島根県西部に位置する神話の国・出雲。古代から信仰を集めてきたこの地域には、数多くの神話とともに現代まで伝えられてきた「出雲弁」がある。東北地方のズーズー弁にも似たその独特の言い回しには、日本語のルーツともいうべき秘密があった。通称「出雲弁」と呼ばれる言葉は、島根県東部から鳥取県西部にかけて話されている。例えば、イ段とウ段の発音の区別がしにくく中舌母音になったり、エの発音がイに近くなったりする特徴がある(なお、“出雲”は旧出雲国全般を指すとする)。出雲弁はイントネーションも独特だが、表現も一風変わっている。例えば、「靴をはく」は「靴をはげる」と表現するし、「戸を閉める」ことは「戸をたてる」という。こうした独自の言い回しは今でも残っていて、日常会話でもよく使われているのだ。出雲弁に関して研究を続けてきた元島根県立女子短期大学学長の藤岡大拙さんは、「出雲弁で使われる言葉は『古事記』や『日本書紀』などに使われている古代日本語とほぼ同じです。出雲は独自の世界を守ってきたので、昔の日本語がそのまま継承されてきたのだと考えています」と説明する。出雲国はかつて、大和朝廷に破れたことで支配を受けることになったが、それでも自分たちの歴史や伝統を守ろうとしたことから、独自の話し言葉も大切にしてきたと推測されている。「一種の鎖国状態にして、身内を大切にしたのでしょう。そのため出雲弁には争ったりする言葉はありません」(藤岡さん)。松本清張の小説『砂の器』は、映画やTVドラマにもなったので内容を知っている人も多いかもしれない。ジャンルは推理小説で、東北訛(なま)りと「カメダ」という言葉が事件の手がかりとなる。だが、実はそれは東北訛りではなく、似た発音をする島根県「亀嵩(かめだけ)」だったということで、出雲弁は広く知られることになった。しかし、藤岡さんの説が正しければ、実は出雲地方の言葉こそが、太古に日本語として使われていた“標準語”であり、それが東北地方にまで伝わっていったと考えられるのだ。「まず出雲弁があって、それが時間をかけて東北にも伝わり、残ったということです」。『古事記』や『日本書紀』の舞台となった出雲国。朝鮮半島にあった新羅(しらぎ/しんら)の余った土地を、出雲の創造神・八束水臣津野命(やつかみずおみつぬのみこと)が引いてきて、現在のような地形になったという「国引き神話」なども残されている。まさに“神秘の国”である。出雲弁も、そうしたいにしえの時代からもたらされた文化なのだろう。「少し前までは、他と違う言葉なので地元の人も恥ずかしがっていたのですが、今では誇りに思う人も増えています」と藤岡さん。この冬は初詣も兼ねて、出雲大社まで足を延ばし、古代の風を感じてみてはいかが!?●information 出雲市産業観光部観光交流推進課 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月28日鳥取県米子市で「キャラ弁コンテスト」が開催された。イベントは、米子市観光協会が9月18日~10月10日の間に募集したキャラ弁から優秀な作品を表彰するもの。表彰式は、11月3日(祝・土)の「ネギ来まつり」イベント内で行われた。応募作品は1人1作品まで、テーマはまんが、アニメ、マスコットなどと決まっており、Web投票での一次審査、ネギ来まつりでの二次審査を経て上位3作品が表彰された。受賞者には皆生温泉のペア宿泊券や、野菜詰め合わせなどが贈呈された。最優秀賞はゲゲゲの鬼太郎や名産のネギ、カニをモチーフにした「鳥取大好き弁当」が受賞。優秀賞は「みんな大好き名探偵コナンdeお弁当☆」、「トリピーin弓ヶ浜☆」の2作品。特別賞は名古屋から応募の「秋のトトロ弁当」という結果となった。詳細は米子市観光協会ホームページで確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月15日鳥取県鳥取市に広がる「鳥取砂丘」で去る10月27日と28日の2日間、「オレ達はゆるくない!」と題して第7回となる「ゆるキャラカップin鳥取砂丘」が開催された。イベントは全国からゆるキャラ達が集合し、「決起集会」、「ゆるすもう」、「ゆるなわとび」、「ゆるりんピック」などの競技で王者を決めるという、ゆるくない?もの。今年は過去最高の70体が参加した。競技の他、「ご当地グルメコーナー」、「にぎわい屋台村」、「フリーマーケット」、「PRブース」なども出店し来場者に地元の食を楽しんでもらい、また観光のPRも行われた。地元鳥取から参加したゆるキャラは、鳥取県代表「トリピー」、全国植樹祭鳥取県実行委員会代表「トッキーノ」、三朝温泉観光協会代表「ミササラドン」、湯村温泉観光協会代表の「湯~たん」、とっとり梨の花温泉郷広域観光協議会代表「湯梨花ちゃん」など。総合優勝は羽生市キャラクター推進室代表の「ムジナもん」。種目別では、ゆるなわとび1位に輝いたのは大山町代表「ぐーちゃん」、ゆるすもう1位は総合優勝を果たした「ムジナもん」、ゆるりんピック1位は庄原市観光協会代表「キョロやまくん」という結果となった。気になる「トリピー」だが、ゆるりんピックで「湯~たん」と激戦を繰りひろげ、ダンスを披露するなどの活躍をしたが、残念ながら上位入賞は果たせず無念の涙をのんだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日鳥取県米子(よなご)市は11月1日から11日まで、アートイベント「~街がテーマパークになる~YONAGO WONDER!」を米子市の中心地街で開催する。同市によると、今年は「第13回国際漫画サミット鳥取大会」「第二次米子映画事変」「とっとりまんがドリームワールド」など、多彩なアートイベントが開催されるという。その中でも特にイベントが集中する期間を「YONAGO WONDER!」とし、無料でバスを運行するなどの支援を行う。米子市循環バス「だんだんバス」はイベント期間中、無料で利用できる。米子駅から出発し、米子港、ホープタウン、天満屋入口などを循環し、約50分かけて米子市内を1周。イベント開催中、様々な会場に出掛けるのに便利だ。代表するイベントは下記の通り。今年のテーマは「食と海」。国内外から約400名の漫画家が集まり、作品展示、サイン会、トークショーなどを行う。また、プロの漫画家の作業現場が生で見られる「公開アトリエ」も実施する。開催日は11月7日から11日で、時間は10時から18時。会場は米子コンベンションセンターBIG SHIP。同イベントでは、鳥取県出身の漫画家、水木しげる氏、谷口ジロー氏、青山剛昌氏の作品を体験できる。また、あわせてステージイベントも実施。10月20日から11月11日の9時30分から18時まで開催する。会場はどらドラパーク米子市民体育館。グランドオープンは11月3日から11日まで。米子市商店街エリアで、自主制作映画の上映、大特撮巨編「ネギマン」続編の上映などを行う。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月03日神社の御神体(ごしんたい)には定められた形はなく、鏡や剣、玉、石、木など、各神社によって崇(あが)めるものは様々。鳥取県西伯郡大山町にある「木の根神社」では、境内にある老松「への子松」を御神体としているが、この松、ちょっと変わった形なのだとか……。こちらの神社の御神体である松は、なんとその根の形が男根そっくりなのだそう。自然の妙としか言えない偶然の産物。その形状から、性病や夫婦円満、子宝などにご利益があると言われていて、昔から多くの人が参拝に訪れてきた、知る人ぞ知る古社なのだ。神社の鳥居をくぐるとすぐに石段があり、その上には社殿だけなく小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の記念碑も立っていいる。その理由について大山町役場観光商工課では、「実は、小泉八雲が赴任先の松江に向かう途中に宿泊したのが、この大山町だったのです」と説明。実際に小泉八雲は、ここを訪れたことを自著の『日本海に沿うて』にも書き残している。さて、本題。社殿の中には、どう見ても男根を模(かたど)ったとしか思えない木が鎮座している。しかし、なぜこのような形の御神体を祀るようになったのか!?なんと、その理由は神話にあるのだとか。昔、松助という生まれつき病弱な若者がいたという。彼は身体が弱いために思うように仕事もできず、結婚後もなかなか子どもを授かれなかったことを母親は心配していた。そこで近くの八幡さん(神様)にお参りしたところ、老人が現れて「この山の中腹にある大きな松の根にあやかりなさい」とのお告げ。山の中に入ると、なんと本当に崖の上に大きな松の木があるではないか!早速見つけた木の根を持ち帰ったところ、息子は身体が丈夫になりよく働くようになったばかりでなく、子宝にも恵まれたという神話が残されている。そしてその後、身体の弱い人や子どもに恵まれない人などがたくさん参拝に訪れたところ、効能があったことから、今でも信仰を集めているそうだ。ちなみに、こちらの神社で夫婦円満や子宝などの祈願をして、それが成就したあかつきには、赤い腰巻きを奉納するというユニークな習わしがある。木の根神社の近隣には、戦国大名尼子(あまこ)氏が信仰したことで知られる「逢坂八幡神社」がある。この神社は貞観7年(863)、宇佐八幡宮(大分県宇佐市)の分霊を勧請(かんじょう)したのが始まりと伝えられている。また、小泉八雲が宿泊した「妙元寺」や「日御碕神社」、「なかやま温泉」など数多くの観光スポットが点在している。大山町役場観光商工課では、木の根神社を含む散策コース(総散策距離約12km)を設定してパンフレットなどで案内している。「この地区の名所や旧跡巡りを楽しみながら、コース内のどこからでも雄大な大山を一望することができます。せっかく木の根神社を訪れるなら、ぜひ散策を楽しんでみてください!」(大山町役場観光商工課)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日携帯電話のCMで、トリンドル玲奈が「日本のハワイ」からきた留学生に扮(ふん)したのは記憶に新しいところ。そのハワイだが、鳥取県の真ん中辺りにある湯梨浜(ゆりはま)町に実在するってことはご存じだろうか?漢字で表記すると「羽合」。これで「はわい」と読む。元は羽合町という地名だったのだが、平成の大合併によって隣接する旧柏村と東郷町と一緒になったため、今の湯梨浜町となった。だが、町には羽合温泉など、“羽合”が付いた施設などは数多く残っている。ちなみに、新町名である湯梨浜町は、「温泉」があって「梨」がとれて美しい「砂浜」がある、ということから名付けられたそうだ。湯梨浜町の「湯」が表しているのが、「はわい温泉」だ。ソフトバンクのCMでこの温泉の存在を知った人も多いだろう。そのはわい温泉だが、島根県にある宍道湖(しんじこ)などと同じく海水が混じった“汽水湖”で、かつての羽合町の中心ともいうべき存在の「東郷湖」湖畔にある。東郷湖は県立自然公園の一部をなす美しい湖で、山陰八景のひとつにもなっている。はわい温泉の泉質は塩化物・硫酸塩泉で、リウマチや皮膚病などに効果が期待できるとされている。そのため、宿泊を兼ねて遠方からも多くの観光客が訪れる人気の温泉だ。遠くに大山を望む東郷湖湖畔の景観の美しさは圧巻。湖に突き出した半島にある旅館では室内から釣りができるなど、他ではなかなかできない体験を楽しめるのも魅力である。またかいわいには、「福禄寿の湯」と名付けられた足湯も、4カ所に設けられている。東郷湖周辺はサイクリングロードにもなっていている。コースには東郷湖羽合臨海公園などもあり、湖を眺めながらゆっくりとサイクリングを楽しめる。湖が一望できる「出雲山展望台」や国宝の「倭文神社」もあり、初夏にはハナショウブが咲き乱れる「あやめ池」などの近隣観光スポットを巡るのもよい。見どころをおさえたコースも設定されているので、自転車で巡ってみるのもいいかもしれない。また、はわい温泉の湖を挟んだちょうど対岸には、観光梨狩り園「長谷園」がある。湯梨浜町観光協会の大庭さんは、「湯梨浜町では二十世紀梨が栽培されていますが、鳥取の中でもこの辺りでとれるものはとてもおいしいと評判です」と言う。その他、夏なら鳥取の特産品になっている黄色メロンの女王「クレオパトラ」の栽培も行っているのだとか。梨狩りは例年11月中旬までやっているので、入浴とセットで梨狩りに興じるのもおすすめだ。羽合温泉から車で数分も走れば日本海に着く。この辺りは海水がきれいなこともあり、夏になると「湯梨浜海水浴場」などは、海水浴と温泉の両方を楽しむ多くの観光客で賑(にぎ)わうそう。その他、湯梨浜町の名物になっているものに「今滝」「不動滝」がある。見上げるような巨大な老樹の中、安山岩の絶壁を真っ白い布が流れるように落ちるのが「今滝」。そして、信仰と修行の場として栄えたという、32mの二段滝が「不動滝」だ。これからの季節は紅葉も美しく、またキャンプ場も整備されているため、本格的な冬が訪れる前に、泊まりがけで紅葉狩りに行くのもいいかもしれない。●information 湯梨浜町の観光【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月25日島根県の東端に位置する、どじょうすくいとヤスキハガネの町、安来市。現在この安来市で宝探しイベント「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」を開催中だ。期間は12月31日(月)まで。時は戦国時代、毛利家との攻防の中でひときわ偉才を放った武将がいた。山中鹿介幸盛だ。三笠山の上に光る三日月に向かい「願わくば我に七難八苦を与え給え」と祈り続けた。この鹿介の勇姿とともに地元に残るのが、鹿介の埋蔵金伝説。かつて山陰・山陽11カ国を治めた尼子氏の巨大な軍用金を城下のどこかに埋めたとされる。そんな伝説のある尼子の里、安来市広瀬町を歩き回りながら、謎を解き、キーワードを探すのが「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」だ。回答を応募すると、正解者に抽選で特産品が贈られる。参加方法は簡単だ。まず「山中鹿介の埋蔵金を探せ!」パンフレットを安来のどじょう報からダウンロード。パンフレットの物語を読んで、物語に登場する古文書に関係のある場所をめざして、「まちあるき」へ。それぞれの場所でキーとなる数字を探し出し、文字盤にあてはめ、見つけ出した文字を応募用紙に空欄に書き込んで文章を完成させればOK。参加費は無料。この街歩きを手助けしてくれるのが「尼子の里まちあるきMAP」で、市内の主要観光施設で手に入れることができるほか、同サイトからもダウンロードできる。探し出した回答を応募用紙に記入の上、広瀬絣センター、安来商工会(平日のみ)、観光交流プラザ(JR安来駅隣)に設置してある応募箱に投函。応募者全員に「山中鹿介シール」がプレゼント(ただし、なくなり次第終了)されるほか、正解者の中から抽選で20名に山中鹿介Tシャツや城下町広瀬の特産品がプレゼントされる。なお、応募締め切りは来年1月15日(火)まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日鳥取県西伯郡南部町の「とっとり花回廊」で、「さあ、彩り薫る特別な秋へ」と題して「オータムフェスティバル」が開催される。開催期間は9月15日(土)~11月11日(日)まで。イベントは、サルビアの花を眺めながらの「花の丘のお茶席」、「フラワートレイン子供車掌体験」、オブジェを展示する「サルビアの丘の美術館」、サルビアの咲く花の丘をステージとした「サルビアコンサート」がある。さらに中秋の名月と花の共演が楽しめる「十五夜・秋の特別開園」、バラ育種家による「秋バラ講演会」、イギリス出身のガーデンデザイナー、ポール・スミザー氏による講演など、バラエティー豊かな催しが予定されている。「とっとり花回廊」では、50ha(東京ドーム11個分)という広大な場所で植物、花などを一年を通して楽しめる。開園日時は4月~11月が無休で09:00~17:00(最終入園16:30)まで。12月~3月は09:00~16:30(最終入園16:00)まで、毎週火曜日(祝日の場合はその翌日)および12月26日~12月31日が休園となる。期間中のみどころは、広大な花畑に一面に広がる10万株、100万本に及ぶサルビアの花だ。これから秋が深まるとともに、株が成長して花の密度が濃くなる。大きな赤いじゅうたんをしきつめたような圧倒的かつ美しい風景が広がる。みごろは11月上旬まで。園内の「フラワードーム」から「ゆりの館」に続く東館通りのコスモスは、一般的な品種より草丈が低く花が大きい「ソナタ」、花の中心が白く、その周囲に赤紫色のリング状の模様が入り、花びらの先端部にかけて薄くピンク色になる「ハッピーリング」、花びらが貝殻のような筒状の「シーシェル」など、30種類に及ぶコスモスが100mにわたり咲き誇る。秋のバラ園では100品種、500株のバラが美しい姿を見せる。さらに菊のトピアリー展は日本の伝統技術、菊人形を現代風にアレンジしたもの。アヒルやウサギなどの動物が住む西洋の農家の風景を表現する。イベント期間中の催し物は、それぞれ開催日時が異なるので「とっとり花回廊」のHPで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日鳥取県倉吉市で地元産業の因州和紙を使用したあかりイベント、「山陰KAMIあかり」が開催される。日時は11月10日(土)18:00~21:00まで。場所は「山陰の小京都」と言われる倉吉市内の赤瓦・白壁土蔵群一帯。「山陰KAMIあかり」は地域の伝統的産業である「因州和紙」を「あかり」の活用により引き立たせようというもの。さらに、イベントやワークショップを通じて地元住民の意識を醸成し、「白壁土蔵群」など、町並みの保全につなげる狙いもある。打吹玉川(うつぶきたまがわ)沿いに立ち並ぶ「白壁土蔵群」は江戸時代末期から昭和前期に至るまでの伝統的な町並みで、国の重要伝統的建造物群保存地区として選定され、「美しい日本の歴史的風土100選」や、「かおり風景100選」にも選ばれている。「白壁土蔵群」の特徴は、赤い石州瓦を葺いた屋根に、白い漆喰壁、黒の焼き杉板をほどこした美しいコントラスト。打吹玉川にかかる石橋が落ち着いた雰囲気をかもしだす。「山陰KAMIあかり」はそのような古風で風情のある街を舞台に行われる。イベント内容は、因州和紙を使用したあかりの作品を全国公募し、その作品を町並みの中で展示、審査する「あかりアートコンテスト」。倉吉在住の造形作家によるあかりのモニュメントの展示「KAMI像(かみかたち)」。ほかにも和紙作家監修のもとで製作された因州和紙の25mにも及ぶトンネル「福のKAMIトンネル」や土蔵の白壁をスクリーンにして映像を映す「白壁スクリーンアート」がある。ステージイベントや屋台も出店する。イベントで使用される因州和紙の歴史は古く、正倉院の文書の中に因幡の国の和紙が使われていると推測されているほか、平安時代の延喜式の記録にも因幡の国から朝廷に紙が献上されたと記述がある。時代は下り江戸時代以降は藩の御用紙として使用されるとともに、庶民が利用する紙としても生産された。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月24日レンタカー事業を行っている智頭石油と岡田商店は、「全国初!県全域・産官学連携で行う鳥取式EVシェアリング」を2社共同で提案。経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「石油製品 販売業 構造改善 対策事業費 補助金(給油所 次世代化 対応 支援事業)」の募集に対し、同提案が採択されたとのこと。今回の給油所 次世代化 対応支援事業の実証実験(平成24~28年の4年間)では、電気自動車10台のレンタル事業を、鳥取市で6店舗、米子市岡田商店の4店舗で開始する。さらに、EVの全車種の貸出料金を、格安レンタカーと同価格まで引き下げるという。また、今では52カ所に増えた県内のEV充電施設を案内するナビを搭載することで、電池切れの不安も解消。これにより利用者にとってはEVを安心して利用でき、ガソリンの給油が不要な分、経済的なメリットも高くなる。一方、事業の協力機関である鳥取市では、市営の片原駐車場をレンタカー事業の拠点として提供するなどの事業推進支援を行い、鳥取大学では大学院工学研究科の石井晃教授の「ヒット現象の数理モデル(大ヒットの方程式)」を用いて、事業の宣伝広告調査・分析などマーケティング戦略のサポートを行っていく。同事業は、鳥取県全域、産学官連携で行う新しい鳥取式のEVレンタカー事業として発展することが期待される。事業開始は10月。10月3日にはセレモニーを予定しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日「ほっと一息あなたの旅山陰から」をキャッチフレーズに「山陰デスティネーションキャンペーン」が実施される。山陰の豊富な観光資源を広く紹介し、鳥取、島根両県の観光振興と地域の活性化を目的としたものだ。期間は10月1日~12月31日まで。JR西日本をはじめとする全6社、鳥取、島根両県、全国の旅行会社、観光関係団体などが一体となって行われるキャンペーンで、国内最大規模となる。山陰地域は日本神話の舞台になったことでも知られ、史跡が多く残っている。イベントは、神話の里でもあり古事記編纂1,300年にちなんだ催しが多い。神楽の世界を和紙で表現する作品展「大元神楽と古事記」、伝統芸能のステージなどを見ることができる「神話博しまね」は出雲大社周辺での開催だ。グルメイベントとしては「出雲全国そばまつり」、「とっとりバーガーフェスタ」、「神々の都神門市」など、バラエティに富んだものがもりだくさんだ。また、鳥取県出身の漫画家が多いことにちなみ、鳥取県で「まんが王国とっとり」キャンペーンも行われている。さらに山陰海岸はジオパークに認定されている景勝地。ジオパークとは、科学的にみて特別に貴重なものや、美しい地質遺産を含む自然公園のことだ。様々な地形、地質、風土を体験することができる。島根県大田市には2007年に世界遺産に登録された石見銀山がある。戦国時代から江戸時代にかけて、日本の銀は世界の銀産出量の三分の一を占めていたと言われ、相当な部分が石見銀山の産出と伝えられる。みどころは、坑道を掘るノミの跡が残る「龍源寺間歩(まぶ)」や鉱山の歴史や暮らしを知ることができる石見銀山世界遺産センターなどだ。島根、鳥取は温泉地が多く、展望の良い東郷湖畔の温泉、宍道湖畔の温泉など、景色を楽しめる温泉も多い。また、日本海に面しているため海産物に恵まれている。松葉ガニ、イカ料理、モサエビ料理など、新鮮な食材を味わうことができる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月06日日本旅行は29日、赤とクリーム色の国鉄特急色381系電車に乗車する「なつかしのやくも号の旅」を発売した。山陰デスティネーションキャンペーンのオープニング企画として実施するもので、「なつかしのやくも号」は10月6日、大阪~松江間の片道限定で運行される。特急「やくも」は現在、車体色には薄紫色に青紫・白・赤紫の帯を施し、室内もリニューアルした「ゆったりやくも」仕様車両で運行している。国鉄特急色は381系が岡山~出雲市間などで運行を開始した当時の車体色となる。ツアーは「なつかしのやくも号」への乗車がメインで、片道乗車のみのプランのほか、大阪前泊プランや現地宿泊プラン、「サンライズ出雲」乗車プランなどの各コースが設定されている。オプションとして1人で2席を利用するプランやグリーン車利用プランも用意。旅行代金は1万1,800~2万4,800円(大人1名料金)となる。なお、日本旅行で発売中の個人型フリープラン「JRで行くぐるり鳥取島根」でも、10月6日に出発する場合は往路で「なつかしのやくも号」に乗車できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日島根県出雲市の「しまね花の郷」で観月の演奏会、お茶会が催される。日時は9月1日(土)、2日(日)の18:00~21:00。参加にはお月見券が必要。料金は前売り500円、当日700円、各日400枚の販売。雨天の場合は隣接の「朱鷺(とき)」会館での開催となる。お茶会では月明かりの下、三斎流さくら会によるお点前とお茶を楽しむことができる。三斎流は千利休の高弟の一人、豊前小倉藩主細川忠興を祖とする伝統的な茶道の一派だ。1日(土)には世界最古のオーケストラと言われる雅楽の演奏会が行われる。雅楽は、貴族の間で伝えられてきた1,300年以上の歴史をもつ日本の伝統音楽だ。演奏は「こころ音」雅楽会によるもので、19:00~と20:00~の2回行われる。曲は「越殿楽」など。2日(日)は「さだ須佐太鼓」の演奏会がある。これも1回目19:00~、2回目20:00~の2回演奏。さだ須佐太鼓は日本神話で有名なスサノオノミコトが鬼を退治した伝承に由来した演奏方法をとり、鬼の能面をつけて和太鼓をたたく。そのスタイルから「鬼面太鼓」と言われている。出雲に伝わる神話は多い。スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治して櫛名田比売を救った物語や、大国主命が国作りをした神話でも知られている。まさに神話の舞台となった場所でのスサノオノミコトにちなんだ演奏だ。一般的に10月の事を神無月というが、10月になると全国の神様が出雲に集まることからそう言われているという説がある。逆に出雲は、旧暦の10月には出雲大社などで「神在月」の神事が行われるほど、古くから人々の信仰を集める場所でもある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日鳥取県倉吉市で県中部地域のB級グルメや特産物が大集合する「中部発!食のみやこフェスティバル」が9月1日(土)と2日(日)に開催される。1日は09:00~16:00、2日は09:00~15:00。メイン会場は大御堂廃寺跡、展示・公演会場は倉吉未来中心となる。メイン会場では二十世紀梨をはじめとする農作物、鳥取和牛のモモ肉丸焼き(試食は無くなり次第終了)、新鮮ハマチの潮汁(限定500食)などの試食、販売が行われる。牛骨ラーメン、アゴカツカレー、加古川かつめしといったB級グルメやスイーツ類の出店もある。特設ステージではアニメソングのライブを始め、JA鳥取中央女性会による傘踊り、「フレンドシップ・フラ・ハワイ」によるフラダンス、光佳流倉吉支部による新舞踊、倉吉市のご当地アイドルKRS48によるダンス、ゆるキャラ「トッキーノ」のとっとり植樹祭PR、大道芸人チャーリーによるバルーンアートショーなど、バラエティーに富んだ催し物が用意されている。また、スタンプラリーがメイン会場内で行われる。シールを3つそろえるとプレゼントと交換することができる。そのほか、梨や和牛、地域の特産品などが当たるお楽しみ抽選会もある。水木しげる氏を始め漫画家に鳥取県出身者が多いことにちなみ、倉吉未来中心の1階アトリウムでは鳥取県在住の漫画家によるワークショップや、漫画の展示が行われる。JA鳥取中央が小学生を対象として行っている食農教育「あぐりキッズスクール」の活動内容の展示が行われるのも同じアトリウム内だ。2階のセミナールーム3では、「NHKきょうの料理」などの番組でおなじみの中村成子氏による「食と農の繋がり~自然にそむかない食を~」と題した講演会が1日(土)10:00から行われる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日鳥取県境港市で、さかなと妖怪の町ならではの味と文化を楽しみながらウォーキングコースをめぐる「境港さかな・妖怪ウォーク」が開催される。その行程は6.6km、12.8kmの2コース用意がされている。開催日は9月30日(日)。参加コースごとに集合時間が異なり、12.8kmコースの参加者は9:30、6.6kmコース参加者は10:30に境港駅前広場に集合。参加料は高校生以上の一般1,000円、当日現地申し込みの場合は1,500円、小中学生の小人は500円、当日現地申し込みは1,000円となる。12.8kmコースはJR境港駅前広場~境港市民会館~正福寺~夢みなとタワー~大漁市場なかうら~境漁港~境台場公園~海とくらしの史料館~水木しげる記念館~水木しげるロード~JR境港駅前広場。6.6kmコースはJR境港駅前広場~境港市民会館~境漁港~境台場公園~海とくらしの史料館~水木しげる記念館~水木しげるロード~JR境港駅前広場。イベントにはとっとり健康づくり大使の佐々木えるざさん、吉本芸人のユウトさんも参加する。ユウトさんは、「よしもと鳥取県住みます芸人」で地域の情報や笑いを全国に発信する活動をしている。みどころは水木しげるロードを始め、承久の乱に敗れた後鳥羽天皇が隠岐に流罪にされる途中で立ち寄ったとされる「皇の松」、漫画家水木しげる氏の原点とされる「六道絵」がある「正福寺」、美保湾の景観が美しい「海浜公園」、日本有数の水揚げ量を誇る「境漁港」、白い灯台が美しい「境台場公園」、日本一のはく製水族館「海とくらしの史料館」などがある。水木しげるロードは鬼太郎やネズミ男、目玉のおやじをはじめとするお馴染みのキャラクターに加え、猫娘、一反もめん、ぬりかべなど「ゲゲゲの鬼太郎」をモチーフとした139もの妖怪ブロンズ像が設置されており、独特の空間を演出している。「美しい日本の歩きたくなるみち500選」にも選ばれている人気の観光スポットだ。イベント参加者には「海とくらしの史料館」のプレゼントを始め、「カニ汁」がふるまわれる。完歩者には「完歩証」が渡される。イベント詳細・申し込み方法など 【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月24日風が吹くたびに風紋や砂簾(されん)などが形を変える、まさに自然が生み出した芸術作品とも言える鳥取砂丘。その広さは東西約16㎞、南北約2㎞と日本一の大きさを誇る。ちなみに、ホームページや旅行雑誌などで紹介されているのは、砂丘の入り口に当たる中心部分だけであり、その広さは約550haだ。一般的に砂浜というと白くなだらかなビーチが続くイメージがあるが、スケールの大きい鳥取砂丘は、意外と場所によって高低差がある。例えば入り口近くにある「馬の背」と呼ばれる丘の高さは、何と最高で90mもあるのだ(入り口から馬の背まで歩いて20分ほどかかる)。こうした地形を生かして、砂丘でパラグライダーを楽しむ人も多くいる。また最近では、オーストラリアで考案された砂の斜面をボードで滑り降りるスノーボードとよく似た新しいスポーツ、「サンドボード」が体験できる(11月下旬まで。有料、事前予約)。その他、周辺には海水浴場もあるので、夏は大勢の人で賑(にぎ)わう。砂浜には基本的に、はだしでも靴を履いたままでも入ることができる。砂浜の駐車場には足洗い場も設けられているので、細かな砂を足裏で感じたい人にははだしがおすすだ。ただし、夏は砂の表面温度が50℃ほどにもなるため、やけどしないように必ず靴を履くことが必要だ。また、入り口から海まではゆっくり歩くと30分ほどかかるが、砂丘には自動販売機など設置されていないため、夏に行く場合は、熱中症にならないためにも飲み物を必ず持参してほしい。汗をかきながら日本海までたどり着いたら、できれば夕方まで待つといい。天気さえよければ、日本海に沈む美しい夕日が楽しめるからだ。砂丘に落ちる太陽の光が角度を変えるごとに、空と海の色合いが少しずつ変化していく。ここでしか楽しめない繊細な風景なので、ゆっくりと腰をおちつけてその目に美しい光景を焼きつけてみよう。また、秋になれば近郊の農園で鳥取名産のおいしい「梨狩り」ができるし、冬は冬で砂丘をイルミネーションで彩る「砂丘イリュージョン」を堪能できる。お土産を買いたいなら、「鳥取県発明くふう展」で鳥取県知事賞、「全国観光お土産品審査会」で日本観光協会会長賞を受賞した「砂たまご」がおすすめだ。砂丘がある鳥取市福部町の住民による、「温泉たまごがあるだケエ、砂たまごがあってもエエデないかい」という発想で生まれたもので、地元で放し飼いの健康自然卵を、同じく地元産の因州和紙でやさしく包み、砂丘の砂で熱した商品だ。ほんのりこげ目がついていて、黄身がイモや栗のような食感という不思議な感触を、ぜひ、確かめてみてほしい。また最近では、250℃に熱した砂丘の砂を使って焙煎(ばいせん)したコーヒーの販売もはじめた。この試みはもちろん、全国初のもの。芳醇(ほうじゅん)な香りとまろやかな味わいの「砂焙煎コーヒー」の不思議な味わいは、観光客もトリコにしている。さらにこの4月には、砂丘の魅力を存分に伝える新たな施設「砂の美術館」が入り口近くにオープンした。この博物館は2006年からほぼ1年ごとに、砂丘を舞台に展示していた砂の彫刻「砂像」を、天候に左右されずに見物できるようにという目的で造られた。砂像を展示する美術館としては世界初となる、風紋の意匠を取り入れた建物を整備してリニューアルオープンしたもの。美術館では1年周期でテーマを変えた展示が行われるという。今年度は第5期に当たり、ロンドンオリンピックが開催されたイギリスがテーマ。イギリスの有名な建物や偉人の「砂像」をいつでも観ることができる(一般600円、小中高校生300円)。砂像は砂と水だけで作られているため、いつかは崩れてしまうことが運命づけられている。そのはかなさと砂とは思えないような精緻な作りにぜひ出会っていただきたい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月22日風が吹くたびに風紋や砂簾(されん)などが形を変える、まさに自然が生み出した芸術作品とも言える鳥取砂丘。その広さは東西約16㎞、南北約2㎞と日本一の大きさを誇る。ちなみに、ホームページや旅行雑誌などで紹介されているのは、砂丘の入り口に当たる中心部分だけであり、その広さは約550haだ。一般的に砂浜というと白くなだらかなビーチが続くイメージがあるが、スケールの大きい鳥取砂丘は、意外と場所によって高低差がある。例えば入り口近くにある「馬の背」と呼ばれる丘の高さは、何と最高で90mもあるのだ(入り口から馬の背まで歩いて20分ほどかかる)。こうした地形を生かして、砂丘でパラグライダーを楽しむ人も多くいる。また最近では、オーストラリアで考案された砂の斜面をボードで滑り降りるスノーボードとよく似た新しいスポーツ、「サンドボード」が体験できる(11月下旬まで。有料、事前予約)。その他、周辺には海水浴場もあるので、夏は大勢の人で賑(にぎ)わう。砂浜には基本的に、はだしでも靴を履いたままでも入ることができる。砂浜の駐車場には足洗い場も設けられているので、細かな砂を足裏で感じたい人にははだしがおすすだ。ただし、夏は砂の表面温度が50℃ほどにもなるため、やけどしないように必ず靴を履くことが必要だ。また、入り口から海まではゆっくり歩くと30分ほどかかるが、砂丘には自動販売機など設置されていないため、夏に行く場合は、熱中症にならないためにも飲み物を必ず持参してほしい。汗をかきながら日本海までたどり着いたら、できれば夕方まで待つといい。天気さえよければ、日本海に沈む美しい夕日が楽しめるからだ。砂丘に落ちる太陽の光が角度を変えるごとに、空と海の色合いが少しずつ変化していく。ここでしか楽しめない繊細な風景なので、ゆっくりと腰をおちつけてその目に美しい光景を焼きつけてみよう。また、秋になれば近郊の農園で鳥取名産のおいしい「梨狩り」ができるし、冬は冬で砂丘をイルミネーションで彩る「砂丘イリュージョン」を堪能できる。お土産を買いたいなら、「鳥取県発明くふう展」で鳥取県知事賞、「全国観光お土産品審査会」で日本観光協会会長賞を受賞した「砂たまご」がおすすめだ。砂丘がある鳥取市福部町の住民による、「温泉たまごがあるだケエ、砂たまごがあってもエエデないかい」という発想で生まれたもので、地元で放し飼いの健康自然卵を、同じく地元産の因州和紙でやさしく包み、砂丘の砂で熱した商品だ。ほんのりこげ目がついていて、黄身がイモや栗のような食感という不思議な感触を、ぜひ、確かめてみてほしい。また最近では、250℃に熱した砂丘の砂を使って焙煎(ばいせん)したコーヒーの販売もはじめた。この試みはもちろん、全国初のもの。芳醇(ほうじゅん)な香りとまろやかな味わいの「砂焙煎コーヒー」の不思議な味わいは、観光客もトリコにしている。さらにこの4月には、砂丘の魅力を存分に伝える新たな施設「砂の美術館」が入り口近くにオープンした。この博物館は2006年からほぼ1年ごとに、砂丘を舞台に展示していた砂の彫刻「砂像」を、天候に左右されずに見物できるようにという目的で造られた。砂像を展示する美術館としては世界初となる、風紋の意匠を取り入れた建物を整備してリニューアルオープンしたもの。美術館では1年周期でテーマを変えた展示が行われるという。今年度は第5期に当たり、ロンドンオリンピックが開催されたイギリスがテーマ。イギリスの有名な建物や偉人の「砂像」をいつでも観ることができる(一般600円、小中高校生300円)。砂像は砂と水だけで作られているため、いつかは崩れてしまうことが運命づけられている。そのはかなさと砂とは思えないような精緻な作りにぜひ出会っていただきたい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる、「名探偵コナン」の青山剛昌、「遥かなる町へ」の谷口ジローをはじめ、有名漫画家を数多く輩出している鳥取県では、2012年11月に米子市をメイン会場に「国際マンガサミット鳥取大会」を開く。これを契機に、2012年を「まんが王国とっとり」建国元年とし、8月4(土)から11月25日(日)までの114日間にわたって「まんが王国とっとり建国記念国際まんが博」を開催する。「国際まんが博」は、期間中の毎週末・祝日には必ず「まんがイベント」を開催する予定。鳥取が生んだ3人の著名漫画家はもちろん、数多くの漫画コンテンツを網羅し、さらに鳥取の「文化」や「食」とコラボレーションして、鳥取の楽しさを発信していく。メインイベントのひとつが「とっとりまんがドリームワールド」だ。「動く博覧会」として、東西に細長い鳥取県を、東部、中部、西部の3地域3会場を移動して開催される特別企画だ。鳥取が生んだ漫画家、水木しげる、青山剛昌、谷口ジローら、日本が世界に誇る漫画家の原画展示のほか、子どもたちに大人気のキャラクターが、漫画の世界から飛び出して繰り広げるステージでのショーもある。懐かしい作品から最新のヒット作まで、漫画映画の上映会もあり、家族連れ、カップル、友だち同士、そして一人でも漫画の世界を満喫できる。また、見逃した作品、読みたかった漫画を一人でゆっくりと堪能できる、5,000冊の蔵書を誇る「まんが図書館」も開設される。会場と開催期間は、東部会場が8月4日(土)~8月14日(火)でコカ・コーラウエストスポーツパーク県民体育館、中部会場が9月7日(金)~9月23日(日)で県立倉吉体育文化会館、西部会場が10月20日(土)~11月11日(日)どらドラパーク米子市民体育館の予定。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日JR西日本米子支社は13日、山陰地方の自由周遊区間内で特急・普通列車の普通車自由席に乗り降り自由の「山陰おでかけパス」を発売する。同乗車券は2名が同一行程で旅行する場合に限り販売される。自由周遊区間となるのは山陰本線東浜~益田間のほか、因美線那岐~鳥取間、伯備線上石見~伯耆大山間、境線全線、木次線宍道~油木間、三江線江津~伊賀和志間。これらの区間を走行する特急「スーパーまつかぜ」「スーパーおき」「やくも」「スーパーいなば」などの普通車自由席にも乗れる。特急列車のグリーン車と普通車指定席、「奥出雲おろち号」を利用する場合は別途指定券が必要となる。同乗車券の利用期間は7月20日から8月27日までで、期間内の金曜日から月曜日までのうち連続する2日間に限り利用可能となる。自由周遊区間内のみどりの窓口やおもな旅行会社のほか、クレジット掲載であれば電話予約サービスの利用も可能。価格はおとな3,500円、こども1,500円(こどものみの利用は不可)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月10日鳥取県は「まんが王国とっとり」を広くPRするために、千代田区の後援のもと、7月1日に秋葉原において建国記念イベント『AKIBAで探す「まんが王国とっとり」』を開催する。当日は鳥取県のご当地バーガーを販売する「とっとりバーガーフェスタ」も行われる。水木しげる氏、谷口ジロー氏、青山剛昌氏をはじめとする著名なマンガ家を輩出してきた鳥取県は、今年度は「まんが王国とっとり」として、アニメやマンガを切り口に国内外での鳥取県の知名度向上や観光客誘致に積極的に取り組んでいる。7月1日の「AKIBAで探す「まんが王国とっとり」を皮切りに、8月4日から11月25日まで「国際まんが博」を開催するほか、11月7日から11月11日まで「2012年 第13回 国際マンガサミット 鳥取大会」など、さまざまなイベントを集中的に展開していくという。「AKIBAで探す「まんが王国とっとり」は7月1日に「ベルサール秋葉原」ほか秋葉原で開催。まんが王国とっとりについて詳しく知ることができる「まんが王国とっとり紹介コーナー」、特別に秋葉原に出店した鳥取県のアンテナショップ「食のみやこ鳥取プラザ物産販売」、事前登録制の実体験型 宝探しゲーム「AKIBAスクランブル ~私の『とっとり』、知りませんか?~」が予定されている。また、同イベントでは「とっとりバーガー フェスタ@AKIBA」も開催。鳥取県のご当地バーガー「とっとりバーガー」を代表する名店5店が出店し、その場で調理・提供するという。販売するのは、2011年の「とっとりバーガーフェスタ 全国ご当地バーガーグランプリ」では県内No.1となった、「琴浦あごカツバーガー」、焼き肉店が作った「鳥取鳥取和牛 極上肉汁バーガー」、地元のブランド鶏の大山ハーブチキンを使った「大山チキンチリバーガー」、鳥取県東部のソウルフードをバーガーにした「鳥取ほるそバーガー」、地元名産モサエビを使った「もさバーガー」の5種類。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月06日ぱどラボは、島根県東部で鉄道事業・観光事業等を運営する、一畑トラベルサービスと連携し「大人の遠足@島根県」と銘打ったバス婚活ツアー企画の開催、運営支援を開始する。全国各地で「婚活」イベントが盛んに行われているが、同社では「出会いイベント」という枠を超えた、地域の活性化に結び付く企画を模索していたという。そんな中、島根県内観光地への旅行誘致に力を入れている一畑トラベルサービスと目指す方向性が一致し、共同で旅行商品「大人の遠足@島根県」を企画・開発を行うことになった。島根県は、「縁結びの聖地」と呼ばれる出雲大社を筆頭に豊富な観光資源を持つ。これらの観光資源を旅行行程に組み入れることにより、ストーリー性のある「バス婚ツアー」を実現していくとのこと。最初のツアーは、6月18日にスタート。その後、「夏・初秋の巻」では日帰り8本、一泊二日1本の催行を予定しているという。行き先は島根県出雲地方の観光地で、「縁結び」をキーワードとしたコースになるとのこと。発着地は西条駅、広島駅で、催行日には、世代別(およそ20歳代~30歳、およそ30歳~40歳代)にバス最大2台を用意する。また、土日祝日に休みを取得しにくいサービス業の人を対象に、平日ツアーも催行する。ツアーの情報は、ぱどのFacebookで公開していくとのこと。申し込みは、一畑トラベルサービスまで(0853-72-3200受付8時~19時)<日帰りツアー>6月18日、6月23日…「八重垣神社で恋占い!」6月30日、7月9日…「縁結び神社を参拝!」8月4日、8月27日…「オリジナルまがたまに願いを込めて!」9月8日、9月24日…「一畑電鉄で遠足!『神話博しまね』を見に行こう!」<1泊2日ツアー>7月28日~29日…「水郷祭と宍道湖花火の夕べ!」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月27日島根銀行は15日、同日より東京証券取引所市場第一部銘柄へ指定されたことを記念し、「<東証一部指定記念定期預金> しまぎん0315 さあ、いこう!!キャンペーン」を開始した。期間は5月31日まで。同キャンペーンでは、店頭金利(1年もの)に年0.315%上乗せした定期預金を取り扱う。ただし、預金金利は税引前のものとなり、利息には20.315%の税金が課せられる。対象は個人事業主を含む個人顧客で、キャンペーンに申込みを行った人。定期預金の種類は、「スーパー定期」と「大口定期」の2種類となる。預入期間は1年(自動継続扱いのみ)で、最低預入金額は10万円以上(1円単位)。満期日以降の適用金利については、自動継続した場合、最長3年間、継続日の店頭金利(1年もの)に年0.315%上乗せし、4年目以降は自動継続日における店頭表示金利(1年もの)を適用する。中途解約した場合は、預入日から解約日までの期間に応じて、同行所定の中途解約利率により計算した利息とともに払い戻しを実施。なお、同商品は預金保険制度の対象となり、同保険により保護される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日