東京商工リサーチの調べによると、玩具卸売業の最新期(2014年8月期~2015年7月期)の業績は、売上高が8,532億6,600万円と前年同期比で4.5%増加した一方、当期純利益は104億4,300万円で前年同期比33.4%減と、大幅な減益となった。本データは、東京商工リサーチの企業データベース300万7,759社のうち、主業種が玩具卸売業で2012年8月期から2015年7月期を最新期として、売上高と当期純利益が3期連続で比較可能な301社を抽出して分析したもの。背景として、昨年2014年の玩具卸業界は『妖怪ウォッチ』や『アナと雪の女王』の大ヒットで、国内市場規模は過去10年で最高の売上高を記録している。最新期では増収決算が124社(構成比41.2%)、減収が124社(同41.2%)で同数、横ばいは53社という結果に。増収企業は前期の134社から10社減少したものの、売上上位の卸業者を中心に売上高を大きく伸ばしており、売上規模において業績格差が顕著となっている。増収企業の124社の主な扱い品は、模型やフィギュアなどのホビーが21社、小物玩具、花火などの季節商品が16社、ゲーム、カードゲームなどが16社、雑貨15社、ぬいぐるみが12社。鉄道模型を中心にラジコンカーやアニメ・戦隊物プラモデルなど、ホビー玩具の定番商品の強さが目立ち、ゲーム類を上回る健闘ぶりを見せた。301社の最新期の当期純利益が前年比33.4%減となったことについては、利益率の高いオリジナル玩具のヒット商品が少なかったこと、海外からの輸入玩具が円安で仕入価格が上昇したことが原因に。加えて、業績回復を背景に、不良資産処分で特別損失を計上して減益となった会社もあったという。だが全体のうち、245社(構成比81.4%)は黒字を維持しており、2015年3月に国税庁が発表した統計では赤字法人率が68.2%であることを鑑みると、玩具卸業の赤字法人率は18.6%で、安定した収益基盤を確保しているといえる。『妖怪ウォッチ』や『アナと雪の女王』の人気が落ち着いた2015年は、これに代わる爆発的なヒット商品が不在だった。一方で、『アンパンマン』や『ガンダム』、『シルバニアファミリー』、『ドラえもん』などの定番玩具、パズルやブロック類などの知育玩具、幼児玩具も堅調で、ヒット商品の落ち込みをカバー。また、北陸新幹線開通に伴う鉄道模型や各種キャラクター玩具、けん玉ブームも売り上げに貢献した。
2015年12月26日ゲッティイメージズは、2015年の最も印象的な写真を集めた「Year in Focus 2015」を発表するとともに、同社の日本法人であるゲッティイメージズジャパンは、2015年に起った最も印象的な出来事から"決定的瞬間"を捉えた写真を選出した「日本版イヤー・イン・フォーカス 2015(Japan Year In Focus)」を公開した。「Year in Focus」は、ゲッティイメージズにて活躍する世界中のフォトグラファーやパートナーから提供された写真をもとに、1年を通して世界で起こったさまざまな出来事から最も象徴的な写真を選出し、同社が毎年末に発表しているもの。2015年版では、世界各国で行われた13万件以上のイベントから、ヨーロッパ各地で広がった難民問題、ネパール大地震、中国・天津で起った爆発事故、カンヌ映画祭でのレッドカーペット、スーパーボウルのハーフタイムショー、ラグビーワールドカップ2015などの写真が掲載されている。一方で、今年は戦後70年という節目の年であったことから、広島・長崎での原爆の様子がリバイバルで選出されるなど、例年以上に印象深い写真が日本を含む世界各国から選出されている。また、ゲッティイメージズジャパンが公開している日本版「Japan Year In Focus 2015」では、体操の内村航平選手やFIFA女子ワールドカップ決勝、安倍首相による戦後70年談話など、日本市場向けに特別セレクションされた29点の写真が収録されている。なお、同社代表取締役社長・島本久美子氏は今回のYear In Focus に関して、「世界の様々な出来事を写真という共通言語として、多くの媒体を通して感動を与えてきました。ゲッティイメージズの写真が、時代の瞬間を切り取り、インパクトのあるビジュアルを持って、全世界に物語を伝えることに意味があると考えます。写真は人々に行動をかき立て、より真実を追求するものとして重要な役割を担っています。特にその威力を発揮してきた写真が選ばれています。」とコメントしている。
2015年12月25日エルテスは12月24日、同社が保有する「炎上データベース」をもとに、2015年の炎上についてまとめた「2015年炎上総集編」を公表した。これによると、月間炎上件数はいずれの月も昨年を上回り、12月は21日時点で81件を記録。インターネット利用時間が長くなる連休は炎上件数が増えやすい傾向があり、これから年末年始の連休があることを考慮すると、2015年12月の炎上件数は今年最大になると予測される。いずれの月でも昨年を上回った要因として、同社はまず、SNS利用者数の増加をあげる。ICT総研の調査によると、日本における2015年のSNS利用者数は、2014年の6,023万人から6,451万人への増加を見込んでおり、今後もさらに増加する見通し。また、SNSの種類も昨年より増え、炎上の発生元となるSNSの利用者の拡大が炎上件数を増加させる大きな要因となっていると分析する。さらに、日常の風景を撮影しSNSに投稿した写真に個人情報などが写り込むといった、これまでになかった炎上も発生。従来は画像が粗く読み取れなかったが、スマートフォンのカメラ画像の性能が飛躍的に向上したことで、拡大すると明確に読み取れてしまうケースが増えているようだ。この場合、投稿した本人には自覚がなく、気づいた時には炎上しているという。○2015年炎上TOP5、重要ニースがランクインまた、同レポートでは、炎上をその内容でジャンル別に分類。特に多かったのは、「異物混入」「安保法案関連」「オリンピック関連」「情報漏洩」「バイトテロ」の5つとなった。【1位】異物混入昨年末に炎上した「カップ麺昆虫混入問題」がマスメディアでも大々的に報道されて以降、TwitterやFacebook上で異物混入の告発が多数上がっているが、画像と一緒に拡散されることからインパクトが強く、より炎上しやすい性質がある。その一方で、虚偽の告発や、自宅で自然に混入したものであることが証明されて投稿者本人が炎上するケースも多かった。【2位】安保法案関連安保法案に関するSNS上の失言や過激なコメントを火種とした炎上は、今年を象徴するものといえるだろう。安保法案関連では、明らかな失言から、思想が分かれることによって議論が白熱し大炎上に繋がるものまで多数の炎上が発生し、火種の投稿者は国会議員やタレント、大学教授、経営者など多岐にわたった。【3位】オリンピック関連5年後のオリンピックに備えてさまざまな施策が講じられている中、「税金の無駄遣い」「不透明性」の観点からの炎上が多かった。発端はエンブレムの盗作疑惑で、この問題に対してTwitter等でコメントした著名人が炎上したり、政府に対する批判が集中した。【4位】情報漏洩今年は「マイナンバー制度」の導入にあたって、国民全体の個人情報の取扱いに対する視線がよりいっそう厳しくなっており、マイナンバーを提示する先の行政による情報漏洩事故が大炎上に繋がった。2016年1月からマイナンバーの運用が始まるため、このジャンルでの炎上件数は今後、増加することが見込まれる。【5位】バイトテロアルバイト店員が悪ふざけをした様子を気軽にSNSに投稿して炎上、クレームや不買運動にまで発展させる「バイトテロ」は、2013年に各地で頻発し、依然として断続的に発生している。○2016年 炎上予測2016年は、SNS利用者数や新たなSNSが増えることが予想されることから、さらに炎上件数が増加することが予測される。来年もその時のニュースに関連する炎上が見込まれると同時に、「異物混入」「情報漏洩」「バイトテロ」などの、ここ数年間、毎年一定数発生する問題も見過ごせない。予測可能な炎上については事前に対策を打つことが可能なので、各企業・団体が事前にどう動いたかが問われる一年になると考えられる。
2015年12月25日マーケティング担当者が2015年に最も注目したキーワードはビッグデータであり、今後注目したいキーワードではIoTが最多だった。ジャストシステムが12月24日に発表した「マーケティングトレンドに関するアンケート調査」による。同調査は、同社のセルフ型アンケート・サービスである「Fastask(ファストアスク)」を使用して、事前のスクリーニング調査において「企画、マーケティング、広報、販売促進、市場調査・分析(リサーチ)の職種に従事している」と回答した全国の20代~60代の男女200名を対象に12月18日から21日にかけて実施したもの。マーケティング関連のキーワードで2015年に注目したものを尋ねたところ、ビッグデータが19.0%で最多だった。以下、LINE(17.0%)、Instagram(12.5%)、定額制動画視聴サービス(12.5%)が続く。今後注目したいキーワードではIoTが21.0%と最多であり、以下Instagram(19.5%)、Web接客(19.5%)、ビッグデータ(19.5%)、動画広告(18.5%)の順だった。ビッグデータとInstagramは、2015年に引き続いて2016年もマーケティング担当者が注目するキーワードのようだと同社は見る。一日に最も接触している広告媒体を見ると、スマートフォンを除くインターネットが51.0%と過半数を占めるが、スマートフォンも22.5%で続いている。3番手はテレビで14.0%であり、新聞や雑誌、ラジオはいずれも1桁だった。直近の半年間でのSNS利用度を尋ねたところ、「毎日利用している」との回答が最も多かったのは40.5%のLINEであり、「時々利用している」を合わせると6割が利用している。Facebookを毎日利用しているとの回答は21.0%、Twitterは18.5%だった。コンテンツ・マーケティングに対する取組状況を尋ねると、「現在取り組んでいる」との回答が11.5%、「現在取り組んではいないが興味がある」が24.5%だった。
2015年12月25日●スマートロックとは2015年は日本のスマートロック元年と言えるだろう。4月にフォトシンスの「Akerun」が、5月にライナフの「NinjaLock」、8月にQrioの「Qrio Smart Lock」、と3社から3製品が続けて発売された。もともと米国ではクイックセット社の「Kevo」やオーガスト社の「August Smart Lock」はじめ様々なスマートロックが登場していたが、国産製品の発売でいよいよ日本でもスマートロックの利用が本格的になりつつある。なぜ、今年になって、日本製のスマートロックが次々と登場したのか? そして未来とは? 3回に分け、日本におけるスマートロックの現状をリポートする。○スマートロックは身近で実用的なIoT製品従来、家やオフィスの鍵というと鍵穴に鍵を差し込んで開け閉めするものだったが、スマートロックではスマートフォンなどからBluetoothやWi-Fi通信を使い、解錠や施錠できるようになった。部屋を出入りするたびにいちいち鍵を出さなくてもいいのに加え、ネットを使った鍵のシェアができるのもメリットである。これまで他の人に鍵を渡すには合鍵の作製や鍵の受け渡しが発生したが、スマートロックではネット経由で鍵が渡せるだけでなく、鍵が使用できる時間や権限を指定することも可能だ。遠隔で鍵が渡せる、鍵の利用がコントロールできる、鍵の利用履歴が残せる、この3点が現在、新たなビジネスにつながるのではと期待されている。スマートロックは、身近に使えるIoT製品であることにも注目したい。離れた場所からモノの情報を把握し、制御できるというIoTの概念と技術は注目を集めているものの、実際の開発では「どんな新しい価値を生み出せるのか」「どう製品やサービスにつなげられるのか」という悩みがボトルネックになっている。そんな中、実用的なIoT製品として形になっているのがスマートロックだろう。注目を浴びるスマートロックだが、日本に登場したのは今年になってから。フォトシンス、ライナフ、Qrioの3社から発売されたが、なぜ今年に集中したのか。これは偶然の一致なのだろうか。各社代表に開発のきっかけを聞くと、キーワードが見えてくる。●開発のきっかけから見えてくるキーワード○3社のスマートロック開発のきっかけとは?居酒屋で仲間と飲んだ際に話が盛り上がったのが開発のきっかけだったというフォトシンスの河瀬航大代表は、「最初は、鍵をスマートフォンで開けたいというワクワク感といいますか、自分たちでやってみて、スマートフォンで鍵が開いたという驚きがありました。技術的にいけるのか、Bluetoothでいけるのか、そういう検証はずっとやってきましたが、実際、Bluetooth Low Energyが出てきたことが大きかった」と話す。Qrioの西條晋一代表は「元々、米国を中心にIoTの動きを追っていて、面白いものがないかなと探していたところでスマートロックがありました。ホームオートメーションの分野であることを知り、自分で買って使ってみたんですが、まだあまりいいものがなかった」と米国のスマートロックを実際に手にした上での不満が開発につながったと語る。Qrioの西條代表同様、自身の不動産を持つライナフの滝沢潔代表も「不動産で新しいことがしたい、空室をうまく使えるサービスをしたいと思っていました。実際の運営を考えたときに鍵が絶対必要で、米国のスマートロックを使おうと思ったのですが、取り付けられなかった」と米国製スマートロックが日本で実用にならなかったと話す。各社代表の言葉を見ていくと、Bluetooth Low Energyの存在と、米国のスマートロックの特性、実はこの2点が国産製品の開発につながっていく。○スマートロック登場の決め手はBluetooth Low Energyフォトシンスの河瀬代表が挙げた「Bluetooth Low Energy」はスマートロックを追う上で技術面において重要なキーワードだ。Bluetooth Low EnergyとはBluetooth 4.0規格の一部で、低電力で通信が可能という特徴を持つ。ライナフの滝沢潔代表は「通信の技術ってどれもすごく消費電力が大きいもので、Bluetooth 2.0も3.0もWi-FiもSIMも、もし電池4本で使おうとすると1日2日で電池がなくなってしまう。Bluetooth 4.0が出てきたのが約3年ぐらい前です。それがスマホに搭載され始めたのが2年ぐらい前です」という。従来のBluetoothではバッテリー消費が激しく、動力源を電池に頼らざるを得ない。そのため、製品を長期間利用するのは不可能だったが、Bluetooth Low Energyが登場し、消費電力を抑えられたことで実用的なスマートロックが可能になったというわけだ。実際、Bluetooth 4.0が出て、なおかつスマホにおいて使えるようになったタイミングで、スマートロックが米国で開発されるようになった。●米国と日本の鍵規格の違い○米国のスマートロックへの不満が国産開発につながった米国のスマートロックが使えない理由。それは、米国製スマートロックの多くが自分で工事して取り付ける埋め込み式だからだ。米国ではDIY文化が盛んであることから、埋め込み式でも受け入れられる余地があったが、日本では手間とイニシャルコストがかかる点で歓迎されない上に、賃貸物件では原状回復の問題もあるだろう。もうひとつ重要なのが鍵の規格の問題だ。米国にもサムターンに取り付ける後付け式はあるものの、日本のサムターンと規格がまったく違うため設置することができないのだ。米国のスマートロックが利用できない以上、「日本ならではのスマートロックを!」という流れは必然だ。ライナフの滝沢代表は「見た感じ、構造はそんな難しくなさそうだから、作ってしまおうと思ったのがみんな同じ時期だったのでしょう」と推察する。かくして、2015年が日本のスマートロック元年になったわけである。そして、日本の鍵の規格に沿いつつも大掛かりな工事がいらない後付け式、と日本の建築・不動産事情に合わせた形のスマートロックとして開発されたのが「Akerun」「Qrio Smart Lock」「NinjaLock」だ。国産スマートロックは現在、販売台数を公表しているQrioの場合で5000台超とまだ普及はこれからだ。そして、発売が3か月~半年経った現在、フォトシンス、Qrio、ライナフの3社はBtoCよりもBtoBビジネスを主眼に置いて普及を図るという。そして、スマートロックはビジネスユースにおいて大きな可能性を秘めている反面、導入において様々な障壁も存在するようだ。果たして、日本においてどういったスマートロックの利用が行なわれていくのだろうか。次回はスマートロックのビジネス展開をみていきたい。
2015年12月22日ウィットはこのほど、同社が開発・運用しているダイエットアプリ・ウェブサービス「あすけん」において、2015年1月~11月にユーザーが入力した約1億件の食事記録から市販食品のみの記録回数を集計。2015年にダイエッターがよく食べた市販食品ベスト10をまとめ、その結果を管理栄養士のコメントと共に紹介した。2015年は、2014年と同様に、ダイエット中に不足しやすい野菜・果物・乳製品などを補う市販食品が多くランクイン。特徴としては、「食べると特定の効果を期待できる」という機能性に着目した商品や、ココナッツオイルのような「スーパーフード」、糖質量を気にする人向けの「糖質オフ」をうたった食品の登録数が伸びている。また、TOP10内に及ばないものの、「腸内環境改善」「低カロリー」「各症状緩和への期待」などから、機能性成分が豊富な「機能性ヨーグルト」を活用する方が多く見られた。以下に、管理栄養士のコメント(カッコ内)と共にベスト10を紹介。1位は、カルビー「フルーツグラノーラ」で、記録回数は22万252回。2014年に続いて1位を獲得した。「フルーツグラノーラは食物繊維や鉄などが多く含まれた栄養豊富な食品。"朝食を抜くと逆に太る"という考えが浸透し、朝食に手軽に食べられるフルーツグラノーラを選ぶという人が増えてきています」。2位は、カゴメ「野菜一日これ一本」で、記録回数は13万9,866回。「不足しやすい野菜を手軽に補える野菜ジュースは、ダイエッターにも大人気です。甘さ控えめで低カロリーなところが人気のようです」。3位は、キッコーマン飲料「調製豆乳」で、記録回数は13万3,512回。「特に女性から支持を得ている豆乳。牛乳よりも脂質が少なく、女性ホルモン同様の働きをするイソフラボンが含まれることから、美容目的で愛飲している方も多くみられます。また、鉄・ビタミンEといった女性に必要な栄養素も豊富です」。4位は、伊藤園「1日分の野菜」で、記録回数は12万3,947回。2014年同様、4位にランクインし、野菜ジュースとしては2位。「果物が入っている野菜ジュースが多い中、『野菜だけを30種類も使っている』という点が支持されている理由のようです」。5位は、DHC「マルチビタミン 30日分」で、記録回数は11万9,916回。「マルチビタミンは栄養素の不足が気になる人の手軽な解決策として多く選ばれています。マルチビタミン以外では、24位に『ヘム鉄』(DHC)、29位に『マルチミネラル』(DHC)がランクインしました」。6位は、雪印メグミルク「ナチュレ 恵 megumi 脂肪0(ゼロ)」で、記録回数は11万4,613回。2014年の8位から6位にランクアップ。「ヨーグルトは、朝食や間食に利用されるダイエット中の定番食品です。乳酸菌の働きにより、お通じの改善が期待できるところも人気のポイントです」。7位は、森永乳業「ビヒダスBB536 プレーンヨーグルト脂肪0」で、記録回数は10万4,371回。「カロリーを気にするダイエッターには、"脂肪ゼロ"が特にニーズがあるようです。脂肪ゼロのヨーグルトの場合、普通のものよりも約20kcal程カロリーを抑えることができます」。8位は、大塚製薬「ネイチャーメイド スーパーマルチビタミン&ミネラル」で、記録回数は6万6,628回。「5位に引き続き、マルチビタミンのサプリメントがランクイン。コンビニやドラックストアで手軽に手に入るビタミン剤に人気が集まっています」。9位は、明治「明治ブルガリアヨーグルトLB81 そのままおいしい脂肪0プレーン」で、記録回数は6万5,785回。「同商品は整腸作用が認められている特定保健用食品(トクホ)です。2015年はトクホ以外にも、機能性表示食品や健康をうたった機能性ヨーグルトの人気が高く、14位に特定保健用食品の『明治ブルガリアヨーグルトLB81 プレーン』(明治)、18位に機能性表示食品の『朝食 BifiXヨーグルト 脂肪ゼロ』(グリコ乳業)、33位に風邪、インフルエンザの罹患リスクの低下効果を期待できる機能性ヨーグルト『明治ヨーグルトR-1 ドリンクタイプ』(明治)が登場しています」。10位は、セブンプレミアム「サラダチキン(プレーン)」で、記録回数は6万4,677回。「2014年は17位だったサラダチキンが10位にランクアップ。ジョギングや筋トレをする男性に圧倒的な支持を得ていましたが、2015年もその傾向を引き継いでいます。料理でアレンジしやすいオーソドックスなプレーンが一番人気ですが、『サラダチキン(ハーブ)』も21位と上位にランクインしました」。
2015年12月22日IDC Japanは12月21日、国内インクジェットプリンタおよびMFP(インクジェットプリンタとコピーやスキャナを一体化した製品)市場に関する2015年第3四半期(7~9月期)の実績を発表した。これによると、インクジェット製品の総出荷台数は、前年同期比5.1%減の113万8000台。インクジェット製品に占めるインクジェットMFPの比率は87.7%で、前年同期比でほぼ変化がなかった。2015年第3四半期におけるインクジェット製品の総出荷台数の内訳は、インクジェットプリンタ(単機能製品)が前年同期比9.8%減の14万台、インクジェットMFPが前年同期比4.5%減の99万8000台。一方、前四半期比ではインクジェットMFPが22.2%増と、2四半期連続で出荷台数を伸ばす持ち直しの動きも見られた。また、インクジェットプリンタは前四半期比1.3%の減少となり、減少幅は2四半期連続で狭まっているが、これについてIDCでは、市場が長期的な縮小傾向にある中で、ベンダー各社が実施したキャッシュバックキャンペーンやタイムセールといった価格政策が一定の効果を上げた結果とみている。ベンダー別出荷台数シェアでは、第1位がキヤノン(47.9%)、第2位がエプソン(39.2%)、第3位がブラザー(9.0%)、第4位がHP(3.2%)。この4社の合計で国内インクジェット製品市場全体の99.3%を占める。前四半期比で見ると、キヤノンとエプソンの出荷台数の伸びが大きい一方、ブラザーはやや減少。HPは出荷台数規模では少ないが、流通在庫の滞留が解消したことにより、前四半期の約2倍の出荷台数を記録した。また、今期は上位2ベンダーのシェアにやや差が出たが、IDCはこれに関して、キヤノンが主力機であるA4サイズのMFPを中心に積極的な価格政策を進めて出荷台数を押し上げた一方、エプソンのスマートチャージビジネスの伸び悩みが響いたとみている。IDC Japanの菊池敦氏は「消費増税前の駆け込み需要からの反動減は、ようやく軽微なものに。しかし、インクジェット製品には長期的な市場縮小、特に第4四半期(10~12月)には年賀状需要の減少にどう対応するかという大きな課題がある。その中で、第3四半期には、主要ベンダーから施策転換の動きが見られた。この成否は今後のインクジェット製品市場を左右する可能性があり、動向に注目している」と述べている。
2015年12月22日fossBytesに2015年12月19日(米国時間)に掲載された記事「11 Most Popular Searched Technology Terms of 2015」が、2015年にGoogle検索で検索された技術ワードの数をベースにして、2015年におけるもっとも有名な技術ワードトップ11を掲載した。掲載されている技術ワードは次のとおり。Windows 10Agar.ioiOS 9XboxAndroid MTeslaOpen SourceVirtual Reality3D printingInternet of thingsInternet.org対象となる技術分野に関して説明されていないが、fossBytesに掲載されることが多い記事に関連した技術ワードに絞ったものと見られる。中でも注目されるのはAgar.ioが2位に入っている点。Agar.ioはWebブラウザから利用できるマルチプレーヤゲームで、マップ中のセルを操作して、なるべく多くのセルを捕食し、そして自らは捕食から逃げてスコアを増やしていくといった内容になっている。
2015年12月21日LiBが12月17日に発表した「働く女性から見た2015年の重大ニュース」によると、働く女性から見た2015年の重大ニュースのトップはパリ中心部連続テロ事件であり、女性が働くことについてはどのような年だったかとの質問には「保育園不足やマタハラなど、働き続けることがこれまでより難しくなった年」が2年連続で最多だった。同調査は、キャリア女性向け転職サイトを運営する同社が、同社サービスの会員であるキャリア女性3万5,203人を対象に「働く女性から見た2015年のニュース」というテーマで、12月7日から11日にかけて実施したもの。有効回答数は117人。2015年のニュースの中で最も重大だと思ったニュースを尋ねると、パリ中心部連続テロ事件が34%で最多だった。以下、マイナンバー法施行、日本人拘束殺害事件と続く。「2015年を漢字1文字で表すと何か」との問いには、「乱」や「変」「動」といの回答が多かった。これらの漢字を挙げた回答者の多くが最も重大だと思うニュースにパリ中心部連続テロ事件を挙げており、乱や変という漢字はテロのイメージから来ている可能性があると同社は見ている。2015年は女性が働くことについて、どのような年だったと思うかを尋ねたところ、「保育園不足やマタハラなど、働き続けることがこれまでより難しくなった年」が33%であり、2年連続で最多だったという。2番目に多かったのは「企業が女性が働くことの価値をより認めはじめた年」であり、「働き続けることがこれまでより難しくなった年」との回答が2014年の39.9%から減少していることと合わせて、働く女性の環境は少しずつ良くなっているとも考えられるとしている。2015年にやろうと思っていて出来なかったことでは、資格取得が32.5%と最多だった。以下、転職(31.6%)、ダイエット(26.5%)と続く。
2015年12月19日リクルートテクノロジーズは12月17日、ITエンジニア530名を対象に実施した「2015年にもっとも注目したITワード」など、ITに関するアンケートの調査結果を発表した。アンケートは、インターネットリサーチによる、全国の20~40代のITエンジニアを対象に、12月4日~6日の期間で実施されたもの。調査結果によると、「2015年にもっとも注目したITワード」は、1位が「マイナンバー」、2位が「ドローン」、3位が「Windows10」となった。2015年に新しく登場、または浸透し、ニュースでも取り上げられることの多かったITワードが上位を占めている。一方、10位「サイバー攻撃」、14位「情報漏洩」、21位「セキュリティ」、22位「標的型攻撃」、23位「アノニマス」など、情報セキュリティに関連するワードも多数ランクイン。続いて、「2016年に世間で流行すると思うITワード」については、1位「マイナンバー」および「自動運転」、3位「ドローン」、4位「iPhone 7」、5位「AI(人工知能)」という結果となった。「マイナンバー」、「ドローン」が2015年に引き続き高い注目を集める一方、1位「自動運転」、5位「AI(人工知能)」、21位「ディープラーニング」、22位「機械学習」など、これまでヒトが担ってきた領域の一部を代替し得る技術が数多くランクインしており、同社では、多くのITエンジニアが、テクノロジーによる産業の変化に期待していることがうかがえるとしている。
2015年12月19日IDC Japanは12月18日、2015年の国内IT市場予測、および2015年~2019年における国内ITの産業分野別市場規模予測について発表した。2015年は金融機関などの大型案件とPC更新需要でIT支出を伸ばした2014年の反動を受け、全体で14兆7,837億円と前年比0.1%の成長に落ち着く予測となるが、産業分野別では、通信/メディアおよび消費者を除いたすべての分野でプラス成長を見込んでいる。特に銀行、製造業、小売業、運輸業、サービス業が堅調なIT支出を維持することが見込まれ、国内IT市場の2016年の前年比成長率を2.7%、2017年を2.0%と予測。産業分野別では、金融セクターにおける大手都市銀行や、ゆうちょ銀行での大型案件、地方銀行の再編によるシステム統合などの案件、大手金融機関を中心にFinTechやコグニティブなどITによるビジネス/サービス革新を進める動きが国内IT投資をけん引するとしている。また、製造業では基幹システムの刷新を終えた企業がグローバルサプライチェーンの最適化や、生産ラインの自動化、設計/開発領域でのデジタル化、標準化を見据えた環境整備へ進む動きが見られるという。小売業ではチャネル推進が加速し、それを実現するプラットフォーム構築やデジタルマーケティング領域での投資が後押しするとみている。さらに、ユーザー企業調査結果からは第3のプラットフォーム、IoTといったイノベーションアクセラレーターの取り組みが経営層からIT部門に出される指示に含まれていたという。一方、IT部門の課題にはビッグデータなど「新たなIT戦略を検討する人材の不足」や「ITを活用する事業に関する知識不足」が上位に挙がり、IT部門に経営層から課せられたミッションと、それを実行するためのIT部門の体制にギャップがあることが判明。IDC Japan ITスペンディングマーケットアナリストの岩本 直子氏は「ITベンダーはIT部門の役割が変化していく中、IT部門の課題解決の支援を踏まえた提案をし、IT部門のミッション達成に向けて伴走する役割を担うべきである」と分析している。
2015年12月18日IDC Japanは12月17日、2015年第3四半期(7~9月)の世界HCP(Hardcopy Peripheral:ハードコピーペリフェラル[プリンタ/複合機/コピー機など])市場における出荷実績を発表した。発表によると、同四半期の市場は総出荷台数が前年同期比6.3%減の2580万台、出荷額が同5.7%減の138億ドルとなったが、ビジネス向けインクジェット製品は好調を維持し、出荷台数は前年同期比16.3%増の220万台だった。2015年第3四半期の世界HCP市場において注目すべき動向として、ベーシック&マネージドプリントサービス用機器が、成長を続け出荷台数が38万台に達したことがあげられた。そのほかには、米国市場が堅調な成長を維持し、総出荷台数が560万台に迫る結果に。また、45ppm(ppm:page per minute - 1分当たりのプリントページ数)以上のハイエンドカラーレーザー機器は、前年同期比15.3%増の二桁成長を達成。京セラドキュメントソリューションズはほかの上位10ベンダーをしのぐ、前年同期比6.1%増の成長を見せ、41万5000台を出荷している。ちなみに、シェア状況は上から順に、HPが38.7%、Canonが20.5%、Epsonが15.8%、Brotherが7.3%、Samsungが4.0%となっている。
2015年12月17日LINE MUSICは12月17日、同社が運営する音楽配信サービス「LINE MUSIC」の利用動向をまとめた「LINE MUSIC Archives 2015」を発表した。LINE MUSICにおける全楽曲の総再生回数は13億回を突破。このたび発表されたLINE MUSIC Archives 2015(サービス開始の2015年6月11日から11月30日までを集計)によれば、LINE MUSICで最もシェアされたのは西野カナの「好き」、最も再生されたのは三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「Summer Madness feat.Afrojack」。全楽曲の総再生回数は13億回を突破し、総再生時間は202,318,489,799秒=6,415年分に及ぶ。総プレイリスト数は9,985,996件で、プレイリストを作成した人は2,784,883人。最も多くのプレイリストを作成したユーザーのプレイリスト数は602件だ。LINE MUSICは、2015年6月より開始した定額制のオンデマンド型音楽配信サービス。コミュニケーションアプリ「LINE」と連携可能で、楽曲やプレイリストを共有できるのが特徴だ。
2015年12月17日凸版印刷が12月16日に発表した「Shufoo! 主婦の意識調査『2015年の振り返りと2016年の動向』」によると、2015年に主婦が最も関心を持ったニュースは「マイナンバー通知」であり、2位以下を大きく引き離した。家計については食品や日用品の値上げで7割が負担を感じ、2016年には75%が今年より熱心に節約したいと回答した。同調査は、同社が運営する電子チラシ・サービスである「Shufoo!」が11月17日・18日の両日に、全国の20歳から59歳までの既婚女性を対象にインターネットを通じて行ったもの。有効回答者数は824人。2015年に気になったニュースを3つ尋ねると、「マイナンバー通知」が41.9%で最も多く、以下「ラグビー日本代表の歴史的勝利」(27.3%)、「世界各国で起こるテロ」(26.5%)、「相次ぐ食品や日用品の値上げ」(24.2%)、「マンション傾斜」(22.8%)と続く。主婦の生活に関わるニュースを中心に、メディアで大きく扱われたニュースに対する関心が高い傾向にあるという。2015年の家計については、2015年は年明けから食品関連の価格改定が相次いだこともあり、7割強の主婦が「食品や日用品の値上げの影響で家計に負担を感じた」と回答している。2015年の家計と例年との比較では、4割強が「例年と比べて家計に余裕がなかった」と回答しており、2015年は主婦にとって苦しい年だったと同社は推測する。2015年に家計で抑えた費用を複数回答で尋ねると、外食費が41.7%と最多であり、以下、食費(36.7%)、被服費(33.3%)が続く。食費の節約方法では「まとめ買い」と「ポイントカードの活用」が53.6%で並び、次いで「チラシや電子チラシによる特売品の購入」(47.7%)が挙がった。2016年に向けた意気込みを尋ねたところ、「家事を今年より熱心に取り組みたい」との回答が61.1%、「今年より熱心に節約に取組みたい」との回答が75.0%に上った。家計を切り盛りする主婦たちの来年に向けた強い意気込みが伝わってくる結果になったと、同社は分析する。
2015年12月17日2015年12月16日から18日、マイクロエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2015」が東京ビッグサイトにて開催されている。今年の出展企業数は732(共同出展社を含む)で前年から7社増となっているが、なかでもフジキンのブースは必見だ。ブース中央では、大阪大学大学院 工学研究科 知能・機能創成工学専攻 浅田稔 教授が中心となって開発が進められている「レオナルド・ダ・ヴィンチ アンドロイド」のデモンストレーションが行われており、多くの来場者で賑わっている。同アンドロイドは「テクノロジーが高度に発展し、ひとつの分野を深めるだけでなく、多様な分野の価値観を共有する必要がある現代において、科学・技術・芸術を統合し具体化したレオナルド・ダ・ヴィンチの精神が必要である」という考えのもと制作されたもの。くるくると変化する表情や細かいシワの動きなどは空気圧を利用して調整されており、とてもなめらかだ。アンドロイドの動きや喋りは遠隔地から操作しているというが、まるでダ・ヴィンチが生き返ったかのように、とてもリアリティのあるアンドロイドとなっている。これをきっかけに、子どもや若い世代にものづくりへの興味を持ってもらえるよう、教材としての活用も想定しているという。同社は、フジキンの制御技術などをロボット技術と融合することで、新しい未来を創造していきたいとしている。
2015年12月17日2015年12月16日から18日、マイクロエレクトロニクス製造サプライチェーンの国際展示会「SEMICON Japan 2015」が東京ビッグサイトにて開催されている。今年の出展企業数は732(共同出展社を含む)で、前年から7社増となっている。本稿では、会場内でひときわ注目を集めていた「ミニマルファブ技術研究組合」ブースの様子をレポートする。SEMICON Japanへの出展は今年で6回目だという同組合は、産業技術総合研究所が設立し、平成24年度経済産業省関連予算「革新的製造プロセス技術開発(ミニマルファブ)」の採択を受けて2012年度から2014年度までの3年間、国家プロジェクトとして研究開発を実施してきた。平成27年度からは自主的に研究開発体制を維持しながら運営しており、ハーフインチウェハを製造基板単位とした新たな半導体製造生産システムの実現を目指している。ミニマルファブの特徴は、一般的な半導体ウェハに比べて圧倒的に小さいハーフインチウェハを用いて、半導体を1個ずつ生産できるという点。電源は各装置ともにAC100Vを用いており、各装置の内部を局所的にクリーン化しているため、クリーンルームが不要となる。装置は共通のプラットフォームを用いており、ライン構成やレイアウト変更を簡単に行うことが可能で、多品種少量および変種変量生産を効率化できる。ブースの説明員によると、ロットあたり1万個以下で製造したい顧客を想定しているという。2年前にPMOSトランジスタ、昨年はCMOSトランジスタを会場で試作していた同組合だが、今回は3日間の会期中でリングオシレータの製造を実現するというデモンストレーションを行っている。
2015年12月16日国際半導体製造装置材料協会(SEMI)は12月15日、2015年末の半導体製造装置市場予測を発表した。それによると、2015年の半導体製造装置(新品)販売額は、前年比0.6%減となる373億ドルという予測となった。また、2016年は若干のプラス成長で1.4%増となる見込みだという。具体的には、半導体製造装置の中で、金額では最大のセグメントとなるウェハプロセス処理装置市場は、2015年は0.7%増の295億ドルに成長すると予測されたほか、ファブ設備、マスク/レチクル、ウェハ製造装置を含む「その他の前工程装置」は、20.6%増が見込まれるとしている。ただし、組み立ておよびパッケージング装置市場は16.4%減の26億ドル、テスト装置は7.4%減の33億ドルと、後工程関連はマイナス成長になるとの見方がなされている。一方、地域別で見た場合、台湾、韓国、北米の3地域が最大市場となるものの、日本における投資額も北米市場とほぼ肩を並べるまでに拡大するという予測となっている。また、欧州市場については、2015年に前年比13%減となるも、2016年はGLOBALFOUNDRIES、Infineon、Intel、STMicroelectronicsがファブの装置支出を増加させることが予測されることから、2016年には前年比63.1%増の34億ドルへと成長することが見込まれるとしている。なお、2016年の日本、韓国、台湾の装置市場は、いずれも縮小することが予測されている。
2015年12月16日ヴォーカーズは12月15日、企業の有給休暇消化率をまとめた「2015年しっかり休めた会社・ガッツリ働いた会社ランキング」を発表した。同ランキングは、就職・転職のための企業リサーチサイト「Vorkers」に寄せられた現職」社員クチコミの有給休暇消化率をもとにまとめたもの。有給休暇消化率が高かった「しっかり休めた会社」には、1位に本田技研工業(ホンダ)の研究開発を担う本田技術研究所、ホンダは7位にランクイン、そのほか、自動車部品などを扱うボッシュ(5位)、トヨタ自動車(13位)、ダイハツ工業(19位)、トヨタグループであるアイシン精機(16位)、アイシン・エィ・ダブリュ(23位)、日産自動車(25位)と自動車関連メーカーがトップ30に8社ランクインした。NTTグループはNTT東日本(2位)、NTTコムウェア(3位)、NTTドコモ(6位)、NTT西日本(8位)、ドコモCS(9位)、NTTコミュニケーションズ(14位)、NTTデータ(17位)と、トップ30内に7社ランクインする結果となり、ランクインした上位企業は9割を超える有休消化率だったという。同社は、トップ30にランクインした企業のクチコミから共通して「労働組合の強さ」が見えてきたと分析している。社員の有休消化状況を組合が管理し、管理職も含めた現場への有休取得喚起を徹底することで、有休を取りやすい環境を作っていることがうかがえるという。一方、有休消化率が低かった「ガッツリ働いた会社」は、1位が小売のレッドバロン、2位が積水ハウス(不動産関連・住宅)、3位が日本通運(運輸)となっており、小売業、住宅販売業、広告代理店が多く見られる結果となった。小売業は土日が出勤であることが多く、「連休が取りづらい」「人員不足で休めない」といったクチコミが多く見られ、住宅販売業も土日が営業の要であり、担当顧客の対応などで休日も携帯電話を手放せないといった休みづらい状況があるようだという。また、広告代理店はクライアントに合わせたスケジュールとなることが多く、イベントや撮影などで土日返上になるなど「有休を取る暇がない」といった多忙な状況が有休消化率の低さにつながっていることが垣間見られたとしている。ガッツリ働いた会社30社の平均有休消化率は20.9%となった。
2015年12月16日公益財団法人 日本漢字能力検定協会は12月15日、2015年の「今年の漢字」が「安」に決まったことを発表した。京都府・清水寺で森清範(せいはん)貫主(かんす)の揮毫(きごう)が行われた。同協会は11月1日から12月8日までの期間中、2015年の世相を表す漢字の一字を全国から募集。集まった12万9,647票の中から「安」が最も多い5,632票(4.34%)を集めて「今年の漢字」に選ばれた。○「安」が表す2015年とは応募者が「税」を選んだ理由は、「『安』全保障関連法案の審議で、与野党が対立。採決に国民の関心が高まった」「世界で頻発するテロ事件や異常気象など、人々を不『安』にさせた」「建築偽装問題やメーカーの不正が発覚し、暮らしの『安』全が揺らいだ」ことなど。お笑いタレント・とにかく明るい安村さんの「『安』心してください、はいてますよ」のフレーズが人気を博したことも挙げられた。次いで多かったのは2位「爆」(4,929票)、以下3位「戦」(4,556票)、4位「結」(3,606票)、5位「五」(3,339票)、6位「賞」(2,083票)、7位「偽」(1,893票)、8位「争」(1,875票)、9位「変」(1,819票)、10位「勝」(1,735票)、11位「命」(1,716票)、12位「和」(1,638票)、13位「平」(1,467票)、14位「闘」(1,383票)、15位「乱」(1,320票)、16位「新」(1,292票)、17位「幸」(1,152票)、18位「笑」(1,122票)、19位「法」(1,096票)、20位「楽」(1,073票)だった。揮毫により発表された漢字は、12月31日まで清水寺「本堂」で一般公開される。○2014年は「税」ちなみにこの「今年の漢字」、昨年2014年は「税」が選ばれていた。選定理由は、「消費税率が17年ぶりに引き上げられ『税』について考えさせられた年。日常生活に欠かせない消費財の買いだめや高額商品の駆け込み消費が増加。公共料金も実質値上がりし、国民生活に大きく影響を与えた年」となっている。さらにさかのぼると、1995年「震」、1996年「食」、1997年「倒」、1998年「毒」、1999年「末」、2000年「金」、2001年「戦」、2002年「帰」、2003年「虎」、2004年「災」、2005年「愛」、2006年「命」、2007年「偽」、2008年「変」、2009年「新」、2010年「暑」、2011年「絆」、2012年「金」、2013年「輪」と選ばれてきた。一年間を振り返り、その年を表す漢字を考え、漢字の持つ奥深い意義を再認識してもらうことを目的に1995年から毎年開催されており、今年で21回目。
2015年12月15日IDC Japanは12月14日、2015年上半期の実績に基づいた国内における外付型エンタープライズストレージシステム市場の2019年までの予測を発表した。これによると、国内の外付型エンタープライズストレージシステム売上額は2014年が前年比2.6%減の1878億300万円となり、2015年は同6.0%増の1989億7800万円を見込んでいる。また、国内の外付型エンタープライズストレージシステム売上額の2014年~2019年の年間平均成長率(CAGR:Compound Annual Growth Rate)は1.7%を予測している。2015年のエンタープライズストレージシステムの売上額が前年比で高い伸びになるのは、上半期(1月~6月)を主体にメインフレーム向けの大型更新案件が金融、官公庁を主体に集中したことや、オープンシステム向けが仮想化環境(サーバー仮想化、デスクトップ仮想化)やクラウド環境(パブリッククラウド向けとプライベートクラウド向け)で高成長を継続しているためだという。2015年の外付型エンタープライズストレージシステム売上額のクラス別構成比は、ハイエンド(システム価格3000万円以上)が29.2%、ミッドレンジ(同500万~3000万円未満)が37.1%、ローエンド(同500万円未満)が33.7%と予測。また、2015年のクラス別の前年比成長率はハイエンドが5.6%増、ミッドレンジが9.0%増、ローエンドが3.1%増となる。長期的な減少傾向を続けてきたハイエンドが前年比5.6%増という比較的高い成長率が見込まれるのは、メインフレーム向けの大型更新案件が寄与している一方、ミッドレンジは最も高い成長率となるが、これはミッドレンジの高信頼性と高機能およびコストパフォーマンスの高さが評価されて仮想化やクラウド環境への導入が進んでいるためだという。さらに、ミッドレンジではオールフラッシュアレイやハイブリッドフラッシュアレイなどフラッシュストレージの比率が上昇しており、これもミッドレンジ市場の伸びを支えている。同社では国内外付型エンタープライズストレージシステム売上額の2014年~2019年のCAGRを1.7%と予測しており、2019年の国内の外付型エンタープライズストレージシステム売上額は2047億1000万円に達すると見通しだという。加えて、クラス別のCAGRはハイエンドがマイナス3.0%、ミッドレンジが4.0%、ローエンドが2.9%と予測している。同社のエンタープライズインフラストラクチャ/IPDS/PCsグループディレクターの森山正秋氏は「国内エンタープライズストレージシステム市場の今後の5年間で、ストレージサプライヤーに求められることは、ITインフラストラクチャ市場のトランスフォーメーションの大きな流れの中で自社の戦略や製品/ソリューションの価値をチャネルパートナーやクライアントに対して明確に提示し、その選定対象であり続けることである」と分析している。
2015年12月14日米アドビ システムズは、2015年度第4四半期(2015年8月29日~2015年11月27日)および通年(2014年11月29日~2015年11月27日の決算を発表した。第4四半期の業績に関して、同社の収益は過去最高の13億1,000万ドル、前年同期比22%増を達成。デジタルメディア分野の年間の経常収益は29億9,000万ドルに拡大し、3億5,000万ドルの増加。クリエイティブ分野の経常収益は、企業での普及が進み、Adobe Creative Cloudの有料サブスクリプション件数が個人版・グループ版合わせて83万3,000件の純増したことで3億1,000万ドル増加し、26億ドルに拡大した。Adobe Marketing Cloudの収益は、契約数の堅調な伸びと、予想を上回るSaaS型ソリューションの普及により、3億5,200万ドルを達成。前年同期比では、GAAPベース営業利益率が133%増、GAAPベース純利益が153%増。Non-GAAPベース営業利益率は58%増、Non-GAAPベース純利益率は59%増となった。その他の業績ハイライトとして、GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、0.44ドル。Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、0.62ドル。営業キャッシュフローは4億5,500万ドル、繰延収益は過去最高の14億9,000万ドルに拡大。当四半期中に約140万株を買い戻し、約1億2,200万ドルの現金を株主に還元するという。2015年度の業績に関しては、通年の収益は過去最高の48億ドル、前年比16%増となった。デジタルメディア分野の経常収益は、前年比11億2,000万ドル増加し、29億9,000万ドルに拡大。Creative Cloudの有料サブスクリプション件数は、個人版・グループ版合わせ271万件以上増加し、617万件に拡大した。Adobe Marketing Cloudの収益は、通年で過去最高の13億6,000万ドルを達成。年間契約件数約30%増も達成した。その他の業績ハイライトとして、通年のGAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、1.24ドル。Non-GAAPベース希薄化後1株当たり利益(EPS)は、2.08ドル。営業キャッシュフローは14億7,000万ドル。当年度中に810万株を買い戻し、約6億2,700万ドルの現金を株主に還元するという。同社のエグゼクティブバイスプレジデント兼CFOであるマーク ギャレット氏は、「2015年度を通じて実現したすばらしい業績により、重要な財務指標すべてで大きな伸びを記録できました。2018年度までの年平均成長率20%など、アドビの長期的な財務目標は、クラウドへの移行がまだ始まったばかりであることを意味しています」とコメントしている。
2015年12月14日GODMake.では、2015年11月4日~2015年12月8日までの期間、2015年のメイクに関するアンケートを実施しました。回答者は、GODMake.ユーザーの女性913名です。Q1.2015年のメイクで流行ったと思うのは?Q2.Q1. で「その他」を選んだ方は内容を教えて・おフェロメイク・ドファサルメイク・太眉メイク人気アイドルも取り入れていて話題の二日酔いメイクがNo.1!次いで濡れツヤメイク、イガリメイクがランクイン!2015年はちょっぴり湿気を帯びて見えるような、色っぽいメイクが流行した年と言えそうです。Q3.2015年、自分の中で最もヒットしたと思うコスメを教えて1位 visee/リップ&チーク2位 REVLON/クレヨンリップ3位 CANMAKE/クリームチーク4位 SUGAO/スフレ感リップ&チーク5位 マキアージュ/ドラマティックルージュQ4.その理由を教えて!visee/リップ&チーク・滑らかさとフィット感が最高です!・華やかな印象になるので。・見た目がかわいくて、発色も良かったです。・華やかな仕上がりで立体感とツヤ感が最高です。・すっごくいい香りで、塗ると気分が上がるから。REVLON/クレヨンリップ・いろんな色があり発色がいい・発色が良く、とても使いやすい!・カバー力がすごい。・リップにもチークにも使えて優秀だから・血色メイクで自然な感じ!CANMAKE/クリームチーク・ツヤ感・使い心地がよかった・自分自身も何色か購入したし、周りも購入している子が多かったので。・見た目も可愛いし濃さも調節しやすくてお気に入り!SUGAO/スフレ感リップ&チーク・コスパが良く、しっとりするのにベタつかずお肌の調子が良くなった。・口がしっとりした・艶感が良かったです。・SUGAOのスフレチークはぽわっと付いてくれて失敗することがないので大好きで大ヒットです!マキアージュ/ドラマティックルージュ・発色がよく可愛いメイクができるから・簡単につけることができて、華やかになる・発色がよく自分の肌に合っている!・これまでにない塗り心地、質感の口紅だったからGODMake.モデルの使用率も高い!viseeのリップ&チークにやはり話題集中!その他を見ても、1つで何通りもの使い方が可能なコスメが今年はたくさん登場したのがわかりますね。驚くことに、全てがドラッグストアで購入可能!!更にパワーアップをしたコスパ・使用感共に満足のいくプチプラコスメの登場に、2016年も期待が持てます。Q5.2015年、あなたのメイクへ一番影響を与えたのは?1位 GODMake.(58%)2位 雑誌・本(51%)3位 インスタグラム、ブログなどのSNS(43%)4位 youtubeなど他のメイク動画(36%)5位 知人・友人のアドバイス(15%)6位 化粧品カウンター(14%)7位 美容室(3%)8位 メイクアップサロン(2%)9位 その他(4%)Q6 Q5. で「その他」を選んだ方は内容を教えて・@cosme・TV・ドラマ (月9:石原さとみ、木10:篠原涼子)60%近い皆さんに支持頂いたGODMake.が1位という嬉しい結果になりました。そして2位に紙媒体、3位はSNSがランクイン。自分の気になるところを何度も繰り返し確認できるメディアは、とっても便利ですよね。特に動画は細かいメイク工程や仕上がりまで分かるので、自分の確認したい内容にあわせて、便利な使い方をしてくださいね。Q7.今年、メイクを変えたポイントを教えて?1位 アイメイク(33%)アイメイクを薄く、ナチュラルにしたつけまつげ卒業マスカラやアイラインをブラックからブラウンに変えたアイラインをやめたカラーアイライナーに挑戦した2位 チーク(14%)チークの位置を高くしたチークを斜めにいれていたのを頬の真ん中に入れるようにしたチークを濃くしたチークを目の下に入れてイガリメイクしてみた!ピンク系ではなく赤っぽいものをつかう3位 アイブロウ(14%)眉毛を太くしたふんわり眉にした眉を伸ばしてナチュラル眉にした平行眉を意識して描くようにした4位 ベースメイク(9%)ツヤ肌意識!マット肌からツヤ肌にした素肌っぽく透明感のある仕上がりを重視ファンデを薄めにする5位 リップ(6%)赤のリップに挑戦してみた濃いめのリップに変えた!リップを明るめにしたリップメイクに重点を置くようになりました6位 その他(16%)ナチュラルメイクにした引き算メイクカラーを取り入れた二日酔いメイクにしてみたイガリメイクを取り入れましたやぱり1位は、印象を大きく左右するアイメイク。ナチュラル化はもちろんですが、カラーメイクを楽しむ方が増加したのが今年1番の変化では!?チーク、アイブロウ、ベース、リップは、入れ方や形、使用色にトレンドを積極的に取り入れてみた方も多いことでしょう。ぜひ、2016年もメイクを楽しみながら、新しい自分を発見してくださいね!!詳しいアンケート結果を発表中!こちらをご覧ください。
2015年12月14日Fablicはこのほど、「2015年ファッショントレンド」に関する調査結果を運営する「FRIL lab」で発表した。調査は3月1日~12月10日、同社が運営するフリマアプリ「フリル」内で検索されたワード、および、同ユーザー1,021名を対象に行われたアンケート結果を元に集計された。○今年流行のファッションキーワード1位は「セットアップ」調査ではまず、同社が運営するフリマアプリ「フリル」内で検索されたワードの中から、ファッショントレンドに関連した単語を抽出し、カテゴリごとに分類したうえでランキングを作成した。その結果、「2015年流行したファッションキーワードランキング」1位に輝いたのは「セットアップ」だった。「今年、フリルやお店でセットアップアイテムを買った人は、そのアイテムの感想を教えてください」というアンケートを行ったところ、「グレーのニットのセットアップを購入しました。単体でも使えるアイテムなのでとても優秀で、コーデの幅が広がります」、「セットアップされているとセンスがいいので、服選びに時間がかからなくて良い」など、着回し力の高さを評価する声のほか、形状がワンピースに近く、フォーマルにも見えるため、さまざまなTPOに対応できるという意見も多く見受けられた。2位となったのは「ドレス」。ハロウィンやフェス、パーティーなど、イベントごとが盛んだった2015年は、「ドレス」や「ミニドレス」「パーティードレス」などの単語が検索ランキング上位に。「夏のフェスで花冠を付けて3つ子ちゃんになりました♡♡」「遊園地へ全身キャラクターコーデで行きました。友達も一緒だったのでとても目立ちました」といったコメントが寄せられ、友達とおそろいでパーティーファッションを着ることに楽しみを感じている様子がうかがえた。続く3位には、子供向けのおもちゃだけでなく、ウエアやランジェリーなどのアパレル領域においても人気を集めた「セーラームーン」がランクイン。4位の「ヴィンテージ」では、誰ともかぶらない一点ものを求める若者の消費行動が見受けられる結果に。また、人物名で唯一ランクインとなった女優の「石原さとみ(7位)」に関しては、「今年、ドラマで女優が着用しているアイテムが欲しくなることはありましたか? あった場合はそのドラマと女優の名前、アイテムを教えてください」と質問したところ、「石原さとみさん、『マイストラーダ』のチェスターコート。『月9』で着たものはよく見えます」「『月9』の石原さとみさんの『snidel』のワンピを定価以上で購入しました! それくらいフリルの中でも戦いになりました!」といった回答が寄せられ、憧れの女優がドラマで着用したアイテムに対する人気の高さがうかがえた。○ボトムスは「ガウチョ」、トップスは「ニット」「2015年流行したファッションアイテム編 ボトムス部門」では、裾が広がった七分丈のパンツ「ガウチョ」が1位に選ばれた。ユーザーのコメントからは、素材やデザインが豊富であり、季節に応じて買うものを選べるうえ、普段着にも仕事着にも着られることなどが人気の理由であることが読み取れた。また、部門全体の特徴としては、今年の人気のボトムスは「ハイウエスト(2位)」や「タイトスカート(4位)」のように、シルエットで検索されやすいことが挙げられた。一方、「トップス部門」では、1位「ニット」、2位「パーカー」と、ベーシックなカジュアルアイテムが上位にランクイン。また、「オフショル」(= オフショルダーの略。肩口が広く開いている)や「ビスチェ」(= 肩ひもが付いているチューブトップ状のアイテム)など、春から夏にかけて流行したアイテムの人気も高く、全体として、高級感やフォーマル感のあるアイテムよりも、ゆるさや「抜け感」があるアイテムが人気と言える結果となった。○色は白、素材は花柄、小物やアウターのトレンドは?調査ではほかにも、さまざまなカテゴリでランキングを作成。「小物部門」では、「厚底」やシューズブランド「ニューバランス」など、靴に関する単語が上位に並んだ。また、飾り房を意味する「フリンジ」が3位、「PRADA」のトートバッグ「カナパ」が4位、輪っか状になったマフラーのことを指す「スヌード」が5位にランクインとなった。「素材部門」では、「レース」や「オーガンジー」、「チュール」など、柔らかく透けて見える生地が上位を占めた。1位の「花柄」も、透け素材との相性がいいことが選ばれた要因の一つと考えられる結果に。また、「カラー部門」では「白/ホワイト」が1位に。3位以降は「グレー」「カーキ」「キャメル」など、暗めの淡い色がランクイン。また、「あなたのなかでヒットしたファッション」に対する回答のなかにも、「ワントーンコーデ」「オールホワイトコーデ」などの意見が見られ、同系色のアイテムを組み合わせるコーディネートが流行したことがわかる結果となった。最後に「アウター部門」を集計した結果、「Aライン」など従来の定番アイテムではなく、「チェスターコート」や「ロングカーディガン/コーディガン」など、新しい定番といえるアイテムが上位に並んだ。
2015年12月14日アカマイ・テクノロジーズ(アカマイ)は12月9日、2015年第3四半期の「インターネットの現状」セキュリティレポートを発表した。レポートではDDoS攻撃が増加したことに言及。2015年第3四半期にアカマイが対処したDDoS攻撃は1510件で、昨年同期比で180%増、前四半期比で23%増と増加傾向にあることがわかった。DDoS攻撃請負業者(DDoS-for-hire)のサイトによるリフレクションに基づくDDoS手法は、感染に基づくボットネットによるものに比較し、平均して攻撃が小型化した。Webアプリケーション攻撃の大半(55%)は小売業界が標的となっており、最も多数のDDoS攻撃を受けたのはオンラインゲーム業界、大規模なDDoS攻撃が多かったのはメディアおよびエンターテイメント業界だった。攻撃の数自体はかなり増えたが、これまでより攻撃は短期間で、平均ピーク帯域幅およびボリュームも低下した。大規模攻撃(100Gbpsを超えるもの)は、2015年第2四半期の12件、2014年第3四半期の17件であったが、今四半期は8件に減少している。例えば、第3四半期で帯域幅が最大だったDDoS攻撃(XOR DDoSボットネットを利用)の測定値は149Gbpsで、前四半期のピーク250GbpsのDDoS攻撃より低い値となった。8件のメガ攻撃の中では、メディアおよびエンターテイメント業界を標的とした攻撃が最も多く、3件となった。攻撃帯域幅が低下した一方で、第3四半期は攻撃規模を表す別の指標では、これまでより大規模であることを示した。メディアおよびエンターテイメント業界の企業が、222Mpps(100万パケット/秒)のDDoS攻撃を受け、記録的な攻撃であった第2四半期の214Mppsよりさらに大きいものとなった。アカマイが第3四半期に観測したすべてのDDoS攻撃の平均ピークボリュームである1.57Mppsと比較すると、この攻撃がいかに大きいかが分かる。この攻撃規模は、インターネットサービスプロバイダ(IPS)が使用するようなTier 1ルータを動作不能にできるほどのもの。オンラインゲーム業界は2015年第3四半期に特に激しいDDoS攻撃の標的となり、記録されたDDoS攻撃の50%を受けていることになる。ゲームに続くのがソフトウェアおよびテクノロジー業界で、全攻撃の25%となった。アカマイでは、オンラインゲーム業界は、1年以上に渡って最大の標的となり続けていることを危惧している。また、リフレクションに基づくDDoS攻撃は、感染に基づくDDoS攻撃より一般化していることが明らかになった。以前のようにDDoSボットネットの構築と維持に時間と労力を費やす代わりに、外に晒されているネットワーク機器や非セキュアなサービスプロトコルを利用するDDoS攻撃者が増えた。リフレクションDDoS攻撃は、2014年第3四半期には全DDoSトラフィックのわずか5.9%でしたが、2015年第3四半期にはこれらの攻撃ベクトルがDDoSトラフィックの33.19%を占めた。DDoS攻撃以外のトピックとして、Webアプリケーションへの攻撃を挙げている。Shellshockの脆弱性を狙い、HTTPSを利用したWebアプリケーション攻撃が以前と比べて減少傾向にあった。HTTPとHTTPSで送信されるWebプリケーション攻撃の割合が、より標準的なレベル(88%がHTTP経由、12%がHTTPS経由)に戻ったことになる。TLS対応トラフィックを標準セキュリティ層として採用するサイトが増えているため、HTTPSでのWebアプリケーション攻撃の使用は増加すると推測している。ローカルファイル・インクルージョン(LFI)攻撃とSQLインジェクション(SQLi)攻撃は、これでと同様に多かった。特に小売業への攻撃が目立ち、全攻撃のうちの55%を占めた。金融サービス業が2位で全攻撃のうち15%となった。WordPressプラグイン攻撃も増加した。一般的なプラグインだけでなく、あまり有名ではない脆弱性のあるプラグインも狙われた。地域別でみると、米国がWebアプリケーション攻撃の主な発信源となり、攻撃元トラフィックの59%を占めるとともに、攻撃の75%の標的になった。攻撃に使用された自律システム(AS)番号の上位3件は、米国の有名なクラウドプロバイダが所有する仮想プライベートシステム(VPS)に関連するものであった。クラウドベースの仮想サーバの多くは十分なセキュリティを備えておらず、侵入され、ボットネットやその他の攻撃プラットフォームで使用される危険性がある。
2015年12月10日電子書店・パピレスは10日、同社が運営する電子貸本サービス「Renta!」の2015年ジャンル別電子書籍売り上げランキングを発表した。少女漫画ではイラストを中心としたSNS・pixivのオリジナルコミックブックマーク数歴代1位の大人気作品を書籍化した『ヲタクに恋は難しい』。少年漫画では、男女ともに人気の『魔法使いの嫁』がそれぞれ1位を獲得した。少女漫画ジャンルの1位は、隠れ腐女子OLとヲタクの不器用な恋愛を描いた『ヲタクに恋は難しい』。pixiv内のオリジナルコミックブックマーク数歴代1位という実績に加え、次にくるマンガ大賞2014の「本にして欲しいWebマンガ部門」で1位という実力が反映された。2位は、体液を猛毒化させ、敵国に寵姫として送られる姫のストーリー『毒姫』が入った。少年漫画ジャンルの1位は、少女チセと魔法使いエリアスの2人を中心に描いたファンタジー『魔法使いの嫁』。「全国書店員が選んだおすすめコミック2015」1位の人気作品だ。2位には、古書店主・物部正太郎の特別な古書を回収する裏の顔を見せる『もののべ古書店怪奇譚』がランクインした。青年漫画ジャンルは、容姿の醜い主人公が、女優だった母親の遺(のこ)した、他社の顔を奪うことができるという口紅を使い、美しい者が享受するすべてを奪おうとする『累』が1位。第19回イブニング新人賞出身・松浦だるまの連載デビュー作となっている。○「Renta!」2015年ジャンル別売り上げランキング(一部抜粋)●少女漫画1位『ヲタクに恋は難しい』(著:ふじた/一迅社刊)2位『毒姫』(著:三原ミツカズ/朝日新聞出版刊)3位『パーフェクトワールド プチキス』(著:有賀リエ/講談社刊)●少年漫画1位『魔法使いの嫁』(著:ヤマザキコレ/マッグガーデン刊)2位『もののべ古書店怪奇譚』(著:紺吉/マッグガーデン刊)3位『うちの魔王かみませんよ』(著:おとうさん/スクウェア・エニックス刊)●青年漫画1位『累』(著:松浦だるま/講談社刊)2位『会社の奴には絶対知られたくない』(著:若竹アビシ/日本文芸社刊)3位『夜の須田課長』(著:クマザワミキコ/徳間書店刊)
2015年12月10日インテリジェンスは7日、「平均年収ランキング2015」の結果を発表した。期間は2014年9月~2015年8月。対象は同社サイト利用者22万人。○2015年平均年収は440万円職種別平均年収ランキングの結果、1位は「投資銀行業務」(779万円)だった。次いで2位は「MR」(731万円)、3位は「経営企画/事業企画」(695万円)。以降、4位は「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」(687万円)、5位は「セールスエンジニア/FAE」(661万円)と続いた。前回3位の「MR」、前回4位の「経営企画/事業企画」が1ランクずつ順位を上げた一方で、前回2位の「運用(ファンドマネジャー/ディーラー/アナリスト)」が-22万円で4位へ下降した。2015年の平均年収は440万円となり、前年から2万円減少という結果となった。業種別の平均年収ランキングをみると、「医薬品メーカー」(694万円)が1位に。次いで、2位は「投信/投資顧問」(675万円)、3位は「医療機器メーカー」(570万円)。以降、4位「証券会社」(569万円)、5位「電子/電気部品/半導体メーカー」(558万円)と続いた。
2015年12月08日IDC Japanは12月7日、「2015年 国内Software-Defined Storageの需要動向分析」を発表した。同調査は国内Software-Defined Storage(SDS、ソフトウェア定義型ストレージ)市場の需要動向をユーザー調査に基づいて分析しており、SDSに対する認知度、将来の利用意向、選択の条件、期待するメリット、価格感度などの設問を通して今後の需要を予測するとともに、市場開拓に必要な留意点についての分析を行った。同社ではSDSを「容易に入手可能な(カスタマイズされていない)コンポーネントによって構成されたコモディティハードウェアを前提とし、その上に搭載されたソフトウェアスタックによってストレージ機能のフルセットを提供するプラットフォーム」であると定義している。ユーザー調査の結果、SDSの認知度はまだ十分に高いとは言えないが、前回(2014年)の調査から約1年が経過し、国内企業ユーザーにおける認知は徐々に向上していることが判明したという。企業規模別には、従業員規模が1万人を超えると認知傾向が大きく向上することも明らかになっているとしている。利用意向については、SDSの中でも「コモディティサーバを多数並べて、ソフトウェアでスケールアウト型に構成するアーキテクチャ」に対する評価や採用の見込みを聞いた結果、同アーキテクチャの利用について前向きなユーザーが全般的に多いことが分かったという。また、SDSの評価や検討が進み、導入するか否かの姿勢をはっきりさせるユーザーが増えた様子が確認できたとしている。IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの鈴木康介氏は「SDSに対するエンタープライズユーザーの認知は向上しつつあるが、まだ十分な理解が広まったと言える状況には達していない。また、市場でも有力なエコシステムを形成しそうな求心力を発揮している製品が登場してはおらず、各社は有利なポジションを占めるための競争を繰り広げている。しかし今後は、ビッグデータ分析をサポートする大容量ストレージとして、さらにはビジネスの迅速化を図るためのインフラ自動運用のコア技術として、SDSの重要性が増していくことは確実であり、ストレージ市場の中で主要な製品セグメントの一つとなっていくであろう」と分析している。
2015年12月07日レーベルゲートは12月7日、音楽ダウンロードサービス「mora ~WALKMAN公式ミュージックストア~」において、2015年の年間ダウンロードTOP100を発表した。ランキングは、2014年12月1日から2015年11月30日までを集計期間とするダウンロード購入件数に基づくもの。ハイレゾシングル部門では「海色」(AKINO from bless4)が、2014年にトップを獲得した「残酷な天使のテーゼ(Director’s Edit. Version)」(高橋洋子)を抑えて1位を獲得。3位は「吹雪」(西沢幸奏)となり、上位3位はアニメタイアップ曲が占めるかたちとなった。ハイレゾアルバム部門では、1位が「ハイレゾクラシック the First Selection」、2位が「ベスト・サウンドトラック・ハイレゾ・セレクション」、3位が「Utada Hikaru Single Collection Vol.1(2014 Remastered)」(宇多田ヒカル)となった。この結果をレーベルゲートは、誰もが聴いたことのある、幅広い層から人気のあるアーティストの作品が上位にランクインしたと分析している。
2015年12月07日TIOBE Softwareから、2015年12月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2015年12月におけるインデックスは次のとおり。2015年12月はJavaの成長傾向が継続し、1位Java、2位C、3位C++、4位Python、5位C#という順序になった。落ち込みが続いていたJavaは2014年終わりから一気にインデックス値の拡大を続け、2015年はほかのどのプログラミング言語と比較しても大きな伸びを見せた。TIOBE SoftwareはJavaが2015年のプログラミング言語アワードを取得することになるとしている。それ以外の傾向としては、Swiftの登場と共に値を減らし続けてきたObjective-Cの順位が、ついにSwiftよりも下回る結果になったほか、Pythonが成長傾向を維持していることなどが注目される。JavaとPythonは双方とも強い成長傾向を見せている。
2015年12月07日トーハンは12月1日、「2015年 年間ベストセラー」(集計期間=2014年11月27日~2015年11月26日)を発表した。それによると、総合では芥川賞作品の「火花」(又吉直樹)が1位。以下、2位は「フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣」(ジェニファー・L・スコット/神崎朗子 訳)、3位は「家族という病」(下重暁子)となっている(著者敬称略)。
2015年12月01日