ワコムは、スカルプト作業を行う3DCGクリエイター向けのペンタブレットセミナー「Wacom Creative Seminar Vol.17 for 3D-Sculpting」を開催する。開催日時は9月27日 13:00~15:30(12:30 開場)。会場は東京・新宿のベルサール新宿グランド。参加費は無料(事前申込制)。「Wacom Creative Seminar」は、同社が定期的に開催しているクリエイター向けの無料セミナー。今回は3DCG制作でスカルプト作業を行う「スカルプター」を対象に、カプコンのゲーム制作現場で活躍する黒藪裕也氏が登壇し、液晶ペンタブレットを使った3Dスカルプトのテクニックやポイント、最新の業界動向などを紹介する。また、会場ではプロフェッショナル向けペンタブレット「Intuos Pro」や液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズなどを体験できるタッチ&トライコーナーも用意される。同セミナーは事前申込制となっており、定員は72名(先着順)。参加申し込みはセミナーのWebページから。なお、セミナー当日の様子はUstreamにて配信予定となっている。
2014年09月11日マウスコンピューターは20日、メガハウスが開発するの3D住宅デザインソフト「3Dマイホームデザイナー12」および、業務用の住宅・建築プレゼンテーションソフト「3DマイホームデザイナーPRO8」の動作を確認した公認モデルを発表した。即日販売を開始する。「3Dマイホームデザイナー」は、マウスによる操作で敷地や部屋の間取り、建具などを配置して住宅のリアルな立体イメージを制作することができるソフトウェア。一方の「3DマイホームデザイナーPRO8」は間取りや建築パース図を簡単に作成して顧客に紹介できる業務用ソフトウェア。公認モデルのラインナップは、「3Dマイホームデザイナー」公認モデル2機種と、「3DマイホームデザイナーPRO8」公認モデル1機種。いずれもそれぞれのソフトウェアを利用するに当たり、動作確認を行い、3Dの表示やすべての機能が軽快に動作することを確認しているという。○「3Dマイホームデザイナー」公認モデルデスクトップPC「LM-QH300SL6-WS-3DM」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4690(3.5GHz)、チップセットがIntel H81 Express、グラフィックスがNVIDIA Quadro K600 1GB、メモリがPC3-12800 8GB、ストレージが500GB SATA3 HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 Update 64bit。本構成での価格は84,800円から。ノートPC「MB-K620QSV-3DM」の主な仕様は、CPUがIntel Core i5-4210M(2.6GHz)、チップセットがMobile Intel HM86 Express、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 850M 2GB、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージが500GB SATA2 HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、ディスプレイが15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 8.1 Update 64bit。本構成での価格は89,800円から。○「3DマイホームデザイナーPRO8」公認モデルデスクトップPC「MousePro-iS470GX-WS-1408-3DM」の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790(3.6GHz)、チップセットがIntel B85 Express、グラフィックスがNVIDIA Quadro K600 1GB、メモリがPC3-12800 16GB、ストレージが500GB SATA3 HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、OSがWindows 8.1 Update 64bit。本構成での価格は11万4,800円から。
2014年08月20日米Applied Materials(AMAT)は7月7日(米国時間)、3Dチップ構造に対応したCVD(化学気相成長)装置「Applied Producer XP Precision」と、CMP(化学機械研磨)装置「Applied Reflexion LK Prime」を発表した。2つの装置は、プレシジョンマテリアルズエンジニアリング(精密材料技術)のノウハウを生かし、将来の3Dデバイス製造における課題を解決する。CMP装置の「Applied Reflexion LK Prime」は、ナノメートルレベルの精度が要求されるFinFETおよび3D NANDなどのアプリケーションで優れたウェハ研磨性能を発揮する。これらの新しいデバイス構造においては、最大10工程のCMP工程が追加される可能性があり、同装置はこれらの新工程における要求項目に対応するため、6つの研磨ステーションと、8つの洗浄ステーションを備えている他、先進的なプロセス制御機能を搭載する。また、精度の高いCMP処理により、オンウェハ性能とスループットを改善する。さらに、プロセスモジュールの増加により、多くのアプリケーションでウェハのスループットが倍増し、生産性も最大100%向上するという。CVD装置の「Applied Producer XP Precision」は、各層においてナノメートルレベルの膜厚制御を可能にし、ウェハ全面にわたって優れたCD均一性を実現している。この性能を支えているのは、独自のチャンバデザインと、温度、プラズマ、ガスフローなどの重要なパラメータを調整するユニークな機能である。こうした柔軟な技術により、高品質で欠陥率の低い異なる膜を交互に形成し、ウェハ内、ウェハ間、層間で抜群のストレス制御と成膜プロセス均一性を発揮してゲート性能を高め、デバイスのバラつきを抑えるとしている。
2014年07月09日青山3Dサロンは、鉄道会社の制服を着た自分の姿を3Dプリンタでオリジナルフィギュアにできる企画「なり鉄」シリーズ第2弾を開催する。フィギュアの販売期間は6月14日~8月31日、3Dデータを撮影可能な期間は6月21日~8月31日。会場は東京都・港区の青山3Dサロン。この企画では、普段は着ることのできない鉄道会社の制服を用意し、それを着用して3Dデータを撮影する。これにより、制服を着た自分自身の姿を、3Dプリンタ製フィギュアとして残すことができる。今回は、数ある鉄道会社の中でも珍しいカラーであるグレーの制服が特徴的な「りんかい線」(東京臨海高速鉄道)の制服を用いる。また、前回の企画では、東京メトロの車両基地見学イベントにあわせて数量限定で受け付けていたが、今回は販売期間内であれば、任意の日時を予約し、青山3Dサロン内スタジオで撮影することができる。そのほか、フィギュアを入れるケースに「りんかい線」オリジナルのデザインも特別に展開している。なお、この企画への申し込みは、オンラインストア「3friD.jp」にて受け付けている。
2014年06月12日アドウェイズ・ラボットは、個人向け3Dプリンタ用のフィギュアデータ共有サイト「DELMO(デルモ)」にて、「初音ミク」らバーチャル・シンガーキャラクターの3Dデータを募集する「3Dモデリングコンテスト」を開催している。募集期間は8月17日まで。同コンテストでは、クリプトン・フューチャー・メディア協力のもと、同社製品のキャラクターである「初音ミク」、「鏡音リン」、「鏡音レン」、「巡音ルカ」、「MEIKO」、「KAITO」に関して、「Music」というテーマを反映させた3Dデータを募集する。主な選考基準として、「テーマに沿っていること」、「3Dプリンタで「印刷してみたい」と思えるデータであること」という内容が挙げられており、実際に3Dプリンタで出力が可能なデータのみが先行対象となる。また、このコンテストは、8月30日・9月20日に開催される「初音ミク」を取り巻く創作文化のイベント「初音ミク「マジカルミライ 2014」」と連動。最優秀賞に選ばれた作品には賞金10万円を授与した上で、実際に3Dプリンタで出力した作品を「初音ミク「マジカルミライ 2014」」大阪会場に展示する。そのほか、コンテスト入賞作品は、総合ホビー情報誌「月刊ホビージャパン」に掲載されるとのこと。なお、同サイトでこれらのボーカロイドキャラクターのデータ投稿が行えるのは、このコンテスト開催期間中のみ。加えて、キャラクターごとにコピーライトを明記した作品だけが選考対象となる。詳細については同コンテストの特設ページを参照してほしい。
2014年06月04日機楽は、同社が手がけた低価格ロボット組み立てキット「ラピロ(RAPIRO)」の3Dデータを、Makerbotの3Dデータ共有サイト「Thingivers」上にて公開した。「ラピロ」は、"かわいらしい外見"と"組み立てやすさ"が特徴の低価格ロボットキット。製品名は、同製品の頭部に組み込むことが可能な名刺サイズのコンピューター「Raspberry Pi(ラズベリーパイ)」に由来している。製品化に際して、英国発のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」や、サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営する「Makuake」での資金調達を行い、目標金額を上回る支援を獲得し話題となった。また、今回の3Dデータの公開は「Kickstarter」での資金調達を開始した段階で予告されていたもの。3Dプリンタを所有している人であれば、無料でデータをダウンロードし、RAPIROのパーツやミニチュアを出力することができる。そのほか、3Dデータを改造し、オリジナルパーツを製作して出力することも可能となっている。なお、同製品の組み立てキットは、スイッチサイエンスあるいはAmazon.co.jpにて購入可能となっている。詳細は同製品のWebサイトを参照してほしい。
2014年05月02日ネクスト21、東京大学、理化学研究所などで構成される研究チームは4月7日、3Dプリンタで成形するカスタムメイド人工骨を開発し、臨床試験の結果、ヒトでの有効性と安全性を確認したことから、医薬品医療機器総合機構(PMDA)への薬事承認(製造販売承認)申請を完了したと発表した。外傷などによる骨欠損などの治療としては、日本では自家骨移植が第一選択肢となり、外科的に患者の骨の一部を摘出し、それを移植部の形状に成形するといった作業が行われていた。また、熱処理により焼結した人工骨を成形して用いるという手法もあるが、癒合が難しいといった課題がある。今回研究チームが開発したカスタムメイド人工骨は、3Dプリンタで成形することで、骨内部の構造の設計や0.1mm単位での形状再現が可能なほか、熱処理が不要なため生理的な活性を持たせられることから自骨への癒合が早く、時間の経過とともに自骨へ変化(骨置換)するといった特徴もある。審査にかかる期間は約10カ月程度とのことで、研究チームでは、薬事承認(製造承認)の取得後、ネクスト21が2015年に実用化する予定としており、日本市場のみならずアジア市場への輸出も進めていくとするほか、オランダやカナダの企業とのライセンス契約に向けた交渉も進めているとしている。
2014年04月07日国土地理院は3月19日、日本全国の3次元の地図を簡単に見ることができるWebサイト「地理院地図3D」を公開した。地理院地図3Dは、「地理院地図」で配信している地図データと標高データを利用して、指定した範囲の3D地図閲覧を可能にしたWebサイト。3Dプリンタによる立体模型の作成にも対応しており、Webサイトで表示したデータを3Dプリンタ用のSTLファイルやVRMLファイルでダウンロードできるほか、ブラウザ表示などに利用できるのWebGL用ファイルも用意されている。国土地理院では、防災業務や学校教育など様々な場面での利用に期待している。
2014年03月20日エリジオンは3月4日、3D点群処理ソフト「InfiPoints」の最新版「InfiPoints Ver.1.2」を3月7日より発売すると発表した。InfiPointsとは、レーザースキャナで計測した3D点群データを表示/編集できるソフト。3Dデータを作成することで、工場内の新しい設備の導入やレイアウト変更、配管設置などの検討などに活用できる。最新版では、点群データを閲覧専用ファイルへの出力が可能となった。これにより、InfiPointsを持っていない利用者でも定点データを一通り閲覧できるほか、新たな情報を付け加えることができる。また、点群データから2D画像を出力する機能が加わった。2D画像を用紙に出力して図面として活用したり、2D CADソフトに取り込んだりなどの活用ができる。さらに、3D CADソフト「Rhinoceros」の画面上に点群データを描画し、点群に沿って面形状をモデリングできるプラグインを追加。これにより、参照したい形状の点群データを確認しながらRhinocerosでモデリングできるとしている。
2014年03月05日イーフロンティアは、3Dキャラクタ作成ソフト「Poser」の最新版として、「Poser 10」および「Poser Pro 2014」の日本語版を3月28日に発売すると発表した。価格は「Poser 10」のパッケージ版が1万4,800円、ダウンロード版が1万2,800円、「Poser Pro 2014」のパッケージ版が4万8,000円、ダウンロード版が3万9,000円(いずれも税別)。「Poser」は、あらかじめ用意された多彩な人体フィギュアに自由なポーズや表情を付けることで、簡単に3DCGキャラクタのデザインやアニメーションを作成することができる3DCGツール。最新版では「Pixarサブディビジョンサーフィス」機能が加わり、小道具やフィギュア、さらには個々のボディパーツごとのサブディビジョンレベルが調整可能となった。これにより、より滑らかなサーフェイスが実現できるほか、コンテンツのポリゴン数を減らせるため、全体のパフォーマンス向上も期待できるという。このほか、ソフトボディ、リジッドボディ、髪などのダイナミクス・シュミレーションを行う「Bullet物理演算」をはじめ、コミック風の静止画またはアニメーションをカラーやモノクロで作成できる「コミックブックプレビューモード」、衣服のフィット感が調整可能となった新しい「モーフブラシ」、さらにマグネットとデフォーマのウェイトマップ対応など多数の新機能を搭載。レンダリング速度やOpenGLの高速化なども実現した。また、プロのアーティストやプロダクションを対象とした上位版「Poser Pro 2014」では、上記の新機能に加えて、既存の衣服や小道具をあらゆるフィギュアの体型に合わせることができる「フィットルーム」機能やフィギュア間でのモーフ転写機能、コンテンツ開発に役立つパラメーター表示オプション機能なども搭載。さらに、64ビットへの対応やネットワークレンダリング、ハイエンド3DCGツールとの連携といった機能も備わっているという。いずれも対応OSは、Windows版がWindows XP/Vista/7/8、Mac版がMac OS X 10.6/10.7/10.8/10.9。なお、通常版のほか、旧バージョンのユーザーを対象としたアップグレード版や教育機関向けのアカデミックライセンス、ビジネスライセンス製品なども用意される。
2014年02月24日デジモは、3Dプリンタによる出力などを行う新サービス「未来玩具デジモ」をオープンした。「未来玩具デジモ」は、3DCG、およびそれを元に3Dプリントされたコンテンツを販売するWebストア。同サービスはPCからもアクセス可能だが、スマートフォンからの利用をメインに据えている。3Dコンテンツは専用無料アプリで閲覧でき、3Dプリント可能な商品に関しては購入者の希望送付先まで配送する。コンテンツとしては、地下アイドル、ご当地アイドル、グラビアアイドル、コスプレイヤー、芸人、アーティスト、アスリート、モデルなどの体を3Dスキャンして作成した3DCGデータ、および3Dプリントモデル「でじモデル」を用意。人物を元にしたデータに加えて、アニメやゲームキャラクター、ご当地キャラクター、TV・映画キャラクターなどの二次元キャラクターの3DCGや「でじモデル」も展開する。なお、開始時のコンテンツとして、グラビアアイドル・山中知恵の3DCGデータ、現役女子大生を手のひらサイズにした「デスクトップJDシリーズ」などが公開されている。今後は、ネット上で話題の海外コスプレイヤーやグラビアアイドル、アニメ「秘密結社 鷹の爪」、「古墳ギャルのコフィー」などのキャラクターを3D化し、順次公開していくとのこと。
2014年02月12日レイメイ藤井は、福岡本社の1階に3Dプリンタを設置したショールーム「PRODUCTION LAB(プロダクション ラボ)」を開設したと発表した。広さは約100m2(約30坪)。ショールームには、Stratasys製の3Dプリンタ「Objer30pro」「Connex260」「Mojo」の3機種が展示されており、利用者は実際に3Dプリントを体験できる。そのほか、カラー複合機のCanon iR C9280 Pro、カラープリンタのRISO ORPHIS EX9050、製本・封入のRISO OR、UVプリンタのMimaki UJF-3042 HG、カッティングマシンのMimaki CF2-0912RC-Sをそれぞれ設置している。
2014年01月23日SSS合同会社は、東北地方応援キャラクター「東北ずん子」の3Dモデル(MMDモデル)第3弾として、和服姿の「リアル頭身東北ずん子3Dモデル(和服バージョン)」を公開した。公式サイトより無料でダウンロードできる。本モデルは、2013年2月公開の第1弾「SD頭身東北ずん子3Dモデル」、2013年9月公開の「リアル頭身東北ずん子3Dモデル(制服バージョン)」に続き、公式が提供する第3弾となる3Dモデル(MMDモデル)。前2作のモデルを公開したところ、ユーザーから「和服を着たリアル頭身のモデル」を要望する声が多く寄せられ、今回の制作に至ったという。制作にあたっては、2013年10月に発売された小説『東北ずん子小説~「むちむち」ではありません! 「もちもち」です!~』の印税を利用。CGモデラーは、前作である"制服バージョン"も手掛けた湯葉(ゆのは)氏が担当したとのことだ。MMDモデルとは、樋口優氏が制作した人気のフリーソフト「MMD(MikuMikuDance)」で利用可能な3DCGモデルのこと。ユーザーは今回公開されたモデルをダウンロードし、同ソフトで利用することで、東北ずん子のダンスムービーが手軽に作成できるほか、キャラクターにさまざまなポーズを付けてイラスト化することも可能になる。また、キャラクター同様、このMMDモデルも非商用利用の場合は事前申請なしで利用できるほか、"東北地方に本社を置く企業"に限り商用利用が可能となっている。
2014年01月23日マーユは、3Dプリントで制作するお面「3D-Print新型深型リアルマスクお面」を発売した。価格は1枚3万8,000円より(業務用、量産する場合平均単価3万円)。この製品は、舞台やドラマ・映画などで用いることを想定したリアルなお面。正面と横斜めなど別角度の写真があれば、3Dプリントによって立体的なお面を作ることができる。素材には柔らかさや硬さが選べる軽量の樹脂を使用し、長期装着が可能。耳元までカバーする深いお面になっているため、さまざまな角度から観覧・撮影される舞台や映像にも最適だという。また、表面がコーティングされており、マスクの上に化粧を施すこともでき、口を開いている表情にも対応可。実物大サイズ以外にも小型~大型サイズ指定も受け付けており、100個程度までの複製にも対応する。そのほか、このマスクにヘッド部やウィッグなどをつけた頭部全体の作成およびマネキンなどへの取り付けも、別途見積もりで行っているということだ。
2013年12月24日ワイズテクノロジーは、Citrix HDX 3Dテクノロジをサポートするデュアルコアのゼロクライアント「Wyse Xenith Pro2 ゼロクライアント」を発表した。ゼロクライアントは、従来のクライアント端末にかかる負担(管理、コスト、消費電力等)を限りなくゼロに近づけ、従来よりも更にシンプルなハードウェアを目指し、OS、アプリケーションおよびコンフィグレーションをローカルデバイスに保持させない端末。「Wyse Xenith Pro2ゼロクライアント」はデュアルコアのAMD Gシリーズ 1.4GHzを搭載し、Citrixと共同開発したCitrix Receiver互換クライアントを備えている。Citrix HDX 3D向けに最適化され、Citrix XenDesktopおよびXenApp環境に特化し、端末起動時にネットワーク経由で構成情報を自動取得するプル型のゼロコンフィグレーションで、電源オンから10秒程度で起動する高速ブートを搭載。工場出荷時オプションで最大300Mbpsの802.11 a/b/g/n無線接続をサポートし、ハードウェアデコーダを搭載し、1080p動画再生や仮想化プロトコルの各種マルチメディアリダイレクション機能に対応する。価格はオープン。
2013年12月18日SOLID GOLDは、米・Zeeproがクラウドファンディング「Kickstarter」にて寄付を募り、大きな成功を収めた個人向け3Dプリンタ「Zim」の予約販売を開始した。出荷開始予定は2014年4月。12月31日までに予約した場合、特別価格12万9,800円(通常予定価格15万9,800円)が適用される(発送は4月を予定)。「Zim」は、2色のカラー出力が可能な、デュアルヘッドを搭載した個人向け3Dプリンタ。PLA、ABSといった素材のほか、水に溶ける性質のあるPVAに対応。PVAを用いることで、従来のプリンタでは不可能だった、組み立て不要なギアボックスやボールが中に入っているカゴなどといったモデルの出力が可能となる(同素材を利用する際の出力可能な色数は1色)。加えて、同素材はサポート材としての利用も可となっている。また、ビデオカメラを内蔵しており、進捗状況をスマートフォンなどから確認することが可能なほか、フィラメントはカートリッジ式を採用しているため交換が容易にできるようになっている。同機の筐体にはアルミニウム素材を使用している。最大出力可能サイズは高さ149mm×横幅×149mm×奥行き149mm、積層ピッチが80μ。印刷速度は110mm/2、ノズル径は0.35mm、インタフェースはWiFi、Ethernet、USBを備える。対応OSはWindows 8.1以上、MacOS X10.9以上、iOS 7.0.4以上で、その他のOS、バージョンについても順次対応予定。Windows 8.1 3D printer native driver対応のため、同OSを使用する場合接続してすぐに使用を開始することができる。なお、同社は購入後の技術・故障対応、消耗品販売に加え、Zeeproのサービスを日本語で提供するなど、初めて3Dプリンタを使うユーザーにも対応したサポートを行っていくということだ。
2013年11月27日Emotional Brainsは、1枚のイラストからフィギュアを製作できる3Dクラウド・ファンディング・サービス「Okuyuki」をリリースした。本サービスは、オリジナル・キャラクターのイラストをアップロードするだけで、フィギュア製作プロジェクトを立ち上げることができる新プラットフォーム。従来のクラウド・ファンディング・サービスの様にプロジェクトの支援者を募るだけでなく、目標を達成できた場合には、同社がイラストの3Dデータ化および3Dプリント/フィギュア製作を行うのが特徴となっている。製作されるフィギュアはフルカラー3Dプリンターによる石膏フィギュアとなり、完成品はオーナーのほか、リワード(報酬)として支援者にも送られる。イラストの3D化から完成品の発送までを同社が行うため、3Dデータの知識や発送の手間などは不要だ。さらにオーナーには売上の10%が割り当てられるという。なお、同サービスでは今後も新たな機能が順次追加される予定となっている。
2013年10月22日全体のシルエットをトータルに美しくするためにトリンプ・インターナショナル・ジャパンは、2012年秋冬より店頭にて導入しているブラジャーのフィッティング提案「3Dフィッティング」のボトム編として、「3Dボトムフィッティング」を、3月28日より導入する。「3Dフィッティング」は、千差万別な個人の体型に本当にフィットする下着選びと正しい着け方をアドバイスし、美しいボディラインとフィット感を実現するトリンプ独自のフィッティングコンサルティングで、好評を得ていることから、より全体のシルエットをトータルに美しくするために、ボトムフィッティングでも展開するもの。*画像はニュースリリースより「ヒップフレーム」など、総合的に確認しアドバイス「3Dボトムフィッティング」では、ウエスト・ヒップサイズだけでなく、おしりと脚の境目を「ヒップフレーム」と名付け、その人のヒップの丸みやヒップ下部のラインをより美しくメイクするガードル選びと、ガードルの機能を100%生かす着用アドバイスを提案する。トリンプ調査によると、ガードル着用では、多くの人が様々な悩みや不満を抱えており、「きつい」「くい込む」「ズレ上がる」などの他にも1割以上の人が「補正効果が感じられない」と回答。フィット感や効果の不満には、サイズが合っていないことや、きちんと着用していないことも多くみられ、ガードルの間違った着用は体型の崩れにつながる恐れもあることから、トリンプでは、正しいガードル選びと着用を提供し、女性の美と自信を応援するとしている。元の記事を読む
2013年03月28日KONAMIの人気ホラーアドベンチャーゲームを基にした3Dホラー『サイレントヒル:リベレーション3D』の場面写真が公開され、2006年に公開された『サイレントヒル』に登場した老婆ダリアと少女アレッサが本作にも登場していることが明らかになった。その他の写真本作は、幼い頃の記憶がなく、毎夜“サイレントヒル”で何かに追われる悪夢を見続けているヘザーが、父親の失踪を機に、迷宮のような街サイレントヒルに足を踏み入れ、想像を絶する恐怖を味わう様を3D映像で描いている。神秘的な世界観と、衝撃的なビジュアルでファンを魅了してきた人気ゲームシリーズの世界観を活かしながら、映画でしか描けない深いドラマや緊迫感のある演出で高評価を集めた2006年の『サイレントヒル』。6月に公開される『…リベレーション3D』には、前作に登場した少女アレッサが再び姿を見せる。彼女は“魔女”として虐げられた結果、サイレントヒルの街を恐ろしい地獄へと変貌させた。また前作で娘を探しに街に足を踏み入れた主人公の前に現われて助言をささやいた老婆ダリアも登場する。本作は、前作を観ていなくとも楽しめる新しい物語で、3D映像を駆使した前作以上の恐怖/衝撃描写が盛り込まれた作品だが、映画『サイレントヒル』で重要な役割を担ったダリアとアレッサの登場は、ファンにとっては新作への期待が大きくふくらむ要素ではないだろうか。『サイレントヒル:リベレーション3D』6月、全国ロードショー
2013年03月13日3Dアートでレッドネイルもキュートに見せるデコラティブなネイル。ラメの大人色使いもポイント。■スーパー・デコラティブ~緻密に計算されたインパクトスタイル~絶妙なバランス感覚で個性を主張するファッショニスタ。コケティッシュで、パワフルで、計算されつくしたインパクトのあるスタイル。強い輝きやボリュームのあるスタイル。■ 季節 :春夏■ シーン :パーティー デート■ デザイン :ラメ 3D■ カラー:レッド パープル提供日本ネイリスト協会 tel.03-3500-1580 公式サイト >>ネイル一覧
2013年02月18日ドイツの大御所テクノグループ、クラフトワークの来日公演が東京と大阪で開催されることが決定した。観客には3Dグラスが配布され、ステージ背景に映し出される3D映像と共にライブを楽しむ事が出来る仕掛けとなっている。特に注目すべき今回の東京公演では、彼らがこれまでリリースした8枚のアルバムが日替わりで全曲演奏される。これは昨年のニューヨーク近代美術館(MoMA)での公演を皮切りに、地元のドイツ・デュッセルドルフのノルトライン・ヴァストハファーレン美術館とロンドンの近代美術館・テートギャラリーで行われ、大絶賛されたもの。世界中から注目される前衛のライブを日本で体験できる機会だ。チケットの一般発売は3月2日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは一般発売に先がけて、先行抽選プレリザーブを実施中。東京公演が2月18日(月)午前11時まで、大阪公演が2月21日(木) 午前11時まで。■KRAFTWERK3-D CONCERTS 1 2 3 4 5 6 7 8[東京公演]会場:赤坂BLITZ(東京都)5月8日(水)『アウトバーン / Autobahn』18:00/19:005月9日(木)『放射能 / Radio-Activity』18:00/19:005月10日(金)『ヨーロッパ特急 / Trans Europe Express』18:00/19:005月11日(土)『人間解体 / The Man Machine』16:00 /17:005月13日(月)『コンピューター・ワールド / Computer World』18:00/19:005月14日(火)『テクノ・ポップ / Techno Pop』18:00/19:005月15日(水)『The Mix』18:00/19:005月16日(木)『ツール・ド・フランス / Tour De France』18:00/19:00※3Dメガネ付[大阪公演]5月18日(土)なんばHatch(大阪府)17:00/18:00※3Dメガネ付
2013年02月14日ジェット・リー主演の3Dアクション・アドベンチャー映画『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』が現在公開されている。本作の最大のポイントはやはり“3D映像で観るリーの華麗なアクション”だ。しかし、肝心の3Dのクオリティが低いと楽しさは半減してしまうだろう。そこで3D映像のエキスパートとして著書もあるイマジカの3Dスーパーバイザー、灰原光晴さんに作品を観賞してもらった。その他の写真本作は、明の時代の中国を舞台に、凄腕の義士ジャオ(リー)らが300年前に消失したとされる幻の財宝都市をめぐって壮絶な戦いを繰り広げる様を描いた超大作。長年、3D映画の制作を望んでいたツイ・ハーク監督がやっと実現させた3D映画だけあり、立体の効果を駆使した活劇・格闘シーンがたっぷりと盛り込まれている。まず、灰原さんは「この種の映画を3Dで撮影すると、アクションシーンで使用したワイヤーを消すのが大変だと思うんですけど、それがキレイに処理されていて驚きました。質的に高い映像になっていると思います」と言い、「2D映画のアクションだと、手や足の位置を少し動かしてパンチやキックを“あてるフリ”をして撮影できますけど、3Dだと奥行きがあるので“フリ”であることがわかる場合があります。でもこの映画ではカットごとに構図を工夫することで、3D撮影をしながら、しっかりとパンチやキックが当たっているように見えている」と分析する。ちなみに、3D映像では短いカットが連続すると観客の目がその度に画面の構図を捉えなおすため、“立体感”を感じにくくなるが、灰原さんは「この映画のアクションは、ストップモーションやスローモーションをうまく使うことで立体感が損なわれないような工夫がなされていましたね。それに速い動きは通常の3Dでは見えずらいんですが、この映画は速い動きでもしっかり見えていたのは驚きました。アクションの作り方や撮り方をかなり研究して撮影したのではないでしょうか」と予想する。「技術には限界がないので、撮影方法も少しずつ進歩していく」と語る灰原さんは「作り手が模索することで、常に新しい演出や見せ方が出てくる。この映画はワイヤーアクションをここまで3D映像で見せたのは本当に画期的なことだと思う」と言い、「この映画は、水中シーン、高度を感じる俯瞰のカット、洞窟のシーンなど“3D撮影に向いている”シーンが全部入っている映画。そういう意味では“3D”というものを研究し尽くして撮影された映画だといえると思います」と語った。『ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝』公開中
2013年01月18日高度なテクニックで映画のキャラクターを再現1月10日、Yahoo! UK&IRELAND LIFESTYLE では、3Dネイルアートの紹介記事が掲載された。日本でも人気の3Dネイル。専門的な知識と技術、そして道具を必要とする上級テクニックとしてサロンでも注目されている。今回紹介されたネイルアートは映画『モンスターズ・インク』のキャラクターをモチーフとした3Dネイル。制作者はイギリスでメディアアートを学ぶ Kayleigh(25)。これまでにもバットマン、Dr.Who、グレムリンなど、テレビと映画をテーマに個性的なネイルを作成し、FacebookとTwitter で公開している。試行錯誤の末に完成したネイルアートネイルは5本の指それぞれに1つずつ違うキャラクターデザインで、奇抜な色だけではなく爪の形から大きくはずれた大きな頭や角が異様に目立つ。フサフサの毛のような質感のものもある。初めは間違った方法で制作してホラー映画のようになってしまった。図面とデザインを計画的に起こしたが、サイズや材料の面で失敗を続けた。現在は1週間に2、3個づつ、楽しんで作っている。初期の作品は写真に残しておらず、もう見ることはできない。最近は粘土を使ったデザインも制作しているということだ。元の記事を読む
2013年01月14日ムーンスターは子ども向け本格スポーツシューズブランド、SUPERSTAR (スーパースター)の「バネのチカラ」シリーズより、最新モデル「パワーバネ3D」の男児モデル、女児モデルそれぞれ2型を展開。全国の靴専門店・量販店にて12月下旬から発売する。新作モデルは、独自開発の特殊ゴム「パワーバネ」をらせん状の立体形状に加工。これにより、伸縮性を示す「引張抵抗値」が従来のプレート状バネに比べて20%もアップし、蹴りだしの力をたくわえ、さらなる推進力を引き出せるという。ソールには、親指など踏み込み時に力のかかる部分に大小9つのスパイクを配置。効果的に地面をとらえるため、コーナリングでも力を発揮できる。さらに樹脂シャンクが左右のブレや疲労を軽減する。また、洗いやすく、汗をかいても清潔に使用できる、サニタイズAgのカップインソールを標準装備。デザインは、男児モデルは大人っぽいカラーリング(3,150円)と、大人顔負けの本格競技志向タイプ(3,465円)の2型。女児モデルはスポーツカジュアルテイスト(3,465円)と、スウィーツテイスト(3,150円)の2型。サイズは19.0cm~24.5cm。販売は大人っぽいカラーリングの男子モデルと、女児スウィーツテイストは12月下旬発売。男児本格競技志向タイプと女児スポーツカジュアルテイストは、2013年2月に発売する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日2009年夏、全世界で3億ドルというヒットを記録したアクション超大作『G.I.ジョー』。このほど、今年5月に“3D作品”へと作り変えるため、公開延期が発表されていた続編『G.I.ジョー バック2リベンジ』がついに再始動。これを受けて12月12日(現地時間)に、香港にてキックオフプレゼンテーション会見が行われ、本作に出演するイ・ビョンホンとジョン・チュウ監督が出席した。アメリカの最強機密組織“G.I.ジョー”が、テロ組織“コブラ”と激戦を繰り広げる姿をダイナミックなアクションで描く本作。一国の裏切り者として国から追われる羽目となり、孤立無援、絶体絶命の窮地に追いやられたメンバーたちは、初代“G.I.ジョー”と呼ばれる伝説の司令官・ジョーに協力を仰ぐことになり――。今回より、大御所ブルース・ウィリスを迎えたことでも話題の本作。そのブルース扮する初代“G.I.ジョー”に真っ向から肉弾戦を挑んだのは、前作からの続投でテロ組織“コブラ”の冷酷な殺し屋・ストームシャドーを演じるイ・ビョンホン。今回の会見でも「ブルースとの共演は光栄としか言えません!彼は自分にとっては『ダイ・ハード』を始めとするアクション映画のヒーローだし、また『シックスセンス』のような作品にも出ている、素晴らしい俳優ですから、その人と共演できた経験は本当に素晴らしい体験でした」と興奮した面持ちで撮影をふり返る。また、公開を延期してまで3D作品へと修正を加えた点については、「僕が鍛えた腹筋が、今回3Dですごく見えるようになっているんだ(笑)」とご満悦の表情を浮かべていた。プレゼンテーションでは4分間の3D最新フッテージも上映され、会場は映画同様に終始、詰めかけた人々の熱気に包まれていた。『G.I.ジョー バック2リベンジ』は2013年6月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。■関連作品:G.I.ジョー バック2リベンジ 2013年6月、TOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2011 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2012年12月12日カタログ通販を行っているセシールは、3D立体加工を施した、ワイヤーなしブラジャー「3D-BRA」のシリーズより「背中すっきりタイプ」を、12月3日発行のカタログ「セシレーヌ2013春号」および「セシールオンラインショップ」で発売する。価格は2,490円2009年12月発売のシリーズ「3D-BRA」は、立体測定データをもとに、体の丸みに合わせた成型のモールドカップを採用。トップを内向きの高い位置に設計したことで、ワイヤーなしでも「上向きバスト」を実現するという。同商品は、この「3D-BRA」に、同社のブラジャー「背中すっきりブラ」のノウハウを加えたニューアイテム。背中部分には、縦にも横にも伸びるパワーストレッチを使用している。サイズ展開はA70からD85。カラーはスキンベージュ、ブラック、ベールモーヴの全3色。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月29日2002年春に日本公開され、大ヒットを記録したディズニー/ピクサーの傑作を3D化した『モンスターズ・インク3D』が来年2月9日(土)に日本公開されることが決定し、このほど予告編映像が公開された。予告編映像本作は、子どもたちの悲鳴をエネルギーに変換し、モンスターの世界に供給する会社“モンスターズ・インク”で働いている毛むくじゃらの青いモンスター・サリーとひとつ目モンスターのマイクのコンビが、人間の女の子ブーに出会ったことから始まる大冒険を描く傑作アニメーション。アカデミー4部門で候補になり、日本だけで90億円の興行収入を記録。東京ディズニーランドに『モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”』が登場するなど、現在も根強い人気を集めている。今回の3D版はオリジナルの『モンスターズ・インク』を完全3D化したもので、初公開時に同時上映された短編『フォー・ザ・バーズ』も併映。このほど公開された予告編もファンなら何度も観たおなじみのシーンばかりだが、製作時にスタッフがこだわり抜いたというサリーの毛並みや、クライマックスのチェイスシーンが3D映像になった場面を想像しながら楽しむことができる。ちなみに来夏にはサリー&マイクの“学生時代”を描いた新作『モンスターズ・ユニバーシティ』の公開も予定されており、まずは『モンスターズ・インク3D』に足を運び、名コンビの復活を祝いたいところだ。『モンスターズ・インク3D』2013年2月9日(土) 3D劇場限定公開
2012年11月28日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の本編映像の一部がこのほど公開された。特に女性から熱い支持を集めている本作。華麗なパフォーマンスはもちろん、絢爛豪華な衣装や、ロマンティックな物語も好評のようだ。本編映像の一部本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユが米ラスベガスで行っている7つのショーを題材に、サーカスに迷い込んだ女性ミアと空中ブランコ乗りの青年の恋模様とシルクのパフォーマンスを最新の3D映像で捉えた作品。『シュレック』や『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務めている。このほど公開された映像は、長い旅を続けてきたミアとブランコ乗りの青年が再会し、華麗な空中パフォーマンスが披露されるシーン。11歳の時から空中アクロバットを続けているというロシア人パフォーマーのイゴール・ザリポフが天から伸びているストラップだけを頼りに宙を舞い、ミア役のエリカ・リンツとロマンティックなひとときを演出する。ふたりはシルクで多くのステージをこなしてきた名パフォーマーだ。彼らの人気公演『KA(カー)』のワンシーンを題材にした映画オリジナルのパフォーマンスで、プロデューサーのキャメロンは「身体的表現によって演技が暗示されている。しかもそれが実に優雅になされていて、美しいというほかない」とコメントしている。配給会社によると、本作は観客の約7割が女性で、口コミでの動員や、リピーターが多いのも特徴だそうだ。これまで3D映画は、子ども向けのアニメーションや迫力あるアクションを扱うことが多かったが、芸術的な美を追求し続けているシルク・ドゥ・ソレイユの世界を3D映像で描き出した本作は、これまで3D映画に興味がうすかった観客層や女性客をつかむことに成功しているようだ。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』公開中(C)2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.
2012年11月22日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の特別映像がこのほど公開された。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』特別映像本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユが米ラスベガスで行っている7つのショーを題材に、サーカスに迷い込んだ女性と空中ブランコ乗りの青年の恋模様とシルクのパフォーマンスを最新の3D映像で捉えた作品。『シュレック』や『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務めている。このほど公開された特別映像は、映画の名場面やメイキング映像を随所に盛り込みながら、製作者たちが作品への想いを語る貴重な内容だ。3D映画の進化と普及を推し進めるために活動を続けるキャメロンは「シルク・ドゥ・ソレイユの世界観は、豪華で色鮮やかな夢の世界だ。関係者には何年もの間“3Dで映像化しよう”と言ってきた」と振り返る。そこで彼らは、これまでシルクのステージを観たことのない観客にも作品を楽しんでもらえるよう、構成や物語に工夫を凝らした。アダムソン監督は「我々が見せたいのはパフォーマーたちの技や創造力なので映像に加工はしない」と宣言。初めての観客にはわかりやすく、シルクのファンにとっては“客席からは見られなかった世界”が楽しめる映画が完成した。日本では世界に先がけて最速公開がスタートしており、その幻想的な世界観と超絶的なパフォーマンスが好評を博しているという。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』公開中
2012年11月16日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が世界最速で公開されている。本作は日本限定のオリジナルポスターを制作しており、切り絵画家の蒼山日菜がシルク・ドゥ・ソレイユの象徴である太陽マークをアレンジしたオリジナルのロゴを作成した。本作の製作総指揮を務めたジャック・メテも魅了したロゴはどのようにして生まれたのだろうか? 蒼山に話を聞いた。本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D映像で捉えた作品。『シュレック』や『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務めている。その他の画像蒼山はフランスに在住し、日仏だけでなく世界的に活躍する切り絵画家で、繊細なタッチで生み出される“切り絵”のテクニックはもちろん、大胆な構成、観る者を魅了するイマジネーションあふれる作風が大きな特徴だ。「シルクの本拠地はカナダの中でもフランス語圏ですし、彼らが初めてフランスで公演するときにも大きなニュースになったのをおぼえています」という蒼山にとって、今回のオファーは“まさに驚嘆”の出来事。「本当にビックリしました。最初に息子に『シルク・ドゥ・ソレイユの仕事が来たよ』って報告したんですけど、ひとこと『は? 何言ってんの』って信じてもらえなくて(笑)」。ちなみに今回のロゴは迷わずに完成したという。「私は用紙を前にすると迷わないタイプなんです。難しい題材でも『これを一体、どうすればいいんだろう?』と思いながら、どんどんアイデアがわいてくるんです。シルクのパフォーマンスは人間の身体を使ってこの世ではないような世界を作り出してしまう。それに技だけではなくて感覚とセンスがないとあそこまでは可憐に見えないと思うんです。この映画は、そんなシルクの超絶的な技を見るもよし、恋愛映画としてみるもよし、楽しいことが3つ4つ一度に体験できる映画。それに観終わったら必ずシルクのショーを観に行きたくなると思います」。ちなみに蒼山は先ごろ行われた東京国際映画祭のグリーンカーペットにも登場し、シルクのパフォーマーたちとグリーンカーペットを歩いた。「歩くまでは何とも思ってなかったんですけど、知り合いから『画家が映画祭のカーペットを歩くなんて前代未聞だ』って言われて(笑)。でも、シルクのパフォーマンスを間近で観ることができましたし、アンドリュー・アダムソンさんやジャック・メテさんともお話をさせていただいて『こんなこともう一生ないよな』って。だからこそ『いい思い出だった』とは言いたくないですし、これを励みにもっといい作品を作りたい。今回の仕事は、人生で最高の励みになりました」。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』公開中
2012年11月13日