演劇界を牽引するふたりの怪優、生瀬勝久と古田新太が、“本気の劇団”立ち上げに挑んだドキュメンタリードラマ『勝・新(KATSUARA)』(現在WOWOWでシーズン2の第2回まで放送)。その最終回公開収録が、8月27日、東京・CBGKシブゲキ!!にて行われ、出演者の生瀬、古田、オーディションを勝ち抜いた12名の劇団員が囲み取材に応じた。シーズン2に入り、劇団として本格的なスタートを切った「勝・新」。旗揚げ公演としてふたりは、劇団名にちなみ、“勝新(かつしん)”こと勝新太郎の代表作『悪名』に挑戦すると決めた。本作は1961年から上映された人気任侠映画シリーズで、劇団「勝・新」ではその第1作を中心にしたダイジェスト版を上演する。演出を手がけるのは生瀬。「相手とちゃんと会話して」「起きている事象への芝居をしっかり」など、生瀬は舞台で演じる上での意識を若い劇団員たちに叩き込んでいく。そんな生瀬の演出に対し古田は、「非常に分かりやすい。ご本人も役者さんだから、その人が今どういう気持ちになっているのか細かく説明してくれます」と厚い信頼を寄せる。勝新太郎の当たり役、河内の暴れ者・八尾の朝吉に挑むのは古田。自身「オイラなりの朝吉を」と語る古田の芝居は、演出の生瀬から見ても「素晴らしい。やっぱり舞台での古田くんはピカ一です」と言わしめるほど。また時に古田は、劇団員たちのために手本を見せることも。そんな古田の芝居を見て、「完全にインプットしました!」と息巻くのは劇団員のイマニヤスヒサ。だがイマニの芝居を見た生瀬から、「全然出来てないじゃん!(笑)」とストップがかかると、スタッフや共演者からは爆笑が巻き起こっていた。また、WOWOW放送の『勝・新(KATSUARA)』では毎回豪華なゲストも話題で、シーズン1では伊勢谷友介、吉高由里子、藤原竜也などが登場。最終回にはなんとあの長澤まさみが出演しており、劇団「勝・新」の旗揚げを大いに盛り上げる。生瀬が「大人のバラエティって感覚で始まった番組ですが、みんなと稽古をしている今、真面目な気持ちでこの12人と向き合っていると自負しております」と語ると、その横では古田が力強く頷く。若い才能に触れ、舞台への思いを新たにしたふたり。今後、生瀬はケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出の『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹』(12月より東京・シアターコクーンにて上演)に、古田は自身が所属する劇団☆新感線の新作、SHINKANSEN☆RX『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックⅢ』(12月より東京・東急シアターオーブにて上演)への出演が決まっている。映像から舞台へと、怪優ふたりの快進撃はまだまだ止まることを知らなそうだ。取材・文:野上瑠美子
2012年08月28日映画監督の庵野秀明が9日に東京・江東区の東京都現代美術館で開催される「館長 庵野秀明 特撮博物館 -ミニチュアで見る昭和平成の技-」の開会式に“館長”として出席し、“博物館副館長”である樋口真嗣監督、企画制作協力を務めたスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーとともにテープカットを行った。その他の写真CG全盛の時代を迎え、活躍の場が失われつつある日本の伝統技術“ミニチュア特撮”を後世に残そうと庵野自身が企画した展覧会。ヒーローが活躍するテレビ番組をはじめ、怪獣映画、SF映画、戦争映画などで使用された貴重なミニチュア模型やデザイン画など約500点が一堂に展示される他、「特撮美術倉庫」や「ミニチュアステージ」といった展示空間を設け、ミニチュア特撮の魅力に多角的に迫る。庵野は「ミニチュア特撮の現状に危機感があったが、自分ひとりではどうにもならず、鈴木さんに相談したのが幸いだった。本当の功労者は僕じゃなくて、鈴木さんです」と感謝の意を述べ、「(画面の)枠の外側にある面白さが詰った展示。特撮は日本が誇る技術ですから、ぜひ自分の目で見て感じてほしい」と熱弁した。今回の展覧会の大きな目玉といえば、樋口監督がメガホンをとったスタジオジブリ最新実写短編『巨神兵東京に現わる』だ。“CG使用一切なし”というルールの下、宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』に登場する巨神兵が実写化され、精巧に作り上げられたミニチュアの東京で大暴れする。巨神兵が放つプロトンビームが東京タワーや増上寺といった観光名所を次々と破壊し、一般道路や商店街を“めくれ上がらせる”映像はCGでは表現できない、懐かしく新鮮な迫力に満ちている。上映時間は9分。クライマックスには『風の谷のナウシカ』で語られる“火の七日間”をモチーフにした神々しいシーンも存在する。庵野は「企画そのものは僕の思いつき。それが樋口監督のおかげで、すばらしい作品に仕上がった。樋口に頼んで良かった。ありがとう、しんちゃん!」と“盟友”の奮闘に感激しきり。一方の樋口監督は「撮影は順調だったが、庵野さんがたまたま見学しに来たシーンだけ失敗しちゃって」と照れくさそうにコメント。「撮影も(展覧会の)展示も大勢のプロフェッショナルな方々が協力くださり、素晴らしいものになった。まるで文化祭の前日のようで、永遠に続けばいいのに…と思った」と興奮を隠せない様子だ。ちなみに鈴木プロデューサーによれば、「まだ宮崎駿は短編を見ていない」とのこと。「今は(宮崎監督に)どう見せるか考えている」と思案に暮れていた。「館長 庵野秀明 特撮博物館 -ミニチュアで見る昭和平成の技-」は7月10日から10月8日まで東京都現代美術館で開催される。
2012年07月09日岡村靖幸が秋の東名阪ホールツアー「スポーツ」を開催する。【公演情報はこちら】最近は一青窈やMEG、BaseBallBearなど他アーティストにも積極的に楽曲提供やプロデュースを行っている岡村靖幸。今回行われる公演は全てホール会場となっており、ライブハウスで行われた前回のツアーとはまた違った構成になりそうだ。日程は9月17日(月・祝)名古屋市公会堂、10月6日(土) 大阪国際会議場メインホール、10月12日(金)NHKホールの3公演となっている。チケット一般発売に先がけて、チケットぴあでは最速抽選いち早プレリザーブを実施中。7月11日(水) 11:00まで。また、プレリザーブも7月11日(水)11:00から7月17日(火)11:00まで実施。あわせてご確認を。■岡村靖幸LIVE TOUR2012「スポーツ」9月17日(月・祝)名古屋市公会堂10月6日(土)大阪国際会議場メインホール10月12日(金)NHKホール
2012年07月06日阪堺電気軌道と南海電鉄は10日より、共同キャンペーン「のってや~ちん電キャンペーン」を実施する。阪堺電車の沿線住民や全国の路面電車ファンに、大阪で唯一のチンチン電車を再認識してもらうとともに、ファンの拡大と利用の促進を目的として行うもの。キャンペーンではオリジナルのTシャツやうちわなどを製作。Tシャツは10日に実施する阪堺路面電車まつりにてスタッフが着用し、お披露目となる予定だ。Tシャツやうちわについては、阪堺縦断ウルトラクイズいちびり検定(6月30日開催)、通天閣・新世界100周年イベント(7月3日開催)、なにわの日関連イベント(7月28~29日)などの参加者にプレゼントするとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月07日南海電鉄グループ3社(南海電鉄、阪堺電気軌道、南海バス)は、4回目となる「阪堺縦断ウルトラクイズ『いちびり検定』」を6月30日に開催する。「いちびり検定」(略称:ビリケン)は、下町と路面電車をこよなく愛する人々のためのクイズイベント。阪堺電車沿線を巡りながらその場所にちなんだ難問や珍問に答えていき、勝ち抜き方式で次のステージをめざす。各ステージを勝ち残った約20人だけが、貸切チンチン電車「キン肉マン号」に乗ることができ、通天閣にて最終決戦を迎えられる。バスや電車での移動中に出されたクイズで不正解の場合、最寄りのバス停や電停に置き去りにされるという厳しいルールも。優勝者には、大阪出身で『キン肉マン』作者・ゆでたまご氏の直筆サイン入り「阪堺電車・特製フラッグ」などがプレゼントされるほか、終盤まで勝ち残った人には、記念品および残念賞として、南海電鉄グループのオリジナルグッズなどが贈られる。なお、参加者全員にオリジナルTシャツもプレゼントされる。参加は無料だが、事前申し込みが必要。申込用紙は南海電鉄ウェブサイトからダウンロードできる。6月18日消印有効。募集人員は200名で、応募多数の場合は抽選となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月13日目黒のクラスカにて、この春から新しくスタートするイベント、ケータリングフェス「御野祭(おやさい)」が4月19日に開催される。 このイベントは、人気の飲食店からケータリング専門で活躍する注目の若手ユニットまで個性溢れるチームが集まり、自慢のパーティーフードと演出で競演するというもの。ケータリングというと結婚式やレセプションなど、クローズドのパーティーで楽しめることがほとんどだが、そんな普段はなかなか食べられない魅力的なパーティーフードが一堂に会し、お披露目されるフードフェスティバルができたらと企画されたのだとか。“国産野菜をいかにおいしく食するか”が唯一のルール。肉や魚などの食材や調理法は自由、また参加する店やケータリングチームも料理、スイーツなど、さまざまなジャンルから集まり、個性が際立つように設定されているのが面白い。今後も季節ごとに、旬の野菜を使って開催することも考えているのだそう。特別なフードを食べられる貴重なこの機会。お腹を空かせて出かけたいイベントだ。CLASKAケータリングフェス御野祭(おやさい)開催日:2012年4月19日(木) 19:00〜22:00会場:CLASKA 3F Studio A 東京都目黒区中央町1-3-18入場料:500円(1ドリンク付き)お問い合わせ:03-3719-8123(キオク) ※各出店ブースでのご飲食はキャッシュオン制になります。[出店者] HUNT / noyama / 山本千織(chioben) / CAFE&CATERING TORi / TABI食堂 / KIRARA / vacanteen / たかはしよしこのエジプト塩食堂 / 粒粒 / kuboぱん / フタバフルーツ / CLASKA Dining & Cafe "kiokuh"取材/赤木真弓
2012年04月18日近畿日本鉄道は19日、名阪ノンストップ特急のラストランを記念し、最終運行列車(近鉄名古屋駅16時発、大阪難波駅18時発)にて記念特急券台紙「名阪ノンストップ特急ファイナル」を進呈する。名阪ノンストップ特急は大阪難波~近鉄名古屋間で運転。大阪市内の大阪上本町駅と鶴橋駅のみ停車し、鶴橋~近鉄名古屋間は全駅通過だった。同社の「アーバンライナーnext」(21020系)と「アーバンライナーplus」(21000系)を使用し、これまで平日15本、土休日16本運転されていた。今月20日のダイヤ変更で、三重県内の駅から大阪・名古屋方面への利便性向上を図るため、名阪特急はすべて津駅に停車することに。19日が名阪ノンストップ特急として最後の運転となる。これを記念し、最終運行列車の車内で利用者に進呈する記念特急券台紙では、「アーバンライナーnext」と「アーバンライナーplus」、近鉄の路線図をデザイン。「名阪ノンストップ特急の運行を、記念台紙とともに皆さまの思い出の1ページに残していただければ」と近鉄は発表している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月13日生瀬勝久と古田新太が2月14日、WOWOWの連続ドラマ・ドキュメンタリー「勝・新(KATSUARA)」の記者会見に登壇した。この番組は生瀬と古田が新劇団を結成し、東京・渋谷の「CBGKシブゲキ!」で公演を行う事を目標に、豪華ゲストとともにステージを練り上げていく姿をドキュメンタリータッチで描いていく。会見で生瀬は「せっかくやるんだったら、フェイクで始まっても最後はリアル(本物の舞台)でやった方が(番組を)観てる方も達成感あるでしょ」と本気で舞台上演を目指している様子。そんな生瀬を見て古田は「劇団は運営が大変だけど、生瀬さんは若い人の面倒みるのが好きだから」と軽いノリで笑わせる。会見に同席した演出の倉本美津留は「撮ってみて新しいことをしてるなと実感できます」と興奮した様子で語ると、すかさず生瀬が「僕らの負担が多すぎますって」と苦笑い。毎回違う大物俳優とのエチュード(即興劇)だけに「台本はあってもその日の僕らの体調やテンションによっても変わりますからね。危ない橋を渡っていますよ」と本音もチラリ。気になる豪華ゲストは、現時点で伊勢谷友介、吉高由里子、風間杜夫、岩松了、松雪泰子が予定されている。実名で登場するゲストと生瀬&古田がどんなステージを練り上げていくのか。ドラマ・ドキュメンタリー「勝・新(KATSUARA)」は3月11日(日)深夜0時よりWOWOWプライムで放送開始。(全5回)
2012年02月15日竹中直人と生瀬勝久が舞台初共演、新ユニット“竹生企画”として上演する『ヴィラ・グランデ青山~返り討ちの日曜日~』が11月11日(金)に東京・シアタークリエで開幕する。前日の10日には、舞台稽古の合間に竹中と生瀬、さらに本作品で初舞台を踏む共演の山田優が会見に応じた。「ヴィラ・グランデ青山」チケット情報はこちら物語はバブル期に建てられた、小洒落てはいるが造りの悪いマンション「ヴィラ・グランデ青山」が舞台。ここに住む男・民谷(竹中)が娘の元カレに殺されかけた、という事件を発端に、かつてここに住み民谷の友人だったが今は仲たがいしている男・陣野(生瀬)や、マンションの住民らを巻き込みながら展開するシニカル・コメディだ。作・演出は、以前からファンだったと語る竹中のラブコールに応えた倉持裕が担当する。もともと、竹中の監督映画に出演した生瀬が竹中を二人芝居に誘ったことから始まったこの企画。会見では生瀬が改めて「学生の頃からずっと拝見していた大先輩。竹中さんにずっと憧れてこの世界に入った人間なので、夢のような話なんです」と心中を話した。竹中は「私は、生瀬くんに圧倒されっぱなしの日々です」と照れ、「(最初に声を掛けられた時は)面倒くさいな、ふざけんなよって(笑)……いえ、嬉しかったですね。え、おれでいいの? って」とジョークを交えた竹中節で当時の心境を語った。また、陣野の部屋を借りている美女・早坂役はこれが初舞台となる山田優が演じる。山田は現在の気持ちを開口一番「よくわかりません……汗が止まらなくてずっと緊張してます」と話すが、その山田をふたりは「優ちゃんの佇まいがめちゃくちゃ美しい、これが初舞台かよ!って感じ」(竹中)、「色々特技を持っていてびっくりしちゃう」(生瀬)と絶賛。山田が生歌を披露するシーンもあり、山田曰く「初めてジャズを歌うので、一番緊張するポイント」とのことだが、こちらも生瀬が「すごいっすよ。稽古場なのにNYにいるんじゃないかなと思っちゃう」と話していた。なお、当初の企画だった“二人芝居”については竹中が「ずっとふたりは嫌だよ、煮詰まるし。想像しただけでも身体に汗が……」と語るも、「僕は諦めていないです!」と生瀬。今後も竹中と生瀬、ふたりの企画が期待できそうだ。ほかに出演は谷村美月、松下洸平、田口浩正。公演は11月11日(金)から27日(日)まで東京・シアタークリエ、12月1日(木)から4日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、その他各地でも上演。チケットは発売中。
2011年11月11日NHKの人気バラエティ番組を映画化した『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』が11月3日(祝・木)に公開初日を迎え、主演の小池徹平に生瀬勝久、沢村一樹、堀内敬子、入江雅人、山西惇、八十田勇一、吉田照幸監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇した。サラリーマンを題材にした異色のコント番組を映画化した本作。業界第5位のビール会社に就職した新入社員が、個性的な上司たちと共にNo.1シェアのビール開発に挑む姿を描く。今回の劇場版からの参加となった小池さんは、TVシリーズのレギュラーメンバーに囲まれて「いまでもこのメンバーの中にいるのが不思議です」。撮影の初日をふり返り「(沢村さん演じる)川上くんの勢いに圧倒されました」と語った。これまで何度か試写会での舞台挨拶は行われてきたが、ついに初日を迎え、生瀬さんも「感慨深い」と笑顔。「これまで(の試写会)はタダで来たお客さんということで僕も『別に…』としか言ってなかったんですが(笑)、今日のお客さんはお金を払って観に来てくれたということで素晴らしい!」と本音トークで会場の笑いを誘った。その生瀬さんとの“確執”がたびたび伝えられてきた沢村さん。山西さんからは「映画の撮影のときはちょっと雪解けがあったんだけど、今日はまた緊張感が…」という説明が。沢村さんが「今日、まだ生瀬さんと目を合わせてませんから」と言えば、生瀬さんは「一緒に出てるコントないでしょ?まあこういうとこで言うことじゃないから」と何やらキナ臭さを感じさせる発言で会場を沸かせた。堀内さんは小池さんについて「本当にかわいいので子供にしたい」と語れば、八十田さんは現場で小池さんが「(女性のタイプは)『年上の人がいい』と言ってました」と暴露し会場はどよめいた。生瀬さんが「また次につながっていけば」と続編をほのめかすと会場からは大きな拍手がわき起こった。さらに生瀬さんは「小池くんもレギュラーで出ていただければ」とオファー。共演陣からの「そんな簡単に?」という言葉に「いいのいいの。ほとんどおれが決めてるから」とあっさり。この日は“じゃんけんの女王”篠田麻里子は欠席となったが、生瀬さんは急遽、次作の主役をじゃんけんで決定することを提案。壇上のキャスト陣で本当にじゃんけんが行われ、入江さんが見事に勝ち抜きガッツポーズ。「(地元の)博多ロケをしてほしい」と監督に希望を伝えていた。残念ながら早々に敗退した小池さんはそれでも「参加ができれば」と次作への出演を希望。一方で沢村さんは「これを機に三谷幸喜さんの作品に…。もう未練はないです」、生瀬さんは「おれも『カイジ3』があるかもしれないし」と主力2人があっさりと脱退を表明し、ファンを嘆かせていた。『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』は全国にて公開中。■関連作品:サラリーマンNEO 劇場版(笑) 2011年11月3日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会■関連記事:小池徹平×生瀬勝久インタビュー『サラリーマンNEO』は日本の縮図?シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第20回)“ほっとけない男子”俳優は?【TIFFレポート】郷ひろみ「僕にしかできない」オレンジのスーツで登場!【TIFFレポート】映画祭開幕!ミラジョヴォら美しき女優陣のファッションに釘づけ痛快大逆転コメディ『サラリーマンNEO 劇場版(笑)』試写会15組30名様ご招待
2011年11月04日日本を代表する個性派俳優、竹中直人と生瀬勝久が新ユニット“竹生企画”を立ち上げ、舞台『ヴィラ・グランデ青山~返り討ちの日曜日~』で共演する。この作品の稽古が10月11日に始まり、その様子が取材陣に公開された。作・演出は倉持裕。「ヴィラ・グランデ青山~返り討ちの日曜日~」チケット情報キャスト・スタッフが一堂に会する稽古初日の“顔合わせ”で、生瀬は「(竹中直人監督作の映画)『山形スクリーム』のロケ先で、竹中さんとふたりっきりになったときに『竹中さん、二人芝居って興味ありますか、もしよければ僕とやっていただけませんか』と言ったら、『いいよ』と言ってくれたのが最初。二人芝居ではないんですが、こうやって稽古初日を迎える状況になりました。夢のようですが、夢って本当に叶うんだなって思います」と感慨深げにこの企画が生まれたいきさつを語った。また「竹中さんに憧れがあるので、それをなくしたい。どうしても憧れがあると“受け”にまわっちゃうので。できれば本当に戦いたい」と気合を入れる。一方、竹中は「(二人芝居と言われたが)ふたりでずっと向き合っているのは恥ずかしいんで、誰か呼びたいなと思って直感的にキャスティングしたら、みんな『オッケー』と言ってくれた。ずっと倉持さんのファンだったので、脚本と演出を頼んだら倉持さんもオッケーだった。めちゃくちゃラッキーでした」と話していた。共演は山田優、谷村美月、松下洸平、田口浩正。山田優がこの作品で初舞台を踏むのも話題だ。「緊張で口から心臓が飛び出しそうで、昨日は眠れなかった」という山田は、「舞台を観るのがすごく好きで、だから初舞台は絶対後悔したくなくて、すごく好きな人たちとやりたいと思っていました。竹中さんに声を掛けていただいて、初舞台をやろうって決意しました」とその心境を語った。物語は小洒落ているが造りの悪いマンション“ヴィラ・グランデ青山”を舞台に、絶妙かつ軽妙な会話が繰り広げられるシニカル・コメディになるとか。公演は11月11日(金)から27日(日)まで東京・シアタークリエ、12月1日(木)から4日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、その他各地でも上演。
2011年10月12日“みんなを、笑いでつなごう。”をテーマに、9月17日(土)~19日(月・祝)の3日間、在阪民放5局がタッグを組んで、京都・大阪・神戸と広範囲で繰り広げる一大イベント『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』の製作記者発表が、8月3日、行われた。司会を務める藤井隆、佐藤麻衣のほか、西川きよし、東野幸治らも登壇した。『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』のチケット情報『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』は、テレビ放送をはじめ、関西各地の劇場やイベント会場で延べ1080人の芸人が出演。ライブも多数行われる。オールナイトイベントや東西若手対決、ET-KING主宰のコントミュージカルなど、スペシャルイベントを開催。初日の在阪民放5局の生放送リレー中継では、5upよしもとをメイン会場にネタを披露し、各局が1時間ずつ放送する。番組の司会を務める西川きよしと東野幸治は、「こういうふうに横のつながりでアナウンサー同士が交流するのもなかなかないと思うので、みんなでひとつになってやるというのは関西も盛り上がって本当にいいなと思います」(東野)、「5局リレーというのは、30年前の御堂筋パレード以来のこと。大阪がひとつになって、すばらしいイベントができると思います」(西川)と、思いを語った。『YOSHIMOTO WONDER CAMP KANSAI』は、東日本大震災の被災者へのエールを込めて、芸人たちによる募金活動やチャリティーオークションが開催される。「小さなことからこつこつと、真心をひとつにして、関西の空から大きな心を東北の方へ、みんなで力を合わせて元気をお届けしたいなと思います」と西川が意気込みを語った。最終日の9月19日(月・祝)には、5局による一斉放送も決定。3日間の総まとめとして数分間、神戸メリケンパークより同一内容での放送する予定。チケットぴあでは、8月9日(火) 11:00から11日(木) 11:00まで先行抽選[プレリザーブ]を実施。一般発売は8月14日(日) 10:00より発売。3日間フリーパスも販売される。
2011年08月05日日本オリジナル1stシングル『眠れない夜-Long Night-』(7月27日発売)リリースを控え、8月には2回目の東名阪ツアーを開催するキム・ヒョンジュン。“SS501の末っ子・ヒョンジュン”から、“ソロ・アーティスト、キム・ヒョンジュン”へと成長を遂げた彼にソロ活動について聞いた。キム・ヒョンジュンのインタビュー写真グループ活動を休止し、メンバーそれぞれがソロ活動をしているSS501。キム・ヒョンジュンは韓国で3月に、日本で4月に初のミニ・アルバム『My Girl』をリリースした。「初めてひとりでステージに立った時は『ああ、ソロ歌手になったんだな』ってじみじみ感じました」と、ひとり立ちした時を振り返る。そして、ソロ活動について「自分の音楽ができることやキム・ヒョンジュンという名前を皆さんに知らせることができるところが良いですね。頼る人がいないから、寂しいけど」と語った。昨今のK-POPブームにより、ソロ活動や過去の映像からSS501のファンになる現象も起きていることを伝えると、キム・ヒョンジュンは「本当に?すごいですね!」と心底驚いた様子で、「僕には、ちゃんと活動をすれば、その分、ファンの方も増えるという信念があります。真心をもって頑張れば、分かってくださる方がいるはずですよね」と笑顔を見せた。ソロとして臨んだ初の東名阪ツアーでは、ステージから見たファンの反応が「皆さんノリノリ(笑)!」だったと楽しそうに振り返る。そして、「ツアーを回ってからファンの方も増えたと聞いて、すごく嬉しかったんです。(今回は)クレイジーに走り回るライブをお見せします!熱い夏が一生の思い出になるようなライブにしますよ。『また見たいな』って思っていただけるように。体が壊れるくらい頑張ります!」と8月のツアーに向けて元気に宣言した。「僕の“実力”と“音楽”を認めていただくことが目標」と語るキム・ヒョンジュン。ソロでは「自分の明るさと前向きなところをアピールしたいです。歌う時にもそれが出るといいな。焦らず、長く活動していきたいし、演技にも挑戦してみたい。オリコンチャートでも良い結果を出したいし、今年は難しいかもしれないけど、年末に大きなコンサートをしたいし……。やりたいことがたくさんありすぎる!」と、多くの希望に瞳を輝かせた。キム・ヒョンジュンのインタビュー完全版は、発売中の雑誌『韓流ぴあ 8/31号』に掲載。また、夏らしく爽やかで軽やかなダンス・ナンバーで、好きな女の子への情熱的な想いを綴ったラブ・ソング『眠れない夜-Long Night-』は7月27日(水)発売。「キム・ヒョンジュン サマーフェスティバル ツアー」は8月19日(金)・20(土)に東京・ディファ有明、同24日(水)にZepp Osaka、同28日(日)に愛知・名鉄ホールで開催。チケットは発売中。
2011年07月26日先日、まさかの(?)映画化が発表されたNHKの人気番組「サラリーマンNEO」。小池徹平、生瀬勝久のW主演で4月中旬より撮影が始まっているが、このたび、本作の撮影に参加している主要キャストが、休憩中に現場の一角に集まり、ゆるいトークを繰り広げ、その様子をネット上で生中継するという“『劇場版サラリーマンNEO』給湯室”が実施されることに。早速、本日4月27日(水)の昼の12時30分より開始される。NHKらしからぬパロディやシュールなネタを取り入れたコント番組として人気を博し、沢村一樹による“セクスィー部長”などの人気キャラクターなども生み出し、そのゆる〜い笑いが絶大な支持を集めてきた本番組。劇場版では、これまでレギュラーとして活躍してきた生瀬さんに加え、小池さんも“新入社員”として主演キャストに名を連ね、業界第5位のビール会社の営業一課を舞台にしためくるめくサラリーマン生活が展開する。映画の撮影のさなかに、休憩中のキャストがざっくばらんなトークを生で繰り広げるという今回の“給湯室”。小池さん、生瀬さんも参加する予定だが、実際の撮影の合間を縫っての生中継となるため、実際に誰が登場するのか?正確に何時何分に開始するのか?どんな内容のトークになるのかなどは不明…。厳しい(?)撮影から抜け出したキャストのホッと一息ついた表情、思わぬホンネ、撮影への意気込み、そして本番さながらのゆる〜い掛け合いが楽しめそうだ。中継は全部で3回。本日4月27日(水)の12:30〜13:30、28日(木)の17:00〜18:00、30日(土)の12:00〜13:00の予定で、当該の1時間で、各回5〜10分の中継となる。小池さんらはどんな劇中衣裳で登場するのか?当然、スーツ?それとも…。映画『劇場版サラリーマンNEO』は11月、全国にて公開。映画公式サイト内“給湯室”ページ:■関連作品:劇場版サラリーマンNEO 2011年11月、全国にて公開© 2011「劇場版サラリーマンNEO」製作委員会■関連記事:「サラリーマンNEO」がついに映画化!小池徹平が“新入社員”で参戦
2011年04月27日飲み会で遅くなった次の日はいつも起きるのが辛い。休暇で生活リズムがズレて、出勤日に朝起きれない……。睡眠の悩みは尽きることがありません。こうして苦しむ人がいる一方、短い睡眠時間でもケロリと起きられる人もいます。そんなうらやましい人を横目に、寝起きの悪い人種は今日も一生懸命布団からはいだすのです。この不公平さときたら!1.5時間単位で計算して起きるとスッキリ目覚めるだの、睡眠は3時間でじゅうぶんだの諸説ありますが、どれも納得した試しはありません。こんな睡眠負け組のままでいいのだろうか、いや、よくない。明日の快眠を夢見て、世にはびこっている睡眠の謎について調べてきました。今回お話を伺ったのは日本睡眠学会認定医の阪野勝久先生です。――先生、人によってちょうどいい睡眠時間の長さが違うのはなぜでしょう?起きるのに苦しんでいるそばで、隣のあの子はいつもスッキリ目覚めているんですよ。「個人差がありますが、基本的に成人では7~9時間が必要な睡眠時間と言われています。ですが、ロングスリーパー(睡眠が10時間以上必要)、ショートスリーパー(睡眠が5時間以下でも支障がない)という体質をもつ人もいますね。ただ、この体質の原因は分かっていません。遺伝かどうかも現在のところ不明です」――そういえば最近"ロングスリーパー"、"ショートスリーパー"の話はよく聞きます。ということは、ときどき「睡眠時間は3時間でいい」などと書かれている本がありますが、これはすべての人に当てはまるわけではないのですね?「そうですね。睡眠時間が3時間で問題ないと主張する方もいますが、科学的に証明されたものではなく、誤解を与える主張だと思います」――なるほど。ほかによく聞く話と言えば、1.5時間単位で起きるとスッキリ目覚められるという話ですが。「1.5時間の周期は平均値ですので、その周期は人によって異なります。ですから、自分の感覚で何時間寝た時がすっきり起きられるかを把握するほうがいいですよ」――そうだったのですか。どうりで1.5時間周期で起きようとしても、いまいちスッキリ起きられなかったわけです。自分に合った周期を知るには、どうすればいいのでしょうか?「一番の方法は睡眠日誌をつけることです。寝る時間と起きる時間を毎日記録して、睡眠時間を計算するのです。起床時の印象も書いておくと良いですね。こうやって、起きたときのスッキリ感が一番良い時間を調べると、自分のちょうどいいリズムがだんだん分かってきますよ」やっぱりそうなりますよね。ズボラな私はそんな毎日日誌をつけられる自信がまったくありません。そもそも睡眠時間が短くても大丈夫な体質(ショートスリーパー)になれば、万事解決なのでは?と横着な考えを先生にぶつけてみたところ、「ショートスリーパーになる方法は、現在のところありません。ちなみに、つい最近アメリカで分かったことなのですが、短い睡眠でも健康でいられる人は、体内時計に関する遺伝子が変異しているそうですよ」だとのこと。遺伝子レベルでの話になっては、まったく太刀打ちできません。やはり、マメに日誌をつけるしかないのでしょうか。えーん、ドラ○も~ん!!(泣)早く22世紀にならないかなぁ……。(朝井麻由美/プレスラボ)【関連リンク】仁愛診療所阪野勝久先生がドクターと勤務されている診療所。眠るときに、体が「ビクッ」とするのはなぜ?これ、やっちゃうと恥ずかしいんだよねー。睡眠障害対処 12の指針質のいい睡眠、とれてますか?
2009年08月26日