ミントデザインズ(mintdesigns)2018年春夏コレクションが東京・青山で発表された。今シーズンは、イタリア人宣教師が中国で撮影した写真集からインスピレーションを得て、西洋の視点から見た中国や、中国から見たキリスト教文化などを表現した。今季のポイントである「中国」は、チャイナドレスを彷彿させるボタンデザインを取り入れたトップスや、中国の陶磁器を感じさせる繊細な青の模様に染められたワンピースやスカートに現れた。さらに「アジアンノット(淡路玉)」と呼ばれる中国伝統の飾り結びが、ウエストマークのベルトやサンダルのタッセル部分、そしてウェアの柄にまで取り入られた。あらゆるウェアに取り入れられた陶磁器柄は、どこかエキゾチックさも醸し出ており西洋の中国趣味:シノワズリにも重なる。一方、中国の視点で見た西洋のキリスト教文化。ノースリーブのロングドレスに取り入れられたユニークな「天使柄」が一番顕著に現れている。羽根が生えたいくつもの天使がドレスの上できれいに整列した。着こなしはレイヤードスタイル。ワンピースの下から2重のスカートが顔を出したり、トップス2枚とスカートを組み合わせたり、ワンピースにトップスを重ねたりと、2枚3枚を合わせた着こなしが数多く披露された。素材は春夏シーズンらしい爽やかなリネンに加え、レースやシアー素材を部分的に取り入れることで、絶妙な軽やかさを出している。
2017年10月21日タエ アシダ(TAE ASHIDA)の2018年春夏コレクションが、2017年10月18日(水)に六本木・グランド ハイアット 東京にて発表された。近未来的なサウンドとともに始まったショーのファーストルックを飾ったのは、水面に広がる波紋のような、白と黒の幾何学模様プリントのドレス。グラフィカルな柄と、アシンメトリーなフォルムは、強いインパクトを与えるが、上品でシックな印象に。オレンジやエメラルドグリーン、ピンクなどの色をランダムに切り替えたマルチストライプのドレスは、光を反射して輝く万華鏡のようだ。パネルごとにストライプの太さや密度が異なり、視覚的に強い印象を与える。フロントには透け感のあるジョーゼット素材を使用し、歩くごとに優雅に揺れ動く。写実的に描かれたボタニカルモチーフは、クラシックな空気感を生み出す。透け感のあるブラウスに刺繍で施された花々も、スキニーパンツに立体的に描かれた花々も、生き生きとその美しさを発揮し、服を彩っていく。また、モスグリーンで表現されたゼブラ柄やボーダーに施されたグラフィカルなゼブラなど、動物的な表現や、自然に由来するモチーフがパワフルに存在感を放つ。レースやチュール、ラメなどのエレガントな要素はふんだんに盛り込まれ、華やかなムードを作り上げる。組み合わせるのはスタイリッシュなパターンだ。総レースのミニドレスはIラインのシルエットに仕立てることで、ミニマルな華やかさを演出。透け感のあるチュールエンブロイダリーのロングドレスは、オールブラックでクールに仕上げた。チュールを幾重にも重ねた上から、ボリューム感のあるカットジャカードの生地をふわりと被せたパステルピンクのドレスも登場。ジャカードの光沢感と分量のあるシルエットが、優雅さの中にも堂々とした風格を表している。
2017年10月21日バナナチップス(BANANA CHIPS)の2018年春夏コレクションが、2017年10月18日(水)に、東京・渋谷ヒカリエで発表された。子供服を中心に展開するバナナチップス。今シーズンは、フローラル柄やモノトーン、そしてブランドを象徴するバナナプリントなど、様々な要素を取り入れ、ブランドコンセプトである「日常の贅沢」をセクシーかつクールに表現した。ショーの冒頭は、バラ柄のプリントが多く登場。フローラルをシンプルにまとめ、甘くなりすぎないスタイルを提案した。ブラック・グリーン・ホワイトで表現されたフローラル模様のドレスは、ストンと身体に沿うようなミニマムなシルエット。一方で、スカートは立体感のあるフリルでフェミニンに仕上げた。腰元にフリルを配したトップスは、同じ柄のパンツと合わせ、モードな雰囲気に。モノクロームを基調としたルックは、甘さと辛さのミックスを表現している。ツイードのような素材を使ったブラックのワンピースは、襟元や裾などのディテールに白いレースをあしらわれ、レディライクで上品なスタイルを完成させた。それでいて、腰元はスタッズを配したベルトでマークし、エッジーなアクセントを添えた。マニッシュなパンツスタイルも登場。ジャケットの襟にはレザー素材を採用し、ハンサムにきめて。しかし、そんなハードなイメージに反し、首元は大ぶりの白いリボンを飾った。オールブラックでシックに決めたルックは、ブラウスのシリーブに膨らみを持たせフェミニンさをプラスした。後半は、モノクロームのシックなコーディネートから一転、リゾートなムードに変わる。バナナと葉をプリントしたワンピースは、その鮮やかなグリーンとイエローが夏らしい。フリルをあしらった袖口やワンピースのやわらかな生地が風を切り、爽やかな空気感を放っている。また、船のイラストを描いたスカーフ風のプリントも登場した。
2017年10月21日ハオリ ドゥ ティティ(haori de TiTi)の2018年春夏コレクションが、2017年10月18日(水)東京・青山にて発表された。穏やかな秋の午後、青山通りから少し奥へ入った閑静な通りに佇む「サロン・ドゥ・ティティ青山本店」にて、2018年春夏コレクションがショー形式で披露された。チェンバロの生演奏をバックに、和やかな雰囲気の中行われたショーは、まるで優雅なサロンのようだ。コレクションのピースも、気の置けない友人たちとのサロンに出かける、優雅な女性のための外出着のよう。シルクや麻といった肌に心地よい素材、透け感や光沢、ラメの輝きを織り込んだオリジナルテキスタイル、そこにあしらわれた刺繍やスタッズ、レースといった優美な装飾デコレーションがデザインの特徴だ。ショーはチェンバロが奏でる曲によって4つのパートに分けられた。まず最初に、牧歌的な雰囲気の漂う純白のルックが登場。シースルー素材や梯子レースなどで仕立てたロング丈の羽織を主役に、インナーを透かした軽やかなスタイリングを見せる。2つ目のパートは、イエローやオレンジといった鮮やかな色彩を大胆に使用しオリエンタルなテイストに変化。プリントかと見まごう程に繊細な総刺繍のカシミヤストールを肩からかけた、贅沢な着こなしが印象的だ。3つ目と4つ目のパートは、ブラックを基調としたよりフォーマルなウェアが主役。肌に密着した非常に薄い生地にレースを重ねたドレスや、立体刺繍のスタンプワーク技法でフラワーモチーフをあしらったワンピースなどが披露された。アクセサリーには、複雑な曲線を繊細な技術で表現したアラベスク文様のペンダントやピアスが登場。ジュエリーから誕生したブランドらしく、様々にデコレーションされたドレスの上でも引けを取らない存在感を見せている。
2017年10月21日エルザ・ウィンクラー(ELZA WINKLER)の2018年春夏コレクションが2017年10月8日(水)に、東京・渋谷ヒカリエにて発表された。エルザ・ウィンクラーがショーを行うのは今回が初めて。「ハンガーにかかっているだけでは服の魅力は伝わらない。」そう語ったデザイナー中井英一郎が作り出したのは、確かに、そのデザインやシルエットで生身の人間の美しさを存分に引き出すアイテムたちだった。テーマは「アンダー ザ ムーンライト」。月明かりの下で躍動する動物、特にメインモチーフであるフクロウの「美しさ」や「強さ」、「賢さ」が再現された服たちはランウェイの上で生き生きと個性を発揮する。まず、印象的なのが、大きく立体的な襟で、胸元が開いたジャケット。中には下襟から上襟までボリュームがある設計を施し、セーラー服のように背面までその面積が至るものまである。このダイナミックな襟の形状は、デコルテのデザインにこだわりを持ったブランドであるが故であろう。モデルの全身を通して見ることで、この襟のデザインが果たす役割を理解することができる。パーツの大きさやデザインからこそ「強さ」を感じるが、アイテム全体としては「美」が追求されている。大きな襟によって上半身にボリュームを出し、ウエストを絞ることで、女性的なシルエットのボディラインを描くジャケット。そのデザインからは、「女性らしさ」をより華やかに、そして明確に表現しようとするブランドの強い意志が感じられた。ショーの後半で登場したのは、インパクトのあるイエローのドレス。フクロウの羽をイメージしてデザインされたこのドレスは、ショーの中でも抜群の存在感を誇った。この、羽のように柔らかな表地は全てカッティングによって製作されたもので、中井の技術が如何なく発揮された逸品だ。他にもこれまでのコレクションのイメージを踏襲した、鮮やかでありながらも、あくまで落ち着いた「大人」の女性に向けたアイテムが登場。美しいシルエットラインで、ラグジュアリーかつスマートな雰囲気を醸し出すアイテムを身に纏ったモデルたちは、まさに「暗中飛躍」する夜の生き物であった。
2017年10月21日アキコアオキ(AKIKOAOKI)が、「Amazon Fashion Week TOKYO 2018 S/S」期間中の10月17日、表参道ヒルズの本館B3F スペース オーで2018年春夏コレクションを発表した。アマゾンファッションによって招待された学生たちが大勢つめかけ、会場は立ち見が出るほどの盛況ぶり。注目度の高さがうかがえた。今回のコレクションについて青木が「“ループ”と“淡さ”をテーマに、答えを出さないこと、終わりと始まりがないこと、白黒をはっきりさせない曖昧さを表現するため、身体のラインを出さないシルエットを意識した」と語る通り、フリルやギャザーが過剰に入ったルックや、ジョーゼットを重ねて裾にボリュームを持たせるなど、体形を「淡く」カバーしたルックが目を引いた。また、シャツやワンピースの上に、開放した状態のコルセットを重ねたり、ブラトップを張り付けたルックには、本来身体を拘束する役割をもつアイテムを開放的に見せることで新たなデザイン性を追求する意図が込められていたのだという。随所にドローコードやベルト、サスペンダーをふんだんに使うことで、テーマの「ループ」とスポーティーさを表現したようだ。序盤はやわらかなピンク、ストライプ柄、ジョーゼットにビニールの箔加工を施したスモーキーブルーなどのカラーパレットで、次第にブライトなグリーン、真っ赤なニットなどヴィヴィッドなカラーが増えていった。これには淡い色からパワフルでフレッシュな色まで、個々で相反するものを、あえてぶつけて見せる意図があったようだ。モデルたちの耳元や首元には、石上理彩子が手がけるジュエリーブランド・モイル(moil)のジュエリーが身に着けられ、華を添えた。ランウェイを歩いたモデルたちがステージに並びフィナーレを迎えた演出について「1体1体で完結させるのではなく、それぞれの関連性やコレクション全体を俯瞰で見せたかった」と青木は語る。この演出により、淡く途切れなく続くかのように思われたコレクションが、くっきりと、迫力のあるショーとなったように思う。デザインと演出の妙で、「淡さ」と「ループ」を見事に表現した青木の想いが伝わるショーだった。
2017年10月21日モト ゴー(MOTO GUO)の2018年春夏コレクションが、表参道ヒルズで2017年10月17日(火)に発表された。東京で2度目のショーとなった、マレーシアを拠点とするモト ゴー。今シーズンのテーマは「TO KINDER」だ。デザイナーのモト ゴーが、自身のパートナーであり、ビジネスパートナーでもあるキンダー エング(Kinder Eng)に贈るコレクションでありながら、もう一つの側面も潜んでいる。KINDERとはドイツ語で「子供」を意味する。本コレクションは「子供」にオマージュを捧げ、徐々に大人になっていく様子が描かれた。序盤に目立つのは、幼稚園児が着用するようなブルマ。そして腰に巻かれた枕モチーフのポシェットだ。この枕は子供から大人まで、成長しても変わらず使い続けるものとして取り入れられた。トップスには、よだれかけを彷彿させるディテールが取り入れられ、多くのウェアには幼児服を思わせるベルベットリボンやフリルがデザインされている。また、“あっかんべえ”をしたかのように見える口元のアクセサリーは遊び心を感じさせた。そんな子供もいつか成長をする。徐々に着こなしは変わり、女性はスカートにジャケット、男性はキラキラとしたビースで輝くネクタイを締め上げ、パステルカラーのビジネスバッグを持って歩いて行く。ウェアにチェックやギンガムといった柄と淡いカラーリングを取り入れ、どこかレトロでノスタルジックさを感じさせるモト ゴー風の“大人”が表現された。
2017年10月20日ユキ トリヰ インターナショナル(YUKI TORII INTERNATIONAL)の2018年春夏コレクションが、東京・恵比寿 ザ・ガーデンホールにて発表された。ファーストルックを飾ったのは、澄んだ空の様なブルーの2体のドレス。心が弾むような明るい音楽に合わせて、軽快なリズムをとるかのようにシフォン素材が揺れ動く。水彩画の様に柔らかなタッチで描かれた花々は、奥ゆかしくも華やかにドレスを彩る。春夏の暖かい日差しのもとで、開放的なムードが漂う。爽やかでフェミニンな空気感を演出するのは、様々な花の表現だ。ひらひらと風に揺られる花びらを思わせるデザインのブラウスや、群生する小花模様のプリントワンピース。繊細なタッチで描かれたボタニカルプリントはニットカーディガンと、異素材のドレスのセットアップに落とし込まれた。カーディガンの柔らかい質感と、ドレスの光沢感がマッチし、表情豊かなスタイリングに。エレガントな刺繍が描き出す花々は、ラメで輝きを増し気品あふれる存在感を放っている。オープンで自由な雰囲気は、リラックスしたシルエットに由来する。さらりとした落ち感のプリーツパンツや、ストライプのワイドパンツなど、一見カジュアルなアイテムも、ソフトな素材と合わせることで上品さをプラスしている。明るいイエローのギャザースカートは、独特のシワ感が緊張感を解き放ち、ボーダーのニットと組み合わせて軽やかに。ホワイトのスニーカーや、シルバーのかごバッグ、デニムバッグなどの小物類も、優雅で心地良いリズムを作り出している。メロウな音楽に切り替わると、空気が変わった。現れたのは、煌びやかなドレスの上から透け感のあるブラックのガウンを羽織ったルック。頭にはスカーフを巻き、華やかさを敢えて隠すかのようだが、そのミステリアスな印象が優雅なオーラを強調する。後に続くのは、ひたすらに明るく豪華絢爛な世界だ。コレクションを締めくくるのは、みずみずしいライトグリーンのオーガンジーを幾重にも重ねたドレス。躍動感たっぷりにふわりと広がる様子は、楽しく生き生きとした光に満ちている。
2017年10月20日TOGA(トーガ)の2018年春夏コレクションが東京・国立新美術館にて発表された。12年ぶりとなる日本でのショーは、20周年を記念したものだが、デザイナー・古田泰子にとってはあくまでも現在進行形のTOGAを見せる場所としての想いが強いショーだった。会場に都会の喧騒が流れ始め、ショーが始まると、モデルは国立新美術館の長いエスカレーターを下りてランウェイを歩く。ロンドンでこれまで発表されてきたコレクションと違うのは、メンズとウィメンズを両方展開させたこと。デザイナーが日本という土地でショーを開催するにあたってボーダーレス、ジェンダーレスを意識した結果だ。今季の"HOLES,SUITS,CRUMPLED"というテーマの通り、前後にえりのあるシャツや丈が極端に短いテーラードなど、スーツスタイルをとにかく様々に変形したワードローブを展開。ショー中、音楽の勢いが変化し、その変形もより過激なものに。他にも袖がノースリーブ風に破れたテーラードや、裏返しに着ているように見えるジャケットなど、自由に変形を重ねている。多数登場する、バックスタイルで背中が大胆に空いているトップスや、足を裾から出して着る変形のプリーツスカート。既存の服では見ることができないが、TOGAの服でこそ見ることができる「第三の肌」をそこに出現させる。ショーが進むにつれ、ホログラムのような虹色のドレスなど、コレクションは、さらに軽やかに自由に変化を遂げる。片方の肩に大きく穴を開け、ブラトップとレイヤードして着るワンピースも登場。穴を開けたり、大胆なカッティングであったり…身に纏う人も制約から解き放たれる洋服を提案し続ける現在のTOGAを、現代的な夜の美術館で確認できるショーであった。
2017年10月20日アキコアオキ(AKIKOAOKI)の2018年春夏コレクションが2017年10月17日(火)、東京・表参道ヒルズにて発表された。今季のテーマは「ループ」と「淡さ」。終わりと始まりがないもの、答えを出しきらない日本独特の価値観を意識したコレクションだ。わざと開かれてぶら下げられたブラトップやコルセットなどが複数のルックに度々登場する。これは、本来体を拘束するものを開放的に見せることでアイテムを生まれ変わらせたもの。ぶら下がったドローコードや巻き付いたベルトはテーマの「ループ」を意識。ワークウェアのようなオーバオールの太いベルトはスポーティな印象も。ぼやっとした色合いのグリーンオールインワン、ジョーゼットにビニール加工したドレス、ジャストサイズのはずのニットに不思議なひだをわざと作り出したり…体の形を隠すわけでもないが、見えきらない「淡い」シルエットを、テキスタイルやカラーで表現している。カラーパレットは序盤モノトーンからパステルピンク、ショーが進むにつれてビビッドカラーが登場する。これは「淡さ」と「パワフルさ、フレッシュさ」という相反するものをぶつける、デザイナーの試みだ。最後はモデルが並びポージングをして、ショーは幕を閉じた。そこには一体一体で完結せず、俯瞰した目でコレクション全体を見て欲しいというデザイナーの思惑が。「淡さ」を表現しながら、きちんと一貫性を持った「ループ」で見せたい思いが伝わるランウェイだった。
2017年10月20日ティボー(thibaut)2018年春夏コレクションが、渋谷ヒカリエにて2017年10月17日(火)に発表された。今シーズンのテーマは「リハーサル」。Amazon Fashion Week TOKYOに初参加となる同ブランドが表現したのは発表会の本番ではなく、ゲネプロをイメージした、未完成であえて荒削りなリラックスウェア。デザイナー・伴 芽衣子が幼少期に習っていたというバレエ。その時の記憶から、リハーサルで着用されるレオタードやレギンスに加え、リネンコットン素材の羽織りなどが生み出された。どれも着心地の良さと程よいリラックス感が醸し出ている。また、舞台を夢見て練習するバレリーナを彷彿させる、ロマンティックなチュールスカートやボリューミーなフリル、ホワイトレースを取り入れたトップスやパンツなどもポイント。そこに加わるのは、斬新なリメイクデニムウェアだ。どれも原宿の古着屋メランジェ(MELALNGE)を手掛ける伴ならではのデザイン。デニムパンツは大部分が剥ぎ取られ、ガーター風のアクセサリーとして生まれ変わり、着古したパンツは見事なカッティングでキャミソールへと姿を変えている。着こなしは、リハーサルウェアとリメイクデニム、そして日常的でラフなストリートアイテムを組み合わせたミックススタイル。レオタードにプルオーバーやリメイクデニムをぶつけたり、フリルトップスにスポーティなパンツを合わせたりと、気負いしないことで生まれるアンニュイさやセクシーさを感じさせた。
2017年10月20日ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)の2018年春夏コレクションが2017年10月17日(火)、表参道ヒルズ スペース オーで発表された。クリエイションの動機は、日常の中での無気力に始まる。前回のコレクション発表後に無力感に見舞われたというデザイナーの吉田圭佑は、初心に立ち返ってリラックスした日常着を作ることから着手した。1970年代のヒッピー達が感じていた、世間の抑圧された空気感を重ね合わせ、より自由な姿勢や発想を求めて表現に落とし込んだコレクションだ。ヒッピースタイルを象徴する、パンタロンや厚底のシューズはサイケデリックな色彩が目を引く。赤やマスタードイエロー、ビビッドピンクやグリーンなど、ポップな色調が開放的な陶酔感へと導く。パンタロンに施された、膝下の切替部分にはスポーティーなリブをあしらい、裾にはギャザーを寄せてフェミニンなフォルムに。様々な要素を盛り込むことで、既成の型を外していく。Tシャツの裾を縛るような開放的なイメージで作られたのは、大胆なカッティングと組み合わせられたいくつものリボン。所々あえて結ばずにルーズな部分を残したり、結び目によって布地の動きを決定したりと、リボン結びが服を形作っていく。発想次第で多彩な着こなしが実現可能だ。硬質な服に自由な風を吹き込んだのは“穴”。既に服として成り立っていたものに、1個穴を開けただけで、新しい服の形が生まれ、可能性の幅が広がっていく。袖に切り込みを入れたブラウスや、前身頃に大きな穴を二つ開けたワンピースやベスト。従来であればかっちりとフォーマルな印象のアイテムも、大きく開かれた“穴”によって柔軟になり、スポーティーなアイテムと合わせてもスタイリングが成立する。この場に定められた着こなしは存在せず、思うままに服を着て良いのだと感じられる。ショーを盛り上げる音楽は、爆音のロックやプログレッシブ・ロック。何からも束縛されず、ありのままに自由を謳歌する、そんな高揚感が会場を満たしていた。
2017年10月20日ポプロ バティック(POPULO Batik)が2017年10月16日(月)に東京・渋谷ヒカリエで2018年春夏コレクションを発表した。インドネシアの伝統的なバティックを有して、もっとモダンに、もっと現代人に身近なものに昇華し、そして伝えていこう。そんな思いをもって「Amazon Fashion Week TOKYO」を最新コレクションの発表の舞台に選んだポプロ バティック。今回のショーでは、3つの異なるシーンでそれを叶えようとした。まず一つ目は「山(MOUNTAIN)」。メンズモデルによるランウェイでは、キルティング加工によって力強さを増したコットン素材と、無骨な風貌のレザーを組み合わせることでスタイルを形成している。ほぼブラウン一色でありながら、そこにははっきりと地層や岩を想わせる荘厳さが眠る。プリーツやギャザー、そして縦、斜めなど縦横無尽に走るステッチが、プリミティブな男性性とモダンな男性性を融合させている。場面が移り変わり、ウィメンズモデルたちが登場し、次にテーマとして掲げられたのは「川(WATER)」。シアーなシルク素材と、切りっぱなしのコットン素材。まるで流れる水のように自由に揺らぐドレスルックは、まるで1枚仕立てのような民族衣装独特のシルエットでありながら、そこにはプリーツやギャザーなどが混ざり、ふとした瞬間に現代女性のフェミニンさを感じられる。そして最後のテーマは「人々(PEOPLE)」。しかし、それを表現したのは今まで目にした「山と川」の2つの重なり、つまりは人が生きていく場所だった。シアーな素材は硬質的なキルトのヘムによってランダムな動きを見せる。今までなかった刺繍も加わり、よりトラディショナルな技が色濃く投影される。2つを当てはめていることは、こうしたテキスタイルや色使いで一目でわかるが、やはりベースは“伝統衣装”。ボトムスのレイヤードや結びの重なり、着物のような前合わせ。時にこれらは形を崩し、現代のバティックへと変化を遂げている。
2017年10月19日ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)の2018年春夏コレクションが、「Amazon Fashion Week TOKYO」中の2017年10月16日(月)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。デンマークのブランド、ヘンリック ヴィブスコフの18年春夏コレクションはすでにコペンハーゲンやパリで披露されている。金沢21世紀美術館でインスタレーションを行うことに合わせて、東京でもショーを行うことになったという。今回のショーでは、以前日本で目にしてクールに感じたという工事現場で働く人々からインスパイアされた演出を行った。ショーの冒頭、ランウェイの中心に作業着を着た男たちが登場し、金属の棒を繋いだアーチを掲げた。そこには、布団の中で人間が眠る様子を寝袋のような素材で模った物体が吊り下がっている。この一風変わったインスタレーションが意味するのは、今季のテーマ「THE GREAT CHAIN OF SLEEPERS」だ。同ブランドの先シーズン、2017年秋冬コレクションのショーの最中に、一人のパフォーマーが眠ってしまったという出来事をきっかけに、デザイナーは“睡眠”を、人間の睡眠から動物の睡眠まで、様々な角度から考え始めたという。特徴的なのは、そのテキスタイルだ。ファーストルックのワンピースは、瞼の裏に現れてくるような抽象的な柄を、立体的な加工によってチェック柄の上にのせたテキスタイル。動物が丸くなって眠っている様な絵を柄にした布地も、端がほつれたような立体的な加工で仕上げてある。また、ギンガムチェックやストライプといった柄のほか、リップルなどのパジャマ風の布地もリラックスしたムードで“スリーパー”を象徴している。さらに、大きなあくびの瞬間を真正面から目にしてしまったような、口の中のグラフィックを描いたニットなど、ポップな印象のウェアも登場。北欧の雰囲気も感じるような、ソフトでいてユニークで、インパクトのあるデザインが印象的だった。これまでに発表されたショーとは異なるスタイリングが披露されたことにも注目したい。ジャケットは腰にラフに巻かれ、まるでアクセサリー感覚。全身グリーン一色のセットアップのルックは、ジャケットを真横にずらして着用することで変化を付けた。なお、ショーではウィメンズとメンズコレクションが同時に披露された。
2017年10月19日リョウタムラカミ(RYOUTA MURAKAMI)の2018年春夏コレクションが2017年10月16日(月)に東京・渋谷ヒカリエにて発表された。未来のパーティーガールコレクションのテーマは「2020年代のパーティーガール」。ジェンダーという足枷から解き放たれた女性が夜のパーティーに出かけていく。女性は家で静かに主人の帰りを待つ、なんて時代はもう終わったといわんばかりのアップテンポなダンスミュージックをBGMにショーは展開する。殻をやぶる「女性」「女性たちは殻を破り、夜の街に繰り出そうとする。」そんなストーリー性のあるショーであった。一番初めに登場した涼し気なリネンの落ち着いた色味のセットアップから、ショーが進むにつれて色使いが派手になっていく。至る所に登場する、ジャケットを半分裂いたようなスカートやトップスは、シンプルな色でまとめられたルックにおいてデザインで存在感を示す。フォーマルなスタイルを代表するジャケットをカットオフにすることで、コレクションのストーリーの中においてしっかりと意味を持ったファッションアイテムに昇華している。ランウェイで輝くシルバーシルバーのコートはコレクションの中で一際輝く存在であった。オーバーサイズのアウターは現代的でありながら、どこか80年代の雰囲気を感じさせるシルエットラインを作り出す。シューズには、底部にソールの役割を果たしているのであろうシルバーのパーツがデザインされ、ランウェイの上で存在感を放っていた。アートをファッションにショーの終盤では、今までの「リョウタムラカミ」というブランドらしいデザインのドレスも登場。アートをファッションに取り入れたイヴ・サンローランから影響を受けたと語る村上自身が「お天気柄」と呼ぶその柄は、母・千明が描いたもの。ユニークなパターンのドレスは、ウーハーがフロアを揺らすダンサブルな雰囲気とはまた違った空気を会場につくり出した。新たなスタート「今季からリョウタムラカミは村上亮太一人でデザインしていきます。」ショーの後の発表だった。ブランドの立ち上げ当初から村上と村上の母・千明の2人がデザイナーであったリョウタムラカミ。ある意味で新しいブランドに切り替わったともいえる新体制の元で作られたアイテムたちには、母からのインスピレーションは依然受けつつ、村上良太自身の世界観がより顕著に表現されていた。今季のコレクションで表現されたテーマのストーリーは、「ブランドの成長のために」と単独でのデザイナー担当を決めた村上の"殻を破った"信念の表れだったのかもしれない。
2017年10月19日バルムング(BALMUNG)の2018年春夏コレクションが、東京・原宿にて2017年10月16日(月)発表された。今シーズンのテーマは、”パッケージ”。「大量消費されたパッケージには、コンビニと同じようにどこか安心感がある。」と語るデザイナーHACHI。そんな現代の日本特有の土着的な感覚を、マテリアルやデザインに落とし込み、デザイナー自身が住んでいる日常的な風景を描き出した。パッケージ風のグラフィックを胸元に配したルックが登場。四角く切り取られたグラフィックは、洋服やボディのシルエットに沿うのではなく、まるで商品に貼られた広告のように身体から独立している。スカートは紺色のプリーツを施した制服のようなデザインで、そこからむき出しになった素足が、アンニュイで退廃的な感覚を強調している。また、パッケージの他にも、日常的な資材が取り入れられた。ショーでは、荷造りに使われるビニール紐とスポンジのようなキューブで作られたシューズが登場。靴というより、ただそこにあったものを組み合わせたような大胆さが目を引く。このシューズには、オレンジや水色、ホワイトで統一されたスカートとトップスを合わせて。そのフラットで鮮やかすぎるほどのカラーリングに、HACHIが意図する”コンビニ的なもの”を感じさせる。素材には、ビニールのように見えるポリエステル素材やナイロンを多用された。その無機質な質感が、ショーの世界観をより一層引き立てる。レインコートのようなトランスペアレントのトップスには、パッケージ風のグラフィックをプリント。そのトップスや合わせたパンツは、裾や襟元、洋服の継ぎ目は黒いラインで強調し、幾何学的な立体感を与えた。
2017年10月19日グローイング ペインズ(GROWING PAINS)の2018年春夏コレクションが、2017年10月16日(月)に小笠原伯爵邸で発表された。今季のテーマは大正時代に生きた「モガ」こと「モダンガール」。彼女たちは着物を脱ぎ捨てスカートにヒール、断髪ヘアーで街を闊歩し、自由な恋や思想を求めた。開放的でありながらも排他的な思想が広まった大正時代と現代を重ね、そんなバッドガール的存在の「モダンガール」を現代的に表現した。大正時代の空気は、大胆に現代のストリートウェアに落とし込まれた。ライダースジャケットは着物風の合わせに、デニムワンピースはヤンキーのセーラー服を彷彿させ、パンツはまるで袴のようだ。スポーティなジャージパンツは、着物を感じさせる素材と色合いを取り入れた。インパクトのある素材使いもポイント。ビニールやエナメルといったパンクなファブリックを取り入れることで、コレクション全体に退廃的なテイストを加えている。さらに注目したいのが、ベルト使いによって生み出されたユニークなシルエット。ベルト使いは、当時のモダンガールのトレンドスタイルの1つであった。コレクションでは、まるで押さえ込むようにライダースジャケットの真ん中にぐるっと一周していたり、タイトスカートの周りに2本回されていたり、裾にデザインされ左足と右足とパンツを繋げていたりと、斬新な使い方をしている。まるで、バッドガール=モガたちが抑制されていた背景を感じさせた。
2017年10月19日パーミニット(PERMINUTE)の2018年春夏コレクションが、渋谷・ヒカリエホールにて2017年10月16日(月)に発表された。Amazon Fashion Week TOKYOに初参加となる同ブランドが表現したのは、生まれ育った故郷・福島県の情景や思い出を振り返ったノスタルジックな世界観。ドレーピングや立体裁断による、シェイプの強い服作りが得意なデザイナー・半澤 慶樹。今季のドレス、ワンピース、アウターはどれも圧倒的なボリューム感がポイントだ。まるで布をそのまま上から被ったようなドレスは、故郷の家にある「こたつ」を思い出して作ったという。得意のカッティングを取り入れることで、動きを出した。他にも、幾つもの白い翼が重なったかのような、インパクトのある巨大ドレスが生み出されている。シルエットは、後ろに重心を置いたものが多い。ドレスはほぼ全て、着丈が長く設定してあり、モデルたちが引きずるように歩いて行く。中には、まるでトレーンをひくように、後ろに1メートルほど垂らしたユニークなウェアも。カラーパレットは彼が生まれ育った自然が表れたアースカラー。ブラウン、ベージュ、イエロー、レッド、オレンジといった色合いだ。アウターやワンピースには、故郷の田んぼや畑を彷彿させる“住宅街”モチーフのプリントを取り入れた。
2017年10月19日G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2018年春夏コレクションが、2017年10月16日(月)東京・芝公園にある東京プリンスホテルにて発表された。テーマは「ボタニカル マリン」。雨降りしきる東京の午後。ショーのスタートは15時であったが、空は暗く肌寒く、冬の夜のような日だった。あいにくの天気であったが、発表されたG.V.G.V.の新作は晴れやか。テーマの通りマリンテイストを基調に、軽やかなルックが披露されている。キーピースとなるのはセーラー服。マリンを代表するユニフォームが、コレクションの基軸を担う。大きく広がった襟の部分には、ブランドの定番であるリボンのレースアップディテールを添えて。ラインディテールなどの特徴的な要素を残し、婦人服へと生まれ変わったシャツ&タイトスカートのセットアップも存在する。同時に登場したメンズの新作は、スタジャンをマリンスタイルにアレンジしたもの。大きな襟はマリンを大胆に表現するが、たっぷりとしたサイズ感や背中に配された大きな刺繍は、ストリートカルチャーを反映したモダンな雰囲気である。コーディネートは、模様の重なり、洋服同士の相性を楽しむよう、自由でアグレッシブな組み合わせで。ドット柄のワンピースの上に水玉シースルースカートを合わせたり、ストライプキャミソールの上に同模様のシースルーアウターを羽織ったり、ドット&ボタニカル柄パッチワークスカートの上に縦縞のシースルー生地をレイヤードしたり……。模様on模様を連続的に着こなして、グラフィカルな表情を楽しんでいる。模様選びと組み合わせ方は遊び心溢れるが、デザインはエレガントであることが掟。ミディ丈のドレスやスリット入りスカート、パフスリーブトップスなど、50年代の名女優達を想起させるクラシックアイテムが登場している。そこに流れるのは古き良き時代のムード。しかし、度々顔を出す、チャイナ風ドレスやフラメンコ衣装のようなボリュームドレスが、ほんのり異国のエッセンスを感じさせ、コレクションに意外性をもたらしている。
2017年10月19日ドレスドアンドレスド(DRESSEDUNDRESSED)の2018年春夏コレクションが、2017年10月16日(月)、東京・渋谷ヒカリエで発表された。今季のテーマは「IN BLOOM」。人生の花盛りである“思春期”を主軸に据えて、ブランドのアイデンティティである「着ること/着ないこと」や、男性と女性、大人と子供の対比を表現している。ファーストルックを飾るのは、2人の女性モデル。スリットが大きく入った白と黒のロングドレスは、柔らかく透け感のある素材が歩く度揺れ動く。身体に馴染むドレスは、通常であれば服の下に着るような下着のように見え、「着ているはずなのに、服を着ていない」という相反した感覚を見る者に暗示させる。同じ形の服を纏った男性モデル、女性モデルが同時にランウェイに登場。2人とも、片方の足は黒い布にすっぽりと覆われ、もう片方の足は、ほぼ全体が露わになったアシンメトリーのパンツに、ヌーディーなトップスを組み合わせている。全く同じ形だからこそ、性差がはっきりと眼前に現れる。コントラストをあえて描くことで、ジェンダーレスな服を作るドレスドアンドレスドのコンセプトを、これまでになく挑戦的で大胆な形で表している。様々な長さの袖のブラウスを幾重にも重ね着したり、異素材のトレンチコートを重ね合わせてアシンメトリーなスタイリングにしたり、カットソーを重ねて着たうえに顔だけを襟から覗かせてファニーなルックを作り上げたりと、“レイヤード”の多彩な表現をもって「着ること」の多様な側面を見せている。その一方で、一見何も身に纏っていない様に見える、ストッキング素材のトップスやヌードカラーのセットアップは、レイヤードによる裸の表現を突き詰めたもの。肌の上に無垢に咲く花は、1色のみが前面に出ているが、実は4色の花が重ねられている。無邪気な遊び心が見て取れた。ラストに登場したのはトップスを身に着けず、スキンカラーのレイヤードスカートのみを纏ったモデル。「着る/着ない」を1人の身体に投影した、象徴的なルックで締めくくり、ドレスドアンドレスドが挑んでいく、新しい表現を予感させた。
2017年10月19日ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)2018年春夏コレクションが、渋谷・ヒカリエホールにて2017年10月16日(月)に発表された。今季は「モノを作る喜び」をテーマに、素材で遊んだウェアが展開された。艶やかなエナメルは、ネイビーのロングワンピースや近未来的なシルバートップス、そしてタイトスカートに姿を変えた。パンツは、ショート丈のボトムスに透け感のあるメッシュ素材を繋げることでロングパンツに仕立てている。足元が透けて見えるメッシュブーツもユニークなアイテムだ。構築的なシルエットに定評のあるヨウヘイ オオノ。今回はドローコードを多用し、服の至る箇所を大胆に引っ張り上げることで面白いフォルムを生み出している。ドローコードはトップスの前身頃に2本施されていたり、タイトスカートの裾をたくし上げていたり、パフスリーブに使われていたりと、自由自在に取り入れられた。そんな服の面白さをさらに加速させるのは、合わせられたアクセサリーの数々だ。まるでランタンのようなじゃばら型のチェーンバッグは、人工芝生で使用する素材を取り入れたアイテム。ロングブーツや手元を飾るグローブは、まるで招待状やポスターを切り取って作ったかのように「INVITATION」「ヒカリエ」といった文字や今回のテーマに通じる「アイディアを形に」といったフレーズが読み取れる。さらに、シルバーピアスやバングルは、コイル型で耳や腕に巻きつくようなデザインだ。「ホームセンターで色んな素材を見て、何かを作りたくなるような気分になる服を作りたかった」というデザイナー・大野陽平の言葉通り、ワクワクする遊び心満載のコレクションとなっている。
2017年10月19日メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)が2018年春夏ウィメンズコレクションを発表した。マイアミとロサンゼルスの雰囲気をミックスしたような空想の街‟ロマンス”がコレクションのテーマ。2018年リゾートコレクションの「Last Exit to Romance」のムードを引き継ぎ、カジュアルとエレガンスがバランスよく調和したスタイルが提案された。目を引くのは、随所にあしらわれた‟ハート”のモチーフ。シアーなベビードレスやブラウスに揺れる黒のハート。シンプルなTシャツやコットンドレスにはハート形のメタルブローチが輝き、ギャザーを寄せて立体的に仕上げられている。ベースボールジャケットやハイウエストのトラウザーには、ホワイトステッチ入りのハート形ポケットが配され、愛らしいアクセントに。サングラスやピアスなどのアクセサリーにも大胆なハートが用いられた。そして、ジャガードブルゾンやプルオーバーの上で主張する‟愛の紋章”には、ピースフルな「ラブバード」やヤシの木が刺繍され、コレクションを象徴する夏の魅力に溢れている。遊び心たっぷりのモチーフとは裏腹に、ファブリックには落ち着きのある素材が選ばれた。コットンやデニム、ジャージーといったベーシックな素材に加え、ワッフル、プリーツ、リボンなどの要素を巧みに組み合わせることにより、コレクションのロマンティックなムードが構成されている。また、クラシカルなイギリス刺繍やハウンドトゥースジャガードなど、小技の効いたファブリック使いも洗練された印象だ。その他、シルバーパッチやパイピングをあしらったロングコートやハートカモフラのチェスターコートなど、ミニマルでありながら存在感のあるアウター類も登場した。
2017年10月18日デザイナー・青木明子によるウィメンズファッションブランド、アキコアオキ(AKIKOAOKI)の2018年春夏コレクション展示会が表参道ロケット(ROCKET)にて10月20日から25日まで開催される。Amazon Fashion Week TOKYO 2018年春夏にて発表したコレクションの受注会となる本展は、ショーで披露された新作アイテムの他、今季コレクションでジュエリー制作を担当したモイル(moil)によるアキコアオキ×モイルのコラボレーションジュエリーのオーダー、スペシャルピースの展示を同時開催。各ブランドのアーカイブアイテムの販売や既存アイテムの受注も行われる。「現実に潜むファンタジーを、本質的な感覚で切りとっていく。ファッションを生きる行為そのものと捉え、それを纏うひとの生き方や姿勢が感じられる衣服」をブランドコンセプトに掲げ、世界を魅了し続ける注目デザイナーのコレクションは必見。【イベント情報】AKIKOAOKI 2018 S/S COLLECTION会期:10月20日~10月25日会場:表参道 ROCKET住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ同潤館3F時間:11:00~21:00(22日は20:00、25日は18:00まで)料金:入場料無料休館日:会期中無休
2017年10月18日まとふ(matohu)の2018年春夏コレクションが、2017年10月13日(金)に東急プラザ銀座 KIRIKO LOUNGEにて発表された。日本人が古くから持ち合わせてきた美意識を、現代の視点から追究する「日本の眼」シリーズ16回目となった今回のコレクション。今季は「かざり」をテーマに、日本の装飾文化にフォーカスを当ててまとふのクリエイションへと昇華させていく。草花を“髪に挿す”ことに由来すると伝えられる「かざり」という言葉。生き生きとした自然の美しさに装飾の原初を見出した、その根源にある日本人と自然との強いつながりを描いていく。さらりとした布地に馴染む淡い色合いは、空や野草、太陽の光を思わせる。パステルカラーから、光を受けて輝くゴールドやシルバーまで様々な色合いが登場し、奥ゆかしくも華やかな彩りを見せて祝祭的な雰囲気を作り上げる。背中に大胆に翼をプリントしたコートは、一枚の大判の布にプリントを施したまとふ初の試みによって生まれた一着。手描きで描かれた繊細な羽根が集まって形成される翼は、祭事や華美な建築装飾に登場する、神聖な鳥を思わせる。金色の糸で表現された千鳥格子もまた、絢爛な雰囲気を生み出している。鮮やかに咲き誇る牡丹の花は、マニッシュな印象のロングコートにも、黒い生地との切替が鋭い緊張感をもたらすブラウスやスカートにも彩りを与える。斜めにカッティングされたアシンメトリーのドレスには、光のレイヤーの様なグラデーション。時間とともに移ろう空を投影したかのようだ。小物は様々な作家とコラボレーション。帽子はオードモードヒラタの石田欧子が自由な発想で作り上げたものだ。空に向かって伸びていく枝のようにエネルギッシュな造形のストローハットや、牡丹が思い切り花を広げるハットなど、独創的でパワフルな作品が登場。バッグには、京都のアーティスト裕人礫翔による金箔や銀箔をあしらい、贅沢に仕上げている。羽根モチーフなどのアクリル・アクセサリーは、アーティストの播安芸子、長野大洋によるもの。様々なクリエイティビティによって、生命力にあふれたまとふの世界が作り上げられている。
2017年10月16日バルムング(BALMUNG)は、2018年春夏コレクションを2017年10月16日(月)に発表する。このショーに一般客を招待する。デザイナーのHACHIが手掛けるバルムングは、日常的に着られるカジュアルウェアから、エッジのきいたデザインまで幅広く展開するファッションブランド。国内だけでなく海外にもファンがおり、レディ・ガガ(LADY GAGA)やマドモアゼル・ユリア(MADEMOISELLE YULIA)などのアーティストに衣装やオブジェを提供している。そんなバルムングが新作コレクションをショー形式で発表。17時~、19時~、21時~と3部制になっており、それぞれ約7分程度のパフォーマンスが行われる。また、18日(水)から22日(日)までは、実際に新作ウェアを手に取ってみれる展示会も行われる予定だ。【イベント詳細】■バルムング 2018年春夏コレクション開催日時:2017年10月16日(月) 17:00~ / 19:00~/ 21:00~会場:CARTEN TOKYO住所:東京都渋谷区神宮前1-2-7林ビル B1F※関係者を優先的に案内するため、入場制限の可能性有。※状況によって、次の回への入場をお願いする可能性有。■バルムング 2018年春夏展示会会場:CARTEN TOKYO住所:東京都渋谷区神宮前1-2-7林ビル B1F・10月18日(水) 17:00~19:00・10月19日(木) 17:00~19:00・10月20日(金) 17:00~19:00・10月21日(土) 12:00~20:00・10月22日(日) 12:00~19:00
2017年10月15日ロジェ ヴィヴィエ(Roger Vivier)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。コレクションはインスタレーション形式で行われ、”ヴィヴィエ レッド”に染まった真っ赤な会場で、新作シューズ&バッグが披露された。なお、発売は2017年12月頃より順次展開予定だ。シーズンアイコンは「ショック ヒール」2018年春夏のロジェ ヴィヴィエを彩るのは、「ショック ヒール」と名のついた曲線的なヒール。個性的で遊び心溢れるシェイプは、大胆で一度見ると忘れられないほど印象に残る。会場と同じ”ヴィヴィエ レッド”のカラーで登場するミュールは、足を通すと、履く者をエレガントに見せてくれる。足の甲を包み込むつま革には、筆記体で書かれたロジェ ヴィヴィエのサインをエンボスしている。フレンチシックに変身「ヴィヴ カバ」の新バッグロジェ ヴィヴィエを代表するバッグ「ヴィヴ カバ」は、フレンチシックな装いで春夏シーズンを彩る。ベースには、ナチュラルなラフィアのキャンバス地を用い、レザーでストライプ模様を描いた。仕上がりは軽やかでフレッシュ、それでいて上品なのでシーンを選ばずコーディネートできそうだ。【問い合わせ先】ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパンTEL:0120-957-940
2017年10月14日ロシャス(ROCHAS)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。今シーズンのロシャスは、アンバランスな優美に浸る。豪華なファブリックと美しい色彩。そしてリボン、ラッフル、花模様…とブランドならではのフェミニンな要素、これら全てが顔を寄せ合うのに、どこか不可思議な魅力に包まれている。原因の一つは、違和感のあるボリューム。ロマンティックなドレスやブラウス。特にドレスは、ノースリーブタイプにベアトップ型、フレアなシルエットにコクーンフォルム。丈もロングやひざ下丈など、様々なバリエーションで揃っている。胸元には、淑女の証のリボンを添えて。女性らしい要素が満点であるのに、完成形はアンチスタンダード。胸下が異様に膨らんでいたり、バックスタイルが驚くほど広がっていたり、想像とは異なるフォルムで顔を出している。そして、コーディネートも”普通ではない”。プリンセス風ドレスにスリムなパンツを合わせたり、ボリューミーなスカートに更にボリューミーなベアトップを合わせたり。ワンピースとスカートといった、個性的な着こなしもある。ライトピンク、パープル、ブルー。鮮やかな色彩が主張し合ったカラーの集合体。力強いグリーン、刺激の強いイエロー、そして光の隙間から現れるシックなブラック。これらが集まれば、カラーパレットだけでもまとまりに欠けるのに、そこに東洋趣味がのる。ジャカードに現れた花模様は、シノワズリを想起させるほどオリエンタルなムードが漂う。また、中国産の縮緬をまねて、ランスで織り出した、クレープデシンもキーファブリックとして登場し、東洋の文化をほんのりと香らせるのだった。
2017年10月13日カラー(kolor)の2018年春夏ウィメンズコレクションが、フランス・パリで発表された。今季のカラーは明るい仕上がり。鮮やかな色彩とポップな模様、たくさんの色柄を乗せて、スポーティだけどエレガントな相反するスタイルを築く。南国を想起させるフラワープリント、このハイテンションなパターンが今季の主役だ。夏のビーチで纏いたいアロハシャツは、テクニカル素材・ナイロンでリデザイン。裾にはドローコードを、そしてアクセントカラーとして蛍光色を配置して躍動感を与えた。ナイロンは薄く、光の加減によってインナーの色を浮かび上がらせる。このため、インナーを変えれば表情がコロコロと変わり、スタイリングの幅を広げてくれる。同素材で作ったジャケットは、袖にボリュームがあり華やかな印象。ふわりと腕を包み込む、丸みのあるシルエットは、スポーティな世界に女性性を投じる。ナイロンが放つ光沢感もまた、フォーマルなムードを放ち、カジュアルな印象から遠ざけてくれる。もう一つの試みとして、ポリエステルの新素材の起用が挙げられる。紙のように薄く、クリスピーなテクスチャーのこのファブリックで、ワイドなシルエットのコートを仕立てた。とにかく軽量なため、身体と服地との間に空気をはらみ、柔らかなフォルムを作り出してくれる。そのほか、スリット入りのライニングパンツなど、スポーツシーンでも活躍できそうな、楽し気なピースが今季のワードローブに名を連ねる。ハイビスカスの並んだアロハ柄Tシャツと、北欧・ヘルシンキのロゴ入りTシャツを組み合わせた、古着風のトップスも注目だ。
2017年10月13日「フラワーズバイネイキッド2018ロンド(FLOWERS by NAKED 2018輪舞曲)」が、2018年1月23日(火)から2月26日(月)まで、東京・日本橋三井ホールにて開催される。花をモチーフにした体験型デジタルアート展「フラワーズバイネイキッド」は、クリエイティブカンパニーのネイキッド(NAKED Inc.)が手掛ける、花をモチーフにした体験型デジタルアート展。2016年の1月から2月にかけて計70,000人超を動員した「フラワーズバイネイキッド 秘密の花園」、同年7月にテーマを変えて開催された「フラワーズバイネイキッド 魅惑の楽園」、「立春」をテーマにした「フラワーズバイネイキッド(FLOWERS by NAKED) 2017 —立春—」と、これまでに通算25万人を動員している人気のアートイベントだ。2018年は“花と舞と音楽”を楽しむ宴をテーマに2018年の「FLOWERS by NAKED」のテーマは、春の訪れと共に花と舞と音楽を楽しむ宴をイメージした「輪舞曲(ロンド)」。クラシック音楽、パフォーマンスアートなど、様々な分野で活躍するアーティスト達とのコラボレーションと共に、デジタルお花見体験を提案する。前年までの鑑賞中心の会場構成から一新し、まるで幻想的な花の世界に迷い込んでしまったと感じるような"体験型"のコンテンツに特化した。200本の竹と光が生み出すトンネルメインコンテンツの一つとして、日本三大流派の一つであるいけばな草月流・第四代家元 勅使河原 茜とネイキッドのコラボレーション作品が、「眠りの世界」エリアにて発表される。約200本の竹により創り出された荘厳なトンネルとそれを彩る光が生み出す結界をくぐり抜けると、植物の種の中に入ったようなミクロの世界が現れる。花畑で遊ぶような体験型コンテンツ会場内には来場者が参加して成立する10の体験型コンテンツが用意されている。その主な展開エリアが「ランバン オン ブルー(LANVIN en Bleu)」の2018春夏コレクションで使用されている花柄とコラボレーションした「花畑」エリアだ。ここには6つの仕掛けが登場し、人が動くことによってプロジェクションマッピングのアニメーションが変化していく。巨大なタンポポのオブジェに息を吹きかけると、タンポポの綿毛や花びらが舞いあがったり、蓮の葉の下に立つと雨や虹、雷などの自然現象が巻き起こったりするといった仕組みだ。壁の穴は指を入れるとタンポポの綿毛が飛び出したり、覗くとカエルが眠っていたりとユニークな演出が盛り込まれているので、全ての穴をまわって比べてみては。またここで活躍するのが、エントランス付近に設置された鮮やかな生花が立ち並ぶ「花図鑑(GARDEN)」エリアで撮影し、プリントした特別な写真。ゆらゆらと揺れる真っ白な花々のオブジェにこの写真をかざすと、花が自分に近寄ってきたり、その写真に写っている花の色に染まったりする。他のコンテンツでもプロジェクションマッピングを変化させる鍵となるこの特別な写真は、先着5万名まで無料で撮影することが可能だ。オリジナルドリンクやフード「桜彩」エリアでは、フードやドリンクを提供。代々木上原の人気レストラン「ナインストーリーズ(9STORIES)」監修の「桜のサングリア」や、「桜のティーソーダ」、日本酒などが用意され、お花見らしく愉しいひと時を過ごすことができる。NY発のペイストリーショップ「ドミニク アンセル ベーカリー(DOMINIQUE ANSEL BAKERY)」とコラボレーションしたのは、「花咲く抹茶ラテ」。マシュマロでできた桜のつぼみを温かいドリンクにのせると、ふわりと花開く。自家製の抹茶ガナッシュをミルクで溶かした濃厚なラテは、時間がたつにつれて桜色のマシュマロが溶け出し、まろやかな味わいに。最後は中心にある丸い柚子のボンボンが溶けて、爽やかな香りを楽しむことができる。「Full Bloom(ハーブのレモネード)」は、「花畑」エリアをモチーフにしたオリジナルドリンクだ。ブルーマロウの花で作られたハーブティー「マロウブルー」を凍らせた青い氷にレモネードを注ぐと、ピンク色になって溶け出すサプライズ。見た目だけでなく、レモンからハーブへと変化する風味も楽しむことができる。ダンスやヴァイオリン演奏によるステージ来場者がフードやドリンクを楽しんでいると、春の神を象徴する白い龍が床から姿を現す。20分に1度の特別演出が始まる合図だ。美しい桜が咲き誇る空間をバックに、春の精霊に扮したダンサーの舞と、ヴァイオリニストの演奏が春の訪れを表現する。またこの特別なステージは「花畑」エリアでも披露され、冬の世界が春の訪れを迎え、花々が育って一斉に散っていく様子を描いたプロジェクションマッピングと共に、優雅なダンスと音楽を堪能することができる。フラワーモチーフのグッズや花摘み体験もイベントを楽しんだあとは、花をモチーフにしたグッズが並ぶショッピングエリアに足を運んでみてほしい。会場で実際に使われているアイテムを買うことができるのもユニークだ。例えばバーカウンターに飾られている、ヒッカ(hikka)とコラボレーションした花のインテリア「ハーバリウム」などがあげられる。「ハーバリウム」は生花を特殊な保存液と共にガラス瓶に閉じ込めたもので、約1年~3年に渡って鮮やかな花を楽しめる。まるで宝石のように輝く作品は、「花畑」エリアをテーマにしたビビッドな配色のものや、「桜彩」エリアをテーマにした淡いピンクの作品などバリーエーションも豊富に取り揃えられている。会場の出口付近にある、実験室のシャーレから香るアロマも販売。ラベンダーにイランイランなどを合わせたフローラルハーブの香りや、グレープフルーツやジャスミンなどで柔らかな日差しの中花びらが舞う様子を表現した香りのオイルなどが展開される。またショッピングエリアにも参加型のコンテンツ、「花摘み体験」コーナーが登場。ガーベラやカーネーションなど色鮮やかな生花が立ち並ぶ花畑から、自分の好きなものを摘み取ることができる。摘んだ花は束ねてクリアバッグに入れてくれるので、持ち帰って家で飾ることも可能だ。その他にも「文明堂 日本橋本店」とコラボレーションした特別仕立てのカステラや、「浅草 飴細工 アメシン」とタッグを組んだオリジナルうちわ飴などのフードも充実。ドライフラワーを閉じ込めたアクセサリーや、スマートフォンケースなども並べられている。女性限定 一晩限りの「日本一早いお花見女子会」開催また、女性に嬉しい朗報も。会期中の2018年1月25日(木)には、女性限定のお花見イベント「日本一早いお花見女子会」が、一晩限り特別に開催される。会場では、来場者にフリードリンクが提供され、八海山「麹だけでつくったあまさけ」や「米焼酎あまさけ割り」を各1杯ずつ楽しむことができる。なお、ドレスコードは、花柄のワンピースや桜色のボトムスなど、"お花見"をイメージした服装が指定されている。館内の美しいフラワーアートの中で、一足早く春を味わえそうだ。また、特設コーナーでは、着物の着付け体験やヘアアレンジメントのサービスを提供する。開催概要「フワラーズバイネイキッド 2018 ロンド(FLOWERS by NAKED 2018 輪舞曲)」会期:2018年1月23日(火)〜2018年2月26日(月)時間:10:00〜20:00 ※会期中無休 ※入場は閉場の30分前まで場所:日本橋三井ホール COREDO 室町1 5F(エントランスは4F)入場料:<前売券>販売期間:2017年11月1日(水)〜2018年1月22日(月)価格:大人 1,200円 /小人(小・中学生)700円<前売限定マスキングテープ付きチケット>販売期間:2017年11月1日(水)〜2018年1月22日(月)価格:1,600円 ※限定デザインのマスキングテープが1つ付属■関連情報「日本一早いお花見女子会」開催概要日時:2018年1月25日(木)20:00〜21:30(19:00受付スタート)※19:00から体験ブース整理券配布。受付後、イベント開始前に会場内鑑賞が可能。「着物の着付け体験」ブースのみ19:00から体験可能。場所:日本橋三井ホール COREDO 室町1 5F(エントランスは4F)ドレスコード:「お花見」をモチーフとした服装(例:花柄のワンピース、桜色のスカートなど。カジュアルでも可。)・チケット詳細情報:3,200円(ローソンチケット限定) ※19:00より会場内チケットカウンターで当日券の販売有り。イベント特設ブース:・特典のてぬぐいを使ったヘアアレンジブース ※20:00~21:15・お花見の着物着付け体験ブース ※19:00~21:00※上記のいずれかを先着限定で受付。 ※本イベントの来場は「女性限定」
2017年10月13日東京ディズニーリゾートでは、2018年1月1日(月)~1月5日(金)の5日間、お正月限定のプログラムを開催する。2018年は干支の“戌”にちなみ、大人気キャラクターのプルートが門松などのデコレーションやお正月のグッズ、メニューなどにも登場する予定だ。新年の祝賀ムードにわく東京ディズニーランドと東京ディズニーシーでは、和服姿のミッキーマウスをはじめとするディズニーの仲間たちが新年のあいさつをする「ニューイヤーズ・グリーティング」を開催。ゲストと一緒になって年の始まりを華やかにお祝いする。東京ディズニーランドではパレードルートを1日2回、東京ディズニーシーではメディテレーニアンハーバーで1日3回、5日間限定の「ニューイヤーズ・グリーティング」を実施。東京ディズニーランドのワールドバザールの入口には、戌年にちなみ、プルートの装飾を施した門松を設置する。また、東京ディズニーシーのミラコスタ通りの入口には、お正月飾り風バナーを設置する予定だ。こちらは5日間ではなく、7日間設置する可能性がある。スペシャルメニューとしては、和服姿のミッキーマウスやプルートをデザインした、湯呑みの形のスーベニアカップが付いたスウィーツ(750円)を販売するという。このスペシャルメニューは年明けではなく、クリスマス直後の2017年12月26日(火)以降の販売に。またスペシャルグッズとしては、お正月らしい羽織袴を着たディズニーの仲間たちのぬいぐるみバッジや、プルートをモチーフにした“だるま”をデザインしたアイテムが登場する。このほか和服姿のミッキーマウスをはじめとしたディズニーの仲間たちをデザインした「年賀状セット」(550円)や「スタンプセット」(820円)、新年の贈り物に最適なデザインの「おせんべい」(1,300円)などのお菓子を含め、約50種類のグッズが販売になる。上記スペシャルグッズは、2017年11月17日(金)に販売がスタート。日本のお正月ならではの華やかな雰囲気に満ちた東京ディズニーリゾートで新年の到来をお祝いしてみて。※写真はすべてイメージです。過去の取材時に撮影した画像を再利用することがあります。(C) Disney(text:cinemacafe.net)
2017年10月13日