Googleは3月23日(米国時間)、「Issue 222 - google-security-research - Windows: Local WebDAV NTLM Reflection Elevation of Privilege - Google Security Research - Google Project Hosting」において、Windows 7およびWindows 8系のデフォルト設定では、WebDAV経由でNTLMリフレクション攻撃を実施することで特権昇格が実行できるという脆弱性が存在すると伝えた。この問題は2014年12月にMicrosoft側に報告されていたが、90日間の猶予期間を持ってその詳細が公開された。公開時点では、Microsoftは互換性の観点などからこの指摘を脆弱性として修正する問題とはとらえていないものと見られる。この問題を回避する方法はいくつか存在しており、手引きに従って対応を取ることが勧められている。しかし、すべてのユーザが簡単に回避策を実施できるとは言い難く、実質的には対策を行わないユーザーが多いことが予想される。今後、この情報をもとに脆弱性を悪用するマルウェアが作られたり、悪意ある行為が行われるおそれがあり、実害が検知された場合はMicrosoftからセキュリティパッチが提供される可能性もある。今後の動向に注意し、追加の情報などが発表された場合は迅速に対応することが望まれる。
2015年03月27日Googleは3月27日、日本国内の非営利団体を対象に、テクノロジーを活用して、社会問題を解決し、よりよい社会を作るアイディアを募集する取組み「Google インパクトチャレンジ」のファイナルイベント・授賞式を開催した。Googleインパクトチャレンジは日本では初の開催。これまで2014年11月に募集を開始し、3月16日にファイナリスト10組を発表、3月25日まで一般からの決選投票を受け付けた。ファイナルイベントでは、10組のファイナリストが、それぞれのアイディアを審査員にプレゼンテーション形式で披露。一般投票で選ばれた1団体、及び審査員が選んだ3団体(Women Will 賞を含む)の全4団体が受賞した。Google インパクトチャレンジ賞 グランプリ特定非営利活動法人 PADM(東京都)「みんなでつくるバリアフリーマップ」NPO 法人 Homedoor(大阪府)「GPS による治安維持とホームレス雇用の両立」Google インパクトチャレンジ Women Will 賞特定非営利活動法人マドレボニータ(東京都)「産後ケア文化をつくる」Google インパクトチャレンジ みんなのグランプリ賞NPO 法人ノーベル(大阪府)「母子家庭ネットワークの構築」Women Will 賞は、女性の活躍を支援するアイディアを応援するために、日本での開催にあわせて新設したもの。受賞4団体には、それぞれ5000万円の助成金と、Google社員による技術アドバイスなどを提供する。
2015年03月27日インティメート・マージャーは3月26日、Googleが提供するDSP「DoubleClick Bid Manager(ダブルクリックビッドマネージャー)」に外部データの提供を開始したと発表した。同DSPは、長年蓄積されたGoogleのノウハウに基づいた入札テクノロジーにおける独自の最適化ツールを駆使して作られた包括的なプラットフォームで、何十億ものインプレッションにアクセスでき、強力なオーディエンスデータやコンテキストデータを活用したシンプルでスマートなディスプレイ購入を可能にし、タイミングを逃さず適切なユーザーにアプローチできる。今回の連携により、インティメート・マージャー提供の5000を超える属性データを有するDMP「AudienceSearch(オーディエンスサーチ)」を通じて作成したセグメント情報を活用し、シームレスにDoubleClick Bid Managerと連携し、効果的かつ効率的に広告配信をすることが可能になる。また、デモグラフィックなデータやサイコグラフィックなデータとDBMで作成したセグメント、およびWebメディアやデータプロバイダーのデータを活用した広告配信なども行えるようになるという。
2015年03月27日グッチ タイムピーシズは、will.i.am氏が創設したテクノロジーの支援・活用を促進する企業i.am+とパートナーシップを締結し、革新的なウェアラブルデバイスを開発すると発表した。同デバイスは、多くのウェアラブルデバイスと違いスマートフォンと連携しないという。詳細や価格については近日発表するとしている。同デバイスは、スマートフォンとは連携せず、完全なスタンドアローンのスマートバンドとして機能。音声通話発受信、テキストメッセージおよびEメールの送受信、音楽、地図、カレンダー、フィットネス、音声入力による高度なパーソナルアシスタンと機能の搭載などを予定している。価格、販売方法、販売時期についての詳細は、近日アナウンスする。同デバイスの開発にあたりwill.i.am氏は、「ファッショナブルでありながら、技術的にも最先端のデバイスを生み出し、このカテゴリーを明確化することを目指す。このコラボレーションは、ファッションとテクノロジーの世界を融合させるという意味のfashionology(ファッショノロジー)をコンセプトとしているi.am+にとって、その概念を体現している」とコメントしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月24日Googleは、中高生を対象に、インターネットを安全・安心に活用するためのヒントやアイディアを広める活動として「ウェブレンジャー」を募集している。中高生であれば誰でもウェブレンジャーとしてエントリーすることができ、さまざまな活動の報告を動画にしてYouTubeにアップロードする。それが関係者によって審査され、最終的にアンバサダー賞が授与されるというものだ。募集は5/14まで継続中だが、このプログラムのステップとして、東京と大阪において各50名の希望者を集めたトレーニングセッションが開催された。朝から夕方まで続く本格的なセミナーだ。東京会場には北は北海道から南は沖縄までの生徒諸君が集まった。また、保護者として、グループの所属する学校の教職員や父兄なども「大人レンジャー」として参加した。Googleの社員がモデレータとなり、インターネットとの関わり方と、そこに潜む問題についてディスカッションが行われ、そのあと、効果的な活動報告のために、マーケティングの手法や効果的な動画の作り方などがレクチャーされた。あることをした結果が認知されるのは40%だとすれば、その内容を理解されるのはその30%、さらにそれにしたがって行動に移されるのは6%にすぎないといった本格的なマーケティングの概念が、TVのCMの認知、内容理解、購買といったわかりやすい例で示された。また、そのあとは、参加者がグループに分けられ、東京会場では「中学生の間で年賀状を流行らせよ」というテーマが与えられ、グループ単位でのディスカッションを経て、それぞれのグループがアイディアをプレゼン披露した。これは、与えられたテーマに基づいて、どうすればそのテーマを効果的に実現できるかの実践をトレーニングするものだ。午前中のセッションではインターネットの安全について、個人情報の重要性、情報の公開範囲の配慮、誹謗中傷などで他人を傷つける可能性の回避といったことが、生徒諸君を交えてディスカッションされた。父兄がインターネット詐欺に遭ったことなど、さまざまなエピソードが飛び出し、インターネットの危険が身近なものとして体験されていることがわかる。生徒諸君はほぼ全員が携帯電話を持っているが、LINEやTwitterを半分くらいが利用、facebookとなるとチラホラという状況で、よく見るサイトはニコニコ動画とYouTubeといったプロフィールだ。決して全員がヘビーなインターネットユーザーではない。Google側からは、投稿する前に考えよう自分の情報を守ろう設定を理解して、使いこなそう詐欺に気をつけようポジティブにというポイントが挙げられ、ちょっとした工夫でみんなが安心してインターネットを使えるようにする方法は必ずあるという指針が示された。そして、ウェブレンジャーは正義の味方、絶対に人を傷つけないという絶対的指針も。興味深かったのは、大人はすべてを禁止しようとするけれど、禁止するだけでは何も解決しないという声が生徒諸君の中から出てきたことだ。臭いものにフタをするだけではなく、根本的な解決に向けて工夫をしなければならない。そのために何をすればいいか。ウェブレンジャーの活動を通じて、子どもたちが、そこをきちんと考えることができるだけでも意義はある。大人にはその気持ちをきちんと理解し、悲劇を起こさないために、それ以上の考察が求められる。(山田祥平 @syohei)
2015年03月23日Google Japanは19日、Google検索をアップデートした。検索窓に入力された質問に対し、答えに相当する部分の概要をWeb上のページから引用し、検索結果の上部に表示する。19日からのGoogle検索では、質問キーワードに対し、Web上でその質問に答えている可能性が高いページがある場合、該当する検索結果を上位に表示し、該当する部分をわかりやすく表示する。例えば、「Googleの由来」というキーワードで検索すると、検索結果ではWikipediaの該当部分(「"Google"という名前は"googol"(グーゴル)という言葉の綴りまちがいに由来する」)が、検索結果の上部に表示されるようになっている。Googleは合わせて、3月20日から「ふと浮かんだ疑問はGoogleにきいてみよう。」をテーマにしたキャンペーンを開始する。毎日の生活の中でGoogleと疑問を解決していく様子を描いたCMや、気になる疑問をGoogleに問いかけるWeb広告を展開する予定。CM動画はGoogle Japan Blogで一足早く公開している。
2015年03月19日Web検索機能が進化していることは、毎日スマートフォンで検索を行っている私たちにとって身近な感覚だろう。Googleは3月19日、検索機能のアップデートを発表した。直近でも「Googleは何年目?」といった、いわゆる自然な文書でも検索できるように進化していたが、今日のアップデートでは「Googleの由来は?」という、より人間らしい質問に対して、Googleの検索結果で回答を表示する。回答は、あくまで概要部分のみを抜き出し、Googleが"有用性の高いサイト"と認定したものから引用して「スニペット(断片的)」として表示する。なお、Androidだけではなく、Android WearやiOS、Google Chromeなど、あらゆるデバイスで同日より利用できる。また、このアップデートにあわせて、3月20日から「ふと浮かんだ疑問はGoogleにきいてみよう。」キャンペーンも開始する。キャンペーンでは、様々な主人公が毎日の生活の中でGoogleと疑問を解決するというCMや、誰もが気になるような疑問をGoogleに問いかけるWeb広告を実施する。○みんなが検索すれば、より良い結果に繋がる発表会ではグーグル 製品開発本部長の徳生 裕人氏が登壇。Googleは常に数百件の検索に関する機能の実験が行われており、2年前のナレッジグラフや1年前の自然言語処理技術による音声検索のアップデートなど、今ではお馴染みとなった機能もこうした実験から生まれたと話す。「音声検索では、スマートフォンの位置情報などからユーザーそれぞれの疑問に対する答えを直接返すようになった」(徳生氏)今回の機能アップデートでは、スニペットとしてテキストを表示することで、有用性の高いサイトを見つけやすくすることを目的としている。どの文章を探せばいいかわかりやすくすることで、ユーザーがより直感的に答えにたどり着きやすいようにした。この技術は、Googleの膨大な検索クエリやGoogleが持つ自然言語処理技術、音声認識の改善など、複数の技術の組み合わせで成り立っている。「この技術では、大きな(単体の)キーワードに対して答えるというよりも、膨大なWebページの中から(ユーザーの)質問に応えるようにした。音声検索の導入後は、そうしたユーザーのふとした疑問、直接的な問が検索でとても増えている。アルゴリズムによるアプローチで質問に対する答えを出しているので、すべての疑問に必ずしも回答できるとは限らない。ただ、今後も聞いてもらうことで、より良い結果を返せるのではないかと思っています」(徳生氏)
2015年03月19日Googleは3月16日、「Google インパクトチャレンジ」のファイナリスト10組を選出、一般投票を開始したと発表した。Google インパクトチャレンジは、日本国内の特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人を対象とした、テクノロジーを活用してよりよい社会を作るアイデアや実施計画を募集する取り組み。Googleは、一般投票で選ばれた1団体、審査員に選ばれた3団体にそれぞれ5000万円の賞金を進呈する。2014年の11月から募集を開始して数百の団体から応募があったという。一次審査でファイナリスト10組を選出した。一般投票は3月25日の23時59分のまでの10日間、専用のWebサイト上で受け付ける。参加者は応援したいプロジェクトを4つまで投票できる。ファイナリストは、3月26日に実施するファイナルイベントで審査員に直接プレゼンを実施する。審査員は、現内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏、宇宙飛行士の野口聡一氏などが務める。
2015年03月18日米Googleは3月17日(現地時間)、Google Playで配信するアプリとゲームに対象年齢区分を表示するレーティングシステムを導入したと発表した。また、申請されたアプリ/ゲームを配信する前にスタッフが審査する仕組みを導入していたことを明かした。新しいレーティングシステムは、IARC(International Age Rating Coalition)と、同グループに参加するESRB(Entertainment Software Rating Board)、PEGI(Pan-European Game Information)といった組織のレーティングに対応し、Google Playがサービスを提供する各地域のレーティングでマークされる。特定のレーティング組織がサービスを提供していない地域では、年齢に基づいた一般的なレーティングを表示する。アプリ開発者は無料でレーティングを受けられる。17日よりDeveloper Consoleを通じてアプリやゲームを新しいレーティングシステムに対応させるための情報を提出できるようになった。提出していないアプリ/ゲームは「Unrated」とマークされ、一部の地域で配信ブロックの対象になる可能性がある。5月からは新しいアプリ/ゲームの登録申請と、既存のアプリ/ゲームのアップデート申請に、レーティング用の情報提出が義務づけられる。Google Playの審査はこれまで事後審査だったが、アプリユーザーの安全を向上させるために、数カ月前に事前審査システムを導入した。審査するスタッフには、開発者ポリシーの運用に責任を持つ専門家が含まれる。事前審査には登録申請から配信開始までの時間が長くなるという問題があるが、Google Playでは登録申請から数時間で配信されるように努めている。ロールアウト期間には事前審査による目立った遅れはなかったという。
2015年03月18日米Googleはこのほど、開発者向けのプロジェクトホスティングサービス「Google Code」を終了することを発表した。サービス停止の理由の1つとして、Google Codeが登場して以降、GitHubやBitbucketといった新たなホスティングサービスが成長しており、開発者がGoogle Codeから離れていったことが挙げられている。今回、Googleも自身の1000近くのオープンソース・プロジェクトをGitHubに移行したという。また、開発者が離れるとともに、残ったプロジェクトにおいてスパムや悪用が増えていることも、サービス停止の要因となったようだ。Google Codeでは、3月12日時点で、新しいプロジェクトを作成できなくなっており、8月24日以降、読み取り専用になるという。最終的に、2016年1月25日をもって、サービスが停止される。Googleは、Google Codeに登録しているプロジェクトについて、ツール「Export to GitHub」を使ってGitHubに移行することを推奨している。
2015年03月17日Googleのゼロデイ攻撃の対策を行う専門チーム「Project Zero」はこのほど、「Exploiting the DRAM rowhammer bug to gain kernel privileges|News and updates from the Project Zero team at Google」において、いくつかのノートPCにおいて「Rowhammer」と呼ばれるメモリの物理的な脆弱性を悪用して特権昇格の実行を確認できたと伝えた。この脆弱性を悪用されると、一般ユーザ権限で動作しているプロセスが物理メモリの任意のデータにアクセスできるといった状況が発生する危険性がある。実験にはLinuxが使われているが、この問題はオペレーティングシステムに特化したものではなく、最近のDRAMに存在しているハードウェア上の脆弱性だという。具体的には、特定の命令を実行することで隣り合った列のメモリデータをビットフリップさせることができるという問題が見つかったが、使用するオペレーティングシステムやソフトウェアの脆弱性に関係なく出現する可能性があるため注意が必要。Project Zeroの報告では、影響範囲はわからないとされており、今後の動向に注目する必要がある。特権昇格を引き起こすおそれがある脆弱性はソフトウェアの不具合が原因であることが多く、今回示されたようにハードウェアの問題でこうした脆弱性が出現することは珍しい。エラーチェックをしないタイプの最近のDDRメモリを使用している場合は注意が必要。ハードウェアレベルで対応できるのか、オペレーティングシステムレベルで対応できるのか、今後追加で発表されると思われる情報に注意しておく必要がある。
2015年03月14日Googleは、14日の北陸新幹線開業にあわせて、「E7系」のインドアビューを公開した。JR東日本のえきねっと北陸新幹線開業(北陸特集)やGoogle マップビューから閲覧可能で、車両の内部をバーチャルにウォークスルーできる。北陸新幹線 E7系車両のインドアビューでは、豪華車両のグランクラスをはじめ、グリーン車、普通車、デッキなど12両すべてが撮影されている。撮影はJR東日本の協力により、3月6日に東京新幹線車両センターで行われたという。
2015年03月13日Googleは明日14日に開業を控えた北陸新幹線の車内をインドアビューで公開した。ファーストクラスに相当するグランクラスを初め、グリーン車、普通車など全12両の車内の様子をパソコンをはじめ、スマートフォンからも見ることができる。北陸新幹線のインドアビューは、Google Japanブログほか、Googleマップビューから閲覧することが可能。3月6日に東京新幹線車両センターで行った撮影の模様も動画で公開されている。
2015年03月13日Googleは3月13日、3月14日に開業する北陸新幹線「E7系」の全12車両の車内写真を「インドアビュー」で公開した。インドアビューは、Googleマップのストリートビューにおける室内版。E7系の普通車、グリーン車、グランクラスの写真を360度のパノラマ写真で公開している。撮影はJR東日本の協力のもと、3月6日に東京新幹線車両センターで実施したという。公開に合わせGoogleは特設ページを開設。Googleのトップページの検索欄の下に「インドアビューで車内を体験しよう」というリンクをクリックして特設ページを開くと、写真を閲覧できる。Googleはほかにも、インドアビューでエミレーツ航空のエアバスA380や羽田空港なども公開している。
2015年03月13日米Googleは11日(米国時間)、Androidスマートフォンの「Nexus 6」やAndroid Wear搭載のスマートウォッチ、Chromebookなどのハードウェアデバイスを購入できるWebストア「Googleストア」を開設した。今まで、Google Play内の「端末」カテゴリで展開していたハードウェアデバイスやアクセサリーなどの販売を、今後は「Googleストア」に移行するとのこと。支払いはGoogle Playと同じくGoogle ウォレットを使用する。なお、アプリやコンテンツの販売に関しては、これまで通りGoogle Playで展開される予定だ。
2015年03月12日Googleは、6インチAndroidスマートフォン「Nexus 6」やAndroid Wear搭載のスマートウォッチなど、最新のデバイスを購入できるサイト「Googleストア」を開設した。「Googleストア」では、Androidスマートフォン「Nexus 6」やAndroidタブレット「Nexus 9」などの最新端末のほか、TV向けのストリーミング端末「Chromecast」、Android TV搭載のメディアプレイヤー「Nexus Player」、Android Wear搭載のスマートウォッチ「ZenWatch」などをラインナップしている。そのほかアクセサリとして、「Nexus 9」向けのキーボードや、「Nexus 6」向けの保護ケース、「Nexus Player」向けのゲームパッドなども用意されている。支払いは、Google Playと同じくGoogleウォレットによって行う。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月12日米Googleは3月10日(現地時間)、iPhone用の「Google Calendar」アプリの提供を開始した。AppleのApp Storeから無料で入手できる。動作要件はiOS 7.0以上。Google Calendarアプリは、Google Calendarのほか、iCloudやExchange、Yahoo! Calendarなどをサポートしている。マテリアルデザインに従ったカラフルなデザインと操作性が特徴だ。メニューバーの右端のボタンをタップして1日表示、3日表示、スケジュール表示を切り換えられる。スケジュール表示では予定やイベントが個別に色分けされ、写真やイラスト、マップなどと共に表示される。メニューバーの月をタップすると、月カレンダーが広がる。Gmailと連係し、Gmaiに届いたフライトやホテル、レストランの予約といった予定から自動的にイベントを作成するように設定できる。新規イベントの作成では、イベントのタイトルや場所、参加する人などの候補をスマートに表示し、すばやい入力をサポートする。
2015年03月11日アイレップは、Googleが発表した2015年4月下旬実施予定のモバイル検索のアルゴリズム変更に伴い、「モバイルフレンドリー・オプティマイザー」サービスの提供開始を発表した。近年、日本国内におけるスマートフォンやタブレットといったモバイルデバイスの普及が急速に進んでいる。そのような状況においてGoogleは、モバイル検索のアルゴリズム更新を発表。スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスでも閲覧・利用しやすいように設計されているモバイルフレンドリーなWebサイト/ページになっているかかどうかが表示ランキングの判断基準に加えられる。これまでのモバイル検索の順位は、デスクトップPCと同様のアルゴリズムを用いていたため、PC版の対策状況と連動した順位となっていた。しかし、新しいアルゴリズムが実装された場合、未対策のWebサイトはユーザーとの接触機会を失う可能性が出てきた。モバイルフレンドリー・オプティマイザーサービスでは、Googleウェブマスターツール上で確認できる「モバイルユーザビリティ」内のエラーリストデータをもとに、各ページを分析・分類。課題に対し改善施策を提供し、企業のWebサイト/ページのモバイルフレンドリー化を図ることができる。オプションとして、分析・改善提案で抽出された課題点に対し、SEO要件を組み込んだ形で企業のWebサイト/ページのUI設計・デザイン最適化も提供される。
2015年03月07日米Googleは1日(現地時間)、南アメリカ・アマゾン川流域の熱帯雨林でGoogleマップ初となるジップライン撮影を行い、アマゾン川流域の風景をGoogleストリートビューにて公開した。Googleは2012年にアマゾン川流域の画像をGoogleストリートビューで公開しているが、今回、木々の間に張ったワイヤーに撮影用のトレッカーを載せたジップラインで熱帯雨林を撮影。新たに追加されたストリートビューでは、熱帯雨林に生い茂る苔や密林、アマゾン川支流のアリプアナ川沿いの風景などを楽しめる。
2015年03月04日米Googleは3日(現地時間)、新しい「Google Contacts (連絡先)」のプレビューを公開した。コンパクトなカード形式で情報を分かりやすく表示する新デザインを採用。Gmail、Hangouts、Google Voiceなど、Googleのサービスごとに連絡先がばらばらになることなく、全てを1カ所で管理できる。新たに3つの新機能が加わる。そのうちの2つは連絡先管理を効率化する機能だ。Google Contactsを長く使用していると、同じ人物について複数の連絡先が作られることがあるが、重複した連絡先を検出し、ワンクリックで統合できるようになる。また連絡先カードにユーザーが自分で入力した情報のほか、その人物がGoogleプロフィールで公開している情報も表示される。Googleプロフィールの情報は、本人がアップデートした情報が自動的にGoogle Contactsに反映される。もう1つは会話の履歴表示。Gmailなどを検索することなく、連絡先カードから、その人物と最後にやり取りしたいくつかのメールやミーティングをすばやく確認できる。新しいGoogle Contactsのプレビューはcontacts.google.com/previewにアクセスして体験できる(Google Appsアカウントは対象外)。
2015年03月04日●GoogleがMVNO事業に参入へスペイン・バルセロナで開幕した世界最大のモバイル関連見本市「Mobile World Congress 2015」で、Googleのプロダクト担当上級副社長Sundar Pichai氏が2日、キーノートに登壇し、噂になっていたGoogle自身のMVNO事業参入などについてコメントした。Pichai氏は、キーノートでGoogleが新興国で実施している気球を使ったモバイル通信サービスなどを紹介した上で、最後にコーディネーターの質問に答える形でMVNOやAndroid Payに関して説明を行った。GoogleのMVNOサービスは、米国でしばらく噂になっており、それを踏まえた質問に対してPichai氏は、「数カ月以内に何らかのアナウンスをしたい」とコメント。携帯通信サービスの参入で、既存のMNOの事業に影響を与える可能性については、同社が手がけるスマートフォン・タブレットのNexusシリーズと同等の考え方を示す。Nexusシリーズでは、ハードウェアとソフトウェアを連携させてイノベーションを引き起こすことを目的に、Googleが考えた新機能を随時提供していくことで、Androidエコシステムに対してインパクトを与え、活性化させることを狙っているという。Nexusシリーズは販売数は求めず、ほかのデバイスメーカーと競合しないとしている。これと同様に、MVNOについてもスケールは求めず、ハードウェアとソフトウェアに加えてコネクティビティを融合させたイノベーションをAndroidエコシステムで加速させることが目的だという。Nexusシリーズでのデバイスベンダーと同様に、Googleはキャリアともパートナーとして協業しており、競合する意志はないとの認識のようだ。時期に関しては「今後数カ月(in the coming months)でアナウンスしたい」と明言はされていないが、次の発表に期待したい。●Android Payと中国での展開についてさらにAndroid Payについての質問に対しては、「今年はモバイル決済の重要な年」とPichai氏。その中でAndroid Payは「プラットフォームのアプローチ」だとする。つまり、Android PayはAndroidにおけるAPI層なのだという。Android Payの存在に関わらず、端末ベンダーなどは決済機能を端末に搭載でき、Android Pay APIに接続することもできる。Google Walletは、Android Payを利用した実装の一つで、これと同様に決済サービスを導入してもいいし、独自に実装することも可能のようだ。そのため、Pichai氏はサムスンがGALAXY S6と同時に発表したSamsung Payとも競合しない、と話す。さらに中国メーカーと中国市場におけるAndroidの急成長にも関わらず、中国国内でGoogleサービスが利用できない点について問われたPichai氏は、中国のOEMメーカーやパートナーから中国国内でのGoogle Playについて要望が多いと指摘。中国でのアプリマーケットではマルウェアも、それに伴う問題も多く、公式のマーケットであるGoogle Playが求められているという。そのため、Google Playの提供が可能になるように努力を続けているといい、「2015年に提供が可能になることを望んでいる」と話している。Pichai氏はキーノートの中でAndroidの拡大に触れ、すでに8割のスマートフォンがAndroidを採用し、世界中に拡大するために新興国向けに「Android One」を提供。Androidはスマートフォン、タブレットだけでなく時計、テレビ、自動車と領域も拡大。これを実現するために多くのパートナーと協力している点をアピールしている。●通信関連でも様々な試み通信関連では、Googleはこれまで「Project Link」としてアフリカ・ウガンダの首都カンパラで光ファイバによる高速通信サービスを提供。光ファイバをバックボーンとした4Gサービスも始まっているそうだ。今年は、さらにアフリカの数カ国でProject Linkを実施するという。さらに、気球を使った携帯通信サービス「Project Loon」を実施。2年前に最初のテストを行ったニュージーランドでは、5日間気球を浮かべ、3Gサービスを提供した。その後3カ月間気球を浮かべ続けることが可能になり、さらに6カ月間、そしてLTEのスピードを実現することができるようになるという。また、より大規模なテストとして、ボーダフォンやテレフォニカ、豪テルストラと実験を行う。これによって、世界の多くのルーラルエリアでLTE通信を可能にするのが目標だという。世界にはまだ通信のできない土地が多く、そういった土地への通信環境の提供を目指している。これに加え、「Project Titan」として、同社が買収したTitan Aerospaceの無人飛行機を用い、気球とともに携帯基地局として利用するプロジェクトも準備しているそうだ。
2015年03月03日米Googleは2月25日(現地時間)、Android端末の「BYOD:Bring Your Own Device(私物のデバイスを業務に利用すること)」を支援する企業向けプログラム「Android for Work」を発表した。「Android for Work」では、業務用のプロフィールを端末に作成することで、個人用のアプリやデータ領域と切り離して保護した上で、管理することを可能にする。その際、Android 5.0 Lollipopの暗号化機能やセキュリティ機能が利用される。業務用プロファイルが作成できないAndroid 4.0~4.4が搭載された端末においては、アプリ「Android for Work app」が用意されている。Android for Work appを介して、Android 4.0~4.4が搭載された端末に対し、セキュアなアプリケーションを配布し、承認されたアプリケーションにアクセスすることを可能にする。また、企業がアプリケーションを従業員に配布し、管理するためのツールとして「Google Play for Work」が提供される。Microsoft ExchangeとIBM Notesに対応した電子メール・連絡先・カレンダーのほか、「Google Docs」「Google Sheets」「Google Slides」によって文書・スプレッドシート・プレゼンテーション資料の編集が行える。「Management」「Devices」「Applications」「Networking」という4つの分野について、SAP、ソニー、Lenobo、Adobe Systemsといったベンダーがパートナーとして提携している。
2015年02月27日米Googleは2月25日、Androidデバイスを企業で利用できるようにするためのプログラム「Android for Work」を発表した。アカウントを分けることで、プライベート、仕事、双方での利用でも、安全性を強化するもので、独SAP、米Salesforce、米Adobe Systems、米Boxなどと提携した。Android for WorkはAndroid端末の安全性、管理などを強化することで、業務でのAndroid利用を加速させるための取り組みとなる。具体的には、私用と業務用を分けるため「Work profiles」として別にプロファイルを設ける。対象端末はAndroid 5.0(Lollipop)となり、デフォルトの暗号化やSELinux統合を活用して個人用プロファイルとは別にデータが保存される。企業のIT部門はWorkプロファイルには承認済みのアプリを実装できるが、個人用についてはコンテンツを削除するなどのことはできないので、安心して私用端末としても利用できるという。Androi 4.0(Ice Cream Sandwich)から4.4(Kitkat)、あるいはWorkプロファイルが動いていない端末向けには、Android for Workアプリを用意する。安全な電子メール、カレンダー、連絡帳、ドキュメント、ブラウジングを提供し、会社が承認したアプリへのアクセスを提供するものとなる。アプリストアについても、ビジネス版の「Google Play for Work」を用意する。企業のIT管理者はGoogle Play for Workを利用することで、Android for Workユーザーに対してアプリ配信プロセスを安全かつ簡素化し、実装と管理ができる。Googleはまた、電子メール、連絡帳、カレンダーなど業務モバイルアプリスイートを提供する。同スイートはMicrosoft Exchange、IBM Notesをサポートし、ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンの編集が可能という。これらに加えて、Android for Workでは管理、デバイス、アプリケーション、ネットワークの4分野で多数の企業と提携した。デバイスではSamsung、ソニー、LG、HTC、Motorola、Lenovoなど主要Androidベンダーが参加、アプリではSAP、Salesforce、Adobeなどが、管理ではBlackBerryやCitrixなどが参加している。この分野では2014年7月に米AppleがIBMと提携しており、12月に第一弾となるアプリを発表している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年02月26日米Googleが音楽サービス「Google Play Music」で、クラウドストレージに登録できる個人音楽コレクションを最大20,000曲から最大50,000曲(Google Playストアで購入した曲は制限の対象外)に引き上げた。Google Play Musicでは、PCに保存している個人の音楽ファイルをクラウドに登録し、クラウドをハブに携帯端末やPCでストリーミング再生したり、PCにダウンロードできる。Appleの「iTunes Match」やAmazonの「Amazon Music」と競合するサービスだが、iTunes Matchは年額24.99ドル(日本では年額3,980円)で登録できるのは最大25,000曲まで。Amazon Musicは無料サービスで最大250曲 (サブスクリプション契約で最大250,000曲)となっている。最大50,000曲もの音楽を無料で登録できるGoogle Play Musicは、音楽ライブラリの管理をクラウドに移そうとしている人たちにとって魅力的なサービスになる。
2015年02月26日米Googleがフライト検索サービス「Google Flights」をアップデートした。同サービスの利用者は、ビジネスユーザーよりも一般の旅行者が多い。Googleによると一般の旅行者の多くは行き先や期間を決めずに旅行プランを練り始め、面白そうな場所やイベント、安い航空券が見つかったら柔軟に変更している。同社は2013年7月に、行き先を都市で絞り込まずに「ヨーロッパ旅行」「メキシコ旅行」というように地域や国から幅広く検索できる機能をフライト検索に追加した。すると、検索数が倍増したという。新しいGoogle Flightsでは、ユーザーが柔軟に旅行プランを立てられる機能をさらに強化した。例えば、検索結果は月カレンダー上に各日の最安価格を表示して比較できる。旅行期間を柔軟にスケジュールできる場合に、リーズナブルな価格で旅行できる期間を絞り込むのに役立つ。最安価格はグラフ表示することも可能。季節、曜日、祝祭日、イベントなどで航空券の価格が変わる様子を把握できる。検索は、往復/片道/複数都市の選択、乗り継ぎ回数、価格帯、航空会社、出発・到着の時間帯などで絞り込める。またユーザーの検索に対して、旅費を節約できる方法 (指定期間以外のフライト、別の空港の利用など)があったら、そうしたTipsが結果のトップに現れる。マップ表示に切り替えて、行き先の都市をクリックしながら航空券の価格をチェックすることも可能だ。この方法だと世界中の都市への旅行を次々に比較できる。迷ったら、マップ表示で「I’m Feeling Lucky」ボタンを押すと、人気の高い行き先や検索履歴からおすすめを表示してくれる。Googleによると、Google Flightsで最安チケットを選択しているのは10人中4人。最安フライトで移動時間が長くなる場合、10人中2人に減る。多くの利用者は価格と利便性のバランスで選んでおり、85%がGoogle Flightsのベストフライトの1つを選んでいるそうだ。
2015年02月26日グーグルは2月25日、都内でモバイル開発者向けセッション「Google for モバイルアプリ~Googleと切り開くアプリビジネスの未来~」を開催した。この記事では、セッションの1つ「ゴミアプリと言わせないために~Google Playで成功するための高品質Androidアプリ開発Tips」を紹介する。○Googleがゴミアプリを認定しているわけではありませんGoogleがセッションタイトルで「ゴミアプリ」と言い切ってしまうほど、世間のゴミアプリに対する評価は厳しい。開発者自身は、作成したアプリが"ゴミ"と呼ばれる結末を想像することなく製作していることだろうが、そんな思いとは関係なしに、ユーザーは現実を叩きつけてくる。「自分が満足していれば良い」と思うかもしれないが、Google Playストアの評価は収益性にも直結してくるとGoogle デベロッパー アドボケイトの松内 良介氏は説明する。「評価が2~2.9の時と3~3.9の時では、9倍の収益性の差が生まれる。さらに、3~3.9と4~5では、4倍の収益性が生まれている。こうした差が見える中で、ユーザー評価が低くならないようにするためにはどうすればいいか、評価が低い実例を紹介します」(松内氏)最初に断っておくが、個別のアプリについてGoogleがやり玉を挙げているわけではない。あくまで、Google Play上のコメント欄で低い評価をつけたり、ウィットに富んだコメントをつけているケースを挙げ、「それを糧に、より良いアプリを開発して欲しい」という思いから、GoogleがTipsとあわせてコメントしているセッションだ。○アプリである意味がない最初に紹介されたゴミアプリは、やたらWebViewを利用したり、そもそもアプリの完成度が低い場合、Webサイトの方がよっぽど完成度が高いケースだ。WebViewは、アプリ内でWebを見られるコンポーネントで、アプリ内ではサービスすべてに対応できなかった場合に利用するケースが多い。ただ、あまりにも利用頻度が高いと「ウザい」という感情がふつふつと湧いてくるようだ。中には、「アプリとして0点」という辛辣な意見も見られた。松内氏のアドバイスとしては、Webとアプリの立ち位置をしっかりと見極め、オフラインでも使えるアプリのメリットを活かすように作りこむ点が重要だとした。○アプリが重い言わずもがなといった感想だが、当然アプリケーションが重いと、ユーザーは離れていく。下手をすると、コメントしてくれているユーザーはまだマシな方で、何も言わないまま立ち去るユーザーよりも良心的といえるかもしれない。だからといって、コメントが優しいものとは限らない。それなりに大きい企業のアプリコメント欄で「素人さん?」や「学生が個人で作ってるわけじゃないんだから」と言われた日には、たまったものではないだろう。松内氏のアドバイスは、アプリの重さはもとより、ユーザー体験の充実も重要な要素として、GoogleがAndroidアプリを作成する際に公表している、デザインのガイドラインや標準のインタラクションを守る点を挙げる。もちろん、これはGoogleとしての主張であるため、ほかの対応策も開発者それぞれで持っていることであろうが、Android 5.0 Lolipopからスタートしたマテリアルデザインなどの新たな指針も登場しているため、一応目を通しておいて損はないだろう。○コメント欄のポリシー違反でアプリ削除もほかにも様々な問題点があるが、意外と見過ごされがちだというアプリレビューに対する開発者の対応だ。例えば、ユーザーサポートの体験に対する不満は、開発者にとっては関係ないケースも多いものの、アプリをインストールするユーザーにとってはサービスに対する感想を書ける数少ない場所だ。不満に対してはこまめに返信機能を利用してケアをすることが、地道な改善に繋がっていく。また、コメント欄のポリシー・規約違反も危険な要素の一つ。同社プロダクトクオリティーオペレーションズ シニア ストラテジストの服部 弘幸氏が説明したところでは、Add-meレビュースパム問題が存在するという。これは、アプリに対する評価を求めるあまり、「ユーザーのコミュニケーションを活発化させるために、ユーザーIDを書き込ませる」「インセンティブを与えて評価を付けさせる」といった事例が見受けられるという。これらの行為は、明確なポリシー・規約違反であり、最悪のケースではアプリの削除に繋がってしまうという。もちろん、最終的にプラットフォームから排除されてしまう事態は避けたいところだが、そこまで至らないとしても、「アプリのレビューを見る多くのユーザーにとって、何のためにもならないコメントは不快に感じてしまい、離脱する可能性がある」(服部氏)ようだ。「評価が高い、星がたくさんもらえるアプリの中でも、規約違反コメントによって評価が削除され、全体の評価が下がるケースがある。コメント返信を活用してレビュー内容を変えてもらう努力が必要だ」(服部氏)
2015年02月25日米Googleは19日(現地時間)、AndroidスマートフォンやiPhone向けアプリとして提供していたメールアプリ「Inbox」が、iPadやAndroidタブレットに対応したと発表した。合わせて、Web版でサポートしていたGoogle Chromeに加え、FirefoxとSafariにも対応した。Inboxは、2014年10月に提供を開始したメールアプリ。カテゴリごとにメールを仕分ける「Bundles:バンドル」、重要なメールを優先表示する「Highlights:ハイライト」、To-Do機能「Reminders:リマインダ」、受信したメールを先送りして再度受け取れる「Snoozes:スヌーズ」などの機能により、ユーザーがメールを効果的に処理できる機能を備えることが特徴となる。なお、同アプリは現在招待制で提供中。他のInboxユーザーのほか、Googleの招待用メール(inbox@google.com)に申請することで、同アプリを利用できるようになる。
2015年02月24日Googleは2月23日(米国時間)、「Google Online Security Blog: More Protection from Unwanted Software」において、セーフブラウジングの取り組みの強化を継続しており、望んでもいないソフトウェアをインストールすることにならないように、Chrome、検索サービス、広告サービスでそれぞれ機能の強化を続けていると伝えた。GoogleはChromeに対しては警告表示を強化。望んでもいないソフトウェアをダウンロードするように促してくるサイトを訪問しようとした場合、真っ赤なダイアログで危険性を警告するダイアログを表示するようにしている。また、検索サービスでは不正にダウンロードを実施させようとするサイトが検索結果に表示された場合、その危険性を示す表示が現れるように動作を変更。同様に、ソフトウェアを不正にダウンロードさせようとするサイトへ導く広告表示を無効にする取り組みを開始したとしている。
2015年02月24日米Googleは23日(現地時間)、キッズ向けのYouTubeアプリ「YouTube Kids」を、米国向けGoogle PlayおよびApp Storeで無料公開した。対応OSはAndroid 4.1以降、iOS 7.0以降。大きなボタンや簡易操作によるフルスクリーンなど、Googleが子供向けに「遊び心のあるデザイン」で作り上げたアプリ。子供が安全にYouTubeを利用できるような配慮もなされている。アプリでは、「セサミストリート」(Sesame Street)や「きかんしゃトーマス」(Thomas and Friends)など、年齢に応じた動画やチャンネル、プレイリストを絞り込んで登録している。ホーム画面はShows、Music、Learning、Exploreの4種類にカテゴライズされ、カテゴリに沿った内容の動画を楽しめる。また、文字入力ができない年齢の子供でも使えるよう、音声検索も搭載した。ペアレンタルコントロール機能は、各家庭で基準が異なるとして、オプションとして搭載。視聴時間を制限できるタイマー設定、バックミュージックや効果音をオフにできるサウンド設定、検索機能をオフにできる設定などを備える。ユーザーからのフィードバック機能も用意する。
2015年02月24日米Google傘下のYouTubeは2月23日(現地時間)、子供用のYouTubeアプリ「YouTube Kids」(Android、iOS)の提供を米国で開始した。子供が安全にYouTubeを利用できるようにデザインされており、子供をユーザー対象にゼロから設計したGoogle初の製品でもある。YouTube Kidsは、保護者がアクセスする設定を含めて全てがシンプルで分かりやすいデザインになっている。ボタンやアイコンは大きく、押すとユニークなサウンドが鳴り、またホーム画面では子供向けのバックグラウンドミュージックが自動的に再生される。ホーム画面にはYouTubeが選んだ子供のためのチャンネルやプレイリストが大きなサムネイルで並ぶ。ホーム画面は「Shows (番組)」「Music (音楽)」「Learning (学ぶ)」「Explore (探す)」の4つのカテゴリに分類されており、上部に配置された大きなボタンでカテゴリを切り換えながらブラウズする。番組は「Sesame Street」「DreamWorksTV」「きかんしゃトーマス」「ぽこよ POCOYO」など。音楽は「Lullaby World」「Mother Goose Club」など。ラーニングには幼児向けよりも子供向けのコンテンツが多く、「TED-Ed」や「Khan Academy」などを含む。エクスプロラーには「LEGOチャンネル」や「EvanTubeHD」など、子供や保護者に人気の高いチャンネルが並ぶ。検索機能を使うと、YouTubeからさらに多くのコンテンツにアクセスできる。検索には安全フィルターが適用されているが、人の手によるフィルタリングではないため、Googleは100%の安全を保証していない。そのため保護者が検索を無効にできるオプションを用意している。コンテンツ画面もシンプルで、下に再生/一時停止ボタンと時間バーが表示され、再生画面をタップするとフルスクリーンに切り替わる。オプションは、字幕のオン/オフ、不適切なコンテンツの報告の2つのみ。コメント機能もない。ただし、コンテンツによっては子供向けの広告が表示される。保護者がアプリをコントロールするオプションは、検索機能のオン/オフ、視聴時間の制限(タイマー機能)、バックグランドミュージックとサウンド効果のオン/オフなど。YouTubeはYouTube Kidsを「家族向けYouTubeの最初の一歩」としており、今後さらに家族向けの製品を充実させるとしている。
2015年02月24日