いつ起こるかわからない、地震や水害などの自然災害。この機会に、一度自分の住まいの防災に対する備えを再点検してみましょう。以下4つの項目別に、自分でできる住まいの防災に関するお役立ち記事を9本まとめてご紹介します!■ 1.自分でできる備えハザードマップ災害と一口に言っても、洪水、津波、土砂災害などさまざまなものがあります。自分の住む場所ではどんな災害のリスクが高いのかを知るには、ハザードマップがその手立てとなります。こちらの記事ではインターネットで見られるハザードマップの使い方を詳しく説明しています。ハザードマップで住まいの被害想定を一度は確認!子どもへの防災教育Graphs / PIXTA(ピクスタ)災害発生時に鳴り響く警報音。この「音」であるJアラートは、危険察知や避難の重要な道しるべとなります。しかし、子どもがその意味を正しく理解しているとは限りません。抜け落ちがちな子どもへの防災教育について、はっと気づかされる記事です。できていますか?子どもへの防災教育■ 2.家を守る震災対策(土地・耐震化)無料でできる!災害に強い土地、弱い土地かを調べる方法hashisatochan / PIXTA(ピクスタ)災害から身を守るためには、自分が住む土地の地形や地質を知っておくことも大切です。無料で誰でもできる「災害に強い土地を調べる方法」を今すぐチェックしておきましょう!今居る土地は大丈夫?無料でチェック「災害に強い土地か弱い土地かを調べる方法」耐震化でリスクを激減!本当に耐震が必要理由カワグチツトム / PIXTA(ピクスタ)地震の被害の多くは、老朽化した建物の倒壊で起きています。耐震基準は1981年で変更されており、旧耐震基準の建物に住んでいる人は要注意。なぜ今、建物の耐震化が必要なのか?その理由に迫ります。旧耐震基準の建物に住んでいる人は一度は確認を!家の耐震化で使える公的支援制度bee / PIXTA(ピクスタ)家を耐震化するには高額な費用がかかるため、なかなか決断しにくいものです。しかし、国や自治体の補助金制度や税の優遇制度を使うと、耐震化工事のコストを削減することができます。こちらの記事では、公的支援制度の利用条件や利用方法について詳しくお伝えしています。知っておこう!国や自治体の補助金制度や税の優遇制度■ 3.マンションの耐震地震に強いマンションはこう選ぶマンションの耐震性能を知るには、「耐震等級」を調べてみることです。等級は1から3までで、数が多いほど高い強度を示します。地震に強いマンションの形やチェックすべきポイントなど、地震に強いマンションの選び方をご紹介します。マンション探しの前に、地震に強いマンションの選び方マンションの耐震についての真実ABC / PIXTA(ピクスタ)マンションの耐震について、正しく理解している人は案外少ないのかもしれません。マンション管理のプロが教える、マンションの耐震基準&耐震等級の真実とは?プロが伝授!マンションの耐震基準&耐震等級の真実マンションは災害時、ココが危険!@yume / PIXTA(ピクスタ)地震で火災が起こることがありますが、タワーマンションの高層階の部屋は、はしご車が届かない可能性も。マンションでは災害時にどんなリスクがあるのでしょうか。マンションから安全に避難する方法についてもチェックしておきましょう。マンションは災害時、ココが危険!■ 4.ペットの防災災害時に愛犬、愛猫を守るには大切なペットの命を守るには、ペットの防災についても調べておく必要があります。環境省の「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」には「ペットの避難トレーニング」「ペット用避難グッズ」など、知っておきたいお役立ち情報がたくさん掲載されています。大切な家族。災害時に愛犬、愛猫を守るには?
2018年09月02日いつ起こるかわからない自然災害。先日の西日本豪雨でも大きな被害が出ましたが、近年は都市部の局地的豪雨も頻発しています。かわいいわが子を守るために、日頃の備えは万全にしておきたいですね。防災グッズは身近なもので代用できることが多いですが、実は「さらし」もそのひとつ。戌の日の安産祈願で腹帯としてもらった人もいるのではないでしょうか? 昔ながらのさらしは、かなり使える防災グッズでもあるんです。■万能アイテム!災害時のさらし活用術防災グッズとしてのさらしの使い道はいろいろありますが、「さらしで子どもをおんぶできる」ことだけでも知っておくと、ママはとても心強いと思います。もちろん使い慣れた市販の抱っこ紐やおんぶ紐があればよいのですが、非常時には手元にないことも多いもの。たとえば、赤ちゃんと外出中に大きな地震があったらベビーカーに乗せたまま避難するのは危険ですし、歩ける子でも余震やはぐれる心配があれば、歩かせるよりおんぶや抱っこのほうが安心。小学生くらいでも割れたガラスで足をケガするなどして、おんぶが必要になることもありえます。また、集中豪雨で道路が冠水したら、小さな子はずぶぬれになったり転んだりしてぐずってしまう可能性大。安全に歩かせるのはなかなか困難です。こうしたとき、さらしをおんぶ紐にできれば、素手でおんぶするよりはるかにラク。両手があくので避難しやすく、大人とぴったりくっつくことで子どもに安心感も生まれます。さらに、災害時にさらしががあると以下のようないろいろな使い方もできます。<さらしの使い道の一例>・止血するための包帯・布おむつ、布ナプキン、下着の替え・手ぬぐい、タオル、雑巾・肩掛けやひざ掛け・高いところから避難するロープ、命綱・暖をとったり、料理をしたりするための燃料■さらしを使ったおんぶの仕方をマスターしよういざというとき、安全にさらしでおんぶするには、正しいおんぶの仕方・おろし方を知り、事前に習得しておくことが大切。非常時に急にやろうとしてもママも焦ってしまうし、赤ちゃんが初めての高さや姿勢にぐずってしまう可能性もあります。書籍『おんぶで整うこころとからだ』の詳しいおんぶの仕方を参考に、ぜひ試してみてください。●おんぶの仕方さらしでおんぶをするよさのひとつが、親と子が同じ目線になれること。背中に背負うときに理想の高さにしておくのがポイントです。さらしをそれぞれの肩にかけるとき、前屈みになりすぎると、赤ちゃんが頭から落下する危険があるので注意。両脇にきたさらしをハの字にきゅーっとしっかり引っ張ると、赤ちゃんがずりずり落ちてくるのを防げます。残ったタレ(端)は結び目のところにかませると、避難のときもジャマになりません。本には、おんぶのおろし方や抱っこの仕方も載っています。さらしは、おんぶだけなら4メートル程度でもOK。抱っこもするなら4.5メートルくらいあると使いやすいそうです。■+αのアイテムでママバッグを防災バッグに!さらしを使ったおんぶの仕方を覚えておけば、近くにさらしがないときも、ワイシャツ、カーディガン、ズボン、ストール、麻紐などで代用することができます。ただ、さらしはかさばらないのもメリットなので、できれば普段使うママバッグに入れておくといいですね。ママバッグの中身は赤ちゃんの月齢や子どもの年齢によって変わってくると思いますが、普段のものに少し+αするだけで子どもの命をつなぐ防災バッグにもできます。ミルクやおやつ、おむつ、着替えなどの定番グッズ、そして前述のさらしに加えて、たとえば次のようなものを加えておくと災害時に役立ちます。・ヘッドライト…災害時は停電することも。おんぶと同じく両手が空くので便利・レインウェア…普段使い用に完全防水防風のよいものを準備・厚手の断熱シート…普段はおむつ替えシートに、いざというときはマットに・ペットシーツ…赤ちゃんから大人まで緊急トイレとして使用可能普段のママバッグをベースにすれば、緊急避難用に新たなバッグを作るよりカンタン。この機会にいつも使っているママバッグの中身をもう一度確認してみませんか。非常時におんぶや抱っこをすることは、避難しやすいだけでなく、子どもを安心させることにもつながります。また、さらしを使った高い位置でのおんぶには、子どもの好奇心を満たしやすいというメリットも。普段の暮らしにも取り入れながら、さらしおんぶを習得してみませんか。参考書籍: 「おんぶで整うこころとからだ」 (駒草出版/1404円税込)日本では遠い昔から脈々と受け継がれてきたおんぶ育児。親と子どもの目線が同じで、赤ちゃんが「安心して世界を見渡せる」ぴったりおんぶの方法とその効果を紹介。ほかにも、おむつなし育児(おむつをつけながらもなるべくおむつ以外のところで排泄させること)を通した「赤ちゃんとの向き合い方」、推拿整体師や助産院院長との「ママの幸せ」についての対談も収録。本書籍の印税は全額未来を担う子どもたちを支援する団体各所に寄付されます。著者:松園亜矢新潟県出身。京都外国語大学卒業。5児の母。長男を妊娠中に乳児と楽しいコミュニケーションがとるおむつなし育児と紐一本でおんぶ、抱っこができることを知り、実践。以降、5人の子どもたちをさらしおんぶとおむつなし育児で育てる。おんぶ仲間を増やしたい思いから、おんぶ講習会を行ったり、周囲の要望を受け「おむつなし育児のお話会」などを実施。※さらしを使ったおんぶ・だっこの仕方は正しい方法で、安全に配慮してお使いください。
2018年09月01日9月1日は「防災の日」。災害はいつ起きるか分かりません。だからこそ平常時に、事前に震災などの自然災害に備えておくことが大切です。今回は、実際に被災した経験者だからこそ分かる、防災に必要な備えと心得に関する記事を、6本まとめてご紹介します!■ 震度6弱の大阪地震を経験!防災グッズはどこに保管するのが正解?つい先日起こった大阪の地震。震度6弱という大きな揺れを観測し、甚大な被害が出ました。被災したときに役立つのが防災グッズですが、何をどれだけ用意すればいいのでしょうか。CORA / PIXTA(ピクスタ)こちらの記事では、より安価で無理・無駄のない防災グッズの揃え方と緊急時に持ち出しやすい保管場所についても、アドバイスしています。簡単チェック!防災グッズの準備と保管場所《その他の関連記事》>非常食は「自宅用」「避難用」に分類!一人暮らしの防災対策・1>非常用持出袋の中身、32アイテム全部見せます!・その2【トノエル防災研究室】>簡単に使いこなせない「防災セット」、いかがですか?■ 大阪地震でも食器が割れなかった!その理由って?地震で食器棚から食器が落ちて割れてしまうと、破片が床に飛び散って大変危険です。しかし、食器棚ではなく引き出し収納に食器をしまっていたところ、食器が飛び出して割れる被害はほとんどなかったのだとか。食器は食器棚にしまうものという思いこみを捨てれば、合理的な安全対策が見えてくるかもしれません。こちらの記事では、食器をしまうのに最適な引き出し収納の高さについても言及しています。ぜひチェックしてみてください!地震に備えて、引き出し収納で食器の破損を防ぐには?■ 熊本地震経験者が教える7つの防災ポイントGraphs / PIXTA(ピクスタ)「防災の備え」イコール「防災リュックを買うこと」というのは思い込みです。防災リュックを用意するよりももっと大切なことは、家の中の棚や家具を総点検することでした!熊本地震を経験したからこそ分かった、「命を守るために今すぐするべきこと7つ」とは一体?防災への意識を変え、盲点を教えてくれる記事です。まず第1に、自身の命を守るためにすべきこと7つ■ 被災者に聞いた震災直後に「本当に困った事」2002 / PIXTA(ピクスタ)実際に震災を経験した人に「震災直後に困ったこと」について、アンケート調査を行いました。最も多かった答えは、日常生活で欠かせない「水」を手に入れることでした。こちらの記事のアンケート結果は、日頃の備えの参考にもなります。ぜひチェックしてみてください!震災直後に困ったこと。事前の備えに参考にしたいアンケート調査■ 看護師が教える非常食の選び方kou / PIXTA(ピクスタ)東日本大震災での経験を持つ看護師が推奨するのは、家族にあった非常食の選び方です。非常食なら何でもいいというわけではありません。病歴や体調、年齢にあったものを選んでおかなくては、非常食を食べて体調不良に陥ってしまう可能性もあります。高齢者や赤ちゃん、血糖値が高い人などにオススメの非常食をお教えします。自分は大丈夫?看護師が推奨する非常食の選び方■ 防災グッズに絶対入れておきたい○○とは?terumin K / PIXTA防災グッズというと、水、食料、毛布、簡易トイレなどが基本です。しかし、被災地の様子を見て回った看護師の筆者は「歯ブラシ」も忘れてはいけないと言います。歯ブラシが重要なその理由とは?また、記事では被災時に歯ブラシがなかったときの対処法についてもお伝えしています。防災グッズには「歯ブラシ」を忘れずに〜その理由とは?《その他の関連記事》>災害時に愛犬、愛猫はどうする?ペットの防災対策ですべきこと4つ
2018年09月01日みなさんは総務省消防庁ホームページの「防災マニュアル」をご存じですか。災害時の備蓄品、持ち出し品リストの他、自分が今いる場所で災害に遭ったときに取るべき行動が載っているので、一読の価値ありです。消防庁の防災マニュアルを踏まえ、さらに自分の暮らしに必要なものを備えておくと安心です。ここでは、筆者が普段から心がけていることや、震災経験者を含めた一人暮らしの友人が実践している知恵やオススメ防災グッズを2回に分けてご紹介します。前回の「食料編」に続いて、今回は「防災グッズ」についてご紹介します。■ 大きめリュックは日常使いと防災用を兼ねると一石二鳥以上?一人暮らしの住居の悩みは「収納スペースの少なさ」です。それを理由に防災リュックを用意しないという方はいませんか。筆者は2~3泊できる登山用ザック(リュック)を所有していますが、収納の少なさから生み出した4つの収納テクを披露します。1.避難用防災グッズを大きな袋にひとまとめしてリュックの中で保管。リュック使用時は防災袋を取り出します。2.リュックの外側ポケットに常に「ミネラルウォーター」を入れておく。災害時の他、旅行の時にも飲めます3.携帯用充電器は常にリュックのポケットに入れて置く。ザックを使うシーン全てに必要なアイテムなので入れ忘れ防止に4.充電器以外にも、ビニール、タオルなど、かさ張らないものは常にザックに入れておく。Nutria / PIXTA(ピクスタ)登山用ザックは丈夫で機能的なので、アウトドア派でなくとも1つあると重宝しますよ。■ 災害でライフラインが止まったら…。水、ガス、電気に替わるものはマスト!一人暮らしの限られた空間でも保存できるライフラインに替わるものをご紹介します。【水】ポリタンクじゃなくてもOK!「2Lペットボトル」で隙間収納使用済の2Lペットボトルに水道水を入れ、洗濯機と冷蔵庫の間に飲用以外の備蓄水として保管しています。きっちりキャップを閉め、横に倒してストックができるので、ベッド下など室内を探せばまだまだ収納スペースはありますよ。【ガス】カセットコンロで調理、お風呂代わりにお湯を沸かして体を清潔に一人暮らしでも災害時用にカセットコンロがあるととても重宝します。筆者は以前からカセットコンロを持っていました。かさ張るため、薄型のIHヒーターに買い替えようと検討したこともありましたが、災害時に役立つため買替えを止めました。カセットコンロでお湯を沸かして体を拭く事もできますし、食品の温めや調理ができます。最新のものは薄型の商品が多いので常備をオススメします。【電気】充電式携帯ラジオ、キャンドルで灯りと情報を普段からラジオ派ということもあり、災害用ラジオを買い換えました。選んだのはラジオにLEDライト、携帯電話の充電可能という商品。約3,000円でした。手巻き充電が間に合わない場合もあるので、乾電池のストックもお忘れなく。併せてアロマキャンドルやマッチ、ライターの備えもオススメです。■ ペット用品も忘れずに!日用品は+αストックが大事トイレットペーパーやラップほか、日用品で予備を持っておきたい忘れがちなものを挙げます。【女性】生理用品、下着用ライナー(おりものシート)、大きめのマスク(被災するとメイクや洗顔がままならないため、あると重宝する)makaron* / PIXTA(ピクスタ)【目の悪い方】コンタクト用品、使い捨てコンタクト、また昔の眼鏡も災害時の予備に保管するのもよいでしょう。kai / PIXTA(ピクスタ)【ペット】エサ、トイレシートや猫砂は1パック多めの常備を習慣付けてください。Drone Studio / PIXTA(ピクスタ)■ 自分の暮らす街を知ること!「災害伝言ダイヤル」「ハザードマップ」も要チェック!自宅周りの公園、学校などの避難所の確認をしている方は多いと思いますが、自治体発行のハザードマップにしっかり目を通すことも必要です。筆者の暮らす街の自治体では「水害ハザードマップ」を発行しています。川が氾濫した場合、被害を受ける可能性のある土地なので、「最低3日間自助努力」をモットーに備えています。Road17 / PIXTA(ピクスタ)また、NTT災害伝言ダイヤル「171」ですが、離れて暮らす家族にも使い方を知ってもらうことが大切です。EKAKI / PIXTA(ピクスタ)自分や家族の契約している携帯電話会社のホームページを確認し、もしもの時に使い方を戸惑わないよう、印刷したマニュアルを親に渡しておくのも一案です。また、定期的にNTTの災害伝言ダイヤルを体験できる期間がありますので、家族や友人などと体験してみるのもオススメです。いかがでしたか?防災グッズは出番のないことを願うばかりですが、「万が一」という備えは生きていくうえで必要不可欠です。年に1~2回防災グッズをチェックする習慣を身につけていきたいものです。【参考】※総務省消防庁ホームページの「防災マニュアル」
2018年09月01日みなさんのご家庭では非常時に備え、防災グッズを用意していますか?災害大国と言われる日本では、いつどこで災害が起きてもおかしくありません。以前、筆者が住んでいる地域で地震が起きたときは、ママ友と防災グッズの話題で持ち切りに。自分の子どもを守るためにも、防災グッズは必ず用意しておきたいものです。今回は、1歳の子どもがいるわが家の防災グッズを紹介します。何日分の防災グッズを備蓄すべき?水や非常食などの備蓄量は、少なくとも7日間分が必要だと言われています。2018年6月に起きた大阪北部地震でも電気・水道・ガスといったライフラインが停止してしまう被害が起こり、水道は翌日復旧したものの、濁水で飲めない状態が続きました。さらに、ガスは完全復旧するまでに4日を要したようです。ライフラインが復旧するまでの間、生活できるだけの防災グッズを用意しておきましょう。備蓄量は多ければ多いほど安心かもしれませんが、水だけで1人1日3リットルもの量が必要になります。家族分を合わせると膨大な量になってしまうので、わが家では最低量の7日間分を想定した防災グッズを用意しています。オムツ、ベビーフード…月齢に合わせたグッズをオムツが外れていない子どもがいる場合、オムツの備蓄も必要です。7日間分を想定すると、オムツの必要量は最低でも1~2パック。わが家では万が一避難が必要になったときにすぐに持ち出せるように、未開封のオムツパックを防災グッズと同じ場所に置いています。さらに、乳幼児がいる場合は、哺乳瓶とミルクも必要。ミルクは固形かスティックタイプのものが日持ちするのでおすすめです。母乳育児でも念のため、ミルクを備蓄しておくほうがよいでしょう。哺乳瓶は普段から使っているもので構いませんが、いざ災害が起こって避難するときに置き忘れてしまう可能性があります。非常用に新しい哺乳瓶を用意して、防災バッグに入れておくほうがよいでしょう。消毒の必要がない使い捨て哺乳瓶もおすすめです。子どもの月齢によっては、ベビーフードも必要です。ベビーフードは基本的に1年くらいもつので、非常用に買い込んでおきましょう。容器とスプーン付きの商品は割高なものが多いので、わが家では平袋タイプのベビーフードを買って、皿の代わりになる紙コップと使い捨てスプーン・フォークを一緒に用意しています。紙コップは100円ショップで購入。使い捨てスプーンとフォークはスーパーやコンビニでもらったものを集めておきました乾パンが苦手な子どものためにクッキーも非常食はそのまま食べられるレトルト食品を主に備蓄しています。電気やガスが使えないことを想定しておかなければいけないため、加熱せずに食べられるものが必要です。スーパーで売られている市販商品を探しましたが、そのまま食べられるレトルト食品は意外と少ないもの。レトルトパックご飯なども加熱必須の商品が多いので、購入の際は注意してください。わが家ではネットで購入できる「ホリカフーズ」のレスキューフーズを利用しています。「ホリカフーズ」の「レスキューフーズ」。ネットで購入できます非常食と言えば、乾パンを思い浮かべる人も多いでしょう。味は質素ですが、賞味期限が長いことから、筆者の自宅でも大量に備蓄してあります。わが子は乾パンが苦手で食べられないため、代わりに日持ちするクッキーを乾パンと一緒に備蓄しています。乾パンとクッキー。プライベートブランドの商品で安く購入できましたゴム手袋は手を汚さずに調理するために使ったり、ガラス破片などから手を守るために役立つと聞き、購入しました。ウェットティッシュの代用品として備蓄しているのは、万能なおしり拭き。子どものオムツ替えだけでなく、手や体も拭くために3パックほど備蓄しています。必要な防災グッズの一覧については、総務省消防庁のWEBサイト「地震防災マニュアル」でも紹介されています。子どもの成長を見ながら定期的にチェック!わが家ではちょうど子どもが生まれたときに防災グッズを用意したのですが、1年以上経ってから見直してみると、賞味期限切れの非常食や子どもが成長して必要なくなった哺乳瓶、ミルクなどが入っていました。子どもが赤ちゃんのうちは成長スピードが早いため、年に3回は防災グッズの中身を見直すことをおすすめします。サイズオーバーしそうなオムツや賞味期限が近いベビーフードなどは忘れずに使ってしまいましょう。普段はなかなか意識することがなく、忘れてしまいがちなので、カレンダーに書いておくとよいかもしれません。また、防災グッズの準備は家族で一緒にすることもおすすめします。自宅にどんな防災グッズの用意があって、どういう場合に使えるのかを家族内で共有するだけでなく、防災に対する意識を高めることにも繋がります。いつ起きるか分からない災害に備えて、防災グッズの用意をきちんとしておいてくださいね!<総務省消防庁地震防災マニュアル><文:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年09月01日編集部:学研キッズネット編集部9月1日は防災の日。年に一度、防災用品を見直そう!と、危機管理教育研究所の国崎信江さんを訪ねたところ、あれれ……?防災に対するわたしの心構えは、ちょっとずれていたようです。お話を聞いた危機管理教育研究所理事長国崎信江さん「防災」を習慣化しよう!――防災のために何をしたらよいか、と考えると、何から手をつけたらよいのか、わからなくなってしまうんです。何か心構えのようなものはありますか。国崎:心構えと言いますか……。わたしがよく申し上げるのは、生活の中で防災するのが当たり前、という意識を持ってほしい、ということです。家事をやったり、健康のために何かをしたりするのと同じように防災も習慣化してほしいです。健康的な生活をしなければ病気になってしまうように、防災をしていなければ、災害が起きたときに被害を受けてしまうことになります。――なるほど!では、防災を習慣として位置付けるのに大切なことは何なのでしょうか。国崎:家の中でいえば、まず家具の配置の見直し。寝ている場所に覆いかぶさってくる配置を避けるのはもちろんのこと、ドアの付近に家具を置かないなど避難動線上にものを置かない。避難の妨げにならないよう、中身の飛び出し防止対策として引き出しにはロックをかける。子どもに部屋の片付けを促すときも、今、地震が来たらどうする?とイメージさせて整理整頓が防災につながることを意識させます。我が家ではお小遣いでガラス製品や陶器を買うのも禁止です。必要最低限の食器は使うものの、装飾品としての割れ物は置いていません。中身の飛び出しを防ぐため、本棚の書籍も電子書籍化するなど極力データでの保存に努めています。地震だけでなく大切な本が火事で焼けてしまって読めなくなる、というのも嫌ですしね。家具の固定は全てに必要ですが、優先順位として、たとえば子ども部屋やリビングやダイニングなど家族が集う場所、キッチンなどのよく使う場所から「安全な場所」にしておくという工夫も大切です。大切なのは、知識とイメージ国崎:防災について「わからない」という方は多いです。ただ、予備知識を知ったうえでの「わからない」なのか、知らないうえでの「わからない」なのかでは、「わからない」の質がかなりちがってきますよね。だから、人生において、防災の本を少なくとも3冊、できればジャンルの異なる本を選んで読むことを心がけてください、とよく言うんです。わが家には仕事上、防災関連の本がたくさんあり、子ども向けの本も多く出版していますから、子どもは自然と手にとって読むようになりました。それを学校にも持っていったりして、知識を友だち同士で共有しているのはよいことと思っています。この3冊はとくに、子どもが何度も繰り返し読んでいました。国崎さんのお子さんが何度も読んでいたという3冊。左から『ぼくの街に地震がきた』(ポプラ社)、『ドラえもんの 地震はなぜ起こる どう身を守る』(小学館)、『大地震サバイバル きみならどうする?』(学研プラス)保護者向けのおすすめの本も教えてもらった。左、『ママのための防災ハンドブック』(学研パブリッシング)、『震度7から家族を守る家』(潮出版社)国崎:防災でとても大切なのは、親子の会話だと思います。子どもには「災害が起きたらお母さんやお父さんと1週間、仕事の関係で最悪1カ月会えなくなるかもしれないよ」と話しています。国内外で起きた災害について食卓で話題にするのはもちろん、ハザードマップ※を広げて、自宅だけではなく自分の行動範囲すべての場所について、徹底的に調べます。そうして「もし地震が起きたときにこの場所にいたら、こっちの方向に逃げたらいい」などとイメージしていきます。大切なのはそこにある情報から被害をイメージしてどう行動するかと考えることを習慣化し、自然にできるようになることです。※ハザードマップ……自然災害による被害の軽減や防災を目的としてつくられた地図。被災想定区域や防災関係施設などが示されている。持ち出し品の見直し!と意気込む前に、そもそも持ち出せないかもしれない!?――では次に、防災のための「持ち出し品」について聞きたいのですが国崎:わたしは今までいくつもの避難所を見てきましたが、大規模な地震災害で持ち出し品のリュックを持って避難してきた方に会ったことがありません。――ええ!?そうなんですか?国崎:避難するために家を飛び出すという状況は「命からがら」ということなんです。そんな状況に置かれたときに、持ち出し用品の入ったリュックを持つ余裕なんてありません。たいていの方が身一つです。ただ、自分のかばんは持ってきましたという方に会うことはあります。ここに2つのかばんがあります。1つはいつもの自分のかばん。もう1つは非常持ち出し用の袋。極限の状態で1つしか持っていけないとなったら、あなたはどちらを持って外に出ますか?――うーん、携帯もお財布も入っているし……、いつものかばんでしょうか。国崎:そういう選択をする方は、ふだんのかばんに、最小限の防災用品を入れておけば安心です。しかも、外出中に被災しても即応できます。中身は、例えば止血パッドといった応急手当てできるもの、ホイッスル、マスク、1回分の携帯トイレ、レインコートなど。レインコートは名刺大のコンパクトなものがあります。雨も寒さもしのげます。子どものかばんには、こんな虎の巻を入れておくのもよい(左がおもて側「災害対応編」、右がうら側「準備編」)。国崎:持ち出し用のかばんをどうするか考えるよりは、いろいろな物を入れられるベストがおすすめです。わが家ではこの防災ベストをハンガーにかけて玄関先に置いてあります。子どもの分は子どもに用意させます。できるだけ軽く、と言っているのですが、どうしてもゲーム類を入れたりして重くなってしまいます(笑)。いくつもポケットがある国崎さんおすすめの防災ベスト(左から大人用ベージュ、子ども用ピンク、子ども用グリーン)。防寒はもちろん、何かが当たったときに体を守るのにも役に立つ。国崎:災害の規模にもよりますが、避難する必要があるのか、在宅避難という形になるのかは、自分の住んでいる土地を知り、建物の耐震基準がどうなっているのかを知ることで判断できます。ハザードマップで自分の住む土地の、噴火、洪水、土砂災害、津波、液状化、地震の危険度等を調べてください。そして次は建物の耐震性を調べ避難の必要性を判断します。都心部では避難所に人が入りきらずあふれることもあることからも、避難ありきではなく自宅で過ごせるように備えをしましょう。在宅避難の食事として非常食を大量買いするのもいいのですが、まずは、水も火も使わず食べられる物がどれだけあるかリスト化してみましょう。卵、とうふ、納豆、ハム、バター、ジャム、チーズ、牛乳のほか、野菜室にあるそのまま食べられる野菜など案外あることに気づくはずです。それからわが家では3種類のフルーツを買い置きして切らさないようにしています。フルーツはおいしくて、水分もとれ、最高の非常食と位置付けていて、普段から子どもも喜んで食べますね。フルーツや野菜はジュースでもおいしいですから、ジュース類やゼリー飲料も箱で買っています。純粋な「飲み水としての水」だけでなく栄養や嗜好を考えて飲み物も買い置きしています。冷凍食品も停電したとしても自然解凍されたらそのまま食べられる食品を意識して取りそろえています。カセットコンロを使えば普段通りの調理もできるので、冷蔵庫にある食材だけで3日分は食べられるという家庭も少なくないと思います。「非常時だから食べ慣れない非常食を食べなくてはならない」のではなくて、「非常時でもいつもの物を食べる」という方へ、考え方をアップデートしてほしいと思います。――生活用水の確保として、地震が起きたらお風呂に水をためる!というのはどうですか?国崎:戸建ての家なら良いでしょうね。でもマンションの場合はどうでしょうか。配管が壊れているかもしれません。そんな中、水を流したら階下に漏れてしまいます。そう考えると水は流せません。簡易トイレの用意やウェットティッシュ、歯みがきシート、手指消毒用のアルコール、水のいらないシャンプーなど、生活用水を排水しないための備えが、より必要になってくると思います。家にいられない!でも行き先は避難所だけとは限らない国崎:我が家でも火災など自宅を出て避難しなければならない状況も想定しています。ですが、やはり避難所の生活というのは精神的につらいものです。特に小さい子どもがいるご家庭では過密な環境で感染症にかかる不安やおむつ替えや授乳など多くの不便が生じ、気が休まることはないでしょう。そこで、移動できる状況であれば避難所以外の生活も視野に入れて情報を集めておきましょう。自宅に戻るのが困難という場合には、「みなし仮設住宅」といわれる民間の賃貸住宅借り上げる支援制度もあります。また被害が広域に及ぶ場合は、震災疎開も選択肢のひとつとして考えておくとよいでしょう。実家、友人宅、行きつけの宿泊先など、疎開するとしたらどのような場所がよいかをイメージして、長期に滞在できる宿泊施設の情報を探しておくことも身を助けます。日本には被災した人たちを守る法律や制度がありますが、知らなければ損をすることもあります。「防災」ということを考えるとき、防災用品をどうしよう、持ち出しグッズをどうしようなどと考えるだけでなく、被災生活や生活再建まで考えて準備をしておきましょう。「土地を知り、建物を知り、制度を知る。そのうえで手立てを考える。被災生活や生活再建まで考えて防災対策をたてるのは子どもをもつ親の責任なのではないでしょうか。」と国崎さんバラバラになった家族が再会するコツは、場所と時間とメッセージ――最後に、家族が別々の場所で被災したときにうまく再会するコツを教えてください。国崎:家ではなく避難所で落ち合う場合は、どの施設のどこで会うかを具体的に決めておくといいですね。たとえば、〇〇小学校の体育館の入り口、といったように。時間も〇時と〇時、あるいは毎時00という決め方でもよいので決めておきましょう。待つ時間は20分。それ以上は待たない。いなければその次の待ち合わせ時間にまた来る、とか。多くの人が一度は家に帰ると思いますので、第三者に知られないような場所に「〇〇にいます」というようなメッセージを残しておくのもよいでしょう。大っぴらに書いたら「ここの家には誰もいないんだな」と知られてしまいますからね。――具体的にイメージするのが大切なんですね。今日はありがとうございました。防災のことを考えよう!と思っても、何から手をつけたらよいのか優先順位がわからずあたふたしていたわたし。ひとまず「土地と建物について調べてから対策を立てよう」と、住んでいる土地の「地震ハザードマップ」を子どもたちと確認しました。わたしの手元にある地図には震度予測マップ、液状化危険度マップ、建物被害予測マップが載っていました。それによると、我が家のある場所は、液状化の危険はあるものの自宅の建物被害は少ないよう。ただし行動範囲内に被害率が少し高い建物があることを確認。地震発生時にそこいたときは離れた方がいいね、などと子どもたちと話し合いました。保護者が情報をすべて握って子どもたちに指図しなくちゃと気負うのではなく、家族みんなで考え、話し合っていけばいい、そう意識を変えることで子どもたちが頼もしく見え、同時にわたしの進むべき方向性も見えて来る思いがしました。次は家を安全な場所にしていきたいと思います。国崎信江さんプロフィール国崎信江(くにざきのぶえ)危機管理教育研究所 理事長危機管理アドバイザー女性や生活者の視点で20年防災を研究し、かつ国内・海外の被災地で支援活動してきた経験から独自の視点で防災対策を提唱している。また、防犯や生活上の事故など生活に潜む危険から身を守る方法など実践的な危機管理対策を提唱している。文部科学省「地震調査研究推進本部政策委員会」、気象庁「緊急地震速報評価・改善検討会」、東京都「震災復興検討会議」、国や自治体の防災関連の委員など、多くの組織の委員を歴任しているほか、講演活動を中心にテレビや新聞などのメディアに積極的な危機管理の情報発信を行なっている。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2018年08月31日自然災害の多い日本。防災バッグをおうちに置いてある方は多いのですが、持ち運び用の防災ポーチを持っているという方は少ないのではないでしょうか。今回、LIMIAお買い物部がよく紹介するお店で防災ポーチを作ってみました!ぜひ参考にしてくださいね。〔セリア〕で大まかなものはそろう♪まず訪れたのは〔セリア〕。ここではほとんどのものが手に入りました。大きめのポーチ、ガーゼマスク、携帯用トイレ、ばんそうこう、懐中電灯、単四電池、除菌シートの7点を購入。この後、〔ダイソー〕〔キャンドゥ〕と見に行ったのですが、携帯用トイレが男性用、女性用と別々で売っていたのは〔セリア〕だけでした。〔ダイソー〕では食料を!続いては〔ダイソー〕。ここでは食料を購入しました。〔セリア〕や〔キャンドゥ〕に比べて多くの食品を扱っているのでオススメです。防災ポーチということで軽いアメとミックスナッツにしました。ナッツ類は栄養価も高いので入れておくといいですよ!〔Can★Do〕では欠かせないアイテムを発見!次に行ったのは〔キャンドゥ〕。ここまでそろえてしまうと買うものはもうないかなぁ……と思っていたのですが救急セットを発見!〔セリア〕でばんそうこうは買ったのですが、ガーゼとサージカルテープということで迷わず購入。はさみ不要なのも助かりますよね。〔無印良品〕ではあると便利なアイテムを発見最後は〔無印良品〕。ここでは水を使わない《歯みがきシート》を購入しました。被災したときに貴重になる水。それを使わずに衛生面を保てるのは助かりますよね。ポーチに入れよう!そろったのでポーチに入れていきます。ばんそうこうと救急セットはジップバッグにまとめて、アメは袋から出し、少しでもかさばらないようにしました。全部入れるとこんな感じ。重くなりすぎず、普段から持ち歩けるくらいのサイズにまとまりました!まとめいつどこで被災するかわからないからこそ、日常的に備えることが大事ですよね。週末などに家族みんなでいま一度防災について話し合ったり、備品をそろえてみてはいかがでしょうか。今回購入したものの総額は1,488円。あくまで日常的に持ち歩ける、最低限のものをまとめました。常備薬やスマートフォンの充電器など、自分で必要だと思うものをプラスしていってみてくださいね。
2018年08月12日地震・台風…、自然災害は、いつどこで起こるかわかりません。もし災害に遭っても、しっかりと準備をしておけば、余計な心配をせず、心強いですよね。今回は、いつもおうちに置いておきたい、もしもの時に役に立つ防災アイテムをご紹介します。■ 明日の安心をこれで作ろう。頼れる防災グッズリスト<こんなキットボックスで「見せ置き」防災を>|スタイリッシュなボックスは、デザイン事務所「NOSIGNER」が監修した「THE SECOND AID」。地震が落ち着いた後の自宅避難に必要な防災グッズがコンパクトな1箱に収まっています。4年以上保存がきくフードに水、カトラリー、そして洋式トイレを応用して使えるトイレキットや、身体の衛生を保てる濡れタオル、防寒に役立つ着用型ブランケットなど、役立つアイテムがこの1箱に。お部屋の中で見せ置きしながら災害に備えられ、いざという時すぐに手を伸ばす事ができるキットボックスです。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ ザ・セカンド・エイド生命を守る防災ボックス/THESECONDAID <nendoとのコラボレーションで実現したのは、スマートな防災グッズ>たくさんの物をパンパンに詰め込んだ非常袋は、平常時には邪魔になってついつい棚の奥にしまいがち。いざという時パッと手に取れるのは、玄関のような手狭な場所にも置けるスマートな防災グッズが便利です。そんな時おすすめなのは、災害時に本当に必要なものを最低限だけ収めたミニマムでスマートな防災キット「MINIMAID」。緊急時にさっと手に取れるよう傘立てに置いておける洗練されたデザインでありながら、コンパクトなボディには秘密が隠されているんです。4つのパーツに分かれるボディは、災害時にはそれぞれ「懐中電灯」「収納ケース」「ラジオ」「ポンチョ/水筒」に変身。緊急時に人を呼ぶ「ホイッスル」も付いている、心強い味方です。もしもの時以外でもお部屋のインテリアに馴染んでくれるのが◎。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ MINIMAIDミニマム防災キット【送料無料】 <7通りの使いみち!?日常からもしもの時まで使えるLEDライト>暗がりでもしものことがあったら、心もとないもの。そこでまず必要になるのが灯りですよね。そんな時に頼もしい味方になってくれるのが、「LUMOマウンテンライト」です。枕元など手を伸ばしやすい場所に置いておけば、睡眠中の停電・災害時にもスグに使える優れもの。ランプや懐中電灯としてだけでなく、姿かたちを多彩に変えて7WAYで使えるのが魅力なんです。上の写真のように、一部分のパーツだけを使うこともできるこのライト。明るくしたいところにマグネットで貼り付けて、壁付けライトとして大活躍してくれます。懐中電灯のような形にすれば、非常時の備えから読書中の手元を照らすスポットライトとしても幅広く活躍。無骨な懐中電灯をお部屋に置くのは気兼ねしても、インテリア感覚で置けるこんなライトならお部屋の雰囲気も仰々しくなりません。他の様々な使いみちについてはぜひページをチェックしてみてくださいね。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ LUMO7wayで使えるマウンテンライトLEDライト懐中電灯 <非常時のごちそうになるのは、身体にやさしいレトルトカレー>いつものように食材が揃わなかったり、道具がなかったり、はたまた手段がなかったり。なかなか普段と同じようにはいかないもしもの時の食卓に、あるとちょっぴり嬉しいのはこんな存在。「にしきやレトルトカレー」シリーズは、長く保存できるレトルトカレーなのに、無添加で作られていたり、野菜がたっぷり使われていたり。暗くなりがちな非常時の食卓に、みんなが大好きなカレーが笑顔を届けてくれますよ。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ にしきやレトルトカレー <デニッシュ缶で、もしもの時にもふんわり甘い気持ちに>コップのフチに腰掛けるシロクマに、コーヒーカップで羽根を休めるカモメ、重なったホットケーキの上で正座するシロクマ?思わず脱力しちゃうイラストが描かれているのは、「CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶」。お気に入りの絵や可愛い雑貨を飾るように、キッチンにそのまま置いておきたいような佇まいです。「CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶」は、ケーキのようなフワッとした食感とほんのり感じる上品な甘さが評判のデニッシュパンを作る京都祇園発祥の「ボローニャ」から発売された、長期保管可能なデニッシュパン。最大3年間の保管が可能な缶詰タイプだから、もしもの時のために備蓄することが可能なんです。プルトップで開けられるから缶切りもいらないし、温める必要なく美味しく食べられるからいざという時に頼もしい存在です。▼ご紹介したアイテムはこちら⇒ CANNEDBREAD長期保存できるデニッシュ缶 自宅の備蓄品を見直したいこのタイミング。すでに備蓄されている方も、これからの方も、もしもの時のためにぜひこんなアイテムでしっかり備えてみませんか?
2018年07月10日大きな地震の後は、防災意識が高まります。でも、「とりあえず防災リュック!」と思っていませんか?もちろん、防災リュックはあったほうがいいですが、まず第一は命を守ること!私は2年前に熊本地震を経験しました。家が命を脅かす場所になるという危険性も知りました。まず見直すべきは防災リュックより家の中!命に直結しますからね。家の中で、とりあえずここを見直してほしいと思うポイントをご紹介します。■ 1.背の高い家具Graphs / PIXTA(ピクスタ)家の中で一番危険なのがこれ!大きな家具が倒れたら大人でもひとたまりもありません。耐震グッズをつけることが前提ですが、中には「耐震用の棒が外れて倒れた!」という方も。これはつける位置やサイズが間違っている可能性があります。時間が経つと緩んでくることもあるので、今一度ご確認ください。海外のインテリアで天井まであるような棚を見かけますが、あれは地震のない地域のもの!日本に住んでいる限りは、オシャレさより安全性を取るべきだと思います。■ 2.詰め込みすぎの棚小さな棚であっても詰め込みすぎは禁物です。特に注意すべきは食器棚と本棚。棚自体も危険ですが、食器や本の1つ1つが凶器になります。■ 3.頭上に置いている重いもの土鍋や季節外の家電などを冷蔵庫の上やタンスの上に置いていませんか?このせいで怪我をされた方が大勢いるので本当に危険!整理収納の意味も兼ねて、今こそ見直すべきがかもしれませんね。■ 4.陶器のライトやガラスのシャンデリアこれは私も経験したのですが、陶器のライトが割れました。転がってる陶器の破片を見た時は本当に怖かったです。大きな地震が来たときはしゃがむのが精一杯!もし、この照明の下にいる時に地震が来てたら……。考えるだけでもゾッとしますよね。割れない素材のものが一番ですが、もし選ぶ際はダイニングテーブルの上など、下に人がいない場所にしてください。■ 5.閉められない食器棚最近人気なのがキッチンのオープン棚。インスタ映えするので憧れるのはわかります。ただ、大きな鍋や食器を並べているのは気になります。もし落ちてきても身を守れるか、インスタ映えより防災の目線で確認してみてください。■ 6.布団まわりの家具freeangle / PIXTA(ピクスタ)寝室では、立った状態では大丈夫でも、寝てみると危険な場合があります。睡眠中はもっとも無防備な状態ですからね。実際に寝転んでみると思わぬ発見があるかもしれませんよ。■ 7.玄関周りの家具・荷物Graphs / PIXTA(ピクスタ)家の状態によっては、逃げ道を確保することも大事!閉じ込められるのは危険です。すぐに靴が履けますか?玄関に荷物が積んでありませんか?内開き、外開き、どっちですか?一度シミュレーションしてみてください。これらの地震対策ができたら、次は防災リュックの準備です。鉄は熱いうちに!記憶は新しいうちに!準備はやる気のあるうちに!そろそろ本気で見直しませんか?
2018年06月24日お片付けの作業でお客様から聞かれることが多い質問の一つに「防災グッズ」の置き場所があります。2010年代に入ってから東日本大震災や熊本地震などの大きな震災を契機に、ある程度グッズを買い揃えた方も少なくないようです。本日の朝、大阪で震度6弱という強い地震があり、防災グッズへの意識が高まった方も多かったのではないでしょうか。しかし、防災グッズは揃えてみるとお金もかかるし置く場所に悩むようです。そこで、今回はより安価で無理・無駄のない防災グッズの揃え方と置く場所についてご紹介します。■ 無理・無駄のない防災グッズの揃え方防災グッズは家族の人数×3日分とも14日分ともいわれます。CORA / PIXTA(ピクスタ)もちろん多いことに越したことはありませんが、14日分ともなれば高額になりますし、結構なスペースが必要となります。そこでオススメなのは、日々の料理にジャガイモや玉ねぎなどの根菜を活用することです。kari / PIXTA(ピクスタ)お米もそうですが、常温で保存する食品は毎日の食材としても使えることはもちろん、そのまま非常食にもなります。非常食として王道の缶詰もできるだけ日常使うものが良いでしょう。CORA / PIXTA(ピクスタ)比較的早く配給が始まるおむすびなどのご飯系をストックするよりも動物性タンパク質がとれる缶詰がオススメです。また、食料以外にも、簡易トイレを購入する方も多いのですが、毎日数回必要となる割にかなり高額です。使用期限のない大人用のおむつにビニール袋と新聞があれば十分に対応できますし、保管スペースも小さく済みますのでオススメです。■ 防災グッズはここに保管する!保管するモノを少なくしたら、あとは保管場所です。これは家が崩壊することを前提に考えるか否かで異なりますが、一般に住宅は採光を確保するために南側に窓が多く、崩壊するとなれば南側の1階から崩れることが考えられます。したがって、屋内に設置するのであれば2階の窓側の部屋となります。寝室に置く方や屋根裏部屋に置く方も多いのですが、緊急時が夜間とも限りませんし、間取りによっては取れなくなってしまうことも十分に考えられます。一方、屋外に設置する場合でも、南側の隣接した場所は避けた方が良いでしょう。余裕があれば、車の中や独立した倉庫も良いでしょう。花火 / PIXTA(ピクスタ)■ 避難場所は家族で確認していますか?防災グッズから話は逸れますが、避難場所も家族で共有しておくことが必要です。佐竹 美幸 / PIXTA(ピクスタ)なんとなく一番大きな避難場所は知っていても、そこが宿泊できる場所なのか、車で行けるのか、家族が待ち合わせしやすいのかなどは話しておく方が良いでしょう。実際、近くの避難場所に行こうとして橋が崩れて行けなかったという事例もあります。行けなかったならまだしも、そこで命を落とすなんて悲しいことが起きないとも限りません。いかがですか?近隣に住む住民が全て被災者となる大地震では多くの問題が発生するといいます。普段の暮らしに極力影響を与えず、いざという時に使える防災グッズの準備と設置について、ぜひご家族で話し合っててみてくださいね。
2018年06月18日全ページに音声コードを掲載東京都が女性の視点で作られた防災ブック「東京くらし防災」の作成を2018年2月16日(金曜日)に「東京都防災ホームページ」で発表しました。「東京くらし防災」は防災への参画を促すとともに、都民の一層きめ細やかな災害へのそなえを促進することを目的として作成された冊子。「出かけるときの防災」「片付けでできる防災」といった日常生活の中で無理なく取り組める防災対策や、避難所での防犯対策や授乳といった被災生活の対処法などを掲載。親しみやすいイラストやキャラクター、被災者の体験談などを活用し防災についてわかりやすく解説しています。さらに各ページに音声コードを掲載し、より多くの人が情報を収集しやすくなっています。手に取ることが防災への第1歩「東京くらし防災」は現在「東京都防災ホームページ」内で目次と内容の抜粋(PDFファイル)を公開中。2018年3月1日(木曜日)からは図書館や郵便局、美容院など都内約9000ヶ所で無料配布が開始されます。内容全文のPDFファイルも同時公開されるので配布場所が近くにない人も安心です。また、スマートフォンやタブレット端末で閲覧できる「東京都防災アプリ」の配信も予定されています。(画像はプレスリリースより)【参考】※東京都防災ホームページ
2018年02月21日たとえば全国で避難訓練が行われる防災の日(9月1日)など、きっかけがあれば防災について考えるものですが、ふだんはとくに意識することもなく…。しかし、災害は忘れたころにやってくるもの。何もないときだからこそ、意識を強くする必要があります。防災意識の高いママたちに日ごろ、家庭でどんなことを心がけているか聞いてみました。■通学路を散歩しながら、子どもと一緒に危険ポイントをチェック「子どもと散歩しながら、通学路の安全性をチェックします。上から看板が落ちてきそうな場所や、崩れやすそうな壁など、登下校中に災害にあった場合を想定し、こういう場所には普段から近づかないように話します。うちの子の学校では、授業中などに災害が起きたら親が迎えに行くのですが、必ず行けるとは限りません。そのため、どのルートで帰ってくるか、家が倒壊していたらどの避難所に行くかといったことも教えました」(38歳・小学4年生のママ)子どもと離れているときに災害が起きたら…。考えただけで不安になりますよね。自分がそばで守ることができない分、通学路などのチェックはこまめに行いましょう。防犯にも役立ちそうです。■停電になっても大丈夫! 暗闇でも歩ける、モノが探せる蛍光シール「家の中や防災グッズに蛍光シールを貼っています。東日本大震災の計画停電のときに、これが便利だとママ友から教わりました。電気がつかなくてもモノがある場所や、玄関までのルートもわかります。たまに家中を暗くして、このシールだけでも歩けるか、防災袋を持ち出せるか、子どもと一緒に試しています」(33歳・小学6年生のママ)蓄光するタイプの蛍光シールは、電池などが不要なので、いざというときにも心強い存在です。 ■あの大震災の経験をもとに、枕元にはいつも靴を常備「高校を卒業したくらいだったかな、阪神・淡路大震災を経験しました。大阪南部に住んでいましたが、今まで経験したことがないくらい大きな揺れで、しかも早朝だったからパニックになってしまいました。本当にこわくて、何もできなかったことを思い出します。また同じような災害が起きたときに冷静に行動できるかはわかりませんが、あのときはモノが散らばってしまい、部屋から出るのもひと苦労でした。そのため、今でも枕元には靴を置いています。もちろん、子ども部屋にも!」(42歳・小学3年生のママ)過去の経験が生かされているようですね。あれから靴が役立ったことは幸いにもないとのことですが、旅行先でも枕元に置いて寝ているそうです。■100%安全はない! 万が一のために避難所を複数チェック「地域の指定避難所まで子どもと一緒に歩きました。自宅からだけでなく、学校から、駅からなど、複数のルートを確認します。もしものときにはここへ来ることを教えるだけではなく、さらにそこが壊滅的な被害にあったときのために、別の場所も何カ所か教えています」(29歳・小学3年生のママ)避難所として指定されている場所は、災害が起きても比較的安全な場所ではあります。しかし、100%安全で被災しないという保証はありません。複数をチェックしておくのはいいアイデアですね。■両親に感謝! 家庭で「抜き打ち避難訓練」を実施最後に、筆者が子どものころに体験した「抜き打ち避難訓練」をご紹介しましょう。早朝に両親が突然、「地震だー!」「火事だー!」と叫びながら子ども部屋に入ってくるのです。最初はパニックになることしかできず、「本当に地震だったら助からないよ」と言われました。それからはベッドのそばに着替えや靴を置いておき、抜き打ち避難訓練がはじまると慌てつつも何をするべきか考えられるようになったと思います。回数を重ねるごとに、だんだん慣れてきてしまうのですが、毎回点数をつけられていて「今日はだらけていたからおやつはなし」など、親なりに緊張感を与える工夫をしていました。これを夫にも試したところ、大人でもすぐには行動できず、ちょっと情けなかったです。でも、これをきっかけに防災について夫婦で話し合うことができました。避難訓練というと、学校などで行う大規模なものをイメージするかもしれません。しかしこのように、自宅でもできることはたくさんあります。子どもの年齢に合わせて、できることから始めてみませんか? 年末年始で忙しくなる前に、家庭でもできる避難訓練に挑戦してみましょう。
2017年11月12日私たちが小さい頃は、地震や津波なんて遠い地の出来事だと感じている空気が、どこかにありました。ここ数年の間に大きな災害が相次ぎ、防災意識も以前よりは高まっているように感じますが、実際に家族間で防災情報を共有できているのは、3 人に 1 人しかいないという調査結果が出ているそうです。■子どもや孫を守りたい! それなのに行動がともなっていない現実防災に対する意識調査を行ったのは、大和ハウス工業。新築・戸建住宅の購入を検討している20代から50代の男女1,035 名にアンケート調査 「2017年度防災意識調査」 をしたところ、災害が起きた時、真っ先に子どもや孫の心配をすると答えた人が41.8%と半数近いのに、実際に避難場所やルート、連絡手段の情報共有をしていない人の割合が34.5%もあったそうです。また、家族で自宅にいる場合の避難や連絡の方法について共有しているのは53.0%と半数を超えますが、外出先で家族がバラバラの時となると、45.6%にまで下がっています。1人1台スマホを持っている現代、何かあってもスマホで連絡すれば大丈夫と思いがちですが、災害時にスマホが使えるとは限りません。自分が使えても、家族が使えない場合だって考えられます。■ちょっとした工夫で格段に上がる! 災害時、家族が再会できる確率「防災について家族で話し合えと言われても、何を話し合えばいいのかわからない、という理由も大きいのではないでしょうか」と語るのは、危機管理教育研究所代表 危機管理アドバイザーの国崎信江(くにざきのぶえ)さん。「防災について家族で共有すべき情報とは、被災した場合を想定し、できるだけ具体的に、小学校集合ではなく、小学校の校庭の鉄棒の横というように、細かく取り決めておくことが大切です。わが家では、集合時間を1日2回、待ち時間も20分とし、会えなければ次の時間に集合するようにしています。 寒い中で長時間待ち続けたり、早く向かわなければと無理をすることで、事故につながる危険も生じます」確かに、避難場所を小学校に決めて実際に集合できたとしても、同じように被災した人が大勢いるわけですから、家族となかなか会えない可能性も考えられます。 ■わが家オリジナルの防災マニュアルを作ろう災害時に必要な情報は、家族構成や立地条件など各家庭で異なります。そのため、国崎さんは「わが家の防災マニュアル」を作ることをすすめています。「家族の連絡方法や待ち合わせ場所・目印、自宅から避難する際に誰が何を持ち出すかなど具体的に書き込み、家族全員で所持しましょう」(国崎さん)一から防災マニュアルを作るのは大変ですが、国崎さんが代表を務める 危機管理教育研究所ホームページ で、 ひな形 が提供されています。曜日別の家族の行動まで書く欄がありますが、これにもきちんと理由があるそうです。「お父さんは会社、子どもは学校と思いがちですが、曜日や時間でいる場所は変わります。毎朝、今日は何時頃どうしているか、家族で共有する習慣を身につけるのも、家族の防災コミュニケーションに役立ちます」(国崎さん)直面するかわからない災害のために、防災マニュアルを作るのは正直、少し面倒な作業だと感じるでしょう。しかし、このまま何もしないで災害にあったとしたら、「あの時ちゃんと情報共有していれば…」と後悔することは、目に見えています。子どもや家族、そして自分のために、ここは一度、家族会議で避難情報を共有しておきたいものです。 ・大和ハウス工業
2017年11月10日防災についての発達ナビのアンケート、結果は?8月30日~9月5日の防災週間に、発達ナビの「みんなのアンケート」コーナーにて、「【9/1は防災の日】家でも防災のために何か取り組んでいる?」というテーマでアンケートを行いました。Upload By 発達ナビ編集部みんなのアンケート330件もの回答が集まり、下記のような結果になりました。・YES…39%・NO…46%・どちらでもない…15%ご協力いただいたユーザーの皆さま、ありがとうございました!ご家庭に合わせて工夫や準備をされているアイデアを共有してくださった方もいらっしゃいました。特に発達障害の特性に合わせた準備や対策は、とても参考になります。一方で、NOの回答が46%と一番多かったことにも注目です。中にはやらなきゃとは思いつつも、後回しになりがちなんですよね(;^^)引っ越してから、避難場所とかわからないや~~~震災直後は防災グッズを準備したけど、今は何もしてない。何かあった時にどうするか…家族で話し合うだけでもやっていかなきゃなという声もちらほら。災害があった直後は非常用持ち出し袋などの震災グッズを準備していても、日々の中でなかなか意識し続けることはむずかしいもの。イメージがわかず何をしていいかわからないということもあるのかもしれません。しかし、いつ起こるかわからないのが災害です。今回は、発達ナビユーザーの皆さんが災害の時に、どんな困りごとが出てきそうか、またどんなことが不安かという声と、今工夫されている方のアイデアを合わせてご紹介します。ぜひ、この機会に、家族で防災について考えるきっかけにしていただければ嬉しいです。みんなはどんなことを不安に思っているの?出典 : 発達ナビユーザーのみなさんは、災害に対してどんなことを不安に感じているのでしょうか?食べ物は多少用意していますがいざとなると行動出来るか不安です。避難訓練は出来ても本番が弱いタイプだと思うので。大きな音が苦手な、長男小1パニクらないと良いけど、地震の後やサイレンの音がすると不安が増えそうです。災害時は誰でも不安になります。安全を確保しながら、落ち着いた行動を、と言われてもとっさに判断して動ける人は多くないのではないでしょうか?発達障害のある人の中にはいつもと違うことや、見通しが立たないことが苦手な人もいます。そのような特性がある場合、地震の揺れそのものだけでなく、避難する他の人の様子や音に強い不安を感じ、避難行動が困難になってしまうかもしれないと懸念する方が多いようです。避難所生活はパニックになりそう。耳栓とか必要!?考えるいい機会になりました。人ごみの声に耐えられるのかが不安。避難生活は集団で暮らす場となります。不慣れな体育館などのスペースや大勢の人の生活音、炊き出しの食事や避難グッズなど限られた物資を用いた生活……これらは、発達障害のある人にとっては、かなり過酷な環境の変化と言えるのではないでしょうか。聴覚過敏症のため、避難所にとどまる事は厳しいとおもっていて、本格的なテントを用意するかで悩みすぎて、未だに結論が出てません( ̄▽ ̄;)また、避難所には地域の様々な人が集まります。日ごろ交流がない人と同じ空間で生活することもあるでしょう。みなそれぞれ、先行きの見えないストレスを抱えているはずです。そのような場合、もしかしたら特性への理解や配慮が得にくい状況となるかもしれません。もし災害によって住む場所が奪われてしまったら、自宅が危険だったら、避難所での生活を余儀なくされるかもしれませんが、はたして環境に耐えられるか、集団での生活になじめるか心配する声も多くありました。我が家の防災グッズ、こんな準備をしています!出典 : 非常用持ち出し袋、用意していますか?定期的に非常食の賞味期限が切れていないか、我が家に必要なものは揃っているか、確認する習慣をつくっておくとよいかもしれません。また独自の工夫や防災グッズを準備されているという方にアイデアを教えていただきました。各ご家庭の防災に生かせるヒントがあるかもしれません。これを機に、「我が家の防災グッズ」を見直し準備してはいかがでしょうか?出典 : 災害時、まず心配になるのが食べるもの。電気やガス、水道といったライフラインが止まったら、調理や食べ物の保存は困難になります。また物流や販売店が被害を受けたら、好きなものを買って食べるという生活は、またたく間に不可能になります。偏食がある子の場合、持ち出し用の非常食や救援物資の食料がスムーズに食べられない可能性も想定しておいたほうがいい、という意見も多く見られました。自治体の備蓄品をそもそも食べられない(であろう)➡缶に入った備蓄パンを会社で入れ替えだったからとパパが軽い気持ちで貰ってきたとき、まさかの味が駄目で嘔吐しまして(笑)これは、うちの子に食べられる物を用意しなきゃとなったのですお菓子もいろいろ試しながら消費備蓄中です備蓄する食料も家族の口に合わなければ意味がありませんし、場合によってはショックで数日間も食べられなくなる人もいるかもしれません。止むを得ない場合は、お菓子とビタミン剤で暫く過ごすと言う方法もありかもしれません。娘が食べれるもので日持ちする種類のものは多めに備蓄しています。飲み物も。東京在住なので、災害時には混乱が大きく、食料の支給なども遅れるのではと想定してます。比較的醤油煎餅は食べてくれるので、備蓄缶のお煎餅も買いました。非常食・飲み物は必ず年に2回いろんな種類を試しながら子供が食べられるものを確認しながらの確保非常時に食べられるものがなくてあわてないよう、事前に試食しておくことも、ご家庭での防災訓練の一つとなるのかもしれません。出典 : 避難場所での音や光など感覚過敏への対策をはじめ、苦手なものへの対策をしている人もいました。ふだん公衆トイレに近寄れないので、簡易トイレたくさん!耳栓、アイマスクが必須アイテム。パニックで迷惑かけてしまう、または本人が拒絶することで、避難所に居られない可能性を考えて食料たくさん!出典 : お子さんでしたら「安心毛布」みたいに手放せないもの、コレがあったら不安が解消されるもの等、把握しておくのも良いかもしれません。もしかしたら避難所に居られるかもしれない可能性を考えて、気をまぎらすためのボードゲームも。。不慣れな環境で過ごす子どものため、安心できるお気に入りグッズや、ゲームなどを持ち出し用に準備しておくとよいかもしれませんね。出典 : 自宅付近ならともかく、出先で災害にあった時の為に(天候で電車が止まって帰宅できない等)持薬と不安・不眠の際に飲む薬を数日分、常に携帯してます。息子の精神科の薬や持病の薬はすぐに持ちだせるようにしてます。防災グッズを揃えて子供用のリュックサックに知的障害を伴う自閉症であると書いたカードと療育手帳のコピーを入れてあります。持病などがある場合、薬を持ちだせるように携帯しておくことも大切ですね。また健康保険証のコピーなどといっしょに療育手帳のコピー、ヘルプマークやヘルプカード、特性についての説明などがあると支援を受ける際にスムーズになるかもしれません。LITALICOジュニアでは、お子さんのことを周囲の人に説明・共有するための「サポートブック」をインターネットで無料配布しています。これを機会にぜひご利用してみてください。災害があったらどうするか家族で考えてますか?出典 : もし災害があったらどうするか、どこに避難するか、家族で話し合って具体的にシミュレーションをしたり、想定しておくとよいかもしれません。あ!何より用意しなきゃいけないのは、息子に向けた避難のマニュアルみたいなものだ!あらかじめ、必要な物資を用意するのも大切かもしれませんが、家族と話し合うのが一番かもしれません。災害対策は地域によって違いますし、避難場所や家族以外の方との緊急連絡先を把握した方がいいと思います。家庭内の災害マニュアルみたいなものを、夫がつくりました。思いつく限りの、あらゆる問題を想定して、その問題の解決のためのマニュアルなのですが…。ADHD息子には、家以外で地震があったら周りの大人の言うことをちゃんと聞く。独りで道の場合は、何もない所を探す電柱電線、頭上注意なるべく近くの公園か学校へ。って言っています。集合する避難場所を決めてあります。学校にいるか、近い場合は学校から動かないこと。緊急連絡先を紙に書いてカバンに各自入れてあります。見通しが持てないとパニックになりやすい特性がある場合、本人への説明用のマニュアルを作って説明しておくと、理解しやすくなります。地震や台風、水害などの災害について、イラストや写真などを使って説明しましょう。避難経路、避難のしかたなども視覚的にわかりやすいマニュアルがあると、いざというときに役立つかもしれません。出典 : 実際に避難経路を歩いてみる、実際に避難グッズを試しておくなど普段からトレーニングしておくとよいでしょう。子どもが小さい場合、遊びの一環として取り入れるなどしながら、慣れるようにするのもいいですね。防災のイベントや地域での防災体験など、様々な機会を上手に生かしている体験談が目を引きました。保育園と同じやり方で「だんごむしのポーズ」を時々させたり、廊下を歩いている時に「家では地震の時にここが一番安全なんだよ」と教えたり、玄関に懐中電灯を置いて、使い方を教える程度です。5歳は全部理解しているでしょうが、2歳はダメそうなので、ちょっと悩みますね。怖がりの息子くんのために、大きな地震を一度体験させてみたら…と思って地震体験車のイベントに参加しました。息子くんは車が揺れているだけで怖いと固まってしまいました。気持ちが落ち着けば…と思い1時間くらい待ちましたが怖くて乗れませんでした。消防士さんも苦笑い。でも息子くんにはいい意識付けにはなりました。私達夫婦も息子くんがパニックになることを想定しておく必要があると実感しました。紙食器にラップを使ったりして、出来るだけ災害を想定して過ごしますストレスは半端ないだろうけど、こだわりがある我が子には…たまに夜ランタンだけで過ごしたり、エアベッドも普段から時々使って、いざというときに出来るだけいつも通り適応出来るように~おうちキャンプと称して(笑)実際は予想を遙かに上回る大変さがあるのだと思います起きないことを願いつつ準備してますパニックなどの心配はありませんが予定が変わることに、困惑することがある息子。震災当時年長さんだったので、避難や防災を楽しい体験に紐付けたくて、私も念願だったファミリーキャンプを始めました。最初の頃はみんながご飯の支度をしていても一人でフラッと、どこかへ行って好きなことをしていましたが、6年生の今は母の私と二人でテントを張れる様になり、一番重い荷物を率先して運んでくれます。ウチは避難所生活は絶対無理と思っているので、テントやその他諸々、キャンプ用品一式持っています。防災の日はそれのチェック兼ねて、妻に使い方をレクチャーするのが、毎年恒例になってます。いつもと違う環境で生活し、眠る経験も重要です。キャンプなど、楽しみながら非常時に備えた訓練をしてみるのもよいですね。まとめ出典 : 今回のアンケートからは感覚過敏や偏食などといった特性からパニックや避難所での生活に不安を感じる意見が多く見られました。誰でも災害時には不安で強いストレスを受けるでしょうが、いつもと違うことが苦手な発達障害の子どもの場合、なおさらです。ご家族の特性に合わせ、工夫をこらした災害への備えはとても参考になります。災害はいつやってくるかわかりません。想定外のことも多いかもしれません。ですが近年は異常気象による災害も多く発生しています。避難しなくてはいけないシチュエーションは誰の身にも起こりうると考え、日ごろから一人ひとりが考えておくべきではないでしょうか?発達ナビでは今回のアンケートをはじめ、これからも防災に向けた取り組みを続けていきたいと考えています。みなさんも、防災への工夫や体験談、不安に感じていることや知りたいことがあったら是非、ご意見をお寄せ下さい。参考:災害時マニュアル「災害と発達障がい」参考:災害時の発達障害児・者支援エッセンス|国立障害者リハビリテーションセンター参考:防災・支援ハンドブック|自閉症協会
2017年09月14日9月1日は防災の日です。いつ大きな災害が起きてもいいように、地震や火災などの対策は万全にしておきたいものです。特に非常食は防災グッズの中でも重要なアイテムのひとつ。今回はどんな非常食があり、味がどんなものなのかをご紹介します。これを機に防災について考えてみませんか。地震大国である日本にとって、防災グッズの完備は必要不可欠です。その中でも、非常食は重要なアイテムのひとつですが、「おいしくない」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。一方で「最近の非常食はおいしい」という意見も。本当のところどうなのか、代表的な3種類を実際に食べてみました。また、賞味期限が近くなった非常食のアレンジにも挑戦しました。■目次1.非常食を食べる前に2.水戻り餅を食べてみた3.アルファ米を食べてみた4.即席パスタを食べてみた5.賞味期限対策のアレンジをしてみたまとめ1.非常食を食べる前に皆さんは、非常食を、どの程度の量、どんな基準で選んで備蓄していますか?東日本大震災以前は、家族全員の3日間分の備蓄が推奨されていたのですが、現在は1週間分の用意が望まれています。非常食選びのポイントは、できるだけ普段でも食べられる、おいしいものを選ぶこと。そうすれば被災時に食欲がなくても食べられますし、賞味期限が近くなれば普段の食事にアレンジして楽しめます。今回は、非常食として代表的な水戻り餅・アルファ米・即席パスタの3種類を、実際に食べて味を試してみました。実験には、災害時で熱湯が入手できない状況を想定し、常温の水を使用しています。2.水戻り餅を食べてみた今回挑戦したきなこ餅の作り方は以下の通りです。(1)2分割のトレーの半分に餅を入れ、ひたひたになるまで水を注ぐ(2)1分ほど待つ(3)餅に水がしみこんだら、トレーの残り半分に餅を移し、きなこをかけて完成水を注いでたった1分、厳密に時間や水の分量を量らなくても大丈夫です。しかも、味や食感が普通のきなこ餅と全く変わらないので驚きました。添加の粉末アルコールの影響か、舌に雑味が残りましたが、十分においしい非常食と言えるでしょう。小さめとはいえお餅ですので、小さなお子様や高齢者の場合のどに詰まらせるおそれがあります。食事の際は十分に注意して下さい。3.アルファ米を食べてみた主食となる白飯の作り方は以下の通りです。(1)袋を開け、脱酸素剤とスプーンを取り出し、底を広げる(2)水を袋の内側の注水線(今回は160ml)まで注ぎ、スプーンでよく混ぜる(3)チャックを閉め、水を使用した場合は60分置いて完成常温の水でも、1時間後にはふっくら仕上がっていて感動しました。ただ、計量カップで厳密に160ml計って注いだところ、水位が注水線より若干下になり、仕上がりが少し硬めのご飯になってしまいました。計量カップよりも、注水線を目安に水を注いだ方がよいようです。味はごく普通の常温のご飯です。水で戻したという違和感もなく、無添加なので食後の雑味もありません。ラップに包んでおにぎりにしたり、汁物やおかずと一緒においしく食べられそうです。4.即席パスタを食べてみた続いて、カルボナーラのパスタを作りました。(1)袋を開け、脱酸素剤とスプーンを取り出し、底を広げる(2)水を袋の内側の注水線(今回は150ml)まで注ぎ、スプーンでよく混ぜる(3)チャックを閉め、水を使用した場合は20分置く(4)チャックを開き、仕上げによく混ぜて完成水を注いだ時点では、パスタと底の方にあるソースが完全には混ざらないので、食べる前にもう一度よく混ぜるのがコツです。食べてみたところ、「ぬるいパスタ」いう感想です。味は悪くないのですが、やはりお湯を使って、温かいものを作った方がおいしく食べられそうです。1袋分でかなり食べごたえがありますので、家族で分け合って食べるというのも良いですね。5.賞味期限対策のアレンジをしてみた備蓄の方法には、ローリングストック法というものがあります。普段の食事で定期的に非常食を食べては買い足し、常に新しい非常食を備えておく方法です。今回は、アルファ米の簡単なアレンジをご紹介します。作り方は以下の通りです。(1)コンソメ5gほどを、少量のお湯で溶かす(2)(1)で作ったコンソメ液を、アルファ米を戻す際にお湯と一緒に袋に注ぐ(3)袋の表示通りの時間待って完成簡単なうえに、味はピラフのようで大変おいしかったです。コンソメ少々で丁度よい味つけになるので、調味料を計量する手間もありません。被災時にも実践できそうです。同じく非常食になるソーセージの缶詰と、冷蔵庫にあった玉子や野菜で、カフェのワンプレートディッシュ風に仕上げてみました。ケチャップで味に変化がついてさらにおいしく食べられました。まとめ今回試した非常食のうち、常温の水で作ってみておいしかった順は以下の通りです。第1位水戻り餅第2位アルファ米第3位パスタ日本の文化として、餅やご飯は冷めた状態でも食べることがあるのに対し、パスタはアツアツか冷やした状態で食べるもの、という認識があるせいだと考えられます。白飯のアルファ米は常温でもおいしく食べられ、様々な応用がききますので、多めに備蓄しておくことをオススメします。非常食選びの一助になれば幸いです。
2017年09月01日災害時には、飲料水や熱湯が確保できない、スマホや携帯が充電できない、といった事態が予想されます。防災グッズで、本当にライフラインの代わりになるのでしょうか?実際に使って性能を試してみました。グッズ選びに迷われている方必読です。日本は災害の多い国です。災害で水道・ガス・電気が絶たれても、一定期間生き延びるためには、飲み水や熱湯、連絡用の機器の充電が必要になります。一般に出回っている防災用品には、非常用持ち出し袋に入れられるコンパクトサイズで、飲料水やお湯の入手、携帯の手動充電が可能という、便利なグッズが出回っています。実際使ってみて、どのくらい簡単にできるのか、注意点はないのかを検証しました。■目次1.浄水器を使ってみた2.お湯を沸かしてみた3.どれだけ頑張れば充電できるかやってみたまとめ1. 浄水器を使ってみた災害時には、飲料水が尽き、お風呂の水や川の水しか手に入らないかもしれません。そんな時に役立つのが浄水器です。様々な種類がありますが、携帯しやすいストロータイプを試しました。使用法は、殺菌された水(水道水など)の場合は、水の中に入れて口で吸うだけです。ストロー内部に水が満ちるまで水が上がってこないため、少し時間がかかり、また吸う力も必要でした。小さなお子様や高齢の方では難しいかもしれません。殺菌されていない川の水などには、飲用の前に粉末除菌剤をいれます(200mlに対し、付属の計量器すりきり一杯)。よくかき混ぜて2分以上待ち、ストローで吸います。魚が棲める程度の淡水ならば飲めるそうです。ストロー本体は約100リットルの水を浄化でき、付属の粉末除菌剤もコップ600杯分の除菌が可能なため、衛生的な水がくるまでは十分しのげそうです。2. お湯を沸かしてみた赤ちゃんのミルクや、温かい食事など、被災地でお湯は大切な資源です。ガスコンロが使えればいいのですが、火が使えない状況も考えられます。そんな時も、アルミニウムの水酸化反応を利用し、火を使わずに熱湯を作れる防災グッズを試してみました。熱湯を作る際には、別途フタつきのアルミボトルを用意する必要があります。今回はコーヒーの缶を使って400mlの水を沸かします。実験前の水温は約28℃でした。作り方は以下の通りです。(1)赤い加熱袋を立てて底を広げ、黄色い袋から発熱材を取り出し、底に入れる(2)その上にふたを閉じたアルミボトルを入れる(3)発熱材が入っていた黄色い袋を使い、水(川の水や海水でもOK)を計量し、赤い袋の中に注ぐ(4)赤い袋のチャックを閉め15分~20分待つ激しい化学反応が起き、注いだ水が沸騰しています。約20分後、ボトルは素手では持てないほど熱くなっていました。タオルで包んでふたを開け、温度を測ると、約76℃でした。熱湯を湯飲みに注いだ時の温度が約80℃前後ですので、問題なく料理などに使えます。注意点としては、化学反応中には特に臭いはしなかったのですが、可燃性の水素ガスが発生しているそうです。使用中は換気に注意し、火気に近づけないようにする必要があります。3. どれだけ頑張れば充電できるかやってみた被災時に救助依頼を出したり、情報を集めるのに、携帯電話やスマートフォンは非常に重要なアイテムです。防災グッズには手動で携帯を充電できるものもありますが、実際どれくらい頑張れば充電できるのか試してみました。用意したのは、LEDライトと携帯電話の充電機能の2つがついたシンプルなものです。使い方の基本は、充電ハンドルを本体から引き起こし、くるくる手で回すだけ。作業負荷を日常の動作に例えるならば、大根をおろすのとほぼ同程度です。短時間ならばたいしたことはありませんが、長時間だと疲れてきます。説明書には、何分回せばどの程度充電できるのか書いてありませんでした。試しに、5分間手動で本体を充電したところ、ライトがつきました。7分後ぐらいから徐々に光が弱くなり、20分でほぼ消えました。5分充電の場合、灯りとして使えるのは10~15分程度のようです。続いて、携帯電話です。充電の仕方は以下の通りです。(1)本体の差込口に付属のコードを挿入する(2)使用している携帯電話のアダプターを選んでコードに接続する(3)アダプターに携帯電話をつなぐ(4)ハンドルを回す携帯は完全に電池切れで、電源も入らない状態です。まず、10分間手動充電すると、起動しました。しかし、「充電切れ」を示す、空の赤い電池の表示が出ています。合計1時間充電し続けました。しかし、1時間後も「充電切れ」表示のままでした。1時間分の充電量で、メールが送れるか試しましたが、2行書こうとしたら途中で電池が切れました。文章が「助けて」のみならば、かろうじて送れるかどうか、というところです。携帯でこれならば、消費電力の多いスマホの場合は、1時間ではほとんど充電されないことでしょう。手回し充電器よりも、バッテリーを備蓄する方が現実的と思われます。まとめ実際に試してみると、被災時に大活躍しそうな便利グッズから、現実的にはなかなか難しいグッズまで、様々なものがあることがわかります。肝心なのは、ご家族みなさんが苦労せず使えるものを選び、備えておくこと。後悔しないために、事前に「どんな防災グッズが必要か」、「使いこなせそうか」など情報を集めること。余裕があれば実際に試してみることも大切です。
2017年09月01日突然の災害時になくてはならない防災グッズ。できるだけ難しくなく簡単に作れるものを選びたいですね。どのくらい組み立てが難しいか、組み立て式トイレと非常用テントを実際に作ってみました。また、100円ショップの材料で簡単な防災頭巾を作りました。地震などの災害は、本当にいつ起こるのか分かりません。防災グッズを買いそろえて「これで安心」と思っていると、実際の被災時には気が動転して「作り方が分からない…」ということになってしまうかも。できるだけ組み立てが難しくないものを常備しておきたいところですね。被災してやむを得ず野外で過ごす際に必要な”組み立て式トイレ”と”非常用テント”を、設営がどのくらい難しいか実際に試してみました。また、100円ショップのグッズで簡単な防災頭巾作りにもチャレンジしました。■目次1.トイレを作ってみた2.寝る環境を作ってみた3.防災頭巾をつくってみたまとめ1. トイレを作ってみた災害時に衛生的に過ごすために欠かせないのがトイレです。お子様や高齢の方のことを考えると、座れるトイレが望ましいですね。大人が座ることができる段ボール製の組み立て式トイレを実際に作ってみました。説明書に従って組み立てたところ、初めてでも難しくなく”10分かからず”に完成しました。作り方は以下の通りです。(1)葉っぱの柄のついている段ボールを、写真のように箱型に組み立てる(2)細長い段ボールを”口の字”になるように折り、切れ目をあわせて(1)に差し込む(3)下までしっかり差し込んだら、座る部分の段ボールをかぶせてツメを4か所に差し込む。真ん中の穴部分を下に押し込む(4)使用時は汚物袋を便器にかぶせる。使用後は付属の凝固剤をかけ、汚物袋を閉じて捨てる耐荷重量は約100kg。実際に座ってみましたが、しっかりしたつくりで安心感があります。わざと変な乗り方をしない限りは問題なく使えそうです。2. 寝る環境を作ってみた家からの避難を余儀なくされた際、雨風や寒さをしのぐ最低限の寝場所が必要です。雑木林で、非常用テントの設営に挑戦しました。外国製の非常用テントを使用しましたが、設営方法が何も書かれていませんでした。長方形の大きなシートと、ひもが1巻入っているだけです。ひもの両端を2本の木に結び付け、シートを垂らして両端を重いもので固定しようとしました。ですが、なかなかうまくいきません。悪戦苦闘していると、立ち会ってもらった人に「そのシートは2枚重なっているのではないか」と指摘されました。その通り、このシートは筒状で”筒の中にひもを通して”使う仕組みでした。災害時に1人で設営したら、最後まで使い方が分からなかったかもしれません。悪戦苦闘した時間を含めて約15分で完成しました。テントの他にも、・ひも・テントを固定するための洗濯バサミ・固定用のピンがあるといいでしょう。道路等の上に設営する場合は、ガムテープがあるとよさそうです。外からテント内は見えませんが、薄いので中からは外の景色が透けて見えます。土の上は思ったほど寝心地も悪くなく、一晩程度ならしのげそうです。保温性の高い100円ショップのアルミ温熱シートを体の上にかければ、肌寒い季節でも大丈夫そうです。何日か過ごすのであれば、寝袋や敷布が必要になるでしょう。3.防災頭巾をつくってみた最後に、100円ショップの材料で”防災頭巾”を作ってみました。裁縫に不慣れな者が、手縫いに挑戦して約1時間かかりました。要領がよければもっと早くできるでしょう。材料は以下の通りで、費用は400円(+税)です。・クッション36cm×36cm…2枚・カバンテープ(幅25mm)…約1.2m・糸…1巻次の方法で作成しました。(1)クッションを外表にして、ひもの部分をそろえて右側にして2枚重ねる(2)2辺を、写真の矢印の通りにL字型に縫い合わせる。クッションについているひものうち、右上にくるものは切り取って下のものは残す。下のひものところまで縫う(3)残した下のひもで、クッションにカバンテープを結びつける(4)(2)で切りとったひもを10cmほどの長さに切り、両端を1cmほど折り返して縫い合わせる。同じものを2本作る(5)(4)をクッションの左側の両サイドにベルト通しとして縫い付け、カバンテープを通して完成クッションは、36cm×36cmでは少し小さいので、できれば40cm×40cm以上のものが望ましいです。厚手クッションなので座布団には向きませんが、リビングでくつろぐ際の枕によいです。仕事場用には薄手・リビング用には厚手のものと複数個作り、大地震の時にさっと被れるようにしておくとよさそうです。注意点として、”肩が守れない”点と”化学繊維で燃えやすい”点があります。最近は1000~2000円程度で難燃性の防災頭巾も売っていますので、非常用持ち出し袋にはそちらを入れておくことをお勧めします。まとめ3つのグッズの作成を通じて、防災グッズは実際に組み立てることが大切だと分かりました。特に外国製の防災グッズは、全く説明がない場合もありますので”事前の使用法の確認”が大切です。いざという時に組み立て方が分からないと困るので、組み立て式のものは一度組み立ててみた方が安心かもしれません。日ごろから防災に関心を持ち、いざという事態にも慌てずに対処できるようにしておきたいですね。
2017年09月01日今週は防災週間。最近では、局地的な豪雨が増加傾向にあり、それによる川の氾濫や土砂崩れなどの災害も起きやすくなっています。そこで、いつ自然災害が起こってもおかしくない日本で、皆さんはどれくらい準備をしていますか?Q.もしもの大災害…あなたは準備をしている?1.している 10.3%2.少ししている 44.4%3.していない 45.0%4.その他 0.3%していないという人が45.0%ともっとも多い結果になりました。ついつい人ごとになってしまう防犯対策ですが、この機会にぜひ、家族全員が3日分過ごせる非常食と日用品の準備をしておきましょう。ここからは災害を身近に感じた人たちの体験談のご紹介です。■食料ばかりでなく燃料やトイレの準備も非常食にばかり準備することを考えてしまいますが、実際に被災された方々はストーブや毛布、カセットコンロ、懐中電灯などを重視しているようです。さらに忘れがちな、排泄の準備もしっかりしておきたいですね。「震災経験者として話させていただきます。あってよかったものは、ラジオ、長期保存ができる食品(カップ麺やチョコレート)、2リットルの水数本、毛布、ろうそくなどです。自家発電機がある家庭は良いと思います」(福島県 40代女性)「自分では完璧と思って準備していましたが、東日本大震災のときに全然役に立たなかった。以外と食料はなんとかなるので、懐中電灯、電池、カセットコンロ、燃料などを重視しています」(宮城県 30代女性)「いちばん辛かったのはトイレです。今は着火ストーブ、灯油、ガソリン、ガスコンロ、お風呂の残り湯(トイレタンクに入れる用)、乾麺、カップ麺、缶詰、チョコや飴、飲み水、茶葉、手巻き充電式携帯充電器は常備しています」(福島県 20代女性)■津波浸水予想地区や川の近くに住む人は海や川の近くに住んでいる人は、自宅だけでなく、高台に住んでいる人にお願いをして、食料や避難グッズを預けて置けるといいようです。「津波浸水予想区域に住んでいる方は、高台に住んでいる親戚や友人と相談して、自分が避難するときの食料や飲料を預けておくと良いと思います。私は車にも子どものジャンパーやひざ掛け、飲み物、食べ物を積んでいます。旅行に行くときも、飲み物とおやつはカバンに入れています」(宮城県 40代男性)■準備していても子どもを守ることで精一杯実際には小さな子どもがいたりすると、避難グッズまで持って逃げることは難しかったという人も。カードや電子マネー派という人も、自宅には現金を用意しておいた方が防災対策としてはいいようです。「思い返すと小さい子ども2人を抱きかかえ、外へ出ることが精一杯でした。荷物を取りに行きたくても、しがみついている子どもから離れることはできません。崩れる塀を見て、ただごとではないと気づき、どうしたらいいか考え始めました。幸い現金があったので買い物ができました。停電時はカードは使えません。それ以降、ある程度の現金はおろしておくようにしています。」(千葉県 40代女性)Q.もしもの大災害…あなたは準備をしている?アンケート回答数:8026件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年09月01日9月は防災月間。災害は起きてほしくないですが、いつ起きても大丈夫なように準備しておくことが大切です。大人のグッズだけでなく、子どもはその年齢にあったものが準備ができていますでしょうか? みんなの防災グッズについて調査してみました。Q.お子さまのための防災グッズ、用意してる?1.用意してる 25.7%2.用意していない 62.1%3.その他・どちらとも言えない 12.2%半数以上の人が用意していないという結果に。いつ起きるかわからないからこそ準備しておくのが防災グッズ。あとから「準備しておけばよかった…」なんて思っても遅いですよ。■わかってはいるけどお金も時間も余裕がナイ大事だということはわかっていても、実際行動に移せていない人が大多数。いまや100円ショップなどでも買えるものもありますので、思い立ったらすぐに準備にとりかかりましょう。「準備の必要性は感じていますが、使うか使わないかわからないものにお金をかけるほど、ゆとりはないので、普段使いできるものを用意しています。ぜんぜん足らないとは思っています」(千葉県 40代女性)「しないといけないと思いますが、それにかかる費用や時間を考えると、なかなか動けません」(鳥取県 40代女性)■アレルギーや持病がある子には対応できるものをお子さんが食物アレルギーだったり、持病がある場合は特に注意が必要です。食べられる非常食や飲みなれた常備薬なども忘れずに用意しておきましょう。「食物アレルギーがあるので避難所で配布されるものはほとんどアウト!食べられるものはそろえておかないと…。レトルト食品はアレルギー対応のものでないと食べられるものがない」(東京都 40代女性)「喘息やアトピーがあるので、薬類は常にストックしています。あと3〜4年前につかった大きいサイズのおむつを捨てられずに保管してあります。子供のお腹がゆるくなった時に使えましたし」(茨城県 40代女性)■毎年防災リュックは中身の見直しをしよう1度完璧にそろえたとしても見直しが必要なのが防災グッズです。食品の賞味期限はもちろん、懐中電灯やラジオなどは使用できるかどうかの動作確認を。子ども用はサイズなどもチェックしておきましょう。「食品はもちろん、電池類などは時々確認して入れ替えなければいけないと聞きました。何年も前に準備したリュックを開ける気になれず…恐くて賞味期限が見れません。そんなリュックじゃ、いざっていう時に持って行ってもコントにしかならない」(千葉県 40代女性)「阪神大震災の時に、一通り揃えました。非常食も、家族5人が3日間食べられるくらはそろえています。もちろん、賞味期限が近くなると買い換えて、古いものは食べるなどしています」(愛媛県 40代男性)------Q.お子さまのための防災グッズ、用意してる?集計期間:2016.09.01〜2016.09.06アンケート回答数:4681件ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年08月31日9月1日は、「防災の日」です。昭和35(1960)年の内閣閣議によって定められました。大正12(1923)年のこの日、関東大震災が起こり、過去にはこの時期にたびたび大きな台風が日本各地を襲い多くの被害があったことから、防災の日に定められました。こうした大惨事を忘れないため、毎年各地で防災訓練などが実施されています。わが息子が通う小学校ではこの時期、防災訓練が行われます。わたしが子どものときも9月に避難訓練があり、そのときだけは近隣に住む子ども同士のグループで集団下校をしていた記憶があります。そんな行事を通して「わが家も防災に備えなければ」と気持ちがあらたまりますが、高い意識でキープするのはなかなか難しいことかもしれません。■防災意識に変化? 約半年で災害に備える意識が大幅減少マクロミルが行った大災害に対する調査によると、「日頃からどの程度、防災を意識しているのか」という質問に対して「意識している」という回答が58%。今年2月に行った同調査の69%よりも11ポイントも低下しました。これは「とても意識している」と「やや意識している」をどちらも合わせた数値ですが、「とても意識している」に限定すると15.1%から8.2%と約半数に減っていることがわかります。さらに、「災害に対する備えは強化していますか?」の質問には、「強化はしていない」が53%で、前回より15%も上昇。災害への意識は平穏に毎日を過ごすなかで、徐々に薄れてしまう傾向があるのかもしれません。「恐れている災害は?」の質問には、1位が地震で91%と圧倒的なトップとなっています。そして、7月の九州を襲った豪雨が記憶に新しいせいか、2位は54%で豪雨・洪水、3位は44%で暴風・竜巻と続きます。 ■年に1度は必ずチェック! 防災のためにできる3ヶ条「万が一の時のために、日ごろから何かしら防災対策を」と考えるママは多くても、きちんと定期的に行動を起こすとなるときっかけがつかめず、どうしていいかわかりませんよね。そこで、もうすぐ防災の日をむかえるこの時期に、以下の3つをやってみてはいかがでしょう。1.家のなかの危険な場所をチェック地震の際は、倒れてきた家具の下敷きになるけがをしたり逃げ遅れたりするケースが少なくありません。そのため、高さのある家具には、転倒防止グッズの取りつけをおすすめします。また、高い家具はベッドや扉の位置から離して置くなど工夫すれば、万が一のとき被害を最小限におさえることができます。2.非常時に役立つグッズはいつも手に取れるところに常備年に一度は必ず、非常用持ち出しグッズや非常食などをチェック。それ以外に、リビングでいつも自分が座る定位置の近くには懐中電灯やホイッスルをおいておきましょう。災害はいつ起こるかわかりません。自宅にいた場合、手にとれる場所に準備しておけば、懐中電灯で暗い室内をすぐに照らすこともできますし、動けない・外に出られない状態になってもホイッスルでほかの人に知らせることができます。3.災害時の連絡方法を、家族同士で確認しておくまた、家が全壊するなど万が一の場合、家族で集まる際の集合場所を決めておきましょう。それ以外に、安否確認の方法を共有しておくことも大事です。たとえば災害時、家族と連絡がとりにくくなった場合には、声の伝言板「災害用伝言ダイヤル(171)」やネットを通じて安否確認ができる「災害用伝言板(web171)」といったサービスを連絡手段のひとつとして覚えておきましょう。これらは毎月1日と15日 に無料で体験利用できるので、事前に試してみて使用方法を覚えておくといいですね。防災意識を防災行動にうつすことで、逃れられない災害被害を最小限におさえることができるかもしれません。防災行事をきっかけに、ぜひ家族で話し合ってみてくださいね。<参考> 「防災意識と備えの実態に関する定点調査 第2回」(マクロミル調べ)
2017年08月21日災害大国日本ではこれまで数多くの防災グッズが販売されてきました。近年では、「災害が起きたら使うもの」であった防災グッズは、「“日常使い"できて、災害発生時“も"使えるもの」へと消費者ニーズに合わせて変化しはじめています。そんなオシャレになった防災グッズを一挙にご紹介します。普段はレインブーツ、災害時は安全長靴に一般社団法人防災ガールと、大正12年創業で消防用長靴などのプロフェッショナル用アイテムを製造するシバタ工業は、靴底に鉄板が入った頑丈なつくりながらも折りたたんで持ち運びやすい「災害ボランティア用ブーツ」を開発。SNSやWEBメディアなどで話題となっています。購入先◆シバタ工業ECサイトショートブーツロングブーツパラコードミサンガが多機能防災グッズに津波防災のプロジェクト「#beORANGE」(一般社団法人防災ガールと日本財団の共催で実施)が手がけるパラシュートコード(通称パラコード)で作られたミサンガ。接続部分がホイッスルになっていたり、ほどくと2m弱の長さになるため止血や骨折した箇所の固定など、このミサンガ1つで10種類以上の使い道のある便利グッズです。7月にはさらにバージョンアップした商品が発表されます。購入先#beORANGE 公式ECサイトビーチで使うラウンドタオルが津波防災の合図に同じく「#beORANGE」プロジェクトが発売予定しているのがインスタグラムやSNSで人気の夏のビーチに映える「ラウンドタオル」。通常は表面を活用し、緊急時には「津波が来たぞ、早く浜に戻れ」を意味するオレンジの裏面を沖にいる人にむけて振る。津波が来た時には沖に出ている人は「音」で呼びかけても聞き取りづらいという声から開発された。7月17日(海の日)に発売開始。原子力発電所内の作業者も着用する「タイベック素材」を活用したマウンテンパーカRESQUADが販売するB-LINEJACKETusingDuPont™Tyvek®は、化学防護服などに使用されているデュポン™タイベック®を使用したマウンテンパーカ。危険な物質の侵入や付着を阻止するバリア性、擦れ・裂け・引っ掛けといったリスクに強い耐久性があり、ハードな環境下でも作業の効率を高める快適性・軽量性を兼ね備え、様々なリスクから身を守る防護性能を搭載。購入先RESQUAD ECサイト
2017年06月29日万が一の事態に備える「防災バッグ」。このバッグの中には、防災グッズや非常用食料など、入れておくべきものはいろいろありますが、赤ちゃんがいる家庭では「赤ちゃんのためのアイテム」が必須です。一般的な防災セットには含まれていないアイテムもあるので、しっかりチェックして、必要なものを追加しましょう。■防災バッグの準備防災バッグはいざというときにサッと持ち出せることが大前提。だから「アレも、コレも」と詰め込んで重くなりすぎないように気をつけましょう。とくに赤ちゃんがいる家庭では、赤ちゃんを抱っこして避難する必要があるので、注意が必要です。アイテムを厳選する、圧縮袋を使うなどの工夫をして、できるだけコンパクトにまとめておきましょう。両手がふさがらないように、防災バッグには大きめのリュックが最適です。また、防災バッグは1人にひとつが基本。ママ用、パパ用に分け、リュックが背負える年齢であれば子ども用も準備しておくと良いでしょう。■赤ちゃんのための防災グッズ赤ちゃんがいる家庭で、一般的に用意するものに追加しておきたいアイテムには、次のようなものがあります。<赤ちゃん用防災グッズリスト>・おむつ、おしり拭き(3日分を目安に)・着替え・ミルクと哺乳瓶・飲料水(多めに)・離乳食・スーパーなどのレジ袋・抱っこ紐(できれば普段使用しているものとは別に用意する)・両親の名前、住所や連絡先がわかるメモ・母子手帳(赤ちゃんに関する情報を書き写したメモでも良い)・オモチャ■いざというときに役立つ赤ちゃんグッズ●粉ミルク母乳育児だからと、粉ミルクを用意する必要がないと思っているママもいるかもしれません。でも通常とは異なる環境下では母乳が出なくなったり、母乳をあげる場所がなかったりといった場合もあります。このため粉ミルクは用意しておきましょう。粉ミルクも大きめの缶を用意したくなりますが、計量などできない場合もありますので、個包装タイプが便利です。●メモ災害時には、思いもよらないことが起こります。離ればなれになったときでも赤ちゃんの身元がわかるよう、「両親の名前、住所や連絡先がわかるメモ」を準備しておきましょう。またアレルギーの有無なども赤ちゃんは自分で伝えられませんので、ネームタグに書いて腕につけられるようにするなど、工夫しておくと安心です。●おしり拭き熊本地震の際に、現地で被災したママ友から要請があったのは赤ちゃんの「おしり拭き」でした。赤ちゃんのおしり拭きは、食事、衛生面などいろいろなシーンで大活躍できるアイテムなので、可能なら多めに用意しておきましょう。●アレルギー除去食もし赤ちゃんやお子さんにアレルギーがある場合には、アレルギー除去食の携帯は必須です。東日本大震災のときにアレルギーの子どもたちが苦労したというニュースをよく耳にしました。不便な環境下では十分にアレルギーへの対応ができない場合がありますので、注意しましょう。●着替え防災グッズを用意して満足してしまうと、見落としがちなことが赤ちゃんの着替えの更新。赤ちゃんはすぐに大きくなっていきます。いま現在着ているサイズがすぐに着られなくなることも多いので、着替えの内容は都度見直しが必要です。■おむつカバーとして使える「レジ袋」レジ袋などの持ち手がついたビニール袋とタオルがあれば、簡易おむつを作ることができます。防災バッグに入れておいたおむつでは足りない! というときに備えて、赤ちゃんがいる家庭では多めにビニール袋とタオルを準備しておきましょう。作るときにはハサミやカッターが必要になるので、こちらも忘れずに。<作り方>1、ビニール袋の底部分をつなげたまま両サイドを切って縦長に開く2、ビニール袋の中央にタオルを置いて、そこに赤ちゃんのおしりをのせる3、切り離した袋の取っ手部分をおなかの横のところで結ぶこれで簡易おむつとして使用できます。いざというときに実践できるよう、練習しておくといいですね。■万が一の避難生活に備えて…災害時の赤ちゃんのストレスを少しでも軽減できるように、防災バッグにはオモチャも入れておくと良いでしょう。ただし、避難先で周囲に迷惑がかからないように、できるだけ音が出るおもちゃは避けましょう。防災バッグに入れていても邪魔にならないサイズのものを選んで。落としても音がしたり壊れたりしない布製のものが最適です。■パパ、ママのための防災グッズパパ、ママに必要な基本的なアイテムは次のとおりです。・貴重品(現金、通帳類・保険証・身分証明書のコピー、近親者の連絡先メモなど。現金は札だけでなく、小銭も準備しておく)・懐中電灯(予備電池もセットで)・携帯ラジオ(予備電池もセットで)・非常食(カンパンなどの調理が不要なもの)・飲料水(1人あたり1リットル程度)・救急セット(絆創こう、消毒液、痛み止め、風邪薬、服用中の薬、マスクなど)・着替え(数枚準備して、圧縮袋などでコンパクトにしておく)・タオル・ティッシュ、トイレットペーパー・携帯トイレ・雨具(レインコート)・ライター、チャッカマン・ハサミ、カッターナイフ・軍手・ビニール袋・ビニールシート・生理用品、化粧品など、女性に必要なもの防災バッグを使うような状況にならないことが一番ですが、災害はいつどこで起こるかわかりません。また、いまは乳児がいなくても、災害が起きたときに新しい命が誕生していることも考えられます。赤ちゃんを連れて避難する場合も想定して、あらためて防災バッグの中身を見直してみてはいかがでしょうか?<参考サイト>・ 東京都防災ホームページ ・東京都防災ホームページ「 キッズ向け防災 」・政府広報オンライン「 災害時に命を守る一人一人の防災対策 」
2017年01月10日9月1日は防災の日。今年は熊本地震や台風などで大きな被害があり、多くの人が普段とは異なる生活を余儀なくされています。『子どもを守る防災手帖』(MAMA-PLUG著、KADOKAWA)は、東日本大震災や熊本地震などで被災した1,089人のママの体験談をまとめたもの。テレビなどで報道される情報とは違う「生の声」を知ることで、自分や家族にとって必要なものはなにか、災害が起こったときはどうするべきかが見えてくるはずです。今回は本書のなかから、体験談をもとにした緊急時の備えをご紹介します。■1:避難バッグは「3種類」用意しておく避難バッグは、「常時持ち歩くもの」「緊急時に持ち出すもの」「備蓄用(自宅の安全が確保できたら取りに帰るもの)」の3種類に分けておくといいそうです。食料は緊急持ち出しのバッグは3日分、備蓄用は2~3週間分を用意しましょう。自分と家族の1日の生活を振り返って、必要なものを備えます。子どもがいる人は以下の項目をチェック!(1)乳児震災後は母乳が出なくなったり、量が少なくなったりしたという人も多くいます。母乳育児をしていても「哺乳瓶粉」「粉ミルク」「乳児用の飲料水(軟水)」は必ず備えておきましょう。紙コップを使ってスプーンで飲ませることも可能です。離乳食を食べる赤ちゃんは、ベビーフードも必要。大人用の食事は塩分や脂肪分が多いので注意しましょう。ベビーカーでの避難は危険なのでNG。抱っこ紐などを使い、歩ける子の場合は靴をバッグに入れておくのを忘れずに。(2)幼児子どもは食べ慣れないものを受けつけないこともあるので、腹持ちするお菓子などを普段からバッグに入れておきましょう。お気に入りのおもちゃや絵本があると安心につながることも。(3)小学生はぐれてしまったときのために、最低限の非常グッズをリュックに入れて背負わせましょう。非常食や、水、好きなお菓子のほか、名前や血液型、連絡先、アレルギーなどを書いた「パーソナルカード」や母子手帳・保険証のコピーも入れておきます。ただし、防犯上名前は外から見えないところに記入します。■2:生理用品や尿漏れシートも用意しておく女性の体験談では「プライバシーがない」「女性の必需品がない」「女性特有の疾患になった」という3つが被災後に困ったこととしてあげられています。震災のストレスから急に生理になったり、尿漏れが起こったりということもよくあるそう。生理用品とは別に尿漏れシートを用意しておくとよいでしょう。しばらくシャワーを浴びることができないと、下半身の疾患にもかかりやすくなるため携帯用ビデがあると便利だそうです。また、「サイズのあるもの」は遅れてくる支援品のため、ブラジャーも忘れずに。■3:非常用トイレの使い方を練習しておく非常グッズとして用意したものを使ったことがない人も多いはず。非常用トイレは、簡易的なものだと子どもが使いづらいということもあるので、一度試しておくとよいでしょう。実際に使ってみると、目隠しが必要だということにも気づくはず。テントがあればいいですが、ない場合はレインコートやポンチョなど代用できるものを探しましょう。また、救助を呼ぶためのホイッスルは小さい子どもだとうまく音が出せないことがあるので、練習しておきましょう。少ない息でも音が出るものや、子ども用のものもあります。■4:非常食が好みに合うか確認しておく「避難所での食事は偏りがあった」「ぐちゃぐちゃになった家のなかで食べ物を探すのが大変だった」という声があります。災害の発生当日から避難生活をイメージして、家族にはどんな非常食が必要か検討しましょう。乾パンやシリアルバー、ゼリー飲料など「そのまま食べられるもの」、アルファー米など「水があれば食べられるもの」、インスタント麺や粉末スープ、レトルト食品など「熱源があれば食べられるもの」の3種類を用意します。家族の味の好みに合っているか、腹持ちはするかなどを、試食して確認しておきましょう。温かい食事は消化吸収がよく、心を安定させるのでガスバーナーやカセットコンロがあると安心です。また、防災訓練の一環として「昼食をおにぎり1個で過ごす」という日をつくり、子どもと一緒にチャレンジしてみるのもよいでしょう。*非常時に必要な備えは、それぞれの家族によって異なるもの。ある人にとっては便利なものが、他の人には不要なこともあります。いろいろなケースの体験談を読み、自分ならどうするのか、子どもをどうやって守るのかを一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。(文/平野鞠) 【参考】※MAMA-PLUG(2016)『子どもを守る防災手帖』KADOKAWA
2016年09月01日防災のための準備といえば思い浮かぶのが、食料をメインとした「備蓄」ではないでしょうか? 生きていくためには水や食べ物が必要ですよね。でも防災という意味で「食料」は優先順位は低くなります。国内の記録にある自然災害では水や食料不足が理由で亡くなった方はいないと言われています。では優先度の高いものとはいったい何なのでしょうか? 今回は防災グッズを準備するときの優先度について紹介します。優先度1「生命の危機」に対応できるものを必ず用意する災害が起きたとき、命を守るために必要なものは傷や体の不調を処置できる医薬品です。「何から準備すればいいか分からない」という人は、まずこうした医薬品をそろえることから始めましょう。・常備薬(かぜ薬、解熱鎮痛剤、整腸剤、皮膚薬など)・包帯やガーゼ・ばんそうこう・はさみ・ピンセット・消毒薬上記に加えて、子どもがいる家庭は子ども用の薬なども用意すると安心です。防災用品はこうした医薬品の準備が最優先であることを覚えておきましょう。優先度2「避難を手助けするもの」を用意する災害が起きれば周囲がどんな状況になるかは分かりません。そんなときに避難を手助けするものがあるとその場で対応ができます。・笛(周囲に居場所を知らせることができる)・ナイフ(多機能なサバイバルタイプがおすすめ)・ロープ・ハンマー(ドアがゆがんで部屋に閉じ込められたときに壊して脱出できる)・懐中電灯などの工具を医薬品の次に準備しておきましょう。状況に応じた対処ができる道具があると、心強いものです。優先度3「あると便利なもの」を用意する命の危機を守るもの、非難を手助けするものをそろえたら最後に「あると便利なもの」を用意しましょう。具体的には着替えや寝袋、タオル、ティッシュ、ウエットティッシュ、ビニール袋、生理用品、筆記具(油性)、食器類、洗面道具などです。上記で紹介したいものを非常用持ち出し袋にまとめたら、飲料水や非常食、携帯ラジオ、電池、現金(10円玉も)なども合わせて入れておきましょう。また、自宅に備蓄するなら飲料水は1人1日3リットルが目安です。持出し用のグッズと合わせて、自宅にも数日分の非常食を用意しておくといいですね。万が一のときに安心できる「ご近所とのコミュニケーション」災害時は、自宅周辺に頼れる人がいるだけで精神的に安心できるもの。家族でしか安否確認できないとつのる不安も、ご近所さんが自分や自分の家族を知っていてくれれば、とても心強いものですよね。日ごろからコミュニケーションをとり、地域住民どうしで助け合って命を守ることが自然災害のリスクを軽くするひとつの方法です。避難訓練や防災イベントだけでなく、住んでいる地区で主催するお祭りや親睦会にも積極的に参加ししましょう。助けられる人ではなく、自分も助ける人に。そんな気持ちを持つことが、災害への過度な不安や心配をとりのぞくことにつながるはずです。
2016年07月28日【ママからのご相談】今春、中学校に入学した娘がいます。バスと電車を乗り継いで通学するのですが、万一のときに備えて防災用品を持たせようと考えています。ただ、カバンの中は教科書や辞書、部活のユニフォームなどの荷物も多いので、できるだけかさばらないように持たせたいです。どういった方法があるでしょうか。●A. 防災ポーチに必要なモノを吟味して用意しておくのがオススメです。こんにちは。整理収納アドバイザーの澤田真美子です。内閣府災害被害を軽減する国民運動に関する懇談会において発表された『防災に関するアンケート調査』によると、「外出中の被災に備えて携帯しているもの」という質問に対し、「わからない」と回答した人が全体の45.3%で、最も高い結果になりました。このことから、外出中の防災に対して、何を身につけたらいいか分からない人が多くいるということがわかります。●お子さんと相談して防災ポーチを作りましょう普段持ち歩くポーチとは別に防災ポーチを作り、いつも持ち歩くことをオススメします。●食アメやカロリーメイトなどを常備しておくと安心です。賞味期限 をチェックし、賞味期限が切れそうになったら新しいモノと交換します。●衛生絆創膏やマスク、ふだんの見慣れた薬も少量持ち歩くと突然の事態にも安心です。また、非常時に限らず必要な場合に飲むことができます。防災用ポーチに入れるのではなく、普段のポーチに入れる方法もオススメです。●美容化粧品のサンプル、ウェットシート、歯ブラシ、髪ゴムもあると便利です。普段使いのポーチに入っていれば、防災ポーチに入れる必要はありません。●装備ペンライト、またはライト付きボールペン、軍手、笛、ポケット、ポケット型レインコート、エマージェンシーブランケット など。エマージェンシーブランケットは、防風・防寒用のアルミのような素材のシートです。サバイバルシートなどとも呼ばれています。防水の機能もあるので、雨が降った場合にも役立ちます。●情報家族の写真、家族の連絡先も、携帯電話の電話帳機能ではなく、メモやカード などにしてもち歩くようにしましょう。携帯電話の充電がきれてしまったりすることも考えられます。●その他携帯電話の充電器、カード型のラジオもあると安心です。携帯電話の充電器は電源がなくても充電できるタイプのモノにしましょう。----------以上、普段から非常ポーチの中に入れて持ち歩いておくと便利なモノをご紹介しました。初めから全てそろえる必要はありません。まずはお子さんと相談して、最低限のモノで、必要とだと思うモノだけをポーチに入れるようにしましょう。時々中のモノを見返して、あったら便利かもしれないと思うモノは追加し、他のモノで代用できそうだと思うモノは取り出していくのがオススメです。夏は虫よけスプレーやアイスノン、冬はカイロなどシーズンによって中身をかえていく という方法もオススメです。【参考リンク】・災害被害を軽減する国民運動に関する懇談会(第2回)資料3:防災に関するアンケート調査〜アンケート集計結果〜 | 内閣府(PDF)()●ライター/澤田真美子(整理収納アドバイザー)
2016年05月20日2011年3月11日に起きた東日本大震災から、もうすぐ5年。震災を機に非常用持出袋を用意した女性は多いかもしれませんが、最近その中身、チェックしていますか?時間がたつにつれ、つい防災への意識も薄くなってしまいやすいものです。この機にいまいちど、防災対策の見直しをしてみましょう。■ベッド下には厚手のスリッパを! 室内の備えのチェックポイントまずは部屋のなかからチェックしていきます。ポイントは「倒れるもの」「割れるもの」の対策です。賃貸で壁に穴があけられない場合の家具の転倒防止には、家具の下にかませるタイプのストッパー器具や、天井と家具の間に挟むつっぱり棒で対策を。食器棚の内部には、揺れを感知するとロックがかかる開き戸ストッパーをつけ、窓ガラスにも飛散防止フィルムをつけておけると安心です。ベッドの近くには大きな家具や重いものを置かないことも基本です。見落としがちなのが、鏡や花瓶、フォトフレームなどのインテリア。サイズ自体は小さくても、割れて床に散らばるとケガのもとに。鏡やフォトフレームにも飛散防止フィルムをつける、ガラス製の小物の下には転倒防止のジェルマットを敷くなどで対策するとよいでしょう。そのうえで、・厚手のスリッパ・懐中電灯・非常用持出袋これらをすぐ手の届くところに用意しておき、玄関には底が厚めのスニーカーをすぐ履けるところに出しておけると安心です。■「すぐ持ちだすもの」「あとから取りにくるもの」にわけておこうすぐに持ちだすための非常用持出袋は、「避難時に使うもの」を考え、最小限にまとめておきます。東京都が都民に配ったブック『東京防災』には、以下がリストに挙がっています。□懐中電灯 □携帯ラジオ □ヘルメット □防災頭巾 □軍手 □毛布 □電池 □ライター □ロウソク □食品 □インスタントラーメン □缶切 □ナイフ □衣類 □哺乳瓶 □現金 □救急箱 □貯金通帳 □印鑑出典:「東京防災」P90より通帳や印鑑は防水ポーチにまとめておくと、持ちだしがスムーズです。女性の場合は、以下のものもリストにいれておくと、いざというときに役立ちます。・携帯の充電器・生理用品・下着・靴下・マスク・小さいボトルの化粧水・リップクリーム・歯ブラシ・ホイッスル・ティッシュ・ウェットティッシュ・カイロ・レインコート非常用持出袋は、背負って持ちあるける重さであることも大切です。ほかにも必要なものはたくさんありそうですが、「避難所で数日間過ごすために必要なもの」を考えて用意しましょう。その後、いったん自宅に戻れたときに持ちだすものも、まとめてバッグやケースに入れて用意します。・衣類・ブランケット・バスタオル・ハンドタオル・水・食料品・ティッシュ・トイレットペーパー・皿・コップ・割り箸・ラップ・ビニール袋・医薬品・救急セット・予備の乾電池衣類は、模様がえのタイミングで見直すようにすると、同時に備品のチェックもできてオススメです。筆者の場合は、出番が少ないスーツケースにこれらを入れて、玄関先においてあります。■トイレットペーパーが不足する? 多めに用意しておきたい備蓄品『東京防災』では、いざというときに備えて、日ごろ使っているものを多めに用意する「日常備蓄」をすすめています。水や食料品は、日持ちするインスタントやレトルトなどを多めに用意し、使った分を買いたすようにできるとよさそうです。また、東海地方で大きな地震があった場合、トイレットペーパーの供給が不足する可能性があるため、経産省では1か月分程度のトイレットペーパーの備蓄を呼びかけています。ロングタイプなら、省スペースで収納できます。今回は家の備えを中心にまとめましたが、仕事中や外出中に地震が起きたときの備えも頭に入れておきたいところです。会社のデスクの下にはスニーカーを用意しておき、毎日持ちあるくバッグには、ライトとホイッスルを入れておくとよいかもしれません。そして、家族や大切な人とは、必ず震災が起きたときの集合場所や連絡方法を共有しておきましょう。もちろん、出番がないにこしたことはありませんが、備えあれば憂いなしです。いまいちど、震災対策を見直してみてはいかがでしょう。
2016年02月20日○我が家の防災対策をご紹介……私を反面教師にして、猫飼いの皆さんは、リードのサイズをしっかり確認した上でご購入下さいますようお願い申し上げます。さて、我が家では普段から、クレートトレーニングを行っている。クレートトレーニングとは、ケージやキャリーに慣れさせる訓練のことだ。よくワンちゃんが受ける訓練だが、我が家では、万が一被災し避難所で生活することになった際の訓練として行っている。キャリーには完全に慣れたので、現在行っているトレーニングは、リードのみだ。今回は、クレートトレーニングをはじめとした、我が家での防災対策についてご紹介しよう。○環境省のガイドラインまずそもそも、「避難所にうちの子を連れて行って良いのかしら……」と考える飼い主さんが非常に多いのだが、環境省は、「災害時におけるペットの救護対策ガイドライン」(PDF)というガイドラインの中で、災害時のペット同行避難を推奨している。「災害が起こったときに飼い主はペットと同行避難することが基本であるため、平常時からそれに備えるべき対策についての意識をもち、ペットの安全と健康を守るとともに、他の避難者への迷惑にならないように努めなければならない」(災害時におけるペットの救護対策ガイドラインより引用)ガイドラインにも記載がある通りだが、ペットの同行避難は推奨されているとはいえ、アレルギーのある避難者や動物が苦手という避難者がいるということをしっかり考慮した上で、責任ある飼い主として行動すべきであろう。○飼い主が行うべき対策の例まずは、飼い主が行うべき対策を平常時と災害時に分けてご紹介する。■平常時・住まいの防災対策・ペットのしつけと健康管理・ペットが迷子にならないための対策(マイクロチップ等による所有者明示)・ペット用の避難用品や備蓄品の確保・避難所や非難ルートの確認等の準備■災害時・人とペットの安全確保・ペットとの同行避難・避難所・仮設住宅におけるペットの飼育マナーの遵守と健康管理(災害時におけるペットの救護対策ガイドラインより抜粋)○今回実例としてお見せするもの我が家で行っている防災対策のうち、今回紹介するのは(1)ペット用の避難用品や備蓄品の確保(2)ペットのしつけと健康管理である。まずは、避難用品から見ていこう。準備すべきものまず、避難する際に必要なものは、飼い主が用意する必要がある。「避難先においてペットの飼育に必要なものは、基本的には飼い主が用意しておくべきである。(中略)避難所等にペット用の救援物資が届くまでには時間がかかる場合があるので、少なくとも5日分(できれば7日分以上が望ましい)は用意しておくとよい」(災害時におけるペットの救護対策ガイドラインより引用)少なくとも救援物資が届くまでのペットの生活に必要なものは、きちんと用意しておく必要があるとのこと。環境省のガイドラインで紹介されている、最低限必要なものとは以下の通りだ。・療法食、薬・フード、水・予備の首輪、リード(伸びないもの)・食器・ガムテープ(ケージの補修など多用途に使用可能)・飼い主の連絡先とペットに関する飼い主以外の緊急連絡先・預かり先などの情報・ペットの写真(携帯電話に画像を保存することも有効)・ワクチン接種状況、既往症、健康状態、かかりつけの病院などの情報(災害時におけるペットの救護対策ガイドラインより引用)○実際に準備してみたさて、こちらが我が家で準備している最低限の防災グッズだ。市販のペット用防災グッズや防災袋も販売されてはいるのだが、使い慣れたものを入れておきたいので、我が家では全て自分で任意に選んだものを用意してある。こちらはペット用のウェットティッシュ。本人を清潔に保つのに大活躍だ。こちらは猫のご飯が入ったお弁当箱。お皿の代わりに使用できる。そして、いつも食べているご飯がこちら。サイエンスヒルズのダイエットフードだ。我が家にいる2匹の猫のうち、兄猫は非常にお腹を下しやすい。お腹の薬も準備してあげる必要がある。そして、やはり大事なのがリードだ。こちらは冒頭の漫画でも紹介した通り、試行錯誤の上、最終的に購入に至ったものだ。また、普段ペットクリニックに行く際に使用している洗濯ネットも。猫が暴れずに済むので、とても便利な品物だ。こちらはカイロと多目的ビニール袋。猫は寒さに弱い生き物なので、温かさを確保するカイロがあると便利。また、万が一嘔吐してしまったり、粗相をしてしまった際にササっと対応できるようビニール袋があると助かるだろう。また、水の用意も必要だ。とはいえ、このままでは飲めないので……。このように、簡単にその場で給水できる便利グッズも準備。これらを猫のバッグに入れて、完了だ。○ペットカートそしてこちらが我が家のキャリー。キャリーはキャリーでもキャリーバッグではなくキャリーカートだ。これならば、猫と荷物を楽々運ぶことが可能だ。カート、防災グッズ、猫本人の重さ全てを合わせておよそ12キロ。階段を上り下りする際は少々大変ではあるが、平坦な道を移動する際にとても便利だ。持ち手の箇所には、小物を入れるくぼみがついているのも嬉しいポイント。先ほど紹介した防災グッズは、カートの下に。すっぽりと収まってくれた。○リードの練習さて、毎月1度、10分程度、室内限定ではあるが我が家ではリードの着用練習も行っている。リードだけ購入しておいて、いざというときに不慣れなリードに驚いて動けなくなってしまってはこの子の命すら危うくなるので、しっかりと練習を行う。リードサイズを調整ができるタイプなので、しっかりめに着用させてある。苦しそうだからと緩めに装着すると、猫が動いた際にすぽっと抜けてしまったりするので、注意が必要だ。首輪をつける際と同様に、指が1~2本入ればちょうど良い具合にサイズ調整ができているということなので、目安にしていただければと思う。うちの猫の場合は、もうかなり慣れたもので、こんなものはおちゃのこさいさい……。ではあるが、「はよ外せ」と目で命じてくる。この後、階段の上り下りを行い、リードの練習は完了。練習を頑張ってくれたので、オヤツを食べていただいた。○まとめ以上、我が家の防災対策をご紹介した。「うちの子」を守るために是非一度、防災グッズを準備してみてはいかがだろうか。<作者プロフィール>うだま猫好きの人妻アラサー。猫の漫画や日常の漫画をよく書く。猫ブログ「ツンギレ猫の日常-Number40」は毎朝7時30分に更新している。ツイッターでは常に猫への愛を叫び続けている。下ネタツイートは最近控えるようにしている。
2015年10月27日万が一の時のための防災グッズですが、何を用意していますか? 食料品のストックとともに大事なのが非常時のトイレの準備です。今回は身近な材料で用意できる非常用トイレの作り方を紹介します。○用意するもの・大人用紙オムツ・色付きのゴミ袋 (70L)○作り方ここでは大人用の紙オムツを使用します。パンツタイプではなく、パッドタイプを用意してください。大人用の紙オムツは乳児用の紙オムツと比べ、吸収できる水分の量が多いのが特徴です。作り方は至って簡単です。ゴミ袋の底に紙オムツを広げておき、それをトイレの便器に配置するだけ。紙オムツはテープが付いているものがありますが、貼らずにそのまま置いてください。70Lのゴミ袋だと便器に無理なく広げられます。これで完成です。今回は700mlを吸収できる「長時間タイプ」を1枚使用しました。実際、どのくらいの水分量を吸収できるのか試してみましょう。上から水をかけてみます。700mlを入れ終わると、紙オムツは水分でパンパンでしたが、あふれることなくきちんと吸収されていました。大人の尿1回分はおよそ150mlと考えると、およそ4回分となります。廃棄する時はゴミ袋をトイレから取り外すだけ。オムツだけを取り出して、再度新しいものをセットして使ってもOKです。もしもトイレに設置できない時は、大人用紙オムツを中にセットしたゴミ袋を平置きにして使うこともできます。ゴミ袋なので口をしめておけば、ニオイも防げます。大人用オムツは、さらに多くの水分を吸収する「就寝時用」などがあるので、季節や使う人数などに応じて使い分けてもいいと思います。ニオイが気になる場合は、専用の消臭剤などもあるので、オムツといっしょに備蓄しておいてもいいですね。○執筆:麦原ケイ (ベル・エキップ)猫とビールと唐揚げとコーヒーが好きな神奈川県・横浜在住の主婦ライター。
2015年09月15日9月1日は防災の日。各地では、さまざまな防災訓練が実施される予定となっている。東京都交通局では、地震を想定した防災訓練を実施。また、資生堂は本社機能のある汐留オフィスで、首都直下地震発生を想定した防災訓練を行い、初めて「帰宅困難者受け入れ訓練」を実施する。東日本大震災以降、日本ではこれまで以上に防災対策に目が向けられてきた。そうした中、今年の5月末に発生した小笠原沖地震の際に、都内各所でエレベーターが停止し、混乱が生じたというニュースは記憶に新しいだろう。なぜ、あの時多数のエレベーターが停止したのか? また、実際に災害が発生した際、エレベーターはどのように作動するのか?8月31日に、三井不動産はオフィスビルの空室を活用した防災体験会を西麻布三井ビルにて実施した。通常は見学が難しい災害発生時に起こるオフィスビル内の各種設備の状況を再現した訓練となり、災害発生時のエレベーターの動きや救出方法について説明があった。○エレベーターの管制は3パターン災害発生時、エレベーターは災害の種類によって、動き方が変わる。災害の種類は大きく分けて、「地震」「火災」「停電」である。機械室の地震感知器が一定地を超える振動エネルギーを感知すると、エレベーターは最寄りのフロアで止まり、ドアが開くようになっている。そうすることで、エレベーター内での閉じ込めを防ぎ、乗客の安全を確保する。厳密な仕組みとしては、P波(初期微動)を感知した時点で、S波(本震)がくる前に、最寄り階に乗客を避難させるという。その後、S波が一定基準以下の安全性が認められた場合、エレベーターは1分後に自動復旧するという。これが、一定基準以上となった場合は、エレベーターの保守会社による安全確認後に復旧するという流れになる。小笠原沖地震の際に多数のエレベーターが停止したのは、一定基準以上の振動を感知したためである。火災発生時には、エレベーターは避難階に着床してドアが開くことになっている。避難階は、多くの場合はビルの1階などにあたるという。停電が発生した際は、電源が専用バッテリーもしくは非常用発電機に切り替わり、最寄りのフロアまで移動してドアが開かれる。とはいえ、エレベーターの故障などにより、中に閉じ込められてしまった場合はどうするのか?例えば、高層ビルなどにある、通常エレベーターがとまらない途中階でストップしてしまった場合、エレベーターの扉を開けても壁になっているため、脱出することができない。このような場合は、隣にエレベーターを横付けして、救出するという。また、エレベーターとフロアに段差が生じた状態で停止してしまった場合は、外側からドアを開けて救出する。三井不動産では、60cm以下の段差の場合は、エレベーターの保守会社を待たずに、ビルスタッフ2名以上で救出ができることになっている。これは、35年以上前から、エレベーター会社の講習を受け続けていることから、特別に救出にあたる許可が出されているのだという。○自動仮復旧機能を備えた新しいエレベーター一定基準以上のS波を認知したエレベーターは、エレベーターの保守会社による安全確認が済むまで復旧することができない。つまり、大型の地震が発生した際は、各ビルのエレベーターはストップし、小笠原沖震災の時のように、高層階で足止めをくらってしまう人が多数発生することになるだろう。保守会社は、病院などの公共機関から安全確認を行っていくため、民間施設などは復旧までかなりの時間がかかることが予測される。このような問題から、最近では自動仮復旧機能を備えたエレベーターの開発が行われているという。この機能は、地震でエレベーターが緊急停止しても、エレベーターがゆっくり各階を往復することで必要な諸機能を自動判断し、異常がないと判断した場合は自動復旧する仕組みとなっている。小笠原沖地震の際には、1~2分で自動復旧したという。三井不動産が展開する「三井のオフィス」では、高層以外のビルについても、構造的に可能な建物は順次導入していくとしている。○「三井のオフィス」の防災機能「三井のオフィス」では、自動仮復旧機能を備えたエレベーターだけでなく、そのほかにも防災対策を行っている。例えば、非常用発電機の稼動時間を72時間稼動に強化している。東京都の帰宅困難者対策条例では、従業員向けに3日分の食料などを備蓄するように推奨されている。この条例を受け、「三井のオフィス」では主要ビルの非常用発電機を48時間稼動から72時間稼動への長時間化に向けた、備蓄燃料の増強を進めており、3日間オフィスで待機する人が問題なく過ごせるような対策を行っているという。また、入居しているテナント向けに、1日分の飲食料も用意している。断水した場合には、一部のビルでは井戸を掘削し、地下水を汲み上げて使用できるような仕組みも用意されている。***「天災は忘れた頃にやってくる」と言われるが、いざという時に、防災に対する正しい知識があるかどうかで、動き方や心持ちが変わってくるだろう。防災訓練を受けたことがないという方や、ずいぶん受けていないという方は、ぜひ防災訓練に参加してもらいたい。
2015年09月01日Twitterは公式ブログで、9月1日の「防災の日」に向けて、全国の自治体に防災訓練ツイートを出すことを依頼。ユーザーにもTwitterを使った防災訓練を呼び掛けている。Twitterは今回、全国の自治体に「#全国防災訓練」と自治体名を組み合わせた「#○市災害」というハッシュタグを利用した訓練ツイートを提案したという。これに合わせて、Twitterを使った防災対策をユーザーにも勧めている。防災対策としてまず、いつも使う公共交通機関や国の防災機関、報道機関などのアカウントをフォローすることを提唱。また、「#全国防災訓練」や自分が知りたい地域を「#○市災害」で検索してフォローするほか、災害に役立つアカウントをまとめた災害情報用公式アカウント「@TwitterLifeline」のリストを紹介している。次に、自分が災害に遭ったことを想定した訓練ツイートを行うことを呼び掛けている。実際の災害では身の安全を確保し、気持ちに余裕ができたら自分の安否をツイートしてほしいとする。なお、訓練ツイートを行う際は、「#全国防災訓練」をつけて訓練であることを明示すること。災害時には、信頼できる情報源のツイートをリツイートして拡散することを推奨している。なお、リツイートする際は、ツイートをコピーして発信するのではなく、オリジナルをリツイートすること。理由として、避難場所などの情報を含め、災害時にはその情報がいつ出たかが重要となる場合があるためと説明。また、オリジナルのツイートを削除すると、リツイートしたツイートも自動に削除されるので、古い情報が拡散されるのを減らすことができるという。最後に、ハッシュダグや写真などを用いて、周囲の被災状況についての報告を想定したツイートを提唱。「(場所)は、被害なし。#◯◯市災害」「XX橋は流されてしまっています。#◯◯市災害」のように、現在地の情報を発信すると良いという。さらに、ハッシュタグ「#
2015年09月01日