Googleは2月23日(米国時間)、「Google Online Security Blog: More Protection from Unwanted Software」において、セーフブラウジングの取り組みの強化を継続しており、望んでもいないソフトウェアをインストールすることにならないように、Chrome、検索サービス、広告サービスでそれぞれ機能の強化を続けていると伝えた。GoogleはChromeに対しては警告表示を強化。望んでもいないソフトウェアをダウンロードするように促してくるサイトを訪問しようとした場合、真っ赤なダイアログで危険性を警告するダイアログを表示するようにしている。また、検索サービスでは不正にダウンロードを実施させようとするサイトが検索結果に表示された場合、その危険性を示す表示が現れるように動作を変更。同様に、ソフトウェアを不正にダウンロードさせようとするサイトへ導く広告表示を無効にする取り組みを開始したとしている。
2015年02月24日米Googleは23日(現地時間)、キッズ向けのYouTubeアプリ「YouTube Kids」を、米国向けGoogle PlayおよびApp Storeで無料公開した。対応OSはAndroid 4.1以降、iOS 7.0以降。大きなボタンや簡易操作によるフルスクリーンなど、Googleが子供向けに「遊び心のあるデザイン」で作り上げたアプリ。子供が安全にYouTubeを利用できるような配慮もなされている。アプリでは、「セサミストリート」(Sesame Street)や「きかんしゃトーマス」(Thomas and Friends)など、年齢に応じた動画やチャンネル、プレイリストを絞り込んで登録している。ホーム画面はShows、Music、Learning、Exploreの4種類にカテゴライズされ、カテゴリに沿った内容の動画を楽しめる。また、文字入力ができない年齢の子供でも使えるよう、音声検索も搭載した。ペアレンタルコントロール機能は、各家庭で基準が異なるとして、オプションとして搭載。視聴時間を制限できるタイマー設定、バックミュージックや効果音をオフにできるサウンド設定、検索機能をオフにできる設定などを備える。ユーザーからのフィードバック機能も用意する。
2015年02月24日米Google傘下のYouTubeは2月23日(現地時間)、子供用のYouTubeアプリ「YouTube Kids」(Android、iOS)の提供を米国で開始した。子供が安全にYouTubeを利用できるようにデザインされており、子供をユーザー対象にゼロから設計したGoogle初の製品でもある。YouTube Kidsは、保護者がアクセスする設定を含めて全てがシンプルで分かりやすいデザインになっている。ボタンやアイコンは大きく、押すとユニークなサウンドが鳴り、またホーム画面では子供向けのバックグラウンドミュージックが自動的に再生される。ホーム画面にはYouTubeが選んだ子供のためのチャンネルやプレイリストが大きなサムネイルで並ぶ。ホーム画面は「Shows (番組)」「Music (音楽)」「Learning (学ぶ)」「Explore (探す)」の4つのカテゴリに分類されており、上部に配置された大きなボタンでカテゴリを切り換えながらブラウズする。番組は「Sesame Street」「DreamWorksTV」「きかんしゃトーマス」「ぽこよ POCOYO」など。音楽は「Lullaby World」「Mother Goose Club」など。ラーニングには幼児向けよりも子供向けのコンテンツが多く、「TED-Ed」や「Khan Academy」などを含む。エクスプロラーには「LEGOチャンネル」や「EvanTubeHD」など、子供や保護者に人気の高いチャンネルが並ぶ。検索機能を使うと、YouTubeからさらに多くのコンテンツにアクセスできる。検索には安全フィルターが適用されているが、人の手によるフィルタリングではないため、Googleは100%の安全を保証していない。そのため保護者が検索を無効にできるオプションを用意している。コンテンツ画面もシンプルで、下に再生/一時停止ボタンと時間バーが表示され、再生画面をタップするとフルスクリーンに切り替わる。オプションは、字幕のオン/オフ、不適切なコンテンツの報告の2つのみ。コメント機能もない。ただし、コンテンツによっては子供向けの広告が表示される。保護者がアプリをコントロールするオプションは、検索機能のオン/オフ、視聴時間の制限(タイマー機能)、バックグランドミュージックとサウンド効果のオン/オフなど。YouTubeはYouTube Kidsを「家族向けYouTubeの最初の一歩」としており、今後さらに家族向けの製品を充実させるとしている。
2015年02月24日米Googleは2月23日(現地時間)、米国の通信キャリアであるAT&T Mobility、T-Mobile USA、Verizon Wirelessと提携し、同社が提供しているオンライン決済サービス「Google ウォレット」を3社のAndroidスマートフォンにプリインストールすると発表した。Google ウォレットがプリインストールされる端末は、今年後半に販売されるKitKat以降のバージョンのAndroidが稼働するスマートフォンとなる。Google ウォレットは2011年に発表された、NFCに対応したスマートフォンをカードリーダーにタッチすることで、決済が行えるサービス。サービス開始当初は、米Sprintが販売する端末でのみ利用が可能だった。あわせて、Verizon Wireless、AT&T、T-Mobileによって設立されたモバイル決済会社である「Softcard」との提携も発表された。これにより、GoogleはSoftcardが有する技術と知的財産を手に入れることになる。モバイル決済サービスは、Appleが昨年に、iPhone 6/6 PlusとApple Watchで利用可能な「Apple Pay」を発表してから、注目を集め始めている。今月には、韓国Samsung Electronicsがモバイル決済サービス「LoopPay」を買収したことを発表、モバイル決済市場への参入を表明しており、今後、ますます競争が激化することが見込まれる。
2015年02月24日米Googleは現地23日、AT&T Mobility、T-Mobile USA、Verizon Wirelessの米大手携帯電話事業者3社およびその合弁会社のSoftcardと提携したと発表した。同社のGoogle Commerceブログで明らかにされた。今回の提携により、より多くのAndroidデバイスユーザーがデバイスを用いた決済(タップアンドペイ)の恩恵を受けられるとしている。また、タップアンドペイ機能を含むGoogle Walletアプリが今年後半に米3キャリアで販売されるAndoridスマートフォンにプリインストールされることも明らかにされた。さらに、今回の提携により、Google Walletの機能を向上させる技術・知的財産を獲得したとブログではリポートしている。Googleは2011年からAndroidスマートフォンを使った決済サービス「Google Wallet」を提供しているが、サービスを取り巻く環境は厳しかった。使い勝手の悪さが指摘され、使用場所も限定的で、これまでは今回提携したSoftcardの提供サービスと競合状態にあったことなどから、利用者数は伸び悩んだ。一方、携帯3社とSoftcardも、NFC決済サービスの「Softcard」の利用が進まず、苦しい戦いを強いられていたようだ。そうした状況の中で、Goolgeが新たに携帯3社と手を組み、Appleが昨年10月から決済サービス「Apple Pay」に対抗していくことになる。今後は決済サービスを巡って「Google連合 VS Apple」という新たな構図で語られることになりそうだ。
2015年02月24日Googleは2月19日、インターネットの安全を推進する公募企画「ウェブレンジャープログラム」を開始すると発表した。ウェブレンジャープログラムは、インターネットを安全に使うためのアイデアを収録した動画を募るというもの。対象は、中学生、高校生、専門学校生で、投稿された動画はYoutube上に公開される。グーグルでは、プログラムのルールとして2つのミッションを用意。1つが「みんながインターネットをより安心・安全に使えるように、君ならではの作戦を立て、遂行せよ」で、もう1つが「その活動を紹介する動画を作成し、 YouTubeにアップロードせよ」となる。優れた動画を企画・実施した5組にアンバサダー賞を用意する。受賞者は、6月にGoogle東京オフィスで開催される表彰式に招待される。プログラムの開始にあたり、ウェブレンジャープログラムの参加者を対象に、3月21日と3月22日に「ウェブレンジャートレーニングセッション」を開催する。
2015年02月20日米Googleは19日(現地時間)、同社のメールツール「Inbox」のモバイルアプリ(Android、iOS)をタブレットにも対応させた。Google PlayまたはAppleのApp Storeから入手できる。Webアプリ版の動作環境も拡大しており、Chromeに加えて新たにFirefoxとSafariでも使用できるようになった。Inboxは、メールをより使いやすく、今日のWebに適したスタイルで利用できるようにする。Gmailの開発チームが手がける新しいメールツールだ。大量に届くメールを自動的に分類し、情報をインテリジェントに表示するほか、リマインダ機能や、すぐに対応する必要のないメールやリマンダを先送りするSnooze機能を備える。昨年10月に開発発表が行われ、招待形式のベータサービスが始まっていた。招待状はinbox@google.comに試用希望のメールを送って入手する。Internet Explorerに未対応で、Google Appsアカウントでは使用できないなど、Inboxを使うにはまだまだ制限が多い。しかし、タブレット対応は大きな前進であり、またGoogleは先週、買収後もApp StoreやMac App Storeで提供し続けてきたメールアプリ「Sparrow」の配信を終了させた。メール関連のサービスとツールをGmailとInboxにまとめる準備を着々と整えている。
2015年02月20日サテライトオフィスは、Google Appsを使った社内情報システムの導入支援サービスの中で、Googleサイト上で動作する掲示板/回覧板機能を、Google AppEngine上で開発し、Google Apps Marketplaceから提供しているが、今回、掲示板/回覧板機能のデータアーカイブ機能を無償で提供し、公開したと(サービス名:サテライトオフィス・掲示板/回覧板 for GoogleApps)。サテライトオフィス・掲示板/回覧板 for Google Apps の利用企業の管理者は、古いデータをHTML形式でエクスポートし、アーカイブデータとして、社内保存または、Google ドライブ等で保存可能になる。
2015年02月18日玩具大手の米Mattelは13日(現地時間)、GoogleのVRヘッドマウントディスプレイ・プラットフォーム「Google Cardboard」を採用した新しい「View-Master」ビューワーを発表した。今年秋に発売する予定。View-Masterは1939年に最初のシステムが登場した歴史のある写真ビューワー玩具だ。リールと呼ばれる写真フィルムを並べた円盤をビューワーに入れると写真が立体的に表示される。Google Cardboardをベースとする新しいView-Masterビューワーでは、View-Masterアプリを入れたAndroidスマートフォンをビューワーに装着する。リールの形をしたディスクを使ってコンテンツを選択すると、360度パノラマ表示で自然、宇宙、都市などを楽しめる。リールのマークが置かれた場所に移動したり、解説を表示させるなどインタラクティブな操作が可能。デジタル時代のView-Masterは、写真フィルムを用いたこれまでのView-Masterとは全く異なるシステムになるが、立体的な表示で子供たちを惹きつけるという点では変わらない。価格はビューワーが29.99ドル。宇宙、スペースシャトルツアー、クラシックView-Master画像などを体験できるサンプル・リールが同梱される。リール・パックは14.99ドル。自然、冒険といった4つのテーマが1セットになる。
2015年02月14日Googleはインターネットの安全を考える「Safer Internet Day」に合わせて、同社が用意する「セキュリティ診断」を実施したユーザーに対して、Google Driveを2GB無償で提供するプログラムを開始した。「セキュリティ診断」は、アカウントを安全に保つための各種設定が行えるウェブページ。診断は簡単なもので、「アカウントの復旧情報の確認」「2段階認証プロセスの設定の確認」など全部で5つのプロセスに分かれており、問題がなければ数分で終わるものとなっている。このセキュリティ診断を受診することで、2GBのGoogle Driveが無償で追加される。期限および対象は、同診断を米国時間2月17日(日本では2月18日)までに受けたユーザーに対して。無償提供の2GBの提供は2月28日頃を予定。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月13日Googleは12日、東京都渋谷区神宮前にある表参道ヒルズの吹き抜け大階段にて、Android搭載スマートフォンやタブレット300台が合唱する、「Android合唱団」公演を行なうと発表した。日程は2月12日から15日の4日間。Android合唱団は、 300台のAndroidスマートフォン・タブレット内に入り込んだAndroidキャラクター300体が、スピーカーから出す音でハーモニーを披露するというもの。公演は通常の5曲に加えて、来場者が指揮者として参加できるインタラクション1曲の6曲で構成される。スケジュールは、各日11時より毎時00分と30分に開始され、最終公演は19時30分から。登場するAndroidキャラクターの中には、先日Google+で一般公募されたものも参加している。それらが合唱に合わせて動いてくれるのも見どころだ。また、この合唱の「練習」の様子がYouTubeにアップロードされている。ただ音を出すだけでなく、300台のタブレット・スマートフォンが合わせて音を鳴らす、視覚的にも楽しめる合唱であることにも注目したい。
2015年02月12日「Safer Internet Day 2015」(2月10日)に合わせて、米Googleが同社の「セキュリティ診断」を完了させたユーザーに2GBのGoogle Driveストレージを無料提供するプログラムを開始した。期間は2月10日から2月17日まで。セキュリティ診断は、Googleアカウントの設定から開始できる。診断項目は、アカウントに不審なアクティビティがあった場合やアカウントにアクセスできなくなった場合の連絡先の登録、最近のアクティビティの確認、Googleアカウントに接続しているアプリ/Webサイト/端末の確認の3つ。2段階認証を設定している場合は、2段階認証のアプリケーションパスワード、2段階認証の設定の確認も追加される。最終画面でチェックボックスが全て緑色になったら診断は完了。2月28日ごろにGoogle Driveのストレージに2GBが加算される (Google Apps for WorkとGoogle Apps for Educationはボーナスストレージ・プログラムの対象外)。
2015年02月11日Googleがスマートフォン向け写真・動画管理アプリ「Odysee」提供するOdysee社を買収したことが明らかになった。Odyseeがウェブサイト上で明らかにした。Odyseeのウェブサイトでは次のようなメッセージが掲載されている。「OdyseeのチームはGoogle+のチームに加わることにうれしく思っている。Odyseeのビジョンは誰もが制限なく思い出を保存し、どこからでもそこにアクセスするためのもっとも簡単な手段になることでした。私たちは人々に愛される製品づくりにGoogleで引き続き携われることをうれしく思っています」。なお、Odyseeのサービスの今後についても言及しており、2月23日まではサービスを継続し、その後すぐつにすべての写真、ビデオをダウンロード可能なアーカイブとして利用できるようになるという。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月10日Bloombergが先週、「独占! GoogleがUberと競合するサービスを開発」と報じたのが大きなニュースになった。Googleがライドシェア用のアプリを試しており、いずれUberに対抗するようなサービスを自動運転カーで展開する可能性を指摘している。そのレポートに対し、Wall Street JournalのDigitsが関係者から聞いた話として、アプリはGoogle社員が通勤時の相乗り相手を探すためのものでしかないと報じた。ライドシェアという点では同様の内容だが、先に新サービスがあるという野心的な試みではなく、自動運転カーの開発プロジェクトとも関係のないという。Bloombergの意気込んだレポートにDigitsが冷や水を浴びせた形だ。自動運転カーが実用化されたら、自家用車が減り、レンタカーやタクシーの利用が増える可能性は以前から指摘されていたが、今回はWeb企業であるGoogleが自動運転カーのプラットフォームにとどまらず、自らタクシー事業を展開するというところが耳目を引いたのだと思う。Digitsが指摘するように、現時点でGoogleの社員用ライドシェアアプリは社員向け以上のものではない。Googleがタクシー事業に参入する根拠とするには弱い。だからといって、Googleが畑違いのタクシーサービスを始める可能性がゼロとは言い切れない。あまり知られていないが、Googleはすでに本社を置く米マウンテンビューで公共バス・サービスの提供を始めている。Googleが運行するバス・サービスは「Mountain View Community Shuttle」(以下、Googleバス)という名称だ。Googleのオフィスを回るバスを市民にも開放していると勘違いしている人が多いが、そうではなくマウンテンビュー市の駅、市役所、病院、図書館、ショッピングエリア、繁華街などを周回(Googleの本社やオフィスには行かない)する独立したシャトルバスだ。誰でも無料で利用できる。車両には、シリコンバレーのスタートアップ企業のMotivが開発したelectric Powertrain Control System (ePCS)を搭載した電気自動車(EV)を使っている。ePCSは一般的なバッテリーパックとモーターを使って、通常のトラックやバスの車体でEVを実現できる技術だ。Googleバスは自転車ラック、車いす用の昇降台を装備し、社内では無料Wi-Fiでインターネットに接続できる。乗ってみると快適だし、普段よく行く場所に効率的に移動できるのでとても便利だ。不満があるとしたら、Googleらしさの象徴と言える無料Wi-Fiが安定しないこと。Googleバスはパイロットプログラムという位置づけで、現時点で2年間の予定とされている。Googleは同サービスを提供する目的を「街を走るガソリン車の削減」と「地元コミュニティのサポート」としているが、誰もそんな説明を真に受けてはいない。「温暖化対策」「地元の人の足」と言われると納得しそうになるが、本当にそれらが目的であったら持続性が優先されるべきである。Googleバスでは車内で広告を見せられるわけではなく、Googleのサービスの使用を押しつけられることもない。Googleが一方的にコストをかぶっている状態であり、このままで無料EVシャトルバスが他の都市に広がるとは思えないし、それどころかマウンテンビューでも2年後に更新されるか怪しいと思う。つまり、温暖化対策は表向きの理由であって、実際のところはGoogleの実験的なプロジェクトの1つであると考えるのが自然だ。○近い将来に姿を消すインターネットでは、GoogleバスでGoogleは何を試しているのだろう。Googleバスが停車する場所は、公共施設や毎日の生活で市民がよく利用する場所であり、その多くでは無線Wi-Fiを利用できる。公共性を考えたら、いずれはすべての場所で利用できるようになると期待できる。今年のダボス会議でGoogleのEric Schmidt会長が「近い将来にインターネットが姿を消す」と発言したのが話題になった。これはインターネットがなくなるという意味ではなく、センサー類やネットに接続する機器が世の中にあふれ、まったく気にならないほど身の回りの至るところに存在するという意味だ。2000年代にWeb 2.0という言葉を広めたTim O’Reilly氏は「IoT(Internet of Things)とは、Human Augmentation (人々の拡張)である」と述べている。そして、人々がセンサーを身につけ、データに基づいた判断を下すようになるとアプリケーションも大きく変化すると指摘する。その意味で、UberはIoTの可能性を生かしたIoT企業の草分けだ。Uberの運転手はスマートフォンで拡張されたタクシー運転手(リアルタイムでロケーションを発信するなど)であり、Uberの利用客もまた拡張された乗客(リアルタイムでUberカーの位置を把握など)である。IoTというと「モノのインターネット」という名称から、スマートウォッチやGoogleが開発している自動運転カーのような、これから登場するIoT機器を人々は想像するが、すでにIoTソリューションは私たちの身の回りに存在している。「あらゆることにコンピュータ・ハードウェアとソフトウェアを介在させることがIoTだ」とO’Reilly氏は述べている。日本にいながらメジャーリーグのスコアをリアルタイムで確認できたり、海外のエンジニアとチャットできたりなど、場所を問わない情報へのアクセスやインタラクションを実現するのがインターネットである。でも、それはPC時代の話で、スマートフォンの普及を経て、IoTの時代では現実の世界にインターネットがとけ込んで私たちのリアルな生活を拡張してくれる。PCの前に座っていなくても、普通に生活することがネット利用に結びつく。だから、現実の世界で人々を動かし、より便利に、より活発に活動させることに、これからのWeb企業やアプリ開発者のチャンスは広がる。Googleが社内でライドシェア・アプリを試し、マウンテンビュー市で無料シャトルバスを運行しているのは、インターネットが姿を消す将来に向けて人を動かす実験ではないか……というのが私の推測だ。東京オリンピックに向けて、海外からやってくる人たちを対象としたWi-Fiの接続環境の整備が進んでいるが、それは2015年時点の課題でしかない。2020年にはIoT時代のアプリやサービスが台頭してきているはずだ。海外から来た人たちがインターネットの存在を意識せずに済むような接続環境の整備はもちろん、快適に滞在できるように日本国内でもUberのようなアイデアを持ったIoT企業が成長することが望まれる。
2015年02月09日サテライトオフィスは、GoogleのGoogle Appsを使った社内情報システムの導入支援サービスの中で、Googleサイト上で利用できる営業支援システム(SFA)、顧客管理システム(CRM)「サテライトオフィス・クラウド CRM for Google Apps」の提供を開始した。このサービスは、Google Apps導入企業で特にニーズの多かったもので、Google サイトに専用のガジェットを追加する事で、企業内ポータル内に、簡単にSFA&CRM機能を追加できる。利用用途としては、企業管理、顧客管理、商談管理、活動履歴管理、アウトバウンド(テレマーケティング)、インバウンド(お問い合わせ、コールセンター)、名刺管理、顧客名簿管理、年賀状、お歳暮送付管理、セミナー申込管理などを想定している。
2015年02月04日オンラインストレージについて解説している本連載だが、前回よりGoogleドライブを取り上げている。2回目となる今回は、ダウンロードや保存など、ファイルの扱い方のコツを紹介しよう。○新旧のインタフェースを好みで変更可能オンラインサービスは変化が著しいため、以前と見た目や使い勝手が変わってしまうということがよくある。基本的には新しいものにユーザーが慣れるしかないのだが、Googleドライブはインタフェースを古いものと新しいものを自由に切り替えて利用することができる。インタフェースを変更するには右上にある設定ボタンをクリックし、表示されたメニューから「新しいドライブを試す」か「以前のドライブに戻す」を選択するだけだ。ファイルリストなどの状態ではあまり変化が感じられないが、最も違いがわかりやすいのは、左にあるメニューの「マイドライブ」の下にある項目が、新しいものでは「新着アイテム」、古いものでは「共有アイテム」となっていることだ。このように変化された部分や使い方がわかりづらい部分については簡単な説明が表示される。これは最初に開いた時だけでなく、実際に使うまで毎回表示されるから、「うっかり閉じてしまって何の機能かわからなくなった」というようなことはない。また、説明の末尾にある「詳細」をクリックすれば、その項目のヘルプが表示されるからわかりやすい。変更が比較的多いGoogleサービスだけに、ベテランユーザーでもこうした配慮はうれしいポイントだ。○2種類あるダウンロードしたファイルの開き方ブラウザでファイルをアップロードする場合は、ブラウザのウィンドウにドラッグ&ドロップするだけでよい。アップロードしたファイルを開く時は、リストからダブルクリックする。開き方には2種類あって、ダブルクリックすると新しいタブで直接開かれる場合と、いったんプレビューが表示されてから開くメニューを利用する場合がある。画像やアップロードしたOfficeファイルなどはプレビューが表示されるタイプで、Googleドライブ上で直接作ったファイルはそのまま開かれるタイプのようだ。いきなり開かれるタイプのファイルも、リストから選択して目の形をした「プレビュー」ボタンをクリックすれば開く前にプレビューの確認は可能だ。また、ファイルの表示形式をリストではなく「ギャラリー」にすれば中身をサムネイルで確認することもできる。○ファイルはそのまま保存も変換して保存もOKファイルのダウンロードは、ファイルリストで選択してからメニューの「ダウンロード」を指定する方式と、プレビュー画面のダウンロードボタンから行う方式、さらにドキュメントを開いてからファイルメニューで保存する方式がある。前者2つはファイルを直接ダウンロードするやり方だ。どちらも保存先を決めるメニューなどが表示され、ファイルをローカルドライブに保存できる。3番目の方法である、Googleドライブと連携したGoogleドキュメントやGoogleスプレッドシート、Googleスライドといったアプリケーションで開いた状態での保存では、「ファイル」メニューから「形式を指定してダウンロード」を選ぶと、ダウンロードしたい形式に変換して保存できる。指定できる形式はアプリケーションによって違うが、PDFへの変換などが簡単にできるのはおもしろい。
2015年02月03日米Googleは1月30日(現地時間)、高度な機能を備え有料サービスとして提供してきた「Google Earth Pro」を無償で提供すると発表した。同日より無償化しており、Google Earthのサイトからセルフサービス形式で登録して、ライセンスキーを受け取れる。Googleが2005年に提供を開始したバーチャル地球儀サービス「Google Earth」に、高度な機能を追加したサービス。Google EarthはWindows、Mac OS X、Linuxのほか、AndroidとiOSもサポートする。Proには3Dポリゴンなどの高度な測定ツール、人口統計、土地区画、交通量などを表示するデータレイヤー、最大2500件の住所データの読み込み、GISデータの読み込み、Windows Media、QuicktimeのHD動画を最大1920X1080ピクセルで書き出すムービーメーカー機能などがあり、企業や学術界などで利用されている。印刷の解像度はGoogle Earthが1000ピクセルであるのに対し、Proでは4800ピクセルをサポート、住所読み込みでは目印やスタイルテンプレートを割り当てることができる。これまで年間399ドルの有料サービスとして提供していたが、同日より無償となった。Googleでは無償化について、「多くの人々にGoogle Earth Proを提供できる」としている。Google Earthのサイトから登録すると、メールでライセンスキーが届く。既存ユーザーは同じライセンスキーのまま無料で利用できる。
2015年02月02日グーグルは2月2日、GoogleアプリのNowカードで新たに「クックパッド」と「SmartNews」「SUUMO」を追加したと発表した。GoogleアプリのNowカードは、検索アプリ「Google」の「Nowサードパーティプラットフォーム」を活用し、アプリの情報をプッシュできる。なお、利用者は該当アプリをAndroid搭載端末にインストールする必要がある。クックパッドでは、旅先の郷土料理や節分といった季節ごとの行事、天気にあわせたレシピなど、おすすめのレシピをレコメンドする。SmartNewsでは、今話題になっているニュースや、ユーザーの現在位置にあわせた都道府県関連ニュースを表示する。SUUMOは探しているエリアの新着物件情報を表示する。NowカードはAndroid 4.1(Jelly Bean)以降の端末で表示されるが、Googleアプリだけではなく、クックパッドなどのアプリも最新版に更新する必要がある。なお、海外発のアプリも含めると40アプリが新たに連携を開始。日本でも知られているサービスとしては言語学習アプリ「Duolingo」や個人間の宿泊予約アプリ「Airbnb」、日本でサービスを開始しているハイヤー配車・決済アプリ「Uber」の競合である「Lyft」などがある。
2015年02月02日Googleは、Android端末向け「Google」アプリのNowカードに、40のアプリとの連携機能を追加した。クックパッド、SUUMO、SmartNewsなどのNowカードが表示される。対応端末はAndorid 4.1以降。Nowカードは、Googleアプリの機能の一つで、天気、株価、フライト情報などをジャストなタイミングで提示してくれるパーソナルアシスタント機能。連携可能になったアプリは、海外発祥のものが多くを占めるが、クックパッド、SUUMO、SmnartNewsといった和製アプリも対応した。SmartNewsは今話題のニュースや各都道府県に関連したニュースを通勤時間を現在地に合わせて表示する。クックパッドは旅先の郷土料理や節分など季節ごとの行事、天気にちなんだレシピなど、季節や場所に合わせて表示する。SUUMOは探しているエリアの新着物件情報を提示する。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月02日米国VMwareは1月29日(現地時間)、Googleとの協業を拡大し、同社のハイブリッドクラウド「VMware vCloud Air」上でGoogleのパブリッククラウドを企業向けに提供すると発表した。第1弾として、次の4つのGoogle Cloud Platformサービスが、Cloud Air上で提供される予定。Google Cloud StorageGoogleの低コストの分散オブジェクト ストレージ サービスGoogle BigQuery数十億のデータポイントにアクセスが必要なアドホックのビジネス インテリジェンスのクエリを数秒で実行可能なリアルタイムのビッグデータ分析サービスGoogle Cloud Datastore自動拡張機能と完全なトランザクション整合性を備えた、スキーマ不要かつドキュメント ベースのNoSQLサービスGoogle Cloud DNSグローバルに分散された低レイテンシのDNSサービスvCloud Air上で利用できるGoogle Cloud Platformサービスは、2015年後半に提供開始予定だが、国内での提供時期は未定。VMware vCloud Airの既存の顧客は、保有するvCloud Airのサービス契約とネットワーク接続環境を用いてGoogle Cloud Platformサービスを利用できる。使用したGoogle Cloud Platformサービスの料金だけを追加で支払うことになる。両社は、クラウド管理プラットフォーム「VMware vRealize Cloud Management Suite」からGoogle Cloud Platformを管理できるよう、共同で取り組むことも発表した。
2015年01月30日Googleは29日、「Android TV」を搭載したストリーミングメディアプレーヤー「Nexus Player」を日本国内で発売すると発表した。2月下旬にGoogle Playおよび全国のワイモバイル取扱店にて販売を開始する。価格は税別12,800円。Nexus Playerは、テレビ向けプラットフォーム「Android TV」を搭載したメディアプレーヤー。端末の製造はASUSが担う。北米では2014年10月に発表し、すでに販売しているが、日本での展開については未定となったままだった。テレビやセットトップボックスと接続して、YouTubeで配信されている動画に加えて、Google Playから購入・レンタルした映画や動画などを大画面で楽しめる。付属のリモコンは音声検索に対応し、Bluetooth Smartで本体と接続する。別売のゲームパッド「Gamepad for Nexus Player」を使用すれば、Android向けのゲームをTVでプレイできる。また、Google Castに対応し、AndroidやiOSを搭載したスマートフォンやタブレットからコンテンツをNexus Playerへキャスト、あるいはミラーリングで見ることもできる。主な仕様は、プロセッサが4コアのIntel Atom(1.8GHz)、通信機能がIEEE802.11ac対応無線LAN、HDMI出力×1。
2015年01月29日Googleは29日、Android TVを搭載したメディアプレーヤー「Nexus Player」を日本国内で発売すると発表した。2月下旬にGoogle Play および全国のワイモバイル取扱店にて購入可能となる予定で、価格は税別12,800円。Android TVは、テレビやセットトップボックスに搭載することでAndroid向けのコンテンツを大画面で視聴できるプラットフォーム。Nexus Playerは、Android TVを搭載したメディアプレーヤーで、製造はASUSが担当する。テレビやディスプレイと接続することで、YouTubeで配信されている動画やGoogle PlayやHulu経由で映画やテレビ番組を視聴できる。また、Android向けに提供されているゲームを別売りの専用コントローラでプレイすることも可能となっている。このほか、Google Castに対応し、AndroidやiOSを搭載したスマートフォンやタブレットからコンテンツをNexus Playerにキャストして見ることもできる。主な仕様は、プロセッサが4コアのIntel Atom(1.8GHz)、通信機能がIEEE802.11ac対応無線LAN、HDMI出力×1。
2015年01月29日米GoogleでAndroidのセキュリティ担当のリード・エンジニアを務めるAdrian Ludwig氏は1月24日(現地時間)、Google+において、Webコンテンツを表示するためのコンポーネント「WebView」の脆弱性を修正するパッチをAndroid 4.3以前については提供しないことを明らかにした。Googleの古いAndroidのサポート終了については、Rapid7の研究者である Tod Beardsley氏が1月12日にブログで伝えたことから、話題になっていた。Beardsley氏が、Googleに4.4より前のAndroidにおいて新たな脆弱性が見つかったことを報告したところ、「WebViewの脆弱性が4.4よりも前のバージョンに影響を与えるとしても、われわれはパッチを作成しない」という回答がきたという。Ludwig氏は、「最近まで、Android 4.3以前のバージョンについてWebkitのバックポートを提供してきた。Webkitだけでも500万行以上のコードから構成されているうえ、毎月、何百万人の開発者が何千もの新機能を追加している。こうした状況では、Webkitに対しパッチを安全に適用することは現実的ではなくなってきている。ユーザーはアップグレードや端末の切り替えを進めているため、WebViewの影響を受けるユーザーは減ってきている」と説明している。また、古いAndroidを利用するユーザーに対しては、Google Playを介して、Chrome(Android 4.0以降に対応)とFirefox(Android 2.3以降に対応)をアップデートをして利用することを薦めている。
2015年01月27日米GoogleがMVNO形式での携帯電話サービス事業への参入を計画していると、米Wall Street Journalが関係者の話として1月21日(現地時間)に報じている。回線を提供するMNOは米Sprintと米T-Mobileになるとみられ、関係者によれば業界への価格引き下げと通信速度向上をうながすものになるという。サービス提供開始時期や価格については不明なものの、当初は非常に限定的なサービスが見込まれ、例えば米国の特定都市限定でのサービス提供や、あるいは同社が光ファイバーサービスを提供しているユーザーへのサービスといった形態が見込まれる。なお現在、Googleが光ファイバーサービス「Google Fiber」を提供しているのは、ミズーリ州、カンザス州カンザスシティ、テキサス州オースティン、ユタ州プロボの3地域のみ。Googleの狙いについては不明な部分があるが、実験的な側面が大きいと考えられる。価格引き下げ圧力という分析があるが、米国ではVerizon WirelessやAT&Tといった大手キャリアでは価格が高止まりしている反面、今回の回線貸与を行うとみられるSprintやT-Mobileでは競争激化により価格引き下げ圧力がかかっているほか、同国でサービスを提供しているMVNOや下位キャリアの多くが低価格をセールスポイントにした事業者であり、ここであえて価格引き下げ圧力のためにGoogleが参入する意義は少ないとみられる。むしろ自ら携帯サービスを提供することでGoogle自身のサービスとの相互連携を強化したり、あるいは動画や位置情報サービス、広告サービスの事業化などの面で新しい提案を行ったりと、将来的な可能性を探る試みとしてみると面白いかもしれない。
2015年01月22日米宇宙ベンチャーSpace Exploration Technologies (Space X)は1月20日、GoogleおよびFidelityから10億ドル(約1180億円)の投資を受けることを発表した。これによりGoogleとFidelityは両社合わせてSpaceX株の10%弱を取得することになる。Space Xは、高度約1200kmの低軌道に多数のマイクロ衛星を打ち上げてインターネット網を構築することによって、開発途上国などインフラが整っていない地域にインターネット接続を提供するプロジェクトを計画しており、Googleの投資はこれを睨んでのことと推測される。衛星によるインターネット網の構築は、1月15日にOneWebがVirgin GalacticおよびQualcommから投資を受けることが発表されるなど、今後開発競争が激化していくことが予想される。
2015年01月22日●「Word Lens」は日本語利用できないが……1月15日、Googleが翻訳アプリ「Google翻訳」をアップデートした。この最新バージョンの特徴は、看板や書き文字などにカメラを向けると文字を認識して自動的に翻訳できる「Word Lens」と、写真からテキストを抽出して翻訳できる「カメラ翻訳モード」、そして音声会話モードで言語が自動検出できるようになったことだ。旅先やコミュニケーションに使えそうなこれらの新機能、どれだけ使えるのだろうか?○英語と6か国語間の翻訳に対応した「Word Lens」カメラを向けるだけで被写体の文字をアプリの画面上で自動的に翻訳する「Word Lens」だが、この機能は残念ながら現時点では日本語では使えない。今のバージョンで翻訳できるのは以下の通り、英語と6カ国語間のみだ。英語-フランス語英語-ドイツ語英語-イタリア語英語-ポルトガル語英語-ロシア語英語-スペイン語翻訳言語を設定してから、実際にアプリ内のカメラアイコンをタップして映してみると、すぐに翻訳結果が原文にオーバーレイされる形で画面に表示される。手ブレや画面のチラつきで画面の見え方が変わるたびに翻訳できる場所・できない場所とムラが出てしまい、文章翻訳には向かないがちょっとした看板や見出しだったら難なく翻訳できる。●日本語も使える「カメラ翻訳モード」○日本語も使える「カメラ翻訳モード」とは同じ映像をつかった翻訳でもリアルタイムで翻訳できる「Word Lens」に対し、「カメラ翻訳モード」は映した画像から訳したい箇所を指定することで翻訳できる。こちらは日本語を含む36カ国語で利用可能だ。使い方は「Word Lens」同様、「Google翻訳」のカメラアイコンをタップして対象にカメラをかざしたのち、画面右下のスキャンアイコンをタップ。すると画面が読み込まれ、テキスト部分がハイライト表示されるので、翻訳したい部分をなぞると即、テキストボックスに翻訳文が表示される。画面の読み込みや訳したい部分の指定など、「Word Lens」のようにかざすだけの翻訳はできないものの、対応している言語なら自動検出して訳せる。●新しい会話モード○言語の切り替えをせずに使える新しい音声会話モード「Google翻訳」はこれまでも会話のやりとりの音声を聞き取ってテキスト表示と音声の再生で翻訳できたが、やりとりのたびにボタンをタップしていた。しかし、新しい音声会話モードではあらかじめ2つの言語を指定しておけば、アプリ側で会話の言語を自動的に認識して翻訳するため、アプリの操作に気を取られることなく会話ができるようになっている。利用するには、言語を指定してからアプリ内のマイクのアイコンをタップし、音声会話モードへ移動。画面内の会話ボタンをタップすると会話の聞き取りと翻訳がスタートする。ノイズが入る場所や多人数のおしゃべりでは言葉の認識は難しいが、音声が入りやすい位置にデバイスを持っている状態で1対1で話すならスムーズな会話が可能だ。海外旅行にとっての言葉の悩みどころは、会話はもちろん看板や標識といった目に入る文字の意味がわからない点もある。Google翻訳の新機能では、テキストやWEB翻訳では解決できない悩みもカバーされているだろう。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年01月16日米Googleは1月15日(現地時間)、メガネ型ウエアラブルデバイス「Google Glass」が、Google Xラボ・プロジェクトから独立することを発表した。Googleは2012年に開発者カンファレンスGoogle I/OでGoogle Glassのプロトタイプのデモを披露。翌年に米国の開発者に制限して「Google Glass Explorer Edition」という開発版の提供を開始し、徐々にExplorerプログラムを拡大してきた。2014年4月に英国でもExplorer Editionを発売、また招待状なしで誰でも購入できるようにした。Google Xラボは、社会に変革をもたらすような次世代技術の開発を担う研究プロジェクトであり、自動運転カー、空中風力発電、血糖値を測定するコンタクトレンズといったプロジェクトが進められている。Google Xラボからの卒業は、事業部門としての独立を意味する。Google+でGoogle Glassチームは「これまで以上にコンセプトから現実へとシフトするのを楽しみにしている」と述べている。Google Xからの独立で1月19日にExplorerプログラムが終了になり、同日がExplorer Editionを購入できる最終日になる。その後については「引き続き未来に向けた開発を継続し、準備が整い次第、次世代版Glassの情報を公開する」としている。それがGoogle Glassの正式版になるのかは不明。The Vergeによると、Ivy Ross氏が引き続きGoogle Glassグループを率い、Googleのハードウエアエンジニアリングを統括するTony Fadell氏(Googleが買収したNestの創業者)にRoss氏は報告する。Wall Street Journalによると、次世代のGoogle GlassはIntelのSoCを搭載する。
2015年01月16日米Googleが進めるモジュール式スマートフォン構想「Project Ara」の端末が今年後半に登場する。これは同プロジェクトを進めるGoogle ATAPが1月14日に米カリフォルニア州マウンテンビューで開催したProject Ara開発者カンファレンスで明らかにしたもの。通信キャリアパートナーであるOpenMobileとClaroが展開するプエルトリコをパイロット市場として、同国で発売する予定だ。Project Ara端末では、ディスプレイ、バッテリー、カメラ、スピーカーなどそれぞれに機能を備えたモジュールをフレームに差し込んで、ユーザーが自由にスマートフォンをカスタマイズできる。全く新しいタイプのスマートフォンであるため、モジュールに対する消費者の反応やニーズを確認するために市場テストを行う。カンファレンスでは、Spiral 2デザインをベースにした3Gネットワーク対応プロトタイプが公開された。Spiral 2デザインに改良を加えて今年後半にはSpiral 3デザインに移行する見通しで、そのタイミングでLTE対応、1日中使用できる長時間駆動、競争力のあるカメラ機能などの実現を目指す。プエルトリコでのパイロット販売までに10前後のカテゴリで20個から30個のAraモジュールが揃う見通し。販売サイト、カスタマイズやトラブルシュートをサポートするアプリ、そして小型トラックを用いた移動ストアなども用意する予定。
2015年01月16日何か調べものをする時、Googleでキーワード検索をする人は多いと思います。でも、いくら調べても知りたかった情報が出てこない時もありますよね。こんな時はみんなどうしているの?このモヤモヤした思いをどうやって解消しているの?ということで、全国の20代~30代の男女100人にGoogle検索の使い方についてアンケート調査を行なってみました。すると、Googleで満足できるまで検索すると回答した人はたったの4%だったことが判明!他のみんなは3.98回で諦めていたのです。もしかしたらこれは、検索の仕方を知らない人が多いのかも。あなたはどうですか?早速アンケートに寄せられたコメントから検索のコツを伝授してもらいましょう!■1:他の検索エンジンで調べてみるググってもヒットしなかったとき、いちばん多かった意見は、Google以外の検索エンジンでも調べてみるというものでした。「10回くらい。Googleで満足できなかったらinfoseek検索を使います」「10回くらいでしょうか。Googleで出てこないときは、Yahoo!で調べる」「3~5回くらいでほとんど見つかる。見つからない時、最終的な手段にはInternet Archiveから引っ張ってくる」「3回くらい。infoseekかYahoo!で調べ直す」なかには、「10回。それでもダメなら、検索上手な人に代わりに検索してもらう」という人も。検索結果以上に、検索のコツそのものを教示いただきたいものです……。■2:質問サイトを利用する続いて多かったのが、Yahoo!知恵袋や教えて!gooなどを調べてみるという方法でした。巷には、自分と同じ疑問を持つ人が意外にもいるものです。これを利用しない手はありません。もし、知りたい疑問が掲載されていなかった場合でも、サイト上で誰かに聞くという方法もあるので、多少時間はかかっても解決につながる可能性があります。ちなみに、有名な作家もYahoo!知恵袋を活用しているそうです。登場人物の職業について、実際にその仕事をしている方から情報を寄せてもらい、ヒントにして書きあげたのだとか……。ちょっと万能すぎますね。■3:2ちゃんねるや画像検索も利用すべしどうしても検索できなかったときは、「本や雑誌で調べる」「誰か知ってそうな人を見つけて聞く」という人も多かったのですが、まだあきらめるのは早そうです。「4回くらい。最後の手段は、2ちゃんねる!」「3回で見つからなかったら、画像で検索する」上記のような意見もチラホラ寄せられてました。検索内容によっては、この方法でヒットする可能性も十分アリです。筆者も“●●+画像”と検索エンジンに入れ、出て来た画像の下に掲載されていたブログURL(をクリック)から、思いがけず情報を得たことがあります。みなさんも試してみては?ここで紹介した方法以外にも、うまい検索のコツをご存じでしたら、ぜひSNSで教えてくださいね!(文/富士峰子)【調査概要】調査方法:インターネットリサーチ『簡単アンケート』調査期間:2014年12月3日(水)調査対象:全国20~30代の男女100名
2015年01月15日米Googleは1月14日(現地時間)、Android/iOS向けアプリ「Google翻訳」の最新アップデート版を無料で提供開始した。スマートフォンなどのカメラで読み取ったテキストをリアルタイムで翻訳できる「Word Lens」機能などを追加した。このたび追加された新機能は、「Word Lens」機能と会話の同時翻訳機能だ。Word Lens機能とは、看板や文字にスマートフォンやタブレットのカメラをかざすことによって、アプリがリアルタイムで翻訳してくれるというもの。使用の際にインターネットに接続する必要はない。提供開始時の対応言語は、英語-フランス語、英語-ドイツ語、英語-ポルトガル語、英語-ロシア語、英語-スペイン語。会話の同時翻訳機能は、音声入力での翻訳時にアプリが自動で2つの言語を識別してくれるというもの。これまでは言語を選択してから音声入力する必要があったが、新しく追加されたマイクアイコンをタップすることによって、話し手が変わるたびにいちいち言語を選択しなくてもよくなった。また、これまでAndroid版でのみ利用できた「カメラ翻訳モード」をiOS版にも実装した。写真のテキストを読み込んで翻訳する機能だ。カメラ翻訳モードは36言語に対応する。
2015年01月15日