メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「義理の家族と別居したい」という、ままちんさん(43歳・正社員)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ままちんさんのお悩み義理の家族と同居して17年経ちますが、別居したくて仕方がありません。夫が長男で、結婚当初から当たり前のように同居となりました。言われるがまま「いい嫁」を演じていた気がします。夫の浮気発覚後に心屋さんと出会い、その後は「自分らしく生きたい」と思うようになり、「断ること」も実行するようになりました。「言いたいことも、伝えなければ伝わらない」と学び、義母に発言をすると強く言い返され、なにを頼むのも怖くなり、怒りの感情をただ抑えるだけの人生になっています。夫も家を出るつもりはなく、話をしても「お前だけ出て行けばいい」と返されます。2人の子どもたちは、気をつかいつつも義母が大好きなようです。家族4人だけで行動したくても、義母を誘ってあげるようないい子たちです。義母は私が嫌っていることに気づいていると思いますが、誘われないと不機嫌になり、怒ります。夫と義母も不仲なので、一緒に行動しているとストレスがたまって仕方ありません。でも、子どもが「一緒に行こう」と誘い、断らず一緒についてくる義母なので、どうしようもありません。さらに義弟も糖尿病で、10年以上職に就くことなく家にいて、記名していなければ、冷蔵庫にあるものをすべて食べてしまう始末です。義弟と義母も不仲ですし、結婚前は温かい家族に囲まれて過ごしてきた私には、想像もできなかった生活を送っています。 私は潜在意識の中で“被害者”になりたくて、この家を選び、生活をしているのでしょうか? そんなことは決してないと思っておりますが、皆が感情で話すので、話し合いすらできません。笑顔も消えました。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりままちんさん、こんにちは。心屋塾認定講師・坂崎ひでこです。温かな家族のなか、笑顔で育ってきた人が、話が通じない気性の激しい人たちのなかで、17年間もよく我慢されてきましたね。しかもその間、子育てもして、正社員でもある。たくさん頑張ってきたのでしょうね。そして、そんななかで心屋に出会ってくれた。「断る」を実践してみた。すばらしい挑戦だと思います。ところが残念ながら、気持ちが通じなかったのですね。義理の家族はおそらく「自分たちは話し合いができていて、居心地のいい家族で、嫁ともうまくやっている」と信じているのだろうと推測します。今の状態が、あの人たちの「話し合い」の形なのでしょう。あるいは「話し合いが必要なことなど特にない」と思っているのでしょう。だって、各々言いたいことはその場で言ってスッキリ、しているのですから。義理の家族同士も不仲とのことですが、ままちんさんにはそう見えても、実際は違うかもしれません。義理の家族は、現状のままで十分に穏やかな関係・状態だと感じているのでしょう。そのくらい、自分と他人の感覚は違います。他人は「エイリアン」だと思ってちょうどいいくらいだと思います。さて、ままちんさんは、「自分は潜在意識の中で被害者になりたくて、この家を選び、生活をしているのでしょうか? そんなことは決してないと思います」とつづっていらっしゃいます。義母や義弟は相手の迷惑を考えず、自分の都合優先で、他人の話は聞かず、不機嫌をまき散らすのも平気な方々…とのこと。ままちんさんは、彼らのようになってもいいですか? 「被害者になりたくない」とのことですが、では、加害者になりますか? ひどい人間になるくらいなら、今までどおり「いい人(被害者)」でいたほうが、楽ではないですか?そんなこともぜひ、考えてみてください。彼らは「ひどい人(に見える)加害者」ですが、一方で、ままちんさんが自分の気持ちに気づくためのお手本でもある…と私は思うのです。ままちんさんが被害者をやめるためには、彼らの真似をしてみるのが早道です。しかし、いきなりそれを実行するのは難しいので、まずは心の中で「私は不機嫌をまき散らてもいいし、怒鳴ってもいいし、文句を言ってもいい」と、試しに思ってみましょう。それだけで、きっとなんらかの変化が起きてくると思います。最後に、私の経験をお話ししますね。以前、趣味の会で出会ったなかに、横柄でよく怒鳴る人がいました。私は怒鳴り声や大声がとても苦手で怖いので、ずっと気になっていました。ある時「今日こそ、Aさんにもう少し小さい声にしてくださいと言おう」と決心して参加すると、Aさんは「Bさんに態度が悪いと叱られた」としゅんとしていたのです。それ以来、大人しくなりました。そのように「なにかを決める」だけで、自分が動かなくても周囲の環境が変わることもあります。ぜひ参考にされてみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「周りに気をつかいすぎて、本音で話せる人がいない」という、むーちゃんさん(34歳・専業主婦)に、心屋塾上級認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■むーちゃんさんのお悩み私は二児の母です。常に周囲の目が気になり、気をつかいすぎてしまいます。自分の親にすら気をつかい、本音が出せる相手がひとりもいません。そのストレスが子どもに向いてしまうことがあり、子どもに悪い影響を与えてしまう親だと自分を責めてしまいます。夫とも関係が良くありません。夫は私に無関心で、心が満たされません。このような自分の考え方を変えたいのですが、うまくいかず悩んでいます。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の野田和美さんよりむーちゃんさん、ご相談ありがとうございます。いつも周囲の目が気になり、親御さんにすら気をつかっていらっしゃる状況とのこと。さぞかしお疲れのことと思います。そのストレスをお子さんに向けてしまい、ご自身を責めているということも、このような毎日が限界にきていることの証かもしれないですね。ところで、むーちゃんさんは「本音が出せる相手がひとりもいない」とのことですが、それは本当にそうでしょうか? もしかしたら相手のほうはそう思っていないのに、むーちゃんさんがそう思い込んでいるために、周囲の目が気になり、過度に気をつかいすぎてしまうのかもしれません。また、むーちゃんさんは周りの人に自分の本音を出したら、どんなひどいことや怖いことが起きると思いますか? もしかしたら、本音を出したことで嫌な思いをされた経験があるのかもしれません。あるいは、そういう人を身近で見た経験があるのかもしれません。でもそれは、いつも必ず起こるようなことでしょうか。そんな自問自答もぜひしてみてくださいね。それから一度、目をぎゅーっと閉じてみてください。そして、ぱっと目を開いてください。あなたの目で、目の前の景色を見てください。そうやって、「周りから見られる自分」を気にするのではなくて、「私が見る!」という意識で世の中を見てみてほしいのです。ご自身の体が「乗り物」だと仮定するならば、その運転手はむーちゃんさん、あなたひとりです。ということは、むーちゃんさんが見て聞いて、感じたままに、行きたいところに進んでいいのです。ご自身の五感をしっかり感じていれば、行きたいところもたくさん浮かんでくるでしょうし、あれこれしてみたいことも浮かんでくると思います。ご主人との関係もうまくいっていないとのことですが、満たされない心を埋めるためには「ご主人からの関心を得ること」ではなく、「むーちゃんさんが自分自身に関心を持っていくこと」が鍵になると思います。自分自身が感じていること、言いたいこと、したいことを表現していくことで、むーちゃんさんという人物は生き生きと存在感を増していく。そのためにも、外に向いていた「気づかい」の意識を自分の内側に向けることが重要です。ご自身をより深く知り、これまでひとりで懸命に頑張ってきたこともいたわってあげてください。自分を大切にするというのは、つまり自分自身の感じていること、考えていることを、そのまま受け入れて表現することです。わがまま、自己中心的だと感じる人たちのように振る舞うくらいで、ちょうどいいかもしれないですね。そうして自分を出していくことで、きっとご主人とのコミュニケーションも以前より増えていくことでしょう。たとえご主人が無関心だとしても、あなたがあなたに関心を持ち、大切にしていくことで、ご自身を肯定できるようになり、もっと好きになっていけると思います。その結果、周りの人への思いやりや真の愛情がわいてくることも期待できます。まずは自分!「嫌われてもいい」「私に無関心でもいい」「わがままになってもいい」そんなふうに何度もつぶやいて、自分に伝えてあげてください。たくさん許して、たくさん感じて、本来のむーちゃんさんを、表舞台に出してあげてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分に自信が持てず、前向きに行動ができない」という、aliさん(23歳・無職)に、心屋塾認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。■aliさんのお悩みどうすれば自信を持って、行動できるようになりますか?以前は成功する望みもあると思えていたのに、今は不安しか抱けません。したいことをする勇気も多少はあったのですが、今はすべてに恐怖を感じる日々です。自分の価値に確信が持てたことがありません。見た目を気にして整えても、なにかが少しできたとしても、「そんなものは上辺だけで大したことはない、本質はそんな人間じゃない」という思いが拭えません。なにもかも人より劣っていて、誰かに認められることはない、という気持ちになります。こうした恐怖を少しでも減らし、新しいことにチャレンジする希望を持つにはどうしたらいいでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の小林威之さんよりaliさんこんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。自分に自信が持てず、前向きに行動できないとお悩みなのですね。心理カウンセラーという仕事柄、私にとっても「自信」は切っても切り離せない言葉です。お悩み相談においても「自信がない」という言葉はたくさん聞かれます。自信を持つにはどうすればいいのか、自信を失ってしまった場合にはどう取り戻せばいいのか…等々、「自信」について考えない日がありません。aliさんは、自信ってなんだと思いますか? 自信がある人ってどんな人だと思いますか? 自信がある人というと、イコール「前向きで失敗を恐れない人」だと考えがちですが、私は違うと思っています。本当に自分に自信がある人というのは、成功しても失敗しても揺るがない人ではないでしょうか。誰かに評価されなくても揺るがないのです。逆に、成功や他人からの評価ばかりを気にしている人は、たとえうまくいっていたとしても、それは「本当の自信」とはいえません。失敗したり、周りの人から評価されなくなったりすれば、その自信は一気に崩れてしまうからです。言葉は厳しいですが、それはただ虚勢を張っているだけ、ともいえます。私が思う「本当に自信のある人」というのは、「自分にうそをつかない人」です。そうだとしたら、aliさんは「どんな人」が自分にうそをつかない人だと思いますか? 「自分にうそをつかないこと」は、実はそう難しいことではありません。例えば、おいしいものを食べたら「おいしい」と言ってみる。美しいものを見たら、「美しい」と感じたり、それを表現してみたりする。スポーツジムに行きたいと思ったら、その足でジムに入会する。オーロラを見たいと思ったら、飛行機のチケットを取ってオーロラを見に行く…等々。「自分にうそをつかない人」とは、そのように「自分の心に素直な人」をさすのではないでしょうか。しかし、私たちは大人になると、自分の感情より周りの人の感情、自分の意見より周りの人の意見…と自分以外の人の意見や感情を優先する機会が増えていきます。この積み重ねが、自分に自信をなくしてしまう最大の原因ではないかと私は考えています。「周りの人」より「自分」のほうを小さく扱っているので、自然に「自分」より「周りの人」のほうが価値がある…と思い込むようになる。そうしているうちに、自信を失ってしまうのですね。自分に自信を持つには、まず自分の心に素直になること。どんな小さなことでも構いません。「うれしい」「楽しい」「悲しい」「寂しい」等々、その時々に自分が感じることを、ちゃんと表現してみましょう。感情を素直に表現していると、自分で自分を信頼できるようになります。逆に、周りの人の目を気にして我慢ばかりしていれば、どんどん自分を信頼できなくなってしまいます。自信を持つには、まず自分の気持ちにうそをつかないこと。そこから始めてみましょう。どんな感情も、あなたの味方になってくれますよ。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年10月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「30代になっても、自分の好きなことが見つけられない」という、まなおさん(34歳・無職)に、心屋塾認定講師の田中佐緒利さんからアドバイスをいただきました。■まなおさんのお悩み34歳のこの歳になっても、自分のやりたいこと、好きなことが見つけられません。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の田中佐緒利さんよりこんにちは。心屋塾認定講師・田中佐緒利です。自分がなにをしたいのか? 自分がなにを好きなのか? それがわからないと、なんだかモヤモヤしますよね。少しでも心が軽くなるようなヒントをお伝えさせていただきますね。まず「やりたいこと・好きなことがわからない自分」を理解しているということは、つまるところ、まなおさんは今「大してやりたくないことや好きではないこと」に、多くの時間、お金、愛情、エネルギーを注いでいる…と感じていらっしゃるのかもしれません。そうだとすれば、ではなぜ「やりたくないこと・好きではないこと」ばかりに、大切な時間やお金、愛情、エネルギーを注いでしまうのか。その原因をじっと見つめていってみましょう。手始めに「自分の心にブレーキをかけているのはなにか?」がわかるワークをご紹介します。まずは以下を紙に書き出してみてください。1.あなたが今「やりたくないのにやっていること」はなんですか?2.あなたが今「やりたいのにやっていないこと」はなんですか?どんな些細なことでもかまいません。1.では、「やりたくないな」「これをやるのは嫌だ」「好きではないな」と感じながらやっていることを、すべて書き出してみてください。2.では、仕事になるから、お金になるからといった損得を抜きにして、ただシンプルに「やってみたい」と思うことを、小さなことから大きなことまで書いてみましょう。例えば、チョコレートが食べたい、こんな洋服が着たい、散歩したい、あるいは宇宙旅行をしたい、プライベートビーチで遊びたい等々、どんなことでも結構です。書き終わったら、次の質問です。3.あなたは「今やっている本当はやりたくないこと・好きではないこと」をやめてしまうと、人からどう思われそうですか? やめてしまうと、どうなってしまいそうですか?4.書き出した「やってみたいこと・好きなこと」をやると、人からどう思われそうですか? やりたいことだけをやっていると、どうなってしまいそうですか?それをやると(やめると)どうなるのか、人からどう思われそうなのか、なんと言われそうなのか、恐ろしいことになるのではないか?…等々、思うことをそれぞれ全部書き出してみてください。書き終わったら、その項目をあらためてよく見返します。すると、あなたが「やりたくないのにやっていること」をやめられない、あるいは「やりたいこと」を始められないのは、「それをやってしまうと(やめてしまうと)、こんな恐ろしいことになるに違いない」と無意識に思い込んでいるから…という可能性が浮かび上がってきませんか?つまり、3.と4.の質問で出てきた答えを怖がっていて、一歩踏み出す心にブレーキをかけている、ということです。しかし、それは悪い妄想に過ぎない可能性もあります。恐れているようなことは、なにひとつ起きないかもしれないのです。 加えて、「自分のやりたいこと・好きなことが見つけられない人」というのは、小さい頃から人の顔色をうかがったり、親の言いつけを守ったりする、いわゆる“いい子”であった人が多いようにも感じます。お母さんの好きな洋服を着て、お父さんのすすめる進路を進み、自分の気持ちを閉じ込めて「私はこれが好き、これが嫌い」と伝えられなかった…。まなおさんももしかしたら、そのようなお子さんだったかもしれませんね。あるいは小さい頃、やりたいことをやっているときに怒られたり笑われたりして、悲しい気持ちになった。好きなことを好きだと言ったら、誰かに「変だよ」とからかわれたり、「ダメでしょ!」と否定されたりした…。そんな経験があったのかもしれません。はたまた、自分が期待するような結果にならないことが続き、いつの間にか挑戦することをあきらめてしまったのかもしれません。ずっと我慢しているうちに我慢が当たり前になり、いつのまにか自分の気持ちがわからなくなったのかもしれません。もしそうであれば、長い間つらかったですね。よく頑張ってきましたね。そのような思いから解放されたい場合は、自分自身に対し、ぜひ次のような声をかけてみてください。「私は、自分の好きなことをやってもいい」「私は、親をガッカリさせてもいい」「私は、人の期待に応えなくてもいい」「私は、なんの役に立たなくてもいい」「私は、自分が楽しいことをしてもいい」「私は、お金にも仕事にもならないことをやってもいい」「私は、人に迷惑をかけてわがままに生きてもいい」「私は、失敗してもいい」「私は、自分の本心を大切にしてもいい」「私は、自分の好きを大切にしてもいい」「私は、自分の気持ちを大切にしてもいい」「私はもう、我慢しなくてもいい」「それでも、私は愛されて素晴らしい価値ある存在だもん」言ってみてご自身がどう感じるかも、大切にしてみてください。これらの魔法の言葉をブツブツと何度もつぶやきながら、1.で書いたこと(=やりたくないのにやっていること)をできる順から1つずつやめていき、2.で書いたこと(=やりたいのにやっていないこと)を、ぜひ1つずつやってみてください。簡単にできることからで結構です。やめてみたら、あるいはやってみたら、きっと「本当に自分がやりたいこと・好きなこと」に少しずつ気づいていけると思います。本日は、心屋塾初級セミナーでやっているワークの一部をご紹介しました。興味があれば、ぜひ初級セミナーにも足を運んでみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月27日俳優の阿部サダヲと女優の吉岡里帆がパーソナリティを務める、ニッポン放送 『阿部サダヲと吉岡里帆のオールナイトニッポンGOLD 映画「音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!」スペシャル』が10月12日(22:00~)に放送される。阿部と吉岡は、同日に公開される映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』に出演している。同作は監督・脚本を三木聡が務めるオリジナル作品。驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部)だが、実は彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだった。限界が近づく喉に焦るシンは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡)に出会う。番組では映画にちなんで、「音量を上げたら言えないここだけの話」を2人が暴露する他、映画の撮影秘話も交えてエピソードを披露する。また、メールテーマも「音量を上げて叫んでくれ!タコ!」と題し、阿部と吉岡の2人に「音量を上げて叫んでほしいこと」をリスナーから募集する。
2018年09月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「両親の教えに縛られてきた人生にむなしさを感じている」という、たいようさん(33歳・主婦)に、心屋塾認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■たいようさんのお悩み私は妹弟のいる長子です。幼い頃から、両親から口癖にように言われてきたのは「妹弟と仲良くしろ。血の繋がった家族なんだから大切にしろ」でした。両親は「子どもは皆、平等に育てる」と言い、長子だからといって優遇や優先をされたことはありません。しかし自分が2人の子を育てる親になった今、幼い頃の親の教えに対してさまざまな疑問が出てきました。そしてそれが、これまでずっとふたをしてきた自分の気持ちなのだと気づき始めました。「平等に育てる」と言われ続けてきたものの、実際には下の子優先で、不公平感が満載だったこと。私の習い事希望は通らなかったのに、妹弟には習い事をさせていたこと。親に意見することは許されず、なにかあっても我慢してきたこと。「しょうがない、これでいいんだ。親も大変だから」という思考の癖が根深く身についていること。ずっと親の顔色をうかがいながらビクビクして生きてきたこと。怒られるのが嫌で「ほめられよう、いい子でいよう」と生きてきたこと。常に誰かの視線を気にして、本心を吐き出したことがないこと…等々。それらを思い出し、「これまでの自分の人生はなんだったのだろう」というむなしさで心が埋め尽くされ、涙が止まらなくなってしまいます。家族といると神経が張りつめ、その場を楽しめず、常に気をつかっている自分に気づき、今は距離を置いています。それで心は軽く晴れているのに、時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます。こうした幼少期の出来事をどのように整理したらいいのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりたいようさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。「時々モヤモヤとした気持ちに心が支配され、また、幼少期の出来事を思い出しては涙が止まらなくなってしまいます」とのこと。それはつらいですね。私も妹のいる長子で、たいようさんと心情や思考の癖がとても似ていたので、思わずペンを取らせていただきました。涙が止まらなくなるということは、まだまだ子どもの頃のたいようさんが悲しんでいらっしゃる、ということだと思います。その子を癒やしてあげるところから始めていきましょう。ご自宅など、どこかひとりきりになれる場所で、以下のようなイメージワークをしてみることをおすすめします。イメージワーク1:目の前にイスやクッションを置き、その上に子どもの頃のたいようさん(以下「子どもたいようさん」と表現します)が座っているところを想像してみてください。その「子どもたいようさん」は、親に習い事をしたいといってもダメだと言われたとき。自分の習い事の希望が通らなかったのに、妹弟は習い事をさせてもらえてて悲しかったときのたいようさんです。それは、何歳頃でしたか?次に、その頃の自分自身を思い出してみてください。どんな気持ちで、どんな表情をして、どんな洋服を着て、どんな態度をしているでしょうか。それを、「子どもたいようさん」に具体的に投影して、思い浮かべてみてください。そして、そのときの「子どもたいようさん」が本当に言いたかったことを、想像の中で聞いてあげましょう。例えば「私も習い事をしたかったのに!」「なんで私の話は聞いてくれないの?」「下の子優先で、悲しい!」等々。どんなことを言いたかったのでしょうか? たくさんたくさん、聞いてあげてください。イメージワーク2:「子どもたいようさん」の話を聞き終えたら、今度はそのイスやクッションに、今現在の自分(以下「大人たいようさん」と表現します)が実際に座ってみます。座ったら、「大人たいようさん」は「子どもたいようさん」になったつもりで、「子どもたいようさん」と同じ表情をしてみてください。それから、目の前にそれを言いたかった相手、つまり両親が立っていると想像してください。その相手に対し、「子どもたいようさん」になりきって「あのとき言いたかったこと・出したかった感情」を言葉や態度で出してみましょう。これらのワークをやってみて、どんな気分になりましたか?心屋塾には「言えたら癒える」という言葉があります。これは、昔抑えていた本音を口に出して言ってみると、心が癒される…ということをさします。「親も大変だったんだから仕方がない」という思考で、無理やり自分の気持ちを押さえつけようとしないでくださいね。まずは最初に、「子どもたいようさん」の気持ちをとことん出してあげること。そうすると、無理やりではなく、自然と「親も仕方なかったんだなぁ」という気持ちになっていくことが期待できます。そうした気持ちに達することができれば、幼少期の出来事に対するモヤモヤした感情を終了させることができ、「親も自分と同じ不完全な人間である」ということが、スッと腑(ふ)に落ちてくるかと思います。不完全な人間の言動は、「自分の価値」とは全く関係がありません。誰からどんな言動をされようとも(それが親からだとしても)、たいようさんは変わらず価値ある人間で、ありのままのたいようさんでいいのです。今までたくさんたくさん我慢されてきて、しんどかっただろうと思います。だからこそ、もう終わらせてあげましょう。幼少期の悲しかった気持ち、つらかった気持ち、寂しかった気持ち、悔しかった気持ち。全部全部、外に出して、終わらせてしまいましょう。そして自分の人生を生きましょう。だってあなたには、それだけの価値が十分にあるのですから。たいようさんを心から応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月25日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「すべての人に『好かれたい』と思ってしまう性格に悩んでいる」という、美和子さん(26歳・メーカー勤務)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■美和子さんのお悩み「接するすべての人に好かれたい」と思ってしまう自分の性格に悩んでいます。ひとりたりとも仲の悪い人を作りたくありません。はたから見れば“愛想のいい人”なのでしょうが、周りにこびているだけだと自分では思います。自分だけに話を振ってくれない人がいると、それだけで「嫌われた!」と落ち込んでしまいます。その人が実際に私を無視している、嫌っているというわけではなくても、一度気にし始めると、被害妄想がどんどん膨らんでいきます。「私だけに話しかけてくれなかった」「私の話にだけ、相づちを打ってくれなかった」など、その人が偶然、無意識にした行動かもしれなくても、すべてを「私はこの人に嫌われている」という結果に結びつけてしまいます。 どうしたら、このように周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか? 毎日が生きづらいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんより美和子さん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。「私のことを無視しているのでは?」「嫌われているのではないか?」と被害妄想がふくらんでいくと、人と関わるだけで疲れ果ててしまうし、関わること自体どんどん怖くなってしまいますよね。でもね、大丈夫ですよ! そうした被害妄想や人から嫌われる怖さは、軽減していくことができますから。大人になってから、ほかの人とどう関わるかは、幼児期に形づくられる場合が多いようです。その時期、一番身近で、いつも一緒にいるのがお母さんのため、その影響は大きいといえるでしょう。例えば、小さい頃にお母さんとどう接したか、そこから生じた勘違いや誤解によって、人間関係に臆病になってしまうケースがあります。過去の癒やされない思いを、まずはひも解いていきましょう。美和子さん、まずは幼児期から小学校1年生くらいの、子どもの頃を思い出してみてください。あなたは、お友だちとどのように関わっていましたか? もしかしたらすでに「誰ひとりからも嫌われないように皆と仲良くしよう」と必死になっていなかったでしょうか?さらに、その頃のあなたが、お友だちに嫌われたり、仲良くできていなかったりする姿を想像してみてください。そして、その姿を美和子さんのお母さんが見たとしたら…。お母さんは、どんな顔をすると思いますか? ガッカリしそう? 悲しそう? それとも、怒りそうですか?また、次の言葉を口に出して言ってみてください。「私は“嫌われるような恥ずかしい人”になってはいけません」「私は“嫌われるような人”になって、お母さんを悲しませてはいけません」「私はお友だちと仲良くできないところがバレて、お母さんをガッカリさせてはいけません」言ってみて、どんな感じがしますか?「どうしたら周りの人を気にせず、自分らしく生きられますか?」というお悩みを解決するヒントは、ここにあると思います。今も心の奥であなたが気にしているのは、周りの人ではなく、もしかしたら“お母さんの顔色”なのかもしれません。小さい頃、お母さんをガッカリさせないため、お母さんに恥をかかせないために、「嫌われない自分」「人と仲良くできる自分」を演じていませんでしたか? そして、その癖を大人になった今も続けているのではないでしょうか?実際に、子どもの頃、誰かに嫌われた経験があったかはわかりません。でも、そのような可能性を感じると自分を責めて、いっそう誰からも嫌われないように頑張り、お母さんを守ろうとしていたのかもしれません。子どもはみんなお母さんが大好きですよね。美和子さんも同じで、子どもの頃、お母さんから嫌われることを一番恐れていたのでしょう。しかし、今ようやく、お母さんのためではなく「自分のために、自分らしく生きよう」というスタートラインに立たれたのですね!嫌われることもある自分や、人と仲良くできないこともある自分も、美和子さん自身。「お母さんに許してもらおう」とするのではなく、自分自身で許してあげませんか?「嫌われることがあってもいいよ」「人と仲良くできないことがあってもいいよ」「お母さんをガッカリさせることがあってもいいよ」「お母さんを悲しませることがあってもいいよ」「どんな自分でも、私は私を嫌わないよ」「どんな自分でも、私は私が大好きだよ」上記の言葉を、ぜひ魔法の言葉としてつぶやいてみてください。そうするうちに、周りの人や、心の中の“お母さん”に好かれようと頑張って費やしてきたエネルギーを、自分に向けてあげられるようになっていきます。すると自分をもっと好きになり、自分をもっと喜ばせることに夢中になり、他人の目を気にしている暇もきっとなくなっていくはず(笑)。そしてふと気づくと「自分らしく生きられている自分」になっていることでしょう。美和子さんが自分らしさを取り戻されることを、これからも応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月20日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「パートナーの浮気を疑ってしまう性格を直したい」という、ゆいさん(23歳・販売)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■ゆいさんのお悩み9カ月交際中のパートナーがいますが、彼のことが信用できず苦しいです。彼の言うことにつじつまが合わない点があると「うそをついてるのではないか」、連絡がないと「合コンに行ってるのではないか」などと考え、イライラして何度も電話をし、気持ちをぶつけてしまいます。そのたびに「嫌われちゃうな」「逃げられても捨てられても仕方がない」「こんなにつらいならいっそ別れようか」などと思ってしまい、けんかも多くなり、占いにハマったりします。ポジティブに考えたり、自分の時間を充実するように努力したりもしましたが、ダメでした。私は昔から恋人に依存したり、信用できずにすぐ怒ったりして振られてきました。でも今のパートナーは、向き合おうとしてくれていると感じる部分もあるので、なんとかこの厄介な性格を直したいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりゆいさん、はじめまして。ひらいなずです。ご相談ありがとうございます。付き合い始めて9カ月というと、楽しい気持ちが続いている一方で、相手の言動を冷静に見て「こんな人だとは思ってなかった」と不安を感じる気持ちも混ざり合う、そんな時期ではないかなと想像します。ご相談を見る限り、ゆいさんは「彼との関係がうまくいかないのは、自分が悪いからだ」と思われているような印象を受けます。でも、本当にそうでしょうか。「こんなにつらいなら、いっそ別れようか」という記述もありますが、まずはどんなことが「つらい」のか、具体的に考えてみてください。彼がつじつまの合わないことを言うこと?ゆいさん自身がイライラして、気持ちをぶつけてしまうこと?逃げられるかもしれない、捨てられるかもしれないこと?私が思うに、ゆいさんは「彼から捨てられてしまうかもしれない、嫌われてしまうかもしれない」と感じてしまうことが、一番つらいのではないでしょうか。そうした「〜かもしれない」という影におびえ、その恐怖に耐えきれず、自分から別れを切り出そうかと思いつめてしまう…。そのようにお見受けしました。もしかしたら、ゆいさんの心の中には「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」といった思いがあるのかもしれません。しかし、そうした思いをぎゅっと握りしめていると、「嫌われたんじゃないか」「見捨てられるんじゃないか」と恐れ、常に相手の動向を“見張る”ような精神状態におちいりやすくなります。そうして「うそをついているんじゃないか」「合コンに行っているんじゃないか」といった疑いが生まれてきてしまう。結果、常に相手を疑い、疑う自分自身も嫌いになっていく――。そんな負のスパイラルの中に、自分を追い込んでしまうのです。もし思い当たる点があるようでしたら、「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」と思っている自分と、しっかりと向き合うことから始めていきましょう。状況をポジティブにとらえたり、自分を満たす時間を作ったりしても落ち着かないのは、「私はいつか嫌われる」「私はいつか見捨てられる」というネガティブな自分を無理に「なくそう」としているからだと推測します。しかし「なくす」のではなく、「ネガティブな自分も受け入れる」ことを考えてみてください。「嫌われる、見捨てられると思っている自分」を、まず自分自身がわかってあげることが、とても大事なのです。それから、思い出してみてください。「私は嫌われる」「私は見捨てられる」と思い始めたのは、いつ頃、どんなことがきっかけなのか。恋愛だけではなく、学校の友だちや家族、親戚、周囲の大人たちの言動も含め、なるべく幼少期までさかのぼってみてください。例えば、誰かに「言うことを聞かない子は置いていくわよ」「あなたは川から拾って来た子」などと(冗談でも)言われた経験があり、それを信じこんでしまった時期があったのではないでしょうか。どんなささいなエピソードでもいいので、自分の記憶の中に残っている忘れられないシーンや、忘れられない言葉を思い出してみてください。その言葉や思い出に気づいたら、そのときの自分へ向かって「悲しかったね」「怖かったね」「嫌だったね」「よく我慢したね」と声をかけてほしいのです。きっと心や体がゆるむのを、ゆっくりと感じられると思います。もし涙が出るようならば我慢せず、流れるに任せてみてください。それからもうひとつ。「嫌われても、見捨てられても私は大丈夫!」という、自分を信じる心を育んでいくことも大切です。ゆいさんには、今まで周囲の空気を読んで我慢して言えなかったこと、遠慮してやれなかったことはありませんか? 普段そのように我慢していると、ささいなきっかけで気持ちが爆発しやすくなります。「我慢をやめること」を、ぜひ心がけてみてください。パートナーに対しても、相手の気持ちに合わせようとするのではなく、普段からもっと自分の気持ちを優先してみる、「こうしたい」「これがいい」といったことを積極的に表現してみるのもいいですね。空気を読む、つまり相手の気持ちに合わせる行為というのは、時に「相手を見張る」ことが目的になっていることもあります。しかし、自分の気持ちを外に出すようにしていると、「相手の気持ちに合わせる(相手を見張る)」という心の癖が、徐々に変化していくことと思います。行動の変化が心の変化へとつながっていきますので、ぜひトライしてみてください。ゆいさんの自分を信じる力を応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年09月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「愚痴ばかりの夫にうんざり」という、ももこさん(50歳以上・会社員)に、心屋塾初級認定講師の心みねこさんからアドバイスをいただきました。■ももこさんのお悩み8年前に再婚した夫の愚痴が最近ひどくなり、うんざりしています。上司や同僚、SNSの友だちなどの悪口を言い出したら止まりません。不平不満の塊です。食事時の話題も悪口、テレビを見ても出演者の悪口、黙っているときはいつもため息。私が笑って「幸せが逃げちゃうよ」と言うと、烈火のごとく怒り出します。基本的には「うんうん」と聞いてあげているのですが、先日、娘の婚約者(やさしい好青年です)の悪口を言い出したときは、温厚な私も「はあ?」となりました。娘は前夫の子どもなので「娘を取られる寂しさ」などではなく、単になにかが気に入らないのでしょう。再婚当初に悩まされた複数の女性関係も今はなくなり、その分、“愚痴の聞き役”が私に一気に来たのかもしれません。怒られるのが嫌なので面と向かって意見はしませんが、私まで不幸の渦に巻き込まれて抜け出せなくなりそうです。主人にはバカにされていますが、私は楽天家で、正社員で勤続25年。大勢の人に恵まれ、みんな頼りにしてくれています。社会生活は幸せです。主人が悪口を言っている際、心の中でなにかいい言葉をつぶやきたいです。私のメンタルが負けないよう、主人のマイナスパワーに引っ張られないよう、心の持ちようを教えてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾初級認定講師の心みねこさんよりご相談ありがとうございます。心屋塾初級認定講師の心みねこです。結婚に希望を持って再婚したにもかかわらず、ご主人から出てくる言葉は人の悪口と不平不満ばかり。口を開けばマイナスな言葉、黙っているときはため息…。しかし、温厚なももこさんは文句ひとつ言わず、ご主人の言動を「うんうん」と受け止めてあげている。笑いながらたしなめると、彼は烈火のごとく怒りだす。ももこさんは場の雰囲気をこわさないように配慮しているのに…。マイナスの言葉を毎日、聞かされる方はうんざりですよね。悪口は言いたい放題、自分の気分は出し放題、しかも複数の女性関係もあったとのこと。なんだかご主人は体だけ大人で、言動は子どものようだなと感じました。一方のももこさんは、子どもをあやすような“物わかりのいい母親的役割”になっている様子。もしかしたら、今までも、いろいろなところでそうした役割をしてきたのかもしれませんね。そうした役割を引き受けている分、自分が悪口や文句を言いたくなっても、ぐっとこらえる習慣が身についているのかもしれません。ももこさんの温厚で楽天的な人柄は、周りの人たちから好かれ、信頼もされている。いつも明るく笑顔で悪口を言わず、ポジティブで心地良い言葉だけを口にするようにして、ちゃんとした大人になろうと心がけてきた。そうした努力のたまものだと思います。しかし、対外的に“良い人”でいる分、“ネガティブな自分”は抑え込み、外で出さないようにしてきたのかもしれません。人は誰でも、コインの裏表のように2つの面を持った自分がいます。明るいところもあれば、暗いところも持っている。笑顔でいたいときもあれば、ため息をつきたいときもある。両方があってバランスが取れるのです。どちらかに傾きすぎている場合、身近な人を介して、自分が抑えこんできた面に気づこうとする心理が働くケースも少なくありません。ご主人の嫌な言動を見聞きした際、一度試しに「私だって、あれをしてもいい」「彼のような言動をしてもかまわない」と自分自身に許可を与えてみてください。そうすることで、相手のネガティブさに負けないメンタルを育んでいくことができるかもしれません。そして抑えこんでいる言葉たちを、ひとり言でかまわないので口に出し、“心のデトックス”をしてみましょう。「また悪口!? もう聞きたくない、うんざり。私はあなたのお母さんじゃない」「私も主人のように、いつも人の悪口、不平不満を言ってもいい」「私は烈火のごとく怒ってもいい」「私は人前でため息ばかりついてもいい」「私が聞きたくない話は、途中で席を立ってもいい」「私も主人のように、マイナスな言動ばかりしてもいい」「私もああいう言動をして、相手に不快な思いをさせてもいい」いかがでしょうか?さらに可能であれば、あえてご主人と同じ言動をしてみるのも一案です。ご主人が悪口を言い始めたら、ももこさんも悪口や不平不満を言ってみる。ご主人がため息をついていたら、ももこさんもため息をついてみる…。ネガティブな言葉がどれほど聞き手のエネルギーを奪うか、ご主人も身をもって知ることでしょう。ももこさん夫婦の幸せを願っています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月06日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人前で緊張せずに話せるようになりたい」という、eirryさん(37歳・会社員)に、心屋塾認定講師の高橋かずえさんからアドバイスをいただきました。■eirryさんのお悩み自分に自信がなく、人前に出ると緊張してしまいます。緊張せずに話すことができるようになって、自分に自信を持ちたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の高橋かずえさんよりeirryさん、こんにちは。心屋塾認定講師・心理カウンセラーの高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。自分に自信があったら、人前に出て話すときも、きっと緊張しないはず。今のeirryさんはそう思っているのですね。しかし、「緊張するのは自信がないから」というのは本当でしょうか? 一旦、「緊張すること」と「自信を持つこと」を切り離して考えてみましょう。まず、人前で緊張するのはどうしてなのでしょうか?人前で話すとき、eirryさんの心の奥ではどんな気持ちが働いているか、考えたことがありますか? 人前に立つとき、それは「自分を他人から見られる」ことを意識する瞬間でもあります。誰かに見られる、つまり「注目される」と思うとき、多くの人の心では「よく見られたい」という気持ちが働きます。では、eirryさんはどんなふうに見られたいと思っていますか?例えば「有能な人に見られたい」「しっかりしている人に見られたい」「失態を見られてはいけない」など、”理想の自分”に見られたいという気持ちが多少なりともあるのではないかと思います。しかし、この理想の自分に見られたいという気持ちが緊張を呼んでしまうのです。そこには、自分で自分のことを「本当はそんな人ではない」と思う気持ちが含まれているからです。例えば、「有能な人に”見られたい”」と思っているとしたら、「私は本当は有能ではない」と心のどこかで自分を否定している。「しっかりしている人に”見られたい”」と望んでいるとしたら、「私はしっかりしていないからダメなんだ」と心のどこかで自分にダメ出しをしている…。つまり、「”自分が思っている自分”以上に、他人から自分を良く見られたい」と思うからこそ、緊張をしてしまうのです。簡単に言うならば、「格好をつけたいとき」に人は緊張するのですね。格好をつけるのは、もうあきらめてみませんか? 「失敗してもいいか」という気持ちで挑むと、だんだんと緊張しない自分になっていけます。続いて、自信を持つことについて。「自信」とは外側からつけ足すものではなく、「ダメな自分のままでも大丈夫だ」と知ることで、内側から生まれてくるものです。まず「自分はダメな人間だ」というネガティブな思い込みは捨てましょう。あわせて、「別にダメなままでも大丈夫」ということを信じてみてほしいなと思います。「失敗してもいいか」と思いながら場数を踏んでいくことで、あとから自然と自信はわいてくるもの。もし、次に人前に立つチャンスがあったときには、「たとえ失敗しても私は大丈夫なんだ!」と思ってみてください。「緊張すること」と「自信がないこと」はイコールではありません。「自信を持てたら緊張しない」でも「緊張しないために自信をつける」でもないということを、ぜひ覚えておいてほしいなと思います。最後に、eirryさんへ魔法の言葉をプレゼントいたします。「私は私。失敗しても大丈夫だー!」ぜひ、この言葉を何度も口に出してみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年09月04日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「過去の失敗や嫌な出来事を思い出しては、落ち込んでしまう」という、かえさん(33歳・専業主婦)に、心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■かえさんのお悩み過去の失敗や嫌な経験がずっと忘れられず、思い出したり夢に見たりしては落ち込んでしまいます。例えば、高校の部活でのこと。同級生からうまくないとバカにされたり、自分だけ試合に出られないことがつらかったりで、途中で辞めてしまいました。「下手な自分が悪い、同級生も悪気があったわけではない」と思おうとしますが、退部後は無視され、たまにその事を思い出しては頭から離れなくなり、苦しいです。以前、勤めていた保育園で、先輩保育士に保護者の目の前で怒られたり、主任に皆の前でバカにされたりしたこともよく夢に見ます。精神的につらくなり体を壊し、入院を理由に2年で辞めてしまいました。どちらも自分の性格の弱さが原因だと思います。自分にも悪いところがあるし、人のせいにして自分の弱さの言い訳にしているような気もします。相手への腹立たしさと、自分への情けなさがずっと混在して、一度ネガティブな気持ちになるとなかなか抜け出せず、家族に嫌な態度を取ってしまうことも。この気持ちをどう処理すればいいのか分からず、困っています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師のはしぐちのりこさんよりかえさん、ご相談ありがとうございます。忘れてしまいたい経験や失敗は、誰にでもあるもの。私自身もたくさんの失敗をしてきましたし、忘れてしまいたい過去もあります。嫌な思い出は時間とともに薄れていくことが多いですが、かえさんのように繰り返し思い出すことで強烈な印象となり、そこから気持ちが離れられなくなる方も少なくありません。夢にまで出てくるとのこと、かえさんの日常のかなりの部分を支配してしまっているとお見受けしました。まずは、ちゃんと怒りましょう。人前でバカにされるというのは屈辱的ですし、つらい時間でしかなかっただろうと思います。相手を腹立たしく思うのも当然です。怒りが出てくるのは、かえさんが自分自身を「大切な存在」だと思えている証。たとえ仕事やスポーツが上手にできなかったとしても、露骨にバカにされたり、人前で怒られたりしていい理由にはなりません。時間が過ぎた今、当時の気持ちを相手にぶつけることはできませんが、感情は「ぶつける」ものではなく「出す」ものと考えてみてください。自分がこんなに怒っているのだということをきちんと感じて、自分の体の外に、言葉として出してみましょう。具体的には、「あのとき相手に言いたかったこと」を声に出してみる。クッションなどを相手に見立てながらが、そこに向かって言うのがおすすめです。実際にやってみると、かえさんの心の中で、感じ方が少し変わってくると思います。感情は「きちんと感じてあげること」が大切。それをしなければ、いつまでもおなかの底にたまり続けてしまいます。かえさんのように「私にも悪いところがあるから」「私が弱いから」と理由をつけて収めようとしていると、怒りをきちんと感じられません。結果、もやもやとした気持ちが残り続け、脳内リフレインが起こってしまう。いつまでも引きずってしまうことになるのですね。また、視点を「今」に向けてみることも大切です。過去につらい経験があったとしても、その経験を使って今の自分をいじめているのは、同級生でも主任でもない、かえさんご自身。まずはそのことに気づいていただきたいのです。心は時間の区別がつきません。頭の中で過去の経験を反すうしていれば、あたかも現実に今起こっているように感じてしまいます。しかも思い出しながら、自分で自分にナイフをブスブスと刺すように、「こんな自分ではダメだ」と今も自分を責め続けている。かえさん自身が自分で自分を嫌な気持ちにさせてしまっているのです。ひとつの可能性ですが、かえさんの心の中に「バカにされる人間はダメだ」「これからも自分はバカにされる」といった思いはありませんか? 心の中にその前提がある限り、”自分責め”は止まりません。これまで、バカにされた経験はあったかもしれない。でも、かえさんはバカにされる人間ではないのです。かえさんは嫌な目にあった際、相手への腹立たしさもしっかり感じておられました。それはつまり「私は本当はそんな人間じゃない!」と知っているということ。自分をしっかり守ろうとした証拠です。だから私は、かえさんのことを弱いだけの方だとは思いません。弱いところもあれば、強いところもある。そんな方ではないでしょうか。「私の性格の弱さが原因」とも書かれていますが、もしご自身のことを弱いと感じているのであれば、弱いからこそ「どうせ私は助けてもらえる人間だ」というセルフイメージに書き換えてみませんか。この言葉を繰り返しつぶやき、自分は”助けてもらえる人間”という前提で、日常を過ごしてみてください。また、ネガティブな気持ちにさいなまれたときは、「これは自分でやってるだけなんだ」「これは自分で止められるんだ」と言い聞かせ、意識的にネガティブな気持ちのループを切る練習をしましょう。自分に向けたナイフを手放し、弱さに逃げず、その弱さを逆に利用するように生きてみてください。きっとあなたを助けてくれる存在や、今まで気づかなかったことが見えてくると思います。応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集山ゆひら)
2018年08月30日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「子どもの不登校。親は見守るしかないのでしょうか」という、トコさん(44歳・派遣社員)に、心屋塾認定講師の平川裕勝さんからアドバイスをいただきました。■トコさんのお悩み高校生の娘が不登校で悩んでいます。中学のときから不登校で、高校は私立に進みました。不登校にとても理解のある高校なので、このタイミングで、なんとか変わってほしいと思っています。本人も変わりたいと思ってはいるようですが、うまく前に進めていない状況です。見守るしかないのでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の平川裕勝さんよりこんにちは。心屋塾認定講師の平川 裕勝です。トコさん、ご質問ありがとうございます。娘さんがご理解のある学校に通えるようになり、よかったですね。早速ですが、トコさんは「娘さんが学校に行かないこと」のどんな点が問題だと思われていますか?「学校に行かないと、高校を卒業できない」「このまま社会生活ができないと、将来困る」そういった娘さんへのご心配ももちろんあると思います。しかし、トコさん自身の心にも、「不登校の娘の母親だと、周りから何か言われたり、よくない噂をされたりするのではないか」「娘さんの悩みを解決できない母親はダメだ」といった気持ちはありませんか?この問題を解決するヒントは、娘さんにではなく、「娘さんが不登校だとさまざまな問題が起こる」と思っているトコさん自身の心にあるのかもしれません。トコさんが今抱いている不安、恐怖、失望感などが、娘さんを通して現実にあらわれてしまっている可能性があるのです。なぜ、そのような不安や恐怖を抱いてしまうのか。それは、トコさんが小さい頃の経験に由来している可能性が考えられます。幼い頃、本当は自由にしたかったのに、周りに合わせることを優先して自分を抑え込んでいたことはありませんか? 周りと同じようにしなければ、お利口さんにしておかなければと我慢して、自分を抑圧して過ごしたことはありませんか? 自分の自由よりも、周りに合わせ、人からほめられる生き方をするのが正しい…そんなふうに思ってはいなかったでしょうか?そうした思いをしながら育つと、自然に「周りからはみ出してはいけない」「他人に認められるように行動すべき」といったルールを心の中に持ってしまう傾向があるようです。そのルールに照らし合わせているからこそ、学校に行かない、つまり周りと違う状況にある娘さんのことを見て「このままでは大変なことになる」と思ってしまうのではないでしょうか。ひどく問題視し、不安や恐怖も感じ、さらには「こんな娘になったのは、親の私がダメだからだ」と自分まで責めてしまっているのかもしれません。そんな気持ちになったときには、ぜひこんな魔法の言葉をつぶやいてみてください。「娘(お名前)が学校に行かなくてもいい」「人と同じでなくても、この子も私も大丈夫」娘さんにとって、トコさんはかけがえのないお母さんです。世間と比べるより、まずは「私の子どもだから、どうあっても大丈夫」と信じてあげませんか。「学校に行かない」という選択も認め、受け入れてあげてみてください。そのためには、「トコさんの人生は自分のもの」「娘さんの人生は娘さん自身のものだ」と理解すること。そのうえでトコさん自身も、今まで周りに気をつかってできなかったこと、自由にやってみたいことに取り組み、自分の人生を充実させて過ごしてみてください。そのうちに、きっと娘さんも自信を持って、自分の人生を生きられるようになっていくと思います。お2人の幸せを心から願っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「いつか子どもが巣立つことが不安」という、はるっちさん(44歳・パート)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■はるっちさんのお悩み今の生活に不満はなく、幸せなはずなのに、その幸せがいつかなくなるかもしれない…という不安で心が押しつぶされそうです。進学、就職、結婚などで、子どもはいつか巣立っていく。そうなったら、この家からいなくなるんだな。そんなことを考え出すと、さびしくなったり、不安になったりします。主人と2人になることが嫌なわけではありませんが、「子どもがそばにいてくれたらな…」という思いが心を支配してしまい、子離れができない自分が嫌になります。どのように心を切り替えたらいいのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんよりはるっちさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。心屋塾認定講師の野田和美です。はるっちさんは、とても愛情深い方なのですね。お子さんのことを心から大切に育てていらっしゃるのでしょう。そんなはるっちさんだからこそ、お子さんが巣立つことを考えると、不安で心が押しつぶされそうになるのですね。ところで、はるっちさんは「子どもが巣立つと幸せはなくなってしまう」と考えていらっしゃるようですが、それは本当でしょうか。そう考えるということは「子育てをしていない自分は価値がない」と思っていないでしょうか。そして、「子どもがいてこそ自分の幸せがある」と無意識に思い込んでいないでしょうか。子育てをしていてもいなくても、はるっちさんの“人としての価値”には変わりはありません。そして、将来ご主人と2人きりの生活になってからも、ご主人のために尽くしても尽くさなくても、はるっちさんには価値があり、幸せな人なのです。つまり、はるっちさんは、ただそこにいるだけで、役に立つ立たないにかかわらず、人として価値があって幸せな人なのですよ。幸せを十分に受け取っていい人なのです。さて、そんなはるっちさんにひとつ、やってみてほしいことがあります。どんなときにご自身が「幸せ」を感じるのか、書き出してみてほしいのです。お子さんと一緒に過ごすとき?お子さんの話を聞いているとき?お子さんのために食事を作っているとき?お子さんの笑顔を見ているとき?お子さんの成長を見守っているとき?それとも、家族一緒に過ごしているとき?家族をサポートする自分でいるとき?どんなときに一番幸せと感じるでしょうか? 細かく書き出してみてください。そうすると、はるっちさんにとっての幸せの定義が明確になってきます。つまり「自分が大切にしていること」「心から喜びを感じること」がわかってきます。お子さんはいずれ、巣立っていくでしょう。それは近い未来なのか、まだまだ先なのかはわかりませんよね。そう、先の見えないことだからこそ不安になってしまうのです。見えない未来を心配し続けたら、ほとんどの人にとってそれは悩みになってしまうでしょう。では、こう考えを切り替えてはいかがでしょうか? 「どうなるかわからないこと」を想像して、心配してもしょうがない。そう考えることが、不安にならない一番のコツになります。「どうにかなる」「なるようになる」と力を抜いて、流れに身を任せてください。そして、「今このとき」を喜びや楽しさで満たしてください。はるっちさんの時間とエネルギーを、見えない未来のためにではなく、「今このとき」に使ってみてください。五感をたっぷり使って、十分に感じてみてくださいね。そうして、いろいろな感情を存分に感じ、幸せを存分に味わっていると、ある日突然「子離れしていいかな」と思える日がきっと来ると思います。あるいは「気づいたら子離れしていたわ!」というふうになるかもしれません。お子さんが結婚して独立しても、はるっちさんが母親ということは変わりありません。愛しいお子さんの成長を見守りながらも、今度はご自身を第一に愛おしく思い、ご自身の幸せについて向き合ってみてください。「今このとき」あなたがなにを見て、なにを聞いて、なにを感じているのか。それがはるっちさんを本当の幸せに導いてくれるはずです。はるっちさんが望む、幸せに満ちた未来を引き寄せていくと思います。なぜなら、はるっちさんの幸せはご自身にしかわからないからです。はるっちさんこそが、築くことができるものだからです。はるっちさんご自身の幸せを、心よりお祈りしています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月23日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「プライドが高くて臆病。もっと心豊かに生きたい」という、よもぎさん(28歳・販売員)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■よもぎさんのお悩み昔から「かわいい」と言われ、チヤホヤされてきたせいか、私はプライドがとても高いです。でも、もう28歳。それも限界があります。プライドが高いので、分からないことも人に聞けなかったり、失敗を怖がったり、とにかく臆病です。そうした余裕のなさからか、最近は人を思いやれる時間も少なくなったように思います。もっとやさしく豊かな心を持てるようになりたいです。どうすればプライドを捨てて、豊かに生きられるでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりよもぎさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。思い返せば、私も「もう若くないんだな」と真剣にその後を考えたのが、27歳のときでした。今思えば、まだまだ若い時期でしたが、とても大切な時間だったと思います。よもぎさんも今まさに生き方を変え、次のステージに向かおうとしているところにいらっしゃいますね。真摯(しんし)に自分のこれからに向き合おうとしているよもぎさんのお役に少しでも立てればと思います。さて、まず最初にお伝えしたいのは、プライドについてです。プライドには「大切なプライド」「不要なプライド」の2種類があると私は思います。大切なプライドとは、自分の尊厳を守る意志、自分の言動に誇りと責任を持つという意味のプライドです。不要なプライドとは、自分をよく見せるための虚栄心や、人から見られている良いイメージを守るためのプライドです。大切なプライドは、自分を自分らしく、凛とさせてくれます。一方、不要なプライドは持てば持つほど等身大の自分とかけ離れ、素直になれず、心の鎧(よろい)だけが増えてしまうもの。結果、人生がままならなくなっていきます。よもぎさんが書かれているのは、まさに不要なプライドのほうですね。そんなものは、すっかり脱ぎ捨ててしまいましょう!…と言いたいところですが、それが簡単にできないから悩んでいらっしゃるのでしょう。なぜ、不要なプライドを捨てられないのでしょうか。そこには、「格好悪い自分を見せるのが怖くて、恥ずかしくて仕方がない」「皆が愛する自分でいなければいけない。そうでなければ、人が離れていく」という思い込みがあるからではないでしょうか。まずは「ありままの自分でいても大丈夫。もっと愛される」と知りましょう。そのためには、今までプライドが邪魔をして「本当はしたいのにできないと思ってきたこと」をやってみることが一番です。例えば、分からないことは素直に人に聞いてみる。失敗してもいいからやってみる。「だから、それができないから困ってるんです!」と思われるかもしれませんが、自分でブレーキをかけているだけだと、よもぎさんはもう分かっているはずです。 最初は、分からないことを人に教わる、人前で失敗する自分を見せると、”負けた気分”になるかもしれません。それでも「やる」と決めてみること。実際にやってみるところに、人生を変えるパワーが潜んでいます。”最初の一歩”が一番怖いと思いますが、その一歩が踏み出せれば大丈夫だ! と思ってやってみましょう。これは受け身ではない、能動的な人生を送る決意にもなります。よもぎさんに贈る魔法の言葉は、「チヤホヤされなくてもいい!」「失敗してもいい!」「格好悪くてもいい!」「人の期待に応えなくてもいい!」「負けてもいい!」です。上記をたくさんつぶやいて、これまで止めていたことをどんどんやってみてくださいね。それは言いかえれば、自分の弱みやダメな部分を人に見せることともいえます。ダメなところをまず自分が許し、ありのままの自分を大切にすることです。そして、「したいけど…」の「けど」以降は却下し、「したい」だけを意識して自分の心に一番素直に行動していきましょう。人に愛情を示すことも、ためらわないでください。恥ずかしくて赤面しながらでかまいませんから。それはよもぎさんの新たなかわいらしさ、本当の魅力になっていきます。不要なプライドというのは、本来の魅力も封印してしまうのですね。また、よもぎさんは「若くてかわいいから、チヤホヤされる」と思っている様子。おそらく「いつかチヤホヤされなくなる」という怖さがあり、今までも心の底から満たされてはいなかったのではないでしょうか。確かに20代までは、親からもらった素材次第というところも大きいかもしれません。しかし30代からは、自分の体や顔立ち(表情)は自分で作っていくもの。生き方が顔に表れてきます。よもぎさんなら、これからもっとすてきになっていけますよ。そのためにも、本当の自分の魅力を封じ込める不要なプライドを脱ぎ捨て、素直に自分らしく、自由に生きるほうへシフトチェンジしていきましょう。そうすれば、本当の意味での人間関係が築けるようになり、心も満たされていくと思います。よもぎさんが本来の優しさを発揮し、”大人かわいい”魅力にあふれた豊かな人生を送っていけること応援しています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月21日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「パートナーの態度が冷たく感じてしまう」という、ゆーりんさん(35歳・IT関係)に、心屋塾上級認定講師の松森沙織さんからアドバイスをいただきました。■ゆーりんさんのお悩み10年ぶりにパートナーができました。本当に大好きで、この歳でもこんな恋愛ができるのかと思うほどです。しかし、付き合って3カ月を過ぎ、彼の態度がだんだん冷たくなってきているように感じます。連絡がくることが減り、前ほどやさしい言葉をかけてくれなくなったように感じます。彼の仕事が忙しいことや、「関係が落ち着いてきたらそんなもんだ」という周りの声を信じて、自分にもそう言い聞かせようとしていますが、「私に飽きてしまったのだろうか?」「なにか気に入らないことをしたのだろうか?」「もしかして好きじゃなくなったのかな?」と考えてしまい、「いつかフラれてしまうのでは」とびくびくしています。彼が仕事の間、自分の時間を充実させようと友達と遊んだり、趣味のアロマに打ち込んだりしていますが、やっぱり彼のことばかり考えてしまいます。 「彼に愛されていないのかもしれない」と感じるのは、「自分を愛していないから」「自分を信じていないから」だと思い、自分を大切にしようと頑張っていますが、なかなかうまくいきません。どうしたらこの苦しみから抜け出れるでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の松森沙織さんよりゆーりんさんは、パートナーの愛が冷めてきているように感じて不安なのですね。私自身も「パートナーが自分から離れていくのでは」と怖さを感じていた時期があったので、ゆーりんさんのお気持ちはとってもわかります。ネガティブな妄想が止められず、不安に飲み込まれそうなときは苦しいですよね。本当は彼のことが大好きな気持ちを満喫したいし、信頼関係を深めて安心したいからこそ、苦しい現実にもどかしさを感じているのではないでしょうか。いきなりですが、そこから抜け出すための答えを先にお伝えしますね。コミュニケーションは、"ひとり"でするものではありません。"ふたり"でするものです。答えがシンプルすぎて、拍子抜けされたかもしれません。でもこれは、大切な人とのコミュニケーションにおいて、一番大切であるにもかかわらず、一番見落としがちなことでもあるのです。私自身もここに気づいてから、旦那さんを心から信頼できるようになり、不安から安心の世界へ行けるようになりました。もう少し、話を進めますね。ふたりでするコミュニケーションにはポイントが2つあります。1つめは「察するのではなく聞く」、2つめは「自分の気持ちを伝える」です。まずは、1つめの「察するのではなく聞く」について。ゆーりんさんは、もともと彼に負担をかけないように自然と気遣いができてしまうやさしい女性なのかもしれません。でも残念ながら、思いやりは"自分の価値観でしかない"ということも忘れてはいけません。どんなにやさしい人でも、他人の気持ちをすべて察することは不可能。これはしかたのないことです。しかしながら、ゆーりんさんは勝手にパートナーの気持ちを決めつけて、勝手に不安を大きくしてしまっている状態です。これらはすべて想像です。逆に言えば、真実ではないかもしれないのです! 真実ではないことで悩んでしまっている可能性もあるわけです。一方的に相手の気持ちを察するのではなく、ちゃんとパートナーに聞いてみるという勇気を持ってみてください。ゆーりんさんが心配しているように、彼は本当に愛が冷めてきたのかもしれません。でも、もしその想像が間違っていたとしたら? 彼はただ忙しくて余裕がないだけかもしれません。ただ単純に、何をしたらあなたを寂しがらせてしまい、何をしたらあなたを喜ばせられるのかを知らないだけかもしれません。続いて、2つめの「自分の気持ちを伝える」についてお話しますね。パートナーの態度が冷たくなってきて不安を感じたのならば、自分がどうしてほしいかを彼にちゃんと伝えてみましょう。例えば、「連絡が減ると、私はどうでもいい女なのかなと"勝手に"感じて不安になっちゃうの」「あなたからも連絡をもらえたら、愛情を感じられて嬉しくなるの」「あなたにやさしい言葉をかけてもらうのが好きだからもっと○○って言ってほしいな」こんなふうに自分の本音や、してほしいこと、してほしくないことを具体的に伝えてみてください。最初は勇気がいるかもしれませんが、自分を大切にする勇気を出してほしいなと思います。自分を大切にするとは、いわゆる"リア充"を目指すことではありません。自分のために本音を表現してあげることや、どんな格好悪い自分も許してあげることです。今のゆーりんさんの不安な気持ちや、彼のことが大好きな気持ちをまるごと愛してあげてください。等身大のあなたのまま、パートナーとふたりでするコミュニケーションを楽しんでみてくださいね。心から応援しています。 ・このカウンセラーのブログ icle/author/wk_matsumorisaori/ (編集/外山ゆひら)
2018年08月16日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「旦那が嫌いで、似ている息子にイライラしてしまう」という、ぱるままさん(39歳・主婦)に、心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんからアドバイスをいただきました。■ぱるままさんのお悩み夫が嫌いです。息子がそんな旦那に「似ている」と言われることを嫌悪します。息子は愛しているのですが、嫌いな夫に似ているからか、イライラしてしまいます。周りの人に似ていると言われるたびに、愛情が減っていくのを感じます。息子は今5歳で、とてもよく話します。自分のできることは自分でやってくれるので、それに甘えて任せてしまい、時々、息子がうまくできなかったり忘れてしまうと、激怒してしまいます。思いどおりにならないとよく泣くのですが、それをなぐさめられずイライラしてうっとうしく感じ、また激怒。やさしいママになりたいのにできません。助けてください。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の坂崎ひでこさんよりこんにちは。心屋塾認定講師 坂崎ひでこです。まず「やさしいママになりたい」という願いからは、いったん離れてみませんか? 今まで5年間、やさしいママを目指してきて、でも、ぱるままさん自身はなれてないと感じているのだから。このまま努力しても、好転するのは難しいと推測できますよね?夫のことが嫌いで、そんな旦那に息子が似ていると感じ、減っていく愛情。しょっちゅうイライラして、やさしくないママ。そんな今の状態でも、息子さんはとてもよくお話をするし、思いどおりにならないとよく泣く。自分でできることも多い。この記述からだけでも、息子さんはぱるままさんに甘えていて、安心してわがままになれて、気分がいいときは、自分でできることもたくさんある。息子さんはとても健やかな状態にあるようにお見受けします。うまくいかないと感じるときは、「うまくいってない」と感じてる自分がそもそも間違っているか、やり方が間違っている、ということが多いように思います。ぱるままさんに当てはめると、すでに十分、やさしいママであると想像できる。そのため、「やさしい」を目指すのではなく、むしろもっとわがままになってもいいのではないか――。目の前の5歳児が、ぱるままさんのお手本です。思いどおりにならないときは泣き、しゃべりたいときはしゃべる。さらに私がすばらしいと思ったのは、「私は夫が嫌いで、息子がそんな夫に似ていると言われると嫌悪する。息子に愛情はあるけれどイライラする」と書いていることです。ドロドロした気持ちを文字にして、外に出すことができる。内側のもんもんとした感情を外に出すことは、自身の本音に気づく第一歩だと思います。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月14日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「孤独感が消えない」という、アヨさん(19歳・大学生)に、心屋塾上級認定講師の小林威之さんからアドバイスをいただきました。アヨさんのお悩み大学2回生になったばかりですが、気づけば高校生の時からずっと孤独を感じています。彼氏がいても、いなくてもです。今は彼氏がいないので、その孤独感がいっそう増しています。一日中、悲しくて泣いている日もありました。朝、目覚めた直後に、「私はひとりぼっちなんだ、誰も私に関心がないんだ」という思いが頭をよぎります。気が合うと感じたり、相談できたりする友だちはおらず、親にも「孤独を感じている」とは言えません。このまま孤独を感じながら毎日暮らすのがつらいです。どうしたらこの孤独感は消えるのでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小林威之さんよりアヨさんこんにちは。心屋流カウンセラーの小林威之です。孤独感を感じる場面が多く、それを理解してくれる人も周りにはいなくて、息苦しさを感じているのでしょうか。どんなに友だちが多くても、すてきな恋人がいても、両親に恵まれていても、アヨさんが孤独感を感じているなら、「私、孤独でさみしい」「私、孤独で悲しい」と、まずは自分の心に素直に感じてみましょう。無理に元気に振る舞う必要はありません。私が悲しいなら「悲しい」で大丈夫なのです。周りの人に合わせる必要はありません。周りの人の雰囲気を壊したくないからと無理に笑顔でいたり、なんでもない振りをしたりする必要はありません。アヨさん自身のペースで日常を過ごすところから始めてみましょう。孤独感というのは、感じないようにすればするほど、我慢をすればするほど、どんどんと大きくなっていきます。孤独感を「なかったこと」にしようとすればするほど、アヨさんは孤独感をより感じるようになります。ですので、孤独感と戦うのではなく、孤独感とお友だちになってほしいのです。孤独感はアヨさんの敵ではありません。味方なのです。 生きている人で、孤独感を感じない人はいません。誰しも、孤独感を感じながら生きています。だからアヨさんもその孤独感に耐えてね…という話ではありません。みんな孤独感を感じながら毎日を過ごしていますが、世の中には孤独感と上手に付き合える人と、あまり上手に付き合えない人がいます。孤独感と上手に付き合えない人は、誰かの悪口や欠点をあげつらったり、お酒やタバコに依存しすぎたり、ムダなものにお金を使いすぎたり、周りの人に気を使いすぎて、自分の意見を言えなかったりしています。「会社を辞めたいけど辞められない」という人もそのようなケースが多いです。孤独感に縛られ、本来の自分の気持ちをどこかに置き忘れてしまっているのですね。一方、孤独感と上手に付き合っている人は、孤独感からメッセージを受け取っています。孤独感にひたりながらも、「自分がどうしたいのか?」「自分はなにが好きなのか?」「どんな愛情が自分を満たしてくれるのか?」「自分の人生にとって本当に必要なものはなんなのか?」などを感じとり、自身の生活や人生の選択に生かしていっています。孤独感は、アヨさんに大切なメッセージを送ってくれています。「アヨさんの人生にとって、一番大切なものはなんですか?」と問いかけてくれているのです。ぜひ孤独感とケンカせず、寄り添ってみてくださいね。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年08月09日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の目が怖くて、人間関係が苦しい」という、ぽぽんたさん(50歳以上・主婦)に、心屋塾上級認定講師の福田とも花さんからアドバイスをいただきました。■ぽぽんたさんのお悩み私はずーっと人間関係に苦しんでます。いわゆる”普通”がわからないので、大勢の中にいることや、人との関わりを怖く感じます。「私はここにいてはいけないのではないか?」「バカにされてないか?」と人の目が怖いのです。主婦ですが、ご近所や婦人会など、人付き合いはついて回ります。どうしたらこの孤独感や不安から解放されるでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の福田とも花さんよりぽぽんたさん、ご相談ありがとうございます。人付き合いは、どこにもついて回りますもんね…。その間ずっと怖さや孤独感、不安を感じているのはとてもつらいですよね。私もぽぽんたさんと同じく、人といてもずっと孤独感を感じていたので、お気持ちがとても分かります。けれど、今はほとんど気にならなくなってきましたし、ぽぽんたさんもきっと楽になっていけるので大丈夫ですよ! ぽぽんたさんが楽になる方法を一緒に考えていきましょうね。人間関係での距離感や自分の役割の多くは、子どもの頃の家族との距離感や、家族の中の自分の役割が基礎となって身についていると言われています。ご相談内容だけではわかりませんが、ぽぽんたさんは、子どもの頃の家庭内で「私はここにいてはいけないのではないか?」と感じてはいませんでしたか?そこで、次の言葉を口に出して言ってみてください。「お母さん、役に立てなくてごめんなさい」「お母さん、助けてあげられなくてごめんなさい」言ってみて、何か思い出すことはありましたか? どんな気持ちになりましたか? もしも気持ちの変化を感じたら、家族の中、特に関係の深いお母さんとの間で、「自分は役に立てない存在」と思うことがあったのかもしれません。大好きだったお母さんによく怒られたり、ガッカリされたり、ほかの兄弟ばかりほめられたりするなかで、「自分はお母さんの役に立てない存在なんだ」「私なんて、お母さんを喜ばせることができない。ダメな子どもなんだ」「大変そうなお母さんを助けられない役立たずなんだ」などと、自分で自分を責め続けてはいなかったでしょうか。自分のことを「役立たずで存在する価値もない人だ!」と自分で否定していなかったでしょうか?自分で自分を否定していると、周りの人からも否定されているように感じてしまうんですよね。そして、自分が扱うのと同じように、周りの人もあなたを否定するように扱い始めます。もし、周りの人に「ぽぽんたさんて、役立たずで存在する価値もない人だよね!」と言われたら、とっても悲しいですよね…。そんな悲しい言葉を、自分には何十年間も、しかも1日に何万回もぶつけているんですよ! ほかの誰でもない、自分を傷つけているのは自分自身。自分を孤独にさせているのは、真っ先に自分を否定し、自分を責めて、自分の味方をしてあげない、自分自身だったのですね。けれど、そこに気づいたら、あとは簡単です! 自分と自分の関係が変われば、周りの人との関係も変わりますから!まず、ぽぽんたさんは本当に”お母さんにとって役に立たない子”だったのか? 存在する価値もない子だったのか? 子どもの頭で考えて、子どもの自分が信じ込んだ自分のイメージ。それってホントかな…? とぜひ疑ってみてください。疑うためには、お母さんに直接聞いてみるのもいいと思います。「お母さんの役に立てないような自分は、お母さんの側にいる価値もない子だってずっと思っていたんだ。役に立てないこともある私でも、ここにいてもいいかな?」と。とても勇気がいる行為だと思いますが、それは、心の底で自分自身が無意識のうちに何度も言ってきた言葉です。それを一旦、外に出してみてください。妄想から目覚める大きな一歩となりますよ!それから、信じてきた自分のイメージを疑うためには、次の魔法の言葉を1日に何回も繰り返しつぶやいてみてください。「私はただここにいるだけで、周りに喜びをもたらす、みんなから引っ張りだこの人気者です!」 そうすると、気がついたら”ぽぽんたさんを孤独にするぽぽんたさん”は息をひそめていき、逆に”どんな人間関係の場にいても、そのままの自分でいることを許してくれるぽぽんたさん”という、一番の味方を得たぽぽんたさんが誕生します。次第に、孤独感や不安感を感じなくなっていることにも気づけると思います。ぽぽんたさん、これからも応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)※2018年8月10日 内容に不備がありましたので、修正させていただきました。
2018年08月02日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人の目を気にしない性格になりたい」という、ミッキーさん(49歳・看護助手)に、心屋塾上級認定講師の大竹公子さんからアドバイスをいただきました。■ミッキーさんのお悩み私は不器用で行動が遅く、しかも視野が狭いです。仕事を覚えるのも、人の倍の時間がかかります。真面目だけが取りえなので頑張ってはいますが、たびたび何もかも放り出したくなります。人の目がとても気になり、「余計なひと言を言ったな」「あの時、あんなふうに行動すればよかったのに」などと1日の出来事を思い返しては落ち込むばかりで、胸が苦しくなります。いちいち人の目を気にしなくすむよう、自分の性格を変えたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の大竹公子さんよりミッキーさん、ご質問ありがとうございます。心屋認定講師&脱べきカウンセラーの大竹公子と申します。お仕事、一生懸命頑張っていらっしゃるのですね。でも、人の目を気にして、落ち込んでしまう。その状況はとても苦しいですよね。私も以前は、人の目を気にして苦しんでいました。まさに今のミッキーさんと同じように、「あの時、こうしていれば…」とその日の自分の言動を振り返ったり、過去の出来事も引っ張り出してきては反省したりしていました。そうすると、特に体を動かしていなくても、とても疲れます。自分責めや反省にエネルギーを使うので、結局仕事への集中力が低下し、仕事がスムーズにいかなくなる。それをリカバーするために、余計に力を入れて頑張る羽目になる…。そんな悪循環を繰り返していました。頑張っているのに悪循環にハマっていると、何もかも放り出したくもなりますよね。まずは「この状態なら、苦しいのは当たり前だよなぁ。でも私はよく頑張ってきたなぁ」と、ご自身を認めてあげてくださいね。さて、ご質問の「人の目を気にしない方法」ですが、実はミッキーさんの性格を変える必要はまったくありません。今のミッキーさんの性格のままでOKなのです! その代わり、人の目を気にしなくなるために変えると有効なのは、「自分への許し」と「意識の向け方」です。まずは「自分への許し」についてくわしくお話しますね。ご存じかもしれませんが、「人の目」というのは、実は「自分の目」なのです。「あの人から〇〇と思われているのではないか」という考えは、自分で自分自身を「〇〇な人」だと思っているから生じるのです。例えばミッキーさんが、「余計なひと言を言ったな」「あの時、あんなふうに行動すればよかったのに」などと思い返して落ち込んだとしましょう。相手からどんな人だと思われたと考えましたか?ご質問の冒頭に「私は不器用で行動が遅く、しかも視野が狭いです。仕事を覚えるのも、人の倍の時間がかかります」と書かれているので、もしかしたら、そのような人だと思われた…と考えたかもしれません。普段からご自分の性格をダメだと否定していると、人に関わる時にも「自分の性格がバレたら、相手からも否定されるに違いない」と考えてしまう。そのために、落ち込んでしまうのですね。ですので、まずは自分はこの性格でOKなんだと自分自身を許してあげることで、変化が起きてきます。続いて、「意識の向け方」について。「意識の向け方を変える」というのは、「どう思われているのかしら?」とほかの人へ向けている意識を、自分自身に向けるということです。自分は今、何を感じているのか。自分は今、何がイヤなのか。自分は今、どうしたいのか…等々、”自分自身の今”に意識を向けていると、人の目を気にすることが少なくなっていきます。自分を許すと、自分に意識を向けやすくなりますし、自分に意識を向けていると、自分を許しやすくなります。どちらから始めてもいいですし、両方同時にやってみるのもいいですよ。ぜひ試してみてくださいね。ミッキーさんを心から応援しています! ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月31日阿部サダヲがロックスター、吉岡里帆がストリートミュージシャンを演じる映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』。この度、阿部さんと吉岡さんの歌声が初解禁される予告編が到着。あわせて本ビジュアルも公開された。本作は、4オクターブの音域と全ての人を虜にする声量をもつ一方、“声帯ドーピング”というオキテ破りな秘密を抱えるロックスター・シン(阿部さん)と、彼とは対照的に異様に声が小さく何事にも逃げ腰なストリートミュージシャン・ふうか(吉岡さん)が織りなす、ハイテンション・ロック・コメディ。ほかにも、千葉雄大、麻生久美子、「バイきんぐ」小峠英二、ふせえり、田中哲司、松尾スズキら個性派キャストたちが集結し、暴れまくる!今回到着した予告編では、シンが歌う「L’Arc~en~Ciel」HYDE作曲の主題歌「人類滅亡の歓び」、シンガーソングライター・あいみょん作詞・作曲による、ふうかが歌うもうひとつの主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」が明らかに!また、シンが禁断のヒミツである“声帯ドーピング”によって驚異の歌声を得る様子も確認することができる。それぞれの楽曲の作詞作曲を手掛けたアーティストたちは、「監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑」(HYDEさん)、「廃退的で耽美的な歌詞。とても楽しい貴重な経験をさせて頂きました」(いしわたり淳治/「人類滅亡の歓び」作詞)。「あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!」(あいみょんさん)とコメント。「人類滅亡の歓び」には、PABLO、KenKen、SATOKO(「FUZZY CONTROL」)が参加しており、テンション爆上げサウンドはロックファン必聴だ。ほかにも、マスコミに囲まれる千葉さんや、白髪に眼帯姿とインパクト大な麻生さん。そして、まさかのモヒカンパンクロッカーな小峠さんらも登場している。『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』は10月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!! 2018年10月12日より全国にて公開ⓒ 2018「音量を上げろタコ!」製作委員会
2018年07月24日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「家の中で怒ってばかり。子どもに大切に接したい」という、シピさん(41歳・パート)に、心屋塾上級認定講師のひらいなずさんからアドバイスをいただきました。■シピさんのお悩み家族にやたらとイライラして怒ったりどなったりしてしまう、イヤな自分が直せません。心理学の本を読んで「なぜ・どこからくるものなのか」もいろいろと考えました。症状が強く出始めたのは結婚して以来ですが、おそらく子どもの頃の悲しかった気持ちとつながっているのだと思います。主人とのやりとりの中での「私の話を聞いてよ」 「どうして伝わらないの!」 ということが、自分の母親に伝わらなかった時と一緒だと悲しくなりました。 子どもが自分の思いどおりにならないことにも非常にイライラします。以前より回数は減ったにせよ、いつまでもできない自分がどうしようもないと感じます。月経前症候群(PMS)の時もあると思いますが、心を落ち着かせようと口に出す前に6秒数えてもイライラが収まりません。外で攻撃的になることはないのですが…。大切な子どもだから、大切に接したいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のひらいなずさんよりシピさん、はじめまして。ひらいなずです。お子さんに当たってしまうこと、とっても辛いですね。私も子どもに厳しく接してしまった経験があり、子育てを通してさまざまな感情を味わいました。だから、シピさんのお気持ちがよくわかります。シピさんがイライラしてしまう原因を一緒に考えていきましょう。シピさんのイライラの原因は、月経前症候群(PMS)などの体からの影響というより、「心のあり方」から生まれてくるものではないかと思いました。ご相談内容からだけでははっきりとはわかりませんが、外で攻撃的になることはないとのこと。一応、状況によって感情のコントロールはできるようですね。以前、専門家の方から「PMSの際は場所や相手を選ばず、感情のコントロールがうまくできなくなる」と聞いたこともありますし、今回は心の面に焦点を当ててお答えしますね。心理学の本を読まれたとのことなので、「心のしくみ」に関してはよくご存じかと思います。お母さんに対して「私の話を聞いてほしい」という欲求があるということ。感情的に「どうして伝わらないの」という悲しさが癒えていないこと。そんなお母さんに対する本音を旦那さんに投影していること…など、しっかり理解されているのですね。旦那さんやお子さんに対するイライラは、お母さんに対する本当の気持ちの“二次感情”としての怒りだと思います。人は「自分がしてもらえなかった」と思っていることを、人に与えることがなかなかできません。それをしようとすると、自分の心の傷がうずくからですね。お子さんに対するイライラは、「本当はお母さんにしてもらいたかったのに、してもらえなかったこと」をお子さんから求められたときに爆発してしまうのではないでしょうか? 例えば、忙しいのに「聞いて、聞いて」とまとわりつかれた時。あるいは、お子さんが何を言っているのか理解できなかった時。それは「私はしてもらえなかった」「私はそれを我慢した」という瞬間の悲しさを思い出しているからなのです。ご相談内容からは、シピさんが「旦那さんやお子さんの話をちゃんと聞いてあげたい」「気持ちをわかってあげたい」と思われていることが伝わってきます。でも、いざそういう場面になると、反射的にイライラして怒ったり、どなったりしてしまう。シピさんに愛情がないのではなく、心の古傷がそうさせてしまうのですね。今シピさんに必要なのは、まず「古傷を癒やすこと」です。そのためには「自分の気持ちをお母さんに伝えてみる」ということに、ぜひチャレンジしてもらいたいのです。小さい頃、お母さんにどんな話を聞いてほしかったのでしょうか? その具体的なエピソードをお母さんと話してみてほしいのです。「あの時、本当はもっと話を聞いてほしかった」「あの時、こうしてもらえなくて悲しかった」。そんな話をぜひしてみてください。お母さんがどのような反応を示されるのかはわかりませんが、どんな言葉が返ってきたとしても、シピさんが長年言えずに我慢してきたことを終わらせるために、ご自身のために話してほしいのです。もし、お母さんと直接話ができない、できる環境ではないということであれば、心の話が好きな仲間やママ友などに自分の気持ちを話してみてください。6秒数えてもイライラが収まらないのは、そうすることで自分の気持ちを収めよう、我慢しようとしているから。これまでと同じ「ため込んで収める」というアプローチを続けているだけなので、イライラが収まるはずがありません。今のシピさんに必要なのは、これまでとは真逆の方法です。「自分の気持ちをアウトプットする」というアプローチです。心理学を学び、自分の心の状態を理解する「インプット」の時期は卒業し、次は行動する「アウトプット」の時期にきたのです。行動がともなわない限り、現実は変わりません。自分を見つめるということは、自分を知り、変化を受け入れるために必要ですが、行動なしに変化することはないと私は思っています。大切なお子さんを大切にする。それには、まず「大切な自分を大切にする」ことが必要です。過去の悲しさがいやされた時、自然にお子さんのことも大切にできると思います。ご家族のためにも、ぜひ自分を大切に扱うことを始めてみてください。応援しています。 ・このカウンセラーのブログを読む (編集/外山ゆひら)
2018年07月24日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「人と目を合わせられない」という、かなさん(40歳・パート)に、心屋塾上級認定講師の小野美世さんからアドバイスをいただきました。■かなさんのお悩み他人と目を合わせるのが嫌で、目が合うとすぐそらしてしまいます。自分に自信がないし、周りからバカだと思われているのが悲しいです。周りがどう思おうと気にしないようにしていますが、転職先で同じように思われるのもつらいです。最近、自分でも「そうなのかも…」と考えるようになり、何をするにも怖くなりました。どうしたらこの状況から抜け出せるでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の小野美世さんよりかなさん、初めまして。心屋塾認定講師の小野美世です。ご相談ありがとうございます。他人と目を合わせるのがいや、周りにどう思われているか気になってしまう、自分に自信がない…というお気持ちをお持ちなのですね。転職先とのことですが、お仕事や職場を変わられる最中なのでしょうか。周りの人とは、うまくやっていきたいですよね。「どうしたら今の状況から抜け出せるか」について、ヒントになりそうなことをいくつかお話できればと思います。まず、人と目を合わせるのがいやで、目が合うとすぐそらしてしまうとのこと。目は「感情の窓」と呼ばれています。目は自分の感情が全部出てしまう場所なのです。恥ずかしい、怖い、緊張している、もっと近づきたい…など、自分の心にあることが表れてしまい、隠せない。ですので、「人と目が合うのがいや」というのは、「自分の心にある感情を、他人に知られるのがいや」ということと同じです。自分が何を感じているのかを周りの人に知られるのが怖いので、それを避けるために「目をそらす」という行動が起こります。では、かなさんは、ご自身の中にあるどんな感情を知られたくないと思っているのでしょうか。それは、次に書いてくださっていますが、・自分に自信がないと思っていること・周りから自分はバカだと思われているのではないか、とビクビクしていること・自分でも自分のことをバカであるように感じて、何をするにも怖くなっていること・本当は、周りの人とうまくやっていきたいことといったことかなと思います。これらの感情を、自分の中のみにとどめて、他の人には言わないでいる、知られないようにしている。あるいは、なんと言っていいのかわからない。そんな気持ちをお持ちなのではないでしょうか。そして、かなさんの周りの方は、本当にかなさんのことをバカだと思っているのでしょうか?もしかしたら、周りの人が言った何かの言葉を、かなさんが「バカにされた」「きっとバカだと思われたに違いない」と受け取ってしまったのかもしれません。そして、それが本当にそうなのかどうかは、確かめられないでいるのかもしれません。相手がはっきりとした言葉では言っていないのに、「私は周りに○○と思われているに違いない」と思ってしまうとき。それは、かなさんご自身が自分のことを「私ってバカだなぁ」「私って、周りにバカにされて当然の人間なんだなぁ」「そんな自分はダメだなぁ」と思っているということです。周りの人が全員、同じように思っているとは限りません。かなさんが、今の状況を抜け出す鍵になるのは、「隠している」「言わないでいる」「知られないようにしている」ご自身の思い込みを、口に出してみることだと思うのです。一度練習がてら、次の言葉を言っていただけますか?「私、自分に自信がないんです」「私、周りにバカにされているって思っているんです」「私、周りにどう思われているか、ビクビクしちゃうんです」「私、本当は、周りの皆さんとうまくやりたいんです」「私、バカにされているかもと思って、何をするにも今怖いんです」言ってみて、どんな感じがするでしょうか。そして、次の言葉も言ってみてください。「私、思い込みが激しいんです」「私のこと、バカにしていますか?」「私、仲間に入りたいんです」「私って、なんでこんなにバカなんでしょう」おそらくこれらの言葉は、これまでかなさんが口にしてこなかった言葉かもしれません。書いてあるとおりに口に出すと、心がザワザワしてしまうかもしれません。周りの人に実際に言おうなんて、そんな気にはなれない言葉かもしれません。最後に、こちらの言葉をかなさんにプレゼントしますね。「私の感じていることを、周りに知られてもいい」「私の感じていることを、周りに知られても大丈夫だ」「バカな私が、周りに受け入れられてもいい」「私、バカって思われていないかもしれない」自分の感じていることを隠さなきゃ…と思うと、周りとのコミュニケーションはとりづらくなります。「自分の感じていることを知られてもいい」という許可を、ぜひご自分にあげて、自分の口を通して話せることを増やしていきましょう。応援しています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月18日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「依存心の強い母が重荷です」という、カフェオーレさん(50歳以上・医療)に、心屋塾初級認定講師の心みねこさんからアドバイスをいただきました。■カフェオーレさんのお悩み15年程前から実母が私に依存し、執着するようになりました。私はシングルマザーですが、私にお付き合いする男性ができると実母はイライラし、近所にそれを言いふらし、結局1カ月で私と子どもを追い出しました。それから1年半、疎遠になりましたが、その間は浪費とギャンブルで迷惑ばかりかける妹と仲良くしていたようです。妹には何も求めずいい顔をし、少ない貯金も差し出して仲良くしていたようです。しかし、お金の無心ばかりの妹とは案の定うまくいかなくなり、私の耳に届くようにサインを送ってきました。母も苦労した生い立ちですし、「歳をとったのだから」と自分に言い聞かせ、また行き来するようになりましたが、幼い頃から我慢ばかりで、同じ娘なのになぜこんなに違うのか、やるせないです。それでも放っておけない気持ちのほうが勝ってしまい、また母の世話をし、わがままを聞いています。「後悔しないように」とだけ思いますが、こんなモヤモヤしたままでいいのかと悩んでいます。台所で、知らぬうちに涙が出てきます。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾初級認定講師の心みねこさんよりカフェオーレさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。心みねこです。ご相談を読んで最初に感じたのは、お母さんのために50年という長い間、よく我慢して尽くしてこられたのだな…という思いでした。人生の大半をお母さんや家族のために費やしてきたにも関わらず、報われなさ、やるせなさが積もり積もって、知らず知らずの涙となってあふれ出ているのでしょう。家族のために、誰よりもお母さんのために、ご自身が遊ぶ時間やお金も犠牲にしてこられたのだろうと思います。それなのに、解放されるどころか歳を重ねるごとにお母さんの依存度は増し、ようやくできた彼との間を嫉み、あなたと子どもを家から追い出す始末。11年間、女手ひとつで子どもを育ててきた娘が、ようやく心を許せる男性ができたのなら、お付き合いを応援してほしかったですよね。今まで尽くしてきてこの仕打ちかと思うと、さぞガッカリされ、情けないとも思ったでしょう。しかも、身内にさんざん迷惑をかけてきた妹にはいい顔をして、仲良くしていた。幼い頃からずっと、同じ娘でありながら妹よりもずっと尽くしてきたのに…。「妹には差し出す愛情も私にはかけてくれないの?」と、情けないやら悔しいやら、寂しい気持ちも湧いていたのではないでしょうか。 カフェオーレさんは、子どもの頃から、お母さんの親代わりになってきたようにお見受けしました。本来は「親が子を養う」ものですが、カフェオーレさんの家では「子が親を養う」という状態になっていて、親子関係が逆転していた。あなたは苦労したお母さんを助けたくて、早く大人になろうとしてきた。”しっかり者のお姉ちゃん”としてずっとがんばってきたのだと思います。しかし、早く大人になろうとしてきた分、「子どもの頃の気持ち」が追いつけないままになっているかもしれません。私たちの身体は放っておいても成長しますが、心は成長しないのです。カフェオーレさんの場合は、理性で抑えようとしてきた分、むしろ感情が増幅し、心の中で暴れているのかもしれません。お母さんを救うことより、あなたの心が「救ってほしい」と泣いているのではないでしょうか?「心を救う」ためには、まず自分の気持ちに気づいてあげることです。体の外に気持ちを出すことで、あの頃の本当の自分の気持ちに気づくと同時に、自分が救われていきます。言葉にしてみてくださいね。「なんで私ばっかり我慢しなきゃなんないの?」「〇〇(妹の名前)、ずるい!」「結局は私を頼ってくるくせに」「都合いいんだから、まったく」「もういいかげんにして!」「私、いつまで尽くさなきゃいけないの?」「もう我慢したくない」「私より妹が大事なの?」「お母さん、もっと感謝してよ」「お母さん、もっと褒めて」「ちゃんと認めて」「ねぇ、笑って」「優しい子だねって言ってほしかった」「いつもありがとうって言ってほしかった」「あなたが一番好きだよって言ってほしかった」「あなたのおかげだよって言ってほしかった」「私よく尽くしてきたなぁ」「よく我慢してきたね」「えらかったね」「がんばってきたの知ってるよ」「もう、自分を犠牲にしなくていいよ」「お母さんのために自分を我慢させる人生を卒業してもいい」「お母さんの面倒をみなくていい」「お母さんより先に幸せになってもいい」言いづらい言葉もあると思いますが、苦労したお母さんを助けたい一心で、自分のことよりお母さんを優先させてきた。それがカフェオーレさんの幸せを遠ざけているように感じます。「自分を我慢させてお母さんを幸せにする」のではなく、自分が先に幸せになれば、まわりまわってお母さんも幸せになるのです。世の中には、親に結婚を猛反対されて駆け落ちし、一時期は疎遠になってしまったけれど、孫が生まれたのを機に和解した…という親子もいますよね。これは「親不孝」と言い切れるでしょうか。「一時期の親不幸が、結果的に、一生の親孝行になる」ということはよくあるものです。そばに面倒を見てくれる人がいると、周りはその人をアテにします。誰かは面倒を見てくれているうちはそれが当たり前、失ってみて初めて気づくものです。今まで「お母さんを助けてあげる人」はいても、幼い頃のカフェオーレさんを助けてあげる人はいませんでした。「あの頃の自分」を救ってあげる時期に来ているのではないでしょうか。カフェオーレさんが、”お母さんのために自分を犠牲にする人生”を卒業する一歩を応援しています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月17日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「優しい母親でいたいのに、家で怒ってばかりです」という、ニコリッちゃんさん(42歳・保育士)に、心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんからアドバイスをいただきました。■ニコリッちゃんさんのお悩み仕事に行けばずっと笑顔でいられるのに、家に帰ると子どもや夫にずっとイライラしてしまい、怒ってばかりの自分に嫌気がさします。本当は家でも楽しく過ごしていたいのに。毎日「今日は優しい母親でいよう」と思うのに、すぐにイライラしてきて、自分で気持ちをコントロールできなくなります。子どもも夫も、きっとこんな私はいないほうが楽しいだろうと思ってしまいます。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)さんよりニコリッちゃんさん、こんにちは。心屋塾認定講師の高橋かずえ(カエル姉さん)です。ご相談ありがとうございます。ご相談を拝見して、まず3つのポイントをお伝えしたいと思いました。1.マイナスな感情をなくそうと思えば思うほど、たまってイライラする2.いい人、いい母の”フリ”はやめよう3.感情はコントロールするものではないニコリッちゃんさんは、家でも仕事先でも、24時間ずっとニコニコしている人になりたいと思っていませんか。そして、「怒る」ということを極端に「禁止」していませんか?「怒る人には価値がない」「怒っていると嫌われる」。そうした思い込みがあるのではないでしょうか。喜怒哀楽というように、人間にはさまざまな感情があります。できるならば、「悲しい」「さびしい」「怖い」などのマイナスの感情は感じたくないと思うかも知れませんが、その中のどれかひとつも、なくすことはできません。なぜならマイナスの感情は、私たちを守ってくれる大切なものだからです。ニコリッちゃんさんが気にしている「怒りの感情」は、特に自分の身を守るために大切なものです。たとえば、不意に自分を傷つけてくるものに対して、自分を守るためにも「怒りの感情」はあるのです。動物が威嚇行動を取るのは、無駄な争いでケガを負わないで済むためだとも言われています。そして、私たち人間がこれらのマイナスの感情を抑え込んでいると、出口をなくし、心の中に溜まっていくため、わけもなくイライラしたり、急に悲しくなってしまったりするのです。また、怒りは”第二感情”とも呼ばれており、本音(=一次感情)はその下にあると言われています。ニコリッちゃんさんの本音、本当の気持ちは何ですか? 「つい怒ってしまう自分」の内側にはどんな気持ちが隠れているのでしょう?「本当は悲しい」「本当はさびしい」「本当は怖い」そんな気持ちが隠れているかもしれません。本当の気持ちに気がつくために、「良い母」「良い妻」のフリをやめてみませんか? 「ダメでできない自分」でも愛されていることを、もっと信じてみませんか?怒りの感情を出せるというのは、一種の甘えでもあります。外で気を張っているニコリッちゃんさんが家で怒ってしまうのは、家族に「愛されている」「許してもらえる」ということを、本当は心の奥で知っているからなのでしょう。「もっともっと優しくしてほしい」と望んでいるのは、もしかしたらご家族より、ニコリッちゃんさんのほうなのかもしれませんね。感情はそもそもコントロールができないもの。「怒ってもいい」と自分に許可を出して、喜怒哀楽を十分に表現して、家族や皆に愛されることを体験してみてくださいね。そして最後にニコリッちゃんさんへ、魔法の言葉をプレゼントいたします。「どうせ、どんな私でも愛されてるし」ぜひ、この言葉を何度も言葉に出してみてください。ニコリッちゃんさんが感情を解放して、楽しく暮らせることを願っています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月10日プロバスケットボールリーグ・Bリーグから、リーグを代表するプレーヤーを紹介。シーホース三河(PG/SG)のハニカミ王子?!比江島慎選手が登場します。「自慢できる体のパーツ?う〜ん……強いて言うなら、ふくらはぎですかね」照れながらそう話してくれたのは、シーホース三河でポイントガードを務める比江島慎選手。普段はにこやかで柔らかいオーラを放つ比江島選手だが、一度コートに立つとその穏やかな表情は一変。筋肉が織りなす可憐なステップワークでディフェンスをすり抜け、貪欲にシュートを狙う〝点取り屋〞の顔になる。「小学生の頃にたくさんジャンプをしたからですかね、ふくらはぎが発達したのは。ミニバスケットボールのチームに入っていて、縄跳びやジャンプの練習があったんです。あとは中学生の頃、体育館が使えない日は学校の近くにある砂浜で走り込みをしていました。それで足腰が強くなったんじゃないかと思っています」190㎝の長身にバランスよく筋肉がついた体はまさに理想型といえるが、本人曰くコンプレックスも多いという。「実は太りやすいタイプなんです。だから、シーズン中は食事で体重をコントロールしています。独身で一人暮らしだとどうしても外食ばかりになってしまうけど、ガッツリ食べるのは週に1度と決めて、それ以外は腹八分目に抑えています。油物を控え、その分タンパク質を増やすことも意識。本当は大好きなチキン南蛮やカレーライスを腹一杯食べたいんですけどね」シーズンが閉幕しオフ期間に突入したが、「FIBAバスケットボールワールドカップ2019」のアジア予選が控えている今(6月上旬現在)は、代表戦に向けて気持ちを切り替えるタイミング。息抜きはどうやって?「オフの日はアラームをかけずにとにかく寝ます(笑)。あとは温泉に行ったり、行き先を決めずに一人でぷらっとドライブしたり。BIGBANGのようなアゲアゲな曲をかけて車の中で大声で歌うと、スッキリするんですよ」What’s “B.LEAGUE”?2016年に始まったプロバスケットボールリーグ。トップカテゴリーのB1リーグは3地区・18チームで争われる。5月に行われた上位8チームによるトーナメント戦・Bリーグチャンピオンシップでは、アルバルク東京が初優勝を果たした。アリーナで間近で観る試合はスピード感に溢れ、迫力満点。ファンの数も急上昇中!シーホース三河愛知県の「ウィングアリーナ刈谷」を拠点に活動するシーホース三河。Bリーグ最強クラブを決めるチャンピオンシップに毎年出場している強豪チームだ。「ユニフォームは黒、しかもコーチ陣は黒スーツで決めていて、ラグビーのニュージランド代表『ALL BLACKS』のようなかっこよさがあります。静かなる闘志を持ち合わせたチームです」比江島慎ひえじま・まこと1990年8月11日生まれ、福岡県出身。身長190㎝。2013年よりシーホース三河に所属。先シーズンはレギュラーシーズンMVPに輝く。トップス¥13,000パンツ¥24,000(共にマーカ/パーキング☎03・6412・8217)シューズ¥19,500(ジョーダン ブランド/ナイキ カスタマーサービス)※『anan』2018年7月11日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・高松由佳取材、文・小泉咲子黒澤祐美(by anan編集部)
2018年07月08日7/7(土)-7/8(日)に東京・中目黒で行われる2日間限定のポップアップショップ「angersの小さなうつわ市= 暮らしを彩る、夏色の食卓 =」では、これからの季節の食卓を彩る夏色のうつわや箸置きたちが大集合します。今日は、angers初登場となる阿部慎太朗さんのうつわの一部をちょっとだけご紹介!店頭限定となるのでぜひお早めに覗いてみてくださいね。■ 阿部慎太朗さんの柔らかなグレーのうつわたち阿部慎太朗さんは、茨城・笠間で作陶をされている作家さん。最近は益子の陶器市にも出店されているのですが、angersのバイヤーがうつわパトロールに行く頃にはすでに阿部さんのテントはガラーン。連日朝7時には100名以上もの行列ができて、早い時間に完売してしまうのだそうです。何度かご相談をし、今回ようやくご参加いただけることになった阿部慎太朗さんのうつわたち。ガラス質の釉薬のグレーのトーンがとても柔らかで、どこか温かな気持ちにさせてくれるうつわです。「花冠レリーフまめラヴィエ」。薄いペールグレーに花冠のレリーフが優しく浮かび上がります。トーストにのせるバターをのせたり、おもてなしに焼き菓子をのせたくなる豆皿です。アンティークのピューター皿のような線を持ちながらどこかすっきりとした佇まいの「花形リムまめ皿スクエア」。ひとさらの中で移りゆくグレーの色合いが、眺めていて楽しい阿部さんのうつわです。今回阿部さんにご用意いただいたのは、人気のレリーフ皿や6寸皿、豆皿などを合わせて、2日間で100枚ほど。阿部さんのご厚意により、もう少し追加いただける予定です。初日と2日目でストックを分ける予定ですが、いずれにしても数が少なめ。気になる方はぜひお早めに遊びにいらしてくださいね。※阿部慎太朗さんのうつわは1組さまにつき10枚までとさせていただきますことをご了承ください。※ラインナップは最終調整中です。お写真のものは販売予定ですが、窯の調子等で変更になってしまう可能性がございます。これからのご活躍も楽しみな阿部慎太朗さんのうつわたち。ぜひこの機会にお手に取ってみてくださいね。 ■食のはなし 作り手さんのはなし 器のはなし
2018年07月05日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自立しない娘に悩んでいます」という、小雪さん(46歳・製造業)に、心屋塾上級認定講師のはしぐちのりこさんからアドバイスをいただきました。■小雪さんのお悩み16歳になる娘がいます。幼稚園の頃から不登校が続き、通信制高校に入ったものの高1の12月に退学。今は毎日ゲーム三昧で、人と関わらず家にひきこもり、昼間は寝て夜遅くまで起きています。自分に自信もなく、何事にも無気力・無関心な日々を送っています。私が誉めると「そんなに誉めないで。自分はダメな人間だから」と言います。私は娘を自立させたい気持ちがあり、どのような声かけと接し方をすればいいのかわからず困っています。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師のはしぐちのりこさんより小雪さん、ご相談ありがとうございます。はしぐちのりこと申します。娘さんが無気力・無関心で昼夜逆転気味の日々。幼稚園の頃から不登校ということで、小雪さんも長くその生活を見守ってこられたのですね。これからのことを考えると心配でしかない、親としての小雪さんのお気持ちは当然かと思います。ですが人間、やりたくないことはやりません。不登校も、ゲーム三昧も、他人とかかわらないことも、家にひきこもることも、昼に寝て夜遅くまで起きていることも、娘さん本人がやりたくてやっています。ならば飽きるまで、やらせてあげてみませんか?小雪さんは「自立させたい気持ちがあり」と書いていらっしゃいますが、それは「今の状況ではダメだ」と思っていらっしゃる…ということ。娘さんが今やっている「やりたいこと」をやめさせて、「やりたくないこと=自立」をさせようとしているわけです。つまり、いま目の前にいる娘さんを”肯定”しているのではなく、”否定”しているということになります。それに呼応するかのように、娘さんはこうおっしゃっていますね。「そんなに褒めないで。私はダメな人間だから」。自分はダメ人間だと否定しながら毎日を過ごしている娘さんは、おそらく、とてつもないしんどさの中にいらっしゃるのでしょう。それを見ている小雪さんも、お辛いと思います。でもね、小雪さん。気づいていただきたいことがあります。「否定する人間」と「否定される人間」はセットです。「否定する人間」がいなければ、「否定される人間」は生まれないのです。実は不登校やひきこもりの問題は、それをしている本人の問題ではありません。それを問題にしている側、今回の場合であれば、小雪さんにとっての問題なのです。「これはなんとかしなければ!」と問題視すればするほど、目の前の人物は、問題のある人物になっていきます。ですので、まずはこのことを”小雪さんご自身の問題”として捉え直してみてください。いつまでも自立せず、ひきこもっている娘さんを見て、小雪さんはどんな気持ちになっていますか? 自分を否定しながら生きている娘さんを見て、小雪さんはどんな気持ちがしますか? どうして、娘さんを自立させたいのでしょうか?もしかしたら、「子育てに失敗した母親」と思われたくないのかもしれません。自分を否定しながら生きている娘さんを目の前にして、「お母さんのせいだ」と言われている気がしているのかもしれません。娘を助けられない自分に、無力感を感じてしまっているのかもしれません。自分自身が何を恐れているのか、何を我慢しているのか――。それを見つけ、癒やしていくことが解決の鍵になります。「声かけ」はそれに合わせ、娘さんに向けてではなく、小雪さんご自身に向けて行っていく必要があります。「子育て失敗でもいい」「娘を助けられないダメ母でもいい」「私みたいに自分を否定しながら生きる子でもいい」そんな言葉かもしれませんし、もっと違う言葉かもしれません。本当の自分の気持ちを見つけて解放していった先に、目の前の問題が変化していきますよ。目の前の人物は、”自分自身”を見せてくれています。もし「自分はダメ人間だから」と娘さんが言ってきたら「そうなんだ、あなたはそう思っているんだね」と、今の娘さんとその状況を丸ごと認めてあげてください。その言葉は、小雪さんが小雪さん自身に向かって言っていると捉えてみてください。娘さんをなんとかしようとするのではなく、ご自身が何を思っているのか、何を禁止し、何を否定し、何を制限しているのか…に向き合うことに、ぜひチャレンジしてみてくださいね。ありがとうございました。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月05日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「認められたくて頑張り過ぎてしまう」という、LUCYさん(33歳・会社員)に、心屋塾認定講師の平川裕勝 さんからアドバイスをいただきました。■LUCYさんのお悩み子どもの頃から、母に褒められたくて頑張ってきました。母子家庭でひとりっこだったため、母は「万が一、ひとりになっても生きていけるように」と思いながら私を育てたそうです。しかし私は、褒められないことや母から厳しくあたられること、母の言うとおりにしなければいつも不機嫌そうに責められることなどに耐えられず、実家を出ました。 そうして距離を取ったのと、今は母も歳をとったためか、仲良くしています。しかし今度は、仕事で悩むように。周りで起きていることに必要以上に気を遣ってしまったり、休日に何もしたくなくなるほど頑張りすぎてしまったり…。そんな自分が嫌になります。その根本には「認められたい」という気持ちと「使えない人だと思われたくない」という不安があります。もうそんな自分の気持ちに振り回されず、必死にならず、無理せずに生きたいです。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の平川裕勝さんよりこんにちは。心屋認定講師の平川 裕勝です。「認められない」「使えない」と思われる不安と、「無理せず生きていきたい」というご相談ですね。LUCYさんは今まで、一生懸命頑張ってこられたんだなと感じました。お母さんの期待に応えるように。お母さんを心配させないように…と。子どもは誰でも、親の笑顔を見たいものです。そして親から褒められたい、認められたいものです。LUCYさんも、お母さんの笑顔を見たくて頑張っていたのではないかなと思います。一方で、「本当はもっと自由にしたかったのに」「できない私でも認めてほしかったのに…」というお母さんへの気持ちもあるのではないでしょうか。子どもの頃からの寂しい、悲しい、つらい気持ちや怒りを、「お母さんも苦労していたんだから」と納得できそうな理由をつけて、自分の中に閉じ込めているのではないでしょうか。 子どもの頃から閉じ込めていた気持ちを、まずはお母さんに話してみましょう。直接伝えるのが難しいようであれば、ひとりの部屋で大声で叫んだり、紙に書き出すだけで構いません。心の奥にふたをしていた気持ちを外に出し、成仏させてあげてください。それに、お母さんが不機嫌そうにしているのは、たまたまだったのかもしれません。すべてがLUCYさんのせいではありませんよね?何かをしなければ褒められない、認められない、そうでなければ怒られる、責められる…という思考で生きていると、大人になっても、そのままの自分ではダメな気がして、一生懸命頑張ってしまう方が多いようです。そのルールから抜け出すためにはどうしたらいいか。「お母さんの期待に応えようとするのをやめる」ことです。具体的には「頑張ることをやめる」ということを、少し怖いとは思いますがぜひやってみましょう。LUCYさんへの魔法の言葉をお伝えしますね。「私は何をしなくても認められていい」「私はこのままで愛されていい」「私はいるだけで役に立てる人でいい」これをつぶやき続けてみてください。今のままの自分を認めてあげ、「愛されていいんだ」と自分に許可をしていくと、頑張らなくても認めてもらえている、役に立っている…という事実がやってきますよ。LUKYさんが無理せず、自分らしく楽に生きられるようになることを、心から応援しています。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年07月03日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「自分の承認欲求の強さに悩んでいる」という、ころりんさん(34歳・主婦)に、心屋塾認定講師の野田和美さんからアドバイスをいただきました。■ころりんさんのお悩み私の悩みは、「認められたい」「どうせ私は選ばれない」という気持ちが心の奥底にあることです。人から「ありがとう」「すごいね」「がんばったね」と褒めてほしい気持ちが、人よりも強い気がします。一時期は手料理の写真をSNSに上げていましたが、「イイね」の数が気になり、プレッシャーになったので辞めました。 「どうせ選ばれない」という気持ちもあります。不特定多数の応募があったり、試験で選抜されたりする場合、選ばれる人が少ないことが頭では分かっていても、「選ばれない自分はダメなんじゃないか」と悲しくなります。承認欲求の強さや、自分を卑下する気持ちをどう考えていくといいでしょうか。※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾認定講師の野田和美さんよりころりんさん、こんにちは。心屋塾認定講師、野田和美です。ご相談ありがとうございます。ころりんさんは、ご自分の承認欲求が強いことをよくわかっていらっしゃるのですね。これはすごいことですよ。このことに気づかずに、人間関係がうまくいかないと苦しんでおられる方も多いのですから。ころりんさんが悲しいのは、「承認欲求が強いのに、選ばれない自分はダメな人間だと思ってしまうこと」ですね。実は、承認欲求が強いからこそ、認められないときのダメージが大きくなってしまうのです。「選ばれない=ダメな人、価値がない人」だと思い込んでしまうからですね。ころりんさんが気づいていらっしゃる、この「どうせ選ばれない人」という思い込みのことを”セルフイメージ”といいます。試しに、以下の言葉をつぶやいてみてください。「私、どうせ認められない人なんです」「私、どうせ選ばれない人なんです」「私、生きていてはいけない人なんです」「私、存在してはいけない人なんです」いかがですか? 口にするとつらいですよね…。でもおそらく、ころりんさんはこんなふうに無意識に、ご自分のセルフイメージを決めて生きてこられたのだろうと思うのです。だからこそ、わざわざ「承認されるか否か」という場に積極的に出向いてみたり、他人からジャッジされることに挑戦してみたりして、「どうせ選ばれない、ダメな自分、価値のない自分」を確認するような行為を繰り返してしまう。そうして”セルフイメージどおりの人生”を強化しながら、生きてこられたのではないでしょうか。現実を変えたいのならば、ころりんさんの「どうせ」というネガティブなセルフイメージを、真逆でポジティブなものに変えてしまえばよいのです。真逆に変えると「どうせ私は選ばれる人」になりますが、これでは「承認されるか否か」をずっと気にした人生となってしまいます。もしかしたらころりんさんは、幼少期にご両親に愛され、認められた経験があまりないのかもしれません。見捨てられ、拒絶されたつらい経験が、心の奥深いところにあるのかもしれません。傷ついた心があるならば、それもいやしながら、ころりんさん自身がころりんさんを認めていってほしいのです。あなたこそがあなたの一番の理解者であり、応援団長なのですから。「誰かに認められる人生」から「自分で自分を認める人生」にシフトしていきましょう。ダメなままでも、できないままでも、あなたはあなた。愛すべき唯一無二の存在なのです。「私、ここにいていいかな?」「私、ダメなままでいいかな?」「私、ダメなまま生きていいかな?」『いいよ〜!!』そんなふうに、自分の問いに全力で応えてくださいね。「こんな私でも、私なんだ」「こんな私だから、素晴らしいんだ」そう心から思えるようになったとき、他者からの承認はきっと必要なくなることでしょう。そして今よりもずっと力を抜いて、ラクに楽しく生きていくことができることでしょう。自分で自分をとことん受け入れ、肯定した先には、他者からの愛を素直に受け取ることのできる、さらにステキなころりんさんの人生が待っていますよ。・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年06月28日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「夫の意見で買ったマンションが気に入らず、後悔している」という、ゆきぞうさん(47歳主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ゆきぞうさんのお悩みマンションを買いましたが、違う部屋にすればよかったと後悔しています。窓の多い部屋が良かったのですが、価格との兼ね合いで、旦那から「こっちでいいよね?」と言われ、妥協してしまいました。私たちの間取りの部屋が一番売れ残っている状況を見るたびに、「やっぱり人気ないじゃん」と心の中で旦那に文句を言っています。「日中仕事に出ている人は気にならないだろうが、私は日当たりのいい部屋で過ごすのが好きなんじゃ。バーカ」と心の中で言っても、モヤモヤは消えません。マンションを買い直すこともできないのですが、この後悔の念を成仏させる方法はないでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりゆきぞうさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。毎日いる場所、そしてこれからもずっといる場所だからこそ、モヤモヤしたままでは、つらいですね。購入したマンションは、「窓が少ない」のが不満とのこと。そこから派生して、いろんな気持ちがでてきていることと思います。「ない」と思えば思うほど、欲しくなってしまうのが、人の常。売れ残っている=人が選ばないとなると、「やっぱりここはよくない」と自分の思いを強化する材料にしてしまいますよね。そして、いろんな気持ちの中で、最も大きなものが「旦那さんへの不満」でしょうか。旦那さんが自分のことを考えてくれていない、わかってくれない! と怒っているようですね。それも心の中だけで、口に出されてはいないようですが…。 ゆきぞうさんは、小さい頃から「どうせ私のことなんて考えてくれていない」「わかってくれない」と思う機会が多かったのではないでしょうか?もしそうであれば、「やっぱり、あなたもそうなんだ」と見る癖が付いていて、そうとしか見えなくなっているだけ。誤解なのです。誤解を解いていくには、「みんな私のこと考えてくれてる」「わかろうとしてくれてる」とたくさんつぶやいてみることです。そして、ゆきぞうさんの課題は「旦那さんに気持ちを伝えること」です。旦那さんは、マンションを買うときに「いいよね?」と聞いてくれていますよね。確認や配慮をしてくれているんです。(「じゃ、私が悪いっていうの!?」と思いましたか? そうではないのです。これについては後で説明しますね)ゆきぞうさんはおそらく、旦那さんに本当の気持ちが言えずにたびたび従ってきたことがあるのではないでしょうか。察して欲しいと願ってきたかもしれません。「そろそろ、言いましょうね」という時期に来ているのだと思います。これまで、言いたいことを邪魔していた気持ちはどんなものでしょう?1. 波風が立つのが怖い2. 困らせてはいけない3. 私の言うことを聞いてくれて、旦那さんが苦労することに罪悪感がある4. 私の言うことを聞いてくれて、あとで文句を言われるのが嫌だ…などなど。ゆきぞうさんに当てはまるものはありますか?1、2への対応については、これまでのご相談回答にも何度か出てきているので、こちらの記事( )なども参考にしてほしいのですが、ここでは「波風立ててもいい」「困らせてもいい」が魔法の言葉であることをお伝えしておきます。3、4は「強いる、強いられる」の関係からくるものです。自分が「強いられる側」を担当してきた人が抱きやすい感情です。自分が人の言うことを聞いてあげるとき、「強いられて嫌々させられてる感」があるからこそ、人も同じように感じるはずだと思ってしまうのです。4などは、まさに今のゆきぞうさんが感じているような不満を、自分に向けられたくない…というわけです。そして、3、4の感情に悩むくらいなら自分が我慢した方がマシ…という考えのもと、強いられる側を選んでいるのです。そもそもの「強いる、強いられる」の関係(考え方)から卒業しましょう。嫌々やらなくても、我慢しなくてもいいのです。しかも、相手は強いているつもりもないことがほとんどです。自分の意見を相手に伝えること。そして、お互いに納得いく着地点を探すことです。その上で、決まったことは決まったことして、受け取る。それが「自分の言動に責任を取る」ということなのです。これは決して、「旦那さんが悪い」「ゆきぞうさんが悪い」という話ではありません。「あなたのせいで/あなたがそうさせた」と人のせいにして被害者になることでもなければ、「なぜ言えなかったんだろう」と自分を責めることとも違います。ただ、すべてにおいて「私がそうしたんだ」と認めることです。「した後悔」より「しなかった後悔」のほうが大きいと言われるように、言わないで勝手に諦めるより、自分の意見をきちんと言えたほうが納得感はあるものです。たとえ、思いどおりにはならなかったとしてもです。言えなかったとしても、1〜4などの思いを優先させて言わなかった私、妥協した私ごと、「あのときの私にはそれが精一杯で、それを選んだんだ」と認めてあげること。すると、その瞬間から「強いられる」、つまり被害者意識から卒業できます。どんな状況であろうと、「決めたのは私、したのは私」「そのことによって起きたことを引き受けます」という考え方です。その上で、日中、日に当たる気持ちよさが欲しいなら、昼間すてきなカフェのテラス席でお茶をするのもいいでしょうし、他にもいろいろなアイディアがあるかもしれません。ぜひ考えてみましょう。また、この問題は自分の気分的なものなのか、実際に困っていることがあるのか、本当に欲しているものは何か、ないものねだりの心の癖はないか…など自分と対話してみることもオススメします。そして、旦那さんと会話不足であったと思われますので、この件に限らず今後の生活全般について、自分の思いを素直に打ち明け、互いにすりあわせる機会を持つのもいいでしょう。(旦那さんも、ローンの額が高くなると高いプレゼントを買ってあげられなくなると思ったかもしれませんし、 互いに何を重視して相手を思いやっているかは、話してみなければわからないものです)ゆきぞうさんがどこでも、誰との関係でも、気持ちよく過ごされることを祈っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年06月26日