宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月12日、太陽の光量(明るさ)の変化が、地球大気中のオゾンの量を変化させる度合いを調べることに成功したと発表した。同成果は、JAXAの今井弘二 研究員ならびに国立環境研究所、京都大学 生存圏研究所らによるもの。詳細は米国地球物理学連合発行の学術誌「Geophysical Research Letters」オンライン版に掲載された。大気中のオゾンの量はさまざまな要因で決定されるが、太陽の明るさによって、その量がどの程度変化するのかについては、これまでの観測では精度が悪く、考察できていなかった。今回、研究グル―プは2010年1月15日に起こった日食の際に、国際宇宙ステーション(ISS)に搭載された超伝導サブミリ波リム放射サウンダ(SMILES)を用いて太陽の明るさとオゾン量の変化を調査。その結果、月の影で暗くなっている地域では、明るい地域に比べて、中間圏のオゾン量が多くなっていることが判明したほか、その変化の様子は地表からの高度によって異なっていることを確認したとする。なお、研究グループでは今後、オゾン量を決める他の要因についても調査を進めているとのことで、SMILESのデータ解析を進めることで、大気中のオゾン生成と破壊のメカニズムの解明を進め、減少した大気中のオゾン量の回復時期についての正確な予測などに結び付けたいとしている。
2015年06月12日関根勤が芸能生活40周年&生誕60周年の“計100周年”を記念し、初めて監督を務めた映画『騒音』が5月23日(土)に公開。関根監督をはじめ、温水洋一、村松利史、酒井敏也、飯尾和樹、岩井ジョニ男、廣田あいか(私立恵比寿中学)が舞台挨拶に登壇した。突然、“地底人”の襲撃を受けるも政府から見捨てられる形となった東京都S区。地底人の出す有毒ガスに対し免疫能力を持つ者たちで戦闘部隊が結成されるが、なぜか免疫を持つ隊員たちは家庭や職場で虐げられているダサくてショボいオヤジたちばかりで…。廣田さんをのぞいて、関根監督を含むオヤジたち6人は気合いの“騒音”Tシャツで登場!関根監督は「今日は『イニシエーション・ラブ』もあるのにこちらに足を運んでいただいてありがとうございます!」と松田翔太&前田敦子出演の東宝作品をライバル視…?「息子の幼稚園の入園式に来た父親の気分」と“我が子”である映画の公開を迎える心境を明かすも直後にその“我が子”を「非常にくだらない映画になってます」と自らバッサリ。会場は爆笑に包まれる。監督のみならず、自身も出演しているが「リチャード3世を演じています」と語り、さらに「この映画は『ノッティングヒルの恋人』を意識して作りました」など思いつくままに適当発言を連発し、煙に巻く。出演陣のオヤジたちも口々に「くだらない映画は僕も好きだけど相当くだらない(笑)」(村松さん)、「バカバカしくてくだらねー映画だけど、僕は大好き」(酒井さん)などと愛情あふれる言葉が漏れる。紅一点の廣田さんは、そんなオヤジたちについて「見ていくにつれてどんどんかわいく見える!『頑張れ!』と思えるんです。最初は、なんとも思ってなかったけど(笑)」と正直な思いを口にし、会場をわかせていた。『騒音』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年05月23日お笑いコンビ・どぶろっくが歌う、関根勤初監督映画『騒音』(5月23日公開)の主題歌「テカる星屑達/どぶろっく」のプロモーションビデオ(以下PV)が15日、公開された。映画は、関根勤100周年(生誕60年+芸能生活40周年)記念映画として位置づけられ、タモリや明石家さんまをはじめとする、関根とも交流の深い大物タレントが出演することでも話題に。地底人に襲われた東京都S区を舞台に、温水洋一、村松利史、飯尾和樹、岩井ジョニ男、酒井敏也ら5人の「ダサくてしょぼいオヤジたち」が愛する家族を守るため戦いに赴く。どぶろっくの2人は、そんなさえないオヤジたちを陰ながら応援する天使役としてPVに出演。普段は「もしかしてだけど~」など歌ネタで知られる彼らだが、疲れた日々を送るオヤジたちへささげる応援歌を、抜群の歌唱力でストレートに歌い上げている。同曲は、シングル「新・○な女」(テイチクレコード)に収録されている。公開されたPVは、映画の脚本を手掛けた舘川範雄氏が監督を担当。本編にも登場する俳優の剛州が、カッコ悪いオヤジを演じ、どぶろっくの2人が彼を見守る。オヤジの日常に姿を現した2人が、一般人には見えない天使であることを利用してちょっかいを出すコミカルなシーンも。また、雨の中、白い息を吐きながら曲を歌うアーティストらしさも発揮。さらにPVでは、剛州が映画館で『騒音』を見る場面もあり、映画の公開に先駆けたスピンオフ作品としても楽しめる仕掛けになっている。(C)2015 騒音組合
2015年05月15日タレント・関根勤の初監督映画『騒音』(5月23日公開)のメインキャストが出演し、関根が演出したコント風の劇場用マナーCMが21日、公開された。関根がマナーCMの演出を手がけるのは、今回が初となる。関根勤100周年(生誕60年+芸能生活40周年)記念映画として位置づけられ、タモリや明石家さんまをはじめとする、関根とも交流の深い大物タレントが出演することでも話題の本作。地底人に襲われた東京都S区を舞台に、5人の「ダサくてしょぼいオヤジたち」が愛する家族を守るため戦いに赴く。公開されたマナーCMでは、俳優の温水洋一、村松利史、お笑いコンビ・イワイガワの岩井ジョニ男、俳優の酒井敏也といった映画に出演したオヤジたちが登場する。上映中にも関わらず、同級生の河村(酒井)の話題で盛り上がったり、携帯電話を鳴らしたり、盗撮したりと映画タイトルの"騒音"さながらマナー違反を連発。その度に、若者たちから「うるせえんだよ!」「舌引っこ抜くぞ!」などと叱られ、お笑いコンビ・ずんの飯尾和樹がワイプ越しに注意喚起する。(C)2015 騒音組合
2015年04月21日プロ野球はオープン戦が開幕。キャンプを打ち上げた球団もあるように、徐々に実戦形式の練習に入ってくる。この時期、懸命に自らをアピールしているのが、1軍生き残りをかける、いわゆるボーダーライン上の選手たちだ。今回は、「週刊野球太郎」注目の選手たちをセ・パ両リーグから紹介しよう。○セ・リーグ編由規(ヤクルト)2年連続で最下位に終わったヤクルトは、投手陣の崩壊が敗因につながったことは明白。中には、ケガで本来の活躍ができなかった投手も多かった。その1人が由規だ。プロ3年目の2010年に12勝を挙げ、日本人最速の161キロも計測。その後の飛躍が期待された。しかし、2011年9月に右肩痛を発症すると、なかなか復帰することができず、結局、2013年に手術に踏み切った。そして2014年6月、792日ぶりに実戦復帰。その後、2軍で登板を重ねてきた。今キャンプでは初日からブルペンに入り、56球を投げ、そのボールに真中満新監督も期待を寄せている。由規は現在も、1軍復帰と1軍での白星を目指して、着々と復活の階段を上っている。江越大賀(阪神)鳥谷敬の残留で戦力ダウンは免れた阪神。今季も大和が中堅手に入り、左翼手のマートンも鉄板ということで、残りの右翼手の1席を、多くの選手で争うことになる。昨季に右翼手で最もスタメンが多かった福留孝介は、今年38歳を迎えることから、数字の上積みを期待するのは難しい。そこで、福留からポジションを奪おうとするなかで、今キャンプでアピールを続けているのが、ドラフト3位で入団した江越大賀だ。沖縄合同自主トレでは柵越えを連発。キャンプ初日のフリーバッティングでも鋭いスイングで、キャンプ中継を解説していた真弓明信氏も絶賛した。実戦形式の練習が増えた現在も、そのバットでアピールを続ける江越。一線級の投手が登板してくる今後のオープン戦で結果を残せるか、注目だ。関根大気(DeNA)昨季盗塁王の梶谷隆幸、今季から主将となり、開幕4番をすでに言い渡されている筒香嘉智がいるため、残りの中堅手の1枠を巡って激しい争いが繰り広げられているDeNA。その中で期待をされているのが、2年連続で1軍キャンプスタートとなった関根大気だ。高卒1年目の昨季キャンプでは、高い対応力をみせて周囲を驚かせた。オープン戦の成績で2軍に降格するも、ファームではシーズンを通して活躍。今季は昨年の悔しさをバネに、1軍定着まであと一歩という活躍をみせている。今オフには青木宣親(ジャイアンツ)と自主トレを行い、走攻守すべてにおいて助言をもらった関根。目標として掲げる開幕スタメンを勝ち取れるかどうか、今後も注目していきたい。○パ・リーグ編斐紹(ソフトバンク)入団2年目のキャンプでは、寝坊による遅刻でB組(2軍)行き。昨季キャンプはB組スタートも、5月上旬に1軍昇格。14日のロッテ戦では、試合途中からマスクをかぶった。地元・千葉のQVCマリンフィールドで救援投手陣をリードするも、試合はサヨナラ負け。その後、再び1軍に昇格することはなかった。2010年ドラフト1位入団から、早くも5回目のキャンプを迎えた今季から、登録名を"斐紹(あやつぐ)"に変えて心機一転。勝負の年だということは本人が一番よく知っているはずだ。田中英祐(ロッテ)話題のルーキーが、1軍キャンプに抜擢(ばってき)された。京都大初のプロ選手・田中英祐は、新人合同自主トレではトップレベルの体力を実証。勉強だけではないところを見せつけた。キャンプ中は初めてのプロの練習に加え、大学の卒業論文という"難敵"とも戦っていた。キャンプ地にもパソコンを持ち込み、卒論の仕上げに取りかかっていたが、このほど無事に卒業が確定。今後は「開幕1軍」を懸けて、さらなる試練に挑む。誠(西武)今季はプロ初の1軍キャンプスタートを経験した誠。それもそのはずで、入団1年目は道路交通法違反(無免許運転など)で入団保留。2年目は未成年での飲酒、喫煙が発覚して処分中だった。10代の頃はグラウンド外での出来事で注目を集めてしまったプロ3年目の右腕。昨季は1軍のマウンドも経験して、オフはオーストラリアのウインターリーグに参加した。ポテンシャルの高さは、首脳陣も認めている。本業の野球で注目を集めるためには、死に物狂いでキャンプを過ごしてほしい。ここで紹介した選手たちは、開幕1軍の25人に入るために、2月1日のキャンプ初日からアクセル全開でアピールしている。メディアで報道される機会こそ少ないかもしれないが、その将来は明るい選手が多い。今後もその動向を見守っていきたい。週刊野球太郎スマホマガジン『週刊野球太郎』は、センバツ甲子園とプロ野球開幕直前特集! 甲子園バックネット裏の住人ことラガーさん現地レポートや、日本一かわいい高校野球マニアで有名な、女性アイドルグループのあの子のインタビューも! また、新刊『野球太郎Special Edition プロ野球選手名鑑+ドラフト候補名鑑2015』は、高校、大学、社会人、独立リーグ、プロ合わせて1,500名を掲載した、究極の日本野球選手名鑑です!
2015年03月10日タレントの関根勤が初監督を務める映画『騒音』。このほど、本作の主題歌に大ブレイク中の人気芸人「どぶろっく」が担当することが明らかになった。「どぶろっく」が、映画の主題歌を手がけるのは本作が初となる。東京都S区。再開発に沸き立つ平和な街に、突如出現した謎の生物。人間の抵抗力を奪う有毒ガスを吐きながら、二足歩行で人々を襲う不気味な怪物の正体は「地底人」だった。逃げ惑う事しかできない区民たち。戦う術もなく、誰もが諦めかけたそのとき、有毒ガスへの耐性を持つ者が現れた。彼らはなぜかみんな、家庭や職場で虐げられている「ダサくてしょぼいオヤジ」たちだった。愛する家族、愛するS区を守るため立ち上がった五人の男たち!彼らは果たしてS区の救世主となれるのか?地底人と最低人たちの戦いがいま、始まる――。関根勤100周年(生誕60年+芸能生活40周年)を記念した本作には、温水洋一 、村松利史、飯尾和樹、岩井ジョニ男、酒井敏也、YOU、関根麻里、廣田あいか(私立恵比寿中学)、天野ひろゆき、ウド鈴木など個性的俳優陣が集結するなか、渡辺哲、タモリ、明石家さんま、車だん吉、小堺一機、戸田恵子、千葉真一、そして語りに山寺宏一となんとも超豪華なキャストが顔を揃える。2004年に結成した「どぶろっく」。「もしかしてだけど~」の歌ネタでブレイクしたが、今回は映画をイメージしオヤジたちへ向けた切ないバラード調の曲を制作。「どぶろっく」の2人は「映画『騒音』の主題歌『テカる星屑達』のイメージは、映画に散りばめられている笑いだけではなく、オヤジたちが格好つかないんだけど一生懸命で、報われなかったりもするんだけど、頑張っている。もの哀しくて切ない。そんな感じを出してみたいと思ってつくりました」と曲に込めた想いを語った。日本を代表するオヤジ俳優たちの哀愁漂う、せつない背中を「どぶろっく」のバラードで後押しする。『騒音』は5月23日(土)よりシネマート新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月27日アメリカ航空宇宙局(NASA)は12月16日、火星探査機「Curiosity」が大気中のメタン量の変動を検知したほか、岩石サンプルから有機物を発見したと発表した。NASAが20カ月にわたって大気を調査したところ、一時的なメタンの増加を複数回検知した。研究グループによると「現地に何かしらの発生源があると思われる」という。メタンは微生物が発生させることで知られるが、現時点で発生源の特定には至っておらず、水と岩石の相互作用など、さまざまな可能性がある。さらに、Curiosityが採取した岩石サンプルからは複数の有機物が検出された。ただ、サンプルが採取されて温まった際に有機物の構造が変わってしまい、この岩石が火星で形成されたものか、隕石によってもたらされたものかはわからなかった。研究グループは今後、メタン量の変動原因について調べるとともに、火星由来かどうか特定可能な有機物を検出できる岩石サンプルを探していくとしている。
2014年12月17日(画像はシュウ ウエムラHPより引用)深刻な大気汚染問題2013年7月2日、シュウ ウエムラは、大気汚染物質が、肌へ悪影響を及ぼしており、対策として洗顔が重要であると発表しました。近年騒がれている「大気汚染」。世界保健機関によれば、年間130万人が大気汚染により悪影響をうけ、死亡しているとのこと。大気汚染の原因は様々ですが、自動車の排気ガス、工場からの排煙、石油製品からの揮発など、日本でもよくみられる原因が多いようです。汚染物質としては、オゾンや、一酸化炭素、窒素酸化物などがあり、空気中に常に存在しているとされています。私達が常に接している空気なだけに、その影響は気になる方が多いようで、シュウ ウエムラが行った調査では、大気汚染の健康への影響を気にしている方は、65%ということでした。「美容」への影響は、案外気にしていない?!大気汚染の健康への被害を気にする方が多い一方で、「美容」に対しての影響は気にしている方は、案外少ないようで、調査の結果でも、肌への影響を気にしている方は27%にとどまりました。女性であれば、紫外線対策や保湿対策など、お肌へのケアは心がけているものですが、大気汚染については、まだ意識が低いというのが現状のようです。また、「美容のための対策として、普段から重視していることは何ですか?」という質問でも「紫外線対策」(74%)、「エアコン対策」(19%)、「湿度対策」(15%)などさまざまな肌対策がなされている一方で、「大気汚染対策」と答えた人はわずか4%でした。大気汚染の“健康への影響”を気にする女性は多いものの、“美容への影響”までは気がまわっていない人が大半のようです。(株式会社シュウ ウエムラ化粧品 プレスリリースより引用)洗顔で汚染物質を洗い流す!2000年のロレアル調査によると、大気汚染が多い都市は、肌を守ってくれる物質が極端に少ない傾向にあるということが明らかになっているとのこと。また、大気汚染にさられる回数が多いと、肌の機能は低下する傾向があることもわかっています。こんな調査結果を聞いてしまっては、美容に敏感な女性としては、行動を起こさないわけにはいきませんよね。シュウウエムラによれば、肌を守る為には、触れてしまった大気汚染物質を、洗顔で洗い落とすことが重要だと提言しています。また、シュウ ウエムラは、大気汚染物質に着目し、汚染物質を除去しやすくなる成分を加えたクレンジングオイル『クレンジングオイル プレミアム A/O アドバンスト』を7月1日より発売する予定です。気になった時が始め時。今日から、念入りな洗顔を心がけてみてはいかがでしょうか。【参考】▼株式会社シュウ ウエムラ化粧品 プレスリリース▼シュウ ウエムラHP初対面で男性が見てるのはどこ?「肌でしょ!」 美肌&若返り最強成分プラセンタでモテ子になろう!(6月30日)はかなく消える夏の恋に見る!長く続く「ハリと潤いのある肌のつくりかた」とは?(6月30日)恋のから騒ぎに「白黒はっきりつける」男性必殺アイテムとは?(6月29日)元の記事を読む
2013年07月05日今年1月から大気汚染が話題になっている。よどんだ空気は視界を妨げ、交通事故まで引き起こしているから事態は深刻だ。もっと大気汚染がひどくなったらどうなるのか?花粉よりも小さい微粒子や有害物質に肺を冒され、慢性的な気管支炎やぜん息に悩まされそうだ。■消えないホコリ大気汚染の基準は有害物質と浮遊粒子状物質(SPM)、つまり地面に落ちずに空中をただよい続けるちりやホコリの量によって測られる。粒径10μm(マイクロ・メートル)未満は粗大粒子、2.5μm未満は微小粒子と呼ばれ、それぞれPM10/PM2.5と表現される。いま話題になっているPM2.5は1,000分の2.5ミリだから肉眼では見えないが、大量に集まると視界が悪くなるほど空気を濁らせる。世界保健機関(WHO)では、1立方mの空気に含まれる浮遊粒子状物質の基準量が定められ、24時間平均と年平均量(マイクロ・グラム)は以下の通りだ。・PM10…50μg/20μg・PM2.5…25μg/10μgPM10よりPM2.5が厳しく定められているのは、その小ささに起因する。一般的に自動車やエアコンのフィルタで除去できるのは3μm程度なので、PM2.5はこれを透過してしまう。薬品や水蒸気を吸い込むと呼吸器系にダメージを与えるが、軽度なら回復が見込める。だが肺に達した浮遊粒子状物質は、消えることなく未来永劫(えいごう)残り続ける。たとえ人体に影響しない物質であっても、たまれば肺の機能を低下させる。もし発がん性や放射性を伴った物質なら、たった一度吸い込んだだけでも、ダメージを与え続けることになるので危険だ。WHOの調査によると、大気汚染世界一は2011年のモンゴル。PM10の年間量が1立方メートルあたり279μg。ギネス世界記録ではアフヴァーズ(イラン)が世界一で372μg/立方mだ。どちらも基準値の10倍以上となった原因は石炭や石油で、煙に含まれる煤(すす)や微粒子がまん延しているのだ。中国の大気汚染も同様で、火力発電に使われる石炭がおもな原因と報じられている。2013年1月の北京では900μg/立方mものPM2.5が観測され、これはWHOの定める24時間平均の36倍、年平均なら90倍、日本の基準の60倍に匹敵する。およその大きさを比較すると、海岸の細かい砂が90μm、頭髪の直径は70μm、スギ花粉でも30μm程度だから、PM2.5は花粉症対策のマスクでさえ防ぐことができない。PM2.5が危険視されているのは、0.5~5μmの黄砂よりも微小なため日本に飛来すると考えられているからだ。北九州地方では、飛来した黄砂がフィルタを詰まらせ、ビルのエアコンなどに影響が出るという。3~5月の3か月間で年平均のおよそ87%の黄砂が飛来するから、間もなくピークが始まる。浮遊粒子状物質は、免疫系にも悪影響を及ぼすので、ぜん息や花粉症などのアレルギー症状を引き起こす可能性が高い。今まで免れていた人も、花粉と黄砂とPM2.5がそろう今年は花粉症デビューの年になるだろう。■自然の逆襲化学物質で警戒すべきは、大気汚染の御三家とも呼べる窒素酸化物、硫黄酸化物、光化学オキシダントだ。大気の80%近くを占める窒素は、アミノ酸や肥料など生命に欠かせない元素だが、酸素と結びつき窒素酸化物になると敵に変わる。水に溶けにくいので肺胞まで達し、のどや肺を刺激する。低濃度でも気管支炎や上気道炎、免疫機能を低下させ感染症に発展し、高濃度になると肺胞や毛細血管が壊死(えし)する。自動車の排ガスがおもな発生源だから、モータリゼーションが急速に発展した地域で見られやすい。硫黄酸化物も自動車に起因し、燃料に含まれる硫黄が主成分だ。二酸化窒素と同様にぜん息や気管支炎を引き起こす。日本ではサルファーフリーが実現され、ガソリンや軽油に含まれる硫黄は10ppm(=0.001%)まで引き下げられているので安心だが、中国では150~500ppm、最も低いものでも50ppm含まれる。10ppmまで下げるには10年ほどかかると予測されているので、なすすべがないのが現状だ。光化学オキシダントは、窒素酸化物や炭化水素系物質が紫外線を受けて発生する強力な酸化剤だ。主成分のオゾンは鼻やのどの粘膜を刺激し、目がチカチカするなどの症状から始まり、免疫機能の低下、染色体異常を起こし遺伝毒性となる可能性が高い。発生には太陽が一役買っているから、当分晴れた日は要注意だ。■まとめこの騒ぎに便乗して、空気の缶詰を販売している人が報じられていた。商魂たくましいのは良いが、事態の深刻さを考えると少々脱力感を覚える光景だ。この先の展開を考えると缶詰では小さすぎる。ドラム缶や空気ボンベ、ガスマスクを用意すべきだろう。(関口寿/ガリレオワークス)
2013年02月17日タレントの関根勤が7月2日(金)、東京・千代田区の麹町スタジオで行われた、CS放送のスター・チャンネルのレギュラー番組「関根勤映画の時間」の公開収録で、ゲストの元総合格闘家のタレント・高田延彦、デーブ・スペクターらとアメリカの連続ドラマ「スパルタカス」の魅力を語り合った。大の映画好きとして知られる関根さんが、毎回映画にまつわる自由なテーマをチョイスし、新しい楽しみ方を探り、提案するトーク番組。今回は同ドラマが今月30日(金)から同チャンネルでレギュラー放送がスタートするのに合わせて取り上げたもの。同ドラマは、古代ローマ時代にローマ軍と戦った剣闘士スパルタカスの物語を、最新VFX映像で描くアクションスペクタクル。製作総指揮は人気監督サム・ライミ。全米では今年1月から放送され、TVドラマではなかったド派手な肉弾アクションやオンエアギリギリの過激エロス描写がウケて、同チャンネルのオリジナルドラマの視聴者数で新記録をたたき出した。その魅力について、海外ドラマフリークでもある関根さんは「いままでの海外ドラマにはなかった、人間が残酷だったローマ時代という設定と、そこに生まれた純愛。サム・ライミのオーバーな残虐性、それはラーメンに例えるとこってり味ですね」と分析。妻を奪われ奴隷となりながらも愛を胸に復讐という名の戦いに身を投じるスパルタカスにひっかけ、私生活で妻への愛情について「50歳を過ぎてほんのわずかなことでも感謝するようになった。でも『生まれ変わっても、もう一回一緒になろう』って言うと、『別の人も試したい』って言われちゃう。僕のキャッチフレーズは『妻への片想い』です」と笑わせた。一方、高田さんもタレントの向井亜紀とのおしどり夫婦ぶりで知られる愛妻家。関根さんから「奥さんと付き合っているときが一番、リング上でも強かった?」と聞かれると「そう、あのときがピークでしたね」とノロケ発言を繰り出していた。「関根勤映画の時間」は毎週土曜、20:30〜ほか放送、この日の収録分は24日(金)放送。「スパルタカス」は7月30日(金)よりスター・チャンネルにて放送開始(金曜21:00〜※7月24日19:00〜先行プレミア無料放送)。(photo/text:Yoko Saito)「関根勤映画の時間」公式サイト■関連作品:スパルタカス [海外TVドラマ]
2010年07月02日