カレンウォーカー(KAREN WALKER)が、2017年春夏コレクションを発表した。インスピレーションを与えたのは、画家サルバドール・ダリが愛したペットのオセロットだ。ネコ科の生き物・オセロットはBabouと名付けられ、都会の人々を楽しませながら誰にも属さず生きていた。その飄々とした姿をデザインに落とし込み、現代に生きる私たちに愉しみを届けていく。スウェットトップスに配されたキャットプリントは、牙を持ち少し毒っ気のある表情。花柄や幾何学模様など様々な柄がパッチワークされ、ユーモラスに描かれている。また、黒地にイエローで表現された猫のイラストは、Tシャツの中央に配置され、ボタニカルプリントのアウターを飾り、ロックな雰囲気を醸し出す。一方、ブランドのアイコンであるドレスは、フリルやラッフルをあしらっていつもより柔らかな印象に。袖はふわりと広がり2重にフリルがデコレーションされ、胸元には細かなギャザーが寄せられている。色鮮やかなブルーの鳥プリントも自由なムードを吹き込んでいる。その女性らしい世界観に、ボリュームあるタッセルピアスや民族調の飾り付きベルトがリズミカルなアクセントを差し込んでいる。また、マスキュリンなテーラードジャケットやウォッシュドデニムといったウェアを合わせることで、甘さだけではない、野生的な側面や大胆さを表現している。
2016年09月15日デビュー50周年を迎えた孤高のギタリスト、ジェフ・ベックが2017年1月下旬から2月上旬まで来日ツアーを行うことがが発表された。ベックは、6年ぶりとなったアルバム『ラウド・ヘイラー』を7月にリリース。これまでの作風とは異なり、女性ボーカルをフィーチャーしながらも、卓越したギター・プレイを聞かせた。現在、そんなアルバムを象徴するようにロージー・ボーンズをヴォーカリストとして組んだ編成で北米ツアーを行っている。ロージーは来日ツアーにも参加。2人に加えて、ロンダ・スミス(ベース)、ジョナサン・ジョセフ(ドラムス)、カーメン・ヴァンデンヴァーグ(ギター)、ジミー・ホール(ボーカル)の4人が登場し、1月25日の神奈川・パシフィコ横浜での公演を皮切りとして、2月6日の愛知・名古屋市公会堂の公演まで全国9カ所を回る。チケット料金はS席が12,000円、A席が11,000円(税込)。東京、神奈川、大阪の3公演のチケットは10月1日より、福岡のものは10月8日より、広島のものは10月22日より、宮城と岩手の2公演は10月29日より発売される(愛知公演は未定)。
2016年09月15日トリー バーチ(TORY BURCH)の2017年春夏コレクションが、アメリカ・ニューヨークで発表された。「East Coast meets West Coast.」と名付けられた今季、トリー バーチは、ファッションを通じて、アメリカ東海岸から西海岸への旅へと誘う。ショーのスタートは、シックなロングドレススタイルや洗練されたプレッピースタイルから。ブラウスとセーターのコンビネーションや、プリーツスカート、トムボーイブレザーに、ピンクやグリーン、ブルーといった鮮やかなパレット、庭園を想起させる模様をのせて、クラシックと洗練さを合わせもつ東海岸の物語を綴る。シルエットは構築的に仕立てられたものが多く、ショルダーラインをきっちり形作ったジャケット、高貴さを表すエンパイアウエストのドレスといったものが旅の味方だ。歩みを進めるうちに見えてくるのは、風にたなびくドレスや、陽の光を感じさせるシトラスカラーのワンピース。波のようなウェーブプリントやヨットのモチーフも入り乱れ、対岸の海が近づいてくることを想起させる。アクセサリーにも旅の高揚感やリラックスしたムードは落とし込まれ、パールが施されたサンダル、ラッフル付きスニーカーといったフットウェアが足元を飾る。ジュエリーには魚モチーフ、装いには貝のチャームをあしらって、海からのインスピレーションを優雅に描いている。
2016年09月15日sacai(サカイ)の2017年リゾートコレクションを紹介。予想不可能な組み合わせで生まれた今季のワードローブ。繊細さと強固さを共存させた末に見えたのは、意外にも実用的なプロポーションである。スポーツジャケットのパネルをトレンチコートやパーカー、MA-1に組み込む“ハイブリッド”の手法で今シーズンのコレクションを作りだしていく。マウンテンパーカーのようなブルゾンは、透ける素材に精緻な刺繍を組み合わせて複雑なアイテムとして提案。ふんわりとボリュームのあるシルエットの裾をフリンジで飾って、高度なミックススタイルに仕上げている。今シーズンの象徴的ディテールのひとつであるレースは、ワンピースやカットソーを豪快に彩った。そういった装飾に躍動感をもたらしたのは、プリーツやメッシュの存在。構築的に重ね合わせた生地が力強く感じる。また、レース特有のガーリーさをかき消すかのように、蛍光カラーが取り入れられ一気にスポーティムードを感じさせている。そして、ペイズリー柄はハワイアンハイビスカスと混ざり合いながら、それぞれの魅力を引き立て合う。鍵編み針のパッチワークキルトは、60年代のポップアートが着想源だ。赤や青、緑といったカラフルなパレットで、レースやシフォンの上で再解釈された。
2016年09月14日サポートサーフェス(support surface)の2017年春夏コレクションが2016年9月6日(火)、東京・御成門で発表された。デザイナーの研壁が描き出した今シーズンの世界観は、“作り込まれたさりげなさ”によってもたらされる、フェミニニティとエレガンスが迸るもの。そこには奥ゆかしさがあり、余裕がある。モデル達の表情や歩く速度にも現れるその気配は、無機質でアーキテクチュアルな会場に漂っていた。土色のようなオレンジや抹茶のようなグリーンなど、和の要素を感じさせるカラーを織り交ぜながら、基本的には落ちついたパレット。そこに彩度の高い赤やピンクを加えることで、心地よいメリハリを演出する。色合いが引き立てるのは、それぞれの布地が持つデザイン。遠くからは見えずとも、ウェアが纏う気配には大きな影響を与えている。表面には現れないディテール。人工スエードやコットンなど、様々な素材にパンチングなどの加工を施し、物量感のある布地にも透け感や透明感を加えている。季節感を反映させることと、歩を進めた時に“風が見える”こと。その二点が、全体のゴージャスさにも繋がっている。洋服を見る際、知らず知らずのうちに注目しているのは、胸や膝、顔がある“前側”だろう。しかしこのコレクションでは、前後でどちらも主役になりうるような全く違うデザインを施しているウェアが多数登場する。座る際や屈む際など、負担がかかるのは洋服の後ろ側。実際に使用されるシーンを想定し、生地自体やそのパターンなどを選びぬいた、こだわりの結晶としてワードローブは完成した。
2016年09月09日ニードルズ(NEEDLES)が、2017年春夏コレクションを発表した。原点回帰。そんな言葉を思わせる今シーズンのニードルズは、過去のアーカイブに由来したワードローブを披露。ミリタリーとワークを融合させ、ニードル独特のオリエンタルな要素を含ませている。過去のデザインに基づいたものと言えば、ジャカードのセットアップ。春夏らしからぬ深い色味と主張し過ぎない光沢から、奥行のある柄が生まれている。ピークドラペルのシャープなジャケット、襟を大きく設定したブルゾン、そして程よくカジュアルなスラックスなど、あらゆるコーディネートで再提案している。独特のオリエンタルを表したのは、チャイニーズボタンをあしらったワイドなシャツや、ラフに羽織れるチェック柄のガウン。あるいは、着物のような前合わせのデニムジャケットもそうだろう。ボトムスは相変わらず緩いムードが漂う、ジャージパンツやワークパンツで構成されている。また、足元にもこだわりが光る。サンダルは、ソール部分にきめ細い木目の桐を採用。肌あたりが優しく、軽量がゆえに毎日履きたくなる1足に仕上げた。しかし、実はそれがサンダルにとっても最適の環境。履けば履くほど、ワードローブに深みを与えるシューズになってくれるだろう。
2016年09月07日戦後日本文学の金字塔とも称される遠藤周作の歴史小説『沈黙』を、マーティン・スコセッシ監督が映画化する『沈黙-サイレンス-』(原題:Silence)が、2017年に日本公開されることが発表になった。その他の画像本作は、江戸時代の初期、キリシタン弾圧の中で棄教したとされる師の真実を確かめるため、日本に潜入した宣教師が目の当たりにする壮絶な出来事を通して、人間にとって本当に大切なものとは何か、神と信仰の意義を描く歴史大作。『沈黙』は、篠田正浩監督によって1971年に映画化されている。キャストはアンドリュー・ガーフィールド(『アメイジング・スパイダーマン』)、リーアム・ニーソン(『シンドラーのリスト』)、アダム・ドライバー(『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』)のほか、日本から、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシらが出演する。脚本はジェイ・コックス(『ギャング・オブ・ニューヨーク』)。撮影はロゴリゴ・プリエト(『ブロークバック・マウンテン』)。美術はダンテ・フェレッティ(『ヒューゴの不思議な発明』)と、豪華キャストとスタッフが集結。アメリカでは2016年末に公開予定で、本年度の賞レースにおける有力作との呼び声も高いという。『沈黙-サイレンス-』2017年全国ロードショー
2016年09月06日ハナエモリ マニュスクリ(Hanae Mori manuscrit)の2017年春夏コレクションが、東京・紀尾井町で、2016年9月1日(木)に発表された。これまでブランドは、東京コレクションに参加してきたが、今季は「Amazon Fashion Week TOKYO 2017 S/S」公式スケジュールより1か月以上前倒し、最新ルックを披露する。会場となった赤坂プリンス クラシックハウスは、2016年7月にオープンした新施設。高層ビルと自然が入り混じった環境にひっそりと構えた洋館だ。中庭がステージになっていて、吹き抜けからのぞく澄んだ青空が心地よかった。管弦楽の音色とともに現れたファーストルック。真っ白なノースリーブドレスで、細みのシルエットと膝下丈のレングスがポイント。モデルのアイブロウもホワイトに染められていて、天使のようにふわふわとした印象だ。その品のよさと反して、響き渡る‟カサカサ”とした音。みれば、胸下からびっちりと透明のプラスチックパーツが付いている。相反するものの共存によるひっかかり。これはショーを通して繰り返されていた。ドレスの中に混じるクロップドパンツやボンバー風ジャケット、デフォルメされ大きすぎるクラッチバッグ。足元を飾るのは、一部分をカットしたようなサンダル風シューズで、エレガンスの中に軽さを投じている。今季のキーワードといえば透明感。シースルー素材が多用されていて、ジャケットやドレスの一部分が透けている。また、江戸切子からもインスピレーションを得たようで、透明の硝子部分を削って色をみせる手法を、洋服やスタイリングに起用。プリントドレスの上からシースルースカートを重ねたレイヤードが顕著に表現している。ブランドのアイコン蝶は透明パーツとなりワンピースをデコレーション。また、花々のモチーフも、デザイナー天津憂が撮影した写真とレントゲン写真を組み合わせ、独自のプリントとなって登場する。ショー終了後、デザイナー天津憂は来季よりディレクターとなることを公表。ビジネス面も含め、より包括的にブランドと向き合っていく姿勢を見せた。なお、東京コレクションでは、ウェディングを中心とした別の形のショーを予定しているそうだ。
2016年09月04日ヤストシ エズミ(Yasutoshi Ezumi)の2017年春夏コレクションが、2016年8月30日(火)東京・青山で発表された。インスピレーションを与えたのは、イタリア人建築家カルロ・スカルパの作品。その多くは、歴史的建築物の修復によるもので、創造的な改修を加えることで、新たな価値を見出している。その手法は「レスタウロ」と呼ばれ、建築界に大きな影響を与えた。そして、デザイナー江角泰俊による今季のクリエーションテーマもまた「レスタウロ」と名付けられている。江角は、既存の服を材料の一部として扱い、新たなものへと昇華させている。例えば、フォーマルを代表するシャツは、本来男性的なエッセンスが強い。そこに、ボタンでのアレンジを加える。前身頃同様に、バックスタイルにも、アームラインにも、ボタンを並べて、開閉機能を持たせた。ボタンを開ければ色気を纏えるし、キュッと締めればかっちりとし、また違った印象になる。シルエットもAラインに整えられていて、女性らしさを持ち合わせている。カジュアルの代名詞デニムは、フォルム・ディテールの遊びで、モダンさを加えた。デニムジャケットはふわりとしたフォルムへ変形させ、ジップを斜めに配置。またデニムスカートには、ロングスリットを入れて、隙間からプリーツを覗かせた。ひと手間加えた装いは、コーディネートすることで、より新たな一面が顔を出す。ベーシックなカーディガンも、前・後身頃にあしらったボタンを一つずつ開け、肩を落として着こなせば、とたんに‟旬”になるし、デニムウェア同士も濃淡で差をつけ重ねれば、モードなスタイルへと変化する。また今季のニュースは、堤隼人が出掛ける日本ブランド「AIRA」を招き、コラボレーションアクセサリーを提案していることだ。
2016年09月02日ディウカ(divka)の2017年春夏コレクションを紹介する。苦手なモノや嫌いなものなど、これまで避けてきた道を選ぶことで新たな創作を開拓したという今シーズン。「to whom」というテーマを掲げ、あえて目を向けてこなかった素材や色彩、フォルムを選択肢として取り入れ、もっとたくさんの女性に似合う服の提案を試みたという。例えば、ペールトーンの色彩。まるで風を纏うような爽やかなグリーンのワンピースは、今季の象徴的なアイテムのひとつ。さりげない肌の見せ方や、ひねり、結びのディテールを細やかに散りばめるなど、たくさんの仕掛けを眠らせて淡い色彩を奥深いものへ昇華した。ストライプ柄のシリーズは、よこ縞をあえて縦に用いたもの。だからこそ洋服の動きが面白くなる。タックやドレープを織り交ぜれば、さらに立体的かつ優しく体に沿うようなフォルムが構築されていく。シルク100%のデニムシリーズは、その素材ゆえ肌への感触はソフトに。ジャンプスーツに施された足元の大きなスリット、ウエストマークの大きなリボンに繊細な動きが加わるのはその特質を生かしたからこそだろう。また、ほとんどのアイテムに言えることだが、いくつかのパターンで着られるものが多々見受けられた。特にボタンを用いたデザインがその好例。ひとつふたつと空けることで、違った景色が見えてくる。ハリのある黒のドレスには、アシンメトリーに流れる生地を、より官能的に見せるギミックとして採用されている。
2016年08月31日インプロセス(IN-PROCESS)の2017年春夏コレクションを紹介する。太古のモチーフやデザインをモダン化した今シーズン。メソポタミアやエジプトなどの古代文明のデザインを、ボタニカル柄や幾何学柄に変えて多用。それを素材やシルエットによって、フェミニンかつ洗練されたものへと変貌させた。また、今季は女性のライフスタイルに寄り添うようなワードローブを想定。例えば、オフィスで着られるような、コンサバティブなパンツやブラウス、あるいはリゾート感を出したリラクシングなパーカー、デートシーンに最適なコクーンシルエットのワンピースなど。洋服のひとつひとつに女性の日常にあるワンシーンが感じられる。首元にパールを添えたり、ヘムの一部分に精緻な花柄の刺繍を乗せたりと、エッジをプラスすることも忘れていない。インディゴ染のニットには、リボンを一緒に編み込んで、ツヤ感と愛らしさを加味している。異素材の切り替えからなるデザインも、上質なムードを作る要素。四角や三角を並べて古代的な柄をさりげなく表現したレースを、カットソーのバックに切り替えて配置。一方で、ハイウエストのパーカーの裾には、コットンシルクの素材をペプラムのようにあしらって、柔らかく揺れるように仕立てている。ジャカードは表裏を逆にすることで立体的な柄へ。気の利いた遊び心が加わることで、より洗練された女性像が明確になっていく。
2016年08月31日ラマルク(LAMARCK)の2017年春夏コレクションが2016年8月23日(火)、東京・赤坂の草月会館で発表された。今シーズンのテーマは「明鏡止水」。よこしまな考えがなく、澄み切って落ち着いた心の様子を表す言葉だ。過去のアーカイブや日本的な文化を取り入れ、伝統とモダンを融合。聡明な女性像を表現した。多数登場したトップスとスカートの組み合わせ、キーワードは「透け感」。肌の見えるパンチング加工のウェアやかぎ編みニット、スカートも同じく足元の透ける軽やかな素材を取り入れた。そんな春の風を感じさせるウェアを、ショートコルセットやベルト、そして存在感の光るチョーカーを取り入れることで、メリハリのある着こなしにアップグレード。デニムアイテムに目を向けよう。フリンジ付きのトップスや、ショート丈とドロップショルダーのジャケット、そしてスリットをボタンで調節できるタイトスカートなどが登場した。すべてシルクを取り入れた、国内産のオリジナルデニム素材使用している。「過去のアーカイブを取り入れた」と語ったデザイナー・森下慎介の言葉は、オールインワンに付いた長く垂れ落ちるリボンや、まるで花の蕾を彷彿させる形のスカートに見られるのではないか。2016年春夏コレクションで披露された、ロマンティックなウェアを思い出させた。カラーパレットはニュートラルカラーの中に、ピンクやオレンジ、ターコイズなど鮮やかな色をアクセントに取り入れ、春らしい世界観を表現した。
2016年08月26日トーガ プルラ(TOGA PULLA)は、2017年リゾートコレクションを発表した。2016年春夏シーズンより9年ぶりにロンドンでランウェイショーを行ったTOGA(トーガ)。今季は、このメインラインで使われる造形やムードをデイリーなスタイルに落とし込んだ。特徴的なのは大胆なフリル使い。定番のカウボーイシャツに始まり、Tシャツ、フルレングスパンツ、アクセサリーに至るまで、あらゆるところからこの‟ウェーブ”が顔を出す。春の始まりに纏いたいホワイトシャツは、アームラインに立体的な丸みをつけて、やわらかな印象に仕上げた。また、ワイドパンツや膝下丈のフレアスカートからは、意外性のあるフィッシュネットを覗かせ、ロング丈のプリントドレスにはシースルー素材を部分的にあしらって、センシュアルな刺激をプラスする。シーズンの主役となるのは、顔のモチーフ。ネイティブアメリカンのトーテムポールやハワイのTIKI、バリ島のバロンといった様々な国に伝わる偶像、神話に登場するキャラクターが、トーガ プルラらしいメタルパーツで描かれている。
2016年08月24日クリストファー・ノーラン監督が初めて実話の映画化に挑む最新作『ダンケルク(原題)』が、2017年に日本公開されることが決定し、日本版特報映像と海外版ティザーポスターが24日、公開された。本作は、第二次世界大戦中の1940年5月26日から9日間、860隻の船舶でイギリス軍、フランス軍の兵士約30万人以上もの命を救った、史上最大の救出作戦「ダンケルク作戦」を描くスペクタクル・サスペンス大作。撮影は今年5月23日から開始し、舞台となったフランスのダンケルクを皮切りに、オランダ、イギリス、そしてアメリカで行われた。キャストには、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、『レヴェナント:蘇えりし者』で圧倒的な存在感と迫真の演技力を披露したトム・ハーディ、『ブリッジ・オブ・スパイ』でオスカー助演男優賞に輝いたマーク・ライランス、監督としても評価の高い名優ケネス・ブラナー、ノーラン作品常連の個性派キリアン・マーフィーらが出演。また、ワン・ダイレクションとして活躍していたハリー・スタイルズが、自らオーディションを受けて映画初出演を果たす。クリエイティブ・チームも精鋭たちが集結。撮影のホイテ・ヴァン・ホイテマ、美術のネイサン・クローリー、編集のリー・スミスは『インターステラー』に続いての参加となり、衣装のジェフリー・ガーランドは『インセプション』以来のタッグ、そして、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のアンドリュー・ジャクソンが視覚効果監修を担当している。『ダンケルク(原題)』は、2017年7月19日に本作の舞台となったフランスとベルギー、7月21日に全米&全英で公開。日本公開は2017年を予定している。
2016年08月24日「anan」2017号8/24発売は桐谷美玲さんが表紙の「太ももと股関節。」特集。今週の表紙作成ストーリーを紹介します。桐谷美玲さん、21世紀の理想的美脚。今回の特集は「太ももと股関節」、です。下半身を鍛えて整えて、軽やかで美しいボディを手に入れるという内容なので、表紙に出演にただく方はなにより美脚でなければ!というのが前提条件でした。ただ、ひとくちに美脚といってもいろんなタイプがあります。筋肉がついたアスリート的美脚から、やや肉感的なぽっちゃりめの美脚まで。人によって理想のイメージがブレるのが「美脚」というものだと思うのです。そんな中、編集部から多くの声が上がったのが、今回表紙に登場いただいた桐谷美玲さんでした。桐谷さんの美脚は、長くスラリと伸びたタイプの美脚です。桐谷さんといえばスリムな体型で有名ですが、そのふとももは細いけれども細すぎず、両脚が少しのねじれもなく真っ直ぐに伸びています。そう、いろんなタイプの美脚はありますが、間違いなく一つの理想像といえる美脚なのです。で、さぞや綿密に鍛えているのでは? との思いから取材にあたったのですが、実はあまり特別なケアはしていないとの答え。取材陣一同拍子抜けではありましたが、撮影となるとスタッフ一同、さまざまな表情を見せる桐谷さんの美脚に一同ため息がもれっぱなし。普段とは違った、ちょっとセクシーで露出多めな桐谷美脚が楽しめるグラビアになってます!(HT)
2016年08月23日「ほぼ日手帳」の2017年の新作が、2016年9月1日(木)より発売される。今回は、全79種類のコレクションがラインナップ。増田セバスチャンとコラボアートディレクターでありアーティストの増田セバスチャンとのコラボレーションでは、可愛い家やドーナッツ、目玉焼き、ぬいぐるみなど甘い雰囲気の手帳「THANK YOU ALL」を制作。文庫本サイズのオリジナルとA5サイズのカズンで登場する。ウォレットサイズのweeksは、表と裏の柄がシンメトリーで独自の世界観を持った「Day Dream」が発売される。待望のMOTHER2シリーズ新作2016年版でも大人気だった「MOTHER2」シリーズからは3種類が登場。ゲームの中で主人公たちが訪れる場所をパッチワークのようにつなぎ合わせた「MEMORIES」、発売当時のファミコンのパッケージを敷き詰めた「1994」、ブルーパープルの表紙に主人公が並んだ「ぼく(ネス)」。ファンにはたまらない懐かしさを詰め込んだデザインは、早く持ち歩きたくて2017年が待ち遠しくなるだろう。スノーピークの機能的カバーアウトドアブランド・スノーピーク(snow peak)とのコラボレーションでは機能的な手帳カバーが登場。手帳本体やカードはもちろん、ペン差し、鍵留め、メッシュポケットなど立体的なものも収納しやすい作りになっている。防水に優れたポリエステル生地で、アウトドアシーンでも雨や水滴から中身を守る。毎年人気「ミナ ペルホネン」もミナ ペルホネン(minä perhonen)は2000年に発表されて以来、洋服やバッグに用いられてきた「bird(バード)」柄や、過去に2度登場した「tambourine(タンバリン)」柄などを発表。中身の手帳本体も改良を重ねており、より使いやすくなっている。カバーだけ変えたり、中身を新しくしたり、2017年度に向けて新しい手帳で気分も一新してみてはいかがだろうか。【アイテム情報】■増田セバスチャン・「THANK YOU ALL」[オリジナル]カバー&本体セット 4,752円(税込)、カバーのみ 3,024円(税込)[カズン] カバー&本体セット 7,020円(税込)、カバーのみ 3,780円(税込)・「Day Dream」[ウィークス] 2,592円(税込)■Snow Peak・「Stuffed Shell」[オリジナル]カバー&本体セット 10.800円(税込)、カバーのみ 8,640円(税込)■MOTHER2・「1994」「MEMORIES」[オリジナル]カバー&本体セット 3,024円(税込)、カバーのみ 4,752円(税込)・「ぼく(ネス)」[ウィークス] 2,376円(税込)■ミナ ペルホネン・「piece,」[オリジナル] カバー&本体セット 18,360円(税込)、カバーのみ 16,200円(税込)[カズン]カバー&本体セット 25,380円(税込)、カバーのみ 21,600円(税込)・「bird」[オリジナル] カバー&本体セット 9,180円(税込)、カバーのみ 7,020円(税込)・「tambourine(black)」[オリジナル] カバー&本体セット 11,880円(税込)、カバーのみ 9,720円(税込)【発売情報】ほぼ日手帳発売日:2016年9月1日(木)■オリジナル(文庫本サイズ)とカズン(A5サイズ)価格:オリジナル 2,000円+税、カズン 3,500円+税場所:「ほぼ日ストア」、全国のロフト■ほぼ日手帳WEEKS(週間タイプ)価格:1,800円+税〜場所:「ほぼ日ストア」、全国のロフト、東急ハンズ、紀伊國屋書店、丸善、Amazon、楽天ブックスなどほぼ日手帳WEEKS取り扱い店舗にて販売。
2016年08月23日監督・三池崇史×主演・木村拓哉で、世界も視野に入れているという規格外アクション・エンターテイメント『無限の住人』の公開日が、2017年のゴールデンウィークに決定。沙村広明による原作コミックも新装版が発売され、描き下ろしビジュアルが採用されていることが分かった。原作は、2012年まで「月刊アフタヌーン」(講談社刊)にて連載され、その圧倒的な画力と斬新な殺陣描写により“時代劇”というジャンルを超えたと話題を呼び、累計発行部数750万部突破を誇るカリスマコミック。1997年に「第1回文化庁メディア芸術祭」マンガ部門優秀賞、2000年には英語版が「アイズナー賞」最優秀国際作品部門を受賞した。アイズナー賞は、米カリフォルニア州サン・ディエゴで毎年開催されるコミコン・インターナショナルで発表される最も権威あるコミック賞の1つで、“漫画のアカデミー賞”とも呼ばれ、手塚治虫、大友克洋、浦沢直樹など名だたる作家に先んじての受賞となり、当時も大きな話題に。現在までに世界22の国と地域で刊行され、根強い人気を博している。その原作に挑むのは、2010年の『十三人の刺客』がベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、2013年『藁の楯 わらのたて』がカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品されるなど、海外ファンも多い三池監督。そして木村さんが演じるのは、不死身の体を持つ主人公の剣士・万次。「面倒くせぇ」が口癖だが、頼りがいのある男で、全てを失った少女・浅野凜の用心棒を引き受けることに。ただ生きるだけだった万次と凜の壮絶な仇討ちを描き出していく。新装版カバーとなった原作の第1巻では、主人公・万次とヒロイン・浅野凜、2人を付け狙う剣客集団・逸刀流の黒衣鯖人(くろい・さばと)、閑馬永空(くろい・さばと)の姿がとらえられている。第2巻では、逸刀流当主・天津影久(あのつ・かげひさ)率いる、乙橘槇絵(おとのたちばな・まきえ)、川上新夜(かわかみ・あらや)の姿が、第3巻では、無骸流の百琳(ひゃくりん)、尺良(しら)、偽一(ぎいち)の躍動感あふれる姿が描かれている。現在、明らかになっている出演キャストは、木村さんのみ。今後、豪華キャスト陣の発表を控えており、誰がどのキャラクターを演じるのか、期待が高まる。『無限の住人』は2017年、ゴールデンウィークに全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日2017年1月はじまりの「ほぼ日手帳 2017」が9月1日、全79種類のラインアップで発売される。2016年版では過去最高となる61万部を販売し、ロフトの手帳売上ランキングでは12年連続1位に輝いた「ほぼ日手帳」。国内販売の好調に加え、海外からの注文も年々増加しており、海外への出荷数は2014年版から2016年版の2年で9.7倍となっている。今年はアートディレクターでアーティストの増田セバスチャンと制作したオリジナル、カズン、weeksサイズの手帳の他、アウトドアブランド・スノーピーク(Snow Peak)による文房具や身の回りのものをひとまとめに収納できるスペースたっぷりのカバー、デザイナー中島トキコによるポッテンバーントーキー(POTTENBURN TOHKII)の特殊なメッシュのファブリックを使った手帳カバーなどが登場。版画家・望月計男の代表作「シロクマ」をモチーフとした絵画を持ち歩くような感覚の手帳や、アートディレクターの平林奈緒美と作った革のカバー、ファッションブランドのニュアンス(niuhans)とコラボレーションしたインディゴブルーの手帳、発売当時のスーパーファミコン版のパッケージをあしらった柄など3種で展開される「MOTHER2」なども販売される。大人気のミナ ペルホネン(mina perhonen)、カクマ(CACUMA)も装い新たに今年も登場。ミナ ペルホネンからは、「ミナが始まったころからある大切な柄」とデザイナー皆川 明が大事にしているふたつのテキスタイルを用いたカバーが登場。ひとつは2000年の発表以降、洋服やバッグなど様々なアイテムに使われてきた「bird」、もうひとつが手帳カバーとしても過去2度登場したことのある「tambourine」。これに加えてミナ ペルホネンのアトリエで出たあまり布を使って作られる抽選販売の「piece,」が4種で展開される。キギ(KIGI)の渡邉良重がデザインするブランド・カクマからは、一筆書きのようにチェーンステッチでローズ、チューリップ、パンジー、タンポポを描いたカバーが登場する。
2016年08月23日女優・橋本環奈が15日、Sexy Zone・佐藤勝利とW主演の映画『ハルチカ』(2017年3月4日公開)内のフルート演奏姿を披露した。原作は、累計55万部を記録している小説家・初野晴氏の同名シリーズ。幼なじみの上条春太(ハルタ)と穂村千夏(チカ)が、高校内で起こるさまざまな事件を解決しながら、弱小吹奏楽部のメンバーを集め、コンクール出場を目指す様子を描いており、『ハルチカ~ハルタとチカは青春する~』のタイトルでTVアニメ化もされている。この度公開されたのは、橋本がフルートを演奏するメイキング写真、そして橋本演じるチカが吹奏楽部で連取する劇中写真。初めてフルートに挑戦したという橋本は、「最初はドレミ……から劇中に出てくるオリジナル曲などを練習しましたが、まず音を出すことに苦労しました」と苦労を振り返った。橋本はフルートについて「私自身負けず嫌いなので、やっているうちに『もっともっと上手くなりたい』という思いが強くなり、とにかく一生懸命練習しました」と語り、「この作品のおかげでフルートに出会い、先生のご指導のもと、ますます大好きになり魅了されていきました。これから長く続けていける楽器に出会え、私にとって大きな財産となりました」と、演奏の楽しさに目覚めた様子。ホルンを担当する佐藤は「世界一難しい金管楽器と聞いていたので、本当に吹けるのかすごく心配でしたが、最初の練習で早速音を出すことができた時はとても嬉しかったのを覚えています」と、楽器演奏の喜びを表した。さらに「音色も形も美しいのが個人的にとても気に入っています」と、すっかりホルンに愛着を持っている姿を見せた。また、清水北高吹奏楽部の部員役に恒松祐里、清水尋也、前田航基、平岡拓真、上白石萌歌、二階堂姫瑠の出演が決定している。
2016年08月15日スパイダーマン新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』の日本公開日が2017年8月11日に決定したことが10日、明らかになった。新たな主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役に英国俳優トム・ホランドを抜てきした本作。『アイアンマン』のトニー・スターク役のロバート・ダウニー・Jr、メイ叔母さん役のマリサ・トメイなど、ビッグキャストの顔合わせが話題となっている。先日開催されたサンディエゴのコミコンでは、世界初となる本編映像が上映され、ピーター・パーカーは15歳の少年でその高校時代のストーリーであることが明らかになり、敵であるヴァルチャーも世界初お披露目された。さらには、スパイダーマンの原作ファンにも人気が高い敵キャラ、ヴァルチャーの姿が収められた本作のコンセプトアートもお披露目。ファンの間では早くもヴァルチャーを演じる俳優が誰かに注目が集まっている。(C)Marvel Studios 2016. (C)2016 CTMG. All Rights Reserved.
2016年08月11日フィルムセンターの上映企画「自選シリーズ 現代日本の映画監督」から「押井守監督特集」が開催決定。東京国立近代美術館フィルムセンターにて2017年1月10日(火)から1月22日(日)までの期間で上映される。「自選シリーズ 現代日本の映画監督」とは、1980年代以降の日本映画を牽引してきた映画監督の中から毎回1人にスポットを当て、監督自ら選定した作品を上映する企画。作品を通して、デビューから現在までの足跡をたどり、現代日本映画の原点を探る試みを行っている。第5回目となる今イベントでは、押井守監督を迎える。舞台監督や小説家、ゲームシナリオ作家としても活躍する押井の作品は、アニメーションと実写を往還・融合し、独自の映像世界を圧倒的な映像美で描く。彼の95年の作品「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」では、その世界観と緻密な映像構成でジェームズ・キャメロンらに大きな影響を与えた。2015年の作品である、女子校を舞台にしたサスペンススリラー『東京無国籍少女』では、役者の身体表現や躍動性を追求し、迫真迫るクライマックスを演出。また、2016年の『ガルム・ウォーズ』では、15年をかけた構想を実写とアニメーションで表現するなど、彼の作品は常にそれまでの映画の枠組みを拡大し続けてきた。【開催概要】自選シリーズ 現代日本の映画監督5 押井守監督特集会期:2017年1月10日(火)~1月22日(日)会場:東京国立近代美術館フィルムセンター 大ホール住所:東京都中央区京橋 3-7-6上映:押井守監督作品 12プログラム (各プロ2回ずつの上映)※上映作品は順次発表される予定。
2016年08月06日B型の良さを引き出すためにはどんなことをすればよい?『anan』の占い特集を30年以上にわたり監修されている、オフェリア・麗さんに、“血液型×兄弟パターン”で魅力アップのためにするべきことを教えていただきました。≪B型・あなたの良さを引き出すTO DO リスト≫■B型×長子□大事な席には耳を出したヘアスタイルで臨む。重要情報に鋭く反応でき、恋も商談も大成功!□昔なじみと現在の友達を引き合わせる。上手に場を仕切れ、新旧ミックスした楽しい企画浮上。□初デートは親友を交えて3人で。何かと引き立ててもらえる上、相手がふさわしいかも一目瞭然。■B型×中間子□年長者と膝を交えて話す。亀の甲より年の功で、あなたに足りないものを指南してくれそう。□わだかまりのある人物と食卓を囲む。季節の美味や名物が神経を和ませ、見えない壁も消滅。□いい靴を履く。安物は避け、しっかりした作りの上質の品を愛用するほど、印象と自信がUP。■B型×末っ子□会員制SNSや社会人サークルに加入。特に自分の趣味に関連した集まりには、活躍の場が。□決断は1分以内に下す。難問ほど素早くジャッジしたほうが直感が研ぎ澄まされ、後悔知らず。□ネイルをビビッドなカラーに。合コンやデートの際は、ストーンをプラスしてパワーUP。■B型×ひとりっ子□イライラや衝動に駆られたら、深呼吸を5回。お腹に手をあてると効果が高まり、平常心復活。□洋画の恋愛モノを、映画館で観賞する。役立つテクや演出法を習得でき、色よい展開が。□ピンクや赤など暖色系の下着を身につける。女子力がグンとUPし、モテオーラ全開に。◇監修・オフェリア・麗さん西洋占星術を筆頭に、30年以上にわたり本誌の占い特集を監修。Gダビデ電話占い 総合ポータルサイト gdavide.comもあり。※『anan』2016年8月3日号より。監修・G・ダビデ研究所 (C)PeopleImages
2016年07月28日ビューティフルピープル(beautiful people)が2017年リゾートコレクションを発表した。今シーズンは「everywhere and nowhere」をテーマに、定番アイテムをブランドらしいユニークな視点と様々な手法で再構築した。ブランドの定番アイテムである、ピーコートやダッフルコートは新しいシルエットや素材感で提案。またトレンチコートは、今シーズンの新しいテクニックである「ヨークから流れるフレアスリーブ」のデザインを取り入れ、袖のボリューム感が特徴になっている。さらに、レングスも長めに変化を加えた。また、人気のライダースジャケットは新型の「アヴィエータースタイル」が登場。1930年代、モーターサイクリストの安全性を考えて生み出されたアヴィエータージャケットからインスピレーションを受けて作られたものだ。男性の大きいライダースを着たようなサイズ感に。クチュールライクな要素、そしてストリートテイストのミックススタイルも今シーズンのポイント。まるでビスチェを付けているようなディテールのドレスや、クチュールシルエットのようにウエストを絞ったデニムジャケットなど、ボディコンシャスなラインを描いている。そんなウェアに、ストリート感を感じるビビッドカラーのソックスやカラーシューズを合わせることで、新鮮なミックススタイルを提案した。アクセサリーにも目を向けよう。人気の「ライダースバック」シリーズは、リバーシブル仕様にアップデートし、裏地をキルティングにリニューアル。新型として、旬なバケツ型が登場した。さらに、デザイナー・熊切秀典の「熊」をモチーフにしたシルバーアクセサリーからは、熊が耳に噛み付いているようなイヤリングやチェーンブレスレット、メンズライクなボリュームリングが展開される。
2016年07月27日アカネ ウツノミヤ(akane utsunomiya)が2017年リゾートコレクションを発表。今シーズンはイタリアの現代アーティスト、エットレ・ソットサスの作品からインスピレーションを得た。ポストモダンデザインの先駆者とも言われる彼は、派手な色使いと創造性にあふれたポップなデザインが特徴だ。そんな彼の作風である、カラフルな色使いを落とし込んだウェアに注目したい。例えば、ニットキャミソールやストレッチのあるビスコーズを取り入れたニットは、ブルーやレッド、イエローと多数の原色を組みあわせたインパクトのあるデザイン。幾何学的な配色が、主役級の存在感を放つ。また、ここ2シーズン展開している人気のデニムラインからは、ジャケット、スカート、パンツ、そしてジャンプスーツを展開。いずれもゴールドのジップが映える、濃いめのインディゴカラーで提案された。スカートとジャケットは、腰部分に異素材が用いられており、着用すると独特なシルエットに。さらに、パンツスタイルのコーディネートに多く取り入れられたアクリルアクセサリーも、色使いとフォルムがエットレ・ソットサスの作品に着想を得ている。まるで彼の作品、照明器具「アショカ」を彷彿させるような色使いとシルエット。そんなアクセサリーを使ったコーディネートを楽しめるよう、多くのウェアに丸や四角形のゴールドパーツが付いているのも今シーズンの特色と言える。
2016年07月27日シーバイクロエ(See By Chloé)の2017年春コレクションは、フランスと日本のカルチャーを融合させたノスタルジックな空気感を体現。ボリューム感のあるデザインやデコラティブなテクスチャーによって、輝かしく活気あふれたワードローブに仕上げられている。ワークウェアやフィッシャーマンズパンツ、オーバーオール、リラックス感のあるウィンドブレーカーコートなどのディテールを採用し、伝統的なメンズウェアの要素を再構築。淡いカラーを使用することで、若さ溢れる感覚やフェミニンな空気感を全体に漂わせる。特徴的なAラインのシルエットは大胆にセパレートされたデイウェアに採り入れられ、コットンダンガリーからデニムシャツ、キュロットとして登場。ロングスリーブのボウブラウスやヨーロッパの農婦を想起させるドレスには、ベルベット素材を用いて、フラワープリントを組み合わせた。日本の金魚とマグノリアの花が咲くグラフィックモチーフは、刺繍やフェルトパッチに形を変え、大きなキャンバストートバッグ、ゆったりとしたTシャツ、ローデニムセパレーツにプラス。アクセサリーラインには、レザーで編んだリングが付いた新しいバッグコレクションの“HANA”やシーズンカラーを用いたアイコンモチーフ “BISOU”のナイロンバックパックがラインナップする。
2016年07月21日クレージュ(courrèges)は、新アーティスティック・ディレクターによる初めてのプレコレクションとなる、2017年リゾートコレクションを発表した。「衣服を第一に考えました。」これは、アーティスティック・ディレクターのアルノー・ヴァイヤンとセバスチャン・メイヤーが今季を表したフレーズである。この精神を潔く投影したコレクションルックには、彼らが手掛けた洋服しか映っていない。アンドレ・クレージュが建てたファクトリー内の壁面を背に、吊るされた姿は、無機質であるが、デザイナーデュオの未来的思想が強く反映されているようにみえる。デザインの中核となるのは実用性。代表例となるのがポケットで、ジャケットやコートの前身頃に堂々と鎮座している。手を入れやすいようにと考えられた斜めのカッティング、物を落とさないようにと配慮されたジップ。念頭にあるのは‟使いやすさ”であるのは間違いないが、幾何学的な配置、様々なテキスタイルのパッチワーク、キラリと光るスタッズ。そういった要素が、高いデザイン性へとつなげている。これまで彼らが発表してきたランウェイショーに習って、今季も素材・装飾に変化をもたせて、同じモデルを楽しんでいる。ときにメタリックビニールの刺繍を添え、ときに3Dマシーンによるプリントをあしらって。パレットは、異なるトーンのホワイト、ベージュ、ブラック、ネイビーが基軸。ベーシックな色選びも、洗練されたスタイルへの架け橋となっている。
2016年07月15日ボンポワン(Bonpoint)の2017年春夏コレクションは、映画や芸術作品、美しい風景などを着想源に複数の情景が重ねられたワードローブを展開。インスピレーションの違いによりガラリと表情を変える洋服、それを着こなす幼いモデルたちに注目し、ショーを紐解いていく。最初のテーマは、ウェス・アンダーソン監督の映画『ムーンライズ・キングダム』に登場する1960年代の少年少女たち。色褪せたジーンズやチェリープリントのタイトなニット、ふわりとなびくスカートに光沢のあるレザー。原色系の明るいパレットに、若者たちの夢を乗せた、冒険心溢れる表現が楽しめる。続いて登場したのが、詩人ジョン・キーツと恋人ファニー・ブローンの悲恋を描いた作品『ブライト・スター いちばん美しい恋の詩』。劇中に登場する、象徴的なイングリッシュガーデンの雨でくすんだ色合いや田舎町の香り、少し褪せたような懐かしさを洋服に落とし込み、アンニュイな日曜日の散歩を演出した。さらに、ゴーギャンの作品からインスパイアされた色鮮やかなアイテムがワードローブを力強く彩る。他にも写真家ロベール・ドアノーの写真集から着想を得た、陽気なドレススタイルや写真家マッシモ・ヴィターリによる、ビーチとそこで夏を楽しむ人々が映し出された“ハイ サマー”をイメージした魅惑的なアイテムなど表情は様々。ストーリーを知ってから洋服に思いをはせることができるのはもちろんのこと、着こなしからその情景を思い浮かべてみても楽しいコレクションに仕上がった。
2016年07月11日イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の2017年リゾートコレクションが発表された。植物の“種”からインスピレーションを得た今シーズン。自然が創り出した造形美を服に落とし込んだ。2016年春夏コレクションで生まれた「Baked Stretch」は、ジオメトリック柄のストールやスカートなど様々なアイテムで登場する。カラフルで不思議な幾何学模様は、優美なドレープ感のあるアイテムとスタイリングすることで存在感を放つ。カラーパレットにはベージュやブラウンなどナチュラルカラーもあれば、一部にオレンジやグリーンの鮮やかなものまで揃う。単色のタンクトップ、ワンピースや様々なブロックをつなぎ合わせた柄のジャケット、スカートはプリーツや柄を施すことで存在感のあるウェアに。まっすぐストンと落ちるジャケットやスカートなど、身体のラインをストレートに美しく見せるシルエットは、まさに“種”のように余計なものがそぎ落とされている。
2016年07月08日グッチ(GUCCI)は、2017年春夏メンズコレクションのランウェイにて、新作ウォッチを発表した。カジュアルなTシャツとパンツスタイルに合わせたのは、彫刻が施されたアンティークシルバーカラーのケースに、マラカイト グリーンの合成石ダイアルを組み合わせたゴージャスなウォッチ。バングルにも、彫刻とマラカイト グリーンの合成石をあしらった。うねるヘビのベルトを締めたドレスルックには、ブラック・グレー・ブラック ストライプ ケースのウォッチを。ダイアルはブラックで、プレキシグラス バングルには強さが感じられる尖ったスタッズがあしらわれている。このアイテムは、華やかなピンクフラワー柄のリボンタイドレスのルックにも登場した。ブランドの象徴的なグリーン・レッド・グリーンストライプのプレキシグラス ケースのウォッチは、レッドとネイビーのストライプリボンがアクセントになったセットアップスタイルに組み合わされた。バングルにはイエローゴールドPVDスタッズが、ケースバックにはビー モチーフの刻印が施されている。【アイテム詳細】グッチ ウォッチ※価格、取扱店舗、展開時期は未定(2016年6月27日現在)【問い合わせ先】ラグジュアリー・タイムピーシズ ジャパン/グッチTEL:03-5766-2030
2016年06月30日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2017年春夏メンズコレクションが2016年6月24日(金)、フランス・パリで発表された。アパレルとテキスタイルを重ね合わせるようなあらゆるスタイリングを提案した今シーズン。2ルック目のトレンチコートに見られるような上からシースルーの素材を乗せたようなものもあれば、4ルック目のように帯状のアイテムを巻いたもの、犬のイラストが用いられた布を用いたルックのような、中から外へ飛び出すものなど、幅広い“服”と“布”のコラボレーションが見られた。紐などのように垂れる部分動きと、長い袖や柔らかい布、崩れるようなニットのひらめきを同時に表現。刺繍にも見られる鳥のモチーフは、アン ドゥムルメステールらしい羽のアクセサリーにも現れ、パールを用いたネックレスとともにコーディネートされている。パレットで象徴的に輝いているレッドは、愛や情熱をワードローブに添付。ブラックとレッドが溶け合ったようなブーツは特に圧巻で、流れるようなウェアを力強く支える存在感と、レザーらしい風合いの力強さを持っている。これまでのブランドらしさを呼び起こしながら、セバスチャン・ムーニエらしさも載せた今シーズン。ドレープの美しさやレザーアイテムの魅力を確かにした、新しいアン ドゥムルメステールが完成した。
2016年06月27日