ヤストシ エズミ(Yasutoshi Ezumi)の2018年春夏コレクションが、東京・神宮前のトランク ホテルにて2017年8月25日(金)に発表された。8月も終わりだというのに暑い日が続く日々。今シーズンのヤストシ エズミは、そんな暑さを忘れさせてくれるような爽やかなコレクションだ。まず、洋服を作るうえでデザイナーの江角泰俊が念頭に置いたのは「コラージュ」というテーマ。これまで建築を大きなテーマとして掲げてきたが、そこから離れてあらゆるものを模索し、コンテンポラリーというブランドの根底にあるコンセプトを「コラージュ」という視点で表現するよう転換した。パターンの組み方やレイヤーの仕方で、風になびくワードローブは着る人に女性らしさを纏わせる。ショーの始まりを告げたトレンチコートは、色違いのテキスタイルで構成したロング&リーンなシルエットだ。ワンルックがロジックの異なるもので満たされている。コートの上から巻きスカートのようなものを巻き付けていたり、通常あるはずのないバックスタイルに袖が垂れていたり、まさに「コラージュ」を体現する。一方、デニムジャケットはジッパーとボタン、そしてプリーツでも遊んでいる。ビックシルエットの大きなキャンパスに、ステッチがのびのびと巡らされている。とはいえ、ありったけのものを足すのではなくて、きちんと女性らしさを補うために引き算も忘れていない。シャツワンピースは、前から見ると多様な装飾だが、バックシルエットは比較的シンプル。前に置いたコルセットは後ろからは見えず、ウエストが強調されているもののフラットだ。また、シャツ地のワンピースのなかで、幾枚かの布をアシンメトリーに重ねたようなスタイルがある。そこには、肌を見せる楽しさがあり、引いて見える美しさが凝縮されている。ただ装飾をカット&ペーストするだけでなく、テイストの組み合わせも感じさせている。その中でも象徴的だったのがミリタリーのムードである。ドローコードはジャケットに巡らされ、ギャザーを導いている。しかし、装飾が重すぎてはいけないから、きちんと胸元はエレガンスな深いV字。スカートやワンピースに用いられたアイレットやレースアップのディテールも同じで、ミリタリー的要素を汲んでいる。「コラージュ」を紐解くために、通常ならさりげなく用いられるそれらを敢えてクローズアップしているのが面白い。江角はこうした「コラージュ」の表現について「予想外なものを導くものであって、アイディアは無限に出てくる。」と話している。視点を変えた今季には、その「意外性のある組み合わせ」により、江角の“ブランドのこれから”に対する想いを伝えてくれた。コスチューム ナショナル(CoSTUME NATIONAL)のウィメンズデザイナーとしてもスタートを切り、さらに来シーズンからはブランド名を「エズミ」に変更するという。新たな1歩を踏み出す江角の心が垣間見えるシーズンであったともいえるだろう。
2017年08月28日ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)が発表した、2018年春ウィメンズコレクション。春の訪れを告げる、ステラ マッカートニーの最新コレクションは、ポップで明るいムード。鮮やかなカラーのボタニカルプリントや鳥のモチーフが主役を担い、大胆なカラーブロック、フラミンゴ・花・ヤシの木といった季節を感じさせるアップリケたちと共に、コレクション全体を明るい雰囲気で包み込んでいる。特にジャカードドレスは、カラーとパターンで遊びを加えた。グリーンやイエローのテキスタイルの上で咲く木々とハイビスカス。その上には、生き生きとした花刺繍を添えて活気ある姿を形作る。また、布を一枚かませたり、ギャザーを部分的に寄せたりして生み出した、左右非対称なシルエットもポイントになっている。テーラードジャケットやピンストライプのパンツといったマスキュリンなスタイルも、フォルムの変形によって意外性のある遊びを加えた。ジャケットはウエスト部分をひもで結んだり、裾を幾何学的なカッティングしたり。コットンシャツにはうねるような織り込みを、オールインワンは細かく切り替えして肌見せを助長する。また、今季もアーティストとのコラボレーションを積極的に実施。ウルス・フィッシャーによる「ALL is Love」のモチーフを挟み込み、かっちりとしたシャツにストリート色をプラスした。アクセサリーラインからは、新スタイルの「ステラ スターバッグ」が誕生。ミニサイズから大型カバンまで7つのバリエーションで展開され、どれも留め具には真鍮の星モチーフをあしらっている。また胸元、襟元を飾った手のモチーフのブローチやネックレス、星型イヤリング、ト音記号イメージのアクセサリーもラインナップしている。
2017年08月18日こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。2018年1月から、積立NISAがスタートします。その前に「積立NISAとはどんな仕組みなのか」や「これまでのNISAと何が違うのか」をしっかり理解しておく必要がありますよね!もうすでに知っている方も、今回は復習だと思ってもう一度確認してみましょう!●そもそも、NISAって何だっけ?積立NISAを理解するためには、これまでの普通のNISAの仕組みを理解しないと始まらないので、簡単に説明しますね。NISAとは、株や投資信託をするときに申込むことで利益にかかる税金が免除される という非課税制度です。他にも、下記のようなルールのもと現在まで利用されてきました。・NISAが適用されるのは、原則1人1口座・NISA口座の変更は1年単位でのみ可能・今年の非課税枠(120万円)の残りは、翌年に繰り越せない・他口座で保有している資産との損益通算や損失の繰越控除はできない●積立NISAで、何が変わるの?では一体、これまでのNISAと積立NISAでは何が違うのでしょうか?“積立”と付くくらいですから、なんとなくは察してもらえるかもしれませんが、詳しく説明します。【つみたてNISA/積立NISA】・運用方法は積立方式のみ・非課税枠は年間40万円まで・投資対象は、国が決めた投資信託・非課税期間は20年間大きな違いは以上です。実はこれまでのNISAも積立方式で購入はできたのですが、一般の買付の場合と変わらず非課税枠120万円、非課税期間は5年でした。本来、積立は少額の資金を長期的に運用することが前提の商品 なので、今のままでは非課税枠が少々大きすぎる気がしますし、非課税期間は短すぎます。そこで新たに2018年から積立に特化した非課税制度が作られたというわけなのです。●積立NISAは長期投資におすすめ!これまでのNISAも、少額投資家にとってはよりお得に投資を始めるきっかけになるうれしい制度でした。さらに今回の積立NISAでは、その特徴からより長い期間、資産を非課税枠で保有できるので、長期的な資産形成を考えている人には大変魅力的な制度と言えるのではないでしょうか?また、積立NISAの投資対象は国が決めた投資信託に限られていることから、数あるファンドの中でも長期的な運用に向いているものが厳選されています 。これまで「どのファンドを購入すべきかわからない」という理由で投資を迷っていた人も、積立NISAならより絞られた選択肢の中でベストなファンドを見つけることができるのではないでしょうか?----------いかがでしたか?これまでNISAを利用していた人も、今回初めて投資をはじめてみようという人も、積立NISAで無理なく長期的な資産運用を検討してみてくださいね!【参考リンク】・知っておきたいNISAのポイント|日本証券業協会()●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)●モデル/坂井由有紀(央将くん)
2017年08月16日08サーカス(08sircus)2018年春夏ウィメンズコレクションが発表された。今季はマスキュリンなシルエットに、女性らしい柄や色を組み合わせることで「強さを秘めたフェミニティ」を表現した。08サーカスが得意とする、大胆なカッティングとそれにより生まれる立体的なシルエット。今季はまるでパワーショルダーのようなシルエットのトップスや、後ろ身頃が袖に被さることでケープをまとっているかのようなドレスを展開し、マニッシュなフォルムに。ギャザーやタックをふんだんに取り入れ、ボリューム感を出したブルゾンやドレスも強さを感じさせる。スカートに取り入れられた花柄はプリントの裏面を表使いにすることで、より柔らかな印象に。カラーパレットはホワイトやベージュといったペールトーンをベースに、春らしいサーモンピンク、ペールグリーンといったカラーを取り入れることで女性らしく表現した。素材に目を向けると、シャツやスカートには軽やかなサテンやシアーなタフタといったロマンチックなファブリックが使われ、風に乗ってふわふわと女性らしい動きが生まれる。一方、ジャケットやコートには艶やかなエナメルコーティングを取り入れることで、強さが加えられており、ソフトとハードといった相反する要素がミックスされている。08サーカスは先シーズンから、職人の手仕事による加工や最先端技術を取り入れている。前回はランダムな柄が目を引く「スプレー加工」をジャケットに施したが、今季は「転写プリント技術」に挑戦。トレンチコートのボタンはよく見ると本物ではなく、プリントされた偽物だ。まるでだまし絵のようなユニークなウェアに仕上がっている。
2017年08月14日ラフ シモンズ(RAF SIMONS)の2018年春夏メンズコレクションが発表された。会場となったのは、ニューヨークのイーストブロードウェイ75に位置するチャイナタウンの中心。場所と連動するように、ワードローブにもどこかオリエンタルな雰囲気が漂うコレクションだ。地面は雨に降られたように濡れており、モデルたちは傘をさして歩いている。雨や外気から身を守るように、コートを主役にしたルックが目立つ。濡れた地面のように光沢のあるコーティングが施されたレインコートタイプのコートや、ディテールにトレンチコートの特徴を取り入れたコート、スタンドカラーのコートなど、型のバリエーションは様々。しかし、いずれもアームとショルダーにゆとりがあり、裾に向かって若干テーパードしたシルエットだ。また、今季はウールの国際的なオーソリティーである「ザ・ウールマーク・カンパニー」とコラボレーションしたことにより、ウールを使用したアイテムもふんだんに披露された。中でも特徴的なアイテムは、襟ぐりを肩から落ちるほど広くデザインした、オーバーサイズニットだ。この肉厚なニットの下からはチェック柄のシャツが顔を出し、意表をつくシルエットデザインに意味を持たせる。ウールはニット以外に織物でも現れた。ウール独特の重みのある布地で仕立てたコートやジャケットは、当然のことながらトラディショナルなメンズウェアを彷彿とさせる。英国風のチェック柄が取り入れられるとなおのことだ。さらに、アジアの民族衣装を再構築したような、ドレープで魅せるボトムスや着物風の羽織も、同様にして伝統的なものを象徴しているように感じさせる。そのようなアイテムで構成されていながら、ストリートテイストも併せ持つというのがラフ シモンズらしいところだろう。それは、肩の力を抜いた服の着方や、帽子やスカーフなどのアクセサリー類、グラフィックや写真をプリントした柄などによって表現されていた。
2017年08月10日アンダーカバー(UNDERCOVER)の2018年春夏コレクションは、レベルミュージックをジャンル問わずに盛り込み、80年代の日本のアンダーグラウンドシーンへの敬意も込められている。一音一音が重なって生まれる音楽と同じように、一つ一つのデザインが奏で合って今シーズンのコレクションが生み出されている。その中で、キング・オブ・ロックのブランドだと称される「クリームソーダ(CREAM SODA)」とのコラボレーションが一番の主役に躍り出る。刺繍で満たされたデニムジャケットがイギリスのロックバンド「JOY DIVISION」の歌詞から抜き出されたもので、メッセージ性が強い。同時に、ファッションとしてインパクトも持ち合わせている。一方で、アナーキーなスタイルはアンダーカバーの世界へと溶け込んでいく。当て字で記したアンダーカバーのロゴ、アラビア語で“キケン”を意味する文字などは、この最高にパンクな洋服に国籍の無意味さも込めているよう。Tシャツには大きく真ん中に、スニーカーやグローブには片方ずつに配された「S」と「N」は、スピリチュアルとノイズを表す。無秩序かと思われるすべての言葉に、今季のテーマへ結びつく意味がある。さらに、今季は、架空のバンドのレコードジャケットやライブグッズをイメージして作られたグラフィックがコートやトップスなど随所にのせられた。アンダーカバーの遊び心は飽き足らず、その魅力に憑りつかれたファンの姿さえもコレクションの中で確立。大きなバックパックや、雨をも防ぐナイロン素材の軽量コートは、フェスファッションを意識しているようだ。沢山の音楽的メッセージを乗せた洋服たちのシルエットは、そのエネルギーに比例するかのようにほとんどがオーバーサイズ。モデルにも女性を起用し、ボリュームを誇張するとともに、わかりやすくジェンダーレスを表現している。シルエットを維持するための硬質的な素材使いは、ダブルメッシュなどインダストリアルな素材などからも見て取れる。あるいは、トップスは長短異なるものをレイヤードして見せるスタイリング。対照的に、ボトムスはスリムなスキニーを合わせている。
2017年08月09日2018年 BEAUTY LIFE DIARY美LIFEクリエイターの長谷川朋美が、2017年7月13日、自身のオフィシャルブログの中で、2017年に続いて、2018年の手帳をプロデュースすることを明かした。2018年の手帳は12月始まりとし、2017年12月中に使い方をマスターすることで、新年は完璧な状態でスタートダッシュが切れるという。長谷川は、2018年の手帳は、今年の手帳の良いところを残し、オンラインサロンなどで寄せられたリクエストをほぼ実現させたいと、意気込みを綴っている。発売開始予定は、2017年11月。先行予約は、8月から開始される。長谷川朋美オフィシャルブログでは、BEAUTY LIFE DIARYの優先通知登録を受け付けている。優先通知登録をした人向けの特典も用意される予定だ。手帳セミナー動画2018年のBEAUTY LIFFEに向けて、長谷川朋美による「手帳&タイムマネジメントセミナー」の動画で、今から予習を始めることも可能だ。セミナー動画+PDFデータで、6,000円。セミナー動画のみは、5,000円。セミナー動画には、セミナー本編53分、質疑応答27分、特典映像6分が収録されている。いずれも、SPIKEから購入可能。(画像は長谷川朋美 オフィシャルブログより)【参考】※長谷川朋美 オフィシャルブログ※SPIKE
2017年08月08日MEGUMI KANZAKI SCHEDULE BOOK 2018ビューティー・ライフスタイリストの神崎恵による手帳、「MEGUMI KANZAKI SCHEDULE BOOK 2018」の予約がスタートした。Amazonでの発売日は9月15日頃、書店では9月1日以降から店頭に並ぶ予定となっている。季節ごとの料理レシピや、神崎恵が綴る言葉のページが充実。ウィークリーごとに、その時期にぴったりな美の秘訣がまとめられている。色は、マゼンダと、グレージュの2色。販売価格は、1,728円。累計著者部数100万部を突破している神崎恵の「MEGUMI KANZAKI SCHEDULE BOOK」と共に、2018年は、美しさを磨いてみてはいかがだろうか。神崎恵のプロフィール美容家やビューティー・ライフスタイリストとして活躍している神崎恵は、1975年生まれ。3児の母。美容関連のスクールに通い続け、35歳で本格的に美容家としてデビュー。メイクセミナーやイベント、SNSなどを通じて人気が出始め、女性をキレイに導くメソッドを提供し続けている。Instagramのフォロワー数は、17万人以上。著書には、「大人のための美容本」や、「読むだけで思わず二度見される美人になれる」などがある。(画像は神崎恵 Instagramより)【参考】※神崎恵 Instagram※Amazon※パールダッシュ
2017年08月07日2018年はザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー95周年やミッキーマウスのスクリーンデビュー90周年など、ディズニーにとって特別な年です。そこで、2018年2月10日(土)~12日(月)の3日間、ディズニーファン向けに「D23 Expo Japan 2018」が開催されることになりました。アニバーサリーにふさわしい特別コンサートや秘蔵映像の公開など、ファンには見逃せないイベントになりますね!Beyond Imagination ~これまでも、これからも、想像を超えて~ディズニーにとって特別な年となる2018年に開催される「D23 Expo Japan 2018」のテーマは、「Beyond Imagination(ビヨンド・イマジネーション)~これまでも、これからも、想像を超えて~」。アニバーサリーイヤーに相応しいコンテンツが盛りだくさんです。数々の輝かしい受賞歴を持ち、聴く人の心に残る名曲を生み出すディズニー・レジェンド、アラン・メンケンの日本初開催となる特別コンサートや、ウォルト・ディズニー・アーカイブス秘蔵の日本初公開を含む貴重な展示、このイベントでしか手に入らない特別な限定商品などなど。ファン垂涎のこのイベント、チケットの抽選販売は8月23日(水)よりスタートします。●D23 ExpoとはD23 Expoとは、ディズニー本社によって設立されたディズニー公式ファンクラブ「D23」が、もっとも熱心なファンに対する活動の一環として、アメリカで2年おきに開催されている特別なイベントです。2013年には、「究極のファンイベント」という本来のビジョンを受け継ぎつつ、日本独自の「D23 Expo Japan」がはじめて開催されました。●「D23 Expo Japan 2018」でしか体験できない特別なショー&プレゼンテーション舞浜アンフィシアターでは、3日間にわたって、ディズニー、ピクサー、スター・ウォーズ、マーベルなどの、多くのショー&プレゼンテーション、コンサートを開催。特に、アカデミー賞R8度受賞など輝かしい受賞歴を持ち、『リトル・マーメイド』『美女と野獣』『アラジン』『塔の上のラプンツェル』など数々のディズニー作品で素晴らしい楽曲を生み出しているディズニー・レジェンド、アラン・メンケンが、「D23 Expo Japan 2018」のためだけに贈るスペシャルなステージは、期待大です。シネマイクスピアリでは、「ディズニー・マジカル・シアター」と題し、大人気ゲームの最新情報から、日本初公開のテレビシリーズなど、3日間限定となるファン必見の特別プログラムをシネマスクリーンで楽しめます。ディズニーとスクウェア・エニックスから生まれた人気ゲームシリーズ「キングダム ハーツ」のファンイベントでは、この会場でしか得られない貴重な体験ができるとのこと。さらに、大人気スマホゲーム「LINE:ディズニー ツムツム」のスペシャルステージも開催されます。また、映画『ベイマックス』のその後を描くディズニーXDオリジナル・アニメーション・シリーズ『ベイマックス ザ・シリーズ』など、ディズニー・チャンネル&ディズニーXDの新作テレビアニメーション3作品の特別長編エピソードが、「D23 Expo Japan 2018」で日本初公開されます。●ショー&プレゼンテーションスケジュール●舞浜アンフィシアター■2018年2月10日(土)・10:00‐11:00<オープニングセレモニー>「D23 Expo Japan 2018」のキックオフとなるオープニングセレモニー。・14:30‐15:30<ルーカスフィルムとマーベル・スタジオ>ルーカスフィルムからスター・ウォーズ最新情報、そしてマーベル・スタジオからはいよいよ最終章に突入する『アベンジャーズ』シリーズ含めて最新映画情報を特別にご紹介!・19:00‐21:00<アラン・メンケンソロコンサート>数々のディズニー作品の音楽を手掛けたレジェンドがついに「D23 Expo Japan 2018」に登場!■2018年2月11日(日)・10:00‐11:00<東京ディズニーリゾート35周年特別記念プログラム>東京ディズニーリゾートの35周年を目前に控え、特別なプレゼンテーションとディズニーの仲間たちによるショーを開催。・13:00‐14:00<東京ディズニーリゾート35周年特別記念プログラム>※上記10:00からのプログラムと同じ内容です。・19:00‐20:30<ウォルト・ディズニー・スタジオ新作映画ラインナップ>ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオのアニメーション作品最新情報、そしてディズニー実写など、スタジオからリリースする最新映画情報が特別に紹介されます。■2018年2月12日(月)・11:00‐12:00<ディズニーパークの魔法>ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーのエグゼクティブが、世界のパークについて語ってくれます。・16:30‐17:30<ディズニー吹き替えの秘密>大ヒットディズニー映画から、あの声優たちがとっておきの秘密を教えます。・19:30‐20:30<ディズニー吹き替えの秘密&グランドフィナーレ>※トークは16:30からのプログラムと同じ内容です。●特別展示●東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ:ウォルト・ディズニー・アーカイブス展(Inside the Walt Disney Archives~From Mickey Mouse to Forever After~)次世代のクリエーションをサポートする事を目的に、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニーに関する様々な資料を収集・管理しているウォルト・ディズニー・アーカイブスより、日本初公開を含む貴重な資料が紹介されます。一般公開されていないアーカイブスを訪れたような空間で、ミッキーから未来へと続く様々なクリエーションの軌跡を一望することができます。●東京ディズニーランドホテル:東京ディズニーリゾート35周年特別記念展示東京ディズニーリゾートで生まれるハピエストな瞬間を彩ってきたアイテムほか、貴重な資料が展示されます。●特別な商品が並ぶマジカルストア、ミュージアムショップも期間限定オープン「D23 Expo Japan 2018」開催を記念して、特別な商品が並ぶマジカルストア、ミュージアムショップも、期間限定オープンします。「D23 Expo Japan 2018」記念グッズや特別展示に関連したグッズ、ファン必見の世界に一つしかない貴重なアイテムやセレブリティから寄せられたアイテムなど、「D23 Expo Japan 2018」ならではのラインナップでオークションも開催予定です。●ショップ情報ディズニーアンバサダーホテル:マジカルストア東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ:ミュージアムショップ舞浜アンフィシアター:サマンサタバサグループ Special Shopディズニーアンバサダーホテル:ユニクロMAGIC FOR ALL POP UP STOREディズニーストア 東京ディズニーリゾート店他:サテライトショップ/ディズニーストア●チケット情報「D23 Expo Japan 2018」の参加には、専用チケットの事前購入が必要です。チケット販売開始は、8月23日(水)を予定。チケットの抽選販売スケジュールや特典、サービスに関しては、公式ウェブサイト()を参照してください。©Disney
2017年08月06日アキラナカ(AKIRA NAKA)の2018年リゾートコレクションが発表された。今季のテーマは「ニューバランス」。デザイナー・中章が毎シーズン生み出す“モードなエレガンス”には、様々な要素が組み入れられており、また新たな世界を魅せてくれている。今季のポイントの1つ:コルセット使い。本来下着として使われていたそのアイテムをモダンに再解釈し、生み出したのはウエストコンシャスなシャツドレスやスカート、そしてジャケットとレイヤードするキャミソールトップスだ。それぞれ腰に吸い付くようなシルエットがフェミニティを生み出していると同時に、どこかモードな雰囲気。アクセサリー感覚でつけるレザーコルセットはぴったりとウエストのラインを出しながら、ヒダが上下に広がったユニークなデザインだ。程よい締め付けが着るものに緊張感と高揚感を与え、マチュアな魅力を引き出す。毎シーズン鮮やかなプリントを取り入れるアキラナカ。すべてアトリエで描かれたオリジナルグラフィックを使用しているが、今回はこれまでのフラワー柄から一変。亜熱帯を感じるボタニカル柄や、カリブなどの南国を彷彿させるヤシの木、そこに住む原住民を描いた絵柄がトップス、パンツ、ワンピースに散りばめられた。コルセットの緊張感と打って変わり、リゾートを感じさせるリラックスした雰囲気だ。これまで立体裁断により、女性を美しく魅せるカッティングにこだわってきたが、今シーズンはさらに大胆にハサミを入れ、主張のあるシルエットを作り出したのもポイント。立体的なスカートや、深いスリットが入ったトップスなどが着こなしにパンチを与えている。スリットトップスは動いた際に、ちらっと裏地のストライプ柄が覗く上品な仕掛けが施されている。スタイリングはそんな適度に緊張感の宿るアイテムと、リラックスウェアを組み合わせたもの。南国柄のワンピースにコルセットを合わせたり、コルセット内臓シャツは前を開けて、パンツを組み合わせたりと、その絶妙な着こなしが肩肘をはらないモードエレガンスを導いた。
2017年08月02日ファイブフォックスが展開する子供服「コムサ・フィユ」のフォーマルブランド「コムサ・エンジェル」が、2018年新作ランドセルの8月3日(木)の受け渡しに向けて予約を受付中です。“大人が背負わせたい”ランドセル「コムサ・エンジェル」のランドセルは、コムサらしい上品上質でシンプルベーシックなデザインにこだわり、永く親しんでめる仕上がりとなっています。前回のモデルより容量アップなのに重さダウン新作は、前回モデルよりマチ幅を2cm広げながら、重量は40gダウンを実現。また教科書を入れるマチ部分と背面を縫い合わせる“チリ”と呼ばれる縫い代部分があり、この部分を排除することにより、すっきりした形状に仕上げています。教科書ページの増量やタブレットの導入に対応しているところが魅力です。国産の上質な素材を使用山形県の上質な牛革を使用しています。時が経つにつれ柔らかで、味わいのある風合いになる素材です。表面にはウレタン加工が施され、撥水性が高く、雨や汚れからランドセルを守ります。また丈夫な国産の糸が使用されており、縫い上げ後のほつれや糸抜けが起こりにくいのが特徴です。ステッチはカーマインには女の子らしいライトピンク、ブラウンには知的な印象のベージュ、ネイビーには落ち着きのあるグレー、ブラックにはスポーティーなブルーが使用されています。内装には日本の伝統柄を採用内装は、江戸時代に歌舞伎役者の佐野川市松が舞台に用いて大流行した市松柄で仕上げています。日本の伝統柄をお子様に伝えていきます。商品概要素材:牛革(一部合成皮革)カラー:カーマイン、ブラウン、ネイビー、ブラック重量:1,410gサイズ:[外寸]H32×W24.5×D19.5cm[内寸]H32×W23.5×D12.5cm価格:66,960円(税込)ワンタッチ自動ロック採用肩ベルト、持ち手、両サイド、かぶせの下縁に反射材を使用6年間保証書付き※修理内容により有料になる場合があります。WEB
2017年07月28日ブルーノ・マーズが2018年4月12日(木)・14日(土)に埼玉・さいたまスーパーアリーナで、2014年以来となる来日公演を開催することが決定した。【チケット情報はこちら】昨年リリースしたアルバム『24K Magic』を携え、今年の3月より開催中のワールドツアーの全米・ヨーロッパ公演は、24時間で100万枚のチケットがソールドアウト。全世界で高い注目を集めている。チケットの一般発売に先がけて、最速先行となるH.I.P.会員先行(抽選)を実施。受付は8月25日(金)昼12時から9月3日(日)23時59分まで。■Bruno Mars 24K MAGIC WORLD TOUR 20182018年4月12日(木)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)開場18:00 / 開演19:002018年4月14日(土)さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)開場17:00 / 開演18:00
2017年07月27日kolor(カラー)が2018年春夏コレクションを発表。今シーズンはショーは行わず、展示会形式での初お披露目となった。優しい色と柄の世界に包まれた今季。ベースは、クラシカルでトラッドな雰囲気のユニフォームウェア。それを編集し、再構成することでカラーらしいアイテムへと転換している。マドラスチェックはワイド幅にして色と柄の主張を激しくし、ボーダーは多種多様に組み合わせて地層のように積み重ねた。夏らしい素材のドッキングは、シアサッカーとハワイアンのパッチワークの組み合わせ。欲張って入れたスポーティーなエッセンスは、ハーフパンツにレイヤードしたメッシュ素材が掻き立ててくれる。ユニフォームっぽさの出るブレザーやチルデンニットを投入しているのも今シーズンならでは。ブレザーには人形のアップリケを胸に添え、チルデンニットはブランドの頭文字である「K」がカがデフォルメされてドンと居座る。普通ならファンタジックでポップになりそうなこのデザインも、カラーらしい上品さを得るためにエンブロイダリーにゴールドヤーンやビジューを追加している。シルエットはというと、トップスは緩くリラックスした表情で。メンズでは、オープンカラーのシャツ、軽量でシャリ感のある素材でできたダッフルコート、Vの深いトルグ付きのカーディガンなど。ボトムスは、少しワイドなテーパードが基本で、きっちりと足に沿うものはない。一方、ウィメンズでは、空気をはらむようなふんわりとしたフレアのスカート、フリルをレイヤードしたトップス、それからメンズでも着られそうなほどオーバーサイズの袖がレイヤード仕様のアップリケ付きブルゾンといった具合。ネクタイやローファーもまた、トラッドな服装に似合うためのアイテムでありながら、リラックスを助長するためのアイテムでもある。なぜなら、ネクタイは首にさらりと巻いてスカーフみたいにも使えるし、ローファーのかかとはカジュアルサンダルみたいなストラップ仕様。色柄も、シルエットも、そしてディテールも。ユニフォームと言っても硬く縛られたものではなくて、肩の力を抜いたエフォートレスな感覚と、遊び心とともにある気品に溢れた小さな気遣いが、どこをとってもひっきりなしに見つかるのだ。
2017年07月03日ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)の2018年春夏コレクションが、2017年6月22日(木)にフランス・パリで発表された。今季のカラーは、ドリス ヴァン ノッテンがもつ美しさ、優しさ、儚さ、強さ、色気……全てを表現している。ランウェイで移り変わる色味はくすみがかったものから明瞭なものまで様々。控えめながらも時折主張的に映る。色彩の遊びには、規制のないシルエットをベースとし、より自由奔放にコレクションを創り上げる。ボックス型のジャケット、ドロップショルダーのニット、コンパクトなシャツ、そしてロング&リーンなコート。一方、ボトムスはショート、ハーフ、ロングと長さのバリエーションに加えて、クロップド丈のテーパードだったり、股上の深いナードなワイドストレートだったり、細やかにバランスが調整されている。ドリス ヴァン ノッテンらしいフローラル柄やボタニカル柄は、色に負けじと種類が豊富。荘厳な柄の中には、ヤシの木を描いたハワイアンモチーフも登場している。と言ってもこの世界に入れば、通常はハッピーなイメージの柄が、一目見ただけでは分からないほどクラシカルな雰囲気を纏っている。幾何学模様やチェックなど柄同士を合わせても、あるいは上品なシルクとエッジィなデニムを共存させても、ぶつかることなく、派手になることもなく、むしろ自然と溶け合っている。毎シーズン少しずつ姿を変えるエンブロイダリーが唯一といっていいほどの装飾で、コレクションの中に決して特異なものはない。しかしながらそのバランスが絶妙で、いつの間にかここにしかない空間が完成している。
2017年06月30日時の流れは早いもので、2017年も折り返し地点となりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?2018年まで「あと半年もある」と思うか「もう半年しかない」と思うかは人それぞれですが、Twitterではすでに2018年気分になっているインコが話題となっています。今回ご紹介するのは、だるまん(@darumann230)さんが飼っているインコの画像。【すべての画像はこちらから→】誰よりも先に2018年を迎えてしまったとTwitter上が騒然としています。今回の主人公はこちらのインコ。名前はルビーちゃんです。パピマミでは以前にもルビーちゃんを紹介させていただいており、その際は2017年が始まったばかりなのにカレンダーを一気に3月まで進めたことが話題となっていました。こちらが2017年になって半月ほどしか経っていないときにカレンダーを3月に進めるルビーちゃんの様子。左の方をみると何気に6月あたりまで裁断されていることが分かります。そんなお茶目なルビーちゃんですが、今回はもっとすごいイタズラを敢行してくれたとのこと。それがこちら!うわああぁ!2017年分のカレンダーがすべて裁断されてしまっています!まだ2017年に入ってから半年しか経っていませんが、飼い主さんの家ではすでに2017年が終了した形に。……心なしか、ルビーちゃん誇らしげな表情をしているようにも見えます。このルビーちゃんのイタズラを見た人からは、『何かをやり遂げた、澄んだまなざしをしていますね』『ゆく年くる年まだ流れてないのにwww』『してやったり感ww』などの反響が寄せられています。ルビーちゃんのイタズラの様子はページ下部のリンク『【おもしろインコ画像】誰よりも先に2018年を迎えてしまったイタズラ好きのインコ』からご覧ください。よく見ると右上と左上の前月・翌月カレンダーが残されていて、ルビーちゃんの優しさ(?)が垣間見れますね。●文/パピマミ編集部
2017年06月29日ケンゾー(KENZO)の2018年春夏コレクションが、パリファッションウィーク最終日の2017年6月25日(日)に発表された。5日間にわたって開催されたパリコレクションもついに最終日。ラストショーはケンゾーだ。今シーズンもメンズ・ウィメンズ統合で発表。そのシチュエーションを活かし、今回は坂本龍一の生まれ変わりである男性と山口小夜子の生まれ変わりである女性の出会いを描いたという。サイケデリックなモチーフは、70年代~80年代の2人が若かった当時を想わせる。メンズではテーラードの打ち出しからはじまり、様々な色柄を乗せてスポーティーなニュアンスを匂わせた。特に、顕著に表れたのはモーターサイクルのテイスト。ジャケットはパッチワークでポップに表現し、シャツはまるで架空のチームを想わせるロゴ入りだ。ボトムスは一貫してハイウエストで提案している。フォーマルでもタックによって大きく膨らんだペグトップ・パンツや、インパクトのあるテキスタイルは緩いシルエットのハーレム・パンツを合わせるのが、今シーズンのムードらしい。一方ウィメンズでは、エッジィなスタイルをグラマーなドレスを中心に表現している。光沢のあるドラスティックなワンピースは、フリルやラッフルをあしらい、シアーなブラウスをプラス。まるでトルネードのようにあしらわれた波打つディテールの存在感は大きく、ドレスをより躍動的に見せてくれる。ストライプは、自由気ままに洋服を走り抜け、シースルーの素材でセンシュアルなテイストも加味する。それらはまさしく、山口小夜子の繊細さと力強さをそのまま見ているようでもある。2人の出会いに際して登場したポップな花柄は、セットアップで提案。そして、独特のペイズリー柄、斜めにも縦にも走るストライプ、立体的な絞りのプリーツ。多彩なテキスタイルは、組み合わせることでより一層、パワーをみなぎらせている。
2017年06月29日ポール・スミス(Paul Smith)の2018年春夏メンズコレクションが、パリファッションウィーク最終日の2017年6月25日(日)に発表された。思う存分、海の世界を繰り広げた今シーズンのポール・スミス。海中の魚やサンゴ、それから浜辺の景色を、大胆に、そして時に繊細に落とし込んだ。海の世界はテーラードから始まる。ネクタイやショルダーバッグ、ベルトといった小物にはマグロのプリントがのせられた。一見いつも通りのセットアップは、裏地が海中の景色。時間を経てオープンカラーのシャツに夜の海辺が映し出され、いよいよリゾートシーンの演出が熱を帯びてくる。カラーパレットは海で見たサンゴのようにカラフルに。グリーンのシャツ、オレンジのスラックス、それからピンクのショートブーツ。楽しげな海の世界は、ラペルの精緻な刺繍によって繊細に描かれる。幻想的な海の中は青だけじゃないと、ポールスミスお得意のテーラードが教えてくれた。そのハッピーな色使いは加速を続けているが、足元はビーチサンダルやエスパドリーユが基本。今回のテーマをより色濃くすると同時に、ラグジュアリーなリゾートスタイルにポップで軽快なムードを流し込んだ。
2017年06月29日sacai(サカイ)の2018年春夏メンズコレクションが、2017年6月24日(土)にフランス・パリで発表された。どのカテゴリーにも属さないsacaiのハイブリッドな服は、国境も超えて表現された。まず、目に留まったのがウエスタンモチーフ。ジャケットにはフリンジをあしらい、収縮したダウンベストとパンツの形を合体させ、新解釈のスーツを提案。シャツは、素材に光沢感を与えることで上品なアイテムへと昇華。さらに、ウエスタンブーツを合わせて、軽快な足元を演出している。ノルディック柄は、打って変わってほっこり温もりある印象。さらに加わる表情豊かなテキスタイルには、フロック加工のベルベット、なめらかなシルク、ボリュームのあるサマーツイードが登場する。普遍的なミリタリーやアウトドアといったテイストは、コレクションの中でミックスされてコンテンポラリーな新ジャンルへと転換。ミリタリーと言っても、アーミーパンツには光沢のある上品なカットソーを合わせている。あるいは、アウトドアは、ミニマル・ポスト・ミニマル・コンセプチュアル・アートの創始者ローレンス・ワイナー(Lawrence Weiner)のタ イポグフィー・アートワークを取り入れてたモードなアイテムで再解釈している。進化を続けるsacaiのハイブリッドは、今シーズンになって、より一層たくさんのものを巻き込むことに成功した。国境も季節も関係ない。まさに“究極のハイブリッド”を提案しているようだ。
2017年06月27日アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)の2018年春夏メンズコレクションが、2017年6月23日(金)にフランス・パリで発表された。儚く切ない。それでいて、軽やかで華やか。今シーズンはブランドらしいそんな空気感をスリットやレイヤーで感じさせる。ジャケットやガウンは、後ろが羽のように背中心で分断されている。幾らかに別れたリネンやシルクの繊細な素材を風にのせ、伸びやかなシルエットと、布の重なりを表現する。シアーな素材のレイヤードは肌と楽しむ。それによってセンシュアルな雰囲気がそこはかとなく流れてくる。一方で、個性の強いファブリックは、春夏らしさを強調している。極細の糸で編まれたニット、ピンク色のアイレットレース、編み上げたチェーン、タイダイ染めのような模様、なめらかな薄手のナッパレザーなど、ある時は力強さを求め、またある時はフェミニンを求める。中性的な装いは、意外にもたくさんの表情をもつ。今季のスタイリングは、ラフ、ルーズといった言葉が似合うだろう。緩いワイドパンツは前明き部分がアシンメトリーで、さらにボタンは止めていない。ガウンやシャツは肩を落として気だるく、しかしながら気品を残して着こなしている。
2017年06月26日クリスチャン ダダ(CHRISTIAN DADA)の2018年春夏コレクションが2017年6月23日(金)にフランス・パリで発表された。今回のクリスチャン ダダは、ものが朽ちるということをデザインに転換している。デニムの裾は切りっぱなしだし、ニットはツギハギや糸のほつれが見られる。レザーはさながらビンテージ。そして、パッチワーク状のテキスタイルは、立体感があるとともに、同じ柄でも一枚一枚表情が違う。時を重ねればもっと、その違いが感じられそうだ。激しい装飾は、そういった奥ゆかしいデザインよりわかりやすく目立った。ビーズをぎっしり配したパンツは歩くたびにシャラシャラと音がなるほど立体的になっている。そして、クリスチャン ダダらしい刺繍のモチーフには、和の歴史を取り入れた。骸骨の絵が印象的な、歌川国芳の 「相馬の古内裏」は「クリスチャン ダダ」の名前をプラスして採用。また、「OIRAN」は、艶やかに、かつ少しコミカライズされガウンにのせられた。小物類で加えたウエストへのアクセントは、ルーズな着こなしの中で重要な役割を担っている。ウエストに置いた小さなウエストポーチは、オーバーサイズのジャケットをグッと絞めるため。あるいはリングベルトは長く垂らして使用された。そのなかでも一番面白かったのは、クロコダイルの革を、ぐるりをコルセットのように巻いたスタイルだ。Tシャツだろうがジャケットだろうが気にせずウエストを覆っている。
2017年06月26日ファセッタズム(FACETASM)の2018年春夏コレクションが、パリファッションウィークの初日2017年6月21日(水)にフランス・パリで発表された。今回のショーの“はじまりのご挨拶”は、ファセッタズムらしい正装で挑んだ。オーバーサイズの燕尾服に、デニムのオーバーオール。スーパーワイドのストレートは肥大化した正装に新たな威厳をもたらす。女性は、まるで中世ヨーロッパの女性像をも彷彿とさせるボリュームのあるブラウス。目いっぱいのフリルとハートで飾った、アバンギャルドなフェミニンテイストだ。ベーシックな洋服もクラシカルな洋服も、デザイナー落合宏理のメスが入ると新たなデザインの発見へとつながる。ランウェイで絶えず登場したデニムジャケットはデフォルメされているだけでなく、解体され、ジッパーで再構築されている。シャツはたっぷりの分量でラッフル仕様に、メンズではバックスタイルにマントにして古典的な装飾を再解釈する。ラグジュアリーなベルベットはコーデュロイのようになっていて、ワイドなトラックパンツとしてカジュアルダウン。さらに、トラッドなタータンチェックのスカート、クラシカルなポルカドットは、ストリートムードへと導かれている。突拍子もない装飾は、今季のファセッタズムに必要不可欠であった。折り重なるフリル、ヘムに沿う丸いメタル、そして意味深な安全ピン。足元のドレスシューズは穴飾りが前面に施されているだけでなく、上からエラスティックバンドをしめている。こうして抜かりなく、見慣れた正装を型破りなデザインで、世界共通の“カッコイイ”に仕上げていく。だからこそ、今回起用したモデルは老若男女問わず、さらに国境も問わない世界各国の人。服というコミュニケーションは、あらゆる境界線を越えるということを、ファセッタズムはこのショーを通して感じさせてくれた。
2017年06月24日バレンシアガ(BALENCIAGA)の2018年春夏コレクションが、フランス・パリで発表された。週末に若い父親が子供たちと公園にやってくる――。普遍的な現代のリアリティに目を向けた今回は、2017-18年秋冬シーズンの際にスポットを当てた働く男性たちの休日を描いている。オフィスから離れた彼らは、とても幸せそうだ。父の着る服を、しかも長年着古したお気に入りの1着を表現するため、あらゆる手法を駆使している。ジャケットのくたっとした風合いは、裾やライニングに重石を入れることで実現。洗いをかけてシワの入ったのトレンチコートも、色を落として変色させたポロシャツも、故意的な加工で自然におこるリアルな日常を再現している。この着古した様子を見る限り、きっとお気に入りを何回も着てしまう父親なのだろう。でも、仕事の日はやっぱりきちんとスーツを着ているし、休日にはクリーニングに行って、仕事に備えている。バレンシアガの創造による父親は、家ではリラックスしきっているけど、外ではしっかり決める人。だからこそドライクリーニングにはよく向かうらしい。それを想起させたのは、ナイロン真空パックのようなデニムジャケットやシャツで、きちんとクリーニングタグまで用意している。こうした日常を切り取った洋服は、父親らしく威厳あるビックサイズに仕立てた。そんな中にも、メゾンのクチュールテクニックは変わらず潜んでいて、360度どの角度から見ても洋服が立体的であることが分かる。例えばパーカーは後ろに穴が開いていて、そこから穴を出すと前後アシンメトリーのシルエットに変わる仕組み。また、シャツ、ダウン、スポーツブルゾンは、パターンの調整によって首元に微量のドレープが感じられる。着古したときにおこる生地の弛みをクチュールテクニックで実現させた。ゆったりした休日もいいが、アクティブな休日もいい。子供たちと一緒にアウトドアに出かけられるように、ボトムスには、3段階に切り離しが出来るモジュラー式のアウトドアトラウザーを選んだ。これがあれば海でも山でも、子供の行きたいところに出かけられる。父親の洋服だけでなく、今季は初めて子供服も打ち出した。“パパとおそろい”を楽しめる小さなバレンシアガには、パーカーやTシャツ、そして2017年春夏コレクションにデビューした人気の「スピード トレーナー(SPEED TRAINER)」までもが登場している。
2017年06月24日パーム・エンジェルス(Palm Angels)の2018年春夏コレクションが、ミラノファッションウィーク最終日の2017年6月19日(月)に発表された。ブランドのインスピレーション源は、ロサンゼルスのヴェニスビーチやマンハッタンビーチの独特な雰囲気とそこに住む人々の習慣。今シーズンは思い切りそのテーマを活かしたモチーフがあしらわれている。ヤシの木を羅列させたテキスタイルはその筆頭で、パーカーからトラックスーツまでに採用された。アイテム自体は両極端のシルエットで、タイトなスイムスーツやリブニットがあれば、ワイドすぎるカーゴパンツに、これまたワイドすぎるベルスリーブのトップスも提案されている。これらアイテムの中で、共通していたのは何かを“防衛”するということ。消防士をイメージしたようなスタイリングが終始一貫されている。中にはTシャツに「FIRE」とあしらって、ワイドパンツをギラギラの防火布で仕上げているものだってある。一方でオレンジのカラーはレスキュー隊のイメージからだろう。ライフセーバーがに欠かせない、救命胴衣みたいなボリュームいっぱいのダウン、スイムスーツも登場している。スタイリングでいえば、フードはかぶった後にギュッとコードを絞ったかたちで、タートルネックは顔をすべて覆ってしまう。それから、サングラスやケープ付きキャップは彼らには必需品だ。ジャケットであろうとTシャツであろうとお構いなしに、命綱のようなベルトを体に巡らせているのも興味深い演出だった。
2017年06月23日マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン(MARCELO BURLON COUNTY OF MILAN)が、2018年春夏コレクションを、イタリア・ミラノで2017年6月17日に発表した。今シーズンは、マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン流、独特のビーチスタイルの提案だ。カラーパレットに採用したのはサンセットの空。ブランドのアイコンカラーである赤から始まり、グラデーションとなって、オレンジ、黄色、そして黒へ移り変わる。そのグラデーションと共に表現されたのは、グラフィカルなプリントの数々。ヤシの木はいつも見慣れた陽気さとは異なり、モードな雰囲気を煽る。あるいは、幾何学的に羅列されたブランドマークやピクセル化されたカモフラージュ柄などが、プリントだけでなくジャカードとして立体的にも表現された。そんな中、突如として現れたミッキーマウスは、蛇が渦巻くパンチの効いたプリントからできたものだ。このような色柄の力強さとは対照的に、ナイロン、キャンバス、ギャバジン、洗いをかけたコットンなど夏という季節に適した素材を配置し、決して重くならないように軽やかさを見出した。デニムのイージーパンツや、テクニカル素材のセットアップなど、素材とフォルムの緩急のさじ加減が秀逸で、いずれにおいてもリラクシングなアイテムへと昇華している。スタイリングは、パーカーやボックスシャツ、ジャケット、トラックパンツといったオーソドックスなサーフスタイルの構図。ハワイアンシャツにハーフパンツといったサーファーさながらのルックも登場している。しかしながら、足元は常にスニーカー。分かりやすくもいつも通り、ストリートの基盤を守り続けている。
2017年06月21日モスキーノ(MOSCHINO)2018年春夏メンズコレクションとともに発表された、2018年リゾートコレクション。テーマは「アメリカーナ(Americana)」。コレクション会場となったロサンゼルスから、ネオンの街・ラスベガスまで旅するように、アメリカ文化とそれぞれの地域の特色をミックスして、ポップなモスキーノワールドを完成させる。手掛けるのは、”モスキーノフリーク”たちを虜にするクリエイティブ・ディレクターのジェレミー・スコットだ。ショーの始まりは、永遠の憧れアメリカンミューズの登場から。多くの男性のハートに火をつけてきた、マリリン・モンロー、ベティーズ・グレイブルといったピンナップガールたちがアップリケとなり、シフォンドレスやスリップドレスの上に現れる。時が経つにつれ、注目の的はレディたちからキャラクターへと変化。アメリカン・コミック『ポパイ』のオリーブやベティ・ブープが、バニーガールやカウガール風にコスプレして、カラフルパンツやオフショルダートップスに登場する。人気キャラクター「スポンジ・ボブ」は、燃える炎の中から現れ、ファンキーな表情に。ショーも終盤に差しかかると、モスキーノワールドもさらに加速。目的地・ラスベガスのムードを投影し、ポップカラーのテンガロンハットとスイムウェアを合わせた”イケイケギャル”や、鮮やかファーで飾ったショーガールなどがランウェイの主役になる。カジュアルなデニムはスパンコール装飾で、クラシックなスーツは炎の模様をあしらって、通常よりぐんとパンチの効いたパーティーピースへと昇華している。
2017年06月16日グッチ(GUCCI)の2018年リゾートコレクションが発表された。ショーの舞台となったのは、イタリア・フィレンツェ市内のピッティ宮殿内にあるパラティーナ美術館。ルネサンスを代表する芸術作品の数々を収蔵する場所で有名であるが、本コレクションにも、イタリア・ルネサンスのように官能的で緻密な表現や、古代ギリシャ・ローマを彷彿とさせるようなディテールが散りばめられた。アレッサンドロ・ミケーレの創る世界は、より様々な要素をミックスする方向へと向かっているように思われる。ゴールドのスパンコールを敷き詰めたポンチョ風のアウターのルックと、古代ローマを彷彿とさせるドレープが美しいピンクドレスのルックの間に、色の落ちたブルージーンズにブルゾンを合わせたカジュアルなメンズのルックを挟み込む。極めてゴージャスなピースも、そのままストリートに登場しそうなラフなスタイルも、それらの間には境界などないらしい。しかし、いくらカジュアルなアイテムであってもラグジュアリーな味付けを忘れないのがグッチ流。前述のブルゾンにはベルベットのライン装飾を施し、中に合わせたメッシュのTシャツには“GUCCI”のロゴを目立つようにプリントしている。ミックススタイルは、ウェアとアクセサリーを混同してしまう、プレイフルなコーディネートにも表れた。タペストリーのようなプリントのジャケットのウエストの位置に、グリーンのベルトバッグをベルトのようにきつく締め付けたり、ショルダーバッグの紐を短くしてペンダントのように首から下げたり、モデルの頭を飾る古代ギリシャやローマ風の冠アクセサリーを、まるでバッグかスマートフォンのように手に持って歩いたり…。また、これまで通り、リボンのモチーフや、プリーツやフリルがあるように見せかけるトロンプルイユ風の柄、大きなアイウェア、ピンク×オレンジ×緑といったプレイフルなカラーリングなど、ミケーレのグッチを代表するような要素が引き続き登場してランウェイをにぎわせた。もはやこれらのモチーフがアイコン化していることは間違いないだろう。そして今回も、新たなステイトメントアイテムが登場したようだ。それは、“guccification”、“guccify yourself”と書かれたTシャツだ。もちろん造語だが、“グッチらしくなろう”、“グッチ化すること”という意味に訳すことができる。グッチが誘う、過剰でラグジュアリーな世界に魅了されたら、いっそのこと、この強烈なファッションに染まり切ってしまうのもいいかもしれない。
2017年06月13日ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)の2018年春夏コレクションが発表された。ヴィヴィアンは今季もファッションを通して私たちに深刻なメッセージを投げかけた。まず、コレクションの主役とも言えそうな“柄”に注目してみよう。ファーストルックは、動物の斑点のように見える手描きの柄で覆われているが、この柄は、×10を繰り返して果てしなく増えていくお金のゼロを意味しているという。ヴィヴィアンはこのデザインを通して、少しのゼロで守れる熱帯雨林の存在と、そうはされずに消えていく何十億ものお金のことを伝えている。さて、これらの印象的なプリントで覆われた序盤のルックは、柔らかで身体に沿うニット素材がメインのようだ。ニットの柔らかな性質を生かして、ネックをドレープさせたトップスや、シンプルなシルエットのカットソー、袖を独特なカッティングでデザインしたワンピースなどのアイテムとなって登場した。中盤以降は、アヴァンギャルドな雰囲気はそのままに、ジャケットを用いたよりボリュームのあるコーディネートが提案された。ダブルブレストのジャケットは、非常に大きなラペルとショートの丈感によって型にはまらないスーツスタイルとなり、チュールのボリュームスカートを合わせた黒のジャケットは、大きな襟と、前開きが斜めにずれたデザインによって、唯一無二のスタイルを生み出している。前衛的な柄とカッティングでデザインされた衣服に、伝統的なイギリスのタータンチェックを挟み込む手法も印象的だった。非常に短いメンズのパンツとなったり、メタリックゴールドのオールインワンに合わせたリュックに配されたりすることで、ブランドのアイデンティティとも言える柄と、型破りなデザインとの融合を垣間見ることができた。
2017年06月12日ヴァレンティノ(VALENTINO)の2018年リゾートコレクションが5月24日、ニューヨークで発表された。コレクションのエレメンツは、シャツ、ドレス、プリーツスカート、トラックジャケット、トレンチコートなど。それぞれのベーシックなシルエットは保ちつつ、ボリュームを足したり、新しいカットで表情を一変させて、洗練さを際立たせている。カラーパレットは、クリエイティブディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)がこだわりを持って表現する、さまざまなトーンのピンク、レッドやバーガンディー、モスグリーン、スカイブルーなど、ビビッドなカラーを効果的に使った躍動感のある色彩が心地よい。70年代のトラックスーツをモダンにチューニングしたアイテムは、大胆なシアーカットやドローストリングがアクセントとなり、動くたびに揺れるステッチのラインでさらに表情豊かに。トップスにはボリューミーなファーコートやボタニカル柄のジャケット、なめらかなフーディーシャツがスタイリングされ、フェミニンなムードも薫り立つ。ツタンカーメンを思わせる古代のシンボルや野獣、鳥、蝶など、いくつものユニークなモチーフがスパンコール刺繍やステッチで彩られ、時空を旅するかのようにボーダレスな世界へと誘う。そして、イギリス出身のデザイナー、ザンドラ・ローズ(Zandra Rhodes)のイラストを起用したドレス。今シーズンは、彼女が1970年代に発表した“口紅と唇”のモチーフを採用。先シーズンの「ラブブレード」が新ラインとして人気を博しただけに、今回のコラボレーションも大いに注目を集めた。さらに、ソックスとスニーカーが一体化したようなストライプファーのシューズや、アイコニックな角鋲をあしらったカラフルなキルティングバッグ、エスニック調のジュエリーなども、ピッチョーリの洒脱なアイデアとアヴァンギャルドな精神を強く印象付ける要素となっていた。
2017年05月30日ヴァレンティノ(VALENTINO)2018年リゾートコレクションが、アメリカ・ニューヨークで日本時間の2017年5月24日(水)0:00より発表される。ショーの模様はファッションプレスでも生中継。先シーズンは、80年代にムーブメントを起こしたデザイナー集団・メンフィスからインスパイアされた、色鮮やかなロングドレスやコートが提案された。フリルや刺繍といったフェミニンな装飾に加え、幾何学的なパッチワークをデザインに取り入れた。【詳細】ヴァレンティノ 2018年リゾートコレクション開催日時:2017年5月24日(水)0:00 ※日本時間現地時間:2017年5月24日(火)11:00
2017年05月22日ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)が、日本で初めてのショーを開催。滋賀県のミホ・ミュージアム(MIHO MUSEUM)で、2018年リゾートコレクションが発表された。これまでパームスプリングスの砂漠、リオデジャネイロの海と、場所や環境を変え、コレクション発表の旅を続けてきたルイ・ヴィトン。今回は、パリの「グラン・ルーブル」や「ガラスのピラミッド」を手がけた建築家・I.M.ペイによる、”地上の楽園”ミホ・ミュージアム(MIHO MUSEUM)が旅の目的地となった。ショーの蓋を開けると、タイトスカート、パンツスーツ、スリムなパンツなど、アーバンを意識したニコラ・ジェスキエールらしい要素が溢れていた。しかし、舞台は日本。一見シティライクな現代スタイルにも、和のエッセンスが落としこまれ、新しいジャポニズムの誕生を予期させる。インスピレーションとなったのは、侍、武道の稽古着、式服、葛飾北斎など。世界で活躍する北野武、日本の名監督・黒澤明といった映画人たちの名もあった。ジャカードのドレスやジャケットには、松のような絵柄が描かれ、スタッズ付きのレザートップスは鎧のように設計され、和の心を彩る。特徴的なのは、帯のようなウエストマーク。また、レースなどで仕立てたイブニングドレスは黄金色を交えて、能舞台を想起させる輝きを持たせた。2018年リゾートコレクションのビジュアルは、デザイナー山本寛斎が手掛けた。デヴィッド・ボウイの衣装をデザインしていた、山本への敬意を称し、彼が手掛けたアイコン、キャラクターたちをルイ・ヴィトンのバッグ、アクセサリーに登場させた。モデルたちの顔には、歌舞伎役者を想起させる独特なメイクを。和顔へチェンジしたモデルたちの中には、2017-18年秋冬ウィメンズコレクションにてランウェイデビューした、日本人モデル江原美希の姿もあった。様々な場面で、我々日本人を喜ばせる演出がたくさん用意され、温かみのあるショーの完成に繋がっている。
2017年05月20日