ファッションジャーナリストの野田達哉が今のメンズファッション、そして次の10年の流れを探る。2020年春夏メンズコレクション総括レポートvol.2は、ピッティ・ウオモ編。Credits to: AKAstudio - collectiveヘリテージとテクノロジーの融合を披露したジバンシィ毎シーズン、ロンドンとミラノの間に開催されるピッティ・ウオモ(PITTI IMMGINE UOMO)は第96回目の開催となり、6月12日から16日までの4日間、フィレンツェのフォルテッツァ・ダ・バッソで開催された。インターナショナル・トレード・フェア自体が世界的に難しい状況を迎える中での開催。欧州全体を覆う消費不振、ドイツ、中国などが経済政策にブレーキをかけたことによる減速傾向は誰しもが予測することだ。実際に日本をはじめとしたドイツ、アメリカ、英国、スペイン、また地元イタリアからのバイヤーの来場者は数パーセント減少した。その逆風のなかで大手バイヤーとプレスを同展に向かわせたのはスペシャルイベントの内容が大きい。今回はジバンシィ(GIVENCHY)が初めて単独のランウェイ形式で発表するメンズのファッションショーがその大きな役割を担った。会場となったフィレンツェの丘の上、ヴィラ・パルミエーリの広大な庭園で日没を待って行われるショー、その後のカクテルパーティーはファッションピープルたちをフィレンツェに向かわせる大きな目的として十分だ。そのジバンシィのメンズは、ピッティ・ウオモに出展するイタリアンクラシコのブランドと共通した次の10年に向けたアプローチを見せた。韓国の繊維メーカーによる超軽量ナイロンのボンディング加工によるアノラックや風をはらむゴシック調のカリグラフィーがプリントされたパーカー、オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)とのコラボスニーカーなど、テクノロジーに裏付けされた技術とブランドのヘリテージを提案するにはピッティ・ウオモというステージ以外はないというのは、高級メンズウエアに携わる関係者の共通した思いだろう。ジバンシィ2020年春夏メンズコレクションCredits to: Givenchyジバンシィ2020年春夏メンズコレクションCredits to: Givenchyジバンシィ2020年春夏メンズコレクションCredits to: Givenchy次のミラノを担うMSGMとマルコ・デ・ヴィツェンツォ地元イタリアのデザイナーではエムエスジーエム(MSGM)がピッティ・ウオモでは2回目となる凱旋ショー、マルコ・デ・ヴィチェンツォ(Marco de Vincenzo)が初のメンズコレクションを発表した。MSGMは体育館にデジタルサイネージのプールを作り、最新のメンズのマーケットトレンドを絶妙にサンプリングしたバイヤー評価の高いコレクション。MSGM 2020年春夏メンズコレクションCredits to: Giovanni GiannoniMSGM 2020年春夏メンズコレクションCredits to: Giovanni GiannoniMSGM 2020年春夏メンズコレクションCredits to: Vanni Bassetti元フェンディのアクセサリーのデザイナーだったマルコ・デ・ヴィチェンツォは既にミラノで高い評価を得ているウィメンズとのジョイントショー。美しいカッティングのテクニックにより独自の世界を見せた。超ハイウエストのリジッドデニムパンツ、ピンクのワイドパンツにトランスペアレントな同色シャツとシューズ、やわらかな素材使いなど、ストリートとは一線を画したイタリアのデザイナーらしいコレクションを提案した。マルコ・デ・ヴィツェンツォ2020年春夏コレクションCredits to: Giovanni Giannoniマルコ・デ・ヴィツェンツォ2020年春夏コレクションCredits to: Giovanni Giannoniさらにピッティ宮殿ではオリビエ・サイヤール監修により、ピッティ・ウオモの過去30年にわたる歴史を振り返る展示「A SHORT NOVEL ON MEN’S FASHION」を行い、ヨウジヤマモト、アンダーカバー、ホワイトマウンテニアリング、ヴィズヴィム、サルバムなどこのフィレンツェでショーを行ったブランドのコレクションが9月26日まで展示されている。A SHORT NOVEL ON MEN’S FASHIONの展示から© ADMIN Web展示されているアンダーカバーの2018-19年秋冬コレクションEC展開するスターリング・ルビーの新ブランドに見る現代アートの“価値”また、ラフ・シモンズがコラボしたことによりモードシーンで知られるようになったLAを拠点とする現代美術作家のスターリング・ルビー(Sterling Ruby)も、今回ピッティ・ウオモのゲストデザイナーとしてフィレンツェ郊外のヴィラで新ブランド「S.R. STUDIO. LA. CA.」を発表。会場にはオフ-ホワイトのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)も姿を見せた。S.R. STUDIO. LA. CA. 2020年春夏コレクションCredits to: Vanni BassettiS.R. STUDIO. LA. CA.のショーに来場したヴァージル・アブローCredits to: Vanni Bassettiアートとファッションブランドのコラボは今では決して珍しくないが、作家自身がファッションブランドを立ち上げるというのは、まだまだレアケースだ。ピッティ・ウオモでは今年1月に中国系アメリカ人の起業家兼現代アーティストとして知られるジョン・クーン(JOHN KOON)がクリエイティブディレクターを務め、NYのストリート・グラフィティアーティストのハリフ・グズマン(Harif Guzman)を起用したアパレルブランド「ハキュラ」のショーを行ったが、それに続いてのゲストアーティストとなった。S.R. STUDIO. LA. CA. 2020年春夏コレクションCredits to: Giovanni GiannoniS.R. STUDIO. LA. CA. 2020年春夏コレクションCredits to: Giovanni GiannoniS.R. STUDIO. LA. CA. 2020年春夏コレクションCredits to: Giovanni Giannoniその「S.R. STUDIO. LA. CA.」のコレクションはさまざまな加工を施したデニムが中心。ブリーチ、オーバーダイ、熱転写プリント、ハンドペインティングにローゲージの手編みセーターなどアメリカのワークウエアをベースにしたアイテムをデフォルメし、オーバーサイズで再構築するというDIY的なストリート手法。ショー終了後、各国のECですぐに販売がスタートした。このシー・ナウ・バイ・ナウのスタイルは今後インディペンデントなブランドにとっての定石となるだろうが、ECバイヤーとリアル店舗のバイヤーたちの共存がトレードショーにどう影響を与えるのかは、このブランドがケーススタディになるのかもしれない。中国で暴動騒ぎになったユニクロとコラボしたKAWSは、日本ではよく知られたクリエイターのため“今更”という思いも強いのがファッション関係者の共通する思いだろうが、グラフィティーに代表されるストリートのアートカルチャーは、ハイブランドにとってまだまだ宝の山の存在だ。今シーズン、ディオールが大々的にコラボに起用したダニエル・アーシャムなど、現代美術市場に籍を置くアーティストを起用してのマーケティングは、これまでのモデルやセレブに変わる2020年代のファッションビジネスのベースとなる可能性をはらんでいる。それは「下がらない価値」がキーポイントだろう。トリはレニー・クラヴィッツ、地元ブティック90周年のファッションスペクタクル1年前のレポートで「フェス化するピッティ・ウオモ」という記事を書いたが、今回のピッティ・ウオモの公式イベントのトリとして最も大規模に行われたのが地元セレクトショップ、ルイザ・ヴィア・ローマ(LUISA VIA ROMA)の90周年イベントだ。ミケランジェロ広場に特設で設けられた会場には、一般にもチケットが販売され約3,500人が集まった。カール・ラガーフェルドからスタートしたショーはジョルジオ アルマーニ、グッチ、ディオール、フェンディ、ヴァレンティノ、トム ブラウン、バーバリー、マーク ジェイコブス、トム フォード、ヴェトモンなど約50ブランド、90ルックスが登場し、近年にないゴージャスさ。ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、エヴァ・ハーツィゴヴァ(Eva Herzigova)、マリアカルラ・ボスコーノ(Mariacarla Boscono)、イリーナ・シェイク(Irina Shayk)といったトップモデルたちがそろうフィナーレは圧巻。スタイリングはカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)が手掛けた。ベラ・ハディッドイリーナ・シェイクジジ・ハディッドマリアカルラ・ボスコーノ景気低迷というニュースが空虚に感じるのは、イタリアブランドのパーティーでは毎度のことながら、セレクトショップの冠イベントがこの規模で行われるのがフィレンツェの魅力だ。ショー終了後にはレニー・クラヴィッツ(Lenny Kravitz)が約40分間の渾身のライブを行い、ランウェイステージをカメラマン席に向かって歌いながら歩いてくる姿はまさにピッティ・ウオモの出張フェス。1年前パリのグランパレでルイ・ヴィトンのランウェイをカニエ・ウエスト(Kanye West)とハグして涙しながら歩いたヴァージル・アブローが重なったが、トレードショーのフェス化も多様性のひとつの象徴かもしれない。レニー・クラヴィッツイタリアンのファッション界に光を与える中国の存在また、今回のゲストネーションとして本会場で11ブランドがエキジビションを発表した中国は、 各ブースで中国の若いクリエイターたちが積極的にバイヤーやプレスにアプローチする姿に活気がうかがえた、ストリートやオタクカルチャーに影響を受けた作風とともに、時間をかけたハンドメイドのテクニックは共通している。「GUEST NATION 2019 CHINA」ショーは中国出身のJun Zhouと、Yushan Liがデザインするプロナウンス(PRONOUNCE)が単独で開催。現在ミラノと上海をベースに活動し、それぞれロンドンカレッジ・オブ・ファッションとマランゴーニ、セントマーチンを卒業し2016年よりブランドデビューした。コレクションはモンゴルのハンドニット。ウォッシュ加工したデニム、メッシュ、フォトプリント、フェイクレザーなどを大胆にカットワークし、マオスーツ、手描きモチーフや中国のレリーフを思わせる素材などで騒々しくみえるクリエーションが、若々しいエネルギーを感じさせる。コンバースとコラボしたジャックパーセルもショーでは発表された。プロナウンス2020年春夏コレクションCredits to: Giovanni Giannoniプロナウンス2020年春夏コレクションCredits to: Giovanni Giannoniプロナウンス2020年春夏コレクションCredits to: Vanni BassettiEUの反対を押して中国の一帯一路の政策への正式な支持を表明したイタリア。今年6月にはフェンディ、プラダなどが上海でファッションショーを行い、中国の若いクリエイターたちを支援することで低迷する経済に活力を与えようとする意図は明快だ。その取り組みはイタリアのファッション業界にとって今のところ、新しい光として歓迎されているようだ。メンズファッション、次の10年の流れを探るvol.3を見るメンズファッション、次の10年の流れを探るvol.1へ戻るText by Tatsuya Noda
2019年07月12日ファッションジャーナリストの野田達哉がメンズファッション、次の10年の流れを探る。2020年春夏メンズコレクション総括レポートvol.1では、ニューヨーク、ロンドンコレクションを紐解く。NYコレクションが開催を1ヶ月早め、シーズントップを切ったアレキサンダー ワンファッションを語る上でディケード(10年間)は一つの大きな括りとなる。レディ・トゥ・ウエア(既製服)が一般化した1930年代以降、紳士服・婦人服ともに、流行は各年代で総括され、それがスパイラル状にリバイバルするという歴史的傾向は、サイクルの長短はあるにせよ繰り返されてきた。2020年代最初のシーズンとなる2020年春夏メンズのファッションウィークは今シーズンよりこれまでロンドン、ミラノ、パリに続き、最後に開催されてきたNYが最初の週にスケジュールを異動。従来より約1ヶ月繰り上がり、5月31日にアレキサンダー ワン(alexanderwang)がロックフェラーセンターでコレクションを発表した。LAで単独コレクション開催、パリとLAに新店オープンしたサンローランサンローラン(SAINT LAURENT)は6月6日(日本時間6月7日)にLAのマリブで独自でコレクションを発表。サンローラン2020年春夏メンズコレクションサンローラン2020春夏メンズコレクションサンローラン2020春夏メンズコレクション6月8日、クリエイティブ・ディレクターのアンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)がキュレーションする新たなコンセプトショップ「SAINT LAURENT RIVE DROITE(サンローラン リヴ・ドロワット)」をパリのサントノーレ通りとLAのロデオドライブにオープンした。これはインターネットでランウェイをライブ配信することが普及し、世界中のアーリーアダプターが情報を共有できる時代におけるサンローランらしい方法論なのだろう。その数週間後には新しいスニーカーがオンラインショップで販売され、SNS時代における情報の連続性という点では、ファッションウィークに拘泥しない新たなメゾンのあり方を暗示しているのかもしれない。SAINT LAURENT RIVE DROITESAINT LAURENT RIVE DROITEロンドンで安定したコレクションを見せるジョン ローレンス サリバンロンドンファッションウィークは6月7日、キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)を皮切りにスタート。日本からはジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)が初日にコレクションを発表した。ロンドンで発表するようになり6シーズン目を迎える同ブランドはウィメンズも同時発表。今シーズンは“DEEPER THAN NIGHT”をテーマに黒を基調にしながら、赤、パープル、エンジといったカラーを入れながらエッジの効いた硬質な世界を提案した。ロングでオーバーサイズのアイテムを、今シーズンはジップ使いで動きとシルエットに変化を持たせている。マーケティング色が強まるミラノ、ダイバーシティー(多様性)が強くなりつつあるパリではなく、ロンドンという都市がこのブランドの安定した創造性とイメージに強く寄与している。メンズファッション、次の10年の流れを探るvol.2 ピッティ・ウオモ編へText by Tatsuya Noda
2019年07月11日今、時代のトレンドを生み出す主流はハイブランドや専門家から変化している、とファッション流通コンサルタントの齊藤孝浩さん。ファッションの今を解説してもらいました!流行は業界発からユーザー発へ。ネットを通じて誰もがトレンドを作れる時代へ。「主導権は明らかに一般の消費者側にあります。今は、SNSなどを利用し、誰もがファッション誌のエディターのようになれる時代。業界が一方的に与える時代は終わり、ユーザー同士が自己発信していくことでお互いが自由に必要な情報でつながれる。名だたるメゾンのコレクションが大きな流行の発信地であることは変わらないと思いますが、今欲しい旬の情報をキャッチできる速度感や使い勝手の良さは、これまでにない新しい流行の流れを生み出しています」影響力を持つファッションインフルエンサーも次々登場している。「GAPが世界各国のインフルエンサーを起用したキャンペーンを展開したり、ZOZOがユーザー参加型の投稿アプリ『WEAR』を開発したり。業界もこの流れをうまく掴むようになってきた。ソーシャルメディア発信の、等身大の個人と個人のつながりは、これからの服の選び方や買い方を大きく変えていくと思います」世界的に影響力を持つインフルエンサーも出現。インスタでコーディネート写真を披露すれば何百万人もの「いいね!」がつく圧倒的影響力を持つファッションインフルエンサーたち。キアラ・フェラーニはファッション誌『Vogue』のカバーを飾り、エイミー・ソングはスタイルブックが世界的ベストセラーに。Photo by Getty Images、Instagram「WEAR」日本最大級のファッションコーディネートアプリ。モデルや美容師などの着こなしやトレンドワードを簡単に検索でき、着用アイテムはECで即購入することも可能。日々の記録用に自分のコーデの投稿もできる。「XZ」必要なファッションアイテムは、クローゼットから逆引きする時代に進化中?毎日のコーディネートをAIが考えてくれる自動コーデ提案アプリが話題。手持ち服を登録しておくと、新しい着回しアイデアや買い足しすべきアイテムを教えてくれる。ファッション流通コンサルタント齊藤孝浩さんファッションビジネスに精通。主著に『アパレル・サバイバル』(日本経済新聞出版社)、『ユニクロ対ZARA』(日経ビジネス人文庫)。※『anan』2019年7月10日号より。取材、文・梅原加奈(by anan編集部)
2019年07月05日ここ数年はキメキメのモテファッションより、カジュアル系がはやっていますよね。オシャレ感のあるカジュアルファッションは男女ウケしますが、手を抜きすぎるとちょっと危険。男性から「この子っていつも部屋着みたいな服装だよな……」と思われてしまうかも。そこで今回は「男ウケする『モテカジュアル』の作り方」についてご紹介します。■ 1、 ヘアメイクはしっかりめにラフなロンTやデニムにスニーカー。この格好をするときにボサボサヘア×スッピンだと、どうしても手抜き感が出てしまいます。オシャレ女子はカジュアルな格好をするときこそ、ヘアメイクはしっかりめにしています。たとえばアイメイクやリップはやや濃いめにする、髪はストレートアイロンでサラサラをキープするなど……。それだけでカジュアルな格好でも、女性らしさが生まれます。ラフファッションと気合いを入れたヘアメイクで、全体のバランスを取りましょう。■ 2、 清潔感は必須!もちろんガーリーコーデに毛玉が付いていても、ガッカリはするもの。それでも多少は「まぁかわいい格好しているし、オシャレ頑張っているんだな」と思ってもらえるでしょう。しかしスエット素材のトップスや、ダボTに毛玉やシミがついていたら、先ほどとは少し見方が変わるもの。「部屋着をそのまま着てきちゃったの?」「服に興味がない子なんだな……」と思われてしまいます。カジュアルファッションをするときこそ、いつも以上に清潔感が必須!毛玉やシミはもちろん、シワやヨレがないかチェックしておきましょう。■ 3、 シルエットを重視しようパーカー×ワイドパンツなど、カジュアルファッションはつい上下ダボダボになりがち。そうすると気が付いたら、メリハリのないコーデになってしまいます。太って見えるし、良いことはないかも……。カジュアルファッションの際には、シルエットを重視してみましょう。たとえば大きめパーカーにはスキニーを合わせるだけで、逆に女性らしい華奢見えが狙えますよ。■ 4、 小物使いも大切カジュアルファッションが部屋っぽく見えてしまうのは、ノーアクセなのも関係しています。特に中性的な格好をするときは、アクセにこだわってみると良いかも。華奢なピアスやネックレスをするのも良いですし、逆に大ぶりなピアスを顔周りに持ってくることで、オシャレ度も一気にアップ!男性からも「ブリブリなガーリーコーデよりも、こっちの大人っぽい格好のほうがタイプかも」と思ってもらえますよ。■ おわりにカジュアルもヘアメイクや服の組み合わせを意識すれば、一気に洗練された雰囲気になります。自分の好きな格好をしつつ、男性ウケも狙えるなんて最高ですよね。ぜひこれを機に「モテカジュアル」を意識してみてくださいね。(和/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年05月26日教育といえば「何かを教える」というイメージが強いですよね。しかし最近では「教えない」教育が重視されています。今回は、教えない教育がもたらすメリットや、家庭でもできる教えない教育について紹介しましょう。詰め込み教育から「教えない」教育へこれまでの教育は、試験や受験に役立つ知識をただひたすら詰め込む形が主流でした。教科書の内容を暗記したり、計算問題をひたすら反復練習したりして知識を蓄えることこそが、正しい勉強方法だと考えていらっしゃった親御さん方も多いのではないでしょうか。しかし、時代は変化しました。今やロボットやAIが人間の代わりに仕事や作業をすることが当たり前になりつつあります。その結果、これからを生きる子どもたちに必要なのは、知識を詰め込むことではなく、物事をより柔軟に、かつ自主的に考える力を身に付けることに変わってきているのです。こうした力を育てるためには、かつての教育とは真逆ともいえる「教えない」教育が有効だとされています。教えない教育がもたらすメリット教えない教育とは、子どもに何も教えずにただ放置することではありません。学びの基礎となる部分をしっかり教えたり、安全な環境を整えたりした上で、その先を子ども自身に考えさせることに重点を置いた教育です。結果として、子どもには以下のようなメリットがあります。・思考力が身につく教えない教育は、言い方を変えれば「子どもに考えさせる教育」です。「どうしたらこれが達成できるのか」「どうしたら前よりもうまくできるのか」などと考えることで、思考力がどんどん身についていきます。・自分の意見を言えるようになる教えない教育では、自分の中の考えをまとめて実行したり、相手にわかりやすく伝えたりすることが必須です。その結果、子どもは、自分の意見を言うことに慣れていき、やがてプレゼンテーション能力が向上していくことも期待されています。・問題解決能力が伸びる子どもが自分なりに試行錯誤することで、納得のいく答えを導き出したり、自分の本意とは違う結果を受け入れたりする場面が、教えない教育ではたくさん存在します。そうした経験をした子どもは、問題にぶち当たった時にも諦めたりせず、どうすれば解決できるのかをしっかりと考えることができるのです。・知的好奇心が伸びる教えない教育を行うと、子どもは新しい発見にたくさん出会います。その結果、自分で考えることの楽しさや、気づくことの喜びを知っていくようになり、知的好奇心がどんどん伸びていきます。子どもが「学びたい」と思える環境づくりのコツ教えない教育を通して、子どもが自ら「学びたい」と思えるようにするために、以下に取り組んでみましょう。・子どもが集中している時は見守る子どもが何かに集中している時間は、まさに「自ら学んでいる」状態です。そんな時はついつい「すごいじゃん!」「ママ(パパ)にも見せて!」などと声をかけたくなりますが、その気持ちをぐっとこらえて見守るようにしましょう。教えない教育では、子どもが行なっていることに親がやたらと手出しをするのではなく、子どもが安心して集中できる環境を整えてあげることこそが重要とされています。・自然の中で遊ばせる自然には、木の香りや太陽の光、土の感触や鳥の鳴き声など、五感への刺激が溢れています。脳科学分野の権威である小泉英明氏は、自然がもたらすさまざまな刺激についてこう述べています。「光、音、様々な形や色、感触――自然は、意図しない刺激に満ちています。一方、人間が与える教育は、意識上の言語で作られたもの。良い教育をしているつもりでも知らず知らずのうちに意識下への刺激がカットされて、刺激が狭められてしまう危険性があるのです」(引用元:日経DUAL|“教えない”早期教育を脳科学者らが勧める理由)さらに小泉氏は、意欲ややる気にかかわっている脳の内側を鍛えるためには、ひらがなや数字を教えるといった知育的な学びよりも、まずは自然に触れることが大切だとおっしゃっています。子どもと自然がいっぱいの公園などで遊ぶのはもちろん、キャンプや農作業体験をするのも、教えない教育の一環として有効です。・子どもの質問にすぐ答えを出さない子どもに「どうしてこれはこうなるの?」と質問されたら、「それはこうだからだよ」と答えを教えて説明する親は多いでしょう。しかし、それでは子どもの考える機会を奪うことにつながる場合もあります。そのため、子どもに質問されたら「どうしてだと思う?」と質問返しをして、子どもなりの考えを引き出しましょう。そうして自分の考えを言えたら「しっかり考えたんだね」と褒めてあげるのがコツです。そんなやりとりを通して、子どもは考えることの楽しさを覚えていきます。***昨今では、低年齢から塾や習い事をする子どもも多く、親はつい「うちの子にも何かさせなければ……」と焦りがちです。しかし、何かを教えたり与えたりする教育だけでなく、あえて教えない教育も、子どもの成長を促すことを知っておきたいですね。文/田口るい(参考)プレジデントオンライン|ペラペラな親ほど早期英語教育に“冷淡”日経DUAL|“教えない”早期教育を脳科学者らが勧める理由プレジデントオンライン|自ら机に向かう子の親が欠かさない習慣日経ビジネス|先生が「教えない」ほうが学力は伸びるぎゅってweb|一生モノの「集中力」は子どものときにベネッセ教育情報サイト|どうなる?大学入学共通テスト小学生のうちから「考える」習慣づけが大切に!?Study Hackerこどもまなび☆ラボ|2020年度から「大学入学共通テスト」がスタート!親が今からやっておくべきことは?
2019年05月17日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)の2019年冬コレクションが、フランス・パリで発表された。ファッションを通じて“パワー”を発信今季ステラ マッカートニーが捧げたメッセージは「力強いパワー」。女性たちを元気づけたい、パワーを感じて欲しいとの思いからスタートしたコレクションは、力強さとソフトさを重ね合わせた、二面性のあるコレクションになっている。パワーショルダーをアイコンにパワーの象徴として登場したのは、大きく張ったショルダー。ジャケットは肩にパットを入れて張りを出し、ニットトップやワンピースなど、ソフトなテキスタイルを用いたルックは、アームとショルダーを2重構造にしてピンと張った、主張の強いショルダーラインを作り上げている。いずれもウエストをシェイプさせて、肩と腰回りでコントラストを効かせて、特徴的なボディシルエットを作り上げている。スタイルは、パンツスーツ、ロングワンピースなどクラシックな装いに、オールインワンやカーゴパンツなど、アクティブなピースを交えた。カラーもブラウン、ブラック、グレーなどのベーシックカラーに、グリーン、ビビッドブルー、ピンク、イエローなど、テイスト違いのカラーをミックスしている。アーカイブテキスタイルを起用したドレスドレスラインは、クリエイティビティが光るピースが勢ぞろい。ステラ マッカートニーのアーカイブからピックアップした花柄テキスタイルをランダムに配置し、クロコダイル風のエコレザーのリボンとミックスして、アーティスティックな絵柄を胸元にのせた。Tシャツを裂いて仕上げたドレスカラフルなドレスは、個性的なデザインが光る。ヴィンテージTシャツを集めて裂き、リボン状にしたパーツを編み込んで仕上げた、ドラマティックな一品だ。また、今シーズンは、ネブラスカ出身のテキスタイルアーティスト、シェイラ・ヒックスの作り出したアクセサリーがランウェイを彩った。先住民の技法を尊重し、様々な作品を作り上げたシェイラのアートピースは、今季のコレクションのアイコニックなルックと融合し、コレクションの魅力を際立たせた。ハンターとコラボシューズはブーツがメインに。中でも注目は、ハンター(HUNTER)とのコラボレーションフットウェアだ。ナチュラルラバーのソールに、植物由来のソックスインサートを組み合わせたサステナブルなブーツが完成している。
2019年03月14日2018年もたくさん届いたファッションに関するニュース。 FASHION HEADLINE読者の関心を最も集めた記事とは? ファッションニュースのアクセスランキングBEST5を発表!1. ザ・ノース・フェイスとミナ ペルホネンのコラボ、“キャンプ”をテーマにウエアやテントが登場2. GU × 元「ルイ・ヴィトン」キム・ジョーンズのコラボ全ラインアップ公開! 3. ユニクロがアレキサンダー ワンとコラボしたヒートテックコレクション「UNIQLO and ALEXANDER WANG」を発表4. シュプリームとリモワのコラボスーツケース登場。今週末、伊勢丹メンズで数量限定発売5. 猫や犬がモチーフになったルイ・ヴィトンのカプセルコレクションが話題にーーアクセスランキングベスト5:ファッション編の記事はこちらからーー
2018年12月30日2018年ももうすぐ終わり、あっという間に2019年になります。今年も多くのファッショントレンドが生まれました。そんな世界のトレンドを作り出している人はどんな人?世界で注目されているファッション業界人をお届けいたします。ファッション界の大御所アナ・ウィンター Anna Wintourあの映画化もされた人気小説『プラダを着た悪魔』に登場する鬼編集長のモデルとなった人物といわれるアナ・ウィンターは、アメリカ版『ヴォーグ』の編集長。ファッションウィークではカメラマンの目をすり抜けるようにボディガードを連れてそっと会場を後にするので、なかなか写真を撮るのが難しいのです。彼女の華麗なるキャリアはかなり長く、ファッション界への貢献が評価され、なんと大英帝国勲章(OBE)まで授与している、ファッション業界の中心的存在。彼女の動くところには必ず次なるトレンドが待っています。ウクライナ版ヴォーグ(VOUGE)のファッションディレクタージュリー・ペリパスJulieE Pelipasちょっぴりボーイッシュでかっこいいスタイルが多い彼女は、ウクライナ版ヴォーグのファッションディレクター。最初はモデルかと思っていたほど身長が高く顔も小さく、自分のスタイルを上手に生かしています。ウクライナの女性は美人さんが多いと世界でも話題。ウクライナ版ヴォーグをぜひ一度は見てください。彼女のインスタグラムでもちょっぴり見ることができます。より多くのヨーロピアンのトレンドを引っ張ること間違いなしの、大注目ファッションエディターです。インスタグラム@juliepelipasUS版マリ・クレール(marie Claire)のクリエイティブディレクターケイト・ランフィア Kate Lanphearミラノファッションウィークで初めて出会った彼女にひと目惚れ。というのも個人的にかっこいいスタイルが好きな私にとっては、彼女のスタイルはどハマりなのです!パンキッシュでいてどこかエレガント、個性的なヘアスタイルに上品な存在感。どんなにカジュアルでメンズっぽいスタイルでも、彼女らしい美しさがどことなく見え隠れする、その品の良さが最高!彼女のスタイルは、ユニセックスの中に女性らしさがあって、そのバランス感覚は圧巻。現在はUS版マリ・クレールのクリエイティブディレクターであり、ファッションのアイコン的存在でもあるケイト。2019年のスタイルにも注目が集まります。インスタグラム@kate.lanphear英国の雑誌タンク(Tank)マガジンの発行人でありファッション・ディレクターキャロライン・イッサ Caroline Issa知的でおしゃれなキャロラインは、元は全く異なる事業のコンサルタント業をやっていたという、ファッション業界でも珍しい経歴の持ち主。今では、多くのファッショニスタのファンが多いと言われるマガジンのディレクターを務めるとともに、常にファッションウィークでは彼女らしいスタイルをみせてくれています。特に、単色を上手に着こなす彼女流スタイルは、自身の黒髪と落ち着いた雰囲気にとても合っていて、大人かっこいいファッションの代表的存在。彼女のインスタグラムでは、お茶目な私生活や仕事現場などを楽しむことができます。インスタグラム@carolineissaインスタグラムのファッション パートナーシップスエバ・チェン Eva Chen元ファッション誌Lucky (ラッキー) マガジンの編集長を務めていたEva Chen (エヴァ・チェン)は、現在は2児の母であり、インスタグラムのヘッド・オブ・ ファッション パートナーシップスに就任しています。インスタグラムと言えば、ほとんどの若者が使用していると言っても過言ではないソーシャルメディアの1つ。彼女は多くのフォロワーに向けて、かなりの量の情報を常に発信し続けています。なかでもファッションウィークの写真や車内の写真などは、彼女らしいユニークなものが多いので、ぜひ彼女のインスタグラムをチェックしてみてください。インスタグラム@evachen212ファッション業界で働く彼女たちこそが、ファッション発信源となりファッションアイコンの1人になっているんですね。2019年はどんなトレンドが生まれてくるか、彼女たちの私生活やインスタグラムから、誰よりも早くトレンドをキャッチできるかもしれません。ぜひ彼女たちのインスタもチェックしてみてくださいね。来年のファッショントレンドも今から楽しみです!
2018年12月29日ヴァレンティノ(VALENTINO)は、メンズ・ウィメンズの2019年プレフォール ファッションショーを2018年11月27日(火)に東京で発表。ファッションプレスではその模様をライブ配信する。メゾンにとってメンズ・ウィメンズのプレタポルテコレクションを同時に発表するのは初の試み。今回はこの特別なショーに加えて、ギンザ シックスに位置する旗艦店はコンセプトストアとして期間限定で変貌を遂げる。店内には、限定アイテムのほか、コラボレーションアイテムなども展開予定だ。また、クリエイティブ ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリは、ファッションショーに際して「未完成、絶え間ない変化、という日本の美しさに対する考え方にいつも魅了されてきました。美に対する現代のビジョンを表しているのだと私は思います。日本という国は、理解を深め、未来へと進んでいくために伝統を用いてきました。イタリアと日本のカルチャーの間に敬意を込めた関係を築きたいと考えています。」と話している。【詳細】ヴァレンティノ 2019年プレフォール ファッションショー開催日時:2018年11月27日(火) 20:00~
2018年11月25日アツシ ナカシマ(ATSUSHI NAKASHIMA)の2019年春夏コレクションが、イタリア・ミラノで2018年9月24日(月)に発表された。60年代ファッション&音楽シーンを切り取るクラシックであることをブランドコンセプトの一つに掲げる、アツシ ナカシマは今季「リバイバル」をテーマに60年代にフォーカスを向ける。ミラノデビューより堂本剛が音楽活動をする「ENDRECHERI」のサウンドをショーミュージックに起用するなど、かねてから音楽に親交が深いデザイナー中島篤が目を向けたのは、ファンク・ディスコ・ソウル・R&B・ロカビリーなどの音楽カルチャー。ファッションとリンクして移り変わる、音楽シーンも一つの着想源とした。ファンクの引き出しからは、裾にかけてフレアに広がるダンスパンツや開襟シャツをピックアップした。アメリカで勢いのあったロカビリーのエッセンスは、メンズのジャケットに落とし込まれている。Aモチーフのオリジナルレースドレス60年代ファッションから影響を受け、ウィメンズではドレスルックを多数展開。ブランドとしては珍しいフェミニンな印象のピースは、オリジナル素材のレースで仕立てられている。ブランドロゴのAを切り取り、幾何学的に並べオリジナルのレース地を作成した。スエードドレス&バッグもオリジナルモノグラムでドレス同様にAを幾重にも重ねて、モノグラム調に仕上げたレザーグッズも登場。高級スエード調の人工レザーを使ったドレスや、いくつかの形状で展開される日本製のバッグなどに起用されている。特に、スエード地のドレスはユニークで、レザー加工により立体感のあるモチーフが万華鏡のように重ねられ、強い個性を放っている。
2018年09月28日「女子のファッションに口を出す男なんて嫌!」という人もいるとは思いますが、年下男子が相手なら話は別。たかがファッションなのに「なんか自分とは違うな……」と感じさせてしまうのはやっぱり損と言えそうです。年下男子をガッカリさせる、女子の「なんか変な秋ファッション」はコチラ!■ ピクニックに完全防備!?「年上の彼女をピクニックに誘ったら、『お弁当作っていくね』と言われてめっちゃ楽しみだったんですよ。でも、当日会ったらつばの広い帽子に腕カバー、フルレングスのデニムで日焼けを防ぐ気満々のファッションだったんです。『秋はまだ焼けるから』って言うんだけど、みんなカジュアルなカップルの中、僕だけお母さんといるみたいでちょっと悲しかったです」(25歳・男性)正直、秋でも紫外線に対して油断はできない……というのはわかります。でも、彼とのピクニックに「運動会に来たお母さん」のようなスタイルで現れるのはやっぱり微妙に思われる確率が高いです。美容面に対して「そこまでしないとダメなの……?」と男性に感じさせてしまうのは、年下に限らずあまり良い結果を生まないと考えてよいでしょう。■ 突然ネイルがハデになる「女の人って、9月くらいになると急にネイルや口紅がハデにならない?あれやめてほしいな。ボルドーとか濃いブラウンのネイルや口紅、好きじゃないです」(26歳・男性)「秋の新色」として、ダークなカラーのメイクアイテムが出回る時期ですが、年下男子のウケはイマイチの様子。でも、それが何色でも、本当に似合っていればメイクに対してのツッコミは入りにくいもの。本格的な冬の装いに合わせるのは気にならないけど、まだ薄着の秋口は、ダークなネイルや口紅だけが悪目立ちしてしまい、彼らの目には「ハデ」と映るよう。「メイクから季節を先取り」は年下男子には理解されにくいのかも。■ 夏を引きずってる……「まだ暑い日もあるけど、年上のお姉さんが色味や素材が夏っぽいアイテムをいつまでも着てるのは、なんだかみすぼらしくて嫌かな。素材は薄くても色味は秋にするとかしてほしい。暑いからっていつまでも生足の人より、9月になったら薄い黒ストッキングをはいてるような人の方が、大人の女っぽくて好き」(25歳・男性)9月どころか10月でも暑くなる日もありますが、いつまでも夏服を着ているように見えてしまうのは、「なんだかしょぼい」「年上なのにだらしない」と思われてしまうよう。季節の境目は、「迷ったら季節を先取り」が失敗しないコツです。■ 意味あるの?アウター肩掛け「ジャケットやカーデを肩から掛けてるのってなんか意味あるの?着るなら着る、着ないなら着ないではっきりしてほしい。歩いてる時に落ちそうになって気にするのもダサい。正直言うと、おばさんがやってる着方ってイメージがあって、見るだけで萎える……女の人には言えないけどね」(28歳・男性)ジャケットの肩掛けや、肩の部分だけ穴が開いているニットなど、「それ、なんの意味があるの?」と感じるファッションは、「オシャレすぎてダサい」と男性には理解しづらい面があるようです。ジャケットのタイプによっては、男気のある着こなしに見えてしまうのも、年下男子が相手ならさらにマイナス。普通に清楚に見える着こなしの方が好印象です。■ 「年上の人ってそういうの好きなんだ」と思われる?そもそも、多くの男子にとって女子のトレンドファッションは理解しづらいもの。いちばん怖いのは「年代が違うからこういうわけわかんない服を着てるんだ……」と思われることです。「オシャレじゃない上に、親しみやすくもない」って一番残念じゃないですか?もちろん好きな服を着るのが一番ですが、シンプルさを心がけてみると、年下男子の目が変わるかもしれませんよ。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2018年09月27日すらりとした美脚を手に入れたい。夕方でも軽やかな脚でいたい。2017年発売後すぐに完売した大人気アイテム、ロゼエクストラ ウォーターオイル フォーレッグが入荷します。脂肪にアプローチしながら、血行を促し、だるさやむくみの原因となる水分や老廃物を「流す」ことにフォーカスした美脚シェイクです。カフェインの8倍*の脂肪分解力を持つとされるピンクペッパーと、静脈系とリンパ系を活性化し排出を促すミントウォーターとピンクダルスが、むくみを解消し軽やかな美脚に導きます。オイル×ウォーターの二層式でオイルの浸透力と、ウォーターの爽やかさを両立。ミントの爽快感も清々しく、暑い夏でもすっきり心地よくお使いいただけます。使用方法は簡単です。2層が混ざるようにシェイクして適量をとり、足首からふくらはぎ、太ももなどへ下から上へマッサージしながらなじませてください。*試験管内での試験ロゼエクストラ ウォーターオイル フォーレッグ 100mL 3700円(税込3996円)■製品特徴と主成分・脂肪へアプローチする「ピンクペッパー」を配合一般的に脂肪分解効果が高いとされるカフェインの8倍*もの脂肪分解作用が確認されています。世界遺産に登録された自然豊かな地、フランス領レユニオン島産のピンクペッパーを使用。スパイスの一種で、現地では「黄金のロゼ」と呼ばれる希少な実で、古来から美容や健康のために重宝されてきた植物です。熱によるダメージを受けにくく、溶媒の残留がない「超臨界二酸化炭素抽出法」を用いて、ピュアな天然成分のみを抽出したエキスを使用しています。・「流す」に特化した「ペパーミントウォーター」と「ピンクダルス」を配合ペパーミントウォーターは、心地よい清涼感を与え、血流を改善します。特に静脈系とリンパ系の活性化に作用し、排出を促します。メルヴィータではフランス ローヌ・アルプ産オーガニックミントを使用しています。ピンクダルスは、ミネラルにタンパク質、ビタミンなどを多く含有する紅藻類の海藻。微小循環を活性化し、むくみの原因となる老廃物や水分排出を促進します。(お問い合わせ先)メルヴィータジャポン公式サイトお問い合わせページ
2018年07月18日「夏ファッションセミナー」開催概要2018年6月3日(日)、六本木において、スタイリスト山本あきこによる「夏ファッションセミナー」が開催される。夏ファッションの着こなしのポイントや、持っていると重宝するオススメアイテムなどを伝授。いつものおしゃれがワンランクアップするヒントを、2時間の中にギュッと詰め込む。少しアレンジを加えるだけで大変身する「クィックファッションチェンジ」も必見だ。開催時間は11:00から13:00まで。参加費は、一般が9000円、オンラインサロン6か月プラン会員が無料、オンラインサロン月額プラン会員が4500円となっている。一般募集の開始は、5月20日(日)20:00から。詳細は、夏ファッションセミナー特設サイトを確認。予約の取れないスタイリスト 山本あきこ山本あきこは、1978年5月28日生まれ。東京都出身。予約の取れないスタイリストとして知られ、山本あきこによるファッションセミナーやスタイリング講座などは予約開始と同時に申し込みが殺到する。「センスは持って生まれたものではなく鍛えられる」をモットーに、20万以上のコーディネートを手がけた経験を持つ。著書には、『いつもの服をそのまま着ているだけなのになぜだかおしゃれに見える』、『毎朝、服に迷わない』などがある。(画像は山本あきこ オフィシャルブログ「見た目チェンジで人生が変わる」より)【参考】※夏ファッションセミナー特設サイト※山本あきこ オフィシャルブログ「見た目チェンジで人生が変わる」
2018年05月20日マーケティング調査を行うマクロミルが、パネル消費者の購買履歴をデータ収集するサービス「QPR」データを収集・調査。その結果、2017年の冷凍食品の人気商品が判明したのだとか。冷凍食品といえば、忙しいママたちの心強い味方。はたして、どんな商品が人気だったのか、あなたがいつも購入するアノ商品はあるかどうか、チェックしてみましょう。第3位 ラーメンコンビニを中心に最近特に種類を増やしつつある冷凍ラーメン。中でもキンレイの「お水がいらない ラーメン横綱」は前年比125%UPの人気ぶり(現在は生産終了品)。京都発祥の人気ラーメン店である「ラーメン横綱」が監修したというこの商品はとんこつなどから炊きだした濃厚かつ、コク深いストレートスープが特徴。2枚入ったチャーシューとメンマ、青ネギなども入っており、家庭で本格的なラーメンが楽しめたことが人気の秘密?第2位からあげ冷凍食品といえばお弁当需要も多いからか、やはりからあげがランクイン。特に人気を伸ばしたのは昨年3月に発売されたニチレイの「特から」。香り高い秘伝のしょう油ダレに付け込み2度揚げしたというから揚げは大き目サイズで食べ応えも抜群。外はサクサク、なかはジューシー。本格的な味わいにやみつきになっている家庭も少なくないようですね。第1位シュウマイそして第1位に輝いたのはシュウマイ。冷凍食品といえば、餃子というイメージがあるだけにシュウマイが1位にランクインしたのはいささか以外ではありますが、そんなシュウマイ人気を押し上げらのが、味の素の「ザ・シュウマイ」。正式名称は、「豚のあふれる肉汁にXO醤と葱油が香るザ★シュウマイ」。国産豚のうま味にゴロっとカットされた筍がたくさん入って食べ応え抜群。その後、葱油が鼻を抜けて、さらに食欲を誘う一品です。しかし、この商品の一部樹紙が混入していることが判明したため自主回収中とのこと…残念。あなたが購入している冷凍食品はランクインしていましたか?(文・団子坂ゆみ/考務店)
2018年03月30日ディオール(Dior)の2018-19年秋冬ウィメンズコレクションが、パリ・ファッション・ウィーク2日目の2018年2月27日(火)に発表された。アメリカン・ヴォーグのエディターとして活躍したダイアナ・ヴリーランドの言葉がコレクションノートには記されている。1963~1971年にかけて“カリスマ”として活躍した彼女は、60年代は自由に溢れ素敵な時代であったこと、そして女性たちは自分自身を進化させていたと語っている。当時のパリといえばデモが多発。多くの人がこれまでの当たり前な事柄から解放されることを求め、自由の獲得を目指していた。ディオールのブティックの前でもプラカードを掲げてミニスカートをはいた女性たちが行進する「ミニ スカート フォーエバー」というデモが起きたという。ロダン美術館に隣接させたショー会場には、当時のあらゆるファッション雑誌の表紙、そして「ミニ スカート フォーエバー」の写真がパッチワークのように組み合わされ、60年代のファッション界を視覚的に表現している。マリア・グラツィア・ キウリが提案するシーズンピースは、こういった60年代の影響を受けながらも現代の女性たちへ向けて、ファッションを自由に楽しもうという強いメッセージ性が込められているもののように映る。序盤は、チェック柄のセットアップスタイルのオンパレード。クラシックなジャケット、プリーツスカートを同じように身に着け軍隊のようにモデルたちが行進する。規則性のある柄、統一されたコーディネート、そういった要素もデモを起こす前の保守的な世界を描いているようにも見える。しかしながら、単調なリズムは少しずつ壊れていく。スカートのレングスが変わり、シースルー素材が取り入れられ、ボトムスがパンツに変化。サウンドがリズミカルに転調すると、音楽の高まりと連動するようにコレクションピースも多彩に変わっていく。様々な色柄を組み合わせたキルトジャケット、数種類のプリントデニムを貼り合わせたスカート、メンズライクなバイカージャケット。どれも個性的で主張が強いピースだ。マリアらしいシースルーのロングドレスの上には、華やかなフラワーエンブロイダリーをのせ、大きなサイズのニットにはメゾンを代表する8を、Tシャツには女性の姿を描いた。それらは、アイテム一つ一つが持つムード、例えばシースルードレスであればフェミニン、バイカージャケットであればマニッシュ、Tシャツであればカジュアル。そういったイメージを破壊するようにコーディネートされる。フリルののったドレスの下にはブランドロゴ入りブラトップを忍ばせ、ウエストは大きなDロゴのバックルベルトをセット。Tシャツにはフレアなスカートが組み合わされている。その姿は自由で開放的。60年代の女性たちが求めていた、何かにカテゴライズされずに自由に楽しむスピリットを体現しているようにみえる。
2018年03月03日エド・シーランが2017年に世界で最も音楽を売り上げたアーティストとして認定され、「IFPIグローバル・レコーディング・アーティスト賞」を受賞した。「IFPI」(国際レコード・ビデオ製作者連盟)は毎年CD、ダウンロード販売、ストリーミングなどの売り上げを合算してこの賞の受賞者を表彰している。2017年は3月3日に発売した3枚目のアルバム「÷」(Divide)、シングルカットされた「Shape of You」、「Castle on the Hill」、「Galway Girl」、「Perfect」のそれぞれが爆発的なヒットとなり数々の記録を打ち立てたエド。過去には「ワン・ダイレクション」(2013)、テイラー・スウィフト(2014)、アデル(2015)、ドレイク(2016)らもトップに立った。今年は2位にドレイク、3位にテイラー・スウィフトがランク入りしている。「IFPI」の最高責任者は「エド・シーランにこの賞を贈ることができて大変うれしく思います。エドは本当に素晴らしい成功を収めてきました。彼はグローバルなファンたちと心でつながる曲を書き、歌えるという実力を証明しています」とコメントし、エドを称えた。TOP10は以下の通り。1.エド・シーラン2.ドレイク3.テイラー・スウィフト4.ケンドリック・ラマー5.エミネム6.ブルーノ・マーズ7.ザ・ウィークエンド8.イマジン・ドラゴンズ9.リンキン・パーク10.ザ・チェインスモーカーズ(Hiromi Kaku)
2018年02月27日ピンクと夢の世界をイメージし、再現しました。ストレートヘアと流行りのオン眉で、モードの中にも可愛らしさを加えました★カールスタイルとピンクメイクで甘可愛さアップ★毛先を中心にゆる巻きをして、ほぐすと抜け感がでます☆透明感のあるアッシュカラーにするとより可愛らしさアップ!メイクは、チーク・リップは、ピンクにしてより甘顔に♪アイラインは、目尻よりはみ出さず描くことにより丸目に近づけます。POINT!平行太眉+少し困り眉にすると、顔全体がふんわり優しい印象になり、一気に垢抜け顔へ。model:avex所属神谷愛梨さんヘア担当:COVER HAIR グループブランドプロデューサー谷本一典メイク担当:COVER HAIR bliss 川口東口そごう店成田圭美同じカールスタイルでもかっこいいスタイルできます。トップからゆる巻きをして、縦に裂くようにほぐしていくとナチュラルな抜け感がでます。前髪に束感を作り、シースルーバングにすることによって最旬スタイルへ近づけます♪メイクは、王道の大人っぽくなれるブラウンメイク。リップを赤にするだけで、より大人可愛くなれます★model:avex所属木津レイナさんヘア担当:COVER HAIR グループブランドプロデューサー谷本一典メイク担当:COVER HAIR bliss 川口東口そごう店成田圭美なんと!ihme issue1 PINKの帯に、COVER HAIRグループのヘアスタイルが選ばれました♪ihme【イフミー】の帯に多くあるスタイルの中からCOVER HAIRグループのスタイルが選ばれました!!表裏ございますので、是非checkしてくださいね♪2017年12月11日に発行★現在発売中です♪ihme【イフミー】公式Instagramに紹介されました★撮影の様子がアップされています!是非ご覧ください♪他にも様々なヘアスタイルを手掛けています!!詳しくは、ホームページのヘアカタページをご覧ください。
2018年02月13日2月8日、元SMAPの稲垣吾郎(44)が8日、自身のアメブロを更新。2017年に最も活躍したアメーバブロガーを表彰する『BLOG of the year 2017』で最優秀賞を受賞したことを報告した。 稲垣はブログで《「BLOG of the year 2017」最優秀賞を受賞いたしました》と報告。「去年の11月にブログを始めさせていただき、わずか3カ月でこのような賞を頂けるのは読者の皆様のお力と愛情以外の何物でもありません・・心より感謝申し上げます」とファンにお礼を述べた。 また、《「新しい地図」スタート以来SNSを通じてNAKAMAの皆様とよりリアルに通じ合え、その時心に芽生えたほやほやの気持ちや言葉をスピーディーに交換し合えるこのシステムはもはや欠かせないものになりましたね。たくさんのコメントを励みに毎日楽しく過ごしております》とファンとのコミュニケーションの大切の場であると伝えた。 『BLOG of the year 2017』は、2月6日「ブログの日」にちなみ、2017年に最も活躍したアメーバブロガーを表彰するアワード。稲垣は2017年11月のブログ開始から約2ヶ月半で読者が50万人を超えたことが大きく評価されたとみられる。 また、『BLOG of the year 2017』の最優秀賞は稲垣のほか、アレクサンダー(35)&川崎希(30)夫妻が受賞。特別栄誉賞は小林麻央さんに贈られた。
2018年02月08日映画レビューサービスのFilmarks(フィルマークス)が、2017年劇場で上映された映画を対象に、ユーザー投票によって今年最高の1本を決める「FILMARKS AWARDS 2017」の結果を発表した。1位に輝いたのは、アカデミー賞6部門受賞の『ラ・ラ・ランド』だった。『ラ・ラ・ランド』また、総合ランキングの上位10位を洋画が独占する結果に。 2016年は総合ランキング1位の『君の名は。』をはじめ、 『シン・ゴジラ』や『この世界の片隅に』など、 邦画がランキング上位を飾ったのに比べ、 2017年は洋画が高い評価を集める結果となった。邦画ランキング1位はアイドルグループ嵐の大野智主演の『忍びの国』(総合12位)。石原さとみ、鈴木亮平ら豪華キャストの共演でも話題を集めた。またそのほか邦画ランキングの上位には、『ナラタージュ』、『帝一の國』、『彼らが本気で編むときは、』、『勝手にふるえてろ』、『あゝ、 荒野』(前後編)がランクインし、SNS上で評判の良かった作品が目立つ結果となった。■総合ランキング1位:『ラ・ラ・ランド』2位:『ベイビー・ドライバー』3位:『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』4位:『ダンケルク』5位:『ブレードランナー 2049』6位:『美女と野獣』7位:『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』8位:『メッセージ』9位:『ドリーム』10位:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』11位:『gifted/ギフテッド』12位:『新感染 ファイナル・エクスプレス』12位:『忍びの国』14位:『パターソン』15位:『ハクソー・リッジ』15位:『ナラタージュ』17位:『LOGAN ローガン』18位:『ゲット・アウト』18位:『T2 トレインスポッティング』20位:『帝一の國』21位:『IT/イット "それ"が見えたら、 終わり。』22位:『マイティ・ソー バトルロイヤル』23位:『ワンダーウーマン』23位:『LION ライオン 25年目のただいま』25位:『ムーンライト』26位:『彼らが本気で編むときは、』27位:『ワイルド・スピード ICE BREAK』27位:『SING/シング』29位:『勝手にふるえてろ』30位:『スパイダーマン ホームカミング』■邦画ランキング1位:『忍びの国』2位:『ナラタージュ』3位:『帝一の國』4位:『彼らが本気で編むときは、』5位:『勝手にふるえてろ』6位:『あゝ、 荒野 前篇』7位:『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』8位:『彼女がその名を知らない鳥たち』9位:『あゝ、 荒野 後篇』10位:『夜は短し歩けよ乙女』
2018年01月25日ニウク(NÏUKU)の2018-19年秋冬コレクションがフランス・パリで発表された。90年代ファッションを、今よりもう少し先の未来で懐かしんだら、こんな感じに着るだろうか。今季のニウクのテーマは「レトロ フューチャー」。懐かしさと新しさが同時にクリエイションの中で表現された。腰巻きしたネルシャツやカーディガン、ボックスロゴといったノスタルジックな90年代的要素で構成されたルック。特有の気だるい空気感は、シルエットを細身に絞ることやダメージのないアイテムを使用することで取り払われている。クリーンでスタイリッシュな90年代ファッションは、十分に未来的と言えるだろう。タグを外側につけたインサイドアウトに見えるコート、マフラーの様に巻きつく変形カラー、縫い目をあえて見せたバックポケット。実用性と装飾性を同時に叶えた多くのディテールは、ブランドのアイデンティティである二面性を感じさせる。挑戦的で細かな仕掛けの数々に反して、ベースとなったアイテムの空気感は崩れていない。中にはベーシックな印象まで感じるアイテムも。たくさんの要素を取り入れた今季でさえも、ブランドらしいミニマルさを保っている。
2018年01月23日2017年、「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-3rd season」をはじめ、連続ドラマ4本に出演するなど、大活躍をみせた女優・新木優子。その勢いは2018年になっても衰えることなく、「トドメの接吻」で4クール連続となる連ドラ出演を果たすと、映画『悪と仮面のルール』では、ミステリアスなヒロインを情緒たっぷりに演じている。「大ブレイク」と言っても過言ではない2017年を“伸”という言葉で表現した新木さんが、新たな年を迎える上での熱い思いを語った。■2017年は役者として女性として成長できた出演作が続いている新木さんだが、2017年4月クールでは「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」、「100万円の女たち」という2本の連ドラにレギュラー出演し、それぞれ趣の違うキャラクターを見事に演じ分けた。とかく“ブレイク”というと勢いが重視されるが、その演技力は高く評価されている。2017年を「人として、役者として、女性としても成長できた年」と位置づけた新木さん。さまざまなキャラクターを表現するために、自身の内にあるものをアウトプットし続けるということは過酷な作業に感じられるが、「それぞれの役柄を演じるたびに、自分でも気づいていなかった感情や表現に出会えています」と、まだまだ伸びしろがあるという。とは言いつつも、表現をするという意味では、インプットすることも重要なことだが、「背筋を伸ばせる作品ばかりに出演させていただき、いろいろなことを吸収できています。作品は続いていますが、2017年で伸ばせたと思っている部分をしっかり自分のなかで咀嚼(そしゃく)し、良かったところと反省点を見つめ直して、さらなる飛躍につなげたいです」とインプットとアウトプットがバランスよくできているようだ。■色のついていないヒロインを好演!最新作映画『悪と仮面のルール』では、玉木宏扮する悪の心“邪”を持つことを義務づけられた久喜文宏が、唯一の心のよりどころとしている女性・久喜香織を演じている。濁流のごとく“邪”の感情がうごめく作品のなか、ある意味でファンタジックなほど、色のついていないヒロインを演じることは非常に難解なことだったのではないだろうか。「台本を読んだときは、非常に難しい役なのかなと思ったのですが、あれこれ考え過ぎると、香織という女性には固定された色がついてしまうような気がしたので、気張らず、深い思考を巡らせず、なるべく自然な存在として作品にいることを心がけました」とアプローチ方法を語る。ノワール的な世界観も漂う本作だが、文宏と香織の純粋なラブストーリーという見方をすると、作品の持つ意味合いは大きく変わる。初めて共演を果たした玉木さんとは、クランクイン前にリハーサルでいろいろなことを話したという。「顔合わせを含め、リハーサルをしました。そのとき、作品への向き合い方などをお話しさせていただき、共通する部分がすごく多かったんです。とても安心感あり、スムーズにクランクインを迎えることができました」と二人の空気感は絶妙だったという。■大ブレイクも、もっと自分を表現したい「忘れられない思い出」でつながっていた文宏と香織。新木さんにとってそんな“思い出”について聞いてみると「良い思い出、悪い思い出、すべてがいまの自分につながっていると考えると、どれも忘れたくないのですが、やっぱり節目のときに感じたものは、ずっと覚えておきたいです。例えば成人したとき、親から『大きくなったね』と言ってもらえたのですが、そういう瞬間ってなんとも言えない感情が沸いてきました。そういうときに感じた思いは、ずっと忘れてはいけないし、忘れたくないです」と背筋を伸ばす。「大きく飛躍した女優」としてさまざまなメディアで取り上げられたが「まだもう少し自分を出し切ってみたい」と2018年の抱負を語った新木さん。「しっかり自身と向き合って、まだ気づいていない自分を発見し、2017年以上にこれらかも伸び続けられたら」と目を輝かせて語る姿に、気負いやギラギラとしたものは感じられない。ただ自然に内から出てくる新しい感情を発見し、それを楽しんでいるかのような充実感がいまの快進撃につながっているのかもしれない。(text: Masakazu Isobe/photo:You Ishii)
2018年01月15日GODMake.では、2017年12月6日~2018年1月9日までの期間、2017年に流行ったメイク・コスメについてアンケートを実施しました。回答者は、GODMake.ユーザーの女性310名です。Q12017年のメイクで流行ったと思うのは?1位太めアーチ眉(57%)2位マットリップ(45%)3位グロッシーアイ(25%)4位チークレス風メイク(18%)5位ソフトコントゥア(12%)6位その他(4%)「太めアーチ眉」との回答が最も多く(57%)、次いで「マットリップ」(45%)という結果に。今年は、眉のデザインやリップメイクの質感がトレンドチェンジしたことにより、新たなコスメを購入した人が多くいるのではないでしょうか。また、欧米発祥の「チークレス風メイク」に注目している方も、約2割(18%)ですがおり、感度の高さが伺えます。Q2Q1. で「その他」を選んだ方は内容を教えて・グラデーションリップ・ダークカラーのリップメイク・ティントリップ・抜け感リップ・赤い口紅・カラーライン・レッドカラーアイシャドウ・マットアイシャドウ・韓国風メイク・血色メイク・透明感のあるすっぴん風メイク・平行眉こちらには、数年前から注目されているメイクがズラリ。「グラデーションリップ」や「ティントリップ」などのリップメイクの方法や、レッドを用いたメイクなどは、トレンドから定番になりつつあると考察できます。Q32017年、自分の中で最もヒットしたと思うコスメを教えてアイテム・眉ティント・リップティント・クッションファンデ・オールインワン・まつ毛美容液・マットリップ眉デザインの変化にともない、新種のアイブロウコスメが多数登場した2017年。中でも、斬新な発想と抜群の使用感で話題を呼んだ「眉ティント」をヒットアイテムとして挙げた方が多くいました。 眉に色をのせ剥がすだけで、すっぴん眉に自信が持てるようになり、さらに翌朝のメイクもラクになる本コスメは、女の子たちの強い味方ですよね。ブランド別・オペラ リップティント・フローフシ LIP38℃ リップトリートメント・フローフシ モテマスカラ・フローフシ モテライナー・キャンメイク パーフェクトマルチアイズ・キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー・SK-II・ニベアクリーム・アディクション ザ アイシャドウ・ポーラ リンクルショット メディカル セラム・ルナソルのアイシャドウ・ランコムのクッションファンデたくさんのブランドから素敵なコスメが多数誕生した、”コスメ豊作年”の2017年。GODMake.読者が「ヒット」と感じたのは、「プチプラなのに潤いと色持ちが最高!!」と、口コミが広がりブームとなった 「オペラ リップティント」と、SNSで注目を集め、発売直後から各地で売り切れが続出した「フローフシ LIP38℃ リップトリートメント」をはじめとする、これらのコスメのよう。 百貨店ブランドの人気コスメの実力はもちろんのこと、プチプラコスメ界に、ハイレベルなコスメがどんどん増加していることがわかりますね。Q4Q3. のアイテムを選んだ理由を教えて!眉ティント・汗をかいても、濡れても眉無しにならない!・意外に時間が掛かる眉メイク。これで一気に解消されました。・周りの友達のほとんどが持っていたリップティント・発色がよく、落ちにくかったため・リップに新しいジャンルを確立したから・皆んな使ってたクッションファンデ・綺麗に塗れて、毛穴も隠れるし、良かったです。・楽で艶のある肌が出来上がる!・乾燥せず肌が綺麗に見せられるオペラ リップティント・色づきもよくてしっかり保湿してくれたのでよかった。・話題になっただけあってとっても可愛いかったから・色味がきれい、プチプラで使いやすいフローフシ LIP38℃ リップトリートメント・唇がしっとりするし、ぷるぷるに潤う。・斬新でスタイリッシュ、そしてコンセプトがかっこよくインテリアにもなるようなコスメだから。・温度で変わる色合いが可愛いフローフシ モテマスカラ・まつ毛が太く、ツルッと綺麗に伸びるから。ダマ感がなく綺麗に仕上がり、感動しました。お・湯落ちマスカラなのにかなりまつげが伸び、かつやり過ぎ感がない。キャンメイク パーフェクトマルチアイズ・捨て色なくすごく使いやすくて発色も綺麗なので・ピンクもブラウンもあり、しかも安い!キャンメイク マシュマロフィニッシュパウダー・肌が綺麗に見えるし、手放せない・肌なじみが良かった!しかもプチプラ!!メイク崩れのしにくさ・カバー・補正力・保湿力・斬新さ・コスパの良さ・・・と、全ての要素を兼ね備えた、ハイスペックなコスメを求める思考が強いと予想される回答ばかり。コスメの種類やブランド・購入場所などの選択肢が増えている現代は、「どこも妥協したくない」と、コスメにとことんこだわる方が増えているのかもしれませんね。Q52017年、あなたのメイクへ一番影響を与えたのは?1位GODMake.(47%)2位インスタグラム、ブログなどのSNS(39%)3位雑誌・本(37%)4位youtubeなど他のメイク動画(31%)5位知人・友人のアドバイス(17%)6位化粧品カウンター(14%)7位その他(5%)8位美容室(5%)9位メイクアップサロン(2%)Q6Q5. で「その他」を選んだ方は内容を教えて・@cosme・テレビ・特になし「GODMake.」との回答が、約半数(47%)で最も多く、次いで、「インスタグラム、ブログなどのSNS」、「雑誌・本」が、約4割(39%/37%)、「youtubeなど他のメイク動画」が約3割(31%)という結果に。 WEB上や紙面上などから影響を受けた人が上位を占め、友人・知人・プロなど、リアルな人から直接影響を受けた人の割合を大きく上回ったのは、「時代感」が現れていますね。Q7今年、メイクを変えたポイントを教えて?眉・太眉にしました・眉毛をナチュラルにした・初眉ティントに挑戦!・眉の形をアーチ型にしたリップ・リップをダークトーンに変えた・リップをツヤからマットに変更しました・リップをナチュラルにした・鮮やかなカラーの口紅を塗るようになりました。チーク・チークの入れ方を変えました・チークをつけなくなった・いままでオレンジ系のチークでしたがピンク系にしました・パウダーチークからクリームチークを使うようになった。アイシャドウ・アイシャドウの色を変えた・アイシャドウを重ね塗りをやめて単色にした・アイシャドウを薄くしたベースメイク・ファンデーションを変えました・マット肌から艶肌へ・素肌感が出るようにファンデの乗せ方や、肌ケアを念入りにした。ナチュラルメイク・ナチュラルメイクに変えました。・あまり厚塗りにならないように心がけたアイライン・アイラインを太め→細めへ。・アイラインを使うのをやめてアイシャドウだけにしてみた・アイラインの使い方。引き方を変えたり、ブラウンを使ってナチュラル風にしたアイメイク・友人から濃ゆすぎると言われアイメイクを変えました。・涙袋をメイクするようになった・アイメイクをナチュラルにするようになりました。まつ毛・つけまつ毛をやめました!・マツエクをやめて、自然なまつ毛に変えました。・マスカラを茶色にした眉トレンドの変化・斬新なバリエーションの眉コスメの登場、と、「眉の年」であったといえる2017年は、やはり、眉メイクを変えた方が多かったようです。これまでの平行で濃い眉から、アーチを描くような自眉を生かしたデザインがトレンドに。また、眉メイクで顔の立体感を強調するメイクも流行ったことから、「眉の重要性」が再認識された年という結果になりました。 その他、長きに渡り「ナチュラルメイク」が推奨されていた中で、2017年にようやく、濃いメイクを卒業できたとの回答も目立ちました。 2018年もいろんなメイクの流行や新コスメ発売があることでしょう。これからも、最高の美を目指して、毎日を楽しんでいきたいですね。
2018年01月12日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「2017年3大トピックス」についてです。今年もさまざまな出来事がありましたが、まず僕が注目したのは、AI本格化時代の到来です。AIは、金融業界でいち早く取り入れられ、ゴールドマン・サックスのニューヨーク本社の現物株式取引では、600人いたトレーダーがいまや2人。あとはAIに取引は任されています。日本でも、みずほ、三菱東京UFJ、三井住友のメガバンク3行で3万2000人超分の業務削減を発表。リアル店舗は縮小し、AIの担う業務が増えていきます。メディアでも、映像の粗編集やラジオパーソナリティのアシスタント業務、専門用語の文章チェック作業などはAIができるようになりました。そんななか、今秋Google、Amazon、LINEがAIスピーカー(スマートスピーカー)を発売。AIスピーカーに話しかければ、調べものも家電操作も、雑談の相手までしてくれる。AIの波はついに家庭にまで押し寄せてきたんですね。2つ目は仮想通貨。第4次産業革命といわれる、金融とITの融合、フィンテックが大きく前進したのを実感した一年でした。象徴的なのがビットコインです。中国は「貨幣として認めない」と宣言し、ゴールドマン・サックスは「リスクが多大なので社員に取引を禁じる」と発表。ビットコインを使ったVALUも盛り上がりました。4月には、情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する、通称「仮想通貨法」が施行されました。三菱東京UFJは独自の仮想通貨「MUFGコイン」を発行。今後、お金革命が本格化しそうです。3つ目は、訪日外国人旅行者の増大。観光庁は欧米豪に照準をあて、訪日プロモーションを強化しました。LCC整備を受け入れ、専用ターミナルを作り、Airbnbのサービスも広げた。それらが功を奏し、2016年の訪日客数は2400万人になり、増え続けています。政府は2020年に4000万人の観光客誘致という目標を掲げました。富裕層向けの旅行誌『コンデナスト・トラベラー』の読者投票で、「世界で最も魅力的な都市」に東京が2年連続1位に選出。異文化が入り、日本の様相も変わっていきそうです。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年1月3・10日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2017年12月31日ディーゼル(DIESEL)の2017年秋冬コレクションは、"FOREST GRUNGE"がテーマ。90年代のオルタナティブ・ロッカーたちがスタートしたキャンピングトリップで、日が暮れた森に満ちるグランジムードをイメージした。グランジムードを引き立てるのは、森の木に引っ掻けた後のように穴のあいたニットだ。また、大胆なストライプ柄のグランジニットは、メッシュを組み合わせて交互に透かせることで、プレシャスなアイテムに進化している。グランジムーブメントの影響を受けた、赤×黒のアメリカンヴィンテージ風チェックや、ストライプ柄、フラワープリントと合わせてミスマッチに仕立てたドット柄や、ワイルドなアニマルパターンといった柄も、粗野なグランジムードをより引き立てている。中でも目を引くのは、様々なワッペンが散りばめられたボンバージャケットやケープ、マフラーなど。ワッペンはランダムに配置され、まるで柄のようにデザインされている。それらは、ディーゼルのアーカイブデザインの中からリメイクしたもので、ブランド・ヘリテージへのトリビュートでもある。ディーゼルお馴染みのデニムは"ブルー"がキーカラー。何度も履いた後のような絶妙なブルーに染まったデニムは、グランジスタイルとも好相性。今季は、熟練した職人技を駆使したメンズの高級デニムシリーズや、スキニーフィットとワイドシルエットのウィメンズモデルが新たにラインナップする。デニムをメインにした着こなしの幅がさらに広がりそうだ。
2017年12月31日国内外で驚くような事件が相次いだ2017年は、どんな年だったのでしょうか? 小学生の母の視点から、2017年ニュースをピックアップしてプレイバックします。■トランプ大統領就任式から始まった2017年1月、アメリカの新大統領就任式から始まったこの年。アメリカはオバマ前大統領のリベラル路線からトランプ大統領の排他・保護主義へと大きな政治転換点を迎えたわけですが、日本では就任パレードで警護の人が銃を構えたまま隠し持っていたとか、息子のバロン君が美少年すぎるとか、おもしろポイントばかりが注目されました。前年の大統領選から話題になっていたので、トランプ大統領のあの妙に斜めに流した髪形もこの頃には見慣れちゃっていましたね。今でも冷静に見ると「変!」。そして、日本でもアメリカンなノリの女性芸人がブレイク。「キャリアウーマン」のコントを演じるブルゾンちえみがテレビで引っ張りだこに。小学校の教室でも休み時間に女子が「元カレが忘れられない? ダメウーマン」などとモノマネを始め、男子は意味も分からずポカーンとしているという図を目撃しました。2月は、一気に日本の政治が騒がしくなりました。問題となった森友学園系列の幼稚園で児童たちが「日本が他の国々に負けないよう、尖閣諸島、竹島、北方領土を守り…」と運動会の選手宣誓をする衝撃映像がニュースで流れました。「領土問題と運動会、関係ないじゃん」、「その前にこの幼稚園に子どもを入れる神経がわからない」と不思議がる声が、私の周りのパパママからも続出したもの。■「Nintendo Switch」の快進撃に胸がすく思いそして3月、家庭用ゲーム機の新モデル「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」が発売。いまだに入手困難なこのマシンですが、わが家はなんと発売5日前に予約してらくらくゲット。しかも、西友で予約したので「5%オフ♪」の日に引き取ったら5%安くなってお得でした。こういう時、西友は穴場です。そして、わが家にやってきたスイッチを見てみると、スマートフォンなどのゲームアプリに対抗すべく総力を結集した任天堂の戦略がよくわかって感心しました。同時発売のソフト「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」もすばらしい完成度で、米TIME誌の「2017年ベストゲーム」に選ばれましたね。ちなみに11月に発売された「スーパーマリオ オデッセイ」(Nintendo Switch)が2位。日本の家電メーカーが軒並み世界シェアを失う中で、任天堂の好調ぶりは頼もしいかぎりでした。そして新年度スタートの4月。子どもの友達が毎日遊びに来るというのに、国産のじゃがいもが不足し、おやつ用のポテトチップスが買えない! 5月には「カール」も東日本での販売をやめると発表され買い占める人がいたのか、スーパーの棚から消えてしまいました。しばらく3時のおやつは、「ハッピーターン」と「とんがりコーン」が定番になりました。ママ友の間でツワモノと評判になったのは、自分でじゃがいもをスライスし素揚げしてポテトチップスを自作した人。おすそ分けでもらいましたが、めちゃウマでした。■キャラが立っていた棋士たち、株を下げた力士たちそうこうするうちに6月。将棋界では現役中学生の藤井聡太四段が快進撃を始め、7月までに前人未到の29連勝。子どもを持つ親なら、「うちの子、天才だったりして」と一度は思ったことがあるものですが、そんな妄想ではなく本物の天才がいることを世に知らしめました。また、その藤井四段に引導を渡されて引退した加藤一二三さんがナイスキャラを生かしてテレビで活躍するように。あの羽生善治棋士も藤井四段に非公式戦で敗れたものの、その後、本領を発揮して永世七冠という頂点に立ちました。棋士たちが活躍した1年でもありましたね。逆にイメージを下げてしまったのは力士たちです。1月に稀勢の里が横綱に昇進したところまでは相撲人気も盛り上がる一方だったのですが、11月にまさかの横綱・日馬富士暴行事件が発覚。被害者である貴ノ岩のケガがひどいこともあり、「これは即刻、引退でしょう」と思ったのに、決定までずるずる引きずった角界にはがっかり。わが家は国技館に相撲を見に行ったこともあり、子どもにこの事件のことを説明するのは難しかったです。「横綱が後輩を殴ってケガさせたから、それはいけないことだから、責任を取って横綱を辞めるんだよ」なんてね、こんなこと説明させないでください。■真央ちゃんの引退、安室ちゃんの引き際に感慨もひとしお女性が憧れる女性の引退発表も相次ぎました。フィギュアスケート選手・浅田真央さんの引退は、私自身、何度も全日本選手権などを見に行ったほどのファンだっただけに感慨深い出来事でした。バンクーバー五輪でトリプルアクセルを2回決めた快挙とソチ五輪のフリーで見せた“鬼ステップ”を忘れることはないでしょう。そして、9月には歌手の安室奈美恵さんも2018年での引退を宣言。11月に放送された『安室奈美恵 告白』(NHK)では「子どものお弁当を作っていた。でも、まだキャラ弁がはやっていない頃だったから、(凝ったものを作らなくてすんで)助かった」などと初めてママとしての顔を語りました。その一方で、「小室さんのプロデュースが終わった後は、(音楽活動のことを)相談する人が誰もいなかった」とも語っていて、エンタメ業界を取材してきた私としては「安室さんほどの活動規模で、プロデューサー的立場の人が不在ってそんなことありえるんだろうか」と正直、驚かされた告白でした。紅白歌合戦への特別出演も決まり、ラストイヤーの活動を目一杯やりきってくれそう。真央ちゃんも安室ちゃんも、これからは第二の人生を思うように生きていってほしいと切に思います。以上、ざっとでしたが、個人的に強く印象に残ったニュースを振り返ってみました。来年は若い世代が活躍する明るいニュースを聞きたいものですね。
2017年12月31日毎週土曜日のブックショップ・シェルフ(Shelf)(東京都渋谷区神宮前3-7-4)によるオススメBOOK連載。今回は特別に2017年に発刊された書籍から、なかでも最もオススメしたい1冊(実は2冊)を「2017年ブック大賞」として教えてもらいました。■『Westtexaspsychosculptured』、『Road』クリストファー・ウール(Christopher Wool)実力人気ともに間違いなくトップクラスの現代アーティスト、クリストファー・ウールが久しぶりに写真によるアーティストブックを出版した。フォトブックとしては恐らく2003年の『East Broadway Breakdown』以来となるのではないか。しかも組をなすようにほぼ同時にリリースされた2冊のうちの1冊は、2008年から2017年の間にウェスト・テキサスのマルファ周辺で撮影した写真からなる『Westtexaspsychosculpture』。ほとんど砂漠のような土地でクリストファー・ウールのレンズが捉えた、裏庭に放置された資材、はぐれ犬、作りかけのままで置かれた工作物、用途のわからない奇妙な構造物などは、もとの背景からは切り離されたオブジェ作品のようだ。もう1冊の『Road』は2015年から2017年までの間に人気のない未舗装道を撮ったシリーズ。埃っぽい砂利道や深いタイヤ跡が残る道、藪が覆いかぶさる道や車のタイヤ跡で拡幅してしまった道など、明るい太陽の下ひらすらどこまでも荒地のなかの道を行く、そんなロードトリップ感覚が伝わる。各1,200部限定。サイン入り。【書籍情報】『Westtexaspsychosculptured』『Road』作品:Christopher Wool出版社:Holzwarth Publications言語:英語ソフトカバー/226ページ、194ページ/380×260mm発刊:2017年価格:各1万9,800円■Shelfオフィシャルサイト『Westtexaspsychosculptured』購入ページ■Shelfオフィシャルサイト『Road』購入ページ
2017年12月30日2017年もたくさんのファッションショーを撮影してきましたが、一番オシャレだなと感じる都市としては、やはりミラノが圧倒的です。2017年最後に、今年参考になった、素敵なストリートスタイルをご紹介します! 今回はいつもより写真多めですので、ぜひ目で楽しんでください。柄を上手に着こなすミラノストリートスタイル!一部を柄スタイルにするのはよく見かけますが、ここまで全身柄スタイルはなかなか難しい! とっても素敵なこのスタイルは、私がミラノストリートスタイルをピックアップするなかでも、ベスト5に入ります。全体のスタイルとヘアスタイルが天使のようにかわいらしい!ピンクのブーツをこんなにも普通に着こなすのは、薄めのピンク&スカイブルーとフリンジのついたちょっぴりボヘミアン風なスタイルで落ち着かせているから!?ヘアスタイルとファッションもぴったりなこのスタイルは、比較的マネしやすいスタイルです。男性ウケもいい、かわいいコーデ。ショートヘアでも女性らしさを忘れないカジュアルスタイルヨーロッパではショートヘアの女性をよく見かけますが、誰もがとても女性らしくかっこいいんです。私の好きなこのスタイルも然り。ボトムスの素材感が大人っぽさを感じさせてくれ、胸もとを少し大きめに開けるもデニムジャケットでカッコよく決めている、THE BESTなファッション。オレンジブラウンとブルーのシャツを上手にピックアップしていて、参考になります。難易度高めな全身ホワイトを、落ち着いたワインレッドの差し色で大人上品スタイルにいくつになっても、おしゃれを楽しみたいですね。すらりと素材感を感じるボトムスをさらりと軽めのカーディガンで決めてしまうこのスタイルは、かなり難易度が高いと感じます! ネックレス代わりに胸もとに飾るスカーフもとっても素敵です。目に止まるカラフルズボンに、90年代を意識したハットやシャツがとってもオシャレ!彼女のバッグやハット、シャツとズボンの、柄も素材も異なるデザインをまとめるテクニックは、超難易度高いスタイル! さらに、ボトムスを全体より明るい色にすると、全体的にほっそりと見えて脚長効果も期待されるので、本当に参考になります。シャツのドットにボトムスのチェックはとてもまねできない組み合わせで、尊敬してしまう。差し色にレッドを! 日本でも人気のMSGMを上手に着こなしたスタイルきれいな脚を惜しげも無く露出しているのに、いやらしさが無いかっこいいスタイルはこちら。高めヒールはミラノではよく見かけます。ヒールに映える鍛えられた脚が、女性からしても魅力的に見えませんか? やはり、スレンダースタイルは普段から鍛えないといけないみたいです。カジュアルスタイルでも、ヘソ出しでセクシーにミラノでよく見かけるファッションのなかでも、ヘソだしは頻繁に見かけたセクシー&かわいいテクです。古着をカジュアルに着こなしているので、セクシー過ぎないところが上手! 男性からも女性からも支持されるスタイルのひとつです。デニム+デニムで自分スタイルを楽しむデニムコートは1枚持っていると重宝するファッションアイテムのひとつです。色違いのデニムパンツでも同じ色でも、違和感を感じさせない上下デニムの着こなしは、どこか差し色を持ってくると全体が重い印象がなくなってスッキリします。この方の場合は、ヘソだし+赤のアンクルブールでスタイリッシュに見せています。ワイドパンツも重くならないシンプルスタイル!ワイドパンツのなかでも、こちらは日本ではあまり見かけない、着こなしがなかなか難しいタイプ。さらには起毛素材だと重たくなってしまい、足が短く見えてしまいます。それでも素敵に着こなせているのは、ヒールで全体のバランスを保ち、素材違いのトップスで全体を軽く見せているから。さすがと言える、着こなしです。肩出しワンピースは、やはり女子力アップ!ショップに入ると必ずあると言っていいほど人気の、肩出しワンピース。腰が高く見えるワンピースは、スタイルを気にしなくても脚長効果がありスタイリッシュに見せてくれるので、1枚あると重宝します。デニムを合わせて上手に着こなして、ちょっぴりボーイッシュにしている彼女。全体のバランスが見事に決まっている、まねしたいファッションです。いかがでしたでしょうか? 2017年に出会ったミラノファッションを選んでみました。なかなか着こなしが難しいスタイルが多いかもと思いましたが、簡単にまねできるコーデも意外と多いのがミラノ。ぜひ2018年ファッションの参考にしてみてください。
2017年12月30日2017年公開された映画作品の中でシネマカフェライターが選ぶNo.1をご紹介!黒豆直樹:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』喪失や心の傷を癒すでも乗り越えるでもなく、痛みを抱えたまま、それでも生きていく主人公の姿を丁寧に、丁寧に、誠実に描いた名作! 年末年始、同じ面々ばかりのバラエティに疲れたらぜひ。『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(C) 2016 K Films Manchester LLC. All Rights Reserved.内田涼:『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』夏のLA取材から追いかけ続けた『SW最後のジェダイ』も最高ですが、応援の意味も込めて傑作アニメ『KUBO』をイチ推し。日本の伝統文化と西洋ファンタジーの融合、そして家族の絆を描く内容が感動的…という意味では、とってもSW的な作品でもあります。『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(C) 2016 TWO STRINGS, LLC. All Rights Reserved.赤山恭子:『夜は短し歩けよ乙女』自分の中のアニメーションの概念を変えてくれた作品。お酒を呑む場の愉しさや、フワフワした気持ち、果てしなく続くような夜のときめく予感を、あらゆる手法で散りばめてくれた。スクリーンで観るのも最高だが、深夜にワインをやりながら観るのに適した、神がかった1本。『夜は短し歩けよ乙女』(C) 森見登美彦・KADOKAWA/ナカメの会新谷里映:『女神の見えざる手』ジェシカ・チャステインの演じるロビイスト、エリザベスのプロフェッショナルな姿に惚れました。敵にも味方にもしたくない女性だと言われていますが、エリザベスの強さ、逞しさ、潔さ、仕事に生きると決めた女の生き様、格好良かった!『女神の見えざる手』(C) 2016 EUROPACORP ー FRANCE 2 CINEMA渡邉ひかる:『ダンケルク』映像体験として注目されがちだが、アンサンブル劇としてすっかり心を奪われて何度も鑑賞。陸で絶望し、空で身を削り、海の混沌に希望を見出そうとする登場人物が全員愛おしいミラクル。まるで英国俳優の宝石箱。映像の魔術師ノーランは配役の魔術師でもあった。『ダンケルク』(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.明美トスト:『ワンダーウーマン』女子パワー全開なおかつ美しくそして究極にカッコ良くキメてくれた『ワンダーウーマン』!映画自体の良さは無論、このレベルのスーパーヒーロー作品を初めて女性監督が作り、空前の大ヒットとなったというのも最高に嬉しいニュースでした!『ワンダーウーマン』(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC牧口じゅん:『光』河瀬直美作品の中では『あん』とともに大好きな作品。映画の音声ガイドに焦点を当て、映像表現を言語化することの難しさ、素晴らしさを実感。“見えない”ことを追体験させてくれながら、今一度、映画の存在価値や魅力について気づかされた。エンディングが最高!『光』(C) 2017 “RADIANCE” FILM PARTNERS/KINOSHITA、COMME DES CINEMAS、Kumie賀来比呂美:『Remo(レモ)』役を得るために女装ナース・レモに扮した俳優志望の主人公が、一目ぼれした女医に近付くべく病院に潜入。医療知識ゼロのまま一目置かれる優秀なナースに! ゴツいながらも美しく陽気なレモ姐さんが贈る“レモンティック”なインドのタミル語ラブコメディ。とにかく楽しい♪冨永由紀:『沈黙-サイレンス-』隠れキリシタン、密入国した外国人宣教師、彼らを弾圧する側、それぞれの正義を描いたスコセッシの演出。ロドリゴ・プリエトの美しい映像。重厚な物語の中にほんの一瞬差し込まれたアダム・ドライバー×片桐はいりの日米個性派共演は忘れがたいインパクト。『沈黙-サイレンス-』 Photo Credit Kerry Brown石井隼人:『まともな男』スイスの鬼才ミヒャ・レビンスキー監督日本初紹介作。よかれと思ってついた嘘から、中年パパが雪山で四面楚歌状態に。角度を変えればスリラーにもコメディにもなる作りは、まさに「人生はクローズアップで見れば悲劇だがロングショットで見れば喜劇」そのもの。『まともな男』(C) Cultural Life & PLAN B FILM. All Rights Reserved編集部:『はじまりへの旅』“普通じゃない”登場人物たちに、ここまで説得力を持たせる映画としての完成度の高さにアッパレ!とにかくポジティブでストレート。賑やかで楽しくて、愛に溢れた“奇跡”のような作品。『はじまりへの旅』(C) 2016 CAPTAIN FANTASTIC PRODUCTIONS, LLC ALL RIGHTS RESERVED.(text:cinemacafe.net)
2017年12月30日年越しはどんな肌状態で過ごしたいですか?乾燥が気になるガサガサ肌は避けたいですし、全体的にくすみが気になる肌も避けたいところです。今回は残り2017年で、グンッと最高肌に持っていくためのおすすめアイテムをご紹介します。史上“最高の肌”で年越しを!おすすめアイテム①KIEHL’S SINCE 1851(キールズ) デイリー ボタニカル コンセントレート6,000円(税抜き)キールズ KIEHL’S SINCE 1851さん(@kiehlsjp)がシェアした投稿 – 2017 11月 16 2:49午前 PST朝の美肌を目覚めさせてくれ、1日中キープしてくれるような、日中のダメージから肌を守る朝の美容オイルです。 ヒマワリ種子オイル、ジンジャールートオイル、タマヌオイルを含んでいる、植物由来成分100%を配合しています。天然成分を壊さないように、蒸留法やコールドプレス法などをとそれぞれに適した抽出方法を取り入れています。熱を加えず調合させることによって、有効成分の純度をキープさせ、肌にしっかりとその効果を届けることを可能に。肌が目覚める、エッセンシャルオイルの爽やかな香り。そして、軽く伸びて、サラッと肌に吸収してくれるテクスチャーです。 史上“最高の肌”で年越しを!おすすめアイテム②WASO(ワソウ) クリア メガハイドレーティング クリーム4,500円(税抜き)wasoさん(@waso_official)がシェアした投稿 – 2017 7月 1 9:26午前 PDTみずみずしく、リッチなうるおいが続く、透明クリームです。植物のありのままの恵みを肌に届けてくれますので、乾燥や毛穴の目立ちと言った不安定な肌をしっとり整えてくれますよ。またみずみずしさあふれるリッチなうるおいによって、やわらかな肌を叶えます。日中メイクの上からもうるおいをチャージすることができますよ。史上“最高の肌”で年越しを!おすすめアイテム③クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレームn60,000円(税抜き)Clé de Peau Beauté Officialさん(@cledepeaubeaute)がシェアした投稿 – 2017 12月 3 9:40午前 PST一時的な肌の不調であっても、眠っている間にうるおいに満ちた透明感のある明るさを叶えてくれる、ハイパフォーマンスクリームです。肌になじませた瞬間から効果が始まっていき、うるおいに満ちた若々しい元気な肌印象をもたらします。イルミネイティングコンプレックスEXを配合しているので、保湿・整肌効果が期待でき、薬用有効成分のレチノール誘導体、美白有効成分の4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)も配合していますので、メラニン生成を抑えてシミ・ソバカスを防いでくれることでしょう。 深みのある華やかな香りです。史上“最高の肌”で年越しを!おすすめアイテム④DECENCIA(ディセンシア) アヤナス クリーム コンセントレート5,500円(税抜き)DECENCIA(ディセンシア)さん(@decencia_official)がシェアした投稿 – 2017 11月 17 1:08午前 PST肌へとろけて浸透していき、翌日にはその効果を実感できる、惜しみないハリ感が期待できるでしょう。また、美容成分をギュッと閉じ込め、上質な肌に仕上げることができますので、極上クリームと言えます。リッチで、コクのあるクリームが、肌の上でとろけて浸透していき、肌本来のバリア機能を高めてくれ、極上のハリ感を叶えてくれることでしょう。史上“最高の肌”で年越しを!おすすめアイテム⑤イグニス エモリエント ネイチャーマスク6,000円(税抜き)IGNIS イグニスさん(@ignis_official)がシェアした投稿 – 2017 9月 26 1:06午前 PDT白神産ヨモギエキス、ヤマヨモギ葉エキス、ヤマヨモギ葉水、カワラヨモギ花エキスと言った、保湿配合のふきとりタイプのクリームパックです。クリームベースなので、濃密なうるおい効果や、密閉効果とヨモギの血行促進効果によりダメージをケアしてくれます。肌のコンディションをスムーズに整えてくれることでしょう。また、みずみずしく肌にぴったりと吸いつくような感触なので、弾力のあるやわらかな肌を叶えてくれることでしょう。黒米エキス(コメヌカエキス)、コメヌカ脂質(コメ胚芽油)配合しています。残り少ない2017年をどのように過ごしたいですか?また思い切りいい状態で過ごすためにも大切なのが、肌状態。キメの整った、潤いある肌を叶えるためにも、今回ご紹介したおすすめのアイテムでケアしてみるのもいいかもしれません。ぜひ残り2017年で、自分が理想とする肌を叶えるためにケアをしてみましょう!
2017年12月30日「女性の年」ともいわれた2017年、世界中で大ヒットした『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンス、『The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ』でカンヌ監督賞に輝いたソフィア・コッポラ、『光』で日本人監督最多8度のカンヌ参加となった河瀬直美など、女性監督の活躍や躍進が際立った。大物プロデューサーや大物俳優によるセクハラ・性犯罪の相次ぐ告発で映画界が揺れに揺れている中、そんな2017年をふり返りつつ、2018年も見逃せない女性監督の映画に注目した。■2017年をふり返り!女性監督が世界各国で活躍2017年を代表する『ワンダーウーマン』は、何かが変わる試金石となるのか?『ワンダーウーマン』は、男性ヒーローばかりのコミックスの世界に1941年に初登場し、長きにわたり世界中の女性たちを鼓舞してきた女性ヒーローの初実写化映画として大成功を収めた。世界興収8億ドル超え、女性監督作品として史上最高の記録を達成しただけでなく、「女性であろうと何であろうと、あなたはあなたで、特別で大切な存在」であることをスーパーヒーロー・アクション映画の中で描き、ハマリ役となった主演ガル・ガドットとのコンビは「現代のリアル“ワンダーウーマン”」ともいわれている。ジェンキンス監督は、2019年11月1日全米公開の『ワンダーウーマン』続編では監督・脚本・製作を務め、女性監督史上最高額の報酬を手にするといわれている。期待以上の仕事をしてみせたのだから、これは当然の結果。ちなみに続編は、ダイアナ/ワンダーウーマンが1980年代のアメリカで旧ソ連と関わる、といううわさも。いまの時代に先頭を切って走る“ワンダーウーマン”は、これからも性の格差問題や男性優位社会を“美しくぶっとばして”くれることを期待したい。2017年は若手/ベテラン問わず活躍。特にフランス映画界は女性監督が台頭インディペンデント映画やヨーロッパ映画、特にフランス映画界からは今年、日本にも多くの女性監督作品が上陸。監督、脚本家、女優の顔を持つ才女レベッカ・ミラーはジュリアン・ムーア、イーサン・ホーク、グレタ・ガーウィグが出演する『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』をディレクション。フランシス・フォード・コッポラの妻で、ソフィアの母であるエレノア・コッポラは、80歳にして長編劇映画の初監督を務めた『ボンジュール、アン』でフランスを舞台に爽やかなロードムービーを届けてくれた。フランス映画界では『エル ELLE』での怪演が圧巻だったイザベル・ユペールの主演作『未来よ こんにちは』のミア・ハンセン=ラヴ(1981年生)や、喪失と再生の物語を描いた『あさがくるまえに』のカテル・キレヴェレ(1980年生まれ)といった新鋭の作品も光った。ユペールの娘ロリータ・シャマーが主演した『静かなふたり』のエリーズ・ジラールは今作が長編2作目。次回作は2018年、日本で撮影するというから大いに期待したいところ。日本でも国内外で高い評価を得た女性監督作品多数日本でも、前述の『光』河瀬監督のみならず、生田斗真がトランスジェンダーの女性になりきった『彼らが本気で編むときは、』の荻上直子は母子の愛と疑似家族の物語を丁寧に紡ぎ、ベルリン国際映画祭でテディ審査員特別賞を受賞した。また、浅野忠信、田中麗奈、宮藤官九郎、寺島しのぶという実力派キャストを揃えた三島有紀子監督『幼な子われらに生まれ』も、第41回モントリオール世界映画祭・審査員特別賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている。女性監督×女性主役で、厳しい時代を生き抜いた女性たちの姿が描かれた新進女性監督の台頭が著しいなか、『ココ・アヴァン・シャネル』のアンヌ・フォンテーヌによる『夜明けの祈り』は、フランス映画祭2017で「エールフランス観客賞」を獲得。注目女優ルー・ドゥ・ラージュを迎え、第二次大戦末期にソ連兵にレイプされ妊娠してしまったポーランドの修道女たちに希望の光を照らした。さらに、実写版『ムーラン』を手がけるニキ・カーロ監督のもと、ジェシカ・チャステインが『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』に主演し、来日も果たしてくれた。フォンテーヌ監督『ボヴァリー夫人とパン屋』で注目を集めたジェマ・アータートンは、『17歳の肖像』のロネ・シェルフィグのもと、ビル・ナイやサム・クラフリンと映画愛にあふれた『人生はシネマティック!』を創りあげた。クリストファー・ノーランの『ダンケルク』などの一方で、こうした女性監督×女性が主役の戦時下の映画も重要なトピックだったといえる。なお、ポーランドといえば、マウゴジャタ・シュモフスカ監督の『君はひとりじゃない』も見逃せない。巨匠アンジェイ・ワイダや『イレブン・ミニッツ』の俊英イエジー・スコリモフスキなどを輩出するポーランド映画界において最注目を集めるシュモフスカ監督は、Facebookを通じて演技初挑戦のユスティナ・スワラをスカウト。オリジナリティにあふれた世界観はベルリン国際映画祭銀熊賞(監督賞)を受賞、ポーランドのアカデミー賞「イーグル賞」にもノミネートされた。▼2017年日本公開の主な女性監督作品(順不同)『ワンダーウーマン』パティ・ジェンキンス(アメリカ)『最初に父が殺された』アンジェリーナ・ジョリー(アメリカ)『未来よ こんにちは』ミア・ハンセン=ラヴ(フランス)『夜明けの祈り』アンヌ・フォンテーヌ『あさがくるまえに』カテル・キレヴェレ(コートジボワール)『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』レベッカ・ミラー(アメリカ)『君はひとりじゃない』マウゴジャタ・シュモフスカ(ポーランド)『静かなふたり』エリーズ・ジラール(フランス)『ボンジュール、アン』エレノア・コッポラ(アメリカ)『人生はシネマティック!』ロネ・シェルフィグ(デンマーク)『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』ニキ・カーロ(ニュージーランド)『ダンシング・ベートーベン』アランチャ・アギーレ(スペイン)『スウィート17モンスター』ケリー・フレモン・クレイグ (アメリカ)『光』河瀬直美(日本)『彼らが本気で編むときは』荻上直子(日本)『幼な子われらに生まれ』三島有紀子(日本)『勝手にふるえてろ』大九明子(日本)■2018年も注目の女性監督作品が続々登場。しかし映画賞は波乱の兆し…第75回ゴールデン・グローブ賞「監督賞」に“女性ゼロ”年明け早々、現地時間1月7日に発表される第75回ゴールデン・グローブ賞の監督賞ノミネートには女性監督の名前はなく、数多くのメディアがその件を取り上げていた。「ノミネートされるべき」と名前が挙がったのは、『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスや、初監督作『LadyBird』(原題)(2018年公開)を手がけた『フランシス・ハ』のグレタ・ガーウィグ(脚本賞にはノミネート)、高評価を得ている『デトロイト』(2018年1月26日公開)のキャスリン・ビグロー、『The Beguiled/ビガイルド』(2018年2月23日公開)のソフィア・コッポラ、メアリー・J・ブライジが注目を集めるNetflixオリジナル映画『マッドバウンド 哀しき友情』(Netflixにて配信中)の新鋭黒人監督ディー・リースなど。同じくNetflix『最初に父が殺された』で長男マドックス・ジョリー=ピットの出身地カンボジアの大量虐殺を描いたアンジェリーナ・ジョリーは監督賞ではなく、外国語映画賞でのノミネートとなった。過去20年間で同・監督賞にノミネートされたのは、『ハートロッカー』で史上初のオスカーを獲得したキャスリン・ビグローを含めてたった3人だとか。女性監督作品が数多く出品されているカンヌでさえも、女性の監督賞はソフィアでまだ史上2人目だという…。果たして、現地時間1月23日にノミネート発表される第90回アカデミー賞では、どうなるだろうか。今後のショーレースにも注目したい。(また、女性が主役の映画として、2017年最大のヒット作『美女と野獣』のエマ・ワトソン、『ワンダーウーマン』のガル・ガドッドなどもノミネートから漏れている。)2018年も女性監督作品が観逃せないそのほか2018年は、先に挙げた『The Beguiled/ビガイルド』『デトロイト』『LadyBird』などに加え、女優でもあるギャビー・デラル監督のもと、エル・ファニングがトランスジェンダーの少年を熱演した『アバウト・レイ 16歳の決断』の日本公開がようやく決定(2018年2月3日公開)。また6月にロンドンで行われた「グラマー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー・アワード」で、最優秀映画女優賞に選ばれたニコール・キッドマンは、18ヶ月に1回は“女性監督作品”に出演すると宣言。2018年、女性監督の草分け的存在である日系のカリン・クサマ(『ガールファイト』)の次回作、『Destroyer』(原題)にロス市警の警官役で主演を務める。日本では、河瀬監督がジュリエット・ビノシュと永瀬正敏を迎えた『Vision』も公開予定で、アメリカのインディペンデント・スピリット賞にて新人作品賞と主演女優賞(寺島しのぶ)にWノミネートされるなど、海外で大きな注目を集めている平柳敦子監督の『Oh Lucy!』がゴールデンウィークに公開予定となっている。「女性の時代」は、これからも続いていくのだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:未来よ こんにちは 2017年3月25日よりBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2016 CG Cinéma · Arte France Cinéma · DetailFilm · Rhône-Alpes Cinémaワンダーウーマン 2017年8月25日より全国にて公開(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNEENTERTAINMENT LLC彼らが本気で編むときは、 2017年2月25日より新宿ピカデリー・丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2017「彼らが本気で編むときは、」製作委員会光 2017年5月27日より新宿バルト9、丸の内TOEIほか全国にて公開(C) 2017“RADIANCE”FILMPARTNERS/KINOSHITA、COMMEDESCINEMAS、KUMIEボンジュール、アン 2017年7月7日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) American Zoetrope,2016夜明けの祈り 2017年8月5日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開(C) 2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM MARS FILMS FRANCE 2 CINÉMA SCOPE PICTURES
2017年12月30日