、日本ではまだ発達障害に偏見があって心ないことを言う人もいるけれども、助けてくれる人もたくさんいるし、必ず助けてくれる人につながる方法がある、と伝えたいです。お子さんに「困っていることはない?助けてほしいときはいつでも言ってね。一緒に考えて、頼れる仲間を探してあげるからね」と常日頃から声をかけるだけでもいいと思います。もし、今タイムマシンがあったら、子どものころの自分のそばに行って「私でよければ話を聞くよ」って言ってあげたいですね。Upload By 発達ナビ編集部取材・文/関川香織撮影/鈴木江実子(注釈)摂食障害や不安障害は、発達障害のある人は併存のリスクは高いですが、発達障害がすべての原因ではありません。(監修:井上雅彦先生鳥取大学 大学院 医学系研究科 臨床心理学講座 教授)
2021年07月30日1991年生まれのアーティスト宮川慶子さんの個展「宮川慶子展―生命は自分自身だけでは完結できないようになっているらしい―」が開催される。移ろう陽光の中で味わう、作家の優しい作品世界。宮川さんは東京造形大学を卒業後、奈良美智氏による若手作家選抜プロジェクト「PHASE 2014」に選出。2014年に青森県立美術館で個展を開催した。‘16年には同大学院を修了、現在までジャンルに縛られることなく精力的に活動を続けている。本展では、展示の中心である立体作品との繋がりが感じられるような詩作も展示される予定だ。舞台となるテーマホールは、湘南の光が燦々と降り注ぎ、時間とともに様相が変化する大空間。「メインとなる鹿の剥製を用いた作品も、すでに命はないながら身体から耳のような芽が新たに生まれていて、人工の光よりも自然光の中で映える作品だと考えています」(展覧会担当・勝山滋さん)。まさに「場」と作品が纏う空気の調和が感じられるだろう。生とは、死とは。剥製や石塑粘土を素材とした宮川さんの作品は、私たちにそんなことを考えるきっかけを与えてくれるのかもしれない。宮川慶子展―生命は自分自身だけでは完結できないようになっているらしい―宮川慶子《ちっちゃいひと(謎のいきもの)》2018年 個人蔵宮川慶子《わたしがわたしとあなたのためにお祈りしているとき》2014年 photo by Masako Kakizaki 作家蔵宮川慶子《わたしが歩いているあいだに》2014年 photo by Masako Kakizaki 作家蔵平塚市美術館神奈川県平塚市西八幡1-3-3開催中~2021年4月4日(日)9時半~17時月曜(1/11は開館)、年末年始(12/28~1/4)、1/12休観覧無料TEL:0463・35・2111※『anan』2020年12月23日号より。(by anan編集部)
2020年12月19日4月期の田中圭主演ドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」のヒロインとして倉科カナと松坂慶子の出演が決定。さらに渡辺いっけい、中田圭祐の出演も明らかになった。「DNAは嘘をつかない」が口癖で、32億桁の遺伝子配列を記憶するという天才遺伝子科学者が、熱血刑事や科捜研の美女と共に難事件や未解決事件を解き明かし、遺伝子捜査の裏にある人間の業に迫るミステリー漫画「らせんの迷宮―遺伝子捜査―」(作:夏緑、画:菊田洋之)をドラマ化する本作。すでに、その天才遺伝子科学者・神保仁を田中さんが、彼と事件解決のためタッグを組む熱血刑事・安堂源次を安田顕が演じることが決定している。そんな中今回、2人を取り巻く個性豊かなキャラクターを演じるレギュラーキャストが発表された。まず、倉科さんが演じるのは、警視庁科学捜査研究所の美女・乱原流奈。優秀で明るい性格の彼女は、研究所にいるだけでなく、源次たち刑事と共に現場にも臨場する行動派。神保と源次の捜査に進んで協力する人物だ。「原作のキャラクターとは色合いが少し違いますが」と明かす倉科さんは、「新しい乱原流奈を作り、生きていけたらなと思います」と意気込み、「脚本以上に新しいものが次々と生まれていくのではないかと思えるキャストのみなさんとご一緒させていただけることが、今から楽しみでなりません」と期待を寄せている。また、松坂さんが演じるのは、スナック「ゲ呑ム」のママ・馬場ゆかり。神保に「ゲ呑ム」の上の階にある部屋を間借りさせ、食事などを作ってあげたり何かと面倒をみており、「ゲ呑ム」をたまり場とするようになった源次たちにとっても、良き相談相手となっていく。また何らかの過去を抱えているようで、大人の謎めいた女性でもある。「脚本がとても面白く、引き込まれました」と話す松坂さんは、「田中圭さんとご一緒にお仕事ができる事も楽しみです。役のイメージをふくらませているところです」と撮影が楽しみだと話している。さらに、原作にはないドラマオリジナルキャラクターとして、警視庁捜査一課・課長で安堂の上司・栗原四郎役を渡辺さん。警視庁捜査一課・巡査で安堂班の若手刑事・瓜生夏樹役を、「花のち晴れ~花男 Next Season~」や現在放送中の「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」にも出演する中田さんが演じることも決定。源次の勝手な行動にいつも頭を悩ませている課長・栗原四郎。今回この人物について渡辺さんは「僕はヤスケン演じる安堂の上司役。叩き上げで熱い安堂の長所と短所を知り尽くしている設定なので、その空気感をうまく出せたらなと。きっとヤスケンはググッと役に入り込みますからね、なるべく現場では話しかけないようにしようと思います。久しぶりの共演だから積もる話もあるし話しかけたいけどね、我慢しますっ!」とコメント。「自身初の実年齢より年上の役なのと、なんと警視庁捜査一課の一員。正直、期待と不安でいっぱいです」と心境を明かした中田さんは、「瓜生は、事件の詳細や、現場の状況など大事な情報を伝える大切な役だと思いました。そして、主任(安堂刑事)の右腕としての関係性をしっかりと築いていきたいです。僕は、プライベートでも主任みたいなアツイ人が大好きなので勢いに負けずしっかりと食らいついていきたいです」と力強く意気込んでいる。金曜8時のドラマ「らせんの迷宮~DNA科学捜査~」は4月24日より毎週金曜日20時~テレビ東京ほかにて放送(初回2時間SP)。(cinemacafe.net)
2020年03月10日宮崎あおい、永山瑛太、松坂慶子、松重豊らが共演する「渡る世間は鬼ばかり」の石井ふく子プロデューサーによる新春ドラマ特別企画「あしたの家族」が1月5日(日)、TBS系で放送される。昨年、宮崎さんと大泉洋が共演した「あにいもうと」に続く石井プロデューサーの特別企画となる本作。小野寺理紗は、4年前の結婚式当日に新郎に逃げられたという過去を持つが、今は立ち直っている。理紗の父・俊作と母・真知子は、娘夫婦と同居するために大きな二世帯住宅を建てるも思惑が外れ、広い家に両親と理紗の3人で暮らす毎日を送っていた。製菓会社の営業部長だった俊作だが人事異動で別の部に配属されることに。そこに兵頭幸太郎が新部長として着任する。かつての俊作の部下だった幸太郎が上司になったことに俊作の心境は複雑だ。ある日理紗がプロポーズされたと言って恋人の兵頭幸太郎を連れてきた。なんと、幸太郎は俊作の職場の元部下で、しかも現在は自分の上司だった…というのが本作のストーリー。理紗役には大河ドラマ「篤姫」で主演を務め、『舟を編む』や『怒り』では日本アカデミー賞に輝いた宮崎さん。幸太郎役には『余命1ヶ月の花嫁』『ディア・ドクター』などの映画から「ハロー張りネズミ」「anone」といったドラマまで幅広く活躍する永山さん。理紗の父・俊作には大人気の「孤独のグルメ」シリーズや大河ドラマ「いだてん」、映画『引っ越し大名!』などの松重さん。母の真知子に『蒲田行進曲』から『人魚の眠る家』まで数えきれないほどの作品に出演してきた名女優、松坂さん。この4人を取り巻く登場人物として一路真輝、六平直政、渋谷飛鳥、近藤芳正、田村健太郎らも共演する。新春ドラマ特別企画「あしたの家族」は2020年1月5日(日)21時~TBS系で放送。(笠緒)
2020年01月05日古田新太が女装家の高校教師を演じて主演する「俺のスカート、どこ行った?」。その第5話が5月18日に放送。「なにわ男子/関西ジャニーズJr.」の長尾謙杜演じる若林の恋の始まりと終わりが描かれた今回、長尾さんの“可愛さ”に改めて注目が集まっている。「ダイバーシティ」宣言を掲げた私立・豪林館学園高校に、古田さん演じる奇想天外で破天荒な原田のぶおが教師として赴任したことから始まった本作。原田が担任を務める豪林館学園高校2年3組の生徒として、原田を辞めさせようと企むクールな明智秀一役に「King&Prince」永瀬廉、当初は明智とつるんでいたがいまは距離を置く東条正義役に「なにわ男子/関西ジャニーズJr.」道枝駿佑、最初は教室で孤立していたが東条らと交流するようになった若林優馬役に長尾さん、チア部に所属する川崎結衣に高橋ひかるといった注目の若手が集結。教師陣には原田の副担任・田中役の桐山漣をはじめ松下奈緒、「乃木坂46」白石麻衣らが揃う。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。若林が下駄箱で拾ったスマホを職員室に届けると、そこでスマホの持ち主である生徒・愛理とバッタリ。愛理から「見つけてくれてありがとう」とお礼を言われた若林は愛理に恋してしまう。その後愛理のクラスを覗いている若林を東条が発見。若林の気持ちを知った東条が恋の相談に乗っていると、そこに原田と田中も現れ、原田は若林の恋を後押しするため「私があんたをプロデュースしてあげる」と言い出し、女心を学ばせるため川崎たち女子にも協力を頼む。そして若林は愛理から連絡先を聞き出すことに成功する。さらに愛理からデートの誘いを受ける若林。若林を応援しようと盛り上がる2年3組の生徒たちの数が次第に増えるなか、東条は愛理たちが若林をからかっていることを知ってしまう…というのが今回のストーリー。デートに行く洋服を選ぶため、大勢の“若林応援団”とともにお店へ向かった若林。クラスの友人たちが選んだコーディネートを“ファッションショー”のように次々と試着していく若林の姿に「死ぬほど可愛いな、まじで可愛いな」「可愛すぎて可愛い子犬みたい、可愛い」「若林くんの着せ替えショーかわいいなぁ!」などの声が続々とSNSに投稿。ジャニーズ期待の新グループ「なにわ男子」から飛び出た16歳の新星、長尾謙杜のキュートぶりに改めて大きな注目が集まっている。(笠緒)
2019年05月19日ダンス&ボーカルグループ・EXILEのメインボーカルTAKAHIROが11日、主演映画『僕に、会いたかった』(5月10日公開)の公開記念舞台挨拶に、松坂慶子、山口まゆ、柴田杏花、秋山真太郎、錦織良成監督と共に登場した。同作は、島で一二を争う凄腕の漁師の主人公・池田徹(TAKAHIRO)が、とある事故をきっかけに記憶を失い、島の人々の優しさに触れるうちに、新しい自分を見つけ出す家族の絆と再生を描く感動の物語。島根県隠岐の島を舞台にした作品を多く手がける錦織良成監督がメガホンを取り、劇団EXILE所属の秋山真太郎が、プロデューサー兼共同脚本を務める。TAKAHIROは、母親役の松坂に手を伸ばし、エスコートしてステージへ。「ジェントルマンなんで!」と胸を張った。松坂は「こんな素敵な息子の母ということで、どきどきしちゃうんですけど、隠岐島に入り、日に焼けて無精髭もはやして、精悍な漁師さんになられてて、びっくりしました」と撮影を振り返った。また「誰とこの作品を見たいか」と聞かれた山口に、「彼氏?」とジョークを飛ばすTAKAHIROだが、山口が「彼氏ですかね」と乗っかると、「お父さん、許さないぞ!」とご立腹。さらに柴田の衣装には「島にはここまで背中の空いてる子いないですね」とつっこみ、「風邪ひかないでね」と心配する。TAKAHIROは、島留学生役の2人に「心配なんですよ、布は。これから夏ですし、あんまり布が少なくなってくると、露出が増えるので、できるだけ布は使って欲しい」と渋い顔。「全体の舞台挨拶の時は背中に思いっきり穴が空いていたので、洋服買ってあげないとなと思って。親心がすごくあふれ出します」と愛を見せていた。さらに、イベントの翌日が「母の日」のため、TAKAHIROから松坂へサプライズでカーネーションの花束をプレゼント。「これからも息子でいさせて欲しいという一心で!」というTAKAHIROは、松坂と熱いハグを交わす。松坂は「すごい! ありがとうございます。感激です」と喜び、降壇時もTAKAHIROからのエスコートを受けていた。
2019年05月11日女優の松坂慶子(66)が5月7日公開の日清食品・袋麺シリーズ新CMに出演した。3月まで放送されていたNHK朝ドラ「まんぷく」で安藤サクラ(33)演じる立花福子の母・今井鈴役として出演し人気となった松坂は、CMでも天真爛漫な“おばあちゃん”役に。さらに孫役として同じく「まんぷく」に出演した深川麻衣(28)、二宮輝生(12)、三宅希空(10)が起用。“まんぷく尽くし”のCMは、早くもネットで話題を呼んでいる。日清の袋麺シリーズといえば「チキンラーメン」「出前一丁」「日清焼そば」でお馴染み。CMで松坂はそれぞれの袋麺を美味しそうに食べる孫たちに「おいしいのは、一口目だけよ」「ごまラー油が手に付くやない」「歯に青のりが付くからいや」といったイジワルな反応をしてみせる。しかし結局おなかが鳴ってしまい、“てへぺろ”を照れ隠しに披露。最後には空っぽになった皿やラーメン鉢を前に、みんなで「あ~、まんぷく!」と満足そうに声を揃える。各メディアによると松坂は、今回のCM出演について「こういう役どころも、板についてきたかなと実感しています」とコメントを寄せたという。Twitterでも《鈴さんそのものじゃないですか 好き~》《鈴さん再来!これは日清さん、やってくれましたね!最後に「まんぷく」という台詞を言うのもいい》《素敵なCMありがとうございます。なんかこの4人に会えたのが嬉しくて涙出ました》と喜ぶ声が上がった。松坂といえば79年のドラマ「水中花」(TBS系)に出演し、ドラマ主題歌「愛の水中花」も歌唱。セクシーな歌声で大ヒットを記録し、以降も色気を発揮する役柄が続いた。しかし近年はチャーミングで魅力的な大人の女性役を務め、評判を呼んでいる。10年の朝ドラ「ゲゲゲの女房」(NHK総合)で演じた貸本屋の店主・田中美智子は、その暖かな人柄が評判だった。「まんぷく」の鈴も魅力的で、「私は武士の娘です!」という台詞は視聴者に強い印象を残した。しかしがどこかお騒がせな役どころであり、ときに“うざ可愛い”と評されることも。そんな鈴を演じることに当初、松坂は苦戦したという。「松坂さんにとって鈴はコミカル過ぎたようで、『面白さはわかるけど、どう演じれば……』と悩んだそうです。しかし松坂さんは制作側から渡された関西弁の方言指導の音源を聞いて猛特訓することで、大阪の女性がどういった気質であるかを理解。そうすることで、次第にキャラが開花していったといいます。見事キャラは大ハマリとなり、放送後にはNHK大阪放送局の局長も『最後までドラマを引っ張っていただいた』と大絶賛するほどでした」(ドラマ制作関係者)「まんぷく」で新たなファンを獲得した松坂。“アラ70”となり、その魅力は増すばかりだ。
2019年05月07日令和へと持ち越された、眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題。タレントでエッセイストの小島慶子さんは、お二人の結婚に「賛成」だという。その理由とは?■報道を見る限り、もしかしたら小室さんは、多くの国民が諸手を挙げてお祝いできるお相手ではないのかもしれません。だけど、望ましい結婚の形でないとしても、本人が幸せであれば、それでいいと思うのです。もとよりひとりの人間として、眞子さまには「結婚に失敗する自由と権利」もあるのではないでしょうか。私は、眞子さまが、ご自分とお相手の方の意志のみでご結婚なさるということには賛成です。当人同士が思い合っているのであれば、その合意のみで結婚する権利があります。家族であっても止めることはできません。たとえ「結婚後に苦労しそうだな」と周りが思ったとしても……。象徴天皇制のもとでは、天皇の基本的人権が制限を受けるという考え方がありますが、眞子さまは結婚されれば皇籍を離れるお立場ですし、お相手も一般の方。人権の制限は最小限に留まると考えてよいのではないでしょうか。日本の国民にはどこか「象徴天皇制のもと、税金で生活しているのだから、皇族は国民が納得する生活をしなければならない。ご結婚相手もふさわしい人を選ばなければならない」という考えがあるように思われます。しかし、「象徴」とはそもそも何なのでしょうか?社会の皇室へのまなざしが変わり、皇族自身が生き方を模索されるようになっているにもかかわらず、国民が象徴としての今の皇室に何を求めるべきか、ほとんど議論されてこなかったのではないでしょうか。皇室をめぐる報道において、メディアは「家族の問題」として報道し、論じてきました。たとえば雅子さまについて言えば、外交の第一線でキャリアを積んできた女性が、結婚を機に皇太子妃となり、深刻な不調から適応障害に……。それは国民から見て「現代女性の葛藤の象徴」でもありました。新しい時代の皇室は、これまでよりも「個人」を尊重されていいと私は思います。秋篠宮さまが悠仁さまの学校としてお茶の水女子大学の附属校を選ばれたのは興味深いことです。皇族教育の伝統がある学習院を離れ、しがらみなく民主的な学風のお茶の水で学ばれる悠仁さま。成長されるにつれ、将来の天皇であるご自身には職業選択の自由もなく、制約だらけの人生であることに強い疑問を抱かれることもあるでしょう。時代が変わりゆく中で皇室を存続させるために、秋篠宮さまがあえてその選択をされたということでしょうか。「眞子さまは皇族として世の中の期待に応えるべき」なのか。それとも「ご自身の意志で自由な選択をすべき」なのか。象徴としての皇室に「現代の家族の形」をみるのであれば、親が苦渋の中で我が子に失敗する自由を与えるという、自立した親子の関係を選んでもよいのではないかと思うのです。
2019年05月04日元TBSアナウンサーで、現在はタレント・エッセイストの小島慶子さん(46)が今夏、インターネットで発信したある手記が注目を集めた。それは連載中の『日経DUAL』7月2日付の記事。そこには、40歳を過ぎて発達障害の1つである、ADHD(注意欠如・多動症)と診断されたこと。そして子どものころはもちろんのこと、女子アナ時代も、子育てに励むいまも、常々生きづらいと感じてきたその根っこに、自らの発達障害の特性があると知って、得心がいったと、こうつづっている。《もっと早く知りたかったよ!》「知ってホッとしました。他人と同じようにできないのは、心がけの悪さが原因か、能力が低いからか、と悩み続けていたから。でも、それが、脳の機能的な問題だとわかったわけです。『私は牛乳を消化できない体質』というのと同じですよね。そうと知っていたら、無理やり牛乳を飲むこともなかったのに。いつか飲み慣れると無理し続けて、これまでの私はずっとおなかを壊していたようなものですから。だから、対処の仕方がクリアになってよかったなと思えました」小島さんは’72年、オーストラリア・パースに生まれた。父は商社マン、母は専業主婦で、9歳上に姉が1人いる。3歳までオーストラリアで過ごし帰国。その後、小学1年生のときに父の転勤に伴いシンガポール、翌年には香港へと一家で移り住んだ。帰国し、日本に腰を落ち着かせることができたのは、小学4年生になってから。「私は家でも学校でも、ひどい問題児でした。まず、落ち着きがない。常にもじもじして、じっとしていられない。声を出してはいけないところで出したり、グネグネしたり(笑)。それから、嫌なことに耐性がまるでなくて、受け流すことができずにすねて周囲を困らせたり、かんしゃくを起こしたり、駄々をこねたり」中学から大学までは学習院で学んだ。’95年、TBSに入社。’00年、仕事で知り合った7歳上の夫と結婚。2人の子宝にも恵まれた。’10年7月、アナウンサーとして籍を置いたTBSを退社しフリーになる。「’05年に次男を出産した後、心の底が抜けたようなパニック発作が起きてしまって。理由もなく全てが怖くなった。居ても立ってもいられない恐怖心と過呼吸と……」不安障害と呼ばれる症状だった。小島さんは臨床心理士のカウンセリングを受けた。そこで、改めて目を向けることになったのは、わが子との問題ではなく、自分と実家の家族、とくに母親との相克だった。「カウンセリングを受けて思い出したのが、幼いころの家族の関係でした。私は友達が1人もいなくて。人付き合いが下手な母と私は“母子カプセル”状態。母は『言葉遣いがよくないからあの子たちと遊んじゃダメ』などと、私を大事にしすぎて囲い込んでしまったんです。理想の子育てをしようと必死だったのでしょう」以来、母と娘の間には過度な干渉と執着、それに対する極端な反発が繰り返されてきた。「自分がイメージする『いい子』とわが子とが結びつかない、そんな感じだったと思います」小島さんはそのころ、9歳上の姉から言われた言葉がいまでも耳に残っている。姉は、両親の目ができの悪い妹ばかりに注がれることにいら立っていた。「あるとき、姉から『あんたは小島家の失敗作、あんたは本当にママをいじめている』って。そう言われてしまって。姉は寂しかったんだと思います。どうして自分はいい子にできないのだろうと、ずっと後ろめたかった。もう、呪縛のように。自分はダメ人間で厄介者なのだと。そして、その呪縛は女子アナという型に自分をあてはめようともがいた、TBS時代も同じだったんですよね」カウンセリングを受け、不安障害とどうにか折り合いをつけながら、小島さんは仕事に、子育てにと奮闘した。そして’14年。小島さんたち家族は、夫の退職を機に思い切った行動に出る。小島さんが生まれ、幼いころを過ごしたオーストラリアに移住したのだ。以来、小島さんは仕事のある日本と、夫や息子たちが暮らすオーストラリアを行き来する生活を続けてきた。「私が41歳のころですから、ちょうどオーストラリアに行く前後だったと思います。長いこと不安障害を診てもらってきた主治医の先生の問診を受けるなかで、こう診断されたんです。『小島さんは軽度のADHDでしょう』って」医師の説明によれば、小島さんが抱えてきた不安障害も、ADHDの二次障害と見ることもできるという。診断を聞きながら、小島さんは目からうろこが落ちる思いだった。「自分自身がそうだとわかって、いろいろ本を読みました。そこで改めてわかったのが、ADHDなど発達障害の特性を抱えた子がいる家族は、いろいろな苦労があるということ。崩壊してしまう家庭もある。いけないとわかっていても子どもに対して声を荒げてしまったり、手を出してしまったりすることがあると。家族も当人も、追い詰められてしまう。発達障害が知られていなかったころの育児はなおさらですよね」小島さんは「あくまで私の場合は、ですけど」と前置きして、こう続ける。「発達障害の特性が出やすいのって、親密な間柄の場合が多いんです。仕事先など公の場より、気が緩んでるプライベートで。衝動が抑えられず、しゃべりすぎたり、きつい表現になったり。たとえて言うなら高圧洗浄機みたい。上手に扱えば少し距離を置いた壁の汚れはきれいに落ちますけど、近くの人に向けようものなら『イタタタッ』となる。そう、私の家族もつらかったはずです」だから、あの日、ひどい言葉をぶつけてきた姉の心情も、いまなら小島さんは理解できる。かつて、『解縛』(新潮文庫)という自伝的エッセイで、過去のエピソードを紹介し、一時的とはいえ「毒母」のレッテルを貼ってしまった母のことも、いまでは思いやる気持ちが強い。「母もつらかったと思います。当時は情報もゼロですし、わが子が発達障害であることも知る由もなかったでしょうから」かつては距離を置き、7年もの間、顔を合わせなかった母を、いまでは小島さんはこうして、おもんぱかることもできていた。「父も母も姉も、そして私も、みんな困っていたんですよね。普通でなくちゃいけないと思い込むとしんどい。でも普通の家族とか普通の育児って、なんでしょう?」かつて、ともに暮らした家族とは、心の清算が進みつつある。では、現在進行形の家族との関りはどうなのだろうか。気になるのは、2人の息子との関係だ。「人との距離感がつかめないというのは、相手がわが子でも同じなんです。以前は上手な叱り方ができなかった。激しく怒りすぎた後で、謝ったことも何度もあります。『ごめんね、ママ、上手な怒り方ができなくて』って。息子たちもつらかっただろうと思います」小島さんはいま、息子たちには「ママにはADHDが理由でとても苦手なことがいくつかある」と説明している。「彼らもこれからたくさんの人と出会い、付き合うことでしょう。そのときのために、自分の母親が発達障害や不安障害など、困り事を抱えて生きているのを間近で見られたのはいい経験だと思う。『ママはその一サンプルだよ』と話しています。『同じ障害でも、困り事は人それぞれなんだよ』と念を押して」現在、オーストラリアで「家事全般を担ってくれている」という夫は、妻がADHDという診断を受けても動揺しなかった。「慶子はそもそもそういう人だから、別に驚かないよ」と。「それでも、彼もいっぱい本を読んで勉強してくれて。でもね……そうなると、こちらとしてはまた、過剰に期待しちゃって。『言わなくても、もっと私をわかってよ!』って(笑)。夫は高圧洗浄機のいちばんの被害者ですね。苦労も多いと思うんだけど、なぜか私を好きみたいです」自分の“個性”をしっかり受け止める家族がいる――。小島さんは前を向いて、穏やかな笑顔を浮かべた。
2018年12月10日小島慶子(46)が7月の「日経DUAL」に寄稿した記事を11月3日にTwitterで再掲。大きな反響を呼んでいる。小島は、自身が発達障害の1つ・ADHDであると公表。経験談や、ADHDの子を持つ親へのアドバイスを綴っていた。小島は11月6日にも改めて反響に触れ、「ADHDこそがあれやこれの原因だ!と安易に考えることには違和感があります」とコメント。さらに「その人が誰であるかはいろーんな要素で成り立っているものだし、しんどいなと思うことも原因は複数あるもの。一つの診断名や属性で人間を説明することは出来ないですよね」と考えを述べた。「同じ診断名でも身体は個別のものだし、誰でも自分の人生しか生きられません。だから、わかるよと言われたい時も、言われたくない時もあると思います。障害の有無と関係なく、その人がその人であることはこの世に一度きりの出来事。それを大切にしたいです」こうつづった小島に、Twitterでは賛同の声が上がっている。《ADHDなんて、多様性の中の単なるひとつの特徴でしかないよな。みたいに世の中の多くの人が考えるようになれればいいかな》《この人はこれが苦手なんだと考えを改めることで、発達障害の方が生きやすくなると思います》《障害を公表したりされたりすることが 人と人との間の快適なコミュニケーションのきっかけになる時代に なっていけばいいと思う》小島は不安障害を先に診断されており、その主治医からADHDと診断されたという。そのため同記事では「もっと早く知りたかったよ!」と当時の心境を明かしていた。というのも小島は子供のころから周りに馴染めない自分を責めることがあったようで、「それが私の生きづらさにつながって、摂食障害やら不安障害やらの要因になった」と分析していた。小島同様に、ADHDであると大人になるまで気づかず苦しむ人もいる。Twitterでは《そうそう発達障害と知る前は自他共に自分が悪いと思う、自分への誤解の辛さ。障害が原因と知ると、そうではなかったと腑に落ちる》など共感の声もよせられていた。
2018年11月06日8年にわたり新国立劇場の芸術監督を務めてきた宮田慶子の任期最後の作品となる『消えていくなら朝』が7月12日(木)に幕を開ける。脚本は、宮田が「全幅の信頼を置く」と語る蓬莱竜太による書き下ろしで、18年ぶりに顔を揃えた一家の様々な秘密が徐々に明らかになっていくさまが描き出される。6月中旬、稽古場に足を運ぶと、詩的なタイトルとは正反対の、家族の、家族ゆえの修羅場が繰り広げられていた。【チケット情報はこちら】芸術監督就任時より「複雑に枝葉を広げていった日本の演劇の歴史を体系的に捉える」というコンセプトの下、シェイクスピアからイプセン、さらには現代の海外作品の翻訳、昭和の日本の戯曲まで「時代」という縦糸を常に意識しながら作品を選定してきた宮田。だからこそ「現在地を確かめるのが目的であり、最後の作品は書き下ろしの作品で“いま”を描くと決めていた」という。そこで“いま”を描くべき脚本家として白羽の矢を立てたのが、同劇場で『まほろば』『エネミイ』を執筆し、高い評価を得た蓬莱だ。宮田は様々なキーワードを伝えながらも、最終的には「蓬莱竜太がいま、考えていることを書いてほしい」とオーダーし、そこで上がってきたのが本作。恋人(吉野実紗)を連れて久々に帰省した作家(鈴木浩介)と、彼を迎える父(高橋長英)、母(梅沢昌代)、兄(山中崇)、妹(高野志穂)のひと晩の物語である。この日の稽古場では、重点的にクライマックスのシーン稽古が行なわれていた。宗教活動に身も心も捧げてきた母が、実は家族を裏切っていた――。妹によるそんな告発から、家族それぞれが長年胸に秘めてきた思いを爆発させていく。腹をくくって母を追求する妹だが、当の本人はここでも宗教の話を持ち出し、頑として裏切りを認めない。彼女の宗教活動に人生を狂わされたと感じている父と兄は、積もりに積もった不満や怒り、やるせなさをついに爆発させる。さらには、唯一の部外者であったはずの作家の恋人までもが参戦し……。一方、終始どこか醒めた目でこの家族を観察しているかに見えた作家もまた、長年にわたり抱えてきた家族へのある思いを口にする。「家族だからって、無条件に愛さなきゃいけないの?」――劇中のそんなセリフが“呪い”のようにヒリヒリと心に響く。稽古を通じ、宮田がたびたび指摘していたのが、各人のリアクションのニュアンスと強度。父の「なんだ?」という短いひと言に対し「“聞き逃した”のではなく、“聞き捨てならない言葉が耳に飛び込んできた”感じで」と注文。また、蓬莱の脚本で特徴的な、たびたび登場する語尾の“(笑)”についても、「笑えない“(笑)”こそ蓬莱節」と語り、ショックや怒り、哀しみの大きさが伝わる発言にこそ付いている“(笑)”のニュアンスを繊細に調整しながら丁寧にシーンを作り上げていく。開けてはいけない「家族の秘密」というパンドラの箱を開けてしまった一家。最後に箱の中に残るものとは……?『消えていくなら朝』は東京・新国立劇場 小劇場にて7月12日(木)より上演。取材・文:黒豆直樹
2018年06月28日今月のヒトサラは・・・・・・西麻布【肉割烹 上】極上のステーキを食べ比べ!肉割烹のメイン『炭火焼きステーキ』うまい牛肉とは、なんだろう。ふと、そう考えることがある。昭和の日本人にとって、それは、最上級の霜降り肉だったろう。とろけるようなその口当たりに魅了され、すきやきにしろ、ビフテキにしろ、“霜降り肉”が贅沢な美食の証だった。分厚いサーロインステーキは、高度経済成長に沸いた時代の富と権力の一つの象徴だったのかもしれない。だが、飽食の時代を経て、霜降り信仰は下火となり、変わって赤身至上主義が頭角を現わし始める。 赤身肉の方が身体に優しいし、何より肉本来の旨味を味わえる。そんな嗜好が時代と共に高まってきたからだ。そして、今や肉(牛肉)ブームは爛熟期。牧草牛あり、経産牛あり、フランスを始め欧米諸国の舶来牛あり等々、まさに百花繚乱状態。黒毛和牛の霜降り肉は、もはや美食のトレンドから取り残されたかのような感があったことは否めまい。けれども、やっぱり黒毛和牛は美味しい! 霜降り肉だって決して捨てたものじゃない。そう、つくづく得心させられたのがご覧のヒトサラ。西麻布「肉割烹 上」の炭火焼ステーキである。肉が乾かぬよう牛脂を塗る。手前から時計回りにサガリ、サーロイン、ヒレなど牛肉のプロも一目を置く生産者、兵庫の「川岸牧場」と「田村牧場」。この二ヶ所の牛肉しか使わないという“生産者指定”のスタンスで、去年の8月3日、人知れずオープンした同店。だが、「最近は、兵庫『勢戸牧場』の牛も扱うようになりました。先日、神戸『あら皮』で頂いた勢戸さんのステーキがとても美味しかったので」とは、料理長の大久保丈太郎さん。今回、披露して頂いた見事なサーロインとヒレも勢戸牧場の肉だ肉割烹と謳うだけに、コースにはしゃぶしゃぶや肉寿司など様々な肉料理が登場、バラエティに富んだ味を楽しませてくれる。しかし、真骨頂はやはりコースの掉尾を飾るステーキ。これに留めをさす。最初に両面を焼き固めた後、両面のみに火を入れる。「側面は、肉が縮むので焼きません」 とは大久保料理長「美味しく焼き上げるには、指3本の厚さでないとダメなんです」そう言いつつ、大久保料理長が取り出したのは、大きな肉塊。勢戸牧場のヒレとサーロイン、そしてサガリ(横隔膜の肉)だ。この勢戸牧場は、田園風景も長閑な三田市に位置し、澄んだ空気や肥沃な土地、更には、武庫川水系の伏流水等々牛を育てるには最適な場所にある。また、餌も、三田米の小米や地藁など添加物の少ない地産地消の飼料を使用、ストレスなく育った牛たちは、健康そのもの。しかも、月齢34ヶ月の長期肥育(通常は27~28ヶ月)。だからだろうか、大久保料理長によれば、「妙な言い方かもしれませんが、生きている間に熟成している……。そう思うほど、肉にこくがある」のだとか。最後に、強火の火に近づけ、焼き目をしっかりつけ、香ばしさをプラスこれを、特注のレンガの窯で、じっくり焼きあげるのが「上」のスタイル。熱源は炭。もちろん、火力の最も強いウバメガシの備長炭だ。常温に戻す間に乾かぬよう牛脂を表面に塗った肉3種は、特注のレンガの窯で約20分、最初は強火で肉の周りを焼き固めるように焼き、後は、時折肉を返しながら、両面から均一に火が入るようじっくりと焼き上げる。最後に場所を変え、周りに焼き目をつけるように強火で香ばしく焼きあげる。肉によって焼きあがり時間に差があるため、時間差で火にかけたり、肉を置く場所を移すことで、火の強弱を調整しているそうだ。ミディアムレアに焼き上げた肉の断面は、見るからにしっとり。食欲をそそる一瞬だ焼いていくうちに鼻先を擽ぐる黒毛和牛ならではのかぐわしい香りも美味しさの一つ。カウンターの目の前で調理されるしずる感もご馳走だ。焼き上がった肉塊に刃を入れれば、濃い深紅の断面が美しい。表面にうっすらと滲み出た肉汁にコーティングされた肉片は、潤いに満ちた光沢を放ち、肉ラバーのハートを鷲掴み。その美しさに思わず見惚れてしまいそうだ。手前から、サガリ、サーロイン、ヒレ。付け合わせの薬味は、山わさび、山椒味噌、ゲランドの塩血の味が濃く、力強い味わいのサガリに対し、ヒレはあくまでも上品。口にすれば、しっとりと舌に馴染みつつ、きめ細かな肉の繊維がたおやかにほぐれていく。と、共に澄んだ旨味の肉汁が味蕾の奥まで広がっていくよう。対して、サーロインはエレガントな猛々しさが醍醐味。いわゆるとろけるような霜降り肉ではなく、カシッと噛みしめる歯ごたえの中、芳醇な脂の風味が口中を凌駕する。どこかプルプルとした食感は、肉汁をたっぷり内包している証拠だろう。とはいえ、しつこさは皆無。健やかな牛なればこそのピュアな味わいが何といっても魅力だ。目の前で肉を焼くのを見ることができるカウンターは特等席。ほかに個室もありこうして3種類を食べ比べられるのも“肉割烹”たる同店ならでは。最後の一切れは、ご飯とどうぞ、と炊きたての山形天日干しのコシヒカリが、自家製のタレと一緒に出されるのも、嬉しいサプライズだろう。「黒毛和牛は、霜降りの肉が美味しい牛。だから、脂の融点が低い、美味しい霜降リ肉になるよう、餌や環境に気を配りつつ育てているんです」ステーキを頂きながら、以前、取材した生産者さんの言葉が頭をよぎった。世界に類を見ない日本独特の牛、黒毛和牛。この、日本の食文化の粋を、大切にしたい。舌に残る余韻を反芻しつつ、しみじみとそう思う。大久保丈太郎シェフより一言「外はカリッと、中はしっとりジューシーに焼きあがるよう火加減を調節しながら焼いています。軽く塩を降ってあるので、まずは、一口何もつけずに召し上がってほしいですね」【肉割烹 上】住所: 東京都港区西麻布2-24-14電話: 03-3486-2929営業時間:17:30~23:30要予約*肉の種類は日により変わります定休:日曜日、祝日おまかせコース 18,000円または25,000円 写真のステーキは25,000円撮影/岡本裕介この記事をつくった人森脇慶子「dancyu」や女性誌などで活躍するフードライター。綿密な取材と豊富な経験に基づく記事は、読者のみならずシェフたちからも絶大な信頼を得ている。日々おいしいものを探求すべく新旧問わず様々な店を訪問。選者を務める「東京最高のレストラン」(ぴあ)も好評発売中。
2018年06月22日9月いっぱいで終了するフジテレビ系報道番組「ユアタイム」の後番組に、椿原慶子アナウンサー(31)の起用が内定したことを一部スポーツ紙が報じた。 同番組は昨年4月のスタートから視聴率が低迷。そこで現在は「Mr.サンデー」、「みんなのニュース」などのレギュラーをつとめる椿原アナを起用して立て直しを図る方向だという。 番組が放送される午後11時台の報道番組といえば、かつては安藤優子キャスター(58)、滝川クリステルアナ(39)らがキャスターをつとめた看板報道番組の1つ。その枠に起用されたことで、椿原アナは同局の“報道のエース”の座をゲットした。 「入社年の同期は、すでに退社したカトパンこと加藤綾子アナ(32)。カトパンは入社時からもてはやされたが、椿原アナはカトパンにまったくライバル意識を持たずコツコツ報道番組をこなし実績を積み重ねて来た。もともと08年の入社時から当時の社長に『報道をやりたいです』と主張。その思いは現在までまったくブレていません」(フジテレビ関係者) 椿原アナは“報道のエース”を目指すにあたり、かなりの努力を重ね目標を達成したようだ。 「取材の空き時間は読書をしたり、安藤キャスターにあれこれ聞いて勉強していました。ほかに同じようなことをしている女子アナはなかなかいないので、なるべくして“報道のエース”になった」(他局の報道記者) 椿原アナが新番組でどんな独自色を出すかが注目される。
2017年08月08日松坂慶子と船越英一郎が、水谷豊主演、石井ふく子プロデュースによる「居酒屋もへじ」最新作となる8月28日(月)放送の「居酒屋もへじ~ありがとう父ちゃん~」に出演することが分かった。年老いた母親の介護のために山形の実家に帰っていた佐伯陽子(松坂慶子)が東京に戻ってきた。昨年その老母を看取り、気が付けば「居酒屋もへじ」のある上野にふたたび降り立っていた陽子を、米本平次(水谷豊)は喜んで店に招き入れる。事情を聞くと、陽子は住むところも仕事も決まっていないという。もへじに出入りしている薬剤師の川田まゆみ(岸本加世子)は自分のマンションで寝泊まりすればいいと陽子に言い、平次も自分の店で働くよう勧める。そんなとき、暴力事件に巻き込まれて罪を償っていた平次の幼なじみの高木健也(船越英一郎)から連絡が入る。半年前に刑期を終えて出所し、いまは身元引受人のもとで農業をしているという健也は、平次の長男・明(高田翔)の実の父親だった。平次から温かく迎えられた健也はその晩、明と2人だけの時間を過ごす。そこで明は、いままで謎に包まれていた母親のことを健也から聞き出す。一方、その明は料理人として修業することを計画していた。顔見知りの小料理屋の主人・楠田拓(えなりかずき)に相談して、京都の店を紹介してほしいと頼んでいた明だが、それを聞いた平次は反対だと言い出す…。本作は、東京・上野にある小さな居酒屋を舞台に、水谷さん演じる店主と家族以上の絆で結ばれた人々の日常を通して 、人の温かさや心の交流を描く物語。ドラマ特別企画として2011年9月に第1弾が放送され、今回で第6弾となる。本作のゲストは、数々の作品に出演する松坂さんと船越さん。1作目でもマドンナ役で出演した松坂さんは2度目の出演だ。船越さんは、水谷さん演じる主人公の米本平次が引き取って育ててきた長男・明の実父・高木健也役で登場する。また30年以上にわたる親交があるという水谷さんと船越さん。2人の息のあった熱演は注目だ。水谷さんは松坂さんについて、「6年ぶりの共演ですが、同い歳で、同じ月に生まれ、同じ星座、血液型も同じで、お互い児童劇団出身と共通点が多いんです」と明かし、「松坂さんは常に自然体で穏やかな方なので、いい意味で気を遣わず、 僕自身も気が楽でした(笑)平次はいつもマドンナに心を動かされるのですが、今回は設定上、心を動かされないように気をつけましたね(笑)」とコメント。また、昔からよく知っているという船越さんについては、「プライベートでの付き合いはありますが共演経験はあまりないので、『いつか、一緒にやりたいね』と会うたびに話していたのですが、石井プロデューサーがご縁を作ってくださり、本格的な共演が実現して本当にうれしいです」と喜びを語っている。「居酒屋もへじ~ありがとう父ちゃん~」は8月28日(月)20時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月01日アイドルグループ・Kis-My-Ft2の北山宏光が27日、主演舞台『あんちゃん』の公開ゲネプロ及び囲み取材に、共演の荻野目慶子、ベンガルとともに登場した。同作は、劇団「ONEOR8」田村孝裕によるオリジナル作。ダビング専門店で働く青年・凌(北山)のもとに、幼少の頃家族を捨てた父親・国夫(ベンガル)が現れたことから、凌は家族への愛憎の中で葛藤する。北山にとっては初のストレートプレイでの主演舞台となる。久々の芝居に「ドキドキしましたね」と語る北山。作・演出の田村とは家族の話をしながら作品を作り上げ「父が途中から離れていくシーンにシンクロする部分があったりして、やりながら刺さってるというところはありました」としみじみと語る。さらに「計算とは別の部分で、絶対知らないだろうなってところも」と重なったことを明かし、どのシーンか問われると「そこは柔らかい部分なんで」と笑顔でかわした。北山は、母親役の荻野目、父親役のベンガルについて「本当のお父さん、お母さんに見える瞬間がある」と語る。荻野目は「みっくんって呼ばせていただいてるんですけど、みっくんが本当に礼儀正しくて。若い情熱とかすごいな、って思える。かわいいですよね」と、息子を見るように答えた。ベンガルも「進化のスピードがすごいんですよね」と北山に感心している様子。稽古休みの日も、コンサートツアーなどの仕事をしている北山に「音楽やってる方ってセンスがいい、勘がいい方が多い。しかも若いし、初ストレートプレイ主役ということですごいのってて」と驚いていた。またベンガルは北山の差し入れに「さすがジャニーズですからね。差し入れのランクが違う」と喜びを表す。せんべいやスーパーのお菓子ではなく「これ代官山だなとか、これは高田馬場で買ったとか」と店名を伏せながらも、差し入れの良さを力説した。荻野目はさらに「男前よね。それでいてかわいいし、小学生のシーンも似合う似合う。子供いないんですけど、男の子がいたらこんな風にかわいいんだろうなって」と、小学生時代の回想シーンも演じる北山を絶賛。現在31歳の北山だが、小学生の演技を褒められ「僕、ステージエイジは16歳と決まってるので」と胸を張って答えていた。
2017年06月27日フリーアナウンサーの小島慶子が、きょう9日(19:00~20:54)に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ネプリーグSP 林先生が全問出題! インテリ芸能人 常識ランキング決定戦』に出演し、前回の女子アナ個人戦で優勝しながらも新ルールに動揺する。今回は、"真のインテリ芸能人"を決める個人戦で、1stステージは早押しで正解した順番にランキング・ポイントを獲得していく方式。小島はこのルールに動揺し、まさかの出鼻をくじかれてしまう。ほかにも、上位につける東大卒の八田亜矢子に、一橋大卒の漫画家・倉田真由美が「わかんない~って言いながら結局、正解するなんて勉強ができる子の典型!ほんといやだ!」と嫌味を言われたり、大久保佳代子が林修先生の厳しい採点に「もう、いいっ!!」と絶叫してしまうなど、女たちの激しいバトルが繰り広げられる。解答者は、大久保佳代子、川村優希、木村美紀、倉田真由美、小島慶子、紺野美沙子、椎木里佳、谷まりあ、友利新、はあちゅう、八田亜矢子、深澤真紀、町亞聖、丸岡いずみ、光浦靖子、三輪記子、山口恵以子、山村紅葉、山本舞衣子。
2017年01月09日フリーアナウンサーの小島慶子が9日、東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われた同局系単発バラエティ番組『どよめきマネー!!』(25日10:00~11:15)の収録後の取材会に出席。自らが一家の大黒柱という現状を受け、「大金持ちの旦那さんの専業主婦とかいいなぁ」と本音を吐露した。同番組は、芸能界の「お金」に関する事例から役立つ情報をクイズで学ぶという"マネーエンターテインメント"で、おぎやはぎ、IKKO、狩野英孝、りゅうちぇるとともに、小島も出演。井上公造らがはじき出した坂上忍・米倉涼子・ローラ・ピコ太郎・加藤綾子という売れっ子たちの推定年収ランキングを予想する問題や、親のすねをかじって依存し続ける"二世パラサイト芸能人"を当てる問題などが出題される。このクイズに関連し、「依存したい人」という質問が飛ぶと、りゅうちぇるは「ぺこりんです」と即答。「こういう仕事をさせていただいていると、自分が分からなくなる瞬間があるんです。自分を見失うときに、ぺこりんいるから自分に戻れる瞬間があるので、ぺこりんのおかげでお仕事ができてるなと思ってます」と、パーフェクトの回答を見せた。一方、小島はこの直前に「夫が働いていないので、私が大黒柱になって3年くらいなんですけど、時々疲れちゃって、大金持ちの旦那さんの専業主婦とかいいなぁ」と本音を吐露。ところが、りゅうちぇるの答えを聞き、慌てて「私も心の支えは夫です!」と訂正していた。また、狩野英孝は「上沼恵美子さん」と回答。「上沼さんが海外ロケに行くってなったら『英孝ちゃん呼んでー』って言ってくださったり、結婚してたときに『私の持ってる宝石、英孝ちゃんの奥さんに渡したいんや~』とも言ってくれて、すごいかわいがってくれるんです」とエピソードを明かし、「本当に"大阪の母"です」と感謝した。そして、おぎやはぎは、小木が「俺的には矢作」と言い、矢作が「小木に依存してるんですよね」と、互いを褒め合っていた。
2016年12月09日総製作費150億円をかけた日中共同製作映画『空海 -KU-KAI-』の製作報告会見が10月28日(金)、開催中の東京国際映画祭において行われ、出演者の松坂慶子、原作者の夢枕獏らが出席した。夢枕獏さんの「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」を原作に、染谷将太が主演として若き日の空海、中国映画界のスター・黄軒(ホアン・シュアン)が詩人の白楽天を演じ、『さらば、わが愛/覇王別姫』などで知られる世界的な名監督・チェン・カイコーがメガホンをとる本作。遣唐使で唐の国に送られた若き日の空海が、詩人の白楽天と共にある事件、そして“楊貴妃の謎”に挑むという物語となっている。会見には、製作を務める株式会社KADOKAWAの角川歴彦会長、配給の東宝株式会社・島谷能成社長、程永華駐日大使、萩生田光一内閣官房副長官も出席。この大作の映画界にとっての意義はもちろん、映画による日中両国の友好についても期待を寄せた。現在、中国湖北省の襄陽にて撮影は佳境に入っており、チェン・カイコー監督、染谷さん、黄軒さんは会見には欠席となったが、作品にかける思いを語ったビデオメッセージが上映された。ちなみに、この襄陽の街には、映画の舞台となる大唐時代の長安の街の巨大なロケセットが建設されており、撮影に参加した松坂さんも、現場を見学に訪れた夢枕氏もその規模と美しさに驚愕したという。角川会長は「そっくり“再現”するのではなく、監督の美意識によって作られていて、例えば石垣が反り返っているなど、当時、世界の美の最高峰を誇る街だったことを分かった上で、それを現代に映しています。最初、監督は大唐時代の物語は映画やドラマが何十回もやっており、もう嫌だと言ってたんですが、お城を自分のイメージで作れと聞いて、“再現”ではなく最高の美を自分で作れると確信し、がらりと態度が変わりました(笑)」と明かす。夢枕さんは、最初に空海を題材にした小説を描こうと思ったのは40年も前だったと明かし、自ら長安(現在の西安市)を訪れ、取材した日々を懐かしそうに思い返し「その作品がこんなふうに(映画に)なるとは夢にも思わなかった」としみじみ。撮影現場の長安の街並みを見て「ドキドキしました」と語り「つくづく思ったのは、今回の映画は遣唐使そのものであるということ。遣唐使は日本が唐の国からいろんなものを吸収するために送った船ですが、今回は、相互通行の船だと思います。この映画が昔の遣唐使と同じ役割を果たすことを心から願っています」と期待を口にした。着物で出席した松坂さんは「長年の憧れだったチェン・カイコー監督の演出を受けられて夢のようです」と出演の喜びを語る。9月に中国に渡り、撮影に参加したが、松坂さんが演じるのは、日本から唐に渡った女性で、空海が追い求める謎の秘密を知る重要人物・白玲だが「監督から『日本の女性は控えめな美しさ持っていますね。白玲は伝統的な日本の美が備わっている女性です』と言われました」と明かす。主演の染谷さんとの共演については「お若いのに落ち着いていて、映画を愛し、志も深く、天才と言われた空海をの若き時代にぴったりだと思いました。撮影中も『スタートはこういう言葉が掛かります』などと細やかにアドバイスを下さり、頼りがいがありました」と絶賛。松坂さん自身、黄軒さんとのシーンで中国語のセリフがあるが「難しかったですが中国語は抑揚がキレイで、私も普段から抑揚のあるしゃべり方をしているようで『中国語に向いている』と言われました。現場でもなるべく中国語で話すようにしてて、(帰国時の)空港の税関で『謝謝』と言ってしまいまして(笑)」と明かしていた。『空海 -KU-KAI-』は2018年公開予定。(text:cinemacafe.net)
2016年10月28日女優・松坂慶子が28日、都内で行われた映画『空海―KU-KAI―』(2018年公開)の製作報告会見に登壇した。会見には他に中華人民共和国駐日本国特命全権大使 程永華、内閣官房副長官 萩生田光一、KADOKAWA 取締役会長 角川歴彦、東宝 代表取締役 島谷能成、原作の夢枕獏が出席した。同作は作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』(角川文庫/徳間文庫)を原作に、陳凱歌監督がメガホンを取る。構想5年、総制作費は150億円となり、これまでにない規模の日中共同製作映画として注目を受けていた。7世紀の唐を舞台に、遣唐使として送られた空海(染谷将太)が、詩人・白楽天(黄軒)とともに歴史の謎と対峙する。松坂は日本から唐に渡った女性・白玲を演じ、空海&白楽天が追い求める「楊貴妃の謎」を解く秘密を知る重要な人物となる。長年憧れていたという陳監督作品出演を「夢のよう」と語る松坂は、「オファーを頂いたのが4月1日で、エイプリルフールですし、夢なら醒めないでと思いました」と振り返った。また、主演の染谷については「お若いのに落ち着いていて、天才と言われた空海の若き時代に本当にぴったりだなと思いました」と絶賛。「撮影中も細やかにアドバイスしてくださったり、『”用意スタートは”この言葉でかかりますよ』とか、大変頼りがいがありました」と、異国での撮影で大女優をリードする染谷の姿を伝えた。撮影中の染谷はビデオメッセージで登場。すでに3カ月間中国で撮影を進めているが、陳監督が「6年間かけた」という広大なセットに「毎日ここで撮影しているだけでワクワクします」と興奮を表す。「早くみなさまのところへ届けたいです。大唐の街でお待ちしています」とメッセージを送った。
2016年10月28日フリーアナウンサーの川田裕美、小島慶子、神田愛花、上田まりえが、23日に放送されるフジテレビ系バラエティ番組『ネプリーグ』(毎週月曜19:00~19:57)に出演し、高学歴らしからぬイージーミスを連発する。それぞれ元読売テレビ、TBS、NHK、日本テレビ出身の4人は、その名も「フリーアナウンサーチーム」として登場。英語で出題される人や物の名前を解答するクイズではまさかのミスを連発し、川田は「ちゃんと勉強してこんかい!」と関西弁でツッコミを入れる。しかし、そんな川田も、さまざまなモノの割合を答えるゲームで予期せぬ事態に陥り、先輩の小島から「この世間知らず!」と一喝。神田は「付き合っていない男性と手をつないだことがある女性は何%?」という問題で驚きの解答を披露し、恋愛遍歴が浮き彫りになる。フリーアナウンサーチームと対決するのは、デヴィ夫人、デーモン閣下、山村紅葉という"合計11万84歳"のベテランを擁する大御所チーム。白熱のバトルが繰り広げられる。
2016年05月20日「たくさん食べたいけど、太るのは嫌!」「きちんと食べているのに、どうも肌の調子が悪い。」という方に朗報!美肌とダイエットの両方をかなえる新しいヘルシー雑穀をご紹介します。アメリカでは有名な、「グルテンフリーフード」の一つ「ソルガムきび」は、アレルギー物質のグルテンを含まない健康食品。小麦や大麦の代用品として、アメリカでは広く愛用されています。そんなソルガムきびが今、美容や健康に良いと世界中の女性達の注目を集めています。肌のターンオーバーを活発にし、便秘も防ぐ!?ソルガムきびには、肌の新陳代謝に良いと言われるミネラルの一つであるマグネシウムが白米の約5倍含まれています。また、便秘の解消に効果的といわれる食物繊維を豊富に含む食材でもあります。肌の新陳代謝が活発に行なわれなくなると、角質が溜まり、肌がくすんだり、吹き出物が出来たりと、様々な肌トラブルが発生します。また、便秘も肌荒れの原因となります。肌荒れに悩んでいるという女性は、ソルガムきびを試してみる価値ありです。肌に良いだけではなく、ダイエットにも効果的また、東京家政大学 教授 長尾慶子先生らの研究では、ホワイトソルガム粉の吸油率は小麦粉の6割程度であることが明らかになりました。つまり、調理をしても油をあまり吸い込まないので、料理を低カロリーに抑えることができるのです。また、ソルガムきびは歯ごたえがあり、満腹感も得られやすいので、ダイエット中の女性にもお薦めの食材です。「ソルガムきびのスペシャルブッフェ」開催中現在、ホテル インターコンチネンタル東京ベイ「シェフズライブキッチン」(東京都港区)では、「ソルガムきびのスペシャルブッフェ」を開催しています。「興味はあるけど、ソルガムきびを食べたことがない」という人はまず足を運んでみては?「ヘルシー・ビューティー・フレッシュ」でもっと健康になろうスペシャルブッフェ期間:2015年5月15日(金)~7月15日(水)場所:ホテル インターコンチネンタル東京ベイ「シェフズライブキッチン」 by Lisa Edmonds
2015年06月04日