100歳の現役作家・佐藤愛子と90歳の現役俳優・草笛光子のタッグによる映画『九十歳。何がめでたい』(6月21日公開)の本ビジュアル、本予告映像、主題歌情報、さらにLiLiCo、オダギリジョー、三谷幸喜らの出演が明らかになった。老後の諸問題をユーモアを交えながら描いた『老後の資金がありません』(21年)の前田哲監督による本作は、主人公の愛子が、作家生活を引退し来客もなくなり鬱々と過ごしていたところに、時代遅れな中年の編集者・吉川真也(きっかわ・まさや)がエッセイの依頼を持ち込むところから始まる物語。実在の主人公の作家・佐藤愛子を草笛が演じる。編集者・吉川真也役の唐沢寿明のほか、真矢ミキ、藤間爽子、木村多江、中島瑠菜、片岡千之助、宮野真守の出演が発表されている。さらに、兼ねてより主演の草笛と親交のあるオダギリジョー、清水ミチコ、LiLiCo、石田ひかり、三谷幸喜らもゲストキャラクターとして登場することが明らかとなった。解禁となった本予告映像では、断筆宣言をした90歳の作家・佐藤愛子(草笛)を気に掛ける娘・響子(真矢)の「たまには出かけたら」という提案に「足も痛いし腰も痛いし心臓も…」と嘆く愛子との親子2人のやり取りが初解禁。そんな愛子の元に時代遅れの編集者・吉川(唐沢)が「先生のお言葉こそ必ず読者に響く!」と連載の依頼を持ち込むのだが、愛子は頑なに拒否…。「私の書いた何を読んでそう思ったの?」と意地悪な質問で応戦。「書けない、書かない、書きたくない!」と断固拒否する愛子と、なんとしても企画を成功させたい編集者・吉川のお互い一歩も譲らない”頑固者”同士の攻防が繰り広げられる一方で、自身の妻や娘との関係性に思い悩む様子の吉川も映し出される…。この2人の出会いがそれぞれの人生に、そして2人を取り巻く周囲の人々にどのような影響をもたらすのか?また、映像内で本作の主題歌も解禁。今年、歌手デビュー20周年をむかえる木村カエラが歌う新曲「チーズ」だ。楽曲は本作のために書き下ろされた、映画を象徴するような明るく前向きなナンバーとなっている。■木村カエラ(主題歌担当)コメント主題歌のお話をいただき、歌詞を書くために、台本や、本、映画を拝見した時に、とにかく先生にPUNK精神を感じてしまうのです。佐藤愛子先生がかっこよすぎる。その真っ直ぐで突進していく気持ちよさから、軽快でかっこいい曲を作りたいと、すぐにそう思いました。この映画は、世代を超えて愛される映画に間違いありません。情報過多の時代、とてもシンプルに物事を考えられるヒントがたくさん隠されています。泣いたり笑ったり、人生そのものが詰まっています。
2024年04月29日6月21日に公開が予定されている、俳優・草笛光子(90)が主演する映画、『九十歳。何がめでたい』作家・佐藤愛子氏(100)が90歳になったことを機に、老いや現代社会について綴り、シリーズ累計169万部を記録した同名エッセイが原作。クランクインとほぼ同じタイミングで90歳になった草笛が主演を務めていることでも注目されている。そんな同作だが、現在SNSを中心に予告編が物議を醸している。予告編の冒頭では草笛や編集者役の唐沢寿明(60)が登場。唐沢演じる編集者が「エッセイを書いてはいただけませんでしょうか」と笑顔で尋ねて頭を下げると、草笛演じる主人公は「書けない!書かない!書きたくない!」と豪語。すると黒地の画面に変わり、その画面いっぱいに「多様性」や「コンプラ」「熟年離婚」「物価高騰」などの言葉が白い文字で並び、それらを刃物で切りつけるような演出が。そして、「生きづらい世の中を“一笑両断”!」というテロップとナレーションが流れる。この演出について、「多様性やコンプライアンスのせいで生きづらい世の中になった」というメッセージととらえた人も。そのため、Xでは厳しい声がこう上がっている。《昨日オッペンハイマー観に行った時これで最悪の気分になりました。「生きづらい世の中を一刀両断!」って『多様性』の文字がビリって破られる演出なんですよ。こちとら障害者として来てんのに……》《「コンプラ」だけは建前でも肯定する社会だと思ってたけど、真正面からこれを斬っちゃうんだ》《こうして並べられているの見ると、なぜ多様性とコンプライアンスが必要なのか全く理解されておらず、表層的に応じてるふりしてればいいんでしょ、っていう不貞腐れぶりを感じる》「松竹株式会社」に演出の意図などについて見解を尋ねたところ、同社の映画宣伝部からは「ご指摘されている様な意図はございません。誤解を招く表現に関しては対応させて頂きます」との回答が寄せられた。
2024年04月09日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が13日、神奈川・KOSE新横浜スケートセンターで行われた映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』(3月29日公開)の極寒レッドカーペットイベントに出席した。『ゴーストバスターズ』シリーズ最新作となる本作の舞台は、太陽が降り注ぐ真夏のニューヨーク。すべてを一瞬で凍らせる史上最強ゴースト“ガラッカ”の襲来で、ニューヨークに史上最大の危機が訪れる。本作の世界観を再現するために、アイススケートリンクという異例の会場でイベントを開催。日本では初の試みとなるスケートリンク上のレッドカーペットが出現し、吹き替え声優を務めた上白石萌歌、チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)、本田真凜が出席した。長田はゴーストバスターズ仕様のつなぎ衣装を着用。松尾は『ゴーストバスターズ』シリーズの象徴である“ノーゴースト”マークのコスプレで登場した。かねてよりゴーストバスターズの大ファンであることを公言しており、「子供の頃にダンボールでプロトンパックを作ってゴーストバスターズごっこしていた」という長田は、つなぎ衣装に感激。「ちゃんとしたプロトンパック……ゴーストバスターズが背負っているゴーストを捕まえる装置も背負わせていただいて、これマジですごいんですよ! ゴーストバスターズの公式ファンの方が作られているんです。手作りで。ちゃんと起動するんですよ。すごくないですか!? めちゃくちゃうれしいです。ロゴとかまでちゃんと作り込んでいるので」と興奮気味に語った。長田が演じたのは、ゴースト研究所で働くエリート研究員役。松尾が演じたキャラクターは、劇場公開までシークレットということで、「何の役かはまだ言えないんです。見てからのお楽しみということで」と話していた。
2024年03月13日チョコレートプラネットが1月10日、自身のYouTubeチャンネルで『チョコレートプラネットの5分ラジオ』を更新。そのなかで、長田庄平(43)は年始に次々と起きた騒動について語った。冒頭から長田は「ちょっとね、今日は5分に収まらないです。もう、とんでもない年始というか……」と切り出し、妻と子供が妻の実家のある能登半島へ年末から帰省していたことを明かした。実家があるのは輪島ではなく、能登半島の真ん中付近だという。元日まで東京で仕事をしていた長田が地震のニュースに気がついたのは、自宅へ戻ってテレビをつけた後だったという。最初の震度5強の時点ではLINEで“大丈夫”と送られてきていたものの、震度7の地震の後は連絡がきていなかったことからパニックに。「『津波が来てます!逃げてください!』みたいなのがテレビでやっててさ。その実家がもう結構、目の前が海のところで。で、もう『うわっ!』てなって」と焦る中、連絡をしたらすぐに繋がり、高台に避難したことを妻から聞き、ひとまず安堵したという。しかし、度重なる余震に焦りは募り、「車で現地へ行く」と妻に伝えるも、妻からは通行止めになってることや二次被害の恐れがあると制止されたという。その後、妻は金沢にある親戚の家に避難。新幹線が復旧したものの、余震もあったためすぐに帰京するのは見合わせることに。再び「俺が行こうか」と切り出した長田だが、妻は必要があれば車で迎えにきてもらう可能性もあるとしながらも「今は待機しておいて」と冷静。長田は「もう俺は1人でパニックになって、何もできひんし悶々としながら」自宅で待機することになったと明かした。■被災地に向かおうとすると更なる知らせが…しばらくして、妻の実家が倒壊を免れたことが判明。ただし、断水していて食料も乏しいとのことから、水と食料を積んで現地に行くことを決め、タイヤをスタッドレスに変え、水などの準備をしているところに、更なる知らせが。「俺の妹から連絡あって、京都の実家のオカンが肺炎で倒れて入院したってなって、『なんやねん、それ!』ってなって」と話し、危篤ではないものの妻と相談した結果、妻の実家に行くのは取りやめて、次の日の朝一番に京都に行くことにしたという。「なんかもう人ってそうなったら、よくわからへんね。もう、行動なんか、1時間ぐらいスーパーでウロウロしてて。 もう、どうしていいかわからんくてさ。なんか、食料と思って……」と、被災地に行くわけではないのに食料品を求めていたと話し、相方の松尾俊(41)が思わず「京都に?」と聞き返すと、「いやいや、自分のね。なんかもう、パニック。もう本当に、もうわからん。とりあえず1人でいるのがもう嫌でさ、人がいるとこ行こうと思って。で、スーパー行っても別に何もすることなく、1時間ウロウロしてさ」と極度のストレス状態であったことを明かした。■パニックの裏で大物芸能人にキレられる翌朝、京都へ行くと母親の容体は安定していて、ようやく安心し「いや、もうなんやねん」とため息をついたのも束の間。「その、和泉元彌さんがキレてて……」と、1月2日に放送された『千原ジュニアの座王新春SP』(フジテレビ系)で披露した「和泉元彌と羽野晶紀のキス」を再現した物真似について、和泉から怒られたと明かした。1月2日の午後11時過ぎ、和泉は自身のXに《#チョコプラ長田許さない》とひと言だけ投稿している。「本当に申し訳ないですけど。それで直接LINEして変にガチギレされたらさ、俺もうメンタルもたへんと思ってさ、とりあえずXの方に《すいません!》って返しましたけど。逆流性食道炎がまた再発してずっと痛くて……」と緊張続きの正月だったことを振り返った。
2024年01月11日11月中旬、神奈川県横浜市の閑静な住宅街。ある家の庭で、白髪を上品にまとめた女性が木製の椅子に腰を下ろしていた。草笛光子(90)だ。この日行われていたのは、草笛の主演映画『九十歳。何がめでたい』のロケだった。作家・佐藤愛子(100)が90歳になったのを機に“老い”や“現代社会”について、つづった同名のエッセイが原作。草笛は10月のクランクインとほぼ同時に90歳を迎え、「毎日老いと闘っていますが、90歳と闘ったら損。闘わないように受け入れて90歳を大事に生きてみようと思います」とコメントしていた。年を重ねてもなお女優業にまい進する草笛だが、’21年、インタビューでこう語っている。《実は、耳がよく聞こえなくなり、補聴器を使うようになった》(『婦人公論』’21年11月9日号)一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会によると、補聴器をしている場合、「一般的な会話での声の大きさが60~70 dBですが、難聴の方の中には、それより少し大きな70~80 dBの音でも響いて聞こえることがあります。また正常の聴力であれば十分聞いていられる90 dBの音だと、聞いていられない程不快に感じることも難聴のある方の一部にいらっしゃいます」という。この日のロケで草笛は補聴器を着用していなかったが、スタッフは常に小声。近所で行われていた道路工事も一時的に止められ、静寂のなかで撮影が進められた。「通常、ロケではスタッフの大声が飛び交うものですが、草笛さんの耳に負担がかからないよう、スタッフも注意を払っているのでしょう」(制作関係者)草笛自身も、役を演じ切るために努力を欠かさない。「かねて草笛さんは、『女優をまっとうするのが私の人生』と話しています。生涯現役を貫くため、腰に8キロの重りをつけてスクワットをしたり、階段の上り下りをしたりと日ごろから足腰を鍛えているそうです。“毎朝生のセロリに塩をかけて食べる”という独自の健康法も長年続けているといいます」(前出・制作関係者)ロケ現場の沈黙が90歳の草笛をさらに輝かせるに違いない。
2023年12月01日“世界最高峰のピアニスト”と誰もが認める内田光子。特に、モーツァルト、シューベルト、シューマン、ベートーヴェンの作品などにおいては、その深い作品解釈が高い評価を得ている。中でも彼女の名を世に知らしめたモーツァルトは格別だ。そのきっかけとなったのが、1982年に東京とロンドンで行われた「モーツァルト・ピアノソナタ連続演奏会」だ。ロンドンの批評家から絶賛されたこのシリーズを受けて、1984年に行われた「モーツァルト・ピアノ協奏曲全曲演奏会」が、今をときめく「世界のウチダ」への大きな1歩となったことは間違いない。イギリス室内管弦楽団を弾き振りしたこのシリーズの成功は、大手レーベルによるモーツァルトの「ピアノソナタ」&「ピアノ協奏曲」全曲録音へと繋がり、名実ともに国際的な名声を得ることとなったのだ。その内田光子によるモーツァルトの「ピアノ協奏曲」弾き振りをライブ体験するチャンス到来。共演するオーケストラは、内田がアーティスティック・パートナーを務めるマーラー・チェンバー・オーケストラだ。1997年に指揮者クラウディオ・アバドと共に、自由で国際的なアンサンブルを目指すという共通のヴィジョンによって創設された同団は、近年内田が共演を重ねる最高のパートナーと言える存在だ。今回は、モーツァルトの「ピアノ協奏曲」2曲の間に近現代の作品が挟み込まれるという凝ったプログラムによって、両者の強い絆を体感できる素敵な時間となりそうだ。“音楽の極みを探求し続ける求道者”内田光子の今を堪能したい。内田光子 with マーラー・チェンバー・オーケストラ 2023■チケット情報月29日(日)札幌コンサートホール Kitara 大ホール(A)10月31日(火)ミューザ川崎シンフォニーホール(A)11月2日(木)サントリーホール 大ホール(A)11月5日(日)滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 大ホール(B)11月7日(火)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール(B)11月9日(木)サントリーホール 大ホール(B)プログラムAモーツァルト:ピアノ協奏曲第25番 ハ長調 K. 503シェーンベルク:室内交響曲第1番 作品9モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番 変ロ長調 K. 595プログラムBモーツァルト:ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K. 453ヴィトマン:『コラール四重奏曲』(室内オーケストラのための)モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番 変ホ長調 K. 482●内田光子(ピアノ)Mitsuko Uchida, Piano内田光子は、真実と美の姿を独自に追求しながら、自らが奏でる音楽の世界を深く掘り下げている演奏家である。モーツァルト、シューベルト、シューマン、ベートーヴェンの作品の解釈で高い評価を受ける一方、ベルク、シェーンベルク、ヴェーベルン、クルタークなどの作品に光を当て、新しい世代の聴衆に紹介している。『ミュージカル・アメリカ』ではアーティスト・オブ・ザ・イヤー 2022に選出された。長年にわたりシカゴ響、べルリン・フィル、ロイヤル・コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響、ロンドン響、ロンドン・フィルなどとの共演を重ね、クリーヴランド管との共演は100回を超える。ハイティンク、ラトル、ムーティ、サロネン、ユロフスキ、ドゥダメル、ヤンソンスといった世界的な指揮者との共演も多い。2016年からアーティスティック・パートナーを務めるマーラー・チェンバー・オーケストラとは、ヨーロッパ、日本、北米でのツアープロジェクトを行っている。ウィーン、ベルリン、パリ、アムステルダム、ロンドン、ニューヨーク、東京で定期的にリサイタルを行い、ザルツブルク・モーツァルト週間やザルツブルク音楽祭にも頻繁に出演。デッカと専属契約を結び、11年にクリーヴランド管を弾き振りしたモーツァルトのピアノ協奏曲のライヴ録音で、また17年にドロテア・レシュマンとで録音したアルバム『シューマンとベルク』でグラミー賞を受賞。また、長年にわたり若い演奏家の成長を支援。ボルレッティ・ブイトーニ・トラストの創設メンバーであり、2013年よりマールボロ音楽祭の芸術監督も務める。05年日本芸術院賞を受賞、文化功労者に選出、15年には作品に対する深い探究と解釈が評価され、高松宮殿下記念世界文化賞(音楽部門)、ザルツブルク・モーツァルテウムよりゴールデン・モーツァルト・メダルを受賞。サントリーホール アソシエイト・アーティスト。
2023年10月12日女優の草笛光子が10日、都内で行われたAmazon Original映画『次元大介』(10月13日より世界独占配信)のワールドプレミアに、玉山鉄二、真木ことか、さとうほなみ、橋本一監督とともに登壇した。ルパン三世の無二の相棒で早撃ちの天才であるガンマン、次元大介を主役に据えた本作。小栗旬主演の実写映画『ルパン三世』(14)でも次元大介を演じた玉山が、9年ぶりに同役を演じた。草笛は、表向きは時計屋を営む、世界一のガンスミス・矢口千春役として出演。ガンスミス役は細かい作業が多かったというが、「私、目は悪くなかったので、スイスイと行きました」と振り返り、監督も「驚くほどスイスイ」と褒めると、「じゃあこれからやろうかな」と話して笑いを誘った。10月22日に90歳の誕生日を迎える草笛へのサプライズバースデーも実施。玉山から花束を受け取った草笛は笑顔を見せ、「ありがとうございます」と感謝した。そして、「あっという間に90という数字が目の前に入ってきて、『あら、私もう90!?』って。90と戦おうと思うんですけど、戦ったら損だから、戦わないように、受け入れて90歳を大事に生きてみようと思っています」と抱負を語ると、会場から拍手が起こった。
2023年10月10日2023年8月30日、お笑いコンビ『チョコレートプラネット』が、YouTubeチャンネル『チョコレートプラネット チャンネル』を更新。動画の中で、長田庄平さんは「昨日すごい体験をした」と、暗い夜道で起きた出来事を語りました。暗い夜道で、謎の声を聞いたチョコプラ長田ある日、薄暗い住宅街の中を、歩いて帰っていた長田さん。突然「すみません…助けてください」と、どこからか高齢女性の声が聞こえました。振り向いても人の気配はなく、道沿いに立つ家も真っ暗だったため、長田さんは恐怖を感じたといいます。しかし、真っ暗な家をよく見てみると、なんと窓からおばあさんが声をかけていたのです!おばあさんいわく、入浴中に、外から扉の鍵がかかってしまい、2時間ほど閉じ込められていたのだとか。※写真はイメージほかの人の助けを呼ぼうとする長田さんに「合鍵がある」と告げるおばあさん。長田さんは裸のおばあさんを気遣い、窓から自身の上着を渡した後、合鍵を使ってすぐに助けに向かいます。風呂場に着くと、上部がゆがみ、かみ合っていない状態の扉を発見。扉が開かないのはこのためだったようです。長田さんは、かみ合っていない扉を叩いて直し、おばあさんを無事に救出しました。おばあさんから感謝の言葉を伝えられ、名前を聞かれた長田さんは…。長田っていう者なんですけど…。チョコプラのラ#295「長田が体験した不思議な話」※延長ありーより引用自身が芸能人だということは明かさず、謙虚に名字だけを答えたそうです。おばあさんの体調も問題なさそうだと判断した長田さんは、脱衣所から無事に出てくるのを見届けた後、帰ったといいます。ただ助けるだけでなく、何も着ていないおばあさんに上着を渡したり、体調を心配したり、さまざまな気遣いをみせた長田さん。とっさの心優しい行動に、視聴者から称賛の声が多く寄せられていました。・怖い話かと思いきや、長田さんの人柄が現れたすごくいい話でした。・勇敢に人助けをされる心優しい長田さん、最高にかっこいいです!・夜に外で「助けてください…」と聞こえた時点で、私だったら怖くて逃げてしまうと思う。・ずっと暗いお風呂に入っていたなんて、不安だったろうに。そこに現れた長田さんはまさにヒーローですね!長田さんのように、困っている人を見つけたら、迷わず手を差し伸べることができる人でありたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月05日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(松尾駿、長田庄平)が15日、全国7都市をめぐる単独ライブ「CHOCOLATE PLANET LIVE TOUR 2023『PLANET TRAIN』」を、東京・博品館劇場からスタートさせた。本ライブは、人気劇団・ヨーロッパ企画の諏訪雅を演出に迎えたコント劇。満員の客席から大きな拍手が起こる中、サラリーマン姿で登場した長田。コント「開かずの踏切」が始まると、仙人のような格好の松尾が登場し「20年踏切が開くのを待っている」と発言する。そこから言葉と動きで魅せるテンポの良いやり取りに、会場は大いに沸く。コントが終わるとアニメーション映像に。「PLANET TRAIN」というツアータイトルにちなんで、未来都市を走る列車の座席に隣同士で座る長田と松尾が、漫才のような掛け合いで次の駅(コント)へと誘導する映像はとてもスタイリッシュだ。お次のコントは「偏食」。長田の家に遊びに来た松尾が「お腹が空いた」ということで、長田が料理を振る舞うことになるが……。続くコントは「ラスボス」。そして「爆弾処理」。どちらも一筋縄ではいかないストーリーラインと、長田、松尾の絶妙な掛け合いと間によって、会場は大盛り上がり。特に30秒で爆弾を処理しなければならないというシチュエーションのなか、タイムリミットをネタにしたストーリーに、大きな笑い声が響き渡った。また松尾が町中華の店主、長田がお笑い芸人の客となったコント「赤字覚悟でやってます」は、テンポの良い会話のやり取りが行われるなか、ラストはまさかの展開。客席からは悲鳴に近いような笑い声が上がっていた。コント「新曲」では、熱血ボーカリストの長田がステージ上でマイクパフォーマンスを見せ、会場を盛り上げる長田に松尾がツッコミ。客席もこの日一番の盛り上がりを見せていた。そして列車が最終駅に向かうなか、ラストはまさに人気劇団・ヨーロッパ企画とタッグを組んだことにふさわしいような、まったく予期せぬ、圧倒的な展開が待ち受ける。ストレートな笑いから、大いなる変化球の笑い、さらには「PLANET TRAIN」というツアータイトルにふさわしい壮大な世界観まで、さまざまなエンターテインメントが詰まったライブ。カーテンコールに登場した長田は「これはかなりしんどい」と苦笑いを浮かべ、松尾も「あっちにいったり、こっちにいったり、かなり大変ですね」と縦横無尽にステージを駆け巡る展開に充実感をにじませ、全国7都市、17公演に渡るツアーへの意気込みを語っていた。同ツアーは今後、8月5日に大阪、8月12日に宮城、8月16日に札幌、9月1日・2日に京都、9月23日に愛知、10月9日に福岡にて開催(京都公演はまだ余裕があり、札幌・宮城公演は残りわずか、ほか地方は完売)。
2023年07月17日2023年5月7日、お笑いコンビ『チョコレートプラネット』の長田庄平さんがInstagramを更新。パワーハラスメント(以下、パワハラ)被害を報告し、反響を呼んでいます。チョコプラの長田庄平「こんなパワハラあっていいんかよ!」長田さんは、同日の投稿で、3時間かけて作った車のペーパークラフト作品の写真を公開していました。もとは、息子さんからのリクエストで作り始めたという、そのペーパークラフト作品。完成した作品は、長田さんが「我ながら上出来」と語るほどの自身作だったといいます。しかし、いざ息子さんに渡したところ、感情がこもっていない声のトーンで「へー、かっこいい」といわれた後、作品を2回前後させただけで、遊び終わってしまったのだそう。さらに、次の作品にとりかかるよううながされた長田さんは、「こんなパワハラあっていいんかよ!」と、複雑な心境をつづりました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る チョコレートプラネット 長田庄平(@osadashouhei)がシェアした投稿 3時間かけた作品も、遊んでもらえたのはほんの一瞬。しかし、我が子にお願いされた以上、親としてはその期待に応えずにはいられません。社会問題となっているパワハラとは違うものの、長田さんの心の叫びに、励ましの声が数多く寄せられました。・子供って気まぐれだから…。・パワハラではなく、子から与えられし試練です。・親が丹精込めた物に限って、冷たい反応なんですよね…。子供って本当に残酷です。また、中には長田さんのペーパークラフト作品の完成度を絶賛する声も。コントで使う小道具を手作りし、手先の器用さに定評がある長田さんのペーパークラフト作品は、「さすが!」のひと言です。バラエティ番組でも、数々の作品を披露しており、今回のペーパークラフト作品でも、長田さんの才能がいかんなく発揮されています。作品の素晴らしさに息子さんが気付けるのは、まだもう少し先かもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年05月08日お笑いコンビ『チョコレートプラネット』の長田庄平さんが、2023年4月17日に自身のTwitterを更新。「ぎぃぃぃぃぃぃ」という悲鳴とともに1枚の写真を投稿しました。長田さんが悲鳴を上げた『理由』には、多くの人が共感の声を寄せています。Twitterに投稿されたのは、長田さんの愛車の写真なのですが…。※『表示』をクリックすると投稿を見ることができます。ぎぃぃぃぃぃぃ‼️ pic.twitter.com/oCzIL4FAYH — チョコレートプラネット長田(オサダ) (@ChocoplaOsada) April 17, 2023 花粉や黄砂がびっとりと付着して、変わり果てた姿になっていたのです…!春になると、多く飛散する花粉や黄砂。車を外に駐車していると「数時間前まできれいだったはずの車に、汚れがびっしりと付いている…」なんてことは珍しくありません。この時期は、洗っても洗っても汚れが付着するため、頭を抱える人は多いでしょう。長田さんは同月3日にも、花粉や黄砂で汚れてしまった愛車の写真を投稿していました。※『表示』をクリックすると投稿を見ることができます。花粉黄砂えぐ pic.twitter.com/1dp4ZXX658 — チョコレートプラネット長田(オサダ) (@ChocoplaOsada) April 3, 2023 きっとこの投稿の後、長田さんは洗車をしていたのでしょう。しかし、短期間でまた汚れてしまったため、長田さんは悲鳴を上げたのでした…。投稿には、さまざまなコメントが寄せられています。・私の車も、洗っても洗っても花粉や黄砂まみれです…。・ヒエ~ッ!えらいこっちゃですね。・ウチもマイカー黒やから分かります…。・うちもこうなってます。洗車はしばらく諦めました!花粉や黄砂は長期間付着すると、シミになってしまう可能性もあるため、こまめな洗車がおすすめです。ボディカバーやコーティングなどで対策するのも効果的だといわれています。それでも車は汚れてしまうもの。そんな時は、長田さんのように悲鳴を上げつつも、めげずに洗車をしてシーズンを乗り切るしかないかもしれませんね…![文・構成/grape編集部]
2023年04月18日2023年2月21日、お笑いコンビ『チョコレートプラネット』の長田庄平さんが自身のTwitterに1本の動画を投稿。相方の松尾駿さんが映る動画に、「爆笑した」「面白すぎる」などの声が寄せられています。さっそく、その動画をご覧ください!※『表示』をクリックすると投稿を見ることができます。【SNSで流れてくるゲームのCM】 pic.twitter.com/W6xdYpomdt — チョコレートプラネット長田(オサダ) (@ChocoplaOsada) February 21, 2023 長田さん、松尾さんが撮影したのは、とあるゲームの広告動画のパロディでした!TikTokなどのSNSでよく見かける広告を見事に再現しています。よく見ると、画面上部には『SAVE THE MATSUDOG』という文字が…。細かいところまでこだわって撮影したことが伝わってきます。投稿された動画に、ファンからこのようなコメントが寄せられました。・なんでこの広告を再現しようと思った!?発想が面白すぎる。・この広告、見たことあるー!再現度がむだに高くて笑った。・目の付け所が天才!じっくり見てしまった。・ハチに刺された時の表情がかわいすぎる!大好きだ~。同日現在、この投稿には12万件以上の『いいね』が寄せられています。2人の発想と行動力は、多くの人に笑いを届けたようです![文・構成/grape編集部]
2023年02月22日女性起業支援及び女性起業アカデミーを行う株式会社belleVie(ベルヴィ、所在地:東京都渋谷区、代表取締役:山本光子)は、渋谷クロスFMにて『宇宙を身近に!山本光子のワクワク宇宙ラジオ』を2022年10月1日(土)からスタートいたします。本プログラムは毎月第1土曜日15:00~15:50に生放送でお送りします。詳細URL 番組イメージ画像■新番組のテーマこの番組は、「宇宙を身近に!好奇心をもって宇宙のことを知り、未来に向けて宇宙と共にどう生きていくか」を発信していく番組です。宇宙と共に生きていく時代になるにあたり、もっと多くの人に「宇宙」を身近に感じ生活や仕事に宇宙をどのように取り入れていくか、どう関わるかなど好奇心の種を育てる番組です。近未来、宇宙と共に生きることも映画や小説の世界の話ではなくなりつつあります。私達が思っている以上に宇宙は密接に生活にも関わってきています。特に子供達がこれから生きていく世界は、もはや宇宙・地球・環境問題を抜きに考えられない未来が待っています。そのような中、未だ情報は全く伝わっておらずいつまでも「宇宙は遠い世界の話、手の届かない話」というように未知の世界、自分ごとではなく関係ない世界という認識が広がっています。しかし、実は確実に私達の生活に影響を与えています。この番組では、今現在宇宙ビジネスに関わっている会社、宇宙開発をなさっている方、学生や子供に至るまで、「宇宙」をキーワードにさまざまな方をゲストにお迎えし、わかりやすく楽しく伝えていただく番組です。■聴きどころ見どころ1) 宇宙は遠い未知の世界の話ではなく、身近な存在として誰もが関わっていく時代になってきた多くの人が知らないだけで実は私達は宇宙の恩恵を受けている。それを知ることによって、実は宇宙は遠い存在ではなく身近な存在として関わり人類のために役立てることができる。放送スタジオは渋谷宮下パークの真裏という好立地、全面ガラス張りのスタジオで生放送!アーカイブは映像と共にYouTubeで閲覧できる、聴いて楽しみ、見て楽しむラジオです。2) 今現在活動している企業や研究者・宇宙飛行士・学生・子供達がゲスト「宇宙」というキーワードで関わっている方々をゲストにお招きして、どんな人にもわかりやすく楽しく宇宙についてお話していただきます。■番組概要番組タイトル:『宇宙を身近に!山本光子のワクワク宇宙ラジオ』放送スタート:2022年10月1日(土)15:00~15:50生放送初回ゲスト :<ゲスト1>株式会社たすく 代表取締役 古友大輔宇宙機器と宇宙技術を応用したシステムを開発するエンジアリング会社<ゲスト2>株式会社Exspace 代表取締役CEO 大熊隼人宇宙環境利用促進および宇宙探査をビジネスと技術の両面からサポート<ゲスト3>株式会社たすく 技術フェロー 星谷隆番組制作 :株式会社 渋谷クロスFM 代表取締役社長 江崎洋幸渋谷クロスFM 江崎洋幸代表取締役社長とスタジオの外には人だかりができるスタジオ内■パーソナリティ山本光子(やまもとみつこ)プロフィール株式会社belleVie(ベルヴィ)代表取締役株式会社Wisseed-the terra(ウィズシード ザ テラ)代表取締役女性起業家育成アカデミー主宰 夢を叶える話し方講座主宰日産自動車勤務後、建設系会社の経営に20年間携わる。その時に約5,000名以上の関係者と関わり、人に与える印象やコミュニケーションがビジネスに大きな影響を与えることを実感し、研究を開始。日本におけるイメージコンサルティングの第一人者に師事しメソッドを習得。2012年株式会社belleVieを設立。一部上場企業の全社員研修をはじめ指導した受講者は2万人を超える。2017年女性起業家を目指す女性をサポートする女性起業家育成アカデミーを開校。自分の価値を磨き上げ、自分の力で立てる女性を育てることに力を注いでいる。2020年『夢を叶える話し方講座』開講。ストーリーテリングを駆使し、話す力で夢を叶える受講生が続出。2022年3月宇宙事業企画会社 株式会社Wisseed-the terra設立。子供のための未来教育『6歳からの宇宙留学』準備中。2023年アカデミープログラムリリース及び衛星打ち上げ予定。ラジオパーソナリティはかわさきFM、TOKYO FM系ミュージックバード全国114局FMのパーソナリティを経て渋谷クロスFMに至る。■会社概要社名 : 株式会社belleVie(ベルヴィ)所在地 : 〒107-0061 東京都港区北青山2-7-13 プラセオ青山3階代表者 : 代表取締役 山本光子(やまもとみつこ)設立 : 2012年2月22日資本金 : 100万円事業内容: ・講座ビジネス事業・女性起業家アカデミー主宰・夢を叶える話し方講座主宰URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が17日、日本最大級のお笑いフェス「LIVE STAND 22-23 OSAKA」(大阪城ホール、COOL JAPAN PARK OSAKA)に出演し、報道陣の取材に応じた。大阪公演の初日、大阪城ホールのオープニングステージ「LIVE STAND ネタ OSAKA DAY-ONE」でオープニングアクトを務めたチョコプラ。長田は氷室京介に扮して「ライブハウス大阪城ホールへようこそ! 今日は盛り上がっていこうぜ!」と声を張り上げ、松尾はIKKOに扮して「どんだけ~」「まぼろし~」「背負い投げ~」とモノマネを連発した。囲み取材で、長田は「大阪城ホールはレッチリ(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)とかがやっている。レッチリと同じ景色を眺めているって感慨深いですよね」と述べ、「オープニングアクトをやらせてもらったので、氷室さんで『大阪城ホールへようこそ!』っていうのは、気持ちよかったです」と嬉しそうに話した。松尾は「最初の一発目の『どんだけ~』って言ったときに、今まで体験したことないんですけど、喉がキュッとなって、今日しゃべれなくなるんじゃないかなって、めっちゃ怖かったです」とヒヤッとしたと明かしつつ、「気持ちよかったです」と話した。2007年から2010年まで行われた大型お笑いフェス「LIVE STAND」が、今年12年ぶりに開催。8月19日~21日に幕張メッセで東京公演が行われ、9月17日・18日に大阪、来年1月14日・15日には福岡で開催し、総勢1000人を超える吉本芸人が出演予定となっている。
2022年09月17日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)とシソンヌ(じろう、長谷川忍)のコントユニット「チョコンヌ」が出演する、ミュゼプラチナムの新WebCM「声でか刑事」が、5月13日までの期間限定でTVerにて配信される。新WebCMでは「“声でか”刑事」として、男性刑事役の長田と長谷川、女性刑事役のじろうの3人が“大声”で会議をしている様子からスタート。途中から新人女性刑事として松尾が登場するが、自信がなくうまく大声が出せない。そんな松尾がミュゼプラチナムに通うことで自信を持ち、「“声でか”刑事」として大声が出せるようになる、というストーリーだ。○■チョコンヌインタビュー――今回は「声でか刑事」のコントでしたが、撮影中印象に残っているエピソードはありますか?松尾:こんなに普段、全員が大声を出すことないですよね。長田:朝一の撮影で、声が何度も飛びそうになりました。普段は寝てる時間なので、声が飛ばないように大声出すのが難しかったです。――“自分に自信を持つことで大きな声も出るようになる”というストーリーでしたが、悩みや不安・緊張を払拭するルーティーンなどありますか?松尾:“うまくいかないんじゃないか……”という気持ちから不安になっていると思うので、うまくいかなかったら、“人のせい”と思うように自分に言い聞かせて、そんなに重く考えず、リラックスするようにしています。長田:なんとかなる! なんとかなります! 本当に!長谷川:じろうは、うまくいかなかったときの対処法はバイクだよね。じろう:ちょっとエピソードが古いんですけど……。昔は、自信がないときに限らずとりあえずバイクに乗っているときは大きい声を出すようにしていました。――この春新しいことに挑戦するすべての人へ向けてメッセージをお願いします。長田:失敗を恐れず挑戦してほしいです! 失敗しても人のせい! と思えるくらいの気持ちでやったほうがいいと思います。長谷川:やらないよりやって後悔したほうがいい! 思い描いている人生の3分の1はだいたい嫌なことで出来上がっているので、最初からあまり期待しすぎず生きてほしいです。期待があると絶望につながるので、期待しすぎず過ごしてほしいです。じろう:「恥はかき捨て 尻は出せ出せ」挑戦できないときは、“恥をかくかもしれない”だとか“失敗したくない”という気持ちがあるからだと思いますが、気にしないようにすることが大切です。自分の中学生や高校生のときに思っていた「あの子にこんな風に思われたら嫌だな……」といった気持ちは、今全然思わなくなるので、気にしなくて大丈夫です!松尾:おいしいごはんを食べていっぱい寝れば、大丈夫だと思います!
2022年03月18日“おいしい” “ワクワク” “ハッピー” をお届けするライフコーポレーションは、2007年にオープンして以来、多くのお客様にご愛顧いただいております「ライフ長田店」を、2022年2月23日(水)に改装オープンいたします。神戸高速鉄道「高速長田」駅・神戸市営地下鉄「長田」駅付近は、長田区の中心部で区役所などの公共施設が集まるエリアです。店舗周辺には、神戸市と尼崎市を結ぶ「山手幹線」が通り、アクセスの良い場所に位置しています。今回の改装では、水産・惣菜売り場に対面調理場を導入し、お買い物がさらに楽しくなる売り場に生まれ変わります。また、惣菜コーナーと手作りパン「小麦の郷」から新商品が登場するほか、“体に優しい”商品を品ぞろえする「ビオラルコーナー」を設置いたします。さらに、2階には100円ショップ「キャンドゥ」と、ネイルサロン「BOND・STREET(ボンドストリート)」が3月中旬にオープンし、全館魅力あふれるお店にリニューアルいたします。装いを新たに、生まれ変わった売り場と豊富な品ぞろえでお客様をお迎えし、地域一番店を目指します。【店舗概要】<店名>「ライフ長田(ながた)店」<住所>〒653-0016兵庫県神戸市長田区北町1-4TEL 078-578-0251<改装オープン日>2022年2月23日(水)<建物構造>鉄骨造り地上2階建て売り場1・2階駐車場平面・屋上<売 り 場 面 積>3,785㎡<店長>松井規真(まついのりまさ)<従業員数>132人(社員32人、パートナー100人)<駐車台数>103台<営業時間>9:30~24:00(2階は21:00まで)※営業時間は状況により変更になる場合がございます※店舗詳細は をご覧ください【商圏】・店舗から1㎞圏内は、単身世帯が51.1%、2人世帯が24.5%と全体の7割以上が少人数世帯です。・兵庫県平均と比較すると20~30代と70代以上の構成比が高いエリアです。【特徴】■水産・惣菜・冷凍食品売り場をさらにお買い物が楽しくなる売り場にリニューアル!対面調理場を新たに設置し、お買い物のワクワク感を演出いたします。■お肉売り場は1.3倍に拡大!バラエティ豊かな春の新商品を先行発売がっつりお肉を食べられる焼肉セットや、簡単調理で便利なミールキットなど、春の新商品を先行発売いたします。■“人にやさしく、地球にやさしく”SDGsに配慮した商品が充実!環境と健康に配慮したサスティナブル・ヘルシーな商品を豊富に取りそろえます。■2階に100円ショップ・ネイルサロンなど魅力あふれるテナントが新規入店!2階に100円ショップ「キャンドゥ」、ネイルサロン「BOND・STREET(ボンドストリート)」が新規入店し、3月中旬にオープンいたします。■1階のセミセルフレジを増設し、スムーズなお会計を実現!※画像はすべてイメージです※取り扱い商品が異なる可能性がございます【店内配置図】ライフでのお買い物は「LC JCBカード」がおすすめ!さらに今ならお得なキャンペーンがどどーんと3連発!「LC JCBカード」は、ライフの各店舗をご利用のお客様にとって、一番お得にポイントが貯まるカードです。200円(税抜)につき1ポイントの通常ポイントに加え、LC JCBカードでお支払いいただくと、口座引き落とし時に200円(税込)につき、さらに1ポイントが貯まります。今なら、2022年2月28日(月)まで、ライフの創業60周年と発行5周年を記念して、「LC JCBカード」は新規入会で最大5,000ポイントのプレゼントや、ライフでのお買い物で毎日ポイント5倍などお得なキャンペーンを実施中です。(キャンペーンの詳細は をご確認ください)”「LC JCBカード」を使ってお得にお買い物しないともったいない!”ぜひこの機会にご入会・ご利用ください。『ライフらしさ』宣言!株式会社ライフコーポレーションは、第六次中期計画において当社が目指す姿を『ライフらしさ』宣言!として明文化いたしました。お客様にとっても従業員にとっても『私の生活に欠かせない存在』『私のお店』になりたいという想いと意志が込められています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月22日お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)が8日、都内で行われた映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(公開中)の大ヒットバレンタインデーイベントに、女優の上白石萌歌とともに出席し、バレンタインの思い出を語った。1984年に公開され世界中で大ヒットを巻き起こした『ゴーストバスターズ』、その5年後に公開された『ゴーストバスターズ2』の正統続編となる本作。オリジナル版のゴーストバスターズ4人がニューヨークの街中でゴーストたちと戦ってから30年後、封印されていたゴーストたちが田舎町に出現し、主人公の少女フィービー(マッケナ・グレイス)たちが立ち向かう。チョコプラは「ゴーストバスターズ」の大ファンだという。松尾はNo Ghostマークのゴーストに扮し、「いろいろモノマネさせてもらったんですけど、まさかこのロゴをモノマネさせてもらえるとは思わなかった。ちゃんと認められてモノマネしている。オフィシャルでやっている。こんなうれしいことはない」と喜び、長田は「ぽっちゃり感もかなり再現度が高い」と太鼓判を押した。バレンタインの思い出を聞かれると、長田は「チョコレートプラネットっていう名前でやらせてもらっているので、バレンタインデーめっちゃ仕事していると思いきや、全くなかった。毎年2月14日はスケジュール空いていて、何も仕事入らないから単独ライブをやるっていうのをやっていた」と話した。松尾は、若手時代のバレンタインのエピソードを披露。「ライブ終わって打ち合わせしたときに、長田がご飯を買いに外に出て戻ってきたら、袋いっぱい、両手にいっぱいチョコを持っていた」と明かすと、長田は「ちょっとそのときは人気がありまして」と話した。そして、長田に「まだ待っている子がいたぞ。たぶん松尾を待っているから行ってあげたほうがいい」と言われて松尾も外に。だが、「誰からも声かけられなかった」と松尾は振り返り、長田も「こいつコンビニで缶コーヒー買って帰ってきました。ビターな思い出ですね」といじって笑いを誘った。
2022年02月08日2022年1月30日、お笑いコンビ『チョコレートプラネット』の長田庄平さんがTwitterを更新。東京都内の駐車場を利用した際、自身の確認ミスによる失敗談が反響を呼んでいます。チョコプラ長田「東京怖い」都内の駐車場に4時間ほど車を停めたという長田さん。用を終え、駐車料金を支払おうとしたところ、1万円を超える料金が表示されたといいます。長田さんいわく、ほかの駐車場が上限3800円だったため、同じ料金形態と思い込んでいたとのこと。しかし、利用した駐車場は上限がないタイプだったため、1万円を超える料金になってしまったのでした。実際の料金画面を写した写真には、呆然とする長田さんの姿も映り込んでおり、いかに衝撃を受けたのかが伝わってきます。約4時間程駐車して出ようしたらこの値段!8度見ぐらいして見たら上限無しのコインパーキングだった、、、近くに上限3800円のパーキングがあったのでてっきり同じ感じと思ったのが失敗、、しかも1万円札もカードも使えず全て千円札で支払わないといけないという所業。※赤坂です #東京怖い pic.twitter.com/f94WrgQTTw — チョコレートプラネット長田(オサダ) (@ChocoplaOsada) January 30, 2022 さらに悲劇は続きます。支払いにはカードは使えず、千円札しか使えない仕様だったとのこと。長田さんの投稿には同情の声や、東京都内でもさらに高額な駐車料金が発生するエリアを伝えるコメントが寄せられるなど、反響を呼んでいます。・前に、銀座で駐車した時、1時間6千円の料金だった。・食事代より高い駐車料金だったことがある。・カードを使えないのは、つらすぎますね。ほかの地域に比べ、家賃や地価、物価が高いとされる東京。駐車料金も、例外ではないようです…![文・構成/grape編集部]
2022年01月31日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは女優の草笛光子さん。20~30代女子には、ドラマ『その女、ジルバ』での草笛さんが印象的だったのでは?第4回はそんな名作の、ちょっとした裏話。歳を重ねたら、セクシーさよりかわいさ。今年のはじめに放送されたドラマ『その女、ジルバ』。お話をいただいて出演を決めたのは、若いホステスがおじさんに科(しな)を作るような話ではなく、40歳以上の女のバーの物語だったから。年齢を重ねていくと、絶対にみんな、“人生を生きてきた垢”がついてくるのよね。そういうものが感じられるバーって、なんだかおもしろいじゃない。女優としても、普通の夜のお店とは違う何かが表現できるのではと思い、お引き受けしました。あのドラマで、ホステスさんがバーで踊るシーンがあったでしょ?振り付けの方から「どうしたらいいでしょうか」と相談があったので、私は「色っぽくせず、かわいく!」とリクエストをしました。歳を重ねた女はセクシーさより、かわいらしさのほうが絶対に合う。それでできたのが、あの肩を上げ下げする振り付け。あれは見事だった。ダンスシーンを毎回見たいと言ってくださる方もいて、みんなとても気に入ってくださったみたいね。くじらママの心には、いつもナイフを忍ばせて。あのドラマは撮影も楽しく、共演者もスタッフの方々も素晴らしく、本当にいい現場でした。ただ、新型コロナのために演出も撮影も大変で、しかも打ち上げもできなかった!私は今でも、「打ち上げ、いつかしら?」って思ってますよ(笑)。私が演じたくじらママは、あのお店にいる女の子たちを守るのが一番の役割。“何かあったら、これを出すわよ…”と、心の中にナイフを持っているキャラクター。なので私も、何かあったら、私が目の色を変えて出ていく。ずっとそんな気持ちでやっていました。それがあったからかどうかはわかりませんが、どうもあのバーは居心地よく見えたみたいで、いろんな人から「飲みに行きたいんだけど」と言われましたね。くじらママのように、女の味方になれる人は、素敵だと思います。私を慕ってくれる年下の女優さんたちにとって、私もそんな存在であれたら…、と願っています。くさぶえ・みつこ女優。1933年生まれ、神奈川県出身。松竹歌劇団を経て女優デビュー。以来映画、ドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広く活躍。10/30より映画『老後の資金がありません!』が公開。衝撃の傑作コメディです!アクセサリー協力・ABISTE(TEL:03・3401・7124)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年11月3日号より。写真・中島慶子スタイリスト・市原みちよヘア&メイク・中田マリ子(ヘアーベル)(by anan編集部)
2021年10月29日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは女優の草笛光子さん。生きる上で大切にしていることはどんなこと?第3回は、今は亡きお母様との合言葉を教えていただきました。洋服には、その人間の人生が出ます。18年に、『草笛光子のクローゼット』という、スタイルブックを出版させていただきました。そのおかげか、おしゃれなイメージを持たれることが増えましたが、私は全然おしゃれじゃないし、洋服好きでもない。ただ、役柄のために衣装を考えるのは楽しいわね。もうすぐ公開される映画で演じたのは、“かつてあった老舗和菓子屋の奥さん”。たぶんずっと着物を着ていて、その経験があって今は洋服を着ている人ね、とピンときた。その感覚をもとに、衣装を探しました。それからヘアスタイル。イメージは“洋服にも合う日本髪風スタイル”。そうやって細かいところを詰めていくと、より役柄にリアリティが出る。今年放送された『その女、ジルバ』でも、“バーで働く80歳の女”が持つにぎわいを意識して、自分のドレスも含めて衣装選びをしました。洋服には、人生が出るんです。今回も、私の私服や帽子がいくつか活躍しています。そんなところも見ていただけたら!「こんちくしょう!」できれいに生きる。長いこと私のマネージャーをしてくれた母は、いろんなアドバイスをくれました。芸能に関してはまったくの素人の母の言葉だからこそ、とても私に響いたものが多々。その中でも今も私が大事にしているのが、「きれいに生きましょう」という言葉。「光子ちゃん、きれいに生きましょうね」とよく私に言っていました。それは、ズカズカと出ていき誰かの役を奪うとか、裏で何かをして便宜を図ってもらうとか、そういう汚いことをせず、きちんと生きましょう、という意味です。心の奥底を覗けば、人を押しのけたい気持ちや、陥れたりしそうになる闇がある。でもそんなことをして生きるなら、今いる場所から降りたほうがいいと、私は思っています。もちろんきれいに生きようとして、バカを見たこともたくさんあります。そんなときは思い切り泣いて、「こんちくしょう!」って立ち上がる。それで再び、きれいに生きる。今でもその言葉は、私と母の合言葉です。くさぶえ・みつこ女優。1933年生まれ、神奈川県出身。松竹歌劇団を経て女優デビュー。以来映画、ドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広く活躍。10/30より映画『老後の資金がありません!』が公開。衝撃の傑作コメディです!アクセサリー協力・ABISTE(TEL:03・3401・7124)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年10月27日号より。写真・中島慶子スタイリスト・市原みちよヘア&メイク・中田マリ子(ヘアーベル)(by anan編集部)
2021年10月23日「(草笛光子の弔辞を)先に書いちゃったの」そう話す中谷美紀(45)に応じ、「最後はひどかったわね。“(人類滅亡でも)ゴキブリと母さん(草笛)だけは生きてる”のよね?」と屈託なく笑うのは草笛光子(87)。草笛を“お母さん”と慕う中谷とトーク番組に出演した際のやりとりだ(9月5日放送のフジテレビ系『ボクらの時代』)。2人は’13年の舞台共演で意気投合。中谷が結婚したビオラ奏者のドイツ人夫も一緒にウィーンで会うなど、プライベートでも年齢を超越した仲だという。現在、オーストリアと日本を行き来して生活している中谷だが、「帰国するたびに草笛さんのご自宅で一緒に食事をするそうですよ。お手伝いさんのお料理がとてもおいしいんだとか。草笛さんも、海外生活の中谷さんを気遣って、漬け物などの和食材を贈っていると聞きました」(2人を知る女優)ある舞台関係者も、「2人とも一見、上品なことしか話さなそうでしょう?でも実はユーモアのある方たちで、2人の会話ではブラックジョークがポンポン飛び交う。波長が合うようです。なにより中谷さんが草笛さんをとても尊敬しています」と話し、「そもそも草笛さんが共演者キラーなんです」と続ける。「共演すると、みんなファンになってしまう。特に女優たちは“憧れの女性”として草笛さんの名前を挙げる人が多いです。共演者がミスしたりNGを重ねても責めたりしない。“いいものが撮れるまで何テークもしましょうよ”というスタンスなので大御所なのに仕事がしやすい。萬田久子さん(63)や草刈民代さん(56)、南果歩さん(57)からも好かれていると聞きます」草笛の最新の出演作は映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)だが、その主演である天海祐希(54)もそうで、「草笛さんへの出演オファー自体、“天海さんが尊敬しているから”というのが理由の一つだったと聞いています。撮影後は天海さんと若村麻由美さん(54)で草笛さんのご自宅に遊びに行ったそうです。独身を貫いている天海さんですが、草笛さんも2年ほどの結婚生活から離婚を経て“おひとりさま”。そういった部分でも共感しているのかもしれません」(映画関係者)さらに孫世代といってもいい20代、30代の女優も例外ではない。「大河ドラマ『真田丸』で共演した長澤まさみさん(34)は、着物の所作が勉強になる、と話していましたね。現場で草笛さんを“みっちゃん”と呼んでいたそう(笑)。杉咲花さん(24)は孫役を演じたことがあるのですが、“演技を一緒に考えてくださった”と感激していました」(テレビ誌記者)女優たちをこぞってトリコにする草笛の魅力を芸能リポーターの長谷川まさ子さんはこう語る。「品があって凜としていらっしゃって大女優のオーラがある。なのに『コロナ太りしちゃったのよね』とか『補聴器を使ってる』とか平然とおっしゃるんです。若い人でも話しかけやすい雰囲気を醸し出してくださっているんですね。大物女優の方だと、とっつきにくいような方もいらっしゃると思うんです。でも慕われる大女優さんというと、樹木希林さんや夏木マリさんもそうですけれど、本当に自然体なんですよね」■自宅の稽古場に呼んで後輩を特別レッスン芸能生活71年。培った女優としての秘訣を惜しげもなく伝授していることも慕われる要因だろう、とある芸能関係者は語る。「翌日も舞台の本番だった土屋太鳳さん(26)がシャンパンを遠慮すると、『いいのよ、しゃべらなければ。声帯を使わなければいいの』と逆に勧められたそうです。別のある女優は、初舞台に挑むときに自宅に呼んでもらったそう。自宅に稽古場があるんですが、一緒に発声練習をしたといいます。“舞台に必要なことを教えていただいた”と感動していました」前出の舞台関係者は「草笛さんは雑談のなかにも心をとらえる名言がたくさんなんです」とも話す。名言に感化された一人に今クール初めてゴールデン帯連ドラ主演を務めることで話題のあの人も。「江口のりこさん(41)は去年ドラマで共演し、草笛さんの『40歳は私の半分にもならない』という言葉で、年齢は関係ないと思えたそうです」(前出・テレビ誌記者)長谷川さんはこう分析する。「草笛さんは“80代って面白い”と、年齢にとらわれず、むしろ年齢を楽しんでいらっしゃる。“将来ああいうふうになれたらいいな”と女優さんたちにとってお手本のような存在なんでしょう」10月22日には88歳の誕生日を迎える草笛。来年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演が決まっている。米寿を迎えても“草笛ラブ”の輪はますます広がりそうだ。
2021年10月22日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは女優の草笛光子さん。第2回は、草笛さんの“笑い”を刺激するあの人についてのお話です。とにかく笑わせにくる、三谷幸喜さん。2016年に、NHKの大河ドラマ『真田丸』に出演し、主人公の祖母・とりを演じました。脚本は、ご存じ三谷幸喜さん。忘れられないのが、とりが家族の前で大往生するシーンです。今にも息を引き取りそうな状態なのに、「ちと、早すぎた」と言って立ち上がる、と脚本に書いてありまして、どう考えてもセリフも行動もおかしい。笑わせにきているとしか思えなかった。だって、今にも死にそうな人が立ち上がるって、あり得ないじゃない。どう演じたら見ている人が笑わないかを1週間考えに考えて演じたら、放送後、三谷さんから、「自分が書いておきながら、思わず泣いてしまいました」ってメールが来ました。とにかくそのときは、私はなんとか乗り越えることができました。しかし、またやってきたんです、三谷さんが。もうすぐ公開される映画『老後の資金がありません!』の、とあるシーンで共演することになり、そこでまた攻防戦が…(笑)。この映画の中で私が“異例の変身”をする場面がありまして、そこに三谷さんも出演されております。私は眠っている設定だったこともありますが、内心は三谷さんを見たら笑ってしまうので、“笑っちゃいけない”と目をギュッとつぶって演技をしていたところ、監督が「三谷さん、もっと近寄ってください。もっと近寄ってください」っておっしゃる声が聞こえるんです。しかも、何かが鼻に触れたから、“何ごと?”と思って薄目を開けたら…、目の前に三谷さんのお顔が!!しかも私に向かって、「死んだ父親にそっくりだ」って言うわけ。“父親に似ている”って言われる女優って、どういうこと??(笑)三谷さんが絡むと必ず笑ってしまうから、戦わなきゃいけない。脚本から、演技から、なんとか笑わせようとする必死さが伝わってきます。でもそれが三谷さんの良い作品につながっているんです。来年はまた大河ドラマでご一緒するので、今から心配ですよ…。くさぶえ・みつこ女優。1933年生まれ、神奈川県出身。松竹歌劇団を経て女優デビュー。以来映画、ドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広く活躍。10/30より映画『老後の資金がありません!』が公開。衝撃の傑作コメディです!アクセサリー協力・ABISTE(TEL:03・3401・7124)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年10月20日号より。写真・中島慶子スタイリスト・市原みちよヘア&メイク・中田マリ子(ヘアーベル)(by anan編集部)
2021年10月16日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、10月で88歳を迎える草笛光子さん。『その女、ジルバ』のくじらママのご登場です。第1回は「好奇心と“やってやろう”魂が大事です。」。好奇心と“やってやろう”魂が大事です。私の芸能界入りは、女学校(今でいう女子高校)を中退し、松竹歌劇団(SKD)に入り研究生になったことが第一歩。素人でしたので、3年間みっちりダンスと舞踊、歌のレッスンを受け、ありがたいことに在学中から舞台に出演。卒業後はそのままSKDに所属しながら、映画やテレビに出させていただき…今に至ります。気がつけば女優になって70年余り。舞台でもストレートプレイ、ミュージカルなどいろんな役をやらせてもらって、とても幸せな女優人生だな、と思っています。作品選びだけではないですが、私が大事にしているのは“好奇心”。演じる役柄に対して、やったことのない役をいただいたときはもちろんですが、今日のように雑誌の取材で用意された衣装やその日の髪型でも全部、与えられた役のように思うんです。それで、“よし、やってやろう!”って気持ちが湧いてくる。未知の難しいことに挑戦するのって、いくつになっても楽しいわよね。女優に“演技をしないでくれ”って何事?!この秋、出演した映画『老後の資金がありません!』が公開されます。かつて浅草にあった老舗和菓子屋を夫とともに切り盛りしていた妻、という役どころで、脚本を読むとこれがまあいろんな人を引っ掻き回す、結構な悪役。どう演じたらいいか…と監督さんに相談をしたら、「草笛さんはそのままで十分おかしいですから、演技はしないでください」と言われたわけ!私、70年以上女優をやってきて、少しは二枚目なんじゃないかしらと思っていたのに、「何もしないでいい」って。そんなことを言われたのは初めてで、心の中では「こんちくしょう…!!」って(笑)。でもそこで逆に考えたんです。そうおっしゃるならすべて監督に預けよう。その代わり、良くても悪くても監督のせい。それもある種の好奇心よね。ただ、試写を観た方から「おもしろかった!」と言われると、“え、私の素がそんなにおもしろいの…?”と不安になります(笑)。くさぶえ・みつこ女優。1933年生まれ、神奈川県出身。松竹歌劇団を経て女優デビュー。以来映画、ドラマ、舞台、ミュージカルなど幅広く活躍。10/30より映画『老後の資金がありません!』が公開。衝撃の傑作コメディです!アクセサリー協力・ABISTE(TEL:03・3401・7124)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年10月13日号より。写真・中島慶子スタイリスト・市原みちよヘア&メイク・中田マリ子(ヘアーベル)(by anan編集部)
2021年10月09日スペイン内戦時の無差別攻撃を描いたピカソの絵画「ゲルニカ」。この絵に着想を得て、芝居の構想をあたためていた演出家・栗山民也の願いが、脚本・長田育恵、ヒロイン・上白石萌歌で実現することになった。単に歴史の悲劇を描くだけではないというそのドラマは、今、どのように響くのだろうか。長田と上白石が語った。【チケット情報はこちら】脚本執筆にあたって長田はまず、1年以上に渡る取材を敢行。ゲルニカ平和博物館も訪れた。そこには、当時の傷跡とともに、現在の世界の平和活動も紹介されていたそうだ。「人間が人間に対して行うあらゆる残虐は、その時代その場所特有のものではない。いつでもどこでも人間は同じことを繰り返す。だから、抗い続けなければいけないんだという意志をそこから感じたんです。この舞台も、憎しみに飲み込まれず抗いながら自由に向かって歩き続ける、そんな生きる意志を持った人々の物語にしたいと思いました」(長田)。一方、通っていた中学校に「ゲルニカ」のレプリカがあったという上白石。「当時はそれがスペイン内戦を描いたものとは知りませんでしたが、描かれているすべてのものが助けを求めているような、悲痛な叫びが聞こえる絵だなと感じていたんです。きっとピカソは描かなきゃいけないと思って描いたんだと思うんですけど、私も演じなきゃいけない、伝えなきゃいけないという使命感や責任感みたいなものを感じています」(上白石)。上白石が演じるのは、貴族の家に生まれた少女・サラ。自身を取り巻く世界に疑問を持ち、町の人々とかかわることで成長していくことになるが、長田は上白石のイメージからその像を作り上げていった。「上白石さんは、自分の大事なもの、自分の尊厳みたいなものを選び守れている人、と勝手に思っているんです(笑)」(長田)。そんな揺るぎなさを持つサラが、ゲルニカに生きて何を思うのか。「師である井上ひさしさんが、『人生で一度しか言わない言葉を書きなさい』とおっしゃっていました。今回もサラが一生に1回しか言わないようなことを言います。目の前でその瞬間に立ち会えることが演劇の魅力だと思うんです」(長田)。上白石も言う。「生身の人間が伝える舞台という空間では、やはり、きれいごとではなく、痛みとか叫びとか、真実を伝えていきたいという思いがあります。そうすることで希望や前を向く力を感じていただけるのではないかなと思うんです」(上白石)。今の苦しみから未来の光を感じる。今こそ求めたい作品である。取材・文:大内弓子上白石萌歌 ヘアメイク:冨永朋子(Allure)上白石萌歌 スタイリング: 道端亜未
2020年08月26日阿部寛演じる偏屈でプライドが高すぎる独身男と彼を取り巻く人々のコメディー「まだ結婚できない男」の第4話が10月29日にオンエア。桑野の母・育代を演じる草笛光子の美しさと、桑野を誹謗中傷し続ける“やっくん”の正体にも注目が集まっている。本作は2006年に放送された「結婚できない男」の続編。前作から13年を経てもいまだ偏屈で独善的で皮肉屋、そして独身のままの建築家・桑野信介を阿部さんが演じる。桑野のアシスタントからいまは事務所の共同経営者となった村上英治に塚本高史、弁護士の吉山まどかに吉田羊、桑野に好意を抱く岡野有希江に稲森いずみ、桑野の隣人で女優の戸波早紀に深川麻衣、桑野の母・桑野育代に草笛さん、妹の中川圭子に三浦理恵子、中川の娘で桑野の姪・ゆみに平祐奈、義弟の良雄に尾美としのりといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。水漏れした自宅から娘・圭子の家に避難するも親子ゲンカしてしまった育代が桑野の部屋にやってくる。なんとか母親を追い返したい桑野は、水漏れの原因を作ったリフォーム会社と交渉してほしいと、育代を連れてまどかに依頼。まどかは育代に「自分の母親といるより落ち着きます」と安らぎを感じ、自分の母親との悩みを打ち明ける。一方、圭子から今年は自分に代わって育代の誕生日会を開いてほしいと言われた桑野は、どんなプレゼントを渡せばいいかまどかに相談。するとまたまた言い合いになり、まどかを怒らせてしまう――というのが今回の物語。今回は草笛さん演じる育代と、桑野とまどか、有希江、戸波ら桑野を取り巻く女性たちとのエピソード。「草笛光子さんのヘアスタイルが素敵すぎる」「草笛さんが相変わらずものすごくおしゃれ」など、草笛さんの美しさを讃える声が集まるなか、偏屈すぎるゆえに母への愛情を素直に表現できない桑野への「桑野さん面倒くさいー!親だからこそ、なおさら素直になれないのかなー」「この阿部寛のど偏屈ぶりは他人ごととは思えなくなってきた」といった反応も多数。また1話から桑野を悩ませ続けている“やっくんのブログ”だが、今回、桑野は同じジムでトレーニングしている“ヤクマル”(デビット伊東)が“やっくん”ではないかと疑うのだが、ネットでも「やっくんっておんなしマンションの人なんでないかなぁ」「「やっくん」は、桜子さんではないかと思う」「やっくん、デビット伊東じゃなくてバーテンの人だと思う」など様々な声が上がっており、やっくんの正体にも注目が集まっている様子だ。(笠緒)
2019年10月30日市村正親と草笛光子の顔合わせで、『ドライビング・ミス・デイジー』が上演される。映画版がアカデミー賞最優秀作品賞をはじめ数々の賞に輝いた作品への挑戦である。共演は1993年の『ラ・カージュ・オ・フォール』以来25年ぶりとなる名優ふたり。不朽の名作を深く豊かに作り上げてくれそうだ。【チケット情報はこちら】1948年から25年間が描かれる物語の舞台となるのは、まだ人種差別意識が残るアメリカはアトランタ。夫を亡くしている72歳のユダヤ人・デイジー(草笛)が、運転していた車で事故を起こし、心配した息子が黒人の運転手・ホーク(市村)を送り込んできたことからストーリーは動き出す。独立心が強く黒人嫌いでホークを拒絶するデイジー。それでも辛抱強くデイジーのもとに通うホーク。そんなふたりが徐々に心を通わせ、ついにはかけがえのない友人となっていく姿が描かれる。上演のきっかけを作ったのは、演出を手がける森新太郎だ。「ミュージカルとかシェイクスピアではなく、違う市村を見たいと森さんが持ってきたのが、この作品だったんです」と市村。そこでデイジー役に浮かんだのが草笛だった。「市村さんから電話があったんです。“こういう話があるんだけどやらない?”って森さんから言われたと。実は前からいつかやりたいと思っていた作品だったこともあって、その場ですぐにやりたいと返事しました。それに、最初の勘として、市村さんとなら面白い関係になるなと思ったの」と草笛は言う。ただ、面白くなりそうだからこそ、草笛には心配なこともあるようだ。「台本を読んだらふたりのやりとりがあまりにも面白くて、しかも相手が市村さんだから、漫才になってしまったらどうしようと思ってるんです(笑)。謹厳なデイジーとして常に凛としていなきゃいけないのに」。それに応えて市村は、「大丈夫。森さんが漫才にはしないだろうし、僕は草笛さんのデイジーの台詞を聞いて、デイジーの生き方を見て、それに反応していくだけですから」ときっぱり。草笛も、「喜劇的な面白さもありつつ、深いものを腹に入れて演じないとこの作品の良さは出ないですものね。最後には人の心をズンと打たなきゃいけない」と引き締まる。年齢とキャリアを重ねてきたふたりだから表現できる人間ドラマとなるはずだ。「草笛さんとこの作品ができることが幸せ。長く俳優をやってきてよかったなと思います」と最後に語った市村。この巡り合わせに立ち会えるのは、なんと幸せなことだろう。公演は6月22日(土)から7月15日(祝・月)まで、東京・紀伊國屋ホールにて。その後、7月17、18日に宮城・電力ホール、7月23日に愛知・日本特殊陶業市民会館を巡演する。ぴあでは2月1日から11日まで東京公演の抽選先行エントリーを受付中。取材・文:大内弓子
2019年01月30日長田庄平(38)と狂言師の和泉元彌(44)が12月28日放送の『金曜★ロンドンハーツ』4時間SP(テレビ朝日系)で初対面を果たすと、各メディアが報じている。長田は、今年ブレークを果たしたお笑いコンビ「チョコレートプラネット」ボケ担当。ツッコミ担当の松尾駿(36)と共にモノマネが得意で、長田は和泉が十八番だ。松尾はピン芸人ナンバー1を決める「R-1ぐらんぷり2018」で、コンビではコント日本一を決める「キングオブコント2018」でそれぞれ決勝に進出。その実力を知らしめた。「今年2月、コンビでDVDの発売記念イベントを開催しました。松尾さんはIKKOさんから公認をもらい、衣装をプレゼントされています。和泉さんらの公認についても質問が飛びましたが、長田さんは『公認は得てませんが、ツイッターをフォローされているので公認みたいなもんでしょう』と笑っていました」(イベントを取材した記者)長田のモノマネにより、再び名前を聞くようになった和泉。01年にNHKの大河ドラマ「北条時宗」の主演をつとめ、一躍ブレーク。セッチーこと母の節子さん(76)の強烈なキャラもあり、人気者に。02年には女優の羽野晶紀(50)と結婚し、一男一女に恵まれた。その後も地方公演のダブルブッキング騒動が浮上。プロレス参戦などで、一時期はワイドショーの主役となった。このところあまり名前を聞かなくなっていたが、突然の共演で再び話題に。そこには、テレビ局からの熱視線があったという。「和泉さんは本業である狂言の公演はもちろんのこと、最近では舞台出演にも精力的に乗り出しています。そして長田さんのブレークによって、再びテレビ番組から注目されていました。水面下では各局が『最初に2人を出演させたい!』と争奪戦を繰り広げていたようです。放送が話題になれば、再び和泉さんのバラエティ出演の機会も増えるのではないでしょうか」(芸能記者)共演により、晴れて本当の“公認”を得ることになりそうだ。
2018年12月21日9月29日から公演される舞台『新・6週間のダンスレッスン』の制作発表会見が21日、都内で行われ、松岡昌宏、草笛光子、演出家の鈴木勝秀が出席した。同舞台は、2001年にアメリカ・カリフォルニアで産声をあげ、2006年に日本で初演された、美しいダンスとウィットに富んだ会話劇。公演終了から何度も再演を重ね、2014年には通算194回の公演で幕を閉じた。そんな同舞台の再演となる今回は、初演からリリー役を演じて第14回読売演劇大賞優秀女優賞、第29回松尾芸能賞演劇大賞を受賞した草笛光子、その相手・マイケルを松岡昌宏が務める。6週間のダンスレッスンを通じて出会う2人は、年齢も生き方も違い、お互いをなかなか認めることができない。反発しあいながらも次第に心を通わせていき、現代で大切なものは何かを問いかける。初演からリリーを演じている草笛は「10年近くやらせていただきますと、どこか演技に垢が出てきちゃうというか、垢落としと言ったらアレですが、今回は、違う『新・6週間のダンスレッスン』になると思いますよ。前の残像が残っていますので、それを払拭して新しい自分に生まれ変わりたいですね」と何年も演じ続けている役柄とはいえ、新たなキャラクター作りに意欲。その相手役となる松岡は前回の舞台を草笛の招待で鑑賞したといい、「松岡らしいマイケルを演じられたらと思っています。色んな諸先輩方がマイケルをやられていますが、俺の色に染めてみせます!」と力強く語った。草笛が松岡にラブコールを送って共演が実現した同舞台。2013年公演の舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』で親子役として共演した2人は、それ以来、松岡は草笛のことを「ママ」と呼んでいる。草笛が「もう親子じゃないですから! ママと呼ばれると困ってしまう。これからは"ママ"と言うな!」と"ママ"禁止令も。一方の松岡は「ずっとこの5年間は"ママ"だったので、急に変えると言われるのも……」と困惑した表情を見せつつ、「リリーと呼びます!」と宣言。また、前回の親子役から今回は心を通わせる男女役を演じるにあたって草笛の心を掴む方法を問われた松岡は「顔じゃないですか」と回答し、草笛も「もう掴まれてました。情け容赦なく」と笑いを誘っていた。舞台『新・6週間のダンスレッスン』は、9月29日~10月21日(10月4日・10日・15日・18日は休演)に東京・大手町 よみうり大手町ホール、10月26・27日に石川・金沢 北國新聞赤羽ホール、10月30・31日に福岡・福岡 ももちパレス 大ホール、11月3・4日に大阪・梅田 サンケイホールブリーゼにてそれぞれ上演される。
2018年08月22日(撮影:加藤順子) 東京都中央区の、銀座からも1キロほどという立地での開業以来、80年以上にわたり「日本の台所」役を担ってきた築地市場が、移転問題で揺れ続けている。 老朽化を主な理由として、江東区豊洲への移転が決定されたのが’01年。’16年11月には新規開業の予定だったが、直前に就任した小池百合子都知事(65)が、豊洲の安全性の確保が不十分であることなどを理由に移転延期を発表。これを受けて今年1月17日に、卸業者が陳列する魚介類などの食材を“セリ”で買い取る築地の仲卸業者を中心とした女性たちのグループ「築地女将さん会」が発足。老舗の鮮魚仲卸「樋徳商店」の女将・山口タイさん(74)は、周囲に推されて、その初代会長に就任した。 今年6月20日。「築地は守る。豊洲は活かす」。小池都知事らしいキャッチーなフレーズで、築地市場は5年後をめどに「食のテーマパーク」を有する拠点として再開発すること、豊洲市場は冷凍冷蔵などの機能を強化した総合物流拠点とすることなどの基本方針が発表された。 7月2日の都議会議員選挙では、都知事率いる「都民ファーストの会」が圧勝。築地女将さん会の月1回の定例会が行われたのは、このわずか2日後だった。その定例会でタイさんは30人の女将さんを前に、こう宣言した。 「豊洲には『行けないんです』ということを、あらためてはっきり申し上げたい。汚染の問題もあるし、このままでは移転費用がまかなえなくて、廃業せざるをえない店も出てきます。そんな現状を、小池都知事に届けましょうね」 長年かけて育んできた顧客との関係、商売敵の壁を超えて支え合ってきた仲間。タイさんは女性のネットワークを生かして、築地でしか営めない生活を守ろうとしている――。 「樋徳商店さんとは、先代からのお付き合いです」。女将さん会メンバーで、実家の鮮魚仲卸「大仲」を35歳で継いで、社長も務めていた今井千鶴さん(65)が語る。 「魚河岸は、なにしろ“切った張った”の世界。築地の女将さんのなかには、朝3時半に三つ指ついて、『行ってらっしゃいませ』と、ご主人を送る方もいます。外から嫁いだタイさんが女将としてやっていくには、陰でご苦労もあったと思います。彼女はみんなをやわらかくおさめることができる人望の持ち主。先代のご夫婦も、“縁の下の力持ち”という存在でしたね」(今井さん) 同じくメンバーで、場内の飲食店「豊ちゃん」の女将だった長田光子さん(90)はこう話す。 「もう亡くなりましたが、築地の飲食業組合の役員をしていた主人のモットーは、『役員会の招集がかかればすぐに店を空けられるように、1人は従業員を余分に雇っておくんだ』。リストラばかりが言われる現在とは真逆の発想でした。タイさんは、またたく間にみんなの意見をまとめて、堂々としています」(長田さん) 証言に出てきた、樋徳商店の先代の“縁の下の力持ち”的なエピソードは、タイさん自身の口からも語られた。 「あるとき、ほかの店のお客さんがウチに来て言うんです。『ひいきにしている店主が具合が悪くて店を畳みそうだから、今度は樋徳さんから買いたい』と。すると、先代はこう話したんです。『そんなこと言わないで、あちらで買ってあげてくださいよ。私で手伝えることはしますから』」(タイさん) 築地には、つかず離れずながら、いざというときには、グッと相手の懐ろに入り込む人情が生きていた。もちろん、いまも受け継がれている。 「うちの息子も、お客さんがたとえば安い魚を買おうとしていると、はっきり言います。『これは昨日のものなので、煮物ならいいですが、生ならあっちのがいいですよ』と。ごまかして売ることはしないというのは、私には頼もしく見えます」(タイさん) ここに仲卸の“目利き”の存在価値があり、それこそが築地の文化だと言う。もう一つ、築地が培ってきたもの。それが、“横のつながり”である。 「水産仲卸のいちばん端っこにある店はなかなか売れないけど、奥がいちばん面積は広い。だから、不公平にならないよう、4年に1度、抽選で場所替えをやるんです。引っ越しのときには、各店舗でネズミ駆除をやり、ときには、その店に合った備品を置いていったり。そんな譲り合いの精神があるんです。移転が言われだしてからは、いずれいなくなるんだからということで場所替えの抽選も10年ほど行われていませんが……」(タイさん) 譲り合いは、互いを思いやる気持ちから生まれる。タイさんには、忘れられない出来事がある。 「もう20年以上前でしたが、親しい人が病気になって、私はすごく落ち込んでしまって。そのとき場外のスーパーを経営する奥さんに、『近所にはみんないるんだよ。なんかあったら、声をかけてね』と言ってもらえて。それで、すごく明るくなれたんです」(タイさん) 家族や一緒に働く人たちと半世紀以上を築地で過ごしてきたタイさんだからこそ、見えている景色がある。 「壁がないんです。ほら、うちの周囲を見てもわかりますが、お店が仕切られていなくてつながっている。ふだんから、『氷、ちょうだいね』とか、『もらうわよ』と声をかけながら、パッと手を伸ばして隣の青い包み紙を借りたりね」(タイさん) その遠慮のなさも、先代の義母から自然に受け継いだ、ふだんのほどよい距離感があってこそ生きるもの。 「豊洲に行くと1軒ずつ、壁で仕切られた設計です。移転で、単に壁ができるだけではなく、それは綿々と受け継がれてきた、築地の文化がなくなってしまうことなんです。そのよさも小池都知事にお伝えしていきたいですね」(タイさん)
2017年07月23日第59回グラミー賞授賞式が12日(現地時間)、ロサンゼルスで開催され、ピアニストの内田光子が最優秀クラシック・ヴォーカル・アルバム(ソロ)賞を受賞した。対象作はドイツのソプラノ歌手、ドロテア・レシュマンの伴奏を務めたライブアルバム「シューマン:リーダークライス、女の愛と生涯/ベルク:初期の7つの歌」。内田さんは2011年に最優秀器楽ソリスト演奏賞を受賞していて、これが2度目のグラミー賞受賞となる。『レヴェナント:蘇りし者』で、アルヴァ・ノトと共に候補になっていた坂本龍一は惜しくも受賞を逃した。『ラスト・エンペラー』(デヴィッド・バーン、コン・スーと共作)に続く2度目の受賞はならなかった。『レヴェナント:蘇りし者』は昨年のアカデミー賞で作曲賞候補にもなっていた。このときも受賞は『ヘイトフル・エイト』のエンニオ・モリコーネに譲ったが、今回グラミー賞に輝いたのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のジョン・ウィリアムズだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年02月13日